陽太「いつ！？いつから付き合ってるの！？」

伊座並「国宝君の受験が終わってから」

阿修羅「俺、受験が終わったら杏子ちゃんに告白しようって決めてたんだ。振られる前提だったけど、まさかOK貰えるなんてな」

伊座並「ふふっ♪」

陽太「そ、そうだったんだ…知らなかったよ…」

阿修羅「まあ、今の話全部嘘なんだけどな」

陽太「って嘘なの！？」

阿修羅「陽太。今日は何月何日、何の日だ？」

陽太「えっと…4月1日…あっ！」

伊座並「ハッピーエイプリルフール♪」

陽太「あっ、可愛い…////」ｷｭﾝ♡

阿修羅「まあそういう訳だ。唯一の懸念は、嘘をつく前にひなちゃんの全知の力で陽太にネタばらしされてるかもしれないってことだったが、心配はなかったな」

伊座並「そういえばひなちゃんは？」

陽太「散髪に行ってるよ」

伊座並「そうなのね」

ガチャ…

空「ただいまだし」

陽太「おかえり空！」

神宮司「こんにちは～」

阿修羅「ちわっす。神宮司さんも来たンスね」

空「…兄貴、ちょっといい？」

陽太「な、なに…？どうかしたの？」

阿修羅（あっ、このパターンは…）

空「じ、実は…」

神宮司「私達、結婚します！」

陽太「・・・えっ？」
































陽太「ええええええっ！？」

陽太「そ、そそそそんなそそそ空が、けけけけけ結婚！？聞いてないよそんなこと！」

阿修羅「落ち着けって陽太」

陽太「落ち着いてなんていられないよ！」

伊座並「成神君、今日は何の日？」

陽太「何の………あっ！」

空「結婚なんてエイプリルフールの嘘だし」

陽太「なーんだ…驚かさないでよ。僕は本当に空が結婚するのかと…」

神宮司「やだもう成神さんってば。空ちゃんは中学生なんですから、まだ結婚出来ませんよ」

陽・阿・空「「「・・・えっ？」」」

神宮司「ん～？」

阿修羅「今、まだって言いましたよね…？」

空「も、もしかして神宮司先輩…ソッチの気が？」ｿﾞｯ

神宮司「法律で16歳からって決まってなかったら、空ちゃんと式を挙げたのにな～」

陽太「ええええっ！？ほ、ほほほ…本気で言ってます！？」ｱｾｱｾ

神宮司「………なんてね♪」

陽太「え？」

神宮司「冗談ですよ冗談」

空「なんだ冗談か…びっくりしたし…」

伊座並「流石は元映研部。演技だとは気付けませんでした」

神宮司「せっかくのエイプリルフールだからね」

阿修羅（いや、目が明らかにガチだったろ…）

神宮司「…余計なことは言わないで下さいね～」ﾎﾞｿｯ

阿修羅「ひっ！」ﾋﾞｸｯ

陽・伊・空「「「？」」」

阿修羅（こ、怖ぇ…）

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ひな「ただいまなのじゃ！うお、皆来ておったのか！」

阿修羅「おお！思いっきり切ったんだな。短髪も結構似合ってんじゃん！」

ひな「じゃろ！ふふん！」

伊座並「あ、あんなに長かった髪を…ばっさり！もしかして失恋！？成神君まさか貴方ひなちゃんを振ったの？」ｷﾞﾛﾘ

陽太「！？」ﾋﾞｸｯ

陽太「い、いやそんなことしてないよ！僕が今もこれからも世界で1番愛してるのはひなだよ！」

伊座並「そう。ならいいの」

陽太「それにしても、本当にバッサリ行ったねぇ…」

ひな「ど、どうじゃ？に、似合うか…のう？」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

陽太「うん！とっても似合ってる！幼女って感じ！」

空「兄貴…褒め方がキモイし…」

ひな「そ、そうか…////貴様がそう言ってくれるのであれば、切った甲斐があった////」

空「え？あんな褒め方でいいの？」

阿修羅「空ちゃん、感性は人それぞれなんだしあいつらはあれで幸せなんだから突っ込んだら負けだぜ」

空「……それもそっか」

陽太「…あのさぁひな、急に思いついたんだけど…僕のこと大好きって言ってくれない？いつもの感じじゃなくて、幼女っぽい口調で」

ひな「なっ！？何を言うとるんじゃお前は！引くわっ！」

空「きっしょ…」

陽太「お願い！なんかより幼女っぽく見えるようになった今のひなに、童貞を[ﾋﾟｰｰｰ]ロリの真の力を見せて欲しいんだよ！このとおーーーーーーっ！りっ！！」orz

空「えぇ…そこまでするとかドン引きだし」

伊座並「これこそ愛よ」

陽太「…あのさぁひな、急に思いついたんだけど…僕のこと大好きって言ってくれない？いつもの感じじゃなくて、幼女っぽい口調で」

ひな「なっ！？何を言うとるんじゃお前は！引くわっ！」

空「きっしょ…」

陽太「お願い！なんかより幼女っぽく見えるようになった今のひなに、童貞を殺すロリの真の力を見せて欲しいんだよ！このとおーーーーーーっ！りっ！！」orz

空「えぇ…そこまでするとかドン引きだし」

伊座並「これこそ愛よ」

ひな「……わかった。そこまで、するなら」

陽太「やったー！いつもの『のじゃロリ』ひなもいいけどたまには『普通の幼女』っぽいひなも味わっておかないとね！」ﾜｸﾜｸ

ひな「んっ、んんっ！行くぞ…」

陽太「わくわく！」

ひな「スー……ハー……」





























ひな「ひなはよーたのことが、だーいきらい♡」

陽太「ああああああああああああああああああああああああああああっっ！！！」ｶﾞ-ﾝ

ひな「ふん！」ﾌﾟｲｯ

陽太「ひなに…ひなに嫌いって言われた。生きる意味がわからない…生きる、理由がない…」

阿修羅「陽太っ！しっかりしろ！陽太！」

陽太「無理だよ…僕はもう…立ち直れない…」

伊座並「成神君成神君」

陽太「な……なに…？」

伊座並「ハッピーエイプリルフール♪」

陽太「あっ、やっぱり可愛い…////」ｷｭﾝ♡

陽太「って、エイプリルフール…もしかして……！」

ひな「…////」

空「耳まで真っ赤だし」

陽太「つまり…ひなは僕のことが…………」




















陽太「ぶはーーーーーっ！」

阿修羅「陽太っ！？」

空「うわあああっ！鼻血出して倒れたし！」

伊座並「ひなちゃんのツンデレ攻撃。成神君はたおれた。陽ひなの勝利だ」

陽太「エイプリルフール……最っ、高…♡」

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天願「エイプリルフールに嘘をつくときは、やりすぎないように注意しなさい。欲望を詰めすぎると大変なことになるから、程々にね。天願賀子との約束よ？」

阿修羅「大事な話があるんだ」






完