苗木「…パンツ」 (145)
苗木「なぜパンツをかぶるのか?」
苗木「そこにパンツがあるからだよ!」
不二咲「いや意味わかんないよ」
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苗木「ランドリーは宝の宝庫だよね」ガサゴソ
苗木「さーって今日もお宝探すぞー!」
不二咲「あっ、苗木君」
苗木「やぁ不二咲さん。君もお宝探しかい?」
不二咲「うん!」ガサゴソ
苗木「精がでますなぁー」ガサゴソ
不二咲「えへへへ」ガサゴソ
不二咲「あったあった!これこれ」
苗木「レースのついたヒラヒラのピンクのパンツかー」
苗木「それ相変わらず好きだねぇー」
不二咲「僕はやっぱりこれだよ!」スーハースーハー
不二咲「染み付いたおしっこの匂いが堪らないね!」
不二咲「じゃあお先に失礼するね!装着!」カポッ
苗木「頭にパンツ被ってるの誰かに見られないようにね~」
不二咲「当然だよ!」
苗木「こっちの黒は前に使ったし、今日は白のパンツにしよう」
苗木「装着!」カポッ
苗木「ゴムも伸び切ってないし最高の着け心地だよ」
苗木「よし僕も部屋へ戻るぞ!はやくシコらなきゃ」ダッ
ガラッ
霧切「……」
苗木「あっ…」
霧切「苗木君…」
霧切「何故あなたは私のパンツを被っているのかしら?」
苗木「これは…その」
苗木「…」
苗木「女の子にはこの崇高な儀式が理解できないのか!見損なったよ霧切さん!」ダッ
霧切(行ってしまった)
霧切「訳がわからないわ…」
苗木「まったく霧切さんはなんてタイミングで来るんだよ」
苗木「でもまあ頭のこれは死守できたからよかった」
苗木「これでコンプリート!と思ったけど何故か江ノ島さんのパンツが見当たらない…」
苗木「腐川さんのは地味だし臭いからいらないけど、僕は江ノ島さんのはいたパンツが欲しい!」
苗木「超高校級のギャルと言われるくらいなんだからきっとド派手なんだろうな~」
苗木「いいな~欲しいな~超高校級のギャルパン」
苗木「はぁ江ノ島さんのさえ揃えば僕のパンツコレクションは揃うのに…」クンカクンカ
苗木「ぁあ~清楚いいよ~清楚パンツたまらんさすがは霧切さんだ」
苗木(不二咲君も楽しんでるかな)
苗木「うっ…」
苗木「ふぅ」
不二咲「舞園さんのパンツ…舞園さんのパンツ…」
レースのフリフリがついているピンクのパンツを顔に被りながら不二咲は静かに正座していた
可愛さ重視したそれは超高校級のアイドルである舞園さやかが愛用しているパンツだ
不二咲「あぁ…使うのがもったいないくらいだよ…!」シコシコシコシコシコ
一心不乱に、何者にも阻害されない彼は懐の一刀をさすり続ける
額の汗はしたたり落ちはしない。顔にかぶっているパンツがそれらを吸収し湿り気を帯び始めた
不二咲「ぁぁ舞園さんもうそんなにも濡れてしまったの!なんていやらしいんだ!」シコシコシコ
パンツを自分の汗で濡らし、その様に興奮しさらに高みへと至る
それは一つの完成された自己愛だ。故に彼は己のみで完結していた
不二咲「…いく、そろそろイキそうだ」シコシコシコシコ!!!!
最後の至高天へと上り詰める、ただその為だけに指は筋を奏で腕は動きを止めない機関へとなりかわる
不二咲「ぅっ!くる…!くるうううううう!!!」シコシコシコシコ!!!
不二咲「おちんぽミルクでりゅぅぅうううう!!!でちゃうううう!」ドリュリュリュリュリュ‼
不二咲「ふぅ」
不二咲「うわぁ、また出しすぎちゃった」
不二咲「掃除するの大変だなあ…」
ガチャ…
不二咲「?」
不二咲「えっ…⁉」
==========
霧切「またせたわね」
霧切「大浴場の掃除が終わったわ」
舞園「お疲れ様です」
セレス「あらやっとですか。待ちくたびれたわよ」
霧切「掃除する必要があるのかってくらい綺麗だったけれどね」
セレス「その割には時間がかかっていたようですが…」
霧切「無駄に広いのよあそこ」
舞園「じゃあ他の皆さんも読んできますね」
舞園「名付けて、どきっ★女だらけの浴場大作戦です。これを期に皆さんと仲良くなりたいですね」
霧切「そうね」
セレス「たまにはそういうのも悪くありませんわ」
セレス「それにしてもこんな急な催しに人数集まるのかしらね」
霧切「わからないわ。そもそもあんなDVDの映像見せられて気分がすぐれない人が殆どだもの」
霧切「むしろあれだけ気丈に振る舞える舞園さんはさすが超高校級のアイドルってわけね」
セレス「待つまでの間ポーカーでもやりません?今なら手加減して差し上げるわよ」
霧切「それは光栄ね。でも私はいつだって全力よ?」
===
セレス「3勝1敗…フフまたしてもわたくしの勝ちですわね」
霧切「やるわね」
セレス「そちらこそ」
舞園「ただいま戻りました!だいたいOKして貰えましたよ!」
舞園「ただ江ノ島さんと腐川さんには断られてしまいました…」
霧切「腐川さんは明らかにそういうの嫌いそうだものね」
セレス「江ノ島さんあたりは化粧がとれるのを嫌がってそうですわね。なんたって超高校級のギャルですし。ふふ」
舞園「それと不二咲さんだけは姿が見当たらなくて…」
霧切「それは仕方が無いわ。それでもこれだけ人数が集まっただけ喜ぶべきよ」
舞園「それもそうですね」
朝日奈「ひろーい!」
朝日奈「初めて大浴場に来たけどすごく広くてワクワクするね!不二咲さんや江ノ島さんたちも来れば良かったのにー」
大神「朝日奈よ、あまりはしゃぐな危ないぞ…」
朝日奈「あはは!大丈夫だよー!」
舞園「ふふっ、誘って正解でした。元気になってくれて良かったです」
霧切「そうね。あのまま暗い雰囲気だと何か話起きるかわからなかったわ」
朝日奈「あはははははは」バシャバシャ
大神「銭湯で泳いではならんぞ朝日奈よ」
セレス「まあ、いささか騒がしいようですが…」
舞園「静かすぎるよりはましですよ」
朝日奈「ひゃっほおおおお」ドッポーン!
大神「朝日奈…!」
===
葉隠「みんな集まったべ?」
桑田「なんだよ呼び出しといて」
大和田「んで、一体なんの集まりだこりゃあ?」
十神「ふんっ、つまらん用事なら俺は帰らせてもらうぞ」
葉隠「まあまあ落ち着けってそう慌てなさんな」
山田「怪しい匂いがしますぞ!」
葉隠「そういえば苗木っちはどうしたんだべ?」
ガラッ
苗木「お待たせー。またせた?ごめんごめん」
石丸「遅いぞ苗木君!生徒ならば五分前行動を心がけるべきだろう!」
苗木「まあまあ…。ところでみんな集まったけどなんの要件なの?」
葉隠「へへっ良くぞ聞いてくれたべ!」
葉隠「聞いて驚くなよ?実は…この時間は女子たちが大浴場を使ってるんだべ!」
一同「「「「!!!!」」」」
葉隠「言いたい事はわかるべ?」
葉隠「つまり男なら…」
桑田「…覗けって事か?」
大和田「ま、マジかよ…ゴクリ」
石丸「ききき君たち!覗きはダメだぞ!それは悪だ!」
葉隠「でも石丸っちも気になるべ?」
石丸「そ、それでも…ダメなものはダメだぞ!」
十神「やはり下らん事だったか…」
十神「俺は降りるぞ。帰らせてもらう」
山田「僕は…僕は参加しますぞおおおおお葉隠殿おおおお!」ムッフー
桑田「舞園ちゃんの裸が見れるかもしれねえのか…よっしゃ乗ったぜその話!」
葉隠「大和田っちも参加するべ!これは滅多にないチャンスだべ」
大和田「俺は…」
大和田「しかたねぇ!俺もいっちょ参戦してやるぜ!石丸、てめえも強制参加だ!男見せてみろや!」
石丸「なっ、しかしこれは許される事ではないぞ!」
大和田「ゴチャゴチャうるせぇ!」
葉隠「あとは苗木っちだけだべ!当然参加するべ?」
苗木「…」
苗木「ごめんね、今回は参加できないんだ」
葉隠「え?何でだべ?」
苗木「どうしてもしなくてはならない用事があるんだ」
苗木「本当にごめん…」
葉隠「う~ん苗木っちがそういうなら仕方ねぇべ!」
葉隠「残った俺らだけでやるしかないべ!さあ行くべー!」
石丸「離せ!はーなーせ!」
大和田「諦めろオメェも一緒に来るんだ!」
桑田「へへへへ…」
山田「グフ…グフフフフ」
苗木「みんな行っちゃったか」
苗木「よし、今のうちに…!」
===
40分後
舞園「ふ~ さっぱりしました。やっぱり長風呂は気持ちいいですね~」
舞園「ちょっとのぼせちゃったかもしれません。喉も乾いたし牛乳飲んで来ますね」
セレス「あらお風呂上がりの牛乳ですか、いいですわね」
舞園「皆さんの分も持って来ましょうか?」
セレス「結構ですわ。私後で紅茶を飲むつもりでしたので」
霧切「私もいいわ」
霧切「後で自分で飲みに行くから」
舞園「わかりましたそれではお先に失礼しますね」
朝日奈「やっぱりお風呂の後はプロテインだね!」ゴキュゴキュ
大神「うむ…」ゴクゴク
大神「…」
朝日奈「どうしたのサクラちゃん?」
大神「いや…先ほど入浴中に何者かの視線を感じた気がしたのだ…」
朝日奈「え!うそ⁉」
大神「いや…気のせいかもしれぬ」
朝日奈「そうだよ!もービックリしたよ~」
大神「すまぬ…」
舞園「牛乳♪牛乳~♪」
苗木「あれ?舞園さん」
舞園「あっ、苗木君発見~!」
苗木「どうしたの厨房なんかにきて?」
舞園「お風呂上りに牛乳を、ってね」
苗木「…!」
苗木「僕が持ってきてあげるよ!舞園さんは座って待ってて!」
舞園「えっ!…まったく相変わらず苗木君は優しんですね」
舞園「お言葉に甘えて待ってようかしら」
舞園「…」
舞園「……」
舞園「………」
舞園「遅いですね~…」
苗木「お待たせ舞園さん!」ガバッ
舞園「わっ!ビックリした~…」
舞園「にしても何か時間かかってましたね?」
苗木「まあいろいろね。準備に時間がかかったんだよ」
苗木「とりあえず、はいこれ。ぐぐっと飲んでね!」
舞園「これを?」
苗木「さあさあ一気にいっちゃってよ!」
苗木(いけ…!いけ!)
舞園「じゃあ…いただきます」
舞園「んくっ…んくっ…」ゴクゴク
舞園「ぷはー!」
苗木(いったー!Yes!)
舞園「んー…なんだか喉に張り付いてる感じがします…これは?」
苗木「たまにはそういうこともあるよ!ところで美味しかった?」
舞園「え?あーうん美味しかったです♪」
苗木「そっか!じゃあ僕は満足したし部屋へ戻るね?」
舞園「はいお休みなさいです」
舞園「私も何だか頭がクラクラして来たし部屋に戻りますね」
舞園「のぼせ過ぎちゃったかな?」
部屋に戻った苗木は今日一日の事を振り返っていた
おきた出来事を一つ一つ確認しながら丁寧に日記に書き込んで行く
これはこの性活が始まって毎日続けているのだ。もはや性活の一部となっていた
苗木「これで…よし」カキカキ
苗木「今日一日の出来事を詳細に書き込んだし今日はもう寝よう」
今日は豊作だったと気分を上気させ、寝床へついた。明日はもっともっと、良いことが起きると思ったから
しかしこの翌日、目覚めが最悪なものになるなど考えもしていなかった。
耳に届くそれは酷く雑音めいていた
『ピンポンパンポーン』
『死体が発見されました!一定時間の操作の後、学級裁判を開きます!』
===
やっとここまで来た
いままでつまらん展開ですまんこ
やっと殺せたわ
十神「遅いぞ、苗木お前が最後だぞ」
苗木「そ、そんなことよりあの放送は⁉いったい何があったのさ!」
苗木(葉隠君、十神君、セレスさん、大神さん、朝日奈さん、江ノ島さん、大和田君、桑田君、山田君、霧切さん、腐川さん、石丸君…)
苗木「あれ…?舞園さんは?それに不二咲さんもいない…?」
霧切「…」
十神「舞園さやか『は』今高熱で寝込んでて動ける状況に無いだけだ」
苗木「そっか…良かった」
苗木「…ん?『は』? 」
苗木「ちょっとまってよ、じゃあ不二咲く…不二咲さんは…?」
十神「ふんっ」
十神「大方予想はついてるだろ。今回の事件の、初の犠牲者だ」
苗木「な、何だって…⁉」
===
~大浴場~
苗木「そ、そんな!…不二咲さんなんて姿に…!」
事件現場に到着した苗木が見たのは、浴場に浮かび湯に揺られながら生き絶えている超高校級のプログラマー不二咲千尋の姿だった
頭にパンツを被ったまま浮かんでいる…
苗木「いったい誰がこんな残酷なことを!」
苗木「辛かったね不二咲さん…パンツをかぶりながら死体を晒すなんて…」
せめて頭のパンツをとってあげようと、不二咲さんの死体に触ろうとしたとき、
霧切「やめときなさい苗木君」
霧切「重要な事件現場よ、できるだけ発見当時と同じままにして置いた方がいいわ」
苗木「なんて…なんて冷徹なんだ霧切さん!僕は不二咲さんのことを思って…!」
霧切「だめよ。あなたが犯人の可能性があるわ、迂闊に証拠を隠滅されても困るもの」
楽しかった学園性活も今日を境に一気に疑心暗鬼の空間へと変わってしまっていた
モノクマ「うぷぷ」
モノクマ「捜査は進んでるかな?」
苗木「なにしにきたんだモノクマ!」
モノクマ「いやね、捜査のお手伝いしようかなって思ったんだよ」
霧切「どういうことかしら?」
モノクマ「ザ・モノクマファイル~!」
葉隠「何だべこれ?」
モノクマ「まあまあ、読めばわかるよ」
内心不審に思いながらもモノクマファイルを読んでみる
苗木(被害者は超高校級のプログラマー不二咲千尋)
苗木(死因は窒息死)
苗木(死亡推定時刻は昨日夕方から今朝方までの間)
苗木(正確な時刻は不明?)
十神「なるほどな。俺たち素人じゃわからない部分を補足できるようにしたのか」
モノクマ「はい、その通りです!さすがにそれがないと君たちの素人捜査じゃ進まないしね!」
十神「ふんっ、気に食わんがまあいい。利用できるものは利用するまでだ」
十神「俺は勝手にやらせてもらう」
十神「この中にいる殺人犯と一緒に行動するなど殺してくださいと言ってるようなものだしな。はっ」
朝日奈「そんな言い方って!」
大神「やめろ朝日奈…あの男はどうしようもない」
朝日奈「でも…」
苗木(みんなバラバラになっちゃう!)
苗木(やるしかないのか…!)
モノクマ「じゃあみなさん時間まで頑張ってね~」ドロン
=======捜査開始=======
>『モノクマファイル』
言霊を記録した
苗木「まずは不二咲さんの死体を調べよう」
苗木「まずは、これだね」
不二咲が頭に被っているパンツに注目して見る
苗木「レースのついたピンクのパンツだねこれは」
苗木「これは不二咲くんが好んでいたパンツだし…こんなときでも被ってるなんてパンツerの鏡だよ」
苗木「よくよく見ると大分ゴムが伸びてるや…」
苗木(そこまで愛用していたんだね)
>『レースのついたピンクのパンツ』
>『伸びているゴム』
言霊を記録した
苗木「不二咲くん…なんて穏やかな表情をしているんだ…まるで望んで死んだ見たいじゃないか…」
苗木「他に不審な点がないかどうか調べよう」
苗木「うーんさすがに男のおっぱいは固すぎて面白みがないや」モミモミ
苗木「他におかしな点は…」ピラッ
苗木「スカートの中はピンクのパンツかー一途だねぇ…」
苗木「あれ?ちょっとまて、なぜ不二咲くんが…?」
苗木(彼は僕との約束を違えたのか?)
>『不二咲が履いているパンツ』
言霊を記録した
苗木「でも僕らが誓った友情は本物だ!」
苗木「きっと何か理由があったはずなんだ…」
苗木「もう他に怪しい点は無いかな」
苗木「きっと銭湯に沈められて窒息死したんだね…でも僕が犯人を捕まえてあげるからね」
苗木「よし他の場所を探そう!」
苗木「といっても探す場所ないもんなー…」
苗木「仕方ないとりあえずランドリーにいこう」
苗木「うひょー!」ガサゴソ
苗木「事件のおかげで今日は誰も洗濯物取りにこないからあさり放題だ!」
苗木「今日こそ超高校級のギャルパン江ノ島さんのパンティーがあるはずだ!」
苗木「これは…セレスさんの。これは…霧切さんの。これは…腐川さんのだイラネ」
苗木「これは朝日奈さん…こっちは大神さん……」
苗木「…ない。なぜだ!」
苗木(まさか自分の部屋で洗濯して干してるというのか⁉これは後で調べないといけない…)
苗木「あとは…舞園さんのもないな」
苗木「いやまあ僕が一つコレクションしてるし一つは不二咲くんがもってたはずだし仕方ないか」
苗木「舞園さんが履いてるか部屋においてあるかだね」
苗木「よし!ここはもういいかな次の手がかりを探しにいこう!」
>『みんなのパンツ』
>『苗木のコレクション』
言霊を記録した
苗木「落ち込んではダメだ苗木誠!僕の取り柄は前向きなところしかないんだから!」
苗木「ないなら盗ればいいじゃないか」
苗木「好都合なことに捜査時間中は施設中の千錠が開くみたいだし」
苗木「というわけで、江ノ島さんの部屋に侵入!」
部屋に誰もいないことを確認すると苗木は素早く室内へ滑り込む
苗木「何の変哲もない部屋だなー…」
見回しても何の変哲もない、どう見ても苗木の部屋と同じくらいの質素な部屋だった
苗木(これが超高校級と言われる人間の部屋なのか?)
苗木(飾りもなく質素で味気ない、まるで無趣味な男の部屋を見ているようだ)
苗木「いや、目的を見失ってはいけない!今の僕はパンツをとりにきたんだ!」
雑念を振り払え、意識を研ぎ澄ませ、何が見える?
苗木「そこかああああああ!!」ガバッ
部屋の隅に置いてあるタンスの一番したの引き出しを躊躇なく開く
苗木「ご開帳…………………へっ?」
苗木「こ、これは…⁉」
>『くまさんパンツ』
言霊を記録した
苗木「くまさんパンツ…?」
苗木(江ノ島さんが、こんな幼稚なパンツを…?)
苗木(あり得るのか?超高校級のギャルと言われる彼女が…)
苗木「最新のギャルファッションは理解不能だよ…」クンカクンカ
苗木「あっ…おしっこの匂い…」
>『江ノ島のおしっこの匂い』
言霊を記録した
苗木「ここの用はすんだ。他の場所を捜査じゃしよう」
苗木「あっ、やばい」
苗木「厨房の冷蔵庫に『あの牛乳』置きっぱなしだった…!」
苗木「他の人が飲んだら大変だしね、処理しとかなきゃ」
===
苗木(厨房に誰かいるぞ)
苗木「って…、舞園さんじゃないか!」
苗木「舞園さん熱は大丈夫なの⁉」
舞園「あるぇ~?なえぎくんじゃないでふか~」フラフラ
苗木「舞園さん危ないよフラフラじゃないか」
舞園「わたしもぉそうさに協力しますぅ」フラフラ
苗木「ダメだよここは僕に任せてて休んでて!」
苗木(今のうちに牛乳を証拠してしまおう)
舞園「あらぁ?なえぎ君その牛乳は…」
苗木「あはは何でもないよ!」
苗木(危ない危ない何とか誤魔化せたぞ!)
苗木(あとはここから去れば…)
舞園「あれぇ?なんか冷蔵庫付近の床濡れていませんか~?」フラフラ
舞園「拭いておきますね~…誰かしらないけど水を零したらちゃんとふかなきゃですよ」
苗木(どこか不自然だ。なぜ冷蔵庫のまわりだけあんなに濡れているんだろう?)
舞園「ふぅ綺麗になりました」
苗木「ありがとう、舞園さんははやく部屋で休んでね」
>『不自然に濡れた床』
言霊を記録した
現在言霊一覧
>『モノクマファイル』
>『レースのついたピンクのパンツ』
>『伸びているゴム』
>『不二咲が履いているパンツ』
>『みんなのパンツ』
>『苗木のコレクション』
>『くまさんパンツ』
>『江ノ島のおしっこの匂い』
>『不自然に濡れた床』
苗木「足りない…これじゃクロを見つけ出せないかもしれない!」
苗木「証拠を…何か決定的な証拠を探さないと!」
苗木「…!」キュピーン
苗木「閃いた!次は>>35を捜索だ!」
苗木「僕の感がそこに間違いなく重大な手がかりがあると言っている!」
トイレ
苗木「トイレだ!」
苗木「一見すれば誰かに見つかる可能性を含んでいるものの、共用の場という特性から物証を隠しやすい!」
苗木「盲点だった!さっそく行くしかない!」
苗木「女子トイレ…ゴクリ」
苗木「ここから先は男子禁制の花園…堂々と入れる不二咲君が羨ましい!」
苗木「んぁ…ここからでも香るおしっこのツーンとした香り…」
苗木「いざ行かん!」ガラララッ!
大神「………」
大神「なにをしておる苗木よ」
苗木「」
大神「ここは女子トイレだ。お主は男、隣のトイレだろう?」ゴゴゴゴ
苗木「いやーなにか手がかりがあるのではないかと思って…」
大神「うむ。ならば女子トイレは我が見てこよう。苗木は隣の男子トイレを頼むぞ」
苗木「う、うんわかったよ」
苗木(くっ!仕方ない予定変更だ)
苗木(男子トイレに何か手がかりがあるかもしれない!)
苗木「くそ男子トイレは臭い…鼻がツーンとするよ」
苗木「こんな場所に何か使えるものがあるのかなあ」
苗木「あ、個室に何か落ちてるぞ」
『ギャルファッション誌』
苗木「これ確か江ノ島さんが表紙になってるやつだよね」クルッ
苗木「うわっ表紙汚い!」
苗木「江ノ島さんが載ってる表紙ザーメンだらけじゃないか…まあ、いかにもぶっかけてくださいみたいな顔してるし仕方ないか」
苗木「いったいどんなことが書いてあるんだろう?ギャルのファッション雑誌だし下品そうだなぁ…」ペラっペラっ
苗木「彼をイカせるフェラテク…うわぁ…」ペラっ
苗木「男を落とす必勝テク…」ペラっ
苗木「下着は乙女の命…ふーん」ペラっ
苗木「…ん?これって…!」
苗木「まさか…」
>『ザーメンだらけの雑誌』
言霊を記録した
苗木「あともう人押しだ」
苗木「でもまだ何かが足りない気がするぞ!」
苗木「そろそろ時間がないあと一箇所が限界かもしれない」
苗木「次はここを調べよう!>>40だ!」
みんなの部屋
ねる
あさひな
舞園
苗木「朝日奈さんの部屋を調べよう」
苗木「まずは恒例のパンツ漁りだ」
苗木「といってもすでに朝日奈さんのパンツは堪能し尽くしてるんだよなあ…」
苗木「他に何かめぼしいものはないかな?」キョロキョロ
部屋にはプロテインやドーナツの食べ残しなどでちらかっている
部屋の構造自体は同じなので特段気になる点はあまりないように見える
苗木「そうだ!」
苗木「ベッドだよ!朝日奈さんが毎日下着姿で寝ているであろうベッド!」
苗木「良い匂いなんだろうなー嗅ぎたいなあクンカクンカしたい」
苗木「クンカクンカ…ぁあ~朝日奈さんの香りとなんか良い匂いがする…」
苗木「この匂いはなんだろう?なんかいつもと違う香りのような気がするぞ!」
苗木「しかし…朝日奈さんここでいつも寝てるんだよな…」ムクムクムク
苗木「………」
苗木「………………」シコシコシコシコシコシコ
苗木「………」シコシコシコシコ
苗木「…でる!朝日奈さん!外に出すぞ!」シコシコシコ
苗木「うっ…!」ピュッピュッ
苗木「ふぅスッキリ」
苗木「ついでに水着にもぶっかけておこう」ピュッピュッ
苗木「さーって次は舞園さんの部屋だ」
>『いつもと違う良い匂い』
言霊を記録した
苗木「次は舞園さんの部屋だ」
苗木「さすがアイドルだなかなかオシャレな部屋だな江ノ島さんの部屋とは大違いだよ」
苗木「まずは怪しい場所がないか調べないとね!」
苗木「一見してもどこもおかしくないように見える…」
苗木「でも意外な場所に手がかりは残されているはずだ」
苗木「そうタンスの引き出しとか、ね」
苗木「今回の事件、女性の下着が大きく関わっている気がするんだ」
苗木「だから下着、パンツを調べなければいけない!」ガラッ
苗木「おお、さすが舞園さんだ。どれも可愛い下着ばっかりだよ」
苗木「基本的にレースのついた可愛らしいパンツが主だね」
苗木「青と白が三つずつか…確か倉庫にある下着は3つで1セットが基本だったね」
苗木「てことは今ここにない色のパンツを舞園さんは履いているってことか!」
>『3枚1セットの下着』
言霊を記録した
苗木「こんなところかな」
苗木「そうだついでに舞園さんのベッドの香りも嗅いでいこう」クンカクンカ
苗木「うーん?良い匂いはするけど…なんか朝日奈さんのベッドと同じような匂いがするような…」
苗木「でもそこまで強くないし…」
苗木「謎だ」
>『微かに匂いの残ったベッド』
言霊を記録した
苗木「そろそろ出るか」
苗木「その前に一度僕の部屋に行って使えるものがないかどうか見てみよう」
苗木「僕の毎日を記録した日記帳は必須だね。なにかの証拠になるかもしれない」
>『苗木の日記』
言霊を記録した
苗木「そろそろ時間だ…」
苗木「他に何か見落としたことはないだろうか?」
苗木「………」
苗木「もし唯一のミスがあるとするなら、舞園さんにあの牛乳を処理するところを見られたところか」
苗木「まったくなんてタイミングで現れたんだ」
苗木「運が無いな僕は」
>『あの牛乳』
言霊を記録した
モノクマ『えーえー、マイクてすマイクてす』
モノクマ『みなさん証拠は集まりましたか?僕は待つことに良い加減に来たのでさそろそろ始めたいとおもいます!』
モノクマ『では学生のみなさんは赤い扉の前にお集まり下さい!』
苗木「みんな集まってるね」
霧切「えぇ」
舞園「はい。何としても犯人を見つけ出さないとですね!」
苗木「舞園さんもう体調はいいの?」
舞園「はいお構いなく!保健室で休んだら少し楽になりました」
苗木「そっか良かった…」
朝日奈「私頭使うの苦手だし、捜査の役に立たなくてゴメンね」
桑田「あー。俺も頭脳労働には向いてねえからお前らに任せるわ」
葉隠「だべ」
江ノ島「はあ?あんたら自分の命がかかってるんだよ?ちったぁ真面目にしなよ!」
セレス「超高校級のギャルにマジと言われるとは、ふふっ…なかなか面白いギャグですわね」
江ノ島「なんだって?」
石丸「やめたまえ君たち!」
大和田「これじゃこのあとが思いやられるぜ…」
十神「はっ。せいぜい楽しませろよ愚民ども」
腐川「そ、そのとおりよ!あんたらは白夜様を楽しませなさいよ!」ギィ
モノクマ「はい、大変長らくお待たせいたしました~。これより会場へ案内しますので、そちらのエレベーターへ乗ってください!」
苗木(始まる…!)
苗木(不二咲くんを殺した犯人と僕たちの戦いが、今始まる!)
ガシャーン
現在言霊一覧
>『モノクマファイル』
>『レースのついたピンクのパンツ』
>『伸びているゴム』
>『不二咲が履いているパンツ』
>『みんなのパンツ』
>『苗木のコレクション』
>『くまさんパンツ』
>『江ノ島のおしっこの匂い』
>『不自然に濡れた床』
>『ザーメンだらけの雑誌』
>『いつもと違う良い匂い』
>『3枚1セットの下着』
>『微かに匂いの残ったベッド』
>『苗木の日記』
>『あの牛乳』
苗木(これで犯人を暴けるのだろうか?)
苗木(いや、やるしかないんだ!この手がかりで犯人を見付け出す!)
モノクマ「えー、これより学級裁判を開始いたします!」
モノクマ「まず簡単にルールの方から説明させていただきます」
モノクマ「この学園を卒業できるのは誰かを殺したクロのみです。みなさんにはそのクロが誰かを当てていただきます!」
モノクマ「見事クロを当てることができた場合はクロのみがお仕置きを、逆にクロはみんなを欺ききればクロ以外がお仕置きを受けます!」
モノクマ「それでは議論を始めて下さい!」
======学級裁判・開始======
葉隠「議論って言われても何からすればいいんだべ?」
朝日奈「とりあえず怪しいやつを当てればいいんじゃない?」
霧切「待ちなさい。いきなりそんなことをしてもクロは捕まらないわ」
霧切「まずは現状を確認して把握しておくべきよ」
苗木「それには賛成だ!」
石丸「断言しよう!被害者は不二咲千尋くんだ!」
大和田「そんなのはわかってんだろ。まずはどうやって殺したかが重要じゃねえのか?」
山田「えー、事件現場は大浴場。不二咲殿はそこに浮かんでしんでましたな」
十神「モノクマファイルをみれば不二咲の死因は窒息死とある」
十神「つまり!犯人はもがく不二咲を無理やり押さえつけて湯槽に沈めて殺したんだ」
苗木「そうだ。犯人は不二咲くんを誰もいない大浴場へ呼び出し無理やり殺したんだ!」
苗木「モノクマファイルによると死亡時刻は昨日夕方から今朝方、つまりはその時間の間のアリバイを確かめればいい」
苗木「まずは夕方のアリバイを確かめようよ!」
セレス「それは違いますわよ」反論!
セレス「彼女…不二咲さんが死んだのは夕方ではなく、昨日深夜から今朝方の間だと断言できますわ」
苗木「な、なんだって⁉」
セレス「もし不二咲さんが夕方に殺されていたのだとしたらおかしいですわ」
セレス「なぜなら私たち女子は皆その時間帯にそろって浴場を使用していたんですもの」
セレス「それはここにいる女子全員が証明してくださるわよ?」
セレス「つまり不二咲さんは『夕方に死んでいない』わ」
苗木(そっか!確かにあの時間帯は女子たちが大浴場を使用しいたはずだ…)
苗木(葉隠君たちが覗きに行ったんだから間違いない…)
苗木「じゃあ犯行は昨日深夜から今朝方にかけておこなわれたって?」
セレス「そうなりますわね」
苗木「それじゃあ全員がアリバイなしじゃないか!」
十神「そうだな。つまり俺たち全員が容疑者だ」
苗木(くそっ!これじゃ誰が犯人かなんて確かめようがないじゃないか!)
朝日奈「ちょっとまってよ!私とサクラちゃんは違うよ!」
朝日奈「だって昨日サクラちゃんは私の部屋に泊まりに来たんだもん!」
大神「うむ」
桑田「てめえらグルなんじゃねえか?」
桑田「怪しいぜ!お前らなかよすぎなんだよ、グルに違いねえ!」
朝日奈「はあ⁉グルなわけないじゃん!」
朝日奈「そんなに突っかかって来るなんてあんたが犯人何じゃないの⁉」
桑田「俺なわけねーだろ!ふざけんなアホ!」
霧切「二人とも落ち着きなさい」
霧切「グルになったとしても、卒業できるのは実行犯だけ」
霧切「たしかそうだったわねモノクマ?」
モノクマ「はいその通りです!」
十神「つまり共犯によるメリットはまったくないというわけだ」
十神「くくっ、面白いじゃないか」
桑田「ちっ、つまりそこ二人は無実ってことかよ」
苗木「朝日奈さん、大神さんの二人が無実って事だね」
苗木「そしてそれ以外の人は容疑者か…」
苗木(これじゃ探しようがないよ!)
苗木(このままだとクロ以外の全員がお仕置きだ…!)
苗木(どうすればいいんだ)
霧切「……そもそも」
霧切「不二咲さんは本当に浴場で死んだのかしら?」
十神「なに?」
大和田「おいおいモノクマファイルにも書いてあるじゃねーか」
大和田「不二咲の死因は『窒息死』だって!」
霧切「それは違うわ!」キリッ
ブレイク!
大和田「は、はあ⁉」
朝日奈「どういう事よ霧切ちゃん!」
霧切「考えてみなさい、なぜモノクマは『窒息死』と書いたのかしら?」
大和田「なんでって…そりゃあ湯槽で溺れて溺死したんだぜ」
大和田「って…ちょっとまてよ?」
霧切「気づいたみたいね」
十神「溺死したなら溺死だと書けばいいものを、ヤツはわざわざ窒息死と書いたってことか!」
霧切「ええその通りよ」
霧切「もし他の方法で窒息死させたあと、浴槽に死体を入れたとしたら?」
霧切「犯行が本当は夕方にあったとしてもおかしくはないわ!」
苗木(そうか!そうすれば犯人は皆がアリバイのない深夜に犯行を行ったように見せかけることができるのか!)
舞園「ちょっと待ってください!」反論!
舞園「それだけでは納得できません!」
舞園「溺死と書かれていなかっただけで無理やりすぎませんか?」
舞園「モノクマだって意図しないで書いたかもしれないじゃないですか」
舞園「そもそも」
舞園「『明確な根拠』も無いのにそこまで断定するのはどうかと思います!」
霧切「その言葉、切らせて貰うわ!」
ブレイク!
霧切「根拠ならあるわ」
霧切「この中で不二咲さんの体を詳しく調べた人はいなかったようね」
霧切「実は湯けむりで分かりにくかったけど不二咲さんの首には確かにあったのよ」
霧切「何か紐状のもので圧迫された跡がね」
霧切「それが根拠よ」
葉隠「すごいべ霧切っち!よくそんなもの発見できたべ」
霧切「モノクマ、あなたわざとこう書いたわね?」
モノクマ「どきぃ!ぼ、ぼくは何も知らないよハァハァ」
霧切「死亡推定時刻や死因を曖昧に書いたのもそれらが事件のトリックに大きく関わるから。そうよね?」
モノクマ「……」
モノクマ「その通りです!よくできました!」
モノクマ「だけどねぇ、死亡推定時刻だけは本当にわからないんだよ」
モノクマ「なんたってお湯の中に死体を放って置いたら熱で時間推移がわからなくなるんだからさ!」
モノクマ「夕方に死んだのかな?深夜にしんだのかな?うぷぷぷぷ…アーハッハッハ!」
苗木「犯人はわざわざ深夜に犯行が行われたように見せかけていた」
苗木「つまり、犯行は夕方に行われたんだよ」
苗木「だから夕方にアリバイがないひとがクロの可能性が高いんだ!」
霧切「そうね、もう一度そこから議論を進めるべきよ」
セレス「では昨日の行動を振り返ってみましょうか」
セレス「まず犯行時間と思われる夕方、わたくしたち女子のほとんどは大浴場でお風呂に入ってた」
セレス「当然その時の浴槽に死体はなく、深夜に犯行が行われたとまんまと思わされたわけですわ」
セレス「そして事件は他の場所で起きていた。この時アリバイがあるのはあの時一緒にいた、霧切さん、舞園さん、朝日奈さん、大神さん」
セレス「そしてわたくしですわ」
セレス「つまり怪しいのはこれに参加していなかった女子と当然『男子全員』ですわね」
山田「ちょっと待ったああああああああ!」
山田「その言葉、否定させてもらいますぞ!」
> の ぞ き
ブレイク!
山田「なぜならその時間…」
山田「我々男子は!女子たちの入浴を覗いていたからだああああああああ!!!」
セレス「…はい?」
葉隠「ああああああ!!バカアアアアア!」
山田「むっふー!」キリッ
大神「ということは、あの時の視線は我の気のせいではなかったと?」
大神「…貴様ら死ぬ覚悟はできてるか?」ゴゴゴゴゴ
葉隠「ひぃぃぃぃ!」
石丸「だ、だから言っただろう!覗きなんてするべきではないと!」
大和田「一緒に覗いた時点でてめーも同罪だなに一人で免れようとしてやがる」
山田「なにやらそこはかとなく、命の危険を感じますぞ」
桑田「オメーのせいだろうが!」
霧切「覗いた云々はこの裁判を切り抜いてから考えましょう」
霧切「つまりあなたたち男子は夕方その時間にアリバイがあると?」
山田「そうですぞ!」
十神「おい豚!俺をお前ら愚民と一緒にするな」
十神「覗きなんて低俗なこと俺がするわけないだろうが」
大和田「そういや十神の野郎は参加してなかったな」
霧切「じゃあ男子では十神君だけアリバイがないということかしら」
桑田「いや待てよ、そういやもう一人いたはずだぜ」
桑田「用事があると参加を断ったやつがよ」
桑田「なあ苗木?」
苗木「……」
霧切「…そう」
霧切「話をまとめると、女子では江ノ島さん、腐川さん」
霧切「男子では十神君と苗木くんの4人がアリバイがないということね」
十神「ククッ」
セレス「あら、ずいぶん余裕そうですわね?」
十神「当然だろう。俺は十神財閥の御曹司だぞ」
十神「この程度窮地でもなんでもない」
十神「というより、俺のアリバイを証明できるヤツがいるからな」
霧切「誰のことかしら?」
十神「腐川だ」
十神「俺は昨日一日中こいつにストーカーされていた」
葉隠「なんかあるいみ気の毒だべ」
霧切「これで二人ともアリバイが成り立つのね」
霧切「残りは江ノ島さんと、苗木くんのどちからということかしら?」
苗木「……そうなるね」
パンツは被るものだししかたない
霧切はまずは江ノ島から攻めて見る事にした
霧切「江ノ島さんあなた昨日の夕方は誘いを断ってたわよね」
霧切「あなた一体どこで何をしていたのかしら?」
霧切「誘いを断るということは何かする事があったという事でしょう?」
霧切「それとも私たちと裸の付き合いが嫌だったかしら」
江ノ島「べ、別にそういうわけじゃねーし」チラッ
江ノ島「ただ、そんときはたまたま気分が乗らなかっただけっていうか…」チラッ
セレス「ふふっ…どうせすっぴん姿を見せるのがいやだっただけじゃないのかしら」
セレス「化粧の下は意外と普通の顔なのかしらね」クスクス
江ノ島「そ、そうそうそう!それだよそれ!」
江ノ島「ほら私って超高校級のギャルじゃん?だからさいつも厚化粧しててすっぴんとか見せられる状態じゃないんだよ」
江ノ島「ほら、な?私ギャルだし?」チラッ
セレスの皮肉をまるで理解する事なく、早口でまくしたてるサマに霧切りは疑問をもつ
そしてさっきからチラチラとモノクマの方を見ているその目は何かを期待しているような…そんな気がしたのだ
霧切「そう。ところで江ノ島さん」
霧切「あなたらさっきからモノクマを見てるけど、モノクマがどうかしたの?」
江ノ島「え、えぇ⁉見てない見てない!モノクマに何か聞こうとかまったく思ってないよ!」
モノクマ「…」イラッ
苗木(ここを見逃してはいけない!)
自分へ容疑の視線はそらさなくてはならない。いまこの時がチャンスであり、問い詰めるべきなのだと苗木は直感した。いまを逃せば次に問い詰められるのは自分だ。それは阻止しなければならなかった
苗木「江ノ島さん、僕は前からとても不思議に思っていたんだ」
苗木「どうして超高校級のギャルと呼ばれる君が、個性・アイデンティティの集大成であるはずのギャルが、」
苗木「自分を見せようとせず、逆におとなしく目立たないようにしてたのか?」
江ノ島「は、はあ?私はちゃんとギャルしてたし!そもそもこんな異常な現状でいつもと同じようにしろってのがおかしいだろ!」
苗木「でも江ノ島さん、君は明らかに皆との交流を避けてるよね?」
苗木「なんたって私物の一切を僕たちに見せようとはしなかったし」
苗木「ギャルなら見せびらかすものじゃないの?まるで痕跡を残さないようにしてるようだったよ」
江ノ島「な、なに言ってんのさ私はそんな事してねえよ!『たまたま私の私物を苗木が見たことない』だけだろ!」
苗木(たまたま?それは違う!)
苗木(なんたって僕は毎日チェックしてきたはずなんだ)
苗木(それは…)
>『みんなのパンツ』
これだ!
苗木「それは違うよ!」キリッ
ブレイク!
江ノ島「っ⁉」
苗木「江ノ島さん…僕はねこの性活が始まって毎日欠かさずしている事があるんだ」
苗木「それはね、ランドリーでみんなのパンツをあさることなんだ!」
江ノ島「」
セレス「…は?」
舞園「うそ…」
朝日奈「うわっ苗木サイテーだよ!」
苗木「毎日欠かさずだよ!だから当然僕には誰が誰のパンツなのかは一目で見分けがつくようになったんだ!」
苗木「だけどね、江ノ島さん。君のパンツだけはどうしても無かったんだ」
苗木「それはなぜなのか?よっぽど人に見られたくないから部屋で洗っていたからだよ!」
苗木「つまり君は人には見せられないパンツを使っているってことなんだ!」
江ノ島「ふざけんな!私がいつそんなこと言ったよ?私のパンツは『ギャルにふさわしいパンツ』に決まってんだろ⁉」
カチャ
>『くまさんパンツ』
これだ!
苗木「それは違うよ!」キリッ
ブレイク!
苗木「君はこれを見ても同じ事が言えるのかな?」スッ
江ノ島「なっ、それは⁉」
苗木「くまさんパンツだよ。当然見覚えがあるよね?」
苗木「なんたって江ノ島さんの部屋で見つけたものだし」
江ノ島「苗木勝手に人の部屋に入るなんてふざけんなよ!」
苗木「ごめんね、いつもなら鍵がかけてあったんだけど捜査時間中は全部の鍵が開くから…つい」
苗木「でも認めるんだね?このパンツか江ノ島さんのものだって」
江ノ島「そ、それはあれだよ。最近のギャルのファッションではそういうのが流行りなんだよ」
江ノ島「だからそのパンツは『つい最近使い始めた』んだよ!」
苗木(つい最近?それはあり得ない)
苗木(これを使って証明する!)
>『江ノ島のおしっこの匂い』
これだ!
苗木「それは違うよ!」
ブレイク!
江ノ島「⁉⁉」
苗木「このパンツはね」
苗木「すごくおしっこの匂いがするんだ!」クンカクンカ
苗木「こんな匂いは3日、4日使っても付きはしない…という事は江ノ島さんはこれを愛用してることになるんだ!」
江ノ島「」
苗木「どうしてギャルの最新ファッションだとうそをついたんだろうか?」
苗木「あまりのギャルとのかけ離れたイメージから自分の正体がバレる事を恐れたんだ」
苗木「それはこれを見てもらえばわかるよ」
>『ザーメンだらけの雑誌』
これだ!
大和田「うげっ…表紙きたねえ…江ノ島の顔ザーメンだらけじゃねーか」
葉隠「ああ!それは俺の便所だべええええ」
苗木「この雑記のね、このページを見てもらえればわかると思うよ」
江ノ島「『下着はギャルの命?』」
苗木「そうだよ、このページはギャルのためのギャルらしい下着について最新のファッションと流行を取り入れた解説をしているんだ」
苗木「…江ノ島さん自身がね」
江ノ島「そんな…」
苗木「自分自身の書いた言葉ださすがに忘れはしないでしょ?」
苗木「いくらギャルらしく振舞ったつもりでもね、君はいくらなんでも超高校級のギャルとは思えない!遠く離れすぎている!」
苗木「君は一体だれなんだ?一体なんなんだ?」
苗木「答えろ江ノ島盾子!」
江ノ島「…」
江ノ島?「ごめんね盾子ちゃん…隠し通せなかったよ」
モノクマ「本当にお前は残念だよ!」
モノクマ「なんでそんなに残念なんだよ!この残姉!」
霧切「あなたたちは一体…」
ねる
戦刃「私の名前は戦刃むくろ」
戦刃「超高校級の軍人よ」
苗木「な、なんだって!」
霧切「驚いた…本当に裏切り者がいたなんて」
モノクマ「ばれてしまったものは仕方が無い」
モノクマ「でも彼女は裏切り者何かじゃないよ?」
モノクマ「なんたって最初からこちら側の人間だしね!アーハッハッハ!」
戦刃「まさか苗木くんにやられるなんて思っても見なかった…」
戦刃「元超高校級のパンツ同好会初代会長である苗木くんだけは油断してはいけなかったのに」
苗木「なんだよ…それ」
苗木(超高校級のパンツ同好会?なんだそれは?)
苗木(彼女は何を言っているんだ?)
戦刃「あ、何でもないよ」
霧切「それで、黒幕側の人間という事はこの事件を起こしたのはあなたという事かしら?」
霧切「DVDを見せても一向に殺しをしない私たちに痺れを切らした、だから事件を起こした」
霧切「違うかしら?」
戦刃「それは違
モノクマ「えー、違いまーす!」
モノクマ「残念ですが、今回彼女はクロではありません!」
霧切「あなたが直接裁判関わるのはルール違反じゃなかったかしら?」
モノクマ「はい、その通りです!ですが今回はあの残念な人が僕の仲間だとばれてしまった」
モノクマ「だから緊急処置ということで僕が彼女のアリバイを証明します!」
苗木「なんだって…」
苗木(彼女のアリバイが証明されてしまった)
苗木(つまり次は僕の番だ…手持ちの言霊でどこまでできるだろうか?)
苗木「……」
十神「ということは」
十神「今のところアリバイがなく最もクロに近いのば苗木ということだ」
苗木「僕はしてないよ!」
十神「ならば証明して見せろ!お前がクロじゃないという証拠をな!」
霧切「あなたは男子達が覗きをしている時に何をしていたのかしら?」
桑田「たしかあいつ用事があるとかなんとかで誘いを断ってたな」
山田「覗きよりも大事な用事とな⁈」
十神「殺人をするためっていうオチか?ククッ」
苗木「僕はそんなことはしてないよ!だって覗きなんて悪いこと僕がするはずないじゃないか!」
セレス「パンツをあさる人がそれをいうかしら?」
朝日奈「人の下着あさる人のいう事なんて信じられないよ!」
苗木(なぜだ!みんなの僕に対する信用が失われて行く!)
霧切「じゃあ何をしていたのかしら?」
苗木「僕はただ、自分の部屋にいただけだよ」
苗木「だけど信じて!僕は不二咲さんを殺すようなまねはしないよ!」
十神「なにをどう信用すればいいんだ」
舞園「そういえば…お風呂上りに食堂へ言ったんですが、私そこで苗木くんと会いましたよ?」
苗木「それは…!」
苗木「………」
苗木「…僕はのどが渇いて水を飲みにきただけだよ」
葉隠「やべー!ますます怪しいべ!」
十神「予測するとこんなところか?」
十神「苗木は今回の女共の風呂の事を聞きチャンスだと思った」
十神「いまなら人数の半分が一箇所に集まるから犯行がしやすいと判断したんだ」
十神「さらに幸運が重なって男共も覗きをするという」
十神「犯人にとっては逃せないチャンスだったんだ」
十神「苗木は食堂…いや厨房に不二咲を呼び出しヒモかなにかで窒息死させた」
十神「死体を隠すために、大方あの冷蔵庫を使ったんだろう。あれは人を隠す大きさは十分あるしな」
十神「そして死体を隠し終わった苗木は部屋へと戻るため厨房を出たがそこで苗木と遭遇する」
舞園「そういえば…私が牛乳を飲もうと思ったら頑なに自分が用意すると言って私を厨房に近づけさせなかったんです」
舞園「しかもただ牛乳をとってくるだけなのになぜか時間がかかってました」
十神「ククッ…これは決定的だな」
十神「舞園が来たことに焦った苗木は牛乳をとってくると言い、厨房でさらに念入りに不二咲の死体を隠した」
十神「だから牛乳とってくるだけでも時間がかかったんだ」
十神「そして、深夜に厨房に死体を取りに行き、大浴場の浴槽に死体を沈めた…」
十神「これが事件の真相だ!」
>十神「そして死体を隠し終わった苗木は部屋へと戻るため厨房を出たがそこで舞園と遭遇する」
と変更
十神「何か言い訳が言えるならいってみろ!」
苗木「……」
苗木「…そもそも、女子達が大浴場に行く知ったとしても、不二咲さんが参加するかどうかはその時の僕にはわからなかったはずだ」
苗木「だから不二咲さんが不参加てあること前提のその推理は間違ってる!『男の僕が知るわけない』じゃないか!」
霧切「それは違うわ」
ブレイク!
霧切「苗木君は知っていたはずよ」
霧切「そもそも不二咲さんが参加するはずない、というより参加できない理由をね」
苗木「…」
大和田「どういうことだそりゃ?」
霧切「なんたって彼女…いえ、彼…不二咲くんは男の子なのだから」
霧切「参加できるわけがなかったのよ」
全員「えぇ⁉」
霧切「そして苗木くんはその事を知っていた」
霧切「そうよね?」
苗木「…」
苗木「その根拠は?」
霧切「あなたは以前から不二咲くんの事を呼ぶ時たまに君付けする事が何度かあったわ」
霧切「そして死体発見アナウンスのときでも」
>『苗木「ちょっとまってよ、じゃあ不二咲く…不二咲さんは…?」』
霧切「このように前から知ってるようだったわ」
霧切「私も捜査のときに初めて知ったことだけどね、衝撃的だったわ」
霧切「まだ犯人という根拠はあるわ」
霧切「不二咲くんの死体がなぜか頭にパンツを被っていたわよね?」
霧切「私はあれに一度見覚えがあるわ」
霧切「パンツを頭にかぶせるという行為…あれは苗木くんもしていたはずよ」
霧切「例えば昨日の昼のランドリーでね」
十神「ますます逃れられなくなってきたなククッ」
苗木「……」
十神「なんだ言い訳はもういいのか?」
十神「じゃあ投票タイムをしてさっさと終わらせるぞ」
苗木「………………」
霧切「さらにね、厨房なんて狭くて他に誰もきそうにない場所なんて」
霧切「警戒心の強い不二咲くんのことよ、よっぽど中が良くて『信用した人じゃないと呼び出されても行かない』わ」
苗木「……」
霧切「否定しないのね」
霧切「じゃあモノクマ、投票タイムを始めなさい」
苗木(このままでいいのか?そんなわけない)
苗木(でもどうやって反論すれば…)
>>90
このまま受け入れる
まだ終わらない
ごめん安価ミス
>>83
終わらない
苗木(まだだ!まだ終われないぞ)
霧切「警戒心の強い不二咲くんのことよ、よっぽど中が良くて『信用した人じゃないと呼び出されても行かない』わ」
苗木(信用した人だって?)
苗木(不二咲くんは僕以外にもとある人なら呼び出されても行くはずだ)
苗木(そう、あの人ならば!)
>『レースのついたピンクのパンツ』
これだ!
苗木「それは違うよ!」キリッ
ブレイク!
苗木「もう一人いたはずだ。不二咲くんを呼び出しても警戒されない人が」
苗木「そうだよね、舞園さん」
舞園「!」
苗木「不二咲くんは重度の舞園さんのパンツファンだった…」
苗木「なんたって毎日毎日ランドリーで彼は舞園さんのパンツをら漁ってたからね!」
苗木「僕は一緒にパンツ漁ってたからその事をよく知ってるよ」
朝日奈「サイッテー」
舞園「それがどう関係あるんですか?」
舞園「そもそも私は夕方は大浴場にいたので犯行は無理だったと証明したはずでしたけど?」
苗木「…僕たちは犯人の二重にしかけられた罠にまんまと引っかかっていたのかもしれない」
霧切「どういうこと?」
苗木「犯行は本当は夕方に起きたんじゃなかったんだ!」
苗木「本当の犯行時国は深夜以降だったんだよ!」
十神「言い訳が苦しいぞ苗木」
十神「まずその根拠を言ってみろ」
苗木「証拠はある」
苗木「間違いなく舞園さんじゃないとあの犯行は不可能だったんだ」
苗木「不二咲くんを殺した凶器は意外とすぐそこにあったんだよ」
苗木「それは舞園さんが履いていたパンツだ!」
苗木「彼女はそれをつかって不二咲くんの首をしめて殺したんだよ!」
十神「おいあまりイライラさせるな。なんだそれは」
苗木「証拠はあるんだ!」
>『伸びているゴム』
これだ!
苗木「思い出して欲しい、不二咲くんが頭に被っていたパンツのことだよ」
苗木「あれは不自然にゴムが伸びていたんだ。普通に使ってもああはならないはずだよ」
苗木「あれが凶器に用いられた可能性があるんだ」
舞園「ちょっと待ってください!」反論!
舞園「不二咲くんは私のパンツなんかをあさる変態なんですよね⁉」
舞園「なら私のパンツを…ゴニョゴニョに使ったりしてゴムが伸びたんじゃないんですか⁉」
苗木「ゴニョゴニョってなにさ!」
舞園「…っ、お、[田島「チ○コ破裂するっ!」]とかですよ!どうせ『陰部とかに巻きつけて』していたに違いありません!」
苗木「それは違うよ!」
苗木「なんたって彼は…顔にパンツをかぶらないと興奮しない変態だからね!」
苗木「そんな使い方はしていはずだ!」
」
苗木「そして、あそこには同じパンツが二つもあったんだ」
十神「二つ?」
山田「何処かに隠されていたとかですか?」
>『不二咲が履いているパンツ』
これだ!
苗木「不二咲くんはそのとき同じレースのついたピンクのパンツを履いていたんだよ」
苗木「それはあり得ないはずなんだ!」
舞園「どこがあり得ないのですか?」
舞園「なんか最近下着が足りないとおもったら不二咲くんが盗んでいたんですね!最悪です!」
舞園「どうせ不二咲くんが私のパンツを2つも盗んでいたということでしょう?」
苗木「いいや、それこそあり得ない!」
苗木「僕と不二咲くんは最初に契約したんだ、同じ人のパンツは一つまでというね」
苗木「男の約束なんだ!」
大和田「男の約束なら本物だ!仕方ねえ!」
舞園「でも現に不二咲くんは二つのパンツ所持していたんですよ?そもそもパンツが2つあるからなんなんですか?」
>『3枚1セットの下着』
これだ!
苗木「あり得ないんだよ、パンツの数がね」
苗木「ここの倉庫は下着は3枚で1セットのはずだよね?」
霧切「えぇ、確かにそうよ」
苗木「つまりまったく同じパンツは3枚までしかないということなんだ…!」
舞園「だからそれがどうしたんですか⁉」
舞園「パンツは合計3枚あるなら2枚が現場にあっても何もおかしくありませんよ!」
>『苗木のコレクション』
これだ!
苗木「それは違うよ!」
ブレイク!
苗木「なぜなら、その最後の一枚は」
苗木「僕が持っているからね!」
舞園「⁉」
苗木「僕が一枚」
苗木「不二咲くんが一枚」
苗木「ということは最後の一枚はどこにあるのかな?誰が持ってたのかな?」
十神「…凶器に用いられたパンツ、ということか」
苗木「そうなんだよ、犯人にとって唯一のミスだ」
苗木「つまり君しかいないんだよ超高校級のアイドル…いや、超高校級のパンツ舞園さやか!」
舞園「…」
舞園「待ってください」
舞園「私は深夜以降のアリバイがあります!」
舞園「なぜなら私は昨日の夕方から体調を崩して熱を出していたからです!」
舞園「苗木くんも見たはずですよ。だからそんな状態の私が殺人をできるほどの体力はありませんでした!」
舞園「私にはアリバイがあるんです!だから他の人が犯人ですよ!」
苗木(確かに…)
苗木(深夜以降だとアリバイがあるのが朝日奈さんと大神さんしかいない)
苗木(だけど何処かにあるはずだ!犯人は必ず証拠を残しているはずなんだ!)
苗木(アリバイがある人とない人の差異はなかっただろうか?)
苗木(いやあったはずだ!捜査のときに発見あれだ!)
>『いつもと違う匂い』
>『微かに匂いの残ったベッド』
これだ!
苗木「まだだよ!」
苗木「僕は捜査時間のとき朝日奈さんの部屋と舞園さんの部屋を調べたんだ」
苗木「そのとき気になることがあってね」
舞園「気になること?」
苗木「ベッドの匂いだよ!」
朝日奈「サイッテーだよ!死ねばいいのに!」
苗木「朝日奈さんのベッドにはいつもと違ういい匂いが染み付いていたのに対して、舞園さんのベッドにも同じような匂いがあったんだ」
苗木「だけどそれは朝日奈さんのベッドよりも弱く、微かな匂いしかかげなかったよ」
苗木「その匂い、大浴場の付属のシャンプーとリンスだよね?」
霧切「たしかに大浴場には部屋のとは違う付属のシャンプー&リンスがあったわ」
苗木「どうして二人のベッドはこんなにも匂いが違ったんだろうね?」
苗木「どうして体調を崩してずっと寝ていた舞園さんのベッドは匂いが薄く、朝日奈さんのベッドあんなにもくっきりと残っていたんだろうか?」
舞園「それは…大神さんが同じ部屋に泊まってたからじゃないですか?ほら、そうすれば二人分の匂いが…」
大神「我は床で寝たぞ」
朝日奈「一緒にベッドで寝よって誘ったんだけどどうしても床で眠ると聞かなかったんだよね」
苗木「この違いはなんだろうね?」
舞園「くっ…」
苗木「舞園さんが一晩中ベッドで寝ていたはずがなかったんだ!」
苗木「なぜなら深夜に舞園さんは犯行を行っていたからそこまでベッドを使ってなかったんだよ!」
苗木「僕は捜査のときに舞園さんの部屋を調べたといったよね」
苗木「そこで僕は発見したんだ、タンスの中のパンツをね」
苗木「青と白のパンツが3つずつあった。これがどういうことかわかる?」
葉隠「ま、まさか舞園っちはパンツを履いていない⁈」
苗木「その通りだよ!三枚一セットの下着なのに三枚ずつ残ってるということはどれも使っていないということなんだ」
苗木「つまり舞園さんが入浴後はピンクのパンツを履いたことになる。そう凶器に使われたね」
苗木「だとすると今の舞園さんはノーパンということだ!」
霧切「話を進めなさい」
舞園「でも待ってください!だって私は高熱だったんですよ⁉」
舞園「皆さんも見たはずです!そこはどう説明するんですか?」
桑田「舞園ちゃんのいう通りだ!オラ苗木説明してみろや!」
舞園「あー、そういえばお風呂上りに行った食堂で牛乳を飲んだあとで体調がおかしくなった気がします」
舞園「苗木くん、もしかして私に罪を被せるために何か盛ったんじゃないんですか?」
桑田「そういやさっきから苗木は舞園ちゃんばかり責めてる気が…」
舞園「酷いですよ苗木くん…そんなことする人だったなんて…『薬物』なんて酷いです!」ポロポロ
苗木(おかしいぞ、僕は薬物なんて盛ってない!)
苗木(ただミルクを飲ませただけじゃないか!)
>『あの牛乳』
これだ!
苗木「それは違う!」
ブレイク!
うっ…ふぅ
ねる
むくり
苗木「ちょっと待ってよ!」
苗木「たしかに舞園さんに牛乳を出したのは僕だ」
苗木「だけどその牛乳には間違いなく薬物なんて入れてないよ」
苗木「何たって牛乳は牛乳でも僕が飲ませたのは特別なミルクだからね!」
十神「なんだそれは?」
苗木「僕のおちんぽミルクいり牛乳だよ!」
舞園「」
苗木「だからあれが原因で熱なんて起こすわけがないんだよ」
苗木「準備するのに時間がかかったのも不二咲くんの死体を隠したんからじゃなくて、ちょっと絞るのに手間取っただけなんだ!」
舞園「…」
舞園「そ、それでも私が熱を出して寝込んでいたことに変わりありません!」
舞園「なので、私は犯人じゃないんです!」
苗木「まだ容疑を認めないつもりか…!」
苗木(このままでは拉致があかない)
苗木(何としても矛盾を探し当てるんだ!)
苗木(熱、ベッド、銭湯、おちんぽミルク、パンツ…)
苗木(うっ…。なにか、何かが閃きそうだ!)
ー閃ーきーアーナーグーラームー開ー始ー
び、う、ょ、け
苗木(これをこうして…)
け、び、ょ、う
苗木(これだ!)
『仮病』
苗木(犯行当時舞園さんは本当に熱を出していたのか?)
苗木(それを推理するんだ!)
苗木「舞園さん…そもそも君は昨日本当に体調を崩していたのかい?」
苗木「昨日のあれは仮病なんじゃないの?」
舞園「酷いですよ、そんなことを疑うなんて」
舞園「苗木くんも見たはずですよ、『今朝』高熱を出してフラフラな私を!」
舞園「昨日の体調不良が悪化してああなったんです!」
苗木「昨日の体調不良の様子、君なら演技でやり通すくらい簡単じゃないか?」
苗木「超高校級のアイドルともあろう人がそれくらいの演技できないはずがないんだよ!」
舞園「苗木くんさっきから言ってることがメチャクチャですよ⁉いいかげんにしてください!」
舞園「どっちにしても今朝の高熱は本物でしたよ?だから『昨日の体調不良も本物』ですよ!」
苗木(いいや、一つだけ無理やり高熱をだす方法がある)
苗木(あれを使って証明するんだ!)
>『不自然に濡れた床』
これだ!
苗木「それは違うよ!」
ブレイク
舞園「⁉」
苗木「確かに舞園さんが今朝高熱でフラフラしていたのは本当だ」
苗木「だけどね、無理やり高熱をだす方法もあるんだよ」
苗木「間抜けにも犯人はその決定的な証拠を残してしまったんだ!」
苗木「そう、厨房の冷蔵庫周りにこぼれてた不自然な水だよ」
舞園「…くっ」
苗木「犯人は犯行時間である夕方も深夜以降もアリバイが成り立つように仕組んだんだ」
苗木「自分が体調不良で寝込んでいたと、高熱で動けなかったと」
苗木「おおよそ、犯人は不二咲くんを殺害し浴槽に投げ入れたあとそのまま向かいにあった食堂の厨房へ行ったんだ」
苗木「そう、あえて自分の体をびしょ濡れにさせて風邪を引くためだ」
苗木「でも濡れただけでは風邪なんて当然引けないよね。そこで犯人がとった行動はまさかの自分ごと冷蔵庫に入ることだった」
苗木「常人なら考えられない自殺行為だ。だけど人一倍高い精神力と忍耐力を持っていた犯人は本当に実行したんだ」
苗木「そうだよね、舞園さん」
苗木「これなら君が昨日ベッドにいなかったのにも説明がつく」
苗木「なんたってベッドじゃなくて冷蔵庫で寝ていたんだからね」
舞園「……………」
苗木「でも君は大きなミスをしてしまった」
苗木「本来なら冷蔵庫の周りに大量の水なんて誰しも気づくレベルの不自然さだ」
苗木「だけど体力を限界まで消耗させていた極限状態の舞園さんそこまで考えが至らずそのまま部屋に戻ってしまったんだ」
苗木「そして本当なら寝込んだままでいるつもりだったが、捜査時間が始まってから自分のミスに気づいた」
苗木「だから証拠を隠滅するために厨房へと再び足を運んだんだ」
苗木「そしてそこで僕と君は会ってしまった」
苗木「違うかい?」
舞園「……」
苗木「君が昨日食堂にきたのは自分が体調を崩しているとアピールするためだ、だからわざわざ人が集まりやすい食堂を選んだ」
苗木「そして捜査時間に厨房で僕と会い高熱を出してることをアピールした」
苗木「本来ならこれが絶対のアリバイとして役に立つはずが皮肉なことにも水を処理してなかったばかりに決定的な証拠になってしまったんだよ」
苗木「君の犯したミスは二つ」
苗木「冷蔵庫まわりの水を処理していなかったことそして」
苗木「凶器でもあった自分のパンツを管理できていなかったことだ!」
苗木「だからこそこの事件は超高校級のアイドル…いや、超高校級のパンツ!舞園さやか、君しかできないんだ!」ビシィッ
霧切「…決着かしら?」
十神「ふんっ詰まらん幕引きだったな」
舞園「ふふっ…」
舞園「あはっ♪」
舞園「あははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」
舞園「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!」
葉隠「うぁ⁉なんだんだべ⁉」
山田「突然笑い出しましたぞ」
舞園「あー」
舞園「あーそうですよ!私が殺しましたぁー!不二咲くんをーぶっ殺しました!」
舞園「よくできました!」ニコッ
桑田「そんな…舞園ちゃん…」
舞園「あーあ、まさか苗木くんなんかにやられるなんて夢にも思いませんでした」
苗木「認めるんだね、自分の犯行を」
舞園「まさか苗木君が、不二咲くんと同類の変態だったなんてびっくりです」
舞園「そんな変態に負けるなんてもっとびっくりしました」
霧切「苗木くんの処遇はあとで決めるとして。イマイチわからないわね」
霧切「なぜ犯行に及んだのか。もしかしてあのDVD?」
舞園「DVD…?そういえばそんなものもありましたね」
舞園「違いますよ、もっと単純なことですよ」
舞園「とってもとっても単純なことです」
舞園「私はですね女子皆をお風呂に誘うため一人一人訪ねたんですよ」
舞園「不二咲さん…いや不二咲くんですね。彼の部屋を尋ねたとき見てしまったんですよ」
舞園「彼が…私のパンツを被って自慰に浸っているところをです!」
十神「ここはアホしかいないのか」
霧切「よくあることよ続けなさい」
舞園「私は部屋を出ようとしました。だけど不二咲くんに止められたんです」
舞園「そこで私は驚くべき話を持ちかけられました、不二咲くんは僕を殺せと提案してきたんです」
舞園「僕を殺してこの学園を出させてあげる、とね」
苗木「な、なんだって!」
苗木(不二咲くん君は…!)
舞園「そこで不二咲くんは作戦を即興で考えて私を説得しました」
舞園「今考えればこれは苗木くんの事を知り尽くしていた作戦で、まるで苗木くんをはめる為だけに考えられた見たいですね」
葉隠「ああ⁉そういえば俺不二咲っちから聞いたんだべ女子たちのお風呂の事を!」
舞園「不二咲くんは情報を巧みに操り男子を除きに行かせた、だけど苗木くんだけは参加しない事は絶対わかってたみたいです不思議ですね」
舞園「そうして後は苗木くんの想像したおりです」
舞園「正確にいうと私が不二咲くんを呼び出したのではなく、不二咲くんが私を呼び出したという事ですけどね」
舞園「不二咲くんは最後に私が履いているパンツを使って殺して欲しいと言っていました」
舞園「言われたとおりまだ生暖かいパンツで首を締めて殺したんですが彼はなぜか嬉しそうでした」
舞園「パンツに殺される事を望むなんて飛んだ変態ですね」
舞園「あのパンツへの執着は凄まじかったです。気持ち悪い」
苗木「なんて事なんだ…」
苗木「まさかこの事件が起きたのは不二咲くんせいだったなんて」
舞園「完璧だと思ったんですけどね…」
舞園「不二咲くんがパンツに対してあんなミスをするなんて…」
苗木「僕も信じられないよ、あの不二咲くんがパンツの事でミスをするなんて」
舞園「ところでなぜ不二咲くんは苗木くんのことをはめようとしたのでしょう?」
舞園「なにか心当たりはないんですか?」
苗木(僕が不二咲くんを怒らせた?)
苗木(怒ること、あの不二咲くんが怒ることと言ったら…)
苗木「!」
苗木「まさか…あれか!」
苗木「くそっ、これは当て付けのつもりか!不二咲くんっ…!」ギリッ
霧切「どういうこと?」
セレス「わかるように言ってもらえるかしら?」
苗木「…うん…いいよ仕方が無い」
苗木「あれはこの殺し合い生活が始まってすぐのことだったなんて」
苗木「たまたまランドリーで鉢合わせた僕らは目的の一致からすぐに仲良くなったんだ」
苗木「だけど同じ目的を持っている同士いつか必ず衝突が起きるんだ」
苗木「だから僕らは不可侵条約を結んだ」
>『苗木の日記』
苗木「これを見てもらえればわかるように条約を結ぶに当たって僕らは激しくぶつかり合った」
苗木「そして僕らは一つの妥協点にて条約を結んだんだ」
霧切「その妥協点とは?」
苗木「不二咲千尋は舞園さんの下着を独占する権利、そしてそれ以外の下着を僕がコレクションしてもよいという権利だよ」
舞園「え、だとするとおかしいですよね?」
苗木「そうだよ」
>『苗木のコレクション』
これだ!
苗木「僕は条約を無視して舞園さんのパンツもコレクションしてしまったんだ」
苗木「一回使用するたびに不二咲くんはパンツをランドリーに返却してたから僕がしたことはばれないと思っていた」
苗木「だけど迂闊だった…!あの不二咲くんが舞園さんのパンツのことで気づかないわけがなかったんだ」
苗木「態度には出してなかったけど相当に怒っていたんだね」
苗木「パンツが事件の鍵となるこんな事件を計画したんだ。あえて舞園さんのパンツで殺されることによって彼は僕への当て付けとしたんだ…」
苗木「パンツを愛する者としてこれほどの屈辱はないよ…!」
山田「わけがわかりませんぞ…!」
大和田「変態のいうことなんて聞かんでいい」
舞園「そんな事があったんですね…」
苗木「そう、だからこの事件は僕にも原因があったんだ…」
十神「そんな事はどうでもいい早く終わらせるぞこんなくだらん茶番」
霧切「そうね…。苗木くん、あなたが事この事件をまとめなさい」
霧切「この事件の全貌を!」
苗木(そうだ、嘆いてはいられない)
苗木(不二咲くんが残した壁を乗り越え僕たちは先へと行くんだ!)
苗木(希望は前へ進むんだ!)
苗木「これが事件の全貌だ!」
~ク・ラ・イ・マ・ッ・ク・ス・推・理~
,
めし
帰宅
テイク1
苗木「不二咲くんは毎日の日課で舞園さんのパンツを被りオナニーにふけっていた!」
苗木「だがある日舞園さんのパンツの数が会わない事に気づき、僕が条約を無視した事がばれてしまった!」
苗木「怒りに怒った不二咲くん。だけど態度に見せる事なく僕への復習の機会をうかがっていた!」
テイク2
苗木「そしてついに事は起きたんだ。部屋でオナニーをしていた不二咲くんは、お風呂に誘おうと訪ねてきた舞園さんにその痴態を見せてしまう!」
苗木「舞園さんのパンツを愛してやまない不二咲くんは脳裏に悪魔めいた復讐をとっさに思い浮かんだ!」
苗木「そして舞園さんにその話を持ちかけたんだ!」
苗木「その内容はなんと自分自身が被害者になり舞園さんを外に出してあげるというものだった!」
苗木「戸惑う舞園さん。不二咲くんはいかに計画が完璧かを説き舞園さんを説得させる事に成功した!」
テイク3
苗木「不二咲くんの指示のもとまずはアリバイ作りに取り掛かる舞園さん。夕方は女子たちと大浴場を使う事でアリバイを作った!」
苗木「そしてお風呂上りの牛乳という名目の元人が集まりやすい食堂へ行き誰かと接触を図った!」
苗木「そのときちょうど食堂にいたのは僕だった。僕は舞園さんのために特性のミルクをいれてあげる為に、進んで牛乳を用意すると言ったんだ」
苗木「絞り出すのに時間はかかったけど僕の特性ミルクを舞園さんは美味しく飲んだよ!」
苗木「舞園さんが食堂へ来て誰かと接触を図ったのには理由があった!」
苗木「それは仮病を使い自分が体調を崩している事をアピールするためだった!」
苗木「後々のアリバイを作る為には必須の行為だった」
苗木「無事僕に仮病を勘違いさせた舞園さんは部屋へと戻り指定された時間まで待機した」
苗木「裏で不二咲くんも動く事で、夕方は僕と江ノ島さんだけがアリバイがない状態へとなったのだ」
テイク4
苗木「深夜指定された大浴場へ足を運んだ舞園さん。不二咲くんはそこで待っていた」
苗木「不二咲くんは自分を殺す凶器になんと舞園さんが履いていたパンツを指定した!」
苗木「舞園さんは戸惑いながらも言われたとおりパンツで首を締めて窒息死させた」
苗木「そしてこれまた指示通りに使ったパンツを頭に被せて不二咲くんをお湯の張った浴槽へ沈めた」
苗木「熱で死亡時刻を誤認させるためだ」
苗木「舞園さんは気づいていなかったがこのパンツこそが今回の事件の鍵となったのだ」
苗木「不二咲くんはそれら全てがわかった上で、僕に犯人を当てさせて復讐しようとしたのだ」
苗木「そりゃ愛するパンツに首を締められて殺され、最後には頭にパンツを被って死ねれば本望だったろうさ」
苗木「下にも上にもパンツを履いた不二咲くんは幸せな気持ちで最後を迎えたんだ」
苗木「彼は禁忌を破ったんだ。これほどの屈辱はない」
苗木「そして舞園さんがバレようがバレまいがどっちにしても僕へ復讐は完了するというわけだ」
苗木「この事件は不二咲くんの独り勝ちなんだよ」
テイク5
苗木「大浴場を出た舞園さん。深夜のアリバイを作るために厨房へ向かった」
苗木「厨房へ行き水道で全身を濡らすと大冷蔵庫へと入りそこで数時間を耐えた」
苗木「ベッドを使ってなかったせいか大浴場に付属されたシャンプーリンスの香りは舞園さんのベッドに着くことがなかった」
苗木「そして冷蔵庫のまわりには不自然な水が残ってしまった」
テイク6
苗木「極限状態で冷蔵庫を出た舞園さん」
苗木「冷蔵庫まわりの水に気づかずに自分の部屋へと戻った」
苗木「期待通り体は高熱でうなされる程になり深夜のアリバイを作ることに成功した」
苗木「だが、捜査時間になり自分が犯したミスを思い出した舞園さんは証拠隠滅のためフラフラ状態ながら厨房へと向かったんだ」
苗木「そしてそこで僕とあってしまい冷蔵庫まわりの水を見られてしまった」
苗木「さりげなく掃除したつもりなのかもしれないがやはり不自然なものは不自然だったんだ」
苗木「これが事件の真相だ!」
舞園「…」
霧切「モノクマそろそろ始めなさい」
モノクマ「それでは!もういいかな?僕も早くお仕置きしてしまいたいので」
モノクマ「レッツ投票タイムー!」
モノクマ「皆さんお手元のスイッチを押してクロだと思う人を指定してください!」
>舞園さやか
>舞園さやか
>舞園さやか
モノクマ「えー、今回のクロは…」
モノクマ「舞園さやかさんでしたー!皆さんおめでとうございます!」
モノクマ「そしてクロだった舞園さんにはお仕置きが待ってまーす!」
苗木(さよなら…舞園さん。仇は僕が必ずとるよ)
舞園「…」ブルブル
モノクマ「秩序を見出したら罰をうける、それが社会のるーるでしょ」
モノクマ「超高校級のアイドルである舞園さんの為に、スペシャルな、お仕置きを、用意しました~!」
GAME-OVER
マイゾノ サヤカさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
『舞園さやかinファイナルパンツ』
略
苗木「舞園さん…」
桑田「そんな舞園ちゃん…」
山田「グベェなかなかキツイですな」
石丸「尊い仲間がまた一人犠牲になってしまった…!」
セレス「自業自得ですわ」
朝日奈「そんな言い方って!」
大神「やめるのだ朝日奈…」
十神「ふんっ。やっと終わったか早く戻らせろ」
霧切「そうね…皆精神的にも身体的にも疲れてるようだし休息が必要ね」
苗木「まだだ」
苗木「まだ終わってないよ」
苗木「出て来い黒幕!お前のことはわかっているんだぞ!」
苗木「江ノ島盾子!」
モノクマ「はい?なんのこと?」
苗木「とぼけても無駄だよ。戦刃さんが言ってた事が証拠だったんだ」
苗木「なんたってモノクマの方を見ながら盾子ちゃんなんて言ってたし」
苗木「誰がどう見てもお前が江ノ島盾子だっていう証拠だ!」
モノクマ「はぁ~、本当どこまで残念なんだよこの糞姉は!」
モノクマ「仕方ないな~もう~」
ドロン
江ノ島「私様が!超高校級の絶望である江ノ島盾子様だ!」
江ノ島「まさかこんな事になるなんて…計算外です」キリッ
十神「本物の江ノ島盾子だと⁉」
霧切「まさかここで決着をつける気なの苗木くん…!」
江ノ島「まったくよーこれだから残姉はダメダメなんだよ!」
戦刃「うぅ…ごめんね盾子ちゃん」
江ノ島「はっ!そんで?苗木くんは私にどうやって勝つつもりだ?」
江ノ島「えーとぉ、このままじゃつまんない!から特別にサービスしちゃうね?」
江ノ島「今外の世界がどうなってるのか教えてあげようか~?」
苗木「そんなものどうでもいい!」
江ノ島「なーんてな…ってええ⁉人の話聞かないとか絶望的ぃいい」
苗木「僕はこのときを待っていたよ…」
苗木「今こそいただくよ、超高校級のギャル…いや」
苗木「超高校級のギャルパン!!」ズルッ
江ノ島「な、ちょっ、私様のパンツを⁉」
苗木「ふふふ、ふはははは!!」
苗木「ついに手に入れた!超高校級のギャルパン!スーハースーハー」
苗木「たまらん!」
苗木「僕はこれがずっと欲しかったんだよ!」スーハースーハー
苗木「脱ぎたてほやほや…クンカクンカ」
江ノ島「こいつ…頭いってやがる…絶望的すぎる…」ビクンビクン
苗木「江ノ島盾子、これが…僕の答えだよ」
苗木「装着!」カポッ
苗木「希望(パンツ)は、上に被るんだ!」
おわり
なげやり
今回も霧切さんが頑張ってくれた
次の不二咲くんどうしよう
>>135
死ぬ
生きる
黒幕の正体わかってるなら舞園さん殺されなくても良かったんじゃ
死ぬ
生き
よかったね不二咲くん次は生きれるってよ
>>134
人殺しは罪を償わなきゃ
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希望は、上に被るんだ!