弟「流行りものに疎い兄貴」(184)

弟「兄貴、俺のスマホ知らねえ?」

兄「すまほって何だよ」

弟(流行りものに疎いとかそういうレベルじゃない気もする)

兄「弟、兄ちゃんと人狼で遊ぶぞ!」

弟「お、おう…兄貴が人狼知ってるとかちょっと驚きだわ」

兄「なめられたもんだな…一応お前の兄なんだけど…」

弟「ていうか二人じゃできないよな?最低でも三人…」

兄「ガオーッ!!ガオーッ!!!」

弟「!?」ビクッ

兄「…どうだ(ドヤァ」

弟「どこまでも王道なアナログっぷりだな!!しかし付き合ってやろう!!!ガオーッ!!!!」

兄「!?…ガオーッ!!!」

母(あいつら何やってんのかしら)

弟「そんな感じで兄貴が結構可愛い」

友『なんだよお前ホモかよwwwww』

弟「そんなわけないだろっ!!!」

友『うわっ』ビクッ

弟「あんなに可愛い兄貴を邪な目で見られるはずがないだろ…っ」

友『お、おう…』

兄「あのさー、最近お前の部屋掃除してたらこんなもん見つけたんだけど…」ヒョイッ

弟(っ!?あれは布団の下に隠しておいたとっておきのオナ●!!!)

兄「これ、何だ?」

弟「兄貴がバカでよかった!!!!!」

兄「は?今なんつった?…で、これ何だよ」

弟「再利用可能なシリコン製エチケット袋だよ」

兄「へえ!兄ちゃんも欲しいなあ…ん?これ、先端に穴が…」

弟「胃液と消化されないものをより分けんだよ!!」

兄「へ、へえ…想像するとちょっと気持ち悪いな…」

兄「電子マネーか…」ピッ

弟「え、兄貴知ってんの?」

兄「それぐらいはなー。時代も変わったよな、クレジットカードですら未だに使いこなせないのに」

弟「兄貴にクレジットカード持たせるのは怖いから、電子マネーのほうがいいかも…」

兄「お、弟どうしよう!!これってチャージしないと使えないのか!!!」

弟「ええええええええ」

女『こちらでチャージ出来ますが、いかがしましょう?』

弟「お願いします!お願いします!!」

そうそう、書き溜めで進行してます
ストックがなくなることは多分ないですが明日は更新できないです

弟「兄貴もとうとうスマホデビューか」

兄「これがすまほ…」キラキラ

弟「良かったね」

兄「らいん!らいんやろう!!」

弟「おう。なんかLINE野郎って言われてるのかと思ったわ」ピッ

兄「すげえ…弟が友達に追加されてる…ん?」

弟「どうした?兄貴」

兄「やばい…俺の友達みんな追加しないと…」

弟「な、なんでだよ」

兄「ここに追加しないと絶交って事になるんだろ!?」カッ

弟「ごめんちょっと詳しく説明して」

兄「……」ピッピッ

弟「なー兄貴ー」ヒョイッ

兄「うわ、ちょ、返せ!」

弟(兄貴がスマホにハマってしまっては面倒だな…)

兄「なんだよ…」

弟「…兄貴、着せ替えぐらい変えたら?」ピッ

兄「えっ(携帯相手に着せ替えとか我が弟ながら心配になること言うなよ)」

弟「えっ(着せ替えすら分からないとかどうやって生きてきたんだこいつ)」

兄「俺さ、あることに気付いたんだけど」

弟「めずらしいね。何」

兄「お前よく俺のこと馬鹿にすんじゃん。だからさ、俺もお前の言う言葉をその都度調べて覚えていこうかなと」

弟「成程」

兄「という訳でまずはかまちょ?についてだ」

弟「えっと…俺かまちょなんて使ったか?それ使うの女子高生くらいじゃないのか?」

兄「ああ、この間らいんに勝手に追加されてた女の子が『私かまちょなんですよぅ///』って」

弟「兄貴それ出会い厨!!!やめて!!!!」ガタン

兄「『あの、私今××駅前の噴水広場に居るんですけど…ぼっち寂しいです(´・ε・`)』…ぼっちって何だ?」

弟「兄貴はLINEやめなさい」

兄「やだ」

弟「兄貴がSNS系サイトに顔写真を公開していなくて本当に良かったと思う今日この頃」

弟「兄貴はLINE未だにやめないし、正直不安で仕方が無いな…」

弟「むしろ兄貴にLINEが使えてるのか…?」

弟「うーん…、お?」ピコン

兄『ごめん、通話ボタンおした』

弟「あーあるあるだわwwwwww」

弟「ん?でも不在着信なんてどこにも…」

兄『あの、こないだの出会い中の人のページで』

弟「ああああああああああブロックしろよおおおおおおおおお」ガタン

弟『それでどうしたんだよ?』

兄『話した』

弟『どんな?』

弟(兄貴打つの遅えんだよ…)イライラ

兄『性器を見せろと言われた』

弟「はいブラリス」

弟「っていう事があった」

友『お兄さんwwwwてかブラリスて何』

弟「兄貴に必要以上に構ったら即殺処分する為のリスト 」

友『うわ怖いwwwwww』

弟「ちなみにこれでブラリスの人数が2人に増えたぞ」

友『もう一人は誰よ』

弟「お前だよ」

友『待って!!!!!』ガタン

弟「うるせえ!お前だってどうせ兄貴のケツ付け狙ってんだろ!!!」

友『んなわけねーだろ目ぇ覚ませや!!!!』


弟「まあブラリスもお前のも嘘だけどなwww」

友『友くん激おこwwwww』

弟「例の出会い厨つかクソアマは処理したわ」

友『まっておまえ何したの』

弟「兄貴の詳しい連絡先が載ってるっつってグロ画像のリンク貼り付けたったwwwww」

友『やる事がエグいんだよブラコンwwwwwww』

弟「…よし。約束、守れるな?」

兄「なんか弟にルール決められるとか複雑だなあ」

弟「兄貴が悪い。取り敢えずLINEに追加するのは俺と母さんと父さんと確認できる友達だけな」

兄「そうする。正直懲りた」

弟「ん、偉い」

兄「ちょっと腹立つ…」

兄「でもやっぱり気になるから言葉の意味は調べる」カチッ

兄「万能コンピュータ君でな(ドヤァ」

弟「OSはXPっていうね。兄貴スマホのブラウザって知ってる?」

兄「兄ちゃんスマホは苦手だからなー…出会い中と…」カタカタ

弟「ブラインドタッチでそれなりに格好いい感じなのに違う、兄貴変換が違う」

弟「兄貴は携帯向いてないよ」

兄「パカパカ携帯は使いこなしてた」

弟「…一応聞くけどパカパカ携帯ってのは」

兄「開いたり閉じたりできるやつ」

弟「ガラケーか」

弟「弟くん17の夏」

弟「兄貴が可愛すぎて仕方が無い」バタン

弟「弟くんビッタンビッタン」ビッタン

弟「兄貴…」

友『割と深刻な病気か』

友『てかお前んとこのお兄さん何歳よ?』

弟「24」

友『その癖女の臭いしないよなーww』

友『彼女いんの?』

弟「それを聞いてどうするんだよ」

友(あっ…やべえ地雷踏んだ)

弟「何?人の兄貴のそういう事情聞いて楽しいのか?お前やっぱ兄貴のことそういう目で…」ゴゴゴ…

友『お前そのブラコンフィルターなんとかしろよ!!!!』

弟「兄貴ってスマホも使いこなせないのによく働けるよな」

兄「失礼な奴だな」

弟「いまどこで働いてるんだっけ」

兄「駅近くの本屋」

弟「あーあそこね」

兄「お前たまに来るのに俺に気付こうともしないよな」チラッ

弟「…」

兄「来ることには来るのに、声の一つもかけないでさ」チラッ

弟「…」

兄「…」チラッチラッ

弟「…今度放課後行くから!!拗ねんな大の大人が!!!!」

兄「まじで!?兄ちゃん待ってるからな!ちゃんと話しかけろよ!!」

友『毎晩のように俺に電話すんなよ弟』

弟「兄貴が可愛い」

弟「身長175 の男に対するこの感情は一体」

友『お前の兄貴それなりにあるんだな。一応お前より高いじゃん』

弟「まあなー」

友『…そういえばさ、俺しばらくお前んとこの兄貴に会ってないんだけど』

弟「兄貴お前に会いたくないってwww」

友『まじかーwwwww』

兄「弟ー、起きろー!」バッ

弟「うぉい!布団剥ぐな!寒いだろ!!」

兄「今何月だと思ってるんだよ」

兄「飯できてるから、降りてこいよ」パタン

弟「作ったの兄貴じゃないけどな…」ボソ

弟「母さんは?」モグモグ

兄「もう出てった」

弟「ふーん」モグモグ

弟「そういや兄貴、最近仕事どうよ」モグモグ

兄「めっちゃいい先輩いる」

弟「女?」

兄「男」

弟「そ」モグモグ

兄(女に飢えている…?)

弟「折角のスマホだし、ツイッターとか始めてみたらどうよ?」

兄「新種のツイストゲームか?兄ちゃん得意だぞ!」

弟「違うからね。ほらあれだよ、呟くってやつ」

兄「えっと…あ、始めからアプリとして入ってるんだな」ピッ

弟「んじゃあ、登録するな。手順見ててな」

今更感すごいですがトリップつけました

弟「はい、登録完了」

兄「おおう…すげえ、これがついったー!」

弟「な、なんかイントネーションが違うな…ツイッター」

兄「ツイッター」

弟「よし。なんか呟いてみたら?」

兄「呟くって?…」

兄「おう。…成程、ここから呟くんだな!」

弟「物覚えがいいじゃん、兄貴のくせに。アカウント探してフォローしたから、こっちもフォローしてくれる?」

兄「兄ちゃんお前のこと結構頑張ってフォローしてるんだけどな…弟くんは満足しないか」

弟「むしろこれ関係なら俺がフォローしてるけどな」

弟「そういえば兄貴、あの女とどこで出会ったんだ?」

兄「ああ、ツイッターでLINEのID聞かれたから答えたんだよ」

弟「ツイッターも怖いな…」

弟「ていうか兄貴、IDなんて言葉どこで覚えて」

兄「~♪」ピッ ピッ

弟「聞いてねえ…」

兄「兄ちゃんはツムツムを始めた」

弟「ほう」

兄「結構好調だからツイッターにも呟いたぞ」

弟「スクリーンショットまで覚えたのか…?それはないな」

兄「まああとは兄ちゃんの部屋に来るんだな!!」

弟「焦らしプレイまで覚えやがったな…」

ガチャ

兄「見ろ!!部屋にあったハードカバーの本約500冊を積んだぞ!!」

弟「…」ポカーン

弟「あーウン、もういいや」

兄「積む積む…」

弟「兄貴が可愛いから全てを許すよ…」

兄「本当はあの丸っこい生き物?を積むんだよな。どこに売ってるんだ?」

弟「分かってるようで分かってないのな」

弟「そもそも本500冊積める高さってなんなんだよ…」

兄「マジックパワーだ弟よ」

弟「世間一般には兄貴の存在がマジックパワーだよ」

兄「まじかるまじかる!」

弟「わっふるわっふるのノリで言うな」

友『ていうかさ』

友『お前の兄ちゃんいつ家出んの?』

友『もう稼ぎもあるし、そろそろ一人立ちできるんじゃねえ?』

弟「あー」

弟「兄貴は寂しがり屋だからwwwwww」

友『なんだその余裕wwww』

友『でもお前の兄ちゃんのことだからさ』

友『家出ようとしても部屋が探せないとかじゃね?www』

弟「…」

弟(一人暮らし…か…)

弟「それについてのフォローはしない」

友『おwwまwwえwwwww』

弟「…まあ、いつかゆっくりと話し合うよ」

弟「でもほんと、いい加減考えないとな」

弟「兄貴の一人立ち」

兄「何か言ったか?」ヒョコッ

弟「うわ!なんだよ突然出てくるなよ」

兄「俺の一人立ちがなんだって?」

弟「いや…」

兄「…そんなのお前が気にすることじゃないよ」ナデナデ

弟「いつになく兄貴っぽいな」

兄「そんなに褒めるなよ」

弟「ごめん嘘」

兄「えっ」

弟(でもよくよく考えたら)

弟(俺がいなくて困るのは兄貴のような気も)

弟「それでも兄貴が家を出たいって言ったら…」

弟「うーん…」

弟「…」

弟「まあ、俺が着いて行けばいいな」シレッ

兄「人気ランキングかあ…」

兄「知らない作家ばかりだなあ」ガクッ

先輩「兄くーん」

兄「あ、はい!」バタバタ

先輩「兄くんそろそろあがっていいよ。後は俺がやっとくから」

兄「あ、はい。有り難うございます」

だいぶ遅くなったけどレスありがとう
かなり励みになってる

女『三点で768円になります』

弟「はぁ…」

女『あの、どうされました?』

弟「いや…兄貴がちょっと…」

女『ああ、あの電子マネーの』

女『あの後も何回か利用されてましたけど、もうあんなボケはしてないですよww』

弟「ならよかったですwwww」

女『それで、どうされましたか?』

弟「…まあ、最近色々あって」

女『あっ、喧嘩ですか?』

女『それなら私、何かお手伝いを…』

店長『こら。サボってないで仕事する』コツン

女『いてて…』

女『…お弁当、温めますか?』

弟「いや、大丈夫です」

友『あー、あそこのコンビニのバイトの子?可愛いよなー!!』

弟「すごいいい人だった」

弟「お手伝いってのは意味深だけど」

友『おいwwwwwあれお兄さんの元カノだぞwwwwwww』

弟「」

弟「待て待て、どういうことだ説明しろ」アタフタ

友『なんか高校の頃あの子がお兄さんに「付き合って」っつって付き合うことになったんだけど、どこまで付き合うの的な勘違いしてたお兄さんにプッツンみたいな』

弟「お、おう…すげえ兄貴な感じだ…」

弟「喧嘩に加勢しようとしてたのはそういうことかwww」

友『まじでwwwww』

友『まあ確かに店員が無関係の客にそう深く入り込む筈がないわな』

兄(ふー…遅くなった…)ゼェゼェ

兄(早めに上がったものの、結構込んでたからな)

兄(先輩に教えてもらった、駅前の人気のケーキ屋!)

兄(家帰ったら弟と一緒に食べるかー!)

ストック無くなったからまた書き溜めてくる
無くなるとは思わなかった

友『で、俺はお前と毎晩のようにお兄さんの話をしている訳だが』

弟「お前そのお兄さんてのやめろ」

友『なんで』

弟「なんか義兄さんに聞こえて胸糞悪い」

友『理不尽つか気持ち悪いんだよやめろ!!!』

弟「はあ…」

友『なんだよまたおn…兄ちゃんかよ』

弟「いや…」

友『違うのか?』

弟「そうなんだけど…」

友『なんだよ』

弟「もう正直に言うわ」ハァ

弟「…兄貴が可愛いんだよ!!」カッ

友『!?』ビクッ

弟「もう兄貴が可愛すぎんだよ!!」

弟「こないだからずっと抑えてっけどもう限界だわ叫ぶわ兄貴可愛いいいいいいい」ジタバタ


ガチャ

兄「あの…」

兄「た、ただいま」

兄「その、あ、ちょっと道が混んでて…さ、あはは、は」アセアセ

弟「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」床ドン

弟「…」

兄「…」チラッ

弟「…ごめん」

兄「…うん」

弟「あまりの衝動を抑えきれなくて」

弟「本当に申し訳ない」

兄「あの、兄ちゃん別にそれはいいんだけど」

弟「?」

兄「だってさ、種類はどうであれ、お前に好かれてたってだけで兄ちゃんは嬉しいし」

兄「兄ちゃんもお前のことは別に好きだからいいんだよ」

兄「でも可愛いって何?」

弟「えっそこ?」キョトン

兄「どう考えてもそこだろ」ムッ

兄「第一さ、俺はお前の兄なわけ」

弟「うん」

兄「だからさ、俺がお前を可愛いと思うことはあっても」

兄「その逆はないだろってこと」

弟「いや、あるよ」

弟「だって兄貴は正直かっこいいってより可愛いだろ!!」

兄「なんだと…」ガーン

弟「だって俺よりずっと素直で正直なところとか可愛いし抱きしめたくな…まあこれはいいや」

弟「あとは…何より世間知らずっぽいところがイイだろ」

弟「ていうか普通に言動一つ一つ狙ってんじゃねえかってぐらい可愛いんだよ!!」ビシィッ

兄「なっ…!!」

弟「まあ兄貴にそんな器用な真似出来るはずないけどな!!」

弟「そこがまた可愛いんだよわかるか兄貴!!!!」

兄「わ、わかんねえよ…」ガクブル

兄「でも兄ちゃんはさ」

兄「女の子じゃないんだぞ?」

弟「は?知ってるけど」

兄「で、でもそれ聞いてる限り、なんかそれ、まるで…」

兄「女の子に対するやつみたいだろ…」プイッ

弟「えっ」

弟「ま、待て兄貴。俺はホモじゃないんだからさ…」

兄「えっ!?お、弟!!」ガタン

弟「なっんだよ!?」ビクッ

弟(な、なんか勘違いされたんじゃ…)

兄「ホモってなんだ!?」キラキラ

弟「…」

弟「俺そろそろホモになっても許されると思うんだ」

兄「という訳だ、弟」

兄「兄ちゃんのことを好きでいてくれるのは嬉しいけど、その」

兄「可愛いってのは…その、恥ずかしいから、あんまり大声で言うなよ?」

弟「お、おう…///」ドキドキ

弟(いつにも増して兄貴が可愛い…)

兄「…ケーキ、食べるか」

弟「ケーキ?」

兄「駅前に美味しい店があるって、先輩に教えてもらったんだよ。お前と食べようと思って」ガサゴソ

弟「…!!」パアァ

弟(兄貴が俺と食べようと思ってケーキを…!!)

兄「そうそう、あとさ」

弟「ん?」モグモグ

兄「友くんにも謝っとけよー?迷惑かけちゃったんじゃないか?」

弟「…うんごめん全力で土下座して謝るわ」

~その頃~

友「…放置プレイですね分かります」

友「…え、俺別に興奮しないよ?」

友「ねえ通話終了くらい押そ?」

友「…切ろ」ピッ

兄「そうだ、兄ちゃん久しぶりに友くんに会いたいなあ」

弟「えっ」ギクッ

弟(…まあ、今回の件で兄貴可愛いって惚気てるのはバレたし、いっか)

弟(あいつが今更「弟が~」とか言っても笑いながら殴ればいいだけだしな)

弟「今度呼んどくわ」

兄「やった!」ガッツポーズ

明日から月曜あたりまで更新できん

弟「…」ピッ

弟「もしもし、弟だけど」

弟「…うん、さっきはごめん」

友『いや…俺に謝るならご近所さんにも謝れよ…?』

弟「うん…」

弟「あの、兄貴が今度お前うちに呼べって」

友『えっマジで!?』ガタッ

友『お前の兄ちゃん俺に会いたくないんじゃなかったのかよwwwww』

弟「んあー?嘘に決まってんだろwww」

友『氏wwwwねwwwwwww』

弟「で、いつにするよ」

弟「放課後そのまま来て欲しいなって思ってるんだが」

友『んー』

友『じゃあ明後日とかどうよ?』

弟「明後日ー…っつーと金曜か」

友『そ。んでそのまま泊まるwww』

弟「おう」

友『え、まじ?』

弟「いいよ」

弟「じゃあ母さんにも話しとくわ」

弟「電話で」

友『お前んとこのお母さん忙しいよな』

友『お父さんも単身赴任中だし』

友『はっ…ほとんど兄ちゃんと二人きりか!?』

弟「ちっげぇよ」

弟「母さんだって週一でなんとか帰ってくるわwwww」

弟「…まあそれでも兄貴と二人っきりの時間が多いのは変わんねえけどさ」

友『じゃあまた明日学校でな』ピッ

弟「おwwwまwwwwえwwwwww」

~二日後~

友「お邪魔~」

弟「ん、いらっしゃい」

友「お母さんもお兄さんも居ないのな」キョロキョロ

弟「母さん帰ってくるのは来週」

弟「兄貴は夕飯の材料買いに行ってる」

友「へー、そっか」


弟「…ゲームやるか」

友「おう、そうするか」

弟「マリカとかでいいか?スマブラもあるけど…」

友「ぶつ森通信しよう!!」バッ

弟「悪いがそれは兄貴とやってくれ」

10日もあけてしまった読んでる人いるのかわからんけどすまん

友「兄ちゃんぶつ森やるのか」

弟「絶賛ハマってるぞ」

弟「ついこの間まで任●堂の存在も知らなかったけどな」

友「兄ちゃんゲームもやらねえの?」

弟「いや、俺と普通にマリオする」

弟「兄貴ルイージ俺マリオ」

友「逆なんだな」

弟「とりあえずマリカだな」

弟「おまえさっきから甲羅で俺狙い打つのやめてくんね?wwww」

友「そういうお前は俺に雷落とすのやめろwwww」

弟「神の鉄槌?」

友「まじで」

兄「ただいまー」ガチャ

弟「あ、おかえり」ブチ

友「おまえレース放棄すんな電源切るなwwwww」

ちゃんと覚えてるよー

>>73ありがとう

兄「にしても、友くん久しぶりだね。中学上がるまではよく遊んだけど」

兄「にしても大きくなったなあ」

友「そう…っすね。今は多分兄さんよりデカいっすよwww」

兄「え゛っそんなことないよね?」

弟「おい友兄貴いじめんな」

弟「兄貴今日夕飯当番俺だよな」

兄「そうだけど、遊んでていいぞ。兄ちゃん作るから」

弟「いや、いいよ。あいつ兄貴とぶつ森やりたがって…あー、動物の森やりたがってる」

兄「ほんと!?やってくるから飯よろしく!!」バタバタ

弟「ぶつ森好きだな」

兄「という訳だ友くん。さあ俺と動物の森をやるぞ!」パチパチ

友「待ってましたー!」パチパチ

兄「どうする?どっちの村行く?」カシカシ

友「じゃあ兄さんの村行きたいなあ」

兄「門開けるー」カシカシ

友「…」

兄「…」カシカシ

友「…あの」

兄「んー?」カシカシ

友「タッチペン使いません?」

兄「こんなとこにこんなものが入ってたのか…」

友(この人タッチペンすら知らなかったのか…)

兄「よーし、門空いたぞー」

友「あ、今駅ん中です」

兄「駅?」

友「どうしました?」

兄「駅じゃなくて関所じゃ…」

友「えっ、おいでよ…?」

兄「ウン…」

友「…」

友「ほんとだこれライトだ…全然気づかなかった…」

兄「すげー!なんだこれ、うわ、二重になる!これ3D?3D??うわー!」キラキラ

友「めっちゃ興奮してる…」

兄「まずい…」ガク

友「え、どうしました?」

兄「きもちわるい…」

兄「弟の…弟の部屋の、布団の…下に、シリコン製のエチケット袋が…ピンクの…うっ」

友「シリコン製とかすごいな…分かりました、とってきますね!」ダッ

友「見慣れた弟の部屋」

友「そしてこの布団の下に…エチケット袋が…」バッ

友「」

友(えっ待てよこれ明らかにオナ●じゃね?)

友(これだって下から思きしゲロ出るじゃねーか)

友(ていうかそもそも形状がエチケット袋じゃない)ゴクリ

友「ま、まあこれおもしろグッズ系のアレかもしれないし」

友「持って行ってみるか…」

友「兄さん…」ガチャ

友「持ってきました…」

兄「あ、友くん。本当ごめん、持ってきてくれてる間になんかおさまっちゃったみたいでさ」アセアセ

友「え、そうなんですか!?」

友「いや別に性的なアレを期待してたわけではないんですけど」

友「例のアレに例のアレを吐き出すのもアブノーマルでイイとか思ってないんですけど」

兄「にしてもすごいよなあ、最近のエチケット袋は」

兄「ほら、友くんが持ってるそれ」

兄「洗えるから再利用可能なんだぞ!ちなみに下が空いてるのは消化されるものとされたいものをより分けるためでー」

兄「中の突起が胃液とそれ以外を分けるんだって!き、気持ち悪いけどな…」

友(なるほど微貫通…)

友(これは…真実を伝えればエロルートに持ち込めるよな…)ゴクリ

友(しっしかし今は弟が…)

兄「どうしたんだ?」

友「なんでもないです」

友(兄さんガチムチではないよな…)

友(髭は…生えてない。顔は女っぽくは無いけどムサくもない)

友「…いける」ガッツポーズ

兄「え、何?」

友(弟にバレたらマズいし、予防線を張っておくのも手か?)

友(しかし…まだ良心が邪魔をする…!!)

友「何より俺はホモではないからな…!」

兄「ホモって何だ?」

友「俺のことです」

友(つい反射的に答えてしまったが俺はホモではない!)

友(○○ですか?って言われると無性にはいって言いたくなる性分なんだ俺は!)

友(そうだよ高校の時もそれが原因で彼女と別れたよ!!!)

友(「浮気なの?」「浮気です!」ってな!!!浮気なんてしてなかったよ!!!)

兄「友くん?黙っちゃってどうしたんだよ、口開かないの?」

友「はいそうです」

兄「開くじゃん」

弟「やべえ…」

弟「しまったな…人参切らしちまった…」

弟「しゃーねーな、買ってくるか」

弟「とりあえず買いに行くって言いに行こ」

~兄の部屋~

兄「あー、それ戻してくるよ。貸して」

友「あ、はい…」

兄「ほんとごめんね?…っと」ガチャ

兄「あ、弟?ごめんな、気持ち悪くなっちゃったからエチケット袋持ってきてもらったんだけど」

兄「あっ、使ってはないから!そこは安心しろよ!」

弟「」

友「…(目逸らし)」

弟「…お前を怒る気はねえよ」

弟「むしろ頭を下げよう」

弟「あの様子からして…本来の用途は話していないんだな!?」

友「あ、ああ」

弟「そうか…いや、ほんとにありがとう」

友「俺はお前にドン引きだけどな…」

兄「えーっと、ここだったかな」ゴソゴソ

兄「よし、ちゃんとした場所にしまえたし、怒られることはない…よな」

兄「部屋戻るか…」パタン

~兄の部屋~

弟「いや、兄貴って俺の部屋勝手に掃除するんだよ」

弟「だからあれも見つけてきて」

友「咄嗟にエチケット袋って嘘を…」

弟「」コクコク

友「その発想力は褒められたものだと思うぜ」

弟「ありがとう」

友「褒めたつもりはなかった」

友「…さっきさ、兄さんと話してて思ったんだけど、やっぱ兄さん相手にも抜けてなかったよ」

弟「お前、俺ん時も数年かかったもんな」

友「それもそうか」

弟「まあ、それはいいよ。いつかフッと消えるかもしれないし」

友「そうだな…」

兄「入るぞー」コンコン

弟「おー…ってここ兄貴の部屋だけどな」

兄「そうそう。それで弟、どうしたんだ?」

弟「ああ、人参切らしてたから人参買いに行こうと思って」

兄「そっかー。なんか悪いし、俺が行こうか?」

弟「え、いいのか?」

友「もっとこいつこき使っていいんですよ?」

兄「友くんは弟のお客さんだろ?俺が行ってくるから、戸締まりしっかりなー」

弟「行っちまったよ…」

友「げ、通信しっ放しだった!」

友「しゃーねーし閉じとくか…」

弟「…で、おまえ次はどんな嘘ついたんだよ?」

友「嘘言うな」

友「とりあえずホモで口が開かない人になった」

弟「ハッ、ざまあ」

友「氏ね」

友「俺ニンジン嫌い」

弟「弟くんはニンジンだーいすき」

友「きもい」

弟「うるせえニンジン好きだろ」

友「嫌いだよ」

弟「…」ニヤニヤ

友「腹立つ」

弟「いやぁ?ちょっと嬉しくてぇ?」

友「きも」

弟「本音で接してくれるのは嬉しいもんだぞ」

友「あー暇」

友「おい弟構えよ、ゲーム以外で」

弟「むり」カリカリ

友「え、お前何書いてんの?」

弟「兄貴観察日記」

友「きも」

兄「ただいまー」

弟「兄貴!!」パァア

友「おいwww」

兄「俺の働いてる本屋の一角に理容室が出来てたんだ。びっくりしたよ」

弟「へー、そんなのが」

兄「帰りに見たんだ。とりーとめんと?っていうのを無料サービスしてくれるらしい!」

弟「ほんっと横文字に弱いな」

兄「ごめん、何を作ってるのかは知らないけど、晩飯俺が作った方がいいか?」

弟「今日はカレーだよ。俺が作るから、兄貴はここで待ってて」

兄「なんか悪いな」

弟「いいよ。まだ野菜切ってる段階だから暫く時間がかかるし、友と遊んでれば?」

兄「じゃあ、そうしようかな」

兄「ごめんなー、こんなおっさんと一緒で」

友「いや、大丈夫っす」

友「そうそう、ぶつ森ですけど通信しっ放しになってますよ」

兄「ぶつ…?ぶつぶつの森?物々交換盛りだくさん?」

友(この人ほんと…)

兄「そうだ!俺動物の森でいい服作ったんだよなー!」チラチラ

友「(見て欲しいのか…)へー、どんなのですか?」

兄「HG」

友「」

友「そっか…この人は横文字に弱いだけじゃないのか…」

兄「まあ絶対着ないけどな」

友「でしょうね」

友「っていうかそれもう死語じゃ…」

兄「なんだ、友くんもしかしてレイ●ーラモンとか知らない?今流行りの…」

友「とりあえずたくさん突っ込みどころはあるんですけどなんか懐かしくなったんでそれください」

遅くなったすまん
まだ覗きに来てくれる人が居るみたいで嬉しい

友「レイ⚫ーラモンが最先端でいられる時代、超次元でいいと思います」

兄「超次元サッカーか…面白かったな」

友「あ、それは知ってるんだ…」

兄「なんかちょっとありえないサッカーのやつだろ?」

友「あーそれですそれ」

兄「俺ソフト持ってたような…」ガサゴソ

友「え、あるんですか?」

兄「あった!」バッ

友「メ⚫CD…だと…」

弟「おーい!飯できたぞー!」

兄「あっ」

友「じゃあ、飯食いに行きます?」

兄「あー、うん。今日なんだっけ…」

弟「カレー」

友「地獄耳かwwwww」

兄「怖いな」

「「いただきます!」」

弟「俺一度やってみたい事があるんだけど」

兄「言ってみろ、できる範囲で兄ちゃんが叶えてやるぞ」

弟「う●こ味のカレー作ってみたい」

兄「なんだそれ」

友「あーあれな、くさやとか入れる奴だろ」

兄「カレーにくさや!?いいけど兄ちゃん食べないぞ?」

弟「いや食べたいんじゃなくて作りたい」

友「誰が食うんだよ」

弟「お前」

友「死ね」

兄「こら、そんな事したら兄ちゃん家出るからな!」

弟「!?」ビクッ

友(地雷踏んだか?)

弟「え…兄貴家出んの?」

兄「えー、あー…」

兄「どうしような。俺ももうこんな年だし」

兄「そろそろ一人暮らししたいなーとは思ってるな」

弟「…」

友(やべえ帰りたい)

弟「…本気?」

兄「まあ…それなりに本気だな」

兄「ただ家出るにしても部屋の探し方とか分かんないし」

兄「母さんにも話さないといけないだろ?」

弟「…」ブチィ

兄「!?」

弟「やべ、電話回線引きちぎっちまった」

弟「暫く電話は使えねーや、悪いな兄貴」

友「ガタガタガタガタガタガタ」

友「お、おい弟、何も今家出る訳じゃねえんだし…」

弟「…来週母さん帰ってくるだろ」

弟「しようとしてたのかよ、一人暮らしの話」

兄「まあ…しようとしてたけど」

兄「っていうか回線どうすんだよ、怒られるの俺なんだぞ?」

弟「は?怒られるその頃にはもう家に居ないんじゃねーのワロス」

友「やべえ…弟ガチギレだ」

兄「わろすって何だ?」

弟「」

友「毒気抜かれたァ!?」

弟「ま、まあ話を戻すけど」

弟「ついこの間までスマホ使えなかった兄貴が一人暮らしなんて出来ると思ってんの?」

弟「世の中舐めんじゃねーよ?」

友(おい学生)

弟「大体そういうのってそんな急ぐもんでもないだろ」

弟「なのになんで今がいいんだよ?家に女でも連れ込みたいのか?あ?」

友「おいその辺にしとけよ…っていうか多分このまま家に居たら(お前のせいで)兄さん一生家から出られねえよ多分…」

弟「黙ってろカス」

友「カスって言われた!?」

兄「…いい加減にしろ!!」ダンッ

友(兄さんキレた!?机ヒビ入ったこの人怖い!!)

兄「兄ちゃんだって兄ちゃんなりに色々考えたんだよ!」

兄「それに彼女を連れて来づらいっていうのは兄ちゃんが気にしてたぐらいだよ」

兄「俺がいるせいで女の子を家に入れられないのかなって」

友「まあ普通はヤっちゃいますからね、最愛の兄さんと同じ空間の中じゃヤっちゃえませんからね(適当)」

弟「お前ほんと死ね」

弟「っていうか俺別に彼女いな」

兄「そう!俺なんか気にせず好きなことをヤっ…何をやるんだ?」

友「あーセック」

弟「黙れチンカス」

友「俺チンカスかよ!!」

友「あー弟は右手が恋人らしいですよ一生惨めにシコってろ童貞」

弟「死ねよヤリ●ン」

友「は?ちげーし俺ヤった事ねーし」

弟「童貞乙wwwwwチンカス乙wwwwwチ●コ触ったくっせー手で金輪際俺に触んなよwwwww」

友「こっちの台詞だボケ兄さんオカズにシコってろ死ね」

弟「…んだとテメエ!もう1度言ってみろぶっ殺すぞ!!」

兄「(全然意味が分からんが)やめろお前ら喧嘩すんな!あ、あとチ●コとか言わない!」

兄「とりあえず!兄ちゃんは大丈夫だから、弟は変な心配をしない!」

友「あなたが変な心配をしてください!!」

弟「お前もうほんと死ね」

兄「あと喧嘩もしない!もう俺の事は気にしなくていいから、お前は好きなようにすればいいんだよ」

弟「兄貴…」

友(美しき兄弟愛か)

弟「でも俺は彼女いないよ…」

友「そこ大事なんだな」

兄「まあ、俺も急ぎすぎたかなって反省してる。もうちょっと考えるから、それまで待っててくれ」

弟「何を待つんだよ」

兄「俺なんか気にせず彼女をお持ち帰りしてもいいんだからな?」

弟「あんたほんと人の話聞けよ」

友「痺れ切らしてんな」

弟「分かるだろお前には」

友「まあ…」

友「にしても兄さんの口からお持ち帰りなんてワードが飛び出すとは」

兄「破廉恥だって言いたいのか?俺だって男だし、もう大人なんだけどなあ…」

弟「そのワードからは何のエロスも感じないよ兄貴…」

兄「やっぱりもうこんな年だし、俺ももっと、こう…エロスは学びたいなって思うけどな」

友「あれ?でもエロ本読んだ事あるって言ってましたよね」

兄「おう。これでも一応書店員だし、乱丁の取替え時とかザッと確認するし」

弟「え、マジかよ俺が今まで何のために兄貴を成人向けコーナーから引き剥がしてきたと」

友「ちなみに感想とかは」

兄「いや、よく分かんねーな」

兄「女の人が裸体になって突然どこかに行くって言い出したり、あん?って何度も男の人にガンとばしてたりするやつだろ?」

兄「まあ突然ひん剥かれれば当然の反応かもしれないけど、複雑怪奇だなって」

兄「あと女性の体って神秘的だなって思う。全く構造が理解出来ない」

兄「…な、なんだよ」

友「…どうする?」

弟「もうほっといてやれよ」

弟「兄貴はまじで1回女とセッ●スしてこい、全部理解できるから。いやさせねえけど」

友「このままいくと兄さん魔法使いルートまっしぐら…」

兄「猫まっしぐら…」

友「兄さん猫好きですか?」

兄「きらい」

友「えー、好きだったら引き取ってもらおうと思ってたんですけど」

兄「なんだ、猫が居るのか?」

友「いや居ないですけど」

友「もし捨て猫見かけたら持ってこようかなって」

兄「ああそういうことか」

弟(この生産性の無い会話を今すぐにやめさせたい)

弟「兄貴はツッコミじゃないからな…」

友「おい弟、突っ込むってなんだよ!お前まさか俺の事をそういう目で」

弟「だからそういうネタ振りをやめろって言ってるんだよ」

兄「…兄ちゃんいい加減話を進めたいな」

弟「言い訳はいいんだよ!」

兄「やめろよ俺は何の容疑者なんだよ!」

弟「ま、まあいいよ」

弟「言う事あるならとっとと話せ」

友(なぜ弟はカマ臭い訳でもない兄弟を溺愛しているのだろう)

兄「いや、だから俺もこんな年だし」

兄「いい加減一人でいろいろな事をできるようになりてえしさ」

弟「え?兄貴今でも大体の事はできるよね?」

弟「自炊もできるし洗濯もするし掃除もするし仕事もしてるよね?」

弟「金銭感覚もしっかりしてるし特に心配はないよね?」

弟「そんなに一人でいろいろしたいなら俺が家にだれも入れず俺も干渉しないを貫いて擬似的ではあるけど一人暮らしをすることもできるよね?」

友(勝てない)

兄「それもそうか」

友「騙されないでください!」

兄「え、えっとそうじゃねーよ!」

兄「俺も…そう、大人だし、家に女をお持ち帰りしてえし!」

弟「お持ち帰りする女は居るの?」

弟「兄貴スマホ始めたてで不安だから定期的に着歴とか確認してたけど女の影無かったよな?」

弟「兄貴なんでもかんでもこれ何?これ何?しまくるから彼女できないの俺知ってるよ?」

兄「彼女居ないのは今関係ないだろ!」

弟「はい論破、女は連れ込めないなざまあ」

兄「あー、えっと、だから…」

友「兄さん頑張れ!!」

兄「俺…日本一のラーメン屋になりたくってさ!」

友(あっこれは無理だ)

兄「だから色んなラーメンを試作したいんだよな。だからお前が居ると邪魔っていうか…」

弟「え、俺邪魔か?」

弟「そんなに邪魔だって言うなら俺居ないフリするしいっそ手伝ってもいいけど?」

弟「ていうか何でラーメン屋やるから家出るんだよ?材料費はどこから出るんだよ兄貴の貯蓄か?店もいるだろ生きていけると思ってんの?」

弟「そもそも何でラーメン屋?」

兄「…」

友「兄さん!息してください兄さん!」

兄「なんでこうなってしまったんだ」

兄「弟よ、お前はどこで道を誤った」

兄「兄の独り立ちを祝福する気はないのか…」

弟「無い」

兄「……」

友「?」

兄「もういい」

弟「は?」

弟「え、なに、兄貴もしかしてキレて」

弟「飯食わねえの?」

兄「…いらね、散歩行ってくる」ガチャ

弟「…」

友「やっちゃったな弟wwwwww」ゲラゲラ

弟「…」

友「おい弟元気だせよwwwwww」ゲラゲラ

友「完全に嫌われたなお前wwwwww」ヒーヒー

友「乙です」

弟「…死のう」

友「生きろ親友」

コンビニ前

女「終わったな兄」

兄「腹立ったし…」

女「んー、まあ薄々感づいてたけど、あの子ほんと過保護だよね」

兄「家帰るのもアレだし、今日泊めてほしいんだけど」

女「…年頃の女に躊躇なく泊めてって言えちゃうあんたが本当にムカツクのよ」

女(完全に意識されてないじゃない…)グス

兄「それ、だめってことか?」

女「ええ、そーよ。うち、今日は彼氏来てるからねー」

兄「そうなのか!お前、彼氏できたの初めてじゃないのか?」

女「ぶっとばすぞてめえ」

兄「今日はホテルにでも泊まるかな…」

女「…!」

女(これってもしかして遠まわしに誘われてるの!?これって…!)ドキドキ

女「あの、わたs」

兄「わざわざ付き合ってくれてくれてありがとな!じゃあな!」

女「」

本屋

兄「せーんぱい」

先輩「あれ、兄くんじゃん。どしたの、こんな時間に」

兄「いやーちょっと」

兄「家出っていうか…」

先輩「えーっ、それほんと?」

先輩「兄くん大人っぽいからさあ、そういうの無いと思ってたー!」ケラケラ

兄(弟にはよく馬鹿にされますけど…)ムッ

先輩「そうだそうだ、ちょっと待っててよ。俺すぐあがるから」

先輩「今日何も予定ないしさ、ちょっと俺と遊んでこ!」

兄「…そういう輩には近づくなって弟が」

先輩「あーごめんごめん語弊だってぇ、言葉のあやだよ!」

兄「はあ…」

駅前

先輩「それで?弟君と喧嘩しちゃったわけだwwww」

兄「笑わないでください…」

先輩「弟君高校生って言ってたよね。不安定な年頃だしさ」

先輩「そういうブラコンにもなっちゃうんじゃないのかな(適当)」

兄「そうですか…」

兄「あ、あの」

先輩「ん?」

兄「ブラコンって何ですか?」

先輩「兄くんほんとに書店員?wwww」

先輩(これは面白そうだな…)

先輩「兄くん、ブラコンの意味知りたい?」

兄「は、はい!」キラキラ

先輩「それはねー」

兄「先輩のくせに勿体ぶらないで下さい」ケッ

先輩「ひどいね!」

先輩「ブラコンはね、お兄ちゃんのことが好きって意味だよ!」

兄「!!」

先輩(おーおー驚いてる…)

兄「やっぱり、あいつ…」

兄「俺の事嫌いになってなかったんだな…」ウルッ

先輩「ん?アレ?」

兄「え、だってあいつ俺のこと好きなんでしょ?」

先輩(あっこれは意味わかってないな)

先輩「好きは好きでもね、彼氏と彼女の好きっていうか?」

先輩「恋愛的な好きっていうか?」

兄(何言ってんだこの人)

先輩(この子ちょーっと騙しづらいなー?)

兄「まあいいや。俺そろそろ行きますね」ガタン

先輩「はいはい。あれ?そういえばこれからどうすんの?」

兄「えーっと…」

先輩「ごめんね、俺も今日家に彼女来るし泊めてあげられないんだ」

兄「先輩彼女居たんですか?」

先輩「うん。…とっても緑色で円らな目をした爬虫類の…」

兄「えっ…先輩そういう感じの…」

先輩「友達のカメレオンを預かってるんだよね」

兄「読みたいです!!!!」

先輩「どうした」

兄(!)ハッ

兄(これは遠まわしに…拒否されている…!?)

兄(彼女が居ると嘘をついてまで俺を家に泊めたくないのか…)

兄「とりあえず明日は仕事ないですし、ちょっと遠くまで行ってみます」

兄「弟への嫌がらせを兼ねて」

先輩「えー?あまり心配かけちゃ駄目だよ?」

兄(この人なんでこんな喋り方しかできないんだろう…)

兄「大丈夫です、心配はかけません!」グッ

漫喫

兄「少し足を伸ばして隣町まで来てみたけど…」

兄「どこに行ってやろうか…向こうが謝るまで俺は帰らないからな」

兄「…そうだ!」ピコーン

兄「奈良だ!」

兄「久しぶりにあそこ行こう!」プルルルルルガチャ

弟『兄貴!夜九時までは携帯に掛けろって言ってんだろ!』

兄「奈良ドリー●ランド行こう!!!」

弟『とっくに閉園してるからはよ帰ってこい』

兄(喧嘩してるんだった…)



兄「結局ここに戻ってきてしまった」

友「あっ、兄さんお帰りなさい!弟すっごい心配してたんすよ!」

弟「にしても兄貴アホすぎるな」

兄「う、うるせーよ!」

弟「早く飯食え」

兄「いや、俺コンビニで食っちまったし」

弟「…吐いても俺がエチケット袋で丁寧に処理してやるからはよ食え」

友「兄さん逃げて」

弟「冷蔵庫突っ込んどくからチンして食えよ」

兄「分かったって!明日食うから」

友「お前なんでそんなにカレー食わせたいんだよ」

友「さては何か仕込んだなお前」

弟「仕込んでねーよ」

弟部屋

弟「…ほんとにこれで終わったんだろうか」

友「さあな」

弟「俺は一生兄貴と一緒に居られればそれでいいんだが」

友「ポエマー乙」

友「お前ほんとにそう思ってんの?」

弟「おう…」

弟「そもそも兄貴はどうして一人暮らしにこだわるんだと思う?」

弟「俺には単に物珍しいし楽しそうだから、としか思えないんだよ」

弟「ただでさえ世間知らずでアホで順応性がほぼ無い兄貴が」

弟「…ひとりで生きていけるわけがねえだろ…」

友「お前もお前なりに色々悩んでんのな」

弟「俺の悩みの種は兄貴とお前だよ」イラッ

友「俺なんかしたっけ?」

弟「もういいわ」ガク

弟「なんか色々すまんかったな」

友「何が?」

弟「兄弟げんかに付き合わせて」

友「別にいいけど」

弟「そっか」

友「…兄さん寝たかね」

弟「寝たんじゃね、静かだし」

友「ふうん」

弟「…おやすみ」

友「おう、おやすみ」

翌朝

友「…」

友(やべえ一睡もできなかった…)

友「何故だ?なぜ何も考えず無心の状態で起きていられた?」

友「我が身の事ながら複雑怪奇だ…」

弟「ん…」

友「おお、弟おはよ」

弟「兄貴は…」

友「第一声がそれかよwww」

弟「うっせ。兄貴起こしてくる」

友「おー」

友「…」

友(なんか我ながら面倒な兄弟と関わっちまったなあ)

友(ただでさえ俺自身が面倒だってのに)

友(かと言って今更見捨てられるかって言われりゃ無理だけど)

友「…初めてできた友達だしな」

友(兄さんもいい人だと思うし、弟はたった一人の友人なわけだし)

友(これで可愛い彼女の一人でもいれば、俺は普通に俗に言うリア充の仲間入りを果たせていただろうに)

居間

兄「いただきます」

弟「おう、食え食え」

兄「カレー…!」

弟「うまいか?」

兄「うめえ!お前も料理うまくなったなあ」

弟(市販のルウだけどな…)

友「俺は食パン一枚なんですがそれは」

弟「あれ、まだあるだろ?何枚でも食っていいぞ」

友「いやあの」

兄「ふー!うまかった!」グテー

弟「食ってすぐ寝ると牛になるぞ」

友「パンパパン…朝は…パンパン…」

弟「どうした」

兄「ド●フとか懐かしいなあ!」

弟「ごめん兄貴保険証見せてもらっていい?生年月日改めていい?」

兄「さて、今日はどこ行く?」

弟「疲れないところ」

友「え、俺も行っていいんすか?」

兄「友くんがいるから行くんだよ」

弟「もてなしの一環って意味だからな?」

兄「どこか行きたいところあるか?」

弟「兄貴は単に行き先決めるのが面倒なだけだからな?あ?」

友「さっきからなんなんだよ」


カレーパン食いたい

兄「あっ、そうだ!」

兄「どこか行く前にやりたいことがあるんだけど」

弟「?何だよ」

兄「俺、無料でビデオ通話できるやつスマートフォンで見つけたんだよ!」

弟「へー、そんなのあったのか」

友「無料でも結構ありますよね?どれですか?」

兄「えーっとだな」

兄「あった!斉藤さんだって」

弟「やめなさい」

兄「何でだよ」

兄「あ、ほら。これ、ビデオ画面付きだろ?」

兄「ただ知らない人と繋がっちゃうんだよなー…」

キモ男『こんにちはぁグヒヒ』フスーフスー

兄「あっこんにちは!」

弟「切ってえええええ」

キモ男『兄くんって言うんだねぇ、プロフィールで見たよぉ』フスーフスー

兄「あ、はい!」

弟「偽名使えよバカ!」ガタガタ

友「ああああお兄さん顔は移しちゃだめですからね!?」

弟「お兄さんって呼ぶな!」

キモ男『お友達一杯いるんだねぇ』フスーフスー

兄「あはは、弟とその友達です」

キモ男『それはそうと、ちょっとズボン脱いで見せてよぉ』フスーフスー

兄「?」キョトン

弟「あ、兄貴やめろよ!?」

兄「まあ、減るもんじゃねえし…」スッ

弟「ちょっ、通話切れ!今すぐ!」

兄「え、でも途中で切ると…」

キモ男『途中で切られるとおじさん悲しいなぁ…』グヘヘ

兄「ほら、キモ男さんもこう言ってるし」

弟(…強奪して切らなければ)ウーン

弟(どうすれば兄貴の手から携帯を奪えるか…?)

友「や、あの」

兄「これでいいですか?下着全部見せるのは流石に恥ずかしいんで、これが限界ですけど!」グイ

キモ男『いいねぇ…グヒ、グヒヒ』ムクリ

友「ちょ、弟、おっさん勃起してるけど」

弟(…)ウーン

兄「あっ、画面暗くなった…キモ男さん、大丈夫ですか?」

友「おい弟!!おっさんとうとうチ●コ出してきたぞ!」アセアセ

兄「え、これ…ち、…えっと、ち●こなのか…?」

友「理解してなかった…しかし止めろよ俺…」

友「でも兄さん楽しそうだし…」ウーン

兄「あ、あの!そういうの、見せて恥ずかしくないんですか…?///」

キモ男「どうしてだぁい?グヒ…もっとズボン下げてよぉ…」シコシコ

友「兄さん通話やめてください!電話切って!」

兄「う、うーん…弟達もこう言ってますし、切っていいですか?」

キモ男『どうしようかなあ…』

キモ男『今ここで切ったら、住所特定しちゃおうかなぁ…?』グヒヒ

友「そんなこと出来る筈ないだろバカかおっさん」

キモ男『できるよぉ?住んでる県はプロフィールで分かるし、さっきから言葉が若干訛っちゃってるからねぇ?それにちょっと電車の音も聞こえたし、これだけでだいぶ絞れるでしょぉ?もっと言えば、おじさん職権使っちゃえば今居る場所も特定できちゃうんだけどなあ…』フヒヒ

友(おっさん有能や…)

友(ていうかどんな職だよ)

兄「友くん、俺どうすればいい?このまま通話、続けた方がいいのか?」

キモ男『あははぁ!グヘヘ、おじさんもう特定できちゃったよぉ!●●市●●町だねぇ!グヒ、グヒヒヒヒ』

友「マジカヨ」

兄「すごい…!」キラキラ

キモ男『切っちゃったら、住所掲示板で公開しちゃおうかなあ?』

友「こいつうざいな…」

キモ男『じゃあ次はぁ、シャツ脱いで上半身見せてよぉ』フスーフスー

兄「え?なんで?」

兄「俺別に胸ついてないんですけど…」

友「世の中には男の胸を見て興奮する変態がいるんですよ兄さん」

兄「興奮って、戦いたくなるってことか?」

友「まあ臨戦状態にはなりますね」

弟「ハッ!」

友「おはよう」

弟「うっ…なんか色々悶々としてた」

友「悶々としてしまったの間違いだろ」

弟「斉藤さんはどうなった!兄貴はどこまで脱いだんだ!」

友「あのさぁ……」

兄「あっ」

友「?」

兄「通話が切れた」

友「えっ」

兄「…電池切れだ…」

友「…弟、言い忘れていたが住所を特定された」

弟「あのさぁ……」

弟「…で、どうするんだ」

弟「ていうか兄貴は服着ろよ寒いだろ」

友「見え隠れする煩悩」

兄「でも訳を話せば怒られないだろ!ていうか住所ばれると何が駄目なんだ?」

友「それはまあ、架空請求とか…」

兄「請求…そうだ!弟、お前宛に何か請求が来てたぞ」

弟「…?…!…!!!」

兄「アダルトサイトの請求だって。アダルトサイトってなんだ?」

弟「アアアアアアヨカッタアアアアアアア」

大分期間空いたしなんとなくだがsage進行する
完結はさせたいからスローペースだが書くつもり

兄「これだよ」ヒョイ

友(この人いつになったら服着るんだよ)

キモ男(ボクチャン無視されてる…)

弟「ちょっと待てよ、こんなサイト俺記憶にないぞ」

兄「いやでも…届いてたし…」

弟「だってこれ人妻専門サイトじゃねーか。俺熟女趣味ねーぞ」

弟「第一俺近親系しか興味ないし」

兄「一摘みの大秘宝?」

弟「兄貴耳もやばいんじゃないのか?」

兄「俺はまだ近視じゃない!」

弟「近親な」

兄「近親…俺とか母さん系ってことか?ん?何が近親系なんだ?あれ…?」

弟「改めて口にするな!!!罪悪感やばいからやめろ!!!!!」

友(ホモじゃん…)

キモ男()プチ

友(おっさん拗ねたな…)

友「でもそれってつまり架空請求ってことか?」

弟「そういうことになるな」

兄「架空請求…本当は使ってないのに請求が来るってことか?」

弟「使ってないというか…まあ…」

友「どうせ変なエロい広告クリックしたんだろ!」

弟「うっせえ黙れ!!」

兄「エロいってエロスの事か?お前、将来そういう系統の進路を考えてるのか?」

兄「分かったよ。兄ちゃんお前の進路の為に頑張って学費稼ぐからな!」

弟「ちょっと待て何の話だ」

兄「女体の神秘を学びたいんだろ?」

弟「なんでだよ!!!!」

なんかまだ見てくれてる人がいるみたいで感動した、ありがとう

兄「で、今日は何をする?」

友(忘れ去られた斉藤さん…)

弟「もう部屋でゴロゴロしてようぜ」

兄「そんなことしてると腹周りに肉がつくぞ、肉が!」

弟「俺は鍛えてるから問題ねーよ」フン

兄「兄ちゃん外行きたいんだけどなあ」

弟「俺は兄貴を出来る限り外に出したくねえんだよ」

友「で、結局何をするんだよ」

弟「ナニに決まってんだろ言わせんな恥ずかしい」

友「弟お前どうした?」

兄「俺はなんか、ナウいことがしたいな…」ドヤァ

弟「まずそのナウいって言葉がナウくないことに気付けよ」

兄「例えば映画を見に行くとか」

弟「例えですらナウくねえよ」

兄「ほら今話題のアナ?なんとかとか」

友「おっしい!兄さん超おっしい!!!兄さんの口から出た中で一番ナウいですよおめでとうございまっす!!」

友「じゃあさっき映画ってワードが出たし、映画でも見に行きます?」

弟「何が悲しくてヤロウ三人で映画なんざ見に行かなきゃなんねえんだよ」ケッ

兄「男ばっかが嫌なら、知り合いの女の子一人居るから呼んでやろうか?」

弟「俺は映画に行きたくないんだよ察して!!」

友「逆にヤロウ三人で一体何するんだよ」

弟「…家に籠る?」

友「不健全だなおい」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月11日 (日) 13:53:51   ID: WqyrsIpq

お兄さんが可愛すぎて死ねる

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