ルルーシュ「……C.C.が臭すぎる」(307)
ルル「……そろそろ我慢の限界だ」
ルル「……同じ部屋に居るだけで吐きそうになる」
ルル「……」
ルル「なんとかしないとな……あの――」
ルル「――チーズ臭を」
ルル「C.C.にピザを食べるのをやめさせるか?」
ルル「……いいや、それは不可能に近い」
ルル「C.C.にピザを食べさせない方法は48パターン」
ルル「……だが、そのどれもが俺の命が危険に晒される」
ルル「……」
ルル「くそっ! どうしたら良いんだ……!」
ルル「何か、別の匂いで誤魔化すか?」
ルル「例えば、そうだな……日本のお茶のような消臭効果があるもの」
ルル「そういったものを一緒にとるようにさせれば良い」
ルル「他にも、コーヒーなどでも良いかもしれん」
ルル「……」
ルル「駄目だ……奴はコーラしか飲まん」
ルル「常に歯を磨かせるように指示するか?」
ルル「……」
ルル「いいや、それは無意味だろう」
ルル「何せ、C.C.は常にピザを食べている状態だからな……」
ルル「上手く空白の時間に挟めれば良いのだろうが、肝心の空白が無い」
ルル「……ええい! 何か……何か良い手は無いのか……!?」
ルル「奴の……C.C.の臭いを抑える方法は――」
コンコン
ルル「む? 誰だ」
C.C.『私だ、ルルーシュ』
ルル「!」
C.C.『入るぞ』
ルル「待っ――」
ガチャッ
ルル「っ……!」
C.C.「ん? どうした、ルルーシュ」
ルル「……な、なに、お前がノックをするとは珍しいと思ってな」
ルル(くっ……あまりの臭いに思考が纏まらん……!)
C.C.「ふふっ、そういう日もあるさ」
ルル「そうか……っ!」
ルル(おっ、おおおぉっ……!)
C.C.「……」
ルル「……」
C.C.「……」
ルル「……何だ? 何か用があったんじゃないのか?」
ルル(早く……早くどこかに行ってくれ……!)
C.C.「……少し、聞きたいことがある」
ルル「だったら早く言え。俺はこれでも忙しいんだ」
ルル(そして、この臭いをどうにかしてくれ!)
C.C.「……なあ、ルルーシュ」
ルル「何だ?」
C.C.「……」
ルル「……」
ルル(どうした!? 早く言え! 言うんだ!)
C.C.「ルルーシュ、お前は……」
ルル「……」
ルル(ナナリー、俺をこの臭いから守ってくれ……!)
C.C.「……最近、私のことを避けていないか?」
ルル「ああ。何せ、くs」
ルル(ちいっ! 思わず普通に答えようとしてしまった!)
ルル「……そんな事は無い」
C.C.「今、“ああ”と言ったぞ」
C.C.「……やはり、私を避けているのか」
ルル「いや、今のは――……」
C.C.「ふふっ、そう気を遣われるとかえって落ち込む」
ルル「C.C.……」
ルル(……!)
ルル(この流れを利用して、何とか柔らかくC.C.に伝えられないか!?)
ルル(『お前はチーズ臭い』と!)
続きはwebで
C.C.「確かに、お前が私を避けるのもわかる」
ルル「C.C.、何を言っている」
ルル(まさか……自分のチーズ臭さに気付いているのか!?)
C.C.「憎んでいるんだろう? 私を」
ルル(正直……チーズを見るだけで怒りがこみ上げてくる)
C.C.「お前に、ギアスを与えたのは私だからな……」
ルル「――違うなC.C.、その考えは間違っているッ!」
C.C.「ルルーシュ?」
ルル(単にチーズ臭いだけだ!)
関係ないけど~の人?
ルル「俺は、お前にギアスを与えられて感謝している」
ルル(ギアスではなく、チーズなんだ……!)
C.C.「……だが」
ルル「言っただろう、C.C.」
C.C.「……」
ルル「俺とお前は共犯者だ、とな」
C.C.「……ふふっ、そうだったな」
ルル「共犯者であるお前をその程度の理由で避けると思うか?」
ルル「……だとしたら、お前の俺への見方を改めさせる必要があるな」
ルル(そんな事はどうでも良い……チーズ臭を何とかして欲しいんだ)
C.C.「ほう? どうするつもりだ?」
ルル「……」
C.C.「……やれやれ、これだから童貞坊やは――」
ルル「!?」
ルル(何故……ここで目を閉じる……!?)
C.C.「……わかるだろう?」
ルル「……いや……だが、それは……!」
ルル(このチーズ臭を至近距離でだと!?)
C.C.「ルルーシュ。お前は男で、私は女だ」
ルル「っ……!」
ルル(ええい! どうする!? どうすればこの状況を脱する事が出来る!?)
C.C.「さあ――答えを聞かせてくれ」
馬鹿な!?
前にもこんなのみたな
ルル(ここでC.C.の望みに応えない事は可能だ)
ルル(だが、それでは……C.C.を傷つける事になる)
ルル(そうなっては……コイツが笑って死ねるようにはならん)
ルル(どうする……考えろ、考えるんだ……!)
C.C.「……」
ルル「っ――」
コンコン
スザク『僕だよ、ルルーシュ』
ルル「! スザクっ!」
なん・・・だと・・・?
スザク『ちょっと良いかい?』
C.C.「……やれやれ、邪魔が入ってしまったか」
ルル「C.C.、悪いが……」
ルル(これで最悪の状況は回避する事が出来た!)
C.C.「ああ。――答えは、後でゆっくり聞かせてもらうとしよう」
ルル「……」
ルル(先送りにされただけか……)
スザク『誰か居るのかい?』
ルル「ああ、C.C.が居る」
C.C.「入って良いぞ」
スザク『本当に良いのかい? お邪魔虫になるのは御免だよ』
ルル「良いと言っているだろう」
スザク『そうかい、なら安心したよ』
ガチャッ
スザク「話っていうのは――臭っ!! えっ!? 臭い!!」
ルル「!?」
スザク「この臭いは何だい!? くっ、うううっ!?」
ルル「おっ、落ち着けスザク!」
C.C.「? 何の臭いもしないが……」
ルル(ちいっ! やはり、C.C.本人は気付いていないのか!)
ルル(だが、このままではまずい!)
ルル「スザク、お前の気のせいじゃ――」
スザク「僕は『生きる!』」キュィィン
C.C.「ギアスが発動しただと……?」
ルル「……」
いやいやいやいやいやいや
くだらねえwwwwww
スザク「僕は『生きなきゃいけない』んだ!」キュィィン
C.C.「ギアスが発動する程、この部屋が臭うという事か……?」
ルル「!」
ルル(まずい! このままではC.C.が気付いてしまう!)
ルル「とにかく、部屋の外に出r」
スザク「おおおおおおっ!!」
プシュプシュプシュプシュプシュプシュ!
C.C.「! 冷たっ! やめろ、冷たいっ!」
ルル「何故ファブリーズを持っているんだスザクッ!!」
スザク「そんな事はどうだって良い!」
プシュプシュプシュプシュプシュプシュ!
C.C.「わっ、あぷっ! やめろ、やめろっ!」
ルル「やめろスザク! このままでは――!」
スザク「止めないでくれルルーシュっ!」キュィィン
ドンッ!
ポキポキンッ
ルル「おぐうっ!? ほっ、骨が……!」
スザク「おおおおおっ!」
プシュプシュプシュプシュプシュプシュ!
C.C.「やめろ、やめてくれ……!」
ルル「スザク……もうやめるんだ……!」
スザク「この臭いは、何とかしなきゃ――」
プシュプシュプシュ……カシュカシュカシュ!
スザク「ちいっ! ここでエネルギー切れだなんて!」
丸々1本使い切っただと・・?
スザク「こうなったら仕方ない……!」
スザク「ハッチ開放!」
ガラッ!
スザク「ルルーシュの部屋の臭い、出ます!」
ルル「ただ窓を開けただけだろうが……!」
スザク「……これで、僕は『生きる』事が出来る」キュィィン…
スザク「――うん、とにかくひどい臭いだったね!」
ルル・C.C.「……」
スザク「驚いたよ……まさか、あんな臭いが待ち構えてるなんて」
ルル「ああ、いや――」
スザク「ルルーシュ、あれは新しい兵器かい?」
ルル「別に、そういう訳じゃ――」
スザク「……だとしたら、あまりにも非人道的すぎる」
ルル「……」
スザク「実用化は、絶対にやめるべきだ」
ヤター! 改変AA出来たよー!
┌――――――――――――─┐
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: │
|::::::::放::::::::::::\:::::::::::/::::::::::全:::::::│
|::::::::つ:::::::::::::::::::>::::<::::::臭::::力:::::::│
|::::::::な:::::::::::::::<:::::::::::::>::い::::で :::::: |
|:::::::: !!:::::::::::::::::::\/ ::::を:::::::::::::::::│
├┬―――――――――――┬┤
││ ││
<丶`∀´>「驚いたよ……まさか、あんな臭いが待ち構えてるなんて」
ルル「ああ、いや――」
<丶`∀´>「ルルーシュ、あれは新しい兵器かい?」
ルル「別に、そういう訳じゃ――」
<丶`∀´>「……だとしたら、あまりにも非人道的すぎる」
ルル「……」
<丶`∀´>「実用化は、絶対にやめるべきだ」
スザク「僕達が目指すのは、皆が笑顔でいられる世界だ」
ルル「ああ、そうだ。とりあえず、もうこの話はやめn」
スザク「あんな兵器があったら!
……誰も微笑むことなんで出来やしない!」
ルル「おい、人の話を聞k」
スザク「最低の臭いに、未来はない!」
スザク「君もそう思うだろう? C.C.」
C.C.「……」
ルル「!」
ゴハン
ウザク・・・wwww
ルル「待て、スザク!」
ルル(ここでC.C.に話を振られるのはまずい!)
スザク「何をだい、ルルーシュ」
ルル「あ、ああ……とりあえず、お前がここに来た理由を言え」
スザク「ああ、その事か」
C.C.「……先に、私に今の行動を謝r」
スザク「『生きる』!!」
ルル「!?」
スザク「どこだ! どこに臭いが潜んでるんだ!?」キュィィン
ルル(C.C.が話した途端ギアスが発動した……)
ルル「っ――!」
ルル(……口臭かッ!!)
ルル「C.C.、口を開くなッ!」
C.C.「? 何故――」
スザク「そこかああああっ!!」
ボフッ!
C.C.「わぷっ!?」
スザク「……丁度ベッドに腰掛けていてくれて助かった」キュィィン
スザク「これで……僕達は『生きて』いける」キュィィン…
ルル「……」
ルル(……終わった、な)
ルル(C.C.に布団をかぶせるなど、C.C.が臭の元だと言っているようなものだ)
ルル「……くくくっ……くははははっ……!」
スザク「どうして笑っているんだいルルーシュ。
意味がわからないよ」
C.C.『……おい、今度は一体何だ』
スザク「ん?」
C.C.『ファブリーズをかけたり、布団をかぶせたり……』
ルル「……」
ルル(――いや、まだだ! まだ勝機は残されている!)
ルル(直接“臭い”と言っていないため、最悪のケースは免れている!)
スザク「それは――」
ルル「――なに、ちょっとした遊びのようなものだ」
C.C.『……遊び?』
ルル「ああ、そうだ」
ルル「……スザク、昔はよくこうやって布団で遊んだよな」
スザク「そういえば……確かにそんな事もあったね」
C.C.『……ふむ』
ルル「夜もお話をしたいとせがむナナリーに頼まれて……」
スザク「そうそう! 布団を並べて、遅くまでしゃべってたっけ」
ルル「それで、朝起きられなくてお前は怒られてたっけな」
スザク「あったあった。ルルーシュとナナリー、僕をおいて起きちゃうんだもの」
ルル「寝坊するお前が悪いんだろう?」
スザク「……まあ、確かにそうだけど」
C.C.『……』
C.C.『……それで?』
ルル「C.C.。お前は、俺が避けていると思っていたんだろう?」
C.C.『……ああ』
ルル「お前は、避けている相手とこうやって騒ごうと思うか?」
C.C.『……いや、私だったら絶対に御免だな』
ルル「だろう? つまりは……そういう事だ」
C.C.『……』
C.C.『ふふっ、そういうことなら仕方ないな』
、__≧='"´. : : : : : : : :L__: : : : :、`ヽ、
`7. : : : :, : :-‐…‐: : : : : : : : : :\ト\
〃、_:_:/. : : : : : : : : : : : : : :_: : : : ヽ
{: : `フ:/ : : : : : : /. : :、: : : :`ヽ、:_}_,ノ
、___/_: :/:/ /: /. : /. :/: : :\__: : : \く
`ア. /:/:/. :{:/ : : 〃. :_/. : ,ト=≧、: :、: : :ト| 「おおおおおっ!」
l: :/. :|イ: : /. :/:/ー=≠ : イ:!〃x=ミ、: : }: :ハ
{:∧: : {: :/. :/.イ≧x{ : /从{V/{g}/}} /: 〃_ . -‐‐- _
イ\ヘ: :|厶:/小{ tか、|{レ'^冫=彡イイ_/// _ `ヽ、
. / } } /∧|¬{/」\`ー'^ヽ , r≠r弌く{ / , -─ ヘ
レ' //./ __\二_ ┐ L、 { {{ {{厂i} }/ /| 〈 〈 ̄ ̄い
{//_/ /  ̄ ̄\} { tr三三}_L. 、゙ー'り_//{ { い }/
∨_/. : :/ `>ァ─‐{ 冂Tr__か「「←──────ファブリーズ
`ヘ: : :{: . . // ト、 `ヽ_{_{ {__} }}'^7 ヽ \ `ーァ′
、: : : : . . . . / / _レへ、__」 i ;┬;〔. / \..二イ
、: : : : : : :{ { { `ー{ { LL| l〈⌒} . : :/:/ プシュプシュプシュプシュプシュプシュ!
