苗木「嫌われスイッチ?」江ノ島「そうそう」 (458)

苗木「んー、聞いた感じ希望がなさそうだけど」

江ノ島「例えば、私が残姉のことを考えながらこのボタンを押すと、残姉は私のことが嫌いになるの」

苗木「戦刃さんが江ノ島さんのことを……!? 想像できないや」

江ノ島「で、これが元どおりスイッチ。これを押すと変化した嫌われスイッチの効果がなくなって、元に戻る」

江ノ島「……記憶を残したままな!ヒャーッハッハッハ!!」

苗木「な、なんだって!?なんて恐ろしい希望のスイッチなんだ!そんなもの世にのさばらせる訳にはいかない!貸してください!」

江ノ島「本音、本音」

苗木「おっとと……」

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江ノ島「ちょっと試してみようか、今から苗木のこと考えて押すね」カチ

苗木「……はぁ、ったく、やれやれだよ、こんな女と今さっきまで仲良く会話してたなんて、考えたくもないよね……」

苗木「早く部屋から出てってよ、絶望くさくなるからさ」

江ノ島「が、学友にここまで貶されるなんて、絶望的ィ……!」ゾクゾク

江ノ島「んでもって、ほいっ」カチッ

苗木「ハッ!……成る程、これはスゴイ、罪悪感でいっぱいだ、ごめん江ノ島さん」

江ノ島「全然心がこもってなーーい!絶望的ーーーー!!!!」

苗木「で、これを僕に押せ、と」

江ノ島「そう!ギャルゲー体質の苗木ならさぞ絶望的な状況を作ってくれそうでさ!」

苗木「な、なんて酷いことを!喜んで押すよ!元に戻したときどれほどの希望が見られるのか、今からゾクゾクするヨ!」ゾクゾクゾク!

江ノ島「さっすが苗木!話がわかる!で、誰のこと考えて押すの?」

苗木「そりゃ当然……」



苗木「全員さ!!」

江ノ島「素敵ーーー!!絶望的ーーー!!!」

江ノ島「あ、でも一つだけ条件があるの」

苗木「え?なに?」

江ノ島「この私様だけはその全員からはずしてほしいんだよね」

苗木「なんでまた?」

江ノ島「そのほうがより大きな絶望が見られそうだからかな☆」

苗木「うわぁ!ビンタしたいその笑顔!わかった!そういうことなら従うよ!全てはより大きな希望のため!」

江ノ島「いっけぇー!なえぎーーーーー!!!」

苗木「うおおおおおおおお!!!」カチッ!





苗木「まぁこの場には僕らしかいないから特に変化はないよね」

江ノ島「確かに……もう夜だし、私帰るねー、あー!明日から楽しみ!」

苗木「うん、じゃあまた明日!」

モノクマ「朝です!」



苗木「んー!清々しい朝だな!今日も一日頑張ろう!!」ガチャッ

舞園「ひっ」

苗木「あ、おはよう舞園さん」

舞園「ウワッ……お、おはようございますっ」タタッ

苗木「……」

苗木「すごいよぉ……」ゾクゾク

桑田「」スタスタ

苗木「あ!桑田君おはよう!」

桑田「……チッ」

苗木(ああああぁぁぁぁたまらないよぉぉぉぉぉ!!)



食堂

苗木(当然のようにぼっち飯!普段はみんなと食べてたからギャップがすごい!)キラキラ

戦刃「……」ガラガラッ

苗木「」モグモグ

戦刃「」スタスタ、ストン

戦刃「……」モグモグ

苗木(五席離された!!うっはぁぁ!!)ガツガツ

戦刃(近寄りたくない……)モグモグ

苗木(しかしこのスイッチ少し難しいよなぁ……好き嫌いを戻しても記憶が残るってのがミソなんだけど、僕があまりに不自然に『皆に接触』してヘイトを高めると、記憶が戻った後に違和感を残すかも)

苗木(いかに自然に皆に接触して、ヘイトを高めるか……)

不二咲「……」トコトコ ポトッ

苗木「ん?」ヒョイ

苗木「不二咲さん」

不二咲「わっ!え、えぇー……と」

苗木「これ、落し物だよ」ニコッ

不二咲「え、う、あ……あり、がと……」オズオズ

苗木(うっひゃあ、あの不二咲さんまで嫌悪感隠し切れてないや、すげぇや!)

「おいコラ」

苗木「ん?」

大和田「っのヤロ!」ゴキンッ!

苗木「ぐっ!」

大和田「なぁーに不二咲困らせてんだ、オォ!?」ガスッ

苗木「痛たた、や、やめてよ」

不二咲「お、大和田君、今のは別にそんな……」

大和田「不二咲、なにもされてねえか?」

不二咲「え、えと……うん」チラッ

大和田「そうか……おい、あんまでしゃばってんじゃねえぞコラ。いこうぜ不二咲」

不二咲「う、うん……」

苗木「……」




苗木「いいね」ニタァ

苗木(そう、これはいけるぞ……僕はあくまでごく普通に何かしらの親切をするんだ)

苗木(たぶん対応に困れど、親切された本人は僕に対してそこまで敵意を向けない、でも周りは別だ)

苗木(今の僕に対するヘイトは尋常ならざるものだ。これで周りに対して勘違い、ないしは『理解した上での』誤解の暴言暴力を発生させる)

苗木(ただこれは周りのミスを待たなきゃいけないからな、もっと能動的な方法は……)

江ノ島「おーっす苗木ー!」ギュッ

苗木「わっ!江ノ島さん?」

周り「!?!?」

江ノ島「なーに難しい顔してんのにあわないなー」

苗木「アハハ、さっきの授業で難しいところがあってね」

江ノ島「なら私様が教えて差し上げよう……」ニタァ

苗木「!! うん、ぜひお願いするよ」

苗木(そうかわかったぞ!江ノ島さんが自分だけ効果の対象外にした理由が!!目的は僕へのサポートだ!!)

苗木(そう、江ノ島さんの本性を知っているのは、僕と戦刃さんだけ……それ以外の人はおそらく、『コミュ力の高いクラスの人気者』と、捉えているはずだ)

苗木(当然そんな僕がそんな人と仲良く会話すれば……あまつさえ、大切な妹が『ゴミ屑』と仲良くしているとなれば、さ……)

桑田「……」ギロ

朝日奈「……」イラッ

戦刃「……」

苗木(っぁ……やっば、ドライオーガズムに達しちゃったよ)ビクンビクン

江ノ島「じゃあ昼休みはこの私がみっちり指導して差し上げます、なにでつまづいたのかをまず……」

桑田「いやいやいや江ノ島ちゃん!苗木は昼休み俺と野球する約束してたんだよ!なぁ苗木」

苗木「え?そうだっけ」

江ノ島「えーマジで?」

桑田「そうそう!さぁいこうぜ苗木!!」

苗木「わっちょっ……」

苗木「(°ω°)b」グッ

江ノ島「('・ω・)b」グッ

バゴッ


バゴッ


苗木「ぐっ……かはっ……」

桑田「おいおい、キャッチャーがそんなんでどーすんだよ」ピシュッ

苗木「うっ……」バゴッ

桑田「死なねーくらいには手加減してんだ、ろっ!!」ピシュッ

苗木「ぁっ……」バシッ

苗木(流石だな桑田君、顔以外を的確に狙ってくるやっぱり大和田くんみたいに顔をまっすぐ狙ってくるのは少数なんだなぁ)

キーンコーンカーンコーン……

桑田「チッ、予鈴かよ……これに懲りたらもう江ノ島ちゃんと仲良くしてんじゃねーぞ、お前片付けとけよ」スタスタ

苗木「……いったか」

苗木「まいったな、少し休まないと立てそうにないぞ、遅刻確定か……」

戦刃「……」スタスタ

苗木「ん?」

戦刃「……」スッ

バキッ!!

苗木「っぁ……!!」

戦刃「盾子ちゃんに近づくな……」ボソッ

苗木「!!」ゾクゾクッ

戦刃「ふんっ」スタスッ



苗木「うわぁ、軍人すごい、関節外され
ちゃった」

罪木「な、なにをどうすれば一日でこんなことになっちゃうんですかぁ~!」

苗木「あはは、ごめん」

罪木「か、関節戻しますね……痛み、ますよ……えい!」シャクンッ

苗木「っおぉ……!! わ!もううごくよ!スゴイ!」グルングルン

罪木「か、身体の痣でいろいろと予想できますけど……む、無茶しちゃダメですよぉ」

苗木「いや、たぶん一週間くらいは通い詰めることになると思う」

罪木「ふえええぇぇええ?!」



苗木(さて放課後だ!幸い顔の怪我は転んで打ったといえば邪魔者に追及されることもないでしょ、僕の普段の不幸が幸いしたよ!!不幸中の幸いだね!)

十神「」スタスタ

苗木「あ、十神クン」

十神「……」スタスタ

苗木(十神クンはガン無視できたか、ツマラナイなぁ……)

腐川「ちょ、ちょっと……」

苗木「ん?」

腐川「わ、私以下のゴミムシが白夜様に話しかけてんじゃないわよ、生意気ね……」

苗木「アハハ、それはごめんね」

腐川「身の程をわきまえなさいよ、まったく……」



苗木「……あの二人はイマイチ変化を実感できないな」

苗木(さて食堂にいこう!よくお茶をしてる人達がいるから、目をつけられるには絶好だぞ!それに、僕がいっても『不自然』じゃあない)

セレス「……」

山田「ロイヤルミルクティーが入りましたぞ~」

セレス「あら、ご苦労様」

苗木(そういえばまだこの二人には接触してないな)

セレス「……」チラ

苗木(お、こっちをみたぞ)

セレス「山田君、場所を変えましょうか」ニッコリ

山田「へ?」

セレス「場の空気を読めないのが来ました、最上級の紅茶ですら泥水よりまずそうですもの、あんなのがいたのでは」

山田「? あっ(察し)」

セレス「それなら移動の労を負うほうがマシですわ、まったく傍迷惑なこと、さあ行きましょう」

山田「わかりましたぞー」

苗木(ふおおおお!!グサグサくるよ!!流石だねセレスさん!!)

山田「……あの、苗木誠殿」

苗木「ん?」

山田「これは多分、親切心からいいますが……この学校やめたほうがいいのでは?」

苗木「あぁっ」ザックリ

山田「そ、それだけですぞ。待ってくださいセレス殿~!」

苗木(山田クン!シンプルなのはいいことだよ!!鼻血出ちゃった!)ポタポタ

苗木「ふぅ、絶望的だなぁ、もう一週間後が楽しみで仕方ないよ……ん?」

舞園「えぇ~」

朝日奈「ほんとにー!」

大神「ふふ……」

江ノ島「マジマジ!!」

江ノ島「……」チラッ

苗木(!! 合点承知!!)パチッ

江ノ島「あ、お~い苗木~」

苗木「あれ、江ノ島さん?それにみんなも」

舞園「えっ」

朝日奈「えっ」

大神「むっ……」

苗木(おぉ、もう……!!)ゾクゾクッ

江ノ島「いま同中の話で盛り上がってたんだよー、私の中学にがいるってのでさー」

苗木「へぇ、それはスゴイね!」

江ノ島「……そーいえば、苗木と舞園ちゃんは同中じゃない?確か」

舞園「え?えーっと……」

苗木「うん、そうだよ」

江ノ島「だよね!前にどっちだかがいってた覚えがあったんだよねー!その中学スゴイよね!一つの中学から2人の超高校級!」

朝日奈「あ、あはは、そ、そーだ、ね……」

大神「う、うぬ……」

舞園「……」

苗木「いやー、ここに来た当初は場違いな雰囲気で困ったものだったけどさ、舞園さんがいてだいぶ気分的に救われたよ」

舞園「」ビクッ

江ノ島「あー、やっぱ知り合いいると気楽だよねー」

舞園「」ビクビクッ

朝日奈「あ、あのー、江ノ島ちゃん、その話題はさ……」

苗木「うん、本当に舞園さんがいて助かったよ」

舞園「っ!」



舞園「……めてくだ……」

苗木「え?」

舞園「やめてくださいよ!!!」バンッ

おっといけねぇ、文が抜けてる

江ノ島「いま同中の話で盛り上がってたんだよー、私の中学にすごい髪型でやたらシルバー巻くやつがいるってのでさー」

江ノ島「え?舞園ちゃん?(うっはぁキタキタ)」

舞園「そ、そうやって、馴れ馴れしくされるの、やなんですよ……」

苗木「え、えっと……」

舞園「同じ、同じ中学だからってなんなんですか……そんな程度のことで勝手に友達面されるこっちの身になってくださいよ!」

舞園「迷惑なんですよ!!アイドルの建前で無下に突っぱねることもできないのにそうとも知らないですり寄って来て!!」

苗木「そ、その、そんなつもりじゃ」

舞園「じゃあなんなんですか!!こっちの苦悩も知らないくせに!わ、私は、私は!そんなあなたが大嫌いなんですよ!!!」

苗木(あ、死んでもいいかも)ビクビクンッ

江ノ島(これでしばらくおかずには困らないな……)

舞園「うっ、ぐすっ……ううぅぅぅ……」グスグス

朝日奈「舞園ちゃん!」

大神「苗木貴様ァ!!」ガッターーン!!

苗木(うわやべ!!これだけは流石に怖い!!!)

大神「」┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

江ノ島(うお、これだけは流石に援護無理だな、苗木の幸運に任せるしかないや)

大神「貴様の無自覚の悪意が舞園を傷つけたのだ、許すわけにはいかん」┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

苗木「そ、その、ぼくは……」

大神「許せぬ!覚悟!!」グオッ

苗木(や、やばばば!!絶望に飲まれるぅぅぅぅ!!!)



石丸「待ちたまえ君たち!!」ビシィッ

大神「ヌッ!?」

石丸「どんな理由があろうとも暴力はダメだ!!さぁ、拳を下ろしたまえ!!」

大神「……すまぬ、熱くなりすぎたようだ」スッ

石丸「一体なにがあったのだね、舞園君が泣いているぞ」

朝日奈「え、えーとねー……」



石丸「なるほど、つまり舞園君の突かれたくない部分とは知らず、苗木君が掘り返してしまったのだな……」

石丸「どちらが悪いとも言えないな……苗木君は僕と話をしよう、他のみんなは舞園君についててくれたまえ」

江ノ島「は、はーい(石丸も釣れた釣れた!ヒャッハー!)」

朝日奈「ほら、舞園ちゃん、行こ? ……苗木、許さないから」ジロッ

舞園「はい……」

大神「うぬ……」

石丸「苗木君はこちらに来たまえ」

苗木「う、うん……」

スタスタ……

石丸「うむ、ここなら誰も来ないだろう」

苗木「……い、石丸君、僕はその……」

石丸「……わかるのだ、君の言い分も……」

石丸「だが、君は無自覚が過ぎるのではないかね」

苗木「え?」

石丸「気づいていないのなら僕が言おう!これ以上クラスの輪を乱すのはやめたまえ!」

苗木「ぼ、僕はそんなつもりは」

石丸「いま僕たちのクラスは破綻の窮地に追い込まれている!そのほころびは全て君が作り出しているではないか!」

石丸「なぜ輪を乱す、何故他の皆を傷つけるのだ、無意識のうちに……!」

苗木「……」

石丸「……こんなことを言うのは風紀委員として不本意ではあるが、君さえいなかったらクラスはうまく回る、それに……僕個人の意見としても、君はあまり好ましくないんだ……」

石丸「……以上だ、僕もなるべく君に矛先が向かぬように努力する、君もなるべく、静かにしていてくれたまえ」

石丸「では……」スタスタ



苗木「……」

苗木(部屋に戻ろう、もう、耐えられない)フラフラ

霧切「……」スタスタ

苗木「ぁ、霧切さ……」

霧切「やめて」

苗木「ぇ」

霧切「私、あなたみたいな人大嫌いなの」

霧切「……自分の欠点を治そうともせず、気付こうともせず、ただ周りに無遠慮に迷惑をかけ続けてる……」

霧切「……ここまで言えばわかるわね」

苗木「話しかけるな、ってこと……?」

霧切「違うわ、視界にうつらないで」

苗木「……」ガクッ

霧切「……」スタスタ



苗木「……」ガチャ

江ノ島「おーっす!預かってた合鍵でお邪魔してるよー!」

苗木「……もう、耐えられない……」

江ノ島「え?どしたの?」





苗木「こ、こんなすごい希望耐えられないのほぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおお!!!!!」ビクビクビクビクハビクンッッ!!!

江ノ島「あー、そういう。わかるよ。私様も部屋に帰ったら絶望的すぎて同じ感じになったし」

苗木「あぁ、もう、一週間後がいまから楽しみだよ……」

苗木「……そういえば、さ。葉隠君は?今日クラスにいなかったよね」

江ノ島「……そういえば、昨日変なこといってたな」



葉隠『ん!ビビッと来たべ!俺の占いでは明日から一週間学校には行かないほうがいいとでたべ!俺は一週間自主休講するべ!俺の占いは三割当たる!』

大和田『おめーそれただのサボりじゃねーのか……』



江ノ島「てなことを……」

苗木「そっかぁ……残念だなぁ、さすが超高校級の占い師、ボクの計画を回避するなんてさ……」

江ノ島「まぁまぁ気にすんなって!明日からこれが一週間続くと思えば安い安い!!」

苗木「うん、そうだよね!少しだけ前向きなのが僕の取り柄なんだ!よぉし明日からも頑張るぞ!希望はまえに進むんだ!」

江ノ島「おー、がんばれがんばれ!」

そして苗木と江ノ島にとっての薔薇色の一週間が始まった……

2日目
大和田「いいか、触りたくねーだろーが我慢しろ、こいつほどいいサンドバッグはねぇ」

不二咲「う、うん。やぁ!」バシッ

苗木(いくら弱くてもフルスイングはな)
ーーー
罪木「ほ、ほっぺたがパンパンですよぉ……冷やしておきますね」

苗木「ありがとう」


3日目

桑田「なーかよくすんなって警告したろーがこのアホが!!」シュパッシュパッ

戦刃「動かない的は簡単」シュバッシュバッ

苗木(戦刃さんに関節全部外されて動けない)バゴッバゴッ
ーーー
罪木「か、か、肩と足の付け根の関節が全部!アバラ骨と肩甲骨にヒビも!ひ、日向さんが見つけてなかったら大変でしたよぉ!」

日向「なにがあったんだ!!?」

苗木「楽しいことです(本音」


4日目

セレス「山田君のそのブサイクロボのキグルミ、頑丈さだけは褒めてあげますわ」

山田「いやまさか、僕も人を固定する器具になるとは……」

セレス「ま、このダーツなら針が短いので地名しようにはならないでしょう」シュッ

苗木(ダーツの的になってるのに、悔しい!希望感じちゃう!)
ーーー
罪木「なにをどう間違ったら胴体にこんなに小さな刺し傷がたくさんできるんですかぁ!」

苗木「健全な遊びです」

おっと致命的な誤字が

セレス「ま、このダーツなら針が短いので地名しようにはならないでしょう」シュッ

セレス「ま、このダーツなら針が短いので致命傷にはならないでしょう」シュッ

5日目

大神「……我の拳は貴様のようなものを屠るためにあるのではない、拳が汚れるだけだ」

苗木(すげー安心した)

朝日奈「さくらちゃん!こんなやつに遠慮なんてしなくていいよ!」

大神「これは奴のためではない朝日奈よ、己の為に、拳を振るわぬのだ」

朝日奈「流石さくらちゃん!」
ーーー
罪木「きょ、今日は新しい怪我はないですねぇ……そ、それでその、クマがスゴイですけど、痛みで眠れませんか?鎮痛剤だしますか?」

苗木「いや、これはプレッシャーで……」

6日目

十神「……」スタスタ

苗木「」リンチ後

十神「……」スタスタグリッ

苗木「ぐっ……」

腐川「ま、まってください白夜様~」グリッ

苗木「ぐえっ……(成る程、無視っていうか認識してないな)」
ーーー
罪木「あ、あぁ、ああああぁぁ……」

苗木「言葉にならないんだね、わかるよ」


7日目
石丸「もういい加減にしてくれたまえ!君のせいで悪い噂も立っているんだぞ!!」

舞園「……もう、来ないでくださいよ」

苗木「うん、ごめんね」

石丸「……もういい、言ってもわからないようだ」

舞園「先生に、直談判します」

苗木(家族に電話いったらヤバイな、江ノ島さんに手を回してもらおう、ツマラナくなる)

解除当日

苗木(昨日の夜の江ノ島さんとの談義で今日の昼休み、体育館裏で解除することになった!!)

苗木(たまらねぇ!いますぐ押したい!でもダメだ!笑うな!押すな!限界まで貯めるんだ!!!)

苗木(まぁいつも通りクラスにいこう)ガチャ

霧切「……」スタスタ

苗木「っ」サッ

霧切「……」ジロ

苗木「……」

霧切「……最低ね」

苗木「ぁっ」

苗木(溜めてよかった)





昼 休 み

江ノ島「よくがんばったね苗木、この一週間で見違えたよ」

苗木「うん、左手は全指を圧し折られて包帯ぐるぐる巻き、右足が折れて松葉杖、身体中傷だらけで服の下は包帯まみれだもんね、顔も青アザがひどいし」

江ノ島「でもいまのあなたは最高に輝いてる……最高に絶望的」

苗木「でも、まだだよ、この計画はまだ終焉を迎えていない……」

江ノ島「そう、だね。はいこれ」サッ

苗木「うん、間違いない、元どおりスイッチだ」

江ノ島「トーゼン!この私様ですら、安価とスレタイに嘘はつけないからね!(大真面目)」

苗木「うん、じゃあいよいよだ……」

江ノ島「……」ドキドキ



カチッ

┌(┌ ^o^)┐愉悦ゥ……

中断させてもらうんだーい!再開は明日の夜だーい!

あ、でもその前に希望だけとっておくんだーい!

1.苗木がめちゃくちゃ怯えてる(演技)ルート

2.苗木が平喘としてるルート

>>68-70にきめてもらうんだーい!

1

ちょっとだけの続きとちょっとだけの補足
嫌われスイッチの効果はたとえどんなに好感度が高くても強制的に-100にする。
元どおりスイッチはその名の通り完全に元の好感度にもどす





苗木「……うん、押したけど、流石に変化はないか」

江ノ島「まぁ周りに誰もいないし……ところで苗木さ、どうすんの?」

苗木「あぁ、皆にはすっごい怯えたフリして接触するよ。何事もなかったかのように振る舞うのもオモシロそうだけど、こっちのほうが強い希望が得られそうなんだ。世界の総意も言ってるし」

江ノ島「オッケー☆じゃ、サポートは任せな」

苗木「よろしく!」

苗木(校舎に戻ったぞ! ……感じる、感じるよ、この上ない絶望を!!)

江ノ島「」コソコソ

苗木(江ノ島さんはユニーク・ジツで完全に姿を隠して撮影している……この布陣、ぬかりはない!!)

苗木(ん? ……この感覚、戦刃さんか!!この角を曲がってくる!普段の戦刃さんなら曲がり角でぶつかるなんてあり得ないけど、いまなら!)


戦刃「」フラ……フラ……

苗木「あう」ドン

戦刃「いっ……ぁ、な、なえ、ぎ、く……」

苗木「ヒッ……ご、ごめんなさい、す、すぐ行くから」ガタガタ

戦刃「え、あ、その、あの」

苗木「ご、ごめん、ごめんなさい、み、右手がバカで、松葉杖、つ、つかめなくて」ガタガタ

江ノ島(うわ、すっげぇ手が震えてるよ苗木、えげつねぇ。あれが演技とか)

戦刃「わ、私が拾うよ」スッ

苗木「ひぃっ」ビクッ

戦刃「えぅっ!?」

苗木「ご、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、殴らないでくださいごめんなさいごめんなさい……」ガタガタ

戦刃「な、苗木君、違うの、あれは」

苗木「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……も、もう痛いのは嫌なんです許してください……」ガタガタ

戦刃「ち、違うの!違くて!あれは、その……」

江ノ島(よーしチャンス!いまこそ攻めどき!)

江ノ島「あれ?苗木なにしてんの」タタッ

苗木(来たか同士!)

苗木「ぁ、ぇ、江ノ島さ……」

戦刃「じゅ、盾子ちゃん」

江ノ島「……残姉さぁ、あんたなにしたの苗木に」

戦刃「わ、私は」

江ノ島「『あの』苗木をここまでボロボロにするなんて、凄くね?ちょっと見直したよ」

戦刃「え?」

江ノ島「だってさぁ、私様がどんなことしても笑ってた苗木をこんな虐待受けた猫みたいに怯えさせるなんて、なにしたの?どれだけの絶望味合わせたの?ねぇ、戦刃むくろさん」ドロッ

苗木(でた!江ノ島さんの鉛筆で塗りつぶしたような目つき!あれで睨まれたらスズメバチ
も気絶する!)

戦刃「わ、わたしは、なえぎくんに、ひどい、ことなんて……」

江ノ島「いやいやそんなわけねーじゃんーここまで怯えさせるなんてさ!!残姉はそれこそ私を上回るほどの絶望を、苗木に!植え付けたんだよ!!」

戦刃「あ、ぁ……」ガクガク

桑田は「ちょっとムシャクシャしてやっただけだろ?」ぐらいしか反省してなさそうだけど
大和田や石丸なんかはメンタル壊れておかしくなってるかもしれんな…

あと舞園さんは案外タフそう
「償いの為に苗木君と結婚します!」ぐらい言い出しかねん

江ノ島「いやぁ、本当にスゴイよこれ。流石私のお姉ちゃん!!自分の好きな人を、コロスよりも残酷な閣下に追い込むなんてさ!!!」

戦刃「や、やめて、やめてやめてやめてぇ!」

江ノ島「あ の 大 好 き苗 木 誠 を こ こ ま で ぶ っ壊 す な ん て さ ! !」

戦刃「いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」




苗木「走って行っちゃったね、戦刃さん」

江ノ島「だね」

苗木「ちょ、ごめん、本当に立てない、起こしてくれない?」

江ノ島「あ、はいはい。よいしょっと」

苗木「ありがと……ねぇ、江ノ島さん」

江ノ島「はい?」

苗木「いまので5回はイっちゃったよ。全員のが終わる前にテクノブレイクしちゃうかも」

江ノ島「私様なんか7回だよ」



苗木「あぁ、最高だ」

江ノ島「もう派手なリアクション取れないよね、悟っちゃって」

苗木「これがまだ12人分もあるのか……希望が湧いて来たよ」

江ノ島「絶望がこみ上げて来たよ……」

おっといけねぇ

江ノ島「いやぁ、本当にスゴイよこれ。流石私のお姉ちゃん!!自分の好きな人を、コロスよりも残酷な閣下に追い込むなんてさ!!!」

江ノ島「いやぁ、本当にスゴイよこれ。流石私のお姉ちゃん!!自分の好きな人を、コロスよりも残酷な結果に追い込むなんてさ!!!」

このレスは狛枝の自演かな?って思えそうw

石丸「……」

石丸「……」

石丸「……」



石丸「僕は……なんてことを……」ボロボロ

江ノ島(おい、食堂に一人見つけたぞ、どうする)

苗木(そうだな、ただ入ってもオモシロそうだけど……少し待ってみようか)



石丸(僕はなにを考えていたんだ、風紀委員として、苗木君を守るべきだったはずだ……)

石丸(そうだ、彼はなにもおかしいことをしていなかったじゃないか、ただいつも通りに、友人と談話し、落し物や見落としなどにもやんわりと助言をしていた、見習うべき姿だったはずだ)

石丸(それなのに僕は、イジめられる彼を助けるどころか、見て見ぬフリをして、さらに罪を苗木君に押し付けて……!!)

石丸「う、うぅ、うぐぅぅぅぅ……!!」ボロボロ

石丸「僕は、僕という奴は……!人として、失格だ……!!」ボロボロ

石丸「……そうだ、誠心誠意、謝ろう、苗木君に」

石丸(きっと許してもらえないだろう、拳を振るわれるかもしれない……)

石丸(だが、ここで謝らなかったら、僕はもっと最低の人間になる)

石丸(覚悟を、覚悟を決めて……)

苗木(ナウ!ファイア!!)

江ノ島(イエッサー!)

ガラガラッ!

石丸「っ」

江ノ島「な、苗木、大丈夫?いま水持ってくるから」

苗木「う、うん……」

石丸「!!」ババッ



石丸(……なんで、隠れたんだ、僕は)

石丸(彼の前にでて行け、石丸清多夏……そして謝るんだ、覚悟を決めたはずだ、そう、少しばかり、出会うのが早かっただけで……)

江ノ島「ほら、水」

苗木「ありがと……」

石丸(……江ノ島君、クラスで唯一、苗木君に有効的に接し続けた……)

江ノ島「怪我、大丈夫?」

苗木「あ、あはは、大丈夫だよ、心配は……いつっ」

江ノ島「嘘つかないでよ、余計心配になるじゃん……!」

石丸「っ」

江ノ島「私ら友達だし、遠慮しなくていいって」

苗木「ありがとう……でも、不安なんだよ、また、急に殴られたりするかもしれないって」

江ノ島「私はそんなこと!」

苗木「ひぅっ!」

江ノ島「ぁ……ごめん」

苗木「う、ううん……」ブルブル

石丸(こ、ここまで追い詰められていたのか……)

江ノ島「ったく、あいつらつまんねーことしやがってさ、何年前のイジメだっつの」

江ノ島「やっぱ警察に相談しよう!このままじゃ苗木が死んじゃうよ!」

苗木「無理だ、取り合ってくれないよ……だって、さ」



苗木「周りは超高校級の才能ばかりで、僕は……偶然選ばれた幸運……いや、『なんの才能もない凡人』だ」

苗木「だから、他の人が気に食わなくて僕を虐めても、周りは取り合ってくれない……」

石丸「!!!!」



石丸(みんな、才能のない苗木君を疎ましく思いイジメたというのか……?)

石丸(なら、それを止めなかった僕も同罪ということか?つまり、それは……)



石丸(才能を嫌う僕が、才能のない者を虐げた、ということになるのかる)

おっといけねぇ
石丸(才能を嫌う僕が、才能のない者を虐げた、ということになるのかる)

石丸(才能を嫌う僕が、才能のない者を虐げた、ということになるのか?)

江ノ島「っ……だ、大体、石丸もおかしい!風紀委員なんだろ!だったらイジメくらいやめさせろって、それをあいつスルーしてさ!」

石丸「ぐぅっ……」

苗木「いや……石丸君は、悪くないよ」

江ノ島「なんでだよ!!」

苗木「だって、石丸君は、僕のことが嫌いなんだよ?嫌いな人を助けたくないのはみんな同じだ、だから僕が助けてもらえなくても文句を言う筋合いはないんだよ……」

石丸(ちがう!それは違う!! ……違う……)

江ノ島「……あんまり卑屈にならないでよ苗木、こっちまで暗くなるよ」

苗木「ご、ごめん……ごめ……うぅ……ううぅ……」ポロポロ

江ノ島「バカ、泣くなって、泣くな……て……ばか、やろぉ……」ポロポロ



石丸「……」ズル

石丸「……」ズルズルドサッ

石丸「おぉ……おおぉぉぉぉ……」ボロボロ



苗ノ島「」ニタァ

そもそも、自分たちの為に周りを巻き込んでるようなもんだろ?

そのあと僕たちは物陰で蹲る石丸君を置いて食堂を後にした

苗木「おぉ、もう……いやぁ、今更だけど僕らすっげーゲスいね」

江ノ島「本当に今更だなオイ。でもこうでもしなきゃ満足できないし」

苗木「そうだね、さぁ!もっと満足しようぜ!」

江ノ島「私たちの満足はこれからだ!」

誰を狙う?

朝日奈&大神(江ノ島のワンマンアーミー)
大和田&不二咲(苗木のワンマンアーミー)
十神&腐川(タッグマッチ)
セレス&山田(タッグマッチ)
舞園or霧切(選択式)

>>181

十神ふかわ

>>174
やだなぁ、試しただけですよぅ
嫌いな人間でもクラスメイトとして受け入れられるのかを…


桑田は選んじゃダメか?
「野球部のシゴキがダサイとか言ってたけど、案外桑田クン向きだったんじゃない?」
と、いびってやりたいんだが

>>186
やべぇ桑田は単独で取ろうと思ってたら完全に忘れてた。まぁ全員やるしキニシナイキニシナイ

あと一応鳥つけと来ますね

やっぱり全員やるのか(ゲス顔)

図書室

苗木「……」ソー

十神「……」ペラッ

苗木(おお、割と普段通りに本読んでる……やっぱり影響が少なかったから蓄積した罪悪感も少ないのかな?)

江ノ島(ぽいね……てか、あれかな?多分無関心にベクトル向いたんじゃない?)

苗木(無関心?)

江ノ島(好きの反対は無関心、てね。こいつにとって嫌いと無関心は果てし無く同じ存在として扱われてるんじゃない?)

苗木(確かに存在すら認識してなかったしあってるかも)

江ノ島(んー、仕方ないか、これはこれで……じゃあ次にいk)

腐川「あ、あんたたち邪魔よ、扉の前でなにしてんのよ……」

苗ノ島「!?」

苗木「ふ、腐川さん」

腐川「あ、あんたよくそんな全治半年クラスの怪我でウロウロ動き回れるわね、こまるに言いつけるわよぉ……」

苗木「それはマジで勘弁」

江ノ島(お?いま苗木の弱点を垣間見た気がした)ティンッ

腐川「図書室に用事ならさっさと入りなさいよ、私と白夜様が出入りできないじゃない……」

苗木「あ、うん、ごめん」

腐川「……」

苗木「え、えと、まだなにか?」

腐川「その……わ、悪かったわね」

苗木「え?」

江ノ島「え?」

腐川「その反応失礼なんだけど……」

腐川「私だって虐められてたのよぉ……辛さは十分わかるわよぉ……」

苗木「え?でも二人からはそこまで害は受けてないけど」

腐川「……と」

江ノ島「と?」

腐川「友達を……助けなかったって……びゃ、白夜様も後悔してたのよ、後でなんかいっときなさいよぉ……!」

苗木「!?」

腐川「い、いまじゃなくてもいいけど、後で白夜様と話す機会作っときなさいよねぇ……」ガチャ バタン

扉<白夜様~!
扉<ええい!近寄るな!



苗木「……どうしよう、凄く心が痛む」

江ノ島「うん……なんだろ、希望に目覚めそう」

苗木「僕は絶望に目覚めそうだよ」

どこに仕掛ける?

朝日奈&大神(江ノ島のワンマンアーミー)
大和田&不二咲(苗木のワンマンアーミー)
十神&腐川(タッグマッチ)
セレス&山田(タッグマッチ)
桑田(総力戦)
舞園(江ノ島)
霧切(苗木)

>>198

桑田

やべ、上のは十神腐川無しで、安価とったら下

ええやつらやん
だがなんで舞園が妹様なんや!

桑田だけ皆から「桑田君が一番悪いと思います」されそうだな…

お前らほんと桑田のこと嫌いだな...

>>212
桑田クンからは希望が溢れてるからね
「俺が悪いってんならオメーらはどうなんだよ!」と逆ギレしながら
皆の傷口に塩を塗ってくれそうで

>>202
そっちのが(どっちも)ボロボロにできそうだから



午後

シーン……

教師「えー、この問題は(今日は静かでやりやすいな)」

カッカッカカッカッ

桑田「……」

桑田「」チラ

戦刃「」

桑田「」チラ

石丸「」

桑田(なんなんだよアホーーー!!)



おかしくなったのは、昼休み、焼きそばパンを駄弁りながらかじってた時だ
いきなり舞園ちゃんが頭を抱えてうずくまった
その次に逃げるように戦刃ちゃんと石丸がクラスを飛び出して、残りのみんなは目から光を失って、ポカーンとしてた

そしてその中には俺も含まれる


桑田(……なんで俺、あんなに苗木にイラついてたんだ)

桑田(苗木は、このクラスの中で一番フツーで、ちょうどいいやつだったのに)

桑田(俺は、なんであんなことを……)ポロッ

苗木「ぁ……え、く、桑田クン、消しゴム落ちた、よ」

桑田「うわっ!」バシッ

苗木「痛っ!」

桑田「あ、わ、ワリ……」

ジロッ

桑田「!?」

桑田(な、なんだよ、なんでみんな俺を見てんだよ……!?)

>>219
やめてくれよ……

授業後

桑田「……な、苗木、さっきは、その」

江ノ島「苗木苗木!喉乾いてない?一緒にいこ!ほら、肩!」

苗木「うん、ありがとう……」

桑田「あ……」

ジロリ

桑田「ぃっ……!」

大和田「……」

舞園「……」

桑田「な、な、な……」

桑田「なんなんだよ!やめろよ!!」ガタン!!

不二咲「ひっ」

大神「く、桑田、落ち着け」

桑田「うるせぇ!お、お、おれはさっきのはわざとじゃねーんだ!す、少し驚いただけだ!」

桑田「大体!おれをそんな目で見るならお前らはどうなんだ!ぜ、全員で苗木をボコったじゃねえか!戦刃ちゃんは俺と一緒に苗木にボール投げたじゃねえか!!」

戦刃「あ、う」

桑田「お、大和田だって朝日奈ちゃんだって!山田も!お、お前ら全員、俺と同じじゃねーか!!俺をそんな目で見る権利あんのかよ!!」バンッ!!

シーン……

桑田「ハァッハアッ……ぁ?」

桑田「い、いや、いまのは、その、違くて……あ、あぁ、あああああああ!!!!!」

ガラッ!

桑田「うわあぁあああああ!!!」



苗木(まさか天井から撮影してるなんて、いつ器具を取り付けたの?)

江ノ島(こんなこともあろうかと苗木がリンチされてる時に教室に取り付けといた)

苗木(もう江ノ島さんにならだかれてもいいよ!)

江ノ島(本音は?)

苗木(絶望堕ちしても嫌だ)

江ノ島(絶望的ぃ!!)

朝日奈&大神(江ノ島のワンマンアーミー)
大和田&不二咲(苗木のワンマンアーミー)
セレス&山田(タッグマッチ)
舞園(江ノ島)
霧切(苗木)

苗木「後まだこれだけいるのか(歓喜」

江ノ島「満足できそうじゃない」

苗木「こんな大掛かりなことしてる以上僕らももっとファンサービスしてあげないとね」

江ノ島「じゃあ次はどこにしよーかなー……」

>>232

裏切り

放課後

霧切「……」ツカツカ

霧切(ダメ、思考がうまく回らない……少し寝て、頭を冷やさないと……)

霧切(どうして、こんなことに……)

苗木「くっ……よっ……」カチャカチャ

霧切「!」

苗木「……! ご、ごめん、すぐ部屋に入るから……くそ、開けよ、この……っ!」ガチャガチャ

霧切「……私が開けるわ、鍵を貸して」スッ

苗木「ひっ!」ビクッ

霧切「っ」

苗木「うわ、わわ」ドテッ

苗木「~~~……ぅ、ご、ごめんなさい、す、すぐ消えるから、許して……」

霧切「別に、怒ってないわ」

苗木「そ、そうだよね、ぼ、僕なんかに怒るわけないよね、ごめんね、す、すぐ部屋に戻るから」

霧切「手を貸してあげるから、まず立って」スッ

苗木「っ!」ビクッ

霧切「……」

苗木「ご、ごめん、なさい、き、霧切さんが怖いってわけじゃ、その、あの、ご、ごめんなさい」

霧切「謝らないで……」

苗木「ご、ごめん、じゃなくて、その!す、すぐ消えるから、ぼ、暴力は……!!」ブルブル

霧切(違う、謝るのは、謝るべきなのは……)

>>226
すんません。桑田はさほど罪悪感感じないでラストまで行くのかと…
でも桑田の自爆が見れて大満足

霧切「……」グイッ

苗木「あ、や、やだやだやだやだやだ……!!」ジタバタ

霧切「……」

霧切「ごめんなさい……ひどいこといって……」ポロポロ

苗木「ぇ……」

霧切「なんであんなこといったのか、自分でも、わからないの……」

霧切「でも、あんなの全部嘘、あなたのこと嫌ってなんていない」

霧切「だから、こんなこと言うのはおかしいけれど……どうか、嫌わないで……!」ポロポロ

苗木「ぇ、ぁ、その……そんなこと、いわれても」

霧切「っ! じゃあ、どう証明すればいいの」ズイッ

苗木「ひい!や、やだ!離して!!」バタバタ

霧切「嫌よ、こんなことで貴方との関係終わりにしたくない……!」ギリッ

苗木「い、痛い!やだ、やめてぇ!やだぁ!!」バシッ

霧切「うあっ!」

苗木「あっ!う、う……うわあああああ!!」ガチャ バタン!



霧切「……」

霧切「うっ……うぅっ……」

霧切「くっうぅぅ……」ポロポロ

苗木「」ハニャ~ン

江ノ島「幸せそうな面しやがってこのやろー、絶望おすそ分けしろオラ」ツンツン

苗木「ちょっと、アンテナつつかないでよ、まだ余韻に浸っていたいんだ……まさかあの霧切さんがあそこまで必死になってくれるなんて、ファンになっちゃうよ」

江ノ島「へーへー、わかりましたよ。んじゃ、苗木が希望漬けになってる間に次の相手を世界の総意に選んでもらって、あとはこの映像を編集しておこっと」カチカチ

朝日奈&大神(江ノ島のワンマンアーミー)
大和田&不二咲(苗木のワンマンアーミー)
セレス&山田(タッグマッチ)
舞園(江ノ島)

次は?>>260

おっといけねぇ、安価変更、>>265

ホモペア

「男らしくありたい」と言いながら嫌いな人間をいじめてた暴力ペアか

江ノ島「ファック!!また苗木オンリーかよ!!」

苗木「いいじゃないか、逆を言えば僕は目立ちどころ全部消化しちゃったんだよ?」

江ノ島「それもそうか……」

苗木「じゃあ今回は夜まで待機するね、その方が良さそうだ。それに部屋の前の霧切さんもまだ立てないみたいだし」

江ノ島「それまで暇だなおい……」

苗木「 じゃあそれまで絶対絶望少女をやろう!僕の妹が主役のプレイステーションvita専用ソフト!78期生の生徒たちと親しかった人たちも出るよ!」

江ノ島「お~いいっすね~!」



~夜~

大和田「……兄貴に、顔向けできねぇ……苗木に、苗木にどんな顔して合えばいいんだ……」

大和田「くそ……」

大和田「喉渇いたな……食堂行くか」ガチャ

大和田「……不二咲だって、俺が強制しなけりゃあんなことはしなかったはずなんだ……くそ、くそ……!」

カツン……カツン……

大和田「ん?」

大和田「向こうから音が……」



苗木「な、な、なにか用事、かな……」ガクガク

不二咲「ゴメンね、こんな夜遅くに……それに、少し歩かせちゃった、ごめんね、辛いよね、ごめんねぇ……」ボロボロ

苗木「い、いや、そんな……」

不二咲「僕が、僕が苗木君を叩いたりしたせいで、苗木くん痛かったよね、辛かったよね……う、うぅ、うぇぇぇぇん……」

苗木「な、泣かないで、そ、その、そんな、気にしてないから、さ」

不二咲「……苗木君、お願いが、あるんだ」

苗木「な、なに?」

不二咲「僕を思い切り殴って欲しいんだ!」

苗木「えぇ!?」

大和田(!?)

不二咲「ぼ、僕が弱かったから僕は自分に負けて苗木君に暴力をふるった!ほ、本当に強い男は、むやみに暴力ふるったりしないのに……!」

苗木「……」

不二咲「だ、だから、思い切り殴られてケジメをつけさせてほしいんだ!」

苗木「そんなこと、いわれたって……殴れるわけないだろ……」

不二咲「お願い、お願いだからぁ……!」



大和田「ま、まってくれ!不二咲、苗木!」

不二咲「え、お、大和田くん!?」

苗木「ひぃっ!」ビク

大和田「殴るなら俺にしろ!不二咲は俺が無理やり殴らせたんだ!だから、俺が全部わりいんだ!!」

大和田「それだけじゃねぇ!お前の気が済むまで、俺を殴っていい、パシリに使っていい!金だって、あるだけやったっていい!なんだってする!だから、不二咲だけには手を出さないでやってくれ!!」

不二咲「お、大和田君……」

大和田「こ、これは、全部、全部俺が悪いんだ、だから頼む!苗木ぃ……!」

苗木「……」

苗木「殴れるわけ、ないだろ……」

大和田「え……?」

苗木「左手、こんなだし、右手は、杖を掴んでるし……それに、さ」





苗木「僕に殴らせて、罪を償ったつもりにさせるなんて、許せるわけないだろ!!」

不二咲「っ!」

大和田「!!」

苗木「……保険委員の人に、早く寝るように言われてるし、疲れてるんだ……もう、帰るね」カツン……カツン……

大和田「……」

不二咲「……」ヘタリ



江ノ島「ぜ、ぜ、ぜ、ぜ、絶望的すぎんだけど……苗木やっぱお前最高だわ、しゃぶってやろっか」

苗木「だまってな淫乱ピンク。それに僕は信じているんだよ、打ちのめされても、再び強くなって立ち上がる希望をね!」

江ノ島「まぁ、どっちでもいいけどさ。ところで今日苗木の部屋泊まってっていい?絶望少女思いの外面白くて」

苗木「いいよ。君はシャワールームで寝てね」

江ノ島「絶望的ィ!!」

モノクマ「朝です!」



江ノ島「なんやかんやでベッド使わせてくれる苗木が生理的に受け付ける程度に好きよ!」

苗木「君と同じ布団で寝るならゴキブリとキスする方がマシだよ……さて、今日も一日頑張るかな!」

江ノ島「さて、今日はどうしよっか!」

朝日奈&大神(江ノ島のワンマンアーミー)
セレス&山田(タッグマッチ)
舞園(江ノ島)

>>282

苗妹がはしゃくSSはアタリが多いね

あらら、少し遠めに再安価するんだーい!>>292

いや下でええやん

じゃあ肉体派ペアで行かせてもらうんだーい!



江ノ島(お、いたいた……)

朝日奈「……」ボーッ

大神「……」

江ノ島(お、大神は流石に怖いな、だがここでひいては名が廃る……タイミングを図るか……)



朝日奈「……やっぱり……私たちが、悪いんだよね」

大神「うむ……そうとしか、言いようがあるまい」

朝日奈「……わ、私、私……どうやって苗木に謝ればいいんだろう……わからない、わからないよぉ、さくらちゃん」ポロポロ

大神「泣くでない、朝日奈よ……誠心誠意、謝るしかあるまい」

朝日奈「でも、でもぉ……!」

大神「簡単に許してくれるとは我も思えぬ……だが、それだけのことをした、ということだ」

大神「朝日奈よ、お前は苗木とこのままで良いのか」

朝日奈「っ……」グシグシ

朝日奈「やだ!」

大神「ならば共に謝ろう……苗木は器の大きな男だ、朝日奈がまっすぐな心で謝れば必ず通じるだろう」

朝日奈「……うん、ありがとね、さくらちゃん。勇気湧いてきたよ!」

大神「……我もお前に勇気をもらったぞ」



江ノ島「あのさ、お二人とも、それマジでいってんの?」

朝日奈「え、あ、江ノ島ちゃん……」

大神「江ノ島か……」

江ノ島「はぁ、あのさ、許してくれるわけないじゃん?普通に考えてさ……」

朝日奈「え、江ノ島ちゃん……?」

江ノ島「苗木がいまどんなんになってるか知ってる?怪我の名称だけでノート一ページ埋まっちゃうんだぞ?」

朝日奈「えっ……」

江ノ島「そんだけ暴行受けてる苗木を見てあんたらなにしてたよ、苗木に原因があるっつって、一方的に悪者に決めつけてたろ」

大神「……」

江ノ島「そんでただだまって見てたんだよ、私の友達がやられんのをさ!!」

朝日奈「そ、それは、そうだけど……!」

大神「すまぬ……真剣に考えたつもりだったが、まだ浅はかだったようだ……」

江ノ島「許せるわけないだろ!なぁ!!」

朝日奈「っ!」ビクッ

江ノ島(いや内心はお礼いいたくて仕方がないけどね?)

江ノ島「そんでもってなんだ?その苗木を助けようとする私を他の奴らは適当に遠ざけてさ、本当なんなんだよ、胸糞悪りぃよ!!」

江ノ島(本日のおまいう第一号とっちゃいましたぁー☆)

大神「……言い訳はできぬ、その通りだ……我は、お主と苗木を区別し、苗木だけを悪と捉えていた……」

朝日奈「ご、ごめ、ごめんなさ……」

江ノ島「チッ……授業とかなら仕方ないけどさ、しばらく苗木の前に顔出すなよ、苗木はもう限界でさ、私と以外ほとんど会話もできねーんだからさ……」

江ノ島(全然そんなことないけど~!)

朝日奈「え!?」

大神「! 待て、それはどういう!」

江ノ島「話すことはないよ、じゃあね」



朝日奈「……う、あ、え……」

大神「ぬ、ぬ、ぬぅ……!ぬあああああああああああああ!!!!」

江ノ島「た、楽しかった……いま私様はまさに世界の悪意の象徴!超高校級の絶望なのだぁ~!!」

苗木「なんか北のレガリアもってそうだね」

江ノ島「え?あるよ?」シャキン

苗木「マジで!?」

江ノ島「さて、あんなにたくさんいた絶望も残すところ二組か、寂しいなぁ……」

苗木「せめてみんなに恥じないように悔いを残さないようにしないとね!」

セレス&山田(タッグマッチ)
舞園(江ノ島)

>>308

セレス

死亡遊戯ペアで

                     //        _    _/    、
                    i'     ,. -‐''”  ` <        }\
         ..= -――――- 、  、  _/_  ,ノ:::\r、   `ー―――ナ ト、
      /             }_ _У    `ヾ:::rァ、:{ ´ ̄ ̄¨ヽ.  ̄   /  \愉悦ぅ……
     /            /  ′         \//       \_/ ̄`ヽ,:!
     ,′           __ry--、/              ヽ        \    / }`
    ,'  ,.   ´ ̄>''"   _7 ゚.}         \  「i`ヽ.       `ー--' /
.    ;   /   /     (_ ゚  ;    、    〈ヽ  `'<!   \        /
   i  /{   ,:        |‘ー 1    i、  〈ヾ:. VT7=:≧  \     /
   | { }  {     ' /从  从   |  jェ≧=ヘ ゙:.ヾ^ヽ∧     ̄ ̄ ̄
_,,..ノ  !/    、     ./  ヽ./圦  -爻以ノ  ゚。 ヽ ` v=:、 ___
\__/     }.    ′   /\ \ ゚。       〉    マ,ム---'⌒
   /     / }   |   /   `ー\\ r-''”__   マ,ム
  /      / ,:    :  {\    `{ {ミ下、 ̄ {_ ム   マ{:::::>.、
  .゚    / { ,:    \ ヽ ヽ   人ヾ`ヽ}_ノ  |`<ム  マ>r::、:)
  {    {   i'′      :!   Y }     圦  ̄|   __ ヽ   ゚.   ヾ::`:(
  }ハ   ;  l      ハ   l{   ,.イニ\ |ヾ´   -┴ 、   寸ト、
    V, /  .!      /  !  人 /ニニニ>≦≧=、.._ ∧   ヾ=`-、
     }/     、    i!  .j/   }{ニニニニニニニニニ二二二二圦    ゚寸ヾ!
         \  从      { 乂ニニニニニニニニニニ{ ヽ     } リ
.            \   \    }  /`ー--r:===========:\__\_,,.ィ /
               ヽ  }   / /     `'<ニニニニ>''"  ̄  .イ
              } /.   { /            `'<ニr'’,,. ・"  /、\
                //    j'            Ⅵ-<   /ニハ 丶



今日はこれでおしまいだーい!次回!希望絶望大勝利!葉隠は地獄に、レディー、ゴー!だーい!(勇者ジョークだーい!


舞園さんなら妹様相手でも好勝負できるかも

この>>1は約束守ってチャプター1のキャラしか出さない
ダンロンプレイヤーの鑑

>>330
残姉がそっちをみている

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      /.: / .|.:.:.:.:/|.:.:.:/ニ|.:.:.:/ /|/ニ- _   .′愉悦ゥ……
.    //  .゙.:.: /=|/ニニ.|/]/二ニニニニ- _
.        / .: イ二二二二二二ニニニニニニニニ- __
       // /二ニ=-─-=ニニニニニニニ=‐-=ニニ|
          /ニ// ̄ ̄\\二二二二二二二ニ`'ト .

ちょっとだけ書くんだーい!

セレス「……」

山田「お茶が入りましたぞ~」

山田「今日のは渾身の出来ですぞwww拙者マジ執事www」カチャ

セレス「……」

山田「そうそう、お茶うけに本場のスコーンをどうぞ。77期生の先輩がくれたもので美味しいですぞぉ~!」

セレス「……」

山田「……」

山田「あのー、元気だしてください」

セレス「なにをいっているのやら……私はいつも通りですわ」

山田「顔はいつも通りでも雰囲気でわかりますけど……」

セレス「そう……」

山田「……確かに、僕らのやったことはひどいことだから、落ち込む気持ちもわかりますぞ……」

山田「でも落ち込んで立って何もはじまりめせぬゆえ!娯楽室でポーカーでも嗜みますぞ!拙者ぼっちゆえにいくらでも付き合えるゆえwww」

セレス「……すいません」

山田「なんのことですかねぇ?」

山田「さぁさ、付きまし……げっ」

セレス「?」

山田「せ、せ、清掃中のようですぞ、仕方が無い、また後で」

セレス「嘘ですわ、視線がそれてるし汗もかいてるし手が忙しなく動いています」

山田「ぎょえええー!?」

セレス「いったいなんですの」ヒョイ

セレス「!?」



江ノ島「んー、じゃあこれ!」

苗木「……これで」

江ノ島「んじゃあー、オープン!」つ奴隷

苗木「え、ま、またかぁ」皇帝

江ノ島「苗木弱すぎぃwww」

苗木「うー、悔しいなぁ……もう一回!」

江ノ島「うけてたってやんよ!」



セレス「……っ」ギュッ

セレス(なんでここでまごまごしてますの、私は……チャンスじゃないですか、謝るチャンス……偶然ここに来たことを装って自然な流れで謝ればいいではありませんか……)

セレス(怖くなんてない、怖くなんてない、怖くなんて……!)

山田「こ、ここはいったん戻りましょうぞ、あの中に入るのは」

セレス「黙って」

山田「は、はいぃ……」

セレス(だ、大体、その位置は、その位置は私が、私がいる場所です……!)

セレス(苗木君とカードで圧勝するのは私……だったのに、なんで、なんで)

江ノ島「んじゃあー、また最初から」

苗木「……ごめんね」

江ノ島「え?なにが?」

苗木「僕が一人じゃ何にもできないから、江ノ島さんは自分の時間つぶしてまで僕に付き合ってくれてさ」

江ノ島「あはは、何いってんの!自意識過剰すぎだってば!それに苗木と遊ぶの楽しいし(本音」

苗木「ごめんね、せめて左手が無事ならダーツとかもっといろいろ遊べたのに……ごめんね……(大嘘」

江ノ島「だから気にすんなって。それに、もうダーツとか見たくもないし!あんな陰湿な……ぁ、ごめん……」

苗木「い、いや、あんまり気にしてないから」ビクッ



山田「う、ううぅ……」

セレス「うっ、ぐぅ、くっ……!」

山田「も、戻りますぞ!ここにいるとまずいことになりそうですしおすし!」



苗木「……本当にありがとう、江ノ島さんが支えてくれなかったら、今頃、ボクは……」

江ノ島「苗木……」

苗木「……」スッ



セレス「っ!!!!」

山田「え?」

セレス「帰り、ましょう……もう、いいです」

山田「い、いやしかしそれでは」

セレス「うるせぇ!黙ってついてこいってんだよ!!」

山田「う、ううぅぅ……」

苗木「ガラガラガラガラっぺっ!!ガラガラガラガラガラガラッペ!!」バシャバシャ

江ノ島「セレスの絶望とここまで口ゆすがれる絶望……さいこおぉぉ……」トロ~ン

苗木「そりゃよかったね……しかし山田クン、後一押しだったんだけどなぁ」

江ノ島「案外強いよねあいつ。さて……後の一人は……あいつか」ニタァ

苗木「撮影できないこの体が恨めしいのう……」

江ノ島「大丈夫だって、ここの監視カメラハッキングするから」

苗木「流石だよ江ノ島さん!!ガラガラガラガラっぺっ!!」

江ノ島「ま、まだゆすぐ……?」

後は夜に書く。今日で蹴りをつけるんだーい!

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     f´.!::;'     .ヒソ      ヒ;ソ ` !:::lーイ:::::::!:::::::}
     { i;::!       r--,       !::/⌒`ヽ:!:::::::!
     ヽ,{;::!       ゝ='      !::{    {:::::::
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       }::::::::::.、             !::::::}   ./:::::::::.
        .!:::::::::::i\             !::::::i  ,/ヽ;::::::::.愉悦ゥ……
       .!:::::::::::ト、:`::..、       !::::;:!.イ::::::::::ヽ;::::::.
         }:::::::::,' ヽ::::::ヽー-r==イ´!:::::!/ハ:::::::::::::::\:::\
        }::::::/   ` ̄ヽ//}   `7::::///}  ̄ ̄ ̄ ` ー=-
      _ノ:/       `¨   ,/::ノ`ー'
      `¨´              `¨

最終章
絶対(に一番可愛いのは超高校級の)絶望(江ノ島ちゃんなのにそれを理解しない)葉隠(はオシオキな)

江ノ島「さーて、ラストか、ラストラスト、んっん~、名残惜しいな……」

江ノ島「でも苗木も見てるし、ここは一発絶望的なの見せてやんなきゃ」グッ

江ノ島「……よし、この作戦で行くぜ」



江ノ島「ふんふふ~ん~ん~ん~♪ ん?」

舞園「……」コンコン コンコン コンコン

江ノ島「……苗木はいないけど」

舞園「」ビクッ

舞園「……江ノ島さん、ですか。苗木君、どこにいるか知ってるんですか」

江ノ島「教えないけどね♪」

舞園「なんでですか」

江ノ島「だってさ、苗木のことが 大 嫌 い なあんたに場所教えたら、イジメにいきそうでやだし」

舞園「そんなことしませんよ!!」

江ノ島「え?なんで?嫌いなんでしょ?苗木のこと」

舞園「そんなわけ、そんなわけ……!」

舞園「……ひどいことだから言ってしまったから、謝りにいきたいんです、ですから、教えてください」

江ノ島「うぷぷぷ~、酷いクマだね」

舞園「チッ」イラッ

江ノ島「いやいや、謝りにいくっておかしいじゃん?あんたに大嫌いって言われた苗木がどうなったか知ってる?その晩にリストカットしてたんだよ?」

舞園「!?」

~回想~

苗木「ハァ、ハァ、こ、この興奮抑えきれない、ち、鎮静剤的なもの、とか、なんか……そうだ!リスカしよう!」

苗木「ん~、落ち着く」ブシャアアア

江ノ島「ちょ!ちょっちょっちょまっ!?切りすぎ!切りすぎだって!!保健室!保健室ー!」

~終里~

舞園「そ、そん、な、あ、ぁ」

江ノ島(嘘じゃない、嘘じゃ)

江ノ島「うぷぷぷ~、国民的アイドルがー、一人の人間をここまで追い込んでおいて今更謝るって、ねー?」

舞園「ぐっ……う、うぅ……」

江ノ島「ん?なに?」

舞園「う、う、うるさい!!あんたになにがわかるんですかぁ!!」

おっといけねぇ
舞園「……ひどいことだから言ってしまったから、謝りにいきたいんです、ですから、教えてください」

舞園「……ひどいこと言ってしまったから、謝りにいきたいんです、ですから、教えてください」

舞園「だ、大体おかしいんですよ!なんであんただけいつものままだったんですか!おかしいじゃないですかぁ!!」

江ノ島「は?」

舞園「わ、私たち皆が苗木君に辛く当たってる中、なんで、なんであんたが、私じゃなくてあんたが苗木君のそばにいたんですか!おかしいじゃないですか!」

舞園「こんなの、こんなのおかしいですよ……!!あんたが!なんかしたんでしょう!私たちに何か!」

江ノ島(こ、こいつっ!都合いい記憶改ざんで違和感を残さない元どおりスイッチでもなお嗅ぎつけるか!相変わらず恐ろしいな!でも……)

江ノ島「は?なんだそれ?どういう意味?苗木がいじめられてた黒幕は私っていいたいの?」

江ノ島「ふざけてんのか?じゃあ私がお前らに一言でも言ったかそんなこと、ぁあ?」

舞園「そ、そうじゃなくって……」

江ノ島「じゃあなんだ?まさかヘンテコマシーンつかっててめえらの脳味噌弄くったとでも言いたいのか?ふざけてんのか!?」

舞園「ひっ……」

江ノ島(ごっめーんいま自白しましたぁ☆)

江ノ島「ハッ、こりゃとんだイかれ女だな、苗木もあんたと離れられて結果オーライかもな?」

舞園「っ……!」ブルブル

江ノ島「なんかもーどーでもいーや、もう全部聞かなかったことにしてやるからさ、私の苗木に手ェだすなよ?」

舞園「……え?」

舞園「わ、私のって……なに……」

江ノ島「わからないですかァ?あの夜ワンワン泣いてた苗木がかわいそうでさぁ、慰めてやったんだよ、わかんだろ?」

舞園「なっ……なぁっ……!!」

江ノ島「私と苗木は付き合ってんの、もうソウイウ関係なの、私はお前らから苗木を守ってやんの!わかった?」

舞園「……嘘……嘘」

江ノ島「……」スッ

江ノ島「苗木に大っ嫌いっていってくれて、ありがと♪」

舞園「!!!」

江ノ島「んじゃあーねぇー」



舞園「……は、はは」ヘタリ

舞園「あははは、あはははは……」

舞園「あ、ああああぁぁ……」

苗木「付き合ってねえから!」

江ノ島「照れないでよダーリン♪」

苗木「反吐が出る!」

江ノ島「い、いやそこまで言わなくても……」シオシオ

苗木「でも、それは別として……素晴らしかったよぉ」ネットリ

江ノ島「いやぁー!楽しかった!最高だった!嫌われスイッチだいっ!せーこーー!!」

苗木「イヤッフゥゥゥ!!いやあ、素晴らしい道具をありがとう!嫌われスイッチはすごいよ!もう一回分重ねたらと思うと!もう!!」

苗木「でもこれでしばらく嫌われスイッチは使えないね、流石にこの体だとボコされてら死がみえるし」

江ノ島「あ、そーいやそれ言ってなかったな」

苗木「え?」

江ノ島「いや、ごめん、この元どおりスイッチのほうだけ欠陥があってさ……一回分の嫌われスイッチしか記憶引き継げないんだよね」

苗木「んー、どういうこと?」

江ノ島「例えば今回の一回目を、A周回とするじゃん?」

苗木「うん」

江ノ島「この嫌われスイッチ効果時間中のA周回っていうのは勿論元どおりスイッチの効果範囲で、A周回の記憶を適度に改ざんしつつ引き継いで、好感度を元に戻すんだよ」

苗木「なるほど」

江ノ島「で、その後にもう一度嫌われスイッチを使用すると、なんとA周回の記憶に対してなんでか強烈な改ざんが加わって、何時もの日常を送っていたって勝手に変換されちゃうんだよ」

苗木「なんでまた?」

江ノ島「結構設計に無理があったからさ、一回分の集会を成立させるだけで限界だったんだよね……つまりさ、新規で始めることはできるけど二週目はできないゲームみたいな感じ?」

苗木「あー、そういうことかぁー……うん、それはしかたないよね」

江ノ島「うん、ごめんねー」

苗木「うん、今回のことがありつつまた同じ罪を犯したっていうのも、すごく魅力的だけど……全く別のシチュエーションで楽しむってのもそれはまたそれで」

江ノ島「今度は私が嫌われるからさ!そん時は苗木も手伝ってね!」

苗木「勿論!全力でぶん殴ってあげるよ!」

江ノ島「えっ、う、うん……ありがとね」ズキッ

苗木「じゃあそのスイッチは変なことになると面倒だししまっときなよ」

江ノ島「そうだねー……あれ?」

苗木「どうしたの?」

江ノ島「嫌われスイッチが……ない。元どおりスイッチはあるのに」

苗木「え?」




葉隠「あー、少しサボりすぎたべ、7日感のつもりが……」コツン

葉隠「ん?なんだこれ?へぇボタンみたいな……」

葉隠「押すと願いが叶うボタン、とか?日頃の行いがいい俺への神様のプレゼントだべ!」

葉隠「んー、どうか希望ヶ峰の奴らが臓器を提供してくれますよーに!」カチッ

葉隠「……だはははー!なーんてな!そんなオカルトありえねーべ!」ポイッ



江ノ島「参ったなー、これは対にできてるから、新しいの作るなら両方作らないと」

苗木「んー、まぁ、つまりいらないってこと?それならステちゃえば?」

江ノ島「そだねー」ポイッ ゴトン

苗木(江ノ島さんが言うには、あのスイッチは作るのに数週間は要するらしい……まぁ、そうでもないと僕の体が持たないから別にいいけど)カツン カツン

苗木「みんなおはよー」ガラッ

舞園「あ、苗木くんおはようございます」

苗木「ん?」

石丸「怪我は、大丈夫かね?ほら、肩を貸そう!」

苗木「あ、ありがと……え?」チラ

江ノ島「」ブンブン

苗木(皆、昨日のことを覚えてない……つまり、誰かがあのスイッチを押したってことか?)

苗木(一体、誰が……)

葉隠「おーす!おっはよーさーん!」

苗木「あぁ、おはよう葉隠クン」

朝日奈「おはよー」

戦刃「おはよう」

葉隠「いやー!今日もいい天気だべ!」

江ノ島(おっかしいな、落としたなら、校舎内だとおもうんだけど……)

江ノ島(校舎内で落としたんなら、構内の誰かが押したはずだし……)

江ノ島(でも、壮絶なイジメとかの噂は聞かないし、誰のことも考えず押したなら、効果なくて記憶リセットも起きねーし……)

江ノ島「それこそ、考えてたやつの好感度がさいしょっから最低値だった、としかかんがえられねーんだけどな……」



葉隠(やっぱりいつもと変わらない日々だべ、あのスイッチは結局なんの効果もなかったんだべ!)

葉隠「だーっはっはっはっはっはっはっはっ!!」

全員(相変わらずうるさいくてうざい)



終里

このスレは、魔物のいない、子供だけの楽園を、希望の戦士と……ゴランノス・ポンサーの提供で、お送りいたしました

ごめん、もう責め方全部書いたから二周目は無理、勘弁してくれ
それにしてもロンパss久しぶりに書いたわ
じゃあHTML依頼してくる

忘れてた、要望があった好感度表。嫌われスイッチの対象になると100引くのではなく-100に『なる』
あと、目安として50は友達、60は親友、80は好き、100は愛してるです(今考えた
あとすげぇ適当

霧切88
十神59
腐川47
桑田60
舞園89
石丸63
大和田58
不二咲70
セレス82
山田61
朝日奈78
大神63
葉隠 50
戦刃95
江ノ島 絶望的

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月04日 (土) 11:53:58   ID: 5A0z5cXC

最高だった

2 :  SS好きの774さん   2014年10月08日 (水) 22:04:17   ID: CIpE8REx

平然としてるルートも見たかったな

3 :  SS好きの774さん   2014年12月30日 (火) 13:30:39   ID: -dAh3-iy

十神のところで泣きそうになった(本当)

4 :  SS好きの774さん   2015年03月24日 (火) 00:04:28   ID: iUJJqBX8

これ、苗木love 勢が何も知らずに苗木の事考えながら押したら面白そうね

5 :  SS好きの774さん   2015年10月06日 (火) 13:07:10   ID: 9tGcZGaP

最高だった

6 :  SS好きの774さん   2016年07月28日 (木) 22:03:21   ID: Jp0QYN35

最高だった

7 :  SS好きの774さん   2016年09月25日 (日) 07:23:27   ID: MPrfvOKC

何度読んでも絶望的ぃぃぃぃぃ!!!

8 :  SS好きの774さん   2017年08月16日 (水) 20:43:41   ID: Qv2opj_a

面白かった

9 :  SS好きの774さん   2018年06月29日 (金) 18:21:56   ID: xt-pQsP1

苗木と江ノ島の悪友感好き

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