エレン「他の女?」(226)

男子寮 夜
今日もいつものように厳しい訓練が終わり皆が眠りにつくかつかないかぐらいの時間……

ジャン「あぁそうだ、エレンの野郎いつもミサカにべったりで他の女に揺らぐ気配が微塵もねぇ」

ライナー「他の女に揺らぐとか以前にあいつの頭のなかに女を気にするっていう神経あるか?」

ベルトルト「今日の立体起動訓練で張り切りすぎてもう寝ちゃってるくらいだからね」

アルミン「それにエレンもミカサに別にべったりしているようわけではないと思うけどな」

ベルトルト(むしろミカサがべったりだよ……)

ライナー(エレンも困るくらいにな)

アルミン(もはやもどかしいくらいだよ僕は……)

ジャン「とにかくだ、あの野郎をなんとかして他の女にミカサから奪わせるんだよ!」


初な上に気分で書き始めたから書き溜めてもないし遅くても勘弁な

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367415308

アルミン「そんなこと言ったって……」

ライナー「だれかエレンのこと気にしてそうな奴の目星でもついてるのか?」

ベルトルト「うーん、誰がいるだろう……」

ジャン「この際奪わせる役はどうだっていいんだよ!絶対にエレンの野郎をミカサから突き放してやる……」

アルミン「いや、奪う役の人間は作戦を練る時に最重要人物になってくるよジャン」

ライナー「おいおいアルミン、何乗り気になってるんだよ」

アルミン「いいじゃないかライナー、素直にジャンの恋を応援してあげようよ」

アルミン(もし適当にジャンが奪う役を決めてクリスタ…我らが天使がその役になってしまったら大変だよ)コソコソ

ライナー(そ、それは確かに……)

ベルトルト(僕達の女神にそんな汚れ役をさせる訳にはいかないね……)コソコソ

ライナー「わかったぜジャン、俺達も協力しよう」

ベルトルト「そうだね、同期の恋を応援しないわけにいかないしね」

ジャン「協力してくれるか!助かるぜ」

ジャン「それとこのことはくれぐれも……」

アルミン「もちろん誰にも言わないよ、僕達四人だけの秘密だ」

ライナー「アホのコニーなんかに知れるとまずいからな」

アルミン「まず作戦を考える前に、エレンと親しい女子をもう一度チェックしないと」

ライナー「そうだな、今日はもう遅いし明日の飯時に確認してみよう」

ジャン「そうだな。アルミン、くれぐれもバレないように慎重にな」

アルミン「もちろんだよ」

ライナー(むしろお前がテンパッて馬鹿なことしないかのほうが心配だ)

ベルトルト「じゃあとりあえず今日は寝ようか、おやすみ、みんな」

こうして、エレンを誰かに奪わせる作戦が始まろうとしていることをミカサはまだ知らない……はずだ



女子寮 同刻
ミカサ「」ハッ

ミカサ「エレンの身になにか危険が迫っている気がする……」


翌朝 食堂
サシャ「さぁー朝ごはんですよー!」ウキウキ

コニー「ふぁ~あ、お前はなんでこんな朝早くから元気なんだよ……」

サシャ「何を言っているんですかコニー!朝ごはんですよ朝ごはん!」

サシャ「ごはんを食べられるというのにそんな寝ぼけた顔していられませんよ!」

ユミル「相変わらずうるせーなあの芋女」

クリスタ「もう、ユミルったらそんなこと言ったらだめだよ」

ワイワイガヤガヤ
        カチャカチャ

ミカサ「おはよう、エレン、アルミン」

エレン「あぁ、おはよう」

アルミン「おはようミカサ」

ミカサ「エレン、昨日の夜なにもなかった?」

アルミン「」ビクッ

アルミン(まさかもう感付いているのか!?いやそれはさすがにないだろう)

エレン「?なにもなかったぞ?」

アルミン「そうだよ、エレンは昨日の訓練の時張り切りすぎて疲れて眠っていたからね」

エレン「昨日はもう少しでミカサに追いつけたのになあ」

ミカサ「まだまだだめ。エレンはいつもトリガーを引くタイミングと姿勢を変えるタイミングがあっていない」

エレン「そ、そうか。気をつけないt~……

アルミン(さすがミカサだ。立体起動訓練中にエレンの指元まで見ている)

アルミン(これは身長に動かないと、なにせ最低でも一人分くらいの血しぶきは舞いそうな作戦だからね……)

間違えた
身長に動かないと~X
慎重に動かないと~○

ジャン「」チラッチラッ

アルミン(うーん、食事時はメンバーが固まりやすいからやっぱりわかりにくいな……)

サシャ「エーレーン!なにやらお腹がいっぱいのようですね!私が代わりに食べてあげましょう!」ガバッ

アルライベルジャン(候補その一来たッ!)

エレン「うわっサシャ!急に飛びつくなよ、スープが服にかかっちゃうところだったじゃないか」

エレン「それに朝からこの程度で満腹なわけ無いだろ」

サシャ「そうですか……」ショボン

エレン「っていつまで人にかぶさってるんだよお前は、早くどけよ」

ミカサ「そうよ、早くエレンから離れて」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン(ま、まずい!朝からミカサを不機嫌にしてしまった!)

ベルトルト(これだと今日一日観察しにくくなる!)

サシャ「いーじゃないですかーべつにー。エレンはミカサだけのものじゃないですよー?」ブラブラ

ライナー(よくぞ言ってくれたサシャ!)

エレン「だからどけってお前」

ジャン「」チラッチラッ

ミカサ「違う、エレンは私がいないいけないの」ガタッ

エレン「いやそれは世話やきすぎだっつてんだろ!てかサシャそろそろどけよ!」グイッ

サシャ「もうミカサはほんとにエレンにべったりですねー」ヒョイ スタッ

ジャン「」ピクッ

アルミン(まぁそっちが正しいよね)

ライナー(アホで無神経なサシャがいきなり核心を突いたな)

ベルトルト(誰がどう見てもそうだよね)

~対人格闘訓練~

アルミン「やっぱり食堂だと席とかが大方決まってしまっていて判断しにくいね」

ライナー「そうみたいだな」

ベルトルト「でもサシャとはなんだか親しかったよね」

ライナー「あいつは飯くれりゃ誰でもいいんだろ」

アルミン「でもエレンではなくミカサのほうがベッタリだってことをジャンに伝えられたのは幸運といえる…かな?」

ベルトルト「ところでジャンはどこに行ったんだい?」

アルミン「あまり変な情報を入れてしまうと狂ってエレンに突っかかっちゃいそうだからね」

アルミン「そうするとジャンの好感度も落ちるだろうしミカサはエレンを守ろうとしてややこしくなっちゃうだろうからエレンの彼女役が決まるまで普通に過ごしてもらうよ」

ライナー「それが懸命だろうな」

アルミン「さて、対人格闘術の訓練だけどこれなら比較的他の女子ともコミュニケーションを取りやすいだろうから誘導してみよう」

ベルトルト「誘導?」

アルミン「そう、いつまでも見守っているだけじゃ埒が明かないからね」

ライナー「でも誘導するったってどうするんだ?サシャをパンで釣るのかよ?」

アルミン「いや、サシャは他の場面でも話をさせやすそうだから……」

ベルトルト「やっぱりアニかな」

アルミン「そうだね、アニならエレンと何度も対人格闘訓練をしているし少しかまをかけてみよう」

………

ライナー「本当にそれで大丈夫なのか?」

アルミン「大丈夫、ライナーなら前にエレンとアニに飛ばされていたから自然にいけるはずだ」

ライナー「わかった、言ってこよう」

………

ライナー「アニ、ちょっといいか」

アニ「なに?なんか用」

バキッドッ
ライナー「ガゥッ!」ドサッ

アルミン「ど、どうしたんだいライナー!」

ベルトルト「急に飛んでくるなんて……」

アルミン「いったいなにがあったの」

すまん、ちょっと夜食食ってくる

見てくれてたらありがとう、すぐ戻ります

只今戻りました
シャウエッセンは最高だね


アルミン「ちゃんと僕の言ったとおりに伝えたの?」

ライナー「あ、あぁもちろんだ……」グフッ

………

ライナー「アニ、エレンがお前にまた蹴られたいって言ってたぜ、あいつの相手してやれよ」

アニ「は?なに言ってんの?しかもあいつマゾなのかよ」

ライナー「どうだろうな、お前がまた蹴ってやればわがぁっ!?」バキッドッ

アニ(あいつが…私を……)

………

アルミン「ライナー、それじゃあとてもじゃないけど君をかばいきれないよ……」

ベルトルト「そうだよライナー、アルミンはエレンがアニとやりたがってるとだけ言えばいいって言ってたのに……」

ライナー「そ、それだといろいろ語弊があるだろゴフッ

アルベル「ライナー!」

その日ライナーは昼ごろまで医務室にいた……

エレン「ふっはっ!」グィン

ジャン「だはぁっ!」ドサッ

エレン「まだまだだなジャン」

ジャン「くそっ次は負けねぇ!」

ザッ

エレン「アニ?」

ジャン「なんだ?またさぼってんのかよお前」

エレン「お前も人のこと言えないだろうに…」

アニ「あんたに用はない。それよりまた蹴り飛ばされたいんだって?相手してやるよ」

ジャン「なっ」

エレン「?そんなこと言ってねぇぞ?」

アニ「いくよ」バッ

エレン「しかたねぇ!やってやる!」ガッ

ゲシッブンッドサッ

エレン「くっそーまた同じ技でやられちまった……」

アニ「私のまね事をしようとしているみたいだけどまだまだだね、腰が入ってないし動きも鈍い」

エレン「そ、そこまで言うなら俺にも教えてくれよ!その格闘術!」

アニ(こ、これは誘ってもいいのか、いやものは試しだよな)

アニ「ふんっ」ゲシッ

ジャン「がはぁっなぜ……」ガクン

エレン「おいおいなんでジャンを蹴るんだよ、そんなに教えたくないのか?」

アニ「いやいい、今日の夕食の後特訓してやるよ」(このアホに聞かれると面倒だしな……)

エレン「そうか!たのむな!」

アニ「お、おう」ドキッ

アルミン「あ、あれは……」

ベルトルト「アニの方からエレンを誘っている!」

ミカサ「」ジィー

アルミン(ああああああああ、もうミカサの目線がアニに釘付けだよもう目をつけられてる……)

アルミン(また二人に揉められると進展するものも進展しない……ここは僕が何とかしないと……)

~食堂 昼食~
ミカサ「エレン、さっきあの女と何を話していたの?」

エレン「ん?ああアニのことか。あいつ、珍しい技使うだろ、だから今日の晩に特訓してもらうんだよ」

ミカサ「そう、なら私もやる」

エレン「?ミカサもあの技気になるのか、じゃあ一緒に行こうか!」

ライナー(なんとか生き返ったぜ、それよりもこのままだとアニとの貴重な時間にミカサが混じっちまうぞ)

アルミン(大丈夫、既に策を講じているよ)

ガチャ

キース教官「ミカサ・アッカーマン訓練兵、ジャン・キルシュタイン訓練兵はいるか」

ミカジャン「はっ」ビシッ

キース教官「うむ、今日の夜だが、夕食後少し技術部の方へ来い」

ジャン「は、なぜでしょうか……?」(うおおおおおおおおもしかしてミカサと二人じゃねぇかああ!)

キース教官「立体機動装置の扱いに長けている二人に特別にリヴァイ班のものから教えてやりたいことがあるとのことだ」

キース教官「訓練兵のうちからあのリヴァイ班のもの直々に教えてもらえるチャンスはまたとないだろう、張り切って行って来い」

キース教官「終わった後に特別に食事も用意してある」

サシャ「特別な……食事!?」

キース教官「サシャ・ブラウン訓練兵、食事にありつきたければ生き残るための訓練を惜しまないことだな、では失礼する」

ガチャ    バタン

ザワザワ
        ざわざわ

        おい、リヴァイ班ってあのすげーつえーとこじゃねぇか?
あんなとこからお呼びがかかるなんてあいつらやっぱすげーな……

がやがや
       ガヤガヤ

ジャン「よしっこれで憲兵団にも一歩近づいたな!」(しかもミカサと一緒なんてなんという幸運……!!)

