ルルーシュ「変身!」C.C「何をやっているんだ、お前は」 (41)

ルル「何?見て分からないのか?仮面ライダーの変身ポーズだ」キリッ

C.C「仮面ライダー?何だそれは?」

ルル「なっ……お前は仮面ライダーも知らないのか!」

C.C「知らないね、まず興味もない」


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ルル「知らないのか…ならば教えてやろう!」シュバッ

C.C「おい待て、私は頼んでもいないぞ」

ルル「仮面ライダーというのは1970年頃から日本で放送されていた特撮番組だ」

C.C「聞いちゃいないな………」

ルル「主な話の流れとしては怪人が街で暴れてそれを正義のヒーローである仮面ライダーが止めるという感じだな」

C.C「で、お前がさっきしていたのは何なんだ?」

ルル「ん?あぁ、これは仮面ライダーが人間から変身するときに取るポーズなんだよ」

C.C「そんな派手に動かないと変身できないのか」

ルル「まぁ、それはお約束みたいなものだからな」

これはどのタイミングで話してるのか

C.C「さっき日本の特撮番組だと言っていたがお前はいつからそんな番組を見ていたんだ?」

ルル「お前はすぐに話題が変わるな…」

C.C「私はC.Cだからな」

ルル「ハァ……まぁいい、俺がいつから仮面ライダーを見ていたのかと聞いていたな、確か枢木神社に預けられていたときにスザクが見ていたのが始まりだったな」

ルル「最初はただの特撮とバカにしていたんだが、見ている内にハマってしまってな、今でも視聴を続けている」

C.C「お前がハマっている割りには世間での認知度は低いようだが?」

>>4時系列は滅茶苦茶です

ルル「仮面ライダーがマイナーだと?何を根拠にそう言っているんだ」

C.C「匿名掲示板にスレを立てたら、は?知らねとか言われたぞ」

ルル「それはあくまで匿名掲示板での話だ、実際はもっと人気に決まっている」

C.C「なら明日にでも生徒会で聞いてみたらいいんじゃないのか?」

ルル「お前に言われなくてもそうするよ」

翌日アッシュフォード学園生徒会

ルル「なぁ、リヴァル仮面ライダーって知ってるよな?」

リヴァル「ルルーシュ、俺はそんなの聞いたこともないぜ?」

ルル(馬鹿な…そんなはずは……)

ジノ「ランペルージュ卿、何の話をしているんですか?」

ルル「仮面ライダーの話をちょっとな」

ジノ「仮面ライダー?何ですか、それは?」

ルル(ジノも知らないだと……流石に一人くらい知っている奴はいるだろ……)
ルル「アーニャ!お前は仮面ライダーを知っているよな?」

アーニャ「記憶にない」

ルル「なっ……会長は?」

ミレイ「私もないわねぇ」

シャーリー「私も知らないよ」

ルル(バカな…バカなぁぁぁぁぁ!!!「

同日 斑鳩艦内にて

ルル「」ズーン

C.C「現実を思い知った顔をしてるな」

ルル「何故だ…何故誰も仮面ライダーを知らないッ!!」

C.C「それはだな、ルルーシュ、ブリタニアの日本侵略のせいでその番組はもうケーブルテレビくらいでしかやってないからだ」

ルル「おのれシュナイゼルゥゥゥゥ!」

C.C「で、どうする?お前もこのままでは引き下がってられないだろう?」

ルル「あぁ…嘆いている時間は無い……」

ルル「ジェレミア!今すぐ会議を開くぞ!黒の騎士団幹部を全員集めろ!」

ジェレミア「かしこまりました!ルルーシュ様!」ドドドド

ゼロ「全員集まったか…よし、これより黒の会議を開始する!!」

一同(ダサいな…)

ディートハルト「ゼ、ゼロ!今日の議題は何でしょうか?」

ゼロ「よくぞ聞いてくれたディートハルト、唐突だがお前たちは仮面ライダーを知っているか?」

玉城「おう!もちろん知っているぜ!ガキの頃よく真似してたぜ!」

扇「俺はウルトラマン派だったなぁ…」

ディートハルト「私は知りません、アベンジャーズの一員ですか?」

朝比奈「僕もよく見ていたよ、電光超人だっけ?」

ゼロ「それはグリッドマンだ!二度と間違えるな!」

朝比奈「あれ?そうでしたっけ?」

ラクシャータ「ハヌマーンと一緒に闘ってたりもしてたわね」

カレン「私はお兄ちゃんと一緒に見ていたなぁ…」

藤堂「………」

ゼロ「ブリタニア人であったディートハルトは仕方ないが、各々仮面ライダーに対して何かしらの思い出はあるだろう」

ゼロ「しかしッ!私の独自のデータには今のブリタニア人や日本人の若年層は仮面ライダーをほぼ知らないと書いてある!これは由々しき事態だ!」

藤堂「………」ピクッ

ゼロ「よって、我々黒の騎士団は全力で仮面ライダーを世界に広めようと思う!」

玉城「でもよー、ゼロー、そんな事言ったってどうやって広めるんだよー」

ディートハルト「一度廃れてしまったコンテンツを再興させるのは難しいですしね」

カレン「いくら私たちでもこれは無理かも……」

ザワザワ ガヤガヤ

ゼロ(説得が出来なそうな方向に行っているな……)


藤堂「俺達で仮面ライダーを作ったらいいんじゃないか?」

朝比奈「藤堂さん、それはどういうことですか?」

藤堂「仮面ライダーを世間に広めるためには何かしら話題が必要だ、そのために黒の騎士団で仮面ライダーを作ることにより話題にもなり認知度を向上させることができる」

ゼロ(ここで奇跡を起こすか…流石だ、藤堂!)

ラクシャータ「私の記憶によると変身するときに一瞬でスーツを着ているんだけど、これって科学的に不可能よぉ?」

藤堂「その点ならば心配無い、G3という仮面ライダーは最初から装甲を着けるタイプの仮面ライダーだ、それを参考にするといい、変身を諦める必要が出てくるがな」

ゼロ「出来そうか?ラクシャータ?」

ラクシャータ「それなら可能ね、機動力とか防御力や武器はこっちに任しといて」


ゼロ「この件はお前に任していいか?藤堂」

藤堂「無論、やるからには全力を尽くそう」

藤堂「それでは各担当のメンバーを発表する!まずスーツ作成はラクシャータ!」

ラクシャータ「ちょっと本気出すわよぉ」

藤堂「ディートハルトには放送できる環境を整えてもらおう」

ディートハルト「ちょっと待ってください、藤堂さん放送ということは番組にするんですか?」

藤堂「仮面ライダーを作るというからには番組も作られねばならないだろう」

ディートハルト「そういうことなら承りました」

藤堂「次に役者は扇、玉城、南、朝比奈、千葉にやってもらおう」

玉城「よっしゃ!でも、人数少なすぎねーか?」

藤堂「蓬莱島の人達にエキストラを依頼するからその辺は大丈夫だ、何の役をするからは後々伝えよう」




ゼロ「藤堂、私は何をやったらいいのか伝えられてないのだが」

藤堂「ゼロには仮面ライダーとして出演してもらおうと思っている」

ゼロ「本当に!?俺がやっていいのか?」

藤堂「ゼロ、お前には深いライダー愛を感じたからな」

ゼロ「しかし藤堂、私は仮面を被ったまま出るのか?それは不自然だし、もし仮面を外せと言うのなら私は断るぞ」

藤堂「その点ならば問題無い、咲世子に変装用の日本人のマスクを作ってもらう、それを被って出るといい」

ゼロ「お前の配慮に感謝するぞ、藤堂」

カレン「あのー、藤堂さん…私まだ何も言われてないですけど…」

藤堂「心配するな、ちゃんと考えてある今はまだ待機だ」

カレン「…分かりました」

藤堂「スーツや怪人のデザインや設定、番組の構成、脚本、監督、全て俺に任してもらおう」

ゼロ(いける、いけるぞ!このメンバーに不可能は無い)

ジェレミア(私は何をしたらいいのだろうか…)



C.C「藤堂、私も何かしなくちゃいけないのか?」

藤堂「お前には主題歌を歌ってもらおうつもりだ」

C.C「歌を歌うのか…まぁいい、ピザ10枚で請け負うぞ」

ゼロ(図々し過ぎるぞ!C.C!)

C.C(私はC.Cだからな)





朝比奈「で、肝心の仮面ライダーの名前はどうするの?」

扇「やっぱり黒の騎士団だからブラックとかでいいんじゃないか?」

千葉「それはすでにいるぞ」

カレン「おのれゴルゴム!」

ディートハルト「ならばナイトなどはいかがですか?」

南「それもすでにいるんだな」

玉城「俺は普通に仮面ライダーゼロとかでいいと思うぜ」

藤堂「よし、ならばゼロに考えてもらうというのはどうだろうか?」

扇「確かに彼は黒の騎士団のリーダーだからな」

カレン「私もそれでいいと思います」

ゼロ「その大役任されたぞ!それではずっと前から考えていた名前を発表する!」シュバッ

ゼロ「私達の仮面ライダーの名は!」

ゼロ「仮面ライダー蜃気楼だ!」

一同「」

こうして黒の騎士団による番組「仮面ライダー蜃気楼(仮)」の作成が始まったのであった

数日後 エリア11総督府キャメロット専用研究室にて

ジノ「スザク!もうすぐ面白い番組がやるらしいぜ!」

スザク「ごめんジノ、僕にはテレビなんか見ている暇なんかないんだ」

ジノ「え〜!いいじゃん!そんな固いこと言うなって!」

スザク「ジノ、君はラウンズの仕事がまだ残ってるだろう?」

ジノ「そ、それは……」ギクッ

スザク「自分の仕事を終わらしてもいない人間にテレビを見るのは許されないと僕は思うよ」

スザク「それに僕だったらテレビを見ている暇があったら仕事を早く終わらせるな」

ジノ「」

セシル(うぜぇ)

アーニャ(うぜぇ)

ロイド「まぁまぁ、スザク君、息抜きも必要だよ?」

スザク「ですがロイドさん、ジノは息抜きが多すぎるんです」

ロイド「あは〜、人生そんなものでいーの、ヴァインベルグ卿が見たがっている番組に僕は興味があるな〜」

ジノ「仮面ライダーっていうですよ!ロイド博士!」

ロイド「仮面ライダーかぁ、これまた懐かしいものをねぇ」

スザク「子供のときに見ていたなぁ…」

セシル「私も子供時代に見ていたわよ」

スザク「それって何十年前ですか?」

セシル「お前ちょっと黙ってろ」

アーニャ「前に生徒会でそんな話した記憶がある」

ジノ「誰が?」

アーニャ「確か…ルルーシュ」

スザク「何っ?ルルーシュが?」

ロイド「でも、おかしいよねぇ、今でもケーブルテレビで再放送とは言え放送しているのに、何でまた新しいのを作るのかなぁ?」

ジノ「噂によるとSGチャンネルでやるそうです」

アーニャ「SGチャンネル?」

セシル「超合衆国がやっている放送のことよ」



ジノ「番組表によるとそろそろ始まりますよ」

ロイド「じゃあ、皆で見てみよっかぁ」

アーニャ「期待」

セシル「次の主役俳優は誰かしら…」

スザク「ジノ、仕事は?」

ジノ「お、始まったみたいですよ」

スザク「本当にやらなくていいの?後で後悔するよ?」

訂正 SGチャンネル→BNチャンネル
超合衆国→黒の騎士団とういうことで脳内変換しといてください

番組side

ナレーター「ここは日本で一番科学が発達している街 蓬莱市 そんな蓬莱市を狙う怪しい動きがあった…」

謎の影1「ククク、ここが科学の街 蓬莱市か」

謎の影2「逆に言うとこの蓬莱市を落とせば日本の科学技術を掌握したに等しいということだな」

謎の影3「では行くぞ我が悪の組織デスオウギ!」

C.Cの声(op)「じぶんをーせかいさーえもかえーてしまえそなー」

タイトル『仮面ライダー蜃気楼』

視聴者side(キャメロット)

スザク「ダサいタイトルですね」

ロイド「んっ?って思わせるようなタイトルにするのもある意味仮面ライダーの王道だよ」

ジノ「あっ、街がデスオウギに攻撃され始めた」

アーニャ「どうなるんだろう…」

番組side

キャー キャー タスケテー

怪物「いいぞもっとやれ!デスオウギ戦闘員達よ!オウギ首領への忠義を見せるのだ!」

謎の男「俺も助太刀するぜぇ!オレンジ男!」

オレンジ男「タマーキ、この場は私一人で充分だ」

タマーキ「ちっ、分かったよ!しくじんじゃねぇよ!」タッタッタ

オレンジ男「邪魔者は消えたか…よしっ、まずは辺りの人間を手当たり次第[ピーーー]ぞ!」

戦闘員達「オウギー!」

エキストラ「やめてくれぇ!」

オレンジ男「まずは一人、[ピーーー]ぇ!」

?「やめなさい!」ブーン キキッ

オレンジ男「トラック?何だお前は?」

?「私はラクシャータ研究所職員千葉よ!あなた達の蛮行を止めに来たわ!」

オレンジ男「お前一人でか?」

千葉「いいえ、彼がいるわ!」ポチッ











千葉がボタンを押すとトラックの荷台が四方に分かれ始めた。すると中から黒と黄色のカラーリングのスーツを着た男が現れた。

オレンジ男「お、お前は何者だ!」

?「俺の名前は…」

?「仮面ライダー蜃気楼だ!」

オレンジ男「えぇい!誰であろうと構わない!我がオレンジの餌食にしてくれる!」

蜃気楼「させるものか!」ドゴッ

オレンジ男「グハッ」

オレンジ男(この男…強い!ならば…)チラッ

戦闘員「オーギ!」銃を構える

オレンジ男「撃てぇ!」

千葉「蜃気楼!ベルトのボタンを押して!」

蜃気楼「分かった!」ポチッ

電子音声「ゼッターイシュゴリョーイキ!」

オレンジ男「何っ!バリアだと!?」

蜃気楼「このまま決めてやる」ポチッ

電子音声「ハドロンセェェット!」

蜃気楼「食らえ!ハドロンライダーキック!」

オレンジ男「ぐわぁぁぁぁぁぁ!忠義がぁぁぁぁぁ!」ドカーン

戦闘員「オーギ!」ドカーン

千葉「よくやったわ、蜃気楼!」

蜃気楼「千葉さん、この仮面外していいですか?」

千葉「ええ、いいわよ」

蜃気楼「ふぅ〜、暑いんですよこれ」ガポッ

?「どうにかなりませんかね?千葉さん」

視聴者side(斑鳩)

玉城「いや、誰だよ!」

藤堂「あれは咲世子製のマスクを被ったゼロだ」

カレン(確かにルルーシュとは全然似てないわね)

番組side

ナレーター「こうして蓬莱市の平和は一人のヒーローに助けられたのであった」

お・わ・り


視聴者side(キャメロット)

セシル「……あのオレンジ男ってどう見たってジェレミア卿ですよね」

ジノ「まぁ、何にしたって面白かったしいいじゃないですか!」

アーニャ「これは記憶」

スザク(あの仮面ライダーの名前…どこかで聞いたことがあるぞ)

ロイド「いやー、面白かったね〜、僕も作りたくなってきたよ〜」

セシル「ロ、ロイドさんもしかして……」

ロイド「うん!僕もランスロットをモチーフにした仮面ライダーを作ろうと思うよぉ!」

セシル「止めたって無駄ですよね……」

ロイド「スザク君、君にはまたデバイサーになってもらうよぉ」

スザク「い、イエス!マイロード!」

騎士の綴りはKnightだからBKチャンネルじゃないかな

翌日 斑鳩艦内にて

ゼロ「藤堂、お前のおかげで仮面ライダーをもう一度世に広める事が出来た、礼を言うぞ」

藤堂「ゼロ、それはお互い様だ」

ジェレミア「た、大変です!ブリタニアも仮面ライダーを作ってきました!」

ゼロ「何だとッ!」

玉城「ブリタニアぜってぇ許せねぇ!」

ディートハルト「それについては私からもお話が」

ゼロ「何だ?ディートハルト」

ディートハルト「どうやら中華連邦が仮面騎士神虎なるものを放送し始めたそうです」

>>39あ、本当だ 恥ずかしすぎる

こうしてゼロ達はブリタニアの仮面ライダーランスロットや中華連邦の仮面騎士神虎との死闘を経た結果仮面ライダーを世界的に有名にする事が出来たのであった……

fin

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