翌朝

苗木「ﾝﾝ…もう起床時間か、舞園さんは僕の部屋でぐっすり寝れたかな……」


苗木「…あ、舞園さん!!」

舞園(…苗木くん)

苗木「おはよう舞園さん、僕の部屋でも寝れたかな？」

舞園「……何のことですか」

苗木「えっ!?昨夜部屋を交換したよね？ぐっすり寝れたかな～と思って」


舞園「…部屋の交換なんて知りません……」

苗木「ど…どういうこと？」

石丸「おはよう苗木くん、舞園さん」

苗木「あっ…おはよう石丸くん」

朝比奈「これで後は桑田だけだね」

～10分後～

大和田「…桑田のやつ、いくら何でも遅すぎねえか？」

不二咲「何かあったのかな？」

苗木「僕が探してくるよ、この学園の何処かにいるはずだし」ﾀﾞｯ

霧切「苗木くんだけに任せてないで、私達皆も行きましょう」

大神「うむ…そうだな」ｶﾞﾀｯ


舞園「…」

数分後…


十神「見つけたか？苗木」

苗木「いや、見つからないよ…」

十神「ﾁｯ…俺に手間をかけさせやがって…桑田の奴、何処へ行ったんだ？」

霧切「後、調べてない所があるとしたら、私達の個室よ」

苗木「桑田くんの個室は調べたけど僕達の個室にいるわけ……」

モノクマ「うぷぷぷ」

苗木「あっ、モノクマ!!」

十神「モノクマ、お前なら桑田の場所を知ってるんじゃないのか？」

モノクマ「知らない訳じゃないけど、僕の口からは言えないんだ」ｳﾌﾟﾌﾟ

霧切「とにかく、私達の個室へ行ってみましょう」

十神「次は苗木の部屋だな」

不二咲「桑田くんは一体何処へ消えちゃたんだろう…」

苗木(ここは昨夜、部屋を交換した舞園さんが寝ていた所だ…)

……

…もしかして

苗木(いや、それは無いよね…でも嫌な予感がする)

ｶﾞﾁｬ

ドアを開けて中に入るとそこには…




全員「うわあぁぁぁぁ!!!」



血まみれの桑田くんがいた…

大和田「てめぇ苗木!!なぜ桑田を殺した!?」

苗木「え…何のこと？」

大和田「とぼけるな、てめーの部屋が犯行現場なんだぞ？」

苗木「ま…待ってよ!僕は昨夜、舞園さんと部屋を交換してたんだ」

石丸「部屋を交換…？」

霧切「そうなの？舞園さん」


舞園「………知らないですよ、そんな話…」

苗木「…え!?」

大和田「てめぇ…苗木…」

山田「超高校級のアイドルに罪を擦り付けるとは、見た目と違って苗木殿も腹黒いですなぁ…」

苗木「ちょ…ちょっと舞園さん、昨夜僕の部屋で何かあったんでしょ？」


舞園「…」


苗木「舞園さん!!」ﾄﾞﾝ

舞園「痛…」

石丸「止めるんだ、苗木くん!!」

腐川「…苗木はこれ以上何をするつもりなの……」

苗木「これ以上って…僕は…そんな……」

ピンポン～パンポン～♪

モノクマ「死体が発見されました、一定の時間の後に学級裁判を行います」


霧切「ついに、皆が恐れていたことがおきてしまったわね…」

苗木(どうして、こんなことに…)

霧切「一応、確認しておくけど舞園さん？」

舞園「な…何ですか」

霧切「あなたは本当に昨夜、苗木くんと部屋の交換をしてないのよね？」

舞園「何言ってるんですか!!してる訳無いじゃないですか!!」


苗木(舞園さん…)