トロピカルランドにて

コナン「きっとここで取引してくるはずだ」

阿笠「新一、ワシはもしものために車で待機しておるぞ」

コナン「わりーな巻き込んで、今まで色々ありがとうな博士」

阿笠「気にするなワシはお前に会えて本当に良かったぞ」

コナン「きっとジェットコースターに乗って偵察してるはずだ」

阿笠「ほう」

コナン「先回りしてジェットコースターに乗ろう」

阿笠「名案じゃな」

ジン「たく、何時間待たせんだよ」

ウォッカ「兄貴、観覧車にしましょうぜ」

ジン「ジェットコースターの方が良いだろ」

ウォッカ「しかし」

ジン「うるせーな！男二人で観覧車なんて乗れるかよ」

コナン「あそこだ！！このキック力増強シューズで」

コナン「死ね！」

ジン「ぐはあ！！」

ウォッカ「兄貴」

歩美「おじさん」

元太「おい、おじさんしっかりしろよ」

コナン「なにしてんだ逃げるぞ」

歩美「酷いコナンくん、このおじさんはみんなを遊園地の連れてきてくれたのよ」

コナン「何言ってるんだ。みんなを誘拐して」

光彦「何言ってるんですか？みんな同意の上で一緒に来たんですよ」

コナン「そ、そんな・・・おい灰原はどこだ」

光彦「知りませんね。一緒じゃないんですか」

コナン「くそ！！あれはミスリードか」

元太「おい、どこに行くんだよ。おじさんに謝れよ」

コナン「灰原ー灰原ー！！」

阿笠「どうしたんじゃ新一」

コナン「あの酒瓶はミスリードだ。犯人は別にいるんだ」

阿笠「・・・」

コナン「くそ、他に手がかりは」

阿笠「・・・」

コナン「何かなにか見落としているはずだ」

阿笠「すまんな。犯人はワシじゃよ」

コナン「なんだって？」

阿笠「今日の朝、目玉焼きはソースか醤油かで意見が割れたんじゃよ」

コナン「・・・」

阿笠「それで急にカッとなって・・・死体は押入れの中じゃ」

コナン「そんな！！」

阿笠の自宅にて

阿笠「そこの奥の寝室の押入れの中じゃよ」

コナン「・・・」ガチャ

みんな「ハッピーバースデイ！！」

コナン「なんだこれ」

灰原「江戸川くんを驚かせるためにみんな隠れていたのよ」

コナン「なんだ。そんなことか」

阿笠「そんなワシはこんなことに聴いておらんぞ！！」

コナン「へっ」

阿笠「いつもいつも新一ばかり目立ちおって、もう我慢ならん」

光彦「危ないコナンくん！！ぐはあ！！」

阿笠「死ね！どいつもこいつも死ねばいいんじゃよ」

コナン「正気を失ってやがる」

阿笠「死ね！死ね！死ね！死ね！死ね！」

歩美「ぐへ」

元太「ぐはあ！」

毛利「おうふ」

蘭「新一ぃーーーーー！！」

光彦「ぐへ」

服部「しもうた」

コナン「何だあの武器はみんな一撃で死んで仕舞う」

灰原「工藤くん気をつけて、阿笠博士の殺戮兵器よ」

阿笠「殺戮兵器じゃないわい。これはワシの失敗作じゃ」

コナン「失敗作でこの威力なんなんだあれは」

灰原「多目的ハンガーよ。色んな形になるから何でも掛けれて便利よ」

コナン「灰原も使ってるのか！？それじゃあそれで応戦しよう」

灰原「でも今は押入れの中よ」

コナン「ここからじゃ結構距離があるな・・・おし今がチャンス」

灰原「ダメ！！押入れには見られたくないものがあるの！！」

コナン「何だこれは！？灰原の死体」

阿笠「そうじゃよ新一、君が灰原くんを殺したんじゃ」

コナン「おい、俺元の体に戻ってるぞ」

阿笠「目を覚ますんじゃよ新一」

コナン「はあ？」

阿笠「コナンは君が幼少の頃に作った別の人格じゃ」

コナン「おい、どういうことだよ」

阿笠「君は幼少の頃に幼馴染みの灰原くんを殺したんじゃ。それがトラウマになって、コナンという別の人格を作り上げたんじゃよ」

新一「そ、そんな・・・」

新一「・・・おかしいだろ。何で幼少の頃に死んだ死体が綺麗に残ってるんだよ」

阿笠「・・・それは、それは蝋人形じゃよ」

新一「蝋人形・・・どう見ても本物だろ」

阿笠「・・・」

コナン「あれれ、新一兄ちゃんがいるよ」

新一「コナン！？待て俺がコナンのはずだ」

コナン「何言ってるのコナンは僕だよ」

コナン「新一兄ちゃん、君は偽物なんだよ」

新一「俺が偽物！？うわああああああ」

阿笠「ようやく記憶を取り戻したみたいじゃな」

コナン「これでコナンと新一は一心同体になれる」

新一「くそ、させるか」

コナン「くそ、新一が逃げたぞ。何をぼーっとしてる追え！！」

阿笠「はっ」

阿笠「君はコナンの遺伝子から生まれた偽物なんじゃよ」

新一「俺が偽物。クローンなのか」

阿笠「そうじゃ、ワシもコナンから生まれたクローンなんじゃよ」

コナン「クローンごときがベラベラと喋りおって」

阿笠「お許しを～」

コナン「死ね！」

阿笠「ぐへ」