真姫「い、いやそう言うわけじゃ・・・」

海未「ではどういうことですか？」

真姫「別に理由は・・・」

海未「理由がないのにそこまで嫌がる必要はありますか？」

真姫「・・・もういい加減にしてよ！なんでもないって！」

海未「真姫・・・」

真姫「怒鳴ってごめんなさい。でも本当になんでもないから」

海未「・・・言える時に言える人に言ってくださいね」

真姫「・・・ありがと」

真姫（本当に凛が嫌ってわけじゃない）

真姫（たしかに勝手に決められてはぁ？となったが、いつもなら引きつけていた）

真姫（多分、私が凛に対して嫉妬してるからだ）

真姫（こんな醜い気持ちなんて、海未に言えるわけないじゃない）


真姫（凛、海未、ごめんね）

>>3 訂正

真姫（本当に凛が嫌ってわけじゃない）

真姫（たしかに勝手に決められてはぁ？となったが、いつもなら引き受けていた）

真姫（多分、私が凛に対して嫉妬してるからだ）

真姫（こんな醜い気持ちなんて、海未に言えるわけないじゃない）


真姫（凛、海未、ごめんね）

真姫「はぁ・・・」


？？？「そぉれ！」ﾜｼﾜｼﾜｼﾜｼ

真姫「きゃあ！？ﾅﾆｽﾝﾉﾖｯ！！！｣

希「ごめんごめん」

真姫「希・・・」

希「海未ちゃんから聞かせてもらったで」

真姫「そう・・・」

希「安心してな？ウチが勝手に無理に聞き出しただけやからー

真姫「えぇ、わかってるわよ」

希「なら話が早い。じゃあ本題に入ろうか」

真姫「っていうか話すこと決定なの？」

希「遠慮する仲じゃないやん、今更」

真姫「そういうことじゃなくてねぇ・・・」

希「ほら、グズグズ言ってないではよいい」

真姫「?ぇえ・・・」

真姫「もうわかったわよ。言えばいいんでしょ？」

真姫「いつだったかしら」

真姫「もしかしたら会った時からかもしれないわ」

真姫「私はあの子に嫉妬してた」

真姫「天真爛漫で素直、自分のこと自信なさそうな割に女の子だし、スキンシップだって何ら問題なくできる。私とは正反対だわ」

真姫「変わろうとしても出来ない自分がもどかしい、みんなから愛される凛に嫉妬してしまう」

真姫「そんな気持ちで凛とデュエットなんて出来ないし、自分が許せない」

真姫「それが嫌がった理由よ」

希「何個か言わせてもらっていいかな？」

真姫「えぇ」

希「ならまず1個目、にこっちの言葉を借りるなら、真姫ちゃん本気で言ってる？」

真姫「・・・当たり前でしょ」

希「今の口ぶりからしたら凛ちゃんはみんなから愛されて真姫ちゃんは愛されてないって言いたいんよな？」

真姫「そうね」

希「ごめんね真姫ちゃん」

真姫「？……うっ」ﾊﾟｧﾝ

希「何言ってるの？愛されてない？ふざけないで！！少なくともμ'sのみんなは！！私は！！！素直じゃない真姫ちゃんが！大好きなの！！！」

希「はぁ・・・はぁ・・・ごめんね。ぶっちゃって」

真姫「ううん。痛くない、むしろ暖かいわ」

希「暖かい？」

真姫「私、怒られたことあまりないのよ」

真姫「だから、嬉しかった。怒ってくれてありがとう」

真姫「凛に自分に自信を持ちなさいって言ってた私がこんなんじゃダメよね・・・」

希「うん・・・真姫ちゃんも自信を持って、凛ちゃんと一緒に」

真姫「そうね・・・私、頑張ってみようかな」

希「うん、ウチは・・・いや違うな。みんな応援ふるよ。真姫ちゃんのことも凛ちゃんのことも」

真姫「・・・言ったわね？」

希「うん、たしかに言ったよ」

真姫「なら私、頑張ってみるわ。凛といっしょに」

希「うふふっ、歌詞見た？」

真姫「ううん、見てないけど・・・」

希「曲名だけ、教えてあげようか？」

真姫「うん、聞きたい」

希「Beat in Angel」