勇者「安価で魔王を倒す」 (15)

王様「魔王を倒してまいれ」

勇者「なら何か武器くれよ」

王様「仕方ないの。ならば↓1の武器を授けよう」

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>>1がこの世から消える殺虫剤

王様「どうやら賊が紛れ混んでおるな。勇者よ始末せよ」

勇者「ああ。[ピーーー]」

>>2「ぐげげげげ」

勇者「ゴミが」

王様「気を取り直して武器を授けよう↓1じゃ」

勇者「なにこれ?」

王様「説明書によると狙撃銃らしいの。あらゆる場所に狙撃可能らしい」

勇者「ふーん。じゃあこれで魔王[ピーーー]か」

王様「さっさと撃ち抜いてまいれ」

勇者「おう。[ピーーー]よ!」

魔王「ギャアアアアアア!!」

勇者「魔王の死亡を確認。任務完了」

王様「よくぞ魔王を討伐した!褒美に↓を授けよう」

王様「魔王城とその周辺地域の支配権をやろう」

勇者「敵陣じゃねえか。ふざけてんのか」

王様「良いから統治してまいれ」

勇者「分かったよ」

王様「期待しておるぞ」

勇者「どうなっても知らねえからな」

王様「領土を広げよ」

半年後

王様「今日も平和じゃのう」

兵士「緊急事態です!」

王様「なんじゃ騒々しい」

兵士「旧魔王領が突如反乱を起こしました!」

王様「なんじゃと!?勇者は何をやっておった!」

兵士「それが…」

勇者『ここに私はネオ魔王軍設立と共に王国軍に宣戦布告する!』

王様「な、なんじゃとぉ!?あのアホは何を考えておる!」

兵士「いかがなさいますか?」

王様「いますぐ軍を編成して討伐にまいれ!ワシを裏切った罪、その命で償ってもらうぞ」

魔王城

側近「お疲れ様でした」

勇者「状況はどうだ?」

側近「はっ、近隣諸国は我が軍の動きを静観するようです。王国軍は既に部隊を展開中です」

勇者「そうか。ならば私も出陣しよう」

側近「総帥自らですか?」

勇者「そうだ。試作した↓1を使う機会だしな」


勇者「私のゴーレムを出す。展開している王国軍の数はどうか?」

側近「敵の戦力はおおよそ1000です。ですがこの程度の戦力、総帥自らが最前線に出なくても宜しいのでは?」

勇者「私が出る事で兵の士気が上がる。それに連中に我々が本気だと言う事を見せつけないとな」

側近「…分かりました。くれぐれも無茶はしないようにお願いします」

勇者「気を付けよう。発進するぞ」

魔王領国境

勇者「あれか」

王国兵士「な、なんだあれは!兵器なのか!?」

勇者「援軍が合流する前にを方を付けさせて貰う。沈め!」

王国兵士「うわあああああ!!」

王国首都

大臣「陛下!」

国王「なんじゃもう討伐したのか?」

大臣「そ、それが旧魔王領討伐に向かった部隊が壊滅したとの報告が」

国王「なんじゃと!?」

大臣「撤退してきた部隊の報告によると敵は謎の巨大兵器を使いこちらの軍を圧倒している事で…」

国王「えぇい!ならば全戦力を用いて反乱軍を鎮圧せよ!それと↓1の使用を許可する」


国王「これじゃ」

大臣「これを使えば我が国も消し飛びますぞ!正気ですか!?」

国王「これを調整してあの領土だけを消し飛ばせる兵器にせよ」

大臣「成る程。そういう事でしたら数日頂ければなんとか」

国王「1日でやらんか!」

大臣「は、はい!」

翌日 魔王城

通信兵「緊急事態です!魔王城に高速で飛翔する物体を確認!」

通信兵2「魔導モニターに映します」

秘書官「これは!」

勇者「エーテルミサイルか。まさか使用が禁止されている兵器を持ち出すとはな」

秘書官「それにこの魔翌力量から推測するに、着弾すれば魔王領一体は跡形も無く消し飛ぶでしょう」

勇者「領外で撃墜するしかないが、主だった部隊は出払っている。私が出るしかあるまい。着弾までの予想時間は?」

通信兵「着弾まで約20分です」

勇者「あまり時間は無いか。すぐにでも出よう。後は頼む」

秘書官「はい。ご武運を」

上空

勇者「チャンスは一度。やってみるか」

↓1のコンマが50以上なら撃墜成功
それ未満なら失敗


勇者「そこか!」

ミサイル「ドガーン!」

秘書官『ミサイルの反応消滅。お疲れ様でした』

勇者「これより帰還する」

魔王城

秘書官「お帰りなさい」

勇者「ああ」

参謀「しかし、今回の件で防空網が完全には機能していない事が露呈しましたな」

勇者「これは早急に対策する必要がある。本隊がガラ空きの時に再度撃ち込まれてはたまらんからな」

参謀「では↓1をして対策するのはいかがでしょうか」

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