凛「すいませーん。味噌ラーメンの大盛りと～」

花陽「醤油ラーメンの普通盛りを二つ下さい」

凛「あ～お腹ぺこぺこ。早くできないかにゃ～」

花陽「うふふ。そうだね～」

凛「ん？」

花陽「どうしたの？」

凛「あそこにいるの…ツバサさんじゃない？」

花陽「え？どこ？」

凛「ほら？あっちのテーブルに座ってるの。サングラス掛けてるけどツバサだよね？」

花陽「え？どうだろ…似てるけど…ツバサさん……かな？」

凛「声掛けてみる？」

花陽「え？でも、違ったら気まずいよ」

凛「え？でも、もしツバサさんだったら気付いてたのに無視したみたいで感じが悪い様な気がするにゃ」

花陽「そうだけど。ん～もうちょっと近くだったら…」

凛「凛、見てこようか？」

花陽「でも、それはそれで失礼じゃないかな？」

凛「え～、じゃあどうするの？ツバサさん（仮）の事スルーする？あっ、今のはダジャレじゃないよ」

花陽「うん。どうしよう。どうにか確認が出来れば…」

凛「でも、よく考えたらツバサさんが一人でラーメン食べに来るかな？」

花陽「え？どうだろう」

凛「ツバサさんならもっとオシャレな食べ物を…スパゲッティとか…あっ、違うよ？ラーメンの悪口を言ったんじゃないよ？凛、ラーメンがこの世で一番…かよちんの方が好きだけど…」

花陽「うん。凛ちゃんは誰に言い訳をしてるの？」

凛「あっ！ツバサさん（仮）がラーメンを食べ始めるにゃ」

花陽「え？本当？流石にサングラス外すよね？」

凛「あーーーっ！！サングラス外さないでラーメン食べたにゃ～」

花陽「本当だ。食べにくそう」

凛「そもそも、どうしてラーメン屋でサングラスを掛けてるんだろう。プライベートでサングラス掛けることってある？」

花陽「ないけど…。ツバサさんって有名だから。ツバサさんかどうか分からないけど…」

凛「どうする？こうなったら一か八か挨拶する？」

花陽「う、う～ん。どうしよう…」

凛「あっ、じゃあ凛がおトイレに行く振りして確認してくるよ」

花陽「え？だ、大丈夫？」

凛「任せるにゃ。それじゃあ…」

店主「へい。ラーメンお待ち」

凛「あっ、ラーメン来ちゃったにゃ」

花陽「早く食べないとラーメン伸びちゃうよ」

凛「う～ん。これじゃあ、確認にいけないにゃ。あ～、でも気になるにゃ～。あれはツバサさんなのかなぁ」

花陽「と、とりあえず…ラーメンを食べようか」

凛「そうだね。あっ！」

花陽「こ、今度はどうしたの？」

凛「ツバサさん（仮）がラーメンを食べ終わったにゃ」

花陽「本当だ」

凛「もうお会計するのかな？そしたらこっちの方にくるよね？」

花陽「うん。そうすれば流石にツバサさんか分かるよね」

凛「あっ！」

花陽「え？な、何？」

凛「替え玉にゃ。替え玉したにゃ」

花陽「そっか。替え玉があったんだ」

凛「だね。そう来るとは思わなかったにゃ」

花陽「私も替え玉にしとけば良かったかな。麺が伸びちゃう…」

凛「もう、多分あれツバサさんじゃないよ。だって、ツバサさんは替え玉しないもん」

花陽「え？そうかな？」

凛「うん。ツバサさんが替え玉する様には見えないにゃ。だって、ツバサさんだよ？」

花陽「そうだけど。それでもしツバサさんだったら…どんな顔して挨拶すればいいのかなぁ」

凛「もう、その時はその時だよ。さっ、凛達も早く食べようよ。麺が伸びちゃうにゃ」

花陽「そうだね。毎回止めてるのは凛ちゃんだけど…」

凛「あっ！」

花陽「え、また？」

凛「こっちに来るにゃ。ツバサさん（仮）がこっちに来るにゃ」

花陽「ほ、本当だ。やっぱり、ツバサさんだったのかな」

凛「どんどん近づいて来るにゃ」

ツバサ（仮）「あの…」

凛「え？あっ、ツバサさん…こんに…」

スチャ

ツバサ（仮）「μ’sの小泉花陽さんと星空凛さんですよね？ファンです。応援してます。頑張って下さい」

凛「え？あっ、はい」

花陽「あ、ありがとうございます」

「ゲスト」

穂乃果「それじゃあ、乾杯をしまーす」

ことり「乾杯～」

海未「乾杯」

穂乃果「そして、今日の二年生組お泊まり会には特別ゲストが来てま～す」

ことり「え？特別ゲスト？誰だろう？」

穂乃果「誰だと思う？」

海未「特別と言うくらいですから普段滅多に会えない人とか」

穂乃果「さ～どうでしょうか？それじゃあ、呼んでみたいと思います。どうぞ～」

ガチャ

絵里「どうも～」

海未「あっ、絵里」

ことり「もしかして…ゲストって絵里ちゃん？」

穂乃果「うん。そうだよ。定期的にお泊まり会やってるって言ったら来たいって言うから」

海未「は、はあ…」

ことり「そ、そうなんだ」

穂乃果「うん」

絵里「穂乃果…ちょっといい？」

穂乃果「うん？何？」

絵里「いや…ここじゃなくて。ちょっと、あっちの部屋で」

穂乃果「え？なんで？」

絵里「いいから。あの、二人ともちょっと待っててね？」

ことり「え？う、うん」

海未「はい」

ガチャ バタン

絵里「特別ゲストって何よ？」

穂乃果「え？いや、絵里ちゃんの事だけど」

絵里「なんで特別ゲストなのよ。物凄いハードル上がってたじゃない。二人ともがっかりしてたわよ？そりゃあ、そうよね？毎日顔合わせてるんですもの」

穂乃果「がっかりはしてないと思うけど…」

絵里「してたわよ。物凄いしてたわよ」

穂乃果「そんな事ないと思うよ？」

絵里「本当にそう思う？」

穂乃果「うん」

ことり「てっきり特別ゲストって言うから転校しちゃった子が来たりするのかと思ったよ」

海未「まあ、絵里は毎日会ってますからね。私はA-RISEとか…」

ことり「で、でも、絵里ちゃんが来てくれて嬉しいよね？」

海未「そうですね」


絵里「ほら？言ったじゃない？思いっきり期待はずれだったんじゃない」

穂乃果「でも、絵里ちゃんが来てくれて嬉しいって言ってるよ？」

絵里「そりゃあ、言うわよ。優しいから。気を使ってるのよ」

穂乃果「考え過ぎだよ」

絵里「そんな事ないわよ。穂乃果はもう少し考えてから行動して」

穂乃果「じゃあ、どうすれば良かったのさ？」

絵里「普通に私が来た事を伝えれば良かったのよ。特別ゲストなんていい方しないで」

穂乃果「そんな事言ったってもう言っちゃったしさぁ」

絵里「今後気をつけてくれればいいから」

穂乃果「分かったよ」

絵里「頼むわよ？」

ガチャ

絵里「お待たせ。ごめんね～二人とも」

海未「…」

ことり「だ、大丈夫だよ」

穂乃果「あれ？海未ちゃんどうしたの？」

海未「いえ…あの…私は絵里が来てくれて嬉しいですよ」

絵里「え？」

ことり「う、海未ちゃん…」

穂乃果「急にどうしたの？」

ことり「ううん。あの…海未ちゃんちょっといいかな？」

海未「は、はい」

ガチャ バタン

ことり「海未ちゃん下手っぴだよ」

海未「そ、そうですか？」

ことり「だって、海未ちゃん急に喋らないんだもん。何か隠してるの丸分かりだよ？」

海未「仕方ないでしょう？穂乃果と絵里の会話が途中から丸聞こえなんですもん。意識しないようにはしてるのですけど」

ことり「余計顔に出ちゃうんだね」

海未「え？顔にも出てましたか？」

ことり「凄い気まずそうな顔してたよ」

海未「だって本当に気まずいんです。絵里があんな…言っておきますが絵里が来てくれて私は本当に嬉しいのですよ？」

ことり「その言い方だと私は嬉しくないみたくなっちゃいます」

海未「そんな事は…」

ことり「取り敢えずなんとか笑顔で誤魔化して」

海未「そ、そうですね。絵里の為にも…私の為にも」

ガチャ

ことり「ごめんね。お待たせしました」

海未「…」ニコニコ

穂乃果「あの…」

ことり「何かな？」

穂乃果「二人の会話丸聞こえだったよ？」

絵里「ごめんなさい。気を使わせちゃって」

ことり「違うのぉぉぉ」

比企谷八幡

信じていた2人に裏切られたことにより原作よりも捻くれている。
修学旅行で告白したいという依頼をした戸部と、告白を阻止して欲しいという遠まわしに依頼した海老名の間で雁字搦めになりながらも、嘘告白という方法をとり、依頼を解消した。
海老名の依頼には雪ノ下と由比ヶ浜は気が付いておらず、信じていた2人に拒絶されたことにより誰一人信じることが出来なくなった。
依頼を解消した竹林で立ち尽くしていたところ、闇商人と名乗る青年に気に入られ、覚醒していなかった七つの人格を覚醒させてもらったと同時に復讐を決意する。
別の人格の時は見た目が部分的に変化する。
その七つとはべつにもう一つある人格には、八幡は気がついている。
修学旅行後、八幡は山に篭もり、座禅を組んだり、狩りをしたりしていた事で一週間で修行が終えた。残り一つの人格であるバハムートも手なずけようとし、更なる修行を積み重ねた結果、バハムートに気に入られ、全ての人格をコントロール下に置くことができた。その修行が終わる頃には人格が変わることによる見た目の変化を押さえ込むことができるようになったが、どうやっても目の色の変化は押さえ込めなかった為、別人格の時は目の色だけが変化する。修行中、海外の紛争地域で多くの紛争を鎮圧させてきた。一部の人の間でのみ、その存在を公開されており、知っている人の間では『大罪のバハムート』という生きる伝説として伝えられ、鎮圧された紛争地域はすべて武力放棄したという。

ラース(憤怒)
運動能力と格闘能力と動体視力が上がるが、口調が古風で硬派な不良になる。理不尽なことや、曲がったことが嫌いなので、目の前でそれが起きるとキレる。
目の色は紅くなり、髪の毛が逆立つ。

ラスト(色欲)
声や雰囲気から、ものすごく色気が漂うようになる。さらに精力が無制限になる。そこら辺の一流ナンパ師涙目な程のナンパ師となる。時々男が掛かることがあるらしい。屑男を許せない。
引っ掛かった女性は、口を揃えて
「彼と共に過ごした時間は夢の様だった。」といい、後腐れなく別れるらしい。
髪が銀色になり、目の色がマゼンタカラーに変わって眼鏡を掛ける。

グラトニー(暴食)
食べることが大好きで料理の腕前は五つ星ホテルのレストランの料理長レベルを遥かに凌駕する。食べ物を粗末にしたり、食事を邪魔したりするとキレる。時々他の人に料理を振る舞う。目の色がスカイブルーになり、髪が肩まで伸びる。

スロウス(怠惰)
見た目はほぼ変わらないが目の色が紫色になる
動きが早くなったり遅くなったりするようになり、口癖がダルいになるが、相手の心理を読み、攻撃や、人やモノをスルスル避ける様な移動方法になる。考えや心まで読める。基本的に誰からも感知(匂いや、姿形が、感じられなくなり、物質まですり抜ける為。)された事がない。

エンヴィー(嫉妬)
髪が金色になり腰まで伸びる。目の色が緑になり、
嫉妬深くなる。代わりに翼や、推進力なしに空中を移動できる。
性格面はサバサバ系になる。

グリード(強欲)
あらゆる事に欲深くなり、欲しいものはどんな手を使っても手に入れる。所有欲や、独占欲がバカみたいに強くなるので、邪魔するヤツや欲しいものを持っている奴をあらゆる手を使って排除する。
代わりにどんな攻撃もいとも容易く受け止めることが出来るほどに体を硬質化出来る。
見た目は白い髪、白目部分が黒、瞳の部分が赤の喰種カラーの目になる。

プライド(傲慢)
見た目は変わらないが異常な威圧感を纏っている。目の色は金色になっている。
会話を自分の都合の良い様に誘導したり交渉(という名の一方的な命令)を素で行う。基本的に高圧的な態度なのでいつもすごく怖がられる。一応八幡の人格の内、三番目の権限を持っている。(一番は八幡、2番目はバハムート。)

バハムート(漆黒の暴龍皇)
髪の形が龍の角のような形に、背中からは大きな翼、太い尻尾が生えていて目の色は右が赤、左が青になっている。
かなりドSで、別の人格すべての力を使える。
やり過ぎることが多く、被害や損害が激しい為基本的には、眠ってもらっている。
八幡が紛争地域を鎮圧した時の人格はバハムート。まるで、本物の龍のように口から炎を吐いたり、空を飛んだり、出来る。本気を出すと見た目がFFに出てくるバハムート零式のようになる。

「モテ期」

凛「真姫ちゃ～ん」ギュ

真姫「な、なによ？」

凛「真姫ちゃん、真姫ちゃん、真姫ちゃ～ん」

真姫「や、やめなさいよ」

凛「え？凛の事嫌？」

真姫「そんな事は言ってないでしょ」

凛「じゃあ、真姫ちゃ～ん」

真姫「も～」

希「ふふっ。真姫ちゃんは可愛いなぁ」

凛「ね？可愛いよね」

真姫「な、なんなのよ」

希「可愛いのになぁ」

真姫「その、なって何よ。なって…」

希「いやぁ。こんなに可愛くてからかいがいがあるのに…。可愛いのにどうして男の子が近寄って来ないのかなぁ」

凛「確かに。真姫ちゃんならモテる様な気がするよね？」

希「なあ？やっぱりあれなんかな？男の子から見た可愛いと女の子から見た可愛いは違うのかな？」

凛「あっ、それ聞いた事あるにゃ」

希「そうやろ？なんでなんやろうなぁ。真姫ちゃん可哀想に」

凛「そうだね。もっと、男の子にも真姫ちゃんの可愛い所が伝わって欲しいにゃ」

希「やな。真姫ちゃん頑張ってな」

真姫「ちょっ、待ちなさいよ」

希「ん？どしてたん？」

真姫「何勝手にモテないみたいに言ってるのよ。それとからかいがいあるって何よ？言い直してたけど」

希「いや、別にモテないとは言ってないやん」

真姫「言ったも同然よ」

希「じゃあ、モテるの？」

真姫「それは…」

希「男の子にラブレター沢山貰ったりするん？」

真姫「しないけど」

希「あ～、やっぱりそうなんや。なんか勿体無いなぁ」

真姫「だ、だから」

凛「女子校だからいけないのかな？」

希「それもあるやろうなぁ。でも、あれやろ？中学は共学やろ？」

真姫「くっ…だから何よ」

希「…可哀想になぁ」

凛「可哀想だにゃ」