『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』 (1000)

このスレに関しての注意

・うぷぷ! タイトル通り、安価とコンマを多用するスレだよ

>>1が履修しているのは1・2・V3のみみたいっすね

・設定及びキャラ崩壊の可能性が高いわね

・俺達V3勢が79期生として希望ヶ峰学園に入学した世界線だってさ! 嘘じゃないよ!!

・日向君や他の仲間を操作して皆の依頼を達成していくゲーム……だと思うよ

・安価の連取りは一人二回まででお願いしまちゅ!

・酷いエログロやあまりにも鬼畜な安価は無効にさせていただきますぞ!

・すでに相談内容が決まっているキャラも何名かいるそうじゃのう

・ぐ、グダグダになっても許してくださーい! 何でもしますからぁ!!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1691056866

まずは、簡単な自己紹介から始めようと思う。

俺の名前は「日向創」

希望ヶ峰学園の予備学科生……だったはずが、ひょんな事から「超高校級の相談窓口」としての才能を買われ、77期生として希望ヶ峰学園に編入して来た……言わば編入生だ。
ただ人の話に耳を傾ける事にどれだけの価値があるかはまだよく分らないけど……千載一遇のチャンスなんだ。俺に出来る事ならなんだっってやってやるさ!!

「と、言うわけで早速空き教室を借りて『超高校高級の相談窓口』を開いてみたものの……何日経っても閑古鳥が鳴くばかり。七海が時々遊びに来てくれるぐらいで、誰も相談になんか来てくれない……そのはずだった。

チュートリアルクエスト 左右田の依頼を解決せよ

「よう。相談窓口ってこの教室で合ってんのか?」

ガラガラと教室のドアが開かれ、黄色いつなぎを来た男が中へと入ってくる。

「左右田じゃないか」

「おう」

こいつの名前は「左右田和一」超高校高級のメカニックとしての才能を持つ俺のクラスメイトだ。派手な髪型をしていて、一見近寄りがたい雰囲気を感じなくもないが、実はビビリの人思いで、ツッコミが得意なクラスのムードメーカーの一人。
しかしこいつの相談内容か……まぁ十中八九「あのこと」なんだろうが……

「実は俺さ、↓2の事が好きなんだよ」

01~50 当然ソニア
51~60 まさかの澪田
61~70 まさかの小泉
71~80 まさかの西園寺
81~90 まさかの罪木
91~00 1及びV3キャラに派生、再安価

ウッソだろおい……なんで1/10を引くんだよ!?

↓2

1~50 1キャラ
51~00 V3キャラ

↓2

01~20 赤松
21~40 東条
41~60 アンジー
61~80 入間
81~00 夢野

ちなみに赤松を引いた場合高確率で失恋確定です(憐れ左右田)

いや流石に草

「……は?」

左右田からの一言を聞いた途端、咄嗟に口から漏れていた。

「いやだから赤松だよ赤松、79期生で超高校級のピアニストの」

赤松楓……俺達の二年後輩の79期生として今年希望ヶ峰学園に入ってきた超高校級のピアニストだ。
誰にでも優しく、人柄も良い。皆の意見を纏めるのも上手く、頼りがいもあるというヒロインの鑑みたいな子で、左右田が惚れるのも無理はない話ではあるのだが……。

「お、お前、ソニアはどうしたんだよ! あれだけ毎日ソニアさんソニアさん言ってたじゃないか!?」

「ああ、ソニアさんは……」

↓2

01~20 田中とつきあい始めた
21~60 告白したがキッツパリと振られた
61~80 未練がないわけではないが自主的に諦めた
81~00 え? 勿論ソニアさんも好きだけど?

お風呂入って来ます。

左右田くんがクズ候補にならなくてボクは一安心だよ……


「花束用意して学校の屋上に呼んで告白したんだけどよ……『貴方のことはギリギリ友人と見れても恋人とはみられないのです』ってキッパリ振られた……」

「お、おおう……」

いやまぁそうなるだろうなという予感はしていた。普段のソニアの左右田への態度しかり、脈がないのは誰が見ても明白だったからだ。一報で左右田の悪友である田中には熱っぽい視線を送ることが多いし……

「じ、事情は分ったが何で赤松なんだ? いや赤松がいい娘なのは分るけど、同じクラスの女子しかし、78期生のみんなしかり魅力的な女子なら他にも沢山いると思うんだが」

「>>↓2」

ちょっと可哀左右田過ぎる&左右田が希望ヶ峰学園女子全員に告白するというビジョンが思い浮かばないのでちょっとだけ解釈を変えます。

「……たから」

「……は?」

「だから! 他のクラスメイトの奴ら全員に振られたんだよ!! 澪田にも小泉にも西園寺にも罪木にも! 俺が「ちょっとでも脈あるんじゃねーかな?」っって思った女子に告ったら全員纏めて「ごめんなさい」だよ! 涙なんて涸れ果てたよ!!」

「うわぁ……」

話しを聞いて分ったが、今の左右田は冷静じゃない。ソニアに振られたたのが相当参っているのか女子に手当たり次第告白しているようだ。それでクラスメイト以外の女子……その中でも一番タイプだった赤松に告白しようとしているらしい。
ハッキリ言ってこれは不味い。何とか左右田を落ち着かせないとこのまま暴走して手当たり次第に女子に告白しかねない。

どうやって左右田を落ち着かせる? >>2

間違えた↓2

(……こんな手段はあまりとりたくなかったんだが……しかたないか)

「分った。今のお前にピッタリの助っ人を呼んでやるよ」

「ほ、本当か!!?」

「ああ……ちょっとだけここで待っててくれ、今呼んでくるから……」

終里……じゃだめだ。食べ物で簡単に釣れるだろうが頭をあの脚で狙われたらガチで後遺症が残る一撃を加えられかねない。大神……は、山籠りで学園を留守にしているんだったっけか。
春川辺りは手加減して良い一撃を加えてくれそうだが、肝心の春川のことを俺はよく知らない。……事情を説明するだけで左右田を落ち着かせる(物理)してくれそうな人物と言えば……

「あいつぐらいしかいないよなぁ……」


……………………


「と、言うわけで日向さんからの依頼で不埒にも程がある男死を成敗しに参りました! 超高校級の合気道家「茶柱転子」です!!」

「え、ちょっ、まっ、お、おい日向これはどういう……!」

「すまないな、左右田。今のお前はどう考えても冷静じゃない。とりあえず一旦落ち着いてもらうぞ」

「いやそれにしたっってお前の言葉で落ち着かせるとか色々選択肢があっただろ!? 何で初手で一番ぶっっそうな物理系女子を呼んできたんだよ!?」

「問答無用! きえぇええええええええええええええい!!」

──それは、一瞬の出来事だった。茶柱は目にも止まらないスピードで左右田に近寄ったかと思えばクビと左腕に手を回し、思いっきり締めたあとでクビに回した腕をグリッと半回転させる。ゴリュッ!! という嫌な音が部屋に響き、左右田は白目を剥いてピクリとも動かなくなった。


「お、おい! 大丈夫なのかそこまでやって!!?」

「安心してください。幾ら不埒な男死とは言えこの転子、命までは取りません。後遺症も残りませんよ。一時間ほどは気絶したままでしょうけれどね」

「それでは依頼は完遂したのでこれで」と茶柱は教室を去る。俺の中で「怒らせてはいけない生徒ランキング」が更新された瞬間だった。


本日はここまで。明日も2~3時間ほどお付き合いいただければと思います。

では本日もに時間ほどお付き合い願います。
……それにしてもさっさとソニアか誰かに告白させてフラせたあと日向に慰めさせて友人キャラ兼便利アイテム制作陣として便利キャラさせるはずがどうしてこうなった……。

「う、ううん……」

「お、おい。大丈夫か左右田」

茶柱が教室を去ってからおよそ1時間後、ようやっっと目覚めた左右田は……
01ほど落ち着いた99ほど落ち着きを取り戻していない茶柱による制裁補正-20↓2

49-20=29 そこそこ落ち着いたようだ

「あ、ああ……すまねぇ、言われてみりゃ確かに暴走気味だったわ。よくよく考えてみりゃクラスの女子殆どに告白なんて行為自体どうかしてたわな」

ああ良かった、いつもの……と言って良いのかどうかは分らないが、ある程度いつもの左右田に戻ってくれたようだ。これでダメなら玉砕覚悟で赤松に告白する手伝いをしなければならなかった。

「あとで皆にも謝っとけよ。多分いきなり告白なんてされて滅茶苦茶驚いてたと思うぞ」

「ああ……ほんとすまねぇ」

「……それはそうと、お前赤松とそんなに仲良かったのか?」

「ああ?そりゃ(コンマ↓2-補正20)」

76-20=56 友人寄りの知り合い程度の関係

「あいつ、超高校級のピアニストだろ? その関係でキーボードやらなんやらの色んな「鍵盤楽器」も弾くんだけどさ。その調製をメカニックの俺がする事が時々あんだよ。それで何度か顔を合せてるし話しもしてるから、最低でも知り合いの先輩程度には……思ってて欲しいなぁ(白目)」

冷静になった結果、すっかり自信を無くしてしまったようだ。赤松のことは俺も知っているが、その適度の仲だという認識で告白をして、果たして上手く行くのだろうか……?

01~60 やめとけやめとけ!
61~80 まずは赤松やその周りに探りを入れよう
81~90 フォローはしてやるから当たって砕け散ってこい
91~00 あいつもう最原と付きあってるぞ(真顔)

↓2

そういえばゾロ目来たときはどうすんの?それにしてもまさか同じコンマとはwww

「やめとけやめとけ! あいつは79期生の中心的人物なんだ。その程度の仲だってお前が認識してるなら告白なんてしない方が良い。あまりキツいことを言いたくないが、お前は恋愛ってもんを舐めてるんじゃないか?」

「うぐっ……」

左右田が言葉に詰まる。最愛だったソニアに振られてある種の錯乱状態にあったとはいえ、クラスメイトの殆どの女子に告白するという暴挙をした左右田の告白が上手く行くとは一㎜も思えない。


「じゃあどうしたら良いんだよ……」

「……」

「本当は分かってンだよ、俺だってさ。恋って奴は理屈じゃない。もっと素敵で不思議で楽しいもんだって……俺もそうなってみてえんだよ。可愛くて素敵な女の子と恋って奴がしてぇんだよ……」

「希望ヶ峰学園に来てソニアさんに合って初めて「一目惚れ」って奴をしてさ……姿を見たり声を聞いたりするだけで、嬉しくて、楽しくて、なんつーか心がぽわぽわしてさ。ああ、これが「恋」って奴なんだって分ったんだ……」

「でもそれは、結局俺だけだったんだ……ソニアさんは俺にそんな感情を少しも抱いていなかったいや、違うな。俺が抱かせられなかったんだ……」

「左右田……」

ソニアに恋をし、こっぴどく振られた結果、錯乱してしまった左右田。俺の事を「ソウルフレンド」と呼んでくれるこいつにどんな言葉を、アドバイスを掛けてやれるだろうか……

↓3

肝試しでもして2人きりになってみるか?

「は? いやあの……誰と?」

「そりゃあお前」

01~50 ソニア
51~60 澪田
61~70 小泉
71~80 西園寺
81~90 罪木
91~00 赤松

↓2

本日はここまで。なんだか遊園地かどこかで女の子と二人っきりになりそうな左右田の明日はどっちだ!?
明日も9時から11時ごろまでやりますのでよろしくお願いします

>>38 何らかしらの特殊効果を付け加えるよう調製しておきます。

遅くなりましたが再開。
当初の展開に持って行けそうで安心してますよぼかぁ……

あ、ちなみに>>42の安価による強制効果で現在の季節は夏に固定されました。そして左右田の個性を一つ忘れていたのでコンマ判定追加。


「そ、ソニアさんと肝試し……!?」

「ああ。ほら、今度学園の近くの神社で夏祭りがあるだろ? んで、それに便乗した希望ヶ峰学園恒例の肝試し大会も行なわれるのは知ってるよな? そのクジに細工してソニアとペアを組ませてやるよ。そこで男らしいリードが出来れば少しはソニアもお前の事を見直すんじゃないか?」

「そ、そりゃ夜にソニアさんと二人っきりになれるってのは魅力的だけどよ……振られたばっかだから色々と気まずいっつーか……日向って俺が幽霊とか妖怪とか苦手なこと知ってなかったか?」

1~50 すっかり忘れていた、作戦を練り直す
51~90 特訓して男らしさや度胸を付けさせる
91~00 お前達がペアの時は仕掛けはなにも起こらないように手回しまでしてやるよ

↓2

「あ……す、すまない。すっかり忘れてた……そうか、お前そういうの凄い苦手だったな」

「お、おう……思い出してくれて良かったぜ……」

すっかり忘れていた。左右田は所謂ビビリな部分があって、絶叫マシーンやらお化け屋敷やらの恐怖系アトラクションが大の苦手だったんだ……!
他に何か無いか。失恋し、傷心して落ち込んでいる左右田に何か出来る事は……!!

↓2

ええい! 考えていても仕方がない。こういう時は無理矢理にでも気分を明るくしないとダメだ!!

「えっと、じゃあそうだ! 今度○×ドームで78期生の舞園のライブがあるんだけど、一緒に見に行かないか? ほら、澪田がゲスト出演するって言ってた奴だよ。お前も澪田からチケット貰ってただろ?」

「ああ、あれかぁ……」

超高校級のアイドルである舞園と、超高校の軽音部である澪田の合同ライブ……どんなライブになるか想像も付かない(澪田の性格を知っている俺達としては何となく嫌な予感がしないでもない)が、楽しいイベントになることは間違いないだろう。
プレミアが付いているであろうチケットも澪田経由で入手済みだ。

「そうだなぁ……ライブ、アイドルのライブかぁ……っっし! 行ってみっかぁ!!」

こうして次の日曜日。俺は左右田と一緒に舞園と澪田の合同ライブを見に行くことになったんだ。


~日をまたいで日曜日当日~

01~60 時間にかなりの余裕を持って集合できた
61~70 あまり余裕はないが、ライブには間に合った
71~90 時間ギリギリだが何とかライブ開始には間に合った
91~00 ウッカリ寝坊してライブ開始時間を過ぎてしまった!!(奇数なら日向、偶数なら左右田が原因)

忘れてました↓2

「おう、左右田。随分速いな」

「おめーこそ早えじゃねぇか日向。やっぱこういうのは余裕を持って行動しねぇとな!」

ライブ当日。ライブが開催されるドーム前広場に、俺と左右田はかなりの余裕を持って待ち合わせ場所に集合していた。
これだけ時間に余裕があれば何か他に行動を起こしても(ゲーム的に言うと2回)ライブに間に合うかもしれない……

①やっぱペンライトと団扇はライブの必須アイテムだよな!(購入)
②小腹減ったし、先に軽めに何か腹に入れておこう
③念には念を入れて早めに指定席に着いておこう
④折角だし澪田に顔見せに行こうぜ!!(コンマ判定)

↓2 まずは一回目の行動

1

「さてと、それじゃあペンライトと団扇を買いに行くか」

「? 準備してきた奴じゃダメなのか? 俺ペンライトは一応自作のものを持ってきたんだけどよ……」

「その時のライブしか発売されないってパターンのアイテムは結構多いからな。俺はペンライトも団扇も買うつもりなんだが……」

「ほーん……。んじゃあ俺も団扇だけでも買っとくかね」

日向はライブ限定ペンライトと団扇を手に入れた! (ライブの盛り上がり判定に補正が入ります)

「さて、あと一回位なら何か行動できそうだけどどうするかな……」

①小腹減ったし、先に軽めに何か腹に入れておこう
②には念を入れて早めに指定席に着いておこう
③折角だし澪田に顔見せに行こうぜ!!(コンマ判定)
④その他(安価に託しました)

↓2

>>62の777の補正と組み合わせ、コンマ判定自動成功。

「いやー、助かりましたよ。まさか超高校級のメカニックの方がいらっしゃるとは!!」

ついでだから澪田に顔見せでもしようと舞台裏に忍び込もうとした俺達は、何故かスタッフ……それもこのライブのプロデューサーに頭を下げられていた。
舞台裏から聞こえてきた悲痛な叫び声が気になって事情を聞いてみたところ、なんでもライブで使う重要な機材類が纏めて不調状態になってしまったのだという。
関係者やファンにとって絶望的ともいえる状況だが、この場にいるのは超高校のメカニックである左右田だ。左右田はその圧倒的な技術力でものの数十分でライブ機材を直し尽くしてしまった。

「あー、いや。別に大した事じゃねえっっすよ。ライブに影響がなくて良かったっすマジで」

「舞園さんと澪田さんにもお二人のおかげで助かったと伝えておきます。お、それとお礼と言っては何ですがプラチナ会員限定席をご用意させていただきましたので是非そちらでライブをお楽しみください!」

ライブの席が普通席からプラチナ会員席にランクアップした! これでもっとライブを楽しむことができそうだ!!

本日はここまで。明日はちょっと早めに8時から始められそうです。果たして澪田in舞園のライブは無事に成功するのだろうか……。

再開しまーす

ザワ……ザワ……

ライブ開始直前。俺と左右田はライブ席の最前列……プラチナ会員限定席とやらに座って、ライブの開始を今か今かと待っていた。
開始前だというのに周囲から感じられる熱気と気迫は凄まじく、キチンと自我を持っていなければこの波に呑み込まれてしまいそうだ。

国民的アイドルのライブを生で、それもこんな間近で見るなんて俺も左右田も当然初めての経験で、思わず緊張してしまう。

──瞬間、会場中の照明が落ちて、次に、盛大で軽快な音楽が流れ出す。パッとスポットが付いた時にはステージの真ん中にアイドル衣装に身を包んだ超高校級のアイドル。舞園さやかが立っていた。

「~♪」

驚く間もなく、舞園は早速とばかりに持ち歌を歌い出す。アイドルにあまり詳しくない俺でも聞いた事がある、舞園さやかの代表曲だった。──そして

「~ギュギュイーン!!」

舞園の歌に合せるかのように、ステージの奥の方から軽快なギター音が鳴り響く。あまり間を置かず、奥から俺達のクラスメイトで有り超高校級の軽音部である澪田唯吹が姿を現わした。

曲が終わり、周囲からは盛大な拍手とペンライトが勢いよく何本も揺らめく。

会場の盛り上がり具合 超高校級のアイドル+超高校級の軽音部による補正最低保障80

↓2

「みなさーん! 今日は私、舞園さやかと!!」

「澪田唯吹の合同ライブに来てくれて感謝感激っす! ヒャッハー!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアア!!

凄まじい熱狂が背後と左右からぶつけられる。まるで興奮で嵐が巻き起こっているかのようだ。……これが超高校級。その中でも音楽、アイドル系に特化した才能を持つ二人の力……。
流石だと言いたいが、肝心の左右田のテンションは……↓2(機械修理によるライブ貢献+プラチナ席+ペンライト&団扇補正)最低保障50

57 そこそこ楽しんでいるようだ。

「おおおおおおおおお!」

自作だというペンライトと団扇を元気に振って周りのノリに乗っている。……よかった。多少は気晴らしになっているようだ。
俺も負けじと声を張り上げてペンライトと団扇を振る。

さて、このあとのライブの進行予定では……

01~40 舞園→澪田→舞園→澪田の順で持ち歌披露
41~70 舞園を中心に進み、澪田はギターでサポート。歌は少しだけ。
71~90 二人で一緒に歌える歌を中心に進む。
91~00 まさかの澪田中心。ノリに乗って色んな(意味深)歌を披露しまくる。

↓2

確か交互に歌を披露していく進行だった筈だ。初手が舞園だったから次は澪田なんだが……

01~50 流石に会場やライブの空気を読んで比較的おとなしめの曲でいく
51~70 基本おとなしめだが時々澪田節が炸裂する歌が混じる。
71~00 寧ろ澪田節全開の曲ばかり会場の空気がカオスな事に

「ではでは続いては唯吹の新曲っす!!」

ギターのテンポは控えめに。ポップでキュート。思わず楽しくなってしまうような曲を澪田は選択して歌い続ける。
どうやら場の空気や今回の合同ライブのコンセプトというのをしっかりと分かっているようだ。俺が不安視していた……「所謂澪田節」が炸裂しまくるんじゃないかという不安は、どうやら杞憂だったようだ。

ライブもそこそこ進み、小休止の時間。ステージ上では舞園と澪田が箱の中に入っている紙のお題にそってトークに花を咲かせている。

↓2 トークの内容

「やっぱさやかちゃんのチャームポイントといえばそのキュートな笑顔とアイドル活動に対する姿勢っすね! 唯吹も見習わなく茶行けない部分があるなぁといつも思ってるっすよ!」

「ありがとうございます!(ニッコリ)そうですねぇ……言い方が少し不味いかもしれませんが、やっぱりその奇抜な髪型とテンションでしょうか。いつもいつも元気で変わらない自分を保てるというのは澪田さんの強みだと思っていますよ」

普段は聞き慣れない女子トークが炸裂している。お題の内容も過激な物は少なく、進行も滞っている様子は見られないが……

01-50 お題 理想の恋愛相手について
51-70 同じプラチナ席に座っていた苗木と遭遇する
71-90 普通席からヤケにテンションの高い舞園コールが聞こえてくると思ったら、ハチマキ&ペンライトと団扇を持っていた桑田がいた
91~00 澪田「あれ? 創ちゃんと和一ちゃんじゃないっすか。なにしてるんすか、こんなとこで」

↓2

「うぉおおおおおおおおおおお! 舞園ちゃーん!!」

小休止のトークタイムにも関わらず、聞こえてくる舞園コール。気持ちは分らんでもないが、ちょっとは空気を読んで欲しいと後ろを振り向くと……そこには「舞園Love」とあかれたハチマキを装備し、ペンライトと団扇を持っていた超高校級の野球選手、桑田レオンが普通席に座っていた。
あいつ……舞園の事が好きなのは俺も知ってるが何やってるんだこんな時まで……

「なぁ日向……ちょっと聞きてぇんだけどよ」

「お、おう。なんだよ」

「……もしかしてソニアさんに話し掛けに言ってる時の俺もあんな感じだったか?」

……その質問に対し、俺は無言を貫いた。なんと言えば良いか分らなかったというともあるが、なにをどう言いつくろうと左右田を傷つけてしまうだろう事が分りきっていたからだ。
……その無言が、ある種の答えになっていた

「……俺、もう一度自分を客観的に見直してみるわ……」

他人の癖見て我が癖直せという諺があるが、今の桑田は反面教師として、左右田にとって良い刺激になったようだ。

↓2ライブ終了までに起きるイベントを何か一つ(よっぽど無理がある物でない限り採用します)

──それは、一瞬の出来事だった。

小休止のトークタイムも終り、舞園がステージの中心で歌と踊りを披露していた時。……カチャン! という小さな金属音がステージの上の方から聞こえてきた。違和感を感じて上を見ると、照明の一つがグラリと揺れて……

「……え?」

次の瞬間、歌っている舞園の上に真っ逆さまに落ちてきた。

「──ッツ!!?」

01~40 日向が身を挺して助ける
41~80 左右田が身を挺して助ける
81~99 澪田が身を挺して助ける
00 桑田が身を挺して助ける

↓2 

「──クソッ!」

「お、おい日向!」

気づいたときには、身体の方が勝手に動いていた。進入禁止ように張られたロープを跳び越えてステージに上がり、立ち尽くす舞園を庇うように覆い被さる。

↓2 コンマ値が高いほど重症。70以上で強制的に病院送り

↓1にしなくて本当に良かった……ちなみに44と66以外のゾロ目だったらスタイリッシュに救出に成功してました。

ガシャアアアアアアアアアン!!

「グッ……!」

「日向!!」

左右田の悲痛な叫びが聞こえてくるが、幸いにも照明は右肩を少しばかりかすっただけだった。怪我も大した事はない。

「あ、あの……」

「は、創ちゃん!? 何で……ってか大丈夫っすか!?」

澪田がギターを抱えたままこっちに急行してくる。左右田もいても立ってもいられなくなったのか、ロープを飛び越えてステージに上がってきた。ザワザワと会場のざわめきが大きくなり、舞台裏やステージで待機していたスタッフ達が慌ただしく動き始め……

結局、ライブ会場に不備があったということで、合同ライブは中止。自分で言うのもなんだが、何とも後味の悪い結末になってしまった……。

「はい、応急ですが、一応、これで処置は終了です。あとでちゃんと病院にも行ってくださいね?」

「はい。本当にすみませんでした」

ペコリと頭を下げて、ライブ会場内にある医務室を出る。……身体の方が勝手に動いたとは言え、あの時の俺の行動は完全に浅慮のそれだった。一歩間違えば大怪我をして舞園のと澪田の合同ライブを最悪なものにしてしまっていたかもしれない。

自分の行動を反省しながら医務室を出た俺に、声を掛けてきたのは……

01~30 左右田
31~60 舞園
61~90 澪田
91~00 全員

↓2

これはお説教フルコースですね……

「…………」

そこには無言で佇む左右田、澪田、舞園がいた。舞園はまだしも、左右田と澪田からもの凄い圧を感じる。どんなに鈍感な奴でも分る。クラスメイトである二人は明らかに怒っていた。

「……創ちゃんそこに正座」

「え、いやあのここ廊下……」

「正座ったら正座ぁ! 重石を膝の上に載せないだけありがたく思うっすよ!!」

怒鳴り散らす澪田の圧に負けて、俺はその場で正座する。そのあとは予想通り二人によるお説教のフルコースだった。やれ「頭に直撃していたらどうするつもりだったんすか!」だの「一瞬心臓が止まりかけたんだからな!」だの正当な理由で二人は俺を糾弾しまくる。100%とは言いたくないが、どう考えても向こうが正しいので何の反論も出来ない。

「…………あの、ちょっと良いですか?」

ここまでなにも言ってこなかった舞園が、ここで初めて声を掛けてきた。

「……どうして身を挺してまで私を助けようとしてくれたんですか? ……やっぱり私が超高校級のアイドルだから……でしょうか」

↓2 今日はここまで。おかしいなぁ……? 左右田の恋愛相談編なはずがちっともそっちに流れが向かないぞ?

再開します。いい加減本来の流れに話しを修正したい。

「そう言われてもな……。咄嗟に身体が動いたとしか……」

「……そうですか」

何か深い考えが合ったわけでも、なにか特別な理由があった訳でもない。あの黒くて大きな照明が舞園の元に落下してくるのを察知した時には、身体の方が先に動いていたのだ。
そういう俺に、澪田と左右田は同時に溜息を付いた。

「創ちゃんってそういうとこあるっすよね。普段は割と冷静な方なのに、こういう緊急事態になると予想の斜め上の行動をする事があるって言うか……」

「分るわー。特に誰かが困ってたりピンチだったりする時な。普段からは考えられねぇような無茶をする時があるっつーかよ……」

二人はそう言って俺を詰るが、本当に本能的なものなんだからどうしようもないじゃないか……。


01~50 アイドルスマイルでニッコリと「助けていただいてありがとうございます」
51~90 割と素っぽい笑顔で「優しい人なんですね日向先輩って」
91~00 おや? 舞園からの視線が熱っぽいぞ?

↓2

「……優しい人なんですね、日向先輩って」

ふふっ、と心の奥底から微笑むように舞園は言った。普段ステージで見せるアイドルとしてのスマイルとはまた違う、舞園さやかという女の子の素の笑顔……を、見せてくれたように俺は感じた。

「舞園に怪我が無くて、本当に良かったよ」

「はい。本当にありがとうございます」

「……ねーねー和一ちゃん。唯吹いま何かがビビッと建ったのを感じ取ったんすけど」

「安心しろ、俺もだ」

さて、それじゃあ……

01~40 今日はこのまま解散、左右田の相談依頼はまた明日から
41~60 歌い足りない唯吹が、左右田と日向をカラオケに強制連行
61~70 ↑+何故か舞園まで付いてくる
71~90 お腹が空いたので舞園以外の三人でファミレスに直行、駄弁る。
91~00 このコンマをとった人の安価に託した

↓2

「それじゃ、俺は言われた通り一足先に希望ヶ峰学園に戻って保健室に行くよ」

「俺はどうすっかなぁ……一人でどっか行く気分でもねぇし、日向に付き添うわ」

「唯吹も本当はそうしたいっすけど……」

「私達は今回の事故の会見に出席しなくてはいけませんからね。本格的なお礼はまた後日と言う事で」

その日はそのまま解散。俺は左右田と共に希望ヶ峰に戻り、保健室で検査と治療を受けたのだった。


~1日後~超高校級の相談教室~


「いやぁ、大した事なくて良かったな」

安心したように左右田が言う。結局あの照明は俺の右肩を少し強めに掠めただけで、筋肉内部にも骨にも異常は無かった。
これで心置きなく、相談の続きが出来る。

「……そういえば聞き忘れてたんだけどさ。左右田の言う相談の「ゴール」ってのはどこなんだ? 女の子にモテるような男になることか? それとも実際に彼女が欲しいのか?」

「それは……↓2」

「日向先生……デートが……女の子とデートがしたいです!」

「お、おう……最近映画が上映されて大ブレイクしてたとはいえ、そのネタはちょっと所じゃなく古いぞ左右田……」

左右田は魂を振り絞るように言うが、なんというかその……目標がちょっと低すぎるように感じなくもない。様はこいつは所謂「青春」って奴をおうかしたいのだろう。
確かに可愛い女子とのデートは、学生時代を振り返る際の良い思い出になるだろうし、気持ちは分らんでも無い。だがデート、デートだ。
デートという物の定義で言えば「恋人ないし特に親しい者と遊びに行く」事を指す。左右田は女子から「男」としてはあまり人気がなくとも「友人」としてなら良く見られていると思うし、気兼ねなく誘えばおkしてくれそうな娘は割といると思う。ノリの良い澪田然り、面倒見の良い小泉然り、左右田(&罪木)弄りが趣味の西園寺然り。

さて、じゃあどいつをデートに誘うことを薦めようか……

先に3票入った2メンバー(女子)を薦めます。

しまった、選んだ相手によって各種難易度やコンマ判定値が変わるって書き忘れた……。


「そうだなぁ……ここ暫く予定が空いてるって言ってたし、小泉とかどうだ?」

「小泉ぃ? 小泉かぁ……」

「不満か?」

「いや不満じゃねぇんだがよ。普通に可愛い女の子だと思うし。けどあいつ、いつもクラスの連中の面倒見てたり、なにかと口うるさく小言ったりするだろ? なんつーかその、クラスに一人はいる「ちょっと男子ー」が口癖の「クラスの姉ちゃん」的な雰囲気がさ……」

「お前、それ絶対小泉の前で言ったりするなよ……無条件で好感度駄々下がりするぞ」

だが左右田の言いたいことも分からんでも無い。言われてみれば確かに俺も心のどこかで「小泉ってそういうとこあるよな」と思っている自分がいる。
しかし、ヘタレ気味の左右田にとって初のデート相手となると、良い意味で度量がある女の子が良いのでは無いだろうかと思う。小泉ならばその点問題なしだ。


「気持ちは分らなくも無いが、お前のためにも俺は小泉を押すぞ。あいつならお前の人生初デートの相手としちゃピッタリだろうからな」

「んー……お前がそこまで言うなら「遊びにいかね?」っ的なノリで誘ってみるかぁ……」


~その日の放課後~


「え? 今度の休みに? アタシと? うーん……」

01~70 アンタから誘ってくるなんて珍しいけど良いわよ
71~80 え、えーっっと、つまりそれっってその……で、デートだよね?
81~00 ちょっとなに小泉お姉に唾付けようとしてんのよこのモブ!!(西園寺強制乱入)↓2

先にコンマとります。西園寺はビックバン化してる? していない?

00~50 何故かロリのまま
51~99 ビックバン化している

↓2

「お、おう。お前さえ良ければ、だけどな……」

「え、えーっっと、つまりそれっってその……で、デート「ちょっとなに小泉おねえに唾付けようとしてんのよこのモブ!!」

「うおっ!?」

(さ、西園寺!?)

物陰から事の成り行きを見守っていた俺だが、小泉がオーケーしかけたところに、1年前までは天然のロリ体系(何故だか知らないがこの一年で急激に成長した)だった超高校級の舞踏家「西園寺ひよ子」が割り込んで来た。
入学当初から面倒を見てくれていた小泉を「おねえ」と慕う彼女にとって、左右田と小泉のデートなど認められないということなんだろうか……

「アンタみたいなモブがおねえと二人っきりで出かけようなんて100万年早いんだよばーか!」

「う、うるせぇな! 誰を遊びに誘おうが俺のかってだろうが!」

「なに? ソニアおねえにこっぴどく振られたからって今度は小泉おねえに手を出そうっての!? 信じらんないこのクソモブDT!!」

「ひ、ひよ子ちゃんちょっと落ち着いて! あと女の子が軽々しくDTとか言っちゃダメ!」

まずい……このままでは収集がつかなくなってしまいそうだ……

01~50 物陰から颯爽と「おいおい、遊びに行くなら俺も混ぜてくれよー」と登場する
51~90 小泉だけでなく、西園寺も左右田と一緒に出かけることに
91~00 罪木or澪田が乱入。事態が更にカオスに

↓2

「……いく」

「……は?」

「だから! 私も一緒に遊びに行ってやるっていってんの!! っていうかアンタとおねえを二人っきりになんか出来るかバーカ!」

「あ、うん。私は別に良いけど……左右田、良いよね?」

「お、おう……」

……これは少々不味いことになった。西園寺が目を光らせている限り、左右田と小泉を二人っきりにするなんてのは不可能だろう。
見方を変えれば「両手に花」と言えるかもしれないが、左右田に女の子を二人まとめてリードする度量があるとはとてもではないが思えない。

放課後、俺は左右田を相談室へと呼び出してデートの作戦会議をすることにした。

良いアイデア↓2 ただし、どんなことがあろうが西園寺はデートに付いてきます。

「な、なぁ日向。いやソウルフレンド、お前それマジで言ってるか?」

「わ、割とありじゃないかと思うんだが……ダメか?」

「……俺が言うのもなんだけどさ、それってこれから罪木を追加で遊びに誘うって事だよな? 傍から見ても女子三人を侍らすクソ野郎に見えるだけじゃなくて、確実に小泉と西園寺の怒りを買うと思うんだが……」

……考えてみれば確かにそうだ。俺の意見を通す場合、罪木を追加で遊びに誘わなくてはならない。小泉と西園寺と遊ぶ約束を既にしている上でだ。
だが小泉以外で西園寺の注意を一番引ける人物と言えば、俺は罪木くらいしか思い付かない。

01~50 日向が罪木を誘って、偶然を装い現地で合流する
51~70 幸運にも小泉が罪木にも「一緒に遊ばない?」と声を掛けてくれていた
71~90 そもそもその日は用意があって罪木は動けない
91~00 このコンマをとった人の安価に任せる↓2

今日はここまで。いよいよチュートリアルも中盤に入ってきました。

では今日も再開します。果たして左右田の初デートは上手く行くのか。

言い忘れていましたが、七海は既にサポートキャラとして動かせることが出来るので、日向のお願いはある程度無条件で聞いてくれます。(なので七海を遊びに誘えるかどうかのコンマ判定は無し)

「……しょうがない。罪木ほど上手く行くかは分らないけど、七海を誘って俺も現地に行く。で、偶然を装ってお前らと合流して、西園寺が隙を見せた時とかの良いタイミングで西園寺を俺と七海で回収してみる」

「お、おう。それならまぁ……大丈夫、なのか?」

自分で言っておいて何だが、この作戦が上手く行く確率は多めに見積もって五分だ。西園寺の警戒度にもよるし、「小泉から離れない」というスタンスを貫き通されたらそれだけで破綻する。
「左右田が小泉に余計な事をしないか見張る」っていう目的なら左右田の動きにもある程度警戒をしているはずだ。

……その辺りは当日の西園寺のテンションと、これから立てる作戦の完成度にもよるだろう。

「ところでなんだが、左右田。お前はどこに遊びに行くつもりなんだ?」

「↓2」

01~40 最近出来た総合アミューズメント施設
41~70 夏なので海orレジャープール。
80~90 大見得切ってネズミーランド(左右田の懐が一気に寒くなる)
91~00 このコンマをとった人の安価に任せる

「学園からそこそこ離れてるけど、最近総合アミューズメント施設が出来ただろ? 元超高校級の建築家と元超高校級のデザイナーがコラボして造ったっていう奴」

「ああ、あそこか。確かにあそこなら遊ぶ場所も色んな店もあるし、デートにはピッタリかもな」

「おう。デートスポットとしても最適ってテレビや雑誌でも言ってたからな。少なくとも外れじゃねーだろ」

万が一の可能性として機械工場見学とか言い出さないか不安だった俺だが、どうやら杞憂だったようだ。

……それから俺と左右田は入念にデートの計画と準備を下校時間ギリギリになるまで相談したんだけど……

↓2 01ほどボロボロで穴だらけの出たとこ勝負。00ほど完璧に見える(完璧とは言って無い)

65 高校生男子が考えられる作戦としてはそこそこ。

「……ふぅ。取りあえず即興で考えられる策としてはこんなとこか?」

「そうだな。俺達以外の……それこそ女子の意見とかも取り入れられればもっと精度が上がったんだろうけど……唯一無条件かつ二人に内緒で協力してくれそうな七海は「ゲーム施設」中心の計画ばかり考えそうでな……」

遅刻は絶対NG。約束の30分前には現地に到着している。アミューズメント施設の下見を事前に行ない。どこに何があるかをシッカリと頭の中に叩き込んでおく。荷物持ちになることは大前提。西園寺にどんなに煽られようと、無駄な喧嘩はしない。俺と合流タイミングをシッカリと極めておく。……あとは出たとこ勝負だ。

超高校級の相談窓口の研究教室を貰ってから、それも友人である左右田からの依頼。……必ず成功させてみせる!


~そして、デート当日~

01~80 流石に作戦をシッカリ立てただけあって、約束の30分前には待ち合わせ場所に来ている左右田
81~90 30分前とはいかなかったが、15分前には現地に来れた左右田。
91~00 あのモブ遅刻しやがった!!

↓2

(よしよし、ちゃんと30分前に待ち合わせ場所に来てるな)

(ふわぁ……まだ朝早いのに左右田くんすごいね。私、日向君に電話で起こしてもらわなかったら起きられなかったかも……)

既に事情を説明してある七海と共に、左右田の様子を物陰から観察する。相当気合が入っているのか、私服も今まで見たことが無い新品のそれだ。
……これは期待が出来るかもしれないぞ。

「ところで小泉さん達はいつごろくるんだろう?」

「さぁ? 西園寺だけなら兎も角、小泉が遅刻するなんて俺には想像出来ないけど……」

01~50 約束の25分前には来た
51~80 約束の15分前から来た
81~90 西園寺の着付けに珍しく手間取ったらしく、時間ピッタリに来た。
91~00 約束の1時間前に来ていた……だと……!?

↓2

「ハァ……ハァ……ご、ごめん左右田! もしかして待たせちゃった?」

「い、いや。俺もちょっと前に来たとこだぜ」

「そ、そう。……良かった。ごめんね? 本当は約束の時間よりもうちょっと早く来れる予定だったんだけど……」

「あ、謝らないからね! 偶々新品の着物が私のサイズにあってなくて小泉おねえを手間取らせちゃっただけなんだから!!……あ、おねえは本当にごめんね?」

遅刻こそしなかったが、意外にも二人は時間ピッタりに来た。こういうのは女性にせよ男性にせよ約束の十分前程度には現地に付いている物だと思っていたから少し意外だったが、なるほどちゃんとした理由があったようだ。

面白そうなんで予定に無かった判定

01ほどカジュアルで普段通りな感じの服装。00ほど気合が入った服装

↓2小泉 (シッカリ者補正+20)
↓3西園寺(新品の着物補正+10)

二人纏めて低コンマは草

小泉36 西園寺28 小泉がまぁまぁカジュアル。西園寺が「モブと遊びに行くときの服装なんてこんなもんでしょ」というスタンス。

「……ところでなんだ、お前らその……」

「? なによ」

「ああいや、すまんなんでもねぇ……(あぶねぇー! 女子の服はよっぽど酷くねぇ限りツッコむなっつーアドバイスが無きゃ今頃「お前らちょっと服装がカジュアルすぎじゃね?」ってツッコんでたわ!!)」

(俺との遊びなんてこの程度の服装で十分っつーことなのかな……)ズーン……

「? なにいきなりテンション下がってんの? もしかして自分のモブさ加減と服のダサさにようやく気づいたとか?」

「(服に関してはこっちの台詞だっつーの!)うっせうっせ! ほら、早速遊びに行こうぜ!!」

「ここって確か色んなお店や施設があるのよね? まずはどこに行くつもりなの?」

「↓2」 総合アミューズメント施設にありそうなお店や施設ならおk

コンマが3322の連続でゾロ目だと!? どういう事だ説明しろ苗木!!

「……多少迷ったんだがよ。期間限定の施設だっつー「動物との触れ合い広場」ってのがあるらしいからそこに行ってみようかと」

「あーそれね。私も聞いた事あるわ。確か田中が監修を務めたっていう奴よね」

「えー? 触れ合い広場は兎も角田中お兄監修って時点で嫌な予感がするんだけどー。説明文とか全部厨二になってたりしない? クスクス」

「いやそれはねぇよ。だって……」

「? だって?」

「……いやほら、流石にあいつの書いた文章をそのまま提示したら一般客がドン引いちまうだろ。絶対雇ったオーナー側がまともな奴にしてるって(あっっぶねー! ちゃんと下見したしって言いかけたわ!!)」

「……まぁ良いわ。あいつが普段一緒にいるのは大抵ハムちゃんずばっかりだし、私も動物は嫌いじゃ無いしね」

「まぁ「なにも決めてなかった」って返答よりは多少マシかなー? それじゃ、さっそく行こうおねえ。あ、左右田お兄は今日はお姉の半径3メートル以内に入るの禁止ね。何するか分かんないし」

「なにもしねぇよ!? お前の仲の俺信用なさ過ぎだろ!!?」

コンマ判定 連続ゾロ目によりハプニング及びマイナスマス無し

01~50 可愛い子犬や子猫と戯れて凄く和んだ! 二人の好感度と雰囲気中アップ
51~70 小泉に戯れようとする大型犬から小泉を守った! 小泉からの好感度と雰囲気大アップ
71~90 ↑に同じだが対象が西園寺
91~00 ↑に同じだが対象が二人

↓2

どんな犬猫がいるか調べるために画像を検索したら凄くほっこりしました。

「わぁ……。話しには聞いたことあっったけどこの子がマンチカンかぁ……! 凄い!垂れ耳で脚が小っちゃくて滅茶苦茶可愛い!! しかもふわふわ!!」

「……ふーん。私チワワって某どうする~♪のCMに出てた印章しか無かったけど……まぁなに。そ、それなりに可愛いじゃん。それなりにね」

「……あのさ、楽しんでるところ非常に恐縮なんだけどよ。何故だかこのゴールデンレトリバーって大型犬に異常に懐かれて、押し倒されて顔中をなめ回されそうになってる俺はどうすれば良い?」

「そのままなすがままにされちゃえば~? あ、おねえ! このサイベリアンって子もふわっふわだよー!!」

「うわぁ! この娘も可愛い!! あ、ひよ子ちゃんそのままその子を抱きしめててね。写真撮ってあげるから! あと左右田もシッカリする! 懐かれてる証拠なんだからちゃんと拒絶して立ち上がるの! そして頭を撫でてあげるのよ!!」

~物陰~

(……良かった。少なくとも楽しげな雰囲気にはなってるみたいだ)

(んー……恋愛面で言う「良い雰囲気」にはまだなっていないと思うんだよね。でも三人ともテンションは高くなってるし、これはこれでとても良いと思うな……(子猫を撫でながら))

さて、お次のお店or施設は? ↓2

「うーん。楽しかったぁ! 将来ペットとして飼うかどうか真剣に悩んじゃうぐらいだったわ! あ、動物と触れあったんだから二人ともちゃんと手は洗って、消毒もしてね? 田中がいつも言ってることだけど」

「おねえの気持ちは分るけど、私はこういう場所に遊びに来てみたり触ったりするだけで十分かなぁ。お世話とか面倒臭そうだし」

(確かにおめぇにペットの世話がつとまるとは思えねぇ……って言いたいけどここは我慢我慢……! 西園寺の怒りをこれ以上買うと計画が台無しになりそうだしな……)

「それで? 次はどうするの?」

「そうだなぁ……ちょっと早いけどそろそろ何か軽く腹に……って、ん?」

「なにあの屋台? なんだか凄い人集りが出来てるけど……」

「凄く良い匂いがするね~……けどなんだろう。どこかで嗅いだことのある匂いなんだけど……」



「ウェルダーン! はい、次のお嬢さんご注文をどうぞ-!」

「」

「」

「」

~物陰~

(花村ぁあああああああ!?)

(あれ? 花村くんってここで野外研修してたんだ。知らなかったなぁ……)

どうする?

01~30 花村の実力は知っているので、一応軽めの物を注文しに行く
31~60 三人でいるところを見られると嫌な予感がするのでそっとしておこう……
61~90 偶然を装って合流するならここだ! 左右田と合流して五人で花村の元へ行く。
91~00 このコンマを取ったひとの安価に託した。

↓2 今日はここまで。

では今日も再開します。

ええい、仕方ない!! よりにもよってあの三人でいられるところを花村に目撃されたら花村がどんな失言をするか分ったもんじゃない! 計画よりはちょっと早いけど……!

(七海! ここだ、行くぞ!!)

(ラジャーです隊長!!)


「(コホン)……あれ? 左右田じゃないか。それに小泉に西園寺まで」

「あん? 日向じゃねぇか、随分はや……じゃねぇ。い、いやぁ~奇遇だなぁ、こんな所で」

「おっすおっすー」

「あれ? 七海ちゃんもいるの? ……あー、もしかしてデート中だった?」

「ち、違うって! ここのゲームセンターに新しく設置された最新のゲームがあるって七海が……」

「二人用のゲームだからちょっと付きあって貰ってまーす」

「あー……はいはいそういう事ね」

「とかいう建前で、日向お兄ってば七海おねぇとデートしようとしてたんじゃないのー?」クスクス

「違うっつーの……そっちこそ珍しい組み合わせだな。左右田、まさかの両手に花のダブルデートか?」

「は、はぁ!? 違えって俺は……」

「んなわけないでしょバカお兄! このモブが小泉お姉に唾付けないかどうか見張ってるだけだっつーの!!」

「ま、まぁ最初に遊びに誘われたのは私で間違いないんだけどさ、ひよ子ちゃんがね……」

「当然でしょおねぇ! おねぇはもっと自分が素敵な女の子だって自覚を持った方が良いよ!!」

「あ、あはは……ありがとうねひよ子ちゃん。それでどうする? 花村の所に行く?」

「そうだな……俺らも丁度小腹が空いてきた所だし、偶然とはいえクラスメイトに会ったんだから顔ぐらい見せに言った方が良いんじゃないか?」

「決まりだな。結構込んでるけど花村の料理で腹ぁ充たそうぜ」


~数十分後~


「はい次の方~……ってあれ? 皆お揃いでどうしたの? まさかワザワザ僕の野外学習の応援に来てくれたとか?」

「いや……ま、まぁ、そんなとこだな。なにか小腹を充たせる物が欲しいんだが……何か丁度良いの売ってないか?」

↓2 最低値20。30に近いほど丁度良い料理がある。00に近いほど大盛りの料理しか売ってない。

いやこういうタイミングのゾロ目ってどうすれば良いか分らないんだが……。取りあえず超美味い&デートにピッタリなお洒落な料理が出て来たって事でお茶を濁しますか。

「ふふーん。それなら丁度良い物があるよ!」

そう言って花村は奥に設置された冷蔵庫から何かキラキラとした四角い宝石のような物が幾つも入った器を取り出してきた。

「うわぁ……!」

「うん、とっても綺麗だね」

「ふふーん! 夏季限定のジュエルゼリーさ! 莓、ブルーハワイ、檸檬、メロン……好きな味の物を持って行くと良いよ。あ、お代は要らないよ。実を言うとこれ試作品でね……味は保証出来るんだけど、実際に受けるかどうかが分らなくてさ……お代の代わりに、後日でいいから感想を聞かせて欲しいな!」

少々申し訳無く思ったが、そういう花村の行為に甘え、俺達は近くのベンチで花村特製のゼリーを食べることになった。

「うーん! やっぱり綺麗ね。少し食べるのが勿体ないぐらい」

「偶然とはいえラッキーだよな。花村の料理だから間違っても不味いってこたぁねぇだろうし」

「とっても綺麗……なんだけど、この形。ゲーマーの私としてはどうしてもパズルゲームのコマを思い出しちゃうなぁ……ん、ヒンヤリとしてて美味しいね」


花村特製の冷静ゼリーで小腹を充たした俺達五人。さて、次はどうするか……

01ー50 計画通りゲームセンターに二人を誘導する
51~80 西園寺と小泉の二人がウィンドウショッピングをしたいと言い始めた
81~00 日向と七海に気を使ったのか、二人が強引に左右田を連れてどこかへ行ってしまった!!

↓2

「さてと、二人の邪魔をしちゃ悪いし。私達はこの辺で失礼するわね」

「……へ?」

「ほら左右田お兄早く立つ! こんな時くらい空気読みなよね~。だからモブモブ言われるんだよ?」

「え、あの、ちょ」

「いや、だから別に俺と七海はデートに来たわけじゃ……!!」

(おバカ! アンタにその気が無くとも七海ちゃんはそのつもりで誘ったかもしれないでしょうが!! 全く……確かに難しいかもしれないけど、女の子の言葉の裏くらい読めるようになりなさいよね!!)

(ゲームコーナーには暫く行かないから安心して良いよー。あ、あとで何があったか根掘り葉掘り聞かせて貰うからそのつもりでよろしくねー)

「それじゃあまた学校でね、二人とも」

「ばいばーい! 日向お兄! 七海おねえ!」

……左右田が助けを求めるような視線でこちらを見てくるが、こうなってはもう手遅れだ。まずい、このままでは計画が台無しどころか左右田に全てがかかった行き当たりばったりの勝負になってしまう……! 
一体どうする!? ↓2 高コンマほど効果有り

コンマ95以上なので超高校級の探偵確定。01~50で霧切51~00で最原↓2

突然ですが次回の相談相手が霧切さんに固定になりました。

ええい! 仕方ない!! この手はあまり使いたくなかったんだが……!!

『……もしもし』

『俺だ。お前の予想してた通り緊急事態になった。左右田と小泉、西園寺を至急探しだして尾行して欲しい。報酬は……」

『次回に私の相談に乗ってくれれば良いわ。超高校高級の相談窓口さん?』

『悪い、頼んだ。霧切』

「……今のって……」

「ああ。いざって時の為に霧切にも待機して貰ってたんだ。何かハプニングがあって俺達と左右田が暫く一緒に行動できなくなった時の為にな」

「入念かつ徹底的だね……バラエティ番組か何かの企画を思い出しちゃったよ」

~数十分後~

左右田達はどこで何をしている? ↓2
↓3で高コンマほど(デート的な意味で)良い雰囲気

コンマも安価も、連取りは一人2回までならおk

『もしもし、こちら霧切よ」

「霧切か。どうだ、三人は……」

「……室内プールで遊んでるわね。三者三様で楽しんではいるようだけど……雰囲気はまぁ、デート的な意味ではあまり良くないんじゃないかしら。やっっぱり西園寺さんが左右田君を相当警戒してるわね……だけどあれは」

01~50 普通に小泉のことを心配してるだけ
51~70 小泉おねぇが自分の知らない所で誰かと仲良くしてるのが許せない。
71~90 実はデートに誘われた小泉に嫉妬していた
91~00 ↑に同じだが効果が特大(西園寺→左右田に対する好感度に補正が付きます)

↓2

「……? だけどなんだよ?」

『……一人の女性として言葉を考えるべきか、依頼を受けた探偵として言葉を濁さないべきか迷うけど……面倒だから直球で言うわ。彼女、嫉妬してるわよ、それももの凄く』

「え? まぁそりゃ左右田が小泉に近づこうとしてるんだから、あいつが警戒やら嫉妬やらするのは当り前じゃ……」

『違うわ。彼女が嫉妬しているのは左右田くんじゃなくて小泉さんの方よ』

「……? は?」

「まだ分らない? ……多分彼女、左右田君のことが好きなのよ。それもかなり本気でね」

すみませんがちょっと(主にコンマのせいで)プロットを練り直す必要が出て来たので今日はここまで。

「……? だけどなんだよ?」

『……一人の女性として言葉を考えるべきか、依頼を受けた探偵として言葉を濁さないべきか迷うけど……面倒だから直球で言うわ。彼女、嫉妬してるわよ、それももの凄く』

「え? まぁそりゃ左右田が小泉に近づこうとしてるんだから、あいつが警戒やら嫉妬やらするのは当り前じゃ……」

『違うわ。彼女が嫉妬しているのは左右田くんじゃなくて小泉さんの方よ』

「……? は?」

「まだ分らない? ……多分彼女、左右田君のことが好きなのよ。それもかなり本気でね」

すみませんがちょっと(主にコンマのせいで)プロットを練り直す必要が出て来たので今日はここまで。

何故だか知らんが二重投稿になっていたぞ! どういう事だ説明しろ苗木!!
……今度から気をつけます。

その返答を聞いたとき、俺の脳内は一瞬思考停止に陥った。

『例えばそうね……さっき小泉さんと左右田くんが一緒にウォータースライダーに乗ろうとしたんだけど即割り込んで、小泉さんだけを先に行かせて自分はなんだかんだ理由を付けて左右田君に抱きかかえられながら滑ってたわ。流れるプールの時や波を発生させるプールでも大体似たような感じね。あれは「守っている」というより「割り込んでいる」「横入りしている」人の行動よ』

西園寺が左右田のことを好きだって……? 100歩譲って友人としてなら理解出来なくもないんだが……。

「いや、無いだろ。モブだの童貞だのヘタレだの、罪木に言っているのと同レベルの誹謗中傷を日頃から口にしてるような奴だぞ?」

『失礼を承知で言わせて貰うけど、彼女の精神や性格は幼少期の子供のように捻くれているわ。好きな子に素直になれなくて意地悪をしてしまう男子小学生……って言えば伝わるかしら?』

「……!?」

『まだあるわ。彼女、今日の私服は新品の着物だそうね? それも安っぽい物をワザワザ選んできたらしいじゃない』

「あ、ああ。そうだ、本当に西園寺が左右田のことが好きだったら……」

『高級な着物や男の子に受けそうな私服を選んできてくる……かしら? 逆よ。彼女はカジュアルな服しか持ってないだろう「左右田君に合せようとしたの」ワザワザ新品の着物を着てきたのがその証拠よ。あまり綺麗な物を選んで着てくると左右田君にプレッシャーを与えたり、逆ナンにでもあって左右田君に迷惑を掛けるんじゃないか……とでも考えたんでしょうね』

「いや、それでもおかしいだろ! だってあいつが本気で左右田のことが好きなら最初からソニアの方に嫉妬してた筈だ。俺はそんな場面一度も……」

『左右田くんの恋を内心では応援していた。叶わない恋だと半ば諦めていた。……一年前まで、彼女は幼児体型だったはずよね? 左右田くんにそっちの気が無いならソニアさんに対して勝ち目が全く無い……と考えても不思議じゃないわ。ああ、先手を打っておくけど「なら告白を受け入れているはずだ」って反論は無しよ? 失恋が原因のヤケクソ気味な告白なんて例え惚れてても嬉しくないでしょう』

……なんてことだ。それじゃあ俺は西園寺の恋路を露骨に妨害しようとした大馬鹿野郎じゃないか!

「……なぁ、霧切。教えてくれ。じゃあ小泉は左右田のことを「男として」どう思ってると思う」

「……この場を見ただけの推測になってしまうけど、そうね……」

↓2 高いほど男としてみている。

『……面倒なことに、彼女もかなり左右田くんを男の子として見ていそうなのよね……積極的に遊びに誘われてとても嬉しそうにしてたわ』

「……マジか……マジかぁ……」

「私知ってるよ。こういうの「三角関係」って言うんだよね。……左右田くんも罪作りだねぇ」

俺もそう思うが、そんなことを言ってる場合ではない。このままではソウルフレンドを中心に修羅場が展開されかねない。仮にそうなったらもうデートどころでは無い。小泉と西園寺の友情に歪みが生じてしまう場合だってある。
どうする……どうすれば……!!。

『「他人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死んじまえ」』

「え?」

『分らない? 私達が出来る事はもう無いっていってるの。恋はなんでもありの戦争よ。二人にとっては先に左右田くんの心を射止めた方が勝ちっていうだけのね。……それで三人の関係がどうなろうと、それはどうしようもないわ」

「……」

『……ということで、私は一足先に帰らせて貰うわ。これ以上余計な事をして馬に蹴られたくは無いもの』

その一言を最後に、霧切からの通話は切れてしまった。

俺は……俺はどうすれば良いんだ?

↓2

01~50 霧切の言う通り帰る。
51~70 ただ帰るのも酌なのでゲームセンターに寄って遊ぶ
71~90 それでも左右田が心配だ。室内プール近くに潜み続ける
91~00 このコンマを取った人の安価に託した。

「……そうだな。普通だったら霧切の言う通り、これ以上関わらないで帰るのが正解なんだろう」

『他人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ』ああ。そうさ、その通りなんだろう。だからきっと俺は、この件でいつか馬に蹴られてしまうに違いない。

「悪い、七海。俺は室内プールの近くに行く。お前はもう帰ってくれて良いぞ」

「日向くん……」

俺には責任がある。二人の気持ちも理解せずに左右田をデートに焚きつけてしまった責任が。その責任として、このデートの一軒は最後までこの眼で見届けなくてはならない。

「……ううん、私も行くよ」

「……七海?」

「だって小泉さんと西園寺さんは私と日向君がゲームセンターでデートしてるって思ってるんだよね? だったら多少無理があっても一緒にいないと不自然でしょ?」

「七海……ありがとう。この礼はあとでキッチリ……」

「うん。難関ゲームのRTA攻略を一緒にするならそれで許してあげる」

そうして俺達は急ぎ室内プールの近くに急行した。

↓2  左右田達の雰囲気。コンマ値が高いほど和やか。低いほどギスギス。

やっべ補正値+30付け忘れた。

と言うことで↓1

ああもうまたやっちゃったよ……・>>216を採用します。

98+30=128 もの凄く朗らかな雰囲気だ!!

「いやぁ、初めて来たけど(下見をしてるので大嘘)良いもんだなぁレジャープールって!」

「そうね! プール専用施設って訳じゃないからちょっと不安だったけど……凄く楽しかったわ! 写真撮影禁止だったのが残念なぐらい良い顔してたのになぁ、二人とも」

「ふ、ふん。まぁ左右田おにいにしては良いチョイスだったんじゃないの? ……私達の水着姿もスゲぇ可愛いって褒めてくれたし(ボソッ)」

「ん? なんか言ったか?」

「べ、別になんでもない!! それよりほら! 次はどこに行くの!?」

「↓2」デート場所としては最後の選択肢

(良かった……三人とも凄く良い雰囲気だ)

(三人纏めてらーぶらーぶ……とっても良いね。何だか私まで嬉しくなっちゃうよ」

コンマ99なので問答無用であの子がいます。

「夢野 秘密子って知ってるか? ほら、79期生の超高校級のマジシャンの……」

「勿論知ってるわ! 世界の手品愛好家が集まる団体 “マジシャンズキャッスル” から、歴代最年少での “マジシャン・オブ・ザ・イヤー” に選出された事もある娘よね!」

「ま、本人はあくまで魔法だって言い張ってる田中お兄の亜種みたいなもんだけどねぇ。クスクス」

「そいつがここの大ホールでショーをやるんだよ。チケットの予約はもうしといたからそろそろ行った方が良いんじゃねぇかなって」

「え? 左右田、あんたチケット予約までしてくれてたの? ……流石に悪いわよ。あとでチケット代は払わせて」

「別に良いって。二人が喜ぶかな、喜んでくれると良いなって俺が勝手に予約したんだから」

「そ、そう? まぁお兄がそこまでいうなら見に行ってあげないこともないけどさ」

「んじゃ、早速行こうぜ。予約席とはいえ、早くしねえと移動に苦労するだろうからな」

(よしよし……いよいよ最後の仕上げだな)

(夢野さんのマジックショーかぁ……私も一度見せて貰ったことあるけど、凄かったなぁ……)

~~~~~~

「んあー! 今日はよくぞ我の魔法を見にきてくれたな。心より感謝するぞ!!」

「お、おう……あいつ、なんか普段よりテンション高くねぇか……?」(ゾロ目効果)

「普段はなにかと「面倒い」で片づけてるし、テンションも低めなのにねぇ……?」

「何か良いことでもあったのかしら……あ、ほら。始まるわよ!!」

夢野のマジックは圧倒的だった。トランプの数当てや帽子から鳩を出すのは勿論、客が弾いたコインの裏表を100%的中させたり、相手が思い描いた単語を僅か数回の質問で当てたりした。

そして最後は自分の体を鎖でぎちぎちに縛り、十字架に貼り付けたうえで下から炎で燃やす脱出マジックだ。特殊な薬品でも使っているのか一瞬で十字架の天辺まで燃え広がったその有様に観客達は悲鳴を上げるが、その数秒後。十字架に貼り付けられていた筈の夢野が観客席の後ろの方から堂々と登場。見ていた観客達を大いに沸かせた。

「これにて今宵のショーは終焉じゃ。またウチの魔法が見たくなったらいつでも来るが良いわ! かーっかっかっかっか!!」

場内から割れんばかりの拍手に見送られ、超高校高級のマジシャン。夢野秘密子のマジックショーは終わったのだった。

デートの雰囲気+30二人からの好感度+20

……さて、始まりがあれば終りがあるわけで、このハーレムデート(?)もとうとう終りを迎える。何事も起きなくて良かったとホッとする日向を余所に、巨大アミューズメント施設から三人が出て来た。

さて、このデートの結末は……(今までのコンマ値や雰囲気に影響して変わります。

01~30 二人からいつもより素直にお礼を言われて終了
31~60 左右田からプレゼントの追撃。二人の好感度と雰囲気が更にアップ
61~90 また三人で出かけようねと次のデートの約束を取り付けられた
91~95 小泉から告白される左右田
96~00 西園寺から告白される左右田

↓2 本日はここまで。明日にはチュートリアルも終わるかな?

再開します。どうやらコンマ神は左右ひよが見たいようです。

「……あーそう言えばさ」

「? 小泉おねぇ?」

「……私、ちょっと今日は他にも用事があるから早めに帰らないといけない事を思い出しちゃって。タクシー呼んで先に帰るから、二人はあとからゆっくり帰ってくれば良いんじゃないかな?」

「は? そうだったのか? だったら言ってくりゃあ日程も少しズラしたのに……」

「ううん! ほんと大した用事じゃないから気にしないで!! それじゃあひよ子ちゃん」

──頑張ってね?

彼女の耳元で囁くようにそう言って、小泉は駆け足でタクシー乗り場へと去って行った。


「……」

「……」

二人の間に僅かな沈黙が流れていた。傍から見ても何となく、気まずい雰囲気である事は理解出来る。左右田に取っちゃあ最初は小泉とデートするつもりで西園寺はあとから引っ付いてきたから何を言えば良いか……いや、あの話しをどう切り出すかで迷っているんだろう。


「あー……西園寺?」

「……な、なに?」

「お前が気に入るかどうかは分んねぇけど……これ、やるよ」

そう言って左右田が鞄から取り出したのは小さなプレゼント箱だった。「開けてもいい?」と西園寺が了承を取ってリボンを解き、箱の中から中身を取り出す。


「これって……!」

イン・ビンドロ・ローズ。左右田がこれなら小泉も西園寺も喜ぶだろうと前もって二個分用意していた物だ。

「えっと…本当にもらってもいいの?……えへへ、ありがと! 大切にするね!!」

普段左右田に向けるそれとは考えられない程の眩しい笑顔を向ける西園寺。その笑顔は左右田の……男の心臓を高鳴らせるのには十分過ぎた。

「……ねぇ、左右田お兄。ちょっとの間だけで良いから、私の話、聞いててくれる?」

始めは、本当にちょっとした悪戯心だった。「髪を派手な色に染めてださい黄色のつなぎを着た、いかにも「高校デビューに失敗しました」と言わんばかりのヘタレ男それをいつものように罵倒する。

その反応がとても良好だったから、ついついそれが癖になってしまっていただけ。十神(真)お兄の模倣をした超高校級の詐欺師である十神(偽)お兄や、何を言っても笑い飛ばされてしまう弐大お兄。変態の花村お兄。そんな他のクラスメイトと違ってちゃんとこっちの欲しい反応をしてくれるから、ついついそれが日常的になってしまっただけ。……そんな日々を過ごしていたからだろうか。左右田お兄の悪いところだけじゃなくて、良いところも沢山目に付くようになっていった。途中から編入してきた日向お兄と友達になってからは、さらにそれが顕著に見えるようになった。

意外と頭が良く(と言うか普通科の成績では常にトップ層)とても常識的で謙虚な思考の持ち主。
貞操戒念がシッカリしていて、相手が本気で嫌がることは絶対にしない。(ソニアお姉に対しては常に暴走気味だったけど)
実は友情に厚く、なんだかんだで暴走気味なクラスの皆にツッコミを入れて、話しの流れをを常に正常な物に戻してくれる。

ヘタレで、臆病で、ソニアお姉に気持ち悪いほどの執着と劣情を抱いていて、普段はとてもじゃないが頼りがいがない様に見える左右田お兄だが、実はとても素敵な男の子なのだと、少しずつ気づいていった。

……その気持ちが「恋」って奴に変わったのは、きっと、自分でも気づかない程前の頃。自分自身で内に芽生えた「それ」を否定していたって言うのもあるけど、左右田お兄がソニアお姉に夢中だったから。
ソニアお姉は嫉妬したくても出来ないほど綺麗で可愛くて、高貴な身分で、左右田お兄の好みにドストライクな金髪碧眼の美少女で……。
だから、私は左右田お兄と「いじめっ子といじめられっ子」な関係を維持することしか出来なかった。そうすることでしか、お兄の傍にいられなかった。

思えば、あのちんちくりんな幼女体系がたった一年でこんな風に変わったのも「それ」が関係しているのかもしれない。碧眼は無理だけど、今の私は立派な金髪の美少女だ。
だから左右田お兄がソニアお姉に振られたって知った(半ば「知ってた」とは思った)時は、内心小躍りした。「これで少しは私の事を意識してくれるかも!」なんて心の奥底では思っていた。

だから。「俺と付きあってくれ」なんて死んだ魚の様な目で告白されたときは、本当にブチ切れた。考えられるありとあらゆる言葉を使って散々に罵倒した。「アンタは女の子と付きあえれば誰でも良いのかこのクソDT!! 一生独りでマス扱いてろ!!」
私はソニアお姉じゃない。私はソニアお姉の代わりにはなれない。私はそんな絶望的な目をした左右田お兄なんて見たくない。史上最低とも言える状態での告白なんてどんな女の子でもNGだろう。

……数日経ってからあんな告白をしたことは真摯に謝られたけど、それでも腹の虫は収まらなかった。(恐らく)私と同じように左右田お兄に対して淡い恋心を抱いている小泉お姉とのデートに割り込むような真似までさせた。大好きな小泉お姉に「嫉妬」なんて感情まで抱かせたのだ、このモブは。

……それでも、今日は楽しかった。小泉お姉と左右田お兄。私にとって大切な二人と朝から夕方まで遊び倒して、触れ合い広場で、室内プールで、マジックショーで、私は素直に心の底から笑顔になれた。左右田お兄がこれほど一生懸命にデートの計画を立ててくれたいたと言う事が何より嬉しかった。


「……西園寺、お前……」

「……話半分で聞いて良いよ。自分でも「今更何言ってんだろ」って思うし」

散々虐めた。散々罵倒した。左右田お兄の嫌がるようなことを、私はこれまで積極的にやり続けてきたのだ。これで好かれていると思う方がどうかしている。
……それでも、私は言葉にしたい。どうせ変わるなら、自分から変えたい。それで何かが壊れてしまうとしても、それを受け入れて前に進めるようになりたい。


「……好きだよ、左右田お兄。本当の本当に。心の底から大好きなんだ」

「…………西園寺」

↓2 高コンマほど左右田が男を見せる。デート開始からここまでのゾロ目合計3かつかなり良い雰囲気のデートが出来ていたので補正値+30

補正値を付けておいて本当に良かった……(滝汗)

一歩半、左右田が西園寺の方に近づく。西園寺は後ろに下がらなかった。左右田はそのまま衝動に任せて西園寺を抱きしめようとして……。そのまま止まったかと思ったら、元の位置に戻った。

「お兄……?」

「やっぱダメだ」

左右田は沸いて出た衝動を振り払うようにブンブンと首を横に振る。


「今の俺じゃあお前につり合わない。つり合うような男じゃねぇよ」

左右田は西園寺の目を真っ直ぐ見つめながら言葉を紡ぐ。その有様は、まるで小さな子供を説得する兄の様にも見えた。

「相手の気持ちや想いも考えずに勝手にソニアさんの事を一方的に好きになって、周りの事を考えずに見当違いの方向に突っ走るような男だったんだぜ? 挙げ句の果てにはフラれた反動でクラス中の女子に告白とかふざけたことをしでかしてよ……」

「……」

「お前の言う通りだよ西園寺。俺はバカでマヌケで、周りの事なんて少しも注意が行かなくて、俺を本気で好いてくれてる女の子の気持ちすら今の今まで気づかなかったモブ中のモブだ。そんな男が超高校級の日本舞踏家で美少女のお前と付きあう? ちゃんちゃらおかしくてどれだけツッコミを入れたら良いか分んねぇよ」

「そんなことない! 私はお兄の……!!」

「だから、つり合うようになる」

「……え?」

「何をするべきかなんてハッキリとは分んねぇけど、途中でくじけそうになっちまうかもしんねえけど……。勉強して、特訓して、お前につり合うような男になってみせる。俺の中の情けねぇ所を徹底的に叩き直して、必ずもう一度お前を惚れ直させてみせる」

(左右田……)

その言葉は、物陰に潜んでいる俺の耳にさえ強く響いた。……これは宣誓だ。男として一人の女の子に対する絶対の誓い。自分の弱いところを認め、それを克服するという宣誓。

「……だからそん時は、もう一度。今度は俺の方から告白させてくれ。……長い間我慢させておいてあれだけど、もう少しだけ待っててくれないか?」

左右田の真剣な表情に対し、西園寺は頬を紅くしていた。「……期待しないで待ってるよ」その言葉を最後に、二人は寄り添うようにアミューズメント施設から離れていった。

後日。俺は自分の担当教室「超高校高級の相談窓口」で左右田と向き合っていた。

「……つー訳で、ガラじゃねぇけど1から鍛え直すことにしたわ。ヘタレなところも、簡単に乗り物酔いするところも、怖がりな所も……必ず今よりマシにしてみせる」

「……そっか」

ワザワザ七海にまで付いていって貰いながら、何の手助けも出来なかった自分が憎らしい。それどころか俺は西園寺の恋路を邪魔するky野郎になるところだったのだ。小泉があの場で立ち去っていなければ、西園寺が勇気を出して告白をしなければ、二人の関係は未だに「いじめっ子といじめられっ子」のままだっただろう。

「……ありがとな、相談に乗ってくれて」

「いや、俺はなにもできなかったよ。それどころか余計な事をしてあいつらの思いを台無しにする所だったんだ」

小泉と西園寺に事情を話して謝罪できないのが恨めしい。きっとこの罪は、俺が墓場まで持って行かなければならない物だろう。

「そんな事ねーよ」

ニカッとした笑顔で左右田は言う。

「あれこれ計画を考えて色々アドバイスしてくれたり、七海まで連れてワザワザ様子を見に来てくれたり……本当に心強かったんだぜ?「日向がいてくれる」って考えるだけで、俺の心に余裕が出来てたんだからよ」

「左右田……」

「だから……まぁ、あれだ。本当にありがとうな、ソウルフレンド」

本当に嬉しそうに笑いながら、左右田は俺にお礼を言った。その笑顔を見て「ああ、俺も頑張らないとな」と強く思ったのだった。

チュートリアルQuest 左右田の依頼をクリアしました!!

後の相談で左右田の手を借りることが出来るようになりました。

・コンマ値にもよりますが、左右田に相談することで便利なアイテムを制作して貰う事が出来ます。
(ただし、彼はあくまで「メカニック」なので「発明家」である彼女には及びません。逆に「壊れた機械類を修理して欲しい」という依頼なら彼の手を借りれば一発でしょう)

Quest1 超高校級の探偵(女子)編

「だぁああああああクソッ! また負けた……! おい七海! このコンドルみたいなレプリロイド、本当に1面ボスなのか!? 動きが読みにくいわ(向こうの)当たり判定は大きいわ、時間制限はあるわでトンでもなく難しいんだが……!!」

「初代のコンドルは多くのゲーマーを屠ってきた猛者だからね……弱点が突ければ良いんだけどその手段もないし、武器のレベルも弱いからここでピチュるプレイヤーは相当多いよ」

「あと残機2回で倒せる気がしない……」

「大丈夫大丈夫。死にゲーとはそういうものなんだから、日向くんならきっとクリアできるよ」

ポンポンと俺の頭を撫でて慰める七海。俺はこの前の報酬として難関ゲームのRTA攻略を一緒にしていた。していたんだが、七海が持ってきたレトロゲームというのが初見殺しの嵐で、正直RTAどころではない。七海はもう既にラスボスを倒して(しかも縛りプレイで)エンディングを迎えているが、俺は1面ボスすら未だ倒せていなかった。

今度こそ、敵の動きくらいは完全に把握してみせる……!! と意気込んだところで教室のドアがコンコンと叩かれた。急いでゲームを机の中にしまい、「どうぞ」と声を掛ける。

「お邪魔するわね」

「霧切」

俺達の後輩……78期生の超高校級の探偵「霧切響子」希望ヶ峰学園の学園長の娘でもある彼女は、俺達77期生の中でも有名だ。この前の左右田の兼で力を貸してくれたお礼として、何か相談があれば最優先で受けるという契約を交わしている。

「んー……相談事なら私は席を外してるね」と七海が教室を出て行ったのを見届けてから、俺は霧切に話し掛ける。

「なにかあったのか?」

「ええ、実は↓3」

>>1はIQが猿並みのバカですので殺人事件やなんやらの謎解きをシナリオに組み込まなくてはならない依頼はどうかお止めください(土下座)

全力で頭を抱える>>1

狛枝「安価は絶対なんだよ? 君の希望はその低度なのかい?」

霧切「苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしいのよ」

日向「…………ごめん、なんて?」

何かの聞き間違いだと確信した俺は「ふぅ……」と大きく息を吐きながら霧切に尋ねる。

霧切「だから、苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど、今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしいのよ」

(聞き間違いじゃなかった! と言うか聞き間違いであって欲しかった!!)

両手で頭を抱える俺に対し、霧切は不思議そうな顔をしている。

「……なぁ、それってマジなのか? 何か冗談って事は……」

もし霧切の言っている事が本当ならあの苗木が四股(しかも内1名は男)しているクズと言うことになってしまうんだが……」

霧切「↓2」

01~50 日向をからかうための冗談
51~70 つきあってはいないが、今度みんなで遊びに行くというのは本当
71~90 全員苗木のことが好きで牽制し合っている状態
91~00 大マジです(頼むからこれだけは当たるな)

うわぁあああああああああああああああああ!!(絶望堕ち)

霧切「何言ってるの? 本気に決まってるじゃない」

日向「マジか……マジかぁ……」

俺は虚無のような感情を抱きながら天井を仰ぎ見た。もしや夢でも見ているのではないかと膝の肉を思いっきり抓ってみるが、目が覚めることは無い。間違いなくその言葉は真実の言霊なのだと嫌でも思い知らされる。

俺は脳みそをフル回転させて、これからどうするべきかを考える。この状況でまずしておかなければいけないことと言えば……

日向「すまない霧切。早速で悪いんだが1時間ほど席を外して貰えないか?」

~~~~~数分後~~~~~

苗木「あ、あのー……日向先輩。ボク、なんで急に呼び出されたんですか?」

霧切を教室外に追いだした後、俺はすぐさま苗木に連絡を取って超高校高級の相談窓口に即来るように告げた。問答無用で、かなり強い口調を使ってだ。
この件を解決するには当事者の苗木の認識と発言が大きな意味を持ってくる。……最悪の場合。あくまで最悪の場合、なのだが……。

日向「名前は言えないんだが、某生徒からお前が4又してるから何とかして欲しいって依頼があってな……」

苗木「んなっ!?」

日向「なぁ苗木、お前本当に4又なんて節操のない事してるのか?」

01~30 それは違うよ!(そもそも告白などしていない)
31~60 それは違うよ!(自覚が無い)
61~90 それに賛成だ!(自覚がある)
91~00 あとは戦刃さんとセレスさんと江ノ島さんと大神さんだけなんだけど、どうすれば7又出来ると思いますか?

また忘れたよ! 絶望的だね!! ↓2

よかったクズ木くんにならなくて本当に良かった……!!

苗木「それは違うよ! 断言する。ボクは誰にも告白なんてしていない!!」

日向「そうか……そうか……」

苗木「というかボクがつり合うような女の子なんてクラスにいないよ……」

心から安心する一つ法で一つ気になることがある。何故霧切があんな嘘を付いたのかだ。……いや待て、もし仮に嘘を付いていないとすれば……

①朝日奈を呼び出す
②舞園を呼び出す
③不二咲を呼び出す

↓2

……こういう時は兎に角証言を集めるに限るな。
俺は一旦苗木を帰らせ、この前(照明落下事件の時)舞園から教えて貰った電話番号をプッシュする。アイドルの仕事と被っていたら仕方が無いから諦めようと思っていたのだが、どうやら大丈夫だったらしく、舞園はすぐに教室へとやって来てくれた。

舞園「えっと……一体何の様ですか日向先輩」

日向「いやー……その、だな……」

舞園「……もしかして苗木くんか霧切さんの事ですか?」

ドキリと心臓が高鳴った舞園さやかは妙に勘が良いと噂で聞いた事があるが、これが「エスパー」って奴なんだろうか。

日向「……失礼も無礼も承知で、単刀直入に言うぞ。お前、苗木と付きあってるのか?」

舞園「↓2」

01~30 ええっ!? 付きあっていませんよ
31~60 はい! 苗木くんが告白してくれたんです♪(と、舞園は思っている)
61~90 ええ。でも苗木くんも大変ですよね。四人もいる彼女を満足させなくちゃいけないんですから……
91~00 ええっ!? 付きあっていませんよ。……寧ろ私は、その……(モジモジ)

↓2 今日はここまで。頼むからこれ以上カオスな事にしないでくれとコンマ神に祈りながら寝ます。明日は夕方の5時から6時。9から11時に更新予定です。お暇でしたら是非。

一時間ほどですが再開します。


舞園「はい! 苗木くんが告白してくれたんです♪」

そう返答された時、俺は一体どんな顔をしていただろうか。きっと、苦虫を噛みつぶしたような表情だったに違いない。

日向「そ、そうか……」

舞園「ええ。本当はアイドルに恋愛はNGなんですけど……あそこまで情熱的に告白されてしまうと、女の子としての私の方が堕ちてしまって……♡」

……「じゃあ苗木が霧切や朝日奈とも付きあっているのを知ってるか?」と問いかけたかった俺の口からはなにも出てこなかった。
事態がどう転ぼうが、この事件(大袈裟な表現をしたつもりは無い)に関われば関わるほど厄介事に巻き込まれそうな予感がしたからだ。

どこかで食い違いが、もしくは認識の齟齬が、あるいは誰かが嘘を付いている。それがどんな物であれ、触れてはいけない地雷がそこら中に埋まっている気がした。

舞園「……日向先輩?」

日向「ああいや! すまない。ちょっとした依頼でな。お前と苗木が付きあっているんじゃないかって噂が流れててな。その調査を依頼されたんだ。……言いたくないなら別に言わなくて良いんだが、一体どんな風に告白をされたんだ?」

舞園「↓2」

舞園「お酒入りのチョコレート……ウイスキーボンボンを一緒に食べてたときなんですが、当然、熱烈なキスをされた後に、僕はさやかさんが好きだ!付き合ってほしいって言ってくれたんですよ♪」ポッ

日向「お、おおう……」

いやそれ完全に苗木が酔ってただけじゃ……。いやダメだ。まだ推理の材料が圧倒的に足りない。時間は掛るかもしれないが、この事件の全容を把握してからでないとどう動こうが悪手になる気がする。
全ての関係者、もしくは苗木のクラスメイトに事情を聞いてからじゃないと……。

①朝日奈に会に行く
②不二咲に会いに行く
③霧切、苗木、舞園、上記二名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。

↓2

そこ行っちゃったかぁ……そこ(ラスボス候補)行っちゃったかぁ……!!

日向「と、言う事なんだが……」

江ノ島「ほうほう、事情はわかりました。んで? 地雷原の真っ只中にいる日向先輩は私様にどうしてほしいので?」

何で俺はこいつに事情を聞きに来てしまったんだろうか……。江ノ島盾子。超高校級のギャルであり、自らを超高校級の絶望と名乗っている78期生……いや、現希望ヶ峰学園生徒の中でトップクラスの危険人物(噂)。
その圧倒的な分析力と飽きっぽさから何か世界級のとんでもない事件を起こそうと企んでいたようなんだが、どんな心境の変化があったのか、今は普通の学園生活を謳歌している普通の高校生(に見える)だ。

日向「直球に聞くぞ。お前はこの事態をどう見てる? 食い違いか? 勘違いか? それとも誰かが嘘を付いたりしてると思うか?」

江ノ島「……」

日向「お前なら事件の全容を掴めているんじゃないかと思ってな」

江ノ島「↓2」

01-30 当然掴んでいるがはぐらかす
31-60 当然掴んでいるが、面白おかしく改変した虚実を教える
61~90 教えても良いが、交換条件を出してくる。
91~00 江ノ島「えっ、なにそれ怖っ」

江ノ島「いやーん♪ 超高校級の相談窓口である日向先輩に逆に相談されるとか私様困っちゃーう♪」

日向「……まともに教える気は無いみたいだな……」

それならもういいと空き教室を出ようとした俺の手を、江ノ島が掴んでグイッと引き寄せてきた。

日向(う、うわっ!)

えのしまの豊満な胸が背中に押しつけられる。江ノ島に対する印象事態大して無い俺だが、こんな事をされると男としていやでも意識してしまう。

江ノ島「別に教えないとは言って無いでしょー? 実は苗木達ってば↓3(面白おかしく改変した虚実)」

今回はここまで。また9時にお会いしましょう。

何でちょっと目を離した隙に更新が入るンですかねぇ……?(Windows)
遅くなりましたが始めます。

江ノ島「あいつらってばセレスとの賭け麻雀にボロ負けして何か色々罰ゲームさせられてるらしいんだよねー」

日向「罰ゲーム?」

江ノ島「ええ。具体的な内容までは私様にも分りませんが、何やら色々と命じられてるらしいです。苗木の言葉がそう(嘘)なのか、霧切の言葉がそう(嘘)なのか、舞園の言葉がそう(嘘)なのか……いやぁ、推理のしがいがありますねぇ」

日向「………」

素直にこいつの言葉を100%信用する気は無いが、証言の一つとして覚えておいた方が良さそうだ……。
実に面白そうな顔をしながら「それじゃーねー」と江ノ島は空き教室を出て行った。

さて……

①朝日奈に会に行く
②不二咲に会いに行く
③セレスに会いに行く
④霧切、苗木、舞園、上記三名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。
⑤もう色々面倒臭い&独りで抱え込みたくないので最原にも調査を依頼する。(断られる可能性があります

↓2

やはりこう言うのは比較的客観的に物事を見える奴にも事情聞いた方が良いだろう。
と、言うわけで78期生である超高校級の御曹司「十神白夜」に会いに来たんだが……

「断る」

「ええ……?」

事情を話した途端、にべもなく話を打ち切られてしまった。

「何故俺がそんな見るからに危険な地雷原にツッコまねばならん。適材適所だ。そういうのは相談窓口であるお前の役目だろう」

「いや、だからこそお前に話しを聞きに来たんだけど……」

「兎に角断る。そもそも俺が知っている事など何も無い。それと、俺に協力を仰ぎたければそれなりの実績を……せめて5つは依頼を解決してからにしろ」

そう言って十神はこちらを一瞥することなく教室を出て行ってしまった。……あいつの協力を得るには依頼を合計で5つはこなす必要がありそうだ。さて……↓2

①朝日奈に会に行く
②不二咲に会いに行く
③セレスに会いに行く
④霧切、苗木、舞園、上記三名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。
⑤もう色々面倒臭い&独りで抱え込みたくないので最原にも調査を依頼する。(断られる可能性があります

兎に角情報だ、どんな探偵だって情報と物証がなければ推理は出来ない。江ノ島の発言だけでは信用出来ない……とくればだ。


戦刃「えっと……事情は分ったけど……私に何か出来るかなぁ?」

彼女の姉である超高校級の軍人「戦刃むくろ」にも話しを聞いてみよう。十神とは違い、一応はこちらに協力してくれるらしいが……。

日向「この際なんでも良い。少しでも手がかりが欲しいんだ。なにか知らないか?」

戦刃「↓2」

01ほど碌な情報を知らない00ほど詳細を把握している

↓3

01ほど情報を話してくれない。00ほど情報を(江ノ島に口止めされていたことでも)漏らしてしまう。

戦刃「えっと……ごめんね。私も詳しい事情は知らないんだ」

日向「……そっか。時間を取らせて悪か「……でも」ん?」

戦刃は困ったような、それでいて複雑そうな表情でこう言った。

戦刃「苗木くんが4又してるなんて噂、私は聞いた事ないよ。「誰かと付きあってるんじゃないか」って話しなら聞いた事あるけど……」

……どういう事だ? 霧切の証言が確かなら苗木は霧切、舞園、朝日奈、そして不二咲に手を出している。けどこれまでの話しと組み合わせると舞園と付きあっている(仮)のはまぁ(100歩譲って)事実だとしても、戦刃の「4又してるなんて噂は聞いたことない」という発言と食い違う。
……なんだ? そもそもどうして霧切はあんな無茶苦茶な依頼をしてきたんだ? ……まだ情報が足りないが、もうあまり時間がない。自由に動けるのはあと2回ぐらいだろう……。

↓2

①朝日奈に会に行く
②不二咲に会いに行く
③セレスに会いに行く
④霧切、苗木、舞園、江ノ島、戦刃、十神、上記三名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。
⑤もう色々面倒臭い&独りで抱え込みたくないので最原にも調査を依頼する。(断られる可能性があります)

やはり当事者の一人に話しを聞くのが良いだろう。と、言うことで俺は希望ヶ峰学園のプールに向かう事にした。この時間なら十中八九「あいつ」がいると踏んだからだ。

朝日奈「あれ? 日向先輩じゃん。なになにどしたの? あ! もしかしてドーナッツの差し入れに来てくれたとか?」

水着姿で眼をキラキラさせながら言うが、こっちはもうそれどころではない。残り時間はもう限られているのだ。

日向「ドーナッツなら後日にでも買ってやるから頼む、質問に答えてくれ……。お前、もしかして苗木と付きあってるか?」

朝日奈「↓2」

01~30 ええっ!? 付きあってないよ!!
31~60 う、うん。苗木が告白してくれたんだぁ……えへへ(と、朝日奈は思っている)
61~90 うん。でも苗木も大変だよね。四人もいる彼女を満足させなくちゃいけないんだから……
91~00 ええっ!? 付きあってな……。あ、違う違う!。うん! 付きあってるよ!!

朝日奈「う、うん! 苗木が告白してくれたんだぁ……えへへ。……ってどうしたの日向先輩。蹲って頭を抱えるような真似して」

日向「い、いや。なんでもない……なんでもないんだ、あはははは……」

もう何がどうなっているのか分らない。舞園と同じく朝日奈も「自分が苗木と付きあっている」と思っている(苗木の証言が事実ならの話だが)らしい。

日向「相談窓口の依頼の調査中でな……言いたくないなら別に言わなくて良いんだが、一体どんな風に告白をされたんだ?」

朝日奈「↓2」

朝日奈「なんかね、変わったチョコレートのお菓子を一緒に食べてたんだけど……食べ終わってから数分後に「朝日奈さん、僕は君が好きだ!ずっと一緒にいたい!」って言ってくれたんだー♪」

日向(……舞園の時と一緒だって……?)

……僅かなりとも見えてきたような気がする。この事件の真相って奴が……何で霧切があんな依頼をしてきたのかが。
さて、じゃあ次に話しを聞くべきは……

↓2

①不二咲
②セレス
(最原は情報を得るために1ターン消費するので事実上もう使えません)

セレス「……それで、私に何のようですの?」

超高校級のギャンブラーの研究教室で、俺は机を挟んでセレスと対峙していた。江ノ島の発言……その真意を確かめる為だ。

日向「超高校高級の相談窓口としての依頼でな。詳しくは言えないんだが、お前が苗木達にギャンブルで勝って罰ゲームをさせてるって聞いたんだ。単刀直入に聞くぞ。それは本当か? 本当だとして、どんな罰ゲームを命じたんだ?

セレス「↓2」

01~30 ただで教えるのもツマラナイですし、私とのギャンブルに勝てば教えましょう
31~60 教えても良いですが、条件がありますわ。
61~90 今日はとても気分が良いんですの。特別に教えて差し上げましょう。
91~00 ? 一体何のことです? サッパリ訳が分りませんが。

セレス「……日向くん。苗木くんに負け時劣らず、貴方はとても運が良い方ですね」

日向「? それは、どういう……」

セレス「普通であればこのセレスティアルーデンベルグ。貴重な情報をただで渡すなど有り得ないのですが、今日は体調も運もとても良く……有り体に言ってしまえば機嫌が良いんですの。なので教えて差し上げますわ。勝者である私が、彼らに何を命じたのかを……」

↓2 この安価を元に真相を考えてくるので今日はここまで。それにしてもまさかの謎解き展開になるとは予想だにしなかった……。

命令したのはただ一つ、江ノ島さんが持ってきたチョコを一緒に食べる事ですわ。後から聞いたのですが、チョコの中身は酒入り何ですが、そこに江ノ島さんが苗木君が好きな人に積極的になってしまう薬をブレンドしたのですわ。

↑上 すみません、そういう事ではなく「セレスが何を五人に命じたのか」という話しです。
ですが、それはそれとして真相の一つとして使えそうなのでストックとして取っておきます。

再安価↓2

あ、書き込んでいる内に良いのが来てた。>>314を採用します。

再開します。↑ああ、そういう事だったんですか……ですがもう確定的な部分まで書いてしまったので……今回はごめんなさいということで。

セレス「命令したのはただ一つ、江ノ島さんが持ってきたチョコを一緒に食べる事ですわ。後から聞いたのですが、チョコの中身はお酒入りで……所謂「ウイスキーボンボン」なんですが、そこに江ノ島さんが何か細工をしていたようですわね」

確定だ。ほぼ間違い無い、苗木の言動がおかしくなっていた(仮定)原因は江ノ島が用意したというチョコだ。だが、確かめなければいけない事がまだまだある。

日向「……お前は食べなかったのか?」

セレス「まさか。あの江ノ島さんが何の見返りもなく渡してきたチョコですのよ? 何が入ってるか分った物ではありません。流石に毒薬ではないだろうと踏んでいましたが……まさか媚薬や混乱薬の類いだとは思いませんでしたわ」

……何の悪びれもなくそういうセレス。正直その場で説教の一つでもしてやりたい気分だったが、今はそれよりも重要な事がある。──その言葉、斬らせてもらう!!

日向「……五人に命じたっていう命令は本当に一つだけか?」

セレス「……ええ。間違いなく」

日向「そうか……。でも「あとから聞いたのですが」って言うのは嘘だろう?」

セレス「……何の根拠があってのことか、聞きましょうか」

根拠ならある。苗木が「何故か」舞園、および朝日奈と「二人っきりになった時にチョコレートを食べていた」という事だ。

日向「「このチョコを食べろ」って命令なら戸惑う必要は無い。どうせ食べなくちゃ行けないんだから唐辛子入りだろうがわさび入りだろうがその場で喰えば良い。むしろその場で喰わせた方がお前にとって利がある。だって持ち帰ったあと捨てられて「ちゃんと食べた」って嘘を付かれたらそこまでなんだから」

セレス「…………」

日向「お前はチョコを喰わなかったんだろう? 五人で口裏を合せられてチョコの味や食感まで統一の感想を述べられたら嘘かホントか確かめる術が無い。江ノ島に聞いてもボカされるだけだろうしな。お前のような聡い奴がその点に気づかない訳が無いんだ」

なのにセレスは持ち帰って食べることを許可した。その理由は恐らく……

日向「お前、本当はチョコの中に何が入っているか知ってたんじゃないか? 苗木だけに効果のある薬が入っているってな」

セレス「その推測は甘いんじゃありませんこと? 私がそれを事前に知っていたとして、五人がその場で食べてしまえばなんの意味も……」

いや、ある。特定の条件ではあるが、五人……正確には四人に「チョコを持ち帰って食べる」という選択肢を取らせるだけの方法が。

日向「苗木以外の四人に「チョコの正体を秘密裏にバラしていた」……「貴方だけには教えておきますが」って前置き付きでな」

セレス「……!!」

日向「その上で、四人全員が苗木に恋慕に誓い情を抱いていた……これなら筋は通る。チョコを持ち帰って苗木と二人っきりになったタイミングでチョコを食えば完璧だ。間違い無く苗木は我を失って自分に告白もどきをしてくれるんだから」

苗木に記憶が無かったのはチョコの効果があくまで一時的な物だったから。そして四人が「自分達は苗木と付きあっている」という勘違いをし続けているのは「チョコの効果が永続的だと勘違いしているから」だ。……だけど、それでも一つ疑問が残る。が、それはセレスに聞いても意味がない。この依頼をしてきた当事者に聞かなければ。

セレス「…………ふぅ。流石は超高校級の相談窓口。霧切さんや最原くんに次ぐ推理力の持ち主。という噂を舐めていましたわね」

セレスは脱力するように肩の力を抜いた。

セレス「ええ。それであっていますわよ。面白い見世物になるやもと考えてみたのですが……どうやら中途半端な結果に終わってしまったようで」

日向「「チョコの効果が一時的な物」っていうのも江ノ島から聞かされてたな?」

セレス「ええ。四人同時に詰められて慌てふためく可愛い苗木くんが見れるかもと思ったのですが……」

本当に悪びれもなくそう言ってのけるセレスに呆れるやら怒りを覚えるやらで溜息を付くことしか出来ない。77期生と言い78期生といい79期生といい……いやそれ以外のOBOG含め、希望ヶ峰学園の関係者にはなんで頭のネジがぶっ飛んでるような奴が必ずいるんだ……!!

日向「俺はもう行くぞ。最後に確かめなくちゃ行けないことが出来たからな」

セレス「あら? 糾弾の一つでもされると思っていたのですが……そうしませんの?」

日向「してやりたいのは山々だが、それは後回しだ」


確認しなければならない。この「依頼」を俺にしてきた超高校級の探偵に。本当の意味で彼女が俺に託してきた「依頼」を解決するために。

霧切「……それで、貴方はこの一時間でどんな真実を見つけてきたというの?」

超高校級の相談窓口の研究教室。そこに用意された来客用のソファーに座りながら霧切は言う。その声は物腰柔らかいと言うより、俺に何かを期待しているような声色だった。

日向「ああ……。結論から言うが、お前のしてきた「依頼」に真の意味で協力することは可能だと思う。

霧切は「そう」と短く呟き「それで?」と俺に次の発言を促してきた。

霧切「聞かせて貰えるかしら。貴方の見つけてきた真実を」

日向「ああ……」

クライマックス推理開始!!

事の発端は、江ノ島がセレスに渡してきた「苗木にのみ効果のある媚薬入りウイスキーボンボン」だった。

恐らく江ノ島から直接渡したんじゃあ「警戒して食べてくれない」と踏んだんだろうあいつは、セレスに……超高校級のギャンブラーに報酬を払って、ある依頼をする事にしたんだ。「なんとかしてこのチョコを苗木及び苗木を好いている奴に喰わせてくれ」……みたいな内容だと思う。
チョコレートの効果を聞いて「面白そうだ」と踏んだセレスはそれに協力することにした。苗木、霧切、舞園、朝日奈、そして不二咲を呼び出していつものように賭けギャンブルをする事にしたんだ。
セレスから日常的にギャンブルに誘われていた苗木は勿論、彼が行くならと他の四人も超高校級のギャンブラーの研究教室に付いてきてしまった。……それが江ノ島とセレスの甘い罠だとも気づかずに。

ギャンブルは当然の様にセレスの圧勝。セレスは罰ゲームとして「このチョコレートを食べてみてください」と五人に要求してきた。「この場で食さなくても結構ですよ」と前置きをした上で。……だけど水面下ではセレスによるある計略が動いていたんだ。

セレスは苗木以外の一人一人に「貴方だけには教えておきますが」ってチョコレートの効果をバラしていたんだ。四人はきっとこう思っただろう。「これで苗木くんともっと親密な関係になれるかも」って。
そうして四人は一人ずつ、別々に行動をし始めた。何とか苗木と二人っきりに慣れる状況を作って、取っておいたチョコレートを苗木に食べさせたんだ。酒と媚薬が入ったチョコレートを食べた苗木は、キスまでして「君が好きだ」と告白してしまった。

……そうして二つの行き違いが起こった。一つ目は「チョコレートの媚薬による効果時間」と「苗木が当時の記憶を失う」事を四人が知らなかったことだ。
だから苗木は「誰にも告白なんてしていない」なんて証言をしたし、舞園と朝日奈は「自分は苗木とつき合ってる」って証言の食い違いが起きた。

日向「だからこそなんだが霧切、お前は……お前だけは自分以外にもセレスが「チョコレートの効果をバラしている」って知ってたんだよな?」

霧切「……・根拠は?」

日向「お前がしてきた依頼その物だよ」


霧切『苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしいのよ』                               


霧切「……」

日向「舞園も朝日奈も、そして恐らく不二咲も、自分だけが苗木とつき合ってるって思わせるような証言をしてるんだ。『苗木が4又してる』って受け取れる証言をしたのは霧切、依頼をしてきたお前だけなんだよ。そしてお前のいうプランっていうのは……」

霧切「↓2よ」

01~30 事実を皆の前で話し、苗木に謝罪をするためのプラン
31~60 事実を皆の前で話し、苗木に誰とつき合うかを(当然自分が良い良い)を選んで貰う為のプラン
61~90 事実を皆の前で話し、普通に皆でデートをするためのプラン
91~00 苗木にこのまま4又して貰うためのプラン

すごい面白いけれど安価は曖昧にしない方がいいと思う
すぐ訂正書いてくれたし、あの安価採用したら下げも含めると何連続採用になるから意味なくなると思う
連続安価取りの原因は人がいないこともあるって感じだから、安価下2に無理にしなくても下1とかにしたら連続安価取りも防げるんじゃないかな
下1にする代わりに連続安価取り禁止で確定すればいいと思う

77のゾロ目……だと……!?

霧切「事実を皆に話して、皆で仲直りのデートをするためのプランよ。……苗木くんには心から謝罪しないとね。ある種の暴走状態にあったとはいえ、薬物が混入されているって分っていたチョコを食べさせて、キスに告白までさせたんだから」

やっぱりそういうことか。デートのプランはプランでもそういう複雑な事情があるのなら、ただのデートプランでは意味がない。苗木に皆で謝って、ちゃんと仲直りをした上でキチンとした好意があることを一人一人告げていこうと言う事なのだから。

日向「お前さぁ……事情は分ったけど、それならそうと最初から説明してくれよ。お前なら事件の全容を真っ先に掴めてただろう」

おかげで学園中を無駄に奔放する事になってしまった。推理に頭を使い、悩みに悩んだ故か、頭も相当疲れてしまっている。

霧切「ごめんなさい。……でも、事情が事情だけに「真実」に自力でたどり着ける人でないと相談できなかったのよ。少なくとも私はそう思ったわ」

ようは「超高校級の相談窓口」としての俺を試していたって事か。気持ちは分らなくも無いが、やっぱり最初から素直に話して欲しかった。

霧切「それで? このふざけた茶番を終結させる依頼は受けてくれるのかしら。超高校級の相談窓口さん」

日向「言っただろ。受けるよ。苗木に許して貰える方法を、皆で仲良く遊びに行ける方法を、一緒に考えよう」

霧切「……ええ、よろしくお願いするわ。日向先輩」

こうして俺と霧切は、何日も何日も使ってデートの作戦と苗木や皆に真実を伝える方法を考えた。……結論から言ってしまおう。この事件の結末は……(77のゾロ目なので後味が悪い結果は排除)

01~30 無事苗木に許して貰えたし、みんなで仲良く遊べた。
31~60 無事苗木に許して貰えたし、「皆に「好きだ」っていって貰えて嬉しいよ」という返事を貰えた。
61~90 無事苗木に許して貰えたし、苗木から全員への好感度が大きく上がった。
91~00 え? 記憶が無いとは言え告白したんだから責任を取ると言いだしただって?

↓2

>>325 なるほど……早速ご検討させていただきます。

霧切の相談を受けてから数日後。俺と霧切は超高校級の相談窓口の研究教室で向かい合って座っていた。理由は勿論、この事件の結末を霧切に教えて貰う為だ。

霧切「結果から言うと大成功よ。苗木くんには皆で誠心誠意謝ったら許して貰えた……。それどころか「皆に「好きだ」って言って貰えて嬉しいよ」なんて返事まで貰えたわ」

日向「そっか……良かったな」

一歩動き間違えば大爆発が起きかねなかった地雷原を、俺はなんとか無事に渡り終えた。霧切が俺を試すような真似をしたからなのだが、今回は本当に疲れた……。

霧切「日向先輩にも本当に迷惑と苦労を掛けてしまったわね……改めて、お礼と謝罪を言わせて貰うわ。ごめんなさい、そしてありがとう」

肩の荷が下りたかのように霧切は微笑む。これから先、彼女達の苗木を巻き込んだ恋路がどうなっていくのかは知らないが、きっと後悔のない物になるに違いない。


霧切との絆が深まりました!

安価で「霧切に依頼して探って貰う」が出来るようになりました!
超高校級の探偵なだけあって、彼女は高確率で真実を暴いたり、難しい依頼をこなしてくれたりします。
ただし、真実を掴むのにターンを幾らか消費するので、即座に動かなければいけない事態などの時は依頼できません。

……よっしゃぁ! 自分でも頭を抱えた安価を捌ききってやったぞオラア!! どうすれば良いんだと悩みに悩みましたが、人間やればなんとかなるもんですね。

さて、では二つめの依頼をこなした所で、改めてこのスレのルールをご説明させていただきます。基本的なルールは>>1ですが、ここに「下げ」などを行い、次の>>がコンマ、もしくは安価だった場合、それを連続して取るのを禁止させていただきます。
(これで連続安価、コンマ取りを少しでも減らせるはず……)

次に、キャラクターの説明を。>>287で十神が日向への協力を拒みましたが、現状「相談に来てくれないキャラクター」「あまり捜査に協力してくれないキャラクター」が何人か存在します。

言ってしまうと、77期生からは狛枝と七海。(七海は最初からサポートキャラとして動かせるので別枠なのですが)78期生からは江ノ島、十神、腐川。(ジェノサイダー状態の場合は別)79期生からは入間と王馬。

これらのキャラクターは依頼を特定数こなしたり、特定のイベントを発生させると依頼人として選択できるようになります。

日向「……なぁ七海」

七海「なにかな日向くん」

日向「このフリーホラーゲームは凄く有名だから俺も知ってるけどさ。ちょっとバージョンが多すぎじゃないか? 初代含めて何作品あるんだよこれ」

七海「作品の根本と「屋敷の中を探検しながら逃げ回る」ってコンセプトだけは共有してるのにバリエーションが凄く多いよね。皆に長年愛されている何よりの証拠……だと思うよ」

日向「……毎回謎解きや家の間取りを変えたり、敵の出現位置を変えたり、エンディングを多数用意したりして対応してるって事か。それにしても多すぎだと思うが……」

コンコン

七海「あ、ドアがノックされたね……依頼人さん、かな?」

日向「かもな。……どうぞ、入ってください」

↓1「お邪魔します」

>>331 で言っていますが現状王馬は相談に来てくれません。安価1↓

人が居そうな日と居なさそうな日が分らない……。

真宮寺「ククク……お楽しみ中の所失礼するヨ、先輩」

日向「えっと……確かお前は……」

七海「真宮寺くん、だよね。超高校級の民俗学者の」

そうだった。こいつの名前は「真宮寺是清」79期生として今年入学してきた新入生で、長髪黒髪で常に黒いマスクを装備している……言っちゃあ悪いが、ちょっと所じゃなく不気味な雰囲気を携えた男だ。
当然、今の今まで接点は無い。だがこの教室に入ってきたと言うことは恐らく……

真宮寺「超高校級の相談窓口である先輩に相談があるんだけど……いいかナ?」

日向「あ、ああ。もちろん」

七海「うん。それじゃあ私はいつも通り席を外してるね日向くん」

七海はそう言って教室を出て行ってしまった。……ヤバイ。真宮寺が放つ雰囲気と相まって、どう話を切り出したら良いか分らなくなってしまった。

真宮寺「ここでは生徒の相談であればなんでも聞いて、解決する協力をしてくれるって聞いたんだけど……それは本当かナ?」

日向「……必ず依頼を達成出来るって保証はないけど、俺に出来ることなら聞くし、手伝いも出来るだけするつもりだぞ」

真宮寺「ククク……じゃあ↓1に協力して欲しいんだけど、構わないかい?」

日向のホラー耐性度ってどの程度でしたっけ? 安価で決めて良いですか?

間違えたコンマで。

日向のホラー耐性 (最低保障20)↓1

73 結構な耐性あり。遊園地のお化け屋敷やホラーゲーム程度なら余裕。だがマジもんの心霊スポットや廃村、ホラーゲームの中でも頂点に立つレベルの怖さを誇るゲームだと流石に少しビビるレベル。

日向「廃村の調査……?」

真宮寺「そうさ。しかもそこには「ゾンビが出る」って噂があってね……ククク……なんとも興味深いと思わないかい?」

恋愛相談2連発の次はホラー系の相談と来たか。(主に七海が持ってくるゲームのせいで)ホラーには結構な耐性があると自負している俺だが、廃村とやらに行くのはこれが初めてだ。

日向「……待った。相談を開始する前に幾つか確認させてくれ。確かお前の同級生に「超高校級の冒険家」の天海と「超高校級の探偵」の最原が居たはずだよな。あいつには声を掛けていないのか?」

真宮寺「ああ、彼らなら↓1」

01~30 なんやかんや理由を付けて断られた
31~60 最原の方だけ来てくれる約束を取り付けた。
61~90 天海の方だけ来てくれる約束を取り付けた。
91~00 二人とも来てくれるってサ! 友情っていいよネ……!

真宮寺「最原くんの方には断られてしまったけど、天海くんは行方不明の妹さんの調査に協力するって言ったらあっさりOKしてくれたよ」

(買収じゃねぇか!)と心の中だけでツッコむ。まぁ何にせよ「超高校級の民俗学者」だけじゃなく「超高校級の冒険家」が一緒に来てくれると言うのは心強い。詳しい経歴は知らないが、きっと頼もしい味方になってくれるに違いない。

日向「それじゃあ次、その廃村っていうのはどの辺りにあるんだ?」

真宮寺「↓1」

01ほど街の近く。00ほど山の奥。

真宮寺「そう、大体この辺りだネ……」

日向「……おい、マジか」

真宮寺は机に広げた地図の一部を指差す。そこは思いっきり山の……「秘境一歩手前」と言って良いほどの山の奥地だった。廃村の噂云々以前にここに行く事自体が危険な行為と言える程の場所だったのだ。

真宮寺「ククク……山奥の廃村、そしてゾンビが出るという噂……民俗学的に考えても実に興味深い話しだヨ。でも流石に場所が場所だからね……一人で行くのは(主に山岳地帯的に)危険だから協力者が欲しかったのサ」

(い、行きたくねぇ……)という本音が思わず口から漏れそうになる。しかし、折角初の79期生からの相談者だ。縁を作るためにも、ここは協力した方が良い気がした。

日向「……分ったよ。俺で良ければその廃墟探索、同行させて貰う」

真宮寺「ククク……! 流石は超高校級の相談窓口。こんな怪しげな依頼まで受けてくれるなんて君はとっても良い人なんだネ……!!」

そうして廃墟探索の日時を伝えると、真宮寺は教室を出て行ってしまった。さて、予定の日程までに俺が出来る事は……。

↓5まで、廃墟探索の準備として必要だと思われる道具を書いてください。それらは判定無しで持ち物に加えられます。
左右田くんに何かアイテムを作って貰ったり、霧切さんに事前調査を依頼するのもOKです。

今日はここまで。明日も8時から8時半頃にお会いしましょう。

……所で>>1はホラーめっちゃ苦手なんですがこれ大丈夫ですかね?

予鈴より大幅に遅れてしまい、申し訳ありません。(寝過ごし)
再開いたします。

日向「えっと、まずは懐中電灯だろ? それから丈夫な軍手に、罪木から貰った持ち運びが便利な救急キット……あとは(考えたくないけど)遭難した時の為の余分な飲食料……あとは緊急通信用のトランシーバーでもあれば良いんだけど……」

真宮寺とした廃墟探索の約束から数日後。俺は着々と山岳地帯へと向かう準備を進めていた。廃村の調査云々以前に、山の奥地でそうなんでもした日にはリアルで命の危機だ。準備は入念に行なわなくてはならない。

日向「んー……でも山奥って普通に販売されてるトランシーバーじゃ電波が届かないって可能性あるよなぁ……」

……左右田にでも相談してみるか。流石に一緒に廃墟へ行ってはくれないだろうが、訳を話せば高性能なトランシーバーを作ってくれるかもしれない。


~~~超高校級のメカニックの研究教室にて~~~

左右田「出来たぜ日向! 険しい山奥だろうが鬱蒼とした密林だろうが必ず電波が届く超高性能トランシーバーだ!!」

日向「はやっ!?」

左右田に(廃墟探索云々の事は隠して)山岳地帯に行くんだが、緊急連絡用のトランシーバーを作ってくれないかと頼んでみたところ、快く承諾。一時間も経たない内に受話器程度の大きさをした黄色のトランシーバーが机の上に置かれていた。

左右田「なんか今日は調子がスゲぇ良くてよ。まさに「会心の出来」って品が完成したぜ!! このトランシーバーなら入間の発明品にも負けねえって胸を張って言えるぐらいの代物だ!!」(ゾロ目効果)

日向「お、おう。お前がそこまで言うんなら本当に凄い代物なんだろうな、これ……」

そんな凄い物を貰ってしまって良いのかと多少躊躇したが、ここで「やっぱり要りません」という選択肢は無い。ありがたく頂戴する事にした。


日向「……ありがとな、左右田」

左右田「おう! また何かあったら何でも言ってくれよ。……っと、お約束の台詞を忘れてた。『くれぐれも悪用するんじゃねーぞ』!!」

どこかで聞いた事のある……(と言うか何故か何千回と聞いたような気がする)台詞を言って、左右田は休憩するために教室を出て行った。

日向「これでとりあえず思い付いた装備は準備できたけど……あとは何かしておく事は有るだろうか」

↓1コンマ01ほど動けるターンが短い。コンマ00ほど動けるターンが長い。

日向(……そうだな。あと三回ぐらいは何か準備したり動ける時間がありそうだけど……何をするべきだろうか)

↓3まで。昨日の安価と違い、無理難題にはコンマ判定が入る可能性あり。

ゾンビに対抗できる武器的なものを用意

戦闘要員九頭竜&ペコにダメ元で声をかける

まずは>>364>>365の判定から。

……そうだな。万が一「ゾンビが出る」って噂が本当だったら、何か対抗できる武器のような物が必要かもしれない。
それと、探索者が三人というのも不安だ。77期生でも随一の武闘派といえば超高校級の剣道家である辺古山だが、ダメ元で声を掛けたら付いてきてくれたりしないだろうか……。

↓1でゾンビに対抗できそうな武器(高コンマほど有効な武器を持って行ける)
↓2のコンマがゾロ目の場合、辺古山と九頭龍が付いてきてくれる。

春川お墨付きのナイフ

>>368 ごく普通のサバイバルナイフ

……そう言えば噂で79期生の超高校級の保育士(?)の春川魔姫が「初心者にお勧め」とかいう大型のサバイバルナイフをオススメしていた記憶がある。値段も手頃だったし、使い道は他にも色々ありそうだから注文してしまおう。
……そしてダメ元で声を掛けた辺古山だが……

辺古山「すまないな。お前も知っていると思うが私は基本ぼっちゃ……九頭龍の護衛としての役割を担っている。そう長い時間九頭龍の側を離れるわけにはいかないんだ」とにべもなく断られてしまった。
まぁこっちはダメで元々だったしな。もしオーケーしてくれたらラッキー! 程度だったからダメージは少ない。

そしてついさっき思い出したんだが前に小泉から貰ったカメラが……

↓1 コンマ90以上。もしくはゾロ目でリアル射影機。それ以外でただの古いカメラ

さっきからコンマが惜しいですね……まぁリアル射影機なんて持ってたら日向くんの日常が半ホラーゲーム化してしまいそうですけど。

日向(……ただの古いカメラだよな。うん)

これで霊的な物を撮ったら除霊or封印できるかもと一瞬でも思ってしまった自分がバカらしい。七海と一緒にやった日本三大ホラゲの一つの影響を受けすぎたんだろうか。


日向「さて、俺個人で出来そうな準備はここまでだな……」

今日は早めに寝て、明日の英気を担うとしよう。……出来る事なら行きたくない、と言う気持ちは変わらないが、どうせ行くなら体調だけでも万全の状態で挑まなくちゃな。

日向の持ち物
救急キット 懐中電灯 左右田特製緊急通信用トランシーバー 軍手 数日分の食料 サバイバルナイフ。

~廃村探索当日~

俺は真宮寺に指定された、山道の最寄りだという駅のホームに無事到着していた。ホームには既に真宮寺と、薄緑色の髪をした男の姿が見える。


真宮寺「やぁ、日向先輩。約束通り来てくれてとても嬉しいヨ……ククク」

天海「日向先輩っすよね。初めまして。79期生の超高校級の冒険家「天海蘭太郎」っす。これからよろしくおねがいするっすよ」

日向「日向創。一応、超高校級の相談窓口だ」

ただ笑うだけでミステリアスな不気味さを醸し出す真宮寺と、イケメン男子の代表といった感じの天海。ニヤリと笑う真宮寺と爽やかな笑顔を浮かべる天海のが対照的だった。

日向「ところでさ」

真宮寺「? どうしたのかな?」

日向「ドが付く初心者の俺が言うのもあれだけど、二人はどんな準備をしてきたんだ? 俺も俺なりに考えて装備を調えてきたんだけど、自信が無くてな……」

真宮寺「↓1」(最低保障70)

天海「↓2」(最低保障80)

高コンマほど万全な体制を整えている。

二人が山岳地帯に対してなにも準備をしてきてない超高校級(笑)の民俗学者と冒険家になるところだった……(滝汗)

真宮寺「そうだネ……基本的な登山装備一式と、保存が利く食料。丈夫な崖登り用ロープに、懐中電灯付きのヘルメット。方位磁石と、発煙筒。それから……ククク。これは「もしも」使うときが来たら言う事にしようかナ」

天海「俺も似たような感じっすね。山奥も山奥みたいなんで、登山装備一式を中心に、もしもの時の為の装備を一通り揃えてきたっすよ。これでも「超高校級の冒険家」なんで、人よりは多少自信があるつもりっす」

日向「す、すごいな……。俺も一応山登りをするつもりで服も靴も選んで来たけど、救急キットと懐中電灯。軍手に食料にサバイバルナイフ、あとは緊急通信用のトランシーバー位しか用意できなかったぞ」

真宮寺「初心者でそれだけ揃えられれば十分じゃないかナ? 電波が届くかどうかは分らないけど、トランシーバーがあるのは心強いネ……。まぁ、それで呼んだ「救援」が間に合えば、のはなしだけどさ……ククク」

天海「あまり脅かすモンじゃないっすよ、真宮寺くん。ああ、不安にならないでください日向先輩。俺もそれだけ装備があれば何かしらの役には立つと思うっすから」

ゾッとするような事を言う真宮寺を戒めるように言う天海。一抹の不安を覚えながら、俺達の廃村探索はスタートしたのだった……。

コンマ判定

00~50 真宮寺の民俗学的観点から見る廃村とゾンビの噂の話し
51~70 天海のこれまでの冒険譚と、世界中に散らばってしまった11人の妹たちの話
71~90 初っぱなから凄い険しさだ! 体力を中消費する
91~00 野生のクマが現われた!!

……いい加減↓1を忘れる癖を直したい。

話しのストックを貯める段階まで進められたので、今回はここまで。次回は真宮寺の民俗学の話しからスタートします。
開始時間は8~9時。終了時間は11~11:30ごろを予定しております。お暇でしたら是非。

人居ますかー?

では再開します。

鬱蒼とした山道を無言で登っていく俺達。向かう先が向かう先だからか、何故だか山の中がいつもより不気味に見えていた。
……大体一時間ほど歩いたところで、真宮寺が口を開く。

真宮寺「ククク……ただ無言で山登りをするというのもなんだから、今回の廃村とゾンビの関連について、民俗学的な観点から基づいた話しをさせて貰おうかナ」

その口調に、疲れは見えない。これからする話しに対して、俺達二人がどんな反応を見せるのかを楽しんでいるように見えた。

真宮寺「さて、そもそもの話しなんだけど……二人は「ゾンビ」って何だと思う?」

随分と根本的な部分から質問が来たな……でもいきなり「ゾンビ」ってなんだって聞かれても……。

天海「あー……確かあれっすよね。ブードゥー教の魔術? が原点の……」

真宮寺「ククク……流石は超高校級の冒険家だね天海くん。そう、ブードゥー教はそのルーツであるヴォドゥンを信仰するベナンや西アフリカで広く信仰されている儀式魔術で、元はコンゴで信仰されている神「ンザンビ」に由来する物差サ」

真宮寺「ゾンビにを語るにも二種類合って「現実におけるゾンビ」と「架空世界におけるゾンビ」があるんだけど……架空世界の方は作品事に解釈が異なっていてキリが無いから、今回は「現実世界におけるゾンビ」について話させてもらおうかナ」

日向「と言っても、用は「動く死体」の事だろ? 現実として再現が可能かは兎も角として、そうそう難しいものでも無い気がするんだが……」

真宮寺「ククク……日向先輩は根本的な部分を付いてくるねぇ……まぁその解釈も間違ってはいないんだけど、一口に「ゾンビ」と言っても色々あってね……決して「死者」だけを差して言う言葉じゃないんだヨ」

こちらの意見を大きくは否定せず、されどもっと奥深い物であると真宮寺は告げる。

真宮寺「まぁまずはブードゥー教における魔術についての「ゾンビ」から話させて貰おうかナ」

真宮寺「この魔術はブードゥー教の司祭の一つである「ボコ」によって行なわれる物で。墓から死体が腐り始める前に掘り出して、幾度も死者の名前を呼び続けるんだ。すると、死体は声に応えるように起き上がるとされていて、そのタイミングで両手を縛って農園に売り出すのさ。死体の魂は予め用意されていた壺の中に封じ込まれ、以後ゾンビは永久に奴隷として働き続ける……これがブードゥ教における「ゾンビ」だネ」

日向「……あまり宗教を貶めるような事は言いたくないけど……なんというか悪趣味の極みみたいな感じだな」

言葉を濁さず自分の意見を伝える。永遠の眠りについている死者を無理矢理起こして奴隷として働かせるって発想は、日本で生きてきた俺にとっては邪教か何かにしか感じられなかったんだ。

真宮寺「ククク……まぁそうだよねぇ。実際、残された遺族は死者をゾンビになどさせまいと、埋葬後36時間見張る、死体に毒薬を施す、死体を切り裂くなどの方策を採って、死者をゾンビにするのを防止したりしていたんだ」

天海「……ブードゥー教の中でも禁忌の術として扱われていたって事っすか」

真宮寺「そうなるネ。だが無償で、永延に、24時間休まず働き続ける忠実な奴隷というのは、当時の西アフリカではそれはそれは魅力的な物だったのサ」

真宮寺の口は止まらない。むしろ「ここからが本番だ」と言わんばかりに饒舌になり続けていく。

真宮寺「さて、次の事例は……「生きたままゾンビになる」パターンだ」

日向「生きたまま? 死体じゃ無いのか?」

真宮寺「ちがうネ。これは「魔術」というより「科学」「医学」の分野でネ? 「ゾンビ・パウダー」という物を使って生者をゾンビにする方法さ」

天海「あ。何か俺漫画で同じタイトルの本を読んだ記憶があるっす。確か、人をゾンビにする薬を巡って主人公と敵対組織がドンパチする奴だったっすね」

真宮寺「へぇ……そんな漫画があるんだネ。まぁ漫画のネタとしては丁度良い話だし、別にあっても不思議じゃないかナ」

真宮寺「ゾンビ・パウダーの起源はナイジェリアの少数民族であるエフェク人やカラバル人にあるとされているんだ。なんと驚く事に、西アフリカ社会では伝統的な「刑法」としてこのゾンビパウダーが使われていたんだヨ」

日向「け、刑法!? 罰として人をゾンビに変えてたっていうのか!?」

あまりにも非人道的措置が伝統になっていたという事実が衝撃的すぎて、俺は思わず声を張り上げた。

真宮寺「ククク……日向先輩には衝撃が強すぎたかナ? このゾンビパウダーには「テトロドトキシン」……フグが持っている毒として有名な奴だネ。が含まれていると言われていて、この毒素を対象者の傷口から浸透させることにより仮死状態を作り出し、パウダー全量に対する毒素の濃度がちょうど良ければ薬と施術により蘇生し、濃度が高ければ死に至る」

真宮寺「仮死状態にある脳(前頭葉)は酸欠によりダメージを負うから、自発的意思のない人間=ゾンビを作り出すことが出来る。ゾンビと化した人間は、言いなりに動く奴隷として農園などで使役され続けたんだ」

天海「……確かにそれは「魔術」というより「科学」「医学」の分野っすね。どっちみち悪趣味でしょって感想は変わらないっすけど」

真宮寺「そうだよねェ……。死か、自意識のない奴隷化かっていうんだから酷い物さ。まぁでもこの話しは事実に反する創作だという指摘も多くてネ。そもそもまた、テトロドトキシンの傷口からの浸透によって仮死状態にするという仮説には無理があるとの指摘があるんだ」

日向「後生の作り話だってことか?」

真宮寺「いや? あくまでテトロドトキシンで仮死状態にするという仮説に無理があるってだけで、実際にどうだったかは歴史の闇の中サ。まぁ、こういう部分を探っていくのが楽しいんだけどネ……ククク」

険しい山道を歩きながら、俺達は真宮寺のゾンビ講座を聴き続ける。気がつけば随分と歩いている気がするのに、真宮寺の話しに夢中になってしまっていたのか、それが気にならなくなってしまっていた。

真宮寺「さて、今上げた二つの事例の中で、ある共通項があるんだけど……二人は何か分るかナ?」

日向(二つの話しの共通項……? ……ひょっとして……)

日向「……生きている人間の言いなりになるって事か?」

真宮寺「すばらしいヨ日向先輩! 大正解サ!!」

真宮寺は両手を広げ、少々大袈裟に答えを告げた俺を称える。

真宮寺「太古の昔から、人は様々な方法で奴隷を求めていたんだ。時に戦争での捕虜として、時に略奪した私兵として、時に国土の中でも特に身分の低い者を選定して……実に様々な方法で自分の良いなりになる奴隷を求めていたんだヨ」

天海「奴隷文化が世界各地に根付いてたって話しは俺も知ってたっすけど……やっぱり受け入れがたい話しっすね」

真宮寺「そうだネ。だから奴隷解放戦線なんて物が世界各地で何度も何度も起こった訳だし」

真宮寺「でもゾンビはそうじゃない。主に逆らう事可能性なんてまず無い。そもそもそんな思考が出来ない。真の意味で人の言いなり、24時間働き続けられる完璧な奴隷なのサ」

……真宮寺はゾンビの事を完璧な奴隷と言ったが、それは違うと俺は思う。
奴隷という身分が昔から合った事は俺も知っているし、過去の人間に対して「それは違うぞ!」と糾弾する気も無いが、それはあくまで人が人を使役するための法だ。
「人では無くなってしまった者」あるいは「人としての意思が消えてしまった者」を奴隷として働かせるなんて……絶対に何かが間違っているし、そもそも「完璧な奴隷」とは言えないと思った。

真宮寺「創作……ゾンビが出てくるゲームでとても有名なゲームがあるけど、現実的観点から見るとあれは少々無理があるんだヨ。「外敵を攻撃しろ」「無断で侵入してきた者を排除しろ」という命令を受けたゾンビなら兎も角、それに噛まれたり傷つけられたりして感染し、自分もゾンビになって人を襲うようになるなんて事は有り得ないのサ」

日向「魔術を使ってもなければ、感染症としてゾンビパウダーが遺伝する事も、「人間を攻撃しろ」って命令が伝達される事もないからか」

真宮寺「そういう事だネ。……さて、僕達が向かっている廃村だけど……「ゾンビの噂」が仮に本当だったとして、一体どんな真相が待っていると思う?」

そうだな……日本の山奥にある廃村で噂されるゾンビの噂。ここまで真宮寺の話しを聞いて俺が想像したのは……

↓2

日向「昔の人体実験の生き残り……とか?」

真宮寺「ふぅん。まぁそう考えても不思議じゃないけど、根拠としては少し弱いんじゃないかナ? 言って無かったけど、ゾンビだって無敵じゃない。創作でよくある話だけど、頭を銃で打ち抜かれたり、首を切られたら当然動けなくなる。死体の破損状況や施術された術式にもよるけど、年月が経つごとにドンドンと劣化していくんだ。最後には全身が腐りきって動けなくなってしまうんだヨ」

天海「日向先輩が言った「昔」がどれだけ昔かにもよるって事っすか」

真宮寺「そういうことだネ。まぁ「死体を劣化させずに保存し続ける技術や方法」があれば話は別だけどサ。……さて、お喋りはここまでにして前に進もうか。目指すは山岳地帯の山奥の廃村……時間を無駄にしている暇なんて無いからネ」


それから俺達は途中途中で休憩を挟みつつ、山奥の廃村を目指した。……険しい岩場を登らなくちゃ行けない時は天海の持ってきたロッククライミング用の装備が役に立ったし、獣道に迷い込んで道が分らなくなりかけた時は真宮寺が持ってきた方位磁石とスマホの登山ナビが大いに役だった。
俺といえば通るのに邪魔なツルや枝をサバイバルナイフで斬り倒した位だ。

さて、そんなこんなで峠を幾つも乗り越えて山奥の廃村に辿り着いたのは……

00~30 余裕を持って夕方前に到着できた。
31~60 まだ明るい……夕暮れ前までには何とか間に合ったようだ。
61~90 道中で手こずりすぎたのか、夕方になってようやく辿り着いた
91~00 もう完全に日が沈んでしまった! 辺りはもう真っ暗だ!!

↓1

真宮寺「おや? どうやら見えてきたみたいだネ……」

俺達二人を先導していた真宮寺が口を開く。前方にあったのは↓1(高コンマほど廃村になって年月が経っている)ほどの廃村だった。
シンー─と静まり返り、近くには俺達三人以外誰も居ない。……その筈なのにどこかから誰かに見られているような錯覚を覚えて、俺の背筋はぶるリと震えた。

天海「これが、ゾンビが出るって噂の廃村っすか……」

真宮寺「ああ。ククク……ああ、実に興味深いヨ。どんな発見が待っているのか、、今からゾクゾクするねぇ!」

68 放置されてから結構な年月が経っているようだ。

日向「どこもかしこも荒れ放題って感じだな……見えてる建物も全部どこかしらボロボロだ」

真宮寺「うんうん。調査のしがいがあるというものだヨ」

真宮寺はリュックサックから取り出したカメラを使って、パシャパシャと村の様子を撮っていく。外部を一通り撮影し終わった後、真宮寺は尋ねるように口を開いた。

真宮寺「……さて、外部の写真はこの位で良いかナ。さて、日向先輩。一体どこから調査すべきだと思う?」

日向「お、俺が決めるのか?」

真宮寺「廃墟探索に早いも遅いもないヨ。どうせ一通り調べるんだから、どこから調べたって一緒サ」

真宮寺はそう言うが、どこから調査すると言われても……

①村の中央にある、比較的大きな家。
②村の外れにある、一番ボロボロの家。
③もう少し外部を探索してみよう。何か便利な物が見つかるかもしれない。
④取りあえず今の自分達から見て一番近い、ゴクゴク平均的な大きさの家。

↓1

ゾロ目……だと!?

日向「……なぁ、もう少し外部周辺を探索してみないか?」

天海「別に異論は無いッっすけど……なんでっすか?」

日向「この村の全体像……何がどこにあるかを先に把握しておいた方が良いと思うんだ。……いざって時にすぐこの廃村を離れられるようにする為にもな」

真宮寺「ククク……なるほどネ。まずは全体像の把握から始めようって事か。……良いヨ。僕もそれに賛成する。一応外部の写真は一通り撮りおわったけど詳しく調べたわけじゃないからネ……」

……という訳でまずは廃村の全体像を把握するために、もう少し外部を探索する事にした俺達。すると……

日向「なっ!? あれは↓1じゃないか!!」

ゾロ目なので便利アイテムでお願いします。

モノクマ

>>397 なんだと!? どういう事だ説明しろ苗木!!(頭を抱えながら)

俺の……俺達の目の前に現われた「これ」は一体なんなんだ? 二頭身ほどの大きさをした、左が白、右が黒色のクマっぽい謎の生き物。
なぜだかどこかで何度も見た気がするそれは、こちらを発見するとテクテクと歩いて近づいてきた。思わずサバイバルナイフを取り出そうとする俺に対し、その謎生物は……。

モノクマ「うぷぷ! 僕は「モノクマ」だよ!! よろしくね!!」

全員「「「シャベッッタァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」

思わず大声でハモる俺達。なんだ? 俺はいつから藤○ひろし探検隊の世界に迷い込んだんだ? 廃村で最初に遭遇したのが喋るクマ(?)って一体どういう事なんだ……?

~~数分後~~

日向「……えっと……つまりお前は自分の名前以外の記憶が無いっていうんだな?」

モノクマ「その通りなのです! ショボボ……あ、でも僕に出来る事は覚えてるよ! モノクマクローで敵を切り刻んだり、グングニルの槍で敵を貫いたり、最悪自爆して証拠隠滅を計る事も出来るのです!!」

真宮寺「……聞くからに物騒な特技ばっかりだネ……」

天海「……っていうかそれ生き物じゃなくてロボットとかそういう類いのそれじゃないっすかね……?」

モノクマ「失礼な! 僕にはただのロボットなんかじゃないぞ!! V3に出て来そうな鉄屑と一緒にしないで欲しいな!!」

ぷんぷんと顔を真っ赤にして起こるモノクマ。……こいつが「何なのか」という疑問は尽きないが、取りあえず害になるような生物()? ではないとみて良さそうだ。……と言うか俺の中の何かが「考えるな、感じろ」と言っている気がする。

モノクマ「しかし君たちも暇だねぇ……。こんな廃村にワザワザ遊びにくるだなんて、よっぽどの変わり者集団なの?」

「それは違うぞ!」と反論してやりたいが、真宮寺の依頼を受けてここに来ている以上、その言葉は全面的には否定出来ない。じゃあそろそろ……とモノクマと別れて廃村探索を再開しようとした俺達だが。何故かモノクマが後ろから付いてきた。
「面白そうだから飽きるまで協力してあげるヨ!」とのことだ。……なんだかゾンビ以上に厄介な奴に関わってしまった気がしないでもないが、同行者が増えるというのは単純にありがたくもあった。

さて、次は……

①村の中央にある、比較的大きな家。
②村の外れにある、一番ボロボロの家。
③取りあえず今の自分達から見て一番近い、ゴクゴク平均的な大きさの家。
④その他(安価を取った人に託した)

↓1

日向「と、取りあえずどこでも良いなら一番近いこの家に入ってみるか」

真宮寺「あ、ああうん……任せたヨ……」

モノクマ騒動で(精神的に)体力を消耗した俺は、取りあえずとばかりに今の自分達から見て一番近い、ゴクゴク平均的な大きさの家の扉に手を掛ける。
……鍵は掛っていなかった。
ギィイイイイイイイ……という不気味で軋んだ音と共に木製の扉が開き、中の景色が目に入る。……薄暗く、埃っぽい。まさに「廃村の家」と言うに相応しいそれだった。

俺達は懐中電灯を、二人は懐中電灯付きのヘルメットを被り、家の中を数十分ほど捜索する。そして……↓1高コンマほど収穫あり。44or66のゾロ目で……?

収穫が殆ど何も無かった事が確定した時点で、今回はここまで。明日も8~9時から11~11:30を目安に更新させていただきます。
また、このスレに対する意見や「こうした方が良いんじゃない?」というコメントは随時募集中ですので、よろしければよろしくお願いします。

では本日も再開します。

日向「……めぼしい物は何も無さそうだな。ごく普通の廃棄された家って感じだ」

天海「廃棄されてから大分経ってはいるみたいっすけど……特にこれと言って目に付く者は確かに無さそうっすね」

怪しげな本棚は勿論、地下室へと続く階段なんかもない。家全体が薄暗くて不気味だったが、ここには自分達(正確には真宮寺が)が求めている「何か」がある可能性は非常に低そうだ。

真宮寺「仕方ないサ。調査とはどんな分野であれ地道な物……外れを引かされる事なんて日常茶飯事だヨ」

真宮寺はそう言って家の外に出る。俺達も後に続くが、さて……次はどこを調べるべきだろうか。

①村の中央にある、比較的大きな家。
②村の外れにある、一番ボロボロの家。
③村の奥地に進んでみようぜ!

↓1

日向「……となるとやっぱりあのでっかい家か?」

俺は村の中央。広場のような場所に立てられている大きな家を見据える。
外見で廃墟だと分るのに違いは無いが、なんというかこう、不気味な雰囲気が漂っている感じがするレンガ製の家の周りが、ツタで完全に覆われているのも不気味さに一役買っていた。

真宮寺「一体どんな立場の人間の家だったのかは定かではないけれど……ククク。さっきの家と違って「ここ」はそこそこ期待が持てそうかナ」

天海「こちらとしちゃあ真宮寺くんの「期待」が当たらない事を祈るばかりっすよ」

そんなな会話をしながら、俺達は大きな家のドアを開けて中へと入っていく。先ほどの平均的な大きさの家と同じく、鍵は掛っていなかった。
全体的に薄暗いのは変わらないが、家の間取りが先ほどと比べて広い。加えて二階もある。探索にも時間が掛りそうだ……

↓1高コンマほど収穫あり。(最低保障30)

日向「ダメだ。ダイニングらしき所を探ってみたけど、特に何も無かったぞ」

天海「こっちもっすね。本棚が二つほどあったんでチョチョイッと調べてみましたけど……特に何の変哲もないような本ばかりだったっす」

俺が一階のダイニングを。天海が同じく一階の書斎を調べた結果は共に空振り。またしても何も収穫無しか……と肩を落とした時だった。

真宮寺「それは残念だネ……。こっちはこんな物を見つけたヨ」

二階を担当していた真宮寺が、俺達の前に手の平を……正確にはその上に乗っている物を見せる。

日向「これは……鍵か?」

それは、ごく一般的なそれとは印象が異なる。ゴツくて大きな鉄鍵だった。いったい何処の、何の為の鍵なのかは分らないが、この家の中にあった以上、この村に関わりのある物と見て間違い無い。

真宮寺「ククク……いよいよ「探索」らしくなってきたじゃないか……!!」

狂気とも取れる声色で言う真宮寺に若干の不安を覚えながら、俺は次にどうすれば良いかを考えていた。

①このままこの家の探索を続行する。
②村の外れにある、一番ボロボロの家に向かってみる。
③村の奥地に進んでみようぜ!

↓1

日向「それじゃ、日が暮れる前に目に付いた場所の探索は全部済ませておくか」

天海「あの村はずれの家に向かうって事っすよね。……見るからにボロッボロで、何か新しい発見があるとは思えねぇっすけど……」

真宮寺「おや、そんなことはないヨ。民俗学的観点における「貴重な物」や資料なんかは案外意外な場所に合ったりする物サ」

ザッザッザッと足音を立てながら、俺達は坂の上にある村はずれのボロボロの家へと向かう。家の鍵は全開の2件と同じく、掛ってはいなかった。
今までで一番真っ暗な家の中が俺達の視界に入る。
俺達は懐中電灯を、二人は懐中電灯付きのヘルメットを被り、家の中を数十分ほど捜索する。そして……↓1高コンマほど収穫あり。

ギシギシ、ギシギシ、と一歩間違えば床が抜けてしまいそうな軋む音を立てながら、外見通りボロボロの家の中を俺達は手取り足取りで探索し続ける。
そして「それ」は見つかった。

3人は何を見つけた? (コンマ値80に相応しい物)↓2

日向「これは……・鏡か?」

ボロボロの家の隅の隅。よーく観察しないと分らないような廊下の端っこに「それ」は置いてあった。

天海「丸い鏡……の周りの装飾に、何か妙な文字が刻まれてるっすね……真宮寺くんと日向先輩は見た事あるっすか?。ちなみに俺は↓1(コンマ値75以上で知っている)」

日向「↓2コンマ値90以上で知っている」

真宮寺「↓3コンマ値40以上で知っている。70以上で何が書いてあるかも解読できる」

超高校級の民俗学者の真価が発揮されそうですね……!

日向「いや、俺はサッパリ……」

天海「ま、普通はそうっすよねぇ……。これ、古代ブードゥー教の司祭文字っすよ。それもただの真似事で書いたのとは訳が違う。正真正銘本物の」

日向「ブードゥー教の司祭文字……ってまさか!」

脳裏に嫌な予感が湧き出す。本当にそんな……死者をゾンビにするような邪悪な儀式がこの村で行なわれていたってのか!?

天海「ま、どんな方向製にせよこの村で碌でもない事が行なわれてた可能性は高くなったっすね。真宮寺くんはどうっすか? なにか分ります?」

真宮寺「…………」

天海の言葉に、真宮寺は眉一つ動かさない。それどころか周りに書いてある司祭文字を、穴が空くようにジーッと観察している。そして突然「ククク……」と笑い出した。

真宮寺「ああ、素晴らしい! 素晴らしいヨ!! 今日はなんて良い日なんだ!! まさかこんな日本の山奥でブードゥー教の秘術が一つを見つける事が出来るなんて!!」

‘狂気’正しくそう表現して良い笑顔を浮かべ、高笑いをしながら真宮寺は興奮したように喋り出す。

真宮寺「ここに来るまでにも話しただろう? ブードゥー教では死者をゾンビにした後、その魂を壷の中に封じ込めるって! この鏡はその代用品さ! 死者の魂を封じ込めるための封魂鏡なんだ!!」

日向「……ちょ、ちょっと待てよ! じゃ、じゃあこの中には……!」

真宮寺「ククク……安心して良いよ日向先輩。儀式が失敗したのかそもそも使われなかったのかは分らないけど、この鏡は使われていない。もし使われているなら「鏡」としての機能はすでに失われているはずだからネ……」

真宮寺はそれこそ宝物を見るようなウットリとした目で封魂鏡を見つめ続け、終いには専用の紙とタオルでくるんでリュックの中にしまいだした。

日向「お、おい! 勝手に持って行って良いのかよ!?」

真宮寺「妙な事を聞くネ? 僕は超高校級の民俗学者だヨ? こんな貴重で歴史的、民族的、宗教的に価値のある物を収集しない訳がないじゃないか……!!」

見るからに機嫌になった真宮寺は、その狂気の笑みを携えたまま俺達の方を見た。

真宮寺「さぁ、探索を続けようヨ……もしかしたらこれ以上に貴重な物が見つかるかもしれない……あるいは本当に「ゾンビ」に出会う事だって出来るかもしれないヨ……!!」


①このままこの家の探索を続ける
②そろそろ夕方になる、寝泊まりの準備をする。
③モノクマにこの村に対して何か知っている事は無いか聞く

↓1

ではモノクマに話を聞く事が決まった所で今日はここまで。明日も9時から11~11:30を目安に更新させていただきます。
……安価なので仕方ないと言えば仕方ないんですが、なんでモノクマがこの村にいるんすかね?

再開します。

……ここで、俺は今まで意図的に無視していた謎の存在──モノクマから話を聞く事にした。

日向「なぁモノクマ」

モノクマ「なんだい日向くん」

日向「お前、自分の名前以外の記憶が無いって言ったよな?」

モノクマ「はい……そうなのです……僕は自分でも気付かない内にいつの間にかこの村にいたのです……」

日向「なら「この村に来てから」の記憶はあるって事だよな? 何でも良い。何か引っかかった事やおかしな事、不自然だと思う事は無かったか?」

モノクマ「↓1(高コンマほど有力な情報が得られる)」」

モノクマ「うぷぷ! ごめんねぇ。僕もここで目が覚めてから3日程しか経ってないから、碌な探索が出来てないんだよね。あ、でもでも。村の奥に洞窟ぽい何かがあったのは覚えてるよ!」

日向「洞窟?」

モノクマ「うん、なんだか普通の洞窟と違って人工的に作られた物っぽいんだよねぇ。入り口が四角だったし、木材で基盤が組み立てられてたし」

……どうやらこの村の奥には人工的な洞窟があるようだ。そこが何の為にあるのかは行って確かめてみなければならないだろう。……さて

↓1

①このままこの家の探索を続ける
②そろそろ夕方になる、寝泊まりの準備をする。
③その洞窟とやらに行ってみる

真宮寺「なるほどネ……さて、じゃあ早速その洞窟とやらに行ってみようじゃないか」

真宮寺の言葉に、俺と天海は苦虫を噛みつぶしたような顔をする。確かに今回の依頼で廃村の探索につき合うとは言ったが……。

天海「……別に反対するわけじゃないっすけど、もうすぐ夕方っすよ。山の夕暮れは早い物と相場が決まってるっっす。今から行って間に合うっすかね」

日向「俺も、なるべくなら夜の探索は勘弁願いたいんだが……どうせ一泊する予定だったんだろ? 明日の早朝じゃダメなのか? こんな怪しい村だ。夜に動くのは色々と危険だと思うぞ」

天海に次いで真宮寺の意見に反対的な意見を述べるが、一度スイッチが入ってしまった真宮寺は「だったら僕一人でも行ってくるヨ」と言いだした。……流石に単独行動をさせるわけにはいかず、俺と天海は「これを今日最後の探索にする」という事を条件に真宮寺の探索につき合う事にしたんだ。

~~~~~~

日向「これが、モノクマの言っていた洞窟か」

確かに入り口の所が木材で補強されているところから見ても、掘り進められたあとがある事から見ても、人工的に作られた洞窟に間違いはなさそうだ。

天海「……なんというか、この廃村と同じくある種の「雰囲気」があるっすね。まさしくゾンビの一匹でも出て来そうっす」

真宮寺「むしろ出て来てくれた方が僕としてはありがたいんだけどねえ……さて、準備は良いかい?」

真宮寺の言葉にコクリと頷いて、俺は懐中電灯を、二人は懐中電灯付きのヘルメットを被り、洞窟の中へと入っていったそして……↓1

00~30 洞窟は予想より遙かに広かった! 探索強制終了。
31~60 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
61~90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91~00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!

天海「……真宮寺くん、これ……」

真宮寺「……うん、僕とした事が目測を誤ったネ。申し訳ないヨ」

先頭を歩いていた二人が溜息を付き肩を落とす。何があったのかと後ろから覗いてみると、懐中電灯の光りが全体に届かないほど洞窟が広い事が分った。
それじゃ残り一時間程度では碌な探索が出来る訳がない。

真宮寺「悔しいけど撤退しよう。この洞窟の中でキャンプをするっていうのも有りだけど、なんだか嫌な予感がするからネ……」

真宮寺の言葉を最後に、俺達三人(+モノクマ)は入り口の方へと引き返す。辺りはすっかり日が暮れて、完全に夕方になっていた。

天海「さて、次の問題はキャンプ地をどうするかって事っすけど……どうします? どっか適当な家借りちゃいますか? 簡易テントと寝袋も一応持って来たっすけど、例えボロくても家に寝泊まりできるってんならそれ以上のキャンプ地は無いっす」

真宮寺「それは僕も考えたけど……こういう場所だと「家の中だからこそ」危険って場合もあるんだよネ……どうしようか日向先輩」

日向「↓2」

日向「なぁ真宮寺。家の中が危険……っていうのは」

真宮寺「腐った床が突然抜けたり、柱がボロくなってた場合だヨ。村の中にもあっただろう? 自然に倒壊したような家が。もし僕らが泊まろうとしている家がそんな場所だったらどうする? 寝ている最中に地震の一つでも起きて家が倒壊したらそれこそ一溜りもないヨ」

……確かにその危険性は否定出来ない。出来ないんだが……

日向「俺は、やっぱり家の中に泊まるべきだと思う」

真宮寺「……へェ……。根拠がありそうだネ。聞こうか」

日向「ゾンビが目撃されたっていうのは全部家の外での話しなんだろ? もし本当にこの村にゾンビが徘徊してるなら、出会う危険性は少しでも低い方が良い。ゾンビだけじゃない。ここは山の奥地なんだ。野生の猿や蛇。クマやシカだって出てくるかもしれないんだ」

天海「確かにそう考えると、やっぱり家の中の方が安全性は高そうっすね。村の中心にあった比較的大きな家なら頑丈そうだし、埃や汚れは目立つ物だけパパッと掃除しちまいましょう。大丈夫。俺、東条さんに掃除術を教わってるんで、1時間もあればある程度綺麗に片付けられると思うっす」

モノクマ「どうせ暇だし、僕も手伝ってあげるよ!!」

そうして俺達三人(+1匹)は、村の中央にあった大きな家に再びお邪魔する事になった。目立った部分の埃や汚れを雑巾やクエン酸で掃除すると、みるみるうちに床と壁が綺麗になっていく。……これなら泊まっても不快感無く眠る事が出来そうだ。

掃除が終わったら次は夕食だ。アルコールランプで温めた缶詰と、水を入れるだけで出来るご飯という貧相なラインナップだが、山登りと廃村の探索で疲れ切った身体にはこれ以上ないほどのご馳走だった。

そして……夜が来る。今は夏だというのに、虫の声一つ聞こえてこないのが非常に不気味だった。一応の見張りとして、一人二時間ずつ、交代で家の外を見張る約束を交わし俺達は眠りについたんだ。

夜のイベント↓1

00~30 何も無し。清々しい朝を迎えられた。
31~60 何かの呻き声が聞こえる……洞窟の方向からだ。
61~90 あれは……何だ? 不思議な動きをする「何か」が窓の外に見える。
91~00 窓の外に見えた「何か」と眼が合った!! 何かがこちらに向かって歩き出してきた!!

あっ

「それ」は俺が見張り番をしているときに現われた──。

最初は「人間」? と見間違えたがその考えは一瞬で否定される。
人間はあんな虚ろで狂気を携えた目をしていない。人間の肌はあんなに爛れていない。人間の服はあそこまでボロボロじゃない。「人間」にあると言われている見えない筈の「魂が無い」……とでも言えば良いんだろうか。

日向(……もしかして、あ、あれがゾン──!!)

「それ」と不意に眼が合ってしまったのは、これまでの俺の人生至上トップクラスの不幸だったと思う。「それ」は俺を認識すると聞き慣れない、とても不気味な大声を出してこちらに向かってきたのだ──!!

俺はすぐさま部屋の中に戻り、真宮寺と天海をたたき起こす。

日向「真宮寺! 天海!! ゾンビだ!! 本当に現われやがった!! しかもこっちに向かって来てる!!」

真宮寺「……へぇ……!」

天海「……っつ!?」

すぐさま飛び起きて、俺の元へ駆け寄ってきてくれる二人。モノクマも、いつの間にやら俺の足下にいてくれた。仲間がいるという心強さが、俺の心を落ち着かせてくれる。
──が、それも一瞬だった。ドンドンドン! と言う音と共に、俺達が発見したゾンビとは逆側の……家のドアの方から不気味な声が聞えてくる。

日向「嘘だろ……! 複数体いるってのか!?」

最早落ち着いている場合では無い。何とかしてこの窮地を切り抜けなくては……!!

どうする? ↓2

天海「複数体いるってんなら籠城戦は悪手っすね! 討って出るしか無いっす!! 二人とも! 武器になりそうな物は!!?」

日向「すまん! サバイバルナイフぐらいしか持ってない!!」

しかも相手がただの人間ならまだしも理性も魂もないゾンビだしなぁ……。ナイフで威嚇したところで脅しにもならないだろう。

天海「そうっすか……ちなみに俺は↓1」

真宮寺「僕は↓2(最低保障75)」

モノクマ「僕のモノクマクローは↓3(最低保障30)」高コンマほど対ゾンビに有効な武器を持っている。

すみませんが就寝時間が来てしまったので今回はここまで。真宮寺の安価↓1(最低保障75)モノクマの安価↓2(最低保障30)は継続中です。

本日も初めて行きます……が、そのまえに一つ謝罪を。
僕の書き方が分りにくかったせいでもあるんですが、高コンマほど対ゾンビに有効な武器を持っている。と言うのは「この数値なら「これ」この数値ならこれ」」という武器が予め決まっていたんです。(モノクマの場合はモノクマクローの威力)

折角安価を頂いたお三方には申し訳ありませんが、どうかご了承ください。

天海「すみません! 俺武器になりそうな物なんてなにも持って来てないんすよ!! そこら辺の石でも拾ってぶん投げた方がまだマシじゃないっすかね!?」

日向「マジか……真宮寺は!?」

真宮寺「やれやれ……「これ」はあまり使いたくなかったんだけどネ……」

真宮寺はいそいそとリュックの中から「何か」を取り出した。それは漆黒の色をした、とてもとても細長く、細かい棘が幾つも付いている物だった。

日向(棘の付いた鞭……?)

ゾンビに対してあまり有効では無さそうな印象のあるそれを、真宮寺は窓をたたき割って部屋の中に侵入してきたゾンビに向かって撃ち放つ。
瞬間──バチィイイイ!! という電撃音が周囲に響き渡り、ゾンビはその場で動きを止めてピクピクと痙攣し始めた。

真宮寺「……入間さんに作って貰った電撃鞭サ。勿論、出力は法外のそれ。対ゾンビ用の武器なんだから、法律なんかに構っていられないよネ?」

唖然とする俺と天海。電撃鞭の威力もそうだが、そんなヤバイ物を秘密裏に持って来ていた真宮寺に驚いていた。

真宮寺「対ゾンビに対して有効な攻撃手段は大きく分けて三つ。有名なのが「頭を吹き飛ばす事」と「脚の骨を折る事」そして「全身を燃やす事」なんだけど、「電撃」もかなり有効でね。人間同様、全身の筋肉を動かなくしてしまえば良いんだヨ」

そう言って真宮寺は痙攣しているゾンビを興味深そうに観察し始める。研究者としての血が騒ぐのは分るが、今は非常事態なんだからあとにして欲しい。そんな事を思っていたら、バギャン!! という家のドアが破壊される音が玄関の方から聞えてきた。

天海「クッ! 真宮寺くん!! もう一匹──」

天海が真宮寺に伝えようとしたのが先か──


モノクマ「うおりゃあああああ!」


──俺達の後ろにいたモノクマの鋭い爪がゾンビの全身を強引に引き裂いたのが先か。
──ドグシャァアアアアアアアアア!! という轟音と共に、ズタズタになったゾンビ(だったもの)が軽く数メートルは吹き飛んだ。

モノクマ「まったく……僕の後ろをとろうなんて百年早いんだよ!!」

三毛別クマ事件なんて目じゃない。ヒグマやグリズリーなんて生易しい。目の前にいるこの謎のクマ(?)は間違い無く地上最強の生物候補だ……!

天海「……もう全部モノクマ一匹で良いんじゃないっすかね」

目を覆いたくなるような惨状に、天海が思考停止気味の発言をするが、碌な武器を持っていない俺達二人にも出来る事がある筈だ……!!

↓1何をする?

日向(そうだ……! ゾンビが麻痺してるっていうなら今の内に……!)

日向「真宮寺! どけ!!」

俺は腰をかがめて対象(ゾンビ)を観察している真宮寺を突き飛ばし、ゾンビに近寄ると持っていたサバイバルナイフを首に突き立てる。
ドチャッ! といういやな音と完食が耳と手に伝わるが、俺は「うおぉおおおおおおおおおお!!」という叫び声を上げながらサバイバルナイフでゾンビの首を叩き落とした。ゴトリ! という音を立ててゾンビの頭が地面に落ち、その身体が前のめりに倒れる

日向「はぁっ……はぁっ……!」

真宮寺「あーあ……。気持ちは分らないでもないけどもう少し観察していたかったヨ」

そう真宮寺が愚痴を漏らすが、筋肉が麻痺していて動けないと言う事は、逆にいつ動けるようになってもおかしくないと言う事だ。とどめは差せる内に差しておきたい。

天海「……これで決まりっすね。この廃村にゾンビが出るって噂は本当だった……。さて、それが確かめられたところでどうします? 俺はもう今すぐにでもこの廃村から立ち去るべきだと思うっすけど」

天海の提案に、真宮寺が渋い顔をする。

真宮寺「尤もな意見と言えばそうだけどネ。僕としてはこのチャンスは逃したくないなぁ……。僕には電撃鞭があるし、モノクマはゾンビを一方的に倒せるほど強い生き物だヨ? 多少無理な探索でも出来るんじゃないかナ? もっと民俗学的に貴重な品々がこの村には眠っている……そんな気がしてならないんだヨ」

意見が完全に対立し、真宮寺と天海が同時に俺の方を見る。最終判断を俺に委ねるつもりの目だった。
……俺は……↓1

①天海の意見に賛成する
②真宮寺の意見に賛成する
③その他

日向(ダメだ、俺には決められない……)

天海の意見は尤もだし、正直俺もこっちの意見に賛成したいんだが、俺は真宮寺の依頼を受けてこの村まで来たんだ。依頼人の願いは出来る限り叶えてやりたいし、モノクマが異常に頼もしいのも事実。
……最終的に、俺は運を天に委ねる事にした。ポケットの中からコインを一枚取り出して、握り拳を作り親指の上に置く。

日向(……表なら村から立ち去る。裏なら探索を続ける……)

運命のコイントスだ。ピン! と親指でコインを真上に弾き、手の甲に乗せて逆の手で蓋をする。結果は……↓奇数で表。偶数で裏。

……結果は裏。俺は探索を続ける方を支持する事にした。

天海「……本気っすか?」

天海が怪訝な目で俺を見る。言いたい事は本当によく分るのだが、今回の俺の依頼人はあくまで真宮寺だ。その本人が探索を続けたいと言っている以上、そして一定以上の勝算がある以上、無しではない選択だと思う。

真宮寺「ククク……流石は日向先輩。あなたに依頼して良かったヨ……」

真宮寺は逆に嬉しそうに俺を見てニィイイッと笑った。天海も最終的には「仕方がないっすね……。乗りかかった船です。最後までつき合いますよ」と言ってくれた。

さて、一先ず2体のゾンビを片付けた俺達だが、これからどうするべきだろうか……。(村を立ち去る以外の安価でお願いします)↓1

日向「だけど夜に探索をするのは無しだ。幾らモノクマがサポートしてくれるからって危険すぎると思う」

今の所俺達に協力的なこいつだが、何故だろうか。本当に「気分」で俺達につき合ってくれているだけで、いつ「やーめた」と言われてもおかしくない……そんな気がするのだ。

日向「取りあえず適当な板で窓ガラスとドアを塞ごう。それと、下じゃなくて二階で寝よう。見張りも一人じゃなくて二人にして、最大限に警戒するんだ」

天海「……了解っすそれで行きましょう」

真宮寺「ふむ……夜にしか見られない物があると僕は思うんだけどなァ……。まぁいいさ。今すぐここを立ち去るよりはマシだからネ」

そうして俺達は急いで適当な木の板を見繕って割れた窓ガラスとドアに釘で打ち付けると、二階に避難。夜が明けるのを待ったんだ。

~~~~~~数時間後~~~~~~

日向「ん、んん……」

ぶにぶにと頬を突かれる感触で、俺は目を覚ました。意識が覚醒したとき、俺の目の前にあったのは……。

モノクマ「やぁ! おはよう日向くん」

日向「う、うわぁああ!!」

喋る謎のクマ(?)ことモノクマの顔だった。昨日遭遇したこいつの存在が頭から抜けていた俺は思わず飛び上がるように起きる。

モノクマ「酷いなぁ……まるでゾンビにでも遭遇したようなリアクションをするなんて……」

いや、ある意味で俺はお前の事をゾンビより危険な「何か」だと思ってるんだが……。実際にどうかは兎も角、どっこいどっこいに厄介な存在なんじゃないか?

日向「完全に寝ちゃってたのか……真宮寺と天海は?」

モノクマ「真宮寺くんは昨日倒したゾンビの観察及び解剖中。天海くんは朝御飯と洞窟探検の準備をしてくれてるよ!」

……そうだ。俺達は昨日、廃村に残って探索を続けるという選択をした。そして未探索の場所でもっとも民俗学的発見がありそうな場所と言えばあの洞窟以外あり得ない。

日向「……探索、無事に終わると良いな……」

──果たして無事に帰れるんだろうか。そんな一抹の予感を感じながら、俺は一階へと降りていく。

すみませんが急用が出来たので今回はここまで。その代わり、明日は夕方の5時から6時。9時から11:30時までやります。

それでは再開します。

日向「……」

天海「……」

真宮寺「……」

空気が重い。真宮寺に限っては通常通りかもしれないが、少なくとも俺と天海は楽しく会話しながら朝食を食べられるような雰囲気じゃあない。
だからこそ、俺は口を開く。このまま無言で朝食を取り続けても気分が悪くなるだけだ。

日向「真宮寺。モノクマが言ってたけど、ゾンビの解剖をしてたんだろ? 何か分った事はなかったか?」

真宮寺「ないネ。念には念を入れて頭蓋骨を砕いて頭の中まで解剖してみたけどなーんの成果も無し。あれはもう、ただの動かなくなった死体だヨ」

……何で俺は食事中にこんな会話を真宮寺に振ってしまったんだろうか。サバイバルナイフで首を切り落として置いて何だが、頭蓋骨が割れたゾンビの姿を想像してしまい、思わず気分が悪くなる。

真宮寺「ただ、気付いた事がないわけじゃなくってネ? あのゾンビ、異様に冷たかったんだヨ」

天海「? それがどうかしたんすか? 死体ってのは皆一様に冷たいモンじゃ……」

真宮寺「その「冷たさ」がこちらの想定を越えていたのサ。昨日も昼間の内に見かけなかったから当然と言えば当然かもしれないけれど、恐らく彼らは日中は冷たい……涼しげな所にいて、夜になると村に出てくるんじゃないかナ?」

日中は冷たいところに潜んでいる……っておいまさか……

真宮寺「僕達がこの村で唯一探索していない場所。あの洞窟の中に潜んでいる可能性が非常に高いよネ……! ククク……!!」


~~~1時間後。不気味な洞窟の前にて~~~

天海「俺、マジで今すぐにでも帰りたいんすけど……」

日向「奇遇だな、俺もだ」

無いよりはマシだと、大きめの木の棒を装備した天海がしんどそうな目でぼやく。超高校級の冒険家とはいえ、ゾンビの巣になっている可能性が高いと分っている洞窟になど、ワザワザ入りたくないと言う事なのだろう。
一方の俺は、サバイバルナイフをいつでも取り出せる場所に仕舞い、真宮寺の立てた作戦を聞いていた。

真宮寺「まず戦闘要員としてモノクマが先頭。次に電撃鞭を持っている僕が続き、超高校級の冒険家である天海くん、そして殿に日向先輩の立て四列で行動する。音は鳴るべく立てないように歩いて、何かを見つけたら声を上げるんじゃなくて、持っているライトを一瞬だけ消して合図をする……とまぁ即興だけど立てられる作戦としてはこんな物かナ?」

真宮寺の立てた作戦異論はない。圧倒的な戦闘能力を保持していると分ったモノクマには一番危険な先陣を切って貰いたいし、電撃鞭を持っている真宮寺はこれ以上後ろだと折角の鞭が使いづらくなる。殿を俺が任されたのは、この中で唯一懐中電灯で片手が既に塞がっているから……という配慮だろう。

真宮寺「さぁ、行こうか。泣いても笑っても、ここが最後の探索場所だ。……「良いモノ」が見つかる事を心から祈っているヨ、ククク……! モノクマ」

モノクマ「はいはい。それじゃあ行くよー! 付いてこいお前ら!!」

そうして、俺達の廃村での最後の探索が始まったんだ……!! ↓1

00~60 淡々と洞窟の中を進む……(何も無し)
61~70 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
71~90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91~00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!

日向「…………」

暗い暗い洞窟の中を淡々と進む。道が整備されている事や、人の手が入っている場所が何ヶ所か合った所から見ても人工的に作られた洞窟であるのは間違いなさそうだが、それだって不気味な事には変わりない。
むしろ、人の手が入っているからこそ何が出てくるか分らないという怖さがある。

日向(今の所、なにも変化があったり、何かが見つかった様子は無いな)

なるべく音を立てないように行動しようという誓約の元、俺は心の中で独り言を呟きながら、暗く深い洞窟の中を歩き続ける。……一体どこまで続いているんだろうか。日本古事記に出てくる黄泉国にまで繋がっているんじゃないのかという不安が脳内を駆り立てていた。


00~50 淡々と洞窟の中を進む……(何も無し)
51~70 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
71~90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91~00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!

コンマは↓1に任せて今回はここまで。……やっぱり今更ダンガンロンパスレって需要無いんですかね? 6、7年前はバンバン建ってた印象が残ってるんですが……(最近ダンガンロンパにハマった新人並感)

それでは再開します。それにしてもコンマ88かぁ……ではこういう処理にしましょう。

コツ、コツ、コツと、地面を歩く足音音が続く。このまま何も無く行き止まりにでも当たれば……。

──そんな俺の考えは、この洞窟ではあまりにも甘すぎた。


「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」



日向「ッツ──!」

地獄の底から響いてくるようなその大きなうなり声。懐中電灯を向けた先にいたのは当然ゾンビ──全身が真っ赤に染まった、見るからに強そうなゾンビだ。
その紅いゾンビの後ろには、何やら頑丈そうな鉄製の扉が見える。

真宮寺「ククク……まるでここを守る番人のようじゃないか……!」

モノクマが爪をニョキッと生やし、真宮寺は電撃鞭をしならせる。殿にいる俺に出来る事と言えば、二人の戦いを見守る事ぐらいだ。颯爽と戦闘に入る二人。
果たして勝負の結果は……!! ↓1

01~50 モノクマが無双して終了
51~70 真宮寺が動きを止め、モノクマが必殺のクローを連続で叩き込んだ。
80~90 ゾンビの動きが俊敏だ! モノクマの攻撃が躱され、攻撃対象が真宮寺になった!!
91~00 二人と互角のゾンビ……だと!?

「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」

紅いゾンビが凄い勢いでモノクマに迫る──次の瞬間。

モノクマ「クマァ!」

紅いゾンビはモノクマの爪により引き裂かれ、奥の壁に勢いよく激突した。それでもまだ動けるのか「グガガガガガッ!」といううなり声を上げて立ち上がろうとする──だが

モノクマ「クーマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマァ!!」

モノクマが両の爪で紅いゾンビを切り裂きまくる。その様子はまるでポ○モンのみだれ○っかきの様だったが威力が全く違った。紅いゾンビは愚か、奥の岩版まで紙のようにボロボロに引き裂かれていたのだ。
結局、紅いゾンビはほんの数秒で細切れになってしまっていた。天海が言っていたが、本当にこいつ一匹で良かったんじゃないだろうか……。

真宮寺「ああ……出来る事なら通常のゾンビとどんな違いがあったのか観察したかったんだけどなァ……」

真宮寺がそうぼやくが、俺としてはモノクマがいなければかなり危なかったんじゃ無いかと思う。こいつが想定外の強さを所持していただけであり、普通に闘ったら大苦戦は愚か、こちらの誰かが犠牲になってしまっていた可能性だってあったはずだ。

真宮寺「まぁ仕方ないか。さて、あとはこの鉄製のドアだけど……ククク、丁度ここに昨日拾った鉄製の鍵があるネ?」

真宮寺はドアノブに鍵を差し込み、そのままガチャリと回す。ギィイイイイイイイイイ……! と重苦しい音を立てて、その扉は開いた。

↓1 高コンマほど貴重な物が部屋の中にある。(最低保障50)

部屋の中は、一種の祭壇のようになっていた。ボロボロになったカーペットが敷かれ、小さな階段が奥の方にある。
その小さな階段の上には、何やら人間とゾンビを組み合わせたような奇妙な土偶が置かれていた。

真宮寺「……どうやらンザンビ(コンゴで信仰されている神)の土偶のようだネ」

天海「ってことはこれは……偶像崇拝の一種っすか?」

日向「偶像崇拝……って何だったっけ?」

真宮寺「簡単に言うと、「人形」「生贄」「人間に似せた物」……木材や土、金属など具体的な物質で形どられた像のうち崇拝的対象をかたどったものをさす言葉だヨ。まぁ「偶像崇拝」という単語自体は、そうした像を崇めることを禁じ、あるいは批判する立場から否定的な意味合いで使われていたそれなんだけど」

真宮寺はそう言うと階段を上り、当然の様にンザンビの像を手に取った。

真宮寺「ああ……素晴らしい、素晴らしいヨ! この村ではブードゥー教の秘術がひっそりと受け継がれていたんだネ! 昼間の内はこの洞窟に身を潜めてもらい、夜になると村の中を徘徊し出す……ゾンビを一種の番犬代わりとして使ってたんじゃないかナ?」

キラキラとした眼で息を荒くしながら、真宮寺はまるで頬ずりしそうな勢いでンザンビの像を掲げる。その像が民俗学的、歴史的にそれほどの価値があるかは俺には分らないが、とりあえず今真宮寺に言いたい事はただ一つだ。

日向「目的の物が手に入ったんならさっさと帰ろう。俺はもう廃村もゾンビも懲り懲りだよ……」

そして帰り道↓1

01~50 何事もなく終了
51~80 ゾンビが何体か出て来たけどモノクマに勝てるはずないだろ!!
81~90 紅いゾンビが何体か出て来たけど(ry)
91~00 道に迷いました(滝汗)

「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」

先ほどまでの静けさは何処へやら。或いは真宮寺がンザンビの像を取った事に原因があるのか、洞窟の奥から凄い勢いで何体もの紅いゾンビが押し寄せてくる──が。

モノクマ「あーもうしつこいなぁ! お前ら全員纏めてオシオキね!!」

ザッシュザッシュと、モノクマが自慢の爪で紅いゾンビ達を薙ぎ払っていく。その様子はまるで無双ゲームに出てくるチートキャラの様で、俺は心底「こいつが味方で良かった……!!」と思ったのだった。

──そして、二時間後。

天海「さて、帰り支度はすんだっすよね?」

日向「ああ。ゴミは全部ゴミ袋に入れたし、忘れ物も無い筈だ」

俺達は廃村の入り口に戻って来ていた。いるだけでSAN値が削られるようなこの村とも、これでお別れだ。真宮寺だけが実に名残惜しそうに村を……正確にはあの洞窟の方向を見ていた。「もっと探索していたかったなぁ……」というぼやきが聞えるが、全力で聞かなかった事にする。
そして、今回の探索のMVP。俺達の命の恩人とも言えるモノクマは……。

↓1

01~80 いつの間にか消えていた。
81~00 自分達(主に日向)のことを相当気に入ったのか、付いてくると言いだした。

あのクマっぽい謎の生き物──モノクマは、いつの間にか姿を消していた。
俺達に力を貸してくれた「あれ」は一体何だったんだろう。真宮寺はゾンビに夢中だったが、俺はあいつの方がもっと特殊で貴重でヤバイ奴だと思う。

あの小さい身体に、本物のクマを思わせるほどの怪力と素早さを秘めた謎の生き物(?)……ゾンビなんかよりあいつの方がよっぽど……。

天海「おーい日向先輩! 何してるっすか! 早く行くっすよ!!」

日向「あ、ああ! 悪い、今行く!!」

急かすような天海の声に応え、俺は二人と共に廃村を出る。もう二度と来る事は無いだろう廃村のほうを一瞬だけ振り向くと、林の間に白と黒のモノクロカラーをした謎の生物が見えた……ような気がした。

これがこのシナリオ最後の判定です。↓1

01~50 無事に帰還できた
50~90 途中で道に迷ったが、左右田特製のトランシーバーのおかげで無事救助された。
91~00 野生のクマが現われた!! 

今更ですが91~00に当たった場合、最後の判定じゃなくなってましたね……。


~~数日後。超高校級の相談窓口の研究教室にて~~


七海「……そっか、そんな事があったんだ」

日向「ああ。暫くの間、ホラーゲームが出来なくなりそうだよ……あと山登りも」

無事に廃村を脱出した俺達だが、あのあと最後の最後に獣道に入ってしまい、山奥で遭難しかけた。
「やばいやばい」と焦る俺達だったが、左右田特製の緊急連絡用のトランシーバーを所持していた事を思い出し、すぐに希望ヶ峰学園の本課に連絡。GPS機能付きのトランシーバーのおかげで、俺達は救助隊に無事救出された。

日向「左右田にはあとで改めて礼を言いに行かなくちゃな」

七海「リアルバイ○ハザードかぁ……。文面だけで聞くと羨ましいと思わなくもないけど、実際に体験したくはないなぁ……本当にお疲れ様、日向くん」

七海に膝枕をして貰いながら、俺は癒やしの一時を過ごす。ゴリゴリと削れていったSAN値が、ゆっくりと回復していくような……そんな気がした。


Mission3 真宮寺との廃墟探索 クリア!


真宮寺との絆が深まりました! 真宮寺に協力を求める事が出来るようになりました!!

真宮寺は科学の力では解決出来なさそうな分野のお題(オカルト方面)が来た時に、特効薬のようなアドバイスをしてくれます。
ただし、それ以外の分野ではあまり力になってくれそうにありません。

丁度合計で3話クリアしたので、閑話休題を……今までクリアしてきた中で「その後」が見たい物を書きます。どれが良いですか?

①左右田の男修行
②霧切の苗木くん日記
③真宮寺の調査結果レポート

先に3票入った物を書きます。

では少々お待ちを。

一票も入っていない左右田が可哀左右田……まぁ彼にはその内また出番あるでしょう(適当)

~調査結果レポート~山奥の廃村と、ンザンビ信仰について~

やぁ、僕の名前は「真宮寺是清」これでも超高校級民俗学者をやっている、希望ヶ峰学園の生徒の端くれサ。
さて、今回は僕達三人……超高校級の冒険家である天海蘭太郎くんと、超高校級の相談窓口である日向創先輩と行なった、山奥の廃村探索についてレポートを纏めようと思う。

結果から言おう。あの村はコンゴで信仰されている神「ンザンビ(正確に言うと「不思議な力を持つもの」はンザンビと呼ばれており、その対象は人や動物、物などにも及ぶんだけど、今回は除外するヨ)」を信仰していたんだ。
崩れたり倒壊していない建物が少なかったから、日記やレポートなどと言った文献を手に入れる事は出来なかったけど、代わりに「封魂鏡」と「ンザンビの土偶」を手に入れる事が出来た。

これは、とても貴重な資料だと言える。封魂鏡とンザンビの土偶自体が貴重なのは勿論、実際にブードゥー教の秘術を使ってゾンビを作りだしていたという事実の証明になるのがとても重用だ。
しかし、謎はまだまだ残されている。なぜ日本の山奥で、コンゴの神であるンザンビが信仰されていたのか。作り出されたゾンビは、果たして本当に村人の言いなりになる「奴隷」となっていたのか。仮に奴隷となっていたとして、どうやってただ「動く死体」でしかないゾンビが、村人と外敵を見分けていたのか。

……正直な話、まだまだ調査がしたりないんだけど、あの二人はもう誘えなさそうだしなぁ……希望ヶ峰学園の本課に依頼して調査団を組んで貰うか、でなければ最原くんやゴン太くん辺りをうまくはぐらかして探索に誘えないかなぁ……ああ、実に楽しみだヨ……ククク……!

日向「……よっし、こっちは完成したぞ七海」

七海「ありがとう日向くん。こっちもダイヤモンドを規定数集め終わったよ。これでようやく別世界に行く準備が整ったね」

日向「創作系のゲームって一度ハマり出すと終りがないよなぁ……。「何をどうやっても良い」って謳い文句だから最初は戸惑うけど、慣れれば「あれもやりたい」「これもやりたい」の連続なんだから」

七海「ゲーム界屈指の時間泥棒の名は伊達じゃないよね。これで大きなお城や実在する建物を作れちゃう人って尊敬するなぁ」

日向「……そいつらもジャバウォック島を完全再現したお前にだけは言われたくないだろうよ」

コンコンコン

日向「おっと、依頼人か? どうぞ」

>>↓2 失礼します

春川「……失礼するよ。超高校級の相談窓口……ってアンタの事で良いの?」

日向「あ、ああ。えーっっと……」

春川「79期生 春川魔姫。一応、超高校級の保育士……をやってる」

やや歯切れが悪いそのツインテールの少女は、あまりこちらに目線を合わせずにそう言った。正直に言おう。この時点で厄介な依頼の予感がしていたのだが、俺は超高校級の相談窓口だ。どんな相手のどんな話しだろうが、聞かないわけにはいかない。

七海「ん、じゃあ日向くん。私はいつも通り、外で待ってるね」

そう言っていつも通りに七海が出て行く。教室で春川と二人っきりになった俺は対客用のソファーに着席を促すと、早速用件を聞き出しに掛った。

日向「ええっと……ここに来てくれたって事は誰かに相談したい事があるって事だよな? それは一体何なんだ?」

俺の言葉に春川は暫く黙っていたが、数十秒後に口を開いた。

春川「……依頼者の秘密は厳守っていうのも本当なんでしょうね?」

日向「? ああ、依頼内容にもよるけど、なるべく人に言って欲しくないって依頼ならそう対応するぞ」

春川「……嘘だったら殺すから。……↓2(依頼内容)」

春川さんの依頼内容が決まったところで今回はここまで。なんとか全員分の依頼を達成するまでスレを続けたいなぁ……。

では再開します。

「……はぁ、本当はやりたくないんだけど、「これ」は言っても信じて貰えそうにないし……。実際に見て貰った方が早いかな」

そう言って春川はスカートのポケットから「何か」を取り出した。
それは、瓶詰めされた胡椒で、一体何をするつもりなのかと訳が分らず見ていると、春川は片方の手に瓶詰めされた胡椒をパッパッと振り出すと、それを自分の鼻に擦り当てる。──すると

「──クチュン!」

すると当然の様に、実に可愛らしい、女の子らしいくしゃみが春川の鼻と口から出る──が、それだけではなかった。

彼女がくしゃみをしたと同時に頭からピョコン! と猫耳のような物が生え、スカートの後ろ側……臀部からは尻尾がにょきっと生えてきた。

「は?」

と目を丸くする俺を余所に春川は……

↓1 高コンマほど精神まで猫化している。
↓2 高コンマほど猫化している時間が長い
↓3 高コンマほど日向に懐く

日向「えっと……春川?」

春川「……にゃーん」

何が起こっているか分らない俺を余所に、春川は地面に四つん這いになると自分の顔を手の甲でクシクシと洗い始めた。
一体何の冗談かと暫くの間固まっていた俺だが、顔を洗い終わった春川はテクテクと俺の足下に擦り寄ってきて、脚に顔と身体をこすりつけ始めたのである。


日向「お、おい!?」

それは、どう見ても猫の生態にそっくりだった。後輩の女の子に体を擦りつけられているという状況に俺の中の何かが「これは非常に不味い」と警報を鳴らし出した時だった。
ポン! という音と共に春川の頭と臀部に生えていた猫耳と尻尾がまるで魔法のように消えて無くなった。それと同時にピタリと動きを止める春川。

春川「……見た?」

「いや、見たというかお前が見せてきたんだが」──と反論したい俺だったが、これは今言ってはいけないNGワードな気がして咄嗟に発言を回避する。

春川「……今見た通り、今の私は「クシャミをすると猫耳と尻尾が生えて、精神も限り無く猫に近い状態」──になってるんだよ。原因も「あの怪しい薬のせいだ」って見当が付いてるんだけど、出所も治し方も分らなくてさ……なんとかして学園中に私の痴態が広まる前に事を納めて欲しいんだ」

日向「お、おう……」

思わず反射的に応えた俺だが、この時点で聞きたい事が山ほどある。と、いうかそもそも「怪しい薬」って何の事なんだ?

日向「えっと……幾つか質問があるんだが、良いか?」

春川「ん、良いよ」

日向「じゃあまず一つ目。何でお前はその「怪しい薬」ってのを飲んじまったんだ? 二つめ、俺以外に……お前の同期には「超高校級の探偵」の最原がいたはずだけど、そっちには相談しなかったのか? 三つ目。これは完全に俺の当てずっぽうなんだけど、お前の同期に「超高校級の発明家」の入間がいるよな? 真っ先に容疑者候補として上がってもおかしくないと思うんだが、問い詰めなかったのか?」

春川「↓1 怪しい薬を飲んでしまった件について。↓2 最原や他の人物に相談したのかしなかったのかについて ↓3容疑者である入間について」

百田から渡されたので冗談だと思って飲んだ

こんなこと相談出来るなら既にしている
それに日向なら秘密に調べてくれて解決出来ると思った

それが、77期生から79期生の皆様にジュースの試作品を飲んでみてって白黒半分の謎のクマに言われて、不安だと思ったけど、飲んでみたら最原と苗木先輩がゲームに出てくるような魔法を使い始め、腐川先輩がジェノとの分離を見てこれはヤバいと思ったが全員飲んでしまったから収集がつかなくなった。

うーん……>>501>>502については問題ないんですが、>>503を採用した時点で超超長編&大惨事確定になるので再安価させて貰います。安価↓1

よし、これならいける。

春川「……百田解斗って知ってる? 超高校級の宇宙飛行士の」

日向「ああ、知ってるぞ。10代で初めて宇宙飛行士試験に合格して訓練生になったっていう奴だろ?」

春川「そいつが「動物になっちまうっていう面白い薬があるらしいぞ」って薦めてきたんだよ。本人も飲んでたし、私も何かの冗談だろうと思って口にしちゃってさ……今考えればあれが大きな間違いだったね」

日向「そ、そうか……」

春川「最原に関しては相談できるならもうしてるよ。……ちょっと最原にはバレたくない事情があってさ。それに「超高校級の相談窓口」なんて呼ばれてるアンタなら秘密裏に調べて解決してくれると思ったんだ」

……俺の事をそこまで買ってくれるのは嬉しいが、なんで「最原には相談できない」んだ? 二学年も上の相談に乗る事しか出来ない先輩より、同学年の探偵の方が解決してくれる可能性が高いはずじゃないのか?

春川「あと、アンタが言った当てずっぽうだけど、それであってるよ」

日向「へ?」

春川「今回の容疑者……というか薬を作った犯人は入間の奴で間違いない。本気で「脅し」たらペラペラと自供してくれた。人間に動物の能力を与える事は出来ないかって考えで試作品を作ったんだけど、誰かに盗まれちゃったって本人は言ってたね」

日向「お、おう。じゃあ出所に関してはもう分ってるんだな。……ってん? じゃあ解毒剤も入間本人に作らせれば良いだけの話じゃないのか?」

春川「そうなんだけど↓1」

春川「……間抜けな話しだけど、入間自身がその「薬」を間違って飲んじゃったらしくてさ。しかも一番強力な奴を」

日向「……なにやってんだアイツは……」

春川「んで「ふぇぇ……こんな恥ずかしい姿で表を歩く事なんて出来ないよぉ……」って自分の研究教室に引き籠もっちゃったんだ」

日向「……いやホント何やってんだアイツは……」

兎に角、そこまで分ってるなら俺のするべき事は二つ。

1 入間特製の動物属性付与薬を飲んでしまった被害者と、薬を盗み出した犯人を捜し出す事。
2 何とか入間を説得して研究教室から引きずり出し、解毒薬を作らせる事。だ。

2の方から手を付けた方が効率的に考えて手っ取り早そうだが、1の薬を飲んでしまった被害者に関しても調査しないといけない。薬を盗んだ犯人に関しても同様だ。

……さて、どう動こうか。

↓2

日向「分った。取りあえず出来る範囲で動いてみる」

そう言うと、春川は「……それじゃあよろしく」とそっ毛無い挨拶をして教室から出て行ってしまった。……まぁあんな痴態を晒した後だ。早く俺の元を去りたいと言う気持ちは分る。
……そして考えた結果なんだが、俺は動物属性付与薬を飲んでしまった被害者と、その薬を盗んだ犯人捜しから調査を開始する事にした。入間の奴に(諸悪の根源とはいえ)心を落ち着かせる時間を多少なりとも与えたかったというのもある。

俺は早速、学園内で聞き込み調査を開始した。

↓1

①当然79期生の教室
②同期だし聞き込みがしやすそうと言う理由で77期生の教室
③(自分でも何故だか分らないが)78期生の教室

俺は早速79期生の教室に向かった。入間自身が79期生だというのもあり、犯人も被害者も79期生にいる可能性が高い。
特に被害者は既に「当事者である入間」「相談に来た春川」「春川に薬を勧めた百田」の六人中三人が分っている。残り三人と、薬を盗んだ犯人も79期生にいる可能性が高い。

……と言うかこんなことをする「犯人」についてももう目星が付いているんだが……何で春川の奴は「そいつ」には尋問しなかったんだ?

そんな事を考えている内に、気づいたら79期生の教室まで辿り着いていた。ガラガラと教室の扉を開けて、中に入る。

↓3まで中にいた生徒を一人一名ずつ。

先にワオキツネザル状態の王馬について。
↓1 高コンマほど精神までワオキツネザル化している。

この為にワオキツネザルについて多少調べましたが、何とも不思議な鳴き声をしますねこの猿……。


赤松「ねぇねぇ王馬くん! 今のもう一回やって!!」

王馬「嫌だよ! 赤松ちゃん俺がこの状態になってからちょっと調子乗りすぎ……クォーン!」空中一回転

赤松「わぁ! 上手上手!! はい、ご褒美のバナナだよー!」

王馬「ヴェアアアアアアアアアン! 頭では拒否してるのに身体が、身体の方が勝手に動いちゃうよぉおおおおおおお!!」モグモグ

ゴン太「あ、赤松さん。王馬くんも嫌がってるんだし、その辺にしてあげた方が良いんじゃないかな……」

……何だこの地獄絵図は。四人目の被害者が早速見つかったのは良いが、それがよりによって王馬(俺が想定していた犯人候補)だって……!?

王馬「……あ! 日向ちゃんだ!! 事情を説明するからちょっと助けてよ!! 具体的には目が逝っちゃってる赤松ちゃんをどうにかしてよ!! 俺、今何故か赤松ちゃんの命令に逆らえないんだよ!! コロシアイ学園生活でも起きてたら「ちょっとそこの鉄屑殺してきてよ」って言われたら普通に従っちゃうぐらいに!!」

日向「え、いや、それはどういう……」

イマジナリー田中眼蛇夢「ふはははは! 古き生と神秘の地であるかの秘島(マダガスカル)に生息する妖狐と融合した魔猿(ワオキツネザル)はハッキリとメス>>>>オスという階級が宿命づけられているのだ! 具体的には晩餐時にオスを追い払ったり、当然の様にオスが食べているものを強奪したりする。……「メスには逆らえない」という因子が、今の悪の総統には根付いているのだろう!!」

日向(おい、何だ今の俺の俺の心の中に突如として湧き出した田中は)

赤松「えー! 幾ら何でもそんな命令しないって。ただちょっと頭を撫でさせて貰ったり、尻尾を触らせて貰いたいだけだから!!」

王馬「それが嫌だって言ってるんだよ!!」

日向「あー……こっちも話したい事があるんだが、どういう状況でこうなったのか教えて貰って良いか?」

王馬「↓2」

なんだか大変な事になってきた所で今回はここまで。元凶は速攻で判明しましたが、これ誰が薬を盗んだ犯人なんでしょうね?

では再開します。

王馬「この面子でロシアンルーレットをしてたんだけど、ハズレのコップに激酸っぱジュース仕込んだはずなのにいつの間にか動物属性付与薬にすり変わってて、俺が当たらないように細工してたはずなのに俺に当たっちゃったんだよーー!」

ゴン太「え、え!? 王馬くんには絶対に当たらないようになってたの!? 酷いよ……」

王馬「……てへ♪」

日向「おい赤松、もう少しの間この王馬で遊んでて良いぞ」

赤松「はーい♪」

王馬「ウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャアアア↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ→!」

完全に王馬の自業自得じゃないか!? なんで罰ゲーム用のジュースが動物属性付与薬にすり替わっていたのか、なんでそれを仕込んだはずの王馬に当たったのかという謎は残るが、取りあえず日頃の悪戯のオシオキを兼ねて暫くこのままにしておこう。

ゴン太「ところで日向くん……じゃなかった。日向先輩はここに何をしに来たの?」

日向「あ、ああ。実はある人物から調査を依頼されてな。王馬の他にこういう風な……動物っぽい特徴が生えてきた奴を知らないか?」

ゴン太「↓1」

赤松「↓2」

王馬「↓3」(超高校級の総統補正+30)

00~30 で何も知らない。
31~60 で春川か百田の事を教えられる(既に知っている情報)
61~90 で他の被害者を知っている。
91~00 で他の被害者(二人)の事を知っている。

(ちなみに王馬の場合、普通は素直に応えてくれない(嘘か本当か分らないのでそれを見抜くための追加判定が必要)なのですが、今の彼はワオキツネザルの因子が入っていますので、赤松に代理で聞いて貰えばすぐに真実を答えます。(なので追加判定は無し)

ゴン太「あ、ゴン太知ってるよ!! 確か百田くんが↓1になっちゃったんだよね……」

赤松「え? 百田くんも!? あ、私は春川さんが猫みたいになっちゃった事は知ってますよ!!」

日向(あちゃー……二つとも既に知ってる情報だったか……さて、それじゃあ肝心の王馬は……)

王馬「えーっと俺はなにも「王馬くん? 正直に答えてくれると嬉しいな(ニッコリ)」……↓2が↓3になっちゃったんだよ! 嘘じゃないよ!!」

日向「も、百田がパンダでアンジーがオオトカゲか……」

王馬「うん。間違い無いはずだよ」

一体どれくらい「そう」なってしまっているのかは分らないが、出来る限り急いで事情を聞きに行かないと……特に百田は春川に動物属性付与薬を勧めた張本人だ。何か情報を握っていてもおかしくない。
それと、オオトカゲになってしまっているというアンジーも探さなくては……それにしてもこれでやっと5人目か。最後の一つは誰が飲んじまったんだ?

①百田に会いに行く
②アンジーに会いに行く
③その他安価

↓2

……アンジーに会いに行こう。多少不安だが、動物属性付与薬のことを知っていた百田は後回しだ。

赤松「アンジーさんならこの時間、自分の研究教室にいるはずですよ!」

ゴン太「ゴン太、バカだから何が起きてるのかよく分らないけど……ゴン太達に手伝える事があったらなんでも言ってよ!!」

王馬「あ、それと元凶のドグサレビッチをとっとと研究教室から引きずり出して来てね! こんな時に引き籠もられたんじゃ堪ったもんじゃないよ!!」

赤松にそう教えられた俺は、三人がいる教室を後にしてアンジーのいる超高校級の美術部の研究教室へと足を運んだ。


~超高校級の美術部の研究教室~


日向「失礼するぞ。アンジー、いるか?」

アンジーの様子(高コンマほどオオトカゲ化している)↓1

何オオトカゲか書かれてなかったんですが、(多分)一番有名なコモドオオトカゲで良いですか?

アンジー「zzzzzzz……アンジーは日光浴中だよー……用事があるならお肉を持っていて欲しいなぁ……zzzzzzz」

教室のドアを開けると、そこには確かにコモドオオトカゲ属性が付与したと思われる夜長アンジーが伏せるように眠っていた。蜥蜴のような尻尾と鋭い爪がある手足が生え、舌は細長くなっっていて、時折ペロペロと出し入れを繰り返している。

アンジー「……この匂いは創だね-。創はアンジーにイケニエを持って来てくれたのかな? お肉? お肉?? やっぱりお肉???」

日向「は? 何で俺だって分ったん──」

イマジナリー田中眼蛇夢「ふはははははは!! インドネシアはコモド島に生息するかの有名なデス・バイト・ドラゴン(コモドコモドオオトカゲ)の嗅覚は凄まじく、4キロメートルも先の生き物の死骸の匂いすらかぎ分ける事が出来るのだ! ああ、間違っても噛まれるなよ特異点。デス・バイト・ドラゴンは獲物の血液の凝固を阻害し、失血によるショック状態を引き起こす毒、ヘモトキシンを持っている。噛まれればジワジワと黄泉国に送られる事になるだろう」

日向(だからさっきから何なんだ俺の脳内に出現するこの田中の幻覚は!?)

アンジー「どしたの~? 生け贄を持って来てくれたんじゃないのー? それとも創がイケニエになりに来てくれたのかな~?」

アンジーはそう言って俺の方を振り向くが、冗談じゃない。田中(の幻覚)の話しが本当なら噛まれただけで致命傷を負いかねない。俺は夜長の餌になる気もなければ、彼女に食人を差せる気も無かった。

どうする? ↓1

……そうだ、こんな時こそ仲間の力を借りる時だ!

俺は同期にして超高校級の料理人である花村の研究教室を訪ねると、事情を簡単に説明。花村も「ケモ耳美少女に僕の料理を食べて貰えるなら!!」と喜んで今のアンジーが喜びそうな料理……牛の骨付き肉~ワイルドスパイス風味~を作ってくれた。

俺は早速超高校級の美術部の研究教室に戻り、寝ているアンジーの近くに、骨付き肉が入った皿をそーっと置く。

アンジー「うおー! とっても美味しそうなイケニエだー!! 創ありがとー!! 神様も大喜びだよ-!!」

アンジーは骨付き肉の存在に気づくと、バッ! と飛び起きて両方の爪でガッシリと骨付き肉を固定。そのまま大口を開けてガブガブと勢いよく……まるで貪るかのように骨付き肉を食べ始めた。

ガツガツという咀嚼音が教室に響き渡る。その姿はまるで本物のコモドオオトカゲのようで、俺は少しだけ怖くなった。……まさか解毒薬が完成しなければアンジーは一生このままなのか? 完全に猫っぽくなってしまう春川や、女子の命令を無条件に聞いてしまうようになった王馬もそうだが、割と本気で大問題なんじゃないのか?

……暫くの後、アンジーは骨付き肉を余すとこ無く食べ尽くした。

アンジー「ゲフゥー。……ああ美味しかったー!! ……さてと。献身的な信徒にはご褒美をあげなくちゃねー。何かアンジーに聞きたい事があるんでしょー? 何でも聞いて良いよー!!」

日向「そ、それじゃあ遠慮無く……↓1↓2」

すいません、入間を説得して引き摺り出す良い方法がないか聞くで

日向「お前、何か変な薬を飲んだ後で今の状態になった……事は把握してるよな? 他に薬を飲んだ奴を知らないか? それと、この騒動の元凶の入間が自分の研究教室に立て籠もってるらしいんだが、何とかして引きずり出したいんだ。手伝いを頼めるか?」

アンジー「もちもちー! 全然オーケーだよー!! この状態もそこまで悪く無いけど、この手じゃ筆も彫刻刀も持てないしねー。そろそろアンジーも元のアンジーに戻らないといけないって神様も言ってるよー! それと、他に薬を飲んだ人は↓1」コンマ50以上で(自分を含めた5名以外(つまり最後の一人))を知っている。

苗木辺りかな?

>>546 なるほど。後で辻褄が合うように調整を入れておきます。
それと、別途誰が飲んだのかを暗化する予定でしたが、折角なので>>548をそのまま採用。


日向「な、苗木が?」

てっきり被害者は全員79期生だと思い込んでいた俺は、意外な名前が出て来た事に驚く。……この前の媚薬入りチョコレート告白騒動といい、あいつ、仮にも超高校級の幸運なのにしょっちゅう面倒な事に巻き込まれてるな……。

アンジー「うん。なんか↓1っぽくなっちゃってたし、間違いないと思うよー?」

日向「う、うさぎ!? あいつが!?」

アンジー「うんうん! 大きくて長い耳がピョコン! って頭から生えてたし、ちっちゃくて丸い尻尾もお尻についてたんだー!」

日向「そ、そうか……」

うさぎ……苗木がうさぎか……苗木に恋慕の感情を抱いている女子達に揉みくちゃにされてないと良いが……。
さて、これで薬の被害者は全員割れた。猫の春川。パンダの百田。ワオキツネザルの王馬。コモドオオトカゲの夜長。うさぎの苗木。そして当事者の入間だ。

入間に関しては教室から引きずり出した時にどんな動物になったのか判明するとして、まだ話しを聞いていない百田と苗木にも話しを聞きに行くべきだろうか……。
それともそろそろ人数を集めて入間の所に特攻をしかけてみるか?

①百田に話しを聞きに行く。
②苗木に話しを聞きに行く。
③入間の研究教室に行く。

↓3 今日はここまで。いよいよ第4Questも佳境に差し掛かってきましたかね。

遅れてしまい、大変申し訳ありません。再開します。

日向「……苗木の所に行ってみるか」

俺がそう判断したのは、動物属性付与薬の被害者の中で唯一の78期生である苗木なら、何かこれまでにない……79期生の皆が知らない情報を知っているんじゃないかと思ったからだ。
……後は単純にうさぎという可愛らしい動物に変化してしまった、ただでさえモテる苗木の事が心配になったというのもある。

俺は夜長に「じゃあ今度は入間の研究教室の前で」と告げると、俺は78期生の教室に向かって歩きだした。


~78期生の教室前~


日向「苗木、いるかー。と言うか無事かー?」

苗木+教室の中にいた生徒
↓1
↓2
↓3
一人一名ずつ。

↓4
苗木の様子(高コンマほどうさぎ化している)

朝日奈「キャー! 苗木ったら超可愛い-!! ねぇねぇ、撫でて良い? もっと撫でても良いよね!?」

苗木「プープー! ちょ、ちょっと止めてよ朝日奈さん! 幾ら小さくなってるからって勝手に抱っこしないでよ!!」

舞園「そ、そうですよ朝日奈さん。幾ら苗木くんが世界一可愛らしいうさぎさんになってしまったからて独り占めは良くないです!! ここは順番に愛撫でましょう!!」

大神「いや、そういう問題では無かろう……。朝日奈、そして舞園よ、何故苗木がこうなってしまっているのかは見当が付かんが、取りあえず放してやってはどうだ? うさぎはストレスに弱いと聞いた事があるぞ」

日向「うわぁ……」

俺の予想通り、苗木は苗木LOVERSの中の二人に揉みくちゃにされていた。特徴的な長くて大きな耳と、尻に丸い尻尾が生えているのはアンジーの証言通りだが、ただでさえ低い身長が更に縮み、小学校中学年位のそれになっている。

苗木「あ、ひ、日向先輩! ちょ、ちょっと助けてください!!」

朝日奈に抱きかかえられた苗木が助けを求めるようにこちらに手を伸ばす。俺は取りあえず構い過ぎるのを止めるよう朝日奈と舞園に警告する事にした。

日向「大神の言う通りだぞ、朝日奈。舞園。うさぎは繊細でストレスに弱いんだから、その辺で放してやれ」

朝日奈「えー……。せめてもう少し抱っこしてたかったなぁ……」

舞園「私なんて抱っこどころか撫でさせて貰ってもいないのに……」

朝日奈は実に不満そうな顔で苗木を地面に降ろす。「ふぅ……」と疲れたようにため息を吐いた苗木が、俺に声を掛けてきた。

苗木「た、助かりました。……ありがとうございます、日向先輩」

日向「礼は良い。話しは変わるんだが、今相談窓口の依頼で動物っぽくなってしまった奴らを探してるんだが……。苗木、お前は変な薬を飲んだせいでそうなっちまった自覚はあるか? 自覚があるとして、その薬を誰に渡された?」

苗木「↓2」

苗木「は、はい。キーボくんが……」

日向「キーボが!?」

苗木「はい。なんでも↓1だからと言って……僕も警戒無くそれを飲んじゃって……」

苗木に続き、意外な名前が出て来た事に俺は驚く。……ここまでで出て来た情報を一旦纏めてみよう。

①被害者は猫の春川。パンダの百田。ワオキツネザルの王馬。コモドオオトカゲの夜長。うさぎの苗木。当事者の入間(何の動物になっているかは未だ不明)。
②動物属性付与薬を他人に渡したのは百田とキーボ。
③動物属性付与薬の被害者並びに関係者は、苗木を除き「79期生の面子で固まっている」

……「幸運」という例外である苗木を除き、なにかが見えてきたような気がするが。まだ全容が掴めない。

苗木「それが、『入間さんが発明した身長を伸ばす薬です』って……その言葉に釣られて無警戒で飲んじゃった僕も悪いんですけど……」

舞園「よくやってくれました! キーボくん!!(なんてことを! 流石は超高校級の鉄屑ですね!!)」

朝日奈「えへへ~。こんなに可愛い苗木を愛撫られるんだから役得だよねー!(酷いよ! 苗木を騙してそんな事をするなんて!!)」

大神「……二人とも、本音と建て前が逆になっておるぞ」

………苗木の話しを聞いて、そしてここまできて、俺は「ある事」に気がついた。

「百田」と「キーボ」の差だ。依頼者である春川の話では百田は動物属性付与薬のことを「予め知っていたし、それを春川に素直に教えた」それに対してキーボは「身長を伸ばす薬だと嘘を付いて」苗木に薬を飲ませた。
……犯人は、いや。真実はこの二人のどちらかが握っている可能性が高そうだ。

①百田に話しを聞きに行く
②キーボに話しを聞きに行く。

↓2

……こういう時は虚実を付いた方から先に片付けた方が(真実に辿り着くのが)早いと相場が決まっている。
俺は78期生の教室を後にして、キーボがいる可能性が高い超高校級のロボットの研究教室へと向かう事にした。

~超高校級のロボットの研究教室前~

日向「キーボ! ちょっと聞きたい事があるんだがいるか?」

↓1コンマ50以下でいる。それ以外でいない。

超高校級のロボットの研究教は閉まっていた。ドンドンと強めにドアをノックするが反応は無いし、中に誰かがいる様子も無い。

日向(……留守か。参ったな……しらみつぶしに探してみるか? それとも事情を知っている奴らに協力してキーボを探して貰うか? ……百田の方に先に事情を聞きに行くって手もあるな)

どうする? ↓2

百田のほうに行く

↓1コンマ70以上で、キーボを抱えた百田が走ってくる。それ以外なら>>577を採用。

ちなみに>>579を採用した理由ですが、パンダの生態から言って、危機的状況にでもないかぎり「走る」という行為がどうも想像出来なかったで。

日向「仕方が無い、百田の方を先に探そう」

俺の予想が正しければ、百田は研究教室の方にはいないと思う。百田はパンダになっているのだつまり──。

イマジナリー田中眼蛇夢「校庭にある密林か、食堂で晩餐を貪っている可能性が高いと言う事だな特異点! 何せ奴らは1日10㎏以上の供物を捧げなければならぬ巨大生物! 多くの雌猫から可愛い愛くるしいと言われているが、それはとんでもない誤りよ……。普段は大人しく、異常な音を聞いた時にはすぐ逃げる臆病なところが、いざとなればとんでもない怪力で外敵を打ち倒すまさに大熊猫よ!!」

日向((無視)さてと、それじゃあ校庭の密林の方に行ってみるか……)

~希望ヶ峰学園。校庭にある竹林~

日向「……やっぱりいた! おーい百田!!」

↓1 高コンマほどパンダ化している。

あのー……これコミュニケーション取るのが相当難しいレベルなんですけど(滝汗)もうこれほぼパンダ化しちゃってるよ……

パンダの事を調べた結果、衝撃の事実が判明しました。……あいつらの鳴き声ってヤギそっくりなんですね……。


日向(……今更だが、何故俺は「それ」を見た時に「百田快斗」だと認識できたのだろうか。ピッチピチになってしまっているが、服装はいつものそれだったからか?)

百田「……メエメエ」

落ち着け。こういう時は目の前の状況の整理からだ。目の前でヤギのような鳴き声を発している人物(?)はほぼ間違い無く百田快斗。腕と脚は大神並みに太くなり、同時に黒くなっている。
眼の周りの部分も黒くなっていて、半月の形をした黒い耳も生えていた。おまけに小さくて丸い白い尻尾までチョコんと生えている。

俺が今まで見てきた中で一番その動物に近づいてしまっている百田は、まるで本物の野生のパンダのように竹をその怪力で薙ぎ倒してムシャムシャと食べていた……。

日向「えっと……俺の事が分るか? 百田。77期生の日向創ってもんなんだが……」

百田「↓1」コンマ80以上で一応のコミュニケーションが可能。それ以外でただのパンダ。

百田「メエメエ……」

百田は俺の事を一瞥すると、まるで何も無かったかのように竹を貪り始めた。……ダメだ。春川と同じ……いや、それ以上にほぼ完全に付与された動物に近づいてしまっている。人間の言葉は愚か、その他まともなコミュニケーションが取れるかどうかも怪しい。
一番重要な情報を持ってそうな人物の内の一人が、まさかの状態になってしまっていた。

どうする? ↓2

①田中を連れてくる
②諦めてキーボの方を先に探す
③その他安価

今日はここまで。また明日、9時~9時30頃にお会いしましょう。

では本日も始めていきます。

日向(ええい! 出戻りになるが仕方が無い!! キーボの方を先に探そう!!)

もうこの状態の百田から情報を聞き出すのは田中でも連れてこないと無理だと判断した俺は、急いで校舎の方へと戻る。

日向「キーボが居そうな場所……キーボが居そうな場所……」

幾つか見当は付くが、100%そこに居るという保証は無いし、走り回りすぎて俺の身体もそろそろ限界だ。
さて、どうしようか……

①キーボが居そうな場所を推理してみる
②事情を知っている皆に協力して貰ってキーボを探す
③その他安価

↓2

日向(くそっ! 春川の「なるべく穏便に」って依頼と反するけどもうそんな事に構ってる場合じゃない!!)

一刻も早くキーボを探しだして情報を聞き出さないとこれからどうするべきかも分らない。俺はこれまでにこの騒動に関わった人物全員に声を掛けてキーボを探し出す事にした。
78期生からは苗木朝日奈舞園大神。79期生からは赤松獄原王馬に、依頼者である春川だ。

事情を説明すると、春川は勿論、みんな揃ってキーボを探し出す事に協力してくれた。そして……。

00~30 78期生が見つける
31~60 79期生が見つける
61~90 日向が見つける
91~00 これでも見つからない……だと!?

↓1

キーボを探索し始めて暫くの後、プルルルルルル。と俺のポケットの中で着信音が鳴り響いた。

日向「電話……苗木からか。──もしもし?」

苗木『日向先輩! キーボくんを見つけました!!』

その言葉に、俺は思わずガッツポーズを取った。

日向「デカしたぞ!! いったい何処にいたんだ!?」

苗木「↓2」

苗木『今の僕、耳が凄く良いんです! 耳を澄まして学園中を探索してたらソニアさんの……超高校級の王女の研究教室からキーボくんの駆動音が聞えてきて……!』

そ、ソニアの研究教室だって!? 何でそんな所にいるのかはサッパリ分らないが、居場所さえ分ればこっちの物だ。俺は急いで階段を降りてソニアの研究教室へと向かった。

~超高校級の王女の研究教室の前~

日向「苗木大神朝日奈舞園!」

苗木「日向先輩!!」

大神「む……来たか」

日向「……ここにキーボが居るんだな?」

苗木「はい。ほぼ間違い無く……」

俺は頷くと扉に手を掛けて一気に中に入る。そこには……

01~30 普通にキーボが居た
31~60 起動停止しているキーボが居た
61~00 このコンマを取った人の安価に託した。

↓1

日向「キーボ!」

キーボ「み、みなさん!? どうしたんですかそんな血相を変えて……」

苗木「……キーボくん、幾つか質問に答えて欲しいんだ。なんで「なんで苗木くんにあんな素晴ら……危険な薬を騙して飲ませるような真似をしたんですか!?」ちょっ、舞園さん!?』

朝日奈「そうだよ! おかげでこんなに苗木が可愛くなっちゃって……私達が苗木依存症にでもなっちゃったらどうするの!?」

大神「……二人の意見は兎も角、少なくとも何故苗木を騙すような真似をしたのかは答えて貰おう……答えられぬと言うのならば……」

日向「それとワザワザソニアの研究教室に立て籠もっていた理由もな」

キーボ「↓1」

01~30 えっ!?あの薬って身長を伸ばす薬じゃ無かったんですか!?
31~60 ……すみません。言い訳がましいかもしれませんが、ここ数時間の記憶が無いんです。
61~00 このコンマを取った人の安価に託した

俺達四人に問い詰められる形になったキーボは、目を伏せながら申し訳なさそうにこういった。

キーボ「……すみません。言い訳がましいかもしれませんが、ボクにはここ数時間の記憶が無いんです」

日向「記憶が……無い?」

キーボ「ええ。メモリの一部が破損……いえ、これは改竄されている……? 兎に角、何で今この教室にいるのかも分らないんですよ……」

その申し訳なさそうな表情から、少なくとも嘘では無さそうだと俺は思った。

日向「苗木。キーボから薬を貰ったのはいつ頃だ?」

苗木「えっと……確か、3時間ぐらい前だったと思います」

3時間前……閉じこもっている入間……盗まれた5本の動物属性付与薬。記憶が無いキーボに、動物属性変化薬の事を知っていた百田…………ん?

日向(動物属性変化薬のことを知っていた……?)

……そうか、もしかして…………!!

薄らとではあるが見えてきたかもしれない。「真実」って奴が。そしてアイツが「あの状態」なら事情を聞き出すのも簡単だ。

日向「……分った。取りあえず皆で入間の研究教室に行こう」

そこで入間にあって全てを……この事件の真実を明らかにするんだ……!!


~超高校級の発明家の研究教室~

アンジー「未兎ー。いい加減ここを開けてよー。さもないと神様とアンジーのイケニエにしちゃうよー?」ガリガリ

入間の研究教室の前では既に来ていたアンジーが鉄製の扉を鋭い爪でガリガリと引っ掻いていた。
研究教室の扉は他の教室のそれと比べると明らかに魔改造されていて、パッと見では巨大なシェルターの入り口か何かのようにも見える。

アンジー「あ、創だ! おーい!!」

アンジーが手を振って俺達を迎える。

日向「どうだ? 入間の様子は」

アンジー「んっとねー。中にいる事は間違い無いと思うんだけど、話し掛けても全然反応が無いんだよー。時々「た、頼む! 頼むから今は勘弁してくれよぉ……」って声が聞えてきたぐらいかなぁ」

……よっぽど俺達に会いたくないという意思表示か。それともそこまでしなくてはならない事情があるのか。然もなくば変化してしまった「動物」がとんでもなくヤバイものだったのか。
……兎に角、強引にでも合わなくては話が進まない。

日向「大神、頼めるか」

大神「……良かろう。皆、下がっておれ」

大神は俺達を後ろに下がらせると、気合を込めて強烈な正拳突きを扉に放つ。

↓1 入間のシェルターの防御力(補正値+50)
↓2 大神の正拳突きの威力(補正値+30)

19+50=69 14+30=44 入間のシェルターの勝ち。

大神「はぁああああああああああああああ!!」

ドゴォン! というとんでもない炸裂音が扉から響き、ビリビリと空気と共に扉が揺れるが。それでも扉は開かない。そんな、超高校級の格闘家である大神の力でもダメだっていうのか!?
一体どんな草稿を作りやがったんだあいつは!?

クソッ……入間に事情を聞ければこの状況をどうにかするピースが一気に揃いそうなのに……何か無いのか。なんとかしてこの部屋に入る方法は……
↓2

それから暫くの間扉をジックリと観察して分かった事だが、この扉はただの分厚い扉じゃ無い。凶悪な電子ロックまでかかっている。

日向(……なら機械には機械だ!!)

日向「苗木!不二崎を呼んできてくれ!! あいつならこのロックを解除出来るかもしれない!!」

苗木「わ、分りました!!」

苗木は小柄だが素早い……それこそうさぎの様な動きで78期生の教室に不二咲を迎えに行った。……数分後、事情を知った不二咲が苗木と一緒にやって来る。

不二咲「ぼ、僕なんかに入間さんが作ったシェルターをどうにか出来るかは分らないけど……。精一杯やってみます!!」

そうして不二咲は持って来たノートパソコンから幾つか特殊なケーブルを扉に繋ぐと、カチャカチャとキーボードを叩き始めた。そして……

↓1 入間のシェルターの防御力(補正値+50)
↓2 不二咲のプログラムによるロック解除(補正値+35)

33+50=80 14+35=49 入間のシェルターの勝ち。

不二咲「うう……な、なんとか電子ロックは突破できました。出来ましたけど……」

日向「……けど?」

不二咲「いくら電子ロックを解除しても、数分後には別の電子ロックが掛けられるような仕組みにになってるらしくて……」

……アイツ、まさか本当にこの数時間で戦略核兵器シェルター級の扉を作りやがったってのか!? 一体どんな天才なんだ入間未兎って奴は……!!
ええい! なら物理的にバラバラにしてやるまでだ!!

日向「ちょっと待っててくれ! 今左右田を呼んでくる!!」

俺は急いで超高校級のメカニックの研究教室に行くと、説明も曖昧なままに左右田を引っ張ってきた。

左右田「あー……何だかよく分かんねぇがこの扉をバラしゃいいのか?」

日向「ああ。……頼んだ、左右田」

左右田「……わーったよ、どれだけ対抗できっか分かんねーが、やってみる」

これでダメならいよいよ言葉で説得するか「禁断の手」を使うしか無い。……頼む、扉よ開いてくれ……!!

↓1 入間のシェルターの防御力(補正値+50)
↓2 左右田の分解技術(補正値+40)

17+50=67 44+40=84 左右田の勝ち。ちなみにこれでダメだった場合、入間の研究教室の下にある教室の天井をぶっ壊して穴を開け、中に侵入する予定でした。(当然連帯責任で全員怒られる)

左右田「ここがこうだろ? んで、こっちがこうなってるから……」

カチャカチャと、大小様々な工具を使って入間の核シェルターに挑む左右田。その表情は真剣その物で、俺は「やっぱいざって時は頼りになるなぁ……」と左右田への評価をグーンと上げたのだった。それは、ここに集合した皆も同じだと思う。皆それぞれ感心するような眼で左右田を見ていた。

そして最後に、ガチャン!と言う大きな音がして扉が大きく緩んだのを俺は見た。

左右田「いよっしゃあ! 完璧だ! 見たか、これが超高校級のメカニック、左右田和一様の実力だぁ!!」

日向「ナイス! 左右田!! ……大神!!」

大神「うむ。はぁああああああああああああああ!!」

大きく緩んだ扉を、大神の正拳突きが教室の内側へと吹き飛ばす。それを合図に、俺達は入間の研究教室に突入して……見てしまった。見てしまったのだ。

──突然だが、ここで入間未兎という人間について紹介したいと思う。

才能は「超高校級の発明家」。ピンクの制服にゴーグルをかけた、スタイルの良い快活そうな外見の女子だ。
いかに寝たままで楽して生活できるかを最大のテーマに画期的な製品を生み出す発明家。「目薬型コンタクト」などは商品化されたが、本人は失敗作扱い。自身家で口が悪く、暴言や下ネタを吐くが相手に攻められると一転して弱気になる、

そう、希望ヶ峰学園でも随一と言って良い「スタイルが抜群の女子」なのだ。

そこで俺達は見た、見てしまった。

入間「ひ、ひぃいいいいいい! み、見るなよ。見ないでくれよぉおおおおおおお!!」

頭から太くて大きい二本の角が、臀部からは細長くて先っぽが黒い尻尾が生えていて──信じられない程の巨乳……もはや爆乳と呼んで良い大きさになった、胸元が今にも破裂しそうな入間の姿を……
推理しなくても分る。入間が動物属性付与薬を飲んで得た属性は……

左右田「な……んな……」

苗木「これは……」

アンジー「おー! 未卯、おっぱいもの凄く大きくなったねー! 触ってもいーい?」

──乳牛。乳を搾り、牛乳を得るために品種改良された、牛の一種だ。その属性の内入間と最も共鳴した「乳」という概念が大きく作用して、ただでさえスタイルの良い入間を信じられない程の爆乳にしてしまったのだろう。
なるほど。これならば他人に会いたくないという気持ちも分る、分るが、あそこまで凶悪なシェルターを作る必要がどこに……ん?

俺は怪訝な眼で入間の胸元を見る。今にもはじけ飛びそうな入間の胸元を支えている服が、ホンの僅かに湿っていたのだ。

日向「お、おい入間。お前まさか……」

俺が言葉を紡ごうとしたよりも早く、入間が口を開いた。

入間「お、俺様だって反省して、すぐに解除薬を作ろうとしたさ! でも無理なんだ!! ちょっと胸が服にこすれるだけでと、とても気持ちよくてぇ……作業に全く集中出来ないんだよぉおおおおおお!!」

そこまで聞いて、俺は目元を覆い隠すように手を当てて天井を向いた。なるほど、入間が解除薬を作る作業を全くやっていない理由はよーく分った。分ったんだが……

日向(これ、どうすりゃ良いんだよ……)

依頼四つ目にして、始めて俺の心が折れそうな状況が、目の前にあった。

どうする? ↓3 本日はここまで。入間=乳牛というのは最初から決めていた設定でした。というかそれ以外想像が出来なかった……。

では本日も始めていきます。

日向「……なぁ、もう依頼者に「この依頼は達成出来ませんでした」って謝ればこの件に関わらずに済むかなぁ……」

左右田「ひ、日向!?」

面倒臭い、厄介すぎる、やらなくちゃいけない事が多すぎる、結局大事になってしまった。様々な要素が、俺の脳内になる「依頼を諦める」ボタンを押す事を進めてくる。
いや正直な話本当に面倒臭い。俺は入間に怒れば良いのか、遠慮すれば(教室を出て行けば)良いのか、この状態のまま問い詰めるべきなのかすら見当が付かない。

そうだ、いっそ春川に素直に謝ってこの件からは手を引いた方が……。

苗木「それは違うよ!!」

苗木のその一言は、この混濁とした教室内でもシッカリと響いた。

日向「……苗木」

苗木「希望を捨てちゃダメだ!! 日向先輩はここまで誰かの為に必至になって頑張ってきたんでしょう!? だったらこの状況からでもきっと依頼を解決出来る策を思いつけるはずだよ!!」

日向「でも……」

左右田「……たっく、お前は一人で背負い込みすぎ何だっつーの」

左右田が呆れたように、しかして俺を元気づけるように言った。

日向「左右田……」

左右田「シェルターを突破する時に俺や不二咲に頼ったように、素直に他の皆の事を頼りゃあ良いじゃねぇか。一人じゃ解決出来ねぇ問題なら皆で一緒に力を合わせりゃ良い。……前にそう言ったのはお前だったはずだろうが」

大神「うむ、二人の言う通りだ。この状態から我に出来る事などサッパリ見当が付かんが……。それでも出来る事があるならば喜んで力になろう」

朝日奈「苗木がこの状態から元に戻っちゃうのは、正直ちょっと勿体ないけど……それでも私もいつもの苗木の方が良いもん! 出来る事があれば何だって協力するよ!!」

舞園「私もです! なんでも言ってください、日向先輩!!」

アンジー「神様も「素直にアンジー達の力を借りるべきだ」って言ってるよー!」

不二咲「ぼ、僕も……! 苗木くんの……皆の力になれるなら何だってするよ!!」

キーボ「事情はサッパリ分りませんが……僕もです! 何か出来る事があるなら何でもお手伝いさせてください!!」

日向「みんな……」

……そうだ、俺は一体何を勘違いしていたんだ。俺は「超高校級の相談窓口」それ以上でもそれ以下でも無い。一人で考えても手に負えなさそうな依頼なら、皆に協力して一緒に解決すれば良い。それが素直に出来てこその「超高校級の相談窓口」じゃないか。

日向「……ありがとう、みんな!」

俺は心の中で再び堅く決意する。必ず春川から受けた依頼を達成してみせると────!



入間「あ、あのよぉ……盛り上がってる所に水を差すような真似は俺様だってしたくないけどさぁ……。ま、まず俺様のこの状況を何とかしてくれよぉ……! んんんっ! こ、このままじゃあ、アンッ、気持ちよすぎて何も出来ないよぉ……!!」

日向「……あ、す、すまない」

一種の虚無状態に陥っていて肝心な事を忘れていた。まずは入間の……その……こ、この爆乳による弊害を何とかしなければ解毒薬どころの話しではなかった。(正直言って目の毒(エロすぎる)だという事もある)

日向「……左右田! 取りあえず77期生の教室から罪木と田中を呼んでこよう! 動物の属性が付与されたって言っても所詮大部分は人の身体だ。罪木なら改善させる方法を知ってるかもしれない! それと、キーボとアンジーは79期生の教室……もしくは研究教室から東条を連れて来てくれ。超高校級のメイドであるアイツなら今の入間の世話も熟せるかもしれない!!」

左右田・キーボ・アンジー「オッシャー!(了解しました!(おー! 任せとけー!!」

ダダダダダッと俺達四人は研究教室から出て行く。保険と動物、それからお世話のスペシャリスト達にその力を借りるために。


~~~~~~~~~~~

罪木「ふ、ふゆぅ……。日向さんに事情を説明されて来てしまいました……。超高校級の保健委員の罪木蜜柑ですぅ……わ私みたいなゲロブタが皆さんのお役に立てるのでしょうかぁ……」

田中「ふははははは! この学園で何やら災いが起きている気配がしていたから何事かと思えば……特異点よ。こういう魔獣絡みの災いならばまず最初に我と契約して力を借りるべきだったろう……そう! この超高校級の飼育委員である田中眼蛇夢の力をなぁ!!」

東条「……私達の同期が申し訳無い事をしでかしていたようね……。この依頼、超高校級のメイドとして、そして入間さんのクラスメイトとして、シッカリと達成させて貰うわ」

心強い味方が三人も増えた事に、俺の中で希望が沸き起こる。これなら行けるかもしれない……!!

罪木「……ええっとですね。授乳期もでないのにお乳が出てしまう病気は現実にも幾つかありまして……。『乳汁漏出症』『高プロラクチン血症』『乳腺症』『先端巨大症』と、まぁ色々あるんですが……」

田中「その魔法薬の所為で雌牛の属性が付与されてしまっていると言うのなら、間違い無くホルモンバランスが崩れてしまっている事に関係があろう。雌牛が1日に出す乳の量は20~30ℓ……牛乳びん換算で100~150本に相当する。その程度の乳漏れで済んでいるのが奇跡と知るが良い、雌牛よ」

罪木「な、ならホルモンバランスを整えるお注射とお薬、それからお乳が出るのを少しでも防ぐ専用の治療器具で応急手当をしてみますぅ!」

東条「今の入間さん専用のブラジャーや制服などの調達は任せて頂戴。今ある中で一番サイズが大きい物を仕立て直してくるわ」

やはりそれぞれのプロフェッショナルだけあって行動が早い、罪木の治療に田中が時折口を出し、東条は数十分も経たない内に今の入間が余裕を持って着られるブラジャーと制服を仕立ててきた。

左右田「お、おお! なんだよ、案外アッサリ何とかなりそうじゃねーか!!」

苗木「うん。これも日向先輩がが頑張ってくれた結果だよね!」

アンジー「んー、でもでも~。今の未兎が完全に治ってから薬を作ったんじゃあ快斗が不味いんじゃないのー? 今も竹藪で竹を食べ続けてるんでしょー? 元に戻った時即救急病院送りになっちゃうかもしれないよー?」

……やっべ完全に忘れてた!!?

日向「た、田中! 急いで竹藪にいる百田を説得してこれ以上竹を喰わないようにしてくれ! あいつ殆どパンダになっちまってて全然コミュニケーションが取れないんだ!!」

田中「なんだと!? ええい、完全なる魔獣に堕ちてしまえば聖なる薬(解毒薬)でもどうにかなるか分らんな……! 了解した、そっちは我に任せておけ!!」」

田中はそういうと、ダッシュで校庭にある竹藪へと向かう。……確かにアンジーの言う通り、入間が快復するのを待ってから解毒薬を作って貰ったんじゃ手遅れになる可能性があるな……。そうだ、だっったら!


日向「なぁ入間、俺達とこうして話す分には支障はないんだよな?」

入間「ううんっ!……た、確かに出来るけどよぉ……」

日向「だったら解毒薬の作り方を俺達に支持してくれ! 解毒薬を作ろうとしてたって事は、作り方はもう頭の中で出来てるんだろ!? 出来るかどうかは分らないけど、何もしないで突っ立ってるよりはマシだ!!」

不二咲「え、ええっ!? 僕達で解毒薬を作ろうっていうのぉ?」

朝日奈「あ、あたし自分で言う物あれだけど相当なバカだよ!? 天才の入間ちゃんの指示があるって言っても出来るかどうか……」

日向「何も全員が成功する必要は無い。それに保健委員の罪木にメイドの東条が居るんだ。二人なら入間の支持を俺達よりは熟せると思う」

左右田「要するに「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ってか。……仕方ねぇな、やってやろうじゃねぇか!!」

こうして俺達は全員で入間の指示を聞きながら解毒薬を作る事になったんだ……


↓2

00~30 何とか一本は出来た
31~60 二本は確保できた。
61~90 三本も成功したぞ!
91~00 四本も作る事が出来た!!

東条「出来たわよ日向先輩! 入間さんに指示されて作った動物属性付与薬の解毒薬よ!!」

日向「でかした東条!!」

これだけの人数で作業して、出来たのがたったの一本というのがあれだが、これだけでも大きな進展がある。

不二咲「あ、あとはこれを入間さんに飲ませて、残りの解毒薬を作って貰えば良いんだけだねぇ!」

ニコニコと微笑む不二咲。……確かにそうした方が「効率は」良いだろう。だがダメだ。ここで「治す順番」を間違えたら折角見えかけている真相が台無しになってしまう気がする。

日向「……いや、一番最初に飲ませるのは百田だ」

舞園「え? 百田くんですか? 確かに先輩の言う通りならすぐにでも薬を飲ませて病院に行かないと不味いと思いますが……」

……それもあるが「一番最初に入間を治したくない」もし「あの事件」にこいつが関わっていた場合、どんな改竄をされるか分ったもんじゃない。

日向(東条、頼みがある。

東条(……何かしら?)

日向(お前の事だから解毒薬の作り方は今のでマスターしたよな? 俺が戻ってくるまでに出来うる限りの数を作っておいてくれ。ただし「誰にも飲ませないで欲しい」んだ)

東条(……何か考えが合っての事のようね、承知したわ)

東条にこっそり耳打ちすると、俺は今しがた出来たばかりの解毒薬を持って百田の元へと急行した。

~~~~~~

日向「田中! 解毒薬を持って来たぞ!!」

田中と百田の状況↓1

01~30 やはり普通の動物とは訳が違うのか、田中でも争わないようにするので精一杯
31~60 取りあえず田中の指示ならば従うようになった。
61~90 流石は田中だ! パンダ化した百田を完璧に手なずけている!!
91~00 何か田中の指示で曲芸まで仕込まれてるんだが……。

百田「メエメエ……」

田中「ふははははは! 良いぞ、果てなき宇宙を目指す探索者よ! このまま己の中の獣性を抑えるのだ! 具体的には竹をそれ以上食してはならん! 人に身に戻った時に大変な地獄を見る事になるだろうからな!!」

流石と言ったら良いのか、田中は俺がコミュニケーションを全く取れなかった百田と完全に対話出来ているらしい。

田中「む! 特異点よ。聖なる薬が完成したか!!」

日向「ああ。後はこれを百田に飲ませるだけだ」

田中「ならば探索者百田よ。この覇王田中眼蛇夢が命ずる!! 特異点が所持している聖なる薬を飲み、獣性から解き放たれ己が真の姿を取り戻すのだ!!」

最初は俺を警戒していた百田だが、ゆっくりと田中の命令に従うようにこちらに寄ってくると、あーん、と大きく口を開けた。そこに迷わず解毒薬のビンを突っ込む。
……最初は大きな変化が無かったが、まず大きな腕と脚が通常の人間サイズのそれに戻り、次に尻尾が消え、身体中の黒くなってしまった部分が次第に元の色に戻り始めた。耳も歯も、人間のそれに少しずつ少しずつ戻っていき、最後には完全に「百田快斗」の姿に戻った。

百田「……んあ? お、俺は一体……ってうぉおおおおおおおおお!? は、腹が、腹がめっちゃ痛ぇええええええええええええええ!!?」

予想してた事だが、やはりこうなったか。凄まじい勢いで食していた竹が、腹の中でパンパンに詰まってしまっているのだろう。

日向「安心しろ! すぐに救急車……希望ヶ峰学園に付属している「元超高校級の医者」がいる病院に連れていってやる!!」

俺はすぐにスマフォを取り出すと、希望ヶ峰学園に付属している病院の緊急用の電話番号をプッシュする。簡単な説明の後、すぐに救急車が来てくれるよう手配する事が出来た。

百田「ぐ、ぐぉおおおおおおおおお!」

日向「百田! 辛いだろうがこれだけは今話してくれ!! お前に「動物属性付与薬」を渡したのは誰だ!?」

百田「↓2」

01~30 あまりの腹痛で答えられない。
31~60 キーボ
61~90 王馬
91~00 入間

何かスッゴく重いんですが自分だけなんでしょうか。

百田「き、キーボだ。モノモノヤシーンで出て来たジョークグッズだって言われて……」

やっぱりそう言う事か。「あいつ」の場合は話が別だろうが、これで全ての推理が繋がった。俺は百田をやってきた救急隊員達に引き渡しすと、田中と共に急いで入間の研究教室へと戻る。

日向「悪ぃ、遅くなった! 状況は!?」

東条「↓2よ」

00~30 何とか一本は出来た
31~60 二本は確保できた。
61~90 三本も成功したぞ!
91~00 四本も作る事が出来た!

東条「ごめんなさい、追加で一本作るのが精一杯だったわ。やっぱり入間さんは凄いわね……よくこれだけ複雑な配合と順番で未知の薬を作り出せるものだわ……」

いや、それで良い。出来ている解毒薬の「数」は重用じゃない。「入間とアイツ」が解毒薬を飲んでいない事が重用なんだ。

日向「アンジー、連続で悪いんだが王馬とゴン太、それから赤松をここに呼んできてくれないか」

アンジー「? 別に良いけどどしてー?」

日向「……全てを元通りにする前に、この事件の真相を明らかにしておく必要があるからだよ」

~~~~~~

数分後。入間の研究教室には元からいたメンバーを加えて、かなりの人数が揃っていた。

東条「さて、いい加減聞かせてくれないかしら日向先輩。この薬を入間さんに飲ませたくない訳とやらを」

日向「ああ……この事件、どの方向から見ても9割方入間に責任があるからだよ」

赤松「? いや、それは動物毒性付与薬なんて物を作った時点で……」

舞園「入間さんのせいですよね? 今更確かめる事では……」

日向「「薬を盗まれた」って証言が嘘だったとしてもか?」

入間「ギ、ギクゥ!?」

大神「……どういう事だ?」

大神を含め大多数の注目が俺に集まる。俺は冷や汗を欠く入間をジトーッとした眼で見ながら、推理の続きを話した。

日向「単刀直入に聞くぞ入間。キーボを改造して百田と苗木に動物属性付与薬を渡させたのはお前だな?」

「「「「「!!!?」」」」」」


入間「な、何の根拠があって……」

日向「キーボ、確かお前はここ数時間の記憶が無いんだったよな」

キーボ「は、はい! 正確にはデータが破損しているわけじゃ無くて改竄……。もっと言えば、その時間帯にあった事を記憶できないようにされていたみたいなんですが……」

アンジー「あ、そうそう! 言い忘れてたけどアンジーもキーボから「モノモノヤシーンから出て来た面白い薬がある」って言われて飲んじゃったんだっった!!」

日向「超高校級のロボットであるキーボにそんな真似が出来るのはお前ぐらいだと思うんだが? 左右田はメカニックだけどプログラマーじゃ無いし、お前以外で唯一それが出来そうな不二咲はキーボ自身がメンテを任せていないからな」

入間「そ、そんなのそこの鉄屑が嘘付いてるだけかも知んねぇだろうが!!」

キーボ「そんな! 僕は嘘なんて付いていませんよ!!」

日向「落ち着けキーボ。入間、じゃあ超高校級のプログラマーの不二咲か、もっと言うならキーボの親である飯田橋博士を呼んで「キーボに何が起きたのか」を確かめて貰うか?」

入間「そ、それは……!」

日向「良いんだぜ、こっちは。それなりに時間がかかっても。一番実害がある百田はもう解毒して病院に運ばれたし、後の面子は暫くの間なら日常生活に影響は無い奴らばっかりだからな」

入間の表情が曇り、ダラダラと冷や汗がドンドン流れ出ていく。その反応から見ても、やはり今回の事件の黒幕は……。

王馬「いやいや日向ちゃん! 俺は実害あるってば!! 俺、今女子の命令に逆らえなくなっちゃってるんだよ!? そこの迷惑千万の色ボケ爆乳ビッチはどうでも良いけど、薬が出来てるならまず俺に頂戴よ!!」

王馬がそう叫ぶが、そういう訳にもいかない。なぜならば……。

日向「王馬、お前「動物属性付与薬をキーボから貰った」……或いは「盗んだ」だろ」

ゴン太「え、えええっ!?」

赤松「そ、そうだったの!?」

王馬「な、何の事かわからな……」

日向「大神、王馬を抑えてくれ」

大神「承知した」ガシィッ

王馬「ウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャアアア↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ→!(泣き声)こんなの横暴だ! 恐怖政治だぁああああああ!!」

王馬が泣き叫ぶが、こっちは手を緩める気は無い。

日向「お前、確かこう言ってたよな?」


王馬『この面子でロシアンルーレットをしてたんだけど、ハズレのコップに激酸っぱジュース仕込んだはずなのにいつの間にか動物属性付与薬にすり変わってて、俺が当たらないように細工してたはずなのに俺に当たっちゃったんだよーー!』


日向「なんでお前に動物属性付与薬が当たったのかはこの際良いとして、なんで「動物属性付与薬」の事を知ってたんだ? 春川や百田、アンジーに起きた事を知ってたとしても、何で一発で「入間が作った動物属性付与薬」なんて正式名称と由来がお前の口から出てくるんだ?」

王馬「それはぁ……「王馬くん?」ぐ、ぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!」

最後の理性と根性を使って抵抗してきたか。だがこっちにいる女子は赤松だけじゃない。

アンジー「小吉ー? 正直に答えなさいって神様も言ってるよー?」

東条「王馬くん? 貴方が知っている事を全て、正確に、話して貰えるかしら?」

舞園「王馬くん。お願いですから真実を答えてくださいね?」

朝日奈「そうだよ王馬! 前から言ってるけど嘘は良くないよ!!」

大神「……我も事態を把握するため、正確な解答を所望する」

罪木「しょ、正直に話してくださーい! なんでもしますからぁ!!」

合計で七人の女子に詰め寄られ、ワオキツネザルの特性が付与されている王馬はもうヤケクソだとばかりに話し始めた。

王馬「……はいはいそうですー! アンジーちゃんがオオトカゲに変化していくのをみて「面白そうだ」って思ってキーボから強奪しましたー!!」

やはりこいつも事件に関わっていたか……そもそも王馬がこんな面白そうな(王馬基準)事件に関わっていないわけがないと最初から思ってたんだ。

朝日奈「それで結局自分が飲む羽目になっちゃったんだから、完全に自業自得だよねー」

……さぁ、これで全ての証言は揃った。クライマックス推理の開始だ。

クライマックス推理開始!!

事の発端は、入間が作った「動物属性付与薬」……これは個人差にも寄るけど、人間に様々な種類の動物の属性を付与するっていうとんでもない薬だったんだ。

ただ、入間はこれを使う方法に悩んでいた。自分の信用度的に考えて、普通に「飲んでみてくれ」って言っても断わられるに決まってる。嘘を付いたとしても飲んだらすぐにバレるから、数を試す事が出来ない。

だから入間はキーボを改造して「ある命令」をコマンドに入力したんだ。「この薬五本を適当な奴に適当な言い訳をして飲んで貰ってこい」とか多分そう言うやつだと思う。自分では他人に飲ませる事が難しくても、キーボなら皆の警戒度はそれなりに薄くなる。事実、ジョークグッズだって言われた百田とアンジー、それから身長が伸びる薬だって言われた苗木は素直に飲んじまってるしな。

あとは薬を渡している間のキーボの記憶を記録できないようにしておけば完璧だ。例え自分の仕業だとバレても薬の効力は試せるし、いざという時の為に解毒薬を作る準備もあった。

けどここで悲劇が起きた。入間が間違えてその「動物属性付与薬」の中でも一番協力だった一本を間違えて飲んでしまったんだ。その結果、入間は乳牛……乳が巨大になる動物を引いてしまった結果、快楽と羞恥で身動きが取れなくなってしまった。
なんとしても解毒薬を作らなくちゃいけなくなった入間は、元々用意してあったドアの強度を核シェルター並みにする装置を発動すると、一人で解毒薬の作成に取りかかろうとした……。けど、結局快楽と羞恥心で集中出来なくて、解毒薬を作る事が出来なかったんだ。

──これが事件の真相だ!! COMPLETE!!

今日はここまで。明日でやっと第4の依頼を解決出来そうです。

では本日も始めて行きましょう。

大神「さて、これで事件の全容は明らかとなったわけだが……日向よ、お主はこれからどうするつもりだ?」

大神が試すような視線で俺に問いかけてくる。当然、入間をただで許すわけにはいかない。他の皆のためにも、出来た二本目の解毒薬を飲ませて残りの四本の解毒薬を作って貰うまでは確定として、その後は……

キーボ「被害者にして加害者でもあるボクが言うのもあれですが、相応の罰は必要だと思いますよ。と、いうか一段落したら然るべき所に訴えさせて貰いますからね!!」

田中「人と魔獣の融合体を無責任かつ人任せにして作りだし、学園を混乱に至らしめたのだ。多少なりとも地獄を見せねば釣り合いが取れん。……宙を志す者など、命の危機にまで至ったのだからな」

アンジー「アンジーの島に来て貰って神様のイケニエにするっていうなら大歓迎だよー!……と言うか今の未兎って凄く美味しそうなんだよねー……ねぇねぇ食べてもいーい?」

ペロペロと舌を出して入間の方を見つめるアンジーに、入間は「ひぃいいいいい!!」と怯えて顔を背ける。

さて、どうしてくれようか……↓2 入間に与える罰

日向(多少精神的にきついのも考えたけど、ここは王道で行くか)

日向「今度清掃委員と風紀委員で学校全体の大掃除イベントがあっただろ? そこの一番キツい場所に入間を強制参加させるっていうのはどうだ? 勿論、発明品やら便利な品は使用禁止でだ」

入間「はぁああああああああああ!? なんでこの天才の俺様がそんな面倒臭い事に参加しなきゃry」

田中「黙れ雌牛! 今の貴様に拒否権と発言権があると思うな。貴様の犯した失態に相応しい罰を与えるまでの事よ」

舞園「確かに、その程度なら丁度良い塩梅かもしれませんね。東条さんに頑張って貰って、残りの薬を入間さんのぶん以外全部作って入間さんだけ一週間放置……って言うのもちょっとだけ良いかもと思いましたが、流石に可哀想ですし」

苗木「な、なかなかエグい事を考えるね舞園さん……」

舞園「当然です! もしかしたら苗木くんが百田くんの立場になっていたかもしれないんですから!!」

王馬「いやいや俺はそれでも軽すぎると思うなぁ。どう? 今の入間ちゃんに元の制服とブラジャーを付けさせて、写真集として世に売り出すっていうのは。あ、でもダメか。変態趣味の入間ちゃんにとっては罰じゃなくてご褒美になっちゃうもんね」

罪木「ふ、ふゆぅ! それは流石に酷すぎですよぉ……私だって無様な写真ぐらいしか撮られた事ないのにぃ……」

……色んな意見が出てくるが、兎に角、入間に与える罰則はこれで決定だ。あとは入間に東条の作った解除薬を飲んで貰って、残りの解除薬を作って貰うだけだな。
……それにしても今回は本当に疲れた……。


~数日後、超高校級の相談窓口の研究教室にて~

日向「……そんな訳で事件は無事(?)解決したぞ。入間も大掃除イベントで徹底的に扱き使われたみたいだから流石に懲りただろう」

春川「そう、ま、あいつが何かとんでもない事をしでかすのは今に始まった事じゃないしね」

春川は溜息を付きながらそう言った。入間未兎という存在の更正を諦めているような、そんな遠くて虚無感に満ちた眼だった。


日向「病院送りになった百田の緊急手術も無事成功。一ヶ月は入院生活らしいけど命に別状はないみたいだ」

春川「それはもうお見舞いに行ったから知ってるよ。あいつから「とんでもない薬を渡しちまったみたいで悪かった!!」って謝られたし」

日向「……結局大事になっちまってごめんな」と謝る俺に、春川はふぅ……。と再び溜息を付きながら言う。

春川「今回の場合はしょうがないよ。事が事だったもの。入間の研究教室の扉を速効でぶっ壊して解毒剤の入手に取りかかる……って手もあったと思うけど、肝心の入間があの状態じゃあどうしようもないし。……寧ろアンタは最善を尽くしてくれたと思ってるよ」

春川は俺の失態を全く気にする事なく「最善を尽くした」とまで評価してくれたが、やはり今回の事件は俺一人で解決した訳じゃない。皆の協力があって始めて依頼の達成に成功したんだ。

春川「……また何かあったら相談に乗ってよ。私も何かあったら出来る限り力を貸すようにするからさ」

日向「ああ。勿論だ……。ああ、そういえば」

教室を立ち去ろうとソファーを立った春川に、俺は最後の質問を投げ掛けた。

日向「結局「最原に相談できなかった理由」って何だったんだ? そこだけがどうしても思い付かなくてさ。言いたくないなら別に言わなくて良いんだけど……」

春川「↓2」

春川「私と百田と最原で定期的にトレーニングやってるのは知ってる? それに毎日付き合ってたら全身筋肉痛でぶっ倒れちゃってさ。今も保健室通いなんだよ、あいつ」

日向「お、おう……そうだったのか」

通りで頼るのを躊躇する訳だ。自分達のせいで保健室送りになったのだから、これ以上迷惑は掛けられない、掛けたくないという心境だったって訳か。

春川「……それじゃ、またね。超高校級の相談窓口さん」

その台詞を最後に春川は今度こそ俺の研究教室を出て行った。


Questクリア! 春川魔姫との絆が深まりました。安価で「春川魔姫に協力を依頼する」が出来る様になりました。

春川さんは超高校級の~~~なので、霧切さんには及びませんが対象を尾行、追跡したり、何かあった時にボディーガードのような役割をしてくれます。
危険な場所に行かなくてはいけなくなった時などに頼ってみると良いでしょう。

日向「……なぁ七海」

七海「なぁに? 日向くん」

日向「ゲームの仕様と言われればそれまでなんだけどさ、なんでこのゲームの主人公は数十メートルの高さの建物から落ちても下に藁束があるだけでノーダメージなんだ? アサシンってそんなに受け身に強いのか?」

七海「うーん……。このゲームの主人公達はアサシンの中でも「翁」……教団のトップに匹敵すると言われてる実力の持ち主達だから、じゃないかな?」

日向「……なのに1の主人公は水に飛び込んだだけで即死しちまうしなぁ……うーん、不思議だ」

七海「おっと○○○○○の悪口はそこまでだよ日向くん」

コンコン!

日向「っと、依頼人か? はーい! どうぞ!!」

「失礼する」

↓2

ソニア「失礼いたします、日向さん」

日向「ソニアじゃないか。何か相談事か?」

ソニア。正式名称をソニア・ネヴァーマインド。ヨーロッパの小国からの留学生で本物の王女様だ。
王女というただの立場に「超高校級」とつくのは伊達ではなく、その抜きんでた威厳とカリスマ性により、彼女の命令は不当なものであっても思わず膝を屈してしまうほど高い影響力を持つ。王女として自らを厳しく律するなど性格は生真面目で理知的だが、少々ピントがズレたところもある……まぁ簡単に言ってしまえば俺達の同期だ。

ソニア「はい! このソニア・ネヴァーマインド。一世一代の相談事が有り申し、この教室を……延いては日向さんの元をおたずねしました次第です」

七海「ん。それじゃあ日向くん、私はいつも通り教室の外に行ってるね」

七海はいつものように教室を出て行き、俺はいつものように相談者──ソニアに来客用のソファーへ着席を促す。


日向「改めて説明しておくけど、ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」

ソニア「はい! 実は↓2」

どれもこれも難易度が高い……だと!?

ソニア「はい! 実は最近この近くに潜伏しているらしい「キラキラちゃん」の捜索の手伝いをしてほしいのです!!」

日向「き、キラキラちゃん!? ……って確かその……」

ソニア「はい! ……輝く正義を仮面に浴びて、醜き悪の五臓六腑をブチ晒す…正・義・完・了!!
正義で貫く正義のど真ん中!闇夜に輝く正義の一番星!
人呼んで、『キラキラちゃん』とは私の事だ!( `⌒´)

が決めぜりふの正義の殺人鬼! キラキラちゃんです!!」

いや殺人鬼に正義も何も無いと思うんだが……という俺の意見はさておき、ソニアが言いたい事は分かった。こいつは日本の文化においてちょっとズレた考えを持っていたり、年代が古かったり、変わった趣味を持っていたりするのだ。

ソニア「勿論(?)原文はスペイン語……当然スペイン国籍の方なのですが、最近この近くに潜伏しているらしいという情報を入手しまして……。是非一度お会いして話しを聞いてみたいのです!!」

↓2 先に決めておきます。ソニアが言っているこのキラキラちゃんは……

01-50 当然(キラキラちゃんに紛している)辺古山のこと。
51-00 オリジナルの「キラキラちゃん」(オリキャラになります)の事。

早急にキラキラちゃんのキャラを固める必要が出て来たので今回はここまで。
……と、言いたいんですが、こういうオリキャラの設定って>>1が決めた方が良いんですかね? それともみなさんで一緒に(安価とコンマで)作っていく方が良いんでしょうか……明日の9時まで意見を募集します。

では本日も始めて行きます。

キラキラちゃんに会いたいというソニアの依頼に、早速ではあるんだが、俺は内心で凄い渋い顔をした。希望ヶ峰学園の皆の力を借りれば……例の「キラキラちゃん」を探し出す事はそこまで難しい事ではないと思う。
が、問題はその後……いや、その前にも山積みだ。まず第一に、小国とは言え世界に多大な影響力を与えているヨーロッパの王女様に「殺人鬼に合わせる」などと言う真似をして良いのか。

キラキラちゃんの事は俺も多少知ってはいるが、いくら悪人にしか手を掛けない主義とは言え、彼女(彼)? は立派な殺人者だ。超の付く危険人物だ。そんな奴に王女様を合せるなんて真似をしたら俺の首は愚か、希望ヶ峰学園……強いては国際問題に発展しかねない。
その上、仮にあわせる事が出来たとして、キラキラちゃんがソニアを襲わないとも限らない。もしそんな事になったら俺は一生自分を責め続ける事になるだろう。

……だがそう言った忠告をする前に、幾つかソニアに確認しなければいけない事がある。

日向「ソニア、相談に乗るか乗らないか以前に、幾つか質問があるから答えてくれないか?」

ソニア「はい! どんとこい!! です」

ヤケに粋の良い返事をするソニアに、俺はあくまで冷静にこう返した。

日向「キラキラちゃんが殺人鬼だって事はお前も知ってるよな? 会う事自体危険だと思うんだが、なんでそうまでしてキラキラちゃんに会いたいんだ?」

ソニア「↓2」

ソニア「……日向さんは魅力的に感じませんか?」

日向「……なんて?」

ソニアの言っている事が分らなくて、俺は聞き返した。

ソニア「ジャパニーズで言う所の現代版必殺仕事! 闇夜を掛け、悪を討つダークヒーロー!! ……とても素敵じゃないですか!!」

そういうソニアの眼に、俺は一種の狂気染みた物を感じた。民俗学的に貴重な物を前にした真宮寺や、希望を前にした狛枝と似たようなそれだ。
ソニアは今、自分の命の危険など顧みず、ただ「キラキラちゃんに会いたい」という目的のためだけに動いている。

……そんな様々な意味で危険を伴うなど依頼を受けたくない。受けたくないのだが……

01~50 で依頼を受ける
51~00 で依頼を断わる。(再安価)

すみません、↓1を付け忘れました。>>675を採用します。


日向「……悪いがそういう事ならこの依頼、断わらせてもらう」

ソニアには申し訳無いが、キラキラちゃんがどれだけ「一般人には手を掛けない主義」とはいえ、危険な殺人者であることに違いは無く、そんな奴にソニアを合せる事は出来ない。
どこぞの半人前の仮面ライダーも言っていたが、探偵(俺の場合は違うが)が第一に考えなくてはならない事は、依頼者のみを全力で守ると言う事だ。

ソニアの依頼は「自分がキラキラちゃんに会う」という時点でソニアの身を危険にさらしかねない物だ。そんな依頼は受けられない。

ソニアは少々悲しそうな眼をしながら「そうですか……」と寂しそうに言った。「悪いな」と答える事しか俺には出来なかった。

日向「……なにか他に相談したい事はないのか? なるべく危険が伴わない奴だと嬉しいんだが……」

ソニア「↓2」

日向「ま、魔術の古文書!?」

これまた予想外の方向から注文が来たな。と俺は再び身構えた。

ソニア「はい! 私、魔法や魔術……オカルト系の文化にも大変興味がありまして、真宮時さんに何か初心者でもやりやすいのはないかと聞いてみたんですが……。なんと↓2の魔術書を貸していただいたのです」

日向「なんだって!?」

日向「と、透視……透視なぁ……」

それは果たして「魔術」の分野なのだろうかとの疑問を持ちながら、俺はソニアの話しに耳を傾ける。

ソニア「正式名称を「クレアボイアンス」と言うらしいのですが……初心者ならまずこれを試して自分に魔術の才能があるかないかを確かめるべきだと言っていました!!」

ソニアはバックから如何にも古めかしく怪しげな書物を取り出すと、それを机の上に置いてページをパラパラと捲り始める。

ソニア「まず必要な道具は↓1↓2↓3で、必要な人数は二人以上……やり方は取とっても簡単で、用意した道具を魔方陣の特定の位置に置いて、真ん中に手を置くだけだそうです」

埋まらないならもう1個
イン・ビトロ・ローズ
ダメなら無視してください

>>685 いえ、自分もどうしようか困っていたので助かります。

日向「使い古されたメガネ、3回脱皮した蛇の尻尾、イン・ビドロ・ローズか……」

使い古されたメガネは骨董屋。イン・ビドロ・ローズはモノモノマシーンから入手出来る(もしくは誰かから借りる)として、3回脱皮した蛇の尻尾かぁ……。持っていそうな奴に心当たりはあるが、素直に譲ってくれるだろうか……。

ソニア「これが出来るかどうかで自分に魔術の才能があるかないかが分るという初心者向けの魔術書……是非とも試してみたいのです!!」

目を輝かせるソニアに対し「……まぁこれならさっきのよりはマシか」と安請け合いしてしまった俺がいた。……その後、どんな悲劇に見舞われるとも予想せずに。

使い古されたメガネとイン・ビドロ・ローズは判定無視として、3回脱皮した蛇の尻尾の入手法

①田中の元へ行く
②ペットショップに行く
③動物園に行く
④その他

↓2

……まぁここは同期の中でも一番持っていそうな奴に声を掛けるべきだろう。ソニアが居れば貸してくれる可能性は倍増だ。
俺とソニアは連れ添って超高校級の飼育委員の研究教室へ向かう。ノックしてドアを開けると、中には予想通り超高校級の飼育委員「田中眼蛇夢」がいた。

日向「よお、田中」

ソニア「こんにちは、田中さん」

田中「む、特異点と雌猫か……この禁じられた魔の領域に一体何の用があって足を踏み入れた?」

相変わらずの厨二言語だが、俺ならギリギリ翻訳できる。「自分の研究教室に何か用か?」と言っているのだろう。

日向「あー……実は民俗学における魔術書って奴を借りてな」

田中「な、なに!? 魔術書だと!? ……ククク……なるほどな。貴様らもとうとう禁じられた魔の領域へと手を伸ばそうと言う訳か!!」

予想通り「魔術書」という単語に大きく食いついてきた田中。ここまでは良い。ここまでは。

日向「で、その魔術に使う道具として「3回脱皮した蛇の尻尾」が必要なんだが……お前、持ってないか?

田中「↓1」

01~30 残念だがそんな都合良く持ってはいない。
31~60 自分は持っていないが。近くのペットショップにそろそろ3回目の脱皮をしそうな蛇が居る事を知っている。
61~90 都合良く持っている。
91~00 たった今三回目の脱皮をした蛇を持っている。

田中「ふははははは! 目の付け所は素晴らしいが残念だったな特異点よ! 「3回進化した蛇神の尻尾」などこの俺様とて都合良く持ってはいないわ!」

日向「そ、そうか……」

嫌にテンションが高い田中に、俺は若干気圧されながら言った。しかし困ったな……。田中で持ってないとすれば本格的にペットショップを回るか、動物園に行くか、もしくは他に持っていそうな人物を探すしかない。

さて、どうする?

↓2(これまでに得た友情コマンドを思いだしてみてください。一人だけ、一発でこの状況を打破出来る人物が居ます)

……そうだ、いるじゃないか。たった一人だけ、この状況を打破出来そうな人物が!

田中「ま、まぁなんだ……どうしてもと言うのならば俺様も協力してやらん事もn「サンキュー田中! 思い当たる節がもう一つあったからそっち回ってみる!! 行こう、ソニア!!」「合点承知です! 田中さん、ありがとうございました!!」……」

いるじゃないか。そもそもの話し、ソニアにこの胡散臭い(俺視点)魔術書を渡した張本人が!!


~超高校級の民俗学者の研究教室~

真宮寺「やぁ。遅かったネ、ソニア先輩……と、日向先輩も居るんだネ」

そいつは、まるで自分達が来る事を最初から分っていたかのようにそう言った。

日向「真宮寺……」

真宮寺「なんで分ったかって? そりゃそうさ。僕がソニア先輩に魔術書を渡した途端教室を飛び出して行っちゃったんだもの。使い方や必要な道具が分らなくてこの教室に戻ってくると確信していたヨ。……日向先輩まで付いてくるとは予想外だったけどネ」

真宮寺の研究教室の机の上には既に魔方陣が描かれてて、その中にイン・ビトロ・ローズや使い古されたメガネ。そして3回脱皮したであろう蛇の尻尾が定位置に並べられている。ソニアはそれを見て「おおおおお!」と感動したような感心したような声を出していた。

真宮寺「折角だ。日向先輩も見ていく……いや、やっていくと良いよ。ククク……大丈夫。危険な事は何も無い、初歩の初歩の魔術だからサ」

実に面白そうな声で真宮寺は言う。こいつがそこまで言うからには魔術自体に危険はないんだろうが……

①自分が一番最初にやる
②ソニアが一番最初にやる
③真宮寺に一番最初にやらせる
↓1

ソニア「ふふ! ではこのソニア・ネヴァーマインド。早速透視魔術を行使させて頂きます!!」

日向「あ、おい!」

ソニアは俺が止める間もなく席に着くと、魔方陣の中心にバッ! と右手を差し出した。「そのまま暫く待っていてネ」という真宮寺の言う通り、ソニアは集中しながら魔方陣の中心を見つめる。すると……
↓1

01~50 何も無し。
51~80 パンツ一丁の日向が見えるようになった
81~00 この世の男性全てがパンツ一丁で見えるようになった。

ソニアが大変な事になってしまったところで、今日はここまで。果たしてソニアは(パンツ一丁の)日向を直視できるのでしょうか。

では本日も始めて行きます。

ソニア「……何も起こる気配はありませんね」

魔方陣の中心から右手を外し、あからさまに残念そうに呟くソニア。初歩の初歩の魔術すら使えなかったと言う事が相当ショックだったんだろうか。

日向「……そ、そうか。残念だったな」

ソニア「ええ……・本当に……!?」

ソニアが俺の方を見たとき、表情に劇的な変化が合った事を俺は見逃さなかった。

日向「お、おいどうした?」

ソニア「ひ、日向さん!? その姿は一体……!?///」

若干だが顔を紅くしたソニアが狼狽えるようにそう言う。「その姿」と言われても俺の外見上で大きく変わった部分はどこも無い(筈)だ。ソニアの身に一体何が……。

真宮寺「ククク……日向先輩。悪いんだけど、少しの間だけ席を外してて貰えるかナ?」

日向「あ、ああ。別に構わないけど……」

ニヤリと笑った真宮寺に促され、一旦研究教室を出て行く俺。……時間にして十分も経たない内に「入ってきて良いヨ」との声が聞えてきて、俺は教室内に戻る。
その瞬間、俺の方をチラリと見るソニアはやはり顔を紅くしていたし、真宮寺は相変わらず愉快そうな笑顔を浮かべたままだった。

真宮寺「説明は一通り終わったよ。さぁ、次は日向先輩のばんサ。魔方陣の中心に右手をかざしてみてくれないかナ?」

日向「い、いや。俺は魔術なんて別に……「ひ、日向さん!」お、おう!?」

俺の言葉に突如として大声でソニアが割り込んでくる。

ソニア「ぶ、武士の情け……いえ、恥の道連れという奴です! どうか! どうか日向さんもやってみては下さいませんか!!?」

日向「……ま、まぁソニアがそう言うなら……」

やはり言葉遣いが合っているようで合っていないソニアに懇願され、俺は魔方陣の中心に右手をかざす。すると……


↓2

01~30 下着姿のソニアが見えるようになる。
31~60 パンツ一丁のソニアが見えるようになる。
61~90 全裸のソニアが見えるようになる。
91~00 これから合う年頃の若い女性全てが全裸で見えるようになる。

日向「……やっぱり俺も何も起こる気配なんてないぞ?」

そう言って魔方陣から右手を外す俺。すると真宮寺が「ククク……」と嫌な笑みを浮かべながら「ソニア先輩の方を見てご覧」と言ってきた。何の事なのかも分らず、俺は横で待機しているソニアの方を見て──

「──は?}

文字通り、絶句した。そこには衣類は勿論、下着すら纏っていない、生まれたままの姿のソニアが恥ずかしそうな表情で立っていたからだ。
……なんて綺麗な肌なのだろう。そこらの読者モデルなんかよりよっぽど綺麗な肌色で、その綺麗で形の良い豊満な胸と乳首が二つ、俺を魅了するかのようにそこにあった。
脚もスラッとしていてとても美しく、女の子にとって一番大事な部分には彼女の髪の色と同じ下の毛が……


「う、うわぁああああああああああああああああ!!」

俺は大声を上げて全力でソニアから目を逸らす。ソニアは「ひ、日向さん?」と顔を紅くしつつも不思議そうに尋ねてくるが、最早それどころではない。
未だに「ククク……!」と実に愉快そうな笑みを浮かべている真宮寺に掴みかかるように「おい、真宮寺! どういうことか説明して貰うぞ!!」と怒鳴り散らしていた。

「まぁまぁ、そんなに怒らないでヨ。言ったでしょ? これは「透視」の魔術だって。……幸いにも二人とも魔術の才能が少しはあったみたいだから術の効果が発揮された、ただそれだけじゃないか」

「透視」の魔術の効果でソニアの服と下着が透けて見えているって言うのか? いや、それはおかしい。

「だったら何でお前の服は透けて見えないんだよ!?」

「透視」の魔術が本当に出来る様になっているというなら、目の前に居る真宮寺の服も透けて見えなくてはおかしいはずだ。

「ククク……二人とも魔術書……この場合は説明書かな? をちゃーんと読まなかったみたいだね。ダメだなァ、そんな危険な真似をしたら」

真宮寺は少しも悪びれる様子も無く、状況を説明する。

「これは間違い無く「透視」の魔術さ。ただし、透けて見えるのは「自分が気になっている異性の服と下着のみ」それも「相手が術者に心を許していればいるほど効果が高くなる」……そんな術なんだヨ」

「ふ、ふざけるな! 聞いてないぞそんな事!!」

「そりゃあ聞かれなかったからネ。あ、ソニア先輩には術の使用後にちゃーんと説明はしたヨ? 彼女も言ってたでしょ? 「恥の道連れ」だって」

まるでどこぞの詐欺紛いの白い害獣の様な理屈で真宮寺は言う。……ってん? ちょっと待て、と言う事はソニアのあの反応は……

日向「あ、あのさ……ソニア」

ソニア「ひゃ、ひゃい! なななんでしょうか日向さん!」

日向「お前、もしかして俺の裸を……」

ソニア「みみみ見てません! その……パンツ一丁の男らしい姿ではありましたけど//////」

なんてことだ、俺は知らないうちにソニアにセクハラをしていたっていうのか!?

ソニア「……ってあら? つ、つまりも、もしかして……!!」

真宮寺「「俺の裸」という事は、逆に言えば日向先輩には全裸のソニアさんが……グボハァ!!?」

俺は自分でも気付かない内に、問答無用で真宮寺を殴り飛ばしていた。こいつ、なんて魔術を使わせやがるんだ! こんなの魔術は魔術でもエロ魔術じゃないか!!

ソニア「////////////」

ソニアは顔を真っ赤にしていて何も喋らない。かくいう俺も、息を荒げるばかりでどうすれば良いのか見当も付かない。

ソニア「え、ええっと……真宮時さん? それでなんですが、この魔術の効力はいつまで続くんですか?」

そうだ、それを最優先で確かめなければ学園内を出歩く事すら出来ないじゃないか!

真宮寺「↓2」

01~30 大体30分かナ
31~60 一時間もあれば解けるヨ
61~90 一日はこのままだネ
91~00 え? ちゃんと解呪の準備をしないと一生このままだヨ?

真宮寺「そうだね……大体一時間もあれば効果は消えるヨ」

それを聞いて、俺は心の底から安堵した。もし一日中だとか一週間だとか言われた場合、なんとしてでも女子を視界に入れない方法を考えねばならなかった。

ソニア「そ、そうですか……なら安心ですね!!」

ソニアは(そちらを見てないので表情は分らないが)喜び勇んだ声でそう言った。ソニアとしてもパンツ一丁の俺の姿なんて早々見たい物なんかじゃないだろう。

ソニア「…………」

……なぜか身体中をジロジロと見られている気がするのが気になるが。

真宮寺「それじゃ、僕は少し用事があるからこれで失礼するよ」

日向「は、はぁ!?」

アッサリとした顔で研究教室を出て行くという真宮寺に、俺は声を上げる。

真宮寺「第三者の僕がいても気まずくなるだけでしょ? 積もる話もあるだろうしネ。お詫びと言っちゃあなんだけど、後はお若いお二人でごゆっくりどうぞ……ククク……!」

余計なお世話だこの野郎。心の中で全力でそう罵りながら、俺は真宮寺の背中を睨み付けた。

ソニア「あ、あの……日向さん」

それから長い沈黙が続いて暫くの後、ソニアが声を出した。「な、なんだ」と緊張した面持ちで答える。

ソニア「えっと……その……ご、ご覧になってしまったのですよね、私の……//////」

恥ずかしそうな声色でそういうソニアに、俺は「……すまない」と小さな声で謝罪する事しか出来なかった。

ソニア「べ、別に良いのです! これは言わばMeから出た錆!! 日向さんは寧ろ私の相談事に巻き込まれた被害者と言えます!! それで、その……」

何やらモジモジと身体を揺すりながら、小さな声でソニアは言った。

ソニア「ど、どうでしたでしょうか……私のはだ……す、素の姿は!?」

日向「ぶふぅぅううううう!?」

俺が言うのもなんだがこいつ、何て事を聞いてくるんだ!? 不可抗力とは言え仮にも裸を見られたんだぞ!? 何でそんな恥ずかしい事が聞けるんだよ!?

ソニア「えええ、遠慮する事はありません! 正直に答えやがりなさい日向創!!」

日向「↓2」

日向「…………」

その質問に対して長い間沈黙を守っていた俺だが、その沈黙が耐えられなくなり、とうとう口を開いた。

日向「……正直見惚れたよ。……その、凄く綺麗だった。本当にだ」

脳裏に焼き付いてしまったソニアの裸を煩悩が思い浮かべる。美しい肌、綺麗な脚、素晴らしい胸。……何をどう取っても最高だった。左右田が長年夢中になり続けていたのも分からないでも無い話しだ。
まるで本当に、女神か何かの顕界にすら見えたのだから。

ソニアは「そ、そうですか……」と顔を更に紅くしながら俯いた。……再び沈黙が続き、そして気がついたときには既に一時間が経過していたらしく、ソニアの方を向いてもちゃんと下着と服は見えていた。

日向「……一時間、経ったみたいだな」

ソニア「え、ええ! そうですね!! その……い、一旦日向さんの研究教室に帰りましょうか!!」

日向「お、おう。そうだな」

会話もぎこちないまま、俺達は真宮寺の研究教室を出て俺の研究教室へと向かう。向かっていたのだが……

↓1 高コンマほどエロいハプニング。

それは、俺の研究教室へと向かう際、階段で起きた出来事だった。

ソニア「キャッ!」

日向「ソニア!!」

先の事が原因で半ばボーッとしていたのかソニアが足を滑らせ、俺の方に背中から落ちてきたのだ。彼女の後ろを歩いていた俺は、慌てず騒がずソニアをお姫様抱っこの形でシッカリと受け止める。

日向「おい、大丈夫か!?」」

ソニア「…………え、ええ! ありがとうございます///」

再び顔を紅くしたソニアを踊り場で降ろし、俺達はようやく超高校級の相談窓口の研究教室へと辿り着いたのだった。


~~~~~~~~


日向「……」

ソニア「……」

戻って来たは良いのだが、やはり気まずい。不可抗力とは言え、ソニアはパンツ一丁の俺を。俺はソニアの生まれたままの姿を見てしまったのだから気まずくなるのも当然だろう。

日向・ソニア「「あ、あの」」

話を切り出そうとした声が被る。「「ど、どうぞ……」」話しを譲り合う声も被る。どうしたら良いのか分らなくなってしまった俺達に、救世主という名の女子が現われた。

七海「やっほー。もう結構時間経ったけど相談事は終わった?」

ガラガラと教室のドアを開けて、七海が入って来たのだ。最初こそ「ビクウゥ!!?」と肩をふるわせた俺達だが、彼女が入って来てくれた事で流れが大きく変わった。

日向「あ、ああ! 丁度依頼を達成したところだ!! な、ソニア!!」

ソニア「え、ええ! 私からの無茶苦茶な依頼をキチンと叶えて貰いました!! ……日向さんにはお見苦しい物をお見せしてしまい申し訳ございませんでした」

日向「いや、そんな事は……!!」

俺が強めに否定すると、ソニアは「じゃ、じゃあその……」と小声で、俺だけに聞えるように

「……もう一回、見たいですか?」と聞いて来た。「んな……!」とリアクションをするが、再び俺の中の煩悩が彼女の生まれたままの姿を思い浮かべてしまい、少しの間何も言えなくなってしまう。
暫く間を置いて「の、ノーコメントで」と返すのが精一杯な俺に、ソニアは「冗談ですよ」とふふっと微笑みながら言った。

ソニア「それでは私はこの辺でお暇させて貰いますね! 日向さん、本日はご協力本当にありがとうございました! オタッッシャでー!!」

そう言って研究教室を出てくソニアを見て、俺はようやっと安堵の溜息を付いた。今日は本当に精神的に疲れた……。

七海「……ねぇ日向くん。もしかしてソニアさんと何かあった?」

七海がジーッ……とこちらを見ながらそう言ってきた。「べべべ、別に何も!?」と挙動不審に返す俺に「ふーん……」と暫くの間七海から怪しげな視線を向けられ続けたのだった。


Questクリア! ソニアとの絆が深まりました。

ソニアはこれと言った特化能力はありませんが、その権限や発言で、場を納めたり、普通は入れない場所に入れるようになったりします。
また、希望ヶ峰学園の上層部ともパイプがあるため、そこに協力を願いたい時は彼女の力を借りると良いでしょう。

日向「……なぁ七海」

七海「何かな日向くん」

日向「前から疑問だったんだけどさ。どうしてファンタジーRPG系の勇者や主人公は他の家の棚を漁って道具を奪ったりしても何も言われないんだ?」

七海「それは古来からの「お約束」ってやつだよ日向くん。考えるんじゃない、感じるんだ。……まぁ某迷宮ゲームみたいに泥棒したらその時点で手配書を作られて店長やその仲間達にフルボッコにされるRPGもあるけどね」

日向「トイレに落ちてたアップルグミを当然の様に食べるのもちょっとなぁ……」

七海「そこは制作スタッフの遊び心……って奴だと思うよ?」

コンコン!

七海「むむむ、どうやら依頼の気配ですよ勇者様」

日向「俺は個人なら兎も角世界を救うような真似をする気はないぞ? ……どうぞー!!」


「失礼する」」↓2

星「失礼させて貰うぜ。超高校級の相談窓口の研究教室……ってのはここで合ってるかい?」

日向「えっと……」

七海「星竜馬くんだよね。79期生の」

そうだった。こいつの名前は星竜馬。今年は行ってきた79期生の中でも特に特殊な経歴を持つ……所謂犯罪者で、才能は「超高校級のテニス選手」。ひときわ目立つ、低身長の割にはその身に溢れる渋さがあふれ出てるっぽい奴だ。
将来を約束されたテニス選手だったが、特注の鋼鉄製テニスボールでマフィアたちの頭を撃ち抜き殺害。組織を壊滅させ、死刑囚となった。……という話しを聞いた事がある。

希望ヶ峰学園と司法裁判所及び刑務所の取引により、三年間の間だけ、この希望ヶ峰学園で過ごす事を許された……学校全体で見てもかなり特殊な経歴を持つ奴だ。

星「ここでは生徒の悩みや相談なら何でも聞いて、解決する手伝いをしてくれるって聞いたが……それは本当か?」

日向「あ、ああ。100%解決出来るって保証は出来ないけど、俺に出来る事なら全力で手伝わせて貰うよ」

七海「うん、じゃあ私はいつものように外に行ってるね」

七海が出て行き、星と二人っきりになった俺。早速とばかりに来客用のソファーに着席を促そうとするが、その前に星の口が動いた。

星「率直に言わせて貰うぜ。↓2を手伝って貰いてぇんだ」

日向「捨て猫の飼い主捜し、か……」

星「ああ。学園の近くの公園でダンボール箱の中に蹲ってるのを見つけてな……ってどうした? なんでそんな和やかな顔をしてるんだ、アンタ」

その依頼を聞いたとき、俺の顔は自然と綻んでいた。何故だろう。これまでの依頼が突拍子もなければ難易度が高い上に滅茶苦茶な依頼ばかりだったからだろうか。

これだよこれ! 学校の相談教室に来るのは普通はこういう依頼なんだよ!! デートを見張って欲しいはまだ兎も角、4又疑惑の苗木とか、ゾンビが出る廃村の探索とか、動物属性付与薬によるミニバイオハザードとか、殺人鬼の捜索(これは断わったけど)とかじゃなくて、こういう如何にも学校の生徒が抱えてる悩みを俺は待っていたんだよ!!

日向「なんでもないぞ! さぁ、さっそくその捨て猫の飼い主捜しを手伝おうじゃないか!!」

星「お、おう……(やる気があるのは結構なんだが……一体なんなんだ、このテンションの高さは……)」

日向「で、その肝心の捨て猫ってのはどこに居るんだ?」

星「俺の研究教室にいる。取りあえず捨て猫は病院に連れてって検査を受けさせるのが第一だって位は俺も知ってるから、もう病院には連れていった。幸い、特にこれと言った異常は無かった。餌も子猫専用のをやってるから問題は無い筈だ」

こちらの欲しい情報を余す事なく説明してくれる星。なら俺がやるべき事は本格的に飼い主を探す事位なんだが……せめてどんな猫なのかくらいは把握しておかないとな。じゃないと張り紙を出したり、ネットの里親募集掲示板に貼り付ける事も出来ない。

日向「じゃあその捨て猫の所に案内して貰えるか?」

星「ああ」

そうして俺は星と共に星の研究教室……超高校級のテニスプレイヤーの研究教室へと足を運ぶ事になった。

~~~~~~

星「あんまり物が無くてあれなんだが……どうぞ入ってくれ」

日向「おう、お邪魔しまーす」

↓1 研究教室にいた子猫の数

01~30 一匹
31~60 二匹
61~90 三匹
91~00 六匹

本日はここまで。ようやくまともな依頼がやって来た事で、日向くんのテンションは爆上がりしております。

それでは本日も始めて行きます。

星の研究教室の隅っこ。小さなダンボールの中に、その二匹の子猫はいた。生後何ヶ月も経っていないのかまだまだ小さく、何かを求めてミャーミャーと鳴いている。

星「ったく、昨日疲れて眠りこけるまで散々テニスボールで遊んでやったってのに、元気なもんだ。……そこは人の子供も猫の子供も一緒か……そらよ」

そう言って、星はダンボール箱の中に玩具用のテニスボールを落とす。降って湧いてきた玩具に本能が刺激されたのか、二匹の子猫は早速テニスボールで遊び始めた。

日向「……可愛いな」

星「ああ、そうだな。だが俺じゃあこいつらの最期まで面倒を見てやれねぇ。……そもそも俺には他人の命を預かる資格なんざねぇ。早い内に良い里親って奴を探してやりてぇんだが……アンタ、心当たりはねぇか?」

日向「↓2」

①田中に相談してみる。
②子猫の写真を撮って張り紙を出してみる。
③ネットの里親募集掲示板に依頼を出してみる。
④その他安価

日向「悪いけど、俺にも心当たりはないな。子猫の写真を撮って張り紙を出してみるのが一番手っ取り早いんじゃないか? 里親募集掲示板は……早いし確実だけど当たり外れが多いって聞くしな」

星「……まぁそうだな。地道にやるしかねぇか」

そうして俺達は遊んでいる子猫二匹の姿の写真をスマフォで撮り、それを貼り付けた里親募集ペーパーを作成。学園に設置された掲示板や近くの商店街なんかの外灯に貼り付けて、里親候補がやって来るのを待った。そして、一週間後……

↓1
01~30 まだ一人も希望者が来ていない
31~60 一人だが、学園外部から希望者が出た。
61~90 二人、学園外部から希望者が来てくれた。
91~00 里親になりたいという人が沢山来た!……と言うか来すぎだ!!

日向「喜べ星! 里親になりたいって人が丁度二人来てくれたぞ!!」

星「……おう、そうか」

星の研究教室に入り、俺は吉報を告げる。こちらを振り向いた星はさして興味がないように、されどどことなく嬉しそうに眠っている二匹の子猫を撫で続けていた。

星「あとはそいつらと対面して、預けても良い奴かどうか確かめるだけだな」

日向「わざわざ面接までするのか?」

星「ああ。まだガキのこいつらをちゃんと責任持って幸せにしてくれる奴かどうか位は確かめるさ。……それが一時的とは言え、小さな命を拾った奴の義務って奴だ」

日向「星……」

俺は星のその姿勢に一つの感心を覚えた。田中でもきっと似たような事を言うだろうが、こいつは飼育委員でもなければ過度の動物好きという訳でも無い。まだ16歳の男子高校生だ。
現在の希望ヶ峰学園で一番達観している生徒……という噂は伊達ではなかった様だ。

星「さてと、それじゃあ里親になりたいって言ってきてくれた奴らの所に行ってみるか」

日向「……ああ!」

ゾロ目以外でまともな人物↓1↓2

すみません、ちょっと雉撃ちに行ってました。

母親「よかったわねー。良い子が見つかって」

子供「うん! お兄ちゃん、ありがとう!!」

星「……ああ。……幸せにしてやんな」

女性「はい! ああ、可愛いなぁ……私、昔から子猫を飼うのが夢で。でも家はペット禁止で……最近ようやく一人暮らしを始めて、そろそろ子猫飼いたいなーって思ってた所だったんです!!」

星「……そりゃあ良かった。大事にしてやってくれ」

来てくれた二組は、両方まともそうな人物だった。一人は子供連れの母親。もう一人が最近一人暮らしを始めたという大学生だ。
両者ともペットを飼うのはこれが始めてと言う事で、若干不安はあるが、少なくとも虐待したりするような人物達ではなさそうと言う事で、二匹の子猫を任せる事にした。

子猫「ミャーオ!」

子供に抱かれた子猫が、名残惜しそうに星の方に小さな手を伸ばす。星はそれを見て「ふっ」と笑うと

星「あばよ」

と子猫たちに背を向けた。その背中からはホンの少しばかりの哀愁が漂っているように、俺は見えた。


~~~~~~~~~~~~


星「ふぅ……これで肩の荷が下りたってもんだ」

星は俺の方を見ながら清々したように話す。

星「アンタにも苦労を掛けたな。感謝してるぜ」

日向「そんな……俺はポスターの制作を手伝っただけだ。子猫の里親を見つけたいって頑張ったのは星だろう」

そうだ、俺がやった事なんて精々そのぐらいの事なのだ。今までの依頼がぶっ飛びすぎていただけで、本来「超高校級の相談窓口」が出来る事なんてこういう些細な事に限られている。
そう言うと、星はふっ、と笑って

星「何言ってんだ。一人より二人、三人より四人……って理屈じゃねぇが、アンタが居てくれて心強かったぜ。…‥改めて言わせてくれ、ありがとよ」

星の渋くてクールなボイスが俺に向けられる。それに当てられたのか「……又のご依頼を」と、俺らしくもないクールな感じで締めくくったのだっった。


Quest6 クリア!!

星との友情が深まりました。コマンドで「星に協力を依頼する」が判定なしで出来る様になりました。

星はこれと言った特殊能力を持ちませんが、いつもクールで冷静な判断が出来るので、捜査や調査に行き詰まったときに相談すると、なにかヒントを授けてくれるかもしれません。

日向「……なぁ七海」

七海「なにかな日向くん」

日向「ほら、日本三大ホラゲってあるだろ?」

七海「ぜ○・バイ○ハザード・サ○レンの事だね。それがどうかした?」

日向「いや、その三作品が抜きん出て面白いのは俺も思うけどさ。じゃあ他の日本○○ゲームがあまり話題にならないのはなんでなんだ?」

七海「うーん、難しい質問だね。RPGにアクションに、他にも色々ジャンルがあるけれど、まず第一に「どのジャンルにも名作が多くて搾りきれない」って言うのがあるかな」

日向「世代事に「これが一番!」ってゲームも違うからって事か」

七海「うん。だからこそなんだけど、日本三大ホラゲに入っているその三作品は本当に凄いんだよ。ホラーが苦手じゃなければ是非一度プレイしてみてほしいな」

コンコン!

日向「っと、依頼人か? はーい、どうぞ!!」

↓2「失礼します」

戦刃「失礼します……ここが最近噂の「何でも相談教室」であってるのかな?」

七海「あ、戦刃さんだ」

やって来たのは俺達の後輩、78期生の一人である「戦刃むくろ」プロの傭兵集団“フェンリル”に所属していた過去を持ち、非常に高い戦闘能力を有するが、それ以上に注目すべきは「あの」江ノ島盾子の姉であると言う事だ。
その実、頭の中は「如何にして盾子ちゃんの役に立つか」という事で溢れていると言われている……が、苗木に妙に惹かれていたり、行動の多くが「残念」だったりと、愛嬌のある部分もある。

日向「「何でも相談教室」って……小学校じゃないんだからせめて「相談窓口」って言ってくれないか?」

戦刃「ああ、うん。……ごめんね」

七海「それじゃあ日向くん。私はいつものように席を外してるね」

七海が教室を出て行き、戦刃と俺の二人っきりになった教室。取りあえず来客用のソファーに着席を促して、早速だが依頼内容を聞く事にした」

日向「ここは「超高校級の相談窓口の研究教室」……その名の通り、生徒からの依頼や相談なら何でも聞いて、それが解決出来るように手助けするけど、100%解決出来るとは限らない。それに、依頼者のみに危険が及んだりする依頼の場合、協力を断わる事もある。……それでも良いなら、どうか相談事を話してみてくれ」

戦刃は暫く沈黙を保った後、ゆっくりと口を開いた。

戦刃「うん。実は↓2」

戦刃「……実はね、研究教室の掃除を手伝って欲しいんだ」

日向「掃除の手伝い?」

戦刃「うん。最近忙しくて、ロクに皆の事を磨いたり整備したり出来てあげられてないから……お願い出来るかな?」

俺は少々迷った。何故か。「この先の展開」が予想出来てしまっていたからだ。普通ならば「おう、掃除の手伝いくらい安いもんだ」と気軽に引き受けただろうが、相手は超高校の軍人である「戦刃むくろ」で、彼女の研究教室は当然「超高校級の軍人の研究教室」だ。
当然「ヤバイ物」が大量に置いてあるのは予想出来るし、少しでも扱いを間違えれば危ない物なんかもある事が容易に想像出来る。部屋の掃除だけならまだしも、そんな物の整備や調製を俺なんかが出来るのだろうか……。

……まぁどんな状態になってしまっているのか、一先ず俺は彼女の研究教室に案内して貰う事にした。

戦刃「……散らかってるけど、どうぞ」

日向「お、おう。お邪魔するよ」

↓2部屋の様子(高コンマほど汚い)残姉補正+20

90+20=110 絶望的な汚部屋

日向「……おい、なんだよこれ」

俺は顔をピクピクとひくつかせながらそう言った。「酷い」とか「大惨事」なんてもんじゃない。それこそ「絶望的な部屋」と言っても過言じゃないほどに、部屋の中が汚れていたからだ。
床にはありとあらゆるゴミや、それを纏めた袋が大量に錯乱し、壁には何の液かも分らないドロッとした液体が滴り落ちていて、足の踏み場すら無い。

戦刃の研究教室は、テレビの特集で見るような所謂「ゴミ屋敷」と化してしまっていたのだ。

戦刃「……なにって、私の研究教室だけど」

日向「そんな事は分ってんだよ! 何でこんな大惨事になっちまってるんだって聞いてんだよ!?」

俺は左右田の如くツッコミを入れる。一日二日じゃこんな絶望的な部屋になる訳が無い。一体何日片付けや掃除をさぼればこんな部屋になっちまうって言うんだ!?

戦刃「↓1」

01~30 ちょっと外国(戦地)からの依頼のお仕事で忙しくて……
51~60 やろうやろうとは思ってたんだけど、結局手に付かなくて……
61~90 盾子ちゃんが軍人ならこれぐらい普通普通って……
91~00 え、え!? 流石にこんなに汚れてなかったよ、なにこれ!?

戦刃「え? でも盾子ちゃんが「忙しい軍人ならこれ位普通普通」って……」

日向「江ノ島ぁああああああああ!!」

俺は彼女の姉の名を叫んだ。幾ら忙しい軍人でもこれが「普通の部屋」であってたまるかぁ!!?
つーか良く見たら戦刃が読まないであろうティーンズ雑誌や化粧類なんかも錯乱してる事から鑑みるに、江ノ島自身、この部屋をゴミ置き場として使用していた可能性が高くなってきた。

俺は盛大に溜息を付いた後「……分ったよ、協力する」と依頼を受ける事にした。
この絶望的な部屋を前に俺がやるべき事は……

↓2
①掃除用具や、その他役に立ちそうな物を調達する
②取りあえず湯灌錯乱しているゴミを片付けて脚の置き場を確保する。
③助っ人を呼んでくる
④その他

本日はここまで。腹痛は、忘れた頃に、やってくる。

では本日も始めて行きます。

日向(そうだ! こんな時こそ「あいつ」の力を借りるべきじゃないか!!)

俺は戦刃にその場で待機するように告げると、すぐに79期生の超高校級のメイドの研究教室……しいては東条の元を尋ねる。どれだけ絶望的な汚部屋だってアイツの力を借りればきっとすぐに……!!

~超高校級のメイドの研究教室~

日向「……って訳なんだ。頼む、力を貸してくれないか?」

東条「↓2」

01~30 ごめんなさい、今丁度依頼がたて込んでて……少なくとも今日は手伝えそうにないの。
31~60 ごめんなさい、今丁度別の依頼を受けてしまって……それが終わったら行かせて貰うわね。
61~90 ごめんなさい、ちょっと今手が放せないの。でも大掃除用の掃除用具や便利なグッズなら沢山あるから自由に持って行って構わないわ。それが終わったら行かせて貰うわね。
91~00 了解したわ。超高校級のメイドの力を見せてあげましょう。

東条「ごめんなさい、今丁度依頼がたて込んでて……少なくとも今日は手伝えそうにないの」

まさかの展開だった。こんな事を言うのはどうかと思うが、登場の力を借りる事が出来れば百人力だと軽率に考えていたのだ。肝心の「東条が忙しくて来る事が出来ない」という展開をすっかり忘れてしまっていた。

日向「そ、そうか……。いや、こっちこそ無理を言って悪かった」

東条「本当にごめんなさいね。……今こなすべき依頼を全て完了したら私も手伝わせて貰うから、それまでは頑張って」

別に謝らなくても良いのに東条はペコリと俺に頭を下げる。……それはそれとして困った、東条の力を借りられないとなると俺がするべきは……

↓1

①掃除用具や、その他役に立ちそうな物を調達する
②取りあえず湯灌錯乱しているゴミを片付けて脚の置き場を確保する。
③助っ人(東条以外)を呼んでくる。
④その他

……取りあえず倉庫に行って掃除用具や、その他役に立ちそうな物を調達しよう。あれだけ散らかった部屋を掃除するのだ。箒にちり取り、バケツに雑巾だけじゃ足りる訳が無い。もっと強力な洗剤やカビ落し用の専用のスポンジを借りてこないと。

俺は倉庫に向かい、取りあえず役に立ちそうな物を片っ端から籠に入れると、戦刃の元に戻った。

戦刃「あ、お帰り日向くん……どうだった?」

日向「ダメだ。東条は依頼がたて込んでて、少なくとも今日は手伝えないらしい。……俺達だけで何とかしないと」

戦刃「そう……残念だったね」

とは言った物のこの汚部屋だ。一日二日、いや三日掛けても終わるかどうか……。取りあえず床に散乱しているゴミをガラ袋に片っ端から入れて片付けて、脚の置き場だけでも確保しないと……。

掃除の成果 日向↓1 戦刃↓2(残念補正-20) 高コンマほど成果有り。

日向76+戦刃54=130 脚の置き場くらいは確保できたようだ。


日向「ふぅ……取りあえずは自由に移動できるようにはなった、かな」

掃除を始めてから約二時間後。俺は袖で汗を拭いながらそう言う。お菓子の袋や何の破片かも分らない鉄屑。それから雑誌に化粧品類に食べかけのレーションなど、ありとあらゆるゴミが錯乱していた床が、ある程度見えるようになってきた。……だが時折

戦刃「あ、日向くん。それ、火薬を入れた袋だから普通のゴミ袋に入れちゃダメ」などとんでもないゴミ(?)まで錯乱していたため、取りあえず戦刃に掃除する場所を指示して貰い、危なそうな所は戦刃が自分で片付けるといった方式をとってようやくここまで来れたのだ。

日向「さてと、じゃあ取りあえずこの山のみたいになったガラ袋を焼却炉に入れてこないと……」

戦刃「あ、じゃあ日向くんお願い出来るかな? 私はその間に危なそうな物を撤去しちゃうから」

日向「ああ、分った」

俺は戦刃の頼みを二つ返事で受け入れると。ガラ袋を持てるだけ持って一階にある焼却炉へと赴く。

???「あれ、日向くんじゃない」↓2

5555のスペシャルクリティカルの為、様々なボーナスが尽きます。

猫丸「なんじゃ、どうした? そんな重たそうなガラ袋を二つも持ちおって」

日向「弐大!」

弐大猫丸

眉毛が稲光のようになっているのが特徴の77期生……俺の同期だ。無名不良高のラグビー部や、廃部寸前の野球部を全国優勝まで導いた経歴を持ち、スイカ割りすらトレーニングとして捉えるマネージャー脳。ストレートに下品な発言をしてしまうなどデリカシーには欠ける面もあるが、外見も性格も頼りがいのある偉丈夫。だが外見に反して胃腸が弱くトイレにこもりがちな面もある。

日向「もしかして今日ってお前が……」

弐大「ああ、焼却炉の管理当番じゃ。別にここを離れられん訳ではないが……どうした、なにかあったんか?」

俺は簡潔に弐大に今起こっている事を伝えると、弐大は大きく頼もしく頷いて。

弐大「それならワシにも手伝わせてくれ。細かい作業はちと苦手じゃが……片付いたガラ袋を運んだり、ゴミを纏める事ぐらいは出来るじゃろう」

日向「本当か!? 助かる!!」

思わぬ所で仲間が手に入った事に歓喜しながら、俺は戦刃の待つ超高校級の軍人の研究教室に戻った。

戦刃「お帰り日向くん……ってあれ? 弐大くん?」

日向「喜べ戦刃。事情を話したら弐大が手伝ってくれるってさ」

弐大「部屋の片付けも立派なトレーニングじゃからのぉ。と、いうか部屋がキチンと片付いてないとまともなトレーニングが出来ん。この弐大猫丸。これもトレーニングの一つと考えて二人のマネージャーをしてやる事にしたわい!」

これで更に片付けが楽になるぞ! さぁ、さっさと残りの床のゴミを片付けてしまおう!!

日向↓1 戦刃↓2(残念補正-20)弐大↓3 高コンマほど成果有り

64+6+19=89 まぁまぁ片付いた方だ。

日向「…………」

何故だろう。弐大という助っ人が来た上、作業は着実に進んでいるはずなのに、以前よりもそれが大幅に遅く感じる。大部分が片付いてきたと言うのもあるだろうが、戦刃がガラ袋に足を取られて転けて折角片付けた場所が更に散らかったり、弐大が急に「クソじゃあああああああああああ!!」と言ってトイレに行ってしまった事も要因の一つだろう。

日向「……まぁ、掃除なんて地味で時間が掛る作業だって最初から分ってたけどさ」

俺は溜息を付きながらそう言った。このレベルの汚部屋をあまり時間をかけずにピカピカに出来る奴なんてそれこそ超高校級のメイドの東条ぐらいだろう。さて、大分床が片付いてきたところで次は壁や棚だ。壁の汚れはまだ兎も角、棚には案の定銃やマシンガン、手榴弾などの危険物が設置してあって、超高校級の軍人である戦刃じゃないと手が付けられない。

日向「戦刃、棚の掃除を任せて良いか? あっちは俺と弐大じゃどうしようも無さそうだぞ」

戦刃「うん、分った」

弐大「そんじゃあワシはパンパンに詰まったガラ袋を焼却炉に入れてくるかのぉ」

そうして手分けして作業をする事になった俺達。もう夕方も近いが、果たして今日中にどこまで作業が進むのだろうか……。

日向↓1 戦刃↓2(残念補正-20)弐大↓3(ガラ袋を捨てに行っているため、補正-20)

20+6+71=97 まぁまぁ片付いた方だ。

日向「おい、なんなんだこのベターッてしたヘドロみたいなの!! クレンザーとメラニンスポンジを使っても全然落ちないんだけど!?」

俺は壁に張り付いた汚れを必死に擦りながら叫ぶ。少しずつ、本当に少しずつ汚れは落ちているのだが、その速度が半端じゃなく遅い。一体何なんだこの汚れは。何をどうしたらこんな厄介な汚れが壁に張り付くんだ!?

戦刃「……あ、この子、弾丸のリロードを忘れてる。えっと予備の弾は……」

戦刃に関してはもう掃除どころでは無い。棚にある重火器の整備(しかもトロい)で精一杯で、掃除のその字も熟せてはいない。唯一ガラ袋を捨てに行きまくり、箒や雑巾を使って部屋の床を徹底的に掃除しだした弐大が唯一作業を大きく進めていた。

そして……↓1

01~30 帰宅時間のチャイムが鳴ったので帰る。
31~60 職員室に届け出を出してもう少し作業を続ける。
61~90 今日はもう終りにして、明日の為に助っ人を探す。
91~00 なんか江ノ島が俺達がいない隙を突いてゴミを置いていったんだが……

日向(……せめて今日中に床の掃除ぐらいは完璧に終わらせておきたいな)

そう考えた俺は、弐大と戦刃にその場を任せ、職員室に居残り用の書類を提出しに行った。幸い作業はすぐに終わり、俺達三人は夜まで教室で作業を続けられる事になった。
明日には東条が(恐らく)来てくれるはず。彼女の負担を減らすためにも、少しでも作業を進めなければ……。

日向↓1 戦刃↓2(残念補正-20)弐大↓3

56+4+98=158 床は(殆ど)完璧に綺麗になった!!

日向「ふぅ……まぁ、こんなもんだろう」

俺は一息つくために、買ってきた(勿論二人の分も買った)スポーツドリンクをゴクゴクと飲む。戦刃にしか出来ない作業はそのまま彼女に任せるしかなく、結果としてやはり殆ど進まなかったのだが、俺と弐大が出来うる限りの作業をした結果、床は見違えるほど綺麗になった!!

弐大「うむ! やはり部屋が綺麗になっていく様子というのは気持ちがええのぉ!! ワシも久しぶりに変わったトレーニングが出来て満足じゃわい!」

戦刃「うん。でも私、殆ど役に立たなかった……ゴメンね……」

しょぼくれる戦刃に何て声を掛けたら良いのか分らないでいると、弐大が突然「喝!」と大声で叫んだ。ビクッと戦刃の肩が震える。

弐大「気持ちで負けるな! お主はお主が出来る事をお主なりに頑張っとっただけじゃ。そもそもワシも日向も危なくて出来ん作業を一人で頑張っていたじゃろうが」

日向「……そうだぞ戦刃。お前以外の誰が重火器の整備なんて物を出来るっていうんだよ。俺達じゃ絶対無理……と言うか危なくて嫌だったぞ」

戦刃「弐大くん……日向くん……ありがとう」

戦刃がボソッと、しかし確かにお礼を言う。その嬉しそうな言葉が聞けたなら、俺達も頑張った甲斐があったってもんだ。

弐大「しかし、明日はワシは用事があって手伝えんからのぉ……。そうじゃ! 二人ともそこにうつ伏せになれ! 「アレ」をやって疲れを取っちゃるわい!!」

その言葉に俺は「ギクッ」と顔を顰め、戦刃は何の事だか分らず「?」マークを頭の上に浮かべていた。

日向「に、弐大? 俺はそこまで疲れてないから、できれば戦刃の方を中心にやって貰いたいなーなんて……」

弐大「なぁに遠慮するな! 明日も作業の続きをやるんじゃろう? 疲れが残ってたら作業に支障が出るやもしれんからのぉ!!」

そう言って弐大は半ば無理矢理俺達を床にうつ伏せに寝転ばせた。戦刃は終始「アレ」って何? という表情を浮かべていたが、こうなってはもう遅い。すぐにでも正体が分るだろう。

弐大「では行くぞ……どりゃあああああああああ!!」

アーッ!
ンアーッ!!

大分綺麗になった超高校級の軍人の研究教室に、俺と戦刃の喘ぎ声が暫くの間響き続けた。


~翌日の放課後~

日向「おっす」

戦刃「日向くん……今日もよろしくね」

俺と戦刃は、約束通り研究教室の前に集まった。今日は壁と棚の掃除、後は出来たら細かい部分の作業を完了させてしまいたい。約束通り東条が来てくれればそれこそ百人力なのだが、依頼が立て続けに続いていると言っていた以上、そこまで期待は出来ない。

日向「さてと、それじゃあ早速俺は壁の掃除。戦刃は昨日の続きで重火器が入った棚の掃除を頼む」

戦刃「うん、任せて」

俺達はグイッと腕まくりをして、やる気に満ちた目で作業に取りかかった。

日向↓1 戦刃↓2(残念補正-20)(ゾロ目で東条が来てくれる)

本日はここまで。それにしても残姉が補正込みとは言え一桁大連発しまくるのはホント草。

では本日も始めて行きます。

99+8=107+クリティカルゾロ目で装備万全の東条が来た。


日向(……よし! 何だか今日は調子が良いぞ!!)

昨日弐大に「アレ」をやって貰ったおかげだろうか、身体の調子がすこぶる良い。頭の切れも、いつもより冴えているような感じさえした。
俺は昨日結局取れなかった窓ガラスの汚れをクレンザーとノミ、メラニンスポンジを使って完全に除去し終わると、今度は窓全体の掃除に移る。上から順に窓ガラス専用の洗剤を吹きかけて暫く放置し、水拭きで合計二回拭き取った後、乾拭きを掛けて仕上げる。
素人のそれではあるが、窓ガラスは見違えるように綺麗になっているように見えた。

日向「よし! 戦刃、そっちはどう……」

俺は後ろを振り向いて、未だ武具の手入れをしている戦刃の方を見る。すると俺とは正反対に「ドヨ~ン……」とした空気を纏った戦刃が膝を抱え座っていた。

戦刃「もうダメだ……私は自分の才能の道具さえ整備できない残念なお姉ちゃんなんだ……アハハ……絶望的……」

何があったのかは見てなかったのでよく分らないが、作業が殆ど進んでいない。テンションもやる気もどん底まで下がってしまっているようだ。……手伝おうにも棚の掃除は兎も角、重火器の整備なんてやった事もないしなぁ……。
俺と戦刃が困り果てていた……その時だった。

「あら、一体どんな惨状になっているかと思えば……意外ね。ゴミ屋敷の様になってるって聞いて張り切って来たのに」

教室の入り口から声が響き渡る。その聞き覚えがある頼もしい声に、俺はバッ! と研究教室の入り口を見た。

日向「東条! 他の依頼はもう良いのか!?」

東条「ええ。いつも通り、全て、完璧にこなしてきたわ」

東条の背中には何やらゴツい機械類を三つほど抱えていて、両手には専用のゴム手袋をし、片手に大きなバケツと雑巾。もう片方の手には洗剤類が纏めて入れられた容器が入っていた。業者並みの「完全武装」という奴だった。

東条「さて、日向先輩。そして戦刃先輩。改めて、あなた達二人の依頼を受けさせて貰うわね。この部屋に汚れの一つも無いようにしてみせるわ」

日向「東条……!」

戦刃「東条さん……!」

その頼もしい姿は、歴戦の英雄のようにすら俺達の目には映っていた。……これなら今日中に何とかなるかもしれない!!

掃除の進み具合

日向↓1 東条↓2(補正+60) 戦刃↓3(補正-10)

28+120+60=208 かなり進んだ!! 後もう一息だ!!

日向(いや、本当に凄いな……)

流石は「超高校級のメイド」と言われているだけあって掃除も完璧で無駄が無く、それでいて徹底している。窓ガラスは専用の洗剤だけでなく高水圧洗浄機を使って徹底的に汚れを落していくし、床に舞い落ちたゴミは埃の一片も見逃さない。
カーテンもパパッと取り外して洗濯するし、壁に出来た傷(恐らく銃創だと思う)はパテを作って直ちに補強していく。

まるで専門の業者顔負けの働きっぷりに、俺は暫くの間見惚れてしまってあまり手を動かせなかった。戦刃はと言えばようやく調子を取り戻したのか、重火器の手入れをせっせせっせと行ない続けていた。

そして、東条が合流したから約一時間が経とうと言う所で、東条が口を開いた。

東条「そろそろ良い頃合いね。……二人とも疲れたでしょう? クッキーと冷たい紅茶を作って来たのだけれど、どう?」

日向「良いのか? ……ありがとな。喜んでご馳走になるよ」

戦刃「「えっと……私までその、良いの? 二人に迷惑掛けてばっかりだったのに……」

東条「当然よ。二人のために作って来たんだもの」

東条は和やかに笑うと、教室の真ん中に丸テーブルを置き、そこに程よい皿に盛られたクッキーと、大きな水筒から冷たい紅茶をカップに注ぎ出す。
結論から言って、クッキーも紅茶も抜群に美味しかった。超高校級の料理人である花村のそれにも、決して負けない出来の良さだ。

東条「……満足して貰えたかしら? さて、最後の仕上げね。部屋の隅から隅までピカピカにしてしまいましょう」

日向「おう!」

戦刃「うん!」

行くぞ! この部屋をピカピカにして依頼を達成させるんだ……!!

日向↓1 東条↓2(補正+60) 戦刃↓3(補正-10)合計値が150を越えたら終了。

99(クリティカル)+137(ゾロ目+補正)+8=244 部屋は完璧に綺麗になった、後は重火器だけだ!!

東条「ふぅ……こんな物で如何かしら、戦刃先輩」

東条が腕で額を拭うような恰好をして言う。何故か。戦刃が弄っている重火器以外にもうこれ以上掃除する場所など無いからだ。
俺の調子が良かった事もあってか、床も壁も天井まで何もかもがピッカピカ。あのゴミ溜めのような絶望的な部屋が、見違えるような輝きを取り戻していた。

戦刃「うん。ありがとう日向くん、東条さん。……後は、私一人でやるよ」

東条「……あまりこなした事は無いけれど、依頼とあらば私も……」

戦刃「ううん。この子達の整備は私が責任を持ってやる……やらせて欲しい」

戦刃は輝きを取り戻したような目でそう言った。そうだった仮にも戦刃は超高校級の軍人……武器の手入れなどは自分で行なわなくては意味がない。
そんな事を目で訴える戦刃に対して、東条は「……そう」と和やかに笑うと俺と戦刃にペコリと頭を下げて教室を出て行った。

日向「……なぁ、本当に一人で大丈夫か?」

戦刃「うん、大丈夫。日向くんはそこで見てて……」

こうして戦刃の最後の戦いが始まった。↓レスの合計値が100になったら終了(レス×一時間消費した物とする)

ちょっと中途半端ですが、リアルでトラブルが発生したため、今日はここまでとさせてください。待機してくださった方々は本当にごめんなさい。

こんばんわ。昨日は中途半端なところで終わらせてしまい、大変申し訳ございませんでした。再開します。

2スレ消費=二時間消費。

結局、戦刃が彼女の愛銃や愛刀の整備を完璧に終えたのは、部屋がピカピカになってから二時間後の事だった。
俺はと言えば何を手伝える訳でもなく、彼女が銃を整備するところを見ていただけだ。……何の役にも立てない事を恨めしいとは思わない。これは、彼女が彼女の手で為し遂げなければいけない事だ。自分の才能に関わる、とても重要な事だと、そう思ったからだ。

戦刃「……よし、これで終り……」

最後の銃……如何にもゴツい拳銃を磨き上げながら、彼女は言った。俺は「そうか」と軽く返事をしただけだった。

戦刃「……あの」

日向「なんだよ」

戦刃「ごめんね、こんな時間までつき合わせちゃって……」

しょぼくれた様に彼女が謝罪するが、それをされる謂われは無い。そもそも俺は重火器の整備に関しては何も手伝っていないのだから。

日向「別に良いって。超高校級の軍人が、自分の才能をちゃんと活かそうとしている所を見られた。それだけで俺には十分価値があるさ」

「そうなの?」と戦刃が問う。「ああ」と俺は頷いた。……まだ希望ヶ峰学園の予備学科に通っていた日々の頃。超高校級の相談窓口としての才能を認められ。希望ヶ峰学園の本家に転入したての頃を思い出す。
あの頃の俺の習慣と言えば、超高校級の才能を持つ皆に何らかしらの授業を受けさせて貰う事、だった。(とはいえ、77期生のみんなだけだが)

七海のゲームと向き合う真摯と楽しさも。左右田の胸に秘めた希望と夢も。十神の確固たる「自分」を持ちながらもそれを覆い隠して仮面を被る生き方を。俺は皆の活躍を見て教えて貰った。
今回だってそうだ。戦刃の自分の才能と向き合う責任と義務を、俺は彼女の真摯な姿から学び取った。

日向「だから、苦手な事が多少合ったぐらいで気にするなよ。得意な事も、苦手な事も、誰にだってあるもんなんだから……。ああでも、幾ら大好きな妹とはいえ、江ノ島の言う事を真に受けるのは止めた方が良いぞ? あいつ、お前やみんなを使って自分の為に遊びまくってるような奴だし」

俺の警告に、戦刃は「うん。分ってる……でも、それでも良いんだ」と頷きながら言った。結局、戦刃にとって一番大事な事は「盾子ちゃん(大好きな妹)」なんだろう。……苗木が唯一迫れる存在になり得るぐらいか?

戦刃「……兎に角、これで私からの相談はお終い。……ありがとう日向くん。最後の最後までつき合ってくれて」

日向「なに、それが俺の才能……いや、好きな事だからな」

礼を言う戦刃にそう返して、俺は超高校級の軍人の研究教室を後にした。


Questクリア! 戦刃との絆が深まりました! コマンドで「戦刃に助けを求める」が出来る様になりました。

知っての通り、彼女は超高校級の軍人なので、もしも危険な場所に赴かなければならなくなった時や、仲間のピンチなどに協力を求めればこれ以上ない味方となってくれるでしょう。
ただし、彼女は超高校級の残念でもあるので、才能に関わりのない事には常に-補正が付きます。

日向「……なぁ七海」

七海「なにかな日向くん」

日向「戦略型コマンド式のゲームってあるだろ? ほら某ロボット達が一概に期して闘う奴とかさ」

七海「あるね。それがどうかした?」

日向「……これはあくまで俺の体感なんだけどさ、なんで自分の99%当たるはずの攻撃はよく外れて、向こうの10%割以下の攻撃はよく当たるんだ? そういう仕様なのか?」

七海「あー……日向くんも飲まれちゃったんだね。「100と0以外は信用するな」の呪いに」

日向「なんだよその宗教みたいな呪いは……」

七海「実際ジンクス……というか宗教みたいな物だしねぇ。日向君の言った理不尽さを感じているプレイヤーは世の中に山ほどいるって事だよ」

コンコンコン

日向「っと、依頼人か? はーいどうぞ!!」

↓2「失礼します」

東条「失礼するわね。ここが超高校級の相談窓口の研究教室……で、間違いないのかしら」

日向「東条じゃないか。この間はホントありがとな」

東条斬美。今年入学してきた79期生で、才能は「超高校級のメイド」。希望ヶ峰学園に在籍している女子の中でもトップクラスにミステリアスな雰囲気のブロンドの髪の女子だ。

頭脳明晰でスポーツ万能のスーパー高校生。メイドのアルバイトをしていたところ、どんな仕事でも完璧にこなすと評判に。メイドとしての信条は「滅私奉公」。希望ヶ峰学園の生徒となった状況下でもそれは変わらず、他人のために動く。……なんというか、78期生の葉隠とは別の意味で「高校生に見えない(大人に見える)」。そんな生徒である

東条「ええ。……メイドである私が他人を頼るのはちょっと信条に反するのだけれど、どうしても一人じゃ解決出来そうに無い問題があるのよ」

七海「ん。それじゃあいつも通り、私は席を外してるね日向くん」

七海が部屋を出て行き、俺は東条に来客用のソファーに着席を促すと、いつもの定型文を述べる。

日向「ここは超高校級の相談窓口の研究教室……。希望ヶ峰学園の生徒なら誰でも悩みを聞いたり、相談に乗ったりする場所だ。勿論、俺に出来る事なら全力で手伝わせて貰うけど、100%解決出来るとは限らないし、依頼者の身に危険が及ぶような依頼は受けられない。……それでも良いなら、是非事情を話してみてくれ」

東条「ええ。実は↓2」

日向「……ごめん、なんて?」

至極冷静に、依頼の内容を再度確認するために、俺は東条に問いかけた。

東条「だから「女装メイド」が必要な依頼があるのよ……流石の私でもこの依頼だけのために性転換の手術は受けたくないし……」

ハッキリと言おう。どんな顔をすれば良いか分らない。簡単な依頼な様な気もするし、難易度が今までの依頼と比べても欠損無い程高い依頼にも思える。

日向「……ええっとだな。言える範囲で構わないんだが、どういう依頼なのか詳しく教えて貰えるか?」

仮に「女装メイド」という人材を用意できたとして、その子(娘?)に危険が及んだりする依頼の場合は引き受けられないからだ。

東条「そうね……簡単に言えば↓2よ」

東条「最初に言っておくと、この依頼はあくまで「有志」なの」

日向「有志? 協力してくれる奴がいる前提の依頼って事か?」

東条「ええ。この希望ヶ峰学園を模した「才囚学園」っていうのが3年前に出来たのは知っているでしょう? そこで行なわれる夏の文化祭で男装執事と女装メイドの喫茶店をやって欲しいって「才囚学園」から依頼が来たのよ」

日向「才囚学園だって!?」

話しのスケールが一気に大きくなった事に、俺は驚く。「才囚学園」……希望ヶ峰学園でも発掘できなかった優秀な人材……超高校級の生徒達を集めて作られた、第二の希望ヶ峰学園とも言える場所だ。設立されたのが今から三年前とかなり歴史の浅い学校だが、その実績から既に希望ヶ峰学園よりもそっちを目指して勉強や訓練をする生徒も増えているという。

日向「参ったな……学園同士の縁だとかそういう政治的な事を考えると……」

東条「『断わるに断れない』……もっと言うとこの依頼は私に直接来た訳じゃないわ。最初は希望ヶ峰学園の学園長の方に来た依頼なの」

まぁ流石にそうだよな。と、俺は首を縦に振る。幾ら東条が有名な「超高校級のメイド」でも才囚学園トップの学園長が、こんな依頼を東条に直接放ってくるはずが無いからだ。

東条「勿論、責任をとって男装執事の一人は私がやるわ。日向先輩には男装執事が出来そうな人材二人と、女装メイドが出来そうな人材を三人……計五人をどうにかして集める手伝いをして欲しいのよ」

なるほど、これは単純に見えて難易度が高い依頼だぞ。と、俺は気を引き締める。事は学園感の友好関係にも繋がってくる。この依頼、なんとかして達成させなければ……。

日向(取りあえず、どっちを先に探そうか……)

01~50男装執事をしてくれそうな人材を探す
50~51女装メイドをしてくれそうな人材を探す。
↓1

日向「……分った。俺は女装メイドをしてくれそうな人材を当たってみる」

東条「了解したわ。じゃあ私は男装執事をしてくれそうな人材を探すわね。そうね……三時間後、またこの教室に集合しましょう」

日向「ああ、分った」

そう言って、俺と東条は揃って研究教室を出て行った。さて、女装メイド、女装メイドか……「似合いそう」な奴に何名か心当たりはあるが、素直に頷いてくれるかどうか……。
先に外堀を固めるっていうのも良いかもしれないな。

↓2 誰を誘う?

日向(そうだな……ここは苗木にしてみるか)

本当のところを言うと、実際に一番最初に誘おうとしたのは不二咲なのだが、あいつは男らしくない自分にコンプレックスを持っていて、その為に女の子の恰好をしていたはずだ。苗木を好きになってからはどうだか知らないが、不要な不発弾を爆発させてしまう恐れがある。……ここは苗木にしておこう。幸い「協力者」は何名も思い当たる事だし。

~~78期生の教室~~

日向「……と、言う訳なんだが苗木、お前女装メイドをやって見る気は無いか?」

苗木「え、えええっっ!?」

↓1

01~60 それは嫌だよ!
61~80 ……えっと……バイト代とかそういうのは出るのかな?
81~00 話しを耳にした苗木Love勢が日向の仲間になった!!(苗木強制参加確定)

コンマ88なので追加ボーナス

苗木「え、ええっと……い、いくら学園間の仲を取り持つためとは言えそれは嫌d「それに賛成です!!」!?」

突如として割り込んで来たその声に(やっぱりな)と、俺は内心でほくそ笑む。ワザワザ78期生の教室でこの話をしたのは「この話に食いついてくる味方が必ずいるだろうからだ」

苗木「ま、舞園さん!?」

舞園「流石は日向先輩! 目の付け所が違いますね!! そう、78期生の女装男子代表と言えば不二崎くんですが、苗木くんもそれに負けず劣らずのポテンシャルを持っていると私は確信しているんです!!」

朝日奈「そ、そうだよ苗木! 才囚学園との仲を取り持つ為なんだよ!! それに苗木ならきっと可愛らしいメイドさんになれるって!!」

苗木「いや、だからそれは嫌d」

霧切「苗木くん。今の時代、男の娘なんて世にありふれているわ。女の子の恰好をしてみたいと思う事は、決して不自然な事じゃ無いの。ここまで言えば分かるわね?」

苗木「僕にはみんなの頭の中がどうなってるのか分らないよ……」

その時、死んだ魚の目のような顔をする苗木の元に、一人の天使が現われた。

不二咲「み、みんな! 苗木くんだけに背負わせるのは良くないよぉ!!」

不二咲千尋。超高校級のプログラマーであり、最初は自分が男であると言う事を隠していた(と言うか今も普通にスカートを履いている)苗木のクラスメイトだ。とても優しく温和な性格で知られていて、蚊を殺した事も無いという噂まである。
そんな天使のような男子が、苗木を囲む女性陣の前に立ちふさがった。苗木の眼に、喜びと希望の光が灯る。

苗木「不二咲さん……!!」

不二咲は苗木の手を優しく取り、ニコッと天使のような微笑みを浮かべ──

不二咲「だから、僕も一緒にやってあげるね!!」

苗木「…………へ?」

悪魔のような宣言をした。苗木にとっては、希望が絶望へと変わった瞬間だった。(俺にとっては願ったり叶ったりの展開だったが)

不二咲「大丈夫。最初はスカートを履くのに違和感があると思うけど、すぐ慣れるから! あ、もしかしてPADも合った方がいいかな? でも男の娘で胸が大きい娘なんてニューハーフのお姉さんぐらいしかいないしねぇ……」

ブツブツと苗木女装化計画を口にしていく不二咲。ノリノリの苗木Love勢に囲まれた苗木は、今までに見た事の無いような表情をしていた──


苗木と不二咲が女装メイドとして参加してくれる事になった!


日向(さて、最後の一人わっと……)

↓2

日向(と、言ってももう殆ど決まってるんだけどな)

77期生の男子組には女装が似合いそうな人物は誰もいない(唯一俺達の『十神』が才能を使って化けられる可能性があるくらいだ)78期生も苗木と不二咲を除けば男らしい男子ばかりだ。
……と、なるとやはり「あいつ」が適任だろう。

抽象的で、女性に人気があって、ちょっとした化粧をすれば割と簡単に女性に見える男子が、79期生にたった一人だけいる。

~~79期生の教室~~

日向「と、言う訳なんだがどうだ? 女装メイドをやってみてくれる気は無いか?」

最原「え、ええっと……」

その男子は、苦虫を噛みつぶしたような顔で俺の事を見ていた。『最原終一』霧切と同じく、超高校級の探偵として希望ヶ峰学園に入学してきた新入生だ。

彼の伯父の元で探偵見習いとして働いていて、そこに舞い込む依頼はほとんどが浮気調査などの小さな仕事ばかりだったが、あるとき遭遇した殺人事件を警察より先に解決。
“超高校級の探偵” と認定されるに至った。
殺人事件を解決できたのは偶然で、自分が超高校級に値するとは思っていない。(正確には「いなかった」らしい)

そのため弱気な発言も目立つが、その行動力・洞察力にはあの霧切にも負けないものがある。

↓1

01~50 それは嫌だよ!
51~80 ……えっと……なんでだろう……僕達79期生は才囚学園からの依頼は断わっちゃいけないような気がするんだよね……
81~00 話しを耳にした最原Love勢が日向の仲間になった!!(最原強制参加確定)

日向も参加しろ!

>>827 まぁ日向も自ら女装メイドになるのは嫌だと言う事で……。

最原「えっと……日向先輩には悪いんですけど、いくら学園間の仲を取り持つ為とは言え、女装を……しかもメイドをやるのはちょっと……」

日向「……分った。無理言って悪かったな」

最原「あっ、はい……すみません……」

俺はこの時、アッサリと引いた。苗木と同じく、外堀を埋める手段もあれば79期生にはもう一人、女装が似合いそうな奴がいるからだ。……けど東条と約束した時間まで残り一時間しか無い。外堀を埋めるか「アイツ」に協力を願い出るか……さて、どっちの方が良いだろうか。

↓2

ヤツに頼む

>>830 ゾロ目ボーナスで参加確定。

日向(……仕方が無い。最原に頼めれば最善だったんだけどな……)

そう、79期生にはもう一人、抽象的とは言えないが女装が似合いそうな奴がいる。……つい数週間前、俺と天海をミニバイオハザードに巻き込んだ「アイツ」が……。


~~超高校級の民俗学者の研究教室~~


真宮寺「別に構わないヨ」

俺が尋ねた相手……真宮寺はアッサリしすぎているほどOKを出してくれた。

日向「え、い、良いのか? 俺から振っておいて何だけど……」

真宮寺「ククク……個人的に「才囚学園」には興味があってね……。そことのパイプを作っておきたいっていうのもあるし、この前の廃墟探索のお礼も兼ねてるヨ」

真宮寺の艶やかな髪と白い肌。超高校級のコスプレイヤーである白銀辺りにプロデュースを任せれば、きっとマスクをしたミステリアスな和風美女が出来上がるに違いない。

真宮寺(それに姉さんの友達捜しにもなるし、久々に姉さんを思いっきり表に出してあげられるからね……)

日向「? なんか言ったか?」

真宮寺「ククク……別に何も? さぁ日向先輩、これで女装メイド候補は三人揃ったんだろう? 一旦東条さんの元へ顔を出してあげるべきじゃないかナ?」

そうだった。東条と約束した時間まで後数分も無い。俺は真宮寺に礼を言うと、超高校級の相談窓口の研究教室に駆け足で戻る。

~~~~~~

東条「あら、日向先輩。予想よりも早かったわね」

日向「やったぞ東条! 丁度三人、女装メイドをやってくれそうな奴が見つかったぞ! そっちはどうだ?」

東条「あら! 凄いわね……流石は日向先輩の人望、と言ったところかしら。私の方は↓1」

↓1

01~30 何の成果も……得られませんでした!!
31~60 依頼を受けてくれそうな人が一人は見つかったが、まだ悩んでいる様子。
61~90 依頼を受けてくれる人が一人見つかった!
91~00 依頼を受けてくれる人が二人見つかった!!

東条「何とか一人は依頼を受けてくれそうな人が見つかったわ。……けど三時間も掛けてこれじゃあ、超高校級のメイド失格ね……」

いや、普通は男装女装なんて二つ返事で引き受けてくれる奴の方が少ないと思うんだが……俺だって最後の最後の手段として残しておいた「俺がやる」はやりたくなかった訳だし。

日向「それで、手伝ってくれる奴ってのは一体誰なんだ?」

東条「↓2さんよ」

東条「78期生の江ノ島盾子さんよ。……ってど、どうしたの日向先輩。いきなり頭を抱えるような真似をして」

俺は内心で(なんでだぁあああああああああ!!)と叫んでいた。いやだってお前あれだぞ? あの江ノ島だぞ? 結論から言って、円満に依頼が終わる様子が全く想像出来ない。しかも俺が誘ったのはよりにもよって苗木だ。ただの苗木じゃ無い。「メイド服姿をすることが確定している」苗木だ。
江ノ島の興味(玩具)の対象から言って、苗木が酷い目に合うのがもう目に見えている。

……まぁ江ノ島の執事姿自体は凄く似合うと思うし、その選択自体は決して間違ってはいないと思うんだが…‥

東条「これで私を加えてあと一人……誰か心当たりのある人はいないかしら、日向先輩」

日向「そ、そうだな……」

俺は頭を切り換えて、一旦仲間を探すことに集中する。男装……男装か。嫌悪感無く男装を引き受けてくれそうな女子と言えば……

↓2 今日の更新はここまで。また明日、9時頃にお会いしましょう。

こんばんわ。本日も始めて行きます。

日向(男装してくれそうな女子……男装をしてくれそうな女子かぁ……)

思い当たるのは何名かいる。ノリの良い澪田。頼まれたら断られ無さそうな罪木。非常にクールな春川に(春川の場合は断わられる可能性が大きそうだが)、澪田と同じくその時の気分でやってくれそうな夜長。
……だが今の「この状況」なら「アイツ」以外いない。……と、いうかアイツに頼むメリットがあまりにも大きすぎる。

日向「……いるぞ、やってくれそうなのが一人」

苗木が女装メイドになるのが確定している。江ノ島が男装執事になるのも確定している。この状況で誘う女子と言えば……


~~超高校級の探偵(78期生)の研究教室~~

霧切「別に構わないわよ」

やっぱりかと、俺は内心で独り言ちる。俺が頼んだのは霧切響子。78期生の超高校級の探偵の才能を持つ女子だ。以前俺に「苗木四又事件」の依頼をしてきた依頼者でもある。

日向「助かるよ。ぶっちゃけ断わられないだろうとは思ってたけど、もし断わられたらどうしようかと思ってた」

霧切「断わる訳が無いでしょう。言い当てましょうか。貴方の出すメリットは「苗木くんの女装メイド姿を限りなく近くで見られる」事。そして追加の依頼は「江ノ島さんの監視」をして欲しい……そんな所じゃないかしら」

ああ、見抜かれてたか。と俺は気恥ずかしくなって頬を掻いた。純粋な苗木Love勢の一人である霧切なら、この依頼を断わる訳が無いと踏んでいたが、俺はそこに追加で「探偵としての能力で江ノ島が余計な事をしないか見張っていて欲しい」という依頼を追加した。
同期で江ノ島盾子という人間の在り方と思考を多少なりとも推測できる霧切ならば完璧だろう。

日向「じゃあそういうことで、頼んだぞ」

霧切「ええ。……私の男装姿がどれだけ似合うかは分らないけれど……依頼同様、やれるだけやってみるわ」


~~~~

日向「──って事になった。これで依頼は達成か?」

東条「ええ。……本当にありがとう日向先輩。このお礼は、いつか必ず返させて貰うわね」

日向「別に良いって。ついこの間戦刃の部屋の掃除を手伝って貰ったばっかりだし」

東条は超高校級のメイドというその立場上、様々な人達から様々なことを依頼される。ただですら忙しい身なのに、この程度の事でお礼をされてはいつか東条の身が持たなくなってしまうのではないかと心配なのだった。

東条「良かったら、文化祭当日に日向先輩も遊びに来て頂戴。その時は一メイドとして……いえ、一執事としてお持てなしをさせて貰うわ」

日向「……そうだな考えておくよ」

俺のその言葉を最後に、東条は俺の研究教室を出て行った。さて、考えておくとは言ったものの、どうしようかなぁ……

①文化祭に行く
②文化祭に誰かを誘っていく
③文化祭に行かない

↓2

……そうだな。その日は別に何か用事がある訳でもないし、誰かを誘って才囚学園の文化祭に行ってみるか。
誰を誘う?(相手次第では断わられる可能性があります。また、今までに達成してきた依頼主達は逆に断わられる可能性は低いです)

↓2(二名まで)

七海・ソニア

>>847 その二人ならば判定は無しで良いでしょう。(というかそのつもりでした)

七海「才囚学園の文化祭? うん、良いよ。私も「第二の希望ヶ峰学園」って呼ばれてる才囚学園に興味があったんだ。……私と同じ「超高校級のゲーマー」はいないかなぁ? いたら嬉しいんだけどなぁ」

ソニア「私も合点承知です! 希望ヶ峰学園とは又違う超高校級の生徒が集う学園……どんな所なのか、今から楽しみです!! これもまた異文化交流ですね!!」

俺が声を掛けた二人はアッサリとOKを出してくれた。文化祭に一緒に行くのが女子二人に男子一人というのが少しばかり気恥ずかしくあったが(ソニアは前回の相談でのことがあったから余計に)、男一人で寂しく文化祭に赴く……なんて事になるよりは幾分かマシだろう。


そして、才囚学園の文化祭当日──


日向「ここが『才囚学園』……希望ヶ峰学園のスカウトマン達でも発掘できなかった、超高校級の生徒を集めた学園か……」

俺は鳥籠のように天空を覆われた才囚学園の空を見ながら呟いた。希望ヶ峰学園ほどでは無いが、私立の学校としてはかなりデカイ。パンフレットを見る限り施設も充実しているようだし、本気で第二の希望ヶ峰学園を目指しているように見える。

七海「日向くん日向くん!! 飛び入り参加有りのゲーム大会だって!!」

ソニア「私はこの「世界のオカルト閲覧展」というのに興味があります! きっと私の知らない不思議な伝承や出品物があるに違いありません!!」

二人が目をキラキラと輝かせながら言う。俺から誘った以上、後でシッカリと両方つき合うつもり(七海の方は出禁にされてるかもしれないが)だが、まずは肝心の希望ヶ峰学園から出展している女装メイド・男装執事カフェへの顔見せからだ。
……東条がいるから大丈夫だとは思うんだが、江ノ島っていう不確定要素がある以上、油断は出来ない。……苗木の奴、玩具にされてないと良いんだが……

~~希望ヶ峰学園出店の女装メイド・男装執事カフェ~~

日向「おーい! みんな。いるか? っていうか無事か?」

↓1高コンマほど繁盛している(最低保障60)

結論からって、カフェは普通に繁盛していた。沢山の人が詰めかけて~という程では無いが、文化祭で生徒がやるカフェの繁盛で言えば十分及第点だろう。

東条「お帰りなさいませ。ご主人様、お嬢様」

キリッとした執事スーツに身を包んだ東条が胸に手を当てながら丁寧にお辞儀をしてくる。……予想していた事だが流石は東条。執事姿もよく似合っているし、執事風の礼節も完璧だ。

七海「おー……。東条さんカッコいー」

東条「ふふ、お戯れを。……お席が空き次第、直ちにご案内いたします。もう少々お待ちくださいませ」

日向(……中々繁盛してるみたいだな)

どうやら今は空いている席が無いらしい。俺は仕方なく、気晴らしに店内の様子を眺めていた。すると……

↓1苗木のメイド服姿の似合い度&モテ度(最低保障60)
↓2不二咲のメイド服姿の似合い度&モテ度(最低保障70)
↓3真宮寺のメイド姿の似合い度&モテ度(最低保障40)
↓4江ノ島の執事姿の似合い度&モテ度(最低保障60)
↓5霧切の執事姿の似合い度&モテ度(最低保障50)

最低保障を付けておいてこれほど良かったと思った事はありません(滝汗)


不二咲「はーい♪ こちら、男の娘風ハニートーストのホイップクリーム添えでーす♪」

まず目立ったのが、ノリノリで女装メイドをやっている不二咲だ。所謂「ミニスカメイド」と言う奴をほぼ完璧に着こなしてて、主に男性客からの人気が高く、別途一枚200円の写真が飛ぶように売れている。

苗木「ちょ、ちょっと降ろしてよ江ノ島さん! ……は、恥ずかしいよ!!」

江ノ島「そんなこと言っちゃって、本当は嬉しいんだろう苗木? 私様の顔をこんなに近くで見られる機会なんて滅多に無いんだぜ?」

続いて目に入ったのがやはりというか何というか、江ノ島と、江ノ島に弄られている苗木だ。江ノ島は不二咲と同じくミニスカメイドを来ている苗木をお姫様抱っこすると、顔をグイッと近づけてハスキーボイスで囁く。
その様子に「キャーキャー!」と女性客達がこれ以上なく沸いていた。……まぁこうなるだろう事は半分位予想出来ていたからこの際良しとしよう。(諦観)

霧切「………」ギリッ

……その様子を遠くからもの凄い眼で睨み付けているのが霧切だ。執事服姿は普通に似合っているのだが、纏う雰囲気が雰囲気で、女性陣も男性陣も誰も近づけていない。(と言うか俺でも近づきたくない)しかしてそれでも遠くから崇拝するような視線が幾らか送られていることから察するに、本当は彼女とも話しをしたいのだろう。

真宮寺「そうそう、それじゃあこんな話しは知っているかナ? お嬢様」

そして、意外だったのが真宮寺だ。周りに集っている客は一番少ないが、その分そのミステリアスな雰囲気と引き込まれるような会話術で一定層の客を常に夢中にさせている。

……予想よりは酷い展開になっていないことに安堵すれば良いのか、それとも江ノ島と霧切に落ち着くよう注意すれば良いのか迷っていると、先ほど教室の奥に引っ込んだ東条が戻って来た。

東条「お待たせしました。ご主人様、お嬢様。お席が空きましたのでご案内させていただきます」

東条がペコリと頭を下げ、俺達を三人用の席へと案内する。……メニューを開いてみるが、やはりお約束というかなんというかどれもこれも値段が高い。「まぁ高校の文化祭で出される飲食なんて皆こんなもんか」と、飲み物からオレンジソーダなる物を注文しようとすると……。

誰が担当してくれる? ↓2

不二咲「ご注文はお決まりでしょうか、ご主人様、お嬢様♪……ほら、苗木くんも!」

苗木「ご、ご注文はおきまりでしょうか、ご主人様、お嬢様……」

ノリノリの不二咲と、江ノ島から解放されたものの、未だに羞恥で顔を紅くしている苗木が来た。……いや改めて見て何だが、やはり二人ともよく似合っている。その手のお店で働いていても不思議じゃない位に。

ソニア「Oh! これが日本の伝統文化の一つ、戦国時代よりも前からある「女装男子メイド」という奴なのですね! 私、始めて見ました!!」

七海「うん。二人とも凄くよく似合っている……と思うよ」

日向「そ、そうだぞ。似合ってないのにやらされるよりはマシじゃないか。な?」

苗木「嬉しくないよ……」

苗木が沈んだ表情で俯く。不二咲は反対に「えへへ……ありがとうございます!」と嬉しそうに微笑んでいた。……「男らしくなりたい」と宣言していたあいつは一体どこへ行ってしまったのだろうか……

日向「あー……取りあえずオレンジソーダを3つ頼む」

不二咲「はーい、オレンジソーダですね! 写真のオプションは如何されますか? 今でしたら特別にボク達二人纏めて写真を撮って良いですよ?」

苗木「ふ、不二咲くん!!」

……苗木が眼で止めてくれと訴えてくるが、同時に七海とソニアが「是非やってみたい」と俺を見つめてくる。
……苗木との友情を取るか、二人の願いを叶えるか。はてさてどうするのが良いだろうか。

↓2
①苗木、不二咲と一緒に写真を撮る。
②苗木、不二咲と一緒に写真を撮らない。
(ゾロ目&コンマ値90以上で妹様がやらかす。

……苗木、すまん。お願いしているのがこの二人じゃなければお前との友情を取ったかもしれないが、俺の個人的な好感度からいって……。

日向「じゃ、じゃあ三枚分お願いします……」

ソニア「いよっ! 日向さん、良く決断してくださいました!!」

七海「うんうん。やっぱり思い出作りは大切だもんね!」

不二咲「はーい♪ ちょっと待っててくださいね!」

苗木「……」

最早死んだ魚のような目になっている苗木(もう一度言うが非常に申し訳無いとは思っている)。だがすまん。この二人の喜ぶ顔には逆らえなかったんだ……。
そして(何故だか)俺が中心となり、隣に苗木と不二咲。その隣にソニアと七海がギューッと距離を詰めるように抱きしめあいながら、写真を三枚撮った。……机の奥底に封印しておくことを、俺は固く誓った。

~数日後。希望ヶ峰学園は超高校級の相談窓口の研究教室~

東条「それで日向先輩。私に用事ってなにかしら?」

日向「ああ、それなんだけどな……」

俺は東条を自分の研究教室に呼び出していた。……「事の顛末」を詳しく聞くためだ。

あのあと、出されたオレンジソーダを飲んで早々とその場を立ち去った俺達は、それなりに才囚学園の文化祭を満喫した。
七海が飛び入り参加のゲーム大会に参加して圧倒的な実力を見せつけて一位になったり、ソニアがオカルト研究会主催の「日本のオーパーツ」博覧会に夢中になったりと、まぁ色々慌ただしくもあったが楽しい一日を過ごした。

……だが、俺達が去った後、あの女装メイド&男装執事喫茶は一体どうなってしまったのかが分らない。苗木を含め、じぶんから四人もの人間を巻き込んだ以上、せめて無事に閉店まで行ったのかが知りたかった。

東条「そうね……それなんだけど朝は↓1で昼が↓2で夕方が↓3よ」

コンマ70以上で妹様がやらかす。

舞園先輩と朝日奈先輩が男らしい格好で来店してきて、即、苗木先輩を指名してそれぞれがお姫様抱っこしてその写真が凄くバズったわ。

妹様のやらかしの内一つは決めてるんですが、もう一つが決まっていないので安価↓1

苗木LOVERSに苗木家の実印(本物)と結婚届を用意して、バトルを勃発させた。(バカテスネタより)

>>872 すみません。バカテスネタが分らないので、個人的な解釈でねじ曲げて、似た雰囲気の物にします。それと>>870は素直に面白いのでそのままパク……採用させていただきます。


東条「そう……あれは日向先輩達が教室を出て暫く経った頃……お昼時になって、丁度来店客も多くなり始めた頃の事よ……」

東条の目がどこか遠くを見る物に変わった。……何というか「悲しい事件だったわね……」とでも言いたそうな雰囲気だ。

東条「江ノ島先輩が苗木先輩と不二咲先輩を呼んだと思ったら、後ろから盛大に「ブワサァアッツ……!」とスカート捲りをしたの。(イメージ的には超電磁砲の佐天さんの初春に行なうスカート捲りをご想像ください)」

日向「うわぁ……」

東条「しかも白銀さんがプロデュースした物だったから徹底的に拘って、二人とも女子用のパンツをはいていたわ」

日向「うわぁ…………」

いつも東条が着ているメイド用のスカートなら丈が長いしさしたるダメージは無かったかもしれないが、二人が着ていたのはミニスカートだ。二人の秘部を隠すそれを垣間見た客は、決して少なくない筈だ。不二咲はまだ兎も角(?)苗木の精神的ダメージは計り知れないだろう。

東条「それと、これは江ノ島さんとは関係無いのだけれど、舞園先輩と朝日奈先輩が男らしい格好で来店してきて、即、苗木先輩を指名してそれぞれがお姫様抱っこしてその写真が凄くバズっていたわ」

日向「マジか。俺SNSやってないからその辺の情報疎いんだよなぁ……」

まぁ恥ずかしかっただろうとはいえ、江ノ島にされていたそれとほぼ変わらないんだし、ダメージは少ない方……」

東条「……そして一番大騒ぎになったのが夕方よ」

東条が、らしくもない陰鬱な表情を浮かべる。……なんだ? こいつがこんな表情をするレベルの大騒ぎって一体何があったんだ?

東条「苗木先輩を好きな人達が全員集合した頃を見計らって「好きなメイドと(頬に)キスできる権利」を掛けてジャンケン大会を勃発させたのよ……。本来ストッパーである霧切先輩も当然の様に加わって、それはもう私でもどうしようも出来ない大乱闘騒ぎになってしまったわ……」

悲しそうに目を伏せる東条。苗木に同情しつつも「その時にいなくて本当に良かった……!!」と思う小心者の俺がいた。……苗木の奴、女性不信になって俺の所に相談しに来たりしないよな? 大丈夫だよな?


Questクリア! 東条との絆が深まりました。コマンドで「東条に助けを求める」が出来る様になりました。(判定が簡単になりました)

東条はその名の通り超高校級のメイドのため、様々な依頼や困った事に積極的に手を貸してくれます。ただし、その有能さから別の依頼を受けていることも多く、あまり当てにしすぎても良くないかもしれません。


本日はここまで。また明日、9時頃にお会いしましょう。

こんばんわ。それでは本日も始めて行きます。

日向「なぁ七海」

七海「なぁに? 日向くん」

日向「FPS系のゲームってさ。時間が経つごとにエリアがドンドン狭くなっていくだろ? あれって様は制限時間を設けたり、違うエリアにいるプレイヤーを集合させることでゲームの進行を滞らせない処置だってのは分るんだけどさ、制限時間外にエリア外にいたら即死って処置は重すぎると思うんだがどう思う?」

七海「うーん。そう言うルールだからと言っちゃえばそれまでなんだけど……。地図の見方も分らない初心者にはちょっと可哀想かなって思うときはあるね。折角時間制限内にセーフエリアに移動できたのに間違って進入禁止エリアに入っちゃって即死しました~なんて事たまーにあるし」

日向「要するに他のゲーム同様、慣れるしか無いって事か……」


コンコンコン


日向「おっと、依頼人か?」

七海「いいえ、敵襲かもしれません隊長」

日向「そうか。それじゃあ気をつけて招き入れないとな。どうぞ、お入りください」

↓2「失礼します」

腐川「し、失礼するわ……」

日向「腐川か。珍しいな、お前が誰かに相談事をしにくるなんて」

腐川冬子

飛ぶ鳥を落とす勢いの若手女流作家で、自身の書いた恋愛小説が社会的大ヒットとなり、高校生ながら数々の文学賞を受賞し、ベストセラーを連発している。おさげ髪に眼鏡が特徴の78期生だ。
噂でしか聞いたことがないが、過去の学生生活において悲惨な体験を重ねているせいで性格は陰気かつ根暗で、精神構造にとある深刻な問題を抱えている。発言のほとんどはネガティブで、かなり被害妄想が激しい面もあるという。

腐川「な、なによ。私がここに来ちゃ悪いって言うの!?」

日向「いやいや、逆だよ。寧ろお前みたいな悩みを抱えてるけど人には言えない……抱え込んでるような奴の来客を待ってたんだ。……七海」

七海「うん、分ってる。また後でね、日向くん」

そう言って、七海はいつも通りに教室を出て行った。俺は腐川に来客用のソファーに着席を促すと、早速本題へと移る。

日向「改めて説明しておくけど、ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」

腐川「わ、分ってるわよそのぐらい……↓2をお願いしたいの」

……毎度毎度の事だが「聞かなかったことにしたい」と感じた依頼はこれで何度目だろうか。

腐川「き、聞えなかったの? 資料用に年頃の……高校生男女の下着姿の写真が欲しいのよ」

腐川の性格も有り、俺は慎重に言葉を選ぶ。「……せめて女子にはお前からお願い出来ないか?」と尋ねるも

腐川「い、嫌よ! 幾ら正当な理由があるからって、クラスメイトにそんなことを頼んだら変態に思われるじゃないの!!」

日向「……なら俺も他人から変態に思われるんじゃないかって事を自覚して欲しいんだが……」

腐川「そ、それをこなしてこその相談窓口でしょう!? 私知ってるんだからね!! アンタが最近「超高校級の何でも屋」って噂されてるの!!」

日向「おい待て、聞いてないぞそんな話し!?」

誰が言いだしたのかは知らないが、俺は「超高校級の相談窓口」であって、何でも屋じゃない。そりゃあこれまで色んな(思い出したくもないような)依頼を受けて、それを成功させてきたけど、あくまで俺に出来る事は「相談を受ける」事だけだ。それを跳び越えた依頼は受けられない。

日向「……それは本当に「下着」じゃないとダメなのか? 男子なら水着を着て貰うって簡単な手が……」

腐川「ダメよ。あくまで「下着」の写真が欲しいの。そもそも水着と下着は似て非なる物でしょう」

言うだけ言ってみたが、やっぱりダメか。これなら男子の方は楽勝だと思ったんだが……。

腐川「そ、それじゃあお願いしたからね! ちゃ、ちゃんとお、お願いしたからね!!」

腐川は言葉もしどろもどろに、研究教室を出て行った。下着姿……下着姿か……事情をキチンと話せば男子は勿論、女子も頷いてくれる娘は僅かなりともいるだろうが果たして……。

↓2 まず誰に頼みに行く?(選ばれた人で難易度が変わります)

ソニア「し、下着姿の写真……ですか」

頬を赤らめるソニアに、俺は「ああ」と頷く。今更だが、俺はなぜソニアにこんな事(理由は勿論全部話した)を頼んでしまったのだろうか。以前(故意ではないとはいえ)裸姿を見てしまったから今更だからか?
一歩間違えれば国際問題待った無しの王女様にこんな事を頼んでしまった自分の浅はかさに愕然としながらも、俺はソニアの返事を待った。

ソニア「↓40以上でOK」

ソニア「…………」

返事は中々なかった。ソニアの中で俺の株がグーンと下がって変態でも見るような心境になってしまっているか、あるいは心の底から呆れているのか。
「……いや、もう良い。悪かった」と俺が超高校級の王女の研究教室を出ようとしたときだった。

ソニア「……ですよ」

日向「……へ?」

か細く小さい、けれど確かにソニアの返事が聞えた。

ソニア「と、撮るのは日向さんで、見るのは腐川さんだけなんですよね? ……だったら良い、ですよ? 私の下着姿を撮っても」

そう言われた時。俺は一体どんな顔をしていたのだろうか。あっさり女子からOKが貰えたという安堵か? それとも王女であるソニアがこんな(ふざけた)依頼を受けてくれたことに対する驚愕か? それとも……ドクンと高鳴った胸の心臓に困惑していたのだろうか。

~~~~~~

鍵をシッカリと閉め、万が一も無いようにドアにつっかえ棒をする。

ソニアが服を脱いでいる間。俺はカメラを持ったまま後ろを向いていた。幾ら下着姿を撮るとはいえ、女性の着替えシーンを生で見るのに対し、一種の忌避感があったからだ。
シュルシュルという服がこすれる音と、ファサッ……という服が床に落ちる音が、妙に艶めかしく聞える。ドキドキと高鳴る心臓を抑えきれない。これは一体何なんだ? 女性の下着姿の写真を撮るだけ(この意識に既に問題があるような気もするが)なのに、何故こんなにも胸がトキメクんだ?

ソニア「……よ、よし! 覚悟完了です!! 日向さん、ドーンと来て下さい!!」

気合の入った。しかしてどこか震えの混じったソニアの声が後ろから聞えてくる。ゆっくりと後ろを振り向くと、そこには下着だけに身を包んだソニアが立っていた。
美しい白い生地のブラジャーにショーツ。ごく普通の女性用下着……ただの布の筈なのに、なぜ女性が実際に着ているだけでこんなにも色香が増すのだろうか。

日向「……撮るぞ、ソニア」

俺の小さい、しかしてハッキリとした宣言に、ソニアは恥ずかしそうにコクリ。と頷く。

──パシャリ

ソニア「──ッツ!」

俺がカメラのフラッシュを切った瞬間、ソニアはより一層恥ずかしそうに顔を背けた。これでは資料になるかどうか分らないと判断した俺は、強めの口調でソニアに希う。

日向「ソニア、ちゃんと俺の方を見るんだ」

ソニア「は、はい……」

小さく、震える声で頷くソニア。目が少しだけウルウルと滲んでいるような気もする。……罪悪感と臨場感。なんとも言えない不思議な感情に身を包みながら、俺は一枚。また一枚とソニアの恥ずかしい写真を撮って行った──

~~~~~~


前の姿の写真を四枚。横の写真を左右合わせて四枚。後ろ姿の写真を三枚。合計10枚の写真を撮り終り、俺はソニアに「よし、もう良いぞ」と服を着ても良いと指示を出す。それに対してソニアは何も言わず。服を着々と着ていった。
……ソニアが服を全て着終わったあとで俺は深く息を吐くと、改めてソニアに頭を深く下げる。

日向「こんな事につき合わせて本当に悪かった。埋め合わせは後でちゃんとするし、約束通りこの写真は腐川以外には絶対に見せない。腐川にもそう強く言い含めておく」

ソニア「は、はい! ……あ、そ、そうだ! でしたら一つお願いがあるのですが……」

「なんだ? 何でも聞くぞ」と俺が言うと、ソニアは恥ずかしそうに俺の耳元に口を近づけて

ソニア「い、一番最初に撮った写真は資料になるかどうか分らないんですよね……?」

日向「あ、ああ。顔を背けてたし……」

ソニア「で、でしたらその──」


──日向さんが、持っていて下さいませんか?


そう言われてからソニアの研究教室を出るまで、俺は自分で自分が何を考えているのかも、何を思っているのかも分らなかった。

↓2 誰に頼みに行く?(男子限定)

弐大の性格を考慮した結果、判定無しで成功とします。


男子ならば事情を話せば断わられる可能性は低い奴が多いだろうが、それでも下着姿だ。
対象は慎重に選ばなくてはならないし、なにより小説の題材とするならば、腐川が持っている資料にも載っていないような体型の男子が良いのでは無いだろうか。

と、なると普通体型の男子は兼並パス。十神は仮に交渉に成功すれば腐川から気持ち悪いぐらいのお礼をされる事が目に見えているが、それ以前の問題として100%却下されるから同じくパス。……と、なると……。


~~超高校級のマネージャーの研究教室~~

弐大「なんじゃあ! そんぐらい安いもんじゃわい!!」

弐大猫丸。以前戦刃の研究教室の大掃除の時にも世話になった超高校級のマネージャーで、筋肉モリモリマッチョマンの俺の同期だ。

日向「良いのか?」

弐大「おう! むしろワシとしちゃあお前さんが真剣な表情で「頼みがある」と言ってきたから「一体何事か」と身構えてしまったぞ」

半ば予想していた事だが、あっさりとOKを貰えた。早速下着姿になって貰い、写真を撮影していく……のは良いのだが

日向(んー……何というか、ひねりが足りないな)

ソニアの時は緊張とそれ以外の感情でそれどころでは無かったが、小説としての資料にする以上、直立姿勢の写真だけじゃなくて、もっと具体的なポージングの写真があった方が良いんじゃないか? そう、例えば……↓2(弐大にして欲しいポージング)

知ってたらペルソナのオロバスのポーズ
知らなかったらサイドチェスト

同じペルソナでもシリーズによってポーズが違うんですが、恐らく「P3P」のオロバスで良いですか? >>894

……そう言えば今七海と薦めているコマンド式RPGゲームで、面白いポーズを撮っている馬の悪魔がいたな。
片膝ずつを別々に折り曲げて、胸を堂々と張り、両方の腕をVに見えるように天に掲げながら、虚空に向かって何かを吠えているような……。

弐大「ん? なんじゃ、どうした?」

突如として撮影の手が止まった俺を不審に思ったのか、弐大が声を掛けてくる。俺はスマートフォンを起動させるとグー○ル先生の画像検索機能を使って「オロバス」を検索。弐大にその画像のポーズを見せて「このポーズを取って見てくれないか?」とお願いしてみる。
「変な注文をするのぉ?」と首を傾げながらも、弐大は俺の要求通り「オロバス」のポーズを取ってくれた。……下着である必要は一切無いのだが、弐大がやるとまるで武神か英雄か何かの咆吼にも見えて、いつもよりも格好良く見えたのだった。


~~後日、超高校級の相談窓口の研究教室にて~~

日向「──っと、これで約束通り、男女一組枚ずつ、依頼の下着姿の写真を撮ってきたぞ」

腐川「あ、ありがと……そ、それじゃあ見させて貰うわね……」

俺は腐川にソニアと弐大の下着姿の写真を渡す。時折「へぇ……」だとか「ふぅん……」だとかいう声が聞えてくる。既に自分だけのゾーンに入っているのか、俺の事は全く意識に入っていないようだった。
全ての写真を見終わり、ふぅ……と息を吐いた腐川に、俺は「どうだ?」と感想を聞く。

腐川「そうね……点数で言えば↓1↓2点よ。(補正+10ずつ、合計数値が80以上で依頼達成)」

あのー……ここでクリティカル出されても何をしたら良いか全く分らないんですが……。取りあえず腐川の好感度を大幅に上げておきますか。


26+99(クリティカル)+20=145 素晴らしいとしか言いようのない写真だ! 腐川の好感度が大きく上がった!!

腐川「……あんた、超高校級のカメラマンでもあったの? 悔しいけど、文句の付け所のない写真よ」

日向「それは俺の同期だな。……取りあえず、お前が気に入ったみたいで良かったよ」

俺はホッと胸をなで下ろしながら溜息を付いた。もしこれで不満をぶちまけられて依頼のやり直しを要求されなどしたらどうしようかと思っていたのだ。

腐川「ソニアの方は正しく「お姫様」の雰囲気と魅力溢れる素晴らしい正当派写真だし、弐大の方の咆吼? のポーズの写真もす、凄く良いわね。今までにない資料になりそう……」

日向「それを元にお前が新しい作品を書く切っ掛けになってくれれば俺も頑張った甲斐があったよ。あ、それと言った通り、その写真は他の誰にも見せるなよ? 特にソニアの方はガチで不味い事になりかねないから注意してくれな?」

腐川「わ、分ってるわよ! 私だって面倒事に巻き込まれたくないもの……。その、あ、ありがとね、日向先輩」

腐川が最後に見せた小さな微笑みは、俺に「この依頼を受けて良かった」と思わせるには十分な報酬だった。
(ちなみにソニアの一番最初に撮った写真は、机の奥底に堅く封印した)


今日の更新はここまで。ところで日向と七海の掛け合い(ゲームネタ)がそろそろ尽きてきたんですが、何かネタはありませんかね?(他力本願のクズ)

こんばんわ。本日の更新ですが。後30分ほどお待ち下さい。

では本日も開始していきます。

Questクリア! コマンドで「腐川に助けを求める」の難易度が下がりました!!

腐川さんは超高校級の文学少女なので、助けを求める機会はそう多くないかもしれませんが「ある人物」の情報を集めないと行けない時に非常に役に立ってくれるでしょう。



日向「なぁ七海」

七海「なぁに? 日向くん」

日向「○鉄だとかドカ○ンだとかいた○ト……所謂「友情破壊ゲーム」ってあるだろ? よく「リアルフアィトに勃発した」なんて話しも聞くけど、あれってそれに発展するほどムカつく物なのか?」

七海「うーん……「ゲーム」として考えるから気持ちが分らないんだと思うなぁ……。例えばね? 自分が時間と手間暇を掛けて作った……日向くんの場合は草餅が良いかな? を、他人に横からぜーんぶ奪われて目の前でムシャムシャ食べられたらどんな気持ちになるかな?」

日向「問答無用でそいつのことをぶん殴るな(真顔)」

七海「それと同じ。こつこつ貯めたり、地道に努力して得た物を、他人に台無しにされる気分になるような戦略が出来るゲームって事だね」

日向「……そう聞くと遊びたくもなくなるんだが、今だに全部根強い人気があるよな」

七海「うん。それを考慮しても皆が夢中になる面白いゲーム……って事だと思うよ?」


コンコンコン


日向「おっと、依頼者か? はーい、どうぞ!」

↓2「失礼します」

セレス「お楽しみ中の所失礼いたしますわ、日向先輩? 七海先輩におかれましてはいつかまた、ギャンブルで勝負してくださいな」

日向「セレス……か」

七海「うん、勿論だよ」

セレスティア・ルーデンベルグ。本名を康広多恵子

名前を含めて全ての経歴が自称。ゴスロリ服を好んで着用している。
79期生の王馬小吉に匹敵するウソの天才で、ギャンブルには天性の才能を持っており、麻雀・ポーカーなどの対人戦で連戦連勝しており、生まれながらにして負けることはないのだと語る。かつて「キングオブライアー」と呼ばれる相手の資産を奪い合う大会に参加したなど、どこかで聞いたような過去を多く持つ。彼女との勝負で全財産を奪い取られ、人生が破綻したギャンブラーも多数存在する。

七海「何か相談事かな? じゃあ私はいつも通り部屋の外にいるね」

七海がいつも通りに部屋を出て行くと、俺はセレスに来客用のソファーへ着席を促した「ロイヤルミルクティーの一つでもありませんの?」と彼女の口から不満が出るが、そんな高尚な物など俺の研究教室にはおいていない。精々俺の好物である草餅が冷蔵庫に常備されているぐらいだ。

日向「お前には説明する必要も無いと思うけど、改めて言っておく。ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」

セレス「ええ、存じておりますわ。実は↓2」

セレス「全世界地下賭博大会にペアで出場して欲しいんですの」

日向「勘弁してくれ……頼むから……」

俺はこの依頼を断わるつもり満々でいた。今までのそれとは違い、思いっきり法に触れそうな、それも賭博(これ自体日本では非合法な筈なのだが)の大会に参加するなんて無茶苦茶にも程がある。と、いうか一学生として出来る「依頼」の範囲を超えている。
そりゃあセレスはこういう大会に出慣れているのかもしれないが、俺の方は全くのド素人だ。仮に出場できたとしても、出来る事など限られて……

セレス「ああ、貴方に活躍など期待していませんわ。「私とペアで出場する」事に意味がありますの」

日向「……どういう事だ?」

セレス「今回の大会は二人一組のバトルロワイヤルルールで行なわれます。つまり、私と組んで下さるペアの方がいないとそもそも出場できませんの。ッ最初は苗木くんに。時点で狛枝先輩に頼ろうとしたのですが……苗木くんはLOVERSの皆さんのガード並びに監視によって阻まれてしまい、狛枝先輩は運の落差が酷すぎてあまり当てにしたくありません」

それで俺に白羽の矢が立ったって訳か。いやでも俺はあくまで相談窓口であり、依頼もこなせるような物しかこなしてきてないんだが……
↓↓
1~50 で依頼を断わる。
51~00 で依頼を受ける。

↓1のつもりだったので55のゾロ目。依頼を受ける&シード出場確定。

日向「……ホンッとうに無事に帰れるんだろうな? あとその大会は非合法だらけのヤバイ大会とかじゃないんだよな?」

セレス「ええ。そこは安心して欲しいですわ。向こうから招待状が届いた超高校級のギャンブラーの名に掛けて、日向先輩の身の安全をお約束いたしましょう」

俺は本当に最後の最後迷った。参加すること自体にリスクがあるのではないのか、こちらに超高校級のギャンブラーがいる以上、負ける確率は少ないと思うが、本当に大丈夫なのか。
うんうん唸り続けること約20分。俺は諦めたように溜息を付いて「……分ったよ、その大会、参加させて貰う」と頷いた。セレスは意外そうな表情で。「あら意外。断わられると思っておりましたのに」と驚いたように言った。

日向「ただし、頼むから絶対に負けないでくれよ!? 俺、本当は行きたくなんて無いんだからな!?」

セレス「あら、私を誰だと思っておりますの? 超高校級のギャンブラー、セレスティア・ルーデンベルグですのよ? この程度のハンデなど、何でもございませんわ」

自身満々漫にいうセレスを前にして、俺はようやく、全世界地下賭博大会に出場する決意を決めたのだった」


~~~~そして現在。

俺達は一緒に、全世界地下賭博大会に赴く為、会場の近くにまでやって来ていた。何には念を入れ。普段は着ない服に身を包み、マスクをした上でサングラスまで掛けているとせレスが「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよの」

日向「ところでギャンブルのペア大会っえてなにするんだ? やっぱりポーカーか?」

セレス「ええ。今回のギャンブルは↓2」


すみませんがパソコンの調子が凄く悪い(重いので文字打ち所ではない)ので、今日の更新はここまでとさせていただきます。楽しみにして下さっていた本当に申し訳ありません……そろそろ買い換え時ですかねぇ(PC))

こんばんわ。では本日も始めて行きます。

日向「ブラックジャックか……手札の点数が21点に近くなるようにカードを集めるゲームだって事は知ってるけど……」

セレス「ええ。普通のカジノではディーラーとの勝負となるのですが、今回はペア大会と言うことでプレイヤー同士で争われます。……詳しいルール説明は必要でして?」

日向「一応、聞いておきたいな」」

セレス「では簡潔に。ブラックジャックはカジノゲームの中でも、1番ペイアウト率が高いと評判で、最も稼ぎやすいゲームとも言われています」

日向「ペイアウト率?」

セレス「還元率の事ですわ。(……まぁそれは普通のカジノでディーラーと真っ当な勝負する場合、なのですが)」

セレス「日向さんの仰ったとおり、ブラックジャックはジョーカーを除く52枚のトランプで、配られたカードの合計点数を21点、もしくは21点により近づいた方が勝ちとなるゲームです。ブラックジャックのカードの数え方は少し特殊で、10を含む絵札カードは全て「10」として数えられます」

日向「10、J、Q、Kが全部10として扱われるって事か。Aはどうなんだ?」

セレス「Aは「1」としても「11」としても数えられますので、自分の有利になるようにカウントすることができますわ」

セレス「勝利の条件は当然、相手よりも21点に近い点数になるように手札を揃えること。敗北条件は二種類あって、相手の点数の方が21点に近い手札になってしまった場合。そして「バースト」……「ヒット」もしくは「ダブルダウン」でこちらの手札が21点を超えてしまった場合ですわね」

日向「「ヒット」と「ダブルダウン」は聞いた事あるけど……他にルールはないのか?」

セレス「当然、ありますわよ。カードの追加をストップし、現在のハンドで勝負をする「スタンド」最初に配られた2枚のカードが同じ点数だった場合に使用できる「スプリット」最初に配られた2枚のカードの時点で、プレイヤーが自ら負けを認める「サレンダー」」

セレス「他にも「インシュランス」「イーブンマネー」「スイッチ」などがありますが……まぁこの辺りは考えなくて結構ですわ。……ではここで問題です。AとKのBJと9、10、2のBJではどちらの勝利になると思いますか?」

日向「えっと……少ない枚数でBJを完成させてるからAとKの方か?」

セレス「ご名答。このように相手と同じ数字の場合「より少ないカード」でその数字を完成させたプレイヤーの勝利となります」

日向「ん、ありがとな。大体分った」

セレス「ああ、それと私達はシード枠なので予選を飛ばして本戦から出場することが出来ます。なので合計で4回勝つことが出来れば優勝ですわね」

日向「……それを聞いて大分気分が楽になったけど、それって予選を突破した強豪や、俺達と同じくシード枠の選手と闘わなくちゃいけないって事なんじゃ……」

セレス「今更ですわね。さ、参りましょう。あなたには期待していますので、エスコートぐらいはお願いいたしますわよ? 日向先輩?」

そうして俺はセレスの手を引いて全世界地下賭博大会の会場に足を踏み入れたのだった。

↓1(コンマ)第一回戦の敵の強さ。

20 めっちゃ運良くここまで勝ち上がって来れただけの雑魚

その会場は、一言で言えば「異常な空気」に包まれていた。高揚感に緊張感。絶望に希望。不安に自信。相反する熱気と寒気が両立し、それでも一定量のエネルギーが常にそこに漂っているような……そんな感じだ。

MC「では本日最後の一組をご紹介しましょう! 現役の高校生にして、世界トップクラスの実力を誇る超高校級のギャンブラー! 「セレスティア・ルーデンベルグ選手!!」

MCに呼ばれて大きな舞台上に立ったセレスが、観客達(恐らく一人一人がとんでもないセレブ)に向かってペコリと頭を下げる。

MC「そしてその相方! ここまでの経歴一切不明!! 超高校級の??? コードネーム「IZURU」選手!!」

日向「ど、どうも……」

今更だが、俺は身バレが嫌で経歴も名前も一切不明の一選手として登録していた。コードネームに「IZURU」という名前を使ったのは……何というかこう、運命的な何かを感じてだ。

MC「それでは早速それぞれのテーブルで本戦第一回戦を開始していただきましょう!!」

MCのかけ声と共に、俺達は各ペア事の席に案内される。俺達の初戦の対戦相手は、予選から勝ち上がってきたという、とても金持ちには見えない(寧ろ負債者に見える)おっさん二人組だった。

おっさんA「ククク……一回戦が高校生ペアのガキ共とはな……。こりゃあ楽勝だぜ」

セレス「あら、奇遇ですわね。私もただ「運が良かっただけ」のペアと当たれるなんて幸運だと考えていましたの」

おっさんAのこちらを舐め腐ったような発言に俺が何か言ってやろうとするより前に、セレスが言葉で倍返しする。そして、俺の方を見てこう言った。

セレス「ひな……IZURUさん。この方達は任せました。一回戦ぐらいは私を休ませてくださいな」

日向「は、はぁ!?」

セレス「この程度の方々でしたら何て事はありません。なに、合計7回中4回以上勝てば良いだけの話ですわ。私はこの試合には「出場しません」」

こいつ……まさか俺一人でこの二人の相手をしろって言うのか!? BJの経験なんて「ちょっと触ったことがある」程度の初心者の俺に!?

おっさんB「ああ゛!? 舐めてんじゃねぇぞこのクソガキが!!」

ドン! とおっさんBが強くテーブルを叩く。俺はそれに内心ドキリとするが、セレスはますますツマラナさそうな顔で。「日向くん、任せましたわよ」と言うだけだった。

MC「それでは全世界地下賭博大会……決勝トーナメント本戦第一回戦、開始ー!!」

MCのかけ声と共に、ディーラーがカードを配る。俺はヤケクソ気味に配られたカードを手にとったのだった。

↓7まで20以上で勝利。それ以下で敗北。勝利回数が4回以上で勝利(今回のコンマ判定は連投有り)

希望!

ダブルゾロ目の>>929を主体に、以下ダイジェスト。

おっさんA(よ、よし!! AQのBJだ!! これを上回れるのはAKのBJのみ!! 奴に勝利は無……)

日向「AKのBJ。アンタもAKのBJじゃない限り俺の勝ちだな」

おっさんA「そんなばかなぁあああああああああ!!(グニャアアアアアアアア)」

MC「おっとお! ここでP卓で早くも大波乱!! 謎に包まれた超高校級の??? IZURU選手! まさかの四連続勝利でストレート勝ちだぁあああああああ!!」

ワァアッ!! と会場が沸くが、俺としては早くも一杯一杯だった。セレスが対戦相手に言っていたが、それこそ「運」だけでストレート勝ちしたような物じゃないかと自分では思う。

セレス「まぁ、当然の結果ですわね。ですが最後のBJはお見事でした。……開始前から思っていましたが、あなたなら苗木くんに並ぶCランクのナイトになれるかも分りませんわね」

セレスの称賛なのかどうかも分らない一言で、この試合は幕を閉じた。(せめて次の試合はセレスも出てくれよ……)と、俺は心の中で祈っていた。

↓1(コンマ)第2回戦の敵の強さ。最低保障30

そろそろレス変えないと。

>>934 それは分るんですが、一体どのタイミングで次スレ立てるべきですかね?(初心者)「950越えた辺りで良いかなー」とは考えてるんですが……


46 良くも悪くもそこそこの実力者。決勝トーナメントに出てこれる参加者としては平均的

俺達は会場内にある立食パーティーで小腹を充たしながら、次の順番を待っていた。

MC「それでは続いて準々決勝第8試合を行ないます! セレスティア・ルーデンベルグ選手並びにIZURU選手! ○○選手と△△選手!テーブルまでお越し下さい!!」

最後に水を一口だけ飲み、俺はセレスに小声で話し掛けながら壇上へと上がる。

日向(セレス、今回の相手はどうだ?)

セレス(……良くも悪くも平均的、と言った所でしょうか。油断は出来ませんが、そうですね……私も二回だけ、ゲームに出ます。それ以外の五回は日向くんにお任せしました。……「コツ」はもう掴んだでしょう?)

またしても「余裕綽々」といった表情と言動のセレス。俺は俺で「この大会の平均的な実力者ってどの程度なんだろう……と疑問と不安にかられながら、席に着いた。

目標値46 超高校級のギャンブラー補正最低値値70なので1回戦と2回戦は判定無し。↓5回判定を行ない、2回以上勝利で勝利で勝利(日向のコンマ値+10)

日向「10、3、8のBJ。……そっちの手は?」

○○「……9、7、6でバーストだ。俺達の負けだよ……」

再び沸く観客達に対し、俺はやはり「ふぅ……」と溜息を付くことしか出来なかった。廃村探索の時とは別の「SAN値」が緊張感でゴリゴリと削られているような……そんな感覚だ。

セレス「お疲れ様でした、IZURUくん」とセレスが労いの声を掛けてくる。その声にはホンの少しばかりの感心が籠もっているように感じた。

セレス「一回手酷いバーストをした時はヒヤッとしましたが……。勝負所をシッカリ掴み取った良いヒットでした。次も期待していますわよ」

セレスの機嫌が段々と良くなっていくのを感じる……やはり「ペア大会」という物に今まで出場したことが無かったから気分が高揚しているのか、それとも単に優勝賞金が近づいてきて嬉しいのかは分らないが、兎に角良い傾向だ。
……次は準決勝。相手も相応の実力者が出てくるに違いないと、俺は気を引き締めた。

↓準決勝の相手の強さ(最低保障50)

ア カ ン

100世界最強レベルのギャンブラー。ハッキリ言ってセレスより格上。

……それは、その男は、今の今まで姿を現わさず、相方だけにゲームを任せてきた。(らしい)だから俺は最初、セレスがテーブルに座るその男を目撃した時、彼女にしては珍しく大きく目を見開き、口をポカンと開けたことを不信に思っていた。
そして──

セレス「う、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ! あっははははははははははははははははははははははは!!!!!」

日向「せ、セレス……!?」

と大笑いしだしたときは本当に何事かと思ったんだ。あのセレスが狂気に満ちた目で大爆笑している。その口は大きく開かれ、目は狂気を携えつつも氷のような視線で目の前の男を睨み付けていた。

???「ククク……随分と機嫌が良い見たいじゃねぇか、お嬢ちゃんよ」

セレス「当然ですわ! 貴方に味合わされた幾重もの屈辱を、晴らす機会がようやく巡ってきたのですから!!!」

???「そうかい、そりゃあ怖いねぇ……」

ギロリ! と誰もがビクッと震えてしまうような目で、セレスは対戦相手の男を見る。その目はギャンブラーと言うよりは何かに固執している復讐者の様にも見えた。
……一体何なんだ? セレスにここまでの執着心を抱かさせるこの男は。

セレス「IZURUくん! 今回のBJは全て私がやります!! 貴方では一ミクロンも勝ち目が無い相手ですからね!!」

???「おいおい、んなこたぁねぇと思うけどな。寧ろ俺としてはお嬢ちゃんよりそっちの少年の相手をする方が怖いよ」

セレス「お黙りなさい。その言葉、すぐに後悔させて差し上げましょう!!」

訳も分らないまま始まった準決勝。セレスは奪い取るようにディーラーからカードを受け取った。

目標値100 超高校級のギャンブラー補正+40。↓7まで判定を行ない、4回以上勝利でセレスの勝ち。

嘘だぁあああああああああああああああああああああ!!!(間違って書いてた(しかも終わりかけてた)文章を全部消したアポ)


勝利数4の上00があるのでボーナス付き。


それは、正しく大激闘と言うに相応しい勝負だった。

セレス「ヒット!」

???「スタンド」

互いに一歩も譲らない、灼熱と灼熱のぶつかり合い。それは観客は勿論、MCや主催者、他の参加者達まで見る物全てを魅了する名勝負となった。

セレス「……スプリット!」

???「イーブンマネー」

俺の眼に見えた幻影で例えるならば、日本刀一本でセレスに斬りかかる男に、セレスが持ち前の西洋剣と小型銃でなんとか対応しているといった感じだ。
……勝ち星から言えば、勝負は互角に見えても、セレスの方が押されている……ように俺は見えた。……一体何なんだ、あの謎の男は。幾重もの修羅場をスルスルと、まるで何でもないように潜り抜けてきたような……そんな圧倒的天才の覇気が見える。

セレス「はぁっ……はあっ……!!」

???「ククク……そろそろお疲れかい、お嬢ちゃん」

お互いに勝ち星も負け星も3つずつで迎えた第7試合。セレスは明らかに疲労していた。凄まじい勢いで精神力を消費したのだろう。いつもの余裕ぶった表情は、試合開始前にあった激情は、もう無い。そこにいたのは戦いに疲れ果てた、一人の少女の姿だった。

セレス「……誰が……! ディーラー!! 次のカードを寄越しなさい!!」

ディーラーが無言で、セレスと男にカードを配る。セレスの手札はJとQ考え得る中では次点で最高の手札だ。一方で、男の方は9と10。3以上のカードを引けばバーストしてしまうが、ヒットしないと逆にセレスに負けてしまうという、最悪の手札だった。……だが。

???「ククク……狂気の沙汰ほど面白い。ディーラー「ダブルダウン」だ」

その宣言に、会場がざわめきに包まれた。確かにこのままでは負けてしまうので当然の宣言ではあるのだが、男がここから勝つには1か2のカードを引くしか無い。

「ククク……9、10、2のBJだな」

──しかして、男は確立の神という奴をあざ笑うかのように最高のカードを引き当てた。「う……あ……」と、セレスから嗚咽が漏れる。覇気のあった顔が、ドンドンと色白くなっていくのを見て……。


日向「諦めるな! セレス!!」


俺は自分でも無意識にセレスの事を大声で応援していた。

セレス「ひ……IZURUくん……?」

日向「例えどれだけ追い込まれた状況だろうが、例え1%しか可能性が無かろうが、勝てる可能性があるなら、勝つ可能性がそれしかないなら、そこに飛び込むのがお前だろ!! 確立はたった4/47だ! けど! その奇跡的な確立を巻き起こして勝利してこそのお前だろう!!」

予備学科として過ごしてきた日々がある俺だからこそ、その言葉に熱を込められた。超高校級の才能を持っている奴が、その分野では誰にも負けて欲しくなかった。例え相手が、魔神やら鬼やら悪魔やらと比喩される怪物相手でもだ。

日向「引け! セレス!!」

セレスは驚いたような表情で俺の事を見てきたが暫くして「うふふふふ……」と笑い出した。

セレス「……まさか人の悩みを聞く事に特化した才能があるだけの方に、この私がここまで勇気づけられるとは思いませんでしたわ……! ディーラー!!」

セレスは覇気の戻った声で、力強く宣言する。

セレス「「ダブルダウン」を宣言します。カードをお渡し下さい」

???「ククク……正気かい、お嬢ちゃん」

ここからセレスが勝つにはAを引くしかない。だが、俺は心配など欠片もしていなかった。

セレス「あら、貴方の口癖ではありませんの」

セレスティア・ルーデンベルグという女の子は、ギャンブルにおいてここぞという場面で確実に──

セレス「「狂気の沙汰ほど面白い」……そうでしょう? ……J、Q、AのBJ……私の勝ちですわね」

???「ああ……良い勝負だった。満足だ」

勝利のピースを引き当てることが出来る女の子だからだ。


今日の更新はここまで。これもう決勝戦で良くないですかね?

すみません、時間外ですがこれだけ先に安価を取らせて下さい。

決勝戦の相手↓1コンマ80以下で勝利確定。

こんばんわ。それでは今日も始めて行きます。

その後の決勝戦。あの謎の男との激戦を制したセレスに、もはや怖い物など無く……(決勝戦のルール上、俺も7回中3回出場させられたが)。

MC「今ここにけっちゃああああああく!! 全世界地下賭博大会! 優勝は超高校級のギャンブラー、セレスティア・ルーデンベルグ選手と超高校級の??? IZURU選手です!!」

地下会場の全ての場所でスタンディングオベーションが巻き起こる。俺は「ほう……」と安心しきった溜息を付いただけだったが、セレスは「当然ですわ」と言わんばかりに観客達に向かってニッコリと微笑んでいた。
その後、表彰状と多額の賞金(小切手)がセレスと俺の手に手渡される。俺は当初「これは依頼を受けただけだから」と賞金の受け取りを拒否しようとしたが、セレスが

セレス「貴方がいたから勝てた試合も、確かにあったのです。それにこれはペア大会……賞金は山分けというのが相場ですわ。私のギャンブラーとしての誇りを汚すおつもりですか?」と半ば強引に賞金の半分を受け取る羽目になってしまった。……超高校級の相談窓口にこんなに多くの予算なんて、本当に必要無いんだけどなぁ……。そうだ、いつもお世話になってる七海と一緒に、今度どこか……普段はいけないところにでもに出かけてみようか。


~~大会終了後、会場外の噴水広場にて~~


セレス「……なにも聞かないんですのね」

噴水広場のベンチに座って休んでいると、セレスが唐突にそう言ってきた。……恐らくは「あの男」のことを言ってるんだろうが……

日向「俺は「超高校級の相談窓口」だからな。自分から相手の……依頼人の深い所にまで土足で足を踏み入れるような真似はしないさ」

自分のポリシーである事をそう告げると、セレスは一瞬だけキョトンとした表情になり、その後。ゆっくりと語り始めた。

セレス「あの男はあるゲーム……麻雀界隈において「神域」に達したと呼ばれている男ですわ」

日向「神域?」

セレス「ええ。どんな不利な状況だろうが、第三者から見てどれだけ危険な賭であろうが、当然の様にそれを行ない、成功させる。……シッカリとした理論上に基づいた計算尽くな手の時もあれば、完全に狂気の沙汰としか思えない様な手も打ってくる。……誰も彼には叶わないと思わせる程の強さを持った。正に「神域」と呼ばれるに相応しい実力者です。今回のギャンブルも「麻雀」だったら私が敗北していたでしょう」

いつものセレスらしくない、憂いの帯びた表情。そこから察せられるのは、何度もあの男に苦汁を舐めさせられた彼女の過去だ。

セレス「何とか一矢でも報いたくて、あらゆるゲームで彼に挑んできましたが……結果は私の全戦全敗でした。超高校級のギャンブラーが聞いて笑えますでしょう?」

俺は「そんなことは……」と反論しようとしたが、セレスがその前に「良いのです」と言葉を切った。

セレス「今宵、私はあの男に勝ちました。超高校級のギャンブラーとしての意地、プライド、全てを賭けて。……そこには貴方の発破も含まれていますのよ?」

日向「そんな、俺のした事なんてただお前を応援しただけだぞ」

何の事も無い。自分と同じチームである仲間を応援する。誰にでも出来ることをしただけで……

セレス「日向くん。ギャンブルをする時に「一番大事なこと」って何だか分りますか?」

日向「一番大事なこと?」

そう言われてもパッと思い付かない。カードを大切に扱うことか? それとも考える事を止めないことか? 勝利する確率が少しでもあるのならそれを実行することか?

セレス「……答えは「勇気」です。敗北に怯え、勝負を恐れる物に勝利を掴み取ることなど出来ません。……正直に申し上げましょう。あの時、あの男がBJを完成させた時、私は敗北におびえ、勝負を恐れていました。……あなたの心からの声援が無ければ、きっとサレンダーをする事さえ考えてしまっていたでしょう」

セレスは「ふふっ」とらしくもない、年頃の少女めいた微笑みを浮かべると、俺にペコリと頭を下げた。

セレス「本日は本当にありがとうございました「日向先輩」……もしも次にペア大会に出場する機会があれば、その時はまた、私とペアを組むことをご検討頂ければと思いますわ」

日向「……まぁ、考えておくよ」

こうしてセレスの相談(?)は幕を閉じた。手にした多額の賞金よりも、やっぱり依頼者が見せてくれる笑顔の方が、俺には何万倍も価値があるのだと改めて思う事が出来る、良い機会でもあった。



Questクリア! セレスとの絆が深まりました!! コマンドで「セレスに助けを求める」判定の難易度が下がりました!!

セレスはその名の通り、超高校級のギャンブラーなので、勝負事(特にお金の掛った)にめっぽう強いです。勘も鋭く、頭もキレるので、誰かと勝負しなくてはならなくなった時などに代打として出場して貰うなど、頼る機会は割と多いかもしれません。

日向「なぁ七海」

七海「なぁに? 日向くん」

日向「オープンワールド系のゲーム全般に言える事だけどさ。七海はまず何から始める?」

七海「うーん、そうだなぁ……。やっぱり最初はその世界を満喫して、シナリオを楽しむことから始めたいから、いきなりRTAなんかはやらないね。○○に行けって言われたらそうするし、サブクエストも効率とかを考えないでやりたい物からやっていくよ」

日向「動画配信サイトでRTA動画や裏技動画なんかがよく上がってるけど、ああ言うような真似はしないって事か」

七海「うん。やっぱり思いっきり楽しんでこそのゲームだもん。いきなりそんなやることに縛りを設けたらツマラナイよ」


コンコンコン


日向「おっと相談者か? はーい! どうぞ!!」

???「失礼します」

↓2 誰?

夢野「んあー……失礼するぞ。先輩」

日向「夢野か。何か相談事か?」


夢野、本名を夢野秘密子。自分の手品を魔法と言い張る『自称』「超高校級の魔法使い」。

世界の手品愛好家が集まる団体 “マジシャンズキャッスル” から、歴代最年少での “マジシャン・オブ・ザ・イヤー” に選出された事もある程だが、本人はこの受賞自体が魔法の存在を隠すために仕組まれた陰謀であると主張。魔法使いと認めてもらえずマジシャンとして世界中から出演依頼が殺到していることに嘆いているらしい。

高度な技術を要求されるマジシャン(魔法使い?)だが、極度の面倒くさがりでもあり、よく同期の東条や茶柱に面倒事を押しつけている様子が目撃されている。


夢野「んーまぁ面倒いが、それがあるから相談に来たんじゃが……」

七海「だよね。じゃあ日向くん。私はいつも通り、外に行ってるね」

七海がいつも通りに教室を出て行き、夢野と俺の二人っきりになった教室。取りあえず来客用のソファーに着席を促して、早速だが依頼内容を聞く事にした」

日向「ここは「超高校級の相談窓口の研究教室」……その名の通り、生徒からの依頼や相談なら何でも聞いて、それが解決出来るように手助けするけど、100%解決出来るとは限らない。それに、依頼者のみに危険が及んだりする依頼の場合、協力を断わる事もある。……それでも良いなら、どうか相談事を話してみてくれ」

夢野「んあー、それは助かるわい。実は↓2」

夢野「……本当に面倒いし、迷惑な話じゃと思うんじゃが……ここのところ、毎朝起きると隣に転子が寝ておってな? あやつをどうにかしてくれんか?」

日向「ストーカー疑惑なら警察にご相談下さい」

夢野「んあー!? いきなり根も葉もない直球な解答をされたんじゃが!?」

俺の口からは自然とそんな解答が出ていた。だって仕方が無いじゃないか……転子……茶柱転子だぞ? あいつの夢野へのストーカーを止めさせろって、男子の俺には相当難易度が高いと思うんだが……。

──ここで今現在分っている情報として、茶柱転子という女の子の事を整理してみよう。


茶柱転子……才能は「超高校級の合気道家」

彼女の師匠と一緒になんとなく合気道を想像して作り上げた武術 “ネオ合気道”(?) の使い手。明るくてリアクションが大きく、喜怒哀楽のはっきりした少女。
男子を「男死」と呼ぶほど重度の男嫌いで、女子に容姿を褒められると面白おかしく謙遜するのに対し、男子に褒められると一瞬で表情が死ぬ。男性が苦手なのを通り越し、触れられそうになると条件反射でぶん投げてしまう。

……左右田の時は理由をちゃんと説明したら二つ返事で協力してくれたが、実はあの時、俺も一回は無慈悲に、そして理不尽にぶん投げられる覚悟だった。その位、茶柱転子は「男死」という存在が嫌いなのだ。
……最近は最原や赤松の活躍でそこまででも無くなったと聞いた事があるが、それでもその根強い男死嫌いは治ってはいないだろう。

そして、極度の夢野好きでもある。曰く、彼女の容姿や言動の全てが可愛らしく、愛おしいらしい。……付きまとわれている夢野としてはたまったもんじゃないだろうが。


夢野「……なぁ頼む。このままでは本気の本気で転子の事を拒絶しなくてはならん。そうでなくては我の身の危険だけではなく、転子自身の為にもならんじゃろう。と、いうかお主の言う通りストーカー(&不法侵入)は普通に犯罪じゃしの……。そうはしたくないんじゃよ」

日向「……事を大きくしたくないし、茶柱のことも強くは拒絶したくないって事か」

夢野「うむ。無論、我も協力する。あやつの心に一番響くのは、なんだかんだ我の言葉じゃろうしな」

これは久々に複雑かつ難易度の高い依頼が来たもんだ。夢野の協力があるとは言え、今まででトップクラスの難易度を誇る依頼かもしれない。
……取りあえずは夢野に最近の茶柱の情報を聞き出しておくべきか。

日向「最近の茶柱に何かおかしな様子は無かったか? スキンシップが前より増えたとか、逆に朝以外はあまり話さなくなったとか……小さくても、細かくても何でも良い。不自然に思った事は無かったか?」

夢野「そうじゃのう……思い当たることと言えば↓1↓2」

夢野「……何か毎晩お守りを握りしめて寝ているって言っておったのう」

日向「お守り?」

夢野「うむ、詳しい詳細は分らんが……。あ、そう言えば78期生の教室でも似たような事が起こっているって聞いた事があるわい」

日向「似たような事ってなんだ?」

夢野「うむ。朝日奈が「お守り」を握りしめて寝ていると朝には何故か苗木の部屋にとんで、苗木を抱きしめて寝とるらしい」

日向「お、おう……」

……どう考えてもその「お守り」って奴が怪しいんだが、まだ話しに続きがあるみたいだし、この件は一先ずおいておくとしよう。

夢野「それと、アンジーに自分の全裸の彫刻を作らせようとしとったって耳にした事がある」

日向「ぜ、全裸の彫刻!?」

夢野「うむ。そういう美術のジャンルがあるのはワシでも知っておるが……アンジーからではなく転子からこういう事を頼むのは珍しいと思うぞ」

夢野から話しを聞き終わった俺は、全力で脳を回転させ始めた。行動に指針が出来ただけでも収穫だが、さて、まずは何から調べようか……

↓2

日向「餅は餅屋……ってな」

やはりこういうオカルト関連チックな話しは「アイツ」に話しを聞いてみるに限る。俺は夢野を連れて真宮寺の……超高校級の民俗学者の研究教室へと向かった。

真宮寺「ん? 日向先輩に夢野さんか。ボクに何か用事かな?」

真宮寺は何か調べ物をしていたらしく、机に座って積んである民俗学に関する本を読んでいたが、俺達の来訪に気づくとすぐに頭を上げた。俺は簡潔に事情を説明すると、真宮寺から話しを聞き出そうとする。

真宮寺「なるほど……そのお守りを握りしめて寝ていると、寝ている間に特定の人物の寝ている場所に移動してしまう……か」

日向「ああ。こういうのはお前の得意分野だと思ってな。何か知らないか?」

真宮寺「↓1」

01~30 悪いけど、協力できそうなことは無いネ。
31~60 あるにはあるけど、特定の条件でしか発動しないから、それを再現するのは難しいと思うなぁ。
61~90 あるヨ。ああ、先に言っておくけどボクは何も関与してないからネ?
91~00 ああ、そのお守りを渡したのボクだヨ。

970を越えたので次スレを立ててきます。(このスレでもう少し話は続けます)

真宮寺「うーん……あるにはあるけど……」

夢野「マジか!? そんなマジックアイテムが存在するのか!?」

夢野が興奮したように真宮寺に近寄る。俺は俺で、驚きと「ああやっぱりな」という納得感という相反する感情が胸の中に渦巻いていた。

真宮寺「……夢世界(ドリームランズ)って聞いた事ないかナ? クトゥルフ神話に出てくる、文字通り「夢世界」の事なんだけど……」

真宮寺は棚から不気味な魔導書っぽい本を取り出すと、それをパラパラと捲りだし、一枚の頑丈で重そうな扉が書かれたページを俺達に見せる。

真宮寺「本来は夢世界へ通ずる一本道の扉なんだけど、特定の条件を満たすと現実世界に存在する「自分が最もいたい場所」に寝ながら移動することが出来るんだヨ」

日向「自分が最もいたい場所に移動する……」

茶柱にとっての夢野。朝日奈にとっての苗木。なるほど、確かにその二人が寝ているベッドは茶柱と朝日奈にとっては「最もいたい場所」だろう。

真宮寺「でもこのお守り……魔術の発動には条件が合って↓2だからそんなに何回も再現するのは難しいと思うんだけどなァ」

日向「いや、自分の血を塗るって割と簡単だと思うんだが……?」

真宮寺の出してきた魔術の条件に、俺は「?」マークを浮かべる。自分の血なんてそれこそ人差し指に針をちょっとぶっ刺せば簡単に……。

真宮寺「その程度じゃダメなんだヨ。お守りが、自分の血で完全に染まるまで、お守りを血塗れにさせなくちゃならないからネ」

夢野「お、おおう……。薄々感じておったが魔法ではなくて黒魔術の類いではないか、それは」

真宮寺「実際そうさ。で、これで分ったろう? ちょっと指に針を刺す。程度の血じゃ魔術は発動しない。それこそ頸動脈に近い部分や、太い血管が通っている場所を傷つけなくちゃならないんだ。そんなことを何度も繰り返していたら、いくら茶柱さんや朝日奈さんでも貧血を引き起こして倒れてしまうだろうネ」

思っていた以上に危険な魔術だったことに、俺は戦慄した。慌てて夢野に聞いてみたが、少なくともこの事件が起こり始めてから、茶柱がそのような傷を負っているのは見たことが無いという。

真宮寺「と言うわけで、ボクから出せる情報はこの位かナ。……個人的に興味が湧いたから、ボクの方でも何か他に「自分のいたい場所」に移動する方法が無いか調べてみるヨ」

真宮寺が積極的に見方になってくれたことを心強く感じながら、俺と夢野は次の行動を開始した。

↓2何をする?

日向(……ここは直接茶柱を尋ねるより朝日奈の方から事情を聞いた方が良いな(聞きやすそうだし))

俺はまず茶柱と同じ現象を引き起こしているという朝日奈(の研究教室)を訪ねる事にした。彼女ならば俺が問答無用でぶん投げられる心配はないし、なにより危険な行動を起こしていないかどうか心配だ。

~~超高校級のスイマーの研究教室の前~

日向「朝日奈! いるか!!」

↓1

01~30 でいない
31~60 で少し弱った様子の朝日奈が出てくる。
61~90 でいつもと同じ元気な朝日奈が出てくる
91~00 扉を開けたら、丁度着替え中の朝日奈に遭遇してしまった!!

今日の更新はここまで。明日からは新スレ日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1693921074/)を使って続きをやっていきます。
このスレでの安価とコンマのご協力、誠にありがとうございました。

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