ミカサ「言ってる意味が分からない」
クリスタ「そのまんまの意味だよ」
ミカサ「ますますわからない」
クリスタ「ね?いいでしょ?ちょっとだけ」
ミカサ「ちょっとってなに。」
ミカサ「腹筋はひとにあげられるものではない。」
クリスタ「お願い。」
ミカサ「無理なものは無理。」
クリスタ「そんなこと言わずにさぁ」フクヲマクルッ
ミカサ「」
クリスタ「こんなに良いもの持ってるのに、独り占めなんてずるいよ。」
ミカサ「…独り占めしてるつもりは」
クリスタ「1ブロックだけでいいから、ね?」ツンツン
ミカサ「1ブロックの意味が分からないし服を捲らないでほしいしツンツンしないでほしい。」
ミカサ「そもそも、なぜ腹筋がほしいの?」
クリスタ「ムキムキになりたいの」
ミカサ「まぁ、そうなのでしょうね。」
クリスタ「略してムキスタになりたいの。」
ミカサ「名前のセンスの無さがすごい。」
クリスタ「通称ムキムキクリスタちゃんになるでしょ、」
ミカサ「ここまで世間一般に広めたくない通称も珍しい。」
クリスタ「そして世界を救うの」
ミカサ「急に規模が大きい。」
クリスタ「お願いミカサ、世界の為に…」
ミカサ「私の腹筋程度で救われる世界なんか滅びてしまえばいい。」
クリスタ「残酷な世界」
ミカサ「腹筋は自分で身につけるもの、人から貰ったって意味のないもの」
クリスタ「byアッカーマン・ミカサ、いいこと言うね。目からうろこだね。」
ミカサ「というか物理的に無理。」
クリスタ「削げばいけるよね。」
ミカサ「わかった、遠回しに私をころそうとしてるのね?」
クリスタ「1ブロックなら大丈夫だよ。止血すれば。」
ミカサ「削ぐ方向で話を持っていくのやめて。」
ミカサ「あと腹筋をブロック単位でいうのやめて。精肉店みたいで嫌」
クリスタ「じゃあ1ピース?」
ミカサ「そもそも腹筋を数えるという発想はなんなの?私も正式な単位は存じないけど。」
クリスタ「でも腹筋を鍛えるときは数えるでしょ?1回、2回って。『腹筋を数える』という発想は昔からあったよ。」
ミカサ「無駄に話をややこしくするのやめて」
クリスタ「じゃあ腹筋ちょうだい」
ミカサ「じゃあの意味が分からない。よく今の流れでちょうだいって言えたね。」
クリスタ「ミカサのけち!」
ミカサ「けちで結構。…あと、そろそろ服を捲るのやめてほしい。」
クリスタ「あ、ごめん。」パッ
結構好き
」の前は。いらないよ
>>9
ありがとうございます。
クリスタ「いいなぁ、腹筋、いいなぁ」サスサスッ
ミカサ「我が子を慈しむかのように私の腹筋をさするのやめて」
クリスタ「ミカサの腹筋はわたしのもの」
ミカサ「なにその局地的ジャイアニズム」
クリスタ「ミカサだけ腹筋あるとかずるいよ」
ミカサ「むしろ腹筋ない人間なんていないと思う」
クリスタ「私ないもん」プニーン
ミカサ「いやそれは逆に兵士としてどうかと思う」
クリスタ「」
クリスタ「そう、兵士でもない私は豚小屋出身家畜以下のメス豚…」
ミカサ「テンションの下がり具合がすごい」
クリスタ「腹筋のない兵士なんてクリープのないコーヒーと一緒…」
ミカサ「そのたとえは意味わからないけど」
クリスタ「ぷにぷにな腹筋の自分が憎い…!」ギリリ
ミカサ「そこまで自分を卑下しなくても」
クリスタ「私はこんなに腹筋を愛しているのに…」
ミカサ「いわれのない愛をもらってしまった」
クリスタ「でも、あなたの腹筋は私をみてくれないのね…」
ミカサ「私の腹筋を何だと思ってるの」
クリスタ「腹筋のあるミカサが憎い…」ギリリ
ミカサ「愛が憎しみに変わった瞬間を垣間見た気がする。」
クリスタ「返してよ!私の腹筋!」
ミカサ「いつからあなたのものになったの」
クリスタ「その腹筋がないと私…ムキムキクリスタちゃんでいられなくなる」
ミカサ「あなたがムキムキクリスタちゃんでいた覚えはないし、その致命的なネーミングセンスはどうにかした方がいいと思う」
クリスタ「どうしても腹筋を返さないというのね…」
ミカサ「だからいつからあなたのものになったの」
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