ミカサ「安価で邪魔者を消す」(42)

ミカサ「現在、女子訓練兵たちのほとんどがエレンに好意を持っているらしい」

ミカサ「さらに、エレンの魔力は同性の男子訓練兵にも及んでいると聞く」

ミカサ「エレンの持つ魅力の賜物だ、家族としては喜ばしい」

ミカサ「しかし、もしエレンが彼女達の誰かを好いてしまったのなら」

ミカサ「エレンは私の保護下から離れてしまう……」

ミカサ「これでは、エレンをもう守れない」

ミカサ「それだけは、避けなければいけない」

ミカサ「ので」

ミカサ「これから一人ずつ、エレンをたぶらかさないように制裁を加えようと思う」


ミカサ「……まずは>>3>>5しよう」

エレン

殺害

ミカサ「エレンを殺害」

ミカサ「なるほど」

ミカサ「これですべての訓練兵はもうエレンを狙えない」

ミカサ「なぜ思いつかなかったのだろう」

ミカサ「……」

ミカサ「おおっぴらに殺して、死体を残してしまっては」

ミカサ「彼女達はエレンの死に気づいてしまう」

ミカサ「執念深い奴らは、きっとエレンの死を悲しむ」

ミカサ「余計な情念は、エレンに手向けるべきではない」

ミカサ「……殺す場所と方法は、選ばなくてはならない」

ミカサ「場所は>>12がいいだろう」

ミカサ「方法は>>14にしよう」

私の中

テクノブレイク

ミカサ「私の中でテクノブレイクさせる」

ミカサ「これがいい」

ミカサ「なんてすばらしい結末なのだろう」


ミカサ「そうと決まればさっそくエレンを探そう」

ミカサ「……」

ミカサ「ミカサレーダー反応あり。エレンは恐らく>>20にいる」

シガンシナ

ミカサ「エレンはシガンシナ区にいる」

ミカサ「好都合だ。シガンシナ区でエレンを殺してカルラおばさんの横に埋めてあげよう」

ミカサ「……私は、現在ウォール・ローゼ南部の訓練兵団の寄宿舎にいる」

ミカサ「私は……強い」

ミカサ「私が馬を盗み、シガンシナ区まで行くのは、きっと容易い」

ミカサ「行こう」


――――馬小屋――――


ミカサ「気付かれないように行動しなければ……」

ミカサ「しまった」

ミカサ「中に>>24がいる」

ジャン

ミカサ「中にジャンがいる」

ミカサ「ジャンもエレンを気にかけている」

ミカサ「エレンに突っかかっていつも怒らせているが、あれは愛情の裏返し。私にはわかる」

ミカサ「俗に言う、ツンデレ」


ジャン「……」

ジャン「エレンが馬面馬面いうもんだからつい俺の馬と睨めっこしちまった」

ジャン「そしたらこんな時間だ。俺、一体どうしちまったんだ?」


ミカサ「ジャンがラノベのツンデレヒロインばりの独り言をつぶやいている」

ミカサ「けれど私は諦めない。ジャンに気づかれないように馬を1頭連れ出してみせよう」ソーッ

馬「ブヒヒーン」ジタバタ

ミカサ「駄目だった」

ジャン「!!誰かいるのか?」


ミカサ「まずい!このままだとジャンに気づかれてしまう!>>29をしよう」

ジャンの首を絞める

ミカサ「ジャンの首を絞める」

ミカサ「仕方ない。ジャンにはここで消えてもらおう」


ジャン「……!ミカサか!ここで何してんだよ?」

ミカサ「ジャン」

ミカサ「覚悟」

ジャン「は?!グエッ!……ガッ……」ミチミチ ヴァギッ!!

ミカサ「はっ」

ミカサ「窒息死を待つより早く、首を潰してしまった」

ジャン「」プラーン


馬「ブルンブルン」ジタバタ

ミカサ「どうどう」

馬「ブヒーン……」ウズウズ

ミカサ「ジャンの死体をそのままにしておくわけにはいかない」

ミカサ「ので」

ミカサ「とりあえず馬に乗せた」

ミカサ「そして馬小屋から出てきた」

ミカサ「……馬が異常に嫌がってるのなぜだろう」

ミカサ「とりあえず死体は>>33に捨てよう」

壁外

ミカサ「とりあえず死体は壁外に捨てよう」

ミカサ「妥当な判断」


ミカサ「目的のためにも、まずは兵団の敷地を抜けなければならない……」

ミカサ「馬と死体を連れて」

ミカサ「なかなかの難題」

ミカサ「でも……私ならできる」

ミカサ「……」トコトコ

馬「ブルル」パカパカ

ジャン「」ユラユラ

ミカサ「ん?」ピタッ

ジャン「」

ミカサ「ジャンの首がもげてしまっている」

ミカサ「落としてしまったらしい」

ミカサ「まあ、いいや」トコトコ

ミカサ「エレンのいない兵団に、戻る理由なんてない」トコトコ

ミカサ「彼女達はエレンとミカサが失踪した事、それだけを知っていればいい」


――――――――――――――――


ジャンの首「」

>>38「ん……?」

>>38「これは……ジャンの……首?」

>>38「だけ?」

馬2

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