男「どう...して...!?」(91)

書き溜めです。

一定以上書き溜たら載せていきます。

スッスッ
ぱちっぱちっ

男「ふぁーあ」

スタッ
スタスタ...ガチャ

男「おはようございます」

妹「おはよう」

母「おはよう!」

父「遅いわ」

ス...ボフン

男「いただきます」

妹「召し上がれ」

男「うん?妹が作ったのか?」

妹「そうよ」

母「男。今日も美味しく作れてるわよ」

男「えー。妹はたまに失敗するしなー」

妹「食べなくてもいいのよ?」

父「そうだぞ」

男「食べる食べるって」

モグ...ムンムン

男「ん。上手い」

妹「それは良かったわ」

ガタッ
スッ

父「では、行ってくる」

母・男・妹「いってらっしゃいーい」

スタスタ
ガチャ バタン

ムグムグ
カチャ

男「ご馳走様。さて、俺も行くか」

妹「お粗末様」

母「妹、私が洗っておくから行ってきなさい」

妹「いいよ。私も洗うわ」

母「あら。嬉しいわ」

男「じゃあ、いってきます」

ガチャ...バタン。

男(はぁーあ。今日も一日学校か。まぁ、こんな日々が良いんだが)

スタスタ...

男「おはよう」

クラス男全員「おはようございます!番長!」

男「そんなにかしこまらなくていいって言ったろうが...」

スタスタ
ス...バタン

友「おはよう。昨日またやったんだって?」

男「違う。女子を助けただけだ」

友「お前もいい奴だね。見習うよ」

男「けっ。恥ずかしい。見習うなら図書館の図書女でも見習いな。俺はただの不良だ」

友「みんなはそう思っていないようだけどな」

男「...そーかい」

キーンコーンカーンコーン...

友「さて、席に着くか」

男「おう」

ガラッ

スタスタ
ダン

先生「さて、今日のshr(ショートホームルーム)始めるぞー」

......


キーンコーンカーンコーン...。

男「さて、購買行ってくるか」

友「行ってら」

男「?なんだ。友は今日弁当があるのか」

友「へへっ。俺の彼女が作ってくれたんだ。羨ましいか?」

男「いや...いい。俺はあれと付き合えているお前が不思議だ」

スーッ

友彼女「だぁーれがあれだって?」

男「うわっ!」

友「おっす!」

友彼女「まったく...どういうこと?」

男「いや、よくこんなヤンデレと付き合えているな、と思って」

友「そこがいいんじゃないか。分かってないなぁー」

友彼女「友...!」

男「はぁ...今日は屋上で飯食ってくる。仲良くやってな」

スタスタ...ガララ

友「あいつも、気を使いすぎだな。もう少し楽にすればいいのに」

友彼女「でも最近あいつ友に近づきすぎじゃない?始末した方が...」

友「まて、俺にそっちの気はない。あとあいつもそっちの気はない...と思う」

友彼女「思うってことは、もしかしたら...!?」

友「おいやめろ」

スタスタ...ボフン

男「ふぅ...」ジィー

男「景色をみると心が落ち着くな。」

ムグムグ

男「......」

ムグムグ

男「」

ムグムグ

女「ジィー」

男「何だ?」

女「いや、何も」

男「なら、静かにしていてくれ。というかいつの間に」

女「ジィーーー」

男「.........」

ムグムグ

女「ジィーーーーーー」

男「......やらんぞ」

女「くれないかなぁー...?」

男「このシュークリームはデザートと決めているんだ。やるわけにはいかない」

女「ざんねん」

スタスタ
ボフン

男「......何故隣に座った?」

女「座りたいから」ジー

男「...そうか」

ムグムグ

男「......」

女「......」ジィー

男「......分かった分かった。やるから、俺を見るのやめてくれ」

女「ありがと」

ビリ
ガサガサ...

女「いただきまぁす」

パク

男「払わないで食べるパンはうまいか?」

女「...おいしい...」ムグ

男「それは良かった」

ムグムグムグ

女「ごちそうさま」

男「ごちそうさま」

ヒュウゥウ

女「う...」ブルッ

男「寒いなら中にはいれ」

女「そうするー」

スタッ

女「...美味しかった」

男「それは良かったな。俺のお腹は残念だがな」

女「今度、返すよ」

スタスタ

女「じゃあねぇー」

ガチャ

男「......」

ヒュウゥウ

男「中に入るか」

キーンコーンカーンコーン...

友「ふぁああ...。さて帰るか」

男「そうだな」

クラス男全員「ご苦労様でした!」

男「だからいいって...」

ガタン
スタスタ

友「今日はこれから何をする?」

スタスタ

男「本を読む。今日は北越軍談かな」

友「言われたってわからねぇよ」

男「下巻には上杉謙信の残したお言葉があってな。それが良い」

友「ふーん。ま、俺はそんなよりも出会い系サイト見てた方がいいがな...」

男「そんなこと言ったらおま」

スー

友彼女「何か聞こえたんだけれど?」

友「ハ......ハハ...」

男「口数が多いんだ、お前は」

友彼女「出会い系サイト...?私がいるのに、どうしてそんな所に用事があるの?」

友「い...いやちょっと...男友達を作りたいなーて...なぁ」チラ

男(面倒くさい...)スタスタ

友「す...すいやっせんしたぁーーーーー!!」

友彼女「うふふ。今日は友の家に泊まるね?」

スタスタ...

ドタッバタン
こら......てめ....この.......

男(......ん?)

スタスタ

男(喧嘩か?)チラッ

不良男「はぁ...はぁ...この!」ブゥン

男(あいつは...同じ学年の...?)

ゴン

チンピラ1「ぐぇ」

バタン

チンピラ長「おいおいどうしたぁ?たかが3人でばててんのかぁ...?まだこちとら12人はいるぞ?」

チンピラ「「「はっはっはっ!!」」」

チンピラ長「おい、不良男。てめぇは俺の仲間のチンピラ2を病院送りにしたんだってなぁ...?その借りは返さなきゃな...?」

不良男「ケッ。お前らの管理が行き届いてないからだよ。なんだぁ?今のチンピラは女でカツアゲやってんのか?シャバいぜ」

チンピラ長「......お前ら、やれ」

チンピラ「「「分かりやしたぁー!!」」」

ドドド

不良(流石にこの数じゃ...今回ばかりは...?)

タッタッタ

チンピラ2「ん?誰か向かってくるぞ?」

チンピラ3「長、どうしますか?」

チンピラ長「構わん。どうせ少し力のあるからといってあいつを助けようとするヒーローだ。やって金を奪い取れ」

不良男「......あいつは...!?」

タッタッタ...ダン!

チンピラ2「え......?」

ドンッ!!!

チンピラ2「がべら」バタン

チンピラ3「何だ...こいつ...!?いくらここが歩道より下にある路地だからって...ここまで飛んできただと...!?」

チンピラ4「か、構わん!潰せ!」

チンピラ5「うおぉぉおおおお!」ブゥン

男「」スッ

チンピラ5(ふん!かかったな!頭を下げるのは読めているわ!貴様のその体制では斜め後ろの攻撃は対応できまい!)

チンピラ6(頭めがけてシュート!)ブゥン

男「」サッ

チンピラ7「うわっ!」ガクン

チンピラ5(な...なんだと!!こいつ......地面に身体を突っ伏しただと......!さらにこいつ、さらにたたみかけようとしたチンピラ7の方へ両足を蹴るように延ばして、チンピラ7の身体を前の方に倒すようにこけさせた!しまった、これでは、しゃがんだ男の頭を狙っていたチンピラ6の蹴り足がチンピラ7の頭に当たってしまう...!)

チンピラ6「シュートぉ!」ドン!

チンピラ7「ブベラァ!」

チンピラ5「くそ...!このままではグォアン!?」ガン!

チンピラ5(こ...こいつ...!?チンピラ7をこけさせると同時に俺の方を向いていやがった!そして、俺のスネに重いパンチを...!くそ...いてぇ...!いてぇよぉ...!)グラン

チンピラ6「くそぉ!よくもチンピラ7を...!俺の蹴りを食らわしてやる!」

チンピラ5「駄目だ!(今俺はバランスを崩して前に倒れている!このままでは、こいつを狙っているチンピラ6の蹴り足が丁度俺の身体に当たってしまう!ま...まさかこいつそこまで...!倒れる速度とチンピラ6の足が当たるタイミングまで...頭に入れていたのか...!)

チンピラ6「シュートォ!」ブン

チンピラ5「ハンバァ!」ドン!

チンピラ6「5......!?どうしてだ!俺はこの男を蹴ろうとした...!何故だ!何故、俺は5を蹴ってしまったんだ!」

男「それはお前が周りを見ないからだ」

チンピラ6「貴様...いつの間に立って...!」

男「お前らが自滅してくれたおかげで手間が省けたんだ。ありがとよ。」

チンピラ6「ふふふざけやがってぇ!」ブゥン

サッ
スカ

男「喰らえ!」ブゥン

ドゴン!

チンピラ6「ブボァ」ドサッ

チンピラ「「「...い...一瞬で...?」」」ポカーン

不良男「あ......あいつ...!」

男「ふぅ...。ん?お前が長か。もう無駄にこんな犠牲は出したくはない。どうだ?お前と不良男のタイマンで話を終わらせないか?お前らもいやだろう?こんな風になるのは」

チンピラ567「」チーン...

チンピラ「「「...ボス!おねがいしゃす!」」」

チンピラ長「......チッ。まぁいいだろう。」

男「ちなみに、チンピラ共。手を出したら手が使えない様にしてやるから覚悟しとけ」グッ

チンピラ「「「りょりょりょ了解!」」」

不良男「礼は言わんぞ」

男「言われたくない」

サッサッサッ

チンピラ長「...」

不良男「...」

ダッ!

不良男「喰らえ!」ブゥン

チンピラ長「ふん!」サッ

不良男「甘いッ!」ブン!


チンピラ8「パンチが外れたからと言って攻撃を辞めずに左足を軸にして...そのまま右足で蹴りに入った...!長は反撃に出ようとよけた後に立ち止まってしまった!このままでは右足が長の腹にヒットしてしまう...!」

男「解説乙」

ボス「ぐふぅ」ドゴ!

不良男「一発かませられた...!」ザッ

チンピラ長「...俺はお前を舐めていた。だが今ここでそれを撤回しよう。俺はお前を舐めない。本気で相手をしよう...!」

不良男「こい!」ザッ

チンピラ長「フン!」ダッ

不良男「」グッ

チンピラ長「かかったな!」バッ!

不良男「これは...爆竹!?く...!」

ドン!ドン!ドン!

男「チンピラ長め...走りかかっていくと見せかけ相手に構えさせる事により相手を動けなくしやがった。不良男は全うから受け止めようとした。だが、そこを逆手に長は爆竹を投げ爆発させた。強い音と光に一瞬でも不良男は怯えてしまい構えを解き、そこからあいつは」

チンピラ長「甘いッ!」ブゥン

男「...渾身の一撃を入れに行く...!」

チンピラ「「「うぉおおおおおおおお!」」」

不良男「...ふ」ニヤ

サッ!

チンピラ9「あ、あいつ、しゃがんだぞ!」

チンピラ8「よ...読んでいたんだ!爆竹が空中に投げられた時点で読んでやがった...!その上で、わざと構えを解いたのか!普通なら、解いたあとそこで固まってしまう。いきなりボールが飛んできた時身体を縮こめ守るように...。だがあいつは違う!しゃがみやすくなるよう、構えを解いたんだ!」

不良男「うぉおおおお!」グルン

男「あいつは遠心力による威力の増加を狙い回転しながら立っている。決める気だな」

チンピラ長「ドゲシャアアアア」バゴン!

ドシャ

チンピラ長「あ...ああぅ...」

不良男「再起不能に...!」グッ

チンピラ12「辞めろ!」

チンピラ8「もう決着はついたようなものだ!これ以上戦う必要はない!」

チンピラ9「これ以上は俺らが相手になるぞ!」

チンピラ&男「「「それでもいいならかかってこい!」」」

不良男「......チッ。俺ももう疲れた...。お前ら相手に戦う気力は残ってねーよ」

スタスタ

不良男「...チンピラ長...。いい仲間をもったな...」

チンピラ8「チンピラ長!」

チンピラ長「...う...おあえら......あいがおう...」ガク

男「損傷は腹と顔だな...。病院に行くと色々聞かれて面倒だろう?俺の知り合いを呼んでおいた。俺も手当してもらっているがこれぐらいの怪我なら治療してくれる奴だ。信用はできる。俺が片付けた奴の治療も必要だしな」

チンピラ10「あ...あんた。なんで俺らにそこまで...?間違えてりゃあんたもこうなったんだぜ...?」

男「喧嘩両成敗だ。終われば助けるぐらいするさ」」

チンピラ「「「あ、ありがっとござぁーす!!」」」

キキィーー!バタン

男「どうやらきたようだ」

男(ふぅ......なんか今日は疲れちまった。色々ありすぎる)

ボフン

男(時計は11時ちょっとを指している...早いが寝るか...)

モゾモゾ

男「......」スースー

男「いってきまぁーす」ガチャ

スタスタ

ガララ

ボフン

クラス男全員「おはようございます!!」

男(もう突っ込まないでおこう)おはよう」

男「ふぁああああ」

友「お、どうした男?」

男「いや昨日色々あってなぁ...」

友「チンピラを片付けたことか?」

男「情報早いな」

友「もう広がってるがな」

男「そうか」

スー

不良男「......」

ザワザワ

クラスメイト「お...おい...!不良男だ」

クラスメイト「昨日、男と敵対してたって話だぞ...!?」

クラスメイト「クラスが別で良かったぁー」

男(敵対って...あぁあれか)

<チンピラ&男「「「それでもいいならかかってこい!」」」>

男(別にあれはそういうんじゃなくてなぁ...)

友「お前あいつに喧嘩ふっかけたの?」

男「違うがな」

キーンコーンカーンコーン...

先生「はいSHR始めるよー」

ガタガタガタン

男&クラス全員「「「おはようございます!!!」」」

友「...スーッ!」


ガタガタガタ

先生「男、あとで生徒指導室までくるように」

男「またか...」

ヒュウウゥウウ

男「屋上はいいなぁー」

男「静かで...」

女「寂しいの?」

男「何でまたお前は気配を感じさせずに」

女「いいじゃないかー」

男「...まぁ、いいか」

ムグムグ

男「そういえばお前は何でいつも屋上に?」

女「景色が綺麗だなーて」

男「へー」

女「君は何で?」

男「うるさいバカップルがいるから」

女「そう」

ムグムグ

書き溜め終了

また溜めてきます。


面白いんだが戦闘シーンを逐一解説してると強さより笑いがこみ上げてくるなwww

>>30

そこをどう解説から自然の流れにしていくか今悩んでおります。

女「返さなきゃ」

男「どうした?」

女「ほら昨日の」

男「あぁー」

女「でね。これがお返し」

パサ

男「......このパンの顔はゴジラ?」

女「何でしょうー?」

男「ゴジラか」

女「違うよ!」

男「じゃあなんなんだよ。ゴジラじゃなきゃモスラ?」

女「猫」

男「...そうか猫か。これが猫かそうかそうか」

女「私が作ったの」

男「家庭科の成績は?」

女「4」

男「...まぁ気持ちだけは受け取っておく」

ムグ

男「......!?うまい...だと...?」

女「失礼な」

男「悪かった。お前のパンは見た目はどうだと思うが味は最高だ」

女「一言余計」

ムグムグ

男「ご馳走さま」

女「また作ってあげる」

男「なんでだ?」

女「またなにかくれるから」

男「......予定に入っているのか」

女「うん」

ヒュウウゥウウ

男「じゃあ、俺はいくから」スタ

女「じゃあねー」

男「あぁ」

スタスタ
ガチャ バタン
スタスタ

友「今のは女?」ニュ

男「お前が期待するようなものじゃない」

友「そうかな?なかなか面白かったにゃ」

男「あー!!友が後輩のスカートめくったー!!!」

ザワザワ

3年生「またか...」

3年生「あいつはよくやるな...」

友「え?え?え?何言ってんのお前?俺そんなことしてないで」

男「やったかやってないはいいんだよ。問題はー」

ダダダッ

友彼女「い~ま~の~な~に~?」

男「ー結果だ」

3年生「うわっ!来たぞ!」

男「だが、あの顔はすごいな。メデューサを彷彿させる」

友「そんなこと言ってる場合かぁーー!」

ダダダッ

友彼女「逃がさない...!絶対に!」

ドビュゥーン

男「ックク」




スタスタ

男(結局帰ってこなかったな、友は。まぁ、またお仕置きされたんだろうな)

スタスタ

??「男」

男「ん?」クルッ

不良男「昨日は余計なお世話をしてくれたな」

男「気にするな」

不良男「ちょいとお礼がしたいんだ。カラオケにいかないか?」

男「嫌だお前となんて何されるか分かったもんじゃない」

不良男「仮に俺がお前に手を出した所でお前にはかなわない」

男「そーかい?昨日のをみれば案外勝てるかもしれんよ?それに毒かなんか混じられたらいやだもんよ」

不良男「そんなに俺は怪しいか?」

男「うん」

不良男「...分かった。俺の全奢りだこれでどうだ?」

男「......騙されたと思って行ってみるか」

不良男「よし」

スタスタ

不良男「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」

男(どうすればいいんだ......!?)

不良男「心ぬるぬる異形の神々ー」

男(何だこの歌は?楽しい歌なの?ヘビーな歌なの?そもそもなんだこれ?なんだこれ?)

不良男「ほら、次だ」



男「僕らは目指したーシャングリラー」

男(とりあえず適当なアニソン歌っとけばいいだろ)

不良男(蒼穹のファフナーか......やるな)

男(次なに歌おうかな?アニソンが好きらしいが、あんまアニソン知らないしなー。お、...友が歌ってた歌だ。確かこれも何かのアニソンだったな。なんて言ったっけ?おに...おに...まぁいいや)

ポチ

不良男「君が繰り返し大人になって何度も何度も遠くに行って」



男「よし、歌うぞ!」

不良男「おう!」ズズッ

男「思い通りに恋をしよう、みんな可愛くなれー」

不良男「ブフォオ!!」ブシャア

男「うわ汚な!!」

不良男「何故...その歌を...?」




不良男・男「きーみーがーいたなーつーは」

......

スタスタ

男「で、何故俺を誘ったんだ?」

不良男「昨日の礼と...もう一つ理由がある。......俺は友達と呼べる人がいない。この学校はお前や先輩方のおかげで不良というのは俺以外にいない。実に真面目な学校だ。
そんな中で憧れているからといってこうやって不良をやっている俺は周りから疎外されていたんだ。誰も心配しないし誰も構ってくれない。俺は一人狼でいるにはちょうど良いと思っていたんだ」

男「うむ」

不良男「だが昨日、思い知らされたんだ。あのようにピンチの時に相談できる人が誰もいなかった。先生ですらそういう目で俺を見てる。
寂しくなったんだ。誰も助けてくれる人がいない事に。不良に憧れなろうとするばかりに、一人狼になっていたことに後悔したんだ。...馬鹿みたいだろ?今までそれを望んできたのに、それを拒みたくなったんだ。
だが、そんな時にお前が来てくれた。助けてくれた。
俺は心のそこから嬉しかったよ。だから、俺はお前と友達になりたいとおもって今日、お前をカラオケに誘ったんだ」

男「まぁいいぜ。だが」

不良男「だが?」

男「お前がやっていたのは、悪い不良だ。不良は不良でも、人のために自分を尽くす良い不良となること。周りの人に迷惑をかけない。自分のために暴力を振るわない。人を助け人の為にその力を使うこと。悪い不良じゃない、良い不良となること。これを守ればな」

不良男「あぁ、守る」

男「じゃあ、これからよろしくな。困ったことがあったら相談しろよ?」

不良男「あぁ...。本当に..ありがとよ。」

男「どーいたしますて」

男(そもそも良い不良ってのが矛盾だがな)

スタスタ

男「ふぁああ」

ペラ......ペラ

♪ブレーキいっぱい握りしめてー

男「うん?」

パタン

♪ゆっくりーゆっくりーくだ

カチャ

[差出人:女]

男「んあ?なんで?」

[題名:明日は何がいい?

内容はありません]

男「」カチャカチャ

[無理に作らなくていい。

てか何で俺のメアドを知っている?]

男「...」

♪ブレーキいっぱ

カチャ

[分かった

友君が送ってきた]

男「教えてくれた、じゃなくて送ってきたか...ふふふ」

男「そうかそうか」

[宛先:女友達

題名:報告

友が女にメール送ったって情報が来た]

男「送信」ピ

♪ブレーキい

カチャ

[ありがとう(わらわら)]

男「よし」

コンコン

妹「お兄ちゃんー?明日お店に行ってくるけど欲しい古本ある?」

兄「ん。まぁ戦国物があったら頼む。まぁ、気をつけろよ。古いものばかり売ってる店だから変なものつかまされるなよ?」

妹「大丈夫よ。ありがとう」

スタスタ

男「...さて、本の続きでも読むか」ペラ

母・妹「いってらっしゃーい」

男「いってきまぁす」バタン

スタスタ

友「どうりゃ!」ブゥン

男「!?」サッ

友「よーぅ...男...」よろ...

男「まずその金属バットをしまえ。そして先に言わせてもらう。自業自得だ」

友「友ダチノコウフクネガって何が悪いんだよぉ~!」ボゥン

男「おっとと...!」サッ

友「甘いんだよぉ!」ゴゥ

男「(上に振り上げた!?右回りか、左回りか...)いや、関係ないね!ただただ相手より素早く、攻撃を一点に集中させるだけだ!」ダッ

友「右だぁー!!」ブゥン

男「(手を手刀の形に、腹に一点集中する!)はぁ!」ヒュン!

ドス

友「馬鹿な...!こん...な...こと...!?」

ドサッ

男「ふぅ...。さて、遅刻しないように行くか」

スタスタ

男「ほれ」チャリン

友「どーも...」パシ

男「いや悪かった。やり過ぎたうん」

友「俺も悪かったが...ほど...ほどにうっ!と...トイレ...」

よろ...よろ...

男「まぁあいつは善意のつもりでやってくれたんだから悪いよな」

キーンコーンカーンコーン...

ヒュウウゥウウ

女「どう?」

ムグムグ
ムグムグ

男「うん」

不良男「うまい」

女「良かった」

ゴックン

男「...お前ら、暇なのか?」

不良男「俺は友達と昼休みを過ごしているだけだ」

女「教室が騒がしいから」

男「お前、友達いないのか?」

女「いるよ」

男「ならどうして屋上なんかにくるんだ?教室で友達とはしゃいでいればいいじゃないか」

女「静かな時間も欲しいの」

男「そうかい」

不良男「......(これは...何だ...?)」

チラッ

男「......あと五分で授業か...。気が進まないな。屋上でサボそうかな...?」

女「いけないよ」

男「気分が進まないんだ。出席日数も一回ぐらいなら大丈夫だろ」

不良男「俺はよくサボってますがね」

男「じゃあ、サボるか」

女「...知らないよ」

男「俺たちの勝手だ...」

女「そう」クルッ

スタスタ...

ガチャ バタン

男「よし、行ったな」

不良男「あれ?何かするのか?」

男「ああ...ちょっとな...」ゴソゴソ

不良男「ガラケーじゃないかまだガラケーなのか」

男「シンプルでいいじゃないか。でだ」カチャカチャ

不良男「んー?こいつぁ、教室じゃないか」チラッ

男「とある奴に頼んでな。監視カメラを仕掛けてもらった」

ブボァ!

不良男「お...おま!そ......そんなラノベみたい、な!」

男「らのべ?何のことだ?」

??「ラノベとはライトノベルの略の事です」

不良男「だ...だれだ!?」

??「自己紹介が遅れた。私の名前は忍び男だ。以後よろしく」

不良男「お、おう...」

忍び男「それで男さん。調子はどうですか?」

男「感度良好。ありがとよ」

忍び男「それは良かった。では私はこれにて」

スッ
ガチバタン

不良男「はや!...というか男よ。あんな危ない男とどこで知り合ったんだよ...?」

男「入学して少しの頃、ちょっとあってな。それ以来いい友達だよ」

不良男「敬語を使ってたのはそういうことか...」

キーンコーンカーン...

男「さて、監視開始だ」

不良男「ただの変態だなお前」

男「違う!...この時間、この教室は授業の先生が休みなので自習だ」

不良男「?それとお前が監視すること、どこが繋がるんだ?」

男「当然自習というと周りに聞き始めるものや騒ぐものまで出てくる。当然出会って欲しくないんだがな...。まぁそこで女が本当にコミュニケーション取れているのかが気になる」

不良男「ああ...結局は女の心配か...」

男「何だ悪いか?」

不良男「お前、女のことが好きなのか?」

男「さぁ?」

不良男「さぁ...ておまえなぁ...」

男「まぁ嫌いでもないし好きでもない。ただ虐められたりはぶられたりしているのが見ていられないだけだ。女じゃなくても困っている奴だったらこういう事をする」

不良男「成る程ね...お、一人で一生懸命、それも周りのやつが離れているぼっちの女の子がいるぞ。ほれここ」

男「どれどれ.........。こいつは違う」

不良男「何が違うんだ?こいつもぼっちみたいなものだろ?」

男「いや、よく見てみろ。主にノートを」

ズゥゥゥム

不良男「んー?」ズイ

ノート「友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き友くん大好き」

不良男「......うわぁ......」

また書き溜めてきます

男「こういう風に自分から一人になりたいってやつには俺は手を貸さない。あくまで本人の意思に反している場合のみだ。......こいつの場合は、邪魔したら殴りかかるから、まぁ一人にして欲しいんだろ?」

不良男「女ってこえぇー...」

男「まぁこんなのはいい。女女...お、いたぞ」

不良男「...はたからみるとやっぱ変態だわお前...。で、どうだ?」

男「...普通に...4、5人の中に混じっている...」

不良男「いいことじゃないか」

男「いいやまだだ。もしかしたら、クラスの委員会の話があって的なそんな友達でも何でもない仕事の話かもしれない」

不良男「お前なぁ...」

不良男「で、30分が経ったわけだが」

男「...先ほどの4人が周りの椅子に居座って」

不良男「ブフォ」

男「......まぁそこからにこやかにお話して、笑いながら勉強をしていた。険悪なムードもなく、かと言って授業の自習というやるべきことを淡々と友達とこなしている」

不良男「よかったじゃないかー心配する事でもなくてよ。で、肝心の変人女は?」

男「あぁさっきの変人女な、名前は友彼女っていうんだよ」

不良男「...案外まともな名前だな」

男「で、まぁ友彼女は」

友彼女<スー...スー...>

不良男「寝てるな」

男「こうしていると可愛いもんだがな」

不良男「そうかぁ?」ジーッ

不良男「......確かに」

男「まぁこれで俺が心配している事はそうではなかったから良かった」

不良男「そうだな。女って名前だっけ?良かったな」

男「あぁ...」

女「だから酷いんだよ?」

クラスメート1「うわーそれはないなー」

クラスメート2「まぁ、そういう反面もあるってことだよ」

クラスメート3「人間十人十色って言葉もあるしなー」

女友達「」ジーッ

クラスメート1「ん?どうした女友達?」

女友達「...いやー、何でもないよー?それより、どう思っているの?女ちゃんは?」

女「え?」

クラスメート3「そうそう、女はどう思っているのよその男の事」

女「ただの遊び相手だよ」

クラスメート2「いやー、どうかなー?」

女「信じないの?」むー

女友達「そんなんじゃないよぉ。ただ女ちゃんは、どう思っているのかなぁて聞いて見ただけだとおもうよー」

女「そうなの?」

クラスメート3「そうそう。まぁ何とも思ってないのなら私が貰おうかなーなんて?」

クラスメート1「いや、私が貰ってもいいかなー?」

女「なら私も貰うよ」

ガヤガヤ


友彼女「スー...スー...(友ぉ...や、だめぇ...そんなところ...あぁん!...)」

キーンコーンカーンコーン......

スタスタ

不良男「男の友達の不良男だ。よろしく頼む」

友「おぉう!男の親友の友だ!まぁなんか困ったら言えよ!んじゃよろしく頼む!」

不良男「お、おう。よろしく頼む...」

男「気をつけろよ、友はホモだからな」

不良男「!?」ズサッ

友「おい!俺はホモじゃねぇ!健全な男子高校生だ!」

男「(まぁ、何はともあれ不良男と友、馴染めそうだな)......ん?友彼女が来ないな」

友「あぁ、あいつなら教室で寝てたから俺の制服を被せて来たよ」

不良男「...まだ寝てたのか」

友「ん?知ってたのか?」

男「教室に帰る際にチラッと寝てる姿が見えたからな」

友「そうかそうか」

スタスタ

友「じゃあなー」

男「また月曜日ー」

不良男「じゃあな」

コンコン
妹「お兄ちゃん、入っていいかしら?」

男「うん」

パタン

ガチャ

スタスタ
ボフン

妹「好きそうな本を買ってきたわ」ドン

男「...なるほど、中々の。ありがとな。ちょっと待ってろ」ゴソゴソ

妹「いえ。お金はいらないわ。その代わり、して欲しいことがあるの」

男「なんだ?できることなら何でもしよう」

妹「本当?何でも?」

男「約束しよう」

妹「えっと...その...」

妹「明日...休日だし...久しぶりに一緒に寝て欲しいの...」

男「......良いだろう」

妹「本当?」

男「大丈夫だ」

妹「...ありがとう」

男「とりあえず、この本の内容を把握したいから後でいいか?」

妹「分かったわ。また後でね」

男「おう」

スッ
ガチャ
バタン

男「......(保てよ俺の理性。俺だって男だ。一人の女の身体が近づくんだそら理性を保ちたくもなるさ。
そういえば、時々こんなことを要求してくるな、あいつ。ふふ、一人が怖いのか。まだまだお子ちゃまだなあいつは)」

男「しょうがねぇーなぁー」


妹「...何か、イラってきたわ」

男「...」ペラ

妹「......」モゾッ

男「...」ペラ

妹「...」モゾモゾ

男「...」ペラ

妹「......ねぇお兄ちゃん?」ぽけ~

男「...なんだ?」

妹「......大好き...」ギュッ

男「......」ペラ

男(あんの...あんの母親め!まだ父さんが帰ってきてないからって酒を妹に飲ませてどうするんだ!?絶対この事をしって飲ませたな!!くそ、だからか、だから寝るときあんなにニヤついてたのか!?俺たちは未成年だぞ。自分が飲むからって未成年に酒のましてどうするんだよ!?しかもこいつは中々酔わないと前の大晦日で判明した。それだけ飲ましたんだあの母は!)

妹「...うー...」ギュゥ

男「......」ペラ

妹「...うー...」ギュゥ

男「......」ペラ

妹「......ねぇお兄ちゃん?」

男「何だ!?」パタン

妹「う」ビクッ

男「あ、あぁ悪い悪い。何だ?」

妹「その...こっちを向いて欲しいの」

男(......こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹
こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹こいつは妹こいつ妹こいつは妹よし)

クル

男「おう......!?」

妹「お兄ちゃん......ギュッてして...?」

男「...流石にそれは、出来ない」

妹「何で?」

男「兄妹だからだ...」

妹「......わかった」ス...

男「(ふぅ...)よし、分かったらもう寝なさい」

妹「...私が、拾われた子だって言ったら...?」

男「...は?」

妹「......スー、スー」

男「......義妹ってこと?」

妹「いってきまぁす」

バタン

男「...それで母さん?」

母「話ってなぁに?」

男「はっきり言わせて頂くよ...妹は、俺の妹じゃないのか?」

母「うん」

男「じゃあ誰の娘さんなんだ?」

母「私の友達の」

男「何で俺の妹になっているんだ?」

母「頼まれたから」

男「...そうか...」

母「なんだい?妹が義妹だって分かった瞬間に、恋でもしちゃったのかい?」

男「ちがわい!」

母「ハハッ。まぁ知っちゃったならしょうがない。話しておくよ。
お前が一歳の時の話だ。私には友人がいてね、そいつに頼まれたんだ。「この娘を頼む」ってね。詳しい理由は聞かなかったけど曰く「夫に狙われている」んだってさ。それで引き取って、今や我が家の娘って訳だ」

男「...その友人さんは?」

母「死んだよ?その旦那さんと一緒に」

男「......はい?」

母「その言葉通りの意味。ちなみに妹には小学6年の時に話しておいた。当時はわんわん泣いたが、泣き止んだ時なんて言ったと思う?「お兄ちゃんがいるから大丈夫」だってさ」

男「...だからか。それで、ニュースに載ったんだよな」

母「勿論。でまぁ一応その街にいるのもあれだからここに引っ越してきたわけ。あ、私と友人は一緒の街に住んでたんよ」

男「成る程。ありがとう」

母「あ、男。一つだけ言っておくよ」

男「何?」

母「血縁的には大丈夫だよ♪」

男「はぁ!?」

母「結婚してくれても父さんも私も構わないから」

男「誰が好きか、あんな小学生!」

母「ははっ、まぁ話はそれだけさ」

男「母さん、教えてくれてありがとね」

母「はいよ」


妹「...」壁

ガチャ
バタン

男「妹?どうしたんだノックもしないで」ペラ

妹「お兄ちゃんの変態!」

男「......はい」

妹「ふんっ」

ガチャ
バタン

男「...なんだったんだ?」

男(まさか母さん、妹が暴露する事を読んでいて酒を飲ましたのか...。だとしたら策士だな。でも、そうだとしたらなぜ自分の口で言わなかったんだろう...?)

男「」スタスタ

女友達「あ」

男「」スタスタ

女友達「あ、あの」

スタッ

男「うん?」

女友達「あ、あの。男くん...だよね?」

男「あぁ」

女友達「やっぱりぃ。...ふーん」

ジロジロ

男「...あの?」

女友達「あ、ごめんなさい!」

男「いや別に構わないが...貴方は?」

女友達「私は女の友達の女友達です。よろしくお願いします」

男「よろしくお願いします」

女友達「えーと...あ、そうそう。お時間あいてる?」

男「?...まぁ、うん」

女友達「カフェ、行かない?」

男「......なんで?」

女友達「話したいことがあるから」ニコッ

男「......いややっぱ用事を思い出した」

女友達「ガーン!傷付いた!」

男「......はぁ」

男「で?」

女友達「」ずず~

男「おい」

女友達「」ずず~

男「おいったら」

女友達「ぷはぁ」

男「...帰るか」スッ

女友達「あぁ!待って待って!」

男「...で?」ぶふん

女友達「えっとね、男君。女のこと好きなの?」

男「likeなら好き。loveなら好きではない」

ガタッ

男「(...やっぱり、何処かに潜んでいると思ったが直ぐ後ろとは)用はそれだけか?」

女友達「まだあるの。...好きな人はいるの?」

男「...なんでそれをついさっきまで見ず知らずのやつに言わなきゃいけないんだ?」

女友達「う......!」

男「まぁいいよ......答えてやる」

男(とは言ったものの誰にするか...。妹は社会的に駄目。友彼女は友が鬼になる。女は今言ったばっか。と、なると......)

男「俺が好きなのは、お前だ。女友達」

ガタガタガタ!

クラスメート1「え?え?」

クラスメート2「まさか...私の女友達が...!?」

クラスメート3「大変!女が気を失っている!」

女「女......友......」ガクッ

不良男「マジかよ...!」

3年生「そうか、あの男が...」

忍び男「成る程」

男「やっぱり...お前ら潜んでやがったか。はぁ...ん?」

女友達「......ひえ?え?え?」

カァー

男「(攻めてきた割には、打たれ弱いんだな)おーい、大丈夫かー?お前が好きだというのは嘘だから気にするな」

一同「はぁあああああぁああああ!?」

男「何でお前らがいることを承知で言わなければいけないんだ?」

一同「くっ......!?」

バッ

クラスメート2「あ、女が復活した!」

クラスメート3「最後の希望が...見えたんだね?」

女「ということは、私のことは」

男「それは本当だ。loveという目では、お前は見れん。すまん」

女「......そぅ」ガクッ

クラスメート1・2・3「女ぁーーーーーーーー!!!」

女友達「え?え?ということは...」

男「俺をはめた仕返しだ。もっとも、仕返しじゃなくいたずらレベルだがな」

女友達「...そう......」プル

男「ま、これに懲りて俺に変な事は」

女友達「一瞬......ほんの...一瞬だけど...!」プルプル

男「って聞いてる?」

女「......馬鹿!」ブゥン

バチコーン!

ふぁあ


男(あれ?俺の体が宙に浮いている...?そうか、俺は今人類の夢を果たしたんだ。母さん、父さん、見ているか?俺は今、空を飛んでいる...!ちょっと、右頬が痛いけどね)

ドン!

男「痛っ!」ピクピク

女友達「......みんな、行くよ!」

一同「......」ゾロゾロ

カランカラン

ガクガク

男「ふんぉおおお......いってぇ......」

店長「......」

店員「てんちょー?何を見ているんですか?」

店長「......いや、何でもない。お代はあの男から全てとってくれ」

店員「分かりやしたー!」




店員「13720円になりやーす」

男「ばかな...!何で俺が...!?」


ガチャ
バタン

ボフン

男「......疲れた、眠い......」

どよぉぉん...

男「...スー、スー」

チュンチュン

??「......い......おに......!」

男「んぁ」

??「おにい......!....にいちゃ......!」

男「あぐぅ」

妹「お兄ちゃん!」

男「はっ!」

妹「お兄ちゃん!遅刻よ!」

男「何を言っているんだお前は...今日は日曜日だぞ......?」

妹「何言ってるの!月曜日よ!早く着替えて!」

男「......え」

ちらっ

妹「ほら!早く!」

男「おま......分かった、わかったからとりあえず姿勢を真っ直ぐにしろ」

妹「何でよ!そう言って姿勢を真っ直ぐにさせたら布団に潜り込みのでしょう?」

グイグイ

男「い...いや......」

妹「何よ!?」

男「...制服から...胸が......見えてる......」

妹「なにばかなことを...!」

男「今の状態のまま胸を見てみろ。見てられん」プイ

妹「......」チラッ

カーッ

妹「......」

兄「......」

妹「......先いってるね」

スタスタ

バタン!

兄「......ダメだ。母さんめ、余計なことを...」

スタッ
スッスッ

パチンパチン

ガチャ バタン

母「男、早く食べなさい」

男「......妹は?」

母「ははぁーん?」

男「」ピキッ

母「妹なら顔真っ赤にして出かけて行ったわよ」

男「そうかい」

スタスタ

不良男「どうしたんだよ男。やけに機嫌が悪いじゃねぇか」

男「何でもない」

スタスタ

男「そういえば友は?」

不良男「朝、あいつの家に行ったら友彼女がいたので閉めておいた」

男「今日は欠席かな」



助けてくれぇーーー...

男「今何か聞こえたか?」

不良男「いいや何も」

書き溜め終了です。

また書き溜めてきます。

見てくださる皆様、見ていただきありがとうございます。

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