妹「ねえねえお兄ちゃーん」男「なんだー? 安価用か?」 (127)

妹「>>3

st

妹「どっか出かけよー」

男「こんな暑い日にか? 俺に死ねって言ってるのか?」

妹「今日はそんなに暑くないよー!」

男「暑いのにゃ変わりねえだろ。あーエアコン涼しー」

妹「……むー!」

ピッ、ピッ、ピッ

男「ん?」ムアァァァ……

男「……これは、『暖房』!?」

スタタタタタ、ガチャン、バタンッ!

男「んなっ!? あいつエアコンのリモコン持って外行きやがった!
   おいちょっ、お、お、コラァ待て妹おおおおおおおおおおお!!!」ダッダッダ!

妹「あはははは! 返して欲しくば私を捕まえてみなさーい!」タッタッタ

…一時間後…―外―

男「ゼエ……ゼエ……ハア、ハア。こんなに全力で走ったの何年ぶりだろう」

妹「ハア、ハア。あはははは! お兄ちゃんったら体力ないなー!」

男「もう満足だろ、ほらリモコン返せよ。俺は家の中で涼みたいんだ」

妹「ふふふ、こうやって汗かいた後に涼しい所に入った時の気持ち良さは格別だと思うよ!」

男「いらねえよそんなギャップ納涼法。リモコン取り返すために大汗かいてちゃ本末転倒じゃねえか」

妹「まあまあ、家に帰ったら冷たい麦茶一緒に飲もっ、ね? お兄ちゃん!」

男「……お、おう」

―家―

男「さっさと涼しい部屋に……むあ?」

妹「喉渇いたあああ! ……むあ?」

ムアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア~

男・妹「……」

男・妹「暖房のままだったあああああああああ!!! クッソあちいいいいいいいい!!!」

妹「ガリガリ君あるけど、ソーダと梨どっちにする?」

男「>>17

男「妹」

妹「ソーダねーわかったー」

男「あ、俺梨が……」

妹「ッァアアアアアアアアアン!?」

男「いや、ナンデモナイデス」

妹「はいソーダ」

男「ありがとうございます」

ピンポーン!

「こんにちはー! 佐川急便でーす!」

妹「配送だ」

男「……はーい今行きまーす」

妹「ッンァアアアアアアアアアアアアン!?!?!?」

男「わははははははは面白い面白い!!! ごめんなさいごめんなさい!」

男「御苦労様でしたー」

妹「よし、お兄ちゃんも戻ってきたし、気を取り直してガリガリ君を食べましょうか」

男「なんだ、そんくらい先に食ってても良かったのに」

妹「いやあ、お兄ちゃんの前で食べるガリガリ君梨味が一番美味しいんじゃないかー」

男「ははは、なんだそりゃー! いくらなんでもそんなこと言われたらお兄ちゃん照れちゃうぞ」

妹(嫌味のつもりだったんだけど……)

ガリガリガリ

男「梨味美味かったか?」

妹「うん! とーーーーっても美味しかった!」

男「そりゃあ良かった。……お、もうそろそろかな?」

妹「……そういえば、お兄ちゃん袋から出してお皿に置いたまま全然食べてなかったね」

男「知らなかったのか? ガリガリ君はこうして少し解けた状態で食べると全部凍った状態の100倍美味いんだぜ!」

妹「!? 知らなかったぁ! それを先に言ってよー!」

男「妹の前で一人で食うこれが一番美味しいからねええええええwwwwwwwwwwwww」

妹「……(このクソ兄貴イイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!)」プルプルプル

四コマのサブタイっぽい感じでなんか適当な言葉>>26

事故

『事故』

妹「お兄ちゃーん」ステテテテ

男「んーどうした?」

妹「ここの面クリアできな、あっ」

男「おわっ!」

ずってーん!

男「いてててて……大丈夫か妹、いきなり躓いたけど……」

妹「……」

男「? どうした黙って、そんなに痛かったか? ……ん? なんだこの感触?」モニュモニュ

妹「……」プルプルプル

男「なんだろう俺の右手に伝わるこの小ぶりで柔らかな、しかし存在感のある反発力を持った感触は」モミモミモミ

妹「……///」プルプルプル

男「あれれー? なんだろうなこのおっぱいの大きさで例えたらBカップみたいな感しょぐぉあ!?」ドグボォァッ!

妹「死ねエロ兄貴! 変態兄貴!」ドゲシドゲシ!

男「待って! これは事故ぅぼああああ!」ドゴォッ!

妹「事故で片付いたら不自然にラッキースケベ連発する主人公は嫌われねえよ!」

男「ああ、確かにな。だからこそ俺は、
   さっきの一生に一度来るか来ないかのラッキースケベ存分に堪能しようと思ったんだ」

妹「自分がどれだけ気持ち悪い発言してるのか自覚持った方が良いよ……お兄ちゃん」

男「気持ち悪くたって良い! 変態と呼ばれたって良い! 妹に軽蔑されたって良い!」

妹「……」

男「ただ俺は、世界でたった一人の大切な妹のおっぱいを、
   ……フッ、揉みたかっただけなんだ」

妹「……お兄ちゃん」

男「……妹」

妹「気持ち悪い」

男「申し訳ありませんでした、ホント申し訳ありませんでした」

適当なサブタイ>>34

戦場のオナニスト

『戦場のオナニスト』

―商店街―

妹「次はー、お肉屋さんだね!」

男「今晩は妹がカレー作ってくれるって聞いて、お兄ちゃんもう今から楽しみだわ」

妹「んふふー! 幼馴染さんから美味しいカレーの作り方教えてもらったんだー!」

男「あいつクソだけどなんだかんだで色々卒なくこなしやがるからなー……。
   幼馴染に料理教わったんなら、まともな限り美味い物だろうと期待しよう」

ワイワイガヤガヤ、ワイワイガヤガヤ

妹「? なんだろうあの人だかり……」

男「あそこって……まさか」

店員「さあさあ今なら『天使のおもちゃ箱』大特価だよー! 残り一品だあ! さあ誰が手にするー!?」

妹「ねーねーお兄ちゃん『大人のコンビニ』ってなあに?」

男「見ちゃダメだ妹!」

幼馴染「うおおおおおお! 私だァ! 私が買うんだァァァァァ!」

妹「なんか幼馴染さんの声が」男「気のせいだ何も聞こえない、何にも聞こえない!」

幼馴染「私が、この戦場で唯一の生存者になるんだァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

サブタイ>>39

対立

『対立』

妹「……」モッシャモッシャモッシャ

男「おー妹何食ってるんだ?」

妹「きのこの山ー!」

男「……ふっ、ああ、そう」

妹「え、なんで今鼻で笑ったの?」

男「え? 気のせいじゃないか?」

妹「そ、そっか。お兄ちゃんも食べる?」

男「いらね、そんなの」

妹「そ、そう。じゃあ私一人で食べるね」ピキッ

男「…………ッッッッッフッ」

ブチッ

妹「ンアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!?!?!?!?!?
   なんなんだよさっきから何か言いたいことあんならさっさと言えやクソ兄貴ィィィィィ!!!」

男「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」ガクブルガクブル

男「だからぁ! きのこの山よりたけのこの里の方が断然美味いんだよっ!」

妹「ハンッ! てんでダメだね! あのきのこの柄の部分のビスケットが美味しいんでしょうが!」

男「なにをー! だったらそれこそたけのこの里のなんか下のクッキー部分の方が美味いって!」

妹「だったらクッキー食ってれば良いじゃない! チョコの量できのこの山に負けてるくせに!」

男「……えっ、マジかよ」

妹「きのこの山チョコの量1.792g! たけのこの里チョコの量1.273g! 人気番組で調査した純粋な結果よ!」

男「……そ、そんな」

妹「あっはっはっはっは! 肝心要のチョコの量で負けちゃあお終いね!」

男「うぅ……いや、いや! 大体チョコの量で勝ち負け決めるとかナンセンスだろ!?
   そんなの筋肉量で男の強さが決まるようなもんじゃねえか! 筋肉バカかよお前は!」

妹「なんだその例えは!? でも不思議と頭にくるから悔しい!」

バリボリムシャムシャバリムシャバリ

男・妹「……え?」

姉「……どっちも美味しいでよくない?」バリバリムシャムシャ

男・妹「あ、両方とも……いっぺんに食べてる……。っていうかいたんだ」

サブタイ>>45

靴を履かない妹と真夏でもブーツの姉

『靴を履かない妹と真夏でもブーツの姉』

―公園―

妹「良い天気だねー」

男「絶好のピクニック日和だな! 真夏でクソ暑くて兄と妹と二人だけど!
   ……実に良い絶好のピクニック日和だな!」

姉「……私もいるよ」

男「うっわあ! そうだった、姉と俺と妹の三人だった」

姉「……私ずっといたのに」シクシクシク

妹「っていうかお姉ちゃん、こんなに暑いのにブーツ履いてるの!?」

姉「そうよ! いっつも男と妹に気付かれないからぁ!
   せめて足音で気付かせてやろうってブーツ履いてるのよ!」ダラダラダラ

男(そんな理由で無理してブーツ履くならもっと他に良い案あっただろうに……。
   ……めっちゃ汗かいてるし)

姉「気付け気付けってずっと背後で足音鳴らしてたんだからねっ!」ダラダラダラ

妹(……ただの変態だよ。よしんば私たちが気付いたとしても全力で他人の振りするよ……。
   ……めっちゃ汗かいてるし)

男「こんなクソ暑い中ブーツって……足臭くなるぞ?」

姉「いいもんいいもんっ! それで気付いてくれるならいくらでも臭くなってやるもん!」グスン、ダラダラダラ

男(もはや汗なのか涙なのかわからねえよ……)

妹「さすがにお姉ちゃんも女なんだから、足臭いのはいけないよー?」

男「そうだな妹の言う通りだ。夏には夏らしくブーツではなく、妹のようにサンダルを」

妹「私のように裸足でいないと!」

姉「は?」

男「は?」

妹「こうして裸足でいればどこでも蒸れない! いつでも爽やか! 気分は爽快!
   だからお姉ちゃんも裸足になりなよ!」

男「いや待てその理屈はおかしい」

姉「うんわかった! お姉ちゃんも裸足になるっ!」

男「何言いだしてんだコイツ」

妹「裸足で外を走るのって気持ちいでしょおおおおお!?」姉「裸足って素晴らしいいいいいいい!!!」

男「もう嫌だこの姉妹いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

サブタイ>>52

おっちょこちょっちょっちょ

『おっちょこちょっちょっちょ』

妹「ねえねえお兄ちゃん!」

男「なんだ妹?」

妹「最近流行りの『おっちょこちょっちょっちょ』って知ってる?」

男「なんだその頭のネジがゆるんだスイーツ()が、
   即興で意味無いけどなんとなく可愛い語呂で無理やり作っちゃいましたテヘッ☆みたいな言葉は」

妹「ええええー! 知らないの『おっちょこちょっちょっちょ』!? 遅れてるぅぅぅ!!!」

男「な、なんだよそう言われたら気になるじゃねえかよ……」

妹「『おっちょこちょっちょっちょ』知らないのなんてこの世でお兄ちゃんぐらいなんじゃないのー!?」

男「う、嘘だッ!? そんなことない絶対ない! それなりにニュースとか見てるもん!」

妹「幼馴染さんに言っちゃおーっと!」スタタタタタタタタ!

男「あ、コラ待て妹!」

姉「男、『おっちょこちょっちょっちょ』知らないんだー」

男「ひえっ! いつの間に!?」

姉「ずっといました」シクシクシク

男「……な、なんだよ姉ちゃん。その口ぶりからすると姉ちゃんも知ってるみたいじゃねえかよ」

姉「当然じゃない、一般常識なんだから」

男「そんな……マジでなんなんだよ『おっちょこちょっちょっちょ』って。怪獣? お菓子? 酒飲む器?」

姉「知らないとそれだけで異端者扱いされるから、その話題出た時は例え知らなくても知ったかぶりなね」スタスタスタ

男「あっ、姉ちゃん……行っちまった。……知ったかぶりかぁ」

…数十分後…

妹「ふあー、やっぱりリビングはクーラー効いてて涼しいなー」姉「そうだねー」ガチャンッ、スタスタスタ

男「おう! 『おっちょこちょっちょっちょ』!」

姉・妹「?」

男「俺もなんとなくわかったわ。『おっちょこちょっちょっちょ』! これで俺も世界のみんなの仲間入りだぜ!」

姉・妹「……え? 何そのおっちょこ……なんとかって?」

男「……え?」

サブタイ>>61

兄弟喧嘩

『兄弟喧嘩』

妹「むふー、やっぱこの漫画面白いなー」ゴロゴロゴロ

男「……」

妹「横になってゴロゴロしながら読む漫画は至福ですなあ」

男「……弟欲しかったなあ」ボソッ

妹「……ハア!?」

男「おおうっ、ビックリしたあ……」

妹「ビックリしたのは私の方だよ! いきなり何よ!?」

男「お、おい妹、どうしたそんなに怒って!?」

妹「うるさいバカぁ!」ウルウルウル

男「んなっ、バカとはなんだバカとは!?
   今回ばかりはバカと言われる筋合いはねえぞ!?」

妹「バカバカバカ! 妹の前で弟欲しかったとか言うなー!」ゲシゲシゲシ!

男「痛いっ、ちょ、やめ、いたっ、あんっ」

妹「私の部屋から出てけバカ兄貴いいいいい!!!」グスンッ!

―リビング―

男「……なんだよあいついきなり蹴りやがって、
   私の部屋から出てけって……あそこ俺の部屋だし!」

姉「妹にはお姉ちゃんも、お兄ちゃんもいるからねー」

男「うおっ!」

姉「……いましたよええ、ずっとね!」クワッ!

男「……どういうことだよ姉ちゃん」

妹「お姉ちゃんもいるしお兄ちゃんもいる妹は、
   私が言うのもなんだけどとても幸せだと思うわ」

男「まあ、なんとなくわかるよそれは。俺も弟」姉「そ・れ・よ!!!」ビシッ!

男「な、なによ!?」

姉「それ、男が言った『弟欲しかったなあ』って何気ない言葉。男はそんなつもりなかったのかも知れないけど、
   妹はもしかしたら、男に気にしていることを言われちゃったと思ったんじゃないの?」

男「……気にしていることっ、て?」

姉「『私はお姉ちゃんもお兄ちゃんもいて幸せだけど、
   お兄ちゃんは妹だけで幸せなのかな』って」

男「? まあ、別に……普通だ」

姉「男がいくらそう思ってようが、そこの気持ちの部分を理解し合えていない以上、
   ずっと妹は、男には自分しか、妹しか下の兄弟がいないってことを悩んだままでいることになるのよ」

男「……」

姉「そんな中でさっきの『弟欲しかったなあ』よ。ああみえて優しくて天然で謙虚な妹ちゃんじゃ、
   その男の言葉……『弟“が”欲しかったなあ』って変に勘違いしちゃうのもおかしくないでしょ?」

――妹『妹の前で弟欲しかったとか言うなー!』

男「……だからあの時あいつ」

姉「男が悪いわけでも妹が悪いわけでもないけどさ、またこんな喧嘩にならないように、
   お兄ちゃんらしく大人な対応で謝ってきたら?」

男「……」

姉「多分今も、『あんたの部屋』で怒って追い出しちゃったこと後悔してると思うよ?」ニコッ

男「ッ! ありがとう姉ちゃん! 俺ちょっくら謝ってくる!」スタタタタタタ、ガチャン、バタンッ

姉「……ふぅ、さすがに今回の主人公は私だよね、ね、ね?」

―男の部屋―

妹「……」

男「……妹」

妹「……」グスン

男「あのー、勘違いさせて悪かった」

妹「……え?」グスンッ

男「あの時俺さ何気なく『弟欲しかったなあ』って言ったけどさ」

妹「……」グスッ

男「別に、妹じゃなくて弟が良かったなーとかそんなことは言ってないからな?」

妹「え? ち、違うの?」グスンッ

男「むしろなんでそうやって曲解できるんだよ……。
   (マジで姉ちゃんの言う通りに勘違いしてたのか……)」

妹「わ、私、私てっきり、お兄ちゃん私じゃなくて弟が欲しかったって言ったのかと……」

男「なわけないだろー」

妹「……えっ」

男「……それにどうせ妹じゃなくて俺の兄弟が弟だったとしたら、
   さっきみたいに『妹欲しかったなあ』って同じこと言ってるはずだよ」

妹「それじゃあ」

男「別に妹、お前が嫌ってわけじゃ微塵もないに決まってるだろ?」

妹「じゃあ、じゃ、じゃあお兄ちゃんは……私が、えっと、私で」

男「幸せだよ。妹が俺の妹で良かったと思ってる」

妹「ッ!」ニパァァァ

男「ったく当たり前じゃねえか! こんな可愛い妹持って、
   『弟の方が良かった』なんて抜かすバカ兄貴がいるはずないだろー!?」

妹「えへへへへ、えへへ。お兄ちゃんっ!」

男「ん?」

妹「だぁいすき!」ギュッ

姉「はいそこまで、そこまでえええええええ!!! エッチは禁止なんだからねっ!!!」

男・妹「しねえよ!!!!!!!!!」

>>80

ゲリラ豪雨

『ゲリラ豪雨』

男「ふはははっはははははああ!!! 今日も今日とてクソ暑い日差しじゃねえかこの野郎!」

男「よっしゃあそんな日にゃあさっそく洗濯物を干すに限るぜ!」

…数分後…

男「はっはっはっはっは! 家の洗濯機によって完膚なきまでに洗われた洗濯物は、
   こうして干されて夏の熱い太陽に晒され一瞬にして渇くのじゃああああ!!!」

男「ざまあねえぜ洗濯物! 俺はその間もクーラーの効いたリビングで麦茶を飲みまったりしてるぜ!」

洗濯物「……」

男「ざまあねえぜ!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

男「えっ? 何、突然空が暗く……」

ピシャアッ! ゴロゴロゴロ! ザーザーザーザーザー!

男「ふっざっけんじゃねえぞなんで俺が全部干し終わったあとにタイミングよく振りやがんだクソ雨ぇ!」

男「取り込むしかねえじゃねえかよ部屋干しだよ畜生がァ! いらねえんだよそんな戦闘慣れした優秀なゲリラ部隊はよォ!」セッセセッセセッセ

妹「……なにこの一人暮らしの喪男の夏の日常みたいな風景」姉「……さあ、きっとこれを利用して愚痴りたかったんじゃないかしら」

男「お前らも手伝えええええええええええええええ!!!」セッセセッセセッセ

『ゲリラ豪雨2』

ザーザーザーザーザー!

男「洗濯物取り込んだ……疲れた」

妹「お疲れ様」

ピンポンピンポンピンポーーーーーン!

妹「あれ? こんな雨の中誰だろう?」

男「嫌な予感」

幼馴染「あっはっはっはっはー! ゲリラだ豪だ雨だああああああ!!!」

妹「お、幼馴染さん!?」

男「帰れ! 傘やるから帰れ! さっさと帰りやがれ!」

幼馴染「ひどいじゃないか男ぉ! 公園の噴水で水浴びしてた帰りに突然雨に降られ、
     ちょうど男のお家で雨宿りしようと訪れた幼馴染に向かって帰れとは!」ビッチョオオオオ……

男「そんだけ濡れてたら今さら濡れても変わらねえよ!
   っていうかなんだ噴水で水浴びってお前は!?」

幼馴染「納涼という名目で小さな男児と女児の裸を見ようと思って」

男「なんて正直者の性犯罪者だ!」

幼馴染「んまあ、噴水の水はともかくこれ以上雨水に濡れるのは癪なんで男の家に雨宿りに来た」

男「帰れ!」

幼馴染「そんなあっ! ひどいよ男ぉ!」ウルウルウル

男「うっ……」ドキッ

妹「そ、そんなことより幼馴染さん服がびしょびしょだから! 早く脱いで体乾かさないと!」

幼馴染「その言葉を待っていた!」スポポポポーン!

妹「きゃっ///」

男「結局お前全裸になりたかっただけじゃねえか!!!」

幼馴染「正解」キリッ

男「帰れ変態!!!」

>>87

銀髪抜け毛

『銀髪抜け毛』

――それは、シンプルに言えば運命の出会いだった。

シンプルに言った所であまりにも煌びやかで飾りっ気のありすぎる『運命』という単語、

その単語は、その出会いを修飾するにあたって狂おしいまでに必要な単語だった。

――それは、運命の出会いだった。

男「あ、あのっ!」

銀髪少女「……?」

男「お、落ちましたよ……あなたの抜け毛」

そして俺の運命は動き出した。

そして俺の運命は狂い出した。

銀髪少女「……」ニコッ

男「……」ニコッ

銀髪少女「抜け毛拾ってんじゃねえよきめえな!!!!」

――別にそんな話しはなかった。

>>92

焼肉

『焼肉』

ジュウウウウ、ジュウウウウウ!

妹「あっ、もうこれ良い感じかな」ヒョイッ

男「……」

妹「んー美味しいー! カルビうめー!」

男「……」

妹「あ、お兄ちゃんのもうそろそろじゃない?
   私が取ってあげ」

男「いかん!」

妹「うえっ!? なにその気色悪い口調!?」

男「妹が自分の育てた肉をどのタイミングで食おうが構いやしないが、
   俺が愛情込めて育てた肉を妹の勝手なタイミングで取るのはやめてもらおうかぁ!」

妹「うっっっっわめんど臭っ!」

男「今、このタイミングだ」ヒョイッ

妹「何よ、私が取ろうとしたタイミングとそんな変わらないじゃん」

男「その数秒が肉の味を決めるのだよ」モグモグモグ

妹「みみっち男だなー、そんなだからいつまでたっても彼女できないんだよ?」

男「関係ないね! 焼肉の食い方にこだわるのと彼女できるかどうかなんて……関係ないからねぇ!」

妹「少なくとも女として私は『ねえわ……』と思ったよ」

男「ふ、ふんっ、お、他の女の子の前じゃあそんなにこだわらねえし」

妹「うっわコイツ自分のモットーソッコー曲げやがった。意志よえー……」

男「まあ、女の子と焼肉食いに行く機会なんてないんだけどさ……」

妹「……」

男「……」

ジュゥゥゥウウウウ、プチップツプツ……パチッ、ジュゥゥゥゥウウウ

妹「……ホルモン、焼けたよ」

男「……はい、いただきます」

>>100

おっぱい

『おっぱい』

妹「うーん……」

男「……どうした、難しい顔して唸って。便秘か?」

妹「どうすればおっぱい大きくなるのかなーって」

男「こういう会話を恥ずかしげも無くできる……兄妹っていうのは不思議なもんだ」

妹「感傷に浸ってるとこ悪いけど、結構私は真剣なんだよ?」

男「ごめん、ごめんって……だからその振り上げた足下ろしてくれ。薄々感じてたが足クセ悪いぞお前」

妹「拳より足の方が重い一撃食らわせられるからね」

男「……」

妹「はあー……どうすれば大きくなるのかなー」

男「うーん……焦らなくても良いんじゃないか? 妹だって姉ちゃんの実の妹なんだ。
   あの姉ちゃんの妹なんだったら、いずれおっぱいもデカくなるだろう、きっと、多分」

姉「呼んだ?」ボイン

男「うわっ、巨乳なくせに影の薄い姉ちゃんだ」

姉「……」シクシクシク

>1は昨日のSSの人?

姉「そっかー、おっぱい小さくて悩んでるのかー、へー、そっかー」ボイン

男「感情移入全くできてないなこりゃ」

妹「お姉ちゃんはどうやって大きくなったの?」

姉「どうやってって言われても、大きくしようと思って大きくなったわけじゃないからねー」ボイン

妹「……はあーーーーー」

男「な、なんでそんなにデカいおっぱいに拘るんだよ妹」

妹「だってー、お兄ちゃんは巨乳と貧乳ならどっちが良い?」

男「そりゃあ……」チラッ

姉「……」ボイン

妹「……」ペタン

男「ないよりはあった方が良いな」

妹「……」

姉「……ふひっ」ピシガシグッグ

妹「ほらあああああ! でしょ!? そう言うでしょ!?
   だから私はおっぱい大きくしたいのよー! おぱーいおぱーーーーーーい!!!」レロレロレロ

男「どこぞの漫画の表紙裏みてえにおっぱい連呼すんなよ」

妹「うぅ……おっきくなりたいよお……」

男「でもなあ……別に胸がデカいからその子を好きになるってことはねえぞ?」

妹「えっ、本当!?」

男「少なくとも俺はな、世間の野郎らがどう思ってるかは知らんが」

妹「うー、そっかー。でもお兄ちゃんは別に巨乳の人が良い! ってワケじゃないんだね!?」

男「おお、それよりも優先して好きになる要素なんていっぱいあるし」

妹「そっかー、そっかー、えへへへへ」

男「何喜んでるんだよ……」

妹「うんっ、わかった! もう私ちっちゃいからって悩まない! もしかしたらお姉ちゃんみたいに大きくなるかもしれないしね!」

姉「妹の歳でもうD~Eカップはあったけどね私」ボイン

男・妹「……(綺麗に終わる感じだったのにこの姉貴は……)」

>>104これと似た感じのやつ言ってるなら配送です

>>112

お米

『お米』

妹「さっきの焼肉の時に思ったけどさー」

男「んー?」

妹「お兄ちゃんってホントご飯食べないよねー」

男「ご飯って米のこと?」

妹「そうだよー。普通、焼肉には白米が至高の組み合わせだと思わないの?」

男「食えないんだからしょうがないだろー。嫌いなんだよ米ェ……」

妹「考えらんないよ……ほかほかご飯があって初めて焼肉の美味しさに気付くんじゃん」

男「……別に焼肉単体で食ったって美味いし」

妹「はあー、お兄ちゃんそれでも日本」男「それえええええええええ!!!」

妹「ひゃいっ!」

男「それええええええええええ言っちゃダメなやつうううううううううう!!!」

妹「……」

男「何が『日本人なんだから』だよ!? 日本人なら須らく米愛してるとでも思ってるのか!?
   アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!?!?!?」

妹「えと……お兄ちゃ」

男「日本人が久しぶりに海外から帰国してきました、帰国して最初に思ったことはなんですか?
   『お米がおいしい! 日本人で良かった!』、ウルッセエエエエエバッキャロオオオオオオオ!!!」

妹「ひいいいいいいいいいいい!!!」

男「日本人にだって米嫌いなやつぁいんだよ! あの粒々で、噛めば噛むほど更に不気味に粒は細かくなり、
   全部飲み込んだと思ってもまだ口に細っかい粒が残ってるあの不快感!! それとあの不必要な甘さ! とにかく甘え!
   焼肉と一緒に食うと美味いだぁ!? あんな甘さ邪魔なんだよ! 親子丼も寿司も上だけ食うわボケがぁ!」

妹「ひやあああああああああああああ!!!」

男「それでなんだ? ファミレス行ってハンバーグ注文したら毎回のように『ライスは付きませんけどよろしいですか?』、
   っつう店員のあの変態を見るような目ぇ! 聞き方! 食わねえから頼んでねえんだっつうの!!!」

妹「どっひゃあああああああああああ!!!」

男「挙句の果てにはさっきも言ったように日本人=白米のイメージだよ!
   俺は味噌汁が好きなんだよおおおおおおおおおおおおお!!!」

妹「……満足した?」

男「おう」

23時までバイト行ってくるわ、残ってれば書くけど
こんな形式だし落ちてもいいよね

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