【ポケモン】ハプウ「ポニたろうなのじゃ」 (46)

むかしむかし


アローラちほうというところに


とてもなかのいいポケモン博士の夫婦がくらしていました


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1547546422

ククイ博士は山へ素手でしばかりに

ククイ「えんじょーい!!」スパパパパ

バーネット博士は川へ洗濯にいきました

バーネット「ククイくんったら、また服をこんなに汚しちゃって」バチャバチャ

バーネット「頑張ってる証拠ね?」ウフフフ

すると川からどんぶらこどんぶらこと

バーネット「う、嘘でしょ!?」

巨大ポニ大根「」ドンブラコードンブラコー

見たこともない巨大なポニ大根が流れてきました

バーネット「ラッキー!今夜はご馳走ね!」ジャボジャボ

ククイ・バーネット夫妻の家

巨大ポニ大根「」

ドーン

ククイ「おいおいバーネット。こんな大きなポニ大根、どうしたんだ?」

バーネット「ウフフ、お洗濯してる時に川から流れてきたから拾ったのよ」

バーネット「ククイくんも好きでしょ?ポニ大根」

ククイ「ま、まぁ…好きだが…」

バーネット「だったら期待してて?今夜はご馳走よ!」

ククイ「あ、ああ……」

バーネット博士がポニ大根を調理しようとし、ポニ大根に包丁をいれようとしたその時

パカッ

ククイ「おいおい…」

バーネット「嘘でしょ…?」

ハプウ「のじゃー!のじゃー!」オンギャー

ポニ大根の中から元気な女の子の赤ちゃんが出てきました

バーネット「すごい……奇跡よ…」スッ

ハプウ「のじゃー!のじゃー!」オンギャー

バーネット「見てよククイくん…元気な女の子の赤ちゃんよ?」ウルウル

ククイ「ああ、きっとこの子は神様から俺達へのプレゼントだ」

ククイ「大事にそだてよう」ニコッ

バーネット「ええ…そうね」グスッ

ハプウ「のじゃー!」オンギャー

その女の子は『ポニたろう』と名付けられ、ククイ・バーネット夫妻の愛情を目一杯与えられ

実の子のように大切に育てられました

それから数年の月日が経ち、ポニたろうは…

ククイ「ポニたろう!そのポニ大根を向こうに運んでくれ」

ハプウ「わらわに任せるのじゃ!」ヒョイッ

ククイ「おいおい、そんな一辺に運ばないで少しずつでいいんだぞ?」

ハプウ「大丈夫なのじゃククイ博士!わらわは10まんばりきなのじゃ!」タタタター

ククイ「たくっ」フフッ

とても気が利き

ハプウ「ただいまなのじゃー!」

バーネット「あらあら、お疲れ様ポニたろう」ニコッ

バーネット「ククイくんのお仕事のお手伝いで疲れたでしょ?今ご飯作るから待っててねー」

ハプウ「わらわも料理のお手伝いをするのじゃ!」 ヒョコッ

バーネット「ポニたろう…」

ハプウ「バーネット博士!わらわも博士と一緒にお料理したいのじゃ!」ニコッ

バーネット「この子ったら…」クスッ

優しく…親思いで…



ハプウ「コラー!スカル団!今度畑のポニ大根を盗んだら承知しないのじゃ!!」

スカル団「ひぇー!!」ピュー

ハプウ「…まったく、スカル団…どうしようもない奴らなのじゃ」フゥ

正義感が強く、勇敢で…

そして…

ハプウ「立派なポニ大根に育つのじゃぞ?」ニコニコ

ポニ大根「」

博士達の作るポニ大根が大好きでした



ハプウ「もぐもぐ!」ガツガツ

ククイ「こらこらポニたろう、あんまり急いで食べすぎて喉につまらせないようにな?」

ハプウ「博士達が作るポニ大根が美味しすぎてつい…」テヘヘ

バーネット「ウフフ」クスクス

ククイ「言うようになったなぁ!ポニたろう!」ハッハッハ

ハプウ「だって本当のことなのじゃ!それに…」

ククイ・バーネット「?」

ハプウ「やっぱり…家族で食べるご飯は最高なのじゃ!」ニカッ

バーネット「家族……」ウルッ

ククイ「…たくっ!子供のくせに…!」ウルッ

ハプウ「どうしたのじゃ博士達?泣いておるのか?」

バーネット「馬鹿ね……私達はとっても強いポニたろうのママとパパなのよ?泣くわけないじゃない!」ゴシゴシ

ククイ「これは…心の中があまごいになっちまっただけさ…」ゴシゴシ

ハプウ「……?そうなのか?大人は大変なのじゃ」モグモグ

翌日



畑「」

バーネット「う、嘘でしょ…?」ガクッ

ククイ「こ、これは……畑がすっかりもえつきるになっちまって…」ガクガク

バーネット「…そんな…」

ククイ「…すまないバーネット…俺がもっと早くに気付いていれば…」クッ

バーネット「…自分を責めないでククイくん…私も同罪よ…それに…」

バーネット「こんなことをできるのはあいつらしかいないわ!」キッ

ククイ「…ああ…ポニヶ島の鬼…だな…」ギリッ

バーネット「…と、とにかく…できるだけポニたろうには秘密にして…」

「博士達ー!」

ククイ・バーネット「」ビクッ

ハプウ「怒鳴り声が聞こえたようなのじゃが…何かあったのか?」ヒョコッ

ククイ「来るなポニたろう!」

ハプウ「え?」

畑「」ガラーン

ハプウ「………え?」

ハプウ「な、なんじゃ?畑が……焼かれてる?」スッ

バーネット「ポニたろう……」

ハプウ「………博士達と一緒に育てたポニ大根も…」ヒョイッ

ハプウ「………ゼンリョクで耕した畑も…全部…」ウルッ

ククイ「……………」クッ

ハプウ「うぅ…」ウルッ

ハプウ「うわぁああああああん!!」ビエーン

その日ポニたろうは泣いた…心の底から…

自分や博士達が時間をかけ、丁寧に…愛情を込めて作った畑が何者かによって

たった一夜にして焼け野はらにされたからだ

ハプウ「うわぁああああああん!!」

ポニたろうのそのやりようのない怒りと哀しさを秘めた泣き声は…

一晩中、隣の島まで響き渡ったという

数日後

ククイ「…本当に行くのかポニたろう?」

ハプウ「当然なのじゃ!畑を焼く非道な行い…絶対に許せないのじゃ!」

ハプウ「わらわがポニヶ島に出向き…鬼共を成敗してやるのじゃ!」

ククイ「…ポニヶ島の島クイーン…鬼達の女王は凶暴なポケモン達を従えているという…」

ククイ「いくらポニたろうが強いとは言え…一人では無謀だ!」

ハプウ「そんなのヘッチャラなのじゃ!わらわが畑の仇をとるのじゃ!博士…どうかわらわを止めないで欲しいのじゃ…」

ククイ「………そうか…なら…」スッ

ククイ「これを持っていけ」

ハプウ「こ、これは……ポニ大根!?」

ククイ「ああ、そうだ!まだ残っていた奴だ!」

ククイ「ポニ大根は栄養満点!道中の食料には十分だ!それに…ポニたろうと一緒にポニヶ島の鬼と戦う仲間をゲットしたり…時には武器にだってなる筈だ!」

ハプウ「で、でも…わらわがこれを持っていったら博士達の食べ物は…」

ククイ「なぁに!俺達の事は気にするな!どうとでもなる!それより…」

ククイ「………お前にこんな危険なことを任せちまう不甲斐ない俺達を許してほしい…」クッ

ハプウ「ククイ博士…」

バーネット「ポニたろう、いらっしゃい!私からもプレゼントがあるわ」

ハプウ「ほにゃあ!!こ、これはー!!」

『アローラ一』バーン

ハプウ「アローラ一の旗印なのじゃー!」ウキウキ

バーネット「ごめんね…あなたがこれから危険なことをしにいくっていうのに…こんなことしかできなくって…」

ハプウ「全然なのじゃ!とっても心強いのじゃ!ありがとう!バーネット博士!」ニコッ

バーネット「ポニたろう…」ウルッ

ククイ「……子供ってのは…俺達が少し目を離したスキにどんどんせいちょうをしていっちまうもんさ」ポンッ

バーネット「…そうね………」ゴシゴシ

ハプウ「……では、鬼を成敗しに、ポニヶ島まで行ってくるのじゃ!」キリッ

ククイ「お前ならやれるさ、ポニたろう!」

バーネット「無理はしないでね?辛くなったらいつでも帰ってくるのよ?」

ハプウ「……いざ!ポニヶ島へ!!」クルッ

こうしてポニたろうの鬼退治の旅は始まった

ポニたろうが旅立って数日

ハプウ「お腹がペコペコなのじゃ…ポニヶ島…思ったより遠いのじゃ…」グー

ハプウ「……少し休憩して博士から貰ったポニ大根を…」

クゥーン

ハプウ「ん?なんの声じゃ?」

鳴き声のするその方向へポニたろうが行ってみると…

リーリエ「……お恵みを……」ゲッソリ

餓死寸前のメスイヌが倒れていました

リーリエ「もぐもぐ」ガツガツ

ハプウ「どうじゃ?わらわ自慢のポニ大根の味は!」ワクワク

リーリエ「……少し辛いです…」ケホッ

ハプウ「そ、そうか…それより…何であんなところに餓死寸前で倒れておったのじゃ?」

リーリエ「はい…論理的結論から言いますと、実は私……粗相をして飼い主から捨ててしまわれまして」ニコッ

ハプウ「笑顔でとんでもないことを言うのじゃ」

リーリエ「ですが、あなたのお陰で助かりました!あなたは私の命の恩人です!……えーっと…」

ハプウ「ポニたろうじゃ」

リーリエ「そうですか!ありがとうございましたポニたろう様!」ニコッ

リーリエ「それにしても…このポニ大根は凄いですね!さっきまで死にかけだったのに…今は元気がモリモリーリエです!」メラメラメラ

ハプウ「そうじゃろそうじゃろ」ニコニコ

リーリエ「ところでポニたろう様はどちらへ?見たところ旅?をしているようですが……」

ハプウ「実はウチの畑が鬼共に焼かれてしまって……今からポニヶ島に鬼退治に行く予定なのじゃ」

リーリエ「ぽ、ポニヶ島ですか!?」ガタッ

リーリエ「ポニヶ島といえば凶暴な鬼達の巣窟……そんなところに行くなんて…命がいくつあっても足りません!無謀です!無謀すぎです!」

ハプウ「…もう決めたことじゃ…」グッ

リーリエ「そうですか…でしたら…」スクッ

ハプウ「?」

リーリエ「ポニたろう様の鬼退治の旅…是非、私にも同行させてください!」

ハプウ「イヌ……」

ハプウ「イヌの気持ちは嬉しい…でも…これはお主が言った通り、命懸けの旅じゃ。生半可な覚悟では…」

リーリエ「……どうせ捨てられ、無駄に消費していく命ならば…」

ハプウ「!」

リーリエ「……せめて私は、命の恩人であるあなたの…アローラの平和の為に使いたいんです!!」ドーン

ハプウ「…のじゃ…イヌ…」ウルッ

ハプウ「…………」スクッ

リーリエ「……ポニたろう様…」

ハプウ「…まずは共に戦う仲間を探すぞ!わらわについてくるのじゃ!イヌ!」クルッ

リーリエ「…はい!がんばリーリエです!!」

ポニたろうは捨てられたメスイヌをゲットした

ヤレユータンの酒場

マオ「(あーあ…なんか最近…パッとしないな…)」ハァ

マオ「(そりゃ平凡無難な人生が一番だけどさ?たまにはスリルや刺激が欲しいっていうか…上手くは言えないけど…)」

マオ「(………私の人生…このまま何事もなく進んでいって、お婆ちゃんになっちゃうのかな?)」ハァ

ヤレユータン「ヤレヤレ」ゴト

マオ「……あー、ありがとうヤレユータン……って…」

マオ「あの……私、大根なんて頼んでないんだけど?」

ヤレユータン「ヤレヤレ(あちらのお客様からです)」

マオ「え?」チラッ

ハプウ「……マスター、あちらのモンキーガールにポニ大根を一つ、なのじゃ」ニヤッ

ヤレユータン「ヤレ」

マオ「ポニ大根……?」

ハプウ「……よろしければ食べてみるのじゃ」

マオ「…………」ゴクリ

シャリッ

ハプウ「……どうじゃ?」

マオ「……このポニ大根の味…」

マオ「………さいっこうにシビレビレだよ!」ニッ

ハプウ「なのじゃ」ニヤッ

ポニたろうは悩めるお年頃のメスザルをゲットした

スイレン「うぅっ…!抜けない!」グイーッ

スイレン「私としたことが…罠にかかるなんて、一生の不覚…!」クッ

「大丈夫かー!」タッタッタ

スイレン「?」

ハプウ「今助けてやるのじゃ!」

罠「」パカッ

スイレン「足が罠から抜けた!ありがとう!」スルッ

ハプウ「気にするな!人助けはわらわのライフワークなのじゃ!」ニコッ

ハプウ「これはポニ大根なのじゃ!食え」

スイレン「重ね重ねかたじけない!丁度お腹減ってたとこ!あっ、この大根美味しい」シャリシャリ

ハプウ「そうじゃろそうじゃろ」ニコニコ

リーリエ「おめでとうございますキジさん!これであなたも今日からポニたろう聖騎士団のメンバーですね!」パチパチパチパチ

スイレン「……へ?ポニたろう聖騎士団…?」

マオ「よろしくね!キジ!」ポンッ

スイレン「いや、誰?」

ハプウ「何を隠そう、わらわがポニたろうじゃ!これからの活躍を期待しているのじゃ!キジ!」

スイレン「……ちょっと待って。話が見えない」


~~~~~~~


スイレン「え!?ポニヶ島に鬼退治?」

ハプウ「そうなのじゃ!わらわたちはこれからポニヶ島に乗り込み、皆を困らせる鬼共を懲らしめに行くところなのじゃ!」

リーリエ「あなたの力が必要なんです!キジさん、是非協力を!」

スイレン「……いや、そんなこと急に言われても…」

マオ「鬼をやっつけてヒーローになろうよ!キジ!」

スイレン「私は別にヒーローになりたくなんかない…でも…」

ハプウ・リーリエ・マオ「でも?」

スイレン「……私も丁度、ポニヶ島に用があったとこ!」

ハプウ・リーリエ・マオ「!!」

スイレン「一人でポニヶ島に行くのはちょっと怖いって思ってたとこ!助けて貰った恩もあるし、是非同行させて!」ニコッ

マオ「もっちろんだよ!一緒に頑張ろうね!」

ハプウ「キジ!大歓迎なのじゃ!」

リーリエ「キジさん!ようこそポニたろう聖騎士団へ」ニコッ

スイレン「う、うん!よろしく!」

スイレン「ポニヶ島の周りなら私、よく飛び回ってる!地形はだいたい把握してるから任せて!」

マオ「おぉー!これは心強いよ!」

ハプウ「頼りにしているのじゃ!キジ!」

スイレン「うん!」

リーリエ「ところでキジさんは何故危険なポニヶ島の周辺を飛び回っているのですか?」

スイレン「え?」

マオ「そういえばそうだねー、てか、キジがポニヶ島に行きたい目的ってなに?」

スイレン「い、いや…それはその/////」カァー

ハプウ・リーリエ・マオ「?」

スイレン「み、みんなには関係ない!////」プシュー

ハプウ「いや、関係ないってことはないじゃろ」

リーリエ「誰か会いたい人でもいるんですか?」

スイレン「うぅ////」

マオ「(てか、何で赤くなる)」

その後、幾多の困難を乗り越え、ポニたろう聖騎士団はついに

ハプウ「あれが……ポニヶ島…なのじゃな…」ゴクリ

マオ「長い旅だったね…なんだか感慨深いよ」

スイレン「うん!目を閉じれば思い出す…困難苦難の数々…」フッ

リーリエ「ですが…今となってはそれも全ていい思い出です…」

ハプウ「……ここまで来たらもう後戻りは出来ぬのじゃ…」

リーリエ「覚悟は出来ています!」

マオ「ゼンリョクで大暴れしようよ!」

スイレン「(やっとサトシに会える…)」グッ

ハプウ「……ポニ大根は?」

リーリエ・マオ・スイレン「準備オッケー!!!」スッ

ハプウ「よし!ポニヶ島に乗り込むのじゃ!!」

リーリエ・マオ・スイレン「おーっ!!!」


ダダダダダダ

ポニヶ島

カキ「侵入者が居ると聞いたがまさかこんな小娘共だとはなぁ!」

マーマネ「あの大根おいしそーう!」ゴクリ

サトシ「バトルしようぜ!」

ハプウ「むっ…あいつらは…」

リーリエ「恐らくポニヶ島の島クイーンの手下ポケモン…論理的結論から言いますと、雑魚ですね」

カキ「ざ、雑魚だと!?」カチン

マオ「雑魚なら私達に任せてよポニたろう!」

リーリエ「そうです!ポニたろう様は島クイーンの所へ!」

ハプウ「わかった!任せたのじゃ!」

タッタッタ

カキ「あっ!待て!」

スイレン「サトシ!」フリフリ

マーマネ「ね、ねぇサトシ…あの青い子、サトシに手振ってるけど知り合い?」ヒソヒソ

サトシ「い、いや…今初めて会ったけど…」

リーリエ「えー…では、ポニたろう様も無事先に行かせられたので、対戦相手の選定ですが…」コホン

スイレン「サトシ!私、サトシとやる!」ワクワク

サトシ「」ビクッ

マオ「じゃー、私はあの半裸の変態で!この中じゃあいつが一番強そうだし」

カキ「変態だと!?」カチン

リーリエ「わかりました。では私はおデブさんにします」

マーマネ「……僕は余り物なの?」

マオ「それじゃ、誰が一番早く倒すか競争ね!」

リーリエ「負けませんよ!サル!キジ!」

スイレン「」ウズウズ

カキ「ナメやがって…」ギリッ

サトシ「な、なぁマーマネ…対戦相手交換してくれよ…嫌な予感がするんだ…」ヒソヒソ

マーマネ「えぇ…嫌だよ…」

リーリエ「それでは…」コホン

リーリエ「殲滅開始です!!!」

マオ・スイレン「おおーっ!!」ダッ

サトシ・カキ・マーマネ「」ビクッ

マオ vs カキ

マオ「うぇぇ…なによこれ…動けない…」ネバー

カキ「フンッ!どうだ!俺のモーモーミルクの味は!!」

マオ「モーモーミルク!?これが?」ネバー

カキ「そうだ!ただ…そのモーモーミルクはバトル用の特別製でな!相手を拘束できるように、粘りけがあるものを使った!」

マオ「な、なによそれ!やっぱり変態じゃん!」キーキー

カキ「変態じゃない!動けない癖にキーキーうるさいサルだ!」

カキ「…しかし、そうなってはもうどうしようもないな?俺を雑魚呼ばわりしたツケ、払ってもらうぜ?」ニヤッ

マオ「うぅ…」タジッ

マオ「イヤー!来ないでよ変態!!」ブンブン

カキ「フンッ!そんな大根振り回しても怖くないぞ!それと、俺は変態じゃない!」

マオ「な、なによ…!私を動けなくしてどうするつもりよ!!」キーキー

カキ「お前は散々俺達を馬鹿にしてくれたからなぁ?さぁて、どうしてやろうか?」ニヤッ

マオ「うぅ…」

カキ「ふふふ」ソロー

カキ「さぁて、覚悟は…」スッ

マオ「なんてね?」ニヤッ

カキ「!」

マオ「待ってたよ!この動けない状態で、あんたが自ら私の間合いに入ってくるのをね!」

カキ「なに!?」

マオ「…食らえ…!必殺!!」ギュルルン

カキ「(な、なんだこいつ……!上半身のバネを使って、大根を……!!)」

マオ「牙突!!ポニ大根マオちゃん零式!!」ギルルルル

ドゴゴゴゴ

カキ「ごふっ!」グサッ

カキ「」ドサッ

マオ「………ふんっ!」

マオ「阿呆が」ウッキッキ

スイレン vs サトシ

ポニ大根「」スゥ

サトシ「おっ!美味しそうな大根!」スッ

ベタァ

サトシ「いっ!?な、なんだこれ!!」ベタベタ

サトシ「うげっ!!大根が引っ付いて離れない!!」

「ふふふ、釣られましたね?」

サトシ「!」

スイレン「とりもちポニ大根作戦大成功!!サトシ、一本釣り!!」キリキリキリ

サトシ「と、とりもちポニ大根作戦!?うわっ!あの子釣竿持ってる!てことは、この大根はルアー!?」

スイレン「うん」ニコッ

スイレン「あっ、ちなみにそのポニ大根ルアー、あと10秒でだいばくはつします」

サトシ「え!?」ビクッ

スイレン「チッチッチッチッ……」

サトシ「う、うわぁ!!ば、爆発する!」ベタァ

サトシ「うげっ!引っ付いて取れない!」ベタベタ

スイレン「チッチッチッ……」

サトシ「うぁぁぁぁ!!助けてくれー!爆発するー!!」

スイレン「チッチッチッ……残念無念、時間切れ!ドッカーン!!」

サトシ「うわぁぁぁぁぁ!!」

シーン……

サトシ「………へ?俺、生きてる……?爆発は……?」パチクリ

スイレン「爆発はうっそでーす♪」テヘペロ

サトシ「よ、良かった…嘘か…」ホッ

スイレン「あっ、でも…そのとりもちポニ大根ルアーが引っ付いて離れないのは本当」

サトシ「やっぱり全然良くなかった」

サトシ「………わかったよ、降参!俺の負けだよキジさん」

スイレン「………スイレン」ボソッ

サトシ「へ?」

スイレン「………スイレン。私の……名前////」ドキドキドキ

サトシ「………スイレン、降参だよ!俺の負けだ。だからこれ、取ってくれよ」ベタァ

スイレン「……もう悪いことしない?」

サトシ「うん、クイーンの命令でもしない!約束する!」

スイレン「本当?」ジトー

サトシ「本当だよ!」ニッ

スイレン「ならいい!今、解放するね?」ニコッ

サトシ「ありがとう!スイレン!」

スイレン「………私、よく飛び回ってた!この辺!」

サトシ「え?」

スイレン「この辺、海が綺麗だから…見つかると思って。いい釣りスポット!」

サトシ「そ、そっか、スイレンは釣りが好きなんだな?俺も釣り大好きだよ!」ハハハ

サトシ「な、なぁ…それよりこれ外し…」ベタァ

スイレン「見つけたの」

サトシ「よ、良かったな!俺にも今度紹介してよ!その釣りスポット!」

スイレン「うん!もちろん!」ニコッ

サトシ「やった!俺達もう友達だな!だからこれ外してよスイレン!」

スイレン「あー、ごめんサトシ」

サトシ「……へ?ごめん?なにが……?」

スイレン「それ、外してあげるってのは嘘!」

サトシ「え?え?嘘?な、なんで……」

スイレン「じーっ」

サトシ「な、なんだよ…」ビクッ

スイレン「サトシ、ゲットだぜ♪」ニコッ

サトシ「う……」ゾクッ


ウワァァァァァァ

リーリエ vs マーマネ

マーマネ「う、嘘でしょ!?カキもサトシもやられちゃったよ!」

リーリエ「サルとキジ…やりますね…」

リーリエ「とは言え、論理的結論から言いますと、残るはあなた一人です!観念してください!!」ビシッ

マーマネ「ひっ」ビクッ

リーリエ「ちなみに忠告しておきますが、私はポニたろう聖騎士団において、No.2の座に就いています。サルやキジのウルトラ倍強いです」ニコッ

マーマネ「あ、あのメチャクチャな人達よりも強いの!?」

リーリエ「ですが私は、論理的結論から言いますと、無駄な争いは好みません」

リーリエ「なので…降伏をオススメします」ニコッ

マーマネ「降伏……」ゴクリ

マーマネ「(降伏……か…そうだよね…僕は鬼軍団の中で一番弱いんだ…カキやサトシが負けた人達よりも強い相手に勝てるわけないよ…)」

リーリエ「さぁ、どうしますか?」ニコニコ

マーマネ「カキ…サトシ……」

リーリエ「さぁ、降伏を」

マーマネ「…………」スクッ

リーリエ「……戦争とはいえ…やはり血を流さずに済むのならばそれが一番ですね」ウンウン

マーマネ「……カキとサトシは……こんな僕でも仲良くしてくれた」

リーリエ「え?」

マーマネ「当たって砕けろだ!!二人の仇は、僕がとる!!」

リーリエ「な!?」

マーマネ「うわぁぁぁぁ!!」ダダダダ

リーリエ「ちょ……ま、待ってください!!論理的結論から言いますと、復讐は復讐の連鎖を引き起こす、この世でもっとも愚かな…」

マーマネ「うわぁぁぁぁ!!」ドンッ

リーリエ「キャァ!!」ドサッ

マーマネ「ハァ…ハァ……」

リーリエ「……いったぁ…」スリスリ

マーマネ「や、やったよ…カキ!サトシ!僕……こんなに強い人に勝ったんだ…」ウルッ

リーリエ「……思いっきりシリモチつきました…きっとお尻割れてますよこれ…」イタタ

マーマネ「な、泣いてる場合じゃないや!」ゴシゴシ

マーマネ「早くクイーンに報告しなきゃ!あっ、僕はこの人倒したし、もうノルマ達成でいいよね?」クルッ

リーリエ「ちょ、ちょっと待ってください!!」クワッ

マーマネ「え?」

リーリエ「あなた、男の癖に女の子に暴力を奮って恥ずかしくないんですか!?」

マーマネ「ぼ、暴力って……でもこれ一応戦争だし…」

リーリエ「言い訳ですか…あなたは……男として、いえ…人として最低です…」ハァ

マーマネ「僕は鬼……」

リーリエ「……………」ジトー

マーマネ「…………ご、ごめんなさい…」

リーリエ「………………」スッ

マーマネ「………え?な、なにその大根?」

リーリエ「これは……魔剣大根ブレードです」

マーマネ「魔剣!?」ビクッ

リーリエ「………お仕置きです」スッ

マーマネ「………ひっ」ダッ

リーリエ「頭カチ割リーリエ!!」ブンッ

マーマネ「ヒィィィィィィィ!!!!」ジョォォォォ

グチャッ

マーマネ「」

リーリエ「………………終わリーリエですね…」クルッ

リーリエ「私は哀しいです…何故争いは起きるのか…」

リーリエ「世界が…平和でありますように」ポイッ

マーマネ「」

ポニヶ島

女王の間

「アハハ♪よくここまで来たわね?」

ハプウ「お前が鬼共の大将なのじゃな?」

「そうよ?私はこのポニヶ島の島クイーンにして、鬼軍団の母……」

マザービースト「マザービーストよ?ヨロシクね?可愛い勇者さん♪」

ハプウ「ぬぅぅ…奇っ怪な格好なのじゃ…都会ではそういうのが流行っているのか?」

マザービースト「ウフフ♪可愛いのね?」クスッ

ハプウ「マザービーストよ!お前に言っておくことがあるのじゃ!」ビシッ

マザービースト「なにかしら?」

ハプウ「わらわは勇者なんぞではない!わらわにはククイ博士とバーネット博士から貰ったポニたろうという誇り高い名があるのじゃ!!」

マザービースト「それは失礼ポニたろうさん」

マザービースト「それで?そのポニたろうさんはここに何をしに来たのかしら?」

ハプウ「お前達に踏みにじられた畑とポニ大根……そして、博士達の真心の仇をとりにきたのじゃ!!」

マザービースト「……たかが大根の仇をとりにこんな危険なところまで来たと言うの?本当にお馬鹿さんねぇ」クスクス

ハプウ「……これを見よ」スッ

マザービースト「………?その大根がどうかしたのかしら?」

ハプウ「ふんっ!そうじゃろな?お前にはただのちっぽけな大根にしか見えぬのかもしれんな?…じゃが……」

マザービースト「?」

ハプウ「わらわには確かに感じる!この……長く、雄々しいポニ大根から…ククイ博士の愛情を!!」

ハプウ「そして!」クルッ

マザービースト「!」

『アローラ一』ドンッ!!

ハプウ「このアローラ一の旗印から、バーネット博士の愛情を!!」

マザービースト「愛情……?」

ハプウ「とりゃっ!!」ダッ

マザービースト「!!」

ポ~ニたろさん ポ~ニたろさん

ハプウ「成敗!!」ブンッ

おこしにつけたポニ大根

マザービースト「………そんな大根ごときで、この鬼の母である私をやれるとでも…!!」

ひとつ 私に

ハプウ「食らえーー!!!」ブォン

マザービースト「ギャァァァァァァ!!」


ピカ一ーー!!!


ポニ大根の力でマザービーストは浄化された

リーリエ「さっすがポニたろう様です!!」キラキラ

リーリエ「鬼の大将を倒すとは!!私、尊敬します!」

カキ・マーマネ「(クイーンが負けたのか…終わったな)」ガクッ

ハプウ「わらわ一人の力ではない」

ハプウ「博士達の愛…お主ら共に戦ってきた友との友情……そして…」

ハプウ「ポニ大根の力があったからこそなのじゃ!」

マオ「い、いやー…改めて言われるとなんだか照れちゃうな////」テレッ

リーリエ「愛…友情…ポニ大根……素晴らしいです」キラキラ

ハプウ「おぉ!そうじゃ!大切な事を忘れておった!」ポンッ

リーリエ・マオ「?」

ハプウ「鬼の大将を倒したら中から人がでてきおったのじゃ!一応つれてきたぞ」

「う~ん……ここ……どこ?」ムクリ

リーリエ「え!?」

マオ「あれ?この人……誰かに似ているような…?」

カキ「この人がクイーンか…」

マーマネ「いっつも声だけの指令だったから、姿を見たのは初めてだよ…」

リーリエ「お母様!!」

ルザミーネ「え?リーリエ?」

マオ・カキ・マーマネ「お母様!?」

ハプウ「イヌの母親!?お主、鬼の大将の癖にイヌじゃったのか!!」

マオ「いや、そういう問題じゃないよ」

ルザミーネ「リーリエ…なんでここに…?」

リーリエ「それはこちらのセリフです!私を捨てたり…鬼の女王だったり……!!もう訳がわかりません!!」

ハプウ「なに!?ならば、お前がイヌを捨てた飼い主とやらか!!」クワッ

マオ「母親なのに飼い主?」

ルザミーネ「私がリーリエを捨てた…?うっ…」ズキッ

リーリエ「ど、どうしたんですかお母様!!」

ルザミーネ「頭が……クラゲ……?」

マオ「クラゲ?」

ハプウ「何やら事情がありそうなのじゃ。とりあえずこのポニ大根を食べて落ち着くのじゃ」スッ

ルザミーネ「もぐもぐ。ごめんなさいリーリエ。私、どうかしてたわ…辛っ」ケホッ

リーリエ「もぐもぐ。いいえ、いいんですお母様。辛っ」ケホッ

マオ「大根食べたら和解した…」

カキ・マーマネ「ポニ大根すげー」

ハプウ「そうじゃろそうじゃろ」ニコニコ

マオ「とりあえずあっちは落ち着いたみたいだし、後は…」チラッ

カキ・マーマネ「」ビクッ

マオ「こいつらをどうするかだねー?」ジロー

マーマネ「そ、その!僕達鬼はクイーンの命令には逆らえないようになってるんだ!だからやりたくないことも無理矢理やらされて……」

マーマネ「本当は悪いことなんかしたくないんだよ!もうそのクイーンもやられちゃったことだし、どうか許し……」ウルウル

カキ「煮るなり焼くなり好きにしろ」フンッ

マーマネ「ちょっと!カキ!」

マオ「ふぅん?だってさ!どうする?ポニたろう」

ハプウ「うーむ………」

ポニヶ島の戦いから数ヶ月経った

ポニたろう聖騎士団は鬼達を支配していた女王

マザービーストの討伐の功績を称えられた

その中でも極めて活躍したポニたろうには

支配者を失ったポニヶ島を島ごと一つ与えられることとなった

ポニヶ島

ルザミーネ「クイーン!ポニヶ島発展の為に何か島の名産品を作ろうと思うんだけど……」

ルザミーネ「今あるアイデアは二つ!マラサダとポニ大根、どっちで話を進めればいいかしら?」

「そんなのは決まっています」

ポニたろうが新ポニヶ島のクイーンを辞退したため

リーリエ「ポニ大根一択です!」

No.2のリーリエが島のクイーンとなった

ルザミーネ「言うと思ったわ。わかった、その方向で話を進めておくわ」フフ

リーリエ「よろしくお願いしますねお母様」ニコッ

母親であるルザミーネとの関係も良好のようだ

リーリエ「…まさか私が…捨てイヌからポニヶ島のクイーンになるなんて…」

リーリエ「まさに成り上がリーリエですね!これもポニたろう様のお陰です!」

リーリエ女王は今、長らく亀裂が入っていた鬼達との共存に力を入れている

目標はもちろん

リーリエ「世界が平和でありますように」ニコッ

マオは自分の店を構えた

アイナ食堂

マオ「刺激やスリルがある人生もいいけど、やっぱり無難な人生が一番だね!」

マオ「まぁ…あの戦いで一生分のシビレビレな経験をしたしね」

マオ「次の目標はアイナ食堂をアローラ一の食堂にすること!これを生き甲斐にゼンリョクで頑張るよー!」ウッキッキ

看板料理はもちろんポニ大根を贅沢に使った料理だ

マオ「てな訳で……あんたらもゼンリョクで働いてね!」

マーマネ「人使い……いや、鬼使いが荒いよねーあのサル」セカセカ

カキ「まったくだ」ハァ

マオ「なんか言った?」ギロ

カキ・マーマネ「いえ」

また、マオはポニヶ島がリーリエの物となり、職が無くなった鬼達を積極的に従業員として雇っている

カキ「俺は牧場があるから別にいいんだけどな…」

マオ「口じゃなくて手を動かす!!」キー

カキ「ごめんなさい」

スイレンは海が見える一等地に家を貰った

そこに家族や妹達と一緒に静かに暮らしている

サトシ「すっげーいいとこに家貰ったなー!スイレン!」

サトシ「ここなら、景色はいいし、いつでも釣りできるし、最高だよ!」

スイレン「うん!お父さんやお母さん、妹達も喜んでる!」ニコッ

スイレン「その…サトシもいつでも遊びに来ていいから!」

サトシ「マジ?やったぜ!」

スイレン「うふふ」ニコッ

スイレンの次の目標はこの家にサトシと一緒に住むことだ

スイレン「あっ、そういえばサトシ」

サトシ「なに?」

スイレン「サトシってどこに住んでるの?今度、サトシの家に行きたい!」

サトシ「あー、実はさ?俺、ポニヶ島に住んでたんだけど、あの時のバトルで家が壊れちゃって…」タハハ

スイレン「ごめんなさい」

サトシ「今、リーリエに復旧作業してもらってるとこなんだけどさ?その間…家が無いから知り合いの家にお世話になってるんだよ」

スイレン「知り合い?」

「サトシー!」

アセロラ「サトシー!お洗濯サボってこんなとこにいたんだ!」

サトシ「洗濯……?あっ、やべっ!忘れてた!」

サトシ「ご、ごめん!今から帰ってやるよ!」

アセロラ「もうアセロラがやったよー!」プンプン

サトシ「ごめんアセロラ…次からちゃんとやるから…」

スイレン「あの…サトシ…こちらの鬼っ娘さんは?」

サトシ「ん?ああ!この子がさっき言ってた俺が居候させて貰ってる子!」

アセロラ「アセロラです。よろしくね」ペコ

スイレン「スイレンです。よろしく」ペコ

サトシ「アセロラとはよく一緒に遊んでてさー!」

アセロラ「サトシったら少し目を離すと無茶するからね!アセロラがしっかり見てないと!」

サトシ「はは…」

スイレン「………………」

アセロラ「サトシ!お洗濯サボった罰として、夕飯のお買い物付き合ってね!」

サトシ「おう!任せとけ!」スクッ

サトシ「てな訳でスイレン!悪いんだけど今日は……」

スイレン「ま、待って!!」

サトシ・アセロラ「?」

スイレン「わ、私も一緒に行く!お買い物!」

サトシ・アセロラ「え?」

先は長そうだ

そしてポニたろうは

ククイ・バーネットの家

ハプウ「うん!今日もたくさんポニ大根がとれたのじゃ!」

ククイ「おーい!ポニたろうー!」

バーネット「少し休憩にしましょー!」

ハプウ「はーい!」タッタッタ


~~~~~~


ハプウ「やっぱりバーネット博士が淹れてくれるお茶とポニ大根の組み合わせはアローラ一なのじゃ!」ムシャムシャ

バーネット「ウフフ、ありがとう」ニコッ

ククイ「なぁ、ポニたろう。本当に良かったのか?」

ハプウ「?」

ククイ「せっかく鬼退治の褒美で島一つ貰える予定だったのに、それを投げ捨ててこんなところでまた畑いじりなんて……」

ハプウ「何を言っておるのじゃククイ博士!」

ククイ「え?」

ハプウ「わらわは島一つ手に入れるよりも、ここで博士達と一緒に美味しいポニ大根を育てている方がいい!」

ハプウ「これが……わらわにとって最高の贅沢なのじゃ!」ニカッ

ククイ「ポニたろう……」

バーネット「ふふっ」クスッ

ハプウ「バーネット博士!ポニ大根とお茶、おかわりなのじゃ!」

バーネット「はいはい、たくさんあるからね?」ニコッ


ポニたろうはククイ博士とバーネット博士と一緒に

いつまでもなかよくポニ大根をつくっていましたとさ

めでたし めでたし

ポニ島

ポケモンセンター

ハプウ「………と、まぁ…」パタン

ハプウ「これがポニ島に伝わるポニ大根の伝承なのじゃ」

サトシ「うおぉぉぉー!!ポニ大根すげー!!」キラキラ

ピカチュウ「ピカー」

ハプウ「そうじゃろそうじゃろ」ニコニコ

ロトム図鑑「ビビッ!ポニ大根の歴史、記録したロト!」

リーリエ「私、ポニたろうの大ファンになってしまいました!是非、その絵本を私に譲ってください!」キラキラ

ハプウ「すまん…この絵本はわらわの分一冊しか無いのじゃ」

リーリエ「そんな…」ガクッ

シロン「コン」ポンッ

スイレン「ね、ねぇ…その後、どうなったの?私とサト……キジとサトシ鬼の恋の行方!」ヒソヒソ

ハプウ「さぁ?」

スイレン「さぁって……ああ!気になる!!」

カキ「まさかポニ大根にそんな歴史があったとは……知らなかった…俺もまだまだだな」

カキ「よし!ポニ大根をお土産に持って帰ろう!」

マオ「(まさかポニ大根にそんな歴史があったなんて…)」ゴクリ

マオ「ポニ大根を研究テーマに選んで良かったよ!!」

マーマネ「いや、伝承って……その絵本どう見ても新しいし、そもそも何で僕達が本に出てきて…」

リーリエ「マーマネは夢が無いですね」ハァ

スイレン「ほんとほんと」ヤレヤレ

マオ「ポニ大根を馬鹿にしないでよ!!」

マーマネ「えぇ…」

ジョーイ「(あらあら、何か盛り上がってるなーと思ったら…)」

ジョーイ「(あの絵本……ハプウがお友達が出来た時に見せるんだーって言って、最近ネットで頼んで作って貰ったオリジナル絵本ね?)」

ハプウ「次はポニデレラを…」

サトシ「ポニデレラだって!?」

リーリエ「是非、見せてください!」ズイッ

ハプウ「やれやれ、しょうがないのじゃ」

サトシ「やったー!!」

ジョーイ「(ふふっ、仲のいいお友達がたくさん出来て良かったわねハプウ?)」ニコッ


ちなみに絵本の作者はアセロラだった




【ポケモン】ハプウ「ポニデレラなのじゃ」
【ポケモン】ハプウ「ポニデレラなのじゃ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1548238910/)
良かったら

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom