エレン「・・・暇だわ」(32)

850年

突如姿を消した『巨人』の存在 
不可解ではあったが人類は困惑と歓喜の声に溢れ
再び大きな土地と食料を手に入れた

しかし長年の恐怖は刻み込まれたままで
現在でも調査兵団が
警備体制を整えている

ウォールマリアを含む3つの大きな壁は
巨人の消滅と共に崩れ去った・・・

~調査兵団~

エレン「・・・・・・」

アルミン「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

エレン「・・・暇・・・だ」

エレン「・・・暇だな・・・」

アルミン「うん そうだね・・・・・・」

ミカサ「早く街から離れた土地の調査にでも行きたい エレンと二人で・・・」

エレン「・・・折角外の世界に行けるっつーのに なんで新兵は待機なんだよ・・・」

> 突如姿を消した『巨人』の存在 

このネタのSS、意外と多いね

ジャン「つーかよぉ 俺は問いたい 何故憲兵団じゃなく俺は調査兵団にいるんだ!?あぁ?」

エレン「黙ってろよ 馬面・・・」

ジャン「・・・なんだとコラ」

マルコ「仕方ないよ・・・104期生は皆上からの命令で調査兵団に配属されることに決まったんだから・・・」

ジャン「くっ・・・」

アルミン「それに・・・ 調査兵団は人員不足が他の兵団に比べてかなりめだっている様にも見えるし・・・仕方ないよ・・・」

ジャン「(なんて理不尽なんだ・・・なんも仕方なくねぇじゃねぇか)」

>>3 そう書いておけば色々と都合がいいしね 巨人が消えてくれないと日常系SSは書きづらいんじゃないかな?

サシャ「でも土地も食料も増えたし、おいしいものをいっぱい食べれますよこれからは!それに巨人がいない今は調査兵団の仕事って外の探検くらいですし・・・」

ジャン「安全で快適な暮らしを求めていたんだよ俺は!!誰が街はずれの土地の調査なんか・・・」

エレン「うるせぇな いつまでもいなないてんじゃねぇよ・・・」

ジャン「いなないてねぇよ!」

サシャ「ほら二人とも そろそろ昼食の時間ですし、そうギスギスしないで下さい 飯が不味くなります」

マルコ「・・・ハァ」

エレン「まぁでも 巨人がいなくなってくれたのはやっぱいいよな」

アルミン「そうだね・・・ これで外の世界も探検できるし・・・ ちょっと唐突な気もしちゃうけど」

エレン「塩を含んだ水がたくさんあるんだよな・・・ 拝んでみてぇなぁ」

アルミン「そうだね」

ミカサ「エレン・・・その時は私も一緒に」

ガチャリ

キース「・・・飯の配給だ 各自とりに来い」

サシャ「!!お肉ですか!オニクデスカァ!?」

エレン「飯だってよ・・・ いこうぜアルミン」

アルミン「う、うん・・・」

マルコ「・・・・・・」

マルコ「ほ、ほら ジャンもっ」

ジャン「かったり~な~・・・」

サシャ「ふおおおぉぉぉhffgszくぁあsrtgyひこl;!!???」

キース「・・・・・・」

エレン「お、おい・・・見ろよ・・・ に、肉のシチューだ・・・」

アルミン「それもそうだけど、あれ?教官って訓練兵の・・・」

キース「今は訓練兵がいないからな・・・ 新兵の面倒を押し付けられた」

アルミン「・・・きょ、教官も大変なんですね・・・」

キース「・・・まぁな」

サシャ「みてくださいよこれ!豚ですよ豚!」

エレン「見ただけじゃ豚か羊かなんてわかんねぇよ」

サシャ「あぁ・・・ サシャはこの日のために生まれてきたのですね・・・ お肉が、豚肉がこんなに食べれるだなんて・・・」

ジャン「ふん どうでもいい 腹にはいりゃそんなもん同じだろうが!」

マルコ「もぉー・・・ いい加減機嫌治してよ・・・」

エレン「でも、俺たちにもこれだけの分け前を与えてくれるほどの肉があるんですか?」

キース「先日、リヴァイ班が見つけた・・・ 大量の家畜を、街の外でな」

アルミン「!街の外で・・・?」

キース「あぁ・・・」

アルミン「・・・エレン!」

エレン「・・・あぁ ますます 外の世界に興味が湧いてきたな・・・」

アルミン「うん・・・ それに家畜ということは、人が他にも住んでいる可能性が高い!」

キース「・・・・・・」

コニー「お 肉かぁ 久しぶりだな」

エレン「コニー いたのか」

コニー「いや、今起きた ライナーとかは?」

エレン「あぁ あいつらならまだ部屋に篭ってるぞ しかし教官が目の前にいるのに堂々と今起きたとか言えるお前ってスゲーな」

コニー「・・・・・・え?」

キース「コニーィ・・・」

コニー「・・・・・・」

ギギギッ

アルミン「起床時間過ぎてるもんね 6時間くらい」

エレン「本当にバカだなアイツ」

サシャ「エレン そのシチュー食べないなら貰ってもいいですか」

エレン「いや・・・まだ一口も食ってねぇし いま椅子に座ったばっかだろうが」

ガチャ

ライナー「ん?もう飯の時間か?」

エレン「あぁ お前ら三人で何話してたんだよ」

ライナー「あ・・・いや・・・」

アニ「別に・・・」

ベルトルト「・・・」

エレン「・・・まぁいいや さっさと飯とってこねぇと サシャに食われるぞ」

ライナー「そ、そうか・・・」

サシャ「!し、失礼な!私はちゃんと食べる前と食べた後に許可を貰いますよ本人に!」

エレン「食べた後に許可を貰うってどういう状況だよ・・・」

キース「昼食を食べた者は、3日後の土地調査にむけて各々訓練をしてもらう!」

アルミン「各々・・・ですか?」

キース「そうだ!」

アルミン「(・・・なんだか緩くなってしまったなぁ・・・ 巨人がいた頃はあんなに辛い訓練を無理矢理やらされていたというのに・・・)」

ミカサ「それじゃあエレン 私と対人格闘技の・・・」

アニ「エレン 寝技と足技、今日はどっちにする?」

エレン「・・・んー・・・ じゃあ、寝技で」

アニ「わかった 先に訓練所で待ってる」

エレン「おう」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ「・・・アルミン」

アルミン「いや、よしておくよ・・・」

ミカサ「・・・・・・・・・」

ミカサ「ライナー 組んでもらえる?」

ライナー「えっ お、俺!? あ・・・いや・・・ 別に・・・」

ミカサ「そう・・・ じゃあ 訓練所で・・・」

ライナ「あ・・・・・・ はい」

ベルトルト「(ライナーぁ・・・)」

(関係ないけど進撃12巻12月発売だっけ 12巻だけに12月・・・うぷぷ さて仕事だー)

アニ「・・・」

ビシッ

エレン「あふ」

アニ「・・・」

エレン「・・・今日は寝技だろ?」

アニ「あんたが・・・ボーっとしてるからだろ」

エレン「そうか・・・」

アニ「・・・元気ないな」

エレン「いや・・・別に」

エレン「むしろ夢が目の前でドキドキしてるくらいだ・・・」

アニ「・・・私にはそうは見えないけど」

エレン「なんでだろうな」

アニ「・・・」

アニ「さぁ・・・」

エレン「・・・」

エレン「(俺は・・・夢が敵ったらその後・・・)」

エレン「(何を糧にして生きていけばいいのだろう)」


アルミン「エレン」

エレン「ん?」

アルミン「巨人達がいなくなってからずーっと変だよ」

エレン「・・・」

ジャン「ハッ エレンは巨人が大好きだったからなぁ!巨人ちゃんがいなくなって悲しいんだろ?あぁ?」

エレン「・・・・・・」

エレン「そうかもな」

アルミン「えっ」

ジャン「ブフォッ」

エレン「なんだろ・・・ 母さんの仇も取れなかったし・・・ 憧れていた探検ももうすぐできるっつーのに」

エレン「張り合いがないっつーか・・・ 俺は探検した後、何をすればいいかとか・・・」

エレン「・・・」

アルミン「エレン・・・」

ジャン「ケッ 腑抜けやがって」

アニ「・・・」

ライナー「・・・」

ベル「・・・」

アルミン「と、とりあえず今日はもう寝よう 明々後日の調査に向けてさ」

アルミン「一週間かけて調査だからね 今のうちに体を休めておかないと!」

エレン「あぁ そうだな・・・」

ミカサ「そうしましょう」


アニ「・・・」

ライナ「・・・アニ 肩が震えてるぞ」

アニ「五月蝿い」

エレン「・・・zzz」

アルミン「・・・・・・」

アルミン「(・・・夢・・・か 僕達の夢って、探検することだけなのかな・・・?)」

アルミン「(エレンは 何を求めているんだろうか)」

アルミン「(僕は・・・・・・!!)」


~3日後~

キース「ではこれより!外界土地調査を行う!」

アルミン「・・・エレン」

エレン「あぁ!」

キース「指示したとおりの三人一組にはなったか!?」

104期生「ハッ!」

キース「よし・・・ それでは、行ってこい!」

エレン「行くぞ・・・!」

ミカサ「ん・・・」

アルミン「うん!」

ヒヒーン!

パカラッ パカラッ

アルミン「エレン!」

エレン「あぁ?」

アルミン「目指すは・・・海!!」

エレン「あぁ!見つけられたらいいな!」

ミカサ「(エレンの活気に溢れた顔・・・ 久しぶりに見る・・・)」

エレン「よし・・・!絶対に見つけるぞ!」

パカラッ パカラッ

エレン「なぁ アルミン」

アルミン「?」

エレン「『あの本』は持ってきたのか・・・?」

アルミン「!!」

アルミン「あぁ・・・勿論だ!」

エレン「ハハ・・・」

ミカサ「エレン 元気になってよかった」

エレン「・・・いざ 探検をするとなるとやっぱりさ 興奮しちまって・・・」

ミカサ「私は 嬉しい」

エレン「?・・・あ、あぁ 有難う」

アルミン「それにしても 僕等三人で探検できるなんて・・・ 夢みたいだ」

エレン「あぁ まさかこんなにも早くチャンスが来るとは・・・」

ミカサ「・・・フフッ」

・・・ザザァ

エレン「随分深い森に来ちまったな」

アルミン「まだ昼過ぎってとこだけど・・・どうする?」

ミカサ「小動物の気配は感じるけど 特にそれ以外はいないみたい」

アルミン「それじゃあここらで少し休もうか」

エレン「あぁ そうだな 馬も疲れてきてるみたいだし・・・」

アルミン「ハハハ エレンの馬は体力が無いなぁ」

エレン「う、うっせー」

アルミン「はい ミカサ エレン 水」

エレン「おう」

ミカサ「有難うアルミン」

何が書きたいんだ私は いや何が書きたいのかはわかるんだが 何を書きたいんだ私はッッ!

エレン「っはぁ・・・」

ミカサ「ん・・・」

アルミン「あんまり飲みすぎないでね 一週間はその水で暮らすんだから」

エレン「あ 飲みすぎた・・・」

ミカサ「エレン 大丈夫 私のをあげる」

アルミン「ミカサ・・・ エレンを甘やかさないで・・・」

エレン「そもそも俺もミカサに頼るつもりは毛頭ない」

ミカサ「・・・」

アルミン「・・・あは」

エレン「さて 10分くらい休んだし 進まなイカ?」

アルミン「あぁそうだね それにしても・・・」

エレン「?」

アルミン「この森を抜けたら、一体なにがあるんだろう・・・」

エレン「・・・すぐわかるさ!」

ミカサ「うん」

アルミン「・・・!そうだね!」

(修正)

エレン「さて 10分くらい休んだし 進まないか?」

アルミン「あぁそうだね それにしても・・・」

エレン「?」

アルミン「この森を抜けたら、一体なにがあるんだろう・・・」

エレン「・・・すぐわかるさ!」

ミカサ「うん」

アルミン「・・・!そうだね!」

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