【禁書】上条「野球大会で優勝したぞ!」ドリー「3かいうらだよ」【安価】 (126) 【現行スレ】

ワタクシ、上条当麻はワタクシ上条当麻はワタクシ上条当麻はある日、友人である土御門元春から『学園都市野球大会で優勝してほしい』と泣きながら依頼され、無事に優勝を果たした。
優勝賞品である『1日学園都市統括理事長権』を使い、俺は4人いる彼女の一人、オティヌスの身体を作り、脳障害で姿が見えなくなった食蜂操祈に再び会う為に、外科手術を行う…
木原幻生との野球勝負に勝ち、レベル6に昇華しつつあった警策看取を無事に取り戻した。
学園都市野球大会はこうして終わりを告げ、『野球人形』木原幻生は死んだ。学園都市に存在するすべての野球人形もいずれ…


好感度ランキング

女メンバー
1位 食蜂…1000【彼女】
2位 警策…1000【彼女】
3位 ドリー…1000【彼女】
4位 シャットアウラ…1000
5位 吹寄…729
6位 美琴…512
7位 結標…400
8位 アリサ…305
9位 麦野…300
10位 婚后…232
11位以下
番外個体…226
恋査 …222
オヌティス…215 【彼女】
絹旗…214
打ち止め…147
寮監…169
滝壷…130
レッサー…158
フレンダ=セイヴェルン…105
インデックス…102
サーシャ…43
風斬氷華…46
郭…00
バードウェイ…0
オリアナ…0

男メンバー
1位 一方通行…516
2位 削板…301
3位 海原…274
4位 浜面…165
5位 土御門…268
6位 黒垣根帝督…223
7位エツァリ…63
8位 青髪ピアス…50
9位駒場利徳…28
半蔵…27
シルバークロース=アルファ…01


彼女ときめき度
食蜂操祈……★★★★★★★★★★
警策看取……★★★★★★★★★★
ドリー………★★★★★★★★★★
オティヌス…★★★★★★★★★★

ドリー√クリア
操祈√・看取√・オティヌス√クリア目前

歴代スレ
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※このスレはR18描写アリのスレです
描写がある時は直前に注意をお知らせします
設定や解釈違い、キャラ崩壊などあるかもしれませんが、悪しからずお付き合いのほどを――





はじめます

―――第七学区 とある病院


ファンファンファンファン…キキーーッ


土御門「病院に着いたぞ!」

上条「看取、しっかり!」

看取「…ハッ…ハッ…」

上条「看取…看取ぃ!」



―――――
――――
―――


看取「おはよう、ダーリン」

看取「………うっ――」フラッ

看取「ハッ…―――、ぁっ、かはっ――――」バシャッ

上条「!? 看取!? 看取!!」

看取「ハッ…ハッ…ハッ…」

土御門「マズイ…救急車!!」



―――――
――――
―――


カエル先生「………」

上条「――――」

上条「先生…看取は――」

カエル先生「重金属中毒だね?」

カエル先生「彼女は長時間…数日単位で液体金属に浸されていた。いや、侵されていた、と言った方がいいかな?」

カエル先生「人は金属を体内に入れ、吸収すると肝臓腎臓障害、呼吸器障害、神経障害、骨障害といった症状が現れる」

カエル先生「水俣病やイタイイタイ病とかがそうだね? 知ってる? 知らないなら知っておいた方がいい」

カエル先生「重金属中毒は命に係わる。命が助かったとしても、重い障害が彼女に残るだろうね?」

カエル先生「しかもその重金属は噂話でしか聞いたことがない『不在金属(シャドウメタル)』だ。僕としてもどのような症状になるか予想も出来ない」

カエル先生「間違いないのは、死んだ方がマシだと思えるような苦痛が彼女を一生付きまとうだろう」

上条「そんな…」


上条(そんな……あんなに、あんなに俺たちが頑張ったのに…あんなに、看取が頑張って耐えてきたのに――そんなことってあるかよ!!)


上条「先生…先生なら何とか出来るだろう? 頼むよ先生…」ガタッ

カエル先生「当然だとも。君、僕を誰だと思っているんだい? この程度なら、緊急手術と薬物療法で体内の重金属を取り除けば……1年で完治といったところか」

上条「なら――!」

カエル先生「―――と、言いたいところだがね?」

上条「え?」

カエル先生「僕としては、今日の手術のスケジュールはいっぱいだ。このあと9時からオティヌスさんの、17時から君の手術だよね?」

カエル先生「本来なら君には全身麻酔の準備をさせておきたいくらいさ」

カエル先生「僕は冥土返しだなんてもてはやされてはいるが、僕は一人の医者だよ? 一度に二人の大手術は出来っこない」

上条「―――」

カエル先生「――選ぶんだ」

上条「え」

カエル先生「僕は学園都市統括理事長である君に指示を仰ぎたい」

カエル先生「上条当麻君。僕は誰を手術すればいい?」

カエル先生「オティヌスさんを、垣根君が作ったオティヌスさんの身体に接続する一大プロジェクト…オティヌス計画の総仕上げをすればいいのかな?」

カエル先生「それとも、食蜂操祈さんに傷つけられた君の脳細胞を再構成させる学園都市中の技術を掻き集めないと成功しない超難易度の手術をすればいいのかな?」

カエル先生「それとも、警策看取さんの体を汚染する不在金属の除去という前例のない上に一刻を争う緊急手術をすればいいのかな?」

カエル先生「どれも長時間のオペだ。僕だって3人とも救いたい。救わなくちゃいけない」

カエル先生「だけど、タイムスケジュール的に、物理的に三人分は難しいよね?」

カエル先生「もちろん明日だってできる。だが、先に決めていたプロジェクトは統括理事長の研究として動いている……費用は学園都市が負担するよ?」

カエル先生「だが一つの費用は、保険料を抜いた3割を君が払う事になる……安くはないよ?」

カエル先生「だから君が、学園都市統括理事長である君が、僕に指示をするんだ。――誰を後回しにするのか」

上条「――――」

上条「………」

上条(迷いはない。俺は命より大事な俺の彼女たちを優先させる。だから――)

上条「先生、俺の手術を後ま―――」



薬味「話は聞かせてもらったァアーーーーーーーー!!!」ババーン



上条「わっ!?」

カエル先生「……薬味君、なんで君がここに。――さいごの休暇だってバカンスに行くんじゃなかったのかな?」

薬味「予定変更したわよ。こんな面白い案件、見逃すわけないじゃない。消える前にやりたい事はやっておくわ」ツカツカツカ

恋査「ご無沙汰しております、Dr.ゲコ太ハゲ」

カエル先生「君も相変わらずだね?」

薬味「上条くん!」

上条「は、はい…」

薬味「ウチの恋査が大変お世話になったようだから、君のオペは私がやってあげる」

上条「え、えっと…?」

恋査「ご安心ください。マッドサイエンティストの部類ですが、腕は確かです」

カエル先生「それは確かだ。学園都市において、彼女ほど人体に詳しい医者は僕以外いないね?」

薬味「どう? やっておく? ここで決断しないと、一生後悔するわよ」

上条「―――」

上条(薬味久子…絹旗や土御門が『関わらないほうがいい』と言っていたが…)

薬味「………」

薬味「ま、警戒されてもおかしくないわよね。だって、生前の私はまぁなかなかあくどい事をしてきたのだし」

薬味「でもさいごに、医者として貴方にはお礼を言いたいの。だから、お願い。やらせてくれないかしら」

上条(でも、目の前にいる薬味の目は、どうしても悪いように見えなかった)

上条(藁を縋りたいこの状況…迷いまでもないか)

上条「薬味…いや、薬味先生…どうか、よろしくお願いします」

薬味「……!」

薬味「わかった。任せなさい!!」

・・・・・


上条「じゃあ、よろしくお願いします」

薬味「時間になったら恋査がいくから、それまで時間潰しててー」


ガラッピシャッ


薬味「……さて、人生最後の大手術をやりますか」

カエル先生「はい、上条君の計画書。シュミレートはこの部屋でやってくれ」

薬味「了解」

カエル先生「………なぜ、オティヌスさんじゃないんだい?」

薬味「ん?」

カエル先生「オティヌス計画は君も一枚噛んでただろう。そちらの方がやりやすかったんじゃないかな?」

薬味「それもそうだけど…やっぱり、彼にお礼をしたかったのかな」

薬味「きっと彼がいなかったら、私たち野球人形は木原にどんな扱いされていたかわからないし」

薬味「失敗作がわんさかいてゾンビになってるって聞いた時は寒気がしたわ」

カエル先生「ゴキブリを操っていた人とは思えないセリフだね?」

薬味「はは、とにかく木原と関わるのはもうゴメン。きっと私たちが勝ってたら…彼が警策ちゃんを助けてあげられなかったら、きっとこの街は酷いことになってたかもしれない」

薬味「なら、お礼にボロボロの体を治してあげるのが医者ってもんでしょう?」

カエル先生「……そうかい。なら、上条君の事は全て任せるよ?」


カエル先生「それにしても……そうか、野球人形たちはみな、今日で…」

薬味「これでも猶予はたっぷりあったわ。1年は長すぎだけど……実に愉快で楽しい“余生”だったわ。アレイスターにはそこらへん、感謝しないとね」

カエル先生「………そうだね…」

薬味「じゃあ私は行くわ。食蜂ちゃんと蜜蟻ちゃん、あと助手として妹達の数人は借りていくね」

カエル先生「それだけで足りるかね?」

薬味「恋査がいるから大丈夫! じゃあ、さようなら」

カエル先生「ああ、さようなら。論文でしかお互いに知らない間柄だったが、君との共同研究は楽しかったよ。短い時間だったのが惜しいくらいね」

薬味「冥土返しにそこまで褒められるとは、冥土の土産にしたら十分よ」

・・・・・


オティヌス「そうか…承知した。とりあえずご苦労だったな」

上条「ああ、大変だったけど。大変なのはまだまだこれからだ」

オティヌス「その意気だ」

上条「お、そろそろ手術の時間だな。じゃあオティヌス、俺は時間をつぶす事にするよ。明日、無事に会おうぜ」

オティヌス(私の手術が夕方に伸びてしまったが、まあいいか)

オティヌス「ああ、またな。愛しの人よ」アデュー


ガラッピシャッ


オティヌス「………もう夏も終わりか」

オティヌス「アイツラ、無事に還れるといいが…」



・・・・・



フレンダ「~~~~~っ!! だぁぁああ! つっかれたぁあああ!!」ドサァアッ

浜面「や、やっと帰ってきたぁ…」

絹旗「超長い夜でしたね…」

滝壺「! お帰りなさい、三人とも…むぎのは?」

浜面「入院。全身ボロボロ、疲労困憊で丸一日ダウンだってよ」

フレンダ「麦野でもあそこまでボロボロになるとはねえ。結局、麦野も人の子って訳よ」

絹旗「フレンダ、その台詞、麦野が聞いたら超怒られますよ。また死にたいのですか」

フレンダ「ハイハイ。どーせ私、結局一度死んでるし、死ぬのは怖くない訳よー」

フレンダ「さて、ひとっぷろ浴びたら、打ち上げする訳よ~」

浜面「元気だな…ひと眠りさせてくれ」

絹旗「明日じゃダメなんですか?」

フレンダ「ダーメ! 今日じゃなきゃダメでしょ! ほらほら滝壺、準備準備、買い出し行くわよ!」グイグイ-

滝壺「う、うん…」


フレメア「………むちゃ、おねえちゃん?」

フレンダ「あ、フレメアおはよう! 元気にしてた?」

フレメア「?? にゃあ、元気!」

フレンダ「えへへー、子供は元気が一番! 一緒に買い物行く訳よ!」

フレメア「うん……。……?」 


今日はここまでにさせてください
明日19時くらいから続きをば



前スレ1000
完結したらまた新しい野球ものを
時系列は常に最新のってことにしといて参戦可能キャラ爆増

前々スレの1000もそうでしたが、作者の自分の社会人としての現状、時間的に体力的にかなり厳しい状況ですので、難しいかと思います
申し訳ありません
楽しみにしてくれています方々には大変悪いとは思いますが、今SSで禁書野球は完結となります
小ネタは書くかもしれませんが、長期連載は正直もうかなり限界ですので、ご理解いただけると幸いです

安価コンマ野球SSは少ない確率を複数潜り抜けて得点を重ねていくパチンコのような要素を入れましたが
当初(7年も前ですが)考えていたゲームバランスが終盤になるにつれ崩れて行ってしまい、アメフトみたいなスコアになったのは反省点です
このSSと私の反省を参考に誰かが書いてくれると嬉しいです


小ネタの元ネタや解釈の質問があればお答えいたします

ごめんなさい、ちょっとしんどいのでお休みさせてください
来週の土曜日19時から始めたいと思います

はじめます

フレンダ「どうしたの?」

フレメア「だれか、きた。にゃあ」


半蔵「まさかの時に!!」

シルバークロース「スペイン宗教!!」

郭「さいばーん!!」


ジャーンッ♪


絹旗「ぎゃあ!超何者ですか!なんの様ですか!」

滝壺「ネタが古い」

浜面「おまえら、なんでここに!!」


半蔵「オイオイオイ、朝起きてスマホ開いたら、なんだから昨夜は面白い事をしてたようだな浜面」

シルバークロース「就寝時間だったので気付けなくてすまなかった」

郭「って事で、打ち上げじゃーい!」

浜面「ええ…」


清ヶ「いいねーやろーぜー」

リーダー「場所はどうする」

やっくん「それは上位組織のアイテムに用意してもらえば?」

ナル「おなかすいたー」


浜面「なんでこいつらいるの」

半蔵「打ち上げは彼女らの提案だ!」

絹旗「(超ロクに働いてないのにコイツラ…)」

フレンダ「(絹旗、その台詞は私にも結局刺さる訳だから)」

浜面「(それに彼女らは彼女らで大変だったようだから、多めにな?)」


滝壺「それだったら……麦野が持ってるこのサロンはどう?」つスマホ

リーダー「さすが話がわかる」

やっくん「じゃあ買い物行ってくるわね」

滝壺「じゃあこのこの時間で…」

リーダー「では、合わせてチームへの連絡もお願いしたい」

滝壺「了解」



浜面「滝壺さん? なんでそんなに張り切ってんの?」

滝壺「今朝、かんとくからこんなメールがあって」


オティヌス『今日は浜面たちがよく頑張ったから、労ってやってくれ』


滝壺「私行けなかったから、これくらいはやらないと…。かんとくから直々に打ち上げの指示を頼まれたから、頑張らないと!」

浜面「滝壺…」ウルッ

絹旗(滝壺さん…それ、そういう意味じゃないと思います…)


リーダー「とりあえず夏も終わりだし、納涼会って事でパーッとやろう!!」

清ヶ「もう9月だけどな」

・・・・・


黒垣根「アイツラ、今から打ち上げするんだと」パチンッ

獄彩「元気ねー」

誉望「自分、そんな元気ないっすよ」

猟虎「打ち上げ…!? それは夢にまで見たリア充イベント…か、垣根さん…!」

黒垣根「行かないぞ」

猟虎「」ショボーン

獄彩「貴女の場合、影が薄いから誰にも話しかけられないで、余計に辛い思いをするのがオチよ」

猟虎「で、ですよねー」

猟虎「デスヨネー」ズーン

誉望(―――不憫)涙ツー



黒垣根「おまえは別に行ってもいいんだぞ」

エステル「……いや、大丈夫だ」

エステル「私は何もやってない。打ち上げは勝者の宴だ、私は邪魔だろう」

エステル「それに私にはやるべき義務がある」


???「ハンッ、義務ねえ…相変わらず型っ苦しくい。甘ちゃんだな出来損ないの子孫は」


エステル「貴様を今度こそ滅ぼすのが、子孫である私の義務だと言っているんだイサク」

イサク「ハイハイ、どうせ今日までの命だ、好きにしやがれ」ニタニタ

エステル「………」ギリッ

エステル「蛭魅の姿で、それ以上笑うな…そもそもなぜ蛭魅の姿なんだ」

イサク「俺の残留思念はあくまでおまえらに倒されたあの時の情報だ。生前の俺の姿じゃあない」

イサク「ま、そこは割り切ってくれや」

エステル「―――」プイッ

イサク「可愛げがないこと」ヒヒッ


獄彩「この男と私の距離単位は15。殺したくても殺せない、従いたくなくても従ってしまう心理的距離」

獄彩「安心していいわ。この男が今考えているは悪い事はやりたくても出来ないから」

黒垣根「それ以前にやっても俺が即ぶっ殺すがな」

イサク「カー、こわこわ」

イサク「で、どこへ向かってんだこの車」

黒垣根「今にわかる」



キーーー…


誉望「着いたっすね」

黒垣根「降りるぞ」

イサク「いやはや、俺はいったい今度は何をやらされるのやら―――」

イサク「―――ここは」

イサク「サッカースタジアム?」

イサク「野球の次はサッカーやろうってか?」

黒垣根「バーカ。ちげえよ」ツカツカ

黒垣根「地下だ。地下に木原相似っつーイカレ野郎の研究施設があった」

イサク「また木原……まったく、学園都市の科学者って地下好きすぎじゃないか?」

黒垣根「否定はしねえ」

イサク「で、魔術師であるこの俺が、そこで一体どんなビックリドッキリ科学実験の手伝いをすればいいんだ?」

黒垣根「なに、簡単だよ。野球人形を大量生産していたおまえならな」


黒垣根「一人、野球人形として生き返らせてほしい奴がいる」


獄彩「………」

誉望「………」

猟虎「………」

イサク「一人、ねえ」

イサク「よっぽど思い入れがある奴らしい」

黒垣根「殺さないでやるからやれ」

イサク「ハイハイ、やりますよ。どうせ今夜までの命だ。一人くらいラクショーだっての」

イサク「そのあとは好き勝手やらせてもらうぜ」ツカツカ

黒垣根「いいぞ」

エステル「垣根!!」

黒垣根「あとはテメーでなんとかしろ。いくぞ」ツカツカ


エステル「―――」

獄彩「心配しないで。あの人、もう諦めてるでしょ、流石に。さ、行きましょう」ツカツカ

エステル「そうだといいが……しかし垣根は誰を生き返らせようとしているんだ?」…ツカツカ

エステル「魔術サイドとの協定で、今夜学園都市にいる野球人形たちは……」

獄彩「承知の上よ。だからこそ、急いでいるのよ」


イサク「で、誰を生き返らせたいんだ? 名前教えろよ。ここで死んだんだろ? 残留思念を探すにも、名前がわからねえと見つけられねえ」

黒垣根「林檎だ」

黒垣根「杠林檎…おまえの言う通り、ここで死んだ哀れな学園都市の被害者だ」




・・・・・

――某高級ホテルの一室


ステイル「………ああ。ああ、わかった。引き続き監視を頼む。あの男をまだ生かしているのなら、こちらとしても要注意だ」

ステイル「処理を引き受けるなら助かるが、もしもの時は俺のカードを身体に張り付けろ。いいな」

ステイル「―――」ピッ

五和「エステルさんはなんと?」

ステイル「……問題ない。先祖の後始末は子孫の役目だ、そうだ。まったくこちらの気も知らないでよく言うよ」

ステイル「で、術式の方はどうだ?」

五和「問題ないです。昨日のうちに学園都市統括理事長さんの許可も得ましたので、スムーズに事が運びました」

五和「あとは明日の朝を待つだけです」

五和「上条さんには…」

ステイル「伝えなくていい。今の奴は自分の事で精一杯で今がチャンスだ。今回の事が知れたら面倒だ」

ステイル「――術式の発動は日付が変わる瞬間だ。それまで各自、野球人形たちの動きに注視しつつ待機」

五和「了解しました!」ガチャッバタンッ タッタッタッタッ


ステイル「………このバカ騒ぎも今日までか。―――はぁぁあ…」

神裂「えらく深い溜息ですね。――コーヒーいります?」

ステイル「いらない。――溜息だって出るさ。第二王女の思いつきで参加させられた野球大会が、まさかここまでの大ごとになるとは」

ステイル「…………あれからもう一年か。思い出すね、地獄の特訓の日々を」

神裂「日本人である私たちからすれば比較的余裕がありましたが、あなた達は大変でしたね」

ステイル「僕なんて高校球児よろしくボールを追いかけさせられたからね。まったく、キャーリサ様は容赦がなかった…」

ステイル「で、それも終わったかと思えば野球人形騒ぎにゾンビだのなんだのと……全く、長かったよ」

神裂「それも今日で終わり。感慨深いですね」

ステイル「そうかい。清々するよ」

ステイル「さて、いい加減に休ませてもらうよ。昨晩は徹夜だったからね。仮眠を取らないと今夜に響く…」

神裂「お疲れ様です。―――徹夜といえば、彼らはこれから打ち上げパーティーだそうですよ」

ステイル「真昼間から元気で何より、その元気を分けてほしいね。ふぁあ…お休み」ガチャッ

神裂「おやすみなさい」

神裂「………ようやく終わるのですね…」


タッタッタッタッタッタッバタンッ



五和「た、大変です、ステイルさん!!」

神裂「ステイルなら今、仮眠を取りに自室へ行きましたよ。代わりに私が聞きますが…どうかしましたか?」

五和「その…学園都市にいる野球人形が全員…一か所に集まってきています…」

神裂「は?」

・・・・・


浜面「ええーなぜこうなったかは分からないけど…みんなお疲れ様でしたぁあーーーー!!!」



イエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!



浜面「まだ真昼間だけどぉお!! カンパァアアァイイ!!!」つグラス


カンパァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアイイイイイイ!!!!!!!!
ガシャーーーンッ




浜面「………どうしてこうなった」

リーダー「乾杯の音頭お疲れ!」

滝壺「すごい人だね…」

絹旗「ざっと千人以上いますね…超密です」

清ヶ「で、結局は甲子園球場で立食パーティーかよ」

ナル「あっちで射的だって! 行こーよ!」

やっくん「あーこらこら、走らないの!」


美琴「……帰って仮眠から目覚めて連れてこられたけど、なにこれ」

結標「あちこちで屋台が出来てる…」


佐天「あ、御坂さん来た!」

黒子「お姉様ぁああ!!」

初春「こっちですよー!」


美琴「あら、みんなどうした…の……」ガシッ


佐天「調理スタッフ足りないので、助っ人してください」ギンギン

黒子「では、私は材料を買い足しに行きますの!!」

初春「削板さん、まだですかー!?」


削板「おおおおお!!根性ぉぉおおおおお!!!」ジャッジャッジャッ

一方通行「クソガァアアアアアアアアア」ガガガガガガガガ

打ち止め「頑張って! 演算処理とチョーカー充電はこっちでやるから!!」

黄泉川「ヘイたこ焼きのお客さん、お待ちじゃん!!」

舞夏「メイドカレーいらんかねー」

青ピー「作っているのはボクたちやけど!!」

土御門「口より手を動かせにゃー青ピー!」

吹寄「コラ! 皮むき班、手が止まってるぞ!」



美琴「………なんで第七位が死に物狂いで焼きそば作ってるの?」

美琴「なんで一方通行が一家総出でひたすらたこ焼き量産しているの?」

美琴「なんでアイツのクラスメイトがカレーを寸胴鍋並べて作っているの?」

美琴「え? なにこの地獄」

美琴「え、まさか」

佐天「………御坂さん、料理、出来たよね?」

初春「すいません、一儲けできるって聞いて屋台を出したら、思いの外大盛況でして…」

美琴「」


結標「ふ、ご愁傷様ね。私は生憎料理なんてできないから、会場に来ている男の子を拉致…げふん、保護して――」ガシッ

黒子「貴女は私と買い出しですわよ」ニコォ

結標「」



神裂「こ、これは…」ダダダダッ

五和「一体何ですか、これ…」


駒場「………打ち上げだ」キコキコ


神裂「あなたは」

駒場「………野球大会打ち上げの宴…というより、野球人形たちの最後の晩餐という奴か」

駒場「……垣根がすべての野球人形…垣根が作った者だけでなく、木原幻生が作った野球人形を含めたすべての者たちをここに集めた」

駒場「………みな、自分の命が今日までと承知の上だとも」

五和「それは、あなたも?」

駒場「………無論。悔いはない。未練もない。全てを出し尽くした。ならあとは終わりの時を全力で楽しむだけの贅沢はいいだろ?」

駒場「………まったく、あの冷酷な男がらしくもない」キコキコ


神裂「―――」

五和「………わ、私たちはどうした…」

???「一緒に遊べばいいんじゃねーの?」

五和「た、建宮さん!?」

建宮「オッス五和、遅かったよな。女教皇もようこそおいでくださいました。どうです、この焼きそば美味いっすよ」

神裂「これはどういう…」

建宮「実は自分もなんとも。ただ垣根提督は全ての野球人形を説得させて、ここに集めたのは事実よな」

建宮「そして野球人形以外の普通の人間たちも大勢いる…まぁ人生最後の夜だ、ど派手にやろうぜ、なんて考えるのが自然よな」

神裂「兎に角、本当にここにすべての野球人形がいるか確認を。外にいるなら、すぐにここに集めましょう。天草式総員に伝達を」

五和「わ、わかりました!」


神裂(最後の晩餐…ですか。それだけではないような気が…)



インデックス「美味しそうな匂いがするんだよ!!!」ザンッ

インデックス「とりあえず全部の屋台を制覇なんだよ。オティヌスからお小遣いも貰ったし!!」


ギャーーーッ、腹ペコシスターガ来タゾー!!
飯全部食ワレルゾーー!!


神裂「…………屋台の手伝いをしますか」

五和「………はい」

・・・・・


―――とある病院 手術室前


オティヌス「―――財布? ああ、引き出しの奥にある。ああ、楽しむといい」ピッ

ドリー「オっちゃん、だれとでんわ?」

オティヌス「ん? ああ、インデックスからだ」

オティヌス「おまえも甲子園球場に行くといい。みんなで打ち上げパーティーだと」

ドリー「え、ほんと!? ―――んーでもいいや」

ドリー「みーちゃんがしんぱいだし、それにおにいちゃんのそばにいたい」

オティヌス「………そうか」


バンッ


カエル先生「ふぅ、手術は終わったよ?」

ドリー「ゲコタせんせい! みーちゃんはだいじょうぶ?」

カエル先生「大丈夫だ。体に溜まっていた液体金属はすべて取り除いた。あとは彼女次第だね?」


看取「――――」ガーーーーッ


ドリー「みーちゃん!」

カエル先生「麻酔が切れるのは今日の夜だね? それまで寝かせてあげなさい」

オティヌス「私の事はいい。警策についてやれ」

ドリー「わかった! オっちゃんもガンバって!」

オティヌス「オッチャンはやめろ…」


カエル先生「さて、やろうかオティヌスさん?」


オティヌス「おや、今日の夕方にズレこんだのではなかったか?」

カエル先生「実は思いの他早く手術は終わってね? それに僕はほとんど何もやってない」

オティヌス「?」

カエル先生「彼女…警策さんは自分の能力で体の毒素をすべて輩出したんだ。切開したところから、こう絞り出すようにね?」

カエル先生「あとは血液中の液体金属だけだけど、それは透析の要領で行えば自然と元通りさ」

カエル先生「彼女は最初、『死にたい』と言ったそうじゃあないか。でもなんだ、ちゃんと『生きたい』じゃあないか」

オティヌス「………人間、そういうものだよ」

オティヌス「死にたい死にたいって言ってる奴は、いざ死に直面すると生きたいと願うものだ」

オティヌス「私だってそうだったからな」


オティヌス「さて! ようやくこの妖精ボディともおさらばか! 清々すると思ったが名残惜しいものだな!!」

カエル先生「そうでもないと思うけどね?」

カエル先生「準備はすぐに済ませてある。すぐにでもやるかい?」

オティヌス「ああ。早くアイツに、同じ目線で会いたい!!」


――とある病院近くの公園



上条「………」ボケー ←ブランコに座ってる

上条「――――」キー…コー…

上条「――――――――」キー…コー…


上条(あと少しで、俺の手術は始まる)

上条(脳を弄り回すのだ。きっと辛いリハビリとか、脳に何らかの影響が現れるに違いない)

上条(それでもいい、操祈に会う為なら悪魔だって魂を売れる)

上条(ただ、それでも怖いのには違いない――)


風斬「こんにちわ、上条さん」


上条「あれ、風斬。どうしたんだこんなところで」

風斬「えへへ、久しぶりに現れちゃいました。せっかくなので精一杯遊ぼうかなっと」

風斬「なんでも甲子園球場でお祭りをやっているそうですよ! インデックスさんもいるみたいなので、せっかくなので行こうかなと」

風斬「上条さんもどうですか?」

上条「―――」

上条「いや、いいよ。ここで時間つぶしてる」

風斬「そうですか」キーィ

上条「行かないのかよ」

風斬「行きますけど、すぐに行く訳ではありません。夜までやってるだろうし。ちょっとお話しませんか?」

上条「……ああ」



風斬「改めて、おめでとうございます」

上条「ありがと。こっちこそスゲー助かったよ」

風斬「はい。色々お手伝いした甲斐がありました!」エッヘン

風斬「しかし上条さんが全部やったんですよ」

風斬「オティヌスさん、ドリーさん、食蜂さん、そして警策さん……みんな救っちゃうなんて、流石です」

上条「みんなに助けられただけだ。俺はほとんど何も」

上条「みんな、おんぶにだっこだよ」

風斬「それは謙遜です」

風斬「貴方の愛している人たちは、あなただったから助かったのです」

風斬「上条当麻を愛したから、彼女たちは自分の幸せを掴めるのです」

風斬「そう思っていても、誰も文句は言えません。彼女たちが一番そう思っているハズです」

上条「そうか。なら、いいんだけど」

風斬「そうです」

風斬「貴方はすごく頑張りました。そしてこれからとびっきりのご褒美がやってくる。そうじゃなきゃ、割に会いませんよ」

上条「いや、これからだろ。頑張るのは」

風斬「というと?」

上条「俺は確かに頑張った。それは褒めてやりたい。けど、それでおしまいじゃあないんだ」

上条「手術が終わったら、リハビリとかあるだろ? みんなに迷惑かけたし、挨拶もしないとな」

上条「それにきっと学校しばらく行けないから留年確定かな。それはそれでいいや、操祈にドリーに看取と一緒にまた一年学校に通えるのはいいけど」

風斬「いいじゃないですか、それ」


風斬「勉強頑張って、卒業したら働いて、金を稼いで、結婚して、ずっと一緒にいて、死ぬまで頑張って、みんなで幸せになる…うん、いい人生設計です」

上条「右手のせいでしょうもない不幸ばっかり起こるけど?」

風斬「それでも上条さんなら面白おかしいコトに出来ると思います」

風斬「きっと辛いことがたくさんあるだろうけど、大丈夫、きっと乗り越えられる」

風斬「だって上条さんは私たちのヒーローですから!」

上条「―――」

上条「………ありがとう、風斬」

風斬「どういたしまして」



風斬「―――さて、私はそろそろ」スタッ

上条「行くのか?」キィ…

風斬「ええ」

上条「次はいつ会えそうだ?」

風斬「なんとも。明日かもしれませんし、1年後かも……10年かもしれないし、もう会えないかもしれません」

風斬「今回の騒動でAIM拡散力場に何らかの影響があったのは間違いないです。こんなに頻繁に現れるのはなかなかないですから、きっと振り戻しがあるでしょう」

風斬「それでも!」クルッ

風斬「大丈夫……世界から一人の女の子まで救っちゃうあなたなら、これからの人生大丈夫ですよ」ギュゥ…

上条「………ありがと」


上条(風斬に抱き締められる。その温かみを、きっと忘れない)

上条(これが今生の別れになるかわからないが、度々助けてくれたこの天使を忘れない)


風斬「じゃあ、さよなら!」

風斬「インデックスちゃんによろしく!」

上条「ああ」





上条「………」

上条「さて、俺も行くか」


?????「行くのかな?」


上条「!」

上条「アレイスター…」

アレイスター「やあ、お見舞いに来たよ」

上条「………なんで横浜DeNAのユニフォーム来てるの?」

アレイスター「フフフ、久々の休暇だ。これから横浜へ飛んで現地観戦だ。もちろん横浜中華街にも行く。シューマイ弁当が楽しみだ」

上条「…………楽しんでいるな」

アレイスター「ああ、君のおかげでな。去年から一年間ご苦労だった」

上条「めちゃくちゃ長かったけどな」

アレイスター「でも楽しかっただろう?」

上条「ああ。とても楽しかった。ありがとう」

アレイスター「ふふ、礼を言うのはこちらだとも」


アレイスター「さて、学園都市のヒーローの元気な顔も見れた事だ、私は征く」

上条「ああ、じゃあな。勝てるといいな」

アレイスター「勝てるさ。君が強敵に勝ったように、彼らも強敵を打ち破り逆境を跳ね除け、優勝を果たしてくれる」

アレイスター「今でこそ最下位だが、なにシーズンはまだ終わったわけではない」

アレイスター「今が辛いだけだ。この辛さを乗り越えれば、きっと未来に希望はある」


アレイスター「――ああ、そうそう。一つ伝えないと」

上条「?」

アレイスター「私からの戦勝祝いだ。退院を楽しみにしたまえ――」

上条「はぁ…」

アレイスター「では、さらばだ」フッ



上条(そう言い残して、アレイスターは去っていった。なんだったんだいったい…)

上条(―――風斬とアレイスター、二人と話していたら、手術の不安は消えていた)

上条「乗り越えれば希望はある……か」



恋査「上条さん、そろそろ―――誰かと話していましたか?」ザッザッザッ

上条「いいや。行こうか、恋査」

上条(これから、俺自身の闘いが始まるんだ)






薬味「さて、手術の説明だが…あらかじめ君の脳細胞を培養した脳の断片を、君の脳に移植する」

上条「ちょっと待て、いつの前に俺、脳細胞取り出されたの?」

薬味「かなーり前に、この病院で。記憶喪失になった時かその前じゃない?」

上条「………あ、なるほど」

薬味「で、その損傷のない脳に、君の内臓からの記憶を転写させる。これは食蜂さんにやってもらうわ。よろしくね、食蜂さん」

上条「……操祈が近くにいるのか?」

薬味「ええ。目の前に」

上条「……操祈…操祈…ああ、くそ見えないけど、右手が動かないって事は、掴んでいるのかな?」

上条「大丈夫だ、俺は戻ってくるよ」

薬味「その意気よ」



薬味「じゃあ、全身麻酔をかけるから。目が覚める頃には、君は君の世界を取り戻す」

薬味「大丈夫。学園都市の全スペックを使って、君の脳を正常に戻してあげる」

薬味「覚悟はいい?」

上条「――――」

上条「よろしくお願いします!!」

ごめんなさい、今日はここまでにさせてください
明日もやる…かも
19時くらい?に来ます

ごめんなさい、結局できなさそうです
来週土曜日の20時から始めます

結局5月中に終わらなかった…

20時に始めるといったな
あれは嘘だ

ちょこっとやります…明日も早い…

・・・・・


黒垣根「―――ここだ」

イサク「………ほぉ」



エステル「ここは…」

獄彩「ここはサッカー場の地下に隠された木原相似っていう奴の隠し研究所…の跡地よ」

黒垣根「……色々と荒らされてんな。どこのどいつだ? あのクソッタレの研究材料を持ち逃げしたアホは」


・・・・・


黒夜「――ぶぇっくしょい!!! だァ、噂してやがンのは誰だ」クルクルクル

絹旗「………なにやってるんですか」

黒夜「たこ焼き焼いてンだよォォオオオ!!」シャカシャカシャカシャカ

番外個体「黒にゃん、さらに10人前追加!」

黒夜「にゃああああああああああああ!!!!(泣)」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!!

浜面「サイボーグの代替腕パーツ総動員で鬼のようにたこ焼き焼いてる…」


・・・・・


イサク「ここで誰か死んだか?」

黒垣根「わかるのか?」

イサク「女…ガキだな。髪は短く、ガリガリにやせ細った…」

黒垣根「ああ…林檎だ」

イサク「……残留思念はある………が、如何せん弱い。『ここでゾンビみたいに血色が悪いガキがおっちんだ』―――それしか土地に情報が残ってない」

イサク「そんな状態で野球人形を作ると…どうなると思う?」

エステル「………人形に魂魄が定着しない…?」

イサク「そうだ。動かないのがほとんど。動いたとしても、自我の無いあうあうあーが出来上がるだけだ」

イサク「後者はただ疑似魂魄…その杠ナントカが苦しむだけだ…―――それでもやるか?」

黒垣根「当然だ」

黒垣根「安心しろ。俺は幻生の爺とは違う。完璧な野球人形を作り出せる。失敗はない」

黒垣根「脳細胞の一辺までも完全無欠そのまま、100パー完璧な体が出来れば、疑似魂魄つーのも定着するはずだ」

イサク「………そうかよ。じゃあ、やるぞ。体を作れ。―――覚悟はいいか?」

黒垣根「ああ、よろしく頼む」




・・・・・




ゴォン…



薬味「………ふぅ」

カエル先生「やあ、お疲れ様だね?」

薬味「おや、そっちも終わったのかな?」

カエル先生「ついさっきね。施術は成功だ――そっちは?」

薬味「私を誰だと思ってるのかな? ………ま、彼がいなかったら危なかったけど」



白垣根「いえいえ、謙遜を。元学園都市統括理事会の一人に数えられる薬味先生…流石でした」


薬味「恋査に加えて、あなたの能力と食蜂さんの能力がなかったら、もう目覚めなかったかも――ううん、下手すれば死んでた」

薬味「しかしそれも終わった話! オペは完璧! 私の仕事は以上! ま、あとは本人次第でしょう!」

操祈「…………」

薬味「大丈夫、あなたの彼氏は戻ってくるわ。あとは彼の傍にいてあげて…」

操祈「―――」コクリ


カラカラカラカラ…


薬味「さて、仕事も終わったし、ぱーっと行こうかな」

恋査「私はどうしましょう」

薬味「苦しゅうない! ついてこーい! 仕事終わりのビールが私を待っている!」ツカツカツカ


カエル先生「………行くのかい?」

薬味「ええ。私は、そろそろ退場しないとダメでしょ」

カエル先生「そうかい。じゃあ、あとは任せたまえ」

薬味「よろしく。じゃあね、冥土返し。先に待ってるよ」


ツカツカツカ…


カエル先生「―――もう夜か…。長い一日になったなぁ」



・・・・・



薬味「ん?」

五和「薬味久子さん、ですね?」ザッ

薬味「お、もしかして上条君のお友達かな? 彼の手術なら成功だよ」

五和「―――――」

五和「よ、よかったぁ…うぅ、あの人が緊急手術を受けると聞いて、一時はどうなる事かと……」ポロポロ

薬味(罪な男め、また別の女の子を垂らしこんでたな? ふふふ、面白い)

薬味「彼なら脳外科の108号室にいる。行ってみるといい」

五和「―――!」

五和「い、いえ! 私はあなたを迎えに来たのです!」

薬味「あー大丈夫大丈夫、甲子園球場でしょ? 黒い方の垣根君に口酸っぱく言われたの。『俺が作った人形なんだから、最期くらい言う事聞け』って」

薬味「まったく、あのスカした男も結局ロリコンだったって訳か―――カー、若いっていいなー!」

薬味「………あ、土御門くんともう一回やっとっか…いや、浜面くんもなかなか……いやでも後が怖い。死ぬ前に殺されるのは…」ボソボソ

五和「……?」

・・・・・



黒垣根「………」

獄彩「結局来てるじゃない」

黒垣根「来る気はなかったんだ」

猟虎「――」キョロキョロ

誉望「どうした」

猟虎「いま、アリサさまのにおいが!!」クンカクンカ

誉望(食い物の匂いしかしねえよ)

黒垣根「………一旦解散だ。そうだな、3時間後に集合な。遅れた奴はブッコロス」

誉望「は、はひぃ!」

誉望「ほ、ほら弓箭、行く――ぞ……って、もういないし!!」



黒垣根「………ったく」

獄彩「ふふふ」ニコニコ

黒垣根「なんだよ」

獄彩「らしくないな、って。もしかしてそっちが貴方の素?」

黒垣根「バーカ死ね」


???「垣根?」


獄彩「ほら、小さい子の前でそんな乱暴な事を言っちゃダメでしょ」

黒垣根「………」

黒垣根「いくぞ、林檎。喰いたいモン、喰いたいだけ喰っていいぞ」

林檎「ありがとう。垣根、優しいんだね」

黒垣根「るせーよばーか」


ギュッ


黒垣根「なに手握ってんだ」

林檎「えへへ、行こう、垣根。獄彩も」ギュッ

獄彩「はいはい」

林檎「~♪」



・・・・・


イサク「―――成功だ」

誉望「やった!」

獄彩「ふぅ…」

猟虎(アリサさまのライブ行きたい)

イサク「まったく、運がいいぜおまえ」

エステル「……これが、野球人形…!」

黒垣根「…………」



林檎「―――――」

林檎「……ん」パチッ

黒垣根「林檎…」

林檎「……あれ? かき、ね? なんで白いの?」

黒垣根「んなこたぁどうでもいい。とにかく、覚えているか?」

林檎「……うん、私、死んだんだよね…」

黒垣根「ああ、お互いにな。―――でも1日限定だが、生き返った気分はどうだ?」

林檎「………」


ぐぅぅう~~~~~


黒垣根「――――」

獄彩「………」

誉望「……」

エステル「………」

イサク「―――」

猟虎(はよ自由になりたい)


林檎「………お腹空いた」



「「「「「「………………」」」」」」


林檎「……ガレットが食べたい」

黒垣根「……」

黒垣根「ガレットどころか、鱈腹メシ食える所に連れて行ってやんよ」スクッ




・・・・・



イサク「まったく、甘っちょろいったらありゃしねえ」

エステル「……」

イサク「おまえは行かないのか?」

エステル「私がおまえを放っておく訳がないだろう?」

イサク「違いない…だが、まあ、あれだ」シュー…ボロッ

エステル「!?」

エステル「身体から煙? ……!…崩れて……」

イサク「無茶のし過ぎってやつだ」

イサク「幻生のヤローにかなり扱き使われたからな。まぁ好き好んでやってたけど…あーあー、せっかくのナイスバディがボロボロだぜ」

イサク「折角だ、今のうちに乳でも揉んでおくか………焼き菓子みたいに崩れやがった。け、肩が軽くなっていいがよ」

エステル「………」チャキッ

イサク「舜帝の剣、か…」

イサク「ムダムダ。どうせこの体が崩れたら疑似魂魄も崩れ、ただの残留思念…いやそれにもなれずにこの世に漂う塵芥になるだろうよ」

イサク「――それは俺の符を取り出すのが精いっぱいのレプリカだ。俺の疑似魂魄を破壊するまでは出来ないだろ」

イサク「俺を殺したかったら、放っておくのが賢い。無駄に生かす利点なんてないだろ」


エステル「それでもかまわない」

イサク「……?」

エステル「おまえは私の先祖だ。先祖を弔うのが子孫である私の役割だ」

エステル「だからイサク…私はおまえの疑似魂魄を疑似魂魄のまま、永遠に封印する!」

エステル「おまえは危険な存在だ。低い確率でも、おまえがまた復活するかもしれない。なら、おまえを疑似魂魄のまま、ローゼンタール家で封印する」

イサク「………」

イサク「そうかよ。なら好きにしな」スッ

イサク「時間が無い。そら、今にも上半身が崩れるぞ」

エステル「―――」

エステル「…………てやぁl!」


ザクッ




・・・・・



今日はここまで来週土曜日続きかきます19時から

かなーり遅れましたが始めます

―――暗い闇にいた。

灯りなんて何もない。

あるのは、

酷く硬く冷たい床

自分以外発する事のない声と反響音

極限の空腹を辛うじて紛らわせる必要最低限の水と食料

そして精神をすり減らすには十分すぎる孤独。


ああ、それと時折様子を伺いにやってくる―――否、私を嬲りにくるオトナ。


ここに入れられてから、何日経っただろう――何週間たっただろう―――何カ月たっただろう―――――


この地獄にもようやく慣れて、カタイ床で眠れるようなったし、言葉を発さなくてもサミシクなくなったし、味気ないミズと消費期限切れのカビが生えた携帯食料もタべれるようになったし、コドクも当然と思うようになったし、なによりあのキタナイオトナのアレにすんなり入るようになった。

最初はイタかったけど、もう何もカンじない。

ハンノーしないと殴られたけど、それでも反応しなくなってからヤツはコなくなった。

どうやらアキられたらしい。むしろセイセイする。


―――ここ……数…日? 週間か、排泄もした覚えがない。


きっとたれ流しているかもしれない

おふろどころか、体も洗えてなくてもヘーキになった。ゴワゴワになった髪がキモチ悪いコトもなくなった。

能力はベンリになった。

この暗闇の中でも目が見えるようになった。夜目が効く…―――ちがう、音の響きでなんとなくシューイが分かるようになった。

かんかくが研ぎ澄まされている。


――あまりにもたいくつなので、液化幻影をだしてみた。


わたしとおなじ背格好のニンギョウ。

わたしのブンシン。

わたしテアシ。

ワタシじしん。


「ねえ、あなたは―――」



・・・・・



看取「――――――」パチッ



看取(目が覚めると、知らない部屋だった)

看取(寝ぼけた頭で起き上がると、知らないベッドで眠っていたのに気づく)

看取(―――あ、病院か。……ナンデ?)

看取(とても悪い夢を見続けていたような気がする―――否、あれは現実だった。思い出すと、よくもまあ生きて返ってきたものだ、と不思議と落ち着いていた

看取(脇腹に微かな痛みを感じて、薄っぺらい患者衣をめくると大きなシートが張られていた。手術の痕のようだ)

看取「―――」

看取「………ドリー」

看取(視界に大好きな茶髪頭が見えた。どうやらずっとそこにいたらしい。今は上半身をベッドに預けて眠っている)

看取「……」ナデナデ

ドリー「でへへ…」ムニャムニャ

看取「―――」


看取(記憶をたどる………―――どうやら私はあの後、死にかけたらしい)


看取「うわ……ヤッチャッタなー」ガクッ


看取(カンケイカクショに謝罪とお礼をしないと…操祈ちゃんとドリーにも迷惑かけたよなー……)

看取(それに…)


看取「ダーリンに申し訳ないコトしたなぁ」



『そう思うなら謝りに行けば?』



看取「―――――」

看取「なんだ、やっぱり喋れたじゃない。『あの時』の事は夢じゃなかったのね」

液化幻影『キョクゲン状態でチャンネルがそっち方面に開いてたからねー。でも今は違うよ』

液化幻影『――オメデトウ、警策看取。キミの能力は進化した。ま、まだレベル4どまりだけどね。レベル5には足元にも及ばない』

看取「それはどうも…まさか、私が直接操るまでもなく動くように、私の能力に『意思』が出来るなんてね」

看取「ロボットAIよろしく、木原幻生に思考回路プログラム打ち込まれたのカナ?」

液化幻影『ザンネン、木原幻生はキミの意識を細分化し、多くの不在金属の液化人影を操らせたけど、あくまであれはキミが想像する元ネタの能力者の再現だ』

液化幻影『カレらにワタシのような「意思」はない。キミが操っていただけだからね』

液化幻影『キミはワタシの体を使って、とんねるずの細かすぎて伝わらないモノマネ選手権をしていたにすぎない』



液化幻影『キミの言葉を借りるなら、プログラムされたのは実はあの才人工房での地獄だよ』

液化幻影『あの虐待と凌辱の孤独の中でキミは無意識に、液化幻影にキミの負の感情を押し付けた』

液化幻影『そして生まれがのがワタシ。最初はただキミの操る通りに動いて、キミの思考、演算パターンを解析しながら進化をしていた』

液化幻影『でも自由はなかったよ。キミの意識がアヤフヤな時か、睡眠の時に数分くらいしか動けなかった』

液化幻影『でも木原幻生のおかげでキミは、不在金属の液化人影で並列で走る思考回路を形成した。おかげでワタシは進化して、ある程度の自由を獲得できたさの』エッヘン

看取「やけに喋るね。そんなに自由が得られて嬉しいのカナー?」

液化幻影『ウン!』ニッコリ

看取「うっわ、百点満点の笑顔」


液化幻影『―――って事が、今までの経緯ね』

看取「―――」

看取(自分の能力からダーリンが――上条当麻さんが、私と別れてから何があったか聞かされるとは…)

看取「ナニよ、それ…私より地獄じゃない……」

液化幻影『マー全部解決したからいいんじゃない? でもキミが一番悪いね。勝手に出てって勝手に人様に迷惑かけて勝手に捕まって勝手にお姫様キブン』

液化幻影『イヤー、徹夜で馬鹿試合はしんどかったわー』ヤレヤレ

液化幻影『ソラ、何か文句ある? ン?』

看取「ぐぬぬぬ…」

看取「とりあえず、謝りに行くっての。最初からそのつもりだし…」

液化幻影『あ、でも彼、まだ眠っているから』

看取「え?」

液化幻影『きっとしばらくは目を覚まさないと思う』

看取「え…」





・・・・・




佐天「………た、ただい、まぁ」ガチャッ

佐天「ふぅ、やっと帰れたぁ…」ドサァ

佐天「今は…あー夜の21時かぁ…ふぁぁあ……疲れた……」

佐天「はぁ、まったくノリと勢いで金儲けしようとすると痛い目みましたわ……まぁ売り上げ1位とったからいいけど」

佐天「―――……楽しかったなぁ」

佐天「夏も終わりかぁ……―――」



フレンダ「日本文理の夏はまだ終わらなぁーーーいいっっっ!!!」バガンッ



佐天「キャアア!!!

佐天「な、ななな、なんであなたがここに!?」

フレンダ「よいっしょっと」ドサァッ

佐天「ほえ? なんですかこれ。………にんじん、たまねぎ、鯖缶?」

フレンダ「なにって、カレーの材料」

フレンダ「――約束、果たしに来たって訳よ!!」

佐天「―――――――――」

佐天「――――――――」

佐天「…………?」

フレンダ「え、もしかして忘れてる?」

佐天「ちょっと待って、今思い出すから―――」




佐天「あ、あーーーっ!! そうだ、そうだった!フレンダさん、今ままで何やってたんですか!!」

佐天「あの時、すっごく待ってたんですからね!!」

フレンダ「いやぁゴメンねー。うっかり死んじゃった訳よ☆」テヘペロ

佐天「もうなにやってるんですか―――――ごめん、今なんて」

フレンダ「私、実は死んじゃった☆」

佐天「……………」

佐天「はぁぁぁああああああああ!?」





フレンダ「って訳なのよー」カチャカチャ

フレンダ「お皿ってこれでいい?」

佐天「ありがとございます。――学園都市の闇ってパないのは知ってたけど、まさかこんな…」コトコト

フレンダ「結局、佐天が気にする事はない訳で。もう終わった話。私だったもう終わった人間だし」

佐天「………最後の晩餐がこれでいいんですか?」

フレンダ「いいのいいの! いやぁ死ぬ前にまた佐天の鯖缶カレー食べれるなんて、私って幸せ者って訳よー!!」

佐天「……人生最後のご飯に選んでくれて幸いですけど……」

佐天「そうか…死んじゃってたのか……」

フレンダ「そ。で、今日で地獄へのモナトリアムは終わり。朝日が昇れば私たち野球人形は消滅するって訳」

フレンダ「佐天が気にするほど、私いい人間じゃないって訳。オーケー?」

佐天「――――」

フレンダ「ん? どうしたん」

佐天「その…やっぱり信じられないっていうか…何というか……ごめんなさい、訳が分からないです」

佐天「―――」ポロポロ

フレンダ「あはは、結局そうなるか。そうなるよねー普通」

フレンダ「ま、佐天は気にしなくていいから。これはホント。私がドジ踏んで勝手におっちんだだけだから」

フレンダ「……でもありがと。暗部以外の友達、佐天一人だけだったから…心配してくれて、ありがとうね」

佐天「………はい…ぐずっ」

フレンダ「はい、カレー食べるわよ! 佐天の鯖缶カレー、食べさせて!」

佐天「―――」グズグズ

佐天「―――」フキフキ

佐天「……はい!」




フレンダ「うまぁっ、くぅーこれこれ! これな訳よ!! ああー、生き返ってよかったぁーーー!!」ガツガツ

佐天「………それはどうも…」パク

フレンダ「おかわりっ!」

佐天「早っ」

佐天「まあ、いい喰いっぷりで見てて気持ちいいけど……はい、どうぞ」

フレンダ「大盛キタコレ! いやぁフレメアにも食べさせたいなぁ」

佐天「フレメアって?」

フレンダ「妹」

佐天「ええっ、フレンダさん妹いたんですか!?」

フレンダ「むふふ、見る?」つスマホ

佐天「見ます見ます! ――――ひゃあ、めっちゃ可愛いーーー!」

フレンダ「でしょでしょ。結局私に似ていて可愛い訳よ」

佐天「フレンダさんより賢そう!!」

フレンダ「コラ」


佐天「……で、妹さんと一緒にいなくていいんですか?」

フレンダ「ダイジョーブ。結局、あの子私よりしっかりしてる訳だし」

フレンダ「薄々私たちが消えるってわかってる」

フレンダ「それにあの子はあの子で一緒にいたい人と一緒にいるでしょ」

佐天「……寂しくないんですか?」

フレンダ「寂しくない。あの子、いい加減に姉離れしないとダメって訳!」

佐天(って言いながら、メッチャ寂しそうな顔するなぁ)



・・・・・



フレメア「………スー…スー…」

半蔵「眠ったか」

駒場「………ああ」

半蔵「旦那。旦那はこれでいいのか? 朝で消滅するって」

駒場「……いい。最初から終わっていた命だ。一年も余暇があったのだ、十分だ」

半蔵「そうか……まあ俺も浜面も十分に楽しんださ。もう一生分旦那と遊んだし、バカもやった」

半蔵「旦那はどうだい?」

駒場「……そうだな…………未練はない、といえばウソになる。舶来が大人になるまで見てみたかったが、それは叶わぬ夢だ」

駒場「………だからあとは託すぞ」

半蔵「………任された」

今日はここまで
全然進まへんやんけ!!!
明日は難しいのでまた来週土曜日……うーん…


オリックス・バファローズファンの皆様、交流戦優勝おめでとうございます

はじめます

フレメア「むにゃ…」

半蔵「よく眠ってるな」

駒場「……ああ、今日はどうやら、新しい友人が出来たそうだ。楽しそうにしていたよ」ナデナデ

駒場「………俺がいなくても、舶来……フレメアはちゃんと生きていける。――強い子になってくれるさ」

半蔵「ああ…そうだな」

駒場「………さて、そろそろ浜面に返そう。今この子がいるべきはあちらだ。浜面のところまで運んでやってくれ」スッ

半蔵「了解。よっと…重っ、結構でかくなったな、フレメア……――旦那、あんたはこれからどうする?」

駒場「………心配するな、もう決めてある」

半蔵「そうか」

半蔵「じゃあな。今まで楽しかったぜ、旦那。あんたの事は、絶対に忘れねえよ」スタスタ

駒場「ああ、浜面によろしく」



フレメア「……りんごちゃん、にゃあ」

半蔵「へへ、さっき遊んでいた子と夢でまだ遊んでんのか?」



・・・・・


黄泉川「まずい、これが最後の生地じゃん!!」

打ち止め「タコも紅ショウガも打ち止めだよってミサカはミサカは報告してみたり!」

芳川「現在売り上げはウチが一位よ!」

黄泉川「最後の追い上げじゃん!」

打ち止め「頑張ってー!」


一方通行「オリャアアアアアアアア!!」ガリガリガリガリ

黒夜「アアアアアアアアアアアアアアア!!」ガリガリガリガリ






番外個体「はーい、もうすぐたこ焼き、売り切れるよー。ラストひとつー」


一方通行「………もうたこ焼き見たくねェ…」グッタリ

黒夜「もう、イヤだ…帰りたァい…」グッタリ

黄泉川「はいお疲れじゃん。小遣いやるから、これで遊んで来い」つ千円札3枚

打ち止め「やったぁ! 行こう、ってミサカはミサカはいまにも死にそうな顔をしたあなたの手を引いてみたり」

一方通行「ダリィ…」フラフラ

黒夜(とか言いつつ、ちゃんと行くんかい…―――さて、そろそろ行かないと、なにを面倒な事を押し付けられるか…)コソコソ



「「すいません」」


番外個体「へいらっしゃい」

黒夜「!」

フレメア「にゃあ、たこ焼きください」

林檎「たこ焼きください」


黒夜(なんでアイツがここに!?)

黒夜「―――」コソコソ



フレメア「え?」

林檎「え?」

番外個体「あらごめんね、これ実はラス1なんだわ」

番外個体「どっちかは…ごめんねー」


フレメア「そん…な…」ガーン

林檎「……た、たこ焼き…食べたことなかったのに……」ガーン


黒夜(フレメア=セイヴェルン…それに、杠林檎! 奴も野球人形になっていたか!)

黒夜(く、厄介な奴らがなぜここに…)


フレメア「………」ジトー

林檎「なに…?」

フレメア「焼きそば、イカ焼き、ベビーカステラ、綿飴にリンゴ飴……たくさん持ってる。食べられる? にゃあ」

林檎「もちろん、全部食べる。全部見たことないから、食べてみたい」

フレメア「食べたことない…? そんなの、街に行けば…」

林檎「たこ焼き…一体どんな美味しいものなんだろう…」キラキラ

フレメア「――――」

林檎「グニグニしているのかな? ふわふわしているのか?」キラキラ

フレメア「―――――――」←人生で初めて良心が欲望を上回った顔

フレメア「………どうぞ。私、おとなになる」ショボーン

林檎「ほんと!?ありがとう……半分こしよ!」

フレメア「―――」パアア


林檎「あっちいこっ」タッタッタッ

フレメア「うん!」タッタッタッ


獄彩「あらあら微笑ましいわねぇ」

黒垣根「そ、そうだな…」

獄彩「……あの小学生…もしかして苦手?」

黒垣根「……うっせー死ね」

黒垣根「――ん? おまえ、あの時の」

黒夜「うげっ」コソコソ

黒垣根「いい所にいた」ガシッ

黒夜「ぴぇ! み、見逃せコラァ!」ジタバタ

獄彩「あら、怖くて震えて…まるで子猫みたい。知り合い?」

黒垣根「ちょっとなー」

黒垣根「おい黒夜海鳥。ちょっこらしばらく、あのガキどもの面倒見とけ。いいか? なにかあったらテメーをぶっ殺す」ギリッ

黒夜「………ひゃい」




















フレメア「遊んだねー」

林檎「ね。射的に輪投げにくじ引き……何もかも初めて…楽しかった……」

林檎「お腹いっぱい」

フレメア「フレメアもーにゃあ」

林檎「結局、ひとりでは全部食べられなかった。ありがとう、フレメア」

フレメア「ふっふー」エッヘン



林檎「だんだん、お店がへってきたね」

フレメア「もう終わりかな?」

林檎「かな。あー、今日がずっと続けばいいのに」

フレメア「それはムリだって。はまづらが言ってた。同じ日はないって。昨日は昨日、明日は明日。別の日がやってくるって。だから同じような日々の繰り返しはあっても、まったく同じ毎日はないんだよって」

フレメア「はまづらはそう言いながら、むぎのとたきつぼに奥の部屋へセッカンされてたけど」

林檎「うん。その人はきっと、毎日別々に大変なことがあるんだよ」

林檎「―――そう、だよね。きっと今日は、今日だけなんだ…こんなに楽しいお祭りは、今夜だけなんだね」

林檎「――――」

フレメア「林檎?」

林檎「フレメア。お願いがあるの」

フレメア「なあに? にゃあ」


林檎「――私の事、ずっと覚えていてくれる?」


フレメア「……?」

フレメア「うん! 林檎の事、絶対に忘れないよ!!」

林檎「そう…それはよかった…」



「林檎!」



フレメア「林檎、誰かが呼んでる」

林檎「垣根だ。もう行かなきゃ」

フレメア「…林檎」

林檎「なに?」

フレメア「………また、会える?」

林檎「――――」

林檎「………覚えていてくれたら、会えるよ!」



黒夜「―――」

黒垣根「……監視ごくろーさん」ポンッ

黒夜「苦手を押し付けるって大人げないと思いまーす」

黒垣根「るせーよバーカ。ほらよ」ポンッ

黒夜「なにこの財布」

黒垣根「バイト料だ。美味いもん食ってちったぁデカくなれやチンチクリン」バイバイ

黒夜「な―――このセクハラレベル5!! くっそォ、絹旗よりナイスバディじゃゴラァ!!」ジダンダ

黒垣根「比較対象がお子様だバーカ。つーか誰も貧乳育てろなんて言ってねーし。どんだけ自意識過剰なんだよ」ツカツカ

黒垣根「じゃーな、達者で暮らせよ」ノシ

黒垣根「――林檎! もう戻ってこい」

黒夜「グヌヌヌヌヌ…」



黒夜「くそ、あったまきた。こうなったら垣根をギャフンと言わせるナイスバディになってやる」

黒夜「――まぁそれはそれとして、お駄賃の方は……―――――えーーーっと、諭吉がひぃふぅみぃよぉいつむぅチョチョチョチョチョ…」

黒夜「………アイツ、明日からどうやって生きていくんだ…?」





黒垣根「腹一杯になったか?」

林檎「うん! ありがとう、垣根」ダキッ

黒垣根「フレメアだったか。仲良くなったか?」

林檎「うん。きっと忘れてしまうかもしれないけど、大丈夫。きっと覚えてくれる」ギュウ

黒垣根「動きづらいから離れて歩けボケ」

林檎「やだ。離したくない」

黒垣根「け、好きにしろ」



一方通行「アァ?」


黒垣根「―――」イチャイチャ

林檎「――――」イチャイチャ


一方通行「なんだァ? 垣根のヤロォ、もしかしてソッチの趣味かよ。天下のレベル5がロリコンたァ驚きだなァ」

打ち止め「それは人の事を言えないのでは?ってミサカはミサカはニヤニヤしながらツッコんでみたり!」

一方通行「ア?」

打ち止め「きゃーー!怒ったー!ってミサカはミサカは逃げ出してみたり―!

一方通行「アッ、オイコラ、走り回ると迷子になるだろォが!!」

打ち止め「捕まえてみなさーい! ってミサカはミサカは――――」



黄泉川「青春じゃんねー」ビールグビー

芳川「愛穂も片づけ手伝いなさい! 終わったけど」ボカッ

番外個体「やっと店仕舞い終わったー! ねえ、私も遊びに行っていい?」

芳川「いいわよ。お小遣いある?」

番外個体「ダイジョーブ!」

黄泉川「いやぁ、売れた売れた! これだけ売ったらさすがい一位じゃんよー!」

芳川「さすがに私たち以上に売り上げた所はない筈よ」





美琴「ど、ど、どうしよ…このままだと売れ残るんだけど」

佐天「このままだと大量の売れ残りをみんなで食べる羽目になりますよ」

初春「もう!こんなに買ってきては作っちゃったって! 計画性ってのはないですか!!」

結標「私に言わないでよ!?」

黒子「これは全て、お姉様の為!!

美琴「あんたがいながら、どうしてこうなったのよ…」

削板「オレは根性だして作った! それだけだ!!!」ドカーンッ

美琴「そうだった。コイツ、学園都市最強の脳筋だった」

佐天「こうなったら採算無視で叩き売りするしか……うーーーん、それだと赤字に」



??????「ごめんなさい」


佐天「はいいらっしゃい……あら、お嬢ちゃん、お使いかな?」

??????「ううん、カレーを食べに来た」


フロイライン「おなかすいたから、あるだけ下さい」


佐天「え」







鞠亜『第一回!学園都市野球大会後夜祭、物販売り上げ一位は―――佐天さんちの鯖缶カレー!!!!』






佐天「やったーーーー!!!!」

黄泉川「んほーーーーーーーー!!!!」

芳川「ンゴオオオオオオオオオ!!!!」


フロイライン「ゲップ…鯖缶…うまかった…」



・・・・・



佐天「いやぁ、ほんと、フロイラインちゃんには感謝感謝」ツカツカ

フレンダ「アンタ、結局運だけは良い訳よね。ほんと分けてほしかったわー」ツカツカ

佐天「えへへ、いやぁまぁ無能力者ですけどねー」

フレンダ「いいんじゃないの? 毎日ほどほど楽しくほどほど大変なくらいが、結局一番いいって訳なんだから」

フレンダ「いい、佐天。あんたは私が認めた女よ。だから鯖缶カレーを広めなさい!一生賭けてね!」

佐天「いや、鯖缶カレーに人生賭ける程、鯖缶命じゃないですし」キッパリ

佐天「ま、考えておきます」

フレンダ「頑張りなさいよ、鯖缶の伝道師よ!」

佐天「いやな二つ名だなぁ」


佐天「で、もうそろそろ朝ですけど……ほんとにココがいいんですか? 展望台だなんて」

フレンダ「うん! そういえば結局、学園都市を高い所からよく見渡した事ってなかったなーって思って」

フレンダ「最期の瞬間くらい、絶景を拝んで死にたい訳よ!」

佐天「………」

フレンダ「そう悲しそうな顔しないでよ。結局もうどうしようもない訳なんだから」

フレンダ「結局、ワタクシことフレンダ=セイヴェルンは生まれた時から、殺し殺されは生き返って、こうしてあっけなく死ぬことが決まってた訳なんだから」

佐天「そんなの――ぞんなの、悲しいですよ゛…」ポロポロ

佐天「や゛っ…やっと…また会えたのに……あなたに助けられたのに、なんにも出来ないなんて―――」ボロボロ

フレンダ「………」

フレンダ「や、やぁだもう、佐天ったら、いきなり泣き出しちゃって……もう、私も泣きだし、そうに、なる訳―――」ポロポロ

フレンダ「うわぁあんっ、もっと佐天と遊びたかったぁあああ!!」ワァアア

佐天「フレンダさぁあああん!!」ワアア


ギュッ


佐天「ごめん、なさい。私ばっかりぃいい!」

フレンダ「こればっかりは佐天のせいじゃあいからぁあ!! 私がドジ踏んで仲間を売ったからぁあ!!」

佐天「なんですかそれえええええ!!」


「「わぁぁああああああああああああああん!!!」」








佐天「ぐずっ…」

フレンダ「……すんっ」

フレンダ「落ち着いた?」

佐天「はい…フレンダさんは?」

フレンダ「なんか一通り泣いたらスッキリした」

佐天「私は納得してませんけど」

フレンダ「はぁ…――ああ、もう朝な訳よ。あと数分で朝日が昇るわ」

佐天「本当に朝日が昇ったら、死んじゃうんですね」

フレンダ「元から死んでるから、消えるが正しい訳よ」

佐天「……なにか言い残したこととかありますか? 伝言とか」

フレンダ「んー、ないかな。一通りそういうのは済ませたし」

佐天「へえ、そうなんですか」

フレンダ「うん、置手紙で」

佐天「―――は?」

フレンダ「……佐天さん? なにそのムシケラを見る目は?」

佐天「こ、のぉおおお、フレンダさんのバッキャロォオオオオ!!」バキィ

フレンダ「ナンデ!?」ドサッ

佐天「そんな一方的なやり方で、事を済ませたら、残された人たちはどうするんですかッッッ!!!」

佐天「いいです。今からでも遅くはないです。電話してください。それかダッシュで会いに行けゴー」

フレンダ「いやいやいやいや、ムリムリムリムリ。今さらこの状況でどうしろと。っていうか『私を殺した責任、とってよね?』なんて言える訳?!」

佐天「うるさいです。聞いてくれないなら、鯖缶カレー伝道師はお断りします」

フレンダ「えええええ―――ッ!!」




ペカー


フレンダ「あっ、朝日が!!」

佐天「アアーーッ! もうフレンダさんがモタモタしているからぁ!」

フレンダ「いやこればっかりは間に合わないわけでしょ」

佐天「ええい、もうこうなったら学校へ行こう!よろしくここから叫んでください!!」

フレンダ「はぁっ!?」

佐天「ほら早く!!さぁ!!」

フレンダ「この…んの…――ええいもう、どうせ死ぬんだ、やるならやってまえ!!」


フレンダ「麦野ォォオオオオオオオオ!!!! 私をよくも殺してくれたなぁああアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

フレンダ「この怨みは死んでも忘れない訳よぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!」

フレンダ「枕元で化けて出てやる訳なんだから覚悟しろォぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


フレンダ「どう? 満足?」



麦野「うん、満足満足。それで?」



フレンダ「―――――」

フレンダ「ほぇ?」



・・・・・



ガチャッ


浜面「や、やっと帰ってきたぁああ…」ドサァア

浜面「うぅ、24時間稼働はキツイ。眠たい。お風呂入りたぁい。そのまえに寝たぁい」

滝壺「うん、お疲れさま。お風呂入らないと汚いよ? 一緒に入る?」

浜面「……はいりゅ」


絹旗「はいはい、超イライラする超イチャイチャご苦労様です」

絹旗「あれ? 麦野、そういえばフレンダは?」

麦野「あー、なんか約束あるからって帰る途中、スーパー突撃してったけど…」

麦野「………なんかリビングに置手紙が…フレンダ…?」ペラッ

麦野「――――」

麦野「ちょっくら出かけてくるわ」

浜面「え? 麦野?」

麦野「おまえらは先に寝てろ。これは私とフレンダの問題だ」


バタンッ


浜面「……この手紙になにが…?」

絹旗「読んでみたらいいのでは?」

滝壺「うん」

浜面「じゃあ、読むぞ…」

ペラッ


浜面「―――」

絹旗「―――」

滝壺「―――」



フレンダ『アイテムのみんなへ。あの時、裏切ってゴメン。フレンダ』



浜面「……あのばっかやろう」スクッ






麦野「ハァ…ハァ…ハァ…」ダダダダダダダ

麦野「あのバカ…ホント。何も言わずに一言だけって―――!!」

麦野「フレンダぁああああああああ!!!! どこだぁああああああああああ!!!」


!?
ザワザワザワ
ナンダ修羅場カ?


麦野「クソッ、クソッ、クソッ!!」

麦野「………謝らなきゃいけないのは…私の方なのに―――!」



麦野(フレンダが私の目の前に現れてから一年が過ぎた)

麦野(死者は生き返らない。生き返ったとしても何かとんでもない代償がいるか、蘇りはごく短時間の現象か…)

麦野(とにかく、フレンダはいつか必ずいなくなる。そんな当たり前な事、わかってはいたんだ)

麦野(それまでの間、猶予はあった)

麦野(なにの―――)


麦野「バカ…バカ…本当に、私ってバカだ―――!!」


麦野(結局、一言も謝る事も出来ずに、この日が来るだなんて)


麦野「フレンダ…フレンダ…どこにいるのよ、フレンダぁああああ!!」








麦野「……………」

麦野「フレンダ…」

麦野(もうすぐ朝だ。夜明け前だ。夜通し学園都市中を走り回っても、あの金髪の姿を見かけない。金髪で見かけたといえば、スキルアウトの半ナントカに担がれたフレメアくらいだ)

麦野「フレンダ…」

麦野「もう、ダメなの? 結局、謝れないで終わるって訳?)

麦野「――はは、フレンダみたい」

麦野「――――」

麦野(あ、アイツラ…)

やっくん「ふへぇ、結局また徹夜しても売れなかったよぉ」

リーダー「こればっかりは仕方がない」

清ヶ「だから言っただろう。ベビーカステラは誰にでも出来るけど、あんまり売れないって。だって誰もがやるから」

ナル「ベビーカステラ美味しいね!」ヒョイパクヒョイパクヒョイパク

リーダー「しばらくの朝食はベビーカステラだな」ヤレヤレ

やっくん「三食どころかおやつもベビーカステラだけどねー」トホホ


麦野「見つけたぁああ」ガシッ


リーダー「ギャアアアアアア!!」ビクゥッ

「「「わあぁあああああ」」」

リーダー「な、第四位!原子崩しの麦野沈利?!」

リーダー「わ、わ、私たちに何か用かな…?」

リーダー(目がヤバい、目がヤバい、目がヤバい)

麦野「アンタ、確か探し物が得意だったわよね」

リーダー「へ? ああ、そうだけど…夜限定だが、学園都市中の夜空から地上を見下ろせる」

麦野「―――よし、今からフレンダを探せ。すぐだ。三分以内で見つけ出さないと、おまえら四人ともテケテケにして都市伝説にしてやるわよ」

リーダー「ひ、ひぃいいい!!!!」


・・・・・


フレンダ「………え、えっとー、麦野?」

佐天「え、この人が、フレンダさんを…?」

麦野「はぁあああ…」

麦野「てっきりあの変態と何かやるかと思えば…アンタ誰?」

佐天「えっと、フレンダさんとお友達をさせてもらってます佐天涙子です」

麦野「……あー第三位のお友達だっけ」

麦野「まあいいや。時間がないわ」

麦野「フレンダ!!」

フレンダ「ひゃっ」

麦野「アンタの言い分はよ―――ッくわかった」

フレンダ「……いやーそのーさっきのは言葉の綾っていうか、ノリでついた嘘というか――」

麦野「その、何というか―――」

麦野(覚悟を決めろ。今しかない)


フレンダ「―――ごめんなさい!!」

麦野「―――ごめんなさい…!!」

「「え?」」

フレンダ「いや、ほら。麦野が私を殺した理由って、第二位にボコられてあっさり麦野の事を売ったからだし」

フレンダ「ずっと起こっているのかなって。だって今までロクに目を合わせてくれなかったわけだし」

麦野「それは……」

麦野「……それはそうでしょ。私の短気で殺してしまったあなたを、今さらどうやって見ろっていうの…」

麦野「だから私に言わせてちょうだい。――…ごめんなさい…あなたに酷い事をしてしまった……この罪は死んでも償えないわ」

フレンダ「いいの。結局、私の自業自得だし」

フレンダ「それより麦野、顔を上げて。全然気にしていないから。うん、もう恨みも未練もないから…」

ペカーー


佐天「うっ」

佐天(朝日が…)



ボッ


フレンダ「!」

麦野「!」

佐天「フレンダさんに火が――」

フレンダ「……熱くない…ああ、この死は痛くないのか。それは、ありがたいわ」


麦野「フレンダぁ!」

フレンダ「―――」

麦野「………」ポロポロ

フレンダ「ふふ、鬼の目にも涙ってか…結局、麦野も人の子だった訳か」ボォオオ

フレンダ「佐天、うっかり私みたいにならないようにね!!」ボォオオ

佐天「うん…」ポロポロ

フレンダ「麦野、私の分も楽しく生きて」

麦野「うん…う゛ん…」

フレンダ「ああ、それと! 滝壺と絹旗にもよろしく伝えといて!! 浜面にはフレメアの事を頼んだわよって!!」ボォォオオ

フレンダ「あーそれと、あんまりフレメアの近くで目に毒な事をしないこと!! わかった!?」ボォォオオ

麦野「……わかった…」ポロポロ

フレンダ「……笑ってよ麦野。私の自慢のレベル5。いつもの偉そうな不敵な笑顔で。泣いてちゃ女が廃るって訳よ」ボォォオオ

麦野「……ああ、そうだな! 達者でなフレンダ。地獄でまた会いましょう」ヘヘッ

フレンダ「ええ、一足先に、あの世ってもんがあるのなら、地獄を一足先に体験してくるわ」

フレンダ「………」

フレンダ「あー、もう言うことないわー……けど、まあ最期に!!」フッ

フレンダ「――アイテム最高!! いやぁ結局、私の人生って最高の一生だったって訳よ―――!!!」アッハッハッハッ

フレンダ「………じゃ、バイバイ」ボボボボ


バシュッ


佐天「――――――」

麦野「――――――」


佐天「あ、フレンダ、さん……」ボロボロ

麦野「フレンダぁあああああああ!!!!」アアアアアアアアアアア…!


佐天(フレンダさんは朝日に照らされ、青い炎に包まれて、あっけなく)

麦野(その瞬間の表情はとても穏やかで、澄んだ青紫色の空へ、文字通り灰も残らず)

((消えていったのだった))


アアアアアアアアアアアアアアアアアアア…



五和「………」

五和「教皇代理、術式の成功を確認しました。フレンダ=セイヴェルンは消失しました」

建宮『そうか…ご苦労さん。甲子園から出た野球人形たちも同じように発火による消失をしている。これでこのバカ騒ぎもお開きって訳だ』

建宮『さて、帰って帰国の準備だ。五和、病院に寄っていく時間くらいあるぞ?

五和「………いえ、ただちに帰還します」




・・・・・



建宮「………辛い所を見させちまったかな」

ステイル「彼女も魔術師の端くれなら、それくらいやってほしいけどね」

ステイル「さて、僕もそろそろ寝るよ。どうも昼夜逆転してしまってね。まぁイギリスに戻れば正常の体内時計なんだが」

建宮「……この術式、日光に弱い吸血鬼の特性を利用したんだっけか。――あんさんの顔、吸血鬼みたいになってるぞ」

ステイル「余計なお世話だ。帰国の準備が出来たら呼んでくれ。僕の事なら心配するな、いつでも出来ていr」バタンッ

建宮「おーい、ステイルさーん? その床はあんさんのベッドじゃないぞー!」

建宮「……ったく」ポリポリ


建宮「………上条さんよ、お疲れさん。また会おうぜ――」



今日はここまで
また来週オネガイシマスヤァ…

こんばんわ
先週顔を見せられなくて申し訳ありません
ちょこっと書いていきます

―――――
――――
―――








これは夢だ。






夢を夢と認識する夢を明晰夢と言うらしい。

たしかそれはただぼんやりと「あ、夢だ」と感じて認識するらしいが…

今回ばかりは真っ先に夢だと確信した。

目の前には一人の男がいるのだ。


――――。


ソイツは白いカッターシャツを着て黒の学生ズボンを履いていて、中肉中背で、ツンツン頭で、そして体中どこもボロボロで――


「よう、上条当麻」


――上条当麻がそこにいた。


「そう警戒するなよ、俺。別におまえと入れ替わろうとしている訳じゃないぜ」


そう言われても無理がある。

これは直感だが、こいつはもしかして――


「そう、俺は2年前の7月28日までの上条当麻だ」


――俺の失われた記憶だ。


「おまえの内臓に微かに記録された上条当麻の『記憶』。つまり、おまえからすると『知りたかった過去』だ」


………悪い夢でも見ているようだ。


「いや、そうでもないだろうぜ。偽善使いの俺だけどよ、おまえの今までの活躍は心から称賛したいと思っているよ」


たいしたことはしていない。ただ、俺は手に届く範囲で泣いている誰かを助けたかっただけだ。


「――ああ、それは俺が出来なかった事だ」


とても悲しそうな、寂しそうな顔でそう言った。――過去の俺に何があったのだろうか。救えなかった人がいたのだろうか。


「……蜜蟻が元気そうで何よりだよ。死んでなくてよかった。食蜂と大変な事になってたけどな。あれはビックリしたぜ」


で、おまえは何の用なんだ?


「ん?おいおいいきなり本題かよ。まあいい、この夢はおまえが主役だ。おまえの好きにするさ」

「まあ簡単だ。俺はおまえになる」


………?


「つまり、俺の記憶をおまえの脳に写すんだよ、つまりデータのコピペだ」

「カエル先生の思惑通りなら、おまえのノウミソは2年前――いや3年前のデッドロックに頭をカチ割られた以前の姿になる」


――それは……いやそんなことをしたら、今の俺は――


「安心しろ。起きればわかる……だが、いくつかは欠損していても文句は言うなよ。なにせ、俺とおまえの記憶はあくまで別人のものだ」

「別々の記憶がかち合って、後から廃人になってもクーリングオフは効かねえからな」

「まあそんときは食蜂が何とかするだろう」


そんな無責任な事があるかっ!

思わず声にあげそうになるが―――……視界が霞んだ。

ああ、そろそろ覚醒の時か。


「時間だな。もう朝だ。お目覚めだぜ。じゃあな、上条当麻。もう会う事はないだろうけど、みんなによろしく伝えておいてくれ」


――ちょっと待て! ちょっと待てよ上条当麻!!


「――ああ、それと最後に」


はぁ!?


「……インデックスを泣かせずにいさせてくれて、ありがとうな」


………。



―――――
――――
―――



上条「―――」パチッ

上条「…………そんな押し付け方ってないだろ…」


上条(目が覚めた。身体がやけに重い)


上条「ここは…病室…? ああ、そうだ。たしか看取を助けたあと手術を受けて…――って髪が長い!!」


上条(ツンツン頭だった頭髪は肩口までかかるくらいになっているのには、重たい頭に触れて初めて分かった)


上条「……オイオイ、俺ってどんだけ眠っていたんだ…?」

上条(訳が分からない状況に戸惑う)

上条「落ち着け。アイツは記憶のコピーは済んだって言ってたじゃないか…夢だけど」

上条(ここは記憶の反芻をしよう)

上条(俺の名前は上条当麻18歳。――高校に通っていて、右手に宿っているのは『幻想殺し』っていう異能を[ピーーー]能力だけど度重なる不幸の原因)

上条(草野球チーム『チーム第七学区』のキャプテンで、彼女は―――)


オティヌス『おはよう。よい夢を見れたか? ふふ、愛い奴め』

ドリー『おにいちゃん、おはよう!チュッ』

看取『ダーリンおっはー。アレアレ~、これは誰のキスマークかなぁ?』


上条「オティヌス、ドリー、看取………そして……そして―――」



操祈『当麻さん、おはよう』


上条「―――」


上条「操、祈――」


操祈『当麻さん』


上条「操祈…」


操祈『当麻さん!』


上条「操祈!」


上条「覚えている…覚えている…!」

上条(あの金髪、あの黄色い目、あの体も、声も、立ち振る舞いも、愛しさも)

上条(“あの交差点での出会い”も“発電所での再開”も――!!)

上条「みんな…みんな、覚えている…!」


上条(こんなに嬉しいことはない。嬉しくて嬉しくて、涙が出る)

上条「操祈…操祈…操祈―――!」

上条「こうしちゃいられない。――そうだ、外に―――――ぐぇっ!?」グシャッ

上条(ベッドから出ようとした。が、足が上手く動かなくてベッドから落ちた。体が自分のものじゃないように重たい)

上条(点滴スタンドとベッドを掴んで這い上がる)

上条(『起き上がる』それだけが重労働だった)


上条「はぁ…はぁ…」キョロキョロ


上条(病室には暖房がかかっている。そのくせ乾燥している感じがしないのは、加湿器も動かしているからか)

上条(時計の針は7時を回ったところ――いったいいつの7時だ)

上条(窓にはカーテンが掛かっていて外の様子が分からない。手を伸ばす――細くなった腕は上げるにも億劫だ――カーテンを開いてみると)


上条「――雪」


上条(信じられない光景だった)

上条(改めて見渡す。周りにあるのはテレビとリモコン。真新しい花と花瓶。そして―――)



液化人影『――――』



上条「看取の、液化人影…?」

上条(依然と若干色が違うような気もするが、確かに警策看取の液化人影がそこにいた…そして驚いたような表情をすると―――)



………タタタタタタタ、ダダダダダダダダダッダッ――ガラッ


看取「ダーリン!!」

上条「看取!!」


ダダッ


看取「―――ああ、やっと、やっと目が覚めた……!」ギュウッ

上条「看取…看取…苦しい…」

看取「ゴメン、ゴメンネ。だけど、ゴメン、しばらくこうさせて…!」ギュウウウ

上条「………」

上条「うん…」ギュッ



・・・・・



上条「え、5ヵ月?」

看取「ウン、5ヵ月」

上条「そんなに眠ってたの?」

看取「ホント、心配したんだから」

カエル先生「いやぁ驚いたよ? ボクの予想では1週間くらいかな?って思ってたんだけどね?」カリカリ

カエル先生「ハイ、脳の方は異状ないみたいだね? 瘦せ細っているけど、体の方はピンピンだから。とりあえず今日からリハビリね」

上条「……えっと…どれくらい?」

カエル先生「うーん、1か月半くらい?」

上条「……学校は?」

カエル先生「無理だね?」

上条「………って事は…」

カエル先生「ダブっちゃったねー?」

カエル先生「タイミングよく4月から登校できるよね?」

看取「私としては、ダーリンと1年間一緒に学園生活とかユメのような生活なんだけどー」クネクネ

上条「ふ、不幸だ…」

カエル先生「生きていることが幸運だよ?」

カエル先生「じゃあ警策さん、これリハビリテーションに回しといて。スケジュールは特別メニューで」

看取「ハイハーイ」タッタッタッ

上条「………なんで看取がナースやってんの?」

カエル先生「バイトだよ? 君、1日も油断できない状況だったからね?」

カエル先生「いつ衰弱死してもおかしくなかったから、専属ナースとして雇わせてって。もちろん学業優先させたけど。彼女、なかなか優秀だよ?」

看取「ダーリンのカラダの隅から隅まで網羅済みです!ぶい」ヒョコッ

上条「」

カエル先生「いいから行きなさい」


・・・・・


―――病室


上条「留年決定かぁ…うっわ、スマホのラインが……土御門と青ピーの煽りがヤベーな」ポチポチ

上条「…………」

上条「留年かぁ…」

上条「まあ、こうして生きているだけでもラッキーだな…」


コンコンッ


上条「はーい」


ガラッ


ドリー「おにいちゃん!!」ダダダッ

上条「ドリー!! ―――ぐへぇっ!!」

ドリー「おにいちゃあああんっ」グリグリ

上条「ド、ドリー…病み上がりのボディにタックルを決めるな……俺、今、ガリガリなんだぞ…」

ドリー「ガリガリ…ガリクソン?」キョトンッ

上条「うん、それだと全く逆の体型になるね」

ドリー「にへー。ひさびさの、おきてるおにいちゃんのにおいだー」クンカクンカ

上条「……」

上条(と、いつものように――ドリーからすれば約半年ぶりだが――俺の頬ずりをして体を預けてにおいをかいで来るが、その目には涙を浮かべていて)

上条「ドリー、元気にしていたか?」ナデナデ

ドリー「うん!」


??「もう、ドリーったら急に走ったらダメでしょ~」


上条「!」

上条(懐かしい声がする)

上条(その甘ったるい声は――黄色い髪の、あの)

上条「みさ――!」


??「操祈ちゃんじゃないんだなぁ、これが」


上条(食蜂操祈ではなく、栗色の髪をなびかせた)

上条「蜜蟻、愛愉…」

蜜蟻「そう、蜜蟻愛愉ちゃんなのでしたぁ――――え」

上条「蜜蟻…」

蜜蟻「え、嘘。私の事、覚えて―――」フルフル

蜜蟻「うわぁああ…!」ダッ


ドコォッ


上条「うごぉっ!? み、蜜蟻…だからタックルやめ…ぐふっ」

蜜蟻「ああんもう、バカバカバカぁ! ちゃっかりあの女の計画通りにちゃっかり治ってるんじゃないわよぉおお!!」ポカポカポカ

上条「嬉しいのか嬉しくないのかどっちだよ!? ――むぐっ!?」チュッ

蜜蟻「―――」チュウウウ

ドリー「ああっ、めざめたおにいちゃんとのハジメテのキスとられたぁ!」

蜜蟻「ぷはぁ、ふふ、ごちそうさま❤」

蜜蟻「食蜂操祈としてあなたとイチャイチャラブラブしていたのは、私のカ・ラ・ダ☆」

蜜蟻「だから、相性もバッチリなんだなぁ。責任、とってよね、ア・ナ・タ」

上条「―――…///」ドキドキ

蜜蟻「ふふ、ああ、生で感じる貴方の身体。火照ってきちゃったから」ヌギヌギ

ドリー「あわわわわわ…///」

蜜蟻「溜まってたぶん、私で――ぐへっ」ボカッ

?????「コラコラコラコラ、なに再開して早速発情しとるのだこの泥棒猫が」

蜜蟻「あっいったぁあ…」


オティヌス「ようやくお目覚めか、おまえよ。まったく、将来の旦那が植物人間になるんじゃないかとヒヤヒヤしたぞ」ヤレヤレ

上条「おまえ…オティヌスか?」

オティヌス「おっと、この体では初めてだな。いやぁ、見下ろすおまえの顔も久々で新鮮だ!」ハッハッハッ

上条「いや…それはそうだが……――デカくね?」

オティヌス「ん?」

上条「なんで180㎝の長身巨乳お姉さんになってるの? なんでボインなたわわで縦セーター? トレードマークの帽子と眼帯はそのままだけど」

オティヌス「おっと、おまえの好みに合わせたつもりだったが」ボインボイン

オティヌス「どうだ? 上から110・84・95のワガママボディだぞ?」

上条(一瞬オリアナかと思った)

上条「えっと…ちょっと理解が追いつかない」

上条「元のおまえってこう…ちっちゃくて控えめなお胸だったような―――」

オティヌス「おっと、再び昏睡状態になりたいのかな?」

オティヌス「うむ、どうやら戸惑っているようだな。ちょっと待ってろ」スタスタ

上条「?」



~数分後~



オティヌス「お待たせ」

上条「!? 出会った頃のオティヌスのサイズだ!! どうなってんだ?」

オティヌス「うむ、この体が一番しっくりくるな」グッパグッパ

上条「?」

オティヌス「種明かしをするとだな」ゴソゴソ

オティヌス「ほら、私の右目を覗いてみろ」ギシッ

上条「―――?」


妖精オティヌス「やっほー」


上条「ち、ちっちゃいオティヌスが頭の中に!?」

オティヌス「そう言う事だ。私の本体はあくまで私の脳の役割をしているだけ! 体の触覚を本体の感覚にリンクさせているのだ!」

オティヌス「つまり! この体はタンパク質とカルシウムで出来た駆動鎧なのだ!」ババーン

上条「な、なんだってーーーーッ!」

上条「ま、まさか、さっきの身体って…」

オティヌス「ああ。おまえがあんまりにも起きないから、私が暇つぶしで作ったボディだ!」バババーン

上条「ひゅっ…」

上条「………ちなみに何体くらい作ったの?」

オティヌス「えーっと、ノーマルボディと、グラマラスボディと、ロリっ子ボディと、それと…」

上条「まだあるのかよっ」

オティヌス「まあ色々だ! 維持費はかなーりかかるけど、おまえが稼いでくれるから大丈夫だ!!

上条「………」

上条「もしかして、垣根に色々頼んだ?」

オティヌス「垣根だけじゃないぞ! マリアンにも色々頼んだ! いやあ、科学と魔術の結晶だな! 完璧な肉体が出来上がった! まさにグレムリン!」

オティヌス「アッハッハッハッ」

上条「………」ジトー

オティヌス「アッハッハッハー――――」

上条「………」ジトー

オティヌス「すまん、マジですまん。出来心だったんだ」

上条「………いいよ、何とかする」ゲッソリ

蜜蟻「おお、もともとゲッソリしていた上条さんの顔色が更にゲッソリに」

ドリー「おにいちゃんだいじょうぶ?」

上条「ダイジョーブ、ダイジョーブ」


コンコンッガラッ


看取「ハイハーイ、ダーリン、点滴交換の時間&今後の予定の相談の時間ですよーって、みんな揃ってるね」

上条「看取……俺が眠っている間、カオスな事になってない?」

看取「ソリャー、渾沌を煮て煮詰めて煮詰まりまくったよ。5ヵ月だよ?」

看取「いやぁ…学園都市もペナントレースも色々ありましたとも。あ、浜面さんちに子供出来たって。あそこはもう更にシュラバってて…」

上条「もういい。これ以上の情報は後でいいから。これ以上の現状は受け入れがたいッ!」

看取「あっそうザンネン。かなり面白い事になってるんだなぁダーリンの周り」



上条「………ん?」

看取「どうしたの?」ベタベタ

ドリー「おにいちゃん?」ベタベタ

蜜蟻「なにか大事な事を思い出したのかなぁ?」ベタベタ

上条「それはそうなんだが…蜜蟻」

愛愉「愛愉って呼んで❤」

上条「愛愉」

愛愉「きゃーっ」

オティヌス「おい、おまえら離れろ。冬でも暑苦しいわ」ベタベタ

上条「おまえもな」


上条「……なあ、操祈は?」


ドリー「………」

看取「………」

愛愉「………」

オティヌス「………」

上条「………え?」

・・・・・


―――時を遡る事、5ヵ月前 学園都市甲子園球場―――



アハハハハハハ…
ワイワイ…
オーイ、オマエラーソロソロ朝ダゾーー



黒垣根「……もうすぐ朝だな」

獄彩「そうね…」

林檎「……」

誉望「捕まえてきました」

猟虎「うぅ…アリサさまのライブ…見たかった…」

誉望「今日やってなかったんなら仕方がないだろ」

黒垣根「つーか直接会いに行けばよかっただろ」

猟虎「……その、私の存在感って、基本的に空気なので……」

獄彩「あー気付かれずにスルーされちゃうのね。仕方がないから諦めなさい」

猟虎「くっ、こうなるのならあの時、唇を奪っておくべきでした…ッ! あと一緒にお風呂とか…ッ! チャンスはいくらでも…!」グヌヌ

誉望「それはさすがに気付かれるからやめてて正解な?」

黒垣根「つーか鳴護アリサ? そんな奴ハナからいたかー?」

獄彩「あなた、音楽に全く興味ないから知らないのも無理ないわね」

黒垣根(そういう意味じゃないんだなぁ。まあいいや、アイツの問題だし)




黒垣根「………朝日が昇ったら、俺たちは逝くが…未練はないよな、おまえら?」

誉望「ないっす。まあ一度でいいから貴方に勝ちたかったくらいですけど」

黒垣根「諦めろ」

猟虎「あります!!」



獄彩「

黒垣根「諦めろ」

誉望「デスヨネー」

猟虎「私はありますっ!!」

黒垣根「一応聞いといてやる。なんだ?」

猟虎「アリサちゃんとレズセ――」

黒垣根「ハイ、諦めろー」

猟虎「クッ、どうか来世はアリサちゃんの子供として生まれてきますように…! ぐへへ、アリサママ…」


(((キモッ)))



林檎「………」

黒垣根「まったく、どいつもこいつも…」ククッ

林檎「ねえ…もう終わりなんだね…」

黒垣根「……ああ」

黒垣根「林檎…おまえはたった半日しかなかったが…なにかやり残したことはあるか?」

黒垣根「特別だ。たった数分だけど、なんでも願いを叶えてやる。俺の出来る範囲だがな」

林檎「――――」

林檎「ねえ、私たちってマジュツシ?って人たちに殺されるんだよね…朝日に照らされると炎で焼かれるって」

黒垣根「ああ…」

林檎「痛いのかな…」

黒垣根「………かもな」

林檎「じゃあ、お願い、いい?」

黒垣根「なんだ」


林檎「――垣根の力で、みんなを痛くしないで?」


黒垣根「…………」

黒垣根「―――お安い御用だ」バサッ

黒垣根「ちょっくら奴らの術式ってヤツに細工をしてやる。なに、効果は変わらねえ。太陽光の光に別の指向性を働かせるだけだ」

黒垣根「炎で焼かれて苦しみながら死ぬ? ―――ハハ、俺にそんな常識は通用しねぇ!」パアアアアアア


ペカ―――ッ



林檎「――――///」

猟虎「あっ、太陽が」

誉望「登ってきましたね。ああ、甲子園に登る太陽は、ここまで綺麗なんすね――」ボッ

猟虎「あっ、痛くない」ボッ

黒垣根「どうだ、林檎。これで満足か?」

林檎「うんっ。ありがとう、垣根。やっぱり垣根の翼ってキレイだね…! 太陽に照らされて、まるで天使みたい」///

黒垣根「………バーカ」///


黒垣根「―――」ボッ

林檎「―――」ボッ

林檎「……暖かい…」

林檎「―――ねえ、獄彩」

獄彩「………なにかしら?」

林檎「獄彩は、私の事を――ううん、垣根の事も、猟虎の事も、………ええっと、誉望?の事も、ずっと覚えててくれる?」

誉望「ちょ!? なんで猟虎ちゃんは覚えてて、俺の名前を忘れるんっすか!?」

林檎「存在感」

誉望「―――」ガーンッ

獄彩「………ふふっ」

獄彩「あははは」

林檎「どうかな?」

獄彩「心配しないで、林檎ちゃん。貴女の事も、垣根も猟虎も誉望も、絶対に忘れないわ――っていうか、忘れられるもんですか」

獄彩「ええ、あなた達は私の大切な仲間よ。それは胸を張って言えるわ。私、おばあちゃんになるまで死なない予定だし、覚えていてあげる」

獄彩「だから、安心して逝ってちょうだいな」ニコッ


林檎「――――/// ………うん、安心した。――じゃあ、バイバイ」

黒垣根「らしくない事を言うなよ。―――あとは任せた」

誉望「じゃあ、来世でまた会いましょう!」

猟虎「あ、誉望くんは来世は他人がいいです」

誉望「ヒドイ!!」


誉望「……ぷっ、はは」ボボボボ

林檎「アハハハ」ボボボボ

黒垣根「ハハハハ」ボボボボ

猟虎「ふふふふ」ボボボボ

獄彩「あははは…」



バシュッ




獄彩「……………」

獄彩「……………」

獄彩「……………」

獄彩「―――――」

獄彩「ホント、暗部の人間らしからぬ、いい死に方。――ま、一度目は酷い死に方だったから、今回はね…」

獄彩「はぁ…ええ、約束は守るわ」クルッ



獄彩(学園都市甲子園球場には、私以外の人間はいなくなった)

獄彩(みな、灰も残らず燃えていなくなった)

獄彩(あれだけどんちゃん騒ぎをしてた野球人形たちは痛みを感じず安らかに)

獄彩(たった一人の優しいレベル5のおかげで笑顔でこの世を再び去っていった――)

獄彩「………みんな、頑張ったわよ。木原に振り回されて、生きている人を振り回して」

獄彩「さて、次は貴女が頑張る番よ――食蜂操祈さん」

・・・・・


愛愉「今、私と操祈ちゃんは能力も記憶も精神も、すべてのリンクを解除している状態なの」

愛愉「二つだったのを一つに混ぜ合わせた精神を、もう一回二つに分離させたの」

愛愉「で、もう操祈ちゃんの姿でいる理由はないから、私は再び整形して元の姿に戻って今に至る」

愛愉「そこまでオッケー?」

上条「ああ」

愛愉「でももともと精神にダメージを負っていた操祈ちゃんはあなたと同じ5カ月間昏睡状態のまま」

愛愉「あの研究所のあのカプセルの中に今も眠っている」

愛愉「自分の能力で自分の心を虐めまくって自責の無限ループに陥っているわぁ」

上条「……じゃあ、どうすれば」

愛愉「それはもう簡単」

愛愉「上条当麻の右手で頭をコツン☆と叩けば、お姫様は目を覚ますはずよぉ」

上条「―――!」

上条「なら――」ガタッ

看取「ハイ、ストーップ」

看取「気持ちは分かるけど、現状、一人で立っていられる訳ないのにお姫様救出なんてムリムリ」

上条「じゃあどうするんだよっ!」


看取「そりゃあ…リハビリしかないよね?」

上条「お、おう…」

看取「5か月間寝たきりだった体を、せめて女の子をお姫様抱っこ出来るくらいには回復させたいのがニンジョーって奴でしょ」

上条「おう」

看取「って事で、ここに5カ月間ガンバって勉強して理学療法士の資格をすべて取得したリハビリのプロがいます」ハイッ

上条「え?誰?」

ドリー「………にへー」

上条「え、ドリー? ドリーが、理学療法士…?」

ドリー「ねえ、おにいちゃん。EMS…Electrical Muacle Stimulationってしってる…?」スルスル

上条「え、な、なんだって? いやちょっと待って、なんで蛇が如く全身を絡みとってくるの?」

上条「怖いんだけど、目が怖いんだけど」

看取「実はドリーもここでバイトしているんだよねー。ダーリン専属のリハビリトレーナーとして」

ドリー「じゃあ、まずはいちばんよわくいくよー」バチッ

上条「え、ちょ、まさか電気を流して筋トレをするつもりじゃ――」

ドリー「――セーカイしゃにはハクシュ」バリッ

上条「アババババババババババババッッッッ」ビクビクビクビク

上条「イタイタイタイタイタイタイイタイイタイイタイ!!!!!」ビリビリ

ドリー「がまんですよー」

上条「か、体中の筋肉と言う筋肉が震えるゥウウウウ!! そして何より痛い!! 全身の筋肉が攣りそうなんですけどぉおおお!!!」

看取「はい、ガマンでちゅよー。あ、攣りそうになったらスポーツドリンク飲むといいよ?」

愛愉「能力で痛みは軽減できるから、ドンドンバリバリやっちゃおっかー。あ、私も5カ月間頑張ってメンタルヘルスの資格取ったから。貴方専属の精神科医でぇす❤」ピッ

ドリー「出力上げるよー」

上条「アガガガガガガガガガガ!!」

オティヌス「私はおまえ専属の応援団だ。フレーフレー」

上条「ああああああとでででででで…おぼぼぼぼ、ええててててえろろろろろろろおおおおおおお」バチバチバチ

今日はここまでにさせてください
ちょっとのつもりが朝までかかっちゃった…

来週の土曜日にまた
朝ごはん食べたらまた来るかも

お久しぶりです
明日の18時から始めまする

おくれましたがはいめます


―――1か月半後





操祈(私は、なんて積み深い人間なんだろう)

操祈(今思えば…私は失敗だらけの人生だ)

操祈(基本的に、たいていの事は出来る。失敗した覚えはない。――運動と料理以外は)

操祈(でも私が最もしたい事。最も願う事はいつも、するりと指から滑り落ちてしまう)

操祈(そしてその経験則に違わず――最愛の人にすごく迷惑をかけてしまった)

操祈(私はあの人に相応しくない)

操祈(そういう結論に至るのは当然)

操祈(だって、私があの人の隣にいると、あの人は不幸になる)

操祈(あのドットロックの事件といい、私の暴走といい、次どんな脳の損傷を受けるかわからない)

操祈(二度あることは三度あるという――なら、ここはあの人の前から私は消えてしまったほうが――――――)

操祈(ああ、イヤだ。嫌だ。あの人の傍にいたい。だけどいたらいた分だけ不幸になる)

操祈(私はただの悪魔だ。疫病神だ。この世からいないほうがマシな人類だ)

操祈(――なら私は一生、ここで眠ろう)

操祈(そう決意して、私は私に能力で麻酔をかけた。もう二度と目覚めることはない冷凍保存。ゆっくりと穏やかに衰弱死する棺の中で)

操祈(大丈夫、私の代わりなんて蜜蟻さんがやってくれる)

操祈(そうして私はこのガラスの棺の中で、無限ループする思考回路の迷路を彷徨い続ける)

操祈(――ああ、愚かな私に相応しい罰なんだろう)



「って、そんな訳ないだろ、バカヤロウ!」



・・・・・

――旧才人工房


上条「―――やっと、ここにこれた」

愛愉「そ、ここにあの女が引き籠ってベソかいてるって訳よぉ」

上条「長かった…」

ドリー「リハビリ、がんばったもんね」

上条「死ぬかと思った…」

看取「ダンマツマが病院中に響いてたしね…」

オティヌス「しかしこうして立って歩けるまでにはなっただろう」

上条「ここまで求めてない!」ムキィッ


オティヌス「北斗の拳みたいな体だぞ…プププ」プルプル

ドリー「ごめん、やりすぎちゃった」

看取「ドリーは悪くない。悪いのはダーリンの異常な回復能力と」

オティヌス「事を聞きつけたバカドモの差し入れだな」



シャットアウラ『話は聞いた! 飲め! プロティンだ!!』

浜面『あとこれ、アスリート御用達のいろんなサプリもあるぞ』

土御門『あとこれは統括理事長からだにゃー。なんでも、この豆を一つ食べればたちまちどんな怪我でも一発で治るとかいう、その名も仙z』


愛愉「ま、女の子を一人抱えるくらいは余裕よねぇ」

上条「うぅ、ムキムキすぎて自分でも怖いんですけど」

上条「っと、そうこういっている間に、エレベーターの前に来たか」

愛愉「これに乗った先に、操祈さんはいるわよ」ポチッ

上条「………そうか。今思えば、懐かしいくらいだ」


チーン

ガゴンッ


上条「!」

上条「おまえは…」

帆風「お久しぶりです、上条様」

上条「操祈の護衛か。ずっといたのか」

帆風「はい。すべては女王の為…」

愛愉「あれ? 食蜂派閥は解散させたよね?」

帆風「はい、派閥を解散しましたが、私をはじめ旧派閥の皆、あの方に今もお仕えしております」

帆風「いつか、女王をお救いになる貴方様がいらっしゃるその日まで」

上条「……」

上条「わかった、行こう」

上条「案内してくれ」

帆風「はい…では、こちらに」


・・・・・



愛愉「―――って、感じで、一方的に派閥を解散、自分が持っていた資産は売って、研究やらなんやらはめんどーなコト私に押し付けて」

愛愉「見事、食蜂操祈さんは若干16歳で終活を完了させたのでしたー☆」

愛愉「おしまい」

上条「………」

帆風「………」

ドリー「……」

看取「………」

オティヌス「………」

愛愉「ま、そんな事させないけどねー」

上条「………」

愛愉「ちょっと、怖いよ当麻くん」

上条「ごめん、ちょっとイラっときた」

愛愉「これが私の性格だからねぇ。ま、一度歪んだものは治すのは難しいというか治せないというか」

愛愉「あの女もそう。一度負ったトラウマで、精神を極限まで追い込まれるには十分すぎる要素」

愛愉「貴方は記憶喪失だったから、実感わかないと思うけど……あなたが脳にダメージを負ったあの夏の日まで、かなり捻くれてたみたいよぉ」

愛愉「私を死なせた、っていうトラウマでね。まあ生きてたけど」

上条「………」

上条「俺のせいだ…」

愛愉「いいえ。これは貴方のせいじゃあない。あの女と私が勝手に暴走して勝手に自滅して勝手にいじけてるだけ」

愛愉「貴方がやるべきことは、あの女を起こしてやって、頑張ったねって言ってあげて。――そうじゃないと、食蜂操祈は報われない」

上条「………わかった」


チーン

ガゴンッ



帆風「着きました…あちらへどうぞ」

上条「……ああ」ツカ ツカ


上条「ここへ来るのも久しぶりだな」ツカ、ツカ

上条「よう、久しぶりだな、操祈」



操祈『―――――――』


上条「って、ガラスの中だから聞こえないか」

上条「帆風、開けてくれ」

帆風「はい。設定を一度切り離しますので、しばらくお待ちください」


上条「……なぁ愛愉、操祈はいったい、どんなことを考えているんだろうな」

愛愉「んー、そうだなー、簡単に言うと…」ゴソゴソ

愛愉「ぽちっとな」ピッ

上条「え!?」バチッ





上条「―――――」

上条「………」キュインッ

愛愉「って感情。お分かり?」

オティヌス「コラコラ、自殺志願者の思考回路をぶつけてやるな。コイツまで鬱になったらどうする?」

愛愉「その時はぁ私が付きっ切りで回復訓練するゥーんだ❤」

看取「うっわ、この人ゼンゼン懲りてない」

ドリー「あくじょだ…」

愛愉「褒められても困るなぁ」

愛愉「……で、ヒーローの経験からして、この女に救いようはあると思う?」

上条「………」

上条「あったりまえだろ」ザッ

オティヌス「ふん、愚問だな」

オティヌス「このバカはその手の輩を見たら、火山の火口でも絶対凍土の果てでも、魔神の総攻撃の中でも突撃するバカだぞ?」

愛愉「――」ニタニタ


帆風「…準備できました。開きますわよ」

上条「頼む」


オティヌス「わかっている癖に煽るなよ」

愛愉「テヘッ。あの女の考えている事、全部否定したらどんな吠え面かくか見たくない?」ニマニマ

看取「シュミ悪っ」

ドリー「ひらくよ!」

ガゴンッ

ヴィーーーー


上条「操祈…てめー…『迷惑をかけてしまった』とか自分と居ると『不幸になる』とかやれ『悪魔だ。疫病神だ。この世からいないほうがマシな人類だ』とか…」ググググ

上条「挙句の果てに『これ』は罰だ…?」

上条「って、そんな訳ないだろ、バカヤロウ!」バッ

コツンッ
キュインッ

―――――
――――
―――



操祈(そんな声が聞こえたかと思ったら、目の前の暗闇が、薄い飴細工を叩き割ったかのように、ひび割れて、崩れて、木っ端微塵に崩れて――)

操祈(そして、向こう側にはあの人が――)



―――――
――――
―――



上条「起きろ操祈! いつまで寝てるんだ!!」

操祈「――――」

操祈「…………」パチクリ

操祈「え…うそ、当麻さん……?」

上条「他の誰に見えるんだ?」

上条「まったく世話が焼けるな、相変わらず―――――よう、3年ぶりだなキンキラ小娘」

操祈「――――」

操祈「……しょ、食蜂操祈サマ、よ……この交差点食パン激突山頂のナンパ男―――」ブワッ



操祈(愛しの人が、目の前に立っている)

操祈(それどころかちゃんと私を両目でとらえていて、視えていて、そして微笑みかけてくれる)

操祈(いやそれどころか、あの時の台詞を言われたら、それだけで、私の心は文字通りふっとんだのだ――)



上条「………全く、おまえは頑張りすぎなんだよいつも」スッ

操祈「なによぉ…うまく行ってるじゃなぁい…!!」ポロポロ

操祈「わぁぁああん!!」ギュッ

操祈「よかったぁ…よかったわよぉ、一時はどうなるかと思ったわよぉ!!」ポロポロ

上条「頑張ったな…ホント、おまえは頑張ったよ」ギュッ

上条「ありがとう。おまえのおかげで、俺はかつての俺を取り戻せた」

上条「ありがとう。愛してる」

操祈「私も愛じでるぅうう…」

上条「はっは、泣き顔ぶっさいくだなあ」

操祈「うるさいばかっ」バシッ

上条「はっはっはっ」



上条(こうして、私、上条当麻の夏は幕を下ろしたのだった。長い長い、夏が終わったのだ)

上条(でもこれからまだまだ、俺たちの物語は続いていく。楽しい毎日、騒がしい毎日がずっと続いていくに違いない)




~エピローグ~







ワァアアアアアア…!
ウォオオオオオオ…!




実況『さぁ9回の裏、3点を追いかけますソフトバンクホークスの攻撃』

実況『2アウトから三森はセンター前ヒット、続く川瀬は粘ってフォアボールを選び、バッテリーエラーで3塁2塁となり、4番栗原が申告敬遠』

実況『ツーアウト満塁…! 一発出れば逆転サヨナラ…!』

実況『バッターは途中守備からついている九鬼に、どうやら代打を送るようです。小久保監督は誰を選ぶのか?』


『5番九鬼に代わりまして……上条ぅうう当麻ぁあああ! 東京都、学園都市出身!!』



ワァアアアアアアアア!!!



実況『ああっと、ここで今日プロ初昇格を果たした上条が出てきました!!』

実況『ウェスタンでは現在ホームランと打点で二冠の上条が、満を持して登場です』

実況『プロ初打席が最終回一発逆転サヨナラの場面です!!』



実況『初球…ボール! 外のスライダーを見ました。冷静です。ここは振ってしまうものですが、バッテリーも打者も冷静です』

実況『次は…ストライク! インコースのストレートを振っていきました。鋭いスイングがボールの下を掠めました』

実況『ボール! 大きく外れました……外のスライダーをカットします。――――見ました、低めの際どいストレートにバットが止まった!!』

実況『ツーアウト満塁、一発あればサヨナラ! フルカウント!!!!』

実況『さあ勝負の一球となるか!!!』

実況『ピッチャー投げました―――打ったぁアアア!!!!』

実況『打球は左中間へ飛ぶ! 伸びる、伸びる、伸びるぅぉ、ああああああああああああ!!!!!』

実況『入ったぁああアア!!!! なんと、プロ初打席は、サヨナラ満塁ホームラァン!!!』

実況『上条、大きく腕を掲げながら、ダイヤモンドを走り抜けます! そして今、ホームイイイイン!!!!』




・・・・・




上条「~♪」カツンカツンカツン

上条「ふふ、人生で初めてヒーローインタビューを受けてしまった…」ニマニマ

上条(私、上条当麻はプロ野球選手である)

上条(あの後、1年また高校生をやり、卒業後の進路に悩んでいた時、プロ球団複数から調査書を送られた)

上条(いや確かに、3年の夏は学園都市内でリーグ戦とかやってたけど。まさかプロにまで注目されるとは…)

上条(でもまさか超能力者である俺が学園都市の外へ行くだなんて、と冗談交じりで気にしなかったが……)

上条(……なんとソフトバンクからドラフト3位で指名されたのである)

上条(プロ希望届? それはアレイスターが勝手に出したそうだ)

上条(曰く)




アレイスター「就職するにも進学するにも学力がまるで足りていない。だがその野球センスは見事だ」

アレイスター「だから上条当麻君、君にはプロ野球の世界へ行ってもらおう。学園都市産第一号だ。喜びたまえ」

アレイスター「ん?超能力とかの問題? キミは無能力者だろう? 無問題だとも」

アレイスター「ふふふ、これでようやく私の計画は完遂される…あとは横浜に指名されるように手配すれば―――ふふふふ」



上条「巨人、西武、楽天、横浜、オリックスも狙ってたなんてなぁ…」

上条(どうやらアレイスターの他にも色々な人間の思惑があったらしい)




土御門「………カミやんはソフトバンク3位だそうだ」ピッ


操祈「やったーーーー!!!」ガッポォ

アレイスター「なん…だと…?」

美琴「なんで先に指名するのよバカーー!!」

ドリー「ええ、ジャイアンツじゃないの!?」

看取「え…ナンデ…福岡…?」

オティヌス「ガアアアアア!!」

愛愉「そんな…強肩キャッチャー兼未来の四番兼エースが…檻の希望がぁ…」




上条(そんなこんなで、学園都市を卒業しても野球をやらせてもらっている)

上条(プロ3年目…ようやく一軍でスタートが切れた)

上条「みんなに感謝だな」



操祈「あなたー」ノシ

上条「あ、操祈!」

操祈「もう、遅いんだからぁ」プンプン

上条「ごめん、先輩たちが離してくれなくて」

操祈「ふふ、いいわぁ。ナイスバッティングだったわぁ、私のヒーロー様」チュッ

上条「よせやい、誰かが見てたらどうすんだよ」


愛愉「そーだそーだー、イチャイチャするなー」

ドリー「するなー」

上条「いたの」

オティヌス「今日ナイターだったのはここだけだったからな」

上条「……看取は?」

ドリー「あそこ」

看取「……ハハハ、俺達が帰ってきた…ビハインドなら抑えるけどリードだと打たれる俺達が、寝物語で聞かされた俺達が帰ってきた…」ブツブツ

ドリー「さっきからあんなちょうし」

上条「ごめん、ごめんな? 大丈夫か?」

看取「うう、ハグしてくれたら許す」

上条「ハイハイ」



上条「さて、帰ろうか」ダキッ

上条「明日はフリーだから何でもサービスするぞー」

オティヌス「ん?」

操祈「あらぁ?」

看取「言質とったからネ」

ドリー「おにいちゃんだいすきー!」

愛愉「なんでも…ふぅん…」

上条「……あ、ごめん、出来る範囲でオネガイシマス」


上条(俺はいま、最高に幸せだ。みんなも幸せだ)

上条(困難もあるけど、それを乗り越えた時の喜びをみんなで分け合いたい)

上条「………じゃあ、帰るか!」


「「「「「はーーーい」」」」」



ワイワイ
アハハハハ…











END















『GOOD END』







あとがき


お疲れ様です
お疲れ様でした
これにて、禁書野球シリーズは完結となります

7年にも及ぶ即興劇にお付き合いくださりありがとうございました


使えなかった小ネタや設定はありますが、自分が出せるものをすべて絞りつくしました
大まかな設定はパワプロ・パワポケシリーズを基にしていますが、その中でも『島送りにされたくなかったら勝て!』など敗北√はパワポケ6みたいな感じの予定でしたが、全戦全勝だったのは正直驚いています

学生の頃、終活卒論もあらかた終わったし、暇だから何かやろう、と設定を作って色々ネタも仕込んで、見切り発車で出発したのが始まりでした
あれから7年…以前オリックス首位ターンした時以来でしたね
広島が強くなり始めた頃もそのあたりだし、ソフトバンク黄金時代の始まりもあの頃だと思います
色々あったなぁと振り返ると、年を取ったなぁと思います
最初の頃は毎日やってましたね、すごく楽しかったです



彼女第一号、食蜂さんの設定を思い付いたのは、新約11巻を読み終わって衝撃を受けた後です

「―――あ、これ設定ちゃうやん」「つーかシイタケ、おめーナス子と仲ええやんけ」「ドリーかわゆす。けどひらがなオンリーはメンドイ」

短編SSならいざ知らず、こうした長編SSだとこういうパターンがあるのです
そのズレを埋めるネタが、操祈√でした

「実は俺の彼女、他人だったんだぜ?」

ってワケワカメなお話となっております。科学的な云々は作者が寝不足の頭を捻らせた与太話なのでテキトーにあしらってくれるとありがたいです
好感度が低いと、①上条さん廃人END②操祈メイドになるEND③操祈さん衰弱DEAD ENDのどれかにする予定でした


彼女三号、ドリー√は「ドリーの寿命ってどないなっとんねん」から「ドリーとシスターズのパーソナルリアリティって別物なんやろか。それやったら繋がったらどーなんねん?」って考察がお話になっております
愛の力で解決!なんてご都合主義なオチですが、実際誰かを想っている時こそ自我が一番強いのが人間だと考えています。
自我が強い故にドリーは精神を取り戻すことが出来た。そんな塩梅。
好感度が低いと、①ドリーの振りをした10032号END②お人形さんEND③妹達精神崩壊ENDのどれかの予定でした。


彼女四号、オティヌス√はぶっちゃけ即興です。
たまたまマジンガーZをYouTubeで見てたら考えました。
モデルチェンジカノジョっていいよね!


そして最後の√である彼女二号、みーちゃんこと看取√。
最後の√なので、物語の設定の本幹をここで説明させていただきました。
野球人形とはなんぞや、なぜ死者が生き返るのか――科学云々は例の如くテキトーにあしらっていただいて…
みーちゃん監禁事件は『とある科学の超電磁砲』を読んで、「ほうこれはあるか」と考えたら、アニメではまさかの完全密室監禁と判明
このズレは修正できませんでしたが、そこは申し訳ない所存です
看取√は拾えなかった設定や畳めなかった風呂敷が幾つもあるので反省すべき点が多いです
看取ちゃんの能力の考察も考えてたんですけど、結局出せず仕舞いでした


さて、最後まで付き合いいただいた読者様方は、果たして楽しんでいただけたでしょうか
最後の最後は安価もコンマもない状態で、勝手にツラツラと、否、ダラダラと書かせていただきましたが、どうでしょうか
(上条さんプロ野球選手ENDは、実はコンマで入団チームを決める予定でした)
麦のん略奪愛√とか、滝壺浮気√とか、シャットアウラ精神崩壊√とか、吹寄さん闇落ち√とか用意していたんですが、またの機会にさせてもらいます

それでは自分はしばらく筆を休めてもらいます。
また次に書く物、書きたい事が見つかれば、色々準備してまた書くかもしれませんので、その時はよろしくお願いします(禁書とは限りませんが)。
では、また会う日まで…
さよなら、さよなら、さよなら







劇場版に出ていた鳴護アリサ?
んなキャラクター、このSSにゃ端から登場してねーよ

お久しぶりです

明日の野球決勝終わった後、おまけを書きます


みさきちsかオティヌスのえっちぃの書きたいので、どちらかお選びください
安価下2(開始までに埋まらない場合は気分で選びます)

こんばんわ

日本代表、野球五輪悲願の金メダルおめでとうございます
泣きました
本当に熱かった

ありがとう

それでは初めて行きます




これよりR18シーンです
苦手な方はご注意ください…




デデン



上条「――――」


上条(私、上条当麻は高校生である)


操祈「じゃあ私は支援団体の会合があるからぁ、今夜は遅くなるわぁ。あなたはお先に休んでいてちょうだぁい」


上条(ダブったとはいえ)


愛愉「私は操祈ちゃんがほっぽりだして引き継いだ研究のプレゼンがあるから」


上条(高校3年生の18歳である)


ドリー「わたしは、カエルせんせいのところでおとまり~」


上条(故に、男一匹美少女5人の今の生活は)


看取「っていうか検診ね。私はドリーの付き添い兼、ジブンの能力の査定で同じく泊まり込み」


上条(非情に深刻に)



「「「「じゃあ、いってきまーーーすっ!!!」」」」


バタンッ


上条(精神にくるのである)





上条「…………」シーン

上条「……」カーテンサッ

上条「よし、全員いったな」


上条「――――」

上条「――――――~~~~~~~~~~~~ッッッ!!」フルフルフル


上条「やったぁあああああああああああああ!!!」

上条「自由だぁアアアアアアアアアアアアアア!!!!」



オティヌス「なにやっとんだ貴様は」

上条「あっ」

・・・・・


オティヌス「ほう、ではなんだ」

オティヌス「あの一件のあと、学生寮を退寮し、第七学区のマンションの最上階スイートルームに引っ越し」

オティヌス「美少女5人に囲まれたハーレムを築いたとはいえ、迂闊に手を出せば流石に情欲のガタが外れて偉い事になると」

オティヌス「一人勝手にビビッて怖気づき、性欲が一番デカい年頃故に日々を悶々と過ごしておって、一同一斉にいなくなる頃合いを待っていたと」

オティヌス「ほうほうほう」

上条「――――」←正座

オティヌス「うむ、経緯はだいたいわかった。うむ、おまえの頃は毎日ムラムラするし、若い女が半径1m以内にいるだけで落ち着かんくなるのは承知している」

オティヌス「同棲するにあたって一番のストレスは自分のプライベートが失われる事だという。5人分もあれば相当なストレスになるだろうよ」

オティヌス「だからと言って、奇声と共に服を脱ぐ奴がいるか」


上条「すいませんでした」←全裸


オティヌス「まあそこは目を瞑ろう」

オティヌス「このストレス社会、キチガイゲージを発散させなくてはいずれ発狂すると言われているからな」

オティヌス「10日に1分くらいバカになっても問題あるまい―――だがその両手に持ったDVDの束はなんだ」

上条「アニマルビデオです」

オティヌス「嘘つけ。何が『猫ちゃんにゃんにゃんフェスティバル』だ。完全にダビングDVDじゃないか。どうせ青ピかグラサンアロハから借りたんだろ」

上条「いや、ホントにアニマル…」

オティヌス「じゃあ流すぞー」ウィーーーー

上条「!? オイバカ! ウチの巨大テレビのディスクに入れるな!!」




『あふーん❤ うふーん❤ あーん❤』



オティヌス「ほう…確かにアニマルだな。生まれたままの姿の猫耳パツキン美女がニャンニャンと」

上条「―――」ダラダラダラ

オティヌス「アニマルはアニマルでも、アニマル=レスリーなら許したがなぁ!!」アッハッハッハ

上条「オティヌスさん、それ年齢バレるから、そのネタ」

オティヌス「うむ、まあおまえの事だ。このニャンニャンビデオで日頃のストレスを発散させようとしたのだろう? ん?」

上条「/////」

オティヌス「あっはっは、なに私たちは“結婚を前提”に交際している間柄! 将来の夫の嗜好くらいは見定めないとなぁ」

オティヌス「………で? なんだこのボインボインのホルスタインどもは? どこが猫なんだ?」

上条「―――――」ダラダラダラ

オティヌス「ほほー、我が理解者は低身長巨乳がご所望だったかぁ…あ―巨乳でも長身だなぁ私のサブボディ」

オティヌス「それではストレス発散は出来ないなぁ。私の身体では。そっかー私の身体では不満足かぁ、ショックだなー」

上条「………えっとー、そのー」

オティヌス「おい、このむっつりスケベ。なんとか言え。さもないと全員にチクるぞ」

上条「」

上条「うぅ、うぅう、そこは勘弁してくれ~。俺だって困ってんだよぉ」

上条「前まではインデックスやおまえに隠れてトイレで済ませてたけど、この大所帯だと絶対に誰か見てるんだよぉ」

上条「しかも誰が俺とヤるか牽制し合ってて、俺から誘うにも誘えない空気なんだよぅ」

オティヌス「………まあそれは…辛いが…」

オティヌス「だからと言って、喜びのあまり私を忘れしまうのはどうかと思うぞ」

上条「ゴメン…」

上条「でも…もうスイッチ入っちまったから…その」モンモン

オティヌス「うぅ…」

オティヌス(た、確かに私だって、全然デキてないし…ご無沙汰だし―――自慰行為だけど)ムンムン

上条さんのムスコ『ギンギン』

オティヌス「……」

オティヌス(あれ?男根ってこんなにデカかったっけ。大昔、子供のは見たことあるけど、小指程度の大きさだったような…)

オティヌス「道鏡は座ると膝が三つでき…」

上条「は?」

オティヌス「―――」ゴクリ

オティヌス「なあ、おまえ」

上条「なんだよ」

オティヌス「ちょっと、寝室行かない?」ドキドキ

上条「………っ」ドキドキ



だめだ、眠い
明日の19時から書きます

遅れましたが始めます
閉幕式見ながらだから、遅れたらごめんなさい

・・・・・・


ガチャッ…バタンッ


上条「――――」ドキドキ

オティヌス「―――」ドキドキ

上条「えっと…きょ、今日はみんな帰ってこないん、だよな?」

オティヌス「そ、そうだな…」



オティヌス(ど、どどどどどど、どうする!? つ、ついノリと勢いで誘ってしまったが)

オティヌス(今思えば、こういう時どうすればいいのか、知らない!!)

オティヌス(だって10万3000冊の魔導書には書かれていなかったもん!)

オティヌス(いや―――確か、こういう時は男から誘うものだと一冊だけ。でないと子作りは失敗すると、古事記で書いてある!!)


オティヌス「ここ、こ、こういう時は、お、男のおまえが、りりり、リードするものだろう?」

上条「ふぇ!?」

オティヌス「ふぇっ!?」

オティヌス「いやいやいや、おまえ経験豊富だろ! キャッチャーだろ! リードするのがおまえの仕事!!」

上条「いやいやいや、経験豊富っつっても2回だけだからな!? 人をヤリチン扱いするな!」

オティヌス「………」ジトー

上条「本当だ!!」




上条「じゃあ、脱がすぞ」←じゃんけんで負けてもちょっとやり返してやろうと思っている

オティヌス「ど、どんとこい!」←じゃんけんで勝ったけど不安で後悔している


スルスル


上条「―――――//////」

オティヌス「/////////」

オティヌス「ど、どうだ?」

上条「………」

上条(想像以上に綺麗で思わず見とれて恥ずかしくなった。くそ、昔はいつも裸みたいな恰好だったのに、久しぶりに見たら)

上条「その…めっちゃキレイ」

オティヌス「――――!」

オティヌス「……そ、そのような、ありきたりなセリフで、浮かれるかバカめ!」///

上条(顔真っ赤じゃねーかクッソカワイイなコノ…)ムラッ

オティヌス「ふん、おまえに私をリードできる、か…―――」

オティヌス(さ、さっきよりデカくなっとる)

上条「おう、言ったからな。後悔するなよ、オティヌス」

オティヌス「ちょ、ちょっと待――」

グイッ


オティヌス「きゃっ」ドサッ

オティヌス「……そんな、乱暴な…」ギシギシ…

上条「その気にさせたおまえにも責任があるぞ!」ギシッギシッ

オティヌス「デモデモ、その、心の準備が―――」

上条「るせー、昔、コソコソ隠れてオナニーしてた奴に言われたくない!」ガバッ

オティヌス「わぁっ!」

オティヌス「こ、こら、足を急に上げるな。恥ずかしいだろっ」

上条「く、綺麗なマンコしやがって…」スリスリ

オティヌス「こらっ、どこ触っ――あっ///」

上条「やっぱり日常的にオナニーしてたな。ちょっと撫でただけで湿ってきたぞ」

オティヌス「それは、久しぶりだから…んっ」

上条「可愛い声で泣きやがって。もっと泣かせてやる!」ぐちゅっ

オティヌス「あっ、ちょ、指を入れるなっ」


ギチッ


上条(うぉっ!? ゆ、指が…ギッチギチじゃねえか)

上条「そうとうご無沙汰みたいだな…」クチュクチュ

オティヌス「だからそう言ってるだろ…あああっ」ブルッ

上条「ここ、コリコリしてやる」

オティヌス「あああっぁああっ、やめ、そこやめっ、こらっ///」ビクビク

オティヌス「あ、ヤバッ、い、イクっ、イキそうだから、やめ―――」

オティヌス「~~~~~~ッ」バシャーーッ

上条「――――」ベッチョベチョ

上条「潮吹くの早いな。どんだけオナニーしてたんだよ」

オティヌス「ハァ…ハァ…うる、さい…―――///」カアアア

上条「じゃあ準備はいいって事で、そろそろ……」ビーンッ

オティヌス「!? ま、待て、まだイッたばかりだから―――」

上条「問答無用!!」クチュクチュ


上条(くっそ、オティヌスのマンコの穴、狭すぎるだろ…っ!)

上条(入るか…? いや、でも入れたい――)

オティヌス(こ、こんなデカくて太いのが入るのか……? いやいやいや物理的にムリムリムリ!)

オティヌス「な、なあもうちょっと待とう? な? そうだ、口で――」

上条「ごめん、オティヌス」

オティヌス「へ?」

上条「我慢できねぇ」ヌッ

オティヌス「イッーーー!?」

オティヌス「イッタぁぁ!!」メリッ

上条「!?」

オティヌス「イタイタイタイタイタチイタイイタイイタイイタイ!!!」ジタバタジタバタ

上条「ゲフッ」ベキッ

上条「あ。」グラッ

オティヌス「あ? え、ちょ、そのまま倒れてくるな―――!?」


グリッ


オティヌス「ひゅっ」






ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー






上条(その日、朝の学園都市の真ん中で、魔神の断末魔が響いたそうな)



オティヌス「ひっく…ひっく…痛い、痛い…」シクシク

上条「だ、大丈夫か?」

オティヌス「抜いて、いいから抜いて」

上条「ゴメン」

オティヌス「へ?」

上条「抜けない」

オティヌス「は?」

上条「まん圧ヤバくて、カリが引っ掛かって抜けない」グイー

オティヌス「……」

オティヌス「いや、チョッちょまて、おまえ、さらに押し込んでないか!? や、やめろー! もう全部入っただろ!?」

上条「//////」

上条「ごめん、まだ1/3も入ってない」ズズズ

オティヌス「抜け! 抜いてくれっ!」

上条「あともう一つゴメン、気持ちよすぎて、引いたら、カリに刺激が、やばっ、出そう」

オティヌス「ええっ、あっ」

上条「あっ」ドピュッー



上条「やべぇ、中に出しちまった」

オティヌス「あつっ………え、中に出したのか…?」サー

上条「あ、でも、まだ足りない…まだ動くぞ!

全然進まないなぁ

明日の18時から再開しまし

送れます19時半に始めます

はじめます

オティヌス「……」グズッ

上条「その…ゴメンって」

上条(何とか抜けたのは、あれから10分くらい後だ。精子がいい感じで潤滑油みたいになったおかげで、なんとか抜くことが出来た)

上条(あれから3回くらい出たけど)フゥ


オティヌス「くそっ、なんか悔しい…」

オティヌス「一方的にやられた感じする。っていうかヤラれた」

オティヌス「このぉ、こっちはひたすら痛かったのに、一人勝手に気持ちよくなりおって……―――」


上条「?」

上条さんのムスコ『ドギュゥゥゥウーーーーーンッッ!!』


オティヌス「//////」

オティヌス「おいこの絶倫ヤロー、ちょっとベッドに横になって待ってろ」

上条「??」


オティヌス「………ええっと、確かかなり前に看取の奴がコッソリ通販で買ってた…」ゴソゴソ

オティヌス「なになに『愛と漢方の絶倫媚薬のスーパーローション』……あーこれこれ。まったく、クローゼットの奥に隠していてもバレバレだ馬鹿め」カチャカチャ


上条「なんちゅーもん買ってんだアイツ。つーか勝手に使っていいのか?」

オティヌス「大丈夫だ。買ったのは半年くらい前だから、奴も忘れてるだろうよ」ギシッギシッ

オティヌス「ふむ、ノズルがあるのか。ちょうどいい」カコッ

上条「で、どうすんだよそれ」

オティヌス「こうするんだよ」ドロッ

上条「うぉっ、冷たい!」

オティヌス「そして、こうだ!」ブギューッ

上条「おまっ、自分のマンコの中に直接ローションを注入したのか!?」

オティヌス「ふっふっふ、これで滑りはよくなったはずだ」トロォ

オティヌス「さっきのでわかった事がある! この体は処女だった。私の膣の肉は固いゴムチューブのように癒着していた」

オティヌス「それを無理やり広げるから痛い。めっちゃ痛い! チンコが抜けないほどにギッチギリだからな!」

オティヌス「しかし貴様の溜まりに溜まったザーメンで滑りが良くなって、抜けるようになった。痛みも入った時よりもなかった!」

オティヌス「つまり! これでおまえのその馬みたいなチンコを、私の小さなマンコに入れても痛くはない!!」ズビシィッ

上条「な、なるほどぉ…」



オティヌス「って事で、ヤるぞ」ギシィッ

上条「えっ、おまえが上かよ」

オティヌス「あったりまえだ。さっきはおまえが、一人勝手に暴走して、一人だけ気持ちよくなって果てたろうが」

オティヌス「私は痛かったんだぞ。痛いって言っても、止めてくれなかったんだぞ」

上条(根に持ってるな…)

上条「ハイハイ。じゃあお好きにどうぞ」

オティヌス「ふふふ、今度はこっちが一人勝手に気持ちよくなる番だ……///」クチュクチュ

オティヌス「不思議と心が弾むな。心臓が高鳴るというか、だんだん体が熱くなってくるぞ」

オティヌス「くく、一方的に性的に弄ぶ高揚感とはこういう感じか」ハァハァ

上条「ハッ、それはきのせいだろ………いや待て、何だか俺も熱くなってきたぞ///」ハァハァ

オティヌス「準備は完了した。――じゃあ入れるぞ。くく、覚悟しろ。私でイキ狂ってもらおうか…」クチュクチュ

上条「おう、こいや」///

オティヌス「さぁ行くぞ。入れるぞ。ふふふふふ」クチュクチュ

上条「ああ、こいよ」///

オティヌス「はぁはぁ…どうした、亀頭がさっきからピクピクしているぞ。欲しがりさんめ、今入れてやるから覚悟しろ」クチュクチュ

上条「いつでもどうぞ」///

オティヌス「はぁ、んっ…はっ、ぁ……――んっ///」ググッ

上条「んっ///」

オティヌス「っと、今びくっしただろ…どうした、んー?」

上条「いやはよ入れろや」

オティヌス「入れますぅーーー! 今入れる準備しているんですぅーーー!」

上条「さっき準備完了とか言ってたじゃねーか!!」

オティヌス「セックスの準備が終わったって事ですぅー! 入れる準備がまだなんですぅー心の準備がー!」

上条「ヘタレか!!」

上条「いつまで人のチンコの上でスクワットしてんだよ!!」

上条「ええいもう、こうなったら俺から突き上げて入れてやる!!」ジタバタ

オティヌス「おっとぉ! そうはいくか! 私が入れるんだ、黙ってマグロになってろ!」ジタバタ


ブチュッ


上条「あ、ローションのチューブ踏んで中身が」

オティヌス「へ?」


ズルッ


オティヌス「あっ、滑っ―――」


バチュッ


オティヌス「―――っったぁあ!!!」


上条「あーあーあーあー、いきなり全部入っちゃったら」

オティヌス「~~~~~~~~ッッッ!!」プルプルプル

オティヌス「はっ―――ぁっ、はっ、ぁっ―――」パクパクパク

上条「あのーオティヌスさん? 大丈夫ですかー?」

オティヌス「ぃ」

上条「い?」

オティヌス「痛いわボケェ!!」ベキッ

上条「理不尽っ!!」ボコー



~10分後~



上条「上条…慣れた?」

オティヌス「ハァー!ハァー!ハァーッ!」

オティヌス「何とか、痛いのは治まったけど…凄くジンジンする」

上条「動けそう?」

オティヌス「あ、ああ、動けそうだ…」

上条「抜くか?」

オティヌス「抜く?」

上条「抜かないのか? まだしばらくこうしておくか?」

オティヌス「いや、なんだ、そんな事より――――暑い」ジワァ

上条「は?」

オティヌス「暑い、暑い、暑い…体が燃えるように熱い」

オティヌス「おまえは、あつくないのか?」ハァハァ

上条「………え」ジワァ

上条「そういえば、暑い。なんで?」ハァハァ

上条「………」

上条「まさか…このローション…」ゴソッ


『愛と漢方の絶倫媚薬のスーパーローション』


愛と漢方の絶倫媚薬が研究技術の粋を凝らしてお送りする、超強力媚薬入りローション!!
これを感部に濡れれば、どんなガードの固い箱入り生娘もドスケベエロエロビッチに大変身!
男性のイチモツに垂らせば、オナニーを覚えたての中学生みたいに敏感に、かつ大きさも1.25倍に膨張します!!(個人差があります)

【注意】
本製品の持続時間や効果の調整は、通常のローションに薄めてご利用ください。
目安として、媚薬1に対し通常ローション5の割合でおおよそ3時間です(個人差があります)。



上条「なにこの最高に頭が悪いトリセツ」

上条「はぁ…はぁ…はぁ…」バクバクバク

上条「これ、まずくね?」ビクンビクン

オティヌス「はぁ…はぁ…ハァ…もうだ、め、がまん、できない…///」ハァハァ

上条「…あ?」

オティヌス「切ないよう、寂しいよう、おまんこが切なくて、もう死にそうだよう」ガクガク

オティヌス「あ、そうか。腰を浮かせば…おちんちんから、引き抜けば、いいんだ」グッ

オティヌス「あ、アアアアア―――――//////」ズルルルルル

上条「ちょ、オティヌス、やめ―――あ、あぁああああああ―――っ//////」ズルルルルル


キュポッ


上条「あ、あがっ、あっ…///」ガクガク

上条(ギッチギチに詰められた数の子天丼。一気に引き抜かれて昇天しかける)

上条(なんとか持ちこたえて意識が戻る。そして媚薬ローションか愛液かわからないテラテラと光る膣口から引き抜かれた自分のチンコの様に目を疑った)

上条「これ、俺のか…?」

上条(俺が良く知る陰茎が、いつもの勃起時より一回り大きかった)

上条(急激に膨張した海綿体。浮き上がった毛細血管。更に伸びきった皮が薄くて、冷たい外気に当てられただけで射精しそうだ)

オティヌス「ふふ、おまえ、その顔、かわいいな///」

上条「オティヌス、ちょ、やめ」

オティヌス「まだだ、まだ足りない」

オティヌス「まだうずいてうずいて、頭が沸騰しそうだ」ズズズ

オティヌス「あぁぁ―――///」ガクガク

上条「あぁぁっ」ガクガク


上条(オティヌスは再び俺の陰茎を下の口に飲み込んだ。さっきとは比べ物にならない熱量と圧力。うねりを上げて搾精するヒダ)

上条(低身長のオティヌスの小さなマンコ。その膣も小さい。だが、俺の大きなチンコをまるまる根本まで飲み込んだ)

上条(亀頭は軽く子宮口を突き抜け、子宮の奥まで到達し、彼女の臍の上まで貫いた)

上条(よく見れば、オティヌスの股から血が流れていた。処女はいまようやく喪失した)



オティヌス「あ、あぁ、はぁ――痛い。痛くて、息が出来ないくらい苦しいけど。キモチイイ」

オティヌス「頭がトビそうだ。目の奥がチカチカする。光速で走っているようだ」

上条「あっ、あ、オティヌス、だめ、俺も、媚薬の効果が―――///」

オティヌス「媚薬ぅ? ふふ、愛い奴め。はは、おまえがさっき出した精液が逆流してきたぞ」ドロドロ

オティヌス「あっ/// あっ/// あっ///」パチュッパチュッ

オティヌス「ほら、まだまだイケるだろ? そのご立派様で、私をもっとトバしてくれ」パチュパチュ

上条「ふーっ、ふーっ///」

上条「―――」プチッ

上条「ふんっ!」グンッ

オティヌス「ぐはっ///」

上条「だったら、思う存分に抉ってやるッ!!」バチュ!バギュッ!バチュッ!

オティヌス「あ゛ッ! あ゛ッ! お゛ぅッ!」//////

オティヌス「苦しいッ…あっ、息が…ギモギィイ…///」ビクビクビク


上条(容赦なく小さな体を串刺しにする)

上条(腰の生えた槍で全力で突き上げる)

上条(その度に、顔を真っ赤にして生娘は娼婦のように喘ぎ、舌をだして胃酸を絡めた涎を垂らしながら、イキ狂った)

上条(その度に、俺は一突きごとに射精をしたがる陰茎に力を入れて精子を貯める。――まだだ、まだ出すな。未だしたら負けだ)

上条(――この快楽が終わってしまう。それだけは嫌だ。まだこのまま永遠に繋がって、一生この体をトバしたい)

上条(でもそんなことは不可能な訳で、白い排泄欲は限界値に至った)



上条「あーやば、出そう」ガクガクガクガク

オティヌス「……ぁっ…ッ///」

オティヌス「そうか、私も、イキそう…イク、イク、イク、あっあ、ああ~~~~ッ」ビクビクビクッ!

上条「ぉぁっ――あぁ、あっ――///」

上条(絶頂に至ったオティヌスの子宮に全てを吸い取られて、俺は貯めに貯めた精子を最奥へと噴出した)

オティヌス「あっつ、ぁあぁああ―――///」ガクガクガク

上条(白目をむいて、少女は仰け反る。中出しでイったオティヌスはとうとう気絶した)

オティヌス「……あっ…ぁ…///」ビクビクッ

上条「ふぅ、ふぅ…んっ―――」キュポッ

上条(軽い体を持ちあげて引っこ抜く。小さなマンコから白い白濁液がドロリと垂れた)

上条「とんでもねぇな。この媚薬もそうだが、オティヌスの身体…」

上条(俺は彼女の中で潮を吹いたのだ。精子が噴水のように飛び出た。これ以上は無理だ。腰が持たない)ヘタッ

上条(そう、思ったその時だった)



バァンッ



上条「!?」


お姉さんオティヌス「またせたなっ!」スポーンッ

ロリっ子オティヌス「続きをするか!」スポーンッ

上条「なっ!? オティヌスの別ボディ!?」

上条「いや、どうやって!? オティヌスの本体はノーマルボディの中だろ!?」


お姉さんオティヌス「遠隔操作だ」

ロリっ子オティヌス「ほら、学生のおまえらって色々忙しいだろ。留守番の時、家事とかするのに便利だぞ」

上条「なにその主婦の知恵みたいなの」

お姉さんオティヌス「それより……お、ローションはまだまだあるな」ドロッ

上条「あっ、ちょ、待てそれ薄めないとダ――」


ロリっ子オティヌス「きゃーつめたーい!」ドロッ

お姉さんオティヌス「ふふ、改めてぬるぬるして気持ちいいな」ドロゥ

上条「体中に塗りたくりやがった…」

ロリっ子オティヌス「ハァ…ハァ…ローションが空になったところで…///」

お姉さんオティヌス「今から丸一日、しっぽりやろうか…///」


上条「ひ、ひぃ…」





お姉さんオティヌス「どうだ? この私のボディのオッパイで顔を挟まれながら、媚薬ローションで塗りたくられた乳首を責めれる気分は」コリコリコリコリ

ロリっ子オティヌス「グッポっグッポ! じゅるっ、ぐっぼっ!」クチュクチュクチュ

上条「あっ…/// やばい、やめ、苦しい、イグッ、イグがら、やめて、さっき射精したばっかだから、らめぇっ///」ビュービューッ

ロリっ子オティヌス「ジュルルルルル///」


チュパッ


ロリっ子オティヌス「ぷはっ、ごちそうさま。もう、どれだけ出せば気が済むんだ?」ゴクッ

ロリっ子オティヌス「ヤーイヤーイ、ザーコザーコ」

上条「このっ…」カチーン


上条「イケない子はオナホみたいに持ち上げて後ろから全力ファックの刑に処すッ!」ブチブチッ

ロリっ子オティヌス「んぉっ、あぁっ、んほっ///」バチュッバチュッバチュッ

お姉さんオティヌス「あーあ、その体の処女膜を強引にぶち抜くとか鬼畜だなおまえ」

お姉さんオティヌス「そんな貴様に相応しい罰を与えよう」スチャッ

上条「………なにそれ」パンッパンッパンッ

お姉さんオティヌス「ペニスバンド。看取の私物」ジャーン

上条「……ナンデモッテンノ?」

お姉さんオティヌス「さっき、看取の部屋のクローゼットから見つけた」ドンッ

上条「なにそのアダルトグッズ満載の段ボール」

お姉さんオティヌス「看取の私物。片っ端から試すぞ❤」

上条「」


ロリっ子オティヌス「おっ❤おっ❤おっ❤」ガクガクガク

上条「おっ///おっ///おっ///」パンッパンッパンッ

お姉さんオティヌス「どうだ? ケツから前立腺を刺激される気分は!///」

上条「や、ばい、イグッ、ヤバイこれ、ギモチイ、イ! 頭をかしくなる!! 前と後ろから熔ける! 快楽で理性が熔ける!」

ロリっ子オティヌス「イケ、イケ、イッちゃえ…あんっ///」パンッパンッパンッ❤

上条「ヤバイ、出る、ヤバイイク、イクイクイクイクッ///」ガクガクガク

ロリっ子オティヌス「あ、わたしもイク、っ! イクイク、あ、アッーーーー!!」ビクビク

上条「アーーーッ」ビューッ❤


オティヌス「ノーマルタイプ、復活! ふぅ、絶頂でイってたけど。体の方が動くようになったぞ!」

オティヌス「さて、ノーマルボディの私とやる、ぞ…」


上条「……やべぇ、これキモチイ…」パチュッパチュッ

お姉さんオティヌス「ほうら、パイズリが夢だったんだろ? 腰の振りが弱いぞ。がーんばれ、がーんばれ」///

オティヌス「なーに巨乳ボディの私のたわわおっぱいに夢中になっとんじゃコラー!!」

上条「あっ出そう」

お姉さんオティヌス「いつでも出せ❤」

上条「あ、あーっ」ピュー

オティヌス「……」ゲシッ

上条「あっ」

ガコッ


上条「……冷蔵庫の中、なにもねえな…なにか食うか?」

オティヌス「いや、腹一杯だ」チュパッ

お姉さんオティヌス「おまえのザーメンで胃袋まんぱん❤」ジュルッ

ロリっ子オティヌス「だから、もっと飲ませろ精子を。上も下も」ペロペロ

上条「…//////」ゾクッ


空の精力剤『ダンッ』


上条「補給完了」グビッ

オティヌス「マムシ三本一気飲みとは恐れ入るな。っていうか、これも看取の私物か…」

上条「うるせぇ三人分ヤルにはまだ足りねえよ」ビンビン

上条「精子袋どころかもう精巣が精子生産ストップかかるまでヤルぞ」

お姉さんオティヌス「……///」ゾクッ

ロリっ子オティヌス「…///」キュンッ❤

オティヌス「ほう、やれるものならやってみせろ」ハァハァ///




オティヌス「だからってベランダでやる奴がいるかッッ!!///」アッアッアッ///

上条「いやぁ洗濯物回収してくれって言われてたの忘れてたわw」パンッパンッパンッ

オティヌス「最上階だからと言って、向こうのマンションの住人に見つかるだろ!? あっ――///」ビクッ

上条「興奮してイキまくってるのバレバレなんだよっ!」バサッ

オティヌス「その洗濯物はとるなーーーーっ! 見つかるッ。私のアヘ顔が世間に見られるッマジでやめろーーー!」

上条「ほら、視ろよ。向かいにいる少年がこっち見てるぞ。おまえのイキ顔を見せつけてやろうぜ」バチュッバチュ

オティヌス「や、え、あっぁっあ、あっあーーーーっ///」ブシューッ




ロリっ子オティヌス「はい…出前を、んっ…お願いします」

ロリっ子オティヌス「親子丼を1人前です。っ/// ぁ、はひ…。そうです、第七学区の――ってマンションで…」ヌプ、ヌプ…

ロリっ子オティヌス「ではよろしくお願いします―――で、出前頼んでやったぞ! そら、もういいだろ、いい加減にイカせてくれ」

ロリっ子オティヌス「さっきから入れたり入れなかったりして、じれったいだろ!」

上条「よくできました。ご褒美にベロチューしながらイカせてやる!」パチュパチュパチュッ❤

ロリっ子オティヌス「~~~~~~~~~ッ…///」パチュパチュパチュ




お姉さんオティヌス「あ、出前ですか? はい、ありがとうございます。ではお代はこちらに……はい、ありがとうございます…」

お姉さんオティヌス「え?顔が赤い? ああ、はい、ちょっと風邪をひいてて――んんっ…///」ビクッ

お姉さんオティヌス「いぇ、なんでもないです…。はい、ありがとうございます。親子丼はそちらに置いておいてください。風邪がうつるとアレなので」


バタンッ


お姉さんオティヌス「もう! 絶対にバレただろ!!///」

お姉さんオティヌス「出前が来るまで玄関でヤるとか頭おかしいんじゃないのか!?」パンパンパンッ

上条「でもつながったまま、あのおっさんに見られたの興奮してただろ?」

お姉さんオティヌス「う、うるさい―――、あば、イクゥゥウウッ!!」ビクッ

上条「おお、でるっ」ビューッ



上条「や、やべぇ…お風呂セックス最高にキモチイ…」バチャバチャヌプヌプ

オティヌス「って、いくら、広い湯船の中でも、んぐっ、4人はさすがに定員オーバーだッ!! あっ、あっ、あっ///」

お姉さんオティヌス「いま、膣の中、空気が入らないから、締め付けが凄いでしょ」アッアッアッ///

ロリっ子オティヌス「しかも火照っているから感度上昇。アーヤバイ、感覚共有しているから余計にヤバイ」ガクガクガク///


上条「風呂んなか、精子と媚薬でドロドロじゃねえか。こりゃ、全身精子と媚薬まみれだな」

オティヌス「なら、また最初からか? イイゾ、いよいよエンジンがかかってきた」ハァハァ

上条「いやおまえ最初からフルスロットル」

上条「……まあいいぜ、媚薬の効果が切れるまでとことんやってやる!!!」








上条「ハァ…ハァ…はぁ…」パンパンパン

上条「って、もう夜かよ。……一日中セックスしかしてねぇ」パンパンパン

オティヌス「もうダメぇぇえ…もうイキグルシイくて、頭がおかしくなりゅううう」ガクガクガク

お姉さんオティヌス「美少女三段重ねで代わる代わる挿入とか、ホントこういう知識はあるんだな、この変態❤」アンッ

ロリっ子オティヌス「っていうか、今さらですが私たち、ゴムしてないぞ…これは間違いなく妊娠待ったなしだな」オ‶ッ

オティヌス「その時は予定通り、責任取って結婚だからな」

上条「ああ、わかった。俺18だし、結婚できる年齢だからな…!」

オティヌス「やった❤ 大好き❤」

上条「くっそ、可愛いコトを言ってくれるな」ムラムラ


上条「ハァ…ハァ…もう、そろそろ最後の一発になりそうだ///」

オティヌス「ああ、もう私も体が持たない…❤」

お姉さんオティヌス「来て…おまえの最後の精液を私に❤」

ロリっ子オティヌス「私たちにちょうだい❤」

上条「じゃあ、イクぞ」

上条「孕め…孕め、孕め――!」ビューーーーッ❤

オティヌス「あっ///あっ/// あっああああああああああああああああ――――ッ!」ビクビクビクゥッ❤




上条「はぁ…はぁ…もう、限界……―――」バタッ

オティヌス「……あっ……っ……」ビクビク


お姉さんオティヌス「……気絶したか…無理はない。ノーマルボディは人一倍注がれたからな」ハァハァ❤

ロリっ子オティヌス「まったく、飛んだ種馬だ。媚薬の効果があったとはいえ、一日中生殖行為していやがった」フゥ❤

お姉さんオティヌス「さて、問題は…」

ロリっ子オティヌス「ここからだな…」




精子でカペカペになり、カペカペティッシュが散乱するリビング『ぐちゃ~~~~』

愛液でベッタベタになったテーブル『べっちゃあ~~~~~』

汗と精液と愛液と媚薬で汚れた寝室のベッド『ぐっちゃぁああ~~~~』

異臭を放つスイートルーム『ぷううう~~~~ん』



お姉さんオティヌス「大至急後片付けをしなくては」

ロリっ子オティヌス「操祈と愛愉が帰っててきてない事が救いだが、看取とドリーと共に帰ってくる可能性が高い!」

「「二人が返ってくる前に、すべての証拠を隠滅せねば!!!」」


ちゅん…ちゅん…


「「朝が明けやがった…」」



・・・・・



お姉さんオティヌス「く、あらかたの居住スペースは清掃完了したが」

ロリっ子オティヌス「寝室だけがあのままだっ!! 急げ、奴らが返ってくる前に――」


ガチャッ


操祈「ただいまぁ~。ごめんなさぁい、会議が思いの外長引いて、結局お泊りになっちゃったわぁ」

愛愉「あのおばさんたち頭が固くって嫌になるよねぇ。テレビ画面の向こうだから、能力使えないし~」

帆風「お邪魔します。うわぁ、これが女王がお住まいになるお部屋ですか? 派閥一同、招待していただきありがとうございます」

帆風「まぁ、いい香りですわね。なんの香りでしょう」

操祈「?? わたしったら芳香剤変えたかしらぁ?」

ドリー「ただいまー」

看取「タダイマー……ん? この匂い――」スーッ



「「帰ってきやがった…」」

ロリっ子オティヌス「しかも食蜂派閥がやってくるとか聞いてないぞ!!」

お姉さんオティヌス「………あ、LIENが来てた。………掃除していて気付かなかったとは、不覚!」

お姉さんオティヌス「こうなったら…」

ロリっ子オティヌス「この寝室だけは誰にも――」

看取「はい、ドーンッ☆」バーンッ

お姉さんオティヌス「あああああああっ!!」

ロリっ子オティヌス「あああああああっ!!」


看取「ホホー、これはこれは。帰ってきて入ってみたら、なーんか匂うなーと思ったら」

お姉さんオティヌス「ば、ばかな! 証拠は隠滅したはず!」

看取「ウンウン、掃除はされていたけど微かな匂いが残ってたんだなー。私がかなーり前にゲットした、媚薬入りローション独特の匂いが」

ロリっ子オティヌス「な、なにぃ!?」

看取「あれって香水みたいにリラックス効果がある香りをつけているから、あのローションを知っていたらその匂いはわかるんだなーコレが」ヤレヤレ

看取「って、アララ、これ高かったんだけど、一晩で使い切っちゃったカー。これ一本10万するんだけどナー。とっておきだったんだけどナー」

看取「で、朝までやって眠ったと。ふふふ、気持ちよさそうな寝顔❤」

お姉さんオティヌス「ええっと、これは…」

ロリっ子オティヌス「ご、ごめんなさい…」

看取「いいっていいってー私も存在忘れてたし、保管方法も悪かった私が悪いよねーって事で、ローションの事はフモンにします」

「「ホッ」」

看取「ただし、なーんで私のオトナのオモチャがドロッドロの状態で放置されているのカナー?」

「「アワアワワワワワ」」

看取「ま、それについては追い追いとして……今はこれを隠さないとねー」

看取「ダイジョウブ、この寝室には誰も入れさせないから―――」


操祈「帆風さんは、みんなを浴場に。昨日からお風呂入ってないでしょう? ここのお風呂はすっごくこだわったんだからぁ」ツカツカツカ

操祈「自慢のお風呂なんだゾ☆」

操祈「あ、私の服を貸してあげるから、みんな先に入っててちょうだぁい」


ハーイ


ドリー「ドリーもはいっていいー?」

操祈「いいけどぉ、みんなに迷惑かけちゃだめよぉ」

ドリー「やったー」タッタッタッ


操祈「さぁて、みんなの分のお洋服を準備準備っと………」ツカツカツカ

愛愉「あら、当麻くんのお部屋が開いてる…うぅ、なにこの臭、い―――」ツカツカツカ

看取「あ」

お姉さんオティヌス(全裸)「あ」

ロリっ子オティヌス(全裸)「あ」

カッペカペの状態で眠る全裸の上条「スヤァ」

カッペカペの状態で眠る全裸のオティヌス「スヤァ」


愛愉「」メガテン

操祈「…………何やってるのかしらぁん?」ズズズズ

愛愉「え? ええ?」

操祈「まさか」

愛愉「オティヌス、さん?と、当麻くんが、は、ははは、ハダカ?」

愛愉「もしかして、ボディ3体で合体ってこと…?」

操祈「………あ、私、また、先を―――越された――――――」フラフラフラ

「「きゅう」」


バタンッバタンッ


ロリっ子オティヌス「操祈ぃーーーーー!」

お姉さんオティヌス「愛愉ぅーーーーー!」

看取「あーらら、速攻バレたか」

看取「ま、気絶したから悪いユメでも見たって事にしとくか」

お姉さんオティヌス「ふぅ…で、他の連中は?」

看取「お風呂。昨日からシャワーも浴びれなかったんだって」

お姉さんオティヌス「ふぅ、このままこの二人は気絶したまま別室に移動するぞ」グイッ

ロリっ子オティヌス「これなら最小の傷でやり過ごせる―――オイちょっと待て」


アレー?オフロガナンカ カッペカペダヨー?
少シ トロミガアリマスネ
白イデスワネ…
コウイウ入浴剤デショウカ
マァハイリマショウカ

ザバァンッ…


ロリっ子オティヌス「風呂って掃除した?」

お姉さんオティヌス「してないな…」

「「――――――ッッッ!!!」」ガバッ




・・・・・




上条「うぅ…」パチッ

上条「ああ、もう朝―――うわ、11時とか昼じゃん」

上条「―――昨日はすごかったなぁ…」

上条「もう精も根も出し尽くしたぜ…」


オティヌス「すやぁ…」


上条「ふふ、可愛い寝顔だなぁ」



ちゅぱ



上条「――――」

上条「誰かが、俺のチンコを舐めてる…人、俺のチンコ舐めてる。シーツに包まってて誰かわからないけど」

上条「誰だ? ロリとお姉さんのオティヌスか?」


お姉さんオティヌス「………」

ロリっ子オティヌス「………」


上条「……おまえら、なんでそこにいるの?」

「「その…なんというか……ゴメン!!」」ダッ

上条「え、じゃあおまえらじゃないなら、これは誰だ……?」ガバッ



ドリー「ちゅぱ、ちゅっ、あ、おにいちゃんおはよう」

帆風「あ、おはようございます。ちゅっ、レロレロ」

上条「」

上条「え?」

ドリー「なんかね、からだがね、ポカポカして、ジンジンしてて、なんかね、おにいちゃんがほしくてほしくて、ガマンできないんだ」

帆風「はい、下腹部がように疼いてしまって…で、ドリーさんと警策さんに聴くところによると、あなたの男性器ならこの疼きを治めてくれるそうで」

上条「え、ええっ」


バンッ


裸の食蜂派閥の面々「「「「「はぁ…はぁ…あれが、男のいさお……ほ、ほしぃ……」」」」」ゾロゾロ

上条「ひ、ひぃいい…」


上条「ま、待って。もう上条さんはもうスッカラカンなのですよ!? これ以上は―――」

看取「……ダーリン、彼女たちはもう媚薬に犯されてしまったの」

上条「そんな…看取……―――もなんで全裸?」

看取「ついでに私もご相伴にあずかろうかなーっと」

上条「」

看取「とりあえず、ここにいる全員、満足するまで抱かないとダメみたい☆」

上条「あ、あははは、あははははははははは、ハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

上条「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」





その日、ある高級マンションの屋上からずっと女の喘ぎ声と男の悲痛な叫びが木魂したという…









後日―――



オティヌス「妊娠しました」つ検査薬

お姉さんオティヌス「妊娠しました」つ検査薬

ロリっ子オティヌス「妊娠しました」つ検査薬

看取「ヨッシャー!当たったッ!」ガッポォ

ドリー「ちぇー、はずれた」シュン

帆風「………///」つ検査薬



「「「「「責任、取ってください」」」」」



上条「」


操祈「派閥の子たちにも先越されたぁぁああアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

愛愉「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

今日はここまで
気が向いたら操祈ちゃんも書きたい

おやみなさい

お久しぶりです
来る土曜日の夜に操祈編書きます
好き勝手に書くので、よろしくお願いします
一応、これで最後の予定です

ごめんなさい、あしたの夜に延期させてください…

大変遅れました
はじめます

ちょっと書いて来週に持ち越しします



カエル先生「陰性だね?」


オティヌス「え」

看取「エ」

帆風「え」

上条「え?」


カエル先生「陰性だね…君たちは妊娠していないよ?」


看取「」

オティヌス「」

帆風「ほっ」

上条「………」


カエル先生「検査薬も絶対じゃあないからね? まあ僕は専門医じゃないから何とも言えないけど」

カエル先生「君たちの関係を知っているから検査しただけであって、こういうのはあんまりやりたくないかな?」

カエル先生「って、聞いているのかい?」


看取「くっ、私としたことがもっとガンバっておけば…」

看取(――チッ、検査薬に細工をして陽性反応を出すようにしたのに、ここの検査はごまかせなかった)

オティヌス「そんな、あれだけヤったのに、なぜ…」

オティヌス(――あらかじめ用意していた妊婦が使用した検査薬とすり替えていたが、まさか本格的に検査をするとは想定外だった)


((これでマウントを取ってハーレムの立ち位置を有利にする計画が――!!))←考えている事は一緒


帆風「よかった…一時はどうなる事かと思いましたが…」

上条「……あ、あっぶねぇええ…!」

カエル先生「上条君? キミは避妊具をちゃんとしなさい?」

カエル先生「妊娠出産子育て…これらが出来る年齢でもないし収入もないだろう? しかも女の子を数人とお付き合いしてるから経済的なリスクも社会的なリスクも人より大きいんだからね?」ハァ

上条「はい、反省します」

カエル先生「まったく…これだと帆風さんが可哀想だよ?」

帆風「……はい………え?」

上条「はい………は?」

カエル先生「帆風潤子さん、おめでとうございます。君は妊娠したよ?」

帆風「」

看取「」

オティヌス「」

上条「」


「「「「え―――――ええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!」」」」

看取「アハハハハハ!」ケラケラ

オティヌス「あはははは、あはははははは!!」ケラケラ

上条(二人は完全に壊れた…)


帆風「………」

上条「えっと…ごめん…」

帆風「いえ、元はと言えば私めが自分の欲求を我慢できなかったせいですから…ああ、なんてお詫びをすれば――」

上条「いや元はと言えば俺が…」


オティヌス「そーだそーだ」←原因となる行動をした女

看取「セキニンとらないとねー」←原因となる薬物を購入した女


帆風「と、とりあえず女王には私から説明します…から……その………」

帆風「ふ、不束者ですが…よろしくお願いします…ね?」///

上条「――――」きゅっ

上条(イカン、不意打ちに可愛いって思ってしまった)

上条「ええっと…よろしくお願いな、帆風…」

潤子「潤子、と呼んでください。旦那様♡」

上条「はい…」


看取(産む気だ…)

オティヌス(産む気満々じゃないか…)



・・・・・



看取『私たちは潤子ちゃんと一緒に操祈ちゃんのところへ行くから』

オティヌス『おまえは自分自身の進退について考えろ。いいな?』

潤子『では、また…』



上条「どうしよう…」トボトボ


入鹿「どうしましょうか…」ヌッ

上条「………」

上条「ぎゃあああ!!」

上条「弓箭入鹿!?」

入鹿「聞きましたよ…わたくしの愛しの愛しの…あの人を孕ませたそうですね……」ズズズズズズ

上条「情報漏洩はえーなおい!!」

入鹿「どうやら事実の様子…こうなったら是非もなし」

上条「お、おい、目が笑ってないぞ。何をする気だ…?」

入鹿「それはもちろん―――」ブオン

入鹿「貴方を殺して、その皮を剥いで被って、わたくしが上条当麻となって潤子さんとキャッキャウフフのイチャイチャ生活を…」ウットリ

上条「おまえはどこのアテスカ魔術師だッッ!!!!」

上条「くそ、逃げるが勝ちだ!!」ダッ

入鹿「あ、おまちなさい! 大丈夫、男性器はそのままわたくしめに移植しますから、あなたの子孫は繁栄しますわよ!」ダダダダダダダ

上条「グロイことを言うなァ!」ダダダダダダダ

入鹿「待ちなさぁアアアアアアアアイイイイイ!!!」ダダダダダダダ

上条「ここに来てヤンデレヒロイン登場かよクソッタレ!!」ダダダダダダダ

入鹿「く、逃げ足が速い。こうなったら」ジャラッ

上条「!」


ビュンビュンビュンッ


上条「ぎゃーっレーザー光線撃ってきやがった!」

入鹿「止まりなさい! 今なら目立たないように後頭部から打ち込んで即死で許してあげますわよ!!」

上条「慈悲もないのか!?」


・・・・・


上条「―――お、追い詰められた…」ジリ

入鹿「ふふふ、この袋小路に入ったのが運の尽きですわ。しかも人通りが全くない絶好の場所…ふふ、誘っているのでしょうか、誘っているのですわよね。誘い受けってやつですわよねコレは!」

上条「ちょ、お、おお、おち、落ち着け。話せばわかる」

入鹿「問答無用! サヨナラ、影で潜むだけの日々! コンニチワ、キャッキャウフフのバラ色生活!!!」ブオォオオンッ

上条「ひぃいいい!!」


ピッ


入鹿「――――」

上条「………あれ? 止まった?」

操祈「何をしているのかしらぁ?」

上条「み、操祈ぃいい!!」

操祈「話は全部帆風さんから聞いたわぁ……ホント、やってくれたわねぇ」

上条「ごめんなさい…」

操祈「いいわよぉ。もう過ぎてしまった事だし、あの状況はむしろ貴方は被害者……とも言えないけど」

操祈「――とりあえず移動しましょう。入鹿さんはそこで大人しくしていなさぁい。大丈夫、1時間くらいしたら解除されるから」ピッ

入鹿(おおおお、無念ですわぁあああ!!)

操祈「その気があれば後で会いに来なさいな。帆風さんとお茶をするくらいのセッティングはしてあげるわぁ」

入鹿(イキマスイキマスイキマスーーー!)


上条「………コイツ、表情が変わっていないのに涙流してるぞ…」

操祈「では行きましょう」

上条「行くってどこへ?」

操祈「決まっているでしょう?」パンパンッ


バラバラバラバラ…


上条「へ、へり!?」

操祈「誰にも邪魔されない所へ。ちょーっと、責任を取ってもらおうかしらぁ」

上条(あ、実は完璧に怒ってる…?)

今日はここまでありがとうございました

来週は金曜日の22時くらいからやりたいと思います

先週は諸事情あり更新できませんでした
今週の土曜日夜に更新します

tyこっとやります

バラバラバラバラ…



操祈「ありがとぉー」

上条「わざわざヘリまで寄越してどこへ行くかと思えば……どこだよここ。高層ビルの屋上のヘリポートとか」

操祈「ここは私が所有しているホテルよぉ。ちょっとここで大事なお話をしましょう」ツカツカ

操祈「私たちのこれからについて、とか」

上条「………」



・・・・・


ガチャッ


上条「だからってスイートルームって…」

操祈「ここなら誰にも邪魔が入らないでしょう?」ツカツカ

操祈「とりあえずそこのソファーに腰かけてちょうだい。たしか冷蔵庫はこっちだったわよねぇ~♪」ガチャッ

操祈「あ、アイスティーあるけどいるかしらぁ?」

上条「ん、ああ、ありがとう」


操祈「はい、おまちどおさま」コトッ

上条「ん、いただきます…」

操祈「………」ジー

上条「………しかしよくおまえこんなホテル持ってたな」

操祈「え?」

上条「いや前に自分の資産売り払ったんじゃなかったっけ」

操祈「――――」

操祈「え、ええっと、実は売り残ってたというかぁ、売り忘れてたというかぁ」キョロキョロ

上条「………?」

上条「まあいいけど…」ズズー

操祈「―――」


上条「で、話って? 潤子の事か…?」コトッ

操祈「その話はいいわぁ。あなたが産ませたいと思うなら、私は別に。あなたと彼女の問題だものぉ」

操祈「でもぉ、おかしな話よねぇ。最初に恋仲になった女を差し置いて、後に出来た女に手を出しちゃうなんてぇ」

操祈「順序ってものがあると思わなぁい?」

上条「それは…申し訳ないと思っている。操祈には、ほんとうに」

操祈「だったら…私の事も、抱けるわよね?」

上条「それは…そうだけど…」

上条「ただ…やっぱり、こういうのは大事にしたいっていうか…ムードが大切っていうか…」

操祈「ハーレム乱交パーティーしてた男が吐いている言葉とは思えないわねぇ」

操祈「―――しかたない。なら実力行使させてもらうわぁ」スルッ

上条「操祈…? おまえ、なに―――」


上条(操祈はゆっくり立ち上がると、俺の膝の上に跨り、腕を首に抱き寄せ、唇を重ねてきた――直前、操祈は何かを口に含んだのが見えた…)


上条「んっ―――いきなりなんだ…」

操祈「だから、実力行使よぉ。そろそろ、体調に異変が起きるはずじゃなぁい?」

上条「異変って……―――うっ」ドクンッ

上条「はぁ…はぁ…はぁ…」

上条「ぁ、ああ?」


上条(体が暑い。急に火照ってきた。心臓がトチったかのように暴れ出す)

操祈「ふふ」

上条「操祈…一体なにを――」

操祈「あらぁ、気がつかないかしらぁ? ちょっとアイスティーにこういう物を混ぜておいたんだけどぉ」チラチラ

上条「………」

上条「俺の目がおかしいのか? 精力剤に見えるんだけど」フラフラ

操祈「うふふ、特上ものよぉ」

操祈「おまけにちょっとしたオクスリもね」

上条(ああ、さっきのキスで飲ませてきたのは、イケナイクスリの類だったか)

上条「……まじかー」ボヤー

操祈「大麻とか依存性が高い薬物じゃあないから安心してちょうだぁい」

操祈「大丈夫。すぐに効き目は切れるわぁ」

操祈「ただし、ちょっと理性が緩くなっちゃうだけ……ほら、もう我慢できなくなってないかしらぁ?」ニコニコ

上条「うっ」

操祈「どう? その火照り、私で発散しないかしらぁ///」ペラッ

上条「――――///」


上条(それを見た瞬間、俺のイチモツは即座にいきり立った)

上条(今すぐにでも、目の前にいる女を喰らい尽くしたい)

上条(男ならしょうがない事だ。だって、スカートをまくし立て、股から露を垂らしながら純白のパンツを見せてきているのだから)


上条「操祈…おまえ、も」///

操祈「実はもう我慢できないのぉ」

上条「―――」プツン


上条(そこで、俺の理性のたかが外れた)

続きは明日―――やれたらいいなぁ

ではおやすみなさい

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