、、_: : : : :vヘ 〉、- 、_ `¨¨¨¨´ノ {、 : : :/:/
ヽ 「 ト--‐ヘ\//「rヘ ` ー-‐ ´」 〉 : :/V
ヽ{ `V } { ヽ_ __/} /. : :/∨
ヽ ∨ ', ', ̄´ / /: : :/ /
\ L._ノ} }`ー ´ /{: : / /
ルル(――よし! これで第一ステージはクリアーされた!)
ルル(……続いて第二ステージ!)
C.C.『……なら、ファブリーズをかけたのはどうしてだ?』
スザク「それは――」
ルル「――夏の暑い日は、水鉄砲を使っても遊んだな」
スザク「そういえば……確かにそんな事もあったね」
C.C.『……ふむ』
ルル「覚えてるか?」
スザク「忘れるはずがないさ」
ルル「ナナリーに応援されながらの水鉄砲の撃ちあい」
スザク「勝つのはいつも僕だったよね」
ルル「そうだったか?……ははっ、なんにしても懐かしい」
C.C.『……』
C.C.『……それで?』
ルル「C.C.。俺とスザクは幼馴染だが、お前だけは違う」
C.C.『……まあ、そうだな』
ルル「だが、もしかしたらお前はそのことを気にしているかもしれない」
C.C.『……別に、そうは思っていなかったぞ』
ルル「だが、俺は気にしていた。
……だから、今からでも幼い日の思い出を作ろうと思ったんだ」
C.C.『……』
C.C.『ふふっ、中々可愛いことをするじゃないか、ルルーシュ』
ルル(第二ステージもクリアー!)
ルル(……くははははっ! 俺のプランは完璧だ!)
ルル(残すは最終ステージのみ!)
C.C.『ルルーシュ……気を遣わせてしまってすまなかったな』
ルル「気にするな。俺達は共犯者なんだからな」
C.C.『……ああ、そうd』
スザク「えっ? 僕がC.C.にああしたのはC.C.が臭かったからだよ?」
ルル・C.C.「『……」』
ルル「――スザアアアァァァクッ!」
`¨7. :/. : : : :/. :i: : :/.ト、ヽ、: :\: : : ヽ: : ヽ: : : : : ヽ、: : l
{ : {: : : : :/ . : }: / : i: : : ト、: : : :ヽ: : :}: : : :}:l: : : :ヽ: \{
l: : l: : : /. : : /:厶 : l: : : ト、: :l、: : :i: : l、: /: l: : : : : ト、: :ヽ、_,
ヽイ : : i: : : :イ _」: :L、: :{ 乂i: : :l: : l」:/く:八: : : : }: :l: 「´
} : : l: : : :i:i7´ ,ィ行ト㍉! リ: :/}:,ィ行ト、㍉ ト、: :イ: ハ/
. ノ : : ト、: : |:k {rk必}′ }ノ 代k必} ′}:,i/ l/
ー、´ . : ノ{ \トl、ー゙=‐´ i `='一 ノイ}
` ̄}ハト、 L | } /
ヽ: ヽ、} } ハl
` ート、 ′ /
}: :ト、 ,i二二) .イ{ えっ? 僕がC.C.にああしたのは
ノイハ:l 丶、 -‐ /{: トl、 C.C.が臭かったからだよ?
ゝ} ` . / ト;l
{二二,「 二二二¨¨「.二」
| ,イ | | | |ト、 l
kイlハ! ! | ト、lハj
/} ,」l灯| | | k l灯ヽ、
owata
スザク「ルルーシュ、こういう事はハッキリ言うべきだ」
ルル「それにしても、言い方というものが……!」
スザク「だったら、チーズ臭くてたまらないとで言えば良かったのかい」
ルル「そうじゃない! 例えそれが真実でも、
それをゆっくりと理解しなければならない時もある!」
スザク「でも、今はそうじゃない。だって凄く臭いもん」
ルル「語尾に“もん”をつけるな!」
C.C.『……』
C.C.『……ふふっ、そうか』
ルル「し、C.C.……?」
C.C.『私は……とんだピエロだったという訳か』
もぞもぞっ…
スザク「C.C.。丸まるのはいいけど、それじゃあ臭いは解決しない」
スザク「――いや! 布団の中が大変になるだけだ!」
ルル「ええい! お前はもう黙っていろ! スザクっ!」
C.C.『……』
ルル「くっ……!」
ルル(どうすれば良い……どうすれば……!)
スザク「ルルーシュ、とりあえずはだけど……」
ルル「?」
スザク「C.C.を布団ごとカプセルに入れるのはどうだろう」
ルル「スザク、黙ってろ」キュィィン!
スザク「ルルーシュ、僕にもうギアスは効かないよ」
ルル「ああ、悪い。つい」
ルル「……C.C.」
C.C.『……』
もぞもぞっ
スザク「お饅頭みたいだよ、C.C.」
ルル「っ!……悪いが、実はそういう事だったんだ」
C.C.『……やはり、私は臭かったんだな』
スザク「うん、そうだよ」
C.C.『……』
もぞもぞっ
ルル「恐らく、毎日食べているピザが原因だろう」
スザク「毎日!? うわぁ、さすがに驚くね」
ルル「……だから、しばらくピザを控えれば良いだけの事だ」
C.C.『……』
もぞもぞっ!
ルル「それが嫌なら、香りがしないチーズを使用したピザを食べれば良い」
スザク「うん、僕が『生きる』ためにも是非そうして欲しい」
ルル「……」
ルル「だからC.C.、そんなに気にするな」
スザク「僕としては、かなり気にしてくれると助かる」
C.C.『……一つだけ聞く』
ルル「……何だ?」
ルル(よし! 後もう一押しといった所まで辿りついた!)
C.C.『――私の臭いが取れなかったら……どうする?』
ルル「何……!?」
─布団の中─
/
{ , - ───- .,_
>ー´ \
/ `ヽ、
/ '
/ / / .! ! ',
l| { / /l | | / / i
Ⅳ リ ! | | ト / / / / ! ハ
\人 .| N | !ヘ ./ / / ,イ / / ,/ 弋、
| 下、 \!ヘ ヽ//イ彳//_/,イ |
_r-‐!_z= - 、 卞テr==ァ l !
! _{ ト、_}_}イ 弋tェとつ | 1 ……やはり、私は臭かったんだな
\ーヘ-'| | 、 | | ._j_ j i !
i` 卞.! | 、 ‐- jrY::::::'┐ノ |
! | | >}ムTフ、γ´ `ー- z}1 i !
! ! l ! ( く!ン ! _,l__ノ
/´Nヘ ̄` 1 }i ! __, _, トミ、
__! , __r=< / -‐ \ ー' |ヘ_}}ト、 r ,
r '´ 7- '´ `ヽ ̄! ̄ >\ `゙´ ヽ←チーズくん
, -─! - 、 ─一 \__ ヘ ゙´`ー! 、 く
-=ヘ  ̄ ` `ー-  ̄ ̄ ` ⌒ヽ ̄ ̄ ̄
`ー── - 、 ____ ,. - r - 、 ー一 ´ Y´
\__ _ ,. - ─ '"´
C.C.『臭いが取れなかったら、避け続けるのか?』
C.C.『私の存在は、チーズ臭があっては疎まれるものか?』
C.C.『……教えてくれ、ルルーシュ』
ルル「それは……」
スザク「すまないが、僕は君を避けるだろう」
ルル「! スザクっ!」
スザク「――けれど、ルルーシュはそんな奴じゃないよ」
ルル「すっ、スザクっ……?」
スザクwwwwwwwwwww
スザク「僕は、ルルーシュの事をよく知ってる」
ルル「いや、その……何を……?」
スザク「君もそう思ってるんだろう? C.C.」
C.C.『……』
スザク「ルルーシュは、チーズ臭なんかで君への態度は変えない」
ルル「えっ、いや……」
スザク「そうだよね、ルルーシュ?」
ルル「……」
ルル(何だ……一体どうなっている……!?)
スザク「C.C.。僕はルルーシュの剣で、君は盾だと言ったね」
C.C.『……ああ』
スザク「剣も盾も、それを持つ手が必要だ」
C.C.『……』
スザク「だからルルーシュは――君から手を離すことなんてないよ」
C.C.『……ふふっ、まさかお前に教えられるとはな』
ルル「!?」
スザク「――ごめんよルルーシュ、黙ってられなかったんだ」
ルル「……何をだ……」
スザク「C.C.が、君の事を誤解してたからだよ」
C.C.『誤解? スザク、それは一体何のことだ』
スザク「……もしかして、君はルルーシュを試してたのかい?」
C.C.『ふふっ! さて、どうだろうな?』
ルル「……」
スザク「なんだ、それじゃあ結局僕は要らなかったんじゃないか」
C.C.『いいや、お前達の絆というものを見せてもらったよ』
もぞもぞっ
スザク「それはどういたしまして」
ルル「……」
ルル(俺は……C.C.がチーズ臭をさせている間も――)
ルル(――一緒にいなければならないのか……!?)
ウザクwwwwwwww華麗に押し付けたなwwwwwwwwwwwwww
ルル(あの刺激臭と常に行動を共にするだと……!?)
ルル(馬鹿なっ! そんな事が出来るはずがない!)
ルル「何か……良いプランは――」
C.C.『……』
もぞっ!
C.C.「ルルーシュ、お前の口から答えを聞きt」
スザク「おおおおおっ! 僕は『生きなきゃいけない』んだああっ!」キュィィン
ドンッ!
ルル「なっ――!?」
ルル「くっ……!? 急に押すな、スザク!」
ルル(状況はどうなっている!?)
ルル(スザクに押されて、それから――)
ふにっ
ルル「……む?」
C.C.「どこを触っている……ルルーシュ」
ルル「ほわあっ!?」
ルル(C.C.が目の前に居るという事は……)
ルル(――布団の中かっ!?)
ルル「――かひゅっ!?」
ルル(い……息が……出来ん……!)
C.C.「まさか……今、ここで答えを聞かせてくれるのか?」
ルル「あ……あぁ……!?」
ルル(体が……何かに拘束されているように動かんっ!)
スザク「僕は『生きる』!」キュィィン
がしっ!
スザク「だから、ここで君達を布団の外に出す訳にはいかないっ!」キュィィン
もぞもぞもぞっ!
スザク「無駄だよ。どう足掻いても、そこからは出られない」キュィィン
がしいいっ!
スザク「――さあ、ルルーシュ。答えを出してあげるんだ」
スザクかっこつけんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/ : : : : : : : :\:\ :ー 、 : \ もぞっ! _ - 二
_ . -― 7 :/ : : :/ : : : : : ヽ ヽ : :\ : ヽ / _ -‐ .. - ´
 ̄ / :// / | :.. l : l : : : ヽ : ト、 /
/: / l:.: { : :{: : ::.... : : : :i : } l: : : :i : :l ヽ /
/: l:. l:.: ハ : :l: { :\:.. : : l:. l!.ト、 : :} :|: :l、
 ̄ `ヽ、 |:.:. ハ:..|:.. :|:斗、:{=弋、ヽト:.:.リム/≦|ハ:./}:/ : :\
―-- _ `ヽ:..|::.トト、:.{ヽ{ ´≧三` | }/ 不ュ:.}ノノト:ノ、:. \: :ヽ
ヽV:.:リ ハ \V爪:ュ:斗` 丶  ̄ トハヽ\:..\:ヽ ___ -
}:/: i:.: l:|` ´ }___ リ:.:}:.}:\:.ー:、`丶、
リ':. |:. .l:|、 /´  ̄ `ヽ {⌒Vヽ:.:.:.:\
_ -‐_.7}:.:. :|:....:.:!:ト _、 / /  ̄ - ハ } 「 ト、:.:.ヽ
/ / //:.:.: !:.:.://`i / // \ トヘ |. } ト- }_
/ /:イ{:.:.:.. V:rヘ | / / _ | ヽヽ!ハ/ \
//:.ハ:.:.:.rく ! ト{ノ / - _ \ \ ー
//:./ : |:.人|| j / ‐- _ 丶
/: {:.:.{ / l_l、j´ \
/: : : : : : \ 、\
-=彡: , {: . ヽ \丶
/:/: . ノ !l、\ : . 、_,ヽi
lイ: : . / ノ'、丶ニ=‐ . ヽ‐ ´ `.ニ=‐
,  ̄ 丶、 l: /_ イ/l'!ハ: l: .ヽ: ! !: . !:l ヽヽ キュィィン
/ニニ. 、 > ._ -≠: :l : l|:l r|=l∧ : },| | ト、: | l l: . lヽi
. / 彡' /l ヽニ.lム: :l | llリ 、 (;)ヘ l//ソ:l|/=l: l//:l ゝ ', おおおおおっ!
∧, ,. ´ . イ l | | トトトl` 三´彡'ノノt;¬!//: :l ハ`\ 僕は『生きなきゃいけない』んだああっ!
. ハ/. -‐ ィ | | | |ヽヽ〉  ̄「{ ミ、彡': :/:l l/
{、/ 三三イ: ¬ l | | |レ 〉ス ,. 、_ ノ ムルl/:/lム
三三 / / : /人 // |/ヘ.ヽ`__一'_ 、< ′ ̄ ´ ヽ
___l: :/: :└ _ // / 〉 /`>ヽ< / __ ハ
ルル(ははは……どうやら、もう逃げられそうにない)
C.C.「……」
ルル(目の前のC.C.がどんな顔をしているかわからん……)
ルル(目も見えなくなってきたし……なんだか眠くなってきたな)
ルル(……)
ルル(……愛しているよ……ナナリー……)
C.C.「――さあ、ルルーシュ……」
ルル「……C.C.」
C.C.「……」
ルル「俺はお前に会えて……良かったと思っている」
C.C.「……そうか」
ルル「ああ……そうだ。だから、笑って――」
ちゅっ
C.C.「ふふっ、このキスで何度目になるかな?」
ルル「」
C.C.「……なあ……ルルーシュ――?」
おわり
/ / l / // { ! ヾz=--一- 、 } /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::/ 7 /:: :: :: :: ::/ ::
,イ | l 〃 /´! j | 1 i 7: :: /:: :: ::/:: :: :: :: ::////_イ:: :: :: :: :/ :: :
f| } .' / イ_'.___,.{ (一 } 丶、 // .':: ::/ :: :: /:: :: :: :: ::/ x≦ 7 f :: :: :: :/:: :: /
/ } ! / .1 / 「´ ̄ T ヾ、 \// /:: :/:: :: ::.':: :: :: :: ::/::/ :/ /__.':: :: /:: :: :/::
' l | / / !/ }─‐- } /`丶 ' { .' :: /:: /:: ::{:: :: :: :: /::/ :/厂/ /:: ::/ :: :: / :: ::
/ | 7 { 1ィた示しト、 ! r≠ミ 、 { l /:: /:: :,':: :: ::|:: :: :: /::/ :/ } .'___{:: ::/:: ::/:: :: :: ::
/ } / ; ヘ弋竺tツ / んテ㍉ ヘ /:: /:: :: !: :: :: |:: :: :/ 7'::/ x彡´.: 1/::/:: :: :: :: :: :
'´ / { | ) l { / / ┴マソ }} }7: /!: :: ::|:: :: ::.|:: ::7 { 7/.:.: :: ./ :/ :: :: :: :: :: :: :
>─ヘ } { ノ l | { ` / l|:: {1:: :: :'、:: :: :| イ / { /> ':: :: :: :: :: :: :: :: :
/::,. ::´:::::`丶、 '、 ト、ゝ/ 、 ) `'ノ 、 _,〃7ノ!:: l1:: _>ヘ :: :; ! //:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
_/ :::::::::::::::::::::::::::\} } ヘ {ー イ <三ぅ ヽ/7 ´ {:: :八::| \| ,// :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
`丶::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ \ゝ 、| ー ィ´{ / |l:ハ }:! , ` /:: :: :: :: :: ::,. -一: :: :: :: :: :
:::::/ \:::::::::::::::::::::::::i:::\ }トヘ≧、_,. ≦7´ リヘ ;! }、7 , <:: :: ::__ <:: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::,′ \::::::::::::::::::::!:::::::∨リヾ、三三≧/ { ハ \〈 ___ ∠ - イ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: /:
/ '.:::::::::::::::::|::::::::::リヘ }  ̄ ̄ ̄ } /\ 1 |{::7´ ̄ `丶 、 <:: :: }:: :: :: ,. -一::/: :: :: ::_
、:::::::::::::{:::ー::::1 `丶 ,. -一 /::::::::V ハ !::::| ー─ ___ ゝ 7´:: ,. 7> ニ二 --
≧x、 \::::!:::`:::::::::| ´ /:::::::::::}/:::リ:::.' __ ,. ´,. x≠ ´ ̄
三三≧、 }ト、}:::::::::::::::| / 、_ ノ::, </ /, ´ , -
 ̄`ヾ三ヘ //::/:::::::::::::'、 /::::::::::::,'/ / , ´/ /
Z7`丶}三1/´::/:::::::::::::::::::\ /::::::::::::/{ `丶、 / / /
ナナリーとルル
昇天エンド
/. : : /. /. :`ァ一:r一!:{: : : : : : ヽ
/ . : : :/: : :/. : : :/. : : : }: : ト、\: : : : : }
{ /. : !: : /. : : :/. / . :/./. :}: : トl: : : : : l、
〉: l: : :l:ト、ト、 : : l L: イ:/7イハ: l: : : i : : トl、
ーイ: {: : :トl ,>ミ、: :トl ノィ=ァくヽ」: !: : : }: : :}
{: :ト、 : V {㍉ハ! ´{rfk」} }/}: : :ハ : / ん?
ヽトlゝ、ト、少' } ″`¨¨¨´ ノ-イ /:ノ
ノハ '、 /.イ: {
'、 ,_ / }: :l: L、
\ ‐` ∠.ノ:斗 イ
rfハ、_ . -‐r 二 rk¬ ´ l
ト} } lーrー┤i rfYト! /
チュッ♥ k| | } | | |、__」 レ ァ {、
}イ !イ、l | |\h f'´ / ` ー- 、_
>`. :ノ. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/. : :/. :/. :/、__. : :斗i、: : : : : : : : : :ヽ
i : : /. : :/. : :/.,/. : /. : /. }:ト、{、: : : :i: : : : }
}: :l: : l: {: : :/7/≠ァ≠<}: :l: : : : : } : : トl、
ノ. :」: : :!: トl、{ ´ rfハ¬x」ノ}: : /./く: : :j
`¨¨ {: : :l: { レf! {frト} ′ノ:/イ l: j/ ルルーシュ――?
ゝ┼イ 斗 ,,`冖´ ´ く /}/
´ l 、 /`}: :/
, ‐-、 ヽ、 、_ / ノイ厶、
. / : ,, ) rfヘ `` .ィ´二二. -‐ }
/ :. ;;;;{、 {ヽ. }ヽィ_´_」 / /lム. |
/)ヘ :.. ...} ,ィ冖… 一ァ'^L」 } 」 i | | }「__ ィ |ヘ、
/ /} .: レ′ l,イ |/{ i | ト、ーイk__ノ ` ー-
/ :/ : / : :ヽ
/ :/ : :/ : / . : : :/ / : : : : : : :l
| { : :{ : :,′ : : / /. : : : : . : :/ : : : : }:| : : : |
l :' : :|: : :| : : / /: : : :/: : : / : : : : /: | : : : |
ヽ :\ lヘ: : | : : :/ /: : : :/: : : /: : : : : / : j : : : j
\ l`トァ=ミl : :/l :/: : :.:/: : : /: : : : :_/ : : / : : :/
|\〈:|{{_ノハ : :| |//∠ =≦二._=彡彳 : : / : : ;′
>>1お疲れ様 | : : ト弋圦\:{ _,.イ、ノ::ハ }} / : : / : : : i
続きはないのか? | : : | ー 弋辷少 〃/ : : / : : : :!
| : : l / ー… / : : / : : : :|
| : :八 ,′ : : :/: : : l : : |
| : :! : ヽ 、_ : : : /: : |: : :|
xヘ、 | : :|:.r==ヘ//ヽ / : : : / : : : : : : |
f'7勿勿勿^)⌒':':'':':;'';':;: ':':'';':_ー''';:y : :|∧ ノ∧_ -=≦ニ7 : : : /: / : : :!: :│
/〈彡彡彡ン'{;':;-::::rっ'::::;tク ' :{ヅ;:::ヘ : j.:_:∨;/ 〈`ー─//:::/ : : : ;イ :,': : : : :!: : |
/ >尨彡彡}'';(ン:;:::.'::.::.:'::.: :'::."..._:;_:ヽ:_[_:ノ;/ _/フ ///: : : :/::|: i: : : : : : : l: :│
/ -=ニ>'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)─='つ~-ク´:.:`ァー// //: : :.:/::::::::∨: : : : : : : |: : |
| -r=ニニ二¨ ̄ '´イ /: : : /::∠/___ /: : : /::::z===≧、: : : : : l : :|
/7  ̄ / /{ノ ./ : /'´ ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>'⌒>ー─< \: : : l.: :|
/{. / _ -一'´ / ノ{{ /:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::/::::::::::::::::::::::)_ ヽ : :!:.:|
.∧∨ / _,二ニイ:::::`≠/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |: : :i:.|
口で息すりゃよかったんじゃね?
>>292
ルル「はぁ・・・はぁ・・・・」
C.C.「どうした?ふふっ、私をみて興奮したのか?」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません