苗木「もう攻略本使う」(275)

Chapter1

苗木(この監禁生活が始まってから数日…)

苗木(いつ殺し合いが始まるか…)

苗木(そんな疑心暗鬼に囚われて、ここ数日僕は全く寝れてない…)

苗木(それは皆も同じようで…)

苗木(表面上強がっていても、皆そろそろ限界みたいだ…)

苗木(だから…僕はこんな状況を打破するために…)

苗木「攻略本を使う」

モノクマ「えっ」


苗木「モ、モノクマ!?」

モノクマ「ちょっとまってよ!攻略本てなんなのさ!?」

苗木「攻略本は攻略本だよ」

モノクマ「そんなペラペラの冊子が攻略本て!クマでももうちょっとマシなジョークを考えるよ!」

苗木「えっ!?黒幕と内通してる人がいるって!?」

モノクマ「」

モノクマ「黒幕だけにブラックジョーク!ってやかましいよ!」

モノクマ「それより!どうして君がそれを?誰から聞いたの!?」

苗木「だから攻略本だって…」

モノクマ「…ていっ!」びりっ

苗木「あっ!何をするんだよ!」

モノクマ「どういうことか知らないけど、こんなものは認めないよ!ああ認めない!ってことで、これは没収!」

苗木「そ、そんな…」

モノクマ「ったく…作戦が台無しだよ!意味わかんない!」

苗木「あ、行っちゃった…」

苗木(…まぁ肝心な所は全部覚えたし、いいか)


苗木(それにしてもあの攻略本の内容…適当に書いたにしては内容がリアル過ぎた…)

苗木(それにモノクマの動揺っぷりも、不自然だ…)

苗木(攻略本に書いてあった出来事が本当に起きるなんて…信じたくないけど)

苗木(用心するに越したことはない、よな…)

苗木(とりあえず、僕が一番最初にしなければならないことは…)

苗木「舞園さんを、止めなきゃ…!」

ピンポーン
ガチャッ

舞園「苗木くん、どうかしたんですか?」

苗木「舞園…さん…」

舞園「とりあえず、中へどうぞ?」

苗木「あ、うん…」

苗木(攻略本によると、彼女は殺人を犯そうとして、返り討ちにあう…)

苗木(加害者になり得た、被害者ってことだ)

苗木(彼女が殺人を犯してしまう理由は…)

苗木(あ、しまった、そんな細かい設定のとこまで読んでなかった)


舞園「あの…苗木、くん?」

苗木(…とりあえず、彼女は心に大きな闇を抱えてるんだよな)

舞園「あの、苗木くん?大丈夫ですか…?悩みがあるなら相談に…」

苗木(悩み、か)

苗木「悩みがあるのは…舞園さんの方じゃないのかな…」

舞園「っ!」

舞園「………」


苗木(この反応、やっぱり…)

苗木「舞園さん…」

舞園「悩みなんて、そんな…私は大丈夫ですよ?」

苗木「…」

舞園「そんな、いくら外に出たいからって…人を殺すなんて…」

苗木(!)

苗木(今の舞園さんの発言…明らかにおかしい!)

苗木「それは違うよ!」シャキーン

舞園「」ビクッ


苗木「僕は今悩み、と言っただけなのに…」

苗木「どうして『外に出たいから人を殺す』なんて話になるんだい?」

舞園「あ…っ!」

苗木「舞園さん…君は…」

舞園「そ、それは…」

舞園「な、なんでもないんです!本当に!」

苗木(くっ…ここは一か八かだ!)

苗木「舞園、さん…」ギュッ

舞園「あっ…」

苗木「僕は君を絶対に裏切ったりしない…」

苗木「だから、話してくれないかい?」

苗木「君が今抱えている悩みを…」


舞園「どう…して…」

苗木「えっ?」

舞園「どうして私が人を殺そうとしてるってわかったんですかぁ…」ポロポロ

苗木「だって僕、エスパーだからね」

舞園「えっ…」

苗木「なんてね」

舞園「なんですか、それぇ…」

舞園「うっ…ぐすっ…ふぇぇぇん!」

苗木(まぁ…攻略本読んだから、とは言えないよな…)


舞園さんは僕の胸の中で大きな声をあげながら泣いた。
泣きながら、今夜人を殺そうとしていたこと。
仲間たちのために外にでなければならない事を話してくれた。

舞園「….ぐすっ」

苗木「落ち着いた?」

舞園「うん、なんとか…」

苗木「…大丈夫だよ」

舞園「えっ…?」

苗木「僕が、舞園さんを…皆を無事に外に出してみせる」

苗木「僕が舞園さんを守るから!」ギュッ

舞園「苗木…くん…////」

やっぱり殺人を犯そうとしていたヒロインなんてダメね
苗木君にはもっと力になってくれる、しっかり者の女の子が似合っていると思うわ
ここまで言えば分かるわね?


苗木「でも、僕舞園さんに一つ嘘をついちゃったんだ」

舞園「え?嘘…?」

苗木「さっき僕、エスパーだって言ったでしょ?」

舞園「ふふ…ただの勘です、ってことですか?」

苗木「ふふ、それは違うよ」

ギュッ

舞園「あっ……////」

苗木「舞園さんが心配だったから…だよ…」

舞園「苗木…くん…/////」


その後、僕は自分の部屋に戻った。
舞園さんが去り際に「あの、もう少し抱きしめてくれても…い、いや、なんでもないです!////」
とか言ってた様な気もするけど、多分気のせいだろう。

超高校級の『アイドル』が僕なんかにそんな事を言う筈がないしね。

苗木(とりあえず、第一の事件の発生は防げた、かな…)

苗木(ふぅ、緊張して随分疲れたな…)

苗木「もう、寝よう…」

ベッドに倒れこみ、僕は眠りについた…

Chapter2

オマエラ、オハヨウゴザイマス

苗木「朝、か…」

苗木(今日も事件を起こさないために、頑張ろう…)

苗木(えーっと、今日話す必要があるのは…あの人、かな)

苗木(とりあえず、食堂に行くか)


ガチャッ


石丸「おはよう!苗木くん!気持ちの良い朝だな!」

腐川「ホ、ホントに朝かどうかもあ、怪しいのに…よくそんなハイテンションでいられるわね…」

桑田「ま、確かにな…」

葉隠「いんや、俺の占いによると今は間違いなく朝だべ!」

大和田「わざわざ占うまでのことか、それ…」

苗木「あ、あはは…皆おはよう」

>>19
オーガ


石丸「ともかく、これで全員集合というわけか」

苗木(本来なら、ここで舞園さんが見当たらなくて…)

苗木(って、攻略本に書いてあったけど)チラッ

舞園(きゃー苗木くんがこっち見てる!)ポッ

苗木(どうやら大丈夫だったみたいだ)

苗木(この調子で事件を防いで行こう!)

石丸「では、食事を頂くとしよう!」

食事後…

苗木「あっ、不二咲…さん!」

不二咲「えっ?何かようかな、苗木くん?」

苗木(不二咲千尋…声…はともかくも、仕草は女にしか見えない…)

苗木(女よりも女らしい美少女…)

苗木(だが、男だ)

不二咲「あの、苗木…くん?」

苗木「あ、ごめんごめん…なんか秋葉原から電波を感じてさ…」

不二咲「???」


苗木「それより不二咲さん!後でちょっと話があるんだけど、いいかな?」

不二咲「は、話?いいけど…」

苗木「うん、それじゃあ後でランドリーでどうかな?」

不二咲「わかったよ、じゃあ後でね、苗木くん」ニコッ

苗木(だが、男だ)


苗木(そう、不二咲さん…いや、不二咲くんは実は男性だ)

苗木(その事で悩んでいる彼は、強くなりたいと思っている)

苗木(まぁ色々あって、そのことが犯人の怒りを買って殺されてしまう…)

不二咲「はぁ…はぁ…遅れてごめんね苗木くん!」

苗木「あ、いや…大丈夫だよ」

不二咲「それで…話って、何かな?」

苗木「あ、あぁ…」

苗木(その彼の悩みを取り除いてあげれば、事件も起こらないと思ったんだけど…)


不二咲「?」ニコッ

苗木(なんかもうどうすればいいかわからなくなってきた)

苗木「あ、の、さ…」

不二咲「うん、何かな?僕にできる事なら、何でも言ってよ!」

苗木( )キュン

苗木(なんだろう、この気持ち…)

苗木(だが、男だ)


苗木「え、えーっとさ、不二咲さん…」

苗木(どうしよう…もう、なるようになれ!)

不二咲「何かな?」

苗木「男だとか女とか、そんなのはどうでもいい….そう思わない?」

不二咲「!?」


不二咲「い、いきなり何を…?」

苗木(自分でも何を言ってるかわからないけど、このまま突っ切るしかない…)

苗木「えと…その…」

不二咲「…僕が、男って気づいてたの…?」

苗木「ま、まぁ、ね…」

不二咲「そっ、かぁ…凄いな、苗木くんは…」

苗木「…」

不二咲「ごめん、ね…気持ち悪いよね…男なのに女のフリなんてさ…」ポロポロ


苗木「ちょっ、不二咲さ…」

不二咲「僕は弱いからさ…弱いからダメなんだよ…」

苗木「それは違うよ!」シャキーン

不二咲「ふえ…?」

苗木「男とか女とか、そんなの関係ない!」

苗木「寧ろ、性別なんか気にしないで生きる不二咲さんは…」

苗木「誰よりも…強いじゃないか!」

不二咲「で、でも…」

苗木「僕は…僕は気にしないよ!」

苗木「不二咲『さん』が男だろうと女だろうと!」

不二咲「なえ…ぎ…くん…」ポロポロ

ダキッ

苗木「ふ、不二咲さ…」

不二咲「ごめんなさい…ごめんなさい…少し、少しでいいから…」

不二咲「ありがとう…苗木くん…」

泣きじゃくる不二咲さんを抱きしめながら、僕は彼…
いや、彼女の頭を撫でた。
もう不二咲さんが性別の事で悩む事はない、と思う…。

泣き止んだ不二咲さんを部屋まで送り、僕は部屋に戻った。
別れ際に
「ありがとう…苗木くん!僕は…」
と言いかけたが、真っ赤な顔で部屋に引っ込んでしまった。
一体何を言いたかったんだろう。

苗木(考えても…仕方ないよな…)

そんな事を思いながらベッドに横になる。

苗木(疲れたな…少し、寝よう…)

そうして、僕の意識は闇へと落ちていった。

Chapter3


(………………)

(…………)

苗木(……ん…)

ゆっくりと目を覚ます。
時計を見ると、既に夜時間を過ぎていた。

苗木「随分と長く寝てたんだな…」

苗木(…あれ?ドアに何か挟まってる…)

苗木「こ…れは…!」

『今夜12時、体育館にてお待ちしてます』


苗木(これは…多分、あの人からの呼び出しだ)

苗木(罠かもしれない…けど)


苗木(どうしようか?)


>>72 二択で、どうする?

ヤる


苗木「罠かもしれないけど…」

苗木「やっぱり行くしかない、よな」


ガチャッ


「遅かったですわね…」

苗木「ご、ごめん!メモ用紙に気づかなくてさ…」

苗木「それで…僕を呼び出した理由ってなにかな…?」

苗木「セレスさん」

セレス「…………」

苗木「セレス…さん…?」

セレス「貴方に聞きたいことがありますの」

苗木「僕に…?」

苗木(超高校級の『ギャンブラー』、セレスティア・ルーデンベルク)

苗木(通称セレスさん…)

苗木(けど本名は安広多恵子、なんだよな…)

苗木(これも攻略本で知ったんだけど)

セレス「さて苗木くん、私のお話というのは…」

セレス「貴方が行っている『攻略』の話ですわ」<●><●>

苗木「なっ…!?」

苗木(セレスさんが攻略本のことを知ってる…!?)

苗木(てことは、攻略本を書いたのってまさか…)

苗木(セレスさん…なのか…?)

セレス「さて、お聞かせ願いましょうか?あなたが…」

苗木「…っ!」





セレス「どうやって舞園さんと不二咲さんを落としたのか…」

苗木「」

間違ってはないな

苗木(彼女は今何と言った?)

セレス「さぁ…言えない、なんて仰いませんよね?」

セレス「さぁ聞かせてください、あなたのテクニックを!」<●><●>カッ

苗木「テクニック…って…」

苗木(…どうやら、セレスさんは何か大きな勘違いしてるようだ)

苗木(そういえば、彼女は三番目の事件の…)

苗木(丁度いいし事件の発生を防ぐためにも、ここで言いくるめておくか…)

セレス「さぁ、どうしたのです?」


苗木「…あはははは!!」

セレス「!?」

苗木「…何故そんな事が気になるんだい?安広多恵子さん…?」

セレス「っ!?」

セレス「な、何故その名前を…!?」

苗木「僕には分かるんだよ…相手の目をみれば、ね」

セレス「な…そんな…」

苗木(ちょっと無理のある設定だけど、引っかかってくれたようだ)

苗木「言葉なんていらない…そう、今セレスさんが望んでいることも」スタスタ

セレス「!? ち、近寄らないで…」

苗木「手に取るようにわかるんだよ…」

セレス「っ…」ゾクゾクッ


苗木(耳元で囁くのはやり過ぎかもしれないけど)

苗木(超高校級の『ギャンブラー』を騙し切るにはこれしかない!)

セレス「で、では私が今何を考えているのか…」

セレス「当てる事が出来まして?」<●><●>

苗木(う…うーんと…)

苗木(確か攻略本に詳しく書いてあった気がするけど…)

苗木(とりあえずそれっぽいこと言っとこう!)


苗木(この場を凌ぐにはそれしかない!)

苗木「君はここから、出たいんだ」

セレス「!」

苗木「ここの生活に適応する、と口で言っていても…」

苗木「本当はここから出たくてたまらない…」

苗木「セレスさん…君には夢があるからね…」

苗木「中世の城に住んで、そこに世界中きらイケメンを集め、吸血鬼のコスプレをして侍らせる、そうだよね…?」

セレス「………////」


苗木(よし、これでトドメだ!)




苗木「これが僕の出した結論だ」ボソボソ





セレス「っ…あっ….//」ゾクゾクゾクッ

苗木(上手くいったかな?)

セレス「苗木くん、私は貴方を少々見くびっていたようですわ…」

苗木(…………)

セレス「そこまで知られるとは、超高校級のギャンブラーの名が聞いて呆れますわね…」

セレス「その通りですわ…」

セレス「そのために、私は意地でも此処から出なければならない…」

セレス「…けど、もうそんなことどうでもいいですわ」

セレス「苗木くん…いえ、ご主人様とならどこでも構いませんから…////」

苗木(よし!)


その後、ひたすら甘えてくるセレスさんをあしらいながら僕は部屋に戻った。
「あぁご主人様…私は…多恵子はいけない子です…」
よくわからないけど底の見えない恐怖を感じたので
お休み、とだけ言ってドアを閉めた。

苗木(なんか…どっと疲れたな…)

苗木(寝よう、うん…)

Chapter4

オマエラ、オハヨウゴザイマス

苗木「…うーん」

苗木(朝、か)

苗木(この監禁生活に慣れ始めている自分が、少し嫌だな…)

苗木(一先ず、食堂に行こう…)

ガチャッ


石丸「おはよう!苗木くん!今日も清々しい朝だな!」

舞園「お、おはよう苗木くん!////」

不二咲「おはよう苗木…くん////」

山田「おや…なんだか二人とも顔が赤い…」

山田「もしや苗木誠殿…知らない所で密かにフラグ立てを!?」

腐川「な、苗木も草食系に見えてい、意外とやるのね…」

朝比奈「え、フラグ…って、何?」

桑田「何!ずりーぞ苗木!」

セレス「朝から騒々しいですわよ、全く…お、おはようございます、ご主人様////」

葉隠「いや今サラッととんでもないこと言ったべ!」

風呂入ってくる


桑田「おいコラ苗木!どういうことだこれは!」

大和田「答えようによっちゃビシッとケジメとらせんぞコラァ…」

山田「ぐぬぬぬぬ…まさか、ハーレムルートですかな!許さん!許さんぞぉ!」

苗木「あ、あはは…」

舞園&不二咲&セレス「/////」

大神「ふっ…」

石丸「無駄話はそれ位にして、朝食を取ろうではないか!」


苗木(男性陣からの痛い視線を受けながらの食事はしんどかった… )

苗木(舞園さんとセレスさんは僕を挟んでベタベタしてきたし)

苗木(不二咲さんが涙目なのがなんだか辛かった)

苗木(山田くんはずーっと『リア充爆死』って唱えてたし)

苗木(僕は事件が起こらないように行動しているだけなのに…)

苗木「はぁ…ん?」

苗木(部屋のドアに紙が挟まっている…)

苗木「何か書いてあるし…なになに?」


『トラッシュルームにて話がある』

苗木(これは…多分、あの人からの呼び出しだ)

苗木(罠かもしれない…けど)

苗木(彼女ともキチンと話をする必要がある)

苗木「…まぁ行くしかない、よな」


ガチャッ


「来たか…」

苗木(やっぱり…呼び出したのは君だったのか)

苗木「それで…話ってなにかな…?」

苗木「大神さん」

大神「………」

大神「………」

大神「」スチャッ

苗木「っ!?」

苗木(あれは…体育館の前においてあった模造刀…!)

苗木(大神さんにあんなもので殴られたら、一貫の終わりだ!)

苗木「…ぼ、僕を殺すの?」

大神「………」

苗木(め、目が本気だ…)

大神「すまん、苗木…っ!」フリアゲ

>>157
よく分からんな
1売っちゃったから際プレイできないし

>>160
フジサキ「大和田くんって強いよね!僕も自分に負けないように強くなるよ!」

大和田「こいつ強すぎるだろjk……そづあ…俺は強い…強いんだあああ!!」メメタァ!


8割方略すとこんな感じ


苗木「僕は黒幕の正体を知っている!」

大神「!?」ピタッ

苗木(大神さんが振り下ろした模造刀は、僕の頭上ほんの数ミリで止まった)

苗木(あとコンマ一秒でも叫ぶのが遅れていたら、僕は…)

苗木「うん、それに…」

苗木「大神さんが黒幕の手先、ってこともね…」

大神「!!!!」

苗木「大神さんは人質を取られて黒幕に協力するように言われていた…そうでしょ?」

大神「な、何故それを…」

苗木(まぁこれも攻略本情報なんだけどさ…)

大神さんと互角に戦うモノクマさんカッケーっす
アレって遠隔操縦で動いてたんだろうか

>>160
兄を殺したという秘密を暴走族を解散させないために自分は絶対に言えなかった

ふじさき男だと暴露

藤「大和田くんって強いよね。僕なんかより(ニッコリ」

大和田「秘密暴露したお前の方が強いわーぼけ!!」

SATSUGAI

一番しょーもない殺人

ありがとう
解説聞いてもやっぱ意味分からんな
殺す必要ないじゃーん


大神「その、通りだ…」

大神「しかし苗木よ、何故お前がその事を知っている…?」

苗木「え!?え、えーっとさ…それは…」

大神「…まさか貴様も黒幕の手先ということか…!」ゴゴゴゴゴゴゴ

苗木(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)

苗木「そ、それは違うよ!」シャキーン

大神「!!」

苗木「僕は黒幕の手先なんかじゃない…寧ろその逆さ」

>>174
そう
殺す必要のない、ただの嫉妬
嫉妬で我を忘れただけであって不二咲ちゃんは無実

それは違うよ!!
それは違うぞ!!

一文字しか変わらないのにこの爽快感の違いはなんなのか


苗木「僕は、黒幕を倒したい…」

苗木「こんな馬鹿げた殺し合いなんかをさせる黒幕を…」

苗木「倒したいんだ…」

苗木(我ながら論破になってないぞ…)

大神「」ゴゴゴゴゴゴゴ

苗木「…確かに信じてもらえないかもしれない、というか信じろってほうが難しい」

苗木「けど!僕は黒幕と戦うんだ!」

大神「………」

苗木「………」

苗木(もし説得しきれなかったら僕は… )

コトダマを溜めろ!!で△連打した奴は絶対に大勢居る

もし説得しきれなかったら模擬刀で真っ二つに斬られるのだろうか

>>188
いや、あれは連打でしょ?エフェクト鳴ってたよ?

>>191
長押し


大神「…嘘を言っているようには見えんな」スッ

苗木「大神…さん…」

大神「我は…間違っていた」

大神「真に戦うべき相手を、見誤っていたようだな…」

大神「我が…我が弱いばかりに…っ!」

大神「五行封印!」グニャッ

苗木(な…模造刀を曲げた!?)

真っ白に燃え尽きた大神さんは正直吹いたw

>>192
日向復活のやつと間違えてた
そして連打しましたはい


大神「苗木よ…本当にすまなかった…」

苗木(そういうと大神さんは土下座を、した)

苗木「ちょっ!大神さん!?」

大神「我は…我はお前を殺そうとした…すまん…幾ら謝っても足りることはない…」

苗木「…謝ることなんてないよ、大神さん」

苗木「悪いのは…悪いのは、こんな事をし向けた黒幕だけなんだから!」

大神「苗木…」

苗木「大神さん、一緒に戦うんだ!黒幕を…黒幕を倒すんだよ」

大神「そう…だな…」


苗木(あれ、大神さん…)

苗木(泣いてる…?)

大神「感謝するぞ…苗木」

苗木「いや、そんな…」

大神「仲間を裏切るなど、あってはいけなかった…」

大神「我は、戦う!」

大神「苗木と…仲間たちと、な」

苗木「…ありがとう、大神さん…」

雨で涙が流れてるように見えるロボットみたいな感じで涙を流す大神さんを幻視した


大神さんと硬い握手を交わす。
部屋に帰る時に見せた大神さんの笑みは、逞しくも女の子らしい、いい笑顔だった。
戦える仲間がいる。僕は、戦う。
そんな決意を固めた僕を部屋で待ち受けていたのは…

モノクマ「モノクマ登場だよ!」

苗木「モ、モノクマ!?」

  /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

モノクマ「そう、僕はモノクマ」

モノクマ「にしても苗木くん…」

モノクマ「やってくれるねぇ!やっちゃってくれますねぇ!」

苗木「な、何がだよ…」

モノクマ「何がって決まってるでしょうが!色々引っ掻き回してくれちゃってさ!テンションさがるなあもう!」

苗木「そんなの、知るか!」

モノクマ「ふんだ!いーもんね!そんなチート的行為が許されるのはゲームの中だけなんだから!」

モノクマ「そっちがその気ならこっちだって目にものみせてやるよ!」

言うだけ言うと、モノクマは去って行った。

苗木「なんだったんだ、一体…」

モノクマの言っていたことも気になるが…
再びベッドに横になる。
そのまま、深い眠りに落ちて行った…。










プチッ


Chapter?


山田「…あれ、これで終わりですかな?」

江ノ島「うん終わり!続きがないとか絶望でしょ!?」

山田「そ、そんな殺生な!こんないい所で終わりなんて最終巻だけ読めない長編漫画みたいなもんですぞ!」

江ノ島「うぷぷぷぷ!いーよおその顔!」

舞園「苗木くん…////」

不二咲「……///」

セレス「…まったく馬鹿馬鹿しいにも程がありますわね!///」

桑田「おーい、三人とも帰ってこーい…」

これは絶望ですわ


大神「…ふっ」

葉隠「ちょっ、オーガまで変になってるべ!」

朝比奈「変なのはあんたのほうだから!」

葉隠「変だなんて失礼な!」

朝比奈「じゃあ…変わってる?」

葉隠「それなら問題ないべ!」

桑田「認めんのかよ…」

ガラッ

苗木「あ、みんなこんな所に…」


舞園「苗木くん!////」ダキッ

苗木「え、ちょ、舞園さん!?」

舞園「私を…守ってくださいね…?////」

苗木「な、なにが…?」

山田「んなーっ!?超高校級の『アイドル』に抱きつかれるとは!羨まけしからんですぞおお!!」

石丸「ま、舞園くん!不純異性交遊は不健全だぞっ!」

ダキッ

苗木「ふ、不二咲さん!?」

不二咲「男とか女とか、関係ないって言ってくれたの…嬉しかったよ…?」にこっ

苗木(だが男だだが男だだが男だ)

大和田「不二咲…」

桑田「お、大和田…?」


朝比奈「セ、セレスちゃんは行かないの…?」

セレス「皆の前であんなはしたない事、できませんわ」

朝比奈「そ、そうなんだ…」

セレス(代わりに後で苗木くんのお部屋に伺いましょうか////)

セレス「ご主人様////」ボソッ

山田「ん?セレス殿、今何か…」

セレス「何も言ってませんわ」

山田「いや、今確かに…」

セレス「何も言ってねーって言ってんだろビチグソがぁ!」

山田「はひぃぃぃぃい!!」

>モノクマ「そっちがその気ならこっちだって目にものみせてやるよ!」

あぁ…なる
つまりモノクマによる苗木の行為の暴露って意味なのね


腐川「び、白夜様…」

十神「臭い、近寄るな」

腐川「ごごごごめんなさい…ありがとうございます」

葉隠「もう救いようがないべ…」

十神「救いようがないのは貴様らの方だ、くだらん事に俺の貴重な時間を使わせて」

江ノ島「の割にはー?いつ自分が出てくるのかソワソワしてじゃーん?」

十神「…ッ!?」

江ノ島「ま、どのルートでも君はまーったく絡んできませんけどね!うぷぷ!」

十神「き、貴様…絶対に殺してやる…」ツカツカ バタンッ

腐川「あ、白夜さまぁ!」 バタンッ

桑田「行っちまった…」


苗木「わ、訳がわからないんだけど…」

朝比奈「とりあえず苗木、不潔!」

苗木「なんで!?」

桑田「ゲームとはいえ…本気で殺意が湧くぜ…」

大和田「あぁ…一辺〆とかねぇとなぁ…」

葉隠「…まぁ、頑張れよ苗木っち」

苗木「ち、ちょっと待ってよ!?こんなのおかしいよ!」

舞園「なーえーぎーくんっ////ギュッ

不二咲「ぼ、僕も…///」ギュッ

大和田「マジで殺す!」

大神「させんぞ」

葉隠「オ、オーガも参戦!?」

大和田「お、女は殴らねえんだ…どけ!大神!」


朝比奈「ちょっと大和田!さくらちゃんが怪我したらどーすんの!」

葉隠「オーガが怪我とかありえないべ…」

朝比奈「葉隠!聞こえたよ!」

葉隠「ひいっ!?」

石丸「こ、こら君たち!喧嘩はやめたまえ!」

セレス「このドサクサに紛れて…逃げましょう、ご主人様?////」

苗木「え、セレスさん!?」

舞園「あ、苗木くん!」

不二咲「あっ…」


桑田「苗木が逃げたぞ!」

大和田「追うぞ!」

大神「させぬぞ!」

葉隠「ひーっ、勘弁してほしいべ!」

朝比奈「こらー!待ちなさーい!」

石丸「こら!君たち、廊下を走るな!」

苗木「どうしてこうなった!」

ワーワーギャーギャー
ドタドタドタ…












江ノ島「…にしても、このゲーム…設定は使えそうだなー」

江ノ島「何か足りないんだよね…あ、そうか!」

江ノ島「このゲームに足りないものは、それは!
絶望・絶望・絶望・絶望・絶望・絶望・絶望!そしてなによりもォォォオオオオッ!!

江ノ島「絶望が足りない!!」

江ノ島「うぷぷぷぷぷぷぷ!面白い事思いついちゃった!」


おわり

霧切「…………これが絶望かしら」ポロポロ

戦刃「……………」ナデナデ

ダンガンロンパクリアした勢いでSSとか
書くんじゃなかった、疲れた
ホントは江ノ島も攻略したかったけど無理過ぎて絶望
ていうか落としてる所が想像できない

支援と保守ありがと

もう少し修行を積んでくることにする
書き溜めもしたほうがいいんだな、SS舐めてた

てか、体臭までコントロールできるプログラム凄過ぎワロン

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