澪「いいだろこれ」(239)

律「お、昨日メールでも言ってた新しい携帯か」

唯「けっこうおっきいね」

梓「スマートフォンってやつですよ、唯先輩」

唯「あーなんか聞いたことあるかも~、ペドフィリアだっけ?」

澪「違う!エクスペリア!」

律「そそエクソペリア」

澪「エクスペリア!」

澪「今まで使ってたのけっこう古かったからなー」

律「いいなぁ~」

梓「いいですね~」

澪「いいだろー」

律「……私も欲しい!」

紬「え?」

律「私も新しい携帯電話が欲しい!欲しい欲しい欲しい!ジタバタ」

唯「私も私も~ジタバタ」


      /      .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::/::::}ヽ\
       .:   . :. ..:..:..:.::.::.::::::::::i::::::::/::::/ }:::::\
.   /  /  .: .:.: .:.:.:.:.:::::::::::::::::i:::://::/  ハ:::::::::ヽ
   /  /   ..:. :...:. .:.:.:::::i:::::::::::::斗‐ァ::/⌒/ |::i:::::::.  エクスペリアすごーい!!
.   ′ :′..:..:.:i :::::: ::::::::::|::::::::i:::::/ /::/  /   |:::|::::::::i
.  i   ..:..:..:..:..:.:| :::::: ::::::::::|::::::::l/ ⌒ 丶    |::「::::::::|
.  |  .:.:::::::::::::::l ::::i:::::::::::::|::::::::l -‐=ミ      j::i:::::::::|
. | ::: :::::::::::::ハ:::|:::::ヽ::::|::::::::l ´ ̄ヽ{`    __ノ::::::/}   こんなこともできるんだー!
  | .:::: :::::::::/ ∧|::::::::::ー┬┘.::::::::::..     '?:::::/ノ
.   '::::::i:::::::{ ( ハ:::::::::::::::::|        ,.-rn {::ト{
.   '::::l :::::::::丶、ーヘ:::::::::::::::l     / / l hヘ:|
   ∨ :::::::::::::::::`T´ヽ:::::::::::|     n/  / j |ヽ ヽ 
.   ′ .::::::::::::::::::/ー--、:::::::|  / /  / / ノ}| ト、
.  / .::::::::::::  -――-ミヽ::::|./  /      {|| { ノ
  / .:::::::::/       \|          ノ   ′
/ .:::::::,           \      /   /
.  /:::::/               、     /    ∠..__
 /:::::/                Yニ二(    /    `:.
:/ :::::′               ノ     ̄| ̄ ̄`!  i
:::::::::i                  \{     O|    〈   {
:::::::::|                  }     |   }  〉

律「ちぇっ! なんだよ、見せびらかしやがって!」

唯「いいなー、ねぇどれくらいするのそれ?」

澪「これか? 4万円くらいかな」

唯「よっ、4万円……」

パチ
唯が財布を開いて中を見る

唯「700円しかないや…」

律「澪、どこにそんな金があったんだよ!何か悪いことでもしたのか?」

澪「そんなわけあるか!お年玉とかバイトの残りとかだよ」

梓「律先輩は貯金とかしてないんですか?」

律「ないんだなこれが……。梓は貯金あるの?」

梓「まぁ、少しですけど」

唯「今日帰ったら憂にお金貸してもらえるか聞いてみようっと」

澪「みんなも私とおそろいのにしようよ~」ニマニマ サスサス

律「なんかいつもの澪と違うな……」

梓「ですね」

.    ,′::::::!:::::::,!:::/,l:! !::ト!、:::lヽ::::::l::::::::l:::::::!
   i::::::!::::|:::::ムイ| l:::!l::::`..トi::::::l::::::::!::::::|

   l:::::|:::::|::,′!_;! !  ヽ!ヽr_、!_ヽ_:|:::::::|::::::|
    |:::::!:::::|::i‐r=ミ、     ,ィ==rァ}:::::::}、:::!
   lハf、:::::!::!弋zぅ}    cヒz.ぅ' /:::, イ !::::| Ленин!Сталин!Ура!

      l:::`丶! ////  .    ////ィ::::::|ノ:::::l     Ураааааааа!
     |i:::::::ハ     __      !:::::::|::::::::l
      ハ:::::::::丶    i/´ ヽ    /l::::::::l、:::::l
    i, ヘ::_:::__l` 、 ` ー '  ,/ / _:::::!:.丶 l
  ,.イ:.:.// )_):.| i. ー--‐ ブ  i久 ヽ!:.:.:.:.:丶、

   !:.:!:.〈 ′/ ,ノY! 丶  /  (^ヽ  〉:.:.:.:/:.:i
  l:.:ヽ:.ヽ   ′{:l.  ×   ( `   /:.:., ':.:.:.:.:.|

      秋山澪(мио・Акиямов)さん(17)
人気アニメ「けいおん!!」の登場人物。在日ロシア人3世。
作中バンド、『放課後ティータイム』のベース担当。
砲兵運用の点で同じバンドのドラム担当・律とよく喧嘩になる。
ヲッカが足りなくなると暴力をふるうこともしばしば。

在日ロシア人という設定は当初から明らかにされていたものではなかったが、
美しく白い肌、日本人女性としては高めの身長、この作品の登場人物としては珍しい
労働に対する勤勉な姿勢、そして極めて赤軍的な気質から、
ロシアのファンからも「同志ではないか」という声が挙がっていた。

――「本当の意味での日露交流が未だなされていないと感じていた」

原作者のかきふらい(本名・飯島茂)氏は学生時代にマルクスの「資本論」を研究。
”音楽に階級はない”という言葉に魅せられ、作品の題材にバンドを選んだという。
若者の右傾化が世界規模で起こっている中、若者文化からこうした作品が出てくるのは大変興味深いところ。
この春、アニメ「けいおん!!」に注目だ。

ピンポーン

憂「はーい」

ガチャ

唯「ただいまー」

憂「おかえりなさーい」

ジュージュー

憂「~♪」

唯「うぃ~」

憂「なーにー?」

ジャージャー

唯「澪ちゃんがスマートフォンを買ったんだ~」

憂「……へぇ~」

唯「でね、ちょっと見せてもらったんだけどすごかったよ」

憂「……ふーん」

唯「それでね――」

憂「だめー」

唯「えっ?」

憂「だめー」

唯「まだ何も言ってないよ……」

憂「駄目です。いくらすると思ってるの?それにお姉ちゃんの携帯電話はまだ使えるでしょ?」

唯「うぅ……(読まれてたよぅ)」

律「お、昨日メールでも言ってた新しいバイブか」

唯「けっこうおっきいね」

梓「スマートバイブってやつですよ、唯先輩」

唯「あーなんか聞いたことあるかも~、ペドフィリアだっけ?」

澪「違う!セックスペリア!」

律「そそセクッソペリア」

澪「セックスペリア!」

.    ,′::::::!:::::::,!:::/,l:! !::ト!、:::lヽ::::::l::::::::l:::::::!
   i::::::!::::|:::::ムイ| l:::!l::::`..トi::::::l::::::::!::::::|

   l:::::|:::::|::,′!_;! !  ヽ!ヽr_、!_ヽ_:|:::::::|::::::|
    |:::::!:::::|::i‐r=ミ、     ,ィ==rァ}:::::::}、:::!
   lハf、:::::!::!弋zぅ}    cヒz.ぅ' /:::, イ !::::| テギュン!テソ!ファイティンーー!!

      l:::`丶! ////  .    ////ィ::::::|ノ:::::l      セヨ~~~!
     |i:::::::ハ     __      !:::::::|::::::::l
      ハ:::::::::丶    i/´ ヽ    /l::::::::l、:::::l
    i, ヘ::_:::__l` 、 ` ー '  ,/ / _:::::!:.丶 l
  ,.イ:.:.// )_):.| i. ー--‐ ブ  i久 ヽ!:.:.:.:.:丶、

   !:.:!:.〈 ′/ ,ノY! 丶  /  (^ヽ  〉:.:.:.:/:.:i
  l:.:ヽ:.ヽ   ′{:l.  ×   ( `   /:.:., ':.:.:.:.:.|

      秋山澪(チュ・サンジュ)さん(17)
人気アニメ「けいおん!!」の登場人物。在日韓国人3世。
作中バンド、『放課後ティータイム』のベース担当。
歴史認識の点で同じバンドのドラム担当・律とよく喧嘩になる。
火病を起こして暴力をふるうこともしばしば。

在日韓国人という設定は当初から明らかにされていたものではなかったが、
韓国の女性に多い通称”お姫様カット”の髪型や同作品の登場人物としては
珍しい釣り目などの容姿や、その気質から韓国のファンからも「同胞ではないか」との声も上がっていた。

――「本当の意味での日韓交流が未だなされていないと感じていた」

原作者のかきふらい(本名・飯島茂)氏は学生時代に朝鮮史を専攻。
”音楽に国境はない”という言葉に魅せられ、作品の題材にバンドを選んだという。
若者の右傾化が世界規模で起こっている中、若者文化からこうした作品が出てくるのは大変興味深いところ。
この春、アニメ「けいおん!!」に注目だ。

ジャッジャッ

憂「そろそろご飯できるからテーブル拭いてー」

唯「はーい……」

唯「憂さん、スマ―」

憂「駄目」

唯「あぅ~」フキフキ

憂「できたー」

唯「いい匂い」

憂「麻婆豆腐だよ!」

憂「あちあちっ!おっとと……」

ズルッ

憂がマットで足を滑らせる

憂「ひゃぁっ!」

ガシャーン

憂が料理をひっくり返してしまう

唯「あっ!麻婆豆腐が!」

憂「あ……」

憂「ごめん、いま始末するから」

唯「私も手伝うよ」

澪「今まで使ってたのあんまりイけなかったからなー」

律「いいなぁ~」

梓「いいですね~」

澪「いいだろー」

律「……私も欲しい!」

紬「え?」

律「私も新しいバイブが欲しい!欲しい欲しい欲しい!ジタバタ」

唯「私も私も~ジタバタ」

唯「それにしても派手にやったねー憂さんや」フキフキ

憂「すみません……」フキフキ

憂「おかず減っちゃったね」

唯「いいよいいよ」

ドロリ……

唯「麻婆豆腐の中から何か出てきたよ、なんだろこれ」

憂「携帯電話だね」

唯「あ、私のだ……さっきテーブルの上に置いたんだった」

憂「麻婆かかっちゃったんだね」

唯「それにしても派手にイったねー憂さんや」フキフキ

憂「すみません……」ハァハァ

憂「すぐにイっちゃったね」

唯「いいよいいよ」

ドロリ……

唯「愛液の中から何か出てきたよ、なんだろこれ」

憂「携帯電話だね」

唯「あ、私のだ……さっきテーブルの上に置いたんだった」

憂「愛液かかっちゃったんだね」

唯「壊れてないといいんだけど……画面は大丈夫みたい」

カチカチ

唯「大丈夫みたい、よかったー」

憂「ごめんなさいお姉ちゃん……シュン」

唯「いいよいいよ、壊れてなかったみたいだし」

憂「ありがとうお姉ちゃん」

唯「さっ、ご飯食べちゃおうよ」

憂「うん」

唯「ハッ!」

憂「どうしたの?」

唯(壊れたふりしてスマートフォンを買ってもらえばよかったんだよ!!アウチッ!)

唯「ごちそうさまー」

憂「お粗末さまでした」

唯「じゃあ、お風呂入っちゃおうかな」

憂「あがったら冷凍庫にアイスあるからどうぞ。」

唯「はーい」

………

………

………

唯「ふぁ~寝ようっと」

ぼふっ

カチカチ

唯「アラームセット完了!なんか携帯電話が麻婆臭いけど……ま、いっか」

唯、就寝

チュンチュン…チチチ

憂「お姉ちゃん起きてー!遅刻しちゃうよー!」

唯「んん…」

憂「お姉ちゃーん!」

唯「……はーいー……むにゃすむにゃす……」

憂「もうっ!」ベリベリッ

憂が唯からタオルケットを剥ぎ取る

唯「あうぅ~」

憂「早くご飯食べて!」

唯「んー」

唯「ぼけーっ、もぐもぐ……」

憂「最近はちゃんと起きられてたのに今日はどうしたの?」

唯「んー?どうしたんだろー」

憂「目覚ましと携帯のアラームかけなかったの?」

唯「鳴った記憶がございません」

憂「寝ぼけてて覚えてないだけだよ」

唯「そうかな~?」モグモグ

カチカチ

唯「あれっ?」

カチカチ

唯「携帯電話がうんともすんとも言わない……」

憂「えぇ~?昨日はなんともないって言ってたなかった?」

唯「うん、でもほら」

スッ
唯が憂に携帯電話を見せる

憂「画面真っ暗だね」

唯「うん、電源もつかないんだよ」

憂「壊れちゃったのかな?」

唯「んー、わかんない。今日、部活終わったら携帯ショップに行ってみるよ」

憂「うん」

店「料理をこぼされた……」

唯「はい」

店「失礼します。パカッ」

店「あーショートですね~」

唯「でも昨日は大丈夫だったんですけど……」

店「水没系での故障はちょっと時間経ってから症状が現れることが多いんですよ

  内部の基盤まで入り込むまでに時間かかったりしますからね」

唯「そうですか……」

唯「修理ってどれくらいかかりますか?」

店「修理ですか?」

唯「はい…」

店「そうですね、この機種なら修理も新しいの購入もたいして変わらなくなってきちゃうんですよ」

唯「えぇっ!」

店「はい」

唯「……わかりました、ちょっと考えてみます」

店「はい、ではパンフレットどうぞ」

唯「ありがとうございます」

あいほんなのか?メガネケースなのか?

唯「って感じだったんだ」

憂「ごめんなさいお姉ちゃん!私がお料理かけちゃったせいで!」

唯「あ、いやもういいってば~」

憂「うん……」

憂「でも、新しい携帯電話買わなきゃね」

唯「そだね」

唯「憂さんや……」

憂「うん。じゃあ、お姉ちゃんが欲しがってたの買っていいよ」

唯「ええっ!いいの!?」

憂「うん、わたしのせいだし」

唯「でもでもっ!今使ってるのより高くなっちゃうよ?」

憂「大丈夫だよ」

唯「憂ありがとう~」ニコニコ

憂「じゃあ明日の放課後買いに行こうっか」

唯「わーい!」

―翌日の昼食―

唯「そわそわ……そわそわ」

律「どうしたんだよ唯」

唯「早く放課後にならないかなと思って~」

紬「あ、そうだ。唯ちゃん、昨日メール返ってこなかったけどどうしたの?」

唯「あぁ、携帯電話壊れちゃったんだよ」

唯「メールはセンターに溜まってるんだと思うよ」

律「ふ、ふーん。そうなんだー」

澪「さわさわ、ナデナデ」

和「ちょっと澪、食事中くらいいじるのやめたら?」

澪「あぁごめんごめん、タッチタッチ」

和「聞いてないわね……」

律「ずっとこの調子だもんな~」

唯(ふふふ、あと数時間後には私もあれを使っているわけか)ニヤニヤ



―放課後―
ガチャ

梓「部活だー!」

梓「って……」

梓が先輩達を見回す

澪「にやにや、なでなで」

唯「そわそわ……時計チラチラ」

紬「お茶こぽこぽ」

律「カタログ、じーっ」

梓「なんですか、これは……」

梓「皆さん! 部活ですよ!」

紬「ごめんね梓ちゃん、みんなあんな調子なの……」

梓「うぅ……」

律「夏モデルのもいいな、ボソッ」

梓「律先輩はお金もないんですし、そんなにカタログ見ても無駄ですよ。それより練習しましょうよ練習!」

律「うーん、そうだなー」

唯「もう帰っていいかな?」

梓「ダメに決まってるでしょ!」

唯「……」

紬「みんな練習しようよ~」

律「しゃーねーやるかー」

唯「はーい」

澪「あとちょっと待ってくれ~」サスサス

梓「……じわっ」

紬「澪ちゃん!」

澪「わ、わかったよ」アセアセ

律「1,2!1,2,3,4!」

………

………

律「よーし、終わり~」

紬「お疲れさまー」

唯「じゃあみんなバイバーイ」

梓「さようなら」

バタン
唯が部室から出て行く

律「じゃあ私も帰るわ」

梓「澪先輩と帰らないんですか?」

律「あ、うん。アイツ歩きながらずっと携帯いじってるからつまんねーんだよ」

澪「携帯じゃない、スマートフォンだ」

律「へいへい」

律「んじゃなー」

バタン

紬「私はカップ片付けてから帰るわ」

梓「澪先輩まだやってるし」

澪「……」

梓「それじゃあむぎ先輩お先に失礼します」

紬「はい、さようならー」

バタン

校門

唯「憂おまたせー」

憂「じゃあ行こっかお姉ちゃん」

唯「うん!」

テクテク

憂「どの機種にするかはもう決めたの?」

唯「うん、Xperiaってのにするんだー」

憂「じゃあMNPでちょっと安くなるかもね~」

唯「おぉ!」

なんだxperiaか

唯「お腹すいたー」

憂「部活中にケーキ食べなかったの?」

唯「食べたけど~」

憂「もう~太るよ~?」

唯「大丈夫大丈夫」

憂「んー…じゃあ、携帯電話買う前に何か食べる?」

唯「ういっす、そうしたいっす」

憂「それにしてもお姉ちゃんと街に来るの久しぶりだね」

唯「そだね~」

憂「そうだ。服も見ていこっか、ちょっと早いけど秋物も出始めてるし」

唯「お~憂さん太っ腹~すなぁ」

スタスタ

唯「あーおいしかったー」

ウィーン

店「いらっしゃいませー」

唯「どうもー携帯電話を買いにきましたー」

店「すみません、そちらの券をお取りになってお待ちください」

唯「あ、はい」

憂「あれ?律さん?」

憂がディスプレイを見ていた律を発見する

唯「え?」

律「あっ……人違いです」コソコソ

唯「いやいやどう見ても律ちゃんですよあなたは。何してるんだねお嬢さん」

律「あははは、いやースマホにしようかなーってさ」

ペースあげろし
ほす

唯「律ちゃんお金ないーって言ってなかったっけ?」

律「ちょっとお金入ってなー」

唯「まさか律ちゃん悪いことしたんじゃ……」

律「んなわけあるかよ」

唯「じゃあどうやって?」

律「それがさ貯金はなかったけど、銀行の方に1万円ちょっとあったんだよ!

  あとはお小遣い前借りで1万円、最後に弟の机の中から2万円発見した」

憂「ちょ、ちょっと律さん……」

律「大丈夫、大丈夫」

一方梓はf-06bを買った

>>66
おい

唯「えくすぺりあください!!」

店員「あいよ」

唯「わーいやった!」

憂「よかったね!お姉ちゃん!!」

~FIN~

「あら、あれは……ちょっと車を止めてちょうだい」

「はい」

キキッ

―――

店「043番でお待ちのお客様ー」

律「はーい」

律「じゃあお先にー」

唯「いってらっしゃーい」

店「では、こちらの書類に―」

「ちょっと待ってください」

律「うぇっ?」

店「あの、あなたは…」

「この人の友人です」

店「はぁ……」

律が振り返る

律「あ、むぎぃ!!」

紬「外から唯ちゃんと律ちゃんが見えたの」

律「そうなんだ。で、どうしたの?」

紬「携帯電話を変えるんでしょう?」

律「まぁな」

紬「それなんだけどね、な・ん・と!携帯電話が格安で買えます!」

律「えっ?」

紬「株主優待の券が余ってるの~よかったら使って」

律「い、いいのか!?」

紬「でもね、スマートフォンには使えないの……」

律「あちゃー」

唯「どうしたの律ちゃん、むぎちゃん」

律「むぎが安く買えるようにしてくれるっていうんだけどさ」

唯「えぇっ!? なんですとぉー!?」

………

律「~というわけなんだ」

唯「そうなんだ~」

律「どうする?」

唯「うーん……じゃあスマートフォンじゃなくてもいいや」

律「えっ」

憂「えっ」

唯「ていうか律ちゃんは持ってきた4万円のうち2万円は弟くんのお金じゃん」

律「あ、うん」

唯「なら安く買えるのにしたほうがいいよ」

律「……確かにそうだなー」

律「じゃあ選びなおすか」

唯「そうしよー」

律「すみません店員さん」

店「あ、いえいえ。どうぞゆっくり選んでください」

律「すみませんー」

律「さて、どれにしようかね」

唯「夏モデルのにしようよ!新しいのがいいよ!」

律「そうだな」

唯「律ちゃんや!」

律「なんだ?」

唯「これみてこれこれ!」

律「うん?」

唯「1320万画素でフルHDで動画撮影もできるよ!」

律「おぉ」

唯「機能もほとんどついてるし!」

律「やっぱりスライド式だよなー。お、ここから横にもなるのか」

唯「防水だよ!」

律「おっちょこちょいの唯にはいいな」

唯「今回、麻婆豆腐をかけたのは憂だよー!」プンプン

憂「ごめんなさい……」

唯「決めた!これにするよ」

律「じゃあ私もこれでいいや」

紬「じゃあ私もこれで!」

律「むぎも変えるのか?」

紬「うん、お揃いの携帯電話にしたいの!」

唯「何色にしようかな~」

律「ブラックだぜ!」

紬「じゃあ私はホワイト~」

唯「じゃあ私はcyanってので」

律「すみませーん」

店「はいー」

なんだF06Bか
唯とお揃…ゴクリ

店「ありがとうございましたー」

ウィーン

律「買っちゃったなー」

唯「いいねこれ~」タッチタッチ

紬「練習撮影しようね!」

律「おーう」

唯「大事にするからね~」スリスリ

憂「よかったねお姉ちゃん!」

唯「うん、憂のおかげでみんなとお揃いのにもできたんだよ」

律「ははっ」

>>88
お前とお揃いかよ・・・

律「そうだ!ストラップとかも見ていこうぜ~」

唯「そうしようそうしよう!」

律「むぎは時間大丈夫か?」

紬「大丈夫です!」

憂「けっこう遅くなっちゃうかも。お姉ちゃん、夕食は街で食べていこうっか?」

唯「賛成賛成!」

律「私も一緒していい?」

唯「どうぞどうぞ」

紬「私も私も~」

唯「どうぞどうぞ」

紬「明日の部活で演奏してるとこ撮ろうね」

律「だなー」

唯「もぐもぐ……ウンウン」ブンブン

唯が首を縦に振る

憂「あぁっ、お姉ちゃん口の周りにいっぱいつけちゃって」フキフキ

律「ぶほっ! 唯、お前は子供か!」

憂「なんか恥ずかしい……かも///」

紬「うふふっ……」

紬「そうだ、早速撮影してみるわ」

紬「じゃあ撮りまーす」

唯「もぐもぐ……とってもおいしいです。ピース!」

律「美少女田井中律ですーイェーイ」

紬「憂ちゃんも一言どうぞー」

憂「え、あー……平沢憂です、よろしくどうぞ」

唯「ちょっと憂、もっと変わったこと言わなきゃ~」

憂「お姉ちゃんだって美味しいって言っただけだよ~」

律「あははっ」

紬「ふふっ」

………

………

律「じゃあ、また明日部活の練習でなー」

紬「ばいばーい」

唯「じゃあねー」

憂「律さん、紬さんさようならー」

―翌日―
ガチャ

梓「おはようございますー」

律「おはよー」

紬「梓ちゃんが入ってきましたー」

梓「むぎ先輩、どうしたんですか?」

紬「梓ちゃんを撮ってるの」

梓「あ、はい。撮ってるのはわかるんですけど……」

律「昨日、携帯を変えてさ、動画も綺麗に撮れるから撮影してるんだよ」

梓「そうなんですか」

紬「梓ちゃん一言どうぞー」

梓「え……」

律「あずにゃんでにゃーとかやったれ」

梓「えぇー」

紬「梓ちゃん!」

梓「もう……今回だけですよ?」

紬「律ちゃん! 猫耳渡して! 猫耳!」

律「おう、ほら梓」

律が梓に猫耳カチューシャを手渡す

梓「はぁ……」スチャ

梓「コホン……あずにゃんだにゃあ~」

紬「最高!」

梓「はぁ……(何やってんだろ私……自己嫌悪)」

紬(去年は確かにあった"照れ"が段々となくなってきたせいでイマイチね……)

律「澪と唯まだかな、電話してみるかな」カチカチ

梓「あれっ、律先輩も変えたんですか?」

律「ん?あぁそうだよ」

梓「むぎ先輩のと似てますね」

律「似てるっていうか色違いな」

梓「ホントだ、一緒に行ったんですか?」

律「うん、まぁ一緒になったっていうのかな」

梓「へー」

ガチャ

澪「おはよう」

律「うーっす」

紬「澪ちゃんおはようー」

梓「おはようございます」

澪「なんだ、私が最後か」

律「うんにゃ、あと唯だ」

澪「そう」

スタスタ

ガタッ

澪「……」サワサワ

澪が椅子に座ってスマホを弄り始める

律「飽きないなー」

澪「うん……」タッチタッチ

紬「じーっ」

梓「むぎ先輩いつの間にか澪先輩を撮ってるし、澪先輩は気づいてないし……」

澪「んーなんだー?」

澪が視線を動かさずに喋る

梓「むぎ先輩が澪先輩のこと携帯で撮影してるんですよ」

澪「えっ?」すっ

澪がむぎのほうを向く

澪「本当だ。あれっ、むぎ携帯変えたのか?」

紬「そうなの」

澪「ふーん、スマートフォンにしなかったんだな。ふっ」

紬「う、うん」

澪「あえて時代の流れに逆らってガラパゴスを選ぶとはな」

紬「あ、うん……」

澪「やっぱりXperiaの方がいいぞ!」

律「はぁ……」

澪「そこ、ため息をつかない!」

律「はいはい」

梓「それにしても唯先輩まだですかね」

ガチャ

部室のドアが開く

梓「あっ」

唯「おはよー、ちょっと寝坊しちゃったー」

律「おはよう」

紬「唯ちゃんが来ましたー」

唯「あ、むぎちゃん撮ってるんだー。ピース!」

紬「ピースいただきました!」

唯「へへっ」

唯「じゃあ私もむぎちゃんを撮るね!」ゴソゴソ

唯「じゃあ撮りまーす」

紬「撮られまーす」

律「なんでカメラ向け合って撮ってるんだよ……」

梓「撮影してる姿を取り合ってるって意味ないですね……」

澪「あ、唯の携帯も変わってる」

律「壊れたって言ってただろ?」

澪「あぁ、そうだったな」

澪「でもXperiaじゃない……」

律「あぁ、それはだな」

律「~っていうことなんだわ」

澪「……」

澪「律も変えたんだよな?」

律「まぁー……ははっ……」

澪「……じゃあ3人はお揃いなんだ」

律「う、うん」


唯「あははー」

紬「うふふー」


澪「ふぅー……・ふぅぅぅ……」ブルブル

                                 ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧

      /      .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::/::::}ヽ\      <          ___    >
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律「な、なんだよいきなり……・」

澪「ふぅ……落ち着いた」

澪「おい梓」

梓「はい?」

澪「Xperia買ったらどうだ?」

梓「えっ……」

澪「この3人は裏切ったからな」

律「おいおい、裏切ったって――」

澪「うるさい」

澪「なぁ、梓ぁ~Xperia買っちゃおうよ~」

梓「えぇ……」

澪「もしかして……お前も三人と同じの買いたくなったのか?」

梓「い、いえっ……」

澪「じゃあ買えばいいじゃん」

梓「じゃあ、って……」

梓「簡単に言わないでくださいよ、タダじゃないんですから」

澪「そうだけどさぁ、梓はお金貯めてるって言ってなかった?買えるだろ?」

梓「買えないこともないですけど……」

澪「うん」

梓「別に新しいの欲しくないんで」

澪「……じわ」ウルウル

              __
           ,  ' ´::::::::::::::::::::::`  、
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.   ,′::::::!:::::::,!:::/,l:! !::ト!、:::lヽ::::::l::::::::l:::::::!

   i::::::!::::|:::::ムイ| l:::!l::::`..トi::::::l::::::::!::::::|

   l:::::|:::::|::,′!_;! !  ヽ!ヽr_、!_ヽ_:|:::::::|::::::|
   |:::::!:::::|::i‐r=ミ、     ,ィ==rァ}:::::::}、:::!   梓は私が一人ぼっちになってもいいのか!
   lハf、:::::!::!弋zぅ}    cヒz.ぅ' /:::, イ !::::|

      l:::`丶! ////  .    ////ィ::::::|ノ:::::l
     |i:::::::ハ     __      !:::::::|::::::::l
      ハ:::::::::丶    i/´ ヽ    /l::::::::l、:::::l
    i, ヘ::_:::__l` 、 ` ー '  ,/ / _:::::!:.丶 l
  ,.イ:.:.// )_):.| i. ー--‐ ブ  i久 ヽ!:.:.:.:.:丶、

  !:.:!:.〈 ′/ ,ノY! 丶  /  (^ヽ  〉:.:.:.:/:.:i
  l:.:ヽ:.ヽ   ′{:l.  ×   ( `   /:.:., ':.:.:.:.:.|
  ヽ:.:ヽ:.}_    }:.! /こ_ハ  /{.  ,/、/:.:.:.::.:.:.:|、
   ハ:.:.:V:.:\  ノ:.:V//! l、V:.:.!、 /:.:.Y:.:.:.:.:.:.:.:.!:ヽ
  i::{:.:.:.:!:.:.:.:.:.ヾ_}、:.!{ i | | i. }:.(/:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:l:::::i

梓「そんなことないですけど」

律「あのさ、携帯が違うくらいで仲間外れにしたりなんかしないから……」

澪「うるさいうるさい!」

律「はぁ~ダメだこりゃ」

澪「最初にXperia欲しいって言い出したの律だろ!欲しい欲しいって暴れたのはなんだったんだ!」>>3

律「いや、だから安く買えるってなったからさ……」

澪「私達、親友じゃなかったのか!私が仲間外れにならないようにXperiaを選ぶのが親友じゃないのか!」

律「いや、だからぁ~」

澪「うるさいうるさい!言い訳なんか聞きたくない!」

唯「ねぇ、どうしたの?」

紬「これも撮っておこうかしら?」

澪「ギロリッ!」

唯&紬「ヒィッ……」

澪「カメラ止めろ!」

紬「は、はいっ!」

律「おい澪、いい加減にしろって」

澪「……ギロリ」

律「なんだよ、私には通じないぞ」

律「さっきも言ったように安く買えるってなったからこれ選んだの」

澪「……」

律「私も唯もXperia買う寸前まで言ったんだから」

澪「そのまま買ってればよかったのに……」

律「……親友の為とはいえ、わざわざ何万も損するように金使うことなんかないだろ?」

律「私が澪の立場だったら安いほうにしなよって言うよ」

澪「私は律が変えるなんて知らなかったから」

律「まぁたしかに変えようとしてたのを黙ってたのは謝るよ」

唯「律ちゃんは澪ちゃんを驚かせようとしてたんだよ、憂が律ちゃんを見つけた時も最初人違いの振りしてたもん」

澪「……」

律「いや、唯もういいって」

紬「よくないわよ律ちゃん!」

律「むぎ……」

紬「律ちゃんはね、澪ちゃんが私達三人と違う機種になっちゃうことを気にしてたの」

澪「……今さら……後からなんとでも言える」

紬「証拠だってあるわ!」

澪「……」

紬「携帯を変えた後、みんなでアクセサリを買いに行ったの」

唯「うん」

紬「そこで律ちゃんは機種は違うのになっちゃたけどストラップは一緒のにしたいって2つ同じストラップを買ったの」

澪「えっ……」

紬「ほら、律ちゃんの携帯についてるストラップ。今までと違うでしょ?」

澪「……チラッ」

澪(本当だ……)

紬「それでもう一つは今日、澪ちゃんにプレゼントするって言ってたの。律ちゃん!」

律「ん、あぁ」ゴソゴソ

律が鞄の中から小さな袋を取り出す

律「はい、これ」

澪「……」


後からならなんとでも言える、だな

澪「……」

紬「気まずいのはわかるけどここは謝った方がいいわよ澪ちゃん」

澪「……」

律「あーいいって」

紬「でも――」

律「いいのいいの、付き合い長いからわかるんだよ、今はダメだ。

  もうちょっとしたら気持ちも落ち着くだろ」

紬「そう?」

澪「……私も」

律「あ?」

澪「私も……みんなと同じのがいい……」

梓「これは……」

律「あらら」

澪「私もみんなのと同じのがいい!同じのにする!」

律「はぁ~」

梓「あはは……」

律「お前変えたばっかりだろ」

澪「でもっ!」

律「また金かかんぞ? いいのかよ」

澪「……いい」

律「よくないって! よく考えろ、な?」

澪「……」

                  ______
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        |:::i::::Lト、| | 、八::::::::| :|:::: |ヽ__:|::::::::::::::!:|::::::::::::|
        |:::| ::ハ代卞、   ̄ _,斗ゥテぇ ! :::::::::: リ} :::::::::|   X

      x   |:::|::::::∧ cVソ       ヒ以o ,::::::::::::/_ノ :::::::: | x
     X     Ⅵ ::::::::::./////// 厶:-‐'´∧::::::::::::::{       澪「律は、私が同じ携帯にするの嫌なの?」
         V/|::人           /:::::::::/ ::::::::::::::::::',
      Χ     |:::::|{\  t‐、    ィ′:::::∧ ::::ヽ::::::::::::',
             |::::八:::::丶、__... -</::::::.:::厶'|::::::::::\ ::::::::.
             |:::{  \ ::::: __/´ ̄ ̄ ̄( │:::::::::::::::::::::::::.
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律「んなわけあるかよ」

澪「じゃあ変える……」

律「めんどくさい奴だな」

澪「うぅ……」

律「じゃあ澪と私の携帯を交換ってのはどうだ?」

澪「交換?」

律「あぁ、それなら澪は唯とむぎとお揃いになるぞ。どうだ?」

澪「でも律だけ違うのになっちゃうよ?いいの?」

梓「あの、私も……」

律「いいんだよ、私がいいって言ってるんだから」

梓「あの、私も……」

お風呂入ってきます、この後は携帯になります

澪「いいだろこれ」

唯「え?何が?」

澪「これだよ律だよ」

唯「え?」

澪「かわいーんだぞー?ほらこうやると…」サワ

律「ひゃ///」



こんなスレかと

梓「あの!ですから私も違うんですけどっ!」

律「あーはいはい、わかってるって。てかさっき変えなくてもいいって言ったじゃねぇかよ」

梓「そうですけど……」

律「ま、話がややこしくなるから梓のことはとりあえず後で、な?」

梓「はい……」

律「それで――澪はどうする? 携帯交換すんの?しないの?」

澪「……しない」

律「はぁ~」

澪「ため息つくな……ぐすっ」

律「だって、このままじゃ解決しないじゃんかよ」

澪「番号とかアドレスのこともあるし……料金だって……」

律「うーん……確かに色々と面倒だなぁ」

律「梓がXperiaにすれば一番いいんだけどな」

律「ジロリ。さっき自分も違うのが嫌だみたいなこと言ってたしな、ジロリ」

律が梓を見る

梓「……私はどっちかと言うと律先輩達が使ってるのがいいんですけど、安く買えるって言うし」チラリ

梓が紬を見る

律(アホかー!ここは澪と一緒のにするって言うしかなかったろー!)

澪「……うぅ」

律(むぎっ! もう安く買えないって嘘をつくんだ! 頼む! 空気を読めっ! 読んでくれ!)

紬「ちょうどあと一台分だけ安く買えるの、よかったわね梓ちゃん」

梓「本当ですか!やったぁ!」

律(最悪だ……。二台なら澪も思いきって変えるって最終手段が使えたのに……)

律(何かいい案はないか……)

律「あ!そうか!」

律「よし!いける!」

梓「はい?」

唯「律ちゃん?」

律「梓、早速機種交換に行くぞ、私もついていく」

梓「私は機種交換じゃなくて、キャリア移るやつです」

唯「MNPだね!」

梓「あ、はい。それです」

律「こまけぇこたぁいいんだよ、とにかく行くぞ!」

澪「え……私は?梓まで律達と一緒のにしたら……」

律「いいからいいから!待ってろー」

…………

唯「律ちゃんとあずにゃん、遅いね」

紬「えぇ」

澪「……ぐす」

ガチャ

律「ただいまー!」

唯「おかえりー」

梓「戻りましたー」

紬「お帰りなさい」

律「じゃーん!」

律の手にはXperiaが握られていた

澪「律、それ……」

梓「律先輩は錬金術師です!」

律「ふっふっふー」

紬「梓ちゃん、携帯は?」

梓「あ、唯先輩とむぎ先輩と遅いです。ブラックです」

紬「梓ちゃんも、律ちゃんも変えたんだ……」

唯「お金はどうしたの?」

律「んっふふー。わからないか?」

唯「さっぱりだよー」

×
梓「あ、唯先輩とむぎ先輩と遅いです。ブラックです」


梓「あ、唯先輩とむぎ先輩とお揃いです。ブラックです」

スマソ

律「あのな、まず梓が携帯を変えるんだよ」

唯「うん」

律「でも、それは使わない。梓が使うのは私の携帯」

唯「うん」

律「そうすると最新機種の新品が余るわけだ」

唯「ほうほう」

律「次にその新品をそこらの店で買い取ってもらう。新品だから高く売れる」

唯「はいはい」

律「で、売ったお金で私が澪と同じのにする」

紬「あぁ、なるほど」

律「結局、梓が元々払う分しかお金はかかってない。ま、梓が私のでいいって言ってくれたからできたんだけどさ」

梓「律先輩のもほぼ新品でしたからね」

ちなみに、株主優待の券で安く買えるとか全くの嘘設定です

律「澪ちゃん、どうよ」

澪「ありがとう律」

律「いいって」

澪「いくない……ちゃんとお礼がしたい」

律「いいから!」

澪「……」

律「それよりストラップ、付けてよ。せっかくプレゼントしたんだから」

澪「うん」

スチャ

律「よし、これで機種もストラップもお揃いだなっ!」ニコッ

澪「嬉しい。ありがとう律……」ダキッ

律「や、やめろやいっ!照れるわっ!」

紬「こ、これは撮影しなきゃ!」

律「おい、むぎ撮るなー!」

梓「あはは……」

―月曜日・朝―
和「見て、携帯変えたの」

唯「iPhoneだ!」

紬「可愛いわ~」

唯「ちょっと触らせてー」

和「いいわよ。はい、どうぞ」

唯「ありがとー」サワサワ

―――

律「おはよー」

澪「おはよう」

律と澪が入ってくる

紬「2人ともおはよう」

律「お、唯が持ってるのはiPhoneじゃないですか」

唯「うん、和ちゃんが変えたんだってー」イジリイジリ

律「へー」

澪「ぶふっ!!」

律「ん?」

和「どうしたの?澪」

澪「ふふっ! くくくくっ!」

紬「澪ちゃん?」

澪「あははははははっ!ひーひっひっひっ」

唯「澪ちゃん……?」

澪「アイホンだってwww」

和「え……」

澪「和、なんでiPhoneなんかにしたんだよ。ぷくくくっ」

和「なんでって……。いいなぁと思ったから……」

澪「iPhone4には色々と欠陥があるよね?」

紬「……(まただわ)」

澪「アンテナとかさ、左手で持つと感度が下がるとかないよー」

律「……(始まった)」

澪「液晶の黄ばみも結構言われてるよね」

唯「……」スッ

コト

唯が弄るのをやめて和のiPhoneを机に置く

澪「日本のと較べるとスペック的には劣るよね」

和「……」

澪「林檎信者と流行に流される人しか選ばないと思ってたけど。和には選んでほしくなかったなー」

澪「和!今ならまだ負けを認めて引き返せるよ!」

和「……負け?負けって何よ……。勝ち負けなんかないと思うけど……」

澪「いいからいいから!私や律と同じのにしようよ!」

和「べ、別にいいわよ……」

唯「……はぁ」

紬「……ふぅ」

律「あ、ダメだコイツ。何にも反省してねー!!」

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