ベルトルト「すごいね、おめでとう」(ミカサと二人で)

ライナー「良かったじゃねぇかミカサ、また点数アップだな」(悪いがエレンとアニの邪魔はさせないぜ……)

ミカサ「点数なんて、関係ない」ブンッ

ライナー「」

ベルトルト「あぁ!ライナーがまた気絶している……!」

エレン「残念だったな、特訓できなくて。でももっとすごい特訓できるじゃねぇか!」

ミカサ「ええ、すぐ終わらせてエレンのとこにいくわ」(最悪、リヴァイ班を削ぐ……)

アルミン「で、でもせっかくだからきちんと聞いてきたほうがいいよ!調査兵団に入るならあの人達の技術を持っていれば心強いしね!」(計画通り……)

ミカサ「」ジィー

アルミン「ど、どうしたのミカサ、なんでそんなにこっちを睨んでいるの?」(ばっばれてる!?教官に進言したのは見られていないはずなのに……!)

アルミン(いやそんなはずはない、落ち着いて対処するんだアルミン・アルレルト……!)

ミカサ「アルミン、教官の命令になにか心当たりでもあるの?」ジィー

アルミン「そ、そんなわけないじゃないか。とても驚いてるよ!」

ミカサ「……そう」

アルミン(死ぬ、このままだと確実に誰かが死ぬ……ッ)

~午後 馬術訓練~
キース教官「もし貴様等が調査兵団に入ることがあれば!馬は貴様等の足であり命綱だ!この扱いができんものに調査兵団に入る資格はない!」

コニー「俺憲兵団に入りたいしやらなくてもいーじゃねーかよー」

サシャ「ホントですよねー、内地では馬のフリでもしたほうが楽しくていいかもしれませんよ」

サシャ「ほらぱからっぱからっ」ダダダッ

コニー「お!いいなそれ俺もだー!ぱからっぱからーっ!」ダダダッ

ユミル「あいつら、ほんもののアホだな」

クリスタ「いいじゃない元気で楽しそうで」

ユミル「でもあれだと……ほら」

クリスタ「あ、教官……」

ナニヲシテイルキサマラ
  ガシッ グググ
アワワワワワ
      ギャー

ユミル「ほらなやっぱりアホだ」

ユミル「それに比べてクリスタは偉いなぁなんたって馬術一位だもんな」

クリスタ「そ、それは偶然たまたまだよ……」テレッ

ユミル(ヤバいユミルまじかわいいな)

………

ライナー「いいな」

アルミン「彼女は巻き込んじゃいけないね、こんな争いには」

ベルトルト「素晴らしいね。ってライナーもう大丈夫なのかい?」

ライナー「あぁなんとかな……」

ベルトルト「あ!あれみてよ!」

アルベル「あ、あれは!」

………

エレン「なんか調子悪いみたいだな、でもこんなの教官にはきけねぇよな、そうだ!」

エレン「おーいクリスタ」

ユミル「おいてめー私のクリスタに気安く話しかけてんじゃねーよ」

クリスタ「もうそんなこと言わないでよユミル、エレンどうしたの?」

エレン「いや実は馬の調子が悪いみたいなんだ」

エレン「どうもまっすぐ走ろうとしてくれないんだ」

クリスタ「ちょっと見せてみて」

クリスタ「あぁこれは蹄がなんたらかんたら~」

エレン「ほうほうそれでそれで~」

………

ライナー「エレンの方から話かけるなんてな」

ベルトルト「まずいね、僕達の女神に火の粉が……」

アルミン「大丈夫、きっとエレンは調査兵団に入った時のために必死なだけだ」(それより問題は……)

アルミン(ほらやっぱり来たよ)

………

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ザザァーッ
ミカサ「エレン、なにか困っているの?」

クリスタ「あぁミカサ、ちょっとエレンの馬のい蹄がね」ウワメヅカイ

ユミル(やべぇよまじ天使)

エレン「そうなんだよ、どうせなら馬術一位のクリスタに教えてもらおうと思ってな」

クリスタ「あぅ……一位っていっても、その、た、たいしたことないしそれにきっとまぐれだよぅ……」

エレン「なに照れてんだよもっと自身もてよクリスタ」

ミカサ「私も馬術は得意、それに蹄の交換なら力のある私のほうが…」

クリスタ「蹄の交換は力任せじゃだめだよミカサ、馬も生き物なんだからちゃんと優しくやってあげなきゃ」

エレン「だってよミカサ」

ミカサ「くっ」

だめだねむい

明日ギター受け取らないといけないからその後くらい、昼ごろから再開させてもらいます
まだ10巻まで読んですぐでキャラ崩れてるかもしれないけど少しは楽しんでもらえたら幸いです

ではまた明日の昼に

ケータイからですが1です
1時頃に戻ってきます
しばしお待ちくださいな

カチャカチャ

ココヲコウシテ……
   ヘーソウヤルノカ
アハハウフフ

ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン(あぁ僕達の天使にエレンに話しかけられたばっかりに……)

ベルトルト(ミカサに目を付けられてしまった!)

ライナー(俺も手取り足取り教えて貰いたい)

アニ「」ムスッ

アルミン「ん?」(アニも少し不機嫌になってる?これはやっぱり……)

クリスタ「はい、これでもう大丈夫」ニコッ

ユミル「な、なぁクリスタ、私の馬もなんだかおかしいんだけど……」

コニー「おかしいのはおめーの顔だろ」

ユミル「あ?」

エレン「ありがとうクリスタ!やっぱ馬術一位は伊達じゃねぇな、頼りにしてるぜ」

クリスタ「ぇあ……た、頼りにしてるなんてそんな……うん、任せて」モジモジ

アルミン(女神)

ベルトルト(天使)

ライユミ(結婚しよ)

ライユミ「はっ!?」

ミカアニ「」ジィー

アルミン(あぁ、僕は頭が猛烈に痛いよエレン……)

………

そのころジャンは……

サシャ「まだまだですねー!」ピュー

ジャン「くそっ追いつけねぇ!なんでだぁうああ!」ドシャッ

ジャン「」

サシャ「落馬して気絶しちゃったみたいですね」

コニー「はっはっはー馬鹿め」

~食堂 夕食~
カチャカチャ

ライナー「アルミン、どうだろうな」

ベルトルト「うん、僕達天使を守るために協力してるつもりが……」

アルミン「そうだね、まさかエレンの方からいってしかも親しげに話すとはね……」

アルミン(これくらいは想定内、でもミカサの行動だけは全く読めないから他がわかりやすくて助かるよ)

ライナー「このあと、ジャンにはどう報告するつもりなんだ?」

アルミン「とりあえずはアニとの特訓を見守らないといけないからその後だね」

その日の夕食はミカサの痛い視線に悩まされてほとんど喉を通らなかった
もちろん、のこりはサシャに奪われた

………

アニ(もうすぐ特訓……か……)ドキドキ

………
ガチャ
キース教官「ミカサ・アッカーマン訓練兵、ジャン・キルシュタイン訓練兵、時間だ。来たまえ」

ミカサ「……はっ」

ジャン「はっ!!!」(ぃやあっとこの時間だぜ!いいとこ見せてやる!)

~夕食後~
食堂から少し離れた森手前

アニ「……遅い」イライラ

………

アルミン「あーエレン、なぜ君はこう鈍いんだ……」

ライナー「エレンのやつ、遅いな」

ベルトルト「どうしたんだろうね」

ライナー「おっきたぞ」

………

エレン「悪いなアニ遅れちまって」

アニ「自分から頼んでおいて遅れるなんて、なっ!」ガッブンッ

エレン「うおぁっ」ドサッ

………

アルミン「あーあ……」

ライナー「そりゃまぁこうなるよな」

ベルトルト「でもアニ、ちょっと嬉しそうじゃないかい?」

………

エレン「いっつつ、いきなり挨拶だな、アニ」ブンッ

アニ「あんたがいけないんだよ」ガッ

アニ(ああくそ、素直に問題ないって言えればな……)

サシャ「はぁっはぁっはぁ……死にます、私はもう、死んでしまいます……」バタッ

ユミル「おいおいまた走られてんのかよあの芋女」

クリスタ「さっき特訓に付いて行きたいって教官に駄々こねてたからね……」

ユミル「それで飯抜きで走らされてりゃ、世話ねぇな」ハハッ

タタタッ
ユミル「おいクリスタ、なにしてんだよ」

クリスタ「は、はいこれ」スッ

サシャ「」ギラッ

サシャ「パァン!!」ガブッ

サシャ「あ、あなたが女神!」ハムハム

サシャ「おや?」

ユミクリ「?」

サシャ「あれは、エレンとアニですね」ニヤリ

クリスタ「えええエレンとアニがこんな時間になにをっ?」ソワソワ

ユミル「ははーん、これは見ものだなあ」

………

エレン「はあっはあ、やっぱり、アニはつえぇな」

アニ「あんたが弱いだけだよ」

エレン「でも今日でだいぶコツはつかんだぜ!」

エレン「また頼んでいいか?」

アニ「あ、あぁ。気が向けばな……」

アニ「お、おい」

エレン「?なんだ?」

アニ「特訓してやる代わりに、その……こ、ここんどの休み、付き合えよ」ドキドキ

アニ「ち、ちょうど荷物持ちを頼むやつを探してたんだよ」

………

ユミル「へぇ、あいつもなかなかどうして」クククッ

クリスタ(え、エレンとお出かけするんだ……いい、なぁ……)ソワソワ

サシャ「ほほう、これはどういうことなんでしょうね」

ユミル「お、いいこと思いついたぜ」ニヤリ

ユミル「おい芋女、ちょっとこっち来いよ」チョイチョイ

サシャ「何でしょう?」

ゴニョゴニョ

ユミル「……というわけだ」

サシャ「わかりました!パァンのためです、やりましょう!!」

クリスタ「ユミル、なにをたのんでたの?」

ユミル「ん?あぁ、二人のお出かけにこの芋女けしかけて邪魔してやるのさ」

ユミル「あの野郎はアニの気持ちなんて気がついていないだろうからきっと面白いことになるぜ」

クリスタ「!」

クリスタ「ゆ、ユミル、邪魔しちゃだめだよ……」

ユミル「いいんだよ、面白いじゃねぇか」ハハッ

………

エレン「あぁ、いいぞ」

アニ「当然だ」

エレン「なんでお前が偉そうなんだよ」

エレン「まぁいいや、外出届は俺が出しといてやるよ」

アニ「あ、あぁ」(ありがとうって素直に言いたい……)

………

ベルトルト「あれは、ユミル達、それにサシャも?」

アルミン「しかしこれはまた大変なことになったね」(主にミカサの対処が)

ライナー「ほんとに大変なことだな」(主にクリスタの可愛さが)

~男子寮 夜~
ジャン「で、どうだ?エレンに近づきそうな女はいたか?」

アルミン「うんそりゃもうね……」

ベルトルト「僕達と彼にどんな差があるというんだろうね」

ライナー「今日見た限りではサシャ、アニ、そして認めたくはないがクリスタ」

ライナー「この三人に絞られるんじゃないか」

アルミン「問題は山積みだよ」(ミカサとかミカサとかミカサとか……)

ライナー「とりあえずは次の休日に期待だな」

ジャン「なにかあるのか?」

アルミン「うん、じつは……」

ジャン「良い感じじゃねぇか!これで俺にもチャンスが……」

ベルトルト「そういえばジャン、そっちの特訓のほうはどうだったんだい?」

ライナー「そうだ、あれだけ張り切っていたのにその話をしていないな」

ジャン「いやその、なんだ、人間、うまくいかないことだってあるんだよ!」

ジャンは特別訓練の時、ミカサにいいとこを見せようと調子に乗りすぎて

気まぐれで途中参加したリヴァイ兵士長にこっぴどくいびられたのだった

精神的に弱そうなジャンなので、そいはもうショックだっただろう

夕飯食べてきますね

また7時ちょいに戻ります
すでになんだかダラダラやっちゃってるので再開したら一気に書いて完結させます

食べながら誰ルート行かせるか考えときます

ではまた7時頃

ただいまもどりました
肉は質より量ですね

~女子寮 同刻~
ユミル「おい」

アニ「なに?」

ユミル「まぁーさかあんたが色恋沙汰に興味があるとは驚きだよ」

クリスタ「ゆ、ユミル、やめなよぉ……」

アニ「なんのことさ」

ユミル「とぼけちゃってかわいいなぁおい」ハハッ

ユミル「今日の夕食のあと、エレンとの秘密の特訓の時にいってたことだよ」

アニ「なっあれは……」(まさか……見られていた!?)

ミカサ「」ギラッ

ミカサ「どういうこと、詳しく聞かせて」

アニ「は?あんたには関係ないだろう」

ミカサ「ある、エレンは私が見守っていないといけないの」

アニ「おいおいあいつはそんなにガキじゃねぇだろ」

アニ「お前はあいつの母親なのか?」

ミカサ「違う、エレンは私の大切な家族、だから私が守るの」

アニミカサ「」バチバチバチ

ユミル「な?面白くなっただろ?」クククッ

クリスタ「こ、こういうのは良くないよユミル……うぅ」

サシャ「そんなことよりユミル、明日の朝、約束は忘れないでくださいよ?」

ユミル「あぁもちろんだ、これでもっと面白くなりやがる」クククッ

クリスタ「はぁ……」(このままだと、なにもできない……)

~翌朝 食堂~
ユミル「ほらよ」ポイッ

サシャ「パァン!!」パァン!!

クリスタ「」

コニー(パンが消えた)

ユミル「ほらっさっさと行ってこいよ」

サシャ「はぁい!もちろんです!」ダッ

………

アルミン「~でね、もう彼女役はアニで決まりでいいと思うんだよ」

ライナー「まぁそうなるだろうな」

ベルトルト「自分から誘ってたくらいだしね」

ライナー(これでなんとかクリスタのみの安全は保証された…)

アルミン「じゃあ後でね」

………

エレン「相変わらずここのスープはまっずいな」

アルミン「三食きっちり食べられるだけでも感謝しないと」

エレン「それもそうだがやっぱり薄いな……」

ミカサ「エレン、次の休み何処かに行くの?」

アニ「」ピクッ

エレン「あぁ、なんで知ってんだ?アニとちょっとな」

アルミン(なんで知ってるんだ!?まさか昨日見ていたユミル達が……)

アルミン(いやそれより問題なのはこのままだとアニとエレンの二人の時間が壊される……)

アルミン(どうせエレンのことだから……)

ミカサ「私も行こう」

エレン「なんだ、ミカサも買い物行きたかったのか、いいんじゃないか」

エレン「なぁアニ」

アルミン(ほぉぉおらもぉおこれだから僕の胃は晩年胃潰瘍なんだよこの鈍感エレン!)

アニ「は?なんでその腹筋女まで来るの?」(頼むから私の時間を邪魔しないでくれよもう……)

エレン「腹筋は関係ないだろ、ミカサも買い物がしたいらしいんだ」

ガッシャーン!

エレン「さ、サシャ!だから急に突っ込んでくるなよ!スープがこぼれちゃったじゃないか!」

アルミン「さっきまで薄くてまずいって言ってたのに」(まずいよまずいよおおおおミカサの標的がどんどん増えていくよおお)

サシャ「むっふっふー実はですね!私も買い物に行きたいんですよ!」

アニミカサ「は?」

エレン「なんだなんだ、みんなして買い出しか」

サシャ「えぇ、なにせパンとひきkグハッ」ドッ

ユミル「なんでもねーよなサシャ、ちょっと外に出たいんだよな」

紅蓮の弓矢聞きながら書いてるけどこの曲ほんとに中毒性あるね



サシャ「ふぁ、ふぁいそうれす……」

エレン「だってよふたりとも。賑やかな休日になりそうだな」


アニ(一緒に行くの決定なのかよ……)

ミカサ(またエレンにまとわりつくゴミが増えた……)

アニミカサ「」バチバチバチ

サシャ「?」キョトン

………

ライナー「」チョイチョイ

アルミン「うん、言いたいことはわかってるよ……」

アルミン(まさかこんなことになるとは、サシャは多分パンかなにかで釣られているだけだから心配ない、やはり問題はミカサ……)

ライナー「どうするんだアルミン、休日もミカサを教官に呼び出させることはできないのか?」

アルミン「さすがに休日まで呼び出させるのは無理があると思うんだ」

アルミン「しかたがないけどここは、アニやサシャに頑張ってもらうしかないよ……」

………
        ワタシガイナイトエレンハ……
アニミカサシャ「」アーダコーダ  ナンデクンダヨ
           オナカガスイt…ダマレ

エレン「おいおいそんなに揉めることかよ」

エレン「みんなで行けばいいじゃねーか」チラッ

アルミン(あれ、今エレン、アニの方を……?)

アニ「ちっ」コクリ

アルミン(ど、どどどどどういうことだ!?もしかしてあの二人は既に……いやそれはない)

アルミン(昨晩の様子を見る限りそんな様子は微塵もなかった、ほんとにどうなっているんだよエレン……)

クリスタ(こ、このままじゃ取り残されちゃう!そんなことならいっそ……!)

クリスタ「あ、あの!」

エレン「?どうしたクリスタ」

クリスタ「あ、あの、私もい、い一緒にお出かけしたいなっ!」

エレン「いいぜ、この前馬も見てもらったしお返しに荷物持ちやってやるよ」

クリスタ「あ、いや荷物持ちなんてしてくれなくても!わ、私は(エレンと)一緒にお出かけできたら嬉しいなって……」

ユミル「さっすが私のクリスタ!みんなと一緒がいいだなんて偉いな、あとで結婚しよう」

アルライベル「」

ライナー(なんでクリスタまで……!?)

アルミン(これじゃあいよいよどうしようもなくなってきた!僕は、僕はもう……)


こうして、次の休日エレンはミカサ、アニ、サシャ、クリスタ、ユミルと買い物に行くことになった

~当日~
アニ「今日は早いじゃないか」

エレン「おう、そりゃな」

当日二人は集合時間よりも早く中央に着いていた

アニ「まったく…傷つくよ」

アニ「一体…いつからエレン…そんな女好きになったの?」

エレン「べつに好きでみんなと一緒に行くことにしたわけじゃねーよ」

エレン「サシャはなんかほっとけないし、クリスタには馬術訓練のとき世話になったからな。ユミルはクリスタがいるからだろ」

アニ「あんたみたいにあ鈍感なバカ野郎には…」

アニ「きっと乙女の気持ちなんてわからないだろうさ」

エレン「まぁまぁいいじゃないか、また二人で行けばよ」

アニ「もうすぐ……卒業して所属兵科がわかれちまう……」

アニ「そ、そしたら、あまり、その会えなくなるだろ……」テレッ

エレン「そ、それは」ドキッ

………

アルミン(監視しに来てみたらこれは!)

アルミン(そういうことだったのかエレン!アニ!)

ライナー(意外だな、アニがあんな顔をするなんて)

ベルトルト(……彼女は、もう……戦士じゃない……)

ジャン「ってことはなんだ?最初からチャンスはあったってことか!」

ジャン「こうなったらこのことをミカサに伝えt」

アルミン「喜ぶのはいいけどジャン、それは逆効果だよ」

アルミン「アニどころか、君やライナーまで血しぶきを上げることになる」ガクブル

ジャン「じゃあどうするんだ……?」

アルミン「ここにミカサが来てくれるといいんだけど、それでも結果は変わらない」

アルミン「ミカサがエレンのことを諦めること自体、元々でかすぎる賭けだったんだ」

アルミン「そして、ひとまず僕達は賭けに勝った、アニとエレンが結ばれていたからね……」

アルミン「でも僕達が負けたのはここからだ……」

………

ミカサ「アニ、なぜこんなにはやくきているの?」

アニ「別にいいだろ」

ミカサ「エレンは……」

アニ「まだ来てないよ、どうせ寝坊でもしてるんだろ」

………

アルミン(やはりそうきたか……)

アルミン「ジャンごめん、あとは君自身の魅力とミカサへのアピール次第だ」

アルミン「『ミカサにエレンを遅れてきたように見せかける』アニの作戦によってミカサはあの事実を知らない」

アルミン「僕達の口からも到底いうことはできない、自体は平行線をいっていただけなんだ……!!」

ライナー(えらく必死だなアルミン)

ベルトルト(そんなに胃が悪いのか……)

ジャン「お、おう任せろ!エレンがミカサをなんとも思っていない、それだけでも心強い!」

………

クリスタ「あ、アニとミカサがもういるね」

ユミル「あいつら必死だな」

サシャ「さーて何を食べましょうかねー」ジュルリ

アニ「遅いな、あの野郎」

エレン「遅れてすまねぇ」ハァハァ

ユミル「私のクリスタをい待たせてんじゃねーぞこら」

クリスタ「まぁまぁ」

ミカサ「何をしていたの」

エレン「いや、寝坊したんだ」

アニ「ほらな」

ミカサ「エレン、昨日の夜、アニに何もされていない?」

アニ「は?」

エレン「なんのことだよミカサ、そんなことより買い物だろ?さっさといこうぜ」

サシャ(ごはんの時エレンに甘えさせてもらいましょうかね!)

ミカサ(この機会にゴミを排除しないと……)

クリスタ(負けないようにが、頑張らないと……!)

ユミル(あぁ私服のクリスタもやっぱ天使だわ、結婚しよう)

エレン「まずはアニの買い物からだな」チラッ

アニ「あぁ、当たり前だ。ほら行くぞ」フッ

ひとまずこれでおしまいです
結局一番お気に入りのアニルートにしましたが最初に誰ルートか決めてなかったので最後少し雑ですみません

初めて書きましたが楽しいですね

あと、最初にきめてたバッド・エンドっぽいのあるんですけど
アニとエレンには幸せになって欲しかったのでカットしました
ラストのアニやベルトると、アルミンのセリフとか本編の決定的なシーンから持ってきてこれとつなげる予定だったんですがね……

カットしたのも書きます
おまけ程度に見てください

おまけ
~固定砲 整備四班担当場所~

ミーナ「あらエレン、昨日はハーレムだったらしいわね」

コニー「ハーレムってなんだ?」

サムエル「バカは知らなくていいよ」ポン

トーマス「へぇ、エレンそんなにモテるのか!」

サシャ「むっふっふー昨日のエレンは特別優しかったですよ!」ニコニコ

エレン「別にハーレムなんかじゃねぇよただの荷物持ちだ」

エレン「それにサシャ、お前は飯くれりゃだれでも神様だろ?」

サシャ「そんなことはないですよ、エレンは特別です!」

コニー「なんだなんだ?ミカサってやつがいながらできてんのかお前ら?」ワハハッ

エレン「そんなんじゃねぇよ、それにミカサは関係ないだろ?」

ミーナ「またまたー」クスクス

サシャ「あ!そんなことより……」

サシャ「上官の食料庫「からお肉盗って来ました」

………

その直後、五年ぶりの超大型巨人の襲来により壁のなかに巨人の侵入を許してしまった
それからしばらくして、あの二人の道(運命)は離れ離れとなってしまうのである

………

ワーワー
  ズズン

ミカサ「仕方ないでしょ?」

ミカサ「世界は、残酷なんだから」

エレン「…………」

エレン「…………」

エレン「…………」





エレン「……だよな」ガリッ

本編に続く

後半雑になっちゃいましたが初めてなので何卒お許しを

他のルートも次の休みに書いてみようかと思います

読んでくれた皆さん、ありがとうございました!

よく見たら明後日から2連休だ
ひまだったらまた同じタイトルで立てます
次はサシャルートがいいかな

サシャルート

アニは対人格闘訓練の時、恥ずかしさのあまり買い物に誘うどころか
いつもより強く飛ばしてしまい、ライナーも巻き込んで医務室送りにしてしまった

そのためその後の馬術訓練でも、やはりクリスタとの会話はなかった

そして……

~食堂 夜~

アニ「今日はその……すまなk……」

エレン「急にあんな強く投げ飛ばすなんてびっくりするじゃねぇか、なぁライナー」

ライナー「あ、あぁほんとdグハッ」バキッ

アニ「ふ、ふん」(くそっ、こっちの気も知らないで……)

アニ「お前が弱いのが悪い」フイッ

エレン「へっ、あの時は油断しただけだ、次は負けねぇ」

アニ(誘うなら今しかない……!)

アニ「な、ならどうだい?このあt……」

サシャ「エーエーンッ!ほうひがはふほうへふね!(エーレーンッ!調子が悪そうですね!)」フガフガ

アニ「きたないなとんでるぞ」(チッ、いつも邪魔ばかり……)

エレン「そんなに口に詰め込んでたら何言ってんのかわかんねーよ」

サシャ「~~ッ」ゴクン

サシャ「というわけで!そのパァン!くれますよね?」ズイッ

エレン「なんでそうなるんだよやだよ、あと顔が近い」

サシャ「……」キラキラ

エレン「う、そんな目きらきらさせてもやらねーよ、ライナーにでももらってこいよ」

サシャ「はい!ライナーにはもうもらいました!」

ライナー「」

アニ「さっきのライナーのかよ……」(またタイミング逃しちゃったな)

サシャ「だからエレンも!エレン!」キラキラ

エレン「うぅ……」

エレン「あーもーわかったよ、今日だけだ」

サシャ「ありがとうございます!私エレン大好きです!」

ミカアニ「」ピクッ

エレン「わかったわかった、ほらっとってこい」ポイッ

サシャ「パァン!」ヒュッ

   パクッ

サシャ「がるる……」ハムハム

エレン「ほんとにあいつ食い意地はってんな」

アルミン「ま、まぁいつも食事に感謝しているのはいいことだと思わない?」(あぁ、アニはいいとしてミカサの眼が怖いよ……)

エレン「まぁな」

~男子寮 夜~
ベルトルト「もう何度目だいライナー、アニに気絶させられるのは」

ライナー「さぁな、俺はたまたま近くにいただけだってのに、いてて」

エレン「あぁくそ、サシャのやつ急に俺のパン取っていきやがって」

コニー「あんなもんとられる方がわりぃんだよ」ハハッ

エレン「で、でもよ、女にあんなに近づかれたらこっ恥ずかしくて仕方なく……」

アルミン(え、エレンが女子のことを意識してみている!?)

アルミン「エレン、それはサシャのことを一人の女子として少しは意識しているってことなの?」

エレン「?あたりまえだろ?あいつだって女じゃねーか」

アルミン「じ、じゃあミカサは?ミカサはどうなの?」

ジャン「そ、そうだ、お前、ミカサのことはどう思ってるんだよ」ソワソワ

エレン「なんでそこでミカサが出てくるんだよ、あいつは大切な家族だ、そういうのとはまた違うだろ」

ジャン「よしっよしっ」

ライナー「おめでとう」

ベルトルト「おめでとう」

アルミン「そ、そうだよね、ミカサは家族だもんね……」(あぁこの会話、ミカサに聞かせてみたいなぁ、聞かせても勘違いするだけだろうけど)

今日はもう眠いのでまた明日続き書きます

一応はアニルートで完結させたってことでもう開き直ってまったりゆっくりとと他ルート書いていきます
明日は出先からまた書くかもしれないのでケータイから続き書くことになると思いますが、あしからず

一応サシャ、クリスタ、ミカサ、ライナールートくらいは書こうかと思ってます
かなりまったりとやってきますが、気が向けばお付き合いください

ではまた明日

~翌朝 食堂~
ミカサ「おはよう」

エレン「あぁ」

アルミン「お、おはようミカサ」(お願いだサシャ、来ないでくれ!僕の胃の安寧が……!)

ミカサ「エレン、昨日はよく眠れた?」

エレン「いつも通りだよ、そんなこと聞いてお前は俺の母親か」

ミカサ「違う、エレンは私の大切な家族」

エレン「んなことわかってるよ、馬鹿言ってないでさっさと食っちまえよ」

ダダダッ

アルミン(あぁ、来てしまったんだね……)

サシャ「エレンエレン!今日はパァンくれないんですか!?」ズイッ

エレン「ばっ、だから近いっての!」

ミカサ「」イラッ

サシャ「パァン!パァン!」ジュルリ

エレン「うるせーな、これやるからとってこい」ポーイ

アルミン「あ!僕のパァン!?」ガタッ

サシャ「とうっ!」ガブッ

ライナー「空中でかぶりつきやがった」

エレン「犬かよあいつは」

トテテッ

サシャ「いぬでふか!」モグモグ

サシャ「……」ゴクン

サシャ「だったらほめてください!ほら、ちゃんとパンキャッチしましたよ!」キラキラ

エレン「は、はぁ?何言ってんだお前?」

サシャ「ほらほら、お手とかしてくださいよ!」

アルミン(僕のパンが……それにお手は誉めるんじゃなくてしつけだよサシャ)

エレン「はいはいお手お手」スッ

サシャ「はい!」ペシ

エレン「ほ、ほらもうこれでいいだろ!食器片付けてこいよ」バッ

ミカサ「」イライライライラ

エレン(なんなんだ?このもやもやした気持ちは?)

エレン(後でアルミンに相談すりゃいいか)

~午後 巨人生態講義~
サシャ「エレン!お隣よろしいですか?」

エレン「ん、あぁいいぞ」(なんだ、これ?ちょっとむずむずするというか、嬉しいのか……?)

サシャ「ありがとーございます」ニコッ

エレン「お、おう……」

アルミン(やっぱりそうだ、エレンはまだ完全には理解していないみたあだけどサシャのことをあからさまに意識している)

ミカサ「サシャ、なぜそこにいるの?」

サシャ「特に理由はありませんが、強いて言うならエレンの隣だからですかね?」

ミカサ「どういうこと?」

サシャ「?そのままの意味です」ニコッ

ミカサ「……」イラッ

ミカサ「それはエレンに特別な感j」

アルミン「ま、まあまあ、僕が隣にずれるからミカサはここに座りなよ」

ミカサ「言われなくてもそうする」

アルミン(そ、そうですよねー)

………

キース教官「……であるからして、このような武器はほとんど役に立たんのだ」

サシャ「……」ニコニコ

エレン「……」

サシャ「……」ジィー

エレン「……」

サシャ「……」ニコニコジィー

エレン「……な、なんだよ?」

サシャ「なにがですか?」

エレン「なんでさっきからこっち見てニコニコしてんだよ」

サシャ「そうですねー、エレンのことが気になるからですね!」

ミカサ「……」ジロッ

アルミン(あああミカサが睨んでるよ、めちゃくちゃ睨んでるよ……)

エレン「な!ば、な、なに馬鹿なこと言ってんだよ!」ガタッ

キース教官「……なんの音だ?」ギロッ

ミカサ「サシャが放屁した音です」

サシャ「……!?」

キース教官共感「また貴様か、サシャ・ブラウス。慎みを持ちたまえ」

サシャ「!?!?」

エレン「なっ、おいミカサそれは……」

ミカサ「これでいいの」

~食堂 夜~
アルミン(サシャ、またエレンの隣に座ってるよ……)

アルミン(どうせどけって言われると思ったからライナーの隣に来たはいいけど……)

ライナー「アルミン、どうしたんだ急にこんなとこに来て」

ベルトルト「珍しいね、僕らと食べたいなんて」

ライナー「ジャンやつにまだ協力してるのか?もうミカサはエレンのがんちゅあにないとわかったのに」

アルミン「違うんだ、あそこにいると、胃が張り裂けそうになるんだよ……」

ベルトルト「それは大変だったね」

ライナー「なら俺達が、癒してやるよ\\\」

アルミン「え?」

ベルトルト「大丈夫、心配しないで。悪いようにはしないからさ\\\」

アルミン「お、お願いします\\\」

その日からアルミンはエレン達と食事をとることが減り夜もライナー達とよくいるようだった

サシャ「エレン、これおいしいですね!」

エレン「……そうか?いつもの肉無しシチューじゃねぇか」

サシャ「そんなこと言ってたら、ご飯の神様がお怒りになっちゃいますよー!」ヒー

エレン「なんだそれ」ハハハ

エレン(な、なかなか言い出せねぇな……)

ミカサ「エレン、そんな芋女と話していないで早く食べましょう」

サシャ「ミカサ、今日はなんだかひどいです」ウルウル

アルミン「あっ…だめだよライナー……」

ライナー「あぁ、また修羅場になりそうだな」サワサワ

ベルトルト(ライナー、時と場所を選ぼうよ……)

エレン「そ、そうだぞミカサ!講義の時もサシャのせいにして!」

サシャ「あ、あれはもう慣れましたけどね……」

エレン「いや、俺がでかい音立てたのにお前のせいにしちまって……」

エレン「悪かったな」

サシャ「……エレン」パァ

サシャ「……あ、あの、じゃあその、お詫びってことで、おかわりしてください!」

エレン「お、おかわり?飯ならもう」

サシャ「さぁ!左手を出してください!」

ミカサ「エレン、そんなことしなくていい」

エレン「あぁそっちか、ほら」スッ

サシャ「ふふっ」ペシ

ミカサ「エレン、どうしてそんなことするの?」

エレン「サシャも言ってたろ、お詫びだよ」

ミカサ「じ、じゃあ私も……」

サシャ「はい!いいですよ!」ペシ

ミカサ「ちが、私はサシャじゃなくてエレンにやってもらいたいの」

エレン「なんでだよ、それじゃおかしいだろ」

エレン「ほら、そろそろ寮に戻らねぇと」

ミカサ「……」

サシャ「~♪」

~男子寮 夜~
エレン(あぁ、なんかサシャには悪いことしちまったよな)

エレン(ミカサもミカサだ、なんであんなに他の女と俺がいるのをを嫌がるんだ?)

エレン「そうだ、アルミンちょっといいか?」

アルミン「どうしたの?まさかサシャのこと?」

エレン「よくわかったな、ちょっと聞きたいことがあるんだ」

エレン「実はさ、飯の時とか講義の時にサシャが隣に座ってくるとなんかこう、もやもやするんだ」

アルミン(それはもう恋だよエレン)

エレン「でよ、なんともいえない気持ちになってそわそわして胸がこう……熱くなるんだ」

アルミン「エレン、ようやく君も恋をしたんだね」

エレン「こ、これが恋なのか?俺はサシャに……?」

アルミン「僕は君の初恋を、応援するよ。でもね?ミカサのことはどうするの?」

エレン「なんでここでミカサが出てくんだよ、前も言ったがあいつは家族だ。そういうのとは違う」

ジャンは渾身のガッツポーズをしていた

エレン「そうだ、ミカサのことでも聞きたいことがあるんだ」

アルミン「なんだい?」(ここまでくればミカサの気持ちにも気づいていて、その対処がわからないんだね。君の心は丸見えだよ、エレン)

エレン「あいつなんで俺が他の女と話したりするのあんなに嫌がるんだ?」

アルミン「」

アルミン「……」(どっ、どういうことだ!?エレンは恋愛感情に目覚めた!なのにミカサのアピールには気づかないまま!)

アルミン「ひとついいかい、エレン?」

アルミン「君はもしサシャが他の男子、例えばコニーなんかと話していたらこう、やきもきしないかい?」

エレン「?そんなことないな、馬鹿やっててその、なんだ、かわいいとか?思うことは、あるけどよ」

アルミン「そ、そっか」(そうか、エレンはやきもちを妬いたりするんではなく、その人の全てを甘んじて受け入れ愛するタイプなんだ!)

アルミン(ミカサとはある意味正反対のタイプだね……)

エレン「で、なんでミカサは嫌がるんだ?」

アルミン「さ、さぁなんでだろうね」(僕はもう胃が持たないよエレン……)

………

ライナー「アルミン、こっちこいよ」ツカレテンダロ?

アルミン「う、うん\\\」

ベルトルト「照れているんだね」ハハハ

~女子寮 同刻~
ミカサ「サシャ、どうして最近エレンに近づくの?」

サシャ「それは……なぜでしょう?」キョトン

アニ「は?」

ユミル「だははっ!こいつ鈍感なのか天然なのか、恋ってもんがわかってねぇんだよ!」

サシャ「恋ってなんですか?もしかして食べ物!おいしいんですか!?」

ユミル(ほんとに知らねぇのかよこいつ)

クリスタ「恋っていうのはね、その人のことばっかり考えちゃったり、一緒にいてドキドキすることよ」

ユミル「で!お互いにそう思い合ってるやつらを恋人同士ってんだ!私とクリスタみたいにな!」ダキッ

クリスタ「ゆ、ユミル、苦しいよぅ」

ミカサ「とにかく、エレンにはちかづかないで」

………

サシャ「恋ですか……」

眠いので少し寝ますね

今夜のアニメ見ながら更新しますね

ちなみにサシャ>アニ=クリスタ>その他=ライナーだと信じています

よく考えたらアニメ見ながら書けないですね
見終わったら少し書いて寝ますね

~翌朝 食堂~
サシャ「エレン、お隣いいですか?」

エレン「あ、あぁ」

………

アルミン(ミカサ、今日は文句言ってないな、どうしてだろう)

アルミン(僕が先に席を空けてあげていたから?それはない)

ライナー「昨日はよかったな、アルミン」

ベルトルト「まさかあんなものを隠し持っていたとはね」

アルミン(…!そうか、2人に会話らしい会話がないからだ!)

ライナー「黙りとは」

ベルトルト「あぁ、かわいいね」

………

エレン「……」(くそっ、なにか話さねーと)

サシャ「……」(なんだか変に意識してると話しかけにくいです……)

エレン「……」(なにか、何か話題はないのか!?アルミン!アルミン!あれ?)

サシャ「……」(うーん、これは恋なんですか?)

エレン「……」(アルミン……あ、ライナーのとこか。最近仲良いな、俺らとばっかだったし良い傾向だな)ウンウン

サシャ「!」(エレンが意味ありげにうなずいてます!私の心を読み取って、答えをくれてるんですね!)

サシャ「エレン!」

エレン「な、なんだ急に?」

サシャ「これは恋なんですか!?」

ミカサ「!?」

エレン「は、はぁ!?さ、サシャお前何言ってんだ」アセアセ

サシャ「私はエレンといるとなんだか胸がドキドキします」ズイッ

アニ「は?」

サシャ「そ、それに!ご飯食べてるときも、頭の中に芋と肉とパンとエレンがいるんです!」ズズイッ

ユミル「ほぼ食いもんじゃねぇか」

クリスタ「ユミル!しーっ!」

エレン「わ、わかった!わかったから!近い!近いぞサシャ!」

サシャ「エレン、答えてください!これは恋なんですか!?」ズズズイーット

エレン「だっ!ちかっ!」

ドサッ

サシャがぐいぐい行き過ぎて、エレンを押し倒す形に倒れ込んでしまった

コニー「朝からお熱いなー」ネムネム

ライナー「俺達も負けてられないな」

アルミン「う、うん\\\」(エレン、僕の助けはもういらないみたいだね、本当にうれしいよ。だから僕も……)

ジャン「アルミン……」(こいつも変わったよな)

今PCから見て気がついたんですが、アルミンとかのスラッシュがケータイの機種依存文字になってたみたいです
なんじゃこりゃと思った人、すみません
正しくは/// って表記されてたと思ってください

ではまた少し書いてきますね

エレン「さ、サシャ、早くどいてくれよ」(おいおいどうなってんだこれ?)

サシャ「答えてくれるまでどきませんよ」

ミカサ「サシャ、早くそこをどいて。エレンも嫌がってる」

アルミン(どけとは言ってるけど絶対嫌がってないよエレン)

サシャ「ミカサは黙っててください、私とエレンの問題です」

ミカサ「どいてって言っているの、はやk」グイッ

アニ「よしなよ、エレンがすぐに答えればいいだけなんだから」ガバッ

アニ(この機会にエレンがサシャをどう思ってるか……)

ミカサ「んー!んー!」ジタバタ

サシャ「アニ、ありがとうございます。エレン、さぁ!」

エレン「お、俺にはそんなのわかんねーよ……」

エレン「でもよ!俺もお前が隣に座ったりした時少し、少しだけ、嬉しくなる……」

アニミカサ「!」

サシャ「……そうですか!」

そう言ってサシャはエレンを起こして満面の笑顔で

サシャ「なら次の休みに二人で確かめましょう!」

エレン「ど、どういうことだ?」

サシャ「デートです!デートをしましょう」

ユミル「春だな」

クリスタ「そうだねー」

エレン「……」

サシャ「も、、もしかして嫌ですか?」ショボン

エレン「よし!行くか!」

サシャ「はい!ありがとうございます!」

ミカサ「二人なんてダメ、私もついていく」

エレン「おいおいミカサ、デートは普通二人で行くもんだろ?ミカサがいちゃ意味ないだろ」

ミカサ「で、でもエレンは私といないと!」

アニ「それくらいにしときなよミカサ、みっともないよ」

………

コニー「しかしアニが仲裁に入るなんて珍しいよなー」

ユミル「察しろよぼけ!」ゲシッ

コニー「痛っ!ちょ痛いって!」

クリスタ「コニー、少しの間静かにしててね」ニコッ

コニー「な、なんなんだ?いてて」

………

ミカサ「でも!」

アニ「いいじゃないか、そのデートでこれが恋かどうかはっきりするんだから」(もう、わかりきってるけどね)

エレン「そうだ、それで恋じゃないってわかればお前だってスッキリするだろ?」

ミカサ「わ、わるかった。私は冷静じゃなかった」

………

ライナー「これは面白くなってきたな」

アルミン「そうだね、まさかエレンがあそこまでまともにミカサを断るなんて驚いたよ」

ベルトルト「サシャのストレートな物言いにもびっくりしたけどね」

………

アルミン(もう助けは要らないかと思ったけど心配だな、特にミカサだ。当日は後をつけてみよう)

アニ(あぁは言ったけど、もしかしたらまだ可能性があるかもしれないそう思いたい、様子くらい見に行ってもいいかな)

ミカサ(エレン、その芋女はこの休日であなたを誘惑するつもり。だから私がなんとしても守る、心配しないでねエレン)

~デート当日 男子寮~

サシャ「エーレーンっ、まーだでーすかー?」

コニー(芋女の私服姿!)

ジャン(これはこれで……)

ライナー(ありだな!)

ベルトルトの(ライナーの様子がおかしい)

エレン「ちょっとくらい待てよ、てかわざわざ男子寮まで来なくたっていいだろ」

エレン(そんなに楽しみにしてくれてたのか、ちょっと嬉しいな)

………

エレン「ほらよ、ま、待たせたな」(サシャの私服姿!なんでだ、すごい緊張するぞ)

サシャ「待たせすぎですよー」

サシャ「あ」

エレン「どうした?」

サシャ「なんだか今日のエレンはいつもよりかっこよく見えますね!」

エレン「そうか、ありがとな」

エレン「サシャもいつもよりは可愛いんじゃないか?」

サシャ「!あ、ありがとうございます///」

サシャ(あ、あれ?なんだか急に恥ずかしくなってきましたよーーー)

サシャ「」ブンブン

エレン「うわっ急に頭振り出してどうしたんだよ」

サシャ「い、いえ!恥ずかしくてつい!」

エレン「なんだよそれ」(あ、俺恋してるわ)

………


~監視班~
ユミル「おいおいあんだけ盛り上がってるけどここまだ訓練所だぞ」

ベルトルト「それも男子寮の近くだしね」

クリスタ「な、なんか見てるこっちまで恥ずかしくなってくるね///」

ユミル「やっぱり私のクリスタ!可愛いなぁ!」ギューッ

ライナー「というかなぜお前らまでいるんだ?」

アニ「別に、あんたたちこそ」

ミカサ「エレンをあの芋女から守らないと」フーッフーッ

アルミン「み、ミカサ落ち着くんだ、(二人の愛との)戦いはまだ始まったばかりだよ」(ミカサ、残念ながら今回は君に勝ち目はないよ……)

………

サシャ「エレン!」

エレン「ん?おわっ」ドサッ

サシャ「肩車で中央まで連れて行ってください!」

エレン「お、おいあ当たってる!後頭部に当たってる!」

サシャ「?何がですか?」

エレン「な、なんでもない、しゃーない、しっかりつかまっとけよ!」ダッ

サシャ「おー!走るの早いですねー」ウキウキ

サシャ「上からの眺めは爽快ですよ!」

エレン「下は重く苦しいぞ」

サシャ「わ、私そんなに重いですか?」ガーン

エレン「いやっ今のはその、言葉のあやだ!」

サシャ「なんですかそれはー」ブー

エレン「なんでもないってことだよ!」

………


サシャ「やっとつきましたね!」

エレン「はぁ、やっとついたな、はぁ」

サシャ「あ!エレンエレン!あれ美味しそうですよ!」タタタッ

エレン「お、おいちょっと待てよ」ゼェゼェ

エレン「おじさん、これふたつ」

サシャ「いえみっつです!」

エレン「」

おじさん「はいよ、おふたりさんお似合いだからもひとつおまけしといてやるよ」

サシャ「わー!やりましたね!」ニコッ

エレン「おう、俺達お似合いだってよ」

サシャ「ふぇっ!そ、そうですね!」

エレン「自分からぐいぐいきてたくせにこういうこといわれると恥ずかしいのか?」

サシャ「え、エレン!いじわるはやめてください!」カァァ

………

ミカサ「アルミン!ライナー!離してっ!あの芋女を早くどけないと!」

アルミン「だめだよミカサ!今日はおとなしく見守るんだ!」

ライナー「あいつの気持ちも考えてやれ!」

アニ「……」

ユミル「なぁクリスタ」

クリスタ「どうしたの?」

ユミル「可愛いな」

クリスタ「急に真剣な顔で何言ってるの!?や、やめてよ恥ずかしいよ///」

ユミル(たまにこうして真剣に言ってみるとかなり恥ずかしがる可愛い結婚しよ)

アニ「私は帰る」

ベルトルト「あっ待ってよアニ!」

アニ「何?」

ベルトルト「アニ、君のことが!」

アニ「ごめん無理、じゃあね」

ベルトルト「」

ライナー「ど、どういうことだベルトルト!」

アルミン「あ!ライナーミカサを離さないで!」

ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン!」グググ

ライナー「おい!どういうことだよ!答えろよ!」

ベルトルト「」

アルミン「あっ!ミカサが!」

ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン」ダッ

ユミル「クリスタ、好きだぜ」

クリスタ「///」




アルミン「もうだめだ……」

………

アニ(やっぱりそうだよな、私なんかが幸せに両思いなんてありえないんだよ)

アニ「でも……」

アニ(少しは期待してたんだけどね……)

アニ「……」

アニ「……あぁ…やっぱり…好きだったよ……エレン……」

………

サシャ「おいひいれふね!」ハムハム

エレン「おいおいそんな食ってると太るぞ」

サシャ「む、レディにむかって失礼ですね」

エレン「でもお前、そんだけ食ってるくせにスタイルいいよな」

サシャ「な!なななななー!」カァァ

サシャ「い、いきなり何言ってんねんもう!」

エレン「え」

サシャ「あ……」(やってしまったぁぁああ!)

サシャ「その、えっとですね……」

エレン「そういうサシャもいいな」

サシャ「わーわーわー!なななないいっちゃってるんですかエレン!///」

エレン「あれ、もうおしまいか?」

サシャ「おしまいですっ!」

エレン「つまんねーn」

サシャ「もっと!」

エレン「?」

サシャ「あの、えと、もっと仲良うなったら、また話したるわ……」カァァ

エレン「そうか!」

エレン「じゃあ楽しみにしとくぞ」

ユミル「うっわぁ、見せつけてくれるじゃないの」

クリスタ「でもなんか、いいよねああいうの!」

ベルトルト「あぁ、だめだな僕、こういうのやっぱり性に合わないや……」

ライナー「おいベルトルト、少し落ちつkぐはっ」

ミカサ「エレンエレンエレン……」ダッ

アルミン「ミカサ!待って!ミカサァア!!」

ユミル「おいなんか飛んでったぞ」ハッハッハ

クリスタ「すごい速さだったね」アハハ

アルミン「だめだこいつら自分の世界に入り込んでる!」

アルミン「かといってここから僕だけでミカサを止めれるか?いや無理だ、なんとかしな……!」

………

サシャ「これもおいしいですね!」

エレン「なんでもそう言うじゃねぇかお前」

サシャ「きっとエレンとだからですね」

エレン「なに恥ずかしいことさらっと言ってんだよ」

サシャ「あららー?さっきなにやらいじわるをしていたのは誰ですかねー?」

エレン「さぁな」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!

エレン「ん?あれは……ミカサ!?」

サシャ「え?」(こ、このままだとまたエレンが離れちゃう!こうなったら!)

サシャ「エレン手を!」グイッ

エレン「お!?おう!」ギュッ

サシャ「もっとはよ走らんかい!」

エレン「お、おおう!!」ダッ

ミカサ「エレン!どうして逃げるの!」

ミカサ「その芋女ね!その芋女に薬でも盛られておかしくなったのね!」ドドドドド

エレン「まずい!このままじゃ追いつかれる!」

サシャ「日頃走ってた甲斐があります!」

………

ユミル「まずいな」

クリスタ「まずいね」

ライナー「くそっどうなってんだ!」

ジャン「おい聞いてくれよ!」

アルミン「ジャン!?一体どこから湧いたの!?」

ジャン「湧いたとか言うなよ!そんなことよりもさっきむこうで超大がtうっ」

ライナー「たまには俺だって暴力を振るうさ」

アルミン「超大型?いやそんなことよりミカサだよ!」

ライナー「おいアルミン、あれ!」

アルミン「あの人影は!」

………

次の瞬間、猛進するミカサが宙で一回転したのが見えた。
ユミルやクリスタたちは、あの二人の愛の逃避行に夢中で何が起こったかわからなかったようだが。
アルミン、ライナーにははっきりと分かった、彼女がミカサの腕と肩をつかみ足をはらったのだ。

ドサッ

ミカサ「!?」

「そのへんにしときなよ、あいつのためにも、あんたのためにもさ」

………

アルライ「アニ!」

ユミル「わーお」

クリスタ「白馬の王子様みたい!」

………

エレン「はあっはあっなんとかまいたみたいだな」

サシャ「そうみたいですね」

二人の手は強く握られたまま、皮肉なことにミカサの行動のお陰で二人の繋がりはさらに強くなってしまった。

エレサシャ「あっ」パッ

エレン「し、しかしお前ぜんぜん余裕だな」

サシャ「エレンが体力無さすぎるだけじゃないですか?ふふっ」

エレン「俺じゃ頼りないってか?このやろっ」ガッ

サシャ「ちょ、やめてくださいよ!ギブですギブギブ!」

………

ミカサ「アニ、どういうつもり」ギロッ

アニ「どうもこうも、そりゃこっちのセリフだよ」

アニ「みてれば解るだろ?私たちは負けたんだよ、そしてサシャが勝った」

ミカサ「それは違う」

アニ「違わないさ」

ミカサ「違う!エレンは私のことを一番に想っている!」

アニ「違うのはあんたのその考えだよ!」

ミカサ「!?」

アニ「あいつは!エレンは!サシャが好きなんだよ!それでサシャのやつも同じさ!」

アニ「これくらい簡単なことなんでわからないんだよ!」

アニ「ほんとにあいつのこと思ってるんならさ、あいつの気持ちも、考えてやれよ……」

………

アルミン「アニ……」

ユミル「あいつ……」

クリスタ「やっぱりアニは優しいね」

ライナー「少し優しすぎるかもしれないがな」

………

エレン「サシャ、ちょっとついてこい」グイッ

サシャ「わっは、はい」

サシャ(エレンの手、大きいな……)

サシャ「……」///

サシャ(もう少し、このままがいいな)

………

すっかり夜だよ教官、門限とか野暮なこと言わないでよね

エレン「よし、ついたぞ」

サシャ「えーとここは」

エレン「壁の上だな」

サシャ「えー……」

サシャ「もうちょっといいとこなかったんですかぁ?」

エレン「いや、ここが最高の場所だ」

サシャ「説明とパァンを要求します」

エレン「さり気なくパンねだるな、あと少しだと思うから待ってろ」

サシャ(手、握りっぱなしだなぁ)

サシャ(これが……)

サシャ「恋なんですね」ボソ

エレン「……」

サシャがエレンに聞こえるか聞こえないかくらいの声でつぶやいてすぐ、空に綺麗なパァンが現れた

パァンといっても、なにも本物のパァンが空に現れたわけではない。
ただなんとなく、それっぽ~いかたちをした星座……らしきものだ。
その時のサシャにはそれはそれは綺麗なパァンに見えたという

サシャ「エレン!パァン!パァンがありますよ!!」

エレン「とっておきはこれからだ」

サシャ「ま、まさか!肉ですね!肉が現れるんですね!」

サシャ「でもあんなとこにあったら食べられませんよ……」

エレン「とっておきがあるっつってんだろ」

エレン(めっちゃはしゃいでるな、連れてきてよかったな……)

エレン(でもアニはなんでこんなこと教えてくれたんだろ?)

………

~ミカサをまいたちょっと後~
サシャはいない、なぜなら猫に芋を足られて走り回っているからDA
 
アニ「エレン、もし…さ、女の子のこと喜ばせたくなったときはここにこの時間連れてくといいよ」

エレン「?じゃあアニと行こうぜ、いつも特訓付き合ってもらってるしな」

アニ「いや、だめなんだ、私は……ダメなんだ……」

アニ「だから、他の女の子誘いなよ」

エレン「他の女?」

エレン「?わかんねぇけど、ありがとな!」

………

アルミン「ここまで普通の思春期男子レベルの思考回路はあったのになぜここでそこまで鈍感なんだ!エレン!!」

サシャ「エーレーンー、とっておきはまだですかー?」

エレン「もうすぐだ、お、ほら」

そう言って空を見上げると、巨人達がいるだなんてこと忘れさせるほど美しい、流星群が流れていた。

サシャ「わ……」

エレン「な?とっておきはすげぇだろ?」

エレン「サシャ?」

サシャ「……」ボーッ

エレン「……」

しばらく二人は、満天の星空とそこに時折流れる流星を見ていた

エレン「サシャ!」

サシャ「は、はい!」ビクッ

エレン「俺は、やっとこの気持に気づいた」

サシャ「えあ、えとそ、そそそれはそのつまり……」

エレン「俺はお前が好きだ」

サシャ「わ、わわわわわわ」カァァ

サシャ「わ、私も、エレンが好き…やゎ…」

エレン「んー?なんだって?」

サシャ「もう!エレンのいじわる!!」

サシャ「私も!エレンが大好きやから!」

サシャ「あぁもう、やっぱり慣れませんね///」

エレン「俺はどっちのサシャも好きだ、お前の全部を受け入れてやる」

サシャ「エレン……ならばパァンをください」

エレン「え?やだよ」


サシャルート終わろう

サシャの方言がよくわからなかったのでそれっぽい関西弁ぽくしましたがなんか釈然としません……

サシャは一番好きなキャラだったので最後間延びしちゃいましたが、
サシャの次に好きなアニも少しは活躍させられたので満足です

次は順当にクリスタ→ユミルときて、ミーナといきましょうかね

ペトラさんは……上野がほんとうに描き上げられたらかんがえます……

ではおそくなってしまいましたが、おやすみなさいです
明日もこれくらいの時間に少しかくと思いますので、見てくれた方、ありがとうございました

クリスタルート

これまでのおはなし

ジャン「~ってなわけで頼むアルミン!」

アルミン「がってんしょうち!」

ライベル「天使守らないと!」

アルミン「~ってなわけなんだエレン!」

エレン「他の女?」

ミカサ「いらいら」

ライナー「ぎゃあ!」

………

~対人格闘訓練~

アニ「あんたほんとにこりないよね」

エレン「でも前よりはましになっただろ」

アニ「少しだけな」

キース教官「ちゅうもぉぉぉおおおおく!!!」

エレン「ついにこの時間が来たか!」

アニ「あぁ、そういえば今日だったか」

キース教官「これから約一時間後、対人格闘術の試験を開始する!」

キース教官「客員指定された者とペアを組んでやってもらう!」

キース教官「組み合わせは訓練場横の掲示板に貼りだしてあるので、時間までに見ておくように!」

ざわざわ
   どよどよ

組み合わせ

ミカサ、ジャン

ライナー、マルコ

ベルトルト、コニー

アニ、サシャ

エレン、クリスタ

ユミル「教官教官」チョイチョイ

キース教官「貴様、上官に向かってその口の聞き方はなんだ?」

ユミル「はいよ、どうでもいいけどマルコのやつ、さっきトーマスにふっとばされてのびてるぜ?」

キース教官「なに?彼は今どこにいる」

ユミル「トーマスの野郎と一緒に医務室に行きましたよ」

キース教官「してそれがどうした?なにかお前に心配事があるかね?」

ユミル「実はさ、私のペアのトーマスの野郎が医務室にいっちまったんで、代わりに私がクリスタと組むってのはどうです?」ニヤリ

キース教官「そうか、ならば貴様は……うむ、ライナー・ブラウンと組め」

ユミル「はぁぁああ!?おかしいだろ!なんで私がクリスタとペアじゃないんだよ!?」

ワーワー

  オイウルセーヨシケンハジマルゾ

ライナー「で、結局オレとペアを組むことになったわけか」

ユミル「くそっ、今の私はちょっと機嫌が悪いぜ?」

………

ジャン「やった!やったぞ!」

ジャン「いやしかし待てよ?ミカサと組む場合いいところを見せるにはどうするべきなんだ?」

ジャン「男らしく全力をかけるところを見せるのか、わざと負けて優しさを出してみるか?」

ジャン「うーむ……」

アルミン(ジャン、君はなにか間違ってるよ、ミカサはそんなに弱くはないんだ……)

………

キース教官「よし、次!それぞれ名を名乗れ!」

アニ「アニ・レオンハート訓練兵です」

サシャ「はふぁぶあうふうんへんへいへふ!」モガモガ

キース教官「……!」

サシャ「あつつ、はふはふもぐもぐ」

アニ「……はぁ」

キース教官「貴様、何をしている?」

サシャ「はふはふ」ゴクン

サシャ「……」スッ

キース教官「貴様だぁ!」

サシャ「!?」

キース教官「それはなんだ」

サシャ「孵化した芋です!」

キース教官「貴さm(ry」



アニ「やれやれだよまったく」

………

キース教官「次!」

ライナー「ライナー・ブラウンです!」

ユミル「ユミルだ」

今日は眠いのでこのへんで

蒸かした芋でした……
誤字おおくてすみません

ではちまちま書いてきます

キース教官「始めっ!」

ユミル「本気でいかせてもらうよ」

ライナー「望むところだ」




エレン「うわっ!なんでライナーが飛んでくるんだよ!?」

………

キース教官「次!」

ミカサ「ミカサ・アッカーマンです」

ジャン「ジャン・キルシュタインであります!」

キース教官「始めろ!」



ジャン「あれ、俺はたしか……」

コニー「ミカサにぶっ飛ばされて気絶してただろ」ゲラゲラ

ジャン「なんてこった……」(せっかくのチャンスが何も考える暇すらなかったなんて……)

………

キース教官「次!これで最後のペアだな」

エレン「エレン・イェーガーです!」

クリスタ「く、クリスタ・レンズです」

キース教官「はじめいっ!」

エレン「お手柔らかにな!」ジリ

クリスタ「はいっ!え!?こ、こちらこそ!」ジリリ

クリスタ「はっ!」ガッ

エレン「なんの!」(かるっ!これ本気でやったら危ないよなぁ)

クリスタ「くっ、そこ!」ビュッ

エレン「……」サッ (でもちゃんとやらないと点数が!)

クリスタ「えい!」(どうしよう全然当たらないよ!ぜったい弄んでるよエレン!)

エレン(よし、さっさとすませてやるか)ガッ

クリスタ「わっ!」クルン

ドサッ

キース教官「そこまで!」

クリスタ「いてて……」

エレン「ほら」スッ

クリスタ「あ、ありがと」ギュッ

エレン「悪いな、大丈夫か?」

クリスタ「うん、だいじょうb」

ユミル「おいエレンてめーこのやろう!私のクリスタを投げ飛ばすなんてなんてことしやがんだ!しかも今手握ったろ!」

エレン「おいおいなんだよいきなり」

エレン「それに、手加減はちゃんとした……はずだ?」

クリスタ「なんで疑問形!?」ガーン

ユミル「やっぱり本気でやりやがったな!」

クリスタ「も、もういいよユミル、試験なんだから仕方ないよ」

ユミル「ちっ、クリスタが言うなら仕方ないな……結婚しようぜクリスタ」

クリスタ「ほらっ次の訓練あるんだから冗談言ってないでいくよユミル!」グイグイ

クリスタ「な、なんかごめんねエレン。私はぜんぜん大丈夫だから!」バイバイ

エレン「おう、じゃあな」

エレクリ「あれ?」




エレン「そういえば……」




クリスタ(まともに会話したの初めて……?)グイグイ

ユミル「~でよ!~だろ?」ダッハッハ

クリスタ「ふふっそうなの?」

すみません今日は忙しくて書けそうにないです
明日は書きますので
できればクリスタルート終わらせたいと思ってます

~女子寮 夜~
クリスタ「エレンの手、思ってたより大きくて、がっしりしてたなぁ」ボソ

ユミル「ん?おいなんか言ったか?」

クリスタ「な、なんでもないよ!」アタフタ

ユミル「おいおいなんだよ言えよ」グリグリ

クリスタ「いたっ!いたたたた!痛いよユミル!」

ユミル「やめてほしかったらなに言ってたのか言えよ」(やばい痛がるクリスタもかわいい)

クリスタ「何も言ってない!何も言ってないから!」

ミカサ「嘘、さっきエレンの名前を言っていた」

ユミル「おわっ!お前急にでてくんじゃねぇよ」

ユミル「……ってクリスタお前エレンのこと言ってたのか!?なにかされたのか!くそっ、あのやろうぶちのめしてやる!」

ミカサ「それは私がさせない」

クリスタ「違うよユミル!なにもされてないってば!」

ユミル「きっとクリスタは口止めされてんだな!よしわかったぶちのめしてくる!」ダッ

ミカサ「させない」バッ

クリスタ「わかった!わかったから言うからやめてよ二人とも!」

ユミル「最初からそう言やいいのによ」ニヤニヤ

ミカサ「エレンがどうかしたの?」

クリスタ「き、今日のね、格闘訓練の時私倒されちゃったんだけどエレンが手を貸してくれたの」

クリスタ「そのときのエレンの手の感触がちょっと…わ、忘れられない……みたいな?え、えへへえへへへへ」カァァ

ユミル「やっぱりちょっとぶっ飛ばしてくるわ」

ミカサ「ユミル、させはしないと言った」

ミカサ「それとクリスタ」

クリスタ「な、なにかな?」

ミカサ「……いや、なんでもない」

サシャ(これはこれは、面白いことになってますね、アルミンやコニーに言ってみますか)


アニ「……」

~男子寮 同刻~
ジャン「しっかし今日の試験、いまいち意味がわかんねーよな」

アルミン「なんでなの?」

ジャン「だってよ、普通対人格闘訓練でも負傷した訓練兵を運ぶのは組んでた相方だろ?」

ライナー「まぁ、そうだな」

ジャン「それがだぜ?俺が医務室で目覚めるとミカサじゃなくて坊主頭の馬鹿がいるだけ、おかしくねぇか?」

コニー「馬鹿とはなんだ馬鹿とは」

アルミン「ま、まぁミカサはあの後エレンの試験見るため必死だったからね」

ジャン「くそっ、またあいつかよ…」

コニー「おいおい無視なんて無いだろ」

ライナー「そういやエレン、お前誰とだったんだ?」

コニー「まぁいいさ、どうせ俺は馬鹿だよ……」

ライナー「コニーちょっと黙れ、エレン?おーい」

コニー「」

エレン「……」ボー

エレン「……」ニギニギ

エレン「……」ジー

アルミン「どうしたのエレン、手ばっかり見て」トントン

エレン「え?あぁすまん、なんだ?」

ライナー「お前は誰と組んでたんだよ、試験」

ベルトルト「やっぱりいつも一緒にやってるアニ?」

エレン「いや、クリスタとだったよ」

ライナー「なに!?お前はあの天使を蹴倒したのか!?」

エレン「ま、まぁ試験だしな。軽くやったから大丈夫だったろ」

ベルトルト「ひどいよエレン、あんな女神を蹴倒すなんて……」

アルミン「ほんとだよ」(あれ?)

