エレン「え?いや、普通だと思いますけど」(酒臭…)
リヴァイ「いんや、太い。太いよなハンジ」
ハンジ「う~ん?あぁ~?太い太いwwwww」ベロンベロン
エレン「…あの、酔ってますよね?」
リヴァイ「まーな、丁度よくな…気持ち良いぞ、お前も飲むか?」グビ
エレン「…いえ、結構です…」
before前
http://i.imgur.com/WNUBoEz.jpg
http://i.imgur.com/bZx4dKO.jpg
VIPで総スカンにあった俺が
達成感を得るため自己満足のために完結させる
エレン(会議したから後片付けよろしくと、団長に言われたから来ただけなのに…)
リヴァイ「ところでやっぱり、お前眉毛太くね?」
ハンジ「ふてぇwwwふてぇwww」ヒック
エレン(なぜ酔っ払いに眉毛を突っ込まれてるんだ?俺といえども失礼だろ!)
エレン(っていうか何で真昼間から飲んでんだこの人達)
エレン「そうですか?意識したことなかったので…」
エレン「まぁ、皆さんが言うなら太いのかもしれませn
リヴァイ「剃るか」
エレン「はぁ!?」
リヴァイ「は?じゃねぇ、剃るぞ…お前の眉」グビグビ
ハンジ「いいね!面白そう!剃ろう剃ろう!」
ハンジ「なんか急に酔いが冷めたぞー♪」ヒック
エレン「い…いいです、結構です!今のままで!」
エレン「別に気に入ってない訳じゃないし」
リヴァイ「あぁ!テメェ何言ってんだ!」
エレン「ほ、ほら!眉毛太い方が男らしいでしょ、だからs
リヴァイ「うるせえッ!兵士にだって身だしなみは必要だ」グビ
エレン(ん…あれ?何か…ウザいぞ?)
リヴァイ「だらしのない身だしなみは、人によっては不潔と見る事もある」
リヴァイ「集団行動において、一人の乱れは皆の乱れに繋がる」
リヴァイ「貴様の行動一つが、このリヴァイ班の評価に繋がる訳だ」
リヴァイ「俺の班での容姿の乱れは許さん!」グビー
エレン「ウっ!うぅ…分かりました」
エレン(エルドさんの髭はいいのかよ…チクショウ…)
エレン「でも!兵長に剃られるのは嫌です!絶対に嫌です!」プルプル
リヴァイ「あ゛ぁ…?」
ハンジ「www超~拒否られてやんのwwww」
リヴァイ「削ぐぞクソメガネ」
ハンジ「じぁ~、ペトラ呼んで来よう♪ペトラならいいだろ?」
エレン「まぁ、ペトラさんなら安心ですね」ウルウル
リヴァイ「……」
モウイッポンアケルカ
―数分後―
ハンジ「連れてきたよ~wwww」ヒック
リヴァイ「おう、入れ」
ペトラ「失礼しまーす」(酒臭…)
エレン「ぺぇ、ペトラさ゛ぁあああん!!」シクシク
ペトラ「エレン!聞いたわ、怖かったでしょう」ナデナデ
リヴァイ「おう、じゃあ早速始めてもらうか」
ペトラ「えぇ!?…ハ!はい…」
エレン「ウゥ…どうしてこんな事に。クッソォ…」
ペトラ「…ごめんね、エレン。逆らえなくって」
エレン「いえ、ペトラさんが悪いんじゃありません」
エレン「全ては進む意思を嗤う豚(酔っ払い)のせい」ゴゴゴ…
ペトラ「???」(凄い渋った顔してるわ)
ペトラ「じ、じゃー始めるけど…大丈夫?」
エレン「覚悟は出来てます。人思いにやっちゃってください!」クワッ
ペトラ「それじゃ、目に毛が入ると大変だから。目を閉じて顔を前に出して」
エレン「はい」スッ…
ペロラ(あら…お友達に悪人面なんて言われてたけど)
ペトラ(やぱっり整った顔してるわねぇ…可愛い)ウットリ
ペトラ「安心して、エレン。イケメンに仕上げてみせるわ」クス
エレン「お、お願いします」フルフル
ペトラ「では、失礼しま~す」
ペトラ(キャ~///エ、エレンの顔が…ち、近い!近い///)
ペトラ(しかも、こんなキスを求めるみたいな表情で…恥ずかい~///)
ペトラ(こんなキレイな顔で攻められたら…私、私ッ///)ドキドキ
…トラ、オーイペトラ!ペトラサーン…
ペトラ「んちゅ~~~~」
ハンジ「ちょい!ペトラってば!」ガシッ
ペトラ「!?…ハッ!いったい私は何を!」
ハンジ「何って、思いっきりエレンにキスしようとしてたよぉww」
ペトラ「え!?」
ペトラ「あ…、ヤダ…ちょ!ち、違うのよエレンッ!///」アタフタ
エレン「???」
ハンジ「幼気な15歳の少年に…なんて事をww」
ハンジ「こんの!変態め~www」ニヘー
リヴァイ「痴女だな」グビィ
ペトラ「ちが…へ、兵長までぇ!違うんです兵長~!うわぁぁぁん!!」
エレン(ペトラさん俺に何しようとしてたんだろ?)
エレン(ハンジさんが確かキ、キル?とか。眉毛の事かな?)
エレン「えーと…あの~、まだですか?目開けてもいいですか?」
ペトラ「ヒェ!?あ…あぁ!ご…ごめんね、そのままでいて」カァ///
リヴァイ「そう…だ…ぞぁ、エレンの言う通り早くしろ」ゴクゴク
ペトラ「ヒャイ!う゛ぅ…。それじゃ、今度こそ始めます」
エレン「は、はい!」プルプル
―十分後―
ペトラ「ふぅ~、完成!出来たわよエレン」
ハンジ「おぉ!終わったのかい!早く見せて!」ワクワク
リヴァイ「どれどれ」ヒック
ペトラ「さぁ、エレン…目を開けて」
エレン「はい」
http://i.imgur.com/0CQYloK.jpg
http://i.imgur.com/AaYaTBS.jpg
ハンジ「おお!なんだこのコレジャナイ感!」
ペトラ「あら!なんだか男らしさ少しが抜けて、また可愛くなったわねぇ」ナデナデ
エレン「えー!酷いですよ、ペトラさん!」
エレン「イケメンにしてくれるって言ったのにぃ…」プンプン
ペトラ「え…!?あわわ!エレンごめんね!怒らないでー」アタフタ
エレン「…」プー
ペトラ「ごめ…、あ…あう゛ぅぅぅぅ…」シュン
エレン「…プッ……」
エレン「アハハッ!ぺトラさん、嘘ですよ、冗談です。…フフ…」
ペトラ「え…?怒って…ない?冗談?」
ぺトラ(エレンから眉間のシワが消えた)
エレン「はい!だって、失敗したわけじゃないんでしょう?」
エレン「まぁ、可愛いってのはちょっと頼りないみたいで嫌だけど」
エレン「似合ってない訳じゃないんですよね?」ニコ
ペトラ「も、もちろんよ!超~似合ってるわ!すっごく可愛い~…あっ…」
エレン「……いいですよ、別に」
http://i.imgur.com/Bo700kw.jpg
http://i.imgur.com/8ZgAUG7.jpg
エレン「ぺトラさんに可愛いって言われるのは、悪い気がしないです…えへへ」テレ
ペトラ(ズッきゅ~~~んvvvた、たまらん!)
ペトラ「ってコラ、エレン!さっきはよくもからかってくれたわね!」
ぺトラ「罰として……可愛い可愛いの刑よ!!」ガバッ
ぺトラ「はぁぁ~ん///かっっっわあいいいっ///」ナデナデナデナデ
ペトラ「可愛いっ!エレン可愛い、エレンきゅんわいいぃぃ~♪」コネコネコネコネ
エレン「ちょ、やめっ…やめて!くすぐっ…ペトラさ~ん///」
モー、ペトラサンッテバ
ダーメ、コレハセンパイカラノバツナンダカラー♪
キャッキャウフフ
ハンジ「…なぁにこれぇ、この外野感」
ハンジ「あそこだけ空間の色が違う!こっちなんて…」チラ
リヴァイ「ハンジぃ゛、もう一本あ゛けるぞおおぉぉ!」ボカッ
ハンジ「ッつ…」(チッ、悪酔いしてやがる…このジジイ…)
ハンジ「ハァ…いいなー私もあっちに混ざろっかな」
リヴァイ「」グテ~
ペトラ「ほーんと、エレンは可愛いなぁ…。…」
エレン「? ぺトラさん、どうかしましたか?」
ペトラ「…ね、ねぇエレン。その…もうちょっとだけいじってもいい?」
エレン「へ?いじる?」
ペトラ「うん、ちょっと楽しくなっちゃってね…」
ペトラ「ほら!ここってムサイ男ばっかでしょ、分隊長は研究ばっかりだし」
ペトラ「女性らしい楽しみなんて全然出来ないじゃない?」
ペトラ「だから…エレンの眉毛をいじってる最中、子供の時みたいに」
ペトラ「友達と化粧ごっこしてるみたいで楽しかったのよ…」カァー///
ペトラ「エレンが嫌じゃなければ、もう少し…」
ペトラ「いじってもいいかなぁ?なーんて」モジモジ
ペトラ「あ!もちろんエレンが嫌ならしなi
エレン「別にいいですよ」
ペトラ「本当に!?」ガバッ
エレン「はい、いつもぺトラさんには良くしてもらってるし」
エレン「俺なんかでぺトラさんが楽しんでくれるなら」
ペトラ「俺なんかんなんて…そんな、とんでもないわ!エレンがいいよー!」ウルウル
ペトラ「わーい!じぁ~、早速お化粧道具とか他にも色々持ってくる!!」
エレン「それより鏡が見たいんですけど…」
ペトラ「ダ~メ、それは完成してからのお楽しみ」フフッ
ハンジ「ふむふむ、何やら面白そうな展開に」ヤットカイホウサレター
リヴァイ「う゛っぷ…」グテ~
―20分後―
ペトラ「さーて、出来たわよ」
http://i.imgur.com/hk3D7lM.jpg
http://i.imgur.com/kPX5awD.jpg
ハンジ「ブゥウウッwwスゲェwwクラブのママみてぇwww」
ペトラ「キャーーー///エレンったら美人さーん///」
エレン「えっ…えぇぇー…気持ち悪くないですか?コレ…」
ペトラ「んまっ!贅沢言っちゃって」ペシッ
ペトラ「まつげ立てて、マスカラを少し塗っただけなのに…」
ハンジ「エレン…恐ろしい子…!wwwブフォッwwww」
ペトラ「エレンは素材がいいから…あまり余計な事はしない方がいいわね~」ポー
ハンジ「本当だねー、あ!私ピン止め持ってるちょっと付けてみようよ!」
ペトラ「ふっふっふっ!実はエレンが可愛くなる事は予想済み」キラーン+
ペトラ「そして、なんとココに!一昨年の忘年会で使ったウィッグが!」ジャーン!
エレン「何故に!?」
ペトラ「エッヘン!この間班の荷物を整理してる時に見つけたのだ」フンス
ペトラ「エレンの髪の色と丁度同じくらいだから」
ペトラ「いつか付けて遊ぼうと思ってたんだ~、早くも出番到来!」
エレン「なんっすかソレ」モー
ペトラ「グダグダ言わない、ほら!早く早く!」
エレン「えっと…どうなんですかね?」
ハンジ「おお…、コレは一気に変わったね」
http://i.imgur.com/qtTepup.jpg
http://i.imgur.com/dd9WvIX.jpg
エレン「凄く恥ずかしいですね///」
ハンジ「そうだサイド降ろしてみてよ」
http://i.imgur.com/1wL4WkV.jpg
http://i.imgur.com/pT1GxeE.jpg
ペトラ「う~ん、どっちもいいわね」ヌフフ///
エレン「2人で楽しんでないで、俺にもいい加減見せてくださいよ」
エレン「自分がどうなってるのか不安です!鏡貸して下さい!!」
ペトラ「ハンジ分隊長はどっちがいいと思います?」
エレン「って聞いてない!!」ガーン
ハンジ「そうだねぇ…私はモミアゲかなー」
ペトラ「だって♪エレン。うん!可愛い可愛い!」ナデナデ
エレン「だって♪って…ん?」
リヴァイ「あ゛ぁ~…」ムクリ
ハンジ「げっ!復活した!」
ペトラ「あ、兵長♪見てくださいよ!」
ペトラ「エレンってば可愛くなったでしょう?自信作です!」エッヘン
エレン「自信作って…」ハァー
ハンジ「ちょっとペトラwwwこの酔っ払いに感想求めんの?www」
リヴァイ「ん゛っ?なんだ?お前エ゛レ゛ンかぁ?」ジー
エレン「は、はい!…ど、どうでしょうかね~…ハハ」
リヴァイ「……」ジー
エレン(ウッ!見てる…超見てるよ)タラー
エレン(なんで?やっぱキモいのか?やべぇ…超こえええ)ダラダラ
リヴァイ「……」ジー
エレン(いや、でも悪いことは何もしてない!落ち着け…俺!)ガチガチガチガチ
リヴァイ「」スッ
エレン「!?」ペタ…
ペトラ(兵長がエレンの顔に手を置いて!?)
ハンジ(顔を引き寄せ、ペタペタしてる…だと?)
リヴァイ「おい、エレンよ」ペタペタ
リヴァイ「お前美しいな」
ハンジ「へぁ゛!?」
エレン「はぁ!?」
ぺトラ「え?…あ、ああああぁぁ!?」
ペトラ(こここ、コレって世に言うボーイズr…キャーー///)
ペトラ(だ、ダメダメ!絶対そんなのダメぇ///っでも今のエレンは…キャー///)
ハンジ「うわー…マジか、気にかけているとは思っていたけd
リヴァイ「これは高く売れる」
ペトラ「」
ハンジ「」
エレン「は?」(何言ってんだ?このオッサン)
リヴァイ「は?」
ハンジ「ちょ……リヴァイってばwwそれ褒めてるつもり?それとも冗談?」
ハンジ「エレンかわいそーwww」
リヴァイ「あぁ?何言ってんだ?冗談なわけあるか」
リヴァイ「売るぞコイツ、地下で」
ペトエレ「「 」」
ハンジ「…はぁ~、まったく。この酔っ払いが」ヤレヤレ
ハンジ「水飲んで少しは酔いを覚ましたr
ボコォッ!!
ペトエレ「「!?!?!?」」
ガッシャーン!!!
エレン「ハンジさん!ハンジさんが殴られた!?」
リヴァイ「うるせぇえええええ!!」
リヴァイ「いいか!ただでさえ調査兵団は予算すくねぇんだ」
リヴァイ「金…金がねぇんだよおおおおおおおお!!」バァン!
リヴァイ「おい、エレン!テメェに掛かった金だってタダじゃねーんだぞ」
リヴァイ「命を助けて貰った恩を、体使って少しは返しやがれ!!」
エレン「ガーーン!!」
ペトラ「エレン!危険だわ!私の後ろへ!!」
リヴァイ「邪魔だどけ!」ドスッ
ペトラ「キャッ!?」
ハンジ「ペトラ!!」
ペトラ「私は大丈夫です!気を付けてエレン!」
ハンジ「クッソ…、人類最強()と呼ばれるまでになったとはいえ」
ハンジ「所詮魂はゴロツキのままだったか!」
エレン「す…好かれているとは思っていなかったけど」ジワァ
エレン「へ、へへ兵長が俺の事を…」
エレン「そんな風に思っていただなんて」ポロポロ
リヴァイ「ほぅ、エレンよ…お前は本当に泣き顔が良く似合うな」テク…テク…
エレン「い、…いや…こ、来ないで」グズグズ
ハンジ(これはヤバイ!このままでは…)
カチャンッ…
ハンジ(? 酒の空きビン……ッ!)
ハンジ(リヴァイは私に背を向けている!)
ハンジ(加えておの泥酔状態のこの状況!今の奴になら…)
ハンジ(私でも隙を作るくらいのダメージは与えられる!!)
エレン「ひッ…ヒッグ!い…ヤダぁ…く、来る…なぁ」ガタガタガタガタ
リヴァイ「おい、なぜ怖がる?お前の尊敬する兵長だr
ハンジ「背中がガラ空きだぜ!!こんの!クズがああああああ!!!」
パリーンッ!
リヴァイ「──ツッ!?」ヨロ
ペトラ「今よ!今のうちに!に、逃げてエレン!」
エレン「ひゃ…ひゃあああああああい!!」ダダダー
ハンジ「ハァ…ハァ…、ペトラ君も今の内に出て行くんだ!」
ペトラ「で、でも!ハンジ分たi
リヴァイ「ってーな」ゴゴゴゴゴゴゴ…
ペトラ「」ガクガクガクガク
リヴァイ「おい…商品が逃げちまったじゃねーか…」
リヴァイ「どうしてくれんだ?ゴルァ!あぁッ?」
ハンジ「何してる!ペトラ行け!早く行くんだぁああ!!」
ハンジ「私は大丈夫、知ってると思うけど…」
ハンジ「コイツの暴力には慣れっこさ」ニコ
ペトラ「……分隊長…」
ペトラ「ヴッウゥ…、ズ…ズミマジェエエエン」ダダダー
バタン…
ハンジ「それでいい…ぺトラ」
リヴァイ「……」シュコー…シュコー…
ハンジ「なぁ~に、若い後輩達を守れたんだ、安いもんさ」
リヴァイ「覚悟は出来てんだろうな…クソメガネ…」コーホー…コーホー…
ハンジ「フッ、いいぜ!」
ハンジ「かかってきな!クソチビ野郎おおおお!!」ファイティングポーズ
ペトラ「ごめんなさい、ごめんなさい…分隊長」ダダダー
ドッカーン!!!!
ペトラ「!?」ピタッ
ペトラ(この音は……もしかして、嘘…やだ)グズッ
ペトラ「ハ、ハンジさぁあああああああん!!」
ペトラ「うっ…うっ…ぅぅぅ…」ペタン
――――――――――
アルミン「う、ううぅ~~ん。疲れた~」セノービ
アルミン(人より体力が少ないから、こうして隠れて特訓してるけど)
アルミン(やっぱり一人でってのは、限界あるかなぁ?)
アルミン(誰かに一緒に付き合って貰おうか……ん?)
ガサ…ガサ…
アルミン(ヤバイ!誰か来た!…って何隠れてるんだ、僕)コソ
ガサ…ガサ…
エレン「ハァ…ハァ…」
アルミン「!?」
エレン「……」キョロキョロ
エレン「…──!」ダダダー
アルミン(え、今の…いや、まさか…嘘だ)
アルミン(嘘だろ!そんなわけない!でも、今の人…どう見ても)
アルミン(……ミカサに伝えなくちゃ!)
――――――――――
エレン「ハァ…ハァ…」
エレン(勢いで城を出て、随分遠くまで来てしまったけど)
エレン(…ここ何処だ?)
エレン「はぁ~~~」
エレン(俺って馬鹿だな、オルオさん達に助けを求めれば良かった)
エレン(いや…説明長くなりそうだし、これで良かったか)
エレン「しかしよく考えたら、行くとこなんてない…」
エレン(城に戻っても…兵長の顔を見るのが怖い)
エレン(酔っていたとはいえ、あの眼は本気だった)
エレン(今帰っても、酔いが醒めてないとしたら…!)
エレン「ドナ・ドナ・ドーナ・ドーナ~♪仔牛を乗ーせーて~♪」
???「ちょっと、貴方大丈夫?」
エレン「ん?」
???「そんな所にしゃがみ込んで、具合でも悪いの?」
エレン「お、お前は!」
エレン「クリスタ!クリスタじゃないか!!」
クリスタ「え…?えぇっと、貴方はー…ッ!?」
ユミル「お~い、クリスター。何してんだよ、そろそろ戻ろうぜぇ」
クリスタ「あ!ユミル。それがe
ユミル「んぁ?なんだコイツ?また人助けかよ、懲りねーなぁ」ヒラヒラ
ユミル「ふーん、なかなか可愛い顔してんじゃねぇ…か?」
ユミル「って…お前どこかで…」
エレン「おい!俺!俺だよ!エレンだ、エレン・イェーガーだ」
ユミル「」
クリスタ「やっぱり!本当にエレンなの!?」パァァ!
エレン「え?なんだよ!ヒッデェなー、もう同期の顔を忘れt……アッ!」カオペタペタ
エレン「ち、違うんだ!クリスタ聞いてくれ!」アセアセ
エレン「この頭は、俺にそういう趣味があるんじゃない!」
エレン「コレにはちょっとした事情があってだな…」
クリスタ「違うの!私こそごめんなさい」アワワ
クリスタ「その、あまりにも違和感がないものだから…」
クリスタ「普通に女性だと思ってて、綺麗な人だなぁーって思って///」
ユミル「だぁーー!ふざけんじゃねぇ!!」
ユミル「最ッ悪!少し可愛いと思ったら死に急ぎ野郎かよ、萎えるわー」ゲー
クリスタ「ユ、ユミルったら!気にしないでね」
エレン「いや、自分でもキモいとは思ってるよ」
クリスタ「そんな事ないよ!」
クリスタ「すっごく似合ってるよ!ビックリしちゃったもん」
エレン「ありがとう…でも気を遣わなくていいんだぜ」
エレン「クリスタは優しいな」ニコッ
クリスタ「も、もぉ~!気遣ってなんてないよ。ほ、本当の事だし///」
クリスタ(うわぁ~///エレンに優しいって言われた、キャ~///)
ユミル「………」
ユミル「ところでエレン、お前どうしてこんな所いんだよ」
ユミル「特別班はどうした?クビになったかwww」
エレン「っるせーな!なってねぇよ!」ムー
エレン「っあ!それなんだけどよ、二人にちょっと頼みがあんだ」
エレン「お前らが居るってことは、ここは調査兵団の施設の近くなのか?」
ユミル「ああ、そうだけど。関係あんのか?」
エレン(そんな遠くまで来てたのか)
エレン「うん…とりあえず、俺をそこまで連れてってくないか」
ユミル「? まぁいいか、私達もちょうど帰ると所だったし」
エレン「すまない、二人ともありがとう!」パアァァ
クリスタ「お、お礼を言われるような事じゃないよ」カァー///
ユミル「……?」
ユミル「んじゃー早速行くか、此処からすぐちかk
クリスタ「エレン!こっちだよ!早く早く!」グイグイ
ユミル「え?クリスタ?何言ってんだよ、そっちは遠まわr
クリスタ「此処からはちょっと遠いの~♪」
クリスタ「迷っちゃうと大変だから、私にちゃんと着いて来てね」
エレン「ああ!おい、何やってんだユミル?置いてくぞ~」
クリスタ「おいてくぞ~♪」ニコニコ
ユミル「クリスタ?え?えっ?んっ?」
クリスタ(エレンには遠回りさせちゃって悪いけど)
クリスタ(せっかく久々に会えたんだから!!)
クリスタ(兵舎に帰ったら、どうせすぐに)
クリスタ(ミカサやアルミンに取られちゃう…!)
クリスタ(こんな機会滅多にないんだから、少しぐらい長くお話したいもん!)
クリスタ(訓練兵時代…エレンの周りには常に人が居て)
クリスタ(常に何かの話題で盛り上がっていた)
クリスタ(話題には入れない、話しかけようとしてもタイミングが合わない)
クリスタ(いつも私は、遠くから眺めているだけだった)
クリスタ(時折…馬の事で聞きたい事があると)
クリスタ(エレンに声をかけられる事があった)
クリスタ(その時だけが…彼との唯一の接点)
クリスタ(名前を呼ばれるだけで、心臓が止まりそうなくらい嬉しかったな!)
クリスタ(でもエレンからしたら、私なんて仲間の一人にすぎない…)
クリスタ(いいえ…沢山居た訓練生の、言葉を交わした事のある人間の一人で)
クリスタ(印象なんてほとんど無いのかもしれない)
クリスタ(そして私がモタモタしている内に、エレンは遠くへ行ってしまった)
クリスタ(そんなエレンが私の目の前に居て!)
クリスタ(名前を覚えていて!私を頼ってくれている!)
クリスタ(これは神様が与えてくれたチャンス!!)
スタ…
クリスタ(これを機にもっとお近づきになる!)
オーイ…イテ…スタ
クリスタ(班は違うけど、同じ調査兵団!
クリスタ(印象を強めれば何かあった時、私を頼って来てくれるかも///)
エレン「クリスタ!!」
クリスタ「へ?」
エレン「もぉー!ずっと呼んでんのにボーっとして」
ユミル「どうした具合でも悪いのか?」オロロ
クリスタ「え…な、なんでもないの。ごめんなさい…」
クリスタ(エレンに恥ずかしい所見せちゃった…)トホホ
エレン「よし!じゃー先を急ごうぜ!早く皆に会いたい!」
クリスタ「う、うん…」
ユミル「………」ジー
――――――――――
バァンッ!!
アルミン「ミカサ!ミカザァア゛アア!」
ミカサ「アルミン、どうしたの?そんなに慌てて」
アルミン「ミカサ!っとハンエスさん!?」
アルミン「何故ここに?」
ハンネス「ああ、ちょっと用事ついでにお前らの顔を見に来たぜぇ」
アルミン「そうなんだ…って!丁度いいや」
アルミン「二人とも大変なんだ!聞いて!聞いて!」アタフタ
ミカサ「ちょっと…アルミン落ち着いて、落ち着いて話して」
アルミン「う、うん…ハァ…ハァ…」
アルミン「僕、見たんだ。見ちゃったんだ…」
ミカ・ネス「「?」」
アルミン「見ちゃったんだ…カルラさんを!!」
ミカ・ネス「「………」」
ミカサ「……はぁー。こらっ、アルミン」コツンッ
ミカサ「もう何年も経ったとはいえ」
ミカサ「言っていい冗談と悪い冗談があるでしょう?」
ミカサ「貴方は頭のいい子、それくらい分かるはず…」
ミカサ「エレンがこの場にいなくて良かった」
ハンネス「そうだぞ…お前がそんなこと言うなんて、一体どうした?」
アルミン「違う!嘘じゃないよ!」
アルミン「本当に見たんだ!この目で…見たんだ」フルフル
ハンネス「嘘を言ってる様には見えねぇな…」
ハンネス「でも、カルラはもういない……」
ミカサ「…そうね、アルミンがそんな嘘を付くはずないものね」
ミカサ「怒ってごめんなさい、きっと見間違えたのね」ナデナデ
アルミン「………」
アルミン「そっか…そうだよね、僕こそ変な事言ってごめん」シュン
アルミン「でも本当にそっくりだったんだ!」
ミカサ「ええ、アルミンが見間違えちゃう程だもの」
ハンネス「でも興味湧いたな!」
ハンネス「アルミン!よーく思い出してみ…どんな人だった?」
アルミン「う、うん…。顔は間違いなくカルラさんだった」
アルミン「ただ、ちょっと気が強そうな感じで幼さもあったかも」
アルミン「あ、たしか背は高い感じだった…ミカサと同じくらい」
ミカサ「気が強そうで、私と同じくらいの身長か…」
アルミン「う~ん…。落ち着いて思い出したら、やっぱり全然うね」
アルミン「そういえば…その人、兵士服着てたんだよね…」
ミカサ「兵士服?」
ハンネス「兵士服か…確かに、一般人はここいらに居るわけねぇもんな」
ハンネス「でもこの辺にいたって事は、此処の奴だろ?」
ミカサ「そんな人が居たら私が見逃すはずはない」フンスッ
アルミン「ハンネスさんみたいに、用事で此処に来たのかも」
ハンネス「お前らが知らないだけで、カルラの親族だったり…とか?」
ミカサ「だったら大変!それこそ、一刻も早くその人を捜さなくては!」
ミカサ「今すぐ捜しに行こう!」ガタッ
アルミン「そうだね!見つけたらエレンきっと喜ぶかも!」ガタッ
ハンネス「ってお前ら!ちょっと待てよ、コラー!」
――――――――――
クリスタ「へぇー、特別班の人達って面白いんだね」
エレン「だろー!変人集団って、陰で言われるくらい濃いメンツなんだぜ」
ユミル「ヘッ、そう言うオメェーも今じゃその中の一人だろwww」
エレン「う、うるせぇ」
クリスタ「私は怖そうな人達ばかりだと思ってたなぁ」
エレン「ハハハ、それはリヴァイ兵長だけだってwww」
クリスタ「フフフ、エレンったら……今日はいい日だなぁ…」
エレン「ん?いきなりどうした?」
クリスタ「ねぇエレン…」
クリスタ「私たちって、訓練兵時代あんまり喋った事なかったよね?」
クリスタ(言ってしまったあああああ!)ジタバタ
エレン「え?まぁ…言われたらそうかもな、特別絡んではなかったな」シレ
クリスタ(うぅ、そんなハッキリ言われると…ちょっとショック)
クリスタ「だよね~…」トホホ
エレン「でも、俺はお前の事よく見てたよ」
クリスタ「へッ!?」カァー///
ユミル「ハァッ!?」
エレン「男子の間では、クリスタの話題がよく出たんだ」
エレン「クリスタは優しいとか女神だ~。っとか」
クリスタ(キャ~///コレって、エレンに褒められ……てる?)
エレン「でも俺、なかなかクリスタがどの子か覚えられなくて」
クリスタ(ガーン!!)
エレン「その度に教えてもらって、目を離したら忘れちゃうから」
エレン「頑張って覚えるように、一日見つめてる時期があったんだ」
クリスタ(クアァッ///…一日中だなんて///)
ユミル(こいつ…もしや真性の馬鹿なんじゃねーの…)
エレン「だから俺…皆の受け売りだけど」
エレン「クリスタの事詳しいんだぜ」ニカ
クリスタ(はぁ~ん///私もまだ少しだけど、エレンの事詳しいよおおお///)
クリスタ(私だってズゥーっと見てたも~ん♪)
クリスタ「そ、そうなんだ///わ私はエレンの事まだ…詳しく知らないかも」
クリスタ「だから、こうしてゆっくりお話出来て嬉しいなって」エヘヘ///
エレン「……俺の方こそ」
エレン「俺の方こそ、こんな身体になっちまったのに」
エレン「お前ら受け入れてくれてるじゃねぇか…」
エレン「今もこうして、迷った俺を助けてくれて」
エレン「今日だって、本当は怖かったんじゃないか?あんま無理するなy
クリスタ「そんな訳ないじゃない!!!!」
クリスタ「どうしてそんな事言うの?私、本当にエレンに会えて嬉しいよ!」
クリスタ「嘘じゃないよ!本当だよ!!」プルプル
ユミル「……」ジトー
エレン「う、分かった!分かったから。変な事言ってごめんごめん!」
エレン(ビックリした…、クリスタも怒鳴るんだな)ヒー
エレン「いやぁ~!クリスタは優しいから」
エレン「気遣ってくれてるのかなぁってな」ハハハ…
クリスタ「もぉ~、今のはあんまり嬉しくないなぁ」
ユミル「テメェ言っとくが、私の嫁は同情で優しくなんてしねーよ」
エレン「悪かったって。ユミル、案外お前も優しいよな」
ユミル「ブゥーッ!?」
ユミル「何言ってんだテメェ!殴るぞ!!」カァー///
クリスタ「クスクス…」(もっと話したいな、話題イッパイ作らなきゃ)ルンルン♪
アルミン「あ!クリスター!」
クリスタ「」
アルミン「ここら辺で、焦茶の髪のじょせ…ッ!?」
アルミン「嘘……居た…」
クリスタ「嘘…」(何で居るの…)サー
エレン「アルミン!アルミンだー!久しぶりぃいいいい!」ダキー
アルミン「わ、わあ!?」カァ///
アルミン「あ…あの!どどどうして僕の名前を///」
ミカサ「アルミン!もしかしてその方が!」
アルミン「み、ミカサぁ~…助けt
エレン「ミカサッ!!」パァァァァ+
クリスタ(…また…なんで来ちゃうのおおおお!)ズーン
ミカサ「ッ!?…本当だったんだ」
ミカサ(本当にカルラおばさんにそっくり、しかし…)
ミカサ「何故、私の名前を知っている?」
エレン「え!」
エレン(やっぱりこの格好だと、ミカサでも分らないのか)ショボーン
ミカサ「っと言うところだったけど!エレン貴方だったのね!」ビシィ!
アルミン「え、えぇええええ!エレン!?」
エレン「うぅぅ、ミカサ~!」ギュウ
クリスタ(!?)
エレン「お前ならスグに分かってくれると信じてたぜぇ~」ウルウル
ミカサ「家族なので当然。エレンなら尚更///」エッヘン
クリスタ(わ、私だって、言われる前に分かったもん!)
エレン「アルミンは酷いな~…親友の顔を忘れるなんて」チラ
アルミン「な!そ、そんな格好してるのが悪いんだろ!!」
アルミン「っていうか!何でそんな格好してるんだよ」
アルミン「僕、変な勘違いしちゃったじゃないか///」モゴモゴ
エレン「変な勘違い?」
アルミン「そ、それは…」モジモジ
ミカサ「それはとりあえず、兵舎に戻ってから話そう」
ミカサ「エレンが何故此処に居るのか…」
ミカサ「何故そのような素晴らしい格好をしているのかも聞きたい」
エレン「俺も今、そっちに行こうとしてたんだ!」
エレン「へへへ…///お前等とずっと話したかったんだ!」ニカッ
ミカサ「私もゆっくりエレンと話したい。ね、アルミン」
アルミン「あはは~、そうだねー」(恥ずかしい事になったなぁ…)
ハズカシイコトッテナンダヨ
エ!アトデオイオイワカルヨ
フフフ
クリスタ(あーあ…あうぅぅ)
クリスタ(ほらね、分かってましたよ。どうせこうなる事は)ガックリ
クリスタ「………」
ペチャクチャペチャクチャ
クリスタ「……ハァ」ジー
ユミル「……クリスタ、どうした?急に元気が無くなったけど」
クリスタ「う、ううん!なんでもないよ!」
クリスタ「エレン、アルミンとミカサに会えて良かったね…」
ユミル「………」
――――――――――
エレン「えぇえええ!俺を母さんと間違えた!?」
エレン「ありえないだろ、それ」
クリスタ(エレンのお母様?)
アルミン「で、でも今見てもそっくりだと…思うよ」エヘヘ
エレン「なわけねぇだろ」
ミカサ「いいえ、アルミンの言う通り」
ミカサ「今のエレンはおばさんの生き写し」
ミカサ「私が言うのだから間違いない」フンス
ハンネス「ああ、始め見た時はたまげたぜ!」
ハンネス「スッゲー似てるぞ、化けるもんだな~」
エレン「ハンネスさんまで…て言うか何だよ、化けるって」ムカ
ミカサ「ところでエレン」
ミカサ「貴方の今の状況はどう言う事なのか、そろそろ話して」
ミカサ「貴方が此処に居るのは、私はとてもとても嬉しい」
ミカサ「それはもう、ずっと此処に居て欲しいくらい」
ミカサ「しかし…クソチビ率いる冷酷残忍な特別班が」
ミカサ「貴方に監視も付けないで、自由に外を歩かせるなんて考えられない」
エレン「ミカサ!残忍なんて失礼だろ、残忍なのは兵長だけだよ」シレ
ミカサ「まぁ…その外見に関しては、よくやったと言わざる負えない」コホン
ミカサ「とても素晴らしい」トロ~ン///
クリスタ(ハイハ~イ!私もそれには同感でーす///)
エレン「こ!この格好は、ちょっと遊んでて色々あったんだよ」
エレン「出歩けるのは……お、俺が頑張ってるから」
エレン「ご褒美に、きゅ、急遽外出許可が出たんだよ」アセアセ
アル・ネス・ユミ(((嘘付くの下手過ぎだろ…)))
ミカ・クリ((嘘付くの下手なエレンきゃわわ///))
アルミン「まぁ、そおいう事にしておくとして」
アルミン「頭は遊んでただけなら、戻しちゃえばよかったのに」
エレン「いいや、それはちょっと嫌なんだよ…」
エレン「そ、それより鏡かしてくれね?」
エレン「実は俺、まだこの頭になって鏡見てないんだ」
アルミン「そうなの?」
ミカサ「わかった、今持ってこよう」
エレン「か、母さんに似てるなんて、ちょっと気になるだろ///」
ちょっとここで遅ればせながら
見てる人ありがとうございます
コメントまで付けてくれるなんて、うれしいです
エレン「まぁ生き写しってのは、お前らの言い過ぎだろうけど」
ハンネス「いんや、腰抜かすぜ~www」
ミカサ「お待たせ、鏡持ってきた」
エレン「さんきゅーミカサ!どれどれ、どんな感じ」
アルミン「どう?かなり近いと思うんだけどなー」
アルミン「やっぱり自分は自分?」
エレン「………」
ハンネス「どうした?流石に自分の女装はキツかったか?www」
エレン「………」
エレン「……カ…サン」ポロ
一同「「「「「!?」」」」」
エレン「あ!?…お、俺何で……」ポロポロ
エレン「あれ?あれ?なんで…え?」ポロポロ
エレン「止まんね…なんだこれ、ちきしょう」グズグズ
ミカサ「エレン……貴方、もしかして」
クリスタ「え?え?どうしたのエレン!」オロオロ
アルミン「……きっと鏡を見た瞬間」
アルミン「あまりにも本人に似てるものだから、まるで生きたカルラさんが」
アルミン「今ここに、居るように思っちゃったのかもね」
クリスタ「生きた?カルラさん?」
アルミン「…エレンのお母さんは、もうこの世界には居ないんだ」
クリスタ「!?」
アルミン「……5年前のあの日…巨人に喰われた」
クリスタ「そ、そんな…」
エレン「クッソ…こんな、思い出して泣くなんて恥ずかしいな」グズグズ
ミカサ「……エレン…御免なさい」
ミカサ「軽はずみに、似てるなんて言ってしまって」
ミカサ「エレンはおばさんが大好きだったから」
ミカサ「当然喜んでくれるって、勘違いしてた」
ミカサ「貴方に悲しい思いをさせてしまうなんて、考えてもみなかった」
エレン「…って、何でお前が謝るんだよ」クシクシ
ミカサ「しかし……不謹慎かもしれないが、今この瞬間は」
ミカサ「エレンとおばさんが同時に居るみたいで、私は凄く嬉しい」テレテレ
アルミン「うん、エレン。僕もごめん」
アルミン「そしてミカサも言う通り」
アルミン「なんか僕も、カルラさんが居るみたいで嬉しいな」
アルミン「カルラさん、僕が両親を亡くした後」
アルミン「よくお母さん変わりだって、抱っこしてくれたよね」
アルミン「なんか、今のエレンを見てると…凄く落ち着く」ギュゥ
エレン「な、なんだよお前ら皆して///」
エレン「コラ!人をからかうんじゃない///」プンプン
ミカサ「フフフ、今のエレンはお母さん見たい」
エレン「なんだよ!じぁ母さんの真似でもするか?」ムー
アルミン「いいね!じゃー、今日は僕らは子供に戻って」
アルミン「カルラさんもといエレンに甘えちゃおうか、ミカサ?」ギュー
ミカサ「それは名案」ギュー
ハンネス「ハハハ、俺は流石に戻れないか…」
エレン「なんだそりゃ、しゃーねー!」
エレン「今日一日母さんになり切って見せるぜ!!」
サッソクダメジャナイカ
イ、イマカラダヨ
クリスタ「………」
クリスタ「……自室に帰ろっか」ボソ
ユミル「……いいのか?お前あいつの事s
クリスタ「ユミル!?なんでッ///」バッ!
ユミル「今日知ったけどバレバレだわ、次はいつ会えるのか分らねぇぞ」
クリスタ「……ううんいいよ、お邪魔しちゃいけない雰囲気だしね」
クリスタ「っと言うより、あんな話聞いてたら」
クリスタ「私なんかが此処に居るのは申し訳ないよ」
クリスタ「ソーとっ出て行こう」シー
ユミル「……ああ」
エレン「おい!どこ行くんだよお前ら!」
クリスタ「へ?」
エレン「お前らもこっち来いよ!」コイコイ
クリスタ「え、え!でも、私たち部外者だし」
エレン「部外者?何言ってんだ?」
エレン「今日お前、俺の事綺麗な人って言ってくれただろ…」
エレン「普段だったら全然嬉しくなかったけど」
エレン「今日はなんだか、母さんの事言ってくれたみたいで」
エレン「思い出したら嬉しくなっちゃったぜ」ヘヘヘ///
エレン「来いよ!今からお前達に、俺の母さんの自慢話してやるよ!」
エレン「それに今日の俺は一日母ちゃんだぜー!」
ユミル「何言ってんだか、しかも母親の自慢話って…とんだマザコンだな」アキレガオ
クリスタ「エレンのお母さんのお話…」
クリスタ「フフ…じゃ~お邪魔しちゃおっかな!ね、ユミル!」
――――――――――
コンコンッ
ミカサ「はい」
ペトラ「調査兵団特別作戦班!ペトラ・ラルです!」ビシッ
ペトラ「こちらにエレン・イェーガー新兵が居ると聞いて!」
エレン「あ、ペトラさんだ!」ガタッ
ペトラ「エレン!ちょ、ちょっとお邪魔します!」グイグイ
ペトラ「エレーン!探したわー、迎えに来たのよ」ギュー
ペトラ「城の周りを捜したけど、なかなか見つからなくて」
ペトラ「もう戻る気がないのかと、心配したんだから…」ギュー
ミカサ「<●> <●>」ジトー
クリスタ「………」ジトー
エレン「すみません俺自身、道に迷っちゃって」
ペトラ「ううん…あんな事になるなんて、私も思わなかったもの」
ペトラ「皆さん、エレンがお世話になったようで」
ミカサ(なんなのこの人、自分の物気どり…?)
ぎゃあああああああ
専ブラ使ってたら書き込むスレ間違えたああああああ
ミカサ「いえ、私は家族なので当然の事をしたまで」
エレン「あの…それで兵長は?」
ペトラ「大丈夫よ!もうすっかり酔いも醒めて、今は反省してるみたい」
ペトラ「早くエレンを連れて来いって、謝りたいのかもよ」フフ
エレン「あの兵長がですか?プッw信じられませんww」
ミカサ「ちょっと待って…?」
ミカサ「エレン、あのチビに何かされた…の?」ゴゴゴゴゴゴ…
エレン「い、いや…あの」ギクッ
エレン「ちょっとしたトラブルがあっただけだよ」
ミカサ「トラ…ブル?やっぱり、何かされたのね…」サー
ミカサ「許さない…許さない。あのクソチビ…今すぐ削ぐ」ゴゴゴ…
アルミン「ちょ!ミカサ落ち着いて!」ガシッ
ミカサ「エレン、詳しく教えなさい!はぐらかさないで!!」ガシッ
エレン「ぺぺぺトラさん、帰りましょう!」
エレン「もももう夜も遅いですし!」ダラダラ
ペトラ「そそうねっ、そうしましょう!」(あの子怖い…)ガクガク
エレン「じゃ、じゃーなお前ら!またな!」スタコラ
ミカサ「アルミン放して!!」
ペトラ「お、お邪魔しました」サッサー
ミカサ「エレン待って!待ちなさい!」
バタン…
クリスタ「行っちゃった…」
アルミン「もぉー、ミカサが追い詰める所為で」
アルミン「エレン帰っちゃったじゃないか!!」
クリスタ「もっとエレンと…お話し出来ると思ったのに」チェー
ミカサ「あ、うぅ…ごめんなさ」シューン
ハンネス「まぁまぁ、お前らこれが最期って訳じゃ無いんだぜ!」
ハンエス「また会える、そうだろ?」
ミカ・アル「「うん!」」
ミカサ「それよりクリスタ、貴方先ほどエレンと話したかったっ…と」
ミカサ「言っていた様に聞こえたけど?」チラ
クリスタ(ギクゥ!)「え!そそそんな事言ってたかな~」スットボケ
ユミユ「恥ずかしがるなよクリスタ」
クリスタ「ゆ、ユミル!な、何言って!!」
ミカサ「ふ~ん、此処に居る皆とねぇ」ジトー
クリスタ「そ、そうなんだー!えへへ…」ダラダラ
ミカサ「そお、では親交を深める為に」
ミカサ「私の部屋に行って、じっくり話しましょう…クリスタ」
クリスタ「え!でででも、そろそろ夕飯の時間じゃないかなぁ」(イヤァ~!!)
ミカサ「夕食が終った後で、私の部屋に来ればいい」
クリスタ「で、でも!その後はお風呂が…」(ヒェエエエエ)
ミカサ「ふ~ん、此処に居る皆とねぇ」ジトー
クリスタ「そ、そうなんだー!えへへ…」ダラダラ
ミカサ「そお、では親交を深める為に」
ミカサ「私の部屋に行って、じっくり話しましょう…クリスタ」
クリスタ「え!でででも、そろそろ夕飯の時間じゃないかなぁ」(イヤァ~!!)
ミカサ「夕食が終った後で、私の部屋に来ればいい」
クリスタ「で、でも!その後はお風呂が…」(ヒェエエエエ)
ユミル「おいミカサ!私のクリスタをイジメんじゃねー!」
ミカサ「イジメ?何故?私がクリスタを苛めるなんてとんでもない」
ミカサ「巨人になる力を得た…今のエレンを貶め遠ざける人は多い」
ミカサ「でもクリスタは、興味を持って、友達になりたいと言ってくれた」
ミカサ「その言葉が偽りでないのなら、私はそれがとても嬉しい」
ミカサ「クリスタ、エレンの事が知りたいのでしょう?」
ミカサ「私がエレンの事を沢山教えてあげる」
ミカサ「もちろん、恥ずかしい事もね」フフ
クリスタ「はい!行きます!今すぐ行きます!!」
クリスタ(エレンの恥ずかしいところか~///)ドキドキ
ユミル(えぇー…)
アルミン「なんか、女子は盛り上がってるね」
ハンネス「そうだな…俺もそろそろ帰ろっかな」ヒラヒラ
――――――――――
ペトラ「その頭、崩さないでいてくれたのね」
エレン「はい、せっかくペトラさんがしてくれたのに、許可なく戻せませんよ」
エレン「ぺトラさん俺をいじってる時、凄く楽しそうだったし」
エレン「勝手に戻したら、悲しませちゃうと思って」
ペトラ「もう、エレンったら///」キュン
ペトラ「またするつもりだったから別によかったのに」テレテレ
エレン「え゛ぇ!?」
エレン「あんな事があったばっかりですよ」
ペトラ「えぇ~、ダメかなー?」
エレン「まぁ、いいですけど」ハァー
エレン「俺も、悪い事だけじゃなかったから。家族や同期にも会えたし」
エレン「いい思い出にも浸れたし、一瞬だけど…」
エレン「…ずっと会いたかった人に、会えた気がしました」
ペトラ「? 会いたかった人…?」ピクッ
ペトラ「あ!着いたわよ」
エレン「………」ブルッ
ペトラ「安心して。もう随分時間も経ってるし、醒めてるって言ったでしょ」
エレン「はい…、でも兵長のあの言葉が気になって」
エレン「酔ってたとはいえ、心のどこかでそう思ってないと…」
エレン「あの言葉は出てこないと思います…」
ペトラ「……エレン」
ペトラ「今すぐ信用しろなんて、難しいかもしれないけど」
ペトラ「兵長は本当に貴方を気にかけて居るのよ」
ペトラ「もう一度チャンスを頂戴、言い訳くらいさせたあげて」
エレン「チャンスなんて、何言ってんだすか」
エレン「どうせ行く所なんてないし、俺の命は兵長が握ってるんですよ」
エレン「嫌われていたなら、それはそれで…」
エレン「殺されない程度に、精々反抗してやりますよ!」ニカッ
ペトラ「エレンったら…」フフフ
ペトラ「じぁー、入るわよ。いいわね」
エレン「は、はい」ゴクッ
ガチャ
ハンジ「エレェエエエ~~~~ン!!」
ハンジ「やっと帰ってきた~!心配したよー!」ガバッ
ハンジ「どこ探しても居ないって言うから」
ハンジ「憲兵に誘拐されたかと思っちゃったよ~」
エレン「ハンジさん!その顔は!!」
ハンジ「え~ん酷いでしょ~、あの馬鹿のせいで」
ハンジ「可憐なお顔がアンパンマンになっちゃったよぉおお!」シクシク
ハンジ「後ろ向いてないで私に謝れよ~!謝れよ~!」
リヴァイ「……誰が可憐だ」ボソ
エレン(ヒィイイイ…居たよ…)ビクッ
グンタ「おう、エレン!お前…本当にエレンか?」ポンッ
エレン「わっ!グンタさん、エルドさん!」
エルド「こりゃ驚いたなぁ、一瞬カワイ子ちゃんが入って来たかと思ったのに」
エルド「ハンジ分隊長の一声で、度肝抜かれたぜ」トホホ
オルオ「フンっ、気色悪いガキだな…巨人のなるかと思えば」
オルオ「今度は見事に女になりやがるなんて、本当に気色悪いぜ」
ペトラ「それ、蔑んでんの?褒めてんの?
オルオ「おい!新兵如きが先輩達を、散々駆け回らせた事に対して」
オルオ「何かねぇのか?一言あるんじゃねぇのかぁ?」
ペトラ「オルオちょっと黙れ」
エレン「皆さん…お忙しい中迷惑掛けて、本当にすみませんでした」ペコリ
オルオ「フッ、まぁ許してy
エルヴィン「いいや、君が謝る事じゃないよ」
エレン「団長!」
ペトラ「オルオ死ね!!」
エルヴィン「掃除を頼んだ私に非がある、まさか私が出て行ったあと」
エルヴィン「二人がハメを外し過ぎて、あんな事が起きたなんて」
エルヴィン「本当に申し訳なかったね、怖かったろう」ナデナデ
エレン「いえ…団長は関係ないにの」
エルヴィン「いやぁ~しかし、本当によく似合ってるね。美人さんだ!」
エレン「美人って……ペトラさんの腕が良かったんです」
ペトラ「まぁ、エレンったら」テレテレ
エルヴィン「性別を言われなきゃ、その体格でも男と気付くのは難しいよ」
エルヴィン「ずっとその格好で居て欲しいくらいだよ」ハハハ
エレン「な、何言ってんですか団長!」プン
エルヴィン「どおして?此処ももっと華やかになるのに」
ペトラ「うんうん♪」
エルヴィン「な?そうだろうリヴァイ」
エルヴィン「いい加減こっち来て、エレンに頭の一つでも下げたらどうだね」
リヴァイ「……チッ」ガタッ
エレン「へ、兵長…」ビクビク
リヴァイ「エレンよ…今日は悪かったな」
エレン「いえ…酔っていたのですから、仕方ないです」
ハンジ「おぉー!リヴァイが謝ったぞ!私にも謝れー!」
ペトラ「良かったねエレン!」パチパチパチ
エルヴィン「リヴァイ、それだけか?」
エルヴィン「酷い事を言ってしまったんだろ?」
ハンジ「そーだ!そーだぁ!エレン可哀想~、ドイヒ~www」
リヴァイ「……クソがっ」クッ
エレン「いいですよ!謝ってくれたんですから」
リヴァイ「………」
リヴァイ「おい、一度しか言わねぇぞ…よく聞けエレン」
リヴァイ「恩を返せなんて、せこい事言ってすまなかったな」
リヴァイ「その上、地下に…あんなきたねぇ場所に」
リヴァイ「お前を売り飛ばそうとしていたなんて…」
エレン「兵長…もう気にしないでくさい」
エレン「兵長が反省しているというお気持ちは伝わr
リヴァイ「お前みたいな上玉は、内地で出張ホステスとして」
リヴァイ「糞貴族共に高級品を貢がせ、巻上げるさせるべきだったよな」
エレン「………」
リヴァイ「なんて顔してんだテメェ?」
リヴァイ「なんだ?それとも内地に部屋でも借りて、キャバクラでも開くか?」
エレン(一体兵長は何の話しているだ?)
リヴァイ「それかお前ぐらいのべっぴんだったら」
リヴァイ「シーメール好きが寄って集って来るだろう」
リヴァイ「いっそソープにするか?デリヘルがいいか?」
リヴァイ「安心しろ、奴ら貴族は地下の野郎どもより清潔だ」
ペトラ「」
ハンジ「」
野郎一同「「「」」」
エルヴィン「」ビキビキィ♯
リヴァイ「? 何だよ?」
リヴァイ「は?」
おわり
あー終わった、スッキリしました満足満足
他スレに誤爆するご迷惑もかけてしまったが
恥も外聞もかなぐり捨てて書いて良かったです
読んでくれた方々ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
兵長…
へーチョー(笑)
兵長指示を!(地下か貴族か)
兵長ワロタwww
兵長ェ‥
アンパンマンww