【安価】発育良好な姪達との生活 (287)

男「1ヶ月家を空けないといけなくなったから、その間娘達を預かって欲しいだって?」

姉(電話)『そうそう、どうしても仕事で長期的に県外に行かないといけないのよ』

姉『旦那も単身赴任中だし、両親不在だと何かと困るでしょ?』

男「……何で俺?」

姉『あんたの家からなら娘達の学校までウチと距離そう変わらないし…』

姉『それにあんた広い家に一人暮らしだし、恋人もいないから良いでしょ?』

男「うるせぇな、まぁそうだけど…」

姉『という訳で、明日子供達迎えに来てね~』

男「えっ!?明日って…!」


プツッ!プー…プー…プー…


男「……切れた。アネキは相変わらずせっかちだな」

男「それにしても姪っ子か……アネキん家にはあんまり行ってなかったし、会うのは3年ぶり位か」

男「どれだけ成長してるか、会うのが楽しみだ!」

姪っ子三姉妹のプロフィール

【名前】(名字は同じなので名前だけ)
【年齢】7~15歳の間
【性別】女
【胸】(大きめで)
【見た目】(髪型とか身長とか)
【性格】
【その他】

安価下1~3

陰気ニートがいちゃもんつけるってことは良スレの予感

姉「というわけで口座に前金振り込んどいたから。学校は休みの時期なんだし、アンタなら居候3人の面倒位余裕っしょ?」

男「別に俺の所じゃなくても良くね?春菜とか前夫の所に帰りたいんじゃ…」

姉「バッカ前夫に春菜なんて会わせたら又ややこしいことになるっしょ!その辺の口止め料も込めての前金だって分かれよ男。」

男「あれか、先日芸能記事にもなってた某有名スポーツ選手と遊びに行くんか?」

姉「ご名答~!流石に美夜もこういうの連れて行けねえし、そうなるとアンタ位しか頼れそうな奴おらんわけよ。OK?」

男「…」

『1ヶ月間娘の面倒を見ろ』…そう電話で俺に突然頼んできた俺の姉は、名前を挙げれば誰でも「あっ…」とイメージを連想させる芸能人だ。
それも、悪い方に。

普通の人生歩んで平凡に暮らす俺の傍ら、姉は大学受験で志望先に行けず、翌年は試験でカンニング騒動起こして世間をお騒がせ。
結局都会の専門学校に潜り込んだと思ったら、今度はパパ活覚えて気づいた時には芸能界にコネ作って若手の俳優とデキ婚。
その俳優が売れ出したもんだから、当初は『あげまん』『内助の功』とか持て囃されて夫婦でテレビとか出まくってたっけ。

そんな『若き理想のママタレ』のイメージを自らぶっ壊したのが、三女の美夜が産まれた時、髪とか思いっきりブロンド。
前夫さんもこれには思わず苦笑いで「とりあえず、お疲れ。」の一言。

ただ、こっからがこの女の腕の見せ所。
「本当の親は誰なんだ」の問いを巧みにはぐらかしながら、ヒートアップした前夫の「春菜や香月も俺の子じゃないんじゃないか!?そうなら誰の親か分からない子どもなんて面倒見れるか!」の言葉を引き出してから一転攻勢。
長女の春菜をDNA鑑定させてテレビ番組で『99%前夫の子です』と放送させることに成功。

こんなこともあってあれよあれよと裁判で娘3人の親権得て、前夫さんは無事に養育費払い続けるATM化。
んで、養育費で自分は贅沢しつつ娘達も私立の金かかる学校にねじ込んだんだよな。
寄付金とかガッツリ積んだもんだから、教師も娘達を好奇の目とかから全力で守らざるを得ない。一度美夜にセクハラかました中年教師がいたらしいが、即解雇どころか暫く経って変死体になったニュースが流れてたもんな。

あと、一番下の美夜は姉の『金づる』でもある。
Youtubeで定期的に着せ替えさせたりご飯食べてる様子を「天使です」アップするだけでまんさんもキモヲタ連中も信者として貢献しまくり。どんだけ稼ぐんだよ。

姉「他の2人は色々勝手にやるだろうけど、美夜だけはちゃんと面倒見てよ?」

男「いや、それなら尚更俺じゃなくて俺らの親とかで良くね?」

姉「あいつらは駄目だって。脇が甘すぎてトラブルしか起こさないから。」

両親は姉の儲けの恩恵ですっかり上級セレブ人生を満喫中。で、確かにアレに年頃の女の子は…速攻で同居が広まってそこから色々火種起きそうだなあ、納得。

姉「アンタみたいに黙々と普通に働いて普通に生きてる奴の方が信用できるわけよ。分かるでしょ?」

男「まあ…というより、3人は『ピンポーン』…マジかよ…」

姉「んじゃ、よろしくねー。」

玄関で待たせるのは不味い。
電話を切って、3人をとにかく家の中に迎え入れることにする。

春菜「お久しぶりです、男さん。(ボイーン)」
香月「いやー、男さんの住んでる所、田舎すぎね?つまんなそーなんだけど?(ボイーン)」
美夜「…私は、暫く静かに暮らしたいな…(ボイーン)」
男(やっべえなこいつら)

思わず勃起しそうになる。
三つ編みに眼鏡の『私は優等生です』オーラ全開なのに、母親譲りの爆乳とエロい雰囲気が同じくらいヤバい長女の春菜。
春菜とは対称的に『私はギャルでーす』オーラ出しまくりで、身長やスタイルも春菜以上にヤバい次女の香月。
地毛の美しいブロンドとボーっとした雰囲気が神秘的なのに、やっぱり爆乳とエロさが隠せていない三女の美夜。

春菜「男さん、視線がいやらしいですよ?」
男「あ、ごめんごめん。」

指摘に思わず謝ってしまう。

香月「春ねぇも厳しいねー。ま、すぐに謝る辺り、男さん合格じゃね?」
美夜「…うん。変に誤魔化したり、逆ギレする大人よりも、余程信用できる…。」
春菜「それもそうね。改めて男さん、これから暫くお世話になります。」

男(え、何その『試してやった』みたいな奴。)

3姉妹が男を信用できると判断したと同時に、男が3姉妹をそういう目で見ないようにしたり、そういう風に扱わないという信念を捨てた瞬間だった。

春菜「美味しい…!」
香月「え、何これ!チョーうめーし!男さん何者?」
美夜「(パクパクパクパク)」

3人に空き部屋の使用許可と留守番を命じ、夕食の買い出しへ。
多少奮発して良い食材を揃え、振る舞ってみたら想像以上に好評だったようだ。

男「普通の麦とろご飯と豚汁、それにチキンソテーなんだけどな。」
春菜「これが普通なんですか!?だとしたら毎日でもこれが食べられるんですか!?」
男「いや、今日はちょっと手間かけたから、いつもこれというわけには。」
香月「これ、アタシら疲れてるからってこういう献立にしてくれたっしょ、男さん。」

香月が風貌に似合わない真面目な様子で問いかけてきた。

美夜「そう…なの?」
香月「山芋とか鶏肉とか、あっさりしてて食べやすいけど普通アタシらみたいなガキにポンっと出すようなメニューじゃないもん。ね?」
男「…まあね。」

姉にタクシーに放り込まれて、長時間ここまで揺られてここまで来た筈だ。幾ら道中寝たりリラックスしたりしようが、未成年の少女達にとっては緊張や不安から来る疲労の方が大きかっただろう。

男「というか、いつも3人共もっと良いもの食べてるんじゃないのか?」
春菜「カメラの前で、だけですよ。」

素朴な疑問に春菜が答える。

春菜「家であの女がまともな料理を作るのを、見たことありませんから。」
香月「そーそー!あいつ外食で済ますか、値段だけはたっけー惣菜しか買ってこねーもん!」
美夜「(コクリ)」

動画でしょっちゅう高そうなものを食べている美夜まで頷いているということは、それが真実らしい。

春菜「あの、男さん。」
男「どうした?」
春菜「おかわりは…ありますか?」
香月「あ、春ねえズルい!アタシもー!」
美夜「(…スッ)」

顔を赤らめて訪ねる春菜に2人も同調する。
多めに作っておいて良かったと思いながら、お椀を受け取った。

夕食を済ませ、食器を自動機にかけ終えてから今後のことについて簡単にリビングで話し合う。

男「今日はとりあえずみんな俺の寝床を使ってくれ。丁度明日は休みだし、必要な分の布団を買ってくるよ。」
春菜「あ、それなら私も一緒に行きます。」
香月「じゃ、明日はアタシと美夜で留守番ね。一緒に休み中の課題でも進めとこーか。」
美夜「(コクリ)」
男「今日の残りは冷蔵庫に入れてあるし、明日の朝も唐翌揚げとか多めに作っておくわ。あとは冷蔵庫の横にお菓子とかも置いてあるから、お腹減ったら好きなの食べてくれ。」
香月「おっしゃー、明日も男さんのご飯だ!」
美夜「楽しみ。」
男「んじゃ、春菜は買い物途中で一緒に何か食おうか。」
春菜「分かりました。」

とりあえず明日以降の予定は大丈夫か。
あとはリビングのソファーで寝るか。…っと、その前に風呂に入って…

…風呂…風呂かあ…そうだよなあ…

男「んで、寝る前の風呂なんだが。」
春菜「あ、それなんですが男さん。」

春菜が真剣な表情で俺に話しかけてきた。
デリケートな問題だからなあ…まあ、多少の無茶振りも覚悟して聞くか…

春菜「美夜と一緒に入ってあげてくれますか?」
男「おファッ!?」

その提案は流石に予想外だった。

今書いてる奴安価範囲無視するわ、出された設定も勝手に変えてるわでもしかしたら>>1になりすましている説あるかも

ー美夜の髪のトリートメントをできるようになってほしい。
姉2人からの、割と切実な願い事だった。

春菜「家では必ず私か香月がやることになっていて…」
香月「アイツ自身じゃやろーとしないくせに、少しでも手入れが行き届いてないとそれはそれはブチ切れるもんでさー。」
男「いやいや、流石に俺と美夜が一緒に風呂は不味いだろ!」

語っている時の2人の表情が想像以上に深刻で、思わず引き受けそうになるも慌てて否定するが…

春菜「大丈夫です。何かあったら、私達が通報しますから。」
香月「そーそー。流石に美夜の年ならセーフだし、アタシらもたまにはゆっくりお風呂入りたいしねー。っと、男さん。」
男「うわっ。」
香月「美夜に『お人形』はぜってー禁句ね、頼むわ。」

説得の最中、香月が男の耳に顔を近づけて囁いた。

香月「でも、お風呂じゃ美夜の髪洗うときは、そう思い込むのが良いんじゃね?よろ。」
男「お、おう…」

真剣な口調と砕けた口調を使い分ける香月のテンションに流され、気づいた時には…

春菜「…こんな感じですので。シャンプーでしっかり汚れが落ちたのを確認してからトリートメントを行ってください。」
美夜「~♪」
男「(ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー)」

風呂場にて、水着姿の美夜の髪を手入れする、同じく水着姿の春菜。
そして手入れのレクチャーを上の空で聞きながら念仏を唱える男の姿があった。

男「(こいつらやべえよ…やべえよ…◯学生のデカさじゃねえだろこれ…)」

むしろ美夜だけならばまだ煩悩の入り込む余地を生じさせず、トリートメントに専念できていた筈なのだが、そこに春菜が現れたことで男の理性が一気に崩れかける。

男「(何そのうなじ、見せつけてんの?お前の『清楚です』って感じの真剣な表情が俺を狂わせるんだけど?ちょくちょく体揺らして、その度にその首越しに揺れるものがさあ…)」

美夜と春菜が髪を洗い終えたところでようやく男は風呂場から解放された。

>>17の言う通り、立て逃げかました乱立の代わりに
適当に書いてみた。しゃーないエロ展開入る前に止めとくわ

~深夜~

男「(ギンギン)」

風呂場でのTO LOVEるを何とか凌ぎきったと思ったら、リビングで寝付けない。
その理由、だいたいこの収まらない棒災アンテナのせい。

男「おかしい、流石に姪のやべー姿を見せられただけでここまで昂りが続くものとは思えん。何が原因だ?
何か精の付くものでも食べたとか…あっ」

夕食:山かけ麦飯とかチキンソテーで使ったニンニクとか

男「食 べ ま し た ね え !」

原因が分かった以上、ここは手早く処理してしまうに限る。
ただ、ここやトイレでするのは不味い。万が一匂いとか残って、それがバレたらこの先白い目で見られながらの生活になる。
そうなると、風呂場でスるのが手っ取り早いだろう。既に3人共俺の部屋で寝てくれてるだろうし、明日からの予定に響かせないためにもさっさと処理を済ませて…

↓直下コンマ
01~80:無事に処理を済ませて就寝
81~90:美夜「(ドアガチャ)…男さん、一緒に寝て…」
91~98:春菜「(早朝の風呂で)ん、この匂いは…」
ゾロ目:香月「男さんやっほ♪さあ~抜いてけ!」

>98春菜「(早朝の風呂で)ん、この匂いは…」

幸い誰も起こさず、風呂場でスッキリすることができた。
脳内によぎる姪達の姿を追い出すことに必死だったが。

翌朝。

春菜「男さん、起きてますか?」
男「ん~、どした?」
春菜「すいませんが、お風呂を使わせてもらっても良いでしょうか?シャワーだけで良いので。」
男「まだ6時だけど、何かあるのか?出かけるには早すぎるぞ?」
春菜「いえ、少しジョギングに。朝の日課なんです。」
男「そういや空手やってるんだっけ。別に良いぞー。」
春菜「ジョギングもマスクして走りますので、近隣の皆さんとのトラブルにはならないと思います。」
男「春菜は別に美夜とかと違ってそこまで有名人じゃないだろ?別に気にしなくても…」
春菜「週刊誌を舐めない方が良いですよ?」

それなら、今日辺りランニングマシンでも一緒に買っておこうかな。
そう思いつつ生返事がてら二度寝する男。

春菜「ん、この匂いは…」

微かに風呂場に残っている匂い。
あの女が部屋に男を連れ込んだ翌朝、決まって残っていたものと同じ…これは、男さんもここでそういうことをしたのだろう。

春菜「不潔な…でも…」

かすかな匂いの残り具合からいっても、私達が寝ている間に処理して、更に証拠を残さないように努めた、か…

いずれにしても、男さんが少しでも実力行使に出たら、宣言通り通報して警察に突き出せば良い。だが、ここでそういうトラブルになったら、この先どうすれば良いのか。
私はともかく、香月や美夜は…

「暫くは経過観察、といったところかしらね。」

考え事をしながらシャワーを浴びている内、匂いは完全に消えていた。

男「それじゃ、ちょっくら色々と買ってくるわ。あ、インターホンとか鳴っても無視してくれな。特に注文しているものも無いし。」
春菜「2人共、留守番お願いね。」
香月・美夜「「はーい。」」

車の鍵を準備しながら男が2人に呼び掛ける。

男「何か買ってきてほしいものとかは…」
春菜「大丈夫です、そういうのは私が選びますので。」
男「あ、なるほど。んじゃ任せるわ。」
香月「そういやゲームとかあんの?ここ。」
男「テレビの横のラックに一応入ってる。けど、君らが遊べそうなものがあるかは分からんぞ?」
香月「りょーかい。勉強とか飽きたら美夜と一緒に漁るんでよろ。」
美夜「よろ。」
男「…あんま変なものまで漁るなよ?」

春菜の身支度が済み、男と春菜は買い物に出かけた。

男「しかし、身支度かかりすぎじゃね?」
春菜「そういうものですから。」

↓直下コンマ
ゾロ目以外:2人共大人しく留守番
ゾロ目:香月「よっしゃ男さんの部屋漁るか!」美夜「漁るか。」

>31 男「よっしゃアイス食うか。」春菜「保冷剤入れてお土産分も確保しましょう。」

男「…これで大体の家具とかは揃ったか。運べないものは郵送してもらう。しかし、明日は定時に帰らないと不味いなこりゃ」
春菜「すいません、ランニングマシンまでわざわざ手配してもらって…」
男「構わないよ、そういう為のお金だから。」

改めて口座確認したら、それは凄い額が振り込まれていた。
あの世界やべーわ。

男「着るものなんかは元々持って来たものがあるだろうけど、それだけで足りそう?」
春菜「うーん…私は平気ですが、2人は近い内に追加で買ってあげた方が良いかもしれません。」
男「通販とかじゃ駄目かな?」
春菜「できればお店で選ばせてあげた方が良いと思います。外で羽を伸ばす機会を作ってあげたいですし。」
男「分かった。そうなると、それなりのお店に連れていく方が良いよなあ…車じゃなくてタクシー使った方が良いかな?」
春菜「そうですね。」

都心の一等地に車で行くとか、色々と面倒すぎて嫌だもん。

男「んじゃ、ぼちぼち帰るか。何か忘れていることとかは無い?」
春菜「大丈夫です…たぶん。」
男「そっか。ま、思い出したらそれは後日にしよう。」
春菜「はい。」

後部座席を荷物で一杯にして、帰路につく。

春菜「男さん、今日は改めてありがとうございます。」
男「こっちこそ色々と助かったよ。」
春菜「はい。…少し寝させていただきますね。」

…寝言で『前夫…姉…絶対に許さない』とか『私は…あいつらのようにはならない』とか『男さん…不潔です…』とか聞こえてきたけど、心にしまっておこうと思った。

>>1です
忙しくて続き書けてないけど乗っとり防止に酉付けときます

>>1の証拠も無いのに出しゃばられても困るので
こちらも次から酉付けときます

>>8から

ピンポーン♪


男「お~い!来たぞアネキ~」


ガチャッ


姉「よっすー!逃げずにちゃんと来たな!」

男「逃げねぇって、アネキには色々と恩があるしな」

男「それに、可愛い姪っ子達の為だしな」


姉「さすがはアタシの弟だね!」ダキッ!ムニュ♪

男「やっ……やめろよアネキ!」

男(アネキの抱き着き癖も相変わらずだな……)

男(身内とはいえ、爆乳を押し付けられるのは股間に悪い……)


男「…それで?その姪達は?」

姉「あ~、今リビングに居るから呼んでくる~」タッタッタッ…


男(それにしても3年ぶりか…少しは女性らしくなってるかな?)

美月「お待たせしま~したっ!」バルンッ♪

男「デッッッ!!?」

美月「?」

男「えっ……あ~、もしかして…美月……ちゃん?」

美月「はい!お久し振りです!」

男「いや~……随分と大きくなったねぇ……」

美月「確かに…ここ数年で一気に大きくなりましたからね!おっぱい!」

男「いや、身長の話だから…」


男(え?美月ちゃんって前会った時は小学生だったよね?3年でこんななる?)

男(俺と身長そんなに変わらないくらいあるし……それにおっぱいがデカ過ぎる…)ゴクリ…


男「と、とりあえず、向こうに俺の車があるから大きい荷物は車のトランクに入れてね」

美月「わっかりました!」バルンッ!


タッタッタッ…


男(お尻も負けじとムッチリしてるし……)

男「……成長期って凄いなぁ……」

?「……だ~れだ」ガバッ!

モニュッ♪


男「!?」


男(背中に押し当てられる爆乳の感触……それに、こんなことしそうな人は……)

男「……アネキだろ」

?「ぶっぶ~!残念でした~!おかーさんじゃありませーん!」

男「え?じゃあ誰が…」クルッ


香月「いえ~い♪おじさんおひさ♥」フリフリ

男「えっっっ!??あの、香月…ちゃん……?」


香月「そーだよー♪」プルプル♪


男(香月ちゃんも変わり過ぎだろ!?髪染めてるし……)

男(しかもなんでこんな胸元開いた服を……てか、こっちも爆乳!)


香月「……あ~♥おじさん、おっぱいガン見とか、JC相手にがっつき過ぎじゃない?」ササッ

男「い、いやいやいや!そんな服着てたら、悪い男が近付いて来そうだなと思っててね……」

香月「おじさんみたいなロリコンとかぁ~?」ニヤニヤ♪

男(香月ちゃん狙う奴は絶対ロリコンではないと思うけど……)

男「……ともかく、荷物があったら車のトランクに入れてね」

香月「は~い♪」


タッタッタッ…


男(うっ……パンツが見えそうな超ミニスカート……これは股間に悪い…)


男「何だか先が思いやられるような、楽しみなような……」

チョンチョン

男「ん?」クルッ

美夜「……」ジー…

男「あっ……美夜ちゃんだね?」

美夜「…よろしく」

男「よろしくね。久しぶりだけど、おじさんの事覚えてる?」

美夜「…」コクリ…

男(よかった、美夜ちゃんはそんなに変わってない……)

男(いや、小3にしては少しおっぱいが……やはりアネキの血筋か…)

美夜「…」クイクイ

男「あぁ…荷物なら向こうの車に持っていってね」

美夜「わかった」コクリ

トテトテトテ…

男(美夜ちゃんは大人しいし、姉二人よりは手を焼かずに済みそうだ)

自分このスレ以外にはスレ建てしてないんですが、自分が乱立したと確信できる証拠でもあるんでしょうか?
何の確証もなく勝手に決め付けて人を貶すのはどうかと思いますよ?
それに、ここは乗っ取り禁止の板ですので乗っ取った奴が100%悪いし自分に落ち度はありません

それでは貴方みたいな低モラルな人からアク禁で自己防衛出来るオープンへ『避難』させてもらいます

もう乗っ取ってた奴に続き書いてって頼めば?
安価の内容糞改編するしオリジナルのSS↓もアレだけど完結させてはいるぞ?

田口翔子「無敵の私に明日はある」
田口翔子「無敵の私に明日はある」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1652437354/)

>>26の続き

男「ただいまー。」春菜「ただいま。」
香月「おかえりー。」美夜「おかえり……」

男「大人しく待っててくれたか?」
香月「てきとーに2人で課題進めたりテレビ見たりご飯食べてたよ。」
春菜「来客とかは無かった?」
美夜「…なんぴとたりとも。ここは我らだけのゆーとぴあ。」
男「むしろ昨日の今日でくつろいでくれてて俺の方が恐縮だよ。」
春菜「お気になさらず。無理言ってるのは私達の方ですし。」

香月「んで、荷物の運び込みとかは大丈夫なん?」
男「配送をお願いしたものも結構あるから、それは俺が明日の午後有給とって受け取る予定。車の分は今から運び込むから、みんなはこれでも食べててくれ。」
美夜「…むむ…!」
香月「おおーバラエティボックス!男さんやるじゃん!アタシ達の好きなフレーバーもしっかり抑えてくれてるし!」
春菜「私も一緒だったから。一気に食べ過ぎないようにしようね、夕御飯もあるんだし。」

男「荷物も一通り運び終えて、と。今日はカプレーゼのパスタとお惣菜で買ってきたチキンにするぞー。」
美夜「…手抜き?」
男「手抜き言うな。結構バジルでソース作るの面倒なんだから。」
香月「トマトやアボカド切んのはアタシがやろうか?」
春菜「じゃあ、みんなで分担して準備しましょう。美夜もテーブルの上片付けたり食器並べる位なら手伝えるでしょ?」
美夜「ごむたいなー。」
男「まあまあ、折角だしここは一緒にやろうぜ。」

「「「「ごちそうさま。」」」」

香月「今日も最高だったー!もう食えねーし!」
美夜「余は満足…」
男「そいつはお粗末様でした。」
春菜「それにしてもこのスパゲティ、幾らでも食べられそうで怖いですね…」
男「バジルソースとニンニクの組み合わせがやべーんだよ。そこに新鮮なトマトとモッツァレラチーズを一緒に食べたらマジの永久機関が完成する。ただ、パスタである以上カロリーは高いから食べ過ぎると、」

春菜「男さん、言いたいことは分かりますがそれ以上は…」
香月「アタシら可憐な女子に対してデリカシーに欠ける発言は駄目っしょー。」
美夜「これは重罪…」
香月「罰として、今日も美夜の髪をしっかり手入れする役割を担えー!」
男「え」
春菜「香月、そこは違うでしょ?」
香月「うん?何か変だった?春ねぇ」
春菜「美夜の髪の手入れは男さんの義務です。刑罰などではありません。」
男「(そこなん?)」
香月「ああーそれもそうか!んじゃ男さんよろしく。」
美夜「処せ…処せ…」

↓直下コンマ
01~70:大きなトラブルも無く1日が終了
71~80:美夜「アイス食べ過ぎた…お腹痛い。男さん、トイレ連れてって…」
81~90:香月「この本!こっそり男さんの部屋で漁っておいたのさ!」
91~98:春菜「ニンニク食べ過ぎたからか、ちょっとムラムラするのよね……」
ゾロ目:男「やっべ昨日から精の付くもの食べ過ぎてる。処理しねえと」??「あっ」

あっちが1週間放置されているので続きを投下。

51 平穏に翌日へ

春菜「それでは、明日は香月が登校日なのと、」
男「俺が午前中仕事行ってくるから、春菜ちゃんと美夜ちゃんが昼過ぎまで留守番な。」
香月「終わってからみんなとちょっちだべりたいし、遅くなっても良いかな?」
男「夕飯までに戻れそうになかったら連絡してくれ。一応足りるだろうけどタクシー代やお小遣いは渡しておく。」
春菜「あなたのことだから大丈夫だとは思うけど、危ない真似だけはしないでね。」
香月「だいじょぶだいじょぶ、あの色ボケ野郎とは違うからさ。」

男「大丈夫だとは思うが俺が帰る前に業者が来ちゃったら、応対とかしないでくれな。」
春菜「受け取る位なら私でもできるとは思いますけど…」
男「印鑑の場所とかは流石にちょっと教えたくないからね。」
春菜「そうですよね、分かりました。」

美夜「ごはんやお菓子は?」
春菜「明日はあなたも私のトレーニングに付き合いなさい。」
美夜「ええー」
春菜「折角の髪も肌も、ゴロゴロばかりしていたら荒れちゃうわよ。」
美夜「クリームがあれば大丈夫…」
男「いや、春菜ちゃんのペースに合わせろとは言わんが、適度に運動はしておいた方が良いぞ。
頑張ったら美味しいもの作ってあげるから。」
美夜「やったー」

香月「しかし男さん、アタシらの扱い方上手すぎね?彼女とかいないの?」
男「彼女とかから良いんだけどな。ちょっと職場に面倒な奴がいるんだわ。」
春菜「面倒な奴ですか。」

ー朝、男の職場ー

男「…というわけで、今日は午後有休使います。」
上司「分かった。今日は急ぎの案件も無いし大丈夫。」
男「すいませんね、本当は先週末に申請したかったんですが、ちょっと急な用件でして…」
上司「みんなそういう時もあるからね。まあ、普段男君はあまり有休とらないし、たまには良いだろう。」
男「たまには…ええ、そうかもしれません。」

上司「……あいつなんか、既に今年の有休使いきってるからね…」
男「ああ……そうでしたか。」

草井「新人ちゃん!どうしてぼくちんの挨拶に返事しないんだブヒ!」
新人「えっ…あ、ごめんなさい。業務の準備に夢中で…」
草井「キミの仕事なんて別にたいした内容じゃないだろ!生意気なんだブヒ!」
新人「すいません……」

男「……本当懲りねえな、草井 逸治(くさい いっち)の奴。」
上司「得意先の重役の息子だからねえ…」
男「俺、新人ちゃん放って早退しちゃって大丈夫ですかね?」
上司「流石にそこは私や他のメンバーで何とかするさ。しかし、いつも済まないね。」
男「できればさっさとクビにしてほしいんですけどね……」

男「草井さん、あなたの方こそ準備はできてるんですか?」
草井「うっ!」
男「新人ちゃんも周囲が見えない程集中して頑張ってるんですから、あなたがまずは先輩として手本を見せるべきでは?」
草井「分かってるブヒ!お前に言われたくないんだブヒ!」
男「それなら俺や上司さんに出来る男っぷりを見せてくださいよ。」
草井「当然だブヒ!」

男「やれやれ。」
新人「あ、あの…ありがとうございます。いつもすいません。」
男「気にしなくて良いよ。むしろ悪いのは俺達に我慢を強いてるクソ重役だから。異動までは頑張ろう。」
新人「そうですね。」

ー昼過ぎー

男「それじゃ、今日は失礼します。」
上司「了解、お疲れ様。」
男「一応向こう1ヶ月位、こういう感じのお休み増えるかもしれませんので。」
上司「分かった、事前に言ってくれれば配慮するね。」
新人「お疲れ様です。…そういえば、男さん?」
男「何か報告?」
新人「いえ、その…やっぱり何でもないです。すいません、帰り際に呼び止めてしまって。」

新人(今日の男さん、何か普段と違っていた…何だろう)

草井「おい、男!どうしてもう帰ろうとしているんだブヒ!」
男「すいません、所用がありまして。」
草井「ぼくちんの仕事がまだ済んでいないのに帰るなんて許されないブヒ!」
男(ええ…何で単なるコピペレベルの単純作業が終わってないんだよこの役立たず)

草井「どうせお前もぼくちんみたいにアイドルの追っかけでもやってるんだろうブヒ!」
男「は?」
草井「お前から今日、ぼくちんが大好きなアイドルちゃんと似たような匂いがしたんだブヒ!」
新人(…!それだ。)

上司「…草井さん、勤務時間中ですよ。仕事してくださいね。」
草井「うるさい!ぼくちんに指図するんじゃないブヒ!」
上司(まあ、指図しようがしまいが仕事には全く期待してませんし、とにかく男さんや新人さんの邪魔だけはしないでもらいたいですね。)

新人「上司さん、少し男さんのことで質問なんですが…」
上司「男くんのこと?一応個人情報引っ掛からなそうな範囲で頼むね。」
新人「はい。その…付き合ってる方の話とか聞かれたことありますか?」
上司「…なるほど。男くんは確か今フリーだった筈だよ。その気があるなら手助けしようか?」
新人「あ、い、いえ!そういうのではなくて!」

新人(男さんからかすかに香っていたのは…うん、間違いない。あれは女ものの整髪料の匂いだ。
でも、どうしてそんなものが男さんから?お相手もいないのに…気になる。)

草井「上司!ぼくちんも今日は帰りたいブヒ!」
上司「草井さん、これ以上の遅刻や早退は給与の支給額に関わりますよ?それでも良ければご自由に。」
草井「何だと!上司の分際でぼくちんに意見するんじゃないブヒ!」
上司「給与や労務については私の管轄じゃありませんし、そう言われてもどうすることもできませんので。
せめて今の仕事を終わらせてから報告をお願いします。」
草井「ぼくちんは悪くない!飛行機ポチポチする単発野郎共が全部悪いんだブヒ!」

上司「…新人さん、いつも草井が言ってる『飛行機ポチポチ単発野郎』って、何のことだか分かりますか?」
新人「いえ。何か都合が悪くなるとああやって喚いているのは良く見ますが…」
上司「だよねえ。全く、重役もあれにふさわしく障害者枠扱いにでもしてくれれば良いのに。」
新人「障害者認定されない理由でもあるんですか?」
上司「アレの親が頑なに認めようとしないらしくてね。下らないプライドが邪魔しているみたい。」
新人「あの人、ウチで無理矢理雇っていないなら、間違いなくニートや引きこもりになってますよね。」

男「ただいま。」
春菜「お帰りなさい、男さん。早かったですね。」
男「上司さんに感謝だよ。下手に面倒な奴に捕まってたらヤバかったかもしれない。」
春菜「昨日も仰ってましたが、そんなに酷いんですか?その人。」
男「酷いね。小学校の頃とかクラスに腫れ物みたいな奴いなかった?そんな感じ…って、」

美夜「zzz」

男「…お昼寝中か。考えてみたら美夜ちゃんって学校とかじゃそんな感じの扱いだよね。例えが悪かった、ごめん。」
春菜「言いたいことは分かるので大丈夫です。」
男「ちょっとお詫びも兼ねて、今日は美夜ちゃんの好物とか作ろうかな。春菜ちゃんは知ってる?」
春菜「気にしなくても良いのに…一応美夜の好物ですが、普通の物が良いと思います。」
男「これはむしろ一番難しい回答がきちゃったなあ。普通の物って言われると逆に難しいんだよね。」
春菜「あ…」

男「香月ちゃんも帰る時間分からないし、それじゃあ手巻き寿司でもやろうか、楽しいし。」
春菜「手巻き寿司…ですか。」
男「寿司って言ってるから大袈裟に思えるかもしれないけど、酢飯炊いたら海苔やネタは買ってくれば良いし、実際は結構手抜きだよ。手抜き寿司。」
春菜「えーと、ご飯を海苔に乗せてお刺身を巻いて食べる、ってことですか?」
男「そそ。一応シジミかアサリの味噌汁も用意しておこうかな。これなら香月ちゃん遅くなっても冷蔵庫で保存できるし、美夜ちゃんも楽しめるだろうしね。」
春菜「私もちょっと興味出てきました。配達品が届いたら買い物ご一緒しましょうか?」
男「いや、俺一人で大丈夫。海鮮は近場のスーパーでそこそこ良いの買えるし、今日は美夜ちゃんと留守番を引き続きお願いするね。」
春菜「分かりました。近場なら男さん一人の方が良いですもんね。」

↓直下コンマ
01~70:特に無し
71~98:春菜「ちょっと癪なので男さんの部屋を漁りましょうか。」美夜「おー」
ゾロ目:新人「あ、男さんこんなところで奇遇ですね。」

75 春菜「ちょっと物色を」美夜「おー」

春菜「先日の配送物も無事届いて、今日あとは晩御飯食べてお風呂入って寝るだけね。」
美夜「晩御飯は手巻き寿司、楽しみ…」
春菜「男さんの買い物はそんなにかからないでしょうし、暫くはテレビや動画でも見てのんびりしましょうか。」
美夜「お姉ちゃん…折角だし男さんの部屋を探検しよう。」
春菜「へ?」
美夜「ぶっちゃけ、男さんって良い人…だけど、優等生すぎてつまらない。」
春菜「…そうね。正直なところ、ちょっと完璧すぎるかもしれないわね。」
美夜「今のうちに何か弱味を探そうぜベイベー。」
春菜「…あまり変なことはしないようにしましょう。あのご飯が食べられなくなるのは嫌でしょ?」
美夜「それはご無体…了解。」

春菜「…本気で探すと、結構見つかるものね。」
美夜「机の引き出しの裏やタンスの奥…定番中の定番。」
春菜「私達が姪ってことで、あまりこの辺りは気にしていないのかもしれないわね。」
美夜「でも、私達に欲望の目を向けていないわけではない…」
春菜「…どうかしらね。」

春菜(自慰をするんだし、性欲はちゃんとある。けれど今のところはそういうのを隠してくれようとしているんだから、私達の方がそれに絡んじゃ良くないわよね。)

美夜「…本もDVDも、大人向けだけど特にやべーのは見つからない模様…」
春菜「やべえというより、大人や女優さんが作品の中で普通に色々やってるだけの物ばかりね。これなら少女漫画とかの方が下手したら過激なものも…」
美夜「お姉ちゃん?」
春菜「…って、同級生が言ってたのよね。」

春菜「男さんが戻る前に、元に戻しておきましょう。」
美夜「机の上に並べるシチュエーションは?」
春菜「止めなさい。…あら?この作品…」

↓直下コンマ
01~60:他のものと同様の企画モノ
61~80:清純なJKがヤられちゃう作品
81~90:ギャル風JKやJCの作品
91~98:洋ピン
ゾロ目:SMとかアブノーマルな奴

37 香月「春ねぇに美夜ってば、アタシも混ぜろよー」

春菜「…特におかしなのは無かったわね、元に戻しましょう。」
美夜「あとは、香月お姉ちゃんに報告…」
春菜「何を?」
美夜「男さんに猥談、振っても大丈夫…」
春菜「止めなさい。」

男「よし、これであとは炊いた酢飯を団扇で覚まして…(ピンポーン)って、誰だろう…あ、香月ちゃん帰ってきたか。」

香月「おお!これは手巻き寿司っすかー。」
男「お腹減ってるなら一緒に食べよう。俺らもこれからだから。」
春菜「丁度良いタイミングで帰ってきたわね。」
香月「うんうん!腹も良い感じにペコペコだし、手洗って着替えてくるねー!」
美夜「はりーあっぷ…」
男「慌てなくて大丈夫、結構ご飯冷ますのに時間かかるからね。」
春菜「あったかいご飯でお刺身食べるのも良さそうですが…」
男「それは手巻き寿司を一通り堪能してからにしよう。」
美夜「ぱーたぱた男、ぱーたぱた男、ぱた、ぱた…」
男「…美夜ちゃんもやってみたい?」
美夜(コクリ)

「「「「いただきまーす。」」」」

男「余った分は明日の朝用に片付けて…良し。」
春菜「明日は私が部活動に行くので、留守番は香月と美夜でよろしくね。」
男「お昼用のお弁当も、簡単なものだけど朝作って用意しておくから。」
香月・美夜「「わーい」」

春菜「男さん、明日の朝なんですけど。」
男「どうした?」
春菜「お弁当作るの…その、手伝っても良いですか?私の分も用意したいですし。」
男「ん、別に構わないよ。」
春菜「ありがとうございます。」
男「いや、むしろ手伝ってくれるのは助かるよ。ありがとう。」

香月「あーしら、何なら美夜のチャンネルとか準備しちゃっていいっすか?」
男「youtubeの?」
香月「うん。PCさえあれば音声だけでも載せられるし、男さんに迷惑にならないようにするから、良いかな?」
男「まあ、ここが何処だかなんて流石に分からないだろうし、香月ちゃんができるなら構わないけど…」
美夜「香月お姉ちゃん、むしろ姉よりもyoutubeに詳しいから…」
男「マジで?JCなのに凄いなあ。」
香月「つーか姉があんなんなってる状況で、美夜のチャンネル上げたら登録者の連中がどうなるかとか、男さん達も興味あるっしょ?」
春菜「くれぐれも男さんには迷惑をかけないようにね。」
香月「大丈夫大丈夫!そこはアタシに任せなさい!」

ー昼、男の職場ー

「ブッヒイイイイイ!!!」

上司「草井さん、まだお昼休憩前でしょ。」
草井「そんなの知らんブヒ!ぼ、ぼくちんの…ぼくちんの女神こと、『美夜ちゃん』のyoutubeが復活してるんだブヒィ!」
上司「…そうですか。草井さんのお昼にはちょっと早いですけど、先にとられますか?」
草井「ぼくちんに指図するなブヒ!」
男「自分の端末で見る方が思う存分楽しめるだろうから、お昼と一緒に見たらどうっすか?」
草井「それだブヒ!」タッタッタッ

男「…お昼に行ってきますの一言も言えないのか。」
上司「男くん、ありがとうね。しかし、あいつあんなに早く動けたのか…」

男「PCも付けっぱなしで…仕事しろよ。って…」

美夜『お弁当、美味しい…』

上司「確かこの娘の親って、今有名スポーツ選手と熱愛真っ最中とかいう…」
男「姉って人でしたっけ。」
上司「そうそう。男くん詳しいね。」
男「ええ、まあ…」

男(香月ちゃんマジで俺の家からyoutubeのチャンネル発信してんのか、すげえな。俺も昼食いながら見てみようかな。)

男「さーて、お昼…と一緒にスマホでyoutube立ち上げて、と…リアルタイム配信は終わってるみたいだな。おーおー美味しそうにお弁当食べてる…」

新人「男さん、お疲れ様です。」
男「お疲れ様。今日はお昼は外行かないの?」
新人「あ、草井さんが外に出たようですし、コンビニで買ったサラダとパンで…」
男「大丈夫?なるべくお昼はきちんと摂った方が良いよ?」
新人「はい、すいません…って、その番組は…」
男「ああ、たまにはね。」
新人「…」

↓直下コンマ
ゾロ目:男さんのお弁当とこの動画の娘が食べているメニュー、一緒なんですね。
ゾロ目以外:美味しそうにご飯食べてますね。

おかげさまで展開がひと波乱なんだよなあ
22(ゾロ) 新人「…あれ?」

新人「男さん、この動画って今日のお昼が投稿日になってますよね?」
男「草井の奴も騒いでたし、それで間違いないよね。」

新人「…お弁当のメニュー、一緒なんですね。」
男(!!)

新人「うん、間違いない。このおかず…男さんが食べているものと一緒。」
男「…凄い偶然もあるもんだねえ。」

新人「…昨日から男さん、ご自身で気づいてますか?」
男「え?」
新人「この娘と同じシャンプーの匂い、微かにしてますよ?」
男「いや、俺が使っているシャンプーはあくまで俺の奴だから…」

男「…あっ」
新人「すいません男さん。私、別にあなたに何かを要求したいとかじゃないんです。」

男「…そういうところが評価されて、新人なのに草井のいるウチに配属されたのかもな、君は。」
新人「教えていただける範囲で、聞かせて貰えます?」

新人「…なるほど、そういう事情でしたか。」
男「有名人と関わるって、それだけで結構大変なことなんだよ。」
新人「男さんがあまり周囲と関わろうとしたり、能力の割に今の部署に甘んじているのって…」
男「能力は君が買い被りすぎで正当なものだと思うけどね。まあ、草井だけは何とかしてほしいけど。」

男「あのバカ、前にも『7歳や8歳もエロの対象であって然るべきだブヒ!』とかほざいてたしね。」
新人「うわ、それは流石に…」
男「戦時下の世界や異世界ならまだしも、現代社会で初潮も来ていないような年齢を性的に見るなんて精神患ってないとできないって。」

男「…あ、今のはあくまで一般論としてね。引かないで。」
新人「大丈夫です。流石に草井さんの主張が強烈すぎて男さんの主張程度じゃ動じませんから。」
男「まあ、肝心の美夜ちゃんもまだ11歳なんだよね…この画面の向こうに草井みたいな奴が他にも大勢いると思うと、恐ろしい話だよ。」

美夜『ごちそうさまでしたー。またね。』

新人「私、この娘…美夜ちゃんの動画を前に見たことありますけど、今日の奴は何かこれまでと違うように見えますよ?」
男「そうなの?」
新人「はい。前のは凄く機械的で、やらされてる感が伝わってきましたが…これは美夜ちゃん、凄く自然な感じがします。」
男「あー、そうなのかも。」

新人「男さん、何か私で力になれそうなことがあったら、言ってくださいね。」
男「いや、それは…でも、うーん。」

今回俺が新人ちゃんに白状したのは、あくまで俺と美夜ちゃんとの関係だけ。
力になってくれるという申し出は確かに嬉しいが、今家には春菜ちゃんや香月ちゃんも居候しているわけで…

男「…ああいう子を連れていって喜んでくれそうな場所とか、知ってたら教えて貰えるかな?」
新人「!はい、私が知っていることでよろしければ、今日の帰りにもまとめておきますね!」
男「あ、勤務時間中はあくまで仕事しようね。草井みたいにならないようにしないと。」
新人「あ、そうですね。」

>>115
3行目訂正。
男さんがあまり周囲と関わろうとしたり
→男さんがあまり周囲と関わろうとしなかったり

あと今更ですが姪の年齢は
春菜:16 香月:14 美夜:11に変えさせて貰ってます

男(…結局新人ちゃんとは妙な約束しちゃったな。明日そういうスポットをまとめて教えてくれる、ってことになったけど。)

草井は結局、勤務時間中に席に戻ってくることはなかった。美夜ちゃんの動画を延々見続けてたんだろう。
正直上司さんの心境こそ図りかねたけど、俺らにとっては快適に仕事ができて有り難い午後だった。

男「ただいま。」
香月「お帰り男さん。昨日の夜伝えていた動画の件だけど…」
男「リアルタイムじゃないけど、見せてもらったよ。香月ちゃん凄いなあ。」
香月「おお、男さんも見てくれたん!あざす!ちなみに内容はどうだったし?」
男「俺的にはやっぱ、美夜ちゃんがお弁当美味しそうに食べてくれたのが嬉しかった。」
香月「あー、そりゃそうよね。」

男「美夜ちゃんは?」
香月「あの後課題とか春ねぇのランニングマシンで運動とかやって、お休み中。何やかんや動画の生放送とか疲れるみたいだし。」
男「だろうなあ。自作動画とはいえ生放送に出演してポカしないとか、俺なら想像するだけでぶっ倒れそうなシチュエーションだわ。それをJSでやるなんて…」
香月「あはは、まあ慣れもあるっしょ。あとは男さんがやってくれてる髪の手入れのおかげで、容姿に関しても突っ込みとか起きなかったしね。」
男「ああいうライブ形式は、コメント欄とは別にライブ中のチャット欄にコメント残るんだっけ?」
香月「そそ。たまーに参考になるコメント残す人もいるから、製作する側としちゃ無下にできねーんですわ。」
男(草井とかろくでもないコメントばっか書き込んでるんだろうなあ…俺は見ないでおこう。)

男「あと、報告が1件。美夜ちゃんと俺が親戚で、同居中であることに気づいた奴がいる。」
香月「は?」

丁度帰ってきた春菜ちゃんを交えて、職場での出来事、新人のことについて簡単に説明を行った。

香月「うっわー、それは事故っしょ。」
春菜「…敢えて挙げるなら、男さんの油断ですね。」
男「ホントそれ。お弁当が同じであることをもっと意識しておくべきだったよ…
まあ、幸い理解のある相手で良かったけど、何処で情報が漏れるか分からないし、今後もできるだけ気を付けないと駄目だね。」
香月「あの動画が不味かった、ってわけではないん?」
男「流石にそれはないって。むしろ美夜ちゃん、家にこもりっぱなしなんだから、ああいう感じでもっとやりたいことやらせてあげた方が良いよ。」
香月「りょーかい。」

春菜「…その新人さんという方も、私たちの件に関しては手放しで信用しては駄目だと思います。」
男「まあ、春菜ちゃんならそういう意見になるよね。」
香月「アタシも最終的には男さんの判断に任せるけど、その新人さんについては春ねぇと同意見。美夜をどっか連れてくなら変装とかの手間もかかるだろうしね。」
男「分かった、二人とも意見ありがとう。」

ガチャ
美夜「男ー…」
男「あれ、美夜ちゃんどうしたの?」
美夜「めしはまだかー…」
男「…ああ、言われてみればそういう時間か。」
春菜「飯はまだかー。」
香月「飯はまだかー!」
男「二人まで…了解。今日は麻婆豆腐にしようと思うんだけど、そういえばみんな辛いのは大丈夫?」
春菜「私は大丈夫ですが、香月と美夜は控え目でお願いできますか?」
香月「ちょ、春ねぇ?」
男「そういえば昨日の手巻き寿司も、香月ちゃん全然ワサビ使ってなかったもんね。じゃ、春菜ちゃんには悪いけど辛さは控え目で作るね。」
春菜「お願いしますね。」

美夜「よは満足じゃ…」
春菜「ご馳走さまでした。」
香月「ごちそうさまー!」
男「お粗末様でした。みんな、山椒は大丈夫だった?」
美夜「もーまんたい…」
香月「美味しかったよ!」
春菜「普段食べてる麻婆豆腐の味とはちょっと違っていましたね。美味しかったですが、ちょっと不思議な感じでした。」
男「そうだよねえ。普通麻婆豆腐の素とかで作る奴って、ニンニクや生姜、豆板醤がベースになってる奴が一般的だからね。」
香月「高そうな中華料理屋さんで出てきた担々麺がこんな感じの味だった気がするなー。ほとんど食えずに春ねぇにお願いしたっけ。」
春菜「美夜がお店でタンメン食べてるのをあいつらが撮影していた時のアレね。あの時は個室とはいえ姉や付き添いが長くいすぎて、お店の人とトラブル起こしたのよね。」
男「あー、何かニュースになってた奴か。」
香月「姉達がSNSに『このお店最低!二度と行くか!』って投稿したけど、お店の方達が『いや、事実無根やん』って実際の様子書き込んで炎上した奴ね。」
春菜「…正直、あのお店の料理好きだったんですが、とても行けなくなりました…恥ずかしくて。」
男「それは…御愁傷様。」

チャポン
男「ふぅ~」

美夜ちゃんのトリートメントも終えて、先にお風呂を出てもらい、くつろぎのひととき。
明日は明日で新人との接し方とか今から面倒だけど、とりあえず今は湯船でリラックスしよう。

↓直下コンマ
01~50:男「ふう、さっぱりした。」
51~85:春菜「男さん…失礼します」
86~98:香月「男さん!風呂場で色々ぶっちゃけようぜ!」
ゾロ目:春菜「失礼します」香月「よーっす!」

追い出すも何も草井逸治くんの方が勝手に火病起こして捨て台詞と共に出ていったんですがそれは
17 春菜「水着着てても乱入は…」香月「やっぱ恥ずかしいっしょ」

男「ふう、さっぱりした。春菜ちゃん、香月ちゃん、お風呂空いたよー。」

男「んじゃ、明日は香月ちゃんが登校で春菜ちゃんが美夜ちゃんと一緒に留守番ね。」
香月「アタシも留守番で良いんだけどね、正直。」
春菜「内申にも響くだろうし、行ける時にはきちんと行っておいた方が良いわよ。あなた、成績は良いんだし変なところでマイナスになるのは勿体無いわよ。」
香月「へーい。本当、姉よりもお母さんしてるよね、春ねぇ。」
春菜「仕方ないでしょう。」
男「…」

男(この娘達はあくまで姪っ子…そう、変な目で見たらいかんのや…)

ボイーン
ボイーン
ポイーン

男(改めて、何なんすかねこれ)モヤモヤ

美夜「男…生きてるかー?」
男「アッハイ、大丈夫だよ。」

男「で、ご飯の前に言ってた通り、明日は美夜ちゃんが外出できそうなスポットについて新人から聞いてこようと思う。」
美夜「おおー」
春菜「…本当に大丈夫なんですよね?」
男「流石に実際に会いたいとか、ウチに来たいとかのレベルじゃないし、まずは情報を貰うだけ貰って来ようとは思う。もしここでトラブルが起こったら、それは新人ちゃんの本質を見抜けなかった俺の責任だ。みんなに迷惑はかけないよ。」
香月「うん。春ねぇ、大人が豹変するとしたら、それは実際に大きな利益や富が目の前に生じた時だよ。アタシもこの段階では何か間違いが起こるとは思わないな。」
春菜「…分かりました。お任せします。」
男「ありがとう。よし、明日のお弁当は美味しいもの用意して…」
香月「んにゃ、そこは明日のお弁当も美味しいものを、でよろ。」
美夜「はげしく同意…」
春菜「そうね。」クスクス
男「いやいや、変なところで揃ってプレッシャーかけるの止めて?」

ー朝ー

男「じゃ、行ってくるから。留守番よろしくね。」
春菜「分かりました。」
男「お昼だけど、昨日作った麻婆豆腐がまだ残ってるし、良かったら麻婆ラーメンとかやってみると良いかもね。」
春菜「ラーメン、ですか。」
男「カレーうどんなんかと一緒で、普通にインスタントのラーメンを先に作って、そこに麻婆豆腐を乗せるだけ。これが意外とイケるんだ。」
春菜「なるほど…そういえば、カレーってまだ食べてませんでしたね。美夜も好きですし、良かったら…」
男「了解。帰りに材料買ってくるよ。」
春菜「楽しみにしてますね。」

ー職場ー
男「おはようございます。」
上司・新人「おはようございます。」
男「…草井は?」
上司「おそらく寝坊だろうね。就業時間になっても来なかったら電話しようか。」
新人「昨日の動画が原因…ですかね?」
上司「たぶんね。正直電話かけたくないんだけど、かけなきゃ後から重役経由で文句言われるからね…記録も残しておかないと。」
男「大変なんですね…本当。」

草井『何でもっと早く連絡くれないんだブヒ!ぼくちんのモチベーションはお前達のせいで最悪だブヒ!今日は心の傷を癒すために【避難】させて貰うんだブヒ!』

上司「…欠勤だね。僕らよりも労務係の担当に申し訳ないね…」
男「仕事って休みすぎると給与額が減るんですっけ?」
上司「ウチの規則ではそうだね。アルバイトや日雇いの方々は、働いた分だけ給与がでるわけだけど、こういう場合は逆に働かなかった分だけ給与が時間単位で引かれることになるんだよ。」
新人「でも、そんなことって…」
上司「本来十分な年次有給休暇が、正社員だけじゃなくパートの人なんかにも福利厚生として保証されている。だから、こういうケースはまず起こらないんだけどね。」
男「というか、そもそもそういう奴って仕事続かない筈ですよね。」
上司「自分から辞めるか会社が辞めさせるか、だね。…毎度、辞めるって喚くあいつの親さえウチの重役に頭下げて来なければねえ…」

新人「それでも、ひょっとしたら草井さんにも何か良いところが…」

「「「・・・」」」

新人「…ごめんなさい、失言でした。」
男「いや、新人ちゃんは悪くないよ…」
上司「そうだね。とりあえず、仕事しようか。」

ー就業時間後ー

男「お疲れ様です、お先失礼しまーす。」
上司「お疲れ様。本当、今日みたいな感じだと皆で楽しく仕事できるんだけどねえ。」
男「あはは、誰が聞いてるか分かりませんよ?」
上司「大丈夫大丈夫、少なくともこのフロアじゃこういうのを告げ口とかするような人はいないからね。」
男「…いえ、こういうのは本当、誰が何処で聞いてるか分かりませんし、お互い気を付けるべきっす。」
上司「う、うん。ありがとう。」

ー会社近くの喫茶店ー

新人「お疲れ様です。」
男「待たせたかな?」
新人「いえ、大丈夫ですよ。それじゃあ改めて、こちらにスポット一覧をまとめておきました!」
男「おお、助かるよ。…って、ひょっとしてこれ、会社の印刷機で打ち出してる?今回は立場上咎めづらいけど、あんまそういうのはやらないようにね。草井もやってるから、とか考えたらあいつと同じレベルになっちゃうからね?」
新人「あ、分かりました。」
男「今の発言のお詫びにここのお代は俺が出すから、何か食べたいものとか頼んでくれて良いよ。」
新人「本当ですか!ちょっとこのフェアのメニュー、気になってたんですよね!」
男「おーおー、頼んで頼んで。」

男「…平日の午後でも行けそうなのは、この『動物カフェ』や『テーマパーク』辺りかなあ。」
新人「実際テーマパークも平日なら空いてるでしょうし、羽を伸ばすには良いんじゃないでしょうか。」
男「『水族館』や『動物園』も、有名人がお忍びで楽しむには有りかも。」
新人「一見定番に見えるかもしれませんけど、あまりそういう経験が無い子どもには逆に新鮮かもしれませんよ?」
男「そうかもなあ。うん、本当助かる。ありがとうね。」
新人「いえいえ。」

男「それじゃ、お世話になって悪いけどお先に失礼するね。」
新人「あ、分かりました。」
男「夕食の準備が必要なんだ。カレーを作るって約束しちゃったから、材料も帰りに買わないとね。」
新人「ああ、なるほど…って、男さんがカレー作るんですか?」
男「うん。むしろ俺が、たまには人に振る舞えるような美味しいカレーを作りたくて内心うずうずしているんだよね。」
新人「…そうか、そういえば昨日の美夜ちゃんが食べてたお弁当って、男さんが作っていたんですよね。男さん、もしかしなくても料理上手?」
男「まあ、自慢じゃないけど腕には結構自信あるよ。美味しそうに食べてくれるのを見るのも楽しいしね。」
新人「……」

↓直下コンマ
01~70:新人「あー、何だか分かります。その気持ち」
71~98:新人「良かったら、今度お弁当作ってもらえませんか?」
ゾロ目:新人「今からご馳走に伺ってもよろしいですか?」

63 新人「あー、何だか分かります。その気持ち」

新人「でも、普通は男の人ってあまりそういう状況にならないような…」
男「俺の場合、高校卒業する位の頃には、家の中滅茶苦茶だったからね。連日元夫さんの家族と俺の家族とで大騒ぎさ。そういうこともあって大学は一人で暮らせる場所を選んだってわけ。」
新人「ああ、私も何となく覚えてます。結構元夫さんのスキャンダルとしてニュースになっていたような。」
男「で、大学時代に料理覚えて友人や元カノなんかに振る舞ってたんだよ。」
新人「え、男さんお付き合いしていた人がいたんですか?」
男「うん。色々あって進路とか合わないから別れちゃったけどね。」

新人(…正直、男さんのこと、色々興味あるなあ。でも、今はご自身のことで手一杯みたいだし…)

男「んじゃ、本当ありがと。」
新人「いえいえ、何か困ったら又言ってください。できる範囲でお力になりますから。」

男「ちょっと具材買い込みすぎたかもな…ただいまー。」
香月「カレーと聞いて!」
男「うわっ!?」

玄関開けたら、目を輝かせた中学生の姿があった。

春菜「こら香月、男さん驚かせる前に荷物リビングに運んであげなさい。」
香月「うっす!いやー、昼過ぎに春ねぇから晩御飯がカレーだって聞いてなかったら今日も遅くまでダベってたところだよ!」
男「そんなに好きなの?カレー。」
香月「そりゃそうっしょ!つか男さん今から準備とか始めんの?ならアタシも手伝うからはーやーくー!」

男「…なんというか、見た目は如何にも遊んでそうな感じなのに、こうしてみると本当に純粋なんだなあ。」
春菜「あの見た目は姉や大人達に対する、香月なりの反抗みたいなものですから。」
男「なるほど。あ、そうそう。今度美夜ちゃん連れていけそうなリスト、貰ってきたから後でご飯食べながら話し合おうか。」

香月「男さん、さっきからそれ、やべーんですけど。」
男「ああ、匂い?」

玉ねぎとにんにくをみじん切りにして、更に薄切りにした玉ねぎ、一口サイズに切った牛肉・じゃがいも・人参、そしてマッシュルームを混ぜて、根気良く炒めていく。

男「改めて、自分でも食欲そそる音と匂いだと思うわ。」
香月「つか、玉ねぎのそれは意味あんの?」
男「みじん切りにした奴だけでも良いんだけど、薄切りの玉ねぎはルーに溶けずに残るから、具として満腹感を高めてくれるのよ。」
香月「はえー。」
男「まあ、マッシュルームも混ぜてるしあまり具の量は気にすることもないんだろうけど。折角だしこういうのも食べてみてほしいと思ったからね。」
春菜「トマトは入れたりしないんですか?」
男「もしトマト入れるなら、ルーと水入れてカレーにしてからかなあ。一応今回は入れずにサラダに使う予定。」
香月「サラダはまだ作ってないけど、大丈夫なん?」
男「カレーを煮込む段階になってからで十分間に合うよ。」
香月「んじゃ、それをもうちょい炒めてからカレー粉と水入れて…あれ、まだ結構かかる?」
男「良かったらサラダに乗せる予定のチーズ、1つか2つなら食べちゃって良いよ。」
香月「ラジャー!ちょっと我慢できねーんでいただいちゃいます!」

春菜「ルーは…え?何だか違う種類のものが混じってませんか、これ。」
男「わざと混ぜてるから大丈夫。辛いの苦手な2人の為に今回甘口ベースだけど、流石に甘口のルーだけだと物足りなさもあるから、中辛もちょっと入れておくんだよ。」
春菜「なるほど…」

男「王道の具材で作るなら、やっぱカレーライスが鉄板だね。シーフードカレーとか、さっき言ってたトマトも混ぜた野菜カレーとか、そのうち又作ろうとは思うけど。」
春菜「王道の具材でしたら、肉じゃがやシチューにもなりますよね、それ。」
男「そうそう。まあ、このカレーは夕食だけじゃなくて明日か明後日辺りにまで持たせようと思ってるからね。」

男「あ、香月ちゃんに先に言っておく。」
香月「ふぁんふふぁ(何すか)」モグモグ
男「鍋のカレー、明日以降も食べられる量があるけど、食べるときは必ず火を通したら冷蔵庫に入れるのを忘れないでね。常温で放置だけはしないこと。」
香月「え、そういうもんなの?」ゴクン
男「カレーって日持ちが良いイメージあるだろうけど、夏に常温で放置なんかしたら普通にお腹壊す原因になるよ。気を付けてね。」
香月「りょーかい。お、炊飯器からも良い匂いが。」
男「あと10分もすれば食べられるから、もう少しだけ我慢してね。そうそう春菜ちゃん。」
春菜「何でしょうか。」
男「辛さが物足りなかったら、スパイス置いとくから使ってね。というか多分俺も使う。」

「「「「いただきまーす。」」」」

「「「美味しーい!」」」
男「うん、具も良い感じの固さと歯応え、我ながら上出来。すりおろしたリンゴとか入れても良かったかな?」
春菜「ああ、そういえばリンゴと蜂蜜ってCMで流れてますもんね。」
香月「これ幾らでも食べられそうで怖い!何かカレーのシチューをごはんで…止まらないんですけど!」
男「一晩寝かせたカレーがどろっとして食べ応えあるって良く言われるけど、きちんと具材の準備しとけば一晩寝かさなくても美味しいのがカレーだからね。」
美夜「…じゃ、これを一晩寝かせたら?」
男「んー、結局どっちも美味いかな。」
春菜「サラダもレタスやトマト、あとはチーズが良いですね。ドレッシング無しでも普通にいけそうです。」
男「夏はあっさり食べられて、おまけで栄養も摂れるご飯があれば夏バテ対策にもなるからね。…明日と明後日も、まだ鍋に残ってるからこのカレーで大丈夫かな?」
香月「あんま大丈夫じゃないかも。」
男「え?」
香月「明日は大丈夫かもしれないけど、明後日には食べきっちゃいそうな気がしまーす!」
美夜「私達、育ち盛りの食欲を…あまり舐めない方が良い…。」
男「あ、そっちか。じゃ、金曜日の夜辺りにはそうめんも作ろうかな?」
春菜「そうめん、ですか。」
男「具やだしを本格的に作るとなると、結構手間かかるんだよ、あれ。しょうがない、そのリアクションに負けないようにちゃんとしたものを作るか。」
香月「よっしゃ!アタシは男さんの美味いものが食えればどっちにしろ大勝利だわ!」
美夜「折角なら…冷や麦や蕎麦も一緒に茹でて作ろうぜ。」
男「あ、それも有りだね。ただ茹でる時間がちょっと余計にかかっちゃうことだけは先に覚悟しといてね。」
美夜「問題ない。そうめんを茹でて、私達が食べている間に男さんが冷や麦を茹でて、私達が食べている間に男さんが蕎麦を茹でる。」
香月「おお!素晴らしい永久機関の完成じゃん!」
男「いや、俺の食うタイミングがないじゃんオイコラ!」
春菜「あはは…。」

男「さて、カレーも食べ終わって本題に入ろうか。」

「「「お腹いっぱい…」」」グデー
男「リラックスしながら聞いてくれて良いよ。明後日か土日以降、美夜ちゃんを何処か遊びに連れていってあげたいんだけど、このリストを軽く見てもらって良さそうな場所があれば教えてほしい。」

美夜「…みんなで行くなら、水族館。」
男「俺も水族館は候補として考えていたところ。ただ、迷子だけは気を付けないといけないかな。」
春菜「水槽の様子を見せるために薄暗いゾーンも多いですからね。」
男「でも、逆にそのおかげで美夜ちゃんや俺らが目立たない。周囲を気にせず楽しめる点では最適だよ。」
香月「本気で楽しむなら『ショー』にも参加したいけど、流石に変装してても目立つのは不味いかなー。」
男「そうだね。他に候補がなければ、みんなのスケジュール合わせて金曜日か来週の平日の午後に行きたいかな。」

美夜「…土日は駄目なの?」
男「間違いなく混雑が凄いから。美夜ちゃんをウィッグや帽子なんかで変装させてまで行くならそれなりに楽しめる場所を選びたいからね。」
香月「遊園地はどうなん?」
男「平日の遊園地は、家族サービスをしたいお父さん達の家族と被るんだよ。そういうテンションの上がった家族と美夜ちゃんが万が一鉢合わせちゃうと、色々と面倒になる可能性がある。」
春菜「水族館は、それよりはリスクが少ない、と?」
男「水族館はやっぱり、皆が水槽や魚に夢中になってくれるから、俺みたいな監督役は逆に色々楽なのよ。」
香月「男さんも楽しめば良いのに、そういうわけにはいかんの?」
男「少なくとも今は俺なんかよりも美夜ちゃんが一番窮屈な生活してるから、それを何とかすることがむしろ今回の俺の楽しみみたいなもんだよ。」
春菜「…ありがとうございます、本当に…」
男「気にしない気にしない、俺も好きでやってるんだし。」

男「あとは、来週留守番予定の2人か3人全員で、この動物カフェに行ってくると良いと思うよ。」
美夜「…これはちょっと行ってみたい。」
男「行き帰りはタクシー使って、楽しんでくると良いよ。」
春菜「どうしよう、みんなで1度行くべきか、それとも私か香月のどちらかが美夜と一緒に…」
男「別に何回行っても良いんじゃないか?こういう場所ってリピーターさんも歓迎だろうしね。」
香月「その手があったか!」
男「一応留守番なんかとの兼ね合いもあるから、きちんと予定は決めておこうね。あと平日の外出時の連絡はメールでくれると嬉しいかな。ちょっと会社や上司さんには悪いけどね。」

春菜「ところで、土日はどうしますか?」
男「あ、何なら土曜日に動物カフェにみんなで行ってきたらどうかな?正直土曜日はちょっと俺もゴロゴロして疲れ取りたいかも、みんなが来る前からの習慣でもあるし。日曜日については明日か土曜日に決めようか。」
香月「りょーかい。土曜日は男さんもウチでゆっくりしたまえ。」
男「いや、ここ俺の家だから。」
春菜「あはは…それにしても、新人さん…でしたっけ?これはお礼を言わないといけませんね。」
男「ああ、俺から明日伝えておくよ。」

ー風呂場ー

チャプン

男「美夜ちゃんの髪の手入れも、我ながら慣れてきたもんだなあ。あの金髪に集中すれば、水着姿も年齢の割に育ってる胸なんかも気にならなくなる。
というかあの綺麗な髪、あれだけは姉も大事に扱ってるんだなあ…まあ、結局は商品価値としての認識なんだろうけどな。」

ガラガラガラ

男「ん、美夜ちゃん…」
春菜「お邪魔します。」
男「って春菜ちゃん!?」
春菜「男さん…よろしければ、私の髪を洗って貰えませんか?」

わしゃわしゃ

春菜「気持ちいい…男さん、この短い期間で凄く女の子の髪を洗うのが上手になりましたね。」
男「まあ…そりゃね。あの時はちょっとした脅迫も混じってたような気もするし?」
春菜「あはは…その節は失礼しました。」
男「しかし、急にどうしたんだ?」
春菜「いえ。…男さん、後ろにいてくださいね?」

ポスン

春菜「おっきい体ですね。」
男「春菜ちゃん…」

頭から体をしなだれかからせてきた、JKの姪っ子に思わず二の句が告げずにいると、春菜ちゃんがこちらを横から見上げてくる。
普段は眼鏡をかけて真剣な様子でいることが多い分、そのあどけない表情に思わず脈拍が上がっていくのを自覚する。

春菜「ふふっ、男さんの心臓…ドキドキしてるのが分かりますよ?」
男「そりゃ、まあ…」

穏やかな笑みに、少し頬を紅潮させて春菜ちゃんが言ってきた。
顔越しに嫌でも目に入ってきてしまうのが、その爆乳。
運動で鍛えている筈なのに、どういう生活を送ればそうなるのか…と思わざるを得ないような双丘が、水着のせいでむしろ一層扇情的に見えてしまう。

春菜「…ちょっと窮屈ですが、いつもは下着や服で抑えつけてるんですよ?これ。」
男「!?」

心を見透かしたかのように、自身の胸について語る姪。

春菜「その内、男さんの手で凝りをほぐしてもらうのも良いかもしれませんね…ふふっ」
男「…いったい、どうしたんだ?」
春菜「どうした?ですか…」

喉を絞り出したこちらの問いに、余裕ありげな様子のまま少し考え込んで。

春菜「私からの、せめてものお礼…です。男さんにご迷惑をおかけして、色々とお世話になって…」
男「…春菜ちゃん。」
春菜「はい?…っとと…」
男「身内の大人に変な気を回すんじゃありません。」

いきなり離れてバランスを崩さないよう、肩を支えてからゆっくりと体を引き剥がし、こちらを向かせる。

男「顔、泣きそうだよ?手首の脈も凄いことになってる。」
春菜「…そこは、胸に手を当てたりして確かめるべきなんじゃないですか?」

俯いて、首もとを真っ赤にしながら春菜ちゃんが聞いてきた。

ポンポン

男「自分の体で香月ちゃんや美夜ちゃんの分も…なんて考えてるなら、まずは自分の立場を理解してくれ。」
春菜「…子ども扱い、しないでくれますか?」
男「残念ながら、俺にとってはまだまだみんな子どもだよ。どうよ?これ。」
春菜「…」

頭を撫でられて不満げな春菜ちゃんに、セクハラにはならないことを信じながら自分の股間を指差す。

男「ドキドキはしたけど、興奮はしてないでしょ?大体、君達と暮らす代わりに身体で対価払わせるとか、そんな下衆い真似したら春菜ちゃんの一番嫌いな世界の奴らと一緒になっちゃうよ?」
春菜「く…!」
男「俺もさ、」

痛いところを突いちゃったよなあ…と思いながら、続けることにする。

男「あいつらの暮らす世界とはできるだけ無関係に、気楽に人生過ごしたいのよ。春菜ちゃんも同じ考えでしょ?だったら、俺の考えとか、やってほしくないこととか、分かるんじゃないかな?」
春菜「あ…」

立場を逆にして考えたら。その考えに至った春菜ちゃんが、みるみる表情を歪ませていく。

ポンポン

男「命令、湯船に浸かってリラックス。心を落ち着かせたら、色々と喋ろう。
良い機会だし、俺に思ってることを気が済むまで吐き出しちゃおう。」
春菜「すいません…」
男「暫くそっちは見ないでおくよ。泣き顔とか見られたくないでしょ?」
春菜「はい…今はまだ。」

湯冷めで身体を冷やしすぎないように適度にシャワーを浴びながら、湯船に浸かる長女と暫くの間、色々と本音で語り合った。

↓直下コンマ
ゾロ目:湯船を出ようとした春菜がバランスを崩してラッキースケベさんが緊急当番
ゾロ目以外:平穏無事に翌日へ

38 新人「私の名前は『梨奈』でいきましょうか。ただ、私の場合だと名字も必要か…」

ー朝ー

男「春菜ちゃんもしっかりしてそうに見えて、まだまだ危なっかしい所が多いんだよな。」

俺としてはできれば元夫さんと一度、話し合う機会を設けたいとも思う。あの人、少なくとも美夜ちゃん生まれる前までは本当に仕事にも家族にも誠実で真っ直ぐな人だったからなあ。

男「まだ小さかった春菜ちゃんを、妹たち共々勢いで拒絶しちゃったことが双方の傷になっちゃってるんだよなあ…やっぱ托卵ってクソだわ。」

春菜ちゃんと香月ちゃんの養育費払い続けながら、最近始まったドラマにも出演している位には頑張っているし…あの子達は即チャンネル変えるレベルで拒絶してるけど。

男「とりあえず、今日は春菜ちゃんが登校日で香月ちゃんが美夜ちゃんと留守番か。また動画でも流すのかな?」
香月「おうよ!ネタは作ってあるから、お昼休みにでも見て高評価押してくりー。」
男「お昼はカレーで大丈夫?」
香月「むしろあのカレーがなきゃ始まらねーんで。多分明日までにはカレーも無くなってるだろーし、次のご飯もよろ!」

ー昼、職場ー

「ブッヒイイイイイイイイイ!?」
上司「草井さん、静かに。」
男(あ、香月ちゃんと美夜ちゃんが動画始めたんだな、これ。)

別に叫んだり仕事しないのは勝手だが、周囲の邪魔になるような真似だけはしないでほしいんだよなあ。

男「そのチャンネル、小さな女の子がご飯とか食べてるだけの奴でしょ?自分も一緒に飯食べながら見れば良いんじゃね?」
上司「なるほど、自分も参加してるっていう臨場感も増すだろうしね。」
草井「それだブヒ!ぼくちんも美夜ちゃんと一緒にごはん食べるブヒイイイイイ!」ガタッ タタタタ

上司「まだ昼休憩じゃないけどな、あいつ。とりあえずありがとね、男くん。」
男「…しかし、あれだけ早く動けるなら、そういう部署で力仕事とかできないんですかね?」
上司「普段はあんな動き絶対しないからね。というかそもそも力仕事や見回りは、最低限健康で休んだりしない人じゃないと任せられない。少なくともああいうサボる奴には無理だね。」
新人「というか草井さん、私よりも力も体力もありませんからね…」
上司「そうだったね。女の子の持てる荷物の運搬さえ『ぼくちんにはこんな重いもの運べるわけないブヒ!腕を痛めたから今日は【避難】させてもらうんだブヒィ!』とか言って帰ったしなあ…」
男「まあ、世の中あるあるですね、デブな奴ほど意外と非力な奴が多い。…またディスプレイ付けっぱなしで席離れたのかよ…」
上司「ほっとけばスクリーンセーバー起動してくれる筈だけどね。…いつもながら仕事せず、優雅にネットサーフィンとは良い身分だねえ、本当に。」
男「同じ動画なのにウィンドウ開きまくってて笑えないですね。本当こいつ、社会人であるのか疑わしくなってきます。コメント欄にも書きかけの文章が…『荒れないとつまらないな』…何考えてんだマジで。」
上司「いっそインターネット使えない環境で仕事させてみようかな?今度。」
新人「速攻で発狂しそうな気がしますが…それ。」
男「普段から発狂しているようなもんじゃない?あいつ。」
上司「だよねえ…いっそ2週間位音沙汰無しにでもなってくれないかな。」

『ぐが大きい…これも、ぐが大きい…』モグモグ
男「 」

昼食を摂りながら美夜ちゃんの動画を開いて、絶句。

うん、カレーを食べてくれているのは良いんだ。だけど、いちいちサイコロ状の牛肉やじゃがいも、人参やマッシュルームをカメラに向かって写しては『具が大きい』と宣う。
そしてその度に香月ちゃんがカメラを美夜ちゃんの後ろにある習字の紙をズームして、そこには、

『どん【ぐ】り』
やら、

『も【ぐ】ら』
やら、

挙げ句には
『【ぐ】ぎご』
やら…

男「…シュールっすなあ。グギゴってなんだよ…」
思わずその一言が口をついて出た。

梨奈「また、やたらと字が達筆ですね。」
男「あ、新人さん。」

いつの間にか横で新人ちゃんが一緒に動画を見ていた。今日は自分でお弁当を作ってきているようだ。

男「良く見たら動画の説明文に『元祖国民的子役をリスペクト』とまで書いてるし。何というか普段の平和にご飯食べてる内容に比べると、情報量が多すぎて…」
梨奈「流石に『貝なんだけど』のネタまでは入れられなかったみたいですねえ。」
男「乗ろうとするのやめて。俺の脳がパンクする。」

…そういえばグギゴって、あれか。この前一緒に見た某お笑い番組のコーナーで俺が爆笑していた奴か。
あの子らも一緒に笑っていた筈なのに、妙なところで目敏いのな。

梨奈「でも、実際美夜ちゃんが食べてるカレーの具、結構大きめですよね。」
男「あの位の子どもたちには、カレーやシチューの具材はできるだけ大きめにして用意してあげると良いんだよ。ボリュームで満足してもらいやすいし、何より『噛む習慣』を身に付けさせることができるから。」

ご飯を良く噛む習慣は、実際子どもの内から身に付けているかどうかで多くの面に影響が出る。
顔の筋肉は明確なトレーニング方法などが周知されていない分、こういう日頃の意識や心がけが将来においても大切だ。

梨奈「確かに、ゆっくりと良く噛んで…美味しそうに食べてますね。」
男「前回もそうだけど、改めて作った側としてはあの位美味しそうに食べてくれると冥利につきるよね。」
梨奈「そういえば美夜ちゃん、スプーンの持ち方もきちんとしていますね。」
男「最近は大人になっても鉛筆や箸を正しく持てない人が地味に増えてるからねえ。ここは不本意ながらこの子の親に感謝かな。」
梨奈「男さんって。」

ディスプレイの向こうでぼちぼち完食しそうな美夜ちゃんを見ながら、新人ちゃんがふと話しかけてきた。

梨奈「独り身にしては、やけに子どもの教育とかについて詳しくないですか?学生時代、先生になろうとしていたとか?」
男「一時期、目指そうとしたことはあったけどね。」
梨奈「…そうですか。」

俺の『今の回答以上のことは、特に面白く語ったりできないぞ?』という感じの返事や雰囲気を察してくれたのか、新人ちゃんもこの件についてはそれ以上の追求はしてこなかった。

男「そういえば、貰った外出先リスト。あれ、早速役に立ちそうだよ。改めてお礼を言っておく、ありがとう。」
梨奈「本当ですか!お役に立てて良かったです。ちなみに場所は…」
男「うん、具体的な日時まではちょっと言えないけど…」

ー午後、春菜の学校ー

顧問「はい、今日の練習は終わり!週末はしっかり休んで、来週からの稽古もよろしく頼むな。」
部員一同「ありがとうございました!」

春菜「ふぅ。」
顧問「姪、何か良いことでもあったのか?」
春菜「え?」
顧問「何となく雰囲気が違ってるんだよなあ。しかめっ面しかしていなかったのに、重い空気が消えてるような。随分と吹っ切れたみたいな感じ。」
春菜「そうですかね。」
顧問「演武の動きも力みが無くて良かったぞ。しかし、思うにお前の場合、空手よりもダンスや演劇とかの方が才能ありそうなんだけどな。」
春菜「…はあ。」
顧問「まあ、護身や体力作りの為にウチで部活やってる子は他にも結構いるし、その辺はお前の判断に任せるよ。」
春菜「ありがとうございます。」

役者であるあの男から受け継いだ、「演じる」才能を私は持っているらしい。
自分の中でその人物や行動のイメージを作り、その通りに動くことができる。空手においても、流石にコンタクトは身体の方がちょっとついてきてくれないけど、演武は正しい動きと一挙一動の意味を身に付け、その通りに動ければ、それは演武というよりも演舞になる。
部においても、気づけば集団での演武では中心となる場所を任されるようになっていた。

顧問「姪の動きは他の奴らの手本になる。教える側としては本当にお前みたいな奴がいると助かるんだわ。次回以降もよろしくな。」
春菜「光栄です。」

顧問は練習を終えた他の部員達にも声を掛けて回っていた。
学内でも比較的人気のある先生だが、こういう気配りもその辺りの要因なのだろう。
その気になる生徒もちょくちょくいるようだが、奥さん一筋の姿勢を貫いているらしい。子どもは3人とか4人とかいるらしいが…

春菜「今日も良く練習した。あとは帰って…男さんのご飯、何だろう。カレー、残ってるかな…」

校舎を出て、帰路につく。
昨晩男さんに色々なことを吐き出したせいか、確かにちょっと心や足取りが軽い気がする。こんな心が穏やかな気分になる時は…

記者「あ、お久しぶりです姪さん!ちょっとお時間よろしいですか?」

…やはり長くは続かないか。

記者「ちょっと美夜ちゃんのことでお聞きしたいことがありまして!ご飯まだでしたらご馳走しますので、少しだけお付き合いいただけませんか?」

週刊誌の記者…確か翔子って名前だった筈。
昔から、あの女の生活を取材してはあることないこと記事にして、世間の目を定期的に向けさせていた連中の一員だ。

春菜「…急いでいますので、また今度にして貰えませんか?」
翔子「いやいや、本当にお手間はとらせませんから!あ、よろしければご飯だけじゃなくて…」
春菜「?」

翔子「こちらに『ダッツ割引クーポン券』を用意しています!春菜さん、ダッツ大好きでしたよねえ?」
春菜「ぐっ…!」

翔子「あ、奥のテーブルお願いできますか?はい、ありがとうございまーす。」
春菜「…私は悪くない、私のウィークポイントを的確に突いてくる、卑劣なマスコミのせいで私は…!」
翔子「はいはい、素直なのは良いことですよ。」

翔子「…といっても、別に春菜さん達にご迷惑をかけるような真似はしないつもりですよ?一般人巻き込んでプライベート暴露なんて、リスクにリターンが見合ってませんしね。」
春菜「…リターンがリスクに見合っていたら?」
翔子「んー、言わぬが花、という奴ですね。」
春菜「…」

明るく気さくで取っつきやすい雰囲気に見えて、その実平気で人を陥れたり罠にはめてしまう。実際に姉と対立したり、姉を批判してきた連中をこの人たちは何人も『排除』してきた。
そういう相手であることを知っているからこそ、緊張を解くことができない。

翔子「…アプローチを変えますね、世間話にしましょう。春菜さんも記事にできなそうな当たり障りのないお話で構いませんので、私の面白味のない質問に適当に答えてくださいな。」
春菜「はあ…」

店員さんにメニューを注文したり、料理を食べながら気づけば結構な時間が経っていた。
記者に対して、あの女が熱愛の相手とランデブーに走った後、今までどうしていたか。私を含む姉妹の様子はどうか。そんなことを適当に答えていた。

翔子「いや、お付き合いいただき感謝です。最近、美夜ちゃんが動画配信を再開していたようなので、ちょっと私も見てみたのですが…」
春菜「…」
翔子「今日の春菜さんも含め、皆さんお元気そうで何よりです。
…ここまでお元気そうに暮らせている環境が、気になってしまう程に、ね。」
春菜「…!」

翔子「最初にも言いましたが、一般人のプライベートを暴露するような真似をするつもりは無いですよ?
ただ、一般人と一緒に楽しそうに暮らす美夜ちゃんの様子は、記事にする価値は十分にあるんですよねえ。
『姉が自由に生活する傍ら、美夜ちゃんも自由に生活していた』なんて内容、見たい人も多い筈ですから。」
春菜「…」

『近々、お住まいの場所に私たちマスコミがお邪魔するかもしれません』

そう宣告されているようなものだった。
男さんに迷惑をかけるのだけは避けないと…!

翔子「だから、身構えなくても大丈夫ですって。大体、姉さんが美夜ちゃん置いていける程信頼している相手なんて、その時点で限られているんですから。少なくとも春菜さん達姉妹にとって悪いようにはしませんから、そこはご安心ください。こちら、ダッツの割引券もちょっと増やしておきますね。私の自腹なんですよ?これ。」

彼女たちは、味方にできるかはわからないけど、少なくとも敵に回しては絶対にいけない。
そう思いながら、私は記者と別れ、タクシーに乗り込みダッツを食べた。

…ごめんなさい、ダッツは年頃の女の子にとって我慢できないものなんです。これだけは仕方ないんです。

ー夜、男の家ー

男「…とりあえず、カレーうどん作ったからみんなで食べようか。」
(((コクリ)))

うどんを購入して帰宅した俺を待っていたのは、春菜ちゃんを筆頭に重苦しい様子の姉妹だった。
春菜ちゃんの報告を一通り聞いてから、とりあえず夕食を作ることにする。

カレーうどんといっても、要は素うどん作って上に鍋の残りのカレーを乗せるだけだ。みんなの分は…まだ残ってる。
ただ、明日のご飯は改めて作り直さないとな、これ。

春菜「男さん…良く平然としていられますね。」
男「うめえ(モグモグ)…むしろ慌てる理由が無いからね。」
香月「わーお。つか悪いのって美夜の動画上げたアタシとかだし、男さん全てにおいて完全に被害者だし。怒ったりしないの?」
男「怒る理由も無いから。むしろ動画に関してはこれからもどんどんやってほしい、面白かったし。
とりあえず、まずは記者さんのようなマスコミが取材に来たら、俺がしっかり対応する。そこは心配しなくても大丈夫。」
美夜「…本当に大丈夫?」

自身が当事者ということもあってか、美夜ちゃんもいつもの飄々とした雰囲気が鳴りを潜め、不安な様子を抑えきれていないようだ。

男「春菜ちゃん経由で、俺のような保護者に連絡が向かうことが、今回の記者さんの狙いだな。春菜ちゃんの話を聞く限り、無茶な取材や突撃みたいなことはしてこないと思う。ちなみに記者さんの連絡先は聞いたりした?」
春菜「いえ、そういうのはしませんでした。」
男「なら、とりあえず来週以降までは静観で良いね。記者さんが同じような感じで春菜ちゃんに会おうとするだろうから、その時に記者さんの連絡先を聞いてほしい。俺から話を聞いてみるよ。あと、こっちから連絡先を教えようとはしないでほしい。まずは向こうから聞いてから。」
春菜「分かりました。」

一応、こちらの警戒の意を伝えておく必要はある。今この子達を保護している奴は、それなりにしっかりしている奴だぞ、と。

香月「明日、アタシの中学に現れたりしないかなー、その人。」
春菜「どうかしらね…私の高校の方に張って、結局空振りということになるんじゃないかしら。」
男「それならそうさせておけば良いさ。」

単独スクープ狙いとかだろうから、春菜ちゃんの高校に張り込むような真似をしたのだろう。

男「少なくとも、姉や俺の両親からこの家の場所が割り出されることは、限りなく低いだろうしね。」
春菜「そうなんですか?」
男「あのボンクラな両親には、この家の場所は教えていないし、姉経由でしか基本的にやり取りはしていない。あとは姉が絡んでいる場合、直接姉から連絡が来る筈だからね。」
香月「そう考えると、春ねぇよりも先に記者さんは男さんの両親や元夫を訪ねたりしてんのかな?」
男「姉がそもそも元夫さんに君達を預ける筈が無いから、元夫さんに関しては無いと思うけどね。両親には行ってる可能性高そうだね…あいつらに取材してもロクなことになってなさそうだけど。」

むしろ記者さん達の方が、両親に「あの子達はどこにいるんですか?」とか聞かれてそうだ。

香月「明日、アタシ進路相談なんだよねー。只でさえテンション下がるから、できればその人には会いたくないなー。」
男「可能性があるなら、来週以降だね。まあ、遭遇したらその時はその時だし、とりあえずみんなはいつも通りで大丈夫。」
美夜「週末の、お出かけは…」
男「明日、万が一記者さんに遭遇でもしない限り、まずは土曜日に君達で動物カフェに行ってきなさい。俺はゴロゴロ過ごすから。」
春菜「日曜日は…」
俺「それなんだけど、動物カフェが気に入ったのならば連日行っても良いだろうし、何なら動物園辺りも良いんじゃないかな?」
香月「動物園かー。」
男「水族館と一緒で主役が動物達だから、割と目立ちにくい。それに、基本的にそこまで混雑することもないだろうからね。
いずれにしても、まずは明日をみんなで乗り切ってからだ。」
美夜「…カレーは切れた。明日のご飯…」
男「お昼はお弁当用意するとして、夜は揚げ物かハンバーグでも作ろうか。」

↓直下コンマ、風呂に乱入する香月の格好
01~80:きちんとした水着
81~98:結構際どいビキニ
ゾロ目:バスタオルの下に何も着けていない

Rだけどエロは男さんとの信頼関係がもっと築かれてからが良い…良くない?

>>156 意見感謝。そもそも書いてる奴が『設定や展開が幾らでも膨らむ一方でエロが遠いよなこれ』って思ってるから

10 香月「設定上一番エロにオープンな筈のアタシが全然フラグふめてねーっすよ」

ー風呂場ー

男「ふぅー」チャプン

今日の美夜ちゃんの髪の毛は、春菜ちゃんが名乗り出てやってくれた。二人とも色々と思うところがありそうだったしね。

男「むしろ俺の今の目下の悩みは、明日の夜の献立なんだよねー、と。」

ハンバーグはハンバーグでも、あの子達が色々と喜んでくれそうならば『豆腐』でも良いよな、とか。
揚げ物とは言ったが天婦羅作るのも有りだよな、とか、更に言えば天婦羅ならそうめんや蕎麦とも相性良いもんな、とか。
男らしさ全開にして、唐揚げガンガン作りつつチャーハン仕上げてガッツリいくのも良いよな、とか。

男「何なら餃子でも…折角なら、みんなで手分けして作れる奴が絶対良いもんなあ。」

ふと、天婦羅にできそうな食材が頭によぎっていく。

男「鉄板は海老、サツマイモ、ピーマン、レンコン、しいたけ…」
香月「ナスやカボチャ、春菊辺りも野菜摂れて良い感じじゃね?」
男「そうねー、天婦羅は子供に野菜食べてもらうには本当に重宝する料理だからねえ。」
香月「アタシ用に大根おろしも用意しておいてくれるとめっちゃ助かるかな。」
男「大根おろしは俺も使うから。」

男「…」
香月「…」
男「…いつの間に入ってきたの?」
香月「や、ちゃんと声かけたよ?入るよーって。男さん、何かボーッとしていたみたいだけどさ。やっぱ疲れてね?男さん。」
男「そうなのかね。」
香月「一週間はもう一息じゃ!残ったパワーをメテオに!」
男「いいですとも!いや、やっぱ良くねーからさ。」
香月「おお、知ってたかこのネタ。」
男「俺としてはむしろ、香月ちゃんがこのネタ知ってることに驚きだよ。」
香月「動画とかで使えそうなネットミームとか調べてると、結構面白そうなのが転がってるんで。」
男「このまま湯船で眠っていいですともー。」
香月「寝んな寝んな、つか疲れてそうな所で申し訳ないんだけどさ、ちょっと話を聞いてくれないかな?昨日の春ねぇみたいに。」
男「…えっ」
香月「そりゃ、風呂に行って随分遅いなーと思ったら、やたらとすっきりした感じで戻ってきたんだもん。こりゃ男さんに奪ってもらったな?って。」
男「いやいやいや、誓ってやましいことは…」
香月「悩みを、さ。って何?まさかマジで春ねぇの…」
男「えー、男の睾丸です。(半ギレ気味の裏声) もし春菜ちゃんに狼藉を働いていた場合、この2つの急所を退場処分といたします。」
香月「そこまでしなくて良いから。」

香月「さっき、ご飯食べながら色々話してる時、アタシが明日の予定について話したの覚えてる?」
男「進路相談、だっけ?」
香月「そうそう。ぶっちゃけ内部進学しようか、受験して進学校行くか、ちょっと迷ってるんだ。」
男「進学校かー。正直成績が分からないから何とも言えないけどね。」
香月「や、成績はむしろどうでも良いんだよね。やろうと思えばどんな問題でも合格点とる自信あるし。」
男「…言い切るか。」
香月「つか男さんも薄々分かってるっしょ?」
男「何が?」
香月「…アタシの『本当の父親』のこと。」
男「!」

香月ちゃんの方からそれについて言ってくるとは、正直思ってなかった。

香月「美夜のゴタゴタで有耶無耶になってるけど、とりあえず春ねぇのお父さんは元夫さんで間違いないと思う。けど、アタシの父親は…」
男「…俺も100%根拠や確信をを持てているわけじゃないけど。」
香月「あ、やっぱそうなんだ。ここだけの話ってことで答え合わせしても良い?」
男「うん。」
香月「せーの、」

…俺と香月ちゃんの口から出た名前は、一致していた。
それはテレビでも出演歴があり、そこそこ知名度のある弁護士の名前。

香月「昔っから姉とかにやたら協力的だしねー、あいつ。」
男「うん。ただ、さっきも言ったように100%根拠があるわけじゃないし、下手に追求したら姉共々返り討ちに遭うと思うから。」
香月「分かってる。でも、正直自分でも引くようなレベルで勉強ができちゃうんだもん、こんなん元夫さんの遺伝じゃ絶対無理っしょ。」
男「まあ…うん。」
香月「進学校から東大やロースクールに入って、司法試験に受かってからあいつらのことを滅茶苦茶にしてやるのが、アタシの将来の目標。」
男「…」
香月「引いた?ごめん、折角だから男さんには聞いてもらっておこうと思ってさ。」
男「香月ちゃん。」
香月「何すか。」
男「自分が幸せになることを、常に一番に考えて。」
香月「…」
男「今の俺が香月ちゃんについて知っていることから、言えるのはこれだけなんだけどね。」
香月「…それ、明日担任がアタシに言ってきそうな言葉、そのまんまなんだよね。」
男「そうなの?」
香月「進学先を迷ってるのも、その担任や友達が凄く良い奴らで、心を許せるからなんだ。正直、あいつらがいなくなる環境とか、考えたくなくてさ。」
男「それなら、明日はその担任の先生と、しっかり話し合ってくるのが良いと思うよ。」
香月「そだね。栞ちゃん…担任と、ぶっちゃけまくってくるわ。」
男「うん。…『栞ちゃん』、か…」
香月「何?知り合いとかだったりするん?」
男「流石に名前だけでそんなの分かるわけないでしょ。」
香月「そりゃそうだ、サーセン。」

この後は、昨日とほぼ一緒。香月ちゃんの、冗談も混じりつつの本音トークに付き合う俺がいた。

3姉妹以外のネームドキャラの設定

【名前】梨奈(新人)
【年齢】22歳
【性別】女(そもそも性別女しか有り得ないのに項目に必要無かっただろバカじゃね)
【胸】普段の服装からはわかりにくいがDくらいはある
【見た目】学生っぽさが抜けきっていないが明るく清廉な雰囲気で印象が良い。少し色の薄い灰色に近いロングヘア。背は平均より少し低め
【性格】真面目で礼儀正しいが、気負いやすい一面も
【その他】男の勤務先の部署に配属された新人社員。
おーぷんに立てるとか言ってからめっちゃ時間かけて、向こうで出してもらった安価キャラも無視、あげくにここで安価貰っても2週間プロローグすら書き始めないヒトモドキレベルの草井に目を付けられてセクハラの対象になるも、有能な上司と男のブロックとカバーに助けられている。実質部署は3人で回っている状況。
運動は少し苦手な一方、物覚えがよく頭が良い
知識を得ること自体が好きな為色々な本を読むが、その影響か少し耳年増でもある。料理や掃除など家事も得意

【名前】翔子(記者)
【年齢】(展開や安価次第)
【性別】女(そもそも性別女しか有り得ないのに項目に必要無かっただろバカじゃね)
【胸】やや巨乳だが目立たせないようブラや服装で隠している。爆乳の素質有り
【見た目】胸以外は均整の取れた綺麗な体つき、髪型はポニーテール
【性格】一見天真爛漫で純粋無垢だが非常に計算高く腹黒い一面も。自分のやっていることが正しいと信じ込んでいる側面がある
【その他】
運動神経が抜群で特に走るのと泳ぐのが大好き、オフは胸の大きさなんて関係ないとばかりに走り泳ぎまくる
勉強や家事や料理も苦手ではないが、自身の直感とセンスで押し通すタイプのため、誰かに何かを相談したり教えたりするのは苦手で独断専行の結果失敗を捌けず孤立する傾向有り
イソコのような女性記者として知名度だけは高い奴らに憧れており、スクープにかける意気込みは強いが、勤務先からは次失敗したら切ってしまおうと思われている程度の存在でもある

【名前】栞(香月の担任)
【年齢】(展開や安価次第)
【性別】女(そもそも性別女しか有り得ないのに項目に必要無かっただろバカじゃね)
【胸】かなり大き目
【見た目】髪型はボブカット、身長はやや高く胸の大きさもあって、一見威厳のある女教師に見える
【性格】大人しく引っ込み思案で人見知り。だが何事にも一生懸命で前向き、生徒達からの評価は高い
【その他】勉強や運動は並以下だが逆に劣等生の目線を持つことができ、誰にでも平等に接する
一方で他の教師から実績や手柄を横取りされ、その事に気づいていないというどんくささも。学生時代からの趣味でマンガや小説・ラノベを読むのが大好きで読むだけでは飽きたらず、自分で創作していたりもする

>>146
エタってゴミになったSSを復活させた人を荒らし呼ばわりする人ってどう思いますか?

>>162
別に良くね?本来の管理や運営下なら、乗っ取りなんて行為はスレの進行妨害するだけの悪質な行為なのは事実だし
まあ、いずれにせよ募集した設定内容の安価をドブに捨てる真似を平気で行える臭いイッチが、ヒトモドキ通り越して人でなしって事実は間違いないでしょ

ー金曜日、朝ー

男「思春期の女の子と腹割って話すなんて、本来はそういう職業にでも就いてなきゃ出来ない体験ではあるよな、うん。」

男「俺やみんなのお弁当も準備して…」
香月「はよーっす。今日のお弁当は何入れてくれるんすか?」
男「卵焼きと唐揚げ、ほうれん草・ベーコン・しめじのソテーにプチトマト。まあ、王道って感じだね。」
香月「おお、確かに王道ですなあ。ちなみに冷凍ものなんかは使ったりしないの?」
男「この位のメニューならば、普通に作っても手間は大して変わらないよ。むしろ冷凍ものは組み合わせや盛り付けなんかを考え出すと、逆に難しくなっちゃうからね。」

とはいえ、ほうれん草のような野菜関連のメニューは、冷蔵庫での保管期間なんかも考えると冷凍ものでも結構使い勝手が良かったりするけど。

男「若い頃はもやしが安くて美味いって知識を鵜呑みにして、大量に買い込んだ結果しばらくして冷蔵庫の中が大変なことにもなったっけなあ…」
香月「もやしかー、男さんなら何に使うん?」
男「朝御飯の味噌汁の具。」
香月「ああ、そっか。そういやそうだよね。」

豆腐と油揚げ、それにもやしとなめこ辺りのレパートリーが、朝の味噌汁の鉄板パターンだったりする。昆布といりこで出汁取って、味噌や具材を入れるだけで、そこそこ本格的な味噌汁の完成だ。
更に1品となると、目玉焼きや納豆、あるいはカマボコ、しらす干し辺りでしっかりと朝からエネルギーを摂るのが、俺流の朝食だ。

男「お弁当でご飯多めに炊くから、どうしてもその流れで朝は和食になっちゃうよね。」
香月「パンじゃ駄目なん?」
男「サラダ用意しないとビタミンが不足気味になるのがね。シリアルも牛乳と合わせてちょっとコスパ悪いからなあ…準備忘れた時や本当に急いでる時に、って感じだね。」
香月「そっかー。」
男「ま、みんなの年齢位じゃ、そこまで栄養バランスは気にしなくても割と大丈夫ではあるんだけどね。」
香月「そういや男さん、『のりたま』なんすけど、アタシの場合は袋ごと別に入れといてくれると嬉しいかも。」
男「あ、そうなの?俺は先にかけといてしなってるのを食べる方が好きなんだけど。」
香月「そこは個人の好みだと思うんで、とりあえずアタシの弁当に関しては以後そうして欲しいっす。」
男「了解。」

草井「また飛行機飛ばしのお出ましだブヒ!」
上司「お前じゃい!」

ー昼、香月の中学ー

香月「男さん、出際に『ああー!朝の1品に紅鮭や海苔を挙げるの忘れてたー!』って叫んでたけど、別に良くね?その位。」

ちなみに朝食は、あの後起きてきた春ねぇや美夜と一緒に美味しくいただきました。朝食が美味しいと、それだけで1日のテンション上がるからいいよね。

香月「さて、相談室前まで来ましたよ。(ガラガラ)栞ちゃんセンセー、チーッス。」
栞「はい、ちーっす。」

一見凄く威厳のある、それでいて実のところは何とも色々と危なっかしいのが、アタシの担任の『栞ちゃんセンセー』だ。

栞「って、ちーっすじゃないでしょ。ノックもなしで、誰もいなかったりしたらどうするの。」
香月「ノックしたよ?」
栞「え、本当に?」
香月「ウ、ソ♪」
栞「ちょ、んもーっ!」

こんな風に、その見た目にそぐわないリアクション。何ともいじりがいがあるんだな、これが。

香月「つか進路相談って、栞ちゃんが相談を聞いてくれる側っしょ?何でそこまで真剣になってんのさ。アタシが真剣にならなきゃ駄目な筈じゃん。」
栞「それはそうなんだけど、特に姪さんの場合は…こっちも真剣にならなきゃいけないからね。」
香月「…やっぱアタシの受験先のこと?」
栞「ええ。…姪さん。あなた、成績をわざと抑えてるわね?」
香月「あ、分かっちゃう?」
栞「テストで難しそうな問題やみんなが解けなさそうな問題を、決まって間違えているんですもの。あそこまでいくと流石にこちらは気づくわよ?」
香月「逆に簡単な問題を間違える方が不自然かなーって。」
栞「むしろほぼ100%、みんなが解ける問題を正答できている方が凄いんだけれどね。ケアレスミスなんて私でもやっちゃうのに。」

少しだけ考え込んだ素振りの後で、栞ちゃんセンセーがアタシに聞いてきた。
栞「学力に関しては、間違いなく内部進学より、上位偏差値の高校を受験した方が良いわ。これは私じゃなくてもこの中学の先生なら、みんな間違いなくそう言うと思う。」
香月「ですよねー。」
栞「本来あなたが真剣にテストに取り組んで結果を出していれば、そういう高校に推薦で行けたかもしれないのに…」
香月「トップだと、目立っちゃうじゃないっすか。」

アタシの成績を知って、羨む奴、妬む奴が必ず出てくる。今の楽しい生活に絶対ヒビが入るのが分かる。だから、ね。

栞「…本当のあなたは、何がしたいのかしら?」
香月「…さっすが栞ちゃんセンセーっすね。」

ま、そんな感じではぐらかしてみても、この先生は見逃さずに肩を掴んでくる。だから、アタシはこの頼りないけど一生懸命な先生を信頼しているのだ。

香月「マジな話、栞ちゃんが高校からも担任やってくれるなら、アタシ、東大だって受かっちゃうよ。」
栞「あなたの場合、冗談に聞こえないから不思議ね。」
香月「その代わり、アタシが困ったり迷った時は、できるだけ相談に乗ってほしいんだ。」
栞「…それは、私を買い被り過ぎじゃないかしら?」
香月「んなこたーないっすよ。」
栞「それなら、確認しておくことがあるわ。」

アタシの軽口にも目を逸らさず、真剣な様子で栞ちゃんが告げてきた。

栞「もしこのまま内部進学をしたとして、高校の3年間で本当にあなたがやりたいことや、なりたいことを見つける自信があるならば、あなたの言うような方針で良いと思う。でも、何がしたいのかふわふわとさせっぱなしになりそうなら…」
香月「なりそうなら?」
栞「…どうしようかしらね?」
香月「 」

栞ちゃんセンセーさぁ…

セクハラすごろくスレ立てておいて>>52で自分はこのスレ以外にはスレ立てしていないとか大嘘かます臭いイッチはやっぱ人でなしで間違いねーんだよなあ

栞「え、私、何か変なこと言ったかしら?」
香月「そこはビシッと結論言うところっしょ、栞ちゃん。」
栞「え、だって、私じゃそんなの分からないわよ。」
香月「この相談の意味って…」
栞「だから、もう少しあなたのこと、きちんと教えてくれる?私も頑張ってあなたを知って、その上でアドバイスしたいから。」
香月「あー…」

なっるっほっどっねぇ~。
結局男さんといい、栞ちゃんセンセーといい、こういう人達は一緒なんだな。

香月「栞ちゃんは、アタシの家庭事情とか知ってる?」
栞「あー、一応ね。そういえば、あなたのお母さんって確かニュースで…」
香月「そうなんだよねー。」
栞「じゃあ、今あなた、誰と暮らしてるの?」
香月「実はさあ、」

栞「…それじゃ又来週、その保護者の方を連れてきてくれるかしら?もう少し色々と確認したいこともあるから。」
香月「お、おう…」

…何だかあれよあれよと、男さんを学校に連れてくる流れになってしまっていたぞオイ。
男さんなら大丈夫だろうけど、何て頼んだものかなあ…

↓直下コンマ
ゾロ目:翔子「あ、香月さんですね!ちょっと良いですか?」
ゾロ目以外:何事もなく帰宅

35 翔子at春菜の高校「うーん、今日は春菜さんいらっしゃらないようですね。昨日、今日が登校日か聞いておくべきでしたか。」

ー夕方、家ー

男「…うん、とりあえず記者の人に会わなかったことは理解した。だけど、俺が香月ちゃんの先生と面談することになったのは、ちょっと理解できてない。」
香月「ですよねー。いやースマンかった。」

いや、マジでどういうことなの。
保証人の手続きとかならともかく、あんま保護者の兄弟が先生と教育に関する面談って、聞いたことないぞ。

男「ともかく、具体的に来週のいつ行けば良いの?」
香月「来てくれるんだ。」
男「そりゃ、約束しちゃったみたいだし、香月ちゃんにとっても大事な話なんだから仕方ないさ。」
春菜「本来はきちんとした保護者がいれば、その方が…なんでしょうけどね。」
男「んー、この場合は姉とかじゃなくて良かった…んじゃないかな?」

絶対あの人、春菜ちゃんや香月ちゃんの進路とか、真剣に理解してないし、理解しようともしないだろうから。

香月「栞ちゃんも今日の話とか整理したいだろうし、少なくとも来週の水曜日か金曜日だね。月曜日に登校したら聞いてみるよ。」
男「分かった。それじゃどちらかの日は1日香月ちゃんに付き合うことにする。決まったら早めに教えてね、年休の申請もあるから。」
美夜「男…今日の晩ごはんは何ぞ。」
春菜「こら、美夜。」
美夜「…今日も春菜お姉ちゃんのトレーニングに付き合ったら、あいむべりーはんぐりー」
香月「はんぐりー?みーとぅー」
春菜「…みー、とぅー。」
男「オーケー。じゃ、今日は天ぷらにしよう。材料は買ってきてあるから、皆で作ろうか。」

11 名無しさん@おーぷん sage 22/05/26(木) 23:53:49.167 ID:ei8t
おーぷんに立てるとか言ってからめっちゃ時間かけて、向こうで出してもらった安価キャラも無視、あげくにここで安価貰っても書き始めないとか>>1はチョウセンヒトモドキなの?

>>163
向こうの方にも書いてるみたいだけどヒトモドキって書き込み好きだねw
自己紹介かな?

結局>>84は ◆F3aaNUnHHjrmが書いたスレなの?

セクハラすごろくって何かと思ったらAAでage書き込み荒らしされてたSSじゃん
もしかして ◆F3aaNUnHHjrmって気に入ったスレを荒らした後に乗っ取る常習犯か?

↓被害者
おじさん「お年玉争奪!美少女だらけのセクハラすごろく~!!」
おじさん「お年玉争奪!美少女だらけのセクハラすごろく~!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1641220776/)
剣士「最強になるために>>2するぞ!」
剣士「最強になるために>>2するぞ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1644244447/)

剣士の方のスレで荒らしって指定されたら本文中で殴るってのをやってたし、今回も同じ様な事やってるみたいだしな

↓こことか
166 ◆F3aaNUnHHjrm saga sage 2022/06/05(日) 19:35:00.62 ID:jhshFyLd0
草井「また飛行機飛ばしのお出ましだブヒ!」
上司「お前じゃい!」

   /二__,--、r'"___、 ヾト、.ヽ
レ'"~,-,、 !  ! ' '" ̄ .ノ\ヾ:、
K/ー'~^~_/  ヽミ:ー‐‐'"  ヽ i
!〉ー―'"( o ⊂! ' ヽ  ∪ Y」_

i ∪  ,.:::二二ニ:::.、.      l 、...
!    :r'エ┴┴'ーダ ∪   ! !l
.i、  .  ヾ=、__./      ト=.
ヽ 、∪   ― .ノ     .,!


↑のAAとか草井とかいうヘイトキャラ作って、気に入らない書き込みをキモオタや草井って奴の発言にして勝手に悦に浸ってるのとか気持ち悪いなw

発狂してスレ荒らす暇あるならおーぷんでプロローグ位書けよ草井

過去スレで二刀流出来るのバレてんだぞ? ◆F3aaNUnHHjrm君w

チノ「木組みの街にジムが出来ました」
チノ「木組みの街にジムが出来ました」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1641282245/)
【ダンベル何キロ持てる?】ジーナ「パマギーチェ!」
【ダンベル何キロ持てる?】ジーナ「パマギーチェ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1651497274/)
悟空「……」ベジータ「カカロットが俺の下半身を凝視してる」
悟空「……」ベジータ「カカロットが俺の下半身を凝視してる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1650981537/)

原作にリスペクトないゴミしか書けない上自演で称賛書き込む奴が>>1の設定守れるわけないよなぁw

>>175
普段はコンマすら一時間近く取られない位書き込みがないのに
こんな時だけ瞬時にシュバッってくるの分かりやすすぎて笑うw

てか誰も◆F3aaNUnHHjrmが続き書くの期待してないの笑うw
安価スレなのに安価出さないし自分のやりたい展開しかやらないんだから当たり前だがw
◆F3aaNUnHHjrm君が安価を出さないのは安価出して ◆F3aaNUnHHjrm君みたいな荒らしにめちゃくちゃにされるのが怖いのかな?w
乗っ取った剣士の方のスレでも安価に対応出来ずにエタらせてたもんねw乗っ取った癖にwww

そもそも安価出した所で取ってくれる人がいるか疑問だけどねw

>>159-161
オープンの方のキャラ丸々持ってきてるのキモすぎて笑うw
>>1馬鹿にしてる割にはしっかりオープンまで見に行ってキャラパクるのダサすぎるだろwww

女(そもそも性別女しか有り得ないのに項目に必要無かっただろバカじゃね)…ってキャラクターの説明文なんだから必要だろバカじゃねw
揚げ足取ったつもりでバカ晒してるの笑うわw

自分だけじゃマトモな作品作れないから他人のSS荒らして改悪して乗っ取る…
◆F3aaNUnHHjrm君、君のやってる事って君が言うチョウセンヒトモドキとやらと同じじゃないのかい?w

>>177
チノ「木組みの街~」だけ俺のSSじゃないぞ

>>182
すごろくのスレに本文誤爆してるのにそれは無理があるわ

男「天ぷらを作るにあたって、まずは材料と粉を用意しまーす。」
「「「いえーい。」」」
男「天ぷら粉も、本当は卵や薄力粉で作りたいところなんだけど、量と手間が凄いんで今回は天ぷら粉でいきまーす。」
美夜「手抜きー。」
男「一応、他でこだわっていくから許してね。」

男「分担としては、春菜ちゃんと香月ちゃんが野菜やキノコ、ホタテを手頃なサイズに切り分けて、」
春菜「分かりました。」
香月「りょーかい。」
男「美夜ちゃんがそれを天ぷら粉につけてください。」
美夜「らじゃー。」
男「んで、俺が油で天ぷらを揚げていきつつ、その傍らでそうめんやつけ汁を茹でていきます。二人は切り終わったら、出来上がった天ぷら運んだり、そうめんを水でしめるのをお願いします。」
「「はーい。」」
男「大根おろしはお好みで使ってね。一応だし汁はどっちにもいける味にできるとは思うけど。」
香月「そういや男さん、その塩は何すか?」
男「天ぷら用の変わり種だね。揚げたての天ぷらは、塩で食べてもかなりイケるから。」

翌日位なら保存も割と大丈夫けど、できれば天ぷらはその日の内に食べてしまうのがやっぱ良いからね。

男「さあ、張り切って金曜日の夕御飯を作りましょう。」
「「「はーい。」」」

↓直下コンマ

01~40:「「「「いただきまーす」」」」
41~59:春菜「痛っ…」
60~79:香月「わわっ!」
80~98:美夜「おなかすいた…げんかい…」
ゾロ目:揃ってアクシデント

マジな話、このスレ以外じゃ1度だけ乗っ取って安価捌いたことあるんだけどね
作者モドキ改め探偵モドキな草井くんがかすりもしてないのには笑う

81 美夜「…草井が荒ぶると展開が動く不思議」

男「一通り天ぷらも準備できたし、あとはそうめんが出来上がれば完成だね。」
春菜「あの、おそうめんなんですが…暖かいまま食べる分も、残しておいていただけますか?」
男「にゅうめんで食べたいってこと?別に構わないけど…冷たくして食べた方が良くない?」
春菜「いえ、そうめんを食べるときは、あの素朴さもあわせて味わいたいもので…」
男「そういうもんか、了解。」

香月「男さん、ゴメン!美夜が限界なんだけど、何か食わせて良い?」
美夜「おなかすいた…げんかい…」
男「うわ、マジで?ちょっと春菜ちゃん、ゆで加減見ていてくれる?」
春菜「は、はい。」

美夜「男…おなかがへこんで、力が出ない…」
男「よーし!美夜ちゃん、出来立ての新しいエビよー!」

パクッ
モグモグモグ

美夜「海老の天ぷらの味…」
男「当たり前だろうが。」
香月「…男さん、いくら慌ててたからって手づかみはどうなん?」
男「尻尾持ってるから大丈夫。…大丈夫だよな?」
美夜(モグモグ…モグモグモグ…れろれろ)
男「…って、美夜ちゃん!?」

尻尾を指で持ったままにしていたのが不味かったのか。
気付いた時には、美夜ちゃんが俺の指を咥えて…しゃぶっていた。

香月「美夜!?アンタ何やってんの!」
男「えーと、尻尾離さなくて申し訳な(かぷ)…」

慌てて謝って引き抜こうとした指を、今度は甘噛みしてきた。
目が合う。どことなく嬉しそうに、こっちをじっと見つめながら美夜ちゃんが俺の指を舐めるのを止めようとしない。

ニートの草井さん連日深夜に顔真っ赤

美夜(ぺろぺろ、はむはむ…)
春菜「美夜!止めなさい!」
美夜(…)

こちらの異変に気づいた春菜ちゃんが美夜ちゃんに向かって叫び、そこで美夜ちゃんがようやく俺の指を吐き出した。

美夜「…ごめんなさい。」
男「いや、でも、どうしたの?」
美夜「お腹空いてて、海老食べてたらなんだか夢中になっちゃって。もう我慢できるから大丈夫。」
男「そっか…ごめんよ、あと少しだけ待っててね。準備ができたら、みんなで一緒に食べようか。」
美夜(コクリ)

美夜ちゃんに謝って、そうめんの準備に戻ることにした。

(香月視点)

美夜「…」
香月「美夜、アンタ…」

美夜「…男さんって、面白いね。あんな大人、初めて。」
香月「…そっか。」

アタシや春ねぇでも、時々この妹の考えが読めなくなることがある。
姉の人形として、歪んだ世界の中で生きてきたこの娘が今、何を考えてあんなことをやったのか。

美夜「あれだけ必死な姿…もっと見たくなっちゃった、かも。」
香月「…男さんに迷惑かけたら、アタシ達ここにいられなくなるよ?」
美夜「それなら、こっちで男さんを貰っちゃえば良い…よね。」
香月「男さんはそういう人じゃないよ。」
美夜「…本当かな。それなら、試してみよう…かな。」

アタシなりに全うな姉として、この子と付き合ってきているつもりではある。
でも、この子にとっての全うな大人は、逆に異質な存在なのかもしれないから。

香月(…男さん、本当に迷惑ばかりかけるかも。ごめん。)

美夜「男…さん、春菜お姉ちゃん、さっきはごめんなさい。」
男「いや、別に大丈夫だけど。」
春菜「そんなにお腹空いてたの?」
美夜「…まあ、気にしないでおくれ。謝る必要は無い。」
男「いや、この流れで俺や春菜ちゃんが何を謝るんだよ…」
春菜「あはは…」

夕食は美味しかったし、変な空気はすぐに消えたようにも感じた。
けれど、生まれた小さなしこりは…

美夜「…もっともっと、私に付き合ってほしいな。男さん…」

Q:草井さん豪語した避難先で避難に失敗してるんですが
A:リアルで久々に声出してワロタ

男「ちょっとしたトラブルもあったけど、夕食も無事に済んで、明日の予定も確認した。」

香月ちゃんの申し出で、今日のお風呂は3人で入ることになってた。決定後の美夜ちゃんのこちらを見る目が何か怪しかった気もしなくもないけど…気のせいだろう。

男「とりあえず3人は午前中に出掛けて、のんびりと1日動物カフェを満喫だ。」

事前にメニューなんかも調べたけど、ドリンクやお菓子がかなり豊富に用意されている。動物と戯れながらお腹も満足できるだろう。

男「ただ、庶民的な金銭感覚でいくと、ああいうお店って結構値が張るよなあ。まあ、動物の世話にかかる費用なんかも考えると仕方ないか。」

貧乏で躾がなってない家族の入店を防ぐ効果もあるんだろうなあ…などと思ったりもしながら、ふと自分が明日のフリータイムでやるべきことを考える。
何気に家の中が俺以外不在になるのって、3人が押し掛けて以来だな。

男「洗濯や掃除なんかは分担で問題なくやれているから、明日気にする必要は無い。そうなると、俺だけがいるうちにやっとくべきことか…」

1週間も同居してるんだから、今更自室のもの整理しても変わらんわな。漁られて追求されるならとっくにされてる。
あとは…仕事のことは流石に考えたくないし、ダラダラとネットサーフィンなんかも悪くないけど…

男「まあ、折角だししっかり休もう。あとは午後あの子らが帰ってくる前に買い出し、かな。」

いや、あの子らと久々の再会にも関わらず早々に打ち解けられたのは、料理のおかげだったからなあ。ここはこれからもきちんとやっとこう。

男「ともかく、朝ご飯は一応用意しなきゃだし、さっさと寝よっと」

ー夜中、自室ー

男「うげっ…」ギンギン

やっぱ疲れが無意識のうちに溜まっていたらしい。それとも夕食の美夜ちゃんの奴か?
変な時間に目が覚めたと思ったら、股間がエラいことになっていた。疲れマラとか、繁忙期じゃないのに。

男「夢精とかしてねえよな?…良かった、大丈夫だ。」

ここまでバッキバキな状態では寝るに寝付けない。
処理しないと…と、寝起きで重たい体を何とか起こし、風呂場へ向かう。

男「トイレは便器汚したくないし、ここしかないもんなあ…」

脱衣所で下着だけ脱いで、風呂場へ。
ズボンやパンツを脱ぐときに邪魔をしてくる勃起に苦戦しながら、何とか準備を整える。

暫く更新止めとくか
読みにくいって意見は結構ありがたかったし
そもそも始めた理由も理由だし俺なにやってんだろ

>>1が特別問題のある作者だったならまだ理解できたし、作中に変に草井とか出さずにまともに投下してたならここまで言われる事もなかった
草井以外は特段問題もないくせに大した事もしていない>>1を馬鹿にして嗤ってた態度が本当に意味わからん

>>213
ぶっちゃけここに書いた草井絡みのエピソードってほぼ実話なのよ
異動前に迷惑かけられた時の思い出が色々蘇って実際筆が乗りまくった
流石にやり過ぎたわ申し訳ない

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