エレン「でもよ、そのあと起こすために握ったクリスタの手がこう、柔らかくて、なんか、いい感じだったんだよな」

アルミン(あれ、胃が危ない気がする)

ライナー「は!?手握ったのかよ!」

エレン「あぁ」

ベルトルト「ひどいよエレン、君ばっかり良い思いしてさ……」

エレン「んなこと言われてもな」

エレン「あ、そうだ」

アルミン(はっはっは、既に嫌な予感しかしないよ)ニコニコ

エレン「組み合ったとき思ったんだけどさ、あいつの髪ってサラサラでいい匂いするんだよな」

ライナー「くそ!うらやましいなこのやろう!」

ベルトルト「ひどいよ、ひどいよエレン……」

アルミン(はっはっは、はっはっは、絶対夕飯の後ミカサ来るんだろうな)ニコニコツー

コニー「おいアルミン、鼻血出しながら笑ってるぞ大丈夫か?」

アルミン「コニー、君はいいよね、馬鹿だから」ニコニコツー

コニー「」

エレン「それにあいつとまともに話したの初めてだったし、仲良くしてぇよな」

アルミン「そ、そうだね」ゴシゴシ

アルミン(僕の苦労も知らないで……はぁ……)

~食堂 夕飯~
クリスタ「ユミル、今日はあっちで食べるね」

ユミル「なら私も」

クリスタ「ごめんねユミル、今日は別々で食べよ?」

ユミル「」(かわいすぎるだろこの生き物)

クリスタ「エレン、隣、いいかな?」

エレン「おう、いいぞ」

ミカサ「ダメ、エレンの隣は私が座る」

エレン「左は空いてんだからいいじゃねぇか、なぁアルミン?」

ミカサ「……」ギロッ

アルミン「い、いやその、ぼ、僕向こうで食べるからクリスタは正面に座ればどうかな?そのほうが話しやすいと思うんだけど……」チラッ

ミカサ「……」ゴゴゴゴゴ

アルミン(もうやだ……)

クリスタ「それもそうだね!そうする!」ニコッ

アルミン(あぁ、女神)

エレン「ミカサもわがままだなー」

クリスタ「仕方ないよ、二人はいつも仲良しだしね!」

クリスタ「ところでエレン、エレンは格闘訓練とか~」

エレン「ああそれなら~」

ハハハ
ソウナノカ
エーウソー
フフ

ミカサ「……」ギリリ

アルミン(まずいよこれは……)

~食後 食堂裏~


ミカサ「アルミン」

アルミン「わかってる、わかってるよ……」

ミカサ「よかった、あの雌豹をどけて」

アルミン(はいきましたー)

アルミン「どけるってのは、具体的にどういう?」

ミカサ「あの雌豹が二度とエレンに近づけないようn」

アルミン「わ、わかったよ!一緒にご飯を食べさせなければいいんだね!じゃあ僕もう行くね!」

ガシッ

ミカサ「アルミン?」ニコッ

アルミン「ひゃい……」ガクブル

~男子寮 就寝前~
アルミン(どうする?どうするのが正解なんだ?)

アルミン(ミカサに従って二人を離ればなれにさせる作戦なんて……ざっと6こ位しか思いつかないしどれもできて70%程度……)

アルミン(でもそれをがんばれば少なくとも血は流れない)

アルミン(ライナーたちのね)

アルミン(でも下手すると僕もヤられるよな)

アルミン(エレンをおうえんしてあげたあところだけどそんなことすると血の海ができあがりそうだし……)

アルミン(そうだ!)

アルミン「エレン!」

エレン「どうしたアルミン?」

アルミン「エレン、ミカサのことはどう思う?」

エレン「何度目だよその質問、家族だよ、大切な」

アルミン「ミカサのことは好き?」

エレン「?あたりまえj」

アルミン「それは恋愛感情?」

エレン「いや違うだろ、それはない」

アルミン「それを、ミカサに伝えてあげてほしいんだ」

エレン「こんなことあいつもわかってるだろ、わざわざゆわなくたっt」

アルミン「二人のためなんだ、大事な親友たちには傷ついてほしくない」

エレン「あ、あぁそこまで言うなら……」



ジャン「よしっ!よぉおし!」

~翌日 朝食前の食堂裏~
ミカサ「エレン、こんなところに呼び出してまさか…」キラキラ

エレン「ああ、そうなんだ俺の気持ち、伝えに来た」




今日クリスタルート終わらせたいと思ってたんですけど眠いので明日終わらせますね

明日は昼の2時頃から書き始めますので、見てくださってるみなさん、ありがとうございます

ミカサ「エレン……」

エレン「ミカサ、俺はお前のことを……」

エレン「やっぱり家族だと思ってる」

ミカサ「……」

エレン「ミカサのことは好きだし大切に思ってる、すごく…すごくだ」

エレン「でも恋愛感情とは違うんだ」

ミカサ「……」

エレン「俺は……俺はs」

ミカサ「サシャのことが好きなんでしょ」

エレン「ミカサ!お前知ってたのか!?」

ミカサ「これまでずっとそばで見てきた、気がつくに決まってる」

ミカサ「私はエレンが好き、それは変わらない、変えられない」

ミカサ「…だから…!」

エレン「ごめんミカサ、たぶん俺は、その気持ちに答えてやることはずっとない……」

ミカサ「……!」ジワ

タタタッ

エレン「ミカサ……」


その日ミカサは、珍しく体調不良で訓練を休んでいた。

あーしまった
間違えました……

ミカサ「エレン……」

エレン「ミカサ、俺はお前のことを……」

エレン「やっぱり家族だと思ってる」

ミカサ「……」

エレン「ミカサのことは好きだし大切に思ってる、すごく…すごくだ」

エレン「でも恋愛感情とは違うんだ」

ミカサ「……」

エレン「俺は……俺はs」

ミカサ「クリスタのことが好きなんでしょ」

エレン「ミカサ!お前知ってたのか!?」

ミカサ「これまでずっとそばで見てきた、気がつくに決まってる」

ミカサ「私はエレンが好き、それは変わらない、変えられない」

ミカサ「…だから…!」

エレン「ごめんミカサ、たぶん俺は、その気持ちに答えてやることはずっとない……」

ミカサ「……!」ジワ

タタタッ

エレン「ミカサ……」


その日ミカサは、珍しく体調不良で訓練を休んでいた。

ジャン「あれ?ミカサはどこだ?今日も組めると思ってたのに……」ブツブツ

アルミン(エレン、ちゃんと伝えられたみたいだね)

アルミン(ミカサは、どうするんだろう……)

………

エレン「ぐっ!」ドサッ

アニ「あんた、なにぼやっとしてんの?」

アニ「集中できないならさぼってたインだけど」

エレン「あ、あぁすまん……」

エレン(ミカサのやつ大丈夫かな)

エレン「……」

アニ「?」

エレン「考えてばっかでも仕方ないよな!」

エレン(ミカサに言うことは言ったんだ、ならその道に進まないとミカサにも悪いじゃないか)

エレン「いくぞ!アニ!」ダッ

アニ「なに張り切ってんだよ…っ!」ガッ

………

~食堂 夜~
エレン「クリスタ、隣いいか?」

クリスタ「う、うん!」(最近よく話すな)

ユミル「おいてめぇ私のクリスタに気安く話しかけるなよ」ギロッ

エレン「い、いいじゃねぇかよべつに」

クリスタ「そうだよユミル、最近仲良くなり始めたばっかりなんだしもっと仲良くなりたいじゃない」プンプン

ユミル「ちっ、クリスタが言うならしゃあねぇな」

~デネ!
~ナノ!
ハハハ、スゲーナソレ
クリスタカワイー
モー
ハハハ ウフフ



ミカサ「……」ギリッ

アルミン「……」

クリスタ「エレン、今度格闘訓練教えてよ!」

エレン「あぁ、まかせとけ!」

ユミル「そ、それなら私が手取り足取り教えてy」

クリスタ「エレンがいいの!」

エレン「えっ」ドキッ

クリスタ「あっ」カァァ

ユミル(クリスタ、ほっぺた真っ赤にしてうつむいてるやばいかわいいしぬほどかわいいもうめちゃくちゃにしてだきつきてぇ)ニヤニヤ

クリスタ「いやっそのっ、まえ!そう試験!試験のときすごくきれいに投げられちゃったから!ね?」

エレン「お、おおう!おう、そうだったよな!」


ミカサ「……」ガタッ

アルミン「あ!ミカサ、ちょっとまってよ!」ガタッ

~食堂 裏~
アルミン「ミカサ!」

ミカサ「アルミン……」

アルミン「ミカサ……大丈夫、じゃあないよね…」

ミカサ「うん、大丈夫ではないみたい」

ミカサ「でも……」

アルミン「でも?」

ミカサ「少し、前に進めたと思うの」

ミカサ「エレンにかまってばかりで周りを見れていない自分も知ることができた」

ミカサ「それに……それに……っ」

アルミン「もういい、もういいよミカサ、辛いよね、泣いていいんだよ……」ギュッ

ミカサ「……うっ…うぅ、エレン……っう…うわああああん」

アルミン(ごめん、ごめんね……)

~男子寮 夜~
エレン「なんか前よりクリスタと仲良くなれた気がするな」

ジャン「それでいい、それでいいんだエレン……」

ライナー「良いよなお前、天使と簡単に話せてよ」

ベルトルト「ほんと、うらやましいかぎりだよ」

エレン「は?普通に話しかければいいだけじゃんか」

ライナー「だからその普通が難しいんだよ!」

アルミン「……」チョイチョイ

エレン「?」

………

エレン「どうした?」

アルミン「エレン、ミカサにちゃんと伝えられたんだね」

エレン「あぁ、でもあんな辛そうなミカサは初めてだった……」

アルミン「それだけエレンのことが好きだったんだよ」

エレン「そうか……」

アルミン「でもね、ミカサはもう大丈夫だからって」

アルミン「これまで世話やいてきてばかりだったけど、少しは周りが見えるようになったからって、そう言ってたよ」

エレン「そっか、ならなおさら……」

アルミン「うん、ミカサのことふっちゃったんだからなおさらクリスタのこと」

エレン「あぁ、わかってる」

エレン「ありがとうな、アルミン」

アルミン「もちろん、僕ら親友じゃない」

アルミン「明日も早いし、もう寝よう」

エレン「おう、おやすみな」

アルミン「おやすみ」

~翌日 対人格闘訓練~
アニ「ほら、今日もやるんだろ」

エレン「あーいや、今日はクリスタとやるんだ、わるいな」

アニ「そうかい」

………

アニ「ライナー」

ライナー「なんだアニ、今日はエレンとしnうごっ」ドッ

アニ「チッ」

………

エレン「よし、やるか」

クリスタ「よろしくね!」ニコッ

コニー「ライナーのやつ、また飛んでるな」

サシャ「しかしよく飛びますねー」

コニー「あ」

サシャ「あーあれは、ベルトルトですね」

コニー「あいつも最近よく飛ぶな」

サシャ「ですねー」

サシャ「おや?」

コニー「どうした?」

サシャ「あれはまた珍しい組み合わせですよ」

コニー「エレンとクリスタか、それにあっちはミカサとジャンだな」

サシャ「あぁジャンがあられもない姿に」

コニー「飛ぶとかじゃなかったな」

サシャ「ええ、埋まりましたね」

コニー「あっちはよろしくやってんな」

………

クリスタ「わわわちょ、ストップストップ!わぁっ!」ドサッ

エレン「ってこんな感じにだな」

クリスタ「いててて……やっぱり私じゃ無理かなぁ…」

エレン「そんなことねぇよ、俺も最初はとばされたり蹴られたりばっかりだったよ、ほら」スッ

クリスタ「ありがと」ギュッ

エレン「けっこううまいから次はできるんじゃないか?」

クリスタ「えへへ、そうかな?ならがんばってみるよ!」



エレン「そらっ」ヒュッ

クリスタ「やぁっ!」ガッ

エレン「う、おおおっ」グルン

ドサッ

クリスタ「やった!できたよエレン!」

エレン「いってー、よかったな、クリスタ!」

クリスタ「はい」スッ

エレン「おう、わり」ガシッ

グイッ

クリスタ「うわっ!」

エレン「うおっ!」

ドサッ

クリスタ「いててて、ごめんねエレン、大丈夫?」

エレン「あぁ、大丈夫だけど、どいてくれないか?」

クリスタ「へ……?わぁっ!ごめん!」バッ

エレン「いやべつにかまわねぇけど……」

エレン(めっちゃ近かった、やべぇなあれ)

エレン(それにやっぱり……)

エレン「なんかいい匂いだよな」ボソッ

クリスタ「え、えええエレン!?なななななにゆっちゃってるのはずかしいよ……」カァァ

エレン「え?あ、いやその、素直な感想なんだけどな」

クリスタ「そ、そんな、うぅ……」カァァ

エレン(まずい、つい口にでちまった、嫌がられてるよなこれ?やばいぞこれ)グルグル

クリスタ(え、エレンに良い匂いって言われちゃったよどうしよはずかしぃいい)ブンブン

クリスタ(今?いましかない!?そう?そうなのそうだよね!?もう言っちゃうよ、言っちゃうよ私!)

クリスタ「え、ええええええ、えーとエレン!」

エレン「お、う、あ、おう!なんだ!」ビクッ

クリスタ「えーとそのね、今日夜ごはんのあとなんだけど、男子寮と女子寮の間の倉庫裏までききききてくれないかな!?」アセアセ

エレン「お、おう!まかせとけ!」

クリスタ「そ、それじゃあ私ユミルとまたやってくるね!じゃあまたあとでね!」タタタッ

クリスタ(あー言っちゃうよー、どうしよ……)ズーン

エレン(倉庫裏でなにされんだ俺……まさかさっきのを根に持っててユミルにボコられる!?)ガクブル

………

コニー「なにやってんだあいつら」

サシャ「愛ってすてきですねぇ」

コニー「は?」

~食堂 夜~
ジャン「あれエレン、今日はクリスタと食わねぇのか?」

エレン「……」ボー

ジャン「しかとかよ」チッ

アルミン「エレン……エレン!」

エレン「へあっ!?」

エレン「な、なんだ?」

アルミン「なにへんな声だしてるのさ」

アルミン「ひょっとしてクリスタと何かあった?」コソコソ

エレン「あぁ、もしかしたら俺の命は今日までかもしれない……」コソコソ

アルミン「どういうこと!?」ガタッ

説明終了

アルミン「エレン……君ってやつは……」

エレン「や、やっぱり俺やっちまったよな?」ガクブル

アルミン「ある意味やっちまったね、素直に行くべきだね」

エレン「やっぱそうだよなぁ……」

アルミン(なぜここにきてこうまで鈍感なのか)


この鈍感さは計算なのか、天然なのか、それは誰にもわからない……

~夕食後 倉庫裏~
エレン「クリスタ……いるか?」ソローッ

クリスタ「……」

クリスタは下を向いたままだった
雲から少しだけ漏れた月の光のせいで
彼女の金の髪が微かに輝いて見えた

エレン「またせてわるい、その……やっぱり殴られるのか?俺……」

クリスタ「へ?」

エレン「あれ?ユミルやアニはいないのか?てっきり殴り殺されるのかと……」

クリスタ「い、いやいやいや、そんなじゃないの、違うの……」

またうつむいてしまった

エレン「じゃあ、なんだ……?」

月に雲がかかったのか、クリスタの髪から輝きが消える

クリスタ「……」

エレン「……」ゴクリ

クリスタ「あのね、私、エレンにどうしても伝えないといけないことがあって……さ」

エレン「な、なんだ?」

クリスタはまだうつむいたままで表情がわからない

クリスタ「私、エレン、あなたのこと、好きになっちゃったの!」

うつむいたまま少し声を荒げて言う彼女はなぜか申しわけなさそうだった

クリスタ「エレンはミカサのことが大切でしょ?でも私、好きになっちゃったんだよ……」

エレン「クリスタ……一つ勘違いしてるみたいだけど、俺は確かにミカサを大切に思ってる」

エレン「でもそれは、恋愛感情とは違うんだ、それはミカサにも伝えた」

クリスタ「え、そうだったの?」

エレン「あぁ、そして俺には好きな人がいる」

エレン「クリスタ、俺もお前が好きだ」

クリスタ「え……?ほん、とに……?」

エレン「おう、俺が嘘ついたことあったか?」

クリスタ「エレン!」

そう言ってクリスタが顔をあげた瞬間、雲を突き抜けて
月の光がまた彼女を照らした
満面の笑顔だった

クリスタ「エレン……大好きっ!」バッ

エレン「あぁ、俺もだクリスタ」ギュッ




サシャ「クリスタルート、終わりましょうか」

コニー「これ以上見てると羨ましくて死にそうだしな」

もう終わろう

クリスタルートおしまいです
最近気がついたんですが自分ラストになると調子のって地の文つける癖があるみたいなのでうっとおしかったら言ってください

さあ次は書くのが一番難しそうなユミルですね

明日の夜11時か、早ければ昼3時とかに書きますね

では見てくださってた方、ありがとうございます

~男子寮 夜~
ジャン「で、お前ら、同期の女子の中では誰が良いと思うんだ?」チラッ

アルミン(ナイス振りだよジャン)グッ

ライナー「そんなの決まってるじゃねぇか、天使クリスタだろ」

ベルトルト「僕は、うーん、アニとか……かな?」

コニー「おいおいまじかよベルトリト、あんな無愛想なやつのどこがいいんだ?」

ベルトルト「そりゃあ、たしかにちょっと無愛想だけど、たまに優しいんだよ」

ライナー「そういうコニー、お前はどうなんだ?」

コニー「俺か?俺はそうだなー、無難にサシャか?」

コニー「あいつ馬鹿だけど面白いし飽きねぇと思うんだよな」

ジャン「お前も十分馬鹿だろ」

ハハハハ
ナンダヨミンナソロッテー

ベルトルト「アルミンは?」

アルミン「うーん、僕もクリスタかな、かわいいし気遣いもしてくれるし」(なにより胃痛とは無縁っぽいしね)

アルミン「マルコは?」

マルコ「僕はミーナかな、よく同じ班になるんだけど一緒にいて楽しいし」

ジャン「ほうほうお前ら以外と見てるんだな、俺はやっぱりミカサだな!なんといってもあの黒髪が~」アーダコーダ

ライナー「はいはいわかったわかった、エレン、お前はどうなんだよ」

エレン「……ぐ…ごがー…ぐぅ……」Zzz

ライナー「こ、こんな話してるってのにこいつぁ……」

ベルトルト「聞きそびれちゃったね、エレンのお気に入り)

ライナー「まだまだ、アルミンにもきっと他の策が……!?」

ライナー「お、おいあれ、俺にはミカサに見えるんだが……」

ミカサ「……」ジー

アルミン「」

ベルトルト「しかも手になんか持ってるよ?」

コニー「おいおい、エレンのやつと首もとなんか刺された痕あるぞ…」

アルミン「……は、ははっ……ほんとだね……」

その日、アルミンは思い出した。
自分はどこまでいっても、
ミカサのもたらす胃痛からは逃げられないということを……

おいおいエレンのやつと首もと→×
おいおいエレンのやつ、首もと→○

~男子寮裏~
アルミン「ミカサ……」

ミカサ「さすがアルミン、話が早い」

アルミン「いや僕まだ何も言ってないよね?」

ミカサ「危なかった、もうすぐでエレンが私のことが好きだとみんなにばらしてしまうところだった」フゥ

アルミン「危なかったのはミカサだよね?家族に盗んだ注射器で睡眠薬盛るとか危ないよね?」

ミカサ「やはりアルミンは話が早い、そう、エレンの好きな人を誰にも聞かせないでくれるのね、ありがとう」

アルミン「だめだ、胃がはちきれそうだよ」

ミカサ「なら、後は頼んだ」タタタッ

アルミン「ねぇ?何を頼んだって?ネェチョットミカサさん?おーい」

………

ジャン「アルミンのやつもどってこねーな」

ライナー「あいつのことだ、きっと次の作戦に向けてなにか策を講じてるに違いないさ」

ベルトルト「こんな夜遅くまでジャンのために……」

ジャン「優しい奴だな、あいつは……」

ライナー「あぁ、無茶しやがって……」

ハハハハハ

………

アルミン「くそっ!くそっ!くそっ!」ドンドンドン

アルミン「なんでだ?なんでなんですかミカサさん?そうまでして僕の胃を潰したいのかい?」

アルミン「エレンの好みの女の子?そんなの決まってる、強気でちょっと乱暴なくらい元気な子がタイプだって前に言ってたさ」

アルミン「そんなの同期に1人しか該当者がいないじゃないか!しかもよりによって!天使!ではなく!そのお隣さん!」

アルミン「こういっちゃなんだけどエレン!気がついてないかもしれないけど君はマゾなのかもしくは本当に純粋な恋をしている!」

アルミン「こんなことばれたら殺される!」

アルミン「ふー、ふー」

アルミン「はぁっ、はぁっ」

アルミン「……やってやる…こうなったらなんとしてもあのミカサに一矢報いてやる…」

アルミン「ジャンの頼みは二の次だ、エレンに自分の気持ちを気づかせてこの恋を実らせてやる!」

アルミン「そしてミカサに僕は初めて!一矢報いるんだ!」



死せる策士の胃痛を!

ごめんなさい、ここまで即興でやってきましたがどう書けばいいかそろそろ思いつかなくなってきたのでテンションおかしくなってきそうですのでご了承を

~翌朝 朝食後~
エレン「どうしたアルミン、顔色悪いぞ?」

アルミン「エレン、僕が君を幸せに導くよ」

ミカサ(アルミン……私たちのことをそこまで考えてくれているなんて……)

エレン「な、なに言ってんだお前?」

ユミル「あのばかどもまたなんか騒いでんな」

クリスタ「あの三人ほんとに仲良しだよね」

ユミル「クリスタと私も仲良しだよな!」ガシッ

クリスタ「む、むぅぅ、苦しいよユミルー」グイグイ

………

アルミン(僕としたことが……少しむちゃくちゃなことを言ってしまった)

アルミン(でもさっきの発言はうれしい誤算を生んでくれたみたいだね)

アルミン(ミカサは自分とエレンが応援されてると思いこんでるみたいだし)


~食堂裏~
ミカサ「アルミン、さっきの言葉はその……嬉しかった」ポッ

アルミン「いやいや、二人の将来を考えるとどうしても応援したいって気持ちを抑えられなくてね」

アルミン(ポッじゃないよまったく、こっちは胃がボッと逝きそうなのに……)

ミカサ「ありがとう、あとは任せてもいいの?」

アルミン「もちろん!僕を信じて!」(もちろん!エレンとユミルをひっつけてやるよ!)

~午前 対人格闘訓練~
アルミン「エレン、たまには他の人と組んでみたら?」

アニ「は?なに勝手なこと言ってんの?」

エレン「いやでもアニにいろいろ教えてもらいたいしな」

アルミン「実はさ……」ゴニョゴニョ

エレン「なに!ほんとか!?俺いってくる!」ダッ

アニ「アルミン、あんたあいつになに吹き込んだの?」

アルミン「アニのことだよ?」

アニ「!?」

アルミン「ユミルとやればアニに勝てるよって」

アニ「ななに勝手なことしてるのさ」プイッ

………

ミカサ「エレンがこっちに!」

エレン「……」タタタッ

エレン「……」クルッ

ミカサ「……!?」

ミカサ「そ、そんな……」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月15日 (木) 21:10:15   ID: r86sBGVD

ユミル編が…………見たかった…

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