【神様になった日】ひな「温泉旅行に行くのじゃ!」 (18)

陽太(結局…この旅はなんだったんだろう?何か得られるものがあったのかな?知らないままの方がよかったのことばかりだった気がする。そしたら、誰も傷つけず、心安らかだったんじゃないだろうか?胸がざわざわして仕方、な…)

陽太「……ん?」

阿修羅「うーっす陽太」

伊座並「こんばんは」

陽太「え?」

陽太(な、なんで…伊座並さん達がここに?)

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ひな「ふぁ……む?なぜ皆揃っておるのじゃ?」

伊座並「空ちゃんから陽ひなが駆け落ちしたって聞いて、陽ひなレーダーを使って何処の宿に泊まるのか特定したのよ」

空「いや、私は兄貴とひなちゃんが何処か行ったとしか言ってないし…」

陽太「…えっと、よくここを当てられたね。僕行き先は言ってなかったのに」

伊座並「お泊まりは重要な陽ひなイベントだから、イチャイチャ度の高さ故に当てられたのよ。まあ、私クラスなら些細なイベントであろうと陽ひななら何処に居ても当てられるけどね」

神宮司「わー、いいなぁ~。私もそういうレーダー欲しいな~」

天願「しっかし、ボロい旅館ね…」

阿修羅「こら、これからお世話になる場所に対していきなり悪口とか失礼ッスよ」

天願「ぐっ…わ、悪かったわよ…」

空(高校生に注意される有名弁護士ェ…)





空「え?兄貴達海に行ってたの?」

ひな「うむ!中々に楽しかったぞ!のう陽太」

陽太「そ、そうだね…」

陽太(楽しかった、か…)

ひな「生まれて初めて海を見て、犬と浜辺を走り回って、本当に楽しかったのじゃ!」

空「い、犬…?なんで犬と…?」

陽太「ま、まあいいじゃないかそこは!そ、それよりもうすぐご飯だね!なにが出てくるんだろ?た、楽しみだなー!」

ひな「見よ!このエビまだ生きておるぞ!」

ぷるんぷるん

陽太「もう~、大人しく食べようよ」

伊座並「…いい。よふひなほふほひ(…いい。陽ひな尊い)」

阿修羅「こーら。口に物入れながら喋るなんて行儀悪いぞ」

伊座並「ゴクッ…だって陽ひなが…」

阿修羅「だってじゃない。見るなとは言わないから見るなら行儀良くな?」

伊座並「…それもそうね。わかったわ」

伊座並「…」モグモグ

ジーーーーーーーーー

【男湯】

陽太「ふぅ、気持ちいい///」

阿修羅「だな~」

元貸金屋「おい、若いの!」

陽太「あ、はいなんですか?」

元貸金屋「覗き、行こうぜ!」キリッ

陽太「ぶっ!」

阿修羅「はああああっ!?」

元貸金屋「温泉に来たらやっぱ覗きは定番イベントだろ!」

阿修羅「意味がわからない!なんだその定番イベント!」

陽太「そうですよ!覗きなんてそんな…良くないことです!」

元貸金屋「未成年なら覗きは犯罪にならないって」

阿修羅「覗きは誰がやっても犯罪ですからっ!」

元貸金屋「じゃあ犯罪じゃなかったら」

陽太「犯罪じゃなくてもやりませんよ!?」

元貸金屋「えー、勿体ねえな。じゃあもういいよ。俺1人で覗いて来るかr取り巻き「あん?」ギロリ

元貸金屋「あ、いえ…なんでもないっす…」

取り巻き「誰にも、姉さんを覗かせはしないぜ」

【女湯】

天願「あっ♡気持ちいいわ~♡」ド---ン

伊座並「ですね♡」ド---ン

空「…」ペタペタ

神宮司「大丈夫だよ。空ちゃんはまだまだ成長期なんだからこれからこれから!」

空「そ、そうかな…?」

神宮司「うん!だから、私がこれから大きくしてあげるね~♡」ワキワキ

空「っ!?」ゾワッ

空「い、いや…それは……」

ザブン!

神宮司「遠慮しなくていいんだよ~。私が、責任を持って空ちゃんを育ててあ、げ、る♡」

ジリッ…

空「ひいっ!」



























あああ~~~~んっ!!





空「も、もう…お嫁に行けないし…」シクシク

神宮司「大丈夫。私が貰うから♡」

阿修羅(神宮司さんなにしたんだよ…)

ひな(こっちの板では言えないようなことをされたのじゃ)

阿修羅(こいつ直接脳内に!?)

パコーン

陽太「それ!」

パコーン

伊座並「えい」

パコーン

元貸金屋「やっぱ、風呂上がりにやることと言えば!温泉卓球だな!」

パコーン

取り巻き「だな!」

パコーン

神宮司「わー、みんなラリー続いてすごーい」

天願「おいお前!負けるんじゃないわよ!」

取り巻き「へい!」

パコーン

ひな「おお!この旅館にはゲームもあるのか!陽太!一緒にやろうではないか!」

陽太「本当にひなはゲームが好きだね。いいよ。やろう」

伊座並「一緒にゲームをやる陽ひな。尊い」

阿修羅「…そうだな」

伊座並「あら。国宝君も陽ひなの良さがわかるようになってきたのね」

阿修羅「杏子ちゃんほどじゃねーけど、あの2人が尊いって気持ちはわかるよ」

伊座並「……ずっと、仲良しでいて欲しいわね」

阿修羅「ああ。全くだ」

ひな「おーい、阿修羅達も一緒にやろうではないか!」

阿修羅「え?いいのか?」

ひな「うむ!」

阿修羅「…」チラッ

伊座並「遠慮しないで。国宝君からどうぞ」

阿修羅「…じゃあ、ありがたくプレイしますか!」

ひな「名古屋撃ちというのを教えてやろう!」

阿修羅「よろしく頼むぜ、佐藤コーチ」

ひな「うむ!」

阿修羅「よっ、ほっ!それっ!」

陽太「いいよ阿修羅!がんばれ!」

ひな「ふっふっふ!わしの教えがよかったおかげじゃな!」

陽太(ここに来るまではひなのお父さんにあんなことを言われて、心がざわついていた筈なのに…いつの間にか心のざわざわは消えていた。多分そんなつもりはなかったんだろうけど、皆がここに来てくれたおかげだ)

阿修羅「はー、楽しかった!」

陽太「阿修羅!もう一回僕がやるよ」

阿修羅「あいよー」

陽太(世界の終わりとか、僕も同じ目に遭うかもしれないとか、そんなことはもう全て忘れて、今はこの瞬間を楽しもう!最高の仲間達と!)





ひな「温泉旅行に行くのじゃ!」






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