総理「2020年にオリンピックあるからオタク文化禁止するわ」 (28)

総理「キモい文化笑われるから禁止な。表現の自由とか行きすぎたわ」

数日後

俺「さ~て、録画しまくったアニメでも見るか…」

俺「全部、自然の映像番組になってる~!」

ピンポーン

母「俺くん~!政府の方が来てるわよ~」

俺「政府の人?…一体何のようだ?」
ドタッドタッ
俺「部屋に来る!?」
ドンドン
黒服「俺くんだね?ドアを開けたまえ」
俺「何の用ですか?(…怪しい)」
黒服「君はニュースを見るかな?オタク文化を規制しているというのは知っているかな?」
俺「知っている!でも俺は関係無い」

黒服「俺くん、君は重度の空想依存者として、我々にマークされている。扉を開けないのなら、無理矢理開けさせてもらう」

ウィーーーン バタン
俺「なっ!?チェンソー!?こんな暴挙が許されるのか!?!」

黒服「ふっ…やはりな…これが空想依存者の部屋…」

しーーーん

俺の部屋にはアニメポスター、フィギュア、抱き枕、その他いろいろなものがあった。

黒服「抱き枕…君は存在しないキャラクターを性の対象としていたのだね?傍目から見たら精神異常者だ。」

俺「なんて言い様だ!それに、チェンソーで扉を開けるなんて!許されるものか!」

黒服「黙れ。異常者」

ぞろぞろ…

俺「黒服が何人もいる!?」

黒服「チェック&クリーンを始める。拒否権は無い」

モブ「ドラゴンボール」

モブ「ステイ」

モブ「とらぶる」

モブ「異常性表現につきクリーン」

モブ「イエス」

黒服「燃やせ」ジュワー

俺「な!なにをするだー!!!」

黒服「考えもみろ。この漫画、小学生はおろか赤ちゃんでも読むことのある環境にある。こんなモノは禁止だ」

俺「…こんな、昔のことのような…許されると思っているのか!?うわぁあぁ!」

黒服「発作か?ここで暴れようものなら、我々は君の空想依存度のレベルを上げなければならない…」

黒服「我々は、全国各地の商品購入情報をリスト化している。俺くん、君は安い夜勤の工場勤務の給料をすべで空想の産物に捧げているようだね…」

俺「何が悪い…俺が汗水垂らして、働いた金だ!どう使おうが勝手だ!勝手だ!!!」

黒服「ありもしない存在に恋…いや、洗脳され、現実の人間にお金をかけることなく死ぬ…社会的なゴミだ。貴様。少子化の原因だ。貴様が全うに生きて、結婚し、子どもを育てれば、経済は回っていた」

俺「自由だ!そんなもの!言いがかりだ!」

モブ「いちご百パーセント」

モブ「クリーン」

黒服「破いてやれ。童貞め。貴様がこんな夢物語に理想を抱くから日本は廃れるのだ」

ビリビリ

俺「やめてくれぇ!!!」

俺「もう、我慢できない」ピキピキ…

黒服「貴様、手を出すようなものなら、逮捕も辞さない」

俺「うぁぁああああ!俺の!自由!俺の世界だ!空想に耽って何が悪い!とらぶる最強!いちご最高!二次元最高!!!」

モブ「!?」

俺「こ、これでどうだ!?」

黒服「貴様…それは…ただの犯罪者になるぞ…」

俺「お前らを、このチェンソーで…殺してやる!」

モブ「やはり!ありました!ひぐらしの鳴く頃に!」

モブ「猟奇殺人誘発の可能性あり!クリーン!燃やせ!」

黒服「やはりな…チェンソーで殺そうなんて、普通じゃ考えられない…」

俺「うわぁあぁ!」ウィーン

ボカスカ

モブ「フン。雑魚め。」

俺「どぼじて…」

黒服「貴様がでしゃばれるのもまた、空想だ。おい、こいつを連れていけ!」

モブ「はっ!」

俺「はなせッ…」

モブ「ふははは!いい様だ」

俺「どこにつれていく!?」

黒服「精神矯正施設…DOME…貴様がそこを出たときには、二次元の女など忘れ、まともな人生を歩むことになる…耐える事が出来るならば…な…」

精神矯正施設…ドーム…
三階の305号室。それが俺の部屋。
相部屋だ。
相方の平沢…平沢もおれと同じ理由でここに来た。

俺と平沢は語り合った。おかしいこの世の中の事、そして趣味のマンガやアニメの話…

しかし…

この施設でアニメの話をすると、部屋の空気の供給が停止される。

平沢「…く、苦しくなってきました…」

俺「今日は、やめておこう…明日、作画の話の続きをしよう…ぐはっ…」

俺と平沢は空気がなくなるまでオタトークで盛り上がった。

収容から1週間

モブ「今日は貴様らにビデオを見てもらおう」

俺「なんのビデオだ!?」

平沢「俺!こんなやつらの話を聞くな!ビデオなんて見ても俺たちは…」

モブ「そろそろ見たくなったろう?アニメ…それも、エロアニメ…」

俺「アアアアアア!アニメッ!?!?!?!!?ハァハァ!!!アアアアアア!アニメだぁあ!!!」

平沢「うんたん!うんたん!!!!」

モブ「…さすが重度の空想依存者…1週間アニメを断つだけでこの有り様…救えない…救えない…」

美少女「アンアン!アンアン!いく!いっちゃう~!」ドボドボ!!

俺「…なんて待遇だ…個室を用意して、30分だけアニメを見せてもらえる…」シコシコ

美少女「チュパペローン」

俺「うっ…」ドピュ

ブザー ブーーーーー!!視聴タイム終了!!!

俺「…精神矯正施設と言っても、アニメは見させてもらえるのか…」

次の週

モブ「今日は貴様らにビデオを見てもらおう…」

俺「アニメか!アニメだな!?」

平沢「そうか!この施設は1週間に一回休憩をくれるんだ!やったぁ!」

モブ「ふふ、はははは!!!」

モブ「貴様らに見てもらうビデオは、1週間前に貴様らが個室でオナニーをしている映像だ!」

俺「!?」

モブ「二次元でシコる貴様らの醜態…強制的に見てもらうぞ!」

モブ「この装置は上マブタと下マブタが2秒以上ついたと感知するとキンタマが蹴りあげられる地獄椅子…」

モブ「つまり貴様は目を瞑ることは許されない」

俺「…」

モブ「見るがいい、二次元でシコる豚よ。その醜態を…」

俺が観た俺は想像以上に醜かった。
ハゲていた。性器だけがまっくろだった…
テレビに向かって何か言いながら肉棒を握っていた…何もかもが醜い…汚い姿…

俺「…」

モブ「とくと観たか?醜態を…」

俺「…」

モブ「ふっ、言葉も出ないようだな」

総理「キモい文化笑われるから禁止な。表現の自由とか行きすぎたわ」

数日後

俺「さ~て、録画しまくったアニメでも見るか…」

俺「全部、nice boatになってる~!」

ピンポーン

母「俺くん~!政府の方が来てるわよ~」

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