凛「チョコを試食する係」 (29)


凛(最近、完全オフの日は珍しい)

凛(それが土日と重なるってなると尚更)

凛(今日はたまたまそういう日で、だから久しぶりに学校の友達と遊びに行こうと思ってたんだけど…)


ライン「インフルエンザになっちゃった、、ほんとごめん><」


凛(体調はどうしようもないからね…早く治るといいな)

凛(…とにかく。そういうわけで暇になって、特に用はないけど事務所に来たんだ)

凛(……そしたら、なんか変なのに任命された)



凛「………チョコを試食する係」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1549892060


アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

?モバマスを基本に、一部デレステを参考にしたオリジナルの世界線です。?

アイドルが少しずつ増えてきた頃の事務所で、ありす加入直後という設定。

拙いですが宜しくお願いします。

(注意。飲酒はしませんがアイドルが酔います)


訂正

2
?モバマスを→モバマスを
世界線です。?→世界線です。


1

~~~

凛「……バレンタイン用に作ったチョコの試食係?」

みく「そうにゃ!」

凛「いい返事…」

美嘉「凛、チョコ好きだしさ。味とかも詳しいかなって★」

凛「それは…わかんないけど」

未央「あと、しぶりんいくら食べても太らないっぽいし」

凛「未央は適当なこと言わないで」

卯月「…凛ちゃんに手作りのチョコレートを食べて欲しかったんですけど……ダメですか?」

凛「………あー」



凛「…まあ、 いやってわけじゃ、ないよ?」


未央「しぶりんって絶対しまむーに勝てないよね」ボソッ

みく「さすがに弱すぎじゃにゃい?」ボソッ


未央「っと。じゃあ、みんなが今チョコ作ってたり、作り終えて待ったりしてる場所の地図がコレだから!」ピラッ

みく「みくたちも持ち場に戻るから、よろしくにゃ~」

凛「え、まって、どういうこと……え、みんな仕事ないの…」

凛「…………なにこれ…」

~~~

凛「結局、よくわかんない地図だけ置いてみんなどっか行っちゃうし…」テクテク

凛「だいたい、何しても太らないってわけじゃないんだけどな……引き受けて大丈夫だったかな、10人ぶんの試食係なんて」テクテク 

楓「あっ」

凛「?……あ、楓さん」

楓「試食係んちゃん、ですよね?」


2

凛(何となく歩いてけど、応接室についてたんだ……たしかに地図のソファのとこに楓さんの似顔絵がある)

凛「…ここで、ずっと待ってたんですか?あの…えっと」

楓「試食係んちゃん」

凛「…はい、その、試食係ん……の私が来るのを」カァァ

楓「はい。私のチョコはもう完成していますから」

楓(普通に試食係って言えば良かったと思うのだけど…凛ちゃんって意外と天然…?)


凛「じゃあ早速、味見させてもらっても…」

楓「どうぞ♪」ハコアケ

凛「…これは……ボンボンですか」

楓「ええ。ウイスキーボンボンです。プロデューサーさんたち用の濃いものと、アイドルの子たち用の薄めのものを作ってみました」

凛「…いただきます」ガリッ

凛「…おいしい」

凛「チョコの甘さとウイスキーの苦味が綺麗に合わさってて…ゆっくり何個も食べたくなる味です」

楓「ふふっ。そんな風に褒めてもらえると嬉しいですね。凛ちゃん、せっかくだからもう一つくらいいりますか?」

凛「いいんですか?…じゃあ」パクッ

楓(本当に美味しそうに食べてくれて、嬉しいですね…)

楓「そうだ、次はたぶん、給湯室に奈緒ちゃんがいますよ」


3

凛「奈緒、はいるよ」ガチャ

奈緒「おー凛、思ったよりはやかったな」

凛「まだ2人目だからね」

奈緒「そっか。あ、じゃあ早速頼めるか?アタシのは試食っていうより試飲だけど」

凛「…?あ、なるほどね。ホットチョコレートなんだ」

奈緒「ああ。…いや、別にあいつが食べるチョコばっかりだとあれだから感じが違うのもとか思ったわけじゃ……」

凛「…おいしい」コク...コク...

奈緒「…ありがとな。そう言ってもらえると嬉しいよ」

奈緒(余計なこと口走ったのに今日はからかわれないな…聞こえてなかったのか)

凛「ふふっ、それにしても奈緒はプロデューサーのこと良く考えてるんだね」

奈緒(あーやっぱり聞かれてた)

凛「いつもみんなに優しいお姉さんだよね、ほんと」ニコッ

奈緒「えっ」

凛「私、奈緒のそういうところ、すごく好きだよ」ナデナデ

奈緒「えっ、いや、えっ…凛どうした!?」


凛「どうもしないよ?」

奈緒「いや凛、お前あきらかにいつもと違うぞ…ホットチョコレートに何か変なもん入れちゃったかなぁ」

凛「それはないと思う。美味しかったし。あと、楓さんのウイスキーボンボンも関係ないよ」

奈緒「それだよ!」

奈緒「明らかにそれだよ!しかも何で自分で言っちゃうんだよ!」

凛「わ、びっくりした。奈緒、声が大きいよ」

奈緒「ごめんな?だけどアタシの知ってる凛はいきなりアタシの頭なでな…いやなでるか。でもこんなおっちょこちょいなキャラではな…いや割とか」

奈緒「……とにかく!自覚ないかもしれないけどいま凛は酔ってるから!」

凛「そんなわけないじゃん。私未成年だよ?変な奈緒」

奈緒(変なのはお前だよ!!もう埒あかないな…加蓮よぼう)


4

加蓮「はーい、奈緒に呼ばれてやって来たよー」

凛「あ、かれん」

加蓮「うわ何、微妙にとろんとした凛ふつうにかわいくてちょっとムカつく」

凛「?」

加蓮「でも奈緒これどうしようもなくない?ほっとけば酔いなんてさめるでしょ」

奈緒「まあそうだけど1人で相手するのしんどくて…」

凛「なに話してるの?私仲間はずれ?」

奈緒「いや…」

凛「そうだよね。変だなって思ってたんだ。たまたま事務所来たら、なんか、私以外みんな普通にいてチョコ作ってるし」

加蓮(それは凛が友達と遊びに行くからって断ったからじゃん)

凛「まあ、平気だよ。平気だけどね。うん。…ほんとに平気だよ?」


奈緒「なんだこれ可愛いな」ボソッ

加蓮「なに奈緒こーいう面倒くさいのがいいの?男子みたいだね」ボソッ

奈緒(…つっこみどころが多すぎないか?)


凛「…あ!そういえば加蓮のチョコは?」

加蓮「え」

凛「私、今日は試食大臣なんだよ」

奈緒「謎の昇進」

凛「ほら」

加蓮「あー……じゃあ、はい。これ」

凛「ありがと」パクッ

凛「…おいしい」

凛「………けどさ、これ、市販のでしょ」

奈緒「えっ…だって加蓮このまえ…」

加蓮「奈緒は静かにしてて。…そうだよ凛。でも別に、作んなきゃいけないなんて決まり、ないでしょ?」

凛「うん、ないね。でも私は、加蓮が作ったのを食べたい」カオチカヅケ

加蓮「……いや、近いし。ふつーに上手くいかなかったから」

凛「違うでしょ」ヒョイッ

加蓮「あっ。とらないでよ。それほんとに失敗作だから」

凛「おいしいよ」モグモグ


凛「…ねえ。上手くいってるかどうかは、食べる人が決めることじゃないの?」コクン

加蓮「……屁理屈だよ」

凛「そうかな?…まあでも確かに、手作りしないといけないなんて決まりはないし、加蓮が本当にそっちを渡したいんたらそれも素敵なプレゼントになると思うよ」

凛「ただ、後悔しない方を渡すべきだって、思う」カオノゾキコミ

加蓮「わかった!わかったって、もう。考えとくから…近くに李衣菜いるからはやくそっち行って酔っ払い!」


5

加蓮「もー。なんなのあの凛は。調子狂うなぁ」

奈緒「まあ加蓮の言った通りしばらくすればさめるだろ。それより、結局チョコはどうするんだ?」

加蓮「んー……それは割とマジで考える。逃げもあるけど本音として普通に市販の方が美味しいし」

奈緒「まあそれ言われるとアタシのもそんな気がするけどな」メルメル

加蓮「かもだけど、コレは、ふつうに味が微妙だからなぁ」

加蓮「……あ、そうだ。高いチョコ溶かそう。ゴディバ溶かして型入れしたら絶対おいしい。奈緒、アタシすごい着地点みつけた」

奈緒「……お前そういうアクロバティックな器用さで乗り切っていく感じあるよなぁ」メルメル

~~~

みく「李衣菜チャンごめん、ちょっとケータイ鳴ってるからみくのポッケからとってくれる?」

李衣菜「ん、ほい」

みく「ありがとにゃ……奈緒チャンだ」


ライン「みく、そっちに酔っ払った凛が行くから適当に流してくれ」


~~~

凛「それで、2人は一緒に作ってるんだ」

李衣菜「同じ場所でやってるだけでものは別だけどね」トオイメ

凛「ふふっ、仲良しだね」

みく(これで5回め!)

みく(同じ話を5回してる凛チャンと、毎回律儀に答える李衣菜チャン……カオスにゃ)

みく(しかもなんだっけ、試食総理?らしいのに、いざチョコをあげても…)

みく「はい、肉球のかたちのヌガーもいっこあげるね」

李衣菜「あ、じゃあこのトリュフも」

凛「…おいしい」

みく(感想のパターンがこれだけ!!)


李衣菜「……そういえばさ」

凛「?」

李衣菜「あっちで美嘉ちゃんが試食してくれる人探してたよ。地図みれる?」

凛「あ、うん」エット

李衣菜「今ここでしょ?で、このへんにいるから」ユビサシ

みく(……ついに李衣菜チャンが立ち退きさせたにゃあ)


6

~~~

李衣菜「ふー。今日の凛ちゃんはロックだったね」

みく「あれは絶対ロックとは違うにゃ…あ、奈緒チャン。どしたの?」

奈緒「お、みく。ちょっと加蓮と追加で買い物行くんだ。凛平気だったか?」

みく「うん。基本的に至近距離で同じ話くりかえしてたけど」

加蓮「距離感がインファイターすぎるんだよね」

奈緒「加蓮はドギマギしてたもんなぁ」ニヤニヤ

加蓮「……ねぇ奈緒本気でそれでイジれると思った?普通に超お酒くさかったからね」

李衣菜「あ、やっぱりあれお酒のにおいだよねー」

加蓮「たぶんね。アタシも別に飲んだことはないけど…とにかく、楓さん濃く作りすぎ」


みく「…美嘉チャンたち大丈夫かにゃあ?」


凛「莉嘉はかわいいね。私ひとりっこだから妹がいるのが羨ましいよ」ギュウウウ

美嘉「かわいいでしょ?でもあげないよ」ギュウウウ

莉嘉「凛ちゃんは何か変だし、お姉ちゃんはふだんこんなスキンシップしないでしょ!どうしたのもー!」

美嘉「莉嘉、細かいこと言わないの。星のチョコあげるから」ギュウウウ

莉嘉「いらないって。それアタシも色違いで一緒の作ってるし…」

凛「じゃあ私がもらおうかな」ギュウウウ

凛「……おいしい」

美嘉「いいけどりんー…それ何個目?太るよ?」

凛「ちょっとは太るけど、あんまり太らないタイプだから、平気だよ。あと、試食大王だから」ギュウウウ

美嘉「まあ、体調には気をつけなよ。だいたいこんな酔ってるの自体ほっといていいのか怪しいし」ギュウウウ

莉嘉「……ふたりとも、アタシのこと挟んで話し続けないで」

凛「え?」

美嘉「なに」

莉嘉「だから、もー」


莉嘉「………はなして!!!」バ-ン!!!


7

~~~

ありす「凛さん」

凛「…美嘉と莉嘉の白と黒の星チョコ、美味しかったなぁ」ポカポカ

ありす「凛さん…?」

凛「あと莉嘉かわいかったし」ポワ-ン

ありす「凛さん!!」

凛「わ、ありす。ごめんね、気づかなかった」

ありす「いえ、こちらこそ大きな声を出してすみませんでした。あと橘です」

凛「橘」

ありす「はい」

凛「それで、橘はどんなチョコ作ったの?」

ありす「……待ってください、ありすでいいです」ナンカコワイ

ありす「こほん」

ありす「チョコはこれですが」

凛「ありがと。ひとつもらうね?」

凛「…おいしい」


凛「………」


凛「…………」


凛「……………はっ」


凛(まって)

凛(色々さめた)

凛(けど、うわ、普通に記憶ある)

凛(私なにやってたの…)


凛「…うん」キヲトリナオシテ

凛「ありす。これ、すごく美味しいよ。チョコのコーティングの中の苺は、長くもつように乾燥させたやつにしてるんだね」

ありす「はい」

凛「でも風味は消えてないし、食感も楽しい感じで、私はすごく好きだな」

ありす「ありがとうございます」

ありす「…凛さんが酔っ払ってるって噂を聞いてたんですが、普通ですね。嘘だったんでしょうか」

凛「……いや、まあ、みんなに迷惑かけちゃったから隠さないけど、ちょっと…ちょっとだけね?…酔ってた、かも」

ありす「!そうですか!でも今は治ったんですね?」

凛「うん」

ありす「やっぱり!イチゴはビタミンCが豊富ですからね!知ってましたか?ビタミンCはアルコールの分解を助けるんですよ!」フンス

凛「ふふっ、ありがとう。ありすは良い子だね」ナデ

ありす「撫でないでください!あと橘…」ハッ

凛「橘は良い子だね?」ニヤ

ありす「………ありすでいいですって!)


8

~~~

凛「それで?さっきまで気分良くなってて気づいてなかったけどずっと付けてたでしょ」

凛「卯月、未央」クルッ

卯月「未央ちゃん、気づかれちゃいましたよ!」ボソッ

未央「どうしようねぇ…」ボソッ

凛「…なにか言うことは?」

卯月「凛ちゃん、シラフでも毎回コメントが

凛「…おいしい」

で可愛かったです」

未央「酔ってるしぶりんは動画撮りたいレベルだった」

凛「そういうのじゃなくて。……っていうか未央、動画はだめだよ?」

未央「撮ってないよさすがに」


凛「ならいいけど。で、何でずっと追いかけてたの?まだチョコないなら一緒に食べる側で回ればよかったのに」

未央「いや、しまむーがね?」

卯月「凛ちゃんの反応をみて、好みを調べようと思ったんです」

凛「調べてどうするの?」キョトン

卯月「友チョコをあげたくて、せっかくなら気に入ってもらえるものを・って」

凛「卯月…」キュン

未央「しまむーに甘すぎでしょ…ま、実際は全部おいしいだから参考にならなかったけどね」ニヤッ

凛「未央…」ジト

未央「名前の呼び方の温度差」

卯月「でも、ずっと見てて、凛ちゃんなら何をあげても本当に喜んでくれるだろうなっていうのは分かりました」

未央「…もちろん良い意味でね」

凛「そりゃ、仲間にもらったものなら特にね」

卯月「というわけで、私たちのぶんは当日のお楽しみにしておいてください」ブイッ

未央「頑張ります」ウラゴエ

卯月「あー!未央ちゃん!」

凛「ふふっ……」

凛(これは私も、頑張って作らないとね)


9

加蓮「なーおー」デンワゴシ

奈緒「何だよ」デンワゴシ

加蓮「なんかねー、家でゴディバ溶かしてみたら、味は美味しいけど色が変なのー」グデ-

奈緒「…いろいろ試せば?」

加蓮「お小遣い制だからそれは無理かなー。ねー、どうしよー」グデデデ-ン

奈緒「いや、知らねぇけどさ」

加蓮「アタシ、一人でやらなきゃって思い込んでたから苦戦してたんだー。でも今日みたら結構ペアでやってたよねー」

奈緒「……」

加蓮「ねー…?」

奈緒「………あー、もう、わかったよ!明日手伝ってやるから!」

加蓮「ほんと!?奈緒だいすき!」

奈緒「……ちゃんとレッスンしたあとな?」

~~~


楓「あっ」


楓「これ…凛ちゃんに、私が自分用に作ってみたかなり濃い目のあげちゃってる…」カエリジタク シナガラ

楓「……大丈夫だったかしら」

楓「明日あやまらないと」

ありす「平気ですよ、楓さん」ヒョコッ

楓「?」

ありす「アルコールは、全部イチゴが打ち消しましたからね!」フンス

楓「……よく分からないけれど、平気なら良かったです」

ありす「イチゴは万能ですからね」フンスフンス

楓「…可愛いですね、ありすちゃんは」

ありす「橘です」

楓「可愛いですね、橘は」

ありす(…なんでクールの先輩方はタチバナ呼び捨て以外の選択肢がないんですか)

ありす「………ありすでいいですよ」

ありす「あと、明日から泊まりのロケなので、先に言っておきますね」




ありす「……ハッピーバレンタイン」


おわり

ありがとうございました。

筆者はモバマス内アンケートのちひネーターで2人目に加蓮が来るくらい加蓮好きなのですが、チョコ作るのに難航したことになってしまってごめんなさい。?

今回はバレンタインっぽいものをと思って書いてみましたが、早すぎた気もします。?

次は凛と美嘉がギャルファッションのコーディネートバトルする話でも書くかもしれません。 ?

ではまた。


訂正

22
ごめんなさい。?→ごめんなさい。
気もします。?→気もします。
かもしれません。?→かもしれません。


同じ世界線の過去作

渋谷凛「みくが犬を飼ってた」 前川みく「ちょっと待つにゃ」
ex14.vip2ch.com

(本作の前の夏くらいのお話です)


実は同じ世界線で直近の過去作は

凛「Note…」志希「直訳は違うよ」
凛「Note…」 志希「直訳は違うよ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1549254166/)

なのですが、まとめをエゴサしていたら致命的な矛盾を見つけてしまったので暫くの間これは無かったことにしてください。
いつか書き直す予定です。


訂正

17
いいですって!)→いいですって!」

こんなところにやけに平べったいレアメダルが・・・

誤爆すまん

おつおつ
今回もよき

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