唯「天下とりたい」(1000)
唯「天下とりたい」
澪「何寝ぼけてんですか殿は」
澪「小国の小大名のくせして生意気ですよ」
律「そうだぞ~唯。毎度ながら変な夢は捨てるもんだ」ボリボリ
唯「……あの~…りっちゃん?一応私お殿様なんだけどなぁ…」
律「ん?」
唯「寝そべってお菓子食べるの止めようね?ここ殿中だし」
律「ん~分かった」ボリボリ
唯「……」
澪「北に朝倉。南に今川。東に武田。西に浅井」
澪「こんなのに囲まれて天下なんて取れるわけないだろ?」
紬「私たちはぺこぺこ頭下げてまったりしてるのが一番ですよ♪」ニコッ
澪「実際今川に恭順してるしな」
唯「で、でも…」
律「しっかし今日も眠いな~…」ムニャムニャ
唯「り、りっちゃん!!」
律「んあ…?」
唯「ちゃんと軍の訓練やってよ!恩給支払ってるんだから!!」
律「明日頑張るよ」ゴロゴロ
唯「……」
―――沢庵城
唯「全く!!みんなやる気がないんだよやる気が!!」プンプン
唯「みんなやる気になれば天下の1つや2つ軽くとれるのに…!」ズカズカ
唯「まぁ…確かに武員は少ないけど…」
唯「…ムギちゃんというお財布もあるし!」
唯「……でも天下ってどうやって取るんだろ?」
さわこ「私に任せなさい♪」
唯「さわちゃん!?」
――山中さわこ。我が平沢家の家臣である
家中一番の曲者で、敵だけでなく味方からも恐れられている
さらに老将ながら呪文や妖術も使えるらしく………
さわこ「ちょっと~…私老将じゃないわよ」
唯「でもやっぱり老けてるよねさわちゃん」
さわこ「…」
さわこ「ま、斬り捨てたい気持ちは心の中で抑えといてあげるわ」
唯「(……一応お殿様なんだけどな私…)」
さわこ「唯ちゃん…天下が欲しい?」
唯「欲しい!!」
さわこ「ふふ…そうこなくっちゃね」
さわこ「でも今の平沢家には到底無理だわ」
唯「…う」
さわこ「まずは国力をつけないとね」
唯「ほぅほぅ」
さわこ「そしたら今川家を利用する」
唯「いまがわを…?」
さわこ「そうよ、とことん利用するのよ」
唯「で、でもどうやって……」
さわこ「政略結婚がいいわね」
唯「そ、それって憂を今川家に……」
さわこ「そういうことになるわね」
唯「………なるほど」
唯「(後で憂にいいかどうか聞いてみよ…)」
憂「~♪」
斎藤「お憂の方」
憂「はい?あら…斎藤さん」
斎藤「呼び捨てで構いません」
憂「何か用ですか斎藤?」
斎藤「唯様がお呼びでございます」
憂「お姉ちゃんが?何かしら……」
斎藤「それでは『唯の部屋』でお待ちしております」
唯「レボリューション!!!」
律「は?」
唯「下克上だよりっちゃん!!」
澪「え?」
唯「私たち平沢家は一致団結して天下をとることを誓います!!」
律「また始まった…」
唯「りっちゃん!りっちゃんはこれから軍事の指導を頼むよ!!」
律「へ?」
澪「ゆ、唯…?」
唯「そして澪ちゃんは外交!」ビシッ
澪「はぁ?」
唯「そろそろ周りの国にも目を向けないとね!!」
澪「が、外交なんて無理だよそんなの!!////」アタフタ
さわこ「唯ちゃん…ここは適性が…」
唯「う~ん…そうか~。澪ちゃん恥ずかしがり屋さんだもんね」
澪「う、うるさいです殿は!!」
唯「じゃ澪ちゃんは頭いいから内政頼むよ!」
澪「そ、それなら何とか…」
唯「それじゃムギちゃんが外交ね」
紬「あいあいさー♪」
唯「賄賂なり何なり色々使って頑張って!」
紬「わかったわ♪(何なり…)」
唯「斎藤は情報収集ね!」
唯「この時代、情報を制する者が天下を制するからね!」
斎藤「はっ!琴吹家御庭番の実力を示したく思います!!」
唯「うんうん」
唯「あれ…さわちゃんは?」
さわこ「私は軍師だから仕事はやらないのよ」
澪「あれ…軍師は私じゃないんですか?」
さわこ「え?」
澪「さわこ先生いっつも寝てるから私が任命された筈ですが……前の代の時に…」
さわこ「……」
律「……」
唯「ま、まぁそれはともかくこうして一致団結出来たわけだし…!」
憂「ちょっとお姉ちゃん!?」
唯「ん?何だい妹よ?」
憂「いきなりこんな集会なんかしてどうしたの!?」
唯「…全国制覇」
憂「え?」
唯「お父さん達の代ではやり遂げられなかったことを…私がやってみたいんだ…」
憂「お姉ちゃん…」
憂「でも皆さんが…」チラッ
律「まぁここまで言われたら仕方ないな」スクッ
憂「?」
律「二本槍の律。力になるぜ」
唯「りっちゃん!!」
澪「わ、私も…」
唯「!」
澪「戦いは苦手だけど…作戦立てたりなら…///」
唯「澪ちゃん!」
憂「…!」チラッ
紬「お金なら任しといて♪」
唯「!」
斎藤「私は紬お嬢様の仰せのままに…」
唯「みんな…!」
憂「うそ…」
さわこ「その意気やよしっ!!」
澪「ひっ!」ビクッ
さわこ「お憂の方…唯ちゃんは本気よ…」
唯「うんうん」
憂「……そんな」
憂「私…戦争なんて嫌です…」
唯「……」
律「でもな憂ちゃん…」そっ
澪「律」ガシッ
律「…!」
憂「……こんないきなり…」
さわこ「お憂の方…(これは政略結婚は難しそうね…)」
憂「……」
唯「……憂」
憂「…分かりました!私、皆さんと一緒に戦います!!」
さわこ「へ?」
澪「お、お憂の方…?」
憂「お姉ちゃんのためなら馬にだって乗ります!!」
唯「え…あ、そう?ありがとうね憂…」
憂「うん!頑張ろうねお姉ちゃん♪」
みんな「………」
こうして平沢家は役割分担をし、天下へ一歩踏み込んだのであった
早いけどちょっと休憩
残ってたら9時に書きます
田井中律。代々平沢家に使える田井中家随一の猛将。唯とは幼い頃から遊び仲間であり、その絆は深い
律「ほら~!そこで構えだ馬鹿たれ!」
兵「ひいぃ~~っ」
紬の資金で雇われた兵を訓練するのが律の仕事
律のそのスパルタから兵士は恐れ「鬼の二本槍」のあだ名がついた
秋山澪。出身は農民である。幼い頃から学問を修めるため近くの寺で修行していた
幼なじみでもある律の推挙により、十歳の頃に平沢家の家臣となった
二代目の平沢唯は澪を文官として重用している
澪「ふぅ…まだまだこの荒地は開発できるな…」
澪はその優れた才能を農地の開発や商業の奨励、民政などに発揮した
そのおかげで平沢家は随分豊かになった
琴吹紬。元は公家(貴族)だったが、『面白そうだから』という理由で平沢家の家臣となった
平沢家が今までぐうたら出来たのは琴吹家の莫大な財産のお陰である
また紬は、持ち前の温和さと、先が読めぬポーカーフェイスで外交に大きく貢献した
1560年には浅井家と同盟を結べた
唯「えへへ…長政様かっこよかったなぁ~//」
澪「弱冠15歳の大名か…確かにすごい方だよな…」
律「おいおい~。そんなんじゃ浅井に寝首かかれるぞ唯」
唯「むっ!長政様はそんなことしないもん!!」
さわこ「しかしムギちゃんグッチョブね!」
澪「唯だけだったら戦争になってたかもしれないからな」
紬「長政様も意外に乗り気でしたので♪」
唯「やっぱり長政様かっこいいよ~///」
憂「(あとで長政殺すか)」
平沢憂。戦国時代の武家に生まれた女性だが、姉の唯が理解者であり、人質に出されることも御家の道具として扱われることもなかった
また今川家に恭順した時、一目惚れした義元が結婚を申し込むが軽く断ったという
唯「ういー。ようかん~」
憂「もぉ。お姉ちゃんさっき食べたでしょ?」
唯「うぅ…」
執事斎藤。紬と唯に絶対的な忠誠を誓っており、いざとならば自らの死も受け止める覚悟の隠密頭
情報収集に長けており、そのおかげで平沢家は周りの様子が手にとるように分かった
時は戦国。一国一城の主である平沢家。その美濃に変化が起きたのは1560年のことだった
―――1560。沢庵城
斎藤「唯様っ!!」ガラッ
唯「はいはぃ?」
律「あ、斎藤さんも将棋やる?澪が弱くてさ~~」
澪「将棋は飛車角落ちだたらだろ!!」ゴンッ
斎藤「聞いて下さい!!織田家が…!!」
さわこ「…!」ピクリ
唯「?」
斎藤「織田信長が桶狭間で今川義元を破りました!!」
澪・紬・さわこ「!!」
唯「あ!りっちゃんそれ私のようかんだよ~!」
律「いいだろ~1つくらい~」
澪「……そんな馬鹿な…今川が…?」
さわこ「今川義元は!?」
斎藤「う、討ち取られたようです…」
紬「そんな…!」
あの名門の今川家が、平沢家までとは言わないが小大名である織田家に敗れたのだ
あっという間の出来事に援軍も出せなかった平沢家
澪「ど…どうするんだ?今から援軍を…」
さわこ「もう遅いわ…今から行っても…」
紬「そんな…」
律「……」
律「…ここは殿様に決めてもらうしかないな」
唯「ふぇ?」
唯「む、無理だよ私そんな…!」
さわこ「唯ちゃん。あなた『誓いの日』に言ったわよね……」
唯「…な、何を」
さわこ「………」
さわこ「…覚えてないけど…それらしいこと」
唯「……」
紬「決めれるのは唯ちゃんだけよ」
憂「お姉ちゃん!」
唯「う…(どうしよう…)」
安価+2
①すぐに織田家と同盟を組む
②歴史に名を残すため、朝廷に献上を装った無礼講ダンス
唯「す、すぐに織田家にムギちゃんを送って!!」
澪「じゃあ唯…」
唯「今川から独立しよう!」
紬「……わかったわ。すぐに土産の沢庵を用意するわね」
憂「だ、大丈夫かな…!」
律「戦はないのかー!ちぇー!」
平沢家は織田家と会盟することに成功した
これは平沢家は今川家と縁を切るというメッセージでもあったが、いまの今川家に対抗する力は残ってなかった
唯「余は満足じゃ!」
憂「もぉ~お姉ちゃんったら調子に乗って~」
だが信長は平沢家を使える道具としてしか見てなかった
澪「これが鉄砲ですか…」
商人「はい。これは種子島から伝わった火器で―――」
唯「ふぁ~あ」
澪「ゆ、唯!聞いてるのか!」
唯「はっ!すいません澪様! (ついに澪ちゃんにも呼び捨てにされた……)」
澪がやった商業の奨励のお陰で 美濃の商業は著しく発展した
そして内陸部にも関わらず 比較的早い段階で火縄銃が手に入った
律「唯~!」
唯「あ!りっちゃん!将棋やろうよ将棋!」
律「バカ、今それどころじゃないんだよ唯」
唯「え?」
律「新しい馬300頭ほど買いたいんだけど…いいかな?軍隊を強力にしたいんだ」
唯「……馬」
律「そっ!強力な騎馬軍団はウチの象徴だろ?」
唯「(でも…前に澪ちゃんがこれからは銃の時代だって……)」
唯「(…どうしよう?)」
安価+3
①唯「時代は銃だよりっちゃん!」
②唯「OK♪300頭と言わず500頭買おうよ!」
唯「時代は銃だよりっちゃん!」
律「え?」
唯「前に届いた火縄銃見たでしょう?馬なんて古いんだよ!」
律「な、何を言ってるんだ…唯?」
唯「強力な騎馬軍団も弓矢には勝てない…。ましてや火縄銃なんてもんの前には完敗だよ♪」
律「………」
唯「あれ?りっちゃん?」
律「……私の刻む8ビートじゃ…戦に勝てないってか?」
唯「え…?いや…そういうワケじゃなくて…」
律「今までやってきたのが馬鹿みたいだ!!銃の訓練なんか死んでもしないからなっ!!」
唯「え…そ、そんな…」
律「……邪魔したなっ!」バタンッ
唯「(…どうしよう…怒らせちゃった…)」
安価+3
①なんとか律を説得させる
②謝りにいき 騎馬鉄砲隊を作らないかと説得してみる
――律のお部屋
律「(唯のバカ!!もうこんな腐ったところ止めてやる!)」
律「(武田家なら…もしかしたら登用してくれるかも…最強騎馬軍団を擁するし…)」
律「(………でも)」
律「…………」
唯「りっちゃん」
ふすま越しに聞こえる唯の声。律は急いで涙を拭った
律「な、なんだよ唯!説教なら聞かないからな!!」
唯「…ごめんねりっちゃん…」
律「…!」
律「ゆ、唯…」
唯「だからりっちゃん!私考えたの!」
律「え?何を?」
唯「りっちゃんの騎馬軍団に鉄砲を持たせることによって歩兵にも強い鉄砲騎馬軍団!!」
律「…はぁ?て、鉄砲騎馬軍団?」
唯「うん!絶対最強だよこれ♪」
律「い、いやいや…」
律が理解できないのも当たり前であった。史実で鉄砲騎馬を扱ったのは伊達正宗。当時は鉄砲もまだ知れ渡ってない。唯の先を読んだ発言に、律は混乱していた
律「馬に乗りながら鉄砲なんて出来るわけ…」
唯「りっちゃんっ!!」
律「!」
唯「私、りっちゃんが頑張って訓練してたの知ってるから!」
唯「絶対大丈夫だよ!がんばろう!」
律「…!」
律「唯…」
律の忠誠心が5上がった
時は戦国。群雄割拠の時代である
平沢家は鉄砲騎馬軍団を擁し、織田家・浅井家とともに連合をはった
そして1568年。信長は力をつけ入京した
平沢家の当主である唯も同行した
唯「わぁ~ここが京の都か~♪」
信長一向が二条城にいる間、唯は京の街で暇を潰していた
唯「~~♪」
和「唯!?」
唯「へ?」くるっ
唯「あー和ちゃんだー♪どうしてこんなところに?」
和「それはこっちが聞きたいわよ!唯は卒業後、大名になったんじゃないの!?」
唯「ふっふっふ!なりましたよ大名に!」
唯「この紋所が目に入らぬかっ!」
唯が出した紋所にはギー太が彫られていた
――団子屋
和「あぁ…やっぱりあの平沢家の当主なのね」
唯「うん♪いま最も注目されてる大名だよ!」
和「…」
唯「…最近では桶狭間で今川家をやっつけ…」
和「唯?」
唯「ん?」
和「私ね…いま足利義昭に仕えてるのよ」
唯「へ?」
和「その辺の事情はよくよく知ってるわ」
和「あなた達まだ一回も戦したことないじゃない」
唯「うっ…!」グサッ
和「成長著しい織田家についていってるだけ…」
唯「……面目ないです」
和「はぁ…こうやってニートが出来上がってくのね」
唯「戦やってないだけでニート!?」
和「全くもう…唯は相変わらずね…」
唯「(何かしなきゃって思うけど…)」
唯「(一体何をしたらいいんだろ…)」
唯「あれ?そういえば和ちゃんは何でここに?」
和「さっき言ったでしょ?私、足利義昭の仕えてるのよ」
唯「義昭って…あの室町幕府の将軍?」
和「えぇ。今は将軍じゃないけど…信長さんが何とかしてくれるわ」
唯「えー?でも信長様は義昭を追放するとか…」
和「えっ!?」
唯「やばっ!!」サッ
和「今の話本当なの!?唯!!」
唯「も、黙秘します」
和「真面目に答えなさい唯!!答えによっては信長を闇討ちにするわ!」
唯「ひぇ…何か怖いよ和ちゃん…」ガタガタ
唯「(どうしよう…口が滑ったなんていったら信長様に殺される…)」
和「今から二条城に行くわ!!」ダッ
唯「…!」
唯「(ひらめいた!)」
唯「和ちゃん待ったー!!!」
和「な、何よ唯…」くるっ
唯「和ちゃん……ここで会ったのも何かの縁……」
和「?」
安価+4
①唯「お命頂戴っ!」
②唯「仲間になってくだせぇ!!」
唯「仲間になってよ和ちゃん!!」
和「な、何言ってるのよ唯…私は…」
唯「和ちゃーんっ!!」ダキッ
和「うわっ!!」ビクッ
唯「私…辛いんだよ…信長様の言いなりになるのが…」
唯「和ちゃんがウチに入ってくれれば…万人力なんだけど…」ギュッ
和「そ、そんなこと言われても…」
―――結局
唯「ただいまー」ガラッ
斎藤「お帰りなさいませ」
澪「…唯!」
律「あー唯!お土産はー?」
唯「あ…忘れた」
律「なにぃー!?わざわざ京まで行った意味ないじゃん!?」ガーン
唯「ああ、それなら大丈夫だよ」
律「おぉ!なんかいいお土産が?」
唯「新入武員の和ちゃんです♪」
和「うっ…」
澪「…え」
みんな「えぇーー!!?」
和「(私としたことが…ついてきてしまった…)」
律「和!来てくれたのか!!」
和「わ、私は…!」
澪「実は文官が少なくて困ってたんだ…!ありがとう和!!」
和「う…うぅ…(というか全体的に何もかも少ない)」
唯「目標は天下布武!一気に前進だー♪」
紬「おー♪」
さわこ「まずは武田ね!!」
律「うぉっ!さわちゃんいたのかよ!!」
和「……」
和「(……まぁ唯も心配だし…これはこれでいいかも…)」
和が仲間になった!知力92
唯「~♪」モグモグ
ガラッ
和「唯!畳の上で食べないでって何度言ったらわかるの!?」
唯「ひっ…!」ビクッ
律「はっはっは!唯はバカだなー♪」
和「律も!演習許可証が出てなかったわよ!!」
律「えっ…!?ご、ごめんなさいごめんなさい!」
唯「あはは!りっちゃんはバカだなぁ!」
澪「なんか…和が来てから一段と騒がしくなりましたね…」
憂「えぇ、でもいいことですよねそれは」
澪「はい。天下のことを忘れてずっとこの毎日を過ごせたらいいのに……」
憂「全くその通りですね」ニコッ
しかしその平和はすぐに壊れた
斎藤「唯様っ!!織田軍が越前に侵攻!!」
さわこ「何ですって!?」
唯「ちょっと待ってよ~今いいところなのに~…」
澪「バカ!今そんなことしてる場合じゃないだろ!!」
唯「ひぃっ!ご、ごめんなさい!」
紬「越前というと…朝倉家!!」
澪「でも朝倉と浅井は同盟してたはず…!」
和「信長は裏切ったんだわ…浅井長政を…!!」
唯「えぇ!?長政様を!?」ガタッ
さわこ「浅井長政は義を重んずる武将…きっと同盟関係が深い朝倉家につくでしょうね…」
紬「でも…私たちは織田家と浅井家のどっちとも同盟を結んでいるし…」
澪「……」
さわこ「どうやら決断をするべき時が来たようね……」
律「唯」
唯「へ?また私?」
和「唯!どう考えても信長は悪よ!今なら浅井軍と一緒に背後から織田軍を突けるわ!」
さわこ「奇襲ね」
澪「で、でも織田家は力量は私たちを凌駕してるし…失敗して逆に攻め込まれたら……」ブルブル
憂「お姉ちゃん…」
唯「え?え?」
唯「(ど、どうしよう……)」
重要安価+5
①織田家につく(傍観)
②浅井家につく(奇襲)
③朝倉家に侵攻(暴走)
唯「(…信長……奇襲……浅井…越前…騎馬………)」ポクポクポクポク
律「ゆ、唯…?」
唯「(ひらめいた!!)」チーン
憂「お姉ちゃん…?」
唯「りっちゃん!すぐに出陣の用意をして!!」
みんな「!!!」
唯「憂と和ちゃんはみんなの食糧を用意して!!」
和「唯…」
唯「ムギちゃんは浅井家に連合する意思を伝えて!」
ムギ「どんとこいでーす♪」
唯「斎藤は馬を用意するように!」
斎藤「はっ!」
唯「さわちゃんは誰か手伝って!」
さわこ「……」
唯「そして澪ちゃん!」チラッ
澪「………」ガタガタ
唯「澪ちゃん……」
澪「やだ…私やだよ…」ガタガタ
唯「…澪ちゃん」
澪「織田軍の強さ、信長の恐ろしさは唯も分かるだろ!?」
さわこ「………」
澪「…怖いよ私…」ガタガタ
唯「澪ちゃん!」ガシッ
澪「ゆ、唯…」
唯「I'll be back」
澪「……」
澪「…は?」
唯「よしっ!準備が整い次第出陣じゃあ!」
澪「いやいやいやいや唯!!全然励まされてないから!!こらっ!行くなバカ!」
――そして
唯「敵は一乗谷にあり!!」
紬「おー♪」
律「へへ…血が騒ぐぜ」
澪「ゆ、唯!」
唯「ん?」
唯「わぁ!澪ちゃん兜似合ってるね!」
澪「え…?そ、そうかな…///」ポッ
澪「…ってそうじゃなくて!!」
唯「大丈夫だよ」
澪「へ?」
唯「私…やっぱりりっちゃんのこと信用して良かったと思う…」
澪「り、律?」
唯「この騎馬軍団見てよ…ざっと2000頭はいるよ」
澪「……」
唯「りっちゃんが手にかけて育てた伝統あるお馬さんたちだよ」
唯「これなら奇襲は成功するよ!」
澪「(馬が…?)」
唯「ほら!澪ちゃんも私の後ろ乗って!」ガシッ
澪「わっ!///」ヒョイッ
唯「2人乗りだね!」
律「唯!出陣はまだか!!ドラムスティックが疼くんだよ!」
唯「OK行こう!」バッ
律「おっしゃぁ♪」パカラッ
紬「楽しみだわ~♪」パカラッパカラッ
斎藤「お嬢様。危険になったら迷わず逃げて下さい…くれぐれも」ブツブツ
さわこ「(初陣は錦を着て帰るわね…)」パカラッパカラッ
憂「(澪さんいいなぁ…お姉ちゃんの後ろに乗れて…)」パカラッ
和「(…信長……義昭様の仇……絶対に許さない!!)」
澪「……」ブルブル
一乗谷
朝倉氏が南北4キロの狭い谷間に築いた城下町。平沢軍はその山に佇んでいた
律「さて…敵さんがお見えだぜ唯!」
さわこ「まだ織田軍は攻めてないみたいね」
和「浅井軍は?」
紬「もう来てるわよ♪ほら!」
憂「あっ!あそこ!!」
みんなが見ると向こうの山から一気に山を下る騎馬軍団。浅井家だ
谷間にいる織田軍は完全に後ろを取られ 混乱している
しかし信長はお市の方が送った小豆で危険を察知したのか、すぐに秀吉を殿として撤退していった
和「あ…!逃げてゆく…!」
律「唯!早く命令を!!」
唯「任せなさい!!」
安価+2
①馬で山を一気に下って逆側から奇襲!
②初めての交戦!山は慎重に下りてから奇襲!
唯「早く追うんですよドドリアさん!!」
律「よっしゃぁ!そう来なくっちゃ!」ヒヒーン!
澪「ちょ…律!!1人で走りすぎるな!」
唯「大丈夫だよ澪ちゃん!見てて!」
律「さっさと私についてこい!!ドラムスティックで叩かれたくなかったらな!!」ドドド…!
兵「おおおぉぉ!!」ドドド…!
さわこ「うおりゃあああぁぁぁぁ!!」ドドド…!
澪「…」ポカーン
唯「ね?」ニコッ
律「刻め!血液のビート!!」ドドド…
律「ふんっ!」バキッ
敵「ぐわっ!!」
兵「おりゃぁ!」ズバッ
敵「ぴぎゃぁっ!」
柴田「な、何事だ!!」
森蘭丸「敵です!平沢軍が裏切った模様!!」
信長「……なに?」
さわこ「破っ!」ドパァンッ!
丹羽「ぐわぁ!!」
さわこ「(ふふ…甘いわねりっちゃん…こういう時は武将クラスを狙うのが一番なのよっ!)」
信長「我に刃向かうとは…平沢唯……うぬも地獄へ堕ちたいのか?」
前田「信長様!!被害甚大!!早く撤退を!!」
信長「ふん…!」くるっ
唯「よーし!!第二陣も続くぞー!!」
紬「おー♪」
斎藤「お嬢様…くれぐれも無茶はなさらないように…」
和「信長…絶対討つ!!」
唯「よぉし行くか!」ヒヒーン!
憂「お、お姉ちゃんはダメ!!」
唯「えー?何でー?」ブーブー
憂「あ、危ないんだもん!」
唯「えー大丈夫だよー大勝利だもん!」
澪「ゆ、唯?私もここに残った方がいいと思うな…」
唯「えー?そうかなー?」
和「行くわよ2人とも!!」パシンッ
紬「えぇ♪」
斎藤「はいっ!」
500の騎馬がまた谷間に向かって雪崩れ込んだ
さわこ「やっ!」ペチッ
梓「きゃあっ!」ズザー
さわこ「あれ…?ゴキブリかしら…何でこんなところに?」
梓「……」ピクピク
ワーワー!ワーワー!
紬「りっちゃん!」
律「おうムギ!信長は!?」
紬「南へ!撤退したわ!」
律「くっ!逃げられてたまるか!!」
紬「行きましょう!」
律「おう!」
真打ち登場か
ワーワーワーワー!
秀吉「くっ…!これじゃきりがねぇ…!」
秀吉「ん?あれは…」
浅井軍と戦っていた秀吉はふと山のてっぺんを見上げた
平沢軍大将の平沢唯が単騎で佇んでいる
秀吉「…平沢唯!」
秀吉「(…あいつを討てば…!!)」
秀吉「えぇい者ども!あの山に向かって駆け上れ!!平沢唯の首があるぞ!!」
唯「……」
澪「……」
唯「…暇だね」
澪「…うん」
唯「ねぇねぇ澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「私達も降りよっか!」
澪「え…?でも憂ちゃんがここで待ってろって……」
唯「え~降りて一緒に戦いたいよ~!!」
澪「でも憂ちゃんが…(やだよ怖いよ)」
安価+3
①私達も一気に下りて戦う!
②あたし待つわ
唯「いっけぇ!ギー馬!」ヒヒィーン!
澪「ちょ…!ちょっと唯!?」
唯「大将だけこんなところにいたら部下に示しがつかないんだよ澪ちゃん!!」ダダダ!
澪「わわわ!!」
澪「ゆ、唯!そんなに飛ばして…!乗馬得意だったの!?」
唯「ううん!全然!!」ダダダ…!
澪「 」
唯「あ…」グラッ
き ゃ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ
あれ、唯が単騎……?
あ、澪は後ろに乗ってるんだったか
ドザーッ…!!
唯「……」
唯「…うぅ」フラフラ
唯「…はっ!しまった!!」
唯「ギー馬大丈夫!?」ガバッ
澪「…う、馬より私を心配しないか…バカ唯」
唯「あ、そうだった!澪ちゃん大丈夫!?」バッ
澪「ぅう…大丈夫だけどバカ唯のせいですりむいた…」
唯「(一応私大将なんだけどなー…)」
澪「ゆ、唯は大丈夫なのか?」フラフラ
唯「うん!右手の小指折った!」ポッキリ
澪「ひいぃっ!」ゾクゾク
澪「…って唯…痛くないのか?」
唯「い、痛いけど…我慢しなきゃ…」
澪「……」
澪「(痛いのを我慢して私を懐抱してくれたのか……)」
澪「…唯、応急処置してあげる」
唯「おぉ!澪ちゃん天使!」
澪「全く唯は元気だなぁ…」クスッ
??「おやおや?お嬢さん達、こんな山の中で迷子ですか?」
唯「…っ!」くるっ
澪「あ…あ…」
秀吉「見つけたー!秀吉様が見ぃつけた!」
澪「きゃあぁぁ!」ビクビク
唯「(……まずい…澪ちゃんはパニック状態だし…向こうは約10人…)」
秀吉「よう、平沢唯…。よくも我々を裏切ってくれたな…」
唯「(ど、どうしよう…)」
本日最後の安価+5
①律に助けを求める
②紬に助けを求める
③憂に助けを求める
④さわこに助けを求める
⑤斎藤に助けを求める
⑥和に助けを求める
唯「(…ここは)」
秀吉「わっ!このおなご別嬪だなー!!お市様そっくりだ!!」
澪「ひっ!」ビクッ
秀吉「どうじゃ?儂と結構せぬか?にひひ…」
唯「(りっちゃんに助けを求めるしかない…!!!)」
唯「りっちゃあああぁぁぁぁぁああん!!」
秀吉「なっ!?」
秀吉「誰かこいつの口を塞げ!!」
部下「はっ!」
秀吉「ちっ…余計なことを…」
律「はぁ…はぁ…!!」パカラッパカラッ
紬「…はぁ…はぁ!」パカラッパカラッ
律「くそっ!!信長のやつ何処に行きやがった…!!」
紬「完全に見失いましたね…」
律「せっかく追ってきたのに…!!」ギリギリ
紬「仕方ないわりっちゃん…戻りましょう…」
律「そうだな…」
秀吉「ホントはちょっと楽しみたかったがなぁ…」
秀吉「仕方ない…殺すか」ニヤリ
唯「…!」
澪「いやっ!止めて!!」ジタバタ
秀吉「ふん…貴様らが裏切るのが悪いんだ……。この首は信長様に献上しなければな…」スッ
唯「(大丈夫!りっちゃんが助けてくれる!りっちゃんが……)」グッ
秀吉「ご愁傷様!」スパンッ
唯「……!!!」シュパッ
き ゃ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ
最後に、澪の悲鳴が耳に残った。そして見える自分のカラダ。赤い血がどばどばと吹き出ている
唯「天下…とりたかったなぁ…」
B A D E N D
まぁきりがいいので一旦休みます
残ってたら明日の8時頃にでも書きます
乙
いや、次こそはヤンデル憂で
>>209
憂は一度限りのリーサルウェポンだぜ
対信長まで隠しておくべきだ
で
あずにゃんはどうした
おい、これ428に影響されてね?
てかモロ428じゃん
ちょっと続きやります
唯「…っ!」くるっ
澪「あ…あ…」
秀吉「見つけたー!秀吉様が見ぃつけた!」
澪「きゃあぁぁ!」ビクビク
唯「(……まずい…澪ちゃんはパニック状態だし…向こうは約10人…)」
秀吉「よう、平沢唯…。よくも我々を裏切ってくれたな…」
唯「(ど、どうしよう…)」
安価+3
①律に助けを求める
②紬に助けを求める
③憂に助けを求める
④さわこに助けを求める
⑤斎藤に助けを求める
⑥和に助けを求める
唯「(…ここは)」
秀吉「わっ!このおなご別嬪だなー!!お市様そっくりだ!!」
澪「ひっ!」ビクッ
秀吉「どうじゃ?儂と結婚せぬか?にひひ…」
唯「(憂に助けを求めるしかない…!!!)」
唯「ういいいぃぃぃぃぃぃぃ!!」
秀吉「なっ!?」
秀吉「誰かこいつの口を塞げ!!」
部下「はっ!」
秀吉「ちっ…余計なことを…」
和「ここは鶴翼の陣になるのがいいわね」
憂「分かりました!斎藤!」
斎藤「はっ!」
ういいいぃぃぃぃぃぃぃ…………
憂「…!」ピクッ
憂「和さん…今何か聞こえませんでした?」
和「…さぁ?混戦状態だから何も…」
憂「そうですか…」
憂「(…でも確かに山腹から)」チラッ
憂「…!」
憂「頂にお姉ちゃんがいない…!」
憂「ポニーちゃん!!行くよ!!」くるっ
ヒヒィーン!!
和「あ…!ちょっと憂ちゃん!?」
憂「走れ!風のように!(何だっけこの台詞…)」ダダダ…!
和「い、行っちゃった…」ポカーン
斎藤「私が追います!和殿は陣を仕切って下され!」
和「わ、わかったわ…」
秀吉「ホントはちょっと楽しみたかったがなぁ…」
秀吉「仕方ない…殺すか」ニヤリ
唯「…!」
澪「いやっ!止めて!!」ジタバタ
秀吉「ふん…貴様らが裏切るのが悪いんだ……。この首は信長様に献上しなければな…」スッ
唯「(大丈夫!憂が助けてくれる!憂が……)」グッ
秀吉「ご愁傷様!」スッ
憂「お姉ちゃああああぁぁぁぁぁあああん!!!」ズドドド…!
唯「憂!!」
秀吉「なっ!?」ビクッ
秀吉は目を丸くして驚いた。女装束の格好した美女が奇声を発しながら槍を振り回して向かってきたら無理もない反応だ
憂「私がっ!」バキッ
雑魚「ぎゃっ!」
憂「お姉ちゃんを!」ドカッ
雑魚「ぐふっ!!」
憂「守る!!」ドスッ
雑魚「ぴぎゃぁ!」
秀吉「な、何じゃありゃああぁぁ!?」
憂「はあああああぁぁあ……!!」
憂は素晴らしい無双振りを見せてくれた。あっという間に秀吉の手下をなぎ倒し、秀吉に土下座をさせたのだ
唯「Wow…」
澪「…す、すごい」
斎藤「…大丈夫ですか!!」ザザッ
斎藤がようやく追いついた。憂は斎藤に縄で縛るように命じると、すぐに唯の元へ駆けつけた
唯「う、憂……ありがと…」
澪「……」パクパク
憂「お姉ちゃんのバカ!あれだけ動いちゃダメっていったのに!!」
唯「ご、ごめんなしゃい……」
澪「で、でも…憂ちゃん凄いな…10人の侍をいとも簡単に…」
憂「…はっ!」ビクッ
憂「ど…どうしよう……私…人を殺しちゃった……」ブルブル
唯「憂……」
憂「わ…私…ひと…を…」ガタガタ
澪「う、憂ちゃん落ち着いて…!」
唯「さ、斎藤!」バッ
斎藤「二名軽傷。五名重傷。……そして二名……亡骸となりました」
秀吉を縛り終えた斎藤が目を伏せながら報告した
唯「…!」
憂「うわあああぁぁぁあああん!!お姉ちゃあああぁぁん!!」
唯「う、憂…!大丈夫だよ!助けてくれたんだもん憂は!大丈夫!」ソッ
雑魚二名ざまあwww
憂無敵過ぎワロタwww
憂…やらなかったらやられてたんだぞ
澪「そ、そうだよ!憂ちゃんは何も悪くない!(憂ちゃん怖い…)」
憂「で、でも…人を……」ガタガタ
唯「…だ、大丈夫だよ憂!私だって人の1人や2人…」
ブオォォオオオン!
泣き崩れる憂を慰めていると、谷間の方から大きな音が聞こえた
澪「…これは」
唯「さわちゃんのホラ貝ギターだ!」
斎藤「どうやら終わったようですな」
唯「い、行こう!憂もほら…!さわちゃんが呼んでる!」
憂「う、うん…」グスッ
4人と1匹はゆっくりと山を下っていった
憂にこれ見せてやれよwww
絶対やるからさwwwwww
秀吉「ご愁傷様!」スパンッ
唯「……!!!」シュパッ
き ゃ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ
最後に、澪の悲鳴が耳に残った。そして見える自分のカラダ。赤い血がどばどばと吹き出ている
唯「天下…とりたかったなぁ…」
B A D E N D
しかしリアルすぎて怖いな
考えたくも無い。
唯が死ぬなんて…
01010010100101010100100111001010101010
1001010101010010010101
10011
0
0101
101
01
010101001
01
10
101
10
101
10111
さわこ「ちょっとぉ~何してたのよ~待ちくたびれたじゃない!」プンプン
澪「あ、あの…さわこ先生これは…」
さわこの周りには武将クラスの人間が何人も縛られていた
丹羽「く…不覚…」
蜂須賀「くそったれぇ……」
唯「(あれ…?これってゴキブリかな…?いやまさか…)」ジロジロ
梓「………うぅ」
あずにゃんどんだけ作者に嫌われてんだよwww
あずにゃんゴキブリと勘違いされるって
小さいの?
全体黒いの?
触覚はあるか
扱いがひどすぎて吹いたww
律「お~い!」パカラッパカラッ
唯「あ、りっちゃん」
信長を追っていた律と紬の隊も戻ってきた。全員が生きて谷間に集合できたのだ
さわこ「それでりっちゃん、どうだったの?」
律「いや~~…それが逃げられちまってさぁ…」
紬「抜け道を使われたみたい♪」ニコッ
澪「…そ、そっか」
律「め、面目ない!!」
唯「大丈夫だよ~♪りっちゃんとムギちゃんは頑張ったもん♪」
さわこ「そうね…次また戦えばいいもの」
和「…信長」
憂「…あ!浅井軍と朝倉軍は?」
さわこ「まだ残党を片付けてるわよ」
斎藤「このあと朝倉浅井平沢の三者面談があります」
唯「げっ…!私三者面談苦手なんだよね…」
唯「憂私と代わってくれない?」
律「おい!」ビシッ
唯「お願い~憂ぃ~」
憂「お、お姉ちゃん…」
和「ダメよ唯!三者面談はこれからの進路を決める大事な話し合いなんだから当主が出ないと意味ないじゃない!」
唯「う…怒られた…」
紬「ところでこの方たちは?」ニコッ
澪「敵武将だ。全員織田軍の」
紬「まぁ」
さわこ「さて…戦犯処理の時間ね」
律「(なんかゴキブリがいるぞ…?)」
律「まずはこの熊さんだな!」
蜂須賀「く…くまさんだと…?」ワナワナ
澪「ぷっ!」クスクス
蜂須賀「わ、笑うな!!命が惜しかったら笑うな!!」
澪「ひっ!」ビクッ
さわこ「大丈夫よ澪ちゃん。この熊さん、今は縄で縛られてるから」
蜂須賀「く、くそったれ…!!」
律「で、唯?どうするの?」
唯「う~ん…そうだなぁ…2人の軍師に聞いてみよ」
和「織田家の武将なんて信じられない!朝倉か浅井に引き渡すべきだわ!」
澪「こ、怖いからパスで…」ガタガタ
唯「ふぅむ…なるほど」
律「私は別にいいと思うんだがなぁ…」
唯「(どうしよう?)」
安価+参
①仲間に入れ!
②首チョンパの刑だね!(※忠誠度が大きく影響する)
③浅井朝倉に引き渡す
唯「熊さん!お前は首チョンパだ!」
澪「なっ!!」
律「唯!?」
憂「お姉ちゃん!?」
さわこ「……」
唯「和ちゃんの言うとおり、信長の手下だった男。侮れない」
唯「下手に油断して寝首かかれる前に先に殺しておかなきゃ」
さわこ「一応正論ね…」
律「で、でも…!」
唯「鳴かぬなら…殺してしまえホトトギス」
律「…っ!」
蜂須賀「ふん…貴様も言うじゃねぇか…顔に似合わずしてよ…」
和「……唯」
唯「斎藤!」
斎藤「はっ!」
紬「…」ドキドキ
蜂須賀「…一生の悔い無しだな……」
秀吉「蜂須賀っ!!」
斎藤「ふんっ!」ズバッ
斎藤の一太刀で熊さんの首がごろりと転がった
澪「きゃあああぁぁぁあああああ!!」
律「………」
唯「…さぁ次!(ごめんねみんな…でも優しさだけでは天下を取れないんだよ)」
丹羽「う…うぅ…死にたくないでござる…」ブルブル
唯「…まだ誰も殺すなんて言ってないよ~」
憂「お姉ちゃん…」
唯「……そうだね」
安価+参
①仲間に入れっ!
②首チョンパの刑だね!※忠誠度
③浅井朝倉に引き渡そう
唯「やっぱりお前も首チョンパ」
みんな「…なっ!!」
丹羽「ひいぃぃぃっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!」ガタガタ
律「ゆ、唯!!」
憂「お姉ちゃん…」
唯「やっぱり和ちゃんの言うとおり、織田家の家臣は危険だもん!」
和「さ、さすがにここまでしろとは…」
唯「非情に徹しなきゃいけない…そんな時もあると思うの…」
さわこ「……唯ちゃん」
澪「……」ブクブク
紬「み、澪ちゃんしっかり…!」
唯「斎藤!」
斎藤「御意」コクリ
丹羽「ひいぃぃぃいいいいい!!!!」
唯「来世で…幸せになってください」
丹羽「いやだいやだいやだいやだ!!!」
斎藤「ふんっ!」スパンッ
斎藤の一太刀で丹羽の首が飛んだ
律「うっ…!」
紬「ひ、ひどい…」
唯「………」
唯「……次いこうか」
秀吉「…あ…あぁ…」ガタガタ
唯「…羽柴秀吉」
秀吉「……く…」
憂「お姉ちゃんそいつは殺すべきだよ!仲間になんかしたらレイプされちゃうよ!!」
唯「分かってる…」
律「唯…」
安価+2
①お前は絶対首チョンパ
②仲間になりたい?
③逃がす
④浅井朝倉に(ry
一応この安価終わったら休憩します
唯「まぁこの猿は…当たり前だよね?」
律「ま、まぁ…」
憂「お姉ちゃんを殺そうとした罰だね♪」
秀吉「(ヤバイヤバイヤバイヤバイ殺される殺される!!!!!)」
唯「斎藤!」
斎藤「はっ!」
秀吉「(何とかしてにげねば…!!)」アタフタ
さわこ「……」
秀吉「(く…!儂はこんなとこで死ぬわけにはいかないんじゃぁ!)」
秀吉は両腕を縛られていながらも器用に手首を回し煙玉を取り出した
斎藤「…ん?」
刀を構えてた斎藤は異変に気付く
秀吉「あばよっ!!」ボゥン!!
憂「きゃっ!」
律「うわっ!」
さわこ「け、煙玉よ!!」ゴホッゴホッ
辺りは一面真っ白の煙の覆われた
唯「なにコレ…!見えない…!!」ゴホゴホッ
和「に、逃げたわ!」
律「うわ…!ちょ…何する…馬鹿止めろ…!」
紬「(…りっちゃんたら…///)」
憂「お、お姉ちゃん!!」ゴホッ
澪「うぅ……」
唯「あ…晴れてきた………」
律「はぁ…はぁ…何だよ今のは…」
和「煙玉よ」
律「いや…そうじゃなくて」
煙が消え みんながみんなを確かめるように見渡す
唯「……あれ?」
律「……あ」
さわこ「猿が消えたわね」
和「なっ…!!」
紬「あらあら」
律「ど、どうするんだよ唯!!逃げられたぞ!!」
唯「ま、まぁまぁ…」
梓「……」
梓「(あ!私も逃げればよかったんだ!)」ガーン
秀吉「はぁはぁ…!」タタタ…
秀吉「はぁ…はぁ」チラッ
秀吉「こ、ここまで来りゃ大丈夫だろう…」
秀吉「………」
秀吉「……丹羽…蜂須賀……」
秀吉「お前らの仇は絶対に儂が取るからな…!!」
秀吉「……」
秀吉「……早く信長様に報告しなければな…」くるっ
秀吉「なっ!?」
斎藤「…逃げられると思ったのか猿?」
秀吉が振り向くとそこには斎藤がいた
斉藤わかりません
画像ください
秀吉「貴様……煙玉は……」
斎藤「目が見えなくても…貴様の足音を尾けることくらい造作もないことだ」
秀吉「ば…バカな…」プルプル
斎藤「…悪いが死んでもらう。唯様の命令だ」スタスタ
震える秀吉に近づく斎藤
秀吉「ま、待ってくれ斎藤殿!」
斎藤「…なんだ?」
秀吉「な、仲間に入らぬか…?織田家にお主が入ったら信長様に――」
斎藤「笑止。忠臣は二君に仕えず」
秀吉「な……」
>>355
かきふらいですら知らないと思うぐらい隠密執事
斎藤「話は済んだか?」
秀吉「……」
斎藤「では…」スッ
秀吉「…き」
斎藤「…ん?」
秀吉「貴様には野望がないのか?この下克上の世だ。貴様にも幾らかチャンスが巡ってくるだろう……」
斎藤「……」
秀吉「い、いつまで忠臣を貫くつもりなんだ?」
斎藤「……」
斎藤「無論、死ぬまで」
秀吉「…!!」
だが誰も殺さなかったら憂が病んでたんじゃね?
斎藤「さらばだ…(例え唯様や紬お嬢様が無慈悲になろうとも――)」
秀吉「……悪運尽きたか……」
斎藤「……(私は一生ついて行きますぞ)」スッ
斎藤「はっ!」バッ
秀吉「無念っ!」
シュッ
その時、木の影から斎藤目掛けて手裏剣が飛んできた
斎藤「!!」
斎藤「…くっ!」バッ
慌てて避ける斎藤。秀吉は何が起こったか理解出来てなかった
>>366
なるほど
唯はワザと手を汚してみせたのか
憂の忠誠がまた……ってカンストしてるぞすでに
秀吉「え?え?」キョロキョロ
斎藤「……邪魔者か」
服部「…見事避けた」
秀吉「…!」
秀吉「おおぉ!半蔵ではないか!!助けに来てくれたのか!!」
服部「……」
斎藤「…忍の者か」
服部「…左様」
その時どうっと風が吹き、木の葉が揺れる
秀吉「(これはラッキーじゃ!生きて帰れる!!)」
>>362
かきふらいは単行本に描いてないか?
斎藤「邪魔するなら仕方あるまい」
斎藤「死んでもらおう!」バッ
服部「こっちもその方が都合がいい…」スッ
ガキッ!ガッ!ザンッ!ブン!ウン!タン!バッ!スッ!
斎藤「…!」ブシュゥッ
秀吉「やった!」
何度かの刀の打ち合いが続いたが、服部の忍刀が斎藤の太ももに深く刺さった。斎藤はよろめき片膝をついた
服部「……ふん」
服部「…こいつは返して貰うぞ」
斎藤「く…」
秀吉「はっはっは!残念だったなぁ!」
服部「黙れ」
秀吉「…はい」
服部は縛られた秀吉を担ぐと 影へと消えていった
斎藤「…ふ、不覚……」ギリッ
斎藤「……」
斎藤「…」
斎藤「」
>>371
なぜか老執事と斉藤は別人だと思ってた
あれが斉藤なのかな
――その頃
さわこ「さて…後1人残ったけどどうするの?」
梓「…!」ビクッ
澪「唯……」チラッ
和「……」
唯「う~ん…」
みんなは唯に視線を集めた。顔が見えないほど大きい黒兜に黒鎧を着た梓は小さく震えている
唯「…死刑で!」
憂「…お姉ちゃん」
唯「やっぱり織田家武将って危ないもん!」
梓「…そ、そんな」
律「ん?」
梓「(や、やだよこんな所で死ぬなんて…私まだ…)」ガタガタ
律「ん~?」ジロジロ
梓「(猿だって普段かっこつけてるくせに勝手に逃げるし…もう嫌だよ……)」ブルブル
律「む~?」ジロジロ
和「律…?」
澪「ど、どうしたんだ律?」
律「いや…こいつ本当に男かなぁって思って…」ジロジロ
唯「え?」
律「なんか女の声みたいだったし……私達より小さいし…」
澪「確かに…」
さわこ「言われてみれば…そうねぇ…」
紬「わ、私に任せて!!!」バッ
澪「ムギ!?何を…」
紬は少し興奮しながら梓に近づいた
梓「ひっ…!何を…!!」ビクッ
紬「……」
紬「……」クンクン
紬「…!」
唯「ど、どう?ムギちゃん…」ドキドキ
紬「こ…これは…女の子の匂い……」ドキドキ
唯「なんだってぇー!?」
憂「女の子…」
律「(てゆーか兜脱がせばいい話だろ)」
お前らゴキブリゴキブリと!
せめてクワガタにしろ!
律「兜脱がすぞ」ガシッ
梓「ひっ…やめ…!」
バッ
澪「あ…」
唯「!!!!!!!!!!!」
憂「わぁ…」
紬「Wow…」
唯「合格!!」
梓「え?」
唯「可愛いから合格!今日から私の側近ね!!」
律「単純だなおい」
憂「わぁ…!新しい仲間!」
梓「え?え?」
採用基準は顔か……蜂須賀……
唯「お名前なんていうんでしゅか?」
梓「へ?」
律「名前だよ名前ー!あるんだろ?」
梓「あ…中野…梓です」
律「梓かぁ!よろしくな梓!」
和「(あれ?どこかで聞いたことがあるような…)」
さわこ「(ネコ耳とか似合いそうね)」
澪「ま、そういうことだ!よろしくな梓!」ニコッ
梓「わ…私…」
憂「梓ちゃんか~♪」
梓「あ…あの…」
唯「あだなはあずにゃんで決まりだねっ!!!」
梓「…はい?」
和「そろそろ引き上げないと…」
さわこ「そうね。今日は朝倉家にお邪魔しましょう」
唯「よし!行こうか!ほらあずにゃんも!」グイッ
梓「え…でも…わわ!!」
和「唯はこのあと三者面談でしょ!?早く着替えてきなさい!」
唯「うっ…でも小指が…」
和「言い訳しないの!」
唯「は、はい…」
梓「……」
梓「(あれ…?誰が当主だっけ…)」
唯は和に連れられてどっかに行ってしまった。紬とさわこはいなくなった斎藤を探しに馬を馳せらせた
律「ほら梓!私の馬に乗れよ!」
梓「あ…でも」
律「いいから!」グイッ
梓「…」
律「よぉ~し!朝倉氏本館まで競争だ!」ヒヒーン!
梓「……」
憂「嫌ですよ~」
澪「や…やめとく」
梓「…どうして」
律「ん?」
梓「どうしてこんなに優しくしてくれるんですか…?」
澪「え?」
梓「私…少し前まで敵だったんですよね?平沢家に忠誠すら誓ってないし…」
律「あーそんなことか…」
梓「そんなことって…!」
澪「梓。ウチにはそんなもの必要ないんだよ。楽しくやってるだけなんだから」
梓「…楽しく?」
律「そ!まぁあの織田家にいたんじゃなぁ…理解できないのも無理ないけどね」
憂「梓ちゃんはもう平沢家に一員だよ♪」
梓「…!」
澪「梓。よろしくな」
梓「う……わ…私…」プルプル
律「ん?」
梓「ぐすっ…あれ……何で…泣いてるんだろ……ぐすっ…」ゴシゴシ
澪「梓…」
梓は涙を流した。拭いても拭いても溢れてくる涙の粒。 梓にとって織田家を離れるということは、自由への解放でもあった
律「…大丈夫だよ…もう」ギュッ
律は後ろに乗っている梓を優しく抱きしめた
憂「良かったね梓ちゃん♪」ニコッ
澪「さぁ…朝倉氏本館に行こう。ご馳走が待ってる」
紬とさわこは焦っていた。いなくなった斎藤を探すため約100騎で一乗谷近辺の捜索に出たが、日没は近かった
さわこ「もうすぐ日が暮れるわね…」パカラッパカラッ
紬「斎藤…」パカラッパカラッ
夕焼けが2人を赤く染めていた。日が沈めば捜索は難航。それだけは避けたかった
紬「(斎藤…どこにいるの…!?)」パカラッ
斉藤……(ノ△T)
http://imepita.jp/20090714/792730
さわこ「後少し…どちらかに決めて探すしかないわね…」
紬「……どちらか」
さわこ「山腹か谷間の奥か…どちらにする?」
紬「(斎藤…!)」
安価+3
①山腹
②谷間の奥
紬「谷間を…調べましょう」
さわこ「…わかったわ。そうしましょう」
さわこ「行くわよ!」
兵「はっ!」
紬「(お願い斎藤…生きてて!!)」
紬は普段人には見せぬ涙を流しながらそう願った
それを見た部下達は奮起して谷間をくまなく探した
だが、結局斎藤は夜になっても見つからなかった
朝倉義景「うわーはっはっはっ!!大勝利じゃ!」
唯「(…うるさい)」
長政「唯殿。よく来てくれた。一乗谷は唯殿のおかげで助かった」
唯「な、長政様!//」ガタンッ
長政「心から礼を言う。ありがとう」
唯「いや~…照れますよ長政様…///」
和「(…ダメだこりゃ)」
義景「長政殿!勝利の酒を一杯飲まぬか!?うわーはっはっはっ!!」ガタンッ
長政「…義景殿」
義景「んん??」
長政「織田軍は今や崩壊状態。このまま浅井・平沢・朝倉軍が連合して尾張を叩けば、勝利は我々にあり!!」
義景「うっ…し、しかし…」
和「……その通り!これは待ってもいないチャンスです。今すぐ追撃の狼煙を」
唯「(うぉっ!和ちゃん外交官っぽい!!)」
義景「…むむむ」
長政「義景殿!!」ガタッ
義景「ぅ…うう…しかし…」
長政「何を迷っているんですか!?これを逃したら…!!」
義景「ちょ…一回タンマじゃタンマ」
長政「……?」
義景「長政殿……一応ね、儂の方が年上」
長政「……は?」
義景「いや~…なんか礼儀がなっとらんつーか……ゆとり?っていうんかいのぉ……儂の方が年上なのに命令してくるのは…のぅ…?」
長政「…なっ!」
和「何意味分からないこと言ってるのよノータリン!!今がどんだけ大事な時か分かってないの!?」
義景「ノ、ノータリン…」ピクピク
唯「(お腹空いた……)」
和「戦国ニートね」
義景「あ、そう!じゃぁもう朝倉家は何にもしないもんね!!」プンプン
長政「和殿…ここは穏便に…」
和「はっ…ごめんなさい……ついかっとなって…」
和「(そうね…外交にいるのは知識じゃない……)」
長政「ここはやはり…朝倉家と平沢家が結んでくれないと…」
和「えっ!?」
義景「唯ちゃん何歳なの?若くない?」
唯「ピッチピチの17歳だよ☆」
義景「マジ?今度遊ばない?」
唯「え~やだよ~。大体おじさん奥さんいるんでしょ?」
義景「まぁまぁそう言わずさぁ…」
和「朝倉と会盟…」
長政「はい…やはりそうした方が…」
和「(…これは重要ね……今後の流れを大きく左右するわ…)」
唯「あ~これぇ?落馬しちゃってさ~」
和「(なんとか唯に決めてもらうしか…)」
義景「ヤバくないそれ?舐めてあげよっか?」
和「唯!!」
唯「へ?は、はい!!」」ビクッ
和「決断して頂戴……」
唯「え?何を?」
長政「………」
和「この朝倉家と…同盟を結ぶ?結ばない?」
唯「…ど、同盟」
和「唯が決めるのよ」
義景「うわ!唯ちゃんの髪柔らかい!!」
長政「………」
唯「わ、私…」
和「……」
長政「(唯殿…)」
重要安価+5
①私の髪に触るな!
②契りましょう!
2と言いたいが憂が1と言えと
唯「私の髪に触るなっ!!」バキッ
義景「ぴぎゃっ!」ズザー
和&長政「!!」
和「唯!何てことを!!あれでも名門朝倉家の当主なのよ!?」
唯「和ちゃん!こんな変態となんか私組めないよ!早く美濃へ帰ろう!」
和「唯……あなたまさか…」
唯「決断力のない朝倉義景とは組めないよ」
義景「そ、そんな~」
唯「帰る」スタスタ
長政「唯殿!!」
唯「…!」ピタリ
唯「ごめんなさい…長政様……」
長政に呼び止められた唯は 背中を向けたまま返事をして 部屋を出て行った
長政「……唯…殿」
和「……」
和「ご、ごめんなさい!!ちょっと唯と話してきます!」ダッ
ガララッ
義景「……ふぅ」
義景「分かっただろう長政殿。信長への追撃は3日後にいいだろう」
長政「……」
義景「さ、今日はたんと飲みなされ!浅井と朝倉の繁栄を願って!!」
――朝倉家本館
がやがや がやがや
本館では浅井や平沢の兵士達が賑やかに騒いでいた 唯と和は武将達が座るVIP席へ向かった
しかし平沢家のVIP席は何故か周りとは違いお通夜のように静かだった
唯「りっちゃんうぃー」
律「……!」チラッ
律「唯か…」
梓「あ…」
澪「唯…」
唯「ど、どうしたのみんな?暗くない?」
紬「……」
さわこ「……」
和「…!」
和「何か…あったの?」
憂「じ、実は…」
紬「…」
憂「斎藤…さんがいなくなったんです…急に」
唯「…さ、斎藤が!?」
和「うそ…」
憂「多分…逃げた秀吉を追ったんだと思う……」
唯「まさか秀吉に返り討ちにあって…!」
紬「斎藤はそんなに弱くありません!!」ガタッ
唯「ご、ごめんムギちゃん…」
紬「……いえ」
唯「そうだよね…斎藤は私たちの頼りになる強い隠密」
澪「……」
唯「でも何かあったに違いない…」
梓「…」
唯「…明日出発の際にもう一度探そう」
紬「唯ちゃん…」
さわこ「それがいいわね…」
律「出発…?」
澪「なんだ出発って」
唯「明日、美濃に帰るための出発だよ」
みんな「!!」
律「帰るって!!織田軍への追撃はないのか!?」
澪「何もしないのか…?」
梓「唯先輩は信長様のことを甘く見すぎです!!あの人を敵に回したら…!」
唯「それは義景と長政様が決めることだよ」
律「…!」
唯「私たちにはもう関係ない」
和「(…やっぱり)」
さわこ「ほ…本気なの唯ちゃん?」
唯「うん」
さわこ「浅井・朝倉の同盟なしでどうやって織田を――」
唯「それはさ」
唯「美濃に帰ってからゆっくり考えようよ♪」ニコッ
憂「お姉ちゃん…」
紬「……」
鳶斉藤と名を馳せた忍者だよ
早朝。一乗谷には平沢の騎馬軍団がいた
たった1人の部下のために数千人が捜索を始めたのだ
唯「斎藤…生きてればいいけどなぁ…」パカラッパカラッ
紬「……」パカラッ
梓「……」パカラッ
ブオオォォォオオン♪♪
その時 山腹の方からホラ貝ギターが鳴り響いた
唯「…あれは…さわちゃん隊の…」
紬「!」パカラッパカラッ!
唯「あ!ムギちゃん待ってよ!!」
紬「どいて!」
人(馬)だかりの出来た中を 紬は強引に前へと進んでいった
さわこ「…ムギちゃん」
律「ムギ…」
紬「…」
さわこと律が佇んでいた。その真ん中には血の水たまりの跡が出来ていた
紬「斎藤…は?」
さわこ「それが…行方不明なの」
紬「…!」
律「見つけたのは…斎藤のと思われる血の跡と…」
さわこ「あの人が大事にしていた…琴吹家の家紋つきの刀…」
紬「……そんな」
律「でもムギ…どこに行ったかは分からないが…斎藤は生きていると思うよ…」
紬「…うっ…うぅ…斎藤……」
さわこ「……」
澪「先生!斎藤が見つかったの!?」
和「どこ!」
澪・和・憂の3人も駆けつけた
唯「斎藤が…いない!?」
さわこ「えぇ。恐らく斎藤執事はここで誰かと闘って……」
さわこ「誰かに助けられたか…連れていかれたか……」
憂「…そんな」
唯「斎藤……」
その後 斎藤の捜索は続いたが 最後まで見つからなかった
唯「…」
律「唯?」
唯「(長政様…迎えにきてくれなかった…)」
律「おい唯!」
唯「はっ!」ビクッ
唯「な、何だいりっちゃん?」
律「さっきからどうしたんだよ。ずっと朝倉家の方角見て」
唯「あ…いや…何でもない…」
律「…?」
律「…ならもう行くぞ」パカラッパカラッ
唯「う、うん…」くるっ
平沢軍の背中には 勝者が背負うべきものが見られなかった
何のための戦だったかも分からなかったのである………
こんにちは
今年平沢家に入学してきた中野梓です
一乗谷奇襲騎馬大作戦(仮名)で平沢家に捕まって
平沢家の家臣となりました
……したんですが
紬「ごはんよ~♪」
唯「やった~♪ご飯ご飯~♪」
律「いぇーい♪今日もご飯明日もご飯♪」
梓「何コレ」
梓「(沢庵味噌汁に沢庵漬け…沢庵お茶漬けに沢庵炒め……)」
梓「(…沢庵ばかりだ!)」ガーン
唯「んまんま♪」ボリボリ
梓「……」
因みに私は唯先輩に気に入られて側近となり、食事は唯先輩の横で食べられる
唯「ん?あずにゃん食べないの?」
梓「い、いや…ちょっと…」
美濃は楽でいいんだけれども……
和「美味しい♪」ボリボリ
紬「ホント?良かったわ♪」
少し不安です………
ここに来てから早1ヶ月
正直不満は山ほどある
梓「こんにちはー!」
律「お、元気いっぱいだな」
梓「はい!放火練習が待ち遠しかったです!!」
律「それじゃ早速…」
唯「うん!」
梓「(さっそく練習するのね)」
律「将棋をするか!」
唯「今度こそ負けないからね!」
梓「(えーっ!?)」
あの一乗谷から1ヶ月。斎藤が消えた悲しみは決して癒えないが、気にしてる場合ではない
周りは織田や徳川、更に武田など敵だらけ
ようやく一致団結し始めた平沢家
梓「(でも…仕事ぶりからしたらムギ先輩や和先輩、澪先輩はちゃんとやってるし…)」
梓「(お憂の方はお姫様なのに家事やってるし…)」
梓「(……でも先生は一日中寝てる…)」
梓「(唯先輩は律先輩と毎日将棋……)」
梓「何だろうこれ…」
――耕地
澪「だからこのぐらいがちょうどいいと思うよ」
和「なるほど…わかったわ澪!ありがとう!」タッタッタッ
澪「頑張って!」
梓「…」
澪「…ふぅ…疲れたなぁ」ノビー
梓「か、肩揉みましょうか…?」
澪「わっ!」ビクッ
澪「な、なんだ梓か…。脅かすなよ全く…」
梓「澪先輩は今何をしてるんですか?」
澪「ん?見ての通り耕地整理だよ」
梓「耕地…ここで何を作るんですか?」
澪「沢庵だよ」
梓「た、沢庵ですか…。この国は沢庵が好きですね…」
澪「うん…まぁ一応美濃の特産品だしな…」
梓「でも…毎日食べてると飽きませんか?」
澪「た、確かに飽きるな…あれは…」
梓「……」
梓「澪先輩はすごい出来る文官なのに何でこんなやる気のない平沢家にいるんですか?」
澪「…ん?」
梓「澪先輩は他国から誘われたり…すると思うんですが」
澪「う~ん…確かに他国も魅力的だよね…(怖くていけるか!)」
律「あーそんなこと言っていいのかなー」
梓「…!」くるっ
澪「わっ//律いたのかよ!!」
律「澪が最後に寝小便垂れたのは―――」
澪「あーーっ!!」
梓「……」
梓「(弱み握られてるのかな…?)」
澪「てゆうか何で律がここにいるんだよ!」
律「へ?」
澪「訓練は!?最強騎馬軍団の名が泣くぞ?」
律「今日は休みなのだ!」
梓「今日は…?」
澪「ま、まぁ別にいいけど仕事の邪魔はするなよ!」
律「ラジャー!」
澪「全く…」スタスタ
梓「…行っちゃった」
律「……」
梓「……(律先輩…いつも陽気な人だけど……)」
律「そういえば梓っていつ武将になったの?」
梓「えっと…小4くらいからです」
梓「親が代々今川家の家臣だったのでその影響で…」
律「すげーサラブレッドだ!!」
律「…って今川!?あの今川のことか!?」
梓「は、はい…今は無き今川です…」
律「というと梓が織田軍にいたのって…」
梓「捕らえられて……そのまま織田家に……」
律「そっかぁー…大変だったな梓…」
梓「…い、いえ///」
――ある日
梓「私に手紙?」
町人「はい。さっき男の人から手紙を渡されますた」
梓「ありがとう」
梓「(何だろう…)」ペラッ
梓「…!!」
梓「…あ…あぁ…」
梓「……も…もうダメだ……」
―――夜
澪「………」
澪「…う~ん…」ゴロリ
澪「(生首を思い出してしまったからなかなか寝付けない…)」
澪「……生首…」
澪「(…り、律と一緒に寝ようかな……)」ブルブル
ガタッ
澪「ん?」
澪「(何だろ…今廊下から変な音が聞こえたけど…)」
安価+3
①気のせいだ
②何だろ…
澪「(何だろ…)」ソッ
澪は布団を抜け出し襖をそっと開けた
澪「(……あれは)」
荷物を持って逃げるように廊下を走ってゆく影。猫……泥棒……忍び……色々なものが頭に浮かんだ。だが澪は、角を曲がったところでツインテールがの影が動いたのを確認した
澪「(梓っ!?)」
澪「(な、なんで梓がこんな夜更けに…!)」
裏切り。内通。離反
澪は気になって梓を追いかけることにした
梓「はぁはぁ…」タッタッタッ
梓は美濃を抜けるための一本道を走っていた。その日は満月が出ていて夜中でも暗くはなかった
梓「……はぁ、はぁ」くるっ
梓「(ごめんなさい…澪先輩…唯先輩…みんな……)」
梓「(私…やっぱり織田家に戻らなきゃ…)」
梓はふと立ち止まって沢庵城の方へ向いた。そして心の中で 最後の別れを告げた
梓「…」
梓「…行こう」くるっ
梓が振り返ろうとしたその時―――
澪「あずさーーー!!!!!!!」
澪が大声を出して追ってきたのだ
梓「なっ…!」
澪「…はぁ…はぁ…追いついた…」
梓「何で澪先輩がここに…!」
澪「……廊下を走る梓が見えたから…つい」
梓「………」
律「んあ……」ムクリ
バタバタ バタバタ
律「……ムニャムニャ」
律「……(澪のやつ寝相悪いぞ)」
律「何してやがんだ一体…」スッ
澪「……!!」ダダダ…!
律「…わっ!」ビクッ
律が自分の部屋の襖を開けようとしたその瞬間、澪が勢いよく廊下に飛び出てきた
律「…な、何してんだ澪は……」ポカーン
澪「梓!!今何て言った!」
梓「……」
梓「…だから…尾張に帰るって言ったんですよ…」
澪「…くっ!」
澪「裏切りか梓!見損なったよ!!」
梓「……何とでも言って下さいよ…私はもう尾張に帰るんです…」
澪「……」
澪「帰らせない…って言ったら?」
梓「その時は、私のツインテールが火を吹きますよ」
澪「…!」
梓「例え澪先輩でも…容赦しないです…」
澪「そんな…!梓、いきなりどうしたんだよぉ!」
梓「……」
梓「……嫌なんですよ、もう…」
澪「!?」
梓「平沢家にはついていけないんです…何もかも…」
澪「梓…」
梓「信長はいま軍備を整えて浅井朝倉を報復しに行くつもりです」
澪「…!」
梓「今度こそ…信長に死角はありません…」
梓「…そしたら次狙われるのは私たち…」
梓「平沢家です」
澪「!!」
>>196とかFateを思い出す
対ライダー戦でセイバーを令呪使って呼び出すかどうかってシーンと重なる
澪「で、でも…私たちなら…!」
梓「無理ですよそんなの」
澪「…え」
梓「当主は穀潰し。やる気のない部下」
梓「更に織田家の兵力は平沢家の3倍…」
梓「夢を見すぎですよ澪先輩」
澪「…ぅ」
梓「あと食事も最悪でした」
澪「…!」
梓「毎日毎日沢庵ばっかり。たまには違う漬け物も食べたいのに…」
澪「……」
梓「尾張に帰ったら…迷わず福神漬食べますよ」
澪「福神漬!?」
梓「そうですよ。もう沢庵には飽きたんです」
澪「…(福神漬…)」ゴクリ
梓「…!」
梓「そうだ!澪先輩も一緒に尾張来ませんか!?」
澪「わ、私…?」
梓「はい♪澪先輩ならすぐに重用されますよ!!」
澪「私が…織田…」
梓「福神漬の他にも浅漬けとかもあるし…」
澪「あさ…づけ…」ゴクリ
梓「澪先輩!!」
澪「……………」
律「(…おいおい澪のやつ心動いてないか?)」コソコソ
律「(どうしよう梓が…澪が行ってしまう…!!)」
律「(…何とかしてとめないと…)」
律「(でも何て言ったら言いんだ…!!)」
律「………」
重用安価+5
①「いいじゃないっ!沢庵美味しいじゃない!!」
②「尾張に行ったらオワリだぞ!澪!」
③ほっとくか。知らないよあんな裏切り者
3
澪「わ……わたし…」ゴクリ
律「澪おおぉ!!!」バッ
澪&梓「!?」
律「尾張に行ったらオワリだぞ!!」
澪「……」
梓「……」
律「……」
律「…あ、今のは…尾張と終わりを掛けたダジャレなんだけど……」
澪「……」
梓「……」
律「……」
律「と、とにかく澪!織田のところに行くなんてバカな真似はよせ!!」
澪「りつ…」
梓「……」
律「梓もだ!織田家に戻ろうなんて考えは止めるんだ!!」
梓「……」
律「織田は確かに強い!でもこっちだって策はあるんだ!!」
澪「え…どんな?」
律「う…それは…」
律「(ぶっちゃけ何も対策してないが仕方ない!!)」
重用安価+5
①上杉家と同盟を組むという策だ!
②武田家と同盟を組むという策だ!
1
律「う、上杉家と同盟を結ぶという考えだっ!!」
梓「上杉…?」ピクリ
澪「…すごい!」
律「だ、だろ…?」
澪「律!私が間違っていたよ…(もう少しで尾張に行くところだった…)」
律「澪…」
澪「福神漬なんかに心が揺れた私が馬鹿だった!!」
律「良かった……これで梓も……」チラッ
梓「うふふふふふふふふふふふふふふ…」
律「…あ、梓?」
あずにゃんは茶器と一緒に爆死
梓「いい情報聞いた…いい情報聞いた…」
律「おい…梓?」
梓「信長様に褒められる………」フラフラ
澪「…まさか梓」
律「おい!!行くなよ!!」ガシッ
梓「触らないで下さい!!」バッ
律「わっ…!」
梓「次触ったら…許しませんよ?」
律「……!」
澪「あ、梓…ウソだろ…?」
律「……」
律「…なるほど…そういうことかい…」
梓「……」
澪「り、律?」
律「梓…お前…」
安価+3
①「最初っから織田と内通してたんだな?」
②「実は…脅されたんだな…」
2
はやみちゃんはゴキブリなんかじゃない
律「実は…脅されたんだな…」
梓「…!」
澪「りつ…?」
梓「お、脅されてなんか…!!」
律「…涙」
梓「…!」
律「これから裏切ろうっていう非情なヤツに…涙なんか流せねぇよ」
律「…梓…」
梓「……」
律「…話してくんろ」
梓「……」
梓「…ぅ…う…」
澪「!」
梓「…わ…私…どうしたら…!!」
律の言葉によって梓は心の枷がとれたと同時に、緩めてしまった涙腺からたくさんの涙が溢れ出た
きりが悪いけど一旦寝ます
保守頼みます
俺の必殺技は「これが俺の風だ…風王神円舞斬」と「蒼き天空よ、我に力を…龍聖神爆衝」の二つだよ
そして――――世界(スピラ)に永遠のナギ節が訪れた
完
レ「違っ・・・」
澪「梓……」
律「(やっぱり何かあったんだな…)」
梓「……先日…この手紙が私に…」
澪「手紙?」
律「…見せてくれるか?」
梓「…はい」スッ
律「……」
澪「…わ、私にも…」ヒョコッ
律「…」
律「……なっ!」
律「……浅井朝倉に報復するだと…!?」
澪「…その後……美濃に侵攻するとも書いてある…」
梓「………はい…織田徳川連合軍はもう…」
律&澪「……」
梓「…でも…書いてある通り…私が織田家に戻れば……」
澪「平沢家は安泰……」
律「……」
梓「…わ、私さえ戻れば…」
律「びりっ」ビリッ
澪「あー!!何すんだよ律ー!!」
梓「……」ポカーン
律「…信長が約束なんか守るわけないだろ梓!!」
梓「…!」
律「信長は絶対美濃に侵攻してくる!!」
梓「……そんな」
澪「…梓が帰るにせよ帰らないにせよ、結果は同じってことか」
梓「……」
律「だから梓!尾張に帰るのはいくない!」
律「梓が嫌じゃなけりゃ、美濃に…平沢家に残ってくれ!!」
梓「……」
律「…私達は……絶対屈しないから!」
梓「………」
澪「……梓」
梓「……」
律「…梓…まさか…」
澪「…!そんな…」
梓「(どうしてだろう……)」
澪「……」
梓「(織田も今川も…うちの平沢軍より強いのに…)」
律『突撃ぃー!!』ドドド…!
兵『おおぉぉぉ…!!』ドドド!
さわこ『らっしゃああああぁぁぁあい!!』ドドド!
梓「(…どうして)」
律「…梓…」
梓「…分からなくなって……」ボソッ
律「え…?」
梓「どうして平沢家に入ったのか…!どうして一乗谷の奇襲にあんなに感動したのか…!」
梓「しばらく一緒にいればきっと分かると思ってやってきたけど…!」
梓「けどやっぱり分からなかった…!!」グスッ
澪「…梓」
律「…」
律「…よし!じゃあ梓のために戦でもするか!!」
澪「へ?」
律「そのときの気持ちを思い出せるようにさ!!」
澪「…」
澪「うん♪」
梓「…!」
唯先輩はまるで戦術のこと知らないし…
律先輩の騎馬軍団も走り気味なのに…
みんな揃って戦をすると…どうしてこんなにいい戦になるんだろ…
梓「…どうして」
澪「梓」
梓「…ぁ」
澪「…この前、何で私が他国に行かないか聞いたよね」
梓「ぁ…はい」
澪「やっぱり…私はこのメンバーと戦をするのが楽しいんだと思う」
梓「…え」
澪「きっとみんなもそうで、だからいい戦になるんだと思う♪(一回しか戦経験ないけど)」
澪「さぁ!一緒にやろう!梓!」
梓「…!」
梓「はい!やっぱり先輩方と一緒に戦争したいです!!」
律「あずさー!!」ダキッ
梓「わっ…///」
澪「まぁ…これからも将棋したり沢庵食べたりすることもあるけど…」
澪「それもやっぱり必要な時間なんだよ!うん♪」
戦を楽しむとは…許すまじ袁術!
琢磨「ゴキブリなんかどこにもいないじゃないか!!!」
―――翌朝
唯「あずにゃん!!」
憂「…梓ちゃん」
梓「…」
梓「ごめんなさい!私…」
唯「………」
澪「……唯」
和「(…平沢家法度によれば…裏切りには重い罰が…)」
さわこ「…唯ちゃん」
唯「…あずにゃん」
梓「…は、はい!」
律「(大丈夫だ…唯なら…)」
安価+3
①罰としてお前の兜はネコ耳だっ!
②罰として今日からセミロングじゃ
さわこ「罰としてセミロングにしなさい!」
梓「!!」
唯「な、何でさわちゃんが…」
律「…しかもセミロングにしなさいって…」
さわこ「澪ちゃんと見分けがつかないのよ」
憂「…た、確かに」
梓「…セミロング…ですか」
澪「で…でも…(せっかく梓が…)」
紬「梓ちゃん…」
梓「分かりました!!」
澪&律「…!!」
梓「私!平沢家のためならセミロングでも何にでもなります!」
澪「梓…」
唯「あずにゃ~~ん♪」ギュッ
梓「…わっ!///」
唯「今日は余と一緒に寝るのじゃ!」
梓「……ぅ」
梓「もちろんです!やってやるです!!」
律「マジかよこれ…」
憂「……」
梓は確かに何かが変わった。梓の忠誠心が大きく動いた
それから平沢家の様子は大きく変わった
あんだけ怠けてた唯と律は ちゃんと各々の仕事をするようになった
さわこも人が変わったように1日3時間労働を始めた
だが平沢家が動くのは少し遅すぎた
織田・徳川連合軍が再び一乗谷に侵攻したのである
対する浅井朝倉連合軍は迎撃体制
両者は姉川にて対峙した
―――沢庵城
澪「(あの手紙の主……竹中半兵衛…)」
澪「(ただ者じゃない…なんか嫌な予感がする……)」
ガラッ
兵「大変です!!織田徳川連合軍と浅井朝倉連合軍が姉川にて対峙しています!!」
澪「…!」
梓「やっぱり…!」
律「信長め…!」
さわこ「何でもっと早く報告しないの!!大軍が美濃の隣を抜けたはずよ!!」
兵「す、すみません!!」
情報収集を担当していた斎藤が抜けたことにより琴吹隠密部隊は事実上解散…。平沢家は遅れをとってしまったのだ
和「唯!!」
唯「むにゃむにゃ…あいす…」
和「起きなさい唯!大変なことになったわよ!!」
唯「わっ!……なんだ和ちゃんか………何か用?」
和「何か用じゃないわよ……浅井朝倉が織田と戦ってるのよ!!」
唯「…へ?」
和「だから信長率いる織田軍が報復のためもう一度越前に向かったの!」
唯「えぇ!?」ガバッ
和「しゃきっとしなさい!あなた当主でしょ!?」
唯「(長政様…)」
唯は早速武将全員を殿中に集めた
唯「え~~…これより評定を始めます!」
さわこ「……」
和「(唯…これは大事な評定よ)」
唯「……ところで和ちゃん」
和「ん…?どうしたの唯?」
唯「評定って…何?」
和「…へ?」
梓「評定も知らずにどうやって戦を……」
澪「すまない和……これでも平沢家の当主なんだ…」シクシク
和「……」
和「……ま、まぁ…唯ということもあってあまり驚かなかったけど…」
唯「いや~照れますな~///」ポリポリ
澪&律「褒めてないから!!」
紬「(まだかしら…)」ニコニコ
――そして
唯「ほいさわちゃん!」
さわこ「(やっと出番…)」スクッ
さわこ「織田徳川連合軍は報復のため浅井朝倉のいる一乗谷目指して進軍。間者の報告では明朝に姉川で両者対峙。霧が多いため軍勢は確認出来ず……とのこと」
律「…なるほど」
さわこ「琴吹隠密部隊があればもっと詳しく分かったと思うけど……」
さわこ「今の私達にはこの情報が精一杯」
紬「………」
唯「なるほどねぇ…」
和「で、どうするの唯?」
憂「…お姉ちゃん」
唯「…う~ん」
澪「唯!!今は情報が希薄で正確な位置すら掴めない!無茶な進軍は止めるべきだ!」スクッ
律「なんだ澪~?やけに腰が低いなぁ~」
澪「ち、違う!私は平沢家の安泰を願って……」
梓「私も澪先輩の意見に賛成です!」
澪「……梓」
唯「なる~へそ~」
和「唯!!浅井朝倉と戦ってる織田軍を後ろからまた奇襲すれば今度こそ織田軍は壊滅よ!!逆に言えば今しか好機がないわ!」
澪「…の、和」
紬「賛成です♪」
唯「う~ん…」
さわこ「ま!朝倉と同盟を組んでない私達に助ける義務はないけどね…」
唯「…」
憂「(…出来れば戦争はやめて欲しいな…)」
さわこ「…どちらにしても唯ちゃん。時間がないわよ」
唯「う、うん…」
澪「唯!!」
和「唯!!」
唯「……うぅ」
唯「(どうしよ…)」
重要安価+5
①そうだ。姉川へいこう
②傍観。暑いし
③今のうちに尾張に殴り込みじゃぁ!!!!
3
あーあ
信長ならそれぐらい予想してるっちゅうに
それに抜け駆けされた、浅井浅倉の評判もよろしくない
唯「…尾張を攻めよっか」
みんな「…!!」
澪「ゆ、唯…?今なんて…」
和「………」
唯「信長が朝倉浅井に目を向けている間にお留守の尾張を奪っちゃおうよ!」
さわこ「(こ、これは……)」
憂「お姉ちゃん本気なの…?」
唯「勿論!信長きっと慌てるだろうねw」
律「……く」
律「あっはっはっはっ!!!」
唯「およ…?」
梓「り、律先輩?」
律「唯!おっ前最高だよホント!!全力で支援する!!」
唯「りっちゃん…」
和「私も…織田を攻めるなら…手伝うわ」
紬「斎藤の仇!」
唯「和ちゃんにムギちゃん…!」
さわこ「その意気やよしっ!」スクッ
梓「わっ!」ビクッ
さわこ「すぐに資料持ってくるわね!!」ダダダ…!
律「おぉ…さわちゃんがやる気に…」
澪「………」
澪「(……なんか引っかかるなぁ)」
――作戦本部
さわこ「目標は信長の居城でもある小牧山城!」ビシッ
唯「…小牧山城」
澪「私達用に作られた城でもあるな」
さわこ「そうね。比較的近いし…桶狭間の後から性急に作られたらしいわ。丹羽長秀とやらが中心となって」
和「………」
唯「あ!首チョンパした人だ♪」チーン♪
さわこ「そうね」
紬「……」
澪「……」
律「……」
梓「……」
さわこ「小牧山城は山全体が城域となっているわね」
唯「ふぅむ…なるほど…」
さわこ「さ、唯ちゃん!もう時間がないわ!!すぐに支度を!」
唯「イェッサー!!」
律「馬用意するよな?」
さわこ「当たり前よ。この戦はスピードで勝敗が決まるわ!!」
紬「なんだかドキドキです♪」
澪「……(竹中半兵衛という軍師に…一度裏切られた経験……そう上手くいくかなぁ…)」
ちょっと休憩
まさか3になるとは思わなかったからストーリー考えてきます
久々に秀逸なSSを見た
鎧兜を着た平沢家の武将達は円陣になって最終会議をした
和「じゃあ唯…歩兵部隊…つまりどれくらいの兵力で小牧山城を囲むの?」
唯「う~ん…」
さわこ「きっと今回は攻城戦になるわよ」
紬「何故ですか?」
和「何万で姉川に侵攻してるか分からないけど、織田本隊はかなりの人数」
澪「少ない兵力で私達の攻撃に耐えるには篭城が一番。本隊が駆けつけてくるまで耐えるだけだからな」
和「攻城戦のとき、城を攻撃する側は守る側の十倍の兵力が必要なの」
紬「…まぁ」
唯「…な、なるほど」
律「で、どうすんだ唯?」
唯「(…どうしよう)」
安価+3
①ざっと5000
②きっと10000
③かっと15000
④もって20000(限界)
唯「15000!」
和「じゃあ唯…それでいいのね」
唯「…うん!」
澪「まぁ…それくらいが妥当かな…」
律「なんだかオラわくわくしてきたぞ!」
梓「やってやるです!」
さわこ「唯ちゃん。それで軍師はどちらにするの?」
唯「へ?」
さわこ「普通軍師は1人よ」
律「あ~そっか~」
紬「両方とも…捨てがたいですね」
和&澪「…」
唯「…こ、これは迷うよ…」
安価+3
①澪
②和
唯「(小牧山だったら澪ちゃんの方が分かるよね…)」
唯「…澪ちゃんで!」
澪「…!」
和「…分かったわ…。今回は私、サポートに回るわね」
唯「ご、ごめんね和ちゃん…!」
和「何言ってるのよ唯♪澪が軍師なら文句はつけないわ!」
澪「和…」
さわこ「決まりね」
律「……よし!じゃあ早く行こうぜ!」
紬「はい!」
――そして尾張
15000の軍勢で小牧山城に侵攻を開始した平沢軍。一向は小高い丘にいた
澪「いやー!絶好の戦日和だなー!」
律「うちらは火矢使うわけでもないし攻城戦は天候関係ないけどなー」
澪「頑張るぞー!」
梓「…澪先輩…どうしたんですか?(テンション高い…)」
律「心配するな、いつものことだ」
紬「あれが小牧山城…確かに山の上に城が立ってるな」
憂「む、向こうはもう気付いてるのかな」
さわこ「まぁ昼間から15000の軍勢で動いて気付かないバカな国はないわね」
和「早速…私達に気付いて篭城をしたわね」
律「敵さんも大したこてないなー」
澪「(というか…読まれてる…?見る限り城下町も静かだし…)」
唯「…よっし!じゃあ行きますか!」
紬「おー♪」
さわこ「さぁ澪ちゃん出番よ。今回の作戦を……」
澪「あ、はい!///」
唯「頑張れ澪ちゃん~」パチパチパチパチ
憂「わぁ~♪」パチパチパチパチ
澪「まず攻城戦は大きく分けて二種類あるの」
唯「ほぅほぅ」
澪「圧倒的な大軍を動員した上で開城交渉を行ったり総攻撃で一気に攻める短期戦」
澪「もう1つは長期戦。城を包囲して外界との接触を遮断しる兵糧攻め。水や食料などの枯渇を図ったりして敵の士気を下げたりするの」
澪「でも今回の場合、どちらが有効かは唯にも理解出来るよな?」
唯「ぅ…も、もちろんだよ!!」
律「…な、なんか澪のやつすげぇ」
紬「かっこいいです♪」ニコッ
さわこ「それで澪ちゃん。方法は?」
澪「本当は速やかに篭城を解除できる奇策があったんだけど…」
澪「…うちにはムギがいるし…」
澪「(やっぱあれしかない!!)」
攻城戦の手法
安価+5
①兵糧攻め
②開城交渉(調略)
③奇策(城内に侵入)
④火攻め(火矢)
⑤強攻(南蛮式破壊槌あり)
http://imepita.jp/20090715/697760
理解できない方へ…。すみません
澪「(…手っ取り早くムギの調略が一番だと思ったけど……)」
澪「(間者の報告ではここに竹中半兵衛がいる…)」
澪「(…いくらムギでも…ヤツ相手に調略は恐らく無意味だ)」チラッ
紬「…?」ニコッ
澪「ここは総攻撃!破壊槌で城門を破る!!」
梓「…!」
律「よっしゃぁ!!そう来なくっちゃ!!」
紬「わくわくするわ♪」
唯「全軍進めー♪」
紬の資金で調達した南蛮式の破壊槌。まだ戦国の世には出回ってなかった
律「進め進めー!!」パカラッ
ゆっくりと、しかし着実に小牧山を登っていく平沢軍。頂上にある小牧山城に篭城している織田軍は密かに平沢軍を待ち構えていた。そして天守閣から2人の男が外を覗いていた
信包「くっ!やはり来おったか!!」
竹中「……」
信包「平沢軍の軍勢は!?兄上達はまだ来ぬのか!?」
竹中「落ち着いて下さい信包様…私に策があります故…」
信包「うっ…し、しかし…」
竹中「(中野梓……貴様には最後の忠告をした筈だ…)」
竹中「(愚かなり……)」
唯「じゃあ先鋒のりっちゃんとあずにゃんは正面を!」
律「おっし!」
梓「はい…!」
唯「さわちゃん隊は逃げられないように後ろを囲んで!!」
さわこ「任せなさーい♪」
唯「私と澪ちゃんと憂は左!ムギちゃんと和ちゃんは右を!」
紬「はい♪」
和「わかったわ唯!」
澪「………」
憂「…ど、どうしたんですか澪さん…空なんか見上げて…」
澪「(……おかしい…抵抗がなさすぎる…)」
まだ攻撃していないとはいえ こんなに近くまで平沢軍がいるのだ。織田軍の抵抗があってもおかしくない。澪は城を見上げたが、弓矢を打ってくるどころか完全に静かであった
澪「(…まさか信長は本当に予想出来なくて全軍姉川に投入したのか…?)」
憂「み、澪さん…?」
澪「(い、いや…そんな筈はない…絶対に兵力を残してるはずだ…)」
澪「(でも…どうして…?)」
憂「澪さん!!」
澪「わっ!」ビクッ
澪「な、何だ…お憂の方ですか…」
憂「なんだじゃありませんよ。どうしたんですか澪さん?」
澪「い、いや何でもないんだ…!」
澪「(………胸騒ぎがする)」
憂「…?」
唯「よぉーし!和ちゃんとムギちゃんまたね♪」
紬「また生きて帰りましょ♪」
和「左は頼んだわよ!」
澪「…!!」
唯「I'll be back!!」ブイッ
紬「えぇ♪またねー」パカラッパカラッ
澪「ま、待って!!」
唯「ん?」くるっ
紬&和「…?」ピタリ
憂「み、澪さん?」
澪「……」
両翼を担う4人が澪に注目する
唯「…澪ちゃん?」
澪「ちょ、ちょっと配置を変えたいんだけどいいかな?」
唯「配置?…別にいいけどりっちゃん隊とあずにゃん隊とさわちゃん隊はもう行っちゃったよ?」
澪「い、いや違うんだ唯!その3部隊はそのままでいい」
唯「…?」
和「何か策があるの澪?」
澪「う、うん…まぁ…」
澪「(…この異様な静けさ…)」
澪「(きっと信長は小牧山城を守るように命じたと思う…)」
澪「(でも竹中は何か仕組んでる……城を守るだけじゃなく…)」
澪「(…ということは)」
策略安価+5
①城門を壊している律と梓の後ろを守る
②さわちゃんの後ろを守る
③城門を壊している律と梓の両翼を守る
④ごめん、なんでもない…
澪「梓と律の両翼を守ろう!」
憂「えっ?」
紬「澪ちゃん…」
澪「唯と憂は左翼を…私とムギと和は右翼を…」
唯「な…何で?」
和「ちょっと澪!!本気なの!?全く意味ないところを固めたって…!」
澪「…お願い和。信じて…」
和「…!」
唯「澪ちゃん…」
唯「わかったよ澪ちゃん!!私あずにゃん達の左側面を守るね!!」
澪「…唯」
唯「私知ってるもん!澪ちゃんが毎日兵法書を黙読してるの!」
唯「今は澪ちゃんを信じる!」
和「…唯…」
和「分かったわ…私は律の右側を守ればいいのね?」
紬「任せて澪ちゃん♪」
澪「…あ、ありがとう」
さぁ、これがどうでるか……………
9時に再開します
これは次スレ突入っぽいな期待
そして――――世界(スピラ)に永遠のナギ節が訪れた
完
どっかああぁぁん!!
大きな音とともに城門が揺れる。田井中律の隊が破壊槌を使った。先鋒である中野梓もそれに続く
律3000、梓1500、さわこ2000、唯3000、憂1000、和1500、紬1500、澪1500の合計15000で篭城する織田軍に攻撃を開始した
織田軍と平沢軍の最初の戦いである「小牧長久手の戦い」
律「いいか!!これは時間との勝負だからな!!できる限り早く城門を壊すんだ!!」
兵「おおおぉぉ!!!」
梓「(…すごい…律先輩……私も負けてられない!!)」
梓「破壊槌を前へっ!」
赤鎧を来た小さいセミロングの女武将は 高らかにそう叫んだ
わああぁぁぁ…
近くから聞こえるような、遠いから響くような平沢軍の兵の掛け声。所詮は無知の女どもだ。俺様の知略にはかなわない
竹中「始まりましたね……」
信包「…うぅ…!」ビクビク
天守にいた竹中は音だけ聞いて静かに呟いた
竹中「(精々城門を壊すことに必死になってろ雑魚共め…)」
竹中が信長から預かった兵の数は7000
この篭城は信長たち本隊が姉川から戻ってくるまでに守ればいい話。この数では十分それが可能だった
ペンションに続きこっちも面白いな
てか>>1って戦国時代好きなの?
だが比類無き頭脳を持つ天才軍師は ただ「守る」ということに退屈を感じた
信長の予想通り平沢軍は尾張に侵攻。間者から報告を受けた竹中は、ある策を思いついた
信包「うぅ…城門の前にたくさん…」ブルブル
竹中「安心して下さい…私の策があれば…」チラッ
竹中は天守から下を見下ろした。城門の前には律と梓の隊がいる
竹中「(…さぁ…見ていろ平沢唯よ…貴様が地獄に……ん?)」
竹中「……!!」
竹中はふと下の異変に気付いて驚いた
竹中「あれは…」
実際に城門を壊しているのは真ん中の2部隊だけ。他の兵士達はその2部隊の側面を守るように、外側に向かって立っているだけだった
竹中「………」
信包「…?」
信包「ど、どうしたのだ半兵衛…」
竹中「え?…あ、いや…」
気が付けば天守から身を乗り出すようにして下の様子を伺っていた竹中
竹中「小野…イナフ」
>>764歴史好きだけど知識はゲームくらい
竹中「……」チラッ
竹中「……くっく」
竹中「はーっはっはっはっ!!!!」
信包「…!?」
竹中「(やってくれるじゃないか平沢唯……どんな軍師か一度顔拝んでみたいもんだ…!)」
信包「……は、半兵衛…?」
竹中「ちょっと席を外します」スクッ
信包「あ、あぁ…気をつけて……」
唯「…」
憂「…」
唯「…なんか、退屈だね憂」
憂「え?そ、そう?」
憂「(わたしはお姉ちゃんといられるだけで満足だけどなぁ…)」
唯「なんか…あずにゃんとりっちゃんだけに仕事任せてるってかんじがして……」
憂「あはは!…でもそんなことないよお姉ちゃん!」
唯「何で?」
唯「敵将、討ち取ったり!」
梓「とぼけた顔してやるじゃないですか」
憂「澪さんの言ってた通り、これは『守る』という仕事なんだよ!」
唯「…う~ん」
憂「澪さん、絶対何か策があるんだよ♪」
唯「…そっかぁ」
憂「うん!」
唯「でも暇じゃ。暑いし」
憂「……」
因みにだいたい季節は7月です
唯「敵将、討ち取ったり!」カプッ
俺「うっ」ビクンビクン
>>781ぶっちゃけなかった。最初のあれ以外は流れに任せて書いてた
ピイィーーー♪♪
律「なんだ!?」
梓「…何コレ」
唯「…お?さわちゃん?」
憂「…いや…こんな音色は無かったような…」
和「…笛?」
紬「ジャガーさん?」
澪「(…なんかの合図か……)」
さわこ「Zzz」
>>786
プァーッ!
わあああああああああぁぁ!!!
その笛が聞こえたと同時に、律・梓隊の横から隠れていた織田の伏兵が飛び出してきた
唯「わっ!!なんか湧いてきた!」
憂「お姉ちゃん!!」
和「敵!?」
澪「(きた!)」
紬「こっちに近づいてくるわ!」
律「ん?何だ何だ?」
梓「…さ、さぁ」
さわこ「Zzz」
唯「わぁ~!!3万人ほど来た~」アタフタ
憂「(ざっと3000人…!!)」
和「迎え撃つわよ!!」
紬「はい♪」
澪「ひいぃっ!(やっぱり敵は怖い!)」
両翼合わせて5000人ほどの伏兵が一気に平沢軍目掛けて飛び出してきたが、澪の知略によって竹中の策略を未然に防ぐ構えをしていた平沢軍には大したダメージもなく迎撃できた
唯一つ難点を指摘するならば…
はっきりとした文体で、もう少し的確な情景描写をするべきだろう
俺もまあ人のことは言えんクチだし、
のうのうとPC前で見てるような奴に言われたくないかもしれんが、
嫁
秀吉「(くっ…!バカな…読まれてただとぉ…!?)」
左の伏兵の将を務めた秀吉は少し焦りながらも突撃の合図をだした。それで揺らぐ唯・憂隊
(史実では姉川にいる)
敵「おらおらぁ!」ズバッ
なだれ込む秀吉の軍。軽く危機状態に陥った
唯「う、憂~!!」
憂「あ、お姉ちゃん!!!!!」くるっ
敵「大将見つけたなり!!」
唯「ひっ!」
敵「お命戴くなり!!」バッ
唯「ういぃぃぃぃ……!!」
憂「十年早ぇ!!!!」ドカッ
敵「ぴぎゃっ!!」ズサー
唯「あ、憂♪」
憂の見事なホースアタックで危機は回避できた。だがまだ唯・憂隊は押され気味であった
林「いくでやんす!!」
佐久間「いっくぞおぉ!!」
迫り来る林・佐久間隊。左の秀吉隊より兵力は少ないが、それでも侮れなかった
和「くっ…」
澪「ひいいいぃぃぃ来るうぅぅ!!」ブルブル
林「突撃でやんすー!!」
佐久間「おらおらおらぁー!!よがっちまいなぁぁぁ!!」
わあああぁぁ…!!
紬「構えー♪」
中将「構え!!」
和「え?」
紬「撃てー♪」
中将「撃てぇ!!!」
バンバンバンバンバンバン!!!
澪「…は?」
林・佐久間隊に怯む和・澪だったが……なんと紬隊は1000丁もの銃を横に二列並べて迎撃した
澪と和はあんぐりである
紬「きゃ♪当たったわねぇ」
中将「紬様!また来ます!」
紬「はいはい♪第二陣用意ー♪」
中将「第二陣用意!!」
ザザッ
紬「もうひとこえー♪」
中将「撃てぇ!!」
バンバンバンバンバンバン!!!!!!
セーブセーブ
わあああぁぁ!!
律「な、なんか私たちの知らないところで戦が始まってるような…」
梓「もしかして敵の援軍が来たんじゃないんですか!?」
律「なに!?」
梓「なんか慌ただしいし…多分そうだと思います!」
律「なるほど…やっぱりそうだな!」
バンバンバン!!
その時城から火縄銃が放たれた
梓「きゃっ!!」
律「くっ!今頃反撃かよっ!」
律「一旦退くぞ!!唯隊と澪隊の援護が最優先だ!!」
梓「…はい!」
さわこ「Zzz」
わあああぁぁ!!
梓「唯先輩!」
唯「あ、あずにゃんどうしてここに!?」
梓「助けに来ました!もう大丈夫ですよ」
唯「…!あずにゃんありがとう!!」
梓「先鋒の力見せてやるです!!」
赤鎧が特徴の梓隊は唯憂と合流。だんだん流れは平沢軍になってきた
竹中「失敗………だと…?」
城の中で様子を見ていた竹中は驚愕というよりも呆然としながら佇んでいた
心配そうに見守る兵達。完璧な策略のはずだった。攻城戦は守るのが常。隙を見せてくることは頭の中でイメージできた
しかし結果は…
佐久間・林隊は紬鉄砲歩兵部隊の前に敗走。運良く2人とも城の中に逃げ込めたが戦力は確実に減った
秀吉の軍も最初は好戦していたが、梓隊に側面を突かれて崩れる。秀吉は憂隊に捕まった
俺も戦争参加したいぞ畜生
竹中「い、今城には何人残ってる!!」
部下「はっ!戻ってきた伏兵の数と合わせて4000とそこいらです」
竹中「……4000…」
竹中は焦っていた。この作戦は信長は知らない。 帰ってきてこのザマが知れたら殺されるかもしれないのだ
竹中「…わ、分かった……落ち着け…落ち着くんだ……はぁ…はぁ…」
竹中「平沢軍の兵力は…13000…とみよう。すると…我々が…」ブツブツ
佐久間「……」
林「……たけなか殿…」
林「もう無茶は…」
竹中「う、うるさい……」
佐久間「信長様の帰りを待った方が…」
竹中「だまれ…だまれだまれ…!!」ガタガタ
佐久間「お、おい竹中…大丈夫か?」
竹中「黙れぇーーー!!!!!!!」
林&佐久間「…!」
竹中「い、いいかお前ら!!この失態はお前らの責任だからな!?俺の言うことをちゃんと聞かなかったお前らの責任なんだぞ!!?」
佐久間「なっ…!」
林「ひどいでやんす」
澪案外策士だったな、見直した
竹中「とにかく!!こうなったら戻ってくるまで数日間!!何としてでも守り通せ!!分かったな!!!」
佐久間「………」
林「…わかったでやんす…」
竹中「……はぁ…くそ……はぁはぁ……何故だ…なぜ……」
竹中は完全にプライドが壊された
培ってきた知識をフル回転させて出来た完璧な策略が ピチピチ女子高生に破られたから当たり前ともいえるが…
末代の恥とは正にこのことである
それから数日間平沢軍の怒涛の攻城戦が始まった
周りを完全に平沢軍で囲まれ、あらゆる手段で小牧山城を落としにかかった。織田軍は少ない火縄銃で抵抗を見せるも、逆に紬の鉄砲隊にやられるだけであった
そしてついに堅固な城門が壊された
侵入だけは許すまいと奮戦する織田軍。だが雪崩のようにくる平沢軍に疲れを見せ始めた
唯「落城も時間の問題だねっ♪」
その通りであった
次のスレージに生きっましょおー♪
さて、俺は信長の進路を妨害しに行くか
―――稲葉山付近
信長「…」パカラッパカラッ
柴田「信長様ぁ!!まさか本当に平沢軍が!?」パカラッパカラッ
信長「左様」パカラッ
柴田「わははは!!聞いたか光秀!!見事に罠にかかったぞ!!」パカラッ
光秀「(和殿…生きていればいいが…)」パカラッパカラッ
信長「くっくっ…何にせよ……」パカラッ
柴田「…?」パカラッ
信長「飛んで火にいる夏の虫とは正にこのことよ……」パカラッパカラッ
柴田「はーはっは!そうに違いありませんなぁ!!」パカラッパカラッ
前田「(叔父貴うっせぇ…)」パカラッパカラッ
さて、そろそろ俺も銀英伝サクっと攻略するかな
何選ぼ
――小牧山付近
紬「お昼ご飯よー♪」
唯「わぁ~い♪」
律「やったー!」
梓「ちょ、ちょっと皆さん!!」
唯「ん?なぁにあずにゃん」ボリボリ
梓「いま攻城戦でみんな頑張ってるのにそんな呑気な…!!」
唯「まぁまぁあずにゃん♪」ボリボリ
律「梓……お前この言葉知らないのか?」
梓「へ?」
律「腹が減っては…戦は出来ぬ…ってな」
梓「…」
唯「お腹が減ったら戦は出来ないってことだよあずにゃん!」
梓「…いや知ってますよ!馬鹿にしてんですか!?」
紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ…」
梓「ムギ先輩…」
紬「梓ちゃんも福神漬いかが?」ニコッ
梓「(ふ、福神漬!?)」
唯「ほらあずにゃん座って座って♪」
梓「………す、少しだけですよ」
律「…」ニヤリ
唯「…」ニヤリ
紬「…」ニヤリ
――そして尾張
約15000の軍勢で姉川から小牧山城に帰ってきた織田軍。一向は小高い丘にいた
柴田「いやー!絶好の戦日和だな!!」
前田「いや…戦日和って…」
明智「…どうやら耐えてるようですね」
信長「…ふん」
明智「…被害は大きいようですが…」
信長「落城していなければ…それでよい」
信長「(……うぬは何を見る?)」
信長「(地獄に墜ちるか?平沢唯…)」
信長「光秀…奇襲をかけるぞ」
光秀「…!」
「唯…」
誰…?
「唯…!」
誰かが呼んでる…
「唯ってば…!」
起きなきゃ…
「唯……」
「―――平沢唯!」
――――――――
唯「はっ!」
梓「あ…気が付いた」
唯「……はぁはぁ…(何いまの…)」
律「何飯食いながら気絶してんだよ!」
唯「……」
梓「器用ですね…」
唯「……わ、私…」
律「ん?」
唯「…い、いや何でもない…」
どこかの寺が焼ける暗闇の中、誰かに呼び止められた気がした唯
唯「…うぅ」
梓「ん?」
律「どうしたんだ唯?」
唯「なんか…悪寒がする…」ゾクゾク
律「悪寒?風邪か?」
梓「うそ…馬鹿は何とかって昔から…」
唯「………(何これ……)」
唯「(違う…!何かが迫ってくるような…!)」
ブオオォォォオオ…!!
その時、さわこのホラ貝ギターが鳴り響いた
律「……さわちゃん!?」スクッ
梓「…な、何でしょう…」
唯「………まさか」
さわこ「織田軍がきたわ!!!!!!」
律&梓&唯「……!」
小牧山の山腹から城下町を見下ろすと織田軍の騎馬隊がすごい勢いでこちらに向かっている
律「唯!!撤退だ!!帰ってきた!!」
唯「…信長」
梓「あ…あぁ…」ガクガク
律「梓!!何してるんだ!早く逃げるんだよ!!」
律「ムギ!!澪達にも早く伝えてくれ!!」
紬「分かったわ!」
唯「…く」
4人はみんながいる頂上向けて走った
そこではまだ、澪が指揮をとって攻城戦を続けていた
澪「何だって!?織田軍が来ただと!?」
律「すぐに止めさせて撤退するぞ!!」
澪「わ、わかった!!」
紬「(斎藤が…斎藤がいなかったから情報が伝わらなくてこんな事に……)」
ボオオオォン……!
和「…これは澪のホラ貝ベース…」
憂「…『撤退』の合図ですね」
裏口を固めていた和・憂隊も異変に気付いた
平沢軍は散り散りになりながらも撤退していった
唯「……あれ?」
唯「さわちゃんがいない……」
さわこ「……はぁ、はぁ!」タタタ…
織田軍の奇襲にいち早く気付いたさわこ。しかしみんなから一番離れており、もう織田の騎馬軍団が目に見えていた
さわこ「…くっ」くるっ
さわこ「…はぁはぁ」
逃げるのを諦めたのか さわこは城下町の方へ振り返った
さわこ「(……やるしかないわね…)」スッ
矛のようなものを手にとり、迎え撃つ姿勢になったさわこ
騎馬1「おっ!1人女がいるぜ?」
騎馬2「捕まえろ!平沢家の人間だ!」
名誉を欲っする鎧兜の騎馬武者2人が小牧山を駆け上り さわこを見つけた
さわこ「(…先生として、せめてもの償いは……みんなを逃がしてあげることね…)」
さわこ「……バイバイ…みんな…」スッ
騎馬2「ん…?」
さわこ「おらあああああぁぁぁあああ!!」ダダダダ…!
騎馬1&2「うわあああぁぁぁあああ!!!」
バキッドカッ
さわこ「……早く逃げなさい…」
,. -――- .
, :´ : . : . : . : . : . : .`: 、
/ : . : . /: . : . : . : . : . : . : . :\
,.': . : . :/:./ : . : . : . : . : . : . : . : . : ヽ.
/: ./,: .:/ /l: .l!: . : .ヽ: . 、: . : . : . : . : . ',
,′j:/: /:./ j: .:!',: ,: . : ',: . }: . : . : . : . : . :!
|: . | ;:/-'、 !: .|,.'-',- 、:;: .:|: . : . : . : . : . :|
/|: . |:/l:/ ',: .! ヽヽ: \:l: . : . : . : . : . ;′
,.イ .!: .:レ行㍉ ヽ! ィ行㍉: . j: . : . : ,': . : . ,
,イ:/ !: 小V:爿 V卅圦;/: . : . : l:.. : . ,′
/ j:.| |:.ハ:ヘ ニ.フ⌒( _マzソ〃/ . : . ::!: . : ,
r:7 |: ! !:lハ:.ゝ ' /:/: . : . : .l:/: .:,
/ { l: | __j:レ' ヘ 、 _ ∠〃: . : . : .j': . /
,.イ l |::1.|:.| | j:ヽ /:./: . : ./: . :,
/ l ヽ:j; l .!:.! |: . | : l\ _ .. /:/ . : . : /: . :/
ノ ヽ !:l j: | .!: .:|: .|: .l _レ':/: . : . : . /: . : {
/ `ー 1! !: ! |: .:|: .|r 7 /, : . : . :,//マ: . : !
. / /Ⅵ:.:| l!: :j,斗!,/彡――<Z_ /: .:.:|
/ イ_ j :.ハ:/_ // マ: l: .|
. / 、 _ 彡 ' ¨.レ -<./: / r': .!: .|
/ ゝ/>‐ Zニ .-ー/: . | / |: .l!: .:!
, /7 /_ - 7: . : j ./ l!: l: . :|
| { ー′ /: . : .〃 |; l: . :.|
ヽ. l j: .l: . / / /:/: . : |
`ー‐ ヘ !: l: .j 〃 /;/: . : l |
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/: :.{ニ二二二二二ニヘ : : ヽ
/: : : : !\: : :\: :j /:/ ∧.: : :{
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′: : |: :.| _ |: : : |ヽ
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//从.: : :ヽ:l ー一 ー-/:イ: : : :| !
. 厶-∧ : : : | | : : : | ノ
厶ヘ: : : トu. tー ァ ノ|: :∧j
/:::::'.; :.|::::l` ーr-z-=七´:::| /ヽ
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{::::::::\:::::::::/:| ∨ 公∨|〈::::::|/:::::/
∨:::::::::∨:〈:::::|〈〈_ノ|ヽノ|:::〉:::|::::::ハ
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∨:::::::::|::::::::::::| |o:::::::|::::::::,′
. }::::::::: |::::::::::::| \/|::::::::::|:::::::{
さわこ「はっ!」ドカッ
兵士「うぐっ!」
さわこ「やっ!」バキッ
兵士「ぐわっ!」
矛を上手に操り、次々とくる織田軍の兵士達を倒していった
だが、小牧山城目指してどんどんやってくる織田軍。さわこは次第に疲弊していった
さわこ「はぁ…はぁ…」
兵士「やぁっ!」バッ
さわこ「…く!」ガキンッ
兵士「まだこいつ…!」
さわこ「……はぁ…はぁ…」
兵士2「おらぁ!」ドコッ
さわこ「がっ…!」フラ…
兵士3「いまだ!やっちまえ!!」
さわこ「…!!」
バキッ ドカッ ゴスッ
さわこ「………ぅ…」
最後は10人がかりの兵士がさわこを袋叩きにした
信長「……」
さわこ「……」
薄れゆく意識の中、信長の顔がうっすらと見えた
さわこ「……のぶ…な……」
信長「………」
信長「…連れてけ」
部下「はっ!」
――その頃平沢軍は
律「…なんだ…追撃が遅いな…」パカラッ
唯「……」パカラッパカラッ
澪「今はとりあえず沢庵城に帰ることだけを考えろ律!!」パカラッパカラッ
律「お…おう…」パカラッパカラッ
唯「(……さわちゃん…?どうしたの…?)」パカラッパカラッ
平沢軍は2000人ほど逃げ遅れた兵士がいたが、奇襲されてその数ではよく間に合った方である。これも騎馬を大量に配備していたからといえる
しかしながらこの平沢軍は完全に敗走状態
後に知ることになるが、浅井・朝倉も敗走したという
織田との熾烈な戦いは終わらない
唯の天下統一はなるのか
第一部 完
パートスレになっちゃうけど いいのかな…
まぁ 多分明日立てます
タテチャッタ…てへっ
唯「天下とりたい!」 - SSまとめ速報
(http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1247711189/)
後悔はしている
だってもう明日になったし立てる手間も省けるだろうし、
早く続き見たいし、あらすじ書いちゃったしetc…
>>959
スレ立てありがとうございます。まだ書きませんが一応前回のあらすじみたいのを書いておきます
電話だろ?
のAAだれか
ksk
>>990
kskの意味しってる?
しったか君はロムってようね
ksk
O (^^) (^^) O
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\/ f´ ̄`Y´ ̄`! \/
' \ / 八 八 '
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⌒寸彡'⌒ `寸_ 、 |
° ミ辷____ . イ.:::.:. . V,心 °
_人_ `寸¬彳 ー- 、 ,ノ::j:|:::.:.. }こ)i
O `Y´ ,辷 _j =ミ アノリ:::::::勺 .:| \/ ヽ O
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\/ ` ー---‐ ´ . .: イ ,/}..<|:.:.:| 九_}ァx 廴:::..\ / / } \/ >>991 うわぁ…(笑)
>-=ニ二ニ=-< /ノ ///////ノ.:.:ノ弋'///∧ _}::::.:...\ // ,
f´ ̄`Y´ ̄`! / `丶、` ー---‐ ´ . イ } ///∧:::.::.:.::.:..:..:...ー--‐ ´ / f´ ̄`Y´ ̄`!
. 八 八 〈/7ァ‐---‐ ´ \く//////∧:.:.. ..:. .:.:.. .:. .. . _人_ / 八 八
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