貴音「ケツ毛サーターアンダギー?」P「ああ…これを見てくれ」 (17)

貴音「ぱそこんですか?…ッ…!?こ、これは…!?」

P「先日ネットサーフィンをしている時に偶然見つけた画像なんだが」

貴音「は、破廉恥な!プロデューサー殿!私は貴方を軽蔑します!こ、こんな写真を見せつけるとは…!」

P「待ってくれ。別に俺は貴音にエロ画像を見せつけてその反応を楽しみたいわけじゃないんだ」

貴音「な、ならば何だと言うのです!?こんな、こんな破廉恥でふしだらな…」

P「それに関しては俺も同意見だ。これは破廉恥でふしだらな画像だよ。だが、普通ならそれだけでスルーしちまう程度の画像だ」

貴音「…そ、それでは…この写真に何かある、と…?」

P「ああ。これはネットで有名な、通称『ケツ毛サーターアンダギー』という画像だ」

P「おそらくこれは一般人がパソコンに保存しておいたプライベート画像が流出したものだと考えられている」

貴音「…い、いわゆる…あ、あだるとびでお…のようなものとは違うということですか」

P「ああ。この画像のカップルが自分たちの裸がネットで話題になっていることを知れば…絶望するだろうな」

貴音「し、しかし…それと私たちに何の関係が?」

P「この…女の方だ。顔にはモザイクが入っていて確認ができない。が、この体や髪の毛…何か気付かないか?」

貴音「…?この体は…それにこの長い髪…まさか!」

P「ああ…俺には…この女が響だとしか思えないんだ」

貴音「そ、そんな…まさか!そ、そんなことがあるわけが…」

P「俺だってそう思いたい。だが…プロデューサーとしていつも響を見続けてきた俺にはこの女の体は響の体と同じにしか見えないんだよ」

P「だから、響の親友であるお前を…響と過ごした時間の長いお前にも確認してもらおうと呼んだわけなんだ」

貴音「…プロデューサー殿の意図はわかりました。…先ほどの無礼な発言、お許しください」

P「気にしちゃいないよ。それより…やっぱり貴音にもこの女が響に見えたんだな?」

貴音「…はい。響とは…何度か湯浴みを共にしたこともあります。その時に見た体の印象と…この裸は全く同じです」

P「そうか…」

貴音「…響である確率は…高いかと」

P「…だがまだ100パーセントじゃない。俺は…響と話をしてみようと思う。同席してくれるか?」

貴音「無論です。むしろ私からお願いしたいくらいです。是非、同席させて下さいませ」

P「ありがたい。助かるよ、貴音…」

貴音「容易きことです」

響「はいさい!自分、呼ばれたから来たぞ!」

P「あ、ああ…響、よく来たな」

貴音「ま、待って…いました」

響「あれ?貴音もいるんだ!なになに?まさか二人で新しい仕事とか?だったらうれしいな!」

P「…まあ…そこに座ってくれ」

響「ん?わかったぞ!」

P「あー…響、その、何だ…最近どうだ?仕事は楽しいか?」

響「仕事?そりゃ楽しいに決まってるぞ!やっぱり自分アイドルになって本当に良かったと思う!」

P「そうか…そりゃよかった」

貴音「プロデューサー殿、しっかりして下さい」

P「わかってるよ!で、でもどう…」

響「ちょっと二人こそこそ話して何なのー?何だか怪しいぞ?」

P「い、いやその…何だ…ひ、響はさ…好きな男とか…いるのか?」

響「うえっ!?」

貴音「交際している男性はいるのか、といいうことです」

響「な、何で!?何でいきなりそんなこと聞くんだ!?貴音まで…」

貴音「いいから正直に答えるのです!隠し立てするとためになりませんよ!」

P「た、貴音落ち着けって…」

貴音「プロデューサー殿の聞きかたでは夜が明けてしまいます!さあ、早く答えなさい!」

響「な、なんか貴音こわいぞ!何で!?何で自分のプライベートに興味津々なんだ!?」

貴音「早く!でないとぶちますよ!」

響「わぁっ!?」ぷ、プロデューサー助けて!」

P「…言えば楽になるぞ」

響「えぇっ!?助けてくれないの!?」

貴音「ぶちます!」

響「わかった!言う!言うぞ!今はいない!フリーだぞ!」

貴音「…今は?」

P「…じゃあ…前は…付き合ってた男がいたってこと…か…?」

響「…だ、だめ…だった?」

P「駄目に決まってるだろうが馬鹿!」

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