ザワザワ
さやか「この時期にまたも転校生だなんて、珍しいよねー。しかも、転校生とは別ベクトルでべっぴんさんだし」
まどか「もう、ややっこしいから、ほむらちゃんを転校生って呼ぶのはやめてよ」
さやか「んー、しょうがない。次からちゃんと呼んでやりますかぁ」
仁美「……なんだか、とっても凛々しい雰囲気のの御方ですわね///」ポケー
まどか「あれ、ひ、仁美ちゃん!?」
ほむら(転校生は私だけのはず……。彼女は、一体何者なの?)ジー
御坂「……」
―朝礼後、教室
ガヤガヤ
モブA「御坂さんって、前はどこの学校だったの?」
御坂「んっと、東京の方の――」
モブB「前は部活とかやってたんですか?運動系?文科系?」
御坂「やってなか――」
モブC「ねえ、なんでスカートの下に短パン履いてるの?」
御坂(……)イラッ
御坂「えっと……ごめんね、なんか緊張しすぎたみたいでさ。ちょっと気分が悪いから、保健室に行かせてもらえない?」
まどか「……あ、それなら保健係だから私が案内するね」
―廊下
御坂「あー、もう!あんなに次々と質問攻めされちゃ答える気も失せるっつーの!」
まどか「あはは、ごめんね……。この間別の子が転校してきたときもあんな感じだったんだ」
御坂「ふーん……。ま、しばらくすりゃ収まるわよね」
まどか「ところで、名前……美琴ちゃん、って呼んでもいいかな?」
御坂(……なんだか下の名前で呼ばれるのってむず痒いわね)
御坂「うーん……」
まどか「ご、ごめんね!気に障ったかな!?」アセアセ
御坂「い、いや!そんな事無いわ、それでいいわよ」
まどか「よかった-」ホッ
御坂「じゃあ私は、えっと……」
まどか「私、鹿目まどかだよ」
御坂「それなら鹿目さん、って呼ぶわね」
まどか「よろしくね、美琴ちゃん」ニコッ
御坂「よ、よろしく///」
御坂(って、あれ?もしかして、同い年の友達ゲット!?)
―放課後、教室
まどか「美琴ちゃん、よかったら一緒に帰らない?あと、お友達も紹介するよ。美樹さやかちゃんと志筑仁美ちゃんです!」
さやか「どうもー。よろしく、御坂さん」
志筑「よろしくお願いしますわ、御坂様」ポッ
御坂「!」
まどか「あはは、仁美ちゃんってばー。いきなりそんな呼び方されたらビックリしちゃうよ」
御坂「よ、よろしく……」(まあ慣れてるんだけどね……)
―通学路
さやか「――あはは、おっかしー」
御坂「笑い事じゃ無いわよ、もう……」
志筑「うふふ……あ、それでは私はここでお別れですわ。ごきげんよう、まどかさん、さやかさん。あと……御坂様///」クルッ タタタタタ…
御坂「さ、さよーならー……」フリフリ
さやか「おいおい、ありゃホンキかもよー……?」
まどか「美琴ちゃん、カッコいいもんねぇ」クスクス
御坂「ア、アハハ……って、ん?」
シーン
御坂「あれ?なんか周りの様子が変じゃない?」
まどか「へ?……っ!こ、ここは……!」
さやか「まさか、結界!?」
御坂「う、わ……気持ち悪……」
―使い魔の結界
使い魔「HAHAHAHAHAHAHA!!」ヒューン
御坂「ちょっ!何よアレ!?」ビクッ
さやか「使い魔一匹だけか……でも結構強そう……」
まどか(ど、どうしよう……!)アワアワ
御坂「ねえ、どうなってるのよ!?何か知ってるわけ!?」
まどか(そ、そうだ、美琴ちゃんは何も知らないんだ……。今は私が何とかしなくちゃ!)
まどか「美琴ちゃん、落ち着いて聞いて。アレは魔女の使い魔って言って、人を不幸にする怪物なの。すぐマミさんかほむらちゃんが助けに来てくれるはずだから、今は隠れよう!」
御坂「……へぇ、つまりアレは悪いヤツなのね。それじゃあ、倒しちゃっても構わないわよね?」
まどか「……え?」
さやか「ちょっと、何言って――」
御坂「耳、塞いでおいたほうがいいわよ」
そう言うと同時に懐からコインを取り出し、使い魔に向けて腕を伸ばす
その異様な空間においては場違いなほどの澄んだ音と共にコインが弾き上げられ、始点と同じ高さに戻ると同時――
耳をつんざくような爆音とともに眩い閃光が、御坂の指先から放たれ――
使い魔に直撃した
魔女「GAAAAAAAAAA!!」シュゥゥゥゥゥ
まどか「す、すごい……」
御坂「あーあ、出来るだけバレないようにしなきゃいけなかったんだけど……まあ、仕方ないか」
御坂「クラスの皆には、内緒よ?」
ってところまで考えた
まあ書くけどあまり考えてなかったからちょっと時間かかる
あと誰か御坂が転校することになった辻褄あわせを考えて下さいレールガンしか見てないので思いつきません
―通学路
さやか「結界が消えていく……本当に、倒しちゃったんだ」
まどか「美琴ちゃんも、魔法少女だったの!?」
御坂「へ?魔法少女?」キョトン
さやか「え、今のって魔法じゃないの?」
御坂「んーと、これは超能力って言って、まあ……一応は科学の賜物よ」
スタッ
マミ「遅かったようね」
まどか「マミさん!」
マミ「結界の気配がしたから変身して急いで来たんだけど……どういうことか、説明してもらえるかしら?」
御坂「あなたは?」
マミ「巴マミ。魔法少女よ」
―喫茶店
マミ「超能力、ね……。にわかには信じがたい話だけど、魔法なんてものがある位だもの。有ってもそれほどおかしくは無いわ」
御坂(さっきの巴さんの格好、かわいかったなー)
マミ「……聞いてる?」
御坂「あ、ハイ、すみません」
マミ「ねえ、貴方の力をもっと人のために役立ててみたいと思わない?」
御坂「……つまり、どういう事ですか?」
マミ「単刀直入に言うわ。魔法少女にならない?御坂さん」
御坂「わ、私が……魔法少女!?」
QB「それは是非ボクからもお願いしたいね」
まどか「あ、キュゥべえ」
御坂「きゃぁああ!!!」
一同「!?」
御坂「な、何でもない……」(超かわいい……///)
/ ̄ ̄ ̄`´ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ノヘゞ/ヾ丿ヽ丿`ヽ)ヾ
ノ 丿 ´_ _` ヾ, )
( ( ノο) 丿οゝ 丿/
ヽゞ  ̄ノ。。丶 ̄ ゝ´
\ ノ廿ヽ ノ みことみことみことおおおおおおおおおおおあっあっあっあんあんあんあん
ヾ 丶_イ / はっはっはっはっはっふぅはぁはぁはぁはぁはぁほぉ~~~
__ヽ__/_ んっはぁ!んぁあんあんおっふぅはぁはぁんんんんんー!!
/;;. `ヽ あっふぅんおっおっおっおああああああああんっ!ふぁっ!
/;:: γ ::ヽ、`、 あああああいっちゃういっちゃうイっちゃううううううううう!!!
/::: /;;:::... :::: l、|
グチュッ (;:. ( :::::..... :::::: i i
ブホ… .`、 `、:::... i i
グチュッ ミ;::ヽ \,.ミ'´ ̄``´ ̄`ノ ヽ ズ
ズチュッ :;:;::\、、、) i. (_/_/./ コ . . -―‐- .
ブボボ ミ ;::::,' JJJ ヽ l、 / . . : : : : . . `ー 、
グチュッ ::::l ヽ l、 / :/ , . :/ . : : . . く:. .ヽ
ヌチュッ ::l -、 ヽ ヽ /. :《./ / /,i:{ : :i :〈 ヽ.'l
./´ ̄`V ,ヽ、 .{//:/: /.:/,ィ:/ハ{i |:.i.トミi: i
/ 、 | / 、`ー /.イ.:i /イ/l_lムレ}八}/リ }!:i|
./ i | / ヽ ヽ 〃 //:/ 〉Y:l{ |__{_ /ノ'/`ー リ:||
!. ! / ヽ ノイ 人ハN'´⌒`` r=ミy/l/}′
`ー‐ゝ、 ' / ヽ___,.-‐'"'/:/i:.:.`ヘ ''' , ,,, ,小
`ー--‐' ,. -‐'"´ |:|!.:.i:.人 /`ーァ 人i/ヽ
ズ /"ー─------<二/ ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
コ { 〈 )、 Y `ゝ(_/_/./'
QB「キミのその超能力とやらはボクにもよくわからない。キミ達人間がそんな技術を持っていたということに驚きを隠せないよ」
QB「それにキミは魔力においても中々の素質を秘めている。御坂美琴、ボクと契約して魔法少女になってよ!」
御坂「えっと、契約って……?」
マミ「願い事を何でも一つ叶えることが出来る代わりに、魔法少女として魔女と戦うという使命を負うという契約よ」
御坂「魔女って、さっきのヤツみたいなのか……。それより、本当に何でも叶うの?」
QB「もちろんさ。金銀財宝、満漢全席、何でもござれさ。何か最近困っていることがあればすぐに解決してあげるよ」
御坂(富も名声ももう飽き飽きしてるくらいなんだけど、別に不自由なんて……)
御坂(そうだ、思い通りにならないと言えばアイツはいつもいつも……って、なんで今アイツが出てくるのよ!)
御坂「……」ウーン
マミ「まあ、できるだけ慎重に決めることをオススメするわ。楽しいことばかり、ってわけでもないもの」
御坂「今すぐは決められないけど、興味はある。できれば、もっと教えて欲しいです」
マミ「それじゃあ、明日から私達の魔法少女体験コースに御坂さんも参加決定ね♪」
>>28
超電磁砲だけの話なら美琴が超電磁砲でロシアのショッピングモール行った理由でいいんじゃないの?
まどかの学校ってハイテクだし一番合理的でしょ
>>53
え、何その話知らない
あと魔法と魔術は別物、ってことで
>>55
超電磁砲SS②
ロシアの協力機関に「学園都市は何も隠し事してませんよ。超機密事項のレベル5も簡単にそっちに派遣できますよ」ってアピールするためのデモンストレーションで美琴がロシアに連れて行かれた
>>57
レベル関係ないだろ
それならなんで一方さん魔術使った後にピンピンで天使になってんだよww
>>60
なるほど参考になったthx
―翌朝、通学路
まどか「あ、美琴ちゃん!おはよう!」
さやか「おはよー」
仁美「おはようございます///」
御坂「おはよう、みんな」
まどか「いやー、昨日は色々あったねぇ」
さやか「ちょっと、まどか……」
仁美「?」
御坂「そうね。まるで夢でも見ていたみたいよ」
まどか「えへへ、現実だよー。今晩が楽しみだね!」
仁美(昨日あの後一体何が……はっ!?)
仁美「い、いけませんわ。それは……それは禁断の……恋の形ですのよぉー!!」タタタタタ
御坂「志筑さんって、変わってるわね……」
ほむら(御坂美琴、いつの間にまどかとそんな仲に……)ギリッ
―朝、教室
ほむら「御坂美琴」
御坂「えっと、たしかもう一人の転校生の……」
まどか「暁美ほむらちゃんだよ。あ、そうそう。言い忘れてたけど、ほむらちゃんも魔法少女なんだ!」
御坂「へぇ、そうなんだ。私も魔法少女になるかもしれないから、よろしくね」
ほむら「……」
御坂「それで、何か用があったんじゃないの?」
ほむら「御坂美琴」
御坂「さっきも言ったわよそれ」
ほむら「どちらがまどかに相応しいか、勝負よ!」
まどか「えぇ!?」
御坂「……はい?」
ほむら「……」
御坂「よくわかんないけど、勝負と聞いたら負けないわよ。受けて立つわ!」
―1時間目、数学
先生「それじゃあこの問題を……暁美、やってみろ」
ほむら「はい」スタッ
ほむら(む、難しい……。今までのループでもこんな問題見たことが無い……)
ほむら「……わかりません」
先生「うーん、流石に暁美でも難しかったか。転校生つながりで、御坂。やってみるか?」
御坂「はい」スタッ
ほむら(どうせ出来ないわ。私が手も足も出ないのだか…ら……?)
スラスラスラスラ
ザワザワ
先生「……完璧だ」
さやか「おぉー!」
まどか「美琴ちゃん、すごい!」
御坂「ふふん」ドヤッ
ほむら「ぐぬぬ……」
―2時間目、体育
長距離走
先生「今日は長距離だ」
さやか「えぇー、めんどくさーい……」
先生「それじゃあ第一グループ、位置につけー」
ほむら「次は絶対に負けない……」キッ
御坂「ふんっ」
まどか「二人とも頑張ってー!」
先生「ヨーイ、始め!」パァン
ほむら「……」タタタタタ
さやか「おぉー、流石に早いですなー」
ほむら(身体能力なら、魔法少女である私が負けるはずが……って、え?)チラッ
御坂「うおりゃああああ!!!」ズダダダダダ
さやか「うわぁっ、あっちはもっと早いっ!?」
仁美「もはや人間の出せるスピードではありませんわね……流石御坂様」
ほむら(くっ……!電気で筋肉を強化でもしているの!?)タタタタタ
御坂「あっはは、おっそいわねー!こりゃ私の二連勝かしらー!?」ズダダダダダ
ほむら(くっ、卑怯な……だったらこっちだって、身体強化重ねがけよ!)キュイーン シュタタタタ
御坂(加速したっ!?)
ほむら(そして更に!)シュンッ シュンッ シュンッ
さやか「ちょ、アイツ時止め使ってるじゃん!ずるっ!」
まどか「あぁー、周りに魔法少女だってバレちゃうよぉ……」
ゴール!
御坂「……」ゼェー ゼェー
ほむら(勝った!)ホムッ
先生「二人とも短距離走の世界記録タイムを超えてる……」
ほむら「これで、一勝一敗ね」
御坂「この私が負けるなんて……」ズーン
まどか「……もうやめてよ、二人とも!」
御坂「鹿目さん……」
まどか「魔法や超能力まで使って……やりすぎだよ!クラスメイト同士でいがみ合うなんて、こんなの絶対おかしいよ!」グスッ
さやか「まぁまぁ、ただの意地の張り合いごときに心配しすぎだってば。さ、次は私達が走る番だよ」
まどか「で、でもぉ……。仲良くしようよぉ……」ウルウル
さやか「無駄無駄」ズルズル
御坂「……鹿目さんってさ、ああいう小動物チックな表情とけなげなところがかわいらしいわよね」
ほむら「……っ!?あなたも、あの良さをわかってくれるの?」
―第二グループ長距離走終了
まどか「もう動けない……」グデー
さやか「あぁー、疲れたー……ん?」
ほむら「――なんてこともあったのよ!」
御坂「へぇー、そんなカッコいいところもあるのね。あぁもう、見たかったなーそれ」
ほむら「今度うちに来る?そのときの録画を見せてあげるわ」
御坂「え、いいの!?行く行く!」
ほむら「まどかの秘蔵写真やグッズも披露するわ」
さやか「あれ、なんか意気投合してる……?」
―昼放課
さやか「マミさんが、皆で一緒に屋上でご飯食べようだってさ」
まどか「うん、じゃあ準備するね」
御坂「ほむらも呼んでいい?」
さやか「いいと思うけど……あんたら、もうすっかり仲良くなってんのね」
ほむら「美琴とはソウルメイトよ」グッ
―昼休み
さやか「マミさんが、皆で一緒に屋上でご飯食べようだってさ」
まどか「うん、じゃあ準備するね」
御坂「ほむらも呼んでいい?」
さやか「いいと思うけど……あんたら、もうすっかり仲良くなってんのね」
ほむら「美琴とはソウルメイトよ」グッ
―昼休み、屋上
マミ「ごめんね、急に呼び出して。今日の体験コースの待ち合わせとかを決めておきたくって」
さやか「……あれ?それだけだったら、念話で済んだんじゃないですか?」
マミ「っ……!ええと……どうせなら、一緒にご飯も食べたほうが楽しそうじゃない?」
まどか「なるほどー」
御坂(……ああ、私にはわかる。この人も後輩にしか友達いないんだ……)
―放課後
マミ「それじゃ、また後で。今日は魔女に会わないように気をつけてね?」
さやか「マミさんさよならー」
まどか「うーん、まだ結構時間あるね。私は一度家に帰ろうかなって思うんだけど、みんなはどうするの?」
ほむら「私は帰るわ。貴方達の魔法少女体験とはそもそも関係無いし、しなければならないことがあるもの」
御坂「んー……特にする事無いわね」
さやか「あたしは病院にでも行ってこようかな」
まどか「ああ、上条くんのね?」
御坂「上条!?」
まどか「えっ……さやかちゃんの幼馴染の上条恭介君、って子が入院してるんだけど……知ってるの?」
御坂「い、いや。勘違いだったわ」(そうよね……学園都市の外に居るわけ無いか)
さやか「それなら、御坂さんも一緒に来ない?恭介に紹介しておきたいし」
―上条病室前
御坂「ここね?」
さやか「うん。恭介、入るよー」
ガラッ
さやか「!?」
上条「えーと、どちら様でしょうか……って、ビリビリ!?」
御坂「なっ!?あ、アンタは!?」
さやか「まさか、部屋を間違えた!?……ってか、御坂さんの知り合い!?」
え、ダメ?
御坂「――で、なんでアンタがここにいんのよ?」
上条「ああ、実はまた色々あって例の病院に入院してたんだけどさ……あの先生がどうしてもこっちまで来なくちゃいけない用事があるらしくって」
御坂「別に、あっちにに残ってればよかったのに。割と元気そうじゃない」
上条「『自分の患者は自分で治す』がポリシーらしいからな」
御坂「はぁ……よくそんな理由で出らこられたわね」
さやか(あたしは蚊帳の外か……)
さやか(ところで恭介はどこ行ったんだろう……?部屋は間違いなくここだったはずなんだけど)
ガチャ
看護士「あら、いつもお見舞いに来てた……」
さやか「あ、あの!この部屋で入院していた上条恭介は……?」
看護士「上条恭介さんなら、昨日退院されましたよ?」
さやか「……えっ?」
この先完全に未定だから考えがてら寝る
落ちてもいい感じに書けそうだったらまた立てる
おはよう
夜までPCいじれないけど、隙あらば超スローペースちまちま携帯で書いていくかも
IDは変わらない
ごめん時間全然作れなさそう
帰宅
結局昼は何もできませんでしたごめんなさい
>>117から
―病院の外
御坂「――何よそれ!そんなの、何回もお見舞いに来てくれてる人にくらいすぐに教えるもんでしょうが!」イライラ
御坂「しかも何?この間はCDを持ってきてくれた美樹さんに当たり散らした?」
御坂「あったまきた!美樹さん、一発ブン殴ってやりなさいよ!できないなら私がやったげるから!」
さやか「……あの時は恭介も、怪我で不安定になってたんだよ。だから……あまり恭介の事、悪く言わないであげて」
御坂「もう……甘いんだから」(これが惚れた弱みってやつかしら)
さやか「ま、気をとりなおしてそろそろ集合場所に行こっか」
御坂「あれ、もうこんな時間。そうね、行きましょ。……ところで、さっきから気になってたんだけどアレは何?」
御坂が指先を向けた先には、病院の外壁に突き刺さった真っ黒な何かがあった
さやか「あ、あれってもしかして……」
QB「グリーフシードだね」
さやか「一体どこから!?」
御坂「グリーフシード?何よそれ」
QB「魔女の卵だよ。……マズいね、もう孵化しかかってる。病院なんかで孵ったら、何人も死ぬよ」
さやか「えぇ!?」
御坂「そんなの……絶対許さない!」バチッバチッ
さやか「御坂さん、やっちゃえ!」
QB「待つんだ!刺激を与えると孵化しかねない!」
御坂「チッ……じゃあ、どうしろっていうの!?」
QB「こんな時の為の、魔法少女さ」
QB「あと、君達はボクと一緒にここに居たほうがいい。できるだけすぐに倒したいだろう?」
QB「ボクがいれば、テレパシーでマミを誘導できるからね」
御坂「そうね。そうするわ」
さやか「……あ、もしもしマミさん!?急いで病院に来てください!グリーフシードから魔女が出てきそうなんです!」
マミ『……わかった。鹿目さんもいるから、急いで一緒に向かうわ』
さやか「なるべく早くお願いします!」ピッ
QB「もう結界が出来上がる。呑みこまれるよ!」
―結界
御坂「二回目だけど、相変わらず不気味ね……。前のときよりも、ずいぶん広いし」
QB「キミが倒したのはあくまで使い魔だったからね。魔女は、アレよりもずっと強いよ。キミでも倒せるかどうか」
御坂「……そう」
QB「願い事さえ決めてくれれば、すぐにでも魔法少女にしてあげられるよ」
御坂「……いざとなったら、頼むわ」
さやか(御坂さんなら勝てそうな気もするけどなぁ)
―結界入り口
マミ「……それで、なぜ貴方がここに居るの?」ジトッ
ほむら「……美琴にメールで呼ばれたからよ」
ほむら(まあ、元々知っていたのだけれども。……それより、巴マミからの印象がまだ悪い。ここでまた縛られることになったら……)
マミ「私は貴方を信用してるわけじゃないのだけれど……」
まどか「マミさん、そんな……」
ほむら(来る!?)
マミ「まあ御坂さんに免じて、ここは不問にしておくわ」
ほむら「……そう、賢明ね」(美琴と仲良くなっておいてよかった)ホッ
―結界内部
まどか「もう結構進んだよね……?」
ほむら「もうすぐよ」
マミ『キュゥべえ、状況は?』
QB『……』
マミ『……キュゥべえ?なにかあったの!?』
QB『いや、問題は無いよ。……多分ね』
マミ『?』
―結界再奥
ほむら「ここが魔女のいる部屋よ」
マミ「二人はどこ?無事!?」
まどこ「居た、あそこ!」
大量の使い魔に囲まれている御坂達
マミ「ちょっと、全然無事じゃないじゃないの!」
QB「そうでもないんだよね、これが」
マミ「何を言って―」
御坂「どおりゃあああああ!!!」バリバリバリバリッ
使い魔達「ォオオオォ怨オオォオ……」シュゥゥゥゥゥ
御坂「ふん、楽勝!」
さやか「あ、来た!おーいマミさーん!遅いですよー!」フリフリ
マミ「ああ、なるほど……。余裕そうね」
QB「でも、ちょっと騒ぎすぎたね。もう魔女が出てくるよ」
お菓子の魔女シャルロッテ登場
シャル「……」チョコン
マミ「おいでなすったわね」
御坂「……何アレ、本当に魔女なの!?結構かわいいじゃない」
マミ「ええ、そうよ。油断はできないわ。ここは私がやるから、暁美さんは皆を守ってあげて」
ほむら「わかった。巴マミ……どうか、油断しないで」
マミ「え?……ええ、ご忠告ありがとう」
マスケットのバレルを握り、バットのスイングの要領で魔女を吹き飛ばす
結界の壁に当たった魔女を、間髪いれずに六発の銃弾が貫く
床へと落下した魔女の頭が更に接射で貫かれ、弾丸から変化したリボンが魔女を高く持ち上げ、体を締めて固定する
マミ「生まれてすぐで悪いけど、これで止めよ!」
持っていたマスケットが光に包まれ、巨大な大砲へと変化する
さやか「いけー、マミさん!」
マミ「ティロ――」
御坂「あ、ちょっと待って!」
マミ「……いいとこだったのに!」
御坂「あ……ごめんなさい」
マミ「いえ、いいわ……。それで?」
御坂「私の電撃が魔女にも通用するのか試してみたいんですけど」
マミ「……使い魔と同じように考えているなら改めなさい。魔法少女でなければ危険よ」
ほむら「私も賛成よ」
マミ「えっ?」
ほむら(イレギュラーな存在である美琴。もしかしたら彼女の力が、この悪夢を終わらせてくれるかもしれない。早めに見極めておく必要がある)
まどか「私も、もう一回美琴ちゃんのレールガン見たいです!」
さやか「心配しすぎじゃないですか?あの魔女、全然動かないですもん」
マミ「貴方達までそう言うなら……」
マミ(私の見せ場……)
御坂「それじゃあ、ちゃちゃっと片付けちゃうわね」バチバチバチ
マミ「ええ、もうさっさとやっちゃって」
御坂「じゃあお言葉に甘えて……それっ!」バシュゥゥゥ!
この町に来て二発目のレールガンが魔女に直撃し、体が爆散する
まどか「やったあ!」
御坂「よし!」
この時、御坂は完全に油断していた
その原因は、三つある
一つに、シャルロッテの持つ、まるで弱そうな御坂好みなかわいらしい容姿
もう一つは、何十匹もの使い魔を難なく倒せてしまっていたこと
最後は、自分が学園都市の誇るレベル5の超能力者であることへの自負
マミ「……!あ、危ない!御坂さん!」
かろうじて原型を留めたシャルロッテの頭部、その口から、は到底収まらないほどの体積を持った黒い塊が高速で御坂に接近する
その先端には目、鼻。それを御坂が確認できたときには、既に鋭い牙を備えた口が眼前で大きく開かれていた
御坂「……え?」
グシャ
ちょっと休む
ゴリッ バキッ
肉が抉られ、骨が砕かれる音が静かに響く
御坂「……あれ?」
気がつけば、御坂は床に尻餅をついていた。上には何かが――
いや、ほむらがのしかかっている
だが――
ほむら「ぐぅっ……」ブシュゥゥゥゥ
ほむらの肩から先にあるはずの右腕が、無かった
御坂「ほむら、あんた腕が……?」
直後、爆音と共に右腕を咀嚼していたシャルロッテの顔が異様に膨らみ、砕け散る
ほむらの爆弾が魔女の口内で炸裂したのだ
そのダメージで魔女は消滅したが、その場の誰もがそれを気に留めていなかった
さやか「マミさん!!早く!!」
マミ「わかってる!暁美さん、傷を塞ぐから動かないで!」シュゥゥゥ
まどか「ほむらちゃん!ほむらちゃん!いやぁぁ!!」
御坂「なんで……なんでそこまでするのよ!?」
ほむら「……貴方も」
御坂「?」
ほむら「私の大事な……友達、だから」
御坂「ほむら……。ほむらぁー!!!」ワァァァァン
ほむら(私としたことが、口の奥に爆弾を突っ込んで腕を抜く前に時間を動かしてしまうなんて……)
御坂「ごめん……本当に、ごめんね……。私、調子に乗って……」グスグス
マミ「……いいえ、私が悪いの。魔女を相手にして油断するなんて、魔法少女としてありえない愚行よ……ごめんなさい」
さやか「あたし、あんたのこともっと冷たいヤツかと思ってた……。見直したよ」
まどか「ほむらちゃん……ありがとう」
御坂「……これからは私がほむらの右腕になるから!だから……!」
ほむら「……い、いいの。そんなに思いつめないで」
ほむら(どうしよう、魔法で治るって言い出しづらい……。というか、巴マミは気づきなさいよ!)
―翌朝、教室
先生「暁美さん!それは一体……!?」
ほむら「えっと、昨日階段で転んでしまって……」
先生「そ、そう……。お、お大事に」
ほむら「……」
ほむら(結局治さないままになってしまった……)
ほむら(しかしこれで巴マミ、美樹さやかの私への心象がかなり良くなった。結果オーライということにしておく)
ほむら(そして御坂美琴。あの魔女はかなり特殊だったからああなったものの、魔法を使わずにあの火力……)
ほむら(彼女はワルプルギスの夜攻略への重要な鍵となる)
ほむら(後の不安要素は……美樹さやかの魔女化。恐らく彼女は今回も魔法少女になる。早めに手を打たなければ)
ほむら(そろそろ会う必要があるわね。佐倉杏子と)
次回、ようやく杏子ちゃん登場
科学と魔法が交差するとき物語は始まる!
ていうかわざわざ丸一日保守して貰って全然書けなくて申し訳無い
ここまで書いたらもう最後までやるから、落ちてもそのうちまた建てる
先生、宿題忘れました
―御坂達が病院で魔女と遭遇していた頃、隣町
人通りの少ない路地を、袋一杯のリンゴを抱えた佐倉杏子が歩く
杏子「……クソ、近頃ちっとも魔女を見かけやしない」
杏子「こうなりゃマミのヤローの縄張りにでも……と、何だいありゃ?」
道の脇に、白いボロ布で包まれた何かが落ちている
よく見ると、小柄な少女がうつ伏せに倒れているのだとわかった
杏子「おいおい……こんなとこで死なれちゃ、魔女の餌にもならねえじゃねえかよ」
杏子「……」
静かに目を瞑り、十字を切る動作をしようとしたその時――
声が聞こえた
「おなかへった」
杏子「お、生きてんのか……。ん?今なんて言った?」
??「おなかへった」
杏子「……」
??「……おなかへったって、言ったんだよ?」
杏子「……お前、今時食い倒れかよ!?」
??「何か食べさせてくれると嬉しいかも」
杏子「はぁ……今更人助けなんてガラじゃ無いんだけどな……」
口では文句を言いながらも、袋から林檎を一つ取り出す
そして、倒れている少女に向けて差し出す
杏子「食うかい?」
また出かけてた
ところで木曜に最終回なんだよな
正直週末に立て直したいくらいだったけど最終回放送しちゃうと色々不都合が起こりそうだ
>>396の続きから
ガツガツガツガツ
杏子「……全部食っちまったよ」
少女「おかわりが欲しいんだよ!」
杏子「おいおい、ちょっとは遠慮ってもんを知らないのかい?」
少女「……ダメ?」
杏子「……ま、元々あたしのもんってわけでも無いしな。持ってきてやるよ。ただし、残さず食えよ?」
少女「もちろんだよ!」
少女「――ふぅ、ごちそうさま!」ゲプー
杏子「……まさか、ここまで沢山食べるなんてな」(盗りすぎて八百屋のおっちゃん泣いてたな……)
少女「まさか見ず知らずの人がこんなにたくさんの食べ物をくれるなんて!ああ神よ、貴方の巡り合わせに感謝いたします」
杏子「あんたシスターか……ということは、やっぱりそれ修道服?」
少女「どこからどう見ても修道服だよ!?」
杏子「そんなツギハギと安全ピンで出来た修道服見たことねえよ」
少女「むぅー……。あ、そういえばキミもさっき十字を切ろうとしてたけど、同業者さん?」
杏子「……昔、神父の娘をやっていたってだけさ」
少女「ふーん?……あ、自己紹介しなくちゃね。私の名前は、インデックスって言うんだよ!」
杏子「あたしは佐倉杏子だ」
少女「よろしくね、キョウコ!」
杏子「――それで、その上条当麻ってやつを探しに一人でこんなところまで来たってのかい?」
イン「うん。この隣の町の病院に入院してるらしいんだけど……」
杏子(マミの町か!)
イン「でも、この辺りの地理はよく知らなくって……」
杏子(……この際だし、ちょっくら行ってみるか)
杏子「実は、アタシもあっちの方にはちょっとした用事があってね。一緒に行ってやってもいいぞ?」
イン「本当!?ありがとう、助かるかも!」
―時は戻って翌日、病院
上条「いやー、うちのインデックスがご迷惑をおかけしまして……」
杏子「構わないよ」
イン「……迷惑なのはとーまのほうだよ!私を置いてこんなところまで入院だなんて!」ガブー!
上条「うわ、痛ぇッ!?インデックスさん、俺が悪かった!!……だから、噛み付くのは勘弁してくれー!」ジタバタ
イン「そう簡単には許さないんだからー!」ガジガジ
上条「うぎゃああー!!」
杏子「……」
上条「いてててて……あれ、佐倉さん?何かお気に障りましたでしょうか?」ヒリヒリ
杏子「……いや……。あんた達、楽しそうだな、って思って」
イン「キョウコは楽しくないの?」
杏子「あたしは……そんいうの、あまり慣れてないからな」
イン「キョウコ……」
杏子「……ま、あたしは自分の用事を済ませてくるとするよ。あんた達はすぐ家に戻るんだろ?もう会うことはないだろうね」
杏子「じゃあな、インデックス」
背を向けて出口へと向かう
イン「……キョウコ!」
杏子「ん?」
イン「短い間だったけど私はキョウコと居てとっても楽しかったよ!絶対また会おうねー!」
杏子「っ!……ああ、またな!」
―夜、街
マミ、ほむら、まどか、御坂の四人が集まっている
マミ「じゃ、今夜もパトロール開始ね」
まどか「あ、さやかちゃんは今日は上条くんの家に行くって言ってました」
マミ「それなら、今日の体験コースは鹿目さんと御坂さんだけね」
御坂「そいつがまた美樹さんをぞんざいに扱ったりしたら、今度こそ家まで殴りこみに行ってやるんだから!」
まどか「あはは……ほどほどにね?」
マミ「そうそう、暁美さんは怪我のこともあるし、魔女が出た時は後方支援をお願いするわね?」
ほむら(他の時間軸での佐倉杏子は巴マミの生死に関わらずこの時期にはこの街に来ていたけれど……今夜あたりに遭遇しそうね)
ほむら「……」
マミ「……暁美さん?大丈夫?」
ほむら「え?……ええ、了解したわ」
―同刻、病院
イン「ねえとーま、退屈なんだよ。この辺りでいいからどこか行きたいかも」
上条「ん?行ってくればいいじゃねえか」
イン「……私はとーまと一緒に行きたいの!」
上条「俺、一応入院中の身なんだけど……。まあ、ほとんど治ってるようなもんだしいいか。行こうぜ」
―路地裏
マミ「……魔女の気配を感じたから来てみれば、まさか貴方がいるなんてね」
ほむら(佐倉杏子、やはり来ていたのね……)
杏子「チッ……、まさか、いきなり会っちまうなんてな……」
杏子「久しぶりじゃねえか、マミ。他の三人は知らねえが、一般人を巻き込んでんのかい?」
マミ「貴方には関係無いわ。それより佐倉さん…また、この辺りの縄張りを狙っているの?」
杏子「だったらどうした?」
マミ「……貴方のやり方、好きじゃないって言ってあったわよね?」
杏子「あたしだってアンタが使い魔まで狩るもんだから、迷惑してんだよ」
ほむら(さて、どうやって仲間に……え?なんか既にすごく険悪な状態?)
御坂「……誰よアイツ?悪いヤツなわけ?」
まどか「さ、さぁ……?」
ほむら(ここで巴マミと衝突するのは初めてね。美樹さやかが居ないのが原因?)
ほむら(そういえば、何故か今回は上条恭介の退院が早かった……。そのせいでこうなったの?)
杏子「ふん、やっぱりてめえとは合わねえ。決闘だ!」
マミ「いいわ。二度とここに来ようと思わないようにしてあげる」
―歩道橋の上
御坂「巴さん、私達は―」
マミ「貴方たちは手を出さないで。これは、私の彼女の問題でもあるの」
まどか「ほむらちゃん、私……!」
ほむら「ダメよ、何もしないで」
ほむら(あの時のようなことが起これば、ソウルジェムの秘密が漏れてしまう……。混乱を避けるためにも出来ればそれは回避したい)
杏子「お話は済んだかい?それじゃ、さっさと変身しな」
そう言って杏子が槍を構え、まだ制服姿のマミを見据える。するとその奥に―
杏子「!?」
イン「あ、キョーコ!また会ったね!」
上条「ん?佐倉さん……?って、うおっ!?なんだ、その物騒なモノは!?」
上条当麻と、インデックスが居た
杏子(見られたくないヤツに、見られたくないところを見られまったな……)
御坂「なんでまたアンタが出てくんのよ!?ただでさえ今わけわかんない状況なのに!」
上条「い、一体どうなってんだ!?」
マミ「御坂さんのお知り合い?……今から私と彼女が、決闘するのよ。危ないから下がっていて」
上条「……決闘だと!?おい、やめろ!そんな危ない物持ってたら―」
マミ「殺しはしないわ。向こうはどうかわからないけれど」
杏子「……ふん、あたしはヤる気だぞ?」
イン「キョウコ……」
杏子(そんな目で見るなよ……インデックス……)
上条「……あー、もう!何があったかは知らねえが、そんな事目の前で起きてるってのに止めずにいられるか……やめるんだ!」
そう言って上条が後ろからマミに詰め寄り、肩を掴む
パキーン
この場にいる中の三人―
御坂、インデックス、上条にとっては聞き慣れた、幻想殺しの発動音がする
瞬間、マミの体が糸の切れた操り人形のように崩れ落ちた
杏子「なっ……!?」
まどか「えっ……?」
ほむら「……!?」
御坂「……巴さん、どうしたの!?」
上条「お、おい!どうした、何があった?返事をしろ!?」
上条が慌ててマミの体を揺するが、マミは微動だにしない
全員があっけにとられていた中で最も行動が早いのは杏子だった
二人に駆け寄り、腕を伸ばしてマミの首を掴み持ち上げる
御坂「やめろ!巴さんに何を――」
杏子「どういう事だ、おい」
杏子「こいつ、死んでるじゃねえかよ」
上条「そ、そんな……!」
まどか「そんな……嘘、いやだよ……。マミさん!マミさん、返事をして!!」
ほむら(一体、何が起こっているの!?ソウルジェムはまだ巴マミの手の中にあるのに……)
イン「……とーま。今、右手が反応してたんだよ」
上条「そ、そういえば……」
ほむら「……右手って、一体何のこと?」
上条「……俺の右手には、超能力だとか魔術だとか……そう言ったモノを打ち消す力があるんだ」
QB「へぇ、そういうことだったのかい」
ほむら「お前……原因がわかるの?」
QB「キミ達には説明していなかったが、魔法少女の本体、魂はソウルジェムそのものなのさ。体は、遠隔操作で操っているにすぎない」
まどか「そ、そんな!」
杏子「なんだそれ、聞いてねえぞ……!」
QB「つまり……上条当麻、と言ったかな?キミのその右手が魂と体の間の通信を阻害してしまったから、こんな事が起こってるんだね」
上条「俺の……せいで……」
ほむら「……とにかく、どうしたら巴マミが治るのか教えなさい!」
QB「簡単さ。体もソウルジェムも何も問題は無い。ただ右手のせいで通信がうまくいっていないだけさ。だから―」
その時、キュゥべえの話を聞いていなかった御坂が飛び出し、マミにかけよる
御坂「今すぐ心臓マッサージをするわ!」
QB「―その右手が体から離れて少しすれば、勝手に戻るよ」
ほむら「え、それだけ?」
マミ「あ、あれ……私、今―」パチッ
御坂「ふんっ!」
バチィッ!!
マミ「なぁんっ!!!!!」ビクン!
―この騒動が収まったしばらく後
暗闇の中、キュゥべえが佇みひとりごちる
QB「暁美ほむらだけでなく、超能力といい、幻想殺しといい。不確定要素が多すぎるね」
QB「まったく、わけがわからないよ」
QB「この時間軸は」
もうダメ頭全く回らない後で読み返したら死にたくなりそう
マミさんは不遇でごめんね!あんこちゃんあんあん!
いったん終わりということで
週末とかの時間あるときに校正して書き溜めて立て直したい
最終話楽しみだけどループ終了しちゃったら……
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