当麻「はぁ・・・むぎちゃん・・・」(386)

当麻「むぎちゃん・・・」

青ピ「上条さんなんや元気ないですなぁ~どないしたん?」

当麻「何でもねぇよ・・・むぎちゃん・・・」

土御門「何でもないわけにゃーじゃないの。恋でもしたか?上やん」

当麻「恋・・・まぁそうかもな・・・」

吹寄「うわっ!きもっ!」

青髪ピアスって当麻の呼び方は上やん?

当麻「キモいとか言うなよ。はぁ・・・むぎちゃん・・・」

土御門「こりゃ相当重症ですにゃー」

青ピ「さっきからむぎちゃんむぎちゃん言うてますけど、むぎちゃんってもしかしてあのむぎちゃん?」

当麻「お、青髪お前むぎちゃんを知ってるのか!?」

青ピ「当たり前やがな。逆にこっちが驚きですわ。まさかカミやんがむぎちゃんを知ってるとは」

土御門「どのむぎちゃんかにゃー」

土御門(もしかして麦野のことか・・・?)ギラッ

青ピ「カミやんなら澪ちゃんか和ちゃんだと思っとったけど、まさかむぎちゃんとはねぇ」

当麻「可愛いだろむぎちゃん。ふわふわしてぽわぽわしてて・・・むふふ」

土御門「まっこと気持ち悪いのう~」

当麻「うるせーぞ土御門」

青ピ「きっかけはなんですの?」

当麻「夜中にテレビ見てたら・・・出会っちまったんだよ、天使に・・・」

土御門(天使だと・・・?)ギラッ

当麻「むぎちゃんみたいな子と付き合いたいわー」

青ピ「おらんおらん」

当麻「この広い世の中、どこかにきっと・・・」

青ピ「というか、普通は三次元なんてーってなるんですけど?」

土御門(三次元?次元?能力か?)ギラッ

当麻「俺はアニオタじゃないからな。むぎちゃんが好きなわけよ」

青ピ「ふーん」

当麻「あああああ!!!むぎちゃああああんん!!」

吹寄「うるさいぞ貴様ぁっ!!」

―翌日―
青ピ「カミやーん、エエもんあげるわー」

当麻「んー?・・・ってうわあぁぁぁっ!!」

土御門「いきなり叫んでどうしたんだぎゃ?」

当麻「むぎちゃんのキャラソンにフィギュア、Tシャツにファイル、下敷き!むぎちゃんグッズだらけじゃないですかぁっ!」

土御門「これが・・・むぎちゃん?アニメのキャラクターかにゃ?」

青ピ「だから昨日からそう言ってるやないの」

当麻「うおおお!青髪まじでありがとうな!!」

吹寄「貴様ら!昨日からうるさいぞ!」

当麻「幸せだ・・・今この瞬間だけは幸せだ・・・」

土御門「・・・」

青ピ「土御門はんBD貸します?」

土御門「え、遠慮しとくにゃー」

当麻「ばっか!見てみろよ!むぎちゃん可愛いからよ!」

青ピ「そこは『けいおん!面白いからよ』って言いなはれや~」

ガラガラ

小萌「はーい授業始めますよー席に着いてくださーい」

小萌「・・・上条ちゃん、机の上のそれは何ですか?」

当麻「すんませーん。今片付けまーす。むぎちゃんまた後でな!」ゴソゴソ

小萌「ダメでーす。学校に関係ない物は禁止されてまーす。全部没収しまーす」

当麻「えっ・・・いやっ、あの!ちょっと!あああああ不幸だあああああ!!」

―放課後・校門前―
当麻「ふぅ・・・なんとか返してもらえた」

青ピ「良かったなぁ」

土御門「代わりに宿題どっさり出されちゃって大変やのー」

当麻「むぎちゃんのためなら!」

土御門「にゃはは・・・」

青ピ「さて、行きましょか」

土御門「行くって?」

青ピ「そらもちろんメイトやがな」

当麻「おぉ!早く行こうぜ!」

「ん?あれは・・・」

当麻「何買おうかな~」

土御門「まっこと気持ち悪いのう~」

「おーい!」

当麻「んあ?」

当麻「げっ!ビリビリ」

美琴「ビリビリ言うな!何してんのよ」

青ピ「前にいきなりカミやんに抱きついて来た女の子やんか」

当麻「悪いなビリビリ、今日は忙しいんだ。じゃあな」

土御門「アニメショップに行くだけのくせによく言うにゃー」

美琴「アニメショップ?」

当麻「土御門余計なこと言うな馬鹿っ!」

美琴「・・・ねぇ、私もついていっていいかしら?探してたのがあるかもしれないし」

当麻「え~」

美琴「ほらほら行くわよ、案内しなさい」

黒子「お姉さま・・・」

土御門「急に賑やかになったのう」

青ピ「こない可愛いお嬢さん方と知り合いのカミやんがうらやましいわぁ~」

―店内―
当麻「まずはBDだな」

青ピ「全巻一気にいくんかい!」

当麻「あぁ、俺が見始めたのは途中からだったからな。一期と二期の最初は見てないんだ」

土御門「金持ちじゃのう」

当麻「今月と来月は水で過ごす!」

黒子「馬鹿ですわね・・・」

美琴「ふーん、このアニメが好きなんだ」

当麻「あぁ。むぎちゃん可愛いだろ?」

美琴「どの子よ」

当麻「あ?一番可愛い子だよ」

美琴「わかんないわよ!」

当麻「髪が長くてふわふわしてて少し眉毛の太い――」

美琴「あぁ、はいはいこの子か。イマイチじゃない?」

当麻「はああぁぁぁ!?」

美琴「私はこのツインテールの子かなー」

黒子(ツインテール・・・私もツインテール・・・お姉さまはなんだかんだ言っても黒子のことを!!)

黒子「お姉さまぁぁぁっっ!!」

美琴「おらあぁぁ!!」

ドグッシャア!

当麻「次はフィギュアだな」

土御門「フィギュアなら青髪から貰ってたなかったか?」

当麻「一体だけだろ」

土御門「?」

青ピ「いろんなのがあるんや、カミやんは全部集めたいんや」

土御門「理解できんにゃ」

美琴「私も髪伸ばしてみようかな・・・」ボソッ

黒子「お姉さま・・・」

打ち止め「アナタはどうしてけいおんの1巻だけ何個も持ってるの、ってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「よく聞けよォ……この一巻には、園児時代の唯が出てくるんだよォォォォォオ!」

当麻「買った買ったー。さて帰るかー」

青ピ「なぁカミやん」

当麻「ん?」

青ピ「カミやんはむぎちゃんみたいな子と付き合いたいのやろ?」

当麻「そうだけど?もしかしてそんな子がいるのか!?いるなら是非紹介してくれ!!」

青ピ「おるやん目の前に」

当麻「へ?」

青ピ「だからほら」

美琴(ナイス!青い髪の人!)

美琴「わ、私ですかぁ~?照れちゃうな~あははは~」

黒子「お姉さま・・・」

当麻「冗談もほどほどにしておけよ青髪・・・」ワナワナ

当麻「どこをどう見たらビリビリがむぎちゃんになるんだよ!むぎちゃんはもっとおしとやかで優しいでしょ!」

美琴「・・・」ガーン

黒子(へーっへっへっ!お姉さまには申し訳ないですがこれは最高の展開になりましたの!)

青ピ「せやのうて、その隣の」

黒子「へ?私でございますか?」

青ピ「そや、常盤台で口調はちぃとばかしちゃうけど、語尾が『ですの』でもろにお嬢様やん。髪もツインテにしとるけどふわふわやがな。それにしばらくみとったけど基本大人しいやん」

当麻「・・・まぁ、たしかに。・・・おい白井、ちょっと髪解いてみろよ」

黒子「はぁ!?」

黒子「嫌ですの」

当麻「おい」

黒子「私があなたの好きなアニメキャラクターのイメージと重なったらどうしますの?」

当麻「そりゃ付き合うだろが」

美琴「やめてよ・・・」

黒子「絶対にお断りですの。誰が貴方のような類人猿と」

当麻「そんな・・・」

青ピ「あはは、フラれちゃったねぇ」

当麻「いいよもう。もっとむぎちゃんそっくりな子がどこかにいるはずだよ・・・」

当麻「『はい、当麻さん。お茶どうぞ』って微笑みながら優しく俺にお茶をいれてくれる女の子・・・むぎちゃん・・・」

黒子「相当病んでますわね・・・」

当麻「うるせぇ!」

当麻「さて、今日はもう解散しようぜ。早く帰ってBD見たいしよ」

土御門「そうじゃのう」

青ピ「ほなさいなら」

当麻「また明日なー」

美琴「・・・ぐすっ」

黒子「お姉さま、わたくしたちも帰りますわよ」

美琴「もうやだぁ・・・ぐすっ」

黒子「あらら」

当麻「ただいまー」

・・・シーン

当麻「っと、インデックスはロンドンに帰ってるんだった」

スフィンクス「ミャア~」トタトタ

当麻「お、スフィンクス。お前も一緒にけいおん!見るか?むぎちゃん可愛いぞ~」

スフィンクス「ふぁぁ?」

当麻「では、第一話から!」

―翌日―
当麻「ふぁあぁあぁ」

土御門「大きなあくびじゃのう」

当麻「昨日徹夜でけいおん見てたからなー」

姫神「気持ち悪いの・・・」

当麻「うるせぇぞ」

青ピ「どっぷりやなー」

当麻「えぇ」

青ピ「今日はもっとエエもん持ってきたで~」

当麻「なんだなんだ?」

青ピ「これや!」

当麻「これは・・・なんだ?」

青ピ「同人誌やがな」

当麻「同人誌?」

土御門「おうおう、これはこれは・・・にゃはは」

当麻「・・・」

青ピ「どやっ?」

当麻「・・・」

青ピ「カミやん?」

当麻「馬鹿野郎!」

ドゴォッン

青ピ「へぶしっ!!」

当麻「ふー!ふー!」

青ピ「な、なにするんや!」

当麻「なんでむぎちゃんが変な男にヤられてんだよ!むぎちゃんと結ばれるのは俺だけだろ!」

青ピ「えええー・・・」

当麻「むぎちゃんを性的な対象として見るんじゃねぇ!!わかったな!!」

姫神「気持ち悪いの・・・」

土御門「なぁカミやん今日の放課後ちょっといいかにゃ?」

当麻「また面倒事か?絶対にお断りだからな。早く帰ってアニメを――」

土御門「違う違う。むぎちゃんみたいな子を紹介してやろうってのよー」

当麻「なにぃっ!?」

当麻「行くよ!行く行く!」

土御門「まったく食い付きよすぎだにゃー」

土御門「おしとやかでお茶を煎れてくれるような子、だっにゃ?」

当麻「そう!」

土御門「さらにナイスバディーのおまけ付きだにゃ」

当麻「うおっしゃー!」

土御門「きっとカミやんも喜んでくれるにゃー」

上条「この子がムギちゃんに似てる美少女だって?」

土御門「ああ、そうだにゃー」

上条「ふ~む・・・、確かに小さくて大人しい可愛い子だが・・・」

土御門「省帆、前髪上げてみぃ」

重福「こう?」パサッ

上条「ふ・・・、ふつくしい・・・・」

土御門「どうだ、上やん。この子ならお前の理想の女の子やろ?」

上条「お、お嬢さん、俺上条当麻っていいます!よかったら俺と付き合ってくれませんか!?」

重福「ごめんなさい」

土御門「上やん、ドンマイぜよ・・・」

上条「な、なんでだ・・・。ハッ、もしかして他に好きな奴でもいるんですか!?」

重福「・・・・・・・・・・・・」コクリ

土御門(こいつはノーチェックだったぜ・・・。上やん、すまんぜよ・・・)

上条「あの、失礼ですがその相手っていうのは・・・、その、女の子だったり・・・?」

重福「・・・・・///」コクリ

土御門(な、なんだと!?変態だったのかこいつ!?)

上条「おい、土御門。ちょっと」クイクイ

上条は小声で土御門を呼び、重福の見えない位置に来るよう親指で合図する

土御門(あー、上やん怒っとる・・・)

上条「グッジョブだ!でかしたぞ!土御門!」

土御門「へ・・・?」

上条「まさか百合属性であそこまでムギちゃん似の天使がこの世にいるとは・・・。さすが土御門だぜ」

土御門「そ、それは何よりなんだにゃー」

土御門「でも上やん、いいのか?彼女、女の子を好きなんじゃ上やんが彼女にすることができんぜよ」

上条「ああ、そうだな。だがな、土御門、俺は今まで数々の幻想を打ち破ってきたきた男だ・・・」

土御門「ああ、そうだな」

上条「まずは彼女が好きな女の子より自分を磨いて、そして彼女がその子に抱いている幻想をぶち殺す!っていうかその子をぶっ飛ばす!」

土御門「だ、ダメダメやないか上やん!不覚にも感動しかけた自分が恥ずかしいぜよ」

上条「とにかくだ、俺は今のままじゃあの子にふさわしい男にはなれない。協力してくれるな、土御門」

土御門(まあ、舞夏に手を出される心配が無くなるわけだし、協力してもいいかにゃー・・・)

土御門「わかった。俺のコーチは厳しいぞ、ついて来れるか上やん?」キリッ

上条「望むところだ!」

こうして上条と土御門の特訓が始まった

白井「なるほど~、あれが類人猿に紹介された女性ですの・・・、って、あれは重福省帆!?」

美琴「バカッ、声が大きいわよ黒子!」

上条と土御門、そして重福の三人が放課後に会っていた頃、美琴達は物陰からその様子を伺っているのであった

重福「ごめんなさい」

美琴「プ、あいつ断わられてるし」クスクス

白井「・・・嬉しそうですわね、お姉さま」ジローッ

美琴「そ、そんなことないわよ!でも、重福さんだっけ?彼女、前回の件もあるし、あんな奴と付き合わない方が良かったのよ」

白井「確かに・・・。あ、殿方達が物陰に行くようですわ!」

美琴「何か内緒話するつもりね・・・。バカね、レベル5にはどんな内緒話も無意味なのよ」

白井「私にも聞かせて下さいまし、お姉さま」

美琴は指向性マイクを使い上条達の声を拾い上げていた

上条『まさか百合属性であそこまでムギちゃん似の天使がこの世にいるとは・・・。さすが土御門だぜ』

白井「あらあら。断わられたっていうのにあの殿方、どうやら重福さんを気に入ってしまわれたみたいですわね」

美琴「クッ・・・、何がムギちゃんよ・・・シネ!!」

白井「お姉さま、あまり興奮なさらないで。ほら、まだ何か言ってますわよ?」

上条『とにかくだ、俺は今のままじゃあの子にふさわしい男にはなれない。協力してくれるな、土御門』

白井「まあまあ、相手にされなかったものだから今度は自分磨きですか。ご立派、と言いたいところですが・・・。ねえ、お姉さま?って、お姉さま?」

美琴「いいじゃない、だったら私だってなってやろうじゃない!そのムギって女の子に!」

白井「お、お姉さま!?お気を確かに!」

美琴「黒子!メイトに行くわよ!あのバカに目に物見せてやるんだから!」

白井「はぁ・・・、仕方ありませんわね」

上条と土御門は修行のためにある場所を目指していた

土御門「いいか上やん。上やんには決定的に欠けているものがある!それは能力ぜよ!この学園都市においてレベル0ってのは落伍者同然、まさにゴミぜよ!」

上条「そこまで言うなよ・・・、悲しくなるだろ・・・」

土御門「だが、そんな上やんでも身に付けられる能力があるからそれを修行しに行くんぜよ」

上条「な・・・、本当か土御門!?」

土御門「ああ。しかもその能力は重福さんに好かれるかもしれないという可能性を秘めた、実益も兼ねた能力ぜよ」

上条「お前って奴は・・・。で、その能力はどんな物なんだ」

土御門「サイコキネシスの上位互換、とでも言うのかにゃー?その名をロサ・キネンシスという」

上条「おお、凄そうじゃないか」

土御門「上やんはまだ初心者だから、最初はロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スールってとこからかにゃー」

上条「おお・・・、なんだかよくわからないが期待が高まるぜ!」

そうこうしているうちに二人はカエル顔の医師の病院へと到着した

回帰こめるかな?a

冥土帰し「彼が君の話していた被験体かね?」

土御門「ああ、そうぜよ。アレイスターからも話はいっていると思うが、くれぐれもよろしく頼む」キリッ

冥土返し「うん、まあやってみるよ。けど・・・、う~ん・・・。上条君、君もつくづく数奇な運命の人間なんだねえ・・・」

上条「あんたか。今回は怪我じゃないんだけどよろしく頼むよ」

冥土返し「うん、任せておいてくれたまえ。しかしいいのかい?これ、やっちゃったら取り返しは付かないよ?」

上条「俺の理想の実現のためです!よろしくお願いします!」キリッ

数時間後、上条は性別を女性へと変えられ手術室を出た

上条「おい、土御門!これはどういうことだよ!」

上条は土御門に詰め寄った

土御門「焦るんじゃいにゃー、上やん」

上条「聞いてないぞ!まさか性転換されるなんて・・・。しかもこれ、あそこを切ったとかそういうレベルじゃなく、遺伝子や染色体レベルで女になってるっていうじゃないか!?」

土御門「さすがは学園都市ってとこだにゃー」ウンウン

したり顔で一人頷いく土御門

上条「いや、待てよ。冷静に考えてこれはありえないだろ。とりあえず自分にイマジンブレイカアアアアア!」

上条は自分の体を右手で触った
しかし何も起きなかった

土御門「ま、まあとにかくだ。鏡で詳しく見てもらえればわかるが、外見は若干幼く処置してある」

上条「なんでまた?」

土御門「それはお前がその外見で、ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スールとなるべく常盤台中学に潜入するからだにゃー!」

上条「こ、この俺が、常盤台に!?でもあそこはいくら女になったからといって大能力者クラスじゃないと編入はできないんじゃ・・・?」

土御門「それはこっちのつてでなんとでもなる。上やん、あの子に気に入られる理想の人間になるんだろ?」

上条「そ、そうだな。ああ、わかった。俺はやるぜ!」

土御門「上条当麻じゃ不自然だから、これからはこう名乗るといいにゃー」

こうして新たな名前を手にし、ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スールとなるべく常盤台へと上嬢は潜入するのであった

美琴「なるほどね、これがうんたんなのか・・・。へえ、ムギって子、お金持ちなのにそれを傘に着ることないいい子なんじゃないの・・・」

白井「お姉さま、アニメに夢中になるのは結構ですが、少し気になる情報がありますの」

美琴「何よく黒子?どうせ佐天さんがお腹壊したとかそういうのでしょ」

白井「なんという・・・・。実はですね、明日この学園に転入生が来ますのよ」

美琴「ふーん、それで?」

白井「それが、どうもきな臭いんですのよ?」

美琴「何がよ?確かに転入生が来る時期には外れてるけど、転入生ってだけじゃおかしくもなんともないんだけど」

白井「これは初春からの情報なんですが、どうも統括理事会のごり押しで入ってくるみたいなんですの」

美琴「統括理事会きっての秘蔵っ子ってわけね・・・。へえ、面白いじゃない。その子レベルはいくつなのかしら?」

白井「くれぐれも変なことは考えないで下さいましね、お姉さま?」

美琴「しゃらんらしゃらんら~☆」

美琴は我関せずといった様子でアニメのキャラの真似をした

美琴「で、その子の名前は?」

白井は躊躇いつつも口を開いた

白井「上嬢さん・・・ですの」

婚后「あ~ら、あなたが新しい一年の転入生ですの?」

上嬢「は、初めまして・・・」

転入早々厄介な生徒に目を付けられたものだと上嬢は己の不運を呪った

婚后「私の名前は婚后光子。常盤台がおけるレベル4、能力は空力使いですわ。よろしくね、上嬢さん」

そういうとそのお嬢様は豪奢な扇子を広げ高笑いした

上嬢(さすがお嬢様学校。女の子が一味も二味も違う・・・)

婚后「ところで上嬢さん。貴方にはもうお姉さまはいらっしゃって?」

上嬢「いえ、まだですが」

婚后「あら、それはいけませんわね。この学校では下級生は上級生と姉妹の契りを交わして指導されるのが習わしなの。知っていて?」

上嬢「はあ、多少は知っています・・・」

婚后「あらそうなの、だったら話が早いわ。上嬢さん、貴方私の妹におなりなさい」

上嬢「いぃ!?俺がですか?」

婚后「俺・・・?外部の生徒は言葉遣いも粗野なんですのね」

そういうと婚后光子は眉をしかめた

上嬢「あ、あはは、すみません。でもなんでまた私なんかを妹に?」

婚后(話題の転入生を妹にすれば私の注目度も上がるから・・・、なんて言えませんわ!どうしようかしら・・・)

婚后「私も外部からの転入生でしたのよ。二学期からの転入だったからまだ妹もいませんし、なにより同じ境遇で右往左往している貴方を放っておけませんの」

そういうとそのお嬢様は再び扇子を広げ胸を張った

婚后「この婚后光子が貴方を妹にすると言っているのよ!光栄に思いなさい!」

上嬢(この子、俺が深く思い悩まないようにわざとこんな高飛車な振る舞いを・・・。いい子なんだな、この子)

上嬢「とりあえずその姉妹の仕組みっていうのを教えてもらえませんか?」

婚后「ええ、よくってよ」

とりあえず夜も遅いので一旦寝ます
明日は外出するので夕方辺りからの投下となります
ではおやすみなさい

―放課後―

当麻「どんな子なのかな~」

土御門「ここぜよ」

当麻「ちゃ、茶室?」

土御門「もう準備もしてると思うずら」

ガラッ

当麻「お、おまえはっ!」

当麻「お、おまえはっ!」

当麻「・・・なんだ神裂じゃねーかよ。おい、むぎちゃんはどこだよ」

神裂「・・・」

土御門「何を言ってるんだカミやん。ねーちんが君のご所望の女性だにゃー」

当麻「・・・はい?」

土御門「ねーちんを見てみろ、今日は和服だにゃ」

当麻「はぁ・・・」

土御門「おしとやかだろー?」

当麻「まぁ・・・」

土御門「髪も下ろさせたよ」

当麻「はぁ・・・」

土御門「んでねーちんにはこれからお茶を点ててもらうにゃー」

当麻「・・・」

当麻「あのー土御門さん、むぎちゃんがいれるお茶って紅茶なんですけどー・・・」

土御門「ありゃ?」

神裂「と、と当麻さん!お茶にしましょうか」

当麻「・・・当麻さん?いつもは上条当麻ってフルネーム呼びだろお前」

土御門「カミやんが『当麻さん』って呼ばれたいって言ったんじゃにゃーの」

当麻「いや、たしかに言ったよ。言いましたけど・・・」

当麻「普段の神裂を知っているだけにギャグにしか見えない」

神裂「酷いです・・・上条当麻・・・うぅ」

土御門「ねーちん、当麻さんだろ?」

神裂「と、当麻さん酷いです」

当麻「ごめんごめん(正直、帰りたいんですが・・・)」

土御門「とりあえずお茶とお菓子をご馳走になるぜよ」

当麻「あぁ、わかった・・・って和菓子かよ!ここはやっぱりケーキだろうがよおおお!」

ガチャッ

当麻「はぁ・・・疲れた・・・」

当麻「土御門は何にもわかっちゃいねー」

当麻「さてけいおん、けいおんっと」ピッ

当麻「あぁ・・・むぎちゃん・・・」

―翌日―
当麻「むぎちゃん・・・はぁ・・・」

青ピ「昨日はどうやったん?」

当麻「聞かないでください・・・」

青ピ「アカンかったんかい」

土御門「まったくワガママな男の子ですよこの子は」

当麻「うるせー!昨日のは誰が見てもむぎちゃんじゃねーだろ!」

青ピ「はは・・・一体どんな子だったんやろ」

土御門「おう、写メ撮ってあるぜよ」

青ピ「ほぅ、どれどれ・・・うわっ!むっちゃレベルたかっ!カミやん、アンタアホやな~」

当麻「うるへー、俺はむぎちゃんみたいな子じゃなきゃダメなんだ!」

当麻「むぎちゃんむぎちゃんむぎちゃん・・・ブツブツ」

姫神「おかしくなる一歩手前なの」

吹寄「いや、もうおかしくなってるでしょあれは」

青ピ「はよカミやんが満足できる子を見つけんと彼の精神がホンマに崩壊するで・・・」

土御門「事態は一刻を争うにゃー」

当麻「むぎちゃんむぎちゃん・・・あははっ、お茶美味しいよむぎちゃん。ケーキはそうだなーバナナケーキにしようかな」ブツブツ

つかなんで本物が失踪したと思ったんだよ

                      /                   `丶、
                      /        /   `丶、      ヽ
                 , ′  /     /          \   ヽ.  .   ┏┓        ┏┓  ┏┳┓┏┓
                   /    /     /  }、   丶 、     ヽ  .    ┏┛┗┓  ┏━┛┗━┫┃┃┃┃
                ′       /   / \   \\    ヘ  i     ┗┓┏┛┏╋━┓┏━┻┻┛┃┃
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                  }  , ri     i 〃__ノ:::i      Vソ 〃:  iト 、
                    j  /八i     i 爪::ゞ゚:::j      、、 .′: : i|  \
       -‐==≡ニ二≦彡'         i | ` 、、、     '   i : : : ∥  ))
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    {{        . . :´: : : :    / ∧  i i 、   {  ノ  /i : : : 八 {{       ハ_j 「
         . . :´: : : :       / //'ヘ   i、`       ..イ 人 : : :   \`ヽ    ____/ ノ} {
     . . :´ : : : :   / /   / /.:i.:.:::ヘ. ヽ\  /i::「:::.:.:.j/  丶、 : :   \  /:.:「/ / ノ
   〃 . : : : :  / / . :  /ィ:.:.:i.:.:.:.::ヘ. ヽ Vヘ|:::\j::.:`ヽ     丶、: : .  X.::.:.:.::|{  /
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上条×麦のんもっと増えないかなぁ
これしか知らないや
http://horahorazoon.blog134.fc2.com/blog-entry-636.html

>>238
需要ねえよ
それよりも上条×絹旗を…

そういえば上フレって見たことない

>>244
フレ「どっちを」
ンダ「ご指名でしょうか?」

りっちゃんがうんこなんてするわけねえだろ

>>255
今おれの腹の上でしてるけど?

土御門「ほら、授業終わったぜ」

青ピ「帰りますよー」

当麻「・・・」

青ピ「しゃーないなー、メイト行こうや」

当麻「お金ない・・・」

青ピ「なんか買ったるから」

当麻「えっ、いいの?」

青ピ「おう。そのかわりシャキッとせいシャキッと」

当麻「あ、ありがとう青髪・・・」ウルウル

土御門(まっこと気持ち悪いのう)

美琴「あ、来たわね」

当麻「ビリビリか、待ち伏せしてどうした?」

美琴「待ち伏せなんかしてないわよ。たまたま遠くから見かけただけなんだから」

当麻「へいへい。で?」

美琴「アンタ今日暇?」

当麻「暇じゃない。今からむぎちゃんグッズ買いに行くんだわ」

青ピ「お嬢さん達、一緒に行きましょか?」

黒子「私はえんりy――」

美琴「行きます!黒子あんたも行くわよ」

黒子「はいはい・・・」

ぞろぞろ

美琴「ところでさ」

当麻「あん?」

美琴「私、最近紅茶にハマってるのよねー」

美琴(さぁ!食いついてきなさいよ!)チラッ

当麻「あっそー」

美琴「なっ・・・」

美琴「あっそーってそれだけ?」

当麻「あぁ、まぁな」

黒子「ぷーっ、クスクス」

美琴「・・・」

青ピ「俺、美琴ちゃんが入れた紅茶飲んでみたいなぁ」

美琴「すみません。紅茶が飲みたいならお店に行ってください」

青ピ「あ、はい・・・」

こうやって読むと御琴が一途でかわいいけど
リアルだとかなりウザイな

>>268
禁書目録
美琴「レベル0のクセに!レベル0のクセに!!」

超電磁砲
美琴「レベル0だっていいじゃない!!!」

「あらー?」

黒子「げ、この声はー」

婚后「どうも白井さん」

黒子「婚后光子・・・」

婚后「御坂さんも一緒なのね」

黒子「どうしてあなたがこんなところに・・・」

婚后「わたくし、今日はエカテリーナちゃんのお洋服を見に来ましたの」

青ピ「またキャラの濃い子が出てきおったでー」

黒子「ささ、みなさんこの人はほっといてメイトに行きましょうですの」

婚后「ちょっとちょっと!」

黒子「なんですの」

婚后「わ、私もお供してあげてもよろしくてよ!」

黒子「けっこうですの」

婚后「あっ・・・」

青ピ「黒子ちゃん、あんまり意地悪したら可哀想やで。ささっお嬢さんも一緒に行きましょー」

婚后「仕方ないですわね!さぁ参りましょう!」

土御門「さらに騒がしくなったにゃー」

当麻「あぁっ!むぎちゃんっ!来たよ!」

店員(うわっ、また来たよアイツら・・・)

婚后「まぁっ!なんですのここは!?」

青ピ「アニメとか漫画のモン置いとる店や」

婚后「わたくし、こういうお店は初めてでしてよ」

青ピ「へー。漫画とか読まへんの?」

婚后「そうですわね」

当麻「このけいおん!っての面白いぜ」

婚后「そうなんでございますか?ではこちらの漫画を購入しますわっ!」

黒子「勧誘が始まりましたの・・・」

美琴「私には勧めなかったのに・・・」

婚后「わたくし、自分で漫画を買うのが夢でしたのよ。おほほっ」

当麻「えっ?」

当麻「お、おい!今なんて!?」

婚后「はい?」

当麻「今喋った台詞をもう一度!」

婚后「ですから自ら書店に足を運び漫画というものを買うのが初めてだと・・・」

当麻「ちっがーう!さっきの台詞そっくりそのままで!」

婚后「白井さん、この方はなんですの?頭が少しおかしいのでしょうか?」

黒子「そうです。おかしいんです」

当麻「さぁっ!早くっ!」

婚后「漫画を買うのが夢だったんですー」

当麻「むぎちゃんきたああああ!!」

当麻「婚后さん・・・?是非!俺と!お付き合いを!」

美琴「な、ななななな!」

黒子(類人猿んんん?)

青ピ「えええー!」

土御門「面白くなってきたですたい」

婚后「あ、あの・・・///」

黒子(まんざらでもないんかい!)

美琴「ちょ、ちょっとアンタァ!何馬鹿なコト言い出してんのよ!」

当麻「ビリビリお前には関係ない!」

婚后「ど、どうしましょう・・・///」

婚后「わ、わたし男性から告白されたのが初めてなのでどうしたらいいのか・・・」

青ピ「『私、一度告白ってされてみたかったのー』って言ってあげて」

婚后「私、一度告白ってされてみたかったのー」

当麻「た、たまらんっ!」

当麻「あ、あのっ!お茶と言えば?」

婚后「お茶ですか?午後のティータイムには紅茶を飲みますわね」

当麻「うおおー!」

黒子「婚后さんはペットも飼っていますの」

当麻「ペ、ペット?まさか・・・」

婚后「えぇ、ニシキヘビのエカテリーナちゃんですわ」

当麻「お、惜しいいいい!でも良い!」

美琴「いいんかい!」

婚后「やはりいきなりお付き合いとかはちょっと・・・」

美琴(よしっ!てか当たり前よ!)

黒子(ちぃっ!)

当麻「な、ならとりあえずお友達からでも!今度一緒にどこかに!」


青髪「積極的やなぁ~」

婚后「ま、まぁそれならよろしくてよ」

当麻「やったぁ!」

―数日後―
当麻「お、メールだ」

土御門「最近、暇さえあれば携帯弄っとるな。カミやんは」

青ピ「こないだのあの女の子とメールしてまんねや」

土御門「ってことはいい感じなのかにゃ?」

青ピ「そらもう」

当麻「今は休み時間です。っと」カチカチ

土御門「あの婚后ってじょーちゃん、むぎちゃんにはあまり似てないと思うんだけどなぁ」

青ピ「まぁまぁ、本人がいいって言ってるんやから」

当麻「お前ら聞いてくれよーあははっ」

土御門「何じゃー」

当麻「昨日光子と駄菓子屋に行ったんだよ」

土御門「駄菓子屋?」

当麻「あぁ、で駄菓子なんか食べたことないってさ、目を輝かせながら食べるんだよー。可愛かったなー」

土御門「何じゃそんなことかい」

当麻「は?」

青ピ「つっちつっちー、けいおん!!で同じシチュの場面が出てくるんや。むぎちゃんが律ちゃんと駄菓子屋行くんよ」

土御門「ふーん」

当麻「いやぁー楽しかったよー」

土御門「・・・ところでカミやん、インデックスはどうするんぜよ」

当麻「インデックス?あぁ、そろそろイギリスから帰ってくる頃だなー」

当麻「・・・インデックスには出ていってもらうしかねーな。彼女が居るのに他の女の子と同居はマズイよな」

土御門「おいおい・・・ステイルに殺されるぞカミやん。あの子を守るって決めたんじゃないのか?」

当麻「守るよ?ただ普段の生活は別でもいいだろ」

土御門「・・・」

当麻「小萌先生かステイルに任せればいいだろ。ステイルなんかインデックスのこと好きだしなんだかんだで喜ぶだろ」

土御門「おいおい・・・」

青ピ「というか婚后ちゃんはもうカミやんの彼女になったのーかい?」

当麻「まぁーだいたい彼女かな」

青ピ「なんじゃそら」

当麻「インデックスが帰ってくる前に光子を俺の部屋に呼ぶ!そして決める!」

青ピ「頑張りなはれや!」

吹寄「男ってホントやることしか頭にないのね」

姫神「最悪なの・・・」

当麻「ここが俺のマンションです」

婚后「へぇ~、随分と大きいですわね」

当麻「そ、そうかな?」

婚后「で、当麻さんの部屋は何部屋くらいあるのですか?」

当麻「はい?」

婚后「この建物のうち、当麻さんが使ってるのは部屋の数は幾つなのですかと」

当麻「一つだけだよ」

婚后「そうなんですか、私てっきり1人で2部屋、3部屋と使用しているのかと」

当麻(ちょっと普通とは感覚がズレてるあたりがむぎちゃんッッ!たまらん!)

当麻「と、とりあえず俺の部屋行こうか?」

婚后「は、はい・・・」

ガチャン

当麻「さぁどうぞ」

婚后「失礼します・・・」

婚后「意外と・・・狭いのですね」

当麻「そう?」

当麻「てか常磐台の寮だってそんなに広くなかったようなー」

婚后「まぁあれは寮ですからね。しかし、マンションという一つの独立した家としてこれは・・・」

当麻「あはは、ごめんねー」

婚后「ところで当麻さんは常磐台の寮に入ったことがあるんですか?」

当麻「あ、いやないない。ないですよー」

当麻「とりあえずお茶いれるよ」

婚后「あ、私がやりますわ」

当麻「いいっていいって。光子ちゃんはお客さんなんだから」

婚后「でも私・・・男の人にお茶いれてあげてみたかったの・・・///」

当麻「もえもえ~キュンッ!」

婚后「紅茶ですわ。それから来る途中に買ってきたケーキです」

当麻「あわわ。夢か夢なのかこれは・・・」

婚后「夢じゃないですよ、食べましょう。ふふっ」

当麻「うん」

当麻(あぁ幸せだ・・・もう死んでもいい・・・)

当麻(ってダメじゃねーかよ。この後にやらなきゃいけないことがある!!)

当麻「ごちそうさま」

婚后「ごちそうさまでした」

当麻「さ、さてと・・・」チラッチラッ

婚后「わ、私カップとお皿洗いますわね!」

当麻「あ、あ、うん・・・悪いね」

婚后「いえ・・・」

当麻(さて、ここからどう持っていけば……)

婚后「洗い物終わりました」

当麻「ありがとー」

当麻「さて・・・」

当麻「けいおん!見ようぜ!」

婚后「そう・・・ですね」

当麻「光子ちゃんはけいおん!の中で誰が好きなの?」

婚后「私は・・・紬さんですわね」

当麻「やっぱりむぎちゃんですよねー」

婚后「えぇ。とっても可愛らしいですわ」

当麻「あぁ。てかさ、光子ちゃんってむぎちゃんに似てるよね」

婚后「私が紬さんにですか?」

当麻「うん。お金持ちでちょっと一般と感覚がズレてるとことか」

婚后「そうですか?」

当麻「あと、その・・・可愛いとことかも・・・ね」

婚后「えっ・・///」

美琴「なんなのよこれは・・・」

美琴「黒子に隠しカメラと盗聴機セットしてもらっておいて正解だったわ」

美琴「間違いが起こる前に何とかしないと!」

黒子「お姉さま、もう無理ですわ。これは完全に恋人の雰囲気ですの」

美琴「うるさいうるさい!」

美琴「よーっし!いくわよおおお!」ギリギリ

黒子「お姉さま!おやめになってください!」

美琴「大丈夫よ、加減はするから。ただちょっと外壁に穴は開いちゃうかもね。フフフ・・・」

黒子「どなたか~」

黒子「お姉さま捕まってしまいます!」

美琴「別にいいわよ!とにかく止めなきゃ!」

黒子「あの類人猿に嫌われてしまいますの!」

美琴「!!!うっ・・・それは・・・」

黒子「ここは停電させるだけで我慢を」

美琴「な、なるほど。それじゃ」バチッ

当麻「光子ちゃん・・・」

婚后「当麻さん・・・」

近づく2人の顔、唇

当麻「・・・ふーっ!ふーっ!」

バチッ

当麻「あ、あれ?」

婚后「電気が・・・」

当麻「停電かな?」

シャッ

婚后「この辺り一帯が停電したようですね」

当麻「そうみたいだね」

婚后「何かあったのでしょうか」

当麻「原因はビリビリだったりしてー、あははー」

当麻(くそー!いいとこだったのにどうすんだよ!)

美琴「大成功のようね」

黒子「ですが部屋が暗くなってしまったせいでカメラは見えませんの」

黒子「今2人に何か起きたら・・・」

美琴「電気!電気つけなおすわよ!」

パチッ

婚后「暗いのは少し苦手です」ギュッ

当麻(うおおー!)

当麻「大丈夫だよ。とりあえず座ろうか?」

婚后「はい」

当麻(よし!)

当麻「うわー!滑ったー」

ドサッ

ベッドに倒れ込む2人

婚后「と、当麻さん!?」

当麻「光子ちゃん・・・」

パパッ

婚后「で、電気が付きましたわ!」

当麻(だぁー!なんだこの最高に空気を読まない停電は!)

美琴「よし、電気付いた・・・って、ベッドー!!ベッドで何かしようとしてるー!」

黒子「あ、離れましたわ」

美琴「危なかったー」

ピンポーン

当麻(誰だよ!)

ピンポーン

婚后「どなたか来たようですが」

当麻「きっとセールスだよ。ほっておこう」

ドンドンドンッ!

ピンポーン!

「とうまー!とうまー!」

当麻(げっ!この声はインデックス!)

婚后「当麻さんの名前を呼んでますわ」

当麻「そうみたいだね、ちょっと見てくるよ」

ガチャ

インデックス「とうまー!遅いよ!」

当麻「インデックス、腹減ってないか?金渡すからファミレス行ってこいよ」

インデックス「帰ってくる前にステイルが夕食奢ってくれたから今はお腹空いてないんだよ。荷物下ろしたいから入れて」

当麻「今はちょっと・・・」

婚后「当麻さん?」

当麻「あ、光子ちゃんは座ってて!」

インデックス「とうま、誰かいるの?今声がしたけど。しかも女の子の声が」

当麻「テレビだよテレビ。とにかく飯行ってこいよ」

インデックス「だからお腹は空いてないんだってば!」

インデックス「怪しいかも・・・」

当麻「怪しくないから。早く飯行け」

インデックス「・・・きゃー!たすけてー!」

婚后「ど、どうしましたか!?」ダダッ

当麻「ああっ!来ちゃだ・・・め・・・」

インデックス「やっぱり女の子を部屋にあげてたんだね。とうま、その子は?」

婚后「当麻さん?」

当麻「あ、光子ちゃん。この子は親戚のインデックスさんです」

インデックス「嘘つかないで。私はインデックス。ここでとうまと一緒に暮らしてるんだよ」

婚后「えっ・・・」

当麻「あぁ・・・終わった」

婚后「私帰りますわ!」

当麻「ま、待ってくれ!」ガシッ

「その手を離しなさい!」

当麻「この声は」

美琴「婚后さんからその汚い手を離すのよ!今すぐ!」

当麻「ビリビリ!なんでお前がここに!ってまさかさっきの停電は本当にお前の仕業か!?」

美琴「んなこと今はどうでもいいのよ!」

美琴「婚后さん、これ以上あなたが騙されるのを放ってはおけないわ」

婚后「はい?騙される?」

美琴「婚后さん、その男はね、あなたのこと好きなんかじゃないのよ!」

婚后「・・・」

当麻「おい御坂!」

美琴「けいおん!のむぎちゃんをあなたと重ねて見ていただけなんだから!」

婚后「・・・そんな」

当麻「ち、違う!最初はそうだったかもしれないけど今は本当に――」

美琴「だまらっしゃい!」

婚后「最低・・・最低です!当麻さんは最低です!」ダダダッ

当麻「あぁっ・・・」

美琴「残念でした。さて、私達も帰るわよ黒子」

黒子「はい(少し可哀想だっかもしれませんが・・・まぁどうでもいいですわね)」

バタン

当麻「あ・・・あああ・・・あああああ!!むぎちゃああああん!!」フラフラ

当麻「・・・うぅ」ピッ

インデックス「とうま、テレビはいいから私の土産話を聞いてよ」

当麻「今だけは放っておいてくれ・・・あぁむぎちゃん可愛いよ・・・」

インデックス「イギリスはダメだねー。食事が美味しくなくて大変だったんだよ」

当麻「ふふっ・・・うんたん!うんたん!」

インデックス「とうま、聞いてるの?ねぇ!」

インデックス「もういいよ!」

インデックス「でも、オルソラの作る食事は美味しかったなー」

当麻「オル・・・ソラ」ピクッ

インデックス「一緒に写真も撮ったよ」

当麻「へ、へぇー。元気にしてるのかオルソラは」ソワソワ

インデックス「オルソラの話題になったら急に食いついてきたね。まぁいいけど。写真あるけど見る?」

当麻「まぁチラっと」

当麻「どれどれ・・・うん・・・やっぱりちょっと違うかな」

インデックス「何が?」

当麻「いや、何でも」

インデックス「他にも写真あるよ」

当麻「見せてくれ」

当麻「・・・おいインデックス」

インデックス「なに?」

当麻「この人は誰だよ・・・」

インデックス「あぁ、その人はイギリス清教の最大主教、ローラ=スチュアートだよ」

当麻「むぎちゃん・・・完全にむぎちゃんだこれ・・・」

当麻「よしインデックス!今からイギリスに行くぞ!準備しろ!」

インデックス「え?私、今日帰ってきたばっかりなんだよ?」

当麻「んなもん知るか!」

当麻「待っててくれ!むぎちゃんッッ!」

>>370
お前それ梓弓のおっさんじゃん

>>371
違えよそれ五条さんだよ

美琴「へぇ~、学園都市にこんなお店があるだなんて初めて知ったわ」

上条「ん? 知ってて付いてきたんじゃないのか? 探し物があるとか言ってたじゃないか」

美琴「む、あ……そうそう、知ってたのよ知ってたの! ただ久しぶりに来たから度忘れしちゃってただけよ」

上条「? まあ、どうでもいいけど、店内でビリビリするのだけは勘弁してくれよ 売り物が台無しになっちまう」

美琴「あたしにだってそのくらいの分別はあるわよ!」ビリビリ

上条「出てます! 御坂さん、思いっきり出てるって!」

青ピ「で、カミやんはいったい何を買うつもりで?」

上条「ああ、とりあえず、1期1巻からブルーレイで一気にそろえようかと思うわけですよ」

土御門「金欠で喘いでいる割には、よくそんな金があるニャー」

美琴「アンタが探してるソレって、そんなに高いの?」

土御門「1本約7,000円×巻数分ニャー」

上条「普段の上条さんにとっては手の届かぬ高嶺の花なんですよ」

上条「しかーし、今の上条さんはむぎちゃんに目覚めた超戦士! その幻想をぶち殺す!!」

黒子「キモイですわね」

闇咲逢魔(CV:中田譲治)
五条勝(CV:中田譲治)

完全に一致

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