芽衣子「来たよーっ、ドイツ!! ずっと来たいと思ってたんだーっ」キャッキャ
P「芽衣子、はしゃぎすぎだよ」
芽衣子「む、Pさん冷めてるっ。ドイツ興味ないの? ドイツだよドイツ!」キャッキャ
P「いや、興味ないとかあるとかじゃなくてさ……これ仕事だよ? 旅行じゃないんだよ芽衣子」
芽衣子「わ、わかってるけどっ。オフタイムくらいあるでしょっ。楽しまなきゃ!」
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P「まあ、仕事もちゃんとしてくれれば文句は言わないよ」
芽衣子「もっちろんっ! 旅先の私はいつもの10倍の速さで動くんだからっ。ほらっ」シュンシュン
P「せいぜい1.5倍ってところだな」
芽衣子「Pさんノリ悪いなあ。えいっ」シュンシュン
独人「HAHAHAHA!」グビグビ
P「お。芽衣子、現地の人に大ウケみたいだぞ。よかったな」
芽衣子「えっ嘘?」
独人「@;:・%&$!#~>*‘<|」
P「や、やっぱり欧米人気さくだな……全然何言ってんのかわかんないけど。つか昼間からビール飲んでる……」
芽衣子「ダンケ! ダンケ! イヒハイセメイコナミキ!」
P「」
独人「Oh! &%$#)=)(!=~|+<」グビグビ
芽衣子「バイバーイ!」ブンブン
P「行っちゃった」
芽衣子「ふー、さっそく現地の人とコミュニケーション! 旅はこういうのがあるから楽しいんだよー!」
P「芽衣子すごいな。ドイツ語話せるのか」
芽衣子「え? ううん全然」
P「え、意思疎通してたよな?」
芽衣子「ノリだよノリ! 身振り手振りと表情でだいたい伝わるもんだよ」
P「おおらかだな……海外では危ないことだってあるんだから、ちょっとは気をつけろよ?」
芽衣子「はーい」
P「返事はいっちょ前ね」
芽衣子「今回の滞在期間って何日だったっけ?」
P「えーっと、約2週間だな。芽衣子の出番は後半に集中してるから」
P「前半は割と遊び倒せるぞ」
芽衣子「ほんと!? 遊び倒していいの!?」
P「あくまで仕事で来たっていう良識の範囲でな。経費で落ちるのにも限界がある」
芽衣子「わー、行きたいとこたくさんあるんだー! いろいろ行っちゃおうっと♪」
P「一緒に来てる上条さんなり伊集院さんなり、仲間と一緒に遊んできたらいいんじゃないか」
芽衣子「あれ、Pさんは?」
P「俺は準備とかあるから……お前たちほど自由時間はないよ。まあ当然だよ」
芽衣子「えぇーそうなの? つまんないなー」ショボン
P「なんでだよ」
芽衣子「Pさんと一緒に回りたかったもん」
P「ええ?」
芽衣子「荷物持ってもらえるしさっ」
P「絶対持たない」
芽衣子「ぶぅ」
P「芽衣子、この数日は楽しめたか?」
芽衣子「うんっ。いろんなところ行けたよ! ケルン大聖堂も、ハンブルクの港も!」
P「そうか。リフレッシュできたんだな」
芽衣子「もっちろん! だからこの後は……しっかりお仕事、がんばるね!」
P「うん。そうしてくれ。はい、これが今回の衣装な」
芽衣子「わあ……な、なんか今までより……」
P「どうかしたか?」
芽衣子「ろ、露出増えてない……?」
P「まあ、それくらいはな」
芽衣子「それくらいって……ちょっと恥ずかしいかも」
P「おおらかに行こう。おおらかに」
芽衣子「うう///」
P「リハーサルの前に一度着てみてくれるか? ちゃんと見ておきたいし」
芽衣子「わ、わかったー……」
芽衣子「うう……」
P「……」
芽衣子「やっぱり……布少ない///」
P「ダンサーがコンセプトだしな」
芽衣子「ダンサーの人に怒られるよ……」
P「……よく似合ってる。恥ずかしがることない」
芽衣子「ほんとに?」
P「ほんとに。芽衣子かわいい」
芽衣子「軽いなあもう……でも、うんっ。頑張れる気がしてきたよ。るるっるる~ん♪って」
P「……そうか」
芽衣子「? どうしたのPさん。いきなり神妙な顔しちゃって」
P「本当に……海外でLIVEができるなんて。すごいよなって」
芽衣子「……ああ」
P「世界を飛び回る、なんて……いくらなんでも遠すぎる夢だと思ってたけど」
P「がんばったな、芽衣子」
芽衣子「……もうっ」
P「芽衣子?」
芽衣子「私一人ががんばってきたわけじゃないよ」
芽衣子「アイドル活動って、プロデューサーとの二人旅みたいなものだと思うんだ」
P「二人旅?」
芽衣子「そうっ。私はずっとPさんと一緒に、アイドルの世界を旅してきたの。二人で一緒に」
P「一緒に、か」
芽衣子「うんっ。この旅には、大きい鞄とか重たい荷物なんていらないんだ」
芽衣子「Pさんが一緒にいてくれたら、それでじゅうぶん。それだけで楽しくて、それだけでがんばれる」
P「芽衣子……」
芽衣子「旅のプランはいつもPさんが出してくれた。これからも、そうでしょ?」
P「ああ、もちろん。どこに行くにも一緒だ」
芽衣子「うん、そうじゃないと! だって、私たちのゴールはまだまだ先だよね?」
芽衣子「全速力でいっちゃおーっ。夢に向かって、まだまだノンストップだよっ!」
超短いけど終わり。芽衣子SRが嬉しかったから衝動的に書いた
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