フォルゴレ「次のツアー先は学園都市だって?」 (383)

TV『……先日、イタリアの世界的俳優、パルコ・フォルゴレが全国ツアーの為学園都市に来日しました。』

TV『コンサートには連日多くの女性ファンが押しかけて大盛況の様相を呈しております……』

上条「へぇー、芸能界とか全然知らないけどそんな有名な人が来てるのか…一度でいいから生で見てみたいよな芸能人」

上条「まぁそんなスーパースター、ド不幸一般人の上条さんが会えるわけがないんですけどねー」タハハ

上条「よし、天気もいいし、補習前に布団でも干しておくか」


ガラッ


禁書「おなかへったんだよ!ご飯をくれるとうれしいな!」

フォルゴレ「私は世界のスーパースター!パルコ・フォルゴレさ!」



上条「べ、ベランダに白いシスターとスーパースターが干されてるー!?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379692212

禁書「ごちそうさまなんだよ!」

上条「か、上条さんちの食糧あらかた食われた……不幸だ……」

フォルゴレ「いや~可愛いバンビーナちゃんと食べるとなんでもない食事も美味しくなるねハッハッハ!」

禁書「ふふ、お世辞でもありがたく受け取っておくんだよ」

上条「……で、お二人は一体何者なんですかね」

禁書「私の名前はインデックスって言うんだよ!十字教のシスターで宗派はイギリス清教なんだよ!」

フォルゴレ「おいおい、私が誰だか分からないのかい?イタ~リアの俳優!絶世の美男子!パルコ・フォルゴレさ!」

上条「フォ……フォルゴレってあのフォルゴレか!?」

禁書「フォルゴレ!?わーっ!わーっ!」





上条「いや、ねーな」

禁書「知らない人なんだよ」

フォルゴレ「」



上条「…いやいやいや、いやですね、だってフォルゴレってったらTVに出るぐらいの有名人だろ?」

上条「そんな有名人がごく一般的な高校生の上条さんちのベランダに干されてる訳ないでしょーが!絶対偽物だ偽物!」

禁書「だいいち私はTVも見てられなかったし芸能人とかさっぱりなんだよ!あなた本当にスターなのかな?」

フォルゴレ「な、なんだってーーーー!?」ガビーン!

フォルゴレ「そんな…日本でもCD出てるのに……映画にも出てるのに……」ズーン

上条「なんかすごく落ち込んでる……しっかしそこのシスターさん?こそ『目次』だなんて名前怪しすぎるだろ」

禁書「む!そんな安っぽい名前じゃなくて私はIndex-Librorum-Prohibitorumっていう立派な……」




フォルゴレ「……フ、フフフフフ!ハッハッハッハッハ!!!」スクッ

上条「だいたい二人ともなんでうちのベランダに干されて……ってうぇっ!?」ビクッ

禁書「き、急に立ち上がっていきなりなんなのかな!?」ビクッ

フォルゴレ「そうさ!私は愛の戦士!世界のスーパースター!パ~ルコ・フォルゴ~レ!」

上条「いやそうじゃなくて二人がうちのベランダに居た理由を……」

フォルゴレ「2人が本物のスターかどうか疑っているってならこの歌と踊りでその疑惑をぶち壊してみせるさ!」スッ

禁書「おぉ~」ドキドキ

上条「だから!ラジカセを出すんじゃなくて理由を言えっていってんだろ!なぁ!インデックスも答えろよ!」

フォルゴレ「そんなに私の歌が聞きたいのかい?仕方ないなあ!歌ってあげるよ!」

禁書「いったい何が始まるのかな?」ワクワク

上条「おい!お前ら俺と会話する気無いだろ!ぶっ飛ばすぞ!」

フォルゴレ「ミュージック・スタート!」



http://www.youtube.com/watch?v=L4e1LpC7Ykc


チャーーーラーーーチャーーラチャーラチャラララ

フォルゴレ「ちーっちちっちーおっぱ~い、ぼいんぼい~ん!」クネクネ

禁書「ぼ、ぼいんぼいん?」クイックイッ

フォルゴレ「ちーっちちっちーおっぱ~い、ぼいんぼい~ん!」クネクネ

上条「」ポカーン

フォルゴレ「もげ!もげ!もげ!」

禁書「うーわお!」




チャッチャーラ!チャッチャチャーラ!チャッチャーラ!チャッチャチャララ!


モゲモゲモゲモゲーチチヲモゲー♪


~~~~~

~~~




…………


約3分後


テーーーーーーーーーーーーーン♪



上条「け、結局全部FULLで歌って踊りきりやがった……」

禁書「わぁー!アンコール!アンコール!」パチパチパチパチ

上条「もうこれ以上はやめてくれ」

フォルゴレ「どうだいバンビーナちゃん達、この世紀の大スター、パ~ルコ・フォルゴレのとっておきのショーは?」

禁書「すばらしかったんだよ!やっぱりフォルゴレはまぎれもなく世界のスーパースターだったんだよ!」

上条「……まあ確かに歌も上手いし、踊りもキレッキレだったからお前が本物の芸能人なのは間違いんでしょーが…」

上条(歌詞も振り付けもアレだったから正直ただの変態にしか思えん)

禁書「さっきのフォルゴレは輝いて見えたんだよ!私はすっかりあなたのファンになっちゃったかも!」

フォルゴレ「ハッハッハッ!このフォルゴレのセクシーな魅力が分かるなんてなかなか見どころのあるバンビーナちゃんだ!」

上条「……で、改めて聞くけど、お二方はどうしてうちのベランダに引っかかってたんでせうか?」

フォルゴレ「いやぁ~あれはコンサートが終わった後、街をぶらついていたら沢山の女の子たちに囲まれたんだ」

禁書「絶世の美男子でスーパースターなフォルゴレがモテるのは当然だもん」フンス

上条「いやお前が自慢げなのはおかしい」

フォルゴレ「それでしばらく女の子たちの相手をしてたんだけどね、さすがに疲れちゃって適当な建物の屋上で黄昏てたんだ」

禁書「ふんふん」

上条「大変なんだな芸能人も」

フォルゴレ「そうしたらそこでセクシーな女の子に会って、思わずおっぱいを揉みに行ったんだ。ああ勿論すぐ揉もうとしたわけじゃない、先にちゃーんとお願いしたよ」

禁書「ふんふ……ん?」

フォルゴレ「それで突撃して揉もうとしたんだけど…でも断られた挙句吹っ飛ばされちゃって…それでここのベランダに不時着したって訳さ」

上条「……」

禁書「……」

フォルゴレ「どうだい?分かったかい?」

上条「お前が女の敵だってのはよーく分かった」

禁書「ぶっちゃけちょっと引いたんだよ」

禁書「じゃあ次は私の番だね、私は隣の屋上に飛び移ろうとしたところを追っ手から攻撃されて落ちちゃったんだよ」

上条「追っ手?」

禁書「そう、私は『禁書目録』だから、私の持っている10万3000冊の魔道書、それが追っ手の――魔術結社の狙いだと思う」

フォルゴレ「その10万3000冊の魔導書ってのは、もしかして魔本のことなのか?」

禁書「んー基本的には魔導書って言ってるけど…そういう呼ばれ方もあるかもね」

フォルゴレ「じゃあひょっとして君は魔物の子かい?どうしてまだ人間界に残っているんだい?パートナーは誰かいるのかい?」

禁書「むー!魔物扱いされるなんて心外かも!私はれっきとした人間のシスターなんだよ!」

上条「魔術……魔術ねえ……ゴメン俺は無理だ 」

禁書「むむ、君は信じてくれないのかな?」

上条「一切合財科学で説明できる学園都市の超能力と違って、そんなのと無関係なオカルトはなあ……」

禁書「……でも、魔術はあるもん」

フォルゴレ「私は信じるぞー!こんな可愛いバンビーナちゃんが嘘をつくわけないじゃないか」

フォルゴレ「……それに、呪文とか術とかそういう不思議な事とは付き合いが長かったからね」ボソッ

禁書「さっすがフォルゴレ!話が分かるんだよ!どこぞの疑い深くてモテ無さそうな誰かとは大違いかも!」チラッ

上条「お、お前なぁ……」グヌヌヌヌ

上条「だー!分かった分かった!そこまで言うなら使ってみろよ、魔術」

禁書「うっ、わ、私には魔力が無いから使えないんだよ……」

上条「ほーらやっぱり嘘なんだろ」

禁書「うー!あるったらあるんだから!あ、そうだ!」トテテ

上条「おーい?台所に行ってももう何も残ってないぞー?」

禁書「じゃーん!この修道服は『歩く教会』っていってね、いわば魔術で出来た服なんだよ!」

禁書「刺されてもビームされてもどんな攻撃も無効化するんからへーきなんだよ!」

フォルゴレ(なんかクリアのスプリフォっぽい効果だな)

禁書「なんならこの包丁とかで私のお腹を刺してみても構わないかも!」チャキッ

上条「や、やめろよそんな物騒な……!そうだ、俺がその修道服に触ってみるってのはどうだ?」

フォルゴレ「……?触ったらどうなるんだい?」

上条「俺の右手は『幻想殺し』って言って、触ると超能力でも神様の奇跡でも何でも打ち消せるんだ。だからもし触って何か変わったら……」

禁書「神様の奇跡でもー?へっへーんそっちの方がよーっぽど胡散臭いかも!そんなので変化が起こるもんならやってみるんだよー!」ニヤニヤ

上条「む、言ったな!?よっしゃー!やってやろーじゃねーか!」カチ-ン

禁書「はん!望むところなんだよ!」ムン!

フォルゴレ「ちょ、ちょっと待った!もしホントに全部魔術で出来た服なら打ち消しちゃったら」


パキィン


パァン!

ハラハラハラ・・・




禁書(全裸)「」

上条「」

フォルゴレ「……すっぽんぽんになっちゃうんじゃって…言おうと…したんだけどなぁ……」ダバー

禁書「変態!男として最低なんだよ!」ガブガブガブガブガブガブガブ

上条「ガアアアアア!!痛い痛いごめんなさいいいいい!思いもよらぬ不幸な事故だったんだああああ!!」

フォルゴレ「……」

上条「ほら!フォルゴレもなんか言ってくれよ!このままだと上条さん噛まれ死してしまいますのことよ!」

フォルゴレ「……バンビーナちゃん、確かに裸を、ボインを見られて恥ずかしい気持ちはよくわかる」

フォルゴレ「だが!恥じらいの行為として相手に噛みつくようではまだまだだ!」キッ!

禁書「ほぇ?まだまだ?」

フォルゴレ「そうだよ、同じ恥じらいならこれくらいしないと」

………

in どっかの浜辺

ウフフ アハハ

上条「八ッハッハッハッハ~待て待て~」

禁書「ウフフフフ~つかまえてごらんなんだよ~」

上条「よぉ~し!そぉ~れつかまえたぞ~!」

禁書「いや~ん、そこは、ボインなんだよ」ポッ

上条「ウフフフフ」

禁書「アハハハハ」

ザザーン・・・


……

フォルゴレ「……ってぐらいやらないt」

禁書「言ってる意味がよく分かんないんだよ!」ガブッ

フォルゴレ「ギャアアアアアアアアア!!!」

上条「と、とりあえず服を何とかしろ!安全ピンでも何でもあげるから!」

禁書「服も直したし……それじゃあ私、もう行くんだよ」

上条「おい!どこ行くんだよ!」

禁書「ここにいたらいつ敵が襲ってくるかもわからないし、迷惑かけちゃうんだよ」

フォルゴレ「でも君が追われてるんだろう?そんなことしたら君が危ないじゃないか」

上条「そうだ!なんならウチに隠れとけば……」

禁書「ふふ、ありがとう優しいんだね……でも、ご飯くれた人をこれ以上危険な目にあわせたくない、あなたたちが不幸になっちゃうんだよ」

上条「だからってはいそうですかってお前を外に放り出すことなんて出来るか!」

禁書「――――そう?だったら……」





禁書「――私と一緒に、地獄の底までついてきてくれる?」











上条「…………あ……」



禁書「……それじゃあ、ご飯御馳走様、さよな…」


フォルゴレ「よぉ~し!ならこのイタリアの英雄!絶世の美男子!パルコ・フォルゴレが一緒に行こうじゃないか!」


禁書「……え?」

フォルゴレ「な~にを驚いた顔をしてるんだいバンビーナちゃん!可愛い女の子をエスコートするのはいい男の務めだろ!?」

禁書「……だめだよ、フォルゴレが危険な目に…」

フォルゴレ「今までこわーい敵のうようよいる古代遺跡や、山よりでっかい魔物の体内にだって行ってきたんだ、魔界の底だって地獄の底だってへいちゃらさ!」

禁書「……でも」

フォルゴレ「おいおい、この私を誰だと思ってるんだい?鉄のフォルゴレ、無敵のフォルゴレさ!」

上条「俺の事も忘れるなよ二人とも?俺だってどんな異能も打ち消せるんだ、敵の攻撃だってなんだってぶち壊してやるよ」

禁書「あ………ああ…」

フォルゴレ「それに、こんな可愛いバンビーナちゃんと一緒にいれたらどこだって天国さ!」

上条「……そうだな、こんな可愛い女の子と一緒にいられたら、きっと『不幸』なんかじゃなくて『幸福』だろうなあ」


フォルゴレ「ほら、君にはもう仲間がいるんだ……もう一人で怖い思いをする事はない……だからもう泣かなくていいんだよ?」

禁書「……うぅ…うぇぇ……うわああぁぁぁぁん……!」ポロポロ・・・

禁書「……こんな歯の浮くようなセリフをいっぱい言われたのは初めてなんだよ」

禁書「ずーっとずーっと、ひとりぼっちで逃げてきたから……」

禁書「あらためてもう一回言うね?今度はちゃんと最後まで返事を聞くから」





禁書「私と一緒に――地獄の底までついてきてください!」


フォルゴレ「ああ!」

上条「もちろんだ!」

フォルゴレ「ところで出て行こうとしてたけど、どこか行くあてはあったのか?」

禁書「んーとね、とりあえずイギリス清教の教会に行ったらかくまってもらえるかな?と思ってて」

上条「よし、じゃあそこまで送って行ってやる!……と言いたいところだけど、今から補習があるんだよなぁ~」ハァ

フォルゴレ「じゃあ私が一緒に行ってあげよ~う!ついでに一緒に学園都市を観光しようじゃないか!」

禁書「わーい!フォルゴレとデートなんだよ!夢みたいかも!」

上条「たはは、現金なやつ…じゃあ補習終わり次第なるべくすぐ家に帰るし連絡するんで、なんかあったらこの合鍵使ってくれ」ハイ

フォルゴレ「こっちももし何かあったときは君の部屋か私の滞在先のホテルのどちらか近い方に逃げ込むから、その時はよろしく頼むよ」

上条「ああ、そうしてくれたら心強い、ありがとうまた連絡する!」

禁書「いってらっしゃいなんだよー!」




上条(……冷静に考えたら世界的大スターと連絡先交換するってこれ結構すごい事じゃないか?)

上条「もしかして不幸人生を送ってきた上条さんにもついに運が回ってきたんでせうかねーアハハh」ビチャ

上条「だあぁぁぁーっ!犬のウンコ踏んだぁー!?やっぱり不幸だーーー!!!」

今日はここまでです
稚拙なSSですが読んでいただき誠にありがとうございます、途中のレスの数々大変嬉しかったです

申し訳ございませんが明日は投下できるか分かりません、日曜日なら多分いけると思います

ガッシュ途中までしか知らないけど期待

クリアとやってるってことはキャンチョメ帰還済みってことかな?無知ですまん

>>27
分かりにくくてすみません、ガッシュ側の時間軸は本編終了後です
なのでキャンチョメもガッシュも人間界にいません

乙とか期待とかありがとうございます!本当に嬉しいです!


――第7学区

クレープ屋店員「スペシャルジャンボイタリアンジェラートクレープ4つお待ちの方ー!」

禁書「はぁーい!待ってましたなんだよ!」ピョーン

フォルゴレ「ありがとう可愛いラガッツァ、カードで支払いいけるかな?」

クレープ屋店員「ああ!そこにいるのはフォルゴレ様!?キャー!私のチチをもいでくださーい!」キャーキャー

フォルゴレ「もう!仕方ないなあ!揉んであげるよ~!」アハハハハハハ

禁書「うわあ…フォルゴレの話は本当だったんだよ…ホントに向こうから頼みに来たんだよ…」モグモグモグ

フォルゴレ「ただいまインデックスちゃん、いやぁここのクレープは美味しいねえ」

禁書「美味しいのは店員さんのおっぱいの味じゃないのかなこのセクハラスーパースター」

禁書「そういえば、フォルゴレはとうまと違ってすんなりと魔術の存在を受け入れてくれたね」

フォルゴレ「ん?ああ、ここ1、2年くらい魔物の子と魔界の王様を決める戦いがあったからね……そういう不思議な事にはなれっこなのさ」

禁書「……まさか、魔界の王を決める戦いが本当にあったっていうの!?」

フォルゴレ「おや?知っているのかい?」

禁書「私の頭の中にある10万3000冊の禁書の中にそういう記述はあるけど、本当だなんて思ってもみなかったんだよ」

フォルゴレ「なにをかくそう私も魔物の子のパートナーとして仲間たちと一緒に戦ってたのさ!……王様には、してあげられなかったけどね」

禁書「ね、ね!フォルゴレのパートナーだった魔物の子ってどんな子だったの!?」

フォルゴレ「そうだね……その子は、キャンチョメは……最初はドジで怖がりで泣き虫だったけど、どんどん成長して勇気ある強い子になっていってね……道を踏み外しかけたこともあったけど、カバさんのような強く優しい、私の最高の友人さ」

禁書「そっか……私も会ってみたかったな」

フォルゴレ「ハッハッハ!インデックスちゃんならきっと仲良くなれただろうね!」

禁書「ねえねえ!他にもその子との面白い話があったら聞かせてほしいな!」

フォルゴレ「よぉーしいいだろう!まずは鉄のフォルゴレ様とその友の無敵キャンチョメでスペインの洞窟に住んでいた悪い子のドラゴンを退治した話をしてあげよう!あれはね……」

~~~~~

~~~



禁書「フォルゴレの思い出話を聞いてたら食が進んだんだよ!ごちそうさまなんだよ!」

フォルゴレ「食べるの早いね君、10分足らずであのどでかいクレープを4つも……」

お掃除ロボ「ゴミヲ回収シマス」ガガッ ピー

禁書「わわわっ、なんか来てクレープのゴミをとっていったんだよ」

フォルゴレ「あれはお掃除ロボだね、ああして人の居ない所でも街中のゴミを掃除してるんだ」

禁書「へぇ~、でもフォルゴレもさすがにロボットにはモテないんだね」

フォルゴレ「イヤ、分からんぞ?あんなメカメカしい形じゃなくセクシーな女の子型のロボットなら……ところでいつもなら沢山の女の子達が集まって来るのに、さっきから全然だね?」

禁書「そういえば人が不自然なほどにいなくなってるんだよ……どうして?」





ステイル「人払いの術だよ、これでもできれば関係のない一般人は巻き込みたくないんだからね?」


禁書「!!あいつ!私を追いかけまわしていた魔術師なんだよ!」

フォルゴレ「なんだって!?」

ステイル「僕はイギリス清教『必要悪の教会』の……ここは『Fortis931』と言っておこうかな」

禁書「イギリス清教…私と同じ所属の…」

ステイル「無関係の人間だったら見逃してあげようと思ったけど、どうも関係者のようだからね、見過ごす訳にはいかなくなった」

ステイル「その禁書目録をおとなしく回収させてくれるのなら命だけは助けてあげてもいいけど?」

フォルゴレ「あまり私をあまり見くびらないでもらおうか!イタリアの英雄!パルコ・フォルゴレさ!」

フォルゴレ「私が軽そうに見えるからって、女の子を差し置いて逃げるような男にまでは見られたくないね!」

禁書「そうだもん!この人は絶対無敵の私の味方なんだから!」

ステイル「どうあってもそれを置いていくつもりはない馬鹿のようだね…仕方ない、おとなしく倒されてもらおうか」

フォルゴレ「ハハハハハ、バカは君の方だ!ブサイクが美男子に勝てると思うのか!?」

禁書「そうだそうだー!目の下に変なバーコードなんて付けちゃって、この中二病神父ー!」ベーッ

ステイル「君たち……言わせておけば散々と…」イライラ


ステイル「『炎よ――巨人に苦痛の贈り物を』!!」 ボオオオオッ

フォルゴレ「ギャアアアアア!!」バターン

禁書「フォ、フォルゴレ―!」

ステイル「フン……なんだ結局口先だけだったじゃないか」

禁書「はっ!フォルゴレをなめてもらっちゃ困るんだよ!」

禁書「フォルゴレが鉄の戦士という事を、無敵の戦士という事を教えてあげるんだから!」

ステイル「なんだと!?」

禁書「待っててねフォルゴレ、今よみがえらせてあげるんだよ」


http://www.youtube.com/watch?v=QlG6CNQbtBs



ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪


禁書「鉄のフォルゴ~レ~♪」

フォルゴレ「無敵フォルゴ~レ~♪」ポヨーン スクッ

ステイル「お、起き上がっただと!」

禁書「どう、驚いた?無敵の英雄それが……」

フォルゴレ「パ~ルコ・フォルゴレさ!」キラーン


禁書「ふふーん♪勝負あったんだよ!」

フォルゴレ「さあ!死にたくなかったらとっととお家に帰るんだな!」

ステイル「まさか生身の人間がさっきの炎に耐え抜くとはね……甘く見ていたよ」

フォルゴレ「そうだ!降参するなら今のうちだぞ!」

ステイル「やはり初めから本気を出すべきだったね……こちらも奥義を出させてもらうよ」

フォルゴレ「イヤ、待つんだ!余計なことはするな!降参さえしてくれればそれでいいんだ!!」

ステイル「――――世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ――」

フォルゴレ「よせ!やめろ!イヤ!やめて!やめるんだーーっ!!!」

ステイル「『イノケンティウス!』」ゴオオオオッ

フォルゴレ「ギャアアアアア!!」バターン

禁書「フォ、フォルゴレ―!」

地味に3000度の炎を喰らっても立てる時点でスゲェwwww
魔物の戦いに最後まで生き残ったのは伊達じゃない!

禁書「ははははは!お馬鹿さん!何度やっても無駄なことが分からないのかな!」


ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪

禁書「鉄のフォルゴ~レ~♪」

フォルゴレ「無敵フォルゴ~レ~♪」スクッ ボロッ



ステイル「『イノケンティウス!』」ゴオオオオオッ

フォルゴレ「ギャアアアアア!!」バッターン

禁書「フォ、フォルゴレ―!」


禁書「何度やったって同じことなんだよ!フォルゴレはいつだって無敵の戦士なんだから!えへっ☆」バチコーン!




ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪

禁書「鉄のフォルゴ~レ~♪無敵フォルゴ~レ~♪」


フォルゴレ「……待つんだインデックスちゃん……も、もう許してくれ……」

フォルゴレ「ごめんよ、私は無敵じゃないんだ……魔術も超能力も使えない弱い人間なんだ……」




ステイル「き、君たちもうそろそろ諦めたらどうかな?正直こっちもなんかいたたまれなくなってきたし……」

フォルゴレ「そうだそうだ!だからここはおとなしく引き下がるんだな!」

ステイル「いやそれこっちのセリフだから」

禁書「はんっ!フォルゴレはまだ本気を出していないだけなんだよ!フォルゴレはまだ戦えるよ!」

フォルゴレ「えぇ!わ、私はもう火炎放射の楯にはなりたくないぞ!?」

禁書「歩く教会のない私じゃローストビーフになっちゃうんだよ!その点無敵フォルゴレなら絶対大丈夫なんだよ!」

フォルゴレ「ひ、ひどいじゃないか~!私だってもう限界なんだ。ほら、ここをごらん?」ペロン




●「ハーイ」




フォルゴレ「分かるかい?もう乳首も黒コゲなんだ。あきらめよう」

禁書「oh……」

ステイル「……茶番劇はそろそろ終わりかい?こちらもそろそろとどめをさしてもいいかな」

フォルゴレ「お、おいおい!あのでっかい炎を消す方法は何かないのかい!?」

禁書「そんなこと言ったってルーンがある限りいくらでも復活するから現状どうしようもないかも!」

ステイル「我が身を喰らいて力と為せ――『イノケンティウス!』」ゴゴゴゴゴゴ

フォルゴレ「ヒィイイイイイイイイイ!?」ガクガクガクガクガクガク

禁書「ウワアアアアアァァァァァァァ!?」ガクガクガクガクガクガク




ゴゴゴゴゴゴ

ボボボッ・・・ボ・・・ボボッ・・・ボ・・・

チロチロ

プシュン



フォルゴレ「……え?」

禁書「……ふぇ?消えた?」パチクリ

ステイル「な!?いったいどういう事だ!」

ステイル「くっ!『イノケンティウス!』、『イノケンティウス!!』何故だ……どうして出てこない!!」

禁書「な、何だか知らないけど助かった……のかな?」

ステイル「まさかルーンに何かあったのか?だが人払いは効いているはず……あれは!?」


お掃除ロボ「ゴミヲ回収シマス、ゴミヲ回収シマス」ウィーン ガガッ バサバサ


フォルゴレ「あれはさっきのお掃除ロボじゃないか、なにか紙をいっぱい回収しているようだぞ?」

禁書「そっか、あのロボットがあの魔術師のルーンのカードをゴミと認識して剥がして回収してるんだよ!だから術の効力が失われたのかも!」

ステイル「しかも機械だから人払いは効かないって事か……クソッしてやられた!」

フォルゴレ「ハ、ハッハッハッハ!どうだ見たか!このイタリアの英雄、パルコ・フォルゴレにかかればこんなもんさ~!」バーン

禁書「そうだそうだー!これでフォルゴレが無敵だってことが分かったかー!」ババーン

ステイル「おまえら何もしてないくせにッ……!」


ステイル(…どうする?だが奴は見る限りすでに満身創痍、イノケンティウス程の高等魔術でなくてもあと1、2回攻撃してしまえば)


「あっ、あれフォルゴレ様じゃない?」

ステイル「へ?」

女ファンA「キャー!やっぱりフォルゴレ様よー!」

女ファンB「イヤー!本物のフォルゴレ様だわ―!」

女ファンC「フォルゴレー!こっち向いてー!」

女ファンD「私のチチをもいでくださーい!」

女ファンE「サインくださーいー!イヤーン!」

女ファンF「さっき買った鯖缶で良ければ、プレゼントしてあげるって訳よ」



禁書「わー…女の子達が一気に集まって来たんだよ」

ステイル「しまった、イノケンティウス同様人払いのルーンの紙もあの機械に掃除されてしまったというのか!」

フォルゴレ「オイオイ、僕のファンに見つかっちゃったなーーハハハ!ハイハイ、順番にね」



女ファンG「キャッ!どうしたんですかフォルゴレさんボロボロじゃないですか!」

女ファンH「本当だわ!乳首もまっくろくろすけよ!」

女ファンI「一体誰がこんなひどい事を…」

禁書「あそこの不良神父が私とフォルゴレをいじめたんだよ!」ビシッ

ステイル「んなっ!?」


女ファンJ「よくもフォルゴレを傷つけたわね…」

女ファンK「超許せませんね」

女ファンL「大スターのフォルゴレを痛めつけた奴はケチョンケチョンにしてやるんだから…」

女ファンM「そんな糞野郎はブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イね」



ステイル「え、ちょっと!おい!やめろ!うわっ何だあ!?爆弾やビームが飛んできた!?」ドーンドカーン

ステイル「くそっ、今回は出直してやるが覚えてろよ!」ダダダ・・・

禁書「うわーっはっは!正義は勝つんだよ!」ブイッ

フォルゴレ「ハハハ待ってくれよ!サインは一人づつしかできないだろ?押さない押さなーい!」キャーキャー

これはフォルゴレが「アイテム」に入る展開……!?
やめて、浜面(CV:日野聡)のライフはもう0よ!

一旦ここまでです

沢山のレス本当にありがとうございます!身に余る光栄です!

――夕方


禁書「いやーどうなる事かと思ったんだよ」

フォルゴレ「でもあの後被害届も出したし、もう大丈夫だよきっと」

禁書「とはいえ私も不法侵入の身だからもうジャッジメントはあまり寄りたくないかも」

フォルゴレ「しかしまさか君の所属している教会から追っ手が来てるなんてね…」

禁書「教会に行く予定だったけど正直もうあてにならないかも……ごめんねもうしばらくお世話になるんだよ」

フォルゴレ「謝ることなんてこれっぽっちもないんだよインデックスちゃん、って……おや、あれは…?」


ワーギャー

フコウダー! マチナサーイ!


美琴「ちょっと―!いい加減勝負しなさいって言ってんでしょーが!」

上条「だぁーかーらー!嫌だっつってんだろーが!いたいけなレベル0をいじめるのもいい加減にしろよビリビリ中学生!」

美琴「ビリビリ言うな!それにどこに私のレールガン防ぐレベル0がいるのよ!いいから勝負しなさい!」

上条「あーもー!上条さんはそんな戦闘民族みたいな性格に育てた覚えはありませんことよ!?」

美琴「アンタに育ててもらった覚えはないわぁあああ!」ビリビリビリ!!

上条「うわっとぉ!?いいから落ち着けビリビリ!」パキィン!



禁書「おお!本当に右手で電撃を打ち消したんだよ!」

フォルゴレ「ああ、やっぱり超能力も打ち消せるって話は本当だったみたいだね」

上条「うおぉっ!びっくりした!お前らいつの間に!」

美琴「うわっ!ちょっと何よあんた達!」

フォルゴレ「おいおい、僕が誰だって?イタリアの勇者、世界のヒーロー!パ~ルコ・フォルゴレさ!」

禁書「その友人で無敵のシスター!インデックスなんだよ!」

美琴「は…!ってフォルゴレ!?うそ、本物の!?」

フォルゴレ「ハッハッハッ!こんなとこでも私のファンの女の子と会えるなんて嬉しいなあ!」

美琴「いや、別に私ファンじゃないし」

フォルゴレ「」

禁書「そんなことよりそこの短髪!とうまを追いかけまわしてたのはどういうことかな?事と次第によっては噛みつかれるのも覚悟するんだよ!」キシャァアアアアア

フォルゴレ「イヤ、今のは……ははーん」ニヤリ

美琴「な、何よぅ……」

フォルゴレ「…………お嬢さん、よければお尻を揉ませてもらえないかい?」キリッ

美琴「関係ないでしょふざけるなゴルァ!!!」ビリビリビリビリィッ!!!

フォルゴレ「なんかこの感じ久しぶりあばばばばばばばば」ビリビリ

禁書「フォルゴレ―!」

上条「おい!フォルゴレは外部のレベル0なんだぞ!俺と違って電撃ブチ当てて無事じゃ済まないんだぞ!?」

美琴「し、しまった!セクハラ紛いの事言われたからつい…!どうしよう国際問題だよねこれ!?」


ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪



禁書「鉄のフォルゴ~レ~♪」

フォルゴレ「無敵フォルゴ~レ~♪」スクッ

上条「あ、復活した」

美琴「なんか変わった人ね……」

禁書「さっすがフォルゴレなんだよ!」

フォルゴレ「ふふふもちろんさ、私は無敵なんだぜ!」クロコゲ

美琴「電力を加減したとはいえすぐに起き上がって来るなんて……ねぇ、ちょっと私と勝負し」

上条「いやもうお前いい加減にしろよな」

禁書「ふしゅるるるる~~とうまをいじめるだけじゃなくフォルゴレを黒焦げにするなんてオシオキ決定なんだよ~」ガルルルルル

フォルゴレ「ハハハハハ!!私なら大丈~夫さ!この手の電撃は少し前までしょっちゅうあびていたからね!」

美琴「……?と、とにかくごめんなさい」

フォルゴレ「それに、当麻を追いかけていたのはいじめてたんじゃなくて、彼女がツンデレだからさHAHAHA」

美琴「ん゛なっ…!?」

禁書「つんでれー?」

フォルゴレ「簡単に言うと好きな子に対して素直になれない子のk」

美琴「ててて、テキトーなこといってんじゃないわよ!!///」バリバリバリィ!!

フォルゴレ「やっぱりそのまんまじゃないかぐふぁぁぁあああ!!!」ビリビリ

上条「ああもうなにやってんだよ!」

禁書「わーん!フォルゴレ死んじゃいやなんだよー!」

フォルゴレ「み…水を……」ボロボロ

上条「待ってろ、今そこの自販機で何か買ってくるから!」ダッ

美琴「あ、ちょっと!その自販機は……って行っちゃった」

フォルゴレ「ハッハッハ!お嬢さんツンデレもいいけど我が祖国イターリアではもっと素直に!もっと激しく!もっと大胆に!愛を伝えるものさアモーレ!!」

禁書「あもーれ!」

美琴「愛情……ってべ、別に私はアイツの事そんな風に思ってないんだから―!!」

フォルゴレ「それにね、あんまり攻撃的になってると自分にその気はなくても怖がられるようになっちゃうかもしれないからね……そうなったらもう終わりなのさ」

美琴「…肝に銘じとくわ」


オカネガノマレター! フコウダー!


美琴「あーあ、何やってんのよアイツ…」

フォルゴレ「ほーら、いいとこ見せるチャンスだよ!行っておいで!」バチコーン☆

美琴「う、わ、分かったわよ、ちょっと手を貸すだけなんだからね!」ダッ



チョロットー アンタノオカネトリカエシテアゲヨッカ?

エッホントウカ?アリガトウサスガタヨリニナルナア!

ベ・・・ベツニドウッテコトナイワヨ///


禁書(う~~、何だろこの気持ち?二人を見てると何か新たな気持ちが芽生えてきそうなんだよ……)モヤモヤ


チェイサー! ガラガラガラガラ!!

ワー!ナニヤッテンダー!

禁書「わー!ジュースがいっぱいなんだよー!」キラキラ

上条「なあ御坂さんや、これもしかしなくても窃盗じゃないでせうか?」

美琴「入れたお金の分ぐらいの量しか出てないわよ!…多分……」

禁書「こんなにたくさんありがとうなんだよ!やっぱり短髪はいい人だったんだよ!」ゴッキュゴッキュ

フォルゴレ「ハハハハハいやージュースは生き返るねーすっごい味がするけど」プッハー

上条「ところでフォルゴレ、会った時から結構ボロボロだったけど何かあったのか?」

禁書「そうだ!すっかり言うのを忘れてたんだよ!これこれしかじか」

フォルゴレ「かくかくうまうま……ってことがあったんだ」

上条「そんなことがあったのか!?ならもっと早く連絡してくれたら良かったのに!」

フォルゴレ「ゴメンゴメン、余裕なくてね」

美琴「そっちも中々大変な事に巻き込まれてるのね……」

上条「そうだ、もし良かったら協力してくれないか?レベル5のお前が居れば正直百人力だ!」

美琴「あー……そうしたい気持ちはやまやまなんだけど……今私もちょろーっと色々あってさ、そっちで手一杯であんた達を手伝えそうにないや……ごめんね」

禁書「何か辛い事があるなら言ってごらん?人に話すだけでも気は楽になるんだよ?」

美琴「アハハハ……ありがとう、気持ちだけ受け取っておくわ。あと今日は追いかけまわしてごめんね、いい気晴らしになったわ。お詫びにこのジュース全部あげる」

上条「え、あ、おい、こんなにいらねーぞ!」

美琴「今日はもう帰るわーじゃーねー」ヒラヒラ

禁書「ちょ、ちょっと!あー、行っちゃったんだよ…」

上条「おい!フォルゴレも何とか言ってやれ……」



フォルゴレ「イヤ~スマないね手伝って貰って、そうだ、お礼に私のサイン入りCDをあげよう!プレゼントするのはパルコ・フォルゴレさ!」

御坂?「さして興味はありませんがまぁ受け取っておきます、とミサカは一応お礼を述べますありがとうございました」


上条「何やってんだあんたはぁああああああ!?」

禁書「ってええ!?さっき帰った短髪がいるんだよ!?」

上条「え?何、御坂2号?」

御坂?「いいえ、妹です。更に言えば番号は2号ではなく10022号です、とミサカは認識を正します」

フォルゴレ「10022…022…日本語では022という文字の並びは『おちち』とも読める……おちち号……いい名前じゃないか」

御坂(022)「言ってる意味がさっぱり分からないのですが、とミサカは困惑を露わにします」

禁書「気にしなくていいよ、フォルゴレはボインにこだわりすぎる人なだけだからね?」

フォルゴレ「イヤ、ボインは何も悪くない!まん丸おちち三角おっぱいロケットボイン……ボインなセクシーバンビーナは大好きさ!」

御坂妹(022)「……それは、女性は巨乳である方が優秀である、という事ですか?とミサカはその概念が一般常識かどうか問いかけます」

上条「優秀かどうかは分からんが、大きいか小さいかなら大きい方が俺は好きだぞ!」キリッ

御坂妹(022)「男性は優秀な女性を好む、と言いますから、男性は巨乳の女性が好き、つまりボインでないミサカはポンコツだという事ですね、とミサカはお姉様のDNAを呪いつつなだらかな自分の胸を悲しく見つめます」ズーン

禁書「とうまがそんな事言うからへこんじゃったんだよ!っていうかそれは暗に私の事もバカにしてるのかな!?」ガジガジ

上条「痛い痛いごめんなさいお願いだから頭をかじるのはやめてーーっ!?」ギャー!

フォルゴレ「ハッハッハ!悲観する必要はないさ妹ちゃん!君はまだ成長期なんだから5年、10年ぐらい後の将来にはきっと立派なボインに成長してるはずさ!!」

御坂妹(022)「しょう……らい?」

フォルゴレ「そうさ!ボインだけじゃない、きっと心身共に素敵なセクシーバンビーナになってるはずさ!だからその時はぜひ君のチチをもがせ……ん?」

ズドドドドドド

美琴「うおおおおおおおおうちの妹になに余計なこと吹き込んでるんじゃーーーー!!!!」バリバリバリバリィ!!!

フォルゴレ「ぎゃああああああああああ!!!!」ビリビリビリビリ

禁書「フォ、フォルゴレーー!!」

上条「御坂!?あれ、もう帰ったんじゃ…」

美琴「この子の姿を見かけたから戻ってきたのよ!――それより、アンタ!一体どうしてこんな所でブラブラしてんのよ!!」

御坂妹(022)「ミサカですか?ミサカは現在研修中ですが、とミサカは――」

美琴「とにかくちょっとこっち来なさい」グイッ

御坂妹(022)「ですがお姉様、ミサカにもスケジュールが」

美琴「いいから来なさい!」スタスタ





禁書「……行っちゃったね」

フォルゴレ「今日はこれからどうするんだい?」

上条「御坂を追いかけたいのは山々なんだがな…もう完全下校時刻が近いから一旦は家に戻らないといけない」ウーム

フォルゴレ「こっちも夜に生放送のTV番組があるしなあ……とりあえずインデックスちゃんは今晩こっちで預かるよ」

禁書「魔術師もまさかTV局に私がいるなんてと思わないだろうしね」

上条「じゃ、決まりだな。明日の夕方にここで待ち合わせってことで」

フォルゴレ「じゃあ、当麻、また明日!」

禁書「また明日なんだよー!」ノシ





上条「……っておい!二人とも缶ジュースの山全部置き去りにしていきやがった!!不幸だーー!!」

上条「ぐっ、やっぱこんだけの量を持って帰るのは大変すぎる……おわぁーーっとぉ!!」ガラガラガッシャーン!

上条「あーあやっぱり全部転がしちゃったか……早く拾わないと…ん?」

御坂妹「必要ならば手を貸しましょうか、とミサカは提案します」スッ

上条「御坂?じゃない、さっきの妹の……確か、御坂おちち号!!」

御坂妹「初対面で人をいきなりおちち呼ばわりとは、ずいぶん失礼な人ですね、とミサカはゴミを見るような目で見つめます」ジトッ

上条「え、あれ、違うのか?」





御坂妹「ミサカの検体番号は10032号ですよ、とミサカは訂正します」


――夜、TV局控え室



スタッフ「フォルゴレさんが子供を連れてくるのは久しぶりですね!はいこれ差し入れのお菓子だよ」

禁書「わーい!ありがとうなんだよ!」



~~~~~~~~

――TV局 廊下

ステイル「……まさかTV局に潜伏していたなんてね、この僕の目をもってしても見抜けなかったよ」

ステイル「人が多すぎて色々大変だったが、そこは天才ルーン使いの僕。なんとかフォルゴレとかいうやつのいない範囲で人払い出来たよ」フーッ

ステイル「よし!早くインデックスを回収しないと」



ビーッ!ビーッ!ビーッ!


ステイル「何だ?この音は?」

警備ロボA「指名手配犯ハッケン、指名手配犯ハッケン、イマスグ拘束シマス」ギュルルルル

警備ロボB「指名手配犯ハッケン、指名手配犯ハッケン、イマスグ拘束シマス」ギュルルルル

警備ロボC「指名手配犯ハッケン、指名手配犯ハッケン、イマスグ拘束シマス」ギュルルルル

ステイル「し、しまった!人払いの術は機械には効かないんだった!!」

警備ロボD「指名手配犯ハッケン、指名手配犯ハッケン、イマスグ拘束シマス」ガシッ

ステイル「い、痛い!誰か助け……って術の効果が切れるまで誰も来ないじゃないか!!」ガビーン

警備ロボE「指名手配犯ハッケン、指名手配犯ハッケン、イマスグ拘束シマス」ギリギリギリ

ステイル「うわああああああああああ!!!放せえええええええええ!!!」


~~~~~~~~


黄泉川「フォルゴレさんを襲撃したって聞いてた指名手配犯はさっき捕まえたじゃん、なぜか到着が遅れて申し訳なかったじゃんよ」

フォルゴレ「とんでもない!貴女方アンチスキルが指名手配をきっちりしてくれたおかげですぐ捕まえられたんですよボインのラガッツァさん」

禁書「少し怖かったけどジャッジメントに行った甲斐があったってもんだね」

――翌日夕方

上条「いや~~今日の補習は長引いて疲れましたよ~っと」

上条「それもこれも黄泉川先生が延々とフォルゴレに会った話をしたせいだ……まあ思わぬ形で2人の無事を確認できて良かったけど」

上条「……あれ、路地裏に落ちてるあれって、御坂妹のローファー?」


~~~~~~~~

――公園

フォルゴレ「おっかしいなあ、約束の時間になったけど当麻が来ないな」

禁書「もしかしたらとうまに何かあったのかも……」

フォルゴレ「ハッハッハッハッハ心配ないさ、もしかしたら私みたいに女の子達に囲まれて動けなくなってるだけかもしれないぜ?」ポン



~~~~~~~~


――路地裏



御坂妹?「」

上条「嘘、だろ…?御坂妹が、死ん、で…」

御坂妹(022)「厳密に言えば体細胞クローン『妹達』のうちの検体番号10021号であり、あなたが昨日会ったこの10022号ともそこの10032号とも別固体です、とミサカは説明します」

御坂妹「『実験場』に入っている時点で関係者かと思いましたが、どうやらあなたは完全な部外者のようですね、とミサカは確認をします」

「『実験』の残骸の後始末をしていただけです』とミサカは補足しておきます」

「ここにいるミサカは全てミサカです、とミサカは」

「どうやらあなたには無用な心配をかけてしまったようですねとミサカは」

「ミサカは」

「ミサカは」

「ミサカは」

「ミサカは」

上条「……お前らは、いったい……」

さらっと姫神がスルーされた・・・

何も問題は無いな

今日はここまでです
読んで下さりありがとうございます数々のレスすごく嬉しいです
そして今回で書き溜めが尽きました…VS一方通行まだ書けてませんえらいこっちゃ
次の投下まで少し空きそうですごめんなさい
先のシーンは書けてる所もあるのでエタらせたくはないです


>>88
VSアウレオルスさんはさすがにフォルゴレでは無理ゲーでした
楽しみにしてた方はすみません

禁書「ううぅ…ぐすっ…結局とうまは来なかったんだよ…」ポロポロ

フォルゴレ「ほーら泣くんじゃないインデックスちゃん、ベルギーのお菓子だぞー、お菓子はいつも君を元気にしてくれる!」

禁書「グスッ…いただきますなんだよ」モグモグ

フォルゴレ「とりあえずもう遅いから先にホテルに戻っておいておくれよ、私はもうしばらくその辺を探してくるよ」

禁書「うー……分かったんだよ」モッチャモッチャ

フォルゴレ(しかし当麻はなんで来ないんだ?電話もかかってこないし…)


――夜



フォルゴレ「お~い、当麻~!当麻~!いったいどこにいるんだい~~!!」

フォルゴレ「ハァ、ハァ、だめだ、ナントカ下校時刻とかで人が全然いないから気持ち的に見つかる気がしない!」ダバー

フォルゴレ「こうなったら、ここから直接当麻を呼ぶしかない」

フォルゴレ「いでよ、当麻ーーーーーーーー!!!!!」バッ



ドガッギャアアアァァァァァ!!!


フォルゴレ「ウワアアアァァァァァ!!??なんか別のモノ呼んじゃったーーー!!??」

フォルゴレ「あの雷はバオウ・ザケルガ…じゃなくて美琴の電撃?あの橋で何が起きているんだ!?」

フォルゴレ「と、とにかくあっちに行ってみよう」




バチバチッ

フォルゴレ「……?あっちの倉庫の方からも、電撃?」コソッ



一方通行「はァン、なるほどね。酸素を電気分解してオゾンにってかァ?」

一方通行「けどよォ、オマエが追いつかれちまったらそれでおしまいだよなァ!?」ザッ

御坂妹(022)(っ!一瞬で……!)

一方通行「オラ、死ぬ気で避けねェと。ホントに死んじまうぞ?」ドンッ

御坂妹(022)「がっ……」ドガッ!! ズザザザッ

一方通行「さァてここで問題です、『一方通行』は果たしてナニをやろうとしてるでしょォかァ!?って……あァン?」




カチッ キィーン





http://www.youtube.com/watch?v=L4e1LpC7Ykc


チャーーーラーーーチャーーラチャーラチャラララ

『ちーっちちっちーおっぱ~い、ぼいんぼい~ん!』<ボインボイーン!


一方通行「」

御坂妹(022)「」


『ちーっちちっちーおっぱ~い、ぼいんぼい~ん!』<ボインボイーン!


一方通行「おい!何なンだこれはァ!!?どこの誰がこんなアホな曲大音量で流してやがンだァ!!?」

御坂妹(022)「この曲は……」


『もげ!もげもげもげ!チチをもげ~♪』

フォルゴレ「もげ!!!」ドカーン!!!

フォルゴレ「イタ~リアの英雄!無敵のヒーロー!鉄のフォルゴレただいま参上さ☆」キラーン




御坂妹(022)「は……花火にスモーク……と、ミサカはド派手極まりない登場にあきれかえります…」

一方通行「なァにこれェ」

御坂妹(022)「あ……貴方がどうしてここにいるんですか、とミサカは問い掛けます」

フォルゴレ「当麻を探してたら偶然君の姿が見えてね、可愛いバンビーナのピンチに駆けつけるのはいい男のたしなみさ!」

御坂妹(022)「ち、ちなみにさっきの派手な登場はそ、そのためですか…?とミサカはおそるおそる聞いてみます」

フォルゴレ「ああ!そっちの方が目立つしカッコよかっただろ!?なにしろ私は世界のスーパースターだからねハッハッハッハッハ!!」



一方・(022)((こいつバカだ……))



一方通行「……おいおい、この場合『実験』ってなァどォなっちまうンだ?悪趣味な実験の演出かと思いきや、巻き込まれたバカな一般人じゃねェか」

御坂妹(022)「う……かはっ……」ゼエゼエ

フォルゴレ「ひどい怪我じゃないか、しっかりするんだおちち号ちゃん!アイツにいじめられたのか!?」

御坂妹(022)「違う……いじめられた訳では…ありませんと、ミサカは訂正します」

フォルゴレ「そうか分かった……あんなDV男とは別れた方がいい!君にはもっといい男がふさわしい、心配するないい男なら星の数ほどいる!」

御坂妹(022)「それはもっと違いますよ……とミサカは……もう突っ込む気力も起きません」ガクッ

フォルゴレ「まったくひどいことをする!女の子はもっと丁寧に扱わなきゃダメじゃないかこのアンポンタン!こんな事したらこの子が死んじゃうじゃないか!」

一方通行「なーにを勘違いしてんだこのおバカなヒーローさんはよォ、死んじゃうも何ももとから殺す為の実験だろォが」

フォルゴレ「なんだと!?」



御坂妹(022)「一方通行の言っている事は事実です――ミサカは絶対能力進化実験で彼に殺されることで実験を進めることが使命です」

フォルゴレ「……なんでそんな実験を?」

一方通行「俺はよォ、絶対能力者を目指してンだァ。無敵のレベル6になァ」

フォルゴレ「無敵だって?」ピク

一方通行「そうだ、『最強』じゃァ足りねェ、『挑戦しよう』と思うのも馬鹿馬鹿しいぐらいの、『戦おう』って思うことすら許さねェほどの、絶対的なチカラ。それが『無敵』なンだよ」




フォルゴレ「…………君じゃ無敵にはなれないね、一方通行くん」

一方通行「あァン!?」

フォルゴレ「なぜならすでに無敵の男、パ~ルコ・フォルゴレがここにいるからさ!!君が私に倒されてしまえば、君は無敵にはなれない!!!」

御坂妹(022)「なっ……」

一方通行「はァァ!!??」

一方通行「へェ、オマエ本当に面白ェわ……」

御坂妹(022)「何を無茶苦茶言ってるんですか貴方は、完全に一方通行に目をつけられてしまいましたよ!とミサカは警戒を呼び掛けます」

フォルゴレ「ハハハハハ~あの子は私の代名詞である無敵を名乗るにはまだまだだよ~。それにこうでもしないと君が殺されちゃうだろ?」

御坂妹(022)「それでも貴方が死んでしまいます!この実験で死ぬのはミサカだけでよかったのに…昨日会っただけの貴方がそこまですることはないのに……」

一方通行「しっかしこれから秘密を知った一般人の口は封じるとかってェお決まりの展開かァ?くそ後味悪ィなァ!なンせ使い捨ての人形じゃなくてマジモンの人間――」

フォルゴレ「少し黙ってろ」ギロッ

一方通行「」ビクッ

御坂妹(022)「……逃げてください、とミサカは再度忠告します」

御坂妹(022)「ミサカは必要な器材と薬品があればボタン一つでいくらでも生産できる量産品、単価にして18万円、絶対能力者進化計画の為に殺されるだけの実験動物……」

御坂妹(022)「ミサカには、貴方が言ったような将来もなにもないんですよ、殺される以外に何の価値もない、いらない子なんです、とミサカは」

フォルゴレ「君はいらない子なんかじゃない!」

御坂妹(022)「っ!」

フォルゴレ「量産品とか関係ない、私が助けたいおちち号ちゃんはどこの世界を探しても一人しかいないんだ!」

フォルゴレ「……だから、君が君に対してそんなひどい事を言わないでくれ、君自身が可哀想だ」

御坂妹(022)「ミサ……カは…」

フォルゴレ「それにね、大ピンチに陥っている死にそうな子を放って逃げるなんて」

フォルゴレ「そんなラガッツァやバンビーナを泣かすようなまねは、死んでもできないなあ」




一方通行「ク…ククク……アハハハハハァ!いいねェいいねェ!!最ッッ高にバカな男だねェ!!こんな『人形』一体のために俺らの実験場でたった一人で闘うってェのはなァ!!」

フォルゴレ「フッ……君にできるかな?」

御坂妹(022)「そうは言っても、あなたの足はガクガク震えてるようにしか見えないのですが、とミサカは冷静にあなたの身体反応を実況します」

フォルゴレ「アハハハ~~そんなことないよ~~決して一方通行がコワいとかそういうことじゃないんだよ~~~」ガタガタガタガタ

一方通行「おらよォ!!」ブン!

フォルゴレ「うわああああああっ!!鉄骨がああああああ!?」ガシャーン!

一方通行「フン、見た目以上には素早いみてェだな」

フォルゴレ「あ…危…危…危…」ガクガク

一方通行「じゃァ次はこれでどうだァ!!」ドゴンッ!

フォルゴレ「(地面のコンクリが爆発して……!)ぐふぁああああああああ!!」ドカーン!

御坂妹(022)「っ!!フォルゴレ!!」

フォルゴレ「ぐぇえ……そうだおちち号ちゃん、あの歌を、あのCDの歌を歌ってくれ……そしたら私は復活できる…」

御坂妹(022)「う、歌ですか?とミサカは戸惑いながらも言われた内容を遂行します」キョトン



http://www.youtube.com/watch?v=QlG6CNQbtBs



ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪


御坂妹(022)「鉄のフォルゴーレー♪」

フォルゴレ「無敵フォルゴ~レ~♪」ポヨーン スクッ

一方通行「なァ!?テメェは何で立ち上がってンだ…外部の無能力者なンだろ…?!」

御坂妹(022)「信じられません……本当に復活しましたよとミサカは驚きを隠せません」

フォルゴレ「驚いただろ?無敵の英雄それが…パ~ルコ・フォルゴレさ!」キラーン

御坂妹(022)(こっそり練習しておいて良かった、とミサカは隠れた努力が活かされたことに安堵します)

一方通行「ク……ギャハハハハハハハハァ!!上等ォじゃねェか!」

フォルゴレ「どうだ!すごいだろ!だからおとなしく引き下がるんだ!ってか引き下がってくださ~~い!!」ダバー

一方通行「さァて……そろそろ終わりにしちまうかァ?」 ブン!ドガァ!

フォルゴレ「(ウソだろ、違う攻撃を同時に!?)ぐぎゃああああああああ!!!」ドガガガガガ!!

御坂妹(022)「フォルゴレ!!大丈夫ですか!?」

フォルゴレ「アッハハハハハハハハ、当り前さ、私は無敵のフォルゴレ様だぞ!?」ガクガクガクガク

御坂妹(022)「しかし、モロに2回も食らってるせいか目がうつろですよ、とミサカはダメージの深さを推し量ります」

フォルゴレ「それよりこの一方通行くんは強い、おそらくおちち号ちゃんの電撃では歯が立たないだろう、君は早く逃げるんだ!」

御坂妹(022)「一番真っ先に逃げるべきはフォルゴレでしょう、とミサカは双方の負傷状況を見て進言します」

フォルゴレ「大丈夫だ!!あの子は私が止める!!鉄のフォルゴレ!!無敵の力の見せ所だ!!」グググググ

一方通行「くは、くははははァァ!!オーケィオーケィ…その立ち上がりっぷりに敬意を表して一撃でゲームオーバーにしてやンよォ」ス・・・

フォルゴレ「うわあああああああああああああ本気にしないでええええええええ」ガタガタガタガタガタ








ガシッ


??「おい」

一方通行(!?なンで手を掴めて……)

??「離れろ」

一方通行(なンでだ…反射が、効いてない!?)

上条「おちち号とフォルゴレから離れろっつってんだろ!!!」バキィ!!

一方通行「うがあっ!」



フォルゴレ「当麻!!探したんだぜまったく……目立つ所で来てくれちゃって」ニッ

上条「遅れて悪かったな!フォルゴレ!」

フォルゴレ「なに、今来たばっかりさ!それより、今までどこにいてたんだい?」

美琴「それは……私の所に来ててくれてたからよ」

美琴「あいつもたまたま実験の事を知ってね……思い詰めて1人で一方通行に向かおうとしていた私を橋まで追いかけて…助けに来てくれたの」

上条「ビリビリが本気雷飛ばして来た時はマジで死ぬかと思ったけど、まぁそこはさしづめ鉄の上条さーんって感じで、何とか立ってられましたよ」タハハ

フォルゴレ「そうか、よくやった当麻!!君は勇敢な戦士だ!!誇り高き優しいヒーローだ!!」バシバシ

「へへっ、よせやい、照れるだろ…それで、橋の上でフォルゴレの信号弾を目撃して、こっちに来たって訳だ」

フォルゴレ「信号弾?」

上条「ああ、俺たちにどこからでも場所が分かる様にあんなハデハデな花火とスモークを打ち上げたんだろ?」

フォルゴレ「え、あれ?あ、うん……」アセッ

上条「あの変な曲を大音量で流したのもあいつらの注意をそらして戦意を削ぐためなんだろ?まったく、よくそんな奇策を思いつくな!すっげえ!」キラキラ

フォルゴレ「そ、そそそそそそうさ!これも全て作戦のうち…相手の目を引きつけながら自分の位置を知らせるという高度な作戦だったのさHAHAHAHAHAHA」ダラダラダラダラダラ

上条「やっぱりな!さっすがフォルゴレだぜ!」




一方通行(ウソだな)

御坂妹(022)(ウソでしたね)

美琴(ウソっぽそうね…)


上条「遅れて悪かったな!フォルゴレ!」

フォルゴレ「なに、今来たばっかりさ!それより、今までどこにいてたんだい?」

美琴「それは……私の所に来ててくれてたからよ」

美琴「あいつもたまたま実験の事を知ってね……思い詰めて1人で一方通行に向かおうとしていた私を橋まで追いかけて…助けに来てくれたの」

上条「ビリビリが本気雷飛ばして来た時はマジで死ぬかと思ったけど、まぁそこはさしづめ鉄の上条さーんって感じで、何とか立ってられましたよ」タハハ

フォルゴレ「そうか、よくやった当麻!!君は勇敢な戦士だ!!誇り高き優しいヒーローだ!!」バシバシ

上条「へへっ、よせやい、照れるだろ…それで、橋の上でフォルゴレの信号弾を目撃して、こっちに来たって訳だ」

フォルゴレ「信号弾?」

上条「ああ、俺たちにどこからでも場所が分かる様にあんなハデハデな花火とスモークを打ち上げたんだろ?」

フォルゴレ「え、あれ?あ、うん……」アセッ

上条「あの変な曲を大音量で流したのもあいつらの注意をそらして戦意を削ぐためなんだろ?まったく、よくそんな奇策を思いつくな!すっげえ!」キラキラ

フォルゴレ「そ、そそそそそそうさ!これも全て作戦のうち…相手の目を引きつけながら自分の位置を知らせるという高度な作戦だったのさHAHAHAHAHAHA」ダラダラダラダラダラ

上条「やっぱりな!さっすがフォルゴレだぜ!」




一方通行(ウソだな)

御坂妹(022)(ウソでしたね)

美琴(ウソっぽそうね…)


一方通行「なンですかなァンっなンですかお前らァァ!?こっちを無視してフザケたハートフルドラマしてンじゃねェよあアァ!?」




フォルゴレ「今美琴を、妹達を救えるのは私達しかいない、イタリアの勇者、世界のヒーロー、鉄のフォルゴレと無敵上条で、みんなを助けてあげるんだ」

上条「ああ、言われなくても分かってるよ」




フォルゴレ「これ以上美琴と妹達を傷つけようとしているのなら」


上条「これ以上このふざけた実験を続けようっていうのなら」




フォルゴレ・上条「「まずはそのふざけた幻想をぶち壊す!!!」」

上条「うおおおおおおッ!!」バキッ!!

一方通行「かっ……は……!」

美琴「すごい……あの最強の一方通行を殴ってる……」

御坂妹(022)「これは…本当に勝てるかもしれませんね、ミサカとは率直な感想を漏らします」



一方通行「クッソがァ……どォなってやがンだァあいつの能力はァァ!?」ヒュッ スタッ

フォルゴレ(しまった!距離を取られた!)

上条(マズイな……これじゃ右手が届かない!)

上条「なんだ!もう終わりかよ!近付いてもこれねーのかよ!」

フォルゴレ「そうだそうだー!この鉄のフォルゴレと無敵上条に恐れをなして手の届かないとこまで逃げてんだなーー!?」

一方通行「あァン?って…………!!」

美琴「っ、バカ!」

一方通行「そうかそうかそうですかァァ!!たとえ反射が効かなくても、てめェの攻撃範囲はせいぜい手の届くまでだ」

一方通行「なら距離を取りながら戦えば、最弱のヒーロー様恐るるに足らずってェなァ!!」

フォルゴレ「バカ――!違うぞ――当麻は強いんだー―!」ピョーン

フォルゴレ「それ、強さを見せてやれ当麻!そうだ、アムロンだ、右手を伸ばすんだ!!それか右手から竜を出すんだ!!」

上条「そんなこと出来るわけないだろ!!」

一方通行「あひゃ、アハぎゃはアハハハハ!!やっぱりそうじゃねェか!!」

フォルゴレ「うわーーバレるのが早すぎるーー!!!」ギャー

一方通行「反撃の時間だぜェェェェェクッソ野郎がァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」ギャン

上条(コンテナがあんな速さで!?ぐっ、避けきれな…)

フォルゴレ「あぶない当麻!」ドンッ

上条「い゛っ!?」

フォルゴレ「グワアアアアアアアアアアア!!!」ドゴゴォ!

御坂妹「フォルゴレ!フォルゴレー!」

上条「お前、俺の代わりに……っ」

美琴「大丈夫なの?フォルゴレ!!」

フォルゴレ「あ……当り前…さ…私が……鉄の男というのを忘れたのか?……当麻ががんばってるのに、私が負けてちゃいかんだろう!?」フラッ スクッ

一方通行「おっかしィーなァー?なんで立ってやがるンだァ?ちゃーンとスクラップになるような威力で演算したンだけどなァー?」

一方通行「まァいいか、今度こそはギネスに載っちまうぐれェ愉快な死体(オブジェ)に変えちまうよォ!!」ガシャガシャガシャ!!

御坂妹(022)「夥しい数の鉄柱がまるで生き物のように……どれだけ高度な演算処理を行えばこんな事が、とミサカは……」

美琴「……っ、いつまでもナメくさってんじゃないわよ!!」ズアァッ!!

上条「おわ!分厚い砂鉄の楯が!?」

フォルゴレ「すごいや、まるでチャージル・セシルドンのようだな!イヤ、美琴は電撃使いだからラシルドか!?」

御坂妹(022)「フォルゴレはたまに訳の分からない事を言いますね、でもこれなら大丈夫とミサカは…………あぁっ!!??」



サラサラ・・・ ザランッ

ドシャアアッ



美琴「な……嘘、どうして楯が崩れて…」

上条「お、俺触ってないぞ!俺触ってないからな!」アセアセ

一方通行「賢い第三位サマなら分かるだろォ?砂鉄に掛かってた磁力のベクトルを一粒一粒全部いじったンだよ!!」

御坂妹(022)「そ…そんな事って……」

一方通行「これでよォーく思い知れただろォ!?同じ超能力者(レベル5)でも第一位と第三位の序列の間には絶対絶対越えらンねえ壁があるんだよ!!!」

一方通行「てな訳で、もうてめェら十分あがいただろ、今度こそおとなしくくたばりやがれえェェェェェェ」



ドガドゴオオォォォォン!!!

ズウウウ・・・ン

一方通行「ハァ…ハァ……手間かけさせやがってクソが…」

一方通行「!!!」



上条「…ってえ、あ?生きてる?」

美琴「え、ここだけ鉄柱が、なんで…………!!」

御坂妹(022)「!!なんて無茶をしているのです!!」





フォルゴレ「一方通行くん……君は本当に強い……まるでライオンのようだ……」


一方通行「なンでだ……どォしてだよお前……」フラッ

フォルゴレ「でもな、カバさんだって強いんだぜ……」ググ・・・グ・・・



フォルゴレ「子供を守る時は特に強い!!最強のライオンだって倒しちまうんだぜ!!!」ググググググググググ

一方通行「何でお前は、何でお前は――あれだけの鉄骨を受け止めて立っていられるんだよおォ!!!!」


一方通行「う……うあ……ちくしょうがァッ! ふざけやがってふざけやがってふざけやがってェッ!!」

一方通行「こきかくかかくかきかここ……!!!」ギュオオオ

美琴「あれは、空気を圧縮してプラズマを作ろうとしているの?でも……」

御坂妹(022)「ええ、動揺しているのか演算処理も雑で杜撰、あちこちから空気が漏れだしていますね、とミサカはあの大技がうまくいきそうにない事を予測します」

上条「なんかよく分かんないがあれが失敗しそうっていうならこっちにもまだ勝機はあるよな!」ダッ

一方通行「アハはギャハハハァ!失敗作だとォ?ンならさっさと止めてみやがれェ!これだけでもテメェをミンチにするには十分なんだよォ!」

御坂妹(022)「そうです、失敗作です。だからこのように……用意はいいですか『妹達』?とミサカは号令をかけます」

美琴「?これは……風?」ビュウウウ

一方通行「なんだこの風は!?空気が乱されて……演算しきれねェッ……!!」

上条「圧縮された空気が、雲散霧消していく!?」

御坂妹(022)「人海戦術で風力発電機をミサカ達に回してもらっただけですよ、とミサカは更に一方通行に追い打ちをかけます」

一方通行「……テメェら…人形の癖に……ッ」

御坂妹(022)「悪く思わないで下さいね一方通行?ミサカは、ミサカ達は生きたくなったのです」

一方通行「……!!」

御坂妹(022)「殺されるだけの人形はもうやめて、生きてフォルゴレの言っていた『将来』というものを見たくなったのです、とミサカは高らかに反逆の宣誓をします!」

美琴「あんたって子は……!よくぞ言って……」ホロリ

御坂妹(022)「そしてこのミサカ、通称『おちち号』は将来はボインのセクシー美女となってフォルゴレやあの少年にチチをもいでもらうのです!!とミサカは堂々と将来の夢を語ります!!」

美琴「あんたって子は……台無しじゃない……」ダバー

一方通行「有り得ねェ…テメェらみてェな三下共に俺がァァ!無能力(レベル0)の奴らに…最強の俺がァァァ!!!」

フォルゴレ「もう悪あがきはよせ……君は負けるんだ!あの勇敢な戦士、上条当麻にね!!」

一方通行「うあっ、あ、あァ、アアアアアァァァァァァ!!!!」






上条「――行くぜ『最強(サイジャク)』、俺の『最弱(サイキョウ)』はちっとばかし響くぞ!!!」」


バキイイィィィッ!!!

正直すまんかった
面白いSSだと思うし気を悪くしたなら謝るので許して欲しい

>>162
別に気も何も悪くしてませんよ!こちらこそ詰めが甘くてごめんなさい!
……後でなんとかその辺回収します頑張ります

一方通行「ッ…………」ドサッ

上条「はあ……はあ……」

御坂妹(022)「これで、終わった……のですかね?とミサカは尋ねます」

美琴「ええ、終わった、のよ。やっとね……」

フォルゴレ「ブラボー当麻!私たちはヒーローだ!美琴もおちち号ちゃんもよく頑張った!!」




上条「いや……まだだ……」

一方通行「アァ……?」

鬼条「さっきまでのは御坂おちち号までの分だ……お前が今まで殺してきた1号から10021号までの落とし前もついてると思ってるならまずはその幻想をぶち壊す!!!!」クワァァァッ!!!

一方通行「ひいィィィィィィィ!!!お、鬼ィィィィィ!!??」ダーッ

鬼条「ソゲブ!ソゲブ!ソゲブガッ!ソゲブ!ソゲブ!ソゲブガーーーーーッ!!!!」ドガァ バキィ ドガガァ ドシャァ ズガガァ!

一方通行「ぐぎゃァァァァァァァァァァァァァァァっ!!!」



一方通行「が……ぐ……て、てめェ……アァン!?」ズシャアア



鬼条「スウウウウウウウウ…ハアアアアアアアア…スウウウウウウウウ…ハアアアアアアアア…」

一方通行(ヤロウ……深呼吸してやがる……)



鬼条「ソゲブ!!ソゲブガ!!ソゲブ!!ソゲブガ!!ソゲブ!!ソゲブ!!ソゲブガ!!ソゲブガーーーーっ!!!!」ドガンッ ドギャァ バキャァ ドガァ ズガアァッ!!

一方通行「がぎゃァッ!ぐははァッ!ぎゃはゥァァァァァァァァァァァァッ!!!!!」


一方通行「ァ……アァ……も…もう…終わ…………!?」



鬼条「御坂!!水!!」

美琴「ひっ!えっ、は、はいっ」ヒョイ

鬼条「サンキューな御坂!」ゴブッゴブッゴブッゴブッ


一方通行(ヤロウ……水分補給して喉の渇きを潤おしてやがる……)

鬼条「ソゲブ!!!ソゲブガ!!!ソゲブ!!!ソゲブガ!!!ソゲブ!!!ソゲブガ!!!ソゲブガ!!!テオソゲブーーー!!!!!」ドーン!ドガガッ!ゴシャッ!ダーン!ドグシャッ!ドバキャアアァァァ!!!

一方通行「がァッ!!ぎゃふァッ!!ぐがァッ!!うふあァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」



~~~~

~~

一方通行だったもの「」チーン


美琴「……もう一方通行は立つこともできないわね」

フォルゴレ「ああ、死んじゃいないだろうが、もうダメだな」

御坂妹(022)「オーバーキルなことこの上ないですね、とミサカは内心ドン引きします」



上条「ふうー、すっきりしたー」ハレヤカー

上条「すっきりしたら、なんだかひどく力がぬけて…きた…」バタリ

美琴「ちょ、ちょっとあんた!大丈夫なの!?」

御坂妹(022)「外傷は多いですが致命傷ではありません。心拍数や脳波にも異常はないですし蓄積された疲労のせいでしょう、とミサカは分析します」

美琴「そう、良かった…」ホッ

御坂妹(022)「そしてかくいうミサカも全身ズタボロの満身創痍でもう限界です、とミサカは倒れ込みます」バタリ

美琴「あーもうとにかく早く病院へ!ほら、みんな行くわよ!」

フォルゴレ「……イヤ、私は後で行くよ」

美琴「でも、あんたがこの中で一番ひどい状態じゃない!早く手当した方がいいわよ!」

フォルゴレ「まあちょっとやることがあってね」





フォルゴレ「あの子と話がしたいんだ」

~~~~~

~~~



一方通行「………ッ、て、てめェは…」

フォルゴレ「やあ……起きたかい?一方通行くん」

一方通行「なんでお前がここにいやがる……俺は負けて、無敵になれず、最強ですらなかっただろォが」

フォルゴレ「君を見てるとまるで昔の自分を見ているみたいでね、つい気になったのさ」

一方通行「あァ?どこがだ、お前みたいな愉快で素敵な最弱のヒーロー様と最強で悪者の俺とは……似ても似つかないだろォが」

フォルゴレ「イヤ、そうでもないさ。私も昔は最強のライオンを目指していたようなものだった……君のような強いライオンにね」

一方通行「とてもそうは見えねェが……俺と違って弱かったしよォ」

フォルゴレ「ああ、君は強かった……でも、君はライオンになってはいけなかったんだ……」

一方通行「……何が言いたい」





フォルゴレ「知ってるかい?一方通行くん………カバさんは……カバさんの牙には小鳥がとまるんだぜ」

フォルゴレ「一方通行くん…私も昔はライオンだったんだよ……どこか勘違いした、バカなライオンさ……」

フォルゴレ「イタリアの田舎町で、体が大きいのと、力があったのとで、暴れ回ってた……」

フォルゴレ「私のことを少しでもバカにする奴はぶっ倒してきた。悪い奴も、いい奴も全て、私に逆らう奴は一人もいなかった。髪も服装もハードに決めて、カッコヨサと強さを求めた、まさにライオンさ……」

フォルゴレ「だがな……そのうちおかしくなってきたんだ。私から人が離れていったのさ……人を助けたって変わらない……そして最後は、私の両親すら私から離れていった……」

フォルゴレ「わかるか!?一方通行くん……ライオンの牙に小鳥はとまらないのさ」

一方通行「…分かるよ、分かっちまうよクソッ……それで、カバか」

フォルゴレ「ああ、故郷を追い出された私が、偶然TVで、カバさんの牙に小鳥が止まってる映像を観たのさ……」

フォルゴレ「私はその時、『こっちの方がいい』と思ったんだ。不恰好でもなんでも、私はそのカバの姿になりたいと思った」

フォルゴレ「愉快なスターになった今でも私の両親は怖がって私に近づかない…一方通行くん、そうなっちまったらもう終わりなのさ…」

一方通行「どォやら俺とお前は思った以上に似てるらしいなァ……でも俺じゃカバさンにはなれそうにねェンだわ……」

一方通行「1万人以上殺しまくったクソッタレの悪党に好き好んで近づく奴がどこにいる……そうなっちまったからもう終わりなンだよ…」

一方通行「……今更もう、そンな明るい所に戻れるもンかよ」

フォルゴレ「それは違うよ」

一方通行「アァ?」

フォルゴレ「さらなる悪意や暴力に自分を巻き込むことは、今までのそれを背負う事とイコールではないからね」

フォルゴレ「それに、さっきは終わりって言っちゃったけど私はまだ両親と仲直りする事を諦めていないんだ」

フォルゴレ「クリスマスやイースター、父の日母の日に手紙やプレゼントを欠かした事はない……全て突き返されてきたけど」

フォルゴレ「今はまだ駄目でも、時間がかかっても、謝りたい事があれば、伝えたい事があれば……いつかは向き合ってくれるようにかもと、そう信じてる」

一方通行「……」

フォルゴレ「あとね、カバさんになったら今までじゃ考えられもしなかった沢山の仲間が出来たんだ」

フォルゴレ「仲間はいいぜ?1+1が4にも10にもなる!たとえ絶望的な状況になっても、希望という光を見つける事ができる!」

一方通行「光……ねェ」

フォルゴレ「そうだ!実験も終わったことだし今度みんなでパーティーをしようじゃないか!スーパースターの私が主催するんだ!もっりあがるぞぉ~」

一方通行「ハイィ?パーティーとかふざけてンのか?」

フォルゴレ「そうそうそれに一方通行くんにも会ってもらいたい子がいてね、これがまた可愛いけど訳ありで困ってる子でさ、その子とも仲良くして出来れば協力してくれたら嬉しいな!」

一方通行「なンだよそれ……もォ好きにしろよ」ハァ

フォルゴレ「おお~!ありがとう!君が仲間になってくれるなんてこんなに希望が持てることはない!」

一方通行「ケッ、仲間だなんざよせよこんな奴……」

フォルゴレ「ああ、一方通行くんは…一方通行は私の仲間さ。だから一緒に遊ぶんだ」

フォルゴレ「いいだろ?仲間で」

一方通行「フン……コーヒーのブラックは絶対用意しておけよ?」


フォルゴレ「しかし、超能力者との戦いがこんなにへヴィだとは思わなかったよ……」プッシュー

一方通行「うおおおおィィ!?いきなりありとあらゆる所から血を噴出しただと!?オイ、大丈夫か!?」

フォルゴレ「バラ…バララララララ、バラがたくさん咲いている川が見える…きれ~いな川だなああ……」ガクンガクンガクン

一方通行「それは三途の川だ!!渡ンじゃねェ!川の向こうにボインの美女がいても渡ンな!!」

フォルゴレ「ええ!?渡っちゃダメなの!?」

一方通行「ダメに決まってンだろうが!!ちくしょう、い、医者ァァ~~~!!!」


~~~~~

~~~

キリ悪いですが書き溜めも無くなり眠気も来たので今日はここまでですごめんなさい
設定の理解の甘さも申し訳ありませんでした
レスいっぱいありがとうございます感謝感激です!


――次の日、病院


禁書「フォルゴレのバカ―!!いつまでたっても帰ってこないから心配したんだよ!?」ドカッ

フォルゴレ「みぞおちっ!?」グハッ

禁書「とうまも入院しちゃうし!短髪もなんか元気になってるし!私だけ蚊帳の外なんてひどいんだよ!」ポカポカ

フォルゴレ「アハハハハゴメンよ、当麻が退院しだいパーティーを開くから機嫌直しておくれ」

禁書「…美味しいお菓子やご飯をいーっぱい用意してくれるなら」ブスーッ

フォルゴレ「ほらほら!当麻の病室にもいってあげなよ!インデックスちゃんに会えば、当麻のケガもふっとぶさ!」

フォルゴレ「ケガで参ってるような時に可愛いバンビーナちゃんにお世話されると、男の子はハートを鷲掴みにされちゃうもんなんだぜ?」

禁書「もー!わかったんだよ、じゃ、じゃあ行ってくるね」ノシ

フォルゴレ「私もコンサートがあるからそろそろ行くね」ノシ

コンコン


禁書「おじゃましますなんだよ……あ、あのねっ、とうま今ケガしてて色々、たたた大変でしょ?」モジモジ

禁書「だっ、だからっ……えーっと、私でなにか力になれることがあれば、お手伝いさせてほしいな///」カーッ

禁書「って……」




上条「ちょ、ちょっとおちち号さんや!?俺の手を胸に押しつけて一体なにをしようとしているのでせうか!?」

御坂妹(022)「別にただあなたの脈を測っているだけですよ、とミサカは男の人に揉んでもらう事で豊胸効果が狙えるという通説の実践とついでにこの少年にチチをもいでもらうという野望を隠しつつ答えます」

美琴「ぜんっぜん隠せてないから!いい加減にしなさいアンタ!!」

御坂妹「10022号はもうダメかもしれんね、とミサカは姉妹の暴走っぷりを嘆きます」ハァ




禁書「」

禁書「」ブチッ

禁書「ギャジャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

上条「うわっインデックスいつの間に!?てかどうした!?」

禁書「あああああああ憎い!!!あのおちち号が憎い!!それに対して鼻の下を伸ばしていたとうまが憎い!!」

禁書「憎い、憎い、ジェララララララララララララララ!!!」



御坂妹(022)「あの白いシスターはいったい何であんなに暴れん坊状態になってるんですかね?とミサカは疑問に思います」ハテ

御坂妹「自分の胸に手を置いてよく考えてみろエロザル、とミサカは冷たく返答します」

美琴「ああもうとにかく撤退するわよ二人とも!」



禁書「おおおおおおおおお!!!心の底からわきあがるこの感じ!!あ~~~~~~~~らたな芽生え~~~~~~~~!!!」オオオオオオオオオ

禁書「そう!その感情の正体はあああ!嫉妬!!嫉妬!!!嫉妬オオオオオオオオオオオオオオン!!!」ガブガブガブガブ

上条「ぎゃああああああああ!インデックス!どうしてそんなに怒ってるんだ!?俺が何をしたっていうんだ!?」

禁書「ジェラララララララララララララララララララララ!!!!」ガブガブガブガブ

上条「痛い!!そこは傷が深いから痛いから!!だああああもう不幸だーーーーー!!!」ギャアアアー!


パタン




美琴「ああ、恐ろしい目に合うかと思ったわ……」

一方通行「……よォ、超電磁砲達か」

美琴「!一方通行!!」ザッ

一方通行「別にお前とやりあいたい訳じゃねェよ……俺はお前と話がしてェンだ」

美琴「何よ、私はあんたの顔なんて見たくもないんだけど」

一方通行「顔を見たくねェってンなら手紙にする、今が嫌なら後日にする……今までの事やこれからの事で、伝えなきゃなンねぇ事がどうしてもあるンだよ」

美琴「……っ、でもっ!あんたはずっと、妹達を…」

御坂妹(022)「話だけでも聞いてあげたらどうですか?とミサカはお姉様に進言します」

美琴「なっ、どういうつもりよあんた達!?」

御坂妹「ミサカ達『妹達』ならお気遣いなく、ミサカ達はお姉様がいたからこの世に生まれてこれたのと同様に、一方通行もいたからこそミサカ達は今ここにいると考えています、とミサカは自らの考えを述べます」

美琴「ちょっとなにそれ!?あんな奴の味方をしようっていうの!?」

御坂妹(022)「別に味方という訳ではありません、ただ今までのミサカは実験で殺される事だけが全てでしたので、ミサカ達は彼を『恨んでない』ですよ、とミサカは説明します」

御坂妹「勿論、今となっては御免こうむりますがね、とミサカは補足します。ですから、どうか……」

美琴「~~~~~っ!!分かったわよ、どうせいつかは向き合わなきゃいけない事だものね……ちょっとそこのロビーに来なさい」

一方通行「すまねェ、恩に着る……」

~~~~~


ステイル「ふぅ……なんとか留置所から脱走する事ができたよ、まったく侮れないな学園都市の防犯体制というのは」

ステイル「散々学園都市の機械には泣かされてきたが、今度は大丈夫だ!なんせあらかじめ防犯用機械を全て壊してから人払いを行った!」

ステイル「フォルゴレとかいう男も出て行ったし、禁書目録の見舞い相手上条当麻は調べた所ただの一般人のようだし、今度こそ……」


ジャー ガチャ


上条「はーすっきりした、しかし手を洗う時にインデックスに噛まれた跡がしみたぜ」

ステイル「ん?」

上条「お?」

ステイル「き、君!?なんでそこにいてられるんだ!?人払いはちゃんと施したはずなのに!?」

上条「赤毛に目元のバーコード!お前、さてはインデックスとフォルゴレを襲った指名手配犯の魔術師だな!?」

ステイル「くっ、バレたらしかたないね――『Fortis931』!『炎よ――巨人に苦痛の贈り物を』!!」 ボオオオオッ

上条「俺の右手に魔術は効かん!!」パキィン!

ステイル「なにっ!炎を打ち消しただと!?」

上条「その幻想をぶち殺すっ!」ドバキッ

ステイル「げぶぅ!」バターン

上条「Vの体勢でフィニッシュだ」ビシッ


~~~~~


黒子「脱獄と器物損壊の罪で現行ジャッジメントですの」

美琴「あんたも夏休みに大変ねー」

黒子「そう思うのならそこにいるWお姉様をこの黒子に差し入れて下さいまし」ハアハア

美琴「誰がやるか!」ビリビリ

黒子「あふん」ビリビリ

ステイル「おのれ上条当麻め、奴の右手は要注意だ……あばばばばば」ビリビリ

ひょっとしてインデックスの事件解決しないまま進めてくのか?

>>220
もう少し待って頂ければ…展開遅くて申し訳ございません


――数日後 街中



美琴「毎日あっついわねー…あら?」



キャーキャー


女ファン1「キャーフォルゴレー!握手してー!」

女ファン2「サインしてー!キャー!」

フォルゴレ「ハッハッハッハッハ!!ほらどうぞ!サインするのはイタ~リアの英雄、絶世の美男子、パルコ・フォルゴレさ!」サラサラ

女ファン■■「ありがとう。とても。嬉しい。」


美琴「なにやってんのよアイツ……」ゲンナリ


~~~~~

美琴「あれから実験の事とか一方通行と色々調べてるんだけど、全くもって進む気配が無いのよ」

フォルゴレ「なら良かったじゃないか、もう実験は終わったって事なんだろ」

美琴「それが、不気味な位に動いてなさすぎるの。普通こういう実験中止になった時はなんらかの事後処理とかがあるもんなんだけど、それすらなんにもなし」

フォルゴレ「そこまで気にする必要は無いと思うがな……おや?」






御坂妹(022)(ボイン)「お姉様、フォルゴレ、これは偶然ですねとミサカは挨拶します」ボイーン

美琴「んななっ!あんた、ちょっとどうしたのよその胸!?」

御坂妹(022)(ボイン)「じ、実はですねー、あのカエル医師に調整ついでにボインをでっかくして貰ったんですよ、とミサカは少々たじろぎつつも述べます」ボイーン

美琴「何よそれ!?そんなのありなの!?」

御坂妹(022)(ボイン)「これでミサカも優秀な女性の仲間入りです、という訳でミサカのチチをもいで下さい、とミサカはお願いしてみます」ボインボイーン

美琴「やめなさい恥ずかしい!!」

御坂妹(022)(ボイン)「せっかくだからダンスもしてアピールしましょうか、とミサカはミュージックスタート!」カチッ



http://www.youtube.com/watch?v=Lm9IP44BoVw



リッスーン!

チャッチャッチャッチャッチャ♪


御坂妹(022)(ボイン)「ボインを見なさーい♪」ボイ-ンボイーン

美琴「あんたねぇ~~!!また変な歌をうちの妹にぃ~~!!」ギリギリ

フォルゴレ「こ、これは私の歌じゃないよ~」

御坂妹(022)(ボイン)「そうですよお姉様、これは学園都市の誇る卒業生、偉大なる我らが先輩、マジョスティック12のビッグボインの持ち歌です、とミサカは訂正します」ボイ-ンボイーン

フォルゴレ(あいつらここの出身だったのかー)

御坂妹(022)(ボイン)「シュビドゥビ・シュビドゥビ・シュビドゥビバー、ハイ♪」

フォルゴレ「シュビドゥビ・シュビドゥビ・シュビドゥビバー」

美琴「歌うなー!!」ビリビリ

御坂妹(022)(ボイン)「どうですこのボイン!お姉様とは違いビッグボインレベルのもぎごたえあるチチですよ!」ボインボイーン

美琴「ぐぬぬぅ~」

御坂妹(022)(ボイン)「ほらほら見てください、こんな風にボインチョップも出来るようになったんですよ、とミサカは……あっ」ズドドドドドド



ポロン


メロン×2「」ゴロンゴロン・・・



御坂妹(022)(貧乳)「」ペシャーン

フォルゴレ「今服の中から出てきたのって……メロンか?」

美琴「え、なにこれ……偽チチ?」

御坂妹(022)(貧乳)「う、うわああああああん!!」ビエー

御坂妹(022)「男性は優秀な女性を好むのでしょう?ミサカは早く巨乳になってチチをもいでもらいたかったんですよ、とミサカは弁明します」グスッ

フォルゴレ「君はまだ若いんだ、この先いくらでもボインになれる無限の可能性がある。だからそんな詰め物で自分を偽るのはやめるんだ」キリッ

御坂妹(022)「目先のボインに囚われて道を誤っていました。真に大切なことはありのままの素直なチチで胸を張って生きていくことなんですね、とミサカは感動と贖罪の涙を流します」ダバー

美琴「しょーもない話をさもいい話みたいに言ってんじゃないわよ…」

御坂妹(022)「それでは善は急げとさっそく大胸筋サポーターを買ってきます、とミサカはお先に失礼します」ダッ

美琴「ちょっと!それ使ってもバストアップには繋がらないわよ!…って行っちゃった」

フォルゴレ「ハッハッハッ!真っ直ぐでエキセントリックで流石は君の妹さんだ!」

美琴「あれは私の遺伝子じゃなくて十中八九アンタの影響でしょ!なによ変な事ばっか教えて!」ビリビリビリッ

フォルゴレ「ギャアアアアアアアアアア!!」ビリビリ

フォルゴレ「で、とりあえず実験に動きがない事を当麻に伝えたいところなんだけど」プスプス

美琴「携帯も出ないし家にかけてもインデックスしか出なかったのよね…」

フォルゴレ「今日がパーティーの日だっていうのにおかしいな……君の能力で探せたりしないのかい?」

美琴「それもそうね……あの右手にはレーダー効かないけど、逆に言えば右手だけ生態電気反応が欠けてるやつがアイツってことだものね」

美琴「何か……妙な気配がするわね」

フォルゴレ「ねえ美琴~もう帰ろうよ~!何だかこっちには怖いような近づいちゃいけないような感じがするんだよ~」ガクガクガクガク

美琴「うるさい!確かに精神感応系能力者に何かされてるような感じはするけど、こっちにアイツらしき人の反応があるのよ」

美琴(それに、あともう一人分反応があるのよね……まさか、女じゃないでしょうね……)ゴゴゴ

フォルゴレ「ヒィイイイイ~~~!美琴も怖いよ~~!」ガタガタガタガタ

美琴「ああもう先行くわよ!あの角を曲がった所にアイツが……」タタッ



バキッ


美琴「!?」

~~~~~


上条「そんな力があれば、誰だって何だって守れるのに、誰だって何だって救えるのに、何でそんなことしかできねえんだよ!」

神裂「………めて」

上条「それだけの力があって、これだけ万能の力を持ってるのに……何でそんなに無能なんだよ……!」

神裂「もう止めてください!」ズガッ

上条「うっ……かはっ……」バタッ

キィーン バシュ!



神裂「!何者っ!!」ヒュッ

美琴「へぇ、やるじゃない……私の超電磁砲を当たる前に躱すだなんて」パリッ

上条「……」グッタリ

美琴「こんなにアイツをボロボロにしちゃって……同じ位かその倍以上はやり返される覚悟はできてんでしょうね!!!」バチチッ

神裂「援軍ですか……元よりそのつもりですよ、彼がインデックスを我々に引き渡してくれたらここまではしませんでした」

美琴「上ッ等!むしろこれでアンタに仕返しする大義名分ができたわ!」バチバチバチッ


フォルゴレ「おーい待ってくれよー、足が速いから追いつけないじゃないか」

美琴「フォルゴレ、ちょっと危ないから下がってて。今から私こいつと闘わなきゃならないから」

神裂「また新手ですか……え!?」

フォルゴレ「おや、君はもしかして……」

美琴「え?何、知り合い!?」

神裂「まさか……そんな、あなたは……」



フォルゴレ「おおおーーー!!君はあの時のセクシ~ラ~ガッツァじゃないかーーー!!」

神裂「いやあああああぁぁぁぁぁーーーーっっ!!!あ、あの時のチチもぎ魔ああああぁぁぁーーーーーーー!!!!」


美琴「」

美琴「……は?チチもぎ魔?」

美琴「ねぇフォルゴレ、あんたこいつに一体なにやったの?」

フォルゴレ「ああ、確か彼女との出会いはね……」


~~~~~

――七月二十日 屋上


ステイル「だめだ、すっかりインデックスを見失ってっしまったよ」

神裂「おそらくここからどこかへ飛び移ったかそれとも飛び降りたか……どちらにせよ『歩く教会』がありますから怪我ひとつしないでしょうね」

ステイル「そうか……なら僕は下へ降りて捜索してくる。神裂は引き続き上から頼むよ」

神裂「分かりました、よろしくお願いします」

パタン

神裂「…インデックス……」グッ



ガチャッ

フォルゴレ「はぁ~、この絶世の美男子フォルゴレの心と乳首をちくっと刺す女性はいないものか…」

神裂「!……なんだ一般人ですか」

フォルゴレ「おぉ!まさにいたじゃないか!とっても刺激的でセクシーボディーな魅惑の女性が!」

神裂「ええっ!?」ビクッ

フォルゴレ「おおおーーいそこのセクシーラガッツァちゃああーーん!!もし良かったら私にその豊かなボインをもがせてくれないかーーーい!!??」ズドドドドド

神裂「ひぃぃ!!い、いやあああああぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!!唯閃んんんんんんんんん!!!!」ドギャアアァァァ

フォルゴレ「ぐぎゃああああああああああああ!!」ドカーン!


ピューン ドカッ

フォルゴレ「」チーン


ガラッ

上条「べ、ベランダに白いシスターとスーパースターが干されてるー!?」

~~~~~


フォルゴレ「……てなことがあったんだ」

美琴「くたばれ女の敵!!」バリバリバリッ

フォルゴレ「ヌゴォオオオオオオオオ!!!」ビリビリ

フォルゴレ「でもあの時君がふっとばしてくれたおかげであの後当麻やインデックスちゃんと出会えたんだ!感謝してもしきれないよハハハハハ!!」

フォルゴレ「どうだいラガッツァ?お礼にキミのその素敵なボインを私がもいであげるというのは?」

神裂「全力でお断りします!!そもそもそれがお礼になると思ってるんですか!!?」

フォルゴレ「イヤ、世間一般のバンビーナやラガッツァなら『キャー喜んで!私のチチをもいで!』と言ってくれるんだけどな」

神裂「そんな世の中間違っています!」

美琴(私もそう思う)

フォルゴレ「とにかくお礼にもがせてくれないかボインのラ~ガッツァ~!」ドドドド

神裂「きゃあああああああああ!?こ、来ないで下さああああい!!――七閃!」ドギャギャ

フォルゴレ「うごおおぉおおおおお!!」ドガーン

美琴「フォルゴレ―!……ってこれ自業自得よね」



ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪

フォルゴレ「鉄のフォルゴ~レ~♪無敵フォルゴ~レ~♪」 スクッ ポヨーン

神裂「な!?今の七閃を受けて起き上がってくるのですか!?」

美琴「正直もう驚かなくなってきたわ」

神裂「なんですか貴方は!?不死者(リビングデッド)か何かですか!?」

フォルゴレ「オイオイそんな怖いお化けと一緒にしないでくれよ!私はイタ~リアの英雄、愛の戦士、パルコ・フォルゴレさ!」

神裂「どちらにしろ私には訳が分かりませんよ!――七閃!」ドギャッ

フォルゴレ「ギャアァアアアアアアアア!!」




ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪

フォルゴレ「鉄のフォルゴ~レ~♪無敵フォルゴ~レ~♪」 スクッ ズタボロ

神裂「ま、まだ立ち上がってくるというのですか……」

神裂「どうして……どうして立てるのですか?やはり貴方も上条当麻同様に守ろうとしているのですか?インd」

フォルゴレ「なぜかって?そこにボインがあるからさ!!!」ドーン!

神裂「想像以上に最悪の答えでしたーーー!?」ガビーン


美琴「へーえ、アニメみたいに魔術的な感じで斬撃飛ばしてるのかと思ったら実は極細ワイヤーでしたー、ってことなのね……どうりでアイツが右手があるのにボロボロになってる訳だ」ビーン

神裂(いつの間に……し、しまった!!あの変態に気を取られて気づかなかった!)

美琴「この綱製ワイヤーがあんたに繋がってるなら……電気を流してもあんたは避けられないってことよね!!!」バリバリバリバリィ!!

神裂「きゃああああああああ!!??」ビリビリ

フォルゴレ「なんで私までギャアアアアアアア!!??」ビリビリ

今日はここまでです
またしてもキリの悪い所で終わってしまい申し訳ございません描きためちゃんと増やします
至らない所だらけのSSですが数多くのレスありがとうございます!天にも昇る気持ちです!

美琴「で、アンタはどうしてインデックスを付け狙ってたのよ?」

神裂「……あの子の命を守るためですよ、私の親友だったあの子…インデックスの命を…」

神裂「完全記憶能力、という言葉を知っていますか?」

フォルゴレ「それがインデックスちゃんの持ってる十万三千冊の正体だろ?見たものを全部覚える能力だっけ」

神裂「彼女の脳の85%以上は禁書目録の十万三千冊の魔道書で埋め尽くされてしまってます……したがって残りの十五%しか脳を使えない……」

フォルゴレ「何!?」

美琴「……」

神裂「普通に生活してるだけで15%はあっという間に埋まり、脳に負荷がかかりやがてパンクして死んでしまいます」

フォルゴレ(清麿やデュフォーのアンサートーカーも使いすぎると脳が焼き切れそうになると言っていたな……)

美琴「……」

神裂「だから私達は、一年置きにインデックスの記憶を消さなくてはならないんですよ!」

フォルゴレ「クソッなんて事だ!」

美琴「……」

美琴「……あきれて物も言えないわ」

神裂「何!?」


~~~~~

美琴「……っていう訳でね、記憶の詰め込みすぎで人が死ぬなんて話は、100%ありえないのよ!」

神裂「そんな…なんということでしょう…私達のやっていた事は、ただ無意味にあの子を傷つけていただけだったというのですか……っ!」

フォルゴレ「ハ、ハハハハハ!ももも勿論このフォルゴレ様は、こ、これ位の話ちゃーんと知っていたさハッハッハッハ!!」

美琴(絶対分かってなかったわね)

神裂「しかしそれなら一年ごとにであの子が苦しむ原因は一体……」

フォルゴレ「……呪いでもかけられてるんじゃないのか?言う事を聞かせて、逃げられないようにするために……」ギリッ

神裂「とにかくそれを何とかする方法を調べましょう……貴方がたも痛めつけるような真似をして申し訳ありませんでした」



上条「ぐっ……待てよ……お前の謝る相手は俺じゃないだろ……!」

美琴「あんた!起きてて大丈夫なの!?」

上条「お前が真っ先に謝らなきゃならないのは、他でも無いインデックス本人だろうが!あいつに地獄の底とまで言わせた位今まで酷い事してきたんだからしっかりけじめをつけやがれ!」

神裂「……!私は、私達はあの子に謝ります、私達の素直な気持ちを…あの子に…」

フォルゴレ「よし!それなら仲直りをするのにピッタリの場を用意しようじゃないか!なあ当麻?」

――数日後 夜

上条「えーそれでは、絶対能力者進化実験凍結、並びにインデックスとステイルと神崎の仲直りを祝いまして…」

上条「カンパ―――イ!!!」

一同「「「「「カンパ―――イ!!!」」」」」ガシャコーン!


禁書「わーい!ごはんもお菓子もいーっぱいあるんだよ!神の国はここにあったのかも!」

ステイル「好きなだけおあがり?もっともこの量じゃ流石の大食らいの君でも満腹になりそうだけどね」

禁書「……ううん、これだけじゃきっと全然食べ足りないんだよ」

禁書「だから、今までのお詫びも兼ねてかおりとステイルにはたっくさん美味しいご飯を食べに連れてってもらわなきゃだめかも!」ニコッ

神裂「え、ええ、行きましょう!あの時の様に、一緒に……」ポロポロ



一方通行「おい超電磁砲、足どけろよ通行の邪魔だろォが」

美琴「えー?これ私の足じゃないわよ」

御坂妹「すみませんこれミサカの足でした、とミサカはお姉様とおちち号とミサカが固まって座ってるせいで誰が誰の足か分からない事を言い訳します」

御坂妹(022)「あ、そこ紙コップ置いてますから蹴ったり反射したりして中こぼさないで下さいねとミサカは注意喚起します」

フォルゴレ「おーい!そこのナポリタン取ってくれないか?あ、頭の上ごめんね」


ワーワー ギュウギュウ   セマイセマイ



上条「っていうかなあ……」

上条「上条さんちで9人集まるのはさすがに無理がありますのことよ!!」ガーッ

上条「第一なあ!こんな狭い一人暮らし様のアパートじゃなくてもっと他に場所あるだろ!」

上条「特にフォルゴレ!俺知ってんだぞ!高級ホテルの広ーい部屋に泊まってるってインデックスから聞いたぞ!そこでやりゃいいだろ!」

フォルゴレ「あー、今はステイルが指名手配中だからね、セキュリティがしっかりしているホテルやレストランじゃ捕まっちゃうんだ」

美琴「また脱獄されたーって黒子が血走った目をしてたわね…」

神裂「挙句最近は私まで共犯者として手配されだして、ここ数日ホームレス同然の暮らしだったんです……うぅっ、温かいご飯久々です」グスッ モグモグ

禁書「気の毒すぎるんだよ……」ヨシヨシ

ステイル「まったく酷い話だ!一体誰のせいでこんな事になったんだ!」

神裂「お前のせいだろうがこのド素人がぁあああ!!!」ギュウウウウ

ステイル「ぐぇえええええ」ギュウウウウ

――外 コンビニ前


コンビニ店員「ありあとーござっしたー!」



御坂妹「……換えの包帯とガーゼ、食糧にジュース類」

御坂妹「加えて、お姉様のリクエストよりゲコ太ストラップ付きの緑茶、一方通行より缶コーヒー1ダース、性人…もといあの聖人より梅干しと鯛茶漬けの元」

御坂妹「タバコに関しては、年齢制限で売ってくれなかったのであの神父には諦めてもらいましょう」


御坂妹「これで買ってくるよう言われたものは全て購入しましたね、とミサカは確認を完了します」

御坂妹「……でも荷物が多いですね、やっぱり誰かについてきてもらえれば良かったです、とミサカは今更後悔します」

御坂妹「でも皆お疲れの様ですし、万が一連れてって倒れられても大変です、とミサカは自分がしっかりしなければと意気込みます」ムン

御坂妹「……ふふっ」

御坂妹「いったいなんなんでしょうね、これは」

御坂妹「ミサカは本来、今月の実験で一方通行に殺されて終わるはずでした」

御坂妹「実験が中止になって、かと思えばシスター争奪戦に巻き込まれてて、いつのまにかミサカ達を取り巻く環境は一変しました」

御坂妹「色々な人がミサカ達に手を伸べてくれました、殺される以外に存在価値のなかったミサカ達に…」

御坂妹「まあその人たちはどいつもこいつも変人ばかりですけどね、とミサカは混沌の極みと化したあの部屋の面子を思い出します」


御坂妹「これから先も、あの少年がいて、お姉様がいて、10022号がいて、あのシスターがいて」

御坂妹「一方通行も……まあいてもいいかもしれませんね奢ってくれますし、とミサカは暗に一方通行を財布扱いします」

御坂妹「休みが取れたら海外からフォルゴレや、イギリスから神父に聖人の二人が訪ねてくる、そんな日々が」


御坂妹「……そんな日々が……本当に、続いてくれれば……」





???「続きやしねーよ」

御坂妹(022)「!!!」

フォルゴレ「おーい?どうしたんだいおちち号ちゃーん?急にびっくりして」

禁書「もー、急に立ち上がったりするもんだからヤ○ルトがこぼれちゃったんだよ!」フキフキ

御坂妹(022)「緊急事態発生、大至急北西方向452m先、コンビニから二本北の路地にいる10032号へ増援を要請します、とミサカは風雲急を告げます」

一方「あァ!?一体何が起きたっつーンだァ!?」




御坂妹(022)「――10032号が、何者かによる襲撃を受けました」

???「いやー、これでも悪いとは思ってるんだぜ?そっちに通達もなしに始めちまったからな、でもこっちも時間おしてるんだから勘弁してくれよ?」

御坂妹「がはっ…!……いったい、何、が…」

???「あー、しまった検体番号確認するの忘れてたわ、確か番号順でないといけないんだっけか?」

???「まぁいいか、どうせ残ってる妹達を全員殺せばノルマ達成、計画完了って話だからな。これくらい些細な事だろ」

御坂妹「……!な、んで…それ、を」

???「お、まだ息がありやがる。流石は腐っても軍用クローンってか。でも一撃で仕留められなかったって、俺が、たかだか量産品能力者に負ける訳がないだろ」




垣根「――この学園都市第二位の『未元物質』にはな」

今日はここまでです短くてすみません
しかも途中寝落ちしてしまって大変申し訳ありませんでした
問題も課題も多いSSですみませんが読んで下さり誠にありがとうございます!レスも嬉しいです!

何年か前に友人から原作一気借りした事がありその時に15巻も読んだのは読んだのですが
いかんせん昔の事でしかも手元には禁書漫画版しかないので垣根の口調がおかしい事になるかもしれません
何かおかしいところがあったらどうかご指摘お願いします

もし万一、待っていて下さっていた方がいたらお待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした
今回の投下で最後まで行くと思います

垣根「まあ安心しな?次の一撃でちゃんと仕留めてやっから」


神裂「――七閃!」ギャン! ズガガッ


垣根「よ……?」グラッ

御坂妹「!?」

垣根「ってえな、いきなり何だ!?」


一方通行「よォ、よそ見してる場合かよ?」ザッ


垣根「ごっ、がっはあああぁぁぁ!?」ゴシャアアッ

垣根「ッてめえ!なんでここにいやがる!」



一方通行「人のほっぽり出した実験の残りに手を出そォなーンて随分みみっちい野郎ですねェ第二位さンよォ!」

神裂「その背の6枚の羽根……熾天使気取りですか?能力者風情がおこがましい」

神裂「助けに来ましたよ妹さん……しかし実験は凍結したと聞いていたのですがこれは一体?」

御坂妹「ありがとうございますお二方、しかしミサカにも何が何だか分からないんですよ、とミサカはお礼と困惑している現状を述べます」

垣根「本当どこまでもムカつくな……けどこいつぁ丁度いい」

垣根「わざわざてめえのお下がりなんかで一々レベル上げしなくても、今この時点でてめえを倒してしまえば第一候補(メインプラン)にもスムーズに行けるってもんだ」

一方通行「ハッ、ほざいていやがる。普通に考えて下剋上なンざできねェ事ぐらい分かってンだろ」

一方通行「それとも見た目だけじゃなくてついに脳内までクソメルヘンになっちまったかァ?」

垣根「どうだかな、なにせ俺の未現物質に常識は通用しねえ。あと見かけに関しては心配するな、自覚はある」

垣根「大体な、見かけならお前の女も大概露出狂じみた見た目だろ」

神裂「誰が露出狂ですか!それに私はこの人の女なんかじゃありません!!」

一方通行「別にこいつとは大した関係でもねェよ、ただ単に俺らが一番早く到着したってだけだ」

垣根「俺らだと?」



ザッ!



垣根「余計な奴らもわらわら来やがって…面倒だな……」

美琴「ちょっとアンタ…一体どういうつもりで妹を殺そうとしたのよ!!」バチバチッ

御坂妹(022)「10032号無事ですか?とミサカはMNWで状況を把握しつつも一応尋ねます」

ステイル「なにも君まで来ることはなかったんだよインデックス?危ないから留守番しておくべきだったんだ!」

禁書「でも、くーるびゅーてぃーが襲われてるって聞いていてもたってもいられなかったんだよ!ここで行かなきゃ無敵のシスターの名折れなんだよ!」ゼェゼェ

上条「いいぜ、お前がこれ以上御坂妹に危害を加えようってなら、まずはその幻想をぶち壊す!」

フォルゴレ「ハハハハハ、私達は君を魔の手から救うために来た英雄さ!私達が正義、悪のあいつを倒すのさ!」



垣根「!!あ、う、嘘だろ……そ、そんな事って……まさか!!」

上条「どうしたんだあいつ…身もだえして」

ステイル「誰か奴のトラウマでも刺激したか?」

垣根「フォルゴレさんですかぁ!!??俺大っファンなんですよ!!!!」




一方通行「」

神裂「」

御坂妹「」

御坂妹(022)「」

美琴「」

上条「」

禁書「?」

ステイル「」

フォルゴレ「おぉ!男の子のファンに会うのはなかなか珍しいな、いやぁ光栄だねサインどうだい?」

垣根「はい喜んで!このジャケットの背中で良ければお願いします!!『ていとくんへ イケメルヘン』って書いて下さい!!バッ

フォルゴレ「ハッハッハOKOK!イタ~リアの英雄、絶世の美男子パルコ・フォルゴレがサインしようじゃないか」キュッキュ

垣根「うっひょおおおおありがとうございます!!!いよっしゃああああもう二度とこれ洗わねえ!!額に入れてベッドの真上の天井に飾る!!!」

垣根「いやあもう今この場でこんな近くでフォルゴレさんと会えてることがもう天にも昇る気持ちです、もう同じ空気を吸えてるだけで感激です!!」スーハースーハー

垣根「あっそうそうこの間のコンサート見に行きました!!もう新曲もショーもダンスもセクシーで最高で男でももがれたくなるレベルでした!!」キャー

垣根「俺日本デビュー前からずーっとファンでして、アイテム他暗部連中にもフォルゴレさんの素晴らしさをずーっと布教して回ってて、それから……」ペラペラ




一方通行「……本ッ当に、常識の通用しねェ奴だったな……」

神裂「ええ…悪い意味で、ですね……」

禁書「フォルゴレが魅力的すぎるから仕方ないんだよ」ハァ

フォルゴレ「ねぇ君、理由は分からないけどお願いだからこの子達をいじめるのはやめてくれないかな?」

フォルゴレ「私のファンがバンビーナやラガッツァにひどい事してるってのはとても悲しいよ」

垣根「はい!フォルゴレさんがそういうならもう辞めます今すぐ全速力で辞めます!!」ビシッ

上条「だったら最初っからやるんじゃねえ馬鹿野郎!!」ソゲブッ

垣根「うわらばっ!?」バキッ

美琴「そもそもなんで私の妹達を殺そうとしたのよ!!はっきり答えなさい!」

御坂妹「計画、と言っていましたよね?ミサカ達の関わる絶対能力者進化計画の実験はもう終わったはずですが、とミサカは尋ねます」

垣根「イテテ……あの実験ならな、俺に引き継がれてきたんだ。樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)によってな」

上条「どういう事だ!!あの時レベル0の俺に一方通行が倒された事で中止になったんじゃないのかよ!!」

垣根「思い出してみろよ?一方通行との戦いのとき第三位、お前能力使って防御したろ?」

垣根「無能力者2人に負けた事で研究者は判断に困ったらしいが樹形図の設計者はあの敗北は第三位の介入による誤差と判断、実験自体に問題は無いとして実験の続行を決めた」

美琴「あ、あの時の……あぁ、うああぁぁっ!!」

垣根「その後一方通行にも実験を断られ続けた為に第二候補の俺に引き継がせたって訳だ」

垣根「研究者連中は俺ら被験者の都合何ざ欠片も考えねえ、なにせかつて樹形図の設計者を超える演算能力を持った原石の『D』も用済みになったら北極に捨て置いた位だからな」

フォルゴレ(『D』……デュフォー……?イヤ、まさかな)

垣根「フォルゴレさんにも言われた事だし……俺もこの実験降りるけどよ、多分樹形図の設計者が有る限りまた別の奴にあてがわれたり、別の実験に使われると思うぞ」

フォルゴレ「なら、それをぶっ壊してしまえば妹達は解放されるんじゃないのか!?」

垣根「……それは無理ですよ、あれは学園都市の上にある人工衛星にあるんです。宇宙にあるんじゃ俺も、一方通行でも手出し出来ませんよ」

上条「そうなのか?一方通行」

一方通行「チッ……情けねェ話だが、俺にも出来ねえよ」

ステイル「僕等の魔術でも……とてもじゃないけど出来ないね」

美琴「いや、うそ、そんな……」

垣根「おいおい、皆マジで壊す気だったのか?そんな実験ぐらいでお前ら関係ないだ……」

美琴「ふざけないで!この子達は私の妹よ!!アンタ、自分がどんだけ酷い事したか分かってんの!?」キッ!

垣根「な、何だよ!俺はただ……」

フォルゴレ「……」

御坂妹「……」

一方通行「俺がこンな事いう資格なんで無ェのは分かってるが……関係あンだよ」

垣根「……」

垣根「……フン、もう帰る…フォルゴレさん、サインありがとうございました」

垣根「正直、そいつら総出でも無理と思うぞ。絶望する前に諦めるなら今だぜ」ポツリ

~~~~~

フォルゴレ「帰ったら、皆でなんとかする方法を考えないとな……」

御坂妹(022)「早い内に考えないと、また何か実験が始まってしまうかもしれませんからね、とミサカは力無く答えます」

禁書「……」フラフラ

上条「おい、どうしたインデックス?顔色が悪いぞ?」

禁書「ううん、別に…なんってこと…ないん…だよ……」フラッ


バタン


上条「インデックス!?おいインデックスどうしたんだ!?」

神裂「いけない!!この症状はインデックスの記憶を消す期限が迫って来てるのです!」

フォルゴレ「何!?期限はあと何日だ!?」

ステイル「この様子だと残念ながらあと1、2日といった所だろうね……」


上条「ちくしょう……インデックスも、妹達の事も、一体どうしたらいいんだ!!」

――翌朝

禁書「はぁ……はぁ……」

ステイル「……結局、インデックスにかかっている呪いの術式も何も分からなかったな」

神裂「一応上条当麻にも右手で体に触ってもらいましたが今の所変化なし、ですか……」

一方通行「宇宙にある人工衛星なンざ、超能力程度でどォにか出来るもンじゃねェだろ……」

美琴「うぅ……そんなのってないわよ……」

御坂妹「お姉様……泣かないで……」

御坂妹(022)「……もう、どうする事もできないのでしょうか」

上条「クソッ……!ハッピーエンドまであと少しだと思ってたのに……!」

上条「皆でどれだけ考えても…この2つの問題を解決する答えが見えてこねえ…!!」

フォルゴレ「……」


スッ


御坂妹(022)「フォルゴレ?」

prrrrrrrrr prrrrrrrrrr

ピッ





フォルゴレ「……もしもし、今電話に出て大丈夫かい?」


清麿『はい、もしもし高嶺清麿です……フォルゴレか、久しぶりだな?』

晩御飯のため一旦中断いたします

再開いたします

~~~~~

清麿『そうか、そんな事が……』

フォルゴレ「ああ、電話したのは他でもない、清麿に力を貸して欲しくてな」

清麿『今すぐ学園都市に向かいたいのは山々なんだが……』

フォルゴレ「??今どこに居るんだい?」

清麿『……修学旅行で今イタリアにいるんだ』

フォルゴレ「な、なんだってーーーー!!??」

清麿『ああ、せっかくだからサプライズで会いに行こうと思ってたんだが、まさか入れ違いになっていたとはな……』

フォルゴレ「じゃあ、日本には来れそうにないのかい?」

清麿『スマナイ、イタリアは今深夜でな、空港がもう開いてないんだ』

フォルゴレ「な、なんてことだ…」

清麿『だから、味方の戦力や能力、学園都市や魔術の事、今置かれてる状況の事を出来るだけ詳しく全部教えてくれ』

フォルゴレ「え?」

清麿『おいおい、忘れたのか?フォルゴレ』



清麿『たとえその場にいなくても、答えを出す者(アンサートーカー)なら答えが出せる』

~~~~~


上条「ここが、清麿ってやつに指定された操車場跡地か」

一方通行「確かに、使われてもねェし広さも十分すぎる位ある、秘密裏のドンパチやるには打ってつけですってかァ!?」


――『インデックスの術式―首輪が破壊され次第、すぐさま防衛システムである自動書記が発動し、迎撃して来ると思う』



御坂妹(022)「ちなみに廃棄物や廃車など障害物の類は妹達総出で急ピッチで片付けておきました、とミサカは自分達の働きをこれでもかとアピールします」

ステイル「しかし本当に今日で無くてはいけないのか?」

御坂妹「なんでも広くて周囲に被害の及ばない場所の上にかの人工衛星が来るのは今日のこの僅かな時間を逃せばあと一週間無いそうですよ、とミサカは補足説明します」


――『その迎撃魔術は無限とも言える射程と凶悪な破壊力を誇る、それを逆に利用してインデックスに上を向かせて樹形図の設計者をぶち壊してしまうんだ』


美琴「あの衛星の軌道及び位置情報は把握出来たわ」

御坂妹(022)「いざという時にはミサカ達も演算補助を行います、とミサカは奮起します」


――『そして、その迎撃魔術は『***』である可能性がある、もしそうなら『超電磁砲』の能力によって軌道修正が可能だから、微調整を行って確実に当ててくれ』

神裂「しかしまさか体内、しかも口の中に術式がありますとはね」

フォルゴレ「どおりでの右手でも変化が無い訳だよ……そら、着いたよ、インデックスちゃん」


――『インデックスの『首輪』は喉の奥の魔法陣だ、準備が出来次第そこを『幻想殺し』で破壊してくれ』


上条「インデックス!大丈夫か!?」

禁書「ふふ、ありがとう…ちょっとしんどいけど大丈夫なんだよ…それよりくーるびゅーてぃーこそ大丈夫なのかな?昨日あんなに大怪我したのに…」

御坂妹「人の事を心配してる場合ですかこのバカシスター、とミサカは涙を溜めつつ答えます」

美琴「でもまだ傷は癒え切って無いようだし、くれぐれも無理はやめなさいよ」

~~~~~

操車場内 廃墟 屋上


垣根「こんな所で一体何をしてるんだ?ライブ会場の設営か?」

垣根「……俺は別に関係ないけどな、ただフォルゴレさん追っかけに来ただけだし」

垣根「……」

~~~~~

ステイル「操車場周りの人払いにルーンなどこちらの用意は全て出来たよ」

一方通行「こっちは別にいつでも出来ンぞ」

御坂妹「ただいまの時刻は午後1時20分、作戦推奨時間に入りました、とミサカは時報を行います」


――『ただ今まで言った事はあくまで予想としての「答え」だから完全な正解じゃないし、不測の事態も十分起こりうる』


フォルゴレ「それじゃあインデックスちゃん、準備はいいかい?」

禁書「うん…!フォルゴレもとうまも無敵のヒーローだから、絶対何とかしてくれるって信じてるんだよ!」

フォルゴレ「もちろんさ!インデックスは守り通す、無敵のフォルゴレだからな」

上条「ああ、任せろ!お前は必ず助け出してやる!」



――『頑張ってくれフォルゴレ!!数々の戦いを一緒に潜り抜けてきたお前なら必ず解決する事が出来る!!!俺が保証する!!!』

上条「じゃあ…インデックス、口を大きくあけてくれ」グッ

禁書「あーん」パカッ


パキィン


バシュウッ!

上条「ぐっ……!!」ズザァァァ

フォルゴレ「大丈夫かとうmグハッ!」ドカッ

美琴「あんたらふざけてる場合!?来るわよ!!」


禁書「――警告、禁書目録の『首輪』の破壊を確認、自己再生失敗」

禁書「『書庫』の保護のため、侵入者の迎撃を優先します」

禁書「侵入者排除の術式の検索開始――」

禁書「検索結果――書庫の禁書より引用、過去に魔物の王を決める戦いで優勝者・魔界の王により使用された術式が該当しました」

神裂「なんですかあれは…インデックスが金色に光って…」

禁書「魔力の質の違いにより完全な再現は不可能、しかし侵入者排除には十分と判断――術式を発動します」コオオオオオオ

フォルゴレ「あ、あれはマズイ!!みんな避けろおおお!!!」



       シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ=レプリカ
禁書「――――『偽・雷竜王の吐息』」


バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



フォルゴレ「インデックスの嘘つきめ!魔物の子じゃないって言ってたのにガッシュと同じ技使ってるじゃないか!!」ガタガタガタガタ

上条「くそっ!!」

パキン

上条「ぐっ……うっ……!」

美琴「え…?あいつの右手でも打ち消しきれてない!?」

神裂「それでも抑えることはできています!私達からも攻撃しますよ!!」

フォルゴレ「あれはただの電撃ビームじゃない!頭や腕も動くから注意してくれ!」

御坂妹(022)「これは本気で行かないと死にますね、とミサカは予想します」

ステイル「やるしかないか――『イノケンティウス』!!」ゴオッ


キン!


ステイル「くっ、弾かれただと!?…そうか、結界か!!」

一方通行「白目むいて大口開けたマヌケ面さらしてる癖に面倒くせェ事しやがって…」

フォルゴレ「味方の時は頼れる切り札だったのに、敵に回すとここまで恐ろしい技だなんてな……」

――操車場内 廃墟 屋上


垣根「おーおーなんか大変な事になってやがるな、樹形図の設計者を壊すんじゃなかったのかよ」

垣根「しかしあのシスター、ありゃ完全にトランス状態だな。ありゃ意識に関係なく周りにいる人間を片っ端から攻撃するタイプのやつだ」

垣根「俺も見つかったら確実に攻撃されるな…」



上条「ぐうぅ……ぐあぁああ……」ビキビキ・・・

フォルゴレ「耐えてくれ当麻!!お前がいなくなったら誰が私達を助けてくれるんだ!!?」


垣根「……フォルゴレさんが危なかったら助けに行くけど、今の所大丈夫そうだし」



御坂妹(022)「一方通行!結界の解析はあとどの位かかりそうですか!?とミサカは急かす様に聞きます」

一方通行「あともう少しで解析が終わるところだ!だから少し黙ってろォ!!」


垣根「……昨日の事は、何も気にしてないし」



神裂「余波というか動く腕や頭が想像以上にやっかいですね…!」

ステイル「このままだとジリ貧だな…」


垣根「……俺が昨日した事は、何とも…思ってな…い…し」



御坂妹「っ!」ガクッ

美琴「あんたっ!昨日の傷が開いて!!」

御坂妹「お姉様、ここに留まっていては危険です、だから早く逃げてとミサカは……」ジクジク

禁書「侵入者への対処を続行します……」カァアアア


垣根「……」



禁書「侵入者を排除します」カッ

バサァッ


ドォオオオオオッ


禁書「……侵入者への攻撃に失敗、別の対処法を検索します」

美琴「!!え……何ともない?」

御坂妹「これは、楯…ですか?とミサカはいきなり現れた謎の物体に目をやります」

垣根「どいつももなんで攻撃が通らなかったのかって思ってるな?」

垣根「そりゃそうだ。なにせ異物の混じった空間。ここはテメェの知る場所じゃねえからだよ」

禁書「加えて新たな侵入者を発見、攻撃を開始します」

垣根「あっはっはっは!やっちまったぜ!もうこれで後には引けなくなっちまったな!!」

美琴「え?アンタがなんでここにいるの!?」

御坂妹「まさか…助けてくれたんですか、とミサカは質問します」

垣根「あ?別に俺は正義の味方ごっこするつもりなんて少しもねえよ、ただ俺はフォルゴレさんの追っかけと……」

垣根「――昨日のツケを返しに来ただけだ」

御坂妹「……とりあえず、助かります」




一方通行「防御結界解析完了……消去処理プログラム起動……結界、削除完了!!」

一方通行「出来たぞお前らァ!上向かすなら今だ!!」

神裂「分かってます!ですが攻撃の余波を防ぐので今手一杯です!」

禁書「防御障壁の消失を確認、直ちに再生にはい……んふぉ!?」カックン

ステイル「インデックスの体制が崩れて上を向いた!?」

フォルゴレ「ハハハハハ!!凄い技は出せないけど術者の不意をつくのは慣れててね!どうだいこのフォルゴレ様の華麗な膝カックンは!!」バーン

上条「フォルゴレ!!ナイスだ!!」


御坂妹(022)「チャンスですよお姉様、とミサカはフォルゴレが作った隙を活かす時と申し上げます」

御坂妹「ミサカ達も全力で補助を行います、とミサカはあの電撃ビームで人工衛星を落とす準備を始めます」

美琴「衛星軌道との誤差把握……攻撃の電撃への干渉開始……16.33度の方向に誘導……」

美琴「落ちろ!!樹系図の設計者!!」

キィーン 

ズドオオオオオ



バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



フォルゴレ「いけたか!?」

美琴「こっからじゃ見えないけど多分いけたはず!」


禁書「侵入者の位置情報を再確認、攻撃を続行します」コオオオオ

上条「げ!?まだ来るのか!?」


ステイル「『イノケンティウス』!」

神裂「『Salvare000』!」

垣根「『未元物質』!」

ドオオオオッ


ステイル「今のうちに早く右手で触れに行くんだ!」

神裂「私たちが抑えてる間に、早く!」

垣根「こっちの人たちの事は気にするな!行け!」


一方通行「おい三下ァ、ちょっと足貸せ」

上条「?」

キィン

一方通行「あいつのいる方向に行くときにベクトル操作でブースターの様に推進力を得られるようにした、絶対右手で触ンじゃねェぞ?」

上条「すごいな!!ありがとう!!」

禁書「侵入者排除の為、新たな対侵入者様の術式を組み上げま……いっ!?」

上条「ヌォオオオオオオオオオオオ!!!」ズドドドドドド


フォルゴレ「行け!!当麻!!強い思いで皆の力を一つに……勝つぞ!!!」


上条「この世界が神様の作った奇跡(システム)の通りに動いてるってんなら――――」

禁書「侵入者消去の為の術式を発動します、シン・クリア・セウノウ……」


上条「――まずはその幻想を、ぶち殺す!!!」


バキイイイン

禁書「術式…再生…不可…侵入…再生……不」バタッ

上条「お、終わった、のか?」


フワッ


御坂妹「これは…羽ですか?」

神裂「!!その羽根に触っては危険です!」

フォルゴレ「おいおい清麿!?この話は聞いていないぞ!?」

美琴「あんた!早くインデックス連れて逃げなさい!」

上条「あ、あれ?足が……動かな」ガクン

一方通行「クソッ!さっきの加速の反動がここに来て……!!」

垣根「どうなってんだあの羽!?未元物質もすり抜けていきやがる!!」

フォルゴレ「……」



ダッ


御坂妹(022)「ちょっとフォルゴレ!?貴方一体何をする気ですか!?」

一方通行「オイ!!お前、まさか……」

フォルゴレ「前にも言ったろ?一方通行」

上条「フォ、フォルゴレ!?」

フォルゴレ「カバさんは、子供を守る時は特に強いってね!!」




ゴッ!!!

――???


忘れなさい――


忘れてしまいなさい――


フォルゴレ「ここは……?」


貴方の人生、沢山つらい事もあったでしょう――

両親から勘当され、故郷を追われた事、忘れたい思い出もあるでしょう――


――何もかも全て忘れてしまえば楽になれますよ?


フォルゴレ「……確かに忘れたい位辛い事もあったさ、けどな……」


――キャンチョメ「フォルゴレをバカにするなー!フォルゴレは無敵の戦士なんだぞー!」

――キャンチョメ「フォルゴレ…一緒に戦ってくれるかい?」

――キャンチョメ「もう…誰もいなくならない…フォルゴレも…ガッシュも、清麿も…僕が守るんだ!!」

――キャンチョメ「フォルゴレよりカッコイイ動物なんているもんかーーー!!ゴメンよ、フォルゴレ、ゴメンよーーーー!!!」


――キャンチョメ『フォルゴレ!!大好きさ!!!』



フォルゴレ「どうしても消したくない大切な思い出があるからね」

フォルゴレ「共に戦った友やこの街でできた仲間との思い出は財産だ!!」

フォルゴレ「お前みたいなわけのわからない変なやつにくれてやるつもりなんてこれっぽっちもないねハッハッハッハッハ!!」


おかしい、何故記憶が無くならないのですか――

私の司る『書庫』にもこの羽を防ぐ術は……まして魔力も感じられない弱き者に――




ジャーンジャンジャンジャーンジャーン♪



…………っつ……ル……レ…………てっき……ゴーレー……




この歌は?――

~~~~~

禁書「てっつーのフォルゴーレー!!無敵ー!!フォルゴーレーー!!!」

ステイル「もうやめろインデックス!いくらこの歌を歌った所で無駄なんだ!もうこの男は起き上がってこないんだ!!」

禁書「そんな事ないもん!!フォルゴレはいつだって無敵の戦士なんだから!!どんな時も絶対この歌を歌えば生き返ってくれるんだから!!!」

禁書「でなきゃっ…グスッ…フォルゴレがっ……ヒッグ…私のせいで死んじゃうなんて…あっちゃダメな事なんだよっ……!」ポロポロ

御坂妹「医者は、カエル医師はまだ来ないのですか!?とはお姉様に尋ねます」

美琴「今垣根が呼びに行ってる!でも……心肺停止してたし、もう……」

上条「鉄のフォルゴレー!無敵ー!フォルゴレー!!」スクッ

禁書「とうま!!」

神裂「上条当麻!?貴方まで!?」

上条「なあ神裂、さっきの、『禁書目録』の魔術ってのは分からない事がまだまだあるんだろ?」

神裂「え、ええ、まあ…」

上条「だったらそのよく分からない力でやられたんなら、友情パワーみたいなよく分からない力で復活するかもしれないだろ!?みんな最後まで諦めんじゃねえよ!!!」

御坂妹(022)「無茶苦茶な話ですが、妙な説得力がありますね…とも立ち上がり歌う事にします」スクッ

一方通行「鉄のフォルゴレー…無敵ー…フォルゴレー……」ボソボソ

美琴「い、一方通行まで……ああもう!私達もやるわよ!!」スクッ

訂正ありましたすみません

×>…とも立ち上がり歌う事にします」スクッ
○>…とミサカも立ち上がり歌う事にします」スクッ





http://www.youtube.com/watch?v=QlG6CNQbtBs




この男に……外部から力が流れ込んで来ている?――


フォルゴレ「確かに私はこの中で一番弱い…」

フォルゴレ「だが!!皆の力が支えてくれるから、皆の心が伝わってくるから、私は無敵の戦士でいられるのさ!!!」


書庫の10万3000冊にもこの様な術式は記載されていない…どうして、この男が――


フォルゴレ「君は知らないようだ…」

フォルゴレ「この世には、どんなピンチをも乗り越える男がいることを…」

フォルゴレ「無敵と呼ばれる男がいることを…」

フォルゴレ「そう!それが私、鉄のフォルゴレ!!絶世の美男子、イタリアの英雄、パルコ・フォルゴレさ!!!」

フォルゴレ「よーく覚えておくんだな!!!」



光が……侵食してくる……――


侵入者――排除不可――自動書記――はか――


~~~~~

~~~






スゥ・・・


フォルゴレ「……あれ?」ムクッ


上条「鉄のフォルゴ~レ~……っておい!皆ストップだ!フォルゴレが起きたぞ!!」

フォルゴレ「やあ、おはよう。あれから私達はどうなったんだい?」

フォルゴレ「あれだけ頑張ったのにバンビーナやラガッツァが集まってきてキャーキャーされないのは、まさか何か失敗したからじゃないよな!?」アセアセ

上条「開口一番で言う事がそれかよ!!」



ステイル「まったく……!」

神裂「ふふ、どこまでもおかしな人ですね」

御坂妹「こればっかりは同意です」

御坂妹(022)「でも、そこがいいんですよ」

美琴「もう!心配かけて……!」

一方通行「フン……」

禁書「~~~っ!!」ウルウル

上条「フォルゴレ……俺たちは勝ったぜ!何もかもにな!!」グッ




フォルゴレ「そうか……みんな、がんばったな!!」

禁書「うわぁああああああああああん!!フォルゴレーーーーー!!!!!」ガバッ

垣根「フォルゴレさーーん!!無事に復活されたんですねーー!!」バッサバッサ

冥土返し「空を飛んで往診に行かされるなんて僕の人生でも初体験だよ」ヤレヤレ

上条「垣根!それに冥土返しも!」

フォルゴレ「やあ君か!ありがとう、わざわざスマナイね!」

垣根「はは、なんだ、医者持ってきた意味がなかったじゃねえか、さすが鉄の男フォルゴレさんだぜ!」ストッ

冥土返し「感動の復活の所悪いけどせっかくエクストリーム往診に来たんだから診察させてもらうよ?こういうのは見えない所が怖いんだからね?」ヒョコ

~~~~~

冥土返し「心肺停止したとは聞いていたけど外傷が多い以外は特に問題はないね?おバカではあるみたいだけど意識も知能も正常だし」

フォルゴレ「イヤーそれほどでも」

冥土返し「別に褒めてないから…しかし驚いたね?君の脳細胞は確実に破壊されているんだ」

冥土返し「それこそ今までの記憶を失ってもおかしくない位にね?」

冥土返し「だけど君は見た所覚えてるフリをした記憶喪失患者、という様子でもなさそうだね…これは一体…」

フォルゴレ「ハッハッハッハッハ!!当り前じゃないか!!この私を誰だと思っているんだ?」

フォルゴレ「でも、なぜかって聞かれたらそれは――」



フォルゴレ「――心の力、じゃないかな?」

――後日


禁書「とうま、とうま!今度アイドルの大海恵ちゃんが学園都市にコンサートに来るんだって!これは是非とも行くべきなんだよ!」

上条「ダメだダメだ!ああいう人気アイドルのコンサートってのは一人ウン千円と割高なんだぞ!貧乏学生の上条さんにはとても無理ですのことよ…」

上条「それに芸能人ならこの間フォルゴレを散々見たからそれでいいだろ!」

禁書「むー、そういう問題じゃないもん!恵ちゃんは劇場版カナミンの主題歌を歌ってるんだから聞かなきゃ損だよ!」

上条「第一コンサートのチケットには抽選があるだろ?俺の不幸体質じゃとてもじゃないけど当選なんてむーりーでーすー!」

禁書「そう来ると思って私の名義で注文しといたんだよ、当たったら一緒に行こうね♪」

上条「もう注文しちまったのかよ!?だあぁー!不幸だー!!!」

ステイル「今度の『吸血殺し』問題にはフォルゴレにも参加と協力を要請してみようと思う」

神崎「一体何を言い出すかと思えば……またどういった理由ですか?」

ステイル「聞いた話によるとアウレオルス=イザードはフォルゴレの大ファンらしく、心の底からフォルゴレを無敵の英雄と思い込んでいるんだとか」

ステイル「これは三沢塾攻略において、特に奴の『黄金錬成』に対して非常に大きなアドバンテージになるだろう」

神崎「……マジですか?って言いますかあの男そんなに人気者なんですか?」

ステイル「イタリアは彼の本拠地だからね、ローマの魔術師の大半が彼のファンらしい」

ステイル「アニェーゼ部隊は半ばフォルゴレの追っかけ部隊と化してるそうだし、神の右席をコンサート会場で見かけたという報告もある。噂では教皇も健康維持の為チチもげ体操をしてるとかなんとか」

神崎「世も末ですね」

ミスですすみません
×神崎→○神裂

一方通行「ハッハッハッハッハァ!!やァそこの小さなバンビーナちゃァン!!今日も一段と愉快に素敵に可愛いねえェェェェェェェェ!!!」

打ちとめ「キャー!ミサカの未発達な青い果実でよかったらもいでほしいな、ってミサカはミサカは薄い胸をあなたに押しつけてみる!!」

美琴「ちょっと!!いくらフォルゴレをリスペクトしてるってったってなにも言動まで真似することないじゃない!?」

一方通行「ちーっちちっちーおっぱァ~い、ぼいンぼい~ン!」クイックイッ

打ちとめ「ぼいんぼい~ん!!」クイックイッ

美琴「打ち止め!悪い事言わないから早くそのロリコンチチもぎ魔から離れなさい!教育上良くないわ!!」

~~~~~

御坂妹(022)「うーん駄目ですね、MNWにあるのは腹回りのダイエットの話題ばかりで豊胸ネタには乏しいですね、とミサカはMNWの情報の偏りを嘆きます」

御坂妹「この調子ではいずれ妹達の腹筋がバッキバキになってしまうのではないでしょうか、とミサカは来るかもしれない未来を案じます」

~~~~~

垣根「また次のライブのチケットを取らないとな!そろそろ準備にとりかからないと」

垣根「そうだ!今度はアイテムの連中にも声をかけてみるか!確か次の開催は……」

――ミラノの事務所

フォルゴレ「ただいま~、イヤ、今回もエキサイティングなツアーだったよ」

プロデューサー「おうおかえり!イヤ、帰ってきてすぐで悪いが仕事がじゃんじゃん舞い込んできてるんだ!ちょっと目を通しておいてくれ!」

フォルゴレ「へえー、どれどれ……」ペラ



開催地名      ショー名



ロアナプラ 海とフォルゴレと危険な恋と~アバンチュールは火薬の匂い~(仮)

見滝原市      パルコ・フォルゴレの夜~スーパーセルなんてふっとばせ!~(仮)

ウォールローゼトロスト区   巨人のチチをそげ!新兵入団記念歓迎公演(仮)

希望ヶ峰学園 超世界級のスーパースター、パルコ・フォルゴレによる祝・入学コンサート(仮)

ネオ童実野シティ      短編ミュージカル『フォルゴレ死す』デュエル・スタンバイ☆(仮)

沢芽市           フォルゴレダンシングオンステージ!~キミはこのボイン、どうもぐ?~(仮)

シュテルンビルト      無敵のキング・オブ・ヒーロー!パルコ・フォルゴレ一日HERO体験(仮)

ラクーンシティ タイトル未定

サイレントヒル タイトル未定

羽入蛇村        タイトル未定



フォルゴレ(……な、なんかどこ行っても危険な目に合う気しかしないぞ…)ダラダラダラダラ

プロデューサー「どうだいフォルゴレ?引き受けてくれるかい?」

フォルゴレ「……ハハハハハハハハ!もちろんさ!!」



フォルゴレ「なぜなら私は無敵の男!イタリアの英雄、絶世の美男子、パルコ・フォルゴレだからさ!」




おしまい

――ミラノの事務所

フォルゴレ「ただいま~、イヤ~今回もエキサイティングなツアーだったよ」

プロデューサー「おうおかえり!イヤ、帰ってきてすぐで悪いが仕事がじゃんじゃん舞い込んできてるんだ!ちょっと目を通しておいてくれ!」

フォルゴレ「へえー、どれどれ……」ペラ



開催地名          ショー名



ロアナプラ         海とフォルゴレと危険な恋と~アバンチュールは火薬の匂い~(仮)

見滝原市          パルコ・フォルゴレの夜~スーパーセルなんてふっとばせ!~(仮)

ウォールローゼトロスト区  巨人のチチをそげ!新兵入団記念歓迎公演(仮)

希望ヶ峰学園        超世界級のスーパースター、パルコ・フォルゴレによる祝・入学コンサート(仮)

ネオ童実野シティ      短編ミュージカル『フォルゴレ死す』デュエル・スタンバイ☆(仮)

沢芽市           フォルゴレダンシングオンステージ!~キミはこのボイン、どうもぐ?~(仮)

シュテルンビルト      無敵のキング・オブ・ヒーロー!パルコ・フォルゴレ一日HERO体験(仮)

ラクーンシティ       タイトル未定

サイレントヒル       タイトル未定

羽入蛇村          タイトル未定



フォルゴレ(……な、なんかどこ行っても危険な目に合う気しかしないぞ…)ダラダラダラダラ

プロデューサー「どうだいフォルゴレ?引き受けてくれるかい?」

フォルゴレ「……ハハハハハハハハ!もちろんさ!!」



フォルゴレ「なぜなら私は無敵の男!イタリアの英雄、絶世の美男子、パルコ・フォルゴレだからさ!」


おしまい

ここまで読んでくださってありがとうございました!
なにぶん初SSですので至らない所も多かったですが、沢山のレスが何よりも嬉しくて励みになりました!
心より感謝申し上げます、本当に本当にありがとうございました!!


最後の他作品クロス開催先ですが、もし万一やるにしてもキャンチョメつけると思います。流石のフォルゴレでも死ぬ

あと小ネタスレでこれ書いた時に背中を押してくれた人にもお礼申し上げたいと思います
貴方のおかげでスレ立てる勇気が持てました、見てらっしゃらないと思いますが…

おつ!おもしろかった!
俺もガッシュ×禁書書こうかなぁ……

>>363
書いて下さいお願いします
ガッシュSSむちゃくちゃ少ないし

>>367
ガッシュ本編メインで二巻までの構想はできているんだがそれからが全く思いつかんのだ

>>372
途中まで出来ているなら是非とも読みたいですエタってもいいんで
なんだったらそこで第一部・完みたいにして

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