【まどマギ】杏子「スーパーマミオシスターズ」マミ「イッツミー!マーミオ!」 (170)

崩壊した見滝原


クリームヒルト「」ズゴゴゴゴゴッ

オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオッ!」

オフィーリア「ガアアアアアアアアッ!」

キャンデロロ「イヒヒヒヒヒヒヒヒッ!」

QB「見事なまでに全滅だね」

ほむら「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ゛!」腕ダンッ!

ほむら(何度繰り返してもこうなる!こうなってしまう!どう足掻いてもこうなっちゃう!)

ほむら(まどかを契約させない為に友人として近づきつつ事前に真実を話し、美樹さやかには『ゾンビとかどうでも良いから上条恭介と交際しなさい』と言って強引に告白させ……)

ほむら(巴マミには真実を隠しながらお世辞でまくしたてて良好な関係を維持し、佐倉杏子とはいつも通り共闘してもらう約束を結んだというのに……!)

ほむら(私達が一向にワルプルに勝てないもんだから、痺れを切らしたまどかが契約した結果がこれ!親の顔より見た光景!)

ほむら(どいつもこいつもまどか☆魔女化を見た瞬間に絶望して魔女になるなんて!隠してた私にも非はあるけど貴女達もうちょっと強い心を持ちなさいよ!)

ほむら(私なんてもはや数千回以上ループしてるのよ!?それに比べたらこの程度なんて絶望の内に入らないじゃない!)

QB「鹿目まどかだけでも黒字なのに、まさか残り三人まで魔女になってしまうとはね。君の無能さのお陰で僕達はウハウハだよ」

ほむら「黙れ淫獣ッ!!」ドガッ!

QB「ぶへっ!?」

ほむら「もう嫌!気が遠くなるほど前の時間軸でまどかと約束したとはいえ、流石の私も挫けそう!でも私まで魔女化したらまどかとやり直せなくなるからそれだけはダメ!」ゲシゲシ

QB「ちょっげふっほむら蹴らないで煽って悪かぐふっ」

クリームヒルト達「「「「オオオオォォォォ……!」」」」

ほむら「うっさい!!貴女達のせいで何もかもが台無しよ!!後少しで全員生存ハッピーエンドを迎えられるとこだったのに!!」ギロッ

クリームヒルト達「「「「!?」」」」

ほむら「どうして最後はいつもこうなるのよ!?貴女達、私の気持ちを考えたことがある!?思い通りにならず失敗し続ける地獄を味わう気持ちが分かる!?分からないでしょうねぇ!?」

クリームヒルト達「「「「ゥ゛……」」」」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1563795265

ほむら「はぁはぁ……」

クリームヒルト「………」

オクタヴィア「………」

オフィーリア「………」

キャンデロロ「………」

QB「落ち着いたかい?」

ほむら「誰のせいだと思ってるのよ……」

QB「そりゃもちろんワルプルギスの夜だよ?僕らは『直接的には』何もしていないからね」

ほむら「………」銃ズドンッ!

QB「ぐはっ!?」ビチャッ

ほむら「………」盾グイッ

ほむら(数少ない好条件の時間軸だったのに、また無駄にして遡るのね……いつになったらこの無限の迷宮から抜け出せるのかしら)

ほむら(それだけじゃない。最初はまどかにだけ因果が絡み付いていたけれど、私が繰り返しまくったせいでまどか以外の魔法少女や魔女まで強化されていく始末)

ほむら(なのに私だけ強化されないまま。つまり強くてニューゲームならぬ弱くてニューゲーム。一撃食らったらアウトのオワタ式)

ほむら(クソゲーってレベルじゃないわよ全く!でも途中で投げ出す訳にもいかないし……はぁ……)

クリームヒルト「………」チラッ

オクタヴィア・オフィーリア・キャンデロロ「「「………」」」コクッ

クリームヒルト達「「「「………」」」」クルッ

ほむら「……何よ。私は今からこの世界を捨てて新たな時間軸に行くんだけど。暴れたいなら好きなだけ暴れなさい。誰も止めないわ」

クリームヒルト達「「「「……!」」」」ズイッ

ほむら「えっ、ちょ、こっち来た!?流石に魔力カツカツの状態で襲われたらひとたまりもないし、とっとと時間遡行を……」盾ガシャッ

クリームヒルト達「「「「……アアアアアッ!」」」」バキィッ!

ほむら「ぐっ!?」

ほむら(た、盾を殴られた!?いけない、もう魔法が発動するのに!?今ので盾が壊れていたら、遡行に失敗して――――)カッ






キュイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィン……!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ゲーム屋の前


まだ契約する前のマミ「ねぇねぇマリオ買ってよぉ~!」グイグイ

マミパパ「我儘言っちゃ駄目!」

マミママ「ゲームなんてしていると頭も目も悪くなるのよ?」

マミ「むぅぅ……!パパとママの馬鹿ぁっ!」ダッ

マミパパ「あっ!?」

マミママ「コラ!待ちなさい!」

マミ「うわーーーーーん!」タタタッ

QB(むっ?若くて素質のある生贄ゲフンゲフン少女の臭いが!あっちだ!)ダッ!





マミ「ぐすっ……パパもママも大嫌い……」グスグス

QB「どうしたんだい?」ヒョコッ

マミ「……何これ?喋るお人形さん?」

QB(第二次成長期ピッタリじゃないか!今日の僕はついてるなぁ!何としても契約しなきゃ!)

QB「人形じゃないよ。僕はキュゥべえ!僕と契約して魔法少女になってくれたら、どんな願いでも1つだけ叶えてあげるよ!」

マミ「ほんとに?どんなお願いでも?」

QB「もちろんさ!」

マミ「じゃあ私、マリオのゲームが欲しい!」

QB「OK!契約は成立だ!君の願いはエントロピーを凌駕した!さぁ解き放ってごらん?君の力を!」

マミ「うぅっ、ああぁぁぁっ!」ピカッ!

帽子とオーバーオール姿のマミ「グッチョイス!」ポンッ!

QB「は?」

帽子とオーバーオール姿のマミ「イェーイ!ハッハッハー!」

QB(いや服装についてはこの際どうでも良い。問題はソウルジェムだ!確かに実体化させたはずなのに、どうして目の前に現れないんだ!?)

QB「……ん?」チラッ

スーパーマミ「イッツミー!マーミオ!」

スーパーマリオブラザーズ地上BGM『テレッテッテレッテッ♪テン♪テッテッテ♪テッテッテレ……』

『マミ×5』『LIFE:3』『SP:100』

QB(彼女の頭上に謎の顔マークと数字、それに丸い形の青いメーターが……これは一体……しかも頭の中によく分からない音楽が流れてくるし……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミ「♪」DSティロティロ

マミパパ「あ、ありのまま、今起こった事を話す……!」

マミママ「私達は娘にゲームを買わないと言っていたと思ったら、いつの間にか娘がゲームを楽しんでいた」

マミパパ「何を言ってるのか分からないと思うが、僕も何をされたのか分からなかった……頭がどうにかなりそうだった……!」

マミママ「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じて無いわ……」

QB(そりゃそうさ。魔法だからね)キリッ

マミ両親「「もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ……」」

QB(え?僕がどうしてマミの車の中にいるかだって?もちろんついて来たからさ。契約直後の少女を放っておいて即死されたら困るからね)

QB(契約直後の魔法少女の死亡率は9割を超えるし、流石に魔女化する前に死なれると色々な意味で不都合だ)

マミパパ「それにしても本当に不思議だったなぁ。まさかマミが万引きするとは思えないし……」

マミママ「ちゃんとレシートもあったし財布の中のお金も消えていたということは、やっぱり私達が買ってあげたのよね……」

マミ「あ~っ!またやられちゃった……」

QB(……ん?前からトラックが迫って来ているけど、マミの両親は気づいていないみたいだね。これは避難しておいた方が良いかな?)シュンッ

マミパパ「いや~僕達この歳でボケてきちゃったのかなぁ?wwww」

マミママ「まさかぁwwww私この前脳年齢計ったらまだ20代前半って結果が出t」

ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!

QB「………」シュタッ

QB(君達はいつもそうだ。わき見運転は良くないと教わってきたはずなのに、数多くの人間が同じ過ちを繰り返す)

QB(これじゃ免許を取った意味が無いじゃないか。訳が分からないよ)

車 グシャァッ

マミパパ「」チーン

マミママ「」チーン

QB(返事が無い。ただの屍のようだ)

「うぅ……」

QB「おや、マミは無事だったみたいだね」

「きゅ、キュゥべえ?今、何が起こって……」

QB「どうやら事故に巻き込まれたようだね。見てごらん?君の両親が車に挟まれて無残なことになっているよ?」

「えっ?嫌ああああああっ!?パパーーーー!?ママーーーー!?」

QB「それより不思議なのは君の方だよ、マミ」

「パパとママがぁ!?やだぁ、死なないでぇ……!」

QB「魔法少女である以上、身体が頑丈なのは理解していたが……君には傷一つ見当たらない。それどころか……」

ちびマミ「うわああああああああん!」

QB「どうして体が縮んでいるんだい?今の君は変身していないのだから、魔法は使っていないはずなのに」

ちびマミ「魔法……そうだ!魔法でパパとママを助けてあげれば!」ピカッ!

ちびマミ「ワッフー!」ポンッ!

スーパーマリオブラザーズ3地上BGM『テッテレッテン♪テテッテン♪テレッ♪テッテテン♪テテッテッテン……』

QB「確かに魔力を使えば傷ついた者の治癒は可能だけど、既に絶命した者の蘇生は不可能だよ」

ちびマミ「え~っと、確かアイテム袋の中に……あった!」ゴソゴソ

※アイテム袋 初出:マリオパーティ3
原作ではショップで購入し、最大で三個までアイテムを入手することが出来る。出現するアイテムはランダムに決まる。
マミの基本魔法であり、魔力を消費して全マリオシリーズのアイテムを取り出せる。ただし強力なアイテムほど魔力を多く消費する。

QB「僕の話を聞いているかい?」

ちびマミ「えいっ!」グイグイッ

QB(死体となった両親の口に緑色のキノコを突っ込んでいるけど、そんなことで死者が蘇る訳がn)

1UP パラリララリ♪ 1UP パラリララリ♪

マミ両親「「うおおおおおおおお目の前にトラックがああああああああああ……ってあれ?」」ガバァッ

QB「」

ちびマミ「やった!パパとママが生き返った!」ピョーン!ピョーン!

※1UPキノコ 初出:スーパーマリオブラザーズ
言わずもがな、残り人数を一人増やすことが出来るアイテム。『マリオ&ルイージRPG』シリーズでは、倒れた仲間をHP半分の状態で復活させる。
魔力消費量は多いものの、死亡した者を蘇生させることが出来る。魔法少女の場合は肉体の傷と魔力量(ソウルジェムの穢れ)を半分回復して蘇生させる。

マミパパ「どうやら事故は免れ……うわああああああああああ!?僕の愛車があああああああああああああ!?」

マミママ「ちょっとおおおおおおおおおお!?これまだローン残ってるのにいいいいいいいいいいいいいい!?」

QB「」

マミ両親「「車が……ローンが……」」ズーン

ちびマミ「もうっ!命が助かったんだから車くらい我慢してよ!」

QB(いやいやちょっと待ってくれ!?そんな簡単に死者を蘇らせるだなんて訳が分からないというレベルを超えているじゃないか!?)

QB(それこそ他者を蘇らせる願いを叶えないと到底実現不可能なはずだ!それをマミはあろうことか緑色のキノコを食べさせるだけで!?)

マミパパ「いやまぁ確かにそうなんだけど、この後が色々大変なんだよ……」

マミママ「事故が起きたら警察に連絡しなきゃいけないし、場合によってはどっちが悪いかで裁判沙汰に……あぁもう憂鬱……」

QB(そして自分達の死より今後の予定を心配する辺り、この二人は中々図太い精神のようだね。ある意味マミの死者蘇生と同じくらい非常識な存在だよ)

ちびマミ「全く、仕方ないなぁ。だったら事故が起こる前に戻してあげる!」ゴソゴソ

マミ両親「「へ?マミ、一体何を言って……」」

QB(戻す?まさか君は死者蘇生だけでなく時間をも操ると言うのかい?流石にそれは)

ちびマミ「えいっ!」カチッ

ギュルルルルル……!

ちびマミ「ほら!これで私達が車に乗る前まで戻ったよ!パパ、今度は違う道から帰ってね?でないとまたトラックにぶつかっちゃうから!」

マミパパ「」

マミママ「」

QB「」

※リトライクロック 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
原作では全滅した際に時間を巻き戻してバトルをやり直すことが出来るアイテム。更にHP等は全回復、既に消費したアイテムも元通りとなる。
ほむらの時間遡行魔法とは違い、この時間軸のまま(平行世界に移動することなく無く)時を巻き戻すことが出来る。ただし魔力消費量は多め。

マミパパ「こ、これは一体……!?」

マミママ「どうなってるの……!?」

QB(そんなのこっちが聞きたいよ。というか時間を巻き戻すならわざわざ蘇生する必要無かったよね?)

ちびマミ「えへへっ♪実は私ね?マリオのゲームを貰う代わりに魔法少女にしてもらったの!」

マミ両親「「魔法少女?」」

ちびマミ「うんっ!そこにいるキュゥべえのお陰!」

QB「………」

マミ両親「「……誰もいないけど?」」

ちびマミ「えっ?そこにいるでしょ?」

QB「……マミ。僕のことは魔法少女の素質が……魔法少女になれる少女でないと見えないんだ」

ちびマミ「そうなの?残念……」

マミパパ「いや、実際にこうして時間を巻き戻してる以上、マミの言うことは信じるけど……」

マミママ「さっきから気になってたんだけど、マミが何故かオーバーオール姿で背が小さくなってるのも魔法のせいなの?」

マミ両親((それにさっきから聞き覚えのある音楽が頭の中で流れ続けてるし))

ちびマミ(小さく……あっ!ひょっとして、さっきの事故でダメージを受けて体が小さくなっちゃったのかも!早く大きくならないとミスになっちゃう!)ゴソゴソ

ちびマミ「待ってて!すぐ元に戻るから!」モグモグ

QB(今度は赤いキノコを取り出して食べている。何をする気だい?)

スーパーマミ「フッフー!」デュワデュワデュワ♪

QB「」

マミ両親「「マミが服ごと大きくなった!?」」

※スーパーキノコ 初出:スーパーマリオブラザーズ
言わずもがな、体が少し巨大化するアイテム。『スーパーマリオ64DS』では巨大化して無敵になれるアイテムとして登場している。
マミは魔法少女変身時はライフ(3D)制だが通常時はダメージ(2D)制なので、強い一撃を受けるとちび状態になってしまう。
よってこのアイテムで元の大きさに戻る必要がある。

QB「………」

QB(彼女の魔法少女としての素質は確かに高い。だが彼女が使う魔法は僕らの常識を覆し過ぎていないか?)

QB(いくら魔法少女が常識にとらわれない存在だとしても、これは流石に感情が無い僕らでも驚愕するよ)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

魔女の結界前


QB「ここから先は魔女の結界だ!気をつけて!」

マミ「う、うん!まずは変身しないと……!」ピカッ!

スーパーマミ「レッツゴー!」ポンッ!

スーパーマリオブラザーズ城BGM『テテテテテテテテ♪テテテテテテテテ……』

QB(相変わらず魔法少女の魔の字も無い姿だね)

スーパーマミ「この中には魔女や使い魔がいるのよね?怖いなぁ……」ビクビク

QB「だけどそいつらと戦うのが魔法少女の使命だよ?そこは頑張ってもらわないとね」

QB(でないと魔女化した時のエネルギーを回収出来ないじゃないか)

スーパーマミ「………」ゴソゴソ

QB「ん?マミ、何を取り出しているんだい?」

スーパーマミ「えっと、魔女がいる結界なら魔女を倒せば使い魔も消えてなくなっちゃうのよね?魔女さえ倒せば良いんだよね?」

QB「え?うん、そうだけど。ただ、魔女の場所まで辿り着くのは大変だよ?途中でどうしても使い魔が襲って来るし」

スーパーマミ「だったらこれで一気に駆け抜けるっ!」デュワデュワデュワ♪

無敵マミオ「アーラホラーヒッフ!」キラキラ

無敵BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』

QB「!?」

QB(マミが虹色に輝き出した!?)

※スーパースター 初出:スーパーマリオブラザーズ
言わずもがな、一定時間無敵状態になれるアイテム。更に移動速度や身体能力も上昇し、敵を八体以上倒すと1UPする。
魔力消費は多いが非常に強力なアイテムの一つで、あらゆる攻撃やダメージを無効にし、触れただけで敵を倒す。

無敵マミ「イーーヤヒーーーーーーン!」ドビューン!

QB「ま、マミ!?待ってくれ!僕を置いて行かないで!」

無敵マミ「いっけーーーーーーーー!」シュタタタタタッ!

使い魔達「グワッ!?オゴッ!?ブベッ!?」ポコッポコッポコッポコッ

QB(うわすげぇ。マミにぶつかった使い魔達が一撃で消滅していく。何だこれ)

無敵マミ「ワッハーーーーーーーー!」シュタタタタタッ!

使い魔達「ンゲッ!?ガフッ!?アガッ!?」ポコッポコッポコッ 1UP パラリララリ♪ 1UP パラリララリ♪ 1UP パラリララリ♪ 

『マミ×10』

QB(しかも頭上の数字がどんどん増えていく。この数字が何を意味するかは分からないけど)

デュンデュンデュン♪

スーパーマミ「あっ、元に戻っちゃった……」

QB「凄いよマミ!あっという間に最深部だ!」

スーパーマミ「え?ヒィッ!?」ビクッ

魔女「オオオオォォォォ……」

スーパーマリオブラザーズ3ブンブン戦BGM『テレレレーン♪テテレテレッテレッテッテレレ……』

スーパーマミ「やだぁ!?怖いぃっ!?」ビクビク

QB(使い魔にとってはさっきまでの君の方が何倍も怖いと思うよマジで)

スーパーマミ「え、えっと、こういう時はアレで……あっ!?もうSPが残ってない!?」チラッ

『SP:10』

スーパーマミ「これじゃまたスターを出せない!どうしよう!?」

QB(なるほど、そういうことか。このSPという数字はソウルジェムの穢れを表していた訳だ。つまりマミは魔法を無駄遣いし、まんまと魔女化までの時間を早めてくれたんだね)

魔女「ウガアアアアアアアアアッ!」ゴォッ!

スーパーマミ「あぐぅっ!?」ドガッ!バタッ!

『LIFE:2』

QB「マミ!?大丈夫かい!?」

スーパーマミ「う、うん。何とか……」

スーパーマミ(……あんまり痛くない。それにライフが一つ減っただけ……うぅ、それなら……!)ゴソゴソ

ファイアマミ(どうせ残り人数はまだ余裕があるし、怖いけど攻撃しなきゃ!)デュワデュワデュワ♪

QB(今度は赤い花を取り出したと思ったら、両手に炎を纏いだした!)

※ファイアフラワー 初出:スーパーマリオブラザーズ
お馴染み、手からファイアボールを出すことが出来るようになるアイテム。
『スーパーマリオギャラクシー』シリーズでは、制限時間付きの変身アイテムとして登場。

ファイアマミ「ハッ!ホイッ!ハッ!ホイッ!」ブァッ!ブァッ!ブァッ!ブァッ!

QB(でも、そんな小さい炎の玉が魔女相手に効くはず……)

魔女「ヴォォォォォォォォォォッ!?」ボコッボコッボコッボコッ

QB(効いてるーーーーーーーーーーーーーーーーー!?)

ファイアマミ「よ、よしっ!この調子で……!」ブァッ!ブァッ!ブァッ!

魔女「グゥゥ……ッ!ウガアアアアアアアアアッ!」ゴォッ!

スーパーマミ「うぁっ!?」デュンデュンデュン♪

『LIFE:1』ブブッ!ブブッ!ブブッ!

スーパーマミ(あ……ライフメーターが真っ赤になってる……)ゼェゼェ

QB(おかしい。さっきまで元気だったマミが急激に衰弱している。それにうるさい警告音を鳴らすあの丸いメーター……まさかあれはマミの生命力を表しているのか?)

魔女「グオオオオオオオオオオオオッ!」ゴォッ!

スーパーマミ「うぐっ!?」テレレン♪

スーパーマミ「マンマミーア!」グルグルグル…

スーパーマリオブラザーズミスBGM『テテッテテテッテテテッテテン♪』MISS

QB(あっ、マミが縦に回転しながら地面に消えていった。そうか、今の攻撃で死んだのか……ちぇっ、どうせなら魔女になってから死んでくれれb)




















『マミ×9』

スーパーマミ「レッツゴー!」シュタッ!

QB「」

スーパーマミ「一回ミスしたお陰でライフもSPも元通り!今度は負けないから!」ゴソゴソ

QB(し、死んだはずのマミが急に復活して現れた!?一体どうなっているんだ彼女は!?こんなの人類と長らく一緒にいた僕らでさえ初めて見る現象だよ!?)

スーパーマミ「食らえーっ!」ポイッ!

ボムへい「ウェウェッウェウェーウェッウェウェ!」ヒュゥゥゥゥッ

魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」ドガァァァァンッ!

※ボムへい アイテムとしての初出:マリオカートダブルダッシュ!!
生きている爆弾。通常は敵キャラクターとして登場するが、『マリオカート』シリーズ等ではアイテムとして登場する。

QB「………」

スーパーマミ「キュゥべえ!どう!?」

QB「え?あ、う、うん!今の攻撃で魔女はかなり弱ったみたいだよ!」

魔女「ウゥ……」

スーパーマミ「よーし!とどめを……」

魔女「ウァァ……」

スーパーマミ「………」

QB「どうしたの?早くとどめを刺さないと!」

スーパーマミ「いや、その……何だかあの魔女、すっごく悲しんでるような気がして……」

QB「何を言っているんだ!早く攻撃を!」

QB(また無駄死されたらたまったもんじゃない!)

スーパーマミ(……これって、アイテム以外の魔法や技は使えるのかな?試しに……えいっ!)カッ

魔女『……もうやだぁ』

スーパーマミ(あ……やった!魔女の心の声が聞こえる!)

※何考えてるの 初出:スーパーマリオRPG
原作に登場する味方キャラクター、マロのスペシャル技。使用すると相手のHPが分かる他、思考を覗き見ることが出来る。

魔女『魔法少女が魔女になる事実に絶望しちゃって、我を忘れて人々を奈落の底に叩き落してきたけど……もうそんな日々を過ごすのは嫌……!』

スーパーマミ「……え?魔法少女が絶望して魔女に?」

QB「……!?」

QB『い、今、彼女は何と言ったんだ!?』

スーパーマミ(QBの心の声も聞こえて……)チラッ

QB『どういうことだ?どうして僕らがワザと黙っていた魔女の真相をマミが知っているんだ!?まさか今のアイテムで魔法少女が魔女になることを……いやいやそれは……』

スーパーマミ「」

スーパーマミ「………」

QB「……マミ!早く魔女にとどめを!」

スーパーマミ「ねぇ、キュゥべえ。魔法少女が魔女になるって、本当なの?」

QB「」

魔女『あれ?あの子、真実を知ってたんだ……それとも途中で気がついたのかな……でも、さっきまで容赦なく私に攻撃してきたし……』

スーパーマミ「答えてくれないかな?」

QB「……ひ、否定するほど間違ってはいないね」

QB(やっぱりバレてるーーーーーーーーー!?今の状況じゃ明らかにバレる要素無かったじゃないか!?)

スーパーマミ「そっかぁ。私、絶望したらあんな気持ち悪い姿になっちゃうんだぁ……」チラッ

魔女『気持ち悪いって……私だって好きでこんな姿になった訳じゃ……』

スーパーマミ「………」ジー

QB「あの、マミ?落ち着いて僕の話を……」

スーパーマミ「私のこと騙してたの!?酷い!?サイテー!!キュゥべえなんか大っ嫌い!!死んじゃえ!死んじゃえーっ!!」ポイポイポイッ

ボムへい×3「「「ウェウェッウェウェーウェッウェウェ!」」」

ズガァァァァァァァァァァァンッ!!

QB「きゅべえええええええええええええええええええええええええッ!?」

QBの残骸「」プスプス…

新しく表れたQB「もったいないなぁ。代わりはいくらでもあるけど、無駄に潰されるのは困r」シュタッ

スーパーマミ「また出た!?むぅぅっ、死んじゃえーっ!!」ポイッ

ドッスン「ン゛ーヴゥ゛ー!」ドスーン!

QBだった物「」グシャッ

※ドッスン アイテムとしての初出:マリオパーティ6
カプセルアイテムとして登場。設置したマスを通過しようとしたキャラクターを強制的にストップさせる。
『マリオバスケ3on3』では特定コート限定アイテムとして登場し、キャラクターを潰して足止めする。

新しく表れたQB「………」コソッ

QB(これは不味いな……ほとぼりが冷めるまでマミに近づかない方が良いか。無暗にスペアを潰されたら本星に文句言われるし)コソコソ

スーパーマミ「ふぅ~、ちょっとスッキリした♪次はあの魔女を元に戻さないと!」クルッ

魔女『えっ、私を人間に戻せるの!?』

スーパーマミ「……あれ?貴女、もしかして私の言葉が分かるの?」

魔女『当たり前よ!元人間だもの!』

スーパーマミ「じゃあどうして私に攻撃してきたの?」

魔女『だってこっちの言葉は通じないから話し合いなんて出来ないもん。自分のことを殺しに来る人がいたら攻撃するしか無いでしょ?』

スーパーマミ「あー」

魔女(まぁ、理性を取り戻したのはつい最近なんだけどね……)

スーパーマミ「ちょっと待ってて!元に戻す方法を調べてみるから!」本ポンッ!

※物知り 初出:マリオストーリー
原作に登場する味方キャラクター、クリオの技。基本的に「何考えてるの」と同じだが、HPだけでなく色々な情報を調べることが出来る。
次回作である『ペーパーマリオRPG』に登場する味方キャラクター、クリスチーヌも同じ技を使用出来る。
マミが使用する魔法はクリスチーヌが持つ本を召喚する。この本にはあらゆる情報が載っており、何でも調べることが出来る。

スーパーマミ「え~っと、何々……魔女を元に戻すには、一度ボコボコにしてグリーフシードに変えてから1UPキノコか復活ドリンクを使うしかない」本パラパラ

スーパーマミ「魔女の状態で蘇生アイテムを使うと、魔女のまま残り人数が増えて一度倒しても魔女のまま復活するので注意、か……」本パタン

スーパーマミ「………」チラッ

魔女『ぼ、ボコボコ……?今、何か不穏な単語が聞こえたんだけど』

スーパーマミ「……貴女の為なの。だから許してね!えぇーい!」ピカッ

ビシャアアアアアアアアンッ!

魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

※かみなりドッカン アイテムとしての初出:マリオストーリー
敵全体に雷を落として攻撃することが出来るアイテム。元々は『スーパーマリオRPG』に登場するマロのスペシャル技。

スーパーマリオブラザーズ3ブンブン撃破BGM『トゥルルン♪テテテテー♪テテテテー♪』

グリーフシード「」プスプス…

スーパーマミ「これがグリーフシード……何だか真っ黒で気持ち悪いなぁ」

ギュルギュルギュル…

スーパーマミ「あ、景色が元に戻っていく……」

QB『魔女が倒されたから結界が消滅したんだ。そしてマミの目の前にあるグリーフシードは、魔女を倒すと手に入る』テレパシー

QB『魔法少女の命を繋ぐ物と言っても良いほど大切な物だよ。これが無いと魔法少女は魔女に……』

スーパーマミ『知らない!頭の中に話しかけて来ないで!嘘つきキュゥべえ!』

QB『いや、でも大事な話なんだ。魔法少女はこのグリーフシードを使ってソウルジェムの穢れを……いや、マミの場合はMPか?それを回復しないと魔女に』

スーパーマミ『そんなのアイテムでどうにかなるもん!もう話しかけないで!』

QB『……やれやれ、分かったよ。僕も君を怒らせてスペアを無駄にされたくないしね』

すーぱーマミ「全く……いやそんなことより、早く魔女になっちゃった子を元に戻してあげないと!」

スーパーマミ「1UPキノコ1UPキノコ……あった!でも、口が無いから食べさせること出来ないし……グリーフシードに乗せれば良いのかな?」スッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード ピカァァァァッ!

魔法少女「」パシュンッ!

スーパーマミ「あ……!」

魔法少女「あだだだっ!?体中が痺れて……ない!?あれ、私さっき思いっきり雷受けたはずなのに!?」

スーパーマミ「良かった~!元に戻ったのね!」

魔法少女「……ありがとう。まさか人間に戻れる日が来るなんて!」

魔法少女(やり方はすっごく乱暴だったけど)

魔法少女「……でも、貴女はどうするの?」

スーパーマミ「どうするって?」キョトン

魔法少女「だって、さっきキュゥべえ……インキュベーターが言ってたでしょ?魔法少女はソウルジェムをグリーフシードで綺麗にしないと、魔女に……」

魔法少女(そういえば、私のソウルジェムは……結構濁ってる。さっきの攻撃のせいか、生前の濁りがそのままなのか……)

スーパーマミ「それってMPのこと?大丈夫!これを飲めば良いだけだから!」スッ

魔法少女「……何それ?ジュース?」

スーパーマミ「ごくごくっ……ぷはっ!甘くて美味しい~!」

『MP:100』シュパッ!

※MAXシロップ 初出:マリオ&ルイージRPG
原作ではマリオとルイージのMPにあたるステータス、BPを全回復するアイテム。
マミ達魔法少女が飲むと魔力が完全回復し、ソウルジェムの穢れも完全に浄化出来る。

スーパーマミ「貴女も飲んでみて!」スッ

魔法少女「う、うん。いただきます、ごくっ……あ、確かに美味しい」シュパッ!

魔法少女「ってあれ?ソウルジェムが新品みたいに輝いてる!?どういうこと!?」

スーパーマミ「えへへっ♪凄いでしょ?」

魔法少女「………」

魔法少女(この子、かなりの素質を秘めてるんじゃ……あいつが契約した理由が納得出来たわ。どうせ魔女化を狙ってたんだろうけどね……)

魔法少女「……そういえば、貴女の名前は?」

スーパーマミ「私の名前?巴マミ!貴女は?」

魔法少女「私は魔法少女。マミちゃんにとっては先輩になるのかな?」

スーパーマミ「先輩……じゃあ、仲間ってこと?やったー!魔法少女になって最初のお仕事で仲間が出来るなんて!」パァッ

魔法少女「……はぁ」

スーパーマミ「どうしたの?元に戻れたのに悲しそう……」

魔法少女「……私、一度死んじゃってるんだよね。だから元に戻れたのは良いんだけど……この後、どうしようかなって」

スーパーマミ「パパとママは?」

魔法少女「……多分、私のことを行方不明だと思ってる。結界の中で死んじゃったら、死体も残らないし……私、きっと行方不明のままで……」

スーパーマミ「それならすぐに戻ってあげて!お姉ちゃんのパパとママ、きっと凄く悲しんでると思うから!」

スーパーマミ「私もパパとママが死んじゃった時、すっごく悲しかったから……」シュン

魔法少女「えっ……ご、ごめんね!?そんな悲しいことを思い出させちゃって!」アセアセ

スーパーマミ「でもその時はすぐに1UPキノコで生き返らせたけど♪」ニコニコ

魔法少女「」

スーパーマミ「あれ?どうしたの?」

魔法少女「……いや、うん」

魔法少女(マミちゃん、本当に何者なの?私を人間に戻してくれたのも凄いけど、サラッと死者蘇生までやっちゃうなんて……)

まどマギ再放送&マギレコアニメ化おめでとう。かつて流行ってたマミさん強化SSに今更チャレンジ
「鬱も、シリアスも、無いんだよ」的なノリで続く予定。主にアイテム無双。時々技も使う感じ
アイテムの注釈は入れるか迷ったけど折角なので入れてみました

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

翌日 マミホーム


テレビ『次のニュースです。半年前から行方不明になっていた魔法少女さんが見つかりました。本人は記憶喪失と述べており……』

マミ(良かった。魔法少女さん、ちゃんと家に帰ったんだ)

マミパパ「へ~。あの女の子、発見されたのか」

マミママ「行方不明の状況が続くって、死んだと分かるより辛いものね……」

マミ「その子、私が助けてあげたの!」

マミパパ「え、そうなの?」

マミママ「それってマリオ……じゃなくて魔法少女の力で?」

マミ「うん。昨日、近くで人々を殺そうとした魔女をやっつけに行ったんだけど……」

マミ両親((ちょっと待った今『人を殺す』とか物騒な言葉が聞こえたんだけど))

マミ「実はその魔女、元々は私と同じ魔法少女だったの。キュゥべえは『呪いから生まれた存在』って言ってたのに、都合の悪いことは全部黙ってたんだよ?」

マミ「今思い出しても腹が立ってきちゃう!女の子を騙すなんて最低!」プンプン

マミパパ「じゃあアレか?そのキュゥべえは願いを叶える代わりに元仲間と殺し合うよう仕向けたと?」

マミ「そういうこと!酷い話よね!」プンプン

マミママ「悪質な詐欺師ね……じゃあ、マミもいずれはその魔女になっちゃうの?」

マミ「そんな訳無いよ!私にはパパとママがいるもん!辛い時や苦しい時、傍で支えてくれるでしょ?」

マミパパ「それはもちろんさ!子供を守るのは僕ら親の役目だからね!」

マミママ「その割に余所見してトラックとぶつかってなかった?」ジー

マミパパ「うっ……って余所見してたのはママもだろう!?」

マミママ「ちょっと人のせいにする気!?」

ワーワーギャーギャーアーダコーダ

マミ「………」

マミ(さ、支えてくれるよね?信じて良いよね?)

マミパパ「……すまん、話が逸れたな。本当は娘に危ないことをさせたく無いけど……」

マミママ「見て見ぬフリは出来ないのよね?」

マミ「……うん。真実を知っちゃった以上、やっぱり魔女をそのままにしておくのは可哀相だもん」

マミ「私は魔女を人間に戻してあげられる力を持ってる。だったら、出来る限り魔女の子達を人間に戻してあげたいもの!」

マミ両親「「でも……」」

マミ「大丈夫よ!いざとなればいくらでもアイテムがあるし……」チラッ

『マミ×9』

マミ「残り人数さえゼロにならなければ何度でも復活出来るもん。しかも敵を倒せば残り人数なんていくらでも増やせるし!」

マミ両親((やっぱりあの数字はそういうことだったのか……))

マミ(それにソウルジェム?とか言う宝石も手元に無い以上濁りようがないからへっちゃらよね!)

マミ両親「「………」」

マミ両親((何だか娘が人間を辞めて遠いところに行っちゃったような気がする))

マミ(後はキュゥべえが他の女の子に契約を迫らないよう注意しておかないと。あんな詐欺師に引っかかっちゃったら大変だもの!)

マミ(流石に四六時中見張ってる訳にはいかないけど、誰かに契約を持ちかけてる所を見かけたら……ふふっ)ニヤッ






風見野


QB「ッ!?」ゾクッ

まだ契約する前の杏子「どうしたの?」

QB「い、いや、何でもないよ。うん」

杏子「……?」

QB(今、どこから殺気が……気のせいだよね)

杏子「じゃあ早く契約してよ。そうすれば父さんを救えるんでしょ?」

QB「……そうだね。君の願いはエントロピーを……あーめんどくさいから以下略。はいソウルジェム」パァッ

杏子「何か雑すぎないか!?」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

魔女の結界


マミ(それから私は結界を探しては中に入って使い魔達をなぎ倒し……)

スーパーマリオUSA暗闇BGM『テレレレッテーン♪テレレレッテーン♪テーテーテーテーテーテ……』

スーパーマミ「オウイェイ!ヒィヤァーッ!」ズババババババッ!

使い魔達「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

※マリオファイナル 初出:大乱闘スマッシュブラザーズX
マリオの『最後の切りふだ』であり、前方に巨大な二つの炎の塊を打ち出して敵を巻き込みながら攻撃する。

マミ(ちょっと可哀相だけど心を鬼にして魔女をフルボッコにして……)

スーパーマリオUSAキャサリン戦BGM『トゥタタトゥタタトゥタ♪トゥタタトゥタタトゥタ♪』

スーパーマミ「ウゥルルルルルハァッ!」ズガァッ!

ピピピピピッ ギュルルルルルッ! ボガァァァァァァァァァァァンッ!!

魔女「ウボアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

※キックボム 初出:スーパーマリオ3Dワールド
手に持つことは出来ないが、蹴り飛ばして相手を爆破することが出来るアイテム。ボムへいの亜種?

※ファイアーストライク 初出:スーパーマリオストライカーズ
マリオのサッカーでのスペシャル技『スーパーストライク』であり、蹴った物を燃やしながら前方に放つ。
原作ではこの技でボールをサッカーゴールに入れると、得られる得点が二倍になる。

スーパーマミ「ヘァ~ヘァヘァヘァ~ヘァ~ホホホゥ♪」

グリーフシード ボロボロ

スーパーマミ(ちょっとやり過ぎちゃったかな?)

マミ(グリーフシードになったらすかさず1UPキノコで人間に戻してあげる日々を送っていました)

スーパーマミ「えいっ」スッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード ピカァァァァッ!

魔法少女「コラァ!どうせ倒すならもっと優しくしなさいよ!魔女にだって痛みはあるんだからね!?」パシュンッ!ズイッ!

スーパーマミ「ひぅ!ごめんなさ~い!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミ(もちろんそれだけではありません。元に戻してあげた魔法少女の人達は、大抵は両親が待つ家に帰って行くのですが……)

スーパーマミ「えっ、魔女になってから10年以上経ってる!?」

魔法少女「うん……」グスッ

マミ(こういう人もいます。なので私は……)

魔法少女(魔女になった人の中には他の魔法少女に討伐されてしまった人や、何故か討伐されていないのに行方をくらませた人もいる……)グスグス

魔法少女(そう考えれば、人間に戻れた私は運が良い方だけど……)グスグス

魔法少女(それでも、会いたい親に会えないのは辛いよ……下手をしたら、他の魔女や使い魔に殺されてる可能性も……)グスグス

スーパーマミ「だったら魔女になった直後まで送り届けてあげる!」ドスーンッ!

魔法少女「うひゃっ!?」

※タイムマシン 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
オヤ・マー博士が開発した、過去や未来へ自由に行くことが出来る乗り物。
コバルトスターが動力源となっており、原作ではそれを巡ってマリオ達が過去の世界を冒険する。

魔法少女「えっと、何これ……?」

スーパーマミ「タイムマシンよ!」

魔法少女「は?」

スーパーマミ「これに乗って10年前に行けば、失った時間を取り戻せるわ!」

魔法少女「」

魔法少女(どうしよう予想外過ぎて言葉が出ない)

QB「」

QB(遠くからマミの様子を伺っていたけど、もう本当に訳が分からなさ過ぎて理解しようとするのを諦めたくなってきたよ)

マミ(時にはこうしてタイムマシンで魔法少女の人達が魔女になる前に戻り、両親に会わせてあげることもありました)

マミ(もちろん過去を弄ると現在にどんな影響が出てしまうか分からないので、あくまでも両親の元に送ってあげるだけです)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミ(他にも、人間に戻した魔法少女の人達には、助けてあげた代わりに少しだけ約束をします)

魔法少女「電話番号?」

マミ「えぇ。魔女を倒してグリーフシードを手に入れたら、私に連絡して欲しいの。その人を人間に戻してあげたいから……」

魔法少女「……!」

マミ「もちろん貴女が消費した魔力は私が責任を持って全回復するし、貴女がピンチの時も連絡してくれたら駆け付けるわ!だからお願い!」

魔法少女「……分かりました。私は貴女に助けられた身ですし、異論はありません。電話番号ですね?どうぞ」スッ

マミ「ありがとう!後、これも持っておいて?」スッ

魔法少女「これは……携帯電話?」

マミ「その電話なら結界の中からでも私に連絡出来るわ。万が一に備えて渡しておくね?」

※買い物電話 初出:マリオパーティ3
原作ではキノピオあるいはミニクッパの店に電話をかけ、近くに店が無くてもアイテムを購入することが出来るようになる。
マミの魔力が付与されている為、結界の中等といった通常の携帯電話が使えない場所やテレパシーが届かない場所からでも、マミの携帯電話に連絡することが出来る。

魔法少女(こんな玩具みたいな電話が結界にいても繋がるなんて……一体どういう魔法なのかしら……)

マミ(少しでも多くグリーフシードを集めて貰って、魔女になってしまった人を人間に戻してあげたい。そう思って私は皆に協力をお願いしました)

マミ(けれど、いつも上手くいくとは限りません。グリーフシードは魔法少女の命を繋ぐ大切な物だから、時にはこんな争いに巻き込まれることも……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

路地裏


マミ「あの、貴女達は……?」

魔法少女A「キュゥべえから聞いたよ?アンタ、あちこちでグリーフシードを奪って独り占めしてるんだって?」

魔法少女B「お陰でこっちはソウルジェムの穢れを消せなくなって死にかけてるんだけど?」

マミ「あ……」

マミ(そうか!私が皆と一緒にグリーフシードを集めていたら、当然魔力を回復出来ない人達も……)

マミ(……とりあえずキュゥべえは見つけ次第殺しましょう。どうせあの子のことだから、私を『悪い魔法少女』と言ったんでしょうね)

魔法少女A「これ以上お前の好き勝手させない!」

魔法少女B「さっさとグリーフシードをよこせ!」

マミ「……ごめんなさい。そういうつもりじゃなかったのよ。えっと、貴女達の魔力は私が回復するから、こっちの話を……」

魔法少女A・B「「うるさい!やっちまえー!」」ダッ

マミ「………」

スーパーマミ(ダメね。話が通じない……だったら!)ポンッ!

スーパーマリオブラザーズ3アスレチックBGM『テテテテ♪テテテテ♪テテテテテン♪テテテテテテテテテテテテーン♪テテテ……』

アイスマミ「悪いけど、一度頭を冷やしてもらうわね!えいえいっ!」デュワデュワデュワ♪ポワィン!ポワィン!

※アイスフラワー 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
ファイアフラワーのアイス版。手からアイスボールを出すことが出来るアイテム。
アイスボールを受けた相手はしばらく凍って動けなくなる。更に凍った相手は攻撃力や防御力、素早さが低下してしまう。
『スーパーマリオギャラクシー』では効果が違っており、一定時間だけ水の上に氷の床を作って移動出来るアイテムとして登場した。

魔法少女A(うわっ!?動けない!?)カキーン!

魔法少女B(しかも私達凍ってる!?嘘でしょ!?)カキーン!

アイスマミ『私の話を聞いてくれる?』テレパシー

魔法少女A・B『『分かった!聞くから早く助けてぇー!?』』テレパシー

マミ(こんな風にO☆HA☆NA☆SHIしたりして、私がやろうとしていることを理解してもらったりもしました)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マミホーム


スーパーマリオ64ピーチ城BGM『テンッ♪テッテッテテレレ♪テンッ♪テッテッテテレレ……』

魔法少女A「マミちゃん。この前使ったアイテムはどのゲームだっけ?」

マミ「あれはマリオカートDSの……」

魔法少女B「巴先輩!昨日は使い魔の結界でしたけど、お陰で自殺しようとしていた人を助けることが出来ました!」

マミ「そうなの?凄いじゃない!」

魔法少女C「マミちゃん。魔女を助けることも大事だけど、日常生活も大切にね?」

マミ「はい。もちろんです!」

マミ(そのお陰か、家には魔法少女仲間のお友達が定期的に遊びに来てくれるようになりました)

マミ(入手したグリーフシードをわざわざ持って来てくれる人や、ソウルジェムの浄化をお願いする人……)

マミ(中には元魔女じゃなく、現役の魔法少女の人も私の考えに賛同して来てくれたり……)

魔法少女B「それにしても、最初に魔法少女の真実を聞いた時は驚きましたよ~」

魔法少女A「だよね。私は魔女になって分かったけど、普通はショックだよね」

魔法少女C「えぇ。でもマミちゃんがいれば大丈夫というか、絶大な安心感があるのよね。いざとなれば私達が魔女化しても元に戻してくれるし……」

魔法少女B「そもそも先輩がいれば、アイテムのお陰でソウルジェムの穢れを心配する生活とは無縁ですもんね!」

魔法少女A「マミちゃん。ちょっとプレッシャーかけることを言うけど、貴女は私達魔法少女の希望なんだよ?」

魔法少女C「もちろん私達もアイテムを貰うだけじゃなくてマミちゃんに協力するし、持ちつ持たれつでいきましょうね?」

マミ「皆……えぇ、もちろんよ!」

マミ(真実を知った上で、笑顔で私に協力してくれる。それにパパやママだって私を支えてくれる)

マミ(もし孤独だったら心がすり減って、真実を知ったら発狂していたかもしれないけど……今の私なら大丈夫)

マミ(もう何も怖くない……!)ピシッ













魔法少女B「ちょっと先輩、テーブルに足を乗せるのは行儀悪いですよ」

マミ「あっ、ごめんなさい。つい……」

魔法少女C「それに何だか死亡フラグが立ったような……あ、何回死んでも生き返るマミちゃんなら大丈夫か」

魔法少女A「逆に死にまくってフラグ折ってしまえば良いんじゃないかな」

マミ「酷い!!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミ(ですが魔法少女としての役目と日常生活の両立は中々難しいです。最初は何とか自力で頑張ろうとしたけど挫折したので、結局アイテムに頼ることにしました……)

マミ「………」カキカキ

マミ(学生の本分は勉強……魔法少女の役目はもちろんだけど、こっちもしっかりこなさなきゃ……!)カキカキ

ワープボックス シュパッ

マミ「あ……」

ワープボックス シュポン!

スーパーマミ「ただいま~」

マミ「お疲れ様。こっちもほとんど終わったわ」

スーパーマミ「パーマンのコピーロボットじゃないけど、ダブルチェリーって本当に便利よね」

※ワープボックス 初出:スーパーマリオ3Dランド
原作では一方のボックスから入ると、もう一方のボックスへ移動出来る仕掛けとして登場。
一部『マリオパーティ』シリーズでは移動アイテムとして登場している。
マミの移動手段の一つであり、土管と同じように色々な場所へワープすることが出来る。

※ダブルチェリー 初出:スーパーマリオ3Dワールド
原作では自分の操作キャラクターを『物理的に』もう一人増やすことが出来るアイテム。取れば取るほど人数が増えていく。
マミにとっては魔法少女生活と日常生活を両立させる為の必須アイテム。分身した自分同士が融合するとお互いの記憶を共有出来る。

マミ(片方が魔女を助けに行き、もう片方が勉強や学校の友達と遊ぶことでどちらの生活も上手くこなしました)

マミ(そのお陰か学校でぼっちになることは無く、毎日一緒にご飯を食べたり放課後遊びに行くお友達も出来ました)

マミ・スーパーマミ「「………」」

マミ「……ねぇ」

スーパーマミ「……うん。私も同じこと考えたわ」

マミ・スーパーマミ「「物知りの本を使ったり、タイムマシンでちょっと先の未来へ行ってテスト問題と模範解答を毎回調べちゃえば……」」ゴクリ

マミママ「ズルはダメよ!」ガチャ

マミ・スーパーマミ「「ひぃっ!?じょ、冗談だよママ!」」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミ(そんな日々を過ごしていましたが……この日、私は初めて親友と呼べるほど仲良くなる人と出会うことになります)




マミホーム屋上


NewスーパーマリオブラザーズWiiワールド1マップBGM『テンテンテンテンテテッテッ♪テテッテッテン♪テッテレッテ……』

スーパーマミ「さて、今日も魔女を元に戻すお仕事をしないと!魔女や使い魔の結界は……」キョロキョロ

魔女の顔が描かれた吹き出し フワフワ

スーパーマミ「あった!あそこね!」

※キノピオマーク 初出:NewスーパーマリオブラザーズWii
一人プレイ時のみ出現する仕掛け。マップ上にキノピオの泣き顔が表示され、そのコースでキノピオを救出してゴールするとアイテムを貰える。
ソウルジェムが無いマミにとっては数少ない結界探知方法。ちなみに使い魔の結界や魔女の口づけを受けた人間がいた場合も吹き出しが現れる。

スーパーマミ「それじゃ行くわよ!今回はこれを使おうっと!」ゴソゴソ

羽根マミ「ヒャウイゴー!」キラリーン♪

スーパーマリオ64羽根帽子・スケスケ帽子・甲羅BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』

※羽根帽子 初出:スーパーマリオ64
白い羽根が付いた帽子で、被ると一定時間空を自由に飛ぶことが出来るようになる。

羽根マミ「オウ!ホッホウ!ヤッフゥー!」ヒュウゥゥゥゥッ

羽根マミ(いつ使っても気分爽快ね!空を飛ぶのが人類の夢だったのも納得だわ!)

羽根マミ「ワッハー!」ヒュウゥゥゥゥッ




幻惑の魔女の結界


杏子「やぁっ!」ズバッ!

幻惑の魔女×複数「「「「イヤハハハハハハハハハハッ!」」」」

杏子「チッ!また偽物か!一体どれが本物なんだ!?」

QB「杏子!危ない!」

杏子「え?」

幻惑の魔女×複数「「「「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!」」」」ガシッ!

杏子(ぐっ!しまった、捕まった!?くそっ!どれが本物だ!?あいつか、それともあっちか!?)

幻惑の魔女×複数「「「「アッハハハハハハハハハハッ!」」」」ギリギリ

杏子「うぐぅっ……!」

QB(……これは無理だね。彼女はこのまま魔女に殺されるだろう。さて、僕は今の内に避難して新たな少女を探……)

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

マリオ&ルイージRPG通常戦闘BGM『お手並み拝見!』

QB(ん?何の音……ちょっと待った。この妙に軽快な音楽はまさか……!)クルッ

巨大ドットコウラ ズゴゴゴゴゴゴゴッ!

QB(って何だこれぇーーーーーーーーーーーーーー!?)

幻惑の魔女×複数「「「「イヤハハハハハハハハ……ヘ?」」」」クルッ

杏子(な、何だ?急に締め付けが弱く……向こうに何かあったのk)

巨大ドットコウラ バキバキィッ!

幻惑の魔女「ゲヒーーーーーーーーーーーーーーッ!?」

杏子「ぶべらぁっ!?」ドガッ!

QB「きゅぶっ!?」グシャッ!

スーパーマミ「我ながらナイスキックね!」

QBの残骸「」チーン

杏子「」ピクピク

杏子(で、デカい何かに思いっきり顔面から……しかもその衝撃で壁に叩きつけられて……顔と背中が割れそうに痛ぇ……!)

※コウラでポン 初出:スーパーペーパーマリオ
ドット絵で描かれた巨大な甲羅を蹴り飛ばし、敵にぶつけてダメージを与えることが出来るアイテム。甲羅は一定時間で消える。

スーパーマミ「って魔法少女の子が倒れてる!?まさかあの魔女に!仲間を傷つけるというなら、いくら元人間でもお仕置きしなきゃね!」

杏子(いや半分はアンタのせいだろ……ってそれより今さりげなく重要なことが聞こえたような)

幻惑の魔女×複数「「「「……ギャ、ギャハハハハハハハハハハッ!」」」」

スーパーマミ「分身して惑わそうとしても無駄よ!ファイアー!」カッ

ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ドガァンッ!

幻惑の魔女×複数「「「「アヂャヂャヂャヂャーーーーーーーッ!?」」」」

新しく現れたのに巻き添え食らったQB「あぢぢぢぢぢぢぃっ!?」

杏子(うわすっげぇ!?分身した偽物ごと魔女を火で焼き尽くしてる!?)

※ほのおさくれつ 初出:スーパーペーパーマリオ
攻撃アイテム。使うと敵全体を炎で攻撃することが出来る。

幻惑の魔女「ア……アヒャ……」プスプス

スーパーマミ「まだ息があるのね?ならこれでとどめよ!テェティキッ!」ブンッ!

ズガァァァァァァンッ!

幻惑の魔女「アビャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

杏子「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

また巻き添え食らったQB「きゅべえええええええええええええええっ!?」

スーパーマミ「ヤッフーッ!命中ー!」

※ブラックこうら 初出:マリオカートアーケードグランプリ
前方に発射し、壁か敵に当たると大爆発するアイテム。簡単に言えばボムへいのこうら版。

マリオ&ルイージRPG戦闘勝利BGM『ウィン&ダンス』

グリーフシード ズタボロ

スーパーマミ(今回は中々手強かったわね。それだけ生前の絶望が凄まじかったのかしら)

杏子「」プスプス

スーパーマミ「って魔法少女の子が黒焦げで倒れてる!?まさかさっきの一瞬の内に魔女から攻撃を受けて……」

杏子「どう考えてもアンタのせいだろうが!!」ガバッ

スーパーマミ「ですよねごめんなさい!!」

杏子「助けてくれたのは感謝するけどあたしまで巻き込んで攻撃するなよ!お陰で死ぬかと思ったじゃないか!むしろ生きてるのが奇跡とさえ思うぞ!」プスプス

スーパーマミ「本当にごめんなさい!すぐに傷を回復するから!はい、これ食べて!」スッ

杏子「……何これ。星型の飴?」

スーパーマミ「いいから食べてみて!」

杏子「お、おう。くれるなら喜んで食べるけど……いただきます。あむっ……あ、美味しい」パシュンッ!

杏子「へ?何か体が急に軽く……うおっ!?ソウルジェムが見たこと無いくらい輝いてる!?しかも黒焦げだった体が風呂入った後より綺麗になってるし!?」

スターキャンディ 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
文字通り星型のキャンディ。原作ではマリオかルイージのHP・SP(通常のRPGで言うMP)を全回復することが出来るアイテム。
非売品なので大量消費によるゴリ押しが出来ない貴重なアイテムでもある。ちなみに次回作では名称が『ミラクルキャンディ』となっている。
マミ達魔法少女が食べると肉体の傷や病気を完璧に治す上に魔力も完全回復。更にソウルジェムの穢れも全て浄化出来る。

スーパーマミ「それはスターキャンディと言って、食べると体の傷や魔力を完全回復出来るアイテムなの」

杏子「」

杏子(いやいやそれじゃあたしが必死に駆けずり回って人助けしつつ魔力節約しながらグリーフシード集めてた日々は何だったんだよ!?)

杏子(それにソウルジェムの穢れを取り除くとかどんな魔法だよ!?グリーフシードいらずとか反則なんてレベルじゃないだろ!?)

スーパーマミ「質問は後で受け付けるわ。まずはこれを何とかしないと!」

杏子「へ?あ、そうか。あたしは今の飴で回復出来たけど、アンタはまだ……」

スーパーマミ「さっきはフルボッコにしてごめんなさいね?でも、流石にかつての仲間を傷つけるのは黙って見ていられないのよ」スッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード ピカァァァァッ!

幻惑の魔法少女「」パシュンッ!

スーパーマミ「これで良し♪」

杏子「」

幻惑の魔法少女「……すっごく痛かった」

スーパーマミ「こうでもしないと元に戻せないのよ」

幻惑の魔法少女「……でも、ありがとう」

スーパーマミ「どういたしまして。貴女は魔女になってどれくらい経つの?」

幻惑の魔法少女「……半年くらい」

スーパーマミ「ご両親……いえ、帰る場所はある?」

幻惑の魔法少女「………」コクッ

スーパーマミ「そう。なら後は大丈夫ね?」

幻惑の魔法少女「………」コクッ

杏子「ちょっと待って理解が追いつかないんだけど」

スーパーマミ「あ、まだ説明して無かったわね。魔女は元々私達と同じ魔法少女だったのよ。絶望してソウルジェムが真っ黒に染まると魔女になっちゃうのよね」

杏子「」

幻惑の魔法少女「……しかもソウルジェムは私達の体から引き離された魂。肉体はこのソウルジェムが無いと動くことさえままならない」

幻惑の魔法少女「言ってしまえば、私達は見た目が綺麗なゾンビと同じ」

杏子「」

スーパーマミ「もし貴女があの詐欺師と契約しようとしていたら、あいつを吹き飛ばしてでも止めたんだけど……契約してしまった以上は仕方ないわ」

スーパーマミ「これからは同じ魔法少女の好、お互い仲間として協力しながら過ごしましょう?」

スーパーマミ「私はグリーフシードを今みたいに人間に戻す為に活動してるんだけど、貴女の魔力も責任を持って私が……」

杏子「………」

杏子「……疑問や突っ込みたいことは沢山あるけど、一つ聞いて良い?」

スーパーマミ「えぇ」

幻惑の魔法少女「……うん」

杏子「つまりアレか?あたしはキュゥべえに騙されてとんでもない契約しちゃったってこと?」

スーパーマミ「……そういうことになるわね」

幻惑の魔法少女「今、思い出してみても……やっぱり詐欺としか考えられない」

杏子「そうか……あたし、佐倉杏子。アンタは?」

スーパーマミ「イッツミー!マーミオ……じゃなくて巴マミ」

杏子「そっか。ねぇマミさん……あいつをぶっ殺せる魔法のアイテムなんて持ってない?」

スーパーマミ「……数えきれないほどあるわ」スッ

杏子「サンキュー」パシッ

新しく現れたQB「………」コソコソ

QB(やっぱりマミだったのか。まさか芋づる式に杏子まで真実を知ってしまう結果になるとは……)コソコソ

QB(これは見つかるとただでは済まないね。体を無駄にされる前に早いとこ避難して)コソコソ

杏子「どこ行こうってんだい?」ギロッ

QB「」ビクッ

スーパーマミ「結界が消滅した時からこそこそ逃げようとしてるのがバレバレよ?」

QB「………」

杏子「さぁ~て、覚悟は出来てるだろうな?」

スーパーマミ「私も、他の魔法少女に誤解を与えるような言い方をしたことについてお仕置きしないとね?」

QB「……逃げるは恥だが役に立つ!」ダッ

スーパーマミ・杏子「「逃がすかーーーーーーーーーー!!」」ブンブンブンブンッ!

進め!キノピオ隊長スーパーツルハシBGM『テンテレテッテッテテテテ♪テンテレテッテッテテテテ♪』

ドカドカバキボコッ!

QB「うぎゃーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」グシャグシャァッ!

※ハンマー 初出:ドンキーコング
入手すると一定時間ハンマーを振り続け、転がって来る樽を壊しながら進むことが出来るようになるアイテム。
『マリオカートアーケードグランプリ』シリーズにも登場し、こちらも同様の効果で相手にダメージを与える。

※スーパーツルハシ 初出:進め!キノピオ隊長
基本的には「ハンマー」と同じ効果のアイテム。一定時間無敵状態となり、敵はもちろん通常は壊せないロックブロック等も破壊して突き進むことが出来る。

マミ(……これが私にとって初めて出来た親友、佐倉杏子さんとの出会いでした。意気投合した理由は例の吐き気を催す詐欺師に対しての愚痴だったけど)

両親生存・友人や仲間と定期的に仲良く会話・学校生活もアイテムで両立・真実を知るも全て受け止めQB死ねモード・残機制かつ蘇生余裕なので死が怖くない→マミさんのメンタル強化
現時点で既に本編クーほむと手を組んでワルプルに挑める精神状態。でもマミさんにはまだ過去編で無双してもらう予定

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マミホーム


マミ「はい、どうぞ」コトッ

杏子「………」

マミ「どうしたの?食べないの?」

杏子「なぁマミさん……」

杏子「これ何?」

マミ「タンコブよ」キリッ

杏子「もはや食べる物ですら無い!?」

マミ「確かに名前はアレだけど列記とした食べ物よ。騙されたと思って食べてみて?」

杏子「うぅ……い、いただきます!はむぅっ!もきゅもきゅ……んんっ!?何だこれ!?超美味いじゃないか!?」

マミ「でしょう?仮にもお友達に得体の知れない物を出す訳ないじゃない」

※タンコブ 初出:マリオストーリー
謎の生物、コブロンを攻撃すると入手出来るアイテム。原作では、食べるとマリオのHP・FP(所謂MP)がかなり回復する。
ただし無限に入手出来る訳ではなく、コブロンは何度も攻撃すると死んでしまう。それ以降は二度と登場しなくなり、タンコブも入手出来なくなる。
作中ではタンコブは珍味で貴重な食材とされており、コブロン自体も絶滅危惧種とされている。にも関わらずマリオ達に攻撃される不憫なキャラクター。
「1UPキノコでいくらでも蘇生出来るだろ」という指摘は禁句。しかし作品によっては遊技場の景品でタンコブを入手可能だったりする。
マミ達魔法少女が食べると肉体の傷が癒え、魔力もかなり回復する。ただし流石に全回復はしない為、おやつ代わりとして食べた方が良い。

杏子「もぐもぐっ!ひょへひひへほひゅうへえのやふひろひひょはぁ!」モグモグ

マミ「食べるか話すかどちらかにしなさいよ……」

杏子「ごくんっ!それにしてもキュゥべえの奴酷いよなぁ!」

マミ「同感ね。あんな詐欺まがいのことをして、しかも魔女になるまで追い詰めるだなんて……」

杏子「でもマミさんはどこでそれを知ったんだ?まさかあいつがペラペラ話す訳無いし……」

マミ「以前、魔女に心を読む魔法を使ったことがあるの。その時に魔女が……」

杏子「なるほど。ってことは魔女になっても人間としての自我は消えないのか?」

マミ「う~ん、魔女化したばかりの時は我を忘れてるみたいだけど、しばらく経つと正気に戻るらしいわ」

杏子「じゃああたしは元仲間を殺してたことになるのか……うぅ……」ズーン

マミ「それは仕方ないわよ。何も知らなかったんだから」ナデナデ

杏子「……マミさん」

マミ「何?」

杏子「あたし、これからはマミさんと一緒に魔女を元に戻すことにする!これ以上元仲間を殺し続けるだなんて、あたしには出来ない!」

マミ「……!」

杏子「今まで魔女をグリーフシードにしてはキュゥべえに食わせて……それって仲間の命を使い捨てにしてるってことでしょ?」

杏子「それを知っちゃったら、今までみたいに魔女を狩って魔力回復なんて出来ないし……真実を知ったからこそ、あたしも元仲間を助けたい!」

杏子「他の魔法少女や元魔女は知らないけど、あたしは隣の風見野に住んでるからすぐに来られるし……迷惑かな?」

マミ「……ううん、仲間が増えるのは嬉しいわ!もちろん魔力の回復は任せておいて!これからはよろしくね、佐倉さん!」ニコッ

杏子「マミさん……!」パァッ

マミ(たまに他の魔法少女の子達と共闘することはあるけど、やっぱり予定や場所の関係で毎回バラバラで……)

マミ(だからこそ、いつも一緒に共闘出来る仲間がいてくれたらと思ってたけど……ついに『アレ』が出来る時が来たのね!)

マミ(今までは時々しか出来なかったけど、これからはいつでも……テンション上がってきたわ!)グッ!

マミ「ふふふ……」ニヤニヤ

杏子「……あの、マミさん?」

マミ「まずはアレかしら?それともアレから……いや、あの技も捨てがたいわね……う~ん……」ブツブツ

杏子「………」

杏子(何だろう。マミさんの強力な魔法を間近で見られる期待と、また巻き込まれるかもしれない不安が入り混じった感覚が……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

魔女の結界


スーパーマリオワールドアスレチックBGM『テレレレッテレレテッテッテン♪テレレレーレレーレレ……』

杏子「マミさん!使い魔は魔女と関係無いんだよね!?」槍ザクッザクッ

ファイアマミ「えぇ!だから遠慮なく倒しても大丈夫よ!ハッ!ホイッ!ハッ!ホイッ!」ブァッ!ブァッ!

使い魔達「アグッ!?オゴッ!?」ボコッボコッ

杏子「そっか!じゃあ思う存分……って言いたいとこだけど数が多すぎて……!」槍ザクッザクッ

ファイアマミ「だったら佐倉さん!これを!」ポイッ

杏子「え?おっと!何だこれ?青い箱?」

ファイアマミ「それを思いっきり地面に叩き付けて!」ブァッ!ブァッ!

杏子「え~っと、こうかな?えぇいっ!」ドガッ!

ズドドドドドドドドッ!

使い魔達「ウゲェッ!?」ポコッポコッポコッ!

杏子「すっげー!?あれだけ沢山いた使い魔達が一瞬で消滅した!?」

ファイアマミ「地面にいてくれて助かったわ。まぁ空中にいたら他のアイテムを使えば良いんだけど」

※POWブロック 初出:マリオブラザーズ
周囲の地面に対して強烈な地震を引き起こし、周囲の敵をまとめて倒すことが出来るアイテム。ただし空中にいる敵には効果が無い。
ちなみに『スーパーマリオスタジアムファミリーベースボール』には亜種として「POWボール」が登場している。

杏子「後は魔女だけか」

ファイアマミ「今ので結構魔力を使っちゃったわね……ここは強力なアイテムで一気に決めるわよ!」ゴソゴソ

ファイアマミ「佐倉さん!今度はこれよ!」ポイッ

杏子「うわっとと!デカいキノコ?」

ファイアマミ「それを食べて!」

杏子「無茶言うなよ!?いくらあたしでもこんなデカさのキノコは……」

ファイアマミ「大丈夫!一口食べれば効果が現れるから!」

杏子「そうなの?ならいただきます!かぷっ……」

デュワデュワデュワデュワデュワ♪ムクムクムクッ!

Newスーパーマリオブラザーズ巨大キノコBGM『テッテッテテッテッテテッテ♪テッテッテテッテッテテレレレ……』

巨大杏子「あれ?マミさん小さくなった?って何だこの音楽!?」

ファイアマミ「貴女が巨大化したのよ!今の佐倉さんはどんな敵でも踏み潰すだけで倒せるわ!」

※巨大キノコ 初出:Newスーパーマリオブラザーズ
一定時間体が巨大化し、敵はもちろん土管やブロック等の仕掛けすら破壊しながら突き進むことが出来るようになるアイテム。
基本的には無敵状態だが『マリオカートWii』等の一部作品では他の無敵アイテム(主にスーパースター)に当たり負けすることもある。

巨大杏子「そういうことか!じゃあこのまま一気に最深部まで突っ走れば!ウォッフォーウ!」ズドドドドッ!

ドガガガガガガガガッ!

使い魔達「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」ポコポコポコポコッ

ファイアマミ(使い魔どころか壁すらぶち破って進むなんて……流石は巨大キノコね)

ファイアマミ「って私だけ置いて行かないでー!?」ダッ

巨大杏子「ははっ!気分爽快~!」ズドドドドッ!

魔女「オオオオォォォォォ……!」

巨大杏子「いつもならデカいと思ってる魔女もこんな小さいのか!仲間だと分かってるけど、一度倒さないと元に戻せないらしいから……ごめん!えいっ!」グシャッ!

魔女「グヘァッ!?」プチッ

スーパーマリオワールドコースクリアBGM『テーテーテテーテテレテテー♪テテテテテーテレレッテーテッ♪』

ファイアマミ「さ、佐倉さぁん……ぜぇぜぇ……」

巨大杏子「おっ、マミさ~ん!魔女ならとっくに倒しちゃったよ~!」

グリーフシード ペラペラ

ファイアマミ「随分と思いっきり踏みつけたのね……グリーフシードがペラペラよ?」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

魔法少女「いっだぁっ!?踏みつけて倒すとか反則でしょ反則!?」パシュンッ!

巨大杏子「だって倒さないと蘇生出来ないから仕方ないじゃん。そりゃ心が痛まないかと言われたら痛むけど……」

ファイアマミ(うっぐ!巨大化してるせいか大きな声が耳にキンキン響く……!)

巨大杏子(でも巨大化して爆走するのって……結構楽しかったかも!また今度マミさんに巨大キノコ使わせてもらおうかな?)

魔法少女「ちょっと聞いてる!?もしもーし!?」

巨大杏子「えっ、何?」

魔法少女「ぐわぁっ!?耳が!?鼓膜がぁーっ!?」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

使い魔の結界


ペーパーマリオRPG通常戦闘BGM『テテッテテッテ♪テッテッテッテレッテッテレ♪テレッテレッテッテーレッテ……』

スーパーマミ「分身魔法?ワッハー!」バキィッ!

使い魔「ゴフッ!?」ズドーンッ!

※スマッシュパンチ 初出:ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
初代スマブラにおけるマリオの横スマッシュ攻撃。強烈なストレートで相手を吹き飛ばす。

杏子「うん。といってもまだ未完成だし、攻撃手段としてはまともに使えないけど!」槍ザクッザクッ

スーパーマミ「だったらこれで代用した方が良いわ!魔力の節約にもなるし、お手軽に分身を増やせるわよ!」ポイッ

杏子「よっと!顔が二つ付いてる花?」カッ

ポポポポポポポポポポンッ!

大勢の杏子「「「「「「「「って何じゃこりゃーーーーーーーーーーー!?」」」」」」」」

使い魔達「ファッ!?」

※コピーフラワー 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
使うと分身を大量に生み出すことが出来るアイテム。分身全員が実体を持っている為、分身の攻撃は全て敵にきっちり当たる。
基本的にダブルチェリーと同じ効果だが、こちらは一個で大量の分身を生み出すことが出来るので上位互換アイテムと言える。

スーパーマミ「よしっ!佐倉さん、そのまま分身全員で攻撃よ!」

大勢の杏子「「「「「「「「ちょっとマミさん!?いきなりこんな増やされてもどう動けば良いか分からないよ!?」」」」」」」」

スーパーマミ「そのまま槍を振り回せば大丈夫よ!それだけいれば数の暴力で十分戦えるわ!」

大勢の杏子「「「「「「「「戦法雑過ぎ!?」」」」」」」」

スーパーマミ(だって原作でも増やした分身でひたすら敵を踏み続けるだけだもん)

大勢の杏子「「「「「「「「えーいこうなりゃヤケだ!でやぁーっ!」」」」」」」」槍ザクザクザクゥッ!

使い魔達「ウボァーーーーーーーーーーーーッ!?」

ペーパーマリオRPG勝利BGM『テッテレッテッテー♪テレレッテーン♪』

スーパーマミ「やったわね佐倉さん!」

大勢の杏子「「「「「「「「ねぇマミさん。アイテムや技便りじゃなくて、もっとこう戦略とか練らないの?」」」」」」」」」

スーパーマミ「だっていつもこんな感じの戦い方だし……ぶっちゃけアイテムが無かったらかなり苦戦してるわよ私」

大勢の杏子((((((((それでよく生き残れたな……いや、確かにこれだけ強力なアイテムがあれば何とかなるのも納得だけど))))))))

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

使い魔の結界


マリオストーリー通常戦闘BGM『ラッキーマリオ、いってみよ』

使い魔達「キシャーーーーーーーーーーーーー!」ワラワラワラ

杏子「今回もやたら多いな!あぁもうっ!」槍ザクザクッ

スーパーマミ「あるわよね!クリア出来ない訳じゃないけど微妙に厄介で中々進めないコースって!ワッ……!」ドガァッ!

使い魔達「ゲハァッ!?」

※ファイア掌底 初出:大乱闘スマッシュブラザーズDX
スマブラDXにおいて「スマッシュパンチ」の代わりに追加された、マリオの新しい横スマッシュ攻撃。
拳に炎の力を溜め、前方に突きだして相手を吹き飛ばす。溜めれば溜めるほど威力が増すが隙も大きくなる。

スーパーマミ「……よしっ!今こそ『あの技』を使う時ね!佐倉さん、これを!」ポイッ

杏子「コピーフラワー?また分身するのか?」

スーパーマミ「えぇ!ただし今回はただ分身するだけじゃなくて、私と協力して使い魔達にミラクルアタックをお見舞いしてあげましょう!」

杏子「ミラクルアタック?」

スーパーマミ「説明は後!とにかく分身して!」

杏子「わ、分かった!はぁーっ!」カッ

大勢の杏子「「「「「「「「これでいいの?」」」」」」」」

スーパーマミ「えぇ!じゃあいくわよ!私と佐倉さんの協力技、ミラクルボール!」ピカッ!

大勢の杏子「「「「「「「「あ、あれ?体がマミさんに引き寄せられていく!?あぁ~っ!?」」」」」」」」シュゥゥゥゥン!

ミラクルボール杏子「ひゃあっ!?」パシュンッ!

スーパーマミ「大成功!」

※ミラクルボール 初出:マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー
マリオとユメルイージの必殺技「ミラクルアタック」の一つ。大量のユメルイージが合体してボールの形となり、マリオが蹴り飛ばして敵を吹っ飛ばすスペシャル技。
原作ではユメルイージが現れる夢世界でしか使えず、ボールとなったルイージもマリオが玉乗りしながらかき集める必要があったが、マミが使う魔法ではそんなことお構いなし。

ミラクルボール杏子「ちょっとマミさん!?どういうことだよこれ!?」

スーパーマミ「分身して増えた佐倉さんの有効活用よ!後はそのまま……フゥッ!」ドガッ!

ミラクルボール杏子「ひゃあああああああああああああっ!?」ゴロゴロゴロゴロ

使い魔達「ブヘッ!?アガッ!?ゴフッ!?」ポコポコポコポコッ

EXCELLENT!

マリオストーリー勝利BGM『テッテッテー♪テレテテーテレレテッテッテー♪』

スーパーマミ「やったわ!一気に全滅ね!」

杏子「やったじゃねーよ!あたしを武器にするなー!」ダダダッ!

スーパーマミ「ごめんなさい。でも目も回らないし痛くなかったでしょ?あくまでも私の魔法を使った『技』だもの!」

杏子「まぁ、確かにピンピンしてるけどさ……」

杏子(流石にこんな技ばかりさせられるのは嫌だけど、分身の合体魔法は中々使えそうだな……マミさん任せにするのもなんだし、ここは……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

佐倉家


マミ「はぐはぐはぐっ!ひょほはんふぁーふおいひいれふへ!」モグモグ

杏子「食べるか喋るかどっちかにしなよ……」

モモ「マミさん、ほっぺたがリスさんみたい~!」キャッキャ

杏子ママ「ふふっ♪お代わりはまだあるから、ゆっくり食べてね?」

マミ「ごくんっ。はい!」

杏子パパ「それにしてm」

モモ「それにしても、あのお姉ちゃんがお友達を連れて来るなんてびっくりしたよ~!」

杏子「あのってどういう意味さ!」

杏子ママ「まぁまぁ。巴さん、貴女は杏子にとって初めて出来たお友達なの。これからも仲良くしてあげてね?」

杏子「うわぁー!?それ内緒にしてって言ったのにー!?」

モモ「お姉ちゃん、ぼっちなのー?」

杏子「今は違うよ!というかそんな言葉どこで覚えてきた!?」

マミ「もちろんです!私にとっても佐倉さん……杏子ちゃんは大切なお友達ですから!」

杏子「う……」

マミ「あ、もしかして照れてる?」

杏子「違っ、そんなんじゃ……」

杏子パパ「………」

杏子パパ(女子八割で男は私一人だけ……正直肩身が狭い……)

杏子「………」

杏子ママ「………」

モモ「………」

マミ「それにしても、お食事といいインテリアといい……本当に豪華ですね」キョロキョロ

杏子パパ「実h」

杏子ママ「実はね?こんな風にお客様を呼んでも恥ずかしくないような食卓になったのは、つい最近のことなんです」

杏子パパ(また台詞取られた……)

マミ「そうなんですか?」

モモ「うんっ!今までパパが教会で沢山の人にお話してたんだけど、誰一人聞いてくれなくって……すっごい貧乏だったの!」

杏子パパ「うっ」グサッ!

杏子「そのせいでうちは一時期食べる物にさえ困る状況で……一日の食事を水でしのぐ日もあったくらいなんだよね」

杏子パパ「ぐふっ」グサッ!

杏子ママ「このままだとお父さんの無収入のせいで一家揃って餓死してしまう……正直、娘を連れて家を出ようと考えたことさえあったの」

杏子パパ「がはっ!」グサッ!

杏子ママ「そんな時、突然お父さんの話を聞いてくれる人が増えたんです!」

杏子「そのお陰で何とか寄付金が集まって、今のそれなりに贅沢出来る環境が出来上がったって訳」

モモ「不思議だよね~!誰にも相手にされずお金も稼げなかったパパが急に人気者になったんだもん!」

杏子パパ「はぐあっ!?」グサッ!

マミ(……皆、これでもかとばかりに随分と毒舌ね)

杏子パパ「………」ズーン

杏子パパ(改めて考えると私って本当にダメ親父だな……すまない母さん、杏子、モモ。私のせいで苦労をかけて)ガクッ

マミ「………」ジー

マミ「ところで、杏子パパさんのお話を沢山聞いてくれるようになったきっかけって、佐倉さんの契約による影響よね?」

杏子「……うん」

杏子パパ「契約?何だそれは?」

杏子「………」

杏子ママ「………」

モモ「………」

マミ「実は私と佐倉さん……杏子ちゃんは、魔法少女なんです」

杏子パパ「は?何を言って……」

杏子「父さん、あたしが毎晩夜な夜な出かけていることを不自然だと思わなかった?」

杏子パパ「確かにそれは疑問に思っていたが……」

杏子「実は魔女を倒しに行ってたからなんだ。魔法少女になった人は、願いを一つだけ叶えてもらう代わりに魔女と戦う使命を背負うことになる」

杏子パパ「急にそんなことを言われても……」

スーパーマミ「オキドキー!」ポンッ

杏子「ほい」ポンッ

杏子パパ「!?」

杏子「どう?急に服装が変わるなんて普通に考えてあり得ないでしょ?これで信じてくれる?」

杏子パパ「……あ、あぁ。しかし魔女か……ん?ちょっと待て。杏子、今『願いを叶えてもらう』と言わなかったかい?」

マミ(とりあえず証拠は見せたし元に戻りましょうか)ポンッ

杏子ママ「………」

モモ「………」

杏子「……うん」

杏子パパ「まさかとは思うが、その願いとは……」

杏子「きっと父さんの想像通りだと思うけど……『皆が父さんの話を真剣に聞いてくれますように』って願ったんだ」

杏子パパ「な、何と言うことをしたんだ!?それなら誰一人私の話を自分の意志で聞いていたという訳では無かったということじゃないか……!」プルプル

マミ「………」チラッ

杏子・杏子ママ・モモ「「「………」」」コクッ

杏子パパ「杏子……お前は……!」プルプル

杏子ママ「でも、お父さんがそれを咎める資格はありませんよね?」

杏子パパ「っ!?か、母さん、何を……」

モモ「大体、パパがず~っとペラペラ話してるからモモ達はお腹を空かせて辛い思いをすることになったんだよ?」

杏子パパ「そ、それは……」

杏子「あたしは父さんのことを思って願った。確かに手段としては褒められたことじゃないかもしれないけど……」

杏子「あたしの目的は父さんだけじゃない。あたし達家族全員が、せめてまともな幸せを掴みたくて願ったことなんだ」

杏子ママ「貴方はそれを否定するというの?たった一度のチャンスを家族の為に使ってくれた、娘の思いやりを……否定すると言うの?」

杏子パパ「しかし、私は……」

モモ「まだそんなこと言うの!?確かにパパは頑張ってたと思うけど、だからってモモ達がお腹空いて死んじゃいそうな時だって、ずっとお話することしか考えて無かった!」

杏子パパ「うぐっ……」

マミ「……私は宗教や教会のことは詳しくありませんし、横からで厚かましくて申し訳ありませんが……私個人の意見として、一つだけ言わせて下さい」

杏子パパ「……え?」







マミ「家族が苦しんでいるのなら、自分の信念を捨ててでも家族を守る為に行動して下さい!お金が無いなら話を聞いてもらうとか以前にハロワにでも行って仕事探しましょうよ!」

マミ「貴方がしていることは、結局は独りよがりなことです!家族を持った以上、夫として父親として、何をすべきかをしっかり考えて行動して下さい!」

杏子パパ「ぐはああああああああああああぁっ!?」グサグサグサァッ!バシーンッ!

杏子パパ(心に抉り込むような、それでいて凄まじく痛い言葉がああああああっ!それに頭にもバシーンと殴られたかのような衝撃があああああっ!)







杏子パパ「」ピクピク

モモ「パパ、胸と頭を押さえてうずくまってる」ボソッ

杏子ママ「きっと、私達の言葉が相当効いたんでしょうね」ボソッ

杏子「……本当にこれで良いんだよね?マミさん」ボソッ

マミ「えぇ。だって本にはこの方法が一番効果的だと書いてあったから」ボソッ

杏子パパ「……すまなかった、杏子。私は、家族や娘の友達に説教されてしまうほどに愚かだったようだ……」

杏子「父さん……」

杏子パパ「私の為に……家族の為に願ってくれてありがとう。これからは杏子に感謝しながら、教えを広げていくことにするよ」

杏子パパ(例えそれが仮初の賛同だとしても……娘の純粋な気持ちを無碍にすることは出来ない……!)

マミ「………」ニヤッ

杏子ママ「その言葉、本当ですね?」

モモ「後でやっぱりやめた~なんて言わないよね?」

杏子パパ「あぁ、約束するよ……」

杏子「絶対だよ!?もし約束破ったら泣くからね!思いっきり泣くからね!?」

杏子パパ「分かっているさ……」

杏子パパ「はは、やっぱり私はダメな父親だな……」

マミ「………」

マミ(やれやれ、何とか解決ね。それにしても、まさか人を説得するのにここまでしなきゃいけないなんて……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


杏子「父さんは?」

モモ「部屋でお山座りしてるよ」

杏子「そっか。ちょっとだけ心を鬼にしたつもりだったけど、やっぱりやり過ぎたかな……」

マミ「そんなこと無いわよ。娘に魔女とまで言い放った人よ?これくらいはお灸をすえてあげなきゃ!」

杏子ママ「マミさんの言う通りよ?私もスッキリしちゃったし♪」

モモ「モモもー!」

杏子「母さん、モモ……」

杏子ママ「それにしても凄いわね、巴さんの魔法って。まさか時間を巻き戻してしまうなんて」

マミ「いえ、そんな……でも、私としてもやつれている杏子ちゃんを放っておくことは出来ませんでしたから!」

杏子「………」

杏子(そう。あたし達は一度マミさんのリトライクロックで時間が巻き戻ったことを知っている)

杏子(マミさんがうちに来たのは初めてじゃない。本当は二度目なんだ。それを知らないのは父さんだけだけど)

杏子(あたしは以前……正確には、現時点から一週間後に現れる魔女を倒した時、魔法少女のことが父さん達にバレてしまった)

杏子(そしてあたしの願いについてもバレちゃって……あたしは父さんから魔女だと言われてしまった)

杏子(そのまま全てに絶望した父さんは酒に溺れ、母さんには暴力を振るう日々……あたしもモモも怯えきってしまっていた)

杏子(どうしようもなくなったあたしは半泣きでマミさんに相談した。するとマミさんは物知りの本を取り出して目を通したと思ったら……)

マミ『今すぐ杏子ママさんとモモちゃんをここに呼んで時間を巻き戻すわ!』

杏子(あたし以上に切羽詰まった顔でそう言ったと思ったら、ワープボックスで母さんとモモを引っ張って来て時間を巻き戻した)

杏子(そしてマミさんがあたしの家に来る直前の日まで戻したと思ったら、母さんとモモに事情を説明して……その上、協力してもらう約束までして……)

杏子「それにしても、結構思い切った作戦だよなぁ。攻撃力強化アイテムを身に付けながら、父さんの心に攻撃するなんて」

マミ「そうでもしないと、きっと杏子パパさんは納得しなかったでしょうから」

モモ「この二個のバッジのお陰なんだよね?」キラン

マミ「えぇ。これを付けていたから、杏子パパさんはモモちゃん達の言葉を真剣に受け止めてくれたの」

杏子ママ「思い返してみても、さっきのお父さんは本当に反省しているようでしたし……」

マミ・杏子((実際には真剣に受け止めさせると言うより、言葉を強力な棘にして心にグサグサ刺しまくってたんだけどね……))

※ドカーンナグーリ 初出:マリオストーリー
原作では装備するとマリオのハンマー攻撃の威力を大幅に上昇させるバッジ。同効果のバッジ『ガツーンナグーリ』の強化版。
杏子、モモ、杏子ママの『心を殴る攻撃=精神攻撃』の威力を強化し、杏子パパの心に大ダメージを与える為に使用した。

※ツラヌキナグーリ 初出:マリオストーリー
装備すると相手の防御力や装甲の硬さを無視してダメージを与えることが出来るようになるバッジ。ただし無敵状態の相手には効果が無い。
杏子達の強化した精神攻撃を、杏子パパの絶望で支配された心の壁を突き破ってダメージを与える為に使用した。

杏子(しかも……)チラッ

杏子「……そこにいるんだよね?もう一人のマミさん」ボソッ

透明マミ「えぇ。さっきバシッと杏子パパさんの脳天に一発かましてやったわ」ボソッ

マミ(追い打ちとして、ダブルチェリーで増やしておいたもう一人の私に透明帽を使って杏子パパさんに喝を入れさせたのよね)

※透明帽 初出:スーパーマリオオデッセイ
被ると透明人間となり、誰からも姿が見えなくなる。ただし原作では影だけは見えているが、マミの魔力により影も消すことが出来る。

※ハリセンビンタ 初出:マリオストーリー
原作に登場するマリオの味方キャラクター、レサレサの技。ハリセンを使い、高い攻撃力で相手をビンタしてダメージを与える。
透明になったマミが杏子パパに追い打ちをかける為に、この技を使って脳天に渾身のハリセン攻撃を食らわせた。

マミ「流石にこれだけやれば彼はプライドをへし折られて反省すると本に書かれていたけど、見事に正解だったわね」

杏子ママ「DVのストレスを発散出来て気分爽快でした♪」

モモ「パパもたまには反省しないとね!」

杏子「………」

杏子(母さんもモモも、相当頭にきてたんだな……さっきの毒舌っぷりは演技じゃなくて絶対に素だ……)

杏子「じゃあ母さん、あたしマミさんを近くまで送って行くよ」

杏子ママ「えぇ。巴さん、今日は本当にありがとうございました」ペコッ

モモ「マミさんありがと~!」

マミ「どういたしまして。また杏子パパさんが何か問題を起こしたら、すぐに杏子ちゃんか私に言って下さいねー!」スタスタ

杏子「………」スタスタ

マミ「ふふっ。モモちゃんと杏子ママさん、元気になってくれたみたいで良かった」スタスタ

杏子「うん……ありがとうマミさん。あたしやモモ達のことを助けてくれて」

マミ「気にしないで。お友達が困っているなら助けるのが当たり前でしょ?それに、あんなことを知ったら放っておけないもの」

杏子「あんなこと?」

マミ「佐倉さん。もし貴女が私に相談しないままだったら、杏子パパさんが家族と無理心中して貴女だけが取り残されていたのよ?」

杏子「はぁっ!?ど、どういうことだよそれ!?」

マミ「本に書かれていたの。もちろんそんなことになったら私が全力で何とかするつもりだったけど……貴女だって、家族が死ぬところは見たくないでしょ?」

杏子「当たり前だよ!良かったぁ~!マミさんに相談しておいて……!」

マミ「これからは堂々と魔法少女としての活動が出来るわね」

杏子「うん!父さん達の幸せを守る為にも、これまで以上に頑張らないと!」

マミ「………」

マミ(良かった、佐倉さんが元気になってくれて。時間を戻す前の佐倉さん、本当にこの世の終わりみたいな顔してたから……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

魔女の結界


マリオ&ルイージRPG2×2通常戦闘BGM『アタック・ジ・エネミー』

水風船の魔女「ギェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」

杏子「マミさん!あれやろうよあれ!ブラザーアタック!」

スーパーマミ(佐倉さん、滅茶苦茶張り切ってるわね。杏子パパさんと和解出来たのがよっぽど嬉しかったのかな)クスッ

杏子「マミさーん!」

スーパーマミ「あ、はいはい!じゃあ今回はこれよ!」ハンマーポンッ!

スーパーマミ「佐倉さん!お願い!」ポイッ!

杏子「よーし!いくよマミさん!フゥーン!」ボカッ!

ちびマミ「オ゛ゥ゛オ゛!」デュンデュンデュン♪

杏子「そのままちびマミさんを魔女に……ヤァッ!」バキッ!

ちびマミ「フッフー!」ボカッ!

水風船の魔女「ガハッ!?」

杏子「まだまだぁ!イェーヤァッ!」バキッ!

ちびマミ「ハハハー!」ボカッ!

水風船の魔女「ウゲッ!?」

杏子「とどめだー!オッホーウ!」バキィッ!

ちびマミ「オゥイェーイ!」ズガァッ!

水風船の魔女「オガァァァァァッ!?」

スーパーマミ「やったわね!」シュルンッ!パシッ!

杏子「大成功!」パシッ!

※ノックバックブロス 初出:マリオ&ルイージRPG
マリオとルイージの「ブラザーアタック」の一種。ルイージがマリオをハンマーで叩いて小さくし、そのままマリオをハンマーで吹き飛ばして敵にぶつけることでダメージを与える技。
ちなみにボタン操作が難しくなるが「Advコマンド」という派生技も存在し、本来の技は一度しか攻撃しないが、こちらはちびマリオを何度も敵にぶつけてダメージを与えることが出来る。

マリオ&ルイージRPG2×2勝利BGM『テレッテッテレッテレッテッ♪テンテンテッテレッテレッテ……』

グリーフシード ボロッボロ

スーパーマミ「後もう一人だけ常に一緒に行動出来る仲間がいれば、更に強力なスペシャル技が使えるんだけど……」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァァッ

杏子「まだあるのかよ!?ブラザーアタックやミラクルアタックだけでもすっげー強力なのに!?」

水風船の魔法少女「うわぁ~ん!痛かったよぉ~!」パシュンッ!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


QB「………」

QB(これは不味い状況だ。マミが魔女達を蘇生して元の姿に戻してしまうせいで、折角回収したエネルギーが再び魔法少女達に逆戻りしてしまっている)

QB(このままでは僕らは母星から大目玉を食らってしまう。かと言ってマミと接触したら体を無駄に消費させられるだけ……)

QB(くっそ!本当に何なんだよ彼女は!?魔女を蘇生するだけでも非常識なのに、時間さえ自在に巻き戻せるだなんて!?)

QB(こんなのどうやって対処すれば良いんだよ!いくら感情の無い僕でもそろそろ怒りではらわたが煮えくり返りそうだよ!!)

QB(あんな反則的な魔法少女相手だと、他の魔法少女をけしかけても返り討ちにされるだけだし、かと言って強い魔女の結界に誘導しようものなら蘇生させられるのがオチ……)

QB(何か、何か彼女でさえ苦戦するような存在は……)

QB「……!」キュッピーン!

QB(そうだ!『彼女』がいた!流石のマミでも、彼女相手に一方的な戦いは出来ないはずだ!)

QB(そうと決まれば契約を増や……そうとしたらマミや杏子に妨害されてしまうか。全く、やりにくいったらありゃしないよ)

QB(となると、見滝原と風見野は避けるべきだね。狙いはここから遠く離れた地か……)

QB(出来るだけマミに気づかれないほどの場所で契約を増やし、適当に煽ってガンガン魔女化させれば……よし、いける!)

QB「……巴マミ。君の思い通りになると思ったら大間違いだよ」

QB(宇宙の為に回収したエネルギーを奪われたんだ。僕らもそれ相応に仕返し……じゃなくて抵抗をさせてもr)

杏子「あっ!向こうににっくき詐欺師が!」

マミ「何ですって!?これでも食らいなさい!オゥヤッ!」ビシュッ!

ギュワンギュワンギュワンギュワン! ズドォォォォォォン!!

QB「またこれかあああああああああああああああああっ!?」

※トゲゾーこうら 初出:マリオカート64
一位のキャラクターをロックオンして飛んでいき、最終的に大爆発して一位のキャラクターを足止めすることが出来るアイテム。
The・みんなのトラウマ。このアイテムのせいで、ゴール寸前に一位から二位以下に順位を落としてしまい泣いたプレイヤーは決して少なくないはず。

マミ・杏子「「アイディベースト!」」

新しく現れたQB「………」

QB(決めた。絶対にマミだけは魔女化させてやる。最後に勝つのは僕らだ……!)

佐倉家心中事件の解決方法については正直ちょっと悩んだ
隠し続けて解決√もあったけど、やっぱり後腐れが無いよう打ち明けた上で杏子パパ説得√にしました
なんか悪者みたいなポジションにしてごめん杏子パパ。次回からアニメ本編時系列に突入予定

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

病院


メガほむ「っ!?」ガバッ

メガほむ「はぁはぁ……ここは……もはや実家より馴染みがある病室?」キョロキョロ

メガほむ(良かった。とりあえず遡行は成功したようね……いや成功したところでほぼ詰んでるけど)

メガほむ「……はぁ」

メガほむ(またここからなのね。繰り返しには慣れたけど、前回はほとんどが上手くいっただけに悔しい……!)ギリッ

メガほむ(それにどうして魔女化したまどか達はいきなり襲って来たのかしら。今まではそんなこと一度も無かったのに……)

メガほむ「………」

メガほむ(いや、前のループの出来事を引きずるのはやめましょう。気持ちを切り替えて今度こそまどかを救わないと)スクッ

メガほむ(いつも通り魔法で視力と病気を回復させて……)ソウルジェムペカー

ほむら(まずはエイミー救出と魔女退治ね。これももう何回目かしら……)ファサッ

看護師「あら?暁美さん?」

ほむら「病気が完治したので退院します」ダッ

看護師「は?えっ、ちょっと待って!?」




某所


QB「……!」キュッピーン!

QB(今、マミとは異なるイレギュラーの魔法少女の気配と荒ましい素質を持つ少女の気配が!)

QB(場所は……見滝原!?よりによってあそこなのか!?これじゃ契約したくても出来ないじゃないか!)

QB(マミや杏子がいる時点で間違いなく邪魔されるだろうし、新たなイレギュラーも敵か味方か分からないし……)

QB「………」

QB(いや、ここで諦めるのも僕らしくない。ダメ元で行ってみるしかないか……どうかマミ達やイレギュラーと鉢合わせしませんように!)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

見滝原郊外


エイミー「ニャー」

ほむら「これで良し。次は魔女ね。どうせ今回もあっちに結界が……」スタスタ

ほむら「………」

ほむら「……?」

ほむら「えっ嘘!?無い!?どうして!?」

ほむら(まさか誰かが先に……?こんなこと、今まで一度も……!)



数十分前 魔女の結界


マリオパーティ4ミニゲームBGM『ゆかいにドタバタ』

ロベルタ「オオオオォォォォ……!」

杏子「浮遊してる上にかごに隠れてるのか?厄介な魔女だな……」

スーパーマミ「いいえ。むしろ狙いが定めやすくて楽だわ!佐倉さん、これに捕まって!」ドスンッ!

杏子「うおっ!?何だこれ!?デカい鉄球!?」

スーパーマミ「これを魔女にぶつければ一撃よ!私が投げるから、貴女は軌道を修正して!」

杏子「分かった!」ガシッ!

スーパーマミ「ンウゥ~!ソロングバウザー!」グルグルグル……ビシュッ!

杏子「いっけーーーーーーーーー!」ズガァンッ!

ロベルタ「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

杏子「イェーイ!本当に一撃で魔女を……って止まらない!?オウノォー!?」ヒュウウゥゥゥ……

マリオパーティ4ミニゲーム勝利BGM『やったね』

スーパーマミ「あ、鉄球と一緒にしがみついた人も吹っ飛ばされること説明し忘れてた……」

※ブンなげテッキュウ 初出:マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
マリオとルイージの必殺技「ブラザーアタック」の一つ。マリオが大きな鉄球を投げ、ルイージがそれにしがみついて軌道を調整しながら敵にぶつけて大ダメージを与える技。

グリーフシード ボロボロ

スーパーマミ「……と、とりあえず先に魔女を元に戻しましょうか」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

杏子「ちょっとマミさん!こんなことになるなら先に言ってよもう!」タッタッタ

スーパーマミ「ごめんなさい!」

鳥かごの魔法少女「いったぁ!?かご諸共ぶっ壊すとか何考えてるのよ貴女達!?」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

数日後 アニメ一話でQBがボコられた場所


ほむら「………」

ほむら(結局あれからどの魔女の結界も現れなかった。まさか私より先に察知して退治している魔法少女がいるのかしら?)

ほむら(どうせグリーフシードは蓄えがあるからソウルジェム浄化には困らないけど……とにかく今回もいつも通りあいつをぶっ殺さないと)

QB「………」

ほむら(いた!インキュベーター!前回のストレス発散……じゃなくて今回こそお前の企みを阻止してみせるわ!)銃ズドンッ!

QB「きゅべっ!?」グチャッ!

ほむら(どうせすぐに代わりが現れる。殺せるだけ殺してまどかから遠ざけないと!)

新しく現れたQB「やっぱり僕の邪魔をしに来たか!いい加減にしてくれないかなマミ!?こうも体を無駄に消費させられるのは困ると言っているじゃないか!」

ほむら「は?」

QB「え?」クルッ

ほむら「………」

QB(契約した覚えが無い魔法少女……しまった!例の新たなイレギュラーか!?今日は厄日だー!)

ほむら「……今、マミと言ったかしら?」

QB「そうだよ!どうせ君もマミの仲間なんだろう!?いつもいつも僕が契約しようとしたら邪魔をして……!」

ほむら(どういうこと?こいつがマミと敵対してる?でも彼女はこいつを心から信頼しているはず……)

QB「ちょっと!聞いているのかい!?」

ほむら(……まぁいいわ。詳しいことは後で調べるとして、今はこいつをどうにかするのが先よ)銃ズドンッ!

QB「がふっ!?」

新しく現れたQB(やっぱり話が通じない!このままじゃまた体を無駄にされる!このまま逃げ……いや違う!ピンチをチャンスに変えるんだ!)ダッ

QB『まどかー!助けてー!』テレパシー

ほむら(逃がさない!)ダッ

QB「っ!?」ガシャン!

まどか「きゃっ!?」

ほむら「あっ……」

ほむら(またこのパターンね……でも想定内。いつも通り冷静にまどかへ警告しないと)

まどか「だ、大丈夫!?」

QB「うぅ……」

ほむら「そいつから離れて」

まどか「だ、ダメだよ!この子、怪我してるよ!?まさかほむらちゃんがやったの?」

QB(こうすれば鹿目まどかは僕に同情してイレギュラーに不信感を抱くはずだ!我ながらナイスな判断だよね!)

ほむら「貴女には関係n」

スーパーマリオギャラクシーフライングマリオBGM『フライングマリオ』

ほむら・まどか「「へ?」」

ほむら(頭の中に勇ましい音楽が……)

まどか(あれ?この曲ってマリオギャラクシーのフライングマリオ?)

アカこうら ギュルルルルッ!ドガァッ!

QB「ぷぎゃっ!?」

ほむら「!?」

ほむら(赤色の甲羅が飛んで来た!?一体どこから!?)クルッ

※アカこうら 初出:スーパーマリオカート
発射すると前方にいるカートを自動追尾して攻撃することが出来るアイテム。後ろに投げると追尾しない。
追尾機能がある代わりに、ミドリこうらと違って壁に当たっても跳ね返らずそのまま消滅する。

フライングマミ「コラー!また犠牲者を増やそうとしてるわねー!」ゴォーッ

フライング杏子「最近見ないと思ったらこんな所にいたのかー!」ゴォーッ

ほむら「」

まどか「お、女の子二人が空を飛んでる!?あ、それでフライングマリオの曲が流れて来たんだ!」

※レッドスター 初出:スーパーマリオギャラクシー
使用するとフライングマリオとなり、一定時間自由に飛行することが出来るようになるアイテム。

ほむら(と、巴マミに佐倉杏子!?しかも何故オーバーオール姿!?それに……)チラッ

『マミ×50』『LIFE:3』『SP:70』

ほむら(頭上の数値は何!?)

フライングマミ「魔女の結界が現れて来てみたら……貴女達、大丈夫?」フワフワ

フライング杏子「あの白いのに真っ黒な詐欺師に騙されてないか!?」フワフワ

QBだった物「」チーン

まどか(さ、詐欺師?それにこのオーバーオールの人、どう見てもフライングマリオの姿だよね?まさか私ゲームのし過ぎで白昼夢見てるのかな……?)

ほむら(え?え?え?どういうこと?どうして杏子がマミと一緒にいるの?それにマミに浮遊魔法なんてあったっけ?)グルグル目

さやか「まどかー!急にどこ行って……えっ何この状況」

ズオオオオォォォォ……ッ!

ほむら「あっ」

まどか・さやか「「あれ?」」

フライングマミ「くっ!キュゥべえに気を取られている内に……!」

フライング杏子「結界に取り込まれちまったか……!」

さやか「ま、まどか!?これ何!?どうなってんの!?」

まどか「そ、それが私にもサッパリで……」

ほむら(しまった……!あまりに想定外の出来事が連続して起こったものから、脳がオーバーヒートしている間に結界が……!)

フライングマミ「……詳しい話は後ね。佐倉さん、今回は最速でやっつけるわよ!」

フライングマミ「私は魔女を倒すから、貴女は後ろの三人を使い魔から守ってあげて!」ポイッ

フライング杏子「了解!」パシッ

まどか・さやか「「使い魔……ヒッ!?何か気持ち悪いのが一杯いる!?」」

ほむら(いけない!早く時間を止めてまどかを……ついでに美樹さやかを守らないと)盾グッ

メタルマミ「ワワワワワッフー!」デュワデュワデュワ♪

マリオパーティ6メタルキノコBGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』

※メタルキノコ 初出:マリオパーティ6
カプセルアイテムとして登場。使用するとメタル状態となり、マスを通り過ぎようとした際に発動する妨害アイテムの効果を全て無効にする。
マイクモードの「マイクでゴーゴー」にも登場し、取得すると無敵状態となり障害物を破壊しながら突き進めるようになる。移動速度も上昇する。

巨大杏子「オウラーイ!」デュワデュワデュワ♪

マリオパーティ3パワーキノコBGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』

※パワーキノコ 初出:マリオパーティ3
ミニゲーム「みつけろ!パワーキノコ」に登場。取得すると「巨大キノコ」と同じように巨大化し、敵を触れただけで吹き飛ばすことが出来るようになる。
ちなみにリメイク版『マリオパーティ100ミニゲームコレクション』では近年の作品に合わせ、ミニゲーム名もアイテムも「巨大キノコ」に変更されている。

ほむら「」

まどか(あ、あれはマリオパーティ6のメタルキノコ!?しかもあっちはマリオパーティ3のパワーキノコだ!!)

メタルマミ「行くわよーーーーーーーーー!」ダダダッ!

巨大杏子「そらそらそらー!早く逃げないと踏み潰してやるぞー!」ズドドドドッ!

使い魔達「アガッ!?ゴヘッ!?グハッ!?」ポコッポコッポコッ

さやか「すげー!!でっかくなった奴がキモい化け物を走るだけで消滅させてる!!」キラキラ

ほむら「」

ゲルトルート「グオオオオオオオオオオオオッ!」

メタルマミ「悪いけど一気に倒させてもらうわね!ヤッフゥー!」ズダダダダダッ!

メタルマミ「メタルマミアターック!」ドガァッ!!

ゲルトルート「ギャーーーーーーーーーーーッ!?」

シュウゥゥゥゥゥ……!

杏子「おっ、マミさん無事に魔女をやっつけたみたいだな!」

ほむら「」

まどか「元の景色に戻った!」

さやか「い、今の何!?凄くない!?どうやったの!?特撮!?演出!?CG!?」キラキラ

杏子「いや~えっと、話せば長くなるようなならないような……」

ほむら「」

マミ「佐倉さ~ん!」タッタッタ

杏子「マミさん!こっちこっち!」

グリーフシード ベコッ

杏子「何かこのグリーフシード、一部分だけヘコんでない?」

マミ「きっと無敵のまま体当たりしたからかしら……」

まどか(そりゃメタルキノコは重くて無敵だもんね。そんな状態でぶつかってこられたらひとたまりも無いよね)

ほむら「」

ほむら「……ハッ!?魔女は!?使い魔は!?」キョロキョロ

ほむら(目の前の光景が衝撃的過ぎて唖然としてたわ!?急いで魔女を……ってあれ?)

杏子「何言ってんだ?もうとっくに倒したぞ?」

マミ「それに魔女と使い魔を知ってるということは、貴女も魔法少女なの?」

ほむら「……え、えぇ。そのグリーフシードって……」

まどか(魔法少女?世界的に有名な配管工じゃなくて?)

マミ「……私達について色々話さないといけないけど、まずはこの子をいつも通り『元に戻して』あげなきゃ」

ほむら「!?」

ほむら(も、元に戻す!?それってどういう……)

マミ「よいしょっと」1UPキノコスッ

まどか(あ、1UPキノコだ!)

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

まどか(ちゃんと1UPの文字も出てる!再現度凄いよ!)キラキラ

薔薇園の魔法少女「うぅ、あんな風に倒されるとは思いもしませんでしたわ……」

さやか「うおっ!?また見知らぬ人が増えた!?」

ほむら「」

マミ「ごめんなさいね?今回は一般人が巻き込まれていたから、どうしても早急に倒す必要があったの」

まどか(わぁ~!黒い塊が女の子になっちゃった!ということは、あの黒い塊って誰か死んじゃった人の魂なのかな?)

ほむら「」

ほむら(訳が分からないわ)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マミホーム


マリオ&ルイージRPGピーチ城BGM『はじまりのピーチ城』

マミ「という訳なの」

さやか「魔法少女……そんな人達が現実に存在してたなんて……」タンコブモグモグ

まどか(ほむらちゃんと杏子ちゃんは納得したけど、マミさんはやっぱり配管工としか思えないなぁ……)タンコブモグモグ

まどか(しかもさっきから頭の中にピーチ城の音楽が流れてるし……それにしてもタンコブ美味しい)モグモグ

ほむら「………」

ほむら(巴マミから自宅に招待されたと思ったら彼女の両親が生存していた。本当に何なのこの時間軸)

マミ「さっきはキュゥべえと魔女に気を取られていて気がつかなかったけど、貴女も魔法少女だったのね」

杏子「道理であたしみたいな恰好してた訳だ」

ほむら「………」コクリ

ほむら(それに巴マミと佐倉杏子が仲違いしていないだなんて。いやそれよりもっと理解しがたいことが……)

ほむら「……さっきのは何?」

マミ「さっきのって?」

ほむら「いやだからほら、グリーフシードに変なキノコを乗せたと思ったら……魔法少女が現れて……」

マミ「あ、1UPキノコのこと?あれでグリーフシードを蘇生して元の魔法少女に戻してあげたの」

ほむら「」

さやか「へ?じゃああの化け物達って元は人間なんですか?」

杏子「あぁ。あたし達はあの真っ白な……アンタから見たら既に潰れた人形状態だったけど、あいつに魔女にされちゃった人を元に戻す活動をしてるんだ」

まどか(やっぱりそういうことだったんだ)

ほむら「」

マミ「酷い話よね。願いを叶えて貰う代償があんな姿になってしまうことだなんて」

さやか「願いを叶える?あの人形、そんな力があるんですか?」

杏子「まぁね。でも絶対にやめとけよ?願いを叶えてもらった後は死ぬまで命懸けの戦いを強いられるし、最悪あの化け物になっちゃうからな」

さやか「ウゲッ、それはやだなぁ……」

杏子「しかも体から魂を抜き取られてこんな宝石にされるんだ。おまけにその宝石が割れたら一瞬でお陀仏さ」ソウルジェムスッ

杏子「一番タチ悪いのは、あいつはそんな重要なことをワザと隠して話を持ちかけるんだ。これほど悪質な詐欺は他に無いって」

さやか「えぇ……何それ。願いを叶えてもらうリターン以上にリスクの方が大きすぎるんだけど……」

マミ「だから私達はキュゥべえがこれ以上犠牲者を増やさないよう、契約を持ちかけている所を見かけては阻止しているのよ」

ほむら(……それでさっきあいつは巴マミの名前を出した訳ね)

まどか「あれ?でもマミさんにはそんな宝石……あぁ、頭の上の数字は残り人数ですね!」

マミ「ご名答。私はこのシステムのお陰で、何度死んでもすぐに復活することが出来るの。よく分かったわね、鹿目さん」

まどか「私こう見えて色々なマリオシリーズプレイしてますから!」

ほむら「………」

ほむら(彼女達が何を言っているのか理解出来ない。そもそもどうして巴マミは既に魔法少女の真実を知っているの?どうして正気を保っているの?)

ほむら(しかも魔女を元に戻すってどういうこと!?残り人数って何!?どんな願いを叶えたらそんなことになるのよ!?やっぱりおかしいでしょこの時間軸!?)

ほむら「……その、色々突っ込みたいところはあるけど」

杏子(この反応……あたしも最初はそんな感じだったなぁ。懐かしい)

ほむら「貴女は……魔法少女の真実を知って、絶望しなかったの?」

マミ「そりゃ最初はキュゥべえに怒ったわよ。よくも騙したわねって。でもどうせ私はソウルジェムが無いから魔女になりようが無いし……」

マミ「願いのお陰でいくらでも便利なアイテムが使えるようになったから、これからは仲間の魔法少女を助けたり魔女になった人を元に戻そうと決めたの」

杏子「で、あたしもマミさんに助けられてからは同じ目的で共闘してるって訳。というか一緒にいないと魔力回復出来ないしなぁ」

ほむら「………」

マミ「……まだ浮かない顔してるわね。もしかして、魔女になる真実を知って不安になっちゃった?」

杏子「それなら大丈夫!マミさんならグリーフシードが無くてもソウルジェムの穢れを……」

ほむら「いえ、それはもう知っているから大丈夫。むしろ問題はそこじゃないのよ……」

ほむら(今までの時間軸と違い過ぎていて理解が追いつかない……むしろ理解したくない……)

マミ「だったらどうして……そういえば、暁美さんの魔法は?」

ほむら「……!」

杏子「そういやさっきはあたし達が速攻で魔女倒しちゃったし、アンタは戦ってなかったもんな」

ほむら「………」

ほむら(教えて良いのかしら……いえ、彼女はもう真実を知った上で乗り越えたみたいだし、それにあいつを敵と認識している)

ほむら(……話してみて良いかもしれない。この巴マミと杏子なら、もしかしたら共闘出来るかも……)

ほむら「……時間停止と時間遡行よ」

まどか「ストップウォッチとタイムマシンだね!」

さやか(タイムマシン?青いネコ型ロボットが乗ってる奴?)

杏子「時間停止は良いとして、時間遡行……」

マミ「もしかして、貴女……」

ほむら「……えぇ。私は未来から来たの。魔法少女の真実を知ったのも過去の時間軸で……」

ほむほむ事情説明中……


ほむら「……ということがあって、私は何度も同じ一ヶ月を繰り返しているの」

スーパーマリオギャラクシーBGM『チコ』

ほむら「え?」

ほむら(何だか急にオルゴールみたいなBGMが……)

マミ・杏子・まどか・さやか「「「「うわあああああああああああああああん!!」」」」ポロポロ

ほむら「ちょっ!?どうしたの急に!?」

マミ「ごめんなさい!私が何度も迷惑かけてごめんなさい!貴女の言葉を信じてあげられなくてごめんなさい!!」ポロポロ

杏子「辛かったんだな……苦しかったんだな……!でももう大丈夫!あたし達が傍にいるからな!!」ポロポロ

まどか「ほむらちゃああああああん!私のせいでごめんねええええええええ!」

さやか「転校生……いやほむら!あたし絶対契約しない!アンタの苦労を無駄にしないから!!」ポロポロ

ほむら「……信じてくれるの?」

杏子「マミさんの出鱈目な魔法に比べたらよっぽど現実的だし信じられるよ!」ポロポロ

まどか「だってほむらちゃんの顔、ずっごく辛そうで……悲しそうで……嘘をついてるように見えなかったもん……!」ポロポロ

さやか「いやさ、魔法の存在知っちゃったら大抵のことは疑わないっていうか……確かにあたしなら契約して暴走しちゃいそうだし……」ポロポロ

マミ「実際、私も二回ほど時間を巻き戻したことがあるから……貴女の話、他人事とは思えないのよ……!」ポロポロ

ほむら(へ?時間を巻き戻した!?貴女そんなことまで出来るの!?私でさえかなり限定的な能力で好きに使える訳じゃないのに!?)

マミ「ぐすっ……暁美さん、一緒にワルプルギスの夜を倒しましょう!」グシグシ

杏子「そんで今度こそ皆で笑って一ヶ月後を迎えような!」グシグシ

まどか「ほむらちゃん。私、何があっても契約しない。約束するよ……!」グシグシ

さやか「あたしも!これからはどっかの時間軸?みたいに友達でいよう!」グシグシ

ほむら「……皆」

ほむら(……訳の分からない時間軸だったけど、これって結果オーライで良いのかしら)

ほむら(巴マミ……巴さんは既に覚悟完了しているし、杏子はグレずに真っ直ぐ育っていて……)

ほむら(まどかと美樹さやか……さやかは全てを知った上で契約しないと約束してくれた)

ほむら(これは……今度こそいける。この条件は今までの中で最高……!これなら何とかなるかもしれない……!)

ほむら(見てなさいインキュベーター、ワルプルギスの夜……!この時間軸で全てを終わらせてやる……!)グッ
































さやか「ところで何千回も繰り返してるってことは、ほむらって精神年齢はおばあちゃんなの?」

ほむら「………」

杏子「お、おい!」

マミ「言ってはいけないことを……!」

まどか「空気読んでよさやかちゃん!」

さやか「えっ?あ、あたし何かまずいこと言った?」アセアセ

ほむら「……良いのよ。気にしていないから」

ほむら(実際、私もループ回数が千を超えたところから数えなくなったもの……恐らく百歳は確実に超えているでしょうね)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

魔女の結界


イザベル「コアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

土管 シュルルルルッ

スーパーマミ「ヤッフー!」デュンデュンデュン♪

杏子「イェッヘーイ!」デュンデュンデュン♪

ほむら「………」デュンデュンデュン♪

ほむら(屋上から結界を見つけたと思ったら、土管で瞬間移動だなんて……本当に便利過ぎる魔法ね)

※ワールドワープ土管 初出:スーパーマリオブラザーズ
入ると別のワールドへ移動することが出来る隠された仕掛け。マミの移動手段の一つであり、この土管に入ればどんな場所でも瞬時に移動することが出来る。

スーパーマリオギャラクシーBGM『Into the Galaxy』

ほむら(また勇ましい曲が頭の中に流れて……)

使い魔達「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」

ほむら「………」

ほむら(この魔女、何度倒したか分からないけど……私にとって、全ての始まりとも言える魔女なのよね)

スーパーマミ「暁美さん!この魔女と戦う上で気をつけるべきことはあるかしら!」

ほむら「あ、はい。えっと、この魔女は特に厄介な能力を持っていません」

スーパーマミ「敬語はいらないわ!過去の時間軸では私は貴女の先輩だったみたいだけど、今は貴女の方が私よりベテランだもの!」

ほむら「……分かったわ」

スーパーマミ「暁美さんにはまず、私達の戦闘スタイルに慣れてもらわないとね!佐倉さん、準備は良い?」

杏子「あぁ!」

スーパーマミ「今回のブラザーアタックはちょっと特殊よ!えいっ!」ポイッ

バスケット スポポポポポポポポポッ

ほむら「……?」

ほむら(放り上げられたバスケットから大量のお菓子が……!)

スーパーマミ・杏子「「ヤッホーゥ!」」テレッテッテレッテ♪

スーパーマミ・杏子「「あむあむあむっ!ばくばくばくっ!」」

ほむら「ちょっ、貴女達何してるの!?こんな時にお菓子食べてる場合じゃないでしょ!?」

スーパーマミ『大丈夫!こういう技だから!』テレパシー

杏子『美味ぇー!』テレパシー

ほむら「私には二人揃ってふざけてるようにしか……」

デブマミ「けぷっ。上手くいったわ!」

デブ杏子「ちょ、ちょっと食べ過ぎたかも……」

ほむら「………」

デブマミ「さぁ佐倉さん!私を持ち上げて魔女に投げつけて!」

デブ杏子「いやいやマミさんが持ち上げてよ!あたしお腹一杯で!」

デブマミ・デブ杏子「「………」」

ほむら「………」

デブマミ・デブ杏子「「誰か持ち上げてえええええええええええええええっ!?」」ジタバタ

ほむら「やっぱりふざけてるだけじゃない!!」

デブマミ「いやそうじゃなくて本来なら片方がお菓子を食べて……」

デブ杏子「もう片方が太った味方を持ち上げて投げ付ける技なんだけど……」

デブマミ・デブ杏子「「あまりに美味しそうだからつい二人で食べちゃった♪」」テヘペロ

ほむら「馬鹿じゃないの!?」

イザベル「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」

デブマミ「ひぃ~っ!?こっち来たーっ!?」ジタバタ

デブ杏子「そ、そうだ!ほむらー!代わりにあたし達を持ち上げてくれー!」ジタバタ

ほむら「あーもう仕方ないわね!ふんぬぅ……!はぁはぁ……無理!重過ぎ!!」

デブマミ「なら私のアイテム袋からレッドペッパーを取り出して食べて!」

ほむら「レッドペッパー?」

デブマミ「説明は後!ひぃっ!?使い魔がこっちにー!?」

ほむら「そんなこと言ってもどれがどれだか……」ゴソゴソ

ほむら「この赤い唐辛子のことかしら?はむっ……辛ぁっ!?口から火がぁっ!?」ゴォッ!

ほむら(だけど何故か力が溢れてくる!確かにこれならあのデブ二人を持ち上げられそう!)デュワデュワデュワ♪

※レッドペッパー 初出:マリオ&ルイージRPG
食べると一時的に攻撃力が上昇する。それに加えて「ヘビー重力」状態となり、動きが鈍くなる状態変化も付与される。
次回作の『マリオ&ルイージRPG2×2』でも登場し、こちらは攻撃力上昇のみで「ヘビー重力」が付与されなくなった。マミのアイテムは『2』の効果となっている。

ほむら「ふんぬううううううううううううっ!」グイィッ!

デブ杏子「いいぞほむらー!」

デブマミ「そのまま魔女めがけて私達を投げ付けてー!」

ほむら「せえええええええええええええいっ!」ブォンッ!

デブマミ・デブ杏子「「ひゃああああああああああああぁぁぁぁ……!」」

ズドオオオオオオォォォォォンッ!!

イザベル「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」ガシャアアアアアン!

使い魔達「ゲヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」

※スイーツバスケット 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
マリオとルイージの必殺技「スペシャルアタック」(リメイク版『マリオ&ルイージRPG3DX』では「ブラザーアタック」)の一つ。
バスケットから飛び出す大量のスイーツをルイージが食べて激太りし、それをマリオが放り上げて地面に落ちた際に発生する衝撃波で敵を一掃する技。
マミの魔法では微妙にアレンジされており、太った味方を直接敵に投げ付けて攻撃する技となっている。

スーパーマリオギャラクシーパワースターゲットBGM『テーテーテレテテー♪テレレレテン♪テレテー♪』

グリーフシード ペラペラ

杏子「いや~もう少しでやられるところだったなぁ」

スーパーマミ「そうねぇ。間一髪だったわねぇ」

ほむら「誰のせいかしらね」ジトー

スーパーマミ・杏子「「ごめんなさい!」」

ほむら「全く……で、そのグリーフシードは人間に戻すとしても、失った魔力はどう回復するの?」

スーパーマミ「それならこのMAXシロップを飲めば一瞬で……ごくっ、ぷはぁ!」

『SP:100』パシュン!

ほむら(マミのSPという数値が100に戻った……あれが彼女の魔力量を表しているのね。それにしてもグリーフシード無しで魔力全回復だなんて……)

スーパーマミ「さて、魔力も回復したところで魔女を元に戻してあげないと」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

芸術家の魔法少女「………」パシュンッ!

ほむら(改めて見ても頭おかし過ぎる光景ね……あいつがマミに対して取り乱すのも少しだけ分かる気がするわ)

芸術家の魔法少女「はぁ……」

杏子「人間に戻れたのに随分嫌そうだなオイ」

芸術家の魔法少女「そういう訳じゃないけど、生前の私は馬鹿だったなぁって」

スーパーマミ「生前?」

芸術家の魔法少女「私が描いた絵を見て欲しいと願っても、それで来てくれるのは奇跡で操られた人間だけ。誰も私の絵を本当の目で見てくれないから……」

杏子(……他人事と思えない。父さんに似たようなこと言われたし)

ほむら「………」

ほむら(そういう経緯で魔法少女となり、絶望していったのね。幾多のループでこいつと戦ったけど、生前のことは初めて知ったわ……)

芸術家の魔法少女「……人間に戻してくれてありがとう。今度は奇跡に頼らず自力で有名な画家になれるよう努力するわ」

スーパーマミ「その意気よ!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

見滝原総合病院


なぎさ「」バシュンッ!

シャルロッテ「ムガーッ!」

QB「これでよし。後は適当に病院で暴れさせて、その隙にまどかへ契約を持ちかけに行けば……」

スーパーマリオ64メインテーマBGM『テッテッテーレテッ♪テーレレッテッテッ♪テレッテ♪テレテレレテッテレッテン……』

QB「!?」

QB(このやたら軽快な音楽は!?まさかマミが結界を嗅ぎつけたのか!?くっ!ここは撤退するしか……!」スッ……

スーパーマリオブラザーズ3笛SE『テーレーレー♪テレレー♪』

スーパーマミ「よいしょっと」スタッ

杏子「移動時間ゼロって地味に便利だよなぁ」スタッ

ほむら「………」スタッ

ほむら(マミが笛を吹いたと思ったら、周囲の景色が突然変わった……今まで歩きながら移動していたのが馬鹿らしくなるわね)

※笛 初出:スーパーマリオブラザーズ3
キノピオから貰える隠しアイテムで、使うとワールドを一気に飛び越えてワープすることが出来る。
マミの移動手段の一つで、吹くと好きな場所にワープすることが出来る。

スーパーマミ「………」

ほむら「……大丈夫?」

スーパーマミ「え、えぇ。残り人数なら沢山あるし、仮に死んでも痛くも痒くも無いまますぐ復活出来るもの」プルプル

ほむら(その割には震えてるけど……死んだ事実はともかく、死因を教えなかったのは正解だったかしら)

スーパーマミ(事前に教えてもらっているとはいえ、別の世界で自分を殺した相手と戦うのは緊張するわね……何となく首元が気になるし)

ほむら(……あれ?そういえばこの時間帯って確か……)

まどか「あっ!ほむらちゃーん!」

さやか「マミさんに杏子も!こんな所で何してるのー?」

スーパーマミ「えっ、鹿目さん!?」

杏子「さやかまで!」

ほむら「……忘れてた。いつもまどか達はこの日に上条君……クラスメイトのお見舞いに来ていたわ」

スーパーマミ・杏子「「どうしてそんな大事なこと忘れてたの!?」」

ほむら「いや、今まで何度妨害しても二人共絶対お見舞いに来る未来を避けられなかったから諦めててつい……」

ズオオオオォォォォ……ッ!

まどか・さやか「「あっ、またこの前の気持ち悪い空間になった!」」

スーパーマミ「ほらぁ!言ってる傍から鹿目さん達まで結界に取り込まれちゃったじゃない!」

スーパーマリオ64スライダーBGM『テーッテーッテーテーテーテー♪テーッテーテーテー♪テーッテーテーテー……』

ほむら「ご、ごめんなさい……」

杏子「どうするのマミさん!?」

スーパーマミ「こうなったら仕方ない!鹿目さん、美樹さん!これを!」ポイッ

さやか「何これ?黄色い葉っぱ?」パシッ

まどか「わぁ~!これって無敵このはですよね!」パシッ

スーパーマミ「えぇ!それを使えば私達が戦い終えるまでずっと無敵状態になれるわ!とりあえずそれで身を守って!」

ほむら(さらりと言っているけど常時無敵ってチート過ぎないかしら)

※無敵このは 初出:スーパーマリオ3Dランド
原作では5回ミスするとアシスト機能として登場するお助けアイテム。取得すると時間無制限の無敵状態となるしろタヌキマリオに変身出来る。
ただし従来のタヌキマリオと違い飛行は出来ず地蔵にもなれない。また、無敵状態といっても連続1UPすることも出来ない。
『Newスーパーマリオブラザーズ2』にも登場しており、こちらはしろしっぽマリオに変身する。
『スーパーマリオブラザーズ3』のしっぽマリオと同じように一定距離走ると飛行することが出来る。
マミが取り出す無敵このはは『Newマリ2』準拠であり、マミが解除しない限りは永遠に無敵状態でいられる。
ただし他の変身系アイテムを同時に使うことは出来なくなってしまう。例外として装備アイテムは従来通り使用可能。

しろしっぽまどか「えいっ!おぉ~!本当に白い耳と尻尾が生えてるー!凄ーい!」ボゥン!キラキラ

さやか「………」

スーパーマミ「美樹さん?どうしたの?」

さやか「いや、その……あたしも前に杏子がやってたみたいに、巨大化して大暴れしてみたいな~って」

杏子「何言ってんだ!確かに傍から見れば楽しそうに見えるし実際気分爽快だけど一応命懸けの戦いなんだぞ!一般人にそんな危険なことさせられる訳……」

さやか「マミさーん!ちょ~っとアイテム借りますね~!」ゴソゴソ

スーパーマミ「ちょっと美樹さん!?勝手なことしないで!?」

杏子「人の話聞けよ!!」

ほむら「さ、さやか!やめなさい!」

さやか「え~っと、確かでっかいアイテムだったよね~?これか?」スッ

しろしっぽまどか「ドット絵のスター!?さやかちゃん!それは前のアイテムと違……」

さやか「えいやぁっ!」カッ

スーパーマミ「美樹さん待って!」

さやか「」シュンッ

ほむら「さやかが消えた!?」

しろしっぽまどか「あちゃ~……」

杏子「どうなってんだ!?マミさん!」

ドットさやか×大勢「」ポンッ!スタスタスタ!シュイーン……

杏子「な、何かカクカクしたさやかが一杯出てきた!?」

ほむら「そのさやか達が線になって、何かを線画していってる……?」

スーパーマミ「……こうなると時間切れまでは止まらないわ」

しろしっぽまどか「そうですね……しかもよりによって」

巨大ドットさやか「これであたしも巨大に……って何じゃこりゃーーーーーーーーーーーー!?」カクカク

杏子・ほむら「「さ、さやかが巨大なドット絵になってるーーーーーーーーー!?」」

スーパーマミ・しろしっぽまどか「「スーパーペーパーマリオのスターを使っちゃうなんて……」」

スーパーペーパーマリオ無敵BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』

※スーパースター(ドット) 初出:スーパーペーパーマリオ
「スーパースター」と「巨大キノコ」を合体させたような効果で、取得するとドット絵状態で巨大化して一定時間だけ無敵状態になれるアイテム。

スーパーマミ「美樹さーん!その状態になったらしばらく元に戻らないから、この際だから最深部に向かって突き進んでー!」

巨大ドットさやか「最深部?えっと、とにかく真っ直ぐ進めば良いんですかー?」

スーパーマミ「えぇ!ついでに使い魔達も蹴散らしちゃってー!」

巨大ドットさやか「分かりましたー!いっくぞぉーーーーーーーーーー!」ズガガガガガッ!

使い魔達「ウギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!?」ポコッポコッポコッ

ほむら「壁ごと破壊しながら突き進んでる……」

杏子「相変わらず巨大化アイテムの強さはエグいな……」

しろしっぽまどか「そりゃ~ブロックや土管ごと壊してガンガン進めるアイテムだもん!」キラキラ

スーパーマミ「これで最深部までの道は確保出来たわ!私達も美樹さんの後に続くわよ!」ダッ

ほむら「え、えぇ!」ダッ

杏子「あ、あぁ!」ダッ

しろしっぽまどか(しっぽ状態ならずっと走り続ければ……!)タタタッ!ピロピロピロ!

しろしっぽまどか「えーい!やっぱり飛べたー!」ピョン!フワーッ

ほむら「こらまどか!遊んでる場合じゃないでしょう!?」

しろしっぽまどか「あっ、ごめんね?つい……」フワーッ

杏子(ほむらの話を聞いた時は号泣してた癖にアイテム見せた途端どっちもはしゃぎ過ぎだろ!気持ちは分かるけども!)

魔女の結界最深部


巨大ドットさやか「いけいけー!」ズガガガガガッ!

使い魔達「アガァーーーーーーーーーーーーッ!?」ポコッポコッポコッ

さやか「あれ?元に戻っちゃった……」ボフンッ

スーパーマミ「美樹さーん!」

さやか「あっ、マミさん!こっちこっち!」

ほむら「全く!勝手な行動は慎んで!」

さやか「いや~ごめんごめん!つい調子乗っちゃって……」

しろしっぽまどか「ハシャイジャッたんだよね?」ウェヒヒ

杏子「にしてもマジで一気に最深部だな……」

スーパーマミ「……暁美さん。あれが……」

ほむら「……えぇ。かつて貴女の命を奪った魔女よ」

シャルロッテ「マジョムングカマンベール!」

ほむら「弱点は分かってるわね?」

スーパーマミ「もちろん。あれだけ聞かされたもの。対策はバッチリよ」プルプル

ほむら(やっぱり足が震えてる……)

スーパーマミ「……シャルロッテちゃーん!美味しいチーズはいかがかしらー?」スッ

シャルロッテ「チーズ!?」キラキラ

杏子(食いついた!)

ほむら・さやか((キノコ型のチーズ?))

スーパーマミ「欲しかったら取ってごらんなさい!そぉーれっ!」ポイッ!

シャルロッテ「チーズ!チーズ!チーズ!」バクッ!ムシャムシャ

スーパーマミ「食べたわね?それはチーズを塗り込んだだけのアイテムよ!」

シャルロッテ「ヴェ?ムギュッ!?」ブクブクブクッ!

メタコロッテ「カマベーーーーーーーーー!?」

杏子「何か魔女がこの前のあたし達みたいにデブったんだけど!?」

しろしっぽまどか「ま、マミさん!まさかこのアイテムって……!」チラッ

スーパーマミ「……そう。メタコロキノコよ」ニッコリ

ほむら・さやか((何だそれ))

※メタコロキノコ 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
原作では使用アイテムではなくストーリーで言及されただけのアイテム。
悪役であるゲラコビッツが開発したキノコで、食べるとメタコロ病となってボールのように太ってしまう。
治療するには「スターワクチン」というアイテムが必要となる。原作ではメタコロ病を治す為にマリオ達やクッパがワクチンを巡って冒険する。

メタコロッテ「ムグー!?ムグー!?」ジタバタ

ほむら「……全然動かないわね」

スーパーマミ「隙を作る為のアイテムだもの。今の内に……えぇい!」グイィッ!

杏子「うおっ!?デカいハンマー!?」

しろしっぽまどか「あーっ!クラフトハンマーだー!」

※クラフトハンマー 初出:マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
マリオ・ルイージ・ペーパーマリオが三人で発動させる必殺技「トリオアタック」に必要なアイテム
。叩くと敵がペーパーとなり、そこから色々な「トリオアタック」に繋げていく。
原作ではペーパーキノピオ達がマリオ達の為に作ったアイテムで、どう見ても紙とダンボールで作った玩具にしか見えない。
しかしその見た目とは裏腹に非常に強力な性能を誇る。

スーパーマミ「佐倉さんと暁美さんも手伝って!このアイテムは三人じゃないと扱えないのよ!」

杏子「分かった!」グッ

ほむら「え?ど、どうするの?とりあえず掴めば良いの?」ガシッ

スーパーマミ「良い?せーので振り下ろすわよ!」

スーパーマミ・杏子・ほむら「「「せーのっ!」」」ドガーンッ!

メタコロッテ「マジョカーーーーーーーーー!?」ポヒューンッ!

ペーパーメタコロッテ「」ペラーン

杏子・さやか「「何か周りが紙とダンボールで作ったような光景になってる!?」」

ほむら「もはや魔法を通り越して超常現象じゃない!」

しろしっぽまどか「超常現象じゃないよ!トリオスカッシュだよ!」

杏子・ほむら・さやか「「「トリオスカッシュ!?」」」

スーパーマミ「さぁ佐倉さん!この黒い球を魔女にラケットで打ち付けて!」

杏子「うおっ!?いつの間にか手にラケットが!?何だか分かんないけど、ラケットで打てば良いんだな?えぇい!」ポコーン!

ペーパーメタロッテ「」ボコッ OK

スーパーマミ「次!暁美さんよ!」

ほむら「きゅ、急に言われても……!?こ、こう!?」ポコーン!

ペーパーメタコロッテ「」ボコッ GOOD

スーパーマミ「次は私ね!それっ!」ポコーン!

ペーパーメタコロッテ「」ボコッ! GREAT!

スーパーマミ「最後は順番よ!まずは暁美さん!」

ほむら「え、えぇ!はっ!」ポコーン!

ペーパーメタコロッテ「」ボコッ!

スーパーマミ「次!佐倉さん!」

杏子「よーし!やぁっ!」ポコーン!

ペーパーメタコロッテ「」ボカッ!

スーパーマミ「最後は私!フゥーンッ!」グルグルグル……ボコーンッ!

ペーパーメタコロッテ「」ドガァンッ! EXCELLENT!!

スーパーマミ・杏子・ほむら「「「オゥイェーイ!」」

ほむら(……ハッ!?つい一緒になって決め台詞を!?)

しろしっぽまどか「やったぁー!」

さやか「あー知ってる。これオーバーキルって奴だよね」

※トリオスカッシュ 初出:マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
マリオ・ルイージ・ペーパーマリオの必殺技「トリオアタック」の一つ。三人で黒い球をラケットで敵に向かって打つことでダメージを与える技。

スーパーマミ・杏子・ほむら「「「………」」」スタッ

グリーフシード ポンッ!

スーパーマリオ64パワースターゲットBGM『テレレレッテレッテッ♪テー♪』

しろしっぽまどか「ヒャウィゴー!」ピース

さやか「紙になった魔女がいきなり黒い塊になってる」

しろしっぽまどか「さっきの攻撃で完全に倒されちゃったからね!」

杏子「マミさん。今の技が前に言ってた『もう一人いたら使えるスペシャル技』?」

スーパーマミ「そうよ。凄い威力だったでしょ?」

杏子「一方的に攻撃してたもんなぁ」

ほむら(……もう突っ込む気にもなれない)

スーパーマミ「さて、倒した後はちゃんと蘇生してあげないと」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

しろしっぽまどか「ところで復活ドリンクや1UPキノコDXは使わないんですか?」

スーパーマミ「確かにそっちの方が蘇生後の状態は良くなるけど、強力なアイテムほど魔力消費がかさむのよね。今みたいに戦闘以外なら落ち着いて回復出来るんだけど」

しろしっぽまどか「だったら『アレ』を使えば……」ボソボソ

スーパーマミ「……あぁっ!確かにそうね!盲点だったわ!」ボソボソ

ほむら(まどか……貴女はこの時間軸ではマリオファンなのね。だからマミと話が弾んで……)

杏子・さやか(((何の話してるんだろ)))

なぎさ「………」パシュンッ!

ほむら(……彼女も生前の姿は初めて見るけど、まだ小学生くらいじゃない。それなのにあいつはこんな幼気な少女にも……!)

ワルプル戦までが遠い……後数回ほどの投下で完結予定

なぎさ「……どうして私を人間に戻したのですか」

スーパーマミ「え?」

なぎさ「どうせなぎさはもう一人ぼっちなのに」

ほむら「……どういうこと?」

なぎさ「もうなぎさには帰る場所が無いのです。お母さんも死んじゃったし……」

スーパーマミ「だったら私が魔法で貴女のお母さんが死ぬ前に……」

なぎさ「そうじゃないのです!どうせお母さんが生き返ったところで意味無いのです!」

さやか(生き返っても意味が無い……?)

杏子「……!」

なぎさ「最後まで話を聞いてくれなかったお母さんが生き返ったって……どうせなぎさのことを見てくれないのです」

スーパーマミ「……虐待、されていたの?」

なぎさ「………」コクリ

杏子「見てくれないってことは……ネグレクトか?」チラッ

ほむら「流石に彼女の過去までは知らなかったけれど……この様子だと、恐らくそうでしょうね」

さやか(ネグレクト?何それ?)

しろしっぽまどか「そんな!酷いよ!自分の子供なのにお世話をしないで放っておくなんて!」

スーパーマミ「………」

なぎさ「………」

なぎさ(お母さんは病気が酷くなった時から私に辛く当たるようになったのです。お見舞いにチーズを持って行っても怒られるだけ……)

なぎさ(そんな時、キュゥべえと出会って……契約すればお母さんを助けられると知ったのです)

なぎさ(それでお母さんに相談しても『そんな冗談言って私を馬鹿にしてるの!?それに病気が治ったところで私なんて生きてる意味が無い!』と言われちゃって……)

なぎさ(だけど、私はそれでもお母さんを笑顔にしたくて『お母さんが美味しいと思うチーズケーキが欲しい』と願って契約したら……)

なぎさ(お母さんは病気が悪化して死んじゃったのです。それで何もかもどうでも良くなって、私はお菓子の魔女に……)

なぎさ(確かにこの黄色い魔法少女ならお母さんを生き返らせることが出来ると思うのです。でもそんなことしたって、お母さんは私を見てくれはしないのです……)

スーパーマミ「要するに佐倉さんのお父さんみたいに説得すれば良い訳ね?」

杏子「またあの作戦か……確かに効果覿面だろうけどさ」

ほむら「あの作戦って?」

スーパーマミ「えっと、なぎさちゃんで良いのかしら?お母さんが死んじゃったのって……いえ、貴女が契約したのはいつ?」

なぎさ「……数時間前なのです」

スーパーマミ「分かったわ。じゃあ早速……えいっ!」カチッ

しろしっぽまどか「あーっ!それってマリオ&ルイージRPG3に出てきたリトライクロ――」

ギュルルルルルルルッ……!

なぎさ「……はっ!ここは……」キョロキョロ 

なぎさ(なぎさがまだ契約する前……確かお母さんに馬鹿にするなって怒られちゃう時なのです……)

ワープボックス ヒュンッ

なぎさ「ひゃっ!?」

ワープボックス シュポンッ!

スーパーマミ「お待たせ!」シュタッ

なぎさ「あ、貴女はさっきの……これって一体……」

スーパーマミ「私の魔法で時間を巻き戻したの。なぎさちゃんはまだあの白い詐欺師と契約する前だし、貴女のお母さんも生きているわ!」

なぎさ「……さっきも言ったのです。どうせお母さんを生き返らせたところで意味は……」

スーパーマミ「だからこそ説得するのよ」

なぎさ「説得……?」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

なぎさママの病室


なぎさ「なぎさはママに愛して欲しいだけなのです!どうして分かってくれないのですか!?」

なぎさママ「うっぐ!?だ、だから私は娘はいらなかったと言って……」グサッ!バシッ!

スーパーマミ「自分達の都合で子供を作って、気に入らないから面倒を見ないだなんて!人として最低じゃないですか!」

なぎさママ「がはっ!?」グサグサッ!バシッ!

なぎさ「病気が治っても意味無いなんて言わないで!なぎさはお母さんが生きていてくれるだけで嬉しいのです!自棄にならないで!」

なぎさママ「おごっ!?い、いい加減に……」グサグサグサッ!バシッ!

なぎさママ(さっきから心と頬が痛い!ズキズキするっ!)

スーパーマミ「夫に逃げられたから育児放棄!?大の大人がそんなことして許されると思ってるんですか!?」

スーパーマミ「少しは子供の気持ちを考えてあげて下さいよ!貴女は自分が可哀相な人間と思っているのかもしれませんが……」

スーパーマミ「そんな理不尽な理由で突き放され暴言を吐かれるなぎさちゃんの方がよっぽど辛い思いをしているんですよ!」

スーパーマミ「もう少し母親としての自覚を持って下さい!子供を持ったからには、命を懸けてでも守るくらいの……家族としての愛を注いであげて下さい!」

スーパーマミ「そんなことも出来ないから貴女は夫に捨てられるんですよ!貴女は確かに被害者かもしれませんけど、同時に同類の加害者でもあるんです!」

なぎさママ「ぐはぁーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」グッサァーッ!バシバシバシィッ!

スーパーマミ(流石はドカーンナグーリとツラヌキナグーリね!相変わらず精神攻撃もバッチリだわ!)

透明マミ(ふぅ……前回はハリセンだったし、今回はビンタにしちゃった♪)

※はり手スティック 初出:マリオカートアーケードグランプリDX
基本的には「ハンマー」と同じ効果のアイテム。使用すると手が付いた棒を振り回し、相手をビシビシ叩いてダメージを与えることが出来る。
今回はなぎさママに喝を入れる為に使用。「ダブルチェリー」で分身し、「透明帽」で透明になったマミがなぎさママの頬に往復ビンタを炸裂させた。

なぎさママ「うぅ……っ」ピクピク

なぎさ「……私が言うのも何ですけど、ちょっとやり過ぎでは無いのですか?」

スーパーマミ「良いのよ。この手の人間はこれくらいしないと改心しないから」

透明マミ(前例を知ってるもの)

スーパーマミ「それになぎさちゃんも普段言えなかったことをぶちまけることが出来てスッキリしたでしょ?」

なぎさ「まぁ、それは……」

なぎさママ「……私が間違っていたというの?」プルプル

スーパーマミ「はい」

なぎさママ「自分の子供どころか赤の他人にまで説教されるほど落ちぶれていたというの?」

スーパーマミ「そうですね」

なぎさママ「……最低ね、私」

スーパーマミ「その通りです」

なぎさママ「………」

スーパーマミ「ですが、そこから普通に戻ることは出来ますよ」

なぎさママ「……!」

スーパーマミ「今からでも遅くありません。なぎさちゃんのことを愛してあげて下さい」

なぎさ「お母さん……」

なぎさママ「……でも、もう遅いわ。私の病気は既に治らない領域まで……」

スーパーマミ「それならこれを食べれば完治しますよ」グイッ!

なぎさママ「ムグッ!?んぐっ……ぷはっ!いきなり口に変な物を押し込まないでよ!?」

シュワァァァァァッ……!

なぎさママ「……あら?何だか急に体が軽くなったような。それに沈んでいた心も軽く……」

スーパーマミ「では私はこれで。後でお医者さんに見てもらってみて下さい。きっと驚きますから。じゃあまたね?なぎさちゃん」スタスタ

透明マミ(魔法少女なんて忘れて、お母さんと幸せにね?)

なぎさ「あっ……」

なぎさママ「………」

なぎさママ(何だったのかしら、彼女は……でも、なぎさを愛するのはともかく、病気がそんな簡単に治るはず……)


























医者「びっくり仰天完治してますねこれは凄いすぐ退院出来ますよ何ということでしょう」

なぎさ「へ?」

なぎさママ「嘘ぉ!?」

QB「」

QB(新たに素質を持つ少女と契約出来そうだと思ったらまたマミに邪魔されてしまった。どうして彼女はいつもいつも……!)

※リフレッシュハーブ 初出:マリオ&ルイージRPG
原作ではマリオやルイージに降りかかるマイナス効果の状態異常を回復させるアイテム。
マミが使うアイテムとしては、食べた人の体や心の病気を全て完治させることが出来る効果となっている。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

数日後 魔女の結界


スーパーマリオ3DワールドBGM『ヘビースネーク』

ほむら「それであの時何もかもが数時間前の状態に戻ったのね。納得したわ」銃ズガガガガガッ!

ほむら(あっさり時を巻き戻すのは本当に凄いの一言しか思いつかないけど。しかも時間軸を変えないままで)

使い魔達「ウボァーーーーーーーーーー!」

使い魔達「グゥッ!グギャーーーーーーーーー!」ゴォッ!

ほむら(くっ……昔はこれで一掃出来たのに、やっぱり最近は使い魔すら硬いわね。こんなところでループのツケが回って来るなんて)

パトリシア「アアアアアアアアアアアアアアアッ!」

使い魔達「グギャーーーーーーーーーーー!」

スーパーマミ「あーもう!魔女を狙いたいのに使い魔達が邪魔ね!こうなったらとっておきよ!」ゴソゴソ

杏子「マミさーん!それは何ー!?」槍ザクザクッ!

使い魔達「ギャアッ!?」

スーパーマミ「話すよりやって見せた方が早いわ!えいっ!」カチッ!

ピロピロピローン♪ バシュッ!

パトリシア「」ピタッ

使い魔達「」ピタッ

ほむら「!?」

杏子「魔女達の動きが止まった!?」

スーパーマミ「暁美さんが話してくれた魔法と同じように時間を止めたの!これなら落ち着いて魔女に攻撃を集中出来るでしょ?」

※ストップウォッチ 初出:スーパーマリオUSA
取得するとしばらくの間だけ時間が止まり、敵が一切動かないようになるアイテム。『ペーパーマリオ』シリーズにも同名・同効果のアイテムが登場している。
ほむらの時間停止魔法と違い味方は自動的に時間停止の影響を免れる便利仕様。

杏子「すげぇ!?マジで止まってる!?こっちが触ってもピクリとも動かない!」ツンツン

使い魔達「」

ほむら「で、でもマミ……これほど強力な魔法、いやアイテムを使うとなると、相応に魔力を消費するんじゃ……」

スーパーマミ「あ、それなら大丈夫。鹿目さんのアドバイスのお陰でアイテム使い放題になったもの!このバッジのお陰でね?」

※ウルトラフリーバッジ 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
原作では装備すると、必殺技を使うのに必要なアイテム「ブラザーアイテム」を無限に使うことが出来るようになるバッジ。
マミが装備すると魔力消費無しで全てのアイテムが使い放題になる。鬼に金棒とは正にこのこと。流石に技は対象外だが。

ほむら「」

杏子「そうなの!?だったら何で最初から使わなかったのさ!いやそんな物使って無くても十分チートだったけど!」

スーパーマミ「うっかり忘れちゃってて♪」テヘペロ

ほむら「」

ほむら(頭がティロティロしてきたわ)

スーパーマミ「さぁ!今の内に強力なアイテムで一気に決めるわよ!えいえいえいっ!」ビシュビシュビシュッ!

杏子「金色の甲羅?あ、勝手に魔女の方向に向かって行って……」

ズガアアアアァァァァァァァンッ!

杏子「うおっ!?魔女や使い魔達に当たった瞬間大爆発した!?」

※トリプルゴールドこうら 初出:マリオカートアーケードグランプリDX
「ブラックこうら」の強化版。「アカこうら」のように敵を追尾し、更に「ブラックこうら」のようにヒットすると大爆発する最強クラスの攻撃アイテム。
しかもトリプルという名の通り三個セットとなっている。高威力、ロックオン能力、複数回使用可能と便利な要素が三拍子揃っている。ぶっちゃけ誰でもこれ使うよね。

スーパーマミ「ここで時間停止解除!」スッ

魔女・使い魔達「「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」」

スーパーマリオ3Dワールドボス撃破BGM『ワールドクリア』

スーパーマミ「ハッハー!」ピョンッ!

グリーフシード プスプス

ほむら「」ポカーン

杏子「……これじゃどっちが悪者か分からないなぁ」

スーパーマミ「……やり過ぎだったかな?」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

杏子「いや、何と言うか……ただでさえ強力な魔法が一杯あるのに、時間を止めて一方的にボコるとか反則過ぎるよ」

杏子「ほむらみたいに魔力の制約があるならまだしも、マミさんみたいに実質無制限に時間を止められたら敵から見てもたまったもんじゃないな~と思ってさ」

スーパーマミ「でも油断してやられるよりはマシでしょ?」

杏子「それはそうだけど」

ほむら「わ、私の存在意義が……」

スーパーマミ「大丈夫!トリオアタックの時は貴女にも協力してもらうから!」

ほむら(そんな技使わなくても余裕で倒せるんじゃ……)

委員長の魔法少女「………」シュパッ

委員長の魔法少女(魔女として暴れてたと思ったらいつの間にか瞬殺され、気がついたら人間に戻ってた。何これどうなってるの!?)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

翌日 見滝原総合病院


恭介「さやかは僕を虐めているのかい?」

さやか「そんなつもりじゃ……」

恭介「もうこの腕は動かないんだよ!医者にも無理だって言われて……奇跡でも起きない限り……!」プルプル

さやか「……あるよ」

恭介「え……?」

さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」



マミホーム


さやか「という訳で何とかして下さいマミさん!」ゲザァッ

ほむら「私からもお願いするわ。ここで上条君の腕を何とかしないと、さやかは契約からの100%魔女になって大暴れするもの」ペコッ

さやか「うぐっ……ひゃ、100%ときましたか……」

ほむら(少なくとも今までの時間軸ではそうだったわ。彼女が契約してしまったら後はお決まりのパターンだったもの)

マミ「分かったわ。そういうことなら任せて!やることはなぎさちゃんのお母さんと同じだから簡単よ!」」

さやか「本当ですか!?」パァッ

ほむら「………」

ほむら(肉体の傷だけでなく病気も簡単に治してみせるなんて、マミの魔法は一体どこまで万能なのかしら……)

見滝原総合病院 恭介の病室


恭介「はぁ……」

さやか「恭介ー!」ドアバタンッ!

恭介「あっ……さやか。さっきはごめん。君に酷いことを……」

さやか「そんなことよりこれ食べて!」スッ

恭介「……草?」

さやか「体に良い薬草だよ!知り合いから貰ったんだけど、これなら恭介の腕も治るから!」

さやか(確かリフレッシュハーブって言うんだっけ。不治の病を治したくらいだし、腕くらいならすぐ治るよね?)

恭介「いや、いくら何でもそれは……」

さやか「良いから食えって!」グイッ!

恭介「むぐっ!?ごほっ!ちょっ、さやか!そんな強引に……」

シュワァァァァァッ……!

恭介「……ん?動く。腕が軽やかに動くよ!?」ワキワキ

さやか「ほら~!あたしの言った通りでしょ?」

恭介「す、凄いよさやか!草を食べただけで腕が治るなんて!」

さやか「だから言ったじゃない。奇跡も魔法もあるって」ニコッ

恭介「うん……!ありがとう、さやか!君のお陰で……!」

さやか「いや、あたしはさっきの草を持って来ただけ。お礼なら草をくれた知り合いにあたしから伝えておくね?」

恭介「それでも君がこうして来てくれたからだよ。ありがとう……ありがとうさやか……!」

さやか「……てへへ♪」






透明マミ「………」

透明ほむら「………」

透明マミ(念の為に様子を見に来たけど……)

透明ほむら(心配は杞憂だったみたいね。一先ず最悪の事態は回避したわ)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

アニメで仁美達が集団自殺しようとした場所


スーパーマリオギャラクシーBGM『テレサワルツ』

透明マミ『次に結界が現れる場所はここね?』テレパシー

透明ほむら『えぇ、そのはずよ』テレパシー

透明杏子『にしても魔女の口づけで集団自殺か……魔女もおっそろしいこと考えるよなぁ』テレパシー

透明マミ『あっ、来たみたい……打ち合わせ通り行くわよ?』

透明ほむら・透明杏子『『了解!』』

仁美「あはは……うふふ……」フラフラ

その他一般人達「もう生きてる意味なんて無い……素晴らしい所に旅立ちたい……」フラフラ

透明マミ『全員が部屋に入った!今よ!』ダッ

透明ほむら・透明杏子「「っ!」」ダッ

透明マミ(これを飲んで!)グイッ!

仁美「んぐっ!?」

透明杏子(自殺なんて馬鹿な真似はやめろ!)グイッ!

透明ほむら(命を大事にしなさい!)グイッ!

その他一般人達「んむぅっ!?」

ゴクゴクゴク…… シュパァァァァッ

仁美「ぷはっ!?あ、あら?私はこんな所で一体何を……?」キョロキョロ

その他一般人達「どうして俺達はこんな所に……?」キョロキョロ

透明マミ(これで良し、と!)

透明杏子(後は放置で良いな。皆このまま家に帰るだろうし)

透明ほむら(……本当に飲ませただけで口づけが無くなってる)

※スッキリドリンク 初出:マリオストーリー
「リフレッシュハーブ」と同じ効果のアイテムで、飲むと状態異常を回復することが出来るドリンク。もちろん魔女の口づけも消滅させる。

スーパーマミ「……さて、残るは魔女だけね」透明帽スッ

杏子「でもここの魔女って弱いんだよな?」透明帽スッ

ほむら「えぇ。その代わり精神攻撃でトラウマを抉ってくるから注意して」透明帽スッ

スーパーマミ「それなら大丈夫!私にトラウマなんて無いもの!」

ほむら「私は何千回も戦ったからとっくに慣れたわ」

杏子「あたしだって魔女の性質さえ知ってりゃ大丈夫だ!」

スーパーマミ「………」ジー

ほむら「………」ジー

杏子「ん?何でこっち見るんだ?早く倒そうよ!また口づけされた人々が現れたら面倒だし!」

スーパーマミ(佐倉さん、私が解決したとはいえお父さんに突き放された経験が……)

ほむら(この魔女は杏子と一緒に戦ったことが無いのよね。大丈夫かしら……)



魔女の結界


エリー「………」テレビブゥーン……

杏子パパ『よくもそんなことを……お前は魔女だ!』

杏子「嫌ああああああっ!そんなこと言わないでええええええっ!」

カエルマミ「………」スィーッ

カエルほむら「………」スィーッ

カエルマミ・カエルほむら((やっぱりこうなったか))スィーッ

※カエルスーツ 初出:スーパーマリオブラザーズ3
取得すると水中を自由自在に泳ぐことが出来るようになり、通常マリオなら押し出されてしまうような強い水流にも逆らって泳げるようになるアイテム。
しかし攻撃性能は皆無に等しく、地上での移動能力も低下する為、水中面以外のコースではほぼ役に立たない。
今回は動きづらいハコの魔女の結界の中で、マミ達がまともに移動する為に使用。

杏子パパ『私の為だと!?これでは私は悪魔ではないか!』

杏子「うぅっ……!やめてよ父さん……!」

カエルマミ「落ち着きなさい!」スッキリドリンクグイッ

杏子「んむっ!?ごくっ……ぷはっ!?あれ?あたしは一体……」

カエルほむら「見事に魔女の罠に引っかかってたわよ、貴女」スィーッ

杏子「え?あっ、しまった!ちっくしょー!よくも人のトラウマを抉るようなことしたなー!」

杏子「マミさん!あいつを確実にやっつけられるアイテム頂戴!」

カエルマミ「確実にって言われても、正直一杯あり過ぎて……」スィーッ

杏子「だったらあたしが適当に選ぶ!え~っと……これで!」グイッ

カエルマミ「あっコラ!美樹さんみたいなことしないの!」スィーッ

カエルほむら(あれは……私達が着ているカエルスーツが茶色くなったような物に見えるけど……)スィーッ

タヌキ杏子「えいっ!って何だこの姿は!?タヌキ!?」ボゥンッ!

※タヌキスーツ 初出:スーパーマリオブラザーズ3
取得するとタヌキマリオに変身することが出来るアイテム。しっぽマリオの強化版で、飛行能力やしっぽ攻撃に加えて一定時間だけ「地蔵マリオ」に変身することが出来る。
地蔵になっている間は身動きが取れなくなるが、敵に気づかれなくなり、どんな攻撃も無効化することが出来る。更に通常は踏んで倒せない敵も地蔵状態なら上から押し潰して倒すことが可能。

カエルマミ「タヌキスーツね!しっぽを振り回して攻撃したり空を飛ぶことが出来るけど、その状態なら重くて硬い地蔵に変身出来るわ!」スィーッ

タヌキ杏子「地蔵だって!?ようし!だったらそれで魔女を踏み潰してやる!よっと!」ボゥンッ!

地蔵杏子「」ヒュウウゥゥ……

エリー「……!?」

カエルほむら「地蔵となった杏子が魔女に向かって落ちていってるけど、本当に大丈夫なの?」スィーッ

カエルマミ「えぇ。だって……」スィーッ

地蔵杏子(いっけーーーーーーーーーーーーーっ!)ズドォーンッ!

エリー「~~~~~~~~~~~っ!?」

カエルマミ「地蔵になると無敵状態だもの!」スィーッ

カエルほむら「一体何個無敵になれるアイテムを出せば気が済むの!?」スィーッ

グリーフシード ペラペラ

タヌキ杏子「ははっ!見事に潰れてるな!他人の心を覗き見るなんて悪趣味なことするからだ!マミさーん!魔女やっつけたよー!」

カエルマミ「やったわね!佐倉さん!」ピョンピョン

カエルほむら「次からは油断してはダメよ」ピョンピョン

タヌキ杏子「……何してんだ二人共」

カエルマミ「カエルスーツは地上だと普通に歩こうとしてもカエル飛びみたいになっちゃうのよ」ピョンピョン

カエルほむら「……二足歩行しようとしても勝手にこんな動きになるのは仕様だったのね」ピョンピョン

タヌキ杏子「面倒な魔法だな」

カエルマミ(次からはペンギンスーツにした方が良いわね……それはともかく、いつも通り魔女を元に戻さないと)1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

タヌキ杏子「というか移動しづらいなら変身を解除すれば良いだけじゃないか?」

スーパーマミ「あっ、それもそうね!」ポンッ

ほむら「盲点だったわ」ポンッ

タヌキ杏子(マミさんは知ってたけど、ほむらも意外と抜けてるとこあるんだな)

ハコの魔法少女「……痛かった」

タヌキ杏子「言っとくけど謝らないぞ!結構心にキたんだからな!」

ハコの魔法少女「うん。分かってる……悪いのは私だから……」

スーパーマミ・タヌキ杏子「「………」」

ハコの魔法少女「………」

スーパーマミ・タヌキ杏子((何かこの子、幻惑の魔法少女と同じ性格な気が……))

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

数日後 マミホーム


マミ「……そろそろなの?」タンコブモグモグ

ほむら「……えぇ」タンコブモグモグ

まどか「ほむらちゃーん!マミさーん!」ドアバターン!

さやか「………」ウジウジ

ほむら「ほら来た」

マミ「鹿目さんに美樹さん……一応聞くけど、一体どうしたの?」

まどか「さやかちゃんが仁美ちゃんに宣戦布告されちゃったんです!私も上条君のことをお慕いしていますって!」

ほむら「知ってるわ。で、当の本人は?」

さやか「………」ウジウジ

まどか「あたしなんかが仁美に勝てる訳ないじゃん!って言ったきりこんな感じで……」

ほむら「やっぱり……貴女は契約していない正真正銘の人間なんだから、さっさと告白してきなさいよ」

さやか「む、無理だよ!もし断られたらと思うと……」

ほむら「大丈夫よ。貴女が告白さえすれば90%成功するから」

さやか「……残りの10%は?」

ほむら「今はバイオリンしか興味が無いと志筑さん共々振られるか、そもそもさやかを女として見ていないから無理のどちらかね」

さやか「やっぱ無理っ!怖いっ!」

まどか「でもそんなこと言ってたら仁美ちゃんに掻っ攫われちゃうよ?それでも良いの?」

さやか「う、うぐぅ……」ウジウジ

ほむら「あーもうウジウジ鬱陶しいわね。マミ、やっちゃいなさい」

マミ「本当に良いのかしら……」

ほむら「こうなると説得に半日以上かかるからめんどくさいのよ」

ほむら(それにさやかが契約して無いなら失恋して絶望しても私達には実害無いもの)ファサッ

マミ「……分かったわ。美樹さん、ごめんなさい!えいっ!」帽子ポイッ!クルクルクル……

まどか「おおっ!その技は!?」

さやか「……ん?」帽子カポッ

マミ「」ピュルルンッ!シュパッ!

さやか(マミ憑依)「……よし、キャプチャー成功ね」

さやか(これが美樹さんの体……胸が少しだけ軽くなって動きやすそうだわ)

まどか「やっぱりマリオオデッセイのキャプチャーだ!生で見られるなんて感激だよぉ!」キラキラ

※キャプチャー 初出:スーパーマリオオデッセイ
帽子を投げ付けた敵キャラクターに憑依し、その敵として行動したり固有の特性や技を利用することが出来るようになるスペシャル技。
原作では味方キャラクター、キャッピーの力によって使える技だが、マミは魔力でキャッピーの能力を再現している。

さやか「後は私が美樹さんの代わりに告白して来たら良いのね?」

ほむら「えぇ。お願いね?」

まどか「さやかちゃんの姿と声で話すマミさん!くぅーっ!後で私もキャプチャーしてもらおうかなー!」

さやか「もう。これは遊びでは無いのよ?鹿目さん」

ほむら「」ゾワワッ

ほむら(さやかが落ち着いた声色で鹿目さんだなんて……さやかには悪いけど悪寒が走ったわ)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

恭ホーム前


恭介「さやか?話って何だい?」

さやか「その……私、貴方のことが好きなの!」

恭介「えっ……」

さやか「………」

さやか(どうか美樹さんを振らないであげて……!)

恭介「……そうだったのか。僕、今までバイオリン一筋で、さやかのことをそんな目で見たことは無かったけど……」

さやか「うぅ……」シュン

さやか(今回は暁美さんが言う残り1割の方なのかしら……)

恭介「……ずっと頻繁にお見舞いに来てくれたのはさやか、君だけだった」

さやか「……え?」

恭介「それどころか、僕の為に体に良く効く草を持って来てくれたのも君だった」

さやか(体に良く効く草……あぁ、美樹さんに渡したリフレッシュハーブのことね)

恭介「……こんな僕で良ければ、こちらこそよろしくお願いします」

さやか「……良いの?本当に?」

恭介「うん。これからはバイオリンばかりじゃなく、さやかのことも沢山考えるよ」ギュッ

さやか「……上条君」

恭介「え?上条君?」

さやか「じゃなくて恭介!あ、ありがとう!私も嬉しい!」アセアセ

さやか(他の人の演技って難しい……!それはともかくおめでとう美樹さん!これで晴れて両想いね!)




透明ほむら「………」

透明ほむら(どうやらこの時間軸では9割の方を引いたみたいね。正直ちょっと不安だったけど安心したわ……)

透明まどか「見て見てほむらちゃん!全身が透き通ってる!完全に透明だよ!凄いよこの帽子!」キャッキャ

透明ほむら「お、落ち着いてまどか……興奮する気持ちは分からなくもないけど……」

透明ほむら(それにしてもこのまどかは本当にマリオが好きなのね。ここまで興奮したまどかを見たのは初めてよ……)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

魔女の結界


スーパーマリオ3Dワールド地下BGM『地下洞窟』

エルザマリア「………」触手ジュゴゴゴゴゴゴゴッ

ブーメランほむら「それからと言うもののさやかがず~っと惚気てきてうざいのよ」ブーメランポイッ

触手 ズバババババババッ!

ほむら(しかも寂しげな表情でさやかを応援すると言ってくれた志筑さんの前でも延々と……さやか、浮かれるなとは言わないけどお願いだからもう少し空気を読んで)

※ブーメランフラワー 初出:スーパーマリオ3Dランド
取得するとブーメランマリオとなり、ブーメランを投げ付けて敵を攻撃することが出来るようになるアイテム。
投げたブーメランは敵を貫通し、連続で五体以上の敵を倒すと1UPする。ただしブーメランは一度に一つしか投げられない。

ほうだいボックス(杏子)「あたしも散々自慢されたよ……全く、彼氏ってそこまで良いものなのか?あたしにはイマイチ分かんないなぁ」ボコンッ!ボコンッ!

使い魔達「ギャーーーーーーーーッ!?」ドガァァァァン!

※ほうだいボックス 初出:スーパーマリオ3Dワールド
被ると前方に向かって弾丸を撃ち出し敵を攻撃することが出来るようになる装備アイテム。
上半身全てがボックスで埋まっているが前はちゃんと見えている。明らかに視界が塞がっているが見えているったら見えている。

スーパーマミ「それにしても流石は影の魔女。白と黒だけだから見づらいわね」バシュウウウウウン!

使い魔達「ホギャッ!?」

※スーパークラクション 初出:マリオカート8
使用すると周囲の物や敵を吹き飛ばすことが出来るアイテム。あの厄介なトゲゾーこうらさえ一撃で消滅させてしまう程の威力を持つ。

スーパーマミ「どこか地面でどこが足かも把握しづらいし……よーし!こうなったらとっておきよ!」ゴソゴソ

ブーメランほむら(どのアイテムも「とっておき」な癖に)

ビルダーマミ「ワッフゥー!」デュワデュワデュワ♪

ほうだいボックス(杏子)「あれ?その姿って工事現場で働いてるおっちゃん?」

※スーパーハンマー 初出:スーパーマリオメーカー2
取得するとビルダーマリオとなり、ハンマーで敵を攻撃したりブロックを積み上げて足場にすることで色々な場所に移動出来るようになるアイテム。
ちなみに『ペーパーマリオRPG』や『マリオ&ルイージRPG』等にも同名のアイテムが登場するが、それらとは全く異なるアイテム。

ビルダーマミ「当たらずとも遠からずね。えいっ!えいっ!」ハンマーガスッ!ガスッ!

使い魔達「ゴブッ!?ゲヘッ!?」ポコッポコッ

ブーメランほむら「ただ単にハンマーで殴ってるだけじゃない。それなら無敵になれるアイテムの方が……」

ビルダーマミ「いえ、このアイテムの真価はこんなものじゃないわ。フッフー!」カッ

WiiUゲームパッド ポンッ!

ほうだいボックス(杏子)「何だこりゃ?ゲームのコントローラーか?」

ビルダーマミ「この姿になっている時だけ使える技なんだけど、ここをこうしてこうすれば……!」カチャカチャ

サァーッ!

ビルダーマミ「レッツゴー!」カンッ!

スーパーマリオ3Dワールド地上BGM『スーパーベルの丘』

エルザマリア「!?」

ブーメランほむら「急に辺りが明るくなった!?しかも頭で流れる音楽も変わってる!?」

ほうだいボックス(杏子)「お、おい!魔女の周りが壁で埋め尽くされてるぞ!?」

ビルダーマミ「当然よ。コースを作り変えたんだもの♪」

ブーメランほむら・ほうだいボックス(杏子)「「は?」」

※コースをつくる 初出:スーパーマリオメーカー
WiiUゲームパッドのタッチパネルを使うことで、コースの風景を変えたり仕掛けやアイテム、敵を自由に配置したり編集することが出来る技(?)。
ビルダー状態に変身している時のみ使用出来る魔法で、魔女や使い魔の結界を自由に作り変えたり弄り回すことが出来る。

ビルダーマミ「コースを地下から地上に変えたから周りが明るくなって見通しが良くなったでしょ?」

ビルダーマミ「そして魔女には身動きが取れないよう壁で覆っちゃった!使い魔達は邪魔だったから編集して消しちゃったわ」

ブーメランほむら「」

ほうだいボックス(杏子)「」

ブーメランほむら・ほうだいボックス(杏子)((どうしようもはや何をしてるのかさえ理解出来ない))

エルザマリア「……!?」アタフタ

ビルダーマミ「後は一部分だけ空けておいた穴に向かってこれを投げるだけ!テェデュラァッ!」ビシュッ!

クッパこうら ゴロゴロゴロゴロッ!

エルザマリア「~~~~~~~~~~~~~ッ!?」ドガァァァァンッ!

ビルダーマミ「ヤッフー!命中~!」

※クッパこうら 初出:マリオカートダブルダッシュ!!
「ミドリこうら」の巨大版。発射すると敵を攻撃することが出来るアイテムで、巨大故に他の敵をどんどん巻き込んで転がっていく。
壁に当たると跳ね返るのも「ミドリこうら」と同様だが、あまりに大きい為場合によっては自分自身まで巻き込まれる危険性もある。

スーパーマリオ3DワールドBGM『コースクリア』

ビルダーマミ「ワッフー!」ピョンッ!

グリーフシード ボロッボロ

杏子「毎度思うけどマミさん元仲間相手に容赦無いよな」ほうだいボックスカポッ

ブーメランほむら「同感だけど、倒さないと蘇生出来ない以上は……だとしてもやり過ぎだとは思うけど」

ビルダーマミ「そりゃ私だって痛い目に遭うのは嫌だもの」1UPキノコスッ

グリーフシード 1UP パラリララリ♪

グリーフシード シュパァァッ

影の魔法少女「やっと負の連鎖から抜け出せた……でももう少し楽に倒してくれたら良かったのに」

ビルダーマミ「中途半端に手加減したら倒し切れないしお互い返って辛いだけよ?」

影の魔法少女「むぅ……」

多分次の更新で完結……かも?なぎさの過去については基本マギレコ準拠ですが多少改変しています
一応マギレコでは無くアニメ本編準拠の時間軸という設定。ぶっ壊れマミさんを中心に本編の展開が息してないけど

影の女王「ラスボスなら」
ディメーン「僕達の」
マムー「事を」
ゲラゲモーナ「忘れては」
ゲドンコ姫「いませんか?」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

数日後 ほむホーム


マリオ&ルイージRPG3ラスダンBGM『ディープ・キャッスル』

ほむら「ワルプルギスの夜の出現予測はこの辺りよ。間違いなくね」スッ

スーパーマミ・杏子「「ふむふむ」」

杏子(恐ろしいほど細部まで書かれてるな、これ……)

スーパーマミ(それだけ何度もやり直したということね……)

ほむら「それで作戦なんだけど、ぶっちゃけマミのアイテムと技でゴリ押しが一番ベストだと思うわ」

杏子「というかマミさんの戦法的にそれしか出来ないもんな」

スーパーマミ「あ、あはは……」

ほむら「……で、一つ聞いて良いかしら?」

スーパーマミ「何かしら?」

















魔法少女A「すっごーい!何か絵がフワフワ浮かんでるー!」

魔法少女B「魔法で空間を拡張したのかしら……」

魔法少女C「えっ、ワルプスギルの夜が来るんですか?ここに!?」

幻惑の魔法少女「……怖いから家でネトゲしてたい」

ハコの魔法少女「……同感」

薔薇園の魔法少女「そうは言っても引きこもっていてはいずれ貴女達も死んでしまいますわよ?」

芸術家の魔法少女「折角自力で画家目指そうと思ったところにワルプルギス襲来なんて嘘でしょ!?」

委員長の魔法少女「ようやく元の学校生活に戻れた時にこれって……」

鳥かごの魔法少女「檻や柵で囲えないかしら……」

影の魔法少女「今度こそ悪い奴は私がやっつけてみせる!」

水風船の魔法少女「私達が集まれば無敵だよね!」

その他魔法少女・元魔女達「ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ」

ほむら「この集まりようは何なのよ!?」

スーパーマミ「私の友人兼仲間よ。そして今まで人間に戻してあげた元魔女達ね」

杏子「人脈広すぎるよな。あたしも未だ完全に把握出来てないし」

スーパーマミ「連絡したら多くの人が私達と一緒にワルプルギスの夜と戦ってくれると言ってくれたわ」

杏子「これだけいたら流石に勝てるだろ!うん!」

ほむら「………」

ほむら(確かに心強いと言えば心強いけど、それ以上に今まであり得なかった光景に度肝を抜かれちゃって……)

スーパーマミ「後は装備品ね。皆、万が一に備えてこれだけは必ず履いておいて!」スッ

ほむら「靴下?」

スーパーマミ「これさえ履いておけば、ソウルジェムが割られようが肉体ごと消滅させられようが数分で自動的に復活出来るから!」

ほむら・杏子・他の魔法少女達「「「は?」」」

ほむら(自動で復活!?何その命の概念を根底からあっさり覆すような得体の知れないアイテムは!?)

※コンジョウソックス 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
装備品の一種。原作では装備しておけばHPが無くなって倒れてしまっても次のターンでHP半分の状態となって復活することが出来る。
マミ達魔法少女にとっては、死亡しても数分後に肉体の傷や魔力を半分回復して生き返ることが出来る反則アイテム。

スーパーマミ「他にもスターキャンディと、急いで仲間を生き返らせる為の蘇生アイテムをアイテム袋に一杯詰め込んで渡しておくわ!」

スーパーマミ「それだけじゃない。出来る限り私もこれで皆の傷と魔力を回復するから!」スッ

杏子「ただのドリンク剤……じゃないんだよな」

スーパーマミ「えぇ。これを使うと味方全員の体力と魔力を完全回復出来るの!流石に死んでしまった人には効かないけど……」

幻惑の魔法少女・ハコの魔法少女「「……チート過ぎ」」

※ケロケロドリンク 初出:スーパーマリオRPG
使用すると味方全員のHPとFP(所謂MP)を全回復することが出来る最強クラスの回復アイテム。ただしHPが無くなったキャラクターには効果が無い。
マミが使うと自動的にドリンクが分裂し、自分や仲間達の口にドリンクが流し込まれて肉体の傷と魔力(ソウルジェムの穢れ)を完全回復する。

スーパーマミ「後は全員が戦闘開始前に戦闘力強化アイテムを予め使っておいて。当日に渡すから」

ほむら(……私が今まで必死にかき集めてきた武器が霞んで見えるわ)

スーパーマミ「他にもかなりリスクがある代わりに攻撃力が上昇する装備品もあるけど……流石にこれは無しね。危険過ぎるもの」スッ

影の魔法少女「いや、多少危険を冒してでも強くなれるなら使うべきじゃ」

スーパーマミ「だってこれ、パワーアップする代わりに一撃食らったら即死するのよ?」

影の魔法少女「ごめんやっぱりやめとく」

影の魔法少女(いくら生き返ることが出来るとはいえ何度も死ぬのはちょっと……)

※ハラハラブーツ 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
装備すると攻撃力が二倍になるが、敵からの攻撃を一度でも受けると即死してしまうハイリスクハイリターンな装備品。








QB「………」

QB(打倒マミの精神で必死に対策してきたけど、何か今更になって負けそうな気がしてきた……)

QB(って何弱気になっているんだ僕は。宇宙の未来の為、彼女を葬ると決めたじゃないか。いける……彼女ならマミ達を倒せるはずだ……!)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ワルプルギスの夜襲来日 避難所


さやか「ほむら達、大丈夫かな……?」

まどか「絶対大丈夫だよ!だってマリオは何度も命懸けの冒険を切り抜けてピーチ姫を救って来たんだよ?」

まどか「ワルプルギスの夜なんて宇宙を支配しようとしたことがあるクッパと比べたら大したことないよ!」

さやか「だと良いんだけど……」

なぎさ「はっきり言って負ける要素が見当たらないのです」

まどか「だよねだよね!何回死んでも残り人数がある限り生き返ることが出来るし、何より他の魔法少女の人達もいるから平気だよね!」

まどか(それに強力なアイテムが沢山あるもん!ただ、マミさんが忘れてそうなのが不安だけど……)

まどか「………」グッ

まどか(いざという時は、コレで私がマミさんに……!)








QB「………」

QB(まだだ。マミ達が劣勢になったタイミングでまどか達に接触するんだ。今はまだ門前払いされるだけ……)

QB(……巴マミ、佐倉杏子、暁美ほむら。そして幾多の魔法少女……君達には宇宙の為の犠牲になってもらう)

QB(特に巴マミ!君だけは絶対にやっつけてやる!君のせいで僕らはとんでもない損害を被ったんだ!その分だけ苦しんでもらうよ……!)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

アニメでほむらがワルプルギスの夜と戦っていた場所


スーパーマリオギャラクシーBGM『シッププラント』

飛行船×多数 キュラキュラキュラキュラ

クッパクラウン×多数 フワフワフワフワ

ほむら「貴女まだあんな物騒な物をあれだけ隠し持っていたの!?」

スーパーマミ「使える物は全部使わないとね!」

※飛行船 初出:スーパーマリオブラザーズ3
アイテムや仕掛けというよりはコースと言った方が良いかもしれない乗り物。原作ではクッパ及び彼の軍団が乗っており、マリオはここに乗り込んでボスを倒しに行く。
空はもちろん宇宙空間でも自由自在に移動出来る上、砲台からは無限に隕石のような弾を撃ち出せる。マミの仲間である魔法少女達が乗り込んでスタンバイしている。

※クッパクラウン 初出:スーパーマリオワールド
クッパの愛用品である乗り物。飛行船ほどの攻撃性能は無いものの、空を自由に移動することが出来、色々なギミックで敵を攻撃することも可能。
マミの仲間である魔法少女達が乗り込んでスタンバイしている。

杏子「一般人に見つかったら間違いなく大騒ぎにならないかこれ!?」

スーパーマミ「大丈夫よ。いざという時はアイテムで無理矢理この出来事を忘れてもらうから!」

魔法少女達『マミさーん!こっちは準備万端だよー!』テレパシー

スーパーマミ「……向こうは準備出来たみたい。暁美さん、ワルプルギスの夜は……」

ほむら「……っ!気を付けて!来るわ!」

スーパーマミ「それじゃ皆!レッドヨッシーエキスとツヨツヨドリンクとブルーペッパーを使って!」

杏子・ほむら・他の魔法少女達「「「了解!」」」パクッ!ゴクゴクゴクッ!

※レッドヨッシーエキス 初出:スーパーマリオRPG
原作では使用すると三ターンの間無敵状態になることが出来るアイテム。あらゆる攻撃や技が通じなくなる文字通りチートアイテム。
マミが取り出す無敵アイテムの中では少し特殊で、体当たりで敵を倒せない代わりに無敵時間がかなり長めとなっている。

※ツヨツヨドリンク 初出:スーパーペーパーマリオ
使用すると一定時間だけ敵に与えるダメージが全て二倍になる。物理攻撃はもちろん魔法による攻撃も全て二倍のダメージとなる。

※ブルーペッパー 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
使用すると数ターンだけ素早さがアップする。マミ達魔法少女が食べると身体能力及び移動速度や機動力が上昇する。

ワルプルギスの夜戦BGM『コーッチーノミースドーハ……』

5

4

ほむら(今度こそ……今度こそっ!決着をつけてやる!というかこれでも勝てなかったらもう無理よ絶対!)

2

1

ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」

マリオ&ルイージRPG3ラスボス戦BGM『イン・ザ・ファイナル』

幻惑の魔法少女(脳内BGMが上書きされてる……)

スーパーマミ「あいつがワルプルギスの夜……!」

杏子「よし!早速分身だ!」コピーフラワーガシッ!シュパッ!

大勢の杏子「「「「「「「「オキドキー!」」」」」」」」スポポポポポッ!

スーパーマミ『空中にいる皆!早速お願い!』テレパシー

飛行船(魔法少女達)『オッケー!飛行船の破壊力を思い知らせてやるっ!』ズドンズドンズドンッ!

ワルプルギスの夜「キャハッ!?」ドガアアアアァァァァンッ!

クッパクラウン(魔法少女達)「続いてワンダーメテオのシャワーだー!」ポイポイポイッ!

ワルプルギスの夜「ゲヒィッ!?」ガスガスガスガスッ!

※ワンダーメテオ 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
原作ではマリオとルイージの「スペシャルアタック」(リメイク版では「ブラザーアタック」)の一種。落ちてくる隕石をハンマーで吹き飛ばして敵にぶつけてダメージを与える技。
今回はワンダーメテオ自体をアイテムとみなし、クッパクラウンに乗っている魔法少女達が直接投げ落としてぶつけるという戦法を取っている。

クッパクラウン(魔法少女達)「まだまだー!次はこれだよっ!」ミニスターポイポイポイポイッ!

こいこいスター ヒュルルルルルッ!ズドォォォォン!

ワルプルギスの夜「ビャヘェッ!?」

※こいこいスター 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
原作ではマリオとルイージの「スペシャルアタック」(リメイク版では「ブラザーアタック」)の一種。小さいスターを大きいスターに投げつけ、最終的に敵に叩き落してダメージを与える技。

ほむら「……よしっ!効いてる!」

使い魔達「オオオォォォォォォォッ!」

大勢の杏子「「「「「「「「おーっと!仲間を傷つけさせはしないぞ!」」」」」」」」槍ズバズバズバッ!

使い魔達「ギャーーーーーーーーッ!?」

スーパーマミ「さて、私達もやるわよ!」

魔法少女達「おーっ!」

ほむら「いくら無敵とは言え、あいつにかかれば周囲のビルも攻撃手段の一つよ!くれぐれも気をつけて!」ビシュッ!

竜巻 ゴゴゴゴゴゴッ!

使い魔達「アアアアアァァァァ……ッ!?」ヒュゴォッ!

※竜巻 初出:マリオカートアーケードグランプリ
前方に発射すると敵を空中へ投げ上げながら突き進んでいくアイテム。

影の魔法少女「ふんぬぅ~っ!でやぁっ!」野菜スポーン!

※野菜引っこ抜き 初出:大乱闘スマッシュブラザーズDX
スマブラシリーズにおけるピーチの下必殺技。地面から野菜を引き抜き、敵に投げつけて攻撃する。
野菜の表情によって攻撃力が変わり、しかめっ面の野菜は一撃でかなりの威力を誇る。

影の魔法少女「いくよ委員長!それぇっ!」ポイッ

委員長の魔法少女「バドミントンの授業だと思えば……えぇいっ!」ハンマードガァッ!

野菜 ズゴゴゴゴォォォォッ!

使い魔達「グギャアアアアアアアアアアアアッ!?」ポコッポコッポコッポコッ

※アイアンハンマーショット 初出:マリオテニスGC
マリオのスペシャルショット。巨大なハンマーでボールを打ち、炎を出しながら相手コートに叩き込む技。
マミの魔力でハンマーが強化されており、打ち出した物体は敵を貫通して飛んでいくようになっている。

使い魔達「グオオオオオオオオオオオオッ!」

薔薇園の魔法少女「数が多くて厄介ですわね!芸術家さん!」チラッ

芸術家の魔法少女「……そっか!あれね!」コクッ

薔薇園の魔法少女・芸術家の魔法少女「「せーのっ!えいっ!」」ピョンッ!ドスンッ!ズババババッ!

使い魔達「グゲェッ!?」ポコポコポコポコッ

※同時ヒップドロップ 初出:NewスーパーマリオブラザーズWii
二人以上でプレイしている時のみ使用出来る技で、プレイヤー全員が同時にヒップドロップすると画面内にいる全ての敵を一撃で倒すことが出来る。

芸術家の魔法少女「これで周りの使い魔は全部倒したわ!」

薔薇園の魔法少女「ここからはワルプルギスの夜に集中攻撃しましょう!」

スーパーマミ「ありがとう!そろそろ無敵状態が切れるから、ここからは回復と回避を怠らないでね!」

魔法少女達「了解!」

スーパーマミ「それじゃ私も……!」カッ

Pムササビマミ「フッフー!」デュワデュワデュワ♪

※パワードングリ 初出:NewスーパーマリオブラザーズU
使用するとPムササビマリオに変身し、「パタパタの羽根」を取ったしっぽマリオと同じように無限に上昇することが出来る状態となる。

Pムササビマミ『空中の皆は「アレ」の準備をして!私はその間にあいつが逃げられないようにするから!』フワーッ!

魔法少女達『オッケー!』

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハハハハハハハハッ!」

Pムササビマミ「あれだけの攻撃を受けてまだ笑う余裕があるだなんて……でもこれで終わりよ!えーいっ!」ズババババッ!

ミニワルプルギスの夜「アビャビャビャッ!?」シュルシュルシュル……

※サンダー 初出:スーパーマリオカート
使用すると敵に雷を落として小さくすることが出来る。その間はスピードがダウンし、シリーズによっては小さくなった敵を踏み潰すことも可能。

Pムササビマミ「おまけにこれも!」ポイポイポイッ!

ミニワルプルギスの夜「ギャ~~~~ヒィ~~~~?」ノロノロ

※スローフラワー 初出:スーパーペーパーマリオ
取得すると一定時間だけ時間の流れが遅くなり、自分や敵、仕掛けの速度が極端に低下する。
原作ではプラスアイテム扱いであり、敵に攻撃を当てやすくなるメリットがあったが、マミが使うアイテムは純粋に相手の時間を遅くして妨害する効果となっている。

魔法少女達『準備完了!マミさんは一旦離れて!』

Pムササビマミ「っ!」フワーッ!

魔法少女達「いっけぇーーーーーーーーーーっ!」ゴォォォォォッ!

ミニワルプルギスの夜「ギャアアア~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!?」ズドドドドーッ!

※ミックスフラワー 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
マリオ達が使う「ブラザーアイテム」の一種で「ファイアフラワー」の強化版。巨大なファイアボールを作り、そのまま敵に落として大ダメージを与える必殺技。

Pムササビマミ「これでとどめよっ!」カッ

スターストーン ズバババババババッ!

ミニワルプルギスの夜「キャハハハァ~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!?」ドガァァァァァンッ!

※ズバットスター 初出:ペーパーマリオRPG
マリオのスペシャル技の一種で、スターストーンを使い空間ごと敵を切り裂いて大ダメージを与える必殺技。

ミニワルプルギスの夜「………」シュウウウウゥゥゥゥ……

Pムササビマミ「はぁはぁ……」フワフワ

魔法少女達「………」

大勢の杏子「「「「「「「「やったか!?」」」」」」」」

ほむら「馬鹿っ!それ死亡フラグっ!!」

ズバァッ!

スーパーマミ「うぐぅっ!?」デュンデュンデュン♪

ほむら「マミ!?」

大勢の杏子「「「「「「「「マミさん!?」」」」」」」」

『LIFE:2』

スーパーマミ「だ、大丈夫!元の姿に戻っただけだから!」

ミニワルプルギスの夜「………」ゴゴゴッ……!

ほむら「……!?」

ほむら(う、嘘!?ワルプルギスの夜が……向きを変えて……!まさか……!)

真・ワルプルギスの夜「……ア~ッハッハッハッハッハ!」グリンッ!ズモモモモッ!

マリオ&ルイージRPG2ラスボス戦BGM『もう一人のレクイエム』

大勢の杏子「「「「「「「「っ!?あいつ、元の大きさに戻ったぞ!?」」」」」」」」

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハハハハハハハハッ!」ズバババババァッ!

魔法少女達「きゃああああああああああああっ!?」

飛行船 ドガァァァァンッ!

クッパクラウン ズガァァァァンッ!

ちびマミ「うあぁっ!?」デュンデュンデュン♪

『LIFE:1』ブブッ!ブブッ!ブブッ!

委員長の魔法少女「巴さんっ!」

薔薇園の魔法少女「今の衝撃波で、空にいた皆さんが……!」

魔法少女達「」プスプス……

ほむら「そんな……!今まで、こんなこと無かったのに……!」

QB「残念だったね」ヒョコッ

大勢の杏子「「「「「「「「……っ、そうか、全部お前の仕業か!」」」」」」」」

QB「いや、僕らは『直接的には』何もしていないさ。彼女が本気を見せたのは、巴マミの扱う魔法が彼女にとって脅威であることと……」

QB「余所の地域で多くの魔法少女が絶望し、魔女となり……彼女の糧にされてしまったことで、彼女の力が劇的に上昇したからだよ?」

ちびマミ「っく……!最近見ないと思ったら、裏でそんなことを……!」

QB「これも全て宇宙の存続の為さ。君達にはどうしても犠牲になってもらう必要があったからね」

QB(それに加えて僕らのエネルギー回収を邪魔した報いを受けてもらう為だけど)

ワルプルギスの夜「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!」

ちびマミ「……それが何よ!私のアイテムにかかれば、あんな奴なんか……!えぇいっ!」カッ

ビュゴォォォォォッ……!

※こおりのいぶき 初出:ペーパーマリオRPG
使用すると周囲に冷気を浴びせ、敵全体を凍らせることが出来るアイテム。

ワルプルギスの夜「キャハ?」

ちびマミ「嘘!?全然効いてない!?」

ほむら「だったらこれはどうよ!?」ゴールドこうらビシュッ!

ズドォォォォォォンッ!!

ワルプルギスの夜「ヒャッハー!」

ほむら「そ、そんな……!」

QB「無駄だよ。あの状態となった彼女には、どんな攻撃も通用しない」

大勢の杏子「「「「「「「「そんなことない!マミさん!ミラクルアタックなら!」」」」」」」」ガシガシガシッ!

ちびマミ「……!えぇ!いくわよ、佐倉さん!それぇっ!」グリンッ!

大勢の杏子「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」ドガガガガガガガガッ!

ほむら(分身した杏子が宙に舞いながら、ワルプルギスの夜にありったけの槍攻撃を浴びせて……!)

※ミラクルタイフーン 初出:マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー
マリオとユメルイージの必殺技「ミラクルアタック」の一種で、大量のユメルイージが竜巻となって空中を舞い、敵を空に放り上げながらハンマーでひたすら殴り続けて攻撃する技。

ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハハハハッ!」

ちびマミ「ダメ……!これも効いてない……!」

大勢の杏子「「「「「「「「嘘……だろ……!?」」」」」」」」

魔法少女達「」1UP パラリララリ♪

魔法少女達「うぅ……ハッ!?マミさんは!?」ガバッ!

QB「……驚いた。どう見てもソウルジェムが割れてただの焼死体となっていたのに、ものの数分で独りでに蘇生するなんて」

ほむら(そうか、コンジョウソックスの力で……!)

ちびマミ「私の魔法を……馬鹿にしないで……!」

QB(……避難所にいる僕。このままだと巴マミ達は敗北するだろう。そろそろ鹿目まどか達と接触してくれ)テレパシー

大勢の杏子「「「「「「「「……いや、まだだ!まだトリオアタックがある!」」」」」」」」

ちびマミ「……!」

ほむら「あ……!」

ちびマミ「確かに一人や二人なら無理でも、三人なら……!」クラフトハンマーグイッ!

QB「無駄なことを……」

ちびマミ「佐倉さん!暁美さん!」

杏子(分身の内の一人)「あぁ!」

ほむら「えぇ!」

ちびマミ・杏子・ほむら「「「そぉーれっ!」」」ドガーンッ!

ワルプルギスの夜「キャヒ?」ポヒューンッ!

ほむら「よし!ワルプルギスの夜が紙になった!」

杏子「何だこれ?凧か?」

ちびマミ「暁美さんと佐倉さんはその凧を出来るだけ空中に浮かべて!」

ほむら・杏子「「了解!」」ズダダダダダッ!

ちびマミ(遥か上空に浮かび上がったところで私が糸を伝って……ハンマーで思いっきり殴るっ!)ガスッ!

ペーパーワルプルギスの夜「」ヒュウウウウゥゥゥゥ……!

ちびマミ(そしてそのまま地面に叩き付ければ……えぇいっ!)ドガァァァァンッ!! EXCELLENT!!

※トリオカイト 初出:マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
マリオ達の必殺技「トリオアタック」の一種。敵をペーパーにした後、凧の要領で空中に浮かび上がらせ、そのまま上空からハンマーで殴り地面に叩き落す技。

ちびマミ「これなら……!」

ワルプルギスの夜「ア~ッハッハッハッハッハ!」

ちびマミ「そん、な……!」

QB「だから言ったじゃないか。彼女にはどんな攻撃も通用しないと」

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハハハハハハハハハッ!」ゴゴゴ……!

QB「どうやら彼女は、より多くの絶望を振りまく為に避難所の方へ向かうみたいだね」

大勢の杏子「「「「「「「「くそっ!させるかぁ……っ!」」」」」」」」シュルルルルルッ……!

ちびマミ「!?」

ちびマミ(佐倉さん達が一点に集まってる!?)

巨大杏子「まどか達の所へは……行かせない……!」ズゥーン!ガシィッ!

ワルプルギスの夜「ヒャハッ?」

ほむら「杏子がアイテム無しで巨大化した……!?」

巨大杏子(まさか、こっそり練習していた……分身を集めて巨大化する技が、こんなところで役に立つなんてな……!)グググッ

※巨大化バトル 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
特殊イベント限定の技(?)で、原作では瀕死に陥ったクッパがマリオ達のサポートで巨大化し、同じく巨大な敵と戦う特殊バトルが発生する。
次回作『ドリームアドベンチャー』でもユメルイージが合体して巨大化し、同様に巨大な敵と戦う特殊バトルが発生する。
杏子は後者の方法で密かに練習しており、見事分身を合体させた巨大化を成功させた。

ワルプルギスの夜「ア~ッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!」ゴゴゴ……!

巨大杏子「行かせないって言ってるだろぉ……っ!!」グググッ!

ちびマミ「佐倉さんっ!」

ほむら「杏子っ!」

QB「巨大化したところで結末は変わらないよ。いずれ杏子は彼女の力に押し負けるだろう」

ほむら「うるさいっ!どうして……どうしてここまできて、勝てないの……っ!」

魔法少女達「……っ!」ギリッ

ちびマミ「………」ガクガク

ちびマミ(ど、どうしよう……!?どのアイテムや技も効かないなんて……!こんなの、どうやって倒せば……!)

テレッテッテレッテッ♪プルルルルルッ……

ちびマミ「……!」

ちびマミ(これは買い物電話の着信音!もしかして鹿目さんか美樹さんが……!)買い物電話ピッ

ちびマミ「もしもしっ!」

まどか『マミさん!大丈夫ですか!?』

ちびマミ「そ、それが……思った以上に苦戦していて……」

まどか『それは知ってます!ただ、電話に出られるということは、少なくとも生きてるんですね!』

ちびマミ「う、うん……」

まどか『あの白い詐欺師から話は聞きました!何やってるんですかマミさん!苦戦するなんて!らしくないですよ!」

ちびマミ「そうは言うけど、アイテムが効かないのよ!佐倉さんや暁美さんと一緒に強力な技を放っても通用しないし……」

まどか『通常の攻撃が効かなかったとしても、他にも強力なアイテムは沢山あるじゃないですか!」

ちびマミ「だから無理なのよ!どんなに強いアイテムを使っても、そもそも通じないんじゃ……」

まどか『あーもう!やっぱり忘れてる!マミさん!思い出して下さいよ!どんな無茶でも実現出来る「アレ」を!』

ちびマミ「どんな無茶でも……」

まどか『クッパに奪われたせいでマリオが窮地にまで追い込まれた「アレ」です!』

ちびマミ「……あぁっ!」

数十分前 避難所


QB「………」キュッピーン!

QB(なるほど、分かったよ。今こそ鹿目まどかに契約を迫る時……そして僕らの勝利が決まる時だね)

QB「……やぁ」ヒョコッ

まどか「貴方は……」

さやか「ゲッ!あの時のグロかった人形!」

なぎさ「……っ!」

まどか「何しに来たの?私、全部知ってるんだよ?だから絶対に契約しない」

QB「そんなことを言っている場合じゃない。巴マミ達は今、彼女……ワルプルギスの夜を相手に苦戦している」

QB「このままなら、恐らく後数時間もしない内に敗北するだろう。そして君達も彼女に……」

さやか「う、嘘っ!?あのマミさんが!?」

なぎさ「何かの間違いなのです!」

まどか「………」

QB「いや、僕らは嘘は言わない。疑うなら確かめに行ったらどうだい?尤も、命の保証はしないけどね」

さやか「くっ……!」

なぎさ「そ、そんな……!マミ達が……」

まどか「……それって、マミさん達の『攻撃が通用していない』ってこと?」

QB「そうだね。彼女の力の前では、どんな魔法少女の攻撃も無に等しいだろう」

まどか「………」

QB「ただしまどか、君なら話は別だ。君が契約すれば、恐らく彼女を一撃で倒すことが……」

まどか「もうっ!マミさんってばやっぱり忘れてる!急いで連絡しないと!」買い物電話ピッピッ

QB「へ?」

まどか(攻撃が通用しないなら、それを上回る手段で何とかすれば良いんだよ!そう、「アレ」を使えば……!)









ちびマミ「スターの杖……!」

まどか「そうです!スターの杖を使えば、ワルプルギスの夜なんてけちょんけちょんのカロンカロンですよ!」







スーパーマリオギャラクシーラスダンBGM『ギャラクシープラント』

ちびマミ『……佐倉さんっ!もう少しだけ持ちこたえて!』ゴソゴソ

巨大杏子『何か策があるのか!?』グググッ!

ちびマミ『えぇ!これさえあれば、ワルプルギスの夜を何とか出来るはず……!』スッ

ほむら「それは……星形の杖……?」

ちびマミ「……スターの杖、お願い!ワルプルギスの夜を……元に戻して!」ピカァッ!

バシュウウウウウウウウウウッ!

ワルプルギスの夜「キャハァッ!?」

巨大杏子「っ!?ワルプルギスの夜の動きが止まった!?」グググッ!

※スターの杖 初出:マリオストーリー
どんな願いでも叶えることが出来る究極のチートアイテム。原作では星の精が厳重に管理していたがクッパに奪われてしまった。
ただし星の精達による「スターフラッシュ」及び「ピーチフラッシュ」という技を使えば杖の効力を消し去ることが可能。

ちびマミ「そして、今まで魔女となってしまった魔法少女達を……私が助けてあげられなかった魔法少女達を、元の人間に戻してあげて……!」

ちびマミ「それだけじゃない!絶望の底から舞い戻って来た魔法少女達が笑顔で暮らせるように……彼女達が帰るべき場所に帰してあげて!」

ズバババババババババババッ!

ワルプルギスの夜「アヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

QB「そ、そんな馬鹿な!?彼女が……苦しんでいる……!?」

巨大杏子「今だ!うおおおおおおおおおおおおっ!」グイィッ!

ワルプルギスの夜「ヒャハアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」ズシャアアアアアン!

ほむら「マミ!これは一体!?」

ちびマミ「私としたことが、こんな強力なアイテムを忘れていたなんて!鹿目さんにはまた助けられちゃったわね!」

ちびマミ「これはスターの杖と言って、どんな願いでも叶えることが出来るアイテムなの!」

ほむら「ど、どんな願いでも……!?」

QB「まさか!僕らの技術以外に、他者の願いを叶える術なんて無いはずだ!」

ちびマミ「あら?知らないの?夢と希望に満ち溢れ、子供達の冒険心をくすぐってきたマリオに不可能は無いのよ!」

ズバババババババババババッ!

ワルプルギスの夜「キャ……キャハッ……!」プルプル

巨大杏子「もがき苦しんでるけど、全然元の人間に戻らないぞ!」

QB「……当然だ。いくらそのスターの杖とやらが強力だとしても、君程度の魔力なんて絶望の前では無力さ!」

ちびマミ「うるさい!そんなはず……!」

ほむら「マミの魔力……だったら……!」ゴソゴソ

ほむら「えいっ!」ケロケロドリンクビシュッ!

ちびマミ「んむっ!?」ゴクッ

巨大杏子「んくっ!?」ゴクッ

魔法少女達「んんぅ!?」ゴクッ

パシュウウウウウウウウッ!

巨大杏子「おぉっ!何だか力が漲ってきた!」

魔法少女達「暁美さん!今のって……!」

ほむら「えぇ!ケロケロドリンクで貴女達全員の体力と魔力を回復したわ!皆、今すぐスターの杖に自分の魔力をありったけ注いで!」

ちびマミ「……!」

巨大杏子「……!」

魔法少女達「……!」

QB「そんなことをしたところで気休め程度にしかならないよ?」

ほむら「やってみなければ分からないでしょう?一人では足りなくとも、皆の力を合わせれば……きっと道は開ける!」ソウルジェムカッ!

巨大杏子「ほむらの言う通りだ!最後まで諦めない奴が勝つんだよ!」ソウルジェムカッ!

幻惑の魔法少女「……私達は皆、巴さんに助けられた」ソウルジェムカッ!

水風船の魔法少女「だったら今度は……!」ソウルジェムカッ!

薔薇園の魔法少女「私達が巴さんに……!」ソウルジェムカッ!

鳥かごの魔法少女「助けてもらった時の……!」ソウルジェムカッ!

芸術家の魔法少女「恩を返す時……!」ソウルジェムカッ!

委員長の魔法少女「私達の魔力……!」ソウルジェムカッ!

ハコの魔法少女「その全てを……!」ソウルジェムカッ!

影の魔法少女「杖に込める……!」ソウルジェムカッ!

魔法少女達「見滝原を……マミさん達を絶対に守ってみせる……っ!」ソウルジェムカッ!

バシュウウウウウウウウウンッ!!

ちびマミ「うっ……!」

ちびマミ(杖に佐倉さん達の魔力が入っていく……!)

QB「……!」

QB(こ、これは……一人一人の魔力は微量なのに、それが合わさると……これほどの魔力に……!?)

巨大杏子「……分かったよ!仕方ないなぁ!」ガシッ!

ちびマミ「あっ……!」

巨大杏子「宇宙まで飛べば良いんだよな?やったこと無いけど……頑張ってみる!その代わり、絶対にこいつを何とかしてよ!?」

ちびマミ「……もちろん!」

巨大杏子「ようし!せーのっ……でやああああああああああああっ!」バシュウウウウウウウンッ!!

ちびマミ「うっぐ……!」ググッ!

ほむら「マミ!?杏子!?どこに行くの!?」

QB(魔力反応が途絶えた……?まさか彼女達は、今の跳躍で宇宙まで……!?)

巨大杏子「てやぁっ!うっわ、高すぎて目がくらみそう……!」

ちびマミ「でも、これだけの高さなら……いけるっ!」

巨大杏子「よし!じゃあいくぞ!あいつを頼んだよ……マミさあああああああああああああんっ!!」ビシュッ!

ちびマミ「任せてーーーーーーーーーーっ!」シューンッ!

ちびマミ「………」キラキラ……!

ちびマミ(皆の魔力を集めて出来たスターだからかな……温かい気持ちと、暗い気持ちが同時に心の中に流れ込んでくる……)

ちびマミ(特に暁美さんの気持ちは……他の人の数十倍重く圧し掛かってくる。何度も繰り返した絶望が……)

ちびマミ(だけど、それと同時に……希望も見える。鹿目さんや私達と平和な日常を過ごしたいという、彼女がずっと胸に秘めていた希望が……)

ちびマミ(……いや、それだけじゃない。暁美さんと触れ合った私達の気持ちも一緒に……!)

ちびマミ「……っ!」シューンッ!

ちびマミ(これは……絶対に負けられないわね……!)

ほむら「……あっ!あれ!」スッ

魔法少女達「空から虹色の流れ星が……!」

QB「……っ!?」

QB(そんな、まさか……!あれは、マミ……!?)

ちびマミ「……!」シューンッ!

ワルプルギスの夜「……っ!」ガクガク

ちびマミ(見えたっ!ワルプルギスの夜……もう大丈夫!私が貴女を……!)

ちびマミ「……いっけええええええええええええええええええええっ!!」バシュウウウウウウウンッ!! EXCELLENT!!

ワルプルギスの夜「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

ちびマミ(深くて真っ暗な絶望から……救い上げてみせるから……っ!)

※ブラザーフィニッシュ 初出:マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー
原作ではマリオと、巨大化したユメルイージの必殺技。ユメルイージがマリオを乗せて宇宙までジャンプし、そのままマリオをスターに乗せて敵に投げつけ、スターに乗ったマリオが敵を貫いてとどめを刺す技。
スターの杖と皆の魔力、そして全員の希望を願う気持ちが合体してスターが出来上がり、それに乗ってワルプルギスの夜を貫けば……絶望に満ちた魂に希望の光を灯せば……!

スーパーマリオ64ラスボス撃破BGM『ドゥルルッ♪テレテッテッテー♪テテテテーン♪テレレッテッテー♪テレレッテッテー……』

ワルプルギスの夜「ア……アァッ……あっ……うぅっ……!」パァッ……!

巨大杏子「よいっしょっとぉっ!結構な無茶だと思ったけど、人間やろうと思えば何でも出来るんだなー!」ズドーンッ!

ほむら「きょ、杏子!一体今のは……」

ちびマミ「佐倉さん!」スィーッ

巨大杏子「マミさん!大丈夫だったか!?」

ちびマミ「えぇ。こんなことでやられるほど柔じゃないもの!それより……」チラッ

巨大杏子「……!」チラッ

ほむら「あ……」チラッ

ワルプルギスの夜「……うぅっ、うぁっ……!」シュパアアアアッ!

パシュウウウウウウウンッ……!

舞台装置の魔法少女「ぐすっ……」キラキラ……

大勢の魔法少女の魂「「「「………」」」」シュンシュンシュンッ……!

ほむら「ワルプルギスの夜が……人間の姿に……!」

巨大杏子「しかもそいつに纏わりついてた白い塊が……どんどん消えていって……!」

QB「そ、そんな馬鹿な……こんなことって……!」

ちびマミ「……彼女の周りにいるのは、絶望して彼女に取り込まれてしまった魔法少女の魂。スターの杖の力で、元いた時代と場所に戻って行っているのね」

ちびマミ「恐らく彼女達は故郷に辿り着いたら元の人間に戻るはずよ。そして……」スタスタ

舞台装置の魔法少女「うぅっ……」

ちびマミ「もう大丈夫。貴女も早く元の場所に帰りなさい。魔女になったことは忘れて、失った時間を取り戻して……今度こそ幸せに暮らしてね?」ナデナデ

舞台装置の魔法少女「あ……ぐしゅっ……あり、がとう……!」パァッ……!

シュパッ……

ほむら「……消えた」

巨大杏子「ってことは……元の場所に帰ったのか」

QB「………」

ちびマミ「さて、次は……」クルッ

QB「……!」

ちびマミ「………」スッ

QB「……その杖で僕を葬る気かい?無駄だよ。例え僕らが消滅しても、宇宙の問題は君達では到底解決出来ることでは……」

ちびマミ「誰がそんなことを言ったかしら?」

QB「へ?」

ちびマミ「コホン……まずは宇宙の寿命問題を解決して!」ピカッ!

QB「急に何を……えっ、母星の僕から……何だって!?エントロピー問題が解決した!?」

ちびマミ「続いて……キュゥべえ達全員に感情と倫理観、そして凄まじい罪悪感を与えて!」ピカッ!

QB「僕らに感情を?そんなことをして何に……うわああああああああああっ!?僕らは何てことをしてしまったんだああああああっ!」フルフル

QB「何も知らない無垢な少女達をたぶらかし、挙句絶望させてエネルギーにするなんて……僕は、僕らは何て最低なクズなんだあああああああっ!」フルフル

ちびマミ「そして更に……魔法少女のシステムを変更!絶望からではなく希望から……」

QB「言われなくても今すぐやるよ!いややらせて下さい!これからは今までの罪滅ぼしとしてエネルギー回収無しで皆の願いを叶えます!」

QB「ですが契約した以上は魔法少女となってしまいますが、ソウルジェムなんて物は当然作りませんし、魔女化する仕組みも取り除きます!」

QB「魔法も使い放題に致しますので、どうかそれで勘弁して下さいいいいいいいいいいいいいいいいっ!」ゲザァッ

ちびマミ「よろしい♪」

ほむら「」ポカーン

巨大杏子「」ポカーン

魔法少女達「」ポカーン

スーパーマリオ64エンディングBGM『テーテテテテテテテーテー♪テテテーテテテーテテテー♪テーテテテーテテテーッテー……』

ちびマミ「あっ、見て!いつの間にか青空が広がってるわ!」スッ

ほむら「………」

巨大杏子「………」

魔法少女達「………」

ちびマミ「どうしたの皆?固まっちゃって」

巨大杏子「いや、その……」

魔法少女達「そんなあっさり宇宙の問題とかを解決しちゃって良いのかな~って……」

ちびマミ「良いのよ。人類はこれまで散々キュゥべえに騙されてきたみたいだし……」

ちびマミ「彼らに『人間の力だって侮れない』ということを教えるには、ちょうど良い機会かなと思って」クスッ

QB「は、はい。今の出来事で確信しました。人間は時に僕らが想像もつかない奇跡を起こす存在だと……そんな人達を僕らは……うぅ……」ズーン

巨大杏子「というか最初からそれ使っとけば今までの魔女もわざわざボコらずに倒せたんだよな……」

ちびマミ「それについてはごめんなさい。完全に忘れちゃってて……」

ほむら「………」

巨大杏子「で、ほむらはいつまで唖然としてるんだ?」

魔法少女達「ワルプルギスの夜に勝った……とはちょっと違うけど、乗り越えたんだよ?もっとこう……喜ばないの?」

ほむら「………」ツー…

ちびマミ「あっ……!」

ほむら「うっ……うぅっ……!」ポロポロ

ちびマミ「………」

ほむら「や、やっと……勝てたんだ……まどかや皆を……守れたんだ……!」ポロポロ

ほむら「何度も繰り返して、何度も諦めかけて……それでも、挫けず立ち上がって……!」ポロポロ

ほむら「ようやく、この一ヶ月を……乗り越えられたんだ……!ぐすっ……えぐっ……!」ポロポロ

巨大杏子(……ほむら)

魔法少女達「………」

ほむら「巴さん、佐倉さん……!それに、皆も……ありがとう……!本当に、ありがとう……!」ポロポロ

ちびマミ「……暁美さん」

ほむら「な、何……?」ポロポロ

ちびマミ「さっきね?ワルプルギスの夜に突っ込む前……貴女の魔力を通して、かつての私達の気持ちが流れ込んで来たの」

ほむら「……?」ポロポロ

ちびマミ「貴女が最後に時間遡行した時、魔女化した私達に襲われそうになっていたでしょ?」

ほむら「……!」ポロポロ

ちびマミ「実はあれ、襲おうとしていたんじゃんくて……貴女の盾に、魔力を注ぎ込んでいたの」

ちびマミ「貴女の本音を聞いた私達が自我を取り戻して……次の世界では、貴女が私達を救えるようにって……」

ほむら「………」ポロポロ

ちびマミ「きっと、貴女がこの世界に辿り着けたのは……一つ前の世界の私達が貴女に託した想いが、奇跡を起こしたからだと思う」

ほむら「奇跡……」ポロポロ

ちびマミ「だから、代わりに言わせて?暁美さん……一つ前の、そして今までの世界の……私達の無念を晴らしてくれて……ありがとう」ギュッ

ほむら「巴、さん……う、うぅっ……うわぁぁぁっ……!」ギュッ

ちびマミ「鹿目さんや私達の為に……本当に、ありがとう……!」ナデナデ

ほむら「ぐすっ……!うわぁぁぁん……!ひっく、ううぅぅぅっ……!」ポロポロ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

避難所


QB「ごめんなさい!どうか許して下さい!」ゲザァッ

さやか「な、何かいきなり白い詐欺師が謝りだしたんだけど」

なぎさ「気持ち悪いのです……」

まどか「………」

まどか(空も晴れて来たみたいだし、もしかしなくても……!)

土管 シュルルルルッ

まどか「あっ……!」

ちびマミ「ただいま!」デュンデュンデュン♪

杏子「バッチリやっつけてきたぞー!」デュンデュンデュン♪

ほむら「………」デュンデュンデュン♪

さやか「あっ、マミさん!」

なぎさ「無事に戻って来たのです!」

ちびマミ「鹿目さん、ありがとう。貴女のアドバイスのお陰で、何とかワルプルギスの夜を助けてあげられたわ」

まどか「そうですよ~!マミさんってば、あんな便利なアイテムがあることを忘れちゃうんですから~!」

ほむら「……まどか」

まどか「……ほむらちゃん、ついにやったんだね。ずっと繰り返してきた一ヶ月を……超えられたんだね!」

ほむら「……うん。私……頑張った。すっごく頑張ったよ……まどかや皆を、助ける為に……!」

まどか「……ありがとう、ほむらちゃんっ!これからは、一緒に楽しい学校生活を送ろうね!」ダキッ

ほむら「あっ……うんっ。えへへ……」ギュッ

さやか「おっ、帰ってそうそう見せつけてくれちゃって~!あたしも後で恭介とイチャつきに行こうっと!」

杏子「お前またそれか……」

ちびマミ「……ふふっ♪」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミ(ワルプルギスの夜が過ぎ去ってからも、私達魔法少女の仕事は終わりません)

マミ(スターの杖で魔女の存在は無くなりましたが、代わりに魔獣が現れて人々を襲うようになりました)

マミ(キュゥべえは事前に全てを伝えた上で、辛いと思ったらいつでも契約解除出来る条件で少女達の願いを叶えています)

マミ(暁美さんは時間停止の魔法が使えなくなったらしいですが、スターの杖を使って時間停止はもちろん魔力で武器を作れるようにしてあげました)

マミ(今は学校で暁美さんや鹿目さん達とお喋りし、放課後にはダブルチェリーを駆使して同学年の友人と遊びに行ったりしています)

マミ(暁美さんも鹿目さん達と毎日楽しそうに過ごしています。当然よね。だって無限だと思っていたループ地獄から抜け出せたんだもの)

マミ(その一方で佐倉さんや暁美さん、そして私が助けた魔法少女の人達と一緒に魔獣退治も怠っていません)

マミ(え?スターの杖で魔獣を消せば良いって?流石にこれ以上使ったらどこかでしっぺ返しを受けそうなので、この手のアイテムは窮地に陥った時にしか使わないことにしています)

スーパーマリオギャラクシーBGM『パープルコメット』

ゴロ岩杏子「誰が一番魔獣を狩れるか競争しようよ!」ゴロゴロゴロッ!

魔獣達「ウギャアアアアアアアアアアアアッ!?」ズガガガガガッ!

※ゴロ岩キノコ 初出:スーパーマリオギャラクシー2
取得するとゴロ岩マリオに変身し、岩石となって転がることで敵を倒すことが出来るようになる。

ゴールドほむら「油断すると足元をすくわれるわよ!ハッ!ホイッ!ハッ!ホイッ!」ボワッ!ボワッ!

魔獣達「アガッ!?オゴッ!?」バシュンッ!バシュンッ!

※ゴールドフラワー 初出:Newスーパーマリオブラザーズ2
取得すると全身金色のゴールドマリオに変身し、手からゴールドファイアボールを放って敵を攻撃することが出来る。
通常のファイアボールとは違い、ゴールドファイアボールに当たった敵はコインを沢山落とす。更にレンガブロックをコインに変えることが出来る。

スーパーボールマミ「暁美さんの言う通りよ!一応戦闘中ってことを忘れないで!ハッ!」ポウッ!

魔獣達「グヘッ!?ガフッ!?」ポコッポコッ

スーパーボールフラワー 初出:スーパーマリオランド
取得すると全身灰色のスーパーボールマリオに変身し、壁や地面に跳ね返るスーパーボールを手から出して攻撃することが出来る。

マミ(そして今日も佐倉さんや暁美さんと一緒に魔獣退治に勤しんでいます)

マミ(人々の心から魔獣が生まれなくなるまで、私達の仕事が無くなることはありません)

ゴロ岩杏子「マミさーん!そっち行ったよー!」

ゴールドほむら「マミ!本体は任せたわ!」

レインボーマミ「オッケー!アーラホーラヒッフー!」デュワデュワデュワ♪

スーパーマリオギャラクシー無敵BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』

レインボーマミ「いっけぇーっ!」ズダダダダッ!

魔獣「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」ズガァッ!

※レインボースター 初出:スーパーマリオギャラクシー
基本的には「スーパースター」と同じ効果のアイテム。取得するとレインボーマリオに変身し、一定時間だけ無敵状態となる。移動速度も上昇する。

ゴロ岩杏子・ゴールドほむら「「やった!」」

レインボーマミ「ざっとこんなものよ!」








マミ(私達の戦いはまだまだ続きます!全ては見滝原の平和と人々を守る為!ヒャウィゴー!)

~The End~

Thank you so much for the reading my short story!
本当はマント羽根とかニンジンとかケツワープとかHP5マリオとか他にも色々出したいアイテムや技があったけど、これ以上グダるのはアレなので完結を優先しました
すっごい今更だけどマミ以外の人物が技を使ってるのはマミの場の支配力が強いというかマミの魔法の力を知らない間に受け取って技を行使出来る感じでオナシャス

って見直したら>>155>>156の間が一つ抜けてた!?
この間でマミさんが「これだけ魔力をこめてもまだ無理なの!?」と狼狽えてる状況でスターの杖が大きなスターに変化
マミさんがそれを見て「これはそういうことか。最後くらいは自力で奇跡を掴まないといけないのね」と、ブラザーフィニッシュで決着を付けることを察する
そして杏子に「私がスターに乗っかるから、貴女は高くジャンプして私を宇宙から投げ付けて!こうしないとワルプルを倒せないの!」と頼む場面があったはずなのに……申し訳ありませんが脳内補完オナシャス

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