モバP「もしも歴代シンデレラがレベル5(超能力者)だったら」 (67)


【橋の上】

P「はぁ、はぁ…」

P「…はぁ、何とか…撒いたか…?」


<ドゴォォォォォォォォォォォォォォ


P「!?」


「逃げないでよ」


<車だったもの


P「」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1581946744


「ねぇ…アイオライトって知ってる?」

「菫青石(キンセイセキ)から作られる宝石のことなんだけど、まぁ…サファイアとかの方が有名か」

「…でも」

P(一見、目の前にいる少女はどこにでもいる中高生にしか見えないが…実際は大きく違う)

P(宝石の用に輝く光を放ち、車だろうが家だろうが…軍隊だろうが壊滅させる力を持つ)

P「学園都市の頂点、7人しかいないレベル5(超能力者)の一人…!」

「私は、この色が好きかな」

P「…っ!!」


モバマス×超電磁砲T一話パロ

もしも学園都市のLevel5が歴代シンデレラだったら…?という妄想

アイドルのLevelの高さは総選挙の過去最高順位に(だいたい)依存


【河川敷】

「…さん、……サーさん?」

P「…」

「…プロデューサーさん、起きてください」

P「…」

P「…おはよう、ございます」

ちひろ「おはようございます、ご無事ですか?」


P「えぇ…なんとか、川に飛び込んでなければどうなっていたか」

ちひろ「その様子だと、第三位の説得は失敗したようですね」

P「…すみません」

ちひろ「うーん、そんなに嫌ですかねぇ…」

ちひろ「『アイドル』になるのって」

P「…」


P「…あの、やっぱり無理なんじゃないですかね?学園都市のレベル5をスカウトするなんて…」

P「せめてレベル4…いや、それよりも能力開発に伸び悩んで行き詰まっている子を探した方が…」

ちひろ「プロデューサーさん?」

P「あ、はい」

ちひろ「前にも説明したように、レベル5の子じゃないとダメなんです」

ちひろ「近い将来、レベル5の能力者はたくさん現れるでしょう」

ちひろ「ですが、事態は一刻を争います」

ちひろ「今すぐにでも、スカウトしなければならないんです」


P「…そう、ですね」

P「分かりました、もう少し頑張ってみます」

ちひろ「では、早速ですがメールの場所に向かってください」

P「…ここは?」

ちひろ「第一位の動向を探っていた交渉人の通信がロストした場所です」

P「」


【路地裏】

P「はぁ…」

P「通信が途絶えたのはこの辺りのはずだが、もう流石にいないよな?」

P「ん?」

交渉人「………」

P「…あの、すみません」

交渉人「………」


交渉人「…は!」

P「!?」

交渉人「…あ、あれ?私は何を…」

P「…大丈夫ですか?」

交渉人「あ、あんたは…!いや、それよりもあいつらは…!」

P「…貴方が交渉人ですね、話を聞かせて下さい」


P「謎の3人組と接触してしまい、そこから記憶が曖昧になった…と?」

交渉人「あぁ…正直生きているのが不思議なくらいだ」

P「覚えていることは?」

交渉人「第一位を調べていることを指摘されて、持ち物を燃やされて、記憶を消すと言われて空に飛ばされた」

P「…は?」

交渉人「それしか覚えていないんだ、本当に」

交渉人「あとはあんたのボスに確認してくれ、俺は帰らせてもらう」


ちひろ『おそらく第一位の仲間…もしくは、何らかの理由で第一位を守護している組織でしょう』

P「第一位を?いったい何のために…」

ちひろ『理由は不明ですが、黒い組織を優先的に潰して回っているとか』

P「…構成員は?」

ちひろ『精神系能力者が一人、発火能力者が一人、念動能力者が一人…計3名』

P「…警戒されている以上、今は手を出さない方が良さそうですね」


「あのー、ちょっといいですか?」


P「…」

P「なんでしょう?」

「お話し中すみません、ちょっと気になる単語が聞こえたもので」

P「…何のことですかね」

「確か、第一位って聞こえたような…」

P「き、聞き間違えじゃないですか?それじゃあ私はこれで…」

「サイキック逮捕!!」

P「!?」ビキッ


「ふっふっふ、たとえ警察の目は誤魔化せても」

裕子「この私、エスパーユッコの目は誤魔化せませんよ!」キメポーズ


【堀裕子 レベル1 念動使い?(サイコキネシス)】


P(念能力…?あ、足が動かない!?)

茜「犯人は現場に戻る…何かのドラマで見た通りですねっ!!」


【日野茜 レベル4 発火能力(パイロキネシス)】


P「い、いやいや…犯人もなにもまだ何もしてないじゃないか」


藍子「…『まだ』、ということはこれから何かするご予定があるんですか?」


【高森藍子 ???(精神系能力とされているが詳細は不明)】


P「…全然ないよ」


裕子「ムムム!この人、嘘をついていますね…間違いありません!」

P「な、何を根拠に…?」

裕子「サイキックテレパシーです!!」

P「いや、君にそんな能力があるなんて聞いて…」

P「…あ」


藍子「…私たちのこと、詳しいんですね」

P「…」

藍子「少し、話を聞かせて貰えますか?」

P「………」

P「あっ!あれは!?」ビシッ

茜・裕子「?」

P「今だ!!」ダッ


藍子「ハッタリです!茜ちゃん、裕子ちゃん!」

裕子「…はっ!しまった、私のサイキックが!?」

茜「くっ!なんて卑怯な!?許せませんっ!!」ズオォオオ

藍子「もうあんなに遠くに…え?あ、茜ちゃん待って…!」


茜「はぁぁぁぁボンバァァァーーーー!!!!」ブンッ


P「はぁ、はぁ、はぁ…」

P「…っ!?」


<カッ


P(目の前に落ちてきた、謎の赤い楕円形のボール)

P(それが何かを察した時には、すでに眩い光を放ち始めていた)

P(防御?否、この高エネルギーの前には無意味だ)

P(回避?否、逃げる場所はどこにもない)

P(現実は非情である)


P「あっつ!!」

P(…あれ、生きてる…?)

茜「さぁ!これで逃げられませんねっ!!」

<ボォォォォォォォ

P「…なるほど、炎の壁か」

裕子「今度こそ逃がしませんよ、次はフルパワーで拘束してみせましょう!」

藍子「はぁ…はぁ、観念…して下さいね」


P(…こうなったら、仕方ないか)

裕子「最大出力のサイキック…!」

P「…!!」バッ

藍子「なっ…!」

茜「なんとっ!?」

P(焼死か、ちひろさんに消されるか…考えるまでもない!!)


裕子「逮…ってえぇ!?」シュンッ



茜「き、消えましたっ!?」

藍子「ま、まさかまた空に…!」

茜「どこに飛ばしちゃったんですか、ユッコちゃん!!」

裕子「い、いやぁ…そんなつもりはなかったんですけど…」

裕子「燃えているのを見て、消火しないとって思いまして」

裕子「ちょっと、水をイメージしちゃったんですけど…」


「「「………」」」


茜「どこの川ですか!?」

藍子「海の底じゃないですよね!?」

裕子「水族館かもしれません!?」


【???】

P「…!?」ガボッ

P(な、なんだ…!?み、水…!溺れる!?)

P「…ん?なんだ足が着くじゃないか…?」


「「「「………」」」」


P「…」

P(ふむ…見たところ、プールのようなところみたいだな)

P(隣のビルの高さから見て、ここもかなりの高さにある場所なのも分かる)

P(利用者は…各々くつろいでいる少女らしき4人だけ、か)

P(嫌な予感がする)


「…誰ですか、あの人」

「水の中から侵入とか、ルパンみたいだねぇ」

「…炎の能力、それと…何でしょうか?」

「まぁ、とりあえず…」


周子「ここ、座ろうか」


P(今日は厄日だな)


ありす「…それで、空間移動(テレポート)らしき能力でたまたまここに飛ばされたというのを本当に信じろと?」


【橘ありす レベル4 理論武装(オブジェクトアーマー)】


P「はい…」

ありす「な、泣かないで下さい…気持ち悪いですね」

P「すみません…」

P(…この子、見た目では分からないが身体に何かを纏っている?)

P(相当高度な能力だ、まだ幼いのにこの演算能力…もしかして)

ありす「…どうしますか、周子さん?」

フレデリカ「尋問する?脅迫する?それとも…?」

ありす「フレデリカさんは黙っていてください」


【宮本フレデリカ 不明 謎の植物型アイテムを複数所持】


P「…周子?」

P(…間違いない、資料にあったレベル5の一人だ)

P(とういうことは、この子達が第四位の率いる女子だけで構成されたグループ…)

P(名前は確か…)

周子「んー、どんな感じ文香ちゃん?」

文香「…やはり、この方は能力を持っていないようです」


【鷺沢文香 レベル4 能力解析(AIMコレクター)】


文香「服や皮膚の火傷から能力の使用が読み取れましたが、本人ではないかと」


周子「そっかそっか、なら安心だね」

周子「たぶんさっき言ってたことも本当っぽいし、信用してあげるよ」

P「ほ、本当か…?」

周子「うん、ただ…やっぱり不法侵入は良くないよねー?」

P「…」

周子「だから、その代金は払ってもらおうかな」

周子「…フレちゃん?」

フレデリカ「はーい♪」ゴソゴソ


P「…これは?」

周子「それをこれから指定する場所に持って行って欲しいんだ」

周子「するかどうか任せるけど…どうする?」

P(運び屋か、違法な物なら避けたいところだが…第四位の機嫌を取れるかもしれない)

P(…よし)

P「するよ、その代わり…それを渡して来たら話を聞いてもらえるかな?」

周子「うん?んー…いいよ」


P「行ってくる」シュババ


周子「…無事に帰ってこられたらね」


【謎のビル】

P「…さて、指定された場所の近くまで来たが…」

P「うん、相変わらず嫌な予感がする」

P「ちひろさんに連絡取ろうにも、さっきから携帯が繋がらないし…」

P「一旦事務所に戻りたいところだが、あまり時間をかけるわけにもいかない」

P「…とりあえず中に入ってみるか」


P「…意外と正面から入れるもんだな、警備員の一人もいないなんて」

P(というより、正面以外入口らしき場所がどこにもなかった)

P(…罠、の可能性?)

P「まぁ、とにかくこの荷物を届ければそれで終わり…」

「そこで止まった方がいい」

P「…?」

「あぁ…これは『命令』ではなく『推奨』だから、どうするかはキミ次第だ」

飛鳥「好きな方を選びなよ」


【二宮飛鳥 レベル1 過去改変(Dメール)】


P「君は…?」


飛鳥「ボクが何者であるか…か、それはこの場において重要なことじゃない」

飛鳥「この先の未来はボクにも分からない以上、どんな結果になっても恨まないでくれ」

P「…どういう?」

箱<カチッ

飛鳥「…ッ」スチャッ

P「なっ…」


P(箱の中から何かの音が聞こえるのと、目の前の少女が銃を構えて二発の弾丸を放つのはほぼ同時に見えた)

P(撃ち殺されることを覚悟したが、突然浮き上がった箱に銃弾の一発は吸い込まれ…)

P(もう一発は俺の後ろにある壁…の何かのスイッチへと命中した)

P(銃弾の衝撃で箱は俺の後方に吹っ飛び、同時に壁のスイッチよって起動したシャッターが下りる)

P(…シャッターが下りる直前、箱の中から飛び出る黄色い粉末がチラリと見えた)


P「………」

飛鳥「…ふう、ある程度予想はしていたけど、上手くいったみたいだね」

P「…助けてくれたのか?なぜ?」

飛鳥「それに答えるということは、ボクの能力のことを説明しなければならない」

飛鳥「キミにそこまでする義理は…」

「えーいいじゃん、説明して恩を売っておけば」


P(…透明化?ずっとそこにいたのか)

飛鳥「恩を売りたいのならキミがすればいい」

飛鳥「やろうと思えば、キミ一人で助けられただろう?」

志希「まぁーそうなんだけど、飛鳥ちゃんの教育係としては…ね?」


【一ノ瀬志希 レベル4 念動使い(サイコキネシス)】


飛鳥「…やれやれ」


飛鳥「…キミを助けたのは、キミがボクたちの敵じゃないことを識っていたから」

飛鳥「ただそれだけだ、ボクたちは…敵対していない相手は攻撃しない」

P(…読心能力、もしくは何らかの予知能力者か…?)

志希「あ、やっぱりこれフレちゃんの爆弾だねー」

志希「吸い込んだら一週間はアレルギー反応で鼻水とくしゃみが止まらないやつー」

飛鳥「…あれだけ忠告したのに、結局こうなったか」

P「………」


飛鳥「…キミが何者かまでは知らないが、もし彼女たちの元に戻るなら伝えておいてくれ」

飛鳥「宣戦布告、確かに受け取った…とね」

P「…待ってくれ、信じてもらえるかは分からないが…俺は運び屋として利用されただけなんだ」

P「もうあの子たちの元に戻るつもりはない」

飛鳥「…そうか、なら早くここから離れた方がいい」

飛鳥「すぐにでも彼女たちがここに来て、君を消すかもしれないからね」


P「…そう、だな」

P(…第四位のグループと、対立しているグループ)

P(…まさか、いやしかし…そうだとすればこれはチャンスだ)

P(第四位との交渉が絶望的な今、いっそのことここで!)

P「すまない、頼みがある」

飛鳥「なんだい?出口まで送ってくれというなら、悪いがその花粉地帯を抜けて…」

P「俺を、君たちの組織に入れて欲しい」

飛鳥「……なに?」


P「手土産は第四位のグループの情報…それでどうかな?」

飛鳥「…正気かい?助けたボクが言うのも何だけど…信用できるとでも?」

志希「…にゃはは、君面白いねー」

志希「正直あまり興味なかったけど、ちょっと気になってきたかも」

飛鳥「志希、またキミは気まぐれでボクらを困らせるつもりかい」

志希「でもでも、きっと蘭子ちゃんも気に入ると思うよ?」

P(…!)


P「怪しい行動をしたなら、いつ殺してくれても構わない」

P「俺には俺の目的がある、そのためには君たちの力が必要なんだ」

P「可能であるならば…君たちのリーダーに合わせて貰えないだろうか?」

飛鳥「…」

志希「いいよー、じゃあ着いてきて」

飛鳥「志希…!」

志希「大丈夫大丈夫、何かあったらあたしが何とかするから」

飛鳥「……」

飛鳥「はぁ…連絡してみるから少し待ってくれ」

P(…よし)


飛鳥「…ボクだ、キミのことだからある程度事情は把握していると思うが…」

飛鳥「…え?…あぁ、そうか」

飛鳥「ほら」

P「…?」

飛鳥「キミ宛てだ、せいぜい気に入られるように尻尾を振るんだね」

P「…もしもし」

『汝、《瞳》を持つものか?』

P「……」

P(…あ、これやばいやつだな)


P「…すまない、意味がわからない」

『…我が言霊を読み解けぬか』

P「…こちらの話で申し訳ないが、君が神崎蘭子で間違いないのか?」

『如何にも、我こそは楽園の頂に立つ者』

P「こちらの状況は把握してもらえているのか?」

『うむ、我の下僕になりたいと…?』

P「…あぁ」

『真の目的を告げよ』

P「……【アイドル】に到達する人物を、探すこと」

『…フフ、なるほど(何を言っているんだろう…この人)』


『…しかし、我らの覇道に彼の者らは障害に成らず』

『ゆえに、貴方の居場所はここにはないわ』

『原初に還るがいい』

P「…」

『闇なき場所で、光臨せよ』

P(言っていることはよく分からないが、断られていることは理解できた)

P「…あぁ、回答感謝する」


蘭子「…ふぅ」

「…いいの?蘭子ちゃん?」スゥー

蘭子「ふぁ!?あ、あぁ…我が同胞、小梅か」


【白坂小梅 レベル4 死霊秘法(ブラッディーフェスタ)】


小梅「そ、その…仲間にしてあげても…いいんじゃないかな?」

小梅「何だったら、ちょっとだけ能力で操っても…えへへ」


蘭子「う、うむ…しかし、彼の者は我らはと違い闇の住人ではない」

蘭子「今は、その時ではないわ」

小梅「…そっか、なら…仕方ないね」

蘭子(…あの人、大丈夫かなぁ)

蘭子(ちゃんとお家に帰れればいいけど…)


【とある公園】

P「…はぁ」ガクッ

P(これで、実質第一位から第四位までのレベル5との交渉が失敗したことになる)

P「残るレベル5は第五位~第七位だが…正直可能性はかなり低い」

P「まず、第五位は…交渉するどころか話し合いも出来るかどうかも怪しい」

P「学園都市最高の精神系能力者であり、読心や記憶操作はもちろん、洗脳して手駒にしたり、廃人にすることまで可能とか…」

P「資料では第三位と同じ学園に通っているらしいが、警備も厳しいからやめておいた方が良さそう……?」

P「…そんな資料あったか?そもそも俺が第三位からスカウトに行ったのは…?」

P「……まぁ、いいか」


周子(むぎのん)、ありす(絹旗)、文香(滝壺)、フレデリカ(フレンダ)

蘭子(垣根)、小梅(心理定規)、志希(ゴーグルの人)

かな、飛鳥くんと藍子たちがよく分からんけど


美穂「…あ、女王!こちらにいらしたんですね!」


【小日向美穂 レベル4 天光装着(エンペラードレス) 】


卯月「どうしたの美穂ちゃん?そんなに慌てて」

美穂「どうしたのじゃありません!またお一人で行動されて…何かあってからでは遅いんですよ!」

卯月「…美穂ちゃんは心配性ですね、この前みたいに何とか出来るから大丈夫だよ?」

美穂「この前の…あぁ、あのスーツの男性の件ですか」

卯月「うん!もう会うこともないと思うから」


美穂「ですが、万が一ということも…」

「なるほど、プロデューサーさんが第三位からスカウトに行ったのはあなたのせいでしたか」

「あの結果を見るに、余計なことも言わせたのでは?」

美穂「…どちら様でしょうか?失礼ですが、どのような用件で…」

卯月『大丈夫、ちょっと待ってて』ニコッ

美穂「はい、分かりました」

卯月「…急に話しかけないで貰えますか?記憶改竄も齟齬が発生すると面倒なので」


ちひろ「そうですか?あなたなら問題ないと思いますけど」

卯月「…」

ちひろ「もうプロデューサーさんは使えなさそうですし、私が直接交渉しますが…」

ちひろ「『アイドル』の件、引き受けて頂けますよね?」

卯月「…貴方がここに来たということは、そういうことですよね」

ちひろ「はい」

卯月「…」


P「…次は第六位、この人に関しては最初に渡されたレベル5の資料の段階で情報がゼロ…」

P「そのあと色んなコネを使って集めて見るも、今度は逆に大量の情報が集まり過ぎて収集不可…」

P「…本当に存在するのか?」

P「まぁちひろさんも『その人はいいです』とか言ってたし、最初から期待はしてなかったが…」

P「学園都市第六位、一体何者なんだ…」


P「最後の第七位、この人は…関わりたくない」

P「理由は一つ、能力名がやばい」

P「だって『魔法少女』だぞ!?この科学の街で『魔法少女』って!?頭おかしいんじゃねぇの!!」

P「いや、まぁ能力名は研究者がつけた可能性もあるが…少なくともまともな人物じゃないのは確かだろう」

P「…他に候補者がいないのなら、行かざるおえないが…うーん…」


P「…はぁ、どうしたもんか」

「あ、あの…!」

P「…ん?」

「え、えっと…その…あの…」

乃々「じ、風紀委員(ジャッジメント)…ですけど」


【森久保乃々 レベル4  空間移動(テレポート)】


P「あ、はい」


乃々「この辺りで、頭を抱えてうなだれている男性がいると聞いて来たのですが…」

乃々「だ、大丈夫ですか…?」

P「………うっ」ブワッ

乃々「…!?」

P「こんな中学生くらいの女の子に心配されるなんて…俺は、俺は…」

乃々「あの…」

P「ありがとう、君のおかげで決心が着いた」

乃々「は、はぁ…」

P「よし、行くぞ!!」


P「え?ここ2、3日登校していない!?そ、それって大丈夫なんですか?」

先生「よくあることなので…こういう時、たいてい人助けのようなことをしている子ですから」

P「はぁ…」

先生「あぁそれと、先ほどの件はお引き受けしますよ」

P「え!?良いんですか!?」

先生「はい、あの子には私から伝えておきます」

P「で、でも…本人の了承がないことには…」

先生「元々、アイドルになるためにずっと頑張ってきた子ですから…大丈夫だと思います」

P「そ、そうだったんですか」

先生「えぇ…ずっとね」


菜々「へっくち!!…うぅ、誰かに噂されているんですかね…」ズズッ

菜々「それとも、ここ最近連続で変身してるから身体が追い付いて来てない…とか?」

菜々「…ま、まさかぁー!そんなことないですねー?」

菜々「だって菜々は!永遠の17歳ですから!!ですから!!」

猫「…」ニャー

菜々「…」

菜々「……はぁ、晩御飯…何にしようかなぁ」


P「…なんか、あっさり決まったな」

P「今までの苦労は何だったんだ…」

P「と、とにかく事務所に戻って報告を…」プルルルル

P「あれ?ちひろさんから…?も、もしもし!」

ちひろ『あぁ、すみませんプロデューサーさん、ちょっと用事があって』

P「そうでしたか…あ、それよりやりましたよ!一人スカウト出来ました!」

ちひろ『あら、そうだったんですか…第七位ですか?』

P「はい!ってあれ…知ってたんですか?」


ちひろ『いえ、おそらくそうじゃないかな…と思いまして』

ちひろ『それと、こちらでも第五位のスカウトに成功しました』

P「えぇ!?そうなんですか!?」

ちひろ『少しお願いしたら快く引き受けて頂けましたよ』

P「…はぁ、なら最初から第五位と第七位に会いに行けば良かったですね…」

ちひろ『…何にせよ、ノルマだった二人のスカウトに成功しました…これで』

P「ついに始められますね!」

ちひろ『期待してますよ?プロデューサーさん』

P「はい!」

P(…なぜか、少し嫌な予感もするが…きっと大丈夫だろう!)


以上です。

続きは本編でお会い出来ればいいな。

ご要望あれば回答します。

なければそっ閉じください。


総選挙の順位が最高トップ10までがレベル4だったりする?


>>62

はい、だいたい順位通りでレベルを振り分けました


レベル5 シンデレラ

レベル4 第2位~第10位

レベル3 第11位~第20位

レベル2 第21位~第30位

レベル1 第31位~第50位


例外として、ありすはボイス総選挙1位の功績を配慮してレベル4にしています。

他にも元ネタの人物とリンクさせるために変える可能性はあります。

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