コナン「光彦が車に轢かれただと!?」 (220)

元太「バッティングの練習をしようと思ったらボールを忘れちまってよ」

元太「仕方がねえから光彦をボール代わりにバットで打ってたんだが」

歩美「元太君のフルスイングで後頭部を強打された光彦君が道路に飛んじゃって、そのまま車に轢かれちゃったの!」

コナン「バーロー! 何故顔面を強打しなかった!?」

灰原「ごめん江戸川君そのツッコミの意味がわからないわ。救急車は呼んだのよね?」

元太「ああ。道路に放置してあった光彦を轢いてから病院に搬送してくれたぜ」

灰原「そ、そう」

歩美「でも光彦君を轢いた車はあの後すぐ逃げちゃって……」

コナン「その車に何か特徴は?」

歩美「確か……>>5

博士の車

フォルクスワーゲン、ビートル

歩美「フォルクスワーゲン・タイプ1、愛称ビートルの車だったよ!」

コナン「詳しいな歩美ちゃん、車種に詳しい女は嫌いじゃないぜ」

歩美「えへへ」

コナン「しかしビートルといえば博士の車……まさか博士が……?」

灰原「博士の家に行ってみましょう。車に何か痕跡が残っているかもしれないわ」



 博士の家

灰原「これが博士の車だけれど……どう? 小嶋君、吉田さん?」

元太「ああ、俺たちが見た車もこんな感じだったぜ……」

歩美「あっ! ねえ見てこの車! 車体に>>15があるよ!」

光彦の肉片

kskst

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 09:50:21.45 ID:YnDdQ5mz0
元太「歩みのま、いや!kskstの味だ!」
歩美「kskstってなに?」
光彦「なにを言ってるか全くわかりませんね。うな重の食べ過ぎでついに頭がいかれましたか。」
コナン「(そういや、博士は光彦にのますと葉緑体になるっていってたが、元太も同じか?まさか>>42にはならないだろうな。」

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 10:01:53.17 ID:YnDdQ5mz0
すみません、落としてください

76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 10:04:44.88 ID:YnDdQ5mz0
もういいので、書き込まないでください

歩美「光彦君の写真が車体に貼られてる!」

元太「でもこんな写真、光彦が轢いた車には貼ってなかったぜ?」

灰原「じゃあ……犯人は博士じゃない、別のビートルに乗った人物ってこと……?」

コナン「……」

阿笠「おお、どうしたんじゃみんな」

歩美「あ、博士!」

阿笠「家に来たのなら言ってくれればジュースと菓子ぐらい出したのにのう」

元太「じ、実はよ……」



阿笠「なんと! ビートルに乗った奴が光彦君を轢き逃げ!?」

阿笠「同じビートルに乗る物として許せんな……」

歩美「ねえ博士、博士以外のビートルに心当たり無い?」

阿笠「そうじゃのう……>>26

最近服部くんがビートルを買ったといっていたのう

阿笠「最近服部くんがビートルを買ったといっていたのう」

コナン「服部が!?」

阿笠「ワシも服部君が光彦君を轢き逃げしたとは考えられんが……他に心当たりが無いのも事実じゃしのう」



コナン「まさか服部が……だが奴はそんなことをする奴じゃ……」

歩美「しっかりしてコナン君! 身近な人が犯人だってのはミステリーじゃよくある話だよ!」

コナン「! 確かに!」

灰原「なんという手のひら返しの速さ」

コナン「よーし、ちょっと服部に電話をしてみる! さっき光彦を轢いたのなら奴もまだ近くにいるはずだ!」ピポパポ

 トゥルルル トゥルルル ピッ

服部『何や工藤、急に電話かけて来よって……』

コナン「服部! 今どこにいる!?」

服部『今? 今やったら>>34におるけども……それがどないしたんや?』

コナンの後ろ

LAN姉ちゃんの部屋

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 09:50:21.45 ID:YnDdQ5mz0
元太「歩みのま、いや!kskstの味だ!」
歩美「kskstってなに?」
光彦「なにを言ってるか全くわかりませんね。うな重の食べ過ぎでついに頭がいかれましたか。」
コナン「(そういや、博士は光彦にのますと葉緑体になるっていってたが、元太も同じか?まさか>>42にはならないだろうな。」

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 10:01:53.17 ID:YnDdQ5mz0
すみません、落としてください

76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/14(月) 10:04:44.88 ID:YnDdQ5mz0
もういいので、書き込まないでください

コナン「蘭の部屋だと!? 服部てめぇ! 俺のサイドンに何しやがった!?」

服部『何もしとらへんて……ただ、急にお前の顔が見たくなって探偵事務所まで来たんやけど』

服部『事務所の扉に鍵はかかってへんのに中に誰もおらんくてのォ……』

服部『空き巣が入りこんだんちゃうやろか思て、一番空き巣が狙いそうなあの角の姉ちゃんの部屋を調べてたんや』

コナン「ああ……おっちゃんは競馬場、蘭は買い物じゃねぇかな……そんでどっちかが鍵をかけ忘れちまったんだろう」

服部『何やそんだけか……部屋も荒らされてへんし、実際空き巣はおらんみたいやな』

コナン「それより服部……今からそっち行くから、事務所でくつろいでいてくれ」

服部『ん? ああ、待っとるでー』

 ピッ

コナン「……もし服部が犯人なら……俺たちに問い詰められて何か攻撃してくるかもしれないな……」

阿笠「よし、ワシの発明した>>46を持って行くと良い。きっと何かの役に立つ」

蘭君の角

無反動砲

武器じゃねーか

コナン「無反動砲……こいつは強力な武器になるぜ……」

灰原「いやもう本当にただの武器よね? 持ってて平気なの?」

コナン「兵器ではあるかな」

灰原「上手いこと言わないでいいから」

コナン「よし、着いたぞ……毛利探偵事務所だ」

 無反動砲を構え、ゆっくりとドアを開けるコナン。

 部屋の中を覗き込んだ少年探偵団の四人の目に飛び込んできたのは。

コナン「こ、これは!」

 >>56だった――!

ベトナム人襲来

剣持警部のアナル

灰原「いやもう本当にただの武器よね? 持ってて平気なの?」

コナン「兵器ではあるかな」

屁がでたわwwwwwwwwwwwwwwww

ベトナム人を書き分ける事できんの?

ベトナム人「チャァアオォゥ!」

コナン「うわぁ!?」

歩美「ベトナム人が襲来してきた!」

服部「工藤! そいつを止めるんや!」

コナン「わかった! あばよ、名も知らぬベトナム人!」

 コナンは素早く無反動砲の狙いを定め、砲弾を発射した。

 放たれた砲弾はベトナム人に命中し、ベトナム人の肉体が弾け飛ぶ。

 なんということでしょう。

 壁に叩きつけられた血肉、白く美しかった壁紙を真っ赤に染め、

 ソファや床にも血肉が飛び散り、辺り一面、地獄なような光景へと変貌を遂げたのです。

コナン「リフォーム完了。こいつぁ劇的なビフォーアフターだぜ」

灰原「いや何やってんのよ。この処理どうすんのよ」

歩美「元太君に食べさせたらいいんじゃない?」

元太「ええー、人肉ってあんまり美味くねぇんだけど……」

服部「よ、よくやったで工藤……う……」

コナン「どうした服部!?」

服部「じ、実はあのベトナム人に一撃喰らってしもて……」

灰原「あと多分さっきの無反動砲の一部喰らってたわよね」

コナン「服部! しっかりしろ服部ー!」

服部「……」

コナン「服部ィィイ!」

歩美「落ち着いてコナン君! まだ息はあるわ!」

コナン「何だ生きてんのかよ! 焦らせんなバーカ!」ゲシッ

灰原「うわぁ」

コナン「とりあえず救急車呼んでおくか……でも服部がこの様子じゃあ、ビートルについて情報は聞けねえな……」

歩美「じゃあ、そうだなぁ……轢き逃げの現場に戻ってみる?」

 轢き逃げの現場

灰原「あれ? 小嶋君は?」

コナン「事務所のベトナム人食い続けるだけの簡単な仕事を任せるために置いてきた。あと大きさが邪魔」

灰原「そ、そう」

歩美「ほらこの道路、光彦君の血ですごい汚れてるでしょ?」

コナン「うわぁ汚ぇ」

歩美「ホントだよね! 漂白剤撒く?」

灰原「現場保存のためにやめておきなさい」

コナン「……ん?」

コナン「道路に……>>71が落ちてる?」

蘭の靴と 下着

白いシルクハット

>>71
なんでだよ

コナン「ペロッ……これは蘭の靴と下着!」

歩美「じゃあ蘭お姉さんがこの現場に来てたってこと!?」

灰原「でも犯人とは考えにくいわね……運転中に人を轢き逃げして靴と下着を放置するなんて雑技団でも難しい芸当よ」

コナン「ということは蘭は轢き逃げの前後にここに来て、靴と下着を脱いで置いて行ったのか?」

歩美「何? 蘭お姉さん露出狂なの?」

コナン「それはそれでそそるな!」

灰原「ダメだこいつ」

コナン「うーん、蘭の奴電話に出ねえな……」

灰原「何かあったのかしら……」

歩美「職質とか?」

灰原「完全に露出狂だという前提での発想よねそれ」

コナン「そうだ、現場を調べた刑事がいるはずだ! 多分十中八九高木刑事とかだろうから聞いてみよう!」

 トゥルル トゥルル ピッ

高木『もしもし? 高木ですが……』

コナン「高木刑事!? コナンだけど、光彦轢き逃げ事件については知ってるよね!?」

高木『ああ……今捜査中だけど……』

コナン「何か情報があったら流してくれない!?」

高木『捜査情報を流せとかサラっとすごいこと言ってくれるねえ、コナン君……あ、でも、アレなら言ってもいいかな……?』

コナン「アレって?」

高木『実は、>>83って情報があるんだよ』

歩美が非処女

別の光彦君が別の場所で轢かれた

いつもの光彦だった

コナン「別の光彦が別の場所で轢かれた!?」

高木『ああ……光彦君が最近細胞分裂を起こして二人になったのは君も知っているだろう?』

コナン「う、うん……細胞分裂の瞬間があまりにキモすぎて今でも覚えてるよ……」

高木『学校で突然細胞分裂だもんねぇ、キモさに女子生徒が何人も嘔吐して学級閉鎖になったんだよね』

コナン「おかげでこうやって平日遊べるんだけどね」

高木『それで、その別の光彦君も別の場所で轢かれたんだ。せっかくだから場所も教えようか?』

コナン「うん、お願い」

高木『別の光彦君が轢かれた場所は>>94だよ』

大阪

マサラタウン

>>94つまんね

 ピッ

コナン「マサラタウンか……」

灰原「リアクションで大体事情は把握できたわ。まさか別の光彦君も轢き逃げされていたとはね……」

コナン「今すぐマサラタウンに行こう。歩美ちゃん、空を飛ぶだ!」

歩美「うん!」



 マサラタウン

コナン「着いたぞ……ここがマサラタウンだ……む、あの血の跡が現場か……」

歩美「相変わらず汚いね! 漂白剤撒いとく?」

灰原「だからやめなさいって」

コナン「そして……こっちにも妙なものが落ちてるな……」

コナン「これは……>>108か」

夏目漱石

カイエン

コナン「夏目漱石が落ちてる……つまり旧千円札が落ちているぞ!」

コナン「本物の夏目漱石じゃ『落ちてる』じゃなくて『倒れてる』になるし、そもそもポケモンの世界に夏目漱石とかいろいろおかしなことになるしな!」

灰原「今更何がおかしいとか考えなくてもこのスレ1から10まで全部おかしいわよ」

コナン「しかしどうして旧千円札が……?」

歩美「光彦君、マサラタウンに何か買い物でもしに来たのかな?」

コナン「いや、マサラタウンにフレンドリィショップはない……」

灰原「とりあえず、何か目撃証言がないか聞き込みしてみましょう」

歩美「あ、あそこにいるのは>>117さんじゃない!?」

カイエン青山

カイエン青山「マサラタウンってすげぇオシャレだと思うんですけど」

カイエン青山「結構緑あるじゃないですか」

コナン「おーい! カイエン青山さーん!」

灰原「本名で呼んであげなさいよ」

コナン「すみません、実はある轢き逃げ事件の情報を集めているんですが」

歩美「何か目撃情報ありませんか!?」

カイエン青山「>>126

ごめんなさい

カイエン青山「ごめんなさい、何も見てないんですよ」

歩美「えーっ!? 何かいかにもこの土地を欲しそうに見て回ってたのに!?」

カイエン青山「マサラタウンに土地買うのってやばいっすか?」

灰原「さあ……?」

コナン「この人からは有力な情報は得られそうにないな……他をあたるか……」

カイエン青山「サイホーン乗りてぇ」

コナン「カロス行け」



コナン「米花町に戻ってきたが……捜査が進まなくなってきたな……」

コナン「何か少し頭をリフレッシュさせる必要があるかもしれない……」

歩美「じゃあ、>>133しようよ!」

残り二人になるまで住民含めて殺し合い

歩美「残り二人になるまで住民含めて殺し合いしようよ!」

コナン「なるほど! そりゃあすげぇリフレッシュになるな!」

灰原「え、ちょ」

コナン「今すぐ住民全員にこのことを知らせてくるぜ!」


 コナンの言葉に、米花町は大いに盛り上がった。

 商店街の店員、学校の教師、工事現場のおっさん、サラリーマン、主婦、幼女、探偵、犯人。

 すべての住民が手に武器を持ち、米花町内で殺し合った。

 刃物で肉は裂かれ、鈍器で頭蓋骨は砕かれ、ロープで首が絞められる。

 そんな殺戮が延々と繰り返され、数か月後。

 米花町には、コナンと>>141だけが残った。

まーくん

金田一一

コナン「まさかアンタが残るとは思わなかったぜ……」

マー君「……」

コナン「いやホント何でお前なんだよ」

コナン「ここはコナンキャラ選べよ。何でリアルの奴持って来ちゃうんだよ」

コナン「扱いに困るんだよこういうの。安価だから何出してもいいんだろって思ってんじゃねえよ死ねよ」

コナン「まあ別にいいけどさ」

コナン「事件の謎は全部解けてるから」


 推理タイム入ります
 安価無いよ

コナン「まず第一の事件……元太が後頭部をバットで打ち抜いた方の光彦の事件だ」

コナン「轢き逃げ犯の乗っていた車はフォルクスワーゲン・タイプ1……ビートルの愛称で親しまれている車だ」

コナン「この事件の犯人は誰だったのか?」

コナン「阿笠博士の証言から、服部がビートルを購入したという証言があり、俺たちは服部を疑った」

コナン「だがそこが大きな間違いだったんだ」

コナン「服部の年齢は高校二年生……」


コナン「普通自動車の免許は、18歳未満の奴には取得できない」

コナン「つまり光彦を轢き逃げしたのは服部ではありえないんだ」

コナン「俺たちとの会話で、服部は一度も『ビートルを買った』とは言っていないしな」

コナン「そうなると、服部がビートルを購入したという証言が疑わしくなる」

コナン「一応免許を持っていない奴でも車は買えるが、買う理由が無い」

コナン「すると、ここで再び怪しくなってくる人物がいる……」


コナン「阿笠博士だ」

コナン「服部に罪を着せるため、嘘の証言をしたというのは大いに考えられる」

コナン「轢き逃げの際に着いた血は洗えば落とせるし」

コナン「光彦の写真は、轢き逃げ後に車体に貼ることも可能だ」

コナン「しかしあくまでこれは可能性でしかなかった……」

コナン「阿笠博士が犯人だと断定する証拠が無い……」

コナン「そこで思い出して欲しい」

コナン「あの現場に残されていた証拠品……」


コナン「蘭の靴と下着についてだ」

コナン「あのときは灰原は言った」

コナン「運転中に人を轢き逃げして靴と下着を放置するなんて雑技団でも難しい芸当だと」

コナン「だが……」


コナン「運転していたのが博士、後部座席にいたのが蘭だったら……どうなる?」

コナン「蘭は博士のビートルの後部座席に乗っていて、そこでこっそり靴と下着を脱ぎ」

コナン「外へ放り捨てたんだ」

コナン「何故そんなことをしたのか? それには二つの理由がある」

コナン「一つは、バッティング練習をしていた元太たちが見えたから」

コナン「元太たちに気付いてほしかったから、自分の体液や足の指紋がついているであろう下着と靴を窓から捨てたんだ」

コナン「では何故気付いてほしかったのか?」

コナン「それは当然……助けて欲しかったからさ」


コナン「阿笠博士に誘拐されていた自分をな」

コナン「思い出してくれ……服部の言葉を」


 服部『何もしとらへんて……ただ、急にお前の顔が見たくなって探偵事務所まで来たんやけど』

 服部『事務所の扉に鍵はかかってへんのに中に誰もおらんくてのォ……』


コナン「そう……博士に誘拐されていたから蘭は家にいなかったんだ」

コナン「おそらくおっちゃんも同時に誘拐されたか、もしくは別の場所で既に殺されていたんだろう」

コナン「そして俺は……殺し合いの騒ぎに乗じて、博士の家に行って、家を調べた」

コナン「すると見つかったよ……」


コナン「変わり果てた蘭の姿がな」

コナン「阿笠博士にレイプされ続けた蘭は何かもう……何て言うんだろう」

コナン「アレ……汚いボロ雑巾を煮込んだ豚汁を人間の形にしたら多分あんな感じになると思う」

コナン「上手く表現できないけどまあいいやあんなサイドン」

コナン「正直歩美と灰原の方が可愛いし」

コナン「そうして俺は阿笠博士を犯人として断定したんだ」

コナン「ここまで話を整理しよう」

 阿笠博士、蘭を誘拐する。同時におっちゃんを処理する
  ↓
 阿笠博士、逃げる途中で光彦を轢き逃げする。同時に蘭が下着と靴を窓から捨てる
  ↓
 家に着いた阿笠博士は車に着いた光彦の血を洗い、光彦の写真を車体に貼って「光彦を轢いた車にはこんな写真貼ってなかっただろう?」と言い逃れできるようにする
  ↓
 コナンが阿笠博士の家に行き、阿笠博士は服部に罪を着せようと嘘の証言を言う

コナン「よーし、なんとかまとまったな」

コナン「そして次に阿笠博士は、俺たちが毛利探偵事務所に向かったのを確認すると、再び車を出し、毛利探偵事務所へ向かったんだ」

コナン「俺たちより先に毛利探偵事務所に行き、服部を始末するためにな」

コナン「服部を早く始末しないと、服部がビートルを購入したってのが嘘だってバレちまうからな」

コナン「しかし相手は剣道の有段者の服部平次だ……老人である博士が簡単に殺せる相手じゃない」

コナン「そこで博士が利用したのが……」


コナン「通りすがりのベトナム人だ」

コナン「ベトナム人に金を手渡し、服部平次、及び俺たちを襲撃するように言う」

コナン「そうすることで服部はベトナム人によって殺害され」

コナン「ベトナム人は無反動砲を手渡された俺によって口封じできると考えたんだ」

コナン「そして自分は家に車で戻る」

コナン「そのときだろう」


コナン「もう一人の光彦を轢いてしまったんだ」

コナン「阿笠博士は焦った」

コナン「まさか一日に二度も光彦を轢いてしまうなんて、と」

コナン「そこで博士は、轢き逃げを誤魔化すために」

コナン「光彦をマサラタウンへ運んだんだ」

コナン「そしてこっそり道端に血と光彦の死体を置き、いかにもマサラタウンで轢き逃げされたように見せかける」

コナン「そうすることで、遠いマサラタウンにで起きた事件なのだから、米花町の住民である自分は関係ないと警察に思わせようとしたんだ」

コナン「何故死体が移動されたと断言できるのか?」

コナン「あのとき唯一あった目撃証言……それがこの推理の鍵だった」


コナン「カイエン青山の、何も見ていないという証言だ」

コナン「マサラタウンの土地が気に入ったカイエン青山が、轢き逃げの目撃を一切見ていないというのはおかしい」

コナン「つまり……」

コナン「マサラタウンで轢き逃げは起こってなかった!」

コナン「別の場所で轢き逃げされた光彦が、死体の状態で移動されただけだった!」

コナン「そう推理することができたんだ」

コナン「だが勿論、カイエン青山が本当に見逃したという可能性もゼロじゃなかった」

コナン「そこでマサラタウンに落ちていた証拠品……」

コナン「夏目漱石……旧千円札の登場だ」

コナン「今の時代、ほとんど千円札が野口英世だ」

コナン「旧千円札を持っている人間は、大体2つのパターンに分かれる……」

コナン「せっかくだから記念に一枚ぐらい持っておこうというパターン……」

コナン「もう一つは……長いこと使っていて愛着が沸いたパターン……」

コナン「後者のパターンは……特に老人に多い……」

コナン「そう思って……俺は殺し合いの騒ぎに乗じて、旧千円札の指紋を調べた」

コナン「そうしたら……検出されたよ」


コナン「阿笠博士の指紋がな」

コナン「これが今回の事件の全貌だ」

マー君「……」

コナン「うん、まあそりゃあポカーンって顔になるよな」

コナン「でもしょうがないじゃん……犯人の博士も死んじまって問い詰める相手がいねぇんだよ……」

コナン「さて……町の住民が残り二人……俺とアンタだけになっちまったわけだが……どうする?」

マー君「そうだね……殺し合いは飽きたし……」

コナン「せっかくマー君とこうやって会えたんだし……そうだ、バッティングの練習でもさせてくれよ!」

マー君「いいね! あ、でもボールが無いな……」



コナン「仕方がない、光彦を使うか」

 終わり

その頃のカイエン
カイエン「ここが米花町か・・・ん?」

コナン「あははははー」ゴキン

田中「コナン君すごいなー」ブシュ

カイエン「あれ?マーくん今日先発じゃねぇの」

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