【安価・コンマ】昴「相性診断アプリ?」百合子「はい!」【ミリマス】 (44)

百合子「昨日ネトゲのフレンドに教えてもらって、入れてみたんです」

昴「えーとなになに、『診断したい2人にタッチしてもらうとお互いの好感度が測定されます』」

昴「『お互いの好感度の中央値と低い方の好感度との中央値が2人の相性になります』……つまり?」

百合子「平均が同じでも、好感度80と20より好感度60と40の方が相性はいいって事なんだと思います」

昴「ふーん……じゃ、試しにオレと百合子でやってみようぜ」ポチッ

百合子「ええっ!?ま、待ってください昴さん!心の準備が……ああっ!」ポチッ

コンマ判定
>>2 昴→百合子の好感度
>>3 百合子→昴の好感度


【好感度の目安】
00~09 死ぬほど嫌い
10~19 合わない相手
20~29 ちょっと苦手
30~39 ただの知り合い
40~49 どちらかと言えば好き
50~59 好感の持てる人
60~69 仲の良い友達
70~79 親友と呼べる相手
80~89 家族以上の仲
90~99 かけがえのない大切な人

【相性の目安】
00~09 犬猿の仲
10~29 ギスギス
30~49 可もなく不可もなく
50~69 良好な関係
70~89 無二の親友
90~99 結婚しろ

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ぎす

昴→百合子 92
百合子→昴 39

相性 52

百合子「えっ……えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

昴「わっ!?急に大声出すなよ!」

百合子「す、すすす昴さん!?92って、えっ、えっ?」

昴「ん?ああ、すっげーなこのアプリ。本当にちゃんとした数字出るんだな」

百合子「え、と、それはつまり、昴さんは、私の事を大切に思ってるって事でしょうか……?」

昴「ああ。百合子の女の子らしいとことか、苦手な事にも逃げないでチャレンジするところとか、すっげー尊敬してんだオレ」

昴「何だかんだキャッチボールにも付き合ってくれるし……本当の事言うと、百合子と一緒にいたくて誘ってるところもあるんだ」

昴「何ていうかその……ホント、大切に思ってる」

昴「……百合子はそんな風に思ってないかもしれないけどさ、これからも仲良くしてくれよな」

百合子「そ、そんな……確かに、そういう風に意識した事はなかったですけど……」

百合子「でも、そんな風に言われて嬉しくないはずないじゃないですか!昴さんの気持ち、伝わってきました」

百合子「……だから、またキャッチボールに誘ってくださいね?」

昴「……そっか!サンキューな、百合子!」

百合子「はい!」

昴「そうだ、このすっげーアプリ他の皆にも使ってみようぜ」

百合子「いいですね!この時間だと、劇場に誰かいるかな……?」


↓1 次に診断するペア(昴、百合子を含んでも含まなくてもいいです)

百合子「あっ、恵美さんに杏奈ちゃん!」

恵美「昴に百合子じゃん!おっはよー」

杏奈「ん……おはよう、です」

昴「2人は何やってんだ?」

恵美「杏奈おすすめのゲームやってるんだけど、中々難しくてさー」

杏奈「でも……恵美さん、センス、いいから……すぐ上手くなる……と、思います」

昴「へー、恵美がゲームやってるの珍しいな」

百合子「そうだ、2人ともちょっとこれタッチしてもらっていい?」

恵美「ん、何これ?何かのアプリ?」ポチッ

杏奈「これで、いい……?」ポチッ

コンマ判定
↓1杏奈→恵美の好感度
↓2恵美→杏奈の好感度

杏奈→恵美 56
恵美→杏奈 20
相性 29

百合子「あっ……」

恵美「ねー昴ー、この数字なんなの?何か低そうな雰囲気出てるけど」

昴「えーっと、これはその……」

杏奈「相性診断って、書いてある……杏奈たち、相性悪いんだ……」

百合子「め、恵美さん!何かの間違いですよね?」

恵美「いやー、あはは……別に、杏奈のコト、嫌いなわけじゃないんだよ?」

恵美「ただ、ノリが合わないっていうか……杏奈に合わせるの、疲れるんだよね」

恵美「あ、杏奈が気にするような事じゃないからね!?アタシが勝手に思ってるだけだから!」

杏奈「……杏奈……最初は、恵美さんの事、苦手なタイプだと思ってて……」

杏奈「……でも、思ってたよりずっと優しくて……だから、甘えてた、かも……」

杏奈「……ゲーム、おすすめされても……迷惑だったよね……?」

杏奈「……ごめん、なさい」ダッ

百合子「あ、杏奈ちゃん!待って!」ダッ

昴「ど、どうすんだよ恵美!」

恵美「あ、アタシだってこんな事がなかったら言うつもりはなかったんだよ?それを2人がさ……」

昴「そ、それは……」

恵美「仲直りは杏奈が落ち着いてからにしとくよ……今は百合子に任せる」

昴「……わかったよ」

――――
――
昴「杏奈、どうだった?」

百合子「ひとまずは大丈夫……だと思います」

昴「なあ……これ、どうする?止めるか?」

百合子「……いえ、続けましょう。ここで止めたら、杏奈ちゃんは犬死にです」

昴「死んではないよな!?」

↓1 次に診断するペア(既出アイドルを含んでも構いません)

千鶴「あら、百合子に昴。ごきげんよう」

伊織「どうしたのよ、2人揃って辛気臭い顔して」

百合子「千鶴さん、伊織さん……」

昴「実はさっき、かくかくしかじかでさ……」

伊織「はん、そんなオモチャで仲違いしたわけ?馬っ鹿じゃないの?」

昴「でも、数字はほんとに正しいんだよ!」

伊織「呆っきれた。そこまで言うなら、この伊織ちゃんが直々に試して、デタラメだって証明してあげるわ。千鶴、やるわよ」ポチッ

千鶴「わ、私もやるんですの!?」ポチッ

百合子「……何だか、嫌な予感が」

コンマ判定
↓1 伊織→千鶴の好感度
↓2 千鶴→伊織の好感度

伊織→千鶴 27
千鶴→伊織 19
相性 21

昴「うっわ……」

百合子「2人の相性悪過ぎ……?」

伊織「いやいや待ちなさいよ。勝手にあたしの気持ちを決めつけないでくれる?」

伊織「確かにあたしの前でしょっちゅう挙動不審になったり、妙にケチ臭かったり、千鶴に対して思うことがないわけじゃないわ」

伊織「けど、現にあたし達は上手くやってるじゃない。セレブ同士でしかできない話なんかもあるし。ねえ千鶴?」

千鶴「そそそそそうですわね!伊織の言う通りですわ!」

千鶴(いや無理ですわ!セレブを演じてる人間にガチセレブ引き合わせちゃダメですわ!何の罰ゲームですの!?)

千鶴(バレてないのが不思議でなりませんわ!何なら分かった上で弄ばれてる可能性を疑ってますわ!)

伊織「ま、そういうことだから。アンタ達もオモチャはオモチャで割り切って遊びなさいよね」

昴「お、おう!確かに千鶴達が仲悪そうなとこ見た事ないもんな!」

百合子「そうですね……2人とも、ありがとうございました!」

千鶴「え、ええ!お安い御用でしてよ!」

伊織「ま、困ったことがあったらいつでも伊織ちゃんを頼りなさい」

――――
――

百合子「数字は低くても、全然険悪な感じじゃなかったですね」

昴「2人とも大人って感じだったなー。千鶴はめっちゃ冷や汗かいてたような気がしたけど」

百合子「さて、次はどうしましょうか」

↓1 次に診断するペア(既出アイドルを含んでも構いません)

百合子「あ、歌織さん、桃子ちゃん」

桃子「昴さんに百合子さん。こんにちは」

昴「2人は何してたんだ?」

歌織「実は、桃子ちゃんから芸能界の事を色々教わってたの」

桃子「だって、歌織さんってばすごく危なっかしいんだもん」

歌織「心配してくれてありがとうね、桃子ちゃん」

桃子「そ、そんなんじゃないよ……それより、昴さん達こそどうしたの?」

昴「それがかくかくしかじかでさー」

歌織「まあ、面白そう!ねえ桃子ちゃん、私たちもやってみない?」

桃子「ええ……?まあ、歌織さんが言うなら……」ポチッ

歌織「ふふっ、ありがとう」ポチッ

コンマ判定
↓1 桃子→歌織の好感度
↓2 歌織→桃子の好感度

桃子→歌織 74
歌織→桃子 63
2人の相性 66

歌織「66……これは、高いのかしら?」

百合子「はい!今までで一番高いですね」

桃子「ふ、ふーん……そうなんだ」

昴「2人ともそんなに仲良かったんだなー。知らなかったよ」

桃子「な、仲が良いっていうか、その……」

歌織「……桃子ちゃんと仲良くなれたと思ってたのは私だけだったのかしら。少し、寂しいわ……」

桃子「そ、そういうわけじゃなくて!桃子も歌織さんの事、好き、だよ……」

歌織「ふふっ、私も桃子ちゃんの事、好きよ?嬉しい」

桃子「か、からかわないでよもう……!」

百合子「……私達、お邪魔みたいですね」

昴「そうか?じゃあ、次行くかー」

↓1 次に診断するペア(既出アイドルを含んでも構いません)

百合子「琴葉さん!エレナさん!」

エレナ「スバルにユリコ!何だか楽しそうだネ~」

昴「今、劇場の皆にこれやってもらっててさー」

琴葉「相性診断?何だか怪しい感じがするけど……」

百合子「琴葉さん達も、相性診断やってみませんか?」

琴葉「うーん……エレナ、どうする?」

エレナ「面白そう!琴葉、やってみようヨ!」

琴葉「エレナがそう言うなら、やってみようかしら。えいっ」ポチッ

エレナ「ハイッ!」ポチッ

コンマ判定
↓1 琴葉→エレナの好感度
↓2 エレナ→琴葉の好感度

琴葉→エレナ 67
エレナ→琴葉 52
相性 56

昴「56!いい感じじゃん!」

エレナ「そうナノ?良かっター!やったネーコトハ!」

百合子「琴葉さん?どうかしたんですか?」

琴葉(私からエレナに対する好感度の方が15も高い……友達への好感度ってエレナくらいが普通なのかな)

琴葉(だとしたら、私って重い女だって思われてるんじゃ……ど、どうしよう!?)

エレナ「コトハってば!大丈夫?」

琴葉「へっ?あ、ご、ごめんなさい!その、私がエレナの負担になってるんじゃないかって……」

エレナ「ンー……?コトハが何を悩んでるのかよくわからないケド、ワタシはコトハといて楽しいヨ?」

琴葉「エレナ……!そうよね、ごめんなさい。私ってばまた1人で考え過ぎちゃってたみたい」

エレナ「気にすることないヨ!ワタシ達友達でショ?」

琴葉「そうね。ありがとう、エレナ」

百合子「ふふっ、2人とも本当に仲がいいんですね」

昴「みたいだな。よしっ、そろそろ次行くか!」

↓1 次に診断するペア(既出アイドルを含んでも構いません)

静香「あら、百合子に昴。何か用?」

昴「実は劇場の皆に相性診断ってのやってもらっててさー」

未来「これ何ー?」ポチッ

百合子「もう押してる!?」

昴「あー……ま、いいや。静香、せっかくだし未来との相性測ってみないか?」

静香「はあっ!?何でそうなるのよ!」

百合子「未来はやる気満々みたいだし……っていうかもう押しちゃったし……」

未来「でへへ……やろうよ静香ちゃーん」

静香「はあ……しょうがないわね。1回だけよ?」ポチッ

コンマ判定
↓1 未来→静香の好感度
↓2 静香→未来の好感度

未来→静香 68
静香→未来 08
相性 23

百合子「……え?」

昴「し、静香……?」

静香「…………」

未来「静香、ちゃん……?」

静香「……そうね。今更隠してもしょうがないわよね」

静香「未来。私はずっと、あなたの事が嫌いだった」

静香「嵐みたいにやってきて、その才能で私なんか軽々追い越して……妬ましくて仕方なかった」

静香「そのくせ、自分がどれだけすごいのかなんて気付かないで私に近づいて来るんですもの」

静香「ベタベタくっつかれて、ずっとストレスだったの。知ってた?」

静香「あなたが私を持ち上げる度に、私がどれだけ苦しんだか……だから、いい機会だったかもしれないわね」

静香「そういうことだから……今後は用がないなら話しかけないでちょうだい」

未来「…………」

未来「……静香ちゃんだって、気付いてないよ」

未来「静香ちゃんが本当にすごいってこと……静香ちゃんだって気付いてない」

未来「だから……これからもずっと話しかけるよ。静香ちゃんがわかってくれるまで。友達だもん」

静香「……そういうところが、嫌いなのよ」

百合子「……」

昴「……」

――――
――

昴「百合子……本当に消すのか?」

百合子「はい……杏奈ちゃんの時に止めることもできたはずなのに。私がこんなこと軽率に続けなければ」

昴「……なんつーか結果的に良かったと思うぜ。静香があのまま抱え込んでるよりは。静香にとっても、未来にとってもさ」

百合子「……それでも、私が辛いんです」

昴「……そっか」

百合子「それじゃあ……えいっ」

百合子(こうして、劇場に禍根を振り撒いたアプリは消え去りました)

百合子(きっと、人の心の中は見えないからこそいいんだと思います)

百合子(それを無理やり覗こうとすれば、災いが降りかかる……今回の教訓です。……ん?)

百合子「昴さん、どうかしましたか?私の顔に何かついてますか?」

昴「んー?別にー、何でもないよ」

昴(百合子のヤツ、本当鈍感なんだもんなー。参っちゃうよ)

昴(今の段階で39……まだまだこれからって感じだけど)

昴(きっと、オレに惚れさせてやるからな)

終わり

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