ほむら『交わした約束、忘れないよ』岡部「(´;ω;`)ブワァッ」(934)

ID:ClrIIyCW0
代行

―ここまでのあらすじ―
『魔法少女まどか☆マギカ』全話一挙配信決定。
ダル歓喜、ラボメン全員鑑賞コスプレ作戦。
大雨で中止、と思いきや色々あって岡部と助手で鑑賞。

以下、
『魔法少女 まどか☆マギカ ――交わした約束、忘れないよ―― 十話』 
投下します。

     ―第十話 もう誰にも頼らない―



紅莉栖「ねえ、岡部」

岡部「どうした?」

紅莉栖「私たち……」

紅莉栖「『私たちはどこかで…』」

紅莉栖「『どこかで会ったことあるの?私と』」

岡部「ブゥーッ!!」

噴いッゲホゲホゲホ!!!
ドクぺが噴き零れる。
何だ!?突然どうした!?

紅莉栖「ちょ!汚っ!」

岡部「お前こそ、何の、真似だっ!」

紅莉栖「……モノマネよ」

岡部「……そ、それは『まどか』の言葉だ。
  お前がコスプレしているキャラじゃない」

お布団との濃厚なせくろすを終えてきた支援

紅莉栖「うん……言ってみただけよ……
   そ、それとも何?
   鳳凰院さんは『ほむら』のキャラで罵られたいの?
   『愚か者が相手なら、私は手段を選ばない』」

岡部「誰が愚かものかっ!
  俺は別にキャラを真似ろとは一言も言ってない!!」

最初にコスプレの衣装を渡しただけだッ!
俺のせいじゃないのに、色々根に持ってるのか?

紅莉栖「そう?本当は少し嬉しいんじゃない?
   私に見惚れてた鳳凰院さん」

岡部「勝手なことを言うんじゃないっ!
  まったく、突然何だと言うんだ……」

ビックリしたじゃないか。
アニメの言葉をしっかり覚えているあたり、
よく見ているな。

紅莉栖「ほら、次の話し始まるわよ。
   ……ちょっとした空気の入れ替えよ。
   ずーっと見てたら肩凝っちゃった。
   空気は重いし、
   アニメを見てるだけなのに、
   何でこんな気持ちにならなきゃなんないんだか」


お前と俺が会ったのは、去年の夏が、初めてだよ。
俺は、忘れない、忘れてないから安心しろ。



              ―――……のこと、覚えてて……くれる?



絶対に、忘れない。



先生『はーい、それじゃあ自己紹介いってみよー』

ほむら『あ、あの…あ、暁美…ほ、ほむらです。
   …その、ええと…どうか、よろしく、お願いします…』

お、ん?んんん???
何だこれは?どうしちゃたんだ??


……何て思えたら、良かったんだろうな。
それが狙いだったのかもしれないし。
だが、俺はもうこの時点で、ひとつの確信がある。

ほむら『あの、わ、私、その…』

まどか『暁美さん?』

まどか『保健室、行かなきゃいけないんでしょ?場所、わかる?』

まどか『じゃあ案内してあげる。私、保健係なんだ』

まどか『みんな、ごめんね。
   暁美さんって、休み時間には、
   保健室でお薬飲まないといけないの』




まどか『ごめんね。
   みんな悪気はないんだけど、
   転校生なんて珍しいから、はしゃいじゃってw』

ほむら『いえ、その…ありがとうございます』

まどか『そんな緊張しなくていいよ、
   クラスメイトなんだから』

まどか『私、鹿目まどか。まどかって呼んで』

                ―――…暁美さん?

まどか『いいって。だから、私もほむらちゃん、
   って呼んでいいかな?』

                ―――ほむらでいいわ。

ほむら『え?そんな…私、
   その…あんまり名前で呼ばれたことって、無くて…。
   すごく、変な名前だし…』

                ―――ほむら…ちゃん。

まどか『えー?そんなことないよ。
   何かさ、燃え上がれーって感じでカッコいいと思うなぁ』

       ―――あぁ、えっと…その…変わった名前だよね?

ほむら『名前負け、してます』
       ―――ギリッ

まどか『うん?そんなのもったいないよ。
   せっかく素敵な名前なんだから、
   ほむらちゃんもカッコよくなっちゃえばいいんだよ』

―――い、いや…だから…あのね。変な意味じゃなくてね。
              その…カ、カッコいいなぁなんて―――

頭の中に会話が思い浮かぶ。
どうして、気付けなかったんだ。
思えば、こいつの行動は、そっくりだったじゃないか。

    ―――…あのときの……に言ってやりたい!

    ―――…迂闊な真似をするなと!

    ―――…軽率な真似をするなと!

    ―――…見て見ぬフリをするなと!

    ―――…もっと注意を払えと!


―――さもなければ、全てを失うことになる―――

支援

あの忠告も、

執着心も、

どうして魔法少女になることを妨害してたのかも、

全てが、繋がった気がした。

そうだ、
こいつは、
暁美ほむらは……!

―――君はこの時間軸の人間じゃないね―――

        タイムトラベラーだ。

―――無理だよ…私、何にもできない。
   人に迷惑ばっかり掛けて、恥かいて。どうしてなの…?
   私、これからも、ずっとこのままなの?

―――死んだ方が良いかな…
『だったらいっそ、死んだ方がいいよね』

―――死んで…しまえば……
『死んじゃえばいいんだよ…』

ほむら『…えっ!?なにっ…?」

ほむら『ど…どこなの、ここ…?』

ほむら『何?何なの!?』

ほむら『え?いやっ!あぁっ!』


魔女の結界……か。
おそらく次に現れるのは―――


ビュンッ! バンッ! ビュンッ!


??『間一髪、ってところね』
???『もう大丈夫だよ、ほむらちゃん』

ほむら『あ、あなたたちは……?』

?????『彼女たちは、魔法少女。
      魔女を狩る者たちさ』

まどか『いきなり秘密がバレちゃったね』

まどか『クラスのみんなには、内緒だよっ☆』



これが、
今まで俺たちが観測してきた、
暁美ほむらの、本来居た、時間。
やり直して、なかったことにした、時間と空間。

                   ―――世界線

だとしたら、やり直してでも、

なかったことにしたかった、

その理由は?

   ―――ああ、君たちからしたら未来になるのかな?

わかっている。
認められない結末、
何をしてでも、変えなければならない結果。

   ―――そんな未来を変えるため。

ほむらが魔法少女になる理由。

まどか『私なんて、
   先週キュゥべえと契約したばっかりだし』

まどかに、あれだけ執着した、その理由は……!




まどか『じゃ、いってくるね』

ほむら『えっ…そんな……巴さん、死んじゃっ、たのに…』

まどか『だからだよ。
   もうワルプルギスの夜を止められるのは、
   私だけしかいないから』

ほむら『無理よ!一人だけであんなのに勝てっこない!
   鹿目さんまで死んじゃうよ?』

ほむら『ねぇ…逃げようよ……だって、
   仕方ないよ…?
   誰も、鹿目さんを恨んだりしないよ…』

まどか『それでも、私は魔法少女だから。
   みんなのこと、守らなきゃいけないから』


まどか『ほむらちゃん。私ね、あなたと友達になれて嬉しかった。
   あなたが魔女に襲われた時、間に合って。
   今でもそれが自慢なの』

まどか『だから、魔法少女になって、
   本当によかったって。そう思うんだ』

まどか『さよなら。ほむらちゃん。元気でね』


ほむら『いや!行かないで…鹿目さぁぁぁん!!』



収束していく結果。
確定した未来。
これが、ほむらが過去を変えてでも、
取り戻したかった現在の理由。

ほむら『どうして…?死んじゃうって、わかってたのに…。
   私なんか助けるよりも、
   あなたに……生きててほしかったのに…』

キュゥべえ『その言葉は本当かい?暁美ほむら。
     君のその祈りの為に、魂を賭けられるかい?
     戦いの定めを受け入れてまで、
     叶えたい望みがあるなら、
     僕が力になってあげられるよ』

ほむら『あなたと契約すれば、どんな願いも叶えられるの?』

キュゥべえ『そうとも。君にはその資格がありそうだ。
     教えてごらん。君はどんな祈りで、
     ソウルジェムを輝かせるのかい?』




ほむら『私は……。私は、鹿目さんとの出会いをやり直したい。
   彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたいっ!!』



キュゥべえ『契約は成立だ。


     君の祈りは、エントロピーを凌駕した。


     さあ、解き放ってごらん。その新しい力を!』

時間を跳び越える。

彼女を助けるために。

彼女が死んでしまう未来を、変えるために。


紅莉栖「タイムトラベル……」


―――――カチャッ ギュゥゥゥウウウン


ほむら『はっ?ここは…。私、まだ退院してない…。
   はっ!?夢じゃ、ない…』

跳んだ。ほむらも跳んだ。
これがほむらのしてきたことだったのか。

俺は気付くべきだった。
いや、気付かなくて良かったのか?
もしも、最初から全て知っていて、このアニメを見ていたら、
俺はどんな顔して見ていればいいか、わからなくなってたと思う。


ほむら『暁美ほむらです。よろしくお願いします!』

ほむら『鹿目さん、私も魔法少女になったんだよ☆
   これから一緒に頑張ろうね!』

まどか『え?…えぇと…ぅぅん…///』

支援

紅莉栖「こんな風に繋がるのね……」

岡部「正に魔法の成せる業だな!
  アニメらしいじゃないかフゥーハハハ!!」

紅莉栖「え?……う、うん。
   ……そうね、魔法よね」



そうだ、これは魔法だ。
奇跡の力だ。
タイムトラベルが出来る……。
そんなことは、もう現実にはあってはならない。
俺が許さない。

ほむら『それじゃ、行きます!』

―――カチャッ

時間が止まる。
ほむらの目の前にはドラム缶。
手に持ってるのはゴルフクラブ。

ほむら『わぁああああああ!
   あちょっ?とっとっ』スカッ

ほむら『えいっ』ボコッ

ほむら『は、ふぃ…』ボコボコボコッ

―――チキチキチキッガチャン

時間が動きだす。
ほむら以外、
二人の目の前には、ボコボコになったドラム缶
息切れするほむら。


まどか『どう思う?マミさん』

マミ『うーん、時間停止ねぇ?
 確かにすごいけれど、使い方が問題よねぇ』


仲間たちは、時間干渉能力に戸惑っているようだ。
そりゃそうだろう。
時間干渉を観測出来るのは当事者だけ。

他の者からしたら、何が起こったか何てわからないし、
それがどれだけ悪魔の力を持つかなど、予測もつかないだろう。
わかるのは、観測者だけ。
実験して起こった出来事の過程を理解できるのは、

観測者だけなんだ。

ほむらはその力を理解したのか、危険そうなもの作ってる。
暗い雰囲気で、若干病んでる感じがするぞ?
何かこういう場面は、紅莉栖を思い出してならない。
この実験大好きっ子も、未来ガジェット作ってる時こんな感じだからな!
紅莉栖はもうちょっとマッドっぽいけどな!

まどか『マミさん!今だよ!』

マミ『オッケー』

ほむら『ふぁあぁあ!ひぃぃぃ!』

マミ『暁美さん、おねがい』

ほむら『は、はい!』


おお、綺麗な風景だ。いや結界だ。
魔女と戦う魔法少女。
すごく……魔法少女アニメみたいです。
いやそのものズバリ何だけど、過程が過程だけに忘れがちになる。



―――わ~~~~~ ポイッヒューーー
―――ズドオオオオオオオオオン
―そして時は動き出す―


ほむら『やった?やっ――』 
      まどか『やったぁ~!すごい、すごいよほむらちゃん!』

マミ『お見事ね』


ほむらちゃん大勝利!
魔法少女は今日も平和を守りましたっ!
何て新鮮な光景!これだよっ!こういうのだよ!

紅莉栖「ま、まどか……、ソゥキュート……」

岡部「これはいいな、こういうのが本来の魔法少女アニメだな」

紅莉栖「魔法少女同士で共闘してるのって、
   これが初めてなんじゃない?」


確かにそうだ。
結局俺たちの予想はハズレにハズレて、
当初考えてたアニメとは、別なものを見ていたからな。
マミ復活とか、さやかとまどかのコンビとか、
他の魔法少女と和解とか。
全部水の泡となって消えていったからな。
共闘とか見てるだけで胸熱だ。
……ダルの顔が浮かんできて、少し腹が立った。

しかし、この新鮮な光景は続かないんだろうな……
何故なら、
この、

世界線は変わっていない。

未来のほむらが、変えたかった過去が変わっていない。


ほむら『どうしたの?ねぇ、鹿目さん?しっかりして!』

まどか『どうして?ィッ!あああぁぁぁぁああああああっ』


ソウルジェム、いやグリーフシードが割れる。
さやかと同じ、そこからは魔女が具現化する。

―――ゥボァァァァァァァァァァァッ




ほむら『何…?どうして…?なんで、こんな…?』


―――彼女のソウルジェムは、
  グリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ。




―――――カチャッ ギュゥゥゥウウウン

ほむら『伝えなきゃ……みんなキュゥべえに騙されてる!』
―――だったら、やがて魔女になる君たちのことは、
   魔法少女と呼ぶべきだよね?


何度も時間を跳ぶ、ほむら。
俺はこの流れを知っている。
何度やっても、変わらなかった結果を。
過程は違えども、結果は収束する。
どれだけもがいても、
もがいても、もがいてもっ、もがいてもっ!!
どれだけ過去に逃げても変わらなかった、世界の意思。

                 ―――世界が……を望んでる?

認められるわけがない。

さやか『あのさあ、キュウべえがそんな嘘ついて、
   一体何の得があるわけ?』

さやか『私達に妙な事吹き込んで、
   仲間割れでもさせたいの?』

さやか『まさかあんた、
   ホントはあの杏子とか言う奴とグルなんじゃないでしょうね?』

さやか『はあ、どっちにしろ私この子とチーム組むの反対だわ。
   まどかやマミさんは飛び道具だから平気だろうけど、
   いきなり目の前で爆発とか、ちょっと勘弁して欲しいんだよね。
   何度巻き込まれそうになった事か』


紅莉栖「何だ、こいつは」

まったくだ、これはウザい。
美樹さやかは実にバカだなッ!
紅莉栖を見習え!
こいつは一発で信じてくれたぞ?
その後、疑われたりもして、苦労したこともあるがな。



……ちょっと感情的になったかな……?
ほむらを見てると色々思い出してしまうからか、
今まで俺が観測してきた、
アニメなんだという過程を忘れてしまうな。
すまない、さやか。
お前の最後に、俺は泣いたのに。

紅莉栖「何か性格変わってない?この子」

岡部「これはもしかしたら、バタフライ効果じゃないのか?
  仲間思いの良い奴、
  って設定がほむらの告白で微量の変化を及ぼしたと。
  しかし人の性格も変わるものなのかどうか」

紅莉栖「性格じゃないとしたら、
   映されてない所で何かあったのかも。
   それでほむらを嫌ってるからとか、
   まあ過程が映されない限り、
   解はでないんだけど……」

前回が前回だけに、あんまりこの過程は認めたくないな。

忠告されたほむらは、暴力団のアジトみたいな所に潜入している。
これは便利な魔法だな。

しかも、紅莉栖も付けているあの盾?
四次元ポケットそのものじゃないか。
入れてるモノはめちゃくちゃ現実的なブツだがな。
我がラボに来たら、未来ガジェットを奢ってやろう。


                    ―――……いらねー。

杏子『テメェ、一体何なんだ!?
  さやかに何しやがった!?』

まどか『さやかちゃん、やめて!
   お願い、思い出して。こんなこと、
   さやかちゃんだって嫌だったはずだよ!?』


どこかで聞いたセリフ。
踊る使い魔、ライトアップされるアイドル。


戦う相手は人魚姫の魔女。

支援

紅莉栖「あの使い魔、仁美って子にそっくり」

岡部「あ、轢かれた」

紅莉栖「何かのメタファーかしら」


     ―――まゆりおねえちゃーん!


ダメダメそれはダメ、
思い出したらダメいや俺は何も見てない知らない。

ほむら『ごめん…美樹さん…』


時間停止、時間進行。

爆発するさや……いや、魔女。

世界の意思は、
さやかも悲劇に巻き込んでいるのかもな。


杏子『さやか…。チクショウッ…。こんなことって…』

まどか『ひどいよ…こんなのあんまりだよ…』

支援

あと梅乙

ほむらの体に縛り付く黄色い帯。



バンッ
黄色い閃光が走る。
杏子のソウルジェムが砕かれる。



ほむら『……はっ!?巴さん!?』

マミ『ヒクッゥ……




    ソウルジェムが魔女を産むなら……!
    みんな死ぬしかないじゃないっ!?


         あなたも!?私もっ!!』




ほむら『やめてっ―――』




ビュンッ
桜色の光が貫く。
マミのソウルジェムが砕かれる。
ほむらの横をそれる銃弾。






まどか『嫌だぁ…もう嫌だよぉ…ッ…ッ…こんなのぉ…
   ぁぁぁ……ッハあああ゛あ゛あ゛あ゛ン……

ほむら『大丈夫だよ。二人で頑張ろ?
   一緒にワルプルギスの夜を倒そう?』

まどか『うん…』




くそッ!何だよこれは……。
わかってる、まどかが魔法少女である限り、
俺たちは悲惨な結果を見るしかない、なんてことはッ!
でも、こんなのって酷い。アニメ酷い。
中学生だろこいつら……?あんまりじゃないか。

まどか『私たちも、もうおしまいだね』

ほむら『グリーフシードは……?』

質問には答えない。

ほむら『そう…。ねぇ…私たち、このまま二人で、
   怪物になって…こんな世界、
   何もかもメチャクチャにしちゃおっか?
   嫌なことも、悲しいことも、全部無かったことにしちゃえるぐらい、
   壊して、壊して、壊しまくってさ…。
   それはそれで、良いと思わない?』


  ―――……無駄だった……なにをやっても、無駄だ……!


カツンッ


まどか『さっきのは嘘。1個だけ取っておいたんだ』



グリーフシードが、その手に握られている。
ほむらの手と交差した、右手とは別の左手で、
左手に添えられていた。


ほむら『そんな…!何で私に!?』

―――わかってる……わかってたんだぁ?
    ……こうなるって、予想してたんだ……!

まどか『私にはできなくて、
   ほむらちゃんにできること、お願いしたいから』

 ―――……ン!

まどか『ほむらちゃん、過去に戻れるんだよね?
   こんな終わり方にならないように、
   歴史を変えられるって、言ってたよね?』

 ―――……は、途中で諦める人じゃないよ。

まどか『キュゥべえに騙される前のバカな私を、
   助けてあげてくれないかな?』

 ―――最後の最後まで食いついたまま離れないんだよ……?




ほむら『約束するわ!絶対にあなたを救ってみせる。
         何度繰り返すことになっても、
        必ずあなたを守ってみせる!!!』


            ―――諦めちゃ、ダメだよ……!


まどか『よかった…』

まどか『もう一つ、頼んでいい…?』

まどか『私、魔女にはなりたくない……!
   嫌なことも、悲しいこともあったけど、
   守りたいものだって、たくさん、
   この世界にはあったから』

―――俺が、……してしまったんだ……!

ほむら『まどかァ…!』

まどか『ほむらちゃん、やっと名前で呼んでくれたね。
   嬉しい…な』


ほむら『はっ…ぅ、ぐっ……うぅ………うう゛ううううう゛うう゛うう゛う!!』チャキッ

―――ぁぁあああぁあぁあああ、ぁああぁあぁああぁぁあああぁ――!!

―――――カチャッ ギュゥゥゥウウウン



紅莉栖「お、岡部?」

岡部「ハァハァハァッゴク、ハーハーハー……」

紅莉栖「ねえ?岡部、本当に大丈夫なの?」

岡部「……紅莉栖」

俺は紅莉栖に、手を伸ばしていた。

紅莉栖「え?何、ちょっ!」

指先が、その髪に触れた。

サラサラしてるな、

雨に濡れたくせに、
最初の頃と何も変わらない。

頬に触れる、何てやわらかい感触、懐かしい感触。

  ―――おのれは、警察に突き出されたいのか?

紅莉栖「お、おかべ??///」

岡部「お前は、ここにいる、いるんだよな……」

  ―――ありがとう。私のために、そこまで苦しんでくれて。

紅莉栖「な、何言ってんの?
   当たり前でしょ……?
   ねえ……恥ずかしいんだけど///」

―――このHENTAI!頭おかしいんじゃないの!?
        馬鹿なの?死ぬの?


岡部「あ、……すっすまん!つい……」

なんなのよっもぅ……と、
顔を赤らめて髪を指で弄りだす紅莉栖。
フ、フハ、フハハ……初々しいじゃないか。
最初に会った頃とは大違いだな!
洋書(は手元にはないから、付けている盾?)で、
殴られるかと思ったぞ!

ほむら『――誰も、未来を信じない。
   誰も、未来を受け止められない。
   だったら、私は…――』


メガネを外し、髪を解き、力を使うほむら。
そこからは、覚悟の違いが見えた。


まどか『ハッ…誰?』

ほむら『まどか。あなたに奇跡を約束して、
   取り入ろうとする者が現れても、
   決して言いなりになっては駄目』

まどか『え?あの…?』

まどかの前に再び舞い戻る。
その手には、悪魔を持つ。


ほむら『もう、誰にも頼らない。
   誰にわかってもらう必要もない』


ほむら『もう、まどかには戦わせない。
   全ての魔女は、私一人で片付ける。
   そして今度こそ、ワルプルギスの夜を、


         この手で!』
              
              ―――孤独の観測者。

―――いつか君が、瞳に灯す、愛の光が、時を越えて―――

紅莉栖「これ、冒頭の……!」

―――滅び、急ぐ。世界の夢を。確かに、ひとつ、壊すだろう―――


まどか『ひどい……!』


キュゥべえ『仕方ないよ。彼女一人では荷が重すぎた』


―――躊躇いも、飲み干して、君が望むモノは何?―――


まどか『そんな…あんまりだよ。こんなのってないよ…!』

―――こんな、欲深い憧れの、
        行方に、儚い明日はあるの?―――


キュゥべえ『諦めたらそれまでだ。でも、
     君なら運命を変えられる。避けようのない滅びも、
     嘆きも、全て君が覆せばいい。
     その為の力が、君には備わっているんだから』


―――子供の頃、夢に見てた、古の魔法のように―――



ほむら『まどか、そいつの言葉に、
             耳を貸しちゃダメぇええええ!!』


スクリーンには、大きい怪物?と戦ってる少女。


          ―――魔女。


それを見ている少女と小さくてファンシーな動物との会話が行われていた。


          ―――インキュベーター


戦ってる少女はその会話を見ている…のか?何か叫んでるようにも見える。


          ―――届かない言葉。


で、その戦っている少女がまゆりの言っていた『ほむら』、

    ―――未来から来た、タイムトラベラー。

即ち紅莉栖がコスプレしているキャラにそっくりだった。

    ―――世界線の収束

主に、一体、どこが!?とは、言わないがな!

    ―――確定した、未来を変える。


紅莉栖「そうか……そういうことか……」

―――闇さえ砕く、力で、微笑む君に、会いたい!―――

まどか『本当なの?私なんかでも、
   本当に何かできるの?
   こんな結末を変えられるの?』

―――怯える、この手の中には―――

ほむら『騙されないで!そいつの思う壺よ!!』

―――手折られた花の、勇気―――


インキュベーター『もちろんさ。
     だから僕と契約して、魔法少女になってよ!』


―――想いだけが、頼る全て、光を、呼び覚ます願い!―――

矢部『交わした約束、忘れへんよ』
岡村「(´;ω;`)ブワァッ」

ほむら『ダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』

輝く願いの光。
悲痛な叫びは、虚空の中に消える。





インキュベーター『本当にもの凄かったね、変身したまどかは。
         彼女なら、
         最強の魔法少女になるだろうと予測していたけれど…。
         まさかあのワルプルギスの夜を、一撃で倒すとはね』

ほむら『その結果どうなるかも、見越した上だったの?』

インキュベーター『遅かれ早かれ、
         結末は一緒だよ。彼女は最強の魔法少女として、
         最大の敵を倒してしまったんだ。
         もちろん後は、最悪の魔女になるしかない。
         今のまどかなら、おそらく十日かそこいらで、
         この星を壊滅させてしまうんじゃないかな?
         ま、後は君たち人類の問題だ。
         僕らのエネルギー回収ノルマは、
         おおむね達成できたしね』



最強の魔女とは、別の所を向くほむら。

インキュベーター『あ……戦わないのかい?』



ほむら『いいえ。私の戦場はここじゃない』



―――――カチャッ ギュゥゥゥウウウン



ほむら『繰り返す。私は何度でも繰り返す』


―――過去は、離れて行き。
         未来は近づくの?―――


ほむら『同じ時間を何度も巡り、
         たった一つの出口を探る』


―――観測者はいつか、矛盾に気づく!―――



ほむら『あなたを、
        絶望の運命から救い出す道を』

―――神の創り出した世界は、
              完全なるもので―――


―――絶対の均衡―――


―――それは、折り重なる偶然。
               宇宙規模の奇跡―――


―――守られてきた、ゲート、
               規制は終わった―――

    ―――Open The Eyes―――


―――0が過去で、1が未来、
            今は何処にもない―――


ほむら『まどか…たった一人の、私の友達…』


―――背く事の出来ぬ、ロジック―――

    ―――Open The Eyes―――


まどか『ほむらちゃん…?』


―――並行する、無数の線。
             選択は冒涜へ―――


ほむら『あなたの…あなたの為なら』


―――僕らの存在さえ、疑う。
      その目に映る景色は、収束をする!―――



岡部「う、ああ……あああ……」



ほむら『私は永遠の迷路に閉じ込められても、
                        構わない』

スカイクラッドの観測者ってこうやってみるとひどい厨二病歌詞だなwwww

>>143
しかもネタバレ要素満載だしな


―――交わした約束、忘れないよ、
               目を閉じ確かめる―――

     『絶対にあなたを!救ってみせる!』


―――押し寄せた闇、振り払って、進むよ―――


     『〝なかったこと〟にしてはいけない』


―――いつになったら、無くした未来を―――


     『だって、お友達たっくさんできたもん』


―――私、ここでまた見ること、できるの?―――


     『もう、大丈夫だね』


―――溢れ出した不安の影を―――


     『…本当にいいのっ!?
       ……してもいいの!?ねえっ!?』


―――何度でも裂いて、この世界、歩んで行こう―――


     『やれっ……!……を動かせっ!!!』


―――とめどなく、刻まれた―――


     『貴女を失えば、それを悲しむ人がいるって、
             どうしてそれに気づかないの!』


―――時は、今、始まり告げ―――


     『……成功、したのか?……』


―――変わらない、思いをのせ―――


     『いくつもの世界線を旅してきたからこそ……』

支援




―――閉ざされた、扉開けよう!―――




     『跳べよぉおおおおおおおおおっっ!!!』



―――目覚めた心は走り出した、
                未来を描くため―――


     『貴女は、鹿目まどかのままでいればいい。
                 今までどおり、これからも』


―――難しい道で、立ち止まっても、空は―――


     『私は、いつだってあんたの味方よ』


―――綺麗な青さで、いつも待っててくれる―――


     『すべて、意味があったことなんだよ』



―――だから怖くない、もう何があっても―――


     『〝最初のお前〟……せ!
               世界を……せ!』


―――挫けない!―――



     『エル・プサイ・コングルゥ』


――‐‐……べ!!」

岡部「俺は、俺は……!」

「…ぉ……!」

岡部「辿りついて……全部あったことで……」

「…かべ!!」

岡部「だから、俺は覚えてるから……!」


紅莉栖「岡部ッ!!!」


ハッと振り向くと、
目に涙を溜めた紅莉栖が、
俺を呼んでいた。
あれ?俺何やって……?

紅莉栖「岡部、ねえ岡部?」

岡部「な、何だ?クリスティーナよっ。
  酷い顔ではないか!」

紅莉栖「……自分の顔、鏡で見てきてから言ったら?」


え?

と思う前に気付いた。

俺、めちゃくちゃ泣いてる。
頬がビショビショになってる。
紅莉栖どころのレベルじゃない……。

ああ、感情移入しすぎたな、と冷静に後悔した。
これはアニメだ。アニメの話しだ。

……ことを言ってるんじゃない。

紅莉栖「岡部、あんた自分でわかってる?
   岡部の顔……急に老けたように見える……」

岡部「だ、黙れクリスティーナよ!
  俺は元からこの顔だっ!」

紅莉栖「強がってるの、見え見えだぞ?」


うるさいっ!
こうでもしてないと、
お前の顔何てまともに見れるか!

紅莉栖「岡部……」

岡部「岡部岡部と何だ、
  そんなに構ってほしいのか!
  この構ってちゃんめ!」


紅莉栖「……辛いならね、
      『無理しなくていいんだよ?』」


岡部「!?」

バッおまっ、その言葉は……。
今その言葉は反則だろ……ふざけんな。

紅莉栖「『なにがあったのかは、わからないけど……』」

岡部「あ……ぁ」

紅莉栖「岡部は、岡部のために……」



紅莉栖「泣いて、いいと思うの」



岡部「ぐ……ぅ」


こいつらは揃って卑怯だ。
そんなこと言われたら、泣くしかないじゃないか!
むしろ泣かなかったら、
空気嫁判定をくらう勢いだ。


紅莉栖は俺の頭に手を伸ばして、頭を撫でてくれた。
被るんだよ、お前らは……。

岡部「か、勘違いするなよ!
  これは汗だっ!
  目から汗が出ているだけだからなっ」

紅莉栖「ツンデレのテンプレ乙。
   慣れないことしてるんだから、素直になれば?」


お前が言うな。

紅莉栖が居てくれてよかったと思う。
紅莉栖とこのアニメを見れて良かったと思う。
もしもここに居なかったら、俺は泣くどころではなく、
何をしていたかわからない。

俺には未来があるから、安心できる。

確定してない無限の可能性を秘めた、

<シュタインズゲート>の選択なんだからな!

フゥーハハハ!!!
―――エル・プサイ・コングルゥ。


紅莉栖「落ち着いた?」

岡部「ああ、流石は俺の、助手だな」

紅莉栖「だから私は助手でも、
        クリスティーナでもないと言っとろーが!」



目に涙を溜めた紅莉栖は言い切った。


十話 完

こんなスレ支援してやる支援

あとがき

7時から戦って、いつの間にか17時でござる。
流石に俺も燃え尽きた、やりきった……。
もうこれ単体でSS作ればよかった、何という後の祭り。

元々ここら辺を軽くやりたくて、
前置き作ったら、絶望と希望の相転移できるんじゃね?
と思って軽く一話から流そうとしたら、
三話まで前置き作ればry六話ryあれ七話八話捨てがたいry
そしたらこの様だよ!やったね綯ちゃん!

十一話はまた少し時間かかりそうです……。
バイト戦士にならないといけないし……。
とりあえず、ここまで保守と支援してくれてありがとう御座います。

いつかどっかのサイトで、俺用にまとめてくれないかな……。

マミ「魔法少女が力尽きると消滅する現象…やっぱり名称が必要よね」

とある某巨大掲示板の某板
魔弾の射手「~~~~という事なのですがどの様な名称が良いかしら?」
鳳凰院凶真「ふむ…それは因果の鎖(アカシック・バインド)からの解放を意味する…つまり因果への到達と再誕(アカシック・デスティネーション・リバース)」
千葉の堕天聖「あなたの話が真実だとしたらその現象は黒き母の印による転生…ゲフ写本とグハーン断章の破片(シャーン)を解析し得られた秘法、円望(無限の希望)ではないかしら?」
郷土妖怪スマキン「宇宙の理には所々自然だが不自然な点が多々ありこれは因果律そのものが何度も書き換えられている事を意味しそれが真実だとするならば我々にそれ確認する事は不可能である」
魔弾の射手「ご意見ありがとう…因果と円の様に続く無限に変容を続ける宇宙の理…そうね…円環の理(えんかんのことわり)というのはどうかしら?」
鳳凰院凶真「ビューティホー!」
千葉の堕天聖「素晴らしいわ!」
郷土妖怪スマキン「妥当である」

マミさんマジ厨二病

oh...パー速とか
俺は半年ROMればよかったね……
出来ることなら十数時間前にDメール送りたいよ

このスレがもし落ちたら移動するよ
あとsageた方がいいのか、理解。

読んでる人のためにも、
何としても十一、最終話も書く。

しかし時間が無い分相当待たせる可能性もあるから
落ちた時のことも考えとくよ
ログはよくわかんないのでテキストデータでまるごと保存したし
最悪再編集してどっかにデータうpとか


一旦また消えます。
予告はちょっと時間なくて作れぬ

おつっちまどまど!

バイト頑張っての

実はまろしぃもまっちょしぃも大好き
もっと流行って色んなまゆしぃがうまれればいいのに

今まで読んだ中で一番のSSじゃなかろうか

ところでシュタゲは最後には皆ちゃんと幸せになるんだよね?
このままアニメ見続けて大丈夫なんだよね?

まっちょしぃ「びっぱーさん、びっぱーさん、そこにゲルバナがあるよね」


まっちょしぃ「数分後の貴様の姿だ」


俺「わぁい!これでクソな人生とも就活ともオサラバだぜえ!」

_

     σ   λ
     ~~~~ 
    / ´・ω・)   <>>205さん♪>>205さん♪

 _, ‐'´  \  / `ー、_ あそこにゲルバナがあるでしょ~?
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/


_

     σ   λ
     ~~~~ 
    / ´・ω・)   <数分後の貴様の姿だ

 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

>>213
ありがとう!それがすっごく見たかったの!!
しかしまさか貼ってくれる人がいるとは思わなかったwww
……最近毒づいてばかりいたからあんたの優しさに心がすごく洗われたよ、
マジでホントにありがとう。

保守?

うぃーっす!
今帰って来たんだよね。
でも、やっぱり昨日と同じで睡魔がヤバいから
次回予告と参考にしてるリスト乗っけて去るよ。
保守サンキュー!

何か批判レス無さすぎて
逆に怖いわ。
みんなもPSPシュタゲとか必ず買ってね
後悔しない内容だから!

・原作ゲーム  Steins;Gate
・小説      Steins;Gate 円環連鎖のウロボロス①②
・他漫画・ドラマCD各種、フリーゲームのRPGのも
・アニメは現在放映中のとこまでで、
バラしても支障ないと思うとこまで。
原作組には泣けるように、
アニメ組には買いたくなるように書いてる、つもり

・原作アニメ 魔法少女まどか☆マギカ
・漫画版   魔法少女まどか☆マギカ一・二・三巻
・他漫画   魔法少女おりこ☆マギカ
まあ、大体の人はきっとほむら目当てでくるんだろうから、
ネタバレは気にしないで書いてる。

・後@ちゃんネタ
今度の十一話も微量なネタバレになるかもしれないから
十話ストップで一ヶ月我慢してね!一ヶ月後にはないけど!

 ―次回予告―

『……違う時間を生きてるんだもの!!』

            「……を見て。目を逸らさないで」

『……私ね、未来から来たんだよ?』

         「……前のあなたと、……後のあなた」

『……わけわかんないよね…気持ち悪いよね?』

            「教えてよ……わからないの」

『わからなくてもいい。何も伝わらなくてもいい。
     それでもどうか、お願いだから、
             あなたを私に守らせて……!』

     ―第十一話 最後に残った道しるべ―

やっべぇこれみんな待ってるんだよね?
まだ途中までしか出来てないんだけど投下する?
進行状況は二分の一か三分の一くらい

紅莉栖がちょっと手強すぎて
構成に手間取ってしまった……天才恐ろしい

イノベ……じゃなくてインキュベーターの会話
が主になるけど全力でいくか?

ほむぅ

用事もあるから
中々進まないんだな、これが
あの時の俺に言ってやりたい、迂闊な真似はするなと

もうちょっと頑張ってみる
中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
ネットの画面の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。
信じよう。そしてともにもっとシュタゲSS増えますように。

もうちょっと!後ちょっと!
暇な時間を俺が埋めるっ!
たまにはこんな時間とスレあってもいいよね!
シュタゲと、まどかと、己自身の意思でっ!

十一話、最終チェック中

確認、完了。
どこからでも見てくれー!

以下、
『魔法少女ry 十一話』 
投下します。

     ―第十一話 最後に残った道しるべ―


インキュベーター『時間遡行者、暁美ほむら』

インキュベーター『過去の可能性を切り替えることで、
         幾多の平行世界を横断し、
         君が望む結末を求めて、
         この一ヶ月間を繰り返してきたんだね』

インキュベーター『君の存在が、
         一つの疑問に答えを出してくれた
         ――「何故、鹿目まどかが、魔法少女として、
         あれほど破格の素質を備えていたのか?」』

インキュベーター『今なら納得いく仮説が立てられる』

インキュベーター『魔法少女としての潜在力はね、
         背負い込んだ因果の量で決まってくる』

インキュベータ―『一国の女王や救世主なら兎も角、
         ごく平凡な人生だけを与えられてきたまどかに、
         どうしてあれほど膨大な、
         因果の糸が集中してしまったのか不可解だった』

インキュベーター『だが――ねえ、ほむら?』

インキュベーター『ひょっとしてまどかは、
         君が同じ時間を繰り返す毎に、
         強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?』

ほむら『……ッ!?』

インキュベーター『やっぱりね、原因は君にあったんだ!』

インキュベーター『正しくは、
         君の魔法の副作用――と言うべきかな?』

ほむら『…どういうことよ?』

インキュベーター『君が時間を、
         巻き戻してきた理由はただ一つ。
         ――鹿目まどかの安否だ』

インキュベーター『同じ理由と目的で、
         何度も時間を遡るうちに、
         君は幾つもの並行世界を、
         螺旋状に束ねてしまったんだろう。
         ――鹿目まどかの存在を中心軸にしてね』

インキュベーター『その結果、決して絡まるはずのなかった、
         平行世界の因果線が、
         全て今の時間軸のまどかに連結されてしまったとしたら?
         彼女の、あの途方もない魔力係数にも納得がいく』

インキュベーター『君が繰り返してきた時間。
         ――その中で循環した因果の全てが、
         巡り巡って、
         鹿目まどかに繋がってしまったんだ。
         あらゆる出来事の元凶としてね』



紅莉栖「……因果律の収束だとでも言うの?」

岡部「因果の輪から外れたことで、
  その代償に因果の輪に絡まったのが、
  ……鹿目まどか……?」

いつか言っていた言葉を思い出す。


―――時間の輪、つまり因果律から外れるかもしれない。

―――SF小説によくあるでしょ?
         閉じた時間の輪の中で、永遠にさまよい続ける。



それが、暁美ほむら。
そして、その希望の代償になったのが、

鹿目まどか。

ほむらが、絶望する理由。
希望と絶望は差し引きゼロで、
世界はそういう風に出来ている。

……こんな話しがあるかよ……!

結果的にほむらは、
自分で自分の首を、
延々と絞め続けていたということだ。


  ―――時間を跳び越えることは、それだけ危険なのよ。



インキュベーター『お手柄だよ、ほむら。
         君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ』



  ―――あんたは、それでももがくの……?


誰かの葬式会場。
それはまどかの友達で、親友で、かけがえのない仲間。

まどかの顔には生気がない、まるで魔法少女のようだ。
本当は何も知らないはずなのに、
全てを知ってしまった存在。



まどか『さやかちゃんも、杏子ちゃんも死んじゃった』

インキュベーター『意外な展開ではないよ?
         予兆は随分前からあった』

まどか『どうでもいいって言うの?
   みんなあなたのせいで死んだようなものなのに!』

インキュベーター『例えば君は、
         家畜に対して引け目を感じたりするかい?』

インキュベーター『彼らがどういうプロセスで、
         君たちの食卓に並ぶのか』

意識が幻界へ。


まどか『あっ…やめてよ!』

インキュベーター『その反応は理不尽だ』

インキュベーター『この光景を残酷と思うなら、
         君には本質が全く見えていない』

インキュベーター『彼らは人間の糧になることを前提に、
         生存競争から保護され、
         淘汰されることなく繁殖している』

インキュベーター『牛も豚も鶏も、
         他の野生動物に比べれば、
         種としての繁殖ぶりは圧倒的だ』

インキュベーター『君たちは皆、
         理想的な共栄関係にあるじゃないか?』

まどか『同じだって言いたいの?』

インキュベーター『寧ろ僕らは、
         人類が家畜を扱うよりも、
         ずっと君たちに対して譲歩しているよ?』

インキュベーター『曲がりなりにも、
         知的生命体と認めた上で、
         交渉しているんだしね。
         信じられないのかい?』

インキュベーター『それなら、見せてあげようか。
         ――インキュベーターと人類が、
         共に歩んできた歴史を』


フラッシュバックする記憶と意識の世界。
まどかの脳裏に様々な世界線の記憶が映る。


インキュベーター『僕たちはね、

    有史以前から君たちの文明に干渉してきた』

インキュベーター『数え切れないほど大勢の少女が、
         インキュベーターと契約し、
         希望を叶え、
         そして絶望に身を委ねていった。
         祈りから始まり、呪いで終わる。
         ――これまで、数多の魔法少女たちが、
         繰り返してきたサイクルだ。
         中には、歴史に転機をもたらし、
         社会を新しいステージへと導いた娘もいた。

まどか『もうやめて…!
   みんな、みんな信じてたの。信じてたのに裏切られたの』

インキュベーター『彼女たちを裏切ったのは僕たちではなく、
         寧ろ自分自身の祈りだよ?
         どんな希望も、
         それが条理にそぐわないものである限り、
         必ず何らかの歪みを生み出すことになる』

インキュベーター『やがてそこから、
         災厄が生じるのは当然の節理だ。
         そんな当たり前の結末を裏切りだと言うなら、
         そもそも、
         願い事なんてすること自体が間違いなのさ。
         でも、愚かとは言わないよ?
         彼女たちの犠牲によって、
         人の歴史が紡がれてきたことも、
         また事実だし』



紅莉栖「解説乙。死ね、氏ねじゃなくて死ね!」

@ちゃんねらークリスティーナの反撃。

インキュベーター『そうやって過去に流された、
         全ての涙を礎にして、
         今の、
         君たちの暮らしは成り立っているんだよ?
         それを正しく認識するなら、
         どうして今更、
         たかだか数人の運命だけを、
         特別視できるんだい?』

まどか『ずっとあの子たちを見守りながら、
   あなたは何も感じなかったの?
   みんながどんなに辛かったか、
   わかってあげようとしなかったの?』

インキュベーター『それが僕たちに理解できたなら、
         わざわざこんな惑星まで、
         来なくても済んだんだけどね。
         僕たちの文明では、
         感情という現象は、
         極めて稀な精神疾患でしかなかった』

インキュベーター『だから、
         君たち人類を発見した時は驚いたよ!
         全ての個体が、
         別個に感情を持ちながら、
         共存している世界なんて、
         想像だにしなかったからね!』


まどか『もしも…、
   あなたたちがこの星に来てなかったら……?』



インキュベーター『君たちは今でも、
         裸で洞穴に住んでたんじゃないかな?』


紅莉栖「あああっ!!何なのよこいつ!?
   まるで自分が、
   私たち人類にとっての神みたいな視点で語って!
   バカなの?死ぬの!?
   今すぐこいつを論破してやりたい!
   ……でもこいつの言ってることは間違ってない。
   ……ああああもうっ!
   まともな反論出来ない自分に腹が立つ!」

岡部「お、おちけつクリスティーナよ。
  ……相手はアニメのキャラだぞ?」

紅莉栖「これが落ち着いていられるかっ!
   私はすぐにでも研究室に戻って、
   こいつを論破する論文を作らせてもらうっ!」

だからそれは死亡フラグだって。

どうにか助手をなだめながら、
俺たちはさらに鑑賞していく。

ハァ……もう今何時だ?
時間と空間の概念がここにはないかのような、
そんな感覚。

いや、違うな。
そう、ここは小さなブラックホールだ。

     イベントホライゾン
これは、事象の地平線の向こう側。

時間と空間の役割が入れ替わる場所。
永遠に引き延ばされた時間。


     ―――振り返ってはいけない。


なんてな。そんな大層なものではないか。


     ―――永遠は無限ではない。


お先真っ暗、って点ではあってるけど。
あ、そういえばミクちゃんクロちゃんの、
魔法少女擬人化もそんな話ししてて生まれたんだっけ?
やっぱ紅莉栖は魔法少女アニメにはまるような乙女(笑)、
なんじゃないか?
ダル、ミクちゃんクロちゃんではないが、
お前の魔法少女云々もあながち間違いじゃなかったぞ。

    ―――そして裸の特異点の存在は、
       一般相対性理論と因果律を破綻させるわ。

    ―――宇宙の 法則が 乱れるのよ。


頭に過る言葉。
紅莉栖はある意味で実証しているんだよな……。
こいつの天才っぷりは、因果律もなんのそのだ。
……マジでインキュベーターを論破することも、
紅莉栖には可能なんじゃないか?
こいつの探究心は半端ない。
甘く見てると、人格を崩壊させられるほど論破されるしね!
紅莉栖、恐ろしい子!

      ―――前を向いて、たどり着いて。


まどか『入っていいかな?』


まどか『これが…「ワルプルギスの夜」?
   杏子ちゃんが言ってた……』

まどか『一人で倒せないほど、
   強い魔女をやっつけるために、
   ほむらちゃんと二人で戦うんだって。
   ずっとここで準備してたのね?
   街中が危ないの?』

ほむら『今までの魔女と違って、
   コイツは結界に隠れて身を守る必要なんてない。
   ただ一度具現しただけでも、
   何千人という人が犠牲になるわ』

全裸の観測者オカリン支援

まどか『なら、絶対にやっつけなきゃ、ダメだよね?』

まどか『杏子ちゃんも、死んじゃって……、
   戦える魔法少女は、
   もうほむらちゃんだけしか残ってない。
   だったら……!』


ほむら『一人で十分よ!』


ほむら『佐倉杏子には無理でも、
   私なら一人でワルプルギスの夜を撃退できる。
   杏子の援護も、本当は必要なかったの。
   ただ彼女の顔を立ててあげただけ』

まどか『ホントに?』

涙に濡れた頬。

まどか『何でだろ、私、ほむらちゃんのこと信じたいのに、
   嘘つきだなんて思いたくないのに……、
   全然大丈夫だって気持ちになれない。
   ほむらちゃんの言ってることが本当だって思えない』


ほむら『本当の気持ちなんて、伝えられるわけないのよ』


まどか『ほむらちゃん……?』



ほむら『だって、私は……私はまどかとは、
         ――違う時間を生きてるんだもの!!』

紅莉栖「ビクッ」

横にいる紅莉栖が反応した、気がした。
俺はスクリーン画面を見ていて、よくわからない。



ほむら『…私ね、未来から来たんだよ?
   何度も何度もまどかと出会って、
   それと同じ回数だけ、
   あなたが死ぬところを見てきたの』



いくつもの世界線の収束を観測した、
過去のほむらの映像が漂う。

ほむら『どうすればあなたが助かるのか、
   どうすれば運命を変えられるのか、
   その答えだけを探して、
   何度も始めからやり直して……!』

まどか『ほむら…ちゃん……?』

ほむら『ごめんね。
   わけわかんないよね…気持ち悪いよね?』


    ―――さっき、……何を言おうとしたんですか?


ほむら『まどかにとっての私は、
   出会ってからまだ1ヶ月も経ってない、
   転校生でしかないものね』

    ―――……前にあなたと会ったことありますか?


ほむら『だけど私は…私にとってのあなたは…』


―――……は、……を助ける。


ほむら『繰り返せば繰り返すほど、
   あなたと私が過ごした時間はずれていく。
   気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていく。
   たぶん私は、
   もうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う』

ほむら『あなたを救う。
   それが私の最初の気持ち。
   今となっては……たった一つだけ、
   最後に残った道しるべ』


―――痛かったか……?
   すまなかった……。
   だが、お前を……ためだったんだ……!



ほむら『わからなくてもいい。
   何も伝わらなくてもいい。
   それでもどうか、お願いだから、
   あなたを私に守らせて……ッ!』



―――……に、生きていてほしかったから。


……ヤバい、泣きそう。
今泣いたら絶対ダメだ。
俺はきっと、我慢できなくなるだろう。
俺は横目で紅莉栖を見―――



紅莉栖「<◎> <◎>」



見てる。俺を見てる。
顔をこっちに向けて、ガン見している。
一瞬目があった……ヤバい。


紅莉栖「岡部」

いかんッ!
緊急シークエンスCSG発令確認!
鳳凰院凶真、出動を許可する!!

岡部「な、何かね?クリスッティーナ」



ヤバい……声が上ずった。


紅莉栖「こっち向いて」

岡部「だが断る!」

紅莉栖「私を見て。目を逸らさないで」

          ―――目を閉じろっ!


何だよこいつ、
目を閉じろとか見ろとかどっちだよ。
俺の記憶が混乱する。

岡部「……何故だ?」

紅莉栖「教えて、ほしいことがある」


シュタインズゲェェェェエェェエエット!!


紅莉栖「こっちを向けっ!」

うわっ!
俺の胸ぐらをつかみあげ、ぐいっと引き寄せた。

          ―――いいから、閉じなさいよ!!

岡部「な、何をする!?
  ついに、反逆のクリィースティーナか!?」

紅莉栖「私の質問に、答えて」


真剣な眼差しで、俺を、瞳に映してる。



紅莉栖「……十五分前のあなたと、
             十五分後のあなた」

岡部「!!」

紅莉栖「何が、違うの……?
        教えてよ……わからないの」

フゥーハハハ!
天才の癖にそんなことを聞いてくるとはな!
大違いだよバカ野郎。

でもそんなの、言えるわけ、ないだろ。

俺はこの選択を選んだんだ。
もう二度と間違ったことをしてはいけないんだ。
だから、お前にそれを喋るわけには、
いかないんだよ……。


紅莉栖「答えて、くれないの?」

岡部「……」


わからないの?じゃなく、

俺がすでに悟ってることを前提に、

喋りかける。

ひどい。紅莉栖ひどい。

いきなり追い詰めてくるとは、

やはり天才の名は伊達じゃない。



紅莉栖「答えてよ……答えなさいよ……」



    ―――……を、ずっと捜していました。



    ―――どうしても、……たくて。



    ―――あなたが、……でよかった。


もう全部喋ってしまおうか?

何もかも喋って、


ネタバレして、


スッキリしてもいいんだろうか。



……もう、ゴールしてもいいよね?



岡部「く、紅莉栖?」


紅莉栖「グスッ……うん」




岡部「答えてやる」


紅莉栖「ぅん……えっ!?」


紅莉栖が驚いた顔をしている。

……よし、今だ!!


岡部「答える、答えるがっ!今回、
  まだ、その時と場所の指定まではしていない!
  つまり、俺がその気になれば、
  答えるのは10年後、
  20年後ということも可能だろう……!
  ということだッフゥーハハハ!!」

決まったー!逆転サヨナラゴォォォオォォオオルッ!
フハハハハハ!
紅莉栖は肩を振るわせてブルブルしているっ!
俺の、勝ちだ!

紅莉栖「おのれと……おのれという奴は」


所詮、助手は助手!
この灰色の脳細胞を持つ狂気のマッドサイエンティスト!
フェニックスの鳳凰に、院、凶悪なる真実と書いて、
鳳凰院凶真の!足元にも及ばないということをっ!!


紅莉栖「……目を閉じろ」

岡部「え?なぜ、目を……?」


紅莉栖「いいから、閉じなさいよ!!」

あれ?俺いつの間にかフラグ立ってたのか?
俺はおとなしく目を閉じる。wktkと、

考えた次の瞬間!鳳凰院凶真の頭に衝撃走る!


「おのれの頭を開頭して、海馬に電極ぶっ刺してやるッ!!」


ついに盾?で殴られた。
驚異の魔法テクノロジーが鈍器とは、
流石紅莉……栖。
目の付け所が違う。

見事……だ。

助手を使用可能になりました実績解除支援

タツヤ『今日はお泊り~?キャンプなの~?』

まどか父『ああ、そうだよ。
    今日はみんなで一緒にキャンプだぁ~』

まどか『ほむらちゃん……』



激痛のする頭で、何とか理解しようとする。
とりあえず、紅莉栖は落ち着いた。
まだぷりぷりしてるけど。


まどか家族、町の住民は避難所にいる、のか?
ものすごい空気だ。


ほむらが立ちつくしている。


何かゲームのラスボス戦みたいだ。
仲間の居ない、ソロプレイだけど。






     ほむら『来る!!』



―進む、ほむら―――――


―移り変わる異様な景色―


―使い魔の行進、パレード―


―さあ、ショータイムだ!――

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::

   (д゚ =)    (д゚= )
   /  =ヽ  /  =ヽ

   | |  Y  |  |     = |
  / .|   |  | ノ |   |  |
 m/ / // |  / ノ

   ⑤

     ④

       ③

         ②

           ①




ほむら『今度こそ…決着をつけてやる!!』

  \     |    |     /     /
    \    |    |    /   //
\    \   |   |      / //
      (Д゚=)       
   ヘn |  、 ヽ  (∀゚=)   
   `ー、`(´`´_ノてγ(´) ⌒ヽ 
     / ̄/⌒ノ `ーヽ_ノ ヽ 
    (__,ノ |  |    //=ノ
       (_)  / | Y 


紅莉栖「( д)゜゜」

岡部「RPG!!!」


時間干渉能力をフルに使った攻撃!

奇跡のカーニバルの開幕だッ!

紅莉栖も俺も、
先ほどのことも忘れてスタンディングオベーション。

ちょっと意味は違うが、そんなの関係ねぇ。
響きが大事なんだ、響きが。

紅莉栖「いけぇぇぇぇえええ!!!」

岡部「ヒョォォォー!!」


撃つ、放つ、撃つ!
怒涛の攻撃の嵐!


ワルプルギスの夜『アハハハハハハハハハ!』


しかし、無傷の魔女、ワルプルギスの夜。


紅莉栖「汚物は消毒だァーッ!」

岡部「ヒャッハー!」


外が大雨で良かった。

これじゃ俺らはただの基地外だ。



紅莉栖「タンクローリーだッ!!」

岡部「WRYYYYYYYYYY!!!!!」



どんどん魔女を追い込むほむら。
しかし、無傷。


岡部「ワルプルギスの夜メェ!」

紅莉栖「シネェ!」

クレイモアのバーゲンセールだぜ!
爆発する地形。


紅莉栖「やったか!?」




おま、それフラグ……。

  ___
./ほむら\
|. ____|       、′・ ’、.
|::.| ィェァ ィェァ||  、 ’、.”・”;‘ ・.
|;:. ̄ ̄ ̄ ̄| 、. ”;⌒)∴⌒`、,´、;
.ト;::     /  ;゜・(´;^`)⌒、"::) ヽ;・”
. |\_,__/ ;゜、⌒((´;;;;;ノ、"'人;; :))、´;
┘     └─ 、




ワルプルギスの夜『アハハハハハハハハハハハ!!』





追い詰められたのは、ほむらだった。


まどか『ほむらちゃんが、
   一人でも勝てるっていうのは、ホント?』

インキュベーター『それを否定したとして、
         君は僕の言葉を信じるかい?
         今更言葉にして説くまでもない。
         その目で見届けてあげるといい。
         ――「ワルプルギス」を前にして、
         暁美ほむらがどこまでやれるか』




まどか『どうしてそうまでして戦うの?』

インキュベーター『彼女がまだ、
         希望を求めているからさ。
         いざとなれば、
         この時間軸もまた無為にして、
         ほむらは戦い続けるだろう。

         何度でも性懲りもなく、
         この無意味な連鎖を、
         繰り返すんだろうね?

         最早今の彼女にとって、
         立ち止まることと、
         諦めることは同義だ。

         何もかもが無駄だったと、
         ――決してまどかの運命を変えられない、
         と確信したその瞬間に、
         暁美ほむらは絶望に負けて、
         グリーフシードへと変わるだろう』


まどか『希望を持つ限り、救われないって言うの?』


インキュベーター『そうさ、
         過去の全ての魔法少女たちと同じだよ。


         まどか、君だって一緒に視ただろう?』


まどか『うぅ……でも、でも。でも!』


覚悟を決める、まどか。

まどか母『どこ行こうってんだ?オイ』



まどか『ママ…私、友達を助けに行かないと、
   私でなきゃダメなの!!』

まどか母『テメェ一人のための命じゃねぇんだ!
    あのなぁ、そういう勝手やらかして、
    周りがどれだけ…ッ』

まどか『わかってる。私にもよくわかる。
   私だってママのことパパのこと、大好きだから。
   どんなに大切にしてもらってるか知ってるから。
   自分を粗末にしちゃいけないの、わかる』

まどか『だから違うの。みんな大事で、
   絶対に守らなきゃいけないから。
   そのためにも……!
   私今すぐ行かなきゃいけないところがあるの!』


まどか母『なら、アタシも連れていけ』


まどか『ダメ。
   ママはパパやタツヤの傍にいて、
   二人を安心させてあげて?』

まどか『ママはさ、私がいい子に育ったって、
   言ってくれたよね。嘘もつかない、
   悪いこともしないって。
   今でもそう信じてくれる?
   私を正しいと思ってくれる?』

まどか母『絶対に下手打ったりしないな?
    誰かの嘘に踊らされてねぇな?』






まどか『うん、ありがとう!ママ!』

一方ほむらは?―――



ほむら『これ以上先に進まれたら…ッ!
   どうにかして…ここで食い止めないと……』



時間干渉を行おうとするほむら。
しかし、彼女の時間は、砂時計の砂の如く、
使い切っていた。
      ―――塵一つ、誤算も許さぬ必然。

『そんな…ハッ』

攻撃を避けられない。

ほむら『どうして?…どうしてなの?
   何度やっても、アイツに勝てないッ』


―――世界の結果は、
     ある一定範囲に収束する。



ほむら『繰り返せば…ッ、
   それだけまどかの因果が増える。
   私のやってきたこと、結局……』



―――まどかは、
   どの時間でも魔法少女になる。



―――絶望の時、彼女のソウルジェムは―――

紅莉栖「ぁ……ダメ……」



    ―――零れ落ちる、涙―――


パシッ

         手を掴む音。

  『もういい。もういいんだよ、ほむらちゃん』



ほむら『まどか……?』


まどか『ほむらちゃん、ごめんね』

ほむら『まどか…まさか……!?』




いよいよ、最後の時間が迫る。
               第十一話 完

 ―次回予告

―最終話 1た0の、4...の友達―

                ―最終話 わた...の、...高...5達―

―最終話 ...た...の、最高8...達―

          ―最終話 わ.....しの、.........の友9―

―最終話 ..................、最6の友―

                  ―最終話 ...........わ....................な.............―

       ―最終話 わたしの、最高の友達―

以上、第十一話でした

最後は失速した失速した失速した
でも後悔なんてあるわけない。
たまの一週間くらい頭がおかしくなるほど
PCと向き合うのも悪くない

最終話は本当に投下遅れま……
書き終わったらここ落ちてたり……
少なくとも金曜の深夜になるまでは投下無理かも……

今日も元気にバイト戦士だ!

知ってるかい?
制作段階では『助手の胸は大きい』って指定だったんだぜ…
それで絵師さんは十分胸を盛って描いたつもりだったと言うぜ…

どうしてこうなった! どうしてこうなった!

まぁあちこちで既に何度も議論されているわけだが
元々の助手の胸は大きいと言う指定があり、公式の3サイズも確かにそれっぽい数値となっている。
バストが近いラボメンを比較してみると

助手:身長160cm/B79/W56/H83
バイト戦士:身長163cm/B80/W59/H86
フェイリス:身長:143cm/B80/W54/H77

武闘派である鈴羽と比べ、助手はウェストとヒップが3cm小さく、バストは1cm小さい。
そもそも助手の体格が華奢である事は万人が認めるところであろう。

そして肝心の『胸の大きさ』となるとアンダーも大事になってくるわけだが
助手は武闘派の鈴羽よりもアンダーが1cm以上大きいなんて事は考えにくい。

つまり何が言いたいかと言うと、助手の胸(カップ)はバイト戦士よりも大きい。

あー! あー! あー! 聞こえないぉ!
フェイリスたんはフェイリスたんだぉ!

>>335
この「裸で洞穴に住んでたんじゃないかな?」って言い方
あんこに対する
QB「君達魔法少女がどんな不条理を成し遂げても僕は驚かないよ」並に信用ならねえんだよな

寝ろ

ダル「あ、もしもしまゆ氏?やっと繋がったお。
  ……え?何?寝てた!?
  ちょwww寝オチwwwとかwwwwバロスwwwww」



ダル「え?うるさい?これはすまんこ。
  ……それでさ、実はね―――」

まゆり「もしもーし、るかくん?
   トゥットゥルー☆まゆしぃです♪
   ……ん?こんな時間にどうしたの?


   あのねぇ、実はですね~―――」



萌郁「まゆりさんから……メール……」

萌郁「え……今からみんなで……ラボに……?」

綯「Zzz......」

天王寺「Zzz......」


フェイリス「ダルニャンダルニャン、話しは聞いたのニャ。
     それはいい考えニャ!凶真とクリスティーニャン、
     希望と絶望の相転移を教えてあげるのニャァン……。
     移動手段はフェイリスに任せるニャ!」


ダル「流石フェイリスたん!そこに痺れる憧れるぅ!!
  雨も弱くなってきたし、逝くならいましかないお!」


るか「い、いいんでじょうか……?
  突然そんなことして、
  岡部……凶真さんが怒らないでしょうか?」

ダル「いいんだお。
  つーか、オカリンのくせに美人な助手と一晩二人きりとか、
  うらや……いや、けしからんでしょ。
  そんなリア充共をラボに置いておくのは、
  僕が絶対に許さない、絶対にだ!」

フェイリス「何と言う妬みだニャ……。
     ダルニャンもついに覚醒の時が、
     近づいてきたのかニャン?」

ダル「リア充には爆発してもらう。
  こっそり入って、一部始終をたっぷりと拝んでから、
  いい所で凸するお。
  大体るか氏だってさ、
  オカリンが牧瀬氏とくっついちゃったら嫌なんじゃないの?」

るか「え!?な、何で……ボクは……あの……」

萌郁「私も、
  二人がいちゃいちゃしてるシーン撮りたい!><」ピロンッ

まゆり「えっへへ~……今ね、
   クリスちゃんは『ほむらちゃん』の格好してるんだって♪
   ……それで、オカリンと二人で……、
   トゥットゥルー……トゥットゥルー」

ダル「牧瀬氏の暁美ほむら……ブヒ、ブヒィィィィイイ!!!
  後たぶん、まゆ氏の目が笑ってない件について。
  マジでオカリンは爆発しろ」



フェイリス「準備が出来たニャ!
     ニャフフ、ルシフェルの宴を始めるのニャア!」


ダル「待ってろよオカリン。
  二人きりで良い思いができると思ったら大間違いだ。
  お前がそんな卑怯な行動に出るなら、
  まずは、僕がその幻想をぶち殺す!
  僕と一緒に、魔法使いになってよ!」


フェイリス「すごいニャ……!
     ダルニャンの戦闘力が五万、七万、八万!
     まだ上がるのニャ!?」


るか「(ボク……ボク……ごめんなさい凶真さん……!)」


まゆり「即興でドッキリ板を作ったよ☆

               リア充は爆発しろー♪」


ダル「今日のまゆ氏は本気と書いてマジ。

               これは歴史に残る(キリッ」


フェイリス「いざ、出発ニャー!―――――――」

NDメールで寝ろと言われたぜ……
保守とか胸熱

現在進行状況70%
涙出てきた

ハハッ最終話は書ききったぞワロス。
後はシュタゲグループの会話が最後だ、
あともう少し、私は一人じゃない!
もう何も恐くない!!

よし、切りがいいからここで投下開始しよう。
すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに。
中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
ネットの画面の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。
信じよう。そしてともに戦おう。
バイバイさるさんや邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。

以下、
『魔法少女 まどか☆マギカ ――交わした約束、忘れないよ―― 最終話』 
投下します。


まどか『ほむらちゃん、ごめんね。
   私、魔法少女になる』


ほむら『まどか…そんな…』


     ―――これは、世界線の!?


まどか『私、やっとわかったの。
   叶えたい願いごと見つけたの。
   だからそのために、この命を使うね』


     ―――抗えない、結末。


ほむら『やめて!
   それじゃ…それじゃ私は、
   何のために……!』

                アトラクタフィールド
―――世界は、世界線と世界線収束範囲で、
               できてるっていう解釈だよ。


まどか『ごめん。ほんとにごめん。
    これまでずっと、ずっとずっと、
    ほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、
    今の私があるんだと思う。

                      ほんとにごめん』

―――だから……確実に、……!


まどか『そんな私が、やっと見つけ出した答えなの。
               信じて。
   絶対に、今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから』


ほむら『まどか……』

              ―――でもそれは、あなたを犠牲に……。

インキュベーター『数多の世界の運命を束ね、
         因果の特異点となった君なら、
         どんな途方もない望みだろうと、
         叶えられるだろう』

まどか『本当だね?』

インキュベーター『さあ、鹿目まどか?
        ――その魂を代価にして、君は何を願う?』

まどか『私……。


               はぁ…ふぅ…』





紅莉栖「……ムムッ」

岡部「……ゴクッ」






まどか『全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。


   全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、



              この手で!』


インキュベーター『――!?その祈りは、
        ――そんな祈りが叶うとすれば、
        それは時間干渉なんてレベルじゃない!
        因果律そのものに対する反逆だ!


        ハッ――君は、本当に神になるつもりかい?』

まどか『神様でも何でもいい。

   今日まで魔女と戦ってきたみんなを、

   希望を信じた魔法少女を、

   私は泣かせたくない。

   最後まで笑顔でいてほしい』

まどか『それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、
   変えてみせる』

まどか『これが私の祈り、私の願い!!』



まどか『さあ!叶えてよ、インキュベーター!!』



       V            V
       i{ ●      ● }i
       八    、_,_,     八


今ではない、何処か別の世界。

『鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの?』
『……たぶん』
『未来と過去と、全ての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ。そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる。死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ』

今ではない、何処か別の世界。

マミ『鹿目さん。
 それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの?』

まどか『……たぶん』

マミ『未来と過去と、全ての時間で、
 あなたは永遠に戦い続けることになるのよ。
 そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる。
 死ぬなんて生易しいものじゃない。
 未来永劫に終わりなく、
 魔女を滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ』

まどか『いいんです。そのつもりです』

まどか『希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、
   私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。
   きっといつまでも言い張れます』

杏子『いいんじゃねぇの?やれるもんならやってみなよ!
   戦う理由、見つけたんだろ?
   逃げないって自分で決めたんだろ?
   なら仕方ないじゃんw。
   後はもう、とことん突っ走るしかねぇんだからさ!』

まどか『うん。ありがとう杏子ちゃん』

マミ『じゃあ、預かっていた物を返さないとね!はいコレ』


手渡される、いつか描いたノート。


マミ『あなたは希望を叶えるんじゃない。
 あなた自身が希望になるのよ。私達、全ての希望に』


自分を、犠牲にして。
いつか描いた、魔法少女になる。
まどかは矢を放つ。
数多の世界線に降り注ぐ、希望の矢を。
過去も、未来も、全ての〝確定した結果〟に干渉する。
魔法少女の運命を、魔女の存在を、絶望の行方を。
       世界を変えるために。


まどか『あなた達の祈りを、絶望で終わらせたりしない』

まどか『あなた達は、誰も呪わない、祟らない。
   因果はすべて、私が受け止める。
   だからお願い、最後まで、自分を信じて』


跳んで行く、願いと、祈りと、希望を乗せて。


ほむら『何が…起きてるの……?』

インキュベーター『全宇宙、全ての時間軸、
        全ての並行世界のグリーフシードが、
        彼女に浄化されているんだ……』

―――アハハハハハハッハアッハッハハハハハ―――


まどか『もういいの、もう、いいんだよ?』

まどか『もう誰も恨まなくていいの。
   誰も、呪わなくていいんだよ。
   そんな姿になる前に、
   あなたは、私が受け止めてあげるから!』



全てを包みこむ光。
そして、裸の特異点の存在は、一般相対性理論と因果律を破綻させる。


宇宙の、法則が、乱れる。

ほむら『ここは…?』

インキュベーター『まどかがもたらした新しい法則に基づいて、
         宇宙が再編されているんだよ。
         そうか、――君もまた、
         時間を越える魔法の使い手だったね?
         じゃあ一緒に見届けようか?
         ――鹿目まどかという、存在の結末を



    あれが、彼女の祈りがもたらしたソウルジェムだ』


ほむら『そんな……ッ』

インキュベーター『その壮大過ぎる祈りを叶えた対価に、
         まどかが背負うことになる呪いの量が分かるかい?

         一つの宇宙を作り出すに等しい希望が遂げられた』

インキュベーター『それは即ち、


  一つの宇宙を終わらせるほどの絶望をもたらすことを意味する、


            当然だよね?』


惑星を飲み込み、宇宙を包み込む絶望。
究極のエネルギー体、救済の魔女。

―――ウフフ、アハハハハ、ハハハハハハ―――


ほむら『ぁぁ……ゥゥッ!!』


まどか『ううん。大丈夫』

まどか『私の願いは、全ての魔女を消し去ること!』

まどか『本当にそれが叶ったんだとしたら、


   私だって、もう絶望する必要なんて、ない!!』



全てを、〝なかったこと〟にする、究極の選択。
自分を犠牲にして、犠牲になって。
世界と他者を繋ぎ、希望を救う、愛の光が絶望を貫く!



インキュベーター『まどか、これで君の人生は、
        ――始まりも、終わりもなくなった。
        この世界に生きた証も、その記憶も、
        もう何処にも残されていない。
        君という存在は、一つ上の領域にシフトして、
        ただの概念に成り果ててしまった。
        もう誰も君を認識できないし、君もまた、
        誰にも干渉できない。

        君はこの宇宙の一員では、なくなった』



漂う無数の鹿目まどか。


それぞれが世界に溶け込み、やがてひとつに収束する。




ほむら『何よ……それ……!』



ほむら『これがまどかの望んだ結末だって言うの!?
   こんな終わり方で、まどかは報われるの!?
   冗談じゃないわ!!』



ほむら『これじゃ、死ぬよりも……、
   もっとひどい……ひどい……ッ』







    まどか『ううん。違うよ?ほむらちゃん』







まどか『今の私にはね、過去と未来の全てが見えるの』

まどか『かつてあった宇宙も、

   いつかあり得るかもしれない宇宙も、みんな。

   だからね、全部わかったよ?

   いくつもの時間で、ほむらちゃんが、

   私のためにがんばってくれたこと、

   何もかも。何度も泣いて、

   傷だらけになりながら、それでも私のために』


まどか『ずっと気づけなくてごめん……ごめんね?』

ほむら『ゥゥゥ……ウウウウウウッヴゥゥヴゥヴヴヴッ』

まどか『今の私になったから、


   本当のあなたを知ることができた。


   私には、こんなにも大切な友達がいてくれたんだって。


        だから嬉しいよ』



まどか『ほむらちゃん、ありがとう。あなたは―――







     ―最終話 わたしの、最高の友達―






     ―――だったんだね』



ほむら『だからって、あなたはこのまま、帰る場所もなくなって、
   大好きな人たちとも離れ離れになって、
   こんな場所に、独りぼっちで永遠に取り残されるって言うの?』


まどか『独りじゃないよ?みんな、みんないつまでも私と一緒だよ。
   これからの私はね、いつでもどこにでもいるの。
   だから見えなくても聞こえなくても、


      私はほむらちゃんの傍にいるよ?』

ほむら『まどかは…それでもいいの?
   私はあなたを忘れちゃうのに?
   まどかのこと、

   もう二度と感じ取ることさえできなくなっちゃうのに!?』



まどk...『ううん。諦めるのはまだ早いよ。
   ほむらちゃんはこんな場所まで付いて来てくれたんだもん!
   だから、元の世界に戻っても、もしかしたら私のこと、
   忘れずにいてくれるかも。

   大丈夫、きっと大丈夫。信じようよ!』


ほむら『まどか……』


まd......『だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから。
きっとほんの少しなら、
本当の奇跡があるかもしれない。

そうでしょ?』


ほむら『まどか……行かないで……ッ!』




ま.........『ごめんね。私、みんなを迎えに行かないと』



ほむら『……ッ!!』










m............『いつかまた―――』

―最終話 わたしの、最高の友達―










                    イイカゲンニ……










         ―最終話 わ//しの、最//の友達―










   ほむら『……いい加減に……してよッ!!!』

―最終話 1た0の、4...の友達―

                ―最終話 わた...の、...高...5達―

―最終話 ...た...の、最高8...達―

          ―最終話 わ.....しの、.........の友9―

―最終話 ..................、最6の友―

                  ―最終話 ...........わ....................な.............―

これ貼らなきゃやってらんない


マミ「魔法少女が力尽きると消滅する現象…やっぱり名称が必要よね」

とある某巨大掲示板の某板
魔弾の射手「~~~~という事なのですがどの様な名称が良いかしら?」
鳳凰院凶真「ふむ…それは因果の鎖(アカシック・バインド)からの解放を意味する…つまり因果への到達と再誕(アカシック・デスティネーション・リバース)」
千葉の堕天聖「あなたの話が真実だとしたらその現象は黒き母の印による転生…ゲフ写本とグハーン断章の破片(シャーン)を解析し得られた秘法、円望(無限の希望)ではないかしら?」
郷土妖怪スマキン「宇宙の理には所々自然だが不自然な点が多々ありこれは因果律そのものが何度も書き換えられている事を意味しそれが真実だとするならば我々にそれ確認する事は不可能である」
魔弾の射手「ご意見ありがとう…因果と円の様に続く無限に変容を続ける宇宙の理…そうね…円環の理(えんかんのことわり)というのはどうかしら?」
鳳凰院凶真「ビューティホー!」
千葉の堕天聖「素晴らしいわ!」
郷土妖怪スマキン「妥当である」

マミさんマジ厨二病

||  
         ||           ||

―最終話 //わした////、////ないよ―
   ||    
                ||
                       ||
 ||       ||   

                ||   
―最終話 //わした約//、////ないよ―
   ||    
                ||
                       ||
 ||       ||   

                ||   








     ―最終話 交わした約束、忘れないよ―








ほむら『私が叶えて欲しいのは、そんな夢でも、希望でもないっ!!』


ほむら『あなたの居ない未来で、あなたのことを覚えている私がいても!』


ほむら『そんなの奇跡なんて言えないわ!!残酷なだけよっ!!!』


ほむら『どうして!?どうしてなのっ!?』


ほむら『あなたは、なんであなたは、いつだって、そうやって自分を犠牲にして!』



ほむら『私の前から居なくなっちゃうのっ!?』


ほむら『あなたを、大切に思う人のことも考えて……!考えなさいよ……!』


ほむら『あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって、
      どうしてそれに気づかないの!?ねえ、答えてよ!まどかァ!!』


ほむら『まどかを守ろうとしてた人はどうなるの!?まだ、私は答えを聞いてない!』


ほむら『私の希望はどうなるの?まどかの居ない世界で、
      まどかを覚えている私がいるとして、
         それで私の希望は守られると思ってるの!?』



ほむら『ふざけないでよっ!!
   まどかの居ない世界何て、私が見ることのできない、
   まどか何て!そんなのは絶望と一緒だわ!!!!』


ほむら『私は……ッ!!私は、魔法少女何てどうでもいいのッ!!!』


ほむら『みんなの願い?みんなの祈り?そんなのどうでもいいわっ!!』


ほむら『私はただ、まどかに生きていて欲しかっただけ……、
   私の知ってる鹿目まどかのままでいい……今でどおり、
   これからも。……ただそれだけだったの』



ほむら『ねえ、まどか?どうするの?まどかがこのままじゃ、
   私は絶望するわ!全ての魔法少女を呪うわ!!祟るわ!!!』


ほむら『まどかにこんな祈りをさせた魔法少女を恨むわ……。
   魔法少女を呪い続けるわ……。

   私だけが、まどかの居ない世界で絶望するのよ……?』


ほむら『当たり前よ……、だって私は、まどかと約束したんだものっ!』


―――ほむらちゃん、過去に戻れるんだよね?
         こんな終わり方にならないように、
    歴史を変えられるって、
                   言ってたよね。

キュゥべえに騙される前のバカな私を、助けてあげてくれないかな――




ほむら『約束するわ!絶対にあなたを救ってみせる。
         何度繰り返すことになっても、
        必ずあなたを守ってみせる!!!』








ほむら『それが出来なかった世界何てっ!糞喰らえよ!!』



ほむら『まどか?このままじゃ、まどかの祈りは叶わない!


         まどかの願いは、報われない!!


     私という魔法少女を絶望させて、……ッ!


          まどかはそれでもいいの!?』


ほむら『ねぇ……答えて……答えてまどか……』



ほむらの言葉は、世界に溶けて行く。



ほむら『答えて……答えて……』











ほむら『……答えなさいよ、インキュベーター』



ほむら『居るんでしょ!?お前はまだ、
   世界の概念になったわけじゃない!』


ほむら『私の願いが、祈りが!叶ってない!
   奇跡が起こってないのよインキュベーター!』


ほむら『まどかの願いも、祈りも、私が居る限り叶わないの!』


ほむら『このままだと矛盾を孕んだ宇宙が、再構成を許さないのよ!?』


ほむら『ずっとこのまま!!
   ここには何もない、宇宙も、世界も、再構成されない狭間の中で、

         私は永遠に抗い続けるから!!!』



ほむら『お前の望みは違うでしょ!?
   お前の目的は宇宙の寿命を延ばすこと!
   その願いも叶わないのよ!!!!』


ほむら『だから、私の願いを叶えてよ……』


ほむら『私の願いは!まどかとの出会いをやり直したい!!
         彼女に守られる私じゃなくて、

         彼女を守る私になりたい!!!』


ほむら『さあ、叶えて!!お前の力で奇跡を起こしてみせて!!!』


ほむら『叶えてよ!!!インキュベーターーーー!!!!!』

響く声。








     『まったく、わけがわからないよ』








インキュベーター『どうして君たち人類は、
         君の人類の価値基準こそ、
         僕らは理解に苦しむなあ。
         本当に意味がわからない』

インキュベーター『せっかくまどかが、
         その価値基準を最大限に生かして、
         宇宙を再構成してくれる、
         って言ってるのに』


インキュベーター『今現在で69億人、そのほぼ全てを救うって、
         言ってるのと同じ何だよ?
         それをどうして、単一個体の生き死にで、
         そこまで大騒ぎするんだい?』



ほむら『69億人の命も、


   宇宙の再構成も、


   そんなの私にとっては知らないことよ!』


ほむら『私はッ!!私はわたしの、最高の友達を守りたいだけ!!


   助けたいだけなの!!それの何が悪いの!?


   私の願いはただそれだけなのよ……』



インキュベーター『……いいのかい?君が望む世界は、


         〝魔法少女のいない〟世界だ。


          そこでは誰も魔法少女にならないし、


          もしかしたら人類の繁栄もされないかもしれない。


          でも、確かにその時間軸にまどかが居れば、


          その世界に居続けることもできるかもしれない、


          かもしれない、かもしれない。君が望んでいるのは、


          そんな世界何だよ?


          もちろん、エネルギーだって僕らは得られなくなるわけだから、


          宇宙そのものが危ないかもしれない。そんな世界何だ』



ほむら『それでもいいわ。それでも、まどかが生きててくれるなら、


   その可能性があるのなら!!今の、この世界よりずっとマシよ!!


   そして、まどかの命は、必ず私が守ってみせる。


   宇宙を救うことになっても、まどかは私が守ってみせる!!!』



インキュベーター『……暁美ほむら、


         君は本当に面白いね。どこに行っても、


         どこで逢ってもその信念は揺るがない。


         僕にとっては興味深いよ』


インキュベーター『もうどの道今の僕らは、


         この世界から消えるしかないんだ。


         今まで得てきたエネルギー源も全部パーさ』






インキュベーター『……だから、叶えてあげるよその願い』






ほむら『!?……ほ、本当に?本当に叶えられるの!?』


インキュベーター『今更聞き返すのかい?


         人類の感情は本当によくわからないな。


         理解に苦しむよ。


         でも本当のことだよ、暁美ほむら』






インキュベーター『君の願いは、エントロピーを凌駕した』





インキュベーター『君の意識は、





         無限の可能性に満ちた世界へと導かれるだろう』



インキュベーター『……これで、僕は君たちとお別れ、というわけさ』


インキュベーター『……ねえ、聞こえてるかい?鹿目まどか!』


インキュベーター『……僕らは君たちを理解できないし、


         感情もよくわからないけど』


インキュベーター『僕は、僕たちはもっと早く、


         君たちに会いたかったよ』



―――僕たちの文明では、感情という現象は、


          極めて稀な精神疾患でしかなかった。


インキュベーター『そうしたら、僕たちインキュベーターの戦略も、


         もっと違ったものになっただろうからね』


ほむら『インキュベーター……?』


インキュベーター『まどかと過ごした時間は、


         とっても有意義なものだった』


インキュベーター『まどかと居た時間は楽しかったし、


         まどかのくれた卵焼きは美味しかった!』






キュゥべえ『僕の、その時の気持ちは、本当だと思うから』





         ―――キュゥべえ!!






何処からか、聞こえた気がした。



インキュベーター『さあ、解き放ってごらん!


         君たちの、無限の可能性を!!』


インキュベーター『さようなら、鹿目まどか、暁美ほむら』




ほむら『インキュベーター……お前は……』



インキュベーター『そうだ、最後に一つ、


         大事なことを言い忘れてたよ!』


インキュベーター『またいつか、何処か無限の可能性が、


         僕たちと君たちを結び繋いだときはさ!!』



キュゥべえ『またっ!





     僕と契約して、魔法少女に、なってよ!!!』







ほむら『キュゥ……べえ……!』




光と影が揺れる。


ほむらの意識が遠く引き延ばされる。


世界の狭間へ、運命石の扉の向こう側へ。





ほむら『―――まどか……まどかっ!!』






     ―――世界は、再構成される!―――


紅莉栖「うおっまぶしっ」

岡部「これが、暁美ほむらの選択―――」







視界が、再生する。












マミ『逝ってしまったわ、円環の理に導かれて……』



―――振り返れば、仲間がいて―――


さやか『マミさんの演技!超カッコイー!!』

まどか『マミさん、素敵です!』


―――気がつけば、優しく、包まれてた―――


先生『転校生を紹介しまーす』

ほむら『暁美ほむらです。よろしくお願いします』


―――何も、かもが、歪んだ世界で―――


まどか『私、鹿目まどか。まどかって呼んで』

ほむら『私も、ほむらでいいわ』

まどか『うん、ほむらちゃん!』



―――唯一信じれる、ここが救いだった―――


さやか『転校生―っ!あんまりまどかにベタベタすんなー!』

ほむら『何を言ってるの?まどかは貴方のモノじゃないわ』

まどか『さやかちゃん……ほむらちゃんも、仲良くしようよ』

仁美『禁断の愛ですわっ!』


―――喜びも、悲しみも―――


ほむら『―――この世界は、可能性に溢れている』



―――わけあえば、強まる想い―――


ほむら『―――私は、この世界と、まどかを守るためならば』


―――この声が、届くのなら―――


ほむら『どんなことをしてでも、諦めることはしない―――』


―――きっと奇跡は、起こせるだろう―――


ほむら『だからね、まどか?』








ほむら『交わした約束、忘れないよ』岡部「(´;ω;`)ブワァッ」








―――目を閉じ、確かめる―――


まどか『え?何?約束??』


―――押し寄せた闇、振り払って進むよ―――


ほむら『何でもないわ』


―――どんなに大きな、壁があっても―――


まどか『えー?約束って何のこと??
   教えてよ、ほむらちゃん!』


―――越えて、みせるからきっと―――


ほむら『秘密よ』


―――明日信じて、祈って―――


ほむら『私だけの、秘密』



―――壊れた世界で彷徨って私は―――


さやか『あーまたいちゃいちゃしてる!!』


―――引き寄せられる、ように―――


ほむら『貴方には杏子がいるでしょう?』


―――辿り、着いた―――


さやか『あいつはあいつ!!
   ってゆーかそんなんじゃないし!あんな不良娘』

ほむら『そんなこと言って、杏子が泣くわよ?』

杏子『……泣かねーよ……』



―――目覚めた心は走り出した、未来を描くため―――


マミ『ねえ、みんなで写真撮らない?』

杏子『ハァ?写真?お断りだね』


―――難しい道で、立ち止まっても、空は―――


さやか『ほらー不良娘ー?
   このさやかちゃんが逃がすとでも思ってるのかー?』


―――綺麗な青さで、いつも待っててくれる―――


まどか『ほむらちゃん!一緒に映ろう!』



―――だから怖くない、もう何があっても―――


ほむら『ええ、わかったわ、まどか。
   これからも、いつまでも』


―――挫けない!―――


ほむら『ずっとね!』

マミ『撮るわよー?はい、


        ティロ・フィナーレッ!』カシャッ



―――ずっと、明日、待って―――





ほむら『―――悲しみと憎しみばかりを繰り返す、
   救いようのない世界だけれど。だとしてもここは、
   かつてあの子が守ろうとした場所なんだ。それを、覚えてる。
   決して、忘れたりしない。だから私は、戦い続ける―――』






『魔法少女 まどか☆マギカ ――交わした約束、忘れないよ―― 第二部 完』




紅莉栖「ブラボー!!!!」

岡部「うおおおおお!!!!」



感動した!全俺が泣いた!!
紅莉栖も素直になったようだ、涙を拭う仕草をしない。

こうして俺と、

紅莉栖と、

『魔法少女まどか☆マギカ』による長い夜の幕は閉じるのだった。


―『Steins;Gate―シュタインズ・ゲート― 魔法少女のエントロピー』

                                       へ続く―

あとがき

はい、これにて『魔法少女まどか☆マギカ』は終了です。
これが、これだけがやりたかった!!
この一周間は無駄じゃなかった!ブラボー!サンキュー!

今回、シュタゲとまどかを絡めたのには、
一つに、類似点が多い気がしたから。
二つに、俺がシュタゲ絡みで泣きたかったから。
三つに、某VIPブログで紹介されて絶賛されてたのに便乗したため。
という理由です。
総字数七万字越えててバロッシュwww

まとめは誰か適当にやってもらえたら俺が泣きながらサイト徘徊します。
>>201-202は褒め過ぎだろ常考……。
あんたらのせいでそうとう最終話で頭使うことになったぞ……ミサワになるわ。

で、Steins;Gate編は、作ろうとは思ってても
まるで構成考えてない上、ネタバレ全開になる気がしたのでここで止めました。
ここから先自己責任で。とりあえず、ここ落ちたらSS速報?に移動しま。

約五日間お付き愛ありがとうございました。
速攻落ちるスレで落ち込む自分を想像してたらえらい展開になった。
「機関」の攻撃とかうはwwwwワロスwwwwwっうぇwwww
またどこかのSSでお会いしましょう。指圧師コテハンでトリップでもつけるか?チラッチラッ
楽しかったー!

まどかラスト写真云々は、
どう見てもうめてんてーです。本当にありがとうございました。

ちなみに、
もしこのSSが面白いと感じたのならば


いつからSSが面白いと、錯覚していた?


真に面白いのはどちらも原作が素晴らしいからに他なりません。
まどかとか二話で切ってたのに、
つい六話みたら目が飛び出そうになりました。

さらに言うと、アニメSteins;Gate12話が衝撃と出てますが、
12話が大体まどかで言う三話の衝撃に似ているかもしれませんね?
原作Steins;Gateでは俺は目が暫く点になってました。

Steins;Gateのセリフはマジヴィップリするほど素晴らしい。
助手の言葉ありえねえだろ……相対性理論とか相対性理論とか!大事なry
このSSでミスリードしてくれてたら嬉しいです。
衝撃走るでしょう。

あー、何か終わってしまうと解放感あふれるなー。
暇を持て余した神々の遊びですね。

続きは、自分がやっとぐっすり眠れそうなので
ビビッとひらめいたら書き上げます。
とりあえず前フリはしてるから、何となくは頭に浮かんでるけど
しかし、確実にネタバレが入る可能性あるんで
まどか組はここで静かにスレを閉じてくだせえ!

いやー、シュタゲ的に色々ここはこういう意味で引用してたとか
バラしたいけど、アニメが終わるまでは完全に自粛だなー。
何でまどかラスト変わったのかも、裏設定で考えてま。
ヒントはシュタゲドラマCDβ
一年後に君は云々を絡ませたいな……と。
誰か書いてや……。

http://i.imgur.com/lq0IK.jpg

超ぐっすり眠れた

やっぱまどかやるんなら、トゥットゥルー☆エンドは逃せないんだよね。
脚本家は絶対に許さない、絶対にだ!良い意味で。
>>840待ってた。
『まどか』自体はこれがやりたかっただけだったのさ。

シュタゲ的な可能性と、罠EDということに集中したらやっぱこれがいい!
後、某新約劇場版的な展開大好きな自分の趣味DA!

これは全て「オカリンの主観」で『まどか』を観測してる、
というのがコンセプト?になってました。
名前変わったり、?だったりするのはオカリンが理解してないから、みたいな。

続きは待ってくれ……
そもそも自分がシュタゲSS読みたい、増えないかなーとか思って書いてたのに
書いてる間は、他のSSが読めないじゃねーかというジレンマに陥ってて
本末転倒でワロタ。某助手安価SS読みたかったのにオワットルがな。

バイト戦士もあるし、まだ先になりそう。ちょっと充電期間。

助手安価イイハナシダナー!!!!
リアルタイムで見たかったよ……あれの>586は自分
気持ちわかるわ

自分があんな遅せえ遅せえ言われてたら、
たぶんしょげて完結できなかったろうな……
SSは妥協許さないほど、時間を大量に使うんだぞ!死ぬぞ!

1、1、1、2、1時間の変則睡眠シフトになる勢いだよ。
書くときは相当覚悟が必要だと理解しました。

あんたの方法パクって、自分もテキスト編集して
板移動とかした時用に、一から読む人がわかるようにするゼ!

書いてる内に編集編集でもとの書き溜め文と、投下した分が
相当違ってて、スレからコピペしながら作るから相当時間かかるけど。

もっとシュタゲ増えろ増えろフゥーハハハ

残念ながら、バイト戦士召集がかかった
このスレで続き投下は出来そうにない。

社会の意思が、SSを拒んでるのか
これも運命石の扉の選択か。
エル・プサイ・コングルゥ。


※神回と噂される12話の詳細

FB「数多の世界線(ダイバージェンス)を束ね、因果の特異点となった君なら、どんな途方も無い望みだろうと叶えられるだろう」

岡部「本当だな」

FB「さあ、岡部倫太郎。その魂を代価にして君は何を願う」

岡部「俺……(深呼吸)全てのタイムマシンを製造される前に消し去りたい。全ての世界線、過去と未来の全てのタイムマシンを、この手で」

FB「!!その祈りは…そんな祈りが叶うとすればそれは時間干渉なんてレベルじゃない。
 因果律そのものに対する反逆だ!!君は本当に神になるつもりかい」

岡部「神様でも何でもいい。今日まで機関と戦ってきたラボメンを、希望を信じた天才少女を、
 俺は泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて壊してみせる、変えてみせる」

岡部「これが俺の祈り。俺の願い。さあ、叶えろ。電話レンジ(仮)!跳べよおおおおおおおおおおおおお!!!」

からの↓
http://www.youtube.com/watch?v=Ixazj9bj478

ごちゃごちゃしてるけど、
一貫して守られてるとこまとめれば
それっぽくなるんじゃない?

例えば、『ほむら』と『岡部』は、
共に仮面を被ってること、
が共通点だと考えて(格好良く言って「ペルソナを持ってる」みたいな?)、
そこに一貫性を持たせたいとかの信念。

今回は、『原作まどか』と『シュタゲ』の共通点を一貫して守ってたりしてるだけで、
シュタゲだって科学言語ほとんどわからなくても作れるんじゃないかと。

俺実は豊胸薬ネタでひっそりSS書いてたんだけど知ってる人いないかな・・・・・・

 ―次回予告―

―――だから今、1秒ごとに、世界線を越えて―――


    「岡部」


 ―――君のその笑顔、守りたいのさ―――


              「厨二病乙」



   ―――そしてまた、悲しみの無い―――


「……続き、聞かせて?」


     ―――時間のループへと―――


            「今の言葉の、続き……」


     ―――飲み込まれてゆく―――


「フ、フハハ!……そうっ、まさにっ、これこそが―――」


     ―――孤独の観測者―――

『魔法章叙 Steins;Gate―シュタインズ・ゲート― 魔法少女のエントロピー』

 ―近日公開 次はまた別の世界線板で―

構成が練り終わりますた。
次はここではない、どこかにあるかもしれない、別の世界線でお会いしましょう。

途中の重要な部分から小説読み出したら二時間以上たっててワロチwww
どういうことなの?おきたら落ちてるんじゃねーかと思ったら根強く保守してるし。
>>899は今すぐURL持って来い。

許せVIP、これが最後だ。

三年ぶり、いや四、五年ぶりにVIPにまともに来て
色々スレ徘徊したよ。いつもはまとめブログのみしか見てないしね!
うはwwwwおkwwwwとか、VIPクォリティwwwwっうぇwwwwとかもう見ないけど、
シュタゲやってたらVIPのこと思い出して、書くならここしかないって思った。
そのときの気持ちは、本当だと思うから。

筆者自体は、『アニメまどか』→『原作シュタゲ』と観測しました。
シュタゲで魔法少女擬人化だの、因果が云々だの、鳳凰院凶真だの
いちいち例のストーカーちゃんが頭に浮かんで5章入って泣きそうになった記憶があります。
でももうあの世界線には、自分はもう戻れないんだよね……。

アニメ組は諦めずにこのまま絶対視聴してください。
エントロピーの原理って知ってるか?俺は知りませんでした。
あなたの祈りと願いは届くことでしょう。
以上、スレ汚し失礼しました(ドヤッ

                /_,,,....,,,,_      \
             人_ ノ⌒Y==‐- 、 {><}

            / _ノ⌒ ー'´ ̄ヽ、_  ヽ {><}
          ∠,ノ7 '"^   ^`'   ヾ_ \i_
───‐─┬┐  {:/, ニ丶  ,r,=-、  ヾ:::::::ヾ\
  ___,,,...-‐''"| |  〃ィ'。`>ソ { ィ'。`'ァ::..  !::::::::::ヽ~
 ̄7     | |  /:::! `~´/ ,l、  ̄´   ,. }:::::::::::::ヽ
  i      | |. /:::::l   (、 っ)     : ,l::::::::::::::::::ヽ        トゥットゥルー♪
 .|   .|   | |.//::::l   ,.,__、     ,:' f:::::::::::::::::::::ヽ    これで宣伝にもなっただろうから  
 |   |   | | /ハ/l 、 f{二ミァ ,)    /::::::::::::::::::::::::i    まろしぃはSS速報ででもVIPでも
 |   |   | |   ヽヽ`ー ' : ヽ   //ソソvリ∨ソ    続きを要求するでおじゃる
     :   | |    丶、__, -―''"/,/
     :   | |       } ヽニニ  =彡 i
::::::::     | |       l          l
::::::::::     | |  _/         ヘ,_
:::::::::::::::|______|__|∠ |;;;;;| ー 、    r-─ |;;;;;| `丶、、_
 ̄ ̄ ̄__/. ̄/   |;;;;;|.,_,.,_,.,_,.,_,.,_,.,_,.,_,._,.|;;;;;|      ``
ニ二二i -二ニ---、ヘ;;;;∨巛ハリソン川∨;;/     
________________ンー|.|  \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/    
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄二=-┐

おおー……総レス数523か……
約一週間前から初めて長かったな……

+続きで600レス目まで頑張りたい
あー……名残惜しいなあ……

みんなよく読んだね
俺だったら二話で切ってる(キリッ

さっきから調べてて
SS速報はVIPより相当落ち憎いんですね

2ch専ブラに対応してない?のかわからないけど
IEでスレ建てしないといけないとか、どういうことだオイ

ちょっと行ってくる

SS速報

建てて参りました。

すげえwwww一年前のスレもあんのwwwww
超ゆっくり書けるwwwうはwwwおkwwっうぇwwww

ええ、今日からまた三日は暇を持て余す人になるので、
なんとか三日以内には何とかしたいですね、わかります。

バイト戦士と、オカリンと、ダルと、萌郁を
合わせたような人間です

そして、私が原初のゆとり世代だよ
言わせんな、恥ずかしい///

おつ!
あと>>905についてノーリアクションなのが地味に怖いよ!?

>>919
>>907

oh... miss spell

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom