アイドルマスターミリオンライブ!
篠宮可憐のSSです。
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可憐「あの、それってどういう…?」
グリP「同業の知り合いと話しててな、今度一緒にやる番組で可憐に熱帯魚をイメージした衣装を着て欲しいんだ」
グリP「それで、可憐が熱帯魚をイメージしやすくなるように簡単に飼える魚を知り合いから紹介してもらおうと思ってる」
可憐「そういうことですか…。あの、どんなお魚さんなんでしょうか?」
グリP「そこは俺も詳しくなくってな、テレビ電話を準備したから、今から電話して話を聞こう」
prrr…prrr…
ガチャ
パッ
浅利七海『だからカジキはマグロじゃねえって何度も言ってるれす!ふざけないで欲しいれすよ!』
市原仁奈『そーですよ!間違えられるカジキの気持ちになるですよ!』
モバP『すみませんすみませんすみませんすみません』
グリP「…………」
可憐「…………」
モバP『あっ、お前らこれ!繋がってる、今これ向こうに繋がってるから!』
七海『どうも~初めましてれす~。シンデレラプロ所属の、浅利七海と申しますれす~』
仁奈『あっ、はじめましてでごぜーますですよ!市原、仁奈っていうです!』
グリP「…うん、それでさ、この子が前に話してた篠宮可憐さんなんだけど」
可憐「あっ、初めまして、あの、篠宮可憐と申します…。よろしくお願いします…(プロデューサーさん、スルーだ…)」
七海『なるほど~、あなたが話に聞いてた篠宮さんれすね~。確かに、ベタが似合いそうな美人さんれす~」
可憐「び、美人だなんてそんな…」オズオズ
仁奈『七海おねーさん、ベタってどんなお魚でごぜーますか?』
グリP「なるほど、そのお魚が七海さんが可憐に見立ててくれた熱帯魚なんですか?」
七海『そうれす~。とっても美しくって、飼うのも簡単なんれすよ~』
モバP『七海が知り合いのペットショップから元気な子を既に貰ってきてくれたから、あとで渡すよ。こんなお魚な』
仁奈『わあっ、真っ赤でひらひらしててキレーでごぜーます!』
可憐「凄い、本当に綺麗な子です…!あ、あの、よろしいんですか?」
七海『はい~。ペットショップのおじさんと七海一押しのお魚れすから、ぜひよろしくお願いするれす~』
グリP「七海さん、ありがとうございます。お前もありがとな…いろいろと頑張れよ」
モバP『おう!ところでお前さ、カジキが実はマグロじゃないって知って…』
七海『そういえばその話がまだ途中だったのれすよ~。プロデューサー、そこに直れれす~』
モバP『えっあっちょっ、じゃ、じゃあな!』
プツッ、ツー、ツー、ツー…
グリP「…うん、話は今聞いた通りだ。今あちらにいるベタって熱帯魚を飼って、仕事に活かして欲しい」
可憐「は、はい!分かりました…。責任を持って、お世話しますね…」
グリP「予定してる番組にはこっちのアイドルもシンデレラプロのアイドルも出演する予定だ。大成功になるよう、頑張ろう!」
可憐(お仕事…緊張するけど、頑張らなきゃ…!それと、ベタちゃん…だったかな?あの子に会うのも、楽しみだな…)
本番当日
実況「始まりました、765プロ&シンデレラプロの夢の競演番組、『THE iDOlM@STER』!今回行われますコーナーは、可愛い動物のコスプレ競技大会!」
解説「コスプレで競技大会なんですか?これまた不思議なコーナーが来ましたね」
実況「早速、今回登場するアイドルの皆さんを紹介します。それぞれモチーフとなる動物と一心同体のような、素晴らしい衣装と世界観でいらっしゃっております!まずこの方です!」
実況「一人目は765プロから、篠宮可憐とベタの共演!艶やかな衣装が目に眩しい、篠宮ベタ!」
篠宮ベタ「よろしくお願いします…」ヒラヒラッ
グリP(よし、実にらしい動きだ!研究したな、可憐!)
篠宮ベタ(……え、えええええ…こんな番組だったなんて…うぅ…想像してなかった…)
篠宮ベタ(プロデューサーさん、すっごく笑顔…か、可憐、頑張ります…!)
実況「続いてシンデレラプロから、村上巴と地元広島の錦鯉!則ち、村上錦鯉〜!」
村上錦鯉「よろしゅう」ニタァ…
モバP(笑えてねぇ)
実況「一体どうした北沢志保!演技完璧、北沢シマウマ〜!」
北沢シマウマ「ブルルルルゥ…ブモッ」フスー、フスー
グリP(プロだな)
実況「そしてみくにゃん!以上の4名で」
みく「みくを雑に済ますにゃあ!頑張るにゃあ!」
実況「お約束ありがとうございます!改めて以上4名!皆さんには、障害物競走に挑んで頂きます!」
解説「障害物競走ですか。わざわざアイドルの皆さんには美しい衣装を着ていただいていますから、是非衣装を守り通して完走してほしいですね」
実況「そうですねぇ、そこで終われないのがこの番組!趣向を凝らしたさまざまな障害物を設置してありますので、アイドルの皆さん頑張ってくださいね!」
実況「それでは始めていきましょう。アイドルの皆さん用意はよろしいですか?それでは、障害物競走…スタートです!」パァン!(SE.大原みちる)
篠宮ベタ「はっ…はっ…(もうよく分からないけど、と、とにかく頑張らなきゃ…)」タッタッ
村上錦鯉「ふっ…はっ…(ゴールで待っとれプロデューサー…よぉこんな訳の分からん仕事くれよったな…!)」ダダダダ
北沢シマウマ「ぶるrrrrrっぁ!」パカラッパカラッ
みく「ふっ…ふっ…(そろそろ障害物が見えてきたにゃ…あれは…!?)」
実況「おーっと村上錦鯉の前には一番目の障害熱湯風呂とその上に構える輿水幸子!村上錦鯉、立ち止まって助けるか蹴落として駆け抜けるか選択を」
村上錦鯉「堪忍じゃ幸子!」ゲシッ
幸子「ふぎゃあああああ!」ザパーン!
解説「迷う事なく蹴りましたね〜」
幸子「ああっつつつあっつ熱い!熱いですよ!」
実況「輿水必死のリアクション!役目を十二分に果たしております!」
ピローン
※安全のため、40℃のお湯を使用しております。
実況「ここでリアクション殺しのテロップ!輿水嘘のリアクションを番組にバラされました!」
幸子「えええっ!?そんなの聞いてませんよ!いやっあの、熱い!すっごく熱いですこれ!」
解説「無情にも浴槽に付けられていた温度計が40℃を示していますね」
みく「なんて番組にゃ!?考えた人は鬼に違いないにゃ!」
実況「などとこちらはツッコミの仕事で画面に映ろうとするみくにゃん、その頭上にはワイヤーで吊るされたスズホ=サンが迫っております!」
スズホ=サン「ま〜え〜か〜わ〜しゃ〜ん…」ゴゴゴゴゴ…
みく「ぎにゃあああああ!冗談じゃなく怖いにゃ!追ってこないで〜!」
北沢シマウマ「ブルルルッ!」パカラッパカラッ
実況「北沢シマウマ独走!色々と一人だけ別次元です!必死に追うは篠宮ベタ、更にみくにゃんとスズホ=サンが続きま…せん!いない!」
解説「みくにゃん、残念ながら普通に捕まり輿水温水プールに投入されたようです」
バシャバシャ
<アッツ!ほんまあっつ!
実況「必死のリアクション芸が聞こえますが映りません!後は765シアターの一騎討ちです!」
野々原茜「ここで茜ちゃんが空から!」バッ!
北沢シマウマ「プシューッ!」スカッ
実況「シマウマ躱す!」
篠宮ベタ「きゃあっ!」ヒラッ
実況「ベタも躱す!野々原不発!そのまま流れて輿水錦鯉猫プールにゴールイン!」
解説「あれ終着点として設計されてたんですか?」
解説「あの、まだ村上さんが残っているのでは」
実況「村上錦鯉、必死にリアクションを続ける輿水に手を貸し、やむなくレースリタイアのようです」
解説(もう全部めんどくさくなっちゃったかぁ)
実況「さあ、独走を続ける北沢シマウマと尾びれをたなびかせ追いかける篠宮ベタ!」
北沢シマウマ「ブルルルッ!」パカラッパカラッ
篠宮ベタ(し、志保ちゃん凄い…!速い…!追いつけ、なさそう…)
実況「ゴールまであと僅か!レースの行方は…!?」
…………
ワーワー
TV<ゴールに早く駆け込んだのは…北沢シマウマでした!北沢シマウマ、一着!
TV<本日のコーナー、勝者は北沢シマウマでした!それではED曲は勝者の権利として、北沢志保で、『絵本』です。ご視聴、ありがとうございました!
TV<~♪
可憐「…結局、あの仕事はなんだったんだろう……」
可憐「ね、ベタちゃん、なんだったんだろうね…?」
可憐「ふふ、分からないよね。……今日も可愛いなぁ、ベタちゃん…ふふっ♪」
終わりです。
ありがとうございました。HTML化依頼してきます。
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