悪人「ぐへへ……犯罪しまくってやるぜ」 (147)

~ 悪人の自宅 ~

悪人「よし……決めた!」

悪人「今日から俺は悪人になる!」

悪人「俺を認めず、俺をさげすむ、世間の奴らに復讐してやる……」

悪人「俺をないがしろにしてきたこと、後悔させてやる!」

悪人「ぐへへ……犯罪しまくってやるぜ」

悪人「そうと決まれば、まずはコンビニで強盗だ!」

悪人「レジから最低でも十万円くらいいただいてやるぜ!」

~ コンビニ ~

悪人(ちっ、いらっしゃいませ~の一言もなしかよ)

悪人(やっぱり、俺は世間からさげすまれている……)

悪人(こうなりゃ、絶対強盗を成功させてやらぁ!)

悪人(──ん?)

悪人(あのレジにいる客、ずっとレジの前に立っていやがる)

悪人(アイツがどかなきゃ、俺が強盗できねえだろうが!)

悪人(空気読めよな、空気!)

悪人(ところで、なんだあの客)

悪人(店員に包丁を向けてる……ってことは、包丁を買うつもりか)

悪人(包丁を売ってるコンビニなんて珍しいな)

悪人(あと、店員もなんでバンザイしてんだよ)

悪人(買ってくれてありがとうございますってことか? わけわからん)

悪人(とっとと包丁受け取って、バーコード読めよ)

悪人(でなきゃ、俺が強盗できねえだろうが!)

悪人(あ~もう! ムカついた! あの客、ぶちのめしてやる!)

悪人(俺の悪事をジャマする奴は許さねえ!)

悪人「オイ」

客「あ?」

悪人「どけっ!!!」シュッ

ドゴォッ!

客「ぐぎゃっ……!」ドサッ

悪人「ザコが……さて次は──」ギロッ

店員「ありがとうございます!」

悪人「は?」

店員「本当にありがとうございます! おかげで助かりました……!」

悪人(え、なんで感謝? やべえ、こいつちょっと頭おかしいのかも)

店員「警察を呼んで、すぐあなたのことをお話ししますので──」

店員「ぜひお名前を教えて下さい!」

悪人(マズイッ! こいつ、俺が強盗だって気づいてやがる!)

悪人(しかたねえ、ここはズラかるか!)

悪人「悪いが、俺はお前に名乗る名前なんてねえ!」

悪人「あばよっ!」ダダダッ

店員「か、かっこいい……! 俺もあんな漢になりたい……!」

悪人(強盗は失敗だ!)

悪人(まぁ、それでも客を一人ぶん殴ったからよしとしよう)

悪人(あれも立派な暴行罪、傷害罪だろうからな)

悪人(しかし、そんなんじゃ世間への復讐にはならねえ!)

悪人(もっと極悪で凶悪な犯罪をやらねえと、意味がねえ!)

悪人(よし……なら誘拐だ!)

悪人(裕福そうなガキをさらって、身代金をゲットしてやる!)

悪人(もちろん金をもらっても、ガキを生かして帰すなんて真似はしねえぜ……!)

悪人(お、ちょうどいいところに女の子が……)



幼女「わぁ~い」テクテク…



悪人(身なりもいい……ターゲットにうってつけじゃねえか! 俺はツイてる!)

悪人(待ってな、お嬢ちゃん)

悪人(今、誘拐してやっからよ!)

悪人「ぐへへへ……」

悪人「ぐへへへ」

俺「やめたまえ」

悪人「あべし!」

俺「幼女ちゃん、大丈夫だったかい?」

幼女「かっこいい・・・///」

俺「さぁ、僕と結婚しよう」

幼女「はい・・・///」


                      ~おわり~

ブロロロロ……!

通行人A「ダンプカーだ!」

通行人B「まずい、道に飛び出したあの女の子にぶつかるぞ!」

悪人(なにい!?)

悪人(あのガキは俺が誘拐するって決めたのに!)

悪人(ダンプカーにひかれたら、さらえねえじゃねえか! ──ちっ!)

悪人「うおおおおっ!」ダダダッ

悪人「キャッチ!」ガシッ

幼女「きゃあっ!」

悪人「あっぶね」シュザッ

通行人A「なんだあの男、ダンプカーの前にちゅうちょなく飛び出して」

通行人B「女の子を救いやがった!」

鬼作さんの番外編みたい

悪人(よし、さっそくこいつをさらって──)

母「ありがとうございました! あなたは娘の命の恩人です!」

悪人「!?」ビクッ

悪人(しまった、親が近くにいやがったか!)

幼女「ありがとう、おにいさん!」

母「ぜひお礼を──」

悪人(お礼参り!? しまった、誘拐を勘付かれたか!)

悪人「い、いや……俺はこれで!」ダダダッ

母「なんて謙虚な方なのかしら……」

幼女「またあいたいなぁ」

悪人(ちくしょう!)

悪人(強盗に続き、誘拐もミスった……)

悪人(こうなったら……通り魔だ!)

悪人(町中で暴れ回って、だれかれかまわず、ぶん殴ってやる!)

悪人(いや……こういうのはやっぱ刃物とか使った方がいいのか?)

悪人(しかたねえ、さっきのコンビニで包丁を買ってくるか……)

キャーキャー…… ヒェ~……

悪人「ん?」

悪人「なんだアイツは……」



男「うおおおおっ!」ブンブンッ

男「うわあああっ!」ブンブンッ

キャーキャー…… ニゲロー……



悪人(町中でナイフを振り回してやがる……さては俺の殺気に気づいたか!?)

悪人(なかなか鋭い奴だ!)

悪人(そうだ!)

悪人(あいつのナイフを奪って、そのナイフで通り魔をやればいいんだ!)

悪人(俺って頭よすぎねえか!?)

男「うひいいいっ! うひょおおおっ!」ブンブンッ

悪人「オイ」

男「なんだァ!?」

悪人「お前の持ってるナイフ、俺にくれよ」

男「ふざけ──」ブオンッ

ドゴォッ!

男「ぎゃんっ!」ドサッ

悪人(ぐへへ……このナイフで通行人を刺しまくってやるぜ!)チャッ

悪人(最低でも10人くらいな!)

ゾロゾロ……

通行人C「ありがとう!」

通行人D「よくあの危険な男を退治してくれた!」

通行人E「アンタはヒーローだ!」

悪人「へ?」

悪人(なんだこいつら、ゾロゾロと笑顔で集まってきやがって……)

悪人(くそっ、通り魔である俺を囲んでボコろうってのか!?)

悪人(こっちはナイフ持ってんのに、なんて余裕と勇気のある奴らだ!)

悪人(さすがにこう大勢で来られたら、ナイフ持ってても勝てないかも……)オドオド…

悪人(ここは逃げるしかねえ!)

悪人「え、と……ナイフは置いてくぜ! 指紋とか調べるなよな!」スッ

悪人「じゃあな!」

悪人「いっとくが、俺はまだだれも刺しちゃいねえからな!」ダダダッ

悪人「ハーッハッハッハッハ……」タタタッ



通行人C「通り魔をやっつけて、しかも名前も名乗らずに行ってしまった……」

通行人D「すごい人だ……」

通行人E「ああいう人のことを、英雄っていうんだろうな」

悪人(ちぃ~……まさか俺としたことが囲まれちまうとはな)

悪人(もう少しでリンチされるところだったぜ)

悪人(やっぱ町中ってのはダメだな。目立ちすぎて犯罪には向いてねえ)

悪人(こうなったら……)

悪人(どこか適当なビルの中に入って、中の奴らをブチ殺す!)

悪人(ビルの中じゃ逃げ場はねえし、助けも来にくいし、そっちのがいい!)

悪人(よし、警備とかがちゃんとしてなさそうなビルを狙って、もっかい通り魔だ!)

悪人(お、よさそうなビルがあるな)

悪人(あのビルなら大きさも手ごろだし、警備も常駐してなさそうだ)

悪人「ん!?」



ボォォォォ…… メラメラ……



悪人「なんだあのビル……燃えてんじゃねえか!」

悪人「まさか、俺の殺意に気づいて、殺される前にみんなで焼身自殺しようってか!?」

悪人「ゆ……許せねえ!」

悪人「てめえらは俺の手によって死ななければならない……!」

悪人「俺に殺されるべきなんだぁっ!!!」ダダダッ

~ ビル ~

メラメラメラメラ……

社員A「もうダメだ……完全に火に囲まれた!」

社員B「ちくしょう、こんなところで焼け死ぬのか……!」

OL「消防車はまだなの!?」



バンッ!



社員A「だれだ!?」

悪人「お前ら、俺についてこいっ!」

悪人「一人たりとも、あの世に逃げることは許さねえぜ!」

OL「やだ……かっこいい……」ドキン

悪人「うおおおおおおおおおっ!」ダダダッ

悪人「うおおおおおおおおおっ!」ダダダッ

悪人「うおおおおおおおおおっ!」ダダダッ



通行人F「すげえ……。外とビルを往復しまくって、逃げ遅れた人を次々救出してる!」

通行人G「いったいどこからあんなパワーが出てくるんだ?」

通行人H「俺たちもあの人ほどじゃなくても、できることはやろうぜ!」

通行人I「おう!」

ウ~……! ウ~……!

消防団員A「くっ、到着が遅れてしまった!」スタッ

消防団員B「逃げ遅れた人の救出を急げ!」スタッ

社員A「ビル内の人間は全員無事です!」

社員B「ある男性が助けてくれたのです!」

消防団員A「えっ、その人はどこへ!?」

OL「消防車のサイレンが近づいてきたら、名も名乗らずに走り去っていきました」

消防団員B「自分の役割は果たした、ということか……。なんとみごとな!」



悪人(まさか、通報してやがったとは……抜け目ない奴らだ)タタタッ

悪人(しっかし、110番と119番間違えるか?)タタタッ

悪人(来たのがパトカーだったら、危なかったかもな)

悪人(結局、俺は一人も殺すことができなかった!)

悪人(くそっ、俺は通り魔すらまともにやれないのか!)

悪人(いや、そんなんだから悪人になろうって決意したんだがな)

悪人(だが、俺は諦めねえぞ!)

悪人(だったら一度原点に戻ろう!)

悪人(やっぱり、犯罪といったら盗みだ……!)

悪人(空き巣だ……空き巣をやってやる!)

悪人(留守の家に忍び込んで、金品を盗みまくってやる!)

~ 誰かの家 ~

悪人「ぐへへ……うまく忍び込めたぜ。初めてにしちゃ上出来だろ」

悪人(ん!?)

老婆「うぅ……苦しい……苦しいよう……」ハァハァ…

悪人(ちっ、ババアがいやがったか!)

悪人(しかもこのババア、俺の罪状を重くするために死のうとしてやがる!)

悪人(このババアを死なせたら、俺は窃盗に加えて殺人を犯したことになる!)

悪人(やった犯罪ならともかく、やってない犯罪の罪を着せられるのはゴメンだ!)

悪人(死なせてたまっかよ!)バッ

悪人(オエ~……)

悪人(まさか空き巣に入ったら、ババアに人工呼吸するハメになるたぁな)

悪人(しかも、これがファーストキスだったってのによ……)

悪人(だが、やってもいない殺人の罪に問われるよりはマシだ!)

老婆「アンタが助けてくれたのかい……」

悪人「あてが外れて残念だったな、ババア!」

悪人「救急車を呼んでおいたから、死ぬことはできねーぜ!」

悪人「じゃあな!」ダダダッ

老婆「ありがたや、ありがたや……」

悪人(またしても失敗か……)

悪人(やっぱ空き巣みてーなコソコソしたのは俺には向いてねーな)

悪人(だったらひったくりだ!)

悪人(他人のバッグをひったくって逃げてやる!)

悪人(フツーはバイクとかに乗ってやるもんだが)

悪人(これでも足の速さにゃ自信あるし、多分なんとかなるだろ)

悪人「ぐへへ……次こそ成功させてやる!」

~ 街中 ~

外人「…………」コソコソ…

悪人(あの外人、なかなかいいバッグを持ってるな)

悪人(あれをひったくってやる!)ダダダッ

パシッ!

外人「アッ!?」

悪人「ぐへへ……あばよっ!」ダダダッ

外人「待テェッ!」

悪人(あとは人混みをスイスイとかわして……逃げるだけ!)スイスイッ

悪人「ハァ……ハァ……」

悪人(周囲に誰もいない……ここなら安心して戦利品チェックができるな)

悪人「ぐへへ……バッグの中身はなにかな~?」

カチカチカチ……

悪人「なんだこの音? 時計でも入ってるのか?」

悪人「さっそく開けてみるか。もしかしたら高級時計かもしれねえしな」

バッ!

悪人「こ、これは!?」

悪人(笑)

警官A「捕まえたぞ、テロリストめ!」ガシッ

警官B「調べによると、人混みでの自爆テロを計画してたらしいが」

警官B「時限爆弾はどこだ!? どこにある!?」

外人「ワケワカランヤツニ持ッテイカレタ……」

外人「デナキャ今頃、爆発シテタッテノニ……ヤラレタヨ……!」ガクッ

警察A「なんだって!?」



ドォォォン……



警官A「爆発音!? ──あっちだ!」

プスプスプスプス……

警官A「爆発跡がある! ──でも、誰もいないぞ!」

警官B「爆発することも恐れず、爆弾を誰もいないところに運ぶとは……」

警官B「なんと勇敢な男だ!」

警官A「目撃者もいるし、なんとか見つけ出そう!」タタタッ

警官B「うむ!」タタタッ



悪人「あっぶねえ……あやうく死ぬとこだった……」ケホッ

悪人(ったく、とんでもねえ外人だったな)

悪人(まさか、俺がひったくるのを読んで、バッグに爆弾を入れてやがったとは……)

悪人(ひったくりもダメとなると──)

悪人(どうも俺には暴力的な犯罪より、知能的な犯罪のが向いてるってことか)

悪人(知能的な犯罪っていうと──)

悪人(まぁ……詐欺だよな)

悪人(だけど普通の詐欺は難しそうだし、振り込め詐欺は逆探知がこええ)

悪人「だったら……結婚詐欺だ!」

悪人「適当な女にプロポーズして、金貢がせてから、あっさり捨てよう!」

悪人「ぐへへ……自分の極悪さに我ながらヘドが出るぜ」

逆結婚詐欺orそのまま結婚しちゃったフラグ

~ 町 ~

悪人(さて、どの女にするか……)キョロキョロ

女「…………」スタスタ

悪人(お、あの女)

悪人(ツラはそこそこだが、暗い目をしてていかにも幸薄いオーラが漂ってるな)

悪人(ああいうのほど、ちょっと優しくしただけでコロッといくんだよな)ニッ

悪人(てめえの全財産、俺がいただくぜ!)スタスタ…

悪人「オイ、そこの女!」

女「はいっ!?」ビクッ

悪人「俺と結婚しろ」

結婚詐欺(笑)直球過ぎるwww

スレタイ頭悪そう

女「いいんですか!?」

女「私、身よりもなくて……貧乏だけどいいんですか!?」

女「未来に希望なんかないけど、いいんですか!?」

悪人「いいぜ!」

悪人(いやいや、よくねえよ! 反射的に返事しちまった!)

女「ありがとうございます、ありがとうございます!」

女「私、お料理やお洗濯、頑張ります! あなたに一生尽くします!」

悪人(なんだコイツ……詐欺でしたっていいにくくなっちまった!)

悪人「くそっ……しゃあねえな。結婚するか」

女「はいっ!」

悪人「いっとくが、俺は悪党だ。ハッキリいって、超がつく極悪人だ」

女「悪ですか!? すごいですね!」

悪人「だろ?」ニヤッ

悪人「だから、俺の妻になるからには、お前にも悪になってもらわにゃならん!」

悪人「お前も悪になる覚悟はあるか!?」

女「もちろんです!」

女「私、頑張ります!」

悪人「よし、ならいいや」

女(だってあそこで声をかけてもらえなかったら、私、死を選んでたもの……)

女(この人のためなら、なんだってやるわ!)

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

雑誌の短編のようで楽しめた

おつおつ
相変わらず緩い感じで、超俺好みな作風ですな
次も舞ってるぜい

それから>>1にちょっと提言
ここには数名のツンデレアンチどもが湧いてるみたいだけど
そいつらの批判なんて聞いてやる必要ないと思うんだ
作品の中で気になったところの指摘ならまだしも、ただツマランと言われても受け止めようがない
しかもああいう連中は、反応してやったらすぐ噛みついてくる人種だからスルーが一番

>>1には自由に気楽な気持ちで書いてもらいたいなって思ったので提言しますた
長文失礼 次回期待

悪人「猛スピードでひき逃げしまくろうぜ!」ブロロロロ…

女「はいっ!」

ドスンッ!

悪人「ん? 車の上になにか落ちた?」

キキィッ……

少年「うぇぇ~ん……いたいよぉ……」

悪人「まさか、俺の命を狙って飛び降りてきたのか!?」



少年母「ありがとうございます! 子供がベランダから落ちてしまって……」

少年父「ウチの子が落ちるタイミングに合わせ、スピードを上げてくれたんですね!」

悪人(子供を使って俺を殺そうとしておいて、笑ってやがる)

悪人(俺も見習わなきゃな……この極悪さを)ゴクッ…

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悪人「だったら動物虐待だ! あそこに動物がいる!」

悪人「二人がかりで虐待してやろうぜ!」

女「はいっ!」

ドカッ! バキッ! ガスッ! ベキッ! ドゴッ!

悪人「つ、つええ……」

女「二人がかりで歯が立たないなんて……」

ヒグマ「グルルルル……」



猟師A「あのカップル、人里に降りてきたクマに素手で立ち向かってる……!」

猟師B「あの二人がいなきゃ、何人かは被害にあってただろうな……」

長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。

悪人「だったら妻がいるのに性犯罪だ! オラァッ!」ビリビリッ

女子中学生「きゃああっ!」

女「あっ、この胸についている腫瘍……早く手術しないとマズイわよ!」

女子中学生「えっ、ホントですか!?」

女「私、病気とかすっごく好きでよく調べてたから、間違いないわ!」

悪人「ちっ、俺も病人なんかを犯したくねえ! 病院に連れてくぜ!」



その後──

医者「もし発見があと半日遅れていたら、助からなかったでしょうな」

女子中学生「ああ……もう一度あの二人に会いたい……」

これにて完結とさせていただきます!
いやー長かったーです(笑)まさかここまでスレが伸びるとは思いませんでした!
今読み返しても矛盾だらけで、こんな作品を持ち上げて頂いた皆様には本当に感謝感謝です
そこでリベンジという形で今回のSSの続編を考えております
タイトルは未定ですが皆様ならスレタイですぐ分かると思います
最後になりましたがこんな下手くそな作品を最後まで読んで頂いて本当にありがとうございます!
男「また見てくれよなー」

悪人「だったらコンピュータ犯罪だ! ネット社会に俺の名を刻むぜ!」

悪人「適当に作ったコンピュータウイルスを、世界中にばら撒いてやる!」カタカタ…

女「私も手伝います!」カタカタ…



プログラマー「なんだこのワクチンは!?」

プログラマー「一見するとものすごく適当に作られているが、それゆえに」

プログラマー「ウイルス側も上手く対処できず、ウイルスが次々消滅していく!」

プログラマー「まさに……史上最強のワクチンといえるだろう!」

プログラマー「これでサイバー犯罪の進歩は最低10年は足止めされるだろうな……」

~ 悪人の自宅 ~

悪人「くそっ、なにやってもうまくいかねえ!」

悪人「どうやら日本の犯罪防止システムってのは想像以上らしいな」

悪人「すまねえな、こんな情けない夫で……」

女「いえ、いいんです!」

女「私はあなたにずっとついていきます!」

悪人「ふっ、なにをやっても不運続きな俺だが」

悪人「お前と結婚できたことはまちがいなく幸運だな」

女「そんな……」ポッ

ワイワイ…… ガヤガヤ……

悪人「ん? 外が騒がしいな。ちょっと見てくるか」

>>110
ワロタwww

悪人「なんだこりゃ……」

女「人が大勢集まってますね……」

ワイワイ……

「やっと見つけた!」 「こんなところにいたんですか!」 「命の恩人!」

「おお、英雄が出てきたぞ!」 「恩返しをさせて下さい!」 「ぜひお礼を!」

「キャー、かっこいい!」 「英雄万歳!」 「息子を助けてくれた人だ!」

「あなたのおかげで彼女ができました!」 「日本のスーパーマン!」 「すげ~」

ガヤガヤ……

悪人「…………」

悪人「なるほど、そういうことか」ニヤッ

悪人「俺はまともな悪事をなにひとつ成し遂げられていないと思ってたが──」

悪人「どうやら一般大衆は、俺の“悪オーラ”的なものに魅せられてたらしい」

悪人「見ろ、あのバカどものツラを」

女「完全にあなたに心酔しきってますね」

女「あなたのためならなんだってやるって顔をしてますよ」

悪人「ふふふ、バカどもがこれだけいれば最高の組織を作れるぜ」

悪人「もちろん、最高の悪の組織だがな!」

女「うひょ~!」

悪人(もちろん、真っ先にやるべきことは──)

悪人(世界中に散らばる、俺たちのライバルとなるであろう悪の組織の壊滅だ!)

悪人「よく集まってくれた、てめえら!」

悪人「俺たち夫婦は喜んで、てめえらを仲間に迎える!」

悪人「俺たちで、世界中の悪を徹底的にぶっ潰そうぜ!」バッ

女「叩き潰しましょう!」

オーッ!!!!!

「やってやろう!」 「英雄のもとで!」 「警察だけに任せておけない!」

「自分たちの手で!」 「悪をやっつけるんだ!」 「俺たちならやれるっ!」

ワァー……! ワァー……!

悪人「ぐへへ……バカなヤツらだ。あっさりと洗脳されやがった」

女「作りましょう。私たちの悪の世界を!」



─────

───
──

女「うひぉ~!」

ちくしょうwwwwww

数年後──



~ 悪の組織アジト(元悪人の自宅) ~

悪人「あれからというもの、暴力団にマフィアに犯罪組織にテロ集団……」

悪人「次々にぶっ潰したり、傘下に入れたりしてきたが」

悪人「まだまだ地球から悪はなくならねえ!」

女「ええ、だけど確実に悪は減っているわ」

女「私たち以外の悪を撲滅する日まで、頑張りましょう!」

悪人「ぐへへ……そうだな。お前とお腹の子のためにも頑張らなきゃな……」



悪人「俺たちの悪行はこれからだ!」





                                   ─ 完 ─

有能な馬鹿w

よくこんなつまらんもの書けるな
さすがSS作者様()

>>138  乙

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