ベルトルト「ユミルとセフレになった」(90)

キャラ崩壊しまくりのエロトルトと性の探求者ユミルのぬるいエロ。

処女ユミルがお好きな方々には最初に謝っとく。

多少捏造入るかもしれないのでその辺もご容赦を。

ーートロスト区内 娼館前ーー

ベルトルト「……」ヒヤアセダラダラ

ユミル「……ベルトルさん?」

まずい。
まずいまずいまずい。

今僕は『同期の女の子に娼館へ入ろうとする瞬間を目撃される』という、男にとって最大の窮地に立たされている。

つか何でユミルがいるの!?普通女の子がこんなとこ来ちゃダメでしょ!?
僕は娼館のドアノブを握りしめたまま冷汗を流す事しか出来なかった。
104期兵最高の頭脳を持つアルミンでも、この事態を打破する策は思いつかないだろう。

ベルトルト「…かかか買い物に来てたんだ。そう、ウインドゥショッピング!」

ユミル「まあ、確かに『お買い物』のようだな」

…そのまんまじゃないか!馬鹿馬鹿馬鹿僕の馬鹿!

ユミル「で、どーすんだ、ベルトルさん?さっきからそちらのお姉様がお待ちかねの様だけど」

ベルトルト「…とりあえず場所を変えようか。すみません、キャンセルします!」ダダッ

僕はユミルの腕を掴んで走り出した。
あのままあそこに居るのを誰かに見つかったら、ユミルまで誤解されてしまうから。

ーー路地裏ーー

ベルトルト「はあはあ…ここなら大丈夫かな」

ユミル「ぜえ…はあ…何も全速力で走らなくても」

ひとしきり呼吸を整えてから、僕はユミルへ向き直る。

ベルトルト「認めるよ。…認めますよ!僕は時々娼婦を買ってます!嘘だよ正確には休暇の度に買って買って買いまくってます!ああもう言っちゃったよドチクショウ!」

ユミル「何逆ギレしてんだよ…大丈夫、誰にも言わないから安心しろっての」

ベルトルト「…本当に?」

ユミル「ベルトルさんだって男なんだから、そういう欲求もあって当たり前だろ?」

ベルトルト「見つけたのが君で良かったよ…見つからなければもっと良かったんだけど。あーあ、安心したら何か力が抜けてきた」ヘナヘナ

地べたにへたり込み、建物の壁に身を預ける。我ながら情けないな。
そんな僕をユミルはニヤニヤ笑いながら見下ろしている。

ユミル「しっかし意外っちゃ意外だよなー。てっきりライナーとデキてんのかと思ってたけど」

ベルトルト「それ最近各方面から言われるんだけど、もしかして出処は君?」

ユミル「ノーコメント」

ベルトルト「そう言えば、ユミルこそ何であそこに居たの?」

ユミル「それもノーコメントだ」

まあ、ユミルにも知られたくない事情があるんだろうな。そういう意味ではお互い他言無用でいる方が得策かな。

ユミル「ベルトルさんはこの後どうすんだ?」

ベルトルト「そうだね…まだ日も高いけど、とりあえず寮に戻って自己嫌悪にでも浸るかな」

ユミル「それもアリだけど…私とヤるって選択もあるぞ」

ベルトルト「………はい!?」

ベルトルト「あのー、ユミルさん?何を仰られてるのか良く分からないんですけど」

ユミル「じゃあ言い方を変えるぞ。『娼館通いをばらされたくなかったら一発させろやゴルァ』でどうだ?」

ベルトルト「またえらい直球で来たね…って、誰にも言わないって言ってたよね!?アレもう無しなの!?」

ユミル「どうする?娼婦相手の15分ぽっきりのセックスより、私とまったりねっとりしっぽりした方が楽しいと思うんだけどなー」クイッ

そう言いながらユミルは前かがみになり、カットソーの襟元を軽く広げて見せた。首筋から鎖骨にかけてのラインが妙に艶めかしく、切れ長の鋭い目がそこらの飾り窓のお姉さんよりよっぽど激しい秋波を送って来る。

ベルトルト「…何処、行こうか」

ユミル「二人一緒だと誰かに見られた時言い訳出来ない。少し離れて付いて来な」

こうなりゃもう自棄だ。
毒喰らわば皿までってこういう時に言うんだろうな。

ーー連れ込み宿ーー

そこは簡易な応接具と、ダブルベッドが置かれているだけの殺風景な部屋だった。

ベルトルト「案外狭いんだね」

ユミル「ま、ヤる為だけの部屋だからな。天蓋付きのベッドとか、猫足のソファーを期待する方が間違いってもんだ。…所でベルトルさん、何か飲むか?つっても水しか無いけど」

ベルトルト「じゃあ、貰おうかな」

テーブルの上の水差しから汲まれた水を受け取り、一口含む。生温い口当たりが、これから行う事を何となく彷彿とさせる。

ベルトルト「………」

ユミル「………」

沈黙が気まずい。

ユミル「…風呂、入って来る」

先に動いたのはユミルの方だった。

ベルトルト「ごゆっくりどうぞ」

バスルームへのドアが閉まった。と思ったらガチャリと開き、ユミルが頭だけ覗かせて叫ぶ。

ユミル「私が風呂入ってる間に逃げんじゃねーぞ?」

ベルトルト「まさか。そんな事したら後で殺されるに決まってる」

再びドアが閉まる。
ドア越しに聞こえる衣擦れの音は、やがて水音へと変わった。

一気に水を飲み干すともうする事も無いので、僕はベッドへ横たわった。
壁内の食糧事情を無視してすくすく育ったこの身体には、このベッドも間に合わず、少し足がはみ出してしまう。

ベルトルト「…何がなんだか、もう訳分からないや」

今日は色々な事があり過ぎて、脳が思考を拒否している。

ユミル「…おーい、ベルトルさーん、起きろっての」ペチペチ

ベルトルト「……ふぁ?」

軽く頬を叩かれて、僕は現実に引き戻される。いつの間にか眠ってしまってたらしい。
湯上がりのユミルは、備え付けの薄いローブを羽織っていた。打ち合わせが深いため、胸元がかろうじて隠れている。

ユミル「こんな場面で寝るなんて、ベルトルさんも案外肝が据わってんな」

ベルトルト「ごめん…あ、僕も風呂…っ!?」

身を起こそうとした所にユミルが抱きついてきた。そのままベッドへ押し倒される。

ベルトルト「……ユミル?」

ユミル「風呂なんて後でいいからさ…まずはお互い楽しもうぜ?」

とりあえず書き溜め分はここまで。
擬音と喘ぎ声書くの苦手だからあっさりしてるかもしれないけど、何とかやってみるよ!

ユミルの身体からは、ボディソープの良い香りがする。

対する僕はついさっきまで汗だくだった分、気恥ずかしさが先立ってしまう。

ベルトルト「あのさ…僕、汗臭いよね?やっぱ風呂入りたいんだけど」

ユミル「ばっかだなー…ちょっと位匂う方がこっちとしてはそそられんだよ」チュ

不意打ちのキス。完全に油断してた。

ベルトルト「ユミルって…もしかして匂いフェチ?」

ユミル「無味無臭な男女なんて、それこそつまんないだろ?」

ベルトルト「…それもそうだね」

ここまで言われては、もう吹っ切るしかない。
僕だって、風呂なんて入ってる暇があったら、その分早くユミルを味わいたい。

馬乗りになっているユミルの顔をそっと引き寄せ、もう一度唇を重ねる。

ユミル「…んっ…」

啄ばむような口づけは少しずつ深く、長くなっていく。
ユミルの唇が薄く開くのを見計らい、舌を差し込む。
綺麗に並んだ歯列をなぞり、その奥に潜むユミルの舌をおびき寄せる。
顔にかかるユミルの髪の毛がくすぐったくて、髪束に指を入れると、少し湿った髪からシャンプーの残り香が匂い立つ。

…匂いフェチなのは、僕も同じなのかもしれない。

唇が離れた。

ユミル「ふぅ…ベルトルさん、思ってたよりキス上手いんだな」

ベルトルト「どう思ってたかはともかく、お褒め頂けて何よりだね。…もっとしとく?」

返事の代わりに、また唇が重なってきた。

このままされるがままになっているのも面白いけれど、いつまでも押し倒されたままではちょっと動きにくい。

僕は上体を起こしてユミルと向き合う形になった。

最早殆どその機能を失くしているローブの紐を解き、肩から滑り落とすと、白い裸身が露わになった。
普段の訓練服や私服ではスレンダーな印象だったけれど、意外と着痩せするタイプだったようだ。

ベルトルト「ユミル…触っても良い?」

ユミル「ああもう…ここまで来て触らせない奴普通居ないだろ?いいからちゃっちゃと揉めっつの」グイッ

ベルトルト「うわっ!」ムニュッ

両腕を掴まれ、そのまま胸元まで持ってかれた。
程良く盛り上がったユミルの胸は、僕の手にちょうど良く収まった。

ユミル「……ベルトルさん、もっと遠慮なくやっちゃっていいからさ…気持ち良くして?」

ベルトルト「…善処するよ」

首筋へ唇を這わせながら両手を動かすと、僕の腕を掴むユミルの手に少し力が入る。
人差し指でそっと先端に触れる。

ユミル「やっ…!…あぁ…ん」

普段はがさつな話し方の癖に、こういう時は凄く可愛い声を上げるなんて、反則もいい所だ。

今日はもうおねむします。
次回で挿入まで持ってけるかな。

パウダーをはたいた訳でもないのに、ユミルの肌はさらさらと滑るような手触りだ。
それに触れる僕の手には既に汗がしっとりと滲んで、まるで汚しているみたいな気持ちになる。

ベルトルト「…暑い」

僕の手の動きに身を委ねていたユミルが、我に返ったように離れた。

ユミル「そう言えば、ベルトルさん、まだ脱いでなかったな。汚しちゃ悪いし、さっさと脱げよ」

そう言いながら、ユミルの手は既に僕のカーディガンのボタンを外し始めている。

ベルトルト「よいしょっ…と」

子供の着替えを手伝うかのようにシャツの袖が腕から引き抜かれる。

上を脱がし終えた所で、ユミルの動きが止まった。

ユミル「やっぱベルトルさん、イイ身体つきしてんな…なんつーかさ、かぶりつきたくなる」

うっとりと見つめながら舌舐めずりしてる。本当に食べられてしまいそうでちょっと怖い。

ベルトルト「訓練で鍛えてるんだし、皆似たようなもんだよ。ライナーなんてもっと凄い筋肉だ」

ユミル「アレは一部のマニア向けだから。ベルトルさんのはさ、妙な色気がある。こりゃ娼館のお姉様方に随分モテただろ?」

ベルトルト「…ご想像にお任せするよ」

ユミルの手が下へ伸びる。
ベルトを緩め、ズボンのジッパーを下ろす。

ユミル「腰、上げな」

ベルトルト「…うん」

下着ごと一気に引き下ろされた。
これまで色々な女性に晒して来たけれど、同年代の、しかも同期の女の子に見られるのは初めてだ。

それは既にやわやわと勃ち上がり始め、先端から滲んで来ている。

ユミルは暫しまじまじと見つめていた。何だか嫌な予感がする。

ユミル「…超大型巨チン」

ベルトルト「…言うと思った」

ユミル「半勃ちでこのデカさとは…コレちゃんと入るのか?」

ユミル「ま、ねじ込みゃ何とかなるか」

ベルトルト「人のちんこを荷物か何かみたいに言わないでよ…っと!?」

ユミル「うりゃっ!」

一瞬の隙を突かれ再び押し倒された。ユミルのしなやかな指が、僕の分身を柔らかく握り込む。

ユミル「さてと…いっただっきまーす♪」カプ

抵抗する間もなく、あっさりと咥え込まれた。暖かな粘膜に包まれて、一気に大きさを増していく。

ベルトルト「ちょ…ユミル!そんな事いいから!汚いから!」

そう言いながらも身体はユミルを引き剥がせず、快楽に忠実な自分の身体が恨めしくなる。

ユミル「んっ……ベルトルさん、コレ…美味しっ…」

ユミルの舌が、別の生物のように這い回る。
わざと大きく口を開けて舐めたかと思うと、音を立てて吸い上げる。
その度にぞくりと痺れるような快感が背筋を登り、僕の身を捩らせる。

ベルトルト「…うぅっ……何だよ、何でこんな上手いんだよ…」

このままユミルの口にぶちまけたいけれど、僕にだって意地がある。
ふとした思いつきを、僕は実行に移す事にした。

ベルトルト「……ユミル」

ユミル「ん?」

ベルトルト「ちょっと、お尻こっちに向いて」

イイ気分転換になったので仕事に戻ります。また後でね!

驚きの色を露わにしながら、ユミルが顔を上げる。

ユミル「…マジで?」

ベルトルト「僕だけ気持ち良くっちゃ申し訳ないからね…見せてよ、ユミル」

ユミル「呆れた…初手からいきなりコレさせるなんて、あんた本物の好きモノだな」

ベルトルト「いやあ、お恥ずかしい」テレテレ

ユミル「や、褒めてないから」

ユミル「アレ苦手なんだよな…集中出来なくなる」

ブツブツと不平を漏らしながらも、律儀にユミルは僕に跨がる。
小柄な女性だとなかなか難しいけれど、ユミルは背が高いからちょうど良いポジションを維持出来る。

無駄な肉の無い下腹部から、整えられた恥毛までのカーブを指でなぞる。
割れ目をゆっくり広げると、女性特有のあの匂いと共に、慎ましげに佇む隆起を見つけた。
鼻の頭で軽く刺激しながら舌を這わせると、途端にユミルの悲鳴が上がった。

ユミル「んぁっ!?…やだ、や……んっ…」

ベルトルト「ほら、僕のもちゃんとしてね」

ユミル「しゃべんな…声、響いて…やぁあ…っ」

指を一本、ユミルの体内へ忍び込ませる。
入り口はぬめりを帯びているけれど、膣内は大分キツい。

ベルトルト「ユミル、ちょっと我慢してて。慣らさないと君が辛い」

ゆっくりと指を動かしつつ、小刻みに舌を這わせて刺激する。

室内が、ユミルから溢れ出る水音と、啜り泣くような喘ぎ声で満たされる。

蠢く指が3本に増えた頃には、すっかり僕への愛撫はお留守になっていたけれど、こっちはこっちで限界が近い。

ベルトルト「そろそろ…良いかな」

ベルトルト「えーっと…あ、あった」

床に無造作に投げ出されていたズボンのポケットから、避妊具を取り出す。

ユミル「いつも持ち歩いてんのか?」

ベルトルト「一応、マナーだからね。他の皆も持ってるんじゃないの?」

ユミル「…ふーん」

手早く装着し、ユミルの方へと向き直る。

ユミルの身体を横たえて、長く形の良い脚を開かせる。
いつもこの瞬間は、ちょっとだけ緊張する。

ユミル「…その前に」

ベルトルト「…何?」

ユミル「その…久々なんで、なるべくお手柔らかに、な?」

ベルトルト「…出来なかったら、ごめんね」

ユミル「あまり痛かったら、終わるまで天井のシミでも数えとく」

ベルトルト「随分とまた古風な言い回しだね…」

明日でひと段落付ける予定です。
あんまエロっちくなくて本当すまんのう。
SS書くの初めてだから、まだ慣れてないの///

ユミル「あ、やだ…ぁ」

十分に潤わせたお陰か、挿入は割とスムーズだけど、ユミルの中はとにかくキツい。

挿れただけで、こっちが果ててしまいそうだ。

ベルトルト「もうちょっとで全部入るから…っ」

ユミル「……入った?」

ベルトルト「うん…動いても、良いかな?…あんまり保たないかもだけど」

僕の首に、ユミルの腕が絡み、引き寄せられる。

無言で、唇を重ねる。

…肯定って事で、良いのかな。

ユミル「ふ………あっ……あぁっ…」

ユミルの声が、僕の動きと同調してる。

ねっとりときつく絡みつくようなユミルの中は、ぐちゃぐちゃといやらしい音と共に僕を煽り立てる。

ベルトルト「ヤバい…本当、
凄いや……」

流れ出る汗が僕の顎を伝い、ユミルの、ちょうどそばかすの辺りで弾けた。

ユミル「ふふっ……んっ」

ユミルは僕の汗を指で拭うと…赤い舌を這わせて舐め取った。

ぞくりとするような、淫靡な笑顔だった。

ベルトルト「っ……!………あれ?」

背筋を電流のような快楽が走り、僕は呆気なく達してしまった。

………何てこった。

……………天井のシミ、幾つあったんだろう?

ベルトルト「………ごめん、早くて。ユミル、イってないよね」

後始末を終え、僕はベッドの端に腰掛けがっくりと肩を落とす。

初めて女性と肌を合わせた時でも、もうちょっとは保ったのにな。

ユミル「…や、結構良かったよ」

僕の背中へ、ユミルが毛布をかけてくれた。ちょっと肌寒かったから、そんな小さな心遣いは嬉しいけど、情けない顔を見られてしまいそうだ。

ユミルが僕の隣へ座った。一つの毛布に二人で包まる。

ユミル「…そんなベルトルさんに、ちょっとした頼みがあるんだけど」

ベルトルト「僕に出来る事?」

ユミル「時々私と寝るだけの簡単なお仕事です」

ベルトルト「…へ?」

ユミル「実はさ……私、イった事無いんだわ」

ユミル「そりゃ触られれば感じるし、挿れられれば気持ちいい。でもさ、コレだーって言う決定打に欠けるんだよなー」

ユミル「で、ベルトルさんと寝てみて、コイツとならイケるかなって思った」

ベルトルト「何で、そう思った訳?」

ユミル「まず、ルックスは合格。顔はそこそこだし、旨そうな身体してる」

ベルトルト「そりゃどうも」

ユミル「女の身体にもかなり慣れている」

ベルトルト「…早かったけどね」

ユミル「きちんと避妊が出来る。コレを自然に出来る奴は意外と少ない」

ベルトルト「誰かを妊娠させて開拓地送りだけは避けたいからね」

ユミル「後…個人的にベルトルさんに興味がある」

ユミル「ベルトルさん、あんたは本来もっと目立つ人間だ。104期生中暫定3位って、普通に考えたら凄い事だと思うけど」

「ミカサやライナーが規格外ってのを差し引いても、影が薄すぎる…地味とかそういうレベルじゃない。まるで、わざとそうしてるみたいだ」

ベルトルト「そんな影が薄すぎる僕に良く興味が湧いたもんだね。物好きもいいとこだ」

ユミル「悪いけど、実は今日はずっと後を付けてた。…お陰で、最高のタイミングで声をかける事が出来た」

ベルトルト「…つまり僕は、まんまと嵌められたって訳か」

ユミル「まあ、嵌められたっつーか、ハメたって感じ?」メニギリゲンコ

ベルトルト「下品なハンドサイン止めて」

ベルトルト「こういう事しといて言うのもアレだけど」

ベルトルト「僕にはやらなければならない事があるんだ」

ベルトルト「確かに僕は、意図的に人との関わりを避けている…情が移ってしまったら、目的を果たせなくなってしまいそうだからだ」

ベルトルト「もう一つ理由がある。眠りたいんだ」

ベルトルト「僕は元々極端に眠りが浅い。うとうとしながらも常にどこかに意識が残っている、そんな状態だ」

ベルトルト「ようやく深い眠りに入ったかと思うと、今度は夢を見る…嫌な、夢なんだ」

ユミル「………」

ベルトルト「ところが気がついた。誰かと肌を合わせた夜は、夢も見ないほどぐっすり眠れるんだ」

ベルトルト「だから僕は、時々娼婦を買う事にした。その場限りの女性なら、情が移ってしまう事も無いからね。人との関わりを避けながらセックスに耽るってのも変な話だけどね」

ユミル「だったら尚更私でいいじゃん」

ベルトルト「君僕の話ちゃんと聞いてた?」

ユミル「要は、お互い好きじゃ無ければ良いんだろ?私はベルトルさんに興味があるけど、一言も『好き』とは言ってない」

ユミル「ベルトルさんはセックスしてぐっすり眠れてラッキー、私もセックスしてもしかしたらイけちゃったりしてラッキー、しかも後腐れ全くナシ。こんなWin-Winな関係そう無いと思うぜ?」

ベルトルト「……分かった。約束事を定めておこう。何事もケジメが必要だ」

ベルトルト「ユミル、君はまだイッた事が無いって言ってたね。ならば、ユミルがイッた時点で、この関係は終了だ」

ユミル「まあ、次ので終了かもしれないし、どうなるかはベルトルさんの努力次第だな」

ベルトルト「まあ、せいぜい頑張らせて貰うよ」

ベルトルト「ユミル、君がアヘ顔晒すのが凄く楽しみだよ」

ユミル「そっちこそ、ヒィヒィよがって赤玉出しやがれってんだ」

ベルトルト「……そろそろ出来そうだけど、とりあえずもう一回しとく?」

ユミル「……今度はもうちょっと保てよな」

ひとまずこれで終わり!
初めて書いたもんで色々拙いけど楽しかったー!

ユミルと肌を合わせるようになってから暫く経った。

休暇日の度にいそいそと出掛ける僕に対して、ライナーは付き合いが悪くなったと周りにこぼしているらしい。

女でも出来たのか、とも聞かれたが、曖昧な笑顔で濁しておいた。

すっかり馴染みになってしまった宿へ、互いに時間をずらして入る。

そこからはひたすらに互いの身体を貪り合う。

無駄に大きい僕のちんこにも、最近ようやく慣れてきたようだ。

ガバガバになっちゃったらごめんね、と謝ったら、物凄い勢いでぶん殴られた。

服を着るのも面倒なので、裸のまま持ち込んだ食事を分け合う。

豪快に燻製肉に喰らい付くユミルの姿は、まるで巨人みたいだ。

そのままユミルへ告げたら、だったらベルトルさんは超大型巨人だなと返された。

…冗談にしては、笑えなさ過ぎる。

ーー連れ込み宿 事後ーー

ユミル「なあなあ、ベルトルさんの初体験って幾つの時だった?」

ベルトルト「何で女の人ってコレ聞きたがるかなぁ…そんなの聞いてどうする訳?」

ユミル「後学の為に」

ベルトルト「…開拓地にいた頃だったから、12歳だったな」

ユミル「早っ!最早精通と童貞喪失が同時レベルだな」

ベルトルト「開拓地ってセックス位しか娯楽が無いからね。夜になるとあっちこっちで誰かが夜這いをかけてた」

ベルトルト「…僕の所にも来た。ウォール・マリア陥落で旦那さんと死に別れたひとだった。…断る理由が、僕には無かった」

ユミル「…色々知りたいお年頃だもんなー」

ベルトルト「そこからが大変だった。僕のちんこの事を知った未亡人の方々が、毎晩訪れるようになった。あの頃の夜の僕はパンツ穿く暇無かったよ」

ユミル「結局寝不足だな」

ベルトルト「お陰でとんでもない渾名までついちゃうし…ふぁぁ」

ユミル「ん?」

ベルトルト「ごめん…ちょっと、眠くなってきた……悪いけど、時間来たら起こして」

ユミル「おうよ」

サブタイ入れ忘れた。

>>73~ 「渾名」でオナシャス

ベルトルト「ZZzz……………」パチリ

ベルトルト「………良く寝たなぁ」

ベルトルト「……ユミル……今…何時……?」

ベルトルト「……何か辺りが随分暗いんだけど」

ベルトルト「…テーブルの上にメモがある」



蹴っ飛ばされてムカついたから帰る。

お前の寝相は最悪だな!



「…………やっば!!」ガバッ!


結局、僕が寮にたどり着いたのは門限数秒前だった。

あんなに全速力で走ったのは、あの巨人から逃げた時以来かもしれない。

ーー翌朝 食堂ーー

ベルトルト「昨日は死ぬかと思った…」

食堂内はかなり混んでいて、空いている席と言ったら…クリスタとユミルの隣位か。

ベルトルト「おはよう、クリスタ、ユミル」

なるべく自然に、僕はユミルの隣に座る。

クリスタ「おはよう、ベルトルト」

ユミル「…昨日は随分遅かったんだってな。ライナーが何か愚痴ってたぞ」

誰のせいでこうなったと思ってるんだ…って、僕が蹴っ飛ばしたからか。

ベルトルト「図書館に行ってたら、つい時間を忘れて読み耽っちゃってさ」

ユミル「ふーん…そりゃ大変でございましたね」

ベルトルト「本っ当に大変だったよ」

クリスタ「ごちそうさま。ユミル、待たせちゃってごめんね」

ユミル「おう…クリスタ、ちょっと先行ってな。忘れ物しちまった」

クリスタ「うん、先に馬小屋行ってるね」

クリスタの姿がドアの向こう側に消えたのを見計らって、ユミルも席を立つ。

不意にユミルが僕に近づいた。

耳元で囁いたのは…


ユミル「昨日は楽しかったぜ…『後家殺し』さん」


ベルトルト「な…!」

何で、その渾名を知ってるんだ?

アニかライナーが喋ったのか?

何も言えずに顔を赤くする僕を、ユミルは満足そうに眺めていた。


「渾名」 終

無理やり終わらせてもういっちょ小ネタ行っときます。

「傷ついたのは誰の心」

ーー連れ込み宿 事後ーー

ユミル曰く、男の肩越しに見る天井には格別な趣があるらしい。

ユミル「天井のシミの数を数えてみたり」

ベルトルト「それ初めての時も言ってたよね」

ユミル「シミ同士を線で繋いで星座を作ってみたり」

ベルトルト「それって最中なのに集中してないって事だよね?」

ユミル「じっくり見てると段々人の顔に見えてきたり」

ベルトルト「なにそれ怖い」

ユミル「13個」

ベルトルト「何の数?」

ユミル「初めての時に数えたシミの数」

ベルトルト「それは何?僕との初めて?それとも別の誰かとの?」

ユミル「…どっちだってイイじゃねえか」

ベルトルト「今日のユミル、何か変だ。何でそんな事言い出すんだよ」

ユミル「女にゃそんな日もあるんだっての!生理前位心置きなくイライラさせろっての!」

ベルトルト「…ごめん」

ユミル「何でベルトルさんが謝るんだよ」

ベルトルト「……僕の前に、ユミルと寝た奴らに正直嫉妬してる。僕だって、人の事言えないのにね」

ユミル「………セフレの過去に嫉妬ってのもみっともねえな」

ベルトルト「………だったら最初っから言うなよ」



自分で言っといて、勝手に傷ついてる。

そんなユミルが、僕は時々嫌いだ。

僕の腕枕に身を委ねていたユミルを、肩の辺りまで引き寄せる。

ユミル「…ベルトルさん?」

ユミルの肩越しに天井を覗いて見た。

何だ。

どうってことない、ただの天井じゃないか。


「傷ついたのは誰の心」 終

大体の小ネタ吐き出し終了!

次は全く違う流れになりそうなので、新しくスレ立てる予定です。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom