老害「いい車買え」 俺「はぁ」 (86)
老害「なんだそのゴミは」
俺「ミラ、バンですけど」
老害「はずかしくないのか!」
俺「いや、ぜんぜん…」
老害「見ろ!昨年入社のゆとり君はアルファードだぞ!」
ゆとり「まぁ、高級車っスかね(笑)」
課長「部長の買い換えたレクサスが本当の高級だぞ!ゆとり」
ゆとり「にへへ、そっすね」
俺「…ちょっと待ってください」
課長「なんだたか○し、買い換えるか?」
俺「いや、そういうことではないんですよ…」
ゆとり「高級車いいっすよ(笑)」
老害「きちっと給料やってるんだ、ちゃんとしろ!」
課長「そうだそうだ!」
俺「はぁ…まずですね…」
俺「部長のレクサスは確かに総合力ではいい車ですね」
老害「そうだろそうだろ、がはは」
俺「たとえばハンドルひとつにしても天道木工のウォールナットですね」
老害「ははは!そうだろ!高級だからな!」
課長「(そうなんだ…)」
ゆとり「俺は俺は!(笑)」
俺「エンジンもかつての名器1UZのモデファイ」
老害「がははは!」
俺「世界初の八速シーケンシャルECT」
課長「さすが部長!」
ゆとり「俺は俺は!(笑)」
俺「しかしですね…、日本の公道を走る上でそれらは必要でしょうか?」
課長「こらっ!たか○し!ステータスだろ!」
俺「日本の下道では最高速度はせいぜい60キロ」
俺「高速も100キロです。」
ゆとり「俺のアルファードは全開で余裕っすよ(笑)」
老害「車の一つや二つは買え、もてないぞ」
俺「原付あるから別に必要だとは思わないしもてないのは車を持ってないせいじゃありませんから」
老害「馬鹿かお前は」
俺「どうしてですか?」
俺「私のミラは込みこみ5万円で買いました」
ゆとり「ごみっすね(笑)」
俺「前のプロボックスを下取り40万でしたので、貯金もできました」
課長「(アレって15万キロだったよな…)」
俺「俺は高級車を否定するわけではないんです」
俺「ただ、本当に必要なものは何かをお聞きしているんです」
ゆとり「高級感っすね(笑)」
俺「走って移動するのが目的、それに付加価値があってもいいでしょう」
俺「実際、部長の車はすばらしい」
老害「(にんまり)」
俺「ただ、意味のないものに高級といっているありがたがってる人」
俺「それを誇張することが嫌いなんです」
ゆとり「(へらへら)」
俺「トヨタには高級車と歌いトーションビームを採用したゴミみたいなものがあります」
俺「乗ってる本人は知らずに高級と思ってのっています」
俺「そして、それを自慢する…あきれ果てますね」
ゆとり「なんすか、そいつばかっすね(笑)」
俺「だから、反面教師でこのミラバンなんです、もちろんエアコンもありません」
俺「人として本当に必要なものを最低限で使う、修行僧みたいなものです」
俺「そして、本物と偽者、2つしかない」
俺「部長は本物ですね」
部長「(にんやり)」
俺「そして、コレが偽者」クルリ
ゆとり「あついっすねー(笑)」
部長「すばらしいな、まちがっていたよた○はし君」
課長「私のレンジローバーはどっちかね?」
俺「………ほんものですかね…」
課長「そうだろそうだろ」
ゆとり「全員本物なんてすごいっすね(笑)」
俺「1URの加速はどんな感じですか?」
部長「まったく音がしないんだよこれが」
課長「さっすが高級車!」
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ゆとり「俺のアルファード2.4はどうっすか(笑)」
終わり
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