苗木「年越し?」 (403)

適当にやっていきます
あんまし長くしない予定です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419956702

霧切「そう。年越し」

苗木「いや年越しは分かるけど。それがなんなの?」

霧切「苗木くん…年越しよ?」

苗木「うん」

霧切「一年を通して最も重要なイベントと言っても過言じゃないわ」

苗木「まあ、色々変わるからね」

霧切「気持ちの切り替えとかも大事よ」

苗木「あー、そうだね」

霧切「そこでね」

苗木「うん」

霧切「年越し罰ゲームを用意したわ」ドンッ

苗木「うん?」

霧切「この箱の中に…」

苗木「ごめん。ちょっと待って」

霧切「なに」

苗木「何でちょっと怒ってるのさ…」

霧切「サクサク物事が進まないとイライラするタチなの」

苗木(扱いにくいなあ…)

霧切「で?何なのかしら」

苗木「年越しは分かるんだけどさ。何で罰ゲームなの?」

霧切「ほら。ただ年越しを迎えるだけじゃ面白くないわよね?」

苗木「いや別に年越しを面白くしなくていいよ」

霧切「だって…毎年毎年こたつにこもって年越しなんてつまらないわ」

苗木「僕は去年舞園さんt」

霧切「はい。ストップ」

苗木「え」

霧切「苗木くん。エイプリルフールにあんな目に遭っておきながらまだ舞園さんと?」

苗木「エイプリルフールに一番ひどいことしてきたのは霧切さんだけどね」

霧切「苗木くん、精神が崩壊してたものね」

苗木「よく復活できたよ」

霧切「その精神力、恐れ入るわ」

舞園「それというのも、私がいたからですよ?」

苗木「あーそうかもね…ってなにサラッと出てきてるの」

舞園「旦那の側に居ない妻なんて女失格ですよ」

苗木「旦那って?霧切さん?熱いねえ」

霧切「苗木くん。口を慎んで」

舞園「こっちからお断りですよ!」

霧切「それはこっちのセリフね、ビッチノさん」

舞園「何ですかビッチノって!キチ切さん!」

苗木「まあまあまあまあ。喧嘩はよそうよ」

舞園「苗木くんが原因じゃないですか」

苗木「あ、僕?」

霧切「ほら、ごめんなさいのキスは?」

苗木「何その紳士的な謝罪」

舞園「苗木くん、今すぐハグしてナデナデしながらキスしてくれたら許してあげないでもないですよ?」

苗木「そこまでした挙句許してくれないだろうから拒否するね」

霧切「話が逸れたわ」

舞園「罰ゲームでしたっけ?」

苗木「元に戻すのが急すぎてついてけない」

霧切「じゃあとりあえず苗木くん、1枚引いてちょうだい」

苗木「その前に1つ腑に落ちないことがあるから聞いていい?」

霧切「なにかしら?」

苗木「罰ゲームって、失敗したり勝負に負けたりしたらやつものだよね?」

霧切「一般的にはそうね」

苗木「じゃあ僕がやる理由ないじゃないか」

霧切「さっきの件、まだ許してないわよ?」

苗木「…霧切さんとキスするくらいなら罰ゲームかな」ゴソゴソ

霧切「一番のハズレを引いて絶望するといいわ」

苗木「…はい!」

舞園「何て書いてあるんですか?」

苗木「えー…『苗木くんが』」

舞園「え、それだけですか?」

霧切「これ、『誰が』『誰に』『何々をする』形式なのよ」

苗木「じゃあ、僕は次に相手を選べばいいんだ?」

霧切「そうよ。はい、次の箱」

苗木「ていうか、1枚目ってどうせ全部僕なんでしょ?」ゴソゴソ

霧切「そんなことないわ」

苗木「『朝日奈さんに』」

舞園「ああー!朝日奈さんですかぁー!」

苗木「てっきり、霧切さんが出てくるものかと」

霧切「あら、期待してたの?」

苗木「いや、霧切さんが用意した箱だから…」

霧切「さすがにそんな不公平なマネはしないわ」

苗木「…もう1つ質問いいかな?」

霧切「どうぞ」

苗木「大神さんとか、腐川さんとか男子の皆とか入ってないよね?」

霧切「基本的には苗木くんのことを好きな人で固めてあるわ」

苗木「基本的に?」

霧切「絶望クジが各箱に1枚紛れこんでいるわ」

舞園「『誰が』と『誰に』の箱だけに入れればいいんじゃないですか?」

霧切「『何々をする』の箱には最悪の行為を強いずる絶望クジが入っているわ」

苗木「引きたくない。何と無く引きたくない」

舞園「ほら、早く最後の1枚引きましょう!」

霧切「はい」

苗木「んー…」ゴソゴソ

舞園「何が出るかな♪何が出るかな♪」

苗木「えっと、『唐突に抱きしめて見つめあって告白した瞬間にキスして押し倒す』」

霧切「あら、当たりね」

苗木「具体的過ぎるよ!」

舞園「何ですかこれ!もうそのまま然るべきことをやってしまえな流れじゃないですか!」

霧切「苗木くんの第一の罰ゲームは、『朝日奈さんに唐突に抱きしめて見つめあって告白した瞬間にキスして押し倒す』」

舞園「ああ…私がそれやられたかったです…」

苗木「罰ゲームの内容はどうでもいいけど、第一ってなに?」

霧切「そのまんまよ?」

苗木「またこれ引くの…?」

霧切「当たり前じゃない」

苗木「ちなみに第何まであるの?」

霧切「一応3つまで。けど私の気分に応じてサービスするわ」

苗木「無限は無しだよ?」

霧切「無限…その手があったわね」

苗木「しまった、失言した…」

舞園「次!次引きましょう!」

苗木「何で舞園さんがそんなテンション高いのさ」

舞園「苗木くんになら何をされても構いません!」

苗木「マゾだなぁ…」

霧切「はい、どうぞ」

苗木「さっきみたいに簡単なものがいいなぁ…」ゴソゴソ

舞園「1枚目ってほとんど苗木くんですよね?」

霧切「ええ。絶望クジ以外苗木くんよ」

苗木「『苗木くんが』」

舞園「安定ですね。次!」

霧切「はい」

苗木「絶望クジと霧切さん以外がいいなぁ」ゴソゴソ

霧切「苗木くん、恥ずかしがらなくてもいいのよ?」

苗木「その強靭なメンタルに惚れ惚れするよ。えー…『江ノ島さんに』」

舞園「江ノ島さん…」

苗木「あー、ムチで叩かれた古傷がうずくなあ」

霧切「ある意味一番楽だったでしょう。あのエイプリルフールでは」

苗木「あれは肉体的に辛かった」

舞園「あー…私じゃないとどうでもいいですね」

苗木「次は引くかもしれないよ?」ゴソゴソ

舞園「旦那様を信じます」

苗木「だから旦那って誰なの…『スカートに潜り込んでクンカクンカして胸を揉みしごいた後お尻を鷲掴みにして背後から耳元で甘い言葉をささやいてそのまま成り行きに任せる』」

霧切「当たりね」

苗木「霧切さん的に当たりしか入ってないんじゃないの?しかも長すぎるし」

舞園「ていうかなんなんですかさっきからこれ!」

霧切「あら、不満でもあるのかしら」

舞園「確実に…その…」

苗木「まあ、ほぼエッチする流れになりそうだね」

舞園「あああ苗木くん!え、エッチだなんてそんな普通に言わないでください!」

苗木「エイプリルフールにあんなことしといて何で恥ずかしがれるのかな」

霧切「キャラ作りじゃないかしら。アイドルだから」

舞園「違います!」

苗木「まあいいよ。次行こう」

霧切「あら。積極的ね」

苗木「こういう楽なのなら大歓迎だよ」

霧切「これ、楽なのかしら」

苗木「あの時を思い出すと…」

霧切「うふふ、確かにそうね。強制クンニに強制子作りに…」

苗木「あああやめて。悪夢が蘇る」

舞園「私は幸せでしたよ?」

苗木「僕は最悪だったよ」

舞園「ふふっ。苗木くん、照れ隠し下手くそですね」

苗木「そのメルヘンチックな頭どうやったら治るのかな」

霧切「はい、引いて」

苗木「ああ…話に繋がりも無いなあ」ゴソゴソ

舞園「まあ、苗木くんですよね」

苗木「『霧切が』…あれ?」

霧切「絶望クジね」

苗木「大神さんとかじゃないの?」

霧切「苗木くん、責められるの大っ嫌いよね?」

苗木「うん。身の毛がよだつほどに」

霧切「もしここで2枚目に苗木くんが出れば…」

苗木「うわあ…絶望だ」

舞園「ちょっと!そこで私とか出たらどうするんですか?」

霧切「その時は1枚目から引き直しよ。苗木くんが絡んで無いと苗木くんが引く意味ないじゃない」

舞園「ならいいんです」

期待
前作あるのか?

苗木「じゃあ、2枚目引くよ」ゴソゴソ

霧切(絶望スイッチ、オーン)カチッ

苗木「霧切さん、何かしたでしょ?」ウィンウィンウィン

霧切「いえ、何もしてないわよ?」

苗木「霧切さんからボタンみたいなの押す音が聞こえてから、箱の中が異様な動きしてるんだけど」

霧切「あら、故障かしら」

苗木「あ、何か掴まされた」

霧切「一度紙を掴んだら変えれないわ」

苗木「何その後付け…『苗木くんに』。うん知ってた」

霧切「あら、やったわ」

苗木「今まで見たことないゲス顔してるよ」

舞園「ずーるーい!ずるいですよ!」

霧切「公平なクジにズルも何も無いわ」

舞園「あ…う…確かにそうですね…」

苗木「舞園さん、一回病院行った方がいいんじゃない?」

舞園「え?私は健常ですよ?」

苗木「ああ、うん。もういいや」

霧切「ほら。希望の3枚目よ」

苗木「軽いの無いかな…いや今まで全部軽いけど」ゴソゴソ

霧切「もっともっと重いのも入ってるわ」

苗木「嫌だなぁ…『5時間同じ部屋で過ごす。ただし苗木くんは相手に絶対服従』」

舞園「えええええ!」

霧切「うーん、ちょっと大当たりくらいかしら」

苗木「…絶望だ」

霧切「じゃあまとめましょうか」

1つ目、苗木くんが朝日奈さんを唐突に抱きしめて見つめあって告白した瞬間に押し倒す
2つ目、苗木くんが江ノ島さんのスカートに潜り込んでクンカクンカして胸を揉みしごいた後お尻を鷲掴みにして背後から耳元で甘い言葉を囁いてそのまま成り行きに任せる
3つ目、私(霧切)と苗木くんが5時間同じ部屋で過ごす。苗木くんは私に絶対服従

霧切「こんな所ね」

苗木「だんだんハードルが上がってるね。1つ目と2つ目は大同小異だけど」

舞園「私は…」

霧切「今回は除け者ね」

舞園「うわあああああん!」ダッ

苗木「あ、どっか行っちゃった」

霧切「まだ子供ね…」

苗木「霧切さんは大人のきったない部分をとことん見せつけたけどね」

霧切「あら、何のことかしら?」

苗木「大人ってずるいなあ」

霧切「苗木くんは私と同い年よ」

苗木「あーうん、そうだね」

霧切「うふふ。罰ゲーム、楽しみね」

苗木「これ、もうやればいいの?」

霧切「そうね。すぐやってもらって構わないわ」

苗木「じゃ、朝日奈さん探そうかな」

とりあえず今回はここまでです
年越ししても三が日過ぎても完結しない可能性大です

>>15
前作というか、エイプリルフールに書いたSSで起きたことを若干引用してるだけです
SS速報でマジキチタグもらっちゃったやつですね

みんなにウソつきまくって盛大に報復されるやつか。懐かしいな
苗木生きてたんだwよく戻れたな。あと朝日奈は子供出来たのかどうか

>>20
おお!読んでてくれたとは。非常に嬉しいです(´;ω;` )
あの後全員どうなったかは全く考えてないです
霧切なんて死んだような描写した割には平気で生きてるくらいですし。。。

酉も一致してるし、これじゃね?↓

苗木「エイプリルフールだしさ、何してもいいと思うんだよね」

>>24
それですそれです
江ノ島さんのくだりを書いてる時は凄く楽しかった記憶が(´・ω・` )
あの時の発想力がまた出てくればいいんですが

投下していきます

苗木「朝日奈さんどこかな…」

朝日奈「…苗木っ」

苗木「あ、やっと見つけた」

朝日奈「苗木、話が…」

苗木「なに?」

朝日奈「あの…ほら、エイプリルフール。覚えてる」

苗木「うん、辛い程にね」

朝日奈「…妊娠、してなかった」

苗木(やったああああ!)

朝日奈「私、危険日間違えてたみたい」

苗木「そうなんだ」

朝日奈「だからさ、あの」

苗木(やな予感が)

朝日奈「これから…えっ?」

苗木「…」ギュッ

朝日奈「えっえっ?苗木?」

苗木(話が続いてたらまた悪夢の再来だったかな)ジッ

朝日奈「え、なに、なに…?」

苗木「…朝日奈さん」

朝日奈「ひゃ、ひゃい」

苗木「好きだ」

朝日奈「ちょっ苗木?押さないで…んっ」ボフッ

苗木「…」

朝日奈「な、苗木…」

苗木(なんかいい所にベッドあったなぁ…)

朝日奈「…えいっ」ギュッ

苗木「朝日奈さん、胸が」

朝日奈「苗木おっぱい好きじゃん」グイグイ

苗木(乳圧で呼吸が)

朝日奈「苗木、私嬉しい」

苗木(息できないから!苦しいから!)パンパン

朝日奈「あ、ごめんごめん」

苗木「ぶはっ、苦しかったよ」

朝日奈「…苗木、今日こそ危険日だよ」

苗木「あ、そうなんだ」

朝日奈「…んっ」チュッ

苗木(あー、この流れまずいかな)

朝日奈「…ん、んふっ、んぅう…」

苗木「…ぷはっ。朝日奈さん、ちょっと話が」

朝日奈「私はいつでもいいよ?」

苗木「いやあの、実はね?」

朝日奈「うん」

苗木「これ罰ゲームなんだ」

朝日奈「…」

苗木(あ、地雷踏んだ)

朝日奈「…じゃあ、何?苗木はただ罰ゲームをやってただけなの?」

苗木「え、うん」

朝日奈「…苗木は、あんなことするのに何の感情も無いの?」

苗木「えっと…ちょっと気が引けるかな」

朝日奈「苗木、私のこと嫌い?」

苗木「ううん、嫌いじゃないよ」

朝日奈「じゃあ好き?」

苗木「…ううん」

朝日奈「…そっか、そうなんだ」

苗木(朝日奈さんは賢いなあ、舞園さんと違って)

朝日奈「じゃあ、私はただの友達?」

苗木「仲のいい友達、かな」

朝日奈「…」グスッ

苗木「えっ」

朝日奈「…ごめんね」

苗木「何で朝日奈さんが謝るのさ。悪いのは僕じゃないか」

朝日奈「ううん、さっきのことじゃないよ」

苗木「?」

朝日奈「私、苗木に色んなことしちゃったよね?」

苗木(エイプリルフールが強烈すぎて他を覚えてない…)

朝日奈「…全部、嫌だったんだね」

苗木「え、いや、そんなことない、よ」

朝日奈「…ほんとに?」

苗木「うん。さすがに嫌いな人にやられたらヘコむけどね」

朝日奈「…そっか。なら良かった」

苗木「僕もごめんね。罰ゲームとはいえ朝日奈さんを弄んじゃったし」

朝日奈「いいよ。けど、1つだけお願い聞いてもらってもいい?」

苗木「…あー、子作り以外ね」

朝日奈「チッ」

苗木「え?今舌打ちしたよね?」

朝日奈「え?」

苗木「え?じゃなくて」

朝日奈「幻聴じゃない?」

苗木「そうなのかな」

朝日奈「子作り以外だよね?うーん…」

苗木(セックスしか頭にないのかな)

朝日奈「あ!いいの思いついた!」

苗木「なに?」

朝日奈「明日デートしよ!」

苗木「で、デート?」

朝日奈「うん。もちろん朝からね!」

苗木「そんなのでいいの?」

朝日奈「あ、夜はゴムつけてやるよ?」

苗木「…子作りは無しって」

朝日奈「ゴム付けるから。だいじょーぶ」

苗木「ゴムは僕が持参するね。不安だし」

朝日奈「ていうか、今でもいいけど…」スリスリ

苗木「お願いは1つだけだよ」

朝日奈「…そうだった」

苗木「…えっと、じゃあもう行くよ?」

朝日奈「うん…」

苗木(あれ、意外にすんなり帰れる)

朝日奈「明日、朝待ってるから」

苗木「う、うん」

朝日奈「…バイバイ」

苗木「…またね」

ーーーーーーーーーーーーーーー

苗木(一瞬朝日奈さんが可愛く見えてしまった…)

苗木(落ち着け、あれは僕の子供を作って責任を取らせる布石だ)

苗木(無心無心)

舞園「なーえーぎさん」

苗木「あ、舞園さん」

舞園「聞いてましたよ、デートですか?」

苗木「うん、明日ね」

舞園「私達、付き合ってるんですよ?」

苗木「双方の理解あってこその恋人だと思うけどなあ」

舞園「愛が勝れば関係ないです」

苗木(何か今回は理解いいなあ)

舞園「…次は江ノ島さんですか?」

苗木「うん」

舞園「あの、その」

苗木「?」

舞園「絶対に、…その、エッチなこと、しないでくださいね?」

苗木「罰ゲーム自体がすでにそういう行為なんだけどなぁ…」

舞園「いやあの、その、そうじゃなくて」

苗木「?」

舞園「…エッチ、しないでください。お願いします」

苗木(あ、そういうキャラだった…)

舞園「苗木さん」

苗木「うん、僕もそのつもりだよ」

舞園「なら良かったです!」

苗木「好きな人としかそんなことしたくないもんね」

舞園「えっ、そんな急に」

苗木「いや、何で顔赤くしてるの」

舞園「えへへ」クネクネ

苗木「聞こえてないかな…」

舞園「恥ずかしいです、こんな人前で…」

苗木「江ノ島さんどこかな?」

ーーーーーーーーーーーーーーー

苗木「江ノ島さーん」コンコン

ガチャ

戦刃「あ、苗木くんだ!」

苗木「戦刃さん、江ノ島さん知らない?」

戦刃「今トランプしてるよ!」

苗木「トランプ…誰と?」

戦刃「セレスちゃん!」

苗木「セレスさんと…何で?」

戦刃「『絶望的戦略を思いついたぞ!』とか言ってたよ」

苗木「…で、今戦刃さんの後ろで白熱してると」

戦刃「なかなか勝敗つかないね」

セレス「やりますわね、江ノ島さん」

江ノ島「マッチ形式にしなきゃ良かった」

苗木「何のゲーム?」

セレス「バトラーですわ」

苗木「バトラー…何それ」

江ノ島「赤軍と黒軍に分かれて戦争するゲームだよ、知らない?」

苗木「初耳かな…有名なの?」

江ノ島「ううん、私考案だし」

苗木「先にそれ言ってよ!」

セレス「苗木くん、ちょっと黙っててくださるかしら」

苗木「あ、うん」

江ノ島「ほれほれセレスぅー、どうする?どうするー?」

セレス「んぬぬ…8を派兵して、678小隊を組んでBに進軍!」

江ノ島「んあっ!B忘れてた!」

苗木「何か、複雑そうだね」

戦刃「私はさっぱり理解できないかなー」

セレス「油断しましたわね…Bに旗を設置しますわ」

江ノ島「あうう…678は強いなぁ…」

苗木「邪魔しちゃ悪いし、僕たちはあっちいよっか」

戦刃「うん!」

セレス「貴重な9を早々に救急車に変えるとは思ってもなかった戦法ですわね」

江ノ島「うううう…B取られるのはキツいけど…イチサン戦車をDに合流!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

苗木「あー、お茶が美味い」ズズー

戦刃「そういえば、盾子ちゃんに用事ってなんだったの?」

苗木「えっと…江ノ島さんと僕だけの秘密かな」

戦刃「あれ、もしかしtr苗木くんと盾子ちゃんって?」

苗木「いやいやいや。違うよ。断じて違う」

戦刃「あはは、照れてるー」

苗木「違うって…あ、そういえばさ」

戦刃「ん?」

苗木「十神くんとどう?最近」

戦刃「何か親がどうのこうのって言っててあんまり話してないよ」

苗木「そうなんだ…さみしくない?」

戦刃「ちょっとさみしいかなー」

苗木「そっか…」

江ノ島「おうおうおうおう」

苗木「あ、江ノ島さん」

江ノ島「何?お姉ちゃん口説こうとしてた?」

苗木「いや、全く」

江ノ島「疑われた人は皆そう言うんだよね」

苗木「冷静沈着だね、皆」

江ノ島「とりあえず、お仕置きね」

苗木「あ、天井に何かあるよ?」

江ノ島「えっ」

苗木「えい」バッ

江ノ島「っちょ、何してんの!」

苗木「クンカクンカクンカクンカスーハースーハースーハースーハー」

江ノ島「な、苗木?スカートの中で何してんの?」

苗木「匂いを堪能してたんだ」スクッ

江ノ島「そ、そうなんだ…いきなりだからびっくりしちゃった」

苗木(心無しか嬉しそうな)モミッ

江ノ島「ひゃん!」

苗木「んー」モミモミモミモミモミモミモミモミモミ

江ノ島「ちょっ、何で、触ってんの…んっ」

苗木「…」ガッ

江ノ島「ん、肩?」

苗木「ほい」

江ノ島「うひっ」クルッ

苗木「…」ガシッ

江ノ島「んあっ!」

戦刃「あうあうあうぅ…」チラチラ

セレス「ちょっと、何の騒ぎ…です…の…」

苗木「江ノ島さん…エッチな体してるね」ボソッ

江ノ島「ん、あ……苗木ぃ…」

戦刃(うわうわうわ、これってあれだよね、そうだよね!?)

セレス「あ、あなた達…」

苗木「…ここからは成り行きに任せるから」

江ノ島「…苗木」クルッ

苗木「そんなに見つめられたら恥ずかしいかな」

セレス「ストップ!ストッッッップですわ!」

苗木「何か必死だね、セレスさん」

セレス「苗木くん、あの日の約束は…」

苗木「あの日って?エイプリルフール?」

セレス「そうですわ!」

苗木「あー、エイプリルフールだから嘘かと思ってたよ」

セレス「きいいぃいいいぃいいい…」

江ノ島「…苗木。私の部屋、行こ」

苗木「あ、えっとね」

セレス「…もういいですわ!」スタスタスタ

江ノ島「…私、もう我慢できないんだけど…」

苗木「これ、罰ゲームなんだ」

江ノ島「…」

苗木「霧切さんに年越しだからって罰ゲームやらされちゃってさ」

江ノ島「………」

苗木「その、僕の意思じゃない、っていうか」

江ノ島「……………」

苗木(やばい、沈黙が怖い)

江ノ島「…苗木」

苗木「はい」

江ノ島「私が、苗木のこと好きなの知ってるよね?」

苗木「あー、そうだったね」

江ノ島「その気持ちを平気で踏みにじってさ」

苗木「えっと」

江ノ島「…」バシィン‼︎

苗木「っっったぁ!」

江ノ島「…今日は寝かさないから」

苗木(結局地雷だった)

江ノ島「お姉ちゃん、悪いけど今日は舞園と寝てて?」

戦刃「う、うん!」ヒュン

苗木(あー、学園唯一の癒しが)

江ノ島「…で、苗木。実際のところ、私のことどう思う?」

苗木「うん、素敵だよ」

江ノ島「…」バシィ‼︎

苗木「いでっ」

江ノ島「鞭を打つ女性は一般的には素敵ではないね」

苗木「そういうのが好きな人もいるよ」

江ノ島「…苗木」スッ

苗木「?」

江ノ島「苗木の性癖くらい理解してるよ」

苗木「えっ」

江ノ島「苗木は、責められるの嫌いだもんね」ビシッ

苗木「っ…つぅ…」

江ノ島「そんな苗木が、今の私を素敵に思うはずがない、そうだよね」

苗木「…そう、だね」

江ノ島「…苗木は、何で私のこと好きじゃないの」ビシッ

苗木「つっ…別に、嫌いな訳じゃないよ」

江ノ島「知ってる」

苗木「…」

江ノ島「何で私のことを好きにならないのかなーって」ビシッ

苗木「いっつ…江ノ島さんが葉隠くんのことを好きになれないのと一緒じゃないかな」

江ノ島「葉隠には魅力が無い。そもそも男としても見れない。苗木は私に魅力が無いと思う?」

苗木「…屁理屈だね」

江ノ島「…黙って」ビシッ

苗木「…っ」

江ノ島「…じゃあ、苗木が私を好きになるまでここに監禁しようかな」

苗木「それじゃ江ノ島さんの大嫌いな霧切さんと一緒だよ」

とりあえず今回はここまでです
江ノ島さんはキャラコロコロ変わるから統一した口調にしてあるつもりです
というか原作ではこんな口調無かったと思いますけどスルー

ご飯食ったら投下します

一旦乙、ほい↓


  ( (   (. )
     . -‐ ) ‐- .
    .´,.::::;;:... . . _  `.
    i ヾ:;_ _,.ン| 
    l    ̄ ̄...:;:彡|
    }  . . ...::::;:;;;;;彡{
    i   . . ...:::;;;;;彡|

    }   . .....:::;::;:;;;;彡{
    !,    . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
     ト ,  . ....,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
     ヽ、.. .......::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::

>>51
(°Д°)ウマー

投下していきますー

江ノ島「苗木から見て、私ってどう?」

苗木「さっきそれ聞いたよね?」

江ノ島「さっきは嘘つかれたから無し」

苗木「いや、魅力的だよ。なんていうか、まともだし」

江ノ島「まともってなに」ビシッ

苗木「いっつ…えっと、他の女の子と比べてね」

江ノ島「…まあ、苗木の周りには確かに変な人しかいないね」

苗木「まあ他の人に比べれなまともってだけで一般的には変人だけどね」

江ノ島「苗木、やっぱりMなんじゃない?」ビシッ

苗木「いてて…いや、そんなことないと思うけど」

江ノ島「私に叩かれたくて悪態ついてるんじゃないの?変態」

苗木「僕の性癖を理解してる人に言われるとは思ってなかったよ」

江ノ島「まあいっか。じゃあ、今すぐ私を喜ばせて」

苗木「ええ…告白でもすればいいの?」

江ノ島「今の苗木と付き合う気にはならないからそれは無し」

苗木「じゃあどうすればいいの」

江ノ島「んー…まあ肉体的にも精神的にも私を満足させてくれれば」

苗木(結局変態だった)

江ノ島「苗木、責める方が得意でしょ?」

苗木「いや、そんなことは」

江ノ島「ほら、早く早く」

苗木「…じゃ、遠慮なく」スッ

江ノ島「ん…まずは服から?」

苗木「んーん、気分から」ナデナデ

江ノ島「んぅ…撫でられるの久々」

苗木「よいしょ」

江ノ島「あれ、やめちゃうんだ」

苗木「ほら、ここ座って」ポンポン

江ノ島「向き合えばいいの?」

苗木「いや、あっち向いて体預けて」

江ノ島「ん」ポフッ

苗木「こうしてると子供みたいだね」ナデナデ

江ノ島「あれ、結局撫でるんだ」

苗木「この愛でる感じ、好きなんだ」

江ノ島「…苗木、可愛がるの好きなんだ?」

苗木「んー…まあ、そうかな」

江ノ島「それは、…その、苗木は嬉しいの?」

苗木「嬉しいっていうか、なんていうかな、ほっこりする。満足する?」

江ノ島「私で満足してる?」

苗木「今まさに満足してる」

江ノ島「なら私も嬉しいよ」

苗木「次は江ノ島さんの弱い所探そうかな」

江ノ島「私に弱みなんかないけど?」

苗木「ああ、精神的にはないかもね。あるけど」

江ノ島「苗木って時々意味分かんない事言うよね」

苗木「そうかな」サワッ

江ノ島「耳?」

苗木「んー、こっちかな」

江ノ島「私あんまし敏感じゃないからね」

苗木「じゃあここ?」

江ノ島「手って」

苗木「分かった、お腹だ」

江ノ島「んっ…」

苗木「こしょぐったくないよね?撫でてるだけだし」

江ノ島「ん、うん…」

苗木「あとここかな」プニ

江ノ島「んぅ、唇…」

苗木「あー、柔らかい」

江ノ島「んふ、普通、胸とかじゃないの…?」

苗木「江ノ島さんが胸感じるんなら別だけどね」サワサワプニプニ

江ノ島「ん、っはぁ…」

苗木「もうちょっとこっち寄ってよ」グイッ

江ノ島「あんっ」

苗木「江ノ島さん、息荒くない?」

江ノ島「そ、そんなことない」

苗木「ふーん…」ペロッ

江ノ島「んひっ、耳は、効かないってぇ」

苗木「…」

江ノ島「な、苗木…?」

苗木「…」ペロッ

江ノ島「んひゃっ」

苗木「…」チュッ、グチュッ、ジュルルルッ

江ノ島「み、耳元で、エッチな音がぁ…」

苗木「…」ガブッ

江ノ島「いひゃぁ!」

苗木「やっぱり」

江ノ島「やっぱり、って、なに…」

苗木「今まで触った所全部感じてるじゃないか」

江ノ島「首、は、噛んだからぁ…」

苗木「江ノ島さん、ドMだしね」ギュッ

江ノ島「んあっ!お腹、つままないで…」

苗木「唇、もっといじったほうがいいかな…」グイッ

江ノ島「んー!ひらくひびるひっはらはいへ!」

苗木「…」ペロッ

江ノ島「んふゅう…」

苗木「…」チュルチュル

江ノ島「ん、ひ」

苗木「…ぷはっ、ほら、唇てらてらしてるよ」

江ノ島「苗木が、舐めたからじゃん…んぅ!」

苗木「口答えするならちゃんとこっち向いて言おうね。せめて首だけでも」

江ノ島「わ、分かったよ…」

苗木「…僕今、奉仕してあげてるんだよ?そんな態度じゃ嫌だなあ」

江ノ島「い、言うこと聞きますから、やめないで…」

苗木「ん、いい子だね」チュ

江ノ島「んあ、苗木と、キスぅ…」

苗木「…敬語使うついでに、ご主人様って呼んでもらおうかな」

江ノ島「は、はい、分かりました、ご主人様…」

苗木「で、何すればいいんだっけ」

江ノ島「わ、私を喜ばせてください。お願いします、ご主人様…」

苗木(あー、ゾクゾクするね)

江ノ島「は、早く、お願いします…」

苗木「催促できる立場じゃないよね。わかってる?」グイッ

江ノ島「す、すいませんでした、ご主人様…」

苗木「うん、聞き分けのいい子は好きだよ」

江ノ島「ありがとう、ございます…」

苗木「じゃ、とりあえず服脱いで?」

江ノ島「はい、分かりました、ご主人様…」ヌギッ

苗木「…」

江ノ島(見られてる…苗木に…ご主人様に…)

苗木「はい、さっきと同じように座って」

江ノ島「はい、失礼します…」

苗木「んー…江ノ島さん、肌すべすべだね。綺麗だよ」スー

江ノ島「あ、ありがとうございます」

苗木「…濡れてるね。期待してる?」クチュッ

江ノ島「は、はい…」

苗木「でも、ここまでやると思ってなかったしなぁ…」

江ノ島「わ、私めの躰は、ご主人様の物です…好きなように、扱ってください…」

苗木「じゃ、遠慮なく」グチュッ!

江ノ島「んっ!」

苗木「江ノ島さん、凄いエッチな音出てるよ?」グチュグチュ

江ノ島「それ、は、んっ…ご主人様に、触ってもらってる、からぁ…」

苗木「あはは、もう、心も躰も僕の物だね」グチュッ、クチュッ

江ノ島「は、はい…私は、ご主人様の『物』です…」

苗木「ふーん、まあ僕は別にいらないけど」

江ノ島「そ、そんな…お願いします、ご主人様」

苗木「ん?何をお願いするの?」グチュッ

江ノ島「わ、私を好きなように扱って構いませんから…。お願いします、もっと弄って下さい…」

苗木「江ノ島さん、変態だね」グチュグチュ

江ノ島「んっ…はぁ、はい…。私は、変態ですぅ…」

苗木「で、そろそろイきそう?」クチュッ

江ノ島「は、はい。イき、そうです…」

苗木「じゃあ、イく時はちゃんと言ってね」グチュッ

江ノ島「はい、分かりました…んっ!」

苗木「んー、ここかな」グチュグチュ

江ノ島「ん、ひゃ、はあ…」

苗木「こっちかな?」グチュグチュ

江ノ島「んひっ、ん…」

苗木「分かった、ここだ」グチュッ

江ノ島「あ、んぅ!」

苗木「やっぱりここだった」グチュグチュ

江ノ島「んっ、ご、ご主人様、イき、そうです…」

苗木「そっか。じゃあ遠慮なくイっていいよ」グチュグチュ

江ノ島「あっ、あん…イ、き、ますぅ…」

苗木「はい」グチュッ!

江ノ島「んあっ!イ、イ、くっ…」ビクビク

苗木「ん、気持ちよかった?」

江ノ島「…うん」

苗木「あれ、敬語は…」

江ノ島「久々に気持ちよかったよ。ありがと苗木」

苗木「うぇ?」

江ノ島「あー、スッキリした」

苗木「えっちょ、これで終わり?」

江ノ島「うん。もう満足したし」

苗木「さっきまでノリノリだったのに」

江ノ島「賢者タイム」

苗木「女の子って賢者タイムとかあるんだ…」

江ノ島「私はね」

苗木「ええー、もっと可愛がりたかったな」

江ノ島「…また今度」

苗木「じゃあ今日の夜」

江ノ島「今日はもういいかな。また気が向いたら苗木の部屋行くから」

苗木「…僕の気分が乗らなかったら無しね」

江ノ島「私が脱いだ途端こんなカチカチにしといて何言ってんの」

苗木「いや普通でしょ」

江ノ島「男なんてすぐそんな気分になるって言ってんの」

苗木「えー、僕はシチュエーションを重視するけどなあ」

江ノ島「まあどうでもいいけど。じゃ、私シャワー入るし」

苗木「ん、またね」

江ノ島「…あ、そういえば」

苗木「?」

江ノ島「何で苗木は罰ゲームしてんの?」

苗木「さあ、なんでだっけ?」

江ノ島「いや知らないから聞いてるんじゃん」

苗木「んー、忘れちゃった」

江ノ島「…あっそ。次会う時までに思い出しといて」

苗木「分かったよ」

江ノ島「さー、シャワーシャワー」ガララ

苗木「…さっきまでドMだったの凄い変わりようだなぁ…」

苗木「…はあ、次は霧切さんか…」

苗木「萎えるなあ…」

苗木「軽めだと嬉しいんだけど」

苗木「あり得ないかな。霧切さんだし」

苗木「あー、エイプリルフールの再来は嫌だよ」

とりあえずここまでです

なんでこいつらはこんなキャラなの?

>>68
口調が違うとかキャラが変、ということでしょうか?
原作をやったのがずいぶん前なものなので…

わざと、って言えばわざとですかね…
口調とか口癖に関して言えばテキトーです。記憶も曖昧ですので。。。
変人やら変態みたいなキャラはわざと、とうかそういう設定にしてます

明日更新します

投下していきます
まっっっっっったり投下します。。。。。

苗木「どこにいるのかな…」

苗木「…普通に考えれば部屋だよね」

苗木「あー、足が重いなあ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

苗木「久しぶりに霧切さんの部屋に来た」

苗木「悪夢が蘇るなあ…今日は注意しないと」

苗木「霧切さーん」コンコン

ガチャ

霧切「来たわね、苗木くん」

苗木「来たくなかったんだけどね」

霧切「さ、入って」

苗木「お邪魔します」

霧切「さて、何からしようかしら…」

苗木「え、もう始まってるの?」

霧切「5時間しかないのよ?」

苗木「5時間ってかなり長いんだけど」

霧切「そうでもないわ。やりたいことは一杯あるのに」

苗木「あ、エイプリルフールの時みたいなエグいのは無しね?」

霧切「さすがにそんなことしないわ。あれじゃ意味ないもの」

苗木「やっと学習したみたいだね」

霧切「一度犯した過ちは繰り返さない」

苗木「何かカッコいいけどそうじゃないと困る」

霧切「じゃあまず…」

苗木「最初から重いのとかやめてね」

霧切「このケーキを食ってもらうわ」

苗木「ケーキ?」

霧切「そうよ」

苗木「食うだけ?」

霧切「そうよ」

苗木「…口移しとかじゃなくて?」

霧切「そうよ」

苗木「…怪しいなあ」

霧切「もちろん、媚薬と精神不安定剤が入っているわ」

苗木「精神不安定剤って初めて聞いたよ」

霧切「効力は言わずもがな」

苗木「というか、そんなの聞いて食うとでも?」

霧切「忘れたの?苗木くんは今私の奴隷なのよ、絶対服従の」

苗木「…そうだった」

霧切「最初の命令。そのケーキを食べなさい」

苗木「はあ…いただきます」パクッ

霧切「どうかしら?」

苗木「あれ、意外と美味しい」

霧切「うふふ、自信作よ」

苗木「霧切さん、意外に女子力高いんだね」

霧切「これくらい誰でもできるわ」

苗木「僕はできないから、純粋に凄いと思うよ」

霧切「そうかしら」

苗木「ふぅ…美味しかったよ」

霧切「じゃ、移動しましょうか」

苗木「あれ、どこか行くの?」

霧切「ええ、薬が回るまで時間もあるわ」

苗木「どこ行くの?」

霧切「そうね…まずは、セレスさんかしら」

苗木「セレスさん?」

霧切「色々な人と接してもらうつもりよ」

苗木「いや、なんで?」

霧切「ふふふふふ…」

苗木(めっちゃ怪しく笑ってる)

霧切「怪しくなんかないわ」

苗木「心読まないでよ。それ舞園さんの特許じゃん」

霧切「あら、当たると思ってなかったわ」

苗木「あ、勘だったの」

霧切「データに基づいた勘よ」

苗木「何のデータなのさそれ…」

霧切「苗木くんマル秘データ」

苗木「今すぐ削除してほしいかな」

霧切「私の宝物よ」

苗木「データが宝物って、何か悲しいね」

霧切「宝物は一杯あるわ」

苗木「他には?」

霧切「苗木くんの唾液とか」

苗木「いつ採取したのそれ…」

霧切「エイプリルフールよ」

苗木「なるほど、霧切さんは宝物を全てそこで入手したんだね?」

霧切「ええ、身の毛がよだつほどに」

苗木「うん、気持ち悪いほどにね」

霧切「ほら、着いたわよ」

苗木「いや、どうすればいいのさ」

霧切「とりあえずノックしなさい。で、即キスしなさい」

苗木「あーうん…分かった」

霧切(少し回ってきたわね)

苗木「セレスさーん」コンコン

ガチャ

セレス「苗木くん?」

苗木「んっ」チュッ

セレス「んぅ?んんん!」

苗木「んっ…ん」

セレス「んぐっ…っはあ」

苗木「霧切さあん…キスしたよ?」

霧切「苗木くん、次はどうしたいの?」

セレス「ちょっ、どうなってるんですの?」

苗木「んー…エッチしたい」

セレス「えっ」

霧切「本番行為はNGよ」

苗木「そんな、生殺しだよ…」

セレス「そそそそうですわ!」

霧切「じゃあ、前戯だけは許してあげる」

苗木「やった」

セレス「やったって、その、苗木くん?」

苗木「うるさいな」チュッ

セレス「ん、んあ…」

苗木「キスだけで濡らしてるような人にうるさいなんて言われたくないよ」

セレス「うああああ」

苗木「セレスさん、あんまし胸ないね…」

セレス「う、うるさい!」

苗木「可愛いからいいけど」サワサワ

セレス「んっ、ちょ…」

霧切(セレスさんは、ああいう雰囲気になるとキャラ変わるのね)

苗木「んー、この白い肌。スベスベでモチモチで気持ちいいよ」

とりあえずここまでです

とりあえず投下します
年越しから数日経ってるというのに…

セレス「な、苗木くん…」

苗木「あー、触ってるだけで勃っちゃった」

セレス「うあ…苗木くんの…」

苗木「でも前戯だけだしね。残念だなあ」

セレス「んっ」

苗木「あ、セレスさん鎖骨弱いね?」ペロッ

セレス「んひぃ!」

霧切(凄いわね…千里眼でも開眼したのかしら)

苗木「すっごい情けない声出ちゃってるよ」ペロペロ

セレス「余計な…、お世話、ですわ…」

苗木「あれ、背中も感じるんだ」ススス

セレス「んううぅうう」

苗木「いやー、色んな所触るたびに色んな反応で面白いね」

セレス「っ」バッ

苗木「あれ、何で離れるの?」

セレス「…もういいですわ」

苗木「?」

セレス「苗木くん、あなたには愛を感じません」

苗木「いや、うーん…」

霧切「セレスさん、落ち着いて」

セレス「何も聞きたくありませんわ。ここから消えて」

苗木「…うん、分かった」

霧切「…セレスさん、とりあえず謝るわ。また今度話しましょう」

セレス「霧切さんとあろうものが、屑に成り果てたものですわね」

霧切「…」

セレス「さよなら」

ーーーーーーーーーーーーーー

霧切「締め出されちゃったわね」

苗木「そうだねー」

霧切(薬が完全に回って思考が雑になってるわ…)

苗木「ねえ」

霧切「なにかしら」

苗木「今してもいい?」

霧切「…あえて聞かないけれど、ダメよ」

苗木「もう我慢できないよ」

霧切(この勢いだともう襲いかかりそうね…)

苗木「ねえ」

霧切「じゃあ、1つ約束して」

苗木「なに?」

霧切「今から苗木くんはある女性と二人きりになるけど、10分我慢すること」

苗木「前戯もなし?」

霧切「ナシよ」

苗木「10分…うーん、10分かあ…」

霧切(10分で悩むなんて相当ね。分量間違えたかしら?)

苗木「分かった。頑張るよ」

霧切「じゃあ、追いてきて」

苗木「うん」

霧切(とは言ったものの…誰にしようかしら)

霧切(江ノ島さんと朝日奈さんはもうダメね…多分)

霧切(セレスさんは怒らせてしまったし…)

霧切(戦刃さん?いや江ノ島さんに殺されるかもしれないわ)

霧切(じゃあ…一周回って不二咲くん?)

霧切(…いや、意味が無いわね)

霧切(苗木くんを我慢させて我慢させて我慢させて我慢させて、私で解放してあげる…)

霧切(それが今回の計画なのに)

霧切(多分相手が女の子じゃないと興奮しないもの)

霧切(…)チラッ

苗木「フンスフンス」

霧切(今の苗木くんなら見た目が女の子なら大丈夫かもしれないわね)

霧切(…いや、それでも不二咲くんはやめるべきね)

霧切(エイプリルフールのことを考えると、何が起こるか分からないわ)

霧切(…不本意だけれど)コンコン

舞園「ふぁ…なんでふか?」ガチャ

霧切「あら、寝起きだったの」

舞園「ちょっとお昼寝してました…ふあ」

霧切「今罰ゲーム中なんだけど…」

苗木「あ、舞園さんだ」

舞園「…何ですか、見せびらかしにでも来たんですか?」

霧切「違うわ、少し苗木くん預かっててほしいのよ」

舞園「ふぇ?」

霧切「急用ができちゃったの。10分くらいで戻るから、お願いするわ」

舞園「あ、わ、分かりました…」

霧切「じゃあ、お願いね」

ーーーーーーーーーーーーーー

霧切「フッフッフ…」

霧切「あと10分…10分で…」

霧切「苗木くんが獣のように盛った苗木くんになる…」

霧切「喰いたくて喰いたくて喰いたくて仕方ない状況に、私が現れて…」

霧切「ああ…、考えるだけでゾクゾクするわ」

霧切「あと10分、10分の辛抱よ…」

霧切「うふ、うふふ、うふふふふ…」

ーーーーーーーーーーーーーー

苗木「舞園さんの部屋、久しぶりだね」

舞園「そういえばそうですね」

苗木「舞園さんと二人きりになるのも久々だね」

舞園「エイプリルフール以来ですね」

苗木「…」

舞園「?」

苗木(ダメだ、我慢するんだ。10分我慢すれば霧切さんが待ってる)

舞園「…えっと、紅茶淹れてきますね」

苗木「あ、うん」

苗木(我慢だ我慢。凄く襲いたいけど我慢するんだ)

苗木(…あれ、何で我慢してるんだっけ)

苗木(ああ、霧切さんとヤれるんだったっけ)

苗木(…別に、霧切さんじゃなくてもいいかな)

舞園「苗木くん、はい」

苗木「…」

舞園「苗木くん?」

苗木「舞園さん、僕のこと好き?」

舞園「え?あ、はい。もちろんですよ」

苗木「じゃあ問題ないね」ガバッ

舞園「んあ…苗木くん…?」

苗木「なんかさ、さっきからヤりたくて仕方ないんだ」

舞園「…」

苗木「さっきもセレスさんに前戯だせさせられてさ…ああ、江ノ島さんも同じだったね」

舞園「…」

苗木「もう我慢できないんだ。このままじゃ生殺しだよ」

舞園「…嫌です」

苗木「えっ」

舞園「確かに苗木くんのこと狂おしい程に好きですけど…」

苗木「じゃあ」

とりあえずここまでです

どうも。

舞園「何て言うか、今の苗木くんは苗木くんじゃないです」

苗木「いや、僕は僕だよ?」

舞園「うーん、苗木くんらしくないというか…」

苗木「舞園さんがそう思うだけだよ」

舞園「私の意志は関係無いんですか?」

苗木「えっ」

舞園「あの…その、エッチなことって、その」

苗木「うん?」

舞園「ほら、普通は恋人同士が愛を確かめ合う為にするものじゃないですか」

苗木「まあ、そういう話もあるね」

舞園「そこに私の意志が関わってこなかったら、ただのレイプじゃないですか」

苗木「…」

舞園「苗木くんがそれでいいならそれでいいです。苗木くんドSなのも知ってますし」

苗木「…いや、その」

舞園「でも、もしそんなことしたら永久に口聞きませんからね」

苗木「ねえ」

舞園「…苗木くんが、私のこと何とも思ってないのは知ってます。エスパーですから」

苗木「あの」

舞園「だからこそ、苗木くんとは」

苗木「ああもう、うるさいな」バッ

舞園「んん!?んーんーんー!」ジタバタ

苗木「もう我慢できないって言ったよね?」

舞園「んえんんん!」

苗木「舞園さんの意志なんて知らないよ。先に僕が壊れちゃう」

舞園「…」グスッ

苗木「泣いても関係無いよ。ほら、脱がすよ」グッ

舞園「んー!」ジタバタ

苗木「…舞園さん、僕のこと好きなんだよね?」

舞園「…」

苗木「じゃあ、僕に何されてもいいよね?」

舞園「…」

苗木「ああごめん、手が邪魔だったね」

舞園「……もう、いいです…」

苗木「もういいって、何が?」

舞園「好きにすればいいじゃないですか」

苗木「…あっそ。ちゃんと声出してよ」グッ

舞園「…」グスッ

苗木「泣いてもやめないよ。もう本能で動いちゃってる」

ガチャ

霧切「苗木くん、迎えに…来た…わ…」

苗木「あ、霧切さん」

霧切「何してるの?」

苗木「我慢できなくなっちゃって。舞園さんと」

霧切「…」チラッ

舞園「…うっ、うくっ、うぅ…」

霧切「…そう、分かったわ」

苗木「約束破っちゃったし、もう霧切さんとは無理なの?」

霧切「ええ。あと、罰ゲーム追加よ」

苗木「えっ」

霧切「とりあえず舞園さんから離れなさい」

苗木「これからだったのに…」

舞園「…」

霧切「私の部屋に行くわよ」

苗木「ねえ」ガッ

霧切「なにかしら?」

苗木「霧切さん、ほんとにダメなの?」

霧切「ダメなものはダメよ」プスッ

苗木「痛っ…注射?」

霧切「ええ、睡眠剤」

苗木「えっ…」バターン

舞園「…寝たんですか?」

霧切「5時間は起きないわ」

舞園「…苗木くんに何かしたんですか?」

霧切「ちょっとね、薬を盛ったの」

舞園「…そうですか」

霧切「ごめんなさい、こんな事になるとは思わなかったわ」

舞園「いいですよ、謝らなくて。助かったとも思っていません」

霧切「私も助けたつもりは無いわ。眠らせたのも自衛の為よ」

舞園「…まあ、いいんですけど」

霧切「さて、罰ゲーム何にしようかしら」

舞園「あれ、奴隷にするのが罰ゲームじゃなかったんですか?」

霧切「予定が狂ったんだから仕方ないわ。あれじゃ苗木くんただの獣だし」

舞園「霧切さんのせいで予定が狂ったのに罰ゲームって…」

霧切「…まあ、たまにはアリよ」

舞園「…あの」

霧切「?」

舞園「次の罰ゲーム、私に関するものでもいいですか?」

霧切「…クジで決めようと思っていたのだけれど」

舞園「霧切さんは思いっきり責任転嫁したんですし、私もそれくらいいいじゃないですか」

霧切「けど、私がまだ苗木くんを堪能してないわ」

舞園「年越しが微塵も関係無い罰ゲームでイカサマまでしてまだ弄ぶつもりですか」

霧切「そういう言い方をされると困るわ」

舞園「ドンピシャですもんね!」

霧切「分かった。分かったわ。あなたに関係するものにしましょう。罰ゲーム」

舞園「やった!」

霧切「で、1枚目か2枚目どっちにするの?」

舞園「…じゃあ、2枚目で」

霧切「あら、あなたなら1枚目だと思ってたわ」

舞園「まあ色々とあるんですよ」

霧切「1枚目は苗木くんで確定として、3枚目ね」ズズッ

舞園「どっから湧いたんですかこの箱」

霧切「常備してるわ」

舞園「えっ、さっき持ってなかったですよね?」

霧切「折りたためるの」

舞園「分かりました。そういうことにしましょう。全く納得いきませんけど」

霧切「早く引いてちょうだい」

舞園「んー…えいっ」

霧切「あら、絶望クジね」

舞園「え、サラッと引いちゃいましたね…『初詣』」

霧切「良かったわね」

舞園「いやいや、初詣って」

霧切「素晴らしいじゃない」

舞園「いや、何が素晴らしいんですか」

霧切「苗木くんと初詣よ?」

舞園「嬉しいですけど、朝日奈さんや江ノ島さんと比べると…」

霧切「よく考えてみて。苗木くん、私達と出かけるの妙に拒むでしょう?」

舞園「え?いや、うーん…」

霧切「苗木くん、私達のこと見下してるのよ。だから、『こんな奴らと歩きたくない』って思ってるのよ」

舞園(Mなんでしょうか)

霧切「でも、そんな苗木くんと大義名分のもと出かけるのよ?苗木くんにとっては最大の屈辱に違い無いわ」

舞園(Sなんでしょうか…)

今回はここまでです

0時半頃投下します




どうもー

霧切「ほんとなら私がその役目を買いたかったわ」

舞園「いやまあ、せっかくだし初詣行きますけど」

霧切「ああ、罰ゲームもこれで終わりなのね…」

舞園「次またなにかイベントがあれば、それにかこつけて何かすればいいんじゃないですか?」

霧切「同じようなことを何度もするのは嫌いなのよ」

舞園(奴隷にするとかいう罰ゲームの時点で軽くエイプリルフールの再来ですけど)

霧切「明日、さっそく行くのかしら?」

舞園「あ、そうしようと思ってます」

霧切「明日には薬が抜けきるから、安心していいわよ」

舞園「いや、ほんとに何盛ったんですか…」

霧切「精神不安定剤と媚薬よ」

舞園「なんですか精神不安定剤って。そんなの初めて聞きましたよ」

霧切「効力は言わずもがな」

舞園「身を持って体験したからいいです」

霧切「媚薬とのコンボで大変なことになってたわね」

舞園「あんなの一生やらないでくださいね!」

霧切「善処するわ」

舞園「何か、霧切さんいきなりクズに成り果てましたね…」

霧切「成長したのよ」

舞園「歪んだ方向にですけどね」

霧切「全部苗木くんのせいよ」

舞園「いや、それはもういいですから…」

霧切「あ」

舞園「なんですか?」

霧切「私はこれから寝るけど、あなたはどうするの?」

舞園「さっきお昼寝した上にあんなことがあったので全然眠くないです」

霧切「そう。じゃあ、苗木くんを預かっててくれる?」

舞園「預かるって…子供じゃないんですから」

霧切「苗木くんを廊下に置きっ放しにしたら大変なことになるわよ」

舞園「何でですか?」

霧切「朝日奈さんとか江ノ島さんとかセレスさんとか」

舞園「私が責任を持って預かります!」

霧切「そう、よろしくね」

舞園「任せて下さい!」

霧切「じゃあ私は寝るわ。おやすみ」ガチャ

舞園「おやすみなさい」

舞園「…」

舞園「苗木くーん」

苗木「…」

舞園「よし、寝てますね」

舞園「…寝てますよね?」

舞園「苗木くーん」

苗木「…」

舞園「…き、キスしちゃいますよー」

苗木「…」

舞園「ほ、ほら、もう10cmも無いですよー」

苗木「…」

舞園「…ん…」

ガチャ

戦刃「あ…あの」

舞園「…」

戦刃「えっと、その」

舞園「…ど、どうしたんですか?」

戦刃「あ、いや、邪魔だったかな…ごめんね」

舞園「いや、いいですよ。はい」

戦刃「あの、今日盾子ちゃんが一緒に寝れないって…」

舞園「えっと、私と寝たいってことですか?」

戦刃「うん」

舞園「いいですけど、私まだ寝ませんよ?」

戦刃「横に居てくれる?」

舞園「え、はい」

戦刃「じゃ、ベッド借りるね…ふぁ」モゾモゾ

舞園「あ、もう寝るんですね…」

戦刃「今日は早起きしたから」

舞園「あれ、いっつも寝坊する戦刃さんが早起きなんて珍しいですね」

戦刃「十神くんと初詣行ってたの」

舞園「あ、なるほど…」

戦刃「今年は大凶だったよ…」

舞園「まあ、おみくじなんてアテになりませんよ」

戦刃「十神くんは大吉だったのに」

舞園「じゃあ、二人で釣り合い取れてプラマイゼロなんじゃないですか?」

戦刃「十神くんもそう言ってたけど…いつも一緒にいるわけじゃないもん」

舞園「うーん…あんまし信じすぎない方がいいですよ?」

戦刃「そうなのかな」

舞園「そうですよ。紙切れ一枚で今年どうなるか決まったらたまったもんじゃないですし」

戦刃「さやかちゃん、十神くんと考え方似てるね」

舞園「十神くんは帝王学を学んでるですよ?全然違いますよ」

戦刃「うーん、そう言われればそうなのかな?」

舞園「テキトーですね…お守りとか買ったんですか?」

戦刃「縁結びのお守り、買ってもらっちゃった」

舞園「縁結びって…もう結ばれてるじゃないですか」

戦刃「十神くんが、『もっと縁を深めれるように』って」

舞園「へー…結構ロマンチストですね」

戦刃「そういう時だけ十神くんがすっごくカッコ良く見えちゃうよ」

舞園「うーん、私には分からない感情ですね」

ガチャ

江ノ島「お姉ちゃん?」

舞園「あ、江ノ島さん」

江ノ島「舞園、お姉ちゃん知らない?」

舞園「ここにいますよ」

戦刃「盾子ちゃんだー!」

江ノ島「お姉ちゃん、何でここに?」

戦刃「盾子ちゃんが他の人と寝ろって言ったんじゃん」

江ノ島「あ、そうだっけ」

舞園「江ノ島さんが来たなら、江ノ島さんと寝ればいいんじゃないですか?」

江ノ島「なにさ舞園。お姉ちゃん嫌いなの?」

舞園「いや、そういう訳じゃなくて…」チラッ

苗木「…」

江ノ島「あれ、苗木じゃん」

舞園「睡眠薬で眠ってるみたいです」

江ノ島「睡眠薬って、舞園…」

舞園「わ、私じゃないですよ!」

江ノ島「いいよいいよ隠さなくて」

舞園「ちょっ、とりあえず聞いて下さい!」

ーーーーーーーーーーーーーー

舞園「という訳でですね…」

江ノ島「うわ…苗木サイテー…」

舞園「自分の意思じゃ無かったから仕方ないですよ」

江ノ島「つくづく甘いねー、舞園も」

舞園「苗木くん好きだから関係ないです」

江ノ島「…お姉ちゃん寝てる?」

舞園「さっきから寝息たててますけど…」

江ノ島「…私もね、苗木のこと好きなの」

舞園「いや、知ってますけど…」

江ノ島「私だけじゃないよ。朝日奈も、霧切も、セレスも皆苗木が大好き」

舞園「知ってますって」

江ノ島「でも、苗木は多分誰のことも何とも思ってない」

舞園「でしょうね。ていうかそうですし」

江ノ島「これは由々しき事態だよ!?」

舞園「いや、今更焦ってもどうしようもないですよ」

江ノ島「自分で言うのもなんだけど私達結構顔はいいしスタイルもいいのにね」

舞園「苗木くんが好きになってくれないと意味ないんですけどね」

江ノ島「でさ、今度聞いてみようと思うんだけど」

舞園「何をですか?」

江ノ島「そろそろ、ちゃんとした返事くれてもいいんじゃないかと」

舞園「あ、確かにそうですね…」

江ノ島「…まあ、断られても諦めないけど」

舞園「それは皆一緒だと思いますけど…」

とりあえずここまでです

起きてたら0時以降に更新します。起きてれば。

どうも。寝ませんでした。

投下します。。。

江ノ島「でも、いくらあんな苗木でも男なんだよ」

舞園「いや知ってますよ。何言ってんですか?」

江ノ島「男なら女の子好きになるはずだよね?」

舞園「いや、不二咲くんがいるから何とも言えないですね…」

江ノ島「あれは特例じゃん!」

舞園「まあそうですけど…」

江ノ島「私たちが苗木という男を好きになるように、苗木も女の子を好きになるのが普通じゃん」

舞園「苗木くん怖いくらいに淡白ですからね…分かりませんよ」

江ノ島「いやいやいやいや」

舞園「まあ言いたいことは分かるんですけど」

江ノ島「なら最初から納得しとけや!」

舞園「ほら、私だけが知る苗木くんもあるわけじゃないですか」

江ノ島「え、まだそんなミステリーなとこあるの?」

舞園「いや、あの…」

江ノ島「あーそっか。舞園エスパーだった」

舞園「そうですそうです」

江ノ島「あれほんとに心読めるの?」

舞園「苗木くんだけは読めるんですよ」

江ノ島「え、変な能力」

舞園「なんでかは自分でも分からないんですけどね」

江ノ島「都合の悪い能力だねー」

舞園「苗木くんの心が読めれば十分ですよ。辛いですけど」

江ノ島「いやいや、いいことだらけじゃん」

舞園「だと思うじゃないですか」

江ノ島「思う」

舞園「例えば私が苗木くんに『大好きー!』って言うとするじゃないですか」

江ノ島(あ、今の可愛い)

舞園「今可愛いって思いましたね?」

江ノ島「思ってない。自意識過剰じゃない?」

舞園「シラを切るならそれでもいいですけどね」

江ノ島「思ってない思ってない」

舞園「で、私がそう言ったら苗木くんは何を考えるでしょうか」

江ノ島「えー…『困るなあ』とか?」

舞園「ぶっぶー。『何で付きまとうんだろ意味分かんない』でした」

江ノ島「うっわ悔しい」

舞園「何を言おうが無駄なんですよね…ていうか、私のこと友達とすら思ってないみたいです」

江ノ島「実は苗木シャイなんじゃないの?」

舞園「いや無いと思いますよ…あんな罰ゲームを平気でこなすくらいですし」

江ノ島「あー、あの最悪な罰ゲームね。霧切考案とは思ってもなかったけど」

舞園「私は最悪でしたけど、江ノ島さんの罰ゲームはそうでもないのでは?」

江ノ島「んなわけないじゃん。私をその気にさせといて『これ罰ゲームだから』だよ」

舞園「あー…辛いですね」

江ノ島「まあその後満足させてもらったしいいけど」

舞園「ま、満足って…何したんですか!」

江ノ島「秘密」

舞園「うー…気になりますね」

江ノ島「あ、話逸れたね」

舞園「話逸らしましたね…えっと、苗木くんが実はシャイじゃないかって話ですよ」

江ノ島「実際シャイかもしれないよ。もしくは」

舞園「もしくは」

江ノ島「想像を絶するレベルの鈍感とか」

舞園「いやいやいやいや、それこそ無いですよ」

江ノ島「と思うじゃん?」

舞園「思います」

江ノ島「さっき、舞園のエスパーの話したでしょ?」

舞園「はい」

江ノ島「舞園が可愛く『大好きー!』って言った時の苗木の反応、どんなだっけ?」

舞園「えっと…『何で付きまとうんだろう意味分かんない』」

江ノ島「そう!それ!」

舞園「と言いますと?」

江ノ島「苗木はさ、『何でこんな女の子が僕なんかに付きまとうんだろう』って思ってるんじゃない?」

舞園「江ノ島さん意外とアホですね…」

江ノ島「誰がアホだコラ」

舞園「苗木くんがそんな純粋なキャラだったら、あんな罰ゲームこなせませんよ」

江ノ島「あっ」

舞園「それに、江ノ島さんが満足したのも変態的な行為ですよね?」

江ノ島「あっあっ」

舞園「大体純粋だったら精神が不安定になって媚薬盛られた所でレイプなんかしませんよ!」

江ノ島「あっあっあっあっ…」

舞園「なにあーあー言ってるんですか」

江ノ島「論破された」

舞園「まあそういうことです。苗木くんが鈍感な訳ないですよ」

江ノ島「くぅう…」

舞園「あ、そういえば」

江ノ島「ん?」

舞園「苗木くんが唯一この学園で気に入ってる女の子がいるんですよ」

江ノ島「えっ誰?私?私だよね?」

舞園「戦刃さんです」

江ノ島「えっ」

舞園「苗木くんがこの前チラッと心で思ってました。『戦刃さんは唯一の癒し』だそうです」

江ノ島「癒し…お姉ちゃんが…」

舞園「これがどういうことか分かりますか?」

江ノ島「いや全く」

舞園「私たちは戦刃さんにも劣るということですよ!」

江ノ島「舞園」

舞園「はい」

江ノ島「今お姉ちゃんディスったよね?」

舞園「えっいやそんなことは」

江ノ島「お姉ちゃんはそんなにカスなの?」

舞園「いやいやいやいや」

江ノ島「まあいいや。舞園だし見逃してあげる」

舞園「あ、ありがとうございます…すいませんでした」

江ノ島「いいよいいよ」

舞園「江ノ島さんて、ほんと戦刃さん好きなんですね」

江ノ島「ただのシスコン」

舞園「実はレズなんじゃないですか?」

江ノ島「ふぇ?」

舞園「いや、実はレズなんじゃないかと」

江ノ島「いいいいいいいいいや違うよ?だだんだだんだんだ断じて違うよ?」

舞園「なるほど…両刀でしたか」

江ノ島「違う違う!ちーがーうって!」

舞園「それならさっき私のこと『可愛い』って思ったのも頷けますね」

江ノ島「思ってない!思ってないから!」

舞園「バレバレですって」

江ノ島「あうううううう」

舞園「ほら、江ノ島さんならキスくらいしてもいいですよー?」ズイッ

江ノ島「うあ、レズじゃないから、違うからぁ…」

舞園「江ノ島さん」

江ノ島「な、なに?」

舞園「私たち、どうせこのまま苗木くんと結ばれない運命だとするじゃないですか?」

江ノ島「う、うん…」

舞園「じゃあ…女の子同士でもいいかって、なっちゃいません?」

江ノ島「な、ならない。ならないよ?」

舞園「素直になりましょうよ、江ノ島さん」

江ノ島「ち、違うって…」

舞園「さっき苗木くんの心しか読めないって言いましたけど、あれ嘘です」

江ノ島「えっ」

舞園「江ノ島さんのエッチな考え、全部お見通しです」

江ノ島「いやいや、そんなこと思ってない!」

舞園「私を抱きしめたいんじゃないですか?」

江ノ島「うあ」

舞園「ベロチューしたいんじゃないですか?」

江ノ島「あうあう」

舞園「おっぱい触りたいんじゃないですか?」

江ノ島「あ、あうぅ…」

舞園「私の体、舐めたくないですか…?」

江ノ島「あ、いや、あぁ…」

苗木「何してるの?」

舞園「うああっ!」

江ノ島「苗木!」

苗木「ふぁ…おはよ」

舞園「おおおおおおはようございます」

苗木「何でそんなに焦ってるの?」

舞園(良かった…バレてないみたいですね)

江ノ島「女の子同士の話」

苗木「似合わないなぁ…」

舞園「苗木くん、体はもう大丈夫なんですか?」

苗木「え、なんのこと?」

舞園「えっ」

苗木「そもそもここどこなの?保健室?」

舞園「いや、私の部屋ですけど…」

今回はここまでです

起きてたら0時以降に更新します。起きてれば。
というか1時以降になるかもしれません

寝ませんでした。投下します

苗木「あれ、僕何してたんだっけ…」

江ノ島「霧切の罰ゲームやってたじゃん」

苗木「あ、そうだっけ?」

江ノ島「覚えてないの?」

苗木「江ノ島さんの部屋を出たところまでは覚えてるんだけど」

舞園「記憶喪失ですかね」

江ノ島「舞園、ほんとに記憶無いの?」ヒソヒソ

舞園「はい。心の中も疑問符だらけです」ヒソヒソ

江ノ島「そっかそっか。苗木は記憶無いんだ…」

苗木「あれ…もう20時だったんだ」

舞園「そうですけど、どうかしたんですか?」

苗木「いや、江ノ島さんの部屋出たの18時くらいじゃなかった?」

江ノ島「そうだね。私いっつもその時間にシャワーするし」

苗木「2時間も僕何してたんだろ」

舞園「さ、さあ…」

苗木「ていうかここ舞園さんの部屋だよね?何で僕ここで寝てたの?」

舞園「いや、それはその」

江ノ島「そっかそっか。苗木は記憶無いんだ…」

舞園「江ノ島さん?」

江ノ島「じゃあ自分が何したかも覚えていないんだ?」

苗木「いや、江ノ島さんにしたことは覚えているんだけど」

江ノ島「言うなよ?絶対に言うなよ?」

舞園「そこまで必死だと気になるんですけど」

江ノ島「あー話が逸れた!」

舞園「あっちょっと待ってください」

江ノ島「?」

舞園「江ノ島さん、ちょっと」グイッ

江ノ島「なになになになに」

舞園「いいからちょっと来てください」

江ノ島「なに」

舞園「まさか、あのこと言うんじゃないですよね?」

江ノ島「言うよ」

舞園「ダメです」

江ノ島「何で?」

舞園「ダメなものはダメです」

江ノ島「…何で。舞園あんなことされてそれでいいの?」

舞園「いいですよ。苗木くんだから許すんです」

江ノ島「さすがに甘すぎるね。私は謝らせないと気が済まないし」

舞園「ダメです。やめてください」

江ノ島「…いや、謝らせる!そもそもの元凶が霧切で、精神が不安定でいつもの苗木じゃなかったとしても許せない!」

舞園「…はあ、仕方ないですね」

江ノ島「やっと分かってくれ…んっ!」

舞園「ん~…」

江ノ島「んー!んーんー!」

舞園「ん…ぷはっ」

江ノ島「ちょっ、何でキスしてんの!」

舞園「いや、こうしたら江ノ島さん黙ってくれるかと思いまして」

江ノ島「いやいやいやいや」

舞園「ていうか、江ノ島さんさっき苗木くんと話してる時視線すっごく動いてましたよ」

江ノ島「えっ」

舞園「私と苗木くんと戦刃さんを順に見てましたよね」

江ノ島「…それくらい普通じゃん」

舞園「江ノ島さん気づいてないかもしれないですけど、好きな人見る時ちょっとにやけてますよ?」

江ノ島「えっえっ?」ペタペタ

舞園「そもそも『舞園とキスできたらなぁー』とか考えてる時点でモロバレです」

江ノ島「いやいやいや、何で分かんの」

舞園「はい」

江ノ島「あっ」

舞園「エスパーって言ったじゃないですか」

江ノ島「えっえっ、苗木しか心読めないんじゃ…」

舞園「嘘だと思わなかったんですか?」

江ノ島「あう」

舞園「まあ、そういうことですね」

江ノ島「ぅー…」

舞園「さてここで江ノ島さんに命令します」

江ノ島「えっ、命令?」

舞園「レズってバラされたくなかったら苗木くんに本当のことは言わないで下さいね」

江ノ島「…いや、私がレズって言っても苗木信じないんじゃない?」

舞園「江ノ島さんにキスすれば一発でバレますよ」

江ノ島「な、なんでさ」

舞園「だってキスした瞬間江ノ島さんすっごくトローンとした顔になりますし」

江ノ島「うあああ、恥ずかしいからもうやめて!」

舞園「さ、戻りましょうか」

江ノ島「ちょ、待って!」

苗木「遅かったね」ナデナデ

舞園「何で戦刃さんナデナデしてるんですか」

苗木「いや、撫でたら気持ちよさそうな顔してくれるからさ」

舞園「じゃあ私もナデナデしてください」

苗木「気が向いたらね」

舞園「はあ…」

江ノ島「…」

苗木「あれ、江ノ島さん顔赤いよ?」

江ノ島「な、なんでもないなんでもない」

苗木「?」

舞園「で、苗木くんの記憶のことですけど」

苗木「あ、そうだった」

舞園「霧切さんの罰ゲーム中にショックで気絶したらしいです」

苗木「記憶が吹っ飛ぶほどの罰ゲームなんて考えられないよ」

舞園「まあ、事実ですから」

苗木「で、何で舞園さんの部屋?」

舞園「霧切さんが『寝てる苗木くんを横にすると何をするか分からないから』って」

苗木「想像するだけで恐ろしいね」

舞園「まあ、こんなところです」

苗木「あーでも、やっと罰ゲーム終わったね」

舞園「まだ残ってますよ?」

苗木「えっ」

舞園「明日は私と初詣です」

苗木「は、初詣…?」

舞園「そうです。罰ゲーム」

苗木「それ、舞園さん個人の願いじゃないの?」

舞園「いや、罰ゲームですよ。霧切さんのはノーカンということで、私が引きました」

苗木「あ、そうなんだ…」

舞園「…嫌がらないんですね」

苗木「え、嫌がるポイントあった?」

舞園「苗木くん、私のこと嫌いじゃないんですか?」

苗木「いや、そんなことないよ」

舞園「…いっつも遊びに誘っても来てくれないじゃないですか」

苗木「僕、気分で動く人だからさ」

舞園「じゃあ、初詣は気分乗らないんじゃないですか?」

苗木「罰ゲームだしね。そのあたりは関係無いよ」

江ノ島「エイプリルフールも素直にお返しされてたもんね」

苗木「うん。そういうのは気分どうこうじゃないし」

舞園「…じゃあ、私個人が初詣に誘ったらどうしてましたか?」

苗木「うーん、何とも言えないかな」

舞園「なんですか、それ…」

苗木「でも、今だったら一緒に行くって言うよ」

舞園「えっ」

江ノ島「えっ」

苗木「別に断る理由もないし、今日はあんまし嫌なことなかったからね」

舞園「今日はって…毎日何か嫌なことされてるんですか?」

苗木「逆セクハラ、明らかな誘い、告白」

江ノ島「あー…」

舞園「…す、すいませんでした」

苗木「嫌なことっていうか、何かもうめんどくさいからさ」

舞園「…すいません」

江ノ島「苗木、もういいじゃん。舞園謝ってるし」

苗木「舞園さん、謝ることじゃないよ」

舞園「でも、迷惑だったんじゃ」

苗木「まあ、迷惑っちゃ迷惑だけど。皆僕のことが好きなんでしょ?」

江ノ島「あれ、苗木ナルシストなの?」

苗木「そうじゃないけど、あそこまであからさまなのに僕のこと好きじゃないって思う方が凄いよ」

江ノ島「あー…まあね」

舞園「私は…苗木くんのこと、大好きです」

苗木「うん。そうやって好きな人に思いを伝えること自体は全く悪いことじゃないでしょ?」

舞園「は…はい」

苗木「僕としては迷惑だけど、皆は必死だから。やめさせるのは、失礼じゃないかなーってことだよ」

江ノ島「結局チヤホヤされたいだけじゃ」

苗木「そ、それは違うよ!」

江ノ島「まあいいけど…でさ」

苗木「?」

江ノ島「苗木、誰か好きな人いないの?」

苗木「いないよ」

江ノ島「あの、なんていうか」

舞園「私達結構、いやかなり可愛いですよ?」

苗木「うん、知ってる」

江ノ島(さすがアイドル…)

舞園「じゃあ誰か一人くらい好きになってもおかしくないんじゃないですか?」

苗木「いや、確かに皆揃って可愛いけど、揃って欠点があるんだ」

江ノ島「欠点?私にも?」

苗木「うん」

舞園「なんですか!何でも治しますよ!?」

苗木「変態なところ」

江ノ島「…あーね…」

舞園「まあ…それはその…」

苗木「揃いも揃ってキワモノだらけだもん」

舞園「いや、それは」

江ノ島「あれだよ。苗木が好きすぎてだんだんおかしくなっていったから」

苗木「だとしても、変態なのは僕の趣味じゃないからなあ…」

江ノ島「私にあんな変態なことしたくせに」

苗木「あれは正常な変態だよ!」

舞園「正常な変態って矛盾してないですか?」

苗木「いや、そんなことないよ」

江ノ島「あー出た出た。男特有の『自分の欠点は認めさせるけど相手の欠点は許さない』やつね」

苗木「それは女の子も一緒なんじゃ」

舞園「苗木くんに対してはそんなことないですよ」

江ノ島「そうそう」

苗木「うーん、嬉しいけど…」

舞園「でも、変態って言ってもエイプリルフールの時だけじゃないですか」

苗木「たまにするキチガイな言動もアウトだよ」

舞園「そ、それは…」

江ノ島(心当たりあんのかよ!)

舞園「…じゃあ、治します!」

苗木「いや、治るもんじゃないと思うけど…」

舞園「苗木くん、私頑張りますから!」

江ノ島「っていうか私何か変態なトコあった?」

苗木「ムチ。ドM」

江ノ島「あー分かった分かった!分かったよー!」

今回はここまでです
江ノ島さん変態じゃない希ガス

夜何も予定が入らなければ更新します!

予定が入った上にこんな時間まで寝るとは思ってもなかったです。はい。

というわけでまっっっっっっっっっっっっっったり更新します

苗木「ほら、結局変態じゃん」

江ノ島「うー」

舞園「苗木くん、私頑張りますからね!」

苗木「あーうん、頑張ってね」

江ノ島「で、明日結局初詣行くんだよね」

苗木「うん」

江ノ島「じゃあ明後日は私とデートね!」

苗木「…あ」

江ノ島「?」

苗木「デートで思い出したんだけど」

舞園「何ですか?」

苗木「明日、朝日奈さんとデートだった」

舞園「…」

江ノ島「…」

苗木「いや、ほんとだからね?」

江ノ島「舞園、どうする?」

舞園「んー…」

苗木「いやどうするって言われても…」

江ノ島「何か案あるの?」

苗木「舞園さんと初詣行った後、朝日奈さんとデートすればいいんじゃないかな」

江ノ島「あーそういう」

苗木「あれ、ダメだったかな」

江ノ島「舞園はどう思う?」

舞園「ダメです」

苗木「えー…」

舞園「苗木くんを独り占めしたいのはそういうのは無しです」

苗木「じゃあ、舞園さん明後日でもいい?」

舞園「えっ」

苗木「朝日奈さんをひいきするわけじゃないけど、先約だったから」

江ノ島「だってさー」

舞園「ううぅー」

苗木「そもそも日時なんて別に決まってないんでしょ?」

江ノ島「そうなの?」

舞園「は、はい…」

苗木「じゃあ先約入ってた朝日奈さんを優先しなきゃ朝日奈さんが怒るよ」

舞園「で、でも!」

苗木「?」

舞園「ほら、初詣ですよ?」

苗木「うん、初詣だね」

舞園「初詣って普通1月1日に行くものですよね?」

苗木「まあ一般的にはね」

舞園「でも明日は1月2日ですよ?」

苗木「うん?」

舞園「だから、私を後回しにすると初詣ができなくなるじゃないですか」

江ノ島「えーっと、つまり…」

苗木「今から行けばいいの?」

舞園「え、まあ、そういうことになるんですかね?」

苗木「何で舞園さんが疑問形で返すのさ…」

江ノ島(勢いで言ってたら収拾つかなくなっちゃったっぽい)

舞園「じゃ、じゃあそういうことにしましょう!」

苗木「いいけど、もう21時だよ」

舞園「まだ21時ですよ!子供じゃないんですから!」

江ノ島「そうそう、高校生なんだしさー」

苗木「じゃあ準備してくるね」

舞園「はい!」

ガチャ

江ノ島「…」

舞園「…」

江ノ島「…」

舞園「…やったああああーー!」

江ノ島「うわっ、びっくりしたー」

舞園「あ…つい大声出しちゃいました」

江ノ島「いいけど、舞園も準備しなくていいの?」

舞園「そうでした!」

江ノ島「ああ…元気だなー」

江ノ島「…いいなあ、苗木とデート」

江ノ島「私のデートの話サラッと流されちゃったし」

江ノ島「はあ…」

江ノ島「久々かな、こんな嫉妬したの」

江ノ島「…」チラッ

戦刃「スゥ…スゥ…」

江ノ島「お姉ちゃんを十神に取られて以来だね」

江ノ島「…まあ、女が男に嫉妬するなんてヘンテコな話だけどね」

江ノ島「…うぅ」

江ノ島「あー、私も苗木独り占めにしたいぃ…」

江ノ島「何かモヤモヤする…スッキリしないっていうかな…」

舞園「江ノ島さん!」

江ノ島「ん?」

舞園「どうですか、私今可愛いですか?」

江ノ島「ん…うん。すっごく可愛い」

舞園「何か返事が死んでますねー。ほんとにそう思うんですか?」ズイッ

江ノ島「…」ジー

舞園「どうしたんですか?そんな見つめちゃって」

江ノ島「ん」チュッ

舞園「んっ」

江ノ島「うん、やっぱ可愛い」

舞園「どうしたんですか…いきなりキスなんて」

江ノ島「何かスッキリしなくて」

舞園「理由になってないですよ?」

江ノ島「なってるよ。上手く言えないけどスッキリしない」

舞園「…まあ、キスくらいならいいですけど」

江ノ島「じゃあ、今度から気が向いたらキスしていいんだ?」

舞園「…1ヶ月に1回だけですよ」

江ノ島「あ、いいんだ」

舞園「…江ノ島さん、私のこと好きなんですか?」

江ノ島「…」

舞園「黙っても意味ないですよ。エスパーですし」

江ノ島「ふーん」

舞園「…あれっ」

江ノ島「どうしたの」

舞園(何も考えてない…?)

江ノ島「…」

舞園「江ノ島さん、やりますね」

江ノ島「何が?」

舞園「心を無にするなんて」

江ノ島「私からしたら舞園が実はエスパーじゃないって感じだけどね」

舞園「…そこは、江ノ島さんが何か考えてくれないと証明できませんから」

江ノ島「え?考えてるよ?」

舞園(くぅ…嘘だって分かってるのにぃ)

江ノ島「やっぱエスパーって嘘だったんじゃ?」

舞園「そんなことないですよ…それより」

江ノ島「?」

舞園「実際どうなんですか?」

江ノ島「舞園が好きかどうかってこと?」

舞園「そうです」

江ノ島「好きだよ」

江ノ島(…友達としてはね)

舞園「!」

江ノ島「ん、どしたの」

舞園「…友達としては、ですか?」

江ノ島「いや、そんなこと言ってないけど」

舞園「でも」

コンコン

江ノ島「ほら、苗木来たよ」

舞園「…また今度、お話しませんか?」

江ノ島「んー、暇だったらね」

舞園「…分かりました。時間できたら連絡してください」

江ノ島「あいあい」

舞園「それで、江ノ島さんどうするんですか?」

江ノ島「ここでお姉ちゃんと一緒にいるけど」

舞園「…一応、私の部屋なんですが」

江ノ島「お姉ちゃん、独りだとすぐ泣いちゃうしさ」

舞園「まあ、いいですけど…」

江ノ島「んじゃ、行ってらっしゃい」

舞園「あ、下着とか盗まないでくださいね!」

江ノ島「そんな趣味ないから…」

舞園「信じますからね!」

ガチャ

江ノ島「はあ…やっと行ったねお姉ちゃん」

戦刃「…んぅ…」ゴロッ

江ノ島「危うくバレそうだったねー、舞園好きなこと」

江ノ島「多分舞園本当に心読んでるかな…気をつけないと」

江ノ島「まあバレてもいいんだけどね」

江ノ島「…ん、くぁ」

江ノ島「ふぁ…じゃ、お姉ちゃんおやすみー」ポフッ

今回はここまでです
インド人のダンス見てたら投下間隔メチャクチャになっちゃいました

0時以降、できれば更新します

投下していきます

ーーーーーーーーーーーーーーー

舞園「…」

苗木「…」

舞園「あの」

苗木「なに?」

舞園「準備するって言った割には…その」

苗木「ああ、財布取って上着着ただけだしね」

舞園「…」

苗木「…いや、舞園さんは気合い入りすぎだよ」

舞園「そりゃあ、好きな人と出かけるんですから当然ですよ」

苗木「そういうものなのかな」

舞園「そういうものです!」

苗木「まあ、確かに今の舞園さん可愛いもんね」

舞園「えっえっ、ほんとですか?」

苗木「うん。見た目だけ」

舞園「見た目だけって…結構ひどいこと言いますね…」

苗木「だって…中身変態だし」

舞園「だ、だから時々しかそんなことやってないじゃないですか!」

苗木「そういうのも変態って言うんだよ」

舞園「あうう」

苗木「まあ、かくいう僕も変態だし仕方ないのかな」

舞園「じゃあ」

苗木「あ、それと付き合うってことは別だからね」

舞園「…残念です」

苗木「そもそも、付き合うなんてのはお互い好きになったらじゃない?」

舞園「まあ、それが普通だと思います」

苗木「舞園さんは人として好きだけど異性としてはなあ…って感じ」

舞園「私、魅力無いんでしょうか?」

苗木「いや、魅力たっぷりだよ」

舞園「じゃあ」

苗木「それと付き合うってことは別だからね」

舞園「シュン」

苗木「仮にもアイドルだしね。魅力無いわけないでしょ」

舞園「じゃあ、江ノ島さんは?」

苗木「江ノ島さんも魅力たっぷりだねー。僕と二人きりになると凄いことになるし」

舞園「凄いことって…」

苗木「それは江ノ島さんに聞いた方がいいかな」

舞園「気になりますね…」

苗木「僕から言ったら何されるか分からないからさ」

舞園「じゃあじゃあ、セレスさんはどうですか?」

苗木「セレスさんはいいね。中身以外は」

舞園「えー…セレスさんキレてない時は素敵だと思うんですけどね」

苗木「恐ろしい性癖を持ってるんだよね」

舞園「それは…」

苗木「モチロン秘密」

舞園「うー…朝日奈さんは?」

苗木「朝日奈さんもいいねえ、スタイルいいし。身体だけで言ったら一番エロいよ」

舞園「…」チラッ

苗木「女性の価値は胸だけじゃないよ。舞園さんも捨てたもんじゃないからね」

舞園「何かフォローになってないです」

苗木「僕なりのフォローだったんだけどね」

舞園「…じゃあ、苗木くんは私の胸触ったら興奮しますか?」

苗木「当たり前じゃないか!」

舞園「あ…そこは興奮するんですね」

苗木「え、女の子の胸揉んで興奮しない人いるの?」

舞園「さあ…分かんないですね」

苗木「まあ、胸の大きさなんて関係ないよ。僕から言わせればいわゆる大同小異だね」

舞園「そういうフォローを最初からしてくれればいいんですけどね」

苗木「僕そういうところはダメなんだよね。なぜか傷つけちゃうし」

舞園「まあ…さっきの一言で救われましたね」

苗木「大丈夫?濡れてない?」

舞園「ぬっ、濡れ…濡れてるとかそういうこと聞かないでください!」

苗木「あ、そのキャラ固定したんだ」

舞園「キャラ作りなんかしてません」

苗木「まあまあ、そんなふくれないで」プニッ

舞園「ぷふー…」

苗木「あ、神社着いたよ」

舞園「あれっ、こんな近かったんでしたっけ?」

苗木「話してたらいつの間にか着いたって感じだね」

舞園「じゃあ、まずこの水で手を洗って…」

苗木「うー、冷たい」

舞園「とりあえず、お守りとか買いしょうか」

苗木「今年も『絶対防護』にしようかな」

舞園「なんですかそのスペシャルなお守り」

苗木「この神社限定のお守りだよ。何でも守護の神がこの神社に宿ってるんだとか」

舞園「へえ…面白いお守りですね」

苗木「あ、舞園さんこれなんかいいんじゃない?」

舞園「どれですか?」

苗木「ほら。『全力疾走』」

舞園「何ていうか、これお守りとしておかしいですよね?」

苗木「ほとんどスローガンだね」

舞園「まあ、私は例年通り『恋愛成就』にします」

苗木「叶うといいね」

舞園「苗木くん次第なんですけどね…」

苗木「僕に言われてもなあ…」

舞園「何をしようが苗木くんが私を好きになる図が思い浮かびません」

苗木「そこは努力次第だよ。多分」

舞園「むう…頑張ります」

苗木「うんうん。その意気」

舞園「じゃあ、メインイベントのおみくじ行きましょう!」

苗木「やっぱ初詣と言えばこれだよね」

舞園「まずは普通のおみくじから」

苗木「やっぱり恋みくじ引くんだね」

舞園「当たり前じゃないですか!」

苗木「これ引いたら?『ドスケベみくじ』」

舞園「名称から書いてあることが想像できないおみくじなんて初めてですね」

苗木「18禁な絵が載ってるとかじゃない?」

舞園「すっごい安直ですね…えいっ」

苗木「んーと…あ、中吉だった」

舞園「うー…末吉です」

苗木「でも、末吉でもあんまし悪いこと書いてないよね」

舞園「大吉以外は中身読まないことにしてるんです」

苗木「変なルールだね」

舞園「まあ、オカルトみたいなものですよ」

苗木「そんなものに頼ってちゃダメじゃない?」

舞園「気分だけでもって感じですね…さて、メインの恋みくじいきますよ」

苗木「僕はいいかな」

舞園「ん~…」

苗木「どれ引いても変わらないって」

舞園「大吉…大吉…えいっ」

苗木「どう?」

舞園「やったー!大吉ですよ!」

苗木(大吉くらいで喜ぶなんて…純粋なのか子供なのか)

舞園「まあ、アイドルですからね」

苗木「え、心読んだ?」

舞園「いえ?」

苗木「あれぇ…?」

舞園「…うんうん、やっぱ大吉はいいこと書いてありますねー」

苗木「じゃあ、結んでこよっか」

舞園「この恋みくじは持って帰ります」

苗木「結ばなかったら意味ないんじゃないの?」

舞園「持ってる方が的中する感じしないですか?」

苗木「いや、そんなことないけど…」

舞園「まあ、そこもオカルトですよ」

苗木「オカルトならなおさら結んだ方がいいんじゃ」

舞園「…気分ですよ!気分!」

苗木「テキトーだなぁ…」

今回はここまでです

0時以降、起きてれば更新します!

寝ませんでした。投下します

舞園「じゃあ結んできましょうか」

苗木「相変わらずスカスカだね」

舞園「毎年こうなんですか?」

苗木「うん。参拝者が少ないみたいだね」

舞園「なんかさみしいですねー」

苗木「言っちゃ悪いけど、無名だしね。まあ人が少ない方が嬉しいけど」

舞園「私は人多い方がいいですけどね」

苗木「よいしょ」

舞園「おみくじも結んだし、次はお参りですね!」

苗木「というか、普通はお参りが先じゃないの?」

舞園「そうなんですか?」

苗木「ずっとそうだと思ってたよ。子供の頃からそうさせられてきたから」

舞園「人によるんじゃないですか?順番なんて聞いたことないですし」

苗木「ローカルルールみたいなものなのかな」

舞園「多分そうじゃないかと」

苗木「えー、お賽銭お賽銭…」

舞園「まあ、ここは5円ですよね」

苗木「オカルトを信じるなら普通500円とかじゃないの?」

舞園「ご縁と5円をかけて毎年に5円にしてます」

苗木「でも500円ならその100倍のご利益があるんじゃない?」

舞園「はっ、確かにそうです!」

苗木「まあ変わんないと思うけど」

舞園「えいっ、500円!」チャリーン

苗木「はい、100円」

舞園「…」パンパン

苗木「…」パンパン

舞園(苗木くんと付き合えますように苗木くんと付き合えますように苗木くんと付き合えますように苗木くんと付き合えますように苗木くんと付き合えますように…)

苗木(今年は平和というか、静かな1年でありますように)

舞園「…」

苗木「…」

舞園「じゃあ、帰りますか?」

苗木「そうだね。もうやることないし」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞園「そういえばなんですけど」

苗木「なに?」

舞園「神社に向かう途中、魅力がどうのこうのって話したじゃないですか?」

苗木「うん」

舞園「霧切さんはどうですか?」

苗木「うーん…霧切さんかあ…」

舞園「…」

苗木「最初霧切さん来た時はさ、ミステリアスな女の子って思ったんだけど」

舞園「確かに、謎が多かったですね」

苗木「蓋を開けたらあらびっくり」

舞園「誰よりも異常な性癖持ちでしたね」

苗木「あの時皆が助けてくれなかったら死んでたかもね」

舞園「ていうか、よく精神崩壊しませんでしたね…」

苗木「いや、ほとんど廃人状態だった気がするけどね」

舞園「…あの時、霧切さんの部屋に入った時に心臓止まるかと思いましたよ」

苗木「その辺の記憶が無いんだよね」

舞園「凄かったですよ。部屋の中は血と愛液と精液とかでべちゃべちゃでしたし」

苗木「そういや、キリで太もも刺されてたんだっけ」

舞園「二人とも死んでるのかと思いましたよ」

苗木「結局、どうやって助かったんだっけ」

舞園「十神くんが全精力で治療の手配してくれたんですよ」

苗木「さすがだね」

舞園「で、半年ほどで完治に至った訳ですね。奇跡のような出来事らしいですけど」

苗木「目が覚めて病院だった記憶はあるよ」

舞園「入院してから2ヶ月くらいですかね?苗木くんが目を覚ましたの」

苗木「あの時横にいたの舞園さんだっけ」

舞園「びっくりしましたよ。手握ってたら急に目覚めるんですから」

苗木「アイドルとは思えない泣き方だったね」

舞園「もう目覚めないと思ってたから、そりゃもうくしゃくしゃに泣きますよ」

苗木「こうして後から考えるといい話だよね」

舞園「まあ、いい話なんですかね?」

苗木「歪んだ愛情の果てに精神を破壊された二人。やがて再び愛情によって目を覚ます」

舞園「映画のキャッチフレーズみたいですねー」

苗木「脚本できるかもね」

舞園「ていうか、話それてます!」

苗木「あれ、何の話だっけ」

舞園「霧切さんに魅力があるかどうかですよ」

苗木「あー…うーん…」

舞園「悩むってことは魅力が無いと?」

苗木「いや、そんなことは無いんだけど」

舞園「どっちつかず、って感じですか?」

苗木「うーん、そんな感じ」

舞園「微妙ですね」

苗木「なんかさ、友達として接するうちは舞園さんとかとは違った魅力があるんだけど」

舞園「具体的に言うと?」

苗木「大人の女性を感じさせる部分かな。趣味とか仕草とか言動とか考え方とか」

舞園「確かに…言われればそうですね」

苗木「で、霧切さんの本性が見えてくるにつれ魅力が薄れていく」

舞園「深層にはえげつないものが待ってますからね…」

苗木「なんていうか、1周回って魅力が無い感じ?」

舞園「いや、意味分かんないです…」

苗木「円を思い浮かべて」

舞園「え、あ、はい」

苗木「0度の時は魅力が無い状態。初対面の時ね」

舞園「はい」

苗木「仲良くなって色々話したりするにつれ、霧切さんの魅力に気づく。この時点で90度くらい」

舞園「ちょっと進みましたね」

苗木「ギャップを感じる意外な秘密とか知って魅力はピークに。180度」

舞園「最高地点ですね」

苗木「仮に霧切さんと付き合ったとして、その性癖の片鱗に気づく。240から270度くらい」

舞園「魅力が無くなってきてますね」

苗木「霧切さんの性欲がピークに。性癖を全く隠すことなく霧切さんが欲望のままに暴れる。0度」

舞園「魅力、無くなりましたね…」

苗木「僕の中ではこんなイメージかな」

舞園「180度から0度までの間が無くなれば完璧ですね」

苗木「そうなんだよね。それだけにもったいないよ」

舞園「じゃあ私たちも?」

苗木「もったいない。かなり」

舞園「うー…治します」

苗木「治るものじゃないと思うけどね…」

舞園「そこは努力次第ですよ!」

苗木「努力で性癖治ったらそれはそれで怖いよ」

舞園「私はまだ軽い方だと思うんですよね」

苗木「何が?」

舞園「性癖ですよ。霧切さんと比べたらですけど」

苗木「一番軽いというか、普通な感じなのは江ノ島さんだけどね」

舞園「じゃ、じゃあ江ノ島さんが苗木くんの彼女に一番近い状態ですか?」

苗木「うーんまあ、そうなるのかな。多分」

舞園「むむむむむむむ」

苗木「ちなみにベストは戦刃さん」

舞園「…精進します」

苗木「これ以上可愛くなれる部分無いと思うけど、頑張ってね」

舞園「はい…」

苗木「学校着いたし、僕は部屋に戻ってもいいの?」

舞園「…どうせなら一緒に寝ません?」

苗木「何もしないならいいけど」

舞園「やった!」

苗木「とりあえず部屋戻ろうか…ちょっと疲れたし」

舞園「あ、私パジャマに着替えてきますね!」

苗木「うん」

苗木「…あー、疲れたなあ…」

ガチャ

苗木「ふう」

苗木「…とりあえず、お茶でも淹れようかな」

苗木「舞園さんの分も淹れてあげよ」

苗木「…」

ガチャ

舞園「お待たせしました!」

苗木「あれ、早いね」

舞園「待たせちゃいけないと思いまして」

苗木「どうしてそういう思考になったのか分からないけど、とりあえず座っていいよ」

今回はここまでです
苗木くんと舞園さんのトークが結構続いちゃったのでそろそろ切りたい所

0時以降に投下します。できればですけど…笑

いきます!

舞園「じゃあ失礼しますね」

苗木「はい、お茶」

舞園「あ、いただきます」

苗木「えーと、明日は朝日奈さんとデートだったっけ」

舞園「もしかして忘れてました?」

苗木「いや、そんなことないよ?」

舞園「朝日奈さんだって苗木くんのこと好きなんですから忘れないであげてくださいね」

苗木「うーん、でもねえ」

舞園「でも?」

苗木「舞園さんはあの話からなんかまともになってくれたけど…」

舞園「朝日奈さんってそんなに変態なんですか?」

苗木「目が合ったら子作り要求ってなかなかだと思うよ」

舞園「それ、ある意味では男の夢が叶ってると思いますけど」

苗木「肉奴隷ができたって?」

舞園「あー…まあ、そうですかね」

苗木「別にそんなの求めてないんだけどね」

舞園「まあ、苗木くんは健全…」

苗木「?」

舞園「…健全な男子ですからね」

苗木「いや、なんか不自然な間あったよね」

舞園「まあまあ」

苗木「気になるなあ…」

舞園「あ、そうだ」

苗木「ん?」

舞園「明後日、江ノ島さんとデートしてあげてくださいね」

苗木「いいけど、何で舞園さんがそれを提案するの?」

舞園「えっと…どういう意味ですか?」

苗木「いや、一応江ノ島さんと舞園さんってライバルだよね?」

舞園「苗木くんを取り合うって意味ではライバルですけど、友達ですし」

苗木「あれ、そんな仲良かったっけ?」

舞園「キスまでしちゃいました」

苗木「めっちゃ進展してた」

舞園「何か、江ノ島さん私のこと好きっぽい節があるんですよね…」

苗木「え、江ノ島さん両刀なの?」

舞園「多分ていうか、確実に…」

苗木「驚愕の事実」

舞園「しかも、シスコンです」

苗木「あー…レベル高いねー」

舞園「シスコン、百合、(苗木くんの前では)ツンデレ」

苗木「属性多寡だねー、あとドMも追加ね」

舞園「え、江ノ島さんMなんですか?」

苗木「Sっ気もあるよ」

舞園「需要ありまくりですね、江ノ島さん」

苗木「それでも好きじゃないのはなんでだろう」

舞園「自分で言ってたじゃないですか。変態だからって」

苗木「あーね」

舞園「でも、江ノ島さんって言うほど変態じゃないと思いますよ?」

苗木「鞭で人を叩くのはちょっといただけない」

舞園「じゃあ、エイプリルフールで一番キツかったお仕置きって誰のですか?」

苗木「霧切さん」

舞園「ああ…あれは…」

苗木「キツかったというか、死にかけたからさ」

舞園「じゃあ、その次は?」

苗木「んー…セレスさんかな」

舞園「えーっと…臭い責めでしたっけ」

苗木「あれね、色んな意味でキツかったよ。ほんとに」

舞園「じゃあ次は誰ですか?」

苗木「不二咲くんだね。あれはあり得ない」

舞園「何されたんですか?」

苗木「浣腸。拡張。ホモセックス」

舞園「…レベル高いですね…」

苗木「色んなものを失ったよ」

舞園「次は…」

苗木「舞園さん」

舞園「…意外に順位低くて安心してます」

苗木「あとは江ノ島さん、朝日奈さんの順かな」

舞園「あれ、朝日奈さん一番楽だったんですか?」

苗木「ただセックスしてるだけだったからね」

舞園「あー…羨ましいです」

苗木「舞園さんともしたような」

舞園「…あの」

苗木「なに?」

舞園「あういうのって、ちゃんとしたものじゃないですよね」

苗木「?」

舞園「なので」

苗木「うん?」

舞園「エッチしましょう!」

苗木「うぇっ?」

舞園「…あうう」

苗木「…いや、恥ずかしがるくらいなら言わなきゃいいんじゃ」

舞園「こういうの苦手なんですよ!」

苗木「あー…そういうキャラだったっけ」

舞園「で、どうするんですか!?」

苗木「いや、しないよ」

舞園「えっ…」

苗木「いやそんな本気でがっくりしなくても…」

舞園「せっかく勇気を振り絞ったのに」

苗木「うーん…」

舞園「苗木くん、やっぱりガード固いですね」

苗木「それは違うよ!」

舞園「あ、それ久々に聞きましたね」

苗木「さっき自分で言ってたじゃないか、『こういうのって、ちゃんとしたものじゃないですよね』って」

舞園「あ、確かに言いましたね」

苗木「今ここで僕と舞園さんがセックスすることこそちゃんとしたものじゃないよ」

舞園「でも、おかしくない雰囲気だったと思いますよ?」

苗木「それに、セックスっていうのは恋人同士が愛を確かめ合い、愛を深めるためにする行為なんだよ?」

舞園「あ…」

苗木「僕言ったよね、変態は好きじゃないって!」

舞園「そういや、言ってました…」

苗木「そういうのは、僕と付き合った初夜に言うんだ。いいね?」

舞園「はい…」

苗木「はい論破」ドヤァ

舞園「くぅう…」

苗木「これで諦めついたよね?」

舞園「はい…」

苗木「なら良かった。セックスは、そんなやすやすとしていいものじゃないんだよ」

舞園(どの口が言うんでしょうか…)

苗木「あ、僕は自分から求めたことはないからね?」

舞園「あれ、心読みました?」

苗木「ううん?」

舞園「あれぇ…?」

苗木「さ、そろそろ寝よっか」

舞園「唐突ですね」

苗木「論破したら眠くなっちゃった」

舞園「じゃあ、せめて抱きついて寝たいです」

苗木「いいよ」

舞園「あ、これはOKなんですか?」

苗木「うん」

舞園「線引きが謎ですね…ふぁ」

苗木「明日はハードなデートになりそうだし、ゆっくり寝かせてね」

舞園「いや、何もしませんよ。したいですけど」

苗木「ダメ」

舞園「さっきの苗木くんかなりウザかったですけど、今抱きついて寝るのでチャラにしてあげます」

苗木「何か納得いかないけどありがとう」

舞園「じゃ、おやすみなさい」

苗木「うん、おやすみ」

ーーーーーーーーーーーーーーー

苗木「…ん」

苗木「…くぁ、んぅ…」

苗木「スッキリ寝れたなあ」

苗木「えーっと…9時か」

苗木「とりあえず朝日奈さんに電話しよ」ピッ

苗木「…」

朝日奈『んぅ…おふぁよ』

苗木「あ、今起きたの?」

朝日奈『うぅん…』

苗木「もう少し寝る?」

朝日奈『えーっと…誰?』

苗木「僕だよ。苗木苗木」

朝日奈『!』

苗木「?」

朝日奈『おはよ!苗木!今日デートだよね!?』

苗木「あ、うん」

朝日奈『すぐ準備するから!』

苗木「うーんと…じゃあ、こっちも準備できたらそっち向かうね」

朝日奈『うん!』

ちょっと短いですが今回はここまでです。おやすみなさい

あっちとこっち、ダブルで更新します

やっぱり平日に2つ同時更新はキツいです…申し訳ないですが明日にします

いきます

苗木「朝日奈さーん」コンコン

朝日奈「もうちょっと待ってー!」

苗木「あれ、あえて15分くらい遅めに来たのに」

朝日奈「あとちょっと!」

苗木「ゆっくりでいいよー」

ガチャ

朝日奈「あい、準備完了!」

苗木「…あれ、化粧した?」

朝日奈「うん」

苗木「でも、あんまし変化ないような」

朝日奈「普段からあんまり化粧しないから、何回もやり直しちゃって」

苗木「でも、朝日奈さん化粧しなくても十分可愛いと思うよ」

朝日奈「あーん苗木ぃ、そんなこと言ってくれるの苗木とさくらちゃんだけだよ」ギュッ

苗木(ナチュラルにハグされた)

朝日奈「で、今日どこ行こっか?」

苗木「その前に、一回離れようか」

朝日奈「あっごめんごめん、抱きつくの癖になっちゃって」

苗木「女の子としてあるまじき癖だね」

朝日奈「苗木にだけだよ?」

苗木「外でホイホイ抱きつかないようにね!」

朝日奈「あれ?なに苗木、恥ずかしいの?」

苗木「うん」

朝日奈「可愛いなあ、抱きしめていい?」

苗木「ダメ」

朝日奈「って言って抱きしめるんだけどね!」ギュッ

苗木「ハグ魔恐るべし…」

朝日奈「外でもラブラブなところ見せつけたいのに」

苗木「一方的なラブはラブラブじゃないからね、一般的に」

朝日奈「あ、そういや苗木」パッ

苗木(やっと離れた)

朝日奈「苗木好きな人いるの?」

苗木「いないよ」

朝日奈(即答するってことはホントなのかな)

苗木「舞園さんにも同じようなこと聞かれたけど」

朝日奈「やっぱりライバル多いなー」

苗木「そういえばって感じなんだけど、何で皆僕のこと好きなの?」

朝日奈「えー、何でだろ?」

苗木「僕以外にも魅力的な人がいるよ」

朝日奈「例えば?」

苗木「十神くんとか」

朝日奈「十神彼女いるじゃん」

苗木「葉隠くんとか」

朝日奈「アレは色々アウト」

苗木「桑田くんとか」

朝日奈「ヒゲがキモい」

苗木「石丸くんとか」

朝日奈「ムサいし暑苦しい」

苗木「大和田くんとか」

朝日奈「ホモは却下」

苗木「山田くんとか」

朝日奈「あれは人外」

苗木「不二咲くんとか」

朝日奈「ホモっぽい。アウト」

苗木(ごめん…皆ごめん…)

朝日奈「残るは苗木だけだよね?そういうことだよ」

苗木「訳が分からないよ」

朝日奈「まあ苗木には言い難い魅力があるんだよ」

苗木「それを具体的にしてほしいんだけどね…」

朝日奈「好きなものは好きなの!」

苗木(まさかの逆ギレ!)

朝日奈「ほら、もう行こうよ」

苗木「あ、うん。どこ行こう?」

朝日奈「とりあえず朝ごはん食いたい!」

苗木「じゃあ、適当な店探そっか」

ーーーーーーーーーーーーーーー

朝日奈「で、ファーストフードとはね」

苗木「あれ、嫌だった?」

朝日奈「ううん!苗木の行くところだったらどこでも行く!」

苗木(あ、これ便利かもしんない)

朝日奈「ポテトちょーだい」パクッ

苗木「あ、じゃあナゲットもらうよ」パクッ

朝日奈「んー!」

苗木「んー美味い美味い」

朝日奈「じゃあそのハンバーガー欲しい」

苗木「『じゃあ』の使い方違うよ?」

朝日奈「はい、隙あり!」パクッ

苗木「あっ、結構食われた…」

朝日奈(んー、苗木と間接キッスぅー)

苗木「仕返しってことでナゲット全部もらうね」パクパクパクパク

朝日奈「あっちょっ、早っ」

苗木「モグモグモグモグモグ」

朝日奈「何かドヤ顔なのが凄いムカつく」

苗木「モグモグモグモグモグ」

朝日奈「じゃあそのパイを…」

苗木「モグモグモグモグモグ」サッ

朝日奈「あっ、避けた」

苗木「んー、美味しかった」

朝日奈「うー、釣り合わない」

苗木「じゃあポテトあげる」

朝日奈「あーん」

苗木「はい」

朝日奈「ん!」パクッ

苗木(成り行きでやってしまった)

朝日奈「シェイク飲みたいー」

苗木「じゃあそっちのコーラと交換ね」

朝日奈「はい」

苗木「んー、喉が潤うー」

朝日奈(んー、苗木と再び間接キッスー)

苗木「じゃ、さっさと食べちゃおっか」

朝日奈「あれ、もうこんな時間なんだ」

苗木「モグモグモグモグモグ」

朝日奈「食うの早っ」

苗木「はい、おしまい」

朝日奈「一瞬で全て消えた…」

苗木「次どこ行く?」

朝日奈「んー…まあまた適当に」

苗木「じゃ、ぶらつこうか」

朝日奈「ん!」

店員「ありがとうございましたー」

朝日奈「あ、あの店入ろ」

苗木「ん、どれ?」

店員(朝からラン[ピザ]ーしてんじゃねえよおおおおお二度と来んなよおおおおおお)

朝日奈「あ、このピアス可愛い」

苗木「朝日奈さんピアス開けてたっけ?」

朝日奈「ううん?」

苗木「じゃあピアスなんか見ても意味ないんじゃ」

朝日奈「いやー、苗木とペアなのつけたいから」

苗木「それなら指輪とかでいいんじゃない?」

朝日奈「あ、その発想は無かった」

苗木「んー、結構高いね」

朝日奈「これどう?」

苗木「微妙かな」

朝日奈「これは?」

苗木「あ、いいかも」

朝日奈「これもいいよ」

苗木「うわー、朝日奈さんセンスいいね」

朝日奈「ねね、どれ買おっか」

苗木「いや、買わないよ?」

朝日奈「うぇ?」

苗木「別に付き合ってるわけじゃないんだし」

朝日奈「うー…じゃあ付き合った時のためにチェックしとこ」

苗木(実現するのかな)

朝日奈「んー…うん、もういいよ」

苗木「あ、ちょっと待って」

朝日奈「ん?」

苗木「あのポスター気になる」

朝日奈「何かの映画だね」

苗木「女優さん綺麗だねー」

朝日奈「…苗木ぃ」ギュッ

苗木「ちょっ、外では無闇に抱きしめないでって」

朝日奈「女の子とデートしてるんだしさ、そういう発言タブーだよ?」

苗木「だからって抱きつくのは」

朝日奈「横に可愛い女の子いるって教えてあげてんの」

苗木「自分で言ったら台無しだよ」

朝日奈「朝苗木に言われたし、自信持って言えるもん」

苗木「あー、そういう」

朝日奈「はい、ごめんなさいは?」

苗木「はい、ごめんなさい」

朝日奈「よし許す!」パッ

苗木「で、この映画見ない?」

朝日奈「あれぇー?今そういう発言タブーだって」

苗木「いや女優云々じゃなくて、単純にこの映画気になるから」

朝日奈「ほんとに?」

苗木「ほんとに」

朝日奈「じゃあ許す!」

苗木「許しを乞いてる訳じゃないんだけどね」

朝日奈「ほらほら、映画館探そ!」

苗木「うん」

店員「ありがとうございました」

苗木「えー、マップマップ」

朝日奈「少しでも長く歩きたいし、そういうのダメ」

店員(ラブラブなカップルなんてもう見飽きたけどお前らはもう来んな)グスッ

今回はここまでです

0時以降に更新します

投下していきます

盛大に寝落ちこいちゃいました
17時か18時くらいに投下します

投下します!

苗木「あ、確かあそこにシネマあるよ」

朝日奈「あーあるある」

苗木「サクッと見ちゃおうよ」

朝日奈「ちょっと待って、あれ気になる」

苗木「何あれ、水着?」

朝日奈「どれが速いかな」

苗木「いや、普通のビキニとかに速いも何もないんじゃ」

朝日奈「やっぱキツ目の方がいいかな…」ブツブツ

苗木「あー、自分の世界入っちゃってるよ」

朝日奈「いやいやこっちの方が」

苗木「ていうか夏までまだまだなのに」

朝日奈「温水プールがあるじゃん」

苗木「ああ、そういうことなの」

朝日奈「ねえ苗木、どっちがいい?」

苗木「柄が違うようにしか見えないけど?」

朝日奈「どっちも可愛いから悩んじゃった」

苗木「…じゃあこっちのパレオ」

朝日奈「やだ。嫌い」

苗木「僕パレオ好きなんだけどな」

朝日奈「買う!それ買うよ!」

苗木「でもこれめっちゃダサいよ」

朝日奈「…苗木がそれ好きなら」

苗木「いやいや、僕の為に買うみたいなそんなことはしなくていいよ」

朝日奈「苗木に見せたいから苗木の好みで買うんじゃん」

苗木「それなら自分に一番似合う水着を買うべきだよ」

朝日奈「でも」

苗木「でもじゃないよ。例えばこのクソださいパレオを朝日奈さんが着たとして、僕がそれ見て爆笑したらどうするの?」

朝日奈「え…かなりショックかな」

苗木「でしょ?そういうことだよ」

朝日奈「あ、うん」

苗木「だから自分に似合う水着を自分で選んで買うべきなんだよ!」

朝日奈「わ、わかった…」

苗木「はい論破」ドヤァ

朝日奈(論破されてないような気がするけどウザいからサクッと選んじゃお)

苗木「~♪」

朝日奈「じゃ、これ買う!」

苗木「あれ、選ぶの早いね」

朝日奈「一番最初に気になったのにした」

苗木「うん、いいと思うよ」

朝日奈「じゃレジ行こ」

苗木「ちなみにそれいくらなの?」

朝日奈「1万ちょっと」

苗木「たっか」

朝日奈「ブランド物です」

苗木「水着にブランドとかあるんだ…」

朝日奈「有名なブランドらしいよ」

苗木「女性関連の商品て何でもブランドがあるような気がするよ」

朝日奈「これお願いしまーす」

店員「えー、11080円です。ポイントカードはよろしかったですか?」

朝日奈「あ、ないでーす。えーっと…はい」

店員「はい、12000円お預かりします」

苗木「高いねー」

店員「920円のお返しになります。ポイントカードお作りしておきますね」

朝日奈「もう来ないと思うのでいいです」

店員「はうっ」グサッ

苗木(精神的にダメージがっ)

朝日奈「行こ、苗木」

苗木「あ、うん…」

店員(二度と来んなクソヤロー)

苗木「気の毒な店員さんだったね」

朝日奈「ああやってポイントカードほいほい渡されるから財布パンパンになるんだよね」

苗木「あ、そうなんだ…」

朝日奈「ほら、映画見よ」

苗木「あ、うん」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

苗木「えーっと…15時からだね」

朝日奈「今13時だし、2時間もあるよ」

苗木「んー…どうしよ」

朝日奈「お腹も空いてきたし、ご飯食おうよ」

苗木「そういや朝ごはん食ってから何も食ってないね」

朝日奈「2時間くらいならゆっくりご飯食べて話してればすぐだよ」

苗木「すぐでもないような」

朝日奈「上品な大人はそれくらい時間かかるらしいけど」

苗木「いや、僕たち高校生だし…」

朝日奈「ほとんど大人だよ!」

苗木「ていうかゆっくり食べるなら夜ご飯でしょ」

朝日奈「う」

苗木「少し食べて、夜ゆっくり食べればいいじゃない」

朝日奈「じゃあ、そうしよっか」

苗木「というわけでたこ焼きね」

朝日奈「たこ焼き食いたかっただけなんじゃ」

苗木「いやいやいやいや、そんなことないよ?」

朝日奈「ふーん…」

苗木「すいませーん、6個入り2つください」

店員「あいよっ!ちょっと待ってな」

朝日奈「あ、その大判焼きも1つお願いします」

店員「あ゛ぁ゛ーい!」

苗木「んー、いい匂い」

朝日奈「食欲そそるねー」

苗木「ちょ、何でそんなくっついてんの」

朝日奈「一回こういうのしたかった」

苗木「肩に顔乗せるの?」

朝日奈「うん、ドキドキする」

苗木「あんなことまでやっといて、こんなことでドキドキするんだ…」

朝日奈「あ、アレは別だからね!」

店員「あのー…」

苗木「あ、すいません」

店員「えー、980円です」

苗木「朝日奈さん顔どけて、動きにくい」

朝日奈「30秒だけね?」

苗木「じゃあ1000円で」

店員「あい、20円のお返しになりますっ」

苗木「んじゃどこかで座って食おっか」

朝日奈「うん」ポフッ

苗木「あ、ありがとうございました」

店員「あ゛ぁ゛ーい…」

朝日奈「何か今日行く店行く店で店員さんのテンション低いよね」

苗木「ちょっと理由が分かる気がする」

朝日奈「え?何々どんな理由?」

苗木「あそこ座ろっか」

朝日奈「うん」

苗木「はい、これ朝日奈さんの分」

朝日奈「でさ、どんな理由なの?」

苗木「はい、あーん」

朝日奈「あーん!」

苗木「えい」

朝日奈「あちちちちちあちあちあちあちち」

苗木「んー、美味しいね」

朝日奈「はふっ、んんー!」

苗木「朝日奈さん、静かに食おうよ」

朝日奈「ん、んんん、ん」ゴクン

苗木「美味しい物食べてると幸せになれるよね」

朝日奈「こっちはそれどころじゃなかったよ!」

苗木「ごめんごめん、この水あげるから許してよ」

朝日奈「そんなんじゃ許してあげないからね!」

苗木「じゃあ僕が飲もうかな」

朝日奈「あっ」

苗木「ふぅ、朝日奈さんいらないの?口の中火傷してるでしょ?」

朝日奈「いるよ!いるいる!」

苗木「はい」

朝日奈「ん、んっ…」ゴクゴク

苗木(お手玉のようなお手軽コントロール)

朝日奈「ん、スッキリした!」

苗木「なら良かったよ」

朝日奈「苗木、大判焼きちょっと食う?」

苗木「じゃあ一口もらおっかな」

朝日奈「はい、あーん」

苗木「いいよ、自分で食うから」

朝日奈「お返しだから」

苗木「んー…じゃあ、あーん」

朝日奈「えいっ」

苗木「あづっ!」

とりあえず今回はここまでです

明日、0時以降に投下します!

まったりいきます

朝日奈「あはは!やった引っかかった!」

苗木「あぢぢぢぢぢぢぢ」

朝日奈「さっきのお返しー」

苗木「」ゴクン

朝日奈「えっ」

苗木「飲み込めば済む話だからね」

朝日奈「いや、熱いんじゃ」

苗木「一瞬だけだよ。水飲んだら大丈夫大丈夫」ゴクゴク

朝日奈(あっ、やった飲んだ)

苗木「何か不純物が混ざってるような」

朝日奈「口の中にたこ焼き残ってたんじゃない?」

苗木「いや、それとは違う何かのような…」

朝日奈(唾液混ぜたのばれたかな)

苗木「まあいいや」

朝日奈「んー美味し」

寝たかな、スレタイから三ヶ月が経とうとしている

>>251
すいません、寝落ちしてしまいました
今日はもう厳しいので明日の夕方あたりに更新します、すいません

このままもう一回年越しする可能性が微レ存

嘘です投下します

苗木「はふはふ」

朝日奈「苗木って食うの早いよね…」

苗木「そう?」

朝日奈「朝ごはんの時もそうだったけど」

苗木「昔からそうなんだと思うよ」

朝日奈「早く食べたらダメなんじゃなかったっけ?」

苗木「さあ、知らない」

朝日奈「いつか体壊すよ…?」

苗木「え、なんで?」

朝日奈「健康に気を遣ってないというか、そんな感じするから」

苗木「でも今まで一回も風邪引いたことないから不思議だよね」

朝日奈「えっ、普通じゃない?」

苗木「だよね。うん。そうだよねー」

朝日奈「何か今棒読みだったけど何で?」

苗木「あっ、もう14時だよ。早いね」

朝日奈「ほんとだ。そんな経ってたっけ?」

苗木「時間が過ぎるの早く感じるね」

朝日奈「あと1時間もあるよ」

苗木「何か話してればすぐだよ」

朝日奈「じゃあ何か話題振って」

苗木「えー…」

朝日奈「苗木が提案したんだし」

苗木「んー…」

朝日奈「はーやーく。はーやーく」

苗木「あ、じゃあいいこと教えてあげる」

朝日奈「何?苗木に関すること?」

苗木「うん。誰かに話すのは朝日奈さんが初めてかな」

朝日奈「気になる気になる!」

苗木「僕の中の女子ランキング~イェーイどんどんパフパフ~」

朝日奈「女子ランキング?」

苗木「そのまんまだね」

朝日奈「何か最低なランキングだね」

苗木「非人と言われてもおかしくないね」

朝日奈「でも気になる」

苗木「だよね。でも」

朝日奈「?」

苗木「朝日奈さん、もし最下位でもそれを受け入れなきゃならないよ?」

朝日奈「あっ」

苗木「それでも聞きたい?」

朝日奈「聞く!それでも聞く!」

苗木(これ絶対興味本位だね)

朝日奈「で?で?1位は誰?1位は」

苗木「まあその前に。まずメンバーを確認しよっか」

朝日奈「えっーと、7人、かな」

苗木「舞園さん、セレスさん、朝日奈さん、霧切さん、江ノ島さん、戦刃さんだね」

朝日奈「一人忘れてるよ?」

苗木「えっ、まだ女子いたっけ?」

朝日奈「さくらちゃん」

苗木「あー…、ランク外かな」

朝日奈「ら、ランク外…」

苗木「はい、じゃあ5位からいきます!」

朝日奈「あっちょ、さくらちゃんは?」

苗木「5位、セレスさん」

朝日奈「えっ、セレスちゃんで5位なんだ」

苗木「理由聞く?」

朝日奈「うん」

苗木「エイプリルフールでとんだキチガイだって分かったからね」

朝日奈「うわー…言うねー苗木」

苗木「お仕置き内容は言わずもがな」

朝日奈「で、さくらちゃんは?」

苗木「朝日奈さん、大神さんの文句を言い続けるかキスされるかどっちがいい?」

朝日奈「キス!」

苗木「じゃあ静かにしよっか」

朝日奈「えっ、人目多いけど今ここで?」

苗木「帰ってからね」

朝日奈「やった!」

苗木「はい、次4位!」

朝日奈「どきどき」

苗木「朝日奈さん」

朝日奈「うああー!4位かあー!」

苗木「理由聞きたい?」

朝日奈「…聞く!」

苗木「先に3位言っちゃうことになるけど、3位である舞園さんより魅力を感じないから」

朝日奈「う…」

苗木「と思ってたんだけど」

朝日奈「え?」

苗木「実際今日デートしてみて、舞園さんも朝日奈さんもどっちも可愛いと」

朝日奈「うんうん!」

苗木「なのでどっちも3位です」

朝日奈「んぅー…でも3位なんだ」

苗木「アイドルと同位ってだけで誇らしいと思うよ」

朝日奈「でも、そのアイドルの上に二人もいるんだよね」

苗木「うん」

朝日奈「じゃ、じゃあ2位お願いします!」

苗木「はい。2位はぁ~…だらららららららららららら」

朝日奈「あ、ドラムロール…だっけ」

苗木「だだ~ん。江ノ島さん~」

朝日奈「あー、やっぱりね」

苗木「あれ、分かってた?」

朝日奈「だって可愛いもん」

苗木「ちなみに理由は」

朝日奈「苗木のタイプだから?」

苗木「ううん。他の人よりマイルドだから」

朝日奈「マイルド?」

苗木「マイルドっていうか、普通かな」

朝日奈「え、私そんなアブノーマルなの?」

苗木「会うたび子作り要求するのは普通じゃないかな」

朝日奈「あう…だって本心だし…」

苗木「女の子としてアウト」

朝日奈「でもでも」

苗木「はい、次1位か最下位だけど」

朝日奈「うー」

苗木「どっちからがいい?」

朝日奈「大体分かるけど、1位からで!」

苗木「1位は~だらららららららららららら」

朝日奈「ドラムロール~」

苗木「じゃじゃぁーん」

朝日奈「あっ、豪華なシンバル」

苗木「戦刃さんです!」

朝日奈「えっ」

苗木「あれ、意外なの?」

朝日奈「意外過ぎて言葉が出ないよ」

苗木「理由は最も女の子らしいから」

朝日奈「あー…うん。分かる」

苗木「皆普通の女の子だったら順位全然違ったかもね」

朝日奈「っていうか、じゃあ最下位は」

苗木「うん。霧切さん」

朝日奈「何かかわいそう…」

苗木「あんなことされたら最下位にもなるよ」

朝日奈「エイプリルフールの?」

苗木「そうそう。悪夢のエイプリルフール」

今回はここまでです!

次いつになるか分かりませんがあっちより先にこっち更新します

0時以降か明日の昼ごろ更新します
新しいSSのネタもできたのでハイペースでいきたいところ

なんだかんだで遅れましたが今から投下します!
ちんくる使えないからsagaが入れれないので、伏せ字になったらフィーリングで解釈してください

朝日奈「私にとっては至福のエイプリルフールだったよ」

苗木「僕にお仕置きした皆がそういうだろうね」

朝日奈「なんなら再現する?」

苗木「心の広い僕でもそれは無理かな」

朝日奈「ケチ」

苗木「だって精神崩壊するし…」

朝日奈「じゃあ私だけでもいいから」

苗木「結局セックスしただけなんじゃ」

朝日奈「私そんなビッチじゃないよ!」

苗木「そんな簡単に股を開くのはね…」

朝日奈「苗木にだけだよ?」

苗木「可愛く言ってもダメ」

朝日奈「こんなことするの苗木にだけだぞ?てへ」

苗木「全っ然可愛くない…」

朝日奈「あれ、引いた?」

苗木「ドン引きだよ。似合わない」

朝日奈「ちょっと自信あったのに」

苗木「そういうのは舞園さんくらいしか似合わないかな」

朝日奈「アイドルだもんねー」

苗木「もうそろそろ時間じゃない?」

朝日奈「あ、あと15分くらいだね」

苗木「こんなくだらないことで45分も使っちゃったね」

朝日奈「くだらなくは無かったよ?」

苗木「僕としてはくだらないけどね」

朝日奈「3位なだけで満足だよ!」

苗木「上位に上がれるといいね」

朝日奈「頑張る!」

苗木「まあ1位は多分不動だけど」

朝日奈「苗木、そんなに好きなの?」

苗木「1位なだけで好きな訳ではないよ」

朝日奈「良かった」

苗木「そもそも戦刃さんは十神くんと付き合ってるし…」

朝日奈「意外に上手くいってるみたいだね」

苗木「スーパーミスマッチなんだけどね」

朝日奈「あ、そろそろ行こ?」

苗木「もうあんまし時間ないね」

朝日奈「GoGoGo!」

苗木「Yes, sir」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

朝日奈「かなりネイティヴな発音だったね」

苗木「朝日奈さんに言われたくないかな」

朝日奈「あれ、そんなに発音良かった?」

苗木「洋画を見てる気分だったよ」

朝日奈「ていうか、普通『Sir Yes,sir』って言うんじゃないの?」

苗木「それは軍隊とか上下関係がかなり厳しい場面だけだよ」

朝日奈「イエッサーもそうじゃなかったっけ」

苗木「それはその場のノリだよ、ノリ」

朝日奈「あ、もうそろそろ始まるよ」

苗木「『恋のダンギャンロンパ』、絶対面白いよこれ」

朝日奈「女優が好きなだけなんじゃ」

苗木「もう始まるから静かにしないと」

朝日奈「あ、うん…」

苗木(やっぱこの女優さん綺麗だなー…)

朝日奈(絶対女優目当てだよね)

苗木(あっ、キスした…)ショボーン

朝日奈(明からさまにショボーンてしてる…いや可愛いけど)

ちょっとお風呂入るので30分ほど中断します!

さっぱり。
再開します

ーーーーーーーーーーーーーーー

苗木「面白かったね」

朝日奈「そだねー」

苗木「あれ、つまんなかった?」

朝日奈「…いや、面白かったよ?」

苗木「いやいや、つまんないならつまんないって言ってほしいよ」

朝日奈「…つまんなかった」

苗木「最初からそう言ってくれればいいのに、謝るに謝れないよ」

朝日奈「何を謝ってくれるの?」

苗木「えっ」

朝日奈「映画がつまんなかったこと?そんな映画に付き合わさせたこと?」

苗木「うん、そうかな」

朝日奈「そんなことで謝ってほしくない」

苗木「…」

朝日奈「私が不機嫌な理由分からないの?苗木」

苗木「…もしかして」

朝日奈「うん」

苗木「女優さんに気とられてたからかな」

朝日奈「はい正解。ゴメンナサイは?」

苗木「すいませんでした。この通りです」

朝日奈「はいよろしい!じゃあ行こ!」

苗木「え、ころころ態度変わるね…」

朝日奈「ほんとは許せないけど」

苗木「どっちなのさ」

朝日奈「よく考えたら私のわがままだし」

苗木「?」

朝日奈「苗木が好きな女優さんの映画見て、その反応で不機嫌になるっておかしいよね?」

苗木「…うーん」

朝日奈「苗木にそこまで私に気を遣わせるのはおかしい話だし」

苗木「…うーん…」

朝日奈「まあなんていうか、そんな感じ」

苗木「まあ、結局僕が悪いんだし謝るよ」

朝日奈「ううんいいよ」

苗木「デートなのに朝日奈さんそっちのけだったもんね」

朝日奈「…うん、さみしかった」

苗木「ごめん」

朝日奈「…許す!許すとかじゃないけど許す!」

苗木「なら良かった」

朝日奈「…苗木ってさ」

苗木「ん?」

朝日奈「なんか2人っきりの時は優しいよね」

苗木「状況によるよ」

朝日奈「状況?」

苗木「相手の出方次第かな」

朝日奈「うーん?」

苗木「エイプリルフールの時みたく、あんな迫られたら嫌になるよ」

朝日奈「じゃあ、今の勢いで?」

苗木「やらないよ?」

朝日奈「うー、やっぱりケチだ」

苗木「僕だって普通に接したいけどさ」

朝日奈「うん」

苗木「相手が変な感じで来られたら普通に相手できないよね」

朝日奈「あー…ごめんなさい」

苗木「舞園さんと江ノ島さんには話したけど、僕普通の女の子が好きなんだ」

朝日奈「私って普通じゃないの?」

苗木「映画見る前にも言ったけど、子作り要求するのは普通じゃないかな」

朝日奈「ど、努力する…」

苗木「今日みたいに過ごせれば僕はそれでいいんだけど」

朝日奈「じゃあ、苗木が傾く可能性も?」

苗木「あるっちゃあるけど、変態的な部分を垣間見て敬遠すると思う」

朝日奈「じゃあ望みないじゃん…」

苗木「僕が言うのも変だけど、好きになるかどうかなんて全く分からないからね」

朝日奈「じゃあやっぱりワンチャンある!?」

苗木「あるんじゃないかな。急に気が変わるかもしれないし」

朝日奈「苗木!私頑張るよ!」

苗木「ていうか、皆ほんともったいないよね」

朝日奈「?」

苗木「舞園さんも、江ノ島さんも、霧切さんも、セレスさんも、朝日奈さんも可愛いのに」

朝日奈「あう、急に可愛いとか言われたら恥ずかしいかな」

苗木「皆変な性癖持ちだからさ…」

朝日奈「…多分、皆苗木が好きすぎて狂っちゃったんだよ」

苗木「その究極系が霧切さんかな」

朝日奈「あれはやりすぎだよね…ほんと」

苗木「霧切さんがやばすぎるだけで、朝日奈さんも相当だからね?」

朝日奈「えっそうなの?」

苗木「あれじゃあヤンデレみたいなものだよ」

朝日奈「ヤンデレ葵ちゃん、どう?」

苗木「需要ありそうだけど僕には需要無いよ」

朝日奈「じゃあやめとく」

苗木「正直僕の周り皆アイドル級に可愛いよね」

朝日奈「さくらちゃんも?」

苗木「アレは違う」

朝日奈「ひどい…さくらちゃんのこと『アレ』だなんて」

苗木「どういう意味でとったのかな…」

朝日奈「私の中ではさ、実はセレスちゃんが一番可愛いと思う」

苗木「あれ、なんか意外」

朝日奈「色白だし」

苗木「あれは化粧なんじゃ」

朝日奈「なんかミステリアスだし」

苗木「霧切さんと被るね」

朝日奈「ドSっぽいし」

苗木「タチの悪いドSだったね。ていうか朝日奈さんMなの?レズっ気もあるの?」

朝日奈「総合して可愛い!」

苗木「一番可愛いって言う割に可愛い要素少なかったね…」

朝日奈「言葉では言い表せない何かがあるんだよ」

苗木「それ思いつかないだけなんじゃ」

朝日奈「とにかく可愛いの!セレスちゃんは可愛い!」

苗木(奴隷にでもされてるのかな)

朝日奈「セレスちゃんみたいになりたいとは思わないけどね」

苗木「急にあんな格好したら爆笑してあげるよ。腹がよじれるほどに」

朝日奈「しないよ!」

苗木「ていうか朝日奈さんレズなの?両刀なの?」

朝日奈「ううん、違うよ?」

苗木「セレスさんのこと急に推してくるから好きなのかと」

朝日奈「可愛いとは思うけど恋愛感情までは無いかな」

苗木「まあ、両刀なのは江ノ島さんだけで十分かな」

朝日奈「えっ」

苗木「あ、朝日奈さん知らないんだっけ」

朝日奈「初耳だよ…」

苗木「舞園さんが好きらしいよ」

朝日奈「で、苗木も好きと」

苗木「両刀は大変だね」

朝日奈「なんかすっごい意外だよ」

苗木「ついでにシスコンだよ」

朝日奈「えーっと、ツンデレも」

苗木「属性多いんだよね、江ノ島さん」

朝日奈「需要あるねー…」

苗木「なんだかんだ僕の言うこと聞いてくれるし」

朝日奈「苗木はそのへんに惹かれるの?」

苗木「そうだけど、朝日奈さんが急にツンデレになっても意味ないからね?」

朝日奈「あ、バレた」

苗木「今のままが一番可愛いんだし」

朝日奈「苗木」

苗木「ん?」

朝日奈「抱きしめていい?」

苗木「ダメ」

朝日奈「んあー!苗木に可愛いって言われるときゅんきゅんするー!」

苗木「そ、そうなんだ…」

朝日奈「あれ、キャラ変失敗?」

苗木「大失敗だね。金輪際やらないでねそれ」

朝日奈「ちょっとショック…」

苗木「いや、似合わないって分かるでしょ…」

朝日奈「うー…」

苗木「…」

朝日奈「結局素のままが一番かな…」

苗木「…」グギュルルルルルグギュギュギュ

朝日奈「えっえっ、何今の異音」

苗木「お腹空いた」

朝日奈「化物かと思っちゃった」

今回はここまでです

朝日奈さんが他の人呼ぶときどんな感じか分からないので、とりあえず男は呼び捨て女はちゃん付けにしてます

0時以降、起きてたら更新します

すいません、報告もできないまま2日も経っちゃいました…

今から投下します

苗木「お腹空いたし、食事行こうよ」グギルルルルルルルルルルルルル

朝日奈「分かったからその異音何とかならない?」

苗木「お腹空いたらこうなるんだよね」グゴガガゴガゴオゴゴゴゴ

朝日奈「人が出す音とは思えないけどね…」

苗木「止めることもできるよ?」

朝日奈「最初からそうしてよ!」

苗木「でもこれ面白くてさ。ほら」ゴガガグイガ

朝日奈「あっ、『お腹空いた』って聞こえなくもない」

苗木「母音だけコントロールできるよ」

朝日奈「いらない特技だね。非凡過ぎて引くレベルだし」

苗木「とりあえず食事しに行こう。死ぬかも」

朝日奈「何食べよっか」

苗木「」ガンゲゴギギゴ

朝日奈「えーっと…『なんでもいいよ』かな」

苗木「正解!」

朝日奈「解読するの疲れるから普通に喋ってほしいかな」

苗木「じゃあ適当にレストランでも行こっか」

朝日奈「この辺レストランなんかあったっけ」

苗木「CoĆośとJoyhulがあるよ」

朝日奈「ファミレスじゃん!」

苗木「ちゃんとしたレストランもあるよ。ちょっと高いけど」

朝日奈「いいよいいよ」

苗木「じゃあそこ行こっか。歩いて10分くらいだったかな」

朝日奈「苗木意外にお店把握してるんだね」

苗木「舞園さんに何度も案内されたからね」

朝日奈「えっ」

苗木「結構デートとかしてるよ」

朝日奈「えっえっ」

苗木「一番遊んでるの多分舞園さんじゃないかな」

朝日奈「何か悔しい!」

苗木「誘われたら行くよ?」

朝日奈「じゃあ今度から毎週日曜誘う!」

苗木「行くかどうかは僕の気分次第なんだけど」

朝日奈「諦めないよ」

苗木「あと江ノ島さんとも結構遊ぶよ」

朝日奈「えっえっえっ」

苗木「まあ江ノ島さんの場合は戦刃さんもついてくるんだけど」

朝日奈「あっ、両刀だったっけ…」

苗木「とか言ってたら着いたよ」

朝日奈「近いねー」

苗木「とりあえず中はいろっか」

朝日奈「な、なんか緊張するね…」

苗木「1回行ってるから慣れたよ」

朝日奈「ドキドキする…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝日奈「美味しかった。久々に心から美味しいと思っちゃった」

苗木「舞園さんの超オススメの店なだけはあるね」

朝日奈「むう…苗木ぃ」

苗木「?」

朝日奈「今日は私とデートなんだしさ、あんまり他の娘の名前とか出さないで」

苗木「あー…そうだね、ごめん。僕そういうのアレだから」

朝日奈「ううんいいよ。ちょっとヤキモチ妬いちゃった」

苗木「次から気をつけるよ」

朝日奈「うん、ごめんね」

苗木「ていうか、もう21時なんだ」

朝日奈「時間が経つのは早いねー」

苗木「どこか座れる所探そっか」

朝日奈「じゃあ、学校の近くの公園行こうよ!」

苗木「あ、いいね」

朝日奈「ちょっと寒いし、何か飲み物買お」

苗木「コーヒーかな」

朝日奈「じゃあカフェモカ飲もっと」

苗木「ここから20分くらいかな?」

朝日奈「もう少しかかると思うよ?」

苗木「結構遠くまで来ちゃったからね」

朝日奈「ゆっくり歩こうよ。もっと苗木といたいし」

苗木「まあ、朝日奈さんのペースに合わせるよ。今日は悪いことしちゃったし」

朝日奈「ううん、そんなことないよ」

苗木「なら良かった」

朝日奈「…」

苗木「…」

朝日奈「…ね、苗木」

苗木「ん、なに?」

朝日奈「今日、私とデートして楽しかった?」

苗木「楽しかったよ」

朝日奈「ほんとに?」

苗木「うん」

朝日奈「良かったー…」

苗木「急にどうしたの?」

朝日奈「んー…えっとねー…」

苗木「言いにくいんだったら言わなくてもいいよ?」

朝日奈「あれだけアタックしてるのに苗木素っ気ないから、私嫌われてるんじゃないかって思ってて」

苗木「いや、嫌いとまで行かないかな」

朝日奈「なら良かった。結構不安だったし」

苗木「前にも言ったけど、普通に接してくれれば僕も普通に接するんだけどね」

朝日奈「うん」

苗木「素っ気無くなるのも仕方ないよ」

朝日奈「だよね…ごめん」

苗木「でも、今日みたいな感じで接してくれるんなら問題ないかな」

朝日奈「うん。頑張る」

苗木「僕、別に皆のこと悪く思ってる訳じゃないからね?いや思ってるけど」

朝日奈「いやいや、どういうこと?」

苗木「性癖を晒け出して来た時だけね」

朝日奈「あーね…」

苗木「そんなこんなで公園着いたよ」

朝日奈「え、早いね」

苗木「時間が経つのは早いね」

朝日奈「あそこのベンチ空いてるよ。あそこ座ろ」

苗木「うん」

朝日奈「ふぅ…何か長い1日だったねー」

苗木「何ていうか、濃い日だったね」

朝日奈「んぅ…明日から頑張ろ」

苗木「ね、朝日奈さん」

朝日奈「ん?」

苗木「今日は満足した?」

朝日奈「んー…うん。多分」

苗木「そっか。次はちゃんと満足させるから」

朝日奈「いや、何か足りないっていうか、忘れてるっていうか」

苗木「何かあったっけ」

朝日奈「…」

苗木「…」

朝日奈「…あっ!」

苗木「何か思い出したの?」

朝日奈「キスする約束だよ?」

苗木「…あー」

朝日奈「…ま、でもいいかな」

苗木「あれ?」

朝日奈「何か、そういうキスってあんまし好きじゃないから」

苗木「そういうキスって?」

朝日奈「キスってさ、恋人同士がいい雰囲気でやるものじゃん」

苗木「まあそうだね」

朝日奈「今キスしてもさ、何かそれじゃないっていうか」

苗木「確かにそうだね…」

朝日奈「だから、約束は無しにしよ?」

苗木「まあ、朝日奈さんがそう言うなら」

朝日奈「うん。そうしよ」

苗木「でも、それじゃ不満足なんじゃ」

朝日奈「いいよいいよ。苗木といるだけで幸せだし」

今回はここまでです
次回で朝日奈さんはとりあえずお役ご免
あとは江ノ島さんが残ってますね

0時以降、起きてたら更新します

生きとるわ!

すいません、4月1日の予告はエイプリルフールだったということにしてください。すいません。

ゴタゴタゴタゴタしてしまいましたが、今日、明日には投下します。絶対。

なんとまだ期限内です。ギリギリセーフですね!


投下します。すいません。

苗木「それならいいけど」

朝日奈「苗木が本当に恋人だったら幸せだったけどね」

苗木「まあそれはね」

朝日奈「そしたらここでキスしてハッピーなのに」

苗木「あ、ハッピーエンドじゃないんだ?」

朝日奈「え、ハッピーエンドまで行っていいの?」

苗木「妄想だけね」

朝日奈「部屋まで連行でハッピーエンドかな」

苗木「それはバッドエンド」

朝日奈「同棲し始めたらハッピーエンドかな」

苗木「それもバッドエンド」

朝日奈「じゃあ結婚したらハッピーエンドだよね?」

苗木「それはグランドフィナーレかな」

朝日奈「グランドフィナーレは一緒の墓に入った時だよ」

苗木「あー、そうかも」

朝日奈「どうせなら電飾一杯付けたいよね」

苗木「それはエレクトロニックフィナーレだね」

朝日奈「円環のk」

苗木「ティロ・フィナーレ!」

朝日奈「寒いねー」

苗木「何かごめん」

朝日奈「今日は冷えるねー」

苗木「そうだねー」

朝日奈「明日もデートなんだよね?」

苗木「うん」

朝日奈「実際のところどう?このモテモテ学園生活」

苗木「普通の日常の方が良かったかな」

朝日奈「余裕あるねー」

苗木「まあ、そんな必死になって彼女作りたく訳でもないからね」

朝日奈「それは今の状況だから言えるんじゃないの?」

苗木「どうなんだろ」

朝日奈「絶対そうだって。私達が急に冷たくなったら焦らない?」

苗木「まあ焦るけど、友達がいるから」

朝日奈「もうクラス皆が苗木を無視する前提として」

苗木「それはもう彼女どうこうの話じゃないよ」

朝日奈「そこで私が優しく苗木に接したらどうなるの?」

苗木「友達になるんじゃないかな」

朝日奈「もっと深い関係まで迫ったら?」

苗木「友達のままじゃないかな」

朝日奈「世界が崩壊して、私となだけになっちゃったら?」

苗木「友達のままじゃないかな」

朝日奈「ガード固すぎるよ」

苗木「そういう妄想は一人でしてほしいと言わざるを得ないかな」

朝日奈「苗木さ」

苗木「?」

朝日奈「ほんとに好きな人いないの?」

苗木「いないよ?」

朝日奈「ほんとに?」

苗木「うん」

朝日奈「え、じゃああの女子ランキングは?」

苗木「1位の戦刃さん?」

朝日奈「そうそう。好きじゃないの?」

苗木「あくまで学園内の女の子のランキングだからね」

朝日奈「ふーん…」

苗木「理想の女の子は戦刃さんに近いけど」

朝日奈「ドジっ子好きなの?」

苗木「戦刃さんてドジっ子なの?」

朝日奈「そんなイメージ」

苗木「どっちかというと天然というか」

朝日奈「素直だし」

苗木「純粋だし」

朝日奈「子供みたいだし」

苗木「でも強いし」

朝日奈「可愛いね」

苗木「でしょ?」

朝日奈「でも、ルックスでは負けてないよ!」

苗木「ルックスではね」

朝日奈「じゃあ私と戦刃さんの中身が入れ替わったらどうなるの?」

苗木「最強かもしんない」

朝日奈「やった!」

苗木「入れ替わったらね」

朝日奈「何かやる気出てきたよ」

苗木「やる気スイッチどこに付いてるの…」

朝日奈「いつか1位になってみせるよ」

苗木「戦刃さんどころか江ノ島さんを超えるのも鬼門だと思うけど頑張ってね」

朝日奈「ま、まずは舞園ちゃんからね」

苗木「舞園さんはアイドルだけどアレだからきっといけるよ」

朝日奈「アレって…」

苗木「霧切さんが這い上がることは皆無だから心配しなくていいし」

朝日奈「信じるよ、その言葉」

苗木「セレスさんはなんかもうアレだし」

朝日奈「アレがどういう意味を含んでるかは知らないけど、あまり失礼なこと言っちゃダメだよ?」

苗木「何か、癖になっちゃって」

朝日奈「いつか本当に皆に無視されるかもしんないからね」

苗木「気をつけるよ。多分」

朝日奈「じゃ、そろそろ帰ろっか」

苗木「そうだね。もう遅いし」

朝日奈「…苗木」

苗木「ん?」

朝日奈「学校まで5分くらいだよね」

苗木「うん」

朝日奈「5分だけ、手繋いじゃダメかな」

苗木「いいよ」

朝日奈「やった!」

苗木「手繋ぐくらい、そんな改まって言わなくてもいいのに」

朝日奈「ちょっと恥ずかしくなっちゃった」

苗木「今更恥ずかしがるものでもないよ」

朝日奈「なんかさ、こういうのがほんとの恋人っぽいよね」

苗木「今日、そんな事何回もしてるよ?」

朝日奈「あれはなんか、違うっていうか…」

苗木「?」

朝日奈「こういう何気なく触れ合うのがほんとの恋人なんだなーって」

苗木「僕には分からないかな…」

ちょっと中断します!
30分前後で戻ってきます

ちょっと長引いちゃいました

朝日奈「明日もこんなことするんでしょ?」

苗木「さあ、江ノ島さん次第かな」

朝日奈「江ノ島さん、ツンデレだもんね」

苗木「案外二人っきりだったらデレてくれるんだよね」

朝日奈「おー」

苗木「明日二人っきりとは限らないけど」

朝日奈「そっか。両刀だったね」

苗木「両刀ならさ、不二咲くんと付き合えばいいのにね」

朝日奈「条件にぴったりだもんね」

苗木「明日ちょっと聞いてみるよ」

朝日奈「多分怒ると思う」

苗木「デートだもんね…」

すいません、今回はここまでです

GW中、どこかで更新します

すいません、0時超えます

予定繰り上がりました…17時以降を目処に更新します

遅くなりましたが今から投下します!

朝日奈「聞かない方がいいよ。多分雰囲気悪くなるから」

苗木「まあそうだよね…やめとくよ」

朝日奈「…」

苗木「…学校着いたよ」

朝日奈「

朝日奈「聞かない方がいいよ。多分雰囲気悪くなるから」

苗木「まあそうだよね…やめとくよ」

朝日奈「…」

苗木「…学校着いたよ」

朝日奈「うん」

苗木「…」

朝日奈「…苗木は、手離したい?」

苗木「離したいってことはないかな」

朝日奈「じゃあ、ずっと繋いでいたい?」

苗木「…」

朝日奈「…そうだよね。ごめんね、ワガママ言っちゃった」パッ

苗木「いや、僕の方こそ。ごめん」

朝日奈「苗木、今日は優しいね」

苗木「何回も言うけど、別に普通に接してくれれば普通だよ」

朝日奈「やっぱり苗木はかっこいいね」

苗木「えっ、何急に」

朝日奈「優しい苗木って反則的だよ。鬼に金棒って感じ」

苗木「あ、ありがとう…」

朝日奈「じゃ、部屋戻ろっか!」

苗木「あ、うん」

朝日奈「またデートしてね?」

苗木「うん」

朝日奈「約束だからね!」

苗木「分かってるよ」

朝日奈「…おやすみ」

苗木「おやすみ」

朝日奈「…」

苗木「…」

朝日奈「…また明日ね」

苗木「うん」

ちょっと中断します

ーー苗木の部屋ーー

苗木(ちょっと淋しそうだったな)

苗木(もう少し一緒にいてあげれば良かったかな)

コンコン

苗木「ん?」

霧切「ちょっといいかしら?」

苗木「霧切さん?どうしたの?」

霧切「少し話したいことがあるのよ」

苗木「いいよ、今鍵開けるね」

ガチャッ

霧切「何だか久しぶりね」

苗木「いや、一昨日会ったよね」

霧切「そうだったかしら」

苗木(相変わらずクズだなあ)

霧切「心外ね」

苗木「心読むのは舞園さんの専売特許だよ」

霧切「まあそんなことはどうでもいいのよ」

苗木「そうだよ」

霧切「明日はどうするのかしら?」

苗木「えっ、何が?」

霧切「苗木くんの明日の予定よ」

苗木「ああ、江ノ島さんとデートだよ」

霧切「あら、またデート?」

苗木「うん」

霧切「いいわね、モテモテで」

苗木「ありがとう」

霧切「まあそんなことはどうでもいいのよ」

苗木「うん知ってる」

霧切「何か私が放置され気味な気がして焦ってるのよ」

苗木「あんなことしといて?」

霧切「あれはさすがにやり過ぎたわ」

苗木「エイプリルフールもそうだけど過度なんてレベルじゃないよ」

霧切「そうね」

苗木「次からもっと抑えてよ」

霧切「善処するわ」

苗木「それ遠回しに断ってるよね」

霧切「前向きに対応するわ」

苗木「前向き過ぎて自分の意見貫き通すからなあ」

霧切「そんなことはどうでもいいのよ!」

苗木「逆ギレ良くない」

霧切「苗木くん、私ともデートしましょう」

苗木「えー」

霧切「舞園さん、朝日奈さん、江ノ島さんとデートしておいて私を差し置くなんてあり得ないもの」

苗木「メンヘラみたいな発言やめてよ」

霧切「今からでもいいわよ」

苗木「もう夜なんだけど…」

霧切「大人のデートってそういうものでしょう?」

苗木「いや、まだ高校生だし」

霧切「高校生なんてほとんど大人よ」

苗木「発展途上って感じじゃない?」

霧切「そういう見方もできるわね」

苗木「外は危ないしさ、学校の中で我慢しようよ」

霧切「まあ、苗木くんがそういうならそうしましょう」

苗木「あれ、意外に素直だね」

霧切「女性は黙って男性に従うものでしょう?」

苗木「うんまあそうだね。それ言ったら台無しだけどね」

霧切「あら、失言だったわね」

苗木「まあ、今日は疲れたから動きたくないんだけど」

霧切「ここでお話するだけでいいわ」

苗木「じゃあそうしよう。疲れないしちょうどいいや」

霧切「ちょうどいいわ。ちょっと聞きたいことがあるの」

苗木「なに?」

霧切「今回の罰ゲーム、どうだったかしら」

苗木「あー、良かったと言えば良かったのかも」

霧切「なんだかんだ苗木くんも楽しんでるわね」

苗木「罰ゲーム単体で言えば江ノ島さんの罰ゲームしか嬉しくなかったけど」

霧切「結局江ノ島さんが好きなの?」

苗木「なんていうか、まともに成功したのは江ノ島さんだけだし」

霧切「ああ、そういう意味だったのね」

苗木「今回の罰ゲームで一番良かったことは」

霧切「私の罰ゲームよね?」

苗木「それは天地がひっくり返ってもあり得ない」

霧切「はっきりと言うのね」

苗木「自分が正しいと思ったことは曲げたくないから」

霧切「あら素敵」

苗木「殆どの人が僕と同じ意見だと思うけど」

霧切「そうかしら?」

苗木「訂正しようか。霧切さん以外は僕と同じ意見だね」

霧切「分からないわよ?」

苗木「ていうか話それすぎだよ」

霧切「そういえばそうね」

苗木「だから、今回の罰ゲームで一番良かったことは」

霧切「わたs」

苗木「はいストップ。続き言ったら追い出すからね」

霧切「女性に対する言動じゃないわ」

苗木「霧切さんは好きな人に対する言動じゃないね」

霧切「一本取られたわね…ぐうの音も出ないわ」

苗木「まあ、罰ゲームからのデートを通して皆から色んな本音を聞けたのが一番良かったかな」

霧切「本音って、まだ何か隠してることとかあったのかしら」

苗木「いや、行動に出しすぎる余り分からなかったこととか」

霧切「ああ、なるほど」

苗木「皆に対する見方がちょっと変わったよ」

霧切「私はどうかしら?」

苗木「今のところ最低最悪の人間として記憶してるけど」

霧切「仮にも苗木くんのことが好きな女性が目の前にいるのだから、そういう発言は控えるべきだと思うわ」

苗木「自業自得だから仕方ないよ」

霧切「苗木くんのこととなると、つい」

苗木「『つい』で済まないレベルだから恐ろしいね」

霧切「苗木くんてほんと凄いわよね」

苗木「何いきなり」

霧切「普通、自分のことを好きな女性が目の前に居たら焦るものだけど」

苗木「え、逆じゃない?」

霧切「そうかしら」

苗木「逆に好きな人目の前にして冷静沈着でいられる霧切さんも凄いよ」

霧切「抑えているのよ、かろうじて」

苗木「爆発しないよう祈るしかないね」

霧切「キスしてくれればもっと治るわ」

苗木「火に油を注ぐのは嫌かな」

霧切「水かもしれないわ」

苗木「水が油かは霧切さんのさじ加減だもんね」

霧切「水と油は決して混じることはないわよ。2つに1つよ」

苗木「まさに生か死か、だね」

霧切「生が水で死が油かしら」

苗木「僕の考えではそうだね」

霧切「じゃあ苗木くんが水を注げば問題ないわ」

苗木「怖すぎて次の発言ですら億劫なんだけど」

霧切「大丈夫よ。苗木くんだもの」

苗木「意味分かんないかな…」

霧切「ところで」

苗木「?」

霧切「ちょっと質問いいかしら」

苗木「あ、うん」

霧切「私って実際のところ魅力あるのかしら」

苗木「あー、中身以外はいいんだけどね」

霧切「ルックスは容姿はバッチリ?」

苗木「バッチリ」

霧切「じゃあ、まかり間違えば苗木くんが私と付き合ってる可能性も」

苗木「なきにしもあらず」

霧切「ふむ」

苗木「まあ性癖を知ってる以上はあり得ないけどね」

霧切「それを言ったら他の女の子もそうなるわよ?」

苗木「僕の中でどんな心境の変化が起きるかも分からないし」

霧切「じゃあ今付き合う可能性も」

苗木「大気中の目に見えない塵くらいの可能性はあるかな」

霧切「0%じゃないならそれでいいわ」

苗木「霧切さんはあの性癖治そうと思わないの?」

霧切「治るものじゃないもの」

苗木「舞園さんとか朝日奈さんは治そうと努力してるよ」

霧切「無駄だと思うわ。性癖なんて本能みたいなものだもの」

苗木「まあ、そうかもね」

霧切「治らないものを治そうとしてもイライラするだけよ」

苗木「色んな考え方があるなあ」

霧切「大事なのは平常でない性癖を極力抑えることね」

苗木「霧切さんはそれができないもんね」

霧切「そんなことないわ。現に今抑えてるもの」

苗木「今だけじゃないの?」

霧切「いつ如何なる時も、苗木くんを襲わないようにしてるわ」

苗木「恐ろしい」

霧切「まあ、欲求不満にならなければ大丈夫ね」

苗木「何かいい解消法でもあるの?」

霧切「苗木くんと話したり触れ合ったりするだけよ」

苗木「あれ、なんか意外と普通」

霧切「前よりも苗木くんのこと好きじゃなくなったのかしら。以前は苗木くんのパンツとかが無いとダメだったのだけれど」

苗木「過ぎたことは忘れるよ」

霧切「さすが苗木くんね。心が広いわ」

苗木「霧切さんて、発言に感情が無いよね」

霧切「棒読み、ということかしら」

苗木「僕はそう感じるよ」

今回はここまでです
いつ終わらせようか目処がつかない

ディバインゲートがダンガンロンパコラボということで0時以降に更新します

遅くなりましたが、今から投下していきます

霧切「別に感情を押し殺してるわけじゃないわ」

苗木「でも何か喜怒哀楽を感じないというか」

霧切「そんなことないわ。さっき逆ギレしたじゃない」

苗木「ああうん。そうだったね」

霧切「はい論破」

苗木「あっ僕の十八番」

霧切「そういえば面白い話があるのよ」

苗木「なに?」

霧切「不二咲くんがね」

苗木「また危ない機械作っちゃったの?」

霧切「妊娠できるように改造したって…」

苗木「えっ」

霧切「大和田くんと愛をはぐk」

苗木「あっ、アレだからもういいよ」

霧切「これからいいところだったのよ?」

苗木「えっ改造ってなに?サイボーグなの?」

霧切「そんな所じゃないかしら」

苗木「ええ…人智を越えてるなあ」

霧切「まあ、あの二人ラッブラブだものね」

苗木「ヘドが出るほどにね」

霧切「あら、羨ましいのかしら?」

苗木「だからって別に霧切さんとそういうことしたい訳じゃないからね」

霧切「私だって人前で苗木くんとイチャイチャなんてしないわ」

苗木「あ、そうなんだ?」

霧切「誰もいない二人きりの密室でならイチャイチャしたいけど」

苗木「ド安定だね」

霧切「他の女の子もそうだと思うわよ?」

苗木「うんまあ僕もそうだけど」

霧切「苗木くんが常人で嬉しい限りだわ」

苗木「僕は皆が異常で悲しい限りだよ」

霧切「ところで」

苗木「ん?」

霧切「私達、こんなことしてていいのかしら」

苗木「別に話してるだけだけど?」

霧切「他にするべきことがあるはずでしょう?」

苗木「あー、確かに。もう夜だもんね」

霧切「あら苗木くん、話が分かるのね」ヌギヌギ

苗木「あれ、暑かった?クーラーつけようか?」

霧切「…何かおかしいわ」

苗木「多分思い違いだよ」

霧切「そのようね」

苗木「ヤらないよ?」

「チッ」

苗木「うわっ、舌打ちした!」

霧切「私じゃないわ」

苗木「いやいや、霧切さんしかいないけど」

舞園「私ですよ!」バッ

苗木「えっ、今どこから出てきたの?」

舞園「布団の中です」

苗木「夜這いスタンバイとかしなくていいから」

霧切「キチンと韻踏めてるわね。ラッパーとかどうかしら?」

苗木「やだ」

舞園「苗木くんが脱いだところで襲おうと思ったんですけど」

苗木「性癖治す努力はなんだったの?」

舞園「欲求不満でして」

苗木「なんという意志の弱さだろうか」

霧切「その点私は偉いわね、何もしてないわ」

苗木「じゃあとりあえず服着てよ」

霧切「女の子が下着姿になってるのに…」

苗木「はいはい。服着て」

舞園「え、しないんですか?」

苗木「ヤりたくないから」

霧切「さすがにそれは私も傷つくわ」

苗木「まず疲れてるし」

舞園「朝日奈さんとデートでしたもんね」

苗木「明日もデートだし」

舞園「江ノ島さんとですね」

苗木「ていうかもう眠いから」

舞園「じゃあ寝ましょうか。はい」ポフポフ

霧切「あら、じゃあ私も苗木くんの横で寝ようかしら」

苗木「別にいいけど何もしないでね?ほんとに疲れてるから」

舞園「あれ、そこは断る所じゃないんですか?」

苗木「断っても無駄じゃないの?」

舞園「まあそうなんですけど」

苗木「別に嫌って訳でもないから」

霧切「まんざらでもないのね」

舞園「そもそも明日江ノ島さんとデートなのに、その前夜に他の女の子と寝ていいんですか?」

苗木「江ノ島さんはそんなことじゃ怒らないし」

霧切「よく知ってるのね」

苗木「多分ね」

舞園「何か、苗木くん江ノ島さんと仲良いですよね」

苗木「まあ、普通に可愛いから」

霧切「私は?」

苗木「さっき言ったよね?」

舞園「私は?」

苗木「可愛い可愛い」

舞園「なんかテキトーですね」

苗木「いや、ほんとに眠いからさ」

舞園「じゃあ寝ましょう。はい」ポフポフ

苗木「ほんとに何もしないでね?」モゾモゾ

舞園「それ本来女の子のセリフなんですけどね」

霧切「じゃあ、私もあやかろうかしら」モゾモゾ

苗木「狭いよ」

舞園「この方が苗木くんと密着できるので私はいいです」

霧切「右に同じ」

苗木「暑くなると思うからクーラーつけるね?」ピッ

舞園「ふぁ…じゃ、私先に寝ますね」

苗木「あ、うん」

霧切「私も寝るわ」

苗木「あ、うん…」

苗木「…寝にくい」

舞園「…スー…」

苗木「寝るの早っ」

苗木「…寝れるかな」

今回はここまでです
あと4、5回で終わらせたい所
マンネリ化が異常なので

いつになるかは分かりませんがあっちのSSと一緒に更新するかもです
金曜、土曜、日曜、火曜のどこかになりそうです

こっちは明日になりそうです

まったり投下します
確実に日付またぎますが気にしない

ーーーーーーーーーーーーーー

苗木「…んあ…」

苗木「…朝だ」

霧切「んぅ…」

苗木「寝てる」

舞園「…ん」

苗木「寝てる」

苗木「デートなのはいいけど、いつどこに行けばいいんだろ」

苗木「電話すればいいのかな」

苗木「まだ8時かあ…起きてるかな」

苗木「…」

苗木(寝起きの江ノ島さんって怖そうだなあ…)

苗木「いいや。電話しよ」ピッ

苗木「…」

苗木「あ、江ノ島さん?おはようおはよう」

江ノ島『遅い』

苗木「えっ」

江ノ島『5時に起きたのに』

苗木「それは江ノ島さんが早すぎる」

江ノ島『まあ、時間とか何も決めてなかったからね』

苗木「そういうことだね。シャワーしたらそっちの部屋行くよ」

江ノ島『…そっちに、誰かいる?』

苗木(これは言わない方がいいよね)

江ノ島『なんか寝息聞こえるからさ』

苗木「恐ろしい地獄耳…」

江ノ島『で、誰?』

苗木「舞園さん」

江ノ島『…舞園ならいっかな』

苗木「と、霧切さん」

江ノ島『えっちょ大丈夫?何もされてないよね?』

苗木「うん」

江ノ島『良かった』

苗木「じゃあ、また後で部屋行くから』

江ノ島『うん。待ってる』

苗木(お、女の子っぽい)

江ノ島『失礼な』

苗木「心読むの流行ってるの?」

江ノ島『舞園の専売特許じゃんそれ』

苗木「あれぇ…?」

江ノ島『じゃあ、待ってるから』

苗木「うん」ピッ

霧切「…んっ」

苗木「何で寝てる時にそんな声出すのさ…えっと、タオルタオル」

苗木「…まさか起きてて突入してくるとかないよね」

苗木「…」

苗木「霧切さん、今起きたらキスしてあげる」

霧切「…」

苗木「舞園さん、もし起きたなら何でもしてあげるよ?」

舞園「…ん~」

苗木「よし、シャワーシャワー」

ーーーーーーーーーーーー

苗木「ふぅ…」

苗木「さて、江ノ島さんの部屋行こっかな」

苗木「メールメール」

苗木「…」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ

苗木「よし」

ブブブブ

苗木「えっ、返信はっや」

苗木「『玄関集合!』」

苗木「すぐ出かけるのかな」

ーーーーーーーーーーーー

苗木「おはよー」

江ノ島「待ちわびた!待ちわびた!」

苗木「何急に」

江ノ島「昨日1日どれだけ私が我慢したことか」

苗木「まあまあ、そういう約束だったんだからさ」

江ノ島「で?どこ行く?」

苗木「ん~…」

江ノ島「まあ、とりあえずお腹空いたから朝ごはんだよね」

苗木「まあそうだね。朝ごはんかあ」

江ノ島「朝日奈とは何食べたの?」

苗木「ファーストフード」

江ノ島「高校生らしいっちゃ高校生らしいかな」

苗木「朝から営業してるレストランあるし、そこでもいい?」

江ノ島「うん!」

苗木(なんかキャラがおかしい)

江ノ島「そんなことない」

苗木「今日は心読むの禁止ね?」

江ノ島「勘だけどね」

苗木「舞園さんはほんとに心読んでるっぽいけどね」

江ノ島「あれはほんとに読んでるね」

苗木「霧切さんは論理的な思考の末にって感じだね」

江ノ島「理系っぽいなー」

苗木「着いたよ?」

江ノ島「はっや」

苗木「話してると早いよねー」

江ノ島「まあ都合がね」

店員「いらっしゃいませ。2名様ですか?」

苗木「はい」

店員「こちらの席どうぞ」

江ノ島「キレイなお店だね」

苗木「結構オススメだよ」

店員「こちらお冷やになります。ご注文決まりましたらそちらのボタン押してお呼びください」

江ノ島「はーい」

苗木「何食べようかな」

江ノ島「私これ。旬ピザ」

苗木「はっや」

江ノ島「苗木は?」

苗木「いやちょっと待ってよ。ていうか朝からピザ食うの?」

江ノ島「うん」

苗木「デb」

江ノ島「えい」ポチ

ピンポーン

苗木「えっちょ、まだ決まってないんだけど」

江ノ島「女の子に対する言動じゃなかったから」

苗木「すいませんでした」

店員「ご注文お伺いします」

江ノ島「この旬ピザ1つ」

店員「はい」

苗木「えー…フレンチセットで」

店員「フレンチセットはお飲物どうされますか?」

苗木「コーヒーで」

店員「かしこまりました」

江ノ島「オシャレだねー」

苗木「雰囲気いいよね。席間結構あるからゆったりできるし」

江ノ島「こういう店知ってるなんて、やっぱり雑誌とかチェックしてるの?」

苗木「ううん、舞園さんの受け売り」

江ノ島「受け売り?」

苗木「舞園さんとご飯食べに行くこと多いからさ」

江ノ島「あ、なるほど」

苗木「で、1つひどい質問するけどさ」

江ノ島「なに?」

苗木「朝日奈さんとご飯食べに行った時も舞園さんの受け売りの店行ったんだけど」

江ノ島「うん」

苗木「なんか、あんまりそういうのしてほしくないって言われたからさ」

江ノ島「あー…なるほどね」

苗木「江ノ島さんはそういうの嫌なのかな」

江ノ島「うーん…嬉しくはないかな、少なくとも」

苗木「あ、でも分かってほしいのは」

江ノ島「ん?」

苗木「この話がしたかったが為にこのお店に来たんじゃないってことね」

江ノ島「それくらい分かってるって…」

苗木「なら良かった」

店員「お待たせしましたー」

江ノ島「お、美味しそう…」

苗木「値段がリーズナブルな割には美味しいんだよね、この店」

店員「失礼いたします」

江ノ島「いただきます」

苗木(礼儀正しいなあ…)

江ノ島「レディーの嗜みでしょ」

苗木「ギャルの定義が崩れていくね」

ーーーーーーーーーーーーーー

江ノ島「美味しかった…いやほんとに」

苗木「あのお店、夜だとまたメニュー変わるんだよ」

江ノ島「え、そうなんだ」

苗木「朝は誰でもって感じだけど、夜は大人の社交場といいますか」

江ノ島「ガラッと変わるね」

苗木「夜だと未成年は入店禁止なのが悔やまれるね」

江ノ島「大人になったら行こ」

苗木「覚えてたらね?」

江ノ島「私が覚えてるから大丈夫」

苗木「…江ノ島さんてさ、ギャルの割にはなんかこう、純粋というか、素直というか」

江ノ島「苗木のギャルのイメージがひどいだけじゃない?」

苗木「そうなのかな」

江ノ島「まあ、私は私なりに行動してるだけだけどね」

苗木「あ、そうだ」

江ノ島「?」

苗木「江ノ島さん、ちょっと行きたい店あるんだけど」

江ノ島「いいけど、どこ?」

苗木「まあまあ、いいからいいから」

江ノ島「気になるー」

苗木「はいはい、こっちこっち」

ーーーーーーーーーーーーーー

江ノ島「…なに、服?」

苗木「こっちこっち」

江ノ島「なになになに?」

苗木「あった、これこれ」

江ノ島「帽子…?」

苗木「ちょっと被ってみて」

江ノ島「ん」ポフッ

苗木「うん、似合う」

江ノ島「え、ほんとに?」

苗木「はい鏡」

江ノ島「自分で言うのもなんだけど似合う!」

苗木「はい、レジ行こっか」

江ノ島「え、買ってくれるの?」

苗木「うん。プレゼント」

江ノ島「えっえっ、いきなりすぎて」

苗木「すいません、これください」

店員「4900円です」

苗木「はい、5000円で」

店員「はい…100円のお返しになります」

苗木「はい、タグ外したから被って被って」

江ノ島「んぅ」ポフ

苗木「うん。似合う。可愛いよ」

江ノ島「えっちょ、そんなストレートに言われると恥ずかしい」

今回はここまでです!

すっかり忘れてました…
日曜までに何とかします

すいません、遅れましたが投下します
まだ日曜なので許してください…

苗木「いやー、前に来た時にこれ似合うなーって思っててさ」

江ノ島「苗木、そんなのチェックしてるんだ」

苗木「付き合わされた時に見てただけだけどね」

江ノ島「それでも、こうしてサプライズしてくれるのは嬉しいよ」

苗木「これ言っちゃ台無しだけど、江ノ島さんモデルってのもあるからね」

江ノ島「あ、サングラスくらいしてくれば良かったかな」

苗木「江ノ島さんだと髪型でバレそうだからね…」

江ノ島「まあ独特な髪型だよね。実は結構凝ってるんだよ」

苗木「え、シンプルに見えるよ」

江ノ島「実際マネしようと思ったら全然そっくりにならなくて苦労するんだよ、これ」

苗木「そうなんだ…奥が深いなあ」

江ノ島「そういえば、今どこ向かってんの?」

苗木「ん、どこだろ」

江ノ島「あ、ノープランなんだ」

苗木「んー…どこ行きたい?」

江ノ島「えー…あ、ちょっと行きたい店ある」

苗木「んじゃ、そこ行こっか」

江ノ島「気になる服あったんだよねー」

ーーーーーーーーーーーーーー

江ノ島「あったあった」

苗木「へえ…こんなの着るんだ?」

江ノ島「プライベートでね」

苗木「なんか、ギャルっぽくないね」

江ノ島「江ノ島盾子=ギャルってイメージだから、逆にね」

苗木「なるほど。ギャップで?」

江ノ島「んーん。サングラスとかと同じ役目だよ」

苗木「あ、そっちなんだ」

江ノ島「ショッピングに行くだけでも一苦労だからね…ほんと」

苗木「有名モデルは辛いね」

江ノ島「たまに舞園とこういう話で盛り上がるよ」

苗木「そっか、同じような境遇だもんね」

江ノ島「舞園はもう慣れたみたいだよ」

苗木「有名人になっても、いいことばかりじゃないね」

江ノ島「むしろ窮屈になった感じ」

苗木「じゃあ、今日くらい羽伸ばさなきゃね」

江ノ島「うん、久々に1日中フリーだから」

苗木「そういえば、今日ギャルっぽい服だけど大丈夫なの?」

江ノ島「んー、大丈夫じゃない?こんな服装そこら中に溢れてるし」

苗木「ていうかそんな足出して寒くないの?」

江ノ島「ちょっと寒い」

苗木「女の子ってそういう所頑張るよね」

江ノ島「露出してこそだと思うから」

苗木「こんな真冬に生足なんて…」

江ノ島「ん?何苗木、興奮してきた?ホテル行く?」

苗木「行かない」

江ノ島「女の子が誘ってるんだからそこはOKしないと」

苗木「いや、そもそも朝だからね」

すいません、続きは火曜日にします

遅くなりましたが、今から投下します

江ノ島「時間帯は関係ないよ!」

苗木「いやあるでしょ…」

江ノ島「獣にそんなの関係ないじゃん」

苗木「前々からモンスターだとは思ってたけどまさか事実だなんて」

江ノ島「女の子に向かってモンスターなんて最低だね苗木」

苗木「自称獣が何を」

江ノ島「ていうかやっぱり寒い。コンビニ行こ」

苗木「どうせなら喫茶店とかでいいんじゃない?」

江ノ島「いや、人目につくからさ」

苗木「隅っこの席なら大丈夫でしょ」

江ノ島「んー…んじゃ行こっか」

苗木「ブラブラ歩くのもいいけど、体壊しちゃまずいからね」

江ノ島「歩くくらいなんともないけど」

苗木「風邪引くよ?」

江ノ島「あ…」

苗木「まあそういうことだよ」カランコローン

江ノ島「えっ、着くの早くない?」

苗木「ほら、ご都合設定だから」

江ノ島「たまたま目の前にあったもんね!」

店員「何名様ですか?」

苗木「2人です。禁煙席で」

店員「かしこまりました。こちらの席どうぞ」

苗木「あ、できれば隅っこの席がいいんですけど…」

店員「あ、かしこまりました」

江ノ島「よいしょ」

苗木「ふぅ」

店員「ご注文決まりましたらそちらのボタンでお呼びください」

江ノ島「はーい」

苗木「とりあえずコーヒーかな」

江ノ島「じゃあ紅茶」

苗木「あとはなにかつまめるもの頼んでおけばいいかな」

江ノ島「おっさんみたい」

苗木「口さみしくならない?」

江ノ島「キスしよっか?」

苗木「なんか朝日奈さんとキャラ被ってるよ」

江ノ島「朝日奈はハグ。私はキス」

苗木「ビッチに変わりはなかった」

江ノ島「愛情表現をビッチだなんてサイテー」

苗木「その後の派生先が完全にビッチだからね」

江ノ島「私そんなビッチだっけ」

苗木「…ぶっちゃけそんなにビッチじゃない」

江ノ島「ね。私は純粋だもん」

苗木「属性は多いけどね」

江ノ島「それ偏見だよ。実際そんなことないって」

苗木「まあ今話してる感じではそんなことないね、確かに」

江ノ島「でしょ」

苗木「でも、そういうイメージついちゃってるかな」

江ノ島「少なくとも苗木の前ではそんなことないはずなんだけどね」

苗木「あれ、そうだったかな」

江ノ島「とりあえず、店員さん呼ぶね」

苗木「あ、忘れてた」

ピンポーン

江ノ島「今日を機にイメージ変えてほしいかな」

苗木「イメージって1日で変わるものじゃないと思うけどね…」

店員「ご注文お伺いします」

江ノ島「えーと、この紅茶と」

苗木「コーヒーお願いします。あとあとポテトください」

店員「かしこまりました」

江ノ島「苗木ほどの対応力なら大丈夫でしょ」

苗木「強烈なイメージならすぐ染み付くけどねー」

江ノ島「まあ確かにそうだね」

苗木「変態なイメージは1日で染み付くけど、地味なイメージだとちょっとね」

江ノ島「初対面ならまだしもね」

苗木「そう。慣れ親しんだ相手だとそれまでのイメージもあるからさ」

江ノ島「イメチェンはやっぱり難しいかな」

苗木「まあ、江ノ島さんがこれから素の自分を出していくようにすればいいと思うよ」

江ノ島「出してるつもりっていうか、ずっと素だったんだけどね」

苗木「え、戦刃さんのアレはキャラ作りなんじゃないの?」

江ノ島「えっ、私がお姉ちゃん好きなのは事実だよ」

苗木「衝撃の事実」

江ノ島「そんなに意外かな?」

苗木「普通の仲良い姉妹なら分かるけど、あそこまで行くとキャラ作りにしか見えないよ」

江ノ島「いや、あそこまで行くならむしろ素に見えるでしょ。自分で言うのもなんだけど」

苗木「あー、そういう取り方もできるね」

江ノ島「まあ人によって見方は違うだろうけどさ」

苗木「学校にいる大半は僕と同じだと思うけどね…」

江ノ島「えっ、そうなの?」

苗木「実際舞園さんとかそうだったし」

江ノ島「いつの間にか変なイメージ定着しちゃってるなー」

苗木「そうだ、舞園さんで思い出したんだけどさ」

江ノ島「?」

苗木「昨日舞園さん、霧切さんと一緒に寝た訳だけどそれにはノータッチなの?」

江ノ島「私は優しいから。許してあげる」

苗木「あ、ありがとう」

江ノ島「そもそも前日に朝日奈とデートしてる人が言うセリフじゃないでしょ」

苗木「まあ、確かにね」

江ノ島「私はそんなのとやかく言わないよ。苗木そういう存在だし」

苗木「そんな遊んでるつもりはないよ?」

江ノ島「いや、幸か不幸か苗木モテモテだからさ。そういうのも受け止めた上で苗木と接しなきゃダメじゃん」

苗木「さすが江ノ島さん」

江ノ島「舞園とか霧切みたいにそんな積極的にアピールするつもりもないよ。苗木にそんなの意味なさそうだし」

苗木「さすが江ノ島さん。よく分かってる」

江ノ島「皆あれだけ苗木と接しておいてそれくらい分からないのが不思議だけど」

苗木「僕が言うのもなんだけど、やっぱりライバルがいると焦るんじゃないかな」

江ノ島「あー、それっぽい」

苗木「江ノ島さんはそういうのないよね」

江ノ島「最終的に選ぶのは苗木なんだしね。確かに苗木は好きだけど、変なことして苗木の好感度下げたくないし」

苗木「さっすが江ノ島さん。ムチはもう忘れるよ」

江ノ島「懐かしいの出してきたねー。あれもっかいしたいなあ」

苗木「今なら耐久力上がってるから余裕で耐えれそうだよ」

江ノ島「あの時でも涼しい顔してたけど?」

苗木「演技だよ、演技」

江ノ島「全然気づかなかった」

苗木「あんまり弱い所見せたらかっこ悪いからね」

江ノ島「あ、ムチで思い出した」

苗木「なに?」

江ノ島「惚れ薬もっかい使いたいな」

苗木「あー、あったねそんなの」

江ノ島「あの時の苗木面白いんだよね」

苗木「薬飲んだ後の記憶あんまりないんだよね、あれ」

江ノ島「誰にも話さないであろう秘密をベラベラ喋ってたよ」

苗木「えっ」

江ノ島「秘密って言っても、私の秘密だけどね!」

苗木「何そのよく分かんない薬」

江ノ島「でもあの時の苗木凄い素直で可愛いんだよね」

苗木「それもう僕じゃないんじゃ…」

江ノ島「ほら、見た目は苗木だから」

苗木「それ僕じゃなくてもいいって言ってるようなもんだよ」

江ノ島「そんなことないよ。苗木は世界に一人じゃん」

苗木「うんまあそうだよ。そうなんだけどね」

江ノ島「という訳で今度また持ってくるね」

苗木「断固拒否だね」

今回はここまでです。
遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

もうこれ今年の年末まで続けるつもりだろw

次、更新できるとしたら水曜日~土曜日あたりになりそうです。

>>398
そのつもりではないのですが、そういうことになりそうですね、このペースだと…

保守ありがとうございます!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月13日 (月) 17:33:09   ID: ESJerCr3

逝ネ

2 :  SS好きの774さん   2015年11月05日 (木) 16:42:22   ID: CZfUc8Fn

さて、次の年末が楽しみだ(^ω^)

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