姉「んーとね」(489)
弟「あ?」
姉「あれだよあれ……えっとなんだっけな……」
弟「?」
姉「なんかこうね……あの……あれだ……なんだっけ、白いやつ」
弟「これで分かれって方がムリってもんだ」
姉「うーんそうなんだけどさぁ……あれだ、最近私がよく付けてる」
弟「ああもしかしてこれ?」
姉「!!そ、そうそれそれ!どこにあった?」
弟「姉貴の頭にささってた」
姉「……あれれ?」
弟「なぜ自分の頭にあるカチューシャを探すんだよ」
姉「ありゃりゃーこれは一品とられた」
弟「一本だ」
姉「あれま」
弟「んで?なんなの?」
姉「うんあのさ、明日お母さん再婚相手連れてくるじゃん?」
弟「あー明日だっけか?」
姉「おうよ、んでさ、その相手の人って子連れなんだって!!」
弟「へー」
姉「へーっておい!女の子らしいよ!」
弟「ほー……てか昨日母さん言ってたし」
姉「そだっけ?」
弟「ああ、姉貴と同い年だったっけかな……そう言ってた気がする」
姉「うんうん!」
弟「……で?」
姉「……で?」
弟「その事について何か言いたかったんじゃないのか?」
姉「そうそう!えっとさ……この雑誌を見よ!」
弟「……見たけど?」
姉「この子を見よ!」
弟「……あれ?この名前は」
姉「……ピンときたかねワトソン君」
弟「はいホームズっておい!……母さんが言ってた名前ってこんな感じだったような」
姉「こんな感じっていうかこれだよ!!」
弟「ほー……偶然ってあるもんだ、うんうん」
姉「いやいやそうじゃなくって!この子があんたの新たなお姉ちゃんになるやもしれぬのだよワトソン君!」
弟「美人な姉が出来るのなら俺はもう万々歳だけど?」
姉「えー……なんかお姉ちゃんは不安です」
弟「なぜに?」
姉「お姉ちゃんの事を弟君が今まで以上に構ってくれなくなると思うからです!」
弟「それはさすがにないと思うけどさ」
姉「いいえ!いきなり美人なお姉ちゃんができれば弟君はきっとそっちにばっかり構ってしまって」
弟「ほうほう?」
姉「私には少ししか構ってくれないと思うんだぁぁぁぁ……うえぇぇぇん」
弟「……今小沢代表見てるからちょっと待ってて」
姉「あ、私も見る」
弟「たかじんで宣伝してたから久々に見に行ったが」
姉「一時間も長かったねェ」
弟「まぁそれなりに言ってることは理解したからまぁいいかな……って感じかな」
姉「おおー弟君えらいですねぇ……私は全然わからなかったよ」
弟「んで……なんの話だっけ?」
姉「おお!そうだった……えっと」
弟「ああ新しい姉貴の事ね……俺が姉貴に構わないとかどうとか」
姉「おお!それだよそれ!んで!?どうなの?」
弟「何が?」
姉「いつも通りに接してくれるのかい?弟よ~」
弟「そりゃ当たり前だろ。てかこの雑誌の人がほんとに来るかどうか知らないしさ」
姉「うーん……それでもやっぱりお姉ちゃんは不安なわけですよ」
弟「そんなもんか?まぁ最初の頃は新しい姉貴の方に積極的に接するだろうけど」
姉「!……ガーン」
弟「そりゃそうだろ。家族になるんだしさ、仲よくしなきゃな」
姉「ううーん……分かってる。分かってるんだけどねぇ……」
弟「あのなぁ……俺達姉弟だしよ……そんなので一一今までの態度を変えるとかないからさ」
姉「うぬぬ……不安でおじゃる」
弟「とにかくさ、明日になれば分かるよ、俺は普段どおりだっての」
姉「……う、うん! そだよね! そりゃそうだ!! えへへ」
弟「多分な」
姉「……多分ですかい」
弟「んじゃちょっとコンビニ行ってこよっかな」
姉「晩御飯?」
弟「おう、一緒に行く?」
姉「うん!」
姉「お!弟弟!」
グイグイ
弟「しがみつかねぇの……なに?」
姉「これ!」
弟「おお……44巻……最新刊出たのか」
姉「買おうよ買おうよ!ねぇねぇ!」
弟「ちょっと待て……えっと残り何円あるかな……」
姉「わくわく、わくわく」
弟「あ」
姉「あ!?」
弟「43円足りねェわ……ムリ」
姉「……そんなぁ……」
弟「しょうがないしょうがない。てか立ち読みでもう内容は分かってるからさ、我慢しようぜ?」
姉「ふぬぅ……」
弟「そんなにしょげられても」
姉「それじゃあちょっとだけ立ち読みしていい!?」
弟「それはまぁいいんじゃね?」
姉「へへーんではでは」
弟「じゃあ俺先に帰るわ」
ガシッ
弟「……おい」
姉「へっへっへ……まぁまぁいいではないかいいではないか」
弟「……恥ずかしい事この上ねぇよバカ」
姉「仲のいいカップルって見てくれるよ周りは」
弟「はぁ……さっさとしろよ?」
姉「うーむ弟君は優しいねェうんうん」
弟「………俺も何か読む……!?」
姉「ん?どうしたの?」
弟「……あの人」
姉「え?」
弟「ほら……雑誌の」
姉「うーん………おおー!!」
弟「だよな……グラサンかけてるからはっきりとはしてないけど」
姉「……声掛けてみる?」
弟「……違ったらいやだしやめとこうぜ。明日になれば分かるだろ」
姉「ねぇすみませーん」
弟「ちょ!」
「え?」
姉「あのですね……あなた……えっと雑誌の」
弟「バカ!……す、すみませんマジで……人違いですよね」
「あー……バレバレですかね?」
姉「かなりバレバレですね」
弟「いいえ!そんな事は!」
姉「えっと……何故こんな所にいるんですか?」
「えっと……明日少しプライベートな事で用事があって……それでですね(ニコッ)」
弟「おわぁ……(か、かわいい)」
ゴンッ
弟「あてっ!」
姉「変な声出さないの!……そうでしたか……それではこれからもお仕事頑張って下さい!」
「はぁ……ありがとうございます」
姉「それではまた!」
弟「し、失礼しました」
「……ま、た?」
テクテクテク
弟「なんで殴るんだよ!」
姉「弟君が変な声出しちゃったからでーす」
弟「そりゃ出るって!あんなに美人なんだぞ!あれを前にして無反応な男がいるものか!」
姉「ぶー……何か嫌だったの」
>>25
じpで
http://www1.axfc.net/uploader/O/so/67008
交換なら仕方ないか
>>32
吐いた。ちょっとぬける
/ \Y/ヽ キリッ
/ (ー)(ー)ヽ
/:::::::⌒` ´⌒:\
| ,-) ヽ__ノ(-、| <ちょっと待てよ>>25を早く
| l |r┬-|| |
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
/ ノ Y ヽヽ
o゚((●))((●))゚o でっていうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/:::::::⌒`´⌒:\ 騙されるお前が悪いっていうwwwwwwwwwwwwww
ミ ミ ミ .| ,-) (-| ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. | l ヽ__ノ l| /⌒)⌒)⌒)
| / / / \ |r┬-| / (⌒)/ / / // バ
| :::::::::::(⌒) | | | \ ゝ :::::::::::/ ン
| ノ | | | \/ ) / バ
ヽ / `ー'´ / / ン
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
翌日
母「今から新しいお父さんとあんたたちの兄妹になる子がくるからね、楽しみでしょ」
弟「まぁ楽しみっちゃたのしみだな……」
姉「私は別にー」
母「あ、来た来た!こっちよー!」
父「おお!待たせてしまったね……ほらっお前も!」
「あ!?」
弟「うわわ……やっぱり本人だったか」
姉「うーむ……すごい事ですなぁ」
父「これから家族になる父だ、こっちは……君たちは雑誌とかでも見たことあるかもしれないね、ほらっ!挨拶しなさい」
「よ、よろしく……お願いします」
母「あらー!よかったわね弟!美人のお姉ちゃんができて!……確か姉と同じ年だったわよね」
父「え?……あーまだ言ってなかったかい?」
母「え?」
父「この子は雑誌等では19と言ってるが……実際は17、弟君と同い年だよ」
弟「へ!?」
「…………」
姉「ホントに!?……見えない」
父「そうなんだ、編集部の奴らもとても17には見えないとか言っちゃって……というか私もこの雑誌の編集部でね
、どうせ2,3年出すぐらいならそれ相応のキャラで売り出すかって事で……年齢は19に」
母「まぁまぁ……それはそれは……あ!でもうちでは別に普通にしてくれてかまわないからね!」
「はい……よ、よろしくお願いします」
母「か、かわいいっ!……ほらっ!あんたたちも挨拶しなさい!」
弟「え、えっと……よろしく」
姉「み、右に同じで」
母「はぁ……ごめんなさいね、バカ二人でそれじゃあ……」
父「ああ、そうだね。君たちはこいつにこの町を案内してやってくれないか?私たちは少し用事があるから」
弟「え?あ、あの……」
母「じゃあよろしくー!行きましょう!あなた!」
父「ああ、そうだな!ではまた!」
弟「うーむ……えっと」
「昨日……会ったわよね……」
姉「うん、そだね」
弟「俺達晩飯の買い物しててさ、それで偶然」
「あの時は……もう気づいてたの?」
弟「いや確証はなかったんだけどさ」
姉「とりあえず声掛けてみるかぁなんてね!迷惑だった?」
「正直サインとか色々要求されるのかなって思ってちょっと困ったかな(ニコッ)」
弟「う(かわいいな)……まぁ流石にそういうのはする気なかったよ」
姉「そうそう、もしかしたらまた会うかもなぁって感じだったし」
「はぁ……そうかぁ……あなたたちが私の新しい……」
姉「そういう事になるね!よろしくね!」
弟「えっと……なんて呼べばいいかな……俺はこいつの事を姉貴って呼んでるんだけど」
姉「あー弟と同い年だったんだってね……今もビックリしておりますよ私は」
「私は……別に……何とでも」
弟「ねぇ……何月生まれ?俺9月」
「私?私は11月」
弟「ははっ……んじゃ一応俺の妹って事になるのかな?」
「あ……そ、そうか……そういう事になるのよね」
弟「んじゃ妹ちゃんって事で……いい?」
姉「なーる、じゃあ私も妹ちゃんって呼ぼうかな!」
妹「は、はぁ……分かりました……えっとじゃあ……あなたの事は……お兄さんでいいの?」
弟「う、うーん……そうなるんだろうけど」
妹「お兄ちゃん!」
弟「うわっ!」
妹「……の方がいいのかな?ふふっ」
弟「ま、まぁ何とでも//」
姉「ふぬぬ?……うぬぅ」
弟「それじゃあまぁこの町案内するよ。そう言えば学校はどうするんだ?」
妹「ああ、学校は通信だから私。ほらっ、19歳の子が普通に高校行ってたらね、ふふっ」
弟「なるほどね……んじゃちょっと待ってて、パーカー取ってくる」
タタタタ
姉「………」
妹「……なに?何か文句でも?」
姉「!?あれれ?さっきとえらく態度が違うんですけどー?」
妹「なんであんたと私の二人だけの時に仮面かぶんなきゃなんないのよ」
姉「ふむ……やっぱりね」
妹「ふーん……気づいてたんだ?」
姉「だって……なんかね」
妹「弟君……だっけ?かっこいいね」
姉「!?」
妹「うんうん……まぁ私の仕事場にはあんなのごろごろいるけどさ……いい感じ」
姉「弟君に何かするって言うんなら」
妹「仲よくはするつもりだけど?家族になるんだしね、めんどくさいけど」
姉「そういう事じゃなくてだね」
妹「別に襲おうとか思ってないって、ふふっ、何あんた、弟君の事好きなの?」
姉「そ、そんな事ないけど!?// 普通の弟だし」
妹「……ふーん、まぁじゃあもし私が弟君の事好きになっても何とも思わないよね」
姉「そんな少女マンガみたいな脅ししてもそんな簡単に事は」
妹「どうかなー」
姉「え?」
妹「ふふ……まぁいいんじゃない?そう思ってて、お・姉・ちゃ・ん」
姉「ふむぅ………危険だ、これは危険であるな」
妹「だれの真似だよ」
弟「おし、準備できたぞ!行くか妹ちゃん」
妹「うん!よろしくね、お兄ちゃん」
弟「んじゃ行こうぜ、まぁつっても近くの商店街で晩飯買ってくるついでみたいな感じになるけど」
妹「あ、弟君、お姉ちゃんは何かする事があるんだって」
姉「!?」
弟「え?姉貴何すんだ?風呂か?」
妹「そうだよね?お姉ちゃん(ニコッ)」
姉「う……そ、そう……だけど」
弟「?んじゃ沸かしといてくれ、先に入っててくれていいから、30分ぐらいで戻るな」
妹「行ってきます。お姉ちゃん」
ガチャンッ
姉「そう……だけどそうじゃないんだよおお……うーむ。これはマズい状況になってきましたね私よ」
姉「……とりあえずお風呂沸かすか」
弟「風呂はいつももうすこし遅くに沸かすんだけどなぁ」
妹「気分が変わったんじゃない?それよりもさ!お兄ちゃん」
弟「……うーむ」
妹「どうしたの?」
弟「やっぱお兄ちゃんじゃなくていいや。弟って言ってくれよ。年齢一緒だしさ」
妹「えーそれでいいの?結構面白いのに、これ」
弟「面白がってたのかよ、んじゃ……着いた。ここが商店街ね」
妹「うん、うわぁ……下町の風景って感じね」
弟「まあモロ下町ド真ん中だからな……何食べたい?(ニコッ)」
妹「え?……あ、えっと……じゃあ肉じゃが!」
弟「そんなのでいいのか、何か高級なの要求されるのかと思って実はヒヤヒヤしてた」
妹「あはは、そんな高いものとか要求しないって」
弟「おっし、んじゃまぁちょっと付き合ってくれよ」
妹「はーい(ふむ……やっぱまぁ、そこそこ、かな)」
弟「じゃがいも、人参、あとは……たまねぎに…っと」
妹「へー結構すぐに材料とるんだねぇ弟君」
弟「まぁ家事とか俺と姉貴の交代制だからないつも、母さんは仕事ばっかで夜遅いし」
妹「ふーん……あのさ、ちょっと聞いてもいい?」
弟「ん?何でも聞いていいよ。家族になったんだしさ、遠慮すんなよ」
妹「うん……それじゃあ……お姉ちゃんと弟君ってさ……」
弟「?」
妹「……血がつながってないとかないよね」
弟「あははっそんなマンガみたいな展開あるわけないだろ!」
妹「……だ、だよね!あははっ」
弟「あるわけなかったら……よかったんだけどな」
妹「え?」
弟「え?姉貴に聞いたんだろ?そうだよ」
妹「ええ!?」
弟「そんなに驚くって……え?聞いてなかったのか?」
妹「聞いてなかったよ」
弟「へー、よくわかったな……でもまぁちっちゃい頃……俺が9歳の頃からの付き合いだから
もう俺にとってあいつは完全に姉貴だけどな」
妹「…………ふ、ふーん。そうなんだ」
弟「?どうしたんだ?……あー、やっぱカレーにする?」
妹「え?」
弟「いや、そこで立ち止まるって事はカレーがいいんじゃないかなって……あ、でも辛口は駄目な。姉貴食えねぇし」
妹「い、いや肉じゃがでいいよ」
弟「そうか?……さっきも言ったけど、家族になったんだしもとフランクに接してくれていいよ」
妹「……う、うん」
弟「まぁまだ会ったばっかだから難しいと思うけどな、ははっ俺もそうだったなぁ……つーわけで!」
妹「え!?」
弟「肉じゃがでファイナルアンサー?(ニコッ)」
妹「ファ、ファイナルアンサー(……うーん)」
弟「ただいまー」
妹「た、ただいま……」
姉「おかえりぃ!!お風呂沸いてるよー!!お、今日のご飯は何かな何かな!?」
弟「肉じゃがだよ、んじゃ俺準備するからさ!姉貴か妹ちゃんどっちかお風呂先入れよ」
姉「早く頼むぞ弟君!」
弟「わーったよ」
タタタタ
姉「……楽しんできましたかい?」
妹「……ホントにつながってなかったとは」
姉「へ?」
妹「……血よ、血」
姉「あー弟君から聞いたのだね?」
妹「……何かごめん」
姉「そのうち分かる事だしねぇ……別にいいけどさ」
妹「なるほどね……とりあえず弟君はいい奴っぽい事は分かったよ」
姉「でしょでしょ!弟君はいい奴なのだよ」
妹「だからあなたは彼が好きと、そういう事よね?」
姉「は、はぁ!?//な、なんの事ですよ?」
妹「ふむ……確かにいい感じ……私も好きになりそう」
姉「……お兄ちゃんとしてでしょ?」
妹「……当たり前でしょ?」
姉「だ、だよね!妹ちゃんぐらい可愛いと弟君以外にも優しくしてくれる男の人いっぱいいるんだろうし!」
妹「…………」
姉「あ、あれ?」
弟「おーいもうすぐで……」
妹「そんなわけないでしょ!」
姉「!?」
弟「!?」
姉「妹ちゃん?」
妹「男なんてできないわよ! たまに出るイベントとかで私の事上っ面でしかしらない人ばっかりが
かわいいかわいいって言ってさ! それに対して文句も言えずに優しく手だけ振ってさ!
ちょっとミスすると事務所からすぐ怒られるし体重増やさない様にダイエットとかはしなくちゃいけないし!
高校も行かずに通信だし……あー!!! もう!! ほんとはこんな仕事やりたくないのよ!
出会いなんてまったくと言っていいほどないんだからさ!!」
姉「……じゃあなんで」
妹「しょうがないのよ!お父さんの職場で誰か可愛い子はいないかって感じで無理矢理オーディション受けさせれて
そのままとんとん拍子に決まっちゃって……だからあんたが羨ましいよ、ホントに……普通の生活がしたいんだよ私だって」
弟「あー……ゴホンッ」
妹「!??」
姉「ああ、弟……いたの?」
弟「……えっと……メシ、できたぞ」
妹「…………はぁ」
つまんないから書き溜めて出直すわい(・ω・)
姉「いっただっきまーす!」
弟「いただきます」
妹「…………」
弟「ほらっ!肉じゃが、妹ちゃんも食えよ」
姉「ふむむ!?中々いい味ですなぁ。弟はまた腕を上げたのかにゃ?」
弟「今日は隠し味を使ってみたわけで」
姉「ほほぅ……当ててやる当ててやる~」
弟「多分ムリだと思うけどな」
妹「……ねぇ」
弟「ん? あれ?まだ食べてねぇのか?別にまずくねぇよ?」
妹「そうじゃなくてさ……さっきの……なんとも思わないわけ?」
弟「いやそれはびっくりしたけどさ……何と言うか……キャラの違いがすげぇ
って言うか」
妹「今が素だよ!悪かったわね!こんな奴で」
弟「なんでそうなんだよ、別にいいんじゃないの?」
妹「……へ?」
姉「おお?」
弟「いや、てかさ……俺の中で雑誌に載ったりしてる人って実際は妹ちゃんみ
たいな感じだろうなぁっていう勝手な思い込みがあってさ」
姉「あー私もあるなぁそういうの」
妹「え?え?」
弟「だからある意味思い込み通りだったから俺としては今の状況は普通に受け
入れられる感じだな」
妹「そ、そう……引かれると思ってた」
姉「私は最初ちょっと引いちゃったなぁ」
妹「……あっそ」
姉「ええそうですとも」
弟「あー喧嘩すんなよ……ほらっ!妹ちゃん」
妹「何よ……っと」
弟「肉じゃが……食べてみろって、妹ちゃんのリクエストだろ?」
妹「ふむぐ……押しつけるなぁ……ゴクンッ」
姉「あ、食べた」
弟「……どう?」
妹「…………ポン酢でしょ」
弟「!!」
姉「え?何何?……なんの話?」
弟「い、今なんて……」
妹「だからポーンー酢!……使ったんでしょこれに」
姉「えー……ふっふっふ……残念でした!弟は肉じゃがは醤油とみりんと……
弟さんやーい、どうしたー?」
弟「……隠し味に気付かれるとは…………」
妹「これが隠し味?全然ポン酢の味するんですけど?」
姉「な!な、な、な!!」
弟「分かったか姉貴……俺のこの驚きの原因を」
姉「わっかりましたでやんすよオヤビン」
妹「……あははっ、あんたたちって変な兄妹だよね、何か笑える」
弟「……バレるとは……ペロッ……えー、マジでよく分かったな妹ちゃん」
妹「……妹でいいよ」
弟「よく分かったなぁ妹」
妹「ふふっ、すぐ妹にしてるし」
姉「むむむ……二人が何か仲がいい感じですのぅ」
弟「姉貴も食ってみ……」
姉「食べますよ~……うーんやっぱりポン酢の味はあんまり」
妹「味覚音痴なんじゃないの?あんた」
姉「にゃにおう!?」
弟「言われりゃ姉貴は俺がまずいって料理も普通に食べるよな」
姉「ぬな!?弟君まで?」
弟「俺が失敗したって思った料理も普通に食べるよな姉貴」
妹「それはお姉ちゃんが弟君の作った料理は美味しくなくても食べようって頑張ってるんじゃないの~?」
姉「ぬなぬな!//」
弟「え?」
姉「ち、ちがーう!私はやっぱり味覚音痴なのかもな!うんうん!」
弟「どっちだよ」
妹「ふぅぅん(案外面白いかも)」
姉「うっむぅぅ…………これからずっとこんな感じなのかなぁ」
弟「どういう感じ?」
姉「いいからあんたは早くお風呂入っちゃいなさい!」
弟「あてっ!」
妹「あ、お風呂私が先に入りたいんだけど」
弟「あー、別にいいぞ。俺宿題あるし、それやってから入るからそれまでによろしく」
姉「妹ちゃーん!一緒に入ろ!」
妹「いや!なんであんたと一緒に入らなきゃならないのよ」
姉「いいではないかいいではないか!姉妹の交流ではないか」
妹「いいから!そういうのいいから」
弟「どうでもいいからどっちか入ってくれ、んじゃ後でな~」
姉「ああお皿私が洗っておくぜぃ!任しときな!」
弟「毎回俺がメシ作る時は姉貴が後片付けって決まってるだろ」
姉「そうでしたねーわかってますよーだ。ふんっ!」
弟「はいはい……んじゃ後でどっちか呼びにきて」
タタタタ
姉「……さって!じゃあお皿洗いを手伝ってもらいますかね!
」
妹「えー……手が荒れる事は出来るだけ避けたいんだけど?」
姉「それが理由になるとでも?」
妹「私はモデルなんですけど?」
姉「あなたはここの家族になったんですけど?」
妹「ぐっ……分かったわよ!じゃあ私お皿拭く係ね!お姉ちゃんは洗う係!」
姉「……しょうがないなぁ妹よ」
妹「そのいい方むかつく……ってか弟って勉強熱心なの?」
姉「え?」
妹「いやごはん食べてすぐに勉強とか中々私は思わないから」
姉「あー弟君は頭いいんだよ……結構ね、真面目なんだ」
妹「……ふーん…………真面目ね」
姉「さぁさぁさっさとお皿を拭く拭く!!」
妹「わ、わかったから!そんなに……って早っ!」
姉「ふふん、私のお皿洗いスキルを甘く見るでなーい!」
寝るわい。てか90秒規制なんとかならないか(ーωー)
別に落としていいよw
今から講義なんだけどなんでまだ残ってんだ?w
夜まであったら来るかも
姉「さぁさぁ!それではお風呂に入りましょー!」
妹「だから嫌だって言ってるでしょ!?ちょ、ちょっと人の話を!」
姉「はい脱ぎ脱ぎ~……わぉ!」
妹「あ!ちょっ!」
姉「う、うぬぬ……私もそれなりの体型を自負してるつもりだったんだけど
……うむ!負けを認めようではないか!」
妹「あのねぇ……私はモデルなの、あんたなんかに負ける体型だったら……って
……え?(う、うわ……)」
姉「ん?なにかね?どうしたのかね?」
妹「べ、別に……それなりのプロポーションは持ってるのね」
姉「お褒めに預かり光栄にございまする~! ささっ!入るべ入るべ」
妹「はぁ……!……意外と大きいお風呂ね」
姉「あーお母さんがお風呂大好きだからね!昔はお父さんとよく入ってたっぽいし」
妹「お父さん……大人二人分ってわけね(それはさぞ色々なプレイを……)」
姉「何をジロジロ見てるのだい?」
妹「別にー……あんた先に体洗ってよ。私は浸かるから」
姉「だめです!」
妹「!な、なんでよ!」
姉「洗いっこしましょう!しましょうったらしましょう!」
妹「はぁ?……アホくさ……入るよ」
ガシッ
妹「離してよ!」
姉「チッチッチ……この家ではお風呂に入った湯船に入る前に必ず体を洗ってから入るのが決まりなのだよワトソン君」
妹「ワトソンじゃねぇし!そんなの知らないし!」
姉「今知ったでしょ? 郷に入らば郷に従えってね!さぁさぁ!」
妹「ち、ちょっと……」
姉「はいはい一名様姉ちゃんのスペシャルゴシゴシタイムへご招待~!」
妹「はぁ……疲れる」
ゴシゴシ
姉「うぬぬ……お客さん普段から綺麗にしてらっしゃるのかお肌すべすべ!
垢も落ちてきませんね~」
妹「当たり前でしょ!……ったく……あんたといい弟といい……ホント変な奴ら」
姉「うぬ? 私はまぁ何と思われてもいいけど弟君が変とはこれ何故に?」
妹「ふーん……私はいいけど弟は……ねぇ……あたっ!」
姉「お、お客さーん。やっぱり全然綺麗じゃないし垢もびっちりなのでゴシゴシしましょ~ね~!!」
妹「痛いから!痛いからやめて!……ったくもう!」
姉「して?変とは?」
妹「気に触る言い方だったか……つまりこういう素の私を見るとさ、今までの
人達はなんとなくよそよそしくなっていったりしたんだって」
姉「ふむ」
妹「それをあんたたちは何と言うか……まぁ普通に受け入れてくれたじゃん?
そういうのって……なんか変」
姉「……別に変じゃなくね?普通じゃね?」
妹「あんたたちにとってはそれが普通でも私にとっては変なの!はい!この話はおしまい!」
姉「ぶー……なにやらよく分からない話であった」
妹「それでいいよ別に……背中こっちむけて……洗ってやるわよ」
姉「おおー!よきかなよきかなぁ」
ゴシゴシ
姉「うむぅ……気持ちいいですぞ!?」
妹「あっそ……」
姉「…………」
妹「………あのさ」
姉「ん?」
妹「…………お姉ちゃんと弟って……性格全然違うよね」
姉「そんな事はないぜ?」
妹「そんな事あるっての!……何と言うか……あんたが太陽だったら弟は月、みたいな」
姉「弟君は別に暗くないよ?」
妹「暗いって意味じゃないけど……何かこう……もの静かな印象が」
姉「あーそれはあるかも……最初もそうだったし」
妹「最初?」
姉「私と弟君のファーストコンタクトの時の事ですぜ旦那!」
妹「あ、そっか……えっと……弟が9歳の時だっけ?」
姉「そだっけかな……あいつに聞いたの?」
妹「うん」
姉「うん……そういえばそうだったっけ……私が11歳の時だったかな……彼は登場したわけだよ!」
妹「悪役かよあいつは」
姉「そんなんじゃないけど……ただ今よりもずっと大人しかったかなぁ
……最初の頃は私の事なんか全部無視だったし」
妹「え?」
姉「むしむしむし~!!って感じだったよ。
まぁそれから暫くしたら私の事も信頼してくれたみたいで姉貴って呼んでくれたりして
……ふわぁぁ思い出しただけで嬉しさがぁぁ///」
妹「…………ふーん。じゃああいつはここの家の子じゃないわけか」
姉「そだねー。まぁ今は立派に我が家の家事全般を賄ってくれている立派な青年に成長してくれましたけど、ふふっ」
妹「あいつの両親とかは?今も連絡とか取ってるのかな?」
姉「知らないんだよね~それが」
妹「!? なんで? 家族なのにそういうの知らないわけ?」
姉「あー弟君に昔聞いた事あるんだけどさ、はぐらかされちゃって、それ以来聞いた事ないですのぅ」
妹「…………」
姉「お母さんは知ってるっぽいんだけどね~「もう弟は家族!それでいいじゃない!」だってさ!
知られたくないんならまぁいっか~って感じで私はそのまま現在に至ると! そういうわけでござりんす」
妹「……気になるけど……聞かない方がいいみたい……か」
姉「というか聞いても教えてくれないと思うよ多分。私にほとんど隠し事しない弟君が唯一言わない事だし」
妹「……ふーん(勉強熱心なのと何か関係あり……かもね)」
姉「さってさて!もういいよ妹ちゃん!ありがとうっ!」
妹「あ、ああそれじゃあもう流石に浴槽に入っても」
姉「お次は髪を洗いましょ~!」
妹「……はいはい」
姉「というか……いつから弟君の事を呼び捨てに?」
妹「買い物の時からかな……なに?……あははっ!気になるの?」
姉「べ、べっつに~///」
30分後・弟の部屋
妹「ここって言ってたよね……」
コンコン
妹「弟ー?…………」
コンコン
妹「…………」
コンコン
妹「…………あーもう!」
ガラッ
妹「おおい!弟いるの!?」
弟「うわっ!な、なんだよノックぐらい」
妹「そんなありきたりな事はとっくにしてるわ!!お風呂!次弟でしょ」
弟「あー……そっか、風呂ね」
妹「ったく……お姉ちゃんに来させるべきだった」
弟「姉貴は?」
妹「リビングでテレビ見てる」
弟「そう……ん、わかった。んじゃあと少ししたら入る、ありがとう」
妹「…………ふーん」
弟「なんだよ……人の部屋ジロジロ見て」
妹「別に……男の人の部屋だなぁって……それだけ」
弟「そりゃそうだろ。俺は男だ」
妹「そういう事じゃなくって……はぁ、もういい」
弟「そういえばさ、妹は学校通信制なんだろ?」
妹「そうだけど?」
弟「んじゃ明日から家に一人になるって事?」
妹「違う違う、明日私は普通にお仕事!多分雑誌の取材があったはずだからお父さんと一緒に出る予定」
弟「あー……そ、そっか……モデルなんだもんな」
妹「?……ふふーん」
弟「なんだよ//」
妹「……みたい?」
弟「何を?」
妹「……い・ろ・い・ろ!」
弟「……別にー……」
妹「ほんとー?」
弟「そうだよ!……ったく、ん!じゃ、お休み。妹の部屋は俺の隣に用意してあるからさ。そこで寝ろよ」
妹「……つまんないの」
弟「んじゃおやすみ」
妹「……へー!って……え!!?」
弟「?っておい!人の机を勝手に覗き込むんじゃねぇ!」
妹「センター試験対策問題集……二次試験対策問題集? え、私たち高二だよね」
弟「そうだけど?」
妹「もうセンター試験の勉強してるの!?」
弟「まぁまだあんまり正解できねぇけどな……俺バカだし……いてぇ!」
妹「あんたがそれでバカなら私はどうなる!」
弟「知るか!」
妹「……お姉ちゃんと正反対っぽいね。変なの」
弟「変な事言ってないで帰れっての」
妹「はいはい。勉強のお邪魔をして申し訳ありませんねぇ」
弟「ったく…………あ、おい」
妹「なにー?」
弟「そんな嫌そうな顔すんな……明日さ、弁当いる?」
妹「弁当?」
弟「俺毎日朝母さんと姉貴の弁当作ってるから……お前のも作ろうか?」
妹「!……どうせポン酢入りの肉じゃがでしょ?」
弟「わ、悪いかよ……あーいらないわけね」
妹「あははっ!怒った怒った」
弟「…………」
妹「じゃあお願い、別に持って行かなくてもお弁当とか配られるんだけどいっつもホカ弁とかだと流石に飽きるしね~よろしく!」
弟「……了解」
妹「しっかし勉強熱心だし家事の事のよくするし……あんた……いい奴だね」
弟「別にー……皆やってるだろこんぐらい」
妹「そう思ってるとこもまた高評価!……ふふっ」
弟「?」
妹「なんでそんなに勉強に必死になれるのかは謎だけどね~」
弟「っ!」
妹「……あ、れ?」
弟「………寝れば? おやすみ、弁当は作っとくから」
妹「おやすみ~」
弟「お休み」
バタンッ
妹(……一瞬すごい顔したな……)
弟「……謎でいいよ、別にな」
リビング
姉「ふぉぉ!!!うぬぬぬぬ…… この椅子ほっしー! でもたっか……無理かぁ」
姉「……弟まだかな~?」
(ーωー)
続くの?
明日試験あるし
また話がまとまったら立てるわい。落としていいよ。明日あったとしても書けるの僅かっぽいし
何という自己勝手w
>>227
わかんね。設定は考えたけど
(ーωー)ノシ
すげぇ……なんでまだあるんだw
タンタンタン
姉「お!」
弟「あー疲れた……うわっ!姉貴まだテレビ見てたのか?」
姉「おおう!そうだよそうだよ~!見てましたともっ!」
弟「そんな通販番組見て楽しいか?」
姉「それはもう!この五穀米が5つパックで2980円!て所なんか感動で前が見えなくなったよ!!」
弟「……それ掃除機の通販番組だろ」
姉「……おろ?」
弟「…………」
姉「……あー、あははっ」
弟「明日もバイトあるんだろ?もう寝れば?」
姉「ちょ、ちょちょいと話をしないかな?」
弟「?」
姉「こっちきて」
弟「……きたぞ、なに?」
姉「今日は我が家に家族が増えましたな~」
弟「そうだな。まぁお父さん……になるんだよな。あの人の事はまだ全然よく知らないけど」
姉「妹ちゃんの事はよくわかったと……そう言いたいのかい?」
弟「別にそういうわけじゃ、唯お父さんの事よりはな、性格とか」
姉「最初は妹ちゃん、弟君に猫かぶり続けるつもりだったんだぞぉ?」
弟「ははっ、そうみたいだな。俺があの時まだ台所いれば聞かれなかったわけだし」
姉「そんな子とあんなにやっすやすに馴染めてる弟君の事がお姉ちゃんは恐いのであります!」
弟「……どゆこと?」
姉「だ、だってですね……そ、その……ぅ」
弟「姉貴がドモる……これは」
姉「何もいわずに分かってもらえるのなら私はもう黙るけど……わ、分かったのですかい!?//」
弟「わかんねぇって」
姉「はぅ……私に言わせるのかね!?」
弟「いや別に~……えっと……風呂行ってもいい?」
姉「そんな殺生な!!」
弟「俺にどうしろってんだよ」
姉「聞いて!」
弟「ん、で?なんだ?」
姉「私は最初に弟君と約束しましたね?私の事もそれなりに構ってくれると!」
弟「約束したっけ?」
姉「し、したもん!したした!したんですぜ旦那!」
弟「ふむ……それが?」
姉「もっと構ってよぉぉぉ!!」
弟「はぁ……あのなぁ……今日は流石に妹ちゃんに構うってか妹ちゃんと話すだろ普通」
姉「わかっておるのだ。わかっておるのだけれども……寂しいのです」
弟「はぁ……姉貴」
姉「こんなお姉ちゃん……嫌い?」
弟「嫌いもくそもねぇっての……ははっ……明日弁当作ってやるしさ、機嫌直せよ。
妹ちゃんもなんか色々仕事の事でストレス溜まってるっぽいしさ、
俺達で息抜きさせてあげなきゃ、だろ?」
姉「ま、まぁ……そだけど」
弟「中々やっぱ色々あんだろうよ、あれでさ」
姉「うぬぅ」
弟「というわけでこの話はおしまい!風呂入ってくるな」
姉「わ、私も入る!」
弟「……は?」
姉「入りとうごぜぇますだだっだっだだん!だん!///」
弟「一緒に入った事ねぇだろここ何年か」
姉「ひ、久しぶりの姉弟の裸の付き合いをば!いざ尋常に勝負~!」
弟「はいはい、冗談はそのぐらいで。てか勝負ってなんだよ。そろそろ寝ろって」
姉「い、妹ちゃんとは入ったもん! だから弟とも!」
弟「女同士だからだろそれは、おやすみ~」
姉「あ、ち、ちょっと話を最後まで……」
弟「恥ずかしいから駄目だ。……んじゃ弁当は明日机の上に置いとく。
あ、そうそう姉貴達が風呂入ってる時に母さんから電話あって今日
は帰らないって、そんじゃな。お休み」
バタンッ
姉「…………」
姉「…………」
姉「………恥ずかしいって、恥ずかしいって、恥ずかしいってキャー///」
妹「何やってんのあんた」
姉「わおぅ!///」
このスレはいつまでだっけ?
>>1はまだなの?
>>350
来週末にでも許してもらえるなら建て直そうかなって考えてるけど微妙ですのぅ(・ω・)
風呂行ってくる
翌朝5時
ピピピピ……ピッ
弟「…………ふぁぁ」
弟「……二度寝してぇけど……はぁ」
トントントン
妹「おはよー」
弟「!?誰!?……じゃなかった……おっす、妹」
妹「うわっ、すっごい寝ぐせ。直せば?」
弟「弁当作る間に何とかなるから大丈夫だろ。というか早起きだな」
妹「まぁね、7時にはお父さんと仕事行くし、メイクとかしなくちゃって事で」
弟「ほー……っていやいや!それにしてもはやくね?」
妹「そっかな……まぁ……あんまり眠れなかったから」
弟「なんで?」
妹「新生活が始まったんだぁって色々考えてたら、ね
」
弟「ふーん……朝飯まだだぞ?」
妹「分かってるわよ……んー……ちょっと見てていい?」
弟「あ?何を?」
妹「料理……作るとこ」
弟「……つまみ食いしねぇならいいよ」
妹「……けち」
弟「てか全然面白くないと思うんだけど?」
妹「いいじゃん、私の勝手でしょ、ヒマなんだよ」
弟「メイクすれば?」
妹「まだパジャマなんですけど」
弟「着替えれば?」
妹「……もしかしてあんま見られたくない感じ?」
弟「……別にー」
妹「いいじゃん別に」
弟「……えー」
妹「お願い~。邪魔しないって!」
弟「…………わぁったよ、んじゃそこいろ」
妹「はいは~い………………って……え!?」
バンッ コッコッ
弟「さってと……んじゃやるか」
カッカッカッ カチャッ ボッ
弟(フライパンあっためといてその間に……)
ガタンッ トントントントントン
妹(うわぁ……すっご)
弟「なぁ」
妹「え?」
弟「冷蔵庫からさ、昨日の肉じゃがの余り出して、上から二段目」
妹「あ、うん……はい」
弟「さんきゅ……んでさ、見てて楽しい?」
妹「何か笑ってやろうとしてたんだけどさ」
弟「やっぱな……だからやめろオーラ出したのに」
妹「でもなんか……スピードに圧倒された感じ、かな。今は」
弟「全国の主婦の皆さんはこれぐらいしてるだろ」
妹「弟は主婦じゃないでしょ」
弟「似た様なもんじゃね?」
妹「いやいや、同い年の男の人でこんなに手際いい人始めて見たって!」
弟「……?」
妹「なによ」
弟「ははっ、いや……褒めてくれてんの?」
妹「なっ!……そ、そうだけど? 悪い?//」
弟「いや……てっきり男のくせにばばぁくせぇって貶すつもりなのかなってな」
妹「そんな事するか!」
弟「もういいだろ?着替えたりすればいいんじゃね?着替え終わる頃には朝飯出来てるからさ」
妹「……了解~」
弟「ふぁぁぁ……あ、そだ」
ジャァァァ
妹「なに?」
弟「どっちがいい?」
妹「……目玉で」
弟「目玉親父一人追加ー」
妹「嫌な言い方……あははっ!……は?」
姉「…………」
弟「うおっ!いたのか姉貴、おはよ」
妹「ああおはよ、さって着替えてくるか!」
姉「…………」
弟「ど、どした?顔がすごい事になってるぞ……あと寝ぐせも。もうすぐ朝飯だけどってあ!!!」
ツカツカツカ
弟「ちょ!……あーあ、無理矢理かき回すから目玉焼きがスクランブルエッグに」
姉「もう当分目玉親父はいいのだ! 放送終わってるし! 休んでてもらおうではないか!」
弟「ったく……自分が命名したくせに」
姉「とにかーく!しばらくはスクランちゃんでいいの!わかった!?」
弟「わかったけど……なに怒ってんだか、朝からごくろうなこって」
姉「怒ってない!」
弟「はいはい……ほら、洗面所行って顔洗ってこい」
姉「怒ってないもん!」
弟「わかったってば……はぁ(なんなんだ……)」
妹「あれ?目玉焼きは?」
弟「スクランブルエッグに変更になった」
妹「なんで?」
弟「姉貴に聞いてくれ」
妹「……ちょっと」
姉「いやぁ!!いい朝だね!おはよう妹ちゃん!さぁさぁ今日もモリモリ食べて元気に働こう!!!
弟!ごはんおかわり!」
妹「…………(びっくりした)」
弟「はいはい……こういう時の姉貴は何言っても答えてくれない。あきらめろ」
妹「意味わかんn……!……ふーん、ふふっ」
姉「むむっ?」
弟「?」
妹「弟ー、弁当は?」
弟「え?ああ、あそこに」
妹「やーん!弟ホントありがとう!!感謝感謝~」
ギュウウウウウ
弟「な!?……離れろ///」
姉「ああーーーーー!!!」
妹「あら?ついつい感謝の気持ちが行動に……ごめんごめん」
姉「な、ぬな……な、な……」
弟「別にいいけど//……姉貴?」
妹「あらあら?箸を持つほど震えちゃってどうしたのかな?お姉ちゃん?あははっ!」
姉「……べ、別になんでもないでござる」
弟「朝から変なキャラはやめとけ」
姉「変とはなんだ変とは!!」
弟「!なんで怒る」
姉「怒ってないって言ってる!」
弟「ああはいはい……」
妹「あー楽しっ」
姉「何か言いましたかねぇ?」
妹「え?別に?……ふふっ」
弟「?……おわっ!もう6時40分……妹、そろそろ」
妹「うわわっ……確かに……えーと、そろそろ」
ピピピピ
弟「電話だ……はい、ああどうも、はい。いますよ。代わりますね」
弟「……ん、お父さんから」
妹「だと思った……はい!うん私……うんもう大丈夫。ごはん食べてる。はーい」
ガチャンッ
妹「あと10分ぐらいで迎えにくるってさ」
姉「へー、お父さんと一緒に仕事行くのか」
妹「マネージャーみたいなもんだしね、と、言うわけで」
弟「おう、さっさと食え」
妹「まぁあとお味噌汁だけだけどね」
弟「味噌汁は馬鹿にできねぇぞ?」
妹「馬鹿にしてないじゃん」
弟「ん?ああそっか」
妹「変な奴、ふふっ」
姉「うぬぬぬぬ~~」
弟「姉貴も早く食えよ!片付けあるしさ」
姉「分かっとる!」
弟「よし……って俺まだ全然食ってねぇ!
」
妹「それじゃあ行ってくるかな」
弟「おう、今日何時ごろ帰ってくるんだ?」
妹「分かんない……帰る前に電話とかしたほうがいいの?」
弟「その時間で晩飯どうするか決めるからそうしてくれると助かる」
妹「それじゃあ電話番号教えて」
弟「ここの家の電話番号知ってるだろ?」
妹「弟のだって」
弟「俺?……まぁ兄妹になったんだし当たり前か、ほらこれ」
妹「そうそう当たり前当たり前、へへっ……あ、お姉ちゃんも教えて」
姉「……いいけど?」
妹「なによ、まだ怒ってんの?」
姉「怒ってない……もん」
妹「そう……ふふっ、じゃあ行ってきま~す!」
ガチャンッ
弟「……さって!俺らも準備すっか!ってうおお!?姉貴!?」
姉「……うぇぇぇ」
弟「朝から怒ったり泣いたり忙しいな」
姉「……へっへーん!嘘泣きだけどねっ!驚いた!?」
弟「いや分かってるから」
姉「……うぬぅ!……そりゃ!」
弟「!?……何してんだ?」
姉「怒りのポーズ!ひょろろろ~~~~ん!!」
弟「は?…………誰に対して怒りのポーズ?」
姉「あんた!んであいつ!」
弟「意味わからんのでそろそろバイトの準備しな、俺も学校行かなきゃ」
姉「……そんでちょっと自分に……こんな自分に対して」
弟「……姉貴?」
姉「べ、別に……なんでもないんですぞ!?」
弟「…………」
姉「……な、なんだいワトソ、ぶっ」
弟「ほらっ!弁当……よくわかんないけど元気ぽいからよしとしてやる……準備すっぞ!(ニカッ)」
姉「!……わ、私は激動する私自身の胸中の変化についていけねぇぜ……ゲフッ」
弟「あ?」
姉「なんでもない!わーい!よーし頂き~!」
弟「今食うなよ?」
姉「ぬな!?……わ、分かってるわよ///」
弟「あははっ」
そんではまたいつかたてなおすか封印するかするぜ。
明日書けないしなぁ……落としてくだしあ
では(・ω・)ノシ
なんてこった…orz
これからの徹夜のいい暇つぶしになると思ってたのに…
とりあえず>>1乙!続き待ってるぞ!
>>417
続きね……いつかヒマな時にw
やっぱ平日にやるもんじゃねぇわw
では。
最後にひょろろろ~~~~んってなんだ?w
さいなら
父「姉ちゃんや弟君とは仲良くなれたみたいだね」
妹「うん。二人ともよくしてくれるし。それにね、二人ったらおかしいの、ふふふ」
(しかしあの姉の態度…あれはもしかしなくてもアレってことよね…ちょっと支援してあげようかな。それとも私が弟を…)
ガッツリエロ展開希望なヤシいたら俺が続き書くぞ
>>439
勘弁してくれよ。
やりたきゃ別スレ立ててやれカス
ほ
>>440
暗いヤツ(笑)
俺がむかつくレスしてやったから
保守代わりになったろありがたく思え
>>474
1-1000ってお前も含まれるのな
暗いヤツ(笑)>>482
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません