淡「先輩は寝相悪いなー」誠子「うう体が痛い」 (102)

菫「やっと合宿所に着いたな」

淡「つかれたー」

照「売店行ってくる」

菫「まず部屋に荷物置いて来い」

尭深「カギ貰ってきました」

菫「ありがとう」

菫「それじゃあ一旦解散だな」

誠子「私達も行くぞ大星」

淡「はーい」

部屋

淡「わーあ広ーい」

誠子「さすがだな」

淡「これで個室だったらなー」

誠子「しかたないだろ尭深に負けちゃったんだし」

淡「でもさー、あれ?」

淡「ベット一つしかないよ?」

誠子「おかしいな、部長に連絡してお店の人に聞いてみるか 」

電話「プルルルル」ガチャ

誠子「すいませんいきなりですが」

菫『どうした?いきなり何か不備でも?』

誠子「はい、こっちの部屋にベットが一つしかなくて」

菫『ふーむ店の方に問い合わせてみる待ってろ『私達どうせひとつしか使わないんだし変わってあげたら?』

菫『お前は黙ってろ』

菫『それじゃあちょっと待ってろ』

誠子「わかりました」

ガチャ

淡「スミレなんだって?」

誠子「少し待ってろだってさ」

淡「これ、私達同じベットなのかなー?」

誠子「もしかしたらな」

淡「やだなー」

誠子「露骨に嫌がられるとつらいぞ」

誠子「んじゃちょっと外でも回ってこようかな」

淡「私も行くー」

誠子「おう、じゃいくか」

合宿所の近く

誠子「ふー自然も多くて良いところだな」

淡「でも虫がうるさい」

誠子「はは、なれるといいものだよ」

淡「そうかなー」

誠子「大星は虫は嫌いか?」

淡「だって気持ち悪いんだもん」

誠子「なるほど」

淡「先輩は平気なの?」

誠子「まあエサとかにも使うからな」

淡「あー」

淡「あ、あんなところにお土産屋さん」

誠子「ほんとだ何か買ってくか?」

淡「うん、お揃いのお守り買おうよ」

誠子「ああ」

誠子「そろそろ戻った方がいいかな?」

淡「練習は晩御飯の後からだよ?」

誠子「いや、ベットの方も気になるからな」

淡「あー、そうだね」

誠子「よしそろそろ行くか」

淡「うん」

合宿所

菫「おお良いところに」

誠子「どうでした?」

菫「ああ、こっち側の連絡に不備があったんだと」

淡「誰だよもー」

誠子「そういえば、大星が」

[淡「はーい私が連絡する―」]

誠子「って言って騒いでたような」

淡「あー、そうだったっけ?」

菫「おい淡」

淡「ひっ」

誠子「部長今回は自業自得って事で許してあげてくださいよ」

菫「しかし亦野、お前も」

誠子「いえ、可愛い後輩の失敗ですから」

菫「そうか、大星反省しとけよ」

大星「はい」シュン

菫「それでベットの事なんだが」

菫「いまから違う部屋を確保するのは無理そうなんだ」

誠子「そうですか、それじゃあ二人で寝ます」

淡「しかたないなー」

菫「あまり調子にのってるとロンするぞ」ボソッ

淡「ひっ」ビクッ

菫「まあいい晩御飯は一緒に取る事になってるので忘れずに来いよ」

誠子「はい」

淡「はい」ガクガク

淡「あー怖かった」

誠子「あんまり先輩に軽口を言うもんじゃないぞ」

淡「でも、先輩は許してくれるじゃん」

誠子「それはそれだ」

淡「それはそれか」

誠子「よしっ気晴らしに風呂でもいこーか」

淡「いぇーいお風呂」

誠子「よしっ準備だ」

淡「らじゃー」

お風呂

淡「わーい一番のりー」

誠子「あんまり騒ぐな」

尭深「あれ?二人も来たんだ」

誠子「尭深も居たのか」

淡「ちぇー一番じゃなかった―」

淡「あわあわ」アワアワ

誠子「わっしゃわっしゃ」ワッシャワッシャ

尭深(淡がアワアワ、ワッシャーがワッシャワッシャ)クスクス

淡、誠子「「どうしたの?」」

なんかすごいデジャヴ

誠子「ふー良い湯だな」ペターン

淡「まったくもって」ペターン

尭深「そうだね」ボヨーン

誠子「凄いな」

淡「まったくもって」

尭深「?」

淡「どうしてだろおっきなおもちを見ると触りたくなってしまう」ウーム

誠子「空にでも飛んで行っちまえ」

>>20
前途中で落ちたから最初からやってる

淡「部屋どうだった?」

尭深「広かったよー」

誠子「いや、うちと同じタイプの部屋だろ」

尭深「あれ?二人は二人部屋じゃないの?」

誠子「まあ色々あってさ」

淡「ギクッ」

説明後

尭深「なるほど」

淡「タカミーも怒る?」ウルウル

尭深「んーん失敗はつきものだよ」ナデナデ

淡「ありがとうやっぱりタカミーは優しいね」

淡「それに対してあのオババスミレは」チョンチョン

淡「何?」

菫「だれがオババだって?」

淡「...オワタ」

淡「ブクブク」

誠子「どうも」

菫「お前らもきてたか」

照「うわぁ悲惨」

尭深「淡ちゃん大丈夫?」ヨシヨシ

淡「タカミーマジ天使」

菫「かゆいところにシャープシュート」

照「そこホーンだよ?」

菫「あいたっ」

誠子(なんだか不思議な光景)

尭深(二人仲いいなーもしかして)

淡「菫の胸が心なしか小さくなった気がする」ボソッ

菫「おい、大星聞こえてるぞ」

淡「ひっ」ビクッ

照「ドリルでございまーす」ギュルルル

菫「いつも思うがお前のそれは何なんだよ」

照「...ドリル?」

菫「疑問形かよ」

誠子(なんだか不思議な構造)

尭深(回転の速さ凄いなーもしかして)

淡「ルルルってカタカナにするとすんごい回ってるみたい」

照「流すよー」バシャー

菫「ふー」ブルブル

照「ふー良い気持ち」

菫「生き返るなー」

淡「菫、ババアみたい」ボソッ

菫「ああ?」ギロッ

淡「心の底からのごめんなさいをあなたに贈る」

誠子「こら、淡」

尭深「楽しそう」クスクス

菫「そういえば他にも不具合があったやついるか?」

誠子「こっちはベットだけですね」

尭深「こっちも特に」

菫「そうか、連絡を取った奴がアレだしなんか不具合があったら言ってくれ」

誠子「はい」

尭深「分かりました」

淡「ぐぬぬ」

照「尭深印のプリン」ジュルリ

菫「これからの日程はさっき言ったとおりだ遅れるなよ」

尭深「はい」

誠子「はい」

淡「晩御飯何かな?」

照「デザートつきがいいな」

淡「私はカニ」

菫「...私は照を担当する、亦野は大星をマークしろ」

誠子「了解しました」

尭深「二人とも頑張って」

淡「せっかくお風呂に居るのに部活の話とかつまんないー」

菫「確かにそうだな」

淡「よし、それじゃあ恋バナしようよ」

誠子「恋バナ?」

淡「うん」

誠子「恋バナってお前」

尭深(これは色々探るチャンス)キュピーン

尭深「わたしも興味あります」

誠子「尭深まで」

照「暖かい」

菫「そんなこと言ってもな」モジモジ

尭深「先輩は彼女とか居ないんですか?」

菫「そんないきなり」

淡「さあさあハッキリ言っちゃいなyo」

誠子「宮永先輩止めなくていいんですか?」

照「面白そうだからいい」キリッ

淡「何で私だけ」プスプス

菫「調子に乗り過ぎだ」

尭深「収穫なしか...」

誠子「大丈夫か?」

淡「ううーん」

照(これは面白いネタが出来たなー)ジュルリ

菫「?」ゾクッ

誠子「回復が遅いなー」

尭深「淡ちゃーん」ペシペシ

菫「強くやり過ぎたか?」

照「のぼせたんじゃない?」

誠子「あー」

淡「ううー」グッ

誠子「ビンゴみたいですね」

菫「そういえば結構入ってるからな」

誠子「それじゃあ先に出てますねー」

尭深「私もそろそろ」

淡「うーん」ヨロヨロ

ガララ ピシャッ

照「菫」ツツー

菫「ヒッ」ビクッ

照「さっき何で私たちの事言わなかったの?」ボソッ

菫「そ、それよりはやくでないか?のぼせて顔が熱く」

照「だーめ、逃がさないよっ」ニコッ

菫「こんなところで」

照「だいじょうぶすぐ終わるよ」クチュッ

菫「ひゃっ」ビクッ



誠子「ふう、良い風だな」

淡「やっと生き返ったよ」

尭深(よく考えると今お風呂場には二人きり)

淡「あ、あの星綺麗」

誠子「そういえばまだ一回も麻雀してないのか」

尭深「そういえばそうだね」

淡「うわ、憂鬱」

誠子「さてそれじゃあ行こうか」

淡「うん」

尭深「たしか先輩二人の部屋だよね」

誠子「うん、そうだよ」

淡「よしっ出発ー」

三年部屋

淡「おじゃまー」

誠子「おじゃまします」

尭深「おじゃまします」

照「うん、いらっしゃい」

菫「うう...」グッタリ

淡「スミレ何でぐったりしてるの?」

菫「なんでもない」

尭深(これは、アレだな)

照「ねぼせちゃったみたい」

淡「へー」

夕飯

淡「おいしそー」

誠子「ハリツヤのいい刺身だな」

尭深「おいしそうな野菜」

照「わらびもち」ジュルリ

菫「デザートは最後だ」

淡「あれ、回復してる」

菫「それじゃあ、いただきます」

みんな「いただきます」

菫「ごちそうさまでした」

みんな「ごちそうさまでした」

淡「おいしかったー」

誠子「ほんとにな」

尭深「うん」

照「満足」ゲップ

菫「お前らこれからなにするか忘れてないよな」

淡「もちろんだよ」

照「それは」

淡、照「「まくら投げ」」ババーン

菫「ちがう」

誠子「そうですよ食べたばっかりじゃないですか」

尭深「少し休んだ方が」

菫「そういう意味じゃない」

菫「麻雀だ麻雀」

淡「ああ..」

照「忘れてた」

菫「まさか、お前らまで忘れてるとは」

誠子「いやすいませんついノリで」

尭深「すいません」

菫「もういいはやく始めるぞ」

淡「ああ疲れた」

誠子「さすがに私も疲れました」

尭深「...ねむ...い」

菫「それじゃあ、解散だな」

照「せっかく腕があったまってきたのに」

菫「もう無理だ諦めろ」

部屋

誠子「はあ、疲れた」

淡「一番乗りー」ドサッ

誠子「二番乗りー」ドサッ

淡「くーかー」

誠子「はやっ」

誠子「まあいいや、はやくねよっ」

夜中

淡「くーかー」ゲシッ

誠子「ぐふっ」ズルッ

ドサッ

誠子「ううん...あれ」ムクッ

誠子「ベットから落ちてる」

淡「ううーん」ムクッ

誠子「起こしちゃったか」

淡「あー、先輩ベットから落ちてる」

淡「寝相悪いなー」

誠子「余計なお世話だ」

風呂

淡「今日こそ一番乗り」

誠子「ふぁー」

尭深「おはよう」

淡「うおっはやっ」

誠子「朝はやいな」

尭深「うんいつもの癖で」

誠子「へー」

淡「ぐぬぬ」

照「みんなはやいね」

淡「テルーおはよー」

誠子「おはようございます」

尭深「菫先輩は一緒じゃないんですか?」

照「うん、まだ寝てるよ」

淡「スミレは朝弱いなー」ハハハ

その頃

菫「んー」ガクガク ブブブ

こっから先は新しく書くから投下ペース遅くなると思う

淡「そういえば夜に何にもなかった?」

尭深「どうして?」

淡「ほら、この旅館結構老舗じゃん?」

淡「こういう旅館って出そうじゃん?」

誠子「何が?」

淡「お・ば・け」

誠子「は?大星、お前そういうの信じる方だったか?」

淡「もしもだよ、もしも」

誠子「もしもってな」

淡「やっぱり出なかった?」

照「こっちは出なかった」

尭深「こっちも」

淡「つまんなーい」

尭深「というより昨日はすぐ寝ちゃったから」

淡「なるほど、なるほどー」

誠子「いや、何がなるほどだよ」

淡「いや、気付かないうちにもう呪われてるかもしれないと思って」

誠子「ないない」

淡「いや、そうなると」ジッ

尭深「何?」

淡「一人部屋のタカミーが一番危ないと思って」

尭深「」ビクッ

誠子「おい、大星あんまり尭深を怖がらせるなよ」

淡「でも私たちとテルー達は一人部屋でしょ?」

誠子「確かにそうだけど」

淡「もしかしたらもう憑かれてたりして」

尭深「・・・」ガクガク

誠子「やめい」ポカッ

淡「あいたっ」

淡「でもさー」

誠子「でもじゃない、というかそんなものいるわけないだろ」

淡「わかんないじゃん」

尭深「そんなのいない?」ガクガク

誠子「尭深も間に受けないでよ」

尭深「よかったー」ホッ

淡「むー」

淡「それじゃあ、お店の人に聞いてみようよ」

誠子「もしいるとしても言わないだろ」

淡「確かに」

照「・・・」

誠子「あの、宮永先輩さっきから黙って何してるんですか?」

照「大丈夫、鏡で見る限り誰にも憑りついてはなかった」

誠子「憑りついては?」

菫「はあ...はあ...」ガラッ

淡「あーやっと起きたのー?」

淡「遅かったねー」

菫「ああ、今起きたところだ」ハアハア

誠子「具合悪そうですね」

菫「少しな」ハアハア

尭深(何か事件(性的な)のにおいがする)

淡「もう、菫が来るの遅くてのぼせるところだったよ」

誠子「昨日みたいになるなよ」

淡「分かってるよ」

尭深「私もそろそろつらいな」

誠子「それじゃあ私たちはそろそろ上がろうか」

淡「えー、まだいるー」

誠子「だめだ、また倒れるかもしれないだろ」

淡「ちぇー」

尭深「それでは」

菫「ちょっま」

ガララ ピシャッ

菫「」

照「菫、体洗ってあげるよ」ツツー

菫「ひゃっ」ビクッ

照「遠慮なんてしなくていいからね」ツツツー

菫「えんりょなんて...」

照「菫」スッ

菫「や...め...」

照「愛してる」クチュッ

「あああああああ」

旅館ホール

淡「ぷはー」

誠子「風呂上りはこの一杯に限るなー」

尭深「」コクコク

誠子「そういえば旅館の売店にはまだ行ってなかったなー」

淡「行きたーい」

誠子「それじゃあ、一回戻って財布を持ってこないとな」

誠子「尭深も一緒に行く?」

尭深「」コクコク

誠子「それじゃあ、部屋に迎いに行くから」

尭深「ふう...わかった」

部屋

誠子「さってとー」

淡「お菓子何があるかなー」

誠子「宮永先輩はもういったんだっけ?」

淡「言ってたねー」

誠子「財布はー」

コンコン

淡「もー誰?」ガチャッ

淡「はーい」

尭深「あの、来ちゃった」

誠子「早いね」

淡「いらっしゃーい」

誠子「いらっしゃい」

尭深「お、おじゃまします」

誠子「それにしてもはやいね」

尭深「ちょ、ちょっとね」

淡「あ、もしかして」

尭深「」ビクッ

淡「さっきおばけとか、からかったせい?」

尭深「」コクン

淡「ははは、タカミーはかわいいなー」

尭深「ううう」

誠子「おい、大星あんまり尭深をからかうんじゃない」

淡「だっておばけ信じてるんだよ?」

誠子「...そうか、大星は信じてないのか」

淡「あたりまえじゃーん」

誠子「それじゃあ、尭深と部屋交換するか」

淡「へ?」

誠子「よしっ決まりだな、尭深今日からよろしく」

尭深「よ、よろしく」

淡「ちょ、ちょっと待ってよ何でいきなり決まってるの?」

誠子「いいじゃないか、昨日一人部屋が良いって言ってたし」

淡「そ、そうだけど」

誠子「それに、おばけと会えるかもしれないぞ」

淡「お、おばけ」

イメージ映像

おばけ「あははは麻雀ってたのしいよね死ぬまで一緒に楽しもうよ」

淡「いやーーーー」

あばけ「カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン」

終了

淡「あわわわわわわわ」ガクガク

誠子「どうした?一人でも怖くないんだろ?」

淡「ごめんなしゃい」ヒッグヒッグ

誠子「反省してるか?」

淡「うん」ショボーン

尭深「わたしも一人はいや」プルプル

誠子「確かにそうだな、かといって先輩達に迷惑はかけたくないし」

淡「タカミーも一緒に寝ようよ」

誠子「狭くないか?」

淡「大丈夫だよ、ベット広いし」

誠子「まあ、そうだな」

誠子「それじゃあ勝手に決めちゃったけど尭深は大丈夫?」

尭深「うん」

誠子「それじゃあ荷物は全員分、尭深の部屋においとこっか」

淡「そうだね、これでいっぱいお菓子が買えるよ」

誠子「どんだけ買う気だよ」

誠子「あっ結構時間経ったなそろそろ行こうか」

尭深「うん」

淡「おっけー」

誠子「よいしょっと」

誠子「鍵を閉めてと」ガチャガチャ

淡「あっ先輩」

誠子「ん、何?」

淡「今日は寝相悪くしないでよー」

誠子「ああ、わかってるって」

淡「まったく」

尭深「?」

売店

淡「ご当地お菓子がいっぱい」

誠子「結構品揃え多いな」

尭深「うん」

淡「これとーこれとー」

誠子「これとか美味しそうだな」

尭深「うん」

店員「よろしければどうぞ―」

誠子「あっはい」

淡「何々ー?」

尭深「何かあるの?」

誠子「えーと」

誠子「へー夏祭りだって」

淡「夏祭りー?」

誠子「昨日近くを回った時はそんなのなかったよな?」

淡「うん」

尭深「小さい神社でやるみたい」

誠子「そこまでは行ってなかったなー」

淡「うんー」

尭深「でも、時間が練習と被っちゃう」

誠子「あー、たしかに」

淡「えー、こんな時間まで練習するの?」

誠子「そこかよ」

尭深「一回先輩達に相談してこようか」

誠子「そうだね」

淡「うん」モシャモシャ

誠子「いつの間にそんなに買ったんだ?」

淡「話してる間に」ドッサリ

尭深「少し持つよ」

誠子「すいません」

コンコン

照「どうしたの」

誠子「あの、部長も今いらっしゃいますか?」

照「うん」

誠子「少し相談したい事があるんです」

淡「お願いテルー」

照「うーん、とりあえず入って」

淡「おじゃましまーす」

誠子・尭深「しつれいします」

菫「ど、どうした?」ハアハア

尭深(完全に事後だ)

誠子「この夏祭りの事なんですけど」

照「チラシのやつ?」

誠子「はい、みんなで行きたいって事になって」

淡「おねがーい」

尭深「おねがいします」

照「どうしようか?」

菫「...はあ...はあ」

菫「だめだ」

淡「えー」

菫「こん...かいは....れん...しゅうに..きたんだぞ」

誠子「そうですか」

淡「やだー夏祭り行きたい」

尭深「仕方ないよ」

照「それなら今から練習しようよ」

菫「えっ?」

淡「そうしようよ」

誠子「たしかにそれなら練習の時間は確保できますね」

尭深「準備します」ガタッ

照「それじゃあ今から」

菫「ちょっまて」

照「何?」

菫「私はコレを入れて打てと言うのか?」ボソボソ

照「だって後輩の頼みは聞いてあげたくなるものでしょ?」

菫「し、しかしだな」ボソボソ

照「ちなみに」

照「トイレで抜いて来ようとしたりしたらお仕置きだから」ボソッ

菫「なっ」ビクッ

誠子「準備できましたよー」

淡「やっちゃうよー」

尭深「お手柔らかに」

照「それじゃあまず菫から」

菫「ううう...」ブブブ

練習後

誠子「疲れたー」

尭深「ふー」

照「ふふふ、がんばったね、菫」

菫「はあ...はあ...」

淡「わーもうすぐはじまっちゃうよー」

神社

ピーヒャラピーヒャラ ドコドンドコドン

淡「うわー凄いねー」

誠子「小さい神社でやるっていうからもっと小さいのかともったな」

尭深「うん」

淡「先輩私の浴衣姿かわいい?」

誠子「ああ、かわいいかわいい」

淡「じゃあタカミーは?」

誠子「綺麗だよ」ニコッ

尭深「」ポッ

淡「むー」

淡「でも、ほんとによかったの?先輩だけ浴衣借りなくて」

誠子「まあ、私はそういう固い服きらいなんだ」

淡「へー、あっそうだ」

淡「ふっふっふ」

淡「えいっ」ガシッ

誠子「なっ」

淡「タカミーはそっちね」

尭深「う、うん」

誠子「ちょ、何すんだよ」

淡「ふっふっふ、先輩は鈍すぎるね」

誠子「は?」

淡「こんなに可愛い子を両手に花にしてるというのに」ババーン

誠子「え、ああ」

尭深「なっ」カァァ

誠子「いきなりとってつけたように、しかも尭深に至っては自分からしといて恥ずかしがってるし」

淡「いいじゃん別に楽しいんだから」

尭深「えー」

誠子「まあ、こうしてるのもいいかもな」

淡「でしょ」

誠子「それじゃあ何屋さん行きたい?」

淡「うーんわたあめ」

誠子「尭深は?」

尭深「野菜の直売り」

淡「え」

誠子「それは」

部屋

誠子「たのしかったな」

淡「うん」

尭深「でも明日で終わりだね」

淡「まだいたいー」

誠子「まあ、無理だろうな」

淡「むー」

誠子「でも、来年も校内一位なら来れるぞ」

尭深「そうだね」

淡「よしっ来年も頑張ってまたこよーね」

誠子「ああ」

尭深「うん」

誠子「それじゃあおやすみなさーい」

尭深「おやすみなさい」

淡「おやすみー」

カチッ

淡「zzz」ゲシッ

誠子「ぐふっ」ズルッ

ドサッ

淡「うーん」ガシッ

尭深「すーすー」ブチッ

誠子「うう...んあれっ今日もか」ムクッ

誠子「ってなんで尭深は下着なの?」カァァ

尭深「えっ?」ムクリ

淡「うるさいなーって」

淡「なんで尭深は下着なの?」

尭深「これは」カァァ

風呂場

淡「三度目の正直だー」ガラッ

菫「おお、淡かおはよう」

照「おはよう」

誠子「おはようございます」

尭深「おはようございます」

淡「もー」

淡「それで、二人の寝相が悪くてさー」

誠子「いつもはこんなに悪くないんだけどなー」

尭深「うん」

菫「まあ布団が変わればそんな事もあるんじゃないか?」

誠子「そういえばお二人は今日は朝早いですね」

菫「まあ、普通なら私は早いからな」

誠子「普通なら?」

菫「今日は朝ごはんを食べたらもう練習だからな」

誠子「はいっ」

尭深「はいっ」

淡「今日は頑張っちゃうよー」

照「今日はやる気だね」

誠子「あーなるほど」

尭深「私も頑張ろうっと」

淡「テル、スミレ」

照「何?」

淡「来年も頑張るからね」

菫「ふっ、ああがんばれよ」ナデナデ

淡「ふふん」

バスの中

誠子「と言ってもすぐ力尽きるんだけどな」ハハハ

尭深「うん」フフフ

淡「zzz」

菫「もう荷物はつんだか?」

誠子「はい」

尭深「はい」

照「モグモグ」コクコク

菫「それじゃあお願いします」

運転手「わかったぞー」ワハハ

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