アスカ「暇だから遊んでみる」 (980)

*******
※シンエヴァの第三村から話が始まるし
   ネタばれガンガンするし
       自己考察で進行したりするし
         着地点もありません。

*******


第三村
ケンスケの家

アスカ「……暇ねぇ」

アスカ(バカシンジはふさぎこんでるし、
    黒いアヤナミは村でよろしくやってるし、
    ケンケンは暇じゃなさそうだし最近相手してくれないし、
    これから何しよう……?)


1 シンジをどうにかする
2 アヤナミをいじりにいく
3 無理矢理ヴンダーに乗って何かする。
4 第三村で何かする
5 その他

>>直下



アスカ(あの黒いアヤナミ……今何してるのかしら?)

移動→第三村

アスカ「……居た居た。
    あんた、相も変わらず泥まみれね」

黒アヤナミ「……仕事、だから」

アスカ「仏頂面は相変わらずね。
    白いのも黒いのも……」

黒アヤナミ「あ」

アスカ「あ?」



黒アヤナミ「おはよう アスカ」



アスカ「は、はぁ?」

黒アヤナミ「……違った?」

アスカ「違いやしないけど、アンタが、名前呼んで挨拶するようになるなんてね」

黒アヤナミ「教えて貰ったから」

アスカ「……」



1 好意的に思う
2 無視する
3 罵倒する(内容指定可
4 最近あったことを聞く(内容指定可
5 ヒカリの居場所を聞く
6 シンジの事を相談する
7 その他

>>直下

※内容指定がなくても大丈夫です。適当に言葉選びします。



アスカ(こんな奴でも、変われるんだ……)

黒アヤナミ「やっぱり、変?」

アスカ「変ってこたないわよ。良いんじゃない?
    無表情で二三文字しかしゃべらない人形よりは全然マシよ」

黒アヤナミ「そう、よかった」ニコ

アスカ「……っ」ドキッ

アスカ(よかった、てなによ……コレがホントにあのアヤナミシリーズなわけ?)

黒アヤナミ「……ところで、どうかしたの?」

アスカ「ん、まぁ、暇だったから」


1 アスカ「なんか楽しそうな事ない?」
2 レイ「よかったら、一緒にお風呂行く?」
3 アスカ「ちょっと話さない?」
4 その他

付け足し

5 話をそれとなく切り上げて別な行動に移る。

>>直下

訂正
『2 レイ「よかったら、一緒にお風呂行く?」』↓
『2黒アヤナミ「よかったら、一緒にお風呂行く?」』だった。



黒アヤナミ「よかったら、一緒にお風呂行く?」

アスカ「はぁ?」

黒アヤナミ「お風呂……」

アスカ「他人と入浴とか、ありえないわよ」

黒アヤナミ「……でも、私はみんなと入ってる」

アスカ「いやいや、だからその『みんなと入る』っていうのに、抵抗があるワケ。
    第一、なんであんたは私とお風呂に入りたいのよ?」

黒アヤナミ「……ポカポカする」

アスカ「そりゃ風呂だものね」

黒アヤナミ「ううん、心が」

アスカ「……」

黒アヤナミ「アスカは、私と同じ。
      だから、一緒に行動できると、嬉しい」

アスカ「っ~~、ま、まぁ、
    百歩譲って?
    アンタが、私と仲良くするために、風呂に入りたいと言う気持ちは分かったわ」

黒アヤナミ「……!」フンス

アスカ「でも!! 不特定多数が入ってる風呂に入るなんて絶対無理!!」

黒アヤナミ「……そう」



おばちゃんA「あら『ソックリサン』あんたまだ風呂入ってなかったのかい?」

黒アヤナミ「ちょっとお話してて」

おばちゃんB「あーらあら! じゃあお湯貼り直してあげるよ!
       男共が入りに来るのにまだ時間あるから、そっちの子とゆっくり入ってきな!」

アスカ「え」

おばちゃんC「遠慮すんなってー! 若い娘同士で話したいこともあるだろうに!
       じゃ、男どもには私から『遅れて来い』って連絡するから」

おばちゃんB「あたしは風呂掃除だね!」

おばちゃんA「あたしはお湯の準備だ!!」

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「え」




十分後 第三村の風呂


黒アヤナミ「ふぅ……」カポーン

アスカ「……」

アスカ(まさか、こんな急にこいつと裸の付き合いをすることになるとは……っ!!)

黒アヤナミ「……」

アスカ(どうしよう)



1 アスカ 黒アヤナミをじっと見る。
2 黒アヤナミ アスカをじっと見る。
3 アスカ 沈黙に耐えきれず何か言う。(指定可
4 黒アヤナミ 真面目な話をする(指定可
5 黒アヤナミ「背中、流してあげる」
6 その他

>>直下



黒アヤナミ「背中、流してあげる」

アスカ「は? い、いいわよ、そんなの。
    なんであんたに背中洗ってもらわないとイケないワケ?」

黒アヤナミ「? 一緒にお風呂に入ったら、こうするものだって、おばさん達が」

アスカ「……」

アスカ(まぁ、こいつにご奉仕させてみるってのも、面白いかもね)

アスカ「ふーん、まぁ、そう言うなら、流させてやっても良いわよ。
    ただし、痛くしたら承知しないから」

黒アヤナミ「ええ、分かったわ」

アスカ「っと……」

黒アヤナミ(アスカの背中……白い)



1 黒アヤナミ(おばさんたちと同じように洗おう)→グッドコミュニケーション
2 黒アヤナミ(アスカの肌はおばさんたちと違うみたい…優しく洗おう)→パーフェクトコミュニケーション
3 黒アヤナミ(……)ムラッ
4 くすぐり倒す。
5 その他

>>直下



黒アヤナミ(アスカの肌はおばさんたちと違うみたい…優しく洗おう)

コシコシ

アスカ「ん……」モジ

アスカ(……)

黒アヤナミ「痛くない?」コシコシ

アスカ「別に、痛くないわよ。
    ……上手、なんじゃないの?」

黒アヤナミ「そう、良かった」コシコシ

アスカ「ええ、てっきりそこに転がってる
      ゴリゴリの垢すり用のスポンジの進化版みたいなので
                    擦られるかと思ってひやひやしたわ」

黒アヤナミ「それは上級者用」コシコシ

アスカ「……ホントに使ってる人いるんだ」




コシコシ コシコシ

アスカ(少しくすぐったい。けど、気持ちいい。
    けど、本当にくすぐったいのは肌だけじゃなくて……

    なんだろ、今、私、『女の子』してるって感じがする)

コシコシ キュッ

アスカ「イヤに丁寧な洗い方ね。首筋くらい、自分でも届くわよ」

黒アヤナミ「そうかもしれないけど、おばさんたちは気持ちいいって」

グリグリ

アスカ「んっ なぁに? あんた、マッサージまでやらされてるの?」

黒アヤナミ「ええ。でもおばさんたちもよくしてくれる」グリグリ

アスカ「良く他人の身体、んっ、ベタベタ触れるわね」

黒アヤナミ「他人……?」

アスカ「所詮他人でしょ?」

黒アヤナミ「でも一緒に仕事をしている、仲間」

アスカ「ふーん? じゃ、一緒に仕事してない私の方が他人かもね」

黒アヤナミ「違う」

アスカ「……っ、じゃ、なによ?」

黒アヤナミ「……」

アスカ「答えられないんじゃない」

黒アヤナミ「私は、アスカを、他人とは思っていない。
      でも、それがなんていえばいいものなのか、わからない」

アスカ「……」

黒アヤナミ「だからもう少しまって。
      ちゃんと、伝えるから」コシコシ

アスカ「……」



黒アヤナミ「お湯……流すわ」

アスカ(イチイチ言わなくても良いのに……でも)

ザパー……





アスカ「……こういうのも悪くない、かも」ボソッ

黒アヤナミ「何か言った?」


アスカ「なんでもないっ!
     そんな事より、私だってこの後どうするかくらい知ってるんだからね?」

黒アヤナミ「どうするの?」

アスカ「決まってんでしょ、今度は、私があんたの背中流してあげるっつってんの。
    背中向けなさい」

黒アヤナミ「……うん。お願い」

アスカ「……フンッ」






1 お礼に目いっぱい擦ってやる → グッドコミュニケーション
2 見よう見まねで同じようにやる → パーフェクトコミュニケーション
3 アスカ(……)ムラッ
4 くすぐり倒す。
5 その他

>>直下




アスカ「い、いくわよ」ゴクリ

黒アヤナミ「……」

アスカ(なんでか緊張するわね……)アワアワ



ソワ……



黒アヤナミ「んっ……ふ……」

アスカ「っ、な、何よ、痛かったの?」

黒アヤナミ「ううん。くすぐったかった」

アスカ「あ、っそう……
    私とした事が、変な臆病風に吹かれてたわ。
    普通に、やればいいのよね、普通に」

コシコシ

黒アヤナミ「ん、気持ちいい」

アスカ「そりゃ、よかったわね」

コシコシ コシコシ



アスカ「……あんた、よくしゃべる様になったわね」コシコシ

黒アヤナミ「ええ。おばさんたちのお陰」

アスカ「私は、調子狂うわ。
    前のあんたはもっと無口で……」コシコシ

黒アヤナミ「……」

アスカ「……違う」コシコシ

黒アヤナミ「?」

アスカ「あいつも別に人形なんかじゃなかった。
    笑うときもあったって言うし、怒って、ポカポカしてて、

    ……あんたとは、別人、なのよね」

黒アヤナミ「どう、かしら」

アスカ「別人よ。調子が狂うんじゃない。
    あんたはあんたで、ファースト、あの綾波レイとは違うんだもの」

黒アヤナミ「……私は綾波レイじゃない?」

アスカ「そうよ。『そっくりさん』
    アンタがどう思おうと、あんたを見ている私たちからすればあんたは綾波レイじゃない……

    あんたは……あんたよね」

黒アヤナミ「……私は、私」



アスカ「……」キュッ

ザパー

黒アヤナミ「っ!?」ビクンッ

アスカ「ほら、おしまいっ」

黒アヤナミ「……」

アスカ「な、なによ? 何か不満?」



黒アヤナミ「……マッサージ」ジー



アスカ「なっ……いい度胸ね、あんた」

黒アヤナミ「ん」

アスカ「わーったわよ! 背中向けなさいコラァっ!」

グリグリ

黒アヤナミ「んっ、ぁ」

アスカ「どーせっ 慣れないっ土仕事して、疲れたまってるんでしょ!?」グリグリ

黒アヤナミ「ぁ、っぁ、アスカ、そこ」

アスカ「一日の、最後に、
    風呂と、マッサージて、
    おっさんかっつーの!」グリグリ

黒アヤナミ「んぐっ、ぁっぁぁっ は、ぁぁぁ……」トロン

アスカ「……ふぅー……」




黒アヤナミ「気持ち、よかった」




アスカ(なんかイケない事してるみたいになっちゃった……)

・・・・・・・・・・


風呂上り

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「は? ナニが?」

黒アヤナミ「一緒に、お風呂入ってくれて」

アスカ「別にいいわよ、それくらいでお礼なんて」

黒アヤナミ「でも、貴方のお陰で楽しかった。
      だから、ありがとう」

アスカ「はぁ、まぁ、
    それであんたが満足ならいいけど……

    あ」

黒アヤナミ「何?」




1 アスカ「お礼がしたいって言うんなら、今度遊びに来なさいよ」
2 アスカ「お礼がしたいって言うんなら、今度どこかいかない?」
3 アスカ「ていうかあんた、生命維持装置大丈夫?」
4 アスカ「今からバカシンジの顔でも拝みに来たら?」
5 その他

>>直下


5
一緒にシンジの所に行ってみようと誘う



アスカ「あんたさぁ、お礼がしたいってんなら、
    今からケンケンの家に来てよ」

黒アヤナミ「今から?」

アスカ「そ。アンタが楽しく農村生活している間、ずーーーーーーーーーぅぅぅぅっとふさぎこんでるバカシンジに、
    ちょっと会って話してやってよ」

黒アヤナミ「……シンジ……碇君」

アスカ「そ。ずーっとあのまんまだから、そろそろ私も気が滅入ってきてんの。

    ……あんたの言うことなら、効くかもしれないしさ」

黒アヤナミ「……そう」

アスカ「で、どうするの? 来るの 来ないの?」



1 黒アヤナミ「行く」
2 黒アヤナミ「行かない」
3 黒アヤナミ「よくわからない……」(会話継続
4 その他

>>直下

1 

黒アヤナミ「行く」

アスカ「オッケー。じゃ、行きましょ」

黒アヤナミ「……ちょっとまって、連絡」

アスカ「あん?」

黒アヤナミ「ヒカリに、今日お泊りするって言ってくる」

アスカ「あー、はいはい。いってらっしゃい」

黒アヤナミ「うん」

スタスタ



アスカ「……親子かっつーの」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」





アスカ(親子、かぁ……)







アスカ(私には親なんていない。家族も家も無い。
    しいて言うなら試験管だかなんだかよくわからないモノが私の『故郷』って奴なんだと思う。

    黒いアヤナミは、私の事を『同じ』だっていうけど、
    今のあいつには試験管じゃない故郷がある。

    居場所が、あるんだ)


アスカ「同じなんかじゃない……」ギリ


アスカ(遊ぶだけのつもりだったのに、なんか、変な事になっちゃった。
    ……勝手に帰ろうかな?)




タッタッタッタ

黒アヤナミ「お待たせっ……」ハァハァ

アスカ「っ、は、早かったわね」

黒アヤナミ「ええっ……ちょっと、ん、急いだから」フゥ


アスカ「……そうね。もうちょっとで勝手に帰るところだった」

黒アヤナミ「……」

アスカ「冗談よ。ジョーダン」

黒アヤナミ「……」

アスカ「な、なによ? 怒ったの?」

黒アヤナミ「そうじゃない、けど……
      ……もし、ここにきてアスカがいなかったらって考えたら、

      心が、キュゥっって、なった……」

アスカ「あんたはもー……ポカポカとかキューとか、オノマトペでなんでも通じるわけじゃないのよ?」

黒アヤナミ「言葉に表せない。
      知らない気持ち」




アスカ「そりゃ、『一人で寂しい』って気持ちよ」




黒アヤナミ「寂しい?」

アスカ「そう、寂しい」

黒アヤナミ「寂しい……コレが、寂しい」

アスカ「あんたは寂しいなんてこたないでしょ。
    帰ればヒカリもいるし、あの五月蠅いトウジもいるし、ヒカリのパパだっている。
    何より一番うるさいのはあのツバメよ、ツバメ。
    寂しいなんて思う事はないんじゃない?」

黒アヤナミ「……」

アスカ「なによ?」







黒アヤナミ「アスカは寂しくないの?」









1 アスカ「寂しいわけ、ないじゃない」
2 アスカ「そっか、私、寂しかったんだ……」
3 アスカ「私が? 寂しい? 私はそんな事全っ然思ってなんかないわ!」
4 アスカ「寂しいわよ」
5 その他

アスカ「寂しいわけ、ないじゃない」

黒アヤナミ「そう」

アスカ「くだらないこと言ってないで行くわよ」

スタスタ……

アスカ(私が、寂しい?)

スタスタ……

アスカ(そんなわけないじゃない。
    ガキじゃあるまいし……それに)

スタスタ……

アスカ(私は最初から1人だった。
    今更、寂しいなんて思うわけない)

スタスタ……

アスカ(そうよ。黒いアヤナミは違う。
    どこにで居場所を作れるアヤナミレイと私は違う)

アスカ(シキナミシリーズは孤独でいいの。
    一人でも頑張るのがエリートよ)

アスカ「あんたとは、違う」

黒アヤナミ「何か言った?」

アスカ「別に? 何にも言ってない」

黒アヤナミ「そう」



ケンスケの家の状況

1 ケンスケ在宅 シンジ在宅
2 ケンスケ不在 シンジ在宅
3 ケンスケ在宅 シンジ不在
4 誰もいない
5 その他

>>直下


移動→ケンスケの家

ケンスケ「お帰りアスカ。
     ―――おや、珍しいね。お客さんかい?」

黒アヤナミ「こんばんは」

アスカ「あれ、ケンケンだけ? あのウジ虫は?」

ケンスケ「……大丈夫。その辺、近くに居るよ。
     位置情報だけは確認できてる。生命反応もね」

アスカ「そこまで聞いてないし、心配なんてしてないわよ」

ケンスケ「そうかい。でも、残念だったね。
     その様子だとそっちの『そっくりさん』はシンジに会いに来たみたいだけど」

黒アヤナミ「ええ、そのつもりだったわ」

ケンスケ「もし行きたいのであれば場所を教えよう。
     って言っても、大した道のりじゃない。
     不安ならついていくけどどうだい?」

アスカ「……まぁ、今日一日くらい放っておいてもまだ死なないでしょ」




1 黒アヤナミ「ここで待つわ」(ケンスケと対談
2 黒アヤナミ「碇君の所へ二人で行く」(三者面談
3 黒アヤナミ「三人で行きましょう」(四者面談
4 黒アヤナミ「私だけ行って見る」(アスカとケンスケ残る
5 黒アヤナミ「ケンスケが連れて来て」(アスカとアヤナミだけ残る
6 その他

>>直下

2

>>34
ごめん誰と行くか書いてなかった。
一応アスカのつもりだったけど良いかな?



黒アヤナミ「碇君の所へ二人で行く」

アスカ「そうね。そのつもりだったし」

ケンスケ「ん、そうか。場所は~~~~だよ」

アスカ「なんも無いの極みじゃん。
    ただただ水が見えるだけの場所。
    ぼうっとするのにはうってつけよね」

ケンスケ「……今のシンジには、それが必要なんだよ」

黒アヤナミ「……ぼうっとするのが、必要?」

ケンスケ「そうさ。でも、まぁ、それだけじゃないとも、思うよ」

黒アヤナミ「……」

ケンスケ「まぁ、行って見るといい。
     思ったような答えが聞こえなくてもあんまり怒るなよ? アスカ」

アスカ「フン、どうかしらね」

ケンスケ「と、こんな感じだからソックリサンも、何かあったらフォローしてやってくれよな」

黒アヤナミ「フォロー?」

ケンスケ「……荷が重いか」


…………

移動→劇場版でシンジが呆けていたあそこ





シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「ずっとこんな感じよ。
    でも、聞こえてないんじゃない」

ゲシ

アスカ「聞こえてるけど塞ぎ込んでるだけ。
    こんな状態なんだけどアンタどうにかできそう?」

黒アヤナミ「……わからない」

アスカ「ま、そうよね」



黒アヤナミの行動 一回目

1 黒アヤナミ「でも話をしてみたい」(話内容指定可
2 寄り添ってみる
3 抱きしめる
4 撫でる
5 アスカに任せる(指定可
6 その他


>>直下



撫でる

黒アヤナミ「……」ソッ

ナデ

シンジ「っ……」ビクッ

黒アヤナミ「……」

ナデナデ

シンジ「……」

アスカ「……」

黒アヤナミ「……」ナデナデ ナデナデ

シンジ「……」

アスカ「……」ジーッ




アスカ(何を見せられてるのかしら?)




ナデナデ

黒アヤナミ「……ヒカリが、こうしてたから」

シンジ「……」

アスカ「え?」

黒アヤナミ「言葉が通じなくても、想いは伝わってると思う……って、
      ツバメの頭を撫でながら……言ってた」

アスカ「……はぁ」

アスカ(ついに赤子と同列扱いか……)



黒アヤナミの行動 二回目

1 黒アヤナミ「話をしてみたい」
2 寄り添ってみる
3 抱きしめる
4 もっと優しく撫でる
5 アスカに任せる(指定可
6 その他

>>直下




寄り添ってみる

黒アヤナミ→シンジの隣に座る

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

ピトッ

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……」



アスカ「なんか、喋らないの?」

黒アヤナミ「……良くわからない。
      でも、辛そうだったから」

アスカ「それで、どうしてそんなピットリくっつく必要があるのよ」

黒アヤナミ「……ヒカリが、辛そうな人は誰かが近くで支えてあげないといけないって。
      無理をしている人は、誰かがみてあげてないといけないって……

      だから隣にいるの。

      碇君が、辛そうだから」

アスカ「……」

黒アヤナミ「でも、ここからどうすればいいのか分からない。
      ……アヤナミレイなら、こういう時どうするの?」

アスカ「さぁね。あんたはどうしたいのよ?」

シンジ「……っ」





黒アヤナミの行動 三回目

1 黒アヤナミ「話をしてみたい」
2 顔を近づける(距離指定可
3 抱きしめる
4 このままずっと隣に居る(時間指定可
5 アスカに任せる(指定可
6 その他

>>直下


黒アヤナミ「……」ソ

ギュッ

シンジ「っ……」ピクッ

黒アヤナミ「……」

ギュゥ……

シンジ「……」



アスカ「……」

アスカ「どうしてそんな事が出来るのよ」

黒アヤナミ「……」



アスカ「あんたにとっては、シンジも他人でしょ?
     いくらアヤナミシリーズがサードチルドレンに好意を抱くようにプログラミングされてるとは言え、
      ベタベタしすぎじゃない?」

黒アヤナミ「……どうしてかは、わからない」

アスカ「そんなので人が救われるだなんて、本気で思ってるの!?
     他人からのスキンシップくらいで、どうにかなるわけ……」





黒アヤナミ「貴方は……

      アスカは、碇君を誰かに救って欲しいの?」

アスカ「っ―――」


黒アヤナミ「それとも碇君を、救ってあげたいの?」

アスカ「そっ……ちが、わたしは……っ」





黒アヤナミ「……私は、碇君をあまりよく知らない。
      アヤナミレイの友人で、多分、きっと、特別な人だった。と言う事しか、知らない。
      彼の事を考えるとポカポカするのは、これは作られた意思。

      ……でも、それでもいいと思った。
      小さく、今にも消えそうな背中に、寄り添いたいと思った。
      抱きしめて、許しを与えたいと思った。

      その気持ちは事実、この胸にあって、
      その行動を選んだのは私。

      ……そこに間違いなんてないし、嘘でもない。
      選んだのは私。だから、これは私の意思……」

シンジ「……やめ、てよ」

黒アヤナミ「……でも、多分、本当に彼が一番求めているのは、
      世界からの『許し』で……そのなかでも、本当に一番欲しい『許し』は」



シンジ「やめてよ!!」バッ









アスカ「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「誰からも許されない。

    許されちゃだめだって、分かってる。
    だから、ほっといてよ。
    
    僕なんかに、優しくしないでよ……」

アスカ「っ……」


アスカの反応

1 冷静
2 激昂
3 逃走
4 暴力
5 慈愛
6 その他

そろそろ寝堕ちするかもしれないので一時間更新なかったら察してください。
逆に眠れるまでは書きます。

あとつけ忘れた安価についてはほぼ常に>>直下でいいです。


アスカ(ガキの戯言……
     だけど、ようやく何を考えてるか、少しわかった。

    こいつは、バカシンジはずっと自分を責め続けていた。
     世界をこんなにしたのは自分で、ファーストチルドレンの『綾波レイ』を失ってしまった事の責任で、
      ずっと自分を責め続けていた。

    許されちゃいけないと、ずっと思っていた。

    自分は許されちゃだめなんだってずっと自分を責め続けて、
    だから、一番欲しい物を遠くへ追いやって、見ないようにして聞こえないようにしていたんだ。



    だから、
    私の言葉は届かなかったんだ。

    シンジが一番許しが欲しかったのは、
    ……一番最初に手にかけてしまった私だから、

    私もシンジを真向からは許せなかったから、
    ずっとすれ違い続けていた)



アスカ(でもだからと言って、
     こいつを許せるの? アスカ)

アスカ(14年前、弐号機が使徒に乗っ取られたあの時、
     何も選ばなかったこいつを)

アスカ(先日、目が醒めても、『生きててよかったー』ってあっけらかんと話しかけてきたこいつを)

アスカ(勝手にネルフに行って、勝手に13号機に乗って……そして……)





黒アヤナミ「ネコは」

アスカ「え?」


黒アヤナミ「ネコは、自分の居場所がないと居なくなってしまう」

アスカ「……」

黒アヤナミ「トウジが言っていた。
      だから、居なくならないように、居場所はここにあると教えてあげるのがいいんだって」

アスカ「……赤子の次はネコ?」

黒アヤナミ「私は同じだと思う。
      人も、そこに自分の居場所がないって思ったら、去るしかないと思う。

      だって、それが一番楽だもの。

      だからそばにいて欲しいと思ったら、居場所を用意してあげないとその人はどこかへ行ってしまう」

アスカ「……」




アスカ(同じだ。私も、

    行き場がなくて、どこにも居場所がなくて、

    たまたま、ケンスケの隣が空いてたから、

    答えを出さなくても良い、楽な場所が開いてたから、今そこに居るだけ。

    自分の居場所を探して、でもどこが本当に私の居場所なのか分からなくなってた。


    ……ケンスケは確かに、私の居場所をくれたとても優しい人だ。
     今は大人で、社会的地位も信用もある。
      イイ男、だと思う。

    今はほとんど相手にされてないけど……    
    このままここに居てもいいって、思ってた。
    居場所を見つけたって、思ってた。
    


    けど、シンジは、本当は私の隣を求めているの?
    私の『許し』で、シンジは救われるの?

    私が『誰かの居場所』になってあげることができるの?)


黒アヤナミ「私はトウジとヒカリの家に、居場所を与えられた。
      そのおかげで今、とてもポカポカしてる。

      『とりあえず』で与えられたその居場所でも、私は凄く救われている、とおもう。
      だから上手く言えないけど……」


アスカ「………………」

アスカ(でも、私はどうなるの?
    シンジを許して、シンジの居場所になれたとして、

    私のことは、誰が救ってくれるの?

    私の怒りや、苦しみは、どうするの?)

アスカ(この気持ちは……誰に、受け止めて欲しいの?)









































アスカ 移動→シンジの隣

アスカ「……」

ソッ

シンジ「……っ アスカ……」

ギュ

シンジ「アスカ……ぁ、ぅぐ……」


アスカ「言っとくけど、コレで、全部許したわけじゃないから……
    て言うか、ホントは許せるわけないから……
    これは、ただ……少しだけ、あんたの気持ちもわかったってだけで」

シンジ「アスカ、ごめ゙ん……グスッ あのとき、なにも、できなくて、ごめん……」ボロボロ

アスカ「……っ……謝って済むわけないでしょ。
    アンタがなんにもしなかったせいで、私は……」

アスカ「でもそっか、それがわかるくらいには考えたんだ……」

シンジ「うっ、グスッ、ヒグ……」




アスカ「……私に、許してほしいの?」

シンジ「わからない……許されちゃいけない、と思う……」

アスカ「そうね。そう簡単には許せないわ。
    かといって、どうしたらあんたを許せるようになるのか私にもわかんない」

シンジ「……」

アスカ「ニアサードインパクトもフォースインパクトの事も、
    あんたは許されないかもしれない」

シンジ「……」

アスカ「でも、トウジもケンケンもヒカリもあんたの事を許してる。
    ここで生きていくにはそれで十分だし……」

黒アヤナミ「……」



アスカ(シンジが本当に欲しかったのは『アスカの許し』だった。
    でもそれを求めてはいけない事を分かっていた。
     ……自分が、許されていい人間ではないと分かっていた。

    私の言葉は届いていないんじゃなかった。
     言葉だけの許しも、こいつは望んではいなかった。

    でも、ガキだから、わかってほしかったんだ。
     『本当は、許しが欲しい』ってことを)




アスカ「……少なくとも、私達は。あんたが死んでいいなんて思ってない。
    それくらいには、あんたの存在は許されてると思っていいわよ。
    だから、
   
    ここに居なさい。
    
    私の近くで良ければ……って、今は、ケンケンの家だけど、
    居ても、いいから……」

シンジ「……っ ほん、とうに。いいの、かなぁ……」グスッ



アスカ「……そういう顔してる間はダメね」

シンジ「っ、ご、めん」

アスカ「私の近くに置いてやるっつってんだからもう少ししっかりしてないとダメだわ。
    それが条件」


黒アヤナミ「……」クスッ

アスカ「ほら、こいつにまで笑われてるわよ。
    シャキッとしなさい!」バシッ

シンジ「う、うん……ごめん」

フラッ

アスカ「え」

シンジ「あ」クテン



黒アヤナミ「そういえば、碇君、しばらく何も食べてないんじゃ……?」

アスカ「ったく、肩貸してあげるから、ケンケンの家まで行くわよ。限られてるけど食料はちゃんとあるから。
    っていうか最初からアンタが食べてればこんなことにならなかったのよ!」

シンジ「それは……」

アスカ「……今日は、食べて寝なさい。
    しっかりするのは明日からでいいから……」

シンジ「うん、ごめん」






……………………




……………………

一日目 終了



成果

黒アヤナミ→アスカ 感情度上昇
アスカ→黒アヤナミ 感情度上昇

シンジが大分前向きになった。

シンジ→黒アヤナミ 感情度上昇

シンジ→アスカ 感情度正常化
アスカ→シンジ 感情度正常化


大三村の雰囲気が少し良くなった。




……………………


次の話


1 アスカ「暇だから遊んでみる」二日目
2 シンジ「第三村でちょっとだけ前向きに生きて見た」二日目
3 黒アヤナミ「休みをもらったから何かする」二日目
4 マリ「クッソ暇だから第三村に来てみたけど……」二日目
6 アスカ「暇を拗らせてたら槍二つ入手したので世界描き変えてみた」
7 その他

次に書こうと思った時までに得票数が多い奴で描き始めます。



黒アヤナミ「休み?」

ヒカリ「ええ、そう。昨日お泊りだって言って出てったから教えられてなかったのよね。
    貴方は今日と明日はお仕事お休み」

黒アヤナミ「……でも、さっき出勤するおばさんたちとすれ違った」

ヒカリ「毎日やらなくちゃいけないお仕事だってあるでしょ?
    みんなが一緒に休むんじゃなくて、交代で休むの。
    今日と明日は貴方の番なのよ」

黒アヤナミ「そう」

ヒカリ「……アスカと、話せたんでしょ?
    碇君とも、少し打ちとけたって聞いたけど」

黒アヤナミ「打ち解けたかどうかは分からない。
      でも、アスカと碇君は、話せてた」

ヒカリ「そっか。よかったわね」

黒アヤナミ「……ええ」

ヒカリ「今のアスカを分かってあげられるのは、多分貴方や碇君だと思うの。
    相田君は、ほら……ね?」

黒アヤナミ「?」

ヒカリ「休みの間、アスカにかかりきりでなくても良いの。
    貴方が嫌ならいいんだけど、たまにアスカとお話してあげて?」

黒アヤナミ「……ヒカリは、離さないの?
      アスカとは友達だって……」

ヒカリ「ちょっと、ね」

黒アヤナミ「……」

ヒカリ「とにかく、今日はお休みだから、自由にしていいのよ。
    危ない事はしないようにね」

黒アヤナミ「自由……」





現在地 
トウジの家


黒アヤナミの行動


1 自宅待機
2 移動→ケンスケの家(在宅状況指定可
3 移動→農場
4 移動→シンジのところ
5 移動→L結界の管理施設(加持リョウジ接触
6 その他

>>直下

シンジ「……あ、キミは……」

黒アヤナミ(本当に居た)

黒アヤナミ「おはよう」

シンジ「うん。おはよう」

黒アヤナミ「……」



シンジ「あの、昨日は、ありがとう」

黒アヤナミ「何が?」

シンジ「え!? いや、その、ここまで、来てくれて……
    そして、その……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「嬉しかったんだ。
    キミにああしてもらえて、でも、昨日の僕はまだ受け入れられなくて」

黒アヤナミ「私はそうしたくてしただけ。
      多分、一番努力したのはアスカよ」

シンジ「……そう、だね。
    『許してない』っては言ってるけど、
    それでもなんだか前より優しく接してくれてる。
    アスカは、ちょっと大人になったんだね」


黒アヤナミ「……優しいのが大人?」


シンジ「そうじゃなくて、その、人を許せるって、凄い事だと思うんだ。
    前のアスカじゃ考えられない……なんて言ったら怒るだろうけど」

黒アヤナミ「そう」

シンジ「ところで、どうかしたの?」

黒アヤナミ「……お休みを貰った。だから……」



1 黒アヤナミ「碇君とおしゃべり、したい」
2 黒アヤナミ「自分探しの旅の途中」
3 シンジ「実は今日、ケンスケと要点観察に行くって話になってて、
       キミも、一緒に行かない?」
4 黒アヤナミ「……何をしていいのか全く分からない」
5 その他



シンジ「実は今日、ケンスケと要点観察に行くって話になってて、キミも、一緒に行かない?」

黒アヤナミ「……いいの?」

シンジ「ケンスケが『暇そうだからアスカも誘ってやってくれ』って言ってたし、
    いい、と、思うよ」

黒アヤナミ「そう、なら、行きたい」

シンジ「そっか、それじゃあケンスケに話しに行こうよ」

黒アヤナミ「ええ」



移動→ケンスケの家




アスカ「……へぇ、あんた達、こんな日中からデート?」

シンジ「で、デートとかじゃないよ。
    さっきそこで会ったんだ。それで」



黒アヤナミ→アスカの感情度分岐

黒アヤナミ「ケンスケの要点観察?についていくって話。
      アスカも行かない?」

シンジ「!」

アスカ「……」

ケンスケ「お、賑やかになったなぁ。
     いいんじゃないか? アスカもたまには一緒にさ」


1 アスカ「お二人でドーゾ。私は興味ない」ワンダースワン『ピュイーン』 同行せず
2 アスカ「アヤナミが行くなら行こうかな……」 普通に同行
3 アスカ(なんか、二人並んでるとモヤモヤする)何らかの対抗心で同行
4 その他

2 

アスカ「アヤナミが行くなら行こうかな……」

ケンスケ「っ……!」

シンジ「あ、ケンスケごめん、
    三人一緒に行っても、大丈夫?」

ケンスケ「ああ。全然構わないよ。寧ろ歓迎さっ!
     いやぁ、こんな大勢で回るの久々だなぁ」ニコニコ

アスカ「……」チラ



黒アヤナミ「ところで、要点観察って何?」

ケンスケ「早い話がちょっと真面目なドライブってところだ。
     使えるインフラや設備を探したり、L結界中和装置の観察、及び点検。
     あとは、研究施設に顔を出したりもする」

シンジ「へぇ……」

アスカ「バカシンジがグースカ寝てる間にも、ケンケンはたくさん仕事してたわけよ。
    あんたも友達として尊敬しときなさいよね」

シンジ「わ、わかってるよ」

ケンスケ「そう言ってやるなよ。
     同じ時を歩んでるわけじゃないんだ。シンジだって戸惑うさ。
     それに、前と変わらず接してくれた方が俺も嬉しいよ」

シンジ「……う、うん」

ケンスケ「じゃ、行こうか」



ブロロロロロ……


移動 → 山奥のネルフ関係施設跡地




ケンスケ「地図だと、ここから歩きで30分だ」

アスカ「歩きぃぃ? ドライブだって言ってたじゃない?
    もうちょっと奥まで行きなさいよ!」

ケンスケ「いやいや、無理だよ。
     これ以上行ったら藪で方向転換できなくなるって」

アスカ「そんな藪、チェーンソーでぶった切りなさいよ。
    インフラ整備だわ」

ケンスケ「悪戯に自然破壊を推奨しないでほしいなぁ……
     限られた自然なんだぞ?」



シンジ「……」

黒アヤナミ「……」ジーッ

シンジ「っ、どうかした?」

黒アヤナミ「なんでもない」



一同車から降りる

ケンスケ「とはいえ、全員で行くってのも大変だ。
     俺一人で行くからシンジ達はその辺の川で釣りでもしててよ」

シンジ「釣り?
    えと、でも、したことないし」

ケンスケ「道具はある。
     それに、見よう見まねでも結構できるもんだぞ?
     まぁやってみるこった」

アスカ「前時代的ぃ~……」

黒アヤナミ「……釣り……?」



パーティ分岐可能

1 シンジ「……僕は、ケンスケと行こうかな。
      ネルフ施設の跡地って興味あるし……」アスカと黒アヤナミが釣り?

2 アスカ「私はパス、ネルフ跡地を見に行く方が楽しそうだわ」シンジと黒アヤナミが釣り

3 黒アヤナミ「私は、ネルフ跡地に興味がある……」シンジとアスカが釣り

4 ケンスケ「あんまり遠くへ行くなよ。じゃ、言ってくる」三人で釣り

5 その他

>>直下




ケンスケ「あんまり遠くへ行くなよ。じゃ、行ってくる」

アスカ「早く戻ってきてよねー」



シンジ「……ところでアスカ、釣りってやったことある?」

アスカ「一応あるわよ。
    一応軍隊に居たわけだし、サバイバル術の一環として……

    ……ていうか、アンタ釣りもしたことないの?」

黒アヤナミ「……」 釣竿「ミョンミョン」

シンジ「えっと、ない、けど」

アスカ「ミサトめ、基本中の基本でしょぉ……?

    いい? エヴァのパイロットたるもの、どんな状況で戦闘が発生するかわからない。
    緊急脱出装置でエントリープラグが山奥に、落下して三日遭難、なんて事があるかもしれない。
    そういう事態に備えて最低限のサバイバル知識は与えられるものなのよ」

シンジ「え」

アスカ「アンタは甘やかされてんのよ!
    仮にも従軍するんだからそれくらいは本来履修するはずの事なのよ!」

黒アヤナミ「アヤナミレイも?」

アスカ「ファーストチルドレンはもーーーぉぉぉぉっと甘やかされてるに決まってんじゃない。
    更に言えばあいつの場合変わりも居るし、生存術なんて必要ないと思われてたんじゃない?」

黒アヤナミ「確かにそうね」

シンジ(そんな淡々と……)



アスカ「とにかくもうエヴァに乗らないとしても、あんたにはもう少ししっかりしてもらわないと困るわよ。
    特に、第三村で生きていくならなおさらのこと!」ビシィ!

シンジ「は、はいっ」

アスカ「決めたわ。あんた、今日一匹も釣れなかったらご飯抜きね」

シンジ「え!? そ、そんなぁ」

アスカ「いや、まてよ?
    普通に昨日まで断食してた奴にそれは軽いか……

    んじゃ罰ゲームね、罰ゲーム」

黒アヤナミ「罰ゲーム、ってなに?」

アスカ「楽しい事よ?
    とぉぉおおおおーーーーーってもね」

黒アヤナミ「楽しい事、なら、いい」

シンジ「ちょっとアスカ……?」

アスカ「そうねぇ。この釣りで一番釣果が良かった人が命令権を得る。
    他二人に命令できるのよ。
    
    時間制限はケンスケが戻ってくるまで」

シンジ「それアスカに有利過ぎない?」

アスカ「そうね。流石にこのままじゃエリートの名がすたるってもんだわ。
    最初に最低限の知識は与えてあげるから、後は運で頑張りなさい」

シンジ「運、かぁ……」

黒アヤナミ「質問があるのだけど」

アスカ「何よ、アヤナミ」

黒アヤナミ「……なんで、お魚を釣るの?」



アスカ シンジ「……そこからかぁ……」








少年少女説明中



黒アヤナミ「川魚のお味噌汁 焼き魚」ポカポカ

シンジ「まさか倫理の勉強から始まって家庭科の授業になるとは思わなかったよ」

アスカ「さ、時間はそうないわよ」釣竿『チャポン』

シンジ「え、いつの間に餌つけたの!?」

アスカ「お勉強中でも手は動かせるってワケよ」

シンジ「ずるいよぉ」モタモタ

黒アヤナミ「魚は待ってくれないわよ」キリッ 釣竿『ユラァー』

シンジ「アヤナミまで……二人とも手際いいね」

アスカ「アンタがどんくさいのよ。
    まぁ、釣りなんて運よ、運」

シンジ「ようやく準備ができた……」釣竿『チャポン』



三人「……………………」




三人「……………………」




三人「……………………」




三人「……………………」




1 黒アヤナミ「……ねえ、アスカ」(話題指定可
2 黒アヤナミ「……ねえ、碇君」(話題指定可
3 黒アヤナミ「絶対釣る」フンス(アヤナミ勝利確定
4 その他


>>直下

2 

黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」

シンジ「え?」

アスカ「……」




シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……いや、答えなさいよ」

シンジ「ご、ごめん。でも、僕この村に来て、良かったよ」

黒アヤナミ「どうして?」

シンジ「……トウジもケンスケも、委員長……洞木さんも生きてて、
    それがわかって、嬉しかった。

    最初は、顔を見るのも怖かった。
    その顔の裏で、本当は僕の事を責めてそうで……」

アスカ「……」

シンジ「もしかしたら本当は、少しは僕の事を恨んでいるのかもしれない。
    って言ったら、トウジは絶対怒りそうだけど、
    でも、世界がこんなになったのは僕のせいだし……」

黒アヤナミ「みんなの事、苦手なの?」

シンジ「……苦手、だった。
    でもそれは向きあえてなかったから。

    だけど昨日ちゃんと考えたんだ。
    せっかくアスカが僕に向きあってくれたんだから、僕もちゃんと、みんなと向き合おうって。
    せっかくみんながくれた居場所なんだから、ここで、精一杯生きようって思った」

アスカ「うじうじ考えて答えがパッとでない辺り、まだガキね」

黒アヤナミ「大人だって、すぐ答えが出せるわけじゃないわ。
      ヒカリも、トウジも、悩んで答えを導き出している。

      碇君にも、時間をかけても良いから、自分の答えを見つけてほしい」


2 

黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」

シンジ「え?」

アスカ「……」




シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……いや、答えなさいよ」

シンジ「ご、ごめん。でも、僕この村に来て、良かったよ」

黒アヤナミ「どうして?」

シンジ「……トウジもケンスケも、委員長……洞木さんも生きてて、
    それがわかって、嬉しかった。

    最初は、顔を見るのも怖かった。
    その顔の裏で、本当は僕の事を責めてそうで……」

アスカ「……」

シンジ「もしかしたら本当は、少しは僕の事を恨んでいるのかもしれない。
    って言ったら、トウジは絶対怒りそうだけど、
    でも、世界がこんなになったのは僕のせいだし……」

黒アヤナミ「みんなの事、苦手なの?」

シンジ「……苦手、だった。
    でもそれは向きあえてなかったから。

    だけど昨日ちゃんと考えたんだ。
    せっかくアスカが僕に向きあってくれたんだから、僕もちゃんと、みんなと向き合おうって。
    せっかくみんながくれた居場所なんだから、ここで、精一杯生きようって思った」

アスカ「うじうじ考えて答えがパッとでない辺り、まだガキね」

黒アヤナミ「大人だって、すぐ答えが出せるわけじゃないわ。
      ヒカリも、トウジも、悩んで答えを導き出している。

      碇君にも、時間をかけても良いから、自分の答えを見つけてほしい」



シンジ「ありがとう。でも、今話しててわかったよ。
    こんなに、僕の事を気にかけてくれる人がいる。

    アスカも、その、キミも……だから僕、この村が好きになったよ。今」

アスカ「単純ねぇ。
    アンタが住んでた東京と違って、ここには何もないわよ。
    それがわかっても同じ事が言えるかしら」

シンジ「どうかなぁ。でも、前ほど生き辛いとは感じてないよ」

アスカ「ガキの癖に都会に疲れたような事言ってんじゃないわよ。
    ほんと、生意気ね」



黒アヤナミ「じゃあ、碇君はここに居る事にするのね」

シンジ「……それが、許されるなら、ね」チラ

アスカ「……あんたに関してどうしろっていう指示は来てない。
    だから、それはアンタが決めなさい」


黒アヤナミ「アスカ、碇君

      二人は、これからどうするの?」

アスカ「とりあえず今は魚を釣る」

シンジ「そう言う事じゃないよ、アスカ。
    つまり、将来の話、だよね?」

黒アヤナミ「そう」

アスカ「遠い将来を考えるより今生きるので精いっぱいなのよ、この世界は。
    だから私は目先の魚のことだけ考える。
    食べるとかはさておき、勝負には勝つからね」

黒アヤナミ「……もし、エヴァに乗らなくて良くなったり、
      戦いが終わったら、アスカはどうするの?」

アスカ「エヴァが無くなったら私もあんたも生きてる意味ないでしょ。
    ……悪くて、処分されるんじゃないの?」

シンジ「え!?」

アスカ「……悪くて、よ。ま、流石に処分はないにしても、
    
    戦いが終わると言う事は功労者たる私には当然、それなりの恩賞が与えられるべきよね?
    少なくとも、エヴァに乗る以外の仕事はしたくないわ」

黒アヤナミ「……アスカは、仕事をしない」

アスカ「人聞きの悪い言い方すんなっ!
    私は、今も体調管理っていう仕事をしてるわよ! こちとら戦時中よ!?」

黒アヤナミ「碇君は?」

シンジ「僕は、働くよ。
    エヴァに乗る事はもういないだろうし。ケンスケの手伝いでも農作業でも、出来る事をやりたい」

アスカ「つっても、あんたはこの第三村がどういう状況なのか理解するために、
    しばらくケンスケの手伝いを通して状況把握が優先だけどね」

シンジ「そうだね。
    まるでタイムスリップしたみたいだし、僕のわからないことだらけだ。

    でも、それを分からないままにしておくのは、良くない事だと思う。
    僕は僕のしたことをちゃんと理解しないと……」

黒アヤナミ「……碇くんは、ケンスケの手伝い。私は、農作業、アスカはパイロット」




釣果

1 全員0匹
2 アスカ勝利
3 シンジ勝利
4 黒アヤナミ勝利
5 その他(二人同着一位も可

>>直下


1 全員0匹


アスカ「そうね、みんな、違う仕事をして生きて行くのよ」

シンジ「うん」

アスカ「でも、私達、みんな一緒よ」

シンジ「そうだね、アスカ」

黒アヤナミ「……ええ」コクン

シンジ(仕事はばらばらでも、僕たちは同じ共通点がある。
    だから、何も怖くなんてないさ……!

    そう、例え……)



アスカ シンジ 黒アヤナミ「「「全然釣れませんでした」」」




シンジ(例え釣果ゼロでも………………)

ケンスケ「……三人いてみんな一緒にボウズか。
     よっぽど運が悪かったんだなぁ……」

アスカ「ヌギギギ……この勝負は、お預けね……っ」

シンジ「アスカがうるさかったから釣れなかったんじゃないの?」

アスカ「何よ!? アンタがアヤナミとくっちゃべってるから、仕方なく会話に混ざってあげてたんじゃないの!」ビシ

シンジ「うわっ、釣竿こっち向けないでよっ!」



シンジの足元の岩「スッゴイスベルヨ!!」



シンジ「あ」ズルッ

黒アヤナミ「あ」

アスカ「あ」



バッシャーン!!









ケンスケ「……イヤーんな感じぃ~」




………………


………………



移動→ハイカイ観測用の丘



シンジ「コレが……ハイカイ……」

ケンスケ「そう、インフィニティのなり損ないが意思もなく徘徊している。
     ……もし意思があるにしろ、俺達には到底わからないことだ。
     今の状態では、ね」

シンジ「……」

ケンスケ「L結界中和装置には彼らを遠ざける役割もある。
     中和されたこの空間に彼らが入ってきた事はまだないよ」

シンジ「……うん」

ケンスケ「ここでは、いつもと様子が違わないかを見るだけだ。
     ゾッとする時もあるが、一人の時はよくここで昼飯を食べてるな。
     一応、景色はいいからな」

シンジ「景色が、良いような、悪いような……」

ケンスケ「ここはこれくらいでいいだろ。
     周辺の装置も異常ないみたいだ。
     計測器の見方は、もうわかったよな?」

シンジ「うん。針が左右にブレてなければ良いんだよね?」

ケンスケ「そのとおり」



アスカ「……」チューズゾゾ

黒アヤナミ「……」

アスカ「ねぇ、バカシンジ」

シンジ「何? アスカ」

アスカ「……いつまでそのパーカー着てるのよ」

シンジ「アスカのせいで濡れちゃったからだろ?
            もう少し服が乾くまで待ってよ」

アスカ「あんたにパーカー貸したせいでこちとら見ての通りプラグスーツ姿なのよ。
    なんか落ち着かないから早く返しなさいよね」

シンジ「せめてジャージが乾くまで待ってよ……」

黒アヤナミ「……」ジー

シンジ「どうしたの?」

黒アヤナミ「……」ズズイ (ローアングルから覗き込む

シンジ「わっ、ちょっちょっと、なに!?」(////)

黒アヤナミ「……穿いてた」

シンジ「見ないでよ!?」

アスカ「何履いてた?」ニヤニヤ

シンジ「聞かないでよ!?」

黒アヤナミ「ボクサーパンツ」

シンジ「言わないでよ!?」

ケンスケ「大丈夫、基本支給品のパンツはブリーフかボクサーパンツだから。
     因みに言えば迷彩柄も用意できるぞ!」

シンジ「見た目がこれだけ違っても、同級生に下着の世話されるのはなんか気まずいよ……」




……………………


次のイベント

1 昼飯(雑談込み
2 L結界中和装置研究施設(加持リョウジ
3 今日の要点観察は終了 第三村へ
4 一方ヴィレの面々は
5 その他



ちょっと時間空くかもしれないので、
以下5レスで多数決。


1>4


付近の平原 レジャーシートの上


ケンスケ「おし、飯にしよう。
     と言っても、今日も今日とてレーションだ」

黒アヤナミ「れーしょん……?」

アスカ「レーションてのは、配給される食糧の事。
    この土のかたまりみたいなのがそれよ」

黒アヤナミ「これが、ご飯……?」

アスカ「別に、私達は食べなくてもいいんだけど」

黒アヤナミ「……」スンスン

アスカ「匂いをかぐと食欲が減るわよ。
    ヒカリの家じゃ、ちゃんとご飯作ってるんでしょ。
    それに比べたら残念な味だから無理して食べなくて良いわよ」

ケンスケ「ヒカリの飯に比べられたらこいつが可哀そうだよ」モグモグ

シンジ「あはは、確かに……
    あの時、ちゃんと食べればよかったなぁ……」

アスカ「頭下げて食べさせてください、って言えば食べさしてくれるわよ」

黒アヤナミ「そうね。
      トウジがヒカリと喧嘩した時、そうだったわ」

アスカ「ブフッ! ナニあいつ、やっぱり尻に敷かれまくってんじゃないの!」

ケンスケ「あいつら、ケンカの回数はめっきり減ったけど、
     ケンカの質は全然変わらないっていうか……

     ただ、当時の方から謝るのが多くなったのは、あいつもあいつなりに勉強してるってことだね」

シンジ「勉強?」

ケンスケ「女の勉強さ。
     俺は知らないけど、どうやらさっさと謝ったほうが得らしいよ」

アスカ「そう言う事を女の前で言うところがデリカシーがないっていうのよ」

シンジ「ふーん」モグモグ……


黒アヤナミ「……」ジー

アスカ「……何? あんた、それ~レーション~食べてみたいの?」

黒アヤナミ「……」コクン

アスカ「食べたいなら食べれば?
    私は要らないってだけで、あんたは興味津々みたいだし」

黒アヤナミ「いただきます」モグ

アスカ「躊躇なく行くわね……」

黒アヤナミ「……」モグモグ




シンジ(……無表情だけど、わかる)

ケンスケ(ああ、確かに、この顔は)

アスカ(不味いって顔してるわね)



黒アヤナミ「人工的な、ビタミン味……」

ケンスケ「まさにその通り。味より栄養重視。その質実剛健さがたまらないんだよ。
     男ならその魅力が分かるはずさ。なぁ、シンジ」

シンジ「ケンスケ、養ってもらっておいて凄く言いにくいけど、
    美味しくはないよ、コレ」

ケンスケ「……美味しくないのは、わかってるよ」




1 黒アヤナミ「碇君がご飯を作ればいいんじゃない?」
2 黒アヤナミ「アスカは料理しないの?」
3 黒アヤナミ「今度、私がお弁当作ってみる」
4 その他



黒アヤナミ「碇君がご飯を作ればいいんじゃない?」

アスカ「……」ピクッ

シンジ「え?」

黒アヤナミ「……できない?」

シンジ「えっと、それこそ前はお弁当は僕の役割だったけど……」

ケンスケ「ナイスだ、ソックリサン。
     本当は、もうちょっとシンジが仕事に慣れてから頼むつもりだったんだけど、
     俺としてもシンジがご飯作ってくれるなら助かるよ。
     いつもこんな飯じゃあんまりだもんな。

     ……俺は、まぁ、いいんだけど、ほら、アスカがさ?」

アスカ「別に、私は食べなくていいから食べてないだけよ」

黒アヤナミ「ヒカリが言ってた。
      料理は作る人によって全然味が違うって」

シンジ「そう、なのかな?
    僕はあんまりいろんな人の料理って食べたことないから、わからないけど」

黒アヤナミ「実際、どうなの? アスカ」

シンジ「っ」ドキッ

アスカ「え」

黒アヤナミ「碇君の料理、美味しいの?」

アスカ「……そんな、昔の事忘れたわよ。
    こちとらずっと不味いご飯を見て来て『食べる』事の意味が分からなくなってきてるくらいなの」

ケンスケ「そう言うわけだ、シンジ」

ガシッ

シンジ「え」

ケンスケ「アスカに食の楽しみを思い出させてやれるのは、キミだけだ!!
     是非、うちの食事当番を引き受けてくれないか!」

シンジ「っ! え、えっと」(////)

アスカ「……え、何照れてんの? キモッ」

黒アヤナミ「照れてるの?」



シンジ「い、いや、だってっ……
    こんなにまっ正面から、必要とされた事あまりないから……
    言葉のアヤだとしても照れちゃうよ」

ケンスケ「はははっ、そこまでまともに照れられるとこっちも困るってもんだぜ。
     まぁ、出来たらで良いよ。一応うちには調理器具も揃ってるしね」

シンジ「はぁ、まぁ、良いよ。僕に出来ることはやりたいと思うし」

ケンスケ「やったっ。コレで俺もまともな食生活を送れるかもしれない!」

アスカ「自分で覚えようとは思わなかったわけ?」

ケンスケ「こう見えて、忙しいものでね」

シンジ「あはは」



一方その頃………………


ヴンダー内

エヴァパイロット屯所(アスカとマリの部屋)

マリ「………………」ネコロビ……

謎の端末「………………ヂ」

マリ「………………………………お?」ピクン

謎の端末「ヂヂ………………」

マリ「おぉーっとぉ!?」ガバッ

謎の端末「ヂヂ   『レーションてのは、配給される食糧の事。
    この土のかたまりみたいなのがそれよ』」

マリ「キタァァアアアアアアアアアアアア!!!!」ピョイーン

謎の端末「ヂヂ『これが、ご飯……?』」

マリ「ぉん? この声は、アダムスの器・・・
   じゃない、あの『黒いの』の声か一緒に居るんだ?フーン
   それにしても」

マリ(姫の身を案じて、という名目でプラグスーツに仕込んでおいた盗聴器兼GPSがようやく電波の届く範囲まで来た!!
   コレでようやく姫が今何してるのか詳細が聞こえるってものよ~!)



1 雄叫びを聞きつけて誰か来る(人物指定可
2 誰も来ないうちに行動に移る
3 寧ろ誰かと一緒に盗み聞きを堪能する(人物指定可
4 その他


マリ「……」キョロキョロ

マリ(この盗聴がバレたら誰かに咎められるかもしれない……
   それにコレがあれば、いざとなれば一足先に姫と合流……なんてこともできる。
   騒ぎ立てるのはやっぱりやめておこうっと)

マリ「……」ジーッ

盗聴器「『あはは、確かに……
     あの時、ちゃんと食べればよかったなぁ……』」

マリ「お、この声は」
マリ(ワンコ君じゃないかぁ~ 報告では完全に心閉ざしてるって聞いたけど、少しは立ち直ったみたいだね)



盗聴器「
『アスカ「頭下げて食べさせてください、って言えば食べさしてくれるわよ」

 黒アヤナミ「そうね。
       トウジがヒカリと喧嘩した時、そうだったわ」

 アスカ「ブフッ! ナニあいつ、やっぱり尻に敷かれまくってんじゃないの!」

 ケンスケ「あいつら、ケンカの回数はめっきり減ったけど、
      ケンカの質は全然変わらないっていうか……

      ただ、トウジの方から謝るのが多くなったのは、あいつもあいつなりに勉強してるってことだね」

 シンジ「勉強?」

 ケンスケ「女の勉強さ。
      俺は知らないけど、どうやらさっさと謝ったほうが得らしいよ」

 アスカ「そう言う事を女の前で言うところがデリカシーがないっていうのよ」

 シンジ「ふーん」モグモグ……』」 



マリ「……」アゼーン

マリ(報告では、ワンコ君は通夜と葬式のトーテムポールみたいな顔してるって言ってたのに……
   今は普通に相槌打ってるし、そう言えばさっき愛想笑いみたいなのもしてたな)


マリ「……」

盗聴器「~~~~~」ワイワイキャッキャ

マリ(……ていうか、何? この、和気あいあいとした感じ……
   第三村ってこんななの?)

盗聴器「『アスカに食の楽しみを思い出させてやれるのは、キミだけだ!!
     是非、うちの食事当番を引き受けてくれないか!』」

マリ「……」ピクッ

マリ(わんこ君の手料理、だと?)ゴクリ……

盗聴器「~~~~」ワイワイキャッキャ

マリ「……ふーん」

マリ(なんか、良ーい雰囲気じゃん?)



1 マリ「よかったじゃん、姫」シンミリ マリフェードアウト
2 マリ「……なんか、羨ましいなぁ。私もこの輪に入りたい。ワイワイキャッキャしたい……」
3 マリ「エロい事にはならないのかなぁ。発破かけに行こうかな」
4 マリ「よし、姫にアドバイスを送ろう。こんなこともあろうかと姫のプラグスーツには受信機もつけておいたのだ!」
5 マリ「姫は無事だってわかったし、こっちも暇つぶしに何かして遊ぼうかな」(マリ編開始
6 その他



マリ「……なんか、羨ましいなぁ。私もこの輪に入りたい。ワイワイキャッキャしたい……」










マリ(え?)









マリ(……今、私、なんて言った?)











マリ(いや、嘘でしょ。コレ本心なの?
    思わず口を突いて出た言葉が、それ?)

マリ「……オホン」

マリ(自分でもびっくりしてる。まるで子供みたいだって……
   でも、なんだろうなぁー……)

マリ「な、なーんちゃって……あはは、は」





マリ(だめだ、やっぱり羨ましい。
   自分をもうごまかす事が出来ない……っ!!!)ズーン





マリ「はぁぁ……」

マリ(……どうしようかなぁ)



ミサト「マリ。話せるかしら」

マリ「っ!? っと、ミサトちゃんじゃーん?
   どうしたの?」

ミサト「……パイロットの部屋が騒がしいと報告があったのと、所用よ」

マリ「なんだ。寂しくておしゃべりしに来ちゃったのかと思ったのに……?」



ミサト「寂しくておしゃべりしたかったのは、貴方の方ではなくて?」



マリ「っ へぇ~? あ、そう言う……覗き見、してたんだぁ?
   それとも監視カメラ?」

ミサト「……部屋の内部を移すカメラはないわ。
    ただ、覗き見をした事は謝る。ごめんなさい」

マリ「いいよぉ。別に。戦時中だしねぇ……
   ピリピリするよねぇー……」

ミサト「……マリ、貴方に、


    第三村の報告書の輸送をお願いしても良いかしら?」


マリ「……はぁ?」

ミサト「……」

マリ「……ナニが、目的なのかにゃー?
   とか、聞いてみたりして……」

ミサト「状況の把握。
    特に、アスカと碇シンジ、
    及び黒いプラグスーツのアヤナミレイの状況を詳細まで把握することが目的」

マリ「それは、ヴィレの責任者としての命令?
   それとも、元保護者としてのお節介?」

ミサト「……」

マリ「……」

ミサト「最後にアスカから受け取った報告。貴方聞いた?」

マリ「私が知ってるのは、『第三村で待つ。葬式顔の碇シンジと仏頂面の黒アヤナミも一緒』
   ってことだけだけど?」

ミサト「その後に、報告があったの。
    その時のアスカ……すこし、嬉しそうだった」

マリ「……」

ミサト「第三村で何か良い事があったのかもしれない。
    アスカのメンタル面のケアは、貴方も望むところでしょう?」

マリ「ま、確かにねぇ」

ミサト「……そういうことよ。
    ヴィレの責任者として命令、アスカの元保護者としてお願いするわ。
    第三村の報告書の輸送、を理由に、アスカならびにその周辺の人物との接触を図りなさい。

    出来るだけ穏便に、ね」

マリ「ふーぅん?」

ミサト「……」

マリ「いーよ。行ってあげる。
   命令じゃあ仕方ないよねぇ?」

ミサト「ええ、そうね」

マリ「優しい所あんじゃーん? ミサトちゃんのそういう意外と分かりやすい所、好きだよぉ?」

ミサト「留意しておくわ。
    飛行ポッドは手配しておくから、日が暮れる前に移動しなさい」

マリ「はーいはいっと」スタタタッ

マリ(ラッキー、抜けだす手間が省けた!)



マリ「あ、そうそう、ミサトちゃん」

ミサト「なにかしら?」




マリ「監視、つけるなら出来ればオッサン以外にしてよね?
   一応女子多めの現場に行くわけだから、さ?」

ミサト「当然よ」





…………………………

…………………………


夕方
第三村

アスカ「!?」ビクン

シンジ「どうしたの? アスカ」

アスカ「いやな予感が、する……とてつもなく、
    なんか、めんどくさそうな予感が……」ゴクリ

黒アヤナミ「悪寒?」

アスカ「……まぁ、いいわ。
    今日は久々に外に出て騒いだわー」ノビー

ケンスケ「俺も久しぶりに楽しかったよ。
     さて、最後に報告書を事務局に出してくるから、キミらはもう帰って良いよ。ごくろうさん」

シンジ「あ、僕も行くよケンスケ」

ケンスケ「いや、実は事務局の連中と用事があってね。今日は帰れないんだ。
     だからソックリサンを家まで送っていってくれよ。
     ついでに、トウジ達にも挨拶してくるといいかもな」

シンジ「そっか、うん。じゃあ、そうするよ」


スタスタスタ 『ケンスケがパーティから外れました』


黒アヤナミ「行きましょう」

アスカ「……」

シンジ「アスカ?」

アスカ「ん? うん。  ま、いっか。行くわよ」

シンジ「どうかしたの?」

アスカ「別に……後で話す」

シンジ「うん……?」





1 特に何事もなく送っていく
2 おばちゃん「あ! ソックリサン達! お風呂今なら空いてるよ!!」(風呂イベント開始
3 黒アヤナミ「……今日も泊まりに行っても良い?」(お泊りイベント開始
4 その他

>>直下



黒アヤナミ「……今日も泊まりに行っても良い?」

アスカ「ん?」

黒アヤナミ「私、明日も仕事休みだから」

シンジ「えっと」チラ

アスカ「私に権利があるんだとすれば、断然ウェルカムって感じだけど。
    バカシンジと二人きりッて言うのもなんか気まずいしね」

シンジ「あー、うん……」

まだ到着しないマリ(そこは否定するところだろバカワンコ君!!!!!)

アスカ「……?」ポリポリ



アスカ「まぁ、特別に私が許してあげるわ。
    そうと決まればさっさとお泊り報告でも何でもして来なさい」

黒アヤナミ「ええ。そうする」

タッタッタ



アスカ「……」

シンジ「……」



1 特に何事もなく沈黙して黒アヤナミを待つ
2 沈黙に耐えきれずアスカが何か言う
3 沈黙に耐えきれずシンジが何か言う
4 移動中のマリ(三分以上沈黙してる……仕方ない、ここは姫に小粋なトークの助言でもしてやるか)
5 その他

アスカ「……」

シンジ「……」

アスカ(気まずい……)

アスカ(そういえば、今までこいつは黙ってるだけだったから良かったけど、
    話せるようになってからまともに二人きりなの初めてじゃん……)

シンジ「……」

アスカ(あれ? こういう時って会話、してたっけ?
    私とシンジの距離感って、どんなだっけ?)

シンジ「……」

アスカ(……てか、なんで私が、
    こいつなんかのために言葉選びしなくちゃならないのよ。
    だんだんむかついてきたわ……)

アスカ「バカシンジ」

シンジ「何? アスカ」

アスカ「あんたってさ、学校休みの日とかいつも何してんの?」

シンジ「え」

シンジ(アスカが、普段使わないような気をつかってくれている……?

    ……!! 違う、コレは、
    なんとなく僕をいじって時間を潰すタイプの質問だ。

    この質問は何を答えても罵倒にしかつながらない。
    答えるだけ損な質問だ)

アスカ「どうせあんたのことだから一日中音楽聞いてるとかそんなでしょ?」

シンジ(ほらきた……)

シンジ「そんなことないよ。僕だってそれだけが趣味なわけじゃないし……」

アスカ「じゃ他になんかしてるの?」

シンジ「料理のレシピ調べたりだとか、
      後は、動画見て、学校の復習して」

アスカ「典型的ネクラの一日ね。
     言っとくけど、第三村じゃ端末は数えるほどしかないし、
     料理の材料だって数えるほどだし、
     今まで通りの生活ができるとは思わないことね」

シンジ「そっか、そうだよね」

アスカ「言っとくけど、
    ケンケンの端末はよほどのことがない限り見せてもらえないからね?
    機密情報だとか諸々で、見せられないことになってるらしいから」

シンジ「え、うん」



1 回話継続 内容 アスカとケンスケの関係について
2 回話継続 内容 逆に、アスカは普段何してるのかについて
3 回話継続 内容 アスカと黒アヤナミの関係について
4 会話継続 内容 性的な話題
5 人物到着 黒アヤナミ
6 人物到着 マリ
7 その他

>>直下

シンジ「逆に聞くけどさ。
    アスカは普段何して……」

アスカ「……」

シンジ(しまった。コレは、効果的な反撃ができてしまう質問返しだ。

    僕の知る限りではアスカの趣味はもうアレしかない。
    ゲームだ。
    しかも前時代的で、起動音だけが異様にカッコいいゲームをひたすら遊んでいる。

    ネクラなのはアスカの方じゃないか。という反撃が成立してしまう!!)

アスカ「ゲームですけど、何か?」ヒクヒク

シンジ(墓穴を掘ったことには気づいているっぽい……)

シンジ「ゲーム、かぁ」

アスカ「言っとくけどやらせないわよ。
    数少ない娯楽なんだから」

アスカ(娯楽……我ながらコレに縋ってるという事実に泣けてくるわね)

シンジ「いいよ。別に……」

シンジ(でも、ちょっと安心したかも。
    アスカは14年経っても、あんまり変わってないのかもしれない)

シンジ「……」

シンジ(エヴァの呪縛 アスカの姿は変わってないけど、
    もしかして、精神も成長できない、ってこともあるのかな?
    経験だけ大人?になって、心はあの時のアスカのまま、だとしたら)

シンジ「……」シュン

アスカ(そんなにゲームやってみたかったのかしら……?)



???「お待たせ」



アスカ「遅いわよ、アヤナミ……て、ゑ゛っ!?」

シンジ「あれ?」

マリ「呼ばれてないけどじゃじゃじゃーん!
   覚えてるかにゃ?」

シンジ「……」キョトン

アスカ「コネメガネ、なんでアンタがここにいるのよ」

シンジ(小根さん?)

マリ「やだなぁ~、姫とヴンダーがランデブーする前に、
   私の方からランデブーしにきたに決まってんじゃん?
   ああ、安心して、許可は取ってる」

アスカ「じゃ今はヴィレのパイロット不在なんじゃないの!?
     なに考えてるのよ!? ミサトもあんたも!?」

マリ「落ち着いて姫、ワンコ君が引いてる
   戦闘的な事に関しては憂慮することはないよん。
   一触即発て状態じゃないし、こっちも、あっちも」

アスカ「いいのかしらねぇ、こんな事で……」



シンジ「……」ポカーン

アスカ「……面識は」

シンジ「ない、と、思うけど」

マリ「あ、ひどいにゃー
   忘れちゃったのかい?」

シンジ「え?」

マリ「ほぉらぁ? 学校の屋上でぇ?」

シンジ「あ、ああ!あの時の」

マリ「そうそう、あの日、学校の屋上で激しくも優しいベーゼを交わし」

シンジ「パラシュートで落ちてきたんだよね」

マリ「私の体に顔をうずめながら、誓いをたてたんだよね」

シンジ「乗っかられて動けなかっただけだし、誓いっていっても君が他言無用って言っただけじゃないか」

マリ「……」

シンジ「……」

アスカ「……」

マリ「でも私おっぱい揉まれたよ」

シンジ「人聞きの悪い事言わないでくれる!?」

黒アヤナミ「揉んだの? 碇くん」

シンジ「揉んでないけどおかえり」

アスカ「はぁ、行くわよ。
    こいつと話してると疲れてしょうがないわ」スタスタ

シンジ「えっとそれじゃ、さよなら、小根さん……?」スタスタ

マリ「え、ちょ」

黒アヤナミ「さよなら 八号機のコネさん」スタスタ

マリ「ちょま、まってよぉー!!名前違うしー!!」



次は夜に書くと思うので今後の展開多数決


1 碇君のお料理教室 (普通に親睦を深める)
2 マリが持ってきた酒を…… (一歩進んだ親睦の深め方を)
3 エロ展開
4 シンジいじり
5 その他



ケンスケの家



マリ「というわけでぇっ!
   第一回、チルドレン親睦会を始めようと思います」

黒アヤナミ「ドンドンパフパフ(棒」パチパチ

アスカ「…………チルドレンて」

シンジ「…………」パチパチパチ

マリ「いやー、すまないね。
   急に混ぜて貰うことになっちゃって……で・も・ね?
   ちゃんとお土産もあるから期待していいよー」

シンジ「あのさ、アスカ……出来れば紹介して欲しいんだけど」

アスカ「ん? あんた達ホントに面識ないの?」

マリ「真面目な話、わんこ君は私の素性も名前も何もかも知らないと思う」

アスカ「じゃあさっきのワケ知りな感じはなんなのさ」

マリ「ノリとからかいと、ほんの少しの性欲です」

黒アヤナミ「性欲って、なに?」

シンジ「んっんー!!」セキバライ

シンジ「あぁ、とりあえず、今日の分の食糧は出してるから、この中なら好きに食べて良いってよ。
    アスカは、どう? 食べる?」

アスカ「……気が向いたら食べる」ゴロン

マリ「んじゃあ、私が持ってきた飲み物と、
   食糧庫からくすねてきたなけなしの食糧を足して、と」

アスカ「……飲み物?
    なんか、甘そうな匂い」スンスン

マリ「いやぁ、みんなで集まるならこれ持ってけってさー
   優しいおじ様からいただいちゃったんだよ~。
   あ、注ぐからコップちょーだい」

トクトクトクトク


シンジ「……甘いってことは、ジュースかな」

黒アヤナミ「甘い 飲み物」ジュルリ

アスカ「何よ、誰かの秘蔵の品ってワケ?
    それじゃあ寝ころんでいただくのは失礼かしらね」ムクッ

マリ「うんうん、そうだねぇ。
   一杯目はグイッと、二杯目からはゆっくり味わって、って話だからねぇ。

   はい、じゃあ、皆さん行きわたったところで」

黒アヤナミ「……美味しそう」スンスン

マリ「じゃ、かんぱーい!!!」



ゴクゴクゴク








シンジ「……かっ!」

黒アヤナミ「ほぁ……」

アスカ「……コネメガネ、これ、誰の、なに?」



マリ「これは、コウジジ君の秘蔵のドリンク、その名も『セイシュ シトゴロシ』

   まぁ、所謂  『日本酒』   です!!」




シンジ「…………こ、こう言うの良くないと思うんだけどなぁ」

アスカ「いやいや、何言ってんのよ『戸籍上28歳』
    アンタこれ、飲まないと損よ」

マリ「そうそう、だからさ、飲んで飲んで」

シンジのコップ「トクトクトク」

シンジ「そ、そりゃ戸籍はそうかもしれないけど、僕も、いや、アスカだって身体は……」



1 アスカ「あぁん? 注がれた酒も飲めない社会人が居るかぁ!?」 (アスカは絡み酒だった。
2 アスカ「ひどい……シンジ、あたしのお酒が飲めないっていうのね」グスングスン (アスカは泣き上戸だった。
3 アスカ「身体は、ねぇ、なに? 私の身体が、どうかしたの?」トロン (アスカは飲むとエッチになるタイプだった。
4 アスカ「……ぁにょ? なにがぃぃたいのょ?」 (アスカは飲むと大人しくなるタイプだった。
5 アスカ「……」ドシャァァァァァン↓↓↓ (アスカは下戸中の下戸だった
6 アスカ「いや、だって私全然酔ったことないし、全然大丈夫よ」 (アスカはザルだった
7 その他


ヒック

アスカ「……ぁにょ? なにがぃぃたいのょ?」ボソボソ

シンジ「え? 何? 声、ちっさ」

アスカ「身体ぁ? ぅん、そうね、身体はまるで未成年だけどねぇ。
    んっと? いや、もう心は三十路って言うか、まぁ、気にすることないわよ。うん」

シンジ「あのアスカが、こんなに大人しく……?」

アスカ「シンジ」

シンジ「な、何?」

アスカ「ん」コップ

シンジ「……あ、うん」(注いで欲しいのかな)

アスカのコップ「トクトクトク」

アスカ「ん、あんがと」クピクピ

シンジ「あのアスカが、素直にお礼を言っている……!
    なんか、凄く嬉しい」

マリ「わんこ君、既に調教されつつあるのお姉さん見てて悲しくなるよ」

アスカ「ん」

シンジ「え? 何か食べたいの? じゃこっちのつまみになりそうな味の濃い目の奴を……」

マリ(あ、てっきり姫に奉仕するのが板についてるかと思ったら……
   コレさてはミサトちゃんのお世話で酔っ払いの扱いに手慣れてるだけだな?)



黒アヤナミ「アルコールは、人を変える。
      聞いた事はあるわ」

シンジ(はっ、まさか!?)

黒アヤナミ「……」

シンジ「キミも、酔っているのかい?」



1 黒アヤナミ「わらひ、べふによっへなんはいないはよ」(黒アヤナミは必死に酔いをごまかしている
2 黒アヤナミ「酔ってるわ。だから人肌恋しいの。隣に行っても良い?」 (黒アヤナミは底知れないポテンシャルを引き出してきた
3 黒アヤナミ「……………………」 (黒アヤナミは無言で擦り寄ってきた
4 黒アヤナミ「で、性欲って何?」 (黒アヤナミはわかっていて聞いているようだ
5 黒アヤナミ「…………ヒック」ドシャァァァァァァン↓↓ (黒アヤナミは下戸だった
6 黒アヤナミ「これを飲むことで何か変わるような感じにはならないわ」 (黒アヤナミはザルだった
7 その他



黒アヤナミ「酔ってるわ。だから人肌恋しいの。隣に行っても良い?」 

シンジ「え?」

スタスタスタ

黒アヤナミ「お隣、失礼するわ」ストン

シンジ「え」

マリ「……絵に描いたような『両手に花』だね」

シンジ「……花は、否定しないけど」モジモジ

黒アヤナミ「そう言ってもらえると悪い気はしないわ」ズイ

シンジ「う、うん?」

黒アヤナミ「貴方の事は好ましく思っている。
      故に、貴方から花、と比喩されると言う事で
      間接的に容姿を褒められた事で私は今照れているわ」ズズイ

マリ「お、おぉ」

黒アヤナミ「顔に出ているかしら?」

シンジ「……出ていません」フイ

黒アヤナミ「目をそらさないで」

シンジ「ど、どうして?」

黒アヤナミ「貴方の目が好きだから」

シンジ「……ぇう。うん」

黒アヤナミ「私は今嬉しさと照れで複雑な心情を抱いているわ。
      頬も紅潮している。でも肝心な表情に関しては良くわからない。
      こんなときどういう顔をすればいいのかしら?」ズイ

シンジ「…………」(顔、近っ!!)

マリ「……」



1 マリ「笑えば、良いと思うよ」キリッ (マリはあんまり変わってなかった
2 マリ「あひゃひゃひゃ! わんこ君! そこはさっ! 『笑えば良いと思うよ』ってカッコよく言ったれよ!!」(マリは三倍うるさくなった
3 マリ「ねぇ、そんだけ顔近いんだからキスしちゃいなよぉー。いやならお姉さんは後ろ向いてるからさぁ」(マリは面倒な女子みたいになった
4 マリ「……積極的だね―、黒い子は……」(マリは酒の力でおとなしくなってしまった
5 マリ「ねぇ、ちょっとさ。そんな目の前でいちゃいちゃされると、こっちも興奮しちゃうんだけど……」(マリはより性欲に素直になった
6 マリ「わんこ君、後は、任せた……」ドシャアアアアァァァァァァン↓↓↓ (マリは下戸だった
7 マリ(みんな酔ってるなー。持ってきたかいがあったにゃ~♪) (マリはザルだった
8 その他


マリ「ねぇ、そんだけ顔近いんだからキスしちゃいなよぉー。いやならお姉さんは後ろ向いてるからさぁ」

シンジ「え、き、きすぅ!?」

黒アヤナミ「キス 接吻のことね」

アスカ「……そこは、『キスって何』じゃないんだ」

黒アヤナミ「本で読んだわ」

マリ「そうそう、そのキス、だよぉ。
   男とぉ、女がぁ? パーソナルスペースぶち破ってそんな近くに居るんだよ?
   する事は一つ、じゃなぁいぃ?」ケタケタ

アスカ「……へー」

シンジ「え、いや、でも、ほら、キスって軽々しくするものじゃない、と」

黒アヤナミ「確かに綾波シリーズの感情はプログラミングされている。
      貴方への好意も設定されたものだけど、だからってこの気持ちが嘘ではない。
      決して軽い気持ちでキスしたいと考えているわけではないの。わかって」ズイ

シンジ「っ、わかった、けど。なんか、変だよ、キミ」ドキドキドキ

マリ「……あ、いやなら、私が代わりにしても良いよぉ?」

アスカ「……」ジー グビグビ

黒アヤナミ「…………碇君」

シンジ「ぁ」




1 シンジ「ちょっとまって、されるのは好きじゃない」(酔ったら『シンジさん』
2 シンジ「いやだよ。こんなところでキスなんて、恥ずかしいよ」(抵抗するも力が入らない シンジいじりルート
3 シンジ(顔、近……唇……)「んっ」 (しちゃう 酔いは普通

4 黒アヤナミ「……碇君、お腹に、何かあたってるわ」
5 アスカ「………………ちょっと、悪ふざけが過ぎるわよ」
6 マリ「ねぇ、先に私で練習しない?」

7 シンジ「こういうの、良くないよ。ね、アヤナミも一回座ってさ」(一旦キスは回避
8 シンジ「き、緊張、しすぎて、うっ」ドシャァァァァァン(シンジ撃沈
9 その他

安価
>>125

2


シンジ「いやだよ。こんなところでキスなんて、恥ずかしいよ」フイ

黒アヤナミ「……」ゾクゾク

シンジ「え? あの、僕、イヤだって言ったよね?」

ズズイ

シンジ「ちょ、あ」

黒アヤナミ「いい?」

シンジ「―――っ!」

ンチュ



アスカ「………………」

アスカの紙コップ「ベシャァッ」

マリ「………………っ」



シンジ「……ん」

黒アヤナミ「ぷは……」



シーン……………………




マリ(ほんとにした)

アスカ「ホントに、する? フツー…………」


シンジ「いや、まって、僕は抵抗したんだけど……っ!」

黒アヤナミ「え」

シンジ「え って何さ!?」

黒アヤナミ「……」ニギニギ

黒アヤナミ「抵抗に力がなかったから……良いのかと……
      そんなにいやだったなら、ごめんなさい」

シンジ「っ、そりゃ、人前でキスなんて、イヤだよ。
    恥ずかしいし……」

黒アヤナミ「…………」

マリ「あ、ほら。人前だからダメなんだよ。
   じゃ、次はコッソリするならいいってことで」

黒アヤナミ「……」ジー

シンジ「違うよ、こう言うのはもっと、ほら、段階を踏んでからで」



アスカ「何を、踏んでからだって?」

シンジ「えっ?」

アスカの足「ゲシッ」

シンジ「うわっ! な、なにすんだよ?」ゴロン

黒アヤナミ「!」キョトン

アスカ「段階を踏んでから、ってぃぅならさぁ?
    もっと、抵抗できたんじゃなィの? あんた」ユラァ

シンジ「いや、ホントに、腕に力が入んなくて」

アスカ「あーそう? じゃあホントに、いやだったんだ?」

ガバッ



アスカ「じゃあさ。私が相手だとどうなのよ」

シンジ「え?」


アスカ「女の子に乗っかられて抵抗できないんだ。
    それとも、抵抗したくないのかしら?」


マリ「おぉぅ……」

黒アヤナミ「アスカ……」

シンジ「っ……あ、アスカぁ? なんの、冗談……」

アスカ「ジョーダンきついのはどっちよ?
    こちとらあんたへの気持ち切り替え損ねて良くわかんない感じになってて、
    昨日の今日でなんかイイ感じ?とか思ってたら、目の前で別な女とキスされてんのよ?」

シンジ「は、はぁ?」

アスカ「……はぁ? じゃないわよ。
    ……決めた。 アヤナミ」

黒アヤナミ「何? アスカ」

アスカ「……悪いけど独り占めはさせないから」

黒アヤナミ「…………そう」



アスカ「こっち向け、バカシンジ」グイッ

シンジ「っ、ちょ、乱暴、だよアスカ」

アスカ「無理矢理するんだから乱暴なのは当たり前でしょ。
    口、閉じてなさい」

グイ

シンジ「ちょ、服、伸びちゃうよ、って……んっむっ!?」



ズキュゥゥゥン!!!




マリ(想像以上に楽しい展開になってしまった!)

黒アヤナミ「碇君……」ソワソワ





アスカ「んっ…………バカシンジ、もう良いから、口あけなさい」

シンジ「ぷはっ、 アスカまで、なんで、こんなことするのさ」

アスカ「わかんないわよ! 黙って口開け!」

シンジ「はぁぁ? わけわかんないんだけ……わぷ」

アスカ「噛んだら殺すから」レロォ

シンジ(こ、今度は、舌ぁ!?)

アスカ「ん」クチュ……

シンジ「ぁ、んむ」クチュ、クチュ……



クチュ レロ……ヌチュプ……グチュ……



シンジ「んっんんんっ」ギュ

マリ(うわぁ、ホントにわんこ君組み敷いた挙句舌入れてるぅ……
   なにこれ、エロっ…………)

アスカ「ぷは、 はぁ、はぁ
    何よ、女みたいな声だしてさ……なっさけなっ」ゾクゾク


シンジ「はぁ、はぁ、アスカ。なんで、怒ってるのに、キスするのさ。
    しかも、舌…………」

アスカ「っ、自分で考えろ馬鹿」

シンジ「わかんないから聞いてるんじゃないか」



黒アヤナミ「それは、アスカが碇君の事を好きだから、じゃないかしら」ズバリ



シンジ「え」

アスカ「っ」

マリ「お、おう」



黒アヤナミ「ごめんなさい。アスカ。私貴方の気持ちまで考えてあげられなかった。
      そうよね。
      アスカは碇君の事が好きだった。
      私も周りもてっきりケンスケという相手がいるように思えていたけど、
      本当は貴方は碇君への思いを引きずっていたのね」ツラツラ

アスカ「ちょ、アヤナミ?」

黒アヤナミ「だと言うのに、そのアスカの前で軽々しくも碇君とキスしてしまった。
      友人として配慮が足りなかったと猛省するわ。
      だって、好きな人の唇を目の前で奪われたら、紙コップも糸くずみたいに細長くなっちゃうわ」

アスカ「ちょだから、好きとか……」

黒アヤナミ「……私も碇君の事が好き、だけど
      貴方も碇君を好きだという事実とちゃんと向きあって今後を考えるわ」

アスカ「もう、やめてぇ……」



仰向けで放置されてるシンジ「……」

シンジ(人前で滅茶苦茶にキスされた事実と、目の前で赤裸々に語られる二人分の好意で、
    僕の顔は既に火が出ているかのように熱いです)





マリ「ねぇ、ワンコ君」

シンジ「なんでしょうか、真希波さん」

マリ「いや、ね。私今傍観者になっちゃったけどさ。
   実は一言言っておきたい事があったんだよね」

シンジ「情けないと思うなら、笑えばいいと思うよ……どうせ僕は、女の様な声を出しながら『二人』に弄ばれる運命なんだ」

マリ「あー、それ、その『二人』、なんだけどさ?」

ズイ

マリ「よいしょっと」

シンジ「ちょっと、なんで真希波さんまで乗っかって……え?」

マリ「いただきまーす」

シンジ「え」




ズキュゥゥゥン!!!





黒アヤナミ「え」

アスカ「は?」





シンジ「んむっん!?」

クチュ……レロ、チュプ、ヌチュクチュ……

マリ「ん、は、んむ ぁっ…………」

シンジ「まきな、ん、真希波、さん?」






マリ「えへへ、わんこ君いじくるのは『二人』じゃなくて、『三人』ってことで、どうかよろしく」ハァハァ

シンジ「………………っ」











1 シンジ(その後の事はよく覚えていない)→この関係を引きずりつつ翌日へ
2 アスカ「どういう事か説明してもらおうかしら?コネメガネ……」ラブコメ路線
3 マリ「ねぇ、みんなでさ。続き………………しない?」ニィッ いじり継続 エロ路線
4 黒アヤナミ(酔いも醒めてきた……)→冷静に収束
5 その他


多数決 

寝ます。 場合によっては書くかもしれないけど、多分寝落ちすると思います。


アスカ「どういう事か説明してもらおうかしら?コネメガネ……」ゴゴゴ……

黒アヤナミ「……」ゴゴゴゴ……

マリ「うーん。姫の気持ちもよくわかる。
   勿論黒い子の気持ちも……

   さぞ、『ぽっと出の分際で何いきなり私の男にキスしてくれてんの』と思ってる事だろうね」

アスカ「っ そ、そういうんじゃないし」

黒アヤナミ「私は、そう思ってる」

アスカ「……」

黒アヤナミ「貴方が碇君へ好意を抱く理屈が理解できない。
      今の行為は、私達への当てつけのよう。
      好ましくない……」

マリ「説明があったら、少しは理解してくれる?」

黒アヤナミ「理解する余地があるなら」

アスカ「……」



シンジ「…………あの、僕はそれ聞いててもいいのかな」



マリ「……せっかくだから、大告白大会でもしちゃう?
   なんでみんながわんこ君を好きになったか説明し合うの」

黒アヤナミ「それは私が不利。
      あと、アスカがツンデレ拗らせたせいで参加できない。可哀そう」

アスカ「可哀そうって何よ……?」

マリ「んじゃ、私の一人語りになるのかな。
   ま、いいけど、わんこ君も心して聞いてくれていいよ。

   私の愛、以外とヘビーだからね?」

シンジ「うん……」



マリ「私ね。大学の先輩が好きだったんだ。飛び級で行ったから随分年上だったんだけどさ。
   なんでもできるし、凄く人当たりも良くて、笑顔が素敵で……
   完璧な感じな癖に、どこか抜けてて……
   そりゃあもう、嫉妬するくらい素敵な人だった」

黒アヤナミ「……」

アスカ「あー、はいはい。
    その思い出の人に似てるってこと?」

マリ「うん。滅茶苦茶似てる。
   わんこ君はさ、今はこんなだけど」

シンジ(こんな……?)

マリ「本当はなんでも無難にこなせるポテンシャル持ってるし、
   メンタル面じゃネガティブな所が強いのは姫から聞いてるけど、でも結構みんなから好かれてるでしょ?
   笑った顔も可愛いし、匂いも、あの人に似てる」

黒アヤナミ「未練?」

マリ「確かに、未練に属する感情かもね。
   んでも、問題はその『思い出の人』の正体ね。

   碇ユイって知ってる?」


シンジ「……っ!?」

黒アヤナミ「……」ピクッ

アスカ「えっと、確か…………え?」



マリ「そう。私の思い出の人は、『碇ユイ』
   わんこ君のお母さんなのさ」




シンジ「母さんが……?」


マリ「告白して振られてさー。んでも、それまでと全然態度変わらなくて、それもまたムカつくんだよねー。
   ……で、その後別な研究所に引き抜かれて、あ、イギリスね?
   そっちの方で研究続けてたらエヴァパイロットのチルドレンシリーズのプロトタイプとして色々身体ほじくられて、
   気がついた時にはユイさんには息子がいて、ワチャワチャしてたら初号機のアレよ」

シンジ「……」

マリ「……最後にさ、ユイさん言ってた。
   誰にも内緒って言われてたけど、『シンジ君』には聞いてほしい。

   『私に何かあっても大丈夫。だけど、シンジは寂しがり屋だから……
    もし会う事があったら優しくしてあげてね?』

   だって。お母さん、って感じだよね」

シンジ「……っ」グス

黒アヤナミ「……碇、ユイ……」

マリ「あとね。こうも言ってた。
   『私にそっくりらしいけど、手出しちゃだめよ?』て」

アスカ「……いや、バチクソ手ぇ出してんじゃないの。
    しかもなに? あんた性愛対象女なんじゃないの?
    なんで男のシンジにキスなんかしてんのよ!?」

マリ「だってムカつくし!
   それに私男でも女でもどっちでもよかったから、たまたま好きな人がユイさんだっただけで、

   ……でぇ、まぁ、やっぱりそういう面影的な部分もあるんだけど、
   姫に聞いた話とか?データとか報告書とか見てるうちに、
   普通に、わんこ君の事が気になって……」モジモジ

シンジ(ストーカーみたい)

アスカ「ストーカーみたいな好きになり方すんのね、あんた」

マリ「いや、でもね、一番胸にキタのは、やっぱり、匂いよ」

黒アヤナミ「匂い?」

マリ「そ。わんこ君の匂い……
   ユイさんに似てるけど、でもやっぱり男の子なんだよね。

   実は最初は少しだけだけがっかりしたけど……
   違って、良かった。

   おんなじなら、もしかしたらこんなに好きにならなかったかも」



シンジ「ど、どういうこと?」


マリ「んー? うん。ユイさんの小憎たらしいところも好きだったけど、
   私、いじりがいのある人も好きなんだって気づいた」

アスカ「……つまり、碇ユイよりもバカシンジの方がタイプだったってこと?」

マリ「その通り。より、どストライク!
   あ、安心して、黒い子の顔は好みだけど、今んところキミに欲情したりはしてないから。

   だからそんなに自分の匂いをしきりに嗅がなくても良いんだよ?」

黒アヤナミ「そう。安心したわ」




マリ「さて、なんか変な雰囲気になっちゃったにゃー」

シンジ「……だれのせいかはわかってるんでしょ?」

マリ「誰のせいかにゃー? 滅茶苦茶重たい告白した私のせいかにゃ?
   それともお酒を持ち込んだ私のせい?
   それとも、

   三人からキスされて、まだちゃんと答えの出せてない初心な少年のせい?」

シンジ「え」



アスカ「…………それもそうね」

黒アヤナミ「碇君は理解したはず。
      ここに居る全員が、貴方に好意を抱いている」

アスカ「……」

マリ「いや、流石にもうごまかさなくていいよ、姫」

シンジ「う、ん。分かった、けどさ。

    そんな、急に好きって言われて……しかも、三人に、なんて……
    どう答えて良いか……」モジモジ





マリ「んふふ、私は、ハーレムの一員でもいいとまでは思ってるよ?
   二番目でも三番目でも、そばに置いてくれればそれで……
   あ、勿論一番は狙うけど」

シンジ「そんな、ハーレムなんて……」

マリ「あれ? だめ?
   だって姫は言わずもがな超可愛いし、黒い子も教えがいがあって凄くイイと思うし、
   ……私はほら、お色気担当?」タユン

シンジ「っ」

マリ「私を選んだら、好きにしていいんだよ。コ レ ♪」タユンタユン

シンジ「……」ゴクリ



黒アヤナミ「……碇君、聞いて」

シンジ「は、はい。なんでしょう」

黒アヤナミ「……ハーレム、とか、良くわからないけど。
      私を選ぶメリットを提示させて」

シンジ(プレゼン?)

黒アヤナミ「私は、知っての通りアヤナミシリーズ。
      貴方の知っている『アヤナミレイ』ももしかしたら初号機の中に居るかも知れない」

シンジ「……そう、願ってるよ」

黒アヤナミ「この気持ちはアヤナミシリーズ共通のものだし、
      おそらく、私を選ぶと、アヤナミレイも対抗心を燃やす。

      結果、貴方は二人のアヤナミレイを得ることになる」



アスカ「!? なに、その、地獄絵図」

マリ「お、おぉぉお。マニアックぅ~↑↑」



シンジ「倫理的にどうかと」

黒アヤナミ「私を好きになるということは、アヤナミレイの一部を好きになると言う事。
      私が貴方を好きになると言う事は、アヤナミレイが貴方を好きになる、と言う事。

      数が1か2かの違いよ」

シンジ「そう、なのかなぁ?」グルグル






アスカ「黙って聞いてれば、あんた達さぁ……ハーレムだとか三人で一緒にとか、
    あんた達の貞操観念トチ狂ってんじゃないの?」

マリ「おかしい?」

黒アヤナミ「貞操観念?」

アスカ「普通は、一人の男が一人の女と」チラ

マリ「……?」

アスカ「いや、女だろうが男だろうが、
    人間って普通は番は二人で作るものでしょ!?」

マリ「ジェンダー的な所に気を使ってくれる姫の事、私は好きだよ」

アスカ「話をややこしくするな!
    とかく、ハーレムとか私認めないから!」


マリ「んー、やっぱり駄目かぁ。
   私、結構姫と一緒にわんこいじりするの夢だったんだけどなあ」

黒アヤナミ「……アスカと、一緒」ポカ……


アスカ「第一、そういうのって、
    誰かの一番大切な人になるのが大事なんじゃないの?
    
    いや、そりゃ、わたしだってさ……シンジの事だけ考えてたわけじゃないけど……
    でもやっぱりこうして会ってみて、昨日とかちゃんと話できて……
    ゴニョゴニョゴニョ……」

マリ「姫、姫、デレながら寝るな。
   まだ酔ってるのか、後ちょっとだ、ガンバレ」

アスカ「ふにゃっ!?
    だ、だから、ここは勝負、するべきなんじゃないの!?
    誰がバカシンジを手に入れるか、的な」

黒アヤナミ「勝負?」

アスカ「白黒はっきりしたほうがスッキリする。
    だから、取り合いよ、取り合い」

マリ「取りあいってじゃあ、なにすんのさ?」

アスカ「……どうすればいいと思う? アヤナミ」

黒アヤナミ「……ゴールを決めて、そこまでの関係を先に碇君と築けた人が勝ち、とか?」

アスカ「……ゴール、か」






マリ「そりゃやっぱコレじゃない?」

コンドーム「「「オッス」」」






アスカ「ま、そうなるわよね」

黒アヤナミ「……ナニ?これ」

マリ「コンドーム 避妊具」

黒アヤナミ「理解したわ」



マリ「つまりぃ。わんこ君と、誰が一番早く同意でヤれるかってことだよ」

アスカ「同意でってところがミソね」

黒アヤナミ「あくまで、『避妊具を使用してセックスする』という状況が必要。
      自分が『選ばれた』という実績」

マリ「更に、条件を満たしたら、コレが証拠になるっていう話よ」

アスカ「……きもちわるっ」

黒アヤナミ「……精液を入れたままのコンドームを提示して、クリア?」

マリ「そういうこと……
   勝負で良いなら、これで白黒はっきりするんじゃない?
   しかも同意が必要だから、『人間の番』としては相応の条件だと思うんだけど」

アスカ「……」

黒アヤナミ「懸念点がある」

マリ「お、どうぞ」

黒アヤナミ「この勝利条件を碇君が聞いている。
      今後全ての碇君との接触が、『これ目的』であると思われる事は、少し不本意」

アスカ「それもそうね。話しかけただけでエロいこと想像されたらたまったもんじゃないわ」

マリ「……んー、そうだね。どう思う? わんこ君」

シンジ「僕って人権ないんだなぁって思う」

マリ「本音は?」

シンジ「……………………」



マリ「まんざらでもなさそうだしさ。
   コレでやってみない?
   時間制限は、ヴンダー到着まで……」

アスカ「ふん、勝手にすれば」

マリ(とはいいつつ、ちゃんとコンドームを懐にしまいこむ姫であった)

黒アヤナミ「私は異論はない」

マリ「じゃ、そういうことで……他にもちょっとした懸念点があるけど、それは明日にも解決するから―」

アスカ「……チッ」

シンジ「え、どういう事?」



…………………………


翌日

第三村 『シンジの家』

ケンスケ「すまないな、シンジ。
     いつまでも面倒見てやりたかったんだが、急にヴィレのお偉いさんからお前への指令が来て、
     『碇シンジを指定区域に居住させ、第三村での労働基準に準拠した生活をさせよ』ってよ。
     だから、今日からここがお前の家になる」

シンジ「へ、へー……」

ケンスケ「大丈夫か? 一人で」

シンジ「一人暮らしに不安はないけど、もう一つ気になるのが同居人かな」

ケンスケ「いやぁ、それに関しては羨ましい限りだよ。
     何せ、監視される立場とはいえ、
     あのアスカと、ソックリサンと、あとそこの……」

マリ「マリお姉さんだよっ」

ケンスケ「こんな可愛い女の子三人と暮らせるなんて、夢のようじゃないか。

     ま、碇が彼女らに手を出せる状況じゃないってことは百も承知だよ」

マリ(出してもらう事が目的なんだけどねぇ?)ニヤニヤ

ケンスケ「じゃ、後はよろしく」

マリ「あい、承った! ケンノスケも、姫がいないからって寂しく思うなよー」

ケンスケ「ケンスケだよ。じゃあな、シンジ。管理の仕事はとりあえず明日から手伝ってもらうから」

シンジ「うん、ありがとうケンスケ。
    仕事の件もそうだけど、約束もあるし今度料理作りに行くよ」

ケンスケ「ああ、楽しみにしてる」



ブロロロロ…………




マリ「……こういうこと」

シンジ「……うん」







リビング

アスカ「……バカシンジは?」

マリ「荷物整理、引越し作業は黒い子もそうなんじゃないの?」

黒アヤナミ「私はもう終わったわ」



マリ「さて、名目上はわんこ君と黒い子の監視が目的のこの施設ですが、
   基本的に私達の自由です」

アスカ「だと思った勝手にさせて貰うわよ」

マリ「そう。どこで何をしても別に良い。
   けど、ハウスルールを設けます。
   これは、碇シンジ争奪戦のルールととらえてもらって構いません」

黒アヤナミ「……」コクン

マリ「まず、ハウスルールその一 各自第三村での仕事をすること」

アスカ「はぁぁ?」

マリ「黒い子は農作業してるでしょ?
   でも、その間にわんこ君取られたら可哀そうじゃない?」

アスカ「公平性に欠けるか」

黒アヤナミ「……」コクコク

マリ「なので、姫には監視の報告書の作成と本部とのやり取りをお願いしまーす」

アスカ「……まぁそれが妥当かしらね。
    家からも出なくていいんでしょ?」

マリ「そのとーり。良くわかってらっしゃる。
   そして、私はどっちにしろ作戦準備だとか別な報告義務もあるし、
   第三村防衛規定とかも定めなくちゃならんしで普通に仕事が一杯あります。

   ハウスルールその二 仕事は最優先」

黒アヤナミ「……」コクン

マリ「あとはー、他に何かあったら付け加えるけど、
   ハウスルールその三 基本仲良く ね?
   
   争奪戦はするけど、ケンカしに来たわけじゃないから」

アスカ「…………分かってるわよ」

マリ「わかったんなら、昨日から目も合わせられないくらい気まずい思いをしている姫の方から、」

アスカ「あん?」

マリ「黒い子と握手するのはどうかにゃ?」

アスカ「っ 別に最初から仲良しってわけじゃないし、それ、必要?」

黒アヤナミ「……」モジ

マリ「いや、だって必要じゃない?
   黒い子は仲良くしたがってるよ?」

アスカ「……アンタ、私が恋敵なのわかってるの?」

黒アヤナミ「それでもアスカとは仲良くしていたい」

アスカ「……調子狂うわね。分かったわよ、握手くらいで良いならするわよ……」



マリ「仲良き事はうつくしきかな……」ニンマリ


マリ「とはいえ、争いは起こると思うので、
   一応脱落者用の家も秘密裏に用意してます!!」



アスカ「脱落者、ねぇ」

黒アヤナミ「……」

マリ「ま、そこについては触れないとして。
   脱落者の家は第三村の中心に近い一等地なので、立地はここよりも完璧だよん。

   あほらし、って思った人は、いつでも移住可能なので……
   ま、流石に初日で移動手続きと可面倒臭いので、私は子の生活が長続きする事を望んですけどねー」ニヤニヤ

黒アヤナミ「長期戦?」

アスカ「どうかしらね。 存外、こいつが早めに仕掛けてきそうだけど」

マリ「あ、それは無理、何故なら……

   昨日の今日で、手続きとかいろいろ、 してて…………
   あと二日酔いで…………

   寝てないので…………」



マリ「寝ます」コテン



Zzz………………





黒アヤナミ「……台風みたいな人」

アスカ「子供みたいな奴……」







~シンジ争奪戦? 開始~



一日目午前

状況

アスカ  休暇 午後は仕事
マリ   休暇 午後は仕事
アヤナミ 休暇 午後も休み
シンジ  休暇 午後は用事がある



1 アスカ  行動開始
2 マリ   行動開始
3 アヤナミ 行動開始
4 シンジ  行動開始
5 一方その頃ヴンダーでは
6 その他



>>直下



マリ行動開始



マリ「起きた」ムクッ

アスカ「……だろうとは思ったけどさ」

アヤナミ「寝なくていいのに何で寝たの」

マリ「気持ちの切り替えだよ。
   んーんっと、さて、私はちょっと外に出ようかなぁー
   第三村の地理も把握したいしね」






マリ ステータス

服装 いつもの服

所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    コンドーム


シンジへの感情度:親愛 欲情

アスカへの感情度:親愛 相棒

黒綾波への感情度:警戒 可愛




1 マリ「わんこ君に第三村案内してもらおうかな?」
2 マリ「……ねえ、黒い子さぁ……ちょっとお散歩しない?」
3 マリ「姫ぇ、第三村案内してよぉー」
4 マリ「ま、一人で散策するのも一興か」(物資調達フラグ
5 マリ「監視役とそろそろ連絡取るか―?」(第三村人員補強フラグ
6 その他



>>直下


マリ(誰か連れて行こうか……?)

マリ「ま、一人で散策するのも一興か」

マリ(ヴンダーじゃ一人になる時間も貴重だったし、
   初日は様子見も兼ねて第三村の散策をしよう。
   報告書にない事も見れるかもしれないし……あと)





移動→第三村散策


マリ(村の様子は、聞いてた通り、かな。
   雰囲気はまぁまぁイイ感じ)

おばさんA「おやまぁ、また可愛い娘さんだこと」

マリ「あ、こんちわー!」

おばさんB「あんたヴィレの人だよねぇ? それにしては元気いっぱいだねぇ」

マリ「あー、それってアスカとあの『ソックリサン』のことでしょぉ?
   あの二人が陰気すぎるだけで、私は至ってフツーだと思うけどなぁ」

おばさんC「若い子はそんくらい元気な方がいいってもんよ。
      ま、私達のが元気いっぱいかもだけどね!」

おばさんA「ちがいないわー アッハッハ!」

マリ「あとさ、この間の作戦で結構大規模な区域の結界中和に成功したから」

おばさんB「フランスの?」

マリ「そうそう! それで色々物資が調達できたから、
   今回何か入用なものがあったら物資補充アンケートにいっぱい書いて!
   なるべく答えられるようにするからっ」

おばさんC「あらやだ。アンケート私まだ書いてないわ」

おばさんA「まだ期間あるから帰ったら書きなよお。
      あたしゃ乳液頼んどいたわ」

おばさんB「フランスだもの、菓子類頼んどきなよ!」



ワイキャイワイキャ



マリ(そう言えば物資管理の施設どうなってたろ?)




移動→第三村倉庫




マリ「ちわーす。ヴィレの者なんですけど」

担当職員「あぁ、どもです」

マリ「ヴィレとの連絡用端末ってどこスか?」

担当職員「ああ、それならあっちだけど、
     お嬢ちゃんホントに職員さん?」

マリ「あら、お嬢ちゃんだって。
   いいのかにゃ~? エヴァのパイロットにそんな口きいて~」身分証明書ヒラヒラ

担当職員「エヴァの!? っ、あとは、勝手にどうぞ……」スタスタ

マリ(……そんなもんだよねぇ。
   人じゃないモノはやっぱり怖いか)


端末操作

マリ「さてとぉ 通話開始!」


ヴィレ側 物資管理の担当職員(兼監視役

1 ミサト
2 リツコ
3 マヤ
4 青葉シゲル
5 日向マコト
6 鈴原サクラ
7 高雄コウジ
8 長良スミレ
9 北上ミドリ
10 多摩ヒデキ
11 モブ
12 その他

>>直下



サクラ「はい。物資担当の鈴原です」

マリ「もしもし、フランスの浄化って成功したんですよねぇ?
   第三村にエッフェル塔飾りたいので持ってきてもらえますぅ?」

サクラ「それブッ壊した当人が言います?」

マリ「やっほー ブロッサム、元気してた?」

サクラ「元気です。マリさんは元気すぎますけど。
    正直昨日のあのノリはどうかと思いますわ」

マリ「あ、見てたの?」

サクラ「監視役ついてるの気づいててあんなことしたんとちゃうんですか?」

マリ「忘れてたー。いや、だって夢にまで見た生ワンコ君だし」

サクラ「一応報告しときますけど……
    艦長泣きますよ。あない爛れた痴情報告されたら……」

マリ「まぁまぁ、姫もこれでわんこ君に一歩踏み込んでいけるんじゃない?



   別に、姫がわんこ君とくっついても離れても、ヴィレ的にはどっちでも得、だしねぇ?」



サクラ「……どういうことです?」

マリ「残念、ブロッサムにはこれ以上教えられませーん。KEEPOUTでーす」

サクラ「まぁ、えーですわ。で? わざわざそこに来たっちゅう事はウチに用事というより、
    物資、ですね?」

マリ「せいかーい。なんか面白い物あった?」

サクラ「……艦長にもリツコさんにも、マリさんには物資を全部提示しろって言われとるし、
    一応見せますけど、あんまり変な物注文せんでくださいよ?」

物資リスト開示 開示範囲:全て

マリ「約束はできませんなぁ~?」フムフム



1 食糧系統(指定可(例:ハンバーグの材料等
2 衣料品(指定可(例:三人分のバニーガール衣装等
3 エロイモノ(指定可 (例:エネマグラ等
4 媚薬     (エロ系の選択肢で相手がノリノリになる  かも
5 睡眠薬    (上手く使えば相手を睡眠状態に出来る(エヴァの呪縛効果も貫通)
6 惚れ薬    (恋愛系の選択肢で相手がノリノリになる  かも)
7 秘密の入浴施設のカギ
8 武器系統(指定可
9 マリ「欲しいのはキミの心さ」サクラ「あない情熱的な告白してどの口が言いますか」?
10 その他


サクラ「職員の特別物資配給は二個までが限度です。
    ま、明日になったらまた発注できますけどね」



>>直下とその次。


マリ「まず睡眠薬」

サクラ「ん? ああ、第三村では寝た方が精神衛生上いいかもしれませんね。
    生活のバイオリズムを住民と共にしようと言う意思は尊重します」

マリ「へぇー、私ってそんなに健全な事考えると思ってるんだ?」

サクラ(モニター大)「そーやないと思っとるからイヤミで言うとるんです……!!
           ろくでもない事に使こたら怒りますよ!!
           お薬に関してはウチも一枚かんどりますからね!?」

マリ「はいはい。なるべるきをつけまーす。
   で、次はさ……なに、この秘密の入浴施設のカギって」

サクラ「めざといわー! マリさん。
    それね、実は第三村でも上層部しか知らないんですけど、
    ほら、次の作戦で決着付くかもしれませんでしょ?
    それで離艦希望者の受け入れ先を用意しとるんです。

    その為の新設された居住区がありまして、そこの入浴施設のカギなんですわ」

マリ「……ほーん?」

サクラ「しかもそこは男女分けられてますし、昔あった施設の名残で家族風呂みたいなんも付いてるんです。
    大浴場はめっちゃ広いらしいですよ?」

マリ「へーぇ?
   じゃ、それこっちで管理していい?」

サクラ「あー、ええなぁ、マリさん。
    今度一回降りた時一回だけお風呂入れさして―」

マリ「今度降りるときの離艦者の行き先がそこ、なんでしょ?
   ……まぁ、『作戦行動の迅速化』に成功すれば?
   『最終決戦』を先延ばしに出来るかもしれないけど……」

サクラ「そーですねー……今のままでは最終決戦はちと、ね……」

マリ「とりあえず、その二つ、頂戴」

サクラ「はい、指定された物資は薬品のコーナーの医薬部外品コーナーに行けばすぐわかります。
    鍵に関しては、事務所であずかってるのでそちらで受け取ってください」

マリ「はーい」

承認完了

マリ「じゃ、そっちも元気でね。
   私がいなくて寂しいかもしれないけど、元気でやるんだよ?」

サクラ「まぁ、マリさんいないと寂しいのは確かですけど、
    五月蠅いのがいなくて静かで落ち着いてますから、しばらくゆっくりして来てください」

マリ「ブロッサムのそういう素直なところ大好きよ?」

サクラ「ほな、さいなら」

通話終了





物資受け取り完了

マリ「思わぬ収穫を得てしまった。
   おかげで色々歩けたし、あー、あとは……そうだなぁ……
   午後は仕事すっかー……」



一日目午前 マリのターン終了



マリ ステータス


服装 いつもの服

所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    コンドーム
    睡眠薬
    秘密の入浴施設のカギ


シンジへの感情度:親愛 欲情

アスカへの感情度:親愛 相棒

黒綾波への感情度:警戒 可愛



………………

一日目午前の行動をもう一人決める事が出来ます。
選ばれなかった他のメンバーは他の自由行動を行ったり行わなかったりします。


1 アスカ
2 黒アヤナミ
3 シンジ
4 その他

>>直下


**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 コンドーム
    S-DAT
    農作業用装備(家に置いている

シンジへの感情度:親愛 依存

アスカへの感情度:親愛 可愛

マリ への感情度:警戒 謎



**********



時は遡って
一日目午前 マリが家を出た直後

黒アヤナミ「……」

アスカ「……」ピコピコ

黒アヤナミ(そういえば今日も休みだった。
      何をして過ごそう………………?)

黒アヤナミ「……」チラッ

アスカ「……?」

黒アヤナミ(アスカは暇そう)

アスカ「なによ?」

黒アヤナミ「なんでもない。何をしようか、考えていただけ」

アスカ「……ふーん。へんなの」

黒アヤナミ(碇君は引っ越し作業中……)



1 黒アヤナミ「碇君のお手伝いをしよう」
2 黒アヤナミ「アスカ、暇ならどこか行かない?」
3 黒アヤナミ「……本を借りに行こう」特殊スキル習得
4 黒アヤナミ「ケンスケの要点観察についていく」(物資調達フラグ
5 黒アヤナミ「ヒカリ……今頃何してるのかしら」(第三村の雰囲気上昇
6 その他

>>直下


黒アヤナミ「……本を借りに行こう」

アスカ「……本?」

黒アヤナミ(誘えば来てくれるかしら?)

アスカ感情度 優先順位 シンジ>黒アヤナミ

アスカ「……ふーん」

黒アヤナミ(興味なさそう。誘うのはまた今度でいいかな)




移動→図書館

黒アヤナミ(図書館……アヤナミレイは本が好きだった?
      アヤナミシリーズは、読書する様にプログラミングされている?)

スタスタ

黒アヤナミ(本が気になる様にプログラミングされているのなら、それはむしろ感謝すべきことかもしれない。
      仕事がなくて暇、と認識した今、本が話相手になってくれるのならこの上ない事……)

ピタッ

黒アヤナミ(……本当は碇君ともっと一緒にいたい。
      けど、話すのは苦手だから)

ジー

黒アヤナミ(勉強しよう。色々)


読む本

1 料理の本(スキル『料理上手 レベル1』
2 女の処世術(スキル『女の処世術』女性間の好感度を上昇させる選択肢が出るようになる
3 恋愛漫画(スキル『恋愛上手? レベル1』
4 保健体育(スキル『性知識 レベル1(健全な小学生相当』
5 エロ漫画(スキル『性知識 レベル3(健全な男子高校生レベル』
6 官能小説(スキル『性知識 レベル5(特殊な性癖を一部理解できるレベル』
7 少年漫画(スキル『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる)


>>直下



少年漫画(スキル『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる)


黒アヤナミ(……少年漫画。
      少年向けの漫画、コレを読めば碇君との話題も増えるかしら)

ペラ ペラ ペラ

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ(海賊王? オールブルー?
      伏線が多すぎて先が気になるけれど、謎が多すぎる。

      …………なんだか、他人事じゃない気がする)


ペラ ペラ ペラ

黒アヤナミ「……」クスッ

ペラ ペラ ペラ

ペラ ペラ ペラ

ペラ ペラ ペラ

黒アヤナミ(ふぅ、面白かった)





黒アヤナミ行動終了

帰宅


黒アヤナミ「ただいま」

アスカ「んー、おかえり」

黒アヤナミ「……アスカ」

アスカ「何よ?」

黒アヤナミ「ワンピ一スって知ってる?」

アスカ「……え、何、あんた漫画読んできたの?
    意外ね。アンタ活字ばっかりの本読むのかと思ってた」

黒アヤナミ「きまぐれで、
      でも面白かった」

アスカ「ジャパニーズコミックは面白いわよね。
    流石にワンピースくらいなら私も知ってるわ」

黒アヤナミ「……今度、エヴァに乗った時」

アスカ「乗っちゃだめだし技を打とうとするな!」

黒アヤナミ「違うの」

アスカ「え?」

黒アヤナミ「アスカが、こう、『バズーカ』って」

アスカ「やるかっ!!」

黒アヤナミ「ごめんなさい」クスクスッ

アスカ「……変なヤツ」



アスカと他愛ない会話ができた。






**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 コンドーム
    S-DAT
    農作業用装備(家に置いている

シンジへの感情度:親愛 依存

アスカへの感情度:親愛 友愛

マリ への感情度:警戒 謎


スキル『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる


**********



昼飯

シンジ「なんとか片付け終わったよ」

アスカ「部屋の準備で半日かかるとか、女子か?」

シンジ「ケンスケが着替えとか一杯くれたからさぁ。その整理だよ。
    あ、そう言えば女性ものの服は別で分けておいたから」

アスカ「服ぅ……?」

マリ「なんでめんどくさそうなのさ?
   あ、ほら、この黄色いワンピースとか良いんじゃない?」

アスカ「いいっちゃいいけど、ちょっと子供っぽい……」

黒アヤナミ「見た目は似合ってる」

アスカ「そう? なんか、着れるメンタルじゃないのよねぇ。
    パーカーさえあればいいわ」

シンジ「それはちょっとはしたないと思うけど……」

マリ「パンツ丸見えだしねー」

アスカのスカート「ペロン」

アスカ「コネメガネぇぇぇぇぇえ!!」ファッ

マリ「当たらなければどうという事はない」スッ



アスカ「ていうか、何? 私がこの格好だと不都合でもあるワケ?」

シンジ「僕は困るよ。目のやり場に」

アスカ「ケッ、童貞が」

マリ「そういう姫は」

アスカ「だぁぁぁ!! 分かった、考えとく。着替えね!?」

マリ(……この反応……
   本当にケンノスケと何もなかったんだ。
   それはそれで意外……)

アスカのスカート「ペロン」

について、『スカート』ではなく『パーカーの裾』の間違いでした。



一日目 午後

状況

アスカ  仕事
マリ   仕事
アヤナミ 休暇
シンジ  用事





1 アスカ  行動開始
2 マリ   行動開始
3 アヤナミ 行動開始
4 シンジ  行動開始
5 一方その頃ヴンダーでは
6 その他

>>直下


**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ
   女性用の服の入った段ボール(部屋にある

所持品 特にナシ

黒綾波への感情:友愛 淡恋

アスカへの感情:友愛 淡恋 従順:レベル1

マリ への感情:謎  


**********


シンジ(……さて、この女性用の服をいったん整理して、
    あとはリビングの掃除、か。
    家電は動作確認済みだし……)

シンジ(リビングには今あの子(黒綾波)だけ、か)

シンジ「あの、さ?」

黒アヤナミ「……何?」

シンジ「アスカとマリは?」

黒アヤナミ「二人は仕事中。私は今日お休み」

シンジ「そうなんだ……えっと、ところで、さ」

黒アヤナミ「何?」

シンジ「うん、その」

黒アヤナミ「なんでも話して」

シンジ「呼び方、なんだけど。どうにもしっくりこなくて
    キミの事はなんて呼べばいいかな」

黒アヤナミ「……そうね。
      貴方が、名前をつけてくれる?」

シンジ「名前?」

黒アヤナミ「そう。私が私である証が欲しい。
      ……名前、つけてほしいの」



シンジ「名前、かぁ………………」

黒アヤナミ「……」

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「……えっと」

黒アヤナミ「迷惑じゃなければ、考えておいて?
      今すぐじゃなくてもいい。いつかでもいい。
      誰か、別な人にお願いしても良い」

シンジ「うん。ごめん、すぐ決められなくて」

黒アヤナミ「いいえ。一杯考えてくれてありがとう。
      それだけでも少し嬉しい」ニコ

シンジ「っ、う、ん。ちゃんと、考えておくから」




1 シンジ「ところで、もし暇なんだったらどこかでかけようか?」
2 コーヒーを淹れる(全員と軽い会話
3 家事をさっさと済ませて外に出て見る(一人
4 その他


シンジ「コーヒーでも飲む?」

黒アヤナミ「コーヒー?」

シンジ「うん。ケンスケから貰ったんだ。
    インスタントだからすぐできるよ。
    お湯も沸かしてあるし」

黒アヤナミ「……飲む」

シンジ「うん、じゃあ淹れてくるね」

黒アヤナミ「……」ジーッ

シンジ「……」コポポポ



黒アヤナミ「コーヒーって、何?」

シンジ「あ、そっか。
    コーヒーって……」


シンジ「……黒くて、苦くて、なんだか落ち着く飲み物だよ」

黒アヤナミ「……何の飲み物なの?」

シンジ「炒った豆を……って、これはインスタントだから、あれ?
    これ、豆、なのかな? お湯ですぐ溶けるし」

黒アヤナミ「……何者……?」

シンジ「……コーヒーって、なんだろ……?」



カチャ

黒アヤナミ「いただきます」

シンジ「ブラックだと苦いかもしれないから、ミルクと砂糖を入れるんだけど」

黒アヤナミ「……碇君は?」

シンジ「うん。通な人はブラックで飲むみたいだけど、僕は少し味を調えるかな」

黒アヤナミ「……とりあえず、飲んでみる」

クピ



黒アヤナミ「……」モゴモゴ

黒アヤナミ「苦い」

シンジ「だよね。どうする? 砂糖とミルクは」

黒アヤナミ「……苦いけど、美味しい」

シンジ「そう? 大人だね」

黒アヤナミ「ブラックで飲むのが大人?」

シンジ「そうみたいだよ? 僕はまだブラックは苦すぎて……でも、コーヒーを飲むのも、淹れるのも好きなんだ」

黒アヤナミ「そう」



黒アヤナミ「私も、好きになれそう」

シンジ「それならよかったよ。
    あ、二人の分も入れて持っていこうかな」パタパタ



黒アヤナミ(……)ポカポカ



………………


………………

アスカの部屋

アスカ「テキスト打つのめんどくさいーぃ」ダラン

コンコン

シンジ「アスカ、仕事順調?」

アスカ「順調なわけないでしょーよ。出撃レポート提出も大っきらいだったけど
    今はあんたとアヤナミの監視報告だから、何書けばいいか全然わかんないわよ。

    バカシンジ お茶淹れて来てー!」

シンジ「ごめん、アスカ。お茶じゃなくてコーヒーだ」

アスカ「……入室を許可します」

スッ

シンジ「そうだよね。アスカって僕の監視も仕事のうちなんだよね」

アスカ「まぁね。ホント、手のかかる監視対象だわ」

シンジ「……」

シンジ(その監視対象の淹れたコーヒーを当たり前のように飲んでいる事について突っ込んだ方がいいんだろうか?)

アスカ「ていうかさ、データでやり取りするんだったらレポートの形式、なんでもいいんじゃない?」

シンジ「なんでもいいって?」

アスカ「そうねぇ。例えば……」

端末「ウィーン」

アスカ「はーい、コレが監視対象のバカシンジでーす。
    動画でレポート作成しまーす」

シンジ「え、もしかしてそれ、撮影してるの?」

アスカ「そうよ?」

シンジ「いや、やめてよ恥ずかしいなぁ」

アスカ「今監視対象は、戸籍上28歳の癖に14歳の頃の同級生のジャージを着させられてまーす。
    至急、男性用の衣服の配給をお願いしまーす」

シンジ「どういう辱めだよ……それを言うならパーカー姿で半裸なのホントやめてよね」

アスカ「家でしかしないわよ。あ、そうだ。例の女ものの服だけど、
    私に似合いそうなのよけておいてね。後で物色するわ」

シンジ「あ、うん。分かったよ」

アスカ「……ん、ちょっと、アンタ、私はコーヒーの時は砂糖二つにミルク二つって言ってるじゃない。
    砂糖はあってるけどミルクがたんないわ。追加」

シンジ「あ、でもそのミルク濃縮の奴だから一個でいいと思って……」

アスカ「ふーん、あっそ。じゃあいいわ」






ミサト『おほん』





アスカ「ぶふーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!」

シンジ「え!? み、ミサトさん」



ミサト『アスカ……動画でレポート作成したいのはわかったけれど、
    どうやら押すボタンを間違えたようね。
    ……カメラ通話になってたわよ』プルプル

リツコ『ふ、ふふ……』プルプル

アスカ「あ……あ………………」

アスカ「ミサト、あんた、いまどこに……」

ミサト『安心して、艦長室よ。
    見ているのは私とリツコだけ』

アスカ「……っ」

ミサト『……っ えっと、ね。
    レポートは動画より、テキスト形式が好ましいわ。
    ただどうしても面倒なら動画を許可します。
    ただし、今後カメラ通話を使う際はせめて服装を整えてから行う事。

    いいわね』

リツコ『や、やめたげなさいよ。ふふ……ふ』プルプル




アスカ「あああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ↓↓」(/////)




シンジ「ミサトさん……」

ミサト『碇シンジ君、ね?
    申し訳ないのだけど、この通話では貴方と長話が出来ないわ。
    話し合いは、また今度』

シンジ「は、はい。わかりました」

ミサト『……じゃ、よろしくね』

ブツ





アスカ「…………………………」


シンジ「…………………………」

アスカ「…………」ゴクゴク

シンジ「えっと、じゃあ、僕はコレで…………」

ガシ

アスカ「あんたのせいで恥かいたじゃないの!!?
    どーしてくれんのよ!!?」

シンジ「知らないよ! 自業自得だろ!?
    ていうかブリッジじゃなくてよかったじゃん!!」

アスカ「ブリッジであのやりとり聞かれてたら死ぬわよ!!!
    リツコにまで聞かれたしー、あーもう最悪……っ!!」ゴクゴク

シンジ「……えっと、コーヒーおかわりいる?」

アスカ「要らないっ
    ごちそうさま」

シンジ「はいはい」

アスカ「あ、やっぱ要る。
    気になる事あったからそっちのレポートだけまとめるし、まだ時間かかりそう」

シンジ「うん、わかったよ。
    じゃあマリさんのも淹れてくるから、ついでにね」

アスカ「ん……あ、そうだ、コネメガネさ」

シンジ「?」



………………

………………

マリの部屋



マリ「あっしーたがあるーさあっすーがあっるー
   わっかーいおれたちにゃゆっめがあっるー♪」

コンコン

シンジ「マリさん?コーヒー淹れたけど飲む?」

マリ「え?」クルッ

マリ「……」

シンジ「……えっと、お邪魔だった?」



マリ「自宅で仕事中の人に、自然にコーヒー淹れられるなんて……
   しかもほとんど他人みたいな私に……
   キミは、イケメンか……?」

シンジ「……そんなに変だった?」

マリ「全然変なんかじゃない!
   嬉しい! 愛してる! ギブミーカフィ!!」

シンジ「インスタントだけど、どうぞ」オズ……

マリ「いやぁーんもー、インスタントだろうがなんだろうが嬉しいよ。
   えへへ……なんかさ、家族、みたいだね。

   あ、変な意味じゃなくてね」

ズ……


マリ「………………え?」

シンジ「あれ、違った?」

マリ「違わない……けど、なんでわんこ君、ママレードジャム入れたの?」

シンジ「ああ、アスカから聞いたんだよ。
    マリさんがコーヒー飲むときにジャム入れるって……
    それで配給品に結構ジャムが多く入ってたから」

マリ「……でも、ジャムいっぱいあったよね?
   それのなかでも、ママレード選んだのは?」ニヤニヤ

シンジ「酸味が、あうかなーって思って……」

マリ「へーそーなんだー。
   いや、なんにしても、気を使ってくれてすごくうれしいよ。
   へへ、へへへ」ニヘラ

シンジ「ど、どうしたのさ?」

マリ「うん、あのさ。偶然とはいえ好みにバッチリあったコーヒーを、
   好きな人が持ってきてくれるって、
   コレ、運命かなーって……思っちゃったり?」

シンジ「あぁ、えっと、うん。お気に召してもらえたならよかったけど」


マリ「あー、初対面の女の人にそう言う事しない方がいいよ!
   絶対惚れられるから、マジで。気をつけにゃーよ?」

シンジ(初対面の人に好み完璧なコーヒーを淹れるシチュ……)



マリ「私は今ねー。
   第三村が万が一にもインフィニティとかの襲撃を受けた際の防衛規定とかを作ってんの。
   あと、ここでの生活で気になった事とかのレポート作ったりしてる」

シンジ「うん。アスカが主に僕たちの監視のレポート作ってるんだよね?」

マリ「そういうこと。
   ま、監視って言ってもそうそう書くことないと思うけど、
   第三村で気になった事のレポートはアスカも定期的に書くことになってるから、
   もしなんかワンコ君側で気になった事あったらどっちかに言えば書いて送るよ?」

シンジ「……配給品で、さ」

マリ「お?」

シンジ「野菜が少ないなーって思って。
    米とパンと保存食はたくさんあるけど……」

マリ「うん。野菜はやっぱり人出がかかるからねぇ。
   とはいえ、確かに米と麦は貯蔵庫いっぱいになる位あるね」

シンジ「やっぱり栄養が偏ると疲れもたまりやすいし、野菜を作る量を増やしても良いかなって、思うんだけど。
    これは、まだ贅沢な悩みなのかなぁ」

マリ「……そうだねぇ、今はまだみんなそこまで考えられないのかも。
   だってほら、貯蔵庫いっぱいでも、もし何か天変地異でもあって米も麦も取れなくなると大変でしょ?

   と、みんなは考えているけど……」

シンジ「……?」

マリ「確かに、野菜不足は良くないよねぇ。
   ビタミン カロテン 食物繊維……疲労改善と食の彩、良いコトづくめだ!」

シンジ「うん」

マリ「ちょっと書き足しておくよ。ありがとね、わんこ君」

シンジ「でも、僕なんかの意見、載せていいの?」

マリ「良いんだよー。レポートは隙間がない方が好まれるしー
   それに、好きな人の意見を書いたレポートならなんかやる気も出る気がする」

シンジ「ん、そっか」

マリ「んじゃ、パパっとまとめるから、またあとでねっ!」

シンジ「うん、頑張ってね」

マリ「コーヒーありがとねー!」



……………………

……………………




シンジ「……」

シンジ(アスカも、マリさんも仕事してる。
    マリさんが大人なのはわかるけど、
    アスカも、もうそういう世界に住んでるんだなぁ)

シンジ「……ふぅ」

シンジ(アヤナミだってこの村で打ち解ける位に仕事している。
    うん、僕も、ちゃんとしなくちゃ……!

    とりあえず、せめて家事をしっかりやろう!)



シンジは『主夫の魂』を手に入れた。


**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ
   女性用の服の入った段ボール(部屋にある
   アスカ用の服(部屋にある

所持品 主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい

黒綾波への感情:友愛 淡恋 尊敬

アスカへの感情:友愛 淡恋 従順:レベル1 尊敬

マリ への感情:謎  尊敬


**********



一日目 午後のパート二人目

1 アスカ
2 マリ
3 黒アヤナミ
4 ミサト
5 その他
6 飛ばして一日目夜パートへ

>>直下


**********

アスカ ステータス

服装 パーカーのみ
   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    シンジのコーヒー
    奥の手(眼帯の中

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル2 独占欲

黒綾波への感情:親愛 友愛 

マリ への感情:友愛 相棒 


**********


アスカ「…………」

アスカ(バカシンジについての報告はもうあれでいいとして……
    良くないけど)

アスカ(後気になる事が何個かあるんだけど、今日は何をまとめようかな?)

アスカ(風呂……あれは良くないわ。
    男女共用って時点であり得ないし、あとはシャワー施設も作ってくれないかしら?
    せめて一人で身体を洗いたい人に配慮が必要だわ)

アスカ(黒アヤナミ……まだ大丈夫そうだけど。
    手を打つ方法はあるのかな?)

アスカ(ゲーム、……あたらしーのほしーなー)

アスカ(そう言えば、パイロットこっちに居っぱなしでいいの?
    作戦行動に支障とか……あ、でも飛行ポッドで帰れるのかぁ……)




1 第三村について
2 黒アヤナミについて
3 ゲーム
4 作戦行動への口出し
5 その他


アスカ(今日はさっきの件でもう疲れたからイイでしょ……
    ゲームのこと書いちゃお)

アスカ(……流石に自分がゲーム欲しい事書いたらアホよね……?
    そっか、第三村には娯楽がない、見たいに書けばいいのか)

アスカ(○○××なわけで、第三村に娯楽が少ないので住人が楽しくなさそーです。
    ゲーム支給してあげてください)

アスカ(送信っと)




アスカ「……よしっ!」キラッ

サクラ『よし! じゃありませんよぉ! 何レポートに私情はさんどるんですか!?』

アスカ「……疲れてるみたいね。私。
    鈴原妹の声が聞こえる」

サクラ『監視プログラムの方から声かけてるんです。
    済みませんが、この端末は常に監視役であるウチに閲覧権がありますので、
    覚えておいてください』

アスカ「……てことは、まさかあんたさっきの……」

サクラ『あ、はい、砂糖二個とミルク二つですね?』

アスカ「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙……」

サクラ『そんなことより、アスカさん。レポートの内容!
    ゲーム欲しいてなんですか?
    それやったらウチ物資管理も一部担当してますし、そっちで言うてくれたらええやないですか』

アスカ「書く内容がそれくらいしかなかったのよ。
    ていうかめんどくさいから今日はそれで勘弁して。

    だって、娯楽がないのは本当よ?
    野を駆け蝶を追いまわせる少年でもないとここでは楽しくやっていけないわ」

サクラ『……わかりました。けど、もうちょっと真面目に書き直してください。
    それと、明日はまともな事書いてくださいよ?』

アスカ「りょぉぉぉかーい」グビグビ

サクラ『ほらぁ、貴重なコーヒーをそんなガブガブ飲まんで下さい。
    せっかく彼氏が淹れてくれはったんやないですか?』クスクス

アスカ「……通話切る方法教えなさい」

サクラ『監視プログラムなんで、そっちから一方的に切る事はできませんよ』

アスカ「レポート書き直すから画面戻せっつってんの!」

サクラ『はいはい。じゃ、ゲームは後で倉庫の方で受け取れるように手続きしておきますから』

アスカ「マジ?」

サクラ『欲しいんですよね? 前の浄化作戦の時に物資として保管された物の中に確かゲーム機の名前が……』

アスカ「やったわ。アホな事でも言ってみるものね」

サクラ『自分のレポートをアホ言うならおしまいですよ。
    じゃ、レポートの続きよろしくお願いしますね』

プツ

アスカ「ちゃちゃっと終わらせてゲームとってこよーっと」






**********

アスカ ステータス

服装 パーカーのみ
   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    シンジのコーヒー 消費
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル2 独占欲

黒綾波への感情:親愛 友愛 

マリ への感情:友愛 相棒 


**********

一日目 夜パート

1 風呂イベント
2 秘密の風呂イベント
3 晩酌
4 シンジ 行動開始
5 アスカ 行動開始
6 マリ  行動開始
7 黒綾波 行動開始
8 一方ヴィレでは……
9 その他


次回書く時までの多数決で


寝ます。


夜 自宅


黒アヤナミ「アスカ」

アスカ「なーにー?」ピコピコ

黒アヤナミ「お風呂。行こう」

マリ「……ぉん?」

アスカ「……いやよ。
    不特定多数の出汁に浸かりたくないって言ったでしょ?」

シンジ「でもここに居るならあのお風呂に入るしかないんじゃ……」

アスカ「私達はあんた達普通の人間と違って老廃物が出にくいのよ。
    ……髪だけはいっぱしに伸びるみたいだけど」

シンジ「え、じゃあいつもお風呂は」

アスカ「んなもん軽く水浴びすれば十分よ。
    臭くないし……

    て言うかアンタ、そう言えば風呂入ってないわよね」

シンジ「っ……一応身体は拭いてたよ。
    それでも臭いと自覚はしてる……」ゲンナリ

アスカ「私よりもバカシンジ連れてけば?
    悦んで一緒に入ってくれるかもよ~?」

黒アヤナミ「いいの?」

シンジ「い、いいわけないだろ!?」

アスカ「……なぁーに? ダメなの?」

黒アヤナミ「碇君?」

シンジ「え?」



マリ「……わんこ君さぁ。
   みんな、キミの身体に興味津々みたいだけど、
   どう思う?」

シンジ「どうって、恥ずかしいよ……
    それに僕今汚いし」

マリ「んじゃ、先にわんこ君をお風呂に入れないとねー?」

アスカ「ま、確かにそうね。
    下僕が汚いまんまじゃ私の立つ瀬もないわ」

黒アヤナミ「……私は、一緒に入りたい」

マリ「姫はわんこ君を綺麗にしたい。
   黒い子は一緒に入りたい。
   私はみんなでワチャワチャしたい。

   その願望をすべて叶える術が、ここにあります!!」




秘密の入浴施設のカギ「キラーン!!」





シンジ(僕の一人で入りたいという願望は?)


……………


移動→新居住区の入浴施設→家族風呂



全員装備変更→バスタオル一枚


マリ「さて、それじゃあ。
   わんこ洗い始めますか!」

シンジ「あ、もう、キミたちが洗うの前提なんだね」チョコン

黒アヤナミ「……」ワキワキ

マリ「ほら、黒い子もいつになく楽しそう」

黒アヤナミ「一杯綺麗にしてあげる」

シンジ「……っ お手柔らかに、頼むよ?」



アスカ「はー、私は先に湯船入るわよ」

マリ「あっれぇ? いいのぉ?」

アスカ「イイも何も、人の身体洗ってやるなんてことしたことないし、
    なによりバカシンジの身体を洗ってやるって行為に得を感じない」



マリ「目の前でぇ わんこ君がぁ 私と黒い子に挟まれて

   『あ、だめだよっ』
   『そこはっ あんっ』

   とか言ってるのを……
   見てるだけで、いいのぉ?」ニヤニヤ

アスカ「……」




1 マリ「ま、いっかぁ、じゃあ始めちゃうよ」 初手 マリ
2 黒アヤナミ「碇君、頭、洗ってあげる」ザバー 初手 黒アヤナミ
3 アスカ「……ま、まぁ、ペットを綺麗にするのも飼い主の役目よね」 初手 アスカ
4 マリ「一斉にみんなで洗おうかぁ? ハーレムごっこしちゃおうよ」
5 シンジ「自分で洗うよ!!!!!!!!」(シンジの身体を洗う姿を視姦する会
6 その他

>>直下


アスカ「……」クルッ

黒アヤナミ「……」クスッ

アスカ「ナニ笑ってるのよ!?」

マリ「じゃ、姫も乗り気になったところで
   一斉にみんなで洗おうかぁ? ハーレムごっこしちゃおうよ」

シンジ「……」ゴクリ



黒アヤナミ「……私、碇君の頭を洗いたい」スタスタ

シンジ「っ!」(アヤナミが、目の前に……っ)

黒アヤナミ「お湯、かけるわよ」

シンジ「ん、うん」

ザパー



アスカ「いや……三人で一人の人間洗うのなんて無理よ」

マリ「そうかなぁ? 私達は腕を洗ってあげれば良いんじゃん?」

アワアワ ゴシゴシ

シンジ「んっ」

マリ「痛くないですかー? ゴシュジンサマー」ニヤニヤ

シンジ「え、っと、うん。
    気持ち、いいよ」ドキドキ

アスカ「……ナニがご主人様よ。
    こちとらコイツのご主人様だっつの、
    バカシンジ、左腕洗うわよ」

ゴシゴシ

アスカ「くすぐったいかも知んないけど暴れないでよ?」

シンジ(アスカ、こんな風に触ることもできるんだ……
    てっきり乱暴に洗われるかと思ったけど)ドキドキ




黒アヤナミ(碇君 意外と、毛量が多い……)

ワシワシ

シンジ「……」ドキドキ

黒アヤナミ(頭、小さい。
      華奢だとは思ってたけど、こうして触ってみると尚更……)

ワシワシ

黒アヤナミ「かゆい所、ない?」

シンジ「あ、うん。大丈夫だよ」

黒アヤナミ「うん」

ワシワシ




アスカ「……」ゴシゴシ

アスカ(私何やってんだろ。
    確かに、他の二人にバカシンジがいいようにされるのを見るのは癪だけど、
    だからと言ってどうして私がコイツなんかの身体を……)チラッ

シンジ「っ」ドキッ

アスカ「……まぁ、今更見られたくらいで何とも思わないけど、
    なに?それとも裸で洗ってほしいの?」

シンジ「それは……っ その」



マリ「いや、期待してないとは言わせないよ?
   だってここまで自分の足でついてきたじゃんね?」

ハラリ

シンジ「マリさん! 流石に裸は」

マリ「見たかった、でしょぉ?」

シンジ「……っ」

マリ「……ね、お願い。 嘘でもいいからさ。
   見たかったって言って?」



シンジ「え、と、
    みたかった、です」



マリ「私の、裸、見たかったんだよね?」

シンジ「そりゃ、男、ですし……」モジモジ



アスカ「…………」ゴシゴシ

黒アヤナミ「…………」ワシワシ



マリ「んふふ、正直に言ってくれたからサービスしちゃおうかな―。
   知ってる? こうして、女の身体を先に泡だてて……」アワアワ

黒アヤナミ「……」ジー

マリ「っ」ゾクゾク

マリ「で、こうして、身体を使って、男の身体を洗ってあげるの」

ニュルン

シンジ「わ……」

ムニュン、ムニュル

マリ「あはは、ほら、おっぱいで、キミの腕が洗われてるよ?」ニュルンニュルン

シンジ「え、あの、でもほら、二人も見てるし」

マリ「……ふふ」

スッ

マリ『でも、その二人もさ、触発されてノリ気みたいだよ?』ゴニョゴニョ

シンジ「え」



黒アヤナミ「碇君」ワシワシ

シンジ「は、はい」

黒アヤナミ「……私、マリ程おっぱいは大きくないけど」

シンジ「っ」ゴクリ

フニョン

黒アヤナミ「このくらいは、あるから」

シンジ(っ……背中に、確かに、感じる……
    バスタオルじゃない感触が……!)

ムニュ ムニュ

黒アヤナミ「ん、……ふ……んっ……」ムニュ ムニュ

シンジ(あのアヤナミが……っ 背中に胸を押しつけている。
    しかもこれはマリさんのとは違う。
    完全に、身体を押しつける事を目的としてる

黒アヤナミ「ふぅ……ん……」ムニムニ

むに……

黒アヤナミ「……髪、途中だったわね」

シンジ「あ、そ、そっか」



アスカ「良い御身分ね、裸の女二人侍らせて」ゴシゴシ

シンジ「え、と……」


アスカ「……で、どうなの?
    誰の裸が一番見たいのよ?」

シンジ「それは……」

アスカ「あ、そっか、そう言えばアンタもう二回も私の裸見てるわね」

シンジ「二回?」

アスカ「14年前と、こないだ、ケンケンの家に来た時」

シンジ「ケンスケの家……あの時、アスカ裸だったっけ」

アスカ「はぁ、まぁいいわ」

ハラリ

シンジ「……え」ドキッ

アスカ「これで、思い出した?」

シンジ「…………っ」ドキドキ




シンジ「……あの、アスカ、なんで、キミたちは……その、こう言う事をするの?」

アスカ「……」

マリ「いや、決まってんじゃん。みんな同じだよ。
   君に性的なアピールをしてるの。



   『私の身体は、こんなに美味しそうだぞ』ってね」




ムニュムニュ

シンジ「……っ」ドキドキ




黒アヤナミ「碇君」

シンジ「うん?」

黒アヤナミ「私も、そう。
      碇君が欲しい。勝負、勝ちたい。
      だから碇君と、セックス。したい」

シンジ「は……! う、えと」(/////)

黒アヤナミ「多分、碇君は私達が強引に迫れば、セックスさせてくれると思う」

シンジ「……」

黒アヤナミ「男の子だもの。それは仕方のない事よ。
      でも多分、それだと碇君は後悔しそう」


マリ「そうそ、つまりコレは、キミに選ばせてあげてるんだよ?」

シンジ「僕が、選んじゃっていいの?」

マリ「最初からそのつもりだよぉ?
   キミが、したい相手として良いんだよ?

   私達はいつでも受け入れてあげるし」

黒アヤナミ「……いつでも」トクン



シンジ「……な」

アスカ「なんで、なんて聞くなバカ。みんな、必死なのよ。
    あんたと言うオスを手放したくないの」

シンジ「……アスカも、そうなの?」

アスカ「………………………………………………」









シーン



















アスカ「……そうよ。
    あんたと言う下僕を、せっかく取り戻したんだから、

    もう、余所にはやりたくない」


グイッ

アスカ「あんたが全部私のものにならないの、ムカついてんの」

アスカ「でも、私が一番、本当にムカついてんのは」

ギュ

シンジ「あ、アスカ、そこはぁっ……ぁっ……」

アスカ「アンタがおっ勃ててるコレ見て、
     こっちまでムラムラしてるってこと……」

ヌチ、ギュム

アスカ「私以外の女見て勃起した、コレ。
    見てるだけでムラムラする」

ニュチ ニュチ

シンジ「あすか、あ、やめ、」



黒アヤナミ「っ……」ドキドキ

マリ「うひゃー、姫、やるぅ~……」ドキドキ




アスカ「ね、シンジ」

シンジ「へ?」(今、バカって言わなかった)

アスカ「今、どうしたい?」

ニュチニュチ

アスカ「私の手で、しごかれて、ビクビクしてるこれ。
    どうしたい?」

シンジ「っ……だし、たい」

アスカ「精液、出したいの?
    あんたのことバカにしてる女の手で、イっちゃうの?」

シンジ「ずるいよ、アスカ。こんなの、興奮するに、決まってる……」



黒アヤナミ「……っ」ジーッ

シンジ「あ、アヤナミ、あんまり見ないで……」



黒アヤナミ「ごめんなさい、碇君。
      碇君が射精するところ、見てみたい……」



ニュチニュチ

アスカ「あは、またちょっと硬くなってる。
    女が増えれば興奮するのかしら、このバカ犬」

シンジ「はぁ、はぁ、いや、だって、するよ。
    興奮……こんなの、興奮するなって言う方が無理……」

ニュチニュチ ニュチニュチ



アスカ「私の手でしごかれて、イッて。

    私の手の感触を感じながら、イッて……



    私のことだけ考えて」



シンジ「あ、アスカ、もう……
    アヤナミ、離れてっ」

黒アヤナミ「あ」







ドピュッ……!


ポタポタ









黒アヤナミ「……かかっちゃった」キョトン

シンジ「あ、ご、め」ドピュドピュ

アスカ「まだ出るんじゃないの?
    溜まってるんでしょ」

ニュチニュチ……グチュグチュ

シンジ「あ、ふぁっやめ、アスカ」

ドピュ ピュ……

黒アヤナミ「あ…………熱い」トロン

ニュチニュチニュチ……

シンジ「アスカ、ちょ、離してってば、んあっ はっ」ビクンビクン

アスカ「はぁ、はぁ」

ニュチ ニュチ

ニュチ……


クチュ……



シンジ「はぁ、はぁ……はぁ……」

黒アヤナミ「……碇君の精液」トロン

アスカ「……手がベトベト。これが、精液……シンジの……」ドクン ドクン



マリ(……いいなぁ、わんこ汁……)



1 マリ「ねぇ、ちょっと味見させてよ」ペロッ
  黒アヤナミ「……んっ」

2 マリ「姫、ちょっと味見させて……」ペロッ
  アスカ「ちょ、な、舐めるなぁ!! んんっ」ビクン

3 マリ「……よかったら、お姉さんが、お掃除……してあげよっか?」
  シンジ「え」
  パクッ

4 その他


>>直下


マリ「……よかったら、お姉さんが、お掃除……してあげよっか?」ノソッ

黒アヤナミ「……お掃除?」

シンジ「え?」

マリ「あは、でもごめん。良かったら、なんて言ったけどさ」

ギュ

シンジ「え、マリ、さん?」

マリ「……もー我慢できないわ、ごめんね」

アスカ「……っえ、マジで」

マリ「いただきまーす」アーン



パクッ

シンジ「あっ、マリさん、そんなとこ、口に入れちゃ……」

マリ「んむ、チュプ、カプ……」

チュプ、クプ、チュプ

マリ「んは、へへ、精液って、こんな味なんだ。
   ……美味しくはないんだね」

シンジ「は、ぁ、まりさん、そんな舐めたら……」

マリ「ね、お願い。もうちょっと、舐めさせて」ジーッ

シンジ「おねがい、って……でも、汚いよ……」

マリ「いやいや、姫に念入りに洗われたでしょぉ?
   だから、ダイジョーブ……」

あむっ

シンジ「んっく、ふぁ……は…………」

ペロ、クチュ、ニチュ、クプ……

マリ「んぁ、思ってたより、これ疲れる」ハァハァ


アスカ「……ホントに、舐めてる……ていうか、咥えてる」

黒アヤナミ「……これも性行為? なんだか、とっても……」ドキドキ

マリ「あはは、黒い子には刺激が強過ぎたかなぁ?
   これね、フェラチオ、って言うんだよ。

   こんな感じでぇ~ 舌で気持ち良くしたり」ンベ

ペロペロ ヌチュル

シンジ「はぁ、はぁ、ぁ……」

マリ「口の中に入れちゃったりして、気持ちよくしてあげるの」アム

ヌチュル クプ チュプ……

シンジ「はぁ、はぁ、きもち、い。マリさん、ん」ソッ

マリ「あは……」(わんこ君が私の頭なでてる……!)

シンジ「、ごめん、ダメだった?」

マリ「ううん。違うよ。それでいいの。
   女の子に気持ちよくしてもらった男の子は、ありがとーって思いながら頭を撫でてあげるの、
   そーすると、少なくとも私は、凄く気持ちいいなぁ」トロン




アスカ「…………」




マリ「んふ、じゃ、続けるよ」

ペロ クチュ ヌチュルプ……

シンジ「あっ、あっ……まりさん、マリ、さん……」ハァハァ……



1 マリ(滅茶苦茶興奮してきた……) ちょっと暴走 シンジ辱め
2 マリ(一回出したはずなのに、まだ全然硬い……) もう一回射精 ごっくん
3 マリ「つぎ、舐めたい人ー」ニヤニヤ (指定可
4 マリ「……じゃ、綺麗になった事だし、お風呂はいろっか?」 焦らし
5 その他

>>直下




マリ「はい、ここまでー!」

シンジ「……え?」

マリ「つぎ、舐めたい人ー」ニヤニヤ

アスカ「……っ」

黒アヤナミ「私、やってみたい」

マリ(おっ!)「オーケー、じゃ、おいで?」



黒アヤナミ「……失礼、します」

シンジ「え、ど、どうぞ……?」

黒アヤナミ「……」ジー

シンジ(『失礼します』って変な言い回しだけど、
    もしかして、アヤナミ緊張してるのかな)ドキドキ

黒アヤナミ「……あの、これ、このまま、咥えていいの?」

マリ「そうだよぉ……
   早くした方がいいよ。わんこ君、切なそうだし」

シンジ「ん」

黒アヤナミ(でも、マリの唾液だらけ……
      こんなの咥えたら……まるで……)

シンジ「あ、アヤナミ?」




黒アヤナミ「え、ええ。じゃあ、いただきます……?」

あむ




シンジ「ん……」ゾクゾク

黒アヤナミ「……」ヌチュ クプ……

ヌロォ……

マリ「奥まで咥えちゃうのぉ? 愛だねぇ」

黒アヤナミ「んふ……んぐ」ヌロォォ……

チュプ

シンジ「は、ぁ、熱い……
    アヤナミの口、凄く、熱いよ」


ナデナデ

アスカ「……」ジーッ

黒アヤナミ(奥まで碇君のを咥えて、撫でられて……
      コレ、凄く……ポカポカ……)

キュン……キュン……

黒アヤナミ(下腹部が熱くなる。
      悦んでる、舌と頭に、
      お腹が……嫉妬してる………………っ)

キュン……

黒アヤナミ(そっか、コレが、『ほしい』って事なんだ。
      私のメスの部分が、碇君の、オスを欲しがってる……)

レロ、クチュ……

黒アヤナミ(欲しい。碇君の、欲しい……)

チュプ チュプ クプ チュプ チュプ

シンジ「はぁ、はぁ、あや、なみ」ナデナデ



黒アヤナミ「ぷは……はぁ、はぁ」

シンジ「ふぅ、ふぅ……」ビキビキ

黒アヤナミ「ごめんなさい。碇君、息、出来なくて……」

シンジ「ううん。気持ちよかった、凄く……アヤナミの口……」ドクン ドクン





マリ「んふー、黒い子ちゃん。
   美味しかった?」ガシッ

黒アヤナミ「……味?」




マリ「私の、 だ え き
   味わってくれたかにゃー?」




黒アヤナミ「……それは」

マリ「ふふふん? 間接キス、しちゃったね」ンベ

黒アヤナミ「……」ポ

マリ「私とも、仲良くしちゃう?」サワサワ

黒アヤナミ「んっ、私には、興味ないんじゃなかったの?」

マリ「ハーレムってさ、みんなで楽しむものだと思うんだよねぇ。
   だから、女の子同士でもナカヨクしたいなぁ……ってね。
   それに言ったよね、私、あんたの顔は好みなんだよ?」

黒アヤナミ「……」ジーッ

マリ「今日は、スキンシップだけ、ね?

   それに、もうわんこ君は取られちゃったよ?」サワサワ



黒アヤナミ「え?」







シンジ「あ、わ、アスカ?」

アスカ「うるさい、黙って、座ってなさい。
    …………こうすればいいんでしょ?」




パクッ





シンジ「あっ! アスカ、まで……っ ぁっ」


ジュル ジュプッ ズッ ジュプ……!

シンジ「アスカ、まって、激し、過ぎっ!」

アスカ「こら、逃げるなっ」

シンジ「でもアスカ、もうちょっと、優しく……っ あっ」

ジュプ ジュプ ニュプ クプ……

アスカ「……」ジーッ

シンジ「はぁ、きもち、いいよ。アスカ……」

アスカ「……」ジーッ

シンジ「アスカ?」

アスカ「……」ペロペロ ジーン

シンジ「……手、見てるの?」

ナデナデ

アスカ「んふ、ん…………」

シンジ(撫でて欲しかったのか……
    アスカ……)ゾクゾク……

ナデナデ

アスカ「んっんっ」

ジュプジュプ…………

アスカ「あ、む、ん」

ヌチュル、クチュクチュ……

シンジ「はぁ、はぁ、アスカ、僕、もう、そろそろ」



マリ「んー、残念。姫にまた、絞られちゃうねー」サワサワ

黒アヤナミ「ん、ぁ……碇君」モジモジ

マリ「寂しそうだね?」

黒アヤナミ「私も、碇君の精液……飲みたい……欲しい」ハァハァ

マリ「わかるよー。でもねぇ、今は姫に譲ってあげてよ」サワサワ

黒アヤナミ「ぁ、ん……」

マリ「うまーいこと、いきそうだからさー……」ニヤニヤ




シンジ「アスカ、イクっ……」

アスカ「……んっんっ」

シンジ「でそうだから、離れてっ……」

ジュプジュプ ジュプジュポ



1 アスカ 言われた通りに離れる   ぶっかけ
2 アスカ 口の中に出せと目で訴える 口内射精
3 アスカ 興奮しすぎて聞こえてない ???
4 その他



>>直下



アスカ「……んむ、んっ」

シンジ「はぁ、ぁ、出るっ……!」

アスカ「プハッ……はぁ、はぁ……
    出して、いいわよ」

ニュチニュチニュチ……

シンジ「は、あ、はぁ、はぁ……っ」



ドピュ、ピュルル…………




アスカ「……っ! 熱い、こんな、熱いの? 精液って」ドクン ドクン

びゅ、ビュルル……

シンジ「はぁ、はぁ」

ニュチニュチ……ビュルュル……

アスカ「すご、まだ、でる」クラクラ

ニュチニュチ……ビュル

シンジ「あ、は、アスカ、も、手、放して」

ニュチニュチ ピュ

シンジ「あ、あー、ぁ」ビクビク

ピュ……






マリ「あはは、黒い子も姫も、汚されちゃったねぇ?」

アスカ「……くさっ、精液って、ホントにくさいのね……」モジモジ

マリ「取ってあげようか」

アスカ「は? い、いいわよ」

マリ「まぁまぁ、そう言わずに、ねぇ?」

黒アヤナミ「アスカ、じっとしてて」

アスカ「何よ、あんたまで、ちょ……」


ペロッ


アスカ「ひゃっ! く、くすぐったいわよ」

黒アヤナミ「もったいないから、舐めてあげる」

ペロ、ペロ

アスカ「や、やめ、私、そっちの気はないから!
    レズるんならコネメガネとやんなさいよ!」

マリ「ほら、わんこ君が見てるよぉ?」

シンジ「っ ご、ごめん」フイッ

アスカ「……っ なに、こういうのが、好きなんだ」

マリ「美女二人が舐めあってるのとか見たら、性愛対象が女なら興奮してたまらないと思うよぉ?
   んふ、当然、私も……ね」

アスカ「……とんだ変態ね……
    自分の精液で汚れたメスが、自分の精液を舐め合うのが、
    そんなに興奮するの?」

シンジ「…………す、するよ」

マリ(お)

シンジ「するよ、だから。
    アスカも、舐めてよ」フラッ

スタスタ

アスカ「な、何よ?またあんたの舐めろっていうの?」

シンジ「違うよアスカ」

ナデ……

アスカ「……っ」

シンジ「アヤナミの顔についてる精液……舐めてよ」

アスカ「え……ほ、本気?」

黒アヤナミ「……」ポ

アスカ「……いや、この期に及んで、アンタが照れるのはおかしいでしょ?」

黒アヤナミ「照れてるんじゃないわ」ジー

アスカ「じゃ、なんなのよ」ドキドキ……

黒アヤナミ「……アスカも、碇君の精液で汚れてる。
      それを舐めあうって、なんだか、凄く……」

ポタ……

マリ「ね、わんこ君」



1 マリ「姫に『アヤナミと仲良くして』って言えばいいんだよ」ゴニョゴニョ 
  →アスカと黒アヤナミ間の友好度変化

2 マリ「姫をナデナデしまくってゆっくり、黒い子の顔に誘導していきな」ゴニョゴニョ
  →アスカとシンジの関係性変化

3 アスカ「何あんたは、また悪い事吹き込もうとしてるのよ」ギロンヌ
  マリ「え? あ、ばれた?」
  アスカ「……バカシンジ、コネメガネ抑えて」
  
  矛先変更→マリ

4 マリ「一人だけ、射精して貰ってないんだけどにゃー?
     私のターン、もう一回くれない?」

  →???

5 その他




>>直下



マリ「姫に『アヤナミと仲良くして』って言えばいいんだよ」ゴニョゴニョ 

シンジ「……う、ん」ゾクゾク

アスカ「何よ?」

シンジ「アスカ、アヤナミと仲良くしてよ」

アスカ「それって、そう言う事?

    アヤナミの顔の、あんたの精液を、なめろって言うの?」ゾクゾク

シンジ「ほら、アヤナミは楽しみにしてるよ?」

黒アヤナミ「アスカ……」トロン

アスカ「……はぁあんた達、そろいもそろって……」



アスカ(変態……変態、ばっかり。

    精液まみれの私を舐めたいアヤナミも
    それを見て興奮するコネ眼鏡も
    裸の三人侍らせて、ナカヨクさせようとするバカシンジも

    みんな、変態……っ!!)

ポタ……



アスカ(でも……)



黒アヤナミ「ん……」ペロ

ペロ ピチャ……

黒アヤナミ「……んく」ゴクン

アスカ「はぁ、ん……」ゾク……

アスカ(一番変態なのは、私……)

ポタ…ポタ……

アスカ「はぁ、ぁ」

黒アヤナミ「アスカも、舐めて」

アスカ「耳元で、言わないで……」

黒アヤナミ「どうして?」

ペロッ

アスカ「ゃ、あ……」



アスカ(興奮、しちゃってるから……

    興奮しすぎて、濡らしまくって……)

ポタ……ポタ……

アスカ「はぁ、はぁ……」



アスカ(濡らしまくってる、私が、一番変態……)ゾクゾク






アスカ「あ……んむ」ペロ

黒アヤナミ「ん、アスカの舌。気持ちい……」ピクン

ペロペロ……

アスカ(苦い、くさい……のどに絡む)

ゴクン

アスカ「ぷは……」

アスカ(なのに、アヤナミの頬を舐める度、
    舌に、精液が乗っかる度、

    のどに絡みついた精液の存在を意識する度)

ポタポタ……

アスカ(子宮が、疼く……気のせいなんかじゃない。

    私の身体、欲してる。

    シンジの精液、欲しがってる…………っ!!)



アスカ「あ、やなみ……んっ」ペロペロ

黒アヤナミ「アスカ……んは、ん」ペロペロ




黒アヤナミ「なんか、変……んっ」

クチュ……クチュ……


黒アヤナミ「股が、気持ちいいのに、切ない……っ」

アスカ「……なによ。あんたそんな事も、わからないの?」

黒アヤナミ「どうすればいいの? アスカ……」

アスカ「自分の手で、触りなさいよ」

黒アヤナミ「触る? どう……?」

アスカ「……っ こう、触るのよ」


クチュ……


黒アヤナミ「あっ! あぁっ」

ポタポタ……

アスカ「あは、あんたも相当濡らしてんじゃない」ピチャピチャ……

黒アヤナミ(私、『も』?)ハァハァ

グチュグチュ……


黒アヤナミ「アスカ……あっ、あす、か……」ドキドキ

グチュ、グチュ、ニチュ……プチュッ

アスカ「……は、はは、何よ、アンタ。
    なんか出たけど……まさか、イっちゃったの?」

黒アヤナミ「……」ポヤーン

アスカ(イカせた? 私が、アヤナミを……?)

黒アヤナミ(イク……コレが、イク……?
      凄く、気持ちいい……アスカの手、気持ちいい……っ!)




黒アヤナミ「……ん……アスカ」

アスカ「……」ドクン……ドクン



黒アヤナミ「おかえし」ソッ



アスカ「え、は、ゃ……やめ」

クチュ……




アスカ「ひぅぅっ!?」ビクンビクン

プシュッ!!



黒アヤナミ「……え」クチュクチュ

アスカ「あ、ひ……ゃ……ぁっ」ビクンビクン

プシュ、プチュッ!

黒アヤナミ「これ、イってるの?
      アスカ」

アスカ「やっ、ぁっ! いって、る!

    イってるからぁっ!!
    
    もう、やめてぇっ!」

プシュプシュ……クチュクチュ……!




1 黒アヤナミ「アスカ……可愛い」 アヤナミ優位終了
2 黒アヤナミ(やめたくない、もっと、アスカを……)ゾクゾク 継続
3 アスカ「やめろ、つってんでしょ!?」 アスカ優位終了
4 マリ「ヘックショーン!!」対等終了 アスカ⇔アヤナミ感情値上昇のみ
5 その他

>>直下



黒アヤナミ(やめたくない、もっと、アスカを……)ゾクゾク 

アスカ「ちょ、あ、はぁぁっあんっ」

クチュクチュクチュ……ヌチュ、ヌチュリ……ピチュ……

プシュプシュ……!



マリ「うわ……すご……潮、だよね、あれ……」

シンジ「アスカ……はぁはぁ……」



アスカ(見られてる

    指一本触れられただけでイって、
    入口、指でいじられて、
    クリ撫でられて……

    さっき自分がした事、全部返されて、
    アヤナミよりも気持ちよなっちゃってる姿、見られてる……)

クチュクチュクチュ……ヌチュ、ヌチュリ……ピチュ……

ビチャビチャビチャ

アスカ「み、ないで、あ……あっ」

アスカ(このままだと、見られちゃう。
    もっと恥ずかしい姿、見られちゃう……!!)



黒アヤナミ「アスカ……はぁ、はぁ、アスカ」グチュグチュ……!

アスカ「あ、あぁぁぁあっ!だ、めぇっ…………!」

ヌチュプ!

アスカ「―――――――っ!!!!」ビグン!!



アスカ「ひ、ぁ、だめ」プルプルプル






チョロチョロ……








黒アヤナミ「……っ」ゾクゾク

マリ「あ……」

シンジ「……っ」ドクン





アスカ「みない、で」プルプルプル

チョロチョロ……プシュアァァァア……

ビチャビチャビチャ……






黒アヤナミ「……温かい……これは」

アスカ「う、っく、……ん」ピク、ピク……

チョボチョボ……チョロロ……










マリ「あは、漏らしちゃってるね……」ゾクゾク

シンジ「はあ、はぁ……あの、アスカが」ドクン ドクン








アスカ「……はぁ、はぁ……」クテン

黒アヤナミ「アスカ……」ギュ……




ピチャ……ピチャ……



ピチャン………………







………………


………………

十分後


カポーン

マリ「ふぅ~」チャポン

黒アヤナミ「……ふぅ」チャポン

アスカ「………………」ザプン

シンジ(当たり前のように四人で一緒に入ってるけど……
    明らかに、異常だよね、この光景)ドキドキ





マリ「で、どうだった? 初めてのハーレムごっこは」

黒アヤナミ「よかった」ツヤツヤ

アスカ「さいってーぇぇぇぇぇ」ブクブク……

シンジ「……あはは」




マリ「でもさぁ、姫のアレ、気持ちよさそうだったなぁ……
   黒い子の指、そんなにいいのかにゃ?」ジロリ

黒アヤナミ「……どうだった?」クニクニ

アスカ「知らないっ!!」フイ

マリ「いやぁ、でも二人がナカヨクしてくれて私はうれしい限りだよ。
   それに、ね?」

ニギッ

シンジ「ぁ、ちょっと……」

マリ「こっちもギンギン、だったもんねぇ」

シンジ「そりゃ、そうだよ。あんなの見せられたら……
    マリさんだって自分でしてたじゃん」

マリ「そりゃそうだよ、あんなの見せられたら……」ニヤニヤ



黒アヤナミ「……」テレリ

アスカ「ナニ照れてんのよ!? 私達あいつのオカズにされたのよ!?
    辱めよ!? こんなの……!!」

黒アヤナミ「……辱め……その点は、申し訳なく思ってる」

アスカ「アー思い出したくない」ブクブクブク……




マリ「んふふ、今度はさ、私と黒い子でしてみようか」

黒アヤナミ「……それ、碇君が悦ぶの?」

マリ「そうだねぇ。
   想像しただけでわんこ君のちんぽ君はピクンピクンしてるから、
   見たいと思ってると、思うよ?」ニヤニヤ

シンジ「も、もう、離してよ……」

マリ「いやぁん、だってぇ、私だけ射精してもらってないし、
   はっ!

   …………そう言えば私だけ誰もイカせてない」

アスカ「はぁ、なんで、お風呂入るだけなのにこんなに疲れるのよ……
    シンジ、足揉んで」クテン

チョンチョン

シンジ「蹴らないでよ。
    ま、まぁ、いいけど」

モミモミ

アスカ「……ん、まぁまぁね」

マリ「あーいいなぁ、わんこ君今度はわたしもー」

黒アヤナミ「……」フンス

シンジ「うん、順番にね……」




………………

…………

……

秘密の風呂イベント 終了

**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ

所持品 女性用の服の入った段ボール(部屋にある
    アスカ用の服(部屋にある

主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい

黒綾波への感情:友愛 淡恋 尊敬 欲情

アスカへの感情:友愛 淡恋 尊敬 従順:レベル1 欲情 

マリ への感情:謎  尊敬 従順:レベル1 欲情 性的不利

**********

アスカ ステータス

服装 パーカーのみ
   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル1 独占欲 性的不利

黒綾波への感情:親愛 友愛 欲情 性的不利

マリ への感情:友愛 相棒 警戒 



**********

マリ ステータス


服装 いつもの服

所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    コンドーム
    睡眠薬
    秘密の入浴施設のカギ(使用済み


シンジへの感情度:親愛 欲情 性的有利

アスカへの感情度:親愛 相棒 欲情

黒綾波への感情度:可愛 欲情 



**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 コンドーム
    S-DAT
    農作業用装備(家に置いている

シンジへの感情度:親愛 依存 欲情

アスカへの感情度:親愛 友愛 欲情 性的有利

マリ への感情度:警戒 謎  欲情


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる
    『性知識 レベル2』性行為への理解

**********


一日目 深夜パート

状況

シンジ 就寝中
アスカ 自由
マリ  自由
黒綾波 自由


1 アスカ 行動開始
2 マリ  行動開始
3 黒綾波 行動開始
4 その他



多数決

飯とか諸々でまた夜に書きます。



マリ「……あー
   今日は、お風呂楽しかったにゃー」

マリ(概ねみんな互いを性的な目で見られるようになったし、
   現時点では最高の状態なんじゃないの?)

マリ「わんこ君のハーレム(勝手に)補完計画、順調であります。
   どうぞ」

サクラ『むにゃ……ねてましたどうぞ…………て、私に言うてます?』

マリ「うん」

サクラ『条件反射で起きましたけど……なんですかー、何か、動きありましたか?』

マリ「ありゃ、寝てたの? お疲れ様
   それは残念だね。滅茶苦茶面白いことあったのに」

サクラ『いや、疲れてたと言うより、何もないので休憩を取ってました。
    寝れるときに寝とけっちゅう話ですわ』

マリ「そうだねぇ、録画してた?」

サクラ『はい。監視用の録画、確認しますね。
    規則なんで』

マリ「あ、ちゃんとヘッドホンで聴きなよ?」

サクラ『………………』



10分後



サクラ『うわ、うわうわうわ……
    えー……』

マリ「凄いでしょ。そこまでお膳立てするの大変だったんだから」

サクラ『正直ヒキますわ。
    あんたホンマにシンジさんのハーレム作るつもりですか……?

    それに、シンジさんもシンジさんですわ……こんな、
    ……うわ』

マリ「キミもハーレムに加えて貰う?
   条件は、みんなと仲良くすること、だよ」ニヤリ

サクラ『ある意味マリさんのハーレムやないですか。
    イヤですよウチ。普通の家庭が夢ですもん』

マリ「あれぇ? 『シンジさん』は憧れだったんじゃないの?」

サクラ『こんなもん見せられたら14年の恋も冷めますわ!』

マリ「……冷めなかった恋も、あるみたいだけどね。
   姫がもうちょっと堕ちないと思ったんだけどなぁ。
   案外、黒い子を説得して姫を籠絡したほうが都合いいかも」

サクラ『せいぜい、足元すくわれんように気をつけてくださいね。
    で、何か用事ですか?』

マリ「特に用事はないよ。話しかけただけ」

サクラ『暇ってことですか……まぁ、話相手くらいにはなれますけど』



話題

1 睡眠薬の友好的な使い方
2 ダメ元でハーレムに誘ってみる(成功率0%
3 深夜何をすべきか考える
4 他のメンバーの様子を覗き見る(指定可能(複数可
5 姫と合流 (同時進行
6 その他

5以外の場合、後ほどアスカ編に以降

>>直下


マリ「……カメラ通話していい?」

サクラ『かましませんけど?』

ヴォン

マリ「……キミってさ」

サクラ『ん? はい』



マリ「かーわいいよねぇ」ポツリ

サクラ『はぁ、ありがとうございます』

マリ「そうだよ。足りないモノは、垂れ目っこだ。
   しかも方言でキャラも立つ」

サクラ『はい? 何の話です?』

マリ「ねぇ、やっぱりキミもワンコ君のハーレムに加えて貰おうよ。
   キミの様な人材を求めていたんだ、わがハーレムに」

サクラ『その件についてはお断りしました。
    で、さっきも言った通りそのハーレムてやっぱりマリさん好みの人選んでますよね?
    あんたが一番の黒幕やないですか!』

マリ「バレタカー」

サクラ『はーあほらし。
    ……まぁ、マリさんがウチのこと好意的に思っとる事だけは受け止めておきます』

マリ「うん、それは本当に思ってるよん。
   ……こういう話苦手?」

サクラ『普通のコイバナなら人並みに。
    ……ああ、エロい事以外の相談とか報告なら、結構聞きたいかもです』

マリ「ほほう、言うねぇ」


サクラ『だって、ハーレムの内情とかテレビドラマくらいでしか見られませんしねぇ。
    入りたくはないけど興味はあります』

マリ「てことはさ、キミ、結構この監視の仕事楽しんでるでしょ」

サクラ『……』

マリ「……」

サクラ『テヘペロっ☆』

マリ「んふっ、可愛いっ。なにそれっ 好きっ」

サクラ『み、……ミドリちゃんがやってました。
    すみませんチョケ過ぎました』(/////

マリ「良い物見れたし、キミにはハーレムを傍観する権利をあげよう」

サクラ『あんまし変態的な事せんといてくださいよ?
    こっちも、溜まってるんですから……変な興奮与えんで下さい』

マリ「それは承諾しかねるっ!」キリッ

サクラ『よほどの事がない限り帰還命令は出ーへんと思いますけど、
    ホンマ、少しは気をつけてくださいね。
    私が見ている物は、事実だけとは言え艦長も把握している事、ですからね』

マリ「そう、だねぇ。
   もしよければ、ダメそうな時教えてよ。
   一応徐々に色々していくつもりだから、ね」

サクラ『はいはい』

マリ「じゃ、そろそろ通話きるねー」

サクラ『はい、それじゃ、おやすみなさい』



プツ


行動結果

サクラがほんの少しだけマリを意識するようになった。



アスカ行動開始

アスカ「はぁぁぁぁああ……」

アスカ(眠れないから別に寝なくていいけど、
    今ばかりは寝て忘れたいわ……)

アスカ「……」

アスカ(漏らした……)ズゥゥゥン



1 アスカ(……でも、漏らした瞬間……
          すごく気持ち、良かった……)性癖開拓

2 アスカ(漏らしたのが、気持ちよかった……?
      違う、本当は、見られてたのが気持ちよかった……)性癖開拓

3 アスカ(アヤナミめ……覚えてなさいよ)アヤナミを意識する

4 アスカ(……でも、フェラは、して良かったな。
      ……シンジが撫でてくれた)シンジを意識する

5 移動→黒綾波のところ
6 移動→マリのところ
7 移動→シンジのところ

8 その他


>>直下





アスカ(漏らしたのが、気持ちよかった……?
    違う、本当は、見られてたのが気持ちよかった……)

アスカ「……ん」



アスカ(アヤナミが見てた)

ス……クチュ

アスカ「ぁ、は……」



アスカ(コネメガネが、見てた)

クチュ、ニチ……

アスカ「ん、んっ、ふぁ……」



アスカ(バカシンジが、エロイ目で見てた……)

ニチ……クチ……ニュチ……

アスカ「はぁはぁ、ぁっ、ぁ……んんっ」



アスカ(見て、欲しい。
    もっと、私を見て欲しい……
 
    恥ずかしい姿も、全部……

    見られるの、好き……)

クチュ クチュ クチュ……ヌチュ……っ ギュ……

アスカ「んーーー! んっ……」ピク……ピク……

アスカ「はぁ、はぁ……」

アスカ「……ふぅ」








アスカ(やっぱり、変態は私だった……)トクン……





行動結果

アスカ 性癖開拓 『露出癖』



一日目終了


第三村要点観察 『異常なし』

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 10%』

ヴィレの様子  『異常なし』

ネルフの様子  『最終決戦準備中 30%』





TIPS

ネルフの最終決戦準備が100になると、シンエヴァの最後みたいなのが始まる。
その時の各人のステータスに応じて結果が変わるかもしれない。

ヴンダーの最終決戦準備がネルフの最終決戦準備を上回ることで、
最終決戦にて戦死する人数が減る。

ヴィレの様子について   作戦指示によって行動が変化する 例:ネルフの妨害工作中等

第三村要点観察について  第三村の雰囲気が悪くなると、防衛作戦が展開されたりする……かもしれない。




ヒント

『仕事』の時に色々する事が出来るかも



余談

管理しきれるかわからないので撤廃するかも




二日目 月曜 午前パート

状況

アスカ  休暇      午後仕事
マリ   休暇      午後仕事
アヤナミ 仕事 農作業  午後仕事
シンジ  仕事 要点観察 午後休暇



シンジ「おはよう、アスカ」

アスカ「ん、おはよ」

シンジ「あ、そうだ。アスカの服の事なんだけど、似合いそうなの部屋の前に置いておいたから」

アスカ「……あ、そ。あんがと
    あ、そうそう。
    コーヒー飲むんなら私のも淹れてくれない?」

シンジ「うん、いいよ」

黒アヤナミ「私も」

マリ「ついでに私もー!」

シンジ「了解」



シンジ(当たり障りのない会話をして朝の時間が過ぎる。

    昨日の出来事が嘘みたいだ……
    だけど、もしかしたらそうすることでお互いの距離をいい感じに保っているのかもしれない。

    少なくとも僕は、平静を装っていた)

アスカ(服……服かぁ。
    このパーカー気に入ってんだけど、他に良い服あるかな。
    いろんな意味で)

マリ(コーヒー飲んでもっかい本読もー)

黒アヤナミ(二日ぶりの仕事。おばさんたち元気かな)


一日目午前 一人目

1 シンジ
2 アスカ
3 マリ
4 黒綾波
5 一方その頃ヴンダーは
6 その他


>>直下


黒アヤナミ「行ってきます」

シンジ「行ってらっしゃい」

アスカ「ん、いってらー」

移動 農場


おばさんA「おはよう、ソックリサン」

黒アヤナミ「おはようございます」

おばさんB「お休みはどうだったい?」

黒アヤナミ「(いろいろあったけど)楽しかったです」ニコ

おばさんC「お、良い笑顔だね!
      やっぱり若い子とつるんでると笑顔も若くならぁね!」

おばさんD「するってぇとこの間までは年寄りくさい笑顔だったって言いたいのかい?」

おばさんA「やだようあんたってば!」

黒アヤナミ「おばさんたちは、元気。
      お年寄りではない」

おばさんB「あっはっはっは! 確かにねぇ!」





仕事中

おばさんA「この間まで田植えで下向いてたのに、
      今度はリンゴの摘花作業で上剥いて仕事。
      全身にクるねぇ!」

おばさんB「全身動かすから鈍る心配なくて良いじゃないの!」

黒アヤナミ(品質保全の為の間引き……まるで……)

おばさんC「ははは、ソックリサンもしんどそうだね」

おばさんD「そう言う時こそ、おしゃべりの力さね」



「そう言えば……」



1 おばさんA「第三村委員会で祭り開くって話、あったよね?」 イベントフラグ

2 おばさんB「しってるかい? 新居住区の、幽霊の話………………っ」 イベントフラグ

3 おばさんC「そーうそうそう! あそこの奥さん、赤ちゃん生まれたらしいよ!!」 小イベントフラグ

4 おばさんD「あんまり言いたかないんだけどね……洞木さんとこのご夫婦、また喧嘩したらしいよ」小イベントフラグ

5 その他

>>直下





おばさんA「第三村委員会で祭り開くって話、あったよね?」

おばさんB「あー、そうそう、フランスの結界の浄化とかで、そのお祝いだってね」



黒アヤナミ「お祭り?」



おばさんC「そうそう、お祭り! 年一回はそういうのやってたけど、
      今回は特別ってね!」

おばさんD「しっかし、何を準備してるんだろうね」

おばさんA「普通に屋台とかでしょ? でも、それだけでも楽しみだわぁ」

おばさんB「お祭りの時だけは人口肉がご馳走に感じるわよねぇ」



黒アヤナミ「ごちそう……」ゴクリ



おばさんC「そうそう。他にもなんか花火をあげるとかなんとかってね」

おばさんD「いわくつきの……花火ねぇ」ニヤリ

黒アヤナミ「いわく……?」

おばさんD「ふふ、冗談よぉ。
      いわくって言っても、イイまじないさね」

おばさんC「そうそう! あそこの奥さん、その花火を一緒に観たから旦那さんと結婚できたってね。
      第三村の花火は縁結びの花火って言われてんだ」



黒アヤナミ「……縁結びの花火……っ」フンス



おばさんA「あらやだ! 目の色変わったよ。
      気になる男の子でもいるのかい?」

おばさんB「男と決めつけちゃあいけないよ!
      もしかしたらこないだのヴィレの子かもよ!?」

おばさんC「あらやだ! もしかしたら私かしら!」

おばさんD「それだけはやめておきな!ソックリサン、この人×二つ付いてるから!!」

「「「「だっはっはっはっは!!!」」」」



黒アヤナミ(お祭りで、みんなと一緒にごちそう……そわそわする)

黒アヤナミ(花火……見るなら碇君と?
      でも、おばさんたちは男と限らないって言ってた。
      だとしたら、アスカと?

      ……ポカポカする)ポ

イベントフラグ 『祭り』『花火』 を入手しました。

………………



一日目午前 二人目

1 シンジ
2 アスカ
3 マリ

5 一方その頃ヴンダーは
6 その他

>>直下



シンジ「おはよう。ケンスケ」

ケンスケ「おはようシンジ。
     昨日はお楽しみでしたね」

シンジ「は、はぁ!? な、何言って…………?」

ケンスケ「ははは、冗談だよ。
     美女三人と暮らしてる幸せ税だ」

シンジ(気づいて、ないんだよね?)

ケンスケ「アスカの様子は……なんて、気にする方が失礼か。
     それにお前が話すようになってからアスカも元気になった。
     なんだか、俺まで救われた気持ちだよ」

シンジ「ケンスケ……」




ケンスケ「さて、今日も今日とて要点観察だ。
     今日は……」





1 施設探索       (物品入手フラグ等
2 インフィニティ観察  (第三村危険度変動
3 L結界浄化装置周辺   (第三村拡張フラグ
4 その他

>>直下

TIPS 
インフィニティとの戦闘フラグが立つと、後日戦闘行動ターンが始まります。
戦闘によるリスクはありますが、戦闘に勝利すると
        インフィニティの一部をヴィレが回収し、さまざまな加工を施します。
結果、第三村の防衛機能や、ヴンダーの最終決戦準備の数値が上昇します。

第三村拡張に成功すると、特定の施設が解放されます。



ケンスケ「今日はL結界浄化装置周辺の調査だ。
     ついでに、研究所にも寄るぞ」

シンジ「うん、わかった、けど……
     L結界、とか、研究所とかって、なに?」

ケンスケ「その辺も軽く説明するか。
     といっても専門的知識は俺にもないから、期待するなよ」

シンジ「うん、よろしく」



ブロロロロ……

車内


ケンスケ「L結界ていうのは、簡単に言うと、生命が生命たる存在で居られない場所の事だ。
     この間、インフィニティを観察した時の大地はほとんど赤かっただろう?
     あれがL結界」

シンジ「……そっか、ニアサードインパクトでほとんどの世界が……」

ケンスケ「L結界浄化装置は、そのL結界を浄化する、その名の通りの装置だ。
     太陽光で半永久的に機能するよう改良されてからこの辺も大分広くなった」

シンジ「……その、L結界浄化装置を研究してる人たちに会いに行くんだね?」

ケンスケ「その通り。
     そこにはお前に会わせておきたい人もいるし、今日は顔見せだ」

シンジ「……うん」

ケンスケ「……そんな顔するな。碇の素姓は隠してるし、万が一バレても研究所員はワケ知りの連中がほとんどだ。
     事情を知っていたら碇を責めるような奴なんていないさ」

シンジ「うん……ありがとう」


ブロロロロ……




研究所

ケンスケ「やぁ、順調かい?」

職員「お疲れーっす」

ケンスケ「加持いる?」

職員「加持? なら、あっちにいますよ」


加持リョウジ「お、ケンスケさん。久しぶり」


シンジ「加持……?」

ケンスケ「紹介しよう。
     加持リョウジ…………二世だ」

加持二世「そっちの人が、ヴィレからの預かり人?
     俺知らない人に会うの初めてッスよ」



シンジの素性の隠し方


1 偽名
2 女装
3 その他

>>直下



シンジ「は、初めまして」

加持二世「そうそう、『ハジメマシテ』だ。
     よろしく……えーっと」



ケンスケ「彼は、『ヨシヤ』だ」



シンジ「よろしく、加持さん」

加持二世「年、おんなじくらいだろ? 『リョウジ』でいいぜ。
     よろしくな」

シンジ「うん。よろしくリョウジ」



加持二世「なぁ、ケンスケさん。もしかしてもう今日から頼んでいいのか!?」

ケンスケ「そうだな。今日は体調は?」

シンジ「問題ない、けど。何するの?」

加持二世「おいおい、しっかり頼むぜ?
     L結界浄化装置の設置に決まってるだろ。
     その為の訓練とナノマシンを積んできたって聞いてるんだけど」

ケンスケ「まぁまぁ、はほら、別な仕事もあるから混乱するんだよ」



シンジ『ケンスケ……どういうこと?』


ケンスケ「オホン……じゃ、ヨシヤ。仕事の復習だ。

     俺達は要点観察のついでに、研究所からの依頼でL結界浄化装置の設置を手伝う事になっている。
     仕組みは簡単だ。

     小型の浄化装置を指定箇所に置きに行くだけ。それでいい」

シンジ「……う、うん」

ケンスケ「その後、浄化された土地に大型の浄化装置を設置するのは研究員の仕事。
     だが、最初の一手、これはお前にしかできない仕事なんだ」ズズイ

シンジ「僕だけ、うん」

ケンスケ「小型浄化装置を置く場所は、勿論L結界密度が濃い場所だ。
     故に、そこに行くには防護服で行くにしてもリスクが伴う。

     だがお前の場合、そのリスクがないんだ」

シンジ「っ……うん」(なるほど僕たちはL結界でも平気で歩けるから……)

ケンスケ「そう、お前はヴィレで特殊な訓練と、L結界浄化ナノマシンを内包した特殊技師(という体)
     この仕事で第三村は更に拡張されることになる。

     ここまではいいな?」

シンジ「わかったよ。あ、いや、わかってるよ」



加持二世「ここからは俺だな。

     こっちからはリストを提示する。
     そこからそっちの都合のいい場所を選択して、小型浄化装置を置きに行ってくれ」

シンジ「うん。わかったよ」

加持二世「小型浄化装置は毎回ここで渡して、後日こちらで回収する。
     防護服はあっちの小屋で装備してくれ。
     仕事が終わったらこっちで浄化措置をするから、必ず持って来てくれよ」

シンジ「了解」

加持二世「おし、じゃ、早速頼むぜ。
     リストはこれだ」



1 水辺(プール解放フラグ
2 市街地(運動場解放フラグ
3 平地(農場拡張フラグ
4 山(遊園地解放フラグ
5 その他

>>直下



加持二世「ここは市街地、だった場所だ。
     ここを解放してくれるのか、いやぁ、ラッキー」

シンジ「ラッキー?」

加持二世「ああ、ここは運動場があった場所なんだ
     解放されると思いっきり身体を動かせるから、スポーツが好きな子とかは喜ぶだろうな」

シンジ「……」

加持二世「目当ての子がいるなら、デートにもお勧めだ!
     運動場で一緒に汗を流してナカヨクなる。良いコトづくめだな」

シンジ「あ、うん」

加持二世「行き先は決まった。後はさっき説明したとおりだ。
     何度も言うけどよろしくな」

シンジ「ああ、任せてよ」




移動→設置位置

ブロロロロロ…………



ケンスケ「……な、加持。良い奴だろ?」

シンジ「うん……」

ケンスケ「……でも、なんかさ。
     ギャルゲーの親友ポジションみたいな事、言ってたな」

シンジ「……うん?」

ケンスケ「……な、なんでもない」


ブロロロロロ…………



設置位置


ケンスケ「離れた位置からすまんなヨシヤ! じゃねーや、碇!
     俺はここからしかサポートできない!」

シンジ「別に、良いよ。
    僕たちに限っては、全然危険がない作業なんだし」

ケンスケ「おう、その息だ!
     GPSだと、うん。もう少し左だー!」

シンジ「この辺、かな?」

ケンスケ「そこだ! 装置を置いて、スイッチを入れてくれー!」

シンジ「うん」ポチ




ヴィーーーーン…………ンン……ンン……




ケンスケ「よーし、戻ってきてくれー!」

シンジ「……これだけでいいのかな?」



スタスタスタ



ケンスケ「初仕事お疲れさん」

シンジ「なんだか、僕にしかできない事かもしれないけど、
    装置を置いてスイッチを入れるだけ、なんて、良いのかな?」

ケンスケ「……それは、ほら?
     便宜上職人ってことで」

シンジ「……それに、ある意味、
    このL結界って僕のせいだし……それを浄化して『仕事』なんて、
    まるでマッチポンプ……」

ケンスケ「碇……」

コツン

シンジ「いった……け、ケンスケ?」


ケンスケ「この世界は碇が望んだ結果じゃない、だろ。
     碇が引き金になったのかもしれないけど、
     それを仕組んだのは誰だ?
     ゼーレか? ネルフか? 親父さんか?」

シンジ「……」

ケンスケ「全部だ。
     お前は、利用された。

     利用されて、全部奪われたんだ。

     偽名まで使わなくちゃいけないくらい、
     お前の世界は奪われたんだ」

シンジ「……僕の世界」

ケンスケ「取り戻そう。お前の世界。
     それは俺達の世界でもある。

     だからこの仕事は、お前にしかできないんだ。
     お前が碇シンジだからこそ、やるべき仕事なんだ」

シンジ「ケンスケ……っ」

ケンスケ「……すぐに分かれとは言えないが、
     でも、お前がこうして一つ一つ装置を置く事で、
     多くの人が救われる。

     それは立派な仕事、だと思うぞ」

シンジ「……うんっ」グス

ケンスケ「……さて、あとは報告だ。
     もう一度言うぞ。

     お疲れさん」

シンジ「うん、ありがとう、ケンスケ」




市街地(運動場)解放フラグを入手しました。



………………

自宅 昼

アスカ「おかえり」

シンジ「ただいま、あー、お腹すいちゃったよ」

マリ「配給品届いてる。台所に置いといたよー」

シンジ「うん、ありがとう」



マリ「……なんかいい事あった?」

アスカ「……みたいね」ピコピコ



シンジ「あれ、アスカ……服」

アスカ「何よ、文句ある?」

シンジ「う、ううん。似合ってる、よ」

シンジ(またワンピースタイプの服で寝ころんで……
    目のやり場に困るって言ってるのになぁ)





二日目 月曜 午後パート

状況

アスカ  仕事
マリ   仕事
アヤナミ 仕事(帰り道
シンジ  休暇



行動開始 一人目

1 シンジ
2 アスカ
3 マリ
4 黒アヤナミ
5 その他


>>直下


マリ「しーごとしごと―……っと」

サクラ『ああ、すみません。マリさん。
    仕事の事でお話が……』

マリ「なーに?」

サクラ『第三村防衛規定についてなんですけど、
    現時点の規定では、防衛戦が行われる場合の指示は以下の通りになってます』



第三村防衛隊 → 避難誘導
機動兵隊三機 → 侵略者攻撃

機動兵隊人員 隊長 アスカ
          村人A
          村人B

       司令 マリ

補助陣営   隊長  ケンスケ
       副隊長 加持リョウジ



サクラ『基本、防衛隊は避難誘導が主な役割ですね。
    マリさんがもし規定変更する際に考えてほしいのは、
    起動兵隊 人員 と 司令、んとこです』

マリ「よーするに、第三村のオンボロ機動兵器で『誰が戦うか』、と
   『誰が指示するか』を決めるんだよね」

サクラ『その通りです。
    んで、補助陣営なんですけど、ここは作戦行動時に罠を作動させたり、
    L結界浄化装置の急速再建等を執り行う人員です。

    今んところなんでも屋のケンスケさんが運転主兼隊長、
    副隊長のリョウジ君が非常時の浄化装置担当、てなってますね。
    他のクルーもおりますが、基本二人を指名します』

マリ「ふむふむ? ま、そっちはいいよ。
   でもさー、司令が私じゃ、どうかと思うなー」

サクラ『自分で言います?』

マリ「ここじゃ戦時的な行動に聡いのは確かに私と姫だけ。
   だけど、私も姫も司令向きじゃないよ。性格的に」

サクラ『そう思うんやったら報告書書いて、
    第三村とヴィレを納得させてください。

    正直私もどうかと思うんで、今日はそこ変えましょうか』

マリ「じゃーぁねー?
   司令は……」


1 マリ「あ、でもやっぱ姫の方がいいか! 機転も効くし、良い作戦思いつきそう」
  →司令をアスカに(思考傾向 殲滅優先

2 マリ「ま、そこは私でもいいか。姫よりはマシでしょ」
  →司令をマリに(思考傾向 速攻優先

3 マリ「……ねぇねぇ。トウジって人居るでしょ? あの人がいい」
  →司令をトウジに(思考傾向 人命優先

4 マリ「……あのさ。物は相談なんだけど、黒いアヤナミ、起用できる?」
  →司令を黒アヤナミに(思考傾向 第三村防衛優先

5 マリ「……わんこ君がいい」
  →司令をシンジに(思考傾向 大型作戦

6 マリ「ケンスケを司令にした方がいい」
  →司令をケンスケに(思考傾向 現場重視

7 その他

寝ます。
ので、↑の選択肢は多数決でお願いします

マリ「……ケンスケを司令にしよう」

サクラ『ケンスケさんは補助陣営隊長ですよ。
    それに素人さんに司令任すのは……あ』

マリ「ただの素人ではないよ。
   確かに実戦経験も従軍歴もない、
   でも彼にはミリオタ特有の軍兵装に対する一定の理解がある。
   しかも、彼は要点観察で周囲の地理をほぼ完璧に把握している。
   有事の際に一番上がそれを理解しているってのはすごく心強いよ」

サクラ『な、なるほどぉ』

マリ「現場を理解して、現場優先で指示を出せる上に、
   姫の性格に対する理解もある。
   私としてはそこにも一理あると思ってるね」

サクラ『では補助陣営の人員は』

マリ「補助陣営は、隊長を加持リョウジ。
   補佐官を……碇シンジにする」

サクラ『!? 戦闘行動に碇さん関わらせるんですか!?』

マリ「本作戦にエヴァは関係ない。
   第三村防衛を真に考えるなら、補助陣営に碇シンジ、及びエヴァパイロットを配置するのは必要不可欠」

サクラ『もしかしてL結界浄化を臨時に行なっていくつもりですか?
     防衛作戦中の、戦場で?』

マリ「その覚悟があるかどうかは、司令に任せる。
    不可能な場合はしばらくは練兵のつもりで、作戦行動に参加させる」

サクラ『そもそも、碇さんを作戦に参加させる時点で上が承認するかどうか……
    それにあんた、碇さんをどうしたいんです?
     大事な人なんやったら、そんな危険な場所……』

マリ「……碇シンジはね。


   この世界で生きようとしている」


サクラ『……』

マリ「できることをやろうとしている。
   そういう彼に、私ちょっと期待してるんだ」

サクラ『それは、私情ですか?』

マリ「半分はね?
   ……でもよく考えて、彼は14年前、あのミサトちゃんの作戦通りの動きをしてきたんだよ。実績がある。
   巨大な個体同士の戦場を体験してる。
   その距離感とかは、他の人じゃ理解できない」

サクラ『ほ、ほうほう』

マリ「加えて、碇シンジは今L結界浄化作業に従事してる。
   勝手はこれから覚えていくだろうから、その上で防衛時の動きも考えて貰えば、実践向きの教育ができる。
   しかも、そのL結界浄化作業で運転手をしているのが?」

サクラ『合点がいきました。
    目から鱗です』

マリ「だろぉ~?」

サクラ『まさかマリさんがこない真面目に考えてくれはるなんて』

マリ「あとは機動兵隊の方は隊長そのまま
    隊員に私と黒アヤナミ、で決定だね」

サクラ『ほぉほぉなるほ……』

マリ「じゃ、そういうわけで上に提出するよー
    送信!」

サクラ『待て待て待て待てーい!!?』

ピコン♪

マリ「残念、もう送信しちゃった♪ テヘペロっ」

サクラ『いくら友好的とはいえネルフのパイロットを防衛に当てるなんて、
    流石に承認されませんて!』

マリ「でもパイロット経験ありよ?
   村の地理もそこそこ把握してる」

サクラ『……知りませんよ、もー』

ピコン♪

マリ「第三村の事務局からの返信だ。
   ……オッケーだって」

サクラ『どんだけ信用されてるんですか黒ナミさん……』

ピコン♪

マリ「ミサトちゃんの返信が来たよー」

サクラ『流石に、すんなり承認とはいかんでしょう』

マリ「……条件付き承認、だって。
   条件は、『万が一の際の終了処理』を用意すること」

サクラ『なるほど……』

マリ「……」

サクラ『……』

マリ「これってさー、DSSチョーカーのこと、だよね?」

サクラ『ですねぇ』

マリ「……無し」

サクラ『……』

マリ「黒アヤナミの起用は、断念するよ。
   DSSチョーカーが関わってくると今度はわんこ君の精神衛生上良くない」

サクラ『私情、ですか』

マリ『うん。
   チョーカーを黒い子につけるくらいなら起用しない。
   ワンコ君も嫌だろうし、何より私が嫌』

サクラ『……私は、それでええと思います。
    もとよりアヤナミさんが関わること自体反対ですし』

マリ(作戦貢献による黒アヤナミの必要性の開示。
    からの、生命維持特別処置申請、ていう筋書きだったんだけどな。
   流石にそううまくはいかないか。
    ……もっと違うアプローチをするか、それともDSSチョーカー自体に……)

サクラ『マリさん?』

マリ「なんでもなーい。
   じゃ、とりあえず機動兵隊に関しては姫と私、
   後は機動兵器訓練履修済みの村人一名、で構成するよん」

サクラ『はい、それがええと思います。
    修正案提出しといてくださいね』

マリ「りーりりーのりー」

通話終了


マリ「ふぅ、疲れた」

サクラ『そうそう、忘れてました』

マリ「なぁにー? もうマリさんの真面目モードは終了しました」

サクラ『堪忍です、もうちょいお願いします。
    次からはヴィレの作戦の選択も行えます。
    ネルフの最終決戦準備の妨害や、
    ヴィレの最終決戦準備を急がせたりできます。
    真っ当な理由があれば、第三村に人員を移動させることもできます』

マリ「うん」

サクラ『ただし、妨害工作も、決戦準備も、
    マリさんかアスカさんの協力が必要です』

マリ「だよねぇ。お願いして終わりー、なんてことはないか」

サクラ『言うてヴィレの主力はエヴァですからね。
    作戦指示する場合はお二人のどちらか、もしくは両名がヴンダーに帰還します』

マリ「てこたぁ、1日はかかるね」

サクラ『作戦時は深夜に移動を開始する事になります。
    作戦にもよりますが、概ね翌日の夜にはお二人にはまた第三村に戻ってもらう事になります』

マリ「でもさぁ、そんなすぐ戻ってもいいの?」

サクラ『派遣業務兼パイロットの士気向上を考えると、
    有事以外は第三村で待機する方がいいって、艦長が』

マリ「私が言うのもなんだけど、あの人何考えてるの?
   まるで私のこと応援してるみたい。超やりやすい」

サクラ『肯定的に考えれば、確かにアスカさんの言動は以前より柔和になりました。
    大分明るなったと思います。
    それが艦長として好ましいんじゃないんですか?』

マリ「いいのかにゃー? 姫もワンコ君も私が食べちゃうかもしれないのに」

サクラ『そこに悪意がないことを分かってるんと思いますよ。
    あと、自分の代わりに碇さんに優しくして欲しいんじゃないですかね。
    艦長の立場を考えると碇さんに優しくしてあげることはできないし……』

マリ「やさしく、ねぇ。
   やらしくの間違いじゃない?」

サクラ『それで碇さんがまんざらじゃないからいいんでしょうよ。
    まぁ、流石に2日目であんな珍事起こすとは思ってなかったみたいですけど』

マリ「やるときゃやるよー、私」ニヤリ

サクラ『せいぜい拗れんようにしてくださいね。
    で、お二人がまた第三村に戻るまでの間、監視対象がガラ空きになります。
    最悪私が監視業務継続してもいいんですけど、
    やっぱり現場に誰かおらんと有事の際に困ると言うことで、その際は臨機応変に対応します』

マリ「……そっかぁ、二人きりにしないで済むんだ。
   それは安心だね」

サクラ『なんや含みがあるようですが、まぁそれに関してはそん時で。
    以上になります。今日はお疲れ様でした』

マリ「はいはいお疲れー」

通話終了


マリ「拗れないように、か」

マリ(むしろ、拗れに拗らせて丸く収めるのが一番好きなんだけどなぁ)

マリ(ま、ハーレムに関しては、自由にやらせてもらうよん。
    お言葉に甘えて、ね)



………………

二日目 月曜 午後パート

状況

アスカ  仕事
マリ   仕事
アヤナミ 仕事(帰り道
シンジ  休暇



行動開始 二人目

1 シンジ
2 アスカ

4 黒アヤナミ
5 その他

> >直下

アスカ「監視報告書て毎日出さなくちゃいけないの?」

サクラ『そうですよ。なんつっても世間的に碇さんは生きてるだけでも要注意人物。
    行動は具に観察、これに限ります』

アスカ「だっる……
    今日は要点観察、碇シンジは加持リョウジと接触…」タタタタ…

サクラ『そうそう』

アスカ「葛城ミサトの有る事無い事を吹聴して回る」タタタタ…

サクラ『うそうそ』

アスカ「しまいには女のケツを追いかけ回して乱痴騒ぎの末拘束」

サクラ『マリさんは真面目に仕事してましたよ…』ジトー

アスカ「……わかってるっ
    ちゃんと真面目に書いてるわよ」

サクラ『どれどれ、うん、大丈夫そうですね』

アスカ(あと何かあったかしら?)



1 食料に関する報告 幕間の会話が弾むかもしれない
2 碇シンジについてより詳細に報告 碇シンジのヴンダーでの心象に影響
3 黒綾波についてより詳細に報告 黒アヤナミのヴンダーでの心象に影響
4 作戦行動への口出し
5 その他

>>直下

アスカ「バカシンジが、加持リョウジと接触したわ。
    事情についてはケンケンから話してあるって」

サクラ『加持君と、ですか。
    どうです? 気に入られたみたいですか?』

アスカ「知らない。今日は挨拶だけだって」

サクラ『碇さん、加持君と面と向かって話せてるんでしょうか……?』

アスカ「報告だと偽名使ってるってよ。
    ヨシヤ君だって」

サクラ『ま、妥当ですね。加持君ませてるからもし分かっても気にせんふりはすると思うけど……
    万が一相手があの碇シンジだと気付いたら、ひと悶着ありそうですね』

アスカ「……でも、あいつ、あの仕事やる気みたいよ」

サクラ『結界浄化装置の件ですか!
    わー、やってくれてるんや。嬉しいなぁ!』

アスカ「ん?」

サクラ『いや、あのですね。
    実はそれゴーサイン出したの私なんです』

アスカ「……へぇ?」

サクラ『ケンスケさん発案なんですけど、
    こちらとしてもエヴァパイロットのL結界への耐久のデータを用意して、
    絶対大丈夫、の太鼓判押させてもらいました。

    それに、碇さん気にしいやろ? せやから、少しでも自分のした事のツケ払う仕事でもすれば、
    ……気も晴れるんかなて』

アスカ「……自分の尻ぬぐいをさせてるってワケ」

サクラ『分かってますよ?
    碇さんは利用されただけ、ホンマに悪いんはゼーレとかゲンドウとか……その辺のです。
    でも、いくら周りが許しても、碇さん本人は自分を責め続けてると思うんです』

アスカ「そうね」

サクラ『なので、えーと、なんていうか……』

アスカ「……フン、 ま、とにかく、あいつはちゃんと仕事もしてる。
    自分の立場も弁えてる。
    上にはそう報告しておきなさい。
    今んところ、無害どころか益虫よ、益虫」

サクラ『あんまりイジワルせんといてくださいよー?
    痴話喧嘩の相談はごめんです』

アスカ「っさいわね。誰があんなのと……

    ……まって、そういやアンタ、マリの監視役も兼ねてるんだっけ?」

サクラ『あ、あー、ツー、ツツー 電波、 わるいみたツーツツー……ザー
    通話切りますねー ポチ』

アスカ「んなアナログな通話の切れ方あるか!! サクラアンタどこまで知って!?!?!?」

通話終了



アスカ「……っ はぁ」

アスカ(ま、定期的にバカシンジの良い情報入れておけば、何かあった時に少しは優しくしてくれるでしょ……)

アスカ「まったく、世話の焼ける……」



アスカ「……バカシンジ」ポツリ


二日目 月曜 夜



シンジ「マリさん、配給品のことなんだけどさ。
    野菜、増えてたよ」

マリ「お、早いねぇ。
   報告書で現場が変わると嬉しい限りだよん」

シンジ「ありがとう。
    野菜炒め作るけど食べる?」

マリ「いーぃねー。酒のつまみになりそう」

黒アヤナミ「お酒……あるの?」

マリ「もう一回みんなで飲む分はある、かな?
   貴重品だからもっと欲しい場合は調達してこないと無いよ~」

アスカ「そんな貴重品をよく高雄がくれたわね」

マリ「事情話したらぽんとくれたよ!
   事情も事情、情事的な事情をねぇ?」ニンマリ

アスカ「……酒でも飲ませてヤっちまえってこと?」

シンジ「なんて人だ……」

マリ「あははは! セクハラだよねぇ!」

黒アヤナミ「酒の勢いで……くんずほぐれつ……」モンモン



夜パート

1 風呂イベント     (女子のみで……?
2 秘密の風呂イベント  (全員で……?
3 晩酌         (残り一回
4 シンジ 行動開始
5 アスカ 行動開始
6 マリ  行動開始
7 黒綾波 行動開始
8 一方ヴィレでは……
9 その他


>>直下




アスカ「………………」ピコ……ピコ……

シンジ「………………」カチャカチャ

マリ「………………」ペラ ペラ

黒アヤナミ「………………」ペラ……チラ……



マリ(今日も、お風呂に誘ったらなんていうかな?)ソワ……

黒アヤナミ(……今日は、あっちのお風呂行かないのかしら)ソワソワ……

アスカ(…………)モンモン……

シンジ(……また、アスカ……パンツが見えるような態勢で……)フイ……



マリ(流石に、二日連続は盛り過ぎかな。ヒかれるのもヤダしなぁ)ソワソワ

黒アヤナミ(みんなでお風呂……)ポカ…ポカ…?

アスカ(……っ、はやく、誘いなさいよ……コネメガネ)イラ

シンジ(っ、昨日の事とか思い出したら……
    ドキドキしてきた……)ムク



マリ(でもなぁ、鉄は熱いうちに打てって言うしなぁ……!)

黒アヤナミ(私から、誘う? でも鍵を持ってるのはマリ……)

アスカ(っ!そうだ)

シンジ(落ち着け……シンジ。
    まだ勃起しきっていない内に、今日着替えの時にみたケンスケの尻を思い出して
    この興奮を鎮めるんだ………………!)

スン……




アスカ「バカシンジ、あんた」ツカツカ……

シンジ「な、なに?」

アスカ「ケンスケとどっかいってたんでしょ?」

シンジ「しr……あ、ああ、L結界の浄化装置を置いてきてたんだよ」

アスカ「あんた、防護服……着た?」

シンジ「うん」

アスカ「……」グイッ

シンジ「わ」

アスカ「……」スンスン……

アスカ「臭い」



シンジ「え」

マリ「! どれどれ? わ、ほんとだ、わんこ君の匂いがしない」

黒アヤナミ「……? そう?」



アスカ「あんたちゃんと風呂入ってきなさいよね?」

マリ「あー!いや、今は共同の風呂は女性の時間だからねぇ。
   とはいえ、わんこ君がこんな匂いなのは可哀そうだ」

黒アヤナミ「……っ! 
      私も、お仕事……してきた。
      早く、お風呂に行きたい」


シンジ「あ、え、えっと」




ムク……

アスカ「……」ゴクリ

マリ「ね、このカギ……また、使うぅ?」チャラ……

黒アヤナミ「……っ」フンス

シンジ「……っ 僕から、行きたいなんて言えないよ」




アスカ「……」ジーッ

マリ「……」ジーッ

黒アヤナミ「……」ジーッ

シンジ「え、っと……」ドクン……




シンジ「いき、ます……」




…………………………


…………………………


移動→新居住区の入浴施設→家族風呂


脱衣所

マリ「……じゃわんこ君、私達先に脱いでるから。五分後に入ってきてね。
   その後はここでまってる事!」

黒アヤナミ「また、後で」ニコ

アスカ「……」

シンジ「うん、わかったよ……」ドキドキ



シンジ「……」

シンジ(イヤではないんだ……
    もう、すでにこっちは期待してしまっているし)

ギンギン

シンジ(でも、まだこの、強過ぎる背徳感に心臓が慣れないよ)

ドクン ドクン

シンジ(だって、あんな……はぁ……)ドキドキ





……

脱衣所内


マリ「さて……」

アスカ「……」

黒アヤナミ「……」モゾモゾ



マリ「正直に言います。私は、昨日みたいに、わんこいじりしたいです」ドン

アスカ「……勝手にすれば?」

黒アヤナミ「それについては同意」

マリ「でも、昨日の今日でまた同じってのも、どうかなって思って、一つ提案をします」

アスカ「何よ?」

黒アヤナミ「私も」

アスカ「ん? あ、あんたまで?」

マリ「イイねぇ。じゃあ、プレゼンと行こうか」





1 マリの提案 シンジ誘惑対決
        あくまでこちらから手を出さず、神事に手を出させた人が勝ち。

2 黒アヤナミ ソーププレイごっこ
        一人10分で色々する

3 時間切れ  シンジ入室
        アスカ専用覗きイベント

4 その他

>>直下


マリ「私の提案はねぇ……?
   わんこ君にあくまで手を出さないで、ずーっと誘惑し続けるの」

アスカ「あいつ、ずっと手出さない可能性もあるわよ。ヘタレだし」

マリ「そこはほら、触っていーよ、とか、
   触ってほしいの、とか言えば、ね?」

黒アヤナミ「そういう風に言えば、奥手な碇君でも……?」

アスカ(……あいつに手を出させるっていうのは良い考えかもね。
    それに、誘惑……見せつけるってこと……? )ゾク



黒アヤナミ「私はソーププレイを提案する」

マリ「……ソー」

アスカ「……プ」

黒アヤナミ「ええ。昨日のマリのやっていたような事を一人十分の持ち時間でローテーションする。
      碇君を洗ってあげながら、濃密な時間を過ごせる」

マリ「……」

アスカ「……」

黒アヤナミ「……どうしたの?」

アスカ「あんたの口からソーププレイっていう言葉が聞けるとは思わなくて、
    面喰ってる」

マリ「ど、どこまでするの」ワクワク

黒アヤナミ「一応、スマタまで」

アスカ「どこで勉強してきたの!?」

黒アヤナミ「図書館」

マリ「うそでしょ図書館てそんなことまで調べられるの!?
   わたしあしたちょっと行ってくる」




ガチャ……



シンジ「え、あれ? あの、みんなまだ……?」

マリ「あ、ごめーん! 今ぬぐー!!」

シンジ「わ、こっちこそ、ごめんなさい」

ガ……



アスカ「今の、聞かれたかもね。
    今日はおとなしく風呂で良いんじゃないの?
    ……ま、昨日みたいになるかもだけど」

マリ「うんうん、今度は作戦会議からだね」イソイソ

黒アヤナミ「……」ショボン



アスカ(……)

アスカ「……」スタスタ

アスカ(扉が、締まりきってない……?)

アスカ「……バカシンジ?」

シンジ「な、なに?」

アスカ(隙間からは、バカシンジの背中が見える)

アスカ「……」




ゾクゾク……




アスカ(ここで、着替えたら……覗かれちゃうんだ)





ドクン……



アスカ(……なんだろ。裸見られてんのに、今更、着替えなんて……でも)


ドクン……


アスカ(バカシンジの前で、見られながら、脱ぐのなんて……なんか)

アスカ「はぁ、はぁ……ん」



ドクン



アスカ(興奮、する……)



アスカ「バカシンジ……」

シンジ「だ、だから、何さ、アスカ……?」

アスカ「あのさ……」



アスカ(ダメだ。覗かないで、なんて言ったらこいつは、絶対覗かない。
    一人で想像してマスかいて終わり……

    それじゃ、ダメ……!)



アスカ(じゃあなんていえばいいの?
    どうしたら、見てくれるの?)



アスカ(見てほしいのに、見てほしいだけなのに……)







アスカ「……」ドクン

































アスカ「お願い、見て……」

シンジ「え?」

スル……






アスカ(こんなことなら、寧ろもっと服を着ておくんだった)

シンジ「え、アスカ……? なに、を」ドキドキ

アスカ「っ……ん……」

アスカ(来てる枚数は少ない、けど、
    敢えてパンツから脱いだ。
    
    こういうの、好きでしょ? バカシンジ)


アスカ「……はぁ、…ん」ジー……

シンジ「……っ」ハァハァ……



アスカ「……見て」クパ……



シンジ「ぁ……」




ポタポタ……






アスカ(パンツだけ脱いで あそこを、広げて見せている。

    覗きしてる、男の子に、自ら見せている。
    
    愛液溢れてるのも、全部、見られてる……っ!)

アスカ「あぁ……」





アスカ(あぁ……ああ……ああ……っ!)










アスカ「ん、ひ、んく……」ビクンビクン……!

プチュ……

シンジ「ぇ……」ドクン



ピチャピチャ……




アスカ「……ふぅ、はぁ……」

アスカ(見られただけで、イっちゃった………………っ)


ポタポタ……ポタ……










マリ「姫ー 先に入ってるよ?」

黒アヤナミ「碇君、呼んで来て」

アスカ「あ、うん、わかった……」ポー……

スタタタ

ガラ……





シンジ「……っ はぁ、はぁ。
    あ、あの、アスカ……?」

アスカ「……」

スル……

シンジ「ぁ」

スル……



アスカ「……私の裸よ。

    今度は、ちゃんと興奮してくれてるわよね?」



シンジ「……う、ん」

アスカ「……そう、じゃ」クルッ

シンジ「え?」

アスカ「ここで二人きりでするとでも思ってた?」

シンジ「……さ、誘われてるのかと、思ったよ」

アスカ「っ、そんなんじゃ、ない。
    ただ、あんたの反応見て、からかって楽しんでただけ」

シンジ「ぅ……」


アスカ「さーて、私は満足したからお風呂を満喫するわ。
    バカシンジはあの二人にでももてあそばれてなさい」

スタスタ



アスカ(でも、どうしよう。

    もし本当に、バカシンジが襲ってきたら……

    後ろから声かけて、呼び止められて、抱き寄せられて……

    そんなことされたら、私……)



スタスタ










シンジ「アスカ!」





アスカ「なっ!? な、によ?」クルッ

アスカ(今求められたりなんかしたら、私………………っ)










シンジ「……髪飾り、外し忘れてる」

アスカ「…………………………」








シーン










アスカ「……あっっっっっっっっっっっっっっっっっっ

       そうっ!!!!!!!!!!!!!?」
カチャカチャ ポイ



シンジ「わ、投げないでよ!」

アスカ「片付けとけ! バカシンジ!!!!!」




シンジ「……う、ん いいけどさ……?」




シンジ(……でも、流石に、僕でもわかる。
    あのアスカの目、誘うような脱ぎ方。
    見てほしいという、アスカらしくないお願い……

    アスカって、見られるの、好きなんだ……)ドクン……



………………


………………

チャポン×4




シンジ「……」

アスカ「……」モジモジ……



マリ「……なにかあった?」

アスカ「別に、なにも?
    ただバカシンジに覗かれただけよ」

シンジ「えっ!」

黒アヤナミ「覗き……?
      みんなを、見てたの?」

シンジ「あ、いや、違くて……あれはアスカが」

アスカ「っ」ギロ

シンジ「……いや、僕が『まだかなー』って、見たらアスカがちょうど脱いだところで……」


マリ「別に裸見せる位、今更何とも思わないでしょーに。
   だってぇ」

ザパァ



マリ「……私は、見てほしいよ。
        わんこ君に……ね?」

シンジ「んんっ」キョロキョロ……



黒アヤナミ「……私は、そこまで自信がない」ブクブク……

マリ「そう?」

黒アヤナミ「私は、マリみたいにおっぱい大きくない」

マリ「……」スッ

サワ

黒アヤナミ「ぁっ……」

マリ「んでもそこそこあるじゃん、胸」モミモミ

黒アヤナミ「ん、でも、マリより」

マリ「いやぁ、でも姫と同じか、それ以上はあるし。
   後私は女の子の、お腹のお肉が好きだなぁ。
   ここ、撫でるの好き」サワサワ

黒アヤナミ「……お腹が、好きなの?」




シンジ「……」ゴクリ

アスカ「……へぇ、アンタ、ああいうの見てるの好きなんだ。
    覗きの上にレズ好きなんて、なんか、あんた変態に拍車かかってるわね」

シンジ「変態……!?
    あ、でも……うん、そっか……変態」

アスカ「認めるの? なに、じゃアンタ、帰ってから私達がレズってるの見てマスかいてるの?」

黒アヤナミ「……そう、なの?」ドキッ

シンジ「マス……」

マリ「ふふふ、わんこ君。いーんだよ?
   私達でムラムラしてオナニーしてくれるなら、私は嬉しいよ。

   あと、興奮する」トロン……

シンジ「素直に言うけど、昨日はしてないよ
    第一ここでしっかり、されたからさ……」




黒アヤナミ「誰と誰が、してるの?」




シンジ「え?」

黒アヤナミ「碇君の頭の中で、
      誰と誰が、エッチな事しているのを思い浮かべているの?」

シンジ「それは……」

アスカ「……」チラ……

マリ「……」チラ……

黒アヤナミ「……誰と、誰?」




1 アスカと黒アヤナミ
2 アスカとマリ
3 黒アヤナミとマリ

1~3の場合 見せつけレズプレイ 残った一人がシンジに手コキ

4 三人とも
5 その他?


>>直下


シンジ「……三人、とも。だよ」(///

マリ「三人、かぁ、欲張りだねぇ」

アスカ「私も入ってるんだ。へぇぇ?」



黒アヤナミ「どんな事、してるの?」

シンジ「……それは……え、言わなくちゃ、ダメ?」

黒アヤナミ「どんなことを想像してるのか、興味がある」

マリ「私も、気になるにゃー?
   キミの頭の中で、私たちどんなことになってるの?」

シンジ「ひ、ひかない?」

アスカ「……私はヒくわ。
    でも、たしかに興味はあるわね。どんなことさせたいのよ……?」

シンジ「させ たい?」

アスカ「……え?」

マリ「いいねいいねぇっ。わんこ君の妄想聞かせてよ。
   それ、実践して見よう」

アスカ「は、ちょっと待って!
    そんなの……」チラ

黒アヤナミ「……私は悪くない、と思ってる」

マリ「私も悪くない、と思ってる」キリッ

アスカ「そろいもそろってレズ狂いが!」

マリ「バイです」



黒アヤナミ「碇君、私達、どうすればいいの?」

ソッ

シンジ「あっ、アヤナミ、ごめん、今触られると……」

黒アヤナミ「え?」

シンジ「ごめん、興奮、しすぎてて……
    すぐ出ちゃいそうなんだ……」



マリ「んー?」

アスカ「……何こっち見てんのよ」




シンジ「………………えっと、ね」


1 アスカを二人がいじりまわす
2 マリを二人がいじりまわす
3 黒アヤナミを二人がいじりまわす
4 その他

 >>直下




シンジ「アヤナミを二人で……いじってる所、想像してた」

黒アヤナミ「私が、二人に?」キョトン

アスカ「……変態」

マリ「ふふ、人に妄想吐露させるのって、なんかヤバイね。
   確かに、変態っぽい」



黒アヤナミ「……どんな事、されるの?」

マリ「そりゃ、さ?
   こう、後ろから抱き締めて身体をまさぐったり……」パシャ……

サワ……

黒アヤナミ「ん、だから、なんで、お腹……?」

マリ「勿論、お腹だけじゃないよん?」↑

ス……

黒アヤナミ「ぁ、ん……」

マリ「胸も、そうだし、でも私、エッチな事って
   口が一番最初、だと思うんだよね」

フニ……

黒アヤナミ「んむ」


黒アヤナミ(マリの細長い指が唇に触れてる。
      繊細な触り方……)


マリ「キスするにしても、舐めるにしても……
   あと、こうやって」

クチュ、ニチュ

マリ「……口の中かきまわすのとか」

黒アヤナミ「は、ん、あむ、ぁ」

クチュ、チャプ……

マリ「……んは、くすぐったっ……」



アスカ「…………っ」モヤ



アスカ「ま、混ざればいいのよね?」

シンジ「……うん」ドキドキ

アスカ「ふん、あんたはせいぜい、そこでマスかいて見守ってなさい……
    私は、アヤナミで楽しんでくるから……」

シンジ「っ、うん」(意外と、ノリ気なんだ)



アスカ「……コネメガネ。混ぜなさいよ」

マリ「ぁ、うん……」トロン

黒アヤナミ「ぁむ、ん……」

ンチュ……チュプ……


マリ(すごっ、指、入れただけなのに、自分から舐めて来てる……
   これ、滅茶苦茶興奮する……っ)

黒アヤナミ(マリの、指……口の中、撫でてくる。
      なんだかゾクゾクする……っ)



アスカ「……っ そんなに口がいいの?」

黒アヤナミ「んふ……ぁ、……ぅん」コクン

アスカ「そんなに、コネメガネの指がいいの?」

マリ「姫?」

アスカ「……私にも、その口、貸しなさいよ」

スッ

マリ「……あは、いいよ」

黒アヤナミ「アスカ……」トクン……

アスカ「……口が気持ちいいんだ?」

黒アヤナミ「わからない……初めて、口の中、いじりまわされたから……」


アスカ「そっか、あんたまだ、そうよね」

黒アヤナミ「アスカ?」

クイッ

アスカ「多分だけど、こっちのが気持ちいいと思うわよ。
    覚悟なさい」

黒アヤナミ「あ……」ドキ



ンチュ……チュ

黒アヤナミ「っ」

黒アヤナミ(……キス、された)



黒アヤナミ「ん、む、ん」

黒アヤナミ(アスカと、キス?)



アスカ「ん、……アヤナミ」

黒アヤナミ「な、なに?」ドキドキ

アスカ「……噛まないでよね?」

ヌチュル……

黒アヤナミ「んんっ、ん」

アスカ「……ん、ふ」

ヌチュル、クチュル……







黒アヤナミ(舌を入れられてる……!
      コレが、大人のキス)

ヌチュル、ムチュ……チュク、チュ

アスカ「ぁ、んは……んむ」

黒アヤナミ「んっ、んっ……んむ……」

黒アヤナミ(碇君の前で、アスカとキスして……
      舌を入れられてる……)ゾクゾク






黒アヤナミ(そう、碇君の前だから、興奮してるの……

      でも……)

アスカ「……あんたも、舌、絡めてみなさいよ」

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ(少しわからない。
      私、キスされた時……アスカの事だけ考えてた)

黒アヤナミ「ええ……」

チュ……クチュ、ヌチュ……

マリ「あは、残念。私もどさくさにまぎれてチューしようとしたのに、
   でも、おかげでこっちはガラ空き、だよね」

フニ……フニ……

黒アヤナミ「あ……っ そんな、触り方……」

マリ「ほらやっぱり、胸結構あるじゃん」モミモミ

黒アヤナミ「は、ぁ……ん なんか、変な感じ……」ドキドキ


アスカ「ちょっとぉ、あんたの口は、コッチ……」クイ

黒アヤナミ「んっ、んむ……クチュ」

マリ「反応が聞けないのはさみしいなぁ。
   でも、二人が仲良くしてるの、なんか凄く興奮する……」

マリ(とはいえ、仲間外れみたいで癪なので……)

マリ「さ、今度は下の方だよ」

ス……

黒アヤナミ「ぁ……んむ」ヌチュ クチュ……

マリ「んふふ、腰、細いねぇ。
   ここも可愛くて好きだけどお目当てはこっち、なんだなぁ」

ヌチュッ

黒アヤナミ「あぁっ、あ……んっ」ビクン

マリ「やっぱり一番わかりやすく感じるのって、ここでしょ?」

ヌチュ ヌチュ……グチュ……

黒アヤナミ「マリ、あっ、そこ、あんまり強くしないで……」

マリ「大丈夫だよぉ」

ヌチュ ヌチュ……


マリ「大事なとこ、だもんね……」


黒アヤナミ「でも、あっ……や……指、入れたら……」

ヌプヌプ……プチュプ、ヌチュ……

マリ「安心して? 膜はちゃんと、傷つけないように触ってるよー。
   あ、でもぉ」

黒アヤナミ「んひっ! くっ! あっ!」

クチ、クチクチ、ヌチ、ピチャ……

マリ「こっちのクリは、ちょっと虐めちゃおうかな―」

黒アヤナミ「や、ぁはっ。んっ!」



アスカ「ちょっと、何二人で盛り上がってんのよ?」

黒アヤナミ「あっ、あっ、だって、も……あそこ、が」

アスカ「コネメガネ、アンタそこ触ってんなら、
    穴の方、私が触っても良い?」

マリ「うっわ、なにそれ、きもちよさそー……っ」ゾクゾク

黒アヤナミ「あっ、あっ、アスカも……?」

アスカ「こっち見て」

黒アヤナミ「は、ぁっアスカ……」

スッ……ヌチュ、ヌチュプ、ヌチュ……

黒アヤナミ「ぁ、ぁぁ、ぁ、ぁ……」ビクビク……ビクン……



アスカ「……へぇ、コレが、あんたの中、なんだ」

チュプチュプチュプ……グチュ、チュプチュプチュプ

黒アヤナミ「うぁ、あっ 指、入れ過ぎ……」

マリ「姫ぇ?
   あんまり、激しくして、膜傷つけたら、可哀そうじゃない?」

ニチニチニチ……クチュ ニチニチニチ……

黒アヤナミ「ぁっぁっ……んくっぅ……っ!」



アスカ「……そうね」


アスカ(コレが、アヤナミの膜……
    純潔の証……)

アスカ(私にも、まだある。
    純潔を守るなんて意識した事はなかった。
    ただ、イイ人が、居なかった)



黒アヤナミ「あ、っ、は……ぁん……んっ」

黒アヤナミ(アスカが、私の処女膜に触れている。
      今までこんな、粘膜の一部を意識したことなんてなかった。

      でも、今、その部分を、いじられている。

      膜の中心の穴に、指を入れられている……)




アスカ(もし、このまま指に力を入れたら……)

黒アヤナミ(もし、このまま指に力を入れられたら……)




























アスカ(いや、流石に、ない。ないわ)

黒アヤナミ「アスカ、お願い……もう少し、優しく……」

アスカ「わかってるわよ……そんなこと言う口はまた塞いじゃうんだから……」

黒アヤナミ「んっ……んむ、ぁ……っ」

アスカ「んぁ、は……んむ……」

クチュル……ヌチュ……チュプ……クチュ



マリ「っ、キスしてると、反応イイね。
   じゃこのまま、姫とべろチューしながらイクと良いよ。
   私の方は、遠慮なくクリいじらせてもらうからね」

ニチニチニチニチ……ニュチニュチニュチニュチ……


黒アヤナミ「んぁっ! はっ、あっ……あぁ……」ビクンビクン

黒アヤナミ(クリトリスも)




アスカ「んむ、んく、……ぁ」

ムチュヌチュ……クチュル……

黒アヤナミ(口も)



アスカ「ぁんんむ……レロ……」クチュ

ヌプチュ、ヌプ ヌプ ヌプ

黒アヤナミ(膣も)



黒アヤナミ(全部、気持ちいい……

      弄ってもらうの、気持ちいい……っ!)



黒アヤナミ「はぁ、はぁ……あっんむっ んんっ……
      んんんんんっ!!」

ビクン!

黒アヤナミ「ん! ―――――!!!」ビクンビクン



プシュッ!プチュ……っ!



ピチャ、ピチャ……








アスカ「っ、あはは、アンタ、今……イった、わよね?」

黒アヤナミ「はぁ、はぁ、イった……

      二人に、イカされた……」ハァハァ……

マリ「はは、かわいーなぁ……
   イッた時の声、滅茶苦茶興奮したわー……」




黒アヤナミ「二人とも、上手、だった……」ムク

マリ「え? そう?」

アスカ「そう、よかったわね」



黒アヤナミ「……どうして、女性をイカせるのがそんなに上手なの?」



マリ「……それはぁ」

アスカ「どうしてって、それは……」



マリ「あはは、私は動画とかで見てたし―。
    後ろからするのもやってみたかったんだよねぇ」

アスカ「……私は知らないわよ。知らない……うん……」




黒アヤナミ「っそういえば、碇君?」

アスカ「あ、どうだったのよ。結局こーいうのが好みだったの?」





シンジ「はあ、はぁ……んっ
    ケホ……ケホ……はぁ……はぁ」




アスカ「……なんで、アンタが一番疲れてるのよ……?」

マリ「それはねー、多分……

   わんこ君が、三回も抜いたから、じゃないかな?」

アスカ「三回……!?」

シンジ「はぁ、はぁ……うん」



黒アヤナミ「……私達で、興奮、したの?」

シンジ「したよ……っ そりゃ、もう、ホント……おかしく、なりそうだった」

マリ「こっちは、いつでも準備オッケーだよ。
   もしおかしくなって襲いかかっても、受け入れちゃう……♪」

アスカ(この角度だと、絶対、私のお尻、見てたわよね……)ゾクゾク……

黒アヤナミ「……そう、……良かった」ニコ……





夜パート終了

……………………



二日目 月曜日 深夜パート

状況

シンジ 就寝中
アスカ 自由
マリ  自由
黒綾波 自由


1 アスカ 行動開始
2 マリ  行動開始
3 黒綾波 行動開始
4 その他


>>直下

寝ます

マリ「はーぁあ……」

マリ「相変わらず、夜は暇……」

マリ(口に出してみたところで変わることもなく……)

マリ「はーぁあ、わんこ君もずっと起きててくれればいいのに……」

マリ(ま、リリンがそれしたら死ぬかぁ)

マリ(……ん、じゃあ逆に私がわんこ君と一緒に寝ればいいのかな。
   睡眠を共有するって、なんか情緒あるよね)

マリ(……睡眠薬)

マリ(ああ、でも、私わんこ君の隣で寝てて我慢できるかにゃー?
   においが気になって、ちゃんと寝られなさそう

   ……逆に、わんこ君も寝られなさそうだよね。
   いや、すでに三発も抜いたから、その心配はないかな?)

マリ「……どうするか」


1 心の迷宮に入る(小難しいことを考える ※おめでとうエンドではない
2 わんこ君の寝床に行く
3 姫の様子を見に行く
4 黒い子の様子を見に行く
5 マリ「サクラっち、起きてる?」サクラ『ん、はい。まだ起きてますよ』
6 外に出てみる (無計画
7 その他


>>直下


マリ(……そういえば、姫……最近様子が変だったな…
   この時間何してんだろ?)

ムクッ

マリ(……部屋のモニターでゲーム、ってあたりが一番あり得る感じ、だけど。
   あの子、たまに寝てるフリしたりするからなぁ。

   そういう時はなんか凹んでる時、なんだよなぁ)

テクテク……

マリ(……ワンチャン、オナニー現場見られたりして……っ
   最近性欲触発されてるから、それもあるよねぇ?)

テクテク……ピタ

マリ「……さて」



1 覗き見ると、アスカはゲームをやっていた(普通に仲良くなるフラグ
2 覗き見ると、アスカは寝たふりをしていた(アスカ→マリの感情に変化
3 覗き見ると、アスカはオナニーをしていた。
4 覗き見ると、アスカはオナニーをしていたので、堂々と入室してみた。
5 覗き見ると、アスカはアヤナミと一緒にいた。
6 その他

>>直下



マリ「姫は、なにしてるかにゃー?」ジッ……

アスカ「…………」シーン

マリ「…………ありゃ、寝たふりだ」

アスカ「……」ゴロン

マリ(……下着姿で、ゴロゴロしてるだけの少女の姿。
   これを眺めてるのも乙だけど、これを見ておいて放っておくのも心苦しい……)

コンコン

アスカ「…………」

マリ「おじゃまー?」

ガチャ

アスカ「……だれも、入っていいなんて言ってないけど」

マリ「おねがーい! 怖い夢見ちゃったのぉ!
   一緒に寝てくれなーい?」ゴロン

アスカ「うっざ……っ」

マリ「ま、冗談も冗談なんだけど……っと」

ドン

マリ「……こうして密着してると、ヴンダーで同じ部屋にいる時を思い出すねぇ」

アスカ「……せめてあそこにいない時だけでも、あんたという枷がない生活をしたかったんだけどね」

マリ「枷? 私、重たい?」

アスカ「激重よ。年末のネトゲか」

マリ「あはは」




マリ「……どうかしたぁ? 姫」

アスカ「……禅問答はごめんよ」

マリ「そんな高尚なもんじゃないよ。
   ……ね、知ってる? 女子ってやつは、
   悩み事がある時、話を聞いてもらうだけですっきりするものなんだって」

アスカ「……」

マリ「……」

アスカ「……女子ねぇ」


マリ「姫」ギュ……

アスカ「……っ なによ、暑苦しいわね」

マリ「ホントはね。私、姫が欲しい言葉も、
   してほしいことも知ってるよ」ギュ……

アスカ「……」

マリ「でも姫が、ほんとにそうして欲しい人って私じゃないと思うんだ」

アスカ「……」

マリ「……事情を一から百まで知ってる私が
   『アスカはアスカのままでいい』なんて言っても、
   ……違うじゃん?」

アスカ「……」

マリ「だからケンスケが姫に接触して、
   ……ちょっと、イイ感じになったのを見て安心したんだよね。

   あ、こいつなら……イイのかなって。
   姫にとって一番正解に近い他人は、ケンスケなのかなって……」

アスカ「……」

マリ「……だから、わんこ君が戻ってきたとき……
   私、ちょっとうれしかったんだ。

   姫はケンスケに任せられるかもしれない。
   だったら、わんこ君と私がいい感じになっても、いいのかなって」

アスカ「……っ」

マリ「あはは、ごめんて……

   違うよね。だって、ケンスケから姫に向けられる感情は、姫の求めるものじゃなかった。
   姫も、わんこ君がなんだかんだ気になってた。

   ……気になってなかったら、怒ったりしないよね」

アスカ「……」

マリ「……なんで私が、わんこ君を争奪戦しようって言いだしたかわかる?」


アスカ「……はぁ。
    あんたばっかりしゃべってる。
    これじゃ、あんたの悩み聞いてるみたいだわ」

マリ「………………え」


ゴロン


マリ「あはは……そうかもね」

アスカ「……ほら、
    あんたが背を向けるときは、本当は自分の話を聞いてほしいとき」

マリ「…………あはは」

マリ「……」




アスカ「私を応援するっていう体も込めて、
    争奪戦を持ち掛けたんでしょ」

マリ「……っ」

アスカ「私がやきもきしてるのを見てじれったくなったてのが大きな理由なんじゃないの?
    争奪戦にすれば対抗心燃やして素直になるとでも思ったんでしょ?」

マリ「……わかっちゃう?」

アスカ「……一方で、あんたのバカシンジへの思いは、
    私達の子供じみた『好き』じゃない……

    一度フラれた『好き』と、
    その相手に頼まれた、『責任』。
    そのどっちもが重なって、あんたにとってバカシンジはただの『可愛い犬』じゃすまなくなってる」

マリ「……」

アスカ「……一番、対抗心燃やしてるの、あんたなのかもね」

マリ「………………」

アスカ「……でもそれだけだったら争奪戦でぶっちぎりに勝つ方法なんていくらでもある。
    けど、あんたは私たちに負い目があった」

マリ「……うん」

アスカ「私もアヤナミも、あんたの研究でできたクローン
    アヤナミシリーズ と シキナミシリーズ。

    そのプロトタイプであるマキナミシリーズのあんたは自らを被験者にした」

マリ「……」

アスカ「その、同じエヴァの呪縛にとらわれた私たちを憐れんで、
    せめて、好きな人と一緒にいられる時間を多くしようとした。

    争奪戦なんて言ってるけど、
    あんたはみんなで仲良くしているこの空間こそ、望みだった」

マリ「……」

アスカ「……だからあんたは、一人でバカシンジを独占しようとしないし、
    寧ろ私たちとあいつの接触を仕向けたりしてる」

マリ「……」

アスカ「……でもあんたのめんどくさいところは『我』も強いところ。
    なんだかんだ言って、あんたもバカシンジが欲しくてたまらない」

マリ「……」



アスカ「……めんどくさいのよ。あんたのこと考えると……
    私はどうしていいんだろ。
    あんたはどうしたいんだろ。

    私としては白黒はっきりすればいいのに、あんたは常にグレーの中にいる」

マリ「……白黒、はっきりしなくちゃダメかな」

アスカ「私は落ち着かないわ。
    あんたにも遠慮して、アヤナミにも遠慮して、
    自分の居場所がブレてる」


マリ「……」

アスカ「はっきり、言っていいのよ?
    『お願い姫はあきらめて』って」

マリ「……言えないよ。言いたくないし、そんなこと思ってもない」

アスカ「……」

マリ「……」



マリ「私は、姫のこと好きだよ」

ゴソッ

アスカ「あ、なに、乗っかってんのよ。重い……」

マリ「そりゃ重いよ。私の愛、14年分よ?」

アスカ「……はぁ?」

マリ「……」

アスカ「……」

マリ「私、ユイさんも好きだった。
   わんこ君も好き。

   でもユイさんとわんこ君に対する思い以上に……

   14年間一緒に過ごしてきた姫への思いも、強くなってる」

アスカ「て、ちょ……なに、近づいて」

マリ「姫も言ってたじゃん。
   みんなで仲良くしたいだけって。
   私の本当の望み、ちゃんと思い出せたんだよ」


アスカ「……そ、それ以上、近づいたら……け、蹴るわよ」ドキドキ

マリ「お願い、蹴らないで」

アスカ「っ……」

マリ「……ん」




アスカ「んむ……ん……」

マリ「ん……」





マリ「えへへ、好きだよ。 ア ス カ」

アスカ「……っ」(/////

アスカ(舌入れたら蹴ろうと思ったけど……
    なんなのよ、こいつ……っ
    ほんとに、ただただ優しいキス、してきやがった)トクン……トクン……




アスカ「あんた、本気なの?
    本気で、この争奪戦……ハーレムエンドで終わらすつもりなの?」

マリ「うん。姫も黒い子もわんこ君も、全部ひっくるめてドロドロのグチャグチャの、
   グレーの沼に沈めるのが私の本懐だよ」

アスカ「……とんでもない相談に乗ったもんだわ……」

マリ「私が手を下すまでもなく、姫と黒い子は仲良くしてくれたから、
   あとはいいかなーって思ったけど……やっぱ、欲出す」

アスカ「勝手に、しなさいよ。
    ……けど」

マリ「わーかってるって、あくまでわんこ君は『キミのもの』。
   ……だけどパートナーの所有物は、共有物じゃない?」

アスカ「……フン」

マリ「あー、話したらすっきりした。
   姫とも、仲良くなれたしね?」

アスカ「すっきりしたならどきなさいよ。
    重いのよ、あんたの愛も体重も」

マリ「好きな人の体重なら気にならなくない?」

アスカ「誰があんたのことなんか……」

マリ「……ふふん。いーよいーよ。姫は姫のままでっ」ワシャワシャ

アスカ「んわっ。もう、何なのよ……」ドキドキ……






マリ「話聞いてくれてありがとね」

アスカ「ほら、やっぱりあんたの相談になってる」

マリ「うん、そうかも」

アスカ「……まぁ、こっちもちょっとすっきりしたわよ。
    それは、あんたが腹わって話してくれたおかげかも」

マリ「それはよかった……っ」

スタタ……

マリ「んじゃ、私戻るね」

アスカ「そうして頂戴。私ものど乾いたから一回出るけど」

マリ「あ、でも、長い夜に辟易してきたらいつでもきていいからね?」

ガチャ……

アスカ「……今日はいい。
    寝られるわけでもないけど、少なくとも寝たふりするような感じじゃなくなったわ」

マリ「ん」

アスカ「……今度、寝たふりするときは、あんたの部屋いく」

マリ「わんこ君じゃなくていいの?」

アスカ「寝てるヤツ相手に話しかけらんないでしょ。
    それに……」

マリ「ぉ」

ギュ

アスカ「あんたに少し甘えてみるのも、悪くないかも」

マリ「……えへへ」

チュ……



アスカ「………………」


マリ「……っと、廊下でこんなことしてたら見られちゃうね」

アスカ「……」

マリ「それもいいかも、って思ってる?」

アスカ「……どうかな」







黒アヤナミ「あ」



アスカ マリ「……あ」

アスカ「違、ぁの、これは」ヒョイ

マリ「あはは、さすがに、恥ずかしいね」ポリポリ



黒アヤナミ「……」



マリ「……ま、混ざる?」

黒アヤナミ「いえ。廊下ではちょっと……」

アスカ「お、おやすみ」ガチャ

マリ「あ、姫っ」

黒アヤナミ「ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいかわからないの」

マリ「いっそ笑ってよ」









アスカ 感情

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル1 性的不利

黒綾波への感情:親愛 友愛 欲情 性的不利

マリ への感情:親愛 相棒 恋慕 依存

**********

マリ 感情

シンジへの感情度:親愛 欲情 恋慕 性的有利

アスカへの感情度:親愛 相棒 恋慕 依存 

黒綾波への感情度:可愛 欲情 






二日目終了

第三村要点観察 『異常なし』

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 20%』

ヴィレの様子  『異常なし』

ネルフの様子  『最終決戦準備中 40%』



三日目 火曜日 午前 

1 シンジ  仕事
2 アヤナミ 仕事
3 アスカ  休暇
4 マリ   休暇
5 ヴンダーの様子 決戦準備値変動等
6 その他

また夜、10時ころに出没すると思うので、その時間までの多数決で



ヴンダーの様子

艦長室

ミサト「……報告?」

リツコ「ええ。決戦への準備、順調ではないけどそれなりに進んでるわ」

ミサト「……進捗は二割。芳しくないわね。
    急げるわけがないのはわかってるけど、それでも急がせて」

リツコ「現時点では情報が少なすぎる。
    こちらのカードはもう切れる物は切ってしまっているのよ」

ミサト「情報……ね。ネルフ然り、ゼーレ然り……
    各国主要都市の解放作戦を、後二つ……いえ、三つほどこなせれば」

リツコ「先日のパリの様な大作戦は何度もできないわ。
    やはり、エヴァを運用した作戦を打ち立てるしか」

ミサト「それはあの子達の意思にもよるわね……

    それにアスカには最終決戦まで安全な所に居てほしい。
    あの子の為にも……」

リツコ「あの切り札の事、気にしてるの?」

ミサト「……」

リツコ「あの子も言ってたじゃない。
    隠し玉とかカッコいいから、気に入ってるって」

ミサト「……そう、ね」





リツコ「ああ、そうそう、アスカと言えばもう一つ報告書が」

ミサト「あーぁぁぁぁぁ、聞きたくない見たくない」


リツコ「貴方がまいた種よ。受け入れなさい。
    サクラ少尉も悩みぬきながら何とか文字に起こしてるのよ」

端末「フォン」

ミサト「ごめんね、サクラちゃん
    アスカとシンジ君の中を取り持つ為には、少し厄介者でもマリという起爆剤は悪くない。
    そう思ってた私をぶん殴りたい。
    ああ、見たくない文字の羅列……」ヨミヨミ

リツコ「あの娘がそんな器用なことできるわけないじゃない。
    とはいえ、アスカのメンタルは悪くない方向に入ってるらしいわ」

ミサト「私なら、自分の男が他の女に良いようにされてたら腹立つし、
    ましてや他の女の尻おっかけようものならぶん殴ってやるけどね」ヨミヨミ

リツコ「それは貴方の意見……
    ま、勿論世の中の半分はそうでしょうけど、

    アスカたちは違う。
    多分、お互いが多少なりとも依存しあってるのよ。
    エヴァのパイロットと言う共通点によってね」

ミサト「……運命共同体」

リツコ「そう。
    アヤナミシリーズを初め、クローンの彼女たちは総じて
    『エヴァのパイロットたりうる人物』に関して良くも悪くも興味をそそられるようにプログラムされている。

    放っておけないのよ。そして、邪険にもできない。
    アスカは言葉の上ではシンジ君たちを罵ったりこそすれ、興味がない相手にはそれすらしないのだから
    黒いアヤナミのことだって今は悪しからず思っているはずだわ」

ミサト「悪しからずていうけどね……
    悪くないも何もちゅーしちゃってんじゃないの。

    報告書なのにただのエロ漫画のプロットでしょこりゃ」

リツコ「しかも、昨日の深夜も何かあったらしいわ。
    そっちの報告書は後ほどまとめるらしいけど、
    なんだかサクラちゃんまで当てられたみたいで……」クス

ミサト「……せーしゅんねー」

端末「パタン」


ミサト「……、でもまぁ、元気そうでよかった。
    これなら、少し込み入った作戦でも、話すだけはできそうね」

リツコ「次はどこの都市を解放するの?
    ドイツ? イギリス?」

ミサト「主要国は確かに押さえたい所ね。
    情報もあるかもしれない。

    でもフランスの時に少しリスクを負い過ぎたわ。
    今度は大規模な兵器の存在が無さそうな所を選びたい……
    となると」

リツコ「……勝手なイメージだけど、ドイツは却下ね」

ミサト「そうね。
    アハトアハトに生命の実が宿った兵器なんかに当たったらたまらないもの。
    イギリスもマリみたいなのを飼いならす腹黒さを考えると曲者ね」

リツコ「そう。じゃあ、あの二人の所縁の地は今のところ却下ってことで」

ミサト「……でも、待って……
    リスクを冒してでも、取りに行きたい場所はあるのよ」

リツコ「……どういう事?」

ミサト「イギリスの情報はほとんどマリが持っている。
    決定打になる情報や武装が無いような気がする。
   
    でも、ドイツは何かありそう」

リツコ「根拠は?」

ミサト「しょうもない勘よ。

    ネルフの前組織の名前は、ゲヒルン。ドイツ語で『脳』」

リツコ「……ドイツに、ネルフの創始者に近い者がいたかもしれない、と?」

ミサト「その尻尾さえつかめば……こっちにもアスカ以上の切り札ができるかもしれない」

リツコ「……そうね」

ミサト「後はそうね。
    ロシアとアメリカの支部。
    宇宙開発に強そうな国は特に押さえておきたいわね」

リツコ「奇しくも、大国ぞろいね」

ミサト「得てしてそんなもんでしょ」

リツコ「……どうする? 本当に、打診して見る?」

ミサト「……そうね。せめて行き先だけでも決めておかないと作戦も立てられない。
    パイロット二人にも聞いておきましょう」

リツコ「クルーにも意見を聞いてみる?
    詳しそうな人でもいいし、逆に何も知らないような人でも、何らかの意見が聞けるかも」

ミサト「……そうね」



二人選択可能

1 伊吹マヤ
2 青葉シゲル
3 日向マコト
4 鈴原サクラ
5 高雄コウジ
6 長良スミレ
7 北上ミドリ
8 多摩ヒデキ
9 その他

>>直下とその直下



ヴンダー ドック

コツコツコツ

リツコ「マヤ。調子は?」

マヤ「あ、先輩……っ」パァッ

ミサト「おはよう、マヤ。これは……フランスの使徒もどきの残骸ね」

マヤ「あ、艦長も、おはようございます。
   はい、連中の機械部分は、部品だけ接収すれば十分流用可能な資材になります。
   弐号機の不足部分を補うだけの量は既に確保しました」

リツコ「……うん、その点は順調そうね」

マヤ「順調なものですか……やっぱり若い子達には今の全体的な遅れが見えてないみたいです。
   それでもケツをたたけば幼い連中は聞いてくれるんですが……
   問題は若い男連中ですね」

リツコ「始まった。マヤの男嫌い」

マヤ「……別に、嫌いと言うわけではありません。
   でも休憩時間は長いし、すぐへこたれるし」

リツコ「休憩時間が長いと言えば、そっちの物影の彼女も今は何をしてるのかしら?」

ミドリ「んげっ…… 気づいてたんスか?」

ミサト「……ミドリ、貴方達オペレーターは基本的にブリッジ周辺に居なさいって、何度も言っているはずよ」

ミドリ「すみませんでしたぁっ」

ミサト「一応、理由を聞いておくわ」

ミドリ「理由っつっても、この辺ならサボっててもバレないかなって……
    あ、でもちゃんとやる事はやってますし!
    オペレーター手引きはちゃんと勉強しましたし、決戦シミュレータもやって、
    シゲルさんも実技にOK出してくれました」

ミサト「だからと言って現場を徒にはなれるようなまねはやめなさい」

ミドリ「は、はーい……」

ミサト「……でも、実技チェックちゃんとOK出たのね。よく頑張ったわ。
    なら、今回は不問とします」

ミドリ「……いつもそんだけ優しかったら、怖くないのにな―」ボソ




ミサト「……ところで、二人に聞いておきたいんだけど、
    次の結界解放作戦に関してのことで意見が欲しいの」

ミドリ「え、つってーも、決定権は艦長ですよね。
    マヤさんならともかく、あーしらの意見なんて意味あります?」

リツコ「難しく考えなくても良いわ。
    ミドリちゃんは緑ちゃんなりの意見を言ってくれればそれでいい。
    テストでも何でもないから、自由に答えて頂戴。

    もちろん、マヤもね」

マヤ「はい。
   えっと、聞いてた話だと、主要国家、勿論ネルフの支部がある場所を優先……でしたよね」

ミドリ(シュヨーコッカ……アメリカとか?)

マヤ「……私は、槍を宇宙空間に放ったという話が気になります。
   やっぱりロシアかアメリカ……中でも、兵器には特別興味があるであろうロシアに行くのが先決かと……」

ミドリ(ひぇー!? ガチ意見だ!!?
    私そんな立派な事言えねー!!)

リツコ「そうね。もっともな意見、だけど、大事な意見だわ。ありがとう」

マヤ「すみません、普通の事しか……」

ミドリ「……そーいうのって、やっぱイッパンジョーシキって言うんですかね。
     すみません、私そう言うの、ちょっと弱いです」

ミサト「それはこっちも承知してるわ。
    それに、もう既に存在するかわからない国家だもの、貴方が興味なくてもしょうがない」

ミドリ「……宇宙に槍って、何の事ですか?」

リツコ「ネルフがそうしたのかゼーレがそうしたのか、
    インパクトのカギになりうる槍を、宇宙空間に放置しているのよ。

    彼らの目的である人類補完計画に、多くの槍は邪魔すぎたの。

    いつか来たるときまで、人の手の届かない宇宙に浮かべたのよ」


ミドリ「……へー、んじゃ、夜空に見えてる星のどれかが、その槍かもしれないんスね」

ミサト「漏れなく滅びの星でしょうけどね」

ミドリ「じゃ、そういうのってあれですよね、『テンモンガク』って言うの、修めてないと出来ないですよね」

リツコ「……そう、ね。
    下手な星に槍が到達したら、回収もできない」

ミサト「……うん」

ミドリ「適当な場所に、放置ってんじゃダメだろうし。
    『最初』から決めてあったんじゃないんですかね?」



リツコ「天文学……」

ミサト「……最初から決めてあった……?」



ミドリ「あれ、なんか、変なこと言いました?」



マヤ「ギリシャ、ですか?」



ミドリ「え?」

リツコ「ええ、天体の位置を座標に記したのはギリシャ人よ。
    『槍の位置』を特定するのに重要な情報があるかも」

ミサト「そうね。もしかしたら既に決められた位置があったのかもしれない。
    悪くない選択肢だわ」

ミドリ(なんかわかんないけど)

リツコ「それに決まったわけではないけど、お手柄よミドリちゃん」

ミドリ「お、お役に立てたなら、コーエーです!」(ラッキー☆)

マヤ(いいなぁ。私も先輩に褒められたい……)



マヤ「よしっ、では、作業再開します!」

マヤのやる気が上昇した。







行動結果

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 20%→30%』

L結界浄化作戦の選択肢に『ギリシャ』が追加されました。

三日目 火曜日 午後


行動選択

1 シンジ  休暇
2 アヤナミ 仕事
3 アスカ  仕事
4 マリ   仕事
5 ヴンダーの様子 雰囲気変動
6 その他


>>直下


サクラ「報告書……出来たけど」

サクラ(なんか、昨日の深夜から今日の午前までの出来事、
    ほとんどアスカさんとマリさんの事しか描いてへんよーな……)

サクラ(はぁぁあっ↑↑
    でも、なんやろ、アスカさんが素直にマリさんに甘えてる所見てると、
    愛おしくてかなわん……年上やのに……っ)

サクラ(あ゙ そう言えば、今朝、シンジさんも黒ナミさんもおらんときに二人がハグしてたけど、
    あれはどっちからのハグやったんやろか!?
    あー、ちゃんと見とけばよかったぁぁぁぁ!)

リツコ「サクラ少尉」

サクラ「はひぃ!?
    ちゃんと見てます!」

リツコ「……どうかして?」

サクラ「いえ、何も」

リツコ「貴方も大変ね。物資に監視に医療班……
    役名だけでも三つも貴方に押し付けてしまって、申し訳ないわ」

サクラ「いえ、そんな。
    そもそも作戦行動中でもないときは我々医療班は暇が多いですし、
    物資の管理とかはちと大変ですけど、
    監視の方はアスカさんの報告書と照らし合わせて、動画確認して追記するだけですから……
    大変すぎるわけではないんですけど……」

リツコ「ケド?」

サクラ「仕事なのに、まるでイケない恋愛事情ドラマを見ているかのようで……
    なんか、その、落ち着きません」ソワソワ

リツコ「……そういう気持ちを抑える仕事だと思って頂戴。

    貴方はエヴァパイロットに対しての人当たりも良い。
    貴方自身が彼女たちに悪いイメージを持っていないことと、
    碇シンジへの労わりの心も持ってる。

    だからこそ、貴方に頼んだのよ」

サクラ「……はい。わかってます」

リツコ「……、まぁ、でも。
    わかるわ……報告書だけでも痴態が浮かぶもの。
    妙な気持ちになるのは、理解だけはしてあげる。ご愁傷様」

サクラ「あはは、はい……」

リツコ「……聞きたい事があったのだけど、お疲れじゃないときにするわ」

サクラ「え? 今でも大丈夫ですよ?」

リツコ「いいの。急ぎじゃないし、それにもう既に収穫のある答えは聞けたから」

サクラ「は、はぁ。さいですか……」

リツコ「そろそろ休憩時間よね。
    お邪魔したわ。またね」

サクラ「いえ、お気遣いありがとうございます」





サクラ「……さて」


1 食堂での出来事
  日向マコトと青葉シゲルと高雄コウジの会話 
  黒アヤナミのヴンダー内での印象上昇

2 休憩室での出来事
  長柄スミレとミサトの会話
  シンジのヴンダー内での印象上昇

3 ブリッジでの出来事
  多摩ヒデキと北上ミドリの会話
  アスカとマリのヴンダー内での印象上昇

4 ドックでの出来事
  マヤとリツコとサクラの会話
  ヴンダーの雰囲気が変化

5 その他

>>直下


スミレ「艦長、第三村からアスカ達を返さないんですか?」

ミサト「ええ。彼女たちには第三村との橋渡しや、碇シンジの監視をしてもらってる。
    飛行ポッドも使えるようにしてあるし、現在の距離なら移動にかかる時間は誤差よ」

スミレ「……監視対象と、同じ家に住んでいると聞きました。
    何か、良くない事があったりはしないんですか?」

ミサト「………………だい、じょうぶよ。
    私は、アスカを信じ、たい」

スミレ「そこまで歯切れが悪いと聞く気も失せます……」フゥ……

ミサト「でも、良い事もあった。
    アスカが何とか碇シンジを立ち直らせた。
    そのお陰で今彼はL結界浄化作業に従事してる。例の、未浄化区域の切り込み隊長よ」

スミレ「……そんな、危険な仕事を……
    あ、そうか。彼もL結界に耐性があるんですものね」

ミサト「……監視報告書では、やりがい、みたいなものも見つけたらしいし、
    防衛の際の一つの任務も請け負ったみたい。

    彼は、第三村に必要になりつつある」

スミレ「……ミドリには聞かせられない話だ」

ミサト「そうね。
    あの子は、なにがあっても碇シンジを許せないでしょう」

スミレ「怨む相手が違う、と、言っても仕方のない事ですしね」

ミサト「……ええ」

スミレ「ミドリに彼の話はできませんが、私は覚えておきますよ。
    シンジが、ちゃんと働いてる事、ね」

ミサト「……ありがとう」







ヴンダー内での碇シンジの印象が上昇した。


三日目 火曜日 午後


行動選択

1 シンジ  休暇
2 アヤナミ 仕事
3 アスカ  仕事
4 マリ   仕事



ヴンダー編継続

5 食堂での出来事
  日向マコトと青葉シゲルと高雄コウジの会話 
  黒アヤナミのヴンダー内での印象上昇

6 ブリッジでの出来事
  多摩ヒデキと北上ミドリの会話
  アスカとマリのヴンダー内での印象上昇

7 ドックでの出来事
  マヤとリツコとサクラの会話
  ヴンダーの雰囲気が変化


8 その他



>>直下


ヴンダー 食堂

コウジ「酒が飲みてぇ」

シゲル「飯持ってきて第一声がそれかよ
    いい加減酒の事は忘れなさいな」

マコト「あーぁ、マリに酒持たせたって話ですか?」

コウジ「そうだぁ。そん時に釘刺されただけでなく、一週間禁酒令が出たんだ」

シゲル「上の意思としては、『見た目未成年に酒持たせた罪』って事だろうけど、
    言ってもコウジさん居ないとブリッジまとまらないからそんくらいで済んでるんだぜ?
    禁酒くらい我慢しろよ」

コウジ「アレが楽しみで生きてるおいぼれの身にもなってみろよ」

マコト「数少ない娯楽だっていう事はわかりますけどね……
    まぁ、とりあえず今日を生きる飯がウマければ、いつか飲める酒もウマく感じますよ」

コウジ「ん、うむ?
    今日は、大根か……レーションでも人口肉でもないと、
    やっぱテンションあがるな」ルンッ

シゲル「そうそう、しかもこの大根は美女が収穫した大根だ。心して食え」

マコト「シゲル熟女趣味だっけ?
    それとも人妻専?」


シゲル「ふふふ、情報が古いな、マコトぉ……
    この大根はな、あの黒いアヤナミレイが汗水たらして収穫した、『イイ女の大根』……

    かもしれないんだぞ!」

コウジ「……うん、そうだな。騙されるところだった。
    何分の一かの確率でそうかも知れんが、大体は『お姉さん』方の収穫物だ」

シゲル「だが、俺はこの大根を、ありがたく食う!
    日々の糧に感謝する気持ちはいつでも持ってるが、更にありがたみを感じることで、
    充足した食生活を得られるのだ!!

    何分の一かを、信じて!!」

コウジ「おう、その気持ちは汲もう」



マコト「ん? 搬入なんてあったか?」

シゲル「フランスの件で物資が増えたから第三村の倉庫に一部物資を搬出したんだよ。
    その輸送の帰り道にお土産として持たされたんだと」

コウジ「御馳走様ぁ!
    酒の礼と思って、美味しく頂いたぜ。
    うん、少し清々しくなったな」

シゲル「俺達……チョロいな」

コウジ「ああ。男はチョロい位がいい」



マコト(言えない。
    フランスの物資輸送と、
    アヤナミが第三村入りしてから大根の収穫があった日は、
    どう考えても結びつかないなんて……

    僕には、言えない……

    でも、美女と言う存在が彼らの心を明るくすると言うのであれば)

マコト「……いただきます」

マコト(感謝、しておこう。アヤナミレイに……っ)




ヴンダー内での黒アヤナミの印象が良くなりました。





三日目 火曜日 夜

1 風呂イベント     (女子のみで……?
2 秘密の風呂イベント  (全員で……?
3 晩酌         (残り一回
4 シンジ 行動開始
5 アスカ 行動開始
6 マリ  行動開始
7 黒綾波 行動開始
8 一方ヴィレでは……

9 小イベント発生 『運動場での決戦』

10 小イベント発生 『アスカとマリ……が、気になる黒アヤナミとシンジ』

11 その他

>>直下



『運動上での決戦』



解放されたばかりの市街地


シンジ「ここが、新しく解放された市街地……?」

加持二世「そうだ。
     アンタの初仕事の結果だ」

シンジ「……そっか。うん。こうして、少しずつでも世界が元通りになれば……」

加持二世「そうだな。もちろんいずれすべて元に戻したいと思っている。
     その為の大規模作戦だって、ヴィレにはあるんだろ?」

シンジ「うん」(多分)

加持二世「でもその『いずれ』を達成する前に、今を喜び合おう。
     この一歩は、デカいぞ……!」

シンジ「そうだね。なんか、早く次の仕事に取り掛かりたい気分だ……っ」

加持二世「おう、その意気だ!
     じゃあ早速だがヨシヤに頼みたい事がある」

シンジ「まかせてっ」

加持二世「あの運動場で、しばらく時間をつぶしていてくれ!」

シンジ「うん!」



シンジ「………………うん?」




加持二世「というのも、ここは解放されたばかり。
     浄化が完全に行きとどいているか、どこまでの範囲が完全に浄化しきっているかをテストしなくちゃならん」

シンジ「その、テストが今リョウジ達がやってること?」

加持二世「そうさ。
     俺達が機器を持ってL結界密度を検査して回ってる。
     おおよその範囲は特定できたが、
     ちょうどこの運動場が、『完全浄化済み区域』の端っこ、みたいなんだ」

シンジ「……そういうことか。
    つまり、数値としては安全なこの場所に、長時間いても大丈夫かどうかをテストするんだね」

加持二世「ご明察。そしてデータは多い方がいい。
     と言うわけで……だ」




アスカ「それで、私達も一緒に呼ばれたと?」

加持二世「これまたご明察。
     つまり、あんた達エヴァのパイロットと、
     そっちの、あれだ、えっと黒い子も特殊技師なんだろ? ヨシヤと同じ」

黒アヤナミ「……そうなの?」

シンジ「そうそう! そうなんだよ」


マリ「おー、思ったよりもおっきぃー!てっぺん見えないぞ!
   ワクワクするぞ!」ピョンピョン

タユンタユン

加持二世「思ったよりおっきぃー か
     うん、良い言葉だ」ジーッ

シンジ(あ、やっぱり気になるんだ)

加持二世「いいかヨシヤ、これは、仕事だからな。
     仕事だから、この運動場で時間をつぶすのは、仕事だからな!」

シンジ「は、はい」(三回言った)

加持二世「わかってるならいい。
     大変うらやましいが、あんた達にはここでこの装置をつけてバスケをしてもらう。

     心して取りかかる様に」

シンジ「え」

加持二世「何か問題あるか?
     いや、寧ろ文句があるなんて言わせないぞ。
     美女三人とバスケ、邪魔者はいない、そんな空間、羨ましすぎるぞ」

シンジ「……あ、えっとこれって、腕、につけるんだよね?」

加持二世「いや、これは首につける奴だ」

シンジ「……う、うん、やっぱ、そうだよね」プルプル



加持二世「……ヨシヤ?」




マリ「つまりっ このチョーカーでL結界が人体に及ぼす影響を数値化してるんだよ
   ATフィールドに影響が出てないかを数時間調べて、
   そのデータをもって、ここが安全かどうか判断する。
   それが今回の任務、ってこと」

アスカ「……中に入ったらつけるわよ。
    どうせ着替えるんだしね」

黒アヤナミ「……」

シンジ「……ん、うん。そうだね」

黒アヤナミ「碇君」

シンジ「ん、どうしたの?アヤナミ」

黒アヤナミ「……いきましょ」キュッ

シンジ「あ、うん」タッタッタ




加持二世「お、良い絵だねぇ。俺もイイ女と手ぇつないで歩きたいもんだ」

アスカ「……ふん」スタスタ

マリ「ま、とりあえず私達もいきましょうかねー、っと」スタスタ

加持二世「あ、ちゃんと水道も通ってるから、
     水分補給はしっかりなー!」




………………


運動場 中
体育館



シンジ「……」ジッ

黒アヤナミ「碇君、大丈夫?」

シンジ「うん、ありがとう。もう、大丈夫だよ」

スッ



バシッ

計測用チョーカー「いたっ!」カラン……

シンジ「いたっ! な、何すんのさ、アスカ」

アスカ「あんたはつけなくていいから」

シンジ「だ、だめだよ、任務だし」

ヒョイ

マリ「あは、ざんねーん。わんこ君の首輪は、こんな無粋なモノじゃなくて、
   もっとかわいーの、見つくろってあげるから、
   だからこの無骨な流用品、お姉さんに頂戴ね?」ニコ

シンジ「……」キョトン

マリ「あとね。姫の言葉を通訳すると……
   『そんなもんつけたくないのはわかってるから安心しなさい』って意味だよ」

アスカ「………………」ジッ

シンジ「あ……」

黒アヤナミ「……震え、止まった?」キュ

シンジ「う、うん」

シンジ「ありがとう、みんな」




アスカ「お礼なんていい。
    そんなことより……今からすることよ」


黒アヤナミ「バスケットボール」

アスカ「……なんで午後仕事してたってーのに、これからスポーツに興じなくちゃいけないワケ?
    だっる」

マリ「いーぃじゃん!やろーよ!
   どうせ普段運動なんてしてないんだから!」ダムダムダムダム

アスカ「あんたは良いけどさ。
    問題は後の二人よ。
    あんた達スポーツできんの?」

黒アヤナミ「……スポーツ。やった事はないわ」テン テン……

アスカ「ほれ見たことか!
    最初から頓挫してんのよ」

シンジ「あの、僕には聞かないの?」

アスカ「あんたはどうせどんくさいからどーでもいい」

シンジ「心外だなぁ……」



マリ「へいわんこ君パース!!」シュ

シンジ「……僕だってバスケくらい、少しはできるよ?」ポス

ダム ダム ダム

アスカ(ドリブルも遅いし、あんな悠々とした動きじゃ、スポーツじゃなくてお遊戯ね。
    いっそこのままプレイして赤っ恥かかせてやろうかしら)

アスカ「そこまで言うならさぁ?
    罰ゲームありでバトルしましょうよ」

黒アヤナミ「罰ゲーム、釣り以来ね」

アスカ「そうよ。あんとき付かなかった決着もつけてやるって寸法よ」

マリ「ほっほう? 中々面白くなってきたね」

アスカ「ルールは2on2
    負けた方が勝った方の言う事を聞くっ!
    単純明快三点先取の勝負よ!」

黒アヤナミ「イキイキしてる」

マリ「ほんと勝負好きだね」ニコニコ


アスカ「おーい、貧乏くじー! チーム決めするわよー!」







アスカ(その時、私は見てしまった)







シンジ「あ、うん、今行くよ」

シュッ!



アスカ(バカシンジのシュートは、その華奢な体からは到底考えられない距離を飛んでいた。
    体育館の隅から、点対称の位置に存在するゴール目がけて、あいつはシュートしてた)

シンジ「……」タッタッタ

アスカ(ボールがゴールに接触するよりも先にバカシンジが走り出す。
    その動きが速いのではない。あくまで緩慢な動き。
    なのにあいつの動き始めの方が着弾より早い。それほど、ボールが空を飛ぶ時間が長かったのだ)

マリ「すっご……」

アスカ(コネメガネにはもう見えたらしい。
    かく言う私にも今見えた。まだ距離があるのに、既に確定した事実……それが見えた)

黒アヤナミ「……はいる」







パスッ








アスカ(バカシンジのシュートは吸いこまれるようにバスケットゴールを、最小限に揺らしてゴールした。
    あの距離を飛んできたボールがネットに着弾することで運動を終えたのだ)


シンジ「動きはアスカに負けるかもだけど、
    シュートするのだけは上手いんだ」ニッ




アスカ「そう言えば、あんた……射撃訓練メチャクチャ上手かったわね……?」

アスカ(侮っていた……けど)

アスカ「……面白いじゃない。
    恥かかせるだけのつもりだったけど、ちょっと久々に、
    本気でぶっ潰してやりたくなったわ」メラ……





シンジ「ていうか、チーム決めするならアスカと組むこともあるんだから、そんなに敵意むき出しにしないでよ?」オドオド

マリ「この試合、荒れるな」キラーン

黒アヤナミ「……誰か、ルール教えて」







チーム決め


1 シンジ アスカ   VS マリ  黒アヤナミ
2 シンジ マリ    VS アスカ 黒アヤナミ
3 シンジ 黒アヤナミ VS マリ  アスカ
4 乱入者現る(トウジ ケンスケ)同時にシンジ負けフラグ成立
5 その他




>>直下

寝ます。安価↓



アスカ「ピポットターンって言うのがあって、ゴール下ではコレでフェイントを、
    こう、こうよ」

黒アヤナミ「軸足を中心に……わかったわ」



マリ「……んふふ、あっちは練習中だね。
   ところでわんこ君は、シュートは完璧、ってことで良いかにゃ?」

シンジ「完璧ではないよ。
    打ちさえすれば入るってだけで」

マリ「それを完璧と呼んで差し支えないと思うけどにゃー……
   ってこたぁ、勝ち筋はなくもないね」

シンジ「作戦が?」

マリ「んふふ、何を隠そう。私もシュートが得意中の得意でね」キラン

シンジ「……なら、速攻で決めないとこの試合を制するのは難しいね」

マリ「……ふーん流石、わんこ君。分かってるねぇ」

シンジ「わかってるのは、アスカのポテンシャル。

    おそらく、アスカはこの試合において最もボールを持たせてはいけない存在……
    まず間違いなく、僕ではアスカの動きについていけない」

マリ「うん。そうだね。
   姫の瞬発力や、接近戦の巧妙さは軍人仕込み。
   わんこ君に到底さばけるものでもない。とすれば相手をするのは私、かもしれないけど」

シンジ「サシで、勝てそうかい?」

マリ「……いんや、こと勝負事で、姫と接近戦でほとんど勝てない」

シンジ「そうか……」

マリ「落胆する事でもないよ。
   『負けた事がある』ということが、いつか大きな財産になるものさ」

シンジ「そうだね。勝てないと分かっている相手ならやりようはいくらでもある」

マリ「わんこ君、お察しの通り、私達は作戦で勝つしかない。
   可哀そうだけど、黒い子にボールを動くよう仕向けて……」

シンジ「それは、早計だよ」

マリ「ん?」






アスカ「腰を落としてっ足を動かすの……そうそう!
    相手の目を見てれば相手の出方はわかるわ」

黒アヤナミ「……そう、こうね?」

アスカ「やるじゃん、アヤナミ。
    今、完全にダークホースはあんたよ。
    この僅かな練習、五分チョイの間に一番伸びる可能性があるのは……
    初心者のアンタよ。アヤナミ」

黒アヤナミ「ええ」フンス

アスカ「あっちはバカシンジのえげつないシュート力と、
    コネメガネもシュートに自信あり、ってところね。
    どっちかに一秒でも隙のあるボールを持たせたら、その時点で特典は奪われると思っていいわ」

黒アヤナミ「……徹底マーク」フンス

アスカ「ええその通り。ディフェンスに置いて私達はそれしか抵抗手段がない。
    打たせない。コレが私達の戦い方よ」

黒アヤナミ「オフェンスは?」

アスカ「小手先で詰め寄り、相手の反応しきれない速度で、決める」

黒アヤナミ「速効勝負、ってこと?」

アスカ「と、相手は思ってる事でしょうね」

黒アヤナミ「違うのね?」

アスカ「アンタがいる」

黒アヤナミ「……なるほど。
      時間をかければかけるほど、私がバスケの妙を覚えて行く。
      相手の動きを、目を、見る」

アスカ「そう言う事よ。あんたに一番必要なのは経験。
    相手の動きを見て、長期戦に持ち込む事こそがこっちの勝利のカギでもある……
    
    ま、こっちの動きにあちらが対応できなければそれまでだけど……」

黒アヤナミ「うん」










一方ヴンダーの食堂

サクラ「ミドリちゃん、見て見て、なんかおもろいことやってんで」

ミドリ「はぁ? んげっ、碇シンジもいるじゃん……!」



サクラ「まぁ、そこを含めての監視やからねぇ。でも、バスケやて。
    ドックの端っこでやったことあるけど、そう言えばウチが来てからは忙しくてやってへんかったなぁ。
    ウチみんながやってるの見るのメッチャ好きやってん」

ミドリ「あーしはやってるよー。
    スミレさんが結構うまいの。あの人見た目通りの人でさー、メッチャガツガツゴール下で活躍すんの」

サクラ「わかるー、メッチャそうっぽい!」

ミドリ「で、碇シンジの相手は?
    アスカと、アヤナミじゃん。
    ふーん」

サクラ「面白そーやろ?」




ミサト「食堂で何騒いでるのかと思ったら……」

サクラ「あひゃい! す、すみません艦長!!」

ミサト「……そんなに面白そうな事になってるの?」ウズ……

ミドリ「あ、きーてくださいよ艦長!
    アスカとマリ、監視任務中なのにバスケやってますよ、バスケ!」

サクラ「あの、えっと、一応あっちも任務ですので」

ミサト「報告書はちゃんと上がってる、だから別に咎めたりはしないけど。
    ふーん、あの四人でバスケねぇ」


シゲル「おいおい、なんだ、面白そうな話聞こえてきたぞ」

マコト「やめなよ、大人げない」

スミレ「ナニ? 試合見てんの? あたしにも見せなよ」

ヒデキ「ゥーッス……あ? なんだ、あの人だまり……」

マヤ「食堂にこんない人がいるなんて珍しいわね」




リツコ「あらあら、どうするの? 収集つかなくなっちゃった」

ミサト「……ふむ、そうね」

コウジ「艦長! あんな小さい画面じゃみんな見れねェ!
    でっけぇテレビ持ってきたぞ!」





ミサト「……見ちゃえば? みんなで」

リツコ「だそうよ、みんな、業務時間外だけどあんまり騒がないようにね」



シゲル「いえーい! スポーツ観戦だ! 生中継だ!」

ヒデキ「え、マジで? 俺初めて見るわ」

コウジ「ははは、こんな子供みたいな連中の姿見てると、まるで授業参観みたいだな!」

ミドリ「……うるさっ」

サクラ「変な盛り上がりが……」






マリ「……わんこ君、なんか、
   凄い変なプレッシャーを感じる……!?」

シンジ「気のせいだよ。プレイに集中、しよう」



アスカ「いーい!? まずはズブの素人が居るこっちが先攻よ!」

黒アヤナミ「……大丈夫、ルールは覚えた」ダムダム……



スミレ「ふふ、覚えたって言っても、まだドリブルも安定してないじゃないか」

マコト「まぁ、こと彼女に関してはボールの持つのだって初めてのことだろ?」

コウジ「わからんぞ? ビギナーズラックがある」

ヒデキ「バスケは運じゃねーっすよ」






アスカ「じゃ、試合開始!!」







黒アヤナミ「……」ダムダム……

黒アヤナミ(私へのマークは……予想では碇君。
      身体能力が高くはない彼を、素人の私にぶつけてくると言うアスカの読み)

シンジ「お手柔らかに頼むよ」

黒アヤナミ「……ええ、こちらこそ」ダムダム……

マリ(いいぞぉ、わんこ君)

シンジ(アヤナミのドリブルが高い、これなら……)スッ



リツコ「ドリブルをカットしに行った?」

ミドリ「素人にやることじゃねーよ! 鬼畜! 碇シンジ鬼畜!!」

スミレ「……いーゃ、違うね」



黒アヤナミ(釣れた……!!)

フッ

シンジ「っ!」スカッ




スミレ「見せてたんだよ、ドリブルを高く……
    餌を、これ見よがしに……
    アヤナミ、アスカ、こいつら……」

コウジ「動いたぞ。アヤナミが」




黒アヤナミ「っ」

シンジ「はやっ!」

シンジ(やっぱり駄目だ! 一瞬でも隙を作ると僕じゃ渡り合えない。
    でも……!)

アスカ「いいわ、アヤナミ! パスよ!」

アスカ「!」

マリ「ふふん、どうしたのかにゃ?」

黒アヤナミ「っ」(いつの間に)


アスカ(パスルートが、ない?)





マコト「……そうか、シンジ君、その為に!」

ヒデキ「どういうことスか?」


マコト「シンジ君は餌に釣られたわけじゃない。
    つられに、行ったんだ。けれど手を出して次の一手に移る前に、
    既にアスカとアヤナミのパスルート上に身体を動かした。
    ドリブルのやりとりは、お互いデコイだったんだよ」




マリ「サシなら、まだ取れる!」

黒アヤナミ「っ」ダム……

アスカ「仕方ないわね。アヤナミ」

黒アヤナミ「ええ、わかってる」

スタッ!



マリ「!?」
  (フックシュート狙いか! まさか、黒い子にあの短時間でそこまでの知識を与えていたとは)





スミレ「! あいつ、ホントに素人か!?」

ミサト「フックシュート、よね?
    よくあんなの教わってできるわね」



シンジ(アヤナミの吸収力は半端じゃない。
    なんでも教えればソツなくできる。
    やっぱりこの勝負、一筋縄じゃ行かない……!)

マリ「わんこ君リバウンド!」




コウジ「いやぁ、はは、流石にはいらんだろ。
    素人があんな態勢からシュートして入れられるわけがない」

マヤ「入るわけがないからこそ、シンジ君はゴール下で待つしかない」

リツコ「ダメよ。待つだけじゃ」




シンジ「え」

シンジ(なんだ、この高いジャンプ……?)

アスカ「アヤナミ、アシストごくろーさん」

DUNK!!!


男連中とスミレ「「「「「「うぉおおおおお!!!!!?」」」」」」




『シンジ マリ 0-1 アスカ 黒アヤナミ』




黒アヤナミ「言われた通りにしたわ」ス

アスカ「完璧じゃないの」ス

パン




ミサト「身体能力にモノ言わせてダンクシュートか。アスカらしいわね」

サクラ「あんなん、人間の跳躍力とちゃいますよ……!」

ミドリ「エヴァパイロット同士の超人バスケってこと?
    はー、漫画かっつーの?」

マコト「いや、アスカは軍人仕込みの体術をもつエリート。
    あの跳躍力も、彼女の努力の賜物だ」




黒アヤナミ「……一点、先取ね」

シンジ「うん。してやられたよ」

黒アヤナミ「でも、碇君も気づいてた。
      私がわざとドリブル高くしてたの」

シンジ「あはは、まぐれだよ。
    じゃ、今度はこっちがオフェンスだね」

黒アヤナミ「ええ」

アスカ「あんたの相手は私よ」

シンジ「だと、思ったよ」

マリ「んふー、じゃ、私はアヤナミちゃんと、ってわけ」

黒アヤナミ「……お手柔らかに」

マリ「ふふ、それわんこ君の真似? かわいーね」

黒アヤナミ「……」テレリ



スタスタ……

マリ「……」

黒アヤナミ「……」



ダムダム……

シンジ「……」

アスカ「……」





サクラ「様子をうかがってるだけなのに、エライ緊張感やな」


スミレ「そらそうよ。相手はドイツのエリートのガードよ。
     何が言いたいかわかる?」

ミドリ「一瞬でも気をそらせば、取られる……ってやつですか」

スミレ「様子見なんかじゃない。
    すでに心理戦は始まってる」



シンジ「……っ」シュ




シゲル「おいおい、ダメもとでシュートか?」

マコト「相手の身体能力は知ってるはずだ、碇君……」



アスカ「あんたのシュートを警戒しないわけないでしょ」ス



スミレ「うまい」

ミドリ「え、なんも、動いてないっすケド?」

スミレ「シュートを打つ人にとっては、相手がこっちの動きについてきて動いてないのが一番厄介なんだ。
    フェイントに引っかからない、ということは、次の一手が出しにくい、と言う事」



シンジ「だと、思ったよ。

    だから、僕はシュートを敢えて、見せていたんだ」

アスカ「!?」

シュ……



サクラ「ノールックパスや!
    いや、でも、即席のチームであない高度なパスいいが通るワケ……っ」





*****

試合前

マリ「わんこ君。私に遠慮なんてしないで良いからね?」

シンジ「え、っと、どういう事?
    全力でやるつもりだけど……」

マリ「ん、なんていうかさ。
   『これ、マリさんできるかな』とか、
   『いきなりこんなことして大丈夫かな』とか、
   考えなくていいから」

シンジ「……う、うん」

マリ「こちとらあんたの癖は、母親んときからずっと見てきた。
   今のわんこ君を見るのも得意。

   ……こと、見る事に関しては、マリさん他の追随を許さんよ」

シンジ「うん、わかった」

*****


アスカ(このパスは、通る!
    全てのプレイヤーの虚を突いているけど、

    あいつだけは反応できる。
    既に、このパスが見えている!)

マリ「嬉しいよ、わんこ君。
   あの会話だけで、ここまで信用してくれるなんてっ!」

パシっ



コウジ「通ったぞ!」

シゲル「確かにシュートを諦めてノールックパスはある、けど、
    あって数日の相手とそれができるのか!?」

ミサト「……マリの眼力、ね。
    スナイパーに最も求められる能力は狙いを正確にすること以外にもう一つ、
    『見る能力』なのよ」




黒アヤナミ「……っ させない、シュートも、ドリブルも」




リツコ「密着しすぎね。アレじゃすぐファールになっちゃうんじゃない?」

マリ「……でも、アヤナミの距離感は凄いです。
   あんなに密着してるのに、全然触れていない」




マリ(相手を見て、動きを吸収している。
   やっぱり、長期になると一番やばいのはこの子だ!)

マリ「あは、それでこそ、やりがいがあるってもんだよ。
   いくよ!」





ヒデキ「……行くって、どこへさ」

コウジ「どう仕掛けるか見ものだな」

ヒデキ「いや、仕掛けるも何も……マリさん、ボール持ってないっすよ」

コウジ「……あれぇ!?」





黒アヤナミ「……」ポカン

黒アヤナミ「ボールが、ない」

マリ「ありゃ?どこいった?  なーんてね?」



アスカ「っ!」

シンジ「ナイスパスっ」パシッ




ミサト「決まったわね」

リツコ「即席コンビがこの速度でパスを返してくるなんて思わないもの。

    それに、方やノールック、方やビハインドバックパスでパス回し……
    カッコつけてやったら失敗する典型の、難しいパスの応酬」

サクラ「要チェックやで」

ヒデキ「サクラ、それ多分一番言っちゃいけない奴」



シンジ「っ!」シュ……

パスッ!!



シゲル「うっひょう! 綺麗なシュートだ!!」

マコト「ネットしか揺れてない。正確無比の狙いは健在か」





『シンジ マリ 1-1 アスカ 黒アヤナミ』








アスカ「アンタ、良くも私を出しぬいたわね」

シンジ「うん。出しぬいた。
    でも、そうでもしないとアスカに勝てないと思ったんだ」

アスカ「……」

シンジ「アスカは強いよ、凄い。
    でも、だからこそ僕、アスカに勝ちたい。
    だからやれる事は全部やる。全力で行くね」


アスカ「上等よ。かかってきなさい」ダムダムダム……



スミレ「流石アスカだ。あの低い姿勢でドリブルしつつも、全く体幹がぶれてない」



キュ……キュキュッ

ダムダム……!



シゲル「シューズが擦れる音だけでも違うっ
    やっぱりアスカは強いぞ」

ミドリ「やっちゃえアスカさん! 碇シンジぶっ飛ばせ!!」

ヒデキ「ぶっ飛ばしちゃダメでしょうに」



シンジ「っ 早い!」

アスカ「当然、よ」



キュ!



マコト「抜いた!!」

ミドリ「いやったぁぁぁ!!」

コウジ「いや、さっきの流れから行くと、まだだな。
    シンジ君たちにゃ阿吽の呼吸がある」



マリ「ダイジョーブ、二段構え、だよ!」

アスカ「っ、コネメガネ……っ」



ミサト「立ちふさがるわね。当然か」

リツコ「でもそれじゃあ、アヤナミがフリーになるんじゃなくて?」

コウジ「しかし、そこは阿吽の呼吸だよ。
    シンジ君ももう動いてる」



アスカ(パスルートは、ダメね)

シンジ「っ、間にあった」

黒アヤナミ「くっ……」



リツコ「マークのスイッチ。凄いわね、スポーツマンって」

マコト「一応、全員素人のはずですよ」

スミレ「ああ、特に碇シンジには、スポーツの意識が低い」


黒アヤナミ「っ」キュ

シンジ(パスは、させない)スッ

キュキュ……!

黒アヤナミ(逆に誘導して……抜くっ)スタッ

シンジ「っ!」



コウジ「ああ、アヤナミがフリーに!」

スミレ「神経の鋭敏さが違うと、簡単にフェイントで抜かれる。
    周りが超人故のハンディキャップは大きいぞ?」



アスカ「でかした、アヤナミ!」

シュッ

マリ「ああん! やっぱり接近戦無理!
   パス通しちゃった!」


パシッ

黒アヤナミ「っ」

シンジ(シュートの姿勢……! 間にあわない!)



黒アヤナミ「……左手は、添えるだけ」




ヒデキ「このセリフ教えたのきっとアスカさんだよな」

ミドリ「そーっぽいね。恥ずかしそーな顔してるもん」



シュ……

シンジ「この、コースは、手を下さなければ絶対に入る……っ!」








マリ「なら、手ぇ出すまでよ!」ググッ

ダッ!!









モブ「「「うぉぉぉおお!」」」

シゲル「なんだあのジャンプ力!? すっげぇ!」

リツコ「身体能力に関しては勿論マリも上の上。更にこの中じゃ身長もトップ。
    底から繰り出される跳躍の最高高度は、バスケットゴールを見下ろす事が出来るほど。
    シュートを空中でカットする事も容易いわ」



マリ「よし、届いたっ!」






























































アスカ「……いつから、空中戦はあんたの物になったの?」

マリ「……え」





アスカ「空中戦はね」パシッ



DUNK!!!!!!



アスカ「最初から、私のもんだっつーの」

『シンジ マリ 1-2 アスカ 黒アヤナミ』





ミドリ「うわぁああっ、すげっ、かっこいっ! アスカさぁぁぁん!」

リツコ「……ナニが起こったの?」

マヤ「アスカが、無理矢理、足の力だけでマリの跳躍を追い越して……
   先にアヤナミのシュートを受け取ったみたいです。

   そのまま身をひるがえして、マリを意に解さないかのように、お得意のダンクシュートを決めました」

ミサト「身体能力トップはアスカか……当然と言えば当然だけど、
    まさか、あのマリの跳躍を超えてくるなんてね」







マリ「はは、すっげー。姫、マジですっげー……」ハァ、ハァ

アスカ「ここまで私をてこずらせた事は評価に値するわ」フゥ フゥ

黒アヤナミ「……アスカが楽しそう」

シンジ「はぁ、はぁ……アヤナミは? 楽しくない?」

黒アヤナミ「……楽しい。こういうの、初めて」

シンジ「良かった。僕も、楽しいよ」ダムダム……

黒アヤナミ「……」



シンジ「いくよ……っ!」

黒アヤナミ「っ」



キュッキュ……
ダムダム……



黒アヤナミ「させない……!」

シンジ(シュートが、打てない。
    アヤナミのマークが外れなくなってきた!)

シュ

マリ「ん、ないすぱー」パシッ

アスカ「っ」キュキュ……っ!



キュッキュ、キュキュ
 ダムダム……

キュキュキュ……!



ミサト「マリは、よく見ているわね。
    絶対にパスが通る位置に行く。
    そしてアスカの位置も完全に把握して、ボールを取られないような動きが出来てる」

マヤ「ただ、決定打がありませんね」

ミドリ「ですねぇ。
    はたから見りゃ、碇シンジよりもアヤナミレイのが強いし、
    マリさんよりもアスカさんのが強いし……

    戦力差は明らかでしょ」

コウジ「こりゃ、盤面狂わせがないと逆転は難しいな。
    どうする、シンジ君……」





勝敗

以下3レスのコンマの合計が

0~150ならアスカ 黒アヤナミ チーム勝利

151~297ならシンジ マリ   チーム勝利



アスカ(アヤナミの動きはもう、バスケに順応した。
    バカシンジを預けても良いくらいには……ね)

シンジ「はぁ、はぁ……」

アスカ(そもそももう疲れてる声が聞こえてる、これは、
    もう勝負は決まったようなものね)



ダムダム



マリ「わんこ君っ、パース」シュ










スミレ「っ」

サクラ「ほんの一瞬や。ただほんの一瞬を、マリさんはチェックしとった」



アスカ(大丈夫、バカシンジは今のアヤナミを振りきる事は出来ない)




リツコ「パスという一言で、アスカのムードを一瞬で変えてしまった……
    いえ、試合自体のムードをも……」




マリ「ねぇ姫。わんこ君が好きなのはわかるけどさ。
   シュートは私だって、得意なんだよ?」

アスカ(っ! ボール!? なんで、ここに!? 動いたと思ったのに!?)

マリ「ハンドリングで騙されちゃうなんて、もしかして、姫も疲れてんじゃない?」




スミレ「両手の人差し指で、パスしたボールの初動を抑えきった!?」

シゲル「ブラフ……! それも初動は完ぺきなパス速度だった!!」

ミドリ「アスカさんが疲れてたんじゃない逆だ!
    アスカさんなら、そのパスに反応する。マリさんは、それを逆に信じて……っ!!!」




黒アヤナミ(パスが来ない?)チラ

マリ「っ」シュ

アスカ「させるカァァァァあああ!!!!!」グッ



スミレ「その虚を突かれてもシュートを止めに行けるってのか……!」

サクラ「ちゃいます! これは……! この位置どりは……同じなんです」





マリ「……姫。姫はすごいよ。
   思ったより早く、こっちの動きに反応する。

   早くて、速くて、追いつけない」

アスカ「……っ、あ、んた」ギリギリ……


マリ「だから、逆に遅くしてみた」

シュ



サクラ「さっき、マリさんが受け取ったパスと同じ。
    シュートからのノールックパス」

ミサト(けど、身体能力は全然違う。
    碇君にマリのノールックについていけるスポーツ的な神経は……)



シンジ「っ!」ダッ

黒アヤナミ(しまった、パスは今!?)



シゲル「動けた!」

マコト「通るか?」

ヒデキ「っつっても、通ったとしてもこれじゃぁ……」



パシッ

シンジ「やった、取れた……っ」

黒アヤナミ「っでも、もう動かせない」




リツコ「パスをする、と言う嘘ではない嘘。
    それによって一瞬だけでもマークを外し、パスを通したまではよかった。
    けれど、アヤナミのリカバリーは完璧。マークも、勿論完璧」

マコト「しかも今シンジ君はゴールに背を向けた状態ですからね。
    ここから少しでも向き直ろうとすると、既に出来上がったアヤナミの餌食になる」

ミサト「詰み? いや、でも……」



シンジ「ごめん、マリさん。ここまでだった」

マリ「……あちゃー残念」






マリ「博打になっちゃうけど、いいよ。やっちゃおう」

黒アヤナミ「無理よ。いくらなんでも、碇君とは言え後ろ向きにシュートなんて」



シュッ




コウジ「いったぁぁぁぁ!!!」

ミドリ「あてずっぽうですって!、こんなん入るワケない!」



アスカ「入るワケない……からって、止めに行かない手はないでしょうが!!」ダッ



ミドリ「流石アスカさん! もうゴール下っ!」

リツコ「……ボールを待つなんて事、あの子がするわけない。
    入る可能性はゼロじゃないもの」

ミサト「得意の空中戦、ってわけね」

マヤ「いえ、でも、マリは……」




アスカ「っ……」ゾクッ



アスカ(どうして……?)


アスカ(どうして、いま私の身体は……

    影の中にいるの?)

マリ「空中戦は姫のが上手。
   十分わかってるよ、そんな事。
   だから空中戦の体が整えばきっと姫は先立ってくると思った。

   だから、今度はその先を行く」

アスカ「コネメガネ、アンタ、いつの間に上に…………!!」



サクラ「いつから飛んでたんや!? どうして、もう上に!?」

ミサト(でも、おしい。シンジ君のシュートを受け取って、ダンクに持ち込むには
    後コンマ一秒……いえ、0.15秒、早かった)



マリ「指先だけ、届けばいい。0.15秒でも、浮けば……っ」グググ

チッ




黒アヤナミ(触れたのは、指先か、爪の先か……分からないけれど、

      確かに外れつつあった碇君のシュートは、マリの手によって修正された)

黒アヤナミ(ああ、手の届かない世界で戦っている。
      あの高さに私は届かない)







パスッ

『シンジ マリ 2-2 アスカ 黒アヤナミ』


男連中とスミレ「「「「「はいったあぁあああ!!!!」」」」」

ザワザワ……

ミサト「今、飛んでなかった?」

リツコ「気合いで浮いたとでもいうの?それこそ、非科学的……でも、確かにボールに手が届いた。
    あのままでは、入らなかった」

ミドリ「碇シンジのヘマはもともと計算に入れてるってこと、ですか。
    あの人たち、なんなんですか? マリさんと碇シンジの関係って、一体……」

ミサト「……そうね。どういう関係かしら」

リツコ「……」




アスカ「っ、アヤナミ行くわよ」

シンジ「えっ!?」

アスカ「何ボヤついてんのよ!?
    私だって、あんたに負けたくないっ だからっ、本気で行く!」ダムダム

シンジ(アスカが、僕に本気で……っ)



シンジ(正直、足はガクガクだ。
    走るのも一苦労……だけど……でも!
    アスカが僕に、本気で向きあってくれてる……!)

アスカ「っ」シュ


黒アヤナミ「いくわ」パシィ

マリ「っと、ついていくよ。ちゃあんとね」

キュキュ……ダムダム……キュキュッ!



アスカ「っ……」

シンジ「はぁ、はぁ……っ」

キュキュ、キュッ

アスカ(バカシンジのマークが、外れない……?
    ホントはフラフラの癖に、でも、
    ! そうか、コイツ……シュートを敢えて見せたのは、こういう意味もあったのね)



ミサト「……そうよ、シンジ君。
    『見ること』それは、スポーツでも戦いでも、とっても重要な事よ」

スミレ「碇シンジだって、『見ること』は得意なんだ。
    マリやアヤナミが化け物レベルなだけで……だから、
    だから碇シンジも今少しだけ追いついたんだ」



キュキュ……キュ

アスカ「あんた……シュート以外はほとんど素人、だったのね」

シンジ「は、はは、そうだよ。
    だから、見ていたんだ。
    みんなの動き、アヤナミのマークの仕方も……勉強になったよ」

キュキュ……キュッ!


マリ「素人レベルだったはずのシンジ君とアヤナミのプレイスキルが補完されていく……」

シゲル「……おいおい、最初のプレイングが嘘みたいだぜ」



黒アヤナミ「……パス……」シュ

マリ「っわんこ君」

アスカ「ちぃっ!」

シンジ「やった! パスカット成功!」

黒アヤナミ「ごめん、アスカ」

アスカ「いーわよ。まだ全然、こっちが有利。
    バカシンジは疲れてる、もう、追いつけやしない」



コウジ「うむ、しかし大量の差は揺るがぬか。
    マリもアスカもパイロットとしての訓練を受けている。
    そして、アヤナミには農作業で鍛えた足腰がある」

マコト「ええ、シンジ君は次のワンプレーが限界でしょう」

ミドリ「……ワンプレーて、でも、シュートまでいけますかね、フラフラでしょ?」

ミサト「ワンプレーもたす必要はないわ」

リツコ「……ええ、お膳立ては済んだ。
    ちゃんと、どっちが勝つかわからない程度にはね」

ミドリ「どういうこと、すか?」



シンジ「はぁ、はぁ」ダムダム

マリ「わんこ君、いけるー?」

シンジ「うん、大丈夫。
    でも、少し、キツイかも」ダムダム

アスカ「……」ジ……

シンジ(……もう、騙し打ちは通用しない。
    アスカはちゃんと僕を、敵とみなしてくれている。

    ちょっと、嬉しいかも)

アスカ「……」

アスカ(分かってる。
    こいつがもうもたない事は……でも
    こいつに、もう、一発でもシュートを打たせてはいけない事もわかってる)







シンジ「じゃ、行くよ」ス




ヒデキ「……余りに愚直じゃないすか?
    もう保たないからロングシュート、なんて」

マコト「それができるのがシンジ君だ」

シゲル「っ、だが、勿論、それを止める事が出来るのも、アスカだ」



アスカ(そのまま打てるなんて思ってない筈、何か、何か裏があるはず)



マリ「……っ いけるか?」キュ…………

黒アヤナミ「……っ」キュ…………




シンジ「……っ」スゥッ

アスカ「ふっ!」




サクラ「打った!」

ミドリ「アスカさん! ふせいでー!」




シンジ「……アスカ、ありがとう」

アスカ「……」

シンジ「アスカが本気でぶつかってきてくれたから、
    最後のこの一手が打てた。
    
    アスカなら最後のこのシュートも止めてくれると思ってた
    手を、あげてくれると思ってた」

アスカ「バカシンジ。あんた……!」

シンジ「だからその手を、利用させてもらうよ」

シュルルル……




リツコ「シュートに、回転を?」

マヤ「しかもアスカがブロックした手を絶妙に掠って、回転速度が上がってる!」

スミレ「アスカという壁があるのを前提に、それを利用した変化球式ロングシュート……!
    相手を、信頼していたからこその奇策……!!!」

ミサト「いけぇぇぇ!!シンジ君!!」

リツコ(ミサト……)クス





アスカ「……バカシンジ……アンタ」




















アスカ「ば~~~~っかじゃねぇの!?」

シンジ「え?」



アスカ「アンタが、裏もかかずに来るわけない。
    それを、私が見過ごさないと思った?」



シンジ(ライトに照らされたアスカの手が、逆光で見えなかったけれど、

    今はっきりと見えた。
    アスカのブロックの手は……掌ではなかった。
    アスカのブロックは拳……いや、一本だけ指が突きたてられていた。

    悔しい、けど、そんな挑発まで徹底して僕に向かって来てくれた事は、ホントに嬉しかった)

アスカ「残念だったわね。あんたのシュート、止めてやったわよ」



ガイン!!



シゲル「リバウンド!」

スミレ「ダメだ、回転がかかっていただけにまともにゴール下では受け止められない」

コウジ「どっちが取る……!?」




パシィ

黒アヤナミ「……任せて」





ミサト「ここにきて、アヤナミ!?」

マコト「ダークホースが最後の一手を担ったぞ!」

サクラ「しかも、俊敏且つダイナミックな動きで捕球……まるで獣や!!」

ミドリ「ぞ、ゾクゾクしてきた」ブルブル









マリ「そのまま続けなよ。わんこ君が動ける前にさ」

黒アヤナミ「っ」

マリ(早く動いた方がいい。姫がこのワンプレーに参加する前に、動いてくれた方が……)

黒アヤナミ「いくわ」ダムッ

マリ「きたっ!」



キュキュ……キュキュキュ……!

マリ「は、っや!?」

キュキュ……! キュキュキュ……!

ダムダム……!

黒アヤナミ(マークが、はがれない。ここまでは想定済み……、けど)



アスカ「……はっ、あんた。さっきのプレーで、つぶれたんじゃなかったの?」

シンジ「意地、だよ……もう、こうなったらさ」ハァ、ハァ



黒アヤナミ「アスカのマークもはがれない。
      これは、想定外」

マリ「んふふ、二人きりだね。子猫ちゃん」

黒アヤナミ「……」ダムダム

マリ「最後の、一騎打ちといこうか……
   この試合でどこまでみんなの動きをモノに出来たか、お姉さんに見せてごらん」

黒アヤナミ「……ええ。お望みとあらば」ニコ

マリ「……」(可愛い)






キュキュッ



スミレ「先に動いたのはアヤナミか」

マコト「接近戦、アスカのオハコだ」



キュキュ……キュ……

ダムダムダダム

マリ「っと」



シゲル「ドリブルのフェイントまで入れてくる……
    こいつは、容易じゃないぞ」

ヒデキ「見ているだけじゃなかった。自分で、どうするべきか考えている」



黒アヤナミ「っ、ふっ」

スタッ



リツコ「フックシュートの時と同じ、横への跳躍っ」

マヤ「距離を離しに掛った? ……でも、距離を取ったところでアヤナミのシュート能力は流石に素人……」




マリ「……ふふん、この距離でも、シュートは止められるよん?」

黒アヤナミ「……ええ、ここからじゃ、無理」ダムダム

マリ「来るかい? あやなm」

ヒュッ……!




サクラ「会話の途中で動き始めおった! マリさんぽいことするなぁっ」

ミドリ「ぎゃーぁぁぁ! 緊張してきた!」




マリ「っとぉぉぉ!?」スタッ


黒アヤナミ(うろたえた顔してるけどついてきてる。
      やっぱり、簡単にはいかない……)

マリ「逃がさないよ、子猫ちゃぁん」

黒アヤナミ「……ネコ」

黒アヤナミ(ネコ……居場所を求めて、どこへでも行ってしまう、ネコのように……)

ダッ キュキュキュ 

黒アヤナミ(居場所を見つけて、動いて……動いて……)

キュ……キュキュ……!


黒アヤナミ「見つけた」





シゲル「完璧な位置取りだ!
    あの角度なら、素人でも入れられる!」

マコト「問題はマリの制空力だ。どういなす、アヤナミ」





黒アヤナミ「……っ」ス

マリ「さ、せるかっ!」グッ




黒アヤナミ「……」スッシュッパ!

マリ「っ、お、ぉぉ!?」



コウジ「なんだあの動き?」

ヒデキ「ボールハンドリングっすよ。この土壇場で、小手先で惑わしてきてる。
    とんでもねぇ心臓の持ち主だ……っ」



マリ(惑わされるな、ボールハンドリングはどこからどう動くかわからないようにしているだけ、
   でも、コレの最中は、無防備に他ならない。

   次の一手を待つ時間は、ある)

黒アヤナミ「っ」シュ

マリ「そこ……じゃない!」



スミレ「フェイントが効かなかったか!」



黒アヤナミ(仕方ない、このまま、シュート!)

マリ「っ」グ!

黒アヤナミ(する、フリ)シュ

マリ「っ、まだ、飛ばないよーん?」




スミレ「二度もフェイント……相手が上手なのを知っていても、そこまでしかけられるか」

サクラ「……っ! あ」



黒アヤナミ「それを待ってた」

キュ

マリ「っ あ」



サクラ「マリさん、フェイント引っかからんように身体を伸ばすとき、自然とつま先立ちになる癖があるみたいなんです……
    黒ナミさん、そこまでちゃんと、見て……」


黒アヤナミ「っ」キュっ!

マリ(ピポットターン! 一番最初に教わってた、基礎技術……!!)

黒アヤナミ「はっ!」シュッ!!!!










ガン、パスッ!!










『シンジ マリ 2-3 アスカ 黒アヤナミ』

アスカ 黒アヤナミチーム勝利









ヴンダー食堂内一同「「「「「「「「「「「「「うぉぉおおおおおおおおおおお!!」」」」」」」」」」」」」」」


コウジ「あー、マリシンジ応援しとったのになぁぁ!!」

シゲル「やべー! やべーよ、メッチャ楽しかった」

ヒデキ「うっわー、こっちも手ぇふるえましたわー、おもしれー」ゾクゾク

ミドリ「ちょっとちょっと、アスカさんのスーパープレイもっかい見せて!!
    リプレイリプレイ!!」



マヤ「ちょ、ちょっとみなさん」

リツコ「少し騒ぎ過ぎじゃないかしら? ミサト、あんたからも何か言ってやんなさい」

ミサト「こらシンジく―ん! 最後へこたれてたでしょー! 最後まで頑張りなさいよー!!」

マコト「いやいや、艦長、シンジ君頑張りましたって!」







サクラ「……わー、ほんま、大騒ぎになってもーた……
    これ、報告書書くのウチなんやろか……」








シンジ「はぁ……はぁ……ぜぇ、はぁ」 ドテッ

アスカ「……ふぅ……はぁ」

マリ「あー! やられたー!」ハァ ハァ

黒アヤナミ「はっ……はっ……ふぅ……」



アスカ「バカシンジ、生きてる?」

シンジ「はぁ、はぁ、いき、てる……はぁ」

アスカ「はぁ、あんた、負けてぶっ倒れてんのに、なんでそんな楽しそーなのよ」

シンジ「いや、だって、はぁ、はぁ、楽しかった、よ。ほんとに……」



マリ「黒い子もやるね。あそこまで成長するとは思わなかった」

黒アヤナミ「ふぅ、はぁ……」クタッ

マリ「あはは、休憩しよっか!
   加持っちも水分取れって言ってたしね」



アスカ「休憩終わったら罰ゲーム決めるわよ。
    罰ゲーム」

シンジ「あ、そうだった」ムクッ

マリ「いやーん、何命令されちゃうんだろぉ~?」

黒アヤナミ「……罰ゲーム、忘れてた」






罰ゲーム内容

1 直接的エロ系  (奉仕系
2 羞恥系     (コスプレ等
3 他愛ない物
4 いつかの為に取っておく
5 その他




また夜に書くので以下5レスの多数決で
レス数足りなかった場合や道立一位があった場合は適当に処理します。


アスカ「…………でも、疲れた……
    罰ゲーム、考えるのもだるい」

コテン

マリ「あっはは、ホントに長期戦にしてたら姫のスタミナ切れもあったのかにゃ?」

シンジ「いや、その前に、僕が、死ぬ……」

黒アヤナミ「ふぅ、じゃあ、罰ゲームは、無し?」

アスカ「無しなわけないでしょーが!
    こちとら罰ゲームの為に全力出しきってんだから……
    えっと、じゃあそうね。

    こうしましょう、今日はもう考えられないから、いつかこれを貸しとして返す事」

マリ「うっわ、一番ヤバい奴だ。
   いつかとんでもないことに使われそう……」

アスカ「覚えときなさいよね」

シンジ「うん ケホッ……ふぅ、落ち着いた」ムクッ

マリ「私はまだまだイケるよー!
   もうワンゲーム……」

アスカ「……無理、動けない」

マリ「あり? そう?」



アスカ「動けないから、シャワー室まで連れて行きなさい」

黒アヤナミ「……」ピク



アスカ「……運び方は任せるわ」

マリ「んふふ、あっそう? じゃあ」





アスカ「……」

マリ「んしょ」




シンジ(お姫様だっこだ)

黒アヤナミ(お姫様だっこ……)ポポポ

サクラ(んあぁぁぁあ、マリさんズルイぃぃぃ! そういうとこぉぉぉぉ!!)




マリ「んふふ、姫は素直だにゃー!
   シャワー室で洗いっこしようか?」

アスカ「今日はそういう気分じゃないし」

マリ「ありー? お誘いかと思っちゃった」




黒アヤナミ「碇君……」フンス

シンジ「っ、え、と、うん。
    ……て言っても、やったことないけど」

黒アヤナミ「……大丈夫?」

シンジ「えっと?
    ごめん、ちょっと膝立ててくれる」

黒アヤナミ「うん」

シンジ「……あ、いける」グッ

黒アヤナミ「っ!」ドキッ

シンジ「あはは、でも、ごめん、シャワー室までもたないかも」ガクガク

黒アヤナミ「……」

シンジ「……アヤナミ?」

黒アヤナミ「なんでも、ない」ポカポカ

シンジ「いけるとこまで、行くよ……」

黒アヤナミ「ええ」



シンジ「……いつか、ちゃんとできるようになるかな」

黒アヤナミ「……ん、期待、してる」








サクラ(アカン、男前度は完全にマリさん大勝利や……!)



オマケ




シャワー室

マリ「因みにさー、元気だったら罰ゲーム何にしてたの?」シャアアァァァ

アスカ「………………そうね。バカシンジに女装させたり、あんたにバニーガール着せて一日家で奉仕させたり。
    とか?」シャアァァァ

マリ「バニーガール……? へぇ、姫そう言うの好みなんだ」シャァァァ

黒アヤナミ「バニーガール、ウサギ?」シャァァァ

アスカ「好みって言うか、辱め?
    ……だめね、アンタ喜んで着そうだもの」

マリ「あはは、確かに、メッチャ着るよ」

黒アヤナミ「……バニーガール……」モンモン

アスカ「ハイレグの際どい奴ね。
    んでなければメイド服か」

マリ「あ! いーねぇ、着てみたい!」

アスカ「だから、着てみたい、っていうくらいなら罰ゲームにならないっつの」

黒アヤナミ「……碇君は、どっちが好き?」



シンジ「……ごめん、ちょっと遠くて聞こえないんだけど……

    女装とか、バニーガールとかメイド服とか聞こえるので、
    ……不穏だから何も答えたくない」



アスカ「……そっか、あんたに着せれば辱めもできて一石二鳥か」

マリ「え、それはちょっと、可哀そうだよぉ、それにぃ……

   そんなん着せたら私絶対我慢できない自信あるし……」ゴクリ

黒アヤナミ「碇君のメイド姿……?」ポポ?

シンジ「やめてくれるぅ!?」






…………………………

三日目 火曜日 深夜パート


1 シンジ 熟睡
2 アスカ 
3 マリ
4 黒アヤナミ
5 その他

6 小イベント 『祭りがあるらしいぞ』
7 小イベント 『罰ゲームの行方』
8 小イベント 『ヴンダーの夜 スミレ編』

>>直下



ヴンダー
ドックの隅

スミレ「バスケがしたい」

ダムダムダムダム……

マコト「……」

シゲル「……」

サクラ「……」

コウジ「……」

ヒデキ「……」



マコト「よし、じゃあ、僕はスミレさんと組むから」

シゲル「サクラちゃんは俺とだな。
    メンバー的に、ヒデキはスミレさんと組んだ方がいい」

サクラ「待って待って待ってください!
    おかしいですやん! 今何時やと思ってんですか!?

    日付変わりつつありますて!」

コウジ「俺はいいぜ。どうせ夜勤組だしな」

サクラ「ウチとヒデキとスミレさんはちゃいますよ!
    今寝んと明日キツイですて!
    言い出しっぺのすみれさんに至っては早番ですやん」

スミレ「うん、確かに、過度の疲労は明日のポテンシャルを低くする要因になる。
    でもな、運動しないと身体に毒だぞ?」

ヒデキ「流石ッス 明日早番の癖にどこからそんなゴリラめいた体力が産まれるんスか?」

スミレ「サクラ、お前を誘ったのには理由が三つある。
    一つ目は、万が一私がヒデキを殴りすぎても医療班がいたら安心だからだ」

ヒデキ「……」

スミレ「二つ目は、普通に運動不足を懸念している。
    これは全クルーにも言えることだがな」

コウジ「仕事前に軽く運動、ってのはおっちゃん的には良いと思うけどな」

サクラ「……まぁ、少しだけやったらいいですけど、
    ウチあんま動けませんよ? 眠いですし、監視ありますし」

スミレ「三つ目は……
    お前最近太ってるからダイエットにいいだろうと思って誘った」

サクラ「おしゃーい! バッチこーい!!!! 痩せたらぁァァァァあああ!!!!」

ダムダムダムダムダム!!!!!!





ヒデキ「……真面目な話、いいんスか?
    コウジさんはともかく、マコトさんとシゲさんは別に太ってるわけでもないし、
    これから仕事でしょ?」

コウジ「ヒデキぃ」

マコト「……なんか思いつきで無茶ぶり振られるの嫌いじゃないんだよね」

シゲル「そうだな。誰かさんがすっかり落ち着いちまったから。
    無茶言うイイ女がいれば、ちょっと優しくしてあげたくなっちまうのさ」

ヒデキ「……お二人って、艦長のこと好きなんですか?」



マコト「ぜっ」

マコシゲ「「ぜんぜん?」???」



ヒデキ「……あ、はい」

コウジ「ヒデキぃ。マコトにそんだけ気を使えるなら俺にももう少しだけ気を使え、な?」

ヒデキ「……あ、はい」




スミレ「っし、んじゃやるよー」

シゲル「……はいはい、やるぞぉー」



ヒデキ「……てこたぁ、シゲさん。スミレさんの事。イイ女だと思ってるんスね」

コウジ「……ヒデキぃ。お前歯に衣着せろぉ?」










…………………………

三日目 火曜日 深夜パート


1 シンジ 熟睡
2 アスカ 
3 マリ
4 黒アヤナミ
5 その他

6 小イベント 『祭りがあるらしいぞ』
7 小イベント 『罰ゲームの行方』

>>直下



黒アヤナミ「お祭りの話、知ってる?」

アスカ「……祭りぃ?」

マリ「あー、第三村委員会でやる奴ね」

黒アヤナミ「……いつやるの?」

マリ「今週の土曜日だよ」

アスカ「へー……」ポチポチ

マリ「行きたい?」

黒アヤナミ「……行きたい」

アスカ「私パース。人ごみ苦手―」

マリ「私は……えっとねぇ」

黒アヤナミ「……」ジ

マリ「子猫ちゃんとナカヨクなりたいから行きたいなぁ」

黒アヤナミ「……子猫……」

マリ「ふふふ、まぁ、そう言うと思ってね、用意してあるんですわ。

   浴衣……!」

ゴソゴソ

アスカ「浴衣、ねぇ……?」チラ

マリ「ほい」

黒アヤナミ「……浴衣」パァッ

マリ「着せてあげよっか」

黒アヤナミ「どう着るの?」

マリ「まずは全部脱いでー……あ、浴衣は下着つけないから」

アスカ「……え」

マリ「……らしいよ?」

黒アヤナミ「………………」



1 それはおかしい、と指摘する (みんな下着着ない
2 疑問を抱きつつも指摘しないでおく (アスカだけ下着つけない
3 その他

>>直下

間違えた

1 指摘しない (みんな下着つけない
2 疑問を抱きつつも指摘しないでおく (アスカだけ下着つけない
3 それはおかしいと指摘する (みんな下着つける
4 その他

だった。

安価↓


黒アヤナミ「そう……」シラ……

黒アヤナミ(あの顔は、嘘をついている顔。
      そろそろ分かってきた)

マリ(騙せないかー 残念)クスクス

アスカ(え? ホントに、下着つけないの?
     でもそれって、服に擦れたりとか……それに、少しでもはだけたら見え)



黒アヤナミ「……なんとなくわかった。着替えてくる」

マリ「ありゃ、着付けてあげようと思ったのにー」

黒アヤナミ「大丈夫。一人で着れる」

マリ「いやぁ、ほら、スキンシップ的な?」

黒アヤナミ「……着せたいの?」

マリ「……えへへ」

黒アヤナミ「……いい」(感情度不足

マリ「アチャー、振られちゃった。
   じゃ、私もあっちで着替えて見ようかにゃ。

   あ、姫も着替えておいでよ」

アスカ「……んー、まぁ、浴衣は興味あるかなー。
    着て見る」ノソ

マリ「あ、てか誰もいないから、ここで着替えても良いし」

アスカ「……」

マリ「じゃ、またあとでっ」




………………

アヤナミの部屋

黒アヤナミ「……着れた」

黒アヤナミ(黒地に、水色の模様……
      マリが用意してくれた浴衣)

黒アヤナミ「……」クル

クル……

黒アヤナミ(……鏡の前に移る自分に違和感を覚える。
      普段見ない服装の自分。
      すこし、心地いい)

黒アヤナミ「……ん」

黒アヤナミ(下着は、着てる)



黒アヤナミ(碇君は、どう思うかしら)

黒アヤナミ(……アスカ、来てくれるかな)

黒アヤナミ「……よし」


ガチャ



リビング

マリ「おまたせー!」

黒アヤナミ「……黄色?」キョトン

マリ「あれ? 似合わない?」

黒アヤナミ「……」ジーッ

マリ「……」

黒アヤナミ「似合ってる。マリの元気そうなイメージ」

マリ「よかったー! 子猫ちゃんも似合ってるよ!」

黒アヤナミ「……ありがとう」テレリ



アスカ「ねぇー、悪いんだけど……
    着方やっぱわかんないから着せてー」ヨレ……



マリ「ありゃー、難しかったかにゃ?」

アスカ「キモノとオビ、って良くわかんないのよ。
    日本人は良くこんなの毎日着れるわね」

黒アヤナミ「昔の話」




1 黒アヤナミ「私が着せてあげる」 (黒アヤナミとアスカの感情度変化
2 マリ「仕方ないにゃー、着せてあげるよん」 (下着来てない事へのいじり
3 その他



>>直下


マリ「仕方ないにゃー、着せてあげるよん」

アスカ「頼むわ」

黒アヤナミ「……」ジ

マリ「えっとさー、浴衣をまず肩にかけて……

   あん?」

アスカ「あんてなによ。
    てか、あんまりじろじろ見るなっ!」

マリ「……」

黒アヤナミ「……」




マリ「んー、なんでもない。着せるよー」

アスカ「何よ。もう……」ドキドキ

黒アヤナミ「あの」

マリ「あー! 大変だよねー。素肌擦れるのもそうだけど、ほら、トップの方が、さ?」

黒アヤナミ(何か企んでそう。従っておこう)「そうね」

アスカ「いや、しかもこれ、結構薄手でしょ?
    それこそ、濡れたりしようものなら透けるんじゃないの?
    ま、私のは赤だから透けにくそうだけど」

マリ「こんな状況だからね―。立派な浴衣は用意できないのよー」

黒アヤナミ「……これ、新品?」

マリ「そう、で、しかも少ない資源の再利用品なので、ちょっとガサついてるんだよねー
   だ、からぁ」


サワサワ


アスカ「んぁ、は……んっ」

マリ「こうして前の方が擦れると、大変だよねぇ?」

アスカ「ちょっと、あんた。アヤナミが見てる……っ!」

黒アヤナミ「……」ジーッ

マリ「……」ニヤリ

サワサワ

アスカ「や、やめなさ、コネメガネ……っ んんっ」

マリ「うん、子猫ちゃんも興味津々みたいだし、姫も良い声出すし、
   問題なし!」

アスカ「あるわぁ!!」ベチ

マリ「あいたっ!」

アスカ(……濡らしちゃうところだったじゃない……っ)




黒アヤナミ「……ねぇ、アスカ」

アスカ「何?」

黒アヤナミ「……浴衣似合ってる」

アスカ「あ、あんがと。
     あんたもさ、良いじゃない。似合ってるわよ」

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「はぁ。なんだかなぁ」

黒アヤナミ「どうしたの?」

アスカ「めんどくさいけど、やっぱり、浴衣着てみると、
    祭りとやらが楽しみになってくるわけよ。

    でも、やっぱり人込みはめんどくさいって気持ちもあって」

黒アヤナミ「アスカ」

キュッ

アスカ「……な、なによ」

黒アヤナミ「……行こう?」

アスカ「っ……そこまで言うなら、行くわよ」テレリ

黒アヤナミ「良かった」ニコ




マリ「おいおいお暑いねぇ?
   この様子だと花火はお二人さんで見ちゃうかい?」

アスカ「花火? へー、当然派手なヤツを打ち上げるのよね?」

マリ「そーだよぉー~~~-~~?
   すっごく、派手でイキで、キマっちゃう奴をね、ドカーンと!」

黒アヤナミ(……マリが変に強調する時は……)

黒アヤナミ「……何か、あるの?」

マリ「んへぇ!? 何も、ないよ!」ギクッ

黒アヤナミ「おばさん達が、縁結びの花火って言ってた」

マリ「……うん、まぁ、そんなとこ」



1 実は花火には秘密がある事を暴露する
2 実は花火には秘密があるが、内密にしておく
3 実は花火には何も秘密はなくただ単に楽しみなだけ (黒アヤナミとマリの感情度変化
4 その他


>>直下

別作業に集中しながら寝るかもしれないので後は今日の昼か夜。

因みに↑の『秘密』は『えっちな気分になる花火』か『特定の人に惚れてしまう花火』を選択可能です。

安価↓


マリ「子猫ちゃんは、そう言うの好きじゃない?」

黒アヤナミ「そう言うのって……縁結びとか、おまじないの様なこと?」

マリ「そうそう」

黒アヤナミ「おまじない……」


黒アヤナミ「好き」ポカポカ

マリ「でしょぉ。しかもそう言うの、みんなと見られるって嬉しいじゃん?
   ましてや、私としてはみんなの縁をより強固にしてもらった方が嬉しいし?」

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ(本当に、みんなと性的な関係になる事を望んでいるだけなの?
      縁結び……科学的に根拠のないおまじないを信じて、
      それを、本当に楽しみに思っているみたい)

マリ「……姫は本当は乗り気じゃないみたいだし、
      私が子猫ちゃんと二人だけで行っちゃうおうかな?」ニヤニヤ

アスカ「……ふーん? そういうこと言うんだ?」ツーン

黒アヤナミ「みんなで」

マリ「うん。そーだね。わんこ君も無理やり連れてこう」

アスカ「バカシンジも人混み好きじゃなさそうだし……


    なにより、今のあいつがちゃんと民衆に受け入れられるかしら」



マリ「んー、そうかぁ、それは憂慮すべき問題だね」

黒アヤナミ「……素性がばれると、私も……」

マリ「子猫ちゃんは大丈夫よ。
   広く世間に知れ渡ってない存在だからね。
   アヤナミレイの顔を知ってる人はそう多くない。
   逆に知ってる人はワケ知りだから、あんたを悪く言う人はいないよ」ポムポム

黒アヤナミ「そう」

マリ「でも、わんこ君は違う。
   知ってる人は知ってる顔。それを祭りで連れ歩くのはリスクかもね」ゲンナリ

アスカ「変装でもさせれば?
    安直な所、祭りのお面でもつけてりゃイイでしょ」

黒アヤナミ「お面……」クス

マリ「えー!でも顔が見れないのは残念だなぁ……!」

アスカ「その顔、が問題なんじゃない……っ」

黒アヤナミ「顔……」



1 黒アヤナミ「お面で我慢するしかない」         危険度 低
2 黒アヤナミ「人気のない所で合流する?」        危険度 檄低
3 黒アヤナミ「……女装、させればバレない?」      危険度 檄低
4 黒アヤナミ(第三村の人は、イイ人。
        碇君が普通に歩いてても、大丈夫……っ)  危険度 高
その他

※危険度判定について。
 祭り実行時に特定のタイミングで発生。シンジの身に危険な事が起こります。

 シンジが負傷した場合。感情度の急激な変化と、一時的にシンジがヴィレに保護されることになり、
 シンジ負傷モードへ移行します。

※第三村の雰囲気がある程度悪くなると、何かと危険度判定が起こりやすくなります。
 現在の第三村の雰囲気ではこのように、イベント時に危険度判定が起きる程度ですが、
 今後作戦の失敗や憂慮すべき出来事が発生した場合、雰囲気が悪くなっていき、
 日常生活にまでシンジに危険が及びます。

>>直下



黒アヤナミ(素性がばれない方法……変装?
      変装………………!)ピコーン


黒アヤナミ「……女装、させればバレない?」

アスカマリ「「あ」」



マリ「いーじゃん。女装……っ 浴衣は何とかする方法いくらでもあるし
   カツラはどこかで調達すればいいし、なにより素材がいい」

アスカ「髪に関してはベリショの女子でごまかせる説もあるけどね」

アスカ(罰ゲームでやらせるつもりだったけど、
    これで『罰ゲームとして』ではなく、『必要だから』やらせる面目がたったわね。
    面白くなってきたわ)ニヤニヤ

黒アヤナミ「女装の道具は……?」

マリ「それは明日以降、誰か余裕のある人が調達するってことで」

小イベント 『シンジの女装の準備』 フラグが解放されました。



マリ「出来れば私が調達したいけど、
   誰かができる時にやらないとねー、日数もそんなないし」

アスカ「まぁ、なんとでもなるでしょ。
    アヤナミだったらヒカリに聞けば余ってる浴衣とかの話も聞けるんじゃない?」

アヤナミ「聞いてみる」フンス

アスカ「ふふーん、名前も考えておきましょうかね。
    あいつ、ここで生きて行くうちに何個別な名前ができるのかしら」

マリ「あはは、そうだね。
   用意するのは、名前と、カツラと、浴衣……かな」

黒アヤナミ「小物は?」

アスカ「流石にそこまでこだわらないでしょ。
    女子っぽければいいのよ」



マリ「いや、私はイイ女に仕立て上げるね!
   小物までこだわるよ!」

アスカ(私は半分辱め目的なんだけどなー)ニヤニヤ

黒アヤナミ「……お揃い、とか。いいかも」ポカポカ




シンジ『ヘクシュ!』








………………

………………

三日目火曜日終了



第三村要点観察 『異常なし』

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 40%』

ヴィレの様子  『異常なし』

ネルフの様子  『最終決戦準備中 50%』



現在の主要キャラのステータス


**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ

所持品 主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい
    全員分の運動服(洗濯済み
    

黒綾波への感情:友愛 淡恋 尊敬 欲情

アスカへの感情:友愛 淡恋 尊敬 従順:レベル1 欲情 

マリ への感情:謎  尊敬 従順:レベル1 欲情 性的不利

性癖  『百合好き』

アスカの性癖気付く

**********


アスカ ステータス

服装 パーカーのみ

   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中
    浴衣(赤

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル1 性的不利 欲情

黒綾波への感情:親愛 親友 欲情 性的不利 

マリ への感情:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

性癖  『露出癖』

**********

**********


マリ ステータス


服装 いつもの服


所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    コンドーム
    睡眠薬
    秘密の入浴施設のカギ(使用済み
    浴衣(黄



シンジへの感情度:親愛 欲情 恋慕 性的有利

アスカへの感情度:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

黒綾波への感情度:可愛 欲情 友愛



**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 コンドーム
    S-DAT
    農作業用装備(家に置いている
    浴衣(黒青


シンジへの感情度:親愛 依存 欲情

アスカへの感情度:親愛 親友 欲情 性的有利

マリ への感情度:謎  可愛 


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる
    『性知識 レベル2』性行為への理解

性癖  『追い打ち好き』


**********


余談

サクラはマリが気になっているようだ。

シゲルはスミレが気になっているようだ。

スミレはバスケが気になっているようだ。

コウジはお腹が気になっているようだ。



四日目 水曜日 朝

行動指定キャラ

1 シンジ 仕事
2 アスカ 休暇
3 マリ  休暇
4 黒綾波 仕事

5 小イベント『シンジの女装の準備 アスカ編』
6 小イベント『シンジの女装の準備 マリ編』
× 小イベント『シンジの女装の準備 黒アヤナミ編』 
     ↑休暇ではないので選択不可 午後には可能。

8 小イベント『シンジの女装の準備 暗躍編』?

9 小イベント『ヴィレ 警戒開始』

10 その他


※ シンジの女装準備は、選択しない場合祭りの日まで定期的に選択肢に出現します。
  尚、選択されないまま祭りの日が来ると強制的に『お面(危険度:低』で行動することになります。

※ ヴィレ警戒開始は、ネルフの準備段階が50%を超えたので発生します。
  アスカとマリの意思を解さず出撃命令を出したり、ヴンダー内の情景が描かれます。


>>直下




朝 

シンジ「……お祭り。かぁ」モグモグ

アスカ「あんたもいくでしょ?
    ていうか、私が行くんだからあんたも来なさいよね」

シンジ「でも……どうだろう。僕ってそういうところに行っても良いのかな?」

マリ「まーぁ? その辺もちゃんと考えてあるから安心してよ!」

黒アヤナミ「……任せて」フンス

シンジ「あ、もしかして、変装していくとか?
    ちょっと後ろめたいけど、お祭りは気になるし、うん。わかったよ」

アスカ「そうそう、変装変装」ニヤニヤ……



黒アヤナミ「じゃあ、私、お仕事行ってくる」

アスカ「いってらー。
    さて、私も野暮用、バカシンジ、コーヒー淹れるならあとで持ってきて」

マリ「ついでに私もお願いしていい?」

シンジ「うん。了解」





数分後



ピンポーン……

シンジ「あ、はい」



配達員「どうも、配達員です」

シンジ「……え? と。はい」

配達員「ヴィレから速達です。
    真希波・マリ・イラストリアス宛てに……倉庫にて検品済みです」

シンジ「わかりました…… どうも」

ガチャ



シンジ「……なんだろ」

マリ「え、ヴィレから?」

シンジ「うん。
    どうぞ」

マリ「ありがと……
   ………………荷物届く連絡はないから、すげー怪しいんだけど。
   でもヴィレも倉庫もちゃんとチェックしてあるなぁ」

シンジ「怪しいならあけない方が……」

マリ「OPEN!!!!!!」バリバリ

シンジ「うわっ、い、いいのかな」

マリ「状況が状況だからね。
   私や姫宛ての物は、ちゃんと全部チェックされることになってるの。
   万が一、ネルフからの贈り物ってこともあるでしょ?」

シンジ「う……」

マリ「もしくは、だれかが気を利かせて準備した何か、かもねぇ」

シンジ「不気味だなぁ」



マリ「ふむふむ、どれどれ……」




マリ「……」ドクン


シンジ「え?」



マリ「……うん。あのさ。
   結論から言うよ?」

シンジ「……うん」ゴクリ



マリ「キミの変装道具だ。
   送り主は、教えないでおくけど……
   どうやらおまつりを エンジョイしてほしいってことらしい!」ニカッ

シンジ「だ、誰からなの? 教えないってどういう事さ?」

マリ「……うーん。気持ち悪いから聞かない方がいいけど、

   でも、品物は確かだし、信用はしていいよ。
   この道具、全て完璧……」

シンジ「気持ち悪いて何さ!!」

マリ「あー、大丈夫大丈夫、彼潔癖な所あるから、
   むしろ、私としてはこれ、チョー着てほしい」

シンジ「全然わけがわからないよ」




マリ(言えるわけがない……
   本当にネルフからの贈り物だったなんて。

   言えるわけがない、こんなメモが隠されていたなんて)



『キミが欲しがっている物は準備した。
 ディテールは私の好みに調整しておいたがね。
 だが、きっとキミは気に入ってくれると信じている。

            新愛ならイスカリオテのマリアへ』



マリ(茶髪のショートヘアのカツラ。
   白と青を基調にした、上質すぎる浴衣。
   そしてそれらに合うように完全にコーディネートされた小物。

   そして一番気持ち悪いのが、白衣まで同封されているという事実)


マリ(冬月先生、あんたなにしてんの……ホント)ゲンナリ




シンジ「え、なに、それ、浴衣?」

マリ「うん」

シンジ「……でも、柄が、女性もののような……」

マリ「うん」

シンジ「あ、カツラ……」

マリ「うん」

シンジ「……コレ、ホントに僕の?」

マリ「うん」

マリ(というより、ユイさんの……?)



シンジ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ?」





シンジは『女装用カツラ(茶』『浴衣(白』を手に入れた。

…………………………


…………………………


四日目 水曜日 朝

行動指定キャラ

1 シンジ 仕事
2 アスカ 休暇
3 マリ  休暇
4 黒綾波 仕事

9 小イベント『ヴィレ 警戒開始+』

10 その他


>>直下

別作業があるのでまた夜に出没すると思います。


黒アヤナミ「……」モクモク

おばちゃんA「精が出るねぇ。
       心なしかスッキリした顔してる」

おばちゃんB「なんか良い事あったかい?」

黒アヤナミ「お祭り、みんなで行くことになりました」

おばちゃんC「いーぃわねぇっ 私も旦那と行こうかしら!」

おばちゃんD「どっちの元旦那よ?」

黒アヤナミ「クス……全員、女の子です」

おばちゃんA「あらあら?
       そうなのぉ。それは楽しそうね」

おばちゃんB「イイ男でも居れば良いのにね。
       ああ! イイ男っていえば」

おばちゃんC「研究所んとこのリョウジ君のことだろぅ?」

おばちゃんD「あの子はダメよ。遊んでそうよ。
       うちのソックリサンには合わないわ!」



おばちゃん「そういえばねぇ……」






1 おばさんA「インフィニティが接近してる区域があるんだってね」 小防衛イベントフラグ

2 おばさんB「しってるかい? 新居住区の、幽霊の話………………っ」 イベントフラグ

3 おばさんC「あっちの丘の方に良い紅茶の茶葉があるんだってね」 マリへのプレゼントイベントフラグ

4 おばさんD「野生化した牛が平野の方で暴れ回ってるって話、知ってる?」 アスカへのプレゼントイベントフラグ

5 その他


>>直下


おばさんC「あっちの丘の方に良い紅茶の茶葉があるんだってね」

おばさんB「聞いた聞いた名前はみんな忘れたらしいけど、むかしこの辺で収穫できて輸出で高く儲けてたらしいじゃないの」

おばさんA「最近は気候の変動とかで数が減ってたんだってね」

おばさんD「それがね、L結界の境目でだけ、それが自生出来てるんだってよ。
      そこに偶然残ってた茶樹があって……無菌状態に近いから? 気候変動とか病原菌に侵されずに自制できるようになったんだと

     だけどね、あたしゃ知ってるよ……

     L結界の境目ってだけじゃない、そこには暴れ牛がいるって噂さね」

黒アヤナミ「……紅茶の茶葉に、暴れ牛……?」

おばさんA「あーぁ、だから、近づいちゃダメって言われてんのね?」

おばさんD「そうそう。偶然L結界に飲まれなかった牧場があって、そこから脱走した牛が野生化したんだって。
      奇跡的にもL結界には近づいてないそうだけど……野生化したせいですっかりでっかく強ーくなったらしくて。
      銃が効かないんだそうよ。すくなくとも、この村にあるような簡素な猟銃じゃちっともね」

おばさんC「あー、最近、起動兵隊がやきもきしてるのそれなんだぁ。
      親戚の誰かが、牛を駆除すんのに使うって言ってた」

おばさんD「暴れ牛が何とか出来てから茶葉の方も……って言われてるけど、
      あたしらとしてはその辺の畑が荒らされないか心配だ―わね」

おばさんC「田んぼも遠くないし、早く何とかしてほしいんだけどね
      とはいえ、起動兵器の方は訓練が足りないから、今んところぶっつけ本番で牛にぶつけるのは控えたいってね。
      ったく、何のための兵器なんだか」


黒アヤナミ「……起動兵器で、牛を……
          茶葉は、L結界に?」


おばちゃん「だれかなんとかしてくれないかねぇ~」




イベントフラグ 『ウシ 襲来』『取れない茶葉』が解放されました。






四日目 水曜日 午後

行動指定キャラ

1 シンジ 休暇
2 アスカ 仕事
3 マリ  仕事
4 黒綾波 仕事(帰り道

5 小イベント『ウシ 襲来』 (黒アヤナミが頑張る話
6 小イベント『取れない茶葉』(黒アヤナミがシンジと頑張る話

9 小イベント『ヴィレ 警戒開始+』

10 その他


※ 『ウシ 襲来』と『取れない茶葉』は、ほとんど同じ内容のイベントで、
   プレゼントアイテムはマリとアスカ両方手に入ります。
  今週中はいつでも選択できます。




丘の近くの狭い平野

トウジ「……と言うわけで、キミら二人に頼む事になったちゅうわけや」

シンジ「暴れ牛の相手ぇ? どうして起動兵器まで使うんだよ。
    こう、猟銃とかでできないの?」

ケンスケ「……うーん。シンジ、お前の後ろ、木があるだろ?」

シンジ「うん、それが、どうかした?」

ケンスケ「お前の考えるウシって、どのくらいの大きさだ? ちょっと指差してみ」

シンジ「……頭の位置が、まぁ、僕より少し低いくらい?」

ケンスケ「……今回野生化した牛ってな、
     L結界の近くで良い物食ってたらしくて、ヘラジカよりもでかいんだ」

トウジ「せや、その木よりもでかいんや」

シンジ「でっか!!!?」

黒アヤナミ「しかもそれが、三頭いる」

ケンスケ「いやーんな感じだろ?」ニヤニヤ



トウジ「そこでぇ! 第三村代表の一人として、いや、我々二人からの頼みだ。
    こちらに用意した機動兵器二機……お察しの通り搭乗式の戦闘兵器なんだが……

    エヴァパイロットの経験もあるお二方に、コレであの牛の鎮圧をお任せしたい!!」




シンジ「……なんとなく、事情は察したよ。
    でも僕たちでいいの? 寧ろヴィレの管轄のアスカやマリに頼んだ方が……」

トウジ「既にその辺の話はついとる。
    ヴィレからの通達、めんどくさかったら斜め読みしてや」




端末「ヴォン」

『暴れ牛討伐の為の機動兵器使用に関して。
 直ちに現場に被害が出ない場合は機動兵器の使用を許可する事は出来ないが、
 搭乗者が第三村人員で対応可能なのであれば限定的に使用を許可できるものとする。
 ヴィレの管轄のエヴァパイロットを登場させる場合は、緊急性を要する場合のみとする。
 尚、防衛規定に基づいた指定パイロットが登場しない場合、ヴィレの関係者(少尉以上)に確認すること』





ケンスケ「要するに、アスカと、マリ?だっけ? あの子たちは貸せないけど、
     民間人なら良いわけだ」

トウジ「どえらい民間人もいたって話やなぁ……な、センセ」ニンマリ

シンジ「やめてよ、そんなんじゃ……
    んっ、まぁ、でも、出来る仕事はやりたいし、良いんだけど」チラ

黒アヤナミ「……どうかした?」


ケンスケ「……落ち着いて聞いてくれ、シンジ。
     ソックリサン、アヤナミを機動兵器に搭乗させるにあたって、
     ヴィレ側から条件がつけられたんだ

     それがこれ、DSSチョーカーだ」

黒アヤナミ「私も、コレをつけることを承諾したわ」

シンジ「……っ」



アスカ「偽物、だけどね」




シンジ「アスカ? いつの間に……」

アスカ「無骨な流用品よ。昨日のバスケの時に渡されたチョーカーあるでしょ?」

シンジ「ああ、あれ……」

アスカ「マリが、DSSチョーカーの内部の信号部分だけそれに取り付けて、今アヤナミにつけてるのよ」

黒アヤナミ「……そう」

アスカ「あいつもヴィレに監視されてる身だからね。
    こうすることでしかアンタの搭乗を許す方法がなかった。
    もう一つあいつには思惑があるみたいだけど、それはまた今度話すわ」

シンジ「じゃ、じゃあ、なにがあってもこれは爆発したりは……」

アスカ「しない
    絶対に、しない。
    それだけ伝えに来たのよ。
    手伝えないのはホントの事、こればっかりは、ミサトに行っても仕方のない事なのよ」

ケンスケ「アスカ達には、最終決戦において心身を健常に保つ必要がある。
     インフィニティからの防衛ならまだしも、暴れ牛の討伐なんかで危険な思いをさせるわけにはいかない」

トウジ「暴れ牛『なんか』てなんやねん。
    こちとらその牛一頭におびえながら暮らしとんのやで?

    襲って来んインフィニティよりずっと恐ろしいわ!!」

アスカ「うっさいわね。バカシンジとアヤナミが頑張るから今はそれでいいでしょ?

    ついでに、ケンケンは司令の真似事でもしてれば?
    防衛線の予行練習とでも思ってさ」

ケンスケ「あの話な……ホント。胃が痛いよ」

トウジ「ほな、頼んます! ケンスケ司令っ!」

ケンスケ「わかったよ。指示はなるべく俺から出す。
     無線は俺の車から出すぞ」



起動兵器搭乗前



シンジ「武装は、バルカンとグレネード、あと」

黒アヤナミ「小型のプログレッシブナイフ……確認完了」

シンジ「……うん、操作系統もエヴァに似てるんだね。これなら動かせそうだ」

黒アヤナミ「こっちも大丈夫」



シンジ「……アヤナミ」

黒アヤナミ「どうかした?」

シンジ「うん、えっと。よく、それつける気になったね。
    アヤナミは偽物だって知ってたの?」

黒アヤナミ「ええ」

シンジ「あ、そう、なんだ」

黒アヤナミ「でも本物でもつけてたわ」

シンジ「……」

黒アヤナミ「別に、死にたがりでもない、貴方にいやな思いもさせたくない。
      ……でも、私が機動兵器に乗って、第三村の平和が守れるなら、それでいい。

      だから、つけた」


シンジ「うん…………でも、無茶はしないでね」

黒アヤナミ「……大丈夫 私は死なないわ」

シンジ「っ……」

黒アヤナミ「あなたが居るもの」






後方待機車

アスカ「……ケンケン、今から私乗るって言ったら止めてくれる?」

ケンスケ「友としては止めなたくないけど、
     司令としてはちゃんと止めるぞ」

アスカ「私の前でイチャイチャしやがって、覚えてなさいよ」




トウジ「さてー、当の暴れ牛は……普段の話やと、川辺でたむろしている事が多い」

ケンスケ「シンジ、聞こえてるな?
     ……実は、そこには少し前畑があったんだけどね。今はもう荒らされつくしてるから、周りは気にせず戦っていいぞ」



シンジ「うん。わかったよ」

黒アヤナミ「畑の跡地……」




トウジ「どや、司令。
    なんか策はありそうか?」

ケンスケ「そんなこと言われてもね。
     少し近寄ってみないと分からないよ。運転手さん、よろしく」

トウジ「おしきた!」ブロロン

アスカ「アンタ馬鹿ぁ?
     司令ってのはもっと後ろで堂々としてるもんよ」

ケンスケ「……そうかな」

アスカ「……違うっての?」

ケンスケ「作戦の指示を出す人間てのは、もっと現場を理解しないといけないと思うんだ。
     それこそ、生の現場を見るのと見ないのとじゃ、出せる指示も変わってくる」

ブロロロ……

トウジ「ちゅうても接近できるのはここまでや。
    流石にこっからは、機動兵器からの中継やで」

ケンスケ「構わないよ。畑と川辺は確認できた。
     それだけでも十分だ」

アスカ「……ふーん」




ヴィーーーーーィィン

シンジ「機動兵器 一番 準備完了  モニター映すよ」

ヴィーーーーーィィン

黒アヤナミ「機動兵器 二番 準備完了  モニター映します」



ヴン

ケンスケ「居そうな気配はないな、生体反応はどうだ?」

シンジ「……うん、やっぱりこの向こうに居るみたいだ。10時の方向」

黒アヤナミ「距離はそう遠くない。密集してる」



アスカ「……でも、その辺一帯、草木が荒らされてんじゃないの、その辺に居るんじゃないの?」

ケンスケ「あいつらの寝床周辺はもう全部あんな感じだよ。
     それによく見てみろ」

トウジ「……おお、草が頭伸び始めとるな。てことは、喰ったのは何日か前か」

ケンスケ「そう言う事だ。折れた木の断面も乾燥してるしね。
     ただ、草が伸びてると言う事は、こちらに移動しててるかもしれない。
     接敵は、近いぞ」



シンジ「うん、気をつける」ウィーン ウィーン


黒アヤナミ「……本当、生体反応が、こっちに来てる……」ウィーン ウィーン

シンジ「向こうは、森……? だね」

ケンスケ「森を超えた向こうにまた平野がある。そっちの方に居たんだろう」



トウジ「武者震いしてきたで……ワシが戦うわけでもないのにな」

ケンスケ「おっと、手を震わすのはもうちょっと待ってくれ。
     少し移動してくれないか?

     昔の納屋があっただろ? あそこからあっちの小さい丘に上がれるんだ。
     高台から現場を見たい」

トウジ「了解、っと」ブロロン

アスカ「随分落ち着きのない司令部ね」

トウジ「どっしり構え取るのは性にあわんのやろ。
    ケンスケの奴、毎日走りまわる仕事しとるもんな」



シンジ「っ! 目標の速度、速くなった!」

黒アヤナミ「向こうが走ってきてる、気付かれてる?」




ケンスケ「気付いたのは確かみたいだな」

トウジ「ぉん? 不意打ちしよ思とんのか? 昨今のウシは血の気が多いのう」

ケンスケ「……いや、相手は野生生物だ。
     気性の荒い野生生物が自分のえさ場の付近にナニか居ると察知して、
     相手を追い出そうと突進してきている。
     知性のない突進だ。 おそらくね」

トウジ「まるでイノシシやな」

ケンスケ「そうかもね。
     なら、回避や目くらましはかなり有効だろう。
     うん……ならば……シンジ! 今水辺を歩いてるのはお前だな?」



シンジ「うん。川に近いけど」

ケンスケ「その川の中に立って、畑の跡地をグレネードで爆破するんだ。
     アヤナミと目標のウシとの間にな」

シンジ「……どうするの?」

ケンスケ「その辺の土は元畑だったから柔らかいんだ
     だから爆撃で良い土煙ができるはずだ。

     それにまぎれて、アヤナミはレーダーで敵の位置を確認し、
     回避を優先してバルカンによる射撃を行う」

黒アヤナミ「了解」


シンジ「そっか、川の中に居るから僕の足音とか機動音は相手に聞こえなくなるんだ……っ 
    じゃあ、そのあとは僕も射撃援護すればいいのかな?」

ケンスケ「援護……そうだな。
     本当は、後ろから追撃して、ナイフで止めを刺して欲しいが……

     射撃の方がよさそうか?」

シンジ「うん。少し川の石が大きくて足場が悪いのと、
    ……ごめん、少し、まだ動きに慣れないんだ」

ケンスケ「わかった、援護射撃で対応してくれ。
     土煙を利用した十字砲火だ。

     接敵まで待機してくれ」



トウジ「っと、丘ってこの辺でええんか?」

ケンスケ「うん。思った通りだ。シンジたちもウシもよく見える」

アスカ「……バカシンジは見えるわよ? でもあとは森しか見えないけど」

メキメキ バキバキ……ザザザザザ……

ケンスケ「あの辺。鳥が逃げてるだろ? あのでかい暴れ牛が突進してるから、周りの動物も逃げ出してるのさ」

アスカ「……なるほどねぇ」



ケンスケ「シンジ アヤナミ  もうそろそろ接敵するぞ」

トウジ「……あと五秒やな」

メキメキメキ ドドドドドド……

ケンスケ「4 3 2 1……爆撃っ!」



シンジ「いくよ、アヤナミ」

黒アヤナミ「ええ」

ボヒュ……




ドガァァァァァァン!!!


………………モクモクモク………………


ドドドドド!!

シンジ「来た!」



黒アヤナミ「射撃開始……っ」ガチ



バララララララララララララララララララララララ!!!!!!!






………………モクモクモク………………




ケンスケ「……煙幕作戦は成功か」

トウジ「こっちからもやっこさん見えへんけどな」

アスカ「機動兵器二機でバルカン射撃でしょ?
    いくら巨大牛って言っても、それで何とかなっちゃうんじゃない?」

ケンスケ「猟銃でかすり傷しかつかない相手だ。
     爆撃するか、弱らせてプログレッシブナイフで斬るかじゃないと、
     確実とは言えない」



黒アヤナミ「……っ 回避する。三時の方向」

シンジ「援護射撃行くよ!」

バララララララララララララララララララララララ!!!!!!!


ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!





アスカ「ひぃぃっ!?  な、何の音?」

ケンスケ「ウシの声だ。
     どうやら一頭、致命傷を受けたらしい」

トウジ「……機動兵器のバルカンで、一頭だけ。
    やっぱりバケモンやな……」





シンジ(土煙が晴れた!)

シンジ「アヤナミ、大丈夫?」

黒アヤナミ「ええ。
      損傷はない。
      ……目標は、生存」

シンジ「レーダーではそうだ、けど、一頭はもう起き上がれなさそうだよ」

黒アヤナミ「……そうね。あと一頭は……!」

バララララララララララララララララララララララ!!!!!!!

ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!



シンジ「……うん、コレで、大丈夫かな」

黒アヤナミ「……でもちょっとかわいそう」

ケンスケ「酷な事をさせたと思うよ。でもありがとう。
     そいつで三頭、全部かい?」

































































シンジ「……あれ? 二頭しかいない……?」











ケンスケ「……っ! 後ろだ! シンジ!
     一頭遅れて来てる!!」

シンジ「っ! そんな、レーダーで、見落としてたの!?」

トウジ「おかしいで!?
    そんな筈……いや、待てよ……!!
    バケモンはバケモンでも……ホントに、『化け』たんとちゃうか?」

ケンスケ「……先二頭の暴れ牛の大きさは!?」

黒アヤナミ「目測で、体高3.5m 大きいけれど、あの木より大きくない」

メキメキ……バキバキ ドドドドドド……





ケンスケ「シンジ! 離れろ!
     その機動兵器でも踏みつぶされかねん!!」






シンジ「う、うん。今距離を取ってるけど、どうしたの?」ザッザッザッ

ケンスケ「もう一頭が一番ヤバイ。
     大分前の目撃情報だけでも体高5m……それが、生命反応なしに動いているとすると……!」

トウジ「『なりそこなった』んや!
    碇ぃ! でかいのが来るぞぉ!!」



メギメギメギ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ  !!!!!


バゴァァァアアアアンン!!!




シンジ「……なんだ、この、大きい……え? 牛……? なの?」

ザッザッザッ……

黒アヤナミ「頭部は牛……でも身体はところどころ赤い……っ!」

ザッザッザッ……





ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ  !!!!!

ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!




ケンスケ「それがインフィニティ化した三頭目のウシだ!!」

トウジ「嘘やろ……野生動物が『なりそこなう』可能性は指摘されてたが、
    今まで動物のインフィニティ化は発見されていなかったはずや……」

トウジ「野生化と、巨大化……もしかして、牛としての枠を超えた進化を、
    L決壊の影響で促された!?」


アスカ「っ、どっちにしてもあの暴れん坊を放っておいていいわけないでしょ!!
    バカシンジ!! 何とかしなさい!!

    何とかできないなら、今すぐ私達がヴンダーに行ってエヴァで援護する!!」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ  !!!!!



ケンスケ「……シンジ! コアはあるか?」

アスカ「ケンスケ!?」

シンジ「コアは……アヤナミからは見える!?」

黒アヤナミ「……っ! 尻尾の付け根……!!」

ケンスケ「いいぞ。コアがあるなら、プログレッシブナイフで対応できる!!

      だがその機動兵器のプログレッシブナイフは小型だ!
      確実に仕留めるには一本では数秒かかってしまう。

     だから、最終的に二人で攻撃する必要があるんだ」


シンジ「同時攻撃!? こんな、速く暴れ回ってる奴に、どうやって……!」

黒アヤナミ「っ何か、固定する方法……」




トウジ「……相手は突っ込むだけや、穴だけでも開けたら簡単に落ちる……けど、
    あんなでかい奴ぶちこめる穴なんて……
    せや! どっかの丘におびき寄せて、土砂崩れなんてどうや!?」

ケンスケ「………………いや、この現場は、元畑だ。
     それを利用する!」

アスカ「今更土煙なんて意味あるの!?」

ケンスケ「違う! 暗渠だ!!」

シンジ「あんきょ? 何それ」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ  !!!!!






ケンスケ「説明している暇はない!!
     シンジ! 


      井戸は見えるか!?」




シンジ「!! ある、けど、遠いよ」

ケンスケ「よし! 井戸と川の最短距離の導線を超えたら、ありったけのグレネードで地面を打て!!
     アヤナミはプログレッシブナイフを装備して、シンジの背後で待機!」

シンジ「っ……アヤナミ」

アヤナミ「今は、ケンスケが司令……! 碇君」


ザッザッザッ……



シンジ「わかった!」


ザッザッザッ……




ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ  !!!!!

ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!





アスカ「どういう事?」

トウジ「穴掘るにはグレネードの爆発程度じゃたらんで!?」




シンジ「グレネード、行くよ!!」ジャキ

黒アヤナミ「準備、完了」ジャギ ギィィィィィン!!!


ボヒュ

ドガァァァァァァン!!!

ドガァァァァァァン!!!

ドガァァァァァァン!!!








ケンスケ「井戸からは暗渠が伸びている!!
     しかもそこと川をつなぐ辺りは初期の段階で作った畑で、
     暗渠の作りがど素人だ!

     その辺を爆発すると、雑な暗渠に繋がって……」







ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ↓↓↓↓↓↓







シンジ「っ……5mのウシが入るくらいの穴になった!
    頭からつっこんで動けなくなってる!!」





トウジ「いうても化け物や!すぐ動き始めるぞ!」

黒アヤナミ「二番機、行くわ」シュザッ



ギィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!



アスカ「っ、あのウシ、もう半分身体でてる!」

ケンスケ「シンジ! 追撃だ!」

シンジ「わかってる……! いくよ、アヤナミ!!」シュザッ

黒アヤナミ「っ!」




ギィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!


ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ↓↓↓↓




ビキィィ!!!!!





アスカ「……! この音は……」

バガァァァァン!!!!!




ンモ゙ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ……………………







シンジ「……やった…………?」






























黒アヤナミ「……目標、沈黙」




ケンスケ「……ほんとに?」

黒アヤナミ「……多分」




アスカ「……コアが壊れる音がした。
    ってことは、もう大丈夫、でしょ? バカシンジ」







シンジ「ああ、うん。もう、大丈夫だよ。

    なんとか、倒せた。
    コアを、破壊したよ…………!!」














トウジ「い」




トウジ「いぃぃぃゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおぅぅぅぉおおおおおおおおおおおおおお!!」

ホオオオオオゥゥゥォオオオ……

ホオゥゥォオ……

ホオゥオ……





アスカ「うるっさ!! ウシよりうるさっ!!」



ケンスケ「は、ははは、緊張しっぱなし、で 吐くかと思った」グテ

トウジ「アホか! 叫べ、喜べ! ワシらは! 勝ったんやぞぉぉおおおおおおおお!!!!
    あのにっくき暴れ牛の最後の大暴れ、止めたったでぇぇぇぇ!!!!」

アスカ「はぁぁぁ、うるさいから早く運転して!
    バカシンジとアヤナミの回収に行くわよ」



回収場所


シンジ「アヤナミ! お疲れ様」

黒アヤナミ「碇君 ありがとう」

シンジ「え?」

黒アヤナミ「……碇君、助けてくれた」

シンジ「助けてくれたって……作戦、だったし、それに危険な役目をやったのは、アヤナミの方じゃないか」

黒アヤナミ「でも、無事でいられたのは碇君のお陰。
      ……貴方が守ってくれたから」

シンジ「……っ…………あ」

黒アヤナミ「……貴方は、強いわ。一緒に戦う人を守れた。
      貴方と一緒に戦えて、良かった……」

シンジ「アヤナミ……」



黒アヤナミ「きっと、『アヤナミレイ』も、助けられてる」

シンジ「!!」

黒アヤナミ「貴方は強いから、きっと、助けられてる。
      今はまだ、見つかってないだけ……」

シンジ「……っ うん。そうだと、良いな……いや

    ううん、信じる。
    キミがそう言うなら僕、信じるよ」

黒アヤナミ「……」ニコ





ブロロロロロ……

ケンスケ「シンジ! 良くやってくれたな」

シンジ「ケンスケ! どこにいたの?」

トウジ「あっちの丘やで! センセのご活躍、しかと見さしていただきました!」ペコォ

シンジ「丘、って、結構近くない!? 司令の役目なのに、そんな接近していいの?」

ケンスケ「見えてないと、あの作戦も具体的に出せないだろ?
     それだけの覚悟は背負ってるつもりさ」

アスカ「良く言うわよ。ついさっきまで震えが止まらなかったくせに」

ケンスケ「ははは、それは違うよ、アスカ。

     震えは、まだ止まってない」プルプル

シンジ「あはは、大丈夫? ケンスケ」

トウジ「司令が一番心配されとるな!!」






黒アヤナミ「……」

アスカ「良くやったわね。
    バカシンジも頑張ったけど、MVPはあんたよ」

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「……それにしてもどうしてこの件、あんたから引き受けたワケ?
    自らDSSチョーカーの条件を飲んでまで搭乗した意味って……?」

黒アヤナミ「……第三村が、好きだから」

アスカ「……ふーん、あっそ。……立派な理由ね」

黒アヤナミ「……嫌味っぽい」

アスカ「半分……いや、四分の一くらいはね。
    後の四分の三は……本当に、立派だと思ってる。
    
    ほんと、良くやったわよ」

黒アヤナミ「ありがとう。アスカにそう言ってもらえて、嬉しい」

アスカ「さて、私はこの件を、コネ眼鏡に報告しなくちゃね。
    あいつ、偽物とはいえあんたにそのチョーカーつけたの気にしてたし」

黒アヤナミ「……マリが……………………………………あっ!」

アスカ「なに?」



……………………


数時間後

自宅

加持二世「ピンポーン! 加持で―ぇぇす」

黒アヤナミ「いらっしゃい」

加持二世「頼まれてた物、持ってきたぜ」

黒アヤナミ「ありがとう」

加持二世「ちゃんと、件の『牛』の方から採取した、食える肉だ。
     当たり前だが、人工肉じゃないぜ?」




アスカ「うわ、人……アヤナミ、最後まで相手して」

加持二世「うぉう、そっか、あんたもいるんだったな。
     美女ぞろいの家に用事が出来て俺も嬉しいぜ」

黒アヤナミ「……葉っぱは?」

アスカ(葉っぱ……!?!?!?!?)

加持二世「茶葉って言え! 茶葉って!!
     ほらよ。 ちょっと古いが、それでもまだ使える立派な茶葉だぜ」

黒アヤナミ「ありがとう」

加持二世「なぁ、せっかくだからそいつを淹れて、俺も少しだけご休憩……なんて」

黒アヤナミ「ありがとう さよなら」



バタン





加持二世「……………………おかしいなぁ。親父はモテたって聞いたんだけど……」







四日目 水曜日 夜

強制小イベント 『アヤナミのプレゼント』




シンジ「アスカ、ご飯出来たよ」

アスカ「……ふーぅぅぅん?」

黒アヤナミ「……」ソワソワ






四人分のハンバーグ「オッス」






シンジ「……アヤナミが、どうしてもハンバーグがいいって」

アスカ「……まさかとは思うけど、あんた、この為に……?」

黒アヤナミ「……一番最初の動機は、そう。
      アスカが、ハンバーグ好きだって聞いたから」モジ

アスカ「……………………」

シンジ「アスカ、何か言ってあげてよ」




アスカ「……ば」
















アスカ「ありがとう…………っ」






黒アヤナミ「……どういたしまして」パァッ


マリ「ん、っはぁぁぁぁん、良い匂いぃぃ!!
   ねぇこのハンバーグ、ガチ肉なんでしょ!?」

シンジ「そうだよ。ちゃんと食べられるものだってリョウジ達の保証付き」

マリ「たまらないねぇ、早く食べようよぉ」

アスカ「はいはい、がっつくながっつくな……
    とはいえ、私も久々に、『食べたい』って思ってるわ。
    本当に、久々……」

黒アヤナミ「碇君のハンバーグなら、食べてくれるかな、って」

アスカ「……っ バカシンジのじゃなくても、アンタが命張ってまで手に入れた肉よ。
    ありがたく食べなけりゃそれこそバチが当たるってもんだわ。

    いただきます」

黒アヤナミ「ん、どうぞ、召し上がれ」



シンジ「……」ニコニコ

マリ「んふ、わんこ君も嬉しそうだね」

シンジ「そりゃそうだよ。
    食べなくても良いからって、ずっと食べてこなかったアスカと、
    こうして一緒に食卓につけてる。
    それでもう、結構嬉しい…………」

マリ「ふふ、好きなんだねぇ。妬けるにゃぁ」

シンジ「……ご、ごめん、なんか……マリさんの事……」

マリ「ね、食後はちゃんと、この紅茶、淹れてくれるんだよねぇ?」

シンジ「うん、それも、アヤナミがリョウジ達にかけ合ってもらったものなんだって。
    半年前に調査で入手したモノを加工した奴が余ってて、未開封のがあったから貰ったんだ」


マリ「……単刀直入に、凄く、嬉しい。
   子猫ちゃんが、私達の事を思って、その為に行動したってこと。
   第三村の為に、動いたってこと」

シンジ「……うん」

マリ「でもさ。ちょっと、命張り過ぎ、かなって思って、
   ……実はさっき、少し叱った」

シンジ「え?……あ、でもそっか、危険な事してたし、その理由がコレっていうのも」

マリ「うん、『自分の身を危険にさらしてまでこういうことをするのは、違うよ』って、
   でも、そしたらあの子なんて言ったと思う?」

シンジ「……私は、大丈夫、とか?」





マリ「そう。『私は大丈夫…………碇君が居るから』だってよ」





シンジ「あ、はは……そっか」

マリ「叱るつっても、窘める、見たいな感じだったけど、
   それ聞いてもー、なんていうか……

   妬いた」

シンジ「……どういうこと?」




マリ「そこまで、人を信じたいと思うって、凄い事だなって。
   確かにあの子にとっては、善意のある最初の他人、ってわんこ君だったもんね。
   そこまで、信頼できるっていう関係性に、妬けた」

シンジ「……」

マリ「私、わんこ君の事が好き。
   いざとなったら背中を預けても良いとは思ってる。けど、『助けてあげなきゃ』みたいな感じな所はあるんだ。
   だから、信頼しきってる、とは言えない」

シンジ「……うん」

マリ「……私もそのくらい、キミと良い関係になれるかな?」

シンジ「……」ゴクリ





アスカ「なーにいちゃついてんのよ。
    今日は何? 私の周りでいちゃつくのはやってんの?」

黒アヤナミ「ハンバーグ、冷める」


アスカ「せっかく上手い肉で作った最高の料理があるのよ!
    心して食べなさいよね、特にコネメガネ!!」



シンジ「っ お、美味しい? ならよかったぁ!」

アスカ「バカ言ってんじゃないわよ。
    ここまで、お膳立てされたものに、ケチつけられるわけないじゃない。

    美味しい、滅茶苦茶美味しいわ」

黒アヤナミ「良かった」




マリ「……んふふぅ」ニヤニヤ

黒アヤナミ「……マリも、食べて」

マリ「ありがとね。 アヤナミっ」

黒アヤナミ「……」キョトン






黒アヤナミ「……どういたしまして」ニコ







………………


四日目 深夜パート



1 シンジ     睡眠・
2 アスカ 
3 マリ
4 黒アヤナミ

5 小イベント 『第三村会議』
6 小イベント 『ヴンダーからの来客』
7 小イベント 『ネルフでの出来事』

8 その他




>>直下




アスカ「……」ポー…………

アスカ(……なんだろ、この気持ち)



アスカ(寝たふりするくらいなら、コネメガネんとこ行くって、
    思ってたのに……

    ううん、これ、寝たふり、じゃないわ。
    横になってるけど、なんか、凄く、心が……)ポカポカ




アスカ「アヤナミか!!?」パシィッ

アスカ(どうしちゃったの? アスカ。
    さっきから、素直な言葉が出過ぎ……

    いや、でもそれは、アヤナミが悪いのよ。
    あんなストレートな好意向けられたら、そりゃ、素直になるしかないでしょ……っ

    あー、自分が、恥ずかしい……ナニ、普通にありがとうとか……
    そりゃ嬉しかったけどさ、しかもバカシンジもそれを手伝ってたとか、
    嬉しいに決まってるわよ。なんだ、幸せか!?)ブンブン



1 サクラ「お取り込み中すみません。ちょっと問診なんですけど」コンコン!(ホンモノ
2 サクラ『お取り込み中すみません。ちょっと問診なんですけど』(端末から
3 アスカ「……なんか、アヤナミと、話したい気分……」
4 アスカ「もやもやする……バカシンジを起こして話を聞いてもらおう……」
5 アスカ「もやもやする……コネメガネんとこ行こう」
6 アスカ「ちょっと、夜風に……あたろ」
7 その他

>>直下

作業しながら寝ます。

安価↓



サクラ「お取り込み中すみません。ちょっと問診なんですけど」コンコン!(ホンモノ

アスカ「……ああ、サクラ?
    ごめん、今マジでむり。通話なら明日……今カメラも見ないで」ポー

サクラ「コンコン言うてはりますやろ、モノホンここに来とりますがな」

ガチャ

アスカ「……え? なんで、ここにサクラが?」

サクラ「一から説明しますんで、とりあえず服脱いでください。
    聴診器当てて簡易身体検査します」

アスカ「……ん ぬ、脱ぐの?」テレ

サクラ「問診やー言うてますがな。どうかしましたか?」

アスカ「あ、いや、なんでもない」



サクラ「……お疲れ様です。
    インフィニティアニマルの討伐」スッ……ス……

アスカ「何それ。ああ、ウシ?」

サクラ「そうです。会議で、名称が必要だってことで
    動物がインフィニティ化した場合の存在を
    インフィニティアニマルて名付けられました」ス……ス

アスカ「長い」

サクラ「変な造語作るよりはましでしょうEVFAていう名称になりかけた話でも聞きます?
    一応略称はIA言いますけど、ややこしいんで今んところ皆さんインフィニティアニマル言うてます」ピ……

アスカ「あっそ」

サクラ「で、まぁ、そう言う得体の知れないモノと接触した人間のL結界影響度を、
    こちらで調査することになりましてん。
    とりあえず、状況の説明がてらケンスケさんとこはもう行ってきました」ピピ

アスカ「あんた、兄貴はいいの?」

サクラ「ケンスケさんが無事なので、おそらくお兄ちゃんも大丈夫です。
    それに今日私そっちに泊まる予定なのでお兄ちゃんは後回しです」

アスカ「……ていうか、調査するなら先に、最も接敵したアヤナミなんじゃないの?」

サクラ「ごもっともです。アヤナミさんには簡易検査でも、ちゃんとしたのを受けて貰うので、
    持ってきたキットで数値色々測ります。
    ただし、必要なので今裸になってもらってますし、全部脱がなくてもええアスカさんから先に検査しとります」

アスカ「全部、脱ぐんだ? ふーん」ソワ

サクラ「碇さんは寝てるんで、後で誰か手伝ってもらいたいんですけど……
    お願いできます?」

アスカ「……私は……」


1 手伝う (シンジへの感情度変化
2 アヤナミの様子が気になる…… (イベントフラグ入手
3 どうせ検査するなら自分も詳しくやってもらう (アイテム入手
4 その他 

>>直下





アスカ「……バカシンジはマリに任せる・
    それよりも、アヤナミの様子が気になる……」

サクラ(……意外……やな
    話やと、マリさんか碇さんにくっついていくイメージやったけど。
    そう言えば、最近アヤナミさんともえらく仲ええて言うてたような)

アスカ「あいつ、大丈夫?」

サクラ「理屈から行くとL結界の影響受けひん筈ですので大丈夫かと。
    とはいえ相手さんは初めて知覚する存在ですからね。
    ちゃんと、検査する必要があったってわけです」

アスカ「それも、なんだけど、
    ……検査するならちょうどいいわ。
    サクラ、あんたは知ってる?

    アヤナミの生命維持装置は、メンテナンスが必要。
    もう、いつあいつのATフィールドが決壊してもおかしくない。
    不安定な状態よ」



サクラ「……」



サクラ「……知ってます」













アスカ「……っ 
    あんたを責めるのは違うって、わかってる。
    でも、知ってて、ヴィレはアヤナミの存在を、なかった事にしようとしてるのね」

サクラ「ネルフのパイロットに、ヴィレが手を施すわけにはいきませんから……」

アスカ「………………どこまでならできるの?」

サクラ「できません」

アスカ「……お願い」

サクラ「アスカさん……っ この会話も、その」

アスカ「監視してるなら、聞こえてるなら聞いてよ。
    ミサトなの? リツコなの?
    何とかなる方法、あるんでしょ?」

サクラ「あきませんて、これ以上は……」





黒アヤナミ「アスカ、落ち着いて」

サクラ「ちょ、アヤナミさん、裸でうろつかんでもらえます?」

黒アヤナミ「ごめんなさい。でも、私からも話をさせて」




サクラ「……はぁ、まぁ、当人たち同士の会話でしたら?
     問題ないと思います……私は何も、言ってませんから。
    んじゃ、せっかくですしこちらで検査しましょ。

    ベッド借りますね、アスカさん」スッ

アスカ「……で、アヤナミ、どうしたの?」

黒アヤナミ「私の生命維持装置のメンテナンスはネルフで出来る。
      それは確か。

      でも、ヴィレでそれができるかどうかは、とても難しいとおもう」

アスカ「……それだけ、ネルフの方が優れてるってワケ?」

黒アヤナミ「情報量が違う。私の過去のデータ。

      1~8人目までのデータが無ければ、
      維持装置の完全な復旧、及び今後の恒久的な処置は不可能」

アスカ「それをもぎ取ってくればいいワケ?」

サクラ「けったいなこと言わんといてください。
    ほんま……もう……」ピッピ……ピ

黒アヤナミ「……それが可能なら。それでもいいけれど。
      碇指令は、碇ゲンドウは、戦力的な解決でどうにかできる相手ではない」

アスカ「……ちっ」

アスカ(それができるなら、もうしてるってことよね)

黒アヤナミ「……可能性がないとも、言いきれない。

      初号機の中には、必ず彼女がいる」

サクラ「……っ」ピク




黒アヤナミ「……私の感覚で言うと、そう。もう一人の私、と、そして……
      更にそのもととなった、オリジナルの存在」




アスカ「オリジナルの存在……碇ユイね」




黒アヤナミ「でも碇ユイのサルベージは不可能。
      コアの中で、彼女は心を閉ざしている……出てくる事はない。
      そう聞いた」

アスカ「……だれから?」

黒アヤナミ「ごめんなさい。わからないの。
      私が産まれる前に、ガラスの向こうから聞こえた話だから」

アスカ「……」

黒アヤナミ「……でも、初号機の中にもう一人の私がいる」

サクラ「居ませんでしたよ」

黒アヤナミ「居る」

サクラ「いませんでしたて……LCLにも、コアにも、アヤナミレイの姿も数値も……」

黒アヤナミ「……絶対、居る。
      碇君に助けられた。だから、居る」

サクラ「………………」

アスカ「………………それが、見つかればいいのね?
    それって、私でもでk」

サクラ「アスカさん。これ以上は、ダメです」プルプル……

アスカ「……なによ?」

サクラ「……危険行為の疑いがある場合、拘束しなくちゃならんのです」

アスカ「アヤナミにそんな事出来るわけないでしょ。
    それに、こいつは第三村に貢献してる立派な村人よ。

    危険行為なんて」

チャキ

アスカ「!?」







サクラ「……貴方を、拘束せなあかんのです」








アスカ「っ……」

サクラ「……」

黒アヤナミ「……」


サクラ「アスカさん。

    警告です。 アヤナミレイとの接触は、軍規違反に繋がります。


    お願いします。 絶対に、やらないって、言ってください」プルプル……



アスカ「……サクラ、あんた……」

黒アヤナミ「………………」












一時間後

アスカ(……サクラは、私の沈黙を肯定と受け取った。
    恐怖なのか、それとも緊張が解けたからなのか、去り際のサクラの目には涙がたまっていた)

アスカ(考えてみればそうだ。
    アヤナミレイを、もしサルベージできたとして、彼女がネルフにつかないと言う事を絶対に証明する方法はない。

    エヴァパイロットであるアヤナミレイの出現は、
    ヴィレに有益になるとは限らないから……)

アスカ(それに、黒アヤナミを助けるメリットも、ヴィレにはない。
    第三村には、あるのにな……)




アスカ「……ふぅ」

アスカ(朝日が昇りかけている。
    そう言えば、コネメガネは何してるんだろう……?)

アスカ(……でも、今の顔を見られたくはない。そんな感じがする)






アスカ「……はぁ……」

アスカ(アヤナミの検査結果のデータ。
    備考に書きしるされた『現状 以前と変わらず、問題無し』という文字に、
    
    溜息が出る)









……………………


次回予告



1 イベント
   師は偉大である。しかし、それを超える事が、師に学ぶ者たちの使命。
   暗躍するマリもその一人だった。
   目の前の問題が一つだけ解決するが、
   緩やかに進みゆく日常に限りがある事を突き付けられ、少年たちは戸惑う。

   次回『甘き師よ、来たれ』

   ※白綾波の存在は先延ばし、取り合えず黒アヤナミの寿命だけが解決する。
    主要人物;マリ 冬月
    備考;多分文字数少なめ ほとんど現状維持の為のイベント


2 イベント
   突如として機能停止するヴンダー。
   予備電源の限りで艦内の異常を見つけ出すべく奔走するミサト。
   しかしそこで、予想だにしない人物と遭遇する

   次回『一人目の適格者』

   ※黒アヤナミリタイア、白綾波が現れる。
    主要人物:ミサトとヴンダーの面々 白綾波 
    備考:白綾波が登場するも暗い展開が多い。


3 イベント
   その存在を疎んじられたヴィレの役員の思惑で、ヴィレの管理下に置かれてしまう黒アヤナミ。
   だがその存在自体に意味があると知るや、彼らは黒アヤナミと白綾波の接触をもくろんだ。
   果たして、彼女の行く末は

   次回『心のかたち アヤナミのかたち』

   ※白黒アヤナミ融合、特別措置がされ、最終的に解放
    主要人物:ヴンダーの面々 シンジ
    備考;比較的明るい


4 イベント
   何もかもが暗転した。少年は、孤独になった。世界が、閉ざされた。
   一筋の光も見出せない状況に絶望する碇シンジ。
   ただ照らされた足元だけを見つめているうちに、彼はある人物と邂逅する手段を得る。

   次回『最後の渚』

   ※アスカ拘束 マリ拘束 黒アヤナミ拘束 シンジだけが第三村に。
    主要人物:渚カヲル 
    備考:行き先不明


>>安価なし どれにするか未定



多分二日以上更新止まるので、次回予告おいておきます。
今作ってる絵が完成したら戻るつもりです。

次回予告に関しては劇場版の予告同様ぶっちぎりにするかもしれないし、
まぜこぜにするかもしれないし、書いておいてなんですが何とも言えません。

SSの続きを書かないだけでスレ自体はしばらく確認するつもりなので、もし分かりにくい所の質問などあればお寄せ下さい。
出来る範囲でお答えします。


すいません失礼します。あなたのssを楽しみにしているものです。書かれている絵に興味があるのですが、私も見ることはできますか?

>>464 ※R18 乳首注意 ジャンル違いなのでキャラ名は伏せます。
http://up-img.net/img.php?mode=png&id=18483&auth=ddf4a04e121344a6e7ee2acf71145a99

黒アヤナミ「おはよう」

アスカ「ん、おはよ」

シンジ「あれ? アスカ、マリさんは?」

アスカ「知らないわよ」



……………………


第三村 外れ




マリ「念入り過ぎる……
   まさか、こんなところに……
   まるで当時の研究室みたいですね」

マリ「ね? 冬月先生」

冬月「まるでもなにも、ほとんど置いてあるものは同じだよ。
   歳を食うと新しいものが煩わしくてね。

   機を見て移動していた。
   もちろん、こうなった時のために、ね」


マリ「こうなった時、て。
   私と連絡を取りたかったんですか?

   秘密の場所にJK連れ込んで何する気ですかぁ?」

冬月「ふぅ……君と話すと疲れる。
   ……思えば、研究や物事の概念をより理解していたのも君だったが、
   意見の相違が発生しやすいのも君だったな」

マリ「意見の相違も何も、あの研究室誰も同じ考えの人いなかったじゃないですか
   今更ですよ。今更。
   でも、合わないなりにうまくやってたじゃないですか、私達」


冬月「……広くは人類の存続を意識して、自らの行く末を決めたユイ君
   そのユイ君とともに生きることだけを選んだ碇、
   イギリスへ行き、あらたな研究を始めた君」

マリ「そして……先生。あなたも別だった」

冬月「……」


マリ「みんな、あの子に、シンジ君に自分を見てる気がしてきました。

   姫も、寂しいと思う気持ちを埋めるために彼を見て、
   その彼に映る瞳に映る自らを癒していた。
   少しずつ歩み始めた彼に惹かれてはいるけれど、まだ幼い。

   黒いアヤナミもそう。彼女もシンジ君を見て、
   自分の気持ちと向き合っている」

冬月「そうか」

マリ「本当は、冬月先生も彼を見て、自らと向き合ってたんじゃないんですか?

   何も選択しなかった自分、と」

冬月「……」



マリ「ユイさんを止めなかったのも、先生。
   ゲンドウ君を止めなかったのも先生。
   私の裏切りを許容したのも先生」



冬月「ふむ、見透かされたような気持ちだ。
   この歳になって、君のような小娘にこんな気持ちを馳走になるとはな」

マリ「でも私をイスカリオテと例えたということは、
    ついに決断していただけたってこと、ですかね?」

冬月「勘違いしてもらっては困る。
   私は最初から一つのことしか決断していない。
   しないと決めた。

   運命にあらがうのはおいぼれの仕事ではないからな」

マリ「……」



冬月「私が選択したのは、最後まで君たちの『師』であろうとすることだ」





マリ「……さいですか」

冬月「愛しい教え子らの、研究の成果を見届けることが何より優先される。
   私の気持ちなど、二の次だ。

   私は、たとえ君たちが神になろうと、
   たとえ君たちが世界を滅ぼそうと、
   たとえ君たちが、世界を根底から作り替えようと……

   ただそれを祝福しよう」

マリ「……いい先生ですよ、あんた」


冬月「……だから、君が必要だというのならこのデータも進呈しよう」

マリ「ふふん、イイんですか? ゲンドウ君の敵が増えるかもしれないんですよ?」

冬月「私はヤツを贔屓しているわけではない。
   等しく教え子たちの味方だ。

   ただ、私を必要としているのは碇だけだった。それだけのことだよ」

ポン

マリ「……私情がほとんどだってのに、ほんとにくれるんですね。
   しかも手渡し。

   そんなに、私のこと信頼していいんですか?」

冬月「おや、信頼してはいけないかね?
   同じ人を思う同志への祝福だ」

マリ「残念。あんたと同志なのは、ユイさんの意思に沿っていることだけ。
   私が今考えているのは、ユイさんじゃない。

   かわいい、犬猫たちのこと、だよ」

冬月「神を思うのも、神の子を思うのも変わらんよ。
   どちらかを思えばどちらも思うことになる。
   やはり、同志と言わざるを得ない」

マリ「……ふーん。じゃ、受け取ります」

冬月「そうしてくれ……やり方は気に入らないが、君なりの答えを見守っているよ」

マリ「あ、やっぱり気にいりません?」

冬月「相容れぬよ。研究についてもそうだが、
   こと色恋に限っては、私は君と反対の位置にいる」

マリ「……楽しそうでいーでしょ?」





冬月「これにて失礼するよ。
   観測せねばならぬことがもう一つできた」

マリ「っ、あは、ちょっと安心しました」

冬月「まだ何か?」

マリ「今度は、消えませんでしたね。先生」

冬月「……」



冬月「……そうか、まさか……」

マリ「じゃーね、冬月先生。
   まだ先は長いけど最後まで生き残ってねー」

冬月「待て 君は何のために動いている……?
    目的はなんだ?」

マリ「あなたの嫌いなことが目的です」

冬月「それだけのためにゴルゴダの丘を降りたというのか……!?」

マリ「それだけ? って言いますけどね。
   話が大きすぎるんですよ。
   先生も、ゲンドウ君も、ユイさんも……
   
   でも私が見てるのはあなたたちの世界じゃない。

   私はイスカリオテのマリアの前に、
   マグダラのリリートゥになる」

冬月「……リリートゥ」



冬月「君は愛すべき教え子だ。だが、やはり私は君という人を好きではないよ」ゲンナリ

マリ「正反対ッてことで、性格も、行先も」

冬月「こちらこそ、お暇させていただくとしよう。
   もう疲れたよ」

マリ「お体お気をつけてー!」

冬月「どの口が言うかっ」




………………

…………

自宅

黒アヤナミ「碇君」

シンジ「あれ、アヤナミ今日は仕事じゃ……?」

サクラ「おはようございます。碇さん」

シンジ「……キミは……っ」





サクラ「……すみません、碇さん」

シンジ「……どうか、したんですか?」



サクラ「アヤナミレイを、ヴンダーに移送します。
    アスカさん。ご同行ください」

アスカ「…………………………」

サクラ「………………ヴンダーの命令じゃありません。

    これは、ヴィレの総意です」





………………

ヴンダー

種子保管庫



ミサト「………………」

リツコ「ヴィレの総意、とはよく言ったものね。
    役員会議、もうちょっと粘ってもよかったんじゃないの?」

ミサト「これ以上は立場を悪くするだけだわ。
    背中を預けるには、彼らの言葉を聞くことも必要よ。
    それに、アヤナミシリーズによる
    ヴンダーの機能のインターセプトを懸念するのは最も……」

リツコ「とはいえ、そのアヤナミをヴィレで拘束するなんて
    ……透けて見えるわね。悪意が」

ミサト「悪意じゃないわ。恐怖よ。

    仕方のないことだわ」

リツコ「移送をアスカに任せたのは?」

ミサト「あのままアスカを第三村において、アヤナミだけ移送したら……
    今のアスカなら、何か行動に出てもおかしくない」

リツコ「……そうね。
    あの子、ちょっと若返ったんじゃない?」

ミサト「大人ぶってただけ、
    あの子はまだ幼いままなのよ。よくも、悪くも……でも、気づき始めてる。
    自分がさみしがっていること。
    自分が、本当に求めた人ってのが、今近くに結構いること」

リツコ「……」

ミサト「方法はどうあれ、いい傾向……だったのにね」

リツコ「さすがに、全部諦めたわけではないんでしょう?」

ミサト「もちろん。拘束位置は指定させてもらったわ。
    手も下してある」



………………


ヴンダー
ドック



ダムダムダム

ヒデキ「俺だけバスケ誘う回数多くないすか?」

スミレ「お前もゴリラにしてやろうと思ってな」

ヒデキ「……もしかして俺がスミレさんの容姿ディスったこと気にしてんすか?
    あれは好みじゃないって意味なだけでスミレさんは美人スよ」

スミレ「……ああ、あの発言か、それも一理あるなぁ。
    考えてみればお前への私情も五ミリくらいはある」

ヒデキ「え。私情百パーじゃないんすか?」

スミレ「……そろそろ教えてやりたいが、
    その前にテストだ」

ヒデキ「筆記なら得意スけど」

スミレ「実技ぃ!」

ヒデキ「すみませんパスします」

スミレ「マヤ、ちょっとお願いできる?」

マヤ「はい。いいですけど」

スミレ「ヒデキ、お前、私とジャンプボールで対決しろ」

ヒデキ「せめて人間と戦って死にたかった」

マヤ「戦う前からあきらめるな。
   確かにスミレさんは体力ゴリラだけど顔は美しいゴリラよ!
   戦えることを光栄に思いなさい」

スミレ「褒めるかけなすかどっちかにしろウホ。
    さておき、お前にはこれまでみっちりと指導してきた。
    これで私に勝てたら、お前が嫌がってきた強制バスケの理由を教えてやろう」

ヒデキ「……まぁ、百パー嫌がってたわけじゃないすけど?
    でも、理由があるってんなら、聞いてみたい気はします」

マヤ「じゃ、行くわよ」

ヒデキ「はや! ちょ!」スタッ

スミレ「ふっ……!」スタッ


ヒデキ「っ!」(腕、ながっ!! 身体能力も絶対俺より上だし、
        こんなん、無理ゲーだろ!!)

スミレ「飛んだあとが勝負だって、教えただろう?」

ヒデキ(そうだ。相手がデカくても、自分より上でも……)

グッ

スミレ「っ」

ヒデキ(接触しながら、圧をかける。
    空中で押し負けないようにして、ボールの下に移動する……!
    体幹で勝…………)


スミレ「っだぁぁぁあっ!」ドン!!


ヒデキ「え」グラ

スミレ「っし  勝った!」パシッ




ヒデキ(まだだ! 着地を狙って、相手の腕が降りきる前に……)

バシ!

スミレ「! っ」

ヒデキ「っらぁっ!」バシィィィ!

スミレ(下から手が!?
    ボール、弾かれ……!!)


テン テン テン



ヒデキ「確保ぉ!!」

スミレ「させるかぁ!!」

マヤ「スミレさん!!」

スミレ「あ」ピタ



ガシッ

ヒデキ「っしゃあ! 初めて、勝った…………っ」ゼェ ハァ



スミレ「……ふぅぅぅ」

マヤ「すごいじゃないですか、スミレさんにジャンプボール勝つなんて」

ヒデキ「……合格、できましたかね」

スミレ「………………」

ヒデキ「スミレさん?」

スミレ「最後に、こぼれ球を……本気で追いかけたら、勝てたかもしれなかったのに」ギギギ

マヤ「ほ、ほら、スミレさん。
   そこで乱戦になったら元も子も……」

スミレ「まさか本当に負けるなんて思ってなかったんだ。くそぅ」

ヒデキ「えと、合格……?」

マヤ「合格よ、合格、スミレさん負けず嫌いなだけだから」



スミレ「ヒデキ、これで試験は合格だ。
    ただし、本番はこれからだぞ」

ヒデキ「……はぁ」




………………



ヴィレ
壱番艦内部 通路

アスカ「……アヤナミを拘束する理由は分かったし、
    私が移送を担う理由も、何となく察したわ」

サクラ「はい。すみません」

アスカ「で、実際のところできるの?」

黒アヤナミ「……できる」

サクラ「……ですよねぇ……」

黒アヤナミ「でも、そんなことはしない。大丈夫……
      だから、アスカは第三村に戻っていい」

アスカ「馬鹿言ってんじゃないわよ。連れて帰るにきまってるでしょ。
    拘束する必要が、ないってわかれば……」

サクラ「……」



サクラ「……ごめんなさい。
    それは、不可能です」

アスカ「っ……はぁ?」



サクラ「間もなく黒ナミさんは……ヴンダーの機能をインターセプトしようとしたという容疑で消されます。
    それがヴィレの役員が秘密裏に推し進めている、A0計画です」



アスカ「……A0計画……?」

サクラ「アヤナミシリーズの掃討です。
    ヴンダーに危機を及ぼしかねない彼女を、役員たちは煙たがっています。
    勿論、黒ナミさんが無害やと知っている人も、少しは、居ます。

    せやから正当な理由をつけて消してしまいたい。それが、A0計画の最後の作戦です」

アスカ「……」


黒アヤナミ「……そう」

アスカ「そう、じゃないわよ。
    あんた、なんも悪くないのに殺されるのよ?
    それを黙って見過ごすっていうの!?」

黒アヤナミ「……悪くない事は、ない。
      私はネルフの一員だった。
      ヴィレに対して、一度は牙をむいた。

      その報い」

アスカ「それはあいつのバカオヤジがしたことでしょ!?
    あんたに全責任があるわけじゃないし! あんたが死ぬ必要ないし!
    ここでだまってそれを見過ごす事も出来ない」

サクラ「アスカさん!!」

チャキ

サクラ「……っ」プルプル

アスカ「この距離で私に銃向けるってことが、どういう事かわかってんの?」

サクラ「……はよ、してやぁ…………」プルプルプルプル

アスカ「……サクラ?」












サクラ「………………」

アスカ「………………」

黒アヤナミ「………………」












バン!!! ブツゥーン………………


アスカ(!? 停電!? しめた!!)


ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!ヴーーン!!

アスカ(なんの警報か知らんけど……!!
    非常灯がつく前に、終わらせる!)

アスカ「てりゃぁぁっ!」ブン

スカッ

サクラ「アスカさん ストップ! ストップ!!」ベタァッ!

アスカ「!? 消えた!?」

サクラ「消えたんちゃいます。下見てください、見てこの綺麗な土下座!!」

アスカ「……っ ……何のつもりよ」

サクラ「A0計画の最後の作戦は、もう既に始まってるんです!
    詳しい手順はわかりませんが、この停電は『黒アヤナミが最後の攻撃に出ている』と言う体になっています」

黒アヤナミ「……拘束されたことで苦し紛れに、ってこと?」

サクラ「そうです。ですが、勿論こんなのでっちあげです。
    ヴィレ役員の一人が壱番艦の照明を消して、非常灯に切り替えたまでに過ぎません。
    
    フェイズ3です」

黒アヤナミ「……状況は、原因不明」

サクラ「ってことになっとるでしょうね。
    しかし、勿論事は既に動いています。

    A0計画フェイズ4は、もはや黒ナミさんを消しにかかってきます」

アスカ「原因不明のうちに消してしまうってどう言う事よ!?」

サクラ「この後に理由づけとして、ヴンダーの一時的な機能停止が引き起こされます。
    順番が後でも先でも、壱番館の中で事が起こってしまえば全てモミ消されます!」

アスカ「……っ
    サクラ、あんたは……」

サクラ「時間はまだちょっとあります。移動しながら話に付き合ってください。
    私はA0計画の作戦に組み込まれました。

    役割は、アスカさんと黒ナミさんの拘束……ですが、
    私の本意は貴方がたの救出にこそああります!」

アスカ「じゃあ連れてこなければよかったじゃないのよ!!」

サクラ「第三村におったら『事故』で消されるか『形象崩壊』かで黒ナミさん死んでまうやないですか。
    それを艦長は許さんかったのです」

アスカ「ミサトが?」




サクラ「そーです。いわば、この作戦は、
    ヴィレの役員とミサトさんの争いなんです!」




黒アヤナミ「……内紛」


アスカ「程度の低い事やってんじゃないわよ……っっとに」

サクラ「艦長は、まずこの作戦の第一段階である貴方がたの拘束を私に命令しました。
    表向きA0計画への協力を見せて、作戦に渋々納得している体を装いました。

    ですが、こんなん役員は信用してません。
    おそらく、このままやと私も消されるでしょう。
    黒ナミさんに殺されてた、ってね」

黒アヤナミ「……っ」

サクラ「ですが、こちとら何にも無策ではありません。
    ……布石は、打ってあります。
    まずはこの『原因不明の停電』に乗じて通信障害も起こします。
    なので、さっきまでA0作戦を遂行しようとしていた私も、
        今は私もこうしてちゃんと『アスカさんたちの味方や』と言えてるわけです」

アスカ「……味方ねぇ。
    どこまで信用していいわけ?」

サクラ「少なくともヴンダーのブリッジに居た人らは大丈夫です。
    今、情報操作してるのもマコトさんですし、
    後に重要になる、黒ナミのインターセプトを不可能にする作業もシゲルさんが、

    そして………………」





………………

壱番艦 ドック


スミレ「おい、どうした?
    こっちの作戦はさっき教えたはずだ。動け」

ヒデキ「………………」



ヒデキ(俺のバスケの特訓は、全てこの作戦の為だった。

    心身ともに鍛え、何より空中で姿勢を制御したり臨機応変な動きができるようにすることで……
    ヴンダーから壱番艦への飛行ユニットによる最速移動を実現させたんだ!)









ヒデキ「って、納得できるかぁ!?!?!?」


スミレ「仕方ないだろ。表立って行動することができなかった。
    最初から喋っていればお前も私も危なかったんだ。
    サクラには今リスクを背負ってもらっている。はやいとこ全て終わらせるぞ」

ヒデキ「早くしろってんならコウジさんに頼むこってすよ。
    俺はスミレさんのおかげでもう十分動けますからねぇ?」

スミレ「ああ、じゃあ階段一気に駆け上がれ。
    そんで甲板に出る準備をしろ」

ヒデキ「ああ、そう言えばこれもやらされたっけ、階段ダッシュ……!!」

ンダダダダ……




スミレ「いいか、確認するぞ。
    私達はここで、『緊急事態が起こり、通信障害が発生したので壱番艦に連絡を取りに来た人』だ」

ヒデキ「まだなんも起こってないスけどねぇ」

スミレ「順番が後でも先でも、壱番館でサクラ達と合流するまでは私達は無実だ。
    そのうちに、一つ仕事をする」

ヒデキ「壱番艦が管理してるネットワークのデータ」

スミレ「そうだ。そこに、役員たちのやり取りの記録があるはずだ。
    それを洗えば、今回の首謀者を晒しあげる事が出来る。
    さらに共謀者達の名簿を入手すれば、そいつらの動きも牽制できる。

    黒いアヤナミの疑いが晴れるわけじゃないが、
    少なくとも『強硬策で殺そうとした』事を表沙汰にすれば時間は稼げるだろう」

ヒデキ「……」

スミレ「その証拠を押さえたら、アスカとサクラと黒アヤナミを確保。
    そうしたら、我々の最優先事項を理由に壱番艦を離脱、ヴィレを離れる」

ヒデキ「パイロットの安全確保。スね」

スミレ「そうだ」

ヒデキ「……それで我々はお役御免と、
    で、そのネットワークに介入するために必要なのが、甲板での一作業」

スミレ「ネットワークから諸々の情報を抜きとるには必要な物が多数あるが……
    所詮そのネットワークも巨大なサーバーに繋がってる。
    サーバーの機械そのものに物理的に接触すれば、その全てをパス出来る方法がある」

ヒデキ「甲板から無理矢理その部屋に忍び込んで……っ接触、と」

ダダダ……ダ

ヒデキ「着いた……!」ゼェ、ハぁ

スミレ「急ぐぞ。そろそろA0作戦の方で大詰めだ。
    その前に事を終わらす」


…………………………



ヴンダー 
ブリッジ



ミドリ「なんか、壱番艦で動きがあったみたいなんですけど……?」




マコト「それにしても……こんな状況でも内紛って起こるものなんだねぇ」

シゲル「仕方ないだろ。アヤナミシリーズは確かに不安要素だ。
    それを消したがってる連中の気持ちはわかる」

コウジ「滅多な事を言うな。お前を信用する要素が一つずつ減っていくぞ」

シゲル「だがそれは、『アヤナミシリーズ』という存在しか見ていない連中の言い分だ。
    俺は違うぜ? アヤナミレイって子は良い奴だって知ってる。
    だから、ちゃんとやってるぞ」

マコト「もうすぐ予定されたシステムダウンだ。
    その前に『無骨な流用品』のデータを打ち込むんだ」

シゲル「はなからありえなかった事にする……

    黒いアヤナミレイの生体情報をヴンダーのブラックリストに載せることで、
    インターセプト出来なくする、と」



ミドリ「あのぉ?もしもーし? 聞いてます?」



シゲル「わりぃ。ちょっと、通常業務しててくんない?」

ミドリ「は、はぁ?」

コウジ「すまないな。今急ぎの仕事がある。
    お前は通常業務に専念してくれ。

    ただ……」

ミドリ「ただ?」

コウジ「匿名で何か連絡が来たら、それをすかさず艦長に伝えに行ってくれ、いいな?」

ミドリ「は、はぁ……わかりましたけど」







………………



館長室

ミサト「誘導するサクラが二人を助け、
    暗躍するスミレ達が裁き、
    そしてコウジ達がアヤナミの無実を証明する。
    
    三者三様の動きで、ヴィレ内部の不和を調整する一大事。

    作戦名『フローラ』」

リツコ「……現実問題、一番キツそうなのはサクラちゃんよね。
    こと白兵技能では彼女に期待できない。
    接敵したら、アスカが二人分守らなくてはいけない」

ミサト「……そう、だけど、アスカが守るから大丈夫なのよ」



リツコ「そうね。エヴァのパイロットを誰もどうにかしようとは思っていない。
    大事な戦力ですもの。
    あちらさんとしては、アスカがアヤナミと居るだけで手出しができないも同義」

ミサト「情報攪乱が成功している今、壱番艦内は混乱している。
    状況はこちらが上。問題はない筈」



ミサト(なのに、なにか……いやな予感がする。
    ……見落とし? いや、大きな作戦の穴は大方ふさいでいる)


ドゥゥゥゥン………………ンン…………↓↓




リツコ「始まったわね。
    悪い連絡がないまま、システムダウンが発生するなんて、
    良い傾向じゃなくて?」

ミサト「……そう、なんだけど」

リツコ「……え?」

ミサト「なんだか胸騒ぎがするって言うか……
    ちょっち、艦内見てくる」

リツコ「……目星をつけている人物、離反の可能性がある人物は全て監視をつけてある。
    非常用ネットワークからの連絡もない。
    まだ、なにか不安要素が?」

ミサト「わからないから見てくるのよ。
    上手くいきすぎるってのも、不気味だからね」

リツコ「仕方ないわ。役員の連中も苦肉の策、って感じだったでしょ。
    貴方を納得させる為の内紛、というより、
    できるだけ不安要素を消したい臆病な抵抗、だったのよ」

ミサト「……そうね。でもま、一応ね」

スタスタスタ……







ヒタ……





………………








壱番艦

ドック手前



アスカ「どーすんのよ?
    なんでドックに人がこんなにいるの?」

サクラ「や、これはホンマに予想外です……っ」

黒アヤナミ「……飛行ポッドの周辺にも人がいる」



ヒデキ「緊急事態です。
    緊急事態なんで、エヴァパイロットの回収にきましたぁ」

スミレ「艦内の非戦闘員、及びブリッジの関係者以外はドックにて待機してください。
    ヴンダーのシステムが復旧し次第通達を出すので、それまで待機してください」




サクラ「あれ?……お二人が集めてたんや」

黒アヤナミ「どさくさに紛れて脱出?」

アスカ「そんなに綱渡りな作戦なワケ?」



ヒデキ「お、サクラ、こっちこっち」

サクラ「どういう事やの?」

ヒデキ「うん。実は……」








………………


ヴンダー

ミサト「システムダウンによる異常は致命的ではない。
    離反者もなし……」

リツコ「離反者、無し……?」

ミサト「そう。システムダウンを人為的に引き起こすか
    もしくは、システムダウンを偽装する工作をした者がいないってこと」

リツコ「じゃあ、これは本当にシステムダウンしているってこと?」



ヒタ…………




ミサト「……ブリッジへ」

リツコ「アスカ達は?」

ミサト「状況がよかったら保護したかったところだけど、この感じだとこっちに招き入れるのも問題ね……
    第三村へ移送したほうがよさそう」




………………


一方

要点観察中のシンジとケンスケ



ケンスケ「……ネルフの基地跡地の探索はこれまで何度となくしてきた。
     けど、ここまでしっかりと設備が整ってる施設は初めてだな」

シンジ「……そう、だね」

ケンスケ「そもそもロックされてたドアが勝手に開くのも不思議だった。
     非常電源モードでロックが解除されてるのか?」

シンジ「……そういう事もあるのかな」

ケンスケ「……おいおい、碇。
     しっかりしてくれよ? 同居人がみんな留守だからって、そんな落ち込むなって」

シンジ「ご、ごめん。でも、なんか色々大変そうでさ」

ケンスケ「……詳しくは知らないけど、きっと何とかなるさ。
     サクラちゃんも、何か事情があるんだろ」

シンジ「……うん」





ケンスケ「それより、目の前のこの装置だ。
     ネットワークが生きてる。こんな小規模な施設の非常電源だけでそんな事可能なのか?」ピッピッピ……

シンジ「……電気の供給が無くなった14年前から、ずっとってこと?」





ケンスケ「そうだ。
     それでも自然発電だけでこれを維持するなんて……

     ん? いや、これは……GPS、違う。
     衛星とだけ、繋がってる?
     限定的な回線だ。

     んん?」



ヴォン


???『こちらからお呼び立てして大変申し訳ないが、リリンの手であまりその辺を掻き乱さないでほしい。
    それでも精密機械なのでね』

ケンスケ「どわっ!?
     な、何事だ!?」

シンジ「っ……!? モニターも動いてる?」

???『ああ、動いているさ。しかし、コレを使う時が来るなんてね。

    今回は本当に憂慮すべきイレギュラーがあるので、まぁ仕方ない』




シンジ『……その声は……?』

???「やぁ、数日ぶりだね。
    碇シンジ君……」







シンジ「カヲル君?」



ケンスケ「な……おいおい、嘘だろ」

カヲル『そう。渚カヲルだ。
    ここに居るのは正真正銘キミの知っている、渚カヲルの意識だよ』

シンジ「でも、なんでカヲル君がここに……
    ……死んだ、筈じゃ……?」

カヲル『ああ、勿論肉体はもう使い物にならなかった。
    今回の渚カヲルは死亡した。キミの落胆はもっともで、
    生き返ったと思うその気持ちは幻想だ。すまない』

シンジ「……そ、そう、なんだ。
    でもなんで話せるの……? 死んで、ないってことじゃ」

カヲル『そうだね。僕自身の世界はまだ終わってない。
    終わる予定だったのに、キミが、終わらせてくれるはずだったのにね』

シンジ「……え?」

カヲル『全て話しても良いが、役者が足りない。
    今は目的を遂行させてもらうよ。
    そっちのキミ、ケンスケ君だよね?』

ケンスケ「え、えっと、はい。そうですけど」

カヲル『ヴンダーにつないでくれるかい?
    つながったら碇君に代わってくれ。
    その間にどうすればいいかだけ教えてあげるよ』

ケンスケ「碇……大丈夫なのか?」

シンジ「うん。大丈夫、だと思う。
    カヲル君の言うことなら」

カヲル『ふふ、こんな状況で素直に従ってくれるんなら、あの肉体の命も無駄ではなかったってところか』


シンジ「……どうすればいい?」

カヲル『まずは、キミの為に進言する。
    今ヴィレで起こってる内紛には方が着こうとしている。
    だから、第三村に帰還しようとしているアヤナミレイをヴンダーで保護してもらい、適切な処置を受けて貰った方がいい。

    彼女にはもう時間がない筈だ』

シンジ「……っ 時間がないって?」

カヲル『生命維持装置だよ。
    キミは知らないだろうが、アヤナミレイは生命維持装置の処置を施さないと
    間もなく形象崩壊……うん、わかりやすく言おう、




    消えてしまうんだ』




シンジ「なんで……っ って、聞いてる場合じゃない、よね?」

カヲル『そうだ。良くわかってくれたね』

ケンスケ「ミサトさんと繋がりましたけどぉ!?」

シンジ「ミサトさん……」

カヲル『安心して。
    誰もキミの事を嫌いなんかじゃない。
    キミの言葉で呼びかけてごらん』





………………


ヴンダー



ミサト「……ええ。何かが起こってるわ」

ケンスケ『こちらも事情はよくわからないんですけど、碇シンジから伝えなくちゃならない事があるとかで……』

ミサト「……碇、シンジ君から?」

リツコ「動いているわね。状況が……」





シンジ『ミサトさん、あの』

ミサト「……なにかしら」

シンジ『……アヤナミを、助けてください』

ミサト「……彼女はもう移送中よ。第三村にもうすぐ」

シンジ『それじゃ、ダメなんです。
    アヤナミが、消えてしまう……っ』

ミサト「………………時間切れ、か」

シンジ『まだ間に合うかもしれません!
    今からでもヴンダーに連れて行って、何とか……』

ミサト「……善処するわ。
    でもこれだけは聞いて。私達の施設で、
    ネルフのパイロットであるアヤナミレイの生命維持装置に関与することができるのか、それはわからないわ」

シンジ『……はい』

ミサト「……リツコ」

リツコ「ええ。やってみる価値はあると思う」




タタタタ……

マリ「へいお待ち!!」ズザァ!!

ミサト「……マリ、貴方今までどこへ……」

リツコ「で、手に持ってるそれはなに?」




……………………


シンジ「え、マリさんもそこにいるの?」



















カヲル『真希波 マリ?』ビキビキ

















ケンスケ「……ああ。確かにそうらしい」



カヲル『……ふふ、うん。 だろうね、居るだろうね。
    あの忌々しい女……』

ケンスケ「……あのぉ? ほんと、俺、置いてけぼりなんだけど、
     ホントにあんた信用していいんだろうな?」

カヲル『キミが碇シンジ君の幸せを邪魔しないなら信用しても良いよ。
    僕が許せないのは、邪魔をしたあの女だけだから』

ケンスケ「怖い」




……………………


マリ「まずは、アヤナミをここに連れて来て!
   必要なデータはあるから……!」

リツコ「……確かなのよね?」

マリ「事情は今から説明する。
   今は信じてほしいとしか言えないよ、ごめん」




ミドリ「はぁ、はぁ、艦長、ここに居たぁ!
    ちょっと、わけわかんないんですけど、システムダウンのタイミングで、
    私の個人アドレスに変な名簿が送られて来て……
    
    それを教えたら、艦長にすぐ見せろ、て」



ミサト「ありがと。コレで環境は整うわ」





ミサト『緊急状態解除。各員、配置について、通常業務を続行して。
    ブリッジに居る者のみ、その場で待機』



リツコ「まずは、収束ね?」

マリ「う、うん、内紛の方は、オッケーなんだけど……」




マリ「ごめん、もう一つ厄介事、あるかも……しれないにゃーなんて」ドギマギ

ミドリ「あん?」





ヒタ…… ヒタ…… ヒタ……





ミドリ「!? んひぃ!? 青いお化け!?!?!?」

ミサト「……嫌な予感は、これか」

リツコ「どういうこと? なぜ、この子がここに」




















白アヤナミ「…………」



















…………………………

…………………………



この後の展開

1 白綾波のみ残存
2 黒アヤナミのみ残存
3 白黒アヤナミ両立
4 その他

直下


翌日

昼 強制イベント 

ネルフ基地跡地

カヲルの部屋




カヲル「さて、最初にヴンダーの艦長からのあいさつだ」

ミサト『……ええ』



ヴンダー
館長室

ミサト「今この会議には、
    ヴィレと共に闘ってくれている重要な人員がそろっていると言っていい。
    無線の向こうの諸兄には、ご参加いただきありがたく思う」

リツコ「……一応、各々でメモは取ってもらいたいけれど、
    書記は私が勤めるわ。
    私からの挨拶は、不要よね」


ミサト「これより、『ヴィレ総合会議』を行います。
    ……まずは状況の説明を、ヴンダーブリッジの『作戦部長』から」


………………

ヴンダーブリッジ

スミレ「作戦課長のスミレです。
    今回フローラ作戦の事前準備、及び実動部隊指揮をしていました。

    現状を説明します。

    まずは現在のヴンダーから。
    ヴンダーは制御を回復しています。
    ……とはいっても、徐々に、ですが……

    実は初号機を主動力にしているヴンダーの制御には、
    綾波レイ……便宜上、白綾波とします。白綾波の魂の存在が大きくかかわっていたのです。
    
    しかし先のフローラ作戦によって、ヴンダーのブラックリストにアヤナミの情報を登録する、と言う手順が発生しました。
    これによりヴンダーの制御に関与できなくなった白綾波は異変を察知し、
    緊急事態を悟って外部へと発現した。

    ……初号機内部の、何者かの助力もあって、ね」

リツコ『……』




スミレ「一時ヴンダーの機能はダウンしましたが。
    現在外部からの信号で十分制御できるように改造されています。
    ……決戦準備に支障をきたしているのは事実ですが」

マヤ『そうですね。決戦準備の工程は少々……
   ですが、主艦であるヴンダーの制御に当たるのが先決です』



………………

ヴンダー ドック

ミドリ「すみません、ところで気になってるの私だけじゃないと思うんで聞くんですが、
    結局ヴィレの役員とかって どーなったんですか?」

マヤ「こ、こらミドリちゃん」

ミドリ「いや、マジで巻き込まれただけの私とか、
    周囲のマジ関係ない職員とか、わけわかんなくて困惑チューですよ。
    
    出来ればここで説明してもらえれば、記録にも残るし一度の説明で済むし、
    良いと思うんですけど、ねぇ? コウジさん?」

コウジ「……それもそうだがな。
    いいのか? 艦長」

ミサト『ええ、私から……
    A0作戦の関係者、及び首謀者について、
    我々は今回の作戦行動を『不問』にする事にしたわ』



………………

第三村 ケンスケの家

サクラ「んなアホな!?」

ケンスケ「……素人でも分かりますよ。
     内紛を起こした奴らに対する処罰として、それは甘すぎる」

トウジ「せやで、うちの可愛い妹とアヤナミを手にかけようとしたんや!
    いてコマしたるで!!」



ミサト『黒アヤナミによるヴンダーのインターセプトは、理屈では可能だった。
    そして、彼らはその事態を危惧して、今回の行動に出た。

    内紛に発展させたのは、寧ろ私の責任です』




ケンスケ「……しかし、今回のケースは……」

ミサト『……役員連中とは和解したわ。
    目指している物は同じなんだもの。これ以上人員を減らせない。
    それに、今はヴンダーのコントロールに『アヤナミ』は関与できない。
    彼らと和解するのに、これ以上の理由はない』




サクラ「……不問、ですかぁ……
    ま、まぁ、ええけど……私実際、撃つことも撃たれることも無かったし」

サクラ(あー、でも役員側の人ら、私の子と見る度白い目で見るんやろなぁ……気まずいわぁ)




………………


………………


ブリッジ

ヒデキ「和解で済むように事を収めたのは、まぁ、俺達実動部隊の功労スよね」

スミレ「……まぁ、そうだと思って良いけど、自ら言うあたりお前も図々しいな」

ヒデキ「いや、ほんと、事が上手く運んだんで、リストを入手したついでに壱番艦の艦長と話し合って、
    早めにA0計画の最終作戦を停止してもらったんですわ」

サクラ『え、ほんなら、あの時私達が、慎重に壱番艦を進んだのは……』

ヒデキ「取り越し苦労……お疲れ様です」ビシッ

サクラ『はへぇ……』










ミサト『……で、マリ。
    今度は貴方にかけられた嫌疑について話がしたいのだけど……?』


……………………



ヴンダー

拘束用個室



マリ「へーいへい。
   なんでも話しますよ」

カヲル『そうだ、あらましを全て話してくれるかな?
    何をたくらんでるかも全て。
    そしてこの裁判で裁かれるんだ』

マリ「あははは、キミって怒ることあるんだね?」

カヲル『当たり前だ。僕の原動力となる、最終目的を、君がかっさらっていったんだ。
    しかも僕がそれを待っていたのは君の人生の時間をゆうに超える、わかっているんだろう?』

マリ「そうカリカリすんなって。
   ちゃぁんと、話すからさぁ」



ミサト『貴方は、冬月の教え子だった。
    そして碇ゲンドウや碇ユイの同門だった……
    それは確かね?』

マリ「イエス」

ミサト『……その冬月と、今も関係が?』

マリ「……イエス」



ミサト『……そうよね。貴方が持ってきたアヤナミレイのデータ。
    それは、全てネルフにしか存在しないはずの物。

    コレを持ってきたという事は……』

マリ「そう、それは冬月先生からもらった。
   ……アヤナミを助けるために、ね」




ミサト『……ネルフと接触していたの?』

マリ「そうだけど、一言だけ言わせて」

ミサト『ええ』




マリ「冬月先生はネルフの顧問。そこを偽るつもりはないし、何か処罰があるなら従うけどさ。
   だけど、私が会ったのは、ただの寂しい老人だったよ」




ミサト『……敵性勢力とのみだりな接触は忌避するべき。
    処罰は下るものと思って頂戴』

マリ「……はーぁい。なんでも受けますよ」






リツコ『聞きたい事はまだあるの、良いかしら?』

ミサト『ええ、どうぞ』

リツコ『……マリ、貴方は……
    どこまで、知っているの?』

マリ「……」


リツコ『アスカに発信器を事前につけておいた件もそうだし、
    今回、フィフス……渚カヲルとの確執も明らかになった。
    貴方の底しれない情報量や、謎の行動力……
    彼と関係がある時点で更に怪しいわ。
    貴方も、まさかとは思うんだけど……生命の書、とやらに名を連ねているのかしら?』


マリ「せーめーのしょって、あれでしょ?
   カヲルきゅんが言ってた奴……?」


カヲル『その話はいい。君の話をしてくれ』

マリ「求めらたら答えちゃうのがイイ女、ってね。
   
   知らざあ言って聞かせやしょう。
   何を隠そうこの私……

   


   一度、ネオンジェネシスをキャンセルするという、暴挙に及びました」






ミサト『……っ』

リツコ『キャンセル……いえ、その前に、ネオンジェネシス……一応、何の事か聞いておこうかしら』



マリ「アディショナルインパクト。碇ゲンドウの思想の事なんだけど、
   それを起こそうとしたのを碇シンジが止めた。

   その後、碇ユイの魂と碇ゲンドウの意思をもってネオンジェネシスは完成する。
   ネオンジェネシス、は、形骸的に神の子となった碇シンジが作ろうとした、新しい世界のことね。

   ありていに言えば、エヴァのない平和な世界。それを夢見たんだ。
   そしてそれを夢じゃなくしようとした。

   ……いや、しそうになったんだけどさ、



   碇シンジは世界を作りかえる前に、気づいてしまったのさ。

   世界を作りかえると言う事は、
   この世界を否定すると言う事。
   

   碇シンジが好きだったシキナミのことも、

   助けたはずだった、ケド助けられなかった、かと思ったらちゃんと助けてた!
   ……短い間だけど、苦楽を共にしたアヤナミも、

   実はずっと見てくれていた、渚カヲルも

   ………………それらを否定するってこと。


   
   虚構の世界、マイナス宇宙の中で彼は、『存在した過去』までも見てしまった。
   そう、彼は気付いたんだよ。

   『ああ、僕はこの世界が好きだったんだ』って」






ミサト『………………碇シンジが、この世界を好きだと』


マリ「そう、彼はそう思った。
   ……いや、そう思った事がある。
   私はね。彼が世界をつくりかえようとしたところに迎えに行く役目だった。


   イスカリオテのマリア。
   その役目は冬月先生の元を離れ、碇ゲンドウや碇ユイの意思に背くように見せつつも、
   碇ユイの意思を遂行すること……

   碇ユイの意思は、わが子が最後まで生き残る事、それが全てだった。
   碇ゲンドウにどう利用されようと、碇シンジがどう判断して行動しようと、
   自ら、子の盾となり鎧となり……そして最後に、代わりに命を投げ出すことで、子を守ろうとした。

   そしてその後消えゆく世界から助け出すのが私の仕事だった。


    
   そこで見たんだ。
   消えゆく世界、色が抜けて行くような世界で最後に彼は泣いていた。
   
   そして私も見た。
   つくりかえた世界には、アスカも綾波レイも渚カヲルもいる……



   けど、そこには第三村はないんだ」






ミサト『……続けて』

マリ「無くなってしまうのを惜しんで、泣いていたの。
   式波アスカ 黒アヤナミ 幾つもの屍を積み上げた渚カヲル そして、あのあったかい第三村をね。

   ………………どう思う?」



リツコ『……その、新しい世界、ネオンジェネシスとやらには……
    平和があるの?
    
    こんな、死と隣り合わせの未来はないと言えるの?』

マリ「それはわからない。
   リリンが愚かなままなら、滅びはずっととなりあわせなんじゃない?

   まぁ、でも……

   セカンドインパクトも、サードもフォースもない……その点では、まぁ、平和かな」



ミドリ『ふっざけないでよ!!

    じゃ、じゃあなに!?
    あんた、その平和な世界、出来る前に……アンタその手でそれを…………!?』










マリ「うん。ブッ壊した。
   いや、出来上がる前だから……なかったことにした」

カヲル『………………っ』ヴヴ……

















ミドリ『サードインパクトがない世界なら……っ 人間は、こんなに、苦しんでねぇっての!!
    そんな平和な世界を、なんであんた!!』

マリ「……姫たちが、可哀そうだから」

ミドリ『はぁぁぁぁぁあああああああああ!?!?!?』

マヤ『ミドリちゃん、落ち着いて……』

ミドリ『落ち着いていられますかっての!?
    勝ったんでしょ!? ネルフに、碇ゲンドウに!!
    だのにこの女、その勝ちを全部ドブに捨てたんですよ!!』

コウジ『……おちつけ、ミドリ』

ミドリ「ハゲオヤジは黙ってろ!!」

コウジ『落ち着けと言っている!!!!』




ダンッ!!!!!











シーン







ミサト『もう一人、いろいろ事情を知ってそうな人に聞くわ。
    ……渚カヲル……貴方は、コレが事実だと……?』

カヲル『ああ、そうだね。僕は全部見てきた、事実だ。
    でもね、今回ほど起きて月と地球を見た瞬間に怒りを覚えた事はないよ。

    シンジ君は、あのまま新しい世界を生きることを望んだ。
    エヴァのない世界に、平和な世界にこそ彼の幸せはあったんだ』

マリ「……かもね」

カヲル『だったら何故、キミはシンジ君を肯定しなかった?
    泣いている彼を抱きよせ、『大丈夫だ』と言ってやらなかった?
    キミにはそれができたはずだ。それでハッピーエンドでよかったじゃないか』

マリ「……みんなが救われる世界。
   だろうね。よっぽどこの世界に比べて、良い世界かもしれない。
   そりゃこんな世界なんて要らないって言うかもしれない。

   けど、ここにあんた達生きてるんじゃん。
   第三村も日々良くなって行ってんじゃん……


   ……もうちょっとさ、この世界を、見てても良いんじゃないの?」


ミドリ『……っ 気分悪いんで、抜けます』

スタタタタ………………








ヒデキ『……あんたの言葉に、滅茶苦茶寄って考えれば、
    確かに第三村の未来は見てみたい。

    俺がこの世界でどれだけやれるか、ってのは、ちょっと気になる……けど』

ミサト『この世界で生きるよりは、もっと綺麗な世界で生きたい。
    そう思う人が、ほとんどでしょうね。

    事実確認が取れない以上。私からは何も言えない。

    ……救いの手を差し伸べる事は出来ないわ』
























マリ「……そっか」









































加持リョウジ「まぁ、今度の世界の事情は少し変わってるんだ。
       もう少しだけ話を聞いてやってくれないか?
       なぁ、葛城」







ガタッ



カヲル『リョウちゃん……?』


マリ「……うっわ……嘘でしょ、どうやってここまで来たの」

加持リョウジ「やりようならいくらでもあるのは知ってるだろう?
       さて、それじゃどっちの話を聞きたい?
       マリから 話させても良いが……
       せっかくなら俺から話をさせて貰おうか」

リツコ『……ええ、聞かせて頂戴』





加持リョウジ「とかく、俺は生きている。それも全てマリの画策だった。

       サードインパクトを止める為にヘリに乗ったまではいいが、そこでマリの組んだ自動運転プログラムが作動した……
       槍を積んだヘリが無人でも確実に任務を遂行する、っていう寸法だ。日本に潜入する際にオレが乗る予定のヘリに事前に仕込んだらしい、
       全く、あのバカ密スケジュールでよくやったもんだよ」

マリ「余剰な時間をちゃんと仕組んだからね。
   二週目のプレイだかららくしょーよ?」

カヲル『それは僕へのイヤミと取っても良いのかな』

加持リョウジ「さて、マリの目的だが、実は俺もちゃんと話してもらってはいないんだ。
       ただ、助けるから信用しろ。協力しろってね。
       目的も知らされずにあれやこれややらされたよ。
       まるで誰かさんの指示で動いてた時位働かされたな」

カヲル『それは僕へのイヤミと取っても良いのかな』

加持リョウジ「だが先日絞り込めたよ。
       彼女は今回イスカリオテのマリアとしてのポジションを捨て、
       マグダラのリリートゥを名乗っている。

       冬月に名乗る現場を俺も目撃した。

       その言葉や、彼女の思いを鑑みた上での、俺の考察を聞いてほしい」

リツコ『ええ続けて』

加持リョウジ「彼女は、碇シンジが最後にネオンジェネシスを納得して生み出せるようにするために、この世界のやり直しを望んだんだ。

       その方法は、まぁ、なんだ、滅茶苦茶うらやましい話ではあるんだが……
       しかし……そう、
       碇ユイの意思を全てくみ取り、イスカリオテたろうとする事も、
       碇シンジを愛し、理解し、全てを肯定するマグダラたろうとする事も……
       どちらも行きつくところは同じなんだ。

       だから結末自体は変える必要はない。その為に、
       彼女は既に、ネオンジェネシスへの切符を手にしている」






リツコ『……勝算を、既に得ていると?』






マリ「……言って聞く?
   無理だと思うから、私はここで拘束されてても良いよ……
   どうせ時が来たら全部ちゃんと元通り……

   ネオンジェネシスは既に、完了しているも同義だし?」


加持リョウジ「……だとさ。
       マリはな、誰も救いたくないわけじゃない。
       式波アスカ 黒アヤナミ 渚司令の数々の屍へ報いるために、全ての人をこの世界につなぎとめたいんじゃない。

       ……もう少しだけ、この世界を愛して見てほしい。って言ってるんだ。
       今ここに生きているお前たち全員が、この世界をもう一度ちゃんと見てほしい……そう思ってるんだ。

       その末に訪れる救済、的な物をちゃんと用意してな」



マリ「………………」




リツコ『……こんな世界の未来に希望なんてあるのかしら?』

加持リョウジ「悪いが、俺に聞いても良い言葉しか返ってこんぞ?
       俺の息子は優秀だ……モテないのが玉にきずだが、それ以外はもう将来有望すぎてたまらんよ。
       一人でスイカ作ってる俺に比べりゃ出来た息子さ。
       みんなに内緒でたまに会ってるんだが、こんな隠居親父をちゃんと認めてくれてるイイ奴だよ」








スミレ『……私は、実感がわかないんで……この世界で生きることに異論はありません。
    マリの行動を肯定する、とまでは言えませんが……
    考えようによっては、『いずれ救いがある』と思えば、この世界を生きる苦痛が一つは癒えると思います』

コウジ『ううむ、それが問題だ。
    実感がない。

    平和な世界のビジョンもないから、俺達はマリの言っている事をどう受け止めればいいのかわからん』



ケンスケ『……』

トウジ『……』



サクラ『……私は、ちょっと、どうかと、思いますね。
    ……だって、この世界……生き辛い……』



ケンスケ『……でも、俺達は生きてる』

トウジ『せ、やな……辛いし、
    サードインパクトもセカンドインパクトも無い方がエエはずやけど……

    でもここまで頑張ってきたのはワシらやねんで?

    それを、『作り変えましたー!』なんちゅうても、
    そのつくりかえた世界に鈴原トウジがおるとしても、
    ……そこに居るのは、ワシではないんや……』




カヲル『僕は碇君が見つけた答えを否定したマリを許したくないね』

加持リョウジ「司令の気持ちは分からなくもないのですが、俺は、マリの気持ちも理解できるな」







ヒデキ『……流れで、俺の気持ちも言いたいんですけど、
    正直平和な世界がいいです。
    けど、今この世界を生きてる俺にとって、俺の世界はここしかないんで、

    良くわかんないすケド、勝てる見込みがあるだけでも励みになりました』



リツコ『ミドリちゃんは……聞くまでもないわよね。
    私は……ええ、この世界で生きることを否定できる立場ではないから……

    ………………ああ、そう。なるほど、この気持ちね?』

マヤ『先輩……?』

リツコ『いいえ、私も、思い当たる節があるわ。
    この世界と共に生きる事は肯定する。
    もう少しだけこの世界に責任を取ってから、って言うのは、同意できる』

マリ「……あは、貴方にそう言ってもらえると、ちょっと嬉しい、かも。
   今度会えたら、仲良くしよーね」





マヤ『……私は、大丈夫です。先輩がいるなら……』




マコト『……僕は、新しい世界っていう救いは欲しかったですね。正直現状はしんどい。
    でも、一度結果を出したっていう情報があるだけこの世界の僕はマシ、なんじゃないですかね?』





シゲル『おい、流れで言うぞ?
    
    全然わかんなかった。
    わかったのは、なんか、『勝てるらしい』ってことだ』









リツコ『混迷しているわね。
    どちらかに片寄れば処遇の決め甲斐もあったけど……

    現状でマリを拘束するのはただのリスクでしかないわ。
    
    勝ち筋の見えている貴方に、協力してもらうのが一番得策かしらね』















ミサト『判決を言い渡す。

    真希波・マリ・イラストリアス

    貴方はヴンダーに一時拘束します』





リツコ『あら、もういいの?』

ミサト『……』

リツコ『……ふふ』

マリ「……ま、それが妥当だろうねー」

ミサト『情報の精査と確認が終了し次第解放することを条件に、しかるべき尋問を行うこととする。
    情報を、共有しなさい。
    これは、命令です』





マリ「いいよ。信じてくれるなら何でも話す」

加持リョウジ「どうかな? まだ信じられないような顔してるぜ?」




ミサト『加持リョウジは………………っぅんぐ、
    っ、一旦帰って、頂戴……………………』





加持リョウジ「…………はは、嫌われちまったかな?」

リツコ『どうかしらね。ただ、今は顔を見せられる状況じゃない事は察してくれるわよね?
    そのうち使者を出すから、場所だけでも教えてくれる?』

加持リョウジ「だそうだが、マリ?
       もう俺の存在は表に出しても良いのか?

       俺の存在が表に出ると、『この』状況は作れなかったんだろ?
       勝算にも影響出そうか?」

マリ「いーやいやいやぁ! 勝手に出てきたのそっちでしょ!?
   何さ一人でベラベラ喋ってぇ!!
   勝手に人の事考察して推測しておいて、『良いのか?』じゃないっての!

   もう勝手にしていいよ。今まで隠居してくれていてありがと。
   ……まぁ、おかげ様でみんなに二週目だって信じて貰えそうだしね」

加持リョウジ「んじゃ、座標は後で渚司令に打ち込んでおきますから。
       司令、後はよろしくぅ」

カヲル『いや、リョウちゃんそこで渡せばいいじゃないか。
    なんでそんな二度手間するんだい?』

加持リョウジ「葛城と久々に会えるんだ。
       もっとちゃんとしたところで会いたいだろ?
       だから、誰も知らない場所を教えてやるのさ。
       二人っきりになれる場所、とかね」

リツコ『大変よ。リョウちゃん。
    ミサトってば耳まで真っ赤』

ミサト『会議! 終了!!

    マリは待機! そこのバカは早く帰れ!!
    
    全員、解散!!』

ブツゥーーーン……………………








マヤ『………………』

コウジ『……ダメだこりゃ』ピ

ブンガドン


ブツゥゥゥン………………





マコト『……ズルイですよ、加持さん』

加持リョウジ『おう、久しぶり。
       悪いな、俺だけ楽させて貰ってるよ。
       スイカ、食ったか?』

マコト『はは、ええ。美味しかったですよ。
    なんにしても会えてよかった。
    安心しましたよ、色々』

シゲル『さて、じゃ俺達もこれで……また』

加持リョウジ『ああ。またな』


ブツゥゥゥゥン……………




スミレ『……ヒデキ、バスケ行くぞ』

ヒデキ『あぁ!? ちょっと待って下さいよ。
    もう訓練は終わりなんじゃ……』

スミレ『頭スッキリしないから身体動かす。付き合ってくれ。
    あと、負けた方がミドリのフォローな』

ヒデキ『……わかりましたけど、そういうの通信切ってから言ってくださいよ』


ブツゥゥゥゥン……………






加持リョウジ「さて、じゃあ俺も行くよ。
       今日からは第三村に普通に顔出せるな」

トウジ『ホンマですか?
    こりゃなんの仕事してもらうか早急に練らないとアカンな!』

加持リョウジ「言っておくが俺もなかなかジジイだぜ?
       畑仕事くらいしか取り柄がないと思ってもらいたいね」

ケンスケ『冗談言わないでください。
     加持さんっていえば諜報技術に関しちゃトップクラス!
     要点観察で各地のネルフ跡地の解放をお願いします!!』

サクラ『あ、いや、それよりもその天然の人たらしを生かしてヴンダーの医療部門をですね……っ!』

トウジ『あかんで! 加持さんは第三村の人員になるんや!』

サクラ『いや第三村よりも戦線大事やろ!! ヴンダーかて人手不足やねんてば!!』

トウジ『大丈夫や、ワシの妹ならそれを補って余りある活躍をすればやな……』

サクラ『根性論でどうにかなる話ちゃうでバカアニキ!!』



ケンスケ『あ、ちょ、すみません。き、切りますね?』


ブツゥゥゥゥン……………


加持リョウジ「ははは、楽しそうだな。
       そんで、俺も……ようやく、人間臭い生活ができそうだ」

カヲル『……それは、おめでたいことだね。
    素直に祝福しよう。
    キミが生きていた事も』

加持リョウジ「光栄です渚司令」

カヲル『それ止めてくれる?
    単に僕は、繰り返した世界の知識でヴィレという組織の前身を作っただけ。

    そして君はその組織のもう一人の創始者で、種の保管を僕の指示で押し進めていただけ……
    友人と思いこそすれ、キミの上に立った覚えはないよ』

加持リョウジ「でも、貴方がこれまでやってきた事を思えば、頭が下がる……
       何度となく俺に種の保存の指示を出してきたわけでしょう?
       立派な上司です。

       ……まぁ、とはいえ、友と呼ばれることに対して悪い気はしない。
       今度、ちゃんと会いに行きますよ」

カヲル『ああ、楽しみにしてるよ。リョウちゃん』

加持リョウジ「じゃあな、マリ。 シンジ君によろしくな」

マリ「うん、そうだね。伝えとく。
   それと、ありがとね。色々と」

加持リョウジ「命を助けて貰ったのは俺の方さ。だからコレでその件に関する貸し借りは無しだ」

マリ「そーだね。もう隠居の必要はないし私に恩義を感じる必要はないよ。
   またいつか、第三村でね」

加持リョウジ「ああ。次に会うときは葛城も居たりしてな」

スタスタスタ………………





マリ「……」

カヲル『……』






マリ「……隙を見て月まで迎えに行くつもりだったんだけどね?」

カヲル『来たとしても目覚めないよ。
    次の時が来るまで次の僕は棺の中さ。
    何か策でもあるのかい?』

マリ「そっかぁ、それじゃ、そこにキミがいてくれてよかったよ」

カヲル『意思はあるけど、この機体はただのバックアップさ。
    地球各地と宇宙に置いてある、絶対的な記録装置……
    『生命の書』』

マリ「……なにそれ。んじゃ、生命の書ってとどのつまり、
   カヲルきゅん自身の事?」

カヲル『そう取ってもらって構わないよ。
    ここに記録されている限り、僕は月から全ての記憶を背負ってやってくる。

    だけど僕は、肉体があってこそ僕と言う存在な気がするけどね』

マリ「ごめん、でも、ここまでの流れを作る為にはカヲルきゅんがああなるのは、止められなかった」

カヲル『良いよ。僕は……それよりも、
    シンジ君がちゃんと幸せになれるんだろうね?』

マリ「わかんない」

カヲル『……キミ、さ。 
    そこはさ、責任もって、さ?』ヴヴヴヴヴ……



マリ「こっちの世界で幸せになれるかもわからないし、
   ネオンジェネシスの中で幸せになれるかもわからんし……」



カヲル『………………』





マリ「んでも、こちとらいろんなもん背負ってるし、
   後ろめたいこともいっぱいある。
   
   だから、私はわんこ君だけじゃなくて、姫にもアヤナミにも、この世界でもうちょっとだけ幸せに生きてほしい。
   ネオンジェネシスに書きかえられる前に、彼女たちの居場所を愛せるようになって欲しい」

カヲル『それが君の目指す終着点、か』

マリ「……まぁね。でも人生てさ? そう簡単に答えが出るもんでもないじゃん?
   だから、みんなでナカヨクしているうちに、なんか見えてこないかなーっても思うワケ。
   勿論私はぁ? ハーレム希望なんだけどぉ」

カヲル『良く言うよ、リリートゥと名乗っておいて……』


マリ「てなワケでさ、みんなはここでの出来事は公言できない事になってるから良いけど、
   カヲルきゅんもわんこ君たちにこのこと教えないであげてほしいんだ。

   て言うか、まだ教えてないよね?」

カヲル『ああ。僕はキミに対してネオンジェネシスのキャンセルを問いただす必要があった。
    だから、前回と全く同じ行動をしたよ。

    だけど、このバックアップから情報を収集しているうちに、もはや前回とは違う世界線に来ている事がわかった。
    だからシンジ君との接触を図ることにした。
    ケンスケ君があの施設を観察しに来たのは、こちらが仕組んだ事だったんだよ。

    だけど、こうなった以上、僕が彼に対して黙っている必要もないね』

マリ「え、ちょっと、頼むよー。
   なんか、やりづらくなるんだって―」

カヲル『……それがシンジ君の為になるかどうか考える時間が欲しい。
    僕が考えていたシンジ君の幸せは、少し間違っていた。
    ……だから、今は何とも言えないね』

マリ「そっかぁー……」

カヲル『一応、僕の口からは何も伝えないでおこう。
    だけど、もし伝える事があるのであればキミの口から言って欲しいね。
    一度救いをポイした責任もあるだろう?』

マリ「……うん、そうだね」





サクラ『あのぉ……すみません。ちょっと良いですか?』

マリ「と、まだいたの? 通話切ったのかと思ってた」


サクラ『あ、いや、個人回線でつなぎ直したんですけど、
    ……カヲルさんも居てはります?』

カヲル『ああ、どうかしたのかい?』


サクラ『今回の、マリさんの話……なんですけど、
    碇さんやアスカさん、アヤナミさん達に伝えときましょうか?』


マリ「あ、ごめん。それナシでいいかな?
   伝えられるとちょっとやりづらい、というか……
   一度やり直してるって言うとさ、なんか責任感じそうなのもあるし」






サクラ『………………あのぉ、こんなこと、言うのもあれなんですけど、
    こっちだけ色々知ってて、なんも教えんと本人たちの様子を見る、って……

    今までと変わらん、と思うんです』






マリ「……」

カヲル『……』


サクラ『……目覚めたばかりの時の碇さん……自分だけ何も分からなくて、可哀そうでした。
    もしかしたら、あの時にもっと私達が、彼に歩み寄っていれば……』

マリ「……あー……」

カヲル『………………』

サクラ『……なんか、みんなで、足並みそろえた方が、
    いいんちゃうかな、て。
    思います』



マリ「………………うん、そう、かもね」

カヲル『……』




五日目木曜日終了
……………………

翌日

六日目金曜日

自宅



マリ「ていうことなんだわ」





白綾波「……この世界が、何回も繰り返されてて?」

黒アヤナミ「それも前回、終わろうとしていた世界を……?」

アスカ「……あんたが、ブッ壊した」

シンジ「……僕たちのために……?」



マリ「まぁ、……そう。
   ……今ここに居る姫とかアヤナミに、もう少し存在していて欲しかった」


シンジ「……そう、だったんだ」



白綾波「……この世界は、消えてしまうの?」

マリ「そうだねぇ……正直、やっぱりみんなこの世界よりは平和な世界に作りかえられるのを望んでると思う。
   だからいずれはね……?
   でも……なんか、ホントごめんね。

   結構、良かれと思ってやったんだけどさ。
   だんだん自信なくなってきた……」

黒アヤナミ「……どうしたの?」

マリ「……あのまま、何も考えずイスカリオテのマリアとしてわんこ君の思いを遂げさせてやればよかったんじゃないかって……
   この世界より、ずっといい世界を作ってくれるのはわかってたし……

   実はずっと悩んでた節はあったんだよね。だから誰にも話してこなかったし……
   で、やっぱりこれを話したときのみんなの反応を見て、
     あー、やっちまったなーって、思ってきた」

アスカ「そりゃそうよ。救われてたかもしれないのに、それを『私が取っちゃいましたー!』なんて」

マリ「うん、だから他の人たちには絶対喋らないようにしようと思ってたんだけどねー。
   喋らないとどうにもならない状況になっちったのよ。

   本当は、姫たちにも内緒で居ようと思ったんだけど…………」



シンジ「……僕が世界を作りかえる?」

アスカ「中二病めいた事いうのはやめなさい。
    仮にそうだったとしても、今のあんたはただの14歳の少年よ。
    戸籍上は28歳だけどね」

シンジ「う、うん。
    でも、そう言われても実感が全く無くて……」





白綾波「それで、貴方はどうしたいの?」

マリ「え?」


白綾波「……私は、何のはずみからかここに居る。それだけで、今少し嬉しい」チラ

シンジ「……」

白綾波「初号機の中に居なくちゃいけなかったけれど、
    こうして碇君に会えた事には、感謝している」

マリ「……そう、かぁ」ホッ

黒アヤナミ「私も貴方には感謝している」

マリ「……ん」

黒アヤナミ「理由は単純。私は貴方に助けられた。
      貴方は、私達クローンの存在を研究していたからそれに責任を感じていると言うけど、
      貴方の行動のお陰で、私は生きている。
      ……助かったと、思っている」

マリ「……そっか、処置してもらえたんだ。良かったね」



シンジ「あの、僕も綾波と会えて、あと、アヤナミが助かって、とても嬉しい。
    それに、僕がその土壇場で悩んでいた時に……ちゃんと寄り添って考えてくれたんだなって思うと
    なんだろ、今の僕の事じゃないけど、それでも嬉しい、って思うんだ」

マリ「……うん」

シンジ「……で、その、ネオンジェネシスを迎えられなかったのは、そこで悩んだ僕にも責任があると思うし、
    せっかく一度猶予を作ってくれたんだから、僕はちゃんとこの世界やアスカ達に対して、一つの答えを持ちたいと思う。
    それが、すぐにできるかは分からないけど……」

マリ「……」

シンジ「だから、もう一回。ネオンジェネシスまでたどり着くよう、やれる事は頑張りたい。
    マリさんと、一緒に」

マリ「うん……うん」



アスカ「はぁ、わけわかんない。
    よく納得できるわね。あんた達」

シンジ「いや、その、全部ちゃんとわかったわけじゃないけど」

黒アヤナミ「マリが私達の事、好きだってことはよくわかった」

白綾波「……好き?」

マリ「んふふ、それは本当」

白綾波「……好き」ポカ……




アスカ「だーから、あんたの『好き』はイチイチ重いのよ。
    バカシンジに対しても然り、私達に対しても然り……っ

    挙句それで平和な世界までブッ壊してちゃ世話ないっつーの」

シンジ「そんな言い方……」

マリ「あは、は……やっぱダメ、だったかなぁ」

アスカ「いや、ダメでしょ。
    他の人らはみんな言うわよ。何やってんだーってね」

マリ「まぁ、言われてきたしねぇ」

アスカ「……だけど、私らがそれ言うのも、間違ってる気はする……
    から、後はもう何も言わないわ。

    あんたはあんたなりに、私達の事を思ってそうした。
    ……だから、今回は作戦的にも世界的にもたくさんの余裕ができた。
    そう言う事よね?」

マリ「うん、そう。
   加持君にも手伝ってもらったおかげで、第三村の状況もかなり良くなったし、
   それこそ私だけ強くてニューゲームだった知識を、結局全部教えてきたから、
   もういつでも最終決戦いけそうだし、逆に相手を待てるくらいの猶予もできてる」



アスカ「……ならいいわ。余裕がある事はいい事だし、
    ……それを私達が良しとしないと、流石にアンタが可哀そうだしね」

マリ「ん、うん」



アスカ「それじゃ、アンタが作ったその猶予とやら、有効に使ってやるわよ」

シンジ「有効に……って どうするの?」

黒アヤナミ「……私も、なにかすればいい?」

白綾波「何かする事があるなら私も」






アスカ「決まってんじゃない。私たちなりに精いっぱい生きる。
    コネメガネの作った猶予で、私達は人生にちょっとした答えを見つけ出さないといけないってことよ。

    それがあんたの唱えるハーレム理論でかなうかどうかは別として……」

マリ「あ、ハーレム理論に限っては八割くらい私のエゴだけどね」

白綾波「はー、れむ……」チラチラリ

シンジ「あ、えっとその話はまだ今度……」







アスカ「……だから、あんた達も覚悟しなさいよ。
    仕事もちゃんとやって、余暇も楽しむ、
    この第三村で、遊ぶのよ。
    ……まぁ、作戦行動ほとんどないだろうから暇だろうけど?」




マリ「そうしてくれると嬉しいなぁ。
   ちょっとでもこの世界を楽しんで、少しでも、自分たちの居場所を愛してもらえれば……」

アスカ「難しい事はわからないからいい。
    私は、暇だから遊んでみる。それだけよ。

    んで、遊ぶってなったら問題が一つ」



グニ

マリ「んふぁ!? な、何?」

アスカ「なによそのしみったれた顔は!?
    こちとら余暇は遊ぶつってんのに、アンタがそんな顔じゃこっちだって楽しくないわよ!
    もっといつも通り、ニヤニヤヘラヘラニャーニャーポカポカしなさいよ!」

マリ「ポカポカは綾波でしょぉ?」

アスカ「とにかく、アンタがそんな調子だとこっちも調子狂うの。
    だからあんたは、その前の世界の事はもう気にしないで良いから……

    私達と一緒に精一杯生きなさい。
    あんたの理屈だと、あんただってこの世界に答えの一つくらい見出したいんでしょ?」

マリ「……いいのかにゃ?」

アスカ「……肯定してほしいってんならいくらでも肯定してやるわよ。
    バカシンジっ」

シンジ「僕は、良いと思うよ」



シンジ「ここまで頑張ったのはマリさんだし、
    僕はこの状況に救われてる、と思ってる。
    だから、マリさんだって自分の答えを求めて良いと思うよ」

黒アヤナミ「私はマリとは一緒に居たいと思う。
      せっかくなら、マリも一緒に答えを探してほしい」

白綾波「……正直なところ、私はその、真希波さんに対して今なにも分からない。
    けど、人の思って行動しているのなら、悪い人ではないと思うし。

    ……貴方の言うのと同じ。
    貴方も、何か報われる事があるべきだと思う」




アスカ「はいはい、可決可決。
    そういうわけであんたもいつも通り生活して精一杯行きなさい。
    
    アンタが用意したここは、アンタの遊び場でもあるってことよ」





マリ「………………う、ん。
   んひッ グス……」



アスカ「っ、 な、なに泣いてるのよ!?」

マリ「だ、だってぇぇ! こんなに、肯定してくれるの、初めてだしぃぃ!!
   凄く安心したんだもぉぉん」グスグス

アスカ「ヘラヘラしてなさいって言ったのにこれか。
    はぁ、まぁ、すぐ元気になれって言うのも無理か……」

マリ「姫ぇぇぇぇぇえ!!!!」ガバッ

アスカ「あーはいはい……いいけどね、アンタ涙と鼻水つけんじゃないわよ」

マリ「好きぃぃぃぃぃ!!!!」グリグリ

アスカ「……うっざ」











白綾波「……碇君」

シンジ「ん、うん。どうかした?」

白綾波「色々、大変な話になっていて、
    言い忘れていた事があるのだけれど」

シンジ「うん。 多分、マリさんはもう大丈夫だと思うから……」

白綾波「……私、一応監視対象らしいから、
    私もここに住む事になったわ」





アスカ「………………」

マリ「……んへへ」

アスカ「あ、そ」




黒アヤナミ「……っ」メラ

白綾波「よろしく。碇君」





………………………………



第三村要点観察 『小警戒中』

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 90%』

ヴィレの様子  『異常なし』

ネルフの様子  『最終決戦準備中 40%』



現在の主要キャラのステータス


**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ

所持品 主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい
    全員分の運動服(洗濯済み
    『女装用カツラ(茶』
    『浴衣(白』
    

黒綾波への感情:親愛 淡恋 尊敬 欲情

アスカへの感情:友愛 淡恋 尊敬 従順:レベル1 欲情 

マリ への感情:親愛 尊敬 従順:レベル1 欲情 性的不利 

白綾波への感情:友愛 淡恋 大切


性癖  『百合好き』

アスカの性癖気付く

**********


アスカ ステータス

服装 パーカーのみ

   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中
    浴衣(赤

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル1 性的不利 欲情 

黒綾波への感情:親愛 大親友 欲情 性的不利 淡恋

マリ への感情:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

白綾波への感情:友愛 


性癖  『露出癖』

食事にたまに参加するようになった。


**********


マリ ステータス


服装 いつもの服


所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    コンドーム
    睡眠薬
    秘密の入浴施設のカギ(使用済み
    浴衣(黄
    白衣
    名を忘れた茶葉


シンジへの感情:親愛 欲情 恋慕 性的有利

アスカへの感情:親愛 相棒 愛情 依存 欲情

黒綾波への感情:可愛 欲情 親愛 淡恋

白綾波への感情;心配 


**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 コンドーム
    S-DAT
    農作業用装備(家に置いている
    浴衣(黒青
    偽DSSチョーカー

シンジへの感情:親愛 依存 欲情

アスカへの感情:親愛 親友 淡恋 欲情 性的有利

マリ への感情:可愛 親愛 恩義

白綾波への感情:親近 興味


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる
    『性知識 レベル2』性行為への理解

性癖  『追い打ち好き』


**********

白アヤナミ ステータス

服装 白いプラグスーツ

所持品 無し


シンジへの感情:親愛 依存 恋慕 嫉妬

アスカへの感情:友愛 恩義 赤い 

マリ への感情:謎  恩義 

黒綾波への感情:嫉妬 羨望 興味


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる

**********


六日目 金曜日

午前パート


1シンジ     要点観察
2アスカ     休暇
×マリ      始末書
4黒アヤナミ   休暇
5白綾波     ???

6白綾波の第三村案内 (アスカ 

7白綾波の第三村案内 (黒アヤナミ

8白綾波と要点観察  (シンジ

9加持リョウジ

10ヴンダーの様子

11渚カヲルについて

12その他




>>直下




白綾波「ここでは、どんな風に生活してるの?」

シンジ「僕はね、ケンスケと一緒に要点観察って仕事をしてるよ。
    いろんなところを回って異常がないか調査する。

    ……外の様子とかは、知ってるんだっけ?」

白綾波「ええ。ヴンダーの内部の様子ならわかるから、少しは」

アスカ「一応みんな仕事してるけどね。
    それ以外はなんもないところよ。
    せいぜい最近まともな運動場ができたってことと……
    あとは誰かさんは釣りにいそしんでるみたいだけど?」

シンジ「あはは……あんまりうまくないけどね」

白綾波「そうなんだ。碇君が、釣り……?」

黒アヤナミ「……本なら、結構ある」

白綾波「本……?」

黒アヤナミ「図書館があるし、仕事の後とかは読む時間、いっぱいある」

白綾波「そう。

    あなたは、えっと」

黒アヤナミ「私は九番目」




白綾波「……なんて、呼べばいい?」




シンジ「っ、そう、だよね。
    名前、このままじゃ、よくないよね」

アスカ「あだ名でもつけてやればいいのよ。
    九番ならほら、何かしらね……
    ああ、吸盤になぞらえてタコスケとかね」

シンジ「アスカのあだ名はもれなく罵倒系だから駄目だよ」

白綾波「エコヒイキって呼ばれてた」

アスカ「そうね。あんたはそれで……?
    ……今はなんもひいきされてるなんてことないし、間違ってるわね」

シンジ(一応、その辺も考えてはいるんだ。
    てことは、ずいぶん前から僕の評価って変わってない?)


アスカ「一号と九号でいいんじゃない?」

シンジ「そんな安直な……」

アスカ「……じゃああんたは何かいい案あるっての?」

黒アヤナミ「……っ」フンス

シンジ「え、と」

シンジ(しまった。途中から普通に黒いアヤナミのこともアヤナミって呼んでたから、
    呼び分けること全然考えてなかった)

シンジ「あの、ごめん。
    よく考えたら僕も全然、思いつかない」

アスカ「はん、まだ案だけでも出してる私のほうがマシよね?タコスケ」

黒アヤナミ「……モヤモヤする。
      ……これが、憤り……」

アスカ「エコヒイキ、どう?」

白綾波「モヤモヤするわ」

アスカ「……あそ」



シンジ「……名前、かぁ」



1 一号 九号
2 白 黒
3 誰かに委託する
4 その他



>>直下

最後のビジョンは全然見えてないので、わかりません。
未だに着地点も見当たらない……



シンジ「あの、なんだけど……
    実は、僕もアスカも、キミたちの事をどうしても、
    『アヤナミ』って呼んじゃうんだよね」

白黒「「……」」

アスカ「だって遺伝子レベルで同じ生き物なのよ、あんた達……
    だから、やっぱり白と黒で呼び分けるのがいいんじゃない?
    プラグスーツの色的にも……
    あと、そのヘッドセットなら邪魔にならないだろうし、それつけてれば見分けつくし」

白黒「「……」」

アスカ(ちょっと複雑そう……?)

シンジ(いや、でもすくなくともタコスケとエコヒイキよりは絶対マシ)




白綾波「仕方ないと思う」

黒アヤナミ「そう……貴方がそう言うなら、それでもいい」

白綾波「……黒い人」

黒アヤナミ「……白い人」



アスカ「……実際どうなの?
    同一人物が、同じ空間に居るって」

白黒「「ちょっと気持ち悪い」」

シンジ(即答した)


白綾波「でも、興味深い」

黒アヤナミ「私も、そう思う。
      今まで私達は、会うはずのない存在だったから」

白綾波「……別の意味でも、興味深い。
    碇君と、何してたのか……とか」ジロリ

黒アヤナミ「……そう言う事は、みだりに聞いてはいけないって聞いた」フイ

シンジ「……えっと」

アスカ「早々に仲間に入れるしかないんじゃないの?
    私は最早、一人増えようが二人増えようがどっちでもいいけど……

    けどいい?
    二人とも言っておくわ。
    このバカシンジは共有物で良いけど、
    基本的にこのアスカ様の命令を聞いてもらうのが前提だから」

白綾波「……ねぇ」チラ

黒アヤナミ「別にアスカと碇君が付き合ってるわけじゃない。
      ……事は、もうちょっとだけ複雑。
      説明しにくい」モジモジ

白綾波「……ハーレム?」

黒アヤナミ「……」

シンジ「ち、違うんだ、綾波……あ、白綾波?」

白綾波「……ハーレム」モヤモヤ

アスカ「はぁ、どう説明すりゃいいのかしらね。
    そこんとこもマリから説明あるでしょ。

    ちゃんといつか誰か話すから、
    それよりも当面あんたには決めなくちゃならない事があるんじゃない?」

白綾波「ええ。聞いてる。
    何の仕事をするか、ね」

シンジ「そっか、白綾波もここで暮らすなら、仕事しなくちゃいけないんだね」

アスカ「あんたは最初なんもしなかったけどねっ!」ゲシッ

シンジ「そ、その件は、どうも……」

白綾波「……碇君が大変だったのは聞いてる。
    私は大丈夫。もう動ける。みんなと一緒に暮らすんだから、ちゃんと仕事もする」

アスカ「とは言っても、なにするといいかしらね?
    農業には人出は無限に必要だけど、要点観察も二部隊に分ける話あるんでしょ?」

シンジ「ああ、そうそう。
    L結界浄化作業の部隊と、観察メインの部隊で分かれるって話ね。
    確かに白綾波になら適任、かもしれないけど……」

アスカ「後は、倉庫も人出が足りないって言ってたっけ?」

黒アヤナミ「……どうする?」

白綾波「私が選んでいいの?」

黒アヤナミ「ええ」

白綾波「……じゃあ」


1 要点観察をやる  シンジとの交友が捗る
2 農作業      黒アヤナミとの交友が捗る
3 倉庫作業     アイテム入手機会が増えたり、ヴンダーとのやり取りが発生したりする
4 その他

>>直下


白綾波「倉庫の作業に行く」

アスカ「ふーん、いいんじゃない?
    こっちとしては助かるわ。
    
    ヴィレ側から人員を割くのも大変だからね」

黒アヤナミ「運転とか、できる?」

白綾波「エヴァパイロットの経験なら貴方より豊富」

黒アヤナミ「そうね」

シンジ(そういえば、エヴァの経験があれば機動兵器も難なく運転できたし、
    そう思うと大丈夫、なのかな?)



アスカ「そんじゃぁ、ま。
    話つけに行きますか……ちょっと待って、外出用の服に着替えるから」

シンジ「あ、そろそろ僕も仕事に行くから準備するよ。
    途中まで一緒に行こう」

ガチャバタ



黒アヤナミ「……」

白綾波「……」



白綾波「お願いが、あるのだけど」

黒アヤナミ「っ!」

黒アヤナミ(どうしよう。
      ハーレムのこと聞かれたら、ちゃんと答えられる自信ない……)アセアセ

白綾波「……髪、の事なんだけど」

黒アヤナミ「っ」ハッ

白綾波「余りに長いから、仕事するには邪魔で……」モサァ

黒アヤナミ「ええ。そうね」




ガチャバタ

アスカ「ん? 髪、切るの?」

シンジ「そう、だね。仕事する上でその髪は大変かもね。
    それだけ長いと切るのもったいないかもしれないけれど……」



白綾波「……髪、長いほうが好き?」

シンジ「ん、えっと。
    長いのも綺麗だけど、今の綾波は生活する上で長すぎるよね」

白綾波「ええ。
    だから、碇君に切ってほしい」


アスカ「ちょっと、まった……!

    いい? 白ナミ、髪の毛ってのは、適当に切るととても悲惨な事になるわ。
    一人で何でもやろうとしてきた私が、どれだけ頑張ってもこれだけはコネ眼鏡に頼んじゃった位だから、間違いないわ」


白綾波「……碇君じゃ、だめ?」

アスカ「素人に頼むんじゃダメよ。
    それに女の髪を軽々しく男に触らせるもんじゃないわ」

白綾波「軽々しい気持ではない」ムッ

アスカ「……ん、うん。そう。
    まぁ、相応の覚悟があったとしても、その髪をバカシンジに切らせるのはリスクよ……
    毛を切るって、それだけ難しいのよ」

白綾波「そうなの……」チラ

黒アヤナミ「……私は冬月先生に切ってもらってた。
      あと、たまにカヲル君」

シンジ「確かにカヲル君なら上手そう」

黒アヤナミ「あの人、変な道具いっぱい出してきて面倒くさい」

アスカ「それだけ女の髪の事を分かってるってことよ。その点は評価すべきだわ。

    ただし、ここに優良物件が居る事を忘れないでちょうだい」


ガチャバタ


アスカ「こいつは、私の髪を14年間切ってきた。
    そう、この私の髪よ。

    毛量大目、湿気でごわごわ。ストレスで荒れても髪のケアだけは気を使っていると言うのに短くし過ぎると癖っ毛になる。
    この怒れる大海原の様な険しい髪を、しかもこの長さで常に保ち続けてきた。
    信頼と実績の美容師……」

マリ「どうも、ご指名の真希波・マリ・イラストリアス(自粛中)です」



白綾波「え」




アスカ「コネメガネは私の髪を整えて14年。
    私のわがままヘアーに付き合う事でその美容師スキルは今やカリスマレベル。
    ヴンダーの女子の二割がコネ眼鏡に切ってもらっているのよ」

白綾波「二割……?」

アスカ「医療班に専門職がいると言うのに、よ?
    それにエヴァパイロットは敬遠?されがちなのに、その中でも頼まれるの。
    それだけ腕は確かってこと」

マリ「私はカヲルきゅん程機材は持ち合わせていないけれど、培ってきたスキルがある。
   そして、わがままヘアーだけじゃなく、わがままプリンセスの要望も受けてきた。
   その伸び放題の髪、私が相手をしてしんぜよう」キリッ


シンジ「……」ゴクリ

黒アヤナミ「有無を言わせぬ気迫を感じる。コレが、カリスマ……!!」



白綾波「お、お願いします」




マリ「まかせなさぁぁい?」ニヤニヤ



1 以前と同じ髪型
2 セミロング
3 ロング
4 ポニー1
5 ポニー2
6 その他 

五レスくらいの多数決。
参考画像?あり

http://up-img.net/img.php?mode=jpeg&id=18603
参考画像

画像がクソデカ過ぎました。
スクロールすると見れるかも……
一応半分のサイズにしたのこちら
http://up-img.net/img.php?mode=jpg&id=18605

更に半分こちら
http://up-img.net/img.php?mode=jpg&id=18606


マリ「……んーふぅん?
   ……お客さん可愛いね」

白綾波「……ありがとう」

マリ「さてさて、まずはちょっと遊んでみようかぁ」

モサァァ

マリ「これだけ毛量があれば色々出来るねぇ。
   全部三つ編みにすれば二人分のマフラーになっちゃうかも」

白綾波「髪の毛を首に巻くという行為……」

マリ「え、好きな人は好きかもよ?
   ねーわんこ君!」

シンジ「え、何?」

マリ「アヤナミレイの生髪、要る?」

シンジ「……っ あ、あの」

白綾波「……」

アスカ「……」




シンジ(この質問は、YESと答えると変態扱いされ、
    NOと答えると少し複雑な顔をさせてしまう、
    誰かが絶対に損をする質問だ)





シンジ「……良くわからないけど、僕はみんなの髪好きだよ?
    じゃ、仕事行ってくるね」




ガチャバタン




マリ「……あの犬。
   わたしの質問を受け流した、だと?
   しかも己が受けるダメージを最小限に抑え込んだ」

アスカ「質問をかわすのが上手くなったわね。
    今後の参考にするわ」

白綾波「やっぱり今も苦労してるのね。碇君」

黒アヤナミ「やっぱり昔も苦労してたのね。碇君」





マリ「ちぇー。せっかく超毛量ポニテ作って遊んでたのに。
   どうよこれ」

鏡「http://up-img.net/img.php?mode=jpeg&id=18672&auth=ddf4a04e121344a6e7ee2acf71145a99

白綾波「壮観」

アスカ「動ける?」

白綾波「そもそも元々日常生活に不便」



マリ「んじゃまー、チャパっと切りますか!」シャキン



シャキキキン

マリ「まずはばっさり!」

白綾波「肩が、軽くなった……っ」

アスカ「大胆さ」



マリ「そしてそもそも毛量が多い。 梳く!」

シャッキキン!

白綾波「涼しい……」

アスカ「器用さ」




マリ「毛先を整えるのは、客を飽きさせないように手早く!」

シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

白綾波「……速い」

アスカ「素早さ……
    全てを兼ね揃えたコネメガネの調髪は、

    客に寝る暇も与えない!」

黒アヤナミ「アスカって、
      マリの事結構好きね」




マリ「と言うわけで」


黒アヤナミ「……ロング?」

マリ「うん、敢えて腰くらいまでの長さで置いておいた。
   差別化もできるし、
   このくらいなら、何とかなるでしょ?」

白綾波「ええ。動ける」

マリ「仕事中は髪まとめたりして、
   お出かけの時は少しパーマかけたり……

   少しお手入れは大変だけど、
   この第三村には、時間だけはたくさんある!」

白綾波「……そう」

マリ「それに短くするのは後でもできるしねぇ?」

黒アヤナミ「……みんな、長いのね」

マリ「ん、なに? ロングうらやましくなった?」

黒アヤナミ「ちょっと」

白綾波「同じ髪質だから、貴方も伸ばせばこうなる」

黒アヤナミ「そう」ポワン……



マリ「……いや、バランス的に一人は短い髪でいて欲しいかな」

アスカ「それはあんたの主観ね」




黒アヤナミ「っ、時間」

アスカ「ああ、そうね。いくらコネメガネが早いとはいえ、もう仕事始まってそうね」

黒アヤナミ「行ってきます」

アスカ「はいはい行ってら―」



マリ「……うん。そう言えば私も、始末書途中だった。
   もどるね」スゴスゴ




アスカ「大変ねぇ」

マリ「大変だよぉー 姫手伝ってー」

アスカ「私はこいつを紹介してこなくちゃなんないの。
    行ってくるわね」

白綾波「……行ってきます」





……………………


一方その頃、ヴンダー



ミドリ「真希波マリの首が一つ
    碇シンジの首が一つ

    真希波マリの首が二つ
    碇シンジの首が二つ」

スミレ「……」

ヒデキ「なぁ、ミドリ。
    許してやれとは言わないけどさ。
    そういう感じで恨みごと言うよりはさ、
    勝てそうだと言う現実を見て、もちょっと前向きになろうぜ」

ミドリ「……前向きぃぃ?
    こんな世界でぇぇぇぇええ?」

ヒデキ「いや、そりゃ海は赤いし、世界も赤いし、
    娯楽はねぇし、飯は平均化され続けた挙句飽きるし、
    俺達の産まれる前の方が絶対生活裕福だったし、
    エヴァの要らない世界も興味あるし……」




ミドリ「真希波マリの首が三つ
    真希波マリの首が四つ

    碇シンジの首が三つ
    碇シンジの首が四つ」

ヒデキ「真希波マリの首が五つ
    真希波マリの首が六つ

    碇シンジの首が五つ
    碇シンジの首が六つ」



スミレ「気を確かにもてぇっぇえええ!」ベチコン×2

ヒデキ「へぶ」

ミドリ「いったっ!!」

スミレ「仕事に戻れ」

ミドリ「……わかってますよぉ……」

ヒデキ「……ありゃ相当 キテますよ」


…………

…………

ヴンダー 食堂


ヒデキ「なんて事がありましてね」

コウジ「いや、気持ちは分からないでもないが、
    しかしマリの選択も、この世界に対して真面目に考えた結果だろう?
    
    それに、勝ち筋をもう用意してるんだ。
    この間まで負け筋だけが見えていた俺達にとって、
    プラスにこそなっても、マイナスはないはずだろう」

ヒデキ「まぁ、ミドリにとってはこの世界はクソですから。
    エヴァのない平和な世界なんてのには憧れしかないんでしょ」

マコト「それは確かに魅力的だけどね。
    でも僕は、もうそこについて考えるのはやめたよ。
    あったかもしれない世界より、今ある世界をより良くしようと思う」

シゲル「俺は良くわからんから、勝てそうならそれでいい。
    あと、飯は時々ウマけりゃそれでいい。

    あ、娯楽が欲しいなら楽器やろうぜ。
    教えてやるよ」

ヒデキ「バスケで手いっぱいッスわ」

シゲル「お前はいいよなぁ。スミレさんに可愛がられて」

ヒデキ「あ、知ってます?
    『かわいがり』って言葉、使いようによっては『下っ端いじめ』って意味になるんすよ」

コウジ「ああ、デンモクな」



………………



ヴンダー 通路


ミサト「……ミドリちゃんの様子は?」

ヒデキ「隙あらばマリとシンジの首を数えてます」

ミサト「重症ね。カウンセリングは?」

ヒデキ「受けてないッス。本人いわく、おかしくなってなんかない、って」

ミサト「……そう。貴方は、どう思う?
    やっぱり真希波マリがにくい?」

ヒデキ「……」



ヒデキ「別に、エヴァのない世界に興味がないわけではないんですけど、
    とはいえ、なんか……

    この世界に対して責任取ろうとしてるのは、良い事なんじゃないですかね。
    勝ち筋、用意してくれましたし……?」

ミサト「そう。大人ね」

ヒデキ「そうすかね。流されてるだけな気もしてますけど」

ミサト「それだけ自分を客観視できて、しかも自分の意見をちゃんと言える時点で立派よ。
    ミドリちゃんのこと、お願いね。

    ……難しいだろうけど」

ヒデキ「それよりスミレさんのバスケ脳何とかしてください」

ミサト「あの人はスポーツ全般大好きでしょ。
    なに、今度はフットサルでもやる?」

ヒデキ「競技の問題じゃなくてぇぇ」


………………

………………

ヴンダー ドック


ヒデキ「いや、別にスミレさんは悪い人じゃないし、
    バスケやるのはまだいいとして、
    あの人自分の体力に人を合わせようとするんですよ。
    おかしくないですか?」


リツコ「ええ、そうね。私も彼女の体力にあやかりたいものだわ」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

マヤ「データでました? こっちは今ヴンダーの竜骨と同等の素材特定できました。
   コレをアレしてこうすればアーなって最終的に槍の創造がかないます」

リツコ「でもLCL融解値の問題はクリアできてないわ。
    それでは生成時にエントロピーのひずみが生じてしまう。
    もっと効率的にこなさないと地球上の物質で賄えないわ」

マヤ「もしかして槍としての部分は先端に集中させて、後は鉄でもいいのでは?
   持ち手の部分にだけカーボンファイバーを混ぜ込んでフレキシブルに対応して……」

リツコ「それだと接続部が信頼性にかける。
    槍の性質と形状を同時に保つためには最低でもこのくらいの量はないと……」

マヤ「やっぱりヴンダーをまるまる使うしかないんですかね……?」

リツコ「それではヴンダーの機能を大幅に制限されてしまう。
    決め手に欠けるのよ」

アーデモナイコーデモナイ
アレガタリナイコレガホシイ



ヒデキ「……」

ヒデキ「……なんか、おじゃましてホントすみませんでした」



……………………



サクラ「はぁ、で、悩んだ末に私を呼んできたわけ」

ヒデキ「うん」

ミドリ「私はおかしくない。
    おかしいのはこの世界よ」


サクラ「まぁ、それを否定するつもりはありません。
    エヴァも使徒もない世界にあこがれるのは大いに結構です」

ミドリ「だしょー!?」

サクラ「でも、それでミドリちゃんが仕事せんかったら、
    周りの現実と戦っとる人に迷惑かかるねんで?」

ミドリ「……分かってるけどぉ」

サクラ「ほら、ヒデキ。聞いた?」

ヒデキ「あ、うん?」

サクラ「……分かってるんやて、ミドリちゃん」

ヒデキ「……」



サクラ「ホンマは、どうするべきかわかってる。
    でもミドリちゃんはどうしても納得できない事と、
    今、ちゃんと戦ってんのや」

ミドリ「……」



ヒデキ「……ん、そっか」

ミドリ「……なによ」

ヒデキ「……………………」

サクラ「もうちょっと、待っててあげて?
    ミドリちゃんも、アカンかったらホンマカウンセリング受けてな?」

ミドリ「……大丈夫だし……でも、サクラと話に行く、かも」

サクラ「それでえーよ。
    いいたい事言って、スッキリするかもしれんしな」



ヒデキ「……ごめんな、ミドリ。
    無理に『元気出せ』みたいなこと言ってさ」

ミドリ「別にアンタが悪いわけじゃないし……」

サクラ「……んふふ。なんだかんだ言って、良い関係ゃないですか」

ミドリ「あ、そう言う茶化し方はセクハラだわ」

サクラ「んやだって、自分の非を認めて謝って、相手はそれを許して……
    こんなええ関係そうないで?
    恋愛脳で言うてるのとちゃいますよ?」

ヒデキ「サクラのそういうとこ苦手だわ」








……


物影

ミサト「……知ってた?
    ああいう言い方はセクハラらしいわ」

コウジ「気をつけんといかんな。
    こ、こんぷら的に」

シゲル「え、ていうかあいつら付き合ってなかったの? マジかよ」

マコト「いや、でもヒデキ君はそうでもなさそうだ……」



スミレ「こうやって覗いてるのも相当セクハラですけどねぇ」ビキビキ




………………



六日目 金曜日

午後パート


1シンジ     休暇
2アスカ     仕事
3マリ      仕事
4黒アヤナミ   仕事
5白綾波     休暇

6小イベント『白綾波の浴衣の話』(選択しなくても当日は浴衣を着る

7小イベント『あだ名談義』(ただの他愛ない会話

8小イベント『ケンスケ 男の約束』(シンジアイテムフラグ

9加持リョウジ

10ヴンダーの様子(人物名指定可

11渚カヲルについて

12その他




>>直下


シンジ(それは、穏やかな午後の事だった)

ケンスケ「碇……俺は、お前に話さなくちゃならない事がある」

シンジ(ケンスケの緊張感にあふれたその言葉に、
    忘れかけていた非日常を思い出す)

シンジ「……何か、あったの?」

ケンスケ「いや、あったというよりは、全ての人類が産まれたときから抱える事が決まっている問題だ」

シンジ「……」

ケンスケ「いいか。まずは、真面目な話だと言う事を理解してくれ。
     本当に、真面目に大切な話なんだ」

シンジ「そんなに、念を押すほど……」ゴクリ

ケンスケ「己のセイに、向き合う覚悟を決めろ」



シンジ「……うん。わかったよ」




ケンスケ「……こっちだ。ついてこい」

スタスタ……




シンジ(その場所は以外にも近いところだった。
    第三村倉庫の裏……

    重要な物資でも納めてあるのだろうか、そこには門番が一人いた。

    門番は僕を一瞥すると)

門番「ひっひっひ、良いのかい? まだ早いんじゃねぇか?」

ケンスケ「……例の、少年だ」

門番「っ! そうけぇ、そうけぇ……入りな。
   あんたは特別だ」

シンジ「……はい」



シンジ(一体……ナニが……)





シンジ「何が……というより」


ケンスケ「ナニが一杯の本、だな」

シンジ「エロ本部屋じゃないか! な、なんでこんなところに僕を連れてきたのさ!?」

ケンスケ「己の性に剥きあう覚悟を決めろ!」

シンジ「セイってそっち!?」

ケンスケ「いやいやまてまて碇。
     滅茶苦茶だとは思うかもしれないが、ここは本当に必要な場所なんだ」

シンジ「でも、こんな、その、いかがわしい」



ケンスケ「ではお前は、
     美女に囲まれて生活している状況を

     いかがわしいと思わないのか!?」



シンジ「……え」

ケンスケ「何もなかったとしても、そんな状況、男子中学生にはいかがわしすぎる。
     無理だね! 俺ならいざ知らず、中学生が可愛い同居人に欲情しないはずがない」

シンジ(ホント紛らわしいこと言うなぁ、ケンスケは……)

ケンスケ「お前の為を思っているんだ。碇。
     なぁ、聞かせて貰うぞ。

     オナニーはしてるか?」

シンジ「……っ し、してないよ」

ケンスケ「頼む、真面目な話なんだ。
     同居人の件で茶化したのは悪かった。すまない、だが、答えてくれ。

     しているか?」



シンジ「……」(保健体育、これは、保健体育)


シンジ「し、てるよ。
    まぁ、やっぱり、うん。
    気にならない事は、ないし……
    しないと、やっぱ、辛いよ」モジモジ



ポン


トウジ「そりゃ、辛えでしょ」

ケンスケ「ちゃんと言えたじゃねぇか」

シンジ「……何なんだよ。なんで居るのさ」(////

加持二世「何も悪い事はない! 恥ずかしがることなんてない。
     オナニーはしてナンボ。
     寧ろそれで性欲が抑えられるならするべき、それでいい」


シンジ「ほんと……なんなんだよ……っ」(////

ガシッ



加持二世「親父から聞いたぜ。あんた、本当は碇シンジ、なんだってな」

シンジ「え、あ、え!? あ、そうか、加持さん生きてるし、そうだよね。
    ごめん……言えなくて……」

加持二世「いや、謝るこたぁねぇ。
     例え親父が死んでいたとしても、あんたの謝罪なんざいらねぇ。

     それよりも、お互いここで会ったのも何かの縁」

トウジ「せや、ここで会った以上。
    ワシらは共有するものがある」

ケンスケ「そうだ。それが問題だ」

シンジ「共有するもの……?」



トウジ「わかってるやろ。
    エロ本や」




ケンスケ「第三村では、本当に愛し合って、そして育む環境があってのみ、子作りが許される」

加持二世「ああ、そうだ。セックスだ!」

ケンスケ「流石にそれを取り締まる法律なんぞはないが、
     まァ暗黙の了解だ。
     しかしそれが叶わぬ場合、男性諸君はセックスなぞ出来たものではない。

     では性処理はどうする?
     うかつに性接触して、もし気分が盛り上がって……嗚呼、なんてことになったら?」

加持二世「そう、そんな時こそ、オナニーだ」




シンジ「うわぁ」






ケンスケ「碇。いいんだ。興味ないふりもしなくていい。
     お前の気持ちは分かってる」

加持二世「羨ましくはあるが、あの家で暮らすと絶対大変だよな。
     主に下半身が」

トウジ「ワシはロリコンちゃうけどな。
    でも、当時は同じ中学生として見たらあの連中は、な?

    せやからわかる。センセも無理はするな」

シンジ「う、うん」


ケンスケ「しかし! この世界、エロ本も貴重な資源なのだ」

加持二世「エロ本を、貸し出してはいけない。
     コレが第三村のルール。ここで見て、帰ってトイレで発散するしかない」

トウジ「……とはいえブツは欲しゅうなるのが男、いうもんやろ。
    せやからな、ある条件の人間のみここの蔵書を一冊だけ持ち出してエエことになっとる」


ケンスケ「その条件が、お前に当てはまるんだ!」

バサッ


加持二世「性欲を抑える事に困難だと本人が感じていて、
     且つ、周囲からも『あいつ大変だな』って思える奴」

バサッ


トウジ「恋人居るけど今はアカンとか言う奴もやな」

バサッ



シンジ「……えっと」



ケンスケ「一つ、絶対的な掟がある。

     ここで起こった事は、他言無用。秘密だ。
     最悪の場合、どんな嘘をついても良い。
     この場所の存在だけは、女性に知られてはならない。
     ……わかるな?」

シンジ「……うん。わかる、よ」




加持二世「……じゃあ、早速だが、どれを使う?」

トウジ「遠慮せず選べ。
    言っとくがな、ワシもここから一冊持っていっとる!
   
    二人目は、流石にまだアカンからな!!」

加持二世「いや、夫婦にはちゃんと避妊具配布されるでしょトウジさん」

トウジ「……嫁が、生がええて……」

加持二世「ぅわーぉ……それ、オカズにしていいスか?」

トウジ「人の嫁で何妄想しとんねん!?」




ケンスケ「とまぁ、こんな感じだ。
     ここでだけは、みんな男子中学生の心を解放する。

     そういう場所が、いつの世も必要なんだよ。

     だから碇も、恥ずかしいかもしれないが選んでいいぞ……!」

シンジ「ぼ、僕は……」



1 ケンスケが持っている『オトナの女』的な本が気になってしまった。
   副次効果:マリの性的優位度が上がる。
        発見された場合のマイナス影響度 低い
        
2 トウジが持っている『地味娘ナンパ全集』的な本が気になってしまった。
   副次効果:白黒綾波の性的優位度が上がる。
        発見された場合のマイナス影響度 低い

3 加持二世が持っている『されたい男のシ方』的な本が気になってしまった。
   副次効果:アスカの性的優位度が上がる。
        発見された場合のマイナス影響度 高い

4 寧ろ棚にある『百合エロ万歳』が気になる。
   副次効果:女の子同士が仲良くする様に仕向ける傾向が強くなる
        また、女装行為に少し拍車がかかるかもしれない
        発見された場合のマイナス影響度 高い

5 寧ろ棚にある『優位的にセックスを進めるテクニック』が気になる。
   副次効果:シンジが性行為に及ぶ際、責められる事より責める事が多くなる。
        発見された場合のマイナス影響度 未知数

6 いらない
   副次効果:性処理が満足にできず、何かしでかす事があるかもしれない……

7 その他


>>直下



シンジ「……僕は……僕だって……本当は」

スッ




トウジ「……ほぉ? なるほどなぁ。いや、わかるで。
    あいつらは性格的に強過ぎる。
    それを、コマしたい言うんはわかる」

加持二世「ふっ、流石だぜ、碇シンジ。
     良い根性してるな」

ケンスケ「ん、お、ん?」

ケンスケ(少しチョイスにいやな予感がするが……
     まぁ、今は素直になってくれた方がいいだろう)



シンジ「ごめん、みんな。
    僕は最初は、みんなふざけてるのかと思った。
    ここに中学生(尚戸籍())がいて良いわけないって思ってた、でも」




トウジ「ええねん」


トウジ「エロの前に、言葉は要らん……」

加持二世「……ああ」

ケンスケ「そうだろ? 碇」







シンジ「うん……僕は、僕はここに居ても良いんだ」










門番「おめでとう」

加持二世「おめでとう」

ケンスケ「めでたいなぁ」

トウジ「おめでとさん」






エロ本にありがとう。
性欲にさようなら

そして、全ての男子達に おめでとう。




小イベントフラグ『机の中心にエロ本を置かれたけもの』を入手しました。

シンジは『エロ本:優位的にセックスを進めるテクニック』を手に入れた。





六日目 金曜日

午後パート 二回目


×シンジ     エロ本
2アスカ     仕事
3マリ      仕事
4黒アヤナミ   仕事
5白綾波     休暇

6小イベント『白綾波の浴衣の話』(選択しなくても当日は浴衣を着る

7小イベント『あだ名談義』(ただの他愛ない会話

×小イベント『ケンスケ 男の約束』(補完済み

×加持リョウジ

10ヴンダーの様子(人物名指定可

11渚カヲルについて

12その他



>>直下




白綾波「明日は、お祭り?」

黒アヤナミ「ええ。そう」

白綾波「……なんの記念日?」

黒アヤナミ「……なんの?」

アスカ「いや、私に聞かれてもねぇ」

マリ「と言うより、この祭り自体が記念日になるんだよ」

トウジ「よう、お邪魔するで。
    うぉ、こうして実際に目の前で二人ならんどるの見ると、ちょいと不気味やな……」

白黒「「……」」

アスカ「同居人ディスんなら帰ってくれる?」

トウジ「んなこと言ってええんかぁー???
    コレが欲しかったんやろぉぉ?」



白綾波「……浴衣」



トウジ「せや。
    せっかく他の三人が浴衣なのに一人だけ浴衣やないとか寂しいやろ?
    ほんで、うちの嫁はんが近場に当たってみたところ、浴衣が一着あまっとったちゅうわけや」

白綾波「……でも、貴重な資源。
    申し訳ない」

トウジ「気にすることあらへん。必要な所に必要な物が届くのがホンマの物流てもんや。
    あまっとった物を必要な人が貰う。これ節約の基本!」

トサッ

トウジ「……フッ、コレ着て、碇のことたらしこんだらアカンでぇ?」

マリ「どうだろうねぇ……?」ニヤニヤ

トウジ「あ? いや、ほんま、お前ら爛れた生活すんなや?
    あんましいかがわしい事してると補導するで!?」

アスカ「夏休み中の先生かっつーの。
    そんな時代もあったわね」

白黒「「……っ」」キラキラ

トウジ「ほな。ワシはこれで……」

ガチャ

シンジ「ただいまー……あ、ああ、トウジ、来てたの?」ドギマギ

トウジ「おう。綾波の浴衣届けに来とった。
    今から帰るところや。

    ……ちゅうかのう、センセよ。
    おまんもワシのジャージいつまで着とんねん」

シンジ「え、あっ。ごめん。
    凄く楽で、換えの服も着てるけどついついこれになっちゃうんだよね」

トウジ「いや、ええねんけどな?
    せめて祭りのときくらいはええカッコせぇよ?
    センセの女達ががっかりしてまうで?」

シンジ「トウジ……」

シンジ(今のケンスケにならともかく。トウジに限ってはバレてるなんて事はないだろうけど……
    ともかく当日トウジには会いたくないなぁ……いろんな意味で)


アスカ「ま、明日楽しみにしておくことね。
    私達の浴衣姿」

トウジ「せやな。見目麗しいのは大歓迎や。
    しかし、うちの嫁はんにかなうはずもなかろうがのう?」

マリ「言うねぇ……?
   でもこっちはとっておきの美人もう一人用意しておくから、
   絶対驚くと思うよん?」ニヤニヤ

トウジ「ほほう? なんや、ヴィレの方から誰か来るっちゅうんか?
    そりゃ楽しみやなぁ!」

黒アヤナミ「……っ  そう、ね? 碇君」プフッ

シンジ「あーそーだねー…………
    あ、僕晩御飯の準備とかあるから、部屋に、一旦、いこうかなぁ」ドギマギ

トウジ(ぎこちなさ過ぎる……まるで中学生や。
    あ、ほんまもんか……っ!)

トウジ「ほな、さいならー」


……


アスカ「……で、どんな浴衣よ」

白綾波「青い」

マリ「おー、結構明るめの青だね。
   夜の薄暗がりに映えそう」

黒アヤナミ「夜の暗がり……」

白綾波「……」



アスカ「……誰の隣に居るのを想像してるのか、なんとなくわかるけど」

白綾波「……」ピクッ

アスカ「そうそううまくいくと思わない方がいいわよ?」

白綾波「……もしかして、あなた」



アスカ「勘違いしないで、あんたから『碇君』を取るんじゃなくて……
    言ったでしょ?
    今あいつ、共有物なの」

マリ「んふふ、主犯のマリでーぇす」

白綾波「……どういうこと?」

黒アヤナミ「……一緒には居られると思う。
      でも、ほとんどこの家のメンバーで動くと思う……」

白綾波「仲、いいのね」

マリ「まーぁねーぇ?
   でも、心配しなくても良いよ。
   もっと、みんなでナカヨクなりたいしねぇ?」ニヤニヤ

白綾波「……」キョトン




白綾波は浴衣(青)を手に入れました。





白綾波「……そろそろ、説明が欲しい。
    その、ハーレムとか……みんなで仲良くとか……」チラ チラ



マリ「……うん、そうだよねぇ。

   ごめんね。色々やる事があって説明が遅れちゃった。
   でもそろそろちゃんと説明するよ」



夜パートの行方


1 マリ「じゃ、説明するので、女子だけでお風呂行こうか!」
   女子のみで風呂に入って説明をする。
   女子間の感情度変化が見込まれる。

2 マリ「んじゃ、説明するので、全員でお風呂行こうか!」
   全員で風呂に行き、説明をする。
   全員の感情度変化が見込まれる。

3 マリ「……説明、頼んだ! 姫!」
   アスカと白綾波のサシの話し合い。
   白綾波とアスカ間の感情度の変化が見込まれる。

4 マリ「……説明よろしく! 黒ナミちゃん!」
   黒アヤナミと白綾波のサシの話し合い。
   白綾波と黒アヤナミ間の感情度の変化が見込まれる。

5 マリ「ま、そこは私からちゃんと説明しよっか」
   マリと白綾波のサシの話し合い。
   白綾波とマリ間の感情度の変化が見込まれる。

6 アスカ「バカシンジに説明させれば?」
   シンジと白綾波のサシの話し合い。
   白綾波とシンジ間の感情度の変化が見込まれる。

7 マリ「……話づらい、から。こういうときは酒の力だ!!」
   飲酒パートでの説明会開始。
   乱れそう

8 マリ「きちんと、話そうか」
   全員で説明をする。 シラフだし風呂も入らない。
   白綾波が自分でどうするべきかちゃんと考えそうな気がする。

9 その他


>>直下



マリ「じゃ、説明するので、女子だけでお風呂行こうか!」

アスカ「……まぁ、いいけど」

黒アヤナミ「碇君は?」

白綾波「……どうして、碇君も一緒に行くという選択肢が?」

マリ「その辺も含めて」

……


移動→秘密の入浴施設


カポーン

マリ「説明します」チャプン

アスカ「……はぁ……」チャプン

黒アヤナミ「……ふぅ」チャプン

白バスタオル綾波「……」オズオズ



アスカ「……言っとくけど、湯船にタオルのまま入るのはマナー違反よ。
    そんなに、見せられない裸なワケ?」

白綾波「……っ 別に裸を見られるのが嫌というわけではないわ」

ハラリ

マリ「ん、綺麗じゃん?」


白綾波「……ただ、一緒にお風呂に入ると言う行為が、気恥ずかしかった。
    ……あはたは恥ずかしくないの?」

黒アヤナミ「最初は少し思ったけれど、おばさまたちに良くしてもらったから」

アスカ「それ以来コイツお風呂大好きすぎて、
    私と初めてまともに会話した時もお風呂の誘いだったのよ」

マリ「姫と二人きりでお風呂かぁ。それはそれでちょっと緊張するかもね」

アスカ「人一倍無遠慮な癖に何を緊張するのよ」

マリ「そりゃあ、色々あるじゃん?」スッ

アスカ「ちょ、やめ……こんなとこで、触んなっての」

白綾波(……でも逃げないのね)

マリ「姫もわんこ君の事好きなのに、私にこうして触られても逃げなくなったねぇ」サワサワ

アスカ「スキンシップの延長でしょうが」

マリ「いやいや、でもそれだけじゃ済まさないって考えもあるよ」


ンキュ


アスカ「んっ、やめ、なさいよ。
    二人とも見てるし……っ」パシャッ

マリ「ゃんっ♪」

黒アヤナミ「……」ソワ

マリ「あ、ほら。黒ナミちゃんも触りたそうにしてる」

アスカ「っ、説明はどうしたのよっ!
    ほら、今のやり取りで完全にヒいてんじゃないの!」



白綾波「……」




白綾波(二番目の人……式波さん
    碇君の事、多分好きだと思ってた。
    でもピンクの人……真希波さんにべたべた触れても嫌がらない……

    しかも、私の目が確かなら……足の間に手を入れられて、何かされてた……

    それを、羨ましそうに見る自分とそっくりな……)

白綾波「……」クラクラ



マリ「ありゃ、処理能力が追いつかなくなったかにゃ?」

白綾波「……大丈夫」




マリ「さて、さっそくハーレムって言ってるのがなんなのかについてなんだけど……
   とりあえず前提として、白ナミちゃんはわんこ君、碇シンジの事、どう思ってる?」



白綾波「……碇君の事を思うと、ポカポカする。
    ……でも、それは前の話。
    
    今は、好きだって言える……っ」

アスカ「……ふーん」




マリ「実はここに居る全員。わんこ君激推しなんだよね」

黒アヤナミ「……」コクン

アスカ「……ふん」


白綾波「……ライバル?」ザワ


マリ「んふふ、普通はそうなるよねぇ。
   でも、私はもう一つの選択を激推ししてます。

   それが、『碇シンジハーレム化計画』です」



アスカ「適当なネーミングね」

黒アヤナミ「ついに隠さなくなってきたわね。
      私は、いいけど」

白綾波「……碇シンジ、ハーレム化計画……?」



マリ「そう、この計画は、碇シンジ君の事が好きなみんなが、
   碇シンジ君のハーレムを作りましょう、という計画です」

白綾波「碇君のハーレム」

マリ「そう。
   私達は『エヴァのパイロット』という絆で結ばれている。
   この世で他に並ばぬカテゴリの一同……
   
   その中の黒一点、碇シンジにみんなが好意を寄せている。
   このままでは不和が生まれかねない。
   と言う事で、最初はこの関係をはっきりするために『碇シンジ争奪戦』が開催されたのよ」

白綾波「……争奪戦?」

アスカ「……早い話が、誰がバカシンジと一番先にヤるか、って話よ」

白綾波「……みんな、参加したの?」

黒アヤナミ「ええ。でも安心して。避妊具は用意した。
      それに貴方の分もある」

マリ「ロッカーにあるよ」

白綾波「……………………」




マリ「でも、その『碇シンジ争奪戦』は、発案者である真希波マリの壮大な計画の序章に過ぎなかった。
   その計画というのが……さっきも言った『碇シンジハーレム化計画』ね。

   色々あって欲張りたくなった私は、
   誰かがわんこ君とくっつくよりかは、みんなでナカヨク、ドロドロのグチャグチャになるのがいいなぁ、って思ったわけ」

白綾波「ドロドロのグチャグチャって、なに?」





アスカ「……こいつは、ハーレムにかこつけて『全員が全員と性的関係になる』事が目的なのよ」





黒アヤナミ「やっぱり」

マリ「あはは、気づいてた?」

黒アヤナミ「スキンシップでは済まされない性的接触。
      アスカとの関係。
      ……なんとなく、察してた」

白綾波「……」







1 白綾波(……なんて、淫靡な関係……)ドキドキ(興味津々

2 白綾波(良くわからない)(ハーレムに対しては態度を決めかねるが、争奪戦には参加

3 白綾波「不潔」(否定的 争奪戦にも加わらない

4 マリ「……まぁ、ちょっとだけでも体験していかない?
     そしたら、何か変わるかもよ」→(性的)説得開始

5 白綾波「悪くないと思うわ」(滅茶苦茶肯定的 一員へ加わる

6 その他


>>直下



マリ「一応ね、強制はしてないんだぁ……ただ、
   もう姫には、お願いしてある」

アスカ「……お願いって言うか、なんていうか……」ゴニョゴニョ



白綾波「……もう、性的な関係、なの?」



アスカ「………………」フイ

マリ「でも、性的な関係って言ったらさ、姫と黒ナミちゃんも、だよね」

黒アヤナミ「……」ポ

アスカ「いや……とは、言っても、
    アレも、不可抗力見たいなもので」ドギマギ

黒アヤナミ「でもお互いに、絶頂した。
      ……気持ち、良かった」ポポ

アスカ「―――っ」ブクブクブク……



白綾波「…………っ」




マリ「……あはは、ごめんごめん。
   やっぱりこんな話、ヒくよねぇー?」

白綾波「……」モジモジ

マリ「……ねーぇ?
   白ナミちゃん……?」ジッ




白綾波「でも、碇君は知ってるの?」

マリ「知ってるよ。しかも見せつけたこともある」

アスカ「……思い返せば、割と凄いコトしたわよね」

黒アヤナミ「……」(///// ボッ

マリ「だってねぇ。ハーレムの真ん中のわんこ君自体が、
   このハーレム内の性的接触を良しとしてるんだよ?」

アスカ「あー、それには語弊があるわね。
    犬に変な盛りをつけたのはあんたよ」

黒アヤナミ「そう。碇君の前で、徒に私達との行為を見せびらかした。
      百合好きの性癖を開花させたのは、あなた」

マリ「計画通り」キリッ



白綾波「……凄いコト……碇君も、認めてる……」ゴクリ

白綾波(……なんて、淫靡な関係……)ドキドキ





マリ「……こんな感じ、なんだけどさ。
   私としては、白ナミちゃんも加わってくれると楽しいなぁ、って思うよ?」

白綾波「……」

アスカ「……言っとくけど、基本的にバカシンジは共有物だから。
    あと争奪戦の意味、もうないかもしれないけど、
    私はそこも割とこだわってるから」

マリ「ありゃ、まだ燃えてた?」

黒アヤナミ「……」フンス

マリ「んー、こりゃあ、私もうかうかしてられないなぁ」チラ




白綾波「……」



マリ「どう? 参加する?
   なんなら、争奪戦だけ参加、でもいいよ?」

アスカ「……」チラ

黒アヤナミ「……」




白綾波「……悪くないと思うわ」

マリ「……んふー」ニヤニヤ



マリ「それってぇ、私達にも身体を許すってこと? それともやっぱり、争奪戦だけってこと?」

白綾波「……それは、追々」

マリ「まんざらでもない、か。
   結構、スキモノなんだね。そう言うの大好きだよ」

白綾波「あなたほどじゃない」

アスカ「それは言えてる」

黒アヤナミ「……」コクン

マリ「だよねぇ~! あははっ」





………………


風呂の後 更衣室



マリ「白ナミちゃん」ガバッ

白綾波「!……」ビクン

白綾波「……なに?」

マリ「ん、あは、ちょっとだけ抱き心地、違うね。
   匂いも」スー

ハー

白綾波「……ハーレムには、んっ 興味がある、
    けど、まだ、こう言うのは早いんじゃ……」ゾクゾク

マリ「いやぁ、こんなのまだスキンシップだよ。
   それより、プレゼント。
   ほら、あっち向いて」



アスカ「……なんで私が渡すのよ?」

マリ「なんか、ちょっと興奮しない?
   同僚にコンドーム渡す気持ち、ってさ」

アスカ「……はい、これ」



白綾波「……避妊具」

黒アヤナミ「争奪戦の勝利条件は、碇君との和姦。
      コレを使ったという証拠が必要」

白綾波「……っ」ゾク

白綾波(……コレで、碇君とセックスするかもしれない……

    それに)




アスカ「……な、何マジマジ見てんのよ。
    私はなんもしないわよ……今は、ね」




白綾波(式波さんとも、するのかもしれない。
    そう思うと……)ドキドキ……

黒アヤナミ「……」






………………


六日目 金曜日

深夜パート


1 白綾波    
2 アスカ
3 マリ
4 黒アヤナミ  
5 シンジ    小イベント『精子出した闇の中で』
6 その他

>>直下



深夜 シンジの部屋


シンジ「はぁ……はぁ……っ」

シコシコ……


シンジ「……っ」

シンジ(この本、ハウツー本かと思って……微妙かと思ったけど……
    違う、ホントに……責めたい男にとっての、エロ本だ。これ)


シンジ「はぁ……はぁ……っ」

シコシコ……


シンジ(こんなこと、僕も、してみたい……っ)


シンジ「はぁ……はぁ……っ」

シコシコ……





1 シンジ「はぁ、はぁ……マリ……さんっ……」 来る

2 シンジ「はぁ、はぁ……アスカ……っ」 来る

3 シンジ「はぁ、はぁ……綾波……っ」 来る

4 シンジ「はぁ、はぁ……アヤナミ……っ」 来る

5 シンジ「はぁ、はぁ……うっ」 来ない (性癖付与 シンジ欲求不満状態になる。

6 その他




※1~4はエロイベント開始フラグ
 5に関しては後々に影響……

>>直下



シンジ「はぁ、はぁ……アスカ……っ」


……

部屋の外



アスカ「……」スタスタ……

シンジ「はぁ、はぁ……アスカ……っ」

アスカ「……ん?」

アスカ(バカシンジの声? 寝言かしら……)

スッ

部屋の中の音『シコシコシコシコ……』



アスカ(布の擦れる音。
    規則的な、連続音)

シンジ「はぁ、はぁ……」

アスカ(荒い息……そして)

シンジ「……アスカ……っ」

アスカ(……女の名を呼んでいる)




アスカ「あいつ……シ、てるんだ……私で……」ドクン

アスカ(下僕の分際で私に興奮してオナニーなんて……とんでもない奴ね)

アスカ(……でもそっか、私で、興奮、してくれるんだ…………)



アスカ(オカズは……もしかして……あの時の覗きの……っ!)

ジュン……

アスカ「……っ」

アスカ(……どうしてくれんのよバカシンジ こっちまでムラムラしてきちゃったじゃない……っ!)



アスカ「……ん」

アスカ(……今、この扉の向こうで、バカシンジがオナニーしてる………………っ
    しかも、今度は私と誰かの姿じゃない……呼んでるのは私だけ……っ)ドクン……





1 入る(発展

2 覗く(アスカ性癖追加

3 覗く(敢えてバレるように(シンジとアスカ性癖追加

4 誰かに相談する (指定可

5 何も見なかった事にする(アスカ欲求不満状態に シンジ欲求不満状態に

6 その他

>>直下




アスカ「……ん、はぁ……はぁ……」ドキドキ



シンジ「……はぁ、はぁ……」



アスカ「……っ……」ゾクゾク

アスカ(このまま……)



シンジ「……はぁはぁ」シコシコ




アスカ(このまま、裸で入ったら……どんなことに、なるんだろう……)ジュン……

トロリ……

アスカ(あ……下着、汚れちゃった……)




アスカ(……あーあ、脱がなくちゃ、イケなくなっちゃった……)ゾクゾクゾク…………

スッ

アスカ(……パーカーも、濡れちゃう、し)

スッ

アスカ「……ぁ」



アスカ(……あぁぁ……廊下で、裸に、なっちゃった……っ)ゾクゾクゾク

トロ……ポタ


アスカ「あ」



スタスタスタ

白綾波「……?」



白綾波「……誰もいない? 気のせい?」

スタスタスタ







……

シンジの部屋


裸のアスカ「……」

シンジ「っ……!?!?」





アスカ(勢いで、入っちゃった……しかも裸のまま……)ドキドキドキ

シンジ(なんでアスカが、しかも、裸で……!?)ドックンドックン

アスカ(っ……完全に、見ちゃった。
    好きな人のオナニー現場……間抜けな格好だからちょっと、複雑……)

シンジ「あ、あの、これは……っ」イソイソ



アスカ「……ねぇ」

シンジ「えっ↑↑」




アスカ「……ナニで、シコってたのよ」

シンジ「え、とぉ…………」

アスカ「怒んないから、言いなさい」

シンジ「……っ」ゴクリ



シンジ「……あ、アスカ……で……」ジッ



アスカ「……ん、ふ……」ピクン

トロ……

アスカ「この間の、覗きの時の奴?」

シンジ「あ、アレは覗きって言うか……アスカが、見てほしそうにしてたんじゃないか」

アスカ「……」



アスカ「そうね」

シンジ「……」


アスカ「じゃ、ぁ……分かってるのよね。あんた。
    私が、見られて気持ちいいってこと……」

シンジ「う、ん。だって、そうとしか、考えられなくて……」ドキドキ

アスカ「……じゃあ、なんで私が、裸で入ってきたか、わかる?」

シンジ「っ……み、見せたかった……から?」ドクン ドクン……



アスカ「……あんたのオナニー聞いて、興奮したから。
    だから……」

ボフ……

アスカ「……隣に、居てあげるから……
    オナニー、して見せてよ」

シンジ「え」

アスカ「見せろっつってんの。
    人の裸オカズにした罰よ……」

シンジ「ちょ、そ、そんなこと言われても……
    見られながらなんて」



クチュ

アスカ「……一緒に、して見せてあげるから……んっ」

シンジ「え、えぇ!?」


クチュ クニ……チュク

アスカ「ん、は……ぁ……ん」クニクニ

クチュ、クチュ、クチ……

アスカ「……ん……ふぅ、ぁ」クニクニ……





シンジ(あのアスカが……裸で、同じベッドに座ってる。そして)

アスカ「はぁ、はぁ……」クチュクチュ……

シンジ(あのアスカが……オナニーをしている……っ)

アスカ「ん、は、……ね、バカシンジ……あんたも、して見せなさいよ……」

クチュクチュ……クニ……クチュ

シンジ(僕を、じっと見ながら……してる……っ)ドクン ドクン



アスカ「はぁ、はぁ、……ねぇ、早く……」

クチュ クチュ



ガバッ

シンジ「はぁ、はぁ、アスカ」グッ

アスカ「や、ちょっと、何触ってんのよ……」

グイ

アスカ「……っ 違う、っつーのっ。
    私は、性処理しに来ただけ……
    そのついでに、あんたの性処理も、手伝ってあげてるだけ、だから」

シンジ「……え、さ、誘ってるのかと……」

アスカ「アンタバカぁ?
    そんなんじゃ、な……」



アスカ(……裸で男の部屋に入って、
    隣でオナニー始めりゃ、誘ってるようなもんか……)

アスカ(とはいえ、なぁ……)





シンジ「……ねぇ、アスカ。
    い、一緒に、気持ちよくなるってのは、どうかな?」

アスカ「っ」ピクッ

シンジ「……いや、アスカがどうしてもダメって言うなら、一緒にオナニー、でもいいんだけど」

アスカ「……」

アスカ(誘っている)



アスカ(好きな人が、性欲のままに、
    裸の私を、性行為に誘っている)



ドクン……




アスカ「あ……」

シンジ「……?」

アスカ「……」

アスカ(何か、言おうとしたのに。言葉にならなかった。
    直感、した)




シンジ「……あの」ドクン ドクン

アスカ「……っ」ドクン ドクン









アスカ(今、シてしまうのは、オナニーじゃない。
    もう、お互いの準備は出来てしまっていた)






シンジ「アスカ……」スッ

アスカ(こんな状態で、なにか考えられるわけもなく)

アスカ「あ、んむ」チュ

シンジ「ん」チュ……

アスカ(キスを迫られて、吸い寄せられるように……)




クチュ、ヌチュル……チュ……クチュ



アスカ「は、んむ……んく……」クチュ、チュプ

シンジ「ん、ん、……んむ」クチュ、チュプ

スッ


アスカ「…………っ 生意気」

シンジ「ど、どこが、だよ……」

アスカ「……舌入れてキスして、得意げにこっち見てるとことか……」フイ

シンジ「……そりゃ、見るよ……アスカは、可愛いから……」

アスカ「オカズにするくらい?」

シンジ「っ う、うん」

アスカ「……他の女も、おかずにしてるのに、そういうこと言えるんだ?」

シンジ「え、あ」

アスカ「……はん、まだまだ、ね」スッ

ポフ

シンジ「あ、ちょっと、なんで……押し倒すのさ」

アスカ「あんたじゃ頼りないから、私が上になってあげるのよ。
    ……言っとくけど、勝手に動いたら殺すから」ノシッ

シンジ「っ」



クチュル……



アスカ「あっ」


シンジ「ぁ、熱い……っ」

アスカ(バカシンジに跨った瞬間に性器同士が擦れあっった。
    そこで、バカシンジの言葉で、自分の熱に気付かされる。

    こんなに熱くて、濡れている秘部を、今、押し付けている……)

クチュ……グチュ、ニチ……

アスカ「はぁ、ぁ、あっ」ピクピク

シンジ「っく、ふ……ぁ」ピクン

グチュ クチュ クチュ……

アスカ「ぁ、ぁんたの……思ってたより、大きくなくて、安心したわ……
    これなら、入りそう……」

シンジ「っ、そうかもだけど……ていうか、アスカは、他にもみた事あるの?」

アスカ「…………ないわよ。
    喜びなさいあんた。こんな美女の、バージンもらえるんだから」ハァハァ……



シンジ「……ねぇ、アスカ。
    ちょっとだけ、信じて貰えないかな?」

アスカ「……はぁ?」

シンジ「僕、ちょっとだけ勉強したんだ。
    だから、ちゃんとできると思う」

アスカ「……っ 何言うかと思ったら、童貞の癖に……」

シンジ「それはお互い様だよ。
    それに、こういうときくらい、アスカをリードしたいし……」グッ

アスカ「……ふん」ポフ



シンジ「……形勢逆転、だね」

アスカ「……」ドキドキドキ……




アスカ「……っとに、痛かったら、蹴るから……」

シンジ「ぅ、うん。個人差があるらしいから、約束はできないけど……」

ゴソゴソ……



シンジ「……行くよ」

アスカ「……あ、あんた、避妊具……」

シンジ「うん、つけたよ」

アスカ「……」(争奪戦の事忘れてた……けど今は、そう言うのどうでもいいや)

アスカ「……つけるんだ」ボソ

シンジ「え?」

アスカ「なんでもない」

アスカ(正直言うと、少し残念だった。

    でも、こんな状況でもちゃんとゴムをつけてくれたのは、素直に安心した。
    本当にただの勢いだけで抱かれるわけじゃないんだ、って思えた)



シンジ「ん、じゃあ」

クチュウ……

アスカ「……ぁ……っく」

ヌチュプ……

シンジ「……挿れるよ……アスカ……」グ……



ヌプゥゥ……グ……




アスカ「っ……っ!」



破瓜の具合

1 滅茶苦茶痛い    アスカ→シンジ感情度激変
2 少し痛い      アスカ→シンジ感情度変化
3 全然痛くない    
4 滅茶苦茶痛いのに……何故か気持ちいい(アスカ性癖開花
5 その他

>>直下



ピチッ

アスカ「んひ、っぐぅぅぅっ……」プルプル

シンジ「……アスカ、もうちょっとだけ、頑張って」

アスカ「ひ、ぁ、痛い……わよ、バカシンジ……っ!
    あとで、蹴る、絶対ぃぃぃ」

シンジ「もう少しだから、アスカ。
    もう少し進んだら、一回止めるから、ね」

アスカ「ほ、ホントに……?」

シンジ「うん。でも、今はちゃんと開通しないと……ね」

アスカ「……っ よく、わかんないけど、痛い、から、早くぅ……」

シンジ「……うん、行くよ」

ヌププ……ピチ、



ブチ



アスカ「―――っ!!」プルプル……っ!

シンジ「……破れた、ね」




アスカ「ぁ……っぁ」




アスカ(痛い……)

アスカ(凄く、痛い……)

アスカ(ああ、そっか。
    コレが、破瓜の痛みなんだ。
    今私、好きな人にバージンあげたんだ。
    滅茶苦茶痛いけど、私……)

シンジ「……アスカ」

アスカ「……ぁ ん」

チュ……クチュル……



アスカ(……でもなんか、変……)





シンジ「……アスカ。よく頑張ったね」

ナデナデ

アスカ「ぁ……」トロン

シンジ「あの、一回、抜こうか……
    初めての時は、無理して最後までしない方がいいんだって」

ヌロォ……





アスカ「あ、いゃぁ……」

ギュ……

シンジ「え?」



アスカ「……っ」

アスカ(なんで、今私、止めたんだろ?

    痛いはずなのに……私の事をシンジが気遣ってくれるの嬉しかったはずなのに……
    でも、なんでか、わかんないけど)

ズクン……

アスカ「あ、の」

ズクン……

アスカ(なんだろ、この、お腹の奥にクる感じ……)

アスカ「……ぁ、の」




















アスカ「……続けて、欲しい」











シンジ「え、で、でも、痛いんじゃ」

アスカ「いいの。痛いけど、続けて……っ」

アスカ(何言ってるのよ、アスカ。
    せっかく、シンジが気使ってくれてるのに……ちょっと頼れるところ、見つけたばっかりなのに……

    それを台無しにしてまで何言ってるの?)

シンジ「……アスカ。アスカの方からそんなこと言われたら、僕……」

アスカ「……いいから……あとで、蹴ったりしないから……っ」




アスカ(わかんない。もう、なんでこんなに私必死なんだろ?
    でも、今この痛みが消えないうちに、シてほしい)





シンジ「……っ ごめん、アスカ……っ」

ヌプッ

アスカ「ぁっ! あぁ……っ!」



ズキン



アスカ(嗚呼)




ヌプ ヌプ ヌプ……

アスカ「あっ! あぁ……痛……っい」

シンジ「はぁ、はぁ、アスカ……」

ズキン……ズキン…………!



シンジ「アスカ、もう痛くて無理だったら、言ってね?」ハァハァ

ヌプヌプ……





アスカ「いや、よ。お願いだから、やめないで」

ズキン……ズキン……!





アスカ「……っ あんたの、くれる物……痛みも、全部、貰ってやるから……
    だから、したいようにしなさい……っ」





シンジ「っ……はぁ、はぁ、アスカ……っ」

ヌプ……ヌプ……ヌプ……ヌプ……

ジュプ、ジュプ……ジュプ、ジュプ……



アスカ「あっ、っくぅぅっ  ぁあああっ」ビクンビクン



ジュプ、ジュプ……ジュプ、ジュプ……

パンパン……パンパン……



シンジ「アスカの中、気持ちいいよ。凄く、いい……はぁ、はぁ」

アスカ「痛い、けど……私も、気持ち、いっ……」



アスカ(ホントに、どうかしてる)


パンパン……パンパン……

パンパン……パンパン……


アスカ「あっあっあっ!」

アスカ(シンジのくれる物、全部、欲しい。
    思いやりも、気持ちよさも、痛みも、全部、好き)


パンパン……パンパン……

パンパン……パンパン……

アスカ「あっはぁ、はぁ……あっ」

アスカ(今まで抱えてきた、何かが取れて行く……
    頭の中、さっぱり、していく)



パンパン……パンパン……

パンパン……パンパン……

アスカ「あっぁ、あっ」

アスカ(そうだ。私、ずっと欲しかったんだ……
    シンジの事……ずっと好きだったんだ……

    今、ようやく、結ばれて……
    ずっと思ってた気持ちがほんのちょっと報われて……
    だから、今何をされても、幸せなんだ。

    なんでもしてほしくなっちゃったんだ。

    痛みすら、気持ちよくなる位……)


シンジ「はぁ、はぁ、アスカ、僕、もう……っイク……よ」

アスカ「はぁ、はぁ、いい、わよ。
    出して、私に、頂戴……あ」

パンパン……パンパン……

パンパン……パンパン……

シンジ「アスカ?」




アスカ「お願い。イク時、ゴム、取って……
    精液……膣内は、ダメだから、……飲ませて……」ゾクゾクゾク

シンジ「っ! はぁ、はぁ、良いの? アスカ、僕の精液、飲んで、くれるの?」

パンパン……パンパン……

パンパン……パンパン……

アスカ「っ!! 言ったでしょ、あんたのくれる物、全部、貰ってあげる。
    だから、頂戴……ねっ」ハァハァ……っ

シンジ「っ……うん……イクよ、アスカ……っ っくぅっ」ハアハァ



パンパン……パンパン……

パンパン……パンパン……

パン……っ




アスカ「っ! っあ、あ」

シンジ「っ、は、ぁ……っく」

ヌポッ

アスカ「んっ!!」ビクンビクン!




アスカ(イッた。
    膣から引き抜かれるときに、凄く、深いイキ方をした。

    理由はなんとなくだけど
    今絶頂の痙攣に耐えながら口を開いている自分に問いかければ、その答えはわかる気がした)



アスカ「あぁ……ん」ビクンビクン

シンジ「はぁ、はぁっ」シコシコシコ……

アスカ(待ち望んでいるモノがもらえるから、身体が悦んでいるんだ。
    目の前でしごかれる『ソレ』から貰えるご褒美に、
    胸が、頭が、口が、喜んでいるから、イってしまったんだ。
    そうわかった時に……)


ビュルッ……! ビュルルルっ!


アスカ「ぁ……ぁ」ビクン……


ビュル、ビュ……ビュルル……



シンジ「はぁ、はぁ、アスカ」シコシコ

アスカ「はぁ、んぶ、……はぁ、はぁ……」アーン


ビュ……








アスカ(シンジの精液、飲ませて貰っている。
    口の中から、お腹の中へ……
    私の中に、シンジが入ってくる……それが今は、どうしようもなく気持ちいい)

ゾクゾクゾク

アスカ「んむ、……んく」

アスカ(口の中に精液が入っている。
    苦い、臭い……ちょっと、しょっぱい?
    …………この間舐めたのと同じ味)

アスカ「……んふぅ……ん」チラ

シンジ「……アスカ」

アスカ(でも、今回は違う。
    この精子、全部私の物)


シンジ「大丈夫?」

アスカ「……ん」





ゴクン…………

ゴキュ……ンック……



ゴクン







アスカ「……ぁ、は……ぁ……」

シンジ「……はぁ、はぁ……ホントに、飲んじゃったの?」

アスカ「……バカね。じゃ、さっき出したの、どこに行ったってのよ。
    ほら、見なさいよ」アーン



アスカ(口を開いて見せる)

シンジ「っ」ドキ

アスカ(シンジが、興奮してる。
    私が精子を飲んだ事を、喜んでくれている)




シンジ「……アスカ」

ナデナデ

アスカ「あ、だ、め……」


ビクン  プシュ……


シンジ「……っ」

アスカ「バカ……
    また、イっちゃったじゃないの……っ」

シンジ「……う、ん。ごめん……でも、嬉しくて……」

ナデナデ

アスカ「はぁ……ぁ……」トロン







シンジ「……でもアスカ、痛かったよね?
    大丈夫だった?」




アスカ「……あーそう言えば、痛くしたら蹴るって言ったわね」

シンジ「え、でも結局蹴らないって……」

アスカ「問答無用よ」

ゲシッ

シンジ「わっ……と」コテン

ノシッ

アスカ「形勢逆転、仕返しよ」

シンジ「まいったよ。足が疲れて、反撃できそうもないや」

アスカ「……でも……痛いのも、気持ちよかった……かも」

シンジ「……そう、なの?」

アスカ「……私、マゾなのかな?」

シンジ「……アスカが マゾ……?」ドキッ

ムクムク……

アスカ「なに大きくしてんのよ」

シンジ「あ、いや。その」

アスカ「……そういうんじゃないから……今回は、たまたま、そう言うのも気持ちよかっただけ……」

シンジ「う、うん」

アスカ「勘違い、しないでよね。
    虐められるのが好きとか、そう言うんじゃ、ない、から」

シンジ「わかってるよ……」

アスカ「………………」




アスカ(……シンジが、好き)






アスカ(でも……)


アスカ「でも、なんか、リードされたの、やっぱりむかつく」

シンジ「え」

アスカ「……くらえ」



ムチュゥ



シンジ「んっ」(あ……苦い……)

アスカ「……んふ」

シンジ(……仕返し、のつもりなんだろうし、
    確かにアスカの口に残った僕の精液の味は、美味しいとは言えないし、
    微妙な気持ちにはなったけど)

ギュ……

アスカ「んっ」ピク……

シンジ「……んんむ」

クチュ……ニチュル……チュク……

シンジ(そんな可愛い仕返しに、僕も答えたくなってしまった)



アスカ「ぷは……あんた、自分の精液をよくそこまで味わえるわね」

シンジ「……いや、だって、アスカが……可愛いから」

アスカ「……むかつく」

ペチン

シンジ「あいたっ」



アスカ「……そう言えば、アンタなんか持ってなかった?」

シンジ「あ、いや、その」

アスカ「私をオカズにしてたっていいながら、エロ本でも読んでたんでしょ……
    なんかこの第三村にもあるらしいって話は聞いてるのよ」

シンジ「あ、それはその……」

アスカ「あ、見っけた、コレね。
    ふむふむ」

シンジ「あっ! あー あー……!」



アスカ「……ふーん。マニュアルどおりってワケ?」ジー

シンジ「…………っ  見ないで……僕を見ないで……!」

アスカ(まぁ、おかげで気持ちよかったから、良いけど……)







**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ

所持品 主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい
    全員分の運動服(洗濯済み
    女装用カツラ(茶
    浴衣(白 女物
    エロ本:優位的にセックスを進めるテクニック
    

黒綾波への感情:親愛 淡恋 尊敬 欲情

アスカへの感情:親愛 愛  尊敬 従順:レベル1 欲情 可愛 初めて 依存

マリ への感情:親愛 尊敬 従順:レベル1 欲情 性的不利 

白綾波への感情:友愛 淡恋 大切


性癖  『百合好き』
    『責めたい気持ち』

スキル 性経験レベル2

アスカの性癖気付く

**********


アスカ ステータス

服装 パーカーのみ

   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中
    浴衣(赤

シンジへの感情:親愛 愛 依存 ツンデレ 従順:レベル1 下僕:レベル1 性的不利 欲情 初めて

黒綾波への感情:親愛 大親友 欲情 性的不利 淡恋

マリ への感情:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

白綾波への感情:友愛 


性癖  『露出癖』
    『軽度のマゾヒズム』


スキル 性経験レベル1

**********




続きは後日



…………………………

翌日

七日目 土曜日 朝



シンジ「お、おはよう」

アスカ「……おはよ」

マリ「……んん? なんかあった?」メザト

アスカ「……なんも無いわよ。
    ただ」

黒アヤナミ「……ただ?」

アスカ「こいつのオナニーを昨日見ちゃったってだけ」

シンジ「あっ!ああ、ああすかぁっ!」

白黒綾波「「……オナニー」」(////ボフ(////ボフ



マリ「へぇぇ? オカズは一体何だったのかにゃー?」

シンジ「……ぐぅ……し、知らないよっ」フイッ




マリ「……オホン。
   まぁ、そこをこれ以上茶化すのは、やめにしよう。
   生理現象だし仕方ない。
   ……よね?」

シンジ「……は、はい」

マリ「ところで私達は今日午前中仕事で、午後には休みになる事になってるから、
   午後に家に集合、ってどうかな?
   それから良い時間にみんなで祭りに行くってことで」

アスカ「異議なし」

白綾波「私は、倉庫の方で祭りの準備を手伝うことになってる」

黒アヤナミ「私も、おばさんたちがやる屋台の準備を手伝うことになってるわ」

シンジ「僕もケンスケの手伝いでテントの設営とかするんだけど、
    僕の方は早く終わるかもしれない、かな?」

マリ「各々大変だにゃー。
   祭りが始まる前に疲れたりするなよぉ~?」

アスカ「はいはい。
    せいぜい祭りまで体力温存しておくわ」

黒アヤナミ「お祭り……楽しみ」ポカポカ

白綾波「……みんなで、回れるの?」

アスカ「そーよ。その為にあんたも今日の午後は休みにする様に昨日言っておいたしね」

マリ「ナイスゥー! 気がきくねぇ、姫ぇ~!」

アスカ(あんたの指示だっつーの)



シンジ「じゃ、みんな、今日はがんばろうね」

白綾波「……ええ」ソワソワ







……………………


七日目 土曜日 『第三村祭』のある日

午前パート


1 シンジ   祭り準備
2 マリ    仕事
3 アスカ   仕事
4 白綾波   祭り準備
5 黒アヤナミ 祭り準備

6 小イベント『生を祝う祭、そして』 第三村祭準備の様子 『トウジ ケンスケ ヒカリ』メイン

7 小イベント『碇のかたち 性のかたち』 女装にまつわるイベント

8 小イベント『ネルフ』

9 小イベント『ヴィレ』

10 その他

>>直下

…………………………

ネルフ

司令室




ゲンドウ「……」

冬月「……」




ゲンドウ「まず、聞かなくてはならない事がある」

冬月「どうしたね、碇」

ゲンドウ「……何故、真希波マリと接触した?」

冬月「なんだ、そんなことか。
   私は師として、彼女に求められた物を与えただけだ」




ゲンドウ「その結果が、ヴィレによる新たな槍の製造か」




冬月「いいや、それは違うぞ。碇」

ゲンドウ「……」

冬月「理論上、あると言われている……
   マイナス宇宙に行けばわかるだろう。
   
   碇、残念なことに、我々は既に負けているのだよ」



ゲンドウ「………………」

冬月「……真希波マリは、生命の書を使わずして、
   補完を超えて存在している」

ゲンドウ「……バカな」

冬月「そうは言うが、やり方がないわけではない事は、お前にもわかるだろう。
   お前がやろうとしている事を、紙一重でも間違えばそうなると言う事だ。

   マリアは、イスカリオテにもマグラダにもなりうる」

ゲンドウ「……」



ヴォン

カヲル『おやおや、流石の碇君のお父さんでも、
    この状況はお手上げってところかな?』

ゲンドウ「……バックアップか」

カヲル『ご明察。
    気になって様子を見に来てみたら、ちょうどその話だったんで、ね』





冬月「……ふむ。まぁ、負けると言うのはいくつになっても悔しいものだな」

ゲンドウ「……」

冬月「……渚、第五の少年よ。
   この男を哀れと思うなら、席をはずしてくれるか?」



カヲル『哀れとは思わないから、席は外さないよ』

ゲンドウ「……何を、たわごとを……」

カヲル『……いやぁ、なに。
    キミは見えていないだけで、求めている物は近くにあるし……


    暴力と恐怖が決着の基準ではない、だろ?』


ゲンドウ「……………………貴様、何を知っている?」

カヲル『僕に考えがある。
    少し協力してくれれば、キミにもいろんな事が見えるだろう。

    その眼でもね』

ゲンドウ「………………」

冬月「なんだね? 勝算でもあるのか?」

カヲル『いいや、先に言っておこう。



    キミ達にもう勝ち筋はない。



    これだけは 確実だ』

冬月「……ふぅむ」

カヲル『揺るがないよ。アディショナルインパクトは阻止される。
    ネオンジェネシスの遂行は、為されるだろう。

    ただ、それまでの時間を長くするのが……アイツの目的さ』

冬月「あいつとは」

カヲル『マグダラのリリートゥ、とか名乗ったね。
    そう、真希波マリさ。

    あいつは自分のエゴに、周りの気持ちを絡めて正当化して、
    ……上手く、やってる』

ゲンドウ「……やっかいな奴が裏切ったものだ」

冬月「裏切り、か。
   『イスカリオテのマリア』は、教えを最も理解し、遂行する者の名だ。
   あやつの裏切りは、正当なものさ。

   だが、今何を考えているのかは分からん」


カヲル『それこそ考えはあったみたいだ。
    だけど今は違う。享楽的に、状況を楽しんでいる。
    ……でも、それが、ちゃんと周りも良い形で巻き込んでるんだ。
    正直むかつくよ』

ゲンドウ「……で、お前はどうしたんだ」

カヲル『誰の邪魔をするつもりもない。
    ただシンジ君が幸せじゃなくなりそうなら、僕が代わりにネオンジェネシスへの歯車を進めるつもりだ。
    今は、その心配はなさそうだけどね。奇しくも』

ゲンドウ「……我々にどうしろというのだ?」

カヲル『負けが分かっている以上、破滅を待つと言うのも苦だろう?
    だから、時間はかかるけど少しだけ前に進む手助けをしたい。

    これは、碇君の為でもある。
    僕としてはその意味合いが一番強い』

ゲンドウ「……」

冬月「……」



カヲル『さ、どうします? お父さん』




………………

七日目 土曜日 『第三村祭』のある日

午前パート


1 シンジ   祭り準備
2 マリ    仕事
3 アスカ   仕事
4 白綾波   祭り準備
5 黒アヤナミ 祭り準備

6 小イベント『生を祝う祭、そして』 第三村祭準備の様子 『トウジ ケンスケ ヒカリ』メイン

7 小イベント『碇のかたち 性のかたち』 女装にまつわるイベント

× 小イベント『ネルフ』

× 小イベント『ヴィレ』

10 その他


サクラ「さて、本日、物資の方を色々担当させていただきます、鈴原サクラです。
    よろしくお願いします。綾波さんっ」

白綾波「よろしく、お願いします」ペコリ

サクラ「あー! ようやくお話しできるっ!
    白ナミさんですよね? 私鈴原トウジの妹なんですよ!」

白綾波「鈴原君の……?」

サクラ「そうそう。あ、トウジってわかります? 碇さんとケン兄さんと一緒におった関西なまりの五月蠅いサルです!」

白綾波「……わかるけど ……サル?」

サクラ「私実はエヴァのパイロットて憧れてるんですよー。
    あ、なりたいとかではないんですけど、でもホンマ、皆さんには感謝してますし、カッコエエなて常々……


    あ、すみません。今日は仕事優先でした」

白綾波「……」キョトン

サクラ「今日は、祭の準備で忙しいから、補充要員としてヴィレから私が派遣されとるんです。
    祭りに使う物の倉庫の従業員がほとんど運びますけど、
    ちょっとした大物を運ぶときに機械で積み込みますんで、
    そこを元エヴァのパイロットである白ナミさんにお願いしたく思てます」

白綾波「わかったわ」

サクラ「話が早いのはええことです。
    早速作業の説明しましょか」

白綾波「よろしく」


…………


休憩時間

サクラ「やっぱり大きなエヴァを動かしとっただけあって、飲み込み早いですね。
    初日なのに普通の従業員と同じくらいの効率で仕事できてますやん」

白綾波「そう、それならよかった」

サクラ「こら倉庫の人員不足も解消されるんちゃいますかね。
    いやぁ、良い事です」

白綾波「……」




1 サクラ「ちょっと、お話してもいいですか?」 
     とりとめのない雑談。全員の感情度微変化

2 アスカ「どーよ、調子は?」     
3 シンジ「綾波、調子どう?」
4 黒アヤナミ「……」ヒョコ
5 マリ「や、調子どう?」

6 その他

>>直下




黒アヤナミ「……」ヒョコ

サクラ「ぉ」

白綾波「……どうしたの?」

黒アヤナミ「様子、見に来た」

サクラ「……わ、ぁ。
    やっぱり、似てますね」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

白綾波「似てるもなにも」

黒アヤナミ「同じだから」

サクラ「そう、ですよね。
    ……えっとぉ」


サクラ(な、なんか気まずい……
     お二人は、お互いのことどう思っとるんやろか)



黒アヤナミ「……仕事、どう?」

白綾波「大丈夫。運転とか、操縦はできる。
    ……たまに重いけど」

黒アヤナミ「運転、するの? 車?」

白綾波「フォークリフトとか」

黒アヤナミ「……いいわね」



サクラ(ほっ……結構、良い関係みたいやな。
    思ったよりは……)





サクラ「黒ナミさんは、農作業の方をしてはるんですよね?」

黒アヤナミ「ええ」

サクラ「おばちゃんたちうるさいでしょー?
    あそこに居ると私も空気に呑まれてまうんですわ」

黒アヤナミ「空気に、呑まれる……?」

サクラ「発言するタイミングがつかめんかったり、とかね」

白綾波「……わかる気がする。
    周りの人、みんなお喋りが上手だった」

黒アヤナミ「そうね。みんな、良く言葉が出てくると思う」

サクラ「……まぁ、お二方は今までそういう会話の妙を培う機会を得られないままやったから、そうなのかもしれませんね」

白黒「「……」」



サクラ「でも、第三村に居る限りは、前みたいに『物静かな所でひっそりと』とはいきませんからね。
    だーぁれも、あんたらの事を放っておきませんから、ゆっくりお喋り慣れて行きましょ。
    
    お二人もちゃんと話せてるみたいで、私も安心しましたわ」



白綾波「……心配、かけてるみたいね」

サクラ「ん、まぁ、そらそうですわ。
    環境の変化に、慣れてもらえるかこちらも気にはしてますし……

    あと、ああ、そうですね。
    特に碇さんはめっちゃ気にしてはりました。
    マリさんもそうなんですが、碇さんが色々気にかけてるようで……」

白綾波「……そう」

サクラ「気にやまんといてください。
    それだけ、愛されとるっちゅう事ですがな」

黒アヤナミ「……愛」

サクラ「そうですねぇ。どんな形でも、思いやりは愛情ですわ。
    碇さんがどういうつもりかはさておき、好きでもない人の心配なんて誰もしません。
    よって、これはラブです」


白綾波「………………そ、う」ポカポカ



黒アヤナミ「……じゃあ、私も、貴方を愛してる……?」



サクラ「ほ」

白綾波「……」




黒アヤナミ「……心配」

白綾波「……」

サクラ「……」





白綾波「……同じ顔から、言われると、不思議」

黒アヤナミ「私も不思議。同じ顔に愛を伝えるの、気恥ずかしい」

サクラ「あはは……なんや、ほんまに双子の姉妹見とるみたいですわ」

白黒「「双子」」

サクラ「実は私も心配してましてん……
    同じアヤナミシリーズのお二方が一緒に暮らすって、なんや複雑な気持ちやろな、って思ってましたけど、
    でもお互いにちゃんと歩み寄ってるの見れてほっとしました」

白黒「「……」」



黒アヤナミ「……心配してたってことは、サクラさんも、私達の事を好きなの?」

サクラ「お、おおう。そう来ましたか」

白綾波「……」テレリ

サクラ「照れんでくださいっ、私もなんや恥ずかしくなってきましたっ!」

白黒「「クスッ」」




シンジ「綾波、調子どう?」





サクラ「ほれ、もう一人、白ナミさんを愛してやまない人が来ましたで?」

シンジ「あ、愛してって、なんだよ?
    心配して見に来ただけだよ」

黒アヤナミ「……愛ね?」

サクラ「愛ですわ」

白綾波「……」ポポッ



シンジ「な、なんなのさ、この空気……っ」(////




…………………………

…………………………



七日目 土曜日 『第三村祭』のある日

午後パート



マリ「者ども、浴衣は着たか!?」ビシィ!!

真希波マリ

装備:浴衣(黄



黒アヤナミ「ええ」スチャ

黒アヤナミ

装備:浴衣(黒青



アスカ「ちゃんと着たわよ」モジモジ

アスカ

装備:浴衣(赤

備考:下着無し



シンジ「うん……ちゃんと、着たよ」ズズーン↓

シンジ

装備:女装用カツラ(茶
   浴衣(白 女物

女装クオリティ:檄高





白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……」

マリ「……」

シンジ「……何か言ってよ」



マリ「ご、めん。私は、ちょっとコメントできない」

シンジ「どういう事さ!」

マリ「……だって……キミ、いま……ユイさん、そっくり」プフ……プククク……

シンジ「っ そ、そうなの?」

アスカ「へー、ふーん? ……いや、なんで、そこまでクオリティをあげた?」

シンジ「知らないよ。
    同封された物をちゃんと使ったらこうなったんだよ……」

白綾波「碇君、可愛い」

黒アヤナミ「そうね。とても可愛い」

シンジ「あり、がとう。
    うん、まぁ、コレでバレる事はあまりないと思うけど」



マリ「ふぅ、さて、わんこちゃんも綺麗になった事だし、行こうか」プルプル

シンジ「まだ笑ってるし……もういいけどさ」

アスカ「似合いすぎて逆に笑えるって凄いわね。素直に感心するわ。ちょっと複雑だけど」

カラン コロン






………………

………………

お祭り会場



シンジ「うわ、凄い人……っ」

マリ「ヴィレの非戦闘員とかも居るからねぇ。
   普段の二割増しくらい人がいると思っていいよ」

白綾波「はぐれないようにしなくちゃ」

黒アヤナミ「そうね」

アスカ「うへぇ、人 人 人……
    想像はしてたけど、結構多いわね」


シンジ「うん。そうだね。あ、アスカ。はぐれないように手でもつなぐ?」

ソッ

アスカ「……フン。今の姿じゃ全然カッコ付かないわよ」

シンジ「あはは、そうだよね」

アスカ「気づかいは受け取っておくけどね、
    あんたこそ、歩きにくい格好なんだから気をつけなさいよね」

シンジ「そう、かな?
    そろそろ慣れてきたつもりだけど……」



ドッ

祭りの客「おっと、悪い」

シンジ「わっ」ヨロッ

トスッ

マリ「ふふん、大丈夫かいわんこちゃん」

シンジ「あ、えっと、ごめん、マリさん」ドキドキ



アスカ(私の好きな人が、完璧な女装姿で、私の相棒に抱き寄せられてる……
    私は今何を見せられてるのかしら……?)

黒アヤナミ「……碇君こそ、誰かと手をつなぐべき」

白綾波「……その格好は可愛いけれど、転ばないか心配」



シンジ「うん、やっぱり着なれない服装だからね、今はお言葉に甘えようかな」



マリ「それがイイねぇ。エスコートはおまかせあれ」

アスカ「言っても身体能力は私が上よ? 私に任せなさいよ」

白綾波「碇君とは14年前から一緒。私に任せて」

黒アヤナミ「……私も、えっと、任せて」フンス




シンジ「……あ、えっと」

アスカ「もっと嬉しそうになさいよ。まさにハーレム状態じゃないの」

シンジ「……どうだろう。この格好じゃなかったらもうちょっと素直に喜べたかも」



1 マリ「仕方ないにゃあ、ここは姫に譲るかぁ」
2 アスカ「……やっぱりコネメガネに任せるわ」
3 白黒「「碇君」」グイッ
4 その他

おーぷんでの進行分を書きうつします。
以下あらすじ。

…………………………

あらすじ

『第三村』でふさぎこんでる『シンジを立ち直らせた』アスカと黒アヤナミ。
徐々に第三村での生活を受け入れて行く一同だが、
そこにヴンダーから先行してやってきた『マリ』が合流するとなんやかんやで『シンジハーレムルート』突入。
各々が『仕事』をしながら第三村での生活を続ける。

突如始まるバスケ

新たな存在インフィニティアニマル

紆余曲折あって出てきた白綾波(髪ロング

実は二週目だったマリ

既に詰んでるネルフ


それぞれの思いが交錯するなか、第三村は次なるイベント『第三村祭り』を開催することとなる。
人が密集する場所で『碇シンジと言う存在』が目立たないように『シンジを女装させ』ての参加をする一同。

はたして………………


白黒「「碇君」」グイッ

シンジ「わ、と」

ガシ ガシ

白綾波「私達が付き添ってあげる」

シンジ「う、うん、ありがとう」

黒アヤナミ「そうね。ちゃんと手を握っててあげる」

シンジ「複雑だよぉ、色々と」

カランコロ カランコロ




マリ「……えへ」ニヘラ

アスカ「何一番得したみたいな顔してるのよ」

マリ「いや、だって、可愛い。
   ちっさいユイさんが三人居る……」ポヤァン

アスカ「……あんた今、ホント幸せでしょ?」

マリ「……うん」ポヤァン

……………………

カランコロン

シンジ「……」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ(複雑、と言ったものの。
    両手を女の子に掴まれてお祭りを歩くと言う行為は)

白綾波「どう?碇君」

シンジ「う、うん、普通に歩けてるよ。大丈夫」

黒アヤナミ「でも、心配だから。もう少しこうしてて」

白綾波「……そうね」キュ

シンジ(かなり、ドキドキする。
    ……うん、するんだけど……)



マリ「あは~……仲良し三姉妹が寄り添って歩いてるぅ~
   美人に育って、お母さんは幸せだよぉ~」ポヤァン

カメラ「パシャパシャ」

アスカ「本当の母親は泣いてるだろうに。
    あんな息子の姿、予想だにしなかったでしょうよ」

マリ「んでもガワイイ……!」パシャ パシャ



シンジ(そう。どう見てもコレ、仲良し姉妹にしか見えないんだ)




ケンスケ「よう。楽しんでるか?」

アスカ「今来たとこよ。
    まだ見て回ってるだけ―」

ケンスケ「そうかそうか。
     みんな浴衣か、いいねぇ、風情があって」

マリ「イエーイ」Vo

ケンスケ「ん? えっと、こっちの子は……?」


シンジ「あ、えっと、どうも、はじめまして」


アスカ「いや、別にケンケンにはバレても良いでしょ」

マリ「んふふ、誰だと思う~?」


ケンスケ「……い、碇、なのか?」


シンジ「……はい」

ケンスケ「……あ、うん。察したよ。
     女装の理由は分かった。

     けどね、その微妙に綾波に寄ってる感じの髪型をチョイスしたせいで立体視みたく見える」

シンジ「立体視?」

ケンスケ「うん あ、知らないか?」



白綾波「立体視……って」

黒アヤナミ「……こう?」ス

白綾波「……ん」スッ



シンジ「わ、なんで密着するの」

ケンスケ「ぉぅ ぉぅ ぉぅ。 酔う酔う」

マリ「まぁこの格好には色々事情があってね。
   でも綺麗でしょ?」

ケンスケ「うん、確かに綺麗だよ。
     褒めていいのかわからんがね」

シンジ「あはは……」

ケンスケ「なにはともあれ、楽しめてくれればうれしいよ。
     俺は運営の方でもうちょっと仕事があるから、行ってくるよ」

マリ「ごくろーさん、運営側は大変だねぇ」

スタスタ……




シンジ「……!」

シンジ(左右の腕に擦り寄ってくるあやなみ達。
    僕の腕には、確かにふくらみの感触があった。

    意外と……ある。

    いや、しかし思ったのはそれだけじゃない。
    問題は、その左右の差違)

シンジ「あ、あの」

白綾波「……っ」(////

黒アヤナミ「……?」

シンジ(やっぱり、間違いない……)





**********

浴衣を着る時
自宅 リビング


マリ「それじゃ。各々浴衣を着て再集合!」
ガチャバタン

黒アヤナミ「了解」
ガチャバタン

アスカ「はいはい」
ガチャバタン

シンジ「……はぁ」
ガチャバタン

白綾波(……みんないないし、碇君は時間かかるだろうし、
    ここですぐ着替えてしまおう)
スル…………

シュ ス


ガチャバタン

アスカ「ちょ、あんた、ここで着替えてんの?」

白綾波「……ここに用意してたから、ごめんなさい。
    あともうちょっとで着替え終わるから」

アスカ「いや、いいけどさ。
    ん? あんた、」

白綾波「……?」



アスカ「……なんかさ、浴衣って 下着つけないらしいわよ」



白綾波「っ! そう、なの?」キョトン

アスカ「ん」チラ

白綾波(ブラしてない……ホントなんだ)

白綾波「……着替えてくる」スタタタ

ガチャバタン

**********

白綾波「どうかした? 碇君」

白綾波

装備:浴衣(青

備考:下着無し




シンジ(誰の入れ知恵だ……!?)チラ

マリ「ん? どしたー? わんこちゃん♪」

シンジ(あとで聞こう……)「いや、なんでもないよ」

黒アヤナミ「……凄くにぎやか」

アスカ「そうね。最近良い雰囲気だし、活気もあるわ」

マリ「さて、一通り見て回ったかな。
   最初に何しようかねっ!」

白綾波「碇君は何をしたい?」

シンジ「ん、僕は……」





…………

カタヌキ



カリカリカリカリ
チクチクチクチク

カリカリ

チクチクチク


アスカ「……」

マリ「……」

シンジ「……」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



パキ

アスカ「地味ぃぃ!!!!」ベチコン

マリ「ああん! 姫、今ので割れたぁ!」

白綾波「……普通にダメだった」

黒アヤナミ「私も」




おっちゃん「……すごいね。これを成功させたのはキミが初めてだよ。
      ほれ、賞金」

シンジ「ありがとうございます」





アスカ「はぁ!? お金かかってたの!?
    何よ、それならもうちょっと頑張ってみたのに」

マリ「いや、暴れる前に割れてたじゃん。
   でも私はモームリ、良くできたね、わんこちゃん」

シンジ「うん。実は祭りでお小遣い貰った事なくて……
    だからいつもカタヌキの賞金で遊んでたんだ」

白綾波「ちょっと面白かったけど、完成は難しそう」

黒アヤナミ「……美味しくない」モグモグ




シンジ「あ、でも第三村って通貨ないよね?」

アスカ「そりゃあね。限られた物資で人間が生きていくためには、全ての物資を均等に分ける必要がある」

マリ「もちろん今回のお祭りも、屋台を出してる人がいて、それに値段をつけているけど、
   普段通貨を使ってないもんだから改めて各家庭に貸し出ししてるのさ。
   雰囲気を楽しむために、ね。

   元々貨幣の意味は今んところないからそれ自体に価値はない。   
   使った貨幣はまた回収しておしまい。って感じ」

黒アヤナミ「通貨の概念を子供に教える意味もあるって、おばさんたちが言ってた」

白綾波「そう言えば昨日、金庫を運び出してたわ」

シンジ「……そっか。ある意味、凄く貴重かもね。この五千円」




女性達「「「「「ごせんえん」」」」」




アスカ「五千円て、あんた何抜いたらそんなにもらえんのよ」


マリ「こう言うのって高額だとイチャモンつけられて換金できないって聞いたけど、
   その辺どうなのおっちゃん!?」

おっちゃん「いや、こっちも商売だから確かに高額の奴は大分厳しく見るよ。
      でも見てよこの『ヴィレのマーク』の型。

      ここまで綺麗だともう文句の言いようがないよね」

白綾波「文字の掠れ具合まで、綺麗に彫ってある……!」

黒アヤナミ「……すごいっ!」




おっちゃん「いやぁ、実はコレ、職人さんに『絶対できないの一つ作ってくれ』ってお願いしたんだよ。
      そしたらこんなの来て、運営委員会でもゲラゲラ笑いながら採用したんだけど……

      まさか抜いちゃうなんてねぇ……」

シンジ「えへへ」

アスカ「は~、また地味な特技を……」

白綾波「……でも、その背景を思うと」

黒アヤナミ「……暗い少年時代」

マリ「泣けてくる……」

シンジ「あれ、なんか変な空気、出てない?」



ポン

アスカ「よかったわね」

シンジ(しっかり憐れまれている)




………………

シンジ「と言うわけで、軍資金を得たんだけど……」

アスカ「んじゃ、ここでの支払いはバカシンジのおごりね」

マリ「そうだねぇー。これだけ美女侍らせてるんだし?
   相応の税は払ってもらわないと、ね」

白綾波「よろしく、碇君」

黒アヤナミ「……美味しいもの」モグモグ




1 黒アヤナミ「……チョコバナナ?」

2 白綾波「いちご飴」

3 マリ「射的! 射的やりたい!」

4 アスカ「ヨーヨー釣りでもやる?」

5 その他



安価で4に決定

アスカ「ヨーヨー釣りでもやる?」

マリ「意外と可愛い選択するね」

アスカ「飲食のまねごとは家だけで十分だわ。
    それよりヨーヨー釣りやってみたかったのよね」

白綾波「ヨーヨーって、あの……?」

グワシ

マリ「あー、少なくともストリングプレイスパイダーベイビーができるヨーヨーじゃないね」



カランコロン



アスカ「これよ」

黒アヤナミ「……水風船?」

シンジ「そう。水風船に輪ゴムをつけてヨーヨーみたいにするんだ」

黒アヤナミ「……かわいい」

白綾波「……水槽に水をためて、水面に水風船を並べてる……」ジーッ

アスカ「乗り気みたいね。この奥深い(らしい)競技に興味を示してくれてよかったわ」

シンジ「結構難しそうだね。競技って言うのもちょっとわかるかも」

白綾波「釣る、ってことは、どうやるの?」

シンジ「えっと、じゃあやってみようか」


おっちゃん「まいどー」



シンジ「……この紙にくくりつけられてる金属のフックで、ヨーヨーを釣るんだ」

黒アヤナミ「短い……」

シンジ「そう、紙の部分が少しでも濡れたら水風船の重みに耐えきれなくなる。
    釣るためには、水面に紙が触れないように……」

チャプ

スッ

シンジ「こうっ」チャポ

おっちゃん「はい一個ゲットー やるねお嬢ちゃん」

アスカ「やるじゃないお嬢ちゃん」

マリ「ほんと、やるぅっ お嬢ちゃん」ニヤニヤ

シンジ「はいはい……で、この紙がきれない内は何回釣ってもいいんだけど」

チャポン

シンジ「あ」

フニャ、 ブチ

シンジ「……と、こんな感じで、切れたらおしまい」

黒アヤナミ「……競技制を理解したわ」フンス

白綾波「つまり、どれだけ釣れたかが勝負……!」

アスカ「そう言う事よ。
    一本のフックでどれだけ取れたか、それで勝敗を決めようってワケ」

マリ「良いじゃん、やろうよ。
   でも、せっかく勝負なんだから何か賭けるんでしょう?」



アスカ「当然。
    敗者には祭りの最中荷物持ちね。
    ……つっても、買うものなんて限られてるでしょうけど。
    
    あ、もちろん
    『今回釣った水風船も持ってもらうわよ』」



白綾波「荷物持ち……?」

黒アヤナミ「……負けられない」フンス

シンジ「どういう事?」

黒アヤナミ「……荷物持ちになったら、碇君と手をつなげない」

白綾波「……」ピクッ

黒アヤナミ「……それに、美味しい物、食べるの大変」

シンジ「なるほど、ね。
    十分リスクのある戦いってことか」



アスカ「準備はいいわね。じゃ、はじめるわよ!」




敗者

1 シンジ
2 アスカ
3 マリ
4 白綾波
5 黒アヤナミ
6 複数 (指定可


安価で2に決定



マリ「んじゃ、私もお手本見せようかにゃー」

ヒョイ ヒョイ

シンジ「わ、凄い」

マリ「まぁこれくらいはねー」

アスカ「あ、そうだ、。バカシンジあんたの記録一個ね」

シンジ「えっ!? さっきのが本番だったの!?」

アスカ「ったり前でしょー? こう言うのはぶっつけ本番!
    先にやったあんたも例外なく、ってこと」

シンジ「そんなぁ。うーん、でも一個でも釣れたからいい方か」

黒アヤナミ「そんなに難しいの?」

シンジ「うん。まぁ、でも、器用なマリさんは上手みたいだし、
    あやなみ達は落ち着いてやればできそうな気がするよ」

黒アヤナミ「そう?」

白綾波「……やってみる」スッ

ヒョイ ヒョイ
ヒョイ ヒョイ

プチ プチ



黒アヤナミ「……二個」

白綾波「同じね」

黒アヤナミ「やっぱりこうなるのかしらね」

白綾波「理屈では納得」


マリ「ああしてるとホントに姉妹みたいだにゃー……」

ヒョイヒョイ

シンジ「うわぁ、ダントツ……だね」

マリ「あはは! 私これ得意かもー!」



アスカ「っこっちだって、負けてられないわ!
    行くわよ!」

チャポ

ヒョ……ブチ

アスカ「あ」

ボチャン

マリ「んひゃっ! ちべた!」ビチャ


アスカ「ちょ、ちょっとぉ! 私のフック根性なさすぎじゃない!?」

おっちゃん「いやいや、おれはお嬢ちゃんにちょっと太めの奴渡したぜ?
      面白そうだからあんたに勝ってもらいたかったんだけどよ」

マリ「ふーん、こりゃあ 良い逃れできない負けっぷりだねぇ?」

アスカ「ぐぬぬ」



白綾波「それじゃあ、罰ゲーム」

黒アヤナミ「……でも、その前にちょっと遊ぶ」

テンテンテン……

黒アヤナミ「コレが、ヨーヨー」

白綾波「と言うより、水風船」

テンテンテン……

マリ「風流だよねぇ。
   なんか人によっては、この水風船の柄も浴衣に合わせるらしいよ」

シンジ「お祭り上級者の意見だね」



アスカ「……色とりどりの水風船をぶら下げた私は上級者なのかしらね?」



マリ「おしゃれ上級者()」

アスカ「あんた後で覚えておきなさいよ」

マリ「いゃーん! 助けてわんこちゃん!」ガバッ

シンジ「罰ゲームの逆恨みは良くないよ、アスカ」

アスカ「フン、まぁ、別にいいけどね」

白綾波(心なしか少し嬉しそう)

黒アヤナミ(ホントは一杯持てて嬉しいのね)

アスカ「あ、ダメだ。ぶら下げてると指が疲れる。
    ちょっと、バカシンジ……全部抱えるからちょっとだけ手貸して」

シンジ「うん、はい」

アスカ「どーも、っと」

ゴロゴロ……

アスカ「……ふーん、まぁ、綺麗なのは綺麗ね。
    こう言うのを『粋』って言うのよね」

シンジ「なんだ。嬉しそうじゃんアスカ」

アスカ「役得ね。ま、日頃の行いがいいんだわ」

白綾波「でも荷物持ち」ニコ

黒アヤナミ「よろしく」ニコ

アスカ「わかってるわよ」

マリ「さって、じゃあ次は何しようかねー」



カランコロン



マリ「射的にくじびき、チョコバナナにいちご飴……」

黒アヤナミ「美味しそう」フンス

白綾波「……碇君」

シンジ「うん、良いんじゃない?
    次は何か食べようか」

アスカ「食べるならそれなりのもんにしてよねー。
    アスカ様は肉肉しいものをご所望よー」

シンジ「肉……肉かぁ、あ!
    あっちに牛串屋さんがある」

黒アヤナミ「……牛肉……この間の……?」

シンジ「あ、あれかぁ。
    随分食料としていきわたってるんだね」

マリ「貴重な生の肉だからねぇ。そりゃあ祭りの目玉商品になってるわけだ」

アスカ「いいじゃない。行きましょ」

白綾波「じゃあ、私達は甘い物を食べてから行くわ」

シンジ「うん。じゃあ牛串は僕たちで」

黒アヤナミ「碇君……お小遣い、ちょうだい」

シンジ「あ、うん。はいどうぞ」

マリ「私も甘いの食べてから行くー、だからおこづかーい!」

シンジ「はいはい」

アスカ「行くわよー」

シンジ「はいはい」

カランコロン……







シンジ「ところでアスカは甘いのは要らなかったのかな?」

アスカ「……ん……い、いい」

シンジ「? どうかした?」

アスカ「や、なんでも、ないわ」



アスカ(……しまった)

アスカ(今抱えている水風船のどれかが……
    ………………穴、空いてる)

ピチャ……

アスカ(……このままだと、浴衣が透けてしまう。
    それだけならまだしも、今の私は下着をつけていない……っ!)

シンジ「……あの、アスカ。どうかしたのなら、ちゃんと言ってほしいよ。
    心配だからさ」

アスカ「だ、だ大丈夫よ。
    大丈夫だから、うん……」

アスカ(とはいえこのまま放っておいたら、浴衣が全部透けてしまうわね……)ジーッ

シンジ「……あの」



1 シンジ「……僕少し、トイレに行きたくなってきたんだけど」→パーフェクトコミュニケーション 非エロ

2 アスカ「……バカシンジ。ちょっと、助けて欲しいんだけど」→グッドコミュニケーション 微エロ

3 シンジ「あれ、アスカ。それ濡れてない?」→グッドコミュニケーション 非エロ

4 アスカ「なんでもない! わたしちょっと、一旦帰るわ」スタタタ→エロイベント

5 アスカ(……このまま……透けちゃうの……?)トクン →アスカ 性癖『露出癖』悪化



4に決定


アスカ「なんでもない! わたしちょっと、一旦帰るわ」スタタタ

シンジ「ちょ、アスカっ いきなり走ると危ないよっ」

アスカ「あんたと違うっつーの!」

ガツ

アスカ「あっ」

シンジ「あ」

バシャーン!!

ドテッ


シンジ「あたた……大丈夫? アスカ」

アスカ「……あ」

シンジ(一緒に転んだのが、そんなに恥ずかしかったのかな?)

シンジ「……あの、アスカ?」

シンジ(それとも、水風船全部割れちゃってへこんでるのかな?)



アスカ「バカシンジ……壁になりなさい」

シンジ「え?」

アスカ「良いから! 立って、私に背中を向けて、歩け!」

シンジ「な、なんだよっ。押さないでってば、わかったからっ」

カランコロン





マリ「……あれぇ、行っちゃった?」

白綾波「……転んでた」

黒アヤナミ「大丈夫かしら?」




……………………

第三村 はずれ
新居住区付近



シンジ「アスカ、アスカってば、もう誰もいないから……いい加減どうしたのか話してよ」

アスカ「……はぁ……はぁ……」

シンジ「どうかしたの?」

アスカ「……んっ……水風船、全部、われちゃったでしょ。



    今、浴衣透けてんのよ」



シンジ「あっ! そ、そうなん、だ」ドキ



アスカ「……」ドキドキ

シンジ「……」ドキドキ



アスカ(……変なの。
    昨日あんなことしたのに、服が透けてるって言っただけで
    ただ、見えちゃってる、ってだけで……)

トロ……

アスカ(こんなに、熱くなってる)
アスカ「……あんたはさ、気づいてんのよね?」

シンジ「えっと、何が?」

アスカ「私が……見られるのが、気持ちいい事……」

シンジ「う、ん。更衣室で……そう思ったけど……
    やっぱり、そうなんだ?」

アスカ「……んっ やっぱりって 何よ。
    それじゃあまるで私が変態みたいじゃない」

シンジ「ご、ごめん」




アスカ「……ねぇ」

シンジ「……うん」



アスカ「……今、振り向いたら。結構、良いもの見れるかもよ?」




シンジ「っ……!?」ドクン

アスカ「それとも、見たくない?」

シンジ「それ、は……ほら、外だし」ドクン ドクン



アスカ(……振り向いていいのに)

シンジ「……アスカ、でも僕たちそろそろ戻らないと、
    あの」

アスカ「あっそ、じゃあ。このまま戻る」クルッ

シンジ「え、それはっ!」

アスカ「別に、良いのよ。透けたままの浴衣で祭りの中歩いてたって……
    その代わりあんたはその隣でずっと歩いてもらうけどね」

シンジ「そんなのダメだよ。
    アスカだって、恥ずかしいだろうし……それに」

アスカ「なによ」

シンジ「……アスカのそんな姿、他の人に見せるのは……ちょっと」

アスカ「はーぁぁ、コレだから童貞は……
    一回ヤったくらいで『俺の女』扱い?」

シンジ「……」

アスカ「……」



シンジ「じゃ、じゃあ……」グイッ

アスカ「……っ」ドキッ



シンジ「何回したら、
    僕のモノ扱いしていいのさ……?」ジッ

アスカ「……知るか、バカ……自分で考えなさいよ」

シンジ「わかったよ。じゃあ」ギュ

アスカ「んんっ!」ビクン



シンジ「……考えても分からないから、アスカの身体に、聞いてみるよ」

アスカ「……上等、じゃない」ドキドキドキ




1 野外でおっぱじめる   『だれか』に見られる可能性高
2 秘密の入浴施設までいく 『だれか』が乱入してくる可能性高
3 家でする        比較的安全……?
4 その他

1で決定


シンジ「……」ドキドキ

アスカ「……」ドキドキ



アスカ(え)



スッ

シンジ「触るよ」

サワ……

アスカ「ん、ふ……ぁ……」

アスカ(嘘、でしょ?)


ス、サワ……サワ



アスカ(いくら、まだだれも住んでない地区だからって……
    物影だからって……

    外で、始めちゃうの……?)ゾクゾク

ムニュ……

アスカ「んっ」


シンジ「アスカの浴衣、透けて見えてるよ。
    アスカも下着つけてなかったんだ」

アスカ「『も』ってなによ……?

    ていうか、さ。あんた……こういうの始める時もっと、情緒ってもんはないわけ?」

シンジ「情緒って言ってもさ」

モニュ ムニュ

アスカ「っ、なに、言いながら揉んでるのよ」ピクピク

シンジ「だって触ってほしそうにしてるから」

アスカ「ば、バッカじゃないの?
    触ってほしそうにしてるワケ……ないじゃない……」

シンジ「うん。そっか。…………」ピタ



アスカ「……え」

アスカ(まさか、やめるの……?)

アスカ「……あ、んた」ゾクゾク

アスカ(コイツ……バカシンジの癖に……っ
    私を焦らそうとしてる……っ 

    ホントは、もっとしてほしいの知ってるはずなのにっ!)

アスカ「ん……」




シンジ「……ごめん。僕は、アスカに弱いからさ。
    焦らすとか向いてなかったよ」

モニュ モニュ……

アスカ「あ、ふぁ……んぁ……んっ」ピクン ピクン

モニュ モニュ……


シンジ「アスカ、キミは本当はさ……」

グイッ

アスカ「あ……」

アスカ(脱がされちゃった……。

    胸も、
    アソコも、

    空気に触れてる。

    濡れてたせいで、風邪がとても冷たく感じる)


シンジ「本当は触ってほしい以上に、恥ずかしい格好をするのが、好きなんだよね」


アスカ「……そんな、こと」ゾクゾク……

シンジ「ね。アスカ」



グチュっ



アスカ「あ、だ、め……」

ポタポタポタ……




シンジ「こんなに濡らしておいて嘘つくのやめなよ。
    外で、僕に迫られて……こんな格好になって……
    それなのにこんなに濡らしてるってことは、

    こう言うのを期待してたってことなんでしょ?」

アスカ「っ……そんなこと……
    これは、アンタがしたそうだから、仕方なく……」

シンジ「うん。僕もしたいよ」

グチュ グチュ ニチュル ツプ

アスカ「あ、やだ。そんな、手で乱暴に、あっ、あっあっ……」プルプル

グチュグチュ チュグ

シンジ「でも、僕はほら、気が弱いからさ。
     アスカからも言ってほしいんだ」

チュクチュク クチュ……ニチュ 

ポタポタポタ……

アスカ「あっあっ……や、い、イク……」

シンジ「ねぇアスカ。
    僕は焦らしたりしないよ。でも聞きたいんだ、アスカの口から」

グチュ グチュ ニチュル ツプツプツプツプ

アスカ「んっぁっあっ、ん、なんて、言えば、いいの?」ハァハァ

シンジ「『私は外でセックスしたい』って、
    『外でセックスして、興奮するから、してほしい』って、
    言って欲しいんだ」

アスカ「なんで、私が、そんな変態みたいな事……あっ」ビクンビクン

チュクチュク クチュ……ニチュ 

ポタポタポタ……



シンジ「ねぇ、お願いだよアスカ。
    言ってくれないと、僕は我慢するしかないよ」ハァハァ

グリ……

アスカ「や、なに、押し付けてるのよ……バカシンジの癖に……はぁ、はぁ……」トロン

シンジ「アスカが言ってくれないと、このまま入れないで射精しちゃうかも……」

ボロン ピト

アスカ「っ、その、女装の恰好で……そんなもん出すな……」ゾクゾク……

シンジ「ダメかな?」

アスカ「普通の人なら、んっ ……変だと、思う」

シンジ「……アスカは?」

アスカ「……っ……女装とか、さておき……」ソッ



ニギ



シンジ「あっ……」

アスカ「あんまり焦らすようなら、このまま手で、射精させてやるわよ」

ニギニギ……シコシコ……

シンジ「ぁっ アスカの手、冷たい……」

アスカ「アンタが、熱くなりすぎなの。
    ちょっとは落ち着きなさいよね……」ドキドキ

シコシコ……クチ……シコシコ……

シンジ「はあ、は、ぁ……すごく、気持ちいいよ」

アスカ「ふん、当然でしょ。あんたのを触るのはコレで二度目だし……
    ………………っ」



シンジ「はぁ、はぁ……アスカ」

ズイ

アスカ「あ、なに、触ってんのよ!
    今は私が責めてるところでしょ……! あっ……あん」

グチュグチュ……ヌチュ、チュグ

アスカ「い、っ……だめ、指、入れないで……っ」

ヌチュ……ヌチュ……チュブ……チュブ……

アスカ「あっ、あっあっあっ……あぁっ」ビクンビクン

シンジ「アスカ、顔、こっち向けて」スッ



アスカ「っ ん」

チュ……クチュ……ヌチュル……チュ……

シンジ「ん、んむ……ふ……」

アスカ「んぁ……んむ……んふ……」

レロ、クチュ、チュプ……ヌチュル……



シンジ「……はぁ、はぁ……」

アスカ「……はぁ、はぁ……」



ゴソゴソ……

アスカ「……っ あんた、ゴム……持ってるんでしょうね」

シンジ「……うん、持ってる」

アスカ「もう、良いでしょ……つけてよ……」

シンジ「……」

アスカ「っ……」

シンジ「……」ジーッ

アスカ「な、なによ?」



シンジ「僕は、外でアスカとこういう事して……興奮するよ」





アスカ「んなの、見ればわかるわよ……」ドキドキ

シンジ「……アスカは、いいの? このまま外でしても」

アスカ「あっあんた、ねぇ……」ゾクゾク……



アスカ「外でするのがイヤで、
    気持ちよくもないんだったら……

    ここまでさせてるワケ、ないじゃないの……っ!」

ググッ



アスカ「ほら、こうやって足あげてやれば、入れやすいでしょ……
    はやく……ちょうだいよ……」

トロ……ポタ……ポタ……

シンジ「っ、うん。わかったよ」ゴソゴソ

アスカ「はぁ、はぁ……あんただって、もう入れたくてたまらなかったんでしょ?
    焦らされてたのはどっちなんだか……」ドキドキ

シンジ「うん。でも、アスカから聞けて良かった。
    凄く、嬉しいし、興奮した」

ピトッ

アスカ「んっ」

シンジ「行くよ」


ニュプププ……ヌルゥゥゥゥ…………



アスカ「んっぁ……ぁああっ……あっ」ゾクゾク……










アスカ「あっ……」プチュッ

シンジ「はぁ、ぁ……アスカの中、熱い…………っ」プルプル……

ヌルゥゥ……

アスカ「は、ぁ……あんたのだって、
    ガチガチ、じゃない……もう出そうなんじゃないの?」

ヌルゥ……ピタッ

アスカ「っ!」

アスカ(奥まで届いてる。
    今まで感じたことなかったけど、コレが、子宮……?)



アスカ「ちょっとぉ、アンタ、昨日より大きくしてんじゃない?
    んっ 奥まで お腹のこの辺まで、届いてるわよ」ポンポン

シンジ「だって、昨日はほら、初めてで緊張してたし……」

アスカ「今日は、外だから余計に興奮するのよね?」フフン

シンジ「それは、アスカもだろっ」グッ



ヌロォ……ズプンっ!



アスカ「あっぁっ! ぁ」ビクン  ビクン……

シンジ「こんなに、中トロトロにして」

ヌプン ヌプン ヌプン
タパン タパン タパン

アスカ「あっ、あっあっあっ……あぁっ んあっ」ビクンビクン

シンジ「ほら、気づいてる? 一突きする度に……」

ボタボタ……ボタボタ……

シンジ「アスカの愛液が、ボタボタ落ちてるよ。
    それだけアスカも興奮してくれてたってことだよね」

アスカ「っぁっ あっ あんた、程じゃ、ないわよ」ビクンビクン

ヌプン ヌプン ヌプン
タパン タパン タパン

アスカ「あんただって、もう、出そうなんでしょ?
    出し入れする度にプルプル震えてんの、わかってんだからっ」



シンジ「はぁ、はぁ……そう、だよ。でもアスカがまだ……」









アスカ「何よ。遠慮しないで、いいわよ。
    どうせこっちは、もう何回もイってんだから……」










シンジ「っ、あ、はは。そっか」

アスカ「何よ、その顔……っ ナマイキ……」ギリ……


ヌプン ヌプン ヌプン
タパン タパン タパン

ヌプン ヌプン ヌプン
タパン! タパン! タパン!


シンジ「はぁ、はぁ、イクよ、アスカ……」

アスカ「あっあっ……こっちも、また、イキそっ」ピクンピクン

シンジ「っぁ、ぁぁっ」


ヌプン ヌプン ヌプン
タパン! タパン! タパン!

ヌプン ヌプン ヌプン
タパン! タパン! タパン!



パン
グチュル……っ!



アスカ「―――っ!!!!!」ビクンビクン

シンジ「ぁっ……っ!」




ビュル ビュル……ビュルルルル……!!




アスカ「っ、ぃ、ぁぁっ すご……っ」


ビュルブ……ブピュ……



アスカ(シンジが出してる精液が熱すぎて、まるでお腹の奥に届いてるみたい……)

ビュウプ……ドプ……

アスカ「ぁっ ぁ……」ビクンビクン







シンジ(出た……凄く、一杯……

    でも、こっちが射精で動くたびに)

アスカ「んっ、くぁ……は……」ビクンビクン

シンジ(精液のかたまり一つ一つに反応してるみたいにアスカの身体が震えてる。
    ……それを見てるだけで……まだ興奮が収まらないや)ドキドキ……








ポタポタ……

アスカ「……ふぅ……はぁ……」

シンジ「ん、く……はぁ」

ヌロォ……

シンジ「……あ、抜いても、良かった?」

アスカ「……うん。ちょっと、態勢キツイ」

ヌポン

アスカ「あっ」プルッ



シンジ「はぁ……はぁ……足、辛いならすぐ動かさない方がいいよ」

サスサス

アスカ「なに勝手に、人の足揉んでるのよ……
    お金取るわよ」

シンジ「……こんな綺麗な足、触らせてくれるならいくらでも払うよ」

アスカ「はんっ、お祭りの奢りくらいで足りるわけないでしょ」

シンジ「ふふ、それは、安すぎるよ……」クスクス

アスカ「はぁ……ほんと、バカね」










































………………

物影

マリ「……」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



マリ「あ、あはは、すご、かったね」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

マリ「うん、正直、争奪戦はほら、姫有利みたいなところあったじゃん?」

白綾波「……そうかもしれないわね」

黒アヤナミ「……私だって、もっと……」

マリ「……うーん、でも、まさかこうもあっさり条件満たされるとはね。
   しかも、私を差し置いてねぇ?」モジモジ

白綾波「貴方には勝算があったの?」

マリ「まぁ肉体的アドバンテージは握ってると思ってた。
   正直、私だけ肉体年齢少し上だし!」

黒アヤナミ「……これね」モニ

マリ「わひゃぅっ!?
   お、おっぱい触んないでよ。キミそう言う事するんだねぇ」

黒アヤナミ「……私にも、コレがあれば……
      もっと碇君も見てくれたのかしら」

モミモミ……

マリ「や、ちょ……ぁ……ねぇ、黒ナミちゃん……
   もしかして、セックス目の当たりにしてちょっとアテられてる……?」

黒アヤナミ「……っ! 私は、何を……?」パッ

マリ「あん……ちょっと残念」



白綾波「……足りないのは胸じゃないと思う」

黒アヤナミ「そう?」

白綾波「正直、式波さんと私での胸の大きさの差違はそう大きくない」



マリ「どれどれ」モミモミ

黒アヤナミ「……ん」モジ

マリ「確かに……」ワキワキ



マリ「……こっちは」モミモミ

白綾波「……確認できた?」モジモジ

マリ「ふぅ、そうかもね」キラキラ




白綾波「私達に足りなかったのは、誘惑」

マリ「誘惑?」


白綾波「……こういうこと」チラ

黒アヤナミ「……下着、つけてないのね」

マリ「……あ、ははーん?」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

マリ「……」



マリ「で、ぐ、具体的に、どう誘惑するの?」

黒アヤナミ「というより、争奪戦の結果がもう出てしまったんじゃ……?」

マリ「あ、でもさっきコンドームはわんこ君が出してたよ!
   ってことは、勝利条件の証拠はまだない……から……っ」

白綾波「私達にも勝機はある。
    碇君好みの誘惑をして……性行為に持ち込む」

マリ(わんこ君好みの、誘惑……)

白綾波(……誘惑)

黒アヤナミ「……誘惑……?」




1 マリ発案     アスカのいないところで三人で迫る。
           小イベント『碇シンジ捕姦計画』

2 白綾波発案    明日から性的に猛アタックする
           今後エロイベント発生率が増加する。

3 黒アヤナミ発案  誠心誠意頼み込む
           シンジと正式にセックスする機会を設ける約束をする。

4 ???発案    逆レイプ

5 その他



3で決定


黒アヤナミ「……よく、わからないのだけど」

マリ「ん?」

黒アヤナミ「……お願い、してみればどうかしら」

白綾波「お願い、って」



黒アヤナミ「私達とも、セックスしてって、お願いするの」




マリ「え、そ、それは、直球すぎるっていうか」ドギマギ

マリ「ほら、私達もこんなだけど、一応人間だし、文明人だし、
   セックスするのにも段階とかあるじゃん?」

白綾波「真希波さん」

マリ「それを反故にして、いきなりセックスしてって言うのは、ちょっと……」

白綾波「真希波マリ」ピシャリ


マリ「……はい」


白綾波「……続けて」

黒アヤナミ「……碇君は、私達との行為を拒んだりはしなかった。
      お風呂で三人に迫られても、絶対的な拒否は見せなかったわ」

マリ「う、ん」

黒アヤナミ「だから私達にも性的な魅力を感じてくれていると思う。
      それが、狙い目。
      だけど自分から動いてくれるわけではない。常に受け身だった」

白綾波「……生半可な誘惑ではだめ。ということね」

黒アヤナミ「だからこその、『お願い』」

マリ「なるほど、『据え膳』ですらなく、『口に運んであげる』ことで、
   引っ込み思案なわんこ君でも『食べても良い』という状況になるわけだ」

黒アヤナミ「……そうだけど」

白綾波「そうね、決定的な問題点がある」

マリ「……あー、うん」



黒アヤナミ「アスカが、完全にリードしているという状況。
      当然碇君の性欲も、今はアスカに向かいやすくなっている」

白綾波「ふつうは浮気しないように生きていく」

マリ「……そっかぁ。もうわんこ君的には姫に傾いてるかぁ」

黒アヤナミ「……それに、アスカから碇君を横取り、するみたいになるかも」

白綾波「……」

マリ「……あー……」



三人「……………………」









マリの端末「ヴォン」

カヲル「お困りのようだね」

マリ「ぎにゃぁぁぁあああああああ!?!?!?」

ポイ



カヲル「ひどい事をするね。
    僕はハッキングはできてもこの端末に出来ない事をする事は出来ないんだ。
    投げ捨てられたらもうおしまいさ。
    さぁ、拾いあげてもらえるかな?」

マリ「不意打ちはホントやめて……っ!」ドクン ドクン

カヲル「事情は察したよ。

    式波さんが碇君とくっつきそうだから、
     性的アドバンテージを解消するべくセックスをするつもりなんだね。
      双方合意のもとで」

白綾波「……それを部外者から言われると」

黒アヤナミ「なんだか、モヤモヤする」イラッ



カヲル「まぁそのくらいの恥と外聞は覚悟したまえよ。
    それより今の君たちに出来る事を進言してあげたい。
    その『お願いをする』と言う方向性に関してね。

    聞いてもらえるかな?」



黒アヤナミ「……聞くだけ聞いてみたい」

白綾波「でも、なんだか……胡散臭い」

黒アヤナミ「聞くだけならタダ」

白綾波「……だけど」

黒アヤナミ「渚カヲルに、セクハラ的意思はない。
      助言をすると言ったら、助言をするはず。
      信頼ではなく、実績」

白綾波「……そこまで言うなら、いい」



マリ「……ちょっとまって」

カヲル「なんだい?」

マリ「……キミはさ、私の事、嫌いだよね。

   わんこ君の選択を否定して、この世界を作り出した私の事を、
   憎んでるよね?」

カヲル「ああ、その通りだ。
    今は少し、落ち着いているけれどね」

マリ「どうして、私の思惑に協力してくれるわけ?
   私がここで碇シンジハーレム作ろうとしてるのは、ほとんどエゴなのに」

カヲル「そうだね。
    我ながら酔狂とは思うけど……
    でも、シンジ君だって男の子だ。ハーレム状態に悪い気はしないはず、
    それを協力するのは僕としては良い気分だよ」

マリ「……何か、とんでもない貸し作ろうとしてない?」




カヲル「うん、素直に言おう。
    僕は貸しを作ってキミにいずれ願いを託すだろう」




白綾波「……信頼できるんじゃなかったの」ジー

黒アヤナミ「……セクハラ的意思はないけど、打算的な申し出だった……
      そういう人、だったんだ」シラー

カヲル「まぁ、悪いようにはしないさ。
    僕の願いだって最終的には碇君の為になる。と思うよ」

マリ「……」

カヲル「さて、聞くかい?
    これ、今抱えてる問題点をほとんど解決できると思うよ。

    ただ、ちょっとだけ、度胸というか……
    プライドを、捨てることになるかもね」



マリ「……っ」ゴクリ

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



長期計画『女の戦い』を入手


…………………………

お祭り会場



アスカ 装備:ラフな格好

アスカ「悪かったわね。
    バカシンジのせいで水風船割れちゃって……浴衣が濡れちゃったのよ。
    着替え取りに行ったりしてて遅れちゃった」

シンジ「え あ、うん、ごめん」



マリ「別にぃ~?
   二人でどこに行ってたかしらないけど、私達は私達で、楽しんでましたよぉ~?」ムスッ

白綾波「……ねー」

黒アヤナミ「……ねー」

アスカ「なにそれ、打ち合わせでもしたの?」



マリ「とにかく、そろそろ花火なんだからさぁ。
   良く見える場所移動しようよ」

シンジ「うん、そうだね。
    花火には間にあって良かったよ」

マリ「……ふふ、そんだけ『早かった』ってことかにゃー?」

シンジ「……っ、え、えっと……? マリさん?」

マリ「なんでもなーいよっと」




アスカ「それにしても、立派にお祭りって感じよね。
    出店もあんだけ出して、花火もあげて……

    ちょっと、流石に、感動したかも」

白綾波「まだ上がってないわ」

アスカ「そうだけども……うん。

    正直、もうちょっとしょっぱいお祭りを想像してたのよ。
    子供会でやる地域のお祭り、みたいなのね」

黒アヤナミ「……でも、みんなが頑張って、大きなお祭りにできた」

マリ「そうそ。こんな世界でもさ。こうして、みんなで楽しいことだってできる。
   捨てたもんじゃないでしょ、この世界もね?」

シンジ「……うん」




マリ「……良かった……
   実はさ、急げばもう少しでアディショナルインパクトからネオンジェネシスへのくだり、
   もう整っちゃうんだよね」

シンジ「えっ!?」

マリ「……でもさ。わんこ君がいま『うん』って言ってくれたおかげで、

   『この世界』はもう少し続くよ」

シンジ「……そう、か」

マリ「そう。
   大丈夫。

   キミはもう既に一杯頑張った。だから『今回』はもう頑張らなくても良い。
   そして、この世界といっぱいお話して、

   もう一回、ネオンジェネシスと向かい合ってごらん?」

シンジ「うん………………………………

    ………………うんっ」






ヒュー……………………ドン!!!!






花火を見た瞬間 隣に居た人物


1 マリ
2 アスカ
3 白綾波
4 黒アヤナミ
5 全員に周りを埋められていた。
6 その他


3で決定


ヒュー……………………ドン!!

アスカ「うわっ! 凄!」

ヒュー……………………ドン!!

マリ「たーまやー!」

ヒュー……………………ドン!!

黒アヤナミ「かーぎやー」

ヒュー……………………ドン!!




シンジ「……っ ふぅ、ここなら誰も見てないし……カツラくらい取ろうかな」

コソコソ……

白綾波「……碇君っ」

キュ

シンジ「あ、綾波? どうしたの?」

白綾波「……二人きりに、なりたかった。
    ちゃんと、ちゃんと御礼言えてなかったから……」





白綾波「……碇君、私を助けてくれて、ありがとう」






シンジ「……っ あ」
白綾波「……私はちゃんとここに居る。
    貴方の隣に戻ってこれた。

    ……とても、嬉しい」

シンジ「ぼ、僕も、綾波がいてくれて嬉しい、よ」ドキドキ

白綾波「……碇君、私」

キュ



白綾波「碇君が好き」




シンジ「っ」ドクン



白綾波「……知ってると思うけど、
    私もアヤナミシリーズの一人。
    貴方への好意はプログラミングされている。
    だから偽りの心と思うかもしれない。でも」

シンジ「そ、それは、違うと思うよ」

白綾波「……」

シンジ「プログラミングだろうとなんだろうと。
    今綾波が思ってる事は、えっと、綾波の意思であって、
    キミが、アヤナミシリーズだからとかじゃなくて……」

白綾波「……ええ」

シンジ「……その、僕を、好きでいてくれて、ありがとう。
    でも僕、実は」

白綾波「……んっ」スッ



チュ……




シンジ「んむっ……!!」

白綾波「……ん お願い、逃げないで」

ソッ

シンジ「あ、綾波……んっ」

チュ……クチュ

白綾波「……んむ、んふ……」

クチュ……ニチュル……

シンジ「っ あ、んむ」

クチュ……チュパ



白綾波「ぷは…………ん……

    ごめんなさい」

シンジ「え、あ、ううん……その……」



白綾波「……」

シンジ「……」



白綾波「貴方が、式波さんといい関係なのは、知ってる」

シンジ「そう、なんだ。
    でも、じゃあ、なんで」

白綾波「私はハーレムに肯定的」

シンジ「キミもマリさんと同じ、なのかな」

白綾波「少し違う……
    ハーレムなら、『私』が救われる」

シンジ「もう一人のアヤナミのこと?」

白綾波「そう」

シンジ「……」


白綾波「私は、碇君の事が好き。
    あの子も、碇君の事が好き。
    私は綾波
    あの子はアヤナミ

    どっちも私。
    運命的に結び付けられた、貴方に好意を寄せる女の一人。

    どちらか、ではない。
    今この世界には、二人の『あやなみ』が居る」

シンジ「……うん」

白綾波「二人とも、貴方の隣に居たい。
    好きな人の隣に居たいのは同じ……
    同じなのに、どちらかが報われないなら。
    この世界に報われなかった私が居る事になる。

    ……違うけど、同じ。だから、一緒に貴方の隣に居たい」

シンジ「……う、うん?」

白綾波「……ごめんなさい。混乱させてしまった」

シンジ「……で、でも、わかったよ。
    綾波が、僕を好きでいてくれた事……よく、わかった」



白綾波「……」

ギュ

シンジ「ん……」

白綾波「……お願い。抱きしめ返して」

シンジ「……うん」

ギュ……



白綾波「お願い…………」

ギュ………………


シンジ「………………」ドクン ドクン……










………………………………

七日目 土曜日 深夜



1 シンジの気持ち
2 アスカの気持ち
3 マリの気持ち
4 黒アヤナミの気持ち
5 白綾波の気持ち

6 一方その頃ヴンダーでは

7 ミサトの気持ち

8 その他


3で決定

マリの部屋

マリ「……」ゴロン

マリ「……」ゴロン

マリ「……」ゴロン……



マリ(あれ?)



マリ「……………………………………はぁ」

マリ(私もしかして、
   ………………ヘコんでる?)

マリ「…………ふぅ」

マリ(そう、だわ。これ完全にヘコみモードだわ。
   姫に先越されたのもあるけど……
   いや、そもそも姫がとられたみたいな感覚もあって……)

マリ「…………んぁー」

マリ(ハーレム作りたいなんて言ってても独占欲って消えないもんなんだねぇ。
   最終的に希望とするハーレムができたとして、へこまずにいられるのか?)

マリ「……ん」ゴロン

マリ(……いや、私の希望はチルドレン全員がドロドロのグチャグチャになる関係。
    それ自体に問題はない)

マリ「……」

マリ(そっか、姫はわんこ君と仲良くて、白黒は二人で結構つるんでて……
   いまちょっと私、小さい孤独にいるんだ)

マリ「寂しい、かぁ」

マリ「……」

マリ(そっかぁ。
   私達エヴァパイロットって、世間から孤立してる……
   だからその孤立している者同士でならお互いの寂しさを補完できる。
   私は、そう思ってたんだ。

   何となく『このみんなで仲良くできたらなー』って思ってたけど、
   そういう理由があったって、今気づいた。

   けど、その中でもちょっと孤立している今、
   今まで感じたことない寂しさを感じている……と)

マリ「……」ムク

マリ(理由がわかったら少しすっきりしてきた。

   さて、じゃあ、私はどうしたい?)

マリ「……」



1 寂しさを埋めるためにわんこ君の部屋へ
2 話をしたくて姫の部屋へ
3 寂しい思いをしてきたであろう白ナミの部屋へ
4 黒ナミは何してるかな?
5 悶々する……  (自慰
6 こういう時こそ睡眠薬の出番では? (夢を見る
7 その他

4で決定


マリ(……どうしたいんだろうねぇ。
   自分の望みも良くわからなくなってきちゃったかも)

マリ(自分の望み……といえば、
   黒ナミちゃんは偉いよなぁ。第三村に居るうちに、自分で好きな物見つけて、
   プログラミングされてるとは言え、わんこ君への『好き』も貫いて、
   ……それを、オリジナルと共有した上で納得するってんだから、凄いよなぁ)

マリ(……お話、してみようかな?
   深夜だけど、大丈夫……だよね?)ムクッ

ガチャ


テクテクテク

コンコン

マリ「……居る?」

黒アヤナミ「…………ええ」

マリ「……あのさ、お話、いいかな」

黒アヤナミ「どうぞ」

ガチャ

マリ「夜分遅くに失礼、ってね」

黒アヤナミ「……私達にとって、夜も朝も変わらない。
      と思う」

マリ「ん、それでも、やっぱり夜って一人のが多いじゃん?
   私達もそうすることで社会との摩耗を減らしてるワケだしさ」

黒アヤナミ「そう、なの?」

マリ「うん。極力、人間と同じ様に行動するようプログラムされてる」

黒アヤナミ「貴方は……同じように行動しているようには見えない」

マリ「あはは、私は君たちチルドレンシリーズの雛型、プロトタイプだからね。
   元々の『真希波マリ』の性格が色濃く残ってんのさ」

黒アヤナミ「……個性的。
      少し、うらやましい」

マリ「別にキミが無個性ってわけじゃないしょー?
   無口だけど、欲望に素直で、意外と情熱的……見てて楽しいし、可愛い」

黒アヤナミ「……」

マリ「……どしたの?」

黒アヤナミ「……いえ」



1 黒アヤナミ「……もしかして、口説きに来たの?」(好感度激変
2 黒アヤナミ「……もしかして、何か悩み事?」(好感度緩やかに変化
3 黒アヤナミ「……気になってる事がある」(微エロ会話
4 その他

3で決定

黒アヤナミ「……気になってる事がある」

マリ「なに?」

黒アヤナミ「碇君とアスカが……その、セックスしてた」

マリ「う、ん」

黒アヤナミ「……男の人って、セックスの時はあんな感じになるの?」

マリ「……多分、そうなんじゃないでしょうか」

黒アヤナミ「……何故敬語?」

マリ「……わかんないから、だよ。
   こちとら性経験自体はキミとあんま変わらないよ」

黒アヤナミ「そう、なの?」

マリ「経験豊富かと思った?
   でも言ったでしょー? 私の愛、重いんだわ。
   だから操もたてるし、もしこの先わんこ君も姫も私を望まなかったら……」

黒アヤナミ「……」

マリ「……死なないとは思うけど、
   行方は、くらますかもねー……」

黒アヤナミ「……」

スッ

マリ「ん?」

キュッ

黒アヤナミ「……そう言う事を言わないでほしい」

マリ「……あは。黒ナミちゃんにそう言ってもらえるなら、どこにも行かないよ」



黒アヤナミ「……碇君は、受け身のセックスをすると思ってた。
      前に四人でお風呂に入った時も受け身だったし、
      あと、イメージ的に」

マリ「うん。まぁ、そうだよね。
   そのわんこ君が姫に対してはあんな感じのセックスするんだね。

   ちょっと、イジワルそうだった」

黒アヤナミ「……ええ」

マリ「あれ、見てさ。どう思った?」

黒アヤナミ「……どう、って?」

マリ「だってもしかしたらさ、私達もするかもしれないんだよ?
   外で、ちょっと責め気味のわんこ君に、アレでズンズンされるの」

黒アヤナミ「……」ゴクリ

マリ「私はさぁ。
   ちょっとMっ気あるから、ああいうの嫌いじゃないんだよね」

黒アヤナミ「外で、するの?」

マリ「そういうのとか、ほら『外でするのが好きな変態です』って、言わされる奴。
   あれ、ちょっとやってみたい」ウットリ

黒アヤナミ「……そう」

マリ「でもいじるのも好きなんだよなぁー!」

黒アヤナミ「……私は」


黒アヤナミの性癖

1 黒アヤナミ「私も、やってみたい……かも」M気あり
2 黒アヤナミ「もっと、凄いことして欲しい」ドM
3 黒アヤナミ「碇君には悪いけれど、彼は受け身であってほしい」S気あり
4 黒アヤナミ「もっと、凄い事を……碇君にしてみたい」S

2で決定

黒アヤナミ「もっと、凄いことして欲しい」ゾク

マリ「へぇ~。黒ナミちゃんは、マゾ子ちゃんか……
   なんか、えっちぃね」

黒アヤナミ「……ん」

マリ「するってぇと、白ナミちゃんも同じなのかにゃ?」

黒アヤナミ「……どうかしら」




マリ「……」ムラッ

黒アヤナミ「……」





マリ「……あの、さ」

黒アヤナミ「……なに、かしら」

マリ「ハーレムって、言ったじゃん? 私」

黒アヤナミ「え、ええ……碇君のハーレム、作りたいんでしょ?」

マリ「うん。そうなんだけどさ。
   一番重きを置いてるのは、みんなが『ナカヨク』することなんだよね」

黒アヤナミ「……っ」

マリ「……もし、今ここでさ。
   この変な雰囲気、ガラッと変えて……

   私が キミを 襲ったりしたら、どうする?」



黒アヤナミ「…………………………」

マリ「……」

黒アヤナミ「……………………」

マリ「……」





黒アヤナミ「……あなたは、そんな事はしない」

マリ「……ん」

黒アヤナミ「本当にしたいなら。きっと同意を求めるはず。
      だって、その気になればいくら経験がなくても貴方は碇君と性的な関係になれたはず。
      それを貴方はしなかった」

マリ「……うん」

黒アヤナミ「いずれにせよ、貴方は暗黙でも同意がないと性行為はしない。
      だから、性接触のない私を襲うなんて事はない」

マリ「そう、だね。
   確かに本気じゃなかったけど、そこまで冷静に言われると申し訳なくなってきちゃったよ」




黒アヤナミ「でも、『したい』と一言言えば、
      多分私は応えると思う」




マリ「……え」

黒アヤナミ「……貴方は、命の恩人でもある。
      それに私は貴方の事を少なからず良く思っている。
      容姿も、綺麗」

マリ「……」

黒アヤナミ「貴方を性的な目で見られるかはまだ分からないけれど、
      行為自体に嫌悪感は……あまりない」

マリ「そう、なんだ」

黒アヤナミ「……」

マリ「……」




マリ「もしかして、黒ナミちゃん……けっこう私の事好き?」

黒アヤナミ「……」コクン

マリ「はっ……ふ、わぁ……」ドクン

黒アヤナミ「……」テレリ

マリ「……っ」ドキドキ



黒アヤナミ「……貴方は?」

マリ「っ 私も、黒ナミちゃんの事好きだよ?」

黒アヤナミ「……碇ユイに似てるから?」

マリ「……ううん、違う。
   確かに彼女はオリジナルだし、顔は似てる。
   けど、アヤナミシリーズとは違うし、
   私は黒ナミちゃんの事が好きだよ。

   ……姫と、おんなじくらいかもね」

黒アヤナミ「流石に碇君と同じくらいにはなれないのね」クス

マリ「それはお互い様でしょー?」ニヤリ

黒アヤナミ「……でも、アスカと同じくらいってことは、
      私も性的な目で見られている?」

マリ「……あー、えっとねぇ。
   そうだね。私の『好き』はそっちの意味かなぁ」



黒アヤナミ「……そう」トクン……



マリ「じゃ、さ。
   もしも黒ナミちゃんが、私の事そういう目で見れるようになったら……
   そん時はもう一回ここにお邪魔させてもらうよ。

   今度は……本当に襲っちゃうかもね」

黒アヤナミ「………………」ジーッ

マリ「……ん?」

この後の展開

1 黒アヤナミ「……確かめたい」
  マリ「何を?」
  黒アヤナミ「貴方への好意が、性的なものなのか」
  マリ「……どうやって?」ドキ
  黒アヤナミ「……キス、してほしい」

2 黒アヤナミ「……」モジ
  マリ「……えと」
  黒アヤナミ「……別に、今でも、いい」

3 黒アヤナミ「ごめんなさい。やっぱり今は、碇君に夢中だから」
  マリ「ありゃ、残念。フラレちった」

1で決定


黒アヤナミ「……確かめたい」

マリ「何を?」

黒アヤナミ「貴方への好意が、性的なものなのか」

マリ「……どうやって?」ドキ



黒アヤナミ「……キス、してほしい」




マリ「……」

黒アヤナミ「……それで私がどう思うか、試す」

マリ「……うーん、私は、願ったりかなったりだよ?
   でも、いいの?」

黒アヤナミ「いい。
      貴方だから、お願いできる」

マリ「じゃ、ぁ。
   うん、わかったよ」



黒アヤナミ「……」スッ

マリ「……」スッ



マリ(近い)

黒アヤナミ(……こんなに、近くに顔がある。
      そう言えば、アスカとエッチな事をした時もこんなだった)

マリ(姫とはこんな距離で話したこともあるし、キスもするし……
   それに、あの後も実はちょっと、色々あったし……

   だけど、『この顔』とするのは、やっぱりちょっと緊張する)

タジ タジ



黒アヤナミ「……だめ?」

マリ「あ、違う! 違うの。したいよ、凄く、したい。
   でもね、やっぱりドキドキするよ」

黒アヤナミ「……私も」

マリ「……そう?」

黒アヤナミ「……触ってみて」

グイッ

マリ「……ん、うん」

黒アヤナミ「ね?」

ドクン ドクン

黒アヤナミ「……」

マリ「……あはは、これ、他の人には絶対やらないでね」

黒アヤナミ「ええ。勿論」





マリ「……じゃ、するよ」

黒アヤナミ「……ん」

マリ「……ん」



チュ……




マリ(……そう言えば、
   姫とは完全に打ち解けてからのキスだったし、
   わんこ君とは、酒の勢いだったけど……)

黒アヤナミ「……ん」

マリ(こんな、好き同士なのか良くわからない、ふわふわしたキスは、
   初めて、だな……)ドキドキ


ドクン ドクン

ドキドキ……


黒アヤナミ「……」スッ

マリ「……」スッ



マリ「……どう?」








黒アヤナミ「……気づくべきだった」クルッ





マリ「え?」



黒アヤナミ「試したいなんて言って、
      貴方にキスをせがんだ時点で、私がどういう気持ちなのか……

      もう、ほとんど答えは出ていた」

マリ「……」

黒アヤナミ「……ごめんなさい。今、どういう顔してるか、自分でもわからないの。
      頭の中も、ぐるぐる回ってる。
      ちょっと、整理する時間が欲しい」

マリ「……うん」

黒アヤナミ「今日は、これで終わりでいいかしら?」

マリ「そうだね。でも、一つだけ良い?」

黒アヤナミ「……背中越しでいいなら」

マリ「いいよ、そのままで。

   実はね。私、色々考え過ぎて、結果なんとなく人恋しくてここに来ちゃったんだ。
   だから、さ?

   黒ナミちゃんも、もし考え過ぎてどうしようもなくなったら私のところにおいでね?」

黒アヤナミ「……」

マリ「……勿論、白ナミちゃんのところでもいいよ。
   相談するでもなし、お話するだけでも結構スッキリするものだし……
   あと、こうして思わぬ収穫が出来たりするし」


ギュッ


黒アヤナミ「っ ……ゃ」ドクン

マリ「……ねぇ、私からもお願い」



黒アヤナミ「今日は、だめ……」ドキドキドキドキ


マリ「そうゆーのじゃないよ。
    私の名前、なんだけどさ」

黒アヤナミ「……貴方の名前?」

マリ「そ。
   結構、私の名前ちゃんと呼ばれないんだよね。
   わんこ君も『マリさん』だし……だからさ、黒ナミちゃんはずっと『マリ』って呼んでね」

黒アヤナミ「……ええ」

マリ「ありがと 大好き」

チュ

黒アヤナミ「ん…… そう言うの ずるい」

マリ「あはは、ごめん。
   でもさ、どうせ頭がグルグルしてるんなら……もっと私の事考えてもらいたくて……

   意地悪しちゃった」ニヤリ

黒アヤナミ「……もう、帰って」ドキドキ

マリ「これ以上やると怒らせちゃいそうだね。
   流石にホントに帰るよ。
   また、明日ね」

スッ

ガチャ……

パタン




黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ「……」





ヘナヘナ ペタン

黒アヤナミ「……マリ………………」トクン



……………………



八日目 日曜  午前


行動選択

1 シンジ   仕事
2 マリ    休暇
3 アスカ   休暇
4 黒アヤナミ 休暇
5 白綾波   休暇

小イベント『机の中心にエロ本を置かれたけもの』
6 発見者 マリ
7 発見者 黒アヤナミ
8 発見者 白綾波
9 発見者 全員
10 発見者 アスカ以外

11その他


1で決定

シンジ「おはよう、みんな」

白綾波「おはよう」

アスカ「おはよ」

シンジ「あれ?アヤナミは、もう行ったの?」

白綾波「そうみたい」

マリ「……あはは、早起きさんだねぇ」

マリ(……避けられてる?)



………………

ケンスケの家前


ケンスケ「よう、碇。昨日は……その、大変そうだったな」

シンジ「え、んっと、あぁ。女装のことね」

ケンスケ「どうだ、目覚めそうか?」ニヤニヤ

シンジ「そういう表現あるけどさ。
    僕の場合は浴衣を着ただけだから、そこまで『女装した!』っていう実感ないんだよ」

ケンスケ「なるほどな―?
     スカートでも穿いてみれば変わるかもな」

シンジ「ケンスケは僕をどうしたいのさ……」

ケンスケ「ははは、悪のりが過ぎたかな。
     さて、今日は……と」



1 要点観察  防衛戦フラグ
2 要点観察  アイテム入手フラグ
3 L結界浄化 プール開放フラグ
4 L結界浄化 謎の研究室解放フラグ
5 その他

※同行者選択可能 (複数可能

3 白黒 で決定



ケンスケ「そう言えば研究所からL結界浄化の依頼が来てたな……
     ちょっと確認するから待っててくれ」

シンジ「うん。わかったよ」

プルルル……

ケンスケ「もしもし、どうもこちらケンスケ。
     依頼の件なんだけど………………」

シンジ「……」テモチブサタ

スタスタ……

黒アヤナミ「碇君、おはよう」

シンジ「あっ、おはよう あやなみ」

白綾波「仕事?」

シンジ「うん。今ケンスケが確認取ってる所なんだけど」

黒アヤナミ「そう」

白綾波「要点観察、っていうの?」

シンジ「ううん。今日はL結界浄化の手伝いだよ。
    まぁ、要点観察も込みだけど、メインはそっち」

白綾波「……大変?」

シンジ「んー、ちょっと場所が分かりにくい時があるけど、
    大変って言うほどの事じゃないよ。

    指定された場所に装置を置きに行くだけで、
    ちょっとした遠出をする感じかな」

白綾波「そう、なら」

黒アヤナミ「……一緒に行っても良い?」

シンジ「多分、良いと思うよ。
    前にも行ったことあるしね」

白綾波「そうなの?」

黒アヤナミ「ええ。アスカと釣り、してた」

白綾波「……そうなの?」

シンジ「釣りは……うん、やりたければやれると思うよ。
    ケンスケも常備してるって言うし。
    もしかして、二人とも暇だった?」

白綾波「というより、この子が」

黒アヤナミ「……」圧

白綾波「……なんでもないわ」

シンジ「?」

ケンスケ「お待たせ碇、と、お二人さん。
     もしかして同行希望者かい?」

白綾波「ええ」

黒アヤナミ「いい?」

ケンスケ「美少女の同行を断るようなまねはしたくないね。
     勿論、歓迎するよ」

白綾波「美少女?」

ケンスケ「だろぉ? なぁ、碇」

シンジ「うん、まぁ、あやなみは確かに可愛いけど、
    それを日常的に言えるケンスケのコミュニケーション能力には頭が下がるよ」

ケンスケ「ははは、褒めるな褒めるな。
     さて、行こうか」

……………………


ブロロロ……

ケンスケ「今日はここの調査、だな。
     電力会社の跡地だが……使えそうなものはあまり期待できない。
     地殻変動やらなんやらでイカれてる土地だからな」

シンジ「そっか。 じゃあ大型装置の確認だけで終わるかもね」

ケンスケ「そう言う事だ。
     施設が奇跡的にでも生きていれば、話は別だがな」

シンジ「よし、道具は持ったよ」

ガシャリ

ケンスケ「さて、二人はどうする?」

白綾波「……もしかして、同行すると邪魔?」

ケンスケ「邪魔、とは言わないが、
     見て面白い物でもないし、おしゃべりしながら歩くのも危険だ。
     ここで景色でも眺めているのをお勧めするね。

     それとも、こいつがいるかい?」

釣竿「「オッス」」

黒アヤナミ「……前は釣れなかった」

シンジ「今度は、釣れるかもよ?
    運もあるって言うし、この辺の川なら話も変わってくるかもしれない」

白綾波「私は、やってみたい」

黒アヤナミ「それなら、私もやる」

ケンスケ「よし、じゃ準備だけしていくか」



………………

チャポン

チャポン



白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



白綾波「……家に居たくない、って?」

黒アヤナミ「……」ピクッ



白綾波「何かあったの?」

黒アヤナミ「……何も」



サァァァ……
チチチ……



白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



黒アヤナミ「何か、は  あった、けど」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……秘密に、してほしい」

白綾波「……ええ、わかった」



黒アヤナミ「……マリと、キスした」

白綾波「……」ピクン

チャプ



白綾波「……貴方、そういう趣味があったの?」

黒アヤナミ「……」

白綾波「……」

黒アヤナミ「そう、なのかもしれない。
      でも碇君も好き
      ……アスカも好き」

白綾波「……気が多いのね」

黒アヤナミ「そうね。一般的な倫理としては良くないことかもしれない」



カサカサ……
サァァァ……




黒アヤナミ「でもやっぱりエヴァのパイロットであるあの家のメンバーに、
      何か、特別なつながりを感じる」

白綾波「……」

黒アヤナミ「マリがいつか言ってた。
      エヴァのパイロットたちはお互いを意識し合うように出来ている。
      そして、特別『碇シンジ』に対して好意を抱くように設計されている」

白綾波「……そうね」

黒アヤナミ「だから貴方もハーレムに同意した。
      ……のだと、思っている」


白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

白綾波「そう、なのかしら」

黒アヤナミ「もしくは、争奪戦で正当に勝つ自信がなかった……とか」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」



黒アヤナミ「ごめんなさい。これは、私が思っていた事」

白綾波「いいえ、いい。
    私も、アスカにかないそうもない、とは思ってた……

    私も、もっと積極的に碇君に接して見れば……」

黒アヤナミ「……お酒を飲んでみると良いわ」

白綾波「……?」

黒アヤナミ「もし同じ酔い方をするなら、凄く良い」ポヤン

白綾波「そう……?」



黒アヤナミ「マリと、キスしたことで……
      自分が思っている以上に、彼女を意識していることが分かった。

      それで、なんとなく顔を合わせづらい」

白綾波「好きなら、一緒に居ても良いんじゃないの?」

黒アヤナミ「……分からない。
      碇君になら素直に言えるけど……マリには、なんだか恥ずかしい」

白綾波「恥ずかしい?」

黒アヤナミ「そう、恥ずかしい」


白綾波「……」

黒アヤナミ「……」


白綾波「確かに……真希波さんや式波さんに好意を伝えると考えると……
    照れるかもしれない」

黒アヤナミ「うん。
      多分なのだけど、私達にとって『碇君を好き』だと思う感情は
      当たり前になっていて、好意を口にするのに比較的ためらいがない」

白綾波「……」コクン

黒アヤナミ「一方、後天的に好きになって行った相手に対しての好意を表現する事は、
      普通に照れが生じてしまう。
      ……ということなんじゃないかしら」

白綾波「……そう」

黒アヤナミ「……貴方は、どう?」

白綾波「わからないわ。私まだ、碇君以外を好きになった事がない」

黒アヤナミ「……そう」


グイ


釣れたのはどっち?

1 白ナミ 白ナミ→黒ナミの感情度変化
2 黒ナミ 黒ナミ→白ナミの感情度変化
3 両方  双方向の感情度変化
4 その他

3で決定

白綾波「っ! かかった、の?」

黒アヤナミ「多分……っ!」

バシャバシャ
バシャバシャ

黒アヤナミ「フッキング!」ググググ

白綾波「なに、それ」グググ

黒アヤナミ「一旦竿を倒して」ググ……

白綾波「……こう?」ググ……

黒アヤナミ「勢いよく、引くっ」グイッ

白綾波「……っ」グイッ

バシャバシャ!
バシャバシャ!

白綾波「あとは?」

黒アヤナミ「後は…………」

バシャバシャ!
バシャバシャ!

グググググ…………


黒アヤナミ「……なんとなく、引っ張る」

白綾波「……そう」


グイィッ!

グイィッ!

バシャン!



ビチビチビチ
ビチビチビチ

黒アヤナミ「……っ 釣れた」

白綾波「……ええ」

ビチビチビチ
ビチビチビチ



黒アヤナミ「……でも、この後どうするの?」

白綾波「……分からない」

ビチビチビチ
ビチビチビチ

白黒((多分、針から外すんだろうけど……少し、怖い))

ジーッ

白黒((多分、向こうもそう思ってる……))

シンジ「わっ! すごい、ケンスケ。
    二人とも釣れてる」

ケンスケ「おぉ ホントか?
     やるじゃないか……って、なんで針付いたままなんだ?」


白黒「「取り方が分からない」」



シンジ「え、えっと」

ケンスケ「針を戻しながら外すんだよ。
     で、そっちのケースに入れる」ソソクサ

黒アヤナミ「……お願いします」

ケンスケ「そっちのは碇がやってみなよ」

シンジ「えと、うん。わかったよ」

白綾波「お願い」

シンジ「良くやったね、すごいや」

白綾波「……」ニコ

シンジ「えっと、こうかな」ググイ

ビチビチビチ……



黒アヤナミ「……碇君も、素手で魚触れるのね?」

シンジ「……う、うん。触れた。
    捌いたことあるからかな。

    でも魚って凄い力なんだね」

ケンスケ「すぐケースに入れないと魚が痛むぞっ
     ほれ」

ポチャン

シンジ「あ、うん」

ポチャン

ケンスケ「ふぅー……
     良いなぁ、結構食べ応えがありそうだぞ。
     塩焼きにでもするか?」

シンジ「ああ、イイねぇ」

白綾波「美味しいの?」

シンジ「うん。前にミサトさんが加持さんにもらったとかで焼き魚にして食べたんだけど、
    アレは美味しかったなぁ……」

ケンスケ「おっ、この旨味がわかるってことは、マセた舌してるなぁ」

黒アヤナミ「……お魚」ジュルリ




………………

ブロロロロロ……

移動中


白綾波「……」ジッ

黒アヤナミ「……どうかした?」

白綾波「……少し、不思議。
    正直、貴方と上手くやれるか、凄く心配だった」

黒アヤナミ「……私も、そう思ってた」

白綾波「同じだからこそ何か変な感じになったりするかも、とか
    経験が違うだけで、全然違う考え方をしたり、とか……

    それで話がこじれたり……とか」

黒アヤナミ「……」コクン

白綾波「……でも、そんなことなかった。
    同じだからこそお互いの事がよくわかるし、
    経験が違うから違う感情を持つけど……そんなの当たり前だし」

黒アヤナミ「……そうね」

白綾波「なんとなく、だけど。
    私達、上手くやれそうな気がする。

    ……上手く、やっていきたい。」

黒アヤナミ「私も、そう思う」

白綾波「……碇君の事も」

黒アヤナミ「……うん」

白綾波「真希波さんの事は……まだ、良くわからないけれど、
    私でも答えられる事があったら協力したい。
    だから、話してみてほしい。
    もしかしたら力になれるかも」

黒アヤナミ「そう……」



黒アヤナミ「……ありがとう」ニコ

白綾波「……ん」ニコ



シンジ「……」

ケンスケ「……」

シンジ(良い雰囲気、だなぁ)

ケンスケ(焼き魚一匹もらえたりしないかなぁ……)



ブロロロロロロロロ………………


…………………………

浄化ポイント


シンジ「この辺、かな? えっと、場所確認のサインは」スススッ

ケンスケ「あ、ヤベ。GPSずれてた! 碇ー!移動だ! 移動! あ、サイン忘れてた」スススッ

シンジ「西に100m? ちがう、あのサインは………………1キロ!?!?」



メラメラ パチパキ……


白綾波「火は大丈夫。魚は、多分、焼けそう」

黒アヤナミ「そう」

白綾波「碇君は?」

黒アヤナミ「……走ってる。元気そう」

白綾波「そう」

黒アヤナミ「……碇君がお仕事してる」

白綾波「そうね」

黒アヤナミ「……」

白綾波「貴方は、碇君が働いてるところを見た事がなかったのね」

黒アヤナミ「そう。
      エヴァに乗ってたという事も、話でしか……」

白綾波「……私は、一緒に戦った事があるけど
    それはまた別な感じ……

    働いているところを見るのは、なんだか……」チラ

黒アヤナミ「……」チラ


白黒「「ちょっと、カッコいい」」

白黒「「……」」

白黒「「……っ」」クスクス



シンジ「はぁ、はぁ、ただいま」

ケンスケ「ははは、すまんな碇、随分歩かせた!」

シンジ「いや、走ったよ。
    結構、走ったよ。
    だって機械の方起動し始めてたからねっ」

ケンスケ「いやいや、ごめんて。
     ところで、どうだ? 魚 焼けた?」



白黒「「どうぞ」」




ケンスケ「お、イイ感じ~
     って、いいのか? 俺達で食べても」

白綾波「私達は食べなくても平気。それに」

黒アヤナミ「今度は、二人で釣りに行く」フンス



シンジ「そっか。二人とも釣り気に入ったんだね」

黒アヤナミ「今度はもっと釣りたい」

白綾波「その前にもう一回勉強しなくちゃね」

黒アヤナミ「……とりあえず、触れるようにならないと」


ケンスケ「……はは、なんか、安心したなぁ」

シンジ「うん。あの二人が仲良くできてると、僕もそう思うよ」

ケンスケ「家でも、ちゃんとんかよくやれてるか?」

シンジ「そうだね、みんな上手くやってる、と思うよ」

ケンスケ「なら良いけど、
     アヤナミ同士が上手くやってるなら後の心配はやっぱりお前だよ。
     監視生活、大変だろうけど頑張れよ。
     どうしても辛くなったら俺の家に遊びに来ても良いしさ。

     ……まぁ、監視はつくだろうけど」

シンジ「大丈夫だよ。そこまで辛い事は、ないと思う」

ケンスケ「はは、そう言えるなら大丈夫だな。心配して損したぜ」ムシャリ

ケンスケ「美味い!!!!」

シンジ「うん、ほんと、これ美味しいね」ムシャムシャ



白黒「「……」」ジッ

シンジ「……あ」


黒アヤナミ「……一口、貰っても良い?」モジ

白綾波「じゃあ、私も」

シンジ「えと、い、いいよ」(いいのかな?)



ケンスケ「………………心配して損したぜっ☆」




水辺解放の準備が整いました。
近日プール解放予定

…………………………

八日目 日曜  午後

行動選択

1 シンジ   休暇
2 マリ    仕事
3 アスカ   休暇
4 黒アヤナミ 休暇
5 白綾波   休暇

6 その頃ヴンダーでは
7 小イベント 『カヲルの暗躍1』

その他

7で決定

マリの部屋

マリ「……しごおわー」

サクラ『今日はなんややたらと早かったですね。
    まさか、この後おデートとかですか……?』

マリ「んふー、そんな感じー!」ノビー

サクラ『私あんまり見ないようにしておきますんで、心おきなくどうぞ。
    ……まぁ、あんまりな時は見なくちゃアカンのですけどね』

マリ「わかってるけど、もう止められないんだよにゃー。
   もう、歯車は回ってるぽいから」

サクラ『なにカッコつけてるんですか。
    まぁ、いかがわしいことしている間はこっちは黙って記録だけしてますんで……
    では、私はこれでー』

マリ「はいはい、艦長によろしくー」

ブツン


ヴォン

カヲル『シンジ君もしごおわ。だよ』

マリ「……ふふーん。そうかい」

カヲル『本当にやるのかい?
    今ならまだ引っ込みがつくよ?』

マリ「いや、昨日キミの提示した条件にyesと答えた時点で、
   もう引っ込みなんてつかないよ」

カヲル『そうかい、なら、始めるよ』





…………………………

新居住区のとある施設

アスカ「……やけに整った施設ね。
    ホテルみたいだけど、これもいずれはヴィレの職員の家になったりするのかしら」

シンジ「それにしても、なんで『ヴィレの人』は僕たちにここの調査を依頼したんだろ」

アスカ「さーね。コネメガネは今仕事中だし、ケンスケは報告書提出してるし、
    動ける私の仕事なんでしょ。そして、監視対象も連れて行けってこと」

シンジ「そっか。だから僕と二人だけ、なんだね」

アスカ「そう、ね……」



シンジ「……」

アスカ「……」



アスカ「あ、あんた。変な気、起こさないでよね?」

シンジ「仕事中だから、そんなことしないよっ」

アスカ「ほんと、頼むわよ?」

アスカ(あんたに迫られたら、断りきれないんだから……)ドクン




スタスタ……

アスカ「電力来てる……けど。
    なにこの施設、入り口で部屋を選ぶの?」

シンジ「部屋の内装の様子も見られるんだね。
    あ、値段表がある」

アスカ「ははーん、無人で泊まれる施設ってことね。
    結構良い部屋っぽいけど」

シンジ「……この施設を一通り見て回ればいいのかな?」

アスカ「さぁね。何か意図があるのかもしれないし、
    とりあえず部屋、選んでみましょ」

シンジ「……うん」

ポチ


アスカ「……じゃ、行くわよ」

シンジ「うん」

スタスタ……



アスカ「……ん? なんでここにシャンプーとリンスのボトルがあるのよ?」

シンジ「……結構、種類多いね」

アスカ「あ、コレ私が使ってた奴……あ、ダメね。使用期限切れてるわ」

シンジ「あれ、でもアスカ。こっちの配給品に入ってるのと同じシャンプーは期限切れてないよ」

アスカ「……配給品のシャンプーがある……?
    ってことは、ある程度整備されてるってことよね?」

シンジ「……そう、だね」

アスカ「……はぁ、なんとなく察したわ。
    何か意図があるみたいだけど要するに
    この施設に対して知識がない私達でも安全に使えるかどうか、を試したいんでしょ?」

シンジ「モルモット的な?」

アスカ「言ってみればそうね。
    とはいえ、私を使うっていうことは危険度はそう高くないわ。
    気楽に行きましょ」

シンジ「……で、でも、
    この施設を使うってことは……」

アスカ「……」

シンジ「……」

アスカ「い、いやいや、ただ、チェックインして、出るだけでいいでしょ?
    まさか、一泊しろ、なんて事じゃ……」

シンジ「う、うん、そうだよね」



………………


101号室



シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ(大きなベッドがある)

アスカ(静かに流れてるやたら落ち着く音楽……)

シンジ(トイレと風呂と……妙なサイズのソファー)

アスカ(明らかに、二人用のアメニティー)



シンジ(そして……)

アスカ(ベッドの枕元に)




コンドーム「オッス」






シンジ アスカ((これって、完全に……ラブホなんじゃ……っ))






アスカ「ふ、ふーん、いい、部屋…………ね?」

ボフ

アスカ(ソファーが滅茶苦茶に柔かい……そして、広い……)

シンジ「う、ん。そうだね」キョド キョド

アスカ「……」

シンジ「……」




アスカ「……あのさ」

シンジ「う、うん?」モジモジ

アスカ「……ここって」

シンジ「……う、うん」



アスカ「……」

シンジ「……」






………………………………………………

…………………………………………
…………………………………
…………………………

…………………………


ギッ ギッ ギッ

アスカ「あ……あっ……んっ」

シンジ「はぁ、はぁ……」

グチュヌチュ……ヌプ……
ギッ ギッ ギッ



………………

………………

ラブホテル 管理人室

カヲル『さて、架空の『ヴィレの人』の依頼でラブホテルの調査に来てもらったわけだけど』

『あ……あっ……んっ

 グチュヌチュ……ヌプ……
 ギッ ギッ ギッ』

カヲル『……お察しの通り、お楽しみの真っ最中、だね』

マリ「……音だけ聞こえるってのも、凄く、えっちぃね」

白黒「「…………」」ドキドキ

カヲル『さて、キミたちには、これから……』


1 カヲル『この二人に乱入して乱交してもらうけどいいかな?』
   乱交イベント→お願いして混ぜて貰う

2 カヲル『様子を見に来た体で、二人の行為を発見してもらうよ』
   姦視イベント→この場で『お願い』してセックスしてもらう約束をする展開
    
3 カヲル『しっかりと、覗きをしてもらうよ』
   覗きイベント→後ほど、各々が『お願い』してセックスしてもらう展開

4 その他


1で決定

カヲル『乱入して乱交してもらうけどいいかな?』

マリ「……そんな、直接的に行くの?」ゴクリ

カヲル『いや、考えてみたんだ。

    あの二人の性癖、というか、性嗜好……
    二号機の人はああ見えてマゾヒズムに満ちていて、更に見られる事に興奮するだろう?
    そこに多少性的な関係でもあるキミ、真希波マリが行為の最中に登場してそれを眺め始めたら、どう思うかな?』

白綾波「……恥ずかしい」

黒アヤナミ「……と、おもう」



………………………………

101号室

ガチャリ



アスカ「あっ……は……んっ」

シンジ「はぁ、はぁ、アスカ、もっと、声、 出していいんだよ」

ギッギッギ

アスカ「バカ、今は、そういうんじゃない、でしょ」

ギッギッギ……
ヌチュ、グチュ……

アスカ「こんな、ゆっくりセックス出来るの、今くらいしかないんだから……」

ギッギッギ……
ヌチュ、グチュ……

アスカ「……ね」

シンジ「はぁ、はぁ、うん。でも、こんなに、堂々とセックス出来るのも、今しかないんじゃない?」

パンパンパン!
グチュ グチュ チュブ

アスカ「あっ! あぁっ! ゃっ 急に、激しく、すんなっ!」ビクンビクン




マリ「……」

黒アヤナミ「……」

白綾波「……」



マリ(そりゃ、こんなの見られたら恥ずかしい筈だけど……)

チラッ




アスカ「あっあっ……」ビクンビクン

アスカ(……何か、居る?)

シンジ「アスカ……?」

アスカ(!? コネメガネ……!?)


シンジ「アスカ、どうかした?」

アスカ「……………………………………」



マリ「……」ジーッ








アスカ「……続けて」

シンジ「え?」

アスカ「いいからっ」ギュゥッ

シンジ「っ うん、わかった、よ」

パンパンパン!
グチュ グチュ チュブ

アスカ「あっ! あっ……! んっ、はぁっ、あっ!」

シンジ「はぁ、はぁ、スゴ、い」

パンパンパン!
グチュ グチュ チュブ

シンジ「アスカの中、さっきより、熱くなってる……っ
    気持ち、い……っ」

パンパンパン!
グチュ グチュ チュブ

アスカ「はぁ、はぁ、あっ! 早く、出しなさいっよっ」ビクンビクン

シンジ「え? う、うん。もう、出そうだよ」

アスカ「お願い、最後に、もっと、激しく……してっ」

パンッ パンッ パンッ!
ズプ ズプ ズプ

ブシュッ!

アスカ「あっ あっ! あぁっ!」ビクンビクン

シンジ「っ、アスカ……っ」ビクン!


ビュ!

ビュルル……ビュ……

アスカ「んっぃ……っくぅっ……!!!」

シンジ「はぁ、はぁ……っく」

ビュ……




はぁ はぁ はぁ はぁ






マリ「……すご」ゴクリ

白綾波「……ん、はぁ……はぁ……」ゾクゾク

黒アヤナミ「……」ドキドキ

シンジ「はぁ……はぁ アスカ?」

アスカ「ふぅ……ん……何よ?」

シンジ「あの途中でなんか気になったみたいだけど、どうかしたの?」




アスカ「さぁね。それは、あんたの後ろの人に聞いてみたら?」





シンジ「え」クル

マリ「……あはは、ごめん。 お邪魔……します、みたいな?」

シンジ「――――っ!?」

白綾波「……」(////

黒アヤナミ「……」モジモジ



アスカ「何よ……雁首そろえて覗き? 趣味悪くない?」

マリ「それに関してはごめん、だけど……

   でもさ、仕事中に……」



**********

カヲル『仕事中にセックスしていた事について、咎めるのさ。
    そうすればキミたちは状況的に優位に立ちふるまえる。
    後は二号機の人を上手く丸めこんでしまえばいい。
    
    シンジ君は……少し強引にお願いすれば、相手をしてくれると思うしね』

**********



マリ「………………」

アスカ「……何よ?」






マリ「……ごめん。
   ここに、姫とわんこ君を呼び出したの、

   私なんだ」







白黒「「……?」」

アスカ「……どういう事よ」



マリ「……昨日、さ。
   二人がセックスしてるの、見ちゃった」

シンジ「……あ、えと……」

マリ「……羨ましくて………………その、
   それに、このままだと姫にも、わんこ君にも、置いてかれるかなって思って……
   ……それで、あわよくば、混ぜて貰いたいなー、なんて思って……

   ここに来てもらえれば、なし崩しでデキるかなーって……」モジモジ



アスカ「……」ツカツカツカ



マリ「っ!」

アスカ「……」



グニィ



マリ「い、いたたたたた!!! ちょ、内腿つねるのはヤバイて! いったぁっ!」

アスカ「回りくどい!!」ペチペチ

マリ「へ?」

アスカ「バカシンジ」

シンジ「は、はい?」



アスカ「見なさい。あんたのせいで、こんなに人が集まってるの」

グイ

マリ「ちょ、ちょっと……」

アスカ「それに、コネメガネに関しては見てるだけでこの有り様よ」

スッ クイ

マリ「あ、姫ってば……恥ずかしいよぉ」ピクン

トロォ……

アスカ「わかる? パンツずらしただけで、コイツこんなにトロットロの愛液垂らしてるの」

シンジ「っ……」

アスカ「……後ろの二人だっておんなじだと思うわよ」

白黒「「……っ」」ドキ

マリ「は、はは……あの、なに、この状況」

トロ……



アスカ「知らないわよ。アンタが仕組んだんでしょ。
    後は自分で何とかしなさいよ。

    それとも何?」

グチュ……

マリ「あっ……」

アスカ「目の前で、あんだけ欲しがってたわんこ君が据え膳状態なのに、
    あんたもこんだけ濡れて、準備万端なのに……

    この状況で何もしないほど、アンタ奥手だったわけ?」

クチュル……

マリ「あ……はぁ……は、……んっ」

シンジ「……え、と、その」




マリ(……して、欲しい)ドクン ドクン

シンジ(……ほんとに、今、するの?)ドクン ドクン

マリ(でも、このまま待ってたって、わんこ君は自分から来てくれない……っ)

シンジ(でも、みんな見てるのに……)ドクン ドクン



マリ(なら)

ペタン

クパァ

シンジ「っ」





マリ「わんこ君……
   私も……今ここで セックスしたいなぁ?」

シンジ「……」ゴクリ

マリ「……お願い……」

トロ……

シンジ「マリさん、あの、でも、僕……」

アスカ「バカシンジ、女にここまでさせておいてそれはないんじゃない?」

シンジ「……っ」

マリ「ん、姫。ありがと。でも、私はもう『お願い』したからね、わんこ君」

シンジ「うん」

マリ「後は、聞いてくれるかはキミ次第……
   ね?」

スッ

シンジ「……」

マリ「あ、私としてはさ。
   その姫の愛液付いたコンドームのままで入れられるのも、それはそれで興奮するんだけど……」

アスカ「っ」

マリ「一応、初めてなので……
   最初から、してほしいな……」

シンジ「最初から、って」

マリ「……うん。ゴム、つけるところから、見せて」

シンジ「わかったよ」

ゴソゴソ




アスカ「……」




黒アヤナミ「……あの」

アスカ「……なによ、怒ってないから、出てきなさい」

白黒「「……」」オズオズ

アスカ「……あんた達も一枚噛んでるってワケ?」

白黒「「ごめんなさい」」

アスカ「ほんと、あんた達は、変な所で同じなんだから……」

アスカ(……私も、おんなじか)


マリ「あは……好きな人が、自分の為にちゃんとコンドームつけてくれる姿……
   憧れてたんだよねぇ」ニコ

シンジ「そんなに、いいもの?」

マリ「ん、本当はねぇ。ゴムなんかつけないで、直接君の精液ここに欲しいよ」ムニ……

シンジ「……っ」ドクン

マリ「でもね。『避妊する』っていう行為も、結構心にクるっていうかさ……?
   だから結構私は、ゴムをつけてくれる姿好きだよ」

シンジ「そう、なんだ」

マリ「ちょっと不慣れな所も可愛い」

シンジ「……不慣れって、言うけど」

グチュ

シンジ「マリさんだって、初めてでしょ?」

グチュ グチュ……チュプ

マリ「んっ 結構、遠慮なく触るね……?」

シンジ「……」

クチュ

マリ「あんっ あの、違うの。イヤなんじゃなくて……
   あはは、まいっちゃうな。

   私てっきり、わんこ君にはリードする立場だと思ってたんだけど……」

シンジ「……僕、だって、男だからさ」

クチュ……クチュ……

マリ「あっ! あ……」

シンジ「僕の方から気持ちよくさせたいって気持ちは、結構あるよ」



マリ「はぁ、は……んぅ……
   あ、でも、もう、触んない方がいいかも」

シンジ「え?」

マリ「……もう、イっちゃいそう」

シンジ「……早くない?」

マリ「だって、姫も言ってたでしょ?
   見てただけでもう、トロットロなんだってば」



クパ……




マリ「もう、入れてくれないと、先にイっちゃうよ?」クス

シンジ「……うん」


シンジ(正直、後ろめたさがある。
    ハーレムという非倫理的な行為にも、
    最初にした、アスカへの申し訳なさ……
    目の前で行為をするという、あやなみへの申し訳なさ……

    でも、
    目の前で女性が僕を求めて股を開いている。

    セックスしてほしいとお願いされている)



グチュ……ツプ……

シンジ「じゃあ、入れるよ」



シンジ(こんなのおかしい筈なのに……)




ツプゥ……ブチ……

マリ「ぁっ……あ゙……は……」ビクン



ブチ



マリ「ん……っくぅ……」プルプル

シンジ「……大丈夫? マリさん」

マリ「……………………………………」






マリ「思ったより、痛く、ない……かな」キョトン

シンジ「そ、そう」ホッ

マリ「……うん。あ、血出てる?」

シンジ「……うん、ちょっと、出てるね」

マリ「あは、良かった。
   ちゃんと初めて、キミにあげられた。

   んっ は……」ゾクゾク

キュゥゥッ

シンジ「んっ……え?」

シンジ(今、膣内が収縮した……?)



マリ「ご、めん。嬉しすぎて……ん、
   もうイっちゃった……」ゾクゾク……




シンジ「う、ん」ドクン ドクン


マリ「あはは、大丈夫だよ、続けて……
   もっと、わんこ君を感じさせてっ……」

シンジ「わかったよ。マリさん」

ヌプヌプ ヌプヌプ

マリ「あ……ん」

ヌプヌプ ヌプヌプ

マリ「はぁ、 はぁ……ちょっと、苦しいかも、ね」

シンジ「はぁ、はぁ、 うん、そりゃ、身体の中に、入ってるんだもん」

ヌプヌプ ヌプヌプ



マリ「ね、わんこ君……もっと、奥、届きそう?」

シンジ「でも初めてなんだし、もうちょっとゆっくりしなくて大丈夫?」

マリ「うん、大丈夫、っていうか……

   この、『ちょっと苦しい』の、もっと欲しい……!」

シンジ「……わかった、よ」

ヌプププ


マリ「っくぅっ……!!」


マリ(決して、わんこ君のが大きいわけじゃないはず……
   エロ動画とかで観た男優のソレの方が、絶対大きい。
   
   でも入れられて初めて分かった。
   私の膣はアレを受け入れられるほど広くない。

   そして、わんこ君のコレは……)



マリ「っぁっ! ぁぁあ」ビクンビクン



マリ(すごく、丁度いい)




シンジ「あ、マリさんの、中、凄くうねってる」

マリ「っ、は、ぁ……そのまま、奥、突いてっ」

シンジ「うん、こう?」

ヌブ ヌブ……っ

マリ「あっ あっ きもち、いっ……!」






白綾波「……はぁ……はぁ」クチュクチュ

アスカ「ちょ、あんた。なに一人で、してんのよ……」ドキドキ

白綾波「だ、って……あんなの、見てたら……」クチュクチュ

アスカ「……わかるけど……けど」チラ

黒アヤナミ「……」ゴクリ

ソ……

黒アヤナミ「……ん」クチュ……



アスカ「……」

アスカ(私も、こうやって、見られてたんだ。

    みんなの視線の先で、バカシンジとセックス、してたんだ)ムラムラ……




黒アヤナミ「ねぇ、アスカ」

アスカ「……っ なに、よ」

黒アヤナミ「……気持ち、いいの?  セックスって」

アスカ「アレ見て……気持ちよさそうじゃないって思うんならやめとけば?」




パン パン パン
ズチュ ズチュ ズチュ

マリ「あっ あっ あっ これ、いいっ!」

シンジ「はぁ、はぁ……僕も、気持ちいい、よ」

パン パン パン
ズチュ ズチュ ズチュ

マリ「わんこ君、ね、また、イキそ、だから、
   今度は、一緒に、ね?」ハァハァ

シンジ「うん。僕も、出すよ……っ」ハァハァ

パン パン パン
ズチュ ズチュ ズチュ

マリ「イク時、キスして……
   わんこ君とキスしながら、イキたい、イってるとこ、見たい」ゾクゾク

シンジ「はぁ、はぁ、うん、イクよっ」

パンパンっ
ズチュ!



シンジ「……っく ん」ビュ ビュルル……

マリ「んっ」ブシュ……!

ビクン ビクン………………





白綾波「はぁ、はぁ」クチュクチュ……

白綾波(人が、一つになって……
    お互いの唾液を交換しながら……性欲を貪ってる)

白綾波「……はぁ、 はぁ……」クチュクチュ

白綾波(交尾、してる……)

白綾波「んっ……くっ……」クチュクチュ……

白綾波(暑い……もう、服脱がないと……)

ゴソゴソ……





シンジ「……はぁ、はぁ、マリさん」

ヌチュ、クチュル、ヌプ

マリ「わんこ君……ん、んちゅ……好き、好きだよ」

クチュル、ヌチュプ……





アスカ「……ん」モジ

黒アヤナミ「……凄く、良さそう」ドキドキ

ソッ

アスカ「な、なに、触ってんのよ」


黒アヤナミ「……アスカのここにも、碇君の、入ってたのね」

アスカ「そうよ。見てたんでしょ?」

黒アヤナミ「……ええ。凄く、気持ちよさそうだった」

サワ……サワ

アスカ「ん、ふ……やめ……」

黒アヤナミ「……だめだった?」

アスカ「……なによあんた。こっちで始めるつもり?」

黒アヤナミ「……」

サワサワ……

アスカ「ん……あ……んなことしてると、次の順番取られるわよ」

黒アヤナミ「うん。次はあの子に譲る、から……」

モニュン……

アスカ「あ、ん……だからって、私で、暇つぶしすんの、やめなさいよっ」

黒アヤナミ「そういうのじゃない。
      ……アスカが寂しそうだったから」

アスカ「寂しくなんかないわよ。
    こんだけゾロゾロいればそんなの感じる暇もないっての」

黒アヤナミ「……そういう意味じゃなくて、
      さっきまで、ここに入ってたんでしょ」

グチュン

アスカ「んんっ! や、ぁ……そう、だけど」

黒アヤナミ「……私達が、取っちゃったみたいで、申し訳ないな、って」

グチュ グチュ……チュプ

アスカ「ぁ、ぁっ……あっ……」ドキドキ

黒アヤナミ「……この間触った時と、感触が違う。
      やっぱり、処女じゃなくなったから?」

アスカ「知らないわよっ。
    てか、なに残念そうにしてんの? まさかあんた私のバージン狙ってたの?」

黒アヤナミ「……そう言うわけではない、と思うけど」

グチュ グチュ……

黒アヤナミ「……」

アスカ「あん、あっ……な、何よ」

グチュ クチュ ヌプ……

アスカ「あっ、あっ……何か、言いなさいよっ」







マリ「あ、は……全部、出た?」

シンジ「……ん、うん」

マリ「……興奮しすぎて、すぐ出ちゃったかにゃ?」

シンジ「……っ マリさんだって、入れられた瞬間にイったでしょ?」

マリ「うん。わんこ君と繋がれたのが嬉しすぎて……」

チュ

シンジ「ん……」

マリ「んふふ、でもねぇ、一旦御馳走様しないと、ね」


白綾波「ハー……フー……」ドクン ドクン

マリ「ほら、もう脱いで待ってる。
   もーいいから、おいでよ」

白綾波「……もう、いいの?」ポー

シンジ「う、うん」

マリ「はい、交代……
   あっ、ゴム外していこうか?」

シンジ「あ、いいよ。今替えるから」



白綾波「待って……」

シンジ「え」

白綾波「……私が、替える」ドキドキ



マリ「そ、そう?」

白綾波「……私だけ、まだ触ったことないし……
    少し、見てみたい」

マリ「……うん。じゃあ、よろしく」



白綾波「……」ドキドキ

シンジ「……」ドキドキ

白綾波「……そのまま、動かないで」

シンジ「……うん」

クイ……クルルル……チュポン

白綾波「コレが、碇君の精液……
    それと……」チラ

マリ(なんか、恥ずかしいかも……)

白綾波「……」

クイ……クル、キュ

白綾波「……これで、いいの?」

シンジ「うん、多分……それだと、こぼれないし」

白綾波「……」

ギュ

シンジ「んっ」

白綾波「……まだ、硬い」

シコシコ……

シンジ「うん。そうだね」

白綾波「男の人は、一回出したら終わりなんだって、
    本で読んだけど……」

シコシコ

シンジ「普通は、そうかもしれないけど……
    こんな状況じゃ、一回や二回じゃ治まらないよ」

白綾波「……私の身体でも、興奮してくれる?」

シンジ「うん。
    綾波の身体、綺麗だよ」

ソッ……

白綾波「ん」ドキッ

モニュン

白綾波「んっ……」

シンジ「……綾波」

白綾波「……」

チュ クチュル……ニチュ……

白綾波「ん…………んぷ……ん」

チュ クチュル……ニチュ……

シンジ「……ん……む……」

チュプ……



白綾波「……はぁ、はぁ……」ドクン ドクン

シンジ「……っ」ドキドキ




白綾波「……碇君、ゴム、つけるから」

シンジ「う、ん」

ゴソゴソ……

白綾波「……こう?」

シンジ「いいと、思うよ」ゾクゾク

シンジ(つけて貰うのは、初めてだな……
    ……なんか、ゾクゾクする……)


白綾波「……じゃ、あの」モジモジ

シンジ「うん、いいよ」

白綾波「……碇君は、そのままで」

トン

シンジ「え、あの、綾波?」

ボフ……

白綾波「……碇君、二回もしてて疲れてるでしょ?

    今度は、私の方が動くから」

シンジ「っ 大丈夫?」

白綾波「……大丈夫」

クチュ……

白綾波「……んっ」


アスカ「あっ、は……ぁ」

グチュグチュ

マリ「あはは、こっちも大変な事になってるじゃん。
   姫の身体、そんなにいいの?」

黒アヤナミ「……アスカの反応が、凄く良いから……
      触ってるこっちもドキドキする」

グチュ グチュル……ニチュ、クチュ

アスカ「や、ぁっ……んぁ」

マリ「ふーぅん?
   ……あのさ、黒ナミちゃん

   乳首、もういじった?」

アスカ「っ、ちょ、あんたねぇ……」ピクン

黒アヤナミ「……触ったけれど」

マリ「……姫はさ、乳首を、こう」



ギュゥゥゥッ…………



アスカ「んっひ、ぃ、ぃ……っ」プルプルプル

マリ「……っ」ギュウウ……

アスカ「……っ」ビクンビクン……ッ!

パッ



アスカ「はぁ、はぁ……」

トロ トロ……

黒アヤナミ「……っ、すごい……下の方、溢れて来てる」ドキドキ

マリ「ね、姫って、濡れやすいし、マゾっ気あるし……
   エッチいでしょ?」

アスカ「……ん、はぁ……ぁ……」

黒アヤナミ「……」ゾクゾク

グチュ……グチュグチュ……

アスカ「やっ! あっ だめ、今、イッたばっかり……っ!」

グチュグチュ……

黒アヤナミ「……もう一回、イっていいから」

アスカ「いいから、とかじゃ、あんっ! なくてぇっ! あっ、あっ、あっ」






白綾波「……碇君、こう?」

クチュル

シンジ「ん、多分、そこ」

ヌチュプ……ヌププ……

白綾波「あ……入ってくる……あ……ぁ」

ツプ……

白綾波「……っ あ」

シンジ「っ あと、ちょっと、だね」

白綾波(なんとなく、わかる。
    これ以上腰を落としたら……破れる)

ミチ……

白綾波「……ん」

ミチチチ……

白綾波「……ぁ、ん。くぅ……っ」

シンジ「……無理、しないでね」

白綾波「大丈夫、だから。
    だから、お願い、碇君……」

パッ

白綾波「……手、握ってて」

シンジ「……うん……っ!」

ギュ

白綾波「……っ っく、ぁ」

ギュゥゥゥゥ
ミヂヂヂヂ……


シンジ(痛いんだ……
    綾波が握る手の力は徐々に強くなっていくし……
    こんな苦しそうな顔、初めて見る)



白綾波「……ぁっあ……あぁぁ」

ヅプンっ
グチュ……



シンジ「……大丈夫? 綾波」

白綾波「……っ だい、じょうぶ……だけど……」プルプル

シンジ「うん。いいよ、大丈夫……まだ動かない方がいいよ」

白綾波「ごめん、なさい……そうする……」プルプル……





アスカ「あっ、あっ……ちょ、まって、ホントに、だめ」

グチュグチュ……チュグ……ヌチュプ……

黒アヤナミ「漏れそう、なのね?
      良いわよ。出して」

マリ「……え」ドキッ 

グチュグチュ……

アスカ「あっ、あっ……だ、め……っ」ビクンビクン



プシャァァァ……



マリ「やん! ちょっとぉ……っ」

ビチャビチャ

アスカ「あ、ぁぁ……あ……だめ、止まんな」


チョロチョロチョロ……
ショロロロロ…………



マリ「……え、これ……あ……おしっこ、かけられてんですけど……?」

ビチャビチャ

アスカ「あ……ふぁ……ぁん」

ショロロロ……



黒アヤナミ「……」

アスカ「……はぁ、はぁ……んく」ビクンビクン

マリ「……あ、えと」



黒アヤナミ「……ごめんなさい」

マリ「あ、いや……なんかもう、いいけど」ゾクゾク

アスカ「こっちにも謝るべきじゃないぃっ!?」








ヌチュ……

白綾波「っ……っく……いたっ……ぃ……」


シンジ「……綾波、無理しない方が……」

白綾波「イヤ」


ヌチュ ヌチュ……


白綾波「んぐっ……ぁっぁぁ……はぁ、はぁ」

シンジ「綾波……」


ヌチュ ヌチュ……



白綾波「ぁぁぅ……ぅ……んぐっ」ポロポロ

シンジ「……」

ガシッ

シンジ「……だめだよ、綾波」

白綾波「え」

シンジ「そんな、泣きながらなんて、ダメだよ」

ギュ……

白綾波「……私、泣いてた……?」

シンジ「うん」



シンジ「……泣くほど痛いなら、今日は……ね?」

白綾波「……イヤ。私も、ちゃんと碇君と、セックスしたい……」

シンジ「待って。だって、今綾波のナカ、切れてるんだよ?
    痛いに決まってるじゃないか……」

白綾波「……」

シンジ「……シてる時に、他の人の話で悪いんだけど……

    マリさんは偶然大丈夫だっただけだし、
    キミが無理をする必要はないんだよ?」

白綾波「……でも」

シンジ「あのさ……綾波さえよければ……
    また今度、しようよ」

白綾波「……」

シンジ「今日は開通しただけで、よく頑張ったと思うよ……
    痛い、でしょ?」

白綾波「…………………………」









白綾波「……痛い」








シンジ「うん。だから、今日はやめとこう?」

白綾波「……」

ヌ……

白綾波「……っ ぁ……」

ヌロォ……

ヌポン……

白綾波「んんふ……はぁ、はぁ……」

シンジ「……うん。よく頑張ったね」

ナデナデ……

白綾波「……ん」



白綾波「でも、碇君は?」

シンジ「僕は大丈夫、だけど……」

ギンギン……


白綾波「……まだ硬い。
    そう言えば、引き抜くときも痛かった……」

シンジ「うん。まぁ、そりゃあ、綾波としてるって思ったら……ね」




アスカ「私んときは痛いのにグチャグチャにしてくれたわよねぇ」

シンジ「……アレはアスカがそうしてって言ったからだろ」

白綾波「……式波さんも、痛かったの?」

アスカ「痛いなんてもんじゃなかったわよ。
    ……でも、私は……それも、気持ちよかった、っていうか……」

白綾波「……え」

シンジ「うん……ま、まぁ、人それぞれだから」

白綾波「……そう」



ギンギン



白綾波「……碇君」

シンジ「うん?」



白綾波「……私、口で、してあげたい。
    こっちは、痛いけど……
    せめて、私で……一回でもイってほしい」



シンジ「……うん。じゃあ、お願いするよ」

白綾波「ええ」

キュ スルスル ペチン

シンジ「……っ」ピクン

白綾波「……口、だから、生でもいいよね……?」アーン

シンジ「あ……」

ハム……





アスカ「……」

黒アヤナミ「……」

マリ「思ってた初体験風景と違うねぇ」

黒アヤナミ「そうね」

マリ「……わんこ君、なかなか余裕あるじゃん。
   どこで覚えてきたのかにゃー?」

アスカ「エロ本よ」

マリ 黒ナミ「「え」」

アスカ「……あいつ、ハウツー本読んで予習してんの。
    破瓜の時の対処法もわかってんでしょ。

    ほんと、こざかしい奴」

マリ「ははーん? なるほどねぇ。
   ……おかげ様で、姫もしっかりと初体験出来ちゃったわけだ」ピトッ

アスカ「臭い」

マリ「誰のせいだと思ってんの?」

アスカ「黒ナミ」

黒アヤナミ「……次、私の番だから」フイッ

ヌギヌギ

マリ「私、シャワー浴びてこよっかなー
   誰かさんのせいで臭くなっちゃったしー」

スタスタ

アスカ「勝手にしなさいよ。もう……」




クプ クプ……

シンジ「ぁ……はぁ、はぁ……綾波、すごい……上手、だよ」

クプ クプ……

白綾波「ん、んむ、ぷは…………ちょっとだけ、勉強、したから」シコシコ

レロ、クチュ……


シンジ(カリまでちゃんと、舐めてる……っ)ピクン ピクン

白綾波「……ん、あむ」アーン

ハム……グチュル……ヌチュプ……

シンジ「っ……っ……ぁ……」ピクン……

白綾波(碇君……咥える方が好きそう……)

グチュル クプ クプ

シンジ「……ぁふ……んっ」

グチュル……クプ……クプ……

シンジ「綾波、きもちいい、よ」

ナデナデ

白綾波「……ん」

グチュ グチュ グチュ……

シンジ「は、ぁ……ん」ナデナデ

白綾波(女の子みたいな声。
    でも、ちゃんと掌は、男の人って感じ)

ナデナデ……

白綾波(すごく、碇君を感じる…………
    これが、本当はここに……)スッ

クチュ……

白綾波(……痛かった、けど。
    碇君、凄く優しかった…………)

グチュ グチュ グチュ……

グチュ グチュ グチュ……

白綾波(……碇君、好き…… 好き…… 好き……)

グチュ グチュ グチュ……

グチュ グチュ グチュ……

グチュ グチュ グチュ……

グチュ グチュ グチュ……

シンジ「あっ、あや、なみ、もう……」

白綾波「っ っ っ」グチュグチュ……

シンジ「っ……っ」ビクン




ビュルルッ

白綾波「んっ んぷ……んっ」




ビュル……ビュ…………

白綾波(三回目なのに、こんなに出るんだ……)

ビュビュ……

白綾波(喉の奥に入ってる。ちょっと変な感じがするけど……でも)

ビュ……

白綾波(……絶対、こぼしたくない。
    碇君の、精液………………)






白綾波「……ん、く」

シンジ「……大丈夫? 綾波」

チュプ……

白綾波「……ん、うん」コクン

シンジ「……っ あ、あの、ごめん、口の中に……急に……」

白綾波「んーん」フルフル



ゴクン……ゴキュ……ンク……



白綾波「ん……んく……ん」

ゴクン






白綾波「……碇君の、精液……飲んじゃった」ンベ






シンジ「っ う、ん」ドキドキ

シンジ(飲んだ証拠見せてくれるの、凄く……嬉しいな。
    それに興奮する……)ドキドキ





黒アヤナミ「……」ジーッ

白綾波「……」ジッ

シンジ「……?」

黒アヤナミ「……痛かったの?」

白綾波「……うん。ちゃんと、出来なかった」ショボン

シンジ「そんなことないよ。初めてだもん、仕方ないって」ナデナデ

黒アヤナミ「……」ナデナデ

白綾波「……ん」ポカポカ……



アスカ「……はいはい、あんたはコッチ」

白綾波「ああ……」ズルズル




黒アヤナミ「……」

シンジ「えと、じゃあ」

黒アヤナミ「よろしく。碇君」

シンジ「うん……」

黒アヤナミ「……できそう?」

シンジ「えっと、実は……」

ギンギン

シンジ「……普通に、できそう」(////

黒アヤナミ「……よかった」ニコ

ポフ……

黒アヤナミ「私も、初めて……
      だけど、好きなようにしてほしい……

      碇君の、したいように……」

クパァ……

シンジ「っ、うん。大丈夫。優しくするから……」

黒アヤナミ「ううん。そうじゃない」

シンジ「え」

黒アヤナミ「したいように、して。
      射精、したい時にしていいし、
      もし碇君がいいなら、生でもいい」

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「……生は、ダメだよ。アヤナミ」


黒アヤナミ「……わかった」

シンジ「うん」

黒アヤナミ「……でも、私は貴方の精液で、妊娠しても良いと思っている。
      それだけは、伝えたい」

シンジ「……ぁ、うんっ」ドクン



アスカ「……」モジ

白綾波「……」モジ





黒アヤナミ「……それと、その」モジ

黒アヤナミ「……アスカの時から、ずっと覗いてるばかりで……

      もう、こっちの準備は良いから……」

トロ……






黒アヤナミ「良かったら、もう入れて欲しい……の、だけ、ど……」






黒アヤナミ(……なんか、今の……凄くエッチな子みたいな言葉だった)ゾクゾク


シンジ「……うん。そっか。じゃあ、もう入れちゃおうか」

黒アヤナミ「……ん」

スッ

黒アヤナミ(碇君が、近づいてくる……)






アスカ「……はぁ、あいつ、見事にヤリチンになっていくわね」

白綾波「……でも、私たち以外には浮気しないと思う」

アスカ「どーだか? おんなじようにハーレムに加わる奴も出てくるんじゃない?」

白綾波「どうかしら。チルドレンだけの共有感覚だと思うわ。
    現に、サクラさんは真希波さんに誘われて断ったって……」

アスカ「いや、あのバカなに誘ってんのよ……」





黒アヤナミ(他の二人は、聞いてないし……今なら……言える)

シンジ「アヤナミ?」

黒アヤナミ「……そのまま、聞いて」ゴニョゴニョ

シンジ「んっ、うん」ピクン





黒アヤナミ「……私の事、好き?」





シンジ「え」


黒アヤナミ「……私は、あなたの綾波レイじゃない。
      あなたの綾波レイは、白い方……」

シンジ「……」

黒アヤナミ「……それでも、私の事を抱いてくれる?」

シンジ「……僕は、
    あの、ごめん。
    変な事、いうかもだけど……
    
    僕は、僕の事を好きでいてくれる人を、好きになりたい……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「だからキミの事も好きになりたい……それに、
    君は確かに僕の知ってた綾波レイじゃないけど、

    君もアヤナミレイなんだ。
    第三村ですごしてきて、良くわかった」

黒アヤナミ「……そう」

シンジ「……好きだよ。アヤナミ……」

黒アヤナミ「……ありがとう」

ギュ……



黒アヤナミ「……みんなと同じように愛してくれて……ありがとう」




シンジ「……うん」



ズプ……ヌププ……




黒アヤナミ「んっ……」

ミチ……

黒アヤナミ「……んんん……ぁ……っく……」

ミチチチ……

黒アヤナミ「っ……んっく」

ミヂヂヂヂ……

黒アヤナミ「あ……」




ヅプンっ
グチュ……





黒アヤナミ「……っ」プルプル……

シンジ「は、ぁ……大丈夫? アヤナミ……?」

黒アヤナミ「……ふふ……ん」プルプル

シンジ「綾波?」

黒アヤナミ「碇君、みんなに『大丈夫?』って聞いてる……
      それが少しおかしくて」クス……

シンジ「……だって、痛そうじゃないか……」

黒アヤナミ「ええ。痛い、すごく……痛い」プルプル

シンジ「……アヤナミも、また今度、ちゃんとしようか?」



ガシッ



黒アヤナミ「…………」

シンジ「……アヤナミ?」

黒アヤナミ「今度、じゃなくて……明日」ゴニョゴニョ

シンジ「……」

黒アヤナミ「本当は、私、このまましてほしい。
      碇君に、痛みと一緒に、気持ちよくして欲しい……

      私、痛いのも気持ちいい、から……」ハァハァ……

シンジ「……うん」

黒アヤナミ「でも、私が痛いのを気にせずセックスしたら……
      我慢できなかった白い私が可哀そう……」

シンジ「……ん」

黒アヤナミ「……でしょ?
      だから……私も、『また今度』」

シンジ「……うん、わかったよ」

黒アヤナミ「……でも、一つだけお願い」

シンジ「なに?」



黒アヤナミ「……一回だけ、奥……グリグリって、して」




シンジ「……痛くないの?」

黒アヤナミ「痛いのが、好き、なの……」ゾクゾク

シンジ「っ……うん、わかった」



グチュン


黒アヤナミ「―――っ くっぁっ!!」

グリグリ グリ……グリ……

黒アヤナミ「あ、っひぁ……っ!」

プシュッ……プシュッ……

ピチャ……ピチャ……

黒アヤナミ「っ  ……っ!」ビクンビクン

シンジ「……っ こう?」

グリグリ……グリ……グリ……

黒アヤナミ「ぁっ……かはっ……!!」

プシュッ……プシュッ……

ビチャビチャ……



アスカ「……すごい、潮ふいてるわね……」

白綾波「……アレが、潮……」

アスカ(……ずっと、焦らされてたから? だからあんなに気持ちよさそう、なのかな)ドキドキ

白綾波(私も、あんな風になるのかな……)ドキドキ




シンジ「……もう、そろそろ、かな?」

黒アヤナミ「……ぁ……うん。
      もう、やめないと……」

グリ……

黒アヤナミ「んぁっ あぁあっ!」ビクンビクン

シンジ「……ぬ、抜くよ」

黒アヤナミ「あ……」トロン……

黒アヤナミ「お願い、抜く時、一気に……乱暴に、抜いてっ」

シンジ「……っ」




ジュポッ!!




黒アヤナミ「ぁああっ!」ビグン!

ブシュ、プシャァァァッ……

黒アヤナミ「……あ、ぁ……」

ビチャビチャ……ビチャ……



黒アヤナミ「……――――っ はぁ…… はぁ……」ピクン ピクン




シンジ「……アヤナミ。
    だ、大丈夫?」

黒アヤナミ「……はあ はぁ」フイ……




黒アヤナミ「……凄く、痛かった」ドキドキドキ……

シンジ「ご、ごめん。ちょっと、興奮しちゃって」

黒アヤナミ「……」ドキドキドキ……

シンジ(アスカの時と、同じ、なのかな……?

    アヤナミも、痛くても気持ちいいんだ……)ゾクゾク……





………………


………………

一時間後



マリ「……あはは、なんか、
   凄かったねぇ……色々と」

アスカ「……そうねぇ」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「……スゥ……スゥ」zzz 



マリ「四人も処女喰っておいて、寝てる姿はホント、イタイケだねぇ」

ツン

シンジ「……スゥ……スゥ」zzz

アスカ「四人も相手したから疲れてんでしょ」

白綾波「……そうね」

黒アヤナミ「でも、最後まで硬かった」

マリ「そ、そっかぁ……てことは、最低でも四回は、出来るってこと?」ドキドキ

アスカ「……男って、そんな感じなの?」

マリ「いや、流石に全員がそうじゃないとは思うよ。
   だって俗説的には、一回出したら終わりってイメージあるし……?」



シンジ「……スゥ……スゥ」zzz





マリ「あっ!」

白黒「「っ!」」ビクッ

アスカ「……私も今思ったわ」






マリ「争奪戦!」






白黒「「あ」」

マリ「あー、でも、勝敗つけるなら、一番最初にした姫、だよねぇ?」

アスカ「何言ってんのよ。全部あんたの大勝利でしょうが」

マリ「え?」


白綾波「ハーレムの土壌は整った」

黒アヤナミ「……一番ハーレムに懐疑的だったアスカと、和解した」

アスカ「……それでこの状況。
    全部、あんたの望んだ通りじゃない」




マリ「…………………………」

マリ「わーお! じゃ、何?
   ある意味私の一人勝ち?」

黒アヤナミ「そう言えなくもない。
      私は、元々肯定的だったけど」

白綾波「私も」



アスカ「……ともすれば、
    ハーレムに組み込まれてもあんまり文句言えなくなった
               私の一人負けってところかしらね」



マリ「いやいやぁ、勝ち負けとかもういいよぉ。
   こうして、みんなナカヨク出来てる時点で、なんかこう、
   幸せ、じゃん?」

アスカ「……幸せ、ねぇ」




シンジ「……スゥ……スゥ」zzz

アスカ「……ふん。
    ナニが幸せなのか、ほんと、人によるわよね」ゴロン

マリ「あらら、わんこ君の隣取られちった」

白綾波「……じゃあ、反対の隣は私」ゴロン

黒アヤナミ「あ、ずるい……」ゴロン

マリ「……んーじゃあ、私は姫のお尻でも愛でながら……」ゴロン



アスカ「……はー、暑苦し……」

アスカ(なんか、少し前に感じてた孤独とか、寂しさとか……
    全部アホみたいに思えてきた……

    ハーレムなんて馬鹿げてるって思ったけど……

    マリは私の事見てくれるし、
    白黒も良くしてくれるし、
    バカシンジだって……)

アスカ「……バカみたい」

ポロ

アスカ(やっぱり、人と関わるって、
    良い事なのかな……?

    ………………いや、ハーレムは、やっぱり変だけど……でも

    もう少し、他人も頼っていいのかも……もう他人じゃないけど)




アスカ「……ん」ゴロン






アスカ「……スゥ……スゥ……」zzz




マリ「……むにゃ……」zzz

白綾波「ん……スゥ……」zzz

黒アヤナミ「……スゥ……スゥ……」zzz







…………………………

…………………………

八日目 日曜  深夜

行動選択

× シンジ   睡眠
× マリ    睡眠
× アスカ   睡眠
× 黒アヤナミ 睡眠
× 白綾波   睡眠











強制イベント『チルドレンの睡眠報告』











…………………………

ヴンダー リツコの部屋



リツコ「アスカ達が、寝た?」

サクラ「はい、二つの意味で!」

マヤ「……不潔」


リツコ「そう、なるほどね。報告には上がってたし、こうなる事は予測できなかったわけではないわ」

サクラ「はぁ……さいですか」

リツコ「……浮かない顔ね?」




サクラ「あのぉ……ハーレムて、私が思ってるよりも……普通なんでしょうか?」




リツコ「……そこに疑問は抱かなくていいわ。サクラちゃん」

サクラ「でも、おかしないですか?
    どうして、あんなふうに、乱交パーティーみたいな事出来るんか、不思議でなりません」

リツコ「……」

マヤ「私も同意見です。ただでさえ、そう言う行為をするのは本当に信頼のおける相手としかできないと思います。
   ましてや14歳の少年が……」

リツコ「もっともな意見ね。頭が下がるわ。

    でも、彼らには彼らの事情がある。
    ……聞きたい?」





サクラ「はい」




リツコ「……エヴァパイロット同士は、この世で数少ない同士としてお互いを意識する。
    そしてお互いを意識するうちに、彼らは無意識にATフィールドの中和を行っているの」

サクラ「あの、使徒と戦う時のアレですか?」

リツコ「そうよ。
    接触、及び接近する度、彼らはATフィールドの中和を行っている。
    実はそれ、私達人間もやっている事なの」

サクラ「……はえー」

リツコ「……例えば、誰かと仲良くなりたい時、相手に気を使うでしょ?
    それと同じよ」

サクラ「あ、それはわかります」

リツコ「ただ彼らエヴァパイロットは、無意識に相手との心の壁を取り払おうとするの。
    ATフィールドの操作に長けているが故に起こる出来事ね。

    エヴァのパイロットが総じて、大体の人間に好かれるように出来ているのはその為よ。
    だって私達が気を使ってやってる事を、無意識に、しかも物理的にやってのけて人と接するんだから」

サクラ「なる、ほど?」

リツコ「で、問題はエヴァパイロット同士の接触よ」




サクラ「もしかして……中和、し合うんですか?」




リツコ「そう。だから相手の心の壁を、無意識のうちにお互いが引っぺがしてしまう。
    でもそれは諸刃の剣でもある」


マヤ「そうですね。壁を取り払う事が必ずしも良い事とは限りませんもの」

リツコ「ええ。時には反発するかもしれない。
    現に、アスカと白綾波は過去にちょっとした衝突があったわ」

サクラ「……では、今回のケースで言うと……?」

リツコ「ハーレムを作ろうとしたマリが、全員の心を壁を中和しちゃったみたいね。
    あの独占欲の強そうなアスカまで納得させちゃうんだもの。
    大したものだわ……」

サクラ「……そっか……
    エヴァのパイロット同士で生活しとったら、みんな心の壁が取っ払われてしまうんですね……

    え、でも、それやったらあんましナカヨクなりすぎると、形象崩壊おこしてまうのでは……?」

リツコ「……そうね。でも、そうはならないのは、お互いを、お互いが欲しているからよ。
    ATフィールドを全て中和してしまえば相手と混ざってしまう。

    でも、それじゃあ相手を認知できない。相手を感じる事が出来ない。
    だから極めて近しい距離になるよう調節するの……それも無意識でね」

サクラ「……ぇー……」

リツコ「あの子たちがああやって全員が全員を好きでいるのも、そう言う事なのよ。
    ロジック的に考えればね。

    しかも、アヤナミシリーズもシキナミシリーズも、碇シンジに好意を抱くようにできている。
    真希波マリは最早、母親である碇ユイから既にその遺伝子にぞっこん……

    だから、中心はあくまで碇シンジ君なのよ」



サクラ「…………はぁ。
    まぁ、少し、理屈では分かった、様な気がします。

    エヴァパイロット同士は、惹かれあう運命、だと」

リツコ「そうね」

サクラ「……はい」







マヤ「じゃあ、アスカ達はどうして睡眠状態になったんですか?
   あの子たちは、眠る事がないって聞いてますけど……」






リツコ「……おそらく。
    エヴァの呪縛が、解けつつあるのね」


サクラ「え」


リツコ「エヴァの呪縛は、エヴァに乗ってシンクロ率をあげて行くうちにかかる症状の総称。
    エヴァに乗ってシンクロすることで、生命の実に近しい存在になる事を続けるうちに、
    エヴァパイロットは不老の身体になっていく。

    生命の実の力と同期していくのよ」

サクラ「……ほうほう」

リツコ「アヤナミシリーズも、シキナミシリーズも、
    選抜試験の後に適正な年齢になった頃、エヴァに乗る訓練をする。
    勿論呪縛も色濃く残るわ。
    
    だからあの子たちは不老。14歳の身体のままで半永久的に生き続ける。
    成長も、老いも無い身体は、やがて睡眠を忘れる。
    彼女たちが眠る事がなかったのはそういうことね。」

サクラ「……」

リツコ「そしてエヴァの呪縛は心も縛りつける。
    呪縛にかかった時点での精神年齢のままなの。

    アスカも28歳を自称しているけれど、経験が28年分あるだけの少女に過ぎないのよ。

    マリもそう。
    彼女がエヴァのパイロットを人為的に作り出す計画のプロトタイプとして自らを実験隊にした……
    16歳の時から精神的にも肉体的にも不老になった。

    もとい、成長できなくなっているの」

サクラ「アスカさん、達観してるように見えて結構……ですもんね。
    ほんまに見た目通りの人、やったんやな」

リツコ「……でも、パイロット同士の生活で、お互いのATフィールドが中和されて行くうちに、
    心のふれあいを通じて彼女たちは成長を重ねた。
    お互いが、お互いの心の姿を変え合った結果よ。

    そう、エヴァパイロット同士の生活は、お互いの心の成長を促す可能性もあったの」

マヤ「そうだったんですね……深い意味があったんだ」



サクラ「ん、えと、でも……それがわかってたってことは、
    じゃあ。そもそも、こうなる様に仕組んだんは」

リツコ「成り行きもあったわ。でも、私とミサトはマリの動向を全部容認した。
    そうすることで、もしかしたら式波アスカをちゃんと救えるかもしれない……そう思ったから」

マヤ「とはいえ、あんまりふしだらな関係は、良くないんじゃないんですか?」

リツコ「お互いがお互いを好きなのよ。止められるわけない。
    しかもあの五人、全員が全員に依存してると思っていい。
    つつくのは逆効果だわ」

マヤ「……」

サクラ「……」

リツコ「……」





リツコ「……とりあえず、今のアスカ達は、少し眠らせてあげた方がいいわ。
    彼女たちがいつから寝てないのかしらないけれど、
    少なくともマリに至っては四半世紀も寝てないはずだから……」



サクラ「……あの。マリさんて……戸籍上は一体……」

マヤ「サクラちゃん、失礼よ」

サクラ「すみません!! 口を慎みます!!」ビシィ



リツコ「ミサトへの報告は私からしておくわ。
    御苦労さま」

サクラ「はい……」

マヤ「そうね。長時間の監視、ホント大変よね。
   顔に疲れが出てるわ」

サクラ「あ、えっ、 ほ、ほんまですか? いややわぁ」アセアセ

リツコ「……そうね。監視対象も寝ていることだし、今はそっとしておいていいから、貴方も寝てきなさい」

サクラ「そう、ですねぇ。そうします。
    では、失礼しました」

ウィーン……



サクラ(……疲れ、出てたかぁ……

    ……オナってたん、ばれてたかな)

ドクン……ドクン……

サクラ(いや、だって、あんな、あんなエッチなん長時間見せられたら、そらムラムラしますわ!
    個室でエロ動画見てるようなもんやもん!!)

スタスタスタ

サクラ(はーもう……シャワー浴びて寝よ)





…………………………




九日目 月曜日 朝



チュンチュン……



アスカ「……朝?」ポケー






マリ「……スゥ……スゥ……んむ……」ゴロン

白綾波「……スゥ……スゥ……」

黒アヤナミ「……スゥ……スゥ……」

シンジ「……スヤァ」






アスカ「……え? 私、寝てた?」




アスカ「! て言うか、朝だし!!

    ちょ、こら白黒!! 起きろ!」

ペシペシ

白綾波「な、なに!?」ムクッ

黒アヤナミ「!?」ムクッ



アスカ「朝よ! 早く仕事行く準備しないと遅れちゃうでしょ!」

白綾波「!? 私、寝てたの?」

黒アヤナミ「……けだるい……コレが二度寝……」

アスカ「起きろバカナミ!! 仕事はちゃんとする!」ペシペシ

黒アヤナミ「……うん。がんばる」ムクッ

アスカ「なんで寝てたかは、後で考えるから……取り合えず早く行きなさいっ」





白綾波「……ありがとう。アスカ」



アスカ「ん? うん、まぁ、いいけど。
    あんたも通常業務初めてなんだから、気合い入れて行きなさいよね。

    あと、このバカとメガネはちゃんと家に連れていくから、安心していいわよ」

黒アヤナミ「お願い。行ってきます」

ガチャバタン










アスカ「……アスカ、かぁ……」ポリポリ……






アスカ「さて」











アスカ「起きろバカシンジ!!」

シンジ「うわっ!?」

マリ「んにゅ!?

   え? 何これ、え!?

   私寝てたの!?」

アスカ「はぁぁぁ……ホント、なんなのかしらね……」




…………………………


九日目 月曜日 午前



1 シンジ    休暇
2 アスカ    報告 
3 マリ     報告
4 白綾波    仕事
5 黒アヤナミ  仕事 

6 その他

>>直下



寝ます。

寝る前に一応 現時点の主要キャラステータス



**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ

所持品 主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい
    全員分の運動服(洗濯済み
    女装用カツラ(茶
    浴衣(白 女物
    エロ本:優位的にセックスを進めるテクニック
    コンドーム(複数
    

黒綾波への感情:親愛 淡恋 尊敬 欲情 依存

アスカへの感情:親愛 愛  依存 尊敬 従順:レベル1 欲情 可愛 依存 初めて

マリ への感情:親愛 尊敬 淡恋 依存 従順:レベル1 欲情 性的不利 

白綾波への感情:親愛 恋慕 依存


性癖  『百合好き』
    『責めたい気持ち』
    『奉仕への感謝』

スキル 性経験レベル5

アスカの性癖気付く

**********


アスカ ステータス

服装 パーカーのみ(下着可変
   外出時はパーカーの下にプラグスーツ

   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中
    浴衣(赤

シンジへの感情:親愛 愛  ツンデレ 依存 従順:レベル2 下僕:レベル1 性的不利 欲情 初めて

黒綾波への感情:親愛 大親友 欲情 性的不利 淡恋 依存

マリ への感情:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

白綾波への感情:親愛 


性癖  『露出癖』
    『軽度のマゾヒズム』
    『漏らし癖』


スキル 性経験レベル2


食事にたまに参加するようになった。
睡眠可能


**********


マリ ステータス

服装 いつもの服

所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    睡眠薬
    秘密の入浴施設のカギ(使用済み
    浴衣(黄
    白衣
    名を忘れた茶葉


シンジへの感情:親愛 欲情 愛情 依存 性的有利 初めて

アスカへの感情:親愛 相棒 愛情 依存 欲情

黒綾波への感情:可愛 欲情 親愛 淡恋

白綾波への感情;友愛 欲情 可愛


性癖:性経験レベル1
   『放尿への興味』

睡眠可能

**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 S-DAT
    農作業用装備(家に置いている
    浴衣(黒青
    偽DSSチョーカー

シンジへの感情:親愛 依存 欲情 恋慕 初めて

アスカへの感情:親愛 親友 淡恋 欲情 性的有利

マリ への感情:可愛 親愛 恩義 淡恋 好意確認済み

白綾波への感情:親愛 親近 依存


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる
    『性知識 レベル2』性行為への理解

性癖  性経験レベル1
    『追い打ち好き』
『ドM』
    『潮吹き癖』

睡眠可能

**********


白アヤナミ ステータス

服装 白いプラグスーツ

所持品 浴衣(青)



シンジへの感情:親愛 依存 恋慕 初めて 欲情

アスカへの感情:親愛 恩義 赤い 欲情

マリ への感情:恩義 可愛 

黒綾波への感情:親愛 羨望 親近 依存


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる

性癖:性経験レベル1
   『覗き癖』
   『フェラ上手』

睡眠可能

**********



存在するフラグ または、処理されたフラグ


・水辺解放フラグ  近日プール解放
・白綾波との約束
・黒アヤナミとの約束

・小イベントフラグ『机の中心にエロ本を置かれたけもの』 フラグ消失
・長期計画『女の戦い』 乱交で終了


………………………………

アスカの部屋

ミサト(端末通話)『……ということで、こちらでは一応その事象は把握しているわ』

アスカ「……なんつーか、そっちの思惑通りだったのね。
    コネメガネがあんなに自由にしてられるのも、私達がこういうことになるのも」

ミサト『……………………』

アスカ「……………………」

ミサト『そうよ』

アスカ(これは、色々言いたい事を呑み込んでいる時のヤツ。
    黙ってよっと)



アスカ「呪縛が解けているのはわかった。
    でも、いいの? このままだとエヴァに乗れなくなったりするんじゃない?」

ミサト『呪縛の緩和とエヴァシンクロ率は、影響はあれど比例も反比例もしない。
    よって、その状況が貴方にとって好ましいなら、このままそちらでの生活を続けなさい』

アスカ「……」

ミサト『不服かしら?』

アスカ「……良いんだけどさ。
    なんか、緊張感なくない?」

ミサト『それもそうね。最終兵器の目途もたったし、後は向こうの出方次第ってところだもの』

アスカ「それならいいんだけど。こっちで私がゆっくりしていいってのが、二週間くらい前からすると……ね」




アスカ「……ぁん?」

ミサト『……?』

アスカ「最終兵器?」

ミサト『言ってなかったかしら?
    マリの助言によって決戦に必要な物が分かった。
    その最後の素材さえ手に入れば、最早勝ったも同然なのよ』




アスカ「……楽観視、ってわけじゃなさそうね」

ミサト『ええ。何せ『もう既に一度勝ってきた』人の言う事だからね』

アスカ「コレで相手が利口なら、白旗でも挙げて貰いたいもんだわ」

ミサト『流石に、どうかしらね。
    ……勿論、言った通りこちらも楽観視しているわけじゃない。
    
    今度どうなっても良いように、更に先手を打つ方法を考えているわ。
    それに関しては、貴方も知っている作戦のいくつかが該当する』

アスカ「じゃ、今まで通りこっちで暮らしながら作戦待ち、って感じ?」

ミサト『そういうことね。
    こちらも忙しいけれど、エヴァの出番は作戦開始の時だけになるからパイロットはヴンダーに居ても暇なだけよ』

アスカ「あっそ……んじゃ、お言葉に甘えて私は第三村で余暇を過ごさせてもらうわ」



ミサト『ええ……14年分、ゆっくりしてちょうだい』

アスカ「……ミサトは、どうするのよ?」

ミサト『私の事はいいのよ。
    ……勘ぐられる前に言っておくけど、

    彼とも会ってないし、
    息子とも会ってない、

    勝てたからと言って、会うつもりもない。

    ……会う権利もない』

アスカ「……」



アスカ「……あのさ」

ミサト『……』

アスカ「……」



アスカ「ごめん。なんでもない。
    私には、ミサトを納得させられるだけの言葉がないし……

    ミサトの覚悟も、少しはわかってるつもりだから、それに水を差すようなこと言いたくない」

ミサト『……』

アスカ「………………ごめん、切るね」

ミサト『ええ……』

ブツ……



アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

スタスタ  ……ボフ



アスカ「……親がいるってだけで、羨ましいのよ」


アスカ(……なんて、言っても困らせるだけよね?
    今更……

    でも)




………………



リビング

ピンポーン

加持二世「オッスー! 近くに用事があったから配給品持って来てやったぞー!」

アスカ「あんたはホント、常に楽観的っていうか……幸せそうよね」

加持二世「ん? 何の事かわからんけど、
     とりあえず今は美人の住む家にお邪魔出来て恐悦至極って感じだぞ?」

アスカ「はいはい。どんな親からあんたみたいな元気爆発息子が産まれたのやら、
    親の顔が見て見たいわ」

加持二世「新居住区の向こうに住んでるらしいぞ」

アスカ「あっそ」


………………

九日目 月曜日 午後



1 シンジ    休暇
2 アスカ    仕事 
3 マリ     仕事
4 白綾波    休暇
5 黒アヤナミ  休暇 


>>直下


白綾波「お疲れさまでした」

倉庫職員「おう。おつかれさん。
     ああ、あんたんとこの配給品は加持が持っていってるはずだから、今頃もう届いてるはずだよ」

白綾波「はい、ありがとうございます」

倉庫職員「おう、だから帰りは風呂でも寄って帰るんだな。
     今は女性用の時間だし、早めに行けば一番風呂かもしれないぞ」

白綾波「はい どうも」

スタスタスタ

倉庫職員「ああ、あとねぇ。一番大事なこと言い忘れてた」

白綾波「はい?」



倉庫職員「……その、プラグスーツ、って言うんだっけ?
     次からはその格好で来るのはやめてくれ……その、

     うん。頼む」



白綾波「……」

白綾波「ごめんなさい。そうします」

倉庫職員「一応制服あるから、持ってって」

白綾波「はい」



白綾波は 『倉庫職員の制服』を手に入れた。






1 風呂に入っていく (黒アヤナミと遭遇

2 図書館に寄る   (性癖 もしくはスキル取得

3 まっすぐ帰って服について考える

4 その他

>>直下


白綾波(お風呂、もいいけど……今日は寄りたいところがある)

移動→図書館



白綾波「……」

スタスタ

白綾波(真希波さんの部屋には本がいっぱいあるらしい。
    彼女に借りに行くのも一つの手だけど、誰にも気兼ねせず本を選べるこういう場所があるのは、
    正直凄く楽で、嬉しい)

ピタッ

白綾波(碇君達と一緒に居られるのは嬉しいけど、本を読む時間も好き。
    ……だから)

ジー

白綾波(勉強しよう。色々)




1 料理の本(スキル『料理上手 レベル1』
2 女の処世術(スキル『女の処世術』女性間の好感度を上昇させる選択肢が出るようになる
3 ゼクシヰ(スキル『恋愛上手? レベル3』
4 官能小説(スキル『性知識 レベル5(特殊な性癖を一部理解できるレベル』

5 百合姫(スキル『積極的百合行為』
6 男のイカせ方(奉仕上手レベル3

7 兵法書(スキル『戦闘上手』
8 格闘漫画(スキル『白兵有利』

9 その他


>>直下


白綾波(……百合)

白綾波(そう言えば、真希波さんが言ってた。
    ハーレムを作る上で、『みんながナカヨクしてほしい』って……)

ペラ ペラ

白綾波(……女の子同士、って、どう……『する』のかしら?)

ペラ ペラ

白綾波(……キス、とかは当たり前?
    スキンシップも……)

ペラ ペラ

白綾波(……)

ペラ ペラ

白綾波(結婚、しちゃったりもするし……
    色々……するんだ……)ドキドキ




………………

帰宅


白綾波「ただいま」

アスカ「ん、おかえりー……」ピコピコ



白綾波「……」

アスカ「……」ピコピコ

白綾波(例えば、アスカと『そういう』ことをするならどうなるんだろう?)



白綾波(そもそも、彼女はスキンシップが過多と言うわけではない。
    少し距離感は近い気はするけど、真希波さんみたいにベタベタしてこない。

    ……でも、真希波さんとは『そういう』関係みたいだし……)

アスカ「……ん? どうかした?」



1 白綾波「……アスカは、女の子同士でした事ある?」

2 白綾波「……」無言で頭を撫でる

3 白綾波「……なんでも、ない」テレリ  

4 その他


1は関係性に若干の変化
2は関係性に若干の変化
3は関係性に大きな変化

>>直下



白綾波「……なんでも、ない」テレリ  

アスカ「なんでもないって言ってる奴が一番心配なのよ」ムクッ

白綾波「……そう?」

アスカ「ただでさえアンタ、つい最近まで初号機の中にずっといたんでしょ?
    なんかあるかもしれないじゃない。

    ……熱とか、ないの?」スタスタ

白綾波「ない、けど」

白綾波(心配してくれてるのは嬉しいけど……やっぱり、近い)

アスカ「……」ス

ピタッ

白綾波「んっ……?」ピクン

アスカ「……ちょっと火照ってんじゃないの?」

ペタペタ



白綾波(……おでこはわかるけど、なんで頬に手を……?

    確かに距離は近いと思ったけど、
    ここまで遠慮なく人の事触る人だったかしら)ドキドキ

アスカ(……流石に触り過ぎか?)

白綾波(……そういえばさっき見た本で、こうやって頬に手を当てられたシーンでは……)



白綾波「……ん」スッ

アスカ「……え」

アスカ(…………いや、なんで、キス顔?)



白綾波「……」

アスカ「……」



アスカ(え? これ、する流れ?
    今の、そういう雰囲気あった!?)



白綾波「………………」パチ

アスカ「っ」ドキ

白綾波「………………違った?」



アスカ「ち、違うに決まってんでしょっ!
    今のはそういう雰囲気じゃない!
    もう! どこでそういうの覚えてくるのよ!?」

白綾波「……今日読んだ本で」

アスカ「ったく、変な本読んでんじゃないわよ!
    ああ、それだから顔も火照ってたわけね?

    はーあほらし」ヒラヒラ

白綾波「……でも、ちょっと期待した」

アスカ「期待って……なに、アンタ私の事好きなの?」



白綾波「……多分、好き……だと思う」



アスカ「……ほ?」(////

白綾波「……アスカは優しいし、
    可愛いし、強気な性格も憧れるところがある。
    好意的には思っている」

アスカ「あ、うん。まぁ、それは、ありがと……

    でもキスするとか、そう言うのとは違わない?」

白綾波「……女の子同士でキスは、当たり前なんじゃないの?」

アスカ「挨拶ではする人もいるし、確かに私もそういう文化圏から来たけどね、
    口で、その、目をつむってするようなキスは非日常よ。

    性的なやり取りだと思うわ」

白綾波「……性的」ポ

アスカ「……それでも、あんた、したいって思うワケ?」



白綾波(アスカと、性的な関係)モンモン

白綾波(……昨日の、あんな感じの事を……私も、アスカと……?)ムラ




ズイ

アスカ「え」

白綾波「……私は、したい」

アスカ「ちょ……え?」

白綾波「……アスカは、性的にも魅力ある人だと思うし、
    それに、多分相性も、良いと思う」モジモジ

アスカ「……っ」ドキッ

白綾波「黒い私とは、もうシてるのよね?」

アスカ「そう、だけど……でも、あんたとはまだ……」

白綾波「ううん。同じ」



アスカ「……は?」




チュ

アスカ「んむっ!?」ビクッ

白綾波「ん……」

スッ





アスカ「……はぁ、これで、満足?」(////

白綾波「……」



白綾波「思ったより良かった」ドキドキ

アスカ「あっそ……」

白綾波「この先は、どうするの?」ドキドキ

アスカ「まだ昼ぅっ!! 盛ってんじゃないわよ!」ペシッ

白綾波「ぁん……」

アスカ「はー、なんなのよこの家は……いつから昼間から無理矢理キスするような奴が出没するようになったのかしら」

マリ「んまぁ割と当初からその素養がある人物ばかりだったと思うよ?」

アスカ「あー、そうだったわ。一番そう言うのが得意な人がいたわここに」







三人「「「………………」」」








アスカ「くぁwせdrftgyふじこlp」

マリ「うん、実は割と最初から覗いてたよ」

白綾波(なんで会話が成立しているのかしら)キョトン




アスカ「な、んなのよもうっ! 見世物にされた気分だわ」

マリ「いやぁ、良い物を見せて貰ったよ。
   お姉さん嬉しくなっちゃうなぁ」ニヤニヤ



白綾波「……アスカとマリは、日常的にキス……する?」

アスカ「……そんな当たり前のようにはしてないわよ」

マリ「あ、でもお休みのキスはしてくれるようになったよ」

アスカ「…………」

白綾波「お休みのキス……?」

マリ「うん、まぁ、これは流石に普通のキスだよ? こーんな感じで」

アスカ「ちょ、」


ちぅ……


マリ「まぁ、いつかこの流れで押し倒してみようかとは思ってるけど」

アスカ「……私の唇はそんなに大安売りしてないつもりだったんだけどねぇ……?」(/////

白綾波「……羨ましい」




黒アヤナミ「……何、してるの?」ドキドキ

アスカ「あーほら、また話がややこしくなる!」

黒アヤナミ「……ごめんなさい。今帰ってきたところで、状況がよくわからないんだけど」

マリ「アスカ総受け」

黒アヤナミ「理解したわ」



スタスタ

黒アヤナミ「……私も、キスしていいの?」

アスカ「だから安売りしてるわけじゃないから! って何近づいてきて……んむっ」

チュ、クチュル……




アスカ「んぁっ し、舌入れんなっ!」

黒アヤナミ「……違った?」キョトン


マリ「うん。まだ誰もそこまでしてなかったよん」ニヤニヤ

白綾波「……過激」ポ



アスカ「はぁ……この短時間で三人に辱められた……」ヘナヘナ……



白綾波(さてはこの家で碇君の次に弱いのはアスカなのかしら……?)モンモン


マリ「それにしても白ナミちゃん、キスに興味あるの?」

白綾波「と言うより……女の子同士って、どう『する』のかって思って」


黒アヤナミ「……」チラ

アスカ「コッチ見んな!!」


マリ「……うーん。触ったり、舐めたり、とか、そういう話?」

白綾波「……」コクン

マリ「……多分、思ってる通りの事、するよぉ?
   道具を使う人もいるみたいだけどね」

白綾波「そう、なんだ」ドキドキ



アスカ「……言っとくけど、今は、 昼間  だからね」



マリ「残念~! 実践しようかって思ったけど、ストップが入りました!」

白綾波「そもそも、その道具とやらは、あるの?」

マリ「……ないんだなぁ、これが」

黒アヤナミ「そう……」

アスカ(残念そうにするなっての)ゾクッ






マリ「……因みに、白ナミちゃん的には女の子の中じゃぁ、やっぱり姫が一番好き、なのかにゃ?」

白綾波「………………多分、そう」チラ

アスカ「ふ、ふーん」テレリ

白綾波「……でも、真希波さんも可愛いと思う」

マリ「お?」

白綾波「綺麗だし、スタイルも良い。
    気さくに話しかけてくれるし、良い人」

マリ「……おぉぉ、面とむかって言ってくれると、照れちゃうなぁ」(/////



マリ「じゃーさ。私とも、キスして見る?」ムチュ


白綾波「……」

白綾波(真希波さんと、キス……?)



白綾波「……」ズイ

マリ「っ……え、そっちから?」ドキッ

白綾波「してみる」



アスカ「……いい度胸してるわね」

黒アヤナミ「やり手」




白綾波「……ん」

マリ「え、ちょっと、想像してたのとちが、んむ」

チュ



白綾波「……」ドキドキ

マリ「……」ドキドキ

スッ



マリ「……ま、まさか、してもらえるとは思わなんだ」ドキドキ

白綾波「……少し、照れるわね」ドキドキ

アスカ「こう、ちゅっちゅかちゅっちゅかキスばっかりしてると、
    なんだか頭がおかしくなってきそうよ」




マリ「それにしても、コレにてこの四人でも四角関係出来ちゃったね。
   完全相互関係だけど」












黒アヤナミ「……相互」

白綾波「……関係」




アスカ「……」

マリ「……」




アスカ(そう言えば、この二人って……)

マリ(白ナミちゃんと黒ナミちゃんは、お互いを性的な目で見る事ってあるの?)

アスカ(だって見た目は完全に同じだし……)

マリ(でも、お互いに『興味はある』って言ってたよ?)

アスカ(それはまた別な話でしょ!?)

マリ(でもこの流れならもしかして見れるのか!? 同一人物百合プレイ……!!)




サクラ(なんやろ、えらく静かになってはる)






白黒の性的関係


1 性的関係成立可能 黒アヤナミ有利確定

2 性的関係成立可能 白綾波有利確定

3 お互いを性的な目では見れない

4 性的な行為はできるけど自慰行為に近い感覚

5 とりあえずキスして見たら良すぎてヤバイ事に気づく

6 その他 

>>直下



白綾波「……これは、キスする流れ?」チラ

黒アヤナミ「……そう、なの?」チラ



アスカ「……別に、強制はしないけど」

マリ「……うん、でもまぁ、意外とイイかもよ?」



スッ

マリ(あ、近づいた)ドキッ

アスカ(ホントにするんだ)ドキドキ




白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

白綾波(なんか、変な感じ)

黒アヤナミ(髪型以外、全部同じ……)

白綾波(鏡を見ているようだけど)

黒アヤナミ(でも、呼吸のタイミングは違う)

白綾波(……自分じゃない)

黒アヤナミ(でも、自分……)



スッ

スッ



白綾波「……ん」

黒アヤナミ「……ん」


チュ……









白綾波(……)ゾク

黒アヤナミ(……)ゾク

ヌチュ


白綾波(……嫌悪感、じゃない)ゾクゾク

ヌチュル……クチュ

黒アヤナミ(背中から、脳にかけて、痺れるような……この感じ)ゾクゾク



白綾波「ん あ……む」

ヌチュ、クチュ……

黒アヤナミ「ぁ、は……ん」



白綾波(理屈は全然わからないけど)

黒アヤナミ(キス、してるだけなのに……)



クチュル、ヌチュ、チュプ……






(気持ち、いい)





白綾波「はぁ……はぁ……んっ」

黒アヤナミ「……っ ぁ、は……ん」

ヌチュ、クチュ……チュプ……



アスカ「……ん……なんか」モジ

マリ「盛り上がっちゃってる、ね」モジ



黒アヤナミ「……あ、ぁ……んっ」

ヌチュルム……

白綾波「……んむ……ん ぁ……」

グニ……

黒アヤナミ「んっ!」

グニグニ……

黒アヤナミ「……んん……んっ」

白綾波「……はぁ、ん」



アスカ「……え、あれ、舌噛んでるの?」

マリ「……ちょっと、情熱的、すぎじゃ……?」






黒アヤナミ「はぁ、はぁ……ぁっ」ゾクゾク

黒アヤナミ「んっ!! っく」ビクン……プシュっ……







ポタポタ……



白綾波「……っ はぁ、んく……

    ……もしかして、舌、甘噛されて……イったの?」

黒アヤナミ「……ふぅ、はぁ……」トロン……



黒アヤナミ「……」コクン

白綾波「……っ」ゾクゾク



アスカ「あ、あんたたち、ねぇ……まだ、昼間なのに……」ドキドキ

マリ「あと、私は見てる分には良いんだけどさ……

   一応、ここリビングだし……それで



   さっきから、家の中に入れなくて困ってるわんこ君に気付いておあげよ」




白黒「「!!」」ビクッ!




ガチャリ……

シンジ「…………ご、ごめん。
    本当に、ごめん……」

アスカ「邪魔も何も、帰ってきてリビングでこんなことになってたら、
    そりゃ入りづらいわよ」

白綾波「ごめんなさい。少し……我を忘れて」

黒アヤナミ「お帰りなさい、碇君」

マリ「そうそう、早く入っておいでよ」



シンジ「あの、それが、その……
    何分、今のままでは……たって歩くのが困難、というか……」



アスカ「……え?」

白黒「「?」」

マリ「……ああ。立って歩けないっていうんじゃなくて……

   勃ってて歩けないのね?」




シンジ「………………少し、座ってます」

ガチャリ………………







アスカ「はいはい解散解散!!」

白綾波「……」(///// ソソクサ

アスカ「後そこの潮吹き魔は床拭いてけ!」

黒アヤナミ「……アスカだって色々漏らすくせに……」(///// ゴシゴシ

アスカ「あ゙あ゙あ゙!?」(//////


………………


………………

九日目 月曜日 夜



1 シンジと黒アヤナミと白綾波 3P

2 シンジと黒アヤナミ 

3 アスカとマリ

4 マリ 暗躍 (エロ方面

5 その頃ヴンダーでは 人物指定可

6 その他

※1や2を選ばなかった場合、
  シンジと黒アヤナミと白綾波は勝手に3Pする。

 その他で何か該当キャラに関する物があった場合、
 シンジと黒アヤナミの約束をなんやかんやでうやむやにする。



>>直下

寝ます。



その頃ヴンダーでは


ミドリ「………………」

サクラ「カウンセリングに来た、って顔とは違うみたいやね。
    どしたん?」

ミドリ「……疲れた」モゾモゾ

ゴロン

サクラ「はぁ、それでうちの膝枕をご所望と……?」

ポンポン

ミドリ「……うん」

サクラ「情緒不安定、立派なカウンセリング対象の症状やね。
    でも、カウンセリングよりもスキンシップをご所望と」

ナデナデ

ミドリ「うん」



サクラ「ミドリちゃん……医学的カウンセリングと、
    お友達としての個人的お話込みのカウンセリング、どっちがええ?」

ミドリ「あたしはサクラと話したい……」



サクラ「今度は、なんでそこまでなるほど疲れとるん?」

ミドリ「……真希波マリ」

サクラ「せやろなぁ。
    ミドリちゃんあの話聞いて以来、イライラしたり、がむしゃらに仕事したり……
    見てて『あーこらアカン奴や』てすぐわかったもん」

ミドリ「これでも、何とか納得しようとしたし、
    今はマリとかシンジへの気持は落ち着いてる……つもり、
    でも、その反動って言うか……

    なんで私はどうしようもない事にここまで怒ってんだろ、って、
    凹んでたり……あと普通に疲れた。心も、身体も」



サクラ「……ミドリちゃんはなぁ、極限まで疲れたり、辛くなると人肌恋しくなるやろ?
    やっぱり特定の相手がおる方がええと思うんよ」

ミドリ「イイ男を紹介してほしい……」

サクラ「……男、とは限らないで」

ミドリ「……え」ビクッ

サクラ「あ、ちょっとまって、この言い方だと、私ミドリちゃん口説いてるみたいに聞こえる。
    ちゃうねん、ちゃうねんで、逃げなくていいから」

ミドリ「びっくりしたぁぁ……」ドキドキ



サクラ「そんなときは
    このマッチングアプリ『恋はマギ☆MAGI ver3.0』」


ミドリ「……なにそれ。聞いたことないけど」

サクラ「これは大人のマッチングアプリ。
    ヴィレってただでさえ出会いも無ければトキメキもない場所やろ?
    そんな場所でも出会いとトキメキを生み出す為に作られたアプリです」

ミドリ「なんで今まで教えてくれなかった?」

サクラ「年齢制限です」

ミドリ「……あそう、ふーん?」キョウミシンシン

サクラ「今なら、教えてあげるけど?」

ミドリ「是非、頼むわ」



……

インストール中

……

ミドリ「はい、登録完了。で?」

サクラ「すると、ヴィレの名簿で出会いを求めてる……
    つまりこのアプリを入れてる人物が表示されるようになる。

    そんなかでも、『お任せ』を選ぶと、勝手に相性のいい人が選ばれて、その中からランダムに表示される。
    リストでランキング形式で見て行くこともできるんやけど、

    この時の三つの値が重要やで」

ミドリ「この、MBCって奴?」

サクラ「そう。このMBC値ゆうんは、
    その相手を『仕事仲間として見た場合』『結婚する相手としてみた場合』『付き合う場合』の
    三方向から見た相性の良さを表現してるんよ」

ミドリ「Mが仲間 Bが結婚 Cが付き合う」

サクラ「せやから、意外と友達探しとかで利用してる人も多いんよ。
    あと付き合いで登録して忘れてる人もあったり……
    ……ここだけの話やけど、艦長のデータもあるねん」

ミドリ「はぁぁ!? あの人まさか……」

サクラ「ちゃうねん。このアプリ旧ネルフ時代に素体があって、
    その時にネルフの主要となるスタッフのデータも打ちこまれてるんよ。
    
    艦長のはそん時のモノで、更に言うと、リツコさんやマヤさんのデータもある」

ミドリ「……ふーん?」

サクラ「知り合いとの相性再確認するでも、
     新しい出会いを求めるでも、
      好きな様に使ってええけど……まぁ、モラルの範囲内でよろしくね」

ミドリ「モラルねえ……」



ミドリ(……うわ、ホントに、ヴンダーだけでも結構居るし、
    何より主要人物全部載ってんじゃん。
    個人情報ガバかよ)

スッススス

ミドリ「……これ、眼つけた相手と会うのにアプリで連絡取れるの?」

サクラ「できるで。ま、会話は流石にお任せすることはできんから、そこからは個人間のやり取りやな」

ミドリ「ほーぉん?」

スッススス

ミドリ「って、これ第三村までデータあんの!?」

サクラ「そうやで。
    ……あ、因みに、うちの兄は登録してません」

ミドリ「あんたと家族になる気はないし既婚者をわざわざ選ぶほど誰でもいいわけではないしそう言う癖も無い」



ミドリ「……でも、ちょっとわくわくしてきた。ちょっとここで見てていい?」

サクラ「えーよー?」


ヒデキ 

メルキオール「いいと思う。友人として隣に居るのがとても楽な相手」
バルタザール「総合的に良い。が、愛に疑問は感じそう。結婚願望も薄い」
キャスパー「向こうが興味ないからトキメキを求めるには不可。結構枯れてる」


コウジ

メルキオール「すげぇイイ人。望めば友達になることもできそう」
バルタザール「普通。家事は出来ないけどそのほかはちゃんとする」
キャスパー「そういう関係になったら意外と良いかも。後は見た目が好けるか」


マコト

メルキオール「仕事仲間としては少し固すぎる。友人路線もいまいち」
バルタザール「しっかりしてるからアリ 面倒見てもらえるかも」
キャスパー「まめだから真面目な恋愛には向いてるけど、トキメキは少なそうだし想い人がいる」


シゲル

メルキオール「能力は十分。頼れば返ってくるが、ついていこうとすると置いていかれることも」
バルタザール「ダメ 浮気者。 更に言えば願望がない」
キャスパー「トキメキだけ置いていくタイプだけど、本気で籠絡すれば捕まえられる」




サクラ

メルキオール「最高のパートナーになれるでしょう」
バルタザール「意外と真面目なのでお互いに寄り添えればアリ」
キャスパー「望み薄。まだ何か引きずってる」





ミドリ「ちょ、普通に女性出てくるんだけど……」

サクラ「せやから男とは限らないゆーたやろ?
    女と女でも相性ええかもせんやん?」

ミドリ「……てことは逆に、男も男とくっついたりしてんの?」

サクラ「まぁ、コウジさんとか飲み仲間見つけるのに使った事あるて聞いたけど……
    でもあの人は普通に女好きらしいからゲイの人と会ってしまって気まずかったって」

ミドリ「……へぇ」





ミサト

メルキオール「良い上司だが、万が一友達になっても愚痴が多いので大変」
バルタザール「無理」
キャスパー「本気で求めればワンチャンあるか?」


リツコ

メルキオール「友達になるのはほぼ無理。でも妹分としては可愛がってもらえる」
バルタザール「結婚しても仕事優先の人だから時々寂しくなるかも。尽くせ」
キャスパー「ちょっとお互いの寂しさを埋め会う程度ならかなり良い。だがライバル多し」


マヤ

メルキオール「友達としても上司としてもすぐ仲良くなれる。女の子には特別優しい」
バルタザール「彼女の重さを受け止め切れれば凄く尽くしてくれる。潔癖をどう思うか」
キャスパー「潔癖症だが、押せば結構………………女性は好きらしい」


スミレ

メルキオール「友達になるのは大変。部下としては良く思われているよう」
バルタザール「尽くせば見返りはものすごく多い。問題は相手が女性をまだ意識していない事」
キャスパー「女性を性愛対象として意識していないのでそこから。万が一付き合えたら押して押して押しまくれ」


ケンスケ

メルキオール「子供扱いされそうなのでそこを何とかすれば凄く良い関係になれる」
バルタザール「大人になろう。身も心も」
キャスパー「大人の女性が好きなので今の貴方では役者不足かも……将来性を訴えろ」


加持リョウジ(二世

メルキオール「同僚になる前に性的に意識されるので、友達になるのは困難」
バルタザール「尻に敷け。敷いておかないと飛んでいく」
キャスパー「経験不足なので好きなように調理できる。素材としては超一流」


加持リョウジ

メルキオール「もう畑しか見てないから降りて一緒に働くくらいしか接点がないよ」
バルタザール「多分無理。内縁の妻になる事は難しいが可能。生活はとても良いものになりそう」
キャスパー「ワンナイトは可能。付き合うとしても絶対に艦長には知られるな。可哀そうだから」


ゲンドウ

メルキオール「心をこじ開けろ」
バルタザール「貴方では無理」
キャスパー「お互いにメリットがない」


冬月コウゾウ

メルキオール「小難しい話を聞いて上げられるならよい。おじいちゃんなので労わって」
バルタザール「今はまだ必要ないが介護を意識してどうぞ。意外と愛は深い様子」
キャスパー「直接的な誘惑は不可。言葉巧みに誘えば意外と……? でも貴方には無理」





ミドリ「ぶっ…………ネルフの、情報……っ」プルプル

サクラ「いや、ほんま……なんで残ってんやろ」

ミドリ「……うわ、それにエヴァパイロットの情報も載ってんじゃん」

サクラ「そ、そやねぇ……
    流石に黒ナミさんは載ってえんけどね」




シンジ

メルキオール「よくウジウジしているので言葉を選んであげれば懐く。最近は少しマシ?」
バルタザール「家事は任せきりで良いが、ねぎらいの言葉等は必要。我慢しがち」
キャスパー「ていうか貴方この子のこと嫌いでしょ? 好きになれるならハーレムに加えて貰えば?」


アスカ

メルキオール「『ただの女友達』 には飢えているので、狙えばすぐ友達になれる」
バルタザール「束縛が凄い。けどそれを許容出来ればよい相手になるでしょう」
キャスパー「超高難易度ではあるが、ちょっとだけ関係を持つならイケるか?」


マリ

メルキオール「貴方がどう思っているかはさておき、もう友達と思われている節あり」
バルタザール「ふらふらしてるように見えて一途なので、愛されれば尽くしてくれる」
キャスパー「ハーレムに加われば可能」


白綾波

メルキオール「友達になるのは難易度高いが、関係をうまく築けば何でも聞いてくれる」
バルタザール「やれば何でも卒なくこなせるが、知らない事の方が多いので苦労しそう」
キャスパー「色々と無理そう」


渚カヲル

メルキオール「貴方の事を理解してくれるし貴方に寄り添ってくれる最高のパートナーになれる。
       碇シンジがそう望めば」
バルタザール「尽くしてくれるし、やりたい事も支えてくれる、毎日ドキドキできるかも。
       碇シンジがそう望めば」
キャスパー「顔よし頭よし、身体さえあればどんな事もしてくれるし貴方の事を裏切らない最高の彼氏になるかも
      碇シンジがそう望めば」


ミドリ(いや、最後のコレなに……?)

サクラ「どやった?
    ええ人おった?」

ミドリ「今は適当に見てただけー
    ……まぁ、ちょっと面白かったけど」

サクラ「そかぁ。
    まぁ、もしイイ人おったら連絡取ってみてええと思うで
    会ってみるだけって約束とかも結構あるみたいやし」

ミドリ「……ふーん」





1 誰かと、友達前提で話してみる (指定可
2 誰かと、付き合う前提で話してみる (指定可
3 流石に知り合いは無理 お任せ でマッチング (メンタル回復
4 こういうんじゃなくて、ただ話を聞いてほしいだけ (メンタル回復
5 その他

※2の場合、女性を選ぶと自動的にミドリの性愛対象が『女性も可』になります。

続きは後日か夜に書きます。



>>直下



ミドリ「……うーん」ゴロン

サクラ「……お悩み中?」

ミドリ「……うん」ゴロン

サクラ「……」


ミドリ「サクラはさぁー?
    この中だと誰と話してみたい?」

サクラ「この中て……んー、まぁ、大体はいつでもお話しできるしなぁ……」

ミドリ「改めて、友達になるんだったら、誰かなーて
    あ、恋人でもいいよ」

サクラ「えー、というかー、せやなぁ……

    や、やっぱり、ここは憧れの碇さん、かなー」

ミドリ「出た……サクラの大好きな碇さん。
    あの疫病神のどこがいいのか……

    ……って、まぁ私はあいつのことなんも知らないんだけどさ」

サクラ「お、そこまで考えてくれるようにはなったんやね」

ミドリ「……私が『嫌い』なのは、『疫病神』であって『碇シンジ』じゃないってことはわかってる。
    とはいえ、苦手意識は抜けないけどねー。
    あとマリも」

サクラ「それなら、そのアプリでお話……
    あ、でけへんわ。
    そもそも『データが残ってる』だけで、『登録してある』わけじゃないし、
    しかも碇さんは通話できる端末持ってないねんな」

ミドリ「はーん、相性見れるだけってこと?」

サクラ「……あの、もし、お話して見たかったら……監視用の通話、使えるんやケド……?」

ミドリ「いや、そこまでじゃねーかな」

サクラ「まぁまぁ。どっちにしろアスカさんの端末通話使って話すし、先に様子見てからってことで……」

スッスー サッ

サクラ「……これで、アスカさん周辺の監視用ドローンの映像に切り替えてー」

ミドリ「用意できたら教えてー?」ススー

サクラ「りょーかい」


接続開始

シンジ『あっ、だ、め。綾波、もう、出ちゃ……う……っ』ビクンビクン

白綾波『気持ちぃっ 碇君、もっと、激しく、動いていいっ?』キジョウイ

パチュン パチュン タパン タパン

黒アヤナミ『あっ、あっ、もっと、舌……んっ!』ガンメンキジョウイ

グチュル ニチュ チュプ


切断




ミドリ「……」

サクラ「……」

サクラ(アカン アカンて これはアカン。
    真っ最中やん。 ミドリちゃんには見せられんてっ!
    しかもアスカさん参加してへんで、え?
    でも例のラブホやったよな?
    てことは、アスカさん近場に居るゆーことやな?
    どないなっとん!?)

ミドリ「……なに? 間違えてエロ動画開いちゃった?」

サクラ「……えーっと、うん。ま、まっちがえちゃったなー!もうっ! テヘペロッ☆」

ミドリ「サクラでもそういうの見るんだ。ふーん?」



サクラ(どーしてこー……うん。
    て言うかほんま、毎日盛りすぎやろ。流石やな中学生……)



1 それはそれとしてシンジとミドリの接触を図ろうとする。
2 マッチングアプリで別な人と話をする(友達感覚)(指定可
3 マッチングアプリで別な人と話をする(恋人感覚)(指定可
4 もはや見せる もしくは見られてしまう。
5 その他

>>直下


サクラ(でもなぁ……ミドリちゃんから『話してみたい』って言うようになったんは初めてや。
    この機会に乗じて何か、もしかしたらミドリちゃんの中でも変化があるかもしれんよな)

ミドリ「……エロ動画っていえばさぁ。
    旧ネットワークのサーバーに滅茶苦茶あるけど、
    どんだけ人類スケベなのよってくらいあるよね」

サクラ(碇さんと会わせてみる……か?
    もしかしたら、今まで嫌ってた『疫病神』に対する見方が変わって、
    良い作用ある、か?)

ミドリ「まー私も見ることあるけどさー。
    多すぎてどれ見て良いかわからないうちに……」

サクラ「ミドリちゃん! 今度、第三村行ってみよか!!」

ミドリ「………………はぁ?」



小イベント『ミドリ、来日』フラグが解放されました。

………………



九日目 月曜日 深夜



1 シンジ 寝る前に誰か来た……? (人物指定可能

2 アスカ 『眠りへの戸惑い』

3 マリ  『眠りへの戸惑い』

4 白綾波 『睡眠てなに?』

5 黒綾波 『睡眠てなに?』

6 白黒  『睡眠てなに?』


>>直下


……

黒アヤナミの部屋



コクリ

コクリ

黒アヤナミ(…………頭が、グラグラする。
      この感じは、昨日も……
      でも昨日は、みんなで固まっていたらいつの間にか気を失っていた……

      話では聞いていたけれど、コレが……睡眠というものなのね?)

コクリ コクリ

コンコン

黒アヤナミ「はい……?」

白綾波「入っても、いい?」

黒アヤナミ「どうぞ」

ガチャ……

白綾波「……調子……どう?」ゲソ

黒アヤナミ「……頭が、グラグラする」

白綾波「……そう、あなたも……?
    私達、アヤナミシリーズにも、『眠る』っていう機能があったのね……」ウト

フラフラ……

黒アヤナミ「……理屈は理解したわ。でも、私は『眠る』のは初めて」

白綾波「実は……私も」

黒アヤナミ「そう、なの……?」

白綾波「そう。だから、眠いという感覚も……ん……」

グラ

白綾波「……はじめて」ボフン

黒アヤナミ「……そう」ボフン



白黒「「……………………」」

シーン………………




白綾波「……ねぇ。睡眠て、何?」

黒アヤナミ「……分からない」

白綾波「何故、眠らなくてはならないの?」

黒アヤナミ「……分からない」

白綾波「……眠らなくても、何とか生きていけるのではないかしら?」

黒アヤナミ「……そうね。今までずっと起きていた。
      深夜は本を読んだり……エッチな事、したり」

白綾波「……ええ」

黒アヤナミ「……でも、急に眠気がきた……ので」

白綾波「……ええ」

黒アヤナミ「……眠いけど、でも、もったいない、気がする」

白綾波「……ええ」

黒アヤナミ「睡眠て、何?」

白綾波「睡眠……そう言えば」



白綾波「……眠ると、夢、を見るらしい」

黒アヤナミ「希望的願望のこと?」

白綾波「いいえ。夢って、自らの経験や精神に影響して脳が錯覚をおこして……
    映像や……音を……記憶が、混濁……」コクンコクン

黒アヤナミ「人体に影響は……?」コクン コクン

白綾波「……ない、けど……」

黒アヤナミ「……」

白綾波「……」


スヤァ……




1 過去の夢を見る 女性だけで風呂の時のIF
2 過去の夢を見る 祭りの時のIF 
3 過去の夢を見る 初体験の時のIF
4 謎の夢を見る 白黒二人だけで何かするIF
5 謎の夢を見る 学校に通ってる様子IF
6 その他


>>直下


※睡眠中のキャラを選択すると夢を見る事があります。
 夢の中では普段よりも突拍子もない選択肢が出現しやすく、妙な群像劇になる可能性もあります。
 あくまで夢なので現実には影響しません。
 ただし、あまりに強烈な性癖の夢を見ると、現実でそれに近い事が起こった時に影響を受けるかどうかの選択肢が出現します。

***********



第三東京市立第壱中学校



白綾波「………………」

白綾波(コレが、夢?)



白綾波(14年前の、まだサードインパクトのおこっていない世界……?
    これを、私の脳が錯覚してみているのね)

ニギニギ

白綾波(動ける これは明晰夢……? なら……
    服装も……)

パッ

白綾波(やっぱり制服を着れた。
    懐かしい……)

トクン




黒アヤナミ「夢って、不思議ね」

白綾波「……っ!」ビクン

黒アヤナミ「……どうかしたの?」

白綾波「……居たの?」ドキドキ

黒アヤナミ「ええ。

      どうやら、私達の夢は繋がってるみたいね。
      私、この学校知らないもの」

白綾波「……貴方は、『夢を見ている貴方』なの?」

黒アヤナミ「私の意識としては、そう。
      今私は、多分だけど……貴方の脳を通して夢を見ている。

      マリから聞いたけど、お互いのATフィールドを無意識に中和すると言うのは、
      脳にも影響を与えるらしいから」

白綾波「つまり、近距離で同時に睡眠して、夢を見ると……
    お互いの夢を共有する、と言う事?」

黒アヤナミ「……多分そう」

スタスタ

黒アヤナミ「……制服……見せて」

ジロジロ

白綾波「……」

スタスタ

黒アヤナミ「……私も着れる?」

白綾波「着た事は?」

黒アヤナミ「ある。ヒカリのだけど」

白綾波「それを思い出せば、多分出来る」

パッ

黒アヤナミ「できた」

白綾波「……不思議……」



黒アヤナミ「学校って、どんな感じなの?」

ガタ……ストン

白綾波「……みんなで並んで、授業受けたり、
    みんなで、運動したり」

黒アヤナミ「……楽しい?」

白綾波「あまり。
    でも、碇君と話せるときがたまにあって……
    あの時は良くわかってなかったけど、多分、嬉しかったと、思う」テアソビ

黒アヤナミ「……そう」





ガラッ

1 アスカ「双子、まだ残ってたの?」
2 マリ「おやぁ? 暇そうだねぇ、二人ともぉ」
3 シンジ「あれ、あやなみ……? もう帰ったと思ってたよ」
4 教師ミサト「あら、二人とも残ってたのね? ちょうど良いわ。ちょっち手伝ってくれるぅ?」
5 リツコ「二人ともまだ学校に居たの? 早くネルフに来て頂戴」
6 その他

>>直下




シンジ「あれ? あやなみ……? もう帰ったと思ってたよ」

黒アヤナミ「……こんな感じで?」

シンジ「先に帰ったのかなって思って探しちゃったよ……」

白綾波「そう。だけど、こんなに気にかけてくれてるのは、多分今の私の夢だから……」

シンジ「どうかした?」

黒アヤナミ「碇君」

シンジ「どうしたの? アヤナミ」

黒アヤナミ(ちゃんと返事をしてくれる)ホッ



黒アヤナミ「なんでもない」

シンジ「そ、そう?
    じゃあそろそろ帰ろうか……?」

白綾波「……ええ」

ガタ ガタ



白綾波「……手、つないでも良い?」

黒アヤナミ「っ?……私も、いい?」

シンジ「えっ!? い、いや、だめだよ」


黒アヤナミ(……どういう関係なの?)

白綾波(わからない。でもやってみたかった。残念)シュン




シンジ「……が、学校から、出たら、つなごうか……」

白綾波「っ……ええ」

黒アヤナミ「……」





………………


学校から離れた路地

白綾波「……」トクントクン

シンジ「……」ドキドキ

黒アヤナミ「……」トクントクン



白綾波「……本で、読んだ事がある。仲の良い男女は、こうやって」

黒アヤナミ「学校からの帰り道に手をつないで帰るらしいわ」

シンジ「そ、そう、なんだ?
    でも、三人で……僕を挟む感じで手をつないでると……なんか違うような……
    付き合ってるわけでもないし……」

白綾波(どうやら恋人関係ではないみたい)

黒アヤナミ(でも満更でもなさそう)



白綾波(夕暮れの帰り道)

テクテクテク……

白綾波(……三人で、手をつないで……ドキドキしながら帰る)

テクテクテク……

白綾波(そんな世界が、あったのかもしれない)

テクテクテク……



黒アヤナミ(……そんな世界はないわ。
      だって、貴方が居る限り私は外に出られなかった)

白綾波(そう……ね)



ギュ……
ギュ……


シンジ「なんか、今日は二人とも距離が近い、っていうか……
    どうか、したの?」ドキドキ



1 シンジを路地裏に連れ込む 微エロ
2 家に誘う         エロ
3 一緒に当時のネルフに行く 継続
4 その他

>>直下



白黒「「なんでもない」」

シンジ「そ、そう」ドキドキ

黒アヤナミ(ねぇ。このまま帰るの?)

白綾波(……当時は、ごく稀にだけどネルフまで一緒に行くこともあった)

黒アヤナミ(当時のネルフ……行ってみたい)

白綾波(そう)


黒アヤナミ「碇君、今日はネルフに用事があるんじゃないの?」

白綾波「……シンクロテスト、よね?」

シンジ「あぁ、うん。そうだね。
    まっすぐ行こうか……

    あ! でも、近くに行ったら手を、離してくれるかな?
    みんなに見られると、ほら、茶化されそうだし」

白綾波「……そうね」




………………

ネルフ本部 内部

黒アヤナミ「……これが、ネルフ……」キョロキョロ

シンジ「どうしたの?」

白綾波「ちょっと、久しぶりだから」キョロキョロ

シンジ「うん?」


黒アヤナミ(建物が荒廃してない。殺風景なのは変わらないけど、綺麗)

白綾波(今のネルフは、汚い?)

黒アヤナミ(清掃もしていないし、環境は良くない……
      こっちの方が好き)

白綾波(そう)



白綾波「……なんでもないわ。
    碇君、シンクロテストまでまだ時間あるから……
    少し歩かない?」

シンジ「いい、けど。良いのかな? 勝手に歩いても……」

黒アヤナミ「大丈夫。行きましょ」



行き先

1 リツコのところ
2 ミサトのところ
3 マヤのところ
4 マコトのところ
5 シゲルのところ
6 何故か居るマリ(夢の中の人
7 アスカが居た(夢の中の人
8 カヲルのところ
9 ゲンドウのところ
10 冬月のところ
11 加持リョウジのところ
12 その他

>>直下

………………

リツコの部屋

リツコ「あら? 珍しいわね、この部屋に貴方達が来るなんて」

黒アヤナミ「……っ」ビクッ

白綾波「赤木博士、シンクロテストよろしくお願いします」

リツコ「ええ。がんばって良い結果を出してちょうだい。
    ……とはいっても、今の貴方達の様子を知りたいっていう意味もあるから、意識しすぎても困るのだけれどね」



黒アヤナミ(髪が長い……っ)チラッ

白綾波(昔は長かったの)

黒アヤナミ(……どっちも似合っているけれど、新鮮)




リツコ「……どうかして?」

黒アヤナミ「いえ、なんでもないです……」チラ

黒アヤナミ(ヴィレで観た格好とは違う……
      こっちの方がより女性的、すこし印象も柔かい。
      コレが昔の赤木リツコ……)




リツコ「シンクロ率は貴方達の状態に影響するわ。
    高すぎるのも問題だけど、低すぎると戦闘には参加できない。
    今後の作戦にも大きく影響するの」

黒アヤナミ「……はい」

白綾波(真面目そうな性格は今でも変わらないみたい。
    理屈っぽいところも)

黒アヤナミ(……もしかして、苦手だった?)

白綾波(……たまに、視線が怖い事があった。
    けど、いい人だと思う。……思いたい)

リツコ「何か質問、ある?」



1 白綾波「……パイロット同士が、性的関係になるとシンクロ率ってどうなるんですか?」
2 黒アヤナミ「どうして髪が長いのですか?」
3 シンジ「シンクロ率を上げる方法って、何かありますか?」

4 他愛ない会話をして他の場所へ (指定可
5 他愛ない会話をしてシンクロテストへ (夢終わり

6 その他


>>直下


シンジ「シンクロ率を上げる方法って、何かありますか?」

黒アヤナミ(真面目な質問が出た)

白綾波(私のイメージ、かしらね)



リツコ「そうねぇ。シンクロ率が上がる条件としては、色々あるわ
    『良いシンクロを何度も経験する』
    『コツを掴む』
    『女装する』
    『クスリを飲んで女体化する』
    『健全な体調を維持する』
    『気持ちよくセックスする』
    『ポジティブな気持ちを維持する』とかね」

シンジ「……そう、ですか」


黒アヤナミ(……なんか変なの混ざってる)

白綾波(夢だから)

黒アヤナミ(……絶対、おかしいこと喋ってるわよね?)

白綾波(夢 だから)



リツコ「……貴方達、オナニーはちゃんとしてる?」

シンジ「なっ、なんですか藪から棒に!?」

リツコ「あら、真面目な話よ? 性欲を溜め過ぎるのはシンクロ率の低下につながるわ。
    かと言ってし過ぎも良くないけれど、中学男子ともなれば、一日一回はしておくべきね」

シンジ「しておくべきって……そ、そんな」

白綾波「……してるの?」

シンジ「し、しらないよっ!」

黒アヤナミ(興味あるんだ……?)

白綾波(ある)

黒アヤナミ「……博士」

リツコ「なにかしら?」

黒アヤナミ「セックスは、どうなんですか?」

リツコ「良い質問ね」

白綾波(良い質問……?)

リツコ「それで心が満たされるなら、してほしい所ね。

    でも気をつけて頂戴。セックスって必ずしも気持ち良かったり、心が満たされたりするものじゃないわ。
    やり方とか、経緯、後始末を間違うと、良くない事にもなりうるの」

白黒「「……」」

シンジ「は、はぁ……」

リツコ「……もしも、よ?
    貴方達が健全に性的な関係になったとして、その結果性行為に至るとして……
    その場合はちゃんと、お互いの事を思いやってしてほしいわね。

    人にとやかく言われたくはないでしょうけど」

シンジ「……」チラ

白黒((意識している……))

シンジ「……」フイ

白黒((可愛い))




白綾波「……博士、女装するとシンクロ率があがるんですか?」

シンジ「そこは聞き流してほしかったなぁ」

リツコ「ええ。爆上りよ」

黒アヤナミ(やっぱりそれ、貴方の願望よね?)

白綾波( 夢 だ か ら )




白綾波「……じゃあ、碇君。これを着てシンクロテスト受けましょう」

パッ

シンジ「どこから出したのその浴衣……」

黒アヤナミ「だめよ。状況にあった女装をするべきだわ。これを着て、碇君」

パッ

シンジ「わぁ! 手品? ロングのカツラとプラグスーツ(白)がどこから出てきたのかさっぱりだっ!」



白綾波「……私は浴衣を着せて、お祭りのときみたいな雰囲気を出したい」

黒アヤナミ「……私はこの14年前と言う設定で碇君とポカポカしたい」

シンジ「あの、あやなみ……?」

白黒「「さぁ、どっちを着るの?」」





1 どっちも着ない 夢継続
2 無理矢理着せる エロイベント
3 アスカ「バカ波!! 起きろ!!!!」
4 アスカ「おきなさいって!! あんた達そろそろ家でないと遅刻よ!!」
5 コンコン ガチャ アスカ「ちょっとぉぉぉ! おきなさいってばぁぁああ!!」ペチペチ


ペチペチ

***********


十日目 火曜日 朝




白黒「「はっ!?」」

アスカ「……あんた達、ホント、眠り深いわね」ゼェ、ハァ……

白綾波「……朝?」

アスカ「朝っ!!」

黒アヤナミ「……っ! 準備、しなくちゃ」ソソクサ

白綾波「私も、」ソソクサ

アスカ「寝起きは良いのね……
    はぁ、後はバカシンジも起こさなさくちゃならないわね……
    コネメガネはなんか色々してたみたいだから放っておこうっと」



………………



十日目 火曜日 午前



1 シンジ 仕事
2 アスカ 休暇
3 マリ  休暇or睡眠 (選択可能
4 白綾波 仕事
5 黒綾波 仕事

6 『ミドリ、来日』(シンジ仕事中なので仕事に同行
7 その他



続きは夜か後日
>>直下

………………

ブロロロロ……

要点観察 移動中 車内

前部座席

運転席のケンスケ「いやぁ、なんか最近、車内が賑やかで楽しいなぁ。
         碇が来てから要点観察にも楽しみが増えたよ」

助手席のサクラ「そーですねぇ。ケンスケさんも毎日お勤めごくろうさまです」

ケンスケ「前みたいにケン兄でいいよ。
     それとも、もうそんな呼び方恥ずかしいかな?」

サクラ「いやぁ……まぁ、大人、ですからねぇ」

ケンスケ「ははは、確かに成長したね。
     寂しいやら嬉しいやら」



ケンスケ「……」チラ

サクラ「……」チラ





後部座席


シンジ「……」

ミドリ「……」スマホイジイジ





ケンスケ(……なんで彼女連れてきたの)アイコンタクト

サクラ(実は……カクカクシカジカ…>>776

ケンスケ(いや、それっ 完全にサクラちゃんに合わせてるだけじゃん。
     本人はキミが思っているより碇に興味ないでしょ!?)

サクラ(会って見れば何か変わるかと思って……)

ケンスケ(どうすんだよコレぇぇ……
     通夜でも葬式でもこんな空気味わった事ないぞ?)


ケンスケ「あ、あー! 良い天気、だなぁ~」

サクラ「そ、そーですねー あははー」



ブロロロロ……



ケンスケ「どう? ミドリちゃん、久々の外は」


スッ

ミドリ「悪くないですね。
    やっぱ外の空気、気持ちいいです」

ケンスケ(お、話かけるとちゃんと端末をしまってくれてる)

ケンスケ「そう言えば、監査と研修で来てるって話だけど、
     ってことは今日は、要点観察最後まで同行する感じかい?」

ミドリ「はい。 一応、第三村の様子とか、仕事の様子を見る名目で来てるんですけど……」

サクラ「第三村の仕事のどれかを体験する、っていうのも今回の目的なんです。
    やのでミドリちゃんには要点観察のお仕事を通して第三村を見て貰いたいなーて思ったんですわ」

サクラ(ホンマに業務として申請したのは確かやで? 建前やけど)

シンジ「……」



ブロロロロ……






1 ミドリ「……アンタ、仕事ちゃんとしてんの?」
  シンジ「え!? ぼ、僕?」
  ミドリは多少興味を持っているようだ。

2 シンジ(自分から話しかけるのはやめておこう……)
  ミドリ(……ま、仲良くしに来たってわけでもないし、今は話かけなくても良いか)
  やっぱり興味はあまりないようだ。

3 ミドリ(……あたしのことビビってんだろうなー。
      コイツ自体は悪くないのに、悪い子としたなぁ……)
  ミドリはシンジに申し訳なく思っているようだ。

4 その他


>>直下


シンジ「…………」

ミドリ「……」チラ

シンジ「……」

ミドリ(思えば、直接話した事はないけど……
    こいつ、エヴァに乗るとか言いだしたから、そんときおもっきし舌打ちしたんだよな、あたし……
    こいつは事情なんも知らないのに……)

シンジ「……」

ミドリ(……あたしのことビビってんだろうなー。
    コイツ自体は悪くないのに、悪いことしたなぁ……



    …………とは、思うけどさ。
    それにしてもずっとそっぽ向いてるのも癪に触るワケで)






ミドリ「ねぇ……いつもどんな仕事してんの?」







ブロロロロ………………

サクラ「……っ」ザワ……

ケンスケ「……っ」ザワ……








シンジ「……え、僕……?」ビクッ

ミドリ「あたしはそのつもりで話してるけど?」


シンジ「あ、うん。僕はケンスケの手伝いだよ」

ミドリ「……それだけ?」

シンジ「最近はもっと、代わりにやれるように色々してるけど……
    観察のレポートつけたり、電源の確認の仕方とか」

ミドリ「あんたもレポートつけてんだ?
    チューガクセーなのにできんの?」

シンジ「出来てる、と思いたいんだけど」チラ

ケンスケ「ああ、碇はちゃんと仕事してるぞー?
     もう少ししたら一日だけ任せっきりにしてみるつもりだ」

ミドリ「……へー、イチニンマエ、ってやつ?」

シンジ「そんな……まだまだだよ。
    ていうか、僕一人じゃ無理だし、車の運転も」

ケンスケ「いやいや、加持はもう運転してるぞ?」

シンジ「運転かぁ」



ミドリ「……ふーん」



サクラ「運転できるようになったら今度は碇さんの運転に乗せてもらいましょうかね」

ケンスケ「いやぁ? 最初のうちは乗せるのは俺だけにしておくよ。
     エヴァのパイロットとはいえ、車の運転は慣れるまで他の人は乗せられないなぁ」

シンジ「あはは、そうだね。
    慣れたら、僕一人でも出来るのかな」

ミドリ「出来るのかな、じゃねーっしょ?
    出来るようにならないと、第三村じゃ生きていけないっしょ?」

ケンスケ「その通りだな。頼むぞ碇?
     この第三村の平和と俺の休日は、お前にかかっているんだからな!」

シンジ「う、うん。 がんばる……いや、すぐできるようになるよ」

ミドリ「……イイ感じじゃん?」

サクラ(ミドリちゃんもえー感じやで!!)

ケンスケ「じゃああとでちょっと練習してみるか。
     女子の応援もあればやる気でるだろ」

シンジ「え、今日!?」



ブロロロロ………………



……………………

今日の業務

1 L結界浄化 『謎の研究所A』  にょた 及び ふたなりネタフラグ
2 L結界浄化 『謎の研究所B』  カヲル受肉フラグ

3 L結界浄化 『ゲーム会社』   遊び回フラグ
4 L結界浄化 『謎の廃屋』    怪談ネタフラグ

5 施設跡探索 物資入手フラグ

6 インフラ発掘とハイカイ警戒

7 その他


1~4は別日に仕事で選択可能 シンジとミドリの接触機会『少』
5はシンジとミドリの接触機会『普通』
6はシンジとミドリの二人での会話メイン

>>直下

………………

施設跡 外


ケンスケ「今日はこの施設跡の探索だ。
     ってなわけで、サクラちゃん達にはここで釣りを……」

サクラ「あ、釣りはええです。
    普通に業務の方を体験させてください」

ケンスケ「あそう?
     じゃ、ちょっと危険だけどついてきてくれるかい?」

ミドリ「危険て、んな子供じゃあるまいし」

シンジ「でもやっぱりほとんど廃屋みたいなものだから危ないよ。
    ほら、ヘルメットつけて」

ミドリ「うぇー、ださいー……こんなのずっとつけて仕事してんの?」

シンジ「うん。瓦礫とか落ちてくることあるし、危ないよ」

ミドリ「……分かったわかった。かぶりますぅー」シブシブ



シンジ「……」

サクラ「……碇さん、ミドリちゃんあれでも、気を許しつつある感じですんで」

シンジ「うん。なんとなく、わかるかも」

サクラ(ま、その辺はアスカさんで予習済みですよね)





……


探索開始



ヒョイ ヒョイ……スタッ

ケンスケ「崩壊の心配はないけど、足場は悪いなぁ。
     サクラちゃんは大丈夫そうかい?」


ピョン  シュタッ!

サクラ「ほっ! っとぉ、最近バスケで鍛えてるんで大丈夫ですっ」



ケンスケ「健脚ぅっ。カッコいい姿兄貴に報告しとくよ」

サクラ「お兄ちゃんには別に良いですよぉ。
    この間も会うたばかりですし」

ケンスケ「久々に会ってちょっとウルウルしてたのは誰だっけ?」

サクラ「ケン兄っ!!」プンスコ



ヨロ……スタッ

シンジ「あの二人元気だなぁ……
    北上さんは大丈夫?」



ミドリ「……だ、大丈夫、だし」

シンジ「……うん」

ミドリ(いやいや、普通に行くけどさ。
    こんな瓦礫の上とか歩いた事ないから……!
    なんでみんな普通に歩いていけるの!?)

シンジ「……」

ミドリ「……っと」ヨロ……ヨロ……



1 サクラ「ミドリちゃん、頑張って!」 サクラとミドリの好感度変化

2 シンジ(危ないなぁ、大丈夫かな?) シンジとミドリの好感度変化

3 ケンスケ「ほら、おいで」      ケンスケとミドリの好感度変化

4 ミドリ「いや、歩けるし!?」    ズッコケて怪我 撤退(シンジ同伴

5 その他

>>直下





サクラ「ミドリちゃん、頑張って!」

ミドリ「言われなくても、頑張ってるしっ……っと」ヨロ




シンジ「あ、あぶなっ」

サクラ「ミドリちゃん!」スタッ

ガシッ



ミドリ「……あ、あんがと」

サクラ「……んもう、危ないやろ?」

ミドリ「ごめん」

サクラ「……いや、まぁ、調子のってうちも先に行き過ぎたわ。
    ごめんな」

ミドリ「サクラが謝ることないし」

ケンスケ「カッコいいねぇ。
     じゃ、ミドリちゃんはサクラちゃんに任せておくか」

シンジ「うん、そうだね」

サクラ「ほないこか! 手ぇつないどれば安心やろ?」

ミドリ「……うん」

キュ




サクラ「……ミドリちゃんが頑張ってるのは、知ってる。
    碇さんのことも、ちゃんと一人の人間として見てくれようとしてるし、
    自分の中で、ちゃんと答え出そうと頑張ってる。

    そうやって現実と向き合っているのは、偉いと思う」




ミドリ「別に、偉くなんかないし……」



シンジ「現実と向き合うのって、大変だよ。
    ちゃんとそれができるのは、偉いよ」

ミドリ「……それをアンタが言う?」

シンジ「ごめん。でも、僕は多くの人に助けられてここに居るから、
    だから自分で答えを出そうとしてるなんて、凄いよ」

ミドリ「……そうなのかなぁ」

サクラ「でも、一人やと大変やからね。
    もうちょっと人を頼ってええんよ?」

ミドリ「頼っていい、って言ってもねぇ。
    また、パートナーでも探せって言うワケ?」

サクラ「まぁ、勿論ウチでもええねんで?
    ミドリちゃんが考えた結果、隣にいてほしい人がウチなら、
    今はお互い一人身同士やししばらくはミドリちゃんの隣で我慢しといたる」

ミドリ「……サクラがパートナー……?」



**********

メルキオール「最高のパートナーになれるでしょう」
バルタザール「意外と真面目なのでお互いに寄り添えればアリ」
キャスパー「望み薄。まだ何か引きずってる」

**********



ミドリ「………………」

サクラ「ま、ウチはもうミドリちゃんの事ほっとけないし、
    全然頼ってくれてええよ。
    友達として、なんでも手助けしたるでー」

ミドリ「……うん。
    あんがと」



ケンスケ「これで最後の部屋、かな?
     なんか気になるところあったかい?」



1 サクラ「こんなん出ましたけど」 (物資 『端末』を入手 ※シンジが通話機能等を得る

2 ミドリ「……なんか拾ったけど?」 (物資 『服』を入手 ※シンジの服装変化(指定可

3 ケンスケ「あっちの部屋、まだ見てなかったな? ちょっと見て来てくれるか?」 
   発展→サクラ シンジ ミドリが隔離される。

4 ケンスケ「シンジ、そっちの機械の様子見てくれるか?
       俺とサクラちゃんはさっきの瓦礫の奥を見てくる」
   発展→シンジ ミドリが隔離される。

5 その他

>>直下

………………

最奥の部屋


サクラ「こんなん出ましたけど」

端末「テレレレッテレー!」

ケンスケ「ん? なんだ……使えそうか?」

サクラ「……ちょっと待ってくださいねー。電源差し替えてみます」


ヴォン


サクラ「ほら、生きてますよ、この端末」

ケンスケ「うぉっ! そりゃ貴重品だ!
     見せてくれるか?」

ミドリ「……コットーヒンじゃん。でも通信できるだけマシか」

シンジ「携帯電話……かな?」チラ

ミドリ「んーん、違うよ。
    タンマツってみんなは呼んでるけど、電話って言うより……あんたの認識で言うと小さいパソコンみたいなの」

ケンスケ「スマホの上位互換版と言っていい」ボソッ

サクラ「あ! せや、これ碇さんに持たせておけばどやろ?」

ケンスケ「ん? ああ、それも手だな。
     何かと連絡手段はあったほうがいいし……そうだな、持ってみるか?碇」

シンジ「え、でも使えるかな……」

ミドリ「……すぐできるようになるよって言ったのはアンタでしょ?
    あたしが教えてやるから覚えなよ」

シンジ「っ、あ、うん、ありがとう、ございます」



ケンスケ「……じゃ、碇は使い方練習しながら、ミドリちゃんは教えながら、この部屋の探索よろしく頼むよ。
     サクラちゃんと俺はさっきの瓦礫の奥を調べてくるから」

サクラ「そーですね。身軽組で行ってきますか、
    ほな碇さん、ミドリちゃんのことよろしく!」

シンジ「うん。わかったよ」

ミドリ「流石に世話焼かせるつもりはないけどね。
    ほら、ここ押せばホーム画面戻るし……こっちが電源ボタンねー」

シンジ「あ、はいはい」




………………


通路

ケンスケ「なんか、ちゃんと人と仲良くなれてるな、碇」

サクラ「ミドリちゃん、あんなに碇さんのこと嫌いやったのに……
    ようやく向き直ってくれるようになったんやな」

ケンスケ「いやぁ、車に乗ってた時はどうなるかと思ったけど」

サクラ「雨降って地固まるって奴ですわ。
    いや、もう雨はやんでたわけですけどね」

ケンスケ「全員がミドリちゃんみたいに考えてくれるわけはないだろうけど、
     いつか、碇のやつも周りを気にせず生活できるようになると良いな」



サクラ「そーですねー……

    さて、あとは何事もなく帰れれば大収穫ですけど、最後の探索行きますか!」

ケンスケ「そうだな! 何事もなければ良いんだがな!」



ガラガラ……


ゴロゴロゴロゴロ……




ケンスケ「ん?」

サクラ「ん?」



ドシャアアァァァン……

ケンスケ「……うわぁ……」

サクラ「……うわぁ……」




………………

最奥の部屋

シンジ「……」

ミドリ「……」






瓦礫で封鎖された出入り口「ガラゴロ……」







シンジ「もしかして、これ」

ミドリ「閉じ込められた、って奴?」







飯行ってきます。


……………………

最奥の部屋

ミドリ「……はぁぁぁぁぁぁぁー!?」

シンジ「っ!」ビクン

ミドリ「こんなところに生き埋めとか勘弁してほしいんですけど!?!?!?!?」

シンジ「ちょ、北上さん、落ち着いて」

ミドリ「……落ち着いてるしっ!」

シンジ「……ああ、そう」ゲンナリ



ミドリ「サクラー!!! 聞こえる!? おーぉぉい!!」





……………………

通路

ミドリ「ーーー! --!……」

サクラ「! 大丈夫や。ミドリちゃんのやかましい声聞こえとる!
    二人は無事みたいやな」

ケンスケ「無事とは限らないぞ。
     電波はどうだ? 届くか?」

サクラ「……アカン、無線に切り替える」

プルルルル……




………………


奥の部屋



ミドリ「さぁぁぁぁぁくぅぅぅぅらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
   もしくはケンスケさぁぁぁぁぁあああああん!!!!」

プルルルル……

シンジ「北上さん! なんか、なんか鳴ってる」

ミドリ「ああん!?」グリン

シンジ「ひっ!  あの、なんか、鳴ってます」

プルルル……プルルル……プルルル……プルルル……




ミドリ「……あ」ハァハァ

シンジ「……」

ミドリ「……あん、がと」




TAP

ミドリ「……もしもし」


サクラ『あーよかった、ミドリちゃん無事?
    碇さんは?』

ミドリ「無事」

サクラ『はぁぁ、安心してええんかわからんけど、良かった……』

ミドリ「……そっちから、助けられそう?」

サクラ『時間かかるかもやけど、大丈夫そう。
    どうやろ、ケン兄』

ケンスケ『そうだな。瓦礫の撤去に人出は要るぞ。
     とはいえ、そう言う時の為にちゃんと第三村の機動兵器部隊に連絡がすぐ着くようになってる。
     向こうの準備ができるまで少しかかると思うが、救助はできる。安心してくれ』

ミドリ「……そ、なんだ」ホッ

ケンスケ『だが、そうだな。
     出来る範囲でいいから次の事に気をつけてくれ。

     まず一つ、酸素の確保。
     息苦しくはないか?』

ミドリ「……あたしは大丈夫。です。
    あんたは?」

シンジ「僕も大丈夫だよ。
    あと酸素は今後も大丈夫そう」

ミドリ「え?」

シンジ「あっちに空気ダクトがある。
    風の流れも感じるからふさがってないと思うよ」

ケンスケ『……そこから出られる、とかはないよな?』

ミドリ「……人の通れるサイズじゃないです」

ケンスケ『じゃ、次は、万が一救助が長期化した時に備えて、水分と食料は……』

シンジ「持ってきてるよ。大丈夫。
    ……一応、ピッケルもあるけど……」

ケンスケ『いや、下手に掘らないでくれ。
     さらなる崩壊で怪我をしかねないだろ?』

シンジ「うん、わかったよ」

ミドリ「……」

ケンスケ『抜けられそうな出口とかは……ないよな?
     さっき見た限りじゃなさそうだ』

シンジ「一応探してみるよ。
    北上さん、この端末で照らしたりとかできる?」

ミドリ「……」

シンジ「北上さん?」

ミドリ「あ、うん。大丈夫、出来る」

シンジ「良かった。
    あと、気温は少し涼しいくらいで特に問題ないと思うよ」

ケンスケ『……いいぞ。ちゃんと緊急マニュアル読んでるんだな』

シンジ「勿論、真面目さが取り柄だから……こっちは大丈夫だよ」

ケンスケ『こんなところでお前の成長を感じられるとはな。
     さて、それじゃ俺はすぐ機動部隊に連絡する。
     何かあったらすぐ連絡だ、よろしくな』

シンジ「……了解っ」



サクラ『え、っと、ミドリちゃん。
    碇さんの言う事ちゃんと聞くんやで?』

ミドリ「こっちのが年上だっつーの!!」

ブツッ




ミドリ「……あ、切ってよかった?」

シンジ「うん。大丈夫だよ。こっちが元気ってことは伝わったと思うし」

ミドリ「……あそ」



コテン

ミドリ「……はーぁぁぁ……」

シンジ「と、コレで光が出せるんだね」ピカー

ミドリ「そう……え? もう探すの?」

シンジ「うん。北上さんは少し座っててよ。
    僕は出口がないかちょっと探してみる」

ミドリ「……うん、よろしく」

スタスタ……



ミドリ「……はぁ……」




………………


十分後

シンジ「……特に何もない、って感じだね。
    この部屋の出入り口はやっぱりさっきのふさがってる所だけみたい」

ミドリ「……最低な報告ありがと」

シンジ「ご、ごめんなさい」

ミドリ「アンタが悪いんじゃないって……
    あたしたちの運が悪い……というか、あたしの間が悪いって言うか」

シンジ「運は悪いけど……北上さんは仕事で来たんでしょ?
    仕方ないよ。
    寧ろこんな危険な所につきあわせてごめん」

ミドリ「……はぁぁ、あんたってさ、ほんと、『良い奴』拗らせて変なヤツよね」

シンジ「……そう?  あ、そう言えば」

ミドリ「今度は何?」

シンジ「あっちで毛布見つけたんだ。
    一応埃は払っておいたけど、もしよかったらコレ着ててよ。
    寒くなるかもしれないし……」

ミドリ「……はぁぁぁぁ……ホント、バカみたい」

シンジ「え?あ、なんか、ごめん」

ミドリ「……違う、バカなのはあたし……毛布、ありがと」

モゾモゾ






ミドリ「……あたしさ、ついこの間まであんたの事殺してやりたいくらい憎かった」

シンジ「……」ピクッ


ミドリ「……でも、色々考えさせられてさ……
    色々事情も知った……そのうえで、ようやくアンタも被害者だったってことに気付いたわけ」

シンジ「……でも、僕は……」

ミドリ「いいよ、もう。アンタが悪いわけじゃない。
    14歳のガキに色々押しつけて無理矢理従わせて、その選択が間違いだったからって『世界の敵』って、
    言葉だけ見ればおかしいの当たり前じゃん」

シンジ「……」

ミドリ「でも私にとっては、アンタを憎む事も生きる糧になってたわけ。

    誰かが世界をおかしくした、その誰かを憎む事が力になってた。
    『碇シンジのせいでおかしくなった世界を、私が何とかしてやるんだ―!』って、そう、思ってた。

    でもそれが間違いだった時のあたしの気持ち考えられる?」

シンジ「……えと」

ミドリ「……相当落ち込んだよ。
    ガキ相手にあたし、殺してやりたいとか思ってたの。オトナゲないでしょ。
    それに気づいてからもう、じっとしていられなくてさ。

    実はここに来たのもその延長なの」

シンジ「……どうして?」

ミドリ「あんたにほんのちょっと興味が出てきた。ってのと、申し訳ない気持ちで、
    あんたのこと知りたくなったの。

    で、サクラもあんたに興味津々だしさ。一緒に何してんのか見に行こうよってなって……
    ちょうど監査研修制度があったからそれに乗じてきたんだけど

    まさか地下で崩落に遭うとは思わなんだー!」

シンジ「災難だったんだね」

ミドリ「あー、もう、ホント、災難。
    こんなイイ奴の事、憎んでたとか……ね」


































ミドリ「ごめんねー、ほんと」ボソッ

シンジ「……っ」








シンジ「……ううん、いいよ。
    僕だって、本当は許されるような人間じゃ、ないから」



ミドリ「……でも、もうあんたをガキとは言えないわ。
    さっきの、ケンスケさんとのやり取り、メッチャカッコよかったよ。
    頼れるオトナって感じだった」

シンジ「そんなことないよ。まだ仕事だってケンスケの手伝いだし……」

ミドリ「いーや、あんた見たいのは成長するってマコトさんが言ってた。
    マニュアルをちゃんと読んで実行できる奴から成長するんだってねー。
    
    実感したわ、マジで」

シンジ「あはは……」

ミドリ「あたしもちゃんと、全部マニュアル読んでおこっかな。
    シミュレータでOK出ても、細かい所できてないとこあるし」

シンジ「北上さんって、ブリッジでオペレーターしてたよね?」

ミドリ「……ミドリでいいよ。
    戸籍上じゃあんたの方が年上だし」

シンジ「戸籍……うん、まぁ、じゃあ、ミドリさんは、オペレーターの人なんだ?」

ミドリ「そんな感じ。
    あんたのパパをブッ倒すための実働部隊を指揮する役目、担ってマース」

シンジ「……はは、うん。
    あんなやつ、やっつけてよ。ほんと」

ミドリ「……あんたも、大変だよね」

シンジ「うん。大変だった。
    ……今はそうでもないけど」

ミドリ「みんながいるから、って奴?
    ほんとアンタ周りに恵まれてるっつーか……でもそれってきっとアンタが優しいからだと思うよ。

    顔色窺い過ぎな所はあるけど」

シンジ「う、うん」



シンジ(なんだろ。今まで会ったことないタイプの人だ。
    異性の友達って、こんな感じなのかな。

    はっきり物言う割に物腰が柔らかいから、凄く話やすいかも)




ミドリ「……あ、言っとくけどあたし普段こういう感じじゃねーから!
    今はちょっとダウナー入ってただけで、
    多分マニュアル読むとかもそっこー忘れると思うしっ」

シンジ「あはは、うん、なんかそんな感じする」

ミドリ「ケッ。知った風な口きいてやがんの、ガキの癖に」

シンジ「ガキって言うけどさ……ミドリさんはいくつなのさ?」

ミドリ「色々あって年齢不詳でーす。
    ……多分、16? とかじゃね?。

    ま、少なくともあんた達14歳の身体とは違うっしょ?」

シンジ「あ、う、うん。そう、だね」テレリ

ミドリ「ふふーん♪」






この後の展開

1 機動部隊到着!!   無事救出 (シンジとミドリの好感度良好維持

2 一時間経過      もうひと悶着

3 夜になる       もうふた悶着

4 翌朝まで救助来ない  もうさん悶着

5 その他

>>直下


……………………



ケンスケ『機動兵器部隊とは連絡がついた。
     明日には出られるだろう。
     大丈夫そうか?』

シンジ「うん。大丈夫だよ。
    今のところ命の危険は感じない」

ケンスケ『そうか、じゃあ。電源の問題もあるから次の連絡は何かあった時だ。
     そっちは頼むぞ』

シンジ「了解」


プツ……





ミドリ「……」

シンジ「……」

ミドリ「……ごめん。あのさ」

シンジ「……うん」



ミドリ「……さっきの、レーション、やっぱ半分分けて」

シンジ「うん。どうぞ」



ミドリ「くぅぅ! 年下に飯を恵んでもらってしまった……!
    大分恥ずかしい!! 軍人なのに……!!」

シンジ「そんな気にすることないのに……手伝いとはいえこっちはこの道のプロなんだから」

ミドリ「あんたちょっと調子のって来てるよね?
    よくこんな状況でエラソーな口叩けるね? 余裕あるの超不思議なんですけど?」

シンジ「うーん。……でも、確かにこの状況は笑えないけど、死ぬような問題は今んところないし……」

ミドリ「はぁ、あっそ……でもありがと」モグモグ

シンジ「……うん」モグモグ






ミドリ「……ん、ちょっと、冷えてきた?」

ブルッ

シンジ「……そう、かもね」

ミドリ「……毛布、他にもないの?」

シンジ「それ一枚しかなかったなぁ。
    ……ちょっと、もう一回探してくるね」

ミドリ「……いいよ、今度はあたしが行く。
    あんたはちょっと毛布くるまってな」

シンジ「大丈夫だよ。僕はそんな寒くないし……」


ガシッ


ミドリ「嘘ついてんじゃねーよ。
    手冷え切ってんじゃん」

シンジ「わ、あ、その」

グルグルグル……

ミドリ「優しすぎるのも迷惑だっつーの。はい、座ってな」

シンジ「……どうも」コテン



ミドリ「ったく……」

スタスタスタ



シンジ(……良い匂いがする)



………………


………………

10分後



ミドリ「はーぁぁ、ないもんだわ―。
    結構しっかりした建物だからあると思ったのにな―」



シンジ「……スゥ……スゥ」zzz

ミドリ「寝てるし……」




ミドリ(寝顔はホント、子供なんだなぁ。
    て、二つくらいしか離れてないだろうから子供って言うにはちょっと近すぎるか)

ソ

シンジ「……ん スゥ……スゥ」zzz

ミドリ「……さみぃ」



ミドリ(……ま、体温少し借りる位イイよね)

モゾモゾ

ミドリ「はい、隣失礼」

シンジ「zzz」



ミドリ「……」

シンジ「zzz」




1 ミドリ「ねみぃ……」  夢の世界へ

2 ミドリ「いや、さっむ!! これはちょっとヤバいって!」

3 ミドリ「……」ムラッ

4 その他


>>直下


ミドリ「……」

ミドリ(……やべぇ)

ミドリ「……ん」

ミドリ(子供の体温、ナメてた)

ミドリ「……スゥ……スゥ……」

ミドリ(だめだ、これ)

ミドリ「ねみぃ……」




……………………


***************

夢の世界



シンジの過去の夢に出現するミドリパターン

1 秘密の風呂で『みんな』と
2 秘密の風呂でシンジと二人きり
3 ラブホの大乱交に混ざってしまったミドリ
4 ラブホでシンジと二人きり
5 百合妄想のオカズにされる (相手指定可
6 お祭りでシンジと二人きり
7 バスケ


謎の夢

A 姉弟設定 (ミドリ姉 シンジ弟
B 義理の姉弟設定
C 兄妹設定 (シンジ兄 ミドリ妹
D 義理の兄弟設定
E 先輩後輩関係 (ミドリ先輩
F 先輩後輩関係 (シンジ先輩

X 碇シンジの半生 ハイライト

Z その他




>>830



※性行為に発展する可能性があります。
 北上ミドリの性経験レベルを指定可能です。

『初めて』
『経験人数一人』
『経験人数三人』
『経験豊富』
『ビッチ』

  から選んでください。

>>831

2

初めて

出来たら処女ビッチ風に

***************

チャプン



ミドリ「……ん?」

シンジ「……」(/////



ミドリ「……え?」

ミドリ(風呂?)

カポーン



ミドリ(……しかも碇シンジと……二人きり!?)

シンジ「……」(/////




シンジ「な、なんで、こんなことに……なってるんだろう」プルプル……

ミドリ「…………ひっ」












ミドリ「……イヤーン、とここで悲鳴を上げるような乙女じゃねーわ」ザプン

シンジ「……」ホッ

ミドリ「何これ、夢?」

シンジ「夢、だと思うよ。
    流石に気が付いたら風呂、なんてことないと思うし……」

ミドリ「はーん? でもいい風呂じゃん。……?
    て言うかなんであんたと会話できてんの?」

シンジ「……どういう、ことなんだろうね」



シンジ「……」

ミドリ「……」


カポーン


シンジ(ま、夢だし)

ミドリ(どうでもいっかー……)

チャプン



ミドリ「あー、そういや、ごめん」

シンジ「え?」

ミドリ「今あたし、あんたの体温借りてるわ。
    毛布にくるまってさー、あんたの身体で暖取ってたら寝ちった」

シンジ「あ、え、そう、なんだ」テレリ

ミドリ「ダメだった?」

シンジ「いや、寒くないなら良いよ。
    僕なんかでよければ」

ミドリ「良ければも何も最高の湯たんぽだよアンタ。
    子供の体温てあったかいって聞いたけど、ホントなんだねぇ」ニヤニヤ

シンジ「子供子供って言うけど、二歳くらいしか違わないんでしょ?」

ミドリ「……これ見ても、そう言える?」



ザパァッ



シンジ「っ」ドキッ

ミドリ「……悪くない身体、でしょ?」

ミドリ(ま、実績はないんだけど)

シンジ「は、はい……」

ブクブクブク……

ミドリ「そうそう、そういう初心な反応を期待してたわ」ニヤニヤ




シンジ(女性の裸は、まだ見慣れないよ……)ブクブク……





ミドリ「……シンジはさー、キス、したことあるの?」




シンジ「え?」

ミドリ「……ん、名前呼び、ダメだった?」

シンジ「いや、良いけど」

ミドリ「シンジって周り女の子多い……ていうか、あの家女しかいないじゃん?
    だれかと、そういう関係になってんのかなーって……

    あ、こういう風に言われんのウザかったらごめん。
    普通のコイバナだから」

シンジ「……え、えっと……」



ミドリ「……ていうか、あたしは夢相手に何聞いてんだか」



1 シンジ「そ、その……全員と………………性的な、関係に」ブクブクブク……

2 シンジ「そ、そそそ、そんなことないよ。
      僕は誰とも、そう言う事はなくて……」
  ※怪しい

3 シンジ「そんなこと、ないよ?」
  ※怪しいけどごまかせる

4 シンジ(夢だし、いっか)
  シンジ「ミドリさんも、そういう事したいの?」
  ※シンジ責めモード確定

5 アスカ『シンジよ、シンジ……今あなたの精神に話しかけています』
  シンジ「!?」
  アスカ『そこでの出来事はお互いの記憶として 共有することになります。
      くれぐれも
      くれぐれも行動には気をつけなさい。

      分かったわね?』
  シンジ「はい……」
  ※セックスだけはここではしない。

6 その他


>>直下



シンジ「……」

ミドリ「……」



シンジ「……全員」ボソ

ミドリ「え?」



シンジ「そ、その……全員と………………性的な、関係に」ブクブクブク……

ミドリ「っ全員と、キスしたの!? 浮気者! スケコマシ!」

バシャ バシャ

シンジ「うわっぷ、あ、あの……その」

ミドリ「……ハッ!? あんた、まさか、キスどころか……」

シンジ「……は、はい、その……エッチな、関係に……」



ミドリ「……よいしょ」

桶「タプン」

シンジ「え」



ミドリ「女の敵ぃぃぃいいいいいいい!!!!!!」

バシャーン!!

シンジ「わぷっ!?!?!」




……


チャプン

事情を説明してみたシンジ「……ってことなんだけど」

ミドリ「……はーん、マリがうまいことやってんだ。
    あの女、ホント容赦ねーな。

    ていうか健全な男子中学生捕まえて何してんだか?」

カポーン

シンジ「……」

ミドリ「ってーか、アンタもアンタだよ! なに良いようにされた上に全員喰ってんのさ!?」

シンジ「ごめんなさい」


ミドリ「……っだよ。恥ずかし……どうせ、あたしの身体見て、
    心では鼻で笑ってたんじゃないの?」

シンジ「そ、そんなことないよ」

ミドリ「はい、感想を述べよ。
    三語以上で」

シンジ「えと、 すごく、綺麗だった」

ミドリ「二語だ、足りない。
    エロかったか!?」

シンジ「う、ん。 凄く綺麗で、興奮しました……」(///

ミドリ「……そこで、そういう風に言える時点で、慣れてるよねぇ」

シンジ「……なんか、ごめんなさい」



ミドリ「はぁー、なによあの家、狂ってんじゃないの?
    いや、狂ってんのはその状況を作り出したこの世界かぁ?」

チャプン

タプン……




シンジ「っ」

ミドリ「……ん?」




シンジ「あの、胸が、と言うか全身見えてる、から……隠した方が、いいかと」

ミドリ「……うん、まぁ、裸だし。
    なに? あたしの裸なんか見たくないってこと?」ジロ

シンジ「そういうんじゃなくて。もうちょっとつつしみと言うか……」

ミドリ「……別に、夢だし良いかなって、
    それに見慣れてるんでしょ?」

シンジ「見慣れないよ。女の人の身体……しかも、あんまり知らない人の身体なんて」

ミドリ「……ふーぅん?」

ザパァ

ミドリ「……興奮、する?」

シンジ「え」

ミドリ「あたしで、コーフンするんだ?」ニヤリ

シンジ(見せつけてる……)ドクン





ミドリ「……ね、手で隠してる所見せてよ」

シンジ「っな、なんのこと」ドキッ

ミドリ「いや、有体に言えば、チンポ見せろっつってんの」


ミドリ「あたしだけ見せるんじゃフコーヘーでしょ?
    いーじゃん夢だし減るもんじゃなし」

シンジ(この流れは、完全に……)



シンジ(ああ、でも、ハーレム作ってる時点でこう思うのも変だけど、
    今ここで手を出したら浮気みたいな事になるんだろうか……?)

ミドリ「ねーぇ、シンジの、カッコいい所みせてよー」

ソッ




シンジ(……まぁ、夢だし、いっか)

シンジ「ミドリさんも、そういう事したいの?」

ミドリ「ん、まぁ、人並みにはねぇ?
    何? してくれんの?」







シンジ「……いいよ。夢だし……夢、だよね?」ザパッ







ミドリ「そうそう、夢だしいーっしょ」

ミドリ(ラッキー★ 最後までできる淫夢は久々だわ―!
    こちとらエロ動画で予習済みだから、夢でだけはそれなりに経験あるもんねー)




シンジ「ミドリさん」

ミドリ「はーいっ」




チュ

ミドリ「んっ!?」

チュク、ヌチュル……チュプ……

ミドリ「んんっ! んん……」フルフル……

シンジ「……ん……んむ」

クチュル、ヌチュ、チュプ……

ミドリ「……ん……ぁんむ……」トロン



ミドリ(何この、夢……メッチャ、リアル……)




ミドリ「んむ、ぁ……は……」

ミドリ(自分のあえぎ声も……)

クチュ ヌチュ……ヌプ、チュク

ミドリ(口の中で、舌と舌が絡み合う音も)

シンジ「は、んむ……ん……」

ミドリ(男の……吐息も……)



ミドリ(全部、夢で見てきたのと違う……すっごい、リアルで……
    なんか、すごい……)キュンキュン……



チュパ……



シンジ「……ミドリさんて、キス、上手なんだね」

ミドリ「あは、まーぁね。
    経験ないわけじゃないから」ドキドキ

ミドリ(夢で、だけど)

シンジ「そっか」

ミドリ「ははーん、さてはあんた処女じゃないと興奮しないとかでしょ?
    処女崇拝派ってわけ?」

シンジ「……違うって、今証明されたよ」

ミドリ「え」




ボロン




ミドリ「……ふーん? それなりじゃん?」


ミドリ(大きすぎるわけではない。けど……
    やっぱり、いつもよりチンポもリアルだわ……)

シンジ「ちょっと、変なこと言っても良い?」

ミドリ「この状況で言える事なら言っても良いよ」


シンジ「……経験豊富な人とセックスするの、初めてなんだ。

    だから、どんなセックスしてくれるのか、すごく楽しみだよ……」ドキドキ


ミドリ「はぁ? 何その態度……すぐ改めさせてあげっから、覚悟しときなよ」




キュッ

ミドリ「硬った!!!???」ビクン



シンジ「え?」

ミドリ「……」

シンジ「……」

ミドリ「硬くて、立派なモノをお持ちですね」

シンジ「ど、どうも」



ミドリ(っかしーなぁー……こんな、硬いの初めてだわ。
    夢で触ってきたのはもっとこう……ゴムっぽいって言うか……)


シコシコ

シンジ「……ん ふぅ……」ドキドキ

シコシコ

ミドリ(……とはいえ)

シコシコ

シンジ「あ……上手、だね」

シコシコ

ミドリ(所詮は、チンポか。
    擦れば気持ちいいんでしょ? これは、いつも通り……)

シコシコ

ミドリ「お姉さんが、シコシコしてあげる」ポソッ

シンジ「あっ……それ、いいかも」

ミドリ「あは、なぁに? やっぱりお姉さんにこうしてもらいたかったんだぁ?」

シコシコ シコシコ

ミドリ「男の子は、こうやってされるとみんな気持ちいいんだよね?
    耳元で囁きながら、チンポ擦られて、みんなあんあん言うんだよねぇ?」

シコシコ シコシコ

シンジ「あっ……んっ。他の人は、知らないけど……
    僕は、ミドリさんにされるの、好きかも……」


ミドリ「いーじゃん。気持ちよくなっちゃって。
    オネーサンが、キミのおチンポ気持ちよくして あ げ る」

シンジ「あっ……はぁ、はぁ……っ」

シコシコ……シコシコ……

シコシコ シコシコ

シコシコ シコシコ




ミドリ(……あ、あれ?)

シコシコ

ミドリ(いつもなら、そろそろ、出るのに……)

シンジ「はぁ、はぁ……ミドリさん」

ミドリ「え、な、なに?」

シンジ「そろそろ、咥えてくれるかな?」

ミドリ「咥えるって、あ、うん。フェラ?」






シンジ「うん。ミドリさんの綺麗な唇で……ん」





チュ……

ミドリ「ぁん……ん」

チュ……クチュル……ヌチュ……

ミドリ「ん、んむ……ん」

シンジ「はぁ……んっ」ペロペロ……

ミドリ(何こいつ……唇だけ舌でなめてくる。
    ふやけちゃうじゃん……)ドキドキ



シンジ「ミドリさんの唇。気持ちよさそう……だから……
    口でしてほしいな」トロン



ミドリ「っ」ドキッ



ミドリ(ヤバイ……ヤバイヤバイ……
    あの家、おかしいと思ってたけど、ちょっと違うわ。

    このガキ、なんか人を狂わせるもの持ってるんだわ……!)ゾクゾク

シンジ「ミドリさん?」

ミドリ「わ、わーってるって、
    口で、すればいいんでしょ?」

シンジ「……」

ミドリ「……」



ミドリ「……あのさ。
    あたしの、唇……好き?」

シンジ「うん」

ミドリ「……フェラするけど、後でまたキスしてくれる?」

シンジ「うん。絶対、するよ」



ミドリ「……じゃ、するよ」アーン

アムッ

シンジ「ぁっ……熱い……気持ち、いいよ」

レロ、ヌチュ……ヌプ







ミドリ(夢の男は全員無口だった)

ヌチュ……ヌチュ……レロ、クプ

ミドリ(……あたしが見る動画の男は、みんな喋らないから。
    夢に出てくる男もしゃべらない。
    ただ、私の行為にあえぎ声を出すだけ)

ミドリ「んは、あむ……」

ヌチュル……レロレロ……チュプ

シンジ「あ、は……凄い、舌も気持ちい……」

ミドリ(こうして感想を漏らしてくれる事もない。
    この声を聞くだけで、心が満たされていくのを感じる)

ヌチュ……ヌチュ……レロ、クプ

ミドリ「……唇、好きって言ってくれたよね」レロレロ チュパッ

シンジ「う、うん」

ミドリ「……あたしの唇、厚ぼったいでしょ?
    実はちょっとさ、コンプレックス」シコシコ

シンジ「え、じゃあ、いやだった?」





ミドリ「んーん 逆」





パクッ

シンジ「んあっ」


ミドリ「……んっ んっ んっ」

ジュポ ジュポ ジュポ……っ

ミドリ(コンプレックスだった唇。
    ケアだけは徹底して、綺麗に保とうとしていたこの唇を褒めてくれた。
    それも、凄く嬉しい……だから)

ジュポ ジュポ ジュポ……っ

シンジ「あっ! すご……い。唇、きもちいっ」ビクンビクン

ジュポ ジュポ ジュポ……っ

ミドリ(せめて、気持ちよくなるまではあんたにも使わせてあげる……)

ジュポ ジュポ ジュポ……っ




シンジ「はぁ、はぁ、ミドリさん。凄く、気持ちいいよ」

ナデナデ

ミドリ(頭撫でて来やがんの……っ生意気……)ドキドキ

ミドリ(そう言う事するんだったら……もっと強くするし……っ)




ジュポッ!ジュポッ!ジュポッ!……!

ズジュル、ズジュル……


シンジ「はぁ、はぁ……」

ミドリ(涎で、ベチャベチャにして)


ジュポッ!ジュポッ!ジュポッ!……!

ズジュル、ズジュル……


ミドリ(吸い上げる……っ)

シンジ「あ、すご、い……あっあっ」


ジュポッ!ジュポッ!ジュポッ!……!

ズジュル、ズジュル……



シンジ「あっ、く、……イクッ」ビクンビクン

ミドリ「……んっ」

シンジ「あ、ミドリさん、離れて……っあっ」

ビュルルルッ……ビュルッ

ナデナデ

ミドリ(離れてって言う割に、頭撫でるのやめないのな)





ミドリ「んんっ」チュー

シンジ「あっく……そんな、吸ったら……」

ビュ……トピュ トピュ……トピュ……

シンジ「……っ」

トピュ………………トピュ

ミドリ「んー……んふぅ……」チュゥゥ……チュゥウ……

ピュ………………


シンジ「はぁ、はぁ……」

ミドリ「……んっく」



ミドリ(いつも見てる夢より、量は少ない……

    でも、何これ、凄く苦い。後ちょっとしょっぱい……)

グチュグチュ……

ミドリ(……でも、男はこれを飲んでもらうのが好きなんでしょ?
    知ってるんだから……)

シンジ「……ミドリさん……飲んでくれるの?」トロン

ミドリ「……」チラッ



ゴキュン……ゴクン……

ミドリ「んっ! エ゙ホっ! エ゙ホっ!」

シンジ「……大丈夫?」

ミドリ「大丈夫、だから……けほ……」



ミドリ「ん、だから、見て、ほら」

アーン

シンジ「……のんでくれたんだ」ドキドキ






ミドリ「……そう言う事。今あたしの口の中、あんたの精液の匂いと味で一杯だよぉ?」クスクス

ベロォ……




ミドリ(こうやって言うと大体嫌がるんだよね。
    ま、それでも無理矢理キスして、そっからは私のペースなわけよ)ニヤリ



グイッ

ミドリ「……え」

シンジ「……飲んでくれてありがとう。すごく、興奮したよ」

ンチュ……



ミドリ「っ!?」

ヌチュル……クチュ……チュプ……

ミドリ(えー、コイツ……フェラした相手にキス、出来るんだ)

シンジ「……ん……んむ」

ミドリ(……なんか、潔癖っぽいイメージだから、意外~……)トロン







ミドリ「んっ……精液の味とか、いやじゃないんだ?」

シンジ「……ま、まぁ、少しは抵抗ある、けど。
    でも……相手が口に出来た物を僕が嫌がるのも、良くないでしょ?
    それにミドリさんだって後でキスしてほしいって言ってたし」

ミドリ「……んそうだけど。
    予定と違っちゃったなあ……」ポリポリ……

シンジ「……」

ミドリ「……」トクン トクン

シンジ「……」トクン トクン






1 最後までしちゃう
2 起きちゃった (その場では続きはしない
3 起きちゃった (その場で続きをしてしまう
4 その他

>>直下





ミドリ「……でも、ま、たまにはいっか……」ドキドキ

シンジ「……あの」

ミドリ「ね、どうせまだボッキおさまってないでしょ?」ニヤニヤ

シンジ「うん」

ミドリ「じゃあさ。今度はそっちから、してよ」

シンジ「あ、でも、ゴム……」

ミドリ「夢だし、いいよ。
    生でしちゃおーよ。
    ついでに、中に出しても良いからさ」

シンジ「っ」ドクン




ミドリ「……だから、ほら」

クパァ

ミドリ「おいで」



シンジ「ミドリさん……っ」ソッ

ミドリ「んっ、ほら、触って分かるっしょ? もう、トロトロ……」

クチュ……ヌチュ……

ミドリ「あ……すご……あ、あれぇ?」

クチュクチュ……ヌチュ……

シンジ「どうかした?」

ミドリ「……なんか、いつもよりも、気持ちいかも……」

ミドリ(ホントに触ってもらってるみたい……
    夢、なのに……なぁ……)トロン


クチュ……クチュ……
ヌチュプ……チュプ


ミドリ「ん、ぁは……あっ、あぁっ」ビク ビク……




シンジ「……ミドリさんのくびれ、凄く綺麗だよ」

ソソソ……

ミドリ「っあ、そう? ……んっ ふふ、もっと、褒めて」

シンジ「うん。綺麗な身体、してるし、唇も綺麗だ」

チュッ

ミドリ「んっ そんなにこの口、気に入った?」

シンジ「うん。ミドリさんのフェラ、気持ちよかったよ」


クチュ クチュ……ヌチュプ……


ミドリ「あっ、あっ……もっと、いじって。
    クリとか、重点的に、ね」

シンジ「うん……こう?」

クニクニ……クチュ……ヌチュ……

ミドリ「あっ、は……ねぇ、あたしのフェラ……他の子達より、気持ちよかったの?」

シンジ「……っえ、と」

ミドリ「ね、内緒にしておくから……」



シンジ「……ミドリさんが、一番気持ちよかった……
    この唇が、一番……」



ミドリ「んっ……」

チュ……クチュ ヌチュル……

クニクニ……クチュ……ヌチュ……



ミドリ「んんっ!!」ビクンビクン……



シンジ「……はぁ……ん……」

チュク……ヌチュ……

ミドリ「……あは……ちょっと、タンマ」


シンジ「……うん」



ミドリ「今のもっかい言って、ちゃんと、最後まで」

シンジ「うん」


シンジ「……ミドリさんが、一番気持ちよかった……
    この唇が、一番……気持ちよかったよ」

ミドリ「……は……ぁぁ……
    何これ、メッチャ嬉しい……かも……

    女としての格を、認められた感じ……っ」

シンジ「べ、別にフェラが上手いからって、そんな優劣をつけるわけでは……」

ミドリ「ん、違うの。あたしがそう思ってるだけ。
    自己満足でしかない……でも」

ソッ

ミドリ「あたしの唇で、あんたのチンポを満足させられたっていう事実だけで、
    イっちゃうくらい気持ちよくなれるの。あたしはね」

シンジ「……そうなんだ」

ミドリ「はぁ、凄いよ、シンジ……夢で終わらせたくない」



シンジ「……僕は……」



ミドリ「……いいよ。言わなくて……でもさ、今だけでもいい思いさせてよ」

シンジ「うん……ごめん」

ミドリ「謝るのはナシ。……だから、今だけで良いから、『さん付け』やめてよ」

シンジ「……ミドリ……?」

ミドリ「うん。そうそう。
    ……ちょっとイイ感じじゃん」

シンジ「ミドリ……精一杯気持ちよくしてあげるから」

ミドリ「んふ、バーカ。もう十分気持ちいいよ」




クチュ……

ヌプププ……

ミドリ「んんっ……今度は、あたしの中で」

ヌププ……

ミドリ「一杯、気持ちよく……っんんっ!?」

ヌプププ……ニュチッ




ミドリ「あ、っはぁぁぁあ……」プルプル

バシャ……

シンジ「……っ、ミドリの中……熱くて、凄くうねってる……」

ミドリ「あっ、かはっ……」



ミドリ(大きくない、って思ってた。
    でも、入れて見ると、意外と………………)


ミドリ「っく……ぅ……ぁっ」トロン



ミドリ(意外と、じゃない。
    これ、凄く………………)

ミドリ「ま、って、シンジ……」

シンジ「はぁ、はぁ、どうしたの? ミドリ」



ミドリ「……ごめん、なんか、予想外に気持ち良くて……
    これ、ホントに、夢、かなぁ……って」ドキドキドキドキ

シンジ「……ど、どうだろ……そう言われると……」ドキドキドキドキ……







ミドリ「し、して、良いんだよね? これ、ダイジョーブ、だよね?」

ヌチュ ヌチュ

シンジ「あっ、でも、そういいながら、腰動かしてるじゃんか……んっ」

バシャ バシャ


ミドリ「あっ あっ……だって、奥、ほんとに、
    とろけるみたいに気持ちいっ……」

ヌチュヌチュ……

シンジ「っ、もう、我慢できない、よ。
    動くからね?」

バシャ バシャ……

ミドリ「いいよ、もう、わけわかんないし、いっぱい、動いてっ!」

バシャ バシャ バシャ バシャ



シンジ「はぁ、はぁ……腰、ちょっと、あげて」

ミドリ「あっあっ、うん。こう?」クイッ


シンジ「うん、これ、良くない? ここ、擦れたほうが」

バシャ バシャ バシャ バシャ!
グリ、グリ、グリ……


ミドリ「あっ、凄い、いいっ! シンジのチンポ……いいとこ、当たってるっ!!」

バシャ バシャ バシャ バシャ!
グリ、グリ、グリ……





シンジ「はぁ、はぁ……」

ミドリ「はぁ、はぁ……」






シンジ「……ごめん、お湯の中だと動きにくいから……そっちで、しよ」

ヌポッ

ミドリ「あんっ……なんで、マットがあるのさ」ジロリ


シンジ「それは、えっと、マリさんが用意したって言ってたけど、目的は……」

ミドリ「はぁー、やらしー……」スタスタ

ゴロン……

ミドリ「ヤリ目的のマットってわけだ?」コテン


シンジ「……そう言う事だと思う」

ミドリ「……じゃ、ここでもうしたことあるの?」

シンジ「いや、まだないよ」

ミドリ「そっか……じゃあ」

クパァ……

ミドリ「ここで続きしたら、一番乗りだね」

シンジ「……うん」

ミドリ「あんたのハーレムの女たちより先に、ここであんたをいただいちゃうわけだ」ニヤニヤ

シンジ「……うん」ドキドキ

ミドリ「ね  続き……しよ?」

シンジ「ミドリ……っ」ガバッ

ミドリ「あんっ♪」


ヌププププ………!


ミドリ「あはぁんっ!」

パン パン パン パン!!

ミドリ「あっ あっ あっ あっ」

パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あっ、すごっ、いっ……いぃっ!」



パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あっあっあっ……なに、これ、頭、……響く……っ」


パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「ひ、っぁっ!」

シンジ「はぁ、はぁ……ミドリの中、凄いよ。
    突く度に、絡みついてくる……っ」

ミドリ「んひぅっ! んぃぃぃい!」


パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……


ミドリ(ダメだこれ。
    普段は、可愛いあえぎ声とか意識したり、
    余裕ぶって男をいじったりとか、そういう夢、なのに……)


パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あっあっ あぁぁーぁ きもちい……ぁっ!」

パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……


ミドリ(今日は、出したくないようなだらしない声、出ちゃう……っ!)


パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あんっ、あっあっ! すごい、いい、……けど、
    シンジ、なんか、怖い……」

パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

シンジ「……っ、はぁ、はぁ……どう、したの?」





ミドリ「変なの……くる……っ
    今まで、感じたことない、おっきい感覚……っ」





シンジ「……大丈夫、だよ」

ギュゥゥッ

シンジ「僕も一緒にイクから……」


パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!

ミドリ「あっ! あっ! あっ! ……あああっ!」ビクンビクン

パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!

パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!

パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!



シンジ「っ、イク……中に、出すよ……」

ミドリ「きて、一杯、出して、中出し……っしてっ!」




シンジ「……っく……」ビクン

ビュルルルル!!!

ミドリ「んぎっ! ぃ、ぁああああっ……!」ビクンビクンビクン!!



ビュルッ!

ビュルルウ!!



ミドリ「あ、ぁは……ぁ……」ピクンピクン

シンジ「は、ぁ……」ビクンビクン



ビュルル……






ミドリ(お腹の奥……熱い……

    今までのと全然違う……
    今までのは、マンコの中で熱いのが広がってる感じだった。

    でも、今日のは違う…………)



ビュルル……ッ!



ミドリ「あんっ……あ」ビグンビグン!

ミドリ(子宮がここにあるってわかる)キュ



ビュル……




ミドリ(しっかりと、子宮の壁に精液が張り付いてるの、感じる……
    中出しされてるのが、良くわかる)





シンジ「……っあ、ミドリ……」

ミドリ「……ん」

シンジ「もう少し、このままで、いい?」



ミドリ「……ん」クイ



シンジ「……うん」

チュ……クチュ……ヌチュル……





ミドリ「…………んは……」

シンジ「……凄く気持ちよかったよ」

ミドリ「あは……こっちも、凄かったー……」トロン

チュ、クチュ……チュプ

ミドリ「……あたしも滅茶苦茶イってたけどさ。
    シンジも、フェラの後なのに結構早くイッたよね?
    結構ソーロー?
    だとしても、相性は最高、だけどね」

チュ……クチュ……

シンジ「実は、生は初めてだから……」

ミドリ「……………………そっかぁ、初めて、か」



シンジ「ミドリ?」

ミドリ「……………………あのさ、実は、あたし……」

シンジ「……?」




ミドリ「……ホントは、セックスしたことないんだわ。
    夢の中では何度もしてるってだけで……
    だから……そのぉ……」モジモジ





シンジ「……」

ミドリ「……」







ミドリ「こういう初体験なら、大歓迎なんだけどなぁ~?」チラチラ







シンジ「あぅ、えっと……そのぉ……」

ミドリ「ま、夢だし!
    どうせ起きてもアンタが覚えてるわけないんだけどね!」

シンジ「……あの、でもなんか変で……」

ミドリ「あ、もう良いから。
    ていうか絶対もう眼覚めるし。
    あたし、セックス終わったら絶対起きるから」

シンジ「え、どういうk
*************


奥の部屋




パチッ

シンジ「はっ」ビクン

ミドリ「……んっ」ピクン






ミドリ「あー、ごめ、寝ちゃってた……アンタ、大丈夫?」

シンジ「うん。大丈夫
    あの、ミドリこそ……大丈夫?」

ミドリ「……だ、大丈夫……」

ミドリ(すげー夢みたし……まともに顔見てらんないわ……
    ったく、まさかこんなガキで淫夢見るとは……)ドキドキ




















































ミドリ「……アンタ今、なんて言った?」

シンジ「……………………」フイ




ミドリ「……ねぇ、ねぇってば! ちょっとぉ!? 今『ミドリ』って呼んだよねぇ!?」

ガシッ



シンジ「な、何も言ってません北上さん」



ミドリ「誤魔化すのヘタクソか!?!?!?!?
    さっきの、夢、だったのよね!?
    ホントに夢なんだよね!?」

ガクガクガクガク

シンジ「ゆ、揺らさないで……っ! 揺らさないで……っ」

ミドリ「……なに、このにおい……
    まさか、あんた」








シンジ「………………」(////




ミドリ「―――ッ む、夢精してんじゃねーよ!!!!!」(////

ベチン!!




シンジ「ごめんなさいっ!」








ミドリ「はっ!?」

ゴソゴソ……ゴソ……

ミドリ「………………」


シンジ「ミドリ……さん?」

ミドリ「……コッチみんな」

シンジ「は、はい」



ゴソゴソ……

ミドリ「………………膜が、ある」ボソ……



ミドリ(……でも
    誤魔化しようがないくらい、ビッチョビチョ……)

ポタポタ……

シンジ「っ……」ドキッ



ミドリ(……それに、まだお腹に感覚がある……)キュンキュン

ミドリ「んっ」ゾクゾク


ミドリ(お腹の奥、子宮に……注ぎ込まれた体液の感触……
    アレは本当に感じた感覚だったんだ。

    今は感じないけど……感じる。

    だって、今中に何もないって、わかるもん)

ドキドキドキ………………



シンジ「……あ、あの」

ミドリ「……んっ」ビクッ

ミドリ「な、なによ……」クルッ






シンジ「……ホントに夢、だったのかな」ドクン ドクン







ミドリ「……」

シンジ「……」



ミドリ「……夢で、終わらせといてあげる」

シンジ「……でも、大丈夫だった?」

ミドリ「ナニが?」


シンジ「う、えっと……その、膜……とか」


ミドリ「アンタ女子に処女膜あるかどうか聞くのが趣味なワケ?」

シンジ「い、いや、だって、夢だと思ったって理由でシたのに、もし破れてたら……」




ミドリ「うっさいわ! ショーシンショーメー、まだ処女ですけど何か!?」




シンジ「ごめん……変な事聞いて。悪かったよ」

ミドリ「はぁ……だから、あたしも夢だと思っておくから……シンジも、忘れて……」

シンジ「うん。わかったよ。ミドリ……さん」

ミドリ「……はぁ……」









1 と そこに機動兵器に乗ったアスカが来て、『何かあったらしい』ことだけバレる。

2 ゆっくりと後始末をして、何事も無かったかのようにする二人。救助も無事に来る。

3 救助が……来ない…………………………

4 その他



>>直下

4夢と同じことしないかとミドリがシンジをさそうとかありかな?
安価↓

1を入れたものですが、サクラを巻き込む感じなら、4でお願いします。

>>870

>>869で良いってこと?


***********




アスカ「っだぁぁぁあっ!!!!!」

ガラガラガラガラ………………



ケンスケ「うわぁぁぁあ! アスカ、そんなに乱暴にやったら碇が……っ
     大丈夫か!? 碇!?」

モクモク……

シンジ「げぇっ!? い、今!?」

ミドリ「ちょヤバいってコレ……この状況みられたら……っ」


モクモク……

ミドリ(! でも、この土煙りなら……今のうちに何とか二人の股間をごまかせば……!)

ヒュン クルクルクル シュタッ


アスカ「バカシンジ! 居るんでしょ!?
    返事……してよっ!」ドタドタ

シンジ(今はまずい! 今はまずい! 掃除、してから……)

ミドリ「ちょ、シンジ、こっち。
    ほら、飲み水で濡らしちゃえばバレないって」グイッ

シンジ「ミドリさん! あ、ありがt」

パシィッ



アスカ「みぃつけたぁ」

シンジ「うわわわっ! アスカ!?!?」




アスカ「……みつけ、た……」フルフル……




シンジ「……あ、アスカ?」

アスカ「う、うわぁぁぁぁぁあああああん シンジ、しんじぃぃぃぃ…………」ボロボロ……

シンジ「わ、わわ、なんで泣いてるんだよ。アスカ」

アスカ「だって、だってぇぇぇぇぇぇぇ………………」


***********

物影


シンジ(……とは、ならなかった)





シンジ(でも良かった、後始末する時間はあるみたいだ)

ゴソゴソ……

シンジ(それにしても……まさか……
    あんな変な夢を見て、しかもミドリさんと共有する、なんて……)

ムクムク

シンジ「……あぅ」

シンジ(どうしようこのままだと、おさまらない)

ソッ……


…………


ミドリ「……シンジぃ。後始末終わった?」ヒョイ

シンジ「はぁ、はぁ……」

シコシコ


ミドリ「っ! し、シコってんじゃねーよ!!」ゲシッ

シンジ「うわわっ、ごめんなさい!」



ミドリ「……ったく。サルかっつーの……
    ……夢では、あんなイイ感じだったのに……」ドキドキ

シンジ「……ごめん、でも。こ、このままだと、ミドリさんの顔、見られないよ」


ギンギン…………


ミドリ「……無精、したのに、なんでそんな元気なの?」

シンジ「それは……」

ミドリ「……?」

シンジ「っ」

シンジ(あの唇の感触を思い出したから、なんて、言ったらどうせ怒るんだろうなぁ)




ミドリ「……あ」プル……

ミドリ(今……シンジの奴、私の唇を見てた?)ドキッ


ミドリ「……」ドキドキ

ミドリ(マジで? ホントに、思い出しただけでまた勃起してんの?)

ドキドキドキドキ



ミドリ「……」ドキドキ

シンジ「……あの、ごめん。ホント、あっちで、処理して来て良いかな……?」ドキドキ

ミドリ「……あ、あの」

シンジ「ごめん、行くね」

ミドリ「待ってってば!」

パシッ



シンジ「っ!?」

ミドリ「………………あの、さ」




ドクン











ドクン









ドクン



ドクン

ドクン

ドクン


ドクン











ミドリ「……夢と、同じ事……」プルプル

シンジ「っ……」ドキッ





ミドリ「……しない?」


シンジ「だ、だめ、だよ……」

ミドリ「……良くない?
    誰も、見てないし、さ」

シンジ「だめだって……ここじゃ……」

ミドリ「ね、内緒にしておくから……さ」ソッ

シンジ「んっ」ビクン

シコシコ……

シンジ「あ、ミドリ……あ……」

ミドリ「あは……良いよ。呼んで。
    これも夢ってことに、しておいてあげるから……」

シコシコ……

シンジ「はぁ、はぁ……」グルグル

ミドリ「もう一回、このチンポ私に貸してよ……今度は、現実で……ね?」ゾクゾク



………………






通路側

カラン カラン……

ケンスケ「……あの。サクラちゃん? 何してるの?」

サクラ「……トンネル、作ってます」

カラン カラン……

ケンスケ「いや、危ないから。今機動兵器部隊が準備してるし、急がなくても大丈夫だよ……。
     心配なのはわかるけど」

サクラ「んでも、少しでも早く安心させたい……それに私、救護班やから、すぐにでも助けに行かんと……っ!」

ケンスケ「キミがそこを通る事でみんなに心配をかける事になるよ?」

サクラ「……ケン兄……」プルプル……

ケンスケ「……はぁ……本当は、まだ試したくなかったんだが……
     コレを使う時がきたか」ゴソゴソ

サクラ「……え?」





ケンスケ「見よ、コレが俺の秘蔵の逸品。
     エヴァの装甲と同じ装甲で出来た外部骨格パーツ……その名も『着る初号機』!!!」

テッテレー!!



サクラ「……ほぉ!?」

ケンスケ「コレを着れば大体の事は出来る……
     この瓦礫をどけて……サクラちゃんが無事に通るくらいの事は出来るだろう」

サクラ「なんでんなとんでもない秘密兵器隠してはったんですか!?
    もっと早くに出してくれたら……」

ケンスケ「いや、動作がね? 不完全だから……
     それに碇が無事そうじゃなかったらもっと早く出してたよ。
     今回のケースは温存して然るべきだと思ったんだが……」



サクラ「お願いします」ペコリ



ケンスケ「お、おお」

サクラ「……私、ミドリちゃんと碇さんを、このままにしておけません……

    だから、お願い、ケン兄……それで、このガレキどけて、私を向こうに……っ」



ケンスケ「わかったよ。ただ、少しでも無理そうなら諦めてくれ? いいな?」

サクラ「うん、わかった。お願い……っ」

ケンスケ「……さて、よっと……」



ズシィン……ガキン ズシィン……ガキン







ケンスケ「……ふぅぅぅぅっ! 気が高まる……溢れるぅ……っ!」

ジャキーン!!




サクラ「……あの、見た感じ、エヴァのコスプレしてる人みたいなんやけど……」

ケンスケ「うん、でも総重量百キロを超えるこの外骨格と、疑似筋組織……コレらを、総動員すれば……」

ウィンガション

ウィンガション

ウィンガション

ウィンガション

ガキーン!! ガキーン!!


サクラ「っ! ケン兄! 凄い、ロボットアニメみたいや!!」


ガラガラガラ

ケンスケ「……! 向こうが、見えたぞ!!」




ガキーン!! ガキーン!!

ガラガラガラ

ケンスケ「よし、通れる……けど、サクラちゃん……」



サクラ「うん! ケン兄は、ここで待っといて! ちゃんと無事に帰ってくるから!」ダッ



ケンスケ「ああ、二人の事、頼んだぞ」


タタタタ



ケンスケ「……逞しくなったなぁ。サクラちゃん……さて、撤退撤退……」

ガラガラガラ

ケンスケ「うわ、マジで崩れやがった……くそー! 助けられるかなーって思ったのに……」

ウィンガション

ウィンガション



通話開始

ケンスケ「サクラちゃん。大丈夫か?」

サクラ『ありがとうケン兄! こっちは大丈夫や。物資もちゃんと持ってこれた!
    二人も、あ、あっちに居るみたいや』

ケンスケ「そりゃよかった……ん?
     なんか、物音が…………」

『ジュポ……ジュポ……ジュポ……』




……………………


……………………


奥の部屋

サクラ「………………ご、めん。ケン兄……あの、大丈夫やから。
    あとで、連絡、するわ……」

ブツッ




ミドリ「……んっ んっ んっ」

ジュポッ ジュポッ ジュポッ!

シンジ「あ、は……ミドリの唇、やっぱり、凄く気持ちい……ぁっ」

ジュポッ ジュポッ ジュポッ!

ジュポッ ジュポッ ジュポッ!



サクラ「………………えー……と」






 /|_________ _ _
〈  To BE CONTINUED…//// |
 \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄
  ♪ドゥドゥデッデッデンデッデレー



この後の展開

1 もう処女開通済みのミドリとサクラ(性経験指定可)とシンジの3P

2 もう処女開通済みのミドリが誘う形で、サクラ(性経験指定可)とシンジのセックス

3 今から処女開通するところのミドリが、なんやかんやでサクラ(性経験指定可)とシンジと3P

4 今から処女開通するところのミドリが、譲って先にサクラ(性経験指定可)とシンジがセックス

5 既に事後。サクラ(性経験指定可)の怒りが爆発して行為は終了する……

6 事前ではあるが、サクラ(性経験指定可)の怒りが爆発して行為は終了する……

7 その他

>>直下

多分寝る



サクラ「……え、ちょ、なんなん……? ホンマ、あんたら……」

ミドリ「んっ、んっ……?」

ジュポジュポ?

シンジ「……え、うわっ!? サクラさん!?」

ガバッ

ミドリ「……あん……」ビクン

シンジ「あ、ごめ……」

ミドリ「ん、いいけど……」トロン



サクラ「ひ」





サクラ「ひじょーしき……やで、あんたら……」プルプル……



サクラ(ワケわからん。
    何この状況……

    なんでミドリちゃん。碇さんの……おちんちん、咥えとるん?

    なんで碇さん、なんも抵抗しとらんの?

    なんでミドリちゃんと碇さん、仲良すぎな事しとるの……?


    
    それに)

サクラ「み、ミドリちゃん……それ……血出てんで……」ドキドキドキ……



ミドリ「……ぁぅ……えっとこれは……」

シンジ「あ、あの……ごめん、僕が……ミドリと……」



ミドリ「……違う
    ……これは、あたしが、したの……」

サクラ「……」

ミドリ「あたしが、碇シンジを誘惑して……ヤったの」

シンジ「……ミドリ」



サクラ「……」

ミドリ「……」



サクラ「……っ」


ペチン

ミドリ「……………………」

サクラ「……」フルフル



ミドリ「叩くなら、もっと、強くたたいてよ」



サクラ「……叩けへんよ。
    だって、どう怒ってええのかわからんもん……」

ミドリ「ごめん。あんたの碇シンジ、つまみぐいしちゃった……」

サクラ「……もう、ええけど、でもまさかこんなところでしとるとは思わんかったわ!!」

ペチペチ

ミドリ「あたた……ごめん、ほんと、ごめんて。
    でも色々あったんだって……マジで……」

サクラ「色々て……












    あっ!?!?!?!?!?



    まさか、あんたら、寝たんか!?!?
    近くで、一緒に!?」

シンジ「っ! え」

ミドリ「なに、アンタなんか知ってるの?」

サクラ「知ってるも何もさっき入ってきた情報なんやけど……あのな、
    エヴァパイロットの入眠時には無意識下でATフィールドの操作が行われて、
    近くに居る人と夢を共有する、ってことがあるらしいんや」

ミドリ「よくわかんね」

シンジ「……で、でも、あの夢……」

サクラ「……あの、済みませんが、その時の状況、詳しく教えて貰えます?」

ミドリ「……え、っと、さぁ」(////

シンジ「……う、うん」(////


…………………………


…………………………


サクラ「……な、なるほど……二回、射精した……
    起きたら、無精してて……性行為の感触だけ、残ってた、と」ムラムラ



シンジ「う、うん。そんなかんじ、かな」ギンギン

ミドリ「……うん」モジモジ トロリ……



サクラ「……あの、ぉ……それで、なんですけど……」

ミドリ「……」

シンジ「……」

サクラ「……なんで、お二方は……まだ服を着ないのでしょう……?」(////




ミドリ「……」

ミドリ(もう一回、スる気満々だったから……だけど)

シンジ「……ご、ごめん。すぐ着るよ」

ミドリ「いや、ちょっとまってよ」

シンジ「え」

ミドリ「……あのさ、サクラ……もしこのままこの
    サルみたいに勃起した碇シンジを放っておいたらどうなると思う?」

サクラ「え、どうなるて……そら、ちょっとは苦しいかもしれませんけど……」チラ

ミドリ「違う。いーい? サクラ……このままだとあたしたち、
    
    性犯罪者になるかもしれないんだわ」

サクラ「はぁぁぁ?」



ミドリ「……男に飢えた女が二人……そして、イカ臭くてフル勃起した男の子が一人……
    この状況、どう言い訳する?」

サクラ「……あ」


ミドリ「明らかに、何かあった。てわかるし、それにね、その……



    シンジのチンポ、まだガチガチ、なんだよ」ドキドキ



サクラ「……う、うん」ゴクリ

ジーッ

シンジ「……あ……そんなに、見ないでよ」

サクラ「……っ」ドキ



ミドリ「……だからさ、手伝ってあげても良いんじゃない?
    ついでに……今ならシンジの理性もぶっ飛んでるし……
    寧ろセックスするなら、今しかないよ。絶対……」

ガバッ

サクラ「やっ! ちょっと、ミドリちゃん!?」

グイ……グイ……

サクラ「は、……ちょ、やめ……脱がさんといて……あ……」ドキドキ……

シンジ「うわ、うわわ……」ドキドキ……



ミドリ「……あははは、言っても全然抵抗しないじゃん。サクラぁ……」ゾクゾク

サクラ「……恥ずかしい……」

ミドリ「どーぉ? 友達の妹の産まれたままの姿……コーフンする? シンジ」

シンジ「え!? あ、その……」



ギンギン



ミドリ「ほら、すんごい勃起してる」

サクラ「あ、アカンて、もー! そんな碇さんたら……」ワタワタ

ミドリ「……や、でもさ。
    もうこっちもトロトロじゃん?」

クチュ……

ミドリ「……シンジと、デキるかもって期待したんだよね?
    だからさっきも、本気で怒れなかったんだ」

サクラ「ぁ、あんっ……ミドリちゃん……ずるいわぁ、こんなの……」

クチュ……ニチュ……

サクラ「んぁ、あは……ぁっ」




サクラ(好きな人のセックスを何日も何回も見せられて、
    既にムラムラも絶頂期、って感じやのに、

    そんな時に、好きな人を親友に寝取られて……
    とか思ったら、延々とその性行為の様子を聞くことになり……

    挙句、ここで親友にアソコいじられながら、

    好きな人の前で、股開いてる……なんて)

サクラ「はぁ……はぁ……」グルグル

サクラ(頭、おかしなるて、ホンマ……)グルグルグルグル




シンジ「ミドリ、そんな無理矢理しちゃダメだよ」ドキドキドキ……

サクラ「……え」

シンジ「サクラさんが嫌がってる、だろ」ドキドキドキ……

サクラ「……あ、あの」

ミドリ「……嫌がってなんかないよねー?」

サクラ「私は……その……」モジモジ


クチュウ……ニュプ……


サクラ「んんぅっ!」

ミドリ「……ほら、シンジ。見て」

クパァ

ミドリ「あは、思った通りだ。
    処女膜、見える?

    さっきアンタが破ったのと……

    今まで破ってきた膜と……また違うでしょ?」

シンジ「……」ゴクリ



ミドリ「……ね、教えて良い?サクラ」

サクラ「はぁ、はぁ、何を……?」

ミドリ「コレ……誰の為に守ってきた膜なのか……
    今ここで、あたしの口から喋っていーい?」ゾクゾク

サクラ「……それは……だめ」

シンジ「……っ」ドクン ドクン……




サクラ「……ウチが言うっ」ドクン……









サクラ「……ごめんなさい、碇さん……碇さんの事、好きです」ドキドキ



シンジ「っ ……そう、なんだ」

サクラ「ずっと、碇さんの為に処女、守ってきました。
    ホンマは、ちゃんと好き合うてから、捧げたかったけど……」

シンジ「……」ドクン……ドクン……

サクラ「今しかでけへんのやったら……お願いします……
    今ここで……」

ドクン……



サクラ「この想い、今だけ、受け止めてください……っ」








シンジ「……っ うん」




ギンギン

ミドリ「……んっ サクラのここ、もうトロトロだし、もうあたしの指で、ほぐれてるよ」

サクラ「……あ……え、もう、入れてまうん?」

シンジ「ミドリ……サクラさんも初めてなんだから……」

ミドリ「……あーね? 乙女だなぁ……」



サクラ「……碇さん、もっと、近く来てください」ソッ

シンジ「うん」

ギュゥッ

サクラ「……お願いがあるんです」

シンジ「……うん」





サクラ「ウチのこと、『サクラちゃん』て、呼んでください。
    友達の妹呼ぶみたいに……」


シンジ「……サクラちゃん?」












サクラ「ぁっ」トクン……



ポロポロ……

サクラ「……碇さん……」ポロポロ

ギュゥゥゥゥゥ……

サクラ「あぁ、碇さん……」ポロポロ

ギュゥゥゥゥ……




ミドリ「……」

ミドリ(呼び方変えただけで、そんな感極まるかね)

*****

シンジ『ミドリ』

*****

ミドリ「……」

ミドリ(案外、私も乙女だったってわけか……)




サクラ「んっ」

チュ……

シンジ「……ん」

チュク……クチュ……チュププ……

サクラ「はっ、ん、もっと、舌、ください……碇さん」

レロクチュ……ヌチュプ……チュププ……

シンジ「は、んむ……ん」

チュル……チュル……ヌチュル……



サクラ「……あは……は……凄い、夢みたいや」トクントクン

シンジ「……はぁ、はぁ」

サクラ「碇さんと、セックス、出来るなんて……」ドキドキ……

シンジ「……ん。僕も、すごく不思議な感じだよ」

サクラ「そら、そうですよね……ハーレムとちゃうのに、二人も処女喰いおって……ほんまに、悪いおチンチンさんやで」

ソッ

シンジ「んっ」ピクッ



サクラ「……でも、おかげで、夢見た通りのシチュエーションや……
    碇さんに、リードしてもらいながら初めて捧げられる……これ、乙女的に最高な初めて、です」

シコシコ

シンジ「……あ……ん。ごめん、サクラちゃん。僕は、キミの想いには……」

サクラ「碇さん」クイッ

チュ……





サクラ「嘘でもええですから、好きって言ってくれます?」




シンジ「……」

サクラ「お願いします」







シンジ「……好きだよ。サクラちゃん」







サクラ「……んっ」ドクン……




チュプ……



サクラ「……入れて、ください……」




ツプププ……ズプ……

サクラ「あっ……あぁ……」

シンジ「サクラちゃん。好きだよ」

サクラ「ああ、ぁぁあっ」ゾクゾクゾク……っ



ニュルルルル……プチッ……


サクラ「あんっ ……ぁ」

シンジ「……んっ」

コツン……








サクラ「……あら、なんや、もう、奥まで届いてしましましたね」ドキドキドキ









シンジ「……うん。サクラちゃんのナカ……入っちゃったよ」

ミドリ「……処女喪失、おめでと。サクラ」ナデナデ

サクラ「あん、もう、茶々入れんといて……」ドキッ


ミドリ「ね、サクラ。
    知ってる?

    シンジって、ハーレムの人らとまだ、生でしてないんだよ?」

サクラ「え」

ミドリ「初生は私だけど……アンタの方が、アスカ達より危ないことしてんだよ?」

サクラ「そんな、そんなことで……嬉しいわけ……」

キュンキュン……

シンジ「んっ、あ」ピクッ

キュンキュン……


キュゥゥ……


サクラ「……すみません、ちょっと、嬉しい、です……はい」(////

シンジ「でも、ちゃんと外に出すから」



グチュ……グチュ……

サクラ「……あっ……あっ……」

シンジ「……サクラちゃん……どう?」

サクラ「あんまし、痛くなかったんで……痛みの方は大丈夫ですね。
    それよか」


グチュン……グチュン……


サクラ「……も一つ、気になる事が、ありまして……」

シンジ「どうかしたの?」



サクラ「……碇さん……ミドリちゃんに
    生で中出し、しました?」



グチュン……グチュン……


シンジ「し、してないよ。妊娠したら困っちゃうでしょ……?」

ミドリ「でも、生でしてくれたよね。ゴムあったのに」ニヤニヤ

シンジ「それは、その、ミドリがゴムを奪って投げたから……」



サクラ「あは、大変やね、碇さん……





    じゃあ、ウチとは、しっかり生中出ししましょか?」





シンジ「えっ」

ムクムクッ

サクラ「あんっ♪  碇さん……生中出し出来るて思ったら おチンチンさん大きなりましたよ」トロン

シンジ「……ご、ごめん。そりゃ、やっぱり本能的に興奮するけど、
    でも駄目だよ。中で出したら……」

グチュン……グチュン……

サクラ「あんっ、あんっ……は、ぁ……」

グチュン……グチュン……

サクラ「大丈夫、です……ウチ、避妊薬持ってます。
    それも碇さんの時代より高性能……副作用も、ありません」



シンジ「……で、でも、確実じゃ、ないだろうし」ハァハァ

サクラ「大丈夫、です。
    ホンマ、コレ飲んでデキた事例ないんで……」



パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ



サクラ「あはっ! すごいっ、生中出し、OKする度に、おチンチンさん大きくなってますよぉ」ゾクゾク

シンジ「はぁ……はぁ……ホントに、大丈夫なの?」



ミドリ「……っ」ゴクリ


パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ




サクラ「あっあっあっ! 大丈夫、ですっ。
    絶対デキません……」

シンジ「はぁ、はぁ、サクラちゃんは、良いの?
     僕の精液……子宮に……入っても……」

サクラ「……んっ、 勘違い、してるみたいやから、言いますけど」




パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ



サクラ「避妊薬は、あっ。碇さんさえ良ければ あっあっ 飲みませんよ?」ゾクゾク



パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ




サクラ「だって、ウチは、碇さんの子供やったら……妊娠してもいい」




パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ



サクラ「シングルマザーでも、なんでもなって、絶対、産みたいて思いますもん」



パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ





シンジ「はぁ、はぁ……はぁ……っ!」

サクラ「これは、セックスに浮かれて言ってるんとちゃいます。ホンマに、ずっと思ってました……

    監視して、碇さんのイクとこ見て……ずっと、
    ずっと、欲しいなぁって……思ってて……」

パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ

パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ

パン パン パン パン パン パン 
グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ グチュンッ

サクラ「……なので、ください。

    碇さんの精液……サクラの、子宮に……っ!

    種付け、してくださいっ……!!」

シンジ「はぁ、はぁ、サクラちゃん……っ」



ビュルル……ッ

シンジ「あっ」

サクラ「あっ! あぁぁぁあああっ!」ビクンビクン!!





ビュルルルル……ビュルルッ!!





サクラ「っ! 来て、るっ! ウチの子宮に……碇さんの、ぁっ  精液ぃっ……!」プルプル……

ビュルルルルルルル……ビュルッ

シンジ「ああ、サクラちゃん……まだ、出るよ……っぉ」ビクンビクン

サクラ「くださいっ! 全部、中に……っ」

ビュル……ビュル……

サクラ「あぁぁぁっ、イク、精子の、感触で……イク……ぁっ」ビクンビクン

プシャァァァ……




ビュ……

ポタポタ……ポタ……





ミドリ「……はぁ、はぁ……」グチュ グチュ……

ミドリ「……サクラ」



サクラ「んぁ、はぁ……はぁ……あー……」

シンジ「はぁ……はぁ……」


サクラ「……あーあぁ……」
























































サクラ「やってもーたー…………………………」
























アスカ「っだぁぁぁあっ!!!!!」

ガラガラガラガラ………………




ケンスケ「うわぁぁぁあ! アスカ、そんなに乱暴にやったら碇が……っ
     大丈夫か!? 碇!?」

モクモク……

シンジ「げぇっ!? い、今!?」

ミドリ「ちょヤバいってコレ……この状況見られたら……っ」

サクラ「服! 服返して! ミドリちゃぁぁん!!」


モクモク……

ミドリ(! でも、この土煙なら……今のうちに何とか三人の股間をごまかせば……!)




ヒュン クルクルクル シュタッ

アスカ「バカシンジ! 居るんでしょ!?
    返事……してよっ!」ドタドタ

シンジ(今はまずい! 今はまずい! 掃除、してから……)

ミドリ「ちょ、シンジ、こっち。
    ほら、飲み水で濡らしちゃえばバレないって」グイッ

サクラ「あ、やば、垂れてきた……」ドクン……

シンジ「ミドリさん! あ、ありがt」

パシィッ



アスカ「みぃつけたぁ」

シンジ「うわわわっ! アスカ!?!?」




アスカ「……みつけ、た……」フルフル……




シンジ「……あ、アスカ?」

アスカ「う、うわぁぁぁぁぁあああああん シンジ、しんじぃぃぃぃ…………」ボロボロ……

シンジ「わ、わわ、なんで泣いてるんだよ。アスカ」

アスカ「だって、だってぇぇぇぇぇぇぇ………………」ボロボロ……



マリ「後続部隊到着!! もう瓦礫崩壊の心配はいらないよ!!」

黒アヤナミ「碇君 守る……絶対……」フンス

白綾波「碇君……っ!」



ゾロゾロ……



アスカ「うわぁぁぁぁぁあああん 無事で、よがったぁぁぁぁぁぁ……」ボロボロ


シンジ「……」

マリ「……」

白黒「「……」」



事後感丸出しなサクラとミドリ「「……あ、あのー……」」








マリ「……家族会議、だねぇ? わんこ君?」ギリギリ……

白黒「「……連行」」

シンジ「……はい」

マリ「そっちの二人も、一旦来てくれるかにゃー?」ビキビキ



ミドリ「そ、その前に、服着させて……ください」

マリ「許可しよう」

サクラ「私も、そうなんですけど……」

マリ「まだ何か弁明の余地でもあるのかにゃぁぁぁぁぁあ????んん~~~~?」ニヤニヤ






サクラ「あのぉぉぉ、お薬……飲ませて……ください」






マリ「薬って、なん……」



マリ「……」



マリ「……」



マリ「……」






マリの眼鏡「ビシィイッ!」





シンジ「……ああ……ああ……マリさん、落ち着いて……」

ミドリ「シンジは、あんま悪くないっていうか……その……」

マリ「フシャーーーーーーーーーーーーーーーー!?!!!!!!!!」

シンジ「だ、だめだ、ミドリ、今刺激したら……」

マリ「呼び捨てする仲にいつなったああァァァァァァァァああぁ!?!?!?!?!」

アスカ「……はっ!? 何この状況……」

……………………

……………………

次回予告




六人目の処女を開通させてしまった碇シンジに、家族会議という尋問が繰り広げられる。
憤慨するマリ 放心する白黒 態度を決めかねるアスカ
正座するサクラとミドリ 磔にされる碇シンジ
その時、一筋の解決策が導き出される。

次回、『五と六人目の適格者』

※サクラとミドリがハーレムに加わることに。
 しかしどちらも仕事があるので基本はヴンダーに居る……が……?







キレ散らかすアスカをなだめる為に、碇シンジは一つの選択を迫られる。
その選択の後に、さらなる決断を迫られる事も知らずに……
一人一人を見つめ直すことでお互いのつながりは、より強固に、より淫靡に交わっていくこととなる

次回、『第三村 魂の座』

※今後浮気をしないかどうかを試す為に、ハーレムの一人一人とペアを組んで生活する。
 三日間、ペアになった相手以外との性行為を我慢する生活。
 最初に明日香のご機嫌をとるために三日尽くし、その後は……







意外にも今回の一件で激怒したのは白綾波、黒アヤナミ両名であった。
勢いで碇シンジを懲罰房に閉じ込めてしまう。
しかし、それをよしとしない人物がひそかに暗躍を始めている事に、誰もが気付くことなく時間だけが過ぎて行く……

次回、『シンジ、檻の向こうに』

※カヲルがシンジを連れ出して、
  なんやかんやあってヴンダーに一時収監されることになる。







誰もが彼を許さなかった。
マリ アスカ 白綾波 黒アヤナミ 四人が思いを巡らせるなか、夢の話をし始める白黒。
碇シンジの浮気を止めつつ、しかも手元に置いて可愛がれるある方法を、彼女は知っていた。

次回、『性の選択を』

※碇シンジを女体化(可逆)もしくは♀フタナリにして反省させる。
 期間中は多彩なTS百合プレイを強要されるが……果たして……?







今度は多数決で決めます。
ある程度割れたら混ぜるかもしれないけど
締め切りは『4/18』まで

『ミドリの初体験』は後で思い出話みたいに補完することにします。
あと舞台裏で行われた『マリとアスカ』とか『白黒とシンジの3P』とかも。


……………………
翌日 午前
強制イベント 『家族会議』


第三村
自宅

マリ「……これより。
   ハーレム外での浮気行為に関する、家族会議を開始します」フシュゥゥゥゥ……

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……」ピコピコ



正座するサクラ「……」

正座するミドリ「……」




磔のシンジ「……」




マリ「まずは、事のあらましを説明せよ。

   ミドリちゃん」


ミドリ「は、はい」

サクラ「すみません。その前に発言の許可を申請します」

マリ「自分の立場がよくわかっているので許可します」

サクラ「ありがとうございます」



アスカ(……茶番?)ピコピコ



サクラ「昨日報告があった、エヴァパイロットの夢に関しての報告書です。
    お手元の端末をご覧ください」

スッ

サクラ「……御覧の通り、エヴァパイロットは入眠を介して、近くの人物と夢を共有します。
    同時刻に眠る。及び、睡眠者の近くに居ることでその人と夢を共有できる事がわかりました」

マリ「……報告者は白黒……?」

白綾波「ええ」

黒アヤナミ「間違いないわ」

マリ「……ふーぅん?」ピクッ

アスカ(また何か悪い事考えてる……っ)ピコピコ

白綾波「それが、今回の性行為と何の関係があるの?」



サクラ「ミドリちゃんと碇さんは夢の共有が確認されました。
    それも……どエラい濃厚なヤツを」

マリ「……内容を報告せよ」

ミドリ「……え、マジ?」

マリ「……マジ」



ミドリ「……ごめん。マジで、怒ってる?」

マリ「……キミの態度次第によるかな?」

ミドリ「……とりあえず、夢の中の事は……」





……………………

ミドリ説明中

……………………



ミドリ「……て感じで、シンジを二回射精させました」

黒アヤナミ(唇……)

白綾波(プルンプルン)

アスカ「……夢のなかって、気持ちいいの?」ピクッ

ミドリ「……うん。普通の夢じゃなかった。
    滅茶苦茶、気持ちよかった」トクン……

アスカ「……ふーぅん?」

白綾波(あれは)

黒アヤナミ(何か考えてる顔……)

マリ「……まぁ、夢の中でヤっちゃったのはよしとしよう。
   でも、なんでその後、ホントにしちゃったのか」

サクラ「それは、当人同士は夢と現実の認識が出来ていなかった可能性を主張します」

マリ「どうなの?」



ミドリ「……」

シンジ「……」

マリ「……」



ミドリ「ごめん。ちゃんとわかってた」フイ

サクラ「ミドリちゃん……」

ミドリ「……ちゃんと、初めて……したかったし……
    シンジなら良いかなって、思って……」

マリ「……二人の間に同意はあったんだね?」クイッ

シンジ「すみません。ありました」

マリ「よろしい。
   では、現実の初体験の内容を説明しなさい」

ミドリ「……それ、必要?」

マリ「興味がある」ドドン

ミドリ「……ねぇ、もしかしてさ……
    もう内心許してくれてない?」





マリ「口を慎めぇー……状況を楽しんでなどいなーい」





サクラ「すみません。議長の退任を要望します」

マリ「却下でーす。
   人のわんこをつまみ食いしたバツなので、
   二人にはセックスの内容を事細かに報告してもらいまーす」


アスカ「こんなこったろうと思ったわ」

白綾波「……で、どうだったの?」

ミドリ「……あ、こんな状況でも、話さなくちゃならない感じ?」

黒アヤナミ「パイロット同士のセックスが気持ちいいのは、理屈では当たり前……
      一般人とのセックスでどう感じたのか」

白黒「「興味がある」」



サクラ「……」モジモジ

ミドリ(サクラまで聞く準備してるし)



ミドリ「はいはい観念します。話しますっ 
    だから、上には報告しないでほしいのと、その……

    足痛いから、普通に座って良い?」

マリ「許可します」



………………




**********

『ミドリの初体験』




シンジ「だめだよ、ミドリ……っ。今、夢じゃないよ? これは、現実っ」

ミドリ「……意外と頑固なんだ。
    ふーぅん」スッ

チュ……

ミドリ「ん」

シンジ「あ、んっむ」

チュ……チュブ……ヌチュル……

ミドリ「……ね、お願い」

シンジ「ん、は……ぁ」

ミドリ「夢であんな気持ちいいんだよ?
    現実だと、もっと気持ちいいかもしれないじゃん?」

シンジ「そう、かもしれないけど……でも、現実のミドリは……その、処女、でしょ?」

ミドリ「うん。そうだよ。
    世にも奇妙な、セックス経験のある処女でーす」

グイッ

グチュ

シンジ「あ……熱い」

ミドリ「ほら、シンジが一人でシコってるの見て、こっちも……熱くなってきちゃった」

グチュ……グチュ……

ミドリ「あっ……ぁ……本物の、男の指……やっぱり、すごく、いい」

グチュ……グチュ……

シンジ「っ……はぁ……すごい、濡れて来てる」

ミドリ「お願い……あんたも、指動かして……

     そしたら、またこの唇、使わせてあげる……」ドキドキドキ

プルン

シンジ「っ!」ドキッ

ミドリ「……好き、だよね? この口……」ペロッ

シンジ「……っ、うん……好きだよ」

クチュ……ヌチュ……

ミドリ「あ……」

クチュクチュ……ヌチュ……

ミドリ「ん、ぁは……あっ、あぁっ」ビク ビク……

クチュ……クチュ……
ヌチュプ……チュプ





ミドリ(夢とおんなじ触り方……
    やっぱりさっきの夢……シンジそのものだったんだ)




クチュ クチュ……ヌチュプ……

クニクニ……クチュ……ヌチュ……

ミドリ「あっあっ……あは、覚えててくれたんだ……
    あたしが、クリ触ってほしいの……」

シンジ「……うん。で、こうしてると、キス、してくれたよね」

クニクニ……クチュ……ヌチュ……

ミドリ「ん」

チュ……クチュ ヌチュル……
クニクニ……クチュ……ヌチュ……

ミドリ「ん、んむっ……んっ……」ドキドキ

シンジ「……は、ん、んむ……ぁっ……」ドキドキ




シンジ「あの、ミドリ……」

ミドリ「わかってる。ここ、使いたいんでしょ?」

プルン



シンジ「……うん」

ミドリ「……ん  あのさ」

シンジ「うん?」

ミドリ「……また、アレやってくれない?」

シンジ「アレって」



ミドリ「あの、キスしてさ。
    唇だけ、舐めてくるヤツ……」ドキドキ



シンジ「ん、わかったよ」

チュ……チュ……

ミドリ「ぁん……ん」

チュ……クチュル……ヌチュ……

ミドリ「ん、んむ……ん」

シンジ「はぁ……んっ」ペロペロ……

ミドリ「……んふっんっ」トロン

ミドリ(これ……舌で、唇愛撫されるの……
    頭とろけそうになる……)ポワン……

シンジ「ん、んう」チゥ……チゥ……

ミドリ「は、んむ」

ミドリ(唇吸ってる……っ
    してほしいこと、勝手にしてくれる……メッチャヤバイ……)トロォ……

ミドリ「ん、ありがと」

シンジ「……気持ちいいの?」




ミドリ「……めっちゃ、きもちい……」トロン





ミドリ「あは、さっきまで寒かったのに……もう暑いね」

ヌギヌギ……

ミドリ「……じゃ、今度はこっちの番」スッ

ムチュ……

シンジ「あっ」


ミドリ「口で、チンポ気持ちよーくしてあげる」


ムチュ……ンチュ……

シンジ「……あ、あっ」

ミドリ「んむ、ん……んちゅ」

チュパ……チロチロ……ムチュ……

シンジ「あっ……すごい、こんなの初めてだ」

ミドリ「……ね、まだ、咥えてないんだけど。
    唇で……チンポにキスしてるだけなんだけど……」

シンジ「うん。でも、ミドリの唇、しっとると吸いついて来て……その、
    舌とはまた違う感覚で……」ピクピク

ミドリ「……ん、あっそ」

ムチュ……チュム……チュプチュプ……レロ……

シンジ「あ……っ あっ……」ビクン ビクン

ミドリ「ねぇ。メッチャ跳ねてるけど、まさか、もう……」ドキドキ

シンジ「ん、うん。このままだと、はぁはぁ……
    ミドリの唇で、イっちゃうかも」


ミドリ「…………」ドキドキ

シンジ「…………っ」ドキドキ


ミドリ「試して、みる?」ムチュ

ンチュ、チュムチュチュ……

シンジ「あっ、あ……ぁ」

ミドリ「……あんむ、ん む、んむ」

チュッ チュ……ヌチュルロ……ブチュル……

シンジ「はぁ、はぁ……はぁ……あっ」

ムチュプチュ……ヌチュク……チュ



シンジ「っ……ま、待って」


ミドリ「んー?」チュウウゥ……

シンジ「……もう、出ちゃう。から……」

ミドリ「……イっても、良いよ?
    夢のなかみたいに、口の中出して?」

シンジ「あのさ。先っぽ、唇で包んでくれる?」

ミドリ「……それが、一番気持ちいーんだ?」ニヤリ

シンジ「してくれる?」ドキドキ

ミドリ「当たり前じゃん……今はこの唇……あんたのなんだから」



ムチュゥ……



シンジ「は、ぁ……」ビクビク

ミドリ「んむっく、ムチュ……ん……」

チュム、チュム……ムチュ……チュクゥゥ

シンジ「は、ぁ、出る……出るよ。はぁ、はぁ……」




ミドリ「……んっ」チュウウゥゥゥ……





ビュルル……っ! ビュルルルルルルル!!

ミドリ「んっ……」ドクン



ビュルル……ビュ ビュビュ……

ミドリ「んふー……ん、ん……」トロン……




シンジ「はぁ、はぁ……ぁっ」

ナデナデ

ミドリ「……んっ」ドキドキ……


ミドリ(頭なでるタイミングがさ、ズルイよね……)

ミドリ「んんっ」チュゥゥゥゥゥ……

トピュ……トピュ……



シンジ「あっ……ぁ……」ピクピクン

ミドリ(絶対今の、『吸って』っていう合図だったし……)

ミドリ「んー……」チュゥゥ……チュゥゥ……

トピュトピュ……



シンジ「あ、すご……い。上手だよ。ミドリ……」フルフル

ミドリ(……ま、それを察して、喜ばせて……こっちも喜んでるんだけどね)ドキドキ

ミドリ「んむ……」チュ チュウ……

ピュ……



ミドリ「……んく」

グチュグチュ

ミドリ(夢とおんなじ味。コレが本当の精子の味……

    夢では、むせちゃったけど)

シンジ「……フゥ、フゥ……」ドキドキ



ミドリ「……んっく」

ゴキュン……ゴクン……

ミドリ「んん……」

ンク……ンック……





ミドリ「どぉ? 今度は、むせなかったよ?」

ペロッ

シンジ「うん、偉いね」

ナデナデ……

ミドリ「……へへ」トロン……





ミドリ「まぁ、それでもまだ元気だよね?」

シンジ「……うん。まだできるよ」ギンギン

ミドリ「ここまできたら、もう、いいよね?」

シンジ「………………」

ミドリ「ここまでさせておいて、やめるなんて言わないでよね?」

クパァッ……

ミドリ「……ほら、女がここまでしてんの。
    男はその気持ちを受け止めてくれるだけで良いんだから……

    ここでの事は、秘密にしておくから……」

シンジ「う、ん」ドクン……ドクン……

ビクン



ミドリ「んふ、でもあたしは知ってるよ?
    秘密でセックスとか、浮気セックスとかって、メッチャ興奮するでしょー?」

シンジ「そう、なのかな……だから、こんなに何回出しても足りないのかな」

ミドリ「……それはまぁ、あたしの唇のせいもあるかもね」プルン

シンジ「うん。それは、そう思う」スッ

ミドリ「……んっ」

チュ……クチュル……ペロペロ、ヌチュル……チュプ……


ミドリ(……唇が、いつもと違う……)


チュプ、チゥ チゥ……チュル……

ミドリ(こいつに、舐められたり、吸われたりしてる時だけ、
    唇が性器になったみたいに……

    接触する全部の感覚が……気持ちいい……)

ミドリ「あ、んむ……」



シンジ「はぁはぁ……ミドリ」

ミドリ「うん、もう、入れて……

    あたしの膜、シンジので破っちゃって……っ」




シンジ「……うん……あ、今度は、ゴム……」

ゴソゴソ


ミドリ「何してんの?」

シンジ「え、だって避妊しないと……」

ミドリ「あー、だめだめ、あたし初体験は生って決めてるから」

シンジ「ちょ、な、なにするのさ」

グイッ

ミドリ「……はい、っぽーい!!」

コンドーム「じゃあの」ヒュゥゥゥゥl

シンジ「あぁっ」

ミドリ「いーじゃん、絶対生のが気持ちいいんだから……それに」

スッ



ミドリ「こっちはもう、生でしたいって言ってるよ」

シンジ「……そりゃ、したいけどさ……」

ミドリ「じゃ、お願い。そのままして」

シンジ「ぅぅ……」ゾクゾク






ツプ……

シンジ「……っ あ」

プチチ……

ミドリ「んっ、っぐ、ぅ……」

ミドリ(やだ、なんて声だしてんの、あたし……)



ブチブチ……っ ブチ……

ミドリ「いだ……う、いいぃぃぃ……」プルプル

ミドリ(うそでしょ。初体験って、もっと、『いたっ』みたいな感じでさ……)



シンジ「……っ ミドリ」

ナデナデ

ミドリ「ぃうううううう……」プルプル

シンジ「……痛いよね。でも、もう一回、頑張って」

ミドリ「ゔん……がん、ばる」

ヌププ……



ミドリ「がんばぅ……から、ギュって……して」

シンジ「うん」

ギュウゥゥゥゥウ……

ミドリ「あ……」トロン



ミドリ(力強く抱きしめられて、また思い知る。

    ガキだと思ってたこいつは、やっぱりオスで……

    しっかりと抱きしめられると、こっちのメスが刺激されていく)


シンジ「……苦しい?」

ミドリ「ううん、大丈夫、だから……
    ギュってしながら、最後まで入れて……」

ミドリ(小さいけど、大きなオスに、抱きしめられてる。
    なんか、安心する……これなら)


ヌププ……



……ブチッ


ミドリ「あ、っは……!  ぁぁぁん……」ピクン

ミドリ(……ちゃんと、卒業できた)





ミドリ「はぁ、はぁ……」

シンジ「はぁ……はぁ……」

ミドリ「はぁ、はぁ……」

シンジ「はぁ、はぁ……」


シンジ「……痛くない?」

ミドリ「……痛ぇーよ。すっごく……」

シンジ「ご、ごめん」

ミドリ「……でも、あんた優しいから、多分あんまり痛くなかったんじゃない?」

ギュ……

ミドリ「あいにく、処女は二回も失えないからね。ヒカクタイショーとかないけど……
    でも、あたしはあんたが初めてで、良かったって思うよ」

シンジ「……そう?」

ミドリ「顔はまぁまぁだし、経験豊富だし……それに」



グチュ グチュ



シンジ「んっ そっちから、動くんだ……?」

ミドリ「あんっ あっ それに、相性、抜群に良い、し……」



グチュ……グチュ……


シンジ「比較対象は、ないんじゃなかったの?」

ミドリ「いや、だって、自分の都合のいい夢で感じたのより、こっちのが断然、気持ちいいんだよ?」

シンジ「……そんなに、いいの?」



ヌプ ヌプ

グチュ……グチュ……



ミドリ「あは……あっ……だって、オナニーより気持ちいいセックスなんて、
    イイにきまってんじゃん……

    こんなの絶対、ハマっちゃう……」



パチュン パチュン……

ヌッチュ ヌッチュ……


ミドリ「あっ、いいよシンジ。もっと、動いて」

シンジ「ぁっ、はぁ……もう、痛くないの?」

ミドリ「うん。も、大丈夫だから」

グイッ



ミドリ「夢の中と同じように……目いっぱい、ついて……」




シンジ「……夢の中と、同じだと……中に出しちゃうよ……?」

ミドリ「……あー……」

ミドリ(危ねぇ……『別に良いよ』とか言うところだった)

ミドリ「うん。じゃあさ……

     動画で見た奴、やろっか」

パチュン パチュン……

ヌッチュ ヌッチュ……

ミドリ「お互い、イクとこまでイって……
    最後に出すときになったら……男の方が女にチンポ吸わせるの……
    
    シコシコシコって、擦りながらちんぽ持ってきて……
    女はそこから出る精液を、口で、吸うんだよ」

シンジ「っ…………わかったよ」ドキドキ

ミドリ「はは、その顔はやったことある顔だ。
    ムカつく……けど、いいや。
    そういうアンタだからこそ、こんなに気持ちいいんだもんね」

パチュン パチュン……

ヌッチュ ヌッチュ……

ミドリ「ほら、もう、こっちも出来上がってるからさ。
    ペースあげて、射精するところ見せてよ」

シンジ「うん……いくよ」



ヌププププ………! グチュン

ミドリ「あ、はぁぁん……っ!」



ミドリ「っ……っさっきよりも、奥、届いてる……」

ミドリ(夢と、一緒……っ!)






パン パン パン パン!!

ミドリ「あっ あっ あっ あっ」

パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あっ、すごっ、いっ……いぃっ!」

ミドリ(夢で見たのと、同じ)






パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あっあっあっ……頭、……響く……っ」

ミドリ(これ、コレが、欲しかった……!)



パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「ひ、っぁっ!」

シンジ「夢と、おんなじだ……ミドリのなか、絡みついてくるっ」

ミドリ「んひぅっ! んぃぃぃい!」


パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……



ミドリ(やっぱり、喘ぎ声なんて選んでらんない。
    口から、喉から勝手に溢れてくる)




パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あっあっ あぁぁーぁ きもちい……ぁっ!」

パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……


ミドリ(でも今は、それも気持ちいいくらい、感じてる……っ)


パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……

ミドリ「あんっ、あっあっ! すごい、いい。
    シンジ……いいよ……イキ、そ」

ミドリ(夢とおんなじなのが、一番、気持ちいい……っ!)

パン パン パン パン!!
グチュ グチュ グチュ……


ミドリ「ね、お願い、一緒に、イって」

シンジ「うん……うんっ……っ!
    イク、よ……」

ミドリ(やっぱり、欲しい。夢みたいに、シンジの精液……)


パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!

ミドリ「あっ! あっ! あっ! そのまま、中に……」ビクンビクン

パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!

パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!

パン パン パン パン!!
ジュプ ジュプ ジュプ……!



シンジ「っ」

グイィィ……

ミドリ「きて、一杯、出して、中出し……っしてっ!」

シンジ「っ だめ、だよ。出しちゃ……ぁっ」



ミドリ「お願い……あとで、薬飲むから……」

ギュゥゥゥッ







シンジ「……っく、もう、がまんできなっ……あ」ビクン

ミドリ「んぃっ! ぃ、ぁああああっ……!」ビクンビクンビクン!!



ビュルルルル!!!





シンジ「あ、抜かないと……っ」

ミドリ「だめぇ……」

ギュ……

ミドリ「……もうちょっとだけ、頂戴……っ あっ」

ビュルル……ビュ……

ミドリ「……あ……は……」

シンジ「もう……あ、は……」

ヌポッ

ミドリ「アンッ! やだ、抜いちゃ……」

シンジ「……っ はぁ、はぁ」



ピュ……












シンジ「……ど、どうするのさ。中に、出ちゃったけど……」

ミドリ「……ん」

スッ

シンジ「あ……」

ミドリ「……綺麗に、してあげる……」

シンジ「……ミドリ……中に出た精液、どうにかしないと」


ミドリ「薬飲むから、ダイジョーブ。
    それより、その精液まみれのチンポ……頂戴」トロン



シンジ「え、あ」

ミドリ「……いただきまーす」

アムッ


………………

…………

……

**********




ミドリ「とまぁ、そういうわけで……」

白綾波「……中に、射精した?」

黒アヤナミ「……妊娠……?」

サクラ「お、お薬は二人とも飲みました!

    ていうか、ミドリちゃんも中に出されとったんやん!
    なんで嘘ついたん!?」

ミドリ「アレは中出しに入らないっしょー? だって途中で抜いたもん」

マリ「でも中には出した、確かに子宮の感触を感じていなかったかね?」

シンジ「……はい。感じていました」

マリ「どっちにも中出ししたんだ……
   私達もまだなのにー?」グリグリ

シンジ「すみません……すみません」

マリ「はい、ギルティ!!」





アスカ「……」ピコピコ

白黒「「……」」



マリ「……じゃ、次はサクラちゃんの番だね」

サクラ「はぁ~……ウチはミドリちゃんほどフェティッシュな話聞けませんけど……?」チラ

ミドリ「おいサクラ……ナニ人の唇見てんのよぉ?」

サクラ「いや、その、改めて見ると、セクシーやな、て。
    その唇で包まれるのとか考えてたら自然に目線が……」

ミドリ「ちょ、やめてよ、勝手に人の顔で興奮すんなし!?」



アスカ「……さぞ、気持ちよかったんでしょーねぇ」

シンジ「……っ」

アスカ「……フン」



黒アヤナミ「唇……」プニプニ

白綾波「うすい……」プニプニ




マリ「さて、じゃあ、どんな普通のセックスをしたのか、聞かせて貰おうか?」ニヤニヤ……




………………

サクラ説明中

………………


黒アヤナミ「現在の年齢、概算でも二十歳は超えている」

アスカ「それなのに、見た目14歳の男子捕まえて妹プレイ?」

白綾波「……敢えて、友人の妹である事を強調してた」

マリ「ギルティ!!

   十分フェティッシュ罪が適応されます」

サクラ「……控訴しません」




マリ「……はぁぁ……しかし、こうして見ると」



アスカ「……?」

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

サクラ「……なんです?」

ミドリ「……だから、唇見るなって……恥ずかしい」



マリ「……はぁぁ、すごくない?
   わんこ君のハーレム、もう既に六人よ?

   私も滾ってきたわ」



ミドリ「ちょ」

サクラ「まっ」






ミドリ サクラ「「えぇぇぇぇ!?!?」」






アスカ「あ、もうハーレムに組み込むの決定なんだ?」

マリ「当然んっ! とくにサクラちゃんはすでに目をつけていたからね。
   しかし、私の誘いを断っておきながらつまみ食いとはけしからぁぁん!!」

サクラ「つまみ食いは、認めますけど……
    え、でも、なぁ?」

ミドリ「……うん」




白綾波「議長」スッ

マリ「なんだね、白ナミ君」

白綾波「罪人がハーレムの参加へ難色を示しているようです」

マリ「……どうなの?」


ミドリ「……ん、とさ」

サクラ「……ハーレムの、あり方に、ちょっと疑問、ていうか……」




黒アヤナミ「……何か駄目だった?」

サクラ「ナニがダメかって言うと倫理的に
    ダメのオールオーバーなんですけど……

    とくに不安なのが……その、横のつながり、です」

黒アヤナミ「……横の」

アスカ「……繋がり……

    ああ……なるほどね」

マリ「どゆこと?」

アスカ「あんたは頭ん中百合畑だからわかんないでしょうけど、
    こいつらは、女とセックス出来るかどうかわからない、って言ってんの」



マリ「……」ポク



マリ「……」ポク



マリ「……」ポク




マリ「ああっ! そっか、百合ってマイノリティか!」チーン

アスカ「気づくのが遅い!」ペチン

マリ「ああんっ……」


ミドリ「……あの、正直、シンジとセフレになるのは一向に構わないんだけど」

黒アヤナミ「セフレ……」

ミドリ「あれ、違う?」



白綾波「……私達は、セフレじゃない。
    心から、碇君と一緒に居たくて……」

黒アヤナミ「でも、他のみんなも、近しいくらい大切で」

白綾波「その結果が、このハーレム」




ミドリ「……恋愛感情、バグってんじゃないの?」



マリ「……そーかもね。
   確かに、常識的にはバグってるかも。

   でもそれって、キミが経験してきた世界の常識、でしょ?」

ミドリ「……うん」

マリ「古来よりハーレムは普通に存在してきた。
   力ある男が、養えるだけの女を囲う。
   それが認められている国もある……」

サクラ「まぁ、そうやね」

マリ「認められてない国もある……」

ミドリ「うん」



マリ「でもその全部が滅んだ」




ザワ……





マリ「……新しい世界には、新しい愛の形、吹かせても良いんじゃない?」ニヤリ


アスカ「私は文句いう気はないけどさ。
    あんたも相当、ネジ飛んでるわよね」

マリ「おかげで姫ともこんなに仲良くなれたしね」ギュッ

アスカ「盛るな」グイ



ミドリ「……新しい愛の形、かぁ」

サクラ「……」ドキ



ミドリ「ごめん……じつはさ、ショージキ……
    シンジに対してあたし、恋愛感情持ってるかどうかわかんないんだわ」




マリ「え」

アスカ「は?」

白黒「「?」」

サクラ「っ……なに、言ってるん?
    あない大胆なセックスして……」

ミドリ「あたしは、セックスしたかっただけ」

マリ「そ、そっかぁ……
   なんだ、そっかぁ……」



ミドリ「……でもさ。
    ドキドキは、したんだよね」



マリ「うん?」


ミドリ「……あの部屋で、閉じ込められて、
    不安で落ち着かないあたしを、サポートしてくれて……

    最初の印象はナヨナヨしてるなって思ったけど、
    意外と、男らしかったり……

    そういうの、良いなって思った」

アスカ「……」ピクッ

ミドリ「でも、それだけでハーレムの一員ってのは、ちょっと違うと思う。
    ……あたしはシンジへの気持ち、足りないと思う」



白綾波「……」

黒アヤナミ「……」




マリ「……そっか、ミドリちゃんなりに、真面目に考えてそう言ってるんだね」

ミドリ「うん。

    このままだと、あたしも後悔するかもしれないし、
    ハーレムに入ってもなんかハマらないかもしれない。

    だから、シンジとは、セフレを前提にナカヨクしたいつもりなんだよね」

シンジ「え、セフレ……!?」



ミドリ「……ダメかな?」



サクラ「だ、ダメに決まってるで……」

マリ「それはそれでいいんじゃない」

サクラ「マリさん!?」

マリ「セックスから始まる恋愛も、あるかもしれないし。
   それにわんこ君の事、嫌いじゃないんでしょ?」

ミドリ「うん。好きだけど、恋愛の好きかどうか、まだわかんない。
    気持ちよくしてくれるから好きなだけかもしれない」

アスカ「……そういうのもあるんだ」

白綾波「好きって、色々ね」

黒アヤナミ「そうね」




マリ「サクラは、気持ち的には十分だよね」

サクラ「そーですけど……女性とするってのが、まだ、あんまり……」

マリ「……そっかぁ。
   その点 ミドリちゃんはどう?」

ミドリ「女の子を相手にするってこと……?
    うんん……」

マリ「話を聞く限りだと結構素質あるよねぇ。
   サクラちゃんをリードしたのはキミでしょ?」

ミドリ「……うん。まぁ、あの時は出来上がってたから」

マリ「……じゃあ、3Pとかならできそう?」

ミドリ「それでも相手によるよ。
    サクラは、まぁ、気心知れてるし……かわいいし?」

サクラ「お、おぉう。そう言われると気分はいいけど……
    でもなぁー……ウチ、女の子に対して攻めれるか……」



マリ「……ふーぅん?」



アスカ「……あーあ」

白黒「「?」」


アスカ「……わかんない?
    
    ミドリはサクラならイケるって言ってるし、
    サクラは、責めるのは無理でも責められるのを一度は受け入れてんのよ」

白綾波「……なるほど、じゃあ」

黒アヤナミ「二人で、練習するといい?」



サクラ「……」チラ

ミドリ「……」チラ



サクラ「いや、そのぉ……急にそういうことをするっていうのも」テレリ

ミドリ「違うっしょ……?」テレリ

マリ「…………」ニコニコ




マリ「まぁ、私的には、今回の『つまみ食い事件』を、不問としてもいいと思ってるよ」

サクラ「……は、はい」

ミドリ「……ふぅ」

マリ「でもねぇ。今後も彼と性的接触を継続的にするつもりなら……
   ちょっとはこっちに筋を通してもらいたいなぁ?」

サクラ「それはつまり」

マリ「ハーレムへの参加。……私は、かなり大歓迎」

アスカ「……」ジロリ

ミドリ「はい、質問……例えば、さぁ?
    気を悪くしないで聞いてもらいたいんだけど」

マリ「んー?」



ミドリ「例えば、私がハーレムに参加しなかったとして、
    シンジ側から求められたりしたら、どうなの?」チラ

シンジ「っ……」






マリ「……あー」



アスカ「それは、無い」


ミドリ「……ふーん?」

アスカ「こいつが自分から、手を出していいかわかんない奴に手を出す事は、
    無い。

    あるとしても誘惑されたり、お願いされた時だけ」

シンジ「……」

ミソリ「……ごめん。調子乗った。
    わかったよ。シンジとシたけりゃハーレムに参加、でしょ?
    覚えておくけど、メッセのやり取りくらいは、いいよね?」

端末「オス」

マリ「流石にそこまで束縛するつもりはないよ。
   女友達も居て結構。
   
   あとまぁ、『つまみ食い』くらいなら私は全然許容します。

   だけど一つだけ注意」

グイッ

シンジ「わぷっ」モニュン

マリ「うちのワンコは、
   うちのモノ、なので……サクラちゃんならわかるよね?」ナデナデ

シンジ「……」(////

サクラ「そうですね。確かにちょっと軽率やったと思うわ……」

ミドリ「……」




マリ「それじゃ、コレにて閉廷!」

アスカ(会議なのか裁判なのか……)

白綾波「……私は仕事の方に戻る」

黒アヤナミ「私も……これで」

アスカ「この磔にしたバカはどうすんの?」

マリ「このまま眺めてるのも良いか」

シンジ「……」ズーン



ミドリ「じゃ、あたしらはそろそろヴンダーに戻らないとね」

サクラ「そうやね。すみません、お邪魔しました」

マリ「またねー」ヒラヒラ




………………

………………

十数分後

シンジ「あぁ、ようやく動ける……」



サクラ「あのー、すみませーん……忘れ物ー……」

シンジ「あ、うん。どうぞ」

サクラ「すみませんね。さっき座ってたところに、あると思うんですけど……」ゴソゴソ


ミドリ「お邪魔しまーす」ヒョコ

シンジ「あ、どうも」


ミドリ「……」ジーッ

シンジ「?」

ミドリ「ね、あんた今端末持ってる?」

シンジ「あ、うん、そこに置いてあるけど」

ミドリ「アドレス教えて貰ってなかったからさ、教えてよ」

シンジ「うん。えっと、どうやるんだっけ」

ミドリ「連絡先の登録も教えたげるから、ホレ、見して」

ススス……ス

サクラ「ありました-! 飛行ユニットのカギ落としてたんですわ-。
    コレで無事帰れます」

ミドリ「これで、OK」

シンジ「うん。わかったよ」

サクラ「……えーなぁ」ボソッ


ミドリ「いや、サクラもしときなよ」

サクラ「うん。ウチも碇さんとメッセのやり取りしたい」

シンジ「えと、いいけど。あんまり長文とかは打てないと思うよ?」

サクラ「ええんです。連絡先しっとるってだけでも嬉しいですし」

ミドリ「ほら、おしえてやんな」

シンジ「うん。……この画面、かな?」

サクラ「おっけーです。ありがとうございました。
    それでは……っ!」

スタタ

ミドリ「んじゃ、あたしも行くわ」

シンジ「うん。気をつけてね」

ミドリ「あ」

シンジ「え?」

ミドリ「後ろ」

シンジ「なに?」フイッ

グイッ



ミドリ「嘘。なんでもない」

チュ




シンジ「んひっ……え?」

ミドリ「またね。シ ン ジ」

スタタタ……






シンジ「……う、うわ」ドクン  ドクン……

……………………




11日目 水曜日 午後

1 シンジ   検査
2 アスカ   休暇
× マリ    会議?
4 白綾波   休暇
5 黒アヤナミ 休暇

6 アスカの本音

7 白綾波の本音

8 黒アヤナミの本音

9 その他

>>直下


……………………

第三村 病院



トウジ「いやぁ、災難やったなぁ。
    落盤事故ってきいとるが……」

シンジ「うん、でも実際何か被害にあったわけじゃないから、検査とかは必要ないと思うんだけど」

トウジ「何言うてんねん。事故の後は検査しとき?
    気付いてへんねやろけど、
    大きな事故では結構小さい傷も多いんや、こことか、ここ」チョンチョン

シンジ「うわっ 痛った! しみる……」

トウジ「ほれ見たことかいな。
    コレで重大な怪我でもしてようもんならヴィレの管轄で治療やで?

    第三村よりも最前線のが設備整ってるんやからな」

シンジ「……そうなんだ」

トウジ「ほれ、頭見せてみ?」

シンジ「うん」



トウジ「……」

シンジ「……え?」

トウジ「なぁ、お前……」ザワ……

シンジ「……な、なに」ドクン……

トウジ「……お前、一緒に閉じ込められたの、女か」

シンジ「え」ドキ





トウジ「……傷はないけど……キスマークがあるで ピンクの」





シンジ「っ」パシッ

トウジ「せんせぇぇぇぇぇえええええええ?
    やりまんなぁ? ホンマそういうとこリスペクトっすわぁぁぁ????」ニヤニヤニヤ

シンジ「ち、違くて、……これは」(////

トウジ「っはー! かなわん。こんな色男診とったら色男が伝染ってまう!
    ワシは嫁はんにだけモテればええねん!」

シンジ「はぁぁ……」

トウジ「はいはい、診察終了。
    レントゲンも問題ないみたいやから帰ってケッコー

    明日からはイチャイチャせんと仕事してな?」

シンジ「はい、わかりました、先生」

トウジ「だっははははは。気をつけや、喰われんようにな!」



……………………


病院の外

白綾波「……」ピクッ

シンジ「あれ、綾波?」

白綾波「検査は?」

シンジ「大丈夫だよ。何もない。
    ちょっとかすり傷があったくらいかな」

白綾波「よかった……」

シンジ「迎えに来てくれたの?」

白綾波「ええ」

シンジ「そっか、ありがと。
    まっすぐ帰る?」

白綾波「……少し、寄り道したい」

シンジ「うん」



………………

新居住区周辺



白綾波「……」

シンジ「……」

白綾波「……」

シンジ「……あ、あの」

シンジ(こっちの方向って、あのホテルの方だけど……)トクン……



白綾波「……碇君、昨日は大変だったわね」

シンジ「う、うん、まぁね」

白綾波「……事故って、結構あるの?」

シンジ「うん。やっぱり古い建物に行くわけだから、つきものだよ」

白綾波「そう。少し心配……」

シンジ「でも誰かがやらなくちゃいけない仕事だから……」

白綾波「……そう。
    でも、アスカが一番取り乱してた。
    何かフォローを入れるべきだと思う」

シンジ(そう言えば、アスカ泣いてたな……)

シンジ「うん、そうだね。心配かけたし……うん」

白綾波「マリも、ああ見えて結構落ち着かない様子だった。
    貴方が北上さんたちと一緒にあられもない姿で見つかった時に、
    変に逆上してしまったのを後悔していた」

シンジ「う、うん」

白綾波「……因みに、私達は状況的に大丈夫だと思ってはいたわ。
    ただ、まさか浮気してたなんて思わなかったけど」ジロリ

シンジ「うっ」

白綾波「彼女たちがハーレムに加わるかどうかはさておき……

    私は、アレを浮気だと、思っている……」モジ モジ……

シンジ「あ、う、……うん」

白綾波「……………………」

シンジ「……ご、ごめんなさい……」




白綾波「……」

シンジ「……」


スタスタ

スタスタ……








白綾波「……やめた」ピタ

シンジ「え?」

白綾波「……ちょっとだけ、ズル、したかったけど、
    やめたの」

シンジ「ズル、って?」

白綾波「……碇君を連れ出して、内緒でセックス。
    したかった」

シンジ「っ……」ドキッ



白綾波「碇君と恋人関係になりたい。
    そう思う気持ちは確かにある。

    本当は……独占欲も……ある」

シンジ「……そう、なんだ」

白綾波「……でも、黒い私も貴方が好き。
    私は、どっちも大事にしてほしい」

シンジ「……」

白綾波「アスカも、マリも、
    私達を大事にしてくれる。

    だから、好き」

シンジ「……うん」

白綾波「碇君も、私達をどっちも大切にしてくれる。
    それに、どっちもアヤナミレイである事をちゃんと理解している。
    だから、大好き」

シンジ「う、うん」

白綾波「……好きな人だけで、同じ家に住んでる。
    そして問題があったら、今朝みたいに家族会議する。

    それって、家族みたい……よね?」

シンジ「……うん。そうかもね。
    確かにそう言われると、家族っぽい」

白綾波「ハーレム、それも女の子同士も性的関係にある世界なんて、
    世間からすれば歪んでるかもしれない。

    でも、私、今の家が……好き」

シンジ「……」

白綾波「碇君は?」

シンジ「僕も好きだよ。
    みんなの事、好きだ。


    あの家が好きだよ」


白綾波「よかった。

    それを聞けて満足だから、今はしない」ニコ

シンジ「そ、そう」

白綾波「……少し不安だったの。
    碇君は、今の関係をどう思ってるんだろうって。

    聞いてみたかったから、だから私の方から全部話してみた」

シンジ「綾波がそんなに長く話すの、珍しいなっては思ったけど、
    そんなつもりだったんだね」


白綾波「……でも、まだ不安が残ってる」

シンジ「……あの二人の事?」

白綾波「ええ」

シンジ「で、でも、あの二人はここには来ないんじゃないかな?」

白綾波「……碇君」

スッ

シンジ「っ 綾波……?」

ギュ……

白綾波「……ありがとう。抱きしめてくれて」

シンジ「……う、ん」



白綾波「碇君は……人に好かれる素養がある。
    何か、天性のそれ……」

シンジ「そうなのかな?」

白綾波「……そう。だから、私達だけで占領するのは難しいかもしれない……」

シンジ「そ、そんなこと……」

白綾波「だからお願い、碇君。
    あんまり多くの人の物にならないで」

ギュゥッ

シンジ「んっ……えっと」

白綾波「……ハーレムが増えても良い。
    けど、あんまり多いと、私の分が減っちゃうから」

シンジ「……う、うん」





スッ





白綾波「……スッキリした」


シンジ「そう、ならよかったけど……」

白綾波「ありがとう。話聞いてくれて」



白綾波(……全部スッキリしたわけじゃない。

    ホントは、このままセックスしたい。
    ホテルに行って、二人だけでセックスしたい)

シンジ「じゃ、帰ろうか……」

白綾波「ええ」

白綾波(でもそれだとなんだか、全部許してしまっているようで、
    ちょっとだけ、腹が立つ……)



白綾波「碇君」

シンジ「ん?」



白綾波「……セックス、したかった?」



シンジ「えっ。あ……」

白綾波「……」

シンジ「……っ えっと……
    したいのは、したいけど、気分じゃないときは、ね?」

白綾波「そうね」

スタスタ

シンジ「……」ドキドキ

スタスタ





白綾波(ちょっとだけ意地悪したかった。
    ので、満足)




…………

…………


11日目 水曜日 夜

1 シンジ
2 アスカ
3 マリ
4 白綾波
5 黒アヤナミ

6 リツコとサクラとミドリ

7 その他

>>直下


……………………


ヴンダー

リツコの部屋



リツコ「……そう、そんな事があったの」

サクラ「大変でしたよもー……まぁ、碇さんがしっかりしてましたので?
    特に問題なく出てこれましたが」

ミドリ「特に中で危険だったわけでもないし……
    シンジに助けられたとかそういうわけじゃないんですけど?」

リツコ「ふぅん」



ミドリ(流石にそこで何があったかは言えないケド……)





リツコ「……随分、ナカヨクなったみたいね。
    シンジ君と」

ミドリ「別にそんなわけじゃないですけど」

リツコ「貴方が彼を名前で呼ぶようになるだけでも、それなりの親密さを感じられるわ」

ミドリ「……そりゃあ、あの人とナリみれば認識も変わりますし……
    あたしも、ちょっとは大人になったってだけです」

リツコ「そう。
    監査としても研修としても有意義だったかしら?」

サクラ「第三村の雰囲気を感じるには十分有意義やったと思います。
    それに馴染みのある人との接触も、心身ともに休まる要因になるかと」

リツコ「それじゃあ、研修制度の方は継続してみる?」

ミドリ「え、継続とかあんの?」

リツコ「……というか、ね。
    実はこの制度……」

サクラ「ごめん、ミドリちゃん。この制度ホンマは、離艦希望者向けの制度やねん。
    こっちで仕事する席を残しつつ第三村の雰囲気を感じて、
    どっちが自分にとってええか、考える。みたいな?」

ミドリ「……なるほどね」

リツコ「勿論、表向きはただの監査と研修だから。
    継続を希望しない場合はそのままヴンダーに残ってもらって結構よ」

ミドリ「……はい、まぁ、次の機会があったらまた行ってみたいとは思いますけど」

リツコ「……そう。
    ただ、離艦希望の意思があると認識されるから、
    必要な時はちゃんと戻ってくるようにね」

ミドリ「はい」

サクラ「……では、報告は、コレで……」

リツコ「最後に一つ聞かせて頂戴」

サクラ「はい、なんでしょう」




リツコ「……真面目な話よ。

    この研修中に、エヴァパイロットのいずれかと性的接触をした?」


サクラ ミドリ「「!?」」ビクッ


リツコ「……正直に、言って頂戴」

サクラ「あ、あのあのあのあの」

ミドリ「……しました」

サクラ「ミドリちゃん!!」



リツコ「……そう。誰と?」

ミドリ「……碇シンジ」

リツコ「………………」



サクラ「はわわ……」



リツコ「……貴方達、シンジ君の事は好きなのかしら?」

ミドリ「それは、必要な質問ですか?
    それともプライベートな質問ですか?」

リツコ「っ……ごめんなさい。
    気がはやったわ。

    ちょっと、疲れてるの。許して頂戴」

ミドリ「……そっすか」

リツコ「……ふぅ……だめね。ほんと、どうかしてたわ」

サクラ「……」

ミドリ「……」

リツコ「プライベートな事を聞きたいわけじゃないの。
    デリカシーがなかったことは、本当に申し訳ないと思ってる。
    でもこれ以上の話はまだできない。
    貴方達には荷が重いかもしれないから……

    今あなたたちから聞いたことは私の胸の内に置いておくわ。
    もしよかったら、貴方達も私に聞かれた事、忘れてくれるかしら?」

サクラ「……いいんですか? 私達、監視対象と……したんですよ?」

ミドリ「……」



リツコ「確かにある程度の処罰もありうる。
    残念ながら艦長には報告しなくちゃだけど、それ以外には口外しないと約束するわ。
    処罰にもならないように配慮する。

    次から、誰かに聞かれたら嘘をつきなさい。良いわね?」


ミドリ「はい」

リツコ「……とはいえ、今の彼らとの接触をしたその身体は検査が必要よ。
    全部内緒にしておくから、簡易ハーモニクステスト受けて頂戴」

ミドリ「別に、変な所なんてないですけど」

リツコ「……セックス、したんでしょう?
    外部に影響なくてもATフィールドは中和されてる。
    影響の度合いによっては治療の対象だから」

ミドリ「えーなにそれ……えー?」

サクラ「そ、そんなに強力なモノなんですか?」

リツコ「わからないから調べるのよ。
    安心して? この検査は貴方達の身体を守るためのもの。
    変な事は聞いたりしないから」

サクラ「……そう、ですか」

リツコ「ああ、そうそう」




リツコ「ついでに、妊娠検査もしておく?」




ミドリ「……ぁ」モジ

サクラ「……う、うーん……大丈夫、だと思いますけど」モジモジ



リツコ「ダメね。可能性があるならします。
    検査要項に書いておくわ」


………………

11日目 水曜日 深夜

1 シンジ   睡眠中
2 アスカ   睡眠中
× マリ    会議
4 白綾波   睡眠中
5 黒アヤナミ 睡眠中

6 アスカ『少しだけ素直になってみた(酒』
7 マリの会議
8 その他

>>直下


アスカ「……」

シンジの部屋の前


コンコン


シンジ「ん、はい?」

ガチャリ



アスカ「……」

シンジ「なんだ、アスカか」

アスカ「ぃれて」

シンジ「え、うん……うん?
    アスカ、もしかして、酔ってる?」

アスカ「……ぅん」

シンジ「そ、そう」

アスカ「……ぃれて」

シンジ「わかったよ……」



……


部屋の中

シンジ「どうしたの?」

アスカ「……ん」

ギュ…



シンジ「……アスカ?」

アスカ「……心配した」

シンジ「……」

アスカ「昨日は、滅茶苦茶、心配した」



シンジ「うん。ごめん」

アスカ「………………」

ギュウウウゥゥ……



アスカ「……」

シンジ「……」

ギュ……





アスカ「私……シンジの事、好きだわ。
    自分が思ってたより、ずっと、好きなんだって気づいた」

シンジ「……」

アスカ「昨日、ぁんたが事故に遭ったって聞ぃて……
    なんとか、落ち着き払って迎えに行こぅしたけど……
    だめだった。

    ぁんたが、万が一……なんて考ぇたら。
    もう、だめで……」

シンジ「……うん」

アスカ「……で、無事なぁんたみたら、ぁの様よ。
    だらしなく、みっともなく泣ぃちゃったわ……」

シンジ「……そうだったね」

アスカ「……でもアレ本心だから」

シンジ「うん、ありがとう。迎えに来てくれて……」



アスカ「ぁん時は、ぁんたが何してたかピンとこなぃくらい取り乱してた。
    ただ、無事でよかったって……ん」

シンジ「うん。心配かけてたのに、あんなことしてて、ごめん」

アスカ「……」

シンジ「……」




アスカ「私は、ぁんたを……ずっと、手元に置ぃておきたぃ。
    知ってると思ぅけど……独占欲、強ぃから……」

シンジ「……ん」

アスカ「私が縛りつけたら、それに従ってくれると思ぅし。
    ……きっと、本気で、あんたをみんなから奪ぃ取ろぅとしたら……

    ぁんたも着ぃてくる気がする……」

シンジ「……」

アスカ「……でもさ、なんか、違ぅのよ。

    ぁんたって、みんなに好かれてる。

    遺伝子レベルでぁんたの事が好きな白黒達に
    親の代からぁんたに恋してるマリ……コネメガネ

    その気持ちとか、考ぇるとさ……」

シンジ「……」

アスカ「……そうぃぅところ」グニ

シンジ「んっ」

アスカ「こぅぃぅ話してる時ってさ、
    『僕はアスカが好きだよ』とか『アスカが一番だよ』とか
    嘘でもぃぅもんじゃなぃ?」

シンジ「……ごめん」




アスカ「……はぁぁ……
    でも困ったことに、そういう事を言わないアンタが……好きなのよ……」




コツン……

シンジ「……うん?」

アスカ「わかんなくていいわよ。
    あんたは女心を分からないままに弄んでいい。
    もう、これだけ惚れたら私の方が離れられないんだから……」

シンジ「……」


アスカ「でもね。やっぱこれだけは、譲りたくないし、譲らなかったし……

    最後まで覚えてて欲しい」

グイッ

シンジ「ん」

アスカ「……あんたの初めての相手は私。
    一番最初は、私なのよ」

シンジ「……うん」

アスカ「あんたの一番は、私だから。
    覚えておきなさいよね」

シンジ「うん」

アスカ「……」

シンジ「……」



アスカ「めんどくさぃ女で悪かったわね」

シンジ「……でも、そんなアスカが好きだよ」

アスカ「っさぃわ。わかってるっつーの。
    ぁ、言っとくけど、今日はセックスしなぃから……」

シンジ「……あ、うん」

アスカ「白黒と話してたのよ。今日はちょっと意地悪したぃ気分、てね」

シンジ「え?」


アスカ「昨日一杯シたでしょ? 今日は我慢なさぃ。
    それが罰」

シンジ「あ、あはは……うん。ごめん」




アスカ「……それとも、無理矢理……する?」クイ

シンジ「っ……」ドキッ

アスカ「……」

シンジ「……」



アスカ「偉ぃわね。『待て』ができるんじゃん」

シンジ「……アスカまで犬扱いするの?」

アスカ「イヤなの?」

シンジ「………………どうだろう……」モジモジ

アスカ「まぁ、だれも本気で怒ってるわけじゃなぃけど、
    今は全部我慢して受け入れる方が利口ょね。

    それがわかってるだけでもいい。
    私は許すわ」

シンジ「はい……」



アスカ「はぁ、でもアンタ、覚悟しなさいよ?
    今にこのめんどくさいのが、あんたの不始末のせいで二人も増えるんだからね?」

シンジ「え、いや、でもあの二人は……え?」

アスカ「このチャンスをコネメガネが逃すと思う……?」

シンジ「……まさか……?」



……………………



ある通話記録

リツコ「……マリ? 通話の方は大丈夫?
    誰にも聞かれていないかしら?」

マリ「OKでーす」

ミサト「こちらも、人払いは終わったわ」



リツコ「……お察しの事だろうとは思うけど、ミドリとサクラの件よ」

マリ「私はなんも関与してませーん。
   ていうかもうバレたのっ?」

ミサト「本当に貴方の先導とかじゃないのね?」

マリ「そうだよ。
   あの子たちは勝手にうちのわんこで初体験しただけ。
   正直、最初は大分こっちもムカついたんだけどね」

リツコ「あら、貴方はサクラの事をハーレムに加えたがってなかったかしら?」

マリ「そ-だけどさ。
   一回誘ってはっきり断られたんだよ?
   それなのに隙あらばヤっちゃうってズルくない?」

ミサト「まぁそれは否めなくもないけど、
    その辺の話はついたんでしょ?」

マリ「うん。あの子らは、まだハーレムに入る気はないみたい。
   ミドリちゃんに至ってはセフレ宣言してたよ」

リツコ「いまどきの若者ってそんな感じなのかしら?

    まぁいいわ。
    とりあえず彼女たちが碇シンジとの性接触で身体的ダメ―ジを負っている様子はなかった。

    ATフィールドにも異常なし」

マリ「それはよかった」

リツコ「……ただ、簡易だけどハーモニクステストを実施した際に、少し異常値が出たわ」

マリ「……へぇ」


リツコ「シンクロ率の上昇がみられた。
    パイロットレベルではないにしろ、一般人の中では異常値よ」



マリ「……影響された? 碇シンジに……?
   いや、エヴァパイロットだからってことかな?」


ミサト「そう考えるのが妥当でしょうね。
    彼女たちに素養はなかったし、ね」

リツコ「A-10神経が刺激され、発達した。
    貴方達、クローンのように人為的にではなく自然に上昇しつつある。
    そのトリガーとなるのが碇シンジなのか、それとも貴方達エヴァパイロット全員なのか……」

マリ「……ATフィールドの操作が原因?」

リツコ「だとしたら、貴方達が他の誰かと接触しても起こりうる事よね」

マリ「確かにねぇ……でも、無意識って言っても
     仲良くなりたい相手とじゃないと中和は発生しないでしょ?
   逆に触れてほしくない人にはATフィールド強化しちゃうと思うし」

リツコ「そうね。碇シンジがあの子たちを望んだからこそ、
    A-10神経に働きかけがあって、発達した」

マリ「……まって? その神経って、確かにシンクロ率に関係するけど……」

ミサト「流石ね……」



リツコ「そうよ。ご明察。A-10神経は感情の入り口。
    そこに作用したっていう事は、貴方達は人の感情に無意識に手を加えている、という事になる」

マリ「……えーっと
   サクラちゃんはともかく……
   じゃあミドリちゃんがわんこ君を受け入れちゃった、というか、
   わんこ君とセックスしても良いよって思っちゃったのって……?」

リツコ「そう。A-10神経に、『好き』という情報を埋め込まれたら、
    ある意味一目惚れみたいな状態になる。
    だから」

ミサト「ミドリちゃんが抱いてる感情は、勘違いの可能性もある。
    それも、シンジ君と接触する度にその感情を呼び起こされるってこと……」

マリ「あちゃー……え、因みにそれ私達も作用してんの?」

リツコ「先日、サクラちゃんがそっちに行ったでしょ?
    その時のデータから見るに、貴方達にはある程度の耐性があるみたいで影響力は低いわ。

    でも、耐性も無い、しかもシンジ君への感情がほぼゼロだったあの子が、
    シンジ君と一度の接触で親密になると言う事を考えると……」

ミサト「今後、ミドリちゃんと彼との接触は最低限にするべきね。
    例の研修も一時取り消しにした方がいいと思う」




リツコ「……そうね」



マリ「ちぇー……もっと仲良くなれるかと思ったんだけどにゃー」

ミサト「貴方達エヴァパイロット間での性行為に関しては黙認するけど……
    うちのクルーまで巻き込まれると大変なのだけど?」

マリ「……でも、知ってるよ~?
   近々そっちも人員縮小する予定でしょ?」

ミサト「……誰から聞いたの?」

マリ「伝手は色々。それに、その人員縮小もある意味私のお陰でしょ?

   で、人員縮小に当たって離艦希望者の容認も進んでる。
   だから第三村の監査研修なんて制度設けてるんだ」

ミサト「……あーあ、やだやだ、
    察しのいい人と話すの嫌いなのよねー……

    そうよ、あんたのもたらした情報のお陰でもうこっちは最終決戦準備がほとんど整ってて、
    あんたの欲しがってるサクラちゃんもミドリちゃんもいつでも離艦できる位には整ってる。

    でも急に『男ができたから離艦します』じゃあんまりでしょ?」

マリ「そうだよねー……」






リツコ「でもね、ミサト……もしも、
    ミドリちゃんがどうしてもシンジ君がいいって言い出したら、どうする?」

ミサト「手遅れだった場合ってこと?」

リツコ「それもだけど……
    離れてから、よく考えて見て、
    やっぱり勘違いなんかじゃない、とか思った場合……

    あの子じっとしていられるかしら?」

ミサト「……」

リツコ「サクラちゃんもそう。
    ずっと思ってきた彼に女にしてもらえて……

    ハーレムでもいいから、彼のそばに居たいと望んだとしたら……?」

ミサト「……うんん……? 意思は尊重したいけど……
    でもそれって 結局ハーレムの一員になるってことでしょ?
    なんか、それって……」

マリ「……」





1 リツコ「現状維持……ってのはどうかしら?
      碇シンジとの接触で彼女たちがどうなるか、要観察だけど
      研修にも行かせる、ってことで」
  ※現状維持 サクラとミドリの拠点はあくまでヴンダー


2 ミサト「いや、流石にそれをはいいですよとは出来ないわよ。
      艦長としても、彼女たちを導いてきた大人としても……
      しばらくの間、彼女たちと碇シンジの接触を抑制するようにします」
  ※禁止とは言ってない。


3 マリ「女の幸せは、人それぞれだよ?」
  ※転居フラグ


4 その他



飯とか色々なのでその間の多数決で
10時頃続き書くかも?
この辺が処理終了したら次スレ作るかも



マリ「……女の幸せは、人それぞれだよ?」

ミサト「……」

リツコ「……」



ミサト「……それ、私達に言う?」

リツコ「……痛いわね。
    耳と心に……」

マリ「そーぅだよねぇ?
   でもある意味、貴方達こそ言える言葉でもあると思ってる」

ミサト「……」

リツコ「……」

マリ「……知った風な口きいてごめん。

   でも、もしもあの子たちがこっちを選んでも安心して。
   色々と、良くしてあげるから、ね♪」

ミサト「……はーぁぁ……ホントにそうなったらどうしてくれんのよ?」

マリ「そりゃあもう、色々と、ねぇ?
   でも、大丈夫。寂しくなんかさせないよ。それだけは絶対約束する」

リツコ「……まぁ、しばらくは様子見してあの子達の反応次第、かしらね」

マリ「そうだね。結局本人たちの意思がないと出来ない事だし、
   そればっかりは私も曲げられないにゃー……」

ミサト「あー……でもなぁ、私実はヒデキとミドリは絶対くっつくと思ってたのに……
    まさかシンちゃんに取られるなんてなぁ~!?」

リツコ「出た出た……人の恋愛に興味持ちすぎよ。
    さっきの言葉、響いてないんじゃないの?」

ミサト「ズッシリ乗っかってるわよ。
    でも私が女の幸せ追いかけたらヴンダーはどうするのよ」

リツコ「マヤにでも任せれば?」

マリ「マヤさんトップだと男の子がドMに目覚めるか死ぬかのどっちかだと思うので却下」

リツコ「って事は、しっかりしてそうなのだとやっぱりマコト君かしらね」

マリ「スミレさんに一票!」

ミサト「私まだ辞めるなんて言ってないんですけど???」

リツコ「あら、加持農園は従業員募集中って手紙、来てなかったかしら?」

ミサト「ぬぐぅ……」

マリ「……あ、ごめん。同居人が起きちゃうかもしれないから、通話コレで終了で良い?」

リツコ「ええ。遅くに始めてごめんね。
    あとは彼の寝どこにもぐりこむなり、好きにすると良いわ」

マリ「あ、彼は今浮気の罰として禁欲中です」

ミサト「ぬるいわねぇー 浮気されたらちんこもぎ取ってやんなさいよ」

リツコ「それだと加持君何本抜かれることになるのかしら?」

マリ「あー、ちんこもぎ取るのもマイナス宇宙で観たけど、
   あれ最終的にわんこ君悦ばせちゃうからダメだぁ」

ミサト「……あ、そう」

リツコ「どういう理屈でそうなるのかしら……? て言うか可能なの?」

マリ「今度話すねー、じゃ、おやすみぃー!」

ブツゥン


………………


12日目


サクラの部屋

サクラ「……」

ゴロン

サクラ「……はぁ……」

ゴロン

サクラ「……ふぅ……」

ゴロン

サクラ「ぁー…………」



コンコン

ヒデキ「多摩ですけど」

サクラ「あ、はい、どうぞ」ムクッ

ウィーン

ヒデキ「……うわ」

サクラ「うわ、て何よ?」

ヒデキ「……サクラが、乙女の顔してる」

サクラ「……」


ブワチーン!!


ヒデキ「……自分で頬叩くってさ、それ男の気合いの入れ方ってイメージだよね」

サクラ「ごめん。ヒデキ君。ウチ不器用やから……
    で、何か用?」

ヒデキ「……実はさ……例の第三村監査研修、ミドリが行ったって聞いて……」

サクラ「……あー、うん。そーやで。
    ちょっと色々あってウチが連れてったんよ」

ヒデキ「そうなんだ……」


サクラ「え、も、もしかしてヒデキ君……」


ヒデキ「あ、そういうんじゃないんで。
    年近くて男女だからってそう言うんじゃないんで」


サクラ「あ、ごめん」

ヒデキ「いや、俺、ミドリがなんか嫌なことあって離艦希望してんのかなって思ってさ。
    大丈夫かなって……」

サクラ「……ごめんなぁ。勘違いさせて……
    あの研修誘ったのウチやねん……」

ヒデキ「え?」

サクラ「カクカクシカジカで、ミドリちゃんに碇さんと会ってみてほしかってんよ。
    あと半分はウチの下心」

ヒデキ「はー……なるほどね。
    んじゃあ、ミドリは離艦希望してるわけじゃない、と」

サクラ「……うん。
    まぁ、第三村に興味はあるっぽいけど、離艦するほどじゃ、ないと思う……よ?」

ヒデキ「……そっか、そっかぁ、良かった……」

サクラ「ヒデキ君……」



サクラ(え!? ヒデキ君、まさか、意識してないなんて言いつつも、
     実はミドリちゃんの事……)乙女回路暴走中



ヒデキ「良かった。あいつが離艦したら……人員縮小のしわ寄せ絶対俺に来るって思ったら、
    夜も眠れなくて……!!」

サクラ「あー、うん」

ヒデキ「おかげでスッキリしたよ。ありがとう。
    ……て、まさか、サクラも離艦希望」

サクラ「ウチは、んー、ちょっと、考え中。
    人員縮小は初耳やけど……
    それを機にちょっと、ね」

ヒデキ「それは、寂しくなるな……」



サクラ(え!? ヒデキ君、まさか、ホントはウチの事……!?
    そんなアカンで、ウチはずっと前から碇さん一筋で……)乙女回路暴走中



ヒデキ「ミドリが」

サクラ「セヤナー」


ヒデキ「うん、じゃ。俺これでちゃんと寝られるわ!」

ウィーン




サクラ「よかったなー……」

ゴロン

サクラ「……はぁ…………ここには、トキメキはないなぁ……」

ゴロン

サクラ「あー、もう、ホンマに離艦希望出したろかな?」



………………


13日目

ミドリ


ミドリ(マッチングアプリの通知が20件)

ミドリ(その中で、会ってみた男が二人……)

ミドリ(……どっちも、ハズレ。
    というか、全然、ピンとこない)




ミドリ(……三人目、行ってみるか?)




1 三人目を念入りに選んでみる
2 ヒデキに会ってみる
3 がむしゃらに三人目を選び、ヤってみる
4 オナる
5 その他

>>直下



ミドリ「よし!」

ミドリ(適当に選んだから良くないんだわ。
    今度は、ちゃんと意識して選ぶ!!)


ミドリ「絞り込み……で、優しくて……

    髪は、短くて良いや

    仕事できて……

    将来性有望……

    ……細身のがいいな

    年は、若くてOK

    あー、料理上手とかいいなぁ。美味しいご飯食べたい。

    よし、検索!!」


端末『検索結果 20件の着信履歴のうち、2件が絞り込みに近いと判断しました』



ミドリ「一件目……あ? コイツ昨日会ったじゃん。ナシナシ」

ミドリ「二件目……うん、こいつも、あった……」

ミドリ「……うーん」



端末『絞り込み対象に近似する登録者があります。閲覧しますか?』

ミドリ「ぽちっとな」




端末『貴方の検索内容に合致する人が一件 ありました。

   こちらの方はどうですか? 『碇シンジ』   』





ミドリ「ブフウウウウゥゥゥゥゥ!?!?!?」






ミドリ(意識しないように、してたのに…………!?)

端末『MBC値を表示します。』

ミドリ(や、やめて)

端末『メルキオール「向こうは親しくなりたそう。同僚としても有望!」
   バルタザール「意識はされています」
   キャスパー「秒読み?」』





ミドリ「あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙」





スミレ「おいおい、アンタなんて声出してんのさ?」

ウィーン

ミドリ「へっ?」

スミレ「……あん? お前……ははーん。最近何かとどこか出歩いてんなと思ったら……
    で、いい相手は見つかったか?」

ミドリ「ちょ、見ないでくださいよ」TAPTAP

スミレ「……まぁまぁ、で、どんなのと会ったんだよ?」

ミドリ「これと、これ……」



スミレ「……ふーん。似てんね」

ミドリ「誰に……?」ドクン




スミレ「碇シンジ」






ミドリ「あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙ あ゙」

スミレ「なに、これ地雷なの?
    あんた最近落ち着いてなかったっけ?」

ミドリ「……外の、空気、吸ってきます」

スミレ「ついでに飲みモノ買ってきてー」

ミドリ「はい」


ウィーン




スミレ「……あの様子じゃ。離艦するのも時間の問題かね。
    ヴンダーはあの子には狭すぎるかもしれないわ」




………………

ヒデキ「うぉっ!?」ブルブルッ

コウジ「なんだ? トイレか?」

ヒデキ「違います……なんか、謎の悪寒が……」

………………


ヴンダー通路


ツカツカツカ……

ミドリ(違うし、ホントはもっと、アタシはチャラくて経験豊富な男がイイって思ってたのに……
    離れてれば忘れるって思ったのに)


ツカツカツカ……

サクラ(あーもう……離れても、やっぱり思い出してまう。
    碇さんの事、やっぱり忘れられんし……こないだのでもっと燃え上がってもーた)



ツカツカツカ……

ミドリ(まさか、マッチングアプリ越しに……シンジの影追ってたなんて……っ
    そこまで惚れ込んでたってこと……なのか!?)



ツカツカツカ……

サクラ(あかーん。顔が火照ってまう……ヒデキ君が言ってたみたいに、乙女の顔になってまう)


ツカツカツカ……

ミドリ(だめだ男の事考えると、全部シンジになる……っ
    会いたく、なってくる…………! 会う理由探してる自分がいる……!)


ツカツカツカ

サクラ(あへぁー……あかんて、このままやと、ほんまに離艦希望出してまう……!!
    口実探してる自分がおる―……!)





ミドリ(ダメだ! そもそも、あいつとは縁も無かったんだし……
    ヤりたい……会いたいって理由だけで会える相手じゃないし!)

サクラ(アカンアカン……! ウチはここで仕事があるやんか……
    第三村に行くんは……全部終わってからや!!)



ミドリ「サクラ……?」ハァハァ……

サクラ「ミドリちゃん……?」ハァハァ……



ミドリ「……っ あ、あたし、離艦希望出す気、ないから」

サクラ「せ、せやな。ウチらには、ここに仕事あるんやし……な!」



給水所

コップ「「パシ」」

水「「ジャゴー」」

喉「「ゴクゴクゴク」」



ミドリ「……ぷは」

サクラ「はぁぁぁ……」



ミドリ「よし、冷静になった!」

サクラ「せやな。やっぱ人間、落ち着いて思考を巡らせんとアカン」







張り紙『急募!! 第三村 『なんでも屋 ケンちゃん』より
        要点観察を手伝っていただける方を募集しています!!



    急募!! 第三村 『防衛起動兵隊司令』より
        オペレーティング能力に長けた者募集!! 上記募集と兼任可能!!



    急募!! 第三村 『鈴原医院』より 
        専門知識に長けた者を募集しています。よろしゅう


    ※ 尚、希望者は新居住区に移住することができます』








ミドリ「……」

サクラ「……」












1 移住する
2 我慢する

>>ミドリ

ミドリ「……え、えっと……」グルグルグル





1 移住する
2 我慢する

>>サクラ

サクラ「あかん……ミドリちゃん、これ……」グルグルグル









………………………………


………………………………

20日目 水曜日 



マリ「はい。こちらが、新居住区の新しいマイホームになります!」

新自宅『デデーン!』



アスカ「おおー!」パチパチ

白綾波「……綺麗」パチパチ

黒アヤナミ「……素敵」パチパチ

シンジ「大きいし立派な建物だね。
    でも本当に良いのかな、僕たちで使って」



加持二世「ああ、勿論。
     建てたは良いがデカくて入居者いねーだろって言われてた建物だから、
     有意義に使ってくれ」

マリ「頼れるぅ~!」



加持二世「まぁ、建てたのは親父だけどな!」

加持リョウジ「いい家だろう?」

白綾波「……諜報関係以外に特技多すぎない?」

黒アヤナミ「しかも今は農業……」




マリ「いやぁ、こういう時が来た時の為にお願いしてたんだけど、流石だね、加持えもん」

加持リョウジ「当然だろ? しかも好きに作って良いって言われたからな。
       俺が将来骨を埋める為に作る家の、練習として使わせてもらった」

アスカ「練習台ぃ? そんなんで人住めるの?」

加持リョウジ「中に入って同じことが言えるなら作りなおしてやっても良いぞ?」







IN



シンジ「わっ! キッチンが対面式だ!
    あ、作るところ広い……!」

タタタ……

シンジ「洗濯機の近くにちゃんと洗い場も設置してる!」

タタタ……
    
シンジ「裏口にちゃんとロッカーがあるから泥汚れも家の中に入らない!」

タタタ……

シンジ「乾燥室がある!」

キョロキョロ

シンジ「家事動線が 完璧……っ」








加持リョウジ「ほれ、主夫がこれだけ感動してるが?

       だれか、文句のある人ー?」

アスカ「……」

マリ「……」ニコニコ

白綾波「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「ありがとう加持さん!」キラキラ



加持リョウジ「恐悦至極、ってね」ウィンク




加持二世「こういうのができなくちゃならねぇなら俺は モテなくていいや」ハハハ

マリ「あの年齢だからできるワザだよ、キミはキミなりの男を磨きな」





加持リョウジ「さて、んじゃ、引っ越しも終わったし、後は俺達無しでも大丈夫だな」

白黒「「ありがとうございました」」ペコリ

加持二世「いやいや、ちょっと休憩してから行こうぜ親父。
      せっかく良い家なんだから」

ガシッ

加持リョウジ「男と女の愛の巣に長居するもんじゃないぜ?
       覚えときな」

加持二世「愛の巣て……え? えっ!?」

ズルズルズル……

加持リョウジ「安心しなー
       見えないところに一杯収納あるし、
       仕切りを使えば子供部屋にもできる
        家族が何人増えようと大丈夫だからなー」

加持二世「なんか、すみません。お邪魔だったみたいでー」ズルズル……



シンジ「……バレてるのかー……」(////

マリ「しょーがないよ。
   アレには勝てない気がする……」


シンジ「さて、じゃあ。
    細かい物の移動しようか」

アスカ「その前に探検しましょう! 探検!
    デカい家だから見て回るだけでも大変よ、きっと」ウキウキ

白綾波「どの部屋に住むか決める」

黒アヤナミ「……!」フンス

マリ「……ふふふ、そうだね。まずは見て回ろうか。時間もまだある事だし」



……………………


……………………

ブロロロ……

加持リョウジ「なんだお前、気付かなかったのか?
       シンジ君とは友達だろぉ?」

加持二世「全く気付かなかったっての……」

加持リョウジ「だからお前はモテないんだよ。
       あの距離感、シンジ君の人間性を考えるに近過ぎる。
       それに家事を任せ切りなことを一応気遣っている様子とか、
       あとあれだ。
       家の匂いだな。引越しの時だけでも気付いた。
       あれはヤってる匂いだ」

加持二世「なんだよ探偵かよ。
     そう言うの苦手だよ。
     で、結局誰と付き合ってんの?」

加持リョウジ「四人全員」

加持二世「……………………俺、寝るわ」

加持リョウジ「なんだお前、失恋か?」

加持二世「そんなんじゃねーけど、寝るわ」

加持リョウジ「ははは、軽トラじゃ寝にくいだろうが、Goodnight」






ブロロロロロ……→

←……ロロロロロロロブ






加持リョウジ(ん、今すれ違ったのは……)

加持リョウジ「……」

加持二世「……」

加持リョウジ「……俺の勘も当てにならねぇな。
       さっきのは訂正だ」

加持二世「なんだよまだあんのかよ」





加持リョウジ「……四人じゃない。六人だ」





加持二世「アホか……寝かせろよ……」



ブロロロロロ……



………………


新自宅

リビング


マリ「ってなわけで、転居祝いの準備です」

アスカ「……」アチャー

白綾波「……予想はしてた」

黒アヤナミ「……! そっか」




シンジ「……あれ? なんで七人分のお皿とコップ……?」






ブロロロロ……

マリ「お、良いタイミングで来たね」

アスカ「はぁ。サプライズ下手かっつーの……」

シンジ「……!  ま、まさか……」




ガチャリ

ミドリ「チース、入居希望者のミドリと」

サクラ「どうもサクラ、です。みなさん、よろしゅう……」





続く………………


…………………………
…………………………
…………………………
…………………………

次の安価まで書けたら次スレ建てます。

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 03:55:27   ID: S:D0TFRA

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