訓練兵団　一年目のある夜

ベルトルト「･･･ちょっと、散歩に出てくるね」ｶﾞﾁｬ　

ライナー「あぁ、早めに戻れよ」

ベルトルト「うん」ﾊﾟﾀﾝ

ベルトルト「･･･」ﾂｶﾂｶ

ベルトルト「･･･外に出よう」ﾂｶﾂｶ

ベルトルト「･･･」ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｽﾄﾝ

ベルトルト「どうしようか･･･」ﾎﾞｿｯ

ベルトルト(訓練をしながら、同期を観察した結果だから)

ベルトルト(人選に、間違いはない)

ベルトルト(･･･でも、これが上手くいけば任務への負担をいくつか減らせるにしても)

ベルトルト(失敗したら、リスクが大きいだろうな)

ベルトルト(･･･だけど、もうかなり悩んだ結果だ)

ベルトルト「よし･･･やろう」ｽｸｯ

ベルトルト(ライナーやアニには、言わずにやろう)ﾂｶﾂｶ

ベルトルト(僕一人でも、いける)ﾂｶﾂｶ

ベルトルト(寝る前にもう一度、計画を確認しよう･･･)ｶﾞﾁｬ ﾊﾟﾀﾝ

ライナー「･･･おお、ベルトルト。遅かったな」

ベルトルト「うん･･･ちょっとね。ライナー、おやすみ」

ライナー「あぁ、おやすみ」

ベルトルト(さて･･･)ｺﾞﾛﾝ

ベルトルト(緊張するな、僕が･･･)

ベルトルト(同期の女子を犯すなんて)

ベルトルト(自分で考えたんだけどね･･･)

ベルトルト(一番簡単に、女を傷付ける方法)

ベルトルト(それがレイプだ)

ベルトルト(任務を進める上で、一番に厄介になるのは同期だと分かっていたが)

ベルトルト(女で、あんな実力は予想していなかったな)

ベルトルト(まぁ、僕らが力を使えば敵じゃないけど)

ベルトルト(力を使うより、僕も楽しめるのはこっちだからね･･･)

ベルトルト(注意することは、顔や身体を見られないようにすることだな)

ベルトルト(僕の声は知らないだろうけど、まぁ一応注意しよう)

ベルトルト(対象は、確かユミルとミカサって子たちだっけ？)

ベルトルト(あと、何日か見て決行しよう)

ベルトルト(いきなり明日でも、いいけどね)

ベルトルト「･･･」

ベルトルト「･･･」ｿﾞｸ

ベルトルト(最低だけど、何故か･･･)

ベルトルト(少し興奮している、自分がいるな)

とりあえず、ここまでで！
すぐ来るかもしれないですが･･･。
あと、コメント嬉しいです！

ベルトルト「まずはミカサから、かな」ﾎﾞｿ　

ベルトルト「一番厄介な相手を初めに倒せば、あとはラクにこなせるだろう」

ベルトルト「ユミルに限らず他の訓練兵女子、さらには精鋭の女兵士たちですらレイプし戦意喪失させられるかもしれない」


ベルトルト（それにしても僕はどうして、敵の戦力を削ぐために『女を犯す』という選択肢を取ったんだろう…）

ベルトルト（その必然性が今ではよくわからない）

ベルトルト「けど、もう決めたことだ。準備だって出来ているんだ」

ベルトルト「顔や身体を隠す道具だって揃え終わったしね」


ﾄﾞｻｯ

―――

回想……

ベルトルト（姿を見られないようにするには何がいいかな……）ｳｰﾝ

ベルトルト（……あ、そういえばライナーの持ってた漫画に……）ﾊﾟﾗ



『フオオオオオオオオオオオオオ！！』

『それは私のおいなりさんだ』



ベルトルト（これにしよう）

―――

ベルトルト（……そんなわけでパンツを２枚準備した）


ベルトルト（あとは声。これは“一時的に声が変わるスプレー”を市場から調達してきた）

ベルトルト（喉に向かって吹きかけると声が銀河万丈に変質する優れモノだ）

ベルトルト（他には若本規夫、大塚明夫、大塚芳忠、石塚運昇バージョンなんかもある）


ベルトルト（さらに念を押して……体臭を消すために香水も用意しておいた）

ベルトルト（“ナイルの庭”という品名で、身体に吹きかけると憲兵団の団長の体臭のような香りを演出してくれる）


ベルトルト（これくらい手の込んだ変装で夜襲を仕掛ければ、『無難』を絵に描いたような僕が正体だとは誰も思わないだろう）

ベルトルト（あとは決行するだけだ。今は夕方だし……夜にしよう）


―――


―――夕食終了後、食堂周辺―――

ｻﾞﾜｻﾞﾜ……

ライナー「どうしたんだよベルトルト。今日はやけにボーっとしてるな」

ベルトルト「ライナー……」

ライナー「疲れてんのか？」

ベルトルト「いや、なんでもないよ。心配しないで」

ライナー「そうか」

エレン「馬面野郎！」

ジャン「死に急ぎ野郎！」

ミカサ「喧嘩はだめ」

エレン「黙ってろよミカサ！」

アルミン「ちょっと２人とも～！」

ライナー「あーあ、あいつらまた喧嘩かよ」

ベルトルト「！」

ライナー「一丁止めてやるか」ｽﾀｽﾀ


ジャン「ちっくしょーミカサに……てめー！！！」ﾊﾞｯ

エレン「なんだ！？かかってこいよ馬面！！」ﾊﾞｯ


ライナー「オイオイお前らいい加減に……」


ミカサ「だめだと言っている」

ライナーが割って入ろうとした瞬間、ミカサがエレンとジャンの襟首を掴み、２人の身体を投げ飛ばした

ﾄﾞｯﾌｫｵｵｵ!!!


エレン「」

ジャン「」


ミカサ「２人とも反省するべき」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ライナー「すげー……」


ベルトルト（やっぱり明日から始めよう）