エレン「・・・これはもう・・・・必要ない」2 (598)
この作品は、
第1部
医務官「・・・じゃあ・・・これ」エレン「ありがとうございます。」
医務官「・・・じゃあ・・・これ」エレン「ありがとうございます。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370541364/)
第2部
エレン「・・・これはもう・・・・必要ない」
エレン「・・・これはもう・・・・必要ない」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372509468/)
の続編となります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378275988
お待たせしました
投下再開です。
アニ「・・・・・・終り?・・・エレン!」
アニ「もう私を置いて行かないんだね!?私と来てくれるんだね!!・・・・・うれしい・・・うれしいよ・・・・・やっと・・」
アニ「やっと・・・・エレンと一緒に・・・幸せになれる!!!」
クリスタ「黙っていろ!!雌狐!!!・・・お前とエレンが一緒になる訳がない!!!」
クリスタ「エレン!!・・・私と一緒に来てくれるんだよね!?・・・そうだよね!!!」
クリスタ「エレン!一緒に暮らそう!!私と一緒に幸せに生きようよ!!!」
ユミル「・・・・・・いい加減にしろよ・・・クリスタ。」
ユミル「私の事は無視か?・・・・エレンと幸せになるのは私だ。・・・・エレンと一緒にいていいのは私だけなんだよ。」
ユミル「・・・エレン・・・・私と幸せになってくれるんだろ?・・・エレン、愛してる・・・エレン一緒に幸せになろう!!!」
サシャ「話になりませんね。・・・言いましたよ?・・・貴方達はエレンを不幸にする。」
サシャ「お前等はエレンに見向きもされてない・・・私だけがエレンと幸せに!エレンを愛せる!!!」
サシャ「エレン!!私と一緒に、幸せになるんですよね!?こんな奴等なんかほっといて一緒に幸せになりましょう!!!」
エレン「・・・・・・・・・・・」
エレン「聞いてくれ・・・皆・・」
エレン「俺を愛してくれるのはうれしい・・・本当だ。・・・・すごくうれしい。」
エレン「俺もお前等の事が好きだ。」
アニ「・・・・・・え?」
クリスタ「・・・・エレン?」
ユミル「・・・今何て言ったんだ?」
サシャ「・・・・・お前等が好き・・・・・・って言ったんですか?」
エレン「ああ・・・・・・そうだ。」
エレン「アニも、クリスタも、ユミルも・・・そしてサシャ・・お前も好きだ。」
エレン「・・・・つまりさ・・・俺は皆が好きなんだよ・・・4人共仲間として好きじゃなく・・」
エレン「皆の事を女として、好きなんだ。」
エレン「誰が一番とかもない・・・・皆・・・皆平等に好きだ。」
アニ「・・・・・・・・・」
クリスタ「・・・・・・・・・」
ユミル「・・・・・・・・・」
サシャ「・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・幻滅しただろ?・・・そう・・・・つまり俺は・・・」
エレン「4人全員に無責任に優しくして、勘違いをさせて好きにさせて・・」
エレン「俺も何時しかそんな4人を好きになっていった・・」
エレン「4股だな・・・そう・・・俺は4人を好きになり、誰か1人を選ぶ事をしなかった。」
エレン「それどころか・・・・俺の欲望の為、皆を知らないふりをして、突き放し、傷つけた。」
エレン「最低だよ・・・俺は最低な男だ。」
エレン「けど、そんな俺をお前等は、未だに想ってくれている。」
エレン「・・・たとえ歪んだ感情であっても本当にうれしい。」
エレン「感謝しきれない。・・・なぁ4人共俺h・・・」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「エレンは最低なんかじゃない(ですよ)」」」」
アニ「エレンは何も悪くない。・・・ただエレンは優しすぎただけ。」
エレン「・・・・・アニ?」
クリスタ「エレンのような優しい人に人が惹きつけられるのは、当然の事だよ。」
エレン「・・・・・クリスタ?」
ユミル「そう・・・エレンは何も悪くない。・・・悪いのは、エレンの優しさを勘違いし、決め付けた奴等だ。」
エレン「・・・・・ユミル?」
サシャ「・・・自分はエレンが好きだと、エレンは自分を好きなんだと勝手に思い込んだ馬鹿共ですよ・・・悪いのは。」
エレン「・・・・・サシャ?」
エレン「皆・・・何を言っているんだ!?・・・俺の話を聞けよ!!!」
アニ「エレンはこの世にたった1人、救えるのも、幸せにできるのも1人だけ。」
クリスタ「エレンの優しさを、本当の優しさ、温もり・・・エレンから愛されるのは1人だけ。」
ユミル「どいつもこいつも・・・エレンの優しさを良い事に、勝手に自分をエレンに相応しいと決め付けてやがる。」
サシャ「エレンは1人だけ・・・だったらエレンが愛すべき人も1人。」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・そう・・・・・・エレンは・・」」」」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「私だけを見て、アイシテクレレバイイ!!!」」」」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「他の・・・エレンの優しさを利用する女共は!!・・」」」」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「ゼンインシネバイイ!!!」」」」ギロ!!
エレン「何言っているんだ!?・・・勝手に決めるな!!!」
エレン「皆!俺を見ろ!!!俺の声を!話を聞いてくれよ!!!!」
アニ「・・・クリスタ・・・・・アンタはエレンの頬を汚した罪があったね。・・・手始めにアンタから消そうか。」
サシャ「へぇ・・・それは初耳ですね。・・・・エレンを汚した・・・・・なら死ぬしかありませんね・・・クリスタ?」
クリスタ「汚した?何を言っているのかな?・・・・私はエレンとあの時既に結ばれていたの。」
クリスタ「私はエレンであり・・・エレンは私なの・・・だから・・」
クリスタ「もう貴方達はどうしようともエレンを自分のものにはできないの。」ニヤ
エレン「おい!聞いているのか!?・・・俺の声が聞こえないのか!?」
サシャ「そうですか・・・・どうやら貴方は相当狂っているみたいですね?」
サシャ「次から次へとくだらない妄想、妄言を・・・不愉快です。」
サシャ「二度としゃべれないよう、妄言を考えらように、首から上をその身体から引っこ抜いてあげますよ!」
アニ「アンタがエレンだって?・・・エレンをお前と同じにするな!!!」
アニ「あああ!!!・・・不愉快だ!!・・・本当にアンタ達を見ていると不愉快になる!!」
アニ「クリスタ・・・・死んでもまだそんな戯言を言えるかね!?・・・殺して確かめるとするよ!!!」
クリスタ「・・・・2人同時か・・・まぁいいか。・・・・こっちも2人だし・・・ね!ユミル!」
ユミル「あぁ!?・・・・ふざけんな!・・・私もお前を真っ先に殺させてもらうぜ。」
クリスタ「・・・・・ユミル・・・裏切るの!!!」
クリスタ「せっかくエレンを手に入れるチャンスをあげたのに!!!」
ユミル「頼んだ覚えはねぇな・・・・・まぁ・・・エレンを手に入れるチャンスをくれたのは感謝するぜ。」
ユミル「クリスタ・・・お前はここで消えな。」
ユミル「言ったろ?・・・・お前を倒してエレンを貰うってな!」
ユミル「お前もそれで良いって言ったよな。・・・なぁ、クリスタ。」ニヤ
クリスタ「ふふふ・・・そう・・・そうだったね。」
クリスタ「私とした事が少し取り乱しちゃったよ。」
クリスタ「成る程・・・一度に3人に来られたら流石に私も・・・・・死ぬね。」
アニ「・・・・潔いいね。・・・じゃあ・・・・・消えな。」スッ
クリスタ「けど・・・どうなのかな?」
サシャ「・・・・・・何がですか?」
クリスタ「アニ・・・・・貴方はここにいる誰よりエレンと一緒にいたよね?」
クリスタ「約2年間、対人格闘ほぼエレンと組んでいたし、寝技もかなり使っていたよね?」
クリスタ「エレンに身体なすりつけてさ、エレンを堕とそうとか考えていたんじゃないの?」
クリスタ「この淫乱雌狐が!!」
アニ「・・・だったら何?・・・・自分の身体をどう使おうが私の勝手だ。」
アニ「私はエレンに少しでも意識して、愛して欲しい。」
サシャ「へぇ・・・アニ・・・・随分汚いマネをするじゃないですか。」
アニ「・・・エレンと一緒になれるなら、私は汚いマネでも、なんでもするさ。」
アニ「私はエレンと幸せになる。・・・だからお前等に消えてもらうよ。・・・・・私とエレンの為にね。」ニヤ
サシャ「・・・・雌狐が!・・・よくもエレンを汚してくれましたね・・・死んで償ってもらう!」
ユミル「・・・・まぁ、身体でしかエレンを誘惑できないって事だろ?」
ユミル「それでも・・・その汚ねぇ身体を私のエレンに擦り付けたのは万死に値するぜ!」
クリスタ「ユミル・・・汚いと言ったら、貴方が一番汚いよね?」
クリスタ「猫を被って、自分はお前等とは違うって偽って、アルミン達に混ざって・・」
クリスタ「守ると言いながら・・・私達を差し置いて、エレンを自分のものにしようとしていたんだから。」
ユミル「・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・ユミル・・・随分勝手な事をしていたんだね。・・・つまりアンタは・・」
アニ「私達がエレンを必死に探し回っている10日間・・・エレンを独占していたって事かい!!!」
サシャ「それは汚いですね・・・ユミル・・・・どれだけ私がエレンを心配したと・・」
サシャ「なのに、貴方は1人エレンと一緒の時間を過ごしていた訳ですか!!!」
ユミル「ああ、本当だ。・・・実際は、2日間だけどな。」
ユミル「けど・・・お前等がいない時間・・・エレンと私、2人だけの時間はとても幸福なものだったよ。」
ユミル「短い間だったけど・・・とても幸せな時間だった。」
ユミル「・・・・私はまた・・・あの時間が欲しい。・・・・・・だから・・」
ユミル「お前等には消えてもらうのさ。・・・・私の為・・・エレンと私の幸せの為にな!!!」
アニ「・・・・・お前!」ギリ
サシャ「・・・エレンはユミルなんかに相応しくありませんよ。」
ユミル「それは、エレンが決める事だ。・・・外野は黙ってな。」フッ
サシャ「・・・・・・・・・」ギリギリ
クリスタ「・・・・・・で・・・サシャ、貴方は完全に許されない。」
サシャ「・・・・・・・・・何が?」
クリスタ「・・・・ふざけるな・・・・その口元に付いている血・・」
クリスタ「エレンのでしょ。・・・エレンの血・・」
サシャ「・・・・・・・・・何か証拠でも?」
クリスタ「それがなによりの証拠でしょう?・・・・匂い、血の色・・・エレンの血だって私には分かる!!」
クリスタ「・・・なんで貴方が勝手にエレンの血を付けているの?・・・私の・・・・私のエレンに何をした!!!」
アニ「・・・・・・(確かに、あれはエレンの血だ。・・・・あの女一体!?)」ギロ
ユミル「・・・・・・(・・・口周りにエレンの血?・・・!?・・・あの芋女まさか!!)」ギリ
サシャ「・・・・・・・・・・・・」
サシャ「・・・ふふふ・・・・まぁ、わざわざ隠す必要もなかったですよね。」
サシャ「そうですよ。・・・これは、エレンの血。・・・・私はエレンを・・」
サシャ「エレンを食べました。」ニヤ
クリスタ「・・・・・・・は?・・・・何?」
アニ「・・・・・・あ?・・・・・・エレンを喰った?」
ユミル「・・・てめぇ!!!」
サシャ「私の身体はエレンで出来ているんです。・・・エレンの肉で、血で・・」
サシャ「貴方達はエレンの他人・・・けど、私は違う。・・・・・私はエレンと心だけでなく・・」
サシャ「心身全てがエレンと一緒、エレンと繋がっているんですよ!」
サシャ「・・・・・分かります?・・・貴方達と私じゃ話しにならないんです・・」
サシャ「・・・だから・・・・・もう邪魔しないで下さい。・・・・黙って消えて下さい。」
アニ「・・・・・・・・・」
クリスタ「・・・・・・・・・」
ユミル「・・・・・・・・・」
アニ・クリ・ユミ「「「・・・フザケルナ」」」
投下終了です!
バイト行ってきます!!
では、また次の投下時に。
四股とかいってハブられてるミカサさん怒り狂っとるで
今のエレンってどんな体勢なの?うつ伏せで頭だけ上げてる状態か?
しかしこのアニ、巨人化しないあたり戦士ではなくなったか、それとも巨人化したらエレンに嫌われると思っているのか。
バイトでコメントが遅れました。それから、多くのコメントありがとうございます!
>>27
エレンは決してミカサの事は忘れてはいません。ただ、今は目の前の4人を救う事に必死なだけです。
(エレンは既に心身共に限界の瀕死なので、こうして4人を説得しているだけでも、すごいという事にして下さい。)
>>28
エレンは現在、瀕死の身体ながらも注射によってなんとか立ち彼女達と向き合っています。
状況(立ち位置)はこんな感じです。
(正面)
アニ+ライナー
クリスタ+ユミル+ベルトルト
エレン+アルミン
サシャ
(後方)
こんな感じですかね。八方塞です。前方、後方共に塞がっており、逃走(一時後退)が不可能な状況です。
このSSも第3部を向かえましたので、ここで一旦簡単な解説をしておこうと思います。
この作品はキャラ崩壊、エレン強化、若干の性格改変等がある初投稿作品の第3部です。
(無視してもぜんぜんOKです!)
「エレン+アルミン連合=エレンの防衛」
「エレン・イェーガー」
・このSSでの主人公。自分の無責任な優しさと、野望を優先し、
彼女達を突き放した事によって自分を愛してくれた彼女達を壊
してしまったと、自分の欲に負け、選択を間違えた事がの今の
状況を作り出したと深く後悔している。彼女達からの歪んでし
まった強い想い、仲間達の犠牲、捨てる事の出来ない自分の夢、
ユミル・サシャ、自分の大切な仲間を再び壊した事等により強
いストレスを常に感じ、胃痛どころか、身体の臓器全体に重い
負担を抱え、損傷までしている。しかし、原因不明の再生能力
によって臓器の再生が可能。激痛は感じるが、死ぬ事はなんと
か免れている。前は胃薬によって耐えていたが、身体が免疫を
持った為、意味がなくなり、現在は規制の掛かっている増強剤
によって、痛みは抑えられないが、身体を騙す事で無理やり身
体を動かしている。最初は皆にこれ以上、迷惑と心配をかけな
いように笑みや、冗談で自分の状態を平気だと誤魔化していた。
が、それも臓器損傷による吐血や薬の副作用による激痛に襲わ
れだんだん誤魔化しきれなくなっている。また、急に鼻血が流
れる等の異常も新たに身体に現れ、現在は臓器どころか身体そ
のものが危険な状態の可能性がある。これ以上誰も傷つけない、
誰も壊さない事を決意し、アニ、クリスタ、ユミル、サシャの
4人と向き合う。
瀕死ではあるが生存。
「アルミン・アルレルト」
・エレンの親友であり、エレンを病み、歪んでしまったミカサ達
から守る事を決意し仲間を募り、エレンを調査兵団に送り届ける
為、仲間共にエレンを守る。連合の中では、戦闘力は最も低いが、
作戦発案や、咄嗟のひらめき等の知能、頭脳は圧倒的である。そ
の知能を生かし、あのミカサを激情させエレンから自分に注意を
向けさせたり、ミカサの追跡から一時とはいえ、逃れる事に成功
している。現在では唯一残った連合メンバーであるが、万策尽き
アニ、クリスタ、ユミル、サシャの歪んだ心情、言動に尋常でな
い恐怖を感じ、戦意喪失気味。
生存
「ライナー・ブラウン」
・連合メンバー。大切な仲間であるエレンの危機を知り、自分の罪、
エレンとの友情等からエレンを救う事を決意。アルミンに協力する。
後にエレンからの強い友情と信頼、生き方に魅せられ、戦士として、
兵士としてでもなくエレンの友として戦う事を強く決意。戦士とし
て戦う時しか使わないと決めていた巨人の力をも使い、エレンを守
る為にアニと対峙する。エレンの大事な人という事で加減して戦う
もかなりの健闘をみせた。が、最後は再生能力の使いすぎで体力切
れ。最後にエレンに守れなかった事を謝罪。そのまま倒れた。
生存。アニに敗北、気絶。
「ベルトルト・フーバー」
・連合メンバー。ライナーと同じく、自分の犯した罪や、
エレンの母親の仇、何よりエレンとの強い友情からアル
ミンのエレンを救うという提案にまっさきに賛同した。
エレンを守る為、手を組んだクリスタ&ユミルと対峙する。
2人相手にかなりの健闘をみせ時間を稼いだが、再生能力
により体力が限界に達した。最後はエレンとアルミンに自
らの不甲斐無さを謝罪。その場に倒れた。
生存。クリスタ&ユミルに敗北、気絶。
「マルコ・ボット」
・連合メンバー。とても仲間思いの人物であり、迷うことな
くエレンを守る為、アルミンの提案に賛同した。戦闘力はメ
ンバーの中では決して高いほうではないが、アルミン程にな
いにしろ咄嗟の機転や仲間を守る為の勇気や行動力がある。
その証拠に、立体起動装置を装備し、怒りを露にするミカサ
を目の前にしても冷静な分析を行い、ミカサの注意がアルミ
ンに向いているうちに突進、ミカサの不意を突き、エレン達
を見事逃がしてみせ、さらにはスタボロになりながらもミカ
サの立体起動装置を無力化し機動力を奪ってみせた。しかし、
その直ぐ後にミカサに怒りによる渾身の一撃を受け意識を失う。
その後、目を覚ますが重症により身動きが出来ず自分の不甲斐
無さに悔しさを感じていた所を、ジャンに発見される。ジャン
とは気付けなかったが彼に全てを託し、再び意識を失う。
(ジャンの手当てにより)生存。廃墟小屋にて気絶。
「ジャン・キルシュタイン」
・重症?を負い内地の病院で治療を受けていたが、不穏な気配を
感じ病院を無理やり退院。廃墟に到着後、親友であるマルコを発
見し、一連の出来事を知り、マルコの手当て完了後エレンを救う
為に連合に協力する。その後、ミカサに追い詰められ窮地のアル
ミンを見事救ってみせた。ハンジ・ゾエの発明した新薬に適合し
てみせ、ミカサやリヴァイ程ではないが、身体のリミッターを解
除により異常な身体能力を手に入れた。その力は怒りで冷静さを
失い、身体の制御が不完全になってはいたが、あのミカサを圧倒、
見事勝利した。が、その後、怯えるミカサを目の当たりにし、最
初は自業自得と見捨てようとしたが、ミカサへの想いが頭を過り、
ミカサを救う事を決意した。しかし、それはミカサの芝居であり、
腹部に刃物による一撃を受けてしまう。刃物のよる傷、出血及び、
身体が最適化されていない状態での力の使用による負荷で身体は
動かず、意識も朦朧となり、エレンにミカサの事を託し、最後は
エレンへの想いを、謝罪を想い意識を失った。
生死不明。
「調査兵団=エレンの迎え」
「ゲルガー」
・エレンを迎えに来た調査兵団。休暇を潰されやや不機嫌であったが、
この場の異様な雰囲気・殺気を感じ、エレンが来ない事にも危機を感じ
廃墟の捜索を開始した。
捜索中。
「?」
・エレン迎えにきた調査兵団。ゲルガーに捜索を命じた後、いくら待って
も来ないエレンとまるで壁外のようなこの場のを異様さ感じ自分も捜索に出る。
捜索中。
「女性陣=ヤンデレ(末期)」
「ミカサ・アッカーマン」
・エレンとは幼い頃に命を救って貰った事や、他の4人に比べて
エレンとは長い間一緒だった事もあり、エレンへの依存性は5人
の中でも最も高いと思われる。最初はエレンの事は自分を救って
くれた神的なものと感じていたが、徐々にそれが恋心に変化。
エレンが自分を越えた事により、エレンに家族ではなく、女とし
ての好意を持っている事を自覚。エレンを愛するようになってい
った。時が経つにつれ、愛情は歪んでいき、昔からのエレンへの
強い依存性も合わさり、自分とエレンを少しでも邪魔をするのな
ら親友であるアルミンにでさえ容赦しない程である。第1部から既
に強くエレンに依存しており、エレンが倒れた後にはそれが更に悪化。
エレンが自分を捨てるのなら、エレンの手で殺してくれと懇願する程
である。最早エレン以外は眼中になく、むしろエレンと自分の邪魔を
する害虫としか見ていない。ジャンと対峙した時は一度は敗北するも、
その後、自分の事を慰め、救いの手を差し出したジャンを騙して間合い
に近づき、何の躊躇も無くジャンの腹に刃物で突き刺し、倒れたジャン
を嘲笑う程である。異常な戦闘力も保持している為、最早エレン以外で
は止める事は不可能に近い。
生存、消息不明。
「アニ・レオンハート」
・女性陣の中では約2年間、ほぼエレンと対人格闘で一緒に組んでおり、
ミカサの次にエレンと一緒に過ごした時間が長い。対人格闘や日常生活
を通し、エレンの優しさに触れ、エレンが好きになる。エレンが自分の
欲しかったもの全てをくれるとエレンに強い愛情を持ち、時が経つにつ
れ想いは歪んでいきエレンを自分だけのモノにしようとする程の異常な
執着心、依存性をみせる。第1部から既に強くエレンに依存しており、
既に使命を放棄し、むしろエレンを悪魔扱いして自分に殺させようとし
た故郷の者達に強い憎しみを持っている。エレンが倒れた後にはそれが
更に悪化。エレンがいないなら、巨人の力を使って訓練所の皆、悪魔共
を皆殺しにしてしまおうか等危ない発言もしている。エレンと自分の邪
魔をするものに対しては一切躊躇する事無く排除しようとする。現に、
元は同じ使命を持った仲間であるライナーと対峙した時も、躊躇なく戦闘
を開始した。現在はライナーを倒し、エレンの前に立つ。
生存。
「クリスタ・レンズ」
・訓練生として生活していく中でエレンの生き方に見惚れるていき、
エレンが自分が生きていく意味、場所を見つけるまで自分が生きる意味、
場所になってやると告白されてからエレンに強い好意を持ち、エレンを
愛するようになりエレンに徐々に依存していった。第1部から既に強く
エレンに依存していたが、ミカサ達とは違い遠くからエレンを見て愛して
いたが、ミカサ、アニのエレンへの身勝手な好意に嫉妬、殺意を感じ、結局
はミカサ達と同じように、エレンを自分だけのモノにしようとしていく事と
なった。エレンが倒れた後にはそれが更に悪化。エレンが自分であり、自分が
エレンであるとまで言い、エレンに異常な依存性を持っている。また、集中
する事で相手の心を読む等の異常な力を持っており、ある意味5人の中で一番
人間離れしているかもしれない。現在はユミルと共にベルトルトを倒し、
エレンの前に立つ。
生存。
「ユミル」
・元連合メンバー。第1部から登場し引き続き、第2部にも登場。
以外にもアルミンの提案に賛同し、エレンを救う為に協力した。
現にエレンを守る為に、わざとアニとクリスタを怒らせ、自らの
身体を危険に、犠牲にしてまでエレンの情報を守ってみせた。
一見エレンとユミルの2人は接点がないと思われていたが、実は
ユミルも訓練中の事故でエレンと2人で一夜を過ごした時に、
エレンを好きになっていたが、エレンの状態を察し、仲間として
一緒に傍にいられればそれでいいと自分の中で納得し自分の想いを
隠していた。しかし、エレンを守る為にクリスタと対峙した時に
エレンを他人に取られたくない程、自分はエレンに既に強く依存し
ている事を自覚。自分の想いが騙す事が出来なくなった。エレンを
守る。エレンを自分が幸せにする。エレンを自分だけのモノにする
と感情を徐々に歪ませていき連合を脱退、ヤンデレ側に堕ちる。
クリスタと一時的に手を組み、エレンを手に入れようとした
。現在は、ベルトルトを倒し、不要になったクリスタとは手を切り、
エレンの前に立つ。
生存。
「サシャ・ブラウス」
・元連合メンバー。第1部ではまったく出番がなかったが、第2部で本格的に登場。
袋詰めにされ、ほぼ強制的に連合に連行されたが、エレンの深刻な状況を知り、
自らの意思で協力する事を決意した。狩猟民族であった事からメンバーの中では、
気配察知、直感等の能力がダントツで優れ、その能力を生かし事前に何度も襲撃を
知らせた。さらには、意志が折れかかっていたエレンを説得。エレンに意志を取り
戻させ、見事エレンを調査兵団との合流地点に送り届けてみせた。エレンとの、
交流は他の4人に比べると一番無かったが、作戦中にミカサからエレンに庇っても
らったり、エレンに本当の自分を認めてもらう等の今まで以上の交流を得て、
自分が無意識にエレンの事を好きであった事に気付く。しかし、エレンの余裕の無
かった事から、誤解が誤解を生み、自分等眼中にないとショックを受ける。
そして、それはミカサ達がいるからエレンはおかしくなってしまっていると勝手に
自分の中で納得してしまう。エレンに相応しいのは自分だけなんだと感情を徐々に
歪ませていった。そして、ついに一線を越え、エレンを食らう事で自分とエレンは
心身共に一緒になれると喜びの微笑みを浮かべる等、錯乱紛いの行動に出て連合を
脱退、ヤンデレ側に堕ちる。現在は小屋からエレンを追跡し、エレンの前に立つ。
生存。
---------------------------------------------------------------------
以上で解説終了です。
解説というより、人物紹介でしたね。
読みにくいかもしれませんが、これで少しでも状況が伝われば幸いです。
まだ書き溜めが十分ではないので、明日あたりにでも投下しようと思います。
では、また投下時に。
乙
今更蒸し返して申し訳ないが、行間詰めた文章だと改行の位置が不自然で見にくいな…
使っているエディタの設定で決まった一行の文字数に達すると、自動的に改行コードを入れて次の行にいくようになってないかな?
>>40
やっぱり見難かったですか、自分ではあまり左から右までびっしりあると目で追うので疲れると思いまして、
改行したのですが、皆さん↓のように左から右までびっしりの方が読みやすいですか?
エレン・イェーガー」
・このSSでの主人公。自分の無責任な優しさと、野望を優先し、 彼女達を突き放した事によって自分を愛してくれた彼女達を壊 してしまったと、自分の欲に負け、選択を間違えた事がの今の 状況を作り出したと深く後悔している。
こちらの方が読みやすいのでしたら、今度からこのように致します。
ご意見お聞かせ下さい。
投下量の割に展開が遅い気がする
そろそろダレてきた感じ
>>47
展開遅くて申し訳ありません。暫くは女性陣の争いが続きます。
しかし、決してダレてはいません!初投稿SSなので完結させるまで、やり遂げる気持ちは最初から今まで変わりません。
長すぎてつまらないと感じてしまいましたら、読むのをやめてもらって結構です。
他にもたくさん良作SSはありますからね、貴重な時間はどうか楽しい事にお使い下さい。
なるほど、そういう事ですか。
展開遅くて申し訳ありません。着地点は決めています。ストーリーは最初からもう決まっていますので。
もう少し、展開が早くなるように、調整していこうと思います!
自分のやりたいようにすればいい
>>53
・・・・そうですね・・・せっかくの初投稿SSなので、とりあえず自分のやりたいようにやってみます!!
多くのアドバイス、助言を頂いた皆さんには申し訳ありませんが、どうかこのままペースにお付き合い下さい。
投下再開です!
サシャ「・・・・・・・・・・・・」
アニ「エレンはお前と繋がってなんていない!エレンはお前のものじゃない!!!」
アニ「・・・エレンは私のものだ!!!・・・・お前なんかに渡さない!!!」
アニ「絶対に渡さない!!!・・・ワタサナイ!ワタサナイ!!ワタサナイ!!!」
クリスタ「何それ?・・・そんな事なら私はとっくにエレンと1つだよ!!!」
クリスタ「エレンは私の血を食べてくれた!おいしいって言って食べてくれた!!」
クリスタ「エレンは私のもの!!ワタシダケノモノダ!!!」
ユミル「お前の中にエレンの一部が入っている?・・・・・・吐けよ・・」ボソ
ユミル「吐き出せよ!!今すぐ吐け!!私のエレンを返せ!!!」
ユミル「それは!エレンは私だけのものだ!!!カエセ!!!」
エレン「・・・・お、お前等さっきかr・・」
アニ「エレン!!大丈夫!・・・アンタには私がいる!」
エレン「アニ!?」
アニ「アンタを食った、逝かれ女を・・・今すぐ肉塊にしてやるから・・」
アニ「後の2人も直ぐに消すから・・・安心して・・エレンには私がいる。」
アニ「エレンは優しいからね・・・きっとこんな奴等でも死んだら悲しむんだよね?」
アニ「エレンの心は私が癒す・・・・ずっと・・・ずっと一緒にいて癒してあげる。」
アニ「食べたいならあたしを食べていいよ・・・・・お互い食べあってもいい。」
アニ「・・・エレン、一緒に幸せになろう。・・・永遠に、私達はずっと一緒にいるの!」
エレン「アニ!?・・・聞け!俺h・・」
クリスタ「エレン!!そんな奴の話を聞いちゃ駄目!!!貴方には私だけがいればいいでしょ!?」
クリスタ「エレンを傷つけるこんな奴等は、この世にいちゃいけないんだよ。消さなくちゃいけないんだよ!!」
クリスタ「・・・エレン・・・・どこを食べられたの?腕?脚?首?どこ?・・・・言って、その分私を食べていいよ。」
クリスタ「私は前にお弁当でエレンに血はあげた。・・・だから、今度は私の肉をあげるね!」
クリスタ「だから・・・・私にもエレンを少しちょうだい・・・食べさせて・・」
クリスタ「今度は隠したりしない・・・・私を直接感じて!!私をエレンにして!!!」
エレン「お弁当・・・・!(まさか、あれにクリスタの血が!?) ・・うっ!?・・・クリスt・・」
ユミル「エレン!!!こいつ等の言葉を、声を聞くな!!!私だけを見ろ!!!」
ユミル「私だけを見てくれ!!!・・・・そうか!こいつ等がエレンの目に映るのがいけないんだな!!」
ユミル「待ってろ、エレン!!・・・今すぐこいつ等ぶっ殺してやるからな!!!」
ユミル「食べたいのなら私をやるよ!!・・・私を食っていいから!!!私を・・」
ユミル「私だけを見てくれよ!!!・・・私だけを愛してくれ!!」
ユミル「私にもエレンをくれよ!!・・・私だけのものになってくれ!!!」
エレン「誰も邪魔じゃない!!何で俺の話w・・」
サシャ「・・・エレン・・・・無駄ですよ。・・・さぁ、待っていて下さい・・・今すぐ女共を駆逐しますから。」
サシャ「・・・多分こいつ等相手だと、すごく疲れてしまいそうです・・・・・なので、エレン・・」
サシャ「こいつ等殺したら、ご褒美にエレンをまた食べさせて下さいね!!!」
サシャ「エレンを食べたら、直ぐに疲れなんて吹き飛びます!!!」
サシャ「・・・邪魔者共を片付けたら・・・・2人で幸せに、愛し合いましょうね!!」
エレン「なっ!?(俺の声が聞こえないのか!?・・・がっ!?・・・・また身体に痛みが!!)」
エレン「(・・・それにまた鼻血か!?・・・いや・・・・この程度なら耐えられる!!!)」ツー
エレン「(注射は後3本・・・・・節約しなくちゃ駄目だ!!)」グイ
エレン「(彼女達の傷に!俺のせいで味わった心の痛みに比べれば、こんなもの!!!)」
エレン「・・・・・皆聞け!!!俺は誰にも死んで欲しくない!!殺して欲しくない!!」
エレン「俺にとってアニは!クリスタは!ユミルは!サシャは大事な人なんだ!!!」
エレン「だから皆!!・・・頼む!!もうこんな事は止めてくれ!!!」
エレン「全ての責任は俺にあるんだ!!!・・・怨むなら俺を怨め!!!」
エレン「俺ならいくら傷ついてもいい!!!・・・だから・・」
エレン「だから俺の為にこれ以上、壊れないでくれ!!!」
エレン「俺のせいでこんな事になったのに、こんな事を言うなんて・・」
エレン「ふざけていると事だってことは、分かっている!!」
エレン「けど・・・頼む!!もうやめてくれ!!!」
エレン「もう傷つかないでくれ!!!・・・誰も傷つけないでくれ!!!」
エレン「お願いだ!!!アニ!!クリスタ!!ユミル!!サシャ!!」
アニ「・・・・・・・・・」
クリスタ「・・・・・・・・・」
ユミル「・・・・・・・・・」
サシャ「・・・・・・・・・」
エレン「はぁはぁはぁ・・・・・皆・・・・・・・頼む。」
アニ「・・・・・・・・分かったよ・・・エレン。」
エレン「!!」
クリスタ「うん。・・・・・・エレンが言うなら・・・私はエレンに従うよ!」
ユミル「・・・ああ・・・・・エレンを悲しませたくないからな。」
サシャ「・・・・エレンのお願いなら仕方が無いですね!」
エレン「・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・・・・皆!!」
エレン「ありがとう!・・・本当に・・・・・本当にあr・・」
アニ「こいつ等を殺したら・・・・・もう私は誰も殺さない。約束するよ。」
エレン「・・・・・・え?」
アニ「もうエレンの大事な仲間は誰も傷つけない。・・・ライナーも気絶しているだけだよ。」
アニ「大丈夫・・・・暫くすれば直ぐに意識は戻るさ・・・死んでなんかないよ、エレン・・・安心して。」
アニ「・・・・・・だからさ・・・エレンの邪魔をするこいつ等を殺す事だけは許してよ。」
アニ「こいつ等は・・・・・・この悪魔共は殺さなくちゃいけない。」
アニ「エレンの・・・・私とエレンの・・・・・・私だけのエレンを・・」
アニ「不幸にする・・・・・・傷つける。・・・・だからさ・・・・・エレン・・・・・・」
アニ「一緒に・・・・・こいつ等を殺そう!」
アニ「私とエレンの・・・私達の幸せな未来の為に・・」
アニ「エレンが・・・・私を・・・・・・私だけを見てくれるように・・」
アニ「ワタシダケノモノニナルヨウニ」ニコ
エレン「アニ!?(・・・アニは何を言っているんだ!?)」
エレン「・・・何・・・・・言ってんだよ!?・・・アニ!!俺の話を聞いていたのか!?俺h・・」
クリスタ「エレン・・・・私は貴方の言う通りにするよ!」
エレン「クリスタ!?」
クリスタ「・・・もう私は誰も傷つけない。・・・これが終わったら、皆に謝るね?」
クリスタ「アルミンにベルトルト、病院の看護士さん達・・・訓練所の皆にちゃんと謝る!」
クリスタ「愛するエレンの大事な仲間だもん!・・・・心の底から謝罪する!!!」
クリスタ「・・・でも、エレン・・・・・・エレンにとって大切じゃない人は・・・・・・ううん・・」
クリスタ「もはや人ですらない・・・この化け物共は処分していいよね?」
クリスタ「だってこの世にいるだけで、・・・私とエレンを不快に・・」
クリスタ「私達を不幸にするんだもん。・・・・・消えればいいんだよ。」
クリスタ「この世界から・・・この世から・・・・・どこにも痕跡も、存在も残さず・・・」
クリスタ「消えればいい。・・・削除、消去、抹消、抹殺・・・・・・死ねばいい。」
クリスタ「・・・安心して、エレン。・・・もう今日で終り♪」ニコ
クリスタ「血や、怪我、傷・・・うるさい女共も今日で全部・・・ぜ~んぶお終い!!」
クリスタ「後は、私とエレン!・・・2人で、家族で幸せに暮らすの!!!」
クリスタ「争いも、暴力も、傷つく事も、奪われる事もない!!!」
クリスタ「家系も、巨人も、人類も関係ない!!!・・・・私達2人だけの・・」
クリスタ「フタリダケノセカイガハジマルノ!!!」
エレン「・・・・・クリスタ!?(・・・クリスタ?・・・・・お前も何・・・言ってんだ?)」
エレン「お・・・俺がいつ!・・・皆を迷惑だと言った!?」
エレン「何度も言った筈だ!!・・・俺には皆h・・」
ユミル「エレン・・・・それ以上言う必要はねぇよ。」
ユミル「・・・何言っても無駄だ。・・・・こいつ等は完全に逝かれている。」
エレン「ユミル!?」
ユミル「・・・もう気付いているだろ?・・・・・エレンの言葉は、こいつ等に届いてない。」
ユミル「無理だ・・・あきらめろ、エレン。・・・それ以上・・エレンの・・・・・」
ユミル「エレンの優しさ、心を、身体をこいつ等相手に無駄に使わないでくれ。」
ユミル「・・・エレンの全ては私の・・・私だけのものなんだからな。」
ユミル「エレンは私だけ見て、私だけに話して・・・私だけに優しくして・・」
ユミル「私だけを愛してくれればいいんだよ。」ニコ
ユミル「そして・・・・・エレンを傷つけ、悲しませる・・・・この屑共は・・」
ユミル「私が全てエレンの前から、除いてやる・・・・・消してやる。」
ユミル「・・・・エレン・・・・・なぁ、エレン・・・・こいつ等全員殺したら・・・もう・・」
ユミル「私だけを・・・・・見てくれるよな?・・・愛してくれるよな?」
ユミル「エレンと幸せになれるよな?・・・ふふふ・・・エレンと一緒になれる。」
ユミル「はは・・・・そう・・・私だけ・・・・・私だけを・・」
ユミル「エレンガワタシダケヲミテクレル!!!」
エレン「ユ・・・・・ミ・・・ル!?(・・・・何で・・・だ?・・・・どうして誰も俺の・・)」
エレン「・・・・・・な、なぁ・・・冗談はもうやめようぜ?・・・な?」
エレン「どうして俺の言葉を無視するんだよ?聞こえてたろ!?俺n・・」
サシャ「無視なんかしていませんよ?・・・エレン。」
サシャ「全部・・・全てエレンの為ですよ。」
エレン「サシャ!?・・・・・・・・・・俺の・・・・・・為だと!?」
サシャ「ええ、そうです。・・・・・だって・・・だってこいつ等いたら・・」
サシャ「エレンが私と幸せになれないじゃないですか。」
サシャ「エレンの優しさを踏みにじって、エレンを傷つける・・」
サシャ「エレンを幸せにするとか言いながら、自分勝手にエレンを振り回して・・」
サシャ「結局・・・・・エレンを不幸にしかしない。」
サシャ「エレン・・・・・・目を覚ましましょうよ?」
サシャ「貴方は、皆を好きなんかじゃないんです!」
サシャ「エレンが本当に・・・本当に好きなのは1人だけ・・」
サシャ「エレンは私だけを好きで、愛しているんですよ!」
サシャ「・・・・・・エレン・・・一緒になりましょうよ。」
サシャ「邪魔な女共は直ぐに駆逐しますね。・・・待っていて下さいね、エレン。」
サシャ「私だけなんですから・・・・・・私だけ・・・」
サシャ「私だけが、貴方を・・・・エレンを幸せにできるのは、救えるのは・・」
サシャ「ワタシダケナンンデスカラ」
エレン「・・・お・・・・・お前・・・等!?」
エレン「(・・・・もう・・・・・俺の声なんて届かない・・・のか?)」
エレン「(・・・・俺には・・・・彼女達を止められないのか?)」
アルミン「・・・エ・・エレン?・・・・・だ、大丈夫!?(・・・大丈夫なわけがない!!)」
アルミン「(こんな・・・こんな話を、言葉を、狂っているとしか思えない彼女達の想いを・・)」
アルミン「(エレンが聞いていて平気なわけがない!!・・・ただでさえ、もうエレンは!!)」
アルミン「(彼女達の想い、自分の意思、仲間達の犠牲・・・・さまざまなものをエレンは既に背負い、何度も・・)」
アルミン「(何度も受け止めている!!!)」
アルミン「(・・・なのにここにきて・・・・・4人からの想いをさらにぶつけられるなんて!?)」
アルミン「(しかも彼女達にはエレンの声がまるで届いていない!!)」
アルミン「(エレンの身体が!心が!・・・このままじゃ、エレンが壊れてしまう!!!)」
アルミン「(ぼ・・僕が!・・・僕がなんとかしないと!!・・・・けど、出来るのか!?)」
アルミン「(僕に!?・・・何の策もなく・・・・・恐怖で無様に震えている・・・・・今の僕に!?)」
アルミン「・・・・・・エレン・・・」
エレン「・・・・・・アル・・・ミン・・・・・・大丈夫だ。」ニコ
エレン「俺が・・・・俺が彼女達を・・・お前を・・・・・・救う・・」
アルミン「・・・エレン・・(お、怯えている場合じゃない!?・・・なんとかしないと!)」
アルミン「(そんな辛そうに無理して笑ってまで・・・僕にこれ以上負担をかけないようにして!!)」
アルミン「(・・・僕が助けないと!!エレンを助けられるのは僕だけなんだから!!)」
エレン「大丈夫だ!・・・任せろ、アルミン。」
エレン「(・・・・アルミンを・・・・彼女達を・・・・・・・救う?・・・・俺が?・・)」
エレン「(・・・・・・・・・・・お前に・・)」
エレン「(お前にそんな事が出来るのか?・・・エレン・イェーガー?)」
エレン「(・・・お前は長い眠りから覚めて・・・・・誰かを救ったか?・・)」
エレン「(誰かを守ったか?・・・・・・何人救った?・・・何人守った?)」
エレン「(・・・・・・お前は何も出来ていないだろ!!!)」
エレン「(誰も救ってなどいない!!!)」
エレン「(誰も守れてもいない!!!)」
エレン「(・・・・・・じゃあ・・・お前は、俺は何をした?)」
エレン「(・・・ミカサに・・・アニに・・・クリスタに・・・ユミルに・・・サシャに・・・・・愛する人に・・)」
エレン「(・・・アルミンに・・・ライナーに・・・マルコに・・・ベルトルトに・・・・・大切な仲間に・・) 」
エレン「(・・・・俺は・・・・・・俺は何をした?)」
エレン「(・・・・・・俺は・・・皆を・・・・仲間達を・・・愛する人達を・・・・)」
エレン「(不幸にした。)」
エレン「(俺の身勝手な欲望で・・・行動で傷つけた・・・・・)」
エレン「(俺が巻き込んだせいで、皆が犠牲になった・・・・・」
エレン「(・・・・・・俺は皆を・・・仲間達を不幸にした。)」
エレン「(・・・・・・俺は彼女達を・・・愛する人を壊した。)」
エレン「(・・・・・傷・・・怪我・・・犠牲・・・不幸・・・・・・・・・破壊・・)」
エレン「(俺は一体何を・・・・・何を・・・)」
エレン「・・・俺は一体・・・・・・つっ!?(・・・がっ!?・・・くそ!か、身体が!?)」ズキ!!
エレン「(今日、俺は一体何本の注射を刺した!?・・・なのに効果がだんだん薄れているのか!?)」
エレン「(・・・免疫?・・・抗体?・・・・・・いや、こんなに早く薬に対して抗体が出来る訳がない!!)」
エレン「(・・・・使うか!?・・・・だが!・・・残りは3本!!)」タラタラ
アルミン「!?エレン!!・・・酷い汗だよ!?・・・大丈夫!?」
エレン「平気だ!!!・・・心配するな、アルミン。(・・・ぐっ!?・・・・身体中が熱い!!)」
エレン「(身体中が痛てぇ!!・・・だが、俺は決めたんだ!!!)」
エレン「(俺がここで終わらせると!!!・・・諦めるかよ!!!)」
エレン「・・・はぁはぁはぁ・・・・・4人共・・・俺の・・・俺n・・・うぐっ!?」ガク!(膝をつく)
アルミン「エレン!!・・・しっかりして!!!(もう無理だ!!・・・エレンは立つ事すらもう!?)」
アニ「もう・・・あんた等がここにいるだけで不愉快だよ!!・・・・誰からでもいい・・」
アニ「殺す!・・・・全員殺す!!!・・・死ね死ね死ね死ね死ね!!!・・・・死ね!悪魔共!!!」
クリスタ「ふざけないで!!!・・・・エレンは私のもの!!誰にも渡さない!!!」
クリスタ「全員消えて!!!・・・消えろ消えろ消えろ消えろ!!!・・・・・消してやる!!!」
ユミル「お前等さえ・・・お前等さえいなければ!!・・・エレンと私はとっくに幸せに!!!」
ユミル「許さねぇ・・・絶対に!!!・・・許さない許さない許さない許さない!!!・・・・お前等全員皆殺しだ!!!」
サシャ「話も聞けない馬鹿ばかりですね!!!・・・エレンは既に私のものなんですよ!!!」
サシャ「目障りです!!!・・・殺す殺す殺す殺す!!!・・・・お前等全員!肉片1つ残さずに殺してやる!!!」
アルミン「(一体彼女達には、何がしたいんだ!!!)」ギリ!
アルミン「(エレンがこんなに苦しんでいるのに誰も見向きもしない!!)」
アルミン「(エレンを奪う邪魔者を葬る方が、エレンの安否より大事なのか!?)」
エレン「ぐっ・・・はぁはぁ・・・・・や・・・・めろ・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・」
エレン「・・・やm・・・・がっ!?・・・ごほっごほっ!!!」ベチャ!
アルミン「エレン!!(また血を吐いて!!・・・血が濁っていない・・・鮮血だ!!)」
アルミン「(鮮血を吐くなんて・・・もう身体内部は!臓器類には深刻な損傷が!?)」
アルミン「(・・・・エレン・・・・考えるんだ!・・・アルミン・アルレルト!!!)」
アルミン「(考える事、策を練る事!それが僕の武器だ!!)」
アルミン「(何か・・・何か方法は・・・・・・!・・・そうだ!!) ・・・エレン聞いて!」
アルミン「今ここに、ライナー、マルコ、ベルトルト・・・そして僕の4人以外にも・・」
アルミン「君を助けようとしてくれている仲間がいるんだ!!!」
エレン「!?・・・・他にも・・・仲間・・・・・が!?」
エレン「・・・うっ!?・・・・・一体・・・誰が!?」
アルミン「ジャンだよ!!!」
エレン「ジャン!?・・・・そんな訳が・・」
アルミン「本当だよ!!!・・・今ジャンは君の為にこの場に駆けつけてくれているんだ!!」
アルミン「それもかなりの、力を持ってね!!(これだ・・・エレンに与えるんだ!!)」
アルミン「(希望を!・・・まだ終りじゃない!今度は僕がエレンに希望をあげるんだ!!!)」
アルミン「エレン!!ジャンはきっと来てくれる!!それまで頑張って!!!」
アルミン「エレン!!君がいつも言っていたじゃないか!!」
アルミン「いつでも夢を!希望を捨てたら駄目だって!!!」
アルミン「いつもそう言って、僕を!皆を励ましてくれていただろ!?」
エレン「・・・夢・・・・・・希望・・・・・はぁはぁ・・・」
エレン「・・・・そうだ・・・な・・・・・俺は!!!」ググッ(立ち上がる)
エレン「・・・俺はこんな所で倒れるわけにはいかない!!!」
アルミン「エレン!今、彼女達は目の前しか見えていない!」
アルミン「君が!エレンが見えてない!!・・・邪魔者である敵・・・・彼女達はお互いしか見えていない!!」
アルミン「今のうちに距離を!距離を取るんだ!!」
エレン「いや・・・しかし!・・・俺は彼女達を向き合うと決めたんだ!!」
アルミン「喋る事も!・・・立つ事もままならない今の君じゃ無理だ!!」
アルミン「本当は今すぐにでも逃げるべきだ!・・・けど、僕は・・・僕は!」
アルミン「僕はエレンの意志を尊重する!!!」
エレン「・・・・・・アルミン・・」
アルミン「一旦下がって、大勢を立て直すんだ!!!・・・身体を安定させて、作戦を新たに立てよう!!」
エレン「だが!!・・・ライナーとベルトルトはどうする!・・・置いてはいけない!!!」
アルミン「大丈夫!・・・今の彼女達にはライナー達どころか・・・エレンも映っていない!」
アルミン「ライナーもベルトルトも大怪我は負っていない・・・大丈夫だ!!」
アルミン「今はエレン!・・・君自身の身体を、心を少しでも回復させるべきだ!!」
アルミン「見捨てるんじゃない!・・・彼女達と向き合う為に、救う為にだ!!!」
アルミン「そして、何より!!君を!エレンを救うためだ!!!」
エレン「・・・アルミン・・・・・・ああ・・・」
エレン「分かt・・」
ミカサ「エレン!!!・・・そんな奴の戯言に惑わされては駄目!!!」
エレン・アルミン「「!?・・・ミカサ!!??」」
ミカサ「やっと・・・・・やっと見つけた・・・エレン聞いて!!!」
ミカサ「エレン・・・・貴方の周りには、エレンを自分だけのものしようと貴方を惑わし、騙そうとする害虫共がいる!!!」
ミカサ「貴方が・・・エレンが信じていいのはこの私だけ!!!」
ミカサ「貴方には、私が!!・・・ミカサ・アッカーマンという存在が!愛する人がいればいいの!!!」
ミカサ「エレンに私以外の存在は必要ない!!・・・エレンには私だけがいれば・・」
ミカサ「私だけを見れば・・・・・私だけを愛せばいいの!!!」
ミカサ「それがエレンにとっての最高の幸せ!!・・・そして、私の幸せ!!!」
ミカサ「エレン・・・・・エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン!!!!!」
ミカサ「貴方は私だけのもの!!!・・・もう絶対に貴方を離さない!!!」
ミカサ「エレン・・・・・エレンハワタサナイ・・・エレンハワタシダケノモノ・・」
ミカサ「アナタハワタシガマモル!!!」
エレン「・・・ミカサ・・・(・・・ここにいないのがおかしいとは思っていたが・・)」
エレン「(やっぱり、お前も・・・・もう壊れてしまっているのか・・・)」
エレン「(ミカサ・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・・皆・・)」
エレン「(皆俺を好きに、愛してくれたのに・・・・・俺が皆の気持ちを・・・想いを・・)」
エレン「(踏みにじったから!皆より自分の欲望を優先したから!!)」
エレン「(俺が皆をここまで・・・歪ませ壊した・・・俺が!!!)」ギリ!
アルミン「ミ・・・・カサ・・・そ・・んな!・・・じゃあ!!」ガタガタ
エレン「!?・・・・アルミン!?・・・どうした!」
ミカサ「エレンどっちを見ているの?・・・・私を・・・私だけを見てエレン。」
ミカサ「エレンの綺麗な目には、私しか映ったら駄目でしょ?」
投下終了です。
展開が遅いとの事なので、一度に投下する量を増やす事にしました。
これで、少しでも見て頂いている皆さんの不満を解消できれば幸いです。
では、また次の投下時に。
そもそも切り傷治るのに臓器治んないの?
ユミル治ってたよね。
>>90
臓器の損傷は時間が掛かりますが、ちゃんと再生しています。(しかし、直ぐ再生するわけでなく時間がかかります。)
エレンが何度も大量の出血(吐血)や、臓器を損傷をしても死なないのは、再生能力の御陰です。
それでも、現在ではその再生速度もエレンの損傷に追いつききれず、危険な状態です。
(常人ならとっくに死んでいておかしくないですからね。)
乙だけど、正直同じ文章を何回も読まされてる気がしてきた。
>>98
それは仕方がないと納得して頂いたいと思います。
「ヤンデレ」って奴等の特に一番性質が悪いのは「自己完結、無学習、・・・そして繰り返す事です。」
何度言葉を聞いても、何度諭されても、何度拒否されても、何をされても、何をしても自分の都合の良い風に自分で改竄する
それを半永久的に、自分の目的を達成するまで、自分がそれを手に入れるまで何度でも繰り返す
これがヤンデレって奴です・・・・本当に性質が悪い。
なので、何度も同じ文章が続いてしまう事もどうか納得して頂きたく思います。
多分>>1の近くにメンヘラがいるとか。違うなら気付いてないだけ
まるで実体験の様だな
ヤンデレが現実にいたらやっべぇな
皆さんお久しぶりです!投下再開です!
>>104
>>106
>>111
・・・・・・現実というのは、案外・・・小説やアニメ、漫画の世界のような事が周りに溢れているんですよ・・
・・・私はそんな光景を今まで十数年生きてきて何度も目撃しましたからね・・・・・現実は意外と恐ろしい事が溢れているんです。
と、まぁ、そんな事は置いといて!!投下再開です!!!
エレン「・・・くっ・・・・ミカs・・・!?」ピク!
ミカサ「・・・・どうしたの?・・・・・・エレン」E:両掌に布巻きつき
エレン「・・・・ミカサ・・・・・・その手はどうした?」
ミカサ「・・・・・・・・・」
エレン「その布・・・・服を千切って包帯代わりにしたのか?・・・血が滲んでいるぞ!?」
エレン「怪我をしたのか!?(・・・くそ!・・・・・・ついに俺は彼女達に怪我を!!!)」
ミカサ「・・・・・・・・・」
エレン「おい!・・・何があったんだ!!!答えろミk・・」
ミカサ「ごめんなさい!!!!!」
エレン「!?・・・・・・ミカサ?」ビクッ!
ミカサ「ごめんなさい、エレン・・・・ごめんなさい・・・・私の手を傷つけ、汚してしまって!」
ミカサ「貴方に捧げるこの身体を・・・汚した、傷つけた!!」
ミカサ「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなs・・・」
エレン「・・・ミカサ?・・・・・俺は別にそんな事をk・・」
ミカサ「けど、エレン!!!・・・この傷は仕方が無かったの!!」
ミカサ「邪魔な「あの男」を始末するために仕方が無かったの!!!」
エレン「・・・あの男?・・・・・・始末!?」
アルミン「やっぱり君は!!・・・・・君はジャンを!!!」
エレン「・・・アルミン!?・・・・・・ジャン!!??」
エレン「ミカサ!どういう事だ!!説明しろ!!」
ミカサ「あの男は強かった。・・・・私の攻撃がまるで当らなかった!・・それどころか私に反撃し、ダメージを食らった!」
ミカサ「普通にやっても・・・私は勝てない事を悟った・・・・・だから・・・私は・・」
ミカサ「一芝居打つことにした。」ニヤ
ミカサ「自分でもなかなか良く演じられたと思う・・・現にあの男はまんまと騙された。」
ミカサ「何の疑いもなく、私に利き腕を預け、間合い十分詰められた。」
ミカサ「ふふ・・・・・・・本当に馬鹿な男だった。」
ミカサ「後は簡単だった。・・・・調理場から持ってきた包丁で腹を刺してやった・・」
ミカサ「包丁の刀身全てが腹に埋まるまで全力で指した!!!」
ミカサ「ふふふ・・・今でも思い出すと笑ってしまう・・」
ミカサ「無様に血を流し、痙攣しながら地面に倒れるあの男の姿・・」
ミカサ「けど・・・その時、つい殺す事に夢中になってしまって刃で自分・・」
ミカサ「自分の手も切ってしまった・・・エレン・・・・・ごめんなさい。」
ミカサ「私のミス・・・私がもっと冷静だったら、こんな怪我を負わずにすんだ。」
ミカサ「けど・・・エレン・・・・・やっぱりどんな人でも・・」
ミカサ「嬉しい時は、嬉しくて嬉しくて・・・・冷静にはなれないと思う。」
エレン「・・・・・・嬉・・・しい?」
ミカサ「そう!!だって、エレンはあの男を!ジャンを嫌いだった!!」
ミカサ「エレンの夢を、生き方を否定する!・・・あんな男は死んで当然!!!」
ミカサ「エレン・・・どう?嬉しい!?・・・エレンの為に私は頑張った!!」
ミカサ「エレンの邪魔をする害虫を殺した!!!」
ミカサ「褒めてエレン!!・・・私を愛して!!・・・私のものになって!!!」
エレン「・・・・・・害虫?・・・・・俺が嬉しい?・・・・」
エレン「・・・死んで当然?・・・ジャンが?・・・」
アルミン「ミカサ!!君h・・・」
エレン「フザケルナ」ボソ
アルミン「・・・エレン?」
ミカサ「・・・・・・エレン?・・・どうしt・・」
エレン「ふざけるなぁぁぁぁ!!!!」
アニ「!・・・エレン!?」ビクッ!
クリスタ「エレン!?・・・どうしたの!?」ビクッ!
ユミル「エレン!?・・・!あいつ!」ビクッ!
サシャ「・・・ちっ・・・・あの女・・・何時の間に!」ギリ!
ミカサ「・・・・・エレン?・・・どうしたの?」
エレン「どうしただと!?・・・ミカサ!!お前h・・・!?・・・ごほっごほっ!!・・」
ミカサ「・・・エレン・・・・身体に負担が掛かる・・・・大声は出したら駄目。」
エレン「はぁはぁ・・・ミカサ!!」ギロ
ミカサ「エレン?・・・・・本当にどうしたの?」
ミカサ「どうして・・・そんな目で・・・・そんな怒った目で私を見るの?」
アルミン「・・・エレン(・・・本気だ・・・・・・エレンは本気で怒っている!)」
アルミン「(いままで・・・エレンは彼女達を救おうとずっと優しい態度での説得だった・・)」
アルミン「(今なら・・・強気なエレンなら・・・・ミカサを・・・彼女達5人を説得できるか!?)」
エレン「・・・・ミカサ・・・・・・ジャンを殺したのか!!」
ミカサ「・・・・・・・・・少し違う。」
ミカサ「・・・・私もあの時は少し冷静を失っていたせいで、急所を外してしまった。」
ミカサ「・・・だから・・・・即死には至らなかった。」
エレン「・・・・・・(・・・良かった・・・アニ達と同じで殺すまではs・・)」
ミカサ「けれど大丈夫、エレン・・・・ジャン・・・・あの男なら・・・・・」
ミカサ「あの男ならもう死んでいる筈。」
エレン「なっ!?」
アルミン「そんな!?」
ミカサ「出血はしていた・・・意識も失っていたから、応急処置も出来ない。」
ミカサ「あれから、かなり時間が経っている・・・・今頃、出血多量で死んでいる。」
ミカサ「ので・・・エレン・・・・ジャンが生きている心配はない。」
ミカサ「貴方の・・・エレンの邪魔をする事はもうない。」
エレン「・・・・・・・・・こだ」ボソ
ミカサ「エレン?・・・・・何?・・・聞こえない。」
エレン「ジャンはどこにいる!!!」
ミカサ「・・・・・・・・・」
エレン「答えろ!ミカサ!!!」
ミカサ「・・・・・どうして?」
エレン「ジャンを助けに行くんだよ!!」
ミカサ「何故?」
エレン「仲間が死にかかっているんだ!!・・・助けに行くのは当たり前だろ!!!」
エレン「どこだ!!ミカサ!!!・・・言え!!」ツー
ミカサ「エレン・・・鼻血が出ている・・・・大丈夫?」
エレン「(またかよ!?・・・くそ!)・・・・・こ、こんなものどうでもいい!!!」グイ
アルミン「(また鼻血!?・・・・明らか異常だ・・・・エレンの身体は一体!?)」
エレン「ミカサ・・・どこだ!?ジャンはどこにいる!?」
ミカサ「・・・・・・エレン・・・落ち着いて・・・冷静になって・・」
ミカサ「今から行った所で、そこにあるのはエレンが望むものではない。」
ミカサ「死体しかない。」
エレン「つっ!?」
ミカサ「エレンの貴重な時間と、体力を無駄に使うだけ・・」
エレン「・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・エレン・・」
エレン「・・・・・・頼む・・・ミカサ。」
エレン「お願いだ!・・・ジャンがどこにいるか教えてくれ!!」
ミカサ「・・・・・・・・・」
エレン「確かに、俺とジャンは馬が合わなかった・・・決して仲は良くなかったと思う。」
エレン「仲間と、友達だと思っていたのも・・・・俺だけかもしれない。」
エレン「俺は・・・・・俺はジャンが死んだら悲しいんだよ!!!」
エレン「ミカサ・・・ジャンは死んだら駄目なんだ。」
エレン「ジャンだけじゃない!俺は仲間を・・・誰も失いたくないんだ!」
エレン「俺の目の前では、2度と誰も死なせない!!!」
エレン「俺は!・・・俺の目の前で誰も!!」グググッ(拳握る)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレン『母さん!!』
カルラ『エレン!ミカサ!・・・私はいいから逃げなさい!!』
エレン『そんな事できるわけないだろ!!母さんを助けて一緒に逃げるんだ!!』
カルラ『・・・・・・エレン・・』
エレン『な、なにすんだ!?離せ!!母さんを助けるんだよ!!!』
カルラ『エレン!!ミカサ!!・・・生き延びるのよ!!』
エレン『離せ!!!離せよ!!俺が母さんを助けるんだよ!!』
エレン「離せ!離せ!!・・・はっ!?」
巨人『・・・・・・』ズンズン、ニヤ
カルラ『!?』ビクッ!
カルラ『・・・・か・・・・・・で・・』
エレン『!?(・・・・・・母さん?・・・今・・・・・言って・・・・)』
・・・・行かないで・・・
エレン『母s!・・・あ・・』
巨人『・・・・・・』ガシッ
カルラ『・・・!!』ジタバタ!!
エレン『・・・・・・めろ』
カルラ『!?・・・・・・』ベキベキ!!
エレン『・・・・・・やめろ!』
巨人『・・・・・・』カパァ~
エレン『やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!』
巨人『・・・・・・』バク!グシャ!!
ミカサは目を逸らしていたが・・・俺は目を逸らせなかった。
ここまで俺を育ててくれた母さんが・・
厳しくも、とても優しい俺の自慢だった母さんが・・
・・・母さんが俺の目の前で・・・・
・・・・巨人に身体を潰され・・・・喰われるその光景を。
俺はそれを見ている事しか出来なかった。
母さんは・・・母さんは俺に・・・・助けを求めていたのに・・・
俺は、助ける事が出来なかった。
・・・・俺は・・・無力な自分を憎むしか出来なった。
・・・俺に・・・・・俺に力があれば・・・巨人を殺す力があれば・・・
守れる力があれば・・・・町の皆は・・・母さんは・・・・・・死ななかったんだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレン「・・・・・・あの日・・」ポタ
エレン「あの日・・・俺に力があったら・・・」ポタポタ(拳から血が垂れる)
エレン「母さんは死ななかった!!」
エレン「町の、シガンナ区の皆も1人でも多く救えたかもしれない!!」
ミカサ「・・・・・・エレン・・」
エレン「俺もウォール・マリア奪還戦に参加し、戦えていれば多くの命を・・」
エレン「アルミンの両親も救えたかもしれない!!」
アルミン「・・・・・・エレン・・・」
ミカサ「エレン・・・それは理想に過ぎない。」
ミカサ「あの時はまだ、エレンは幼い子供でしかなかった。」
ミカサ「過去は、時間の問題はどうしようもない・・・エレンは何も悪くn・・」
エレン「理想の何が悪い。」
ミカサ「・・・・・・・・」
エレン「そうだ・・・どんな立派な事を言っても、結局・・・・何も変わらない。」
エレン「母さんの死・・・ウォール・マリアの崩落・・・奪還戦・・・・」
エレン「過去はどうあっても変わらない・・・変えられない!!」
エレン「・・・・・過去の自分が憎い。」
エレン「・・・力のない自分が・・・誰も救えない自分が憎い!!」
エレン「だから、俺は強くなった!・・・・もう誰も・・・」
エレン「俺の大切なものを全て失わないよう!・・・全てを守れるように!!!」
エレン「・・・・・・そんな事は無理だって分かっている。」
エレン「どんなに俺が強くなっても・・・・全てを救うのは不可能だ。」
エレン「・・・・・だが・・・そんな夢を・・」
エレン「理想を持って何が悪い!!」
マリア奪還作戦の時に死んだのはアルミンのじいちゃんだぞ
両親は壁外遠征で死んだんじゃなかったっけ
>>129
ご指摘ありがとうございます!
両親=おじいさんと思って書いたのですが、おじいさんと書けば良かったですね。
指摘して頂きありがとうございました!!
エレン「・・・あんな想いは!!」
エレン「無力さ、怒り、悲しみ・・・・・・絶望。・・・あんな想いをするのは・・」
エレン「もう俺が最後でいい!!最後にする!!!」
エレン「・・・・・・ミカサ・・・そして4人も・・・皆聞いてくれ。」クル
ミカサ「・・・・・・・・・」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・」」」」」
エレン「俺にとって5人は大切な、大事な人だ・・・それは本当だ。」
エレン「こんな・・・・・こんな自分勝手で・・・復讐に囚われた俺を・・」
エレン「好きになってくれた・・・・俺みたいな奴を愛してくれた。」
エレン「自分の野望が果せるななら何を犠牲にしても構わないとまで思っていた時もあった!!」
エレン「巨人を殺す・・・巨人に復讐する事!それが俺の全てだった!!!」
エレン「・・・・・・けど・・・・そんな俺を・・・こんな俺をお前等は好きになってくれた・・」
エレン「・・・俺が突き放しても・・・壊しても・・・・まだこんな俺を好きでいてくれる。」
エレン「・・・嬉しかった・・・・・嬉しかったんだ・・・俺は・・」
エレン「俺は・・・俺はきっと、とても幸せなんだ・・・こんなにも愛して貰っていて。」
エレン「だから俺は・・・・決めたんだ。」
エレン「俺は復讐だけに生きるんじゃなく・・・・誰かを守る為に・・」
エレン「俺の大切なもの全てを守る為に強くなると!!!」
エレン「俺は強くなれた・・・皆がいたから・・・大切な仲間達がいたから、俺はここまで・・」
エレン「強く・・・誰よりも強くなれたんだ!」
エレン「守りたい大切な仲間達が・・・・好きな人が・・」
エレン「ミカサが・・・アニが・・・クリスタが・・・ユミルが・・・サシャが・・・皆がいたから俺は復讐に完全に飲まれず・・」
エレン「俺は俺でいられた・・・・・だから俺はお前等がたとえ・・」
エレン「どんなに歪んでも・・・お前等が皆に狂っていると非難されても・・」
エレン「俺だけは・・・お前等を信じると・・・大切に、大事に・・」
エレン「俺は好きでい続ける。」
エレン「お前等が大事だから・・・好きだから」
投下終了です!
では、また次の投下時に。
シガンナ区×シガンシナ区○
>>134
ご指摘ありがとうございます!
おお!2日ぶりに見たら、多くのコメントがありびっくりしました!
私もジャンは好きです!
さて、投下再開です!
エレン「だから・・・・こんな風に、避けるような事や・・・逃げるような事は・・」
エレン「俺だって、本当はしたくない。・・・皆と一緒にいたい。」
エレン「皆と幸せに暮らしたい・・・・・・けどな・・」
エレン「これだけは・・・・これだけは俺は譲れない!!」
エレン「俺は巨人共を殺したい!・・・一匹残らず駆逐してやる!!」
エレン「この俺の夢・・・今日まで生きてきた俺の野望、復讐を成さなきゃ気がすまない!!」
エレン「・・・皆を守りたい・・・もう誰も俺のように不幸にしたくない・・」
エレン「この想いは本当だ・・・・・だが!・・・俺はそれ以上に!!」
エレン「やはり巨人への憎しみを!怒りを!抑えられない!!!」ギリ!
エレン「理想も、思想も関係ない!・・・・・そうさ・・・俺は、結局・・」
エレン「俺が今、一番したい事はこれなんだ・・・・・俺は・・」
エレン「巨人を殺したい。」
エレン「あいつ等を・・・・・殺して殺して殺して!!・・・駆逐したいんだよ!巨人共を!!!」
エレン「それが、皆の幸せに、平和に繋がるんだ・・」
エレン「俺の復讐も果せ・・・皆も守れる・・・・お前等と幸せに生きる世界を作れる・・」
エレン「俺の望みが・・・したい事が全て叶う!・・・・・だから俺は・・」
エレン「調査兵団に行きたい。・・・お前等を置いてな。」
エレン「・・・憲兵団に入って、安全な内地で暮らして・・・俺の帰りを待っていてくれ。」
エレン「必ず・・・・必ず俺は・・・皆を迎えに行く。・・・約束する。」
エレン「俺の心に住み着いた・・・この復讐心も綺麗に終われせ・・・捨てる。」
エレン「・・・・俺は、死なない。・・・戦う度に、お前等の事を、5人を思い出す。」
エレン「待っていてくれている人が、大切な人達がいる事が、俺にはいる。」
エレン「その想いが、幸せが・・・俺に力をくれる。」
エレン「倒す為の・・・生きる為の力を俺にくれる。」
エレン「・・・・ミカサ・・・さっきも言ったが、お前は俺にとってかけがえの無い存在だ。」
エレン「・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・・」
エレン「お前らもそうだ。・・・皆、俺には無くてはならない存在だ。」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「・・・・・・・・・」」」」
エレン「5人共・・・・・もう終りにしようぜ。・・・俺が全ての責任を取る。」
エレン「1人も不幸にしない・・・・誰ももう傷つけない。」
エレン「皆を、幸せにする。・・・必ず幸せにする。」
エレン「だから・・・俺を信じて欲しい。」
エレン「俺の帰りを・・・・迎えに行くのを信じ、待っていてくれ。」
エレン「俺のこれからの生涯全てを使っても、全ての巨人を駆逐するのは不可能だろう。」
エレン「それに・・・俺は皆と幸せに暮らす為にも、生涯全てを巨人だけに注ぐ気はない。」
エレン「・・・・せめて、故郷を・・・シガンシナ区を取り戻すまで俺は戦い続けたい。」
エレン「・・・・シガンシナを取り戻したいんだ・・・・母さん達と生きたあの場所を・・」
エレン「あそこに・・・・俺達の故郷に・・・母さんの墓を建てたいんだ。」
エレン「・・・俺は・・・・母さんには最期まで何もしてあげられなかった・・」
エレン「いつも心配させて・・・俺は母さんに迷惑ばかりかけて・・」
エレン「親孝行も・・・巨人から助ける事も・・・・・何も母さんにしてあげられなかった。」
エレン「だから・・・せめて母さんの生きた場所を取り戻して・・・・そこに眠らせてあげたい。」
エレン「それが・・・・俺が母さんに・・・死んだ母さんの為に唯一出来る事だから。」
エレン「何十年も待たす気はない・・・・よく分からねぇが・・・俺には出来る気がするんだ。」
エレン「ずいぶん前からさ・・・・・・見るんだよ・・」
エレン「俺の頭の中に、夢の中に偶に出てくるんだ・・・一匹の巨人が・・」
エレン「そいつは・・・巨大な鎖に繋がれ、静かに眠っているだけなんだ。」
エレン「髪は黒く・・・顔は他の巨人よりも少し凶悪そうなんだけどな・・」
エレン「その巨人は変なんだ。・・・他の巨人とどこか違う感じがするんだ。」
エレン「俺はそいつを1度も敵と感じた事も、憎いと思った事もなかった。」
エレン「むしろ・・・・俺は、そいつを夢に出る度にそいつを徐々に受け入れていた気がする。」
エレン「・・・最初は顔しか見えなかったんだ。・・・だがそいつが夢に出てくるにつれて・・・・」
エレン「徐々に見えてきた。・・・・首、身体、腕、脚・・・・・・そしてついに全身が見えた。」
エレン「こいつは待っている・・・・誰かが鎖を外し、解放してくれるのを。」
エレン「俺を待っている・・・・・・そして、俺に、俺達の力になる・・」
エレン「俺はそう勝手に・・・直感的に感じた。・・・・あくまで俺の夢・・」
エレン「何の根拠も、自信もない・・・・・けど、俺はこいつが・・・いつか俺達の・・」
エレン「俺の力になってくれると思う。」
エレン「いきなりこんな話を聞いて・・・俺の頭がおかしいと感じるかもしれないな・・」
エレン「あれだけ巨人を憎んでおきながら・・・巨人が味方になるなんて言っているんだから・・」
エレン「けど、ミカサ、アニ、クリスタ、ユミル、サシャ・・・・信じて欲しい。」
エレン「俺は必ず、自分の夢を、野望を果して、皆の下へ帰る!!」
エレン「もう忌わしいあの悪夢に、復讐に終止符を打つ!!」
エレン「復讐の為に生きるのは終らせて・・・・・俺はこれから・・皆の為に、皆と生きる為に生きる!!」
エレン「だから・・・もう終りにしてくれ。・・・・こんな無駄な争いは。」
エレン「誰も幸せになれない・・・誰も報われない。」
エレン「悲しいだけだ・・・・終りだ・・・もうやめよう。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・エレン・・」」」」」
エレン「ミカサ・・・・・・ジャンはどこにいるんだ?」
エレン「いくらお前等が大切で、大事な存在であっても・・」
エレン「・・・・俺の大切な仲間を・・・友を・・・・・・ジャンを!・・」
エレン「アルミンを・・・ライナーを・・・マルコを・・・ベルトルトを・・・俺の大切なものを・・」
エレン「奪うような事は、傷つけるような事はお前等でも絶対に許さない!」
エレン「教えてくれ・・・ミカサ。・・・・ジャンはまだ生きている。」
エレン「皆を助けて・・・・・俺は調査兵団に行く。」
エレン「手紙はやめだ・・・・月に何度が休みを貰って必ず会いにいく。」
エレン「ミカサに、アニに、クリスタに、ユミルに、サシャに・・・それから・・」クル
アルミン「・・・・・・エレン・・」
エレン「アルミンにも、ライナー、マルコ、ベルトルト、ジャン・・・皆にも会いにいく。」
エレン「・・・信じてくれ、5人共・・・・俺は皆を必ず・・」
エレン「幸せにする!!!」
アルミン「・・・エレン(・・・やっぱり、エレンはすごいや・・)」ジワ
アルミン「(こんな状況でも、何度も挫け、身体を壊しても・・・何度も立ち上がり・・)」
アルミン「(最後は・・・・最後は必ず自分の意志を貫く。・・・エレン・・)」
アルミン「(そして・・・その強い意志で、優しさで多くの人を救ってくれる。)」
アルミン「(本当に、エレンはすごい。・・・・かっこいいよ。)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・」」」」」
エレン「ミカサ・・・・ジャンはどこn・・・うっ!?・・・・・・がはっ!!・・・はぁはぁ・・」ベチャ!
アルミン「!?(・・・エレン!?・・・・無茶をしすぎたんだ!!早く注射を刺して!!)」
エレン「(・・・やべぇ・・・・・身体が痛てぇ・・・重い・・・・意識が)」フラ
エレン「(安定・・・・しない・・・・そろそろ注射を・・・使わねぇと・・・無理・・・・か・・)」
エレン「(ははは・・・まったく俺・・・ずいぶん言いたい放題だったな・・)」
エレン「(俺の野望が叶うまで、待たせる・・・・しかもどれぐらい掛かるかも分からない・・)」
エレン「(自分勝手な考えを押し付けて・・・結局はハーレムで頼む!って言っている。)」
エレン「(・・・最低だな、俺は・・・本当に・・・・・けど、俺は本当に皆を幸せにしたい・・)」
エレン「(俺を好きに、愛してくれた5人全員を皆幸せにしてやりたいんだ)」
エレン「(・・・・言いたい事は全て言った・・・ぶつけた・・・・・俺の想いは・・)」
エレン「(届いた筈だ・・・・・本当にやばくなってきた・・・・・・限界だ・・・注射をs・・)」フラフラ
ミカサ「エレン。」
エレン「・・・ミ・・・・カ・・サ?」
ミカサ「エレンの言いたい事は分かった。」
ミカサ「私もエレンと本当は一緒に戦いたい・・・けど・・・・・それがエレンの・・」
ミカサ「エレンの望みなら私は従う。・・・それに・・・・・今のエレンは私より強い・・」
ミカサ「一緒に戦ったら、足手まといになってエレンの邪魔をしてしまうかもしれない。」
ミカサ「ので・・・私はエレンの帰りを待つ。」
ミカサ「エレンが私を迎えに来て、幸せにしてくれるのを信じる。」ニコ
エレン「ミカサ!!(・・・やっと・・・・やっと伝わった!) ・・・ミカs・・」
ミカサ「・・・・・・・・・」スタスタ
エレン「?・・・・ミカサ?・・・どこに行く?」
ミカサ「・・・大丈夫・・・エレン、直ぐに終わる。」
ミカサ「直ぐにこいつ等を消す。」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・・・・・・・・は?」
アルミン「・・・・・・・・・え?」
アニ「・・・・・へぇ・・私を消す・・・ね。」
クリスタ「・・・随分な態度だね・・・・・ミカサ。」
ユミル「・・・後からのこのこ来といて、ふざけんじゃんねぇよ!」
サシャ「まぁいいじゃないですか・・・消す相手が1人増えただけですし。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・」」」」」ゴゴゴ!!
ミカサ「何時の間に、さらに2人・・・エレンに張り付く害虫が増えた。」
ミカサ「だが、関係ない・・・エレンの邪魔をするものは・・」
ミカサ「私が全員削ぐ・・・殺す!」ギロ!
アニ「まぁ、なんでも良いよ。・・・・・さて始めようか。」
アニ「エレンと私の幸せ・・・それを邪魔する悪魔共は全て・・」
アニ「ここで全員殺す・・・抹殺する!」ギロ!
クリスタ「エレンの為・・・私の為・・・・悪く思わないでね皆?」
クリスタ「貴方達の目にエレンが映る事さえ・・・私はもう我慢出来ないの・・」
クリスタ「お前等は・・・ここで消えろ!」ギロ!
ユミル「・・・人の抱きしめ方もなにも知らないようなガキ共が・・・・引っ込んでな。」
ユミル「・・・人のもの・・・人の大事なものに手を出したらどうなるか教えてやるよ・・」
ユミル「お前等全員・・・死んで償いな!」ギロ!
サシャ「・・・エレンに相応しいのは私だけです・・私がエレンを幸せにできる。」
サシャ「人の愛し方も知らない獣共・・・・いいでしょう・・」
サシャ「一匹残らず・・・狩ってやる!」ギロ!
エレン「・・・・・・ミカサ!?・・・何言ってんだよ!」
エレン「アニ!クリスタ!ユミル!サシャ!・・・お前等も何言ってんだ!?」
エレン「俺の事を信じてくれたんだろ!?・・・・俺の・・」
エレン「俺の決意を!・・・想いを受け入れてくれんたんじゃないのか!?」
アルミン「(どういう事だ!?・・・エレンは確かに自分の想いを伝えた・・)」
アルミン「(・・・どうして?・・・どうして彼女達はまた!?)」
ミカサ「・・・エレン・・・・私はちゃんと分かっている。」
アニ「心配しなくていいよ、エレン・・・ちゃんとアンタの想いは伝わったよ。」
クリスタ「大丈夫・・・エレンの意志は、想いは理解しているよ!」
ユミル「ああ・・・エレンの、愛しいエレンの言葉が伝わってないわけないだろ?」
サシャ「ちゃんとエレンの考えは、想いは受けとめていますよ!」
エレン「・・・な、なら・・・どうしてだ?」
アニ「・・・・・・どうしてって・・・・何が?」
エレン「なんでお前等・・・・まるで互いに、殺し合おうとしているんだよ!?」
サシャ「?・・・そんなの・・・エレンと私の邪魔をするからに決まっているじゃないですか。」
エレン「だから何でだ!!・・・ぐっ!?(・・・か、か・・・ら・・・・・だが!?)」ズキ!
ユミル「エレン?・・・何が言いたいんだ?」
エレン「はぁはぁ・・・・・・だから・・・何で・・」
エレン「何でお互いを殺すとか言ってんだよ!!!」
クリスタ「・・・・だから、エレンと私の邪魔をするからだよ・・・大丈夫、エレン?」
エレン「・・・大丈夫?・・・・お前等こそ大丈夫か!?・・・さっききか何を言っている!?」
エレン「俺がいつ皆を邪魔だと言った!?・・・俺は言ったろ!?」
エレン「俺にはミカサ、アニ、クリスタ、ユミル、サシャの5人が・・」
エレン「5人全員が大事だと!・・・全員で幸せになりたいと言っただろ!?」
ミカサ「エレン・・・・貴方こそ何を言っているの?」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・エレンは言った・・」」」」」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・5人で、皆でなど言ってない。」」」」」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・私と幸せに・・」」」」」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・・・私と2人で幸せになると。」」」」」
エレン「・・・・・・な・・・に?」
アルミン「(何を言っているんだ!エレンはそんな事は言ってないだろ!?)」
ミカサ「エレンは「5人」で幸せになろうなんて言ってはいない。」
ミカサ「私を幸せに・・・私とエレン、「2人」だけで幸せになると言った。」
アニ「アンタ前から逝かれていると思っていたけど・・・本当に逝かれていたんだね。」
アニ「幻聴まで聞こえるなんて・・・・エレンは私と2人でと言ったんだよ。」
ミカサ「・・・お前は何を言っている?・・・・・口を開くな・・・・いや・・・いい・・」
ミカサ「直ぐに二度と喋れないようにしてやる!」
アニ「それはこっちの台詞だよ・・・・・・エレンを縛る悪魔共が!」
クリスタ「哀れな2人だね・・・・仲良く幻聴でも聞いていればいいよ。」
クリスタ「私は本物のエレンと幸せに生きて・・・・2人は偽物のエレンと幸せを感じながら死ねばいいよ。」
ユミル「そういうお前こそ随分な耳と精神だな・・・・・お前も逝かれてんぞ?」
クリスタ「・・・・どういう意味・・・ユミル!」
ユミル「・・・・・・説明しても無駄そうなんでね・・・・勝手に自分で考えな。」
ユミル「まぁ・・・考える暇もなく直ぐにあの世に送ってやるよ。」
サシャ「あ!お願いしますね、ユミル!・・・そしたら次は貴方が死んで下さいね。」
ユミル「食いもんばかりしか興味がない芋女は引っ込んでな!」
サシャ「・・・・まぁ、否定はしませんよ。・・・けど、そんな私をエレンは好きでいてくれて・・」
サシャ「2人で幸せになろうと言ってくれましたし・・・けど、引く訳にはいきませんね。」
サシャ「貴方を、ミカサを、アニを、クリスタを殺さないと私は気がすまないので・・」
サシャ「私のエレンを奪い、傷つけた罪は貴方達の死をもって償ってもらいますよ!」
クリスタ「何わけの分からない事を言っているの!?・・・もういいよ・・」
クリスタ「皆早く死んでよ!!・・・私とエレンの前から消えてよ!!!」
ユミル「ふざけんな!!・・・お前等こそさっさと消えろ!!!」
ユミル「これ以上・・・私とエレンの時間を奪うな!!!」
ミカサ「いい加減にしろ!!!・・・お前等全員、勝手な事を言うな!!!」
ミカサ「エレンは私だけのものだ!!!」
アニ「・・・・殺す・・・・・・お前等全員殺す!!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・ふざけんなよ・・」ボソ
エレン「俺が一体!!!・・いつそんな事を言t・・・・・・・・・・・え?」バタ!
アルミン「!?・・・・・・エレン!?」
エレン「・・・・・・?・・・(・・・・・・なんだ?・・・・・・どうして俺は地面に倒れた?)」
エレン「・・・・・・!?(・・・身体が・・・動かない!?・・・・薬が切れたか!?・・・ちっ!)」スッ
エレン「・・・・・・うっ!(残りは2本!・・・・取りあえず立ち上がってミカサ達を!!)」プス!
エレン「(何度でも!!・・・何度でも皆を説得しt・・・・・・うぐっ!?)」ズキ!
エレン「・・・・・つっ!?(・・・がっ!?・・・な・・・何だ!?)」ドクン!
エレン「がああぁぁぁぁぁぁ!!??(身体が!痛い!!・・・痛い!痛い!!)」ガクッガク!
エレン「ああっあああっぁぁぁ!!??(・・・どういう事だ!?・・・注射を打ったのに!?)」
アルミン「エレン!!(身体が震えて・・・いや・・・・・・痙攣!?・・・とにかく異常だ!!)」
アルミン「エレン!?・・・どうしたの!?・・・ミカサ!皆!エレンの様子がおかしい!!」
ミカサ「楽には殺さない・・・ゆっくり苦しませながら殺してやる!」
アニ「そんな考えだから、エレンを他人に奪われる・・・・・一瞬だ・・・一瞬で殺す!!」
クリスタ「・・・・エレンとの幸せを・・・・奪う者は全員殺す!!」
ユミル「・・・はっ!・・・・・せいぜい無駄な足掻きをしながら・・・・無様に死にな!」
サシャ「・・・さて、とりあえず四肢を奪ってから、徐々に殺していきますか。」
アルミン「ぐっ!・・・くそ!!!(駄目だ!!話にならない!!)」
アルミン「エレン!!しっかりして!!!(・・・・・・まさか!?)」
エレン「ぁぁぁぁ!?・・・・・・ぐっ!!(打つ場所を間違えたのか!?)」
エレン「(・・・・仕方が無い・・・もう一度注射を!!)」スッ
エレン「(1本じゃ駄目なら!!・・・・・・残った2本同時に!!!)」
アルミン「エレン!?・・・・・・駄目だ!!!」
エレン「・・・これで・・・・・がっ!?・・・・・・なっ!?(な・・・なんでだ!?)」ブス!
エレン「うぐぁぁぁぁぁ!!!!(・・・・これは・・・・・・まさか!?・・)」
アルミン「エレン!!!(やっぱりそうだ!!・・・・・これは!!!)」
エレン「あ・・・あぁ・・・・・・アル・・・・・・アルミン!!・・・がっ!!」ガクガク
アルミン「エレン!!!(酷い!!・・・身体全体が痙攣している!!)」
アルミン「エレン!!しっかり!!(きっと身体中に激痛が走っているんだ!!)」
アルミン「エレン!エレン!!!(目も血走っている!!・・・もうエレンは無理だよ!!死んじゃうよ!!!)」
エレン「アルミン!!・・・ちゅ・・・・・・注射!・・・・・・注射が!!」
エレン「注射が効かない!!!」
投下終了です。
エレンの言葉を聞いても、逆に暴走しつ続ける5人。もうエレンの言葉は彼女達に届かないのか!?
そして、注射を刺して悶え苦しむエレン!!一体エレンの身体に何が起きているのか!?
エレン達に救いはあるのか!?
では、また次の投下時に。
はよはよ!
これをハッピーエンドにするとなると>>1はかなりすごいな
蒸かした芋あげるから、はよ(・ω・)⊃芋
多くのコメントありがとうございます!
>>181
>>185
申し訳ありません。明日の夕方頃には投下する予定です。
>>183
褒めて頂けるのは嬉しいですが、所詮私は初心者でこの作品も処女作です。
私の考えているストーリーでは、ご都合主義な展開になると思われます。
私は他の良作SSの人のストーリー展開に比べればぜんぜんすごくないので、あまり過度な期待はしないで下さいね?
お待たせしました!
投下再開です!
エレン「がああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(痛い!・・・身体中が!!一体どうなって!?)」
アルミン「エレン!!聞いて!!!・・・もう・・・・もう注射は打っちゃ駄目だ!!!」
アルミン「薬の効果じゃない!!・・・君の身体が限界なんだ!!!」
アルミン「もう薬の効果で身体を騙せないんだ!!」
エレン「・・・ぐっ!・・・だ・・・・騙す!?」
アルミン「エレン!!増強剤は確かに一時身体を強化してくれる!!!」
アルミン「けど、それは・・・結局、君の身体を騙しているにすぎない!!」
アルミン「そして今・・・・・それは遂に限界に達した!」
アルミン「もうエレンの身体はその痛みを騙せない!!」
アルミン「鼻血がさっきから出ているよね?・・・エレン・・・・・・それが・・」
アルミン「それが何よりの証拠だ!・・・臓器類の損傷で、鼻血は出ない・・」
アルミン「つまり・・・エレンの身体は、ストレスによる臓器損傷に加え!」
アルミン「薬による副作用で、身体、骨、血管にまで負担が掛かり、損傷しているんだ!!」
アルミン「(臓器に加え・・・肉体全体の損傷・・・・・・いくらエレンに異常な再生能力があっても・・)」
アルミン「(これだけの損傷・・・1度に全て再生するのは不可能だ!再生が追いつかない!!)」
アルミン「(だから、恐らく血管等が傷ついてそこから血液が流れてしまい鼻血が!)」
アルミン「(今はまだ鼻血だけでそこまで問題ではないけど・・・・このままじゃエレンの命に関わる!)」
アルミン「エレン!!もう注射は意味がない!!・・・むしろそれはもう毒だ!!」
アルミン「打っても回復効果は無い!君の身体に余計に激痛を、負担を与えるだけだ!!」
エレン「・・・そん・・・な・・(・・・どっちみちもう注射はない・・・・万策尽きたって・・・・・・事か・・)」
アルミン「(・・・エレン!?・・・・まるで生気が無い!・・・このままじゃ駄目だ!!!)」
アルミン「(僕が・・・・・・僕がエレンを・・・・・・エレンを助けるんだ!!)」
アルミン「エレン!ごめん!!・・・引きずるよ!!」ガシッ!
エレン「・・・・・・あ・・・アル・・・・ミン・・・・ま・・待t・・」
アルミン「彼女達はもう無理だ!!・・・救えない!!!」ズリズリ
アルミン「・・・エレン・・・・・・僕も彼女達の事は救いたかった!本当だ!!」
アルミン「大事な親友の、愛する人!・・・助けたいに決まっている!!」
アルミン「けど・・・・もう僕は・・・エレンが!!・・」
アルミン「エレンがこんな目に合っている事が耐えられない!!!」
エレン「・・・・・・・・・アルミン・・」
アルミン「僕は彼女達のように、エレンを愛したり、自分だけのもにしたいなんて思ってはいない!!」
アルミン「僕は、ただ!!・・・昔から僕を何度も助けてくれて!!」
アルミン「僕の夢を!僕の話を馬鹿にしないで、認めてくれて!!」
アルミン「僕を絶望の中から、救い!希望をくれた君を!・・・エレンを!!」
アルミン「僕の唯一無二の親友を助けたいんだよ!!!」
アルミン「僕はエレンに不幸になって欲しくない!!!」
アルミン「エレンに自由に生きて欲しい!!!」
アルミン「・・・だから・・・だからエレン!!・・・諦めないで!!諦めるな!!!」
アルミン「もう誰もいないけど・・・・・・それでも僕は!!!」
アルミン「諦めない!!・・・・・・正直さっきは諦めかけていた。」
アルミン「けど・・・エレンの言葉を・・・・想いを聞いて僕は・・・僕はまたエレンに・・」
アルミン「エレンから希望と力を貰った!!!」
アルミン「どんな恐怖の中でも、悲しみの中でも、絶望の中でも諦めない!!」
アルミン「君を!エレンを助ける!!・・・こうして今も少しずつではあるけど・・」ズリズリ
アルミン「彼女達から離れている!・・・君を少しでも安全な場所まで運んでいる!!」
アルミン「僕は・・・・・・僕は絶対に諦めない!!!」
アルミン「絶対に僕の大事な親友を!!エレンを助けるんだぁぁぁ!!!!!」
エレン「・・・・・・アルミン(・・・・・・アルミン・・・お前は・・・お前はやっぱり・・)」
エレン「(・・・・・・すごい・・・・奴・・・・・・だ・・・よ・・・・・・・・けど・・・) 」
エレン「・・・アルミン・・・・・・俺は・・・・・それ・・・でも・・」
アルミン「エレン?」
エレン「・・・・・・それでも・・・俺は・・・・・・皆を・・・・・・幸せ・・・・・・に・・・・・・・・」ガク
アルミン「・・・・・・!?・・・エレン!?(・・・大丈夫だ・・・脈はある・・・心臓は動いている。)」
アルミン「(きっとあまりの激痛と今までの疲労が一気にエレンに襲ったんだ・・)」
アルミン「(気絶して当たり前だよね・・・・エレン・・・休んでいてね!)」
アルミン「(・・・・とにかく、どこかにエレンを隠してから調査兵団の人達を探しに行こう・・)」
アルミン「(・・・彼等がどの程度の人達かは分からないけど・・・少なくとも僕よりは強い筈!)」
アルミン「(幸い彼女達は・・・潰し合いに夢中だ・・・・いまのうちに!)」ズルズル
エレン「」
アルミン「(少しでも、エレンを安全な場所へ!・・・)」
--------------------------------------------------------------------
アニ「・・・・・・・・・」
クリスタ「・・・・・・・・・」
ユミル「・・・・・・・・・」
サシャ「・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・1つ提案がある。」
ユミル「・・・あぁ?」
サシャ「・・・提案?」
クリスタ「・・・今更何を言っているの?(無視してもいいけど・・・・・内容を一応聞こうかな・・)」
アニ「・・・そんな事言ってさ・・・・私達をうまく出し抜く気じゃないの?」
ミカサ「・・・違う・・・・これはエレンを守る事・・・大切な事。」
ミカサ「・・・お前等が賛同して一先ず損は無い・・・・それは保障する。」
ミカサ「・・・・・・どうする・・・・乗るの?・・・・乗らないの?」
アニ「・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・いいよ・・・・とりあえず話を聞こうか。」
サシャ「・・・時間を無駄にするような事だったら・・・分かっていますね?」
ユミル「・・・4人全員でお前をぶち殺すからな・・・・話せよ。」
クリスタ「で・・・ミカサ。・・・・提案というのは何かな?」
ミカサ「私達がこれから殺し合うのは当然の事・・」
ミカサ「私はお前等をエレンに触れさせない・・・・エレンは私のもの。」
アニ「・・・・殺し合うのは当然だね・・・エレンを奪う悪魔共は全員この場で殺す。」
ミカサ「・・・そう、私達には既に話し合い等は意味を成さない・・・不毛。」
クリスタ「じゃあ何をするの?・・・・貴方の自惚れを聞くのは吐き気がするんだけど。」
ミカサ「・・・・私の提案は簡単。」
ミカサ「今ここにいる4人を始末すれば・・・エレンを手に入れられる・・」
ミカサ「私はそのような状況が・・・状態が欲しい。」
ミカサ「これ以上・・・エレン以外の事で時間を無駄に使いたくなどない。」
サシャ「・・・それなら、今・・・この状態がそうじゃないですか。」
サシャ「自分を除く4人を殺せば・・・・・皆・・・・いえ・・・私がエレンを手に入れられる。」
ユミル「・・・芋女の言う通りだぜ・・・・もうその状況は出来ている。」
ユミル「・・・ミカサ・・・・・お前は何が言いたい?・・・・何をしたい?」
ミカサ「・・・確かに・・・・いくら言葉を並べて説明しても・・」
ミカサ「それは・・・時間の無駄でしかなかった。・・・・・・分かった。」
ミカサ「結論を・・・私が何をしたいのかを言おう。」
--------------------------------------------------------------------------------
アルミン「(・・・はぁはぁ・・・・・もっとちゃんと鍛えておけば良かった!)」
アルミン「(まだ100メートルも進めてないや・・・・・我ながら情けないよ・・・けど・・)」チラ
アルミン「(彼女達から怒声等が止んでからは・・・・何やら話し込んでいるみたいだ・・)」
アルミン「(これは好都合だ!・・・話し合いなら、だれも怪我を負わないし・・)」
アルミン「(僕とエレンへの意識もさらに薄くなる筈だ・・・・このまま一気に街中にでm・・)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」クル
アルミン「(・・・・・・・・・え?)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」ギロ!!
アルミン「(・・・ぜ、全員がエレンを・・・いや!?・・・・僕を見ている!?)」
アルミン「(・・・そんな都合よく・・・いつまでも僕達の事を放っておきはしないとは思っていたけど・・)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」
アルミン「(でも・・・どうして・・・・・・一体どうしてだ!?)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」
アルミン「(エレンではなく・・・・僕を見ている!?)」ブルブル
アルミン「(こ、怖がっている場合じゃない!!・・・早くエレンを!!!)」ズル
ミカサ「・・・・・やはり・・・そう。」
アニ「・・・確かにね。」
クリスタ「・・・・まぁ、貴方の事を今は信じてあげるよ。」
ユミル「本当・・・とんだ所にいたもんだな。」
サシャ「・・・そういえば・・・・・まだいましたね。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・他に邪魔者が・・」」」」」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「消すべき奴がいた!」」」」」ギロ!!
アルミン「つっ!?(・・・なんだ!?・・・あの目は!?)」ゾク!
アルミン「(は・・・早くこの場を離れないと!!)」ズルズル
サシャ「・・・エレンをどこに連れて行くつもりですか・・・アルミン。」
アルミン「なっ!?」
ユミル「お前もエレンが欲しいって事か・・・やってくれるな。」
クリスタ「アルミン・・・・どこまでも邪魔をするんだね。」
アニ「エレンの大事な親友だろうが・・・・私からエレンを奪うってなら、分かっているよね?」
ミカサ「アルミン・・・・エレンをどこに連れて行く。」
アルミン「・・・!?(・・・そ、そんな!?・・・何で!?・・・何時の間に・・)」
アルミン「(何時の間にこんな・・・すぐ近くに!?・・・・やばい・・)」
アルミン「(やばい!!・・・僕はまだ・・・・僕はまだ何も出来ていないのに!!)」
ミカサ「・・・アルミン・・・・私はある提案を出した。」
アルミン「・・・・・・提・・・案?」
アニ「そうだよ・・・・私も・・・私達もそれに乗ったよ。」
ユミル「・・・まぁ、ミカサの案に乗るのはしゃくだが、結果的に私達にも利益はあるからな。」
クリスタ「これ以上・・・・・エレンとの時間を無駄にしたくないからね。」
サシャ「やっぱ、狩りは集団で攻めた方が圧倒的に・・・・効率がいいですからね。」
アルミン「・・・・・・提案・・・・・利益・・・・・集団・・・・・・狩り・・・・・・!?」
アルミン「・・・・・ま・・・まさか!?・・」ブルブル
ミカサ「流石だ・・・アルミン・・・・・良く頭が回る。」
アニ「状況の理解は済んだみたいだね・・・・・・覚悟も済んだかい?」
クリスタ「エレンを私から奪おうとしたんだもん・・・・覚悟はとっくに出来ているよね?」
ユミル「アルミン・・・・エレンが大事にしているお前を・・・殺りたくはなかったけどな。」
サシャ「・・・もういいです・・・・・・私にはエレンだけがいればいいんですから。」
アルミン「・・・・・(そうだ、間違いない!!・・・・彼女達は・・)」ガタガタ
アルミン「(・・・彼女達の目的は・・・狙いは・・)」
ミカサ「・・・・・・これ以上はいらない。」
アニ「・・・・・・これ以上、エレンとの時間を無駄には出来ない。」
クリスタ「・・・・・・だから、少なくとも。」
ユミル「・・・・・・余計な奴にはさっさと退場してもらう。」
サシャ「・・・・・・エレンをこれ以上、誰にも奪わせない。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・だから・・」」」」」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「今のうちに、アルミン・・・お前には・・」」」」」
アルミン「(エレンを奪おうと・・・エレンを助けようとしている僕だ!!!)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「消えて貰う!!!」」」」」
以上で投下は終了です。
話があまり進まず申し訳ありません。
遂にエレンが限界に達し、エレンは再び倒れる。
そして、ミカサ達5人に狙われたアルミン!!
連合壊滅の危機に、アルミンは1人でどうミカサ達を止めるのか!?
では、また次の投下時に。
なんか、無限ループだなw
>>206
ご安心下さい、そろそろクライマックスです。
>>1
後日談はどうするんだ?
>>211
クライマックス(最終章「エレン防衛戦」完結)
↓
エピローグ(後日段、(エレン「・・・これはもう・・・・必要ない」完全完結)
という感じです。
更新は明後日の夕方とか?
>>214
確かな事は言えませんが、2日に1回ぐらいの更新を目指しています。
(ただし予定やバイトで執筆時間が取れない場合はもう少し伸びます。)
投下再開です。
ついにあの男が登場!?
アルミン「(こ・・・ここで僕が戦っても時間稼ぎにもならない!!)」
アルミン「(仮に・・・仮に時間を稼げても・・・・エレンは意識を失っている!!)」
アルミン「(・・・エレンが逃げる事は・・・・・・エレンを助ける事は出来ない!!)」
アルミン「(そ・・・そもそも、完全に恐怖に飲まれている僕が・・)」
アルミン「(エレンを引きずって距離を稼ぐ事以外に何か出来るのか!?)」
アルミン「(今こうやって、彼女達と向き合う事だって・・・もう精神が限界なのに!!)」
アルミン「(・・・怖い・・・・怖いよ、エレン・・・・・・僕は・・・・どうすればいいんだ!?)」
ミカサ「・・・私達が争っている間にエレンを奪おうとするなんて・・」
アニ「ガッカリしたね、アルミン・・・・アンタがそんな卑怯者だったとはね。」
クリスタ「頭が良いからね・・・・そういった卑怯事が得意なんだよ。」
ユミル「・・・エレンをどこに連れて行くつもりだった?・・・エレンお前のものじゃねぇぞ!」
サシャ「皆さん・・・そんな事、もういいじゃないですか・・・そんな事は・・」
サシャ「早くアルミンを・・・・・・邪魔者を片付けて・・・エレンを貰いましょうよ。」
ミカサ「・・・サシャ・・・・あくまで私達は共闘するのはアルミンを始末するまで。」
ミカサ「その後は・・・サシャ・・・そしてお前等を私が殺す事を忘れるな。」
ユミル「はっ・・・仲間意識なんてねぇよ!・・・だが、お前等殺したる間・・・こいつに・・」
ユミル「アルミンにエレンを奪われたら元も子もないから、仕方なく協力しているだけだ。」
クリスタ「そう・・・同盟でも・・・手を組んだわけでもないよ。」
クリスタ「お互いを利用しているだけ・・・・そんな事は全員分かっている事だよ。」
アニ「・・・アルミンを始末したら・・・・直ぐ、一瞬でお前等を殺す。」
アニ「この廃墟には私達以外誰もいない・・・・私も全力で、お前等を潰せる。」
サシャ「へぇ・・・一瞬とは言ってくれますね、アニ。」
クリスタ「・・・大砲でも使うっての?・・・・そういう強気な奴ほど直ぐに死ぬんだよね。」
アニ「・・・ふっ・・・・・大砲ね・・・そんなものより良いものが私にはあるんでね。」
ユミル「・・・・・ほ~、是非見せて貰いたいね・・・まぁ、はったりだろうがな。」
ミカサ「いい加減にしろ・・・・・・そんな事はどうでもいい。」
ミカサ「私の提案に乗ったのなら・・・今はちゃんとやる事をやれ。」
アニ「・・・そうだったね。」
クリスタ「・・・・アルミン・・・そこを動かないでね。」
ユミル「・・・安心しな・・・・時間はかけねぇ・・・一瞬だ、楽に死ねるぞ?」
サシャ「これ以上、余計な事に時間を割きたくないですからね。」
アルミン「(・・・・エレン・・・・僕は・・・・・僕は・・)」
アルミン「・・・き、君達は・・(・・・・・諦めない)」ボソ
アニ「・・・何か言ったかい?」
アルミン「君達は何がしたいんだ!!!(・・・諦められない!!!)」
アルミン「何でこんな事をしているんだ!!!(・・・ここで僕が諦めたら・・・・誰が・・)」
アルミン「こんなの誰も幸せになれないじゃないか!!!(誰がエレンを助けるんだ!!)」
ミカサ「・・・アルミン・・・・往生際が悪い。」
サシャ「最後まで達者でうるさい口ですね。」
クリスタ「誰も幸せになれない?・・・何を言っているの?」
アルミン「そうだ!!・・・こんな事をして幸せになれると・・」ブルブル
アルミン「エレンと本当に幸せになれると思っているのか!!!」
サシャ「当り前ですよ・・・邪魔者を全員片付けてエレンと幸せになるんです。」
ユミル「エレンは私のものにする為さ・・・私が幸せになる最良の行動だ。」
アルミン「・・・・本当にそんな風に考えているのなら・・・お笑いだね。」
ユミル「なんだと!!」
アルミン「・・・そうだろ?・・・・こんな事をする事で幸せになれる?」
アルミン「仲間を、エレンを傷つける事で、エレンと幸せになれる?」
アルミン「・・・・・馬鹿だよ・・・君達は馬鹿だ・・」ボソ
アルミン「君達全員!!・・・大馬鹿野郎だよ!!!!」
サシャ「・・・・・アルミン・・・もう良いですよ・・・・・黙って下さい!」
アニ「アルミン・・・目障りだよ・・・・もう黙りな。」
アルミン「黙らないよ!!・・・君達は愚かだ!!!」
アルミン「エレンを自分のものにしようとしか考えてない!!!」
アルミン「自分が幸せになる事しか考えてない!!!・・・エレンの事なんてどうでもいいんだろ!?」
アルミン「エレンの夢も!目標も!意思も何も全てどうでもいいんだ!!君達は!!!」
クリスタ「もう良いでしょ?・・・気が済んだでしょ?・・・・・黙って。」
アルミン「エレンと幸せになるだって?・・・・・ふざけるな!!!」
アルミン「こんな事をして、あまつさえ幸せになるだって!?」
アルミン「こんなふざけた事があるか!!」
アルミン「エレンは・・・エレンはただ優し過ぎただけじゃないか・・」
アルミン「仲間を助けて・・・好かれて・・・・愛された。」
アルミン「・・・・エレンは確かに、軽率な態度を取ってしまったかもしれない。」
アルミン「君達の心を、想いを無視して・・・自分の意思を、想いを優先した。」
アルミン「巨人をこの世から駆逐するという想い・・・いや、生きがいだ。」
アルミン「エレンは・・・巨人を倒したかったんだ。」
アルミン「・・・そのエレンの意志は、とても固く、強く・・・・・・そして重い。」
アルミン「生まれ育った町が・・・巨人達に蹂躙され、奪われた・・」
アルミン「何より目の前で・・・・大好きだったお母さんが巨人に食われた」
アルミン「エレンの巨人への憎しみ、復讐心は・・・とても測りしれないものだよ。」
アルミン「エレンは・・・どんなに強くても、優しくても・・・まだ子供なんだよ。」
アルミン「15歳の・・・子供なんだよ・・・・そんなエレンが・・」
アルミン「自分の想いを、意志を・・・巨人への復讐を優先して何が悪い・・・誰が責められる?」
アルミン「・・・けど・・・・・・エレンは優し過ぎた。」
アルミン「エレンは、自分を愛してくれた君達を・・・自分の意思と同じ程、大切に、愛おしくなったんだ。」
アルミン「自分の夢、生きがい・・・・自分を愛してくれた人達との幸せ・・」
アルミン「・・・エレンは苦しんでいた筈だ・・・ジレンマだよ。」
アルミン「それこそ胃を・・・臓器を消耗し・・・・壊すまで苦しんだ。」
アルミン「あのエレンがだよ?・・・僕達より圧倒的に強いあのエレンが・・」
アルミン「薬を使ってまで、その苦しみに耐えていたんだよ!?」
アルミン「普通の人なら、とっくに体調を崩すか、壊れていた筈だ!」
アルミン「それでもエレンは・・・今!瀕死の身体に鞭打ち!決意したんだ!!!」
アルミン「エレンは・・・エレンは君達と向き合う事を決めた。」
アルミン「これ以上、大切な仲間を傷つけないよう・・・犠牲を出さないように・・」
アルミン「愛する君達を・・・それ以上傷つけないよう・・・・救う為に。」
アルミン「だけど・・・・君達はそんなエレンに何をした?」
ユミル「・・・黙れ」
アルミン「エレンの必死の言葉を聞きもしない!」
サシャ「・・・黙れ」
アルミン「エレンの懇願も完全に無視して、自分勝手な事ばかりだ!」
クリスタ「・・・もう黙って。」
アルミン「エレンが痛みに苦しんでいても・・・誰も心配しない!」
アニ「・・・いい加減、黙りな。」
アルミン「君達はエレンの為に何もしていない!」
ミカサ「・・・黙れ、アルミン。」
アルミン「エレンを一体なんだと思っているんだ!!!」
アルミン「エレンは君たちの為だけに生きるモノじゃない!!!」
アルミン「ちゃんとした夢を持った!意志を!・・・強い意志を持った人間だ!!!」
アルミン「僕の!・・・僕の自慢の!大切な親友だ!!!」
アルミン「これ以上、君達の身勝手な理屈でエレンを傷つけるな!!!」
アルミン「いい加減にしろよ!・・・どうして好きなエレンにここまでの事が出来るんだ!?」
アルミン「エレンにどうしてここまで酷い事を出来るんd・・・」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「黙れぇぇぇぇ!!!!」」」」」
アルミン「・・・うっ!?」ビクッ!
ミカサ・ユミル「「もうしゃべるな!・・・直ぐに息の根を止める!」」ギロ!
アニ「アルミン!!・・・2度としゃべらないようにしてあげるよ!」ギロ!
クリスタ「本当に最低・・・最悪な気分だよ・・・・早く殺そうよ!」ギロ!
サシャ「楽に殺すのは・・・なしですね・・・・どう甚振って殺してあげましょうか!」ギロ!
アルミン「・・・あ・・・・うっ!?(・・・やっぱり・・・駄目だ、怖い!・・・・・・けど・・)」ガタガタ
エレン「」
アルミン「(・・・・・・エレン・・・僕は・・) ・・・・!!」バッ!(両手広げる)
ミカサ「・・・・・・何のまね?」
ミカサ「・・・降伏のつもり?・・・・いまさら許す気なんてない!」
アルミン「・・・ち・・・・・・違う!・・・こ、これは!」
アルミン「・・・・・・僕の・・・僕の最後の・・・抵抗・・・・・だよ!」ガタガタ
ユミル「・・・・・・それが抵抗かよ?・・・・・震えているぜ?」フッ
アルミン「そうだよ!・・・・僕が・・・・・僕が出来る事は・・」
アルミン「せめて君達から!・・・・・エレンを少しの時間でも守る事だ!」
ユミル「・・・へぇ、殺される覚悟はあるって事か!」
アルミン「・・・・・・・っつ!?」ガタガタ!
クリスタ「震えすぎじゃないアルミン?・・・・随分となさけない抵抗だね。」
クリスタ「・・・でもまぁ、潔く殺されるのを受け入れたのは褒めてあげるよ!」
サシャ「そうですね・・・さて、アルミン・・・どこからがいいですか?」
サシャ「腕?脚?・・・それとも細かい指とかからゆっくりと潰していきますか!?」
アルミン「・・・・ひっ・・・・・うぅ・・・あぁ・・・ぐっ!・・」ジワ、ポタポタ
クリスタ「ふふふ・・・泣いちゃった・・・・・本当に情けないね。」クス
アニ「泣くぐらいならそんな事をするのはやめなよ。」
アニ「それじゃあ・・・ぜんぜんかっこつかないよ・・・それとも情けでも期待しているの?」
アルミン「いまさら君達に情けをかけてもらおうなんて、思ってないよ。」
アルミン「でも・・・・えぐっ・・・・・信じてはいるよ!!」
ミカサ「・・・・・・信じる?」
アルミン「僕がこうして、無様に涙を流しながらでも・・・エレンの・・」
アルミン「エレンの為に時間を稼げば・・・きっとエレンはまた立ち上がってくれる!!」
アルミン「昔からそうだった・・・・・・エレンは・・・・ぐす・・・・エレンはどんなに負けても・・」
アルミン「何度も立ち上がる!!!・・・・たとえその後、また負けても・・」
アルミン「エレンは必ず立ち上がる!!!・・・自分の、皆の、仲間の・・」
アルミン「ぐっ!・・・君達を止める為、幸せする為・・・エレンはまた立つ!立ち上がる!!!」
エレン「」ピク
アルミン「僕はそんなエレンの姿に、生き方に、憧れた・・」
アルミン「そして・・・エレンから勇気を、希望を、多くのものを貰った!」
アルミン「お互いに両親を無くした後・・・・エレンは言ってくれた・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレン『・・・俺達はもう3人だけだ・・・・俺達は生きるんだ!』
エレン『・・・今日から、俺達は家族だ!・・・一緒に生きていくんだ!』
エレン『良いか、アルミン?・・・俺はお前の両親の代わりにはなれねぇけど・・』
エレン『俺達には俺達なりの幸せがあるんだと思う・・・生きようぜ、アルミン。』
エレン『・・・死んだ両親の分まで、母さんの分まで俺達は生きよう!』
エレン『楽しい事も、悲しみも、辛い事も・・・全部3人で背負い・・・生きてこうぜ!』
エレン『アルミン・・・俺達は、3人は今日から家族だ!!!』
エレン『いいd・・・!?・・・・・おい!なんで泣いてんだよ!?・・そんなに嫌だったか!?』
エレン『え!?・・・嬉しい時にも涙って出るのか!?・・・し、知らなかった!?』
エレン『って事は・・・家族で良いんだよ・・・な?・・・アルミン?』
エレン『おう!・・・これからも親友として、家族として宜しくな!』
エレン『アルミン!・・・これからもいろいろ教えてくれよな!』ニコ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アルミン「エレンは・・・生きる意志を失いつつあった僕を救ってくれた。」
アルミン「エレンは!・・・僕を家族と言い・・・迎えてくれた!」
アルミン「あんなに嬉しかった事は・・・今まで無かったよ!」
アルミン「エレンは・・・・エレンは君達にだけじゃない!」
アルミン「僕にとってもエレンは・・・・命の次に大事な人、親友・・・家族なんだよ!!!」
アルミン「僕は・・・僕はそんなエレンが、大切な親友を・・・家族を守れるなら!」
アルミン「どんな情けなく、無様な姿をいくら晒しても構わない!!!!」
ミカ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」」
アルミン「はぁはぁはぁ・・・・・ぐす・・・・b・・」
アニ「もう良いよ・・・・・アンタの話は聞き飽きた。」
アルミン「はっ!?(・・・ア・・・・・アニ!?・・・何時の間に目の前に・・)」
アニ「その良く回る口ごと・・・頭を吹き飛ばしてあげるよ。」スッ
アルミン「あっ(・・・・脚が振られ・・・・蹴りが来る・・・・避け・・・・ないと・・)」
アニ「さようなら・・・アルミン!」ブン!!
アルミン「(・・・駄目だ・・・速い・・・・頭を吹き飛ばされる・・・死ぬ?・・)」
アルミン「(・・・エレン・・・・信じているよ・・・君は・・・・君なら・・)」スッ(目閉じる)
アルミン「(再び立ち上がって・・・この不幸な争いを・・・彼女達を・・)」
アルミン「(彼女達を不幸から救ってくれるって!!・・・僕は信じているよ!!!)」
アルミン「(・・・エレン!・・・・エレン!!・・・・・・・・勝ってね!・・)」
アニ「(・・・終りだね・・・・・アルミン・・・・残念だよ・・・エレンが悲s・・)」
バッ!
アニ「(・・・・・・え?)」
バシィッ!!!!
アルミン「(・・・・あれ・・・・・音が・・・妙?・・・まるで受け止め・・・・それに・・)」
アルミン「(どこも・・・どこも痛くない?・・・・僕は一体d・・)」
?「・・・・・・よく吠えた・・・ガキ。」
?「お前が言う・・・無様な行動・・・・その行動によって稼いだ時間は・・」
?「無駄じゃ無かった・・・エレン・イェーガーを救った・・・・良くやった。」
アルミン「(・・・誰?・・・・聞いた事がない声・・)」スッ(目開く)
アルミン「あっ!?」
アニ「(こいつ!?・・・・私の蹴りを・・・片手で!?)」
?「・・・・脚癖が・・・悪りぃな」ググッ!
アニ「痛!?・・・くっ!」ミシ、ブン!
?「ちっ」ヒュッ!バッ(手離す)
アニ「ぐっ!・・・・・・(こいつは!!)」バッ、ズザザ!(後ろに跳び後退)
ミカ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・!!」」」」」
アルミン「あ・・・あぁ・・(そんな・・・どうして・・・・・こんな所に!?)」
?「・・・・・・ガキ・・・この戦い、うちの新入りを・・」
?「お前の親友を・・・・・家族を・・」
?「最後まで、エレン・イェーガーを信じた・・」
リヴァイ「お前の勝ちだ!!」
投下終了です!
絶望的な状況の中、ついに現れた希望!
リヴァイ兵士長登場!!!
ついに、調査兵団と合流成功!!
では、また次の投下時に。
>>1
これで力でねじ伏せてもハッピーエンドにはならないぞ
>>240
「想いだけで・・・一体何が守れるって言うんだ!!」
・・・・・・はい、ガンダムネタは置いといて、ご安心下さい!力によるゴリ押し締めにはしません。
少しは力による戦闘になるかもしれません・・・ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、信じて頂きたい。
>>246
思いだけでも力だけでも駄目なんです。だから・・・エレンの願いに、行きたいと望む場所に、病んでらー達は必要ですか?
>>249
大丈夫です。必ずハッピーエンドにしてみせます!
強引な展開になってしまうと思いますが、ハッピーエンドへの道(ストーリー)は出来ています!
あんまりにも無理矢理なのは勘弁な
流石にそれは萎える
>>251
ご期待に沿えるように努力します!
感想返信だったらsageにしたほうがいいんじゃね?
はぁ、バイト疲れた。
遅くなりました、投下再開です!
(ストーリーはあまり進みません。先に言っておきます。申し訳ありません。最近忙しくて)
>>254
アドバイスありがとうございます!
アルミン「・・・・・・じ、人類の希望にして・・・・・最強の戦士・・」ヘタ(座り込む)
アルミン「リヴァイ・・・・・兵士長!!??」
ゲルガー「相変わらず、俺達の兵士長様はかっこいいな!」
アルミン「誰!?」ビクッ!
ゲルガー「ん?・・・・おお、俺はゲルガー・・・調査兵団だ!」
ゲルガー「小屋に戻ってみれば・・・大量の血があってな・・・・血の跡を追ってここまできた訳だ。」
ゲルガー「よく頑張ったな!・・・アルミン・アルレルト訓練兵!」
アルミン「どうして僕n・・・いえ!私の名前を!?」
ゲルガー「おっと、畏まる必要はないぜ!・・・普段道理な話し方で構わねぇ・・・何・・」
ゲルガー「途中で拾った、このお抱え2人に聞いたのさ。」
マルコ「・・・・・・アル・・・・ミン・・・無事で良かった。」
ジャン「・・・はぁはぁ・・・・よう・・・止められなくて・・・・・・悪かった・・・な・・」
アルミン「マルコ!!ジャン!!・・・・・2人共無事だったんだね!!!」
マルコ「・・・ジャンの治療と・・・・・ゲルガーさんの御陰でね。」
ジャン「・・・・・ああ・・・助けにきたのn・・・うっ!?・・・ごほごほっ!!」
ジャン「・・・結局、お荷物になっちまった・・・・・・情けねぇ・・・・・はぁはぁ・・」
ゲルガー「おいおい!あんま、しゃべんな!・・・血はなんとか止めたが傷口は、ほぼそのままなんだからな!?」
ゲルガー「ったく・・・今年の訓練兵は無茶する奴等ばかりだな・・・だが悪くない!気に入った!!」
ゲルガー「馬の荷物から、治療道具も取ってきてある・・・・・直ぐに治療してやるから頑張れよ!ジャン!!」
ジャン「・・・はぁはぁ・・・・すみません。」
ゲルガー「アルミン・・・立てるか?・・・・後退して、あそこの2人・・・・・確か後の仲間は・・」
ゲルガー「ライナーとベルトルトだったな・・・・あの2人で間違いないな?」
アルミン「は、はい!!・・・間違いありません!!」
ゲルガー「よし・・・・あの女達は兵長に任せて・・・俺達は2人の回収と、治療だ・・・いいな?」
アルミン「へっ!?・・・し、しかし、彼女達h・・」
ゲルガー「兵長に任せろ!・・・・いいな!!」
アルミン「・・・・・・・・・はい。」
ゲルガー「・・・・・・心配なのは分かるがな・・・リヴァイ兵士長なら平気だ。」
アルミン「(・・・・けど・・・・・・今の彼女達はとてもじゃないけど・・・しかも1:5・・)」
アルミン「(しかも、あのミカサもいる!・・・・・・いくら兵士長でも・・)」
ゲルガー「・・・・・・それにしても・・・本当にあれは人間の女の子なんだよな?」
ゲルガー「外見は全員、超美人なんだが(まぁ、ナナバには負けるがな!) ・・なんだ・・・纏っているものがな・・」
ゲルガー「殺意そのものって感じだな・・・・こりゃあ巨人とはまた違う恐怖だぜ。」
ゲルガー「ここら廃墟一帯の不穏な雰囲気はあいつ等が原因だったって事か?」
アルミン「・・・はい・・・・恐らくそうだと思います。」
ゲルガー「マジかよ・・・・・・不覚にも、俺は少し・・・びびっちまっていたぜ・・」
ゲルガー「こうして、直に目の前で向き合うと・・・マジで怖ぇな。」
ゲルガー「・・・実は・・・・人間の姿をした・・・・・化物なのか?」
アルミン「(・・・化物・・・・・確かに、今の彼女達はそう言い表す他ないn・・)」
リヴァイ「ゲルガー。」
ゲルガー「!・・・はい!なんでしょう兵長!?」
リヴァイ「気のせいか・・・今こいつ等の事を・・・・・化物と言ったか?」
ゲルガー「えっ!?・・・・・・は、はい。」
リヴァイ「それは、随分だな・・・・・化物共に失礼だろ。」
リヴァイ「こいつ等は、感情の制御を失い、暴走しているただの人間だ。」
リヴァイ「化物みたいに恐ろしくもなければ・・・・巨人程の脅威もない・・」
リヴァイ「ただのクズなった人間・・・・・・クズだ。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・」」」」」ギリ!
リヴァイ「・・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・さっさとガキ共を助けろ。」
ゲルガー「はい!・・・いくぞ!アルミン!」
アルミン「はい!・・・僕はマルコとジャン・・・・エレンをそこの小屋に運びます!」
ゲルガー「分かった・・・・・・なら、俺はあそこの巨体2人だ!」ダッ!
マルコ「アルミン・・・・僕はいいから・・・・・・ジャンを先にお願・・・い。」
アルミン「分かった!・・ジャン・・・ごめんね・・・引きずるね?(・・・傷口に気をつけないと!)」ズルズル
ジャン「・・・ああ・・・・・・すまねぇ・・」フラ
アルミン「(顔が真っ青だ・・・きっと血を流しすぎたんだ・・・・ジャン・・・ありがとう)」
アルミン「(そんな酷い怪我を負ってまで・・・・エレンを守ろうとしてくれて。)」
ジャン「・・・エレン・・・・は平気・・・なのか?」
アルミン「うん・・・少なくともジャンよりは平気だよ。」
ジャン「・・・・・・そう・・・・・・・・・か・・」ガク
アルミン「ジャン!?(意識を失った!?・・・恐らくジャンが今一番危険な状態だ・・)」チラ
エレン「」
アルミン「(エレンはまだ意識を失ったまま・・・・けど、外傷はない・・・先に2人を運ぼう。)」
アルミン「(特にジャンは速く傷をちゃんと処置しないと・・・危ない!)」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・・・・ちっ」
リヴァイ「・・・お前等の目的はなんだ。」
アニ「・・・エレンと幸せになる事だ!」
リヴァイ「・・・・・・幸せだ?」
クリスタ「そう!・・・エレンは私と幸せになるんだ!!・・・邪魔をするな!!」
リヴァイ「・・・なぜ多くの犠牲者を出した。」
ユミル「私の邪魔をするからだ!!・・・エレンは私のものだ!!!」
リヴァイ「・・・・・・人間はモノじゃねぇ。」
サシャ「・・・モノ扱いなんかしていません!!・・・エレンは私と幸せに生きるんです!!」
リヴァイ「・・・なるほど・・・・・・お前等全員、言っている事が矛盾しているぞ。」
リヴァイ「・・・・・エレンの意志を・・・身体を無視しているように見えたがな?」
リヴァイ「お前等は人形と・・・モノと一緒に幸せになりたいのか?」
ミカサ「エレンを人形なんて言うな!!!・・・エレンはモノじゃない!!!」
リヴァイ「・・・・お前等がモノって言い始めたんだろうが。」ハァ
アニ「黙れ!!!・・・アルミンの前にお前を始末してやる!!!」
クリスタ「どうして・・・どうして次から次へと邪魔者が湧いてくるの!!!」
ユミル「我慢の限界だ・・・・エレンをさっさと渡せ!!!」
サシャ「誰だろうが・・・・そんな事は関係ない!誰だろうが殺す!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・・・・・どうやら・・」
リヴァイ「話が通じないようだな。」
リヴァイ「・・・・・エレン・イェーガーは・・・俺の班の新人だ。」
リヴァイ「・・・俺の部下を傷つけた・・・・その代償は大きく、重い。」
リヴァイ「言っておくが・・・・・俺は・・」
リヴァイ「ガキや女に加減できるほど・・・良く出来た大人じゃねぇ。」バサ(マント外す)
アルミン「・・・リヴァイ兵士長!?(・・・ついに戦うのか!?)」
アルミン「(・・・その力は一般兵4000人分の戦闘能力を持つとされ・・)」
アルミン「(1人で一個旅団相当とまでと噂されている・・)」
アルミン「(一体どうやって、彼女達と戦うんだ!?)」
ゲルガー「・・・・・・兵長(・・・思えば・・・リヴァイ兵士長が対人戦闘を行うのは・・)」
ゲルガー「(初めて見るな・・・・・・人類最強・・・不謹慎だが、少し興奮する。)」ゴクリ
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・」」」」」ギロ!
リヴァイ「心配するな・・・殺しはしねぇ・・」
リヴァイ「調子に乗っているガキ共・・・少し躾てやる。」
リヴァイ「これは俺の持論だが・・・・躾には痛みが1番良いと俺は思う。」
リヴァイ「お前等には・・・・・痛みによる教訓が必要のようだな・・」
リヴァイ「・・・・・・・・・・・・」ギロ!!
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・」」」」」ゴゴゴ!!(戦闘態勢)
リヴァイ「・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・・来い。」ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
アルミン「はぁ!はぁ!!(・・・何て殺気だ!!・・・ミカサ達のもすごいけど・・)」タラタラ
アルミン「(リヴァイ兵士長はそれ以上だ!!・・・まるで・・)」
アルミン「(死が人間の形をして・・・そこにあるような!!)」ブルッ!
ゲルガー「・・・(・・・・今度から絶対に・・・絶対に兵長には逆らわないようにしよう!)」ブル
リヴァイ「・・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴ!!
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・」」」」」ゴゴゴ!!
リヴァイ「・・・どうした・・・・・俺が怖いか?」
リヴァイ「俺を殺して・・・・・・エレンを奪うんじゃねぇのか?」
ミカサ「・・・・・・!」ギリ!ダッ!!
ミカサ「・・・ふっ!!」ブン!
リヴァイ「・・・・・・速いのは、移動だけか・・・・攻撃はクソだな。」ヒュッ!
ミカサ「ちっ!」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・!!」」」」」ダッ!
リヴァイ「・・・・数で攻めるか・・・・だが・・」
リヴァイ「お前等じゃ無理だな。」
以上で投下終了です。
ついに戦闘開始!リヴァイVSミカサ、アニ、クリスタ、ユミル、サシャ(最強VS最凶達)
では、また次の投下時に。
あ!それと言い忘れていました。
リヴァイ兵長とゲルガーの性格は少々、私が改善しています。
(一応、アニメも漫画も全部見ているので、出来るだけオリジナルを壊さないようにはしています。)
…(ナナバって女だったのかなんて言えない)
確かにナナバはマンガじゃ性別不明に近いよなwwww
でもアニメは胸の下に影があるぞ(`・ω・)b
アニメ24話 やばすぎ 神回 (゜д゜)
2日に1回ではなかったのですか!?
皆さんお久しぶりです!!
長い間留守にして申し訳ありません!!
9/19~9/22まで2013東京ゲームショウに泊り込みで参加していまして、PCがないので投下する事ができませんでした!
東京ゲームショウ最高!!!!
>>284
そうですね!好きなジャンの活躍、見せ場も増えたので嬉しかったです!アニメ最終回が待ち遠しい!!
>>285
2日に1回を目指してはいますが、忙しい予定等がある場合は申し訳ありませんが、更新は遅れます。
さて、遅い時間ではありますが、投下再開です!!
ジャン「・・・・はぁはぁ・・・ぐっ!・・」タラタラ
アルミン「ジャン!しっかり!!・・・ゲルガーさん!!!また出血が!!」
ゲルガー「待て!俺は医者じゃねぇんだよ!・・・簡単な応急処置しか出来ねぇ!!」
ゲルガー「その傷はどうみても専門の奴じゃなきゃ無理だ!!・・・とにかく止血だ!!」
アルミン「はい!!ジャン!頑張って!!!」
ジャン「・・・あ・・・当たり前だ・・・・俺は内地で・・・快適な生活を満k・・・うぐっ!?」
アルミン「・・・ジャン!しゃべらないで!!・・・呼吸を一定に保って休んで!!」
ゲルガー「くっ!(・・・ちくしょう!・・・手際が悪い・・・何で俺はもっと応急処置の方法を学ばなかったんだ!!)」
マルコ「僕は・・・既に簡単な・・・・・・手当てをジャンにして貰っています・・」
マルコ「・・・ゲルガーさん・・・・・・僕は後で・・・いいですから・・・・・・ジャンを・・・ジャンを・・」
ゲルガー「黙っていろ!・・・お前だってアイツ程じゃないにしろ治療が必要なんだ!」
ゲルガー「包帯や薬も変えないと、せっかくの先の処置も意味がねぇんだ!」
ゲルガー「・・・マルコ・・・・仲間を優先するお前のその態度はすばらしいがな・・」
ゲルガー「悪いが、現状で救える可能性が高い奴等から治療していくのが基本なんだよ!」
ゲルガー「非道な考えだと思うだろうがな・・・戦場では!壁外では!・・・・調査兵団ではこれがあたり前なんだよ!!」
ゲルガー「今は黙って、処置を受けていろ!マルコ!」
マルコ「・・・・・・はい。」
ゲルガー「くそ・・・もっと人手があればよ!・・・アルミン!!そこの3人はまだ目を覚まさねぇのか!?」
ライナー「」
ベルトルト「」
アルミン「駄目です!!・・・まだライナーもベルトルトもエレn・・・・・・あれ!?」
アルミン「エレン!?・・・エレンがいない!!」
ゲルガー「どうした!?・・・アルミン!!」
アルミン「エレンが!!・・・エレン・イェーガーがいないんです!!!」
ゲルガー「何!?・・・・・・あ!いたぞ!!」
エレン「」フラフラ
ゲルガー「あの野郎、何時の間にかに小屋の外に!?・・・くそ!!」
ゲルガー「アルミン!!・・・行け!!・・・・連れ戻してこい!!」
アルミン「はい!・・・けど、僕が行ったら!?」
ゲルガー「だから、速攻で連れ戻してこい!!・・・行け!!!」
アルミン「はい!!」バタン!
ゲルガー「あ~・・・・・マジで最悪な休暇になったぜ!ちくしょう!!」
ジャン「・・・・・・す・・・すみません。」
マルコ「・・・本当に・・・申し訳ありま・・・せん。」
ゲルガー「ああ!本当だよ!!新兵でもない訓練兵を休暇潰してまで、迎えに行って・・」
ゲルガー「挙句に、医者の真似事だぜ!?マジふざけんじゃねぇよ!!!」
ゲルガー「ここまでしてんだ!・・・絶対に死ぬんじゃねぇぞ!?ジャン!!!」
ジャン「・・・・・はい・・・・・・すみません・・」
ゲルガー「何度も礼を言うぐらいなら・・・・今度町で酒でも奢れ!!」
ジャン「・・・・・・はい・・必ず・・・奢り・・・・・ます。」
ゲルガー「ふっ・・・男に二言はねぇぞ!?・・・死ぬなよ!!!(ジャンの奴・・・マジでまずいな・・)」
ゲルガー「(壁外でもないのに・・・死ぬんじゃねぇぞ!?・・・ジャン!!!)」
---------------------------------------------------------------------------
アルミン「エレン!!!」ガシッ!
エレン「」フラフラ
アルミン「何をしているんだ!?・・・君も安静にしていないと駄目だよ!!」
エレン「」
アルミン「・・・・・・エレン?」
エレン「・・・・ミカサ・・・・・・アニ・・・・・クリスタ・・・・・」白目
アルミン「!?(・・・エレン!?意識が!?・・・・・・・まさか・・)」
アルミン「(まさか!?・・・無意識でここまで!?)」
エレン「・・・ユミル・・・・・・サシャ・・・・皆・・・俺が・・・・・・」バタ!
アルミン「エレン!!!(・・・エレン・・・・君は意識もないのに、それでも彼女達を・・)」
エレン「」
アルミン「・・・・・・エレン・・」ギュ(手握る)
アルミン「大丈夫だよ・・・・彼女達なら心配いらない。」
アルミン「・・・・エレン・・・・・今ね・・・君が昔から憧れていた人が・・」
アルミン「リヴァイ兵士長がね・・・君の・・・・・エレンの為に・・」
アルミン「彼女達を止めてくれている!」
アルミン「(・・・リヴァイ兵士長・・・・・・あの人は・・)」チラ
アルミン「(あの人は間違いなく・・・・人類の・・・僕達の・・・)」
アルミン「(エレンの希望だよ。)」
リヴァイ「・・・・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・・かれこれもう10分程か・・」
リヴァイ「お互い一撃も当ててねぇ・・・・まぁ・・」
リヴァイ「俺は一度も攻撃していないがな。」
リヴァイ「・・・・・・・・・もういいだろ・・」
リヴァイ「逝かれたお前等でも・・・いい加減理解できたな?」
リヴァイ「お前等じゃ、俺には勝てないって事がな。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・はぁはぁはぁ・・・・・くそ!」」」」」
アルミン「(・・・・一撃も攻撃を受ける事なく、彼女達の攻撃を全ていなし、捌いている・・)」
アルミン「(それも・・・息も乱さず・・・・まったく疲労の様子が無い。)」
アルミン「(これが・・・・人類最強の・・・リヴァイ兵士長の力!)」
リヴァイ「・・・・・力だけなら、俺に十分通用はするだろうが・・」
リヴァイ「感情どころか、身体の制御も何も出来ていないお前等じゃ・・・その力も・・」
リヴァイ「無意味だな・・・そんなじゃ何も守れねぇ・・」
リヴァイ「何もできねぇ・・・エレンの野郎も幸せにするのも無理だな。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・!!」」」」」ギリ!!
リヴァイ「・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・お前等・・・・強さってのは・・・・・何だ?」
ミカサ「・・・・・・・・・何?」
リヴァイ「・・・ただの力か?・・・愛か?・・・欲望か?・・・・・何だ?」
アニ「そんなのどうでもいい!!・・・さっさと殺されろ!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・これも・・・俺の持論だが・・」
リヴァイ「真の強さ、強者ってのは・・・・・自分を完全に制御できる・・」
リヴァイ「強い意思を持つ者・・・と俺は考える。」
アルミン「(真の強さ、強者が・・・・・・・・強い意志を持つ者?)」
クリスタ「・・・黙れ!!!」バッ!!
リヴァイ「・・・・・・・・・」スッ
クリスタ「くっ!(・・・かわさr・・・!?)」
リヴァイ「・・・今のお前等のように・・」バシ!
クリスタ「なっ!?・・・ぐっ!?」バタ!
サシャ「(クリスタの相手をしている間に後ろから!!) ・・・!」ブン!
リヴァイ「・・・・・・・・・」パシ!
サシャ「!?(・・・後ろを見ずに攻撃を受け止めt!?)」
リヴァイ「感情を、殺気を剥き出しじゃ・・・・気配も垂れ流しだ・・」ブン!
サシャ「かはっ!」バタ!
リヴァイ「・・・・・・・・・」
アニ「(こいつ・・・・今やるか!・・・ここで!立体起動装置もない!!)」
ユミル「(・・・仕方がなぇ・・・このままじゃまず勝てねぇしな・・)」
アニ・ユミル「「(巨人化して終わらせる!!!)」」グッ!
リヴァイ「・・・顔に、表情に出すぎだ・・・・・お前等・・」
アニ「なっ!?(・・・・こいつ!?・・・いつ目の前に!?)」
ユミル「はっ!?(・・・・・何時の間に・・・間合いに!?)」
リヴァイ「・・・何をする気だったのかは知らねぇが・・」
リヴァイ「何かをするつもりならな・・・・誰にも感づかれないようにしろ。」パシ!×2
アニ「・・・ぐっ!」バタ!
ユミル「・・・がっ!」バタ!
リヴァイ「・・・・・・これで後は・・・お前だけだな」
ミカサ「・・・・・・・・・」
アニ「くそ!(何だ・・・・・これは!?身体に力が入らない!?)」ググッ
ユミル「ちくしょう!(体が動かねぇ!・・・どうなってんだ!?)」ググッ
クリスタ「何で?・・・何で!?(・・・どうして身体が動いてくれないの!?)」ググッ
サシャ「これは・・・(・・・まさか・・・麻痺!?・・・・道具も何も使わずに!?)」ググッ
ミカサ「・・・あいつ等に何をした。」
リヴァイ「・・・人間の身体・・・・・人体ってのは、意外と欠陥が多い。」
リヴァイ「身体のどこかに、精確に、的確に衝撃を与えると、瞬時に麻痺だ、気絶をする。」
リヴァイ「ツボだ何だ言うらしいが・・・クソ眼鏡から聞いた中でも数少ない、役立つ知恵だ。」
リヴァイ「・・・お前等みたいなクズの躾には丁度いい。」
ミカサ「そう・・・だが、それは私には好都合。」ニヤ
ミカサ「御陰でお前を殺した後の・・・掃除が楽になった!」
リヴァイ「・・・仲間を捨てる気だったって事か。」
ミカサ「勘違いするな・・・・一時的に手を組んだだけだ・・」
ミカサ「用が済んだら・・・全員始末して、私はエレンを手に入れた。」
リヴァイ「・・・・・・お前は他の奴等と少し違うらしいな。」
リヴァイ「・・・他の奴等よりは強い・・・・が、他の奴等よりさらに逝かれていやがるな。」
ミカサ「私はエレンを守る・・・・その為ならどんな兵士にでも戦士にでもなる!」
ミカサ「私は強い・・・エレンを守る、エレンの為ならいくらでも強くなる!!」
ミカサ「私は強い!!エレンは私の幸せであり、私の力だ!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・強いか。」
リヴァイ「・・・お前は強くなんでねぇ・・・だだの逝かれたガキだ!」
ミカサ「黙れぇぇ!!!」ブン!
リヴァイ「クソ女・・・良く聞け・・・お前は最強の兵士でもなければ戦士でもなねぇ」バシッ!
ミカサ「くっ!?・・・離せ!!」ググッ!
リヴァイ「今のお前はエレンの為と言いながら、己の怒りを晴らす為にこうして暴れているだけだ。」
リヴァイ「獣ように、感情を暴走させ・・・本能のまま力を振るっているだけだ。」
ミカサ「あああぁぁぁ!!!!」ブン!(頭突き)
スカッ!
ミカサ「・・・・・?(・・・手応えがない?・・・・・消えた!?)」
リヴァイ「だから動きも読まれる。」
ミカサ「!?(こいつ何時の間に背後に!?)」
リヴァイ「・・・終りだ。」バシ!
ミカサ「・・・くっ・・・・・・くそ!・・・・・」バタ!
リヴァイ「・・・これでもお前は強いと・・・・まだ言うか?」
ミカサ「・・・ぐっ!」ググッ
アルミン「(・・・・・・すごい・・・あの5人を一瞬で無力化した!!)」
アルミン「(速すぎて、動きがほとんど見えなかった・・・あれがリヴァイ兵士長の本気・・)」
アルミン「(やはり、あの人は・・・リヴァイ兵士長は僕等とは圧倒的に別格だ!!)」
リヴァイ「・・・・・・お前等は確かこんな事を言っていたな・・」
リヴァイ「エレンの為に殺すだ、2人で幸せになる為だなんだと。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・」」」」」ギリ!
リヴァイ「・・・・・・お前等の戦いが全てエレンの為だと?」
リヴァイ「エレンを守る?・・・幸せにする?・・・・・笑わせるな。」
リヴァイ「今のお前に、エレンを幸せにしようなんて感情はどこにもねぇ。」
リヴァイ「自分の怒りをただ周囲に撒き散らしているだけだ!」
リヴァイ「それじゃ・・・何も守れねぇ・・・・・・誰も救えない。」
リヴァイ「・・・無駄に声を荒げ怒り、悲しみ涙を流す事に何の意味がある。」
リヴァイ「俺は・・・お前等が言うほど、強くなんかねぇ。」
リヴァイ「人類最強?・・・希望?・・・・・・俺1人で何が出来る。」
リヴァイ「俺がここまで強くなったのは・・・生き残ってきたのは・・」
リヴァイ「多くの部下の・・・仲間達の犠牲があったからだ。」
リヴァイ「俺を信じ・・・俺が信じた部下達がいなかったら・・・・・俺はとっくに死んでいる。」
リヴァイ「そうして、俺の為に犠牲になり、死んでいった奴等に俺が出来るのは・・」
リヴァイ「あいつ等が望んだものを、夢を叶えてやる為に戦う事だけだ。」
リヴァイ「怒り、声を荒げて部下達を救えるなら・・・・いくらでも怒ってやる。」
リヴァイ「悲しみ、涙を流す事で死んだ仲間達が生き返るなら・・・・いくらでも泣いてやる。」
リヴァイ「だが、そんな事をしても死んだ奴等は・・・生き返らねぇ。」
リヴァイ「だったら・・・俺は怒りもしねぇ・・・泣きもしねぇ・・」
リヴァイ「涙を流す分の水分を使い・・・動き、戦い続ける!」
リヴァイ「声を発する分の酸素を・・・巨人共を殺す為に使う!」
リヴァイ「本当の強さは・・・一個人がどれだけの戦闘力を持っているかじゃねぇ・・」
リヴァイ「多くの、悲しみ、怒り、全ての感情を制御し・・・・己の力に換える・・」
リヴァイ「仲間達の死を、命を、夢を背負いこんで・・・・あいつ等の分まで戦う・・」
リヴァイ「どれだけの意志を持っているかが・・・本当の強さだ!」
リヴァイ「・・・そんな事も出来ない、感情の制御も中途半端なガキが・・」
リヴァイ「強いだ、最強だと・・・名乗ってじゃねぇよ、クズ野郎!」ギロ!
以上で書き溜め終了です!
ホテルには無線LANや有線LAN接続がなくて投下できず更新が遅れて申し訳ありませんでした。
その分溜まっていたものを一気に投下させて頂きました。
では、また次ぎの投下時に。
遅くなりました。
投下再開です!
アルミン「(・・・・・・すごい・・・・・これが・・・リヴァイ兵士長・・)」
アルミン「(自分を・・・彼女達をまったく傷つける事もなく終わらせた・・・・これが・・)」
アルミン「(人類最強の戦士であり、人類の希望・・・・すごい・・・本当にすごい・・)」
アルミン「(すごいとしか言えないや・・・・・すごすぎるよ・・・本当にすごいや・・)」
リヴァイ「・・・・・・アルミン・・・だったな?」フリムキ
アルミン「はっ!?・・・はい!!」
リヴァイ「そんな所で何をしてやがる・・・?・・・・・・エレン・イェーガー?」
リヴァイ「・・・なぜ・・・・そいつまでここにいる?・・・連れて来たのか。」
アルミン「いえ!違います!・・・エレンは無意識に彼女達の元へ行こうとしていて・・」
アルミン「僕はそれを止めに来たのですが・・・・・・けど、エレンはまた倒れてしまって。」
リヴァイ「・・・・無意識でここまで来たのか・・・そいつは・・」
リヴァイ「(察するに・・・もう立つ事すら不可能に近い体の筈だが・・)」
エレン「・・・・・・・・俺が・・・」ボソ
リヴァイ「・・・!」
エレン「俺が・・・・・・・カサ・・・・アニ・・・・・・・ク・・・タを・・」ボソ
エレン「・・・・・・ユ・・・・・ルを・・・・・・・・・・・シャ・・・・・・皆を・・」
リヴァイ「・・・・・・・・・(想い・・・意志の力・・・・・か・・・・・・・・対した奴だ)」
アルミン「直ぐに連れていきまs・・」
リヴァイ「おい・・・エレン。」
リヴァイ「立て。」
アルミン「リヴァイ兵士長?」
リヴァイ「お膳たてはしてやった・・・後はお前がやれ。」
リヴァイ「大事な女達なんだろ・・・・何時までも寝てねぇで、さっさと立て!」
エレン「」
アルミン「何を言っているんですか、リヴァイ兵士長!?・・・エレンh・・」
リヴァイ「ガキ!!」ギロ!
アルミン「!!??」ビクッ!!
リヴァイ「俺はエレンと話している・・・・・・黙っていろ。」
アルミン「・・・・・・はい(・・・・・・エレンと話し!?・・・・エレンは意識を・・)」
リヴァイ「・・・・・・エレン・・」
リヴァイ「立て。」
エレン「」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
エレン「」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・どうやら・・・俺の見込み違いだったようだな。」
リヴァイ「エルヴィンも、俺も見る目もが無かったようだ。」
リヴァイ「俺はお前には・・・・誰よりも強い意思があると思っていたが・・」
リヴァイ「とんだ検討違いだったようだな・・」
リヴァイ「期待はずれだ・・・・俺は帰る」スタスタ
アルミン「!!待って下さい!!!エレンh・・」
ミカサ「私のエレンを侮辱するな!!!クソチビが!!!」
リヴァイ「・・・・・・」ピタ
サシャ「私のエレンを侮辱して、生きて帰れると思っているんですか!!!」
アニ「人の愛する人を散々、侮辱しといて勝手に何を帰ろうとしている!!!」
クリスタ「まだ、終わってない!!!・・・まだ、私は戦える!!!」
ユミル「戻ってきやがれチビ!!!・・・ぶっ殺してやる!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・・口だけはうるせぇ奴等だな。」ギロ!
リヴァイ「身体の自由を一時的に奪い・・・・無力化して自分達の無力さを教えてやったが・・」
リヴァイ「どうやら・・・もっとちゃんと痛みを与えねぇと・・・駄目みてぇだな。」
リヴァイ「いいだろう・・・・再度・・躾てやる。」スタスタ
アルミン「!?ま、待って下さい!!リヴァイ兵士長!!!」
アルミン「彼女達はもう何も出来ません!!・・・拘束すれば済みます!!」
アルミン「傷つける必要はありません!!やめて下さい!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・アルミン・・」
リヴァイ「それはこいつ等が、お前の大事な仲間だからか?」
リヴァイ「それとも・・・エレンの大事な女達だからか?」
アルミン「はい!」
リヴァイ「ならお前達が・・・俺を止めるんだな。」
アルミン「!?」
リヴァイ「俺にとっては・・・こいつ等がどうなろうが関係ない。」
エレン「」ピク
リヴァイ「大事だと言うなら・・・俺をお前等が止めるんだな。」
アルミン「(リヴァイ兵士長を止めるなんて無理だよ!!・・・あのミカサ達でさえ一瞬で無力化したのに!!)」
アルミン「(けど・・・ミカサ達は、エレンにとって大切な!!)」
リヴァイ「・・・・・・」スタスタ、ピタ(ミカサ前に立つ)
ミカサ「殺す!!殺してやる!!!」フー!フー!
リヴァイ「・・・やってみろ。」
リヴァイ「転がっているから・・・丁度蹴りやすいな。」
リヴァイ「少しは知る事だな・・・・・痛みってのが・・」スッ
リヴァイ「どういうものかをな!」ブン!
ダン!!!
アルミン「うわ!!??(・・・なんだ!?・・・風!?・・・何かがすごい速さで!!)」
リヴァイ「!!」
ブン!!!
バシィィィ!!!!!!
リヴァイ「・・・つっ!?」ググッ(手で受け止める)
「・・・・・・やめろ・・」ボソ
エレン「ミカサ達に手を出すなぁぁぁぁ!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・エレン!!!」」」」」
アルミン「エレン!!??(・・・何時の間に・・・リヴァイ兵士長の傍に!?)」
アルミン「(というか・・・殴りかかった!?)」
リヴァイ「いきなり殴りかかってきやがって・・・覚悟は・・!」
エレン「はぁ・・・はぁはぁ!!」ギロ!
リヴァイ「・・・・・・・・・」ジッ
エレン「・・・・・・・・・」ゴゴゴ!!
リヴァイ「・・・・・・・・・悪くない(・・・・いい目だ。)」バッ(手離す)
エレン「・・・・・・リヴァイ・・・兵士長・・・・・・ここは俺n・・」
リヴァイ「お前がやれ。」
エレン「・・・え?」
リヴァイ「さっきも言った筈だ・・・後はお前がやれ。」
エレン「・・・・・・ありがとう・・・・ございます!!」
リヴァイ「・・・・・エレン・・・・お前が立っているだけでも死にそうなのは見れば分かる。」
リヴァイ「俺に叩き込んだ拳も・・・自分の身体に相当付加を与え、放ったものだろう。」
エレン「・・・・・・・・・」ジッ
リヴァイ「そんな面をしても・・・虚勢だっての丸分かりだ。」
リヴァイ「・・・死にそうなお前を拘束する事は俺には容易い事だ。」
リヴァイ「俺も部下をみすみす殺すようなマネをさせる気はねぇ。」
エレン「・・・・・・・・・」
リヴァイ「だが・・・それでも、お前の身体をいくら拘束しても・・」
リヴァイ「お前のその化物みてぇに・・・強い意志は俺にも止められない。」
リヴァイ「だから・・・・・まぁ、ぜいぜい・・」
リヴァイ「悔いが残らないようにしろ。」
エレン「!・・・・・リヴァイ兵士長・・」
リヴァイ「お前のやりたいようにやれ・・・・・ここで・・」
リヴァイ「ここで終わらせろ・・・・お前の意志、選択を信じろ。」
エレン「・・・はい!!!」
リヴァイ「・・・・・・・ふっ・・」
エレン「(笑った!?・・・あのリヴァイ兵士長が!?)」
リヴァイ「・・・・・・・・・」スタスタ
アルミン「リヴァイ・・・兵士長?・・・あ、あn・・」
リヴァイ「アルミン・・・お前はここにろ。」
アルミン「・・・・それは・・・どういう・・」
リヴァイ「お前はあいつの・・・エレンの親友、家族だろ・・」
リヴァイ「お前が見てやれ・・・あいつの選択をな。」スタスタ
アルミン「・・・はい!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」ググッ(右腕動かす)
リヴァイ「(やっと腕の痛みと痺れが取れたか・・・・死にかけで放った拳・・・か・・)」
リヴァイ「(エレン・イェーガー・・・・・・本当に対した奴だな。)」
ガチャ
リヴァイ「ゲルガー・・・・・ガキ共の状態はどうだ。」
ゲルガー「兵長!?・・・終わったんですか!?・・・アルミンとエレンは!?」
リヴァイ「・・・後はあいつの仕事・・・・役目だ。」
ゲルガー「・・・・・・?」
リヴァイ「こいつが一番やばいみてぇだな。」
ジャン「・・・はぁ・・・・・・はぁはぁ・・」
リヴァイ「おいガキ・・・・・聞け。」
ジャン「・・・はぁはぁ・・・・・・はい・・」
リヴァイ「その傷をこれ以上、放置していたらお前は確実に死ぬ。」
リヴァイ「むしろその状態でここまで耐えているのが・・・奇跡に近い。」
リヴァイ「お前に聞く・・・・死ぬほど痛てぇのと・・・死ぬのどっちがいい。」
ジャン「・・・・・・・・・」
リヴァイ「俺達の持ってきた治療道具に傷み止めの薬はねぇ・・」
リヴァイ「お前の傷を・・・俺はこれから麻酔無しで縫って塞ぐつもりだ。」
リヴァイ「激痛だ・・・・下手したら痛みで死ぬ可能性もある・・・・・お前が決めろ。」
ジャン「・・・・・・・・・」
ジャン「縫って下さい!」
ゲルガー「本気かジャン!?・・・お前は体力も大分消耗しているんだぞ!?」
ジャン「・・・身体の体力なら・・・・・・自信が・・・あります。」
ジャン「今の・・・俺・・・・・は・・・・・・・・人並み以上の身体・・・・・なので・・」
ジャン「お願い・・・・します!」
リヴァイ「分かった・・・針と糸を用意しろ、ゲルガー。」(服装:掃除モード)
ゲルガー「・・・・・・分かりました。(・・・何時の間に着替えて!?てか何それ!?)」
マルコ「・・・ジャ・・・・・・ジャン!・・」
ジャン「マルコ・・・・俺は内地で・・・・快適な暮らしをするまで・・」
ジャン「死ぬつもりはねぇ!・・・ゲルガーさんにも・・・・酒奢らないといけねぇからな」ニヤ
マルコ「・・・・・・ジャン・・」
ゲルガー「用意出来ました!兵長!!」
リヴァイ「・・・始めるぞ」スッE:酒
ゲルガー「!!??・・・ちょっと待って下さい兵長!!!」
リヴァイ「・・・・・・何だ?」イラ
ゲルガー「・・・あの・・・それ・・・・・どちらからお持ちになったのでしょうか?」
リヴァイ「お前の馬の荷物に入っていたのを持って来た。」
リヴァイ「怪我を負っているのは分かっていたからな・・・消毒に使える。」
ゲルガー「(しまったぁぁぁぁ!!!!・・・今日、本当は休暇だったから入れっぱなしだった!!)」
ゲルガー「(それはナナバと一緒に飲む筈だった!!超1級品の酒なんだよぉぉぉぉ!!!)」
ゲルガー「・・・あ・・・あのリヴァイ兵士長・・・・・・それは・・」
リヴァイ「ゲルガー」ギロ!
ゲルガー「!?」ビクッ!
リヴァイ「人間の命が掛かってんだ・・・・何だ、早く言え。」
ゲルガー「(逆らったら・・・殺される!!) ・・・なんでも・・・・ありません!!」
ゲルガー「早く治療を始めましょう!!(・・・すまん!ナナバ!!)」
リヴァイ「・・・死ぬなよ・・・ガキ。」
ジャン「・・・はい!!!」
------------------------------------------------------------------------------------------
エレン「・・・・・・・・・」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・(身体が・・・動く・・・・麻痺が取れた・・)」」」」」スク
エレン「・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・エレン・・」
アニ「エレン・・・私はエレンの為n・・」
エレン「俺はこんな事望んでいない。」
アニ「・・・けど!・・・こうしないとエレンg・・」
エレン「俺が何だ・・・アニ。」ギロ
アニ「つっ!?・・・・・・エレンが・・」ボソ
エレン「俺が・・・俺が全ていけなかった。」
エレン「俺が最初からこうしていれば・・・皆・・」
エレン「ミカサも・・・アニも・・・クリスタも・・・ユミルも・・・サシャも・・・・こんな事をしなかった。」
エレン「仲間を傷つける事も・・・・・想いを歪ませる事もなかった。」
エレン「・・・・・・俺が全ていけなかった。」
投下終了です。
次回ついに最終章完結(予定)です。
エレンが下す決断とは!?
では、また次の投下時に。
まさか、バイトの残業で帰りがこんなに遅くなるとは・・・
遅い時間ですが、投下再開&最終章完結
・・・それから、皆さんに投下前に報告が
今回、展開が急激すぎ&無理やりすぎで、糞スレになる可能性があります。
今回の更新で見てくれる人はかなり減るでしょう。
とりあえず、投下再開です。
サシャ「エレンは何も悪くありませんよ!!」
クリスタ「エレンは私に生きる場所をくれた!!エレンはなんにも悪k・・」
エレン「違う!!!」
サシャ・クリスタ「「!?」」ビクッ!!
エレン「俺が全ていけなかった・・・俺が逃げたから・・・・・・俺が自分の欲望に負けたから・・」
エレン「多くの仲間を巻き込み・・・お前等にこんな辛い想いをさせた。」
ユミル「・・・・・・エレン・・」
エレン「ミカサ・・・アニ・・・クリスタ・・・サシャ・・・ユミル・・」
エレン「俺は皆の事が好きだ・・・・この世で最も5人の事が好きだ。」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・つっ////!!」」」」」
エレン「・・・皆の事は大事だ・・・・・けどな・・・・・・やっぱ・・」
エレン「俺は・・・・・・巨人を駆逐したい。」
エレン「お前等の事が大事なのと同じ位・・・・・俺は自分の野望が大事なんだ。」
エレン「俺はずっと悩んでいた・・・・自分の野望を取るか・・・・お前等を取るか・・」
エレン「・・・・悩み続けた・・・・けど・・・・・俺は今日、たった今、決めた!!!」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・・・」」」」」
アルミン「・・・・・・・・・」ゴクリ
エレン「ミカサ!!アニ!!クリスタ!!ユミル!!サシャ!!」
エレン「お前等は俺の女だ!!!」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・エ、エレンの女///!?」」」」」
エレン「そうだ!!!俺がお前等のものじゃねぇ!!」
エレン「お前等が俺のものだ!!!散々俺のものだなんだ言っていたんだ!!文句はねぇよな!!!」
エレン「俺は巨人共をこの世から駆逐して!!お前らも幸せにする!!!」
エレン「だから、それまで壁の中で俺を待っていろ!!!」
エレン「俺が迎えに行くのを持っていろ!!!」
エレン「迎えに行った後は好きにしろ!!どんな事でも、なんでも聞いてやる!!!」
エレン「必ず幸せにしてやる!!一緒に生きてやる!!結婚してやるよ!!!」
エレン「子供も作って!!どこよりも幸せな家庭に!!家族になってやる!!!」
エレン「・・・この世で一番!!お前等全員!!」
エレン「全員まとめて幸せにしてやんよぉぉぉぉ!!!!!!」
シ~ン
エレン「はぁはぁはぁ////」顔真っ赤
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・////」」」」」思考停止
アルミン「・・・・・・(・・・・・・エレンが壊れた)」
アルミン「(いままでにない鬼気迫る気迫だったから・・・何を言うのかと思ったけど・・)」
アルミン「(まさか、ここに来ての、超直球告白とは・・・というかプロポーズ!?」
アルミン「(いや・・・確かにエレンは今まで皆の事を大切だ、好きだは言ってはいたけど・・)」
アルミン「(愛しているとかの直接的な告白をエレンは言ってはいなかったけどさ。)」
アルミン「(・・・あはは・・・・何か・・・恐怖も・・・・・緊張も全部吹き飛んじゃったよ。)」
エレン「俺の想いはこれで全部伝えたぞ!!///」
エレン「・・・これが、俺の本気・・・・俺の本当の想いだ!!!」
エレン「・・・こ、これでもまだ俺の声が!意志が伝わってな言ってんなら///!!」
エレン「俺は!!お前等に伝わるまで何度でも言ってやる!!言い続けてやる////!!!」
アルミン「(・・・・エレン・・・いや・・・・・・流石にこれは・・)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・レン」」」」」ボソ、スッ
エレン「・・・・・・・・・?(・・・何か・・・・微妙に全員腰を落としたようn・・)」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「エレェェェェン!!!!」」」」」ダッシュ!!
エレン「つっ!?」
アルミン「(やっぱ駄目か!!) ・・・・エレン!!!」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「エレン!!!!」」」」」ドゴ!!(抱きつき)
エレン「がはっ!!!(・・・5人同時抱きつかれ!!!・・・身体が!!)」ドサァ!メキメキ
ユミル「エレン!!私はエレンの女!!!必ず一緒に幸せになろう!!!」
アニ「今のはプロポーズだよね!!!言ったからね!!絶対に結婚するんだからね!!!」
クリスタ「エレン!!愛してる!!!一緒に幸せな家庭を作ろうね!!!」
ミカサ「エレン!!!子供は何人欲しい!?エレンが望むなら何十人でも私は構わない!!!」
サシャ「嬉しいです、エレン!!!エレン愛しています!!!」
アニ「よし!・・・とりあえずエレンと一緒に調査兵団に行く!!」
エレン「・・・・つっ・・・え?・・・いやだから待ってろt・・」
ミカサ「心配ない!!エレンの傍から絶対に離れない!!!一秒も離れない!!!」
クリスタ「ちょっと2人共!!何勝手に言っているの!!私も行く!!!」
ユミル「私も行くからな!!エレンの傍にずっといるんだ!!!」
サシャ「エレン!!一緒に外の世界を冒険するんですよね!!!」
エレン「いや!!だから!!・・・そうじゃなくて!!!」
キャー!ワー!!
オマエラキケヨ!!
エレン!!ダイスキ!!!
ヒトノハナシヲキケェェェ!!!
アルミン「・・・・・・・・・・・・」呆然
アルミン「(え~~~~~~~~~~~~~~!?)」
アルミン「(何これ?・・・・・つまり何?・・・これってつまり・・)」
アルミン「(最初からエレンが強引に自分の意思を貫き、ミカサ達と向き合っていれば・・)」
アルミン「(あっさり解決したって事!!??)」
アルミン「(エレンを・・・調査兵団に行かす必要もなかったって事!?)」
アルミン「(・・・僕って・・・・・もしかして余計な事をしたのかな?)」
アルミン「(いや!!・・・あんな状況でそんな事考えられる訳がないよ!!!)」
アルミン「(・・・なんだよ・・・・・・これ・・・・僕達の苦労は一体・・)」
アルミン「・・・ははは・・(・・・・呆れや怒りを通りこして・・・・笑いしか出ないや。)」
アルミン「(けど・・・エレンも・・・ミカサ達も・・・・幸せそうだから・・・・いいや。)」
アルミン「(そう・・・・・・僕はこれがまた見たかったんだ。)」
アルミン「(エレンの・・・家族の幸せな姿を・・・・ミカサ達のあの顔を・・)」
アルミン「(結果的に、エレンを救えた・・・・) ・・・もうそれでいいや・・・・・・ははは・・」
アルミン「本当・・・・・・何だったんだろ・・・・・・やっぱミカサ達も・・」
アルミン「ただの・・・女の子だったって事だったのかな。」
アルミン「・・・・・・皆に一体・・・なんて報告・・・いや、謝罪すればいいのかな。」
-------------------------------------------------------------------------------------
リヴァイ「・・・・・終わったぞ・・・ちゃんと生きてやがったか・・」バサ(掃除モード:解除)
ジャン「・・・何度か・・・死にそうになりました・・」
ゲルガー「よく頑張った!!・・・お前の体力と俺の酒n・・・じゃなくて兵長の御陰だ!!」
マルコ「良かった・・・・・ジャン・・・本当に良かった・・」グス
ジャン「・・・泣いてんじゃねぇよ・・・・・・マルコ・・」
リヴァイ「・・・それにしても・・・あのガキ・・・・・・大声で何言ってんだ。」
ゲルガー「・・・やっぱあれ・・・・・幻聴じゃなかったのか。」
ジャン「・・・俺も・・・・・聞こえました・・」
マルコ「・・・・・・僕も・・」
ゲルガー「・・・まぁ・・・・・・あれだ。」
ジャン・マルコ「「・・・・・・はい。」」
リヴァイ「・・・・・・ああ。」
リヴァ・ジャン・ゲル・マル「「「「最低だが(だけど) ・・・悪くねぇ(ないね)」」」」
リヴァイ「エレンの奴は女共を庇いすぎだ。」
ゲルガー「やっぱ、男なら最低だろうが・・・あのぐらいの強引さがねぇとな!」
ジャン「・・・・あいつは・・・・・・自分を・・・・過少評価しすぎなんだ・・」
マルコ「・・・ははは・・」
ゲルガー「?・・・何笑ってんだ?・・・マルコ?」
マルコ「いえ・・・・こんな怪我負ってまで・・・エレンを守ってきたのに・・」
マルコ「あんな簡単な事で・・・・解決しちゃうんだと思って・・」
マルコ「けど・・・不思議とエレンに対する怒りも憎しみも沸かなくて・・」
マルコ「むしろ・・・安心からか・・・・・・安堵の笑みしかでなくて・・・あはは・・」
マルコ「エレンも・・・ミカサ達も・・・・皆幸せそうで良かった。」ニコ
ジャン「・・・マルコ・・・・・お前は・・・人が良すぎるぜ。」
ジャン「・・・だが・・・俺も不思議とエレンに対して何の怒りも沸かねぇな・・」
ジャン「玉潰されて・・・腹に穴開けられたのにな・・」
ジャン「あいつも犠牲者みたいなもんだから・・・か?・・・俺もマルコの性格が移ったか?」
ジャン「ミカサを奪われたってのに・・・・まぁ、それに関しては心の整理はついていたがな。」
マルコ「・・・・・・ジャン・・・・ミカサの事は・・」
ジャン「ああ・・・・・お前にあいつが、エレンの奴が・・」
ジャン「酷い目に合いながらもミカサ達を救おうとしているのを聞いた時にな・・」
ジャン「俺は心のどこかで・・・・ミカサの事を諦めてしまっていたのかもな・・」
ジャン「外から聞こえる・・・ミカサ達の声からでも分かるだろ?」
ジャン「・・・・ミカサにとって・・・やっぱエレンと一緒である事が一番の幸せなんだよ・・」
ジャン「かっこつける気はねぇが・・・・・やっぱよ・・・俺は・・」
ジャン「惚れた女には・・・・・幸せになってもらいてぇよ」
マルコ「・・・・・・ジャン・・」
ゲルガー「・・・ジャン・・・・・・かっこいいぜ!男だな!!」
マルコ「・・・・・うん!・・・ジャンはかっこいいよ!!」
ジャン「・・・俺が・・・かっこいい・・・か・・・・・・ははは・・」
ジャン「褒められたてか・・・・エレン達の無事が分かったからかは分からねぇが・・」
ジャン「ははは・・・悪くねぇ気分だ・・・・・・本当に笑いしか・・・・・でねぇ・・・・・」ガク
マルコ「ジャン?・・・・・ジャン・・・どう・・・・・・した・・・の」ガク
ゲルガー「・・・緊張の糸が切れて気を失ったか・・・・ゆっくり休めよ、2人共・・・本当良く頑張ったぜ。」
リヴァイ「・・・・・・・・・」スク
ゲルガー「兵長?・・・・どこへ?」
リヴァイ「外のガキ共の迎えだ・・・・その2人は任せたぞ、ゲルガー」ガチャ
ゲルガー「・・・やれやれ・・・・・・とんだ日になったぜ」フー
ゲルガー「休暇は潰れるは・・・酒は無くなるは・・・・ははは・・・笑えるぜまったく・・」
ゲルガー「だが、なかなか良い気分だ・・・・・案外、悪くねぇ日だったかもな。」
ゲルガー「ん?・・・・・ライナー?ベルトルト?」キョロキョロ
ゲルガー「あいつ等・・・どこ行った?」
-------------------------------------------------------------------------
ライナー「・・・・・・・・・終わったな。」スタスタ
ベルトルト「・・・うん。」スタスタ
ライナー「・・・もう俺達は・・・・・・戦士だ。」
ベルトルト「・・・うん。」
ライナー「兵士として、友として・・・・・最後にエレンを救った。」
ライナー「これで・・・・・何の悔いもない。」
ベルトルト「うん・・・僕達の兵士として、友達として・・・人間としての役目は終りだ。」
ベルトルト「・・・・・・戦士に戻ろう・・・彼等ににとっての敵へ・・」
ベルトルト「そして・・・・・・エレンのお母さんの仇に・・」
ライナー「・・・・・・ベルトルト・・」
ベルトルト「・・・・・・辛いよやっぱ・・・・正直ね・・・ライナー・・・・・僕は・・」
ベルトルト「僕はもう誰も殺したくないよ。」ウツムキ
ベルトルト「けど・・・僕達の、故郷の為だ・・・やらないと駄目だ。」
ベルトルト「誰かがこの手を・・・血に染めないと・・・・・いけないんだ・・」
ベルトルト「やらなくちゃ・・・・・いけないんだ!」ギリ
ライナー「・・・・・・・・・・」
ライナー「俺達はこれからずっと・・・世界に嫌われ・・・憎まれ続けるだろう。」
ライナー「多くの人間に・・・訓令兵の皆に・・・・・・・エレンに憎まれる。」
ベルトルト「・・・・・・・・・」
ライナー「だがな・・・ベルトルト・・・・たとえそうなってもな・・」
ライナー「俺はずっとお前の親友であり・・・味方だ!」ニッ
ベルトルト「・・・・・・ライナー。」
ライナー「俺達はエレン達とは違く生まれた・・・・エレン達と俺達は違うんだ。」
ライナー「なら・・・仕方がないだろ・・・・俺達は敵同士!滅ぼさなくてはならないんだ!!」
ライナー「故郷の為に!村の皆の為に!!・・・悪魔共を滅ぼさなくてはならない!!!」
ベルトルト「・・・・・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・ライナー・・・・・僕も・・」
ベルトルト「僕もずっとライナーの親友だよ!!!」ニコ
ベルトルト「一緒に背負うよ・・・2人で背負っていこう!ライナー!!」
ライナー「・・・ベルトルト・・」
ライナー「ああ・・・そうだな。」
ライナー「俺達2人で背負い・・・・生きていこう。」
ベルトルト「・・・・・・アニは・・」
ライナー「大丈夫だ・・・・あいつならたとえ自分を巨人だと言っても笑われるだけだ。」
ライナー「これからの計画の事をしゃべったとしても証拠も確証もない。」
ライナー「戦力についても・・・・・アニが最悪いなくても・・・計画に支障はないだろ。」
ライナー「それにあいつはもう戦士でも兵士でもない・・・・普通の女の子だ。」
ライナー「エレンと一緒に幸せに生きていくさ。」
ライナー「アニの父親には・・・・・俺達が伝えよう。」
ベルトルト「・・・・・・そうだね・・・今のアニは本当に幸せそうだもんね。」
ベルトルト「最初は僕とライナーの2人だったもんね・・・この使命を受けたのは。」
ライナー「ああ・・・・それからベリックの奴が入って・・・・アニが仲間になったからな」
ベルトルト「・・・また2人だね。」
ライナー「俺達はもう・・・・・引き返せない。」
ライナー「故郷の為にも・・・俺達の為にもやり遂げるんだ。」
ベルトルト「・・・・・・・・うん。」
ベルトルト「・・・・・・アニは・・・やっぱり・・」
ライナー「アニは俺達の使命を・・・目的を知っている・・・それでも・・」
ライナー「アニは人間として・・・エレンと生きる事を望んだ・・・・・覚悟はある筈だ。」
ベルトルト「・・・せめて・・・・少しでも幸せな時を過ごして欲しい・・・・・な。」
ライナー「・・・ベルトルト・・・・・お前・・・お前本当はアn・・」
ベルトルト「アニは今・・・とても幸せなんだ。」
ベルトルト「アニが幸せなら・・・・僕はそれでいいんだ。」
ライナー「・・・・・・そうか。」
ベルトルト「・・・うん・・・・それでいいんだ。」
ライナー「・・・・・・後・・・半年か。」
ベルトルト「正確には7ヶ月と14日だね。」
ライナー「俺達は・・・・・もう・・戦s・・」
ベルトルト「ねぇ・・・ライナー。」
ベルトルト「それまでは・・・まだ、僕達は兵士でいて良いんだよね。」
ライナー「!・・・ベルトルト?・・・・・・・・・・・・ああ!」
ライナー「俺達はまだ・・・兵士でいて良いんだ。」
ベルトルト「・・・・まだ皆と・・・・・エレンの友達でいていんだよね。」
ライナー「ああ。」
ベルトルト「・・・また、それまで会えるといいね。」
ライナー「ははは・・・ミカサ達に会いに必ず来るだろうからな・・・・・会えるさ。」
ライナー「また一緒に・・・騒いだり、話したり出来るさ。」
ベルトルト「・・・・・・本当は僕達にそんな資格はないんだろうけどね。」
ライナー「戦士としてのライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーにはないだろうが・・」
ライナー「兵士としての俺達には・・・・・そのぐらいの幸せを感じてもいいんじゃないか?」
ベルトルト「・・・・・そうだね。」
ライナー「・・・・・・さて、帰るか・・・・エレンは無事に調査兵団に届けたんだ。」
ベルトルト「今日は休暇だ・・・・・町で買い食いでもして帰ろうよ。」
ライナー「お!いいな、ベルトルト!・・・・朝飯食ってなくて腹が少し空いていたしな。」
ナニガイイカナ、ヤッパリニクモノカナ?
キョウハメデタイコトガアッタンダ!ゴウカニイコウゼ!!
ハハハ・・・ソウダネ!スコシゼイタクナモノヲタベヨウカ!
オウ!ゴウカニイコウゼ!!
-----------------------------------------------------------------------------------
ミカサ「だからさっきから言っている!!私はこおの中で一番強い!!」
ミカサ「ので・・・代表して私がエレンと一緒に調査兵団に入り、戦う!」
ミカサ「貴方達は憲兵団に入って、私達の為にいろいろ用意をしていて!」
アニ「勝手な事をいわないでよ!・・・私が行く!!」
アニ「あんただと絶対にエレンに何かする!!・・・私は料理とか一切出来ないんだよ!」
アニ「だけど、戦う事なら出来る!・・・エレンと長い間一緒に訓練していた私なら、連携も完璧だよ!!」
クリスタ「それは違うよ!!二人共、皆も良く聞いてね!」
クリスタ「エレンは調査兵団に行くの!つまり壁外!移動は馬!馬がなによりも大事な生命線なの!」
クリスタ「馬術1位の私がエレンと一緒行くの!・・・絶対に行くの!!」
ユミル「おい、こら!お前等は成績上位者だろうが!!」
ユミル「私は上位外だがら、お前等と違って、憲兵団には行けねぇんだよ!!」
ユミル「つまり、私がエレンと一緒に行くって事だろ!?・・・これで決まりだろ!!」
サシャ「皆さん何も分かっていませんね!」
サシャ「壁外では、食料調達と巨人を察知する探知能力が何よりも大切です!!」
サシャ「それら2つを合わせ持つこの私がエレンと行くべきでしょう!?」
ミカサ「違う!!貴方達よりとても強く・・・正妻である私が行くべき!!」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「何が正妻だ(ですか)!!!」」」」」
ワー!!
キャー!!!
エレン「・・・もう・・・・・無理。」ズリズリ(這いずり)
アルミン「・・・お帰り、エレン・・・・・お疲れ様。」
エレン「ああ・・・アルミン・・・・ただいま・・・・・なんていうかな・・」
エレン「とにかく終わったよ。」
アルミン「・・・・・君や僕達の苦労は何だったんだろうね。」
エレン「このまま綺麗には終わらねぇよ・・・・終わらせられない。」
エレン「今すぐ皆に謝罪しに行かねぇと・・・・・一体どれだけ皆に迷惑を掛けたか・・」
エレン「アルミン・・・・・お前にだってどれだけ苦労を・・・迷惑をかけたか・・」
アルミン「エレン・・・謝らないでよ・・・・僕は怒ってないよ。」
アルミン「エレンとミカサ達、皆にまた笑顔が戻って僕は本当に嬉しいよ!」
エレン「・・・・アルミン・・・ありがとう・・・けど、ライナー達は、皆の俺は・・」
エレン「下手したら皆死んでいたかもしれなかったんだ・・・謝っても謝きれねぇよ。」
エレン「俺は一体・・・どんな顔をして会えb・・・いや、再び皆に会う資格すら俺には無いか。」
アルミン「・・・エレン・・」
エレン「・・・・・・・・・」
アルミン「・・・・とにかく休もうよエレン・・・今だって君の身体は激痛が襲っているだろう?」
エレン「・・・・・・ああ・・・・・・だが、せめて!せめてジャンには謝られねぇt・・」
リヴァイ「必要ねぇ。」
エレン・アルミン「「リ、リヴァイ兵士長!!!!」」バッ!
リヴァイ「敬礼は必要ねぇ・・・特にエレン・・・振るえすぎだ生まれたての馬かお前は?」
エレン「す、すみません!き・・・緊張と疲労であ、脚が!?」ガクブル
リヴァイ「はぁ・・・・・とりあえず・・・エレン。お前は医者に行って身体を直せ。」
リヴァイ「少なくとも・・・ジャンとマルコっていうガキ共はお前の事を怨んでねぇ・・」
リヴァイ「むしろ・・・お前等が幸せそうだと笑っていやがった。」
エレン「・・・マルコ・・・・・・ジャン・・」
リヴァイ「・・・いい仲間を待ったな・・・お前は(・・・こいつの仲間が全員御人好しなだけか・・)」
リヴァイ「(全員・・・・こいつ自身に惹かれて本当にこいつの幸せを・・)」
リヴァイ「(心の底から喜んでいるって事か。)」
エレン「あ!・・・ありがとうございます///」
リヴァイ「医者で完璧に治したら・・・・お前の調査兵団への入隊を正式に認めてやる。」
リヴァイ「今は休め。」
エレン「・・・・・・はい・・・ありがとうございます。」ヘタ(座り込む)
アルミン「エレン・・・・・・大丈夫?」
エレン「ああ・・・安心したら・・・・身体中から力が抜けちまった。」
エレン「・・・身体はまだ痛いが・・・・今までに比べれば対した事はねぇよ。」
エレン「・・・・・今の俺の心には・・・もう何の悔いもない・・・すげぇいい気分だ。」
エレン「・・・ミカサ達のあんな顔・・・・・本当に久々に見れた。」
アルミン「・・・・・・・・・それで・・・どうするのエレン?」
エレン「・・・・・・・・やっぱ・・・皆、調査兵団に付いてきちゃうのか・・・な。」ハァ
リヴァイ「・・・・・・・・・・・・」
アルミン「・・・・大分・・・いや、かなり皆沈静化したとはいえ・・」チラ
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「・・・・・・!!」」」」キャー!ワー!!
アルミン「ある意味・・・前よりパワーアップしているよ・・・あれ。」
エレン「俺の・・・・俺の人生最初で最後のあの渾身の告白を持ってしても・・・無理なのか。」
エレン「・・・女が本気を出したら・・・・男とは・・・・・無力なのかな。」(遠い目)
アルミン「・・・エレン・・・・・・なんか達観していない?」
エレン「・・・・かもな・・・俺がもっと強くなれb・・」
リヴァイ「エレン。」
エレン「・・・はい?」
リヴァイ「・・・あいつ等を守りたいか。」
エレン「え?・・・・・・そ、それは勿論です!!」
エレン「で、ですから同じ班に正式に入隊したら・・・・是非!」
エレン「是非!!リヴァイ兵士長に指導を受けて、強くなり!!」
エレン「もっと多くの人を!仲間を!彼女達を守れるようになりたいんです!!!」
リヴァイ「当然だ・・・・お前は俺が完璧に仕立ててやる。」
リヴァイ「だが・・・・そんな事よりもっと手早い方法がある。」
エレン「?」
アルミン「・・・・そんな・・・方法が?」
リヴァイ「・・・・・・聞くか?」
以上で投下終了です。
・・・・・・とにかくまず、こんなご都合展開で、期待して下さった皆様の期待を裏切ってしまったかもしれません。
申し訳ありませんでした。1つ言い訳を言うなら、
これは最初から考えていた展開ですので、投げたとか、どうでもよくなった訳では決してありません!
言い訳はこの程度にしようと思います。次回の投下から、3部作にもなったこの作品もエピローグに入ります。
エピローグと言っても結構長くなると思います。
この様な展開でもまだ、読み続けて頂けるなら、どうぞ最後までお付き合い下さい。
では、また次の投下時に。
投下再開。
<エピローグ>スタートです!
調査兵団 調査報告書
製作者:
・此度の調査兵団・・・いや、人類が一丸となり成功させた人類2度目の大規模作戦「第2次ウォール・マリア奪還戦」までの一
連の経緯から、その後の処理について王政、憲兵団に改めてご報告致します。
850年
その日は丁度、第104期訓令兵が全訓練課程を終了し、訓練所を卒業し、調査兵団が壁外調査に出た翌日であった。その日
、再びあの巨人が・・・・・超大型巨人現れ、壁を・・・ウォール・ローゼの壁が破壊された。
あの悪夢が・・・5年前の悪夢が、惨劇が再び起きた。
超大型巨人に壁が破られ、巨人共がトロスト区へ侵入した。最初は数体程の巨人の侵入で済んでいたが、時間が経つにつれ
、巨人の数はどんどん増えていった。5年もの月日を経ての人類拠点への巨人の侵入。その事実は多くの兵士、市民、貴族・
・・人類に再び絶望をもたらした。多くの兵士は恐怖で混乱し・・・兵士達は次々と犠牲になっていった。
そんな時、ウォール・ローゼの壁が破壊されてから約1時間。侵入した巨人は約30体に及んだ頃・・・一体の巨人が、巨人とは
思えないほどの速度で走り侵入してきた。驚いた事にその巨人の背中には、リヴァイ兵士長を含め、調査兵団20人程が巨人
の背中にアンカーを打ち、無理やり張り付いていた。巨人が走りを終えたその瞬間、背中から一斉に調査兵団兵士が散開、
巨人達の討伐に動き出した。そして、残された巨人・・・黒髪の巨人は周りの巨人を殺し始めた。しかも、黒髪の巨人は弱点
を・・・巨人のうなじを的確に破壊してみせた。多くの兵士がその光景を目撃し、衝撃を受けた。
黒髪の巨人は知恵と技術を持っていたのだ。
巨人の弱点を熟知し、その戦い方は、洗練された格闘術そのものであった。荒々しくも流れるようなその動きは、瞬く間にト
ロスト区内の巨人達を減らしていった。その後、調査兵団、駐屯兵団の指揮の下、穴を塞ぐ作戦を決行
なんと、リヴァイ兵士長率いる調査兵団の指示に黒髪の巨人は従ったのだ。黒髪の巨人はトロスト区内に放置されていた
大岩を持ち上げると、調査兵団護衛の下、大岩を用いて、壁の穴を塞いぐ事に成功した。突如、黒髪の巨人が座り込むと、う
なじ部分から、1人の少年、男が出てきた。
その男の名は「エレン・イェーガー」・・・半年前に才能を買われ、調査兵団に異例の入隊を果した、15歳の新兵だった。
穴を塞ぎ、黒髪の巨人が倒れた後・・・トロスト区内に残った数体の巨人は調査兵団によって瞬く間に全て討伐された。
人類は初めて巨人に対して勝利を収めた。
トロスト区防衛戦による被害は過去の事例と比べれば少ないものではあった。ここに、トロスト区を、多くの人間を守る為、
名誉ある死を遂げた兵士達をここに記す。
・
・
・
・
・
トーマス・ワグナー
・
ナック・ティアス
・
・
・
・
ミタビ・ヤルナッハ
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ミカサ・アッカーマン
アニ・レオンハート
クリスタ・レンズ
ユミル
サシャ・ブラウス
以上68名は己が任務を全うし、トロスト区を守り、壮絶な戦士を遂げました。
翌日、エレン・イェーガーは裁判にかけられた。巨人化できる人間。この事実は人類に大きな衝撃を与えた。調査兵団団長
「エルヴィン・スミス」の報告では、エレン・イェーガーが巨人化能力に目覚めたのが、入隊が正式に決まってから、1月
が経った頃。その後は、リヴァイ兵士長、及び彼の率いる特別調査班。さらに、巨人調査を進んで行っていた、「ハンジ・
ゾエ分隊長」等によって厳重に管理されていたが、エルヴィン・スミス、リヴァイ兵士長、ハンジ・ゾエ分隊長等の独断に
よって、エレン・イェーガーの巨人化能力を制御する為の訓練を開始。壁の中では巨人化する為の仕組みの解明、再生能力の
実験を行い。壁の外では、リヴァイ兵士長が常にうなじに待機する事を厳守し、エレン・イェーガーの巨人化を完全に解放
させ、多くの巨人と戦わせ、巨人の力を伸ばす事を行った。
結果は予想以上のものだった。エレン・イェーガーは巨人化した時は、ほぼ完全に意識や力をコントロールする事に成功。
他の巨人と同じように再生能力も使用可能。鎧や超大型巨人のように特殊な能力は発現されていないが、エレン・イェーガー
が本来持つ、常人離れした対人格闘能力が巨人化状態でも発揮できた。その力は瞬時に複数の巨人を倒す程であった。
憲兵団はこの事実に対して、エレン・イェーガーは勿論、調査兵団も批判した。しかし、これに対し、調査兵団・・・そして
駐屯兵団は反論。壁外、そして今回のトロスト区防衛戦において、エレン・イェーガーは数多くの兵士を救い、巨人の手か
ら実際に救われた者も数多くおり、裁判所にいたほぼ全ての兵士が憲兵団の意見に反論した。なにより壁の穴を塞いだ功績が
エレン・イェーガーの人類の味方である事を証明していた。これにより裁判は早急に終了。
エレン・イェーガーは引き続き調査兵団で管理され、戦う事を許された。
その後、調査兵団の調査はいままでにない成果を次々と収めた。3ヶ月間で壁外調査は5回も行われ、兵の被害は3ヶ月で、
全体の1割と驚異的な結果を残した。そして、カラネス区から、トロスト区門外へ行路を確保し、いままでの調査で調査兵
団が作った行路をも取り戻した。この成果に、エレン・イェーガー、彼の巨人能力が大きな役目を果した。巨人は巨人化し
たエレン・イェーガーに引き寄せられる傾向があり、エレン・イェーガーを加えたリヴァイ兵士長率いる特別調査班が巨人
のおびき寄せから、大半の討伐を担当。これにエルヴィン・スミスが考案した、長距離索敵陣形による早期の巨人発見によ
り、調査隊の被害は著しく低下した。
そして、遂に「第63回壁外調査」別名「第1回超長距離壁外調査:シガンシナ調査」が行われた。
いままで情報漏えいを恐れ調査兵団内でのみの機密事項となっていましたが、我々がシガンシナ区を調査する目的は、シガ
ンシナ区の地下に巨人に関する重要な情報がある事を事前に知っていたからでありました。もうご存知でありまし
ょうが、今一度、調査兵団内のみで秘匿に隠していた事を謝罪いたします。
カラネス区から出撃して3日。今は調査兵団が作った行路を進軍し、被害も数人と比較的順調な調査を行えていた。巨人と
いう強い味方がいるという事実もあり、兵士達の士気も下がることもなく、また途中での食料調達や飲み水の確保も安全に
行え、装備の消耗も抑える事が出来た。そして、出撃から1週間、ようやく破壊されたウォール・マリアの壁が遠くに微か
に見える所まで調査部隊は到達した。巨人との遭遇を考え森や山を通るようにしていた為、予想よりも遅い進行になった。
山の中を速度を押さえつつ慎重に進軍中、突如、陣形を崩し2名の兵士が飛び出した。
慌てて何名かの兵士で後を追った。彼らの後を追うと村があった。いや・・・廃墟だった。家等の建物は全て破壊され、黒く
固まった血が辺り一面にあり、人間、死体はどこにもなかった。恐らくかなり昔に巨人によって襲われたのだろう。2人は大
声で泣き喚いていた。周りに兵士がいることや、巨人を引き寄せてしまう事も気にする事無く・・・大声で泣いていた。
2名の兵士の名前は「ライナー・ブラウン」「ベルトルト・フーバー」。
この廃墟と化した村は彼等の故郷だった。
それから、3日。山も抜け、索敵陣形を取りつつ、調査隊はシガンシナ区へ進軍していた。「ライナー・ブラウン」「ベル
トルト・フーバー」の2名は完全に戦意を失い、ブツブツと何かを呟いており、戦闘不可能とされ補給馬車内で待機を命じ
た。そして、ついに我々は、シガンシナ区を目視で確認した。
その時、いきなりシガンシナ区から一体の巨人がゆっくり歩いてきた。その巨人は異様な姿だった。大きさは17~18メート
ル程で、腕が足先に届く程長く、そして全身は毛で覆われており、巨人というよりは獣、猿等に見えた。
調査部隊が戦闘態勢を取ろうとした瞬間、後方にあった補給馬車が爆発した。全員が驚愕する中、爆発した場所から、一体
の巨人が怒りの咆哮を発しながら走り出してきた。
鎧の巨人である。
鎧の巨人の突然の出現。これには、いくら多くの経験を積んだ兵士達でも流石に驚き、対処が遅れた。しかし、鎧の巨人は
我々を完全に無視をし、猿へと突撃していった。鎧の巨人の咆哮と共に再び、大きな爆音、雷鳴のようなものが辺り一面に
響くと、今度は鎧の巨人の直ぐ傍に超大型巨人が出現した。
あの惨劇を引き起こした超大型巨人と鎧の巨人の出現。
あまりの驚きの光景の連続に調査部隊の大半は固まってしまった。鎧の巨人が猿に襲いかかった。が、猿は鎧の巨人の渾身
のタックルを受け止めると、その巨大な腕で鎧の巨人を締め上げた。鎧の硬さは、大砲の弾すら完全に防ぐほどの硬度を持
っていた筈だった。しかし、猿の腕力は鎧のヒビをいれ、難なく破壊し、鎧の巨人はそのまま締め上げられ潰された。超大
型巨人は巨大な拳を猿に放つが、難なくかわされ、猿は木に登るように超大型巨人の上に登ると長い腕を振るい、超大型巨
人の頭を吹き飛ばした。人類にとってあれ程の脅威だった、鎧の巨人は下半身が既に消滅し無残に上半身のみが地面に転がり
超大型巨人は頭を失い棒立ち状態だったが、一瞬でその姿を消滅させた。
すると突如、猿がしゃべったのだ、我々の人語を話した。猿が言った言葉はこんな内容であった。
「ここまで来るなんて驚いた。なかなか人間は侮れないですね。それにしても、あの2人が歯向かうなんてね。・・あ・・・・・
村の事がばれちゃったのかな?まぁ、いいや。それよりどうしてここまで来れたのかな?いっぱい巨人がいた筈なのにな~
それにすごくいっぱいいるし、どうやったの?おぉ!まさか巨人?なんで君達が巨人を持っているのかな?あ!待った、待
った・・・話合いをしましょうよ。駄目ですか?じゃあ、仕方ない、いまこの辺りにはざっと数百体の巨人がいるので、呼ん
でいいですか?そうそう、話合いましょう。我々もそろそろ本格的に人類を滅ぼそうと考えていまして、そこでどうでしょ
う?戦争っていうのをやりませんか?1週間差し上げますので、戦う兵士を集めてまたここに来て下さい。大丈夫、巨人に
は襲わせないので、一人も死なずにここまでここに来れますよ。いえ、正直言って今の人類は戦う意志のある奴等はほんの
一握り程しかいないらしいじゃないですか。だから、その一握りを全員ここに集めて下さいよ。そうすれば、我々も都合が
いいんですよ。その後は、簡単に残った人類を滅ぼせるので、ここいらで、お互い1つの区切りをつけたらどうでしょうか
?貴方達が勝てたら、この辺りの、え~っと、あ!ウォール・マリアでしたっけ?マリア内にいる巨人を一掃出来て、住処
を取り戻せますよ?」
我々は従うしかなかった。猿は余裕を見せていた。完全に人類を舐めていた。猿は今この場にいる調査部隊を全滅させる事
等簡単だと言っているのだ。その証拠に距離があるが、周りには多くの巨人が待機していた。猿は巨人達の指揮官なのだろ
う。一度命じれば、巨人達に我々は襲われる。ここは平野、立体起動装置も十分に効果を発揮出来ない。いくらエレン・イ
ェーガーという強力な力があっても、大きな被害が出る事は誰にでも分かった。猿はここで、我々1部隊を滅ぼすより、人
類に残った兵団をいっぺんに、全てを滅ぼす為に提案したのだ。全員が殺意をむき出し、今にも襲いかかろうとしていたが、
エルヴィン・スミスの一声で我を取り戻し、我々は提案を序諾した。
調査部隊の全員が怒りを、悔し涙を抑え、撤退し始めた時、後ろから猿の声がした。
「その2人はどうします?貴方達が呼ぶ、鎧と、超大型巨人ですが・・・もって帰って処刑するならご自由にどうぞ。もうその
2人は私達に従わないでしょうし、いらないなら、こっちで殺しますが?」
猿が指さす方向には、鎧の巨人の上半身が転がっていた場所には「ライナー・ブラウン」超大型巨人が消えた場所には「ベ
ルトルト・フーバー」の2名が倒れていた。多くの兵士は驚いたが、直ぐに何人かの兵士が殺そうと刃を抜いた。が、エル
ヴィン・スミスはそれを静止させ、リヴァイ班に回収を命じ、2名の回収後、部隊はシガンシナ区を目前に撤退した。帰り
は猿が言うように行一体の巨人との遭遇もなく、部隊はその4日後に壁内へと帰還した。
こうして「第63回壁外調査」は幕を閉じた。
エルヴィン・スミスは壁内へ帰還後直ぐにこの情報を兵団本部へと届け、兵士を募った。この事態に多くの者は直ぐには信
じず、物資の調達や、兵士を集める事はほぼ、エルヴィン・スミス等の人脈に頼る他が無かった。エルヴィン・スミス、リ
ヴァイ兵士長、ドット・ピクシス等の名の知れた兵士がこの1週間でローゼ、シーナのほぼ全ての地域に出向き、多くの兵
国民に協力を要請した。1週間が経った。限られた短い期間ではあったが、その日カラネス区には、溢れんばかりの兵士が
集っていた。
調査兵団総員300名。それに加え、駐屯兵団15000名、憲兵団200名の作戦志願者がこの場に計15500名の兵士が集結した。
また、多くの民間人も協力してくれた。無償で武器や食料、医薬品、馬等の多くを提供。協力した国民は実に100万人にも
なった。出撃時、そこには人類の希望「リヴァイ兵士長」調査兵団団長「エルヴィン・スミス」そして、巨人化能力者である
「エレン・イェーガー」の姿に加え「ライナー・ブラウン」「ベルトルト・フーバー」の姿もあった。
彼らの処罰は既に裁判で公開処刑、死刑が決まっていたが特別に今回の作戦、戦いに参加を許された。独房で彼等は言った。
「俺達は許されない事をした。処刑される覚悟もある。だが、せめて今回の戦いに参加させて欲しい!故郷の!皆の仇を!
あの猿を殺さないと気がすまない!!邪魔になったら何時でも殺してもらっても構わない!!!」
この提案は、一度は却下されたが、エレン・イェーガーが説得。エルヴィン・スミスはリヴァイ班で2名を24時間完全に監
視し、少しでも怪しい行動を取ったと時は、人間の状態の時でも殺すと兵団本部に報告した。本部はこれを承諾。しかし、
条件として、公開処刑を行う為、殺さずに半殺しにしてもよいので連れて帰る事を提示。エルヴィン・スミスはこれを承諾
2名の作戦への参加が決定した。
そして遂に出撃が始まった。カラネス区内には、多くの兵士、国民の声が響き、15500名の兵士達が一斉に進行を開始した
いまここに「第2次ウォール・マリア奪還戦」が開始された。
壁外出て直ぐに一体の巨人が外で待っていた。巨人は案内役らしく、何もせずゆっくりと前を歩き、我々も距離を取りつつ
巨人に続いた。そして明朝、日が昇り始めた頃、シガンシナ区目前、前に来た場所まで到達した。被害は0。本当に一体の
巨人も襲ってこなかった。しかし、目の前には、破壊された壁の上に猿が座り、その下には多くの巨人共が待ち構えていた
大きさはバラバラ3m級から15m級までと、どうやら本当にウォール・マリアに存在する巨人全てを猿は連れてきたらしい。
その数、実に数百体。多くの兵士がその絶望的な光景に恐怖したが、目の前で轟音と共に2体の巨人が姿を現した。
黒髪の巨人「エレン・イェーガー」鎧の巨人「ライナー・ブラウン」2体の巨人が吼えた。
それに呼応するように、エルヴィン・スミスの号令と共に、全ての兵士達も吼えた。刃を抜き、叫ぶ事で恐怖を捨て、全員が
戦闘態勢に入った。壁の上の猿が腕を振るう。巨人達は一斉に動き出し、襲ってきた。
今ここに人類と巨人。15500人と数百の巨人、お互いの存亡を賭けた戦い、戦争が始まった。
戦いはまさに激戦だった。
その中でやはり、3体の巨人の存在、戦闘力が大きかった。
黒髪と鎧の巨人はツーマンセルを組み、一度に十数体の巨人達を相手にしても一切怯まず、巨人達を確実に減らしていった
超大型巨人は平地で戦う多くの兵士達の補助を担当。巨人達に喰われても、常に自らを塔として立ち続け、兵士達の立体起
動戦闘を有利なものにした。しかし、徐々に人類側は不利になっていった。
疲労、倒しても次々と現れ、襲い掛かってくる巨人達、恐怖兵士達は徐々にその士気は下がりつつあった。なにより巨人達
の連携が多くの兵士達を苦しませた。猿の指揮能力が巨人達に統率力を持たせ、その戦闘力を倍加させたのだ。そして、3
体の巨人も徐々に劣勢になっていった。黒髪は疲労からか徐々に再生能力が鈍り、動きのキレが落ちた。鎧は自慢である鎧
は徐々にヒビが入り、剥がれ、防御力が低下した。2体は徐々に追い込まれていった。超大型も多くの巨人に身体を喰われ
脚が無くなり、腰が無くなりと徐々にその体長を下げていった。しかし、戦いの最中、ついいに兆しが表れた。
超大型巨人が廃墟化した建物を持ち上げ、巨人達に投げつけた。多くの巨人は建物に潰され、一時的に道が開けた。超大型
巨人の行動に黒髪と鎧の巨人はすぐさま反応し、開けた巨人の壁を強引に切り開き、ついに黒髪と鎧の2体及び、リヴァイ
兵士長率いる特別班と、一部の兵士達がシガンシナ区への突入に成功。猿の下へと辿り着いた。壁の上にいた猿が下りてく
ると同時に、2体の巨人は襲いかかり、兵士達もこれに続き、猿への攻撃を開始した。
猿は強かった。
疲労しているとはいえ、黒髪と鎧の巨人2体を相手にしても、一歩も引かなかった。それどころか、黒髪の巨人の右腕と顔
右半分を奪い、鎧の巨人の両腕を奪った。兵士達も立体起動による高速戦闘で襲い掛かるが、決定打を与える事は出来ずに
いた。
しかし、ついに決着は着いた。
1人の兵士が片目を失うも、猿の右目を奪い、リヴァイ兵士長もその一瞬の隙を突き、残った左目を奪い猿の視界を奪った
そこに鎧が残った力を振り絞り、渾身のタックルを喰らわせ、動きを止めた。しかし、猿も視界を失っても、動きを封じた
る鎧に反撃。鎧の巨人のうなじ部分を、鎧ごと掴み、握り潰そうとした。しかし、握り潰される事は無かった。
頭の半分を失い気絶していた黒髪の巨人が咆哮と共立ち上がると、脚を振りかぶり、渾身の蹴りを猿の顔面に叩き込んだ。
その衝撃で、猿は顔から胸の辺り、上半身が吹き飛び、残った身体も倒れ、徐々に消滅していった。
直度、黒髪の巨人の今までにない大きな咆哮が辺り一面に響き、リヴァイ兵士長が勝利報告である信号弾を打ち上げた。猿
が死んだ事により巨人達は統率力を失い、シガンシナから立ち去るもの、未だに兵士に襲い掛かるものと完全に巨人達は連携
を失った。連携を失った巨人等、今まで連携していた巨人を相手していた兵士達にとって何の脅威でなく、巨人達はどんどん
駆逐されていった。
戦いは約6時間で終了した。猿が死んだ事で、全てが戦いはほぼ終わった。途中で戦線を離脱した巨人もいたのでウォール
・マリア内の全ての巨人を倒す事は出来なかったが、我々はシガンシナ区の奪還に成功した。ウォール・マリアの壁も3体
の巨人の力もあり、応急処置で近くの瓦礫等を積み重ねただけだが、巨人に侵入される心配は一先ず無くなった。
生存者:7467名。
約半数が名誉の戦死を遂げた。しかし、人類は今、大きな一歩を、歴史的大勝利を収めた。
「第2次ウォール・マリア奪還戦」は成功した。
その後、シガンシナ区の地下にて、膨大な量の書物を発見。それは巨人の謎に関する書物であり、直ちにその解析が調査兵
団を筆頭に開始、現在もその調査は行われている。
また、「ライナー・ブラウン」「ベルトルト・フーバー」の2名は部隊の一瞬の隙を突き逃走。その後、2名は自殺。死体は
完全に消滅した。
この責任を兵団本部、憲兵団は責任者である「エルヴィン・スミス」「リヴァイ兵士長」等に取らせ、エルヴィン・スミス
は「ダリス・ザックレー」に代わり、次期総統への昇格を白紙とされ、リヴァイ兵士長は調査兵団団長への昇格も白紙にされ
た。
また、黒髪の巨人「エレン・イェーガー」の人権を認める事も白紙とされた。内地、町への移住、立ち入りも全面的に禁止さ
れ、調査兵団で引き続き完全監視される事となった。
・以上がウォール・ローゼ、トロスト区防衛戦から今に至るまでの約半年間の報告の全てとなります。
報告者:エレン・イェーガー
--------------------------------------------------------------------
?「・・・・・・・こんなもん・・・か・・・・・はぁ、疲れた。」
?「さて!・・・後は、もう1つの報告書を書いてっと・・・・・」
バタン!
?「エレン隊長!!」
エレン「・・・・・・はぁ~・・・アルミン。・・・お前まで俺を隊長って呼ぶなよ。」
アルミン「ごめんごめん。・・・けど、そうでしょ?」
エレン「・・・親友であるお前にまでそう言われるのは・・・違和感があるんだよ。」
アルミン「ふふふ・・・でも僕にとってエレンは本当に隊長だからね・・・そう呼ばないt・・」
エレン「そうか・・・じゃあ、アルミン副隊長・・・いや参謀だったか?・・・何のようだ。」
アルミン「・・・・・・・・・ごめん、エレン・・・違和感ってすごいね。」
エレン「だろ?・・・まぁ、兵士達の前ならともかく俺達だけの時とかはいつも通りが一番だ。」
アルミン「うん!・・・そうだね、僕等は親友・・・家族だしね!」
エレン「ああ!・・・・・・それで・・・どうしたんだ?」
アルミン「そうだった!・・・どうしたじゃないよ!エレン!!」
アルミン「エレンはもう今日から、長期休暇でしょ!・・・何でまだここにいるのさ!!」
エレン「・・・いや・・・・報告書がな・・・報告って大変だな。」
アルミン「え!・・・エレン!そういう仕事は僕の役目でしょ!!」
エレン「いや・・・お前ここ最近すごく忙しいそうだったからさ。」
アルミン「・・・・・・エレン・・・ありがとう・・けど!!」グイ!
エレン「お!?・・・おい!アルミン!引っ張るなって!!」
アルミン「休む時は休まなきゃ駄目だよ!!・・・・・それに・・」
アルミン「彼女達をこれ以上待たせちゃ駄目だろ?」
エレン「・・・・・・・そう・・・・だな。」
アルミン「後の報告書は僕がやるから!・・・エレンは行った!行った!」
エレン「お、おう・・・何か、アルミン・・・前より逞しくなったか?」
アルミン「エルヴィンさんに鍛えて貰っているからね!!」
アルミン「ほら!エレン!荷物持って!フード被って!」
エレン「分かった、分かった!!・・・・・・じゃあ、後は頼むな・・・アルミン。」
アルミン「うん!いってらっしゃい!・・・エレン!!」
エレン「ああ・・・いってきます!」
バタン
アルミン「さて、あ!エレン・・・製作者名書き忘れているよ。」カキカキ
アルミン「それにしても・・・エレン、随分書いたんだ。」ペラ
アルミン「まったく!・・・内地本部の連中なんて結果さえ知れればいいんだから、適当に書けばいいんだよ!」
アルミン「エレンは真面目だからな・・・・そもそもエレンの報告書を本部が信じるかどうか・・」
アルミン「・・・・・・うん・・・・・・適当に僕が書き直しておこう。」サラサラ
アルミン「よし!・・・名前も僕に変えたし、これはもう終り!」
アルミン「・・・さて、こっちの報告書はちゃんと書かないとね」ペラ
アルミン「・・・・・本当にいろんな事があったからね。」
------------------------------------------------------------------------------
調査兵団 特別調査報告書
製作者:アルミン・アルレルト
・皆さん、最近いかにお過ごしですか?あの戦いから調査兵団を除隊した人もいれば、憲兵団に転属した人と、皆さん自分の
進む道に進んでいきました。そんな皆が今、どうなっているのか気になっている人もいるでしょう。
近況報告も兼ねて、私、アルミン・アルレルトがご報告致します。
以上で投下終了です。
報告書は読み難かったですかね?
いや、むしろ急展開すぎて、混乱している人が多いかもしれませんね。急展開で申し訳ありません。
ですが完結(ハッピーエンド)までの道はもう既に見えています!!
では、また次の投下時に。
誤字・誤用がちょくちょくあるな
・・・とかの・の数が安定してないしどうにかした方が良い
そして何より、最後に色々詰め込みすぎ
一連のスレの最初から読むと、全体的にバランス悪くなってしまっててどうにも読みにくいよ
>>387
ご指摘ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
エレンは「さる」って生き物を知ってるんだっけ?
知らないのはライナーベルトルトだけか?
>>394
確かに漫画でもエレンは「猿」の事を「さる?」って言っていて知っている様子ではありませんでした。
エレンが報告書を書いた、今現在は「第2次ウォール・マリア奪還戦」から1ヶ月ほど経ち、情報の整理もされており、それに
よってエレンは「猿」というものを理解しているという都合の良い設定になっています。
ついでに、他の補足も改めてしておきます。
・この作品は3スレを使った、3部構成処女作品です。
・ジャンルは、ギャグ&シリアス。(シリアス編の銀魂みたいな感じですかね?)
・エレンはチート、キャラ崩壊、改善有り。
・ハンジ、ナナバの性別不明者2名はこの作品では「女性」となっています。
他に何か疑問や質問がありましたら、ネタバレにならない程度にお答えします。
では、また次の投下(更新)時に。
投下再開です。
まず、私「アルミン・アルレルト」ですが、今は第2特別調査班「掃討調査班」で副隊長兼、参謀を務めています。
今は、主にウォール・マリア内に残った巨人の掃討を行い、偶に、ウォール・マリア外の調査も行っています。調査時以外
は、エルヴィン団長が師匠を務めてくださり、多くの知識、知略を教わり、偶にハンジさんの書物分析の手伝いもしていま
す。
また現在、私はウォール・マリア復興の為、多くの協力者と共に復興計画も立てている最中です。ウォール・マリア内の
巨人掃討が完了次第、直ぐに復興を開始できるように準備しています。貧困、食糧問題もいずれ必ず解決させてみせます。
さて、次は、調査兵団を辞めた「ゲルガーさん」と「ナナバさん」の近況についてです。彼等は現在・・・・・
--------------------------------------------------------------------------
<酒場>
客A「お~い!・・・お酒おかわり!」
ナナバ「はいはい!・・・ちょっと待っていて!」バタバタ
客B「ナナバさん・・・・綺麗だよな~」
客A「おう!・・・あんな美人を嫁にしやがって!・・・うらやましいぜ!」
ナナバ「ふふ・・・褒めても何も出ないし、サービスもしないからね?・・・はい。」コト
客A「お!きたきた・・・どうも、ナナバさん!」
ナナバ「どういたしまして・・・あ!はい!今行くよ!」
客A「この店も出来てまだ新しいのに・・・大盛況だよな・・」グビグビ
客B「そりゃ、お前やっぱ・・」
客A・B「「ナナバさんがいるからだよな~www」」
客C「ナナバちゃん!・・・って美人だよな~///」ベタベタ
ナナバ「ん!・・・ちょっと!酔っ払いすぎだよ!」
客A・B「「あの野郎!!・・・ナナバさんにベタベタと!!」」
客C「腕もスベスベだし~///・・・俺の嫁になって欲しいぜ~///」
客A「・・・・・・あれさ・・・セクハラだよな・・・犯罪だよな?」
客B「ああ・・・・・・なぁ・・・ジョッキってさ・・・武器だよな?」
客A「ああ・・・・・・あいつ殺s・・・あ・・」
客B「?・・・どうしt・・・あ・・」
ナナバ「(ちっ・・・面倒な)・・・悪いけど・・・私にはm・・・・・・あ・・」
客C「いいじゃん!いいじゃん~///・・・俺が幸せn・・・・へ?」アタマガシ!
ゲルガー「お・きゃ・く・さ・ん~~・・・俺の嫁に~~」ゴゴゴ!!!
ゲルガー「何してんだぁぁぁ!!!」ブン!!(ブン投げ!)
客C「うわああああぁぁぁぁ!!!!・・・げふ!!」ドサ!!!
ゲルガー「二度々人の嫁に手を出すんじゃねぇ!!くそ酔っ払いが!!!」
ナナバ「・・・・・・・・・」
客A「おおお!!・・・かっこいいぞ旦那!!!」
客B「ナイスだ!!・・・おい皆!・・・こいつふん縛って憲兵に差し出すぞぉぉ!!!」
客一同「おおお!!!!」
ゲルガー「ふぅ・・・いや~皆さんどうもお騒がせしてすみません。」ペコ
ゲルガー「さらには、協力までしてくれて本当にどうもありがとうございます。」
客一同「当然だぜ!」「旦那さん素敵だったわよ!」「流石元、調査兵団!!」
ゲルガー「どうもどうも・・・・お礼といっちゃなんですが・・」
ゲルガー「お前等、今日は奢りだぁぁぁ!!!好きなだけ呑めやぁぁぁ!!!!」
ゲルガー「ただし、安い酒だけだぁぁぁぁ!!!!」
ナナバ「なっ!?・・・おい!!ゲルガー!!!」
客A「今日は飲むぞぉぉぉ!!!おかわりだ!!!」
客一同「こっちも!おかわり~!!!」
ゲルガー「あいよ!・・・待ってな!!」バタバタ
ナナバ「・・・はぁ~・・・また勝手な事を・・まだ経営だって安定してないのに・・」
ゲルガー「あ!そ、その酒は駄目だ!!奢り対象外だ!!!」
ゲルガー「だ、駄目だ!!開けるな!!呑むな!!や、やめろ~~~!!!」
ナナバ「・・・・・・・・・ふふふ・・」ニコ
<閉店後>
ゲルガー「・・・・・やべぇ・・・完全に今日は赤字だ・・・・何で俺はあんな事を・・」ボソボソ
ナナバ「一時のテンションに身を任せるからだよ・・・まったく。」ハァ、フキフキ
ナナバ「(・・・・・・けど・・)」
ゲルガー「はぁ・・・まぁ、仕方ねぇか!さて、今度はどんな酒を仕入れるk・・」
ナナバ「・・・・・・・・・」ギュ(背中から抱きつき)
ゲルガー「ん?・・・どうした?・・・・・・ナナバ?」
ナナバ「今日はありがとう・・・・かっこよかったよ。」
ゲルガー「ははは・・・女を、嫁を守るのは男の!夫の務めだからな!!!」
ナナバ「・・・・・・そうかい///」
ゲルガー「あの野郎・・・今度また来たら、どうしてy・・」
ナナバ「なら・・・私は頑張ってくれた夫の為にも・・・妻の務めを果すかな。」
ゲルガー「・・・?」
ナナバ「・・・なぁ・・・・・ゲルガー・・」
ナナバ「子供・・・・欲しいと思わない?」
--------------------------------------------------------
2人は現在、調査兵団を除隊し、その後直ぐに結婚しました。これは噂ですが、随分前から、ゲルガーさんがナナバさんに微
妙なアプローチをしていたらしく、プロポーズはなんと「第2次ウォール・マリア奪還戦」の前にしていたらしく、作戦後
ナナバさんがOKしたらしいです。現に多くの兵士が戦いの後、2人で抱き合っている所を目撃したらしいので。
その後2人はウォール・ローゼ、カラネス区で酒場をやっています。まだ出来たばっかのお店ですが、意外と繁盛しており私
もお酒が飲める歳になったら、行ってみたいと思っています。
さて、次はあの問題の3人にいついてですが、未だに問題は解決していないらしいです。
-------------------------------------------------------------------------
<シガンシナ調査兵団本部>
ペトラ「だ・か・ら!!!・・・何度も言ってるじゃないですか!!!」
ペトラ「リヴァイ・ラルに決まっています!!!」
ハンジ「え~・・・いや、リヴァイ・ゾエでしょ?・・・だって私・・・本妻だし。」
ハンジ「その後、ペトラがリヴァイに愛人でもいいからって迫t・・」
ペトラ「料理も!掃除も!家事を一切しないのに本妻とか言わないで下さい!!!」
ペトラ「それに兵長は「ペトラお前も愛してやる」キリ!・・って言いました!!!」
ペトラ「本妻だ!愛人だ!側室だなんてありません!!!」
ペトラ「全部家事は私がやっているんです!!ファミリーネームぐらいいいじゃないですか!!!」
ハンジ「いや、だって~~私が最初にリヴァイに告白された訳だしね~」ニヤニヤ
ペトラ「ぐはっ!」グサ!
ハンジ「おい!クソ眼鏡!!・・・・・俺と結婚しろ!」キリ!
ペトラ「がはっ!!」グサ!!
ハンジ「・・・・・・俺は冗談が嫌いだ・・・お前が・・・・好きだ。」キリ!
ペトラ「ごふっ!!!」バタ!!
ハンジ「・・・ハンジ・・・・俺の女になれ。」キリ!
ペトラ「・・・・・・・・・」ピク!ピクピク!
ハンジ「リヴァイからのプロポーズ・・・しかも皆がいるのも関係なしでの告白・・」
ハンジ「ふふふ・・・完全に私が正s・・・・ぶっ!!」ドガッ!ベチャ!
リヴァイ「・・・何トチ狂ってやがる・・・お前。」グリグリ
ハンジ「くっ・・・自分の妻の背中に蹴りを喰らわせ、挙句に頭を踏み潰すとは!」
ハンジ「さ、流石は地上最強!!・・・流石マイダーリン!!!」
リヴァイ「・・・うるせぇ・・・その言い方はやめろ!」ゲシ!
ハンジ「ぼ、暴力反t・・・・・」チ~ン
ペトラ「・・・・・・・・・」ピクピク
リヴァイ「おい・・・ペトラ。平k・・」
ペトラ「平気です!兵長!!」ガバッ!
ペトラ「このペトラ・ラル!どんな事があっても!リヴァイ・ラルの妻であり続けます!!」
リヴァイ「そうか・・・ペトラ・・・・言っておくが、俺はお前も大切な妻、家族だと思っている。」
リヴァイ「そこに転がっている馬鹿の言った事は気にするな。」
ペトラ「!・・・はい!!!・・・それで、あの兵長///」
リヴァイ「・・・なんだ?」
ペトラ「あの!そろそろ父があの・・・その・・・・・・いろいろ言いまして///・・」
リヴァイ「・・・・・・・」
ペトラ「あの!!・・・・・で、ですから・・・あの///・・・こ、子d・・」
ハンジ「・・・・・・2号・・」ボソ!
ペトラ「イェーガァァァァァァー!!!!」バタ!!
リヴァイ「・・・・・・・・・・・・」
ハンジ「ふふふ・・・19歳の小娘が・・・・正妻たる私を差し置いて子作りを名乗るなど・・」
ハンジ「・・・十年・・・早い・・・・・・わ・・・・・」ニヤ、バタ
リヴァイ「・・・・・・・・・・・・」
リヴァイ「・・・・・・・・・はぁ。」
モブリット「分隊長・・・お幸せそうで。」ニコニコ
グンダ「え!?・・・・・・まじか?モブリット!?」
エルド「ハンジはともかく・・・ペトラは何時からあんな風になったんだ?」
オルオ「恋ってのは・・・人を変えんだ。」
オルオ「・・・ペトラ・・・・俺の妻が兵長に取られるなら本望だ。」
グンダ「・・・・・・(・・・何言ってんだ?・・・こいつ?)」
モブリット「分隊長もこれで少しは・・・女らしい生き方を、幸せを知って欲しいですね。」
グンダ「恋で人はあそこまで変わるものなんだな~」
エルド「まぁ・・・確かにな・・・俺も恋人が出来てからh・・」
オルオ「エルド!!惚気はやめろ!!!」バン!!
グンダ「そうだ!!1人だけ恋人いるからって調子にのんな!!!」バン!!
モブリット「お、御2人共!?落ち着いて!」アセアセ
エルド「・・・・そろそろ思い切ってプロポーズするか・・・・・・結婚・・・か。」ホホエミ
オルオ「無視してんじゃねぇ!!!なんだその幸せそうな面は!!!」
グンダ「ちくしょぉぉぉ!!!・・・何で俺達にはそういう話が一切無いんだ!!!」
モブリット「・・・そ、そのうち!御2人共きっといい人が現れますよ!!」
モブリット「あ!飲みに行きますか!?・・・ゲルガーさん達のとk・・」
オルオ・グンダ「「あんな新婚の所に行ったら余計辛いわぁぁぁ!!!」」
モブリット「す、すみません!!!」
リヴァイ「・・・・・どいつもこいつも・・」
ハンジ「ふふふ・・・正妻・・」ニヤニヤ
ペトラ「兵長~・・・私も・・・うへへへ・・」
オルオ「くそが!!何でだ!!俺だって活躍しているだろ!!そうだろ、モブリット!!!」ガシッ!
グンダ「なぁ!!!モブリット!!俺はブサイクか!?モテナイ性格か!?なぁ!!!」ガシッ!
モブリット「・・・お、御2人供~~・・・お・・落ち着いて~~」ガクガク!
エルド「子供は・・・・3人ぐらいか?・・・娘2人に息子1人?・・・・未来は明るいな。」ニコニコ
リヴァイ「・・・(・・・だが・・・こんな家庭・・・日常も) ・・・ふっ」クス
リヴァイ「悪くない。」
---------------------------------------------------------------------------
リヴァイ兵士長はあの「第2次ウォール・マリア奪還戦」でただ1人無傷という快挙を成し遂げ、
称号が「人類最強」から「地上最強」になりました。
それからというもの誰もリヴァイ兵士長に逆らわなくなったとか。ただ、リヴァイ兵士長本人は新しいその称号を気に入っ
てはいないようです。あのリヴァイ兵士長がハンジさんにいきなりプロポースした時は私も含め、辺りにいた全員があまり
の驚き、衝撃に固まりました。ペトラさんに至っては吐血し、倒れていたような。
ハンジさんも最初は冗談だと笑っていましたが、最後は泣きながら喜んでいました。その光景に私や部下のモブリットさん
は貰い泣きしていた時、倒れていたペトラさんが復活。最早、恥も外聞もなくリヴァイ兵士長に想いをぶつけて告白した時
は、本当に驚きました。
いや、その後リヴァイ兵士長が速攻でそれを了承した方が驚きました。ハンジさんも特に反対もすることなく、後日3人は
めでたく結婚、多くの人もリヴァイ兵士長なら妻が2人いても何もおかしくないと3人を祝福しました。リヴァイ兵士長は相
変わらず、特別調査班の皆さんと調査。ハンジさんはシガンシナ区地下から発見された大量の書物の分析に専念していて、
ペトラさんは調査兵団を除隊して、シガンシナ区内に作った家で家事に専念しています。特に掃除は1日5時間程かけてやって
いるようです。
今もリヴァイ兵士長のファミリーネームを「ゾエ」か「ラル」かの問題は続いているそうですが、3人共幸せそうなのでほっ
ておいても大丈夫でしょう。
次は私達104期生達の近況報告です。まず、憲兵団に行った3人についてです。
短いですが、本日の投下はこれにて終了です。
自分で書いていても、ずいぶん次から次へと、いろいろ急展開しているなと思います(笑)
では、また次の投下時に。
正直エレンのもアルミンのも報告書の内容と文体じゃないから手記か手紙にすればよかったのにと思う。
報告書を書きながら回想してるって体なら報告書でも良いんだろうけど。
>>418
>>419
ご指摘ありがとうございます。
エレンの報告書は兵団本部に提出すのものなので、確かにあの文体では報告書とは言えませんね。
ご安心を!アルミンが手直してくれたので、ストーリー内ではちゃんとした報告書に直っています!
アルミンの特別報告書は、報告書とは名ばかりで特に本部に提出するものでなく、
親しい人達(リヴァイ班や成績上位者等)に送る手紙なので、こういった文体になっています。
投下再開です。
<ウォール・ローゼ:大広場>
国民群集「・・・・・・!!」ザワザワ
マルコ「~~このように!我々が「第2次ウォール・マリア奪還戦」を成功させ・・」
マルコ「巨人達からウォール・マリアを奪還出来たのは!!」
マルコ「配属を問わず、多くの兵士達が立ち上がり!勇敢に戦ったからであり!!」
マルコ「そして!多くの国民が戦いの為、無償で物資等を提供してくれたからです!!」
マルコ「平民!貴族!兵士!・・・そのようなしがらみ、身分に縛られず!!」
マルコ「人類が一丸となり、協力したから勝ち取る事が出来た勝利だと私は思います!!」
マルコ「私達は今!王、王政に従い暮らしていますが、それで本当にいいのでしょうか!?」
マルコ「どのように偉く、身分の高い者であろうと!!その1人に・・」
マルコ「王に人類の在り方を全て決めさせる事は正しいのでしょうか!!」
マルコ「私達、人類の在り方は私達全員が決めるべきではないでしょうか!!」
マルコ「今の王政は本当に正しいと皆さんは言えますか!?」
マルコ「私のようなまだ若く、立場も高くない一兵士が言う事は許されないでしょうが・・」
マルコ「私はここに言わせて頂きます!!」
マルコ「今こそ私達は王政でなく!新たに!多くの国民!人類による政治!!」
マルコ「人類による!人類の為の新たな政治!国民による政治!!国民による政権が必要なのです!!!」
国民群集「おおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
------------------------------------------------------------------------
王親衛兵「・・・・まだ10代のガキが、我らが王に随分な口を叩くだけでなく・・」
王親衛兵「王政そのものを否定し、潰そうとは・・・・・なんと愚かしい。」
王親衛兵「・・・その命を持って・・・償ってもらうぞ?・・・マルコ・ボット。」スチャ
王親衛兵「これだけの人間・・・騒音ではこのような銃の音は消え去る・・・位置も悟られまい。」
王親衛兵「他の奴等も配置に着いた頃だな・・・・さらばだ、若き反逆者よ。」
王親衛兵「・・・ふふふ・・・・まだ未来があったろうに、出る杭は打たれr・・」
?「・・・俺の親友に・・・・何をするって?」
王親衛兵「はっ!?・・・お前h!?」バッ
?「遅せぇ。」ドス!
王親衛兵「がっ!!・・・うっ・・」バタ
?「・・・こいつで5人目か。」
憲兵「はっ!これで、全員でしょうか?」
?「・・・あの広場にいるマルコを誰にも気付かれず、銃での暗殺を狙うなら・・」
?「狙撃ポイントは限られる・・・銃の射程を考えても、予測した5箇所しかない。」
?「案の定・・・奴等は予測した5箇所に陣取っていたからな・・」
?「潜伏兵は5人以上いないだろう・・・・全員独房に連れて行け。」
?「こいつらの顔は見たことがない・・・・恐らく王政直轄の者・・・親衛隊の兵士だ・・」
?「多少手荒にしても構わねぇ・・・何か情報を吐かせろ。」
?「王政を潰す程の情報は待っていないだろうが・・・・脅しぐらいなら出来るだろ。」ニヤ
憲兵「ええ・・・王政の腐った奴等の引きつった顔が目に浮かびますね。」
?「俺はマルコの警護、迎えに行く・・・そいつは任せたぞ。」スタスタ
憲兵「はっ!了解しました!」
------------------------------------------------------------------------------
マルコ「はぁ~~・・・緊張したよ。」汗ダラダラ
マルコ「エルヴィンさん達も少し酷いよ・・・僕なんかよりも有名n・・」
?「カリスマ性と多くの人脈を持った新たな男・・・若き指導者の方がインパクトあるだろ?」
マルコ「ジャン!!・・・迎えに来てくれたの!?」
ジャン「親友が頑張ったんだ・・・ならその親友である俺が迎えに行かずに誰が行くんだよ?」
ジャン「で?・・・・どうだ?国民達の反応は?」
マルコ「予想以上に賛同の反応が多かったよ・・・王政は余程、国民達を虐げてきたんだね。」
ジャン「まぁ・・・俺達はガキだからな・・・・国の、大人達の事情なんてぜんぜん知らなかったしな。」
マルコ「うん・・・僕達でなんとしても変えていかないと!・・・そういえばジャン?」
マルコ「演説聞いてなかったの?・・・どこかに行t・・!・・・・・もしかして何かあった!?」
ジャン「まぁな・・・・・だが、マルコ・・・お前が気にする必要はねぇ。」
ジャン「お前は、お前達は表で多くの国民達に希望と行くべき道を教えてやればいい・・」
ジャン「俺は俺で・・・・お前等の・・・お前が自由に動けるよう補助に回るさ。」
マルコ「・・・・・・ジャン・・・・・分かったよ。・・・けど、ジャン。」
ジャン「・・・何だ?」
マルコ「忘れていない?・・・僕はジャンの右目になって傍にい続けるって事!」
ジャン「・・・・マルコ・・・・・まだこれの事・・・責任感じてんのか?」スッ(右目(眼帯)触る)
マルコ「ジャンは・・・・僕なんかを庇ったから・・・右目を・・」
ジャン「・・・もう終わった事だ・・・・責任を感じる必要はねぇよ。」
マルコ「けど!!ジャn・・」
ジャン「それにな・・・別に俺は右目を失ったからって悲しんだり、お前を憎んだりしてねぇ。」
ジャン「猿野郎の片目を奪って・・・人類の勝利に貢献したとかそんな大層な理由だからとかでもない・・」
ジャン「親友の命を救えた・・・・それだけの理由があれば・・・片目なんて安いもんだ。」
マルコ「・・・・・・ジャン・・(・・・僕は君みたいな親友を持てて・・・本当に良かったよ。)」
ジャン「右目を失っても・・・・俺は別に死んだわけじゃなぇ・・・俺は生きている・・」
ジャン「今もこうして世界を見て・・・自分のやりたい事をやって生きている。」
ジャン「死んでいった連中に比べたら・・・俺は幸福以外の何ものでもねぇよ。」
ジャン「幸福と言えば・・・そう、今の俺には愛s・・」
マルコ「ジャン・・・・・それでも、僕はジャンの右目として・・」
マルコ「ジャンの親友として、君の傍にいるよ!・・・迷惑がられてもね。」
ジャン「・・・・・・そうか・・・ありがとな。」
ミーナ「あ!・・・ジャン!!マルコ!!おかえりなさい!!」
ジャン「ああ・・・ただいま、ミーナ。」
マルコ「ただいま、ミーナ・・・今日は早く帰れて良かったよ。」
ミーナ「2人共忙しいからね・・・私はそうでもないから・・」
ミーナ「こうして、早く帰って夕飯の準備とかも出来るから、ありがたいけど。」
ジャン「ミーナの本当の仕事は家の家事だろ?・・・だから俺は憲兵団に入るなって・・」
ミーナ「けど、ジャン達にばかり働かせたら悪いよ・・・私だって・・」ウツムキ
ミーナ「確かに私はミカサに比べればぜんぜん強くないし・・・綺麗じゃないし・・・・逆に2人の仕事の邪魔に・・」ブツブツ
マルコ「ミ、ミーナ!?・・・僕達は別に君の事をそんな風には!!」アセアセ
ジャン「はぁ・・・・ミーナ・・・俺はな、こうして疲れて帰ってきて・・・び、美人な妻が待っていてくれるだけで幸せだ。」
ミーナ「えっ///!?・・・そ、そんな事・・・急に言うなんて///!?」
ミーナ「どうしたのジャン///!?(・・・嬉しいから良いけど!)」
ジャン「うるせぇよ!照れるな!・・・言った俺まで恥ずかしくなってきたじゃねぇか///!!」
ジャン「ほら!さっさと飯食おうぜ・・・せっかくミーナが作った料理が冷めちまうだろ?」スタスタ
ミーナ「あ!?ジャン!!・・・・・もう///!!」
マルコ「・・・・・2人共いつも幸せそうで何よりだよ。」ニコニコ
ミーナ「もう!マルコまで!!・・・・・・うん・・・確かに幸せだよ///」
ミーナ「兵士に志願して、人類の為に調査兵団に入ったのに・・・まさかね・・」
ミーナ「こんな女の子らしい・・・・幸せな生活を送れるなんてね。」
ミーナ「やっぱり私は・・・・本当はこういう生活を夢見ていたのかな?」
ミーナ「好きな人と結婚して・・・幸せな家族を、家庭を築く・・・・こんな幸せを望んでいたのかも。」
マルコ「ミーナは兵士の前に女の子なんだから・・・こういう幸せを望んでいいんだよ。」
マルコ「それに調査兵団じゃない憲兵団だって、人類の為に貢献しているよ。」
マルコ「少なくともジャンやミーナはそうだよ。・・・一部の人達だって変わってきているしね。」
ミーナ「それを変えたのは、マルコでもあるんだからね?」
ミーナ「マルコの御陰で、私達憲兵団も今はこうして町の人と分かり合えているし・・」
ミーナ「素敵な家庭も持てているし!!私は本当に幸せだよ!!!」
マルコ「・・・・やっぱ・・・僕は2人の邪魔k・・」
ミーナ「マルコは邪魔なんかじゃないよ!!!マルコも大切な家族なんだから!!!」
ミーナ「マルコ・・・次にそんな事言ったら、私・・本気で怒るからね!!」
マルコ「・・・・・・・・うん・・・ごめん・・・もう言わないよ・・・ありがとう」
ミーナ「よし!・・・じゃあご飯n・・」
ジャン「ババァ!!何が孫だ!!子作りだぁぁぁぁ///!!」
ジャン「愛してるに決まってんだろ!!ただ俺達には俺達の流れっていうか・・・順序があんだよ!!」
ジャン「そもそも俺達の歳じy・・・なっ///!?・・・・誰がヘタレだぁぁぁ!!!!」
ミーナ・マルコ「「・・・・・・・・・」」
ミーナ「ジャン・・・大声で何を言っているの////!?」カァ~
マルコ「ははは・・・またジャンのお母さんが・・・何か言ったんだろうね。」
ミーナ「行こう!マルコ!!これ以上、こんな事をご近所に聞かれたもう顔合わせられないよ///!!!」
マルコ「うん・・・お腹も空いたしね。」ニコ
---------------------------------------------------------
ジャンとマルコは憲兵団に戻り、ミーナは調査兵団を辞めて、憲兵団に入りました。まぁ、ミーナはジャンが憲兵団に戻っ
たから着いていったそうですが。
「ジャン・キルシュタイン」彼は現在、多くの兵士の憧れになっています。トロスト区防衛線でも新兵でありながら、巨人
討伐11体。そして、恐怖で戸惑う兵士達を纏め上げ多くの命を救いました。「第2次ウォール・マリア奪還戦」には憲兵団
から志願し、参加。泥沼化した戦場で部隊が壊滅、半壊し孤立した兵士達を纏め、実に40人にもなる混成部隊を率いて戦い
、見事な指揮、状況判断能力を発揮、巨人討伐数は約80体と記録されています。戦い終盤では、エレン、ライナー、リヴァ
イ班と一緒に猿巨人との戦闘を行い。その時、親友であるマルコを猿の攻撃から庇い、片目である右目を失うも猿の片目を
奪い、その後の人類勝利への道を開きました。
この功績を認められ「人類最高の兵士」という名誉称号をジャンは得ました。
今は最戦線をマルコ、ミーナと共に離れ、私達とはまた違った方法で人類を救う為に戦い、活躍しています。
「ミーナ・カロナイナ」2年後には正式に籍を入れて、「ミーナ・キルシュタイン」になる予定です。
彼女は「第2次ウォール・マリア奪還戦」の成果を認められ憲兵団に入団しました。先にもう報告してしまいましたが、今
はジャンと恋人関係にあります。どうやら訓練兵時代に一度ジャンに髪が綺麗だと言われてから、少し気になっていたらし
いです。ある頃からジャンが急に人が変わったように訓練に取り組むようになってからはその姿に少しずつ惹かれていった
らしいです。そしてついに「第2次ウォール・マリア奪還戦」後にジャンに告白しました。ジャンはミカサの事の後ろめた
さがあったからか、戸惑い自分なんかでいいのかと何度も聞いていましたが、最終的にはミーナの想いに答えて二人は恋人
同士になりました。2人は今、ローゼ内の町に大きな家を建て、2人の両親も一緒にそこに住んでいます。ミーナは憲兵団を除
隊せず今も働いていて、さらに家の家事もこなすと中々ハードな生活を送っていますが、ミーナは今の生活は本当に幸せだと
笑顔で言っていました。
2年後に2人は正式に結婚する予定で、式には私も、104期生も全員参加するつもりです。
「マルコ・ボット」彼も今は多くの人々の期待と注目を集めている有名人です。
若いながらも、今の王政、憲兵団の在り方に反対し「反王政」として立ち上がっています。彼は元々、王政へ一番の忠義を
持っていた兵士ではありましたが、あの「第2次ウォール・マリア奪還戦」での王政がほどんど協力する事なく、まったく
の無関係であるような態度を取った事が、マルコの王政が王政への忠義を失った瞬間だったそうです。マルコの行動は予想
以上に多くの兵士、国民に受け入れられ高い支持を得ています。これは、マルコ自身の性格と、彼を支える多くの人脈の
力があったからでしょう。エルヴィン団長にリヴァイ兵士長、駐屯兵団のドット・ピクシスと数多くの有名人がマルコを支
持している事がより、マルコの意見、言葉は強い影響力を持つ事になったのでしょう。
彼の存在が、一部の憲兵団兵士にも影響を与え、真面目に働く者が増えて国民の憲兵団への印象も変わり、町の治安も良くな
っています。いつかきっと彼が、憲兵団だけでなく、人類の在り方を今よりもずっと正しい方へ導いてくれるでしょう。
ちなみに彼はジャンとミーナの2人に誘われ今は2人と一緒の家で暮らしており、少し騒がしいけどとても楽しい家、家庭だ
と言っていました。
次は、私と一緒に今も調査兵団に残った人達についてです。彼等は主にウォール・マリア中を回り、領地内に残った巨人の掃
討を行い、人類がウォール・アリアで再び安全に暮らす事ができるように頑張ってくれています。
-----------------------------------------------------------------------------
<ウォール・アリア:シガンシナ区周辺>
ドドドドド!!!
コニー「全員全速力!!絶対に止まるなぁぁぁ!!!!」
調査兵一同「言われなくても絶対止まるかぁぁぁぁ!!!!」
奇行種集団「ア~~~~!!!!」ドドドド!!
調査兵A「なんで奇行種があんなにたくさん集まってんだぁぁぁ!?」
調査兵B「知るかぁぁぁぁ!!!(この辺りにはもう巨人はいないじゃなかったのか!?)」
調査兵C「奇行種8体の群れ!!しかも、平地じゃ100%死ぬだろうがぁぁぁ!!!!」
コニー「文句言う暇があるなら馬を少しでも走らせろぉぉぉ!!!!!」
C「だが!コニー!!もう馬の体力もやばいんだぞ!?」
コニー「後少しで信号弾の発射地点だ!!!そこにいけば後はあいつが何とかしてくれる!!」
コニー「だから今はとにかく馬を走らせる事だけ考えていろよ!!!」
A「あ~~ちくしょう!!」
B「こんな所で死んでたまるかぁぁぁ!!!」
奇行種「ア~~~!!!!」ドドドド!!!!
C「だんだん距離が詰まってきた!?紙一重で避けるにもこれ以上は馬の体力が!!!」
コニー「馬が疲れてきて速度が落ちて!?やべぇ!!これは本当にやばいぞ!!!」
?「・・・来たか・・・・あれは巨人の群れ・・・・奇行種か!?待っていろ!コニー!!!」
>>431
>>432
すみません!ミスりました!
人類がウォール・アリアで再び安全に暮らす事ができるように頑張ってくれています。×
人類がウォール・マリアで再び安全に暮らす事ができるように頑張ってくれています。○
<ウォール・アリア:シガンシナ区周辺>×
<ウォール・マリア:シガンシナ区周辺>○
ドォン!!!!!
A「前方で爆発!?・・・!・・・前から何か来るぞ!?・・・あれは!!!」
?「・・・・・・」ズンズンズン!!!!
C「助かったぁぁ!!」
B「よっしゃあ!来たぁぁ!!散開するぞ!!!・・・巨人共の正面を空けろ!!!」
A「行けぇぇぇ!!巨人共をぶちのめせ!!!」
コニー「なんとか合流できたぜ!!任せたぜ!!!・・」
------------------------------------------------------------------
「コニー・スプリンガー」トロスト区防衛戦後から調査兵団に入隊。「第2次ウォール・マリア奪還戦」にも参加し生存、
現在も調査兵団に所属。彼はウォール・マリア内に残った巨人の捜索、掃討任務を担当しています。決して、高い頭脳を持
ってはいませんがコニーの持つ独特な行動力に多くの兵士は時には関心し、時には呆れられているそうです。特に高い階級
にいる訳でも分隊長をしている訳ではありませんが、コニーは持ち前の性格と元気さで階級、年齢に関係なく多くの仲間が
いて割と楽しい生活を送っていると言っていました。月に数回、家族に会いに行って自分の功績と活躍を自慢しているらしい
です。
それから、彼等の事ですが、彼等は今・・・・・
-----------------------------------------------------------------
コニー「行けぇぇぇ!!!!ライナァァァァ!!!」
鎧巨人(ライナー)「オオオオォォォォォ!!!!!!!!」
-----------------------------------------------------------------
「ライナー・ブラウン」「ベルトルト・フーバー」は・・・いえ、今は違いましたね。
「ライナー・イェーガー」「ベルトルト・イェーガー」は今も人類の為、我々調査兵団と共に戦ってくれています。
以上で投下終了です。
気をつけているのですが、どうしても誤字が起きてしまい、申し訳ありません。
では、また次の投下時に。
>>431
アルミン、リヴァイとエルヴィンは役職名付きなのにピクシス司令は呼び捨て?
>>440
単純なミスですね。ピクシス司令申し訳ない。
バイトの前に出来るだけ投下しておきます。
投下再開です。
奇行種集団「アァ?」
鎧巨人「グォォォォォォ!!!!!」ダン!(鎧タックル!!)
奇行種集団「アッ!?アァ!!??」ベキ!グシャ!!
鎧巨人「フーー!!・・・・フー!!!」ズザァァァ!!!
奇行種「」シュゥゥゥゥ!!
奇行種「・・・ア・・・・アァ・・」
コニー「やったぞ!!!巨人5体の消滅を確認!!」
A「四肢を!身体を失った残りの3体を片付けるぞ!!」
C「再生させるな!!うなじを削ぎ落とせ!!」
ザシュ!!×3
奇行種「・・・・・・・・・」シュゥゥゥゥ!!
B「巨人8体全て討伐完了!!!勝ったぞ!!!」
コニー「ライナァァァ!!!ありがとよぉぉぉ!!!」
鎧巨人「・・・・・・・・・」ズンズン、シュゥゥゥゥ!!
ライナー「・・・コニー!・・・信号弾を撃ってからいつまで来ないから心配したぞ!?」
コニー「いや、あいつ等7~8m級だが異常に素早くてよ!」
コニー「ジグザクに走ってかわし続けてから、遅くなっちまっただんだ!」
ライナー「・・・奇行種8体では無理もない・・・・犠牲者は?」
コニー「見ての通り犠牲者は0だ。・・・怪我人も無し・・・・ただすげぇ疲れた。」
C「まったくだ。馬も少し休ませなくては駄目だな。」
C「シガンシナまでそうここから遠くない。・・・馬を休ませながら今日はもう帰還しよう。」
B「同感だ・・・トラブった時はとにかく出直しが一番だ・・・それに・・」
B「まだこの辺りに巨人が潜んでいた事を直ぐにでも本部に知らせないとな。」
A「そうだな、帰還しよう!コニー!他の部隊に帰還信号を送れ!」
コニー「分かった!・・・よっと!」ドォン!
ライナー「・・・・お!・・・俺の馬も戻ってきたな。」
A「よっしゃ!・・・皆帰還するぞ!!」
一同「おおぉぉ!!!」
------------------------------------------------------
パカパカ
A「・・・・それにしてもこんな所に・・・シガンシナ近くにまだ巨人がいたとはな。」
コニー「本当だぜ・・・まだまだ油断出来ねぇって事か。」
ライナー「まったくだ・・・ここらはもう安全だと思っていたんだがな。」
ライナー「そっちから信号弾が発射されたのに気付いた時は本当に驚いたぞ。」
B「いや・・・マジで助かったぜ、ライナー・・・ありがとよ。」
A「まったくだ、ライナーの御陰で命拾いしたぜ。」
C「ありがとう、ライナー・・・君の御陰でまた妻と娘に会えるよ。」
ライナー「いえ、お礼を言われるような事は・・・・・俺はただ少しでも罪滅ぼしが出来れば・・」
ライナー「俺達に新しい生き方をくれた人達へ・・・エレンの助けになれれば俺は・・」
コニー「・・・・・ライナー・・」
ライナー「・・・・・・・・・・・・」
A「・・・ライナー・・・・お前があの鎧の巨人である事は事実だ。」
A「5年前に多くの犠牲者を生んだあの惨劇を起こした事もな。」
ライナー「・・・・・・・・・」
A「だがな・・・今こうして人類の為に命がけで危険な任務に就いて・・」
A「俺達の命を何度も救ってくれた事もまぎれもない事実だ。」
ライナー「・・・・・・A班長・・」
B「Aの言うとおりだ!「第2次ウォール・マリア奪還戦」にも力を貸してくれただろ?」
B「お前を怨んでいる奴は大勢いるが、感謝している奴等も大勢いるんだぜ!勿論俺達もな。」
ライナー「・・・Bさん・・」
C「それに・・・噂では仲間を人質にされてやるしかなかったって聞いている。」
C「だったら俺はお前を責めない・・・俺も仲間を、家族を人質にされたらそうしていたからな。」
ライナー「・・・・Aさん・・・Bさん・・・Cさん・・」
ライナー「・・・・・俺は・・・俺達h・・」
A「それになライナー・・・・この世界に罪を背負っていない奴なんていないんだ。」
A「その罪にどう向き合うかが重要だ。」
A「お前は自分が犯した大きな罪を悔み、それを償う為に罪と向き合っている。」
A「普通の人間・・・・巨人共には出来ない事だ。」
A「ライナー・・・昔はともかく、今のお前は俺の大事な仲間だ!」
ライナー「・・・・・・・・・」
A「ライナー・・・いつかお前n・・」
B「先生!A君が何からしくない事言っています!」
コニー「完全にA班長はかっこつけたいだけだと思います!」
C「うん・・・2人共正解。」
A「なんで!?なんで俺の最大の見せ場に水を差した!?」
C「どうせ、リヴァイ兵士長あたりのマネをしたかったんだろ?」
A「ちょっ///!?」
B「うん・・・・・なんかポッケから紙出ているし・・・あ!カンペか!」
A「えっ///!?あっ!!」ササ!(隠す)
コニー「Aも馬鹿だな~・・・そんな事しないで普通に言えばいいのによ~」
A「コニィィィ!!!何かお前に言われるのが一番イラってくるんだけど!?」
コニー「イラってくるって言われてもな~・・・なぁ?」
B・C「「ああ・・・・そう言われても・・・なぁ?」」
A「・・・・・・」ブチ
ライナー「・・・・・・あ・・・あの・・」
A「上等だ・・・丁度暴れ足りないと思っていたぜ」ジャキ!
B「・・・あ。」
C「・・・まずいな。」
コニー「・・・やべぇ。」
A「お前等全員削いでやんよぉぉぉ!!!」
B・C・コニー「「「シガンシナ区まで全速前進!!!」」」ダッ!
B「ライナァァ!!Aの意見には俺も賛同だからなぁぁぁ!!!」
C「お前は俺達の大切な仲間だぁぁ!!!」
コニー「これからも一緒に戦おうぜぇぇぇ!!!」
A「待てやぁぁぁ!!!!」ダッ!
ライナー「・・・・・・・・・・・」
ライナー「・・・・・あ・・・陣形崩れた・・」
ライナー「一応・・・まだシガンシナ区外なんだけどな・・」
ライナー「・・・・・・・・・ははは・・」ツー(涙流れる)
ライナー「A班長・・・Bさん・・・Cさん・・・コニー・・」
ライナー「皆・・・ありがとう。」
------------------------------------------------------------
<ウォール・マリア:シガンシナ区>
調査兵D「もう少しだ!もう少し右だ!!」
?「・・・・・・・・・」コク、スー
D「いいぞ!そのままそのレーンの近くに置いてくれ!」
?「・・・・・・・・・」ガチャン
D「OKだ!よくやってくれた・・」
D「ベルトルト!!次は弾を、榴弾を頼む!!」
超大型巨人(ベルトルト)「・・・・・・・・・」コク
調査兵E「それにしても・・・いつ見てもこの姿は圧倒的だな。」
調査兵F「ああ・・・固定砲台を部品でなく、完成品丸々1門を一気に壁の上に運べるとはな。」
E「まさかこうして・・・超大型巨人と人類が共に協力する事になるとはな。」
F「E・・・その呼び方はやめろ・・・・あいつはベルトルト・イェーガーって名があるんだ。」
E「すまない・・・あいつは俺達を自らの身体を巨人共に喰われながらも守ってくれた・・」
E「今の超大型k・・・ベルトルトは俺達の味方だと分かってはいるんだ。」
超大型巨人「・・・・・・・・・」ガチャガチャ
D「そう!そこの開けた場所に榴弾を置いてくれ!!ゆっくりな!!」
超大型巨人「・・・・・・・・・」ガシャン
D「お疲れ様!!もう休んでいいぞ、ベルトルト!!」
超大型巨人「・・・・・・・・・」シュゥゥ!!
F「・・・お前は何もおかしくない・・・・俺だって今はあいつを理解し、受け入れているが・・」
F「受け入れるまでは長かった・・・・・何度も殺したいと、仲間の仇を討ちたいと思った。」
F「E・・・・あいつ等は16の子供なんだよ・・・5年前はまだ11歳だ。」
F「俺達が子供の頃から人間を滅ぼさなくてはならないと、親や周りに教え込まれていたら・・」
F「子供の俺達は・・・どうしていた?」
E「・・・・・・・・・・・・」
F「ベルトルト、ライナー・・・・・あの2人は子供でありながら、多くのものを背負いすぎた。」
F「そして今、自分の犯した罪、奪った多くの命と向き合っている。」
F「逃げる事も・・・仕方がなかった事だと言い訳もせず・・・皆に許して貰おうとも思っていない・・」
F「自分の犯した罪を償うためにあいつ等h・・」
ベルトルト「僕達は・・・きっといつまでも許しては貰えませんよ。」
E「べ、ベルトルト!?」
F「お疲れ様・・・・君の御陰で壁の改修も順調だ・・・ありがとう。」
ベルトルト「お礼はいりません・・・元はと言えば・・・・・僕が壊したんですから。」
F「・・・ベルトルト・・・・さっき君が言った事だが・・」
F「俺はもう・・・君を許しているつもりだ・・・・それに少なくとこのシガンシナ区にいる皆h・・」
ベルトルト「ありがとうございます。」
ベルトルト「そう言って頂けて・・・本当に心が、僕達は救われます。」
ベルトルト「しかし・・・やはり僕達は一生許されないでしょう。」
ベルトルト「こうやって、一部の人達に許してもらえるだけで十分です。」
ベルトルト「僕達は・・・・人類にその存在を許されない・・・だからこうして・・」
ベルトルト「人類から存在を隠し、生きられるだけでいいんです。」
ベルトルト「Fさん達のような人達にこうして普通に接して頂けられるだけで・・」
ベルトルト「僕達に新しい生き方を・・・・・・家族をくれた人に・・」
ベルトルト「エレン・イェーガーの為に戦え、彼と生きられるならそれだけで幸せです。」
E・F「「・・・・・ベルトルト・・」」
カン!カンカン!
ベルトルト「!・・・門の開閉の鐘だ!・・・・ライナーとコニー達が戻ってきた!」ダッ
E「お!おい!待てベルトルト!!俺も行くぞ!!」ダッ
F「もう帰還!?何かあったのか!?」
---------------------------------------------------------------------
一同「疲れたぁぁ!!!」「まぁ、早く帰れたんだ!」「報告しなくてはな。」
?「はいはい!皆さん食事や治療の準備は出来ていますよ!!」
?「皆さんお疲れ様!!ゆっくり休んで下さい!」
ベルトルト「ライナー!お帰り!!」
ライナー「おう!ベルトルト!ただいま!!」
コニー「よぉ!ベルトルト!!・・・壁の改修は終わったのか?」
ベルトルト「お帰り、コニー!うん!・・・今日の分はもう終わったよ。」
ワイワイ、ガヤガヤ
F「A!皆!どうしたんだ!?何かあったか?」
E「特に大きな被害はないみたいだが・・・何か発見したのか?」
A「ああ。それがな~~」
F「・・・・・・成る程・・・まだこの辺りにも巨人がいたとは。」
E「奇行種8体が同時に相手かよ!?・・・良く無事だったな。」
B「ライナーの御陰だ。ライナーが後少し遅かったら・・・誰か死んでいたかもしれない。」
C「あいつは間違いなく俺達の味方・・・人間だよ。」
A「その通りだ・・・・なんとか皆にもあいつ等の事を分かってもらいたいんだがな。」
E「・・・簡単にはいかないだろうな・・・・時間が必要だろう。」
B「そうだな・・・なら!俺達がそれまであいつ等を支えてやらないとな!」
調査兵A・C・E・F「「「「おう!!」」」」
調査兵G「暢気な奴等だぜ・・・巨人が本気で仲間だと信じてんのかよ」ボソ
E「あぁ!?・・・あいつ等!!」
F「よせE!!言わせておけ・・・それにあいつ等が悪いと言い切れないだろう?」
E「ちっ!クソ!!」
調査兵H「ああ、まったくだ・・・こっちは生きる為に利用しているだけだっての!」
G「まぁ、いいぜ・・・化物同士潰しあってm・・」ブス!バタ!
H「G!?どうした!?・・・額に何か刺さって?これは・・注射k・・うっ!?」ブス!バタ!
看護士A「いっけない♪間違って注射器が手から滑っちゃった♪」テヘ♪
看護士B「もう、何やっているの・・・ほらこいつ等運ぶわよ!」
調査兵一同「(・・・・・・・・・・・・・・・)」
G・H「「・・・・・・・・・」」ズリズリ(片足持っての引きずり)
看護士B「ついでにこいつ等も少し解剖してやるわよ!」ボソ、ズリズリ
看護士A「良いですね・・・私達のベルトルト様を侮辱した事を後悔させてあげましょう!」ニヤ、ズリズリ
調査兵一同「(あ・・・あいつ等、最凶看護士コンビに捕まった・・・・終わったな。)」合掌
ベルトルト「あの人達また!?・・・・止めた方がいいのかな?」
コニー「ほっとけ!俺達の仲間を侮辱したんだ!いい気味だぜ!!」
ライナー「・・・俺達なんかの為にこんなに多くの人が味方してくれるなんてな。」
ベルトルト「本当に・・・感謝しきれないよ。」
ライナー「これも・・・エレンが俺達に新たな生き方を、生きる目的をくれた御陰だな!」
ベルトルト「うん!・・・これもあの時~~」
コニー「(あ・・・やべぇ) ・・・じゃ、じゃあ俺はこれで・・」スタs
ライナー「まぁ、待てコニー!」ガシッ!
ベルトルト「コニー・・・僕達はエレンに新たな生き方を貰ったんだ!」ガシッ!
コニー「うん!知ってる!!何度も聞いたから!!だかr・・」
ライナー「ならもう一度聞け!!」
コニー「いい!いいです!!おい!皆助k・・」
調査兵一同「頑張れよ・・・コニー!」b、スタスタ(早足、戦略的撤退)
コニー「この裏切りもんがぁぁぁ!!!!!」
ベルトルト「でね、コニー!あの後、「第2次ウォール・マリア奪還戦」の後・・・・・」
バイトの時間になりました。バイト行って来ます!
夜にまた投下するかもしれません。
では、また次の投下時に。
やっぱ日曜日は忙しいですね。すっかり遅くなってしまいました。
投下再開です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・第2次ウォール・マリア奪還戦終結から数時間後・・・・
<ウォール・マリア山奥:廃墟化した村>
ライナー「・・・・・・帰ってきたな・・」
ベルトルト「・・・うん。」
ライナー「・・・・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・何も・・・ないね。」
ライナー「ああ・・・何もない。」
ベルトルト「あそこに住んでいた人はよく勉強を教えてくれたよね。」
ライナー「ああ・・・・・その隣に住んでいた人は狩猟者だったよな。」
ベルトルト「偶に大きな猪とかを獲った時は・・・村の皆に振舞ってくれたよね!」
ライナー「あれは美味かったな!・・・・・・他にも・・・・・」
ライナー「他にもいろんな人がいて・・・・たくさんの思い出があった・・」
ライナー「俺達の故郷・・・・・今はもう何もない。」
ベルトルト「・・・・・・・・・」
ライナー「家も、村も・・・・・父さんも、母さんも・・・・誰もいない!!」
ライナー「・・・・・・俺達は・・・もう・・・・・なにも!!!」
ベルトルト「・・・ライナー・・」
ライナー「・・・っつ!!・・」ギリ
ライナー「・・・・・・ベルトルト・・・いいな?」
ベルトルト「・・・・・・・・・」
ライナー「・・・・・・終りにしよう。」
ライナー「・・・・・怒りも・・・悲しみも・・・・全て終わりだ。」
ベルトルト「・・・・・・たくない」ボソ
ライナー「・・・・・ベルトルト・・」
ベルトルト「死にたくないよ!!・・・ライナー!!」ポロポロ
ライナー「・・・・・・・・・」
ベルトルト「分かってはいるさ!!僕達は生きていちゃいけない!!!」
ベルトルト「大勢の人の命を!住みかを奪った!・・・絶対に許されない!!!」
ベルトルト「どうやっても償う事が出来ない!大きな罪を僕等は犯した!!!」
ベルトルト「でも仕方がないじゃないか!!!僕等がやらなくちゃ!!・・」
ベルトルト「誰かがこの手を血に染めなくちゃ僕達は死ぬしかなかった!!!」
ベルトルト「家族を!!村の皆を救う為だった!!!」
ベルトルト「壁の中には悪魔の末裔が!悪魔共しかいないと聞いていたんだ!!!」
ベルトルト「僕達と同じような人が住んでいるなんて知らなかったんだよ!!!」
ライナー「・・・・・・・・・」
ベルトルト「また・・・また皆と一緒にいたいよ・・」
ベルトルト「エレン・・・アルミン・・・ジャン・・・・皆と一緒に生きたいよ!!」
ライナー「・・・ああ・・・俺だってそうだ・・」
ライナー「またあいつ等と一緒にバカ騒ぎして!楽しく暮らしたい!!」
ライナー「1人の人間として!兵士としてあいつ等と一緒に生きたい!!!」
ライナー「・・・だが・・・・そんな事は無理だって!!・・・・・・不可能だって・・」
ライナー「俺達にはそんな事が許されないと・・・割り切った筈だ。」ジワ
ベルトルト「・・・グスッ!・・・・・・ライナー・・」
ライナー「俺達はもう・・・人間として生きる事は許されない。」ポロポロ
ライナー「だが・・・巨人として生きる事は・・・もう俺達には出来ない。」
ライナー「だからせめて・・・・ここで、唯一俺達に残っているこの故郷で・・」
ライナー「皆が眠っているこの場所で・・・俺達は死ぬ事を選んだ。」
ライナー「ベルトルト・・・そう決めただろ。」
ベルトルト「・・・・・・・・うん。」
ライナー「・・・・ベルトルト・・・俺はもう覚悟は出来ている。」
ベルトルト「・・・・・うん・・・ごめん、ライナー・・」
ベルトルト「ごめん取り乱して・・・・もう大丈夫だよ・・」
ベルトルト「覚悟は決まったよ・・・・彼女には・・」
ベルトルト「アニには・・・この故郷を見られなくてよかった。」
ライナー「ああ・・・・・この悲しみを感じるのも・・・俺達だけでいい。」
ライナー「・・・もし・・・もし生まれ変われるなら・・」
ベルトルト「皆と同じ場所で生まれ・・・怪物でなく、皆と同じ人間として生きたい!」
ライナー「ああ!!・・・そして、ベルトルト・・」
ライナー「またお前とも・・・親友になれたらいいな。」ニコ
ベルトルト「うん・・・僕もまた・・・・ライナーと親友になりたい。」ニコ
ライナー「・・・よし・・・・そr・・」
パキパキ、ズンズン!!
ライナー「木の折れる・・・馬の足音?・・・いや、これは!」
ベルトルト「巨人の足音!?」
ズン!!
ライナー・ベルトルト「「!?・・・・・・エ・・・レン!?」」
黒髪の巨人「・・・・ライ・・・アー・・・・・・ベル・・・ドル・・・・・ド・・」シュゥゥゥ
エレン「お前等・・・・何やってんだ。」
ライナー「・・・・・・終りにするんだよ・・」
ベルトルト「死んで償うよ・・・エレン・・」
ベルトルト「君のお母さんを殺した罪も・・・大勢の命を奪った罪も。」
ライナー「エレン・・・・俺達は処刑されるぐらいならここで死にたい。」
ライナー「死なせてくれ・・・ここで死んで償わせてくれ・・・・・頼む!」
エレン「・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・勝手な事を言うな・・」ジャキ
ライナー「!・・・・・・いや・・・そうだな、そうだよな・・・エレン。」
ベルトルト「君は・・・・・誰よりも巨人を怨んでいたんだよね。」
エレン「・・・・そんなに・・」スタスタ
エレン「そんなに死にたいなら・・・俺が殺してやる。」
ベルトルト「・・・いいよ、エレン・・・君になら、君にはその権利がある。」
ライナー「内地の奴等に殺されるぐらいなら・・・お前に殺された方がいい。」
エレン「・・・・・・・・・」
ライナー「・・・やれよ・・・その刃で首を落とせ・・エレン。」
エレン「・・・・・ああ。」
ライナー「・・・・・・・・・」スッ(目閉じる)
バキッ!!
ライナー「うぐっ!?」ドサ!
ベルトルト「え?・・・殴った?・・・エ・・エレン?」
エレン「・・・・・・・・・」ブン!
ベルトルト「え!?・・・ぐっ!?」バタ!
ライナー「・・・痛!・・・エレン!!・・・どういうk・・」
エレン「・・・・・・・・・」グイ!(胸倉掴む)
ライナー「うっ!?」
エレン「・・・・・ふざけるな。」
エレン「死んで償う?・・・それで何になる!!!」
エレン「お前等が死んだら皆は!母さんは生き返るのか!?」
エレン「どうなんだよ!?ライナー!!!ベルトルト!!!」
ベルトルト「・・・・・・エレン・・・!」
ライナー「・・・エ・・・レン・・・・・!・・・お前・・」
エレン「・・・・・ぐっ!」ポロポロ
ライナー「・・・何で・・・お前泣いて?・・」
エレン「・・・お前等は・・・大勢の人間を殺した!」
エレン「人類史上・・・お前等程大きな罪を犯した奴等はいないだろうさ。」
ベルトルト「・・・・・・・・・」ウツムキ
エレン「俺は・・・俺はお前等を殺したい。」
ライナー「・・・・・・なら・・・殺せよ。」
ライナー「何で泣いてんだ・・・嬉泣きk・・」
エレン「っつ!!」ブン!
ライナー「がっ!?」ドサ!
エレン「ああ!!殺したいさ!!!・・・だが!!!」
エレン「それと同じ位にな!!・・・お前等に・・」
エレン「俺は!!お前等に死んで欲しくないって思っちまってんだよ!!!」
ライナー「!?」
ベルトルト「エレン!?・・・何を言って・・」
エレン「なぁ・・・ライナー・・・ベルトルト・・・・・どうしてだよ?」
エレン「何でお前等・・・・・俺達を助けてくれたんだよ!?」
エレン「ライナー!・・・何で自らを危険に晒しながらも俺を巨人達から庇った!?」
エレン「お前は鎧もボロボロで俺よりも弱っていたのに何で俺を助けた!!!」
ライナー「・・・・・・・・・」
エレン「ベルトルト!・・・何で巨人に喰われても、移動も攻撃もせずその場に立ち続けた!?」
エレン「皆の為に!皆を攻撃に巻き込まないようにしていたんじゃないのか!!!」
ベルトルト「・・・・・・・・・」
エレン「それだけじゃない!!!・・・何度も俺達を助けただろ!?」
エレン「訓練の時も!!・・・ミカサ達との時も!!・・・何度も何で助けてくれたんだよ!?」
ライナー「・・・・・・・・」
エレン「巨人は!!巨人は自分の犯した罪に対して、償いなんてしない!!!」
エレン「ただ食らって!!ただ人間を殺す!!知性も何もない化物だ!!!」
エレン「俺にはお前等が・・・・・お前等が巨人とは思えないんだよ。」
ベルトルト「え!?」
エレン「・・・・どうしてだ・・・なぁ、どうしてなんだよ・・」ドサ(膝を着く)
エレン「何で巨人のままでいてくれなかったんだよ。」
エレン「俺には・・・・・もうお前等を殺す事なんて出来る訳無いだろ。」
エレン「俺にとってお前等は母さんの仇で、憎むべき存在・・・・・・けど・・」
エレン「大切な仲間なんだよ!!!殺せる訳ないだろ!!!」
ライナー「・・・・・・エレン・・」ポロポロ
ベルトルト「・・・僕達は・・・まだ君の仲間なのかい・・」ポロポロ
エレン「当たり前だ!!!・・・ライナー・・・ベルトルト・・」
エレン「お前等は巨人共とは違げぇよ・・・・・巨人は・・」
エレン「巨人はそんな風に泣いたりしない。」
エレン「お前等が化物なら・・・俺だって化物だろ?・・・英雄なんかじゃねぇ。」
エレン「・・・・・・死ぬなよ」ボソ
エレン「死んで償うなんて言うなよ!!!お前等が死んでも誰も救われない!!!」
ライナー「・・・俺達は・・・・・俺達は生きていい・・・・のか?」
ベルトルト「・・・君は・・・・・僕達が憎く・・・・ないの?」
エレン「憎いに決まってる!・・・・・けど、お前等を殺しても・・」
エレン「母さんは戻ってこない・・・大事な仲間が死んだ悲しみしかない。」
エレン「生きろよ!ライナー!!ベルトルト!!」
エレン「生きてくれよ!!!・・・うぅ・・・ぐっ・・」
ライナー「・・・・すまない・・・エレン・・うっ・・・・だがもう駄目なんだ・・」
ベルトルト「もう・・・僕等には・・・・生きる目的も、守る者もないんだよ。」
ライナー「そうだ・・・家族も、居場所も何もない・・・・俺達はもう生き方が分からn・・」
エレン「だったら俺がなってやる!!!」
ライナー・ベルトルト「「!!??」」
エレン「生き方が分からなければ、俺と一緒に生きろよ!!!」
エレン「場所が、家族がいないなら俺が新しい居場所に!家族になってやる!!!」
エレン「生きて俺と一緒に戦え!!兵士でも、戦士でもない!!!」
エレン「俺の仲間として!家族として!!1人の人間として生きろよ!!!」
エレン「人類全てがお前等を許さなくても俺はお前等を許す!!俺が守る!!!」
エレン「お前等をいつか!!・・・いつか完全に許せるように努力するから!・・・だから!!」
エレン「だから・・・死ぬなんて言わないで・・・ぐっ・・・・・くれよ!!!」
エレン「俺は!!俺の大切な人達にこれ以上死んで欲しくないんだよ!!!」
エレン「・・・死ぬなよ・・・・ちくしょう!・・・うぅ・・・ああぁぁぁぁ!!!」
ライナー「・・・エレン!・・・・・すま・・・・・・ない・・・すまない、エレン!!!」
ライナー「俺は・・・俺はぁぁぁぁぁ!!!!」
ベルトルト「・・・・・ありがとう、エレン・・・ごめん、エレン!!・・・僕は君のお母さんを!!」
ベルトルト「ごめん・・・ごめん!!・・・うっ・・うぅ・・・」
ウワァァァァ!!!!
アアアァァァァ!!!
ゴメン!!ゴメンヨ!!!
リヴァイ「急いで後を追ってきたら・・・なんだあれは。」
エルヴィン「まぁ、和解したという事ではないかな?」
エルヴィン「さて、どうしたものか・・・・エレンはああ言ったものの・・」
エルヴィン「憲兵団、王政は彼等の処刑を中止にはしないだろう。」
リヴァイ「・・・・・・あいつ等?・・・鎧と超大型の2体の事か?」
エルヴィン「・・・リヴァイ?」
リヴァイ「エルヴィン・・・・あそこにいるのは泣き喚いているだたのガキ共だ」
リヴァイ「鎧、超大型・・・2体の巨人は死んだ・・・・・あいつ等の故郷と言うこの場で自殺していた。」
リヴァイ「俺達は間に合わず、消滅していく肉体のみを発見、証拠として衣服を回収した。」
リヴァイ「俺達はまんまと逃走に成功され、2体の巨人の受け渡しの約束も守れなかった。」
リヴァイ「奪還戦の後とはいえ、なんとも情けない事だな・・・俺達は。」
エルヴィン「・・・・・・ふふふ・・・まったくだな・・・どう責任を取らされるかな。」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
エルヴィン「!(・・・リヴァイ・・)」
リヴァイ「・・・・・・エルヴィン・・・残存部隊に戻るぞ。」クル
リヴァイ「総指揮はお前がいなければ無理だ・・・そのうちガキ共は戻ってくるだろう。」
リヴァイ「勝手に部隊を抜けやがったんだ・・・戻ってきたら躾し直してやる。」
エルヴィン「ああ・・・そうだね」クス
リヴァイ「・・・どうした・・・・・何がおかしい?」
エルヴィン「・・・いや・・・・・リヴァイ・・・気付いているかな?」
エルヴィン「さっきまであの3人を見ていた君の表情は・・」
エルヴィン「笑顔だったよ。(あんなリヴァイの表情は今まで見た事がない。)」
リヴァイ「・・・・そんな事か・・・・・俺だって人間だ・・」
リヴァイ「嬉しい事があれば誰でも笑う・・・・・違うか?」
エルヴィン「・・・!・・・・・・そうだな・・・ああ、何も間違っていない。」
エルヴィン「戻ろう・・・部隊の皆に2人の事を頼まないといけないからな。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<5時間後>
ベルトルト「~~という事があって僕等は新しい生き方をエレンに貰ったんだ。」グス
ライナー「ああ・・・こんな俺達を家族として迎え入れてくれた。」グス
ライナー「俺達は決めた・・・エレンと共に死ぬまで一緒に生きると!!」
ベルトルト「自分の為・・・エレンの為に一緒に戦い!行き続けるって決めたんだ!!」
コニー「ウン、シッテル・・・モウナンジュッカイモキキマシタカラ・・・ワカッテマス。」フラフラ
ライナー「そうか!じゃあ、その後の俺達とエレンの話をするか!!」
ベルトルト「うん!あの後もエレンは何度も僕等n・・」
コニー「もう勘弁してくれぇぇぇぇ!!!!!」ダッ!!
ライナー「コニー!?・・・なぜ逃げる!?・・・待て!!」ダッ!
ベルトルト「コニー!!僕等はただエレンがどんなにすばらしい人かを知って欲しいんだよ!!」ダッ!
ジュウブンワカッタカラ!!モウヤスマセテクレェェェェ!!!!
マダダ!!!マダハンブンモツタエテイナイ!!!!
コニー!!!エレンハ!!エレンハァァァ!!!!!
「ライナー・イェーガー」現在は第2特別調査班「掃討調査班」に所属し、ウォール・マリア内の巨人掃討任務に就いて
います。初めはベルトルトと逃走し、自殺しとエルヴィン団長達から聞いた時は衝撃を受けました。が、それよりもその後
エレンと一緒に普通に戻ってきて「新しい家族だ!」って聞いた時の方が衝撃は大きかったですね。一部の関係者以外には
彼は死んだ事されており、最前線であるウォール・マリア内でしか生活許されてはいませんが、本人はその事に対して特に
不満はないそうです。それどころか、こうして一緒に戦い、仲良くしてくれているだけで十分満足だと笑顔で言っていまし
た。
ただ、エレンの家族になってからは少々エレンへの依存が強くなったらしく、何かと言えばエレンの事を嬉しそうに話して
は、多くの兵士達はその5時間以上に及ぶ話にそれに付き合わされて苦労しているそうです。
「ベルトルト・イェーガー」彼の巨人能力は巨人掃討よりもウォール・マリアの改修等の方がより活かせるとされ、現在は
安全の確認された場所の開拓、修繕に勤めています。自分の犯した罪がどれだけ重く許されないものかを心の底から意識し
ており、進んで周りと仲良くしようとはしていないそうです。しかし、最近では彼の理解者も増えており、彼の為ウォール
・ローゼから駆けつけてくれる人達もいて、彼が人前で笑い、皆と喜んでいる姿を見るのも増えてきました。
ただ、ライナーと同じくエレンにけっこう依存しているらしく、エレンがいる時は常にエレンの傍にいて、とにかくエレン
の力になろうとライナーと一緒に専属補助的な存在になっていますね。
親友として、同じ家族としてはファミリーネームまでエレンと同じになったライナーとベルトルトの2人に少し嫉妬しちゃ
いますね。エレンから家族なんだからと私も姓をイェーガーにすればと言われました。けど、僕はアルレルトという大事な両
親の姓を受け継ぎたくて、アルレルトのままにしています。それに、姓が違くても僕とエレンは家族ですから。
それから、大事な報告があります。
ついに、シガンシナ区にあのお墓が完成しました。私はつい最近、皆と一緒にお墓参りに行ってきました。
以上で投下終了です。
エレンはホモじゃない!!純粋に優しいだけです!!!
では、また次の投下時に。
3
皆さんすみません。
何ゆえか、ここ最近どの教科もいきなり大量の課題を出してきましてその処理で手一杯でした。
明日には投下再開できると思います。
では、また次の投下時に。
遅くなりました。
投下再開です。
(1週間前)
<シガンシナ区:慰霊碑>
ジャン「・・・・遅せぇ・・・エレンの野郎何やってんだ?」
ミーナ「まぁまぁ、ジャン・・・・・まだ5分程度の遅れだし。」
マルコ「けど、エレンが時間に遅れるなんてね・・・エレンは時間とかには正確な方だと思っていたけど?」
コニー「・・・・このメンバーで集まるのも久しぶりだな。」
コニー「ミーナ、ジャン、マルコ・・・内地の方はどうだよ?」
マルコ「そうだね・・・・思ったより治安や政治が悪くて・・・・憲兵団がやっぱ・・・ね。」
ジャン「・・・毎日いろんな所を回ったり、マルコを狙う暗殺s・・・じゃねぇ、犯罪者の取り締まりだ。」
ミーナ「2人程じゃないけど・・・・・私も仕事と家事で意外と忙しい毎日かな?」
ミーナ「けどね、コニー!・・・今の私はとても幸せだよ!!」
コニー「そうか・・・・ジャン・・好い嫁さんを持ったな!」ニヤニヤ
ジャン「・・・うるせぇ///・・・・お前も早くいい人でも見つけんだな!」
コニー「うっ・・・くそ~・・・前線はほとんど男ばっかなんだもな~。」
ライナー「・・・・・・俺達は本当にここにいていいのか?」
ベルトルト「・・・・・・僕達は帰るべきかもね。」
アルミン「何言ってるの2人共!?・・・2人共今は人類の味方だろう!!」
アルミン「それに・・・・・ここには故郷の人達も眠っているんだから。」
ライナー「・・・・・・ああ・・・そうだな・・・すまなかった、アルミン。」
ベルトルト「うん・・・本当にありがとう・・・・・皆も眠らせてくれて。」
アルミン「当然だよ!・・・・あの村の人達も巨人達の犠牲者だったんだからね。」
ライナー「・・・・・・ありがとう。」
ベルトルト「ありがとう、アルミン・・・・・それにしても、エレンはどうしたのかな?」
アルミン「・・・確かにね・・・・今日は皆と一緒で休暇を貰っている筈だけど。」
コニー「・・・・ん?・・・お!・・・・おい!皆!エレンが来たぞ!!」
エレン「・・・・・悪い皆・・・遅れた!」
アルミン「何かあったのエレン?・・・エレンそれは?」
ミーナ「うわぁ!・・・綺麗な花だね!!」
エレン「ああ・・・花をなるべく散らさないよう馬を走らせていたら遅れちまった。」
ライナー「・・・・見たことない花だな・・」
マルコ「うん・・・僕も見た事ないや・・・エレンその花は?」
エレン「これはシガンシナ区から少し離れた所に稀に咲いているものなんだ。」
エレン「昔と同じように咲いていて良かった・・・・探すのにも時間が掛かっちまった。」
ジャン「・・・・・・何か想い入れのあるものなのか・・・その花?」
エレン「ああ・・・・・・昔、俺が母さんに良くプレゼントしていた花なんだ。」
ベルトルト「!!・・・・・・エレン・・」
エレン「ベルトルト・・・・そんな顔するなよ・・・母さんの事はもう心の整理は出来ている。」
ベルトルト「・・・・・・うん。」
エレン「母さん・・・この花が好きでさ・・・母さんに喜んで欲しくてよく探したんだ。」
エレン「・・・供えるならこの花が良いと思ってさ。」
ジャン「・・・・・・そうか・・・なら、早く供えろよ。」
ジャン「・・・皆お前を待って・・・誰も御参りしてねぇんだからな。」
エレン「ああ・・・・皆、待っていてくれてありがとう。」スタスタ
エレン「・・・・・・・・・母さん。」(慰霊碑前)
一同(エレン除く)「・・・・・・・・・」
エレン「遅くなってごめん・・・・これ・・・母さんが好きだった花持ってきたんだ。」ソッ
エレン「本当は・・・この花が咲いている所にでも母さんの墓を建てようと思ったんだけど・・」
エレン「皆と一緒の方が・・・母さんも寂しくないと思ってさ・・・皆の大きな墓を建てたんだ。」
エレン「慰霊碑って言う墓でさ・・・・外の世界にある墓なんだぜ!」
エレン「すごいだろ!・・・俺さ、外の世界を少しだけど・・・・・見てきたんだ。」
エレン「慰霊碑っていうのも・・・その外の世界の本で知ったんだ・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・・・・・・・ごめん・・・母さん。」
一同「(・・・・・・エレン・・)」
エレン「母さん・・・あの時・・・・・助けを求めていたのに・・・助けられなくて・・」
エレン「・・・本当に・・・・・ごめん・・」グス
エレン「最後まで!・・・迷惑かけて!・・ごめん・・・・・・母・・さん・・」
エレン「・・・・うっ・・・くっ・・・」ポロポロ
アルミン「・・・・・・・・・エレン・・」
エレン「・・・・・・大丈夫だ、アルミン・・・泣かないつもりだったんだけどな。」ゴシゴシ
エレン「悪りぃ・・・我慢出来なかった・・・・・・やっぱ・・辛いな。」
エレン「・・・・・・・・アルミン・・・あれ・・持ってきてくれたか?」
アルミン「うん・・・・・・はい。」スッ
エレン「ありがとう。」E:ビン
ライナー「・・・それは・・・・何だ?」
ベルトルト「・・・ビン?」
コニー「ビン?・・・何か入ってんな?・・・何だ?」
ミーナ「・・・砂?・・・・・綺麗な砂だね。」
ジャン「・・・エレン、アルミン・・・・何だそれ?」
エレン「これは・・・壁の外・・・・外の世界の砂だ。」
一同「外の世界の!?」
アルミン「うん・・・・ウォール・マリアの外に小屋を発見してね。」
アルミン「小屋の中は空っぽだったんだけど・・・・これと同じ位のビンだけ転がっていたんだ。」
アルミン「ビンの中身はただの砂だったんだけど・・・・調べてみたらね・・」
アルミン「僕等の住んでいる場所の砂とは違う砂だって分かったんだ。」
アルミン「微かに未知の石、鉱物を含んでいた・・・・つまり・・」
エレン「外の世界のものだって事だ。」
エレン「・・・アルミンに頼んで少量だけ貰って来て貰ったんだ。」
エレン「・・・・供え物にはこれが良いと思ってな。」
エレン「・・・・・・どうぞ。」コト
エレン「・・・・・貴方が夢見て、目指して外の世界のものです。」
エレン「・・・・・本当は・・・本当は貴方と一緒に見つけ、外の世界を探検したかったです・・」
エレン「・・・・・・キース教官。」
エレン「・・・アルミンを・・・・大勢の仲間達を救ってくれてありがとうございます。」
エレン「大勢に代わり・・・俺達がここで改めて感謝の意を述べたいと思います。」
エレン「・・・キース教官・・・・・ありがとうございました。」スッ(御辞儀)
一同「ありがとうございました。」スッ
エレン「・・・俺達は今でも・・・貴方が・・・キース教官が・・」
エレン「最期に教えて下さった事を・・・この心臓に、胸に、心に刻んでいます。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ウォール・マリア:第2次ウォール・マリア奪還戦終結直後>
アルミン「教官!!キース教官!!!」
キース「・・・・・・ぐっ・・・・・ア・・・アル・・・・・レルト・・・か」
アルミン「教官!!!」
キース「・・・無事・・・・・・・だった・・・・か・・」
アルミン「教官!!・・・良かった!待っていて下さい!!直ぐに助けを!!!」
キース「・・・・・・無駄だ。」
アルミン「そんな事ありません!!!無駄なんかじゃあr・・」
キース「・・・・・・アルレルト・・・・貴様は頭が良い・・」
キース「今更・・・・私が教えなくても・・・・・分かるだろう・・」
アルミン「・・・うっ・・・・・無駄なんがじゃ!!」ポロポロ
キース「・・・腰から下を・・・多くの臓器を失っては・・・・・人間は生きられん。」
キース「こうして・・・今、微かに生きて・・・・話している事自体がありえん・・・事だ。」
キース「神の奇跡か・・・・・・それとも、苦しんで死ねという悪魔のいたずらか・・・」
アルミン「教・・・・官・・・うぅ・・」
キース「・・・・・・アルレルト・・・・・・1つ・・・頼みがある。」
アルミン「!・・・何ですか!!何でも言って下さい!!!」
キース「・・・・出来る限りで良い・・・・・教え子達を・・」
キース「104期生達を・・・呼んでくれ。」
--------------------------------------------------------------
エレン「アルミン!!!」
アルミン「エレン!!!・・・来てくれたんだね!!!」
エレン「ああ・・・伝言は回ってきたから急いできたn・・・・・・キース教官!!??」
ライナー・ベルトルト「「・・・・・・・・・」」(離れた場所に隠れ立っている)
アルミン「・・・教官・・・・たぶん今集められるのはこれで全員です。」
アルミン「後の皆は追撃や・・・・怪我で来れないと思います。」
キース「・・・・・・そうか・・・・すまなかったな・・・アルレルト・・」
キース「・・・・・全員・・・激しい戦いの後に・・・私の私情で集まってもらってすまんな。」
ミーナ「・・・そ、そんな・・」ガタガタ
コニー「教官!?・・・・身体が!!!」
マルコ「・・・・・・なんで・・・なんでキース教官が!!」
ジャン「・・・・・・くそ!!」
アルミン「・・・・・・教官・・」
エレン「・・・・・・そんな・・」
エレン「そんな・・・・嘘だろ?・・・何でだよ!!」
エレン「俺は・・・・俺はまた・・・救えなかったのか!!!」
ベルトルト「!・・・・キース教k・・・・・!?」ガシッ!
ライナー「・・・・・・・俺達に104期生を名乗る資格はない。」
ベルトルト「・・・・・・・・ライナー・・・」
ライナー「あそこで皆と一緒に・・・・立つ資格は俺達にはもうない。」
ライナー「・・・ここで・・・・・教官の最期を見守ろう。」
ベルトルト「・・・・・・・・・うん。」
ライナー「・・・・・・・教官!・・・」ギリ!
キース「・・・・この姿を見れば分かるだろうが・・・私はもう直ぐ・・」
キース「死ぬ。」
キース「・・・・その前に貴様らに伝えたい事g・・」
ミーナ「そんな事言わないで下さい!!・・・・早くt・・・!?」ガシッ!
コニー「死ぬんて言うなよ!!こんな怪我対したk・・・!?」ガシッ!
ジャン「・・・・・・・・ミーナ・・・よせ。」
エレン「・・・・コニー・・・・・キース教官は人間なんだよ・・・俺とは違うんだ。」
ミーナ「ジャン!!・・・・だって!!だってこのままじゃ教官が!!!」
ジャン「・・・・・・分かるだろ・・・・もう・・・間に合わねぇ!!!」ギリ!
ミーナ「・・・・つっ!」
コニー「離せよエレン!!!早く教官を医者の所n・・」
エレン「いい加減にしろコニー!!!」
コニー「!?」ビクッ!
エレン「キース教官は今の状態で生きている事が奇跡なんだぞ!!!」
エレン「教官はもう死ぬ覚悟を決めている!!!・・・・俺達は・・」
エレン「俺達は・・・教官の最期の言葉を聞いてやるしか・・・・出来ないんだよ・・」
エレン「俺は・・・・俺は無力だ・・」ジワ
コニー「・・・・・・エレン・・」
エレン「教官の最期の頼み、言葉だ・・・・・聞こう。」
コニー「・・・・くそ!・・・・・・ちくしょう・・・ちくしょう・・」
キース「・・・イェーガー・・・・キルシュタイン・・・・すまん・・・な。」
キース「1人ずつ・・・・話したい・・・・呼んだ者はすまんが手を握ってくれるか?」
キース「目が霞んできた・・・近くに来てもらわなくては良く顔が見えん・・」
キース「私に残された時間は・・・・もう・・・あまりないようだ。」
一同「・・・・・・・・はい・・・」
キース「・・・・・・・・・・」
キース「・・・ミーナ・カロライナ・・」
ミーナ「はい!・・・います!!!」ギュッ
キース「・・・・・カロライナ・・・女の身で在りながら・・・良く戦った。」
キース「本来なら・・・兵士にもならず・・・・年相応の幸せな生活も望めていただろう・・」
キース「・・・巨人の恐怖にも屈せず・・・・よく兵士として戦ってくれた。」
ミーナ「・・・・はい!」ポロポロ
キース「・・・その泣き癖は直さんといかんな・・・・下がって良い。」ナデナデ
ミーナ「・・・・・・うぅ・・!」ギュッ!
キース「・・・・・・カロライナ・・」
ジャン「・・・ミーナ・・・・教官は他の人にも伝えたい事がある。」
ミーナ「・・・ジャン・・・・・ねぇ、ジャン・・」
ミーナ「教官の手・・・・ずっと・・・ずっと強く握っているのに・・」
ミーナ「ぜんぜん暖かくない・・・凄く冷たい・・・・・教官が・・・・・・・教官が!!!」
ジャン「・・・・・・ああ・・・分かってる。」
ミーナ「・・・うぅ・・・うわぁぁぁ!!!!」ダキッ!
ジャン「・・・・・・ミーナ・・」
キース「・・・・・キルシュタイン・・・・カロライナを・・・頼む。」
ジャン「・・・はい・・・・・行くぞ・・・ミーナ・・」
ミーナ「・・・うっ・・・うぅ・・」
キース「・・・・・・・・・」
キース「・・・コニー・スプリンガー・・」
コニー「・・・はい!!」ギュッ
キース「・・・スプリンガー・・・・良くぞ・・ここまで立派な兵士に成長した。」
キース「しかし、貴様は少々・・・弱気になりやすい一面がある。」
キース「自分に自信を持て、スプリンガー・・・・貴様は立派な兵士だ・・・私の・・誇りだ。」
コニー「・・・すみません・・・・・・あんま良く分からなかったですけど・・」ポロポロ
コニー「・・・頑張って・・・・・頑張ってみます!!!」
キース「・・・ふふふ・・・・・最後まで相変わらずだな・・・スプリンガー。」ナデナデ
キース「・・・最期にまた笑わせて貰ったぞ・・・・下がって良い。」
コニー「・・・今まで!・・つっ!・・・ありがとうございました!!!」
キース「・・・・・・・・・」
キース「・・・マルコ・ボット・・」
マルコ「はっ!ここに!!」ギュッ
キース「・・・ボット・・・・・良く戦った・・・この勝利は人類に大きな功績となろう。」
キース「・・・貴様は少々・・・人に優しすぎる所があるが・・・・私はそれを悪くは思わん。」
キース「その優しさは・・・・多くの人間を救い、導く事が出来るだろう・・・・大事にしろ。」
マルコ「・・・教官・・・・僕は王政の為に戦う事はもう止めます・・・僕は・・」ポロポロ
マルコ「僕は多くの国民の為!人類の為に戦います!!必ず、人類を救ってみせます!!!」
キース「・・・ふっ・・・・成長したな、ボット・・・・言うようになった。」
キース「・・・貴様になら出来よう・・・皆を・・・人類を頼んだぞ・・・・下がって良い。」
マルコ「はい!!・・・長い間・・ご指導ありがとうございました!!!」
キース「・・・・・・・・・」
キース「・・・ジャン・キルシュタイン・・」
ジャン「はい!・・・マルコ・・・・ミーナを頼む。」
マルコ「うん・・・任せて。」
ジャン「・・・・・教官・・」ギュッ
キース「・・・キルシュタイン・・・・良い目を、顔をするようになったな。」
キース「・・・・右目を失いながらも・・・・良く最後まで戦ってくれた。」
ジャン「教官・・・俺は右目を失った事を後悔はしていません。」
キース「・・・ほう。」
ジャン「・・・右目の代わりに親友を、身体に負った傷の代わりに多くの仲間を救えました。」
ジャン「俺にはまだ左目があり・・・多くの仲間が傍にいてくれます。」
ジャン「何より・・・・俺はこうして生きている・・・何の後悔もない・・・・・満足です。」
キース「・・・・・・・・本当に立派になったな・・・キルシュタイン。」
キース「・・・ふふふ・・・・・昔とはまるで別人だな。」
ジャン「ええ・・・俺もそう思います・・・・何時から俺はこんな風になったのか・・」
ジャン「だけど・・・・・俺は今の自分を好きなんだと思います。」
キース「・・・そうか・・・・自分が好きな事は・・・自分に自信を持つ事は良い事だ。」
キース「キルシュタイン・・・・貴様には力がある・・・多くの仲間が、親友がいる。」
キース「・・・これからもその力で親友を・・・仲間を守り・・・・共に生きて行け。」
ジャン「つっ!・・・言われなくても・・・・ぐっ!・・・・そのつもりです!!」ポロポロ
キース「・・・・いい返事だ・・・貴様を誇りに思う・・・・・・下がって良い。」
ジャン「ありがとう・・・うっ・・・ございました!!!」
キース「・・・・・・・・・」
キース「・・・ライナー・ブラウン・・・・・ベルトルト・フーバー・・」
ライナー「!?(・・・・・・気付かれていた!?)」
ベルトルト「・・・・・・(・・・キース教官)」
キース「そこにいるな?・・・・3年間も貴様等を鍛えたのだ・・・・気配ぐらい分かる。」
キース「・・・出来れば姿を見せて・・・・私の話を聞いて欲しい。」
ライナー「・・・教官・・・・だが、合えるわけない!(どんな顔をして会えというんだ!!!)」
ベルトルト「ライナー・・・(そうだよね・・・・すみません、キース教官・・・会う事は出来ません。)」
キース「・・・・・・・・・」
キース「・・・そうか・・・・無理は言わん・・・・・・・ブラウン、フーバー。」
キース「貴様等があの鎧と超大型の巨人であった事には確かに驚いた。」
キース「・・・怒りも・・・殺意も湧いた・・・・だが・・・・・貴様等2人は・・」
キース「今回の戦いで人類と、仲間と共に・・・・最後まで戦ってくれた・・」
キース「・・・貴様等がいなければ・・・・・もっと多くの人間が死に・・」
キース「この勝利すらもなかったかもしれん。」
キース「・・・感謝している・・・・・・ありがとう・・」
キース「私の仲間を・・・教え子を・・・・・多くの人間を救ってくれ・・・本当に感謝している。」
ライナー「・・・・・・・・・教・・・官・・」ジワ
キース「・・・怨んではいる・・・・しかしな・・・それ以上に、感謝している。」
キース「貴様等は巨人ではない・・・・イェーガーと同じように・・」
キース「私達・・・人類の仲間だ・・・・・・私の・・・自慢の教え子達だ。」
ベルトルト「・・・うっ・・・うぅ・・・・・教官・・・・・・キース教官!!」ダッ!
キース「・・・やはり・・・・いたか・・・フーバー・・・ブラウン・・」
ライナー「・・・・・・はい。」スタスタ
ベルトルト「・・・ごめんなさい!・・・キース教官・・・・・僕等は・・」ギュッ、ポロポロ
コニー「ベルトルト!?・・・ライナー!?・・・いたんだったら何で早k・・」
エレン「コニー・・・2人の気持ちを察してやってくれ(やはり・・・2人共着いて来ていたか・・)」
コニー「!・・・・・・・・・悪い・・・ライナー・・」
ライナー「いいんだ、コニー・・・・・・・・エレン・・・頼みがr・・」
エレン「ライナー・・・・分かっている・・・早く教官の傍にいってやってくれ。」
ライナー「ああ・・・ありがとう・・」
ライナー「・・・・・キース教官・・」
ベルトルト「・・・・・・キース教官・・」
キース「・・・ブラウン・・・フーバー・・・・・巨人は・・」
キース「巨人はそのように悲しみ・・・涙を流したりはしない。」
キース「貴様等は・・・・人間だ。」
ライナー「・・・ぐっ・・・うぅ・・」ポロポロ
キース「貴様等2人のような教え子を持てて・・・・私は誇りに思う。」
キース「・・・貴様等2人は立派な兵士、人間だ・・・・・・・・下がって良い。」
ライナー「ぐっ!・・・・・・ありがとうござました!!!」ゴシゴシ
ベルトルト「つっ・・・ありがとう・・・ございました・・・うっ・・・・キース教官!」
キース「・・・・うっ・・(・・・いかんな・・・意識が・・かなり薄れて・・)」
キース「(頼む!・・・死ぬ覚悟とっくにできている!!・・・せめて・・)」
キース「(せめて最期に!!・・・教え子達に言葉を遺させてくれ!!!)」
キース「・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・」
キース「・・・ア・・アルミン・アルレルト・・」
アルミン「はい!教官!!」ギュッ
キース「・・・・・・アルレルト・・・・正直な・・」
キース「私は初め、貴様は・・・兵士には到底向いていないと・・・・思っていた。」
キース「・・・だが・・・・貴様には、天性の才能とも呼べる頭脳と・・」
キース「イェーガーにも負けない・・・・強い意思があった。」
キース「・・・アルレルト・・・・良くぞここまで成長し・・・立派な兵士となった。」
アルミン「・・・僕は・・・・・僕は立派な兵士なんかじゃありません・・」ポロポロ
アルミン「僕が最後に油断したから!!・・・僕を庇ったせいで教官は!!」
アルミン「キース教官は・・・こんな怪我を・・・・・うぅ・・」
キース「・・・・・・アルレルト・・」
キース「私は・・・私は昔、調査兵団に所属していた・・・私は自分の不甲斐ないばかりに・・」
キース「多くの部下を・・・・・仲間達を死なせた・・」
キース「私にもっと力があれば・・・私は多くの仲間達を救えたと・・」
キース「何度も・・・・何度も自分を責めた・・・何故・・・不甲斐ない自分ばかり生き残り・・」
キース「周りの親しい友人や・・・・若く、まだ未来があった若者が死んでいかなくてはならないのか。」
アルミン「・・・・・キース・・・教官。」
キース「仲間達の誰もが・・・こんな私を信じ・・・・・無謀な命令にも従ってくれた・・」
キース「私を守る為・・・・・自らが犠牲になるのが分かっていた筈だ・・・なのに・・」
キース「仲間達は・・・・・私が命じてもいないのに・・・・私を守った。」
キース「全員が全員・・・・私に未来を託し・・・人類を頼むと言い残し・・・死んでいった・・」
キース「アルレルト・・・私の死は貴様のせいなどではない。」
キース「・・・今度は私が・・・・・私が犠牲になり・・・貴様等に・・」
キース「貴様等に未来を託す番だったのだ・・・・・私の・・」
キース「私達の想いを・・・人類の未来を今度は貴様等に託す。」
アルミン「・・・・・・キース・・・教官・・!」ゴシゴシ
アルミン「分かりました!教官の、教官達の想いは僕達が受け継ぎます!!」
キース「・・・良い顔だ・・・アルレルト・・・・近い将来、貴様ならきっと私よりも・・」
キース「多くの者を導き・・・多くの兵士達を救える筈だ・・・・・下がって良い。」
アルミン「はっ!・・・ありがとうござました!!!」
キース「・・・・・・・・・」
キース「・・・エレン・イェーガー・・」
エレン「はい!!・・・教官・・」ギュッ
キース「・・・イェーガー・・・・良くぞここまで人類を導いてくれた。」
キース「貴様がいなければ・・・・・人類はここまで一丸となり、今日の戦いにも望めなかったであろう。」
キース「・・・全人類に代わって・・・礼を言う・・・ありがとう。」
エレン「・・・礼なんて言わないで下さい・・」
エレン「俺は確かに、他の人より強くて・・・巨人の力も使える特殊な人間です。」
エレン「けれど・・・今日の勝利は・・・俺がいたから手に入れられたんじゃありません!」
エレン「多くの仲間が・・・親友が・・・教官が・・・皆がいたから人類は今日勝てたんです!!!」
キース「・・・イェーガー・・・・・確かにそうだ。」
キース「15500人の兵士が戦い、国民の援助があったから・・・人類は勝利できた。」
キース「・・・だがな・・・・・貴様の存在が・・・人類に大きな影響を与えたのだ。」
エレン「!?」
キース「貴様の存在は・・・・訓練兵・・・国民・・・調査兵団・・・駐屯兵団・・・憲兵団を変えた。」
キース「・・・人類に希望という・・・・・大きなものを貴様は与えた。」
キース「エレン・イェーガー・・・貴様は誰にも手に入れられず・・」
キース「誰もが心の底から欲していた・・・希望という失われつつあったものを私達に見せ、与えてくれた。」
キース「これほどの偉業を成し遂げた人間は・・・他に存在しないだろう。」
キース「・・・エレン・イェーガー・・・・・貴様のような教え子を持てて私は・・」
キース「私は誇りに思う・・・いや・・・・・人類全ての誇り・・・英雄だ。」
エレン「・・・・・・キース教官。」
キース「・・・イェーガー・・・・・貴様は外の世界を目指していたな・・」
キース「炎の水・・・氷の大地・・・・・・膨大な量の塩水で出来ていると言われる海・・」
エレン「!・・・キース教官は外の世界の事を知っていたんですか?」
キース「・・・私もな、イェーガー・・・・・・昔は貴様と同じように・・」
キース「外の世界を目指していた。」
キース「・・・しかし、壁外に出て巨人と遭遇し・・・次々と仲間が死んでいくのを見ていくうちに・・」
キース「そんな夢は消え・・・生き残る事、巨人と殺す事だけが・・・私の全てになっていった。」
キース「・・・今回の戦いで勝利した時・・・私は再び、外の世界を目指そうと考えていた。」
キース「だが・・・・・・それは・・・もう叶いそうにないようだ。」
エレン「・・・キース教官・・・・・・俺が・・」
エレン「俺が教官を外の世界へ連れて行きます!!・・・だから・・」ジワ
エレン「こんな所で死なないで下さい!一緒に外の世界を見ましょうよ!!!」ポロポロ
キース「・・・それは無理だ・・・・・・イェーガー・・・分かるだろう?」
キース「いくら貴様が強くても・・・全てを救う事は出来ない。」
キース「・・・私が教えなくても・・・・・・貴様はその事を良く分かっている筈だ。」
エレン「・・・・・・・・・」
キース「・・・イェーガー・・・・・貴様には誰にも負けない強い意思がある。」
キース「その意志を持ち続ける限り・・・貴様は誰にも負けん。」
キース「壁外であろうと、どこにでも行ける・・・自由の翼を貴様は持っている。」
キース「その翼は、意志は・・・・・・多くの人間を導く事だろう。」
キース「・・・エレン・イェーガー・・・・何事にも縛られず・・・己が心に・・」
キース「意志に従い・・・自由に生きろ。」
エレン「・・・はい!!!」
キース「・・・良い返事だ・・・イェーガー・・」
キース「(身体が痛くない・・・神経も無くなった・・・か・・)」
キース「(・・・もう時間切れのようだな・・)」
キース「・・・・・・最期に・・」
キース「最期に・・・貴様等全員に教えておきたい事がある。」
キース「私が・・・訓練兵時代の貴様等に最初に教えた・・」
キース「敬礼の・・・本当の意味についてだ。」
エレン「・・・敬礼の・・」
ジャン「・・・本当の意味?」
キース「そうだ・・・私も偶然知った事だ・・・遥か昔・・」
キース「敬礼の意味は・・・王に心臓を捧げるという意味ではなかったそうだ・・」
キース「昔は共に戦う仲間の心臓を互いに託し・・・共に戦い、生き残りる為の祈りのようなものだったそうだ・・」
アルミン「・・・祈り・・」
キース「そしてこの敬礼、祈りには・・・もう1つの意味がある・・」
キース「戦いで死んだ仲間達の意志を・・・己が心臓に、心に刻み受け継ぐ・・」
キース「決意の表しとして、死んだ仲間に、死に逝く仲間達に捧げるものでもあったそうだ・・」
ライナー「・・・・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・・・・」
キース「しかし・・・時代が進むに連れて、人間同士が互いに助け合う事よりも・・」
キース「高位の存在の命によって、人間がそれに従い生きていく、そんな時代になっていくについれ・・」
キース「この敬礼の意味はいつしか、高位の者に、王に忠誠を誓うものだけになってしまった。」
キース「私は別に・・・今の王を批判している訳ではない・・・ただな・・」
キース「今回の戦いで王に従い生きていくのが・・・人類の在り方なのかと疑問に思った。」
マルコ「・・・・・・人間同士が助け合う・・」
キース「・・・最期に貴様等全員に・・・・・・伝えたかったのだ。」
キース「共に戦う仲間を・・・友人を・・・親友を・・・家族を信じろ。」
キース「我々人間は・・・1人では生きられん・・・・・・互いに助け合い・・」
キース「死んでいった仲間も意志を継ぎ・・・・・・生きてゆけ・・」
キース「・・・これが・・・・・・私が最期に貴様等に伝えたかった事だ。」
エレン「・・・・・・キース教官・・・・!!・・」ゴシゴシ
エレン「全104期生!何時までも泣いているな!!涙を拭け!!!」
一同「・・・・・エレン?」
エレン「俺達はここに誓います!!!」バッ!(敬礼)
エレン「教官!・・・俺達は貴方が教えてくれた事を決して忘れません!!」
エレン「俺達は・・・・・・貴方の言葉を・・・意志を・・・この胸に刻み!受け継ぎます!!!」
一同「・・・・・・(・・・エレン・・・!)」ゴシゴシ
一同「・・・!」バッ!(敬礼)
キース「・・・・・・・・おお・・」
キース「見事な敬礼だ・・・・最期に良いものが見れた・・」
キース「全員満点・・・・・・と言いたいところだが・・」
キース「ふふふ・・・・・全員・・・そんな顔ではな。」
ミーナ「・・・うっ・・・・・ひぐっ・・」ポロポロ
コニー「ちくしょう・・・・駄目だ・・」ポロポロ
マルコ「・・・うぅ・・・・・涙が出できちゃうよ・・」ポロポロ
ジャン「・・・つっ・・・こんなの・・・納得できるかよ・・」ポロポロ
ライナー「・・・・・・ぐっ・・」ポロポロ
ベルトルト「・・・うぅ・・・教・・・官・・」ポロポロ
アルミン「・・・うっ・・・うぅ・・」ポロポロ
エレン「・・・・・・・・・」ポロポロ
キース「・・・まったく・・・・・・最期まで仕方のない教え子達だ。」
キース「・・・全員・・・本当に良く、戦った・・・生き残ってくれた・・」
キース「・・・・最期に教え子の顔を見れた・・・言葉を遺せた・・」
キース「伝えたい事を全て言えた・・・・・・そして・・」
キース「こんなにも立派な姿を見せてくれた。」
キース「もう何も心残りはない。」
キース「・・・・・・安心して・・・仲間達の所に逝ける。」
キース「さらばだ・・・若き英雄達・・・・・我が子達よ。」
キース「壁よりも・・・空よりも高い所から・・」
キース「貴様等を・・・・・・」
キース「見守っているぞ・・・」ホホエミ
キース「・・・・・・・・・」・・・・バタ・・
850年
「第2次ウォール・マリア」奪還戦にて
キース・シャーディス
かつての教え子達に見守られ、微笑みを浮べながら永遠の眠りに就く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレン「・・・・・・・・・」
一同「・・・・・・・・・」
エレン「・・・キース教官・・・・・あれから人類は少しずつ変わってきています。」
エレン「兵士と国民は前よりも、互いに助け合い・・・仲の良い関係が築けています。」
エレン「きっと俺達が・・・・・・昔のような生き方を人類に取り戻してみせます。」
エレン「人類全てが身分も何も関係なく・・・誰もが共に助け合い、生きていく世界を。」
エレン「・・・教官・・・母さん・・・・・・そして・・・多くの皆さん。」
エレン「・・・俺達は・・・皆の意志をこの胸に!心に受け継ぎます!!!」バッ!(敬礼)
一同「!」バッ!
エレン「・・・・・・・・・」
エレン「・・・皆・・・・・・もう行こう・・」
エレン「俺達は・・・こんな所でいつまでも悲しんではいられない。」
エレン「立ち止まっている暇なんてない!・・・俺達は・・」
エレン「多くの意志をを受け継ぎ!未来を切り開いていくんだ!!!」
アルミン「・・・うん!僕達は歩み続ける!!」
ジャン「はっ・・・言われるまでもねぇよ!俺達が人類を変えんだ!!」
ライナー「・・・俺達は罪を償う為・・・・・人間として!人類の為戦い続ける!!」
ベルトルト「僕等は・・・エレン、君と共に最期まで戦い続け!平和な世界を取り戻す!!」
マルコ「僕等が・・・必ず変えるんだ!人類を・・・世界を!!」
コニー「難しい事はわからねぇ・・・俺は!自分が正しいと思った通り生きていってやる!!」
ミーナ「そうだね・・・いつまでも泣いていられない!私達は進んでいかないといけない!!」
エレン「・・・・・・皆・・・ありがとう・・」
エレン「・・・俺達は必ず・・・・・・必ず人類に自由を!世界を取り戻す!!!」
--------------------------------------------------------------
・・・あの墓、慰霊碑の前で僕等は改めて固い決意をしました。僕等は多くの意志をこの胸に、心に受け継ぎ生きていきます。
キース・シャーディス教官が最後に僕等に教えてくれたこの教えを・・・僕等は一生忘れません。
さて、最後に彼の事・・・僕の親友にして、かけがえの無い家族「エレン・イェーガー」についての報告です。
「エレン・イェーガー」現在、第2特別調査班「掃討調査班」で隊長を務めています。
任務は壁外調査とウォール・マリア内の巨人掃討が主な任務です。偶にエレンの巨人の素早さを活かして、シガンシナ区以
外に出来た、ウォール・マリア内の新たな拠点へ物資を運んだり、その拠点の改修を行ったりもしています。エレンは調査
兵団によって、厳重に管轄されている事になっていますが、実際は特にそんな事はありません。確かに、町等への侵入は禁止
されてはいますが、特に調査兵団の皆はエレンを怪物扱い等する事もなく、大切な仲間として受け入れてくれています。
そんな皆にエレンはいつも本当に感謝していると言っていました。
そのエレンですが・・・彼は今頃、かけがえの無い、愛しい人達と・・・彼女達と再会しているでしょう。
以上で投下終了です。
では、また次の投下時に。
2
投下再開です。
<ウォール・ローゼ:町から離れた森奥>
・・・ここを訪れるのは久しぶりだ。
・・・数ヶ月ぶりだろうか?
町から遠く離れた森・・
昔は貴族等が別荘を建てて偶に住んでいたらしいが・・・もう誰も住んではいない・・
・・・静かな森だ・・
森に入ってからもう20分程だろうか・・・そろそろ見えてくる筈だ。
古くなり、草木によって消えかかっている道を進んでいくと・・・開けた場所に出た。
・・・やっと着いた・・
馬から下りる・・・俺の目の前、開けた場所の真ん中に・・
白い岩を少し丁寧に重ねただけのもの。
その岩には・・・俺の大切な人達の名が彫ってある。
ミカサ・イェーガー
アニ・イェーガー
クリスタ・イェーガー
ユミル・イェーガー
サシャ・イェーガー
俺を好きになり・・・俺を愛してくれた人の名が・・
俺が好きになり・・・俺が愛する大切な人達の名が・・・刻まれている。
・・・これを見ていると、初めてこれを見た日の事が思い出される。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<数ヶ月前:トロスト区防衛線後>
リヴァイ「・・・・・・・・・」
エレン「・・・兵長?・・・何か用が?」
リヴァイ「黙ってついてこい・・・もう直ぐ着く。」
エレン「・・・はい」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
エレン「・・・(・・・開けた場所に出たな・・・!?)」
エレン「・・・何か・・・・・・ある?(・・・今までこんな所にこんなものあったか?)」
リヴァイ「着いたぞ、エレン・・・馬から下りろ。」
エレン「はい・・・・・・兵長・・・何ですかこれ?」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
エレン「!・・・何か刻まr・・・!?・・・兵長!?・・・これは!?」
リヴァイ「エレン・・・それを見て・・・何を感じた。」
エレン「な、何を感じたって・・・・・・そんなの・・」
リヴァイ「・・・恐怖か?・・・悲しみか?・・・怒りか?・・・・・・何だ。」
エレン「・・・・・・全部です。」
リヴァイ「・・・そうか。」
エレン「・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・リヴァイh・・」
リヴァイ「エレン・・・・・そいつを良く頭の中に入れておけ。」
リヴァイ「そして絶対に忘れるな・・・常に思い出せ・・」
リヴァイ「・・・調査の時も・・・戦っている時も・・・巨人になっている時もだ。」
エレン「・・・・・・これを・・・思い出す・・」
リヴァイ「エレン・・・お前がこれを見て感じた事を決して忘れるな。」
リヴァイ「感じたくなくても、感じろ・・・その想いを頭の中で感じていろ。」
リヴァイ「その想いが・・・お前に戦う力を、生きる力を与える。」
エレン「・・・リヴァイ兵士長。」
リヴァイ「エレン・・・お前がそれを必要がないと感じたら・・・そいつは壊すなりなんなり好きにしろ。」
エレン「え!?・・・こ、壊す!?」
リヴァイ「そこら辺にあった岩で作ったものだ・・・別に壊しても誰も文句は言わねぇ。」
リヴァイ「お前がその時・・・必要じゃないと感じたら・・・それはもう必要ないって事だ。」
リヴァイ「その時のお前にはもう・・・そんなものが無くても力があるって事だ。」
エレン「・・・・・・・・・分かりました。」
エレン「リヴァイ兵士長・・・ありがとうございます!!!」
リヴァイ「勝手に墓紛いのものを作って感謝されるとはな・・」フッ
エレン「兵長?・・・今わr・・」
リヴァイ「もうここに用はねぇ・・・行くぞ。」
リヴァイ「お前に対人格闘では教える事はねぇが・・・・・他はまだまだだ。」
リヴァイ「さっさと帰ってしつk・・・・・特訓の続きだ。」
エレン「!?・・・兵長!?い、今・・・躾って言いかけませんでした!?」
リヴァイ「何のことだ?・・・別にてめぇに対人格闘で遅れをとった事とかは関係ねぇぞ。」ボソ
エレン「兵長!?今、ボソって何か言いませんでした!?」
リヴァイ「さっさと帰るぞ、エレン・・・・・それとも走って帰りてぇか?」ダッ
エレン「ちょ!?兵長!?俺の馬持って行かないで下さい!!待って!!!」ダッ!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本当に・・・本当にこれには何度も救われた。
戦っている時・・・猿に頭の半分を吹き飛ばされ、意識を失った時・・
頭の中でこの光景が、これが思い出された。
・・・嫌だ・・・俺は死ねない・・・俺はあんなものを望まない・・
怒りが・・・恐怖が・・・渦巻く感情が俺を振るい立たせた。
俺に戦う力をくれた・・・俺に生きる力を・・・守る力を何度もくれた。
・・・ありがとう・・・・・・けど・・・もう大丈夫だ。
俺には怒りや恐怖なんかよりも・・・もっと力をくれるものがある。
アルミン・・・ジャン・・・ライナー・・・ベルトルト・・
マルコ・・・コニー・・・ミーナ・・・・・・共に戦ってくれる多くの仲間達。
キース教官・・・母さん・・・・・・多くの人達の意志。
俺には・・・絆という大きな力がある。
そして、なにより・・・ミカサ・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・
彼女達へのこの強い想いがある。
ガリッ
ドン!
森の中に大きな音が響く。
俺の右腕だけが・・・大きな巨人の腕へと姿を変える。
部分的巨人化・・・リヴァイ兵士長との巨人能力の特訓で偶然手に入れた力。
・・・目の前の岩に頭を下げる。
エレン「・・・今まで・・・・・・ありがとう・・」
バゴッ!!
ガラガラ
・・・俺の目の前には、瓦礫だけが残った。
彼女達の名が彫られた岩も粉々になり、もう読む事も出来ない。
・・・役目を終えた巨人の腕が、肉が落ち・・・消滅していく。
馬「ブルルル」グリグリ
そんな光景を見ていた俺に頭をなすりつけてくる奴がいた。
エレン「・・・大丈夫だ・・・ありがとう・・・・・・カルラ。」ナデナデ
カルラ「ブルル♪」
カルラ・・・俺がこの馬に名づけた名前。
カルラは・・・初めて調査兵団に入隊した時からずっと俺が乗っている愛馬だ。
雌でありながら、雄馬にも負けない速度と体力を持つ優秀な馬だ。
馬に名前をつけるなんてやめろと先輩達に言われたけど・・・俺は名前をつけた。
巨人から戻った後も、俺を怖がる事もなく、呼ぶと必ず戻ってきて、乗せてくれた。
考え事や、疲れて休んでいる時も何度も俺の傍に来ては、頭をなすりつけてきた。
俺はそんな行動が俺の事を励ましてくれているんだと、そう勝手に感じていた。
そして・・・綺麗な黒色の身体が・・・どこか母さんの髪を思い出せた。
だから・・・俺はこいつに「カルラ」という名前をつけた。
エレン「・・・・・行こう・・・カルラ。」ギュ(手綱握る)、スタスタ
カルラ「・・・?」
エレン「乗せなくて良いよ・・・・少し歩きたいんだ・・」
エレン「お前も森まで休み無しで走ったから疲れただろ?・・・行こうぜ、カルラ。」
カルラ「ブルルル!」パカパカ
さらに森の奥へと進んでいく。
・・・ここに用はもうない。
カルラ共にゆっくり森を進んでいく。
・・・そう・・・・・・俺には・・
俺にはまだ行かなくてはいけない場所がある。
<オマケ:舞台裏>
ワイワイ!
ガヤガヤ!
エレン「悪い!遅れた!」
ミカサ「エレン・・・遅い・・」ダキッ
エレン「ああ、すまn・・・ってか!いきなり抱きつくな///!」
ミカサ「私は最近まったく出番が無かった・・・これぐらい許して欲しい。」
コニー「いいじゃねぇか・・・お前なんてエピローグまでずっと出番があt・・」
ミカサ「・・・フッ!」ブン!
コニー「ごはっ!?」バタ!
マルコ「コニー!?大丈夫!?」
ジャン「ほっとけよマルコ・・・今のはコニーが悪い。」
ベルトルト「ライナー!僕等のエレンがピンチだ!!!」
ライナー「なんだと!?・・・エレンを助けるz・・」
アニ「あんた等・・・邪魔。」ゲシッ!
ライナー・ベルトルト「「ぶっ!?」」バタ!
アルミン「ライナー!?ベルトルト!?(・・・ひ、久しぶりに理由の無い暴力が2人を襲った!!!)」
アニ「ちょっと・・・あんた何時までもエレンに抱きついていないでよ。」
エレン「そうだぞミカサ・・・アニの言う通りだ・・・・・・まぁ、気持ちは分かるk・・」
アニ「私も抱きつきたいんだからさ。」
エレン「・・・・・・あれ?・・・アニ?」
クリスタ「そうだよ!ずるいよミカサ!私だってエレンに抱きつきたいよ!」
ユミル「そうだ!天使の頼みだ!エレンを解放しろ!私達に抱きつかせろ!!」
エレン「(「私達」!?ユミル!?・・・さりげなくお前も抱きつき狙い!?)」
サシャ「エレン~~」ポス
エレン「サシャ!?(・・・う、後ろだと!?)」
サシャ「暫く合えませんでしたから、私に寂しかったですよ!」ギュ
ミカサ「サシャ・・・・・・邪魔しないで・・」
サシャ「・・・・・・ミカサこそ・・・少し自重したらどうですか・・」
ミカサ「・・・貴方は50話を見ていないの?・・・・・・ヒロインの座は完全に私のもの。」
アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「本誌とこのSSは関係ない!!!」」」」
エレン「お、お前等!・・・離れろ!!ネタバレやめろ!!!何の為のオマケだと思っt・・」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「「エレンニウム補給の為!!!」」」」」
エレン「エレンニウムってなんだぁぁぁぁ!!!!???」
キャー!!!
ワー!!
ジャン「・・・・・・はぁ・・・まぁ、こうなるよな。」
ミーナ「あはは・・・まぁ、久しぶりにエレンに会えて嬉しいのは分かるけどね。」
マルコ「コニー!ライナー!ベルトルト!しっかり!!!」
コニー「・・・うっ・・・お、俺は一体!?」
アルミン「良かった、無事みたいだね・・・・・・ライナーとベルt・・」
ベルトルト「・・・・・・うっ・・・はっ!?エレンは!?」
ライナー「エレン!?・・・エレンはどうした!?」ガバッ!
ミーナ「え~~っと・・・・・・あそこ・・」ユビサシ
ツブレル!!!ツブレルゥゥゥ!!!!!
エレンエレンエレンエレンエレン!!!!
ライナー・ベルトルト「「!!??」」
アルミン「混沌(カオス)だね・・・・・舞台裏とはいえ、久しぶりの再会シーンとは思えない。」
ジャン「一応言っておくぞ・・・助けに行くのはやめておけ・・」
ジャン「また瞬殺さr・・」
ライナー「兵士には!戦士には!!・・・家族には引けない時がある!!!」
ライナー「それが今だ!!!エレン!!!今行くぞぉぉぉ!!!」ダッ!
ベルトルト「僕も行くよ!!!ライナァァァァ!!!」ダッ!
ジャン「・・・・・・・・・はぁ・・」
ジャン「まったくオマケの内容が始まらねぇ。」
アルミン「もう少し待てば・・・エレンがなんとかするよ・・・・・・たぶん。」
マルコ「・・・・・・待つしかないね。(頑張って・・・エレン・・)」
ミーナ「・・・愛だね・・・・・・羨ましい。」
ジャン・アルミン・マルコ「「!!??」」
リヴァイ「・・・・・・あのガキ共・・」
ハンジ「まぁまぁ!!・・・久しぶりの再会なんだからさ~~」
ハンジ「水を差すのは野暮だよ!!気のすむまで待ってあげようよ旦那様!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」ググッ(アイアンクロー)
ハンジ「痛たたったたた!!!??頭割れる!割れる!!!何?照れ隠し!?」ミシミシ
リヴァイ「・・・・・・・・・・」ググググッ!!!
ハンジ「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」メキメキ
ペトラ「・・・・・・・・いいな・・・私も・・」
オルオ「仕方ねぇな・・・ペトラ、俺が最高のアイアンクローをおm・・」
ペトラ「・・・シッ!」ブン!
オルオ「へぶ!?」ブシュゥゥゥ!!
グンダ「おお!・・・いつもよりすごい量の出血だな。」
エルド「喋っている最中の所に渾身の顎アッパーだからな・・」
エルヴィン「ははは・・・いや、こんなに楽しいのは久しぶりだ。」
キース「うむ・・・それにしても・・・まさか、私もこれほど出番が貰えるとは思っていなかった。」
モブリット「キース教官!!僕あの場面号泣でした!!!」
ゲルガー「ああ・・・あんたは漢だぜ!!!」
ナナバ「貴方ほどすばらしい教官はいませんよ。」
キース「むっ・・・・・・そ、そうか///」
エレン「すみません皆さん!!・・・ぜぇぜぇ・・・・・・お、お待たせしました!!!」
リヴァイ「エレン・・・俺を待たせるとはいい度胸だな・・」
エレン「す、すみません兵長!!!・・・ミカサ達と何故かライナー達まd・・・・・・ん?」
ハンジ「」ブクブクブク
エレン「ちょ!?・・・兵長!?ハンジさん口から泡吹いてます!白目になってます!」
リヴァイ「・・・・・・・気にするな。」
エレン「え~~~~(・・・・・・妻・・・ですよね?)」
リヴァイ「いいからさっさと始めろ。」
エレン「(・・・・・・ハンジさんなら大丈夫か)・・・分かりました!!」
エレン「ん!え~~[ エレン「・・・これはもう・・・・必要ない」2 ]をご覧の皆さん!」
エレン「ここまで読んで下さり、ありがとうございました!!!」
エレン「3部構成にもなってしまったこの作品ですが・・」
エレン「いよいよ終りの時が来ました!!!」
エレン「今年の6月から始まったこの作品・・」
エレン「4ヶ月間もお付き合い頂きありがとうございます。」
エレン「処女作品という事で多くの誤字、脱字、誤用もありました、しかし・・」
エレン「皆さんの励ましや、アドバイスの御陰でここまでこれました!」
エレン「今まで多くのご声援!本当にありがとうございました!!!」
エレン「次の更新が最後の更新となるでしょう。」
エレン「どのようなの結末になるのか!?」
エレン「それは・・・・・・皆さん自身の目で是非!見届けて頂きと思います!!!」
エレン「それでは!・・・最後の更新に向けて!!!」
エレン「皆さんご一sy・・ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「「エレン!!!!」」」」」・・・ごはぁ!?」ドサ!!!
ベルトルト「しまった!エレンが!!ライナー!!!」
ライナー「くそ!突破された!!あいつ等はもう限界だ!!!」
ライナー「エレンが食われる!!!(性的な意味で食われる!!!)」
ベルトルト「絶対にエレンを助けるんだ!!!」
ライナー「ああ!!行くぞ!ベルトルトォォォ!!!」
マルコ「エレンが!?エレンが再びあの混沌の中に飲まれた!!!」
アルミン「エレン!!・・・た、助けないと!!!」
ジャン「おいおい・・・・・・誰が締めんだよ・・・これ?」
ミーナ「・・・・・・ジャンがやっちゃえば?」
コニー「いや!!!ここは俺が代表して締めてやるぜ!!!」
オルオ「待ちな・・・ガキ・・・・・・ここは俺がビシッと締めてやるz・・」
ペトラ「何言ってるのオルオ!!最後を飾るのは兵長よ!!!」バキッ!
オルオ「ぶっ!?」ブシュゥゥゥ!!!
グンダ「た・・・短時間に2回は流石にまずいんじゃないか!?」
エルド「・・・舌が切れるかもな。」
モブリット「大丈夫です!念の為、応急処置用の治療具持ってきていますので!」
ハンジ「うん!流石は私の助手1号君だね!」
モブリット「分隊長!?ご無事でしたか!!!」
ハンジ「ああ・・・・・・死んだ部下達が一瞬見えたけどね・・・そんなことより!」
ハンジ「誰もやらないのなら私が締めてあげy・・・・・・・・へ?」ガシッ!
リヴァイ「・・・・・・まだ・・・懲りてねぇようだな。」ミシ・・ミシ
ハンジ「ごめんさいごめんさいごめんさいごめんさいごめんさいごめんさいごめんさい・・」ブツブツ
モブリット「分隊長!?お・・・御気を確かに!!!」
リヴァイ「・・・・・・締めるのはあいつの役目に決まってんだろ。」
リヴァイ「・・・連れてくるついでに・・・またあ躾てやるか。」スタスタ
キース「私も行こう・・・まったく、手間の掛かる奴等だ。」スタスタ
ジャン「・・・大人しく待っているのも暇だしな・・・俺も行くか。」スタスタ
ゲルガー「・・・あの3人がいれば俺は行かなくてもよさそうだな。」
ナナバ「そうだね。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~少々お待ちください~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレン「・・・ジャン、ありがとな・・・・・・いろんな意味で助かった。」
ジャン「・・・ほとんどキース教官と兵長の2人で終わらせたけどな。」
エレン「・・・キース教官・・・兵長・・・・・・ありがとうござます、助かりました。」
キース「まったく、これではおちおち死んではいられんな。」
エレン「・・・はい・・・すみません。」
リヴァイ「お前等・・・気持ちは分からなくもねぇが・・」
リヴァイ「時と場所を考えろ・・・・・・分かるな?」ギロ!
ミカサ「・・・・・・はい」E:タンコブ(正座)
アニ「・・・・・・すみませんでした。」E:タンコブ
クリスタ「・・・・・・すみませんでした、キース教官、リヴァイ兵士長。」E:タンコブ(正座)
ユミル「・・・・・・申し訳ありません。」E:タンコブ(正座)
サシャ「う~~・・・すみませんでした。」E:タンコブ(正座)
ライナー「・・・・・・すみませんでした。(・・・ま、前が見えん。)」E:顔面凹み(正座)
ベルトルト「・・・何か僕等だけ違うような・・・男女差b・・」E:顔面凹み(正座)
リヴァイ・キース「「何か言ったか?」」ギロ!
ベルトルト「!・・・な、何でもありません!!すみませんでした!!!」
リヴァイ「・・・まぁ、躾はこの程度にしてやる・・・・・・エレン。」
エレン「はい!何でしょうか、兵長!!」
リヴァイ「いい加減飽きた・・・この茶番を終わらせろ。」
エレン「(茶番って!?一応これオマケなんですけど!?) ・・・わ、分かりました!!!」
エレン「ん!・・・え~~皆さん、少々トラブルが発生して遅くなりましたが・・」
エレン「兵長!皆!・・・そして見てくださっている皆さん!!最後の更新に向けて!!!」
エレン「皆御一緒に!!!せ~~~の!!!!!」
一同『後1回!!!!!!!!』
おっと!最後の最後でミスを!!
>>542
アニ「・・・・・・すみませんでした。」E:タンコブ ×
アニ「・・・・・・すみませんでした。」E:タンコブ (正座) ○
以上で投下終了です。
次の投下更新でこのSSも終りとなります!
では、また次の投下時に。
皆さん多くのコメントありがとうございます。
私も少し・・・いやかなり表現方法が痛いかな~と思っていました。素直な感想コメントありがとうございます。
確かに、くぅ疲れたのネタを少し参考にさせて頂きました。
さて、更新が大変遅れて申し訳ありません。最近、学校行事やバイトがいきなり忙しくなり執筆があまり進んでいません。
書き溜めは少しあるのですが、次の投下でこのSSを完結させるので投下せず溜めています。
どうかもう暫くお待ちください。
最終更新スタート!
・・・あれから随分歩いた。
・・・20~30分程歩いたか・・
木々が少なくなってきた・・・そろそろだ。
胸の辺りが熱くなる・・
気分も少し高揚してきた。
森を抜ける・・・・・目の目が開ける。
そこには畑が広がり・・
さらにその奥に・・・白く大きな家が建っている。
家の周りに・・・・・・彼女達の姿が見える。
畑の手入れだろうか・・・一生懸命に手を動かし作業をしている女性が見える。
狩りを終えたばかりだろうか・・・馬の手入れをしている女性が見える。
またいたずらされているのだろうか・・・女性が必死に洗濯物を干している。
その女性をからかいながらも一緒に干している女性が見える。
そして・・・家の近くにある椅子に座りながら、裁縫をしている女性が見える。
・・・彼女達はそこにいた。
俺が愛し、俺を愛してくれた彼女達はそこにいてくれた。
・・・ミカサ・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・
そう・・・彼女達は死んでなどなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<半年前>
<トロスト区防衛戦後:旧調査兵団本部:1日経過>
リヴァイ「・・・この書類は終りだ。ペトラ・・・次の束を寄越せ。」
ペトラ「はい!・・・・・・兵長、少しお休みになられたらどうですか?」
リヴァイ「エルヴィンは本部に連行されてんだ・・・俺がやらなくちゃならねぇ。」
リヴァイ「面倒だが・・・これも仕事だ。」
ペトラ「兵長・・・なら!お茶でもお入れしましょうか!?」
リヴァイ「・・・そうだな・・・・・・この束が終わったら頼む。」
ペトラ「はい!・・・じゃあ急いで終わらせましょう!!!」
ダダダッ!!!!
バン!!!
?「「「「「一体どういう事だ(ですか)!!!!!」」」」」
リヴァイ「・・・・・・すまん、ペトラ・・・やはり今頼む・・」
リヴァイ「どうやら思っている以上に疲れていたらしい(棒)・・」
リヴァイ「目の前に死んだ奴等が見える(棒)。」
ペトラ「(チャンス!!!)」キラン!
ペトラ「き、きゃぁぁぁ!!!幽霊!兵長!私怖いでs・・!! (自然と抱きつt・・!!) ・・・ぶっ!」ダッ!、ベチャ!
?「「「「「ぶざけるな(ないで下さい)!!!!!」」」」」ドダドダ!!
ペトラ「モガモガ!!!(ふ・・・踏んでる!!貴方達!!私を踏んでる!!!)」
リヴァイ「・・・・・・何がだ?」
ペトラ「モガ!?(兵長!?助けて下さらないんですか!?無視ですか!?)」
?「何がじゃねぇよ!!何で!!!・・」
ユミル「何で私達は死んだ事になってんだって聞いてんだよ!!!兵士長様よ!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
クリスタ「仲間で死んだ人がいないか本部に置いてあった死亡者の名簿を確認したら!!・・」
サシャ「そこに私達の名前も書いてあったんですよ!!!」
ミカサ「考えてみればおかしかった!!!・・・エレンの関係者だからといって装備を没収されただけでなく・・」
アニ「この本部内でずっと待機していろっていう命令だっておかしい!!!」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・黙ってないで何か言ったらd・・」
バン!!!
エレン「ミカサ!アニ!クリスタ!ユミル!サシャ!皆待て!!!」
エレン「それは俺が兵長に頼んでやってもらったんだ!!」
エレン「兵長の考えなんだ!!お前等を死んだように偽装するって!!!」
クリスタ「死んだ事に!?」
ミカサ「エレン!?・・・何故!?」
ペトラ「・・・・・・(・・・私ってもしかしてずっとこのまま?)」
ペトラ「(過去回想終わるまでずっと踏まれたまま!?)」
エレン「お前等が・・・お前等が俺と一緒に調査兵団に入って戦おうとしていたからだ。」
エレン「ローゼの外は危険だ・・・お前等を絶対に行かせる事は出来ない!」
ユミル「壁の中も安全とは言い切れねぇだろうがよ!!!今回のこともある!」
エレン「・・・それでも・・・少なくとも壁外よりは安全だ。」
エレン「それにお前等には・・・やって貰いたい事があるんだ!」
サシャ「・・・やって貰いたい事って何ですか?・・・エレン?」
エレン「俺を・・・俺の帰る場所を守って欲しい。」
エレン「俺は・・・必ず母さんの故郷であるシガンシナ区を取り戻す!!」
エレン「悪いが・・・それまで俺は戦う事を一瞬も忘れる気はない。」
エレン「・・・何度も悪いがまたお前等には待っていて欲しい。」
アニ「・・・守るって何をすればいいの?・・・私達に何が出来るの?」
エレン「本当に些細な事なんだ・・・俺の生きる力を守って欲しい・・」
エレン「普通に暮らし・・・普通に生きていて欲しい。」
エレン「金ならある・・・お前等は死んだ事になっているから働く事も出来ないからな。」
エレン「どこか町から離れた場所で・・・幸せに生きて、俺の帰りを待っていてくれるだけで良い。」
エレン「皆が俺の帰りを待っていてくれる・・・それだけで、俺は戦える!!」
エレン「それが・・・俺の最後の頼みだ・・・もうこれ以上の頼み事はしない!」
ミカ・アニ・クリ・ユミ・サシャ「「「「「・・・・・・・・・」」」」」
リヴァイ「・・・・・・・・・」
ペトラ「(・・・私は空気・・・空気・・・空気・・・・・身体中の痛みも気のせい・・・彼女達に踏まれているのも気のせい・・)」
エレン「・・・・・・頼む。」
クリスタ「・・・それなら、前に貴族が使っていた古い家を見つけていたから。そこを私達の家にしようよ!」
エレン「クリスタ!・・・・・・本当に家を見つけていたのか!?」
クリスタ「うん!大きな家だし、そこまで老朽化もしてないから皆で十分暮らせるよ!!」
サシャ「働けなくても暮らす方法なんていくらでもあります!!」
サシャ「ここは狩猟民族である私の出番ですね!!!」
エレン「サシャ!・・・良いのか!?」
サシャ「はい!・・・エレンが私達の為にやってくれた事ですからね!!!」
アニ「・・・はぁ・・・まったく仕方がないね。」
アニ「・・・なら、私は畑でも作ってみようかな。」
エレン「・・・アニ・・・すまない。」
アニ「謝らなくてもいいよ・・・その代わりもうこれでアンタの我侭に付き合うのは最後だからね。」
ユミル「あ~~~分かった!分かりましたよ!!」
ユミル「そんな顔して頼まれたら嫌だなんて言えるかよ!!!」
エレン「ユミル!」
ユミル「絶対に帰ってこいよ!!どんな事をしてでも生きて帰ってこい!!!」
ミカサ「・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・ミカサ。」
ミカサ「エレン・・・本当これ以上、エレンと離れたくない・・」
ミカサ「エレンと一緒に戦う事が本当の望みじゃなかった・・・・ただ・・」
ミカサ「貴方の傍にずっといたいだけだった。」
エレン「・・・・・・・・・」
ミカサ「けど・・・私は決めた・・・・・・エレンの帰りを待つと。」
エレン「・・・・・・ミカサ・・」
ミカサ「私はエレンの事が好き・・・エレンの為に出来る事ならなんでもしたい。」
ミカサ「とても悲しい・・・とても辛い・・・・・・本当は嫌だけど・・・私は・・」
ミカサ「私は貴方を信じ待ち続ける・・・何年でも・・・何十年でも・・・何百年でも・・・エレン、貴方を待っている。」
エレン「・・・ミカサ。」ギュ(抱きしめ)
ミカサ「エレン・・・こうして貴方に抱きついて貰うだけでも私はとても幸せ。」
ミカサ「こうしてくれるだけで・・・私はもう何も必要ないと思える程に幸せ。」
エレン「・・・・・・・・・」
エレン「ミカサ・・・約束する・・・・・・必ず帰ってくる・・・そして・・」
エレン「今感じている幸せ以上に・・・お前を幸せにする。」
エレン「もう絶対に悲しみませない!・・・・・・お前を誰よりも幸せにしてやる!!」
ミカサ「・・・・・・エレン///」
ペトラ「・・・・・・///(・・・なんて情熱的な告白!!・・・う・・羨ましい///!!!)」
アニ「・・・・・・(長いよ!いい加減に離れなよ!!)」イライラ
クリスタ「・・・・・・///(いいな~ミカサ・・・私もエレンにあんな風に言われたいな///)」
ユミル「・・・・・・(いい加減離れろよ!!ミカサの野郎!!!)」イライラ
サシャ「・・・・・・(羨ましい・・・!・・・私も涙とか流せば!・・・腿の辺り抓ってみましょうか。)」
エレン「・・・ミカサ・・・もういいか?」
ミカサ「もう少し・・・お願い、エレン。」ギュッ
エレン「・・・・・・分かったよ。」ナデナデ
リヴァイ「・・・・・・(まさか・・・エレンの奴、俺がいる事を忘れてんじゃねぇだろうな?)」
アニ「・・・ちっ(・・・ミカサいい加減にs・・・ん?) ・・・!」
ミカサ「・・・・・・・・・」ジ~
クリスタ「!(ミカサ・・・こっち見てる?)」
ユミル「・・・・・・(・・・何だ?)」
サシャ「・・・・・・(痛たたた!・・・すごく痛いですけど、全然涙が出ませんよ!!)」
ミカサ「・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・・・・(これぞ正妻の力・・・これぞ新のヒロインの力!)」ニヤ
アニ・クリ・ユミル「「「「!!!アンタ(ミカサ)(てめぇ)!!!!」」」」」ダッ!
ペトラ「走るのは流石にやめt・・ぎゃぁぁぁぁ!!!!・・・・・・・・・」ドダドダ!チ~ン
エレン「なっ!?なんだ!!!どうした3人共!?」
ユミル「てめぇ半分演技だったろ!!!私にエレンを寄越せ!!抱きつかせろ!!!」
エレン「ちょっ!!ユミル!?そんな犬だが猫みたいに!?」
クリスタ「エレン!!ミカサだけずるいよ!!!私にもさっきみたいな///・・」ゴニョゴニョ
エレン「え?・・・あ///!・・・いや、あれは別にミカサだけじゃなくてクリスタ達の事だってそう思っているからな!!!」
アニ「アンタって奴はこんな時でも!!エレン!!!抱いて!!!」
エレン「アニ!?///・・・ご、誤解を招くような言い方はやめろ///!!!」
サシャ「どうすれば・・・・って!・・・皆さん何をしているんですか!!!私もエレンに抱きつきたいですよ!!!」
エレン「サシャ!?お前もか!?・・・む、無理だ!!!5人同時になんt・・」
ミカサ「・・・エレン・・・もっと強く抱きしめて欲しい///」
エレン「え?・・・あ、ああ・・・こうか・・って!!ミカサ!!もういい加減いいだろ///!!!」
リヴァイ「・・・・・・エレン。」
エレン「!・・・へ、兵長?」ビクッ!
リヴァイ「そろそろやめたらどうだ?・・・俺は仕事中だ。」ジャキ
エレン「!?・・・兵長!?・・・ど、どこからブレードを!?」
リヴァイ「俺は言った筈だ、エレン・・・お前が暴れた時は・・」
リヴァイ「削ぐと。」
エレン「そ、それは!!!俺が力を制御出来ずに暴走した時だけz・・」
リヴァイ「・・・・・・仕事中の部屋に大勢で流れ込んで書類を撒き散らし・・」
リヴァイ「挙句、勝手に自分達の世界に入る・・・・・・これが暴走じゃなかったら・・・何だ?」
エレン「待って下さい兵長!!!すみませんでした!!・・・じ、慈悲を下さい!!!」
リヴァイ「・・・殺さず半殺しにしてやる事が・・・お前への最大の慈悲だ。」
ギャァァァァァァァァ!!!!!!!!!
エ、エレェェェェェェン!!!!!!!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・彼女達には本当にすまない事をした。
俺の勝手で存在を消し、こんな町から離れた所に暮らさせている。
・・・それでも、彼女達は俺と一緒なら良いと、笑顔で言ってくれた。
・・・最後に会ったのは「第2次ウォール・マリア奪還戦」前・・・約3ヵ月前。
戦いが終わったら、シガンシナ区を取り戻したら直ぐに帰ると約束したのに・・
彼女達には本当に迷惑ばかりをかけてしまっている。
けど・・・それも今日までだ。
これからは復讐の為ではない・・・人類の為・・・俺を支えてくれた人達の為・・
俺を愛してくれた彼女達の為に生きる。
彼女達に寂しい想いを・・・悲しい想いはもうさせない。
調査兵団だから・・・ずっとは傍にいられないけど・・・・・・可能な限り彼女達の傍で生きる。
彼女達と一緒に暮らし・・・家庭を築き・・・・・・一緒に幸せを感じる。
迷惑をかけた分・・・いや、それ以上に彼女達必ず幸せにする。
カルラから荷物を降ろす。
・・・彼女達にはたくさんのお土産を持って帰ってきた。
外の世界のもの・・・兵団の仲間に買ってきて貰った服等。
エレン「(俺達はもう町には入れないからな・・・皆・・・喜んでくれるかな?) ・・・・・・ん?」ポロ
荷物を降ろした時に、荷物の中から何かが落ちた。
それを拾い何かを確かめた時・・・・・・少し笑ってしまった。
エレン「・・・・・・まだ・・・あったんだな。」
「胃薬」と記されたビン・・・・効果が無くなった時に全てを捨てたと思っていたが・・
どうやら余分に貰っていたものが荷物の奥底で眠っていたらしい。
今、俺の身体には妙な違和感があった・・・胸の辺りが熱い。
・・・けど・・・・・・これは違う・・・
エレン「・・これはもう・・・・必要ない」
ビンを再び荷物の奥底へと押し込む。
・・・・・・そう・・・これは違う。
この身体の違和感は・・・熱さは異常なものでも、痛みでもない。
頬を伝うこの涙は・・・悲しいから流れているわけじゃない。
なぜなら・・・俺は今・・・・・・幸せを感じている。
今までに感じた事が無い程の幸せを・・・俺は心の底から感じている。
・・・そろそろ限界だ・・・・・・もう抑え切れそうにない。
エレン「・・・・・・・・・・・・」スゥ
エレン「ミカサァァ!!!アニィィ!!!クリスタァァ!!!ユミルゥゥ!!!サシャァァ!!!」
皆が一斉に振り向く・・・彼女達と目が合う。
彼女達の驚き、呆然した顔を見たら・・・思わず笑ってしまった。
彼女達に向って走り出す。
さて・・・俺はこれからどうなるのかな?
・・・心配かけてと怒られる?
・・・泣きながら抱きつかれる?
・・・どんな事をされても構わない・・・俺は彼女達の全てを受け入れると決めた。
・・・・・・憎しみ・・・復讐の為に生きるのはもう終りだ。
・・・俺は彼女達と生きる・・・・・・俺は彼女達を幸せにする。
・・・彼女達と生きるこの世界を守る為に戦う・・
それと・・・ずっと言いたかった言葉を皆に伝えないとな。
・・・皆・・・・・・ただいま。
ミカサ・・・アニ・・・クリスタ・・・ユミル・・・サシャ・・
皆・・・俺さ・・・・・・ずっと皆に言いたかった事があったんだ。
俺は・・・俺は皆を・・・・・・皆を心の底から・・
愛している。
完
少しあっさりし過ぎな終りでしたかね?
これでこのSSは完結となります。
最後まで見て下さり、本当にありがとうござました。
また、いつかSS作品を投下するかもしれません。
その時には、またアドバイス等のコメントをお願いいたします。
本当に長い間、お付き合い頂きありがとうございました。
いやー長かった、ホントに長かった
あのギャグ話からよくここまで来たよ
これからは誤字脱字に気をつけてね お疲れさん!
乙
初SSなのによくこんな長編書けたな
前の人も言ってるが誤字脱字無くすように投稿前にさらっと確認してくれ
しかし最初のあれからこんな話になると誰が想像しただろうか
>>576
>>579
そうですね、やっぱ携帯やPCに頼りっぱなしなのはいけませんね。
電子辞書やめて、普通の辞書をこれからは使おうかな?
これからは、もっと言葉を調べ、2度3度と確認する事にします。アドバイスありがとうございました。
はぁ、報告書?書くところまでは良作だったのに・・・
まるでGA○TZだな
>>590
まあ、同意。
本編は展開がくどかったけど悪くはなかったわ。
最初の三竦みとかユミルのエピソードとか面白かったところもあったし。
エピローグはだいぶヒドい。良いところがマジで無い。
このSSまとめへのコメント
この作者意見くれとかなんだかんだ言いつつアドバイスを素直に受け入れる気がほとんどない
まあ好きに書きゃいいんだけどさ
文章の構成はともかくストーリー的にはいいんじゃないかな。