篠宮可憐「じ、実は私……ドMなんです!」 (61)
あ……独白とはいえ、自分の性癖を告白することで興奮してしまい1滴、潮を吹いちゃいました////
そ、それはともかく……実は私はドMなんです。
あ。2滴吹いちゃいました。
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ドMと言っても色々な性的嗜好があると思いますが、私は痛みに対して強い快感を得てしまうタイプなんです……
こ、この場合の痛みというのは……たたく、つねる、ひっかく、さす、きる……
すみません。じ、自分で独白していて、3滴吹いちゃいました。
つ、続けますね。
なぐる、ひっぱる、こする、関節を極める、わざと深爪をするとか、もうなんでもオールオッケー……なんです。あ、5滴吹いちゃった。
でも……ご、誤解しないでいただきたいのは、痛みというのは肉体的なことばかりではなくて、精神的な痛みもすごい快感としてゲットしてしまうんです。
これは、特に悪口や陰口を聞くとゾクゾクしてしまって……普段から私、それを聞き逃すまいと常に意識していたら、いつの間にかものすごく耳が良くなったんですけど……
そ、それはともかく。わ、悪口にも……直接的、間接的、暗喩、比喩、直喩、換喩、倒置、反復、同語反復、反照、緩叙と色々あるとおもうんですが、私は両親から厳しく育てられたこともあって、好き嫌いなく全部イけます。ビクンビクン
せ、先日も、電車に乗った時に女子高生の2人組の方々が、私と関係ない方を指さしながら何かをヒソヒソと話しておられたんですけど、それを私、自分が言われていると勝手ですけど想像して、車内で7滴吹いちゃいました。
これは実は私がよくやる……手法なんですけど、悪口のスティールって呼んでるんですよね。ほ、他の人への悪口を、自分がゲッダウンしちゃうんです……
そ、それではここで……1曲聞いてください。広瀬香美さんの『promise』です。
可憐「ゲッダウン♪ 殴る 蹴る 悪口 容赦ない 気持ちいいィ!」ビクンビクン
あ、あとですね……時々事務所のみなさん……特に律子さんとか恵美ちゃんが「可憐は美人だよ」って言ってくれるんですけど、それを私……心の中で「まあ私の方がさらに美人だけどね」って言葉を付け足して、誉められているという悪口からほど遠い言葉を悪口としてゲットしてしまうんです。
これをわ、私……悪口の3ポイントシュートって呼んでます。
そ、それから想像といえばですね、先日お仕事のロケで千葉の……ま、マザー牧場に行ったんですけど、プロデューサーさんが……
P「ああ……こうして自然の中で動物に囲まれて暮らすっていうのも、いいかも知れないよなあ」
可憐「プロデューサーさんは、こういう暮らし……あ、憧れるんです、か……?」
P「自分の手で作物を育て、動物の世話をして暮らすっていうのは、憧れがあるな」
可憐「じゃあ……い、いつかプロデューサーさんは、牧場を?」
P「うーん……まあ、みんながトップアイドルになってから、だな。やるにしても」
そ、その時……私は本当は、こう言いたかったんです。
可憐「す、素敵な夢です……あ、あの……! もし良かったら、その時は私も……」
P「可憐も?」
可憐「わ、私も牧場で飼ってください……!!」
P「え?」
可憐「毎日、首輪をつけた私に、乗って、鞭でぶって……く、ください!!!」
ああ、もしも私にそう言える勇気があったら……で、でも私も、これから少しずつ強くなって、いずれは……プロデューサーさんに、そう告白したいと思っています……!
ま、まだまだ先の話ですけど……
あ、す、すみません……話が横道に逸れましたね。わ、私……話が横道に逸れるのが好きなんです……なんていうか、じらしプレイみたいで……
ほ、本題に入りますね……!
し、将来の最終的な目的はともかく、今の私の喫緊の目標……そ、それは……
は、歯医者さんで、麻酔なしで治療してもらうこと……で、です!!!
あ、20滴吹いちゃいました。
歯医者さんって、治療中のあの痛みもすごいですけど、治療中に鳴り響く『キイィィィーーーン』っていう音、漂う薬のにおいに、かすかに聞こえてくる絶叫……どれも、私のドM心をビンビンにかき立ててくれるん……です!
い、行く前から「絶対痛い」という……期待感。そ、そして……嗜虐心をもり立ててくれるその場の雰囲気。もちろん本番の治療は痛くて、その後にも持続する……痛み。
も、もう……痛みのフルコースといってもいいんじゃないかと……お、思います!
で、でも残念なのは、歯医者さんは治療するときに麻酔を使うんですよね。
わ、私は前々から、麻酔を使わないで治療されたら……ど、どんなに……あ、今100滴吹いちゃいました。
とにかく。ちょ、ちょうど今、虫歯ができているのでこの野望……なんとか、達成したいと思うんです。
所恵美「え? 可憐、虫歯ができちゃったの? そういうのは早く治さないと」
可憐「う、うん……それで恵美ちゃん、どこかいい歯医者さんを知ってる?」
恵美「あ、うちの近所に、けっこう評判のいい歯医者さんがいるよ」
可憐「で、できたら腕の悪い歯医者さんに……行きたいんだけど」
恵美「え?」
可憐「あ、あのね、そ、そういう歯医者さんも、患者さんが来ないと困るかな……って、思って……」
恵美「可憐ってば優しいなぁ。でも、腕の悪い歯医者さんって、痛いんじゃないの?」
可憐「だ、だからこそ、行きたいんだけど……」
恵美「へ?」
可憐「あ、その……つまり……わ、私を練習台にしてもらえたら、って」
恵美「うーん。でもさ、そこまで考えなくてもいいんじゃないかな。可憐だって痛いのは嫌でしょ?」
可憐「む、むしろ大歓迎なんだけど……」
恵美「ん?」
馬場このみ「どうしたの? 歯医者さんに行く相談?」
恵美「あ、それが……」
このみ「歯科医といえばね、私が子供の頃にものすごい腕の悪い歯科医院が近所にあったのよね」
可憐「えっ!?」
このみ「麻酔するの忘れて治療始めたり……どうして潰れないのか、私たちの間ではちょっとした謎だったわね」
可憐「す、ステキ……ど、どこにあるんですか? その歯医者さんは!?」
このみ「どこ、って……私の故郷である山口だけど……」
~5時間後 山口県山口市彦島~
可憐「こ、ここが……このみさんの故郷……確か、教えてもらった住所は……あ、あれ?」
「どうされました?」
可憐「あ、あの……こ、ここ歯医者さんだって聞いてきたんですけど……」
「あー。それがね、ここの先生、昨日亡くなられて」
可憐「え、ええっ!?」
「今日、お葬式なのよ」
可憐「そんなあ……せ、せっかくここまで来たのに……」
ざ、残念ですけど仕方がありません……でも、せっかくなので家の外からでしたけれど、手を合わせておきました。そ、その時です。
「あの……もしかして、親父の患者さんだった方ですか?」
可憐「え、えっと……そ、その予定というか、つもりだったんですけれど……」
「そうだったんですか。いえ、わざわざ手を合わせていただいたのに、治療も出来ず申し訳ありません」
可憐「い、いえ……」
「あの……もしよろしければ、私に治療させてはいただけないでしょうか?」
可憐「え?」
「腕の悪かった親父に、わざわざ治療してもらいに来られたということはその……貴女も、普通の歯科医院では扱わないような治療をご希望だったんでしょう?」
ヒソヒソと私にそう囁いてきたこの人は、この歯科医院の息子さんでしょうか。
可憐「ま、まあ……ええ」
「親父は保険の下りないような特殊な診療でも、金次第で請け負ってましたからね。まあ、だからこそ高額の医療費請求をしてたわけですが」
な、なるほど……それで、このみさんが言っていた「どうして潰れないのか」という謎が解けた気がします……
「特別に貴女は、格安で高額治療をして差し上げましょう」
格安の高額治療というのが、いくらぐらいになるのか……私にはちょっとわかりませんでしたけれど、ここなら私の希望……そ、そう、麻酔なしでの歯科治療をしてもらえそうです。
可憐「お、お願い……します!」
可憐「あの……し、診察室は……地下にあるんですか?」
「……ええ、まあ。着きました」
可憐「な、なんだか、真新しい診察室……ですね」
「では診察台にどうぞ」
可憐「あ……は、はい……失礼します……」
「それでは手にこれを……」
可憐「あ、あの……どうして両手を診察台に括りつけるんですか?」
「それは、貴女に逃げられないためです」
可憐「え……?」
「ふふふ……実はね、私はまだ歯科医師免許を取ってから1度も誰かを治療したことがないんですよ」
可憐「そうなん……ですか?」
「ハッキリ言って、自信がない! しかし誰かを治療したくてたまらない!! そして私は……美しい女性の治療をしたいんだ。そう、貴女のような!!!」
可憐「そ、そんな……わ、私は地味だし、美人でもないし……」
「そんなことはない!!! さっき一目見て思ったんだ、この美しい女性を……治療したいと」
わ、私個人としては……罵倒される方がう、嬉しいんですけど……
で、でも……こ、この腕を拘束される感じは……す、素敵かも知れません!ビクンビクン
「その服も素敵だ……似合っている。美しい……最初に一目見た時から、私は貴女を絶対に治療したいと思ったんです!」
こ、この服は、わざと派手な格好をすることによって自分を変えたいというつもりで……じ、実際の家で着ている私服は、ぷ、プロデューサーさんには見せられないような、囚人服とか拘束衣なんですけど……
「もう治療費なんて必要ない! 代わりに貴女を……私の治療に対する対価としていただきます!!」
可憐「わ、私を……?」
「そう、貴女はもう一生ここにいるんだ! この地下で、私の治療をここで一生受け続けるんだ……!!」
す、素敵! 監禁されて、拘束されて、一生を惨めに過ごすなんておもわず1000滴……
可憐「い、一生……? こ、ここで……?」
一瞬、プロデューサーさんの顔が脳裏に浮かびました。
プロデューサーさんの笑顔。
私を見る目。
嗚呼……
も、もし……もしも……
あの目が豹変して、私を襲ってきてくれたのなら……
ゴゴゴゴゴゴゴ
「? なんの音だ?」
可憐「は、放して……放してください……!」
このみ「どうして飛行機に飛び乗ってまで、山口に来たの? プロデューサー?」
P「……可憐に、腕の良くない歯科医の話をした、と言ってたじゃないですか」
このみ「? ええ」
P「きっと可憐は、その歯科医に診てもらう為に山口に来ているはずです」
このみ「ええっ!? どうしてそんなことがわかるの!?」
P「……それは……はっ!」
このみ「ど、どうしたの?」
P「感じませんか? あっちの方から小変態(コスモ)が高まっているのを」
このみ「小変態(コスモ)……?」
P「ドMアイドルの体内に秘められた宇宙的エネルギーのことです。ドMアイドルたちはこのエネルギーを燃焼させることで絶大な歌とパフォーマンスを可能とするんです」
このみ「初耳よ、そんな話」
P「君は、小変態(コスモ)を感じたことがあるか?」
このみ「ないわね」
「ええい、暴れるな!」
可憐「い、いや! いや!! いや!!!」
「くっ……こうなったら、この医療用ハンマーで……」
可憐「え? あ、ど、どうぞ……」
「これはどうも……って、なんで急に協力的に!?」
可憐「え……はっ! つ、つい、身体が……」
ドMの悲しい性……でしょうか。つ、強く命令されると私……つ、ついつい従ってしまうんですよね。
は、ハンマーもとても痛そうだったので……つい……
「今度こそ、そこを動くなよ」
可憐「はい」
「くらえ!」
ヒョイ
このみ「プロデューサー? そっちは医院じゃないわよ?」
P「いえ、感じます。可憐の小変態(コスモ)の高まりを……!」
このみ「でもこっちは敷地内だけど、医院でも自宅でも……え? こんな所に地下への階段が?」
P「やはり……そして感じませんか? 更なる可憐の小変態(コスモ)の高まりを。可憐……目覚めつつあるな、小変態(コスモ)の究極……セブンセンシズ(第七感)に」
このみ「セブンセンシズ?」
P「はい。そもそも小変態(コスモ)とはなんであるのか……それは、人間の五感である視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚の5つに加え、超感覚である第六感を更に越えたその先にある感覚」
このみ「それってどういうことなの?」
P「小変態(コスモ)の本質であり、その究極とは、第七の感覚、すなわち性感のことです!!!」
このみ「つまり、セクシーと言い換えてもいいってことね?」
P「そうですね。可憐は人一倍、性感に敏感です。すなわち、セブンセンシズにもっとも近い女の娘といえるでしょう」
このみ「なるほど、それでまだ16歳なのにあれだけのセクシーなプロポーションをもっているのね。でもプロデューサーは、よくそれに気づいたわね」
P「それは、俺が……ムウ!?」
このみ「あっちの方から、可憐ちゃんの悲鳴が!!」
「ええい、逃げるなと言うのに」
可憐「イヤ! イヤです!! やめてください!!!」
「こいつ、おとなしくしろ!」
可憐「はい」
ガクッ
「だからなんでいきなり従順になるんだ!」
可憐「あ、あの……心は拒否しているんですけど、身体が期待してしまって……」
「じゃあもう、完全におとなしくなれよ!」
可憐「い、いえ……わ、私には、心に決めた人がいるんです……!」
「そうなのか? やはり貴女のような美しい清楚で女性は、幸せな未来を夢見ているのか?」
可憐「は、はい。わ、私には……ゆ、夢があります。い、いつか……いつかその人に……」
「告白をする、と?」
可憐「い、いえ……飼ってもらおうと……」
「なんだそりゃ!? と、ともかくだ、それなら私でもいいだろう!? 貴女はもう一生ここで暮らすんだ!!」
可憐「え、えっと……そ、それはちょっと魅力的ではあるんですけど……でも……」
「既に手は拘束した。それに加え……」
可憐「あ、ああっ……こ、これは……?」
「目隠しだ! どうだ、もうこれで逃げられないぞ」
P「可憐!」
可憐「そ、その声は……も、もしかして……プロデューサーさん!」
「ふん。お前が彼女の言っていた男か。だがもう遅い! この娘は永遠に私の患者に……な、なにい!?」
ゴゴゴゴゴ
「な、なんだ!? またこの音……いや、先ほどまでとは違う、この感覚はいったい!?」
P「可憐を拘束して、目隠しまでしたのは失敗だったな。触覚と視覚を絶たれることで可憐は、目覚めたんだ。セブンセンシズに」
可憐「ぷ、プロデューサーさあああぁぁぁんんん!!!」
ブッシャアアアァァァアアアァァァーーーッッッ!!!!!!
「あじゃぱー!!!」
P「心配したんだぞ、可憐」
可憐「ぷ、プロデューサーさん……わ、私、は、恥ずかしいです……ぷ、プロデューサーさんの前で、あ、あんなに、潮を……」
P「いや、美事だったぞ可憐。そして魅力的だった、いつも以上に……」
可憐「そ、それって……」
P「実はな、可憐。俺は……ドSなんだ!」
可憐「え、ええっ……!?」
P「だからだろう、可憐がドMなのは気づいていた」
なんていう幸福でしょう。
ぷ、プロデューサーさんが、ど、ドSだったなんて!
P「歯の治療なら、俺がしてやる」
可憐「ぷ、プロデューサーさんが……?」
プロデューサーさんは、歯科治療の心得があるんでしょうか……
P「俺の治療は痛いぞ。なにせ俺はドSだし、それに……」
可憐「そ、それに……?」
P「無免許だからな!」
ズキュウウウゥゥゥンンン!!!
な、なんて素敵なの! もう私、全身が潮になっちゃったかと思うほど、吹いちゃいました。
そして、ただでさえその恍惚としている私に、更にプロデューサーさんが囁いてくれます。
P「覚えているか、可憐。いつだったかマザー牧場で仕事をした時のこと」
可憐「は、はい……!」
P「ああ……こうして自然の中で動物に囲まれて暮らすっていうのも、いいかも知れないよなあ」
可憐「プロデューサーさんは、こういう暮らし……あ、憧れるんです、か……?」
P「自分の手で作物を育て、動物の世話をして暮らすっていうのは、憧れがあるな」
可憐「じゃあ……い、いつかプロデューサーさんは、牧場を?」
P「うーん……まあ、みんながトップアイドルになってから、だな。やるにしても」
P「本当はあの時、俺は言いたかったんだ」
Pその時は、可憐を……可憐を飼ってもいいか?」
可憐「まあ……!」
P「毎日、首輪をつけた可憐に乗って、鞭で叩いてやるから……って」
わ、私とプロデューサーさん……ふ、2人とも同じ想いだったなんて……!
い、今こそ……ゆ、勇気を出して……い、言わなきゃ! が、がんばれ……わ、私!!
そ、そうだ……こ、こんな時こそ、勇気を出すために私の、あの歌を……
それではき、聞いてください……わ、私、篠宮可憐で『教えてlast note…』です。
本当は怖い、でも言ってられない♪
かき乱されるその香り♪
誰よりも強い気持ち♪
可憐「私、飼われたいんです」
P「可憐!」
可憐「プロデューサーさん!」
ギュッ
「感動的な光景ですね」
このみ「いい話でシメようとしてるけど、今から警察を呼ぶわね」
「いやしかし、あの2人が結ばれたのは、私の存在あってのことでは?」
このみ「あの2人は、あなたがいなくても、ちゃんといつか結ばれてたわよ! それから近寄らないでよ、セクシーな私を監禁しようとしてもそうはいきませんからね?」
「小便くさい小娘はタイプじゃない」
このみ「なによ! あなたなんて、潮まみれで磯臭いじゃない!!!」
お わ り
以上で終わりです。おつき合いいただきまして、ありがとうございました。
今まで速報で読んだ中一番ヤバい可憐かも...
乙です
篠宮可憐(16) Vi/An
http://i.imgur.com/SeOowzi.jpg
http://i.imgur.com/MwetK8J.png
>>19
所恵美(16) Vi/Fa
http://i.imgur.com/J7nDiWw.jpg
http://i.imgur.com/21pEEG2.png
>>22
馬場このみ(24) Da/An
http://i.imgur.com/F9ukoPA.png
http://i.imgur.com/UPtPMtm.jpg
>>53
『教えてlast note…』
http://youtu.be/bDhOZ8Ngcd8?t=101
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