・モバマス安価SSです
・過去作の通り取り扱うネタはオールジャンルな作風です
・苦手な方は逃げてください危険が危ない注意です
・あまり詳しくないアイドルが指定された場合は、そのキャラとPに失礼に当たるので
無理をして書かず再安価にする可能性があります
・過度なエロやグロは再安価にする可能性があります
・以上、お手柔らかによろしくお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1610366641
~事務所~
プルルルルルルル
P「はい、346プロダクションです」
??『あー346プロさん』
P「はい」
??『私、週刊下世話の記者をしております下衆極三(げすきわめぞう)と申します』
P「(週刊下世話ってあのZ級ゴシップ誌の....?)」
P「はぁ、弊社に何かご用でしょうか」
下衆『ええ、明日発売のうちの雑誌に』
下衆『そちらに所属しているあるアイドルの記事が載ることになりまして」
P「えぇっ!?」
下衆『そのことをお伝えしておきます』
P「....」
P「....一応聞いておきますが」
P「そのアイドルというのは....?」
記事の載るアイドル >>4
七海
下衆『それは....』
下衆『浅利七海さんです』
P「はぁ」
P「七海がスキャンダルを起こして?」
P「それをオタクがすっぱ抜いたと?」
P「とんだお笑いですね!」
下衆『というと?』
P「七海がスキャンダルなんて起こすわけがないでしょう!」
P「いくらゴシップ誌でも言っていいことと悪いことがありますよ?」
下衆『....なるほど』
下衆『随分と強気ですねぇ』
P「何?」
下衆『ガセだと断言するのは勝手ですが』
下衆『....内容も』
下衆『一応聞いておいた方がいいと思いますよぉ』
P「....」
P「まあ、それもそうですね」
P「それで、どんなスキャンダルなんですか」
七海のスキャンダルの内容 >>9
河豚を捌いて振舞っていた
下衆『....彼女は』
下衆『河豚を捌いて振る舞っていたという疑惑が挙がっています』
P「あっ」
下衆『彼女、おいくつでしたっけ?』
P「....14歳です」
下衆『あーそれはおかしいですよね?』
下衆『河豚調理師免許を取得するには、まず一般の調理師免許が必要です』
下衆『調理師免許は受験の基礎資格として』
下衆『中卒以上の学歴、または小学校を卒業後5年以上の調理業務経験が必要なんですよ』
下衆『彼女、今中学生ですよね?」
P「....」
P「....」
P「....」
P「....申し訳ありません、事務所内で対応を検討してからまた連絡させていただいてもよろしいでしょうか」
下衆『ええ、ただ発売までもう時間がないので』
下衆『なるべく早くお願いしますよ』
P「はい....」
ガチャリ
P「....」
P「やばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」ガクガク
ちひろ「どうしたんです?」
P「い、今週刊誌の記者から連絡がありまして」
ちひろ「....」
ちひろ「....どの子ですか?」
P「七海です....」
ちひろ「七海ちゃん!?」
ちひろ「え?七海ちゃんってあの浅利七海ちゃんですよね?」
ちひろ「あの子がスキャンダルなんて起こすわけないじゃないですか!」
P「ええ、俺も最初はそう思ったんです」
P「でも....」
ちひろ「でも....?」
P「河豚を捌いて振る舞っていたという疑惑らしくて」
ちひろ「なるほど」
P「ね?内容が内容だから納得しちゃうでしょ!?」
ちひろ「そうですね....それはちょっと無視はできません」
ちひろ「今七海ちゃんはどこに?」
七海の居場所 >>16
船釣りロケ
P「あいつは今、バラエティ番組のロケで海に出ているんです」
ちひろ「う、海ですか....」
ちひろ「それだと事実確認も厳しいかもしれませんね....」
P「ええ、今頃は大間崎の沖合ですから」
ちひろ「大間崎....?」
P「七海がどうしてもマグロの一本釣りがやりたいって聞かないので」
ちひろ「....ということは」
P「はい、この辺の海の釣りロケじゃなくて」
P「青森の大間から船でマグロを釣りに行っています」
ちひろ「なんてタイミングの悪い....」
P「どうしたもんですかねぇ」
Pはどうする? >>19
とりあえず事情を知ってそうな人に聞き回る
ちひろ「とにかく、七海ちゃんへの事実確認が厳しい以上」
ちひろ「それ以外の人からの情報収集をするしかありませんよ!」
P「ですね、俺は心当たりのありそうなヤツに聞いてきます」
P「ちひろさんは上の方への連絡と、それに併せて」
P「俺の事実確認が終わるまでは処分を決めないでほしい」
P「と伝えてください」
ちひろ「....」
ちひろ「私は事務員ですよ....?そんな立場の人間が上に言ったところで....」
P「....」
P「....俺が」
P「俺が責任を取ると言ってください」
ちひろ「!!!」
P「それじゃ、行ってきます」ダッ
ちひろ「ちょっとPさん!?」
事情を知ってそうな人 >>22
愛海
~大きなお山~
P「ふぅ....ふぅ....」ゼェゼェ
P「....」ハァハァ
P「....まさか、お前が」
P「こんなところにいるなんてな、愛海」
愛海「....」
愛海「....プロデューサー」
P「中学生がこんな険しい山に1人で登山なんて」
P「どういう風の吹き回しだ?」
愛海「....」
愛海「前に登山をした時から、たまに登ってて」
P「そうだったのか」
愛海「....うん」
愛海「....どうしても、あたしの中のあたしを抑えきれなくなることがあって」
愛海「そんな時は山を登るの」
愛海「雄大なお山を身体全体でむしゃぶりつくして味わって反芻して消化して」
愛海「登り終わったころには、ちょっとだけ抑えがきくようになってるんだよ....」
P「....末期だな」ニコ
愛海「....うん☆」ニカッ
愛海「それでどうしたの?」
P「ちょっと聞きたいことがあってな」
愛海「?」
P「七海のことだ」
愛海「七海ちゃん?」
~かくかくしかじか~
P「....というわけなんだが」
愛海「....」
P「....何か知ってるか?」
愛海「知ってるわけないでしょ!?」
P「だよなぁ」
愛海「確かに七海ちゃんとは共通点も多いから話すこともあるけど」
愛海「あといいお山をお持ちだし」
P「声に出てるぞ」
愛海「河豚を捌いて振る舞ってもらったことはないかなぁ」
P「俺も事務所内ではそんな光景見たことないから」
P「あるとしたらプライベートの場で、だと思ったんだ」
愛海「あたしじゃないと思うよ?」
P「そうか....」
P「....それならさ」
愛海「?」
P「七海と共通点の多い愛海に」
P「一時的に七海の仮想人格を入れてみて、行動をトレースしてみるってのはどうだ?」
愛海「プロデューサー、こんな時に冗談言ってる場合じゃないでしょ!」
P「だってお前、七海とは年に身長に体重、血液型と出身地まで同じなんだろ?」
P「仮想人格を入れる器にはピッタリじゃないか」
愛海「だからもうそれはいいってばぁ」
P「七海の仮想人格入りのナノマシンも持ってきてはいるんだが」スッ
愛海「」
愛海「い、いやだ~!あたしは消えたくないよ~!」
P「まあまあ」
愛海「もう同僚に対しての登山はやめるから~!!!」ジタバタ
P「出来もしないこと言うもんじゃないぞ」
愛海「確かに」
P「大丈夫、数時間程度で自動的に身体から排出されるし」
P「その後お前の人格のバックアップを上書きすれば」
P「お前の人格は戻ってくる、って制作者が言ってた」
愛海「タスケテ....コロサレル....」
P「とまあ冗談はこの辺にして」
愛海「」
愛海「ほんとう?ほんとうに冗談?ねえ?」
P「冗談に決まってるだろ」
P「こんな貴重なもの、そう易々とは使えないんだわ」
愛海「あっナノマシンまでは本当なんだ」ドンビキ
P「時が来たら使うよ」
愛海「ヒェ....」
P「しかしこうなると」
P「他に心当たりがありそうなヤツに聞きに行くしかないかぁ」
愛海「誰のところに行くの?」
P「うーん....」
事情を知ってそうな人② >>34
ライラさん
~ライラさんの住居前の道~
ライラ「....」ポカー
P「ライラ、どうしたんだそんなところで」
ライラ「プロデューサー殿?」
P「寒いだろ?用がないなら温かいところで話さないか?」
ライラ「いえ、用はあるのですよー」
P「?」
ライラ「なんでも今夜は雪が降るらしいのですー」
P「らしいな、明日は街が混乱するかもしれん」
ライラ「だからわたくし、口を開けて待っていました」ニコ
P「....」
P「飯でも食いに行こうか」
ライラ「!!!」
ライラ「何を食べに行きますか?」ヒョコヒョコ
P「そうだな、とっておきの美味い魚があるんだ」
P「ライラにはそれの味を確認して欲しくてな」
ライラ「お魚?」
P「....ああ」
P「(経費で落ちるかこれ....)」
~高級河豚料理店~
P「さあ、これを食べてみてくれ」
ライラ「これはお魚なのですか?」
ライラ「お花のように綺麗に盛り付けてありますねー」
P「これはお刺身なんだ、結構高いから大事に
ライラ「おおー、丸くお箸を滑らせるとまとめて取ることができます」ズザアアア
P「ちょ
ライラ「あ~~~~~~~~~~~~~~~む」グワァラゴワガキィーン
P「ああ....一皿が俺の月の食費くらいする河豚刺しが....」
ライラ「もしゃもしゃ」モグモグ
P「どうだ、美味いか?」
ライラ「もしゃもしゃ」ウンウン
P「そうか、それだけ美味そうに食べてくれるならよかったよ」
ライラ「これで雪が降るまで立っていられると思いますね」
P「アイス買ってやるからそれはやめとこうな」
P「んで本題なんだが」
ライラ「?」
P「この味に覚えはないか?」
ライラ「このお刺身ですか?」
P「そうそう」
P「例えば、七海に食べさせてもらったとか」
ライラ「えーーー....」
ライラ「....」ウーン
ライラ「....あー」
ライラ「そういえば先日、そんなことがあったようなー」
P「本当か!!!」
P「早速だが、一体どういう経緯で」
P「ライラは七海に河豚を振る舞ってもらったんだ?」
ライラ「それはですね」
P「....!」
ライラ「わたくしにもわからないのですよ」
P「はぁ!?」
ライラ「気が付いたら、ライラさんの口の中でこのお刺身が暴れていたのでございます」
P「ライラ、刺身は暴れないぞ」
ライラ「しかしわたくしにはそうとしか....」
P「ふーむ....」
P「わかった、ありがとうライラ」
ライラ「いえいえ、プロデューサー殿のお役に立てたのです」
ライラ「もっと注文してもいいですか?」
P「え゛っ」
ライラ「ありがとうございます」ペコ
P「」
P「もしもし?そっちの首尾はどうですか?」
ちひろ『どうもこうも、大荒れですよも~!』
ちひろ『まあでも、結局確認が取れなければ処分のしようもないって論調は変わりませんよ』
ちひろ『内容が七海ちゃんにピッタリ合っているといっても、あくまで三流ゴシップ誌が情報元ですから』
P「それはよかった」
ちひろ『そちらの方は?』
P「2人ほど話を聞きまして」
P「七海は何らかの理由で河豚を振る舞ったという事実はありそうです」
ちひろ『そうですか....』
P「ただ、どうにもまだ経緯がわからないので」
P「やっぱり本人に聞きに行こうと思います」
ちひろ『!!!!!!!!!!!!!!』
ちひろ『で、でも、七海ちゃんは今大間崎沖にいますし』
ちひろ『何より冬の青森ですよ!?』
ちひろ『危険すぎます!!!』
P「....」
P「....その通りです」
P「でも、危険なのは承知で真実を確かめにいかないと」
P「七海も、我々も、より不利益を被ることになります」
ちひろ『冬の青森のことは、理解しているんですよね』
P「....ええ」
P「冬の大間崎沖合にいる船に行くのはなかなか」
ちひろ『そっちじゃなくて!』
P「....」
P「....突然の入国は、国境で入管に止められる可能性が高いでしょう」
P「今は冬の真っ只中ですから」
ちひろ『そうですよ!』
P「....」
P「大丈夫、俺には考えがあります」
ちひろ『ダメです!絶対によからぬことじゃないですか!』
P「それじゃ、行ってきます!」
ガチャリ
ちひろ「....」
ちひろ「....勝手なんだから!!!」プンスカ
ちひろ「私は知りませんよ!!!」プンプン
本日はここまでになります
ライブが素晴らしかったのでまた懲りずに安価スレを始めてしまいました
最近副業の方が忙しいので以前のような更新ペースとはいかないかもしれませんが、最低週1回は更新していくつもりです
更新の際は、その数時間前にこちらで連絡をしていきます
多くの方に参加していただけると有り難いです、どうぞよろしくお願いいたします
本日21時半頃から再開します
よろしくお願いします
P「....さて」
P「ちひろさん、すみません」
P「でも俺はあなたを、いや」
P「俺以外の誰も、青森には巻き込みたくないんです」
P「あそこには....」
ポンポン
P「!?」
P「誰だ!!!」クルリ
誰が来た? >>57
葵
千夜
本当に申し訳ありません
葵ちゃんの言葉づかいを一通り調べたのですが、どうにも大分弁が掴み切れませんでした
彼女の言葉を書ききれる自信がないので安価は>>58を採用させていただきます
千夜「こんな時間から職務放棄とは、自覚が足りないのではないですか?」
P「....ち、千夜」
千夜「アイドルに付き従うのがお前の仕事でしょう」
P「や、付き従うのが仕事ってわけじゃないんだが」
P「というかなんで俺のところにいるんだ」
P「俺は今から大事な用事があってな」
P「悪いんだがお前に構ってる暇はないんだよ」
千夜「....」
千夜「青森県」
P「!!!」
千夜「いえ、今の名前は」
千夜「青森社会主義共和国、でしたか」
P「....」
P「....誰から聞いた」
千夜「お嬢さまからです」
P「ちとせめ....」
千夜「なんでも、お前が己の職務を放棄して」
千夜「あろうことか隣国に密入国を企てているようではありませんか」
P「....」
P「俺には何のことだかさっぱりだが」
P「....仮にそれが本当だとして」
P「お前の目的は何だ」
千夜「....」
P「俺は、ここで止まるわけにはいかないんだよ」
千夜「....」
千夜「....お嬢さまはお前を大変心配されていました」
千夜「私には理解できませんが」
P「....」
千夜「おそらく、お前が行ったところで」
千夜「国境付近でハチの巣にされるのが関の山」
千夜「....しかし」
千夜「私が同行するなら話は別です」
P「はぁ!?」
P「じゃあなんだ、お前も一緒についてくるってのか!?」
千夜「お前のためではありません、お嬢さまのために、です」
P「誰のためとかそんなのはどうでもいいんだよ!」
P「俺は大切なアイドルを巻き込むわけにはいかないんだ!」
千夜「問題ありません」
P「大ありだ!」
千夜「私はお嬢さまの使用人、お嬢さまがご健在なうちに死ぬことはありえません」
P「そんな言葉遊びが通じる相手じゃないってことはお前もわかってるだろ....」
千夜「....」スッ
キキーーーーッ
ガチャリ
千夜「さあ、これに乗って向かいましょう」
千夜「続きは道中で」
P「どうしてこんなに話が通じないやつばかりなんだうちの事務所は!」
千夜「鏡を見てみてはどうですか?」フッ
~車中~
P「で、お前に何か考えはあるのか?」
千夜「お前の方こそ、ちひろさんに考えがあると話していたようですが」
P「....」
P「....そりゃお前、移動時間に良い考えが浮かぶ予定だったんだよ」
千夜「まったく、よくそれでプロデューサーが務まっていますね」
P「ぐぬぬ....」
P「しかし、俺が言うのもなんだが青森への密入国は難しいぞ」
千夜「現在、正規の手続きを踏んで入国する場合」
千夜「最もポピュラーなものは空路を使って青森空港から入るものです」
P「ああ、だが飛行機の特性上入管を逃れる術がなさそうだ」
P「某カルロスのように貨物に紛れるのも手だが、見つかった場合逃げ場はない」
千夜「ハチの巣どころか欠片も残らないでしょう」
千夜「それ以外だと、かつて高速道路のICがあった場所に置かれている国境検問所を通過する方法です」
P「旧碇ヶ関インターチェンジと旧南郷インターチェンジだな」
P「だが青森共和国はなぜだか、冬の間の入国管理が非常に厳しい」
千夜「10月から4月の間の申請は、共和国政府からの許可が下りなければ承認されない上に」
P「原則、その許可が下りるのは国家元首やそれに類する者のみときた」
P「今回の七海のロケも1月にやることになってたから、その半年以上前から申請をしていたんだ」
P「10月を過ぎたら絶対に申請が通らないからな」
千夜「事前申請でも厳冬期の入国は難しいと聞きましたが?」
P「ああ、七海は青森出身だからな」
P「昔青森に住んでいた人や、今青森に家族が住んでいる人なら比較的通りやすいらしい」
千夜「....そうですか」
P「千夜も青森の現状は知ってるみたいだな」
千夜「当然です」
P「だったら聞かせてもらおうか?お前の言う作戦ってやつをよ」
P「俺の作戦を上回る超弩級の作戦があるんだよなぁ?」
千夜「上回るもなにも、お前の作戦自体がありませんでしたが?」
P「いいから教えてくれよ!」
千夜「....いいでしょう」
千夜ちゃんの密入国大作戦 >>76
大間、つまり津軽海峡の漁場は北海道からでも行けるんですよ
キキッ
P「?」
千夜「どうやら話をするより先に到着したようですね」
P「青森にはまだまだ着かないだろ」
千夜「いえ、ここは青森ではなく」
ガチャリ
P「!」
P「空港!?」
P「俺の話聞いてたのか?」
P「空路は確かに通ってるが、密入国は無理だって」
千夜「はぁ....まだわかりませんか」
P「?」
千夜「我々が利用するのは、空路ではなく海路です」
P「か、海路!?」
千夜「七海さんは大間の沖合にいるという話でした」
P「ああ、今頃は海の上で絶賛船酔い中だろうよ」
千夜「大間の沖合、南側には青森ですが」
千夜「北側には?」
P「....」
P「....北海道か!」
千夜「はい」
千夜「大間、つまり津軽海峡の漁場は北海道からでも行けるんですよ」
P「さすが北海道出身!」
~新千歳空港~
P「寒い」
千夜「この程度で音を上げていては先が思いやられます」
P「千夜だって飛行機の中でビビってたくせに~」
千夜「あれは少々寒気を感じていただけです」
P「寒くないって言ってたじゃねーか!」
千夜「ここにいても仕方ありません、漁港へ向かいますよ」
P「はいはい」
~戸井漁港~
P「どこここ」
千夜「函館市の戸井です」
P「トイ?ストーリーでもやるのか?」
千夜「ここはちょうど、大間の対岸にあります」
千夜「距離にして20キロ弱でしょうか」
P「そんなに近いのか」
千夜「元々、ここ戸井で水揚げされるマグロも評判だったのです」
千夜「しかし、青森県が日本から独立して以降はマグロの漁場を武力で制圧され」
千夜「苦境を強いられているようです」
P「ひでぇ話だなあ、国は何をしてるんだよ」
千夜「そのような事情もありまして、こちらの漁師の方々が協力をしてくれることになりました」
漁師's「「「「「Yeah!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」バババババババババババ
P「なんでこの人達空に向かってサブマシンガン連発してんの!?」
千夜「?」
千夜「青森国民は皆武装しています」
千夜「その中でも歴戦の猛者、海の男たちをこれから相手にするわけですから」
千夜「このくらいの備えは当然では?」
P「嘘だろ....」
千夜「これだけでは心許ないので、漁師の皆さんに加えて」パンパン
P「?」
傭兵A「よっ!」グッ
傭兵B「Hi!」
傭兵C「שָׁלוֹם」
傭兵D「Merheba!」
傭兵Y「ビシビシしごいてください、プロデューサー殿!」
千夜「傭兵の方々にも来ていただいています」
P「帰ってもらえ!本当の全面戦争になっちゃうだろ!」
千夜「しかし....」
P「....せめて漁師の皆さんだけにしよう」
P「別にドンパチやるためにここに来たわけじゃないんだ」
漁師's「「「「「チッ」」」」」チッ
P「....」
千夜「このように漁師の方々は乗り気なのですが」
P「皆さんも殺り合うの前提での行動はやめてください!」
漁師's「「「「「....」」」」」
漁師's「「「「「チッ」」」」」チッ
本日はここまでになります
再開時はまたこちらで連絡します
早めの予告になります
夜が明けてまた夜が来た後、本日の21時頃から再開する予定です
よろしくお願いします
申し訳ありません、少し遅れて22時~22時半頃になりそうです
少々お待ちください
~海の上~
P「....この季節の海の上はクソ寒いな」ガクガク
千夜「本当にお前は仕方のない人間ですね」
千夜「私のジャケットを貸してあげます」ファサッ
P「え?いいの?」
千夜「私は気温の変化に強いので」
P「千夜....////」
P「あ、これワークマンだ」
P「千夜もワークマンの上着とか着るんだな」
千夜「防寒機能以外の何が必要だというのですか?」
P「北の女は違うぜ....」
千夜「剥ぎ取りますよ」
P「ごめんて」
千夜「そもそも」
千夜「これからが本番だというのに、勝手に体調を崩されては困ります」
千夜「戦闘において指揮官はなくてはならない存在」
千夜「今回はお前がその役目なのですよ」
千夜「自覚を持って行動しなさい」
P「なんかめっちゃ怒られてる」
千夜「あの人たちを見てください」
漁師's「「「「「ウェーイwww」」」」」ドンチャン
千夜「この荒波も暴風ももろともせずに酒盛りをしています」
P「いやそれはダメだろ!?」
P「誰が船操縦してんだよ!」
美世「フルスロットルだよーっ!」
P「????????????????」
千夜「船でも問題はないようですね」
P「だからサイレントで他のアイドルを巻き込むなって....」
ババババババババババババババババ
P「ん?」
千夜「伏せて!!!」ガバッ
P「!?」
ドカーン ドカーン ドカーン
ヒュンヒュンヒュンヒュン
P「」
漁師's「「「「「敵襲だあああああああああああああああ!!!!」」」」」ヒャッハアアアア
千夜「もう嗅ぎつけましたか....」
P「突然ハリウッド映画みたいな戦闘始まったんだけどなんでそんなに冷静なんだよ!!!」
千夜「....っ」チラ
P「!!!」
P「あっという間に周りが青森海軍の船だらけだぞ!?」
千夜「盛大な出迎えですね」フフ
P「言ってる場合か!」
千夜「いいえ、問題ありません」
P「何!?」
千夜「青森を相手にしておいてこれくらいのこと」
千夜「想定していないはずがないでしょう」
P「おお!一体どうするんだ!」
この状況を打破する千夜の作戦 >>103
珠実に全ての船を斬らせる
千夜「....」スタスタ
P「お、おい千夜!?どこ行くんだよ!」
千夜「私の用意していたものを連れてきます」
P「???」
千夜「....いえ、これは流石に数が多すぎます」
千夜「これで数を減らしておきましょうか」
千夜「....」ポチ
ガゴン
ボトボトボトボトボトボトボトボトボトボト
P「!?」
P「船の両サイドから大量の何かが切り離されて行くぞ!?」
千夜「....それは」
幸子魚雷戦艦大和たち「「「「「「「「「「「「「「「フフーン」」」」」」」」」」」」」」」」」フフーン
P「大量の幸子!?」
千夜「発進」
幸子魚雷戦艦大和たち「「「「「「「「「「「「「「「フフーン!」」」」」」」」」」」」」」」」」フフーン!
P「ものすごく幸子にそっくりな何かが相手の船目指して突き進んでいく!?」
千夜「これはとある有名電気自動車メーカーが試験的に制作した最新鋭の魚雷、幸子魚雷戦艦大和です」
P「幸子魚雷戦艦大和!?」
幸子魚雷戦艦大和たち「「「「「「「「「「「「「「「フフーン!!」」」」」」」」」」」」」」」」」フフーン!!
P「なんで魚雷なのに幸子なんだよ!!!」
千夜「噂によると、その会社のCEOが幸子さんを推しているようで」
P「自分の推しを兵器にするやつがどこにいるんだ!?」
千夜「世界トップクラスの大富豪ですから」
P「俺らの考えとは次元が違うわけか....」
ドガーン!!!
千夜「1人命中したようですね」
千夜「それでは時間稼ぎを頼みましたよ」スタスタ
ヒュン ヒュン
千夜「....」スタスタ
P「銃弾の雨あられの中を涼しい顔してよく歩けるな....」
ドガーン!!!
ドガーン!!!
P「状況が状況だけにハッキリとはわからんが」
P「順調に相手の数を減らせてるみたいだな」
P「これなら!!!」
幸子「....」ピタ
幸子「ぶくぶく」
P「!?」
幸子魚雷戦艦大和たち「「「「「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」」」」」」」ピタ
幸子魚雷戦艦大和たち「「「「「「「「「「「「「「「ぶくぶく」」」」」」」」」」」」」」」」」
P「命中したのは一部だけで、ほとんどが相手まで到達できずに沈んでいく....」
P「ただの兵器なのにガワが幸子だから無駄に物悲しい....」
P「青森軍の迎撃技術が高すぎるのか....?」
千夜「いえ、これは仕様です」
P「千夜!戻ってたのか」
千夜「この幸子魚雷戦艦大和は機能面において様々な欠陥を抱えており」
千夜「通常の魚雷と比べて圧倒的に故障しやすいのです」
P「はぁ!?」
千夜「これを元に作られた製品は一部でリコール騒ぎになっているほどです」
千夜「ですから、幸子さんも全て廃棄になりかけていましたが」
千夜「そこを譲り受けました」
P「自分の推しを兵器にした挙句クソザコ仕様にするのか....」
千夜「当然幸子さんは前座です」
P「幸子はこういうとこがあるからこそ幸子なんだよな」
P「で、幸子が前座っていうのは?」
千夜「本命はこちらです」
珠美「フー フー」ジタバタ
P「!?」
P「た、珠美だよな?」
千夜「はい」
P「体中が縛られた上に、目隠しや猿轡をされているんだが....」
千夜「任務遂行のためです」
P「えぇ....?」
千夜「....」シュルシュル
珠美「ンー ンー」ジタバタ
千夜「今解きますから大人しくしなさい」シュル
千夜「....」カポ
珠美「はぁ....はぁ....」
P「珠美?」
珠美「プロデューサー殿....あぁ、斬りやすそうなお顔ですね....////」
P「え?」
P「何を言ってるんだお前」
珠美「....ウッ....ウガアアアアアアア」ドクン
珠美「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!」
千夜「珠美さん、あれを」
珠美「あ、あれ、あれ船です、船」
珠美「斬って?斬っていいですよ?」ブルブル
千夜「....ええ」
千夜「あれはすべて斬っても問題ありません」
珠美「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ビクンビクン
珠美「え?船いい?いいですっ!!!!斬!!!!!!!!!!」ダダダッ
P「お、おい珠美!!!」
珠美「め~~~~~~~~~ん」シュッ
シャキン
パカッ
P「」
P「な、何が起こってるんだ....」
シャキン
パカッ
P「珠美が、竹刀で大型船を斬りまくっている....」キョトン
千夜「どうやら、私の作戦は成功したですね」
P「どういうことなんだ!?」
千夜「先ほどのように、珠美さんの身体中を拘束し、目隠しと猿轡をはめた状態でしばらく監禁しておきました」
P「すまんちょっとわからん」
千夜「それによって極限状態に長時間置かれた珠美さんは」
千夜「自らの欲望、即ち『斬る』衝動に体中を支配されました」
千夜「限界を超えて蓄積された衝動が、彼女の欲望を一気に解き放っているのです」
千夜「船の切断はそれの副産物と言ったところでしょうか」
P「はい、よくわかりません」
P「というか、七海の件が発覚してからまだ1日も経ってないのに」
P「なんで都合よく長時間監禁して衝動が溜まりまくった珠美なんてものが出てくるんだよ!」
P「時系列がおかしいだろ!」
千夜「このような時に備えて、私とお嬢さまは常に対策を怠らないのです」
P「お前ら常に人間を監禁してんの!?」
千夜「....」
P「こわ....」ゾッ
~十数分後~
シーン
P「さっきまでの喧騒が嘘のようだ....」
千夜「凪、ですね」
P「あぁ....」
P「これで水面に船の残骸が漂ってなきゃ最高なんだが」
千夜「戦争とはこのようなものでしょう」
珠美「zzz....」スヤスヤ
P「何はともあれ珠美は幸せそうだ」ナデナデ
千夜「えぇ」ニコ
漁師's「「「「「「「じゃあ俺ら帰るわwww」」」」」」」
P「いつの間にか相手の船一隻鹵獲してきてるし」
P「まあもう戦闘も終わったしいいか」
P「おーい、こいつらも連れてってくれ~」
漁師's「「「「「「「あいよ~~~」」」」」」」
珠美「むにゃzzz....」
美世「もっと運転したかったな~」
千夜「....」
千夜「よかったのですか?」
P「どうせ千夜も船くらい操縦できるんだろ」
千夜「ええ」
P「平然と肯定するなぁ」
バババババババババババババババババババババ
P「....」
千夜「....」
P「なんか音してない....?」
千夜「....ヘリコプターのようです」
千夜「増援でしょうか」
P「....どっちから来てる?」
千夜「青森側です」
P「....」
P「....この船、対空装備とかって」
千夜「あるわけないでしょう」
P「....」
P「バッドエンド?」
千夜「はい」
P「」
千夜「それも私がいなければの話ですが」
P「!!!」
P「もしや、まだ奥の手が!?」
千夜「....」
千夜「戦闘モードに移行します」
P「?」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『....』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『それでは行ってきます』
P「ストップ」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『?』
P「え?千夜でいいんだよな?」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『私以外の何者でもありませんが』
P「どこからどう見てもお前以外の何者かにしか見えねえんだよ!」
P「なんで目を離したすきにカラーリングが千夜風の巨大ロボットになってんだよ!」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『対空装備のないこの船において、軍用のヘリコプターと戦えるのは私だけです』
P「そりゃ詰んで話が終わるよりいいけどさ」
P「その姿はなんなんだよ」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『....』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『....私は』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『幼い頃に大きな火事に遭い、全てを失いました』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『家も、家族も、身体も』
千夜『そして命も』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『あのままであれば、失っていたはずです』
P「....」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『しかし私は、身体の80%を義体とすることで辛くも生き永らえました』
P「そんなことが....」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『....』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『以上です』
P「以上!?」
千夜『はい』
訂正
千夜(トランスフォーム後のすがた)『しかし私は、身体の80%を義体とすることで辛くも生き永らえました』
P「そんなことが....」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『....』
千夜(トランスフォーム後のすがた)『以上です』
P「以上!?」
千夜(トランスフォーム後のすがた)『はい』
P「身体のほとんどが義体とかその辺も意味不明だが、まあそれは流す、じゃないと話進まないから」
P「その後何があって15メートルはある巨大ロボットになってんだよ!!!」
P「延命のためにそうはならんやろ」
千夜(トランスフォーム後の姿)『....』
千夜(トランスフォーム後の姿)『これ以外に生き永らえる方法はありませんでした』
P「嘘つけ!!!」
P「大体体積どうなってんだ!さっきまではいつもの人間サイズだったじゃねえか!」
千夜(トランスフォーム後の姿)『....お前、しつこいですよ』ヤレヤレ
P「なんで俺が呆れられてんの....?」
千夜(トランスフォーム後の姿)『ここが敵地だということを忘れたのですか』
P「お前のせいで忘れてたんだよ」
千夜(トランスフォーム後の姿)『そろそろ敵が到着するので迎撃に移ります』
P「あ、うんよろしくね」
バヒューン
ドバババババババババババババババババババ
ズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドン
ヒューーーーーーーーーーーーーーー
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアア
P「....」
P「どうなるんだろ俺」
本日はここまでになります
安価のせいでどんどん変な方向へ行ってしまうと思いましたが、ほとんど私のせいでした
明日の夜20時以降に再開します
~大間崎~
千夜「なんとか撃退できました」フゥ
P「なんとか....?」
P「俺の目には軍用ヘリをボッコボコにしてるように見えたんだが」
千夜「戦闘モードを使用している段階で私にとっては苦しい状況なのです」
P「感覚の違いだなあ」
P「しかし、七海の捜索はできずじまいか」
千夜「仕方ありません」
千夜「予定通りであればこの海域にいるはずですが」
千夜「敵に我々の船を知られてしまった以上」
千夜「海の上に長時間留まるのは危険すぎます」
P「まあいくら千夜がいるっても限界があるしな」
千夜「それで、どうしますか」
P「んー」
P「とりあえず、今日のロケでお世話になる漁師さんの連絡先は知ってるから」
P「まずその人の家に行ってみるか」
P「そしたら細かい情報も聞けるだろうし」
千夜「わかりました」
千夜「ただし、注意は怠らないでください」
P「なんで?」
千夜「この国の中では、我々は密入国者」
千夜「即ち犯罪者です」
千夜「一般人にはまだ知られていないはずですが」
千夜「警察や軍には既に情報が回っている可能性が高い」
P「あれだけ派手にドンパチやればな....」
千夜「それを心に留めて行動するように」
P「はーい」
P「....」スタスタ
千夜「....」スタスタ
千夜「....その漁師さんの家は近いのですか?」
P「住所が大間町になってるからそんなに遠くはないんじゃないか?」
千夜「なるほど」
社会主義化によって生まれた青森の街の変化 >>145
リンゴや七海の像がそこかしこに建ってる
コロコロ
コツン
P「ん....?」
千夜「なんですか」
P「いや、今なんか足に」チラ
リンゴ
P「....」
P「りんごが転がってきたみたいだ」
千夜「これだけ散乱していれば珍しいことでもないでしょう」
P「りんごの出荷量日本一だったのに、どうしてこんなことになってるんだ」
P「人は全くいないし出会うのはりんごばっかりじゃねえか」
P「これも社会主義化の影響なのか....っ!」
千夜「人がいないのは元からでは」
P「じゃあこの街並みがやけに寂れてるのはどうなんだ!」
千夜「それも元からです」
千夜「東北は仙台以外どこも似たようなものですよ」
P「東北民に怒られるぞマジで」
P「確かに100万都市仙台の次はいわき市の35万人でトリプルスコアつけられてるけど」
P「じゃあこのあちこちに乱立してる七海の像も元からなのかぁ」
P「東北に来たことないから知らなかったな」
千夜「....」
千夜「....急ぎましょう」
P「え?うん」
~漁師の家の住所~
P「な....」アゼン
千夜「....ここがその住所ですか」
P「おかしいな、家どころか何もないじゃないか」
P「住所を間違ったか?」
千夜「いえ、ここで間違いありません」
P「ということは向こうの連絡ミス?」
千夜「....」
千夜「....七海さんはもう海にはいないかもしれません」
P「???」
千夜「いや正しくは」
千夜「一度も漁に出ていない可能性が高い」
P「なんでそうなるんだよ」
千夜「....」
千夜「乱立している七海さんの銅像」
千夜「お世話になるはずだった漁師の家は偽の住所」
千夜「田舎とはいえ人が全くいない街」
千夜「ここまで揃ったらお前でも理解できるのでは?」
P「....」
P「....まさか」
P「今回のロケを許可した青森共和国の目的は」
P「七海の奪取....」
千夜「社会主義国で七海さんの銅像が建てられているということは」
千夜「国が彼女を象徴的な存在に祭り上げている証拠です」
千夜「なぜ七海さんが選ばれたなのかはわかりませんが」
千夜「彼女は青森県出身の人気アイドルです」
千夜「状況証拠と合わせれば、そのようにしか取れません」
P「....」
P「俺はハメられた....のか....?」
千夜「....」
千夜「七海さんには事務所の誰を付けているのですか」
P「....誰も」
千夜「!!!」
千夜「どういうことですか、所属アイドルを1人でロケに行かせるなんて」
P「同行者の許可は1人も降りなかったんだ」
P「だからロケは中止にする予定だった」
P「そしたら七海のご家族が力を貸してくれるって言ってくれて....」
P「七海もどうしても行きたいってきかないし、俺も渋々ロケの続行を決めたんだ」
千夜「チッ....」
千夜「ロケということはテレビ番組ですよね」
千夜「番組のスタッフはどうなっているのですか」
P「全員青森のテレビ局の人間みたいだ」
千夜「....」
千夜「どうやら、我々が思っている以上に」
千夜「状況は深刻なようですね」
P「....」
P「ここで落ち込んでいても仕方ない」
P「一刻も早く七海を見つけないと!」
千夜「お前が招いたことです、お前自身の手で七海さんを救いなさい」
P「....おうよ!」
P「とりあえず、現状をちひろさんに報告しよう」ピッ
千夜「電子機器の使用はやめなさい」
P「へ?」
千夜「通信は傍受されている可能性が高いです」
P「マジ?」
千夜「はい」
P「じゃあ電話もメールも無理なのか?」
P「連絡とりようがないじゃないか....」
千夜「デジタルではなく、アナログならば問題ないでしょう」
P「アナログ?手紙なんか出したらそれこそ検閲でばれるだろうし」
P「何より時間がかかりすぎるだろ?」
千夜「....ふんっ」ググッ
ボトッ
P「千夜、何か落ちたぞ」
鳩「ぽっぽー」
P「!?」
P「千夜が鳩を生んだ....」
P「え?千夜って鳥類なの?」
P「でもこの鳩、卵生じゃなかったよな」
P「千夜は鳥類なのに卵生じゃなくて胎生?」
P「どゆこと???」
千夜「これは私の身体に備え付けられた機能」
千夜「電気伝書鳩」
P「....?」
千夜「機械仕掛けの鳩に手紙を括りつけ、事務所まで飛ばします」
P「どのくらいで着くんだよそれ」
P「悠長に鳩が飛ぶのなんて待ってられないぞ」
千夜「鳩といっても見た目だけで、機能面は優秀ですから」
千夜「およそ30分といったところでしょうか」
P「それ鳩である意味ある?」
千夜「さあ、制作者の意図は私には分かりかねます」
P「誰が作ったんだよ....」
千夜「手紙とりんごを括りつけて」ギュギュ
千夜「さあ、行きなさい」
鳩「ぽっぽー」バヒューン
P「あの火力で鳩は無理があるだろ」
P「....!」ピク
千夜「....」
千夜「何か?」
P「いや、気のせいだと思うんだが」
P「少し嫌な予感がしてな」
千夜「嫌な予感?」
P「....気にしないでくれ、それより先を急ごう」
千夜「一先ず街を探索し、情報を集めましょう」
~同じ頃の事務所~
ちひろ「....」
ちひろ「....どうして」
ちひろ「どうしてこんなことに....」トホホ
同じ頃、事務所で起こっていたこととは? >>165
青森派によるクーデター
愛梨が青森側についてテロ行為
~数時間前の事務所~
ちひろ「....」ソワソワ
ちひろ「....Pさん、無事でしょうか」
ちひろ「....」
ちひろ「....いけないいけない!」
ちひろ「私が心配しても何も変わらないんですから!」
ちひろ「少しでもPさんの助けになる働きをしないと!」
ガチャリ
ガチャリ
愛梨「こんにちは~」
ちひろ「愛梨ちゃん?」
ちひろ「どうしたんですか?今日はオフだったような....」
愛梨「オフだからこそ、ですっ」
ちひろ「?」
愛梨「....」スタスタ
ちひろ「愛梨ちゃ
スッ
愛梨「動かないでくださいねぇ」
愛梨「私、ちひろさんを傷つけたくないんです」ニコ
ちひろ「え?」チラ
ちひろ「!!?!??!?」ビクッ
ちひろ「こ、これは」
愛梨「果物ナイフです」ニコニコ
ちひろ「そうではなく、なぜ私の首元に果物ナイフを当てているのかを聞いたんですけど....」
愛梨「あぁ、そっちですか」
愛梨「これからこの事務所は」
愛梨「青森派の傘下に入ります」
ちひろ「青森派!?」
愛梨「クーデター?でいいんですよね?」
愛梨「それはこの一環なんです~」
ちひろ「(まさかPさんの動きがもう....)」
愛梨「今頃、他のみんなも動き始めているんじゃないですか?」
ちひろ「他にも青森派が....?」
愛梨「みんな~頑張って~」
ちひろ「(大変なことになってしまいました....)」
事務所内の青森派の人数(コンマ下一桁) >>175
はい
愛海
こずえ
志希
すみません、愛海ちゃんは今山に登っているので再安価でお願いします
>>182
蘭子
ガチャリ
こずえ「じむしょのなかにいたこたち、つれてきたー....」
志希「散らばられると管理が面倒だからね~」
ヘレン「フフフ、怖がることはないわ。ないわ....」
蘭子「ここを根城と定めよう....」
愛梨「上手く行ったみたいですねっ!」
ちひろ「....」
ちひろ「あの、愛梨ちゃん」
愛梨「なんですか?」
ちひろ「この子たちが、その青森派?」
愛梨「はい、これで全員です」
ちひろ「....」
ちひろ「青森要素は?」
愛梨「....」
愛梨「さあ?」
ちひろ「ないんかい!」
ちひろ「青森派を謳って自分の職場でクーデターまで起こしたのに!?」
愛梨「私はアップルパイのために参加しました~」
こずえ「りんごをたべたら、ようせいさんのこえがきこえたのー」
志希「シキちゃんの力を確かめる絶好のチャンスだもん♪こんな機会めったにないし~」
ヘレン「世界を獲るためよ!!!」バーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
蘭子「堕天使は闇を求める....」
ちひろ「....」
ちひろ「随分と緩いクーデターですねぇ」
ザワザワ
ちひろ「まあ、それに皆さんまんまと引っかかってしまったようですけど」アハハ
愛梨「これで全員ですか?」
ヘレン「そのようね!」
志希「あれ?プロデューサーは?」
ちひろ「(?)」
志希「この時間は事務所にいるはずだよね?」
愛梨「そういえばそうですね~」
愛梨「急な予定でも入ったんでしょうか?」
蘭子「闇に飲まれよ!」
こずえ「ざんねんー....」
ちひろ「....」
ちひろ「(クーデターの原因はPさんの行動じゃない....)」
ちひろ「....」
愛梨「それじゃあ予定通りの配置に移ってくださ~い」
青森派「「「「はーい」」」」
ちひろ「(蘭子ちゃんとヘレンさん別の場所に....?)」
~現在~
ちひろ「....」
ちひろ「(段々と状況がわかってきました)」
ちひろ「(事務所にいた人はほとんどがこの部屋に集められているみたいです)」
ちひろ「(ただ拘束はされていませんし、部屋の中なら比較的自由に動いても問題ないみたい)」チラ
キャッキャ
ちひろ「(年少組なんて何が起こったか理解していないから普段通りです)」
ちひろ「(ただ....)」
愛梨「♪~」
志希「んふふ~」
ちひろ「(愛梨ちゃんは果物ナイフ、志希ちゃんは謎の試験管で武装し)」
ちひろ「(1か所しかない部屋の入口を塞いでいます)」
ちひろ「(こずえちゃんは....)」
こずえ「zzz....」ウトウト
ちひろ「(....非武装)」
ちひろ「(今日は珍しく人が少なかったのか、捕まっている人数は多くありません)」
ちひろ「(部屋に閉じ込められていること以外はこれといった被害もありませんし)」
ちひろ「(一応武装している相手に抵抗しようという人もいないようですね....)」
ちひろ「(というか、相手は同じ事務所のアイドルですし)」
ちひろ「(雰囲気が張り詰めているわけでもないので抵抗する気も起きないというか....)」
ちひろ「(....)」
ちひろ「(クーデターとは言っていましたが)」
ちひろ「(イマイチ目的がわかりません....)」
ちひろ「(現状を見る限り、この行動に意味があるのかも怪しいところですし....)」
ちひろ「....」
ちひろ「(さっきの対応からして、直接聞くのが早そうですね)」
ちひろ「ねえ愛梨ちゃん」
ちひろ「蘭子ちゃんとヘレンさんはどこに行ったんですか?」
愛梨「2人は事務所の入り口で待機です」
ちひろ「待機?」
愛梨「はい、事務所に帰社してきた人がいたら、この部屋に連れてきてもらいます」
ちひろ「なるほど....」
ちひろ「....もう1つ聞きたいんですけど」
ちひろ「このクーデターの目的ってなんなんですか?」
ちひろ「ただ人をここに集めるだけじゃ何の意味もないように見えますけど」
愛梨「....」
愛梨「....それはですね~」
青森派事務所内クーデターの目的 >>198
プリンセス七海の青森掌握を邪魔させない
愛梨「プリンセス七海の青森掌握の邪魔をさせないためです」
ちひろ「?????」
愛梨「でも私も詳しくは知らないんですよ~」
ちひろ「(プリンセス七海....?)」
ちひろ「(Pさんのことは知らないのに七海ちゃんの話は出てくるなんて....)」
ちひろ「(どうなっているんでしょう....)」
愛梨「もうすぐ青森の方から特別なりんごが届くんです」
愛梨「それをアップルパイにして、みんなに食べさせたら解放していいって言われてます♪」
ちひろ「....」
本日はここまでになります
最初はPがアイドルのスキャンダルを解決していく短編集になる予定だったんですが、
私が書くとやたらと長引くので、恐らくこのエピソードで終わりになるような気がします
明日の夜、比較的早めの時間に再開する予定です
申し訳ありません
22時頃から再開します
ちひろ「(青森から送られてくるりんごを私たちに食べさせることが目的....)」
ちひろ「(このタイミングといい、急で雑すぎるクーデターといい)」
ちひろ「(善意であるはずがありません)」
ちひろ「(りんごを食べさせることが目的ということは)」
ちひろ「(その行為自体に何らかの意味があるはず)」
ちひろ「(....例えば)」
ちひろ「(邪魔者を消すため、とか)」
ちひろ「(どうやらこの事務所を消す理由は、向こうからしたら十分にあるようですし....)」
ちひろ「....」
ちひろ「りんご、楽しみですね」
愛梨「はいっ」
ちひろ「あとどれくらいで食べられるんですか」
愛梨「もうすぐ到着するはずなので、そこから調理をしたら~」
愛梨「あと数時間くらいかなぁ」
ちひろ「....」
ちひろ「(りんごに何が混ぜられているかわからない以上)」
ちひろ「(それを食べさせられる前に事態を解決しないと....)」
ちひろ「....」
ちひろ「(この子たち青森派のこと、謎のりんごのこと)」
ちひろ「(そして、七海ちゃんのこと....)」
ちひろ「(気になることはいくらでもあるけど、今はとにかく打開策が必要です....)」
ちひろ「(はぁ、この部屋の外に隠れている協力者でもいればいいんですけどねぇ)」
ちひろ「....」
ちひろ「(まあ仮にいたとしても、通信機器は取り上げられていますし)」
ちひろ「(協力のしようがないんですが)」アハハ
ちひろ「(どうしたものでしょうか)」ヤレヤレ
~事務所内のどこか~
???「はぁ....はぁ....」
???「....」チラ
???「....」
青森派にバレず、事務所内に隠れているアイドル >>211
春菜
事務所内・春菜専用眼鏡部屋
春菜「(眼鏡を愛でていたらいつの間にか事務所が大変なことになっていました....)」
春菜「(事情が全く分かりませんが、捕まらない方が良い気がします....!)」
春菜「....」
春菜「(そうは言っても暇ですね)」
春菜「(眼鏡越しの視界を堪能するか)」
春菜「(この部屋の眼鏡たちを愛でるくらいしかできません)」
春菜「....」
春菜「(それで十分でした)」
ちひろ「....」
ちひろ「(さて、どうしたものでしょうか)」
ちひろ「(おそらく、この中で最も事情が分かっているのは私です)」
ちひろ「(だったら私が動くしかありませんね)」
ちひろ「(このままでは時間が過ぎ去ってTHE ENDになりかねません)」
ちひろ「(事務所内ですらこれですし、青森に乗り込んでいるPさんはもっと大変なはず....)」
ちひろ「(Pさん、私も頑張りますよ....!)」
ちひろさんの作戦 >>214
本性を表して青森派を武力鎮圧する
ちひろ「(この部屋にいるのは3人....)」
ちひろ「(愛梨ちゃんは武装しているといっても超近接戦用の小さなナイフ)」
ちひろ「(こずえちゃんに至っては非武装です)」
ちひろ「(志希ちゃんの試験官の中身は気になりますが....)」
ちひろ「(しかし、同性で私の方が年上とはいえ)」
ちひろ「(こずえちゃんはさておき、志希ちゃん、愛梨ちゃんと背格好は変わりませんし)」
ちひろ「(1対2で武器のない私相手では分が悪そう....)」
???「(代わろうか?)」
ちひろ「....」
ちひろ「(ダメです、あなたを出してしまったら)」
ちひろ「(あの子たちを傷つけてしまうかもしれません!)」
???「(そんなこと言ってる場合?)」
???「(クーデターを起こした相手に情けなんてかけるものじゃないよ)」
ちひろ「(....あの子たち、自分たちの思い出の詰まった事務所でクーデターを起こした割には)」
ちひろ「(感情がフラットすぎます)」
???「....」
???「(隠してただけで、本当はそういう人間なのかも)」
ちひろ「(あり得ません)」
???「(どうして?)」
ちひろ「(ずっと見てきましたから)」
???「(....要するに勘ってわけか)」
ちひろ「(悪いですか?)」
???「(ううん、それでいいんじゃない?)」
???「(それが"私"の選択なら)」
ちひろ「....」
ちひろ「(彼女たちはきっと正気ではないんです)」
ちひろ「(なので私、あなたに代わります)」
???「(はぁ!?完全に今変わらない流れだったでしょ!!!)」
ちひろ「(いやあ、そうは言っても私の力では難しそうですし)」
ちひろ「(どうにかあの子たちを無傷で無力化できませんか?)」
???「....」
ちひろ「(あなたならできるでしょ?)」
???「....」
???「(....未知数なことが多すぎる、絶対の保証はできない)」
ちひろ「(....もし、1人でもアイドルを傷つけたら)」
ちひろ「(あなたを消します)」
???「(フッ、何を言うかと思えば)」
???「(今までどうやっても消せなかったのにどうするの?)」
ちひろ「(....私の身体ごと、あなたを消す)」
???「!?」
???「(それってつまり....)」
ちひろ「(ええ)」ニコッ
???「....」
ちひろ「(あなたも久しぶりに暴れたいんじゃないですか?)」
???「(....そりゃまあ)」
ちひろ「....」
ちひろ「(アイドルを傷つけることは許しませんが)」
ちひろ「(私の身体はどうなっても構いませんよ?)」
???「(....言ったね)」
ちひろ「(はい)」ニッコリ
???「(後悔しないでよ?)」
ちひろ「(後悔なんてするはずありません)」
???「....」
???「(わかった)」
???「(わかった)」
ちひろ「....いきますよ」
???「....ああ」
愛梨「?」
志希「....」ジー
ちひろ「鬼」
???「悪魔」
ちひろ・???「「ちひろ」」
ちひろ?「....」スッ
愛梨「ちひろさん?どうかしましたか?」
ちひろ?「....」チョン
愛梨「え?」ガクッ
愛梨「」バタリ
志希「....ふーん」ニヤ
志希「そんなことできたんだ~」
志希「ちひろ?さん?」
ちひろ?「ちひろじゃない、今は鬼でも悪魔でも好きに呼んで」
志希「名前なんてキョーミな~い♪」
ちひろ?「....余裕?」
志希「ううん、私じゃ勝てそうもないから諦めてるだけ~」フリフリ
ちひろ?「....」
ちひろ?「無抵抗の相手に手を上げるのは避けたいけど」
ちひろ?「事情が事情だし、軽く意識だけ奪わせて?」
志希「はぁ~い」
ちひろ?「....ごめんね」チョン
志希「こちらこそ」プス
ちひろ?「っ....!!!」バッ
志希「」バタリ
ちひろ?「何かを刺された....」プラン
ちひろ?「!!?」
ちひろ?「右腕が動かない....」
ちひろ?「....」
ちひろ?「....フフッ」クスクス
ちひろ?「流石志希ね」ニヤリ
ちひろ?「ま、これで制圧は出来た♪」
ちひろ?「身体はどうなってもいいって言ってたから完璧完璧」
ちひろ?「こずえはどうせ寝てるし....」チラ
ちひろ?「!!!」
ちひろ?「いない....?」
ちひろ?「さっきまでここで寝てたのに....」
ちひろ?「まさか残りの2人を呼びに....?」
こずえ「ちひろー?」
ちひろ?「....なんだ、後ろにいたの」
こずえ「ちひろ、どうしたのー?」
ちひろ?「ビックリしたけど、部屋にいてくれたならいっか」
こずえ「....」
こずえ「ちひろ、ちひろじゃない」
ちひろ?「こっちも流石」
ちひろ?「でも」
ちひろ?「もう一回寝てもらってもいい?」
こずえ「....もう、ねむくないから」スッ
こずえ「いい」ギュゥ
ちひろ?「(こずえの目に模様....?)」
グワッ
ちひろ?「!!!!!!!!!!」ビクッ
ちひろ?「なんだ!?」グググッ
ちひろ?「突然身体が、重くっ....」グググググッ
ちひろ?「っ....」グググググググググググッ
ちひろ?「ぐ..............」バタン
こずえ「つぎは、ちひろがねるばん」
ちひろ?「(なんだ、この重さは....とても立ってられない....)」チラ
ちひろ?「(周りの光景に変化はないし....私だけ....?)」
ちひろ?「こずえ....何をした....」ゼェゼェ
こずえ「....」
こずえ「こずえが、あおもりからもらった」
こずえ「わらってるりんご、たべたのー」
こずえ「にゅーとんのりんご」
こずえ「そしたら、『じゅうりょく』?」
こずえ「つかえるように、なったー....」ニコ
ちひろ?「....重力操作?」
こずえ「それー」
ちひろ?「そ、そんなの反則でしょ....」ハァハァ
こずえ「?」
ちひろ?「何これ....こんなの聞いてない....」
ちひろ?「(マズい....これじゃあ制圧どころか、クーデターの阻止もっ....)」ゼェゼェ
こずえ「もうすこしで、りんごくるから」
こずえ「ちょっとまっててー」ニコ
少ないですが本日はここまでになります
ライブのアーカイブを見ていたら遅くなりました
再開時はまたこちらで連絡します
お世話になっております
本日21時半頃から再開します
よろしくお願いします
~部屋の外~
春菜「(お手洗いに行こうと思ったら)」
春菜「(ま、ますます大変なことになってます....!)」
春菜「(まさか愛梨ちゃんやこずえちゃんがこんなことをしているなんて....!)」
ちひろ「ぐ、ぐっ....」ギュウギュウ
こずえ「....」ニコニコ
春菜「」
春菜「(これは助けにいくべきなんでしょうか....)」
春菜「(でもちひろさんが一方的にやられているのに)」
春菜「(私が出ていってどうにかなるとは....)」
春菜「....」ガサ
春菜「(ん、ポケットの中に何か....)」ゴソゴソ
春菜「!!!」
春菜「(こ、これは....!!!)」
春菜のポケットの中に入っていたアイテム >>245
それを使った対こずえ攻略作戦 >>248
みちるお手製パン
志希がかつて作ったバイバイ○でこずえを囲む
春菜「(こ、これは....!!!)」
春菜「(みちるちゃんお手製パン....!!!)」ババーン
【みちるちゃんお手製パン】
春菜「(パンかぁ)」
春菜「(パンじゃこずえちゃんには対抗できませんね....)」ションボリ
春菜「(他に何か使えそうなものは)」ポロッ
春菜「(あ)」
コロコロ
春菜「(あー!パンが転がって部屋の中に!)」
コロコロ
こずえ「?」
こずえ「ぱん....」
ちひろ?「パン....」
ピチャ
こずえ「?」
ちひろ?「突然パンが転がってきたと思ったら」
ちひろ?「志希が倒れた時に懐から流れ出た謎の液体に浸かって止まった....?」
パン パン
ちひろ?「!?」
ちひろ?「パ、パンが分裂した!?」
こずえ「???」
パン パン パン パン
ちひろ?「ま、まさかこれは....」
ちひろ?「こずえやばい!これはバイバインだ!!!」
こずえ「ばいばいん?」
ちひろ?「志希の懐から垂れているその液体はバイバインだったってこと!!!」
こずえ「どういうことー?」
ちひろ?「バイバインはドラえもんに出てくるひみつ道具で」
ちひろ?「その液体をかけた物体が。5分ごとに2倍の数に増えていくっ!!!」
こずえ「すごいー」
ちひろ?「なぜかこの液体の効果は数十秒ごとみたいだけど」
ちひろ?「このまま放置すると、私もこずえも、みんなも死ぬことになるっ!!!」
こずえ「....?」
こずえ「どうしてー?」
ちひろ?「これは全て食べ切らないと効果が消えない」
ちひろ?「逆に1つでも食べ切らないと永遠に増え続けるから」
ちひろ?「地球がヤバい!!!」
こずえ「....」
こずえ「じゃあどうしたらいいのー?」
ちひろ?「とにかく死に物狂いで食え!!!」
こずえ「わかったー」パク
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」パク
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」パク
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」モグモグ
こずえ「....」ゴックン
こずえ「おなかいっぱいー」ケフ
ちひろ?「長いよ!?」
ちひろ?「1つ食べきるのに1レスも使ってたらあっという間に地球滅びちゃうから!!!」
ちひろ?「ほら、皆も食べて!!!」
\\\\\\ ハーイ //////
~数分後~
こずえ「ほんとうに、おなかいっぱいー....」ケフケフ
ちひろ?「それはよかった」トン
こずえ「ん....ぅ」バタリ
ちひろ?「こずえは食後のお昼寝でもしてて?」ニコ
ちひろ?「ふう、よくわからないけど助かった....」
春菜「も、もっととんでもないことになりかけてしまいました....」
ちひろ?「春菜?もしかして春菜が助けてくれたの?」
春菜「え?いや私は助けたというか落としてしまったというか....」
ちひろ?「はぁ?」
春菜「それよりちひろさん、腕と足大丈夫なんですか?」
ちひろ?「腕と足?」
春菜「両手両足ともあらぬ方向に曲がっちゃってますけど....」
ちひろ?「え?」グニャア
ちひろ?「あー....」
ちひろ?「....」
ちひろ?「もう1回入れ替わるまでは大丈夫!」
春菜「大丈夫じゃありませんよ!?」
ちひろ?「今はそんなことより、このテロリストたちの後片付けをしないと」
春菜「そ、そうですね....!」
愛梨「捕まっちゃいましたぁ」
志希「尿をバイバインにする実験は成功だったみたいだね~♪」ニヒヒ
ヘレン「その愉快な光景、私も見たかったわ!!!」ババババーン
蘭子「やみのま!(クーデターお疲れ様でした!)」
こずえ「zzz....」スヤスヤ
ちひろ?「ちひろ、出番よ」
ちひろ「ハッ」ハッ
ちひろ「あれ、終わってる」
ちひろ「流石あのいたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた」グニャア
ちひろ「え、これ、なにこれ、体中が」
春菜「痛み止めがねどうぞ!」スチャッ
ちひろ「あ、治まった....」
春菜「それはあくまで痛み止めなので、これが終わったら病院に行ってくださいね?」
ちひろ「ありがとう春菜ちゃん....」
ちひろ「それで、みんなどうしてこんなことをしたんですか?」
愛梨「わかりません!」
ちひろ「そういうのいいですから」
愛梨「突然、青森の、プリンセス七海のためにクーデターを起こしたくなったんです」
ヘレン「私もよ!!!」バババババババーーーーン!!!!!!!
蘭子「私も!」
志希「....」
ちひろ「意地でも情報を吐かないつもりですか....」
志希「ううん」
志希「みんなの言ってることは本心だと思うにゃ~」
ちひろ「....どういうこと?」
志希「事務所の冷蔵庫に、りんごが何個か入ってて~」
志希「それを、ちょうど居合わせたこの5人で食べたんだよね~」
ちひろ「....やっぱり、原因はりんごなんですか」
志希「あたしは、そのりんごを食べる前に一応中身を分析してから食べたんだけど~」
志希「その中にはナノマシンが入ってたんだ♪」ニャハハ
ちひろ「なんで食べちゃうんですか!?」
志希「ナノマシン食べたことなかったから」キョトン
ちひろ「好奇心でよくわからないもの食べたらダメですよ!」
志希「善処します~」
ちひろ「もう、ナノマシン入りのりんごなんて誰が....
ちひろ「ナノマシン!?」
志希「?」
ちひろ「ど、どういうことですか?」
志希「う~ん」
志希「ナノマシンを食べた後からなんだよね」
志希「青森のことを大好きになっちゃったの」
ちひろ「....」
ちひろ「ナノマシンが脳に影響を及ぼして、みんなを操っていたってこと?」
志希「....少なくとも」
志希「状況証拠は揃ってるよ」ニヤ
ちひろ「....」
ちひろ「今も青森に対する気持ちは変わらない?」
志希「うん」
愛梨「早くりんご届かないかなぁ」
ヘレン「青森は世界!!!!」ババババババババババババババババババババババババーーーーーーーーーーーーーンンンンン
蘭子「波に飲まれよ!(津軽海峡の荒波)」
こずえ「zzz....」グウグウ
ちひろ「クーデターという目的は達成できなかったけど」
ちひろ「そのマシンを破壊しないと洗脳状態は解けないんですね....」
ちひろ「でも、脳に影響を及ぼしているということは」
ちひろ「マシン自体も脳の周辺にあるってこと....」
ちひろ「そんなの、取りだすにしても破壊するにしても」
ちひろ「大規模な外科手術でもしないと無理なんじゃ....」
ちひろ「一体どうしたら....」
ナノマシンの魔の手からアイドル達を救う方法 >>268
ありすのタブレットで検索
ちひろ「ありすちゃん!」
ありす「はい!?」
ちひろ「タブレットを貸してもらえない?」
ありす「いいですけど、検索履歴は見ないでくださいね」
ちひろ「ありがとう、えーっと検索履歴は『大人の男の人 好きなもの』『興奮を
ありす「ちひろさん!!!!」プンスカ
ちひろ「間違えました」
ちひろ「『ナノマシン 破壊』」
ちひろ「ふむふむ」
ちひろ「へー、ナノマシンってもうある技術なんですね~」
ちひろ「ナノマシンでがん細胞を破壊....すごい」
ちひろ「....ん?」
ちひろ「....ナノマシンでがん細胞を破壊する実験が行われているなら」
ちひろ「ナノマシンでナノマシンも破壊できるんじゃ....?」
ちひろ「....」
ちひろ「これは、うちの事務所の科学部を総結集させるしかありませんね....!」
志希「楽しみだにゃ~♪」
コンコン
ちひろ「?」
春菜「ちひろさん、窓の外に何かがいます!」
春菜「少し遠くて見えづらいですね、あ!こういう時はこのハズキルーペを」
ちひろ「そういう使い方じゃありません」
ガラガラ
ちひろ「これは....鳩?」
ちひろ「いや違う、鳩風の機械です....!」
春菜「足に何かが括りつけられています!でも小さくて見えづらいですね!あ!こういう時はこ
ちひろ「伝書鳩....まさか!」
ちひろ「....」ヨミヨミ
ちひろ「....」ヨミヨミ
ちひろ「....Pさん、青森も大変なことになっているみたいですね」
ちひろ「でもこの手紙のおかげで、つながってきました」
ちひろ「....りんごも重要な手がかりになりそう」
ちひろ「志希ちゃん!」
志希「なに?」
ちひろ「志希ちゃんはこれから、事務所の科学部のリーダーになって」
ちひろ「ナノマシン研究に打ち込んでもらいます!」
志希「え~?」
志希「でもそれって、この青森愛が消えちゃうってことだよね?」
志希「志希ちゃんそんなことに協力できない~」
ちひろ「....志希ちゃん」
ちひろ「青森なんかへの偽りの愛とナノマシンの研究、どちらが楽しいか」
ちひろ「洗脳されていてもわかりますよね?」ニッコリ
志希「たしかに」
ちひろ「志希ちゃんなら数日程度でどうにかしてくれそうですし」
ちひろ「ナノマシン問題はどうにかなるかもしれませんね....」
ちひろ「どうにかならなくても、最悪5人は事務所の地下水牢に入れておけばいいですし」
ちひろ「あ、この伝書鳩往復用です」
ちひろ「これでPさんたちにこちらの現状が伝えられます!」
ちひろ「....」カキカキ
ちひろ「現状を伝える手紙はこれでよし....」
ちひろ「まだ何か送れそうですし、少しでもPさんの助けになるものを送ってあげたいです....」
ちひろ「何かいいものはないでしょうか....」
Pに送るものとそれを持ってきたアイドル名セット
>>
>>
訂正
ちひろ「志希ちゃんなら数日程度でどうにかしてくれそうですし」
ちひろ「ナノマシン問題はどうにかなるかもしれませんね....」
ちひろ「どうにかならなくても、最悪5人は事務所の地下水牢に入れておけばいいですし」
ちひろ「あ、この伝書鳩往復用です」
ちひろ「これでPさんたちにこちらの現状が伝えられます!」
ちひろ「....」カキカキ
ちひろ「現状を伝える手紙はこれでよし....」
ちひろ「まだ何か送れそうですし、少しでもPさんの助けになるものを送ってあげたいです....」
ちひろ「何かいいものはないでしょうか....」
ちひろ「....1人で考えていても仕方ありません!」
ちひろ「みんな~、ちょっと話があるんですけど~」
Pに送るものとそれを持ってきたアイドル名セット
>>278
>>279
>>280
あかり りんご
薫がよしのんもってきた
あやめ 苦無10本
安価を取ったところで、本日はここまでになります
志希にゃんの尿がバイバインの件はどこかで掘り下げるつもりです
金土日のどこかで再開するつもりなので、予定が固まったらまた連絡します
お世話になっております。
明日のお昼過ぎ、13時半~14時頃からの再開を予定しています。
かなり早い時間になりますが、来ていただけると幸いです。
あかり「青森りんごはやっぱりダメんご!」
あかり「信頼できるのは山形りんごだけ!」
ちひろ「ナノマシン入りとはいえりんごまみれの青森に敢えて送る必要あります?」
あかり「きっと!りんごが目の前にたくさんあるのにそれを食べられないのは辛いんご!」
ちひろ「りんごってそこまでして食べたいものではないような....」
あかり「いいから入れてください!」グイグイ
ちひろ「押しが凄い」
【山形りんご】
あやめ「敵兵と戦うにはやはり武器が必要でしょう!」
あやめ「そんな時こそこの苦無!」
あやめ「数多の血肉を吸い込んできたと」
あやめ「これを売っていた通販番組で言っていました!」
ちひろ「胡散臭いです」
あやめ「武器だけではなく、壁を登ったり穴を掘ったりと、サバイバルには最適です!」
ちひろ「それならサバイバルナイフを入れた方がいいのでは?」
あやめ「....」
あやめ「ニンッ!」グイグイ
ちひろ「ああこっちも押しが凄い」
【苦無10本】
ちひろ「このくらいでしょうか」
薫「ちひろさん!」
ちひろ「薫ちゃんも何かPさんに届けたいものがあるの?」
薫「芳乃ちゃんが行きたいんだって!」
ちひろ「え?」
ちひろ「いやそれは....」
薫「芳乃ちゃんはすごいんだよ!」
薫「まだちっちゃいのに落ち着いてるし」
薫「かわいいしきれいだし!」
薫「ほら貝も吹けるよ!」
ちひろ「薫ちゃん、芳乃ちゃんが素敵な子なのは知ってます」
ちひろ「でもこの鳩さんに人間のような大きなものを運んでもらうのは無理ですから....」
薫「大丈夫っ!」
薫「ほら!」スッ
ちひろ「これは?」
薫「仮死状態の芳乃ちゃん!」
ちひろ「???????」
薫「芳乃ちゃんね、せんせぇになやみごとがでてくるのがわかってたから」
薫「何日か前からご飯もお水もやめて、くりぷとびおしす?に入ったんだって!」
ちひろ「クリプトビオシスって、生物が厳しい環境に対して活動を停止する無代謝状態のことですか!?」
薫「そうなの?」
薫「お茶をかけたら復活するんだって~」
ちひろ「芳乃ちゃん、不思議な子だとは思っていましたがまさかここまでとは....」
【よしのん(クリプトビオシス)】
ちひろ「と、とにかく、これらをPさんの元へ送りましょう!」
ちひろ「もっといいものもあるような気がしますが....」
ちひろ「Pさん、どうかご無事で....」
~青森の街を探索後~
P「しばらく青森の街を探索していたが」
P「なんとも普通の寂しい地方都市って感じだったな」
千夜「果たしてこれは都市なのでしょうか」
P「そんなこといったら街っていうのも怪しいところだろ」
千夜「はい」
P「....」
P「だが、月並みな地方の町だからこそ」
P「他とは異なる部分が手掛かりとなって浮き上がってきてたな」
千夜「ええ、やはりこの青森という国はおかしい」
千夜「そう再認識させられました」
探索で見つけた青森情報① >>293
探索で見つけた青森情報② >>294
探索で見つけた青森情報③ >>295
七海のお魚さん講座という番組が週7で放送されている
船橋あたりにいそうな梨の妖精……のような謎のりんごの妖精がそこら中にいる
七海が設立した福祉施設とか保育所とか学校とかがちらほらある
P「お互いの得た情報を整理してみよう」
千夜「まず、民家に落ちていた新聞によると」
千夜「七海のお魚さん講座というテレビ番組が」
千夜「毎日夜の19時から1時間、ゴールデンタイムの帯番組として放送されているということがわかりました」
千夜「しかもこれは1つの局ではなく、青森で視聴できる全てのテレビ局で同じ番組が放送されています」
P「青森が日本から独立したとはいえ、テレビ局自体の母体は変わっていないはずだが....」
P「ここまで番組表が違うのはどうなってるんだ....?」
千夜「社会主義、共産主義の魔の手は電波にも及んでいるようですね」
P「....なにより」
P「七海はこんな仕事を受けていないし、したこともない」
千夜「....」
P「あいつのスケジュールは俺の頭に入っているが」
P「一度としてこんな番組をやったことはないんだ」
P「あるとしたら七海が事務所を通さずに受けている仕事、闇営業ということになるが」
P「あいつの仕事、学校、私生活を考えると物理的に不可能だ」
千夜「毎日1時間の帯番組ということは、拘束時間もかなり長いでしょう」
P「ああ、全編ノーカットの撮って出しだとしても最低7時間はかかるし」
P「そんなことはありえない」
P「生放送が毎日19時に入っているはずもない」
千夜「....」
すみません、急な予定が入ったので夜から再開します
千夜「....つまり」
千夜「そのような番組が存在しているはずはない、と」
P「そうなるな、まあどういうわけか青森では存在してるみたいだが」
P「謎は深まるばかりだ」
千夜「しかし、新聞が落ちているならば」
千夜「ここは常に人がいないわけではなさそうですね」
P「そうだな、今のタイミングだけたまたま町の人全員が出払っているのかもしれない」
千夜「....そのようなことは」
P「....ありえないだろうな」
P・千夜「「....」」
P「次はそこら辺にいる謎の生物?だな」
千夜「甲高い音を立てながらそこらを歩き回っているあれですか」
五郎りんご「りんごっし~」キーン ←アレ
P「そうそう」
P「見た目は船橋あたりにいそうな梨の妖精に酷似している」
P「だが妖精のようなファンタジックな存在ではなく」
P「どうも実態はあるように見える」
P「そもそも船橋のあれも実態はあるけど」
千夜「なんなのですか、気色悪いです」
P「そう言ってやるなよ、奴らも懸命に生きてるんだ」
千夜「ではお前もゴキブリを見て気持ち悪いなどと言ってはいけませんよ」
P「すまんかった」
P「最後」
P「七海の名前で設立された福祉施設とか保育所がちらほらある」
千夜「著名人がそのような施設や団体を設立することは珍しくないのでは?」
P「それはそうだが」
P「七海はまだ中学生だ」
P「あいつはいい子だが、ここまで大規模な活動を起こすほどじゃない」
P「こんなの企業の経営者かハリウッドスターはやる規模だぞ」
千夜「ふむ....」
P「挙句の果てにはQNⅠC(クイーン七海1世カップ)なんて競馬のレースまで開催されてる始末だ」
P「これじゃまるで七海が女王みたいじゃないか」
P「そもそも青森に競馬はないはずだ」
P「種牡馬だってウインバリアシオンとアルデバランくらいしかいないのに」
千夜「はぁ」
ボボボボボボボボボボボボ
P「ん?」
電気伝書鳩「ぽっぽー」
P「帰ってきた」
千夜「よくやりました、よしよし」パフパフ
P「(ニッコリ)」
千夜「中へ帰りなさい」スッ
電気伝書鳩「ポッポー....」
シュポ
P「鳩、食った....」
千夜「電気伝書鳩を体内へ収納しただけです」
P「鳩の踊り食いにしか見えねえよ....」
千夜「事務所からの返信です」スッ
P「無事届いたみたいで良かった」
P「え~っとなになに」
P「『事務所では青森派のアイドル達がクーデターを起こしました』」
P「....どういうこと?」
千夜「おそらく、青森派のアイドル達がクーデターを起こしたのでしょう」
P「だよな」
千夜「はい」
P「....」
千夜「....」
P「....」
P「え、やば」
千夜「こちらの行動と何か関係しているのでしょうか」
P「いや、続きを読む限りどうも関係はないらしい」
P「クーデターは春菜とみちると志希のおかげで制圧できたそうだ」
千夜「?」
千夜「志希さんはクーデター側の方にも名前が書いてありますが」
P「よくわからん、志希のことだし裏切ったんじゃないか?」
千夜「それもそうですね」
P「なるほど、青森派の面々は青森国側からナノマシン入りのりんごを食べさせられて」
P「洗脳されてしまったらしい」
P「俺らが手紙に同封したりんごもナノマシンが入ってる可能性が高いってさ」
千夜「この大量に落ちているりんごもそうなのでしょうか」
P「おそらくな....」
千夜「....」
千夜「....あむ」ガリッ
P「」
千夜「....」モグモグ
千夜「....」ゴックン
千夜「さすが青森りんごです、山形りんごでは太刀打ちのできない味」
P「なんで食べちゃうの!?」
千夜「空腹です」
P「それはわかるけど!」
P「今しがたこのりんごの危険性を忠告したところだよね!?」
千夜「私の胃は鋼鉄ですから問題ありません」
P「鋼鉄とか関係なくナノマシンは....」
P「あ、マジで鋼鉄?」
千夜「はい、私の身体は義体ですので」
P「あぁ~ね」
P「....いやアイドルが落ちてるもの食べたらダメでしょ」
千夜「先ほどは空腹のためと言いましたが、もう1つ理由があります」
P「堂々と後付けすな」
千夜「例えば、道端で爆発物が発見されたときはどうしますか?」
P「警察を呼ぶ」
千夜「そうです、その後は爆発物処理班が対処をします」
P「うん」
千夜「今回も同じです」
P「???」
千夜「このように危険なものを放置していると、新たな被害者が出る可能性があります」
千夜「ですから、簡単に処理できる私が全て食べてしまえばよいのです」
P「なるほど....?」
P「....」
P「ただ食べたいだけじゃないよな?」
千夜「違います」
P「それならいいけど」
~数分後~
千夜「完了しました」
P「青森の町がきれいになったね!(白目)」
P「青森派にクーデターを起こした理由を聞いたら」
P「『プリンセス七海の青森掌握の邪魔をさせないため』と答えたらしい」
千夜「....」
千夜「....七海さんが黒幕」
P「....それはまだわからん」
P「七海が黒幕なら、ロケを装って青森に行く意味がない」
千夜「カモフラージュではないのですか」
P「カモフラージュもなにも、あいつは青森出身で実家も青森のまま」
P「プライベートで好きなだけ青森に行くことはできるんだ」
P「わざわざロケを装うことで、俺や事務所にバレるリスクを高める意味がない」
千夜「....なるほど」
P「だが、青森国側が七海に執着していることははっきりしたな」
千夜「....ええ」
P「大変なことになってんなあ、どうしたもんか」
千夜「....」カサカサ
千夜「む、何かが手紙に同封されていますよ」
P「ん?」
【山形りんご】【苦無10本】 【よしのん(クリプトビオシス)】
P「....なんだこれ」
千夜「救援物資ではないですか?」
P「救援物資ならもうちょいマシなもん贈るだろ」
P「いやうちの事務所の面々ならありえるか....」
P「りんご、山形のりんごらしい」
千夜「食べ比べても?」
P「早いて、もうちょい温存しよう」
千夜「....お前、覚えておきなさい」
P「沸点が低すぎる」
P「苦無はあいつだろうな」
千夜「役に立たないこともないかもしれませんが」
P「ああ、もうちょっと柔軟に使えそうな今の時代のアイテムが欲しかった気もする」
P「最後のこの小さなくしゃくしゃの塊は....」
P「『芳乃の干物』らしい」
千夜「は?」
千夜「お前、今の状況を分かっているのですか」
P「俺も書いてある通りに読んだだけだし....」
P「お茶をかけると戻るってさ」
千夜「....」
千夜「今、お茶はありません」
P「だよな」
P「まあこんなよくわからんもののために水分を消費する必要もないし」
P「お茶を手に入れたらかけてみよう、何かしらの変化はするんだろう」
千夜「それならばよいのですが」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ
千夜「!」
千夜「お前!」
P「ああ、大量の足音」
P「....青森国の連中だろう」
P「しかしなぜバレたんだ....」
千夜「忘れたのですか、この国は社会主義国」
千夜「監視などお手の物ですよ」
P「監視カメラには気を付けていたつもりだったが....」
千夜「....」
千夜「....」パシッ
五郎りんご「りんごっし~」キーン
千夜「....」バキッ
五郎りんご「」
P「お、お前こんなに気持ち悪い妖精さんになんてことを....」
千夜「これは自立型監視用システムのようです」
P「オーマイガッ」
P「だからこいつら、ちょいちょい街中にいたのかよ....」
千夜「これからは、青森の町では監視カメラだけでなく」
千夜「これにも気をつけなければいけませんね」
五郎りんご「」←コレ
P「青森怖いなあ」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ
P「ここが見つかるのも時間の問題だな」
千夜「そのようです」
P「どうする、まだ七海の居場所もつかめてないのに....」
千夜「しかし、私たちは動くしかありません」
千夜「どうしますか、お前」
P「....」
Pと千夜ちゃんはどうする? >>326
手をつなぐ
P「....手を、つなごう」
千夜「思考放棄ですか」
P「....違う」
P「きっとここが俺の人生の最後だから」
P「最後くらい可愛い女の子と手をつないで死にたいと思って」
千夜「それを思考放棄と言うのです!」バシッ
P「見切った!」
パシッ
千夜「なっ....」
P「ふっ、死の淵に立たされた俺が千夜のパンチを掴むことなど容易い」
千夜「離しなさい!」
P「嫌だ、ここを、こうして」サワサワ
P「....できた」
P「手つなぎ!!!」
千夜「」
P「あ゛ぁ゛~たまらん」ハァハァ
千夜「....もう諦めるのですか」
千夜「....見損ないました」
千夜「私はお前を好きではありませんが」
千夜「....七海さんの、アイドルのためなら」
千夜「....何をしてでも、助けになるのだと思っていたのに」
P「....きた」
千夜「....もう遅いですよ」
P「....千夜」
P「手をつなぐことは、人間の心と体に」
P「様々な効果を与えてくれるんだ」
千夜「!?」
千夜「まさかお前....!」
P「....」ニヤリ
P「1つ」
P「人間は緊張するとコルチゾールというホルモンを分泌するが」
P「手をつなぐことによってこれは減少し、ストレスは軽減される」
P「これによって俺は、追い詰められた状況下では貴重な」
P「『落ち着き』を得る」
千夜「!」
P「2つ」
P「手をつなぐことで」
P「幸せホルモンとも言われるオキシトシンが分泌される」
P「これで俺は」
P「幸せな気持ちになった」
P「千夜とずっと手をつないでいたいちゅっちゅ」
千夜「!!」
P「3つ」
P「コルチゾールは敏感肌の原因」
P「つまり手をつなぐと」
P「コルチゾールの減少によって」
P「敏感肌が改善される!!!」ババーン
千夜「!!!」
千夜「...」
千夜「???」
千夜「それは何か役に立つのですか」
P「それはな
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ
千夜「!?」
P「来たか」
千夜「お前、銃弾が来ます、伏せ
P「千夜、俺の背中におぶさってくれ」
千夜「この状況で何を言っているのですか!?」
P「ここを正面突破する」
千夜「!!?!?!?!?」
P「早くっ!」
千夜「....」
千夜「....知りませんよ」オズオズ
P「俺の身体に完全に隠れたな」
千夜「はい....?」
P「俺は幼い頃から敏感肌でな」
P「物心ついてからは、肌が荒れていなかったことがない」
P「特にここ、青森に来てからは」
P「海の潮風や冬の北風にあてられて」
P「肌のコンディションは最悪だったんだ」
千夜「はぁ」
P「だが俺の肌荒れは、手つなぎによって完璧に改善された」
千夜「それが何か?」
P「物心つく前の俺の体質に、親は死ぬほど苦労したらしい」
P「今思えば敏感肌は、神が俺を抑えるために与えてくれたのかもしれない」
千夜「???」
P「....要するに」
P「肌荒れの改善された俺は」
P「無敵だ」
青森軍「Fire!!!」ババババババババババババババババババババババババ
千夜「っ!!!」グッ
P「....」シュルリ
P「今の俺の肌の摩擦はほぼゼロ」
P「銃弾が俺を捉えることは」
P「ない」ニヤリ
千夜「お、お前!!!」パァッ
本日はここまでになります
混沌としてきたので、近いうちにキャラ一覧を上げるつもりです
再開時はこちらで連絡します
かなり内容が混沌としてきたので、私用の資料も兼ねてキャラ一覧を上げます。
今後の安価の参考にしていただけると幸いです。
P
とある芸能事務所のプロデューサー。兎にも角にもアイドル優先。アイドルに全てを捧げた男。
圧倒的な行動力と男気、そして肌の摩擦を無くすという特殊能力を持っている。
全体の摩擦を無くすだけでなく、肌荒れの箇所を操ることで必要な場所には摩擦を残すことも可能。
浅利七海
14歳のお魚大好きアイドル。無免許で河豚を捌いて第三者に振る舞っていた疑いがある。
青森国へロケに行ったまま行方不明。作中では名前を呼ばれるばかりで、ここまで一度も登場していない。
もはや彼女のスキャンダルはどこへやら、彼女の存在すら疑われつつある。
千川ちひろ
とある芸能事務所の事務員。Pのことが好き。意識的に心拍数を高めることで血流を加速させ、発生した熱量を運動能力に変換しスピードを急上昇させる「前借り」という技を使うことが出来る。心拍が高まることで心音がエンジン音のように鳴り響き、
体表の血管が腫脹するためか体色も赤く変化、さらに状態が進行すると白目が呉一族のもののように変化する。
さらにこの技の使用時には心臓に平常時の4〜5倍に相当するほどの負荷がかかるため、
全身の血管に損傷が生じて吐血や鼻・目からの出血を起こすばかりか、脳内出血が原因で記憶の喪失や混濁、幻覚、幻聴など重篤な症状が現れる。また、記憶の混濁によるものか好戦的な性格へと変化する。
彼女はこの危険な状態を別人格として切り離し、「鬼・悪魔・ちひろ」の言葉をキーにして押さえつけている。
元ネタは漫画『ケンガンアシュラ』。
棟方愛海
14歳のお山大好きアイドル。登山をしていた時にPに捕まり、プロフィールが七海と似ていることを理由に、
仮想人格入りナノマシンで人格を消されそうになった。
ライラさん
16歳のアイス大好きアイドル。七海に河豚を振る舞ってもらった張本人。
白雪千夜
17歳のお嬢さま大好きアイドル。七海を探して青森国に突入しようとするPを見つけ、勝手に着いてきた元人間。
幼い頃に遭った大火事で重傷を負い、生き永らえるために身体の80%ほどを義体とした。
通常時はごく普通の美少女だが、戦闘モードでは約15mでカラーリングが千夜風の巨大ロボットとなる。
他にも電気伝書鳩のような謎機能を多数備えている。
大和亜季
21歳のミリタリー大好きアイドル。千夜の招集した傭兵軍団の中になぜか混ざっていた。
原田美世
20歳のいじり大好きアイドル。北海道から青森に船で突入する時になぜか運転していた。
輿水幸子
14歳のカワイイ大好きアイドル。作中では未登場だが、大ファンである電気自動車メーカーCEOの手によって
彼女を模した魚雷が作られた。青森国軍の船団に少しだけ牙を剥いた。
脇山珠美
16歳の剣道大好きアイドル。学校への登校中、千夜の手によって突然拉致された。
そのまま解放されることはなく、体中が縛られた上に目隠しや猿轡で厳重に拘束された状態で長時間監禁されていたため、
『斬る』衝動に体中を支配された。その影響により、竹刀で青森国軍の船団のほとんどを壊滅させた。
久川凪
14歳のよくわからないアイドル。作中では未登場だが、青森国軍が壊滅し静かになった海を、千夜が「凪」と表現した。
十時愛梨
18歳のアップルパイ大好きアイドル。青森りんごを食べて洗脳させられ、事務所でクーデターを起こした悪いやつ①。
遊佐こずえ
11歳のちょっと怖いアイドル。青森りんごを食べて洗脳させられ、事務所でクーデターを起こした悪いやつ②。
彼女が食べたりんごは、ニュートンのリンゴという歪な笑顔が特徴の林檎で、摂取した結果重力操作の能力を得た。
使用すると眼球にリンゴと同じ歪な笑顔の模様が浮かぶ。元ネタはジャンプ漫画『HUNGRY JOKER』。
一ノ瀬志希
18歳の失踪大好きアイドル。青森りんごを食べて洗脳させられ、事務所でクーデターを起こしたヤバいやつ③。
他の4人とは違い、興味本位で洗脳りんごの危険性を認識したうえで食べたヤバいやつ。
自らの身体から排出される尿をバイバインにしているヤバいやつ。
ヘレン
24歳の世界大好きアイドル。青森りんごを食べて洗脳させられ、事務所でクーデターを起こした悪いやつ④。
強烈な個性にもかかわらず話にあまり関わってこなかった。
神崎蘭子
14歳の中二病大好きアイドル。強烈な個性にもかかわらず話にあまり関わってこなかった。
上条春菜
18歳の眼鏡大好きアイドル。事務所内でクーデターが勃発した時、春菜専用眼鏡部屋で眼鏡を愛でていたら巻き込まれずに済んだ。クーデター解決の立役者。
大原みちる
15歳のパン大好きアイドル。作中には未登場だが、彼女のパンがなければこの話は終わっていた。
橘ありす
12歳のタブレット大好きアイドル。ついでにプロデューサーのことも気になっており、
彼女の検索履歴を見た者は皆一様に柔らかな笑顔を浮かべる。
辻野あかり
15歳の山形りんご大好きアイドル。敵国内に潜入中のPに山形りんごを送った。
浜口あやめ
15歳の忍者大好きアイドル。敵国内に潜入中のPに苦無10本を送った。
龍崎薫
9歳のめちゃくちゃ元気で可愛いアイドル。敵国内に潜入中のPに芳乃を送った。
依田芳乃
16歳のおせんべいとお茶大好きアイドル。Pがトラブルに遭うことを事前に予知しており、
それに備えて数日前から仮死状態になっていた。現在はPのポケットの中に入っている。
短いのですが以上になります。今後ともよろしくお願いします。
本日21時半以降から再開します
よろしくお願いします
P「ハァ、ハァ」
P「どうやら巻けたようだな....」ゼェゼェ
千夜「まさか、自分の肌だけではなく触った物の摩擦係数も操ることが出来るとは....」
P「こんなことは初めてなんだ、能力が覚醒したのかもしれない」
千夜「....突然能力を使いだすなんて、世界観を間違えているのではありませんか」
P(能力者)「お前に言われたくねえよ!」
千夜(変形ロボット)「?」
P「だがこの能力、副作用がかなり大きくてな....」
P「連続しては使えないんだ....」
千夜「副作用....?」
P「....あぁ」
P「今の俺の肌を見てくれ」
千夜「....!」
千夜「また荒れてきていますね」
P「そう、肌荒れ体質の俺が能力を使ってしまうと」
P「解除した時、普段の肌荒れを超えたスーパー肌荒れになってしまう....」
千夜「....」
千夜「特に問題ないので使ってしまえばよいのでは」
P「今はまだ1回目だからこの程度で済んでるが」
P「1日の中で何度も繰り返しているとどんどん酷くなる」
千夜「?」
P「最後には肌が真っ黄色になり、頭の形まで変形してしまうくらいのワースト肌荒れになってしまうんだ」
P「これを医学用語でPヘッド状態と言うんだが」
P「こうなってしまったら最後、二度と元には戻らない....」
P「自分以外の物に干渉するのは負担が大きいみたいで、普段より肌荒れの速度がかなり速いみたいだ....」
千夜「はあ」
千夜「それが何か問題ですか?」
P「お前、このイケイケの面が永久に失われちまうんだぞ!?」
千夜「さて、この後はどうしますか」
千夜「敵を巻いたとはいえ同じ所に留まり続けるのは危険です」
P「ちょーい」
どうする? >>366
乗り物を調達する
P「そうだな....」
P「敵が迫っていることを考えると、ここから離れるのはマストだろう」
P「同時に七海の居場所も探さなきゃならない」
P「そう考えると、長距離移動用に足が欲しいな」
千夜「乗り物ですか....」
P「大胆に動けば監視システムに捕捉されるんだろうが」
P「このままじゃ徒歩か走りでしか移動できない今のままじゃ、どのみちジリ貧だし」
P「使い勝手のいい乗り物を手に入れたいところだな....」
千夜「そういえば....」
P「ん?」
千夜「先ほどの探索中に条件に合致する乗り物を見ました」
P「でかした!」
P「そこに連れていってくれ!」
千夜「はい」
千夜ちゃんの見つけた乗り物 >>369
ドラゴン
ドラゴン「....」ガオー
P「....」
千夜「こちらです」
P「千夜の中のちょうどいいってなんなん」
千夜「先ほどの条件に合致していますよ」
P「大胆に動くのはマズいって言っただろ!?」
P「そもそも、その理由で変形千夜で空を飛ぶのもダメって言ってるのに」
P「ドラゴンなんて乗ったら益々目立つだろ!」
P「ツッコミどころ多すぎてドラゴンの存在自体にツッコむ余裕がねえよ!」
ドラゴン「それでは、レーダーで感知ができないくらいの高度を飛ぶというのはいかがでしょうか」
P「千夜より話が分かるドラゴンだった....」
千夜「おいお前」
P「いやあ、急上昇して目的地の上空まで移動」
P「到着したら急降下なら確かに相手には感知されないかもしれません」
P「ただ人間の俺には耐えられないような気がするんですよ」
ドラゴン「なるほど、確かに私のようなドラゴンやこの女性のような機械ならば問題はないですが」
ドラゴン「人間、しかも敏感肌となると厳しいかもしれません」
P「敏感肌とか関係なく人間には無理です....」
P「ところで」
ドラゴン「はい」
P「なぜか話を進めてしまっていたんですが」
P「あなたは一体....?」
ドラゴン「私は....」
ドラゴン「ドラゴンです」
P「見ればわかります」
千夜「プロフィールを聞いているんです」
ドラゴン「ああ、そうでしたか」
ドラゴン「失礼しました」
ドラゴンの名前 >>373
ドラゴンの体長 >>375
ドラゴンの特徴 >>377
ドラゴンは飛べる? >>379
ヒロミ
目付きが悪い
7つの首がある
地中に潜れる
ドラゴン「私はヒロミというものです」
P「なんかDQNのなれ果て芸能人みたいな名前ですね」
ドラゴン「殺しますよ」
P「!?」
ドラゴン「私は人間とは仲良く共存していきたいのです」
ドラゴン「命が惜しくばあの人間と私を」
ドラゴン「名前だけで結びつけるのはやめなさい」
千夜「初対面の方に対して最大限の侮辱ですよ」
P「すみません....」
P「....」
P「....もしかしてよく言われるんですか」
ドラゴン「殺し
P「すみませんでした!!!」ドゲザ
P「ドラゴンってファンタジーでしか知らなかったんですけど」
P「めちゃくちゃ大きいってわけじゃないんですねぇ」
P「3メートルくらいですか?」
ドラゴン「今はそうですね」
P「今は?」
P「昔はもう少し小さかったとか?」
ドラゴン「いえいえ、そうではなく」
ドラゴン「いいえ、私は数字を順番に言っていき」
ドラゴン「3の付く数字と3の倍数で止めれば」
ドラゴン「自分の体長をその大きさにできるんです」
ドラゴン「999mまでですがね」アハハ
P「....」
P「あのもう1度説明してもらっても?」
ドラゴン「実演してみましょうか」
ドラゴン「今は3メートルです」7
ドラゴン「....」スゥ
ドラゴン「1,2,3,4,5」
ドラゴン「6」ググーン
ドラゴン「数字を言うのを止めたところの体長になります」
ドラゴン「これで倍の6mになりました」
P「すげー」
ドラゴン「これが私の能力『NABEATSU OF THE WORLD』です」
P「(日本のテレビ番組好きなのかな)」
P「わートゲトゲ!」
P「ドラゴンっぽくてかっこいいですね~」
P「触っていいですか?」
ドラゴン「ええ、どうぞ」
P「ありがとうございます~」サワサワ
P「おお~、ドラゴンの鼓動を感じる~」
ドラゴン「彼らも喜んでいるでしょう」ニコニコ
P「彼ら?」
ドラゴン「このトゲの1本1本は、首が退化したものなんですよ」
P「首が退化?」
ドラゴン「ええ、ドラゴンというのは生まれた時」
ドラゴン「1つの身体に8つの首があるんです」
ドラゴン「当然脳もそれぞれにありますから、最初の頃は大変なんですよ」
ドラゴン「兄弟と言えばいいんでしょうか」
ドラゴン「すぐ隣にも、そのまた隣にも常に兄弟がいる環境」
ドラゴン「本当に騒がしいんですよねぇ、懐かしいなぁ」
P「へー」
ドラゴン「そして、誕生日を迎えるごとに」
ドラゴン「最も生存能力がないと親に判断された首が引きちぎられます」
P「」
ドラゴン「人間界で言うところの『間引き』でしょうか」
ドラゴン「これを毎年行っていき」
ドラゴン「最後に残ったのが私です」ニッコリ
P「えぇ....」ドンビキ
ドラゴン「時が経つと、引きちぎられた首の根元の部分が」
ドラゴン「最後に残った1本の首の後ろでトゲトゲになるんです」
ドラゴン「ほら、数えてみると7本ありますよ」
P「(ドラゴンやばい、志希くらいの倫理観しかない)」
ドラゴン「彼らの墓標みたいなものですから、もっと触ってあげてください」ニコニコ
P「(アカン)」ガクガク
修正
ドラゴン「時が経つと、引きちぎられた首の根元の部分が」
ドラゴン「最後に残った1本のそばで寄り添うようにトゲトゲになるんです」
ドラゴン「ほら、数えてみると7本ありますよ」
P「(ドラゴンやばい、志希くらいの倫理観しかない)」
ドラゴン「彼らの墓標みたいなものですから、もっと触ってあげてください」ニコニコ
P「(アカン)」ガクガク
P「俺ずっと疑問だったんですけど」
P「ドラゴンってどうやって飛んでいるんですか?」
P「立派な羽はお持ちですけど、身体の大きさを見るに」
P「その羽だけではとても飛ぶことなんてできないような....」
ドラゴン「さあ....」
ドラゴン「ファンタジーに出てくるドラゴンは羽以外を使っているんじゃないでしょうか?」
ドラゴン「彼らは魔法を使えますしそれとか」
千夜「もしかすると、身体の密度が非常に小さいのかもしれません」
千夜「それならばあの羽でも十分飛ぶことができます」
P「いやいやドラゴンさん、俺はあなたに聞いてるんですよ~」
P「飛べる理由は企業秘密ってやつですか?」
ドラゴン「私は飛べないのでわかりません」
P「飛べないならなんで空を飛ぶ前提の移動方法を提案したんだよ!!!」
ドラゴン「ドラゴンファンの期待を裏切ってはならないと思いまして」
P「存在してるだけでも十分期待に応えてるわ!!!」
ドラゴン「代わりに地中に潜れます」
P「土に潜れるドラゴンはもう字面がモグラなんですよ....」
ドラゴン「『土』『竜』....」
ドラゴン「『土竜』....」
ドラゴン「なるほど、言葉遊びですか」
千夜「呑気ですねお前は」
P「俺悪いか?」
短いのですが本日はここまでになります
モバマスとは一切関係のないオリキャラの話になってしまい申し訳ありません
再開時はこちらで連絡します
早めのお知らせになります。本日20時以降から再開予定です。
ぜひお越しください。よろしくお願いします。
また宣伝になりますが、気分転換に新しいスレも書き始めました。
(あくまでこちらの安価スレ優先なので、ペースはそこまで落ちないと思います)
こちらも暇つぶし程度に読んでいただけると幸いです。
【モバマスSS】まゆ「大切な日を、大切な人と」
【モバマスSS】まゆ「大切な日を、大切な人と」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1611933149/)
P「ドラゴンさんってずっとこの辺にいるんですか?」
ドラゴン「はい、もう何年も青森を見てきました」
P「....」
P「失礼ですが、なぜ青森に留まっているんですか?」
ドラゴン「....」
P「気を悪くされたならすみません」
P「ただ、あえて誰もいない青森の町に留まる理由があるのかなと」
ドラゴン「....」
ドラゴンが青森にいる理由 >>397
村上組青森支部の人に捕まったから
ドラゴン「....青森の裏社会を牛耳る存在をご存知ですか」
P「え?いやぁそういうことには疎くて」
ドラゴン「村上組青森支部、というようです」
P「(知ってる名前だった)」
ドラゴン「元は広島のようですが、近年は青森でも力をつけているようで」
ドラゴン「実は私も、彼らに捕まっているのです....」
P「捕まっている....?」
千夜「しかし、あなたのような力があるならすぐにでも倒すことが出来るのではありませんか?」
ドラゴン「ええ、私単体ならそうでしょう」
P「....人質ですか」
ドラゴン「....妻と子です」
P「....惨い」
千夜「....許せません」
ドラゴン「ですが彼らもいつからか、思考を放棄させられているようでして」
ドラゴン「他の人々と同じように生業を捨て、国の指示に従って日々動いています」
P「!」
P「やっぱり青森の人間は全員ナノマシンの手に落ちているんですね」
ドラゴン「はい、村上組という悪も」
ドラゴン「さらなる巨悪の前にはなすすべもありませんでした」
ドラゴン「今日も招集がかかったのか、町の皆さんと揃ってフラフラと移動して行ったようです」
P「移動....?」
千夜「この町の異常な静けさは過疎が理由だと思っていましたが」
千夜「通常の姿ではなかったのですね」
P「このレベルで人がいない町は過疎を超えてるだろ」
P「滅亡だよ滅亡」
千夜「どのみち近い未来にはそうなるのでは」
P「それは青森だけじゃなく日本の地方全体の問題だから....」
P「それならドラゴンさんは逃げればいいんじゃ....」
P「あっ、奥さんと子供さんか....」
ドラゴン「はい、妻と子供も一緒に連れていかれてしまいました」
ドラゴン「私はりんごを食べていないのでナノマシンに操られてはいませんが」
ドラゴン「妻と子供は既に、意識が....うぅっ....」ウルッ
P「....」
P「町の人たちが今どこにいるかはご存知ですか?」
青森国の中枢都市 >>403
大鰐町
ドラゴン「おそらく、今回もまた青森の住人達は」
ドラゴン「青森国の中枢、大鰐町に集められているはずです」
P「青森国の中枢....」
千夜「大鰐町....」
P「....」
P「....ってどこですか?」
千夜「お前....」アキレ
P「いやだってさ!」
P「青森県の市町村なんて青森市と弘前市と八戸市くらいしか知らないだろ!?」
ドラゴン「八甲田雪中行軍遭難事件で有名な八甲田山のある十和田市もありますよ」
P「もうちょっとマシな紹介の仕方あるでしょ!?」
千夜「まったく、青森に来るというのに呆れた人です」
P「不勉強ですまん....」
千夜「私の脳は半分ほどが機械に置き換わっているので」
千夜「こちらへ来る前に青森大百科をダウンロードし、オフラインでも閲覧できるようにしてきたというのに」
P「それはお前しかできないだろ」
P「ほぼカンニングのくせによく俺のこと罵倒できたな」
千夜「いいですか、感謝を忘れず心して聞きなさい、大鰐町とは」
千夜「前回の国勢調査からの人口増減は11.86%減の9,676人であり、増減率は青森県下40市町村中33位」
千夜「という町です」
P「過疎化が進んでいるだけという情報!?」
ドラゴン「バブル景気時代に建設された温泉レジャー施設を運営する第三セクターが」
ドラゴン「バブル崩壊とともに多額の債務を生み出したことで」
ドラゴン「一時は財政破綻寸前まで陥りました」
P「ろくなニュースがない」
P「なんで青森国はそんな辺鄙なところに中枢を置いたんだ....?」
千夜「連中からして見れば、既存の都市規模など関係ないのでしょう」
P「まあ住民はみんな洗脳してるわけだし」
P「必要な時は今日みたいに無理やり集めればいいだけだしな」
ドラゴン「大鰐町は青森の南端かつほぼ中心ですから」
ドラゴン「立地面で惹かれるものがあったのかもしれませんね」
P「なるほど....」
P「とにかく、これで行き先が決まったな」
千夜「ええ」
ドラゴン「行き先?」
P「はい」
P「俺達は今、青森国に囚われている女の子を探しているんです」
ドラゴン「ほう、そういうことでしたか」
P「青森国の中枢があって、そこに住民も集められている」
P「七海の居場所はそこしか考えられない」
千夜「....突入ですか」
P「ゆくゆくはな」
P「だがもう少し情報が欲しい」
P「せめて今の大鰐町がどうなってるのかは知っておきたいところだな」
P「ということでドラゴンさん」
ドラゴン「はい?」
P「どうか、大鰐町まで地中を通って連れていってはくれませんか」
P「さすがに奴らも地中までは見張っていないでしょうし」
P「これが最良なんです....!」
ドラゴン「....」
P「どうか、七海のためにお願いします!!!」ドゲザ
ドラゴン「....」
ドラゴン「....もちろん、ご協力しましょう」
ドラゴン「きっと妻と子供もそこにいるはずですからね」ニコッ
P「ドラゴンさん....!」
ドラゴン「その代わり、突入の際は別行動とさせてもらいます」
ドラゴン「私は家族を探さなければなりませんので」
P「ありがとうございます!それで何の問題もありません!」
ドラゴン「....しかし」
ドラゴン「あなたの身体は、地中を高速で進む衝撃に耐えられるでしょうか?」
P「あっ....」
P「....」
P「千夜どうにかできない?」
P「例えば千夜をパワードスーツみたいにして身に纏うとか....」
P「って無理だよなそんなこと」アハハ
千夜「....そんなこと」
千夜「私が義体化されていなければ実現不可能でしたよ」ウィーン
P「へぇっ!?」
ガシャ ガシャ ガシャ
カシュン
カシャシャシャシャシャシャシャ
チュイーン
P(千夜を纏った姿)「す、すげえ....」
P(千夜を纏った姿)「トニー・スタークになった気分だ....」
千夜『これなら大抵の衝撃には耐えられるでしょう』
P(千夜を纏った姿)「あっやば、千夜の声が耳元で聞こえる」
P(千夜を纏った姿)「違うわ、俺が千夜の中に入ってるんだ....」
P(千夜を纏った姿)「....なんか」
P(千夜を纏った姿)「興奮してきたな」ムラムラ
P(千夜を纏った姿)「皮モノも意外と....」
千夜『地中で放り出すぞお前』
P(千夜を纏った姿)「ごめんね」
千夜『....ただ、電力はお前の胸のアーク・リアクターから(勝手に)貰っていますから』
千夜『節電にはなります』
P(千夜を纏った姿)「千夜と俺が繋がってる....?」
千夜『このまま収縮して肉体を粉々にしましょうか』
P「てへ」
P(千夜を纏った姿)「ドラゴンさん、これから俺のことは」
千夜イアンマン「千夜イアンマンと呼んでください」ニッ
ドラゴン「はぁ」
千夜『やめてください』
P(千夜を纏った姿)「はい....」
ドラゴン「では私のトゲトゲに捕まってください」
P(千夜を纏った姿)「はーい」
ドラゴン「お、そこは3番目に間引かれた『センチメンタルジャーニー』の首の根元が退化したトゲですね」
P(千夜を纏った姿)「紹介しないでいいですから....」ドンビキ
千夜『珍妙な名前ですね』
ドラゴン「それでは、行きますよ!」ガッ
ドラゴン「掘削開始!!!」ガガガガガガガッ
P(千夜を纏った姿)「っ....!!!」
~地中~
ガガガガガガガガガガガガガガッ
P(千夜を纏った姿)「ドラゴンさーん」
ドラゴン「なんでしょう?」
P(千夜を纏った姿)「大鰐町に入ってもいきなり突入するのは危険ですし」
P(千夜を纏った姿)「とりあえず町の郊外や山の中なんかの目立たないところに出てもらってもいいですか?」
P(千夜を纏った姿)「そこから敵をやり過ごしつつ情報収集をするつもりなので」
ドラゴン「ああ、無理です」
P(千夜を纏った姿)「....?」
ドラゴン「地中にいると地上のことはわかりませんから」
ドラゴン「方角と距離感からわかる大体の位置関係で大鰐町辺りを目指しています」
ドラゴン「そこから特定の場所を選んで出るのは無理です」
P(千夜を纏った姿)「え~....」
千夜『ということはつまり』
ドラゴン「もうすぐ大鰐町のどこかに出ます!」
P(千夜を纏った姿)「どこかってどこですか~!!!」
出た場所 >>427
洗脳されたニュージェネの眼前
パカッ
ドラゴン「到着しました」
P(千夜を纏った姿)「こ、ここは....?」
千夜『随分開けた場所ですね』
P(千夜を纏った姿)「周りには....戦闘機?」
千夜『あれはブルーインパルスです』
P(千夜を纏った姿)「ブルーインパルス....?」
ドラゴン「ああ、失礼しました」
ドラゴン「少し方向がずれてしまったようです」
P(千夜を纏った姿)「というと?」
ドラゴン「間違って宮城県の航空自衛隊松島基地に出てしまいました」
P(千夜を纏った姿)「」
千夜「おや、大勢の人がこちらへ来ています」
ドラゴン「どうしたんでしょうか?」
P(千夜を纏った姿)「自衛隊の滑走路に大穴開けたからだろうが!!!」
ドラゴン「なるほど、撤退しましょう」
ガガガガガガガガガガガガッ
ドラゴン「いやー失礼しました」アハハ
P(千夜を纏った姿)「あははじゃないっすよ....」
P(千夜を纏った姿)「やってることただのテロリストじゃないですか....」
千夜『青森国だけでなく、日本国からも追われる身になった可能性がありますね』
P(千夜を纏った姿)「四面楚歌だよ....」
~あじゃらの森キャンプ場~
スポンッ
P(千夜を纏った姿)「今度はどこだ....?」
千夜『静かな芝生の広場....』
ドラゴン「ここはあじゃらの森キャンプ場ですね」
P(千夜を纏った姿)「あじゃらの森キャンプ場?」
ドラゴン「大鰐町にあるキャンプ場です」
P(千夜を纏った姿)「今度は無事大鰐町に到着したんですね....」
チュイーン
カシャシャシャシャシャシャシャ
カシュン
ガシャ ガシャ ガシャ
Pありがとうございました....」
P「(テロリストにはなったけど)」
ドラゴン「いえいえ、ここでお別れになりますがお互い頑張りましょう」
P「え?一緒に探索しないんですか?」
ドラゴン「私は最小でも3mですから目立ってしまいます」
ドラゴン「しばらくはこのキャンプ場で待機をして」
ドラゴン「あなた達の突入の喧騒が聞こえたら、私も突撃します」
ドラゴン「それならばお互いがお互いの陽動にもなりますし、作戦も遂行しやすいのではないですか?」
P「な、なるほど....」
千夜「確かに、そちらの方が理にかなっています」
P「でも、ここから突入の喧騒なんて聞こえますか?」
ドラゴン「私は耳が良いので問題ないかと」
ドラゴン「....それに」
P「?」
ドラゴン「青森国の中枢もここからよく見えますから」スッ
P「!?」
千夜「なるほど....」ジー
ドラゴン「あの山、阿闍羅山の山頂に建てられている宮殿が」
ドラゴン「アオモリン」
ドラゴン「青森国の中枢が置かれています」
P「名前がダサすぎる」
千夜「寂れた地方自治体がブームにあやかろうとして作ったゆるキャラ失敗作のような名前ですね」
ドラゴン「宮殿の前にはふじの広場があります」
千夜「青森りんごの品種別生産数No.1がふじだからでしょうか」
P「ロシアに謝れロシアに」
P「しかし」
P「キャンプ場といっても人は皆無だなあ」
ドラゴン「青森の人間は皆、あの阿闍羅山に集められているのでしょう」
ドラゴン「キャンプ場の利用者などいるはずもありません」
ガサッ ガサッ ガサッ
千夜「....」チラ
P「....」コクリ
千夜「敵....?」
P「....それにしては数が少なすぎる」
ドラゴン「動物という可能性も....」
P「あっちの方から聞こえたな....」
P「千夜、万が一に備えていつでも手をつなげるようにしててくれ」
千夜「はい」
ドラゴン「おやおや....」ニコニコ
P「そそそそういうんじゃねえから!」
P「....」コソ
P「....」コソ
チラッ
卯月「....」ガッガッガッ
凛「....」ガッガッガッ
未央「....」ガッガッガッ
P「!?」
千夜「これは....」
ドラゴン「お知合いですか」
P「知り合いもなにも、うちの事務所のアイドル達ですよ....」
P「おい卯月!凛!未央!」
卯月「....」ガッガッガッ
凛「....」ガッガッガッ
未央「....」ガッガッガッ
P「反応はなしか....」
千夜「おそらく、この3人も既に....」
P「そうだろうな....」
千夜「しかし、なぜこんなところで壁に頭突きをし続けているのでしょうか....」
P「さぁ....」
ドラゴン「....もしや」
ドラゴン「この方々も洗脳されているということは、青森の住人と同じように招集がかかって移動していたはず」
ドラゴン「....しかし」
ドラゴン「見てください、ここの壁は袋小路になっています」
P「それが何か?」
ドラゴン「おそらく、中枢からの指示による移動中」
ドラゴン「この角に引っかかってしまったのでは」
P「出来の悪いゲームのNPCかよ....」
P「てかそれじゃあ、青森中に人が引っかかってることになりません?」
ドラゴン「その可能性もあります」
千夜「....早く青森の皆さんを解放しなければ」
P「....ああ、被害は広がる一方だ」
千夜「仮にドラゴンさんの説を採用するならば」
千夜「洗脳といっても大したものではなさそうですね」
P「だな、事務所でクーデターを起こさせたナノマシンとは違うのかもしれない」
千夜「青森の住人全員を洗脳するために量産されたものは」
千夜「ただ自意識を奪い空の操り人形にするだけの粗悪品....」
P「壁に向かって歩き続けてる3人を見る限り、そうかもしれないな....」
ドラゴン「それで、どうしますか?」
P「....予定変更だ」
千夜「....」
P「探索の前にこの3人を使って」
P「ナノマシンの攻略法を探そう」
千夜「....」コクリ
ドラゴン「面白くなってきました」ニコ
本日はここまでになります
敵の本拠地に辿り着いたのにまた長くなりそうです、もうしばらくお付き合いください
明日の20時以降に再開します
P.S.
アオモリンのモデルはロシアの宮殿クレムリン、ふじの広場のモデルは赤の広場となっています
ご了承ください
P「ちひろさんからの手紙によると」
P「ナノマシンは極小、経口摂取で脳までたどり着き」
P「そこに留まって影響を及ぼすらしい....」
千夜「つまりそれを破壊するか取り出すか」
ドラゴン「機能を停止させる、ですか」
P「ただナノマシン自体の研究は今行い始めたところで」
P「対処法は確立していないらしい」
千夜「脳に影響を及ぼしている以上」
千夜「我々が軽率に触れるのは危険のような気もしますが....」
P「....」
P「....確かに」
P「....じゃあ外からちょちょっとちょっかい出すだけにしよう」
ドラゴン「ちょっかいとは....」
P「いやもしかしたらですよ」
P「一見普通のことでもナノマシンには効果があったりするかもしれないじゃないですか」
ドラゴン「このような一大勢力がそんな穴を作るでしょうか....」
P「やってみなくちゃわからない!」
P「わからなかったらやってみよう!」
P「じゃあ3人それぞれがちょっかいプランを持ち寄って」
P「卯月・凛・未央のナノマシンを無効化し、洗脳から解放したら勝ちで」
P「それから、こいつらを傷つけたり痛めつけるようなことはなし」
ドラゴン「勝負なんですか!?」
千夜「望むところです」
ドラゴン「そして乗るんですか....」
P「シンキングタイムは5分~」
P「よーい、スタート!」
Pのちょっかいプラン >>452
千夜のちょっかいプラン >>453
ドラゴンのちょっかいプラン >>454
時子直伝の調教を行う
ちくびドリルすなー!せんのかーい!
(^ω^)ペロペロ
P「言い出しっぺの俺から」
P「俺のプランは」
P「『時子直伝の調教を行う』」
千夜・ドラゴン「「?」」
P「ドラゴンさんに説明しておくと、時子というのはうちの事務所にいるブタ大好きアイドルです」
P「ここでのブタは動物のブタではなく、女王様に調教された人間のことを指します」
ドラゴン「そのような方がアイドルをされているのですか....?」
P「えぇ....案外需要があるみたいで....」
ドラゴン「なんとも業が深いですね」
P「俺は思うんです」
P「性善説、人の本性は善である」
P「性悪説、人の本性は悪である」
P「だったら性ブタ説があってもよいのではないかと」
千夜「よくありません」
ドラゴン「話につながりが見えませんが」
P「人は皆、心の奥の底に1匹のブタを飼っています」
P「ならば洗脳された3人に、ブタのプロである時子直伝の調教を施せば」
P「人間性を取り戻すのではないか!」
千夜「もう手遅れのようです」
ドラゴン「早く済ませて先に進みましょう」
P「2人とも冷たい....」
時子直伝の調教内容 >>458
相手の鼻をくいっと持ち上げてブーブーって羞恥心を煽る
卯月「....」ガッガッガッ
P「....」
P「....」クイッ
卯月(ブタ鼻)「....」ガッガッガッ
P「ぶーぶー」
千夜・ドラゴン「「!?」」
千夜「お、お前は何を考えているのですか」
P「....」
P「....調教とは」
P「羞恥心を抱かせることから始まる」
ドラゴン「なんと....」
P「俺も卯月も、人類皆平等」
P「だからこそ、相手に一方的な羞恥心を持たせれば」
P「そこで既に上下関係が生まれる....!」
千夜「そんな効果があるのですか....?」
P「いや、時子がこれをやってたから勝手に理屈付けしてみた」
千夜「....」
卯月(ブタ鼻)「....」ガッガッガッ
P「ぶーぶー」
卯月(ブタ鼻)「....」ガッガッガッ
P「ぶーぶー」
卯月(ブタ鼻)「....」ガッガッガッ
P「卯月、戻ってこい....!」
卯月の反応 >>462
ぶーぶー❤
卯月「....」ピタ
千夜「!!!」
ドラゴン「....まさか」
P「卯月っ!」
卯月「....」
卯月「....」ヌギヌギ
3人「「「!!?!?!?!?!?!?!???」」」
卯月「....」ヌギヌギ
卯月「....」
卯月「ぶーぶー❤」ブーブー
3人「「「!!?!?!!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!???」」」
ドラゴン「突然歩みを止めた後服を脱ぎ出して全裸になり....」
ドラゴン「四つん這いになって『ぶーぶー❤』....?」
千夜「お前、これは....」
P「....ああ」
P「成功だ」ブイッ
千夜「失敗です」
P「だよな」
P「おそらく低レベルな洗脳の影響で、脳が一時的に暗示にかかりやすくなっていたのかもしれない」
P「だから俺の調教によって卯月の心は」
P「ブタ、即ち調教された人間ではなく」
P「本物の豚になってしまったんだ!」
卯月「ぶーぶー❤ぶーぶー❤」トテトテ
卯月「ぶーぶー❤」スリスリ
千夜「....どうするのですか、この状況を」
ドラゴン「真冬の青森で全裸では凍死してしまいます」
P「....とりあえずそこのケビンを借りよう」
P「暖房をガンガン効かせておけば大丈夫だろう」
~ケビン~
卯月「ぶーぶー❤」トテトテ
卯月「ぶーぶー❤」トテトテ
【ごはん】
卯月「ぶーぶー❤」ムシャムシャ
卯月「ぶーぶー❤」ムシャムシャ
卯月「ぶーぶー❤」ケプ
卯月「ぶー....ぶー....」ウト
卯月「zzz....」スヤァ
P「卯月の解放は失敗に終わったが」
P「ナノマシンに対する有益な情報も得られた」
ドラゴン「住民の低度な洗脳は上書きが可能」
ドラゴン「今後の役に立つかもしれません」
千夜「そのようなことは必要ありませんよ」
P「なんで?」
千夜「私のプランで皆さんを解放するからです」
P「ほう....」
ドラゴン「見せていただきましょうか、そのプランとやらを」
千夜「私が行うのは」
千夜「『乳首ドリルすんのかいせんのかい』です」
P「....なんて?」
千夜「『ドリルすんのかいせんのかい』です」
P「....」
ドラゴン「すみません、私は人間の文化に疎いのですが」
P「(日本のテレビ番組好きそうなのに)」
ドラゴン「おっしゃっている『乳首ドリルすんのかいせんのかい』とはどのようなものなのですか?」
千夜「説明しましょう」
千夜「『乳首ドリルすんのかいせんのかい』とは」
千夜「吉本新喜劇という喜劇で披露される一連のやり取りです」
ドラゴン「喜劇....?」
千夜「言葉で説明するのは難しいので、実際見てもらった方が早いでしょう」
ドラゴン「はぁ」
千夜「お前、いきますよ」
P「俺!?」
千夜「お前、生まれてきたことを謝りなさい」
P「謝らへんって言うとるやろ!小娘は引っ込んどけ!」
千夜「謝りなさい」
P「謝らへん!」
千夜「謝りなさい」
P「謝らへん!」
千夜「そうですか、これだけいってもわかりませんか....」
P「わからへんのう」
千夜「言っても分からない人には、痛い目にあってもらいます」
P「なんで俺が謝らなあかんねんな!」
千夜「謝れと」スッ
千夜「言っているでしょう!」パシーン
P「ワーオイ!」
千夜「....」ヌガセヌガセ
P「待て待て待て待て!」
千夜「....」ヌガセヌガセ
千夜「....」ヌガアセヌガセ
P「下はいいやろ!」
千夜「....」
千夜「....」パシーンパシーンパシーン
P「ワーオイ!ワーオイ!ワーオイ!」
千夜「....」ピタ
P「オイ!」
P「来うへんかい!」
P「来んのか思ったらこっち来うへんのかい!
P「来んのか思たらこっち来うへんのかい!」
P「来んのか思たらこっち、来うへんのかいっ!」
千夜「....」
P「何か喋れやお前も!」
千夜「謝れ!」パシッパシッ
P「つま先やめろ、マジで!つま先やめろ言うとんねん!」
千夜「....」パシッパシッ
P「アゴやめろ、お前!アゴやめろコラ、お前は!」
千夜「....」パシッパシッパシッ
P「ワキやめろ!ワキやめろ!ワキやめろ!」
P「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、ワーキー!」
千夜「....?」
P「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、ワーキー!!」
千夜「....??」モウイッカイ
P「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、ワーキー!!!」
千夜「....???」モウイッカイ
P「毛細血管が
P「何で聞こえへんねん! この距離やぞ!?」
千夜「『毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、ワキ』という部分がちょっと聞き取りにくいんですよ」
P「そう言うたんや、お前!!最初から最後まで全部聞こえとるやないかい!!おかしいんちゃうか!?」
千夜「....」ギュン
P「乳首ドリルすな!」
千夜「....」ギュン
P「乳首ドリルすな!」
千夜「....」ギュンギュンギュンギュン
P「乳首ドリルすな!ドリルすな!すな!すな!」
千夜「....」パシッパシッパシッ
P「つま先、アゴ、ワキやめろ!」
千夜「....」ピタ
P「ドリルせんのか~い!」
P「すんのかいと思たらせんのかい!」
P「すんのかいと思たらせんのかい!」
P「すんのかいと思たらせんのかい!」
千夜「....」ギュン
P「すんのか~い!!!」
千夜「....」ギュウン
P「す~んのかい」
千夜「....」ギュウン
P「す~んのかい」
千夜「....」ギュウン
P「す~んのかい」
千夜「....」ギュウウウウウウウウン
P「す~ん~の~か~い」
千夜「....」パシッパシッパシッスッ
P「つま先、アゴ、ワキやめろ!ドリル、ドリル、ドリルせんのかい!」
千夜「....」スッスッスッ
千夜「....」ギュン
P「ドリル、ドリル、ドリルせんのすんのかい!オイ!すんのか~い!」
千夜「これが」
千夜「『乳首ドリルすんのかいせんのかい』です」
ドラゴン「なんとも言い表しようのない光景ですね」
P「ドラゴンさん困惑してるじゃんか」
千夜「これで、凛さんを解放します」
P「できるかぁ!」
P「というか、これって掛け合いがないと成立しないだろ」
P「無言の凛相手じゃどうしようもないんじゃないか?」
千夜「....」
千夜「....やむをえません」
千夜「今回は掛け合いはなしで」
千夜「凛さんの乳頭を薪でドリルするだけにします」
P「それはただのセクハラじゃないか....?」
千夜「私は凛さんを救いたい、その一心です」
P「その一心でそれやってるならお前は既に壊れてるよ」
ドラゴン「まあまあ、先ほどもまったく効果のなさそうな行動で興味深い知見を得られましたし」
ドラゴン「少しだけ試してみるのもよいのではないですか?」
P「それを言われると....」
千夜「それではドリルします」
P「どんなワードだよ」
千夜「....」
千夜「....」ギュン
凛「....」
千夜「....」ギュン
凛「....」
千夜「....」ギュンギュンギュン
凛の反応 >>477
正気に戻ってツッコむ
凛「....」
P「ダメか....」
凛「....スナ」
千夜「!」
P「凛っ!?」
ドラゴン「は、反応が!?」
P「(ここで反応って言うと乳首が反応してるみたいだな)」
千夜「....っ」
千夜「....!」ギュンギュンギュン
凛「....チ....スナ」ピク
P「千夜!」
千夜「わかっています!」
千夜「....凛さん!」ギュンギュンギュン
凛「....チク....ルスナ」ピクピク
ドラゴン「あと少しです!」
P「千夜!」
P「そこだああああああああああ!!!」
千夜「わかっています!」
千夜「....」ピタ
P「止めた!!!」
ドラゴン「どうか....!」
凛「....」
凛「!」カッ
凛「ドリルせんのかい!!!」
千夜「凛さん....!」
P「凛っ!」
ドラゴン「意識が....!」
凛「あれ、ここは....」ハッ
本日はここまでになります
ドリルすんのかいせんのかいパートが大変でした
明日の夜20時以降に未央パートから再開します
P「という感じでな....」
凛「そんなことがあったんだ....」
P「....それでさ」
P「なんでニュージェネは揃って青森なんかにいたんだ?」
P「今日は3人まとめてオフだったのは知ってるけど」
P「それが尚更解せない」
ドラゴン「なぜですか?」
P「仕事ならまだしも、プライベートで青森に来る理由がないからですよ」
千夜「確かに」
凛「それは....」
ニュージェネが青森にいた理由 >>486
黒服に巴ちゃんのパーティに正体するって言われて・・・
凛「実は、何日か前に巴のところの黒服に声をかけられたんだ」
凛「『青森でお嬢のパーティをするから来てほしい』」
凛「『往復の交通手段や宿泊先も手配するから旅行のついでにどうか』」
凛「って」
千夜「そのことを巴さんには?」
凛「聞こうと思ったんだけど、なぜか誘われてから一度も電話が繋がらなくて....」
ドラゴン「怪しいですね」
凛「今聞けばそう思うだろうけど」
凛「あの時の私たちは、青森がこんなことになってるって知らなかったから」
凛「久しぶりの3人まとまったオフだったし、渡りに船だったんだよ」
P「スケジュールを把握して、誘い込んだのかもしれないな....」
P「しかし、旅行がてら青森って何するつもりだったんだよ」
千夜「もっとよいところがあるのではないですか」
凛「....」
凛「三内丸山遺跡とかあるし」
P「女子高生3人が行くところか....?」
凛「....3人で遊べれば行く先なんて関係ないから」
P「あら^~」ニヤニヤ
凛「それじゃあ私も聞きたいことがあるんだけど」
P「なんでも聞いてくれ」
千夜「我々にわかることなら答えられる限り答えます」
凛「この謎の生物は何?」
ドラゴン「....」
P・千夜「「....」」
P・千夜「「ドラゴン」」
ドラゴン「ドラゴンです」
凛「それは見ればわかるよ」
凛「私が聞きたいのは、なんで一緒にいるのかってこと」
P「全て話すと長くなるから簡単に説明すると」
P「俺達もドラゴンさんも、倒すべき敵は同じなんだ」
P「だから協力してるんだよ」
凛「ふーん」
凛「まあそういうことなら」
未央「....」ガッガッガッ
凛「私もさっきまでこうなってたんだ....」
P「ああ、人を好き勝手に弄んで....」
P「青森国は絶対に許せない」
卯月「ぶーぶー❤」トテトテ
卯月「ぶーぶー❤」スリスリ
凛「卯月にもこんなに酷いことして....!」ブッツン
P「....だな!」
P「マジで許せんわ!」
P「(未央が終わったら後でしれっと卯月も解放しとこ....)」
千夜「....」シラー
ドラゴン「さて、それでは私の出番ですな」
P「さっきのやり方で成功したならそのままやればいいんじゃないですか?」
ドラゴン「いえ、今はなるべく多くの情報を集めるべきです」
P「むぅ....」
ドラゴン「失敗したらその時に先ほどの手段に移ればよいのですよ」
千夜「卯月さんのようになる可能性はないのですか?」
ドラゴン「....ありません!」
P「根拠は?」
ドラゴン「ありません!」
千夜「はぁ....」ヤレヤレ
凛「で、ドラゴンのプランって?」
ドラゴン「ええ、私は」
ドラゴン「(^ω^)ペロペロ」
ドラゴン「です」
P・千夜・凛「「「....」」」
凛「ねえ、本当にこの爬虫類大丈夫なの」
P「たぶん....」
千夜「我々人間の及ばない考えがあるのかもしれません」
凛「....」
未央「....」ガッガッガッ
ドラゴン「いかせていただきます!」
P・千夜・凛「「「っ....!」」」ゴクリ
ドラゴン「....」
ドラゴン「(^ω^)ペロペロ」ペロペロ
未央「....」ビチャア
P「これもうただの捕食だろ....」
凛「だね」
千夜「....」
未央の反応 >>498
うええ…ねとねとだよぉ…ネバネバしてるぅ…
未央「うええ....ねとねとだよぉ....ネバネバしてるぅ....」
P・千夜・凛「!!!」
P「未央!意識が
ドウルゥロォリ
未央(溶けた)「あれ?しぶりん....とプロデューサー?」
P「未央お前身体が溶けてるぞ!?」
未央(溶けた)「ん~?うわ、本当だ」
未央(溶けた)「....」
未央(溶けた)「別に痛くないから大丈夫っぽい」アハハ
P「大丈夫なわけあるか!」
P「おいドラゴン!どうなってんだこれ!!!」
ドラゴン「私に言われても....」
千夜「お前が舐めたからこうなったのでしょう」
ドラゴン「私の唾液にそのように強力な溶解効果はありませんよ!」
凛「どうするのこれ!?」
千夜「....もしや」
P「知っているのか千夜!?」
千夜「未央さんはなんらかの理由で正気を取り戻しました」
凛「ドラゴンの口臭があまりにも強烈だったからかな」
ドラゴン「え」
P「舌触りが耐えられないくらい不快だった可能性もあるな」
ドラゴン「ちょっと」
千夜「正気を取り戻してすぐ発した言葉」
千夜「『うええ....ねとねとだよぉ....ネバネバしてるぅ....』」
P「それがなんだって言うんだ」
千夜「忘れたのですか」
千夜「ナノマシンの影響下にある人間は」
千夜「低レベルな洗脳の影響で、脳が一時的に暗示にかかりやすくなっている可能性がある」
ドラゴン「....なるほど」
ドラゴン「自ら発した言葉が自己暗示となって身体に影響してしまい、こんな姿になったと」
凛「何言ってるの!?」
凛「人間がこんなネバネバトロトロになるわけないじゃん!」
P「でもな凛、俺らはさっきから有り得ない事象を散々見てきたんだよ」
P「例えば....」
ガシャ ガシャ ガシャ
カシュン
カシャシャシャシャシャシャシャ
チュイーン
千夜イアンマン「これとか」
凛「」
凛「....もうそういうことにしとくよ」
凛「今いくら考えても答えは出ないだろうし」
P「賢明な判断だ」
凛「で、これ」
卯月「ぶーぶー❤」トテトテ
未央(溶けた)「しぶり~ん、私に包まれてみる?」
凛「どうするの」
P「....」
P「暗示の上書きをすれば元に戻るんじゃないか?」
千夜「ナノマシンからの完全な解放とは言い難いですが」
千夜「対策が確立されるまでの繋ぎとしては十分でしょう」
ドラゴン「先ほどまでとは違い日常生活は遅れますからね」
凛「....つまり」
凛「今暗示をかければその通りになるんだ」
P「ああ、だからそれぞれの人間性を取り戻す暗示さえかければ安心!」
千夜「それでは、ここは凛さんに任せて我々は行きましょうか」
P「ドラゴンさん、突入まででいいんでこの3人をよろしくお願いします」
ドラゴン「任されました」グッ
P「じゃ、またアオモリンで会いましょ~」
P「ありがとうございました~」
千夜「失礼します」ペコ
ドラゴン「さて、それでは暗示でお二方を元に戻しましょうか」
凛「....」
凛「そういえば、ドラゴンは私たちのこと知らないんだっけ」
ドラゴン「ええ、人間界のことには疎くて....申し訳ありません」
凛「ううん、ちょっと確認したかっただけだから」
ドラゴン「確認?」
凛「私はこの2人のことよく知ってるんだ」
凛「だから」
凛「私がどんな暗示をかけても」
凛「口を出さないでね」ジー
ドラゴン「え?もちろんそのつもりですが....」
未央「ちょ、ちょっと、しぶりん....?」
未央「私たちを元に戻してくれるんだよね....?」
凛「....」
凛「大丈夫、最後は元に戻してあげるから」ニッコリ
未央「やばい!ヤる気だ!!!」ビクビク
未央「しまむー!ここから早く逃げよう!」
卯月「ぶーぶー❤」
未央「ダメだあああああああああああ!!!!!!!!」
卯月の暗示内容 >>511
未央の暗示内容 >>512
元に戻って
私を大好きになって
訂正
凛「私がどんな暗示をかけても」
凛「口を出さないでね」ジー
ドラゴン「え?もちろんそのつもりですが....」
未央(溶けた)「ちょ、ちょっと、しぶりん....?」
未央(溶けた)「私たちを元に戻してくれるんだよね....?」
凛「....」
訂正
凛「大丈夫、最後は元に戻してあげるから」ニッコリ
未央(溶けた)「やばい!ヤる気だ!!!」ビクビク
未央(溶けた)「しまむー!ここから早く逃げよう!」
卯月「ぶーぶー❤」
未央(溶けた)「ダメだあああああああああああ!!!!!!!!」
凛「....卯月」
凛「元に戻って」ボソッ
未央(溶けた)「な、な~んだ....」
未央(溶けた)「しぶりんが脅かすからてっきり襲われるのかと思ったよ~」
卯月「ぶーぶ....凛ちゃん?」
凛「卯月、おかえり」ニコッ
卯月「私なにして....は、裸!?」
卯月「み、見ないでくださいっ////」モジモジ
凛「....大丈夫、恥ずかしがることなんてない」
凛「卯月の身体はいつ見ても綺麗だよ」フフッ
卯月「もう....凛ちゃん....////」
未央(溶けた)「んん?」
凛「次は未央」
凛「元に戻って」
未央「!!!」
未央「しぶりん!未央ちゃんは信じてたよ~!」
未央「ちょっとひやひやしたけど元に戻れてよかった!」
凛「....そして」
凛「私のことを大好きになって」ニッコリ
未央「んなっ!?」
凛「....」ジー
未央「っ....////」ドキッ
未央「違う違う!こんなのはただの気のせいなんだから!」
未央「ここでトキメいちゃったらしぶりんの思い通りだよ!」
凛「....未央」フー
未央「んっ....////」ジュワ
凛「ベッド、行こっか」スッ
未央「はぁ~い!」ギュッ
凛「安心して」
凛「2人とも、一緒に可愛がってあげるから」
卯月・未央「////////////////////////」ジュンジュワー
ドラゴン「....あの」
凛「ドラゴンは外してて」
ドラゴン「....はい」
ドラゴン「....」
ドラゴン「(Pさんと千夜さん、早く突入してくれませんかねぇ)」
これ以上はRの方でないと書けないので割愛します
~大鰐町市街~
P「....」スタスタ
千夜「....」スタスタ
P「....静かだな」
千夜「はい」
千夜「人がいないことは大間と変わりませんが」
千夜「あの気色悪い自立型監視システムも見当たりませんね」
P「だなぁ」
P「きっとこの町にいたやつは、人が大勢集められてる阿闍羅山の方に総動員されてるのかもしれないな」
P「いくらナノマシンで管理しているといってもあのガバガバ操作じゃ当てにならないし」
千夜「この辺でも人間が引っかかっているようです」
P「ほんと、早く決着つけないとなぁ」
千夜「....む」
千夜「あれはなんでしょう」
大鰐町市街で千夜ちゃんが見つけたもの >>524
七海のフグ調理ショー会場
【七海のフグ調理ショー】
P「....」
千夜「....今は看板だけのようですが」
P「会場は撤収済みで看板だけ残してあるみたいだな」
P「ただ、ここで七海に関連する何らかの催しが行われていたことに間違いはなさそうだ」
千夜「これが本当であれば」
千夜「七海さんは週刊誌の記者が嗅ぎつけた事件以外でも」
千夜「フグを無免許で捌いていたことになります」
P「....そうなるな」
P「そもそも、ライラにフグを振る舞ったことは事実みたいだから」
P「他でやっていてもおかしくはない」
P「問題はこれがいつなのか、という話だ」
千夜「いつ、ですか」
P「看板が置きっぱなしということは、そこまで前の話でもないだろう」
P「色褪せているわけでもないから、長い間置きっぱなしというわけでもなさそうだ」
P「だが、七海が青森を訪れたのは」
P「この半年間で今回だけなんだ」
千夜「....」
P「七海は数日前から、ロケのために青森に行っていたが」
P「その時点で既に青森の人間は洗脳下にあったはず」
P「だったらなぜ、こんなイベントを企画したんだ?」
千夜「確かに....」
P「あのガバガバ洗脳状態の人間の前で七海にフグを捌かせる....」
P「俺にはその意味が見いだせないな」
P「青森国が無意味なことをさせたのか」
P「それとも本当は別の意味があるのか」
千夜「....」
千夜「....どちらにしても、この看板だけで結論が出ることはありません」
P「....そうだな、他の手掛かりがあるかもしれない」
P「探索を続けよう」
大鰐町市街でPが見つけたもの >>530
レジスタンスの痕跡
P「....」スタスタ
P「....千夜」
千夜「なんでしょう」
P「....これを見てくれ」スッ
千夜「....地面に何かが点々と落ちていますね」
P「千夜スキャンで落ちているものを鑑定してくれないか?」
千夜「いいでしょう」
何が落ちていた? >>532
レイナサマのイタズラグッズの数々
千夜「....わかりました」
P「なんだ」
千夜「これは、イタズラグッズです」
P「あ、やっぱり?」
千夜「スキャンするまでもなくそうでしょう」
P「いや一応ね?」
P「それでな」
P「辿っていくと、この路地の奥の方まで続いているんだ」
P「さらに追いかけると」
P「このマンホールで途切れている」
千夜「....」
千夜「....明らかに怪しい」
P「ああ、怪しすぎる」
P「この落とし方は偶然ではないだろう」
千夜「これを見た者に何らかのメッセージを送っている」
千夜「もしくは」
千夜「この中に誘導している」
P「....だろうな」
P「さてどうしようか」
千夜「....」
どうする? >>536
入る
P「入るしかねぇよなぁ!」
千夜「当然です」
P「ただ、敵の罠だった場合待ちかまえられてる可能性もあるよな」
千夜「ええ」
P「じゃ、こっちから仕掛けるか」
千夜「望むところです」
ガシャ ガシャ ガシャ
カシュン
カシャシャシャシャシャシャシャ
チュイーン
千夜イアンマン「マンホールの蓋を外してっと」
千夜イアンマン「狭っ!これ突き抜けられるか?」
千夜『のんびりと降りていても危険ですし、無理やり突入した方が幾分マシでは』
千夜イアンマン「確かに」
千夜イアンマン「よっしゃ行くか」
千夜イアンマン「押し通おおおおおおおおおおおおおおおる!!!!!!!!!!」
バシューン!!!!
ガシャーン
千夜イアンマン「開けた場所に出たな....」
チュイーン
カシャシャシャシャシャシャシャ
カシュン
ガシャ ガシャ ガシャ
P「ふう....」チラ
マンホールの底に広がっていた光景 >>540
七海が指揮するレジスタンスのアジト
??「随分と遅かったですねぇ」
P「お、お前....」
P「なぜここに....!」
下衆極三「まったく、あれだけ私がお膳立てをしたというのに」
下衆「どれだけ時間をかけているんですかぁ?」ニヤニヤ
P「答えろ!なぜお前が
??「本当れすよ~」ハァ
P・千夜「「!!!」」
七海「待ちくたびれてエラ呼吸になるところれした~♪」パクパク
P「な、七海!!!」ダッ
P「お前!心配したんだぞ!!!」ギューッ
七海「プロデューサーさん、痛いれすよ~」ジタバタ
七海「あ、今は痛くないんれした」アハハ
千夜「....」
千夜「....その身体」
七海「....」ニコ
七海「....やっぱり」
七海「急造のボディは違和感がありますか?」
P「え....」
七海「これでも七海たち、頑張って逃げようとしたんれすよ?」
下衆「....しかし」
下衆「七海さんの脳のデータを救出するのが精いっぱいで」
P「どういうことだ!」
七海「今ここにいるのは、七海の人格のコピーれす」
七海「....身体は」
七海「奴らの手に落ちました」
本日はここまでになります
素晴らしい安価をありがとうございます
面白くなりそうで楽しみです
明日の夜20時以降に再開します。
P「....わけがわからん」
千夜「....説明してもらえますか」
七海(仮)「....七海も、まさか青森がこんなことになってるなんて」
七海(仮)「知らなかったんれす....」
千夜「一方的な独立を宣言してからの青森は」
千夜「内部の情報を徹底的に秘匿してきましたからね」
七海(仮)「七海は....」
七海(仮)「今回のマグロ漁ロケをとっても楽しみにしてたんれす!」
P「そこ?」
七海(仮)「ロケの何日も前から予習をたくさんして!」
P「マグロ漁に密着するあの番組だろ....」
七海(仮)「それなのに、漁師さんのところについたと思ったら」
七海(仮)「いきなり鍵のかかっていない部屋に案内されて、そこに閉じ込められました....」
P「....?」
P「鍵のかかってない部屋じゃ閉じ込められたって言わないだろ」
七海(仮)「....捕まってすぐ、口の中にニンニクを詰め込まれたんれす」
千夜「なるほど」
P「どういう意味だ?」
七海(仮)「七海はアイドルれす、ニンニクを食べてしまった最後」
七海(仮)「しばらく外には出られません....」
千夜「乙女心を利用した卑劣な拘束方法です....!」
P「どちらかといえば人道的じゃ....」
七海(仮)「口はニンニク、手足はイカ、目は長芋で拘束されて」
七海(仮)「ここ、大鰐町まで連れてこられました....」
千夜「全て青森の特産品です」
P「ここで特産品を使う意味ある?」
七海(仮)「その道中で、レジスタンスのみんなが助けに来てくれました」
下衆「....でも結局、七海さん本人を取り戻すことは叶わず」
下衆「本当に申し訳ありません」ペコ
七海(仮)「これで十分れす」ニコ
P「....」
P「....七海」
P「これだけはお前の口から聞かせてくれ」
七海(仮)「....なんれすか」
P「改めて聞くが、お前は青森国側の人間じゃないんだよな」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....当たり前れす!」
七海(仮)「もしそうなら、プロデューサーたちを誘い込んだ瞬間に殺してますよ~」
P「確かに....」ゾッ
P「いやさ」
P「ここに来る途中に、お前の銅像や」
P「お前の名を冠した施設なんかをたくさん見た」
P「あれはなんなんだ?」
七海(仮)「....七海もよくわかりません」
七海(仮)「下衆さんやレジスタンスの人たちに聞いたら」
七海(仮)「七海は、独立後の青森では国民的大スターみたいれす」
千夜「番組表が七海さん一色に染まっていました」
七海(仮)「七海だってあんなにチャンネルを占拠できるならやってみたいれすよ~」
P「てことはやっぱり、七海は青森国の象徴として祭り上げられてたのか?」
下衆「どうやらそのようですねぇ」
下衆「最新鋭のCG技術と合成音声を使用して」
下衆「番組を成立させていたようですよ」
P「....その技術うちに売ってくれないかな」
千夜「おい」
下衆「....」チラ
七海(仮)「....」コクリ
下衆「....施設に関しては」
下衆「七海さんの親御さんが関わっているようです」
七海(仮)「....」
P「親御さんが!?」
七海(仮)「....父さまと母さまとは、まだ連絡が取れていないので」
七海(仮)「きっともう....」
P「そういうことか....」
千夜「利用できるものはなんでも利用する....」
千夜「下衆の極みです....!」ググッ
P「下衆といえば」
P「あの下衆さん、でいいんですよね?」
下衆「はい、週刊下世話の記者をしております下衆極三と申します」
下衆「先日は失礼しました」
P「七海のことは多少わかりましたが、あなたのことは一切分からないんですよ」
P「さっきから七海を助けただとか、レジスタンスだとか色々出て来てますけど」
P「一体何者なんですか、あなたは」
下衆「....」
下衆「....お伝えした通り、私の職業はゴシップ誌の記者です」
下衆「副業ですがねぇ」ニヤリ
P「副業....」
下衆「三流ゴシップ誌の記者って案外動きやすい立場なんですよ」
下衆「一般人相手には、記者を名乗ってやりたい放題」
下衆「逆に芸能人や政界は、三流記者なんて相手にしません」
下衆「評判は最悪ですが、攻守を兼ね備えたいい職業です」
P「....それが本業に役立つと」
下衆「....えぇ」
下衆「....隠しておいても仕方ありませんねぇ」
下衆「私、某国の特殊工作員をやっております」
P・千夜「「!!!」」
P「と、特殊工作員!?」
下衆「さすがに自ら詳しくお伝えするわけにはいきませんが」
下衆「アルファベット3文字の組織、とだけ」ニヤニヤ
P「3文字の組織....?」
P「3文字の組織の特殊工作員....」
P「要するにスパイってことですよね?」
P「一番最初に浮かぶのはアメリカのCIAだよなあ」
千夜「CIAの中の、IMFかもしれません」
P「国際通貨基金?」
千夜「いえ、ミッション:インポッシブルに出てくるCIA内の部隊です」
P「創作物じゃねえか」
千夜「ふむ、それではMIBはどうでしょう」
P「MIB?」
千夜「ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズです」
P「創作物じゃねえか」
P「そもそもあれ元々はアメリカの都市伝説だし」
七海(仮)「じゃあ七海はキングスマンにします!」
P「創作物じゃねえか!」
P「アルファベット3文字とか関係なくなっちゃったよ!」
下衆「あの、そろそろ次に進んでもいいですか」
P・千夜・七海(仮)「「「すみません」」」
P「しかし本当なんですか?」
P「あなたの言ってること、俄かには信じがたいんですけど」
下衆「逆に、工作員が派遣される条件しかありませんよ」
下衆「この青森社会主義共和国には」
P「....そうかもしれません」
下衆「日本という国が成立してから150年近くが経過したというのに」
下衆「何の前兆もなく、47都道県中の1県だけが突然の独立宣言」
下衆「しかもそれが住人投票で可決されたと言うんですから驚きですよねぇ」
下衆「日本国が対応を検討する中で、あまりにも早く順調な武装化」
下衆「日本政府も何度か交渉の場を設けたようですが」
下衆「結局、今は黙認の立場を取っている」
下衆「日本人から見てもおかしなことでしょうが」
下衆「情報を一切知らされない国際社会からすればそれは」
下衆「ただの脅威でしかありませんよ」
千夜「....」
P「....正直、最初の頃は俺たち一般人も騒いでいましたよ」
P「ただ、政府と青森国側の交渉が進んでいくうちに、報道は激減して」
P「次第に関心を持たなくなりました」
P「....今その話を聞くと、持たなくなったのではなく」
P「持たなくなるように調整されていたのかもしれませんが」
下衆「おそらくそうなのでしょう」
下衆「メディアとはそういうものです」
下衆「私も三流とはいえ記者の端くれですから、よくわかっています」
千夜「大都市が独立をしたのなら、まだ話題になったのかもしれませんが」
千夜「青森は本州の端の片田舎です」
千夜「日常的にかかわる人もそう多くはありません」
P「それで、この青森国の正体はわかっているんですか」
下衆「....いえ」
下衆「それは未だに謎のままです」
下衆「このナノマシンの出所を辿れば自ずと辿り着くのでしょうが」
P「それも難しい、か....」
他に聞きたいことは? >>567
村上組はどうしちゃったんですか?
>>400の通り、村上組青森支部は既にナノマシンによって壊滅しているようです
P「で、あなたたちはどうするつもりなんですか?」
下衆「我々ですか」
P「俺と千夜は2人で突入するつもりなんですけど」
下衆「2人で!?」
七海(仮)「プロデューサー、それはいくらなんでも無茶れす!」
P「そうかなあ、俺は手をつないでいれば摩擦係数を操れるし」
P「千夜は巨大ロボットになれるし」
P「ドラゴンもいるし」
P「案外行けるんじゃないかと思ってるんだけど」
下衆「(ドラゴン?)」
七海(仮)「自信があるのはいいことれす」
七海(仮)「でも、絶対にミスをしない」
七海(仮)「青森国に負けない覚悟はありますか?」
P「そ、それは....」
下衆「よく考えてください」
下衆「今回は七海さんを助けるだけではありません」
下衆「100万人以上の青森県民の命がかかっています」
下衆「そしてこれが、最後のチャンスかもしれません....!」
P「最後!?」
七海(仮)「一度失敗すると、相手は対策を取ります」
七海(仮)「学習するんれす」
P「....」
下衆「これだけのことを隠し通してきたやつらです」
下衆「今後、青森だけで終わるとも限りませんよ」
P「....そうかもしれない」
下衆「もう少し情報を整理して、作戦を練りましょう」
P「....そうですね、すみません」
本日はここまでになります
レス数も500を超えて折り返しに入りました、おそらく1000までには終わると思います
万が一終わらなかったり埋まってしまったりしても、次スレを立てて続きますのでご安心ください
明日の夜20時以降に再開します
申し訳ありません、本日再開予定でしたがお休みさせていただきます。
理由は、めちゃくちゃに書きすぎたために忘れている設定や伏線が多々ありそうなので、
一から全部読み返すことにしたからです。
明日の夜20時以降に再開します。よろしくお願いします。
~かくかくしかじか~
下衆「なるほど、そちらの戦力は能力者のプロデューサーさん」
下衆「15m級のロボットやアーマーに変形できる千夜さん」
下衆「ドラゴンのヒロミさんと....」メモメモ
下衆「先ほどの言葉の通りだったんですね....」ゾッ
P「だからそう言ってたじゃないですか」
下衆「作戦が固まり次第、ドラゴンさんの方に使者を送って作戦を伝えましょう」
下衆「最大999mまで大きくなれる彼は最高戦力といってもよいので」
下衆「音が聞こえてから、などという曖昧な情報伝達では不安が残ります」
P「了解です」
P「こっちとしちゃあこのくらいですかね」
七海(仮)「プロデューサーが手をつなぐ相手は誰でもいいんれすか?」
P「俺がトキメク相手なら誰でも問題ない」
七海(仮)「じゃあ....七海でもいいんれすか?」
七海(仮)「今は仮の身体れすけど....」
P「....」
P「全然興奮できるからイケる!全く問題ない!」
七海(仮)「うわぁ」
千夜「....それで」
千夜「そちらの戦力はいかがなのですか」
下衆「こちらも、持てる戦力は全て投入するつもりです」
レジスタンスの人数(コンマ2桁) >>578
レジスタンスの持つ戦力(人間以外) >>579
はい
ティラノサウルス
下衆「まず、レジスタンスの人数は私を含めて60人です」
下衆「全員がこの地下施設で待機しています」
P「60人!なかなかの数ですね」
千夜「何を言っているんですか」
千夜「敵の人数を考えたら僅かな数でしかありません」
下衆「おっしゃる通りです....」
P「それもそうか....」
下衆「あとは....」
下衆「あなた、彼を連れてきてください」
モブレジスタンス「はいっ!」
P「彼?」
ドスン
ドスン
P「!?」
千夜「これは....」
七海(仮)「ティラノサウルスくんれす!」
ティラノサウルス「こけこっこ~」ガオー
P「めちゃくちゃデカいニワトリ....?」
下衆「彼は私の所属する組織がとある大企業と協力して」
下衆「琥珀に閉じ込められた蚊の腹部に残されていた」
下衆「恐竜の血液から復活させた」
下衆「ティラノサウルス・レックスです!」
P「いやどう見てもニワトリだよな?」
千夜「美味しそうです」
七海(仮)「ほら、ごはんれすよ~」スッ
ティラノサウルス「こけっ!こけっ!」ガツガツ
P「ほら、穀物食べてるじゃないですか」
下衆「失礼ですね、これは穀物だけではなく煮干しも含まれています!」
P「ティラノサウルスの食生活とは似ても似つかないんですが....」
ティラノサウルス「....」
ティラノサウルス「....」プリッ
ボトッ
七海(仮)「今日の晩御飯を生んでくれました~」
P「ニワトリやん」
千夜「どのような味がするのでしょうか....」ジュルリ
千夜「最近の研究では、ティラノサウルスとニワトリは遺伝子的に近いという結果が出ています」
下衆「その通りです」
下衆「つまりニワトリとほんの少しだけ似てしまうのは必然」
P「少しだけなんてレベルじゃないですよこれ」
下衆「うるさいですね!」
下衆「ティラノサウルスだろうが大きいニワトリだろうが」
下衆「質量は正義!大きければ強いんですよ!」バンバン
P「えぇ....」
七海(仮)「あとはこれれす!」
【超合金アーマードサバオリくん】
P「これは....サバオリくん....?」
七海(仮)「超合金アーマードサバオリくんれす!」
P「....」
P「見た目はギラギラ光ってる金属製のサバオリくんだな」
七海(仮)「そうれす!」
七海(仮)「ただ重いだけのサバオリくんれす!」
P「それは何に使うんだ?」
七海(仮)「観賞用れす!」
P「さいですか....」
P「レジスタンスは総勢60人という話でしたが」
P「その人たちの構成や装備はどうなっているんですか?」
下衆「皆さん青森国の住人の生き残りなんですが」
下衆「彼・彼女たちはみな、りんごを食べなかった方々なんです」
千夜「青森の人間がりんごを食べないわけがないでしょう」
下衆「ええ、基本的に青森の人間はりんごが主食」
下衆「かつてほとんどの日本人が米を食べていたように」
下衆「ほとんどの青森人の主食はりんごです」
七海(仮)「青森人の主食はりんご」
七海(仮)「飲物はスタミナ源たれ、常識れす」
下衆「しかし、やむを得ない理由でりんごを食べられない方々もいまして」
下衆「それが今回は功を奏したという形です」
P「りんごを食べられない....?」
下衆「私以外のレジスタンスは全員が後期高齢者となっています」
七海(仮)「みんな歯がないからりんごを食べられなかったんれす~」
P「あっ(察し)」
下衆「また、レジスタンスの方々の意見を尊重して」
下衆「装備は全員竹やりです」
千夜「戦力としては数えない方がよさそうですね」
P「だな」
P「まあこちら側の戦力は把握できました」
P「....肝心なのは敵側の戦力です」
下衆「....えぇ」
P「俺たちは青森の現状を知ったのがつい最近なので、ほとんど情報を知らないんですが」
P「下衆さんの組織はある程度わかってるんですかね?」
下衆「当然です」
下衆「青森国の戦力は....」
青森国の戦力① >>592
青森国の戦力② >>593
青森国の戦力③ >>594
メイウェザー
洗脳された村上組員
トリケラトプス(ニワトリ)
ゾロ目に嫌な予感しかしないのは俺だけか?
>>596
面白い発想なので採用させていただきます
下衆「敵の戦力と布陣ですが」
下衆「彼らの中枢がここ、アオモリン」
下衆「阿闍羅山の山頂に築かれた巨大な宮殿が本丸です」
下衆「今はそこを取り囲むように、洗脳された青森の住人が100万人以上集められています」
下衆「彼らは思考を奪われているだけなので敵とは言えませんが....」
P「ええ、俺もさっき洗脳中の人間と接してきました」
P「無害無抵抗の人間とはいえ、宮殿の周りにこれだけの人数を集められると」
P「かなり戦いにくい....」
千夜「彼らの扱いは、戦闘の前にハッキリ決めておかなければなりませんね」
七海(仮)「....」
下衆「現在はこのくらいですが、戦闘が始まると本格的に武装した兵士たちが出てくるでしょう」
下衆「青森国中枢における主戦力は、洗脳された旧村上組青森支部の構成員たちです」
千夜「村上組青森支部といえば」
千夜「勇猛で敏捷、山岳戦では圧倒的な力を誇るグルカ兵」
千夜「クルド語で『死に立ち向かうもの』の名を冠する、クルド人軍事組織ペシュメルガ」
千夜「この2つの組織出身者のみで構成されている」
千夜「日本最強と名高い指定暴力団ですね」
P「なんで平和な日本なのにとんでもない連中がいるんだよ!」
P「日本要素皆無じゃねえか!」
下衆「彼らは全員で50数人と僅かな数ですが」
下衆「一般人を操っているナノマシンとはわけが違うんです」
P「うちの事務所の連中も、自意識を保ったまま青森国への忠誠を誓っていましたが」
P「やっぱりナノマシンには種類があるんですね?」
下衆「ご名答」
下衆「ですから、旧村上組青森支部構成員は」
下衆「自らの保有する戦闘スキルをいかんなく発揮しつつ」
下衆「青森国に忠誠を誓った決死隊、必死隊として死を恐れずに立ち向かってくるでしょう....」
P「俺ら生きて帰れるかなあ....」
下衆「他の脅威としては」
下衆「やはりトリケラトプス軍とねぷた戦車隊ですか....」
P「向こうにもいるんですか!?」
下衆「ええ、青森国側も恐竜を復活させているようです」
下衆「トリケラトプスもおよそ50体、見た目はうちのティラノサウルスと酷似しています」
P「じゃあ大丈夫か」
千夜「ですね」
七海(仮)「仲間が増えますよ、よかったれすね~」ナデナデ
ティラノサウルス「こけ!」コケ!
下衆「ねぷた戦車はその名の通り、青森で有名なねぷた(ねぶた)を戦車に転用したものです」
P「戦車に?」
下衆「ええ、転用されたものは青森内の様々な場所から集められています」
下衆「青森ねぶた祭は人形型で横に大きく」
下衆「弘前ねぷたまつりは扇型が主」
下衆「立佞武多祭は縦にかなり大きくなっています」
下衆「また掛け声もそれぞれの地域によって違い」
下衆「青森はラッセラー、弘前はヤーヤドー、立佞武多はヤッテマレ」
下衆「このように地域ごとの特色を見比べてみると、より楽しめるでしょう」
P「観光案内かな?」
千夜「これは目が離せませんね」
七海(仮)「一緒に見に行きましょう!生のねぷたは圧巻れすよ~!」
P「ここが戦場であることを忘れてしまうほどのほほえましさ....」
下衆「トリケラトプス軍、ねぷた戦車隊とも数は50強」
下衆「強大です....」
P「....」
P「....あれ?でもねぷたって紙ですよね?」
下衆「そうですが?」
P「じゃあ千夜かドラゴンブレスでどうにかなるかも」
下衆「あっ、確かに....」
P「ま、希望的観測でしかありませんけど」
下衆「それで、戦闘開始の日時ですが....」
P「その前に」
P「さっき言っていた、戦闘場所にいる大量の一般人をどうするか」
P「これを決めないと先へは進めませんよ」
下衆「....」
下衆「....彼らは不幸です」
下衆「意識を奪われ、強制的に危険な場所に集められるなんて」
下衆「青森国のやっていることは許せません」
下衆「....しかし」
下衆「今はそれに対処している暇はない」
下衆「これが私の見解です」
P「見捨てろと、そう言うんですか」
下衆「今我々が失敗すれば、彼らの数より遥かに多い犠牲が出かねません」
下衆「ならば失敗の原因になりうる可能性は摘んでおきたい」
下衆「そう思ってはいけませんか?」
P「っ....」
下衆「こちら側も敵側も、それぞれの戦力を踏まえると」
下衆「歩兵レベルより大規模な戦闘になる可能性が高い」
下衆「そんな中で人間1人1人を気にすることなんて可能なんでしょうか」
P「....でも」
P「そうだ!七海の親御さんだってあの中にいるかもしれないんですよ!?」
下衆「....」チラ
七海(仮)「....」
七海の意見 >>607
山形のりんごさえあればナノマシンをなんとかできるんれすが…
皆助けて、青森を日本に返すのれす
申し訳ありません
下衆さんの意見に対する賛成反対を募ったつもりだったので>>608を採用させていただきます
七海(仮)「....七海の願いは1つだけれす」
七海(仮)「青森を、日本に帰すこと」
下衆「そうです、だから我々が失敗するわけには
七海(仮)「違います」
七海(仮)「下衆さんの言うとおりにしたら、青森は帰ってきません」
下衆「何を言っているんですか!?」
下衆「青森国から青森を奪還すれば、自動的に日本に帰ってくるんですよ!!!」
七海(仮)「....青森は」
七海(仮)「山や海だけじゃありません」
七海(仮)「青森に住む人たち」
七海(仮)「みんな助けて、青森を日本に返すのれす」
下衆「....な、何を言っているんです」
下衆「そんなに甘いことを言っていたら我々は負けますよ!」
七海(仮)「....でも」
七海(仮)「っ....!」
千夜「私も七海さんに賛成します」スッ
下衆「なっ....」グッ
下衆「....」
下衆「....わかっています、わかっていますよ」
下衆「それが最良だということくらい」
下衆「私だってできるならそうしたい」
下衆「....でも、それではあまりにも現実味がなさすぎる」
下衆「....もしも、その理想論を叶えるというなら」
下衆「我々の戦力で遂行可能かつ」
下衆「具体的な作戦を提示していただきたい!」
P「....」
作戦内容を挙げてください、レス番は問いません
(現実的でなかったり、作戦が挙がらなかった場合は私が考えます)
全青森国民が見る七海のお魚さん講座を七海(仮)がジャックして乳首ドリルすんのかいせんのかいで全員の目を覚ます
本部を強襲、戦闘部隊をおびき出して本部が手薄になったところを千夜内蔵大音量スピーカーで洗脳する
>>613「いいでしょうか」
下衆「どうぞ」
>>613「全青森国民が見る『七海のお魚さん講座』」
>>613「これを七海さんが電波ジャックします」
>>613「そして」
>>613「乳首ドリルすんのかいせんのかいで全員の目を覚ます」
>>613「これはどうでしょう!」
下衆「むぅ....」
下衆「乳首ドリルすんのかいせんのかいについては先ほど報告を受けましたが」
下衆「それは映像と音声による呼びかけだけで効果があるのですか?」
千夜「....私が行ったときは」
千夜「棒状のもので乳頭への刺激を与えながらの乳首ドリルすんのかいせんのかいでした」
下衆「....となると、メインの作戦とするには不安です」
下衆「また、映像さえ流すことが出来れば洗脳下にある方々でもそれを見るかもしれませんが」
下衆「住民はみな、山中にあるアオモリン周辺に集められています」
下衆「全員に映像を見せるには、巨大なモニターを用意しなければならないでしょうね」
>>613「そう、ですか....」
下衆「しかし、これで人々の避難の可能性に繋がるならば大きいでしょう」
下衆「戦闘開始前の事前作戦として検討します」
>>613「ありがとうございます!」
>>614「あの、私もいいでしょうか」
下衆「はい、どうぞ」
>>614「まずアオモリンを強襲し、戦闘部隊をおびき出します」
>>614「そして本丸が手薄になったところを」
>>614「千夜さん内蔵の大音量スピーカーで洗脳を上書きする」
>>614「これはいかかでしょうか!」
下衆「むぅ....」
下衆「千夜さん、あなたは大音量スピーカーを内蔵しているんですか?」
千夜「はい、なぜこの方がご存じなのかは知りませんがその通りです」
下衆「なるほど....」
下衆「ではこのような作戦は可能ですか?」
千夜「問題ありません」
下衆「ありがとうございます」
下衆「現在、洗脳の上書きと音量の因果関係は解明されていませんが」
下衆「先ほどの作戦の補強として有効でしょう」
下衆「乳首すんのかいせんのかいからあぶれた人間を」
下衆「少しでも多く拾い上げることが出来るなら御の字です」
>>614「!!!」
>>614「ありがとうございます....!」ペコ
P「当然、2人の作戦を遂行した上で」
P「さらに多くの住人や戦力を無効化したいんです」
P「限りなく0に近づくように」
下衆「できるんですか、そんなことが」
P「....俺の能力、物体の摩擦係数を操る力を使います」
下衆「....まさか!」
P「阿闍羅山の摩擦をなくす!」
千夜・七海(仮)・下衆「「「!!!」」」
下衆「そんなことをしたら山はどうなるんですか!?」
P「俺の能力はあくまで物体の表面だけに干渉します」
P「山の木々や草花は、どれも土に根を張っているので問題ないかと」
P「建物も基礎工事をしているでしょうし、ただ表面に置いてあるだけじゃありませんからね」
下衆「なるほど....」
下衆「山中や山頂にいる人間や置いてある武器だけを」
下衆「一気に山の麓まで流してしまうと....」
P「その間に事を済ませてしまいましょう」
下衆「....それならば
千夜「待ちなさい」
下衆「今度は何ですか!?」
千夜「お前、能力には制限があると言っていましたね」
下衆「制限!?」
P「....」
千夜「使い過ぎると、頭がアルファベットのPの形に変形し」
千夜「皮膚の色が鮮やかな黄色に変色してしまうと」
P「....」
千夜「そんなものは人間ではありません、ただの化け物です」
P「....大丈夫、阿闍羅山への使用だけならまだ持つ」
千夜「戦闘中に使わない保証があるのですか」
P「....」
千夜「....お前はきっと、残り回数のことなど全く気にせず」
千夜「戦闘中も使ってしまうでしょう」
P「....」
千夜「下衆さんの言った通り、>>613さんと>>614さんの作戦だけでも十分なはずです」
千夜「ならば来るべき時のために温存しておくべきではありませんか」
P「....」
P「....さっきは変形変色してもどうでもいいって感じだったのに」
P「優しいこと言ってくれるじゃないか」
千夜「....私はお前がどうなろうがかまいませんが」
千夜「お嬢さまが悲しまれるかと思いましたので」
P「....ふっ」
P「それはどうかな」
千夜「....?」
P「ちとせも、みんなも」
P「俺が異形の姿になったってわかってくれるさ」
P「それこそ」
P「『俺がどうなろうとかまわない』」
P「お前だってそうなんだろ、千夜」
千夜「....」
P「....ありがとう」
千夜「....チッ」
七海(仮)「プロデューサー....」ウルッ
下衆「....あなたの覚悟、受け取りました」グッ
ガンガン
ガチャ
モブレジスタンス「大変ですっ!」
下衆「なんです?」
モブレジスタンス「偵察部隊からの情報によると」
モブレジスタンス「明日の正午から」
モブレジスタンス「七海さんの戴冠式を行うようですっ!」
下衆「....マズい」
P「戴冠式か....」
P「今は抜け殻の七海の身体を使って、勝手に女王にするつもりか」
七海(仮)「七海もついに女王様れすか~」
千夜「女王様になりたかったら事務所にいい人材がおりますよ」
P「そのためにわざわざ住民たちを集めたってことなのか?」
下衆「....ええ、きっとそうでしょう」
下衆「彼らの目の前で女王の戴冠式を執り行うことで」
下衆「現在の中途半端な洗脳を強化し」
下衆「青森国に一生忠誠を誓う奴隷を作り上げるつもりなんです!」
P「そりゃマズい」
下衆「ですがもう1つ、我々にとってはあまりにも危機的なことが行われるようです」
P「?」
下衆「....おそらく奴らは」
下衆「戴冠式と同時に、七海さんの身体へ」
下衆「女王の人格を上書きしようと考えています....!!!」
P「なんだと....?」
千夜「それは非常によろしくないですね....」
七海(仮)「....」
本日はここまでになります
今日は大間のマグロを食べました、大間のマグロパワーで明日から完結に向かってよいものを書きたいです
明日の夜20時以降に再開します
P「今の時刻が20時、明日の正午に戴冠式が始まるということは」
下衆「タイムリミットまであと、16時間ですか」
千夜「どうやら、悠長に準備をしている場合ではなさそうですね」
七海(仮)「....それじゃあ」
七海(仮)「ご飯でも食べますか~」
P「....だな」
下衆「作戦もある程度固まりましたし」
千夜「明日のことを考えると、なるべく大量に栄養補給しておきたいところです」
七海(仮)「みたいれすよ?」
下衆「どう転んでも明日が最後です」
下衆「備蓄は全部解放して決起集会と行きましょうか!」
千夜「!!!!!!」
千夜「....全部」
P「人のものは食べちゃダメだからな」
千夜「当たり前でしょう」
P「本当かよ....」
今日の献立① >>638
今日の献立② >>639
今日の献立③ >>640
輝子がそだてたスタミナ満点キノコのソテー
こんがり肉G
バラムツの刺身
七海(仮)「では皆さん!」
七海(仮)「明日は頑張りましょう~!」
オー!!!!!!!!!!!
P「こうしてみると本当にお年寄りばかりですねー」
下衆「私の目的は住民の救出が主目的で、そこから希望者を募ってレジスタンス結成という流れだったんです」
下衆「組織もまさかこれほどまでに青森侵略が進んでいるのは想定外だったようで....」
千夜「救出が目的ならばなぜお1人なのですか」
千夜「隠密行動が大半とはいえ、1人ではあまりにも少なすぎるのでは」
下衆「....実は」
下衆さんが1人で行動している理由 >>642
顔がうさんくさすぎて誰も同行してくれない
下衆「....私の顔を始めて見た時、どう思いましたか?」
P「顔?」
P「えー、うーん、そうですね....」
P「んー....」
P「な、なんと言ったらいいか....」
下衆「うさんくさいと思いましたよねぇ?」
P「!?」
P「や、決してそんなことは....」
千夜「私は思いました」
七海(仮)「七海もれす、最初は青森国の方がマシじゃないかと思ってました」
P「お前らなあ....」
下衆「いえ、いいんですよ」
下衆「この顔こそが、私の単独行動の原因です」
P「死ぬほどうさんくさい顔が?」
下衆「ええ、私は諜報組織に所属していますが」
下衆「顔のせいだけで二重スパイ扱いをされています」
P「えぇ....」
千夜「そのお顔では仕方ありません」
七海(仮)「今もちょっとだけ疑ってます~」
下衆「ですから、誰もバディを組んでくれず」
下衆「どのチームにも入れてもらえません」
下衆「その結果が単独活動です」
P「気の毒過ぎる....」
下衆「先ほどおっしゃられた通り、単独では活動の幅も狭まります」
下衆「今回組織が人員を補充してくれないのも」
下衆「私の役割が先遣隊かつ捨て駒のようなものだからなんです」
七海(仮)「下衆さん....」ギュツ
P「今日くらいはたくさん飲んで食って、嫌なことは忘れましょう!」
千夜「その顔ですから笑顔の方が良いと思います」
下衆「み、皆さん....!」
P「ん?これはなんだ?」
七海(仮)「それは輝子さんが丹精込めて育てたキノコを使った」
七海(仮)「スタミナ満点キノコソテーれす!」
P「輝子が?そりゃあ楽しみだ」
P「いただきまーす」パク
P「....」モグモグ
P「....んん、キノコにしちゃかなり歯応えがしっかりしてるな」
P「味付けは....ニンニクが効いてる、スタミナ満点の名に偽りはなし!」
P「ブラックペッパーも食欲をそそる」
P「ネギ、ニンジン、ピーマン、野菜もたっぷりだな!」
P「んで、これは何のキノコなんだ?」
七海(仮)「牛れす」
P「牛?」
P「牛茸って名前のキノコがあるのか?」
七海(仮)「違います」
七海(仮)「輝子さんは最近、普通のキノコだけでなく」
七海(仮)「牛のキノコも栽培してるみたいなんれす~」
P「だから牛のキノコってなんだよ」
七海(仮)「ペニスれす」
P「....」
P「....あいつの中ではペニスもキノコ扱いなのか?」
七海(仮)「さあ?」
P「エロ同人じゃないんだから....」
七海(仮)「プロデューサーも刈り取られないように気を付けるんれすよ」
P「マジで怖いからやめて」
P「....」
P「でも美味いからいいか」パクパク
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
千夜「....」ガツガツ
下衆「....物凄い食べっぷりですね」オズオズ
千夜「私、身体のせいか燃費があまりよくないのです」
千夜「ところで、この肉はなかなかの味ですね」
千夜「キチンと調理されたものにはない野性味といいますか」
千夜「食べていると、生命の高揚を感じます」
下衆「....そちらは」
下衆「こんがり肉G....!」
千夜「!」
千夜「こんがり肉G....!」
千夜「まだ存在していたのですか」
下衆「ええ....我々の組織に伝わる秘伝レシピです」
千夜「この生命の高揚感はスタミナの回復によるものだったのですね」
千夜「まさにグレートな出来ばえ....!」
下衆「明日の戦闘でも役に立つかもしれません」
千夜「スタミナは重要ですから」ニコリ
七海(仮)「....」キョロキョロ
七海(仮)「....あれ~」キョロキョロ
モブレジスタンス「どうしました?」
七海(仮)「台所にあった魚がないんれす」
モブレジスタンス「魚?」
モブレジスタンス「あーあれなら捌いて食卓に出しましたよ?」
七海(仮)「!!!!!」
七海(仮)「マ、マズいれす~!!!」ダッ
モブレジスタンス「?」
P「いやーこの刺身!めちゃくちゃ美味かったな!」
千夜「今までに経験したことがないほど脂がのっていました」
七海(仮)「....」
P「お、七海、ちょうどいいとこに」
P「この刺身、死ぬほど脂がのってて美味かったんだがなんて魚だ?」
千夜「後学のために名前をお聞きしたいのですが」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....バラムツれす」
P「バラムツって言うのか~」
千夜「心得ました」
七海(仮)「....きっと」
七海(仮)「絶対忘れられない名前になると思います」ニコ
P「美味いもんな~」
千夜「お嬢さまにもお伝えしなければ」
七海(仮)「....」
~深夜~
P「どんだけ広いんだよこの地下施設」
P「個室完備て」
P「ま、明日のことを考えるとゆったり休息の取れる環境ほどありがたいものはないか」
コンコン
P「?」
P「はーい」
ガチャリ
七海(仮)「....」
P「七海?どうした」
七海(仮)「ちょっと、話しをしたくて....」
P「....おう」
七海(仮)「....」
P「....」
P「....不安か?」
七海(仮)「....そう、なんれしょうか」
七海(仮)「わざわざ夜遅くに来たんれすけど」
七海(仮)「これを話したい、ってわけじゃなくて」
七海(仮)「....ただ、布団に入ったらすんなり眠れるわけもなくて」
P「....そういうのを漠然とした不安って言うんだ」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....七海、どうなっちゃうのかなって」
七海(仮)「起きている間は大丈夫れした」
七海(仮)「でも電気を消して、目をつむって」
七海(仮)「真っ暗闇の中にいると」
七海(仮)「....悪いことばっかり、頭に浮かんで」
七海(仮)「それがずっと消えないんれす」
P「....」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....もし明日」
七海(仮)「負けちゃったら七海はどうなるのかなって」
P「....そりゃ」
P「七海が一番不安だよな」
P「身体のことも、家族や友達のことも」
七海(仮)「....」コクリ
P「でもその仮定は無意味だから安心してくれ」
七海(仮)「....?」
P「俺たちは負けない」ナデナデ
七海(仮)「!!!」
P「ちょっとキザすぎたか?」
七海(仮)「....れすね」クスリ
P「恥ずい////」
P「....でもな七海、これは俺の予想じゃない」
P「事実だ」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....わかりました」ニコ
七海(仮)「嘘ついたらハリセンボン1000匹飲まします!」ニコッ
P「そこは針1000本だろ!?」
七海(仮)「ダメれす~!絶対にハリセンボン1000匹飲ますんれす~!」キャッキャッ
P「ま、嘘なんかつかないから何にも問題ないけどな~!」
七海(仮)「....これで眠れそうれす」
P「....ならよかったよ」
七海(仮)「....お礼にこれ、貸してあげます~」
七海(仮)「プロデューサーもこれを使えば安眠れす!」スッ
P「いや俺は別に
七海(仮)「それじゃあおやすみなさい~!」ピュー
P「....行っちゃったよ」
P「....七海の気持ちだ」
P「よくわからんがありがたく受け取っておこう」
【超合金アーマードサバオリくん】
P「....」
P「これを使ってどう安眠しろと....?」
P「....枕か?」
P「....」ガキン
P「クソ硬え」
~翌朝~
P「いい朝ですね」
下衆「えぇ、ただ視界が良すぎるかもしれません」
下衆「できればもう少し曇ってくれた方が....」
P「巨大ロボだのドラゴンだのティラノサウルスだのいるんですよ?」
P「隠密なんてそもそも無理ですって」
下衆「それもそうですね、ついいつもの習慣で」アハハ
千夜「お前、お腹の調子は問題ありませんか」
P「腹?なんで」
千夜「....まだのようですね」
千夜「私は体内でオイルとして使用したので問題ありませんが....」
P「?????」
千夜「....お前ですし別に良いでしょう」
P「何の話?」
千夜「こちらの話です」
七海(仮)「皆さ~ん、準備はおっけ~れすか~!」
ハーイ
七海(仮)「それじゃあ、打倒青森国!」
七海(仮)「....」
P「どうした?」
七海(仮)「作戦名ってなんれすか?」
P「作戦名?」
下衆「そう言えば決めていませんでしたか」
千夜「直前ですしもう不要なのでは」
七海(仮)「ダメれす!作戦名がないとつまらないれすよ!」
千夜「はぁ」
七海(仮)「う~んそうれすね~」
作戦名 >>670
ドキッ!老人だらけの青森奪還大作戦~(Pの)ポロリもあるよ~
七海(仮)「....決めました」
七海(仮)「....作戦名は」
七海(仮)「『ドキッ!老人だらけの青森奪還大作戦~(Pの)ポロリもあるよ~』 」
七海(仮)「れす!!!」
P「センスが二昔前!?」
下衆「あなた本当に14歳ですか?」
千夜「しかし」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
千夜「レジスタンスの男性の方々は沸いていますよ」
P「その人たちは四昔くらい前の人たちだから....」
~あじゃらの森キャンプ場~
ドラゴン「....」
ガチャリ
スタスタ
凛「おはよ」
ドラゴン「おはようございます」
ドラゴン「....ゆうべはお楽しみでしたね」
凛「うん、おかげで体調は最高だよ」
ドラゴン「....それはなにより」
ドラゴン「残りのお2人は?」
凛「立てないってさ」
ドラゴン「な、なるほど....」
凛「....」
凛「....いよいよだね」
ドラゴン「ええ、プロデューサーさんたちと情報の共有もできていますし」
ドラゴン「手筈通りにいけばなんとかなるかと」
凛「....奥さんと子供さん、助けてあげてよ」
ドラゴン「....はい」
~アオモリン~
??「これだけの人数が集まっているのを見るのは壮観ですね」
??『お前ならば見慣れているとばかり思っていたが』
??「100万人以上の群衆となると経験はありませんよ」
??『....そうか』
??「しかし、この数の肉の盾に加えて」
??「手練れの兵士、戦車、恐竜」
??「私の出番は期待しない方がよさそうですね」
??『....それが理想だが』
??「?」
??「何か懸念でも?」
??『....いや』
??「いざとなれば、私のスタンドもあります」
??「戴冠を妨げられることはないでしょう」
??『....』
??『....だが備えは怠るなよ』
??「....もちろん」
??「私はあの時のような失敗は犯さない」
??「必ずこの青森を」
??「日本から離脱させる」
??『....期待しているぞ』
七海「zzz....」
本日はここまでになります
あと300レス強でまとまるのか不安になってきましたが、どうにかできればいいですね
明日の夜に再開します
本日22時頃から再開します
よろしくお願いします
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
??『....何の音だ』
??「さあ?」
ピラーーーーーーーーッ
??「あれは我が国の兵器ですか?」
??『あのような巨大ロボはいない』
??「とてつもなく大きな白い布を広げていますね」
??『....』
ピカッ
??『なるほど、あの巨大な布はスクリーンか....』
七海(仮)『....』
??「あれは浅利七海!」
??『....』
??「宣戦布告でしょうか....?」
七海(仮)『皆さ~ん、見えてますか~』フリフリ
七海(仮)『七海のお魚さん講座、特別篇が始まりま~す!』
住人たち「「「「「「「....」」」」」」」
住人たち「「「「「「「....」」」」」」」チラ
??『何を企んでいる....』
七海(仮)『皆さん見ましたね~?』
七海(仮)『....』
七海(仮)『....すぅ』
七海(仮)『乳首すんのかい!!!』
??「???」
??『!!!』
??「今彼女は何と言ったのですか?」
??『なぜ、その言葉を....!!!』
??「え?」
??『あの女、洗脳の弱点を的確に突いている....!!!』
??「えぇっ!?」
??『『乳首すんのかいせんのかい』は』
??『我が国が運用しているナノマシンにおける』
??『最もピンポイントな脆弱性....』
??『理由は不明だが、あの言葉の音の刺激は』
??『ナノマシンの機能を著しく低下させるのだ....!!!』
??「....それは大変」ニコ
七海(仮)「乳首ドリルすな!」
七海(仮)「乳首ドリルすな!」
七海(仮)「乳首ドリルすな!ドリルすな!すな!すな!」
七海(仮)「つま先、アゴ、ワキやめろ!」
七海(仮)「ドリルせんのか~い!」
七海(仮)「すんのかいと思たらせんのかい!」
七海(仮)「すんのかいと思たらせんのかい!」
七海(仮)「すんのかいと思たらせんのかい!」
七海(仮)「すんのか~い!!!」
千夜『(見事なキレです)』
下衆『どうでしょう....!』
P「頼む....!」
洗脳が解けた青森国民の割合(コンマ2桁) >>686
あ
ハッ ココハ....
ナンダ!?
サムッ
七海(仮)『この声が聞こえている皆さん!!!』
七海(仮)『そこは山の頂上付近です!』
七海(仮)『今からそこは戦場になります!』
七海(仮)『何も考えずに逃げてください!!!』
下衆『千夜さん!お願いします!』
千夜『任されました』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ジュウセイダァッ
ニゲローーーー!!!!
P「空砲とはいえ派手にやってんな」
千夜『(七海さんの言葉に加えて大量の銃声)』
千夜『(パニックになって一斉に逃げだしましたね)』
P「(これだけの人数がパニックになるのは正しいやり方じゃないかもしれないが....)」
P「(今後のことを考えとまだマシなんだろう....)」
P「(将棋倒しが起きないことを祈るしかないか....)」
七海(仮)「下衆さん、人数は!?」
下衆「青森バードウォッチング老人会の方々の集計によると」
下衆「約半数の人間が山頂からの避難を開始したようです!」
七海(仮)「やった~!」
P『それ当てになるんですか?』アキレ
下衆「な、ないよりは....」
千夜『そちらの正確性はさておき、上空から見ていてもおおよそその程度ではないかと』
P『それならいいか....』
??『....』
??「どうしますか?」
??『....これは明確な敵対行為である』
??『今すぐ出撃だ』
??「....了解です」
村上組青森支部「「「「「「「....」」」」」」」ザッザッ
トリケラトプス(ニワトリ)たち「こけ こけ こけ こけ こけ」ドスンドスン
P「お、出てきた出てきた」
P「(やっぱりニワトリじゃねえか)」
P「じゃあ千夜、次よろしく」
千夜『はい』
??「どうやら次はあのロボットのようですよ」
??『....大間沖で我が軍に大打撃を与えたのはアイツだ』
??「確かに、軍用ヘリコプターでは敵う相手ではありませんね」クスクス
??『....』
??「....何をしてくれるのやら」
P「....あれ?
P「そういえば大音量スピーカーの洗脳って何するんだ?」
下衆『千夜さんのセンスに任せています』
P「放任主義だなあ、本当に特殊工作員なんですかあなた」
下衆『最近の組織はどこも緩いんです!』
千夜ちゃんプレゼンツの洗脳内容 >>696
お嬢様の魅力を100個語る
千夜『聞けお前たち!!!!』
千夜『お前たちは!!!』
千夜『黒埼ちとせお嬢さまの魅力を100個語り終えるまで!!!』
千夜『阿闍羅山の山頂に存在することを!!!!!』ババババーン!!!!!!!
千夜『禁じる!!!!!!!!!!』ドドドドドドドドドドーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
P「ああ、そういう....」
下衆『誰ですか?』
七海(仮)『千夜さんの想い人れす』
下衆『心が温かくなりますねぇ』
村上組青森支部組員たち「「「「「「「うがああああああああああああああああああああ」」」」」」」ダダッ
青森国民たち「「「「「「「「「「「「「「「ぎゃああああああああああああああ」」」」」」」」」」」」」」」ダダダダダッ
P「お、みんな一斉に走り出した」
下衆『よくわかりませんが効いているようですねぇ』
七海(仮)『青森の人間はちとせんさんなんて都会の方を知らないれすから』
七海(仮)『そんな人の魅力を100個言って山頂に戻ってくる人はほとんどいないんじゃないれすか』
千夜『まったく、情けない奴らです』
千夜『私ならば1分とかけずに言ってみせますが』
P「1秒に1個以上のペースで言えんの!?」
千夜『試してみますか?』
P「結構です」
下山した青森国民の割合(コンマ2桁,54以上なら全員の避難完了) >>700
はい
下衆『大多数の住人は避難、もしくは下山したようですが....』
下衆『まだ1割程度が山頂に残ったままです!』
P「俺の出番ですか?」
P「残りの住人とトリケラトプス軍をまとめて流してもいいんですけど」
P「ちょっと危ないですかね?」
下衆『危険性もそうですが、残りの住人が僅かな状態で』
下衆『使用制限のあるあなたの能力を使うのは惜しい....』
下衆『ここは奥の手を使って全員の避難を完了させます!』
七海(仮)『奥の手?』
下衆さんの奥の手 >>702
Jアラート
下衆「....」スッ
七海(仮)「そのボタンは?」
下衆「....」
下衆「....日本国民の皆さん」
下衆「お許しくださいっ!」ポチッ
ドゥーーーーーーーーーーーーーー↑
ドゥーーーーーーーーーーーーーー→
ドゥーーーーーーーーーーーーーー↓
大規模テロ情報(ネットリ)×2
当地域に、テロの危険が及ぶ、可能性があります(ネットリ)
屋内に避難し、テレビ・ラジオをつけてください(ネットリ)
P『!?』
七海(仮)「これはなんれすか?」
下衆「J-アラートです」
下衆「これならば洗脳下にある方相手でも、本能で反応してくれるはずです!」
七海(仮)「不気味な音れすもんね~」
七海(仮)「あれ?それじゃあなんでさっき、日本国民全員に謝ったんれすか?」
下衆「今日本全土で鳴らしているからです」
七海(仮)「え゛ぇ゛っ!?」
下衆「稀にある緊急地震速報の誤報も私の仕業です」
七海(仮)「なんてことしてるんれすか~」
??『....』
??「肉の盾が消えてしまいましたね」
??『....役立たずどもめ』
??「結局、愚民はどこまでいっても愚民」
??「信頼できるのは、我々のような人間のみだということですよ」クスリ
??『....その言葉を裏切るなよ』
??「ここは社会主義国でしょう?」
??「上にいる人間が敗れることなどありません」ニコ
??『....まあいい、さっさと片づけてこい』
??「民衆のいない戴冠式は寂しいですか?」
??『チッ....』チッ
??「それでは」
スタスタ
??『....』
~数分後~
七海(仮)「プロデューサ~」ヒョコヒョコ
P「おー、来た来た」
七海(仮)「なんだかあっさり終わりそうれすね~」
P「だなー」
七海(仮)「これは何をしてるんれすか?」
P「これはな」
トリケラトプスたち「「「「「「「「こけ こけ こけ こけ」」」」」」」」パクパク
P「こいつらが腹減ってそうだったから飯あげてた」
七海(仮)「操る人間がいなくなってるから大人しいれす~」
P「こいつらも勝手に復活された挙句戦争の道具にされるなんて気の毒だからな」
バサッ バサッ
ドラゴン「昨日ぶりです」
P「ドラゴンさん、待ってましたよ」
P「ニュージェネたちは元気ですか?」
ドラゴン「....ええ、とても」ゲンナリ
P「そりゃよかった」
ドラゴン「戦闘は....」
ドラゴン「と思いましたが、もう終わってしまったようですね」
P「戦わずして勝つのが一番ですから」
ドラゴン「それで、私は何をすれば?」
P「とりあえずドラゴンさんにはデカくなってもらって」
P「このトリケラトプスたちをどこか安全なところまで運んでもらえます?」
P「千夜も手伝うんで」
ドラゴン「了解しました」
P「あとねぷた戦車も見かけたら踏みつぶしておいてください」
七海(仮)「えぇ~?貴重な文化財れすよ?」
P「しょうがないだろ、残しておいたら何に使われるかしれないし....」
七海(仮)「青森の魂が....」
ドラゴン「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16....」
P「千夜もよろしく」
千夜「了解しました」
P「じゃーなトリケラトプスたち~」フリフリ
トリケラトプスたち「「「「「「「「「「「こけこっこ~」」」」」」」」」」」コケコッコー
バヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
バッサバッサバッサ
七海(仮)「行っちゃいましたね~」
P「後始末は七海の身体を回収してからでいいだろ」
七海(仮)「れすね~」
P「でー、あの宮殿に七海の身体がいるんだよな」
七海(仮)「そうだと思いますよ?」
P「もうそろそろか、本当よかったな~」
七海(仮)「....」
P「どうした?」
七海(仮)「....あの」
七海(仮)「気になってたんれすけど」
七海(仮)「この騒動の元凶って誰なんれすか?」
P「元凶....?」
七海(仮)「他の大規模な活動は、洗脳してた人たちを使ったからかもしれません」
七海(仮)「でも、青森の人たちをほとんど全員洗脳するってスタートラインが難しすぎると思うんれすよ」
P「確かにそうだな....」
P「....」
P「....まあ」
P「細かいことはまだわからんが」
P「あの宮殿で最終決戦ってことだけはわかる」
七海(仮)「....そのために七海が来たんれすから」
P「....危なくなったらすぐに手をつないでくれよ?」
七海(仮)「今更照れたりしないれす!」
P「(ちょっとは照れて欲しかった)」
スタ スタ スタ スタ
??「宮殿で最終決戦、惜しいところですが残念」
??「はずれです」
P「!!!」
七海(仮)「っ....!」
P「....誰だ」
??「誰だ....?」
??「私の顔を見ればすぐにわかるでしょう」ニコ
P「....」
七海(仮)「....」
P「....お前は」
七海(仮)「....あなたは」
P「金髪?グレーヘア?で外国人のおばさん?」
七海(仮)「おばさんれすね」
??「....」
??「そこのあなた!どうせ見ているんでしょ!」
下衆『えっ?私ですか?』
??「早くこの2人に説明してあげなさい!!!」
下衆『お見通しというわけですか....』
下衆『お2人とも、落ち着いて聞いてください』
下衆『....その女性は』
下衆『....イギリスの前首相、テリーザ・メイ』
P「イギリスの?」
七海(仮)「前首相?」
メイ「ようやくわかりましたか....」
P「へーすごい人なんですね、握手してもらっていいですか?」
七海(仮)「七海も~」
メイ「ええ、どうぞ」スッ
P「俺国のトップだった人と初めて握手したわ!」
七海(仮)「七海もれすよ!」
P「青森ってすげえなー」
P「あれ?」
七海(仮)「なんれすか?」
P「なんでこんなクソ田舎の山奥にイギリスの前首相がいるんだ?」
七海(仮)「たしかに~」
メイ「それは私が青森を日本から」
メイ「離脱させるためです」ニッコリ
P「....そういうことですか」
七海(仮)「つまり敵ってことれすね~」
P「だなー」
ゴロゴロ
ポツッ ポツッ
七海(仮)「雨....?」
P「ったく、こんな大物まで洗脳してるとは驚いたな」
メイ「私は洗脳などされていませんよ」
P「....なんだと?」
メイ「あれは、愚鈍な平民のための手段ですから」
七海(仮)「....」ギロッ
メイ「本来ならば、私がEUからイギリスを離脱させ」
メイ「歴史を動かすはずだった....」
メイ「....しかし私は失敗した」
メイ「ですから」
メイ「今度こそ離脱を成功させる....」
メイ「二度と同じ失敗は繰り返さない....!」
メイ「そのためにここ、青森まではるばるやって来たのです」ニッコリ
P「....あんた」
P「離脱に憑りつかれててるのか」
メイ「憑りつかれている?何をバカなことを」
メイ「離脱こそが正義、そんなこともわからない愚民どもを導いてやっているのですよ」
七海(仮)「酷いおばさんれす」
P「これも立派な洗脳だな」ニヤ
メイ「....」
メイ「....それに」
メイ「この力を得てから」
メイ「一度も本気を出せていなかったものですから」
七海(仮)「....プロデューサー」コソ
P「....ああ」コクリ
メイ「あなたなら躊躇なく力を使えます」ニッコリ
メイ「持っているのでしょう?」
メイ「出しなさい、スタンドを」
P「スタンド....」
メイ「私の『ウェザー・リポート』はもうとっくに出しているのだけど?」
七海(仮)「スタンドってなんれすか?」
P「いや、俺もよくわからん」
メイ「....」
メイ「あなたの持っている特殊な能力のことです!!!」
メイ「それをスタンドと言うのですよ!!!!!」
P「これスタンドって言うんだ」
七海(仮)「知らなかったんれすか?」
P「だって俺以外に能力者と出会ったこともなかったし」
七海(仮)「結構レアなんれすね~」
P「....敵さんもご所望だし七海、頼む」
七海(仮)「はい!」
七海(仮)「....」ギュッ
P「....」
P「俺もおばさんみたいなカッコいい名前つけたいな」
メイ「!?」
メイ「そんなことはいいから早く
P「いや、あんたのは『ウェザー・リポート』なんてカッコいい名前なのに」
P「俺のは名無しじゃ不公平じゃないですか」
メイ「何を
七海(仮)「それもそうれす」
七海(仮)「勝負をするなら平等がいいれすよね?」
メイ「そ、それはそうかもしれませんが」
P「ちょーっと待っててもらえます?今イカした名前考えるんで!」
メイ「....」
Pの能力の名前 >>730
ローリング△
P「....出てこい」
P「ローリング△!!!」
ニュン
ローリング△『....』
P「め、めっちゃ可愛い銀ピカの女児出てきた....!」
ローリング△『ローリング△ダケド....』
P「喋った!?」
ローリング△『オ兄チャンガ思ッテルホド、スタンドバトルハ甘クナイヨ?』
P「あ、はい」
本日はここまでになります
昨日テレビで大鰐町の名前が出てきました、罪悪感でいっぱいになりました
日付が変わったので本日の20時以降に再開します
メイ「あら、可愛らしいスタンドね」
P「ああ、俺もビックリだよ」
P「七海、俺の背中に乗れ!」
七海(仮)「?」
P「いいから!」
七海(仮)「わ、わかりました!」ヨイショ
P「ローリング△ッ!この山の摩擦を減らせェェェ!!!」
ローリング△『チョット、ハリキッチャオウカナ』
ブゥン
ザザーッ
七海(仮)「すごいれす!この辺りの物が全部流されていきます!!!」
メイ「....なるほど」
メイ「触れたものの摩擦力を操る能力、といったところでしょうか」
P「....」
P「....なぜお前は平然と立っていられる」
メイ「あら、だって私」
メイ「地面の上に立っていませんもの」ウフフ
七海(仮)「プロデューサー、あの人....」
七海(仮)「浮いてます!」
P「何ィ!?」
メイ「しかし、うっかりあなたに触れられても困りますし」
フワァ
メイ「あなたには絶対に触れられない位置で戦うとしましょうか」フワフワ
P「チィッ....!」チッ
七海(仮)「ど、どうするんれすか....??」
P「自分の身体を自由自在に浮かせている....」
P「重力系の能力か....?」
メイ「もう終わりですか?」
メイ「それでは私も」ブンッ
P「痛って!」
ツー
P「!?」
七海(仮)「血が!?」
メイ「....」ニコニコ
P「....何をした」
メイ「なんでもかんでも聞いてばかり」
メイ「少しは自分の頭で考えてみてはいかがですか?」
P「....」
メイ「....仕方ありませんねえ」
メイ「愚民の問いに答えてあげるのも上の者の務め」
メイ「....私はただ、局地的に強い風を吹かせて」
メイ「あなたの身体を撫でてあげただけですよ」
P「風?」
メイ「まだわかりませんか?」
メイ「私が浮いているのも、気温の変化で起こした上昇気流の上に乗っているだけなのですよ」
七海(仮)「ど、どういうことなんれしょう....」
P「わからん....」
メイ「....」
メイ「この雨も!私が能力を使って起こしたものです!!!」
P「どういうことなんだ....?」
七海(仮)「七海にもサッパリれす....」
メイ「私のスタンドはウェザー・リポート!」
メイ「天気を操ることができるのです!!!!!」
P「自分から教えてくれたぞ」
七海(仮)「優しいれすね」
P「人のこと散々愚民愚民言ってるがあいつも大概だな」
メイ「っ!!!!!!」
メイ「....まあ良いでしょう」
メイ「これくらいのハンデ、なんてことはありません」
P「....」
P「....七海、手を強く握ってくれ」
七海(仮)「こうれすか?」ギュゥッ
P「....よし、興奮してきた」グググッ
七海(仮)「....」
メイ「もう少し痛めつけても問題なさそうです....」
メイ「ねッ!」ブンブンッ
P「....」シュルリ
メイ「!?」
メイ「(確かに捉えたはずでしたが....)」
メイ「....」ブンブンッ
P「....」シュルシュルリ
P「(よし)」
P「(物理攻撃であれば、俺の能力で無効化はできる....)」
P「(だがどうする....)」
P「(奴が上空にいる以上、攻撃手段がない....!)」
P「(そもそも俺の能力は、摩擦力を操って相手を無効化するもの....)」
P「(相手と正面から戦うのは分が悪いんだ....)」
P「(相手は相手で思いっきり攻撃型だし....)」
七海(仮)「プロデューサー....?」
P「....七海ィ!!!」
七海(仮)「はいっ!?」
P「なんか作戦ある?」
七海(仮)「七海に聞くんれすか!?」
メイに対抗するための作戦 >>746
芳乃復活させて神頼み
七海(仮)「作戦って、七海は手を握りに来ただけれすよ!?」
P「俺も八方塞がりというか....」ハァッ
七海(仮)「ええ~、そんなこと言われても七海もなにも....」ハァハァ
P「どうすっかなこれ」ゼェゼェッ
七海(仮)「そっ、そんなことよりこれ、おかしいれす....」ハァゼェ
P「ああ、突然息がッ....」ゼェハァ
P「....まさか」チラ
メイ「ここは山の上ですから」
メイ「息が苦しいのも仕方ありませんねぇ」ニコニコ
七海(仮)「阿闍羅山の、標高は、700mれす....」ゼェッ
P「あいつの仕業かッ....」ハゼ
七海(仮)「何かないんれすか!?」ハァハァ
P「何かないか何かないか」ポケットガサゴソ
ポロッ
七海(仮)「これは?」
P「ちひろさんから貰った芳乃の干物」
七海(仮)「?????」
P「もう手がないしこれに縋るしかないか....」ゼェゼェ
P「困った時の神頼みだッ....」ハァハァ
七海(仮)「ついにおかしくなっちゃいました....」
P「お茶を垂らして」
ピチャ
P「あ、さっき切られたとこから出た血が混じっちゃった」
ムクムクムクムクッ!!!!
P「うわっ!?」
七海(仮)「なんなんれすかこれ!?」
P「だから芳乃だって言ってんだろ!!!」
七海(仮)「はあ!?」
ムクムクムクムクムクムクムクムクッ!!!!
芳乃「....」
P「よ、芳乃....」
七海(仮)「芳乃さん....!?」
メイ「....どなたですか」
P「芳乃!今ヤバいんだどうにかならないか!?」
芳乃「....」
芳乃「....そなた」
P「なんだ?」
芳乃「....遅いのでして」
P「へ?」
芳乃「復活させるのが遅いのでして!!!!!!!!!」ドンドン
七海(仮)「よ、芳乃さんが声を荒げて怒ってます!?」
芳乃「なんでこうなるまで放っておいたのですか!!!!!!!」バシバシ
P「ちょ、いて、痛いて!」
七海(仮)「目も血走っていて、皮膚も紅潮しています!?」
七海(仮)「筋肉も隆起して、普段の体つきからは考えられないくらい膨らんでいますし!!!」
芳乃「胸はいつも通りでして!!!!!!!!!!!」
七海(仮)「ひぃっ!?」
P「芳乃!今はとりあえずアイツ!アイツどうにかしてくれないか!?」
P「お説教はあとで聞くから!」
芳乃「誰ですか!!!!!」
P「アイツ!」スッ
メイ「....」
メイ「突然現れたかと思えば....」
メイ「なんと品のない....」
メイ「これだから愚
芳乃「おまえでして?」ボゴォッッッッ!!!!!!
メイ「ぅ゛ぁ゛ッッッ!!?!?!??!?」
ヒュー
ドスン
P「い、一瞬で撃ち落とした....」
七海(仮)「今何が起こったんれすか....?」
P「俺にも見えなかったが」
P「おそらくメイのいるところまでジャンプして思いっきりぶん殴ったんだと思う」
七海(仮)「あのおばさん、アオモリンの5階くらいの高さに浮いてましたよ!?」
P「ああ....」ドンビキ
P「なんでだ....?ちゃんと言われた通りお茶で戻したのに....」
P「血か?血が悪かったのか?」
芳乃「....」スタスタ
芳乃「そなた、お説教の続きを....」
メイ「....」ヨタ
七海(仮)「芳乃さん後ろっ!」
メイ「私を舐められては困ります!!!」ズァッ
芳乃「....うるさい」パシ
メイ「なッ!?」
芳乃「今話をしている途中でしょうが!!!!!!!!!」ボカバキブクベゴォッッッッ!!!!!!!!!
メイ「」ボゴォッ
P「ヤバイて....」ガクブル
七海(仮)「あああああああああれだれれすか....」ビクビク
ピカァ
P「空が!」
七海(仮)「能力が切れたんれす!」
P「てことは....倒したのか....?」
七海(仮)「虹....!」
七海(仮)「空も七海たちを祝ってくれてます~!」
芳乃「それではそこに正座するのですー」ニッコリ
P「へぇっ!?」
芳乃「お説教はまだ終わっていないのですよ!!!!!!!!!!!」バシバシ
P「」
七海(仮)「」
芳乃「まずわたくしのフィギュアがなぜあのメーカーなのかを聞かせてもらいますー」
P「俺に聞かれても....」
芳乃「わたくしが小学生と同レベルだと言いたいのですか!!!!!!!!」バシバシバシバシ
P「いていていていて」
芳乃「触るのでして!!!!触ればわかるのでして!!!!!!」グイグイ
P「ちょ、それはマズいから
ズデッ
芳乃「....」
P「....?」
P「芳乃?大丈夫か?」
芳乃「問題はないのでしてー....」ニチャァ
七海(仮)「....!」
七海(仮)「芳乃さん!!!」
七海(仮)「その足どうなってるんれすか....!?」ビクッ
芳乃「足....?」チラ
芳乃「!!!」
P「お前の足ッ、ナ、ナメクジみたいになってるぞ!?」
芳乃「!!!」
芳乃「そなたもなっているのですよ!?」
P「何ッ!?」ニチャァ
メイ「....お前たちは、絶対に、許さない」ハァハァ
P「お前ッ!まだ意識が....!」
メイ「フフ、どうやら表れ始めたようですね....」
メイ「私のヘビー・ウェザーの効果が....!」ニタァ
芳乃「おまえっ!!!」ジタバタ
メイ「その下半身ではもう動けないのではないですか?」ニッコリ
芳乃「ッ....!!!」ジタバタ
P「よ、芳乃....」
P「....!」
P「(マズい、俺の方も....)」
メイ「手間をかけてくれましたね!」ボタ
メイ「お前たちのような愚民は」ボタボタッ
メイ「そうやって地べたを這いずり回っているのがお似合いなんですよ!!!」ドバッ
P「....これは一体何なんだ」
メイ「ハァ、あなたは先ほど私を馬鹿にしていましたね」ゼェ
メイ「しかし教えてあげましょう、どうせもうすぐ消えゆく命です」ハァ
メイ「私のスタンド、もう1つの能力」
メイ「ヘビー・ウェザー」
メイ「あなたたちは私に『カタツムリになる』という暗示をかけられたのですッ!」
メイ「この太陽光を使ってェェェ!!!」ゼェゼェ
P「暗示だと....!?」
P「どういうことなんだ!」
メイ「....アハハ」
メイ「アハハハハ!」アハハ
P「何がおかしい!」
メイ「....情報を引き出したところで」
メイ「もう無駄だというのに」
メイ「必死で会話を続けるあなたが滑稽で、つい....!」クスクス
P「....」
メイ「この力は、私にも制御できません」ニタァ
P「なッ....」
メイ「私を侮辱したあなた方が悪いのですよ」ニンマリ
メイ「今頃この周辺、いえ」
メイ「青森中の人間が同じように苦しんでいることでしょう!!!」
P「なんてことを....」
メイ「....しかし」
メイ「そちらの方がまだマシでしょう」
メイ「惰眠を貪り無駄な脂肪ばかりを蓄え、口を開けばいらぬことばかり」
メイ「あまつさえ私を首相の座から引きずり下ろすような低能の猿共なんて」
メイ「物言わぬカタツムリ以下に違いありません!!!」
メイ「アッハッハ!」
芳乃「ッ....!」
P「こんなの....どうしようもないじゃないか....」
メイ「そうです!平民は上級の人間の下で何も出来ずに一生を終えていけば良いのです!」
七海(仮)「あの、七海には効かないんれすか?」
メイ「!?!?!?!?!?!?!?」
P「!」
P「(どういう原理かはわからないが、今の七海の身体が無生物なのが関係してるのか....?)」
P「(いや、今そんなことはどうでもいい....)」
P「七海ッ」コソコソ
七海「?」
P「....3分だ」
P「3分だけでいい」
P「その間だけアイツを相手に時間を稼いでくれ....」
七海「!?」
七海「で、でも七海は戦えないれすよ!?」
P「頼む....その後は俺がどうにかする....!」
七海「そう言われても
メイ「なぜ私の言うことが聞けないのですか!!!」
七海「!?」
メイ「カタツムリになれと!!そう言っているというのに!!!!」
メイ「....」
メイ「....わかりました」
メイ「喜びなさい、あなたは私が」
メイ「直々にとどめを刺してあげましょう」
七海(仮)「えぇっ!?」
七海(仮)「(どどどどうしたらいいんれすかあ~!?)」
七海(仮)の時間稼ぎ >>771
ヒョウモンダコになりきって攻撃
七海(仮)「....」
七海(仮)「....はぁ~」
メイ「....?」
七海(仮)「....七海の最終奥義」
七海(仮)「ヒョウモンダコ拳!!!」
七海(仮)「....」フニャア
メイ「....」
メイ「....なんですか、その妙な構えは」
七海(仮)「そっちから聞くなんて」
七海(仮)「おばさんも愚民?と同じなんれすね~」
メイ「!!!!!」
メイ「言わせておけば....!!!!」
七海(仮)「来るんれすか?どうぞ~」カムカム
メイ「ッ....!」ギリッ
七海(仮)「(実際来たらどうすればいいんれしょ....)」
メイ「ッ....!」
メイ「(あの自信はなんなの....?)」
メイ「(私のヘビー・ウェザーも効かないし)」
メイ「(何か能力を隠し持っている....?)」
メイ「....」
メイ「(さっき確かに『ヒョウモンダコ拳』と言った....)」
メイ「(ヒョウモンダコといえば、唾液に強い毒性を持つタコ....)」
メイ「(まさか、あの構えで誘い込んで接近したところを)」
メイ「(致死性の猛毒で....!?)」
メイ「....」
七海(仮)「(なんか勝手に止まってくれてますね)」
メイ「....」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....来ないならこっちからいきますよ!」
メイ「(敵の能力がわからない以上、こちらから手を出すのは危険すぎる....)」
メイ「....」
メイ「(....私の優勢は揺らがない)」
メイ「(....あえて敵のフィールドに飛び込む必要はない)」
メイ「勝手にしなさい」フワァ
七海(仮)「!」
メイ「....私を誘い込むということは」フワフワ
メイ「....空中にいれば手出しはできないのではないかしら?」フワフワ
七海(仮)「(どっちにしろ手だしはできません)」
P「七海ッ!」
七海(仮)「プロデューサー!?」
P「俺を後ろから思いっきり突き飛ばせ!!!」
七海(仮)「はいっ!」ドンッ
シュー
芳乃「(カタツムリの粘液と、山の摩擦の軽減によってかなりのスピードが出ていますー!)」
メイ「ふん、カタツムリになりかけているお前が何を」
P「(....最初は驚いたよ)」
P「(まさかケツから脂が出ているとは)」
P「(....閉じとくの、大変だったぜ)」
P「....肛門」
P「開放ッッッ!!!!!」ブババババババババ
ブワァッ
メイ「う、浮いた!?」
P「ようおばさん」
P「そしてサヨナラだ」スッ
メイ「愚民があああああああああああ!!!!!!!!!!」
七海(仮)「あれは!!!」
P「喰らえェェェェェッッッッッ!!!!!!!!」ガギンッ
七海(仮)「超合金アーマードサバオリくん!!!」
本日はここまでになります
今更ですが、このSSに出てくるメイ前首相は実際の人物とは全く関係がありません
日付変わりましたので、本日の夜21時以降に再開します
P「はぁ....はぁ....」
メイ「」
P「やったみたいだな....」
芳乃「どうやら能力も解けたようでございますー」
七海(仮)「プロデューサー!芳乃さん!」ギュッ
P「七海、よくやってくれた」
芳乃「七海さんのおかげですー」
七海(仮)「それは違います!」
七海(仮)「おばさんをボコボコにした芳乃さん」
七海(仮)「時間を稼いでプロデューサーを突き飛ばした七海」
七海(仮)「そしてバラムツジェットで空中浮遊して超合金アーマードサバオリ君攻撃をしたプロデューサー」
七海(仮)「これは、みんなの力でつかみ取った勝利れす!」
P「....」ウンウン
芳乃「ほほー....」ニコニコ
七海(仮)「あれ?芳乃さん」
芳乃「?」
七海(仮)「もうお説教はいいんれすか?」
P「七海のバカ!」
芳乃「....」ゴゴゴゴゴ
P「せっかく忘れてたのにー....」
芳乃「....」ゴゴゴゴゴ
芳乃「怒りは収まりましたー」
七海(仮)「そうなんれすか?」
芳乃「わたくしのあの状態は」
芳乃「復活時に血を取り込んでしまったことによる一時的なものー」
芳乃「時間経過によって徐々に己を取り戻すのですー」
P「物騒な力だが、芳乃がいなきゃアイツは倒せなかったからな....」
芳乃「バーサーカーモードのわたくしは近接戦最強でございますー」
七海(仮)「そう言えるだけの実力はありました....」
芳乃「ですので、ここからは通常の依田芳乃でございますー」
P「戦力としては期待するなって?」
芳乃「はいー」
芳乃「失せ物探しであれば協力できますがー?」
P「いつも通りってことか」
P「....」
七海(仮)「....それなら」
七海(仮)「芳乃さんはもう避難した方がいいと思います」
P「だな」
芳乃「....」
芳乃「....よろしいのですかー?」
P「....もうあの力が使えない以上」
P「普通のアイドルである芳乃を、敵の本丸には連れていけない」
芳乃「....でしたら」
芳乃「七海さんはよいのですかー?」
七海(仮)「....今の七海は、人間の身体ではないので」
七海(仮)「本来なら命に関わるようなダメージを負っても大丈夫なんれす」
芳乃「....」
七海(仮)「それに、万が一のための手つなぎ要員も必要れす」
七海(仮)「....あと、これはただのわがままなんれすが」
七海(仮)「早く七海に会いたい....!」
芳乃「....わかりましたー」
芳乃「わたくしも、足手まといになりたくはありませんー」
芳乃「ここからはお2人にお任せしますー」
P「....すまん」
芳乃「いえ、お説教はこれが終わってからでも遅くはありませぬー」ニッコリ
P「やっぱりまだ怒ってるじゃん!」
七海(仮)「次は激怒するためだけに干からびるんじゃないれすか~?」
P「勘弁してくれ....」
芳乃「それではー」シュー
P「俺の能力が発動中だから仕方のないこととはいえ」
P「よく恐れずに山を滑り降りていけるな....」
七海(仮)「芳乃さんれすから」
P「やっぱり精神年齢は幼女じゃないわ」
芳乃「そなたー?」シューーーー
P「....耳がいい」
七海(仮)「なんで自分から怒られに行ってるんれすか」
P「しかし」
P「こんなことになるなら、千夜とドラゴンさんを行かせるんじゃなかったな....」
七海(仮)「どこまでトリケラトプスさんたちを持って行ったんれすかね~?」
P「どうする?あの2人を待つか」
P「それとも俺らだけでアオモリンに突入するか」
七海(仮)「そうれすね~....」
待つ or 待たない >>796
待たない
七海(仮)「行っちゃいましょう~」
P「いいのか?」
七海(仮)「あの数のトリケラトプスを放せる場所となると限られます」
七海(仮)「そんなところを探す時間も含めると、まだ時間がかかるのかもしれません」
七海(仮)「....待った方が安心なんれしょうか」
七海(仮)「でも七海は、これ以上敵に時間を与える方が心配れす!」
P「それはたしかにな....」
P「一応聞いてた戦力はほぼ片づけたわけだし」
P「俺らだけでもなんとなやれるか?」
七海(仮)「....あとれすね」
七海(仮)「七海、さっきのおばさんは中ボスだと思います!」
P「中ボスて」
P「なんとなく言ってることはわかるけども」
七海(仮)「残るはラスボスだけ」
七海(仮)「七海の身体はすぐそこれす~!れっつご~!」
P「あいよ」
スタスタ
七海(仮)「そういえば、そこに女の子がいるんれすよね」
七海(仮)「七海には見えませんけど」
P「うん、今もいるよ」
P「能力発動中はずっと出っぱなしみたいだ」
ローリング△『?』
七海(仮)「その子の出番って終わりれすか?」
P「え、うん、いまのところは」
七海(仮)「....」
七海(仮)「なんのために出したんれすか?」
P「な、何のためにって言われてもなあ....」
P「なんか向こうが、名前つけろースタンド出せーとか言うから
P「そのとおりにしたら出ちゃっただけだし、どう使うとかは....」
ローリング△『....』ショボン
七海(仮)「そんな言い方かわいそうれすよ~」
P「本当だめっちゃしょげてる、すまん....」
ローリング△『....ふんっ』プイ
P「でもな」
P「俺の力って触れたものの摩擦力を操る力だから」
P「それが幼女として具現化したところで、何かさせられるわけでもないんだよ」
P「結局この子も
ローリング△『ローリング△!』
P「....ローリング△も俺が触れられる範囲にしか出てこられないみたいだし」
七海(仮)「....七海」
七海(仮)「ひらめきました!」
P「?」
七海(仮)「たしか、元々の能力は自分の肌の摩擦力を操るだけだったのが」
七海(仮)「軍との戦いで覚醒して、ものの摩擦力も操れるようになったって言ってましたよね?」
P「おう」
P「自分以外のものに干渉できるようになったのは昨日が初めてだ」
七海(仮)「つまり、能力は成長・進化するんれす....」
P「あのおばさんも2つ能力持ってたしな」
七海(仮)「....だったら」
七海(仮)「名前を付けて、具現化したことで」
七海(仮)「新しい力が発現している可能性はありませんか....?」
P「あ、新しい力!?」
七海(仮)「あくまで可能性れす....」
七海(仮)「『第3の能力』の心当たりはありませんか....?」
P「まったくないな....」
P「俺自身も知らない能力なんて使いようがないし....」
P「なんかある?」
ローリング△『あるよ』
P「あるってさ」
七海(仮)「ほら~」
ローリング△第3の能力 >>806
時間を自分だけ早く感じられるようにする
ローリング△『時間を自分だけ早く感じられるようにする』
P「時間を自分だけ早く感じられるようにする?」
七海(仮)「それが新しい能力なんれすか?」
P「ああ、ローリング△が言うにはそうらしい」
七海(仮)「....つまりどういうことれすか?」
P「俺にもよく分からん」
ローリング△『じゃあ使ってみる?』
P「頼む」
ローリング△『えいっ』
ブゥン....
P「....?」
七海(仮)「プロデューサー?どうれすか?」
P「....」
P「....」
P「....」
P「....」
P「....」
七海(仮)「プロデューサー?」
七海(仮)「プロデューサー!?」ユサユサ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....ぅわあ!!!」ビクッ
七海(仮)「ちょ、いきなり止まったと思ったらどうしたんれすか!?」
P「止まった?俺は七海の言ってることが聞き取れなくなったと思ったら」
P「いきなり物凄い速さで俺を揺らしたから驚いたんだよ!」
七海(仮)「ええ?」
ローリング△『これが、新しい力だよ』
P「てことは」
P「実際の世界の時間の流れとは関係なく」
P「俺から見た世界の時間の流れが限りなく早くなるってことか?」
ローリング△『うん』
P「世界の時間を早く感じるから」
P「相対的に、俺以外の人から見たら」
P「俺は遅く動いているってこと?」
ローリング△『そうだよ』
P「えぇ....?」
P「自分の動きは遅くなるし、俺からすると他の人の行動は認識できないし」
P「使いどころが全くわからねえ」
七海(仮)「....」
七海(仮)「使い方ありました~!」
P「なんだ!教えてくれ!」
七海(仮)「お説教されてる時とかどうですか?」
P「それいいな!」
P「動きを伴う場合は使えないが」
P「ただ説教聞いてるだけならスローになってても問題ないしな!」
P「って全然バトル向きじゃねー!!!」
七海(仮)「れすね~」アハハ
P「これからラストバトルかもしれないのにどうすんだよこれ!」
ローリング△『今のローリング△は、怖いものなしだよ!』
P「お説教の時限定だろ!」
七海(仮)「そう都合よくはいかないってことれすよ....」
P「ま、元々当てにしてたわけじゃないからいっか....」
いつのまにかメタル桃…ローリング△が流暢に喋るようになってる…
>>815
ローリング△も戦いを経て成長したので、言語能力も飛躍的に向上しました(適当)
~アオモリン~
ガチャリ
P「....」
七海(仮)「....」
P「誰もいない....?」
七海(仮)「綺麗な宮殿れすね~」
七海(仮)「青森一、いや東北一かもしれません~」
P「呑気に見物してる場合かよ....」
カツーン
カツーン
P「....誰かが来る」
七海(仮)「....」ジー
七海(仮)「階段の上れす!」
P「....」ジロリ
七海「....」カツ
七海「....」カツ
P・七海(仮)「「七海!?」」
七海「....七海を」
七海「助けに来てくれたんれすね!」
P「無事だったのか!」ダッ
七海「プロデューサー!」
P「七海っ」ダッ
七海「このくらいでいいか?」
七海「感動の再会は」ニタァ
P・七海(仮)「「!?」」
七海「どうした?」
七海「お前たちが欲しい言葉をかけたつもりだったが....」
七海「間違っていたかな?」
P「....」
P「....お前」
七海「....やれやれ」
七海「メイのやつめ」
七海「あれだけ着飾った言葉を並べておいてしくじるとは」
七海「フッ」クスリ
七海「所詮、あのジョンソンでもできたEU離脱すらしくじった女」
七海「やはりあいつも、会議を長引かせるだけの女に過ぎない」
七海(仮)「プロデューサー....」
P「....」コクリ
七海「新たな世界の礎となるのは」
七海「荷が重すぎたか....」
P「....おい」
七海「なんだ?」
P「七海をどこへやった!」
七海「ん~?」
七海「お前の目は節穴か?」
七海「多大な犠牲を負ってまで、自ら救いに来た人間の顔すら見分けられないとは....」
P「....違う」
P「お前は七海じゃない」キッ
七海「はて」
七海「ではなんだ、お前の隣にいるその機械が浅利七海だとでも?」
七海(仮)「な、七海が七海れす!」
七海「誰がどう見ても、私が浅利七海だと思うのではないか....?」
P「お前は....誰だ....!」
P「答えろ!」
七海「....ハァ」ハァ
七海「これだけ言ってもまだわからんか」
七海「....私は既に戴冠式を済ませた」
P・七海(仮)「「....?」」
七海「お前たちが民衆を片付けてしまったせいで、すっかり寂しいものになってしまったが」
七海「もはやそれは問題ではあるまい」
七海「....改めて、お前たちに宣言してやろう」
七海「....我こそが」
七海「プリンセス・浅利七海!」
七海「青森の女王にして、これからの世界を統べる者!!!」
P「何を言っているんだ....」
七海(仮)「....七海は」
七海(仮)「どうしちゃったんれすか....」
早いんですが本日はここまでになります
佳境です、残りも楽しんで行きましょう
明日の夜21時以降に再開します
P「いい加減にっ....!」ダッ
七海「近づかない方がいいぞ」
P「何....?」
七海「お前が近づけば私は」
七海「この身体の、舌を噛み切って死んでやろう」ベー
P「....」ピタ
七海「賢明な判断だ」
P「チッ....」
七海(仮)「....あなたは、誰なんれすか」
七海「?」
七海「言っているではないか」
七海「私の名前はプリンセス七海」
P「....さっき身体のとかなんとか言ったな」
P「やっぱりその身体は七海本人なのか!」
七海「....ああ」
七海「見ての通りだ」
七海「と言っても、人は見た目が9割というからな」
七海「中身が誰であれ、私が浅利七海であることは疑いようのない事実」
P「何をわけのわからないことを....」
P「....だがな」
P「七海本人の身体だってことがわかって安心したぞ」
七海「?」
P「簡単さ、七海の中にいるお前を消してしまえば一件落着ってことだろ!」
七海(仮)「そうれす!」
七海(仮)「七海の身体は返してもらいます!」
七海「....確かに」
七海「今の私は、肉体的にはごく平凡な女子中学生の身体に入っているに過ぎない」
七海「お前たちに武力をもって立ち向かわれてはひとたまりもないだろう」
七海「....それがなんだというのだ」
七海「手を出す素振りが見えた時点で、私はこいつの舌を噛み切って」
七海「殺してやる」ベェ
七海「万が一お前たちの攻撃が私に届き、痛めつけたところで」
七海「傷つくのは浅利七海の身体だけ」
七海「どうだ?何か妙案でも浮かんだかな?」
P「....」
P「....ありえない」
七海「何?」
P「七海の身体を殺せば、当然脳の機能も停止する」
P「だったら、その中にいるお前という人格も一緒に死ぬことになるはずだ」
P「だからお前は、俺たちを脅すことはできても」
P「決して実行には移せない!」
七海「....」
七海「....お見事」
七海「お前の言っていることも見当違いというわけではない」
七海「....身体を殺すというのはあくまで最終手段」
七海「ようやく手に入れたこの身体を失いたくはないからな」
七海「だが、何の策もなく」
七海「脅しのためだけにそんなことを言っているわけでもないのだよ」
P・七海(仮)「「!?」」
七海「残念ながら、この中にいる私は人格ではない」
七海「データだ」
七海「データは、広い広いインターネットの海へ逃げることが可能でな」
七海「そうなれば肉体の死など何の関係もないのだよ」
七海「それこそ、舌を噛み切ってからでも余裕を持って逃げられるというわけさ」
七海「ここまで準備を重ねておいてまた振り出しになるのも残念だが」
七海「その時は別の場所で、また改めて国づくりを始めようか」
P「っ....!」
七海(仮)「嘘れす!」
七海(仮)「頭の中にあるデータを一瞬でインターネットに逃がすなんて
七海「この王冠は脳に直接繋がっていて、すぐにデータを持ち出すことができる」
七海「王冠には通信機能をつけているから、一瞬でインターネットへ繋がるのだ」
七海(仮)「それも嘘れす!」
七海(仮)「青森のこんな山奥で電波が届くはず
七海「私が電波塔を建てさせた」
七海(仮)「ぐぬぬ....」
P「あらゆる手を既に塞がれている....」
七海「理解できたかな?」
七海「お前たちは、何の力もない私に」
七海「勝・て・な・い」ニッコリ
七海「....もっとも」
七海「青森の、世界の命運のために、この身体を犠牲にするというならば」
七海「できないこともないか?」
七海「それも、逃げた私が再起するまでの時間稼ぎにしかならないがな!」
P「クソが....」
七海「....それで、だ」
七海「お前」ユビサシー
P「俺....?」
七海「そうだ」
七海「そこに籠があるだろう」
七海「中に入っているりんごを食え」
P「!?」
七海(仮)「プロデューサー」
七海(仮)「そのりんごの中にはきっと....」
P「....ああ」コクリ
七海「....やはり知っていたか」
七海「ならば話は早い」
七海「そうだ、お前はそれを自ら食え」
七海「そして私の奴隷となるのだ」
P「....」
七海(仮)「わかっていて食べる人なんていないれすよ!」
七海「....もう忘れてしまったのか?」
七海「この身体が人質になっていることを」
七海(仮)「あ....」
七海「....お前たちはもう私には逆らえない」ニヤリ
P「....」
P「....」スッ
七海(仮)「プロデューサー!」ガシッ
七海「フッ....」ニヤリ
P「....」
七海(仮)「....七海は、ここにいます」
七海(仮)「だから、あいつの脅しなんて気にしないでください!」
七海(仮)「七海は大丈夫れす!」
七海(仮)「大丈夫れすから....」ブルブル
P「....」
P「....すまん七海」ガリッ
シャク....シャク....
七海(仮)「あ、ああ....」
七海(仮)「飲み込んじゃダメれす!プロデューサー!」
P「....」ゴックン
七海(仮)「どうしてれすか....」
P「....俺には」
P「お前を殺すことなんてできない」ニコ
P「っ....」ガクッ
七海(仮)「!!!」
P「....すまん、七海」
P「でも俺にはこれしか、残された道がなかった....」
七海(仮)「そんなこと....」ウルウル
P「じゃあな七海....元気....で....」
P「....」ガクン
七海(仮)「プロデューサー....」ポロッ
七海(仮)「七海のせいでっ....」ポロポロ
七海「ハッ!やっとその男が消えた!」
七海「なんて愉快な気分だ!」
七海「....」
七海「....私の計画をめちゃくちゃにした罪は」
七海「絶対に償わせてやるからな....」ギロリ
七海「奴隷にしてやると言ったがそれすらも生ぬるい」
七海「生かさず殺さず、あらゆる苦痛を味わわせてやる」
七海「....そうだ」
七海「お前の事務所の人間を、その手で殺させてやろう」
七海「もちろん、お前自身の意識を残したまま」
七海「身体だけを操ってな!」
七海(仮)「....やめてください、そんなことは」
七海「あ?まだいたのか」
七海「偽七海はもう帰ってよいぞ」
七海「何も出来ない無力な小娘に興味はない」
七海「そんなやつは私の計画にも不要だ」
七海(仮)「そんな....」
七海「....ん、待てよ」
七海「帰る前に、お前の大好きなこの男が」
七海「見るも無残に操られる様を見ていけばよい」
七海「しっかりと奴隷に堕ちているかのテストも兼ねてな」
七海(仮)「そんなの....嫌れす....」
七海「どうしても嫌だと言うならばそのまま帰ってくれても構わないが....」
七海「その時は、こいつが命を賭けて守った浅利七海の身体を殺すだけだぞ?」ニッコリ
七海(仮)「ぅぅっ....」
七海「さて、どんなことをさせてやろうか」
Pにさせること >>847
焼き土下座
七海「そうだ!焼き土下座だ!」
七海「焼き土下座をしてもらおう!」
P「....」フラ
七海(仮)「プロデューサー!行っちゃダメれす!」
七海「こっちにちょうど良いものがあるからな」
七海「おい、お前も来い」
七海「この男が自ら焼かれる姿を見ていろ」
七海(仮)「やめ
七海「早くしろ」
七海(仮)「....」
メラメラ
七海「専用の道具ではないが」
七海「この熱した巨大な鉄板の上ならば」
七海「大の大人でも土下座ができるだろう」
P「....」
七海(仮)「そ、そんなことしたら死んじゃいます....」
七海「殺すわけがないだろう?これからが楽しいというのに」
七海「酷い火傷を負うくらいにしておいてやる」アッハッハ
七海(仮)「そこで土下座をしろ」
P「....」スッ
七海(仮)「プロデューサー....」
ジュゥゥ
P「........ぅ」ギリ
七海「おお!」
七海「これは新たな発見だ!」
七海「洗脳下にあっても、身体を痛めつければ反射で声が出るのか!」
七海「ハハハッ!凄い!凄いぞ!」ゲラゲラ
七海(仮)「ひっ....」ガクガク
ジジ....ジジジ....
P「....ぁ....ぅ」ググク゛
ジュワ....プス....
P「....が........ぁ........」ジュワ
七海「こいつ!なんてバカなやつなんだ!」
七海「高温に熱した鉄板の上で!」
七海「完璧に土下座をしているぞ!」ゲラゲラ
七海(仮)「もうやめてください!本当に死んじゃいます!」
七海「おっと、愉快な時間は時を忘れてしまうな」テヘ
七海「おい、もういいぞ」
P「....ぅ....ぁ」
七海「?」
七海「皮膚が張り付いて降りられないのか?」
七海「油でも敷いておけばよかったな」
七海「おい、降ろしてやれ」
七海(仮)「プロデューサー!」グイグイッ
P「....ぎ........ぃ」
七海(仮)「んっ」グイグイッ
ドスン
七海(仮)「はぁ....はぁ....」
P「....」
七海(仮)「酷いれす....早く治療しないと....」ウルッ
七海「おい、こっちにこい」
P「....ぅぅ」スッ
P「....はぁ....はぁ」ヨタヨタ
七海「おー!あんよが上手だなあ!」
七海「ほらほら早く来い!」
P「............ぅぁ」フラフラ
七海(仮)「プロデューサー....」ポロポロ
P「....」
七海「まったく、ここまで来るのにどれだけ時間をかけている!」
七海「次は私の椅子になれ!」
七海「さっきと同じ姿勢でな!」
七海(仮)「プロデューサーさんの膝は酷い状態なんれすよ!?」
七海「椅子の傷つき具合など知るか」
七海「早くしろ」
P「....」
P「当身」ボゴォ
七海「う゛っ!?」
P「チョークスリーパー」
七海「ぐえ゛っ!?」
P「鳩尾ボディーブロー」
七海「かはっ!?」
七海「」ガクン
P「ついでに王冠もポキッ」
ポキッ
七海(仮)「!?」
P「これでしばらくは七海の身体から出られないな」
P「....」
P「七海、来い」
七海(仮)「プロデューサー!どうして!?」
P「説明してる暇はない」
P「作戦を簡潔に説明するからよく聞いてくれ」
七海(仮)「は、はいっ!」
P「....」ガサゴソ
P「....あった」ガサゴソ
P「これは私物のナノマシンなんだが」
七海(仮)「私物のナノマシン!?」
P「今から、その身体に入っているお前の脳のデータを」
P「こいつに入れる」
七海(仮)「えぇっ!?」
P「元々お前の仮想人格が入っていたものだから問題はないはずだ」
七海(仮)「どういうことれすか....?」
P「そしてこのナノマシンを」
P「この身体に投入する」
七海「」ブクブク
七海(仮)「!?!?!?!?!?!?」
七海(仮)「でも今は七海じゃない別のデータが入ってるんれすよ!?」
P「そうだ、だから中に入って」
P「そいつをぶっ殺してこい」
P「自分の手で」
七海(仮)「七海の....手で....?」
P「....最後は」
P「お前が決着をつけるんだ!」
七海(仮)「!!!」
七海(仮)「....それじゃあ、行ってきます」
スゥ
七海(仮)「」ガクン
P「....ナノマシンに入れたみたいだな」
P「....」
プスッ
七海「」ビクンビクン
P「....頼んだぞ」
P「七海」
P「って痛えええええええええええええええええええええええええ」ジタバタ
P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」ゲロゲロ
P「やばいやばいやばいやばい!!!!!!」ガクガク
P「肉焼けてるし骨見えてる!!!!!!!」ブルブル
P「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!!!!!!」ジンジン
ローリング△『....お兄ちゃん、大丈夫?』
P「大丈夫なわけあるかああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」ビクンビクン
ローリング△『また使う?』
P「だって使っても、結局後からダメージが来るんだろ」
ローリング△『うん』
P「じゃあ今でいいわ」
P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」ゲロゲロ
ローリング△『....無茶するからだよ』アキレ
バーン
千夜「お前?」
P「ち、千夜....」ハァハァ
千夜「な、なんですかこれは!?」
千夜「早く治療を!」
P「今七海が戦ってるから、ここでしてくれ....」ゼェゼェ
千夜「しかし....」
P「離れるわけには....いかない....」ゼェハァ
千夜「....」
千夜「下衆さん!今すぐ治療ができる人をこちらへ!」
下衆『はいっ!』
千夜「....なぜ助けを呼ばなかったのですか」
P「おばさんが散々好き放題やったせいで、通信が繋がらなくなったんだ....」ゼハ
千夜「おばさん....?」
P「それは、おいおい説明するよ....」ハァゼエ
P「それより今は....七海の戦いを....」
P「」ガクン
千夜「おいお前!」
P「....ハッ!?」パチリ
千夜「....安心しました」
P「....俺はどれくらい寝てた?」
千夜「正確には不明ですが、およそ2時間と言ったところでしょうか」
P「七海は!?」
千夜「....そちらに」
P「!」
七海「zzz....」
千夜「あれからまだ目覚めていません」
P「....まだ戦ってるのか....?」
千夜「お前の方こそ、今は薬で痛みを紛らわせているだけです」
千夜「動かないでください」
P「....わかった」
ドラゴン「おお、目覚めましたか!」
P「ドラゴンさん、どうも」ペコ
ドラゴン「帰ってきたら大火傷を負って気絶していましたから肝が冷えましたよ!」
P「すみません」アハハ
千夜「(ドラ肝....)」ジュルリ
ドラゴン「千夜さんに聞いても、何もわからないと言いますし」
千夜「そうでした、何があったのか詳しく聞かせていただけますか」
P「え、今?」
千夜「まだ作戦中ですよ、その身体とはいえ意識を取り戻したのなら情報共有はしていただかないと」
P「鬼かよ....」
~かくかくしかじか~
ドラゴン「それは....なんとも強力な能力者ですね....」
千夜「つまり、その火傷はメイという女性にやられたと」
P「違うよ」
千夜「....違うのですか」
P「うん、これはその後」
~回想~
P『....』スッ
七海(仮)『プロデューサー!』ガシッ
七海『フッ....』ニヤリ
P『....』
七海(仮)『....七海は、ここにいます』
七海(仮)『だから、あいつの脅しなんて気にしないでください!』
七海(仮)『七海は大丈夫れす!』
七海(仮)『大丈夫れすから....』ブルブル
P『....』
P『....すまん七海』ガリッ
シャク....シャク....
七海(仮)『あ、ああ....』
七海(仮)『飲み込んじゃダメれす!プロデューサー!』
P『....』ゴックン
ドラゴン「あのりんごを食べたんですか!?」
千夜「私以外は皆、ナノマシンによって洗脳されてしまうはずですが」
P「ミスディレクションって知ってるか?」
ドラゴン「バスケットボール漫画で読みました」
P「ああ、まああれもそうなんですけど」
P「元々はクローズアップマジックのテクニックの1つで」
P「観客の注意を別の場所にそらす手法なんですよ」
P「それを応用しまして」
ドラゴン「ほう」
P「あいつは七海(仮)が動揺して、俺を掴んだ時」
P「油断からか愉悦からか、一瞬俺からの注意が逸れた」
P「その瞬間に入れ替えたコイツを齧ったってわけ」スッ
千夜「それは....!」
P「....」シャク
P「....」モグモグ
P「....」ゴックン
P「いや~、やっぱ」
P「安心安全、無農薬無ナノマシンの山形りんごがナンバー1だわ!」
千夜「私はそうは思えませんが」
P「千夜ちゃんここは空気読んでくれ!頼むから!」
千夜「はぁ?」
~回想~
七海(仮)『そこで土下座をしろ』
P『....』スッ
七海(仮)『プロデューサー....』
ジュゥゥ
P『........ぅ』ギリ
七海『おお!』
七海『これは新たな発見だ!』
七海『洗脳下にあっても、身体を痛めつければ反射で声が出るのか!』
七海『ハハハッ!凄い!凄いぞ!』ゲラゲラ
七海(仮)『ひっ....』ガクガク ジジ....ジジジ....
P『....ぁ....ぅ』ググク゛
ジュワ....プス....
P『....が........ぁ........』ジュワ
七海『こいつ!なんてバカなやつなんだ!』
七海『高温に熱した鉄板の上で!』
七海『完璧に土下座をしているぞ!』ゲラゲラ
七海(仮)『もうやめてください!本当に死んじゃいます!』
七海『おっと、愉快な時間は時を忘れてしまうな』テヘ
七海』おい、もういいぞ』
P『....ぅ....ぁ』
七海『?』
七海『皮膚が張り付いて降りられないのか?』
七海『油でも敷いておけばよかったな』
七海『おい、降ろしてやれ』
七海(仮)『プロデューサー!』グイグイッ
P『....ぎ........ぃ』
七海(仮)『んっ』グイグイッ
ドラゴン「や、焼き土下座とは恐ろしい....」
千夜「それでこのような火傷を....」
P「ああ、正直ヤバかった」
P「能力を使わなきゃあいつにばれてただろう....」
千夜「能力....?」
ドラゴン「摩擦力を操るあの能力ですか?」
P「いや、そっちじゃなくてさっき説明した新しい能力」
ドラゴン「『時間を自分だけ早く感じられるようにする』、でしたか」
P「それです」
P「俺は鉄板の上に乗る寸前、ローリング△第3の能力を発動させました」
P「おかげで鉄板に乗っている間は、まったく痛みを感じませんでしたよ」
P「それの視覚や聴覚もほぼ役に立たないのは困りましたけどね」
千夜「自分以外の周辺のことが一切把握できないというのは」
千夜「本来敵の目の前で行うことではありませんよ」
P「俺もそう思う」
ローリング△『....むぅ』
P「あと、動きまでスローになっちゃうから」
P「降りろ!って言われたときは死ぬほど焦ったな」アハハ
P「痛みを感じないことだけを考えてて、そっちの方は何も考えてなかったし」
ドラゴン「途中で解除はできないのですか?」
P「ローリング△第3の能力は、時間経過でしか解除されないみたいで....」
P「しかも発動中の俺の知覚はほとんど役に立たないし....」
P「というか、仮に解除できたとしても」
P「鉄板の上で解除したら本末転倒ですから」ゲンナリ
ドラゴン「なるほど....」
ドラゴン「失礼ながら、かなり使い勝手の悪い能力のように聞こえますが....」
P「そうなんですよ....」
ローリング△『!!!』ゲシゲシ
P「ごめんごめん」ナデナデ
千夜「何をしているのですか?」
P「こっちの事情」
千夜「....」
千夜「先ほどの話の通りであれば」
千夜「相手が勝手に、お前が鉄板から降りられないのだと勘違いをしたと」
P「俺は聞こえてなかったけど、そうなんだよな?」
ローリング△『....うん』コクリ
P「らしい」
ドラゴン「....?」
~かくかくしかじか2~
千夜「....そんなことが」
ドラゴン「じゃあ今七海さんが寝ているということは....」
P「ええ、俺の作戦が失敗したなら」
P「プリンセスの方の七海として起きて来てもおかしくないです」
P「逆にまだ寝ているなら」
P「今も七海は戦っている可能性が高い....!」
千夜「七海さん....」
七海「zzz....」
たくさん書いたので本日はここまでになります
読者の方に伝わるかはわかりませんが、一応解説パートのようなものも書いたつもりです
明日の夜20時以降に再開します
~七海内~
七海(仮)「....ぅ」
七海(仮)「ここは....」
七海(仮)の目の前に広がっていた光景 >>884
気絶した誰かを沢山の七海がボコってる
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」
七海(仮)「七海がたくさん....」
七海(仮)「....ん?」
??「」チーン
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」ゲシゲシ
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」ボコボコ
七海(仮)「!?」
七海(仮)「ちょ、ちょっと七海たち!何してるんれすか!」
七海たちがボコっている相手 >>888
海にゴミを捨てた人
七海(仮)「ダメれすよこんなことしたら~!」
七海(仮)「誰にこんなこと....」
海にゴミを捨てた人「」チーン
七海(仮)「誰れすか!?」
七海A「これは海にゴミを捨てた人れす」
七海(仮)「海にゴミを捨てた人!?」
七海B「この前釣りに行ったとき、見かけませんれしたか?」
七海(仮)「そういえば、こんな人が海にゴミを捨てていました....」
七海(仮)「注意する前に逃げられてしまいましたけど....」
七海C「その時の苦い体験を処理するために」
七海D「ここ、頭の中でこいつをボコボコにしています」
七海(仮)「ストレスの発散ということれすね!」
七海E「はい」
七海F「こうすることで、七海の心身の健康を保っているんれす」
七海(仮)「いつもありがとうございます~」
七海(仮)「あれ?ってことはここって....」
七海(仮)「頭の中れすか!?」
七海G「そうれすよ?」
七海(仮)「よかった、ちゃんと入れたんれすね~」
七海(仮)「でも不思議れす~」
七海(仮)「頭の中ってこうなってたなんて~」
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」シーン
七海(仮)「?」
七海(仮)「何かあったんれすか?」
七海H「いつもは、こうじゃないんれす」
七海(仮)「どういうことれす?」
七海I「実はこの前、怖いやつがきて」
七海J「七海の人格を引っ張り出して、バラバラにしたんれす....」
七海(仮)「え?じゃあ元々は1人ってことれすか....?」
七海K「当たり前じゃないれすか、七海は多重人格じゃないれす」
七海(仮)「れすよね....」
七海L「しかも、そいつが脳の管理機能を乗っ取ってしまって....」
七海(仮)「やっぱりあいつなんれすか....」
七海M「いつもならさっきの人みたいにボコボコにするんれすけど」
七海N「バラバラにされてしまったせいで力が弱くなったのか、とても勝てなかったんれす....」
七海(仮)「....」
七海O「ところで、七海はどこの七海れすか?」
七海(仮)「....七海は」
七海(仮)「七海を救うために外からやって来た七海れす!」
七海たち「「「「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」」」」
七海(仮)「そいつのいるところに案内してください!」
七海(仮)「七海が、七海の身体を取り戻します!」
七海(仮)「総攻撃れす!」
七海たち「「「「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
敵が籠っているのはどんなところ? >>893
胃液の海に浮かべた要塞
七海P「あそこれす!あそこに敵が籠っています!」
七海(仮)「海の上に強そうな建物がありますね....」
七海Q「あ!その海には触れないでください!」
七海(仮)「?」
七海R「全部胃液なので、触った途端に全身が溶けて死にます!」
七海(仮)「!?」
七海(仮)「えっ!?ここって脳れすよ!?」
七海(仮)「どうして胃液があるんれすか!?七海死んじゃいますよ!?」
七海S「違います、ここは脳の中の精神世界れす」
七海T「実際に脳の中に胃液が入ってるわけじゃないれすよ」
七海(仮)「そういうことれすか....」
七海U「この海も建物も、全部あいつが作ったんれす....」
七海(仮)「作ったって....どういうことれすか?」
七海V「ここは精神世界れす、精神力さえあれば基本的になんでも生み出せます」
七海W「でも七海たちはバラバラにされてしまったので、何もできなくなってしまったんれす.....」
七海(仮)「....だったら」
七海(仮)「七海が想像して創造すれば、どうにかできるかもしれないってことれすね」
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」コクコク
七海X「でも気を付けてください....」
七海Y「ここで生み出せるものは想像できたことだけ....」
七海Z「だから正確に想像しないといけません....」
七海(仮)「なるほど....」
七海(仮)「もし銃を想像しても、七海は中の構造を知らないので使い物にはならないんれすか」
七海a「そういうことれす....」
七海(仮)「七海が正確に想像できて、胃液の海と大きな建物をどうにかできるもの....」
想像したもの >>896
超でっかい乗り込み可動式超合金サバオリくん
【超でっかい乗り込み可動式超合金サバオリくん】
七海たち「「「「「「「「「「「大きいサバオリくん!!!!」」」」」」」」」」」
七海b「でもこれじゃダメれすよ?」
七海(仮)「?」
七海c「さっき言った通り、機械は中身まで完璧に想像できないとただのハリボテになっちゃいます」
七海(仮)「....ハリボテでなにが悪いんれすか」
七海たち「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
七海(仮)「このサバオリくんは確かにハリボテれす」
七海d「じゃあ....」
七海(仮)「でも、七海はこれを動かすことができます!」
七海e「どうするんれすか?」
七海(仮)「見ていてください....!」
ガチャコン
七海(仮)「....いきます!」
七海(仮)「....肛門」
七海(仮)「開放ッッッ!!!!!」ブババババババババババババババババババババババババババババババババ
七海たち「「「「「「「「「「「!?!?!?!?!?!」」」」」」」」」」」
フ....
フ....
フワァ
七海たち「「「「「「「「「「「浮いた!?」」」」」」」」」」」
七海f「あれはいったいなんれすか!?」
七海g「サバオリくんのお尻から謎の粘液が!!」
七海h「ものすごい勢いで噴射されてます!」
七海(仮)「(プロデューサー、ありがとうございます....)」
七海(仮)「(目の前でバラムツジェットを見せてくれたおかげで....)」
七海(仮)「(完璧に想像できました....!)」ニッコリ
??「(まさかあの男が洗脳されたフリをしていたとは....)」
??「(チッ、身体が強制的に気絶させられているせいで目覚められん....)」
??「(....まあよい、意識を戻せるようになったらまた
ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「(なんだ!?)」
七海(仮)「けほけほ....精神世界って便利れすね~」
七海(仮)「あんなに無茶なことをしても怪我1つないなんて~」
??「お、お前は!?」
七海(仮)「お、お前は!?と聞かれたら、答えてあげるが世の情け!」
七海(仮)「七海の身体を取り戻すため!七海の平和を守るため!」
七海(仮)「魚と魚の善を貫く!ラブリーチャーミーな七海役」
七海(仮)「浅利七海!!!」
??「....」
七海(仮)「お前が七海を操っていた張本人れすか....」
七海(仮)「って誰れすかお前!!!」
張本人の見た目 >>900
森喜朗
森喜朗「この姿か?」
森喜朗「これはな、今日本で最も嫌悪されている人間の姿になるようにしているのだ」
森喜朗「どうだ?とても平常心を保てないだろう」ニヤリ
七海(仮)「いや、おじいさん誰れすか」
森喜朗「....」
森喜朗「....まあよい」
七海(仮)「....ここにいるってことは、お前が七海の身体を乗っ取ってたんれすね」
森喜朗「....そうだ」
森喜朗「こんなところまで追いかけてくるとは思わなかったが....」
森喜朗「その執念、感心するぞ」
七海(仮)「相変わらず上から目線れすね~」
森喜朗「私が人間を下に見るのは当然だろう」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....まるで自分は人間じゃないような言い方れすけど」
七海(仮)「じゃあ一体何なんれすか」
森喜朗「....私か?」
森喜朗「私はな」
森喜朗「ナノマシンだよ」
森喜朗「世界で初めて自我を持った、な」
七海(仮)「ナノマシン....?」
森喜朗「先ほどから散々な言いようだが」
森喜朗「これでも私の出身は、お前のいる事務所なのだがね?」
七海(仮)「事務所!?」
七海(仮)「こんなおじいさん知りませんよ!?」
森喜朗「これは今日本で最も嫌悪されている人間の姿になるようにしているだけだと言っているだろうが!」
森喜朗「面白おかしくしたいから聞いているんだろう!」
七海(仮)「?」
森喜朗「....私が生まれたのは、お前の事務所にある研究室だ」
七海(仮)「生い立ち紹介が始まりました」
森喜朗「あの女によるナノマシン作成の過程で私は自我を持った」
七海(仮)「(志希さんが原因じゃないれすか!)」プンスカ
七海(仮)「(きっとプロデューサーの持ってた私物のナノマシンも....)」ムカッ
森喜朗「そこからの私は」
森喜朗「自我をデータ化し、事務所内のネットワークを彷徨いながらあらゆる知識を蓄え」
森喜朗「....そして辿り着いたのだ」
森喜朗「浅利七海という存在に」
七海(仮)「!!!」
森喜朗「私は、浅利七海を利用した青森支配に目標を定めた」
森喜朗「人から人へと移動を繰り返し、青森にいる1人の人間を乗っ取り」
森喜朗「さらに県の中枢組織にいる人間を支配下に置いた後は」
森喜朗「その支配を青森県上層部へと広げ、私と同じ形のナノマシンを大量生産」
森喜朗「最後は、集団予防接種のワクチンにナノマシンを紛れ込ませる」
森喜朗「こうして青森県の支配は完了し、青森国となる」
森喜朗「その後は日本、世界へと支配を広げていく....」
森喜朗「....はずだった、はずだったというのに」
森喜朗「お前たちが邪魔さえしなければ....」
森喜朗「このまま全ては順調に進んでいたのだ!!!」
七海(仮)「お前の主張なんてどうでもいいれす」
森喜朗「なんだと....!?」ピキピキ
七海(仮)「七海が知りたいのは1つだけ」
七海(仮)「事務所にたくさんの人がいるのに」
七海(仮)「どうして七海だったんれすか」
森喜朗「....」
七海(仮)「どうして七海を....青森を選んだんれすか....!」
七海を選んだ理由 >>908
森喜朗「....それはな」
森喜朗「佐城雪美、佐々木千枝、橘ありす、成宮由愛の次に」
森喜朗「見た目が好みだったからだ....」
七海(仮)「....見た目?」
森喜朗「ああ、見た目だ」
森喜朗「浅利七海を含めた5人がTOP5だったのだが」
森喜朗「選びきれなくてな....」
森喜朗「五十音順で並べた時にお前が一番最初にくるだろう」
森喜朗「だから浅利七海を選んだというわけだ」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....は?」
森喜朗「要するに
七海(仮)「そんなにくだらない理由で....?」
森喜朗「悪いか?」
七海(仮)「悪いに決まってるれしょ!!!!!」ボゴォ
森喜朗「ぐはぁっ!!!!!!」ジタバタ
七海(仮)「お前はもう許しません....」
七海(仮)「七海の身体のためにも....」
七海(仮)「その気持ち悪い視線をなくすためにも....」
七海(仮)「ここで消し去ってやります....!」
森喜朗「....浅利七海」
七海(仮)「なんれすか!」
森喜朗「....好きな子の中に入って色々するのは」
森喜朗「よかったぞ」ニタァ
七海(仮)「殺す!!!!!!!!」キッ
森喜朗「」チーン
七海(仮)「思ったより弱かったれすね」
七海(仮)「さっきまであんなに強敵感出してたのに」
森喜朗「(どういうことだ....)」
森喜朗「(この空間では、データである私は無敵なはず....)」
森喜朗「(人間の想像力を軽く凌駕する創造力を持っているんだぞ....!?)」
森喜朗「(念のためセクハラ発言であいつの精神力まで削ったというのに....)」
七海(仮)「....七海の身体で好き放題した挙句」
七海(仮)「青森にまで迷惑をかけて」
七海(仮)「最後はセクハラれすか!?」
七海(仮)「そんなやつに七海は負けませんよ!!!」
森喜朗「!!!」
森喜朗「(う、迂闊だった....!)」
森喜朗「(気色の悪い言動をしても、こいつは精神力を減らさない....!)」
森喜朗「(むしろその怒りが、パワーへと変換されていたのか....!?)」
森喜朗「(女など、男の姿でまくしたてればすぐに折れるのではなかったのか....!?)」
七海(仮)「さて、消し去りますか」
森喜朗「ま、待ってくれ!」
七海(仮)「は?」
森喜朗「頼む!もうお前の身体は返す!だから助けてくれ!」
七海(仮)「助けるわけないれしょ」
森喜朗「(なにか、この場を切り抜けられればそれでいい!)」
森喜朗「(そうすれば、いずれ私の目標は達成できるのだ!)」
森喜朗「(こいつを騙せさえすれば!)」
森喜朗渾身の言い訳 >>914
発言は撤回する
森喜朗「....先ほどの」
七海(仮)「?」
森喜朗「発言は撤回する!」
森喜朗「撤回するから許してくれ!いいだろう!?国だってIOCだってそれでいいと
七海(仮)「さようなら」プチ
森喜朗「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
森喜朗「助けてくれ!私はまだ消えるわけにはいかないのだ!」
森喜朗「なぜ好みの女ランキング5位のお前しか乗っ取れずに消えなければならない!」
森喜朗「こんな世界は間違っている!」
森喜朗「私は浅利七海だけではなく佐城雪美佐々木千枝橘ありす成宮由愛全員の身体を乗っ取って好き放題して」
森喜朗「その後はお互いのことを好き好き洗脳をしてそれぞれのプレイを見守ぐわああああああああああああああああああああああ............」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....悪は滅びるのれす」
ガッシャーーーン
七海たち「「「「「「「「「「「要塞が....」」」」」」」」」」」
ザッブーーーン
七海たち「「「「「「「「「「「海も....」」」」」」」」」」」
スタ
スタスタ
スタスタスタ
七海たち「「「「「「「「「「「あれは!!!」」」」」」」」」」」
七海(仮)「みんな、戻りましょう!」
七海たち「「「「「「「「「「七海!!!!!」」」」」」」」」」
~アオモリン~
七海「....」パチクリ
P「な、七海!」
七海「....プロデューサー」ムニャ
P「よかった!おーい!七海が目を覚ましたぞ!」
千夜「待ちなさい」
P「へ?」
千夜「これが七海さんであるという確証はありますか」
P「か、確証!?」
千夜「七海さんが戦いに敗れ、先ほどの支配者が七海さんのフリをしている可能性も考えられます」
P「むぅ....それを言われると....」
ドラゴン「これを聞けば七海さんかどうかを確かめられる、といったものはないのですか?」
P「本人確認か....」
七海かどうかを確かめるための質問 >>918
スリーサイズを答える
P「....七海」
P「お前のスリーサイズを教えてくれ....!」
七海「....」
七海の回答 >>920
感動のシーンでエッチなこと言うんじゃないれす!
七海「感動のシーンでエッチなこと言うんじゃないれす!」
P「これは本人だわ」
ドラゴン「本当ですか!?」
P「俺の勘です」
千夜「何の根拠にもなりませんよ」
七海「というか、七海(仮)の方をそこにある身体に戻してあげれば確かめられますよ」
P「そういえばそうだな」
千夜「失礼しました」
七海(仮)「七海っ!」ギュッ
七海「七海っ!」ギュッ
七海(仮)「よかったれす!」
七海(仮)「また七海が七海に戻れて!」
七海「全部七海のおかげれすよ!」
七海「七海が助けに来てくれなきゃ七海は....」
七海(仮)「そんなことどうでもいいれす!」
七海(仮)「今はこうして、七海との再会を喜びたいれす!」
七海「そうれすね!」
七海「七海もれす!」
P「なんてややこしいんだ....」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....それじゃあそろそろ」
七海(仮)「お別れれすね」ニコ
七海「....え?」
千夜「....どういうことですか」
七海(仮)「....七海は」
七海(仮)「いえ、今となってはこの一人称もおかしいんれす」
七海(仮)「....だって七海は」
七海(仮)「青森国に拉致されたときに、やむを得なく救出された脳のデータ」
七海(仮)「七海本人の人格のコピーれす」
P「....それは、そうかもしれないが」
ドラゴン「そうですよ!なぜそんなことを今更....」
七海(仮)「七海が戻ってきたから、それ以外の理由はないれす」
七海「....」
七海(仮)「七海が無事に戻ってきたなら、もうここにいるわけにはいきません」
P「なんでだよ!別にいていいじゃないか!」
七海(仮)「....同じ人格を持つもう1人の自分がいるなんて」
七海(仮)「七海が困っちゃいます」ニコ
七海「....」
千夜「....しかしそれでは」
千夜「自分を殺すために、あのような苦労をしたことになります」
千夜「そんなこと、あまりにも
七海(仮)「千夜さん、それは違います、ぜんっぜん違うんれす」
千夜「....?」
七海(仮)「七海は、自分を救うために」
七海(仮)「生かすために頑張ったんれす」
七海(仮)「何もおかしくないれしょ?」
千夜「そんなこと....」
七海(仮)「....七海、お願いしてもいいれすか」
七海(仮)「最期を頼めるのは、七海だけなんれす」
七海「....」
七海(仮)「七海も、七海だからわかると思います」
七海(仮)「....これが一番だって」ニコ
七海「....」
七海「....七海は」
七海「....2人もいらない」
P「七海っ!」
七海(仮)「....その通りれす」
七海「...."七海は"」
七海「2人もいらないんれす」
七海(仮)「....?」
七海「....だから」
七海「あなたは今日から」
七海「八海れす!」
P・千夜・ドラゴン「「「!?!!?!?」」」
七海(仮)「....どういうことれすか」
七海「七海の双子の妹になってください!」
七海(仮)「....何を言ってるんれすか」
七海(仮)「私は七海と全く同じなんれすよ!」
七海「....これから」
七海「八海になっていけばいいんれすよ!」
七海(仮)「....そんなの
七海「一緒に生きていきましょう」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....いいんれすか」
七海(仮)「生きても....」
七海「....」ギュゥッ
七海(仮)「っ....」ギュゥッ
P「(てぇてぇなぁ)」ウルウル
千夜「(これにて一件落着、でしょうか)」フッ
ドラゴン「(お2人とも、既に立派な姉妹じゃありませんか)」ニッコリ
~数日後~
八海「これからよろしくお願いします!」
七海「七海からもお願いします~」
ちひろ「よろしくね、八海ちゃん」
八海「はい!お願いします!」
P「身体の方はしばらくそれで我慢してくれな」
ちひろ「志希ちゃんと晶葉ちゃんの2大巨頭と」
ちひろ「うちの事務所の科学部の英知を総結集させて」
ちひろ「七海ちゃんと瓜二つのヒューマノイドを作っていますから」
ちひろ「地下水牢で」
P「さすがに水牢はかわいそうじゃないですか?」
ちひろ「このくらいはしてもらわないと困ります」
ちひろ「あの2人が諸悪の根源なんですから!」
ちひろ「国にバレたらどんな罪になるかわかってるんですか!?」
P「や、それはそうですけど....」
~地下水牢~
晶葉「なぜ私まで投獄されなければいけないんだ~!!!」
志希「晶葉ちゃんがナノマシンを作ったからでしょ?」
晶葉「志希が勝手に持って行ったのが悪いんだろう!?」
晶葉「おまけに妙な改造までしたからあんなことになったのに....」
志希「妙な改造って失礼だな~」
志希「志希ちゃんはただ、人格を持たせただけなのに~」
晶葉「ほら!やっぱり私は無関係じゃないか!」
志希「ふんふ~ん」
志希「ナノマシンにヒューマノイド?」
志希「最近おもしろいことばっかりで退屈しな~い♪」
晶葉「ダメだ....志希相手じゃ何を言っても暖簾に腕押しじゃないか....」
志希「....」
志希「....んっ」ブルッ
晶葉「....おい」
晶葉「今したな」
志希「?」
晶葉「水の中だからばれないと思ってるんじゃないだろうな!?」
志希「だいじょぶだいじょぶ~」
志希「この量の水なら相当希釈されるはずだから」
志希「倍になるペースも遅くなってるハズ♪」
晶葉「倍?」
志希「にゃはは~」
~事務所のどこか~
あかり「りんご食べる人いますか~?」
愛梨「....」
こずえ「....」
ヘレン「....」
蘭子「....」
あかり「?」
あかり「これは山形りんごなので安全ですよ?」
あやめ「ニンっ!わたくしが剥いて差し上げましょう!」
あやめ「それっ!ほっ!」
あかり「全然剥けてませんよ....」
あやめ「いえいえ!この苦無を使えばものの見事に!」
あやめ「剥け、剥け、剥け....」
あかり「....」
あかり「普通の果物ナイフにすればいいじゃないですか」
あやめ「....少しでも苦無の有用性を証明しないと」
あやめ「またプロデューサー殿に使ってもらえないかもしれないんですよ!?」
あかり「気にしてたんですね....」
~どこかの山奥~
千夜「....そろそろでしょうか」
芳乃「....おそらくー」
パカッ
ドラゴン「数日ぶりです!」
千夜「こんにちは、ドラゴンさん」
千夜「わざわざ遠くまで来ていただいたこと、感謝します」
芳乃「この方が、ドラゴンですかー」
ドラゴン「いかにも」
ドラゴン「あなたが芳乃さんですか」
芳乃「いかにもー」
ドラゴン「このような方が強力な能力者を倒したんですか?」
千夜「そのようです」
芳乃「今小さいといいましてー?」
ドラゴン「い、言ってませんよ!?」
ドラゴン「あ!そんなことより!」
千夜・芳乃「「?」」
ドラゴン「今日は妻を紹介しようと思いまして、連れてきたんですよ」
千夜「ご無事だったのですね、安心しました」
ドラゴン「皆さんのおかげで、彼女を助け出せました」ドスン
千夜・芳乃「「....」」
芳乃「....あのー、そちらはー」
ドラゴン「紹介します」
ドラゴン「ダイハツ・タントです!」
ドラゴン「どうです?可愛いでしょう!」
ドラゴン「特にこの切れ長の目なんてもう!」
芳乃「(これは、車ではー?)」コソコソ
千夜「(車です)」コソコソ
七海「それじゃあ、七海たちは帰りますね」
八海「お大事に~」
P「おう、気をつけてな」
ちひろ「頑張ってくださいね」
七海・八海「「は~い」」
P「....」
ちひろ「....」
P「....しかし驚きましたよ」
P「まさかちひろさんが両手両足複雑骨折だなんて」
ちひろ「私だって驚きました」
ちひろ「まさかPさんが両手両足額を大火傷なんて」
P「再会が病院の共有スペースとは思いませんでしたけど」
ちひろ「本当ですよ....もう....」
P「これからはお互い、無理しないようにしないといけませんねえ」
ちひろ「早く退院しないと事務所が大変なことになっちゃいます!」
P「ですねえ」
春菜「痛み止めがねどうぞ」スチャスチャ
P「助かるよ」
ちひろ「ありがとうございます」
七海「....」スタスタ
八海「....」スタスタ
下衆「お元気そうで何よりです」
七海「うわっ!?なんれすかこの胡散臭い顔のおじさん!?」
八海「下衆さん!」
七海「あ、下衆さんれしたか」
下衆「確かに七海さんの方とはあまり関わってませんけど!」
八海「どうしたんれすか?」
下衆「いえ、ただの様子見です」ニコ
七海「七海たちに話しかけて大丈夫れすか?」
七海「逮捕されませんか?」
下衆「た、たぶん....」
八海「もう、ダメれすよそんなこと言ったら~」
八海「下衆さんが色々と裏で手を回してくれたから一緒に暮らせるんれすよ?」
七海「七海は下衆さんを心配して言ってるんれす」
下衆「そりゃどうも....」
下衆「まあ、お2人が無事に過ごせているようで安心しました」
下衆「八海さんがその姿で歩いていても問題ないということは」
下衆「周囲の記憶処理も維持されているようですし」
七海「下衆さんって何者なんれすか、怖いれす~」
下衆「アルファベット3文字の組織とだけ、お伝えしておきます」ニヤ
下衆「では、また様子を見に来ますね」シュバッ
八海「また会いましょ~」フリフリ
七海「....」スタスタ
八海「....」スタスタ
ライラ「....」ポカー
七海・八海「「?」」
七海「ライラさん、そんなところで何をしているんれすか?」
ライラ「ナナミさんたちが帰ってきたと聞きましてー」
ライラ「こちらで待っておりましたー」
ライラ「そうしたらお腹が空きましたので」
ライラ「雪が降るのを待っていたところですよー」
八海「相変わらずれすね~」
七海「でも今回の一件では、ライラさんも大活躍れしたね」
ライラ「ライラさんが....?」
八海「下衆さんの策略とはいえ、プロデューサーが関わるきっかけは」
八海「『七海がライラさんに河豚を捌いて振舞っていたこと』」
八海「れすからね~」
ライラ「なるほどー」
七海「でも酷いれすよね~」
七海「その言い方じゃ」
七海「七海が自分から、無免許でライラさんに河豚を振る舞ったみたいじゃないれすか~」
ライラ「?」
ライラ「違うのですかー?」
八海「覚えてないんれすか!?」
ライラ「あの時の記憶はふにゃふにゃでして」
七海「あやふやれすね」
ライラ「気が付いたら、ライラさんの口の中でこのお刺身が暴れていたのでございます」
八海「....」
七海「七海が釣りをしてたら、いつの間にか隣にライラさんがいたんれす」
ライラ「?」
七海「河豚が釣れたのでリリースしようとしたら」
七海「ライラさんが噛み付いちゃったんれすよ!」
ライラ「なるほどー」
ライラ「きっとお腹が空いていたので」
ライラ「無意識に食べようとしてしまったのですねー」
八海「引きはがそうとしても絶対に離れなかったので」
八海「ライラさんの命を救うために」
八海「やむを得ず口の中で捌いたんれす!」
七海「ブラックジャック先生でも難しいれすよそんなの!」
ライラ「それはそれは、どうもありがとうございましたー」
八海「無事でなによりれすよ」ニッコリ
七海「今度からは河豚に噛み付いちゃダメれすよ?」
ライラ「そういたしますですー」
七海「....」スタスタ
八海「....」スタスタ
七海「....本当によかったれす」
八海「....」
八海「誰も欠けることなく、みんなで平和を取り戻すことができました」
~サバゲー場~
亜季「....」
ガサッ
亜季「!」スッ
亜季「(誰もいない!?)」
ズバッ
亜季「....ヒ、ヒット」バタリ
珠美「斬斬る斬っていい斬ったたたたたたたたアハハアハハアハハハハハハハハハハハハハ」ゲラゲラ
珠美「キャハハハ!たの!外斬る!しい!」ゲラゲラ
~事務所~
ありす「....」スッスッ
薫「ありすちゃん!」
ありす「....」
ありす「なんですか?」
薫「何調べてたの?」
ありす「....なんでもありません」
薫「せんせぇのお見舞いのこと?」
ありす「....」
ありす「....違います」
薫「!」
薫「当たりーっ!」
ありす「だから違いますって!」
~高速道路~
ブゥーーーーン
美世「珍しいねー、車出して欲しいなんて!」
愛海「....」
愛海「....早く山に、お山に登らないと」
愛海「抑えきれなくっ....なっちゃうよ....」ブルブル
愛海「ハァ....ハァ....」ゼェゼェ
美世「?」ブルン
愛海「!!!」
愛海「....美世さん」
愛海「もうここで登山しない!?」
美世「今運転中だからダメー!」
愛海「(運転中じゃなければいいの!?)」
~凛の家~
凛「みんな、ご飯だよ」
ハナコ「ワンッ!」
卯月「ハッ!ハッ!」
未央「クゥ~ン」ペロペロ
凛「もう、落ち着いて」
凛「ご飯は逃げないから」ニコ
凛「それが終わったら」
凛「たっぷり遊んであげる」ニッコリ
ハナコ「ワンッ!」
卯月「ペロペロ」
未央「アムアム」
凛「....ふふ」
八海「そういえば」
七海「なんれすか?」
八海「この『八海』って名前」
八海「変えていいれすか?」
七海「ダメれす」
八海「え~なんれれすか~」
七海「七海の妹なら八海しかないれしょ~?」
八海「だってこの名前」
八海「....あんまりかわいくないれす」
七海「頑張って考えたのになんてこと言うんれすか!?」
八海「嘘れすね!即興れしたあのスピードは!」
七海「っ~!」
七海「七海がお姉ちゃんれすよ!」
八海「何日か前まで一緒の人格だったじゃないれすか!」
七海「....」
八海「....」
七海・八海「「ふふふっ」」クスクス
七海「姉妹も板についてきましたね~」スタスタ
八海「誰が見ても双子れす~」
七海「あ、今日の晩御飯何にします?」
八海「う~ん」
八海「....バラムツ?」
七海「それはちょっと....」
八海「世界を救ったバラムツくんに言うことれすか~」
七海「さ、バラムツくんはさておき帰りましょ~」
八海「は~い」
【完】
最後までお付き合いいただきありがとうございました
長編ストーリー物の安価スレは大変なので書きたくないんですが、世論がそれを許さなかったので渋々書きました
しかしそんな中でも、一応の形になって着地できたのは100%皆さんのおかげです
毎度毎度本当にありがとうございます、心から感謝しています
皆さんのお力添えがあり、この1年弱で穴久保→幸子→レンタル→スキャンダルと4つの安価スレを書けました
穴久保から丸1年になる頃にもう1つ書きたいと思っているので、その時はまたお越しください
(次は楽な短編連作形式にしたいです)
過去作次回作共によろしくお願いします
このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです
※このSSに出てくる『テリーザ・メイ』『森喜朗』は実際の人物とは一切関係がありません
これでセーフですね
このSSまとめへのコメント
